#一斗缶
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yutakayagai · 5 months ago
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寮では、翔が他の生徒とは遅れて夕食を摂り、終えると部屋に戻った。建物は学年別に三棟並び、食堂は共同だがトイレと浴室は部屋ごとに設置されていた。まるでビジネスホテルの様な構造だった。
翔の部屋の隣には正美がいたが、午後八時になるとノックをした。室内から翔が出て来ると、
「どうした��だよ、心配したよ」
と声をかけた。翔は正美を室内に入れた。正美はベッドに腰を下ろし、自分の部屋の冷蔵庫に仕舞ってあった缶ジュースを差し出し、
「親父が送ってくれたンだ。飲めよ」
と勧めた。
二人は缶ジュースを片手に、まずは翔が亮司に声をかけられたことを話した。そして、
「実はオレ、用務員さんとキスしたりハグしたりして…エッチした」
と告白した。流石に、正美は一瞬飲んでいたジュースを気管の方に入りそうだったのかむせ込み、
「そ、それって…!?」
と驚きを隠せない様子だった。翔はスエットパンツ越しに股間を覆いながら、
「オレ、用務員さんにキスされたら急に好きになっちゃって…。気付くと裸でエッチしてた。用務員さん、チ◯ポが大きくて…。オレ、そのままイッちゃった」
と顔を赤らめた。もはや、開いた口が塞がらない様子だった正美は、
「お、お前、急に『チェリー』じゃなくなったなァ!」
と興奮していた。嗚呼、まさか翔に「童貞喪失」を先越されるとは…。内心、悔しかった。彼は、
「オレも、早く誰かとセッ◯スしてやるぞ!」
と鼻息を粗くした。
その頃、宿直室では見回りを終えた大平が、周囲に誰もいないことを確認したうえで、
「…全く、オレが宿直に入る度に『夜這い』に来るンだから!」
と口調をキツくさせながら言った。
布団には、早くもスエットパンツを脱いで白いリオバックビキニを穿いた二年生・根本郁斗が布団に横たわっていた。彼は大平が顧問をするラグビー部に所属していた。
「だって、オレは入学した頃から先生一筋だもン。浮気してないもン」
そう言いながら、彼はスエットパーカーも脱いだ。灰色のタンクトップだけになった彼の上半身は、小学校の頃からスポーツ少年団でラグビーをやっているからか、肩幅がガッチリしていた。そのまま彼は大平のところまで立膝でやって来て、そっと両手でスエットパンツを下ろした。有名ブランドのロゴがプリントされた水色のスポーツビキニを穿いていたが、郁斗はその股間に頬擦りをした。微かに洗剤の芳香がする。彼は自分のチ◯ポが硬くなっていくのを感じた。
「…雅之の、コレが欲しいの」
彼は、まるで成人映画の女優の様に股間を突き上げながら内腿を拡げた。次第に、ビキニ越しに大平のチ◯ポを愛撫する手指が素早くなり、その勢いで彼はウエストゴムを両手でつまんだ。血管が浮き出た肉棒が天井に向かっていきり勃ち、ヌッと郁斗の目前に現れた。その肉棒の裏を彼は舌の先端でなぞり、挙げ句に咥えた。大平は、口淫をする郁斗を両手でその髪を弄った。気付くと腰を前後に振り、
「あッ、あッ、ああん…」
と恍惚の表情で喘いでいた。
情事は未だ終わらず、二人は全裸になって郁斗の下半身の穴に大平は己の肉棒を挿れ、「騎乗位」で戯れた。頻りに郁斗の臀部を撫で回し、
「い、郁斗、この、あばずれが…」
と言葉攻めをした。郁斗は布団にしがみつく様にシーツをつかみ、
「…雅之、もっと突いてぇ〜」
とうなだれた声で訴えた。
宿直室は六畳の和室で、トイレもシャワーも完備されていた。寮の玄関からも近かったが、周辺には食堂と厨房しかなく、幸いにも生徒が寝泊まりする部屋は二階からだった。誰かに知られてはと声を押し殺しながらの濡れ事であるものの、大平も郁斗も一応用心をした。
オルガズムに達すると、二人はすっかり教師と生徒という垣根もなく、卑猥な音を立てながら接吻を交わした。すっかり大平の「子種」を仕込まれた郁斗は下腹部を押さえながら、
「雅之の赤ちゃん産みたいのォ〜」
と甘える声で訴えた。
そんな一部始終を、たまたま缶ジュースを買いに階下に来た佳憲が、宿直室から聞こえてくる声に気付き、襖の隙間から覗いて見ていた。大平と関係を持ってから知ったのだが、彼には自分以外の生徒と複数寝ているという話を直接聞いていた。そのことに対しては、とりわけ固執せずに「男って生き物はそんなもの」と割り切っていた。彼は、明日は一緒に寝てやると、テントの様に突き上げたスエットパンツをパーカーの裾で隠しながら自分の部屋に戻って行った。
「別荘」では、これまで誰にも公にしていなかったプライベートバーのドアを貢が開け、亮司を招き入れた。カウンターに五人は座れる椅子が並べられ、背後にはシングルモルトやリキュールなどが整然と置かれていた。
貢は元々、某私立大学の経済学部を卒業してからは大手都市銀行に定年まで勤めていた。父・操が私立K高校の理事長を「引退」するのを機に、地元へ「Uターン」してきたのだ。
理事長になってからは、隣町にある単科大学の経営も担いながらメインであるこの高校では校長もやっていたが、多忙の故に高血圧症とかかりつけ医から診��されてしまい、それが理由で岩崎に校長の方を委ねたのだった。
プライベートバーは、貢の趣味で設計してもらったものだった。大学時代に新宿のオーセンティックバーでアルバイトをしていた経験があり、家業もあったので本格的にその道に入ろうとはしなかったものの、自分でカクテルを作って愉しみたいという思いがあったのだ。彼は「ビフィーター」というジンをシェーカーに入れ、それからライムジュースとガムシロップを加え、振り始めた。亮司は、何度かバーには同僚に連れられて行ったことがあるが、基本は居酒屋が多かったのでカクテルなんてハイボールしか飲んだことがなかった。
目前に「ギムレット」が差し出されると、
「元々は、イギリスの船乗り達がジンばかり飲んでアル中になるのが問題となって考案されたカクテルらしい」
と、貢は自分で飲む「マティーニ」を作りながら言った。亮司は一口飲むと、
「何か、サッパリしているなァ…」
と感想を述べた。
亮司は、翔のことを貢に話した。一通り話を聞くと貢は、
「よくいるンだよ、母親が絶対的な立場で逆らうことができず、ウチに来てそれが爆発するケース。母親の愛情は必要不可欠だし、それを十分に受けないとひもじくなってしまうンだよ。でも、亮ちゃんに抱かれたらその気になっちゃったンだ」
と言った。
「もう、二度もイキやがって…。オレ、しばらくセッ◯スできねぇよ」
「嘘だァ〜!? この後試してみる?」
「『中折れ』しちまうよ」
「誰もア◯ルやってなンて言ってないよ、スケベ!」
結局、二人は三杯目のカクテルを飲み終えるとプライベートバーを出ながら接吻を交わし合った。貢の首筋に唇を押し付けながらネクタイを解き、ベッドに辿り着く頃にはスラックスだけになっていた。亮司は、彼の乳房を谷間の様に寄せながら吸い付き、ブリーフだけにさせていく。貢は、
「…ほら、亮ちゃんはズルいよ! 抱けないって言っておきながらその気にさせるンだもの」
と言いながら、亮司のベトナムパンツのベルトを緩めた。
互いのブリーフがベッドの許に重なり合っている。貢と亮司は「シックスナイン」の状態で口淫に耽った。互いに「アラ古希」ではあったが、性衝動は十代に負けなかった。仕舞いには貢が亮司の身体に覆い被さり、「子種」を仕込んだ。久しぶりに「ネコ」となった亮司は黄色い声を上げ、エクスタシーの故に涙を浮かべた。
情事を終えた二人は布団の中で見詰め合いながら、
「お前、『タチ』もイケるンだな」
「まァ、変態なンだよ」
「何だか、久々に女みたいな声を上げたよ」
���可愛かったよ、亮ちゃん」
と抱擁しながら話した。
時計の針は午後十一時を回っていた。翌日は土曜日で、そのまま大型連休に入る。入職したばかりの秀一のことを亮司は思った。昔、こんな風にオレも彼を抱いたなァ…。翔と寝た時、まるでデジャヴの様だった。秀一も「春の目覚め」が遅く、オレが最初に惚れた男となった。そんなことを回顧しながら、亮司は貢に接吻をした。貢は聞いた。
「…何考えてたの?」
「まァ、昔のこと。もう寝よう」
このまま二人は眠りに入った。
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kennak · 3 months ago
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東証スタンダード上場で一斗缶や美術缶など金属缶製造の「日本製罐」は、1月31日付で公表していた希望退職者の募集に18名が応募したことを明らかにしました。 対象となったのは満40歳以上の正社員および定年再雇用嘱託社員で、退職日は3月31日の予定です。当初の募集人員20名に対して1割少ない応募者数となり、この施策に伴う特別加算金などの費用として約9900万円の特別損失を計上する予定です。 主力の18リットル缶は中長期的な需要減の傾向にあることから、2025年9月末をもって千葉工場(千葉県九十九里町)を閉鎖するなど生産拠点の再編も進めています。
日本製罐の希望退職者募集に18名が応募、想定1割少ない 国内リストラ - 不景気.com
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tsumakoushika · 1 year ago
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その夫婦は一日の終わりに、いつも二人寄り添ってお話をしていた。カップにそれぞれ好きな飲み物を入れて、通りに面した庭の紫陽花の植え込みの前にちょこんと並んで座り、どちらかが眠たくなるまで続いた。仕事で疲れている時もあったり、体調の悪い時もあったりしたが、ほんの短い間だけでも、まるで二人の儀式のように行われた。
夏には蚊取り線香を焚き、時に線香花火をしながら、冬には風邪を引かないように服を着込んで、一斗缶で木を燃やして火にあたりながら行われた。
妻は夫の仕事場での話や将来の夢を聞くことが好きだった。そして、自分の生活から生まれる愚痴や女同士の友達の話や過去の話を聞いてもらうことが好きだった。夫は妻の話を聞きながら、この女性を大事にしなければならないなといつも思うのだった。
二人でしりとりをしたり、川柳を詠んだり、俳句を詠んだり、ギャグを言い合ったり、テレビの話をしたり、趣味の話したり、恥ずかしさのある話もした。どれも人には聞かせられないようなくだらないどうでもいい話なので、二人だけの秘密だった。
ひとつ約束事があるとしたら、互いを否定することを言わないという程度のもので、もしどちらかが行き過ぎた地点まで行きそうになったら、たしなめあい、そして反省し、信頼感を損ねるようなことはなかった。
二人は冬の紫陽花も好きだった。寒さにあたり濃い色のついた枯れた紫陽花の花が好きだった。二人にとって紫陽花の花は理想的な人生像の象徴的な存在だった。だから、紫陽花の植え込みの前で、二人寄り添ってお話することにしたのだった。
夫は妻を自分にはもったいないかわいい女性だと思っていた。妻は夫を少し頼りないけれど優しいし、これからに期待を持てる男性だと思っていた。そういうバランスのもと、互いの成長を樂しみにしながら、一日の終わりのひと時を楽しみに毎日を会話たっぷりの生活をしていた。
#自分らしく生きる #ひとりごとのようなもの #至福のひととき #二人の物語 #笑顔の日
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anonetomatane · 1 year ago
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昨日の夜、起きたら朝から大学に行ってそのまま東京に移動することが決まっていたので、頑張ろうか〜と思って目を瞑ったら親友からの着信。
共通の友人がマンションから飛び降りた
事態は騒然としていた。どうしても部屋にいたら気が狂いそうになって、缶ビールとタバコと家の鍵だけ持って部屋を出てみた。あいつとは高校一年生からの付き合いで、同じ時期にバンドを始めた。ソフトドリンク飲みながら打ち上げで話した。先月、久しぶりに心斎橋のライブハウスで再会た。ベロベロの俺にあいつは「優斗が酒飲んでるなんて年取ったなぁ〜」と笑いながら話していた。
初対面の年下バンドマンを紹介してくれて、俺のことを「昔からの友達!」と自慢していた。誰かの自慢になれたかなと少し照れたが、嬉しかった。
高校生の頃から、俺たちは才能がなく、逆に才能がある同期達に「曲が良くないわ!!!」とイジられていた。確かに俺も、あいつもダサかった。その頃と比べると、俺は胸を張って良いバンドができていると言える。し、あいつのバンドが、カッコいいライブをするところを俺はずっと見たかった。何をすれば供養になるか分からないけど、とにかく、俺は飯を食って寝て歌って旅を続けます。大事な人に振られた5月、メンバーが辞め、友人が消えた6月。波乱の2024
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linguaphiliax · 1 year ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF CONFUCIUS.
一 丨 丶 丿 乙 亅 二 亠 人 儿 入 八 冂 冖 冫 几 凵 刀 力 勹 匕 匚 匸 十 卜 卩 厂 厶 又 口 囗 土 士 夂 夊 夕 大 女 子 宀 寸 小 尢 尸 屮 山 巛 工 己 巾 干 幺 广 廴 廾 弋 弓 彐 彡 彳 心 戈 戶 手 支 攴 文 斗 斤 方 无 日 曰 月 木 欠 止 歹 殳 毋 比 毛 氏 气 水 火 爪 父 爻 爿 片 牙 牛 犬 玄 玉 瓜 瓦 甘 生 用 田 疋 疒 癶 白 皮 皿 目 矛 矢 石 示 禸 禾 穴 立 竹 米 糸 缶 网 羊 羽 老 而 耒 耳 聿 肉 臣 自 至 臼 舌 舛 舟 艮 色 艸 虍 虫 血 行 衣 西 見 角 言 谷 豆 豕 豸 貝 赤 走 足 身 車 辛 辰 辵 邑 酉 釆 里 金 長 門 阜 隶 隹 雨 靑 非 面 革 韋 韭 音 頁 風 飛 食 首 香 馬 骨 高 髟 鬥 鬯 鬲 鬼 魚 鳥 鹵 鹿 麥 麻 黃 黍 黑 黹 黽 鼎 鼓 鼠 鼻 齊 齒 龍 龜 龠
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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saje · 12 days ago
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【一斗缶】ロケットストーブ製作する!【道楽山】
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nigebanigenige · 3 months ago
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2025/04/05
一斗缶ビリヤニ花見当日。朝早く事務所に行って荷物を揃え、ショートパンツを履くかどうかギリギリまで迷ってやめる。あきらかに花見客のようなIKEAのデカバッグで明治寺宮前まで向かう。
一番乗りだったのでドキドキしながら場所を探す 言われていた通り電波が通じず不安だったけど途切れ途切れの回線でギリギリ合流 どんどんどん始めましてがあっという間に集まり、一斗缶を囲んでおいしくビリヤニを食べた 脅威のレズビアン率で、代々木公園の片隅だけ世界の均衡を崩していたと思う(保っていたとも言える) ビアンのお姉様がさいきん彼女できた〜と言いながらストレートの20代男性に恋愛はどうですか?ときいていたりぢてとてもよかった 最後は好きな店を共有して楽しくおしゃべりして解散した 大人数でまったく話をうまく回せなかったけどこれはこれで良かったのだと思う 集まるということに意味があった 帰りながらああいう場所をつくるのが夢かもしれないなあとぼんやり思った そのまま原宿の喫茶店でおしゃべりしてクレープに並んで食べて解散した まだあって半年の友人とここまでのことができたのが嬉しくてたまらなかった みんなでしあわせになりたい
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atelier-animato · 4 months ago
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備災野遊 雪中キャンプ  ペール缶ストーブと一斗缶コンロの実証テスト
災害に備えながら野遊びを楽しむ「備災野遊」はじめました。 近くの河川敷でペール缶ストーブの点火と煙突の運用、 一斗缶コンロに段ボールを燃料としてラーメンと湯沸し(コーヒー) 恐らく関西では最後の冬日を有効に使えました。 時折「備災野遊」の企画をアップします。 チャンネル登録と好評価をよろしくお願いいたします。 ヒントや助言などがありましたら、コメントして頂け��と助かります。
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helloharuo-diary-2015-2025 · 5 months ago
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牡蠣の会
Saturday 7 February 2015
初めてバス停まで歩いて行った。 約20分掛かった。距離は、1.5kmくらいだ。 10時半発のバスに乗って東京、新宿駅まで。 そして学校に行く。 「卒業アルバム的ZINE」の再制作をする。 学生たちに制作してもらったMacが古くiPhotoのバージョンも古すぎた。 古すぎていなければバージョンアップが可能だったのだがダメだった。 仕方なく、新しいOSのMacにデータを移し替え再制作をする。 この作業、全てを終了出来ず来週に見送り。 たまたま、昨年度卒業した学生のYさんが学校にやって来た。 少し前、メールでやりとりしたが元気そうで良かった。
5時、学校を出て四谷駅まで歩く。 今日は、歩く日だな。 四ツ谷駅から新宿三丁目駅まで移動し、愛ちゃんと合流。 クライアントのNさんの自宅へ。 今日は、昨年も誘ってもらった「牡蠣の会」だった。 Nさん宅に入ると牡蠣のいい匂いが部屋に充満していた。 Nさんは岡山県出身で地元から牡蠣が入った一斗缶が直送されベランダに置いてあった。 今年の牡蠣は例年に比べ小振りだという。 真観、以前仕事でニューヨークに行った時に食べた牡蠣にあたった経験があるが あの時は生牡蠣だった。あの時は辛かった! しばらく牡蠣は食べなかったがこうして牡蠣が食べれることは嬉しい。 Nさんが愛ちゃんも誘って欲しいというので彼を誘ったのだが 愛ちゃんが牡蠣が大好きなことは知らなかった。
7時過ぎ、愛ちゃんは別な用事があったため先においとま。 真観は、9時過ぎまで「牡蠣の会」を楽しんだ。 焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣の炊き込み御飯。
Nさん宅から歩いて新宿駅まで移動。そして東京駅まで。 10時の最終バスに乗って静岡に帰った。
はい、今夜は、お酒を飲みました。 朝同様、真観は歩いて真観写房まで戻った。 これからお酒を飲むことが最初からわかっている時は徒歩でバス停までの行き来だ。 これは真観写房に引っ越してからの特典だ。
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kishinomomo · 5 months ago
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霜対策
桃の霜対策                       
2024/3/17
桃の霜被害について
岡山県では、2021年に清水白桃が霜の被害を受けている。
桃の花蕾は、-3度以下で枯死するため結実が見込めない。
天気予報の気温に対して畑の温度は2度以上低い場合が多いので、天気予報が氷点下の数字を表示する場合は対策が必要
岡山農業試験所のデータによれば、
清水白桃の場合、花蕾赤色期(おおむね3月中旬)マイナス3・2度
▽ほころび始めの花弁露出始期(3月下旬)同3��8度
▽花弁露出期(3月下旬~4月上旬)同3・3度
▽開花前後(同)同3・0度▽満開期(4月上旬)同3・1度
▽落弁期(4月上中旬)同3・0度
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低温で雌しべが茶色になったつぼみ(左)と正常なつぼみ。変色して枯死すると結実しな��(岡山県農業研究所提供)
ももでは凍霜害の影響が胚及びその周辺部に見られるので、摘果前には必ず果実を切断し、障害の程度を確認する。着果している高さ等の樹冠内の着果位置によっても被害が大きく異なるので、結実状況を確認した上で、着果調節を実施する。予備摘果は、園地や品種、樹ごとに、結実や生理落果の状況を確認し、被害の状態が明らかになるまで遅らせ、着果量の確保に努める。また、結実が明らかになった品種や被害程度の軽い樹から実施し、被害が著しい場合は実施しないか、最小限の摘果とし、着果量の確保を優先する。
このような桃の霜被害は、東北地方で多くい発生する現象であったが、近年の地球温暖化により、桃の開花時期が前倒しされ、天候の不安定な時期に開花するようになり、岡山でも深刻な被害が発生するようになった。
対策
桃の蕾が寒気に長時間暴露されない条件を人工的に作り出す方法
防風ネットを上げて寒気が停滞しないようにする。下斜面の草刈りをして寒気が流れやすい環境を作る
前日の昼間、地中に蓄積された熱が放出されやすいように、地表の草を刈る、敷き藁を除去する。地表が出た状態にする
潅水をして畑の乾燥を防ぐ、蓄熱を高める
以上の方法は、低コストであるが効果は限定的、大きな寒波には無力である。
2024年3月現在、わが果樹園で早朝の温度を測定した結果、大畑の下の段が最も冷気が停滞しやすい。冷え込んだ朝は他の果樹園に比べ2℃以上低い値を示した。
開花の早い白皇が最も被害を受けやすく、長年結実が悪かったのも冷害の影響ではないかと思われる。大畑の下の段は窪地で冷気が停滞しやすく、周囲の雑木林が茂り地熱の蓄積と放散が劣る。
燃焼法
石油や炭、薪などの燃料を積極的に燃やして畑の温度を上げて霜対策をするのが燃焼法
果樹園に多数の燃料を設置し、深夜から日の出まで一定の条件で燃焼することにより、つぼみの温度を限界危険温度以上に保つ。
燃料設置密度  10アール当たり40~60  3~5m間隔 果樹1本あたり5~7個程度
使用燃料
1.デュラフレーム 2.27kg 18900kcal 90x90x330mm   amazonn1500円
安定して燃焼し、管理が楽、広範囲で使用する場合は金属容器が欲しい。
作業は簡単で、延焼防止のみ注意すれば、添加後放置して車の中で待機できる。しかし運用コストは高価である。
2.薪  燃焼開始までに時間がかかり多数の槇野燃焼状態を一定に保ち、安全管理を行うことは困難、廃材などが入手できれば安価であるが、別途購入するとデュロフレームに対する優位性は皆無。火力を安定させ安全性を確保するには、消火設備を備え、平坦な果樹園で10アールが限度。
3.灯油  4リットル程度の金属缶に灯油を1.5リットル入れてキッチンペーパーロール、もみ殻、などを入れて芯にして添加する。
石油ストーブとは異なり、簡易な方法で灯油を燃焼させるために大量の煤が発生する。装備や衣服は汚れるので注意、
燃焼方法は大きく分けて3種類
煎餅などの四角い金属缶を使用した方法、
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鳥取で開発された方法、30x5㎝程度にカットしたロックウールを箱の数だけ準備して、缶の中に灯油を入れ蓋を半分して点火する。蓋の面積で火力を調整し、ロックウールを固定し、消火も行う。30cm角の缶で2時間程度燃焼可能、火力調節が可能だが、大量の缶を管理するのは現実的でない。不要な缶を集めるのが困難、購入する場合1個1000~1500円、汚れた缶の保管にかさばる問題もある。
不要な缶を使用し補助的に用いるのが妥当
ミルク缶などにキッチンペーパーの半切り、トイレットペーパーを入れた方法
今回、主に使用した方法、火力が一定で管理しやすい。
容器はダイソーで購入した220円の金属バケツ園芸用を使用した。若干の灯油漏れもあったが、草刈りを徹底し地面が濡れた状態なら問題ないレベル。
前日から準備して畑に配置する場合は要確認
芯にはキッチンタオルを半分に切断したもの���使用、きれいに燃えて燃え残りも少ない。トイレットペーパーでも可能だが繊維が詰まっており酸素の供給が少ないため芯が燃え残り延焼のリスクがある。
ペール缶に剪定枝を入れた方法
20リットルのベール缶や一斗缶に剪定枝を入れた場合、大量の燃料を必要として火力が強く現実的ではない。剪定枝の量が多いほど灯油の気化が促進され完全燃焼しやすく火力は低下するが、長時間燃焼する。
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(表7)資材別燃焼法の特徴
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※ 灯油は引火性が強いので燃焼中の給油は絶対行わない。
燃焼法の注意事項
a 点火は、園地内の気温を観察しながら、安全限界温度より1℃高い温度で行う。
b 点火は園地の周囲からはじめるが、くぼ地など冷気が停滞する場所がある場合はそこから点火する。また、点火は一度に行わず園内の約半数を点火した後、気温の降下状況により残り半数を点火し、さらに必要な場合は点火数を増やして温度を調節する。
c 火力の調節は、防霜資材の設置数で行う。点火後は、気温の変化を観測しながら火力を調節するが、特に、日の出直前は最も気温が下がるので火力が落ちないよう注意する。
d 住宅地や工場付近で燃焼法を用いる場合は、煙の発生等には十分注意する。
図2 危険限界温度と点火時刻
時刻     午後6時   午後8時   午後10時   午前0時
温度      6℃     3℃     2℃      0℃
前日の夕方に上記の気温の場合、準備が必要
<ペール缶、キッチンペーパー等を活用した燃焼法の実施方法>
1 準備するもの
(1)ダイソーの園芸用小型バケツ    50 個/10a 油屋は1本の果樹に4個
(2)キッチンペーパー 25ロール/10a 
(3)灯油       75ℓ/10a 
(5)消防署への届け出、消防署へ出頭して書類に場所(番地まで)時間、燃料の種類を記入し捺印する。
(6)消火用ホース、水源、ステレオスプレーヤーなど、消火用スコップ、バケツ程度の水は灯油に対しては無力であるから、土をかぶせた方が効果的
キッチンペーパーを半分に  灯油とキッチンペーパーを入れる 点火 120分後
2 燃焼資材の調整  ・キッチンペーパーをカッター等で半分にする。 2 燃焼資材の調整 ほ場の様子 3 点火
(1)キッチンペーパーをペール缶に入れ、灯油を1.5L(8~9分目程度)入れる。 
(2)気温がプラス0.5℃まで下がった頃に点火する。 
(1)キッチンペーパーをカッター等で半分にする。
 (3)バーナーを用いて、迅速に点火する(ライターは危険)。 3 点火 
(4)2時間程度燃焼可能。灯油の継ぎ足しは完全に火が消えてから行うこと
黒煙が発生するので、民家付近で実施する場合は注意、作業中の衣服や手足、顔は煤で黒くなるので汚れてもよい服装で、かつ可燃物は避ける。
容器内に灯油を含んだキッチンペーパーが残る場合があるが、そのまま保管すると危険な ため、燃え残りは適切に処分する(できるだけ燃やし切る)。 
実際の作業(2024年3月22日)
ダイソーなどで資材を購入
スマホの天気予報を絶えず確認し、翌日の早朝の気温がマイナス1度以下になるようなら,資材の準備を行い,装備を軽トラックにのせる。燃料も130リットル程度準備
起床 朝2時に起床,大畑から作業を開始,大畑の方が気温が低く開花が進んでおり,設置数も少ないからである。白皇2本を中心に12個の空き缶を並べ,灯油を満たす。数が少ないので空き缶とロックウール,ヤカンとロックウール,食用油ろ過機等を中心に配置した。3時の時点で温度計はマイナス4度、3時過ぎには点火した。
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油屋に移動、ダイソーのバケツにキッチンタオルを入れた〃規格の燃焼器を56個(1本の桃の木に4個)配置,3時30分に点火、容器に灯油を満たし状態で約2時間の燃焼が可能だった。
大畑の温度変化   大畑では火力の高い燃焼器を使用したが、温度計はマイナス4度を維持した状態で安全な温度には届かなかった。(前日はマイナス1度間で温度が上昇)当日は寒気が強く。現地おは窪地だったため寒気が集中したのではないか?今後は燃焼装置を増やす必要がある。
燃焼装置について、
安全性、均一性、給油の手間、運用コストが問題
油屋の温度変化   ワイヤレスの温度ロガーを使用して温度を記録した。センサは園地の中央部、高さ130cm程度に設置した。(周辺部はグラフよりも1度以上低い可能性がある)到着直後の気温が危険水域であったのですべてに点火、30分で気温はマイナス1度間で上昇、燃料節約のため3割程度を消火する。周辺部を3個、中心部を2個燃焼状態を維持する。温度はマイナス2度まで加工、5時を過ぎると燃料の切れたトーチが増えて燃料補給に追われる。燃料切れとてんかを繰り返しながら温度のグラフが加工している様子が見てとれる。
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油屋3月22日の燃焼法 温度変化3時30分より6時30分まで
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yutakayagai · 5 months ago
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夕方、土手の刈払いを終えた亮司は「別荘」に戻り、台所で夕食を作り始めた。彼は結婚していたが定年を迎えた二、三年後に妻を病気で亡くし、独りだった。二人の子どもはそれぞれ結婚して家庭を持ち、いずれも教育費で金がかかると共働きだった。自炊は、大学時代は居酒屋などでアルバイトをしていたので、料理は得意だった。
彼は、貢が昨日買って来た缶ビールとチューハイをそれぞれ一本出し、居間のローテーブルに作った鶏の唐揚げやポテトサラダなどを並べた。上半身はランニングシャツ一枚になり、時折テレビのニュースを観ながら黙々と夕食を摂った。
風呂に入った後、昼間に着た作業服や下着を洗濯機で洗い、ウッドデッキに置かれた物干し竿に干しながら、亮司は山林を見渡した。一応、手入れはされているが夜になると真っ暗だった。唯一、別荘の周辺に屋外用のライトが灯っているので、まァ、寂しくないかなといった感じである。こんなところで最悪、いじめの様なことが起きても明るみにはならないだろうと、彼は思った。
寮では、食堂の厨房職員が退勤した後、大平が正面玄関の戸締まりをしていた。昼間はいったん都内にある自宅まで帰ったが、誰もいなかったのですぐ車で戻って来てしまった。大平は未婚で、実家に高齢の両親がいるが最近、父親の方が認知症になってしまい、母親が介護をしていた。元々頑固な性格でもあったが怒りっぽくなり、たまに母親が手を振るわれることもあった。
今回の一時帰宅では、流石に介護疲れもあってか最寄りの特養でショートステイを利用したと、母親が大平に話をしていた。母親は、
「昔は、国語の先生で子ども達には温厚で優しいと評判だったのに…。ケアマネさんに聞いてみたら、脳梗塞の既往があるから『血管性認知症』なンじゃないかって。たまに泣き出しちゃうこともあったのよ〜」
と溜息をついていた。大平は、
「オレには親父の面倒は無理だなァ…」
と両腕を組んだ。
親のどちらにも、オレは『ゲイ』だから結婚はしないと「カミングアウト」し、父親は激怒し母親は号泣し、それでも最終的には、
「雅之は雅之。孫の顔は見られないだろうが、それであの子が幸福ならばイイ」
と理解を示したのだが、母親のことを考えると今後独りのままでイイのか彼なりに不安ではあった。
大平は寮内の見回りをし、終えると宿直室に戻った。昨夜は郁斗が「夜這い」に来ていたが、今夜はこのまま寝てしまおうかと布団に入った。母親の疲れた様な顔を思い出すとなかなか寝付けない。都立の中学生で校長までやっていた父親にずっと尽くしてきただけに、何とか孝行できないかと思った。
『嗚呼、誰かイイ男(ひと)いないかなァ…』
そう思いながら彼は布団を頭から被った。
その頃、翔の部屋には佳憲がいた。本当は大平のところに「夜這い」をしに行きたかったが宿直室が真っ暗だったからで、彼は言った。
「宿直って言っても寝に来てるもンだよね〜」
「どうなンだろ? 七瀬先生はしょっちゅう見回りに来てるよ」
「まァ、あの先生は『ノンケ』だから」
「『ノンケ』って?」
「つまり『ゲイ』じゃないってこと」
「ふ〜ん、そうなンだ」
七瀬は、ほぼ皆がゲイという教師の中で唯一ノンケだった。妻子もK高校の近くに住んでいた。そんな七瀬を校長の岩崎は好いており、何度か「アタック」していた。しかし、
「校長の、その手には乗りませんよ!」 と突っ張られ、
「何よ! ノンケぶっちゃってさ!」
と悪態をつくのがオチだった。
翔は、正美に昨夜話したことを佳憲にも話した。それに対し、
「あぁ、あのおじさん? 知ってるよ。一昨日、理事長と戯れてたよ」
と佳憲は言った。彼は、
「翔って、『フケ専』なの?」
と聞いた。
「何? 『フケ専』って…」
「まァ、中年や壮年がタイプってヤツかなァ?」
「たまたま優しくされただけ」
「でも、イッちゃったンでしょ? じゃあ、その種のタイプが好きなンだよ」
「う〜ん、そうかも」
「フケ専」という言葉、誰から教わったのかと翔は思った。そもそも、佳憲が付き合っていた美術教師というのは三十代後半だったらしいから、まァ、彼から「吹き込まれた」のだろう。入学して間もない頃、一度だけその美術教師が描いた佳憲のデッサンを見せてもらったが、肉体の諸部位が忠実に描かれていた。多分、描きながら内心は早く抱きたいと渇望していたに違いない。翔は色々な憶測を脳裏に巡らせた。
隣では、正美の携帯電話が鳴っていた。オ◯ニーで中出しをして汚れ、洗濯したブリーフが一枚だけ洗濯ハンガーに吊るされていた。彼が携帯に出ると、
「あ、正美君? 久しぶり。八坂です」
と懐かしい声が聞こえた。正美は思わず、
「お、おじさん!?」
と声が裏返ってしまった。八坂は言った。
「あれから他の中学校に転勤となって…おじさん、淋しいよ」
「母さんは元気?」
「あぁ、変わりないよ。先週、『休みなら一度顔見せてあげたら? 周ちゃんだって抱きたくてしょうがないでしょ?』って…。おじさん、そんなつもりないンだけど」
「否、オレは淋しいよ。独りでオ◯ニーして…。おじさんとセッ◯スしたい」
携帯越しに八坂は声を上げて笑い、
「正美君の、もっこりブリーフに顔をうずめたいよ」
と話した。
あんなに「オレは教師だッ!」と拒み続けていたおじさんが…と、正美は思った。母親がよく「周ちゃんが…」と昔から話をしていたが、彼女によれば剣道を始めたのが一人の先輩に心を寄せたからだった。剣道の腕も関東大会に出場するほどで、長身で「ルックス」も良かった。その先輩も八坂と個人練習に誘うくらいで、下校も途中まで方角が同��だったらしく、いつも一緒に帰っていた様だった。
或る日、八坂が正美の母親の家に遊びに来たが、その際に彼がこう話したのだ。
「…政子ちゃん。オレ、先輩とエッチしちゃった」
「政子」とは、正美の母親の名前である。幸いにも、政子の両親はいずれも仕事でいなかった。この頃、未だ同性愛そのものが社会的にタブー視され、政子も最初はショックだった。八坂は正座をしたまま頭を垂れ、
「…部活の後に体育倉庫に呼ばれたンだけど、急に『ずっと好きだった』って言われて。接吻(キス)されたり、チ◯ポ触られたり…。オレも先輩が好きだったから、そのまま…」
と告白した。政子は聞いた。
「…先輩。周ちゃんの気持ち、知ってたの?」
「…ううん。でも、気付いてたみたい。最近、やたらと優しいなって思ってたンだけど」
「でも、それとこれとは話が違う気がするなァ〜」
その先輩とは、高校進学と同時に縁が途切れてしまったと、後に八坂が政子に話した。オレもどうかしていたと考える様になり、そのまま大学卒業後は教員採用試験に受かって中学校の教師となり、三十代前に結婚したのだが、内心は同性の方が好きだったのだ。
携帯電話から聞こえる八坂の話は続く。彼は言った。
「実は、おじさん、離婚したンだ」
「えッ、いつ?」
「先月かなァ…。 自分の気持ちをこのまま偽り続けることができなかった」
「…おじさん」
「まァ、恭子おばさんからは教育費は振り込むよう言われたけどね」
正美は、恭子だけが何度か政子を訪ねに来ていたのを目撃していた。高校進学前に見かけた時は、政子の目前で泣きじゃくっていた。彼女は、
「結婚して十四、五年経ってから『オレはゲイなンだ』って言われたって、アタシ、困るわ…」
と洩らした。それに対し、
「嗚呼、ついにカミングアウトしちゃったのね…」
と政子は言った。
「…アタシ、周二は素敵な旦那と思ってる。ずっと非常勤で教師やっていても『無理すンなよ』って気遣ってくれるし、結婚記念日には必ず何か贈ってくれてたし…。でも、ゲイなんて…」
「恭ちゃん、よく考えてみな。愛してるからこそ、周ちゃんはあなたに自分の気持ちを話したンだよ? たとえゲイだろうと周ちゃんに変わりはないンだよ」
そんなやり取りを勉強の合間に聞いていた。あの頃は、未だ離婚するか決めかねていたのだろう。大人になると色々むずかしいなと、正美は思った。
八坂は、翌日の午前に会いに行くと話した。久しぶりに食事をしようとも言い、正美は嬉しくなった。彼は鼻歌を歌いながら床に入った。
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kennak · 5 months ago
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東証スタンダード上場で一斗缶や美術缶など金属缶製造の「日本製罐」は、希望退職者の募集による20名の人員削減を明らかにしました。 対象となるのは満40歳以上の正社員および定年再雇用嘱託社員で、退職日は3月31日の予定です。退職者には退職特別加算金を別途支給するほか、希望者には再就職支援を実施する方針です。なお、この施策に伴う特別加算金などの費用として約9900万円の特別損失を計上する予定です。 また、主力の18リットル缶は中長期的な需要減の傾向にあることから、生産拠点の再編策として2025年9月末をもって千葉工場(千葉県九十九里町)を閉鎖することも併せて明らかにしました。
日本製罐が希望退職で20名を削減へ、千葉工場を閉鎖も 国内リストラ - 不景気.com
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ebigg822 · 6 months ago
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女子プロレス“壮絶すぎる大流血戦”の内幕…『極悪女王』
 12月29日に両国国技館で行われた刀羅ナツコと舞華の「ノーDQマッチ」(反則負けがない試合)は凄惨な大流血戦になった。有刺鉄線を体に巻き付けて入場した刀羅は有刺鉄線バットと一斗缶を手にしていた。舞華は切ったビール缶を張り付けたボードを携えていた。
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douganow · 6 months ago
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長澤まさみ 岡田准一 生田斗真 が出演する アサヒビール アサヒスーパードライ のCM 「あけまして、缶パカパーン!」篇
https://www.asahibeer.co.jp/superdry/ Continue reading 長澤まさみ 岡田准一 生田斗真 が出演する アサヒビール アサヒスーパードライ のCM 「あけまして、缶パカパーン!」篇
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sakekangame · 8 months ago
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ゲームコレクターの酒缶は技と技がぶつかり合う壮絶なコマンドバトルを制することができるのか!?【北斗の拳】 #令和六年十一月十三日 #ファーストテ...
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lsoshipt · 11 months ago
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2024.7.18
 女の細長い指が自らの足を這うのを眺めていた。つややかな黒髪が女の痩せた肩口で溜まって、部屋の灯りを反射して光る。わたしの小作りな足の爪が、女の手で鮮烈に赤く塗られていく。彼女とは同い年なのだけれど、あまりに体の造作が違うものだから、我ながらなにか倒錯的な感じがする。
「塗ってみるとなんか、ちがうかも。」
「そお?」
女は俯けていた顔を上げる。ややするどい、きつめな眼差しがやさしげに細められている。これが彼女の好きな女に向ける表情なのだと毎度のように思う。この手の表情のつくりかたをする女ばかり好きになる。わたしには不相応だと感じる。不相応でもほし��ものはほしいわけだから、しかたのないことだ。
「じゃあ塗り直すね。何色がいい?」
彼女はきれいに並べられたマニキュアの瓶を指でなぞる。わたしに似合うと思う色。そう答えると、彼女は悩ましげに首を傾げた。
「なんでも似合うもの。困るなあ、……やっぱり、ピンク?」
「じゃあそれで、お願い。」
彼女はわたしの爪を一本一本ていねいにコットンで拭う。彼女の指先はすこし荒れていて、除光液はしみるだろうに眉ひとつしかめない。痩せぎすの体にふさわしい、ひょろりと長い指をした薄い手だ。わたしの力でも折れてしまいそうだと思う。じっさい彼女は、わたしが彼女を害そうとしてもいっさい抵抗をしないだろう。
 夜更けのココアにはラム酒を入れるのが好きだ。金色の液体がとろとろとマグカップに注がれるさまが良い。やけどするくらい熱くて、どろどろに濃いココアでなくてはいけない。彼女は明日も早いのに、わたしに付き合って同じものを口にする。
「ありがとう。寝たっていいのに。」
「すなちゃんと過ごす時間が一日で一番大事なの。」
彼女の目が愛しそうに、困ったようにわたしを映す。もちろん嬉しいのだけれど、わたしの小さな、薄っぺらな身には余るわけだ。
「わたし、明日は遅いよ。」
彼女の両の手が、大切そうにマグカップを包んでいる。細く乾いた、節の目立つ彼女の手は、わたしのそれよりは大きいわけだけれど、あまりに華奢なものだから、大きさを感じさせない。疲れた頼りなげな手だ。
「知ってる。待ってるね。」
薄い唇が弓なりに引き伸ばされる。彼女の痛ましい笑顔がわたしはすこし苦手だ。下がった眉はやさしげなのにわたしを責めているみたいだと思う。弱さの不用意な露出というのは、一種の攻撃だ。彼女はわたしを相手にしているから見せている弱みなのだろうけれど。こっそりと溜息をついた。
 わたしの傾向として、健気で愛らしくて、むき身で生きていそうな人を好きになるけれど、わたしとおなじくらいにずるくてだめな人でないと疲弊するということを、それなりに昔から自覚している。
 とはいえままならないのが恋である。
 マグカップのなかみを飲み干す彼女の華奢な喉仏がうごくのを眺めていた。あとで首でも絞めてやろうと思った。
 半地下の薄暗いカフェバーがいまのわたしの職場である。店内にはコーヒーと煙草の匂いがしみついて、はいるたびいくつか歳をとったような気分になる。嫌いな匂いというわけではないのだけれど、不特定多数の副流煙を浴びるというのはけっして気持ちのいいことではない。髪をきっちりと括って、制服のエプロンの紐を縛った。そう賑わっているわけでもなく、常通り暇な夜だった。暇な夜はねむたくて、彼女のことを少しだけ考える。
 わたしが仕事を終えて帰るのは4時ごろになるけれど、ちゃんと眠れているだろうか。電気もつけずに暗い部屋で、じいっとその充血した目だけひからせて、ひたすらに佇んでいるのだろうか。2時間ほどの浅い眠りの果てに、音をたてないようにひっそりと部屋を出ていくのだろうか。インスタントコーヒーの湯気に、疲労のにじむ深い溜息を隠すのだろうか。
 なぜだか今すぐ彼女に会いたいと思った。
「このケーキ、もし余ったら持って帰ってもいいですか。」
チェリーパイを指し示して言う。そもそもケーキは夜中にそんなに出るものではないし、消費期限に問題がないからというのと、店の華として昼過ぎから出しっぱなしにされているだけだ。
「ああもちろん、そうしたら、佐弓さんのぶん、もうとっておいていいよ。ほかにほしいのあったらとっていいし。」
店長は柔和なほほえみを浮かべた。これで経営をやっていけるものかと思うほどに、ひとの好さそうに穏やかなひとだ。まなじりのしわが照明をうけてじっさい以上に深くみえる。
「夜にあんまり食べると肥っちゃうので……、一緒に住んでる子のぶんもふたつ、頂いてきます。」
パイのそばに添えられたケーキサーバーをつかんで、二切れをテイクアウト用のプラスティックの容器に載せた。裏の冷蔵庫にはこぶ。彼女の好物が余っていてよかったと思った。わたしが特段好きだというわけではないのだけれど、彼女は一緒にとかおそろいとか、そういったことに特別の意味を見出す性質の女だから、気まぐれにすこしでも喜ばせてやろうと思ったのだ。わたしとしては、この店でいちばん美味いのは一切れですっかり酔っ払えてしまうくらいに甘く重たいサバランだと思っている。そのことは彼女も知っている。
 常通りの退屈な勤務を終えて、エプロンの紐をほどいた。夜道を歩くのは好きだ。人間じゃない、なにかべつのいきものになったような心地がする。地上でそう感じるということは、かつてわたしがそうであったそれとは確実に違うなにかだろう。酔っぱらいの喧騒を聞きながら、踊るような足をそうっと踏み出して静かに歩いた。涼しい風のなかでアスファルトがやわらかい心地すらした。
 鍵穴に鍵をさし入れると、すぐに室内から足音がきこえた。鍵を回す。立て付けの悪いドアは、いつも怒っているのかと思うくらい乱暴な音を立てて開く。暗い玄関に、彼女の白い細面が浮かび上がる。
「おかえり。」
「寝ていていいのに。」
「うん、少し眠っていたみたいで、鍵の音で起きたの。」
よく��れば彼女の唇の端にはわずかに涎のあとがある。髪は無防備に乱れていて、帰って服を脱いだままらしく下着しか身につけていない。骨の構造が一目で窺えるくらいに薄っぺらな胸元があらわだ。
「……ちゃんとベッドで寝てていいのに。」
うん。彼女は童女じみて肯いた。夢の残滓として寝ぼけた口調ながらにうれしそうで、わたしは彼女を少し憐れんだ。こんな女が帰ってきて喜ぶなんて。……いや、好きな相手が自分のもとに帰ってきたら嬉しいし、好きな女の「好きな相手」であることも嬉しいことであるはずだ。
 彼女に抱きしめられて、そして居室にはいる。満ち足りている。狭く薄暗い部屋は、かすかにバニラの匂いがする。好きなはずだ。愛おしいとは、思う。
「ケーキもらってきたよ。食べる?」
ケトルのスイッチをいれながら訊く。首肯する彼女を横目に紅茶の缶を覗くと、茶葉はもう残っていなかった。しかたなしにインスタントコーヒーを取り出す。
「牛乳?」
「すなちゃんと、おなじの。」
マグカップふたつをコーヒーで満たして、そのかたわれを彼女に渡す。容器をあけて、キッチンの抽斗からフォークを二本取り出す。コーヒーも濃いほうが好きだ。たっぷりの砂糖とミルクを入れるのが好きだけれど、今日は甘いものだからブラックでいい。
 プラスティックの容器のままに、二人でチェリーパイをつつく。
「好きなの、覚えててくれたんだ。」
彼女はパイを頬張りながら、嬉しそうに笑みを浮かべる。笑い慣れていないことがよくわかる、いかにも不器用な笑顔である。彼女は一方的にわたしを好いていると思っている節がある。それならば、それでいいけれど。彼女がどう思うかだなんて、わたしにどうすることができるものでもないから、彼女がいいなら、もう、いい。
「もちろん。」
 一緒にシャワーを浴びる。すこし痩せたかと思う。言及はしない。疲れているのはわかりきっている。彼女はねむたげに、しかし優しい手つきでわたしの髪を乾かす。わたしもというと、今日はめずらしく受け入れた。彼女の髪を撫でると、細く乾いたそれがわたしに絡みつくみたいだった。ドライヤーは重たくて好きじゃない。
 床に就く。空が白みはじめるころ、彼女にかたく抱きしめられて目が覚めた。閉じられた瞼の下、彼女の瞳はなにも映さずに、ただ眉根が悲しそうに顰められている。
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