#仮設住宅
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)5月5日(端午節)
通巻第8769号
トランプはなぜこうまでも「暗号資産(仮想通貨)」にこだわるのか
暗号通貨に裏付けられた通貨システムへ本気で移行する思惑なのか?
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1971年、ブレトンウッズ体制の変質(ニクソンショック=金兌換停止)。爾来、米ドルは金と交換できず裏付けがなくなったのだが、国際的な法定通貨として機能してきた。世界一の軍事力が担保されていたからだろう。
仕掛けは1974��の「オイルダラー協定」(米国はサウジの安全を保障する代わりに原油決済を米ドルとする)。産業の基礎原料を裏打ちし、世界的なドル���要を喚起、通貨の価値を維持した。為替を変動相場へと移行し、為替操作、金利がらみの相場形勢でドルを守った。犠牲になったのは日本円だった。当時日本が唱えたアジア通貨基金は潰された。
しかし今日、米ドルのみならず、法定通貨に対しての懐疑論が世界的規模で拡大し、一方でビットコインに代表される暗号通貨への関心が高まった。潜在意識にあるのはドル紙屑化への不安である。
ブレトンウッズ体制には亀裂がはいっており、世銀・IMFは機能を十分に果たしていない。基軸通貨=米ドルのシェアが劇的に後退し、BRICSの共通通貨への動きと人民元、ロシアルーブルの地域的なスワップ、これらが米ドル基軸体制を脅かしている。
1971年8月から米ドルは不換紙幣へと移行した。1974年にペトロダラー体制に変質したが、1985年にパラザ合意、つづくルーブル合意で、ドルという通貨は「商品」としても扱われ、投機の対象になり、為替相場は乱高下を繰り返した。
2008年10月、リーマンショックという金融危機と大手銀行の破綻を受け、サトシ・ナカモトが「ビットコイン」を発表、第三者金融機関や政府機関を一切介さない取引ネットワークが誕生した。
最初に目をつけたのは中国で、需要の80%、ビットコインの必要性が中国の経済事情にあった。
人民元がなぜ信用されないかと言えば、あまりに偽札が多いからで、偽札発見機も中国製は贋物だった。そこで中国は通過のカード化、デジタル化を強引に進めていた。このような環境だから、ビットコインに飛びついたのだ。
しかし中国人の動機はマネロンと資産と海外移転であり、中国共産党はビットコインの取引所閉鎖で応じた。中国はトランプの新政策発表まで、暗号資産を国庫備蓄金に加える意図はなかった。
2012年、米国の債務対GDP比が100%を超えた。債務による政府支出への依存度の高まりが明確となって、長期的な財政の持続可能性に懸念が拡がった。赤字国債が36兆ドルを突破し、ドルへの不安が世界的に拡大したのである。
2020年4月 、FRBが積極的な量的緩和(QE)を開始した。
FRBは積極的な量的緩和策を実行、国債と住宅ローン担保証券の買い入れを拡大した。このマネーサプライの増加は米ドルの価値を大幅に下落させ、不動産や金などの資産価格高騰を招き、富の不平等をさらに悪化させた。
選挙の主導権は中産階級以下の白人の動向に移った。
2022年3月、世界の原油取引が米ドルから多角化するという転換期を迎えた。サウジはユーロ、人民元も決済受けいれ。各国が世界貿易における米ドルへの依存を減らすための代替手段を模索、オイルダラーシステムの弱体化を招いた。ドルのシェアは72%から51%へ急減した。
▲赤字国債の発行上限を無くしたのはバイデンである
2023年6月 、バイデンは米国債務上限の措置を停止した。議会の承認を得なくても、借金は膨らみ続けることとなった。
事実上、無制限の借入を可能とし、財政政策の抑制の欠如と米国債務の急激な増加の可能性に強い懸念が高まり、ドルは脆弱となる。FRBの金利政策により辛うじてドルは生き延びた。
しかし金利支払いだけでも1兆ドル突破が時間の問題となって、国防予算より巨額、これがDOGEの荒治療の動機である。
2024年1月、SECは従来の方針を一転し、ビットコインの投資信託(ETF)を承認した。ビットコインETF承認により、個人投資家と機関投資家の投資への道を開いたが、これでビットコインは合法化されたことを意味する。そして暗号通貨の相場が暴騰した。
2024年7月、トランプ大統領候補(当時)はビットコインを「新たな石油」と言及した。
2024年11月5日、ドナルド・トランプが大統領選挙で勝利したため、暗号通貨が表舞台に乗った。
選挙結果は、米国のデジタル資産政策にとって転換点となり、規制をめぐる野放図な敵対行為に終止符を打った。それまでSECは「暗号通貨は詐欺のたぐい」と厳重な規制をかけ、取引業者を微罪で逮捕したりしてきた。
トランプ政権は、規制の明確化、有利な税制、戦略的ビットコイン準備金の設立、そして個人、機関、企業、年金、政府によるデジタル資産の広範な導入を支援する枠組みの構築をめ��すとした。
2024年11月8日、中東原油取引で世界最大のステーブルコイン企業であるTetherは、初の原油取引の資金調達をUSDT(米ドルにリンクするスティブルコイン)で完了した。
これは世界の貿易金融における先駆けである。従来の銀行システムとは異なる代替決済手段としてステーブルコインに焦点があたることになった。
米国の負債は1971年のGDPの36%から現在の約125%にまで増加した。
▲ビットコイン議論は詐欺、マネロンのレベルを超えた
ビットコインの時価総額は2兆ドル、1日平均取引量が約200億ドル。まだオイルマネーに代替できる規模ではないが、価格の大幅上昇は、新たなパラダイムを生み出す契機になりうるだろう。
これにより、米国はドル制度に挑戦してきたBRICS諸国の戦略的力を弱体化させながら、通貨面での優位性を維持できるように方針を変更したと考えられる。
現在の米国のM2マネーサプライは22兆ドルで、2045年にはM2マネーサプライが79兆ドルになると予測されている。
2045年のビットコインの予想価格目は1,300万ドル(マイケル・セイラーのBitcoin24モデルによる)
或るシミュレーションでは、2045年までに米国債務は115兆ドルに膨れ上がるため、その50%の裏付けにビットコインを標準と仮定した場合、米国のM2マネーサプライ全体がビットコインによって裏付けられることになると仮定しての計算である。あくまでの仮説である。
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井田幸長さん(左) 能登半島地震、入居進む仮設住宅に「コミュニティー」を 阪神・淡路の教訓、孤独死防ぐ模索続く [神戸新聞] 2024-07-08 井田幸長さん過去記事
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私事にはなるが、イスラエルから日本に避難したときに心配してくれた人も多かったので近況を少し書いておく。 3ヶ月の間に国を跨いだ引っ越しを2回したわけだが、あまりにやることが多い上に家を転々としたり不運が重なりすぎて自分の限界を超えてメンタルをやられた。 しかし1年経った今では貴重な経験だったなと思っているので、大抵のことは時間が解決するなと改めて感じた。 直接会った友人には話していたが、2023年12月にドバイに家族4人+1匹で引っ越した。 中東から中東に引っ越した日本人は珍しいのではないだろうか。 ユダヤ教の国からイスラム教の国への移動となると数えられるほどかもしれない。 引っ越しの過程で多くの人にお世話になったので少し書いておきたい。 イスラエルでは数え切れないほど多くの人達に助けてもらったので本当はその全てを書きたいが、恐らくそれだけで一つの記事になってしまうし今回の内容がブレるので一旦触れないでおく。 マスメディアやSNSは国際情勢に関して誤った情報や偏った情報を流すことが多いので、全てを鵜呑みにしないほうが良いということだけは言っておきたい。 まず2023年10月にイスラエルから日本に避難した。 自分は残りたかったが二人目の子供が生まれたばかりで、家族が不安になることは避けたかった。 空港に到着したときには多くの取材が来ていて、NHKニュースやYahoo!ニュースに載ったので図らずも全国的に帰国が公開された。 急遽最低限の荷物だけまとめて飛び出してきて疲弊していたので静かに帰国したかったのだが、連絡をくれた人も多かったので結果的には良かった。 東京は移動の疲れを取るために数日だけ滞在し、その後は妻の実家の熊本にお世話になった。 最初はAirbnbに泊まったり妻の祖母宅に泊まらせてもらったりしていたが、やはり家族4人が長く住み続けるのは難しかった。 そこで家がなくて困っているという話をしたら、宇城市役所の方が熊本地震の際に建てられた仮設住宅を使わせてくれた。 月数千円で使わせてくれて感謝しかないのに「無料じゃなくてすみません」と謝られた。 本来は手続きも時間がかかるはずなのに、緊急避難ということですぐに住まわせてくれたし宇城市には頭が上がらない。 幸い夫婦どちらも好きな場所で働ける仕事ではあったが、子供の保育園は必要だった。 そこで急遽近くの保育園に申し込んだのだが、一時預かりの扱いになってしまうので一日三千円程度かかってしまうと謝られた。 突然連れてきて受け入れてくれるだけでこの上なくありがたいのだが、園長先生が市の職員と話してくれて住民票を入れれば無料になるようにしてくれた。 宇城市には聖人しかいないのかなと思った。 イスラエルの家賃や保育園代も払い続けていて金銭的にもしんどかったし、先行きも不透明で精神的にもしんどかったので、本当に救われた。 仮設住宅に住み始めたが家具はなかったので、妻のお母さんの友人が要らない家具を提供してくれたエピソードなどもあるし、とにかく宇城市は聖人しかいない。 そのまま日本に住み続けるのも選択肢ではあったが、犬をイスラエルのドッグペンションに預けていたので自分だけでも早く戻りたかった。 しかしいつ戦争が落ち着くかわからなかったので、自分だけ戻ると妻や子供とは離れ離れになってしまう問題があった。 それとは別に日本で仕事をするのは難しいことも分かった。 自分の勤めている会社は日本人がおらず、ビデオ会議は基本的にアメリカやヨーロッパのタイムゾーンに合わせて行われる。 そうなると日本は夜中になってしまう。 一人暮らしのときは昼夜逆転していたのでそれでも良かったが、子供がいる状況では厳しい。 他にも色々理由はあるが、やはりヨーロッパタイムゾーン(GMT+4 ~ GMT-1ぐらい)に住むのが良いだろうと考え、その近辺ですぐにビザが取得できる国を探した。 最近だとノマドビザで1-2年間住める国もあるので選択肢は割と多かった。 色々比較した結果、ドバイが一番条件に合致することが分かった。 ドバイは一度旅行したことがあり、その時の楽しかった経験も後押しとなった。 ただドバイは住むところじゃないだろうという先入観があったのだが、ちゃんと調べてみたらイメージとかなり違ったので、勝手な想像で判断するのは良くない。 決めてからはすぐに動いた。 10月中旬に日本に避難してきて11月末にはドバイに移動したので、かなりのスピード感だった。 ドバイには11月末に一人で先に来て一週間でビザや家の契約などをして、それからすぐにイスラエルに行ってさらに一週間で家を引き払ったり犬を連れてきたりしていた。 ドバイに着いたら上に書いたように犬が行方不明になった上にロストバゲージが起こってスーツケースも失った。 その時の自分はとにかく犬を飛行機に乗せる手続きで頭が一杯で、機内持ち込みの荷物に少し分��しておくということまで頭が回らずスーツケースに着替えなど全て入れていたので一気に失った。 手ぶらでよく知らない中東の国に一人放り出された。 ちなみにそのわずか1ヶ月後に再度ロストバゲージしたのでトラブルに巻き込まれる才能がある。 そして空港の職員は平気で無責任なことをいうので、何度聞いても「もうすぐ出てくるから」と手荷物受取所で誰もいなくなっても待たされた。 到着は20時ぐらいだったが22時ぐらいまで手荷物受取所で待たされ、さすがに限界だったので職員に「もう荷物は諦める」と言って一緒に到着しているはずの犬を探し始めた。 荷物も到着していないし犬も到着していないのでは?と気が気ではなかったが、予想通り上に書いたように次々と嘘の場所へ案内され不安は増すばかりだった。 25時過ぎにようやくうちの犬がいるらしき場所に到着したが、ワクチン接種の証明書が不足しているから会わせられないと言われた。 そういうことにならないように動物輸送業者にお金を払って必要書類を過不足なく揃えてもらったにも関わらずこの有り様なので、メンタルが強くないと生きていけない。 既に4年以上そういう環境で生きてきた自分はそれでもめげず、頼むから何とかしてくれとしつこくお願いしたら夜中にも関わらず割増料金で獣医を呼んでくれた。 お金を払えば何とかなるところはさすがドバイ。 獣医は即座にその場でワクチン接種し、証明書を発行してくれた。 2万円以上も取られてうっ...となったが、解放された犬と再会できた喜びでそんな感情は吹き飛んだ。 いざタクシーに乗って宿泊先に向かおうとしたらドバイでは犬はタクシーに乗せられないと言われた。 事前調べが不足していた自分のミスだが既に26時ぐらいだったのでどうしようもなく途方に暮れた。 しかしパキスタンの人が「日本人だろ?パキスタンと日本は仲いいから助けてやるぜ」と助けてくれた。 そんな交友があったことすら知らなかった自分を恥じた。 ありがとうパキスタン。 それ以降、パキスタンのニュースを意識するようになった。
ドバイに引っ越して1年経った感想 - knqyf263's blog
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今回の大雨で、石川県内の各地で住宅や施設の浸水被害が発生しています。 石川県によりますと、輪島市と珠洲市のあわせて8か所の仮設住宅の団地で、床上まで浸水する被害が出ているということです。 このほかにも輪島市や珠洲市、能登町では住宅の浸水被害が多数、発生していますが、市や町は数を把握できていないということです。 また輪島市の高齢者施設2か所、輪島市の障害者関連施設3か所、輪島市の児童関連施設2か所で、浸水被害が発生しているということです。
各地で浸水被害 仮設住宅の団地8か所で床上浸水|NHK 石川県のニュース
本当に気の毒で言葉もない
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【すげえ】最新の仮設住宅、外見これで中身がこれとか凄すぎる…… : オレ的ゲーム速報@刃
以下転載 https://x.com/BCAA20000/status/1754282715149693293?s=20
仮設住宅、外見これで中身これは凄すぎるよ。もちろん、自分の家が一番だろうけど、それでも、ドア開けた瞬間沈んだ��持ちが少しでも明るい気持ちになれるんじゃないかと思える明るくて優しい造りで感動するよ。
・https://x.com/kuronekoyuchan/status/1754390248006852985?s=20
これは北海道のメーカーが作ったものです。トレーラーハウスのように移動も出来るので必要なところに持っていき用が終わると壊さずに撤収出来るんですよ。
・https://x.com/kJuSfeRVYxeH2JN/status/1754425335943496012?s=20
あ!これはアーキビジョン21のムービングハウスですね! 展示場に見学行ったことありますが、北欧風のすごく落ち着く内装で、寒冷地仕様なので、気密性も良く、災害時に出動すると聴いていたのですが、早速!カッコイイです🙌✨
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今、この音楽を聴くと、ただそこにいないために仮設住宅を出なければならなかったことを再び思い出す。 お店に行って画材を買ったり、広場で鳥と話したり、もうすぐすべてが終わって家に帰れることを願ったことを覚えている。 そしてまた安全な場所に。 その最終日の夜、外は大雨だった。 あなたは私に、何か持って帰るものはないかと尋ねた。 大根の束。 子供たちも大きくなったでしょう? また会うことはあるのだろうか?
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脳裏に蘇ったのは、東日本大震災の記憶。
「仮設住宅が建つまで、なんで3カ月も6カ月もかかるの? 大学の先生なら、来週建ててよ」
トルコ政府は北川さんを歓待し、この訪問以降、人道支援用インスタントハウスの正式採用に向けて本格的に動き出した。しかし、北川さんは悔しさを噛みしめながら帰国した。
その後悔が、新たなアイデアをもたらしたのかもしれない。北川さんはコロナ禍に、感染症対策として使えるのでは、と屋内用のインスタントハウスを作り始めた。当初は屋外用のインスタントハウスを小型化したものを想定していたのだが、用途を考えると手間と時間がかかり過ぎているように感じて、開発が止まっていた。
トルコから帰った後、北川さんは「原点に返ろう」と、「宝物」というノートを開いた。それは、石巻中学校に行った翌日、飛行機のなかで「40項目」を書き記したノートだ。そのノートを見返しているうちに、閃いた。
「ダンボールで作ろう!」
思いついたら、一直線。1カ月もたたないうちにダンボール製のインスタントハウスが完成し、12月6日、7日に名古屋で開催された防災展で展示した。そして2024年1月1日、能登半島地震が発生した。名古屋の自宅にいた北川さんは展示の際に用意していた10棟分の屋内用インスタントハウスをレンタカーに積み込み、翌日には卒業生の山田さんとともに石川県に入った。
いくつかの避難所を巡ったなかで、最も過酷な環境だったのが輪島中学校だった。
特にアリーナは2階のガラスが割れ、凍えるような冷たい風がアリーナのなかに吹き込み、冷蔵庫のようだった。避難所の職員にインスタントハウスの話をすると、「ありがたい」ということだったので、着替えやオムツ交換、授乳スペースとして屋内用インスタントハウスを建てることにした。
1月4日、ダンボールをアリーナに運び入れて作業を始めると、物珍しそうに被災者が近寄ってきた。最初の1棟に屋根を上げた瞬間、アリーナ全体から少しずつ拍手が起きた。「これなに?」と聞く子どもたちに、「みんなのお家だよ」と答える。
「一緒に作っていい?」
「いいよ」
その場にいた数人の子どもたちが、手伝ってくれた。2棟目が完成した瞬間、3歳の女の子が大きな声で「お家ができた!」と叫んだ。隣りにいた母親から、今回の地震で自宅が全壊してしまったと話を聞いた北川さんは、アリーナの外に出た。そこで堪えきれず、涙を流した。
その後、子どもたちは屋内用インスタントハウスに絵を描いて遊ぶようになった。そこには、「ちょっとせまいけど いえかんせえ」と書かれていた。この絵と文字は、3歳の女の子と小学校1年生のお兄ちゃんが描いたものだ。取材の日、その子たちのお母さんに話を聞いた。
「初めて見るデザインで最初はなんなのかなと思ったのですけど、メルヘンチックな感じですごくいいと思います。子どもたちも一緒に作ったりして、楽しそうでした。かわいい家が完成した後も出たり入った���して遊んでいましたよ」
その後、校舎の1階と2階、屋内型広場などに計10棟を建てた北川さんは、翌日、名古屋に戻った。その際、ダンボール業者やテント屋、断熱材メーカー、運送会社と協議し、屋内用インスタントハウス110棟分の資材を調達。屋外用インスタントハウス3棟の資材と合わせて、再び輪島中学校に向かった――。
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現在、ラファの状況は最悪です。 100万人以上の避難民パレスチナ人が避難している市内のいくつかの住宅が襲撃された。 仮設されたテントも火災にさらされている。 海、空、地上が攻撃対象としてマークされています。
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2024.01.08
くっそ寒い🥶
夜中のラッキー🐕散歩
まぢ、厳しい…イノシシにも襲われそうになるし
夕方、金沢の友達から連絡があり
今んとこ落ち着いて来たけど
やはり停電とかある場所あるし
安心して過ごしては居られないとの事
能登の方は、壊滅的な場所もあり
復興は、1年後に完了!って訳には行かない
それは、東日本大震災、中越地震、熊本豪雨災害、
西日本豪雨、熊本地震…枚挙にいとまが無い
個人的にも半年を通じてボランティア活動した
経験を含め、復興への経過も身近に感じて来た
能登半島地震から1週間。
1ヶ月もすれば報道も沈静化し、仮設住宅の生活も
風化されて行く
世の常だが、ボランティアの人手も手薄になっていく
それが1番辛く、酷な事
来週また能登、輪島の現地から連絡が来るので
そこで必要な物資を送る事に
一年ぢゃ、終わらんで…長期で考えないとね
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今回の震災で、被災した人の役に立ちたい、被災地のために何かをしたい、と感じている若い人達がたくさんいると思う。でも慌てないで欲しい。今、あなた方が現地で出来ることは、何一つ無い。現地に存在すること自体が邪魔なのだ。今は、募金と献血くらいしか無いだろう。それでも立派な貢献だ。胸を張って活動して欲しい。 そして、是非その気持を、一年間、持ち続けて欲しい。もしも一年経って、あなたにまだその情熱が残っているなら、活躍できるチャンスが見えてくるはずだ。仮設住宅でのケアや被災者の心の病、生活の手助けなど、震災直後よりも深刻な問題がたくさん出てくる。そういった問題を解決するために、NPOなどが立ち上がるだろう。その時に初めて、被災地は「何も出来ないけど何かの役に立ちたいと思っている、心優しいあなた」を必要とするのだ。もしかするとそれが、あなたの一生を変える大きなきっかけになるかもしれない。
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2023年11月30日(木)

今日で11月が終わる。このところ朝晩の冷え込みが厳しくなってきたので、私の衣装も冬仕様だ。春・秋用の<襟巻ジバン>の上に冬用のボア付きを着てみると、これがポカポカと本当に暖かい。木曜日は昼には仕事を終えて退出、カレンダーをめくると残り1枚、最後の出勤は12/21(木)となる。他の予定は書き込んでいないが、週末はイベント続きで忙しい、さすがに<師走>というべきか。

4時30分起床。
日誌書く。
大丸にお節を発注する。

朝食。
弁当*2。
いつもなら朝食前に洗濯をするのだが、腰の痛みのせいかいつもと胃リズムが狂ってしまい、すっかり忘れていた。
プラゴミ、20L*1&45L*1。
ツレアイの職場経由で出勤する。

順調に到着する。
木曜日1限は<共生社会と人権>の11週目、冒頭に先日NHKで録画しておいた<よみがえる新日本紀行>を見せる。
最初のニュータウン 〜大阪・千里〜
初回放送日: 2023年11月18日 昭和54年、大阪・千里ニュータウンを訪ねた新日本紀行を再び!日本最初の巨大人工都市の暮らしを住民でもある漫才トリオ・かしまし娘の正司照枝さんがリポートしている。 番組から44年、千里ニュータウンではこの20年ほどで団地の建て替えやマンションの建設が進み、新たに住み始める若い世代も増えている。正司照枝さんは90歳のいまも元気いっぱい。新日本紀行当時と同じ家に住み、近くにいる妹の花江さんが届ける食事を楽しみにひとり暮らしをエンジョイ中だ。この街の良さは昔と変わらぬ静かな雰囲気だという照枝さん。今回も味のあるナレーションで千里への愛を語ってくれた。
その後、今日のテーマは<性的マイノリティーの人権>、時間が無いので<LGBT理解増進法>の成立経緯の説明を朝日新聞の記事の参考に、<BIG ISSUE>の<ジェンダーの生物学>の紹介し、最後に高校生のトランスジェンダーの生活を追ったニュース映像を見せて終了。後のコメントで正反対の意見があったのが面白い。
水曜日の入力問題のチェック。
来週の<情報機器の操作Ⅱ(11回目)>の内容チェック。
弁当を食べ、カレンダーをめくって退出する。

早い時間だが、今日も1号線の交通量が多い。

長男が使っていた室内こぎのバイク(何と言えば良いのかわからない)が壊れているので大型ゴミに出すことにした。今週からWebで申込を受け付けるとのことだが、初めてなので仮登録した後でセンターに電話して本登録という流れになる。完了すると、受付番号と集配場所の地図が送られてきた。12/4(月)回収、手数料は1,200円、10kgごとに値段が違うのだが、よくわからないので<30kg未満>でお願いしたのだ。
保健協議会の仕事、12/16(土)の<移動式拠点回収>のチラシを各組長さん宅まで配付する。
ファミリーマートで、大型ゴミチケット(400円*3)を購入する。
腰の痛みは大分よくなったのだが、姿勢が悪かったのか、今度は右の肩から首に掛けて痛みが出てきた。

冷蔵庫食材で夕飯準備、南アの赤ワインシリーズも3本目、今夜は<CABERNET SAUVIGNON>。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン13 (25)まるごと群馬SP 豊かな自然と食 受け継ぎ守る人
初回放送日: 2023年11月23日 群馬県内各地の奥深~い仕事とランチをご紹介▽生産量日本一!だるまの産地、高崎市の工房をお弁当ハンターの阿部了さんが取材▽本州最大の湿原・尾瀬。貴重な植物を踏み荒らさないよう整備された木道。その修理、架け替えを担う人たちのパワーの源、山小屋で頂くチカラめし▽地元の子どもたちに大人気のレトロ遊園地。陰で支える副園長さんの秘めた思いとは?▽小麦の産地、群馬の新名物!高崎パスタ店の絶品まかない。
「落語研究会」��DVDから、「つぼ算」「住吉駕籠」桂米朝。60代前半、一番良い頃かもしれない。

3日ぶりの入浴、桶を持ったり頭を洗ったりする動作がやりづらい。
今月の血圧、けっこういい数字だった。
右肩に湿布を貼って貰う。

痛みが消えるまでは無理しないでおこう。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)5月7日(水曜日)弐
通巻第8773号
「失われた八十年」(宮崎正弘)
(北国新聞「北風抄」、4月28日号から再録)
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▲失われた八十年
「失われた三十年」とは誰が言い出したのか。
知日派ジャーナリストのリチャード・カッツは『「失われた三十年」に誰がした』(早川書房)を書いた。読んでみると何のことはない。日本的経営のアキレス腱とガバナンスのあり方を問うたもので、肝心要の日本の精神に言及していない。
江藤淳は「第二の敗戦」と表現した。日本経済新聞にいたっては「次は失われる四十年」とか、「日本を待つ”転落の五十年”」(二〇二五年四月十九日コラム)と絶望的なほど自虐的である。
1990年代央にバブル崩壊があって、日本経済は右肩下がりとなり、若者から活気が失せ、社会はダイナ��ズムを喪失した。就職氷河期といわれた。
「失われた十年」、「失われた二十年」が連続し、メディアは自嘲的にこうした比喩を多用した。
ラジカセからウォークマンの爆発的ブームもデジタルカメラのブームも去って、鉄鋼・造船は中国に、日本が自慢した半導体は台湾と韓国に市場を奪われていた。
能登震災の仮設住宅もままならないのに米国の圧力でウクライナ支援に1兆7000億円もの国民の血税を支払わされた。
まさにアメリカのATMが日本だ。
「失われた三十年」という言い方は主に経済的停滞を視野に入れてGDPの伸び悩み、技術開発力の停滞、賃金上昇の低さから判断した分析でしかない。
わずか三十年の話ではない。
戦後八十年、日本はずぅっと『日本らしさ』が失われたままなのである。
いったい何を喪失したかと言えば、自立自存の精神、大切な主権の喪失である。
基盤となる大和精神の消滅である。日本は日本ではなくなって、これまでの歴史とは「別の国」が極東の島国に残存し、グローバリズムなどと面妖な呪文を称えている。
私たちが守ろうとした国は深い霧の中で喘いでいるかのようだ。
古代では縄文時代から弥生への転換期に、それまで日本にはなかった環濠集落が造成されるようになった。
次に三世紀後半から六世紀にかけて各地に造成された古墳が、仏教伝来ととともに寺院築造がブームとなって、突然廃れた。これは歴史上の“大事件”である。「失われた300年」なのである。
前方後円墳など日本独自の文化・文明が異教の乱入で消えたのだ。
奈良時代には外国かぶれが流行した。唐の文化が朝廷を覆い尽くしていた。
平安遷都を経て菅原道真の遣唐使廃止(894年)まで、国風文化は時間をかけてようやく甦るのである。
古今集、源氏物語、更級日記など日本独特の文化が花開いた。日本文学はこのときに“真昼”を経験した。
以後、元寇の襲来まで摂関政治の貴族社会は曲がりなりにも続いた。政治の実権は武士に移行したが、朝廷の権威に変わりは無かった。
次の日本らしさの喪失は1543年の種子島への鉄砲伝来、フランシスコ・ザビエルの来日(1549)以後の、キリシタン伴天連の猖獗である。異教の教えは日本古来の神道、仏教と衝突した。
ところが、信長の保護と奨励により伴天連は猖獗を極め、1633年までのおよそ90年間は「伴天連の世紀」である。
明治時代は「西側信仰」の時代だった。
近代化と重工業化、脱亜論、鹿鳴館の西欧かぶれは日本らしさ喪失の再現ではなかったのか。
萩原朔太郎は『月に吠える』のなかで、
「その菊は饐え、その菊はいたみしたたる(中略)。菊は病み、すえたる菊はいたみたる」
皇室の御紋章が病んでいるとは日本の歴史が病んでいることである。
朔太郎はこうも読んだ。
「桜の木の下に立ちてみたけれども わがこころはつめたくして、花びらの散りておつるにも涙こぼるるのみ。いとほしや」
桜は日本の国花、その衰微を嘆いた。
国風の蘇生、日本独自の文化の再生は、表面的なGHQ政策の排除だけではなく、基底からの刷新が必要であり、まだまだ日本を取り戻すには、時間を要する。
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韓国は政権が保守化しても北の傀儡化しても本質的なところでは技術などはパクるものだし、日本からパクるのが一番ちょろいし手軽だし、政治の側で日韓友好とか言っておけばバカな政治家が自国の企業を潰すことになっても簡単に技術を横流ししてくれる。としか考えていない部分は絶対に変わらないと断言できます。 これまで散々この手口で成功を続けてきましたからね。 日本側は韓国側の要求に譲歩したり、技術支援や共同研究などと言って、実質的に日本側からのプレゼントばかりになるだけの共同研究なんてものは基本やるべきではありません。 民主党政権の時に、尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生し、中国共産党は中国人船長を無条件で釈放しろと日本に圧力をかけました。 このとき、中共はフジタの社員を逮捕し人質にしつつ、すぐに動かない菅直人内閣に対してレアアースの日本への輸出禁止措置を取りました。 これを受けて日本の研究機関はレアアース代替技術の開発が急ピッチで進められました。 これに慌てたのがなんと中共ではなく菅直人政権。 日立労組とかいう穀潰し集団出身の大畠章宏経産大臣は急遽中共と環境技術などの共同研究を日中で行うという合意を交わしてきました。 その後も東日本大震災が発生した直後には仮設住宅のためのベニヤ板がないと大臣自らが嘘をついてわざわざ中国と韓国から仮設住宅を仕入れるという指示を出しました。(業界団体は大臣の発表に対して国内で供給できていると反論を発表) 日本ではなく韓国に利益を出させようという考えの菅直人内閣は仮設住宅建設の求人を韓国で行わせる始末でした。 韓国の産業が日本の技術のパクリで成り上がってきたことは多くの人がご存知だと思います。 シャープの佐々木正とかいう三流経営者は特に酷く、接待攻勢でおだてられて良い気分になって次から次へとシャープの虎の子の技術をサムスンにパクらせました。佐々木正はシャープ自身が傾いていく原因を作った人物です。 また、韓国側も簡単にパクれないとなれば日本の政治家に依頼して技術移転させるという手も使っていました。これにアホな媚韓派の議員が協力してやはり技術流出と。 これまで繰り返し韓国のパクリの成功体験がありますから、特に韓国が経済的に困ってきたら状況を打開するために重要技術をパクりたいとすり寄ってくるのが当たり前になっているように思います。 まずは日本から盗み出した技術や農産物の品種などについてきちんと日本側に賠償しろって話でしょう。 日本に払わなきゃいけないロイヤリティだってずっと踏み倒してきたんですから。 日韓友好などと言われてその気になって、何度目だかわからない同じ間違いを繰り返すような事は避けていただきたいです。
首脳会談を拒否するところから始めるべき | パチンコ屋の倒産を応援するブログ
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長らく問題視されてきた「プロパンガススキーム」が、ついに全面的に禁止される。 プロパンガススキ���ムとは、賃貸住宅のオーナーがガス供給契約を結ぶ代わりに、プロパンガス事業者から給湯器やエアコンをはじめとした設備の無償貸与を受けること。 オーナーが利益を得た分が、最終的に入居者の負担となっている点が問題になっていた。 このプロパンガススキームを前提に賃貸経営を行ってきた不動産投資家は、今回の改正により「年数百万円レベルの経費増加になりそうで痛い」と本音をこぼす。 今回の規制で何がどう変わり、不動産投資にはどのように影響してくるのか。投資家やプロパンガス事業者の声から探っていきたい。 ■「プロパンガススキーム」はなぜ封じられた? プロパンガス業界では、「大口顧客」である賃貸住宅オーナーを取り込むため、オーナーが所有するアパートなどに、給湯器やエアコンといった高価な設備をタダ同然で提供する慣習があった。 オーナーが契約を結んでくれれば、ガス事業者は一度に複数の供給先を獲得でき、設備費用はガス料金からコツコツ回収していける。 ガス事業者から便宜を受けることで、リフォーム費用を浮かせたり、安価にバリューアップができたり、オーナーにとってのメリットも大きい。 こうした手法は不動産投資家の間では「プロパンガススキーム」として知られ、都市ガスの供給エリアでも、あえてプロパンガスを契約したり、より豪華な設備を提供してくれる会社に切り替えたりするケースもあった。 一方で、このような設備の無償貸与が行われると、その分が入居者の支払うガス料金に上乗せされることもあった。オーナーが設備提供などで利益を得た分が、最終的に入居者の負担になっている点は、長年問題視されていた。 経済産業省は、設備の無償貸与などが「正常な商慣習を超えた利益供与」であるとの見解を示し、2024年4月には賃貸集合住宅向けのガス料金に設備の費用を含めることを禁止すると発表した。 「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(以下、液化石油ガス法)の施行規則の改正だ。 ■改正省令でどう変わった? 罰則適用も 改正内容は3点、「過大な営業行為の制限」、「プロパンガス料金等の情報提供」、「三���料金制の徹底」だ。 これらは2段階に分けて施行となっており、前者2つについては2024年7月にすでに施行されている。残る三部料金制の徹底は、2025年4月2日の施行だ。 (1)過大な営業行為の制限 プロパンガス事業者が、不動産オーナーや建設関係者などに対し、ガス消費に関係のない設備の無償貸与やキックバックなどを行うのは、「正常な商慣習を超えた利益供与」だとして禁止された。同時に、消費者が事業者を選択しやすい環境を整備するため、事業者の切り替えを制限するような条件付きの契約を締結することも禁止となった。 (2)プロパンガス料金等の情報提供 賃貸物件への入居希望者がガス料金などの情報を入手できるよう、入居希望者へあらかじめガス料金を提示することがプロパンガス事業者の努力義務となった。また、入居希望者から直接情報提供の要請があった場合は、事業者はそれに応じるよう定められている。 (3)三部料金制の徹底(2025年4月2日施行) プロパンガス料金の透明性を高めつつ、費用回収のあり方を適正化するため、事業者が消費者に料金を請求するときは「基本料金」「従量料金」「設備料金」の3つに整理して通知するよう義務化される。 4月2日以降は、ガスと関係のない設備費用をガス料金に計上すること自体が禁止となり、賃貸住宅はガス器具についても計上禁止となる。 なお、上記に違反したプロパンガス事業者は、液化石油ガス法に規定される罰則(立入検査、事業者登録の取り消し、30万円以下の罰金など)が適用される可能性がある。 上記3点の改正とは別に、経産省資源エネルギー庁はホームページに情報提供窓口(通報フォーム)を設置。消費者に対する不透明な料金請求や設備の無償貸与を行うガス事業者について、情報を受け付けている。 資源エネルギー庁の担当者によれば、通報フォームを設置した2023年12月から2024年11月までの期間で2400件を超える情報提供があり、これまで16事業者に対して任意のヒアリングや立入検査を実施しているという。 ■給湯器やエアコンは「無償貸与が当たり前」? プロパンガス事業者による設備の無償貸与は、業界で長年続いてきた営業手法だ。 関東圏の地方物件を複数所有するオーナーの浅田さん(仮名)は、「今回の改正はボディーブローのようにじわじわ効いてくるだろう」と語る。 浅田さん自身も、これまで契約したプロパンガス事業者から、給湯器やエアコンのほか、インターホン、温水洗浄機能付き便座、独立洗面台、キッチン、Wi-Fi機器など、さまざまな設備の貸与を受けてきた。 時には、紹介料等の名目で金銭的利益を得たこともあったという。 浅田さんはプロパンガスの契約を結ぶ見返りとして、「1戸あたり15万~25万円分くらいの設備がほしい」という基準を持っていたそうだ。 どんな利益供与があるかは物件や会社によって異なるが、給湯器やエアコンは無償貸与が当たり前になりつつあったという。 「プロパンガスを契約している物件では、ガス会社のおかげで一部の設備を大家の負担なくリフォームでき、コストを抑えられていました。都市ガスの物件だと、こんなことはまずないですからね」(浅田さん) しかし、今回の改正により���プロパンガス事業者による利益供与(新規)は基本的になくなったという。経産省の規制が厳しく、今は他社の動向を静観している会社が多いようだ。 浅田さん自身も最近、こうした事業者の対応の変化を実感した出来事があったという。 改正前に結んでいたある物件の契約では、エアコンの無償貸与および「保守・点検」がサービスとして付帯していた。以前であればエアコンが故障した際、ガス会社が修理や交換をしてくれていたが、2024年7月以降はそれも引き受けてもらえなくなったという。 通報フォームなどの存在もあってか、ガス会社が無償でサービスを提供することに慎重になったのだろう。 「改正前に締結した有効な契約なのにな」と思いつつ、浅田さんは自己負担でエアコンを新調した。約10万円の出費だった。 一方で、一部の事業者は改正後もやり方を変えて利益供与を行い、行政から指導が入った会社もあったようだ。 「改正後に結んだ契約なのに、改正前と時期を偽って無償貸与付きの契約を結んだり、大家への直接的なキックバックは行わないけれど、後に大家が受け取れるような手順を踏んで金銭的利益を供与したりしていたみたいです」(浅田さん) ■改正には反対? 事業者のホンネ プロパンガス事業者側はどのように捉えているのだろうか。 北関東エリアでプロパンガス会社を経営するAさんは、「無償貸与をやっていた会社以外はあまり影響がない」と話す。 「私の会社は供給エリア内に競合がいなく、そういった営業をする必要がありませんでした。三部料金制の徹底が始まっても、多少事務的な手間が発生する程度で、ガス料金や経営にほとんど変化はありません」(Aさん) 一方で、やはり業界として過大な営業行為や、大家からの設備貸与の要求が常習化していたことは事実だという。 「他社の話を聞いていても、たくさん設備を貸与している別の会社に顧客を取られたとか、大家さんから契約する代わりに何十台もの設備を要求されたとかは、よくあることですね」(Aさん) プロパンガスの供給エリア内では、事業者間の競争が非常に激しい。過大な利益供与が禁止となり、顧客の獲得が困難になれば、規模の小さな会社ほど窮地に立たされるのかもしれない。 Aさんによれば、近年は輸入価格・人件費・輸送コストの上昇や、後継者不足などの問題もあり、小さな会社がガス問屋に買収されるケースが増えてきているという。 経産省の統計を見ても、プロパンガスの販売事業者数は年々減少していることがわかる。 また、プロパンガス業界歴45年のBさんは、経産省の定めた方針に納得がいかない部分があるようだ。 「確かに、ガスに関係ない設備を無償貸与するのはモラルに欠けており、私もよくないと感じます。ただ、給湯器などガスが関わる設備の貸与に関しては、会社の努力・投資と言えるでしょうから、それすらもダメとするのはどうかと思います」(Bさん) Bさんは、入居者が不利益を被らないようにする方法として、無償貸与の有無に関係なくガス料金の幅を設定するなど、他のやり方があったのではないかと主張する。 ■改正でも「入居者の負担は減らない」? 今回の改正によって、実際に入居者が負担するガス料金��下がるのだろうか。これについて前出のBさんは「あまり変わらないのではないか」との見解を示す。 「経営コスト増加もあり、設備の貸与やガス料金への計上が禁止されても直ちに収益が改善するわけではありません。それに今後も、何らかの形で利益供与を行う会社はあるでしょう。私の予想ですが、リップサービス程度に少し下げるくらいの会社が多いのではないかと思います」(Bさん) 日本エネルギー経済研究所の石油情報センターによると、2024年10月時点の小売価格は9115円。コロナ禍以後はほぼ横ばいで推移しているが、改正後にどのような変化が起こるのか、動向が気になるところだ。 ■年600万円の負担増も、オーナーの嘆き 前出のオーナー、浅田さんは、今回の改正が発表されたとき、「なんだかんだ無償貸与の商慣行は存在し続けるだろう」と楽観的に捉えていた。付き合いのあるプロパンガス事業者や、他の不動産投資家も同様だったという。 しかし、思った以上に経産省の運用が厳しかったようで「これほど状況が変わるとは予想しなかった」と語る。 例えば、これまで無償で貸与・保守点検のサービスを受けていたエアコン。今後、浅田さんと事業者間の全ての契約が更新された場合、浅田さんの所有する400戸に設置されたエアコンの修理・交換が自己負担となる。 「通常、設置してあるエアコンのうち年間約40台が交換となることが多いです。仮に1台10万円とすると、今後はエアコンだけで年400万円かかることになります」(浅田さん) 本来は大家が負担すべき費用であることを承知の上で、やはりこれまでかかっていなかった経費が増えるということは痛手であるようだ。 プロパンガススキームが封じられることで、設備費として年500万~600万円がかかるようになると見込んでいるという。 今は改正の影響力が大きく、プロパンガス事業者も厳格な対応を取っているが、この効果は持続するのだろうか。 浅田さんは「いずれまた手法を変えて利益供与を行う事業者が出てくるのではないか」と考えている。 「経産省はおそらく『利益供与ではなくガス料金で競争してください』と言いたいのでしょう。しかし、賃貸住宅においてガス供給契約の決定権を握っているのは大家です。だから大家にメリットがないと差別化にならない。そこが構造的に難しいというか、経産省が思うように行くのかな、という疑問はありますね」(浅田さん) 今後、新規でプロパンガス供給契約を結ぶことについては、「もう旨味はない。都市ガスも通っているエリアで、あえてプロパンガスを選ぶことはなくなっていくだろう」と話す。 ただ地方では、都市ガスが供給されているエリアはごく一部に限られる。 プロパンガスしか選択肢がない場合は「大家はキツイけど、設備費用の上乗せがなくなって入居者にメリットが生まれるなら良かった、と受け入れるしかない」と心中を語った。 ◇ 不動産投資家にとっては、プロパンガス物件のオーナーチェンジの際にも問題となる可能性がある。 ガス供給の契約期間は、プロパンガス事業者が無償貸与した設備の減価償却期間を考慮して10~15年程度で設定される場合が多い。この契約期間中にオーナーチェンジが発生した場合、償還が終わっていない設備の扱いをどうするかが問われる。 ガス会社の���更が行われる場合は、貸与設備の精算が必要となり、基本的には従前のオーナーがその費用を負担するものとされる。 一方、ガス会社の変更なく、新しいオーナーが貸与契約ごと引き継ぐ場合は、その時点での精算は必要ない。ただ、新オーナーからすれば負債を引き継ぐようなものでもあるため、物件の売買時に揉める可能性も出てくるかもしれない。 細かい運用を含め、4月2日にある改正省令の施行以降、プロパンガス業界や不動産投資にどんな変化が起こるのか、注視していく必要がある。
プロパンガススキーム完全終了で大家に大打撃、「抜け穴」探すガス業者も《楽待新聞》(不動産投資の楽待) - Yahoo!ファイナンス
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岩手県大船渡市の山林火災で、市は、延焼のおそれがなくなり、火災の「鎮圧」を宣言したことを受けて、10日午前、三陸町綾里の全域と赤崎町の3地区に出していた避難指示を解除しました。これにより、火災の発生から12日で避難指示はすべて解除されました。 [snip] 一方、この火災では210棟の建物が被害を受けました。 住宅は102棟にのぼり、このうち76棟が全壊だということです。 大船渡市は、被災した住民のために当面の間、避難所の運営を続けるほか、仮設住宅の建設に向けて岩手県と調整を進めています。
岩手 大船渡 山林火災 避難指示すべて解除 「鎮圧」宣言を受けて 山火事発生から12日 小学校は授業再開 | NHK | 岩手県
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居抜きの店ってさ、いくら設備が新品同様でも当然看板工事くらいはするのね。店名とか前のままだし。 ところが、 『あー、工事何もしないっす。看板も変更なし。前の店名で良いっすよ。腕あれば関係ないんで』 って本当に何もせず引渡し当日に開店した若い料理人。 (普通引渡して1ヶ月は開店にかかる) 若いのに料理人として華々しい経歴の人で、某有名洋食店のシェフから始まってブランド監修、コンサル、アドバイザーとしても活躍中。 そんな人が『家賃安い』って理由でラーメン屋の居抜き借りて、遊びでラーメン屋やるって。しかも潰れた店の名前で。 そら、そんな自信あるの?って期待するじゃん? 試しに開店後行ってみたら、超ふつう。 いや不味くはないけど、え?こんなもん?あれだけ強気な事を言っといて? って凄いガッカリしたの。 僕の口に合わないだけかと思ったけど、客足もまばらだから多分みんなそう感じたんだと思う。 お客はいるけど完全に不発。 開店ボーナスも無し、って感じ。 考えてみたらそりゃそうでさ。 最寄り駅の属性は住宅街駅。 だからお客さんはほとんど地元の人。 そんな立地で、繁盛店でもない、ある日突然張り紙も無く潰れたラーメン屋が、数ヶ月後に看板も変えずオープンしたら『(何だ、潰れたんじゃなくて休業だったのか)』って思うから、あえて行かないわな。 おいおい何だ、あの自信は完全に前フリじゃねえか。 しかも店に立つのはバイトのおじさん一人で、本人は飽きたのか全然現場に来ないし。 そうこうしてる間に早朝営業始めるわ、かと思ったらやめて深夜営業始めるわ、油そばやったり、量を増やしてみたり、中華料理出してみたり。 め、迷走してる…! で、1ヶ月ほど過ぎた頃、巡回してたら 『今月末で閉店します』って張り紙されてて。 えぇぇぇー! いくら遊びのつもりでラーメン屋やる、ったって、そこまでテキトーなことあんのかよ?って。 閉店の話も聞いてなかったし、その料理人に連絡したの。どういう事ですか?って。 そしたら、 『あー、この街のトレンド大体分かったんで、新しくラーメン業態作りました。これその資料っす。あと工事の申請だしますね。もちろん看板も変えます』って。 戦慄したね。 コイツ、潰れた店の看板でテキトーなバイト入れて日銭だけ稼ぎながら、リアルタイムで市場分析とトライエラーしてやがった…。 『まぁ、営業しながら少しずつ設備工事進めてたんで、見た目を綺麗にする工事だけっすね。2週間しないで再オープンします』 普通なら開店準備に1ヶ月くらいはかかるしその間賃料もかかる。それをコイツは日銭稼ぎだけを目的に仮営業して、同時進行で準備を進める事で2週間に圧縮した。他人の看板で。 そんで、売れる時間帯はどこか、量はどれくらいで何が売れるのか、迷走したふりして情報収集し見事に街に適応した。 他人の看板で。 しかも、前回閉店時の店長が飛んで張り紙無しで閉店したのを良いことに、最後迷走したように見せてご丁寧に閉店の張り紙出してトドメを刺しやがった。 他人の看板を。 無駄がない。完璧な戦術。 何だろう、これ、似たようなこと最近あったなー、と思ったらアレだ。 某呪いの王の手口だ。 他人の体と術式を余すこと無く利用してラーニングして、適応カウンターを入れる。 コイツ…、飲食業界の両面宿儺だ。 え、こわ…。 潰れた店だし、居抜きだから看板の所有権も全部移ってるけど、だからって死体も最大限利用するみたいな、え、これアリなん? 何らかの法に引っ掛からん? 『良いブランドになると思うんですよねー。売れたら展開しようかなー』 あー、コイツ絶対心の中でゲラゲラ笑ってやがる。 …という事がありまして。 まぁ、特定されないようにかなりフィクション混ぜてますが…。 いや、こわかった。 久々に本物に会ったわ。 マジもんのグルメサイコパスだった…。
Xユーザーのとくろう@柏の演劇活動家さん
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