#大人のお稽古
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Hanako of the Opera
#オペラ座の花子くん
【新米歌姫】 よかった、来てくれたのね。 こんばんは、急に呼びつけてごめんなさい。私はこのオペラ座のコーラスガール。 あなたならきっとこの事件を解決してくれるって聞いて…。
【猫?】 ……夜色のハート。 君はそれを選ぶんだね。 それじゃあ、この先に居る人物が事件の犯人だ。
【新米歌姫】 さあ、こっちよ。 じゃじゃーん、紹介するね。この人こそが当オペラ座のトップスター! …って言っても今は歌えなくなっちゃったんだけど。 大丈夫? お話できるかしら……。
【新米歌姫】 次の人はきっとオフィスにいらっしゃるはず…。 失���しまーす…こんばんは! ご紹介するね。こちらが当オペラ座の支配人よ。 とってもかっこよくて頭も良くて優しくて…ああっスコアを見つめる横顔も素敵…
【新米歌姫】 この人は絶対この辺りに居るはず……やっぱり。 こんばんは! あれ? 聞こえてない?? こんばんは!! 副支配人さん!!! …………。 こんばんはー!!!!!!??
【新米歌姫】 バレリーナなら副支配人さんの近くに居るはず……。 あの子はね、私の大親友なの! 可愛くて、バレエも上手で、モテモテで……。 あ、居た! こっちこっち!
#オペラ座の花子くん
【新米歌姫】 この間は仔猫ちゃんがどうとかで留守だったみたいだけど、 今夜こそテノール歌手さんに会いに行っちゃうんだから! テノール歌手さんは……むむ! あんな所に女の子の人だかりが…きっとあそこね。 すみません通りまーす!
【新米歌姫】 えーと、次の人がいる場所は……きゃ! せ、せせせ先生!! いらっしゃったんですね!? こんばんは、違うんですこれはサボりじゃなくって…!!
【新米歌姫】 後援者くんはね、若いけど子爵様なのよ! 私のタイプではないけど…正義感が強くて、���ってもいい子なのよ。 きっとここからお稽古の様子を見てるはず…。 やっぱりいた。こんばんは!
【オペラ座の怪人】 やあ。 夜な夜なうちの歌姫を連れ回しているのは君か。 犯人当てなんて無意味なことを。 主役を務めるべき者がその座に収まったんだから、 喜んでればそれでいーのに。
【オペラ座の怪人】 そうだよ、その通り! オペラ座の人気歌手に毒を盛ったのはこの俺さ。 なぜってこのオペラ座の連中ときたら、音楽のセンスがてんで無いくせ、 俺のキャスティングに逆らうものだから。 思い知らせてやったのさ。
【猫?】 明日の夜は、俺が少しだけ後奏曲を弾いてあげるよ。 それじゃ、ばいばーい!
終幕 #オペラ座の花子くん
【原作情報】 Gファンタジー5月号絶賛発売中です! 特別付録で、花子くん&寧々の特製B3ポスターが付いています そして、応募者全員サービスの描き下ろし複製サイン色紙は今月号がラストチャンス!
#tbhk#jshk#toilet bound hanako kun#jibaku shonen hanako kun#year: 2020#hanako#yashiro nene#kou minamoto#aoi akane#aidairo#akane aoi#event: hanako of the opera#jibaku shounen hanako kun#teru minamoto#Natsuhiko Hyuuga#Sakura Nanamine#Tsukasa Yugi#Mitsuba Sousuke#month: april
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汚辱の日々 さぶ
1.無残
日夕点呼を告げるラッパが、夜のしじまを破って営庭に鳴り響いた。
「点呼! 点呼! 点呼!」
週番下士官の張りのある声が静まりかえった廊下に流れると、各内務班から次々に点呼番号を称える力に満ちた男達の声が騒然と漠き起こった。
「敬礼ッ」
私の内務班にも週番士官が週番下士官を従えて廻って来て、いつもの点呼が型通りに無事に終った。辻村班長は、これも毎夜の通り
「点呼終り。古兵以上解散。初年兵はそのまま、班付上等兵の教育をうけよ。」
きまりきった台詞を、そそくさと言い棄てて、さっさと出ていってしまった。
班付上等兵の教育とは、言い換えれば「初年兵のビンタ教育」その日の初年兵の立居振舞いのすべてが先輩達によって棚卸しされ、採点・評価されて、その総決算がまとめて行われるのである。私的制裁をやると暴行罪が成立し、禁止はされていたものの、それはあくまで表面上でのこと、古兵達は全員残って、これから始まる凄惨で、滑稽で、見るも無残なショーの開幕を、今や遅しと待ち構えているのであった。
初年兵にとつては、一日のうちで最も嫌な時間がこれから始まる。昼間の訓練・演習の方が、まだしもつかの間の息抜きが出来た。
戦闘教練で散開し、隣の戦友ともかなりの距離をへだてて、叢に身を伏せた時、その草いきれは、かつて、学び舎の裏の林で、青春を謳歌して共に逍遙歌を歌い、或る時は「愛」について、或る時は「人生」について、共に語り共に論じあったあの友、この友の面影を一瞬想い出させたし、また、土の温もりは、これで母なる大地、戎衣を通じて肌身にほのぼのと人間的な情感をしみ渡らせるのであった。
だが、夜の初年兵教育の場合は、寸刻の息を抜く間も許されな���った。皓々(こうこう)とした電灯の下、前後左右、何かに飢えた野獣の狂気を想わせる古兵達の鋭い視線が十重二十重にはりめぐらされている。それだけでも、恐怖と緊張感に身も心も硬直し、小刻みにぶるぶる震えがくるのだったが、やがて、裂帛(れっぱく)の気合
怒声、罵声がいり乱れるうちに、初年兵達は立ち竦み、動転し、真ッ赤に逆上し、正常な神経が次第々に侵され擦り切れていった。
その過程を眺めている古兵達は誰しも、婆婆のどの映画館でも劇場でも観ることの出来ない、スリルとサスペンスに満ち溢れ、怪しい雰囲気につつまれた素晴しい幻想的なドラマでも見ているような錯覚に陥るのであった。幻想ではない。ここでは現実なのだ。現実に男達の熱気が火花となって飛び交い炸裂したのである。
なんともやりきれなかった。でも耐え難い恥辱と死につながるかもしれない肉体的苦痛を覚悟しない限り抜け出せないのである。ここを、この軍隊と云う名の檻を。それがあの頃の心身共に育った若者達に課せられた共通の宿命であった。
この日は軍人勅諭の奉唱から始まった。
「我ガ国ノ軍隊ハ代々天皇ノ統率シ賜ウトコロニゾアル……」
私は勅諭の奉唱を仏教の読経、丁度そんなものだと思っていた。精神が忘れ去られ、形骸だけが空しく機械的に称えられている。又虐げられた人々の怨念がこもった暗く重く澱んだ呻き、それが地鳴りのように聞こえてくるそんな風にも感じていた。
勅諭の奉唱が一区切りついたところで、一人の古兵が教育係の上等兵に何か耳うちした。頷いた上等兵は、
「岩崎、班長殿がお呼びだ。すぐ行けッ」
全員の目が私に集中している。少くとも私は痛い程そう感じた。身上調査のあったあの日以来、私は度々辻村机長から呼び出しをうけた。あいつ、どうなってんだろ。あいつ班長殿にうまく、ゴマすってるんじゃないか。あいつ、俺達のことを、あることないこと、班長殿の気に入るように密告してるんじゃないか。同年兵も古兵達も、皆がそんな風に思っているに違いない。私は頑なにそう思い込んでいた。
つらかった。肩身が狭かった。
もともと私は、同年兵達とも古兵達とも、うまくいっていなかった。自分では余り意識しないのだが、私はいつも育ちや学歴を鼻にかけているように周囲から見られていた���うである。運動神経が鈍く、腕力や持久力がからっきし駄目、することなすことがヘマばかり、ドジの連続の弱兵のくせに、その態度がデカく気障(きざ)っぽく嫌味で鼻持ちがならない。そう思われているようだった。
夏目漱石の「坊ちゃん」は親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしていたと云うが、私は生まれつき人みしりのする損なたちだった。何かの拍子にいったん好きになると、その人が善人であれ悪人であれ、とことん惚れ込んでしまうのに、イケ好かない奴と思うともう鼻も引つかけない。気軽に他人に話しかけることが出来ないし、話しかけられても、つい木で鼻をくくったような返事しかしない。こんなことではいけないと、いつも自分で自分を戒めているのだが、こうなってしまうのが常である。こんなことでは、同年兵にも古兵にも、白い眼で見られるのは至極当然内務班でも孤独の影がいつも私について廻っていた。
あいつ、これから始まる雨霰(あめあられ)のビンタを、うまく免れよって――同年兵達は羨望のまなざしを、あいつ、班長室から戻って来たら、ただではおかないぞ、あの高慢ちきで可愛いげのないツラが変形するまで、徹底的にぶちのめしてやるから――古兵達は憎々しげなまなざしを、私の背に向って浴せかけているような気がして、私は逃げるようにその場を去り辻村班長の個室に急いだ。
2.玩弄
部屋の前で私は軽くノックした。普通なら「岩崎二等兵、入りますッ」と怒鳴らねばならないところだが、この前、呼び出しをうけた時に、特にノックでいいと辻村班長から申し渡されていたのである。
「おう、入れ」
低いドスのきいた返事があった。
扉を閉めると私はいったん直立不動の姿勢をとり、脊筋をぴんとのばしたまま、上体を前に傾け、しゃちこばった敬礼をした。
辻村班長は寝台の上に、右手で頭を支えて寝そべりながら、じっと私を、上から下まで射すくめるように見据えていたが、立ち上がって、毛布の上に、どっかとあぐらをかき襦袢を脱ぎすてると、
「肩がこる、肩を揉め」
傲然と私に命じた。
私も寝台に上がり、班長の後に廻って慣れぬ手つきで揉み始めた。
程よく日焼けして艶やかで力が漲っている肩や腕の筋肉、それに黒々とした腋の下の毛のあたりから、男の匂いがむっと噴き出てくるようだ。同じ男でありながら、私の身体では、これ程官能的で強烈な匂いは生まれてこないだろう。私のは、まだまだ乳臭く、淡く、弱く、男の匂いと云うには程遠いものであろう。肩や腕を、ぎこちない手つきで揉みながら、私はふっと鼻を彼の短い頭髪やうなじや腋に近づけ、深々とこの男の乾いた体臭を吸い込むのだった。
「おい、もう大分、慣れて来たか、軍隊に」
「……」
「つらいか?」
「いエ……はァ」
「どっちだ、言ってみろ」
「……」
「つらいと言え、つらいと。はっきり、男らしく。」
「……」
「貴様みたいな、娑婆で、ぬくぬくと育った女のくさったようなやつ、俺は徹底的に鍛えてやるからな……何だ、その手つき……もっと、力を入れて……マジメにやれ、マジメに……」
辻村班長は、岩崎家のぼんぼんであり、最高学府を出た青白きインテリである私に、マッサージをやらせながら、ありったけの悪態雑言を浴びせることを心から楽しんでいる様子であった。
ごろりと横になり、私に軍袴を脱がさせ、今度は毛深い足や太股を揉みほぐし、足の裏を指圧するように命じた。
乱れた越中褌のはしから、密生した剛毛と徐々に充血し始めた雄々しい男の肉茎が覗き生臭い股間の匂いが、一段と激しく私の性感をゆさぶり高ぶらせるのであった。
コツコツ、扉を叩く音がした。
「おお、入れ」
私の時と同じように辻村班長は横柄に応えた。今時分、誰が。私は思わず揉む手を止めて、その方に目を向けた。
入って来たのは――上等兵に姿かたちは変ってはいるが――あっ、辰ちゃんではないか。まぎれもなく、それは一丁目の自転車屋の辰ちゃんなのだ。
私の家は榎町二丁目の豪邸。二丁目の南、一丁目の小さな水落自転車店、そこの息子の辰三は、私が小学校の頃、同じ学年、同じクラスだった。一丁目と二丁目の境、その四つ角に「つじむら」と云ううどん・そば・丼ぶり物の店があり、そこの息子が今の辻村班長なのである。
私は大学に進学した関係で、徴兵検査は卒業まで猶予されたのであるが、彼―― 水落辰三は法律通り満二十才で徴兵検査をうけ、その年か翌年に入隊したのだろう。既に襟章の星の数は私より多く、軍隊の垢も、すっかり身についてしまっている様子である。
辰ちゃんは幼い時から、私に言わせれば、のっぺりした顔だちで、私の好みではなかったが、人によっては或いは好男子と言う者もあるかもしれない。どちらかと言えば小柄で小太り、小学校の頃から既にませていて小賢しく、「小利口」と云う言葉が、そのままぴったりの感じであった。当時のガキ大将・辻村に巧みにとり入って、そのお気に入りとして幅をきかしていた。私が中学に入って、漢文で「巧言令色スクナシ仁」と云う言葉を教わった時に「最っ先に頭に想い浮かべたのはこの辰ちゃんのことだった。ずる賢い奴と云う辰ちゃんに対する最初の印象で、私は殆んどこの辰ちゃんと遊んだ記憶も、口をきいた記憶もなかったが、顔だけは、まだ頭の一隅に鮮明に残っていた。
辻村班長は私の方に向って、顎をしゃくり上げ、辰ちゃん、いや、水落上等兵に、「誰か分かるか。」
意味あり気に、にやっと笑いながら尋ねた
「うん」
水落上等兵は卑しい笑みを歪めた口もとに浮かべて頷いた。
「岩崎、裸になれ。裸になって、貴様のチンポ、水落に見てもらえ。」
頭に血が昇った。顔の赤らむのが自分でも分った。でも抵抗してみたところで、それが何になろう。それに恥ずかしさに対して私は入隊以来もうかなり不感症になっていた。部屋の片隅で、私は手早く身につけていた一切合切の衣類を脱いで、生まれたままの姿にかえった。
他人の眼の前に裸身を晒す、そう思うだけで、私の意志に反して、私の陰茎はもう「休メ」の姿勢から「気ヲ付ケ」の姿勢に変り始めていた。
今日は辻村班長の他に、もう一人水落上等兵が居る。最初から突っ張ったものを披露するのは、やはり如何にもきまりが悪かった。しかも水落上等兵は、私が小学校で級長をしていた時の同級生なのである。
私の心の中の切なる願いも空しく、私のその部分は既に独白の行動を開始していた。私はどうしても私の言うことを聞かないヤンチャ坊主にほとほと手を焼いた。
堅い���製の長椅子に、辻村班長は越中褌だけの姿で、水落上等兵は襦袢・軍袴の姿で、並んで腰をおろし、旨そうに煙草をくゆらしていた。班長の手招きで二人の前に行くまでは、私は両手で股間の突起を隠していたが、二人の真正面に立った時は、早速、隠し続ける訳にもいかず、両手を足の両側につけ、各個教練で教わった通りの直立不動の姿勢をとった。
「股を開け。両手を上げろ」
命ぜられるままに、無様な格好にならざるを得なかった。二人の視線を避けて、私は天井の一角を空ろに眺めていたが、私の胸の中はすっかり上気して、不安と、それとは全く正反対の甘い期待とで渦巻いていた。
二人は代る代る私の陰茎を手にとって、きつく握りしめたり、感じ易い部分を、ざらざらした掌で撫で廻したりしはじめた。
「痛ッ」
思わず腰を後にひくと、
「動くな、じっとしとれ」
低い威圧的な声が飛ぶ。私はその部分を前につき出し気味にして、二人の玩弄に任せると同時に、高まる快感に次第に酔いしれていった。
「廻れ右して、四つん這いになれ。ケツを高くするんだ。」
私の双丘は水落上等兵の手で押し拡げられた。二人のぎらぎらした眼が、あの谷間に注がれていることだろう。板張りの床についた私の両手両足は、時々けいれんをおこしたように、ぴくッぴくッと引き吊った。
「顔に似合わず、案外、毛深いなアこいつ」
水落上等兵の声だった。突然、睾丸と肛門の間や、肛門の周囲に鈍い熱気を感じた。と同時に、じりッじりッと毛が焼けて縮れるかすかな音が。そして毛の焦げる匂いが。二人は煙草の火で、私の菊花を覆っている黒い茂みを焼き払い出したに違いないのである。
「熱ッ!」
「動くな、動くとやけどするぞ」
辻村班長の威嚇するような声であった。ああ、目に見えないあのところ、今、どうなってるんだろう。どうなってしまうのだろう。冷汗が、脂汗が、いっぱいだらだら――私の神経はくたくたになってしまった。
3.烈情
「おい岩崎、今日はな、貴様にほんとの男ってものを見せてやっからな。よーく見とれ」
四つん這いから起きあがった私に、辻村班長は、ぶっきらぼうにそう言った。辻村班長が水落上等兵に目くばせすると、以心伝心、水落上等兵はさっさと着ているものを脱ぎ棄てた。裸で寝台の上に横になった水落上等兵は、恥ずかしげもなく足を上げてから、腹の上にあぐらを組むように折り曲げ、辻村班長のものを受入れ易い体位になって、じっと眼を閉じた。
彼白身のものは、指や口舌で何の刺戟も与えていないのに、既に驚くまでに凝固し若さと精力と漲る力をまぶしく輝かせていた。
「いくぞ」
今は褌もはずし、男一匹、裸一貫となった辻村班長は、猛りに猛り、水落上等兵を押し分けていった。
「ううッ」
顔をしかめ、引き吊らせて、水落上等兵は呻き、
「痛ッ……痛ッ……」と二言三言、小さな悲鳴をあげたが、大きく口をあけて息を吐き、全身の力を抜いた。彼の表情が平静になるのを待って、辻村班長はおもむろに動いた。大洋の巨大な波のうねりのように、大きく盛り上がっては沈み、沈んでは又大きく盛り上がる。永落上等兵の額には粒の汗が浮かんでいた。
凄まじい光景であった。凝視する私の視線を避けるように、流石の永落上等兵も眼を閉じて、烈しい苦痛と屈辱感から逃れようとしていた。
「岩崎、ここへ来て、ここをよーく見ろ」
言われるがままに、私はしゃがみこんで、局部に目を近づけた。
一心同体の男達がかもし出す熱気と、激しい息づかいの迫力に圧倒されて、私はただ茫然と、その場に崩れるようにすわりこんでしまった。
戦いは終った。戦いが烈しければ烈しい程それが終った後の空間と時間は、虚しく静かで空ろであった。
三人の肉体も心も燃え尽き、今は荒涼として、生臭い空気だけが、生きとし生ける男達の存在を証明していた。
男のいのちの噴火による恍惚感と、その陶酔から醒めると、私を除く二人は、急速にもとの辻村班長と水落上等兵に戻っていった。先程までのあの逞しい情欲と激動が、まる��嘘のようだった。汲(く)めども尽きぬ男のエネルギーの泉、そこでは早くも新しい精力が滾々(こんこん)と湧き出しているに達いなかった。
「見たか、岩崎。貴様も出来るように鍛えてやる。寝台に寝ろ。」
有無を言わせぬ強引さであった。
あの身上調査のあった日以来、私はちょくちょく、今夜のように、辻村班長の呼び出しをうけていたが、その度に、今日、彼が水落上等兵に対して行ったような交合を私に迫ったのである。しかし、これだけは、私は何としても耐えきれなかった。頭脳に響く激痛もさることながら、襲いくる排便感に我慢出来ず私は場所柄も、初年兵と云う階級上の立場も忘れて、暴れ、喚き、絶叫してしまうので、辻村班長は、ついぞ目的を遂げ得ないままであった。
その時のいまいましげな辻村班長の表情。何かのはずみでそれを想い出すと、それだけで、私は恐怖にわなないたのであるが、辻村班長は一向に諦めようとはせず、執念の劫火を燃やしては、その都度、無残な挫折を繰り返していたのである。
その夜、水落上等兵の肛門を責める様を私に見せたのは、所詮、責められる者の一つの手本を私に示す為であったかもしれない。
「ぐずぐずするな。早くしろ、早く」
ああ、今夜も。私は観念して寝台に上がり、あおむけに寝た。敷布や毛布には、先程のあの激突の余儘(よじん)が生温かく、水落上等兵の身体から滴り落ちた汗でじっとりと湿っていた。
私の腰の下に、枕が差し込まれ、両足を高々とあげさせられた。
「水落。こいつが暴れんように、しっかり押さえつけろ。」
合点と云わんばかりに、水落上等兵は私の顔の上に、肉づきのいい尻をおろし、足をV字形に私の胴体を挟むようにして伸ばした。股の割れ目は、まだ、水落上等兵の体内から分泌された粘液でぬめり、私の鼻の先や口許を、ねばつかせると同時に、異様に生臭い匂いが、強烈に私の嗅覚を刺戟した。
「むむッ」
息苦しさに顔をそむけようとしたが、水落上等兵の体重で思うにまかせない。彼は更に私の両足首を手荒く掴んで、私の奥まった洞窟がはっきり姿を見せるよう、折り曲げ、組み合わせ、私の臍の上で堅く握りしめた。
奥深く秘められている私の窪みが、突然、眩しい裸電球の下に露呈され、その差恥感と予期される虐待に対する恐怖感で、時々びくっびくっと、その部分だけが別の生き物であるかのように動いていた。
堅い棒状の異物が、その部分に近づいた。
思わず息をのんだ。
徐々に、深く、そして静かに、漠然とした不安を感じさせながら、それは潜行してくる。ああッ〃‥ああッ〃‥‥痛みはなかった。次第に力が加えられた。どうしよう……痛いような、それかと云って痛くも何ともないような、排泄を促しているような、そ��でもないような、不思議な感覚が、そのあたりにいっぱい。それが、私の性感を妖しくぐすぐり、燃えたたせ、私を夢幻の境地にさそうのであった。
突然、激痛が火となって私の背筋を突っ走った。それは、ほんのちょっとした何かのはずみであった。
「ぎゃあッ!!」
断末魔の叫びにも似た悲鳴も、水落、上等兵の尻に押さえつけられた口からでは、単なる呻きとしか聞きとれなかったかもしれない。
心をとろけさせるような快感を与えていた、洞窟内の異物が、突如、憤怒の形相に変わり、強烈な排便感を伴って、私を苦しめ出したのである。
「お許し下さいッ――班長殿――お許しッ ――お許しッ――ハ、ハ、班長殿ッ」 言葉にはならなくても、私は喚き叫び続けた。必死に、満身の力を振り絞って。
「あッ、汚しますッ――止めて、止めて下さいッ――班長殿ッ――ああ――お願いッ――お許しッ――おおッ――おおッ―― 」
「何だ、これくらいで。それでも、貴様、男か。馬鹿野郎ッ」
「ああッ、……痛ッ……毛布……毛布……痛ッ――汚れ――汚れますッ――班長殿ッ」
毛布を両手でしっかりと握りしめ、焼け爛れるような痛さと、排便感の猛威と、半狂乱の状態で戦う私をしげしげと眺めて、流石の辻村班長も、呆れ果てで諦めたのか、
「よしッ……大人しくしろ。いいか、動くなッ」
「うおおおー!!!」
最後の一瞬が、とりわけ私の骨身に壊滅的な打撃を与えた。
「馬鹿野郎。ただで抜いてくれるなんて、甘い考えおこすな。糞ったれ」
毒づく辻村班長の声が、どこか遠くでしているようだった。
終った、と云う安堵感も手伝って、私は、へたへたとうつ伏せになり、股間の疼きの収まるのを待った。身体じゅうの関節はばらばら全身の力が抜けてしまったように、私はいつまでも、いつまでも、起き上がろうとはしなかった。
班長の最後の一撃で俺も漏らしてしまったのだ。腑抜けさながら。私はここまで堕ちに堕ちてしまったのである。 瞼から涙が溢れ、男のすえた体臭がこびりついた敷布を自分の汁と血で汚していた。
どれだけの時間が、そこで停止していたことか。
気怠(けだる)く重い身体を、もぞもぞ動かし始めた私。
「なんだ、良かったんじゃねぇか、手間取らせやがって」
おれの漏らした汁を舐めながら辻村班長が言った。
そして汚れたモノを口に突っ込んできた。
水落上等兵は、おいうちをかけるように、俺に覆い被さり、聞こえよがしに口ずさむのであった。
新兵サンハ可哀ソウダネ――マタ寝テカクノカヨ――
(了)
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奈良県奈良市の奈良県立西の京高校(現在は閉校)で1995年、演劇部顧問だった男性教諭が部員に「演技指導」と称して暴力や性的虐待を繰り返していたことが発覚した事件。加害者には実刑判決が確定している。 事件の経過 顧問の男性教諭(1995年当時32歳)は少なくとも1992年から、演劇部の指導の際に「演劇指導」と称して、複数の演劇部員への暴行やわいせつ行為を繰り返した。 教諭は1994年2月4日、演劇部員の2年生の女子生徒に対して、「練習時間に遅れた」などとしてこの生徒の頭を20回以上殴った上、腹部を拳で2~3回殴るなどした。この暴行で、被害にあった女子生徒は鼓膜損傷など全治9ヶ月のけがを負った。その際、教諭は「親には本当のことをいうな。お前の将来ぐらいどうとでもなる」などと被害者を脅して暴行の隠蔽工作もおこなった。 教諭の暴力行為については、以下のようなものが指摘された。 通し稽古の際に殴る。被害生徒は殴られたはずみでドアの取っ手に顔をぶつけてけがをした。 「指示通りに脚本を作れなかった」として20回以上平手で殴ったうえ、暴行の事実を隠すように強要した。 「音響操作を間違えた」として20回以上殴った上、「足腰が立たないようにしてやる」と暴言を吐いた。 「演劇指導」と称して、女子部員を別室に連れ込んで体を触るなどのセクハラ行為。 学校は暴力行為の一部を把握していたが、教諭が「演劇指導」と強硬に主張したため、その主張を鵜呑みにしてそれ以上の調査をおこなわなかった。 被害者が1995年に「被害者の会」を結成し、奈良県教育委員会に被害を訴えた。 教諭は1995年9月下旬から自宅謹慎措置となり、奈良県教委が事実関係を調査した。しかし教諭は奈良県教委の調査に対して、自分の演劇論を延々と述べるなど言い訳に終始していたという。 さらに教諭は、演劇部員や奈良県教育委員会の調査に応じる生徒らに対して、「県教委に知り合いがいる。お前のしゃべったことはすべて耳に入る」(から教諭にとって都合の悪いことをしゃべるな)などと脅し、事実を隠蔽しようとした。またIは、保護者らに対して嘆願署名を集めるように依頼した。 奈良県教育委員会は1995年10月7日、教諭を諭旨免職処分にした。 刑事処分 奈良県警奈良署は1995年10月9日、1994年2月4日の暴行事件などを理由に、元教諭を傷害容疑で逮捕した。 奈良地検は1995年10月31日、元教諭を傷害罪で起訴した。また奈良地検は1995年11月22日、「演技指導」と称して女子部員の体を触ったなどの強制わいせつ容疑で、元教諭を追起訴した。 公判では、元教諭は起訴事実を全面的に認めたものの、部活動への熱意や部員への思い入れなどを理由に情状酌量を求めた。 奈良地裁は1997年2月26日、懲役2年6月の実刑判決を下した。元教諭は控訴したものの、二審大阪高裁で1998年3月18日、一審奈良地裁判決を支持し控訴を棄却する判決が出された。その後元教諭への懲役2年6月の実刑判決が確定した。 民事訴訟 この事件では、被害者の部員らが、元教諭個人と学校管理者の奈良県を相手取って損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。 元教諭は和解に応じて総額約1000万円の和解金を被害者に支払った。 しかし奈良県は「早い時期に学校側に相談していれば被害は少なく抑えられたはず」などとして過失相殺を主張し、訴訟の棄却を求めた。 奈良地裁は1999年12月1日、「当時の状況を考慮すれば、被害者が被害を訴えること自体がきわめて困難」と判断して奈良県の主張を退け、奈良県に約1100万円(原告側請求の満額)を支払うよう命じる判決を出した。県は控訴を断念し、この判決が確定して被害者側に賠償金を支払った。
奈良県立高校演劇部性的虐待事件 - きょういくブログ
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你今年多大?
お疲れ様です。ピクセルです。3度目の稽古日誌です。 6月25日分を任命されました。今日はテンションを使い切ったので落ち着いています。
あと2週間ちょっとでオムニ終わるんですか?今が楽しいばっかりに終わりが見えると寂しい気分になりかねませんね。
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声出し
声量UPを目指して。真っ直ぐ伸ばすの苦手なんです。安定感が欲しい。
アメンボの鼓動
得意かもー!アメンボ全部覚えてるし、リズム感も無くはないし。出来るって楽しい。
通し返し通し
久しぶり?初めて?椿全員集結です。楽しくやるって大事なんだな。もうあと何段階か進化したい。高みを目指します。あと聞き取れるように喋ります。
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「みんなに布教したいもの」
布教したいもの!あります!!
Only Dance!

知ってますか?無料でできるブラウザゲームです。5分もかからないんじゃないでしょうか。全人類やるべきです。やりましょう。やるべきです。やりましょう。
TRPG

名前くらいは聞いた事あるんじゃないですか。実はこのゲームをやるRPG研っていうのにも入ってます。アドリブで話をしながら物語の当事者として不思議な世界を体験します。この前賽が言及してくれましたが、イクラ椿(朽ちたとて椿1年)でもやりました。楽しいです。やりましょう。
「教えられる小さな隠し事」
あるかなぁ。
おはようございます。考えてたら快適な睡眠を経て朝になりました。思いつきませんオープンな人間ですLinuxくらいオープン。すみませんこのまま次の人にパスで!
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ちょっとだけフリートーク。
2025。半分が過ぎ去ろうとしています。人生の中でも中々濃度が高い半年でした。こんな日々が続けば良いですね。
最近ミルクティーと紅茶が同じ存在であると知らされました。最近プラスチックも燃えるゴミであることを知りました。新しい発見です。
演技のクオリティってどうやったら上がるんでしょう。感情が乗るってなんでしょう。感情って比較的無意識だと思うんですけど。無意識の方が主体なんですかね。完璧な骨格に後から魂が宿るんですかね。自分なりの答えが見つかることを祈って。
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リレーのお題は、
「教えられる小さな隠し事」
でお願いします!布教したいものあればぜひそちらも。
以上ピクセルでした。明日もいい日になりますように。
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こんにちは!
しーくんです!
気づけば6月になっちゃった。
もう梅雨も始まってるね。
みんなにとって6月ってどんな月?
Travis Japanとしては、うみが声優として出演する、映画が公開されたり…しめの誕生日があったりするね。
去年は、ダブリンの鐘つきカビ人間の稽古中にしめの誕生日お祝いできて嬉しかったな。あれから一年経つんだね!
改めて考えても、貴重な経験をさせていただいたよな。ミュージカルをするっていうのも凄いのに、それをしめと一緒に出来たことは絶対に忘れないし、しめとだったから乗り越えられたものがある。
あの経験は俺にとって、すごく重要で大切な経験。観てくれたみんなが、書いてくれた感想でまた頑張れたよ。また何かでみんなに還元していきたいから、これからも頑張るね!
って1人で思い出に浸って感慨深くなっちゃった!
でも、色々なところで頑張ろうって思えるのは、みんなが応援してくれるからだよ。
いつもありがとう!
今日はこの辺で!!
では、また!!
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コトリ会議の小ラボ5回め ウイング再演大博覧會2025参加作品『あたたたかな北上』出演者オーディションのお知らせ
コトリ会議はここ最近、劇団員だけが出演し、演出は劇団名義でやるスタイルでやってきましたが、ウイング再演大博覧會にお声がけいただいたタイミングでもっと劇団外の方とコラボレーションをすることにしました。 演出には仙台から元劇団 短距離男道ミサイル、現チェルノゼム主宰の小濱昭博さんをお迎えして、2016年に上演した『あたたたかな北上』を上演します。 そして出演者とも新しく出会いたいと思い、小濱さんによるワークショップを兼ねてオーディションを開催します。 12日間だけど、時間はたっぷりとって短期間で駆け抜けましょう! 公演日時:2025年10月1日(劇場入り)〜5日(千秋楽) 稽古期間:2025年9月18日(木)〜30日(火)毎日10:00〜18:00(そのうち1日は休みを入れる予定)(実質12日間×8時間=96時間で作りあげます)
<ワークショップオーディション概要> ・ワークショップオーディション開催日時 2025年 7月14日(月)18:30〜 7月15日(火)13:00〜/18:30〜 *3回のいづれか1回参加(内容は3時間程度)
・1回定員 8名程度(応募多数の場合はやり方を検討します)
・参加費 500円(会場代やオーディション経費に使います) ・開催場所
大阪市内の比較的真ん中あたり(応募者にお伝えします) ・参加条件 性別国籍問わず。18歳以上。 上記稽古日程と公演の千秋楽まで参加できる方。 コトリ会議の作品に触れたことがあること(映像で観たり、台本を読んだも可) ・出演費など 若干の出演料は支払いあり 稽古や劇場入りへの交通費は自費 ノルマなし 応募はフォームから 締め切り:7月11日(金)23:59
応募内容による個人情報はこのオーディション企画にのみ利用いたします。 ワークショップ、稽古から本番終了にかけて、参加者へのハラスメントが起きないように気をつけます。嫌なことがあっても言いにくい環境にはならないように配慮します。 コトリ会議プロフィール <小濱昭博プロフィール> 1983年宮城県仙台市生まれ。演出家・俳優。
宮城教育大学在学中より演劇活動を開始。2012年以降、震災後に立ち上がった劇団 短距離男道ミサイル(現・MICHInoX)の看板俳優として活躍。
アヴィニヨン演劇祭、ポルトガル演劇祭など、国内外の舞台に多数出演。東京芸術劇場から、文化庁派遣事業で児童劇を行うなど幅広い舞台経験を持つ。
2024年より演出家としての活動に専念し、劇団チェルノゼムを本格始動。朗読と身体表現、オノマトペを用いた独自の演出スタイルで、土地の記憶や人の関係性に焦点を当てた作品づくりを行っている。
近年は育成事業にも力を注ぎ、「週末演劇ひろば」などを企画・運営し、仙台を拠点とした次世代創造環境の整備に取り組む。
コトリ会議との出会いは、友達が関西から買ってきてたコトリ会議の『桃の花を飾る』を読んだことでした。この作品が演出デビューでした。そこからの付き合いで、一緒にツアーをしたり、「週末演劇ひろば」で山本の作品を扱ってきている。 <小濱さんからのコメント> 「大人になってから、誰かと一緒に合宿のように集中して作品をつくる そんな機会は、多くないと思います。 山本さんの描く、不思議でやわらかく、 少し混沌とした言葉と世界に、一緒に絡まりながら、 一緒に作品を作りませんか? あなたの知性と、感性と、肉体を、 私たちはお待ちしています。」 問い合わせ先 [email protected] 件名[ワークショップオーディション係]
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Demon Slayer Script -Hashira Training Arc- Episode 1: To Defeat Muzan Kibutsuji (2/2) / 鬼滅の刃 柱稽古編 第一話『鬼舞辻無惨を倒すために(きぶつじむざんをたおすために/Kibutsuji Muzan’o Taosu-tame’ni)』 (2/2)
*Back to 1/2 of Episode 1... Click here!
*Green colored words are only in anime, not in original manga, and we usually call them “アニオリ/ani-ori(アニメオリジナル/anime-original)".
後藤「ほら」
Goto “Hora.”
Goto “Here.”
炭治郎「わぁ~!ありがとうございます」
Tanjiro “Waaaa! Arigato gozai-masu.”
Tanjiro “Wow! Thank you so much!”
後藤「ほんと、よく食(た)べるなぁ。ていうか、チビ三人組と妹はどこにいんだよ?アオイちゃんもいねぇしよ」
Goto “Honto, yoku taberu-naa. Te-iuka, chibi san-nin-gumi’to imoto’wa doko’ni in-dayo? Aoi-chan’mo inee-shi-yo.”
Goto “Jeez, you sure have an appetite! Hey, where are those three little ones and your little sister? I haven’t seen Aoi, either.”
炭治郎「今(いま)は重体(じゅうたい)の隊士(たいし)もいないらしいので、ずっと禰豆子(ねずこ)と遊(あそ)んでくれてるんですよ。そのおかげで少(すこ)しずつ喋(しゃべ)れるようになってきて」
Tanjiro “Ima’wa jutai’no taishi’mo inai-rashii-node, zutto Nezuko’to asonde-kureterun-desu-yo. Sono okage’de sukoshi-zutsu shabereru-yoni natte-kite.”
Tanjiro “Since there aren’t any Demon Slayer swordsmen in critical condition now, they’ve been playing with Nezuko all this time. Because of that, she’s starting to speak little by little!”
後藤「ああ、そうなのか。平和(へいわ)だな」
Goto “Aa, so-nano-ka. Heiwa-dana.”
Goto “Hey, is that right? Sounds peaceful.”
炭治郎「ん~、こっちのお団子(だんご)もおいしいです」
Tanjiro “Nnn, kocchi’no odango’mo oishii-desu.”
Tanjiro “This rice dumpling tastes great, too!”
後藤「はいはい、分(わ)かったって。ただ、あの黄色(きいろ)い頭(あたま)の奴(やつ)が来(き)たら、えらいことになるんじゃねえの?」
Goto “Hai-hai, wakattatte. Tada, ano kiiroi atama’no yatsu’ga kitara, erai koto’ni narun-ja nee-no?”
Goto “Yeah, yeah, I hear you, okay? But… if that yellow-haired kid comes around, there’s going to be trouble, right?”
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善逸「あ痛(いた)っ」
Zen’itsu “A-ita.”
Zenitsu “Ouch!”
きよ「あら善逸(ぜんいつ)さん、任務(にんむ)から戻(もど)られたんですか?」
Kiyo “Ara Zen’itsu-san, Ninmu’kara modo-raretan-desu-ka?”
Kiyo “Oh, my, Mr. Zenitsu! Are you back from your mission?”
善逸「きよちゃん、ただいま~」
Zen’itsu “Kiyo-chan, tadaimaaa.”
Zenitsu “Kiyo! I’m back!”
きよ「みんな~、善逸(ぜんいつ)さん戻(もど)ってきましたよ~!」
Kiyo “Minnaaa, Zen’itsu-san modotte-kimashita-yoo!”
Kiyo “Everyone! Mr. Zenitsu’s back!”
なほ・すみ「わ~!」
Naho, Sumi “Waaa!”
Naho & Sumi “Oh!”
すみ「善逸(ぜんいつ)さん、任務(にんむ)お疲(つか)れ様(さま)でした!」
Sumi “Zen’itsu-san, ninmu otsukare-sama-deshita!”
Sumi “Mr. Zenitsu! Thank you for your hard work!”
なほ・きよ「お疲(つか)れ様(さま)でした!」
Naho, Kiyo “Otsukare-sama-deshita!”
Naho & Kiyo “Thank you for your hard work!”
善逸「きよちゃん、なほちゃん、すみちゃん、俺(おれ)のために集(あつ)まってくれたんだね~!ああ…本当(ほんとう)に今回(こんかい)も大変(たいへん)でさ。死(し)ぬ死ぬ死ぬ~!って何度(なんど)も何度も思(おも)ったんだけど、みんなが、俺(おれ)が死(し)んだらめちゃめちゃ悲(かな)しむだろうと思(おも)って、頑張(がんば)ったわけ!やっぱり俺(おれ)がいないと寂(さび)しいでしょ?」
Zen’itsu “Kiyo-chan, Naho-chan, Sumi-chan, ore’no tame’ni atsumatte-kuretan-daneee! Aa… Honto’ni konkai’mo taihen-desa. Shinu-shinu-shinuuu! Tte nando’mo nando’mo omottan-dakedo, minna’ga, ore’ga shindara mecha-mecha kanashimu-daro-to omotte, ganbatta-wake! Yappari ore’ga inai-to sabishii-desho?”
Zenitsu “Kiyo! Naho! Sumi! You’ve gathered here just for me, huh? Man, this one was another doozy… and I thought, ‘I’m gonna die! I’m gonna die!’ over and over! But then I thought how devastated you’d all be if I did die… so I pushed through it! I mean, you’d be sad without me, right?”
3人「そんなことありません」
San-nin “Sonna-koto ari-masen.”
The three “Not really, no!”
善逸「ええ~っ?!」
Zen’itsu “Eeee?!”
Zenitsu “Huh?”
きよ「でも、生(い)きて戻(もど)ってきてくれてよかったです」
Kiyo “Demo, ikite modotte-kite-kurete yokatta-desu.”
Kiyo “But we’re glad you’ve returned alive!”
善逸「う…うん」
Zen’itsu “U…Un.”
Zenitsu “Uh, yeah.”
神崎(かんざき)アオイ「あっ、善逸(ぜんいつ)さん、戻(もど)ってらっしゃったんですか。お疲(つか)れ様(さま)でした」
Kanzaki Aoi “A, Zenitsu-san, modotte-rasshattan-desu-ka. Otsukare-sama-deshita.”
Aoi Kanzaki “Oh, Mr. Zenitsu… So, you’re back? Thank you for your hard work.”
善逸「アオイさん!アオイさんは俺(おれ)がいなくて寂(さび)しかったでしょ?ねえ、寂(さび)しかったよね~?」
Zen’itsu “Aoi-san! Aoi-san’wa ore’ga inakute sabishi-katta-desho? Nee, sabishi-katta-yoneee?”
Zenitsu “Ms. Aoi! You missed me while I was gone, didn’t you? Right? You missed me, didn’t you?”
アオイ「寂(さび)しい��か、そういうのは…」
Aoi “Sabishii-toka, so-iu-no’wa…”
Aoi “I don’t know if I’d put it like that.”
善逸「ん?」
Zen’itsu “N?”
禰豆子「お…おかえり」
Nezuko “O…Okaeri.”
Nezuko “W-Welcome home!”
善逸「ギィィヤアアアアアアァ!!ええええ~っ?!うわああああ~っ!!」
Zen’itsu “Giiiyaaaaaaaa!! Eeeeee?! Uwaaaaaaa!!”
アオイ「うるさい!」
Aoi “Urusai!”
Aoi “So loud!”
禰豆子「お…おかえり!」
Nezuko “O… Okaeri!”
Nezuko “W-Welcome back!”
善逸「可愛(かわい)すぎて死(し)にそう!!」
Zen’itsu “Kawai-sugite shini-so!!”
Zenitsu “You’re so adorable I’m gonna die!”
アオイ「どうぞご��由(じゆう)に!!」
Aoi “Dozo gojiyu-ni
Aoi “Oh, please, go right ahead!”
善逸「どうしたの禰豆子(ねずこ)ちゃん!喋(しゃべ)ってるじゃない!俺(おれ)のため?俺のためかな?俺のために頑張(がんば)ったんだね!とても嬉(うれ)しいよぉ~!」
Zen’itsu “Do-shita-no, Nezuko-chan! Shabetteru-ja nai! Ore’no-tame? Ore-no tame-kana? Ore’no tame-ni ganbattan-dane! Totemo ureshii-yooo!”
Zenitsu “What’s going on with you, Nezuko? You’re actually talking! For me? You worked at it for me, right? That makes me so happy!”
アオイ「あっち行(い)ってください!」
Aoi “Acchi itte-kudasai!”
Aoi “Please go somewhere else!”
善逸「俺(おれ)たちついに結婚(けっこん)かな~?!」
Zen’itsu “Ore-tachi tsui-ni kekkon-kanaaa?!”
Zenitsu “Does this mean you and I are getting married at last?”
アオイ「離(はな)れなさいよ!」
Aoi “Hanare-nasai-yo!”
Aoi “Get away from her!”
善逸「月明(つきあ)かりの下(した)の禰豆子(ねずこ)ちゃんも素敵(すてき)だったけど、太陽(たいよう)の下(した)の禰豆子(ねずこ)ちゃんもたまらなく素敵(すてき)だよ!素晴(すば)らしいよ!結婚(けっこん)したら毎日(まいにち)、寿司(すし)とうなぎ食(た)べさせてあげるから、安心(あんしん)して嫁(とつ)いでおいで!!」
Zen’itsu “Tsuki-akari’no shita’no Nezuko-chan’mo suteki-datta-kedo, taiyo’no shita’no Nezuko-chan’mo tamara-naku suteki-dayo! Subarashii-yo! Kekkon-shitara mai-nichi, sushi’to unagi tabe-sasete-ageru-kara, anshin-shite totsuide-oide!!”
Zenitsu “You were a lovely sight to see in the moonlight, but in the sunlight, you’re crazy gorgeous! Magnificent! When we’re married, I’ll see to it that you have sushi and eel every day, so you can marry me with no worries!”
禰豆子「おかえり、いのすけ」
Nezuko “Okaeri, Inosuke.”
Nezuko “Welcome home, Inosuke!”
善逸「い…のすけ?」
Zen’itsu “I…nosuke?”
Zenitsu “I… nosuke?”
禰豆子「いのすけ、おかえり」
Nezuko “Inosuke, okaeri.”
Nezuko “Inosuke, welcome home!”
善逸「あいつどこにいる?ちょっと殺(ころ)してくるわ…」
Zen’itsu “Aitsu doko’ni iru? Chotto koroshite-kuruwa…”
Zenitsu “Where is that guy? I think I’ll go kill him!”
アオイ「物騒(ぶっそう)なこと言わないで!!」
Aoi “Busso-na koto iwa-naide!!”
Aoi “Don’t talk like that!”
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後藤「そういや、イノシシ頭(あたま)はどこ行(い)ったんだ?」
Goto “So-iya, inoshishi-atama’wa doko ittanda?”
Goto “Come to think of it, where’s that boar head boy?”
炭治郎「伊之助(いのすけ)なら…あれ?朝(あさ)はいたんですけど」
Tanjiro “Inosuke-nara… are? Asa-made’wa itan-desu-kedo.”
Tanjiro “Inosuke? Huh? He was around this morning.”
後藤「お前(まえ)の妹(いもうと)、あのイノシシ頭(あたま)に延々(えんえん)と刷(す)り込(こ)みされてたぞ」
Goto “Omae’no imoto, ano Inoshishi-atama’ni en-en-to suri-komi-sareteta-zo.”
Goto “Your little sister has been getting schooled by the boar head.”
炭治郎「何(なに)をですか?」
Tanjiro “Nani’o desu-ka?”
Tanjiro “What would that be?”
後藤「何(なに)をって…」
Goto “Nani’otte…”
Goto “What would it be?”
伊之助「伊之助(いのすけ)、伊之助、伊之助、伊之助!」
Inosuke “Inosuke, Inosuke, Inosuke, Inosuke!”
Inosuke “Inosuke, Inosuke, Inosuke, Inosuke!
禰豆子「いもすけ、いもふけ!」
Nezuko “Imosuke, Imofuke!”
Nezuko “Imosuke, Imofuke!”
伊之助「親分(おやぶん)伊之(いの)助(すけ)!」
Inosuke “Oyabun Inosuke!”
Inosuke “Big Boss Inosuke!”
禰豆子「おやぷんいもすけ!」
Nezuko “Oyapun Imosuke
Nezuko “Big Boss Imosuke!”
伊之助「伊之助(いのすけ)、伊之助、伊之助、伊之助!」
Inosuke “Inosuke, Inosuke, Inosuke, Inosuke!”
Inosuke “Inosuke, Inosuke, Inosuke, Inosuke!”
後藤「って、ひたすら自分(じぶん)の名前(なまえ)を覚(おぼ)えさせててよ」
Goto “Tte, hitasura jibun’no namae’o oboe-sase-tete-yo.”
Goto “And he was intent on making her learn his name.
炭治郎「へぇ~、そんなことがあったんですね。ところで、このお団子(だんご)もう少(すこ)しありますか?」
Tanjiro “Heeee, sonna koto’ga attan-desu-ne. Tokorode kono odango mo-sukoshi ari-masu-ka?”
Tanjiro “Really? I had no idea that was going on! By the way, do you have any more of these rice dumplings?”
後藤「まだ食(た)べんのかよ!」
Goto “Mada taben-no-kayo!”
Goto “You’re not done eating yet?”
――――――――――――――――――――――――――――――
炭治郎「あ――!! 鋼鐵塚(はがねづか)さん。怪我(けが)は大丈夫(だいじょうぶ)ですか?」
Tanjiro “Aaaaa!! Haganezuka-san. Kega’wa daijobu desu-ka?”
Tanjiro “Hey! Mr.Haganezuka! Have your wounds healed?”
鋼鐵塚「う…」
Haganezuka “U…”
炭治郎「良(よ)かった!!」
Tanjiro “Yokatta!!”
Tanjiro “Thank goodness!”
鋼鐵塚「ハァハァハァ…」
Haganezuka “Haa haa haa…”
炭治郎「えっ?大丈夫(だいじょうぶ)じゃない感(かん)じですか?!」
Tanjiro “E? Daijobu-ja-nai kanji desu-ka?!”
Tanjiro “Are you not feeling all right?”
炭治郎「あっ、刀(かたな)…。ありがとうございます。あっ。煉獄(れんごく)さんの鍔(つば)だ!! 小鉄(こてつ)くんを守(まも)ってくれてありがとうございます…」
Tanjiro “A, katana… Arigato gozai-masu. A, Rengoku-san’no tsuba-da!! Kotetsu-kun’o mamotte-kurete arigato gozai-masu…”
Tanjiro “Oh, my sword. Thank you very much. That’s Mr. Rengoku’s sword guard! Thank you very much… for protecting Kotetsu.”
後藤「とりあえず座(すわ)って下さい。大丈夫(だいじょうぶ)スか?」
Goto “Toriaezu suwatte-kudasai. Daijobu-su-ka?”
Goto “Why don’t you sit down now? Are you all right?”
鋼鐵塚「ハァハァハァ…ハァ…刃(は)…ハァ…刃…」
Haganezuka “Haa haa haa… Haa… Ha… Haa… Ha…”
Haganezuka “Bla… Bla… Bla…”
炭治郎「刃(は)かな?!刀身(とうしん)も見(み)ますね。はぁ……凄(すご)い。漆黒(しっこく)の深(ふか)さが違(ちが)う」
Tanjiro “Ha-kana?! Toshin’mo mimasu-ne. Haa…… Sugoi. Shikkoku’no fukasa’ga chigau.”
Tanjiro “Blade? Yes, I’ll look at the sword blade, too! Oh! Wow! It’s an even deeper shade of pitch black!”
鋼鐵塚「鉄(てつ)も質(しつ)がいいし、前(まえ)の持(も)ち主(ぬし)が相当(そうとう)強(つよ)い剣士(けんし)だったんだろう。ハァハァ…」
Haganezuka “Tetsu’mo shitsu’ga ii-shi, mae’no mochi-nushi’ga soto tsuyoi kenshi-dattan-daro. Haa haa…”
Haganezuka “That’s some high-quality steel there… so the swordsman who wielded it must’ve been exceptionally strong.”
炭治郎「『滅(めつ)』の文字(もじ)…」
Tanjiro “‘Metsu’no moji…”
Tanjiro “The character for ‘destroy’…”
鋼鐵塚「これを打った刀鍛冶(かたなかじ)が、全(すべ)ての鬼(おに)を滅(めっ)する為(ため)に作(つく)った刀(かたな)だ。作者名(さくしゃめい)も何(なに)も刻(きざ)まず、ただこの文字(もじ)だけを刻(きざ)んだ。この刀(かたな)の後(あと)から階級制度(かいきゅうせいど)が始(はじ)まり、柱(はしら)だけが『悪鬼滅殺(あっきめつさつ)』の文字(もじ)を刻(きざ)むようになったそうだ」
Haganezuka “Kore’o utta katana-kaji’ga, subete’no oni’o messuru-tame’ni tsukutta katana-da. Sakusha-mei’mo nani’mo kizamazu, tada kono moji-dake’o kizanda. Kono katana’no ato’kara kaikyu-seido’ga hajimari, Hashira-dake’ga ‘Akki-Messatsu’no moji’o kizamu-yoni natta-soda.”
Haganezuka “The swordsmith who forged this meant for it to destroy all demons! He didn’t even engrave his name as its creator! Just this one character!
The hierarchy system started after this sword was forged, I’m told, and only the Hashira came to have the words ‘Destroyer of Demons’ engraved on their swords.”
炭治郎「そうなんですね。すごい刀(かたな)だ…。でも、前(まえ)の戦(たたか)いでこれを使(つか)った時(とき)は、文字(もじ)が無(な)かったような…」
Tanjiro “So-nan-desu-ne. Sugoi katana-da… Demo, mae’no tatakai’de kore’o tsukatta-toki’wa, moji’ga nakatta-yona…”
Tanjiro “I didn’t know that! So, it’s an amazing sword! But when I fought in the previous battle, I don’t remember seeing this character.”
鋼鐵塚「チッ。だからそれは、第一段階(だいいちだんかい)までしか研(と)ぎ終(お)えてないのに、お前(まえ)らが持(も)ってって使(つか)ったからだろうが。錆(さび)が落(お)としきれてなかったんだよ。ブチ殺(ころ)すぞ!」
Haganezuka “Chi. Dakara sore’wa, dai-ichi-dankai-made-shika togi-oete-nai-noni, omae-ra’ga mottette tsukatta-kara-daro-ga. Sabi’ga otoshi-kirete-nakattan-dayo. Buchi-korosu-zo!”
Haganezuka “Hah! I told you… that’s because I hadn’t even finished the first stage of honing… when you guys took it away and used it! I hadn’t removed all the rust yet, okay? I’m gonna kill you!”
→I think it should have been translated as “because I had only finished the first stage of honing.”
第一段階までしか研ぎ終えてない = 第一段階だけは研ぎ終わった
炭治郎「すみません!!」
Tanjiro “Sumi-masen!!”
Tanjiro “I’m so sorry!”
鋼鐵塚「今(いま)もまだ!傷(きず)が治(なお)りきってなくて、ずっと涙(なみだ)が出(で)てるんだよ!あ~痛(いた)くて痛くてたまらないんだよ!! 研(と)ぎの途中(とちゅう)で邪魔(じゃま)されまくったせいで、最初(さいしょ)から研(と)ぎ直(なお)しになったんだからな!あー!」
Haganezuka “Ima’mo-mada! Kizu’ga naori-kitte-nakute, zutto namida’ga deterun-dayo! Aaa, itakute itakute tamara-nain-dayo!! Togi’no tochu’de jama-sare-makutta-sei’de, saisho’kara togi-naoshi’ni nattan-dakara-na! Aaa!”
Haganezuka “My wounds still haven’t fully healed, and I can’t stop my tears from flowing! Man, it hurts so bad, I can’t take it anymore! Thanks to all the interruptions, I had to start honing again from scratch, all right?”
炭治郎「すみません!」
Tanjiro “Sumi-masen!”
後藤「でも、怪我(けが)の酷(ひど)さなら、コイツの方(ほう)も負(ま)けてないっスよ。体中(からだじゅう)の骨(ほね)、折(お)れまくってるし、コイツ」
Goto “Deo, kega’no hidosa-nara, koitsu’no-ho’mo makete-naissu-yo. Karada-ju’no hone, ore-makutteru-shik koitsu.”
Goto “Yeah, but in terms of severity, the kid’s injuries are just as bad as yours. I mean, the bones in his body got totally pulverized.”
鋼鐵塚「ん?ブチ殺(ころ)すぞ!」
Haganezuka “N? Buchi-korosu-zo!”
Haganezuka “I’m gonna kill you!”
後藤「話(はなし)通(つう)じねぇな!!」
Goto “Hanashi tsuji-nee-na!!”
Goto “Can’t you have a conversation?”
鋼鐵塚「いいか炭治郎!お前(まえ)は今後(こんご)死(し)ぬまで俺(おれ)にみたらし団子(だんご)を持(も)ってくるんだ!いいな!わかったな!」
Haganezuka “Iika Tanjiro! Omae’wa kongo shinu-made ore’ni mitarashi-dango’o motte-kurunda! Ii-na! Wakatta-na!”
Haganezuka “Listen to me, Tanjiro! You’re gonna bring me rice dumplings until the day you die! You hear me? Do you understand?”
炭治郎「は…はい!持(も)っていきます」
Tanjiro “Ha…Hai! Motte-iki-masu.”
Tanjiro “Y-Yes! I’ll bring them to you!”
炭治郎「ありがとうございました。お大事(だいじ)に!」
Tanjiro “Arigato gozai-mashita. Odaiji-ni!”
Tanjiro “Thank you so much! Please take care!”
後藤「噂(うわさ)には聞(き)いてたけど、スゲェ人(ひと)だな」
Goto “Uwasa’niwa kiiteta-kedo, sugee hito-dana.”
Goto “I’ve heard the rumors about him, but he sure is a piece of work.”
炭治郎「今日(きょう)はかなり穏(おだ)やかでしたよ。相当(そうとう)つらいみたいです」
Tanjiro “Kyo’wa kanari odayaka-deshita-yo. Soto tsurai-mitai-desu.”
Tanjiro “He was awfully mild today. It looks like he’s in a lot of pain.”
後藤「マジかよ……」
Goto “Maji-kayo……”
Goto “Seriously?”
不死川玄弥(しなずがわげんや)「さっきからうるせぇんだよ」
Shinazugawa Gen’ya “Sakki’kara uruseen-dayo.”
Genya Shinazugawa “Can you be any noisier?”
炭治郎「あ、ごめん玄弥(げんや)。もう済(す)んだから。騒(さわ)がしくして悪(わる)かった…」
Tanjiro “A, gomen Gen’ya. Mo sunda-kara. Sawagashiku-shite waru-katta…”
Tanjiro “Hey… Sorry, Genya. We’re done now. Sorry to make such a―”
伊之助「おりゃあああ~!」
Inosuke “Oryaaaaaa!”
炭治郎「ああ―――!! 伊之助(いのすけ)…!! 何(なに)してるんだ、窓(まど)割(わ)って…!!」
Tanjiro “Aaaaaaaa!! Inosuke…!! Nani shite-runda, mado watte…!!”
Tanjiro “Whoa! Inosuke! What are you doing, breaking the window?”
後藤「お前(まえ)バカかよ!胡蝶様(こちょうさま)に殺(ころ)されるぞ!」
Goto “Omae baka-kayo! Kocho-sama’ni koro-sareru-zo!”
Goto “Are you a moron or what? Lady Kocho’s going to kill you!”
伊之助「ウリィィィィィ!!」
Inosuke “Uriiiiii!!”
後藤「黙(だま)れっ!」
Goto “Damare!”
Goto “Shut up!”
伊之助「猪突猛進(ちょとつもうしん)!」
Inosuke “Chototsu-Moshin!”
Inosuke “Comin’ through!”
玄弥(部屋(へや)を別(べつ)にしてほしい…)
Gen’ya (Heya’o betsu-ni shite-hoshii…)
Genya (I wish they’d put me in another room.)
伊之助「強化(きょうか)強化強化!! 合同強化訓練(ごうどうきょうかくんれん)が始(はじ)まるぞ!!」
Inosuke “Kyoka kyoka kyoka!! Godo-kyoka-kunren’ga hajimaru-zo!!”
Inosuke “Training, training, training! The group strength training program is about to start!”
炭治郎「合同強化(ごうどうきょうか)?」
Tanjiro “Godo-kyoka?”
Tanjiro “The group strength training?”
伊之助「強(つよ)い奴(やつ)らが集(あつ)まって稽古(けいこ)つけて…何(なん)たらかんたら言(い)ってたぜ!」
Inosuke “Tsuyoi yatsu-ra’ga atsumatte keiko-tsukete… Nantara-kantara itteta-ze!”
Inosuke “The strongest will gather and give training… and something or other, they said!”
炭治郎「えっ?何(なん)なんだ、それ?」
Tanjiro “E? Nan-nanda, sore?”
Tanjiro “Huh? What’s that about?”
伊之助「わっかんねぇ!!」
Inosuke “Wakkan-nee!!”
Inosuke “I have no idea!”
炭治郎「なるほど」
Tanjiro “Naru-hodo.”
Tanjiro “I see.”
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しのぶ「柱(はしら)から鬼殺隊員(きさつたいいん)への稽古(けいこ)について、計画(けいかく)の内容(ないよう)はだいたいこれで詰(つ)められたと思(おも)います」
Shinobu “Hashira’kara Kisatsu-Taiin’eno keiko’ni-tsuite, keikaku’no naiyo’wa dai-tai kore’de tsume-rareta-to omoi-masu.”
Shinobu “As far as the Hashira Training for the Demon Slayer swordsmen is concerned… I think we’ve worked out most of the details of our strategy.”
実弥「期間(きかん)と、それを始(はじ)める日付(ひづけ)だが…」
Sanemi “Kikan’to, sore’o hajimeru hizuke-daga…”
Sanemi “What about the duration and start date?”
行冥「三日後(みっかご)から始(はじ)めるとしよう」
Gyomei “Mikka-go’kara hajimeru-to shiyo.”
Gyomei “Let us start in three days’ time.”
しのぶ「そんなに早(はや)くできますか?」
Shinobu “Sonna’ni hayaku deki-masu-ka?”
Shinobu “That’s so soon. Can we do that?”
行冥「時(とき)は一刻(いっこく)を争(あらそ)う。今後(こんご)、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)がどのような動(うご)きをしてくるか分(わ)からない今(いま)、できる準備(じゅんび)は全(すべ)てやっておきたい」
Gyomei “Toki’wa ikkoku’o arasou. Kongo, Kibutsuji Muzan’ga dono-yona ugoki’o shite-kuru-ka wakara-nai ima, dekiru junbi’wa subete yatte-okitai.”
Gyomei “We have no time to lose. As we have no way of knowing what moves Muzan Kibutsuji will be making… I’d like us to be prepared in every possible way.”
小芭内「今後(こんご)、鬼(おに)の活動(かつどう)がさらに活発(かっぱ��)になれば、俺(おれ)たち柱(はしら)だけでは手(て)が回(まわ)らないだろうからな」
Obanai “Kongo, oni’no katsudo’ga sara-ni kappatsu-ni nareba, ore-tachi Hashira-dake’dewa te’ga mawara-nai-daro-kara-na.”
Obanai “If the demons start running rampant again… it will be too much for us Hashira to handle.”
しのぶ「でも、訓練(くんれん)している間(あいだ)、鬼(おに)たちは大丈夫(だいじょうぶ)なんでしょうか?」
Shinobu “Demo, kunren-shite-iru-aida, oni-tachi’wa daijobu nan-desho-ka?”
Shinobu “But what if the demons strike while we’re training?”
行冥「鬼(おに)は竈門禰豆子(かまどねずこ)を捕獲(ほかく)することに集中(しゅうちゅう)すると想定(そうてい)される。実際(じっさい)に、刀鍛冶(かたなかじ)の里(さと)の一件(いっけん)以降(いこう)、鬼(おに)の出没(しゅつぼつ)は大(おお)きく減少(げんしょう)した。それであれば、これまでは柱(はしら)が継子(つぐこ)以外(いがい)に稽古(けいこ)をつけることは多忙(たぼう)故(ゆえ)難(むずか)しかったが、短期間(たんきかん)に絞(しぼ)り、鬼殺隊(きさつたい)全体(ぜんたい)の底上(そこあ)げに全力(ぜんりょく)を注(そそ)ぐ機会(きかい)とする。これは重要(じゅうよう)な急務(きゅうむ)である。重要(じゅうよう)。そう考(かんが)える故(ゆえ)、私(わたし)は柱稽古(はしらげいこ)を提案(ていあん)した」
Gyomei “Oni’wa Kamado Nezuko’o hokaku-suru-koto’ni shuchu-suru-to sotei-sareru. Jissai-ni, Katana-kaji’no Sato’no ikken-iko, oni’no shutsu-botsu’wa ookiku gensho-shita. Sorede-areba, kore-made’wa Hashira’ga Tsuguko-igai’ni keiko’o tsukeru-koto’wa tabo-yue muzukashi-katta-ga, tan-kikan’ni shibori, Kisatsu-Tai-zentai’no soko-age’ni zen-ryoku’o sosogu kikai-to suru. Kore’wa juyo-na kyumu’de aru. Juyo. So kangaeru-yue, watashi’wa Hashira-Geiko’o teian-shita.”
Gyomei “We can assume that the demons’ focus will be on capturing Nezuko Kamado. As a matter of fact, ever since the incident at the Swordsmith Village, demon sightings have dwindled considerably. If that’s the case… as Hashira, we never had any time until now to train anyone but our own Tsuguko… but over a short span, it will be a chance to go all out to raise the bar of the entire Demon Slayer Corps. This is a crucial, pressing need. Crucial. Due to this line of thinking, I have proposed this Hashira Training.”
実弥「悲鳴嶼(ひめじま)さん。くどくど言(い)われるまでもねえよ」
Sanemi “Himejima-san. Kudo-kudo iwareru-made’mo nee-yo.”
Sanemi “Mr.Himejima… You don’t have to go on and on about it.”
しのぶ「私(わたし)も了解(りょうかい)です」
Shinobu “Watashi’mo ryokai-desu.”
Shinobu “I am also in agreement.”
小芭内「俺(おれ)も異論(いろん)はない」
Obanai “Ore’mo iron’wa nai.”
Obanai “I have no objections, either.”
無一郎「僕(ぼく)も」
Muichiro “Boku’mo.”
Muichiro “Neither do I.”
蜜璃「私(わたし)も大丈夫(だいじょうぶ)です!」
Mitsuri “Watashi’mo daijobu desu!”
Mitsuri “I’m fine with it, too!”
小芭内「稽古(けいこ)は俺(おれ)たち現役(げんえき)の柱(はしら)だけで足(た)りるのか?」
Obanai “Keiko’wa ore-tachi gen’eki’no Hashira-dake’de tariru-noka?”
Obanai “Can the training be handled by just us active Hashira?”
行冥「柱(はしら)を引退(いんたい)した者(もの)にも手伝(てつだ)ってもらおうと思(おも)う。こちらも異論(いろん)は?」
Gyomei “Hashira’o intai-shita-mono’nimo tetsudatte-morao-to omou. Kochira’mo iron’wa?”
Gyomei “I’m thinking of asking the retired Hashira to help out, as well. No objections to that, either?”
実弥「もちろんねえよ」
Sanemi “Mochiron nee-yo.”
Sanemi “None, of course.”
しのぶ「あとは…冨岡(とみおか)さんですね」
Shinobu “Ato’wa… Tomioka-san desu-ne.”
Shinobu “All that’s left… is Mr. Tomioka, right?”
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善逸「ハァ~…任務(にんむ)からやっと帰(かえ)ってきたと思(おも)ったら、次(つぎ)は訓練(くんれん)だって。たまんないよ…」
Zen’itsu “Haaaa… Ninmu’kara yatto kaette-kita-to omottara, tsugi’wa kunren-datte. Taman’nai-yo…”
Zenitsu “I finally get back from my mission, and now we have to train. This is so miserable.”
炭治郎「善逸(ぜんいつ)は今(いま)から行(い)くのか?」
Tanjiro “Zen’itsu’wa ima’kara iku-noka?”
Tanjiro “Are you heading there now, Zenitsu?”
善逸「そうだよ。柱(はしら)を順番(じゅんばん)に巡(めぐ)って稽古(けいこ)をつけてもらうんだって」
Zen’itsu “So-dayo. Hashira’o junban-ni megutte keiko’o tsukete-moraun-datte.”
Zenitsu “That’s right. We’re going to train under every Hashira one by one!”
炭治郎「えっ?! そうなんだ!すごいな!」
Tanjiro “E?! So-nan-da! Sugoi-na!”
Tanjiro “What, really? That’s great!”
善逸「何(なに)も凄(すご)くねぇわ。最悪(さいあく)だよ地獄(じごく)じゃん。誰(だれ)なんだよ、考(かんが)えた奴(やつ)。死(し)んでくれよ」
Zen’itsu “Nani’mo sugoku-nee-wa. Sai’aku-dayo, jigoku-jan. Dare-nan-dayo, kangaeta yatsu. Shinde-kure-yo.”
Zenitsu “There’s nothing great about it. It’s awful! It’s hell! Whoever came up with this idea? Just die, will you?”
炭治郎「こらっ!自分(じぶん)よりも格上(かくうえ)の人(ひと)と手合(てあ)わせしてもらえるって、上達(じょうたつ)の近道(ちかみち)なんだぞ!自分(じぶん)よりも強(つよ)い人(ひと)と対峙(たいじ)すると、それをグングン吸収(きゅうしゅう)して強(つよ)くなれるんだから」
Tanjiro “Kora! Jibun-yorimo kaku-ue’no hito’to teawase-shite-moraerutte, jotatsu’no chika-michi-nan-dazo! Jibun-yorimo tsuyoi hito’to taiji-suruto, sore’o gun-gun kyushu-shite tsuyoku narerun-dakara.”
Tanjiro “Hey! Getting to train with someone ranked above you is a shortcut to improving your skills! When you take on someone stronger than you… you absorb it all, and that makes you stronger!”
善逸「あああああ~っ!! そんな前向(まえむ)きなこと言(い)うんであれば、俺(おれ)とお前(まえ)の仲(なか)も今日(きょう)これまでだな!!」
Zen’itsu “Aaaaaaa!! Sonna mae-muki-na koto iunde-areba, ore’to omae’no naka’mo kyo kore-made-dana!!”
Zenitsu “If you’re going to spew such positive drivel, as of today, you and I are no longer friends!”
炭治郎「いたたた!」
Tanjiro “Itatata!”
Tanjiro “Ow, ow, ow!”
善逸「お前(まえ)はいいだろうよ!まだ骨折(こっせつ)治(なお)ってねえから、ぬくぬくぬくぬく寝(ね)とけばいいんだからよ!! 俺(おれ)はもう今(いま)から行(い)かなきゃならねぇんだぞ!わかるか、この気持(きも)ち!」
Zen’itsu “Omae’wa ii-daro-yo! Mada kossetsu naotte-nee-kara, nuku-nuku-nuku-nuku netokeba iin-dakara-yo!! Ore’wa mo ima’kara ika-nakya nara-neen-dazo! Wakaru-ka, kono kimochi!”
Zenitsu “It’s all well and good for you! Since your broken bones haven’t healed yet, you get to lie in that comfy bed all day! But I have to head out there now! Do you understand how that feels?”
炭治郎「あー!ごめん、ごめん!」
Tanjiro “Aaa! Gomen, gomen!”
Tanjiro “Sorry!”
善逸「きっ!」
Zen’itsu “Ki!”
Zenitsu “Hah!”
炭治郎「あっ…善逸(ぜんいつ)!」
Tanjiro “A… Zen’itsu!”
Tanjiro “Hey, Zenitsu!”
善逸「俺(おれ)に話(はな)しかけるんじゃねぇ…!!」
Zen’itsu “Ore’ni hanashi-kakerun-ja nee…!!”
Zenitsu “Don’t even think about talking to me!”
炭治郎「いやいや、待(ま)ってくれ。言(い)い忘(わす)れてたけど、ありがとう!上弦(じょうげん)の肆(し)との戦(たたか)いで、片足(かたあし)が殆(ほとん)ど使(つか)えなくなった時(とき)、前(まえ)に善逸(ぜんいつ)が教(おし)えてくれてた雷(かみなり)の呼吸(こきゅう)のコツを使(つか)って、鬼(おに)の頚(くび)が斬(き)れたんだ」
Tanjiro “Iya-iya, matte-kure. Ii-wasureteta-kedo, arigato! Jogen’no Shi’tono tatakai’de, kata-ashi’ga hotondo tsukae-naku-natta-toki, mae’ni Zen’itsu’ga oshiete-kureteta kaminari’no kokyu’no kotsu’o tsukatte, oni’no kubi’ga kiretanda.”
Tanjiro “No, wait a second! I forgot to tell you something. Thanks! During the battle against Upper Four… when I could no longer use one of my legs… I used the Thunder Breathing technique you once taught me… and that’s how I was able to behead the demon!”
炭治郎「勿論(もちろん)、善逸(ぜんいつ)みたいな速(はや)さではできなかったけど、本当(ほんとう)にありがとう。こんなふうに人(ひと)と人との繋(つな)がりが窮地(きゅうち)を救(すく)ってくれることもあるから、柱稽古(はしらげいこ)で学(まな)んだことは全部(ぜんぶ)、きっと、良(よ)い未来(みらい)に繋(つな)がっていくと思(おも)うよ」
Tanjiro “Mochi-ron, Zen’itsu-mitai-na hayasa’dewa deki-nakatta-kedo, honto-ni arigato. Konna-fu’ni hito’to-hito’tono tsunagari’ga kyuchi’o sukutte-kureru-koto’mo aru-kara, Hashira-Geiko’de mananda-koto’wa zenbu, kitto, yoi mirai’ni tsunagatte-iku-to omou-yo.”
Tanjiro “Of course, I couldn’t do it as fast as you… but really, thanks! See, there are times when your connections to others can get you out of a jam… so everything you learn during Hashira Training… will probably lead you to a brighter future.”
善逸「馬鹿野郎(ばかやろう)お前(まえ)っ…!そんなことで俺(おれ)の機嫌(きげん)が直(なお)ると思(おも)うなよ!!」
Zen’itsu “Baka-yaro omae…! Sonna-koto’de ore’no kigen’ga naoru-to omou-na-yo!!”
Zenitsu “Oh, you dummy! Just don’t think that saying stuff like that will put me in a better mood!”
炭治郎(あっ、ゴキゲンだ。よかった)
Tanjiro (A, gokigen-da. Yokatta.)
Tanjiro (Hey, he’s in a good mood! Thank goodness!)
善逸「じゃあな、炭(たん)治郎(じろう)!早(はや)く元気(げんき)になれよ!まったくもう、みんな俺(おれ)がいなきゃなんにもできないんだから~フフフフ」
Zen’itsu “Jaa-na, Tanjiro! Hayaku genki-ni nare-yo! Mattaku-mo, minna ore’ga inakya nan’nimo deki-nain-dakaraaa, fufufufu.”
Zenitsu “See you, Tanjiro! Feel better soon! Seriously! Everyone’s so helpless without me around!”
炭治郎「本当(ほんとう)にありがとう。善逸(ぜんいつ)」
Tanjiro “Honto-ni arigato. Zen’itsu.”
Tanjiro “Really, thank you so much… Zenitsu.”
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宇髄天元「遅(おそ)い遅い遅い遅い!」
Uzui Tengen “Osoi, osoi, osoi, osoi!”
Tengen Uzui “Too slow! Too slow! Too slow! Too slow!”
天元「何(なに)してんのお前(まえ)ら!意味(いみ)わかんねぇんだけど!! まず基礎体力(きそたいりょく)が無(な)さすぎるわ!! 走(はし)るとかいう単純(たんじゅん)なことがさ!」
Tengen “Nani shiten-no omae-ra! Imi wakan-neen-dakedo!! Mazu kiso-tairyoku’ga nasa-sugiru-wa!! Hashiru-toka-iu tanjun-na koto’ga-sa!”
Tengen “What the hell are you doing, you punks? This makes no sense whatsoever! For starters, you’re sorely lacking in basic physical stamina! Running is such a simple task!”
天元「もっと速(はや)く!後(うし)ろから鬼(おに)が迫(せま)ってくると思(おも)って動(うご)け~!」
Tengen “Motto hayaku! Ushiro’kara oni’ga sematte-kuru-to omotte ugokeee!”
Tengen “Faster! Move like you’re being chased by a demon!”
天元「はいはいはい、声(こえ)も出(で)ねえか?地面(じめん)舐(な)めなくていいから!まだ休憩(きゅうけい)じゃねぇんだよ!もう一本(いっぽん)走れ!」
Tengen “Hai-hai-hai, koe’mo denee-ka? Jimen name-nakute ii-kara! Mada kyukei-ja neen-dayo! Mo-ippon hashire!”
Tengen “All right, now! What, you’re speechless? Who told you to crawl on your belly? It’s not break time yet! Go do another lap!”
隊士(たいし)「もう駄目(だめ)…」
Taishi “Mo dame…”
Demon Slayer “I’m done.”
天元「どうしようもねえな。この後(あと)の現役(げんえき)の柱(はしら)の稽古(けいこ)はもっときついんだぞ」
Tengen “Do-shiyo’mo nee-na. Kono ato’no gen’eki’no Hashira’no keiko’wa motto kitsuin-dazo.”
Tengen “What am I gonna do with you? The training by the currently active Hashira will be even harsher than this!”
雛鶴(ひなつる)「天元様(てんげんさま)はやっぱり、現場(げんば)の方(ほう)が生(い)き生きしますね」
Hinatsuru “Tengen-sama’wa yappari, genba’no-hoga iki-iki-shimasu-ne.”
Hinatsuru “Lord Tengen does seem so much more alive on the front lines.”
まきを「そりゃあそうよ。私(わたし)たちもお手伝(てつだ)い頑張(がんば)んないと」
Makio “Soryaa soyo. Watashi-tachi’mo otetsudai ganban-naito.”
Makio “Sure, why wouldn’t he be? We’ve got to help him as much as we can!”
須磨(すま)「みんなお腹(なか)空(す)かすから、おにぎり作(つく)って作って作りまくりましょー!」
Suma “Minna onaka sukasu-kara, onigiri tsukutte tsukutte tsukuri-makuri-mashooo!”
Suma “They’ll be famished, so let’s make tons and tons of rice balls!”
雛鶴・まきを「うん!」
Hinatsuru, Makio “Un!”
Hinatsuru & Makio “Right!”
まきを「天元(てんげん)様(さま)!お昼(ひる)できましたよー!」
Makio “Tengen-sama! Ohiru deki-mashita-yooo!”
Makio “Lord Tengen! Lunch is ready!”
天元「おう。おーい、お前(まえ)ら、飯(めし)だぞー!」
Tengen “Ou. Oooi, omae-ra, meshi-dazooo!”
Tengen “Okay! Hey, you guys, it’s lunchtime!”
隊士「無理(むり)っす…。とても食(た)べるなんて…」
Taishi “Murissu… Totemo taberu-nante…”
Demon Slayer “I can’t… I can’t even think of eating!”
天元「だらしねえなぁ、ほんと」
Tengen “Darashi-nee-naa, honto.”
Tengen “How pathetic are you?”
雛鶴「天元様(てんげんさま)、そんなに怒(おこ)んないであげてください」
Hinatsuru “Tengen-sama, sonna-ni okon-naide-agete-kudasai.”
Hinatsuru “Lord Tengen, don’t be so angry with them.”
天元「俺(おれ)もそうしたいとこだが、こいつらを次(つぎ)の柱(はしら)のやつらに送(おく)り込(こ)んだら、こっちが責(せ)められるってもんだ」
Tengen “Ore’mo so-shitai-toko-daga, koitsu-ra’o tsugi’no Hashira’no yatsu-ra’ni okuri-kondara, kocchi’ga seme-rarerutte mon-da.”
Tengen “I wish I didn’t have to… but if I send them like this to the next Hashira, they’re gonna lay all the blame on me.”
まきを「はい、天元様(てんげんさま)」
Makio “Hai, Tengen-sama.”
Makio “Here you go, Lord Tengen.”
天元「おう」
Tengen “Ou.”
Tengen “Right!”
須磨「塩分(えんぶん)たっぷりのお味噌汁(みそしる)です」
Suma “Enbun tappuri-no omiso-shiru desu.”
Suma “Miso soup loaded with salt!”
天元「あいつらの稽古(けいこ)はこんなもんじゃねえぜ!ほんと」
Tengen “Aitsu-ra’no keiko’wa konna-mon-ja nee-ze! Honto.”
Tengen “This is nothing compared to their training sessions! Seriously!”
須磨「天元(てんげん)様(さま)は、基礎体力(きそたいりょく)の向上(こうじょう)担当(たんとう)ですよね?この後(あと)はどんな訓練(くんれん)があるんですか?」
Suma “Tengen-sama’wa, kiso-tairyoku’no kojo tanto desu-yone? Kono ato’wa donna kunren’ga arun-desu-ka?”
Suma “You’re in charge of boosting their basic physical stamina, right? What kind of training do they have in store after this?”
天元「この後(あと)はだな。まずは、時透(ときとう)の高速移動(こうそくいどう)の稽古(けいこ)。奴(やつ)は表情(ひょうじょう)を変(か)えないできついことをやらかすからなぁ。その次(つぎ)は甘露寺(かんろじ)による地獄(じごく)の柔軟(じゅうなん)がお出迎(でむか)えだ。そん次(つぎ)は伊黒(いぐろ)だな。太刀筋(たちすじ)矯正(きょうせい)。蛇(へび)の稽古(けいこ)はねちっこいぞ~。で、不死川(しなずがわ)だろ。無限(むげん)打(う)ち込(こ)み稽古(げいこ)って聞(き)いているが、その名(な)の通(とお)り際限(さいげん)ねえぞ、きっと。最後(さいご)に悲鳴嶼(ひめじま)の旦那(だんな)の筋肉強化訓練(きんにくきょうかくんれん)。これは人間(にんげん)捨(す)てるっきゃねえなぁ」
Tengen “Kono ato’wa-dana. Mazu’wa, Tokito’no ko-soku-ido’no keiko. Yatsu’wa hyojo’o kae-naide kitsui koto’o yarakasu-kara-naa. Sono tsugi’wa Kanroji’ni-yoru jigoku’no ju-nan’ga odemukae-da. Son-tsugi’wa Iguro-dana. Tachi-suji-kyosei. Hebi’no keiko’wa nechikkoi-zooo. De, Shinazugawa-daro. Mugen-uchi-komi-geikotte kiite-iru-ga, sono na’no-toori saigen-nee-zo, kitto. Saigo’ni Himejima’no danna’no kin’niku-kyoka-kunren. Kore’wa ningen suterukkya nee-naa.”
Tengen “Well, after this… first, they’ll undergo Tokito’s Rapid Movement Training. That guy can have a deadpan look on his face while being super-harsh. Next up is Kanroji’s Flexibility Training from hell. Then, it’s on to Iguro. He’ll rework their sword skills. That serpent’s one incessant trainer! Then, we have Shinazugawa. I hear it’s called ‘Infinite Slashing Training’… but just as the name implies, there’ll be no end to it, I bet. Last but not least, Mister Himejima’s Muscle Amplification Training. No choice but to become superhuman at that point.”
天元「柱(はしら)にしてみても、次(つぎ)から次へとかかってくる隊士(たいし)を延々(えんえん)と相手(あいて)にするわけで、さらなる体力(たいりょく)の向上(こうじょう)も見込(みこ)めるってわけだ。どうだ、派手(はで)だろ?俺(おれ)も、全力(ぜんりょく)の稽古(けいこ)、してみたかったもんだぜ。頼(たの)むぜ、みんな」
Tengen “Hashira’ni shite-mitemo, tsugi’kara tsugi’e-to kakatte-kuru taishi’o en-en-to aite’ni suru-wake’de, sara-naru tairyoku’no kojo’mo mikomerutte wake-da. Doda, hade-daro? Ore’mo, zenryoku’no keiko, shite-mitakatta-mon-daze. Tanomu-ze, minna.”
Tengen “For the Hashira, too, since they’ll be taking on an endless stream of Demon Slayer swordsmen, they can count on boosting their own physical stamina! Well? Flashy, isn’t it? I sure would’ve liked to try my hand at all-out training, too. I’m counting on you, you guys.”
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実弥「おらおらおらー!こんなんじゃ、俺(おれ)の体温(たいおん)が上(あ)がらねえだろ。ぬりぃんだよー!」
Sanemi “Ora-ora-oraaa! Kon’nan-ja, ore’no taion’ga agara-nee-daro. Nuriin-dayooo!”
Sanemi “Come on, guys! At this rate, my temperature’s never gonna go up! You’re so damn weak!”
蜜璃「そうそう、その調子(ちょうし)だよ~。もう少(すこ)し開(ひら)くね~!」
Mitsuri “So-so, sono choshi-dayooo. Mo-sukoshi hiraku-neee!”
Mitsuri “That’s right! Just keep that up! Let’s spread them a little more, okay?”
小芭内「敵(てき)はどこから襲(おそ)ってくるか分(わ)からないぞ。感(かん)じろ」
Obanai “Teki’wa doko’kara osotte-kuru-ka wakara-nai-zo. Kanjiro.”
Obanai “There’s no telling where the enemy will attack from. Feel it.”
無一郎「こんな隙(すき)だらけじゃ、もう3回(さんかい)は鬼(おに)に喰(く)われてるよ」
Muichiro “Konna suki-darake-ja, mo san-kai’wa oni’ni kuwareteru-yo.”
Muichiro “Your stance is so full of holes, a demon would’ve devoured you three times by now.”
無一郎(痣(あざ)を常(つね)に出(だ)していられるようにするには…)
Muichiro (Aza’o tsune-ni dashite-irareru-yoni suru-niwa…)
Muichiro (In order to maintain my marked state…)
無一郎「ほら、脇(わき)が甘(あま)いよ」
Muichiro “Hora, waki’ga amai-yo.”
Muichiro “Look, you’re vulnerable from the side.”
行冥「皆(みな)、頑張(がんば)るのだ。全(すべ)ては鬼(おに)を滅殺(めっさつ)するため。それはお館様(やかたさま)のため。これまで死(し)んでいった鬼殺隊士(きさつたいし)のため。生(い)きとし生ける人(ひと)たち全(すべ)てのため。我々(われわれ)はやり遂(と)げなければならない。頑張(がんば)るのだ」
Gyomei “Mina, ganbaru-noda. Subete’wa oni’o messatsu-suru-tame. Sore’wa Oyakata-sama’no tame. Kore-made shinde-itta Kisatsu-Taishi’no tame. Ikitoshi-ikeru-hito-tachi subete’no tame. Ware-ware’wa yari-toge-nakereba nara-nai. Ganbaru-noda.”
Gyomei “Everyone, strive to do your best. This is all for the sake of destroying demons. We do this… for the Master’s sake. For the sake of all the Demon Slayer swordsmen who’ve lost their lives. For the sake of all living people. We must see this through to the end. We must strive.”
――――――――――――――――――――――――――――――
炭治郎「ん?何(なん)だろう。ギャアアッ!うわぁ血(ち)が出(で)た!急(きゅう)に何(なに)するんだよ!酷(ひど)いな!」
Tanjiro “N? Nan-daro. Gyaaa! Uwaa chiga deta! Kyu’ni nani surun-dayo! Hidoi-na!”
Tanjiro “What’s going on? Ow! I’m bleeding! What’s this all of a sudden? How could you?”
鎹鴉(かすがいからす)の天王寺松右衛門(てんのうじまつえもん)「急(いそ)ギ、急ギ。お館様(やかたさま)カラノ手紙ダ!! 至急読ムノダ!!」
Kasugai-Garasu (Tennoji Matsuemon) “Isogi, isogi. Oyakata-sama’karano tegami-da!! Shikyu yomu-noda!!”
Kasugai Crow (Tennoji Matsuemon) “Rush! Rush! This is a letter from the Master. Read it without delay.”
炭治郎「手紙(てがみ)?俺(おれ)に?わざわざ?え――何(なん)だろう?あっ…。」
Tanjiro “Tegami? Ore’ni? Waza-waza? E――Nan-daro? A…”
Tanjiro “A letter? To me? He took the time to… Huh? What is it?”
炭治郎「冨岡(とみおか)さん、柱稽古(はしらげいこ)に参加(さんか)してないのか」
Tanjiro “Tomioka-san, Hashira-Geiko’ni sanka-shite-nai-noka.”
Tanjiro “Mr. Tomioka… is not taking part in the Hashira Training?”
あまね「耀哉様(かがやさま)。柱(はしら)の皆様(みなさま)が、これからの戦(たたか)いに向(む)け、鬼殺隊員(きさつたいいん)への柱稽古(はしらげいこ)を始(はじ)めたようです。あなたの子供(こども)たちが、あなたの意思(いし)を継(つ)ぎ、あなたの気持(きも)ちを繋(つな)げていこうと、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒(たお)すという悲願(ひがん)のため、進(すす)んでやってくれています」
Amane “Kagaya-sama. Hashira’no mina-sama’ga, kore-kara’no tatakai’ni muke, Kisatsu-Taiin’eno Hashira-Geiko’o hajimeta-yodesu. Anata’no kodomo-tachi’ga, anata’no ishi’o tsugi, anata’no kimochi’o tsunagete-iko-to, Kibutsuji Muzan’o tausu-to-iu higan’no-tame, susunde yatte-kurete-imasu.”
Amane “Master Kagaya… It seems that the Hashira, to prepare for the coming battle, have started a Hashira Training program for the Demon Slayer swordsmen. Your children… are carrying out your will… and are making sure that your hopes live on. For the sake of your ardent desire to defeat Muzan Kibutsuji… they are willingly taking the next steps.”
耀哉「あまね…」
Kagaya “Amane…”
Kagaya “Amane…”
あまね「はい」
Amane “Hai.”
Amane “Yes?”
耀哉「これまで本当(ほんとう)にありがとう」
Kagaya “Kore-made honto-ni arigato.”
Kagaya “For all that you’ve done… thank you… from the bottom of my heart.”
あまね「はい…」
Amane “Hai…”
Amane “Yes!”
――――――――――――――――――――――――――――――
鎹鴉(かすがいがらす)「こんばんは、珠(たま)世(よ)さん。物騒(ぶっそう)ですよ、夜(よる)に窓(まど)を開(あ)け放(はな)っておくのは。でも今日(きょう)は本当(ほんとう)に月(つき)が美(うつく)しい夜(よる)だ。初(はじ)めまして。吾輩(わがはい)は、産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)の使(つか)いの者(もの)です」
Kasugai-Garasu “Konbanwa, Tamayo-san. Busso-desu-yo, yoru’ni mado’o ake-hanatte-oku-nowa. Demo kyo’wa honto-ni tsuki’ga utsukushii yoru-da. Hajime-mashite. Waga-hai’wa, Ubuyashiki Kagaya’no tsukai’no mono-desu.”
Kasugai Crow “Good evening, Ms. Tamayo. It’s dangerous, you know. Leaving your window open at night. But tonight, the moon is truly gorgeous to behold. It’s a pleasure to meet you. I’m one of Kagaya Ubuyashiki’s messengers.”
鎹鴉「いやあしかし、隠(かく)れるのが御上手(おじょうず)ですな。貴女(あなた)を見(み)つける間(あいだ)に、産屋敷(うぶやしき)はもう動(うご)けなくなってしまった」
Kasugai-Garasu “Iyaa shikashi, kakureru-noga ojozu desu-na. Anata’o mitsukeru aida’ni, Ubuyashiki’wa mo ugoke-naku-natte-shimatta.”
Kasugai Crow “But really, you’re quite adept at hiding. In the time that it looks to find you, Ubuyashiki has become immobile.”
珠世「……どうしてここが…わかったのですか?」
Tamayo “……Doshite koko’ga…wakatta-no-desu-ka?”
Tamayo “How did you find this place?”
鎹鴉「人間(にんげん)の人脈(じんみゃく)ですね。貴女(あなた)が買(か)ったこの家(いえ)の元(もと)の持(も)ち主(ぬし)を特定(とくてい)しました。それから、昼間(ひるま)の内(うち)に愈史郎(ゆしろう)くんの視覚(しかく)を把握(はあく)。吾輩(わがはい)は訓練(くんれん)を受(う)けているとはいえ、ただの鴉(からす)。そもそも、そこまで警戒(けいかい)されない。貴女方(あなたがた)��危害(きがい)を加(くわ)えるつもりはないので、安心(あんしん)してほしい」
Kasugai-Garasu “Ningen’no jin-myaku desu-ne. Anata’ga katta kono ie’no moto’no mochi-nushi’o tokutei-shima-shita. Sore-kara, hiruma’no-uchi’ni Yushiro-kun’no shikaku’o ha’aku. Waga-hai’wa kunren’o ukete-iru-towa-ie, tada’no karasu. Somo-somo, soko-made keikai-sare-nai. Anata-gata’ni kigai’o kuwaeru-tsumori’wa nai-node, anshin-shite-hosii.”
Kasugai Crow “That would be due to human connections. I was able to identify the former owner of this house you’ve purchased. Not only that, but I kept an eye on Yushiro during the day. I may have received training… but I am a mere crow. No one would ever be that wary of me. As I have no intention of harming you, please rest assured.”
珠世「……では、何(なん)の御用(ごよう)でしょうか」
Tamayo “……Dewa, nan’no goyo-desho-ka.”
Tamayo “Then, what is it that you want with me?”
鎹鴉「ふむ、不信感(ふしんかん)でいっぱいの様子(ようす)。無理(むり)もない。吾輩(わがはい)が炭治郎(たんじろう)のように貴女(あなた)から信頼(しんらい)を得(え)るのは難(むずか)しいですね、やはり…」
Kasugai-Garasu “Fumu, fushin-kan’de ippai’no yosu. Muri’mo nai. Waga-hai’ga Tanjiro’no-yoni anata’kara shinrai’o eru-nowa muzukashii-desu-ne, yahari…”
Kasugai Crow “Hmm. You’re full of suspicion. I don’t blame you. It would be hard to gain your trust like Tanjiro has, just as I thought.”
珠世(どういった腹積(はらづ)もりなの。産屋敷(うぶやしき)…何(なに)か騙(だま)そうとしている?)
Tamayo (Do-itta hara-zumori-nano. Ubuyashiki… Nani-ka damaso-to shite-iru?)
Tamayo (What does he intend to do? Ubuyashiki… Is he trying to deceive me somehow?”
珠世「愈史郎(ゆしろう)は……?」
Tamayo “Yushiro’wa……?”
Tamayo “Where is Yushiro?”
鎹鴉「愈史郎(ゆしろう)くんは心配(しんぱい)いりませんよ。ほら、走(はし)ってくる足音(あしおと)が聞(き)こえる」
Kasugai-Garasu “Yushiro-kun’wa shinpai-iri-masen-yo. Hora, hashitte-kuru ashi-oto’ga kikoeru.”
Kasugai Crow “You need not worry about Yushiro. Listen. You can hear his footsteps running toward us.”
鎹鴉「では、用件(ようけん)を話(はな)しましょうか。鬼殺隊(きさつたい)にも、鬼(おに)の体(からだ)と薬学(やくがく)に精通(せいつう)している子(こ)がいるのですよ。禰豆子(ねずこ)の変貌(へんぼう)も含(ふく)めて、一緒(いっしょ)に調(しら)べていただきたい」
Kasugai-Garasu “ Deha, yoken’o hanashi-masho-ka. Kisatsu-Tai’nimo, oni’no karada’to yaku-gaku’ni seitsu-shite-iru ko’ga iruno-desu-yo. Nezuko’no henbo’mo fukumete, issho’ni shirabete-itadaki-tai.”
Kasugai Crow “And now… shall I state my business? There is a girl in the Demon Slayer Corps… who is also well-versed in demon physiology and pharmaceuticals. Along with looking into the changes to Nezuko, we want you to collaborate with her.”
珠世「あっ…」
Tamayo “A…”
鎹鴉「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒(たお)すために、協力(きょうりょく)しませんか?産屋敷邸(うぶやしきてい)にいらしてください」
Kasugai-Garasu “Kibutsuji Muzan’o taosu-tame’ni, kyo-ryoku-shima-sen-ka? Ubuyashiki-tei’e irashite-kudasai.”
Kasugai Crow “Will you work with us to defeat Muzan Kibutsuji? Please come to the Ubuyashiki Mansion.”
珠世(鬼(おに)である私(わたし)を、鬼殺隊(きさつたい)の本拠地(ほんきょち)へ…?!)
Tamayo (Oni’de-aru watashi’o, Kisatsu-Tai’no honkyo-chi’e…?!)
Tamayo (You’re summoning me, a demon… to the Demon Slayer Corps headquarters?)
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大正コソコソ噂話/Taisho Koso-koso Uwasa-banashi/Taisho-era Secret
炭治郎「柱稽古編(はしらげいこへん)では毎回(まいかい)、柱(はしら)それぞれの大正(たいしょう)コソコソ噂話(うわさばなし)を紹介(しょうかい)していきたいと思(おも)います」
Tanjiro “Hashira-Geiko-hen’dewa mai-kai, Hashira-sore-zore’no Taisho Koso-koso Uwasa-banashi’o shokai-shite-ikitai-to omoi-masu.”
Tanjiro “Every week during the Hashira Training Arc… I’m going to let you in on a Taisho-era secret about each Hashira!
しのぶ「伊之助(いのすけ)くん。この割(わ)れたガラス、どうするんですか?」
Shinobu “Inosuke-kun. Kono wareta garasu, do-surun-desu-ka?”
Shinobu “What are you going to do about this broken glass?”
伊之助「でもよぉ…」
Inosuke “Demo-yoo…”
Inosuke “Yeah, but…”
しのぶ「めっ!」
Shinobu “Me!”
Shinobu “Bad boy!”
伊之助「うっ…」
Inosuke “U…”
しのぶ「いつも前向(まえむ)きなのは伊之助(いのすけ)くんの良(よ)いところですが、やっては駄目(だめ)なこともあります。ほら、腕(うで)を上(うえ)に。手当(てあ)てしてあげますから。もうこんなことしては駄目(だめ)ですよ」
Shinobu “Itsumo mae-muki-nano’wa Inosuke-kun’no yoi tokoro-desu-ga, yatte’wa dame-na koto’mo ari-masu. Hora, ude’o ue’ni. Teate-shite-age-masu-kara. Mo konna-koto shitewa dame-desu-yo.”
Shinobu “You’re always positive, and that’s what I like about you… but there are things that you mustn’t do. Now, then, hold up your arm. Don’t ever do anything like this again, all right?”
伊之助「ほわほわ…」
Inosuke “Howa-howa…”
Inosuke “Howa… Howa…”
炭治郎「しのぶさんは厳(きび)しいところは厳しいけれど、思(おも)いやりあふれる人(ひと)なんだ。この前(まえ)の柱合会議(ちゅうごうかいぎ)でも…」
Tanjiro “Shinobu-san’wa kibishii-tokoro’wa kibishii-kedo, omoi-yari-afureru hito-nanda. Kono-mae’no Chugo-Kaigi’demo…”
Tanjiro “Ms. Shinobu is strict when she needs to be, but she is also very caring. Like at the Hashira Meeting the other day…”
蜜璃「ダバダバダバ…」
Mitsuri “Daba-daba-daba…”
しのぶ「甘露寺(かんろじ)さん」
Shinobu “Kanroji-san.”
Shinobu “Ms. Kanroji?”
蜜璃「あ…ありがとう」
Mitsuri “A…Arigato.”
Mitsuri “Huh? Oh, thank you!”
しのぶ「どういたしまして」
Shinobu “Do-itashi-mashite.”
Shinobu “You’re welcome.”
炭治郎「以上(いじょう)、大正(たいしょう)コソコソ噂話(うわさばなし)でした。次回(じかい)、第二話(だいにわ)『水柱(みずばしら)・冨岡義勇(とみおかぎゆう)の痛(いた)み』」
Tanjiro “Ijo, Taisho Koso-koso Uwasa-banashi deshita. Jikai, dai-niwa ‘Mizu-Bashira, Tomioka Giyu’no Itami.’”
Tanjiro “That’s it for today’s Taisho-era secret! Next, Episode 2… ‘Water Hashira Giyu Tomioka’s Pain.’”
Please note that the orange-colored sentence is just my translation, since I couldn’t find any video with English subtitles in YouTube.
(Continue to Episode 2)
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【かいわいの時】天正十四年(1586)九月二十五日:山科言緒(阿茶丸)、中島天神社の流鏑馬を見物(山科言経『言経卿記』)
天満宮では、九月二十五日の秋大祭に流鏑馬式がある。伝承によると明治以前には、射手が拝殿に一七日間参籠 し、当日は飾馬に乗り、鏑矢を持ち、社殿を三度回ってから、表門の前から浜の間に立てられた三ヵ所の的を射たという(『新修大阪市史 4』)。旧暦。現在は10月25日。
大阪天満宮における流鏑馬神事の起源は定かではありませんが、豊臣秀吉の時代に天満に居住した公卿・山科言経の目撃証言(息子が見物)があります。
天神社ニ今日ヤフサメ有之、四条・阿茶丸寸見物云々、哥仙新造懸之、願主津田ト眞也云々(天正十四年九月二十五条)。東京大学史料編纂所編纂『大日本古記録 言経卿記二』より。
その後、一時途絶えたようですが、元和元年(1615)に松平忠明が大坂城主として入城後、幕命により乗馬を神事に供したことがきっかけで復活(伝)。延宝八年(1680)刊行の大坂の年中行事を案内した一無軒道冶の『難波鑑』には、馬上から矢で的を射る「天満天神の矢ふさめ」の挿画入りで解説されています。
此日天神の御神事也。則やふさめあり。是は天満天神の門の前に。茶屋あり。茶屋のあるじの式として。としこと是をつとむ。まづ七日以前より。拝殿にあらこも志きて。通夜いたし。精進潔斎して。其日にいたれバ。あたらしきなをしはかまに。袖くくりあかき鉢巻して。かさりたる馬にのり。ゆミとかふらやを。左右の手に取とり。社檀をのりめくること三度それより。逸散をかけいだし。宮の前浜手九町を三反のりかへすあいたに。六所に角のまとを立て。是を射る也。手綱もとらず。手をはなちて。弓射ゐる間。逸足かくる馬を。つゐに落さることハ。此天神の御はからひといとたふとし(「天満天神流鏑馬 同二十五日」)。『浪速叢書 第12』「難波鑑 第五」より。
しかし、江戸後期になると、様子が変わっています。享和元年(1801)、大坂の銅座に赴任した幕臣・大田南畝の『葦の若葉』には、現在と同様に馬上から半弓で的を打ち破る様子が記録されています。
九月二十五日、晴天滿天神の秋祭にて、流鏑馬の神事ありと聞て、御社にまうづる道々に矢來結ひわたせり、神主社家に知る人ある物を伴ひたれば、神社の拜殿に登る事を得たり……やゝありて肩衣袴きたる男、馬に乘て門前の西の方より出て大路を南へ濱の方迄かけおふ事、一度してかへれり、是を馬場見せといふ、やがて的板三本を大路の東の方三所へたつ、乘るへき馬を拜殿の階下に引立つ、社家の白衣きたるが垂多く持出て、厩人に渡す、口取馬の頭につく、社家拍子うちて、細に切たる紙をちらして入る、緋縮緬の小手袖きて〔金絲にて縫たる丸き紋を付〕黄なる皮の行騰に似て、短き物はきたる若き男、弦なき弓と矢を持〔初の馬場みせ乘たるものにあらず〕拝殿の幕の內より出て、神前にぬかつく、社家盃を傳ふ〔神酒なり〕ついたちて、騎射笠のこときものを着て馬に乘り、拜殿の前なる棚のもとを、東より西にめくる事、三度にして門を出づ、此時門の内人あまた立込たれば、棒持たる男先に立て、打拂〃〃行く、門を出て西の方に入て、大路を南へ濱の方まて馬を走しむ事三度なり、一度〃〃に例の的札持たるもの、大路の方三所より的差出すを、弓のはずもて打ば、的持たるもの、的を破りて引く事都合九度なり、此間神主社家ともに、拜殿の階上に座し事終りて退く、此馬にのる男は、例年山本屋といへる市人なりといふ(『葦の若葉 巻三之下』)。吉川弘文館『蜀山人全集 巻1』より。
その出で立ちは、南畝の描写とは細部で違いはありますが、芳梅の『滑稽浪花名所』で見る事ができます。
(写真)芳梅「滑稽浪花名所 天満天神」1857-58(ボストン美術館蔵)
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ケンカしようぜ feat.可不 (Let's fight feat. KAFU) The original version sung by AHUB can be found here. ☆ Music:エイハブ | AHUB ☆ Movie:エラハイコ ☆ Mix and Mastering:古市暁大 ☆ Special thanks to @wondernoise for her corrections and help with the translation.
Lyrics:
もうここまでだって言ってしまえる 僕らもお前らもその程度 臆病じゃないとかいうなら こっち来てケンカしようぜ 誰もが抱えてるんだ 行き場のない恐怖や不満などその類 今日だけ理性を忘れて 大口叩いて愚痴ろうぜ
I’m gonna have to say that’s as far as we can go That’s the limit for people like us and y’all If you say you’re not cowardly Come over here, let’s fight Everyone’s bearing the burdens of the fear of nowhere to go, dissatisfaction, and the like Let’s forget reason just for today Let’s talk big and complain
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ほら、らったったらららったらら 今茜の花が咲く それでも、らったったらららったらら まだ足りないもんがある いつかの分かったフリだとか そういうのが怖かった
See, ra-ta-ta-ra-ra-ra-ta-ra-ra The madder flowers are blooming now Even so, ra-ta-ta-ra-ra-ra-ta-ra-ra There’s still something lacking I was scared that someday I’d have to pretend to understand
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僕ら、きっと無意識に 見たいものしか見ないようになる だから、ケンカしようぜ。
Someday, without meaning to we’ll come to only see what we want to see So let’s fight
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丸めて��イしたかった昔話 最後は救ってよ君の手で きっと同じように君も救うから さあケンカしようぜ 知識や余裕を手に入れてゆく度 本音を閉ざして殻に籠る そうだ、欲しいのは 剥き出しの君の感情だったんだ
An old tale that I wanted to roll up and throw away Save me with your own hands in the end, because I’ll surely save you in the same way, so come on, let’s fight As I gain more knowledge and leeway I bury my true feelings and retreat into my shell That’s right, what I wanted was your emotions laid bare
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ああ、知りたいな 何のため君は怒るのか 締め切った心の音に苦しむ滑稽な僕ら 互いに全部をぶち撒けて 重ねた所が「僕ら」になった 僕ら、これまでよりももっと 思い遣って生きんだ
Ah, I want to know What makes you so angry We are ridiculous people troubled by the sounds of our closed-off hearts We poured our hearts out to each other and the overlap between you and me became “us” More than ever before, we live with care
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ほら、らったったらららったらら 今茜の花が咲く 僕らにゃ、らったったらららったらら まだ足りないもんがある これから分かったフリだけはしないようにしたいのさ
See, ra-ta-ta-ra-ra-ra-ta-ra-ra The madder flowers are blooming now For us, ra-ta-ta-ra-ra-ra-ta-ra-ra There’s still something lacking I just want to stop pretending that I understand from now on
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僕ら、きっといつまでも他人同士だからさ。 懲りずにケンカしようぜ。
We’ll always be strangers to each other so let’s fight without getting discouraged
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あっという間に年末やね。まだなかなか気持ちが追いつかないお友達もきっと沢山おるんちゃうかなあ。今年はあたたかい日がいつもより長く続いたからかもって思うけど、日頃の忙しさというのももちろんあるでしょう。せめて年末年始はみんなもゆっくり過ごせますように。この一年頑張ってない人なんて誰もいないわけですから。そして僕はね、年内最後にひとつやりたいことがありまして。去年から始めた試みなんやけど、一年間の活動をまとめたいんですよ。グループとしてのお仕事も、個人で受けたお仕事も、全て大切なご縁やから。ただtumblrにも画像の枚数制限があるもんで、去年と同じく上半期と下半期に分けて投稿しまっせ!お時間とご興味のある方はぜひお付き合いくださいまし。それではげんきいっぱいにいってみよー!
1月
2024年は我々も20周年に突入!ということで、年が明けた瞬間に発表したのがまさかまさかのサブスク解禁。今でこそサブスクで楽曲が配信されている事務所のグループも多いけど、実はまだこの時点では珍しい方やったのよ。僕自身もいろんなお友達に紹介しやすくなって、いい時代になったもんやなと思うよね。
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そしてもうひとつサプライズ。THE FIRST TAKE、記念すべき新年一発目に選んでいただきました。こちらも大反響で嬉しかった!ミスさえもいい味になってると思います。みんないい顔してるなあ、素晴らしい家族写真がまた増えた。新年を迎えてからは連日胸を痛めるような出来事が積み重なって、不安や悲しみに心を飲まれそうになる瞬間がきっとあったと思うの。そんな時にこそ僕たちの音楽が少しでもあなたにとっての支えに、心の拠り所になれたなら、それ以上に幸せなことはないって改めて感じたかな。
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1月最後の週は、関ジャニ∞名義でラストになるシングル曲をリリースしまして。こちらのアンスロポスという楽曲、タイトルの意味はギリシャ語で「見上げる人」でございます。この曲を提供してくれたキタニタツヤくんによると、2つの足で立つ動物である僕たちは常に天を仰ぐことができるような肉体の構造になっていて。無限のように思えるその空間に可能性を見出すことがヒトの行動原理なのではないか、という考えからこのタイトルに決まったんやって。とっても良くない?我々も傷ついた誰かの顔を上げる一助になれたら、という祈りを込めて力強く歌っています。音楽は必ずあなたに味方するよ。ぜひ聴いてみて。
2月

2月はなんといってもこれでしょう。改名です。きっとファンの子たちも、そうではない方々も、最初名前を見た瞬間に「ダセー!」と感じたはず。安心して、正しいから。でも今はどうですか?なかなかしっくりきてない?横山くんの案やったんやけど、僕はこれ以上に良い名前なんて無いと思う。グループとしての将来を考えたときに、やっぱり名前は変えたほうがいいんじゃないか。という気持ちも、いやいや世間にどう思われようと、どんなに仕事が無くなろうと、関ジャニ∞を貫くべきなんじゃないか。という気持ちも、全員が抱えていて。この日を迎えるまでに何度も話し合いを重ねながら冗談抜きで二転三転どころか五転六転はしてたけど、今ではきっとこれで良かったんだと思ってます。これが僕たちのターニングポイントだと思えるような活動をこれからも続けていきたいね。今回の試練もみんなで乗り越えて進化を遂げたのだから、もう僕たちは向かうところ敵なしです。
3月

春の芽吹きを感じる頃は、すこしずつ新しい一歩を踏み出してみたくなるよね。ということで「人生の大ピンチ」をテーマに、金スマさんで僕が患った病のことをおはなしさせて頂きました。そして、当時は伏せていたその後の真実も。ここで全てをきちんと打ち明けられたのかなあ。ありがたいことに再現VTRも作ってくださっていたし、だからこそより強烈で衝撃的だったとは思うんです。でも、時間はかかったとしてもちゃんとお伝えできてよかった。当時の僕は本気で事務所を辞めようと考えていたし、考えていたどころではなくほぼ心も決まっていて。迷惑かけたくなかったからっていうのが大きかったけど、仲間たちに本気で頭も下げて。それなのにどうして今ここに残っているかというと、心の底から誰かのために生きたいと強く感じたから。僕がこうして自分の経験を発信することで、同じ悩みを抱えて生きる方の役に立ちたかったの。その決意表明でもあるお仕事でした。ありがたかったな。
4月

稽古を重ねながら待ちに待った4月。主演舞台、「あのよこのよ」の幕開け!殺陣も歌も笑いも涙も、全てを一身に浴びる演劇。最高のものをお届けできて本当に嬉しい限りでございます。僕はやっぱり演劇が好きで、何度でもこの板の上で命を削りたいと思えたよね。芝居の世界は何にでもなれる。命知らずで向こう見ずな浮世絵師の人生、心からたのしかった。劇場まで足を運んでくれたお友達にもありがとう。あのよこのよのおしまいは、あのよこのよのはじまりに。


4月はもういっちょ。うわ!とか思わんといてね。僕たちの妹分、CANDY EIGHTの少女漫画が誕生しましたよ。おふざけ一切なし!ほんまもんのやつ。元々はりぼんで連載されていたんやけど、それがぎゅっとまとまりました。大丈夫?みんなついてこれてる?ゆっくり咀嚼してください。僕も少女漫画デビューを果たしたんやけど、ちょこっとだけ見てほしい。こんなにもイケメンに描いていただいたんです。ただいま絶賛発売中!日常にときめきが欲しい方、おすすめやで。

5月

夢のようなステージ、再び。WE AREコンサート、圧巻やったでしょ。なんといっても事務所所属の14組がどーんと勢揃いしてる訳やからね。そして演出は安心と信頼の松本潤。こんなにも心震えるエンタメが他にありますか。普段はなかなか会えない子たちともわちゃわちゃできて、本当にいい時間やった。まだNetflixでまるっとすべてご覧いただけるみたいやから、年末年始のまったりタイムにぜひいかがでしょう。
6月

6月は我々の冠番組「EIGHT-JAM」が外の世界へ飛び出して、SUPER EIGHTによる音楽好きのためのフェスが開幕!3日間のお祭りですよ。すごない?豪華なアーティストの方々をお招きして毎日スペシャルなコラボレーションもあったり、驚きとときめきが詰め込まれた空間やったと思う。やっぱり音楽は人の心を繋ぐものやなって感じる瞬間がいくつもあった。そしてこのフェスの直前に長いこと伸ばしてた髪をばっさり切ったもんで、1日目がちょうど初お披露目やったのよね。あの、ありがとうございました。黄色い悲鳴。何事!と思って驚いてしまった���ど、そういえば切ったんやわって後から理解しました。アイドルとしての醍醐味ですよ。

前半戦のしめくくりに、個人的なこともおはなししていい?さっき髪を切ったって書いたんやけど、実はあれだけ伸ばしていたのにも理由があって。舞台のためというのはもちろんなんやけど、ずっとヘアドネーションに挑戦してみたかったんよ。ようやく目標の長さに辿り着けたので思っきしいきました。綺麗事に感じるかもしれへんけど、僕の命や身体は本気で誰かのためのものやと思っているから。みなさまも興味があればぜひ一度調べてみてくださいな。さて、こちらで上半期のまとめはおしまい。ながーい!活字に触れたい方、引き続き後半戦もよろしくね。
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Hiya! First of all I wanted to say I've enjoyed reading your lyric translations! I'm really glad you've been posting them so that people can get an idea of what the musical is like! I'm part of the team who's working on the English subs right now, and we've been having a little trouble with the curtain call because it's hard to make out what they're saying lol! I was wondering if you had a transcript you were working from when you did your translation of it? Reading your translation was really helpful in understanding some lines ^^
Thank you for your ask! I mostly translated based on the automatic Japanese subtitles I found of the musical. A lot of it is... somewhat questionable at times. But it's thanks to it that I've gotten this far. It caught a lot of dialogue that was difficult for me to understand by ear.
I still have those automatic subtitles, but I unfortunately didn't write down the corrections I made. I tried my best to recreate them, so I hope you and your team find it helpful!
[松下]
え本日はご来場をいただき誠にありがとうございます
この公演でですねえ自分とそしてツェペリ役の廣瀬友祐君が千秋楽ということなのでえ
一言ずつちょっと挨拶をさせてもらってもいいですか
ではまずは廣瀬君からお願います
[廣瀬]
はい!えツェペリ役をダブルキャストで演示させていただきました廣瀬友祐です本日はありがとうございました
ありがとうございます
全体は明日までえですが僕と優也君は一足先に千秋楽を迎えましたけど
え個人的にはえ人安心したところでもありますが
え今日この日この日を迎えるまでいろんなことがありましたえそしていろんな思いえ
今でもこのいろんな感情がえありますけど
とにかくえここまで来れたことは本当にこのステージにいるキャスト1人1人のえー素晴らしさと強さとえスタッフさん
そして何よりも毎日足を運...
毎日足を運んでくれないか (?)
あの毎日ね
あの本当にたくさんのお客様に声援いただいてえいただけたおかげだと思っております
本当にえこの座の一員になれてえ幸せでした
ありがとうございました
心から...パウ
[宮野]
心からパウ!(or) パウ!パウ!パウ!
[松下]
はいえジョナサン・ジョースター役を演じさせていただきました松下優也です
本日はありがとうございます !
みんな楽しかったですか!
最高!
それが聞けたら最高ですが
はいえっとですね本当にま明日本当は大千秋楽なので
えっとまあこの挨拶もね明日は樟太郎君がもう完璧にしてくれると思うので!
えっと僕はね心配心配ですかいや多分大丈夫です
[宮野]
代わりに挨拶して (TN: Not even the subtitles could catch what was being said here. This came from a piece of Japanese fan art I found online that was based on this part. It seems to be roughly what Miyano is saying here. But take it with a grain of salt anyways.)
[松下]
いや彼は...覚悟で (?)
はいいやもう彼は大丈夫だと思うんであれなんですけども
えなのでちょっと個人的なね思いをあのここでちょっと話せたらなと思いますが
えっとまずはこうしてえここまでの本当に広瀬君も言ってくれましたが長い道のりをこうやって千秋楽までたどり着けたことに本当に安心していますし
本当に今この場に入れて本当に幸せですありがとうございます
え2月にですねえ遅れた形となったえ初日を迎えた時にですねこのカーテンコールで本当にそその時のお客様にたくさんの声援とたくさんの拍手を本当に今日のようにいただきまして
本当にあの時の感じた思いっていうのは僕の中で一生忘れないものになりました
はいでですね...
え...まあ本当にいろんなことがありましたけども
えここまで支え合ってきた
相棒のように支え合ってきたマモ
本当にもう彼シングルで
ちょっとえげつない
いいや素晴らしい
[宮野]
これも始まる前にもう顔見て泣きそうになっちゃった俺
[松下 & (宮野)]
ね?いや俺もちょっとねグッと来るものがあって (はい)
ちょっと離れちゃったよ (離れちゃった!)
まだその関係じゃないから離れちゃった (そうそう��い)
いや本当にもうマジでいやマジですごくないすか
いやいやごめんこんなこと出演者が言うのもあれなんやけど
本当にリスペクト。本当素晴らしいです。 (いやいやいや本当に...)
本当に人間やめてると思います
それぐらい... (褒めてる?褒めてる?)
あまあ一応 (あ本当?ありがとう)
[松下]
はいえそしてですね
あのまあこの場にはねあの同じステージ上になあのいることはないんですが
えっと稽古初日からそして今日この日までずっとあの支え合ってそして高め合って励まし合ってきた樟太郎もですね (?)
本当にあのこの2人じゃないとこのジョジョは完成しなかったなという風に本当に改めて思います
そしてこのキャスト2人のキャスト初めとするキャストスタッフの皆さん本当にあとございます!
素晴らしい!
ありがとうございます
はい
そして何よりですね何よりです本当にこうやって心を寄せてくださった今こうやって劇場にいる皆さん
そして配信をご覧の皆さんカメラどっこか分からないですけど
配信をご覧の皆さん
本当に心からありがとうございます!
ありがとうございます
もう僕はすごいホットしてしました今日今はわって!
はいもう明日ですねあの廣瀬君と僕で大千秋楽は見守りたいと思います
頑張ってくださいみんな!
俺も一緒に頑張るから
え是非皆様も...
え何なんか喋りて
なんかやってやるよやってやるよな!
うん
俺も見てやるよ!
ああ俺も見るはい
すいません
えなので是非明日の大千秋楽まで是非皆様応援よろしくお願いいたします
本日は本当にありがとうございました!
-
[松下]
ありがとうございます
ありがとうございます
え是非明日の公演まで応援よろしくお願いします
樟太郎明日頑張れよ!
[宮野]
頑張れよ!
[松下]
ありがとうございました
[宮野]
ありがとうございました
#jjba#jojo musical#jojo no kimyou na bouken#phantom blood musical#jojo's bizarre adventure#phantom blood#jojo part 1#jjba musical
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P202
「わかった。では、屋上で」 “All right. Let’s go to the roof.”
根を携え、カイが広間から出ていった。 Kai left the hall, carrying his staff in hand.
ティルは椙を握り、その後を追った。 Gripping his own staff tightly, Tir followed him.
それからというもの、ティルはカイを相手に棒術の稽古に打ち込んだ。 From that moment on, Tir devoted himself to studying bōjutsu under Kai’s tutelage.
身体中があざだらけになり、手の皮もすりむけた。 His body was bruised all over, his hands blistered.
新たにティルはいくつかの奥義をカイから授かったが、それよりも今は、くたくたになって泥のように眠れればよかった。 Tir did learn a number of secret techniques anew from Kai, but he was simply glad to be so bone-weary exhausted that he collapsed into bed and slept like the dead.
ティルがそうして過ごしている間に、一人トラン湖を船で渡り、パーンが居城に帰ってきた。 While Tir spent his days training, Pahn crossed Toran Lake alone and made his way back to the castle.
皆に喜んで迎えられた。 His arrival was met with cheers.
ハーンは傷だらけだった。 Pahn was covered in cuts and wounds.
クレオに包帯でぐるぐる巻きにされ、ベッドに横たわったパーンは、テオとの一騎打ちを振り返って大きくため息をついた。 Cleo wrapped him in bandages. Laying in bed, Pahn sighed as he recounted his one-on-one battle with Teo.
「あの戦い、到底俺が勝ったとは思えません。もしかしたらテオ様は、俺のことを見逃してくれたのかも……」 “Didn’t think there was any way I was comin’ out of that fight alive. Lord Teo must have let me get away…”
父ならそうするだろうと、ティルは思った。 But Tir wasn’t so certain.
テオは全力でぶつかってこいと、ティルに言っているのだ。 After all, Teo had told Tir he would strike them with his full strength.
またそれから三日後、湖賊を訪ねたヤム・クーが一人の男を連れて城に戻ってきた。 Three days after Pahn came back, Yam Koo returned from his visit to the pirates with a guest in tow.
額に青の鉢巻を巻き、青い長羽織を着たその男は、湖賊の頭領アンジーと名乗った。 It was Anji, the leader of the lake pirates. He sported a blue headband and wore a long, azure haori coat.
もとはトラン湖の船商人だったが、帝国の横暴に耐えかね、仲間を集めて湖賊をはじめたという。 He said he had originally been a Lake Toran merchant but, unable to stand the violence of the Empire, had gathered together like-minded comrades. This was how the lake pirates started.
「いけすかねえ帝国のヤツらにひと泡吹かせてやりましょうぜ」 “Let’s blow those dirty Imperial bastards outta the water!”
P203 アンジーはそう言って解放軍への力を���束し、二千の兵を提供してくれた。 declared Anji, pledging two thousand of his men to the Liberation Army’s cause.
そして自分は、部下の怪力男カナック、鎖鎌の使い手レオナルドと共にソニアの砦を攻めると言って湖賊の砦へと戻っていった。 Before returning to the pirate stronghold, he explained how he would attack Sonya’s fortress alongside his crew; Kanak, a fearsomely strong man, and Leonardo, who wielded a sickle and chain.
そして二十日が経過し、フリックたちが戻ってきた。 After twenty days, Flik and the others returned.
彼らは六百本の火炎槍を、秘密工場の主モース、そのお手伝いの女格闘家ロニー・ベルと共に、無事に居城まで運んできた。 Together with Mose, the head of the secret factory, and his assistant Ronnie Bell, who was a female martial artist, they came bearing six hundred fire spears and safely transported them to the castle.
ティルの根を一回り太くしたような長い銀の柄。 The spears were long and silver, one size larger than Tir’s staff.
その尻には紋章片が入っているのか、小さな球体が取り付けられている。 There was a small globe on one end, apparently embedded with a rune fragment.
柄の中程には仕掛けを作動させるスイッチがついていて、先端には炎を吹き出す小さな口が開いていた。 The shaft of the spear contained a switch. When flipped, flames would spew out of a small opening in the tip of the spear.
フリックが言うには、火炎槍はずっと使えるわけでなく、紋章片の力が尽きたところで効力を失うということだった。 According to Flik, this ability was limited. Once the rune fragment’s power was used up, the spears would no longer be able to shoot flames.
彼らは火炎槍を運んだだけでなく、北方から新たな有志で連れてきた。 In addition to the fire spears, they also brought new volunteers with them from the north.
キーロフの街からは洗濯上手のセイラ、カードゲームが得意な遊び人のジョルジュ、料理人のレスター、音楽好きの少女メロディ、タイ・ホーの顔見知りの船商人のクン・トーが参戦した。 These new recruits included Sarah, an expert laundress from the town of Kirov. Georges, whose skill lay in card games. Lester the chef. Melodye, a young woman who loved music, as well as Kun To, an acquaintance of Tai Ho and fellow sailor.
荒廃したカレッカの町からはマッシュの叔父に当たる軍師レオン・シルバーバーグ、農夫のブラックマンが参加し、秘密工場のモース、ロニー・ベルもそのまま合流した。 From the ruins of Kalekka came the renowned tactician Leon Silverberg, who also happened to be Mathiu’s uncle, and Blackman, a farmer. They were joined by Mose and Ronnie Bell from the secret factory.
山賊のケスラーとルドン、そして忍びのカゲという男も、秘密工場で仲間になった。 At the factory, they also befriended the bandits Kessler and Ledon as well as the ninja Kage.
しかもキーロフの街の船商人クン・トーは、腕に覚えのある船乗り二千を解放軍に合流させた。 Moreover, the sailor Kun To of Kirov brought with him two thousand men and women skilled with ships and added their numbers to the Liberation Army’s ranks.
[ «-first // previous // next // archive // Ramsus-kun Scanslations ]
#Suikoden#Soul Eater#Chapter 20#hello! back after a year!#Happy birthday to roonie!!#Ronnie Bell appearing in this chapter--a coincidence? I think not!#I know everybody loves these lists of characters!! can you remember them all?#Thanks to everyone who left kind comments!
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7月に公開された映画『先生の白い嘘』が、2年前の撮影時に、俳優が求めたにもかかわらずインティマシー・コーディネーター(性的な接触や行動をともなうシーンを調整する専門職)を入れなかったことで話題になった。映画制作の現場が、俳優の安全や尊厳を守る方向へ変化する過程で生じた出来事だったが、風当たりの強さは、世の中の意識変化を逆説的に物語った。 鳥飼茜(43)による原作の同名漫画は、性暴力がいかに人間の尊厳を削り取るかを描く。鳥飼はこの作品以外にも、男女間で認識のずれや対立が生じているテーマを真正面から、しかも多くは青年誌で描いてきた。現在連載中の作品では、10代の予期せぬ妊娠と、いわゆる“射精責任”を扱う。「男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事」と言う鳥飼は、漫画で何を伝えようとしているのか。(文中敬称略/取材・文:古川雅子/撮影:馬場磨貴/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 汚い部分もきれいな部分も「全部見せる」 映画『先生の白い嘘』の“炎上”は、原作者である鳥飼をも相当に悩ませた。大勢の人が関わる映画の現場を、原作者の価値観に染め上げることはできない。鳥飼は、のちに発表した声明で、映画になることは光栄だし、完成した映画は真摯につくられていたとした上で、「自分はこの漫画を描くとき確かに憤っていたのだ。ひとりの人間として、ひとりの友人として、隣人として、何かできることはないかと強い感情を持って描いたのだ。それはある意味特別で、貴重な動機づけだった」と綴った。 漫画『先生の白い嘘』は、2013年から2017年まで「月刊モーニング・ツー」に連載された。主人公は、友人の交際相手からレイプされた過去を持つ高校教師。屈託を抱えつつも、その人物の支配から逃れることができずにいる。 「子どものころからレイプがものすごく怖かったんです。漫画にしろ映画にしろ、昔はもっと気軽にレイプシーンがあったんですよ。よくわかんないけど怖い目に遭っていて、女というだけでその可能性があるというのはすごく怖いことやなと思ってて。大人になって、とうとう本当にそういう目に遭った人が、私のまわりに現れるんですね���ある人から相談されたとき、私はむちゃくちゃ憤って、警察に届けるべきだ、絶対に闘うべきだ、私はずっと味方するって」 加害者は顔見知りだった。 「相手は仕事関係の人で、彼女が言うには、自分もよく思われたい気持ちがあって、そういう雰囲気づくりに参加していた部分があるかもしれない、だからどこまで責任があるか、追及されたらわからないって。これか、と思ったんですよ。レイプって、まったく知らない人にボコボコにされるものかと思ってたけど、違うんだって」 被害に遭った女性が抱く、自分に1ミリでも隙や「媚び」があったら、合意がなかったと主張できないのではないか、というおそれ。実際、強姦罪(2017年に強制性交等罪、2023年に不同意性交等罪へ改正)の不起訴率は高かった。 「でも、いや、待てよ、と。犯罪になってもならなくても、起きたことは同じですよね。そういう目に遭っているのは彼女だけじゃないし、起きていることを誰かが記録して、テーブルに載せないといけないと思ったんです」 その憤りが『先生の白い嘘』という作品になっていくのだが、性犯罪被害者や支援者から「よく描いてくれた、ありがとう」と感謝されることは想定していなかったという。 「私はただ、ウエッ!ってさせたかった。見たくないものを見せてやりたかった。仕返しやったんやと思います。のうのうと生きてる犯人(加害者)に向かってツバを吐きたい、みたいな気持ち。そのツバは何かと言ったら、私という一人の女性のなかにある、汚い部分もきれいな部分も、全部見せることなんです。そのためにキャラクターをいっぱいつくって、セックスなんてくだらないけどくだらなくないとか、大事に扱わなかったら大変な目に遭うんだとか、いろんな気持ちを(漫画のなかに)全部出して。そいつが読むわけないねんけど」 青年誌は共学 「男も女もいるなかで言えることを言う」 (撮影:馬場磨貴) 『先生の白い嘘』では性暴力を、現在連載中の『バッドベイビーは泣かない』では10代の予期せぬ妊娠と“射精責任”を扱う。どちらも女性にとって切実な問題だが、連載するのは青年誌だ。男性読者に読まれることをどう考えているのか。 「青年誌と言っても、女性の漫画家も読者もいます。だから、男相手にやってやんよという気持ちはなくて。青年誌は共学、女性誌は女子校みたいな印象です。女子校には憧れがあるんですけど、同性だとわかってもらえることに甘えて、説明をはしょってしまう。漫画はやっぱり仕事だし、男の人もいてようやく社会。男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事って感じます」 男性にも届いてほしいから、男性側のことも徹底的に考える。『先生の白い嘘』のときは、当時の担当の男性編集者に本音をぶつけた。 「女は怖い目に遭ったり屈辱的な経験をしたりしてるんだけど、そのことをどう思う? みたいなことを聞きたかったんですよね。漫画のためなら、編集者は相当自己開示してくださる方が多いので(笑)。そうしたら、男性が雰囲気をつくってそっちの(性行為の)方向に持っていくというのは、昭和の男性はみんなやってたことだと思うけど、鳥飼さんと話してたら、ただノーと言えなかったから応じてくれただけで、相手にとってはいい思い出ではないかもしれない可能性に気づいたと、落ち込みだしたことがあって。 その人はそのとき40代でしたけど、ちゃんとした性の話を妙齢の男性とがっつりしたのがおもしろかったんです。彼の感覚と今の20代の感覚もたぶん全然違う。そのときどういう態度を取るのが正解なのかという通念は男にも女にもあって、時代とともに刻一刻と変わるんだってことに気づきました」 人はミスをするもの。それでも人生は続く 7月から連載開始した『バッドベイビーは泣かない』は、女子高生が怪しい業者から経口中絶薬を買う場面で幕を開ける。歌舞伎町で置き引きまがいのことをして金を手に入れようとする彼女と、彼女を助けようとする大人4人。重いテーマだが、テイストはポップなラブコメだ。 「私の漫画って、『暗い』とか『えぐる』と言われることが多いんです。今回は、全然違うテイストにしたいと思いました。他人の目を気にせず、好きなことを好きなように描こうと。気楽な会話劇をやりたくて、最初のネームを切ったんです。そのときは中絶や妊娠というテーマは出てきていませんでした」 編集者と打ち合わせを重ねるうちに、「鳥飼さんのなかに、妊娠や中絶というテーマがあるんじゃないですか? だったらそれを真ん中に据えたほうが、物語に求心力が生まれるのでは」と言われた。 「中絶って命を絶つことだから、嫌悪感を持つのは当然だし、一般的にいいことだとは言えない。一方で、そうせざるを得ない人のために選択肢として残しておくべき、というのも正論。だから、中絶について語るのはめちゃめちゃ難しいんですけど、経験したことのない人にとって、切羽詰まったときに中絶という手段があることのありがたさは、相当想像力を働かせないと共感できないと思います」 10代のころ、生理が来ないことは恐怖だった。相談をしても相手の男性が心から支えになることはなかった。自分1人の心身にのしかかる不安と将来への絶望感は、いまだに忘れることはない。 約20年前の当時、望まない妊娠をした女性が産まない決断をした場合、選択肢は手術しかなかった。それなのに、麻酔のリスクも術後のケアも教わらない。鳥飼さんは、大人になってから、フランスでは経口薬で中絶ができることをフランスの漫画で知って驚いたという。 「それを見るまで(薬で中絶できると)聞いたことがなくて、『そんなことが? いつから? 30年前から!?』って。もちろん中絶せずに済むのが一番だけど、つらい決断の先にある負担は少ないほうが絶対にいい。自分の人生を守るために、選べる未来は多いほうがいい。かつての私のように不安や絶望のさなかにいる人たちにとって、世の中は少しでも生きやすくなっているだろうかと考えると、私にもまだ描けることがあるって。いろんな意見が対立するなかで、中絶は女性の権利だって、どのくらい言えるかなと思って」 鳥飼がやりたいことは、中絶の是非を論じたり、避妊について啓蒙したりすることではない。 「世の中の大多数は、中絶せざるを得ない状況になった人について、愚かなセックスをした愚かな人っていう判断をするんです。そういう、ある種の偏見をどのくらい取っ払えるか。私はそれをやりたいんだと思います。 男の人に毎回必ず100%コンドームをつけてもらうことを、できている人もいるんでしょうけど、できない人もいるやろとか。空気に流されてつけずにしたとか。愚かなことやと思うけど、そういうことってしてしまうんですよ。ある種の人からは、『自分というものが全然ないやん』と思われるやろなと思うけど、好きな人を喜ばせようと思ったら自分なんてすぐなくなるし、機嫌が悪そうだったら言いたいことものみ込むんです。私がそうだった。私だけかもしれないけど、だったら私の話を描けばいい」 これまでも「私」を全部出して漫画にしてきた。そのときそのときに本気で考えたことが作品に刻まれている。右往左往している当時の自分は滑稽でもあるが、そういう自分を描いたことに後悔はない。 「人は絶対ミスるんですね。で、ミスっても人生は続くんですよ。こういうふうにミスりましたというのを表に出すと、黒歴史とかって言われるんだけど、私はミスを恥ずかしいとはあんまり思ってない。中絶とか犯罪被害に遭うとかは、ミスというか、“成功じゃない”出来事だけど、そういうときでも、人は絶対にベストを尽くしているんです。だから、どんなに悲しんでいても、また笑うこともできるようになる。それが生きていることの醍醐味だと思ってて。漫画でもずっとそういうことをやっていきたいし、ちょっとでも何か、人に手渡すことができたらいいなと思っています」 (撮影:馬場磨貴) 被害者はずっと被害者でいなきゃいけないわけじゃないし、失敗にいつまでも落ち込んでいる必要はない。鳥飼作品が「えぐる」と言われながらもどこか希望を持ったラストになるのは、人間の多面性を信じているからだ。 人間の性に真正面から向き合ってきた鳥飼だが、年を重ねるにつれて心境に変化も生じている。 「私たちは、日々膨大な量の映像を目にするなかで、男性が見るという前提でつくられたものを消費してきているんです。例えば、性被害を訴える作品であっても、被害を受けている場面の描写は男性を喜ばせてしまうし、私たちもその景色を受け取ってしまう。男の目線で女性を消費してしまっている。そういう考えがあることを最近知って、反省したんです。考えてもみなかったと思って。 私がこれまで性欲とみなしてきたものも、頭のなかが男になっていて、男として女の人の裸に欲情��るような、ねじれた自意識があったと思う。これからは、自分が描いた作品のなかに性描写があることについて、前よりも責任感を持たないといけないと思うし、単純に性描写自体、ちょっと描きづらくなりました。時代的にあんまり求められていない感じもあります」 鳥飼の漫画は、登場人物が多い。その一人ひとりに人生があって、性についても命についても、バラバラの価値観を持っている。社会は多様だ。 「今描いている作品でも、ちょっとでもいろんな人に触れるようにしたいですね。『私のことを言っているのかな』と思ってもらえるような仕掛けをどんどんつくりたい。歌舞伎町にいる10代女性のリアルを見聞きして、どうしてこの子たちはこういう行動に出ちゃうのか、そうせざるを得ない理由があるはずだから、そのことをとにかくいつも考えてる。自分が納得したら、たぶん描けるから。それに、女の子たちがどんどん生きやすくなるようになってほしいとずっと思っているんですけど、そのためにも、男の子たちにもがんばってほしい、変わっていこうよって思っていますね」 鳥飼茜(とりかい・あかね) 1981年大阪府生まれ。2004年、「別冊少女フレンドDX Juliet」でデビュー。2010年、「月刊モーニング・ツー」連載『おはようおかえり』で青年誌初連載。2012年から「BE・LOVE」に連載した『おんなのいえ』で「このマンガがすごい!2014」オンナ編第9位を獲得。そのほかの作品に、『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』『ロマンス暴風域』『前略、前進の君』『サターンリターン』など多数。最新作『バッドベイビーは泣かない』第1巻が発売中。 --- 古川雅子(ふるかわ・まさこ) ジャーナリスト。栃木県出身。上智大学文学部卒業。「AERA」のスタッフライターを経て独立。同誌の人物ルポ「現代の肖像」に執筆多数。「いのち」に向き合う人々をテーマとし、著書に『「気づき」のがん患者学』(NHK出版新書)など。2024年、Yahoo!ニュース オリジナル 特集「経口中絶薬に関する3回連載」で「科学ジャーナリスト賞2024」優秀賞受賞。
「人は絶対ミスるけど、それでも人生は続くし、また笑えるようになる」──漫画家・鳥飼茜が青年誌で性を描く理由 #性のギモン(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
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ひらりです〜。昨日(6/25)の稽古日誌です
われらがEverydayは、荒通しを行いました‼️エブリデイはほんまおもろーです。🐟演出がよくアセアセしていてかわいいです。最近の趣味が苦労するてにくんを見ることになっています。いつも苦労させてしまってごめんなさい。
布教したいものかあ〜〜どっちかとゆうとちゃうかのみんなに影響されてることが多いので、(チ。とかコナンとか)(コナンは特定の人やけど)
ってゆうかチ。おもろーーーーすぎて…これ書き終わったら最終話見るんです。結構むり。終わっちゃううううヤダァアアアア
あとは、この前の稽古で麻雀好き後輩ズに強制的にアカギを視聴させました。麻雀好きならぜっっったい刺さるんで、必ず見ろよな。「アァ〜これ麻雀してる時に言ってみたい!!!」な厨二マシマシの名言がたくさんでてきます。無理やり見せてごめんなさい。でも見ろ。

そいえば先日、都合があった人で焼肉🥩と麻雀🀄に行きました。焼肉が無性に食べたいという私の何気ないツイートから始まり、気づけばゆにこけこふらびみそというやや大きめのパーティが形成されました。肉美味すぎて、幸せすぎて、人生の思い出の1ページに刻まれましたですよ。その後ちゃうか麻雀部の活動に参加しました。


勝っても負けても楽しい麻雀。会社員になっても、みんなで麻雀打ちたいです。あ、ひらりさんはなれないかもですがwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
現在は、順調にインターン不合格通知が届く日々をすごしています。まじで応援してください。(重い)
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演出を務めた三重音楽発信vol.11 オペラ「カルメン」が終演しました。
[当日配布プログラムの演出ノートより抜粋]
私もこの10年超お世話になった三重県総合文化センターの周年事業に、演出家として関わることができたことを心からうれしく、光栄に感じています。博学才穎でチャーミングなマエストロ矢崎さん、真摯で魅力的な歌い手のみなさんとの「カルメン」製作は、私にとって音楽についての発見と楽しさに満ちた日々でした。
プロスペール・メリメの小説「カルメン」を原作に、アンリ・メイヤックとリュドヴィック・アレヴィ、そして作曲者であるジョルジュ・ビゼーとともに台本が書かれたオペラ「カルメン」には、誰もが一度は聞いたことがある曲がいくつも登場します。今回、このあまりにも有名なオペラの演出を担うにあたって、たくさんの資料にあたりましたが、実際に稽古に入るまで腑に落ちない部分がありました。それは「なぜ、ホセはカルメンに恋したのか」でした。音楽上でも台本上でも、ホセがカルメンに心を奪われるタイミングは概ね見当がつけられますが、その理由についてはほとんど手がかりがありません。ホセの一目惚れとも、カルメンの魔力によって酔わされたとも、真面目で堅物なホセがカルメンの誘いにあっという間に惑わされたとも、いろいろな解釈ができてしまいます。ひとが恋に落ちるのに理由は必要ない、という常套句を当ててしまえばそれまでなのですが、それでは演出家としてはやはり腑に落ちないのです。そんな中、立ち稽古に入る前の音楽稽古で歌い手のみなさんの声を聞いたとき、その靄が開けていくような感触がありました。あらためてスコアを開いてみて、2幕終盤でカルメンが歌う[Liberté=自由]という言葉と、3幕1場でミカエラが歌う[Seigneur=主・神]という言葉にたどり着くことができました。
私たち人間の歴史は自由と規則の間で右往左往し続けてきたと言っても過言ではありません。キリスト教はもちろん世界のさまざまな宗教は、広大な野生的な自由という土地に立つ個人や社会に指針を与えるものでもありました。それは必然的により良く生きるための規則でもあります。しかしこの自由を制限する規則は人生を類型化し、合理化し、規則をつくる側と従う側、さらには規則を破った者を罰する側と罰せられる側という権力傾斜も生み出しました。多くの権力は増長し腐敗するとともに、縛られていた自由は、その解放を求めて規則を壊したり変更するために権力や多数的価値観と戦うことを選び、その戦いに勝利したとき、ひとはいくつかの自由を手に入れてきました。ただ、この自由には人間が抱き得る多種多様な欲望が含まれ、その中には衝突し合うものもあり、自由の中でも争いが起きます。その争いの調停のために、もしくは多様なそれぞれの自由を尊重するために、規則が導入されることになりますが、いつの世も多数が欲望する自由の方が声が大きく、少数が欲望する自由がその権利を求める争いは終わることはありません。かてて加えて、自由の広大さや野性さに戸惑い、迷い、悩むひとにとっては、宗教が果たす機能と同様に人生の指針を、つまり規則を望む場合も少なくありません。広すぎる自由、危険で野蛮な自由の中に放り出されるよりは、規則に従い、ある種の強さに守られることを選ぶ自由もありえるわけです。アメリカに亡命したユダヤ系ドイツ人、エーリッヒ・フロムを引くまでもなく、自由から逃走した結果の歴史的な悲劇を私たちはよく知っています。
この自由と規則の間で迷い続けてきた私たちの姿は現在の社会情勢にもはっきりと現れているとともに、オペラ「カルメン」の世界、もっと私個人の疑問に寄せて言えば、「なぜ、ホセはカルメンに恋したのか」の問いにも答えてくれるように思います。
市民に対して力を持ち、規律厳しい軍隊に所属するホセが、敬虔で従順なミカエラを捨てて、自らの意思に従い広大で自由な世界を進むカルメンへの愛に突き進んでしまう姿は、私たち人間の歴史そのものです。そして、手に入れた自由は、自由であるがゆえに、多様な欲望を含み、表し、ひとつの形に留まり続けることはありません。その自由さを許せないホセが、ミカエラの声も聞かず、カルメンを手にかけてしまう姿は、自由の多様性に耐えられず、及ばない規則や秩序の内側に留まるよりも、自由そのものを殺し、悲劇的な結末を迎えてしまう私たちとよく似ています。
オペラ「カルメン」が初演から約150年、世界中で演奏され続けているのは、精緻に論理的でありながら彩り豊なビゼーの音楽はもちろんのこと、この物語の中に生きる人物たちが、人間の自由への欲望や、自由に対する恐怖を示しながら、鏡のように私たちを映しているからなのかもしれません。
音楽に酔い愉しむとともに、矢崎マエストロの音と、舞台から発せられる言葉に向き合う中で、私たち一人ひとりが自由に対する姿勢を糾す機会になればと願っています。
最後に、この大きな公演に係る膨大な作業を務め、支えててくださった三重県文化会館のスタッフのみなさまと、三重音楽発信vol.11実行委員長の櫛田さんをはじめ、作品をともにつくり上げてきた各セクションの出演者とスタッフ、協力や支援をしてくださった多くの方に心から感謝申し上げます。そして何よりも、ご来場のみなさまと、これまで三重県総合文化センターを支えてきたみなさまに、あらためて心からの厚い感謝と敬意を。
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2024年11月17日(日)

ココ(同居猫)は18歳2ヶ月、人間で言えば立派な後期高齢者だ。近頃はめっきり足腰が弱くなったので、これまで使ってきたトイレが使いづらく、床にシーツを敷いて用を足すようにした。トイレの砂をゴミ袋に入れて本体を水洗い、来週にでも大型ゴミに出すことにしよう。しかし、いつものスーパーで売っているペットシーツは犬のパッケージばかり、愛猫家からクレームはないのだろうか?

5時起床。
日誌書く。
5時30分、シャワー。
ツレアイの起床を待って洗濯開始。

朝食を頂く。
洗濯物を干す。
珈琲を入れる。
ココのトイレを撤去、和室の隅っこを20年以上占領してきた空間が空くと、4畳半がずいぶん広く感じられる。
セブンイレブンで12/21(土)の<月刊笑福亭たま>のチケットを発券する。
セントラルスクエア花屋町店でココの療養食、いつもは<まぐろ>と<かつお>味を買うのだが、<かつお>が品切れ故、<まぐろ>を10食分購入する。
彼女が買い物に出ている間に、昨晩の刑事コロンボ「死者の身代金」を見直す。

ランチ、息子たちには日清ラ王・豚骨しょうゆ味、我々は冷凍のカレーを処理する。
録画番組視聴、土曜は寅さんから
第7作 男はつらいよ 奮闘篇 公開日:昭和46年4月28日 / 上映時間:91分
寅さんの母・お菊(ミヤコ蝶々)が、久しぶりに柴又を訪れる。そこへ寅さんが帰郷し、さくらと共に、お菊の宿泊先の帝国ホテルに向かうが、子供のように愚行を重ねる寅さんに、お菊は愛想を尽かす。旅に出た寅さんは、三島で東北なまりの少女、太田花子(榊原るみ)と出会い、知的障害を持つその身を案じるが・・・ 天使のように純粋は花子と寅さんの楽しい日々。青森県の岩木山の自然に抱かれて育った少女・花子に榊原るみ。これまでの大人の女性や、若い女性のマドンナとは違う少女への、寅さんをはじめとする、柴又の人���の暖かい目線。花子の身元引受人の朴訥な教師を田中邦衛が好演。山田監督が落語を提供したこともある、柳家小さんが、ラーメン屋店主で出演。その話芸が堪能できる。
彼女は買い物へ、私は午睡。
夕飯前、いつも通りココに点滴。

みなで夕飯、豚バラ肉のすき焼き風・蓬莱のジャンボ焼売・キュウリのぬか漬け・トマトとレタス・冷や奴、スパークリングワイン。
録画番組視聴、日本の話芸から
桂米團治 落語「質屋芝居」
初回放送日:2024年11月17日
桂米團治さんの落語「質屋芝居」をお送りします(令和6年10月3日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】大阪・船場の質屋へかみしもを入れた客が、質札を持って受け出しに来た。定吉が蔵へ取りに行くと、隣の稽古屋から三味線の音がする。これを聞いた定吉は「仮名手本忠臣蔵」三段目の芝居のまねを始めてしまう。定吉の帰りが遅いので番頭が呼びに行ったが、定吉に誘われるがまま、二人で芝居のまねをはじめてしまった。
この手の噺はこの人にはよくハマル。
Оh!SAMMY DAY 柚木沙弥郎101年の旅
初回放送日:2024年11月17日
型染に魅せられ工芸の道を歩むこと75年。年を重ねるほどに版画、切り絵、絵本など工芸の枠をこえて自由にその世界を広げていった柚木沙弥郎。「ワクワクする気持ちがずーっと広がっていけばいいと思うんだ」という言葉通りワクワクと手を動かし続け、色とりどりの切り絵をこしらえ天国へと旅立った。100歳をこえて出会ったワクワクの魂でつながる友だちに語りかけたメッセージ。それはいまを生きるすべての人への贈り物だ。
同僚・H姉の先生、番組中の少年との交流は素晴らしい。これは、永久保存版。
片付け、入浴、体重は2日で650g増。
焼酎ロック舐めながら、日誌を書く。

いかん、いかん。
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