#寮きみわるい怖いい
Explore tagged Tumblr posts
yutakayagai · 1 month ago
Text
私立K高校にまつわる怪談話を、そう言えば親父から聞いたなと、貢は思い出した。理事長室の本棚にある「我が学園の歴史 ◯◯周年記念号」と節目ごとにまとめられ、今でもOBであれば購入が可能とされている記念誌を眺めながら、彼は例の事件について書かれた記載に目が留まった。その記念誌には一行ぐらいしか書かれておらず、
「まァ、都合の悪いことは書かないだろうな…」
と貢は思ったが、たまたまその隣に操が書いた日記があった。操は、その日にあった出来事をまめに記録する性格だった。「ケセラセラ」に生きてきた貢とは違っていた。
「へぇ〜、こんなの付けてたンだ」
と彼はそう思いながら、「一九七八年」とテプラで貼られたその日記の頁を開いた。事件が起きる前、何度か操は他の教師からその生徒について話を聞いている様だった。
“六月十日
校長の杉山先生から、「堀川啓介」という男子生徒がよからぬいじめを受けているとの話を聞いた。「よからぬ」とは、流石に全くの「ノンケ」である杉山先生にとってはケツの谷間を両手で覆いたくなる様なものらしい。オレにとっては逆に「おっ広げ」になりたくなるが…。
啓介君は、両親が教育熱心なのか必ず国立T大に合格させたいという思いが強く、比較的、国公立大学への進学率が良いウチに入学「させられた」様だが、オレにしてみれば馬鹿馬鹿しい。人生八十年と言われるご時世に、大学だけでその先の人生なンて決まるとは限らないと思う。
しかし、その啓介君、ウチに来たことで「ホモ」の洗礼を受けただけでなく、凌辱されることに快感を得てしまった様だと、杉山先生。ある夕方、たまたま浴室を見回った時に彼がブリーフ一丁で脱衣場の鏡の前に立っていたが、背中にあちこち鞭打たれた様な跡があり、思わず声をかけたそうだが、彼曰く、
「校長先生、父さんや母さんには黙ってて! オレ、縄で絞められるのが好きなンだ…。快感なの! これでイッちゃうの! 勉強勉強って、オレ、お��しくなっちゃうよ!」
彼はそう訴えながら杉山先生に抱きつき、号泣したらしい。
嗚呼、そんなに追い詰められるのなら、いっそのこと、新宿二丁目や上野の入谷などで男娼をしていた方が幸福なンじゃないか? オレだったら、啓介君を優しくしてあげたい”
“七月一日
たまたま、オレが寮の当直をすることになった。まァ、久しぶりに生徒らとアハハオホホとやってもイイだろう。
その二日目、ちょうど昨夜だが人気がない筈の浴室に誰かがいたのでそっとサッシを開けてみると、其処には全裸の啓介君がいた。やはり背中や胸には鞭打たれた跡があり、痛々しかった。しかも、その日は首筋に「キスマーク」もあり、余程凌辱されたのだなと思った。彼はブリーフを穿くと軟膏を手の届くところに塗り、時折首筋にできたキスマークに触れた。彼は微笑を浮かべ、
「…もっと欲しいよ」
と呟いた。まるで、情事の後に独り残された娼婦の様だった。オレは彼を好いてしまった。そんなオレに彼は気付いていたのか、サッシの方を振り向いた。
「だ、誰ッ!?」
オレは仕方なく脱衣場の中に入った。理事長だと判ると、彼は顔を赤らめながら慌ててTシャツを着た。彼は言った。
「何故、理事長先生が!?」
恐らく、始業式や終業式の時にオレは必ず挨拶をするから顔を憶えていたのだろう。まさか、理事長でさえ寮の当直をするのかと、彼は疑ったに違いない。オレは、
「大丈夫、今週だけ当直に入っただけだから。杉山校長からは、君のことは聞いているよ。縄に絞められるのが快感なンだろ?」
と聞いた。彼は不安気な表情を見せてはいたが、頷いた。
「…快感でたまらないンです」
オレは、どうかしていたのかもしれない。何故かそのまま彼を抱きしめたのだ。優しくしてあげなければならない気がしたのだ。
その夜、当直室でオレは啓介君を愛した。鞭打たれた跡に皆キスをし、そのうちに彼も涙を流しながら、
「嗚呼、愛されてる…」
と言葉を漏らした。オレは、
「凌辱だけが快感を得る手立てではないよ。君は優しく愛されたいンだ」
と唇を奪った。
次第に、彼はオレを強く求める様になり、オルガズムに達した。オレの内腿の間に下半身を挟め、愛液が二人の下腹部に跳び散った。
「…啓介君、君が好きだ」
気分は、アダムとエバの様な感覚だった。教育者とその教え子という関係を逸脱し、オレは一人の男子として彼を愛してしまったのだ。もはや後戻りはできない。このまま「世間体」と言う名の境界を越え、何処かへ逃亡しようかとも思った。彼は、
「理事長先生…」
とオレの頬に触れ、そっとキスをした。
情事は、��明けまで続いた”
“七月二一日
この日は終業式だった。ほぼ全員の生徒が帰省していく中、啓介君だけが寮にとどまっていた。彼は怯えていた。担任の山本先生が彼の両親に事情を離したが、特に母親は猛反対していたと、電話の後に話していたっけ。
「理事長、どうしますか?」
と杉山校長が困り果てていたが、啓介君の家の事情を何も知らなかったオレは、
「じゃ、オレが一緒に送りに行くよ」
と安易な判断をした。
啓介君の家は東京のS区にあった。最寄りには私鉄O線の駅名にもなったS学園があり、所謂「高級住宅街」だった。オレは馴れない道を自ら運転しながら彼を送り届けた。本来なら理事長であるオレは動くべきではなかったのだろうが、一度彼とは肉体的に「契り」を結んでしまったから、何故か責任を感じていた。
彼は助手席に座っていたが、ずっとうつむいていた。信号待ちの合間、時折彼の手を握ってあげた。
「大丈夫、怖くないよ」
彼の家には、母親が待っていた。一見、感じのよい雰囲気ではあった。オレは自分の名前を名乗ると母親は、
「あらら、理事長先生がこんな遠くまで!? 大変ご迷惑をおかけしました」
と深々を頭を垂れた。彼はそのまま無言で家の中に入って行ったが、その間ずっとオレの姿を目で追っていた。それでも、
『これでよかったのだ』
と自分自身に言い聞かせるしかなかった”
“八月一日
杉山校長から、啓介君から電話があったと話があった。オレは書類整理をしていたが、どういう経緯かは不明だが例の鞭打たれた跡について母親が気付き、その問い合わせがあったらしい。半ばヒステリックな声だったと、彼は言っていた。オレは心配になり、
「ちょっと行って来る!」
と自分のセドリックに乗った。
夕方近くに到着したが、出迎えた母親は泣き腫らした様子だった。開口一番、
「理事長先生! どういうことですか!?」
と訴え、隣に座っていた啓介君の着ていたポロシャツをたくし上げた。彼は泣きじゃくっていた。
「う、うちの啓介、いじめに遭ってるンですか!?」
と彼女は聞いた。オレは返す言葉がなく、ただ黙っていた。
その後、母親の狂気じみた声が居間に響きわたった。オレも流石に耐えかねたが、
「母さん! もう止めてよ!」
と啓介君が突然立ち上がり、悲鳴の様な声で制止した。彼は言った。
「オレはもう嫌なンだ! ずっと『イイ学校』『イイ会社』って言われ続けながら母さんには黙っていたけど…。ただ国立T大学に入ったら何やるの!? 僕ァ、父さんの様な平凡な人生は送りたくない。ただ結婚して家庭を持って…全然夢がないじゃないか! 僕はそんな人生に価値はないと思う。今のK高校に来て、僕は気付かなかった人生を見つけたンだ…。母さん、僕は男が好きです! あのアザは僕が好きな先輩と『セッ◯ス』して出来たものです!」
これまで自己主張もせずにただ両親の言われるがままに行きてきたのだろう。オレは彼の方を見入っていた。母親は、恐らく我が息子のこの様な言動に遭ったことがないのだろう、ますます錯乱した様だった。啓介君はオレの手を持ち、
「理事長先生! 僕、寮に『帰ります』! こんな家にいたら、僕、自殺しそう!」
と訴えた。オレは彼の放った「自殺」という言葉に衝撃を受けた。
「啓介君! 生んで育ててくださったお母様の前で『自殺』という言葉はないだろう! 先生も怒るぞ!」
「否、僕は本当のことを言っているンだ! もうイヤだ…」
「…」
二人の嗚咽が居間に響き渡った。オレは、この家自体を憎んだ。一体、何がそうさせたのだろう? 性の歓びを見出し、本来の自分自身を見出した啓介君、一方で一流の大学や企業に進めば苦労しない人生が保証されるという世間の「呪縛」に囚われそれを良かれと我が子に訴えてきた母親…どちらとも悪くはない。オレは言った。
「…お母様、これまで啓介君をここまで育て上げるのに色々なご苦労をされたかとお察しします。確かに、今は一流の大学に進めば一流の企業に入れ、そのまま一生涯安泰と「年功序列」の思想が根付いています。未だ日本は成長をしていくかと思いますが、いつまでもその状況が続くとは限りません。私どもは可能な限り、その様な時代の変化に対応できる将来の人材を育成すべく教育しております。
しかし、啓介君を含め、この十六、十八歳という年齢は思春期ということもあり、自我が芽生え始める時期でもあります。彼の様に性を通じて本当の自分自身に気付くお子様も少なくありません。きっと、これまでの教育方針に対し自我の芽生えによって啓介君も葛藤をされてきたのでは…?
今回、身体に出来たアザについては他の教職員からは聞いていたものの、ご連絡しなかったことについては申し訳ありません」
これが、オレができる最大限の謝罪だった。母親は未だ冷静になれない様だった。啓介君も大粒の涙を溜めていた。オレは、今日は彼を寮に連れて行かないことにした。オレは言った。
「もし何かありましたら、私どもの方までご連絡ください。夜間でも寮に当直がおりますので、お電話いただければ対応いたします」
帰り道の車中にて、オレはこれまでにない疲労感を感じた。この夜は流石に爆睡だった”
“八月三日
杉山先生から、寮の当直をしていた山本先生から啓介君より連絡があったと話あり。やはり寮に戻りたいと訴えていたらしい。あれから両親とは話ができたのか、気掛かりで仕方がな��った。
理事長室の隅に置かれた時計が秒針を刻む音に半ば苛立ちながら、オレは情人(アマン)が来るのを待ちわびるかの様な心情��駆られた。一度は肉体同士の接触があったが、それだけでオレは彼と一心になっていた感覚でいた。もし教育者と一生徒という関係でもなければ、あの場で彼を連れて帰っていた。母親を弁護することもなかったろう。
午後二時になり、啓介君が帰って来た。オレは直接来たのかと聞くた。彼は言った。
「…先生、会いたかった」
すると彼はオレの背中に両腕を伸ばし、抱いてきた。途端にオレの胸の中で涙を流し、やがて嗚咽も聞こえてきた。
「大丈夫、泣くのはおよしよ」
とりあえずオレは啓介君を寮に連れて行き、当直をしている山本先生に事情を話した。まずは様子を見て欲しい、と。また、一昨日彼の家に行った時のことも話した。山本先生は、
「じ、自殺!?」
と驚いていたが、今の精神状態なら大丈夫だろうと伝えた。”
“八月四日
一晩過ごしたが、山本先生からは何の連絡もなかった。オレは大丈夫だったのだろうと安堵した。
午前九時過ぎ、理事長室に啓介君がやって来た。彼はオレを抱きしめてきた。すっかり好いてしまっている様だった。オレは彼にキスをした。舌を彼の唇の隙間に忍ばせ、込み上げてくる唾液を呑み合った。彼はそれが「快」と感じたのかスラックスのベルトを外し始めた。オレは声をかけた。
「此処ではまずい」
オレは雑木林の中にある「別荘」に連れて行った。しばらく寝泊まりしていなかったからか、室内はジメジメしていた。そんな中でオレは彼のワイシャツのボタンを外した。ブリーフだけになった彼を目前に、オレもワイシャツを脱いた。ブリーフだけになると早くもチ◯ポの先端が濡れていた。こんな性衝動は初めてだった。彼をこれでもかと言うくらいにキスをし、乳房や股間を愛撫した。自殺なンて馬鹿なことは考えるなと、繰り返し心の中で叫びながら…。
気付くと二人は真っ裸になっていた。白いブリーフがベッド元に重なっている。これは身も心もさらけ出していることを意味していた。オレは彼と一体になった。
「あッ、あァ、あはァァァん…」
何度も乳房を鷲掴みにし、吸い続けた。その度に彼は歓喜の声を上げ、乱れに乱れた。ほのかにサーモンピンクへと全身が火照り、彼はオレの唇を求めた。
「…け、啓介」
いつしかオレは敬称を付けずに呼んでいた。ただ十六歳の彼をオレは愛した。全身に無数の汗が滴り、シーツが濡れた。
啓介君は、用を出すだけしか知らなかった穴をもって女の様に快感を得ることを知ってしまった。いつしか彼は激しく腰を揺さぶり、オレの身体にしがみついた。
「あ、愛してる…!」
耳元で彼はそう囁き、オルガズムに達した。オレも彼の体内に愛液を噴射させ、
「啓介!」
と激しいキスをした。
情事の後、ベッドで抱き合いながらオレは言った。
「もう『自殺』という言葉は使わないで」
すると、
「…死にたくない。こうやって愛してくれてるから」
と彼はオレにキスをした。
これで総てが終わったと思った。啓介君が愛されることで新たな人生の方向性を見出し、進んでくれるとオレは信じた。”
貢は、父・操もまた一人の生徒を愛してしまったのかと思った。オレは生徒には手を出したことがないし、そんな度胸もなければやってはいけないと、頁を進めた。しかし、日記はしばらく何も書かれておらず、急に「九月一日」まで飛んでいた。恐らく、その間に啓介が自殺をしたのだろう。
“九月一日
啓介君が雑木林の中で首吊り自殺を図り、憔悴する暇もなく両親が教育委員会に訴えると騒いだ。父親は、杉山校長に訴えた。
「国立T大学への進学率がイイと聞いて入学させたら『ホモ』にさせられた挙げ句、自殺まで追い込んで...。この悪党! 人殺し!」
父親は国家公務員だった様だ。彼は他の保護者から、お宅のお子さんは大丈夫か、「ホモ」にさせられてないかと根掘り葉掘り聴取し、何人かの生徒からその気がある様だという話を聞きつけるや、
「理事長を出せ!」
と罵った。杉山校長は流石にビビッてしまい、
「理事長! 何とかしてください!」
とすがりついた。殴り込みに来た父親に対し、オレは土下座もした。罵声を浴びさせられた挙げ句、胸ぐらもつかまれた。正直、辛かった。啓介君を愛していたのに、自ら生命を絶ってしまったのだから…。裏切りの何物でもない。
オレは父親が帰った後、雑木林の中で慟哭した。啓介君が首を吊った杉の根元にひざまずき、喉がやぶれてしまいそうなほど声を上げながら泣いた。”
この部分を読みながら、貢は高校二年だった頃を思い出した。そう言えば、両目を泣き腫らした様子で操が家に帰って来たのだ。母の茉莉子がどうしたのかと心配したが、彼は、
「…すまないが、独りにさせてくれ」
と言って部屋に籠もってしまったのである。ちょうど父の書斎の隣に貢の部屋があったのだが、壁越しに号泣する声が聞こえたのだ。しかし、何故泣いているのかを聞くことはできなかった。嗚呼、きっと啓介君のことだったのだろうと、彼は思った。
もし岩﨑の言う通りにその啓介君の声が聞こえたのだとしたら、オレに何ができるだろうと貢が考えた。
29 notes · View notes
elle-p · 1 year ago
Text
Persona 3 Club Book Strega pages scan and transcription.
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
ストレガ
Strega
主人公たち特別課外活動部の行く手に現れる謎の3人組。同じペルソナ使い ながらあくまで敵対する彼らもまた、彼ら自身の信念でその限られた力を振るっている。
復讐代行屋 Strega
港区全域
自らをストレガと名乗る3人組の表向きの顔は、「復讐依頼サイト」に書き込みされた内容を受けて、自ら手を下せない依頼人の代わりに復讐を果たすことだ。人知れず所持する武器を手に、彼らは裏社会を渡り歩いている。
3人はいずれもかつて幾月が、ペルソナ能力者開発のためにグループ内部にすら秘密裏に進めてきた研究の被験者だ。非合法の人体実験で多くの子どもたちが命を落とすなか、幸運にも生き永らえて能力を開花させたものの、悲惨な実態を目の当たりにして研究所から逃亡し、身を寄せ合って生きてきた。
ペルソナ能力の発現と引き換えに心身に過剰の負担を負う彼らは、制御剤の力を以ってすら長くは生きられない。生命としてのルールを逸脱した���命に魅入られ、彼らは刹那的な衝動にのみ突き動かされて生きている。
たった3人だけで影時間に生きてきた彼ら。宵も享楽を求めて夜の街を笑う。
タカヤ Takaya
凶行の担い手
ストレガの実質的リーダー。3人の中では推定年齢が一番高く、研究所から逃亡した当初から指導的立場に立っている。刹那的・虚無的な思考が強く、自分にも他者にもあらゆる物事への執着の愚かさを説く。復讐代行屋として銃の引き金を引くときも、自分の享楽はもちろんだが、相手の生にしがみつく無様な姿を浄化してやろうという思いがあるようだ。
かつて同列の研究対象であったタルタロスは、忌まわしい邪悪なものではなく、甘美な悪夢をもたらす近しいものだと考えており、ペルソナ使いの存在はもまた、タルタロスあってのものだとしている。そのため真意を知らずタルタロス破壊を目指す主人公たちの存在は、愚かな人間がシャドウの恐怖に怯えることへの嘲笑も込めて、抹殺すべきものだと捉えている。
主人公たちの働きではからずも滅びそのものである二ュクスの復活が秒読み段階に入ると、自ら二ュクスの代弁者を名乗り、滅びと破壊の思想で扇動する。
タカヤの救世主思想
• あなたが自覚している悪意と、相手が感じている悪意とは無関係⋯ 人はみな、聞きたいように聞き、信じたい事だけ信じるものです。(6月22日影時間・裏通り)
• 聞けば、人々を守るための、“善なる戦い” だとか。ですが⋯ 今夜はそれをやめて頂きに来ました。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 時の限られたこの体⋯力を失ってまで生き永らえるなど無意味⋯ ならば、 私の生きた証⋯ この地に立てるのみ!(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• 分かっていますね⋯? 君には “居場所” など無い⋯ 私たちと来る以外にはね。君もよく知っている筈だ⋯ 怖いのは死ぬ事なんかじゃない。(11月21日深夜・辰巳記念病院)
• フ⋯亡霊などではありませんよ⋯ 生に “執着” などしなかった我々を、運命はそれでも “生かした”⋯ 私は “選ばれた” のです。(11月22日影時間・タルタロス)
自分たちの思想こそが浄化された世界を作ると信じるストレガのリーダー。痩せこけた体に長い髪、色素の薄い瞳という憂世離れした姿。
欲深き自称メシア
ほぼ同年代のはずのストレガですがタカヤは見るからに老け顔。不精ヒゲを剃って髪を切ったらかっこいいのに。
ジン Jin
知性派の爆弾魔
タカヤの右腕を務める少年。自作の爆弾を持ち歩き、武器として使用している。
社会から隔絶された自分たちだけのコミュニティの中で生きているストレガは、物資の調達の大半を影時間を利用した略奪行為によってまかなっているが、その指揮を担うのがブレーンであるジン。特別課外活動部を脱退してからの荒垣に接触し、ペルソナ能力抑制のための制御剤を提供することになったのも、ジンの情報収集能力あってのことである。またネットでは同名のハンドルネームで知られており、その知名度と情報操作のノウハウが、ニュクス教を一気に広げることを可能にした。
つねにともに生きてきたタカヤを崇拝しているが、それゆえに狂気の思想に囚われる彼を、命を捨てていさめようとする。
物議を醸す髪の構造がよくわかる右からの一枚。身につけているものひとつひとつにもこだわりが感じられます。
ストレガ一家を支える苦労人な屋台骨
実際的な生活能力の欠如したストレガを支える一番の常識人。資金調達から食事の世話まですべてを担う関西弁のミリタリーマニア。
ジンの毎晩大変なんだから
• お前を恨んどるヤ��がおんねや。でもって、“復讐” を頼まれとる。(6月22日影時間・裏通り)
• お前らには “個人” の目的しかあらへん。どいつも本音はその為に戦っとる。お前らの正義は、それを正当化する為のただの “言い訳” や。そんなんは “善” や ない⋯ ただの “偽善” や。そんなもんに邪魔されとうない。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 破れかぶれは、あかん! ⋯すんません。でもこれは⋯ あなたが言うてくれた言葉です。(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• やめときや、タカヤ⋯ アンタには先がある! ここで無理したって⋯意味 あらへん! (11月22日影時間・タルタロス)
チドリ Chidori
手斧の魔女
白いドレスに身を包んだ、虚ろな表情の少女。ストレガのひとりとしてタカヤやジンと行動を共にし、ぺルソナ能力のひとつである索敵能力でふたりのサポートを行なうが、ふたりとともに戦いの場で力を振るうことは少ない。
感情表現に乏しく、とくに喜びや悲しみを表に現すことはほどんどない。それは幾月の下で受けた過酷な人体実験や、逃亡後の寄る辺のない生活によって後天的に身��付けた自衛の手段。また彼女は自身のペルソナを通して、あらゆる生き物に命を分け与えることができるが、これも自分の人生にはすぐ先に死が見えているという揺るぎない事実ゆえ、生きることに対してまったく執着を持たなくなった結果の悲しい力だ。しかしそれでも、ふたりが手を下す殺戮現場に決して目をやろうとしないのは、運命をゆがめて与えられる死への、本能的な嫌悪感を抱いているからかもしれない。
生を放棄した飛べない小鳥
可憐な容姿に似合わず手斧を振るって戦う少女。気の向かない相手とは一切会話せず、自分のペルソナだけを拠りどころに生きている。
冷めた目線はチドリのトレードマーク。豪奢なドレスは彼女の趣味なのか、ジンのお仕着せなのか。
あんたには関係ない私の言葉
• チドリよ。私の名前。順平が訊いたんでしょ? あの絵⋯もうすぐできるから。私の描いたものは、私にしか分からない。でもそんなに見たきゃ⋯来れば? (8月31日昼・ポートアイランド駅前)
• 命より、作戦が大事ってこと? 死ぬ事って、普通の人には一番の恐怖なんでしょ? ⋯ 違うの? (9月5日影時間・巌戸台分寮屋上)
• ⋯言っとくけど、心配してくれなんて、言ってないから。あんたの勝手な早合点でしょ。(9月8日昼・辰巳記念病院)
• なにそれ⋯ なんで、そんな顔してるの? 死ぬなんて怖くないのに⋯ 死なんて、あした目が覚めないってだけ⋯ ただそれだけじゃないの。(9月10日昼・辰巳記念病院)
• そう⋯アイツのせいよ⋯ アイツが近づいて来てから、私、毎日、苦しくて⋯ 死ぬのが⋯怖くなって⋯ (11月21日深夜・辰巳記念病院)
• 順平と一緒に居ると、怖くなかったものが、なんでも怖くなる⋯ 無くすのが怖い⋯ 死ぬのだって怖い⋯ 一緒の時間が終わっちゃうのが⋯怖い⋯ だから、私⋯ (11月22日影時間・タルタロス)
「チドリ補正」の入った超ナイスガイな順平とともに。幸せになって欲しいカップルNo.1。
順平との出会いと「生きること」
敵同士としての立場にありながらも献身的に尽くす順平と出会って、チドリは少しずつ生きることの意味を知る。けれどそれは自分自身の死の認識と同義。ずっと忘れていた死ぬことの恐怖におののきながら、それでも彼女は愛する彼に生きて欲しいと願った。
頬を染めたグラマラスなチドリの魅力に、すっかり鼻の下が伸ぎ切った順平がキュート。がんばれヒゲ男くん!
30 notes · View notes
imwatashi · 10 months ago
Text
2024.08.13 (Tue)
ロンドンから夜行バスでエディンバラへ。夜行バスは限界海外旅行サバイバル感を味わるので非常に良い経験になった。そして安い!多分3000円しないくらいなので、一泊一万強(2名)で宿��費を抑えようと頑張ってた身としては超ありがたい。
Tumblr media Tumblr media
早朝についたエディンバラは息を呑む美しさ。パリロンドンに行ったけれど、それらよりも格段に風格があってさすが世界遺産の街〜となる。ロンドンと同じく二階建てのバスとメトロが走り、クレジットのタッチ決済が使えるのでとても便利。
日本で知り合った友人宅にお邪魔し、スコッチスタイルの朝ごはん。平日なのに家族総出で迎えてくれボリュームたっぷりの朝ごはんと紅茶を用意してくれた。食べてみたかったスコッチフードのハギスは独特な味で悪名高いらしい���ど、全然そんなことなくてむしろ好きな味、脂身があって美味しかった :)
それからエディンバラ市内へ。友人の案内で街を歩く。ローカルらしくDick Placeという趣のある名前のストリートを教えてくれた。
Tumblr media Tumblr media
この時期はちょうどFringeという大きなフェスティバル期間らしく、街中は多くの人や大道芸で賑わっていた。日本人の大道芸人がパフォーマンスしていたので思わず見入る。
スコット記念塔は元々きれいな褐色だったそうだが、産業革命の廃ガスの影響で黒く変色してしまったらしい。国が汚れを取り除こうとしたけれど、実際はこの黒い汚れが建物を老朽化から守っていたらしい。なので今日まで、黒くなったままで佇んでいるそう。
Tumblr media
友人の友人が働くレストランでInns & Gunnのビールを飲む。スコットランドにはもう一個TENNENT’Sってビールが有名らしいんだけど、その友人はマジでまずいと言ってたので怖くて飲めなかった。サービスでハギスを肉団子みたいにして揚げた料理を出してくれた。
そして念願のTrainspotting撮影地!学生時代たまたま英語の勉強してたら出会ったTrainspottingという単語、意味を調べたら出てきた映画があまりにもエポックメイキングだったので見てみたら好きになった。最初は完全に「かっこいい映画を知ってる私かっこいい〜」だったけれど、何回も見たりT2を見たりするうちに、長い人生で若さだけでは決して乗り切れない現実、逃げてもいいけど逃げ方を間違えるとツケが回ってくるんだなぁって目の当たりにするようなしんどさと、それでも刹那的に日々を駆け抜ける彼らが少し羨ましかったりして、普通に映画として好きになった。映画の冒頭レントンが駆け抜ける階段、車に轢かれて浮かべた猟奇的な笑顔を思い出す。映画自体は20年以上も前のはずなのに、映る景色は映画の中からほとんど変わらず。自然災害が少なく歴史的な建造物も長く残るヨーロッパが羨ましい。
Tumblr media Tumblr media
最後にシティにある丘に登り、街を見下ろす。それからバスに乗って宿泊先のEdinburgh College Residenceへ。名前の通り学生寮らしく、夏場は一般客に向けて開放しているらしい。シティからバスで30分くらい。こじんまりとした部屋、落ち着いた街の雰囲気ですっかりスコットランドが好きになる。勿論シティは栄えているけれど、コンパクトだし、なんとなく人も穏やかだし、張り詰めていたガードを少し緩めることができるような感覚。宿泊先近くの大型スーパーでラザニアを買って夜に食べた。
Tumblr media
丘から見えた💩にしか見えない建物 lol
3 notes · View notes
toshikun777-blog · 2 years ago
Text
Tumblr media
ガオガオがおー。
帽子のなか。。大変な事になってるの、、。
みたい人〜〜?したいひと〜〜??
Tumblr media
って、変態バリウケどんぐり見てもきもいだけだよね、、明日。新居が決まるかも。横須賀?平塚、藤沢、保土ケ谷、茅ケ崎、辻堂、相模原??厚木もいいよね。。。なんでかって??
子安、厚木の山登ってったとこ、藤沢、平塚、追浜、横須賀。川崎もか。。もう川崎の産業道路なんて、もう、、、妄想やばいよね。。答えは。
肉体労働者さま。工場。。いろいろ。
仕事おわり、、疲れてるとき、一気に勃起することない??あるんです。期間工のお兄さんとか、男子寮に帰っていく。。あー。。拉致られて、閉じ込められて、監禁されたい、、、。。慰安夫になりたい、、、。
れいぷされたいよね。。だって、便器だもん。欲しくなるの当たり前だよ。ご飯食べるみたいに普通のこと。。肉食動物が草食食うのと一緒。弱肉強食。。
自分はね絶対タイマン負けるよ。。つか、、てなんかあげれないし。。でもね。肉食なんだから、弱いものいじめしてスカッとしたいはず。。だからね。2体1で、更に動けなくされて、、、。。自分父親にDV受けて育ったからかな、、父。自衛官なんだよね、、。。
しょっちゅう目を腫らしてた、、、。でもいまは大好きなんだ。だって喜んでくれるんだよ。。縛られた自分���。これからどうされるんだろ、、三人しかいない。。抵抗できない。。気が狂いそうになるほど可愛がられたい。。ニヤニヤしながら二人で硬くなってさ。叫んでも誰も来ないし。逃げれない。苦しむのみて興奮してびんびんに、、。。自分は男のなりそこないのエラー品。。いれるんじゃなく、いれられてるんだもん。。37になってメイド服。。着れる?
自分なんで岩手から横浜来たと思う??男にたっぷり犯されるため、、あげた時しかえろならんけどさ。。
まあ、女装してまで犯されたい変態だからね。
だって、自分の穴使ってほしいよね。。無理やりじゃないんだもん。自分は
ケツ使ってくれるならなんでもする。
言ってる。本当は女がいいのにさ。。。だからさ。。やった後さ、ノリでやったけど、なんでこんなのとやったんだ?きもちわり〜、、。って。多分なると思う…つか、自分は無理だもん、、
あっ。ムリも何も、立たないし入れられなかった。。だからね。。だからさ。
だいたい一回で終わるでしょ、、?一回で終わりなら。お互いなにしてもいいし、優しくされるよりも、奴隷のようにたっぷり可愛がられたいよね。。ホモってマジ、ちんこのタメならなんでもすんだなって笑われて、逃げれないからだ。。ストレスも発散させたい。。だって、、自分なんかを使ってもらえるんだよ。。本当だったら、ないんだから。なんもない。女とやる人だよ。その男の人が、勃起しながらニヤニヤ。。声が震えたり、歯ぎしりなんかはじまったら、、、。。
自分バイの彼氏がいたんだよ。つか、バイばっかり。ばいにしかすかれないんよ。別にすかれてないけど。体ありきで性処理以外で必要とされた事、、、ないんだろうな。。。
自分はさ。変態な事いったりなんだりはさ。カモフラージュ。。男のひとと一緒にいたいってすごく思うし、、気持ちよくしたいとか、使ってほしいとかさ。。面倒くさい話はやめよ。。そんなもんひとりよがりな感情だから。。
だからくだらねーこといわねーで、楽しませて上げるんだよね。。好きな人の為になんでもしてあげたいよね。当たり前の事。するなら、中出しされたい。当たり前。でも眼の前の人は自分なんか好きじゃない。。女の子なら、しゃぶる前からビンビンになってるんだろな。。だからRingつけさせる、勃起ものませる。。当たり前だよね。だって自分は女とやる気もしなけりゃ、たちもしない。でもたってくれてる。。涙
自分ってなんも嫌な思いしていない。
でもノンケとかバイなんて。最初から嫌な理由。せめてできるのは、気を使わずに何でもさせてあげよう、、つか、したいのは自分だよね。変態なりきって、変態なおねがいしまくろう。思いっきり使わせてあげよう!
自分本当にないんだよ。エロ以外で、、。酒飲みにとかはあったけど。どう考えてもない。
高校ときの彼氏くらい。
としく〜ん宿題やったか〜��て。。
毎日電話くれたんだ。そして土曜の夜。スカイラインでうちまで迎えにきてくれたの。
自分顔真っ赤だったんだろな。。
あった途端豹変するタイプ。みんなもそうだよね??姉もそうだった、、。急に女になるやつww
って、自分まだぜんぜんやってないんだ。ずーっとエロエロなってるけどさ。
自分明日。新居きまるんだ。。自衛隊さんがいる横須賀?追浜のトヨタのおにーさん?追浜。なんか小ぶりなパチンコ屋と、小さい飲み屋なんかたくさんあるよね。なんとかデリカだっけ?惣菜屋。磯丸水産あってさ。。
だれか。新居祝に中出ししてよ。つか、女装して犯されるのみる?女の格好すればいいっていう、単純さ。。自分が感じることないエロの感情。。なんだろな。。
自分になら理性外してなんでもしてあげたい。。
社会人だから毎日ストレス溜まってると思うし。。対等なんかないよ。
たださ。神様ありがとう。穴を2つつけてくれて。。ありがとう。これが無かったら、なんもできなかったんだ、、ありがとう。。
自分。。ずっと思ってることがある。
ゲイタチっているのかな?って。。
レズってほぼほぼバイらしいね。。
自分は生まれて16の時便器になって、それからずっと。バリウケ。変にリバとかにならなくて本当に良かった。いまんとこ、付き合った相手が掘られてるとか見たことない。多分一発で覚めると思う。。やっぱさ。性別なんだよね。無理することないよ。無理してやっても。それは違うんだよ。ある意味自分って一番ノンケだよねww対象が男でウケ。高校の時女と二回。それだけ。そん時の感情思い出せない。。多分幻だ。女ごめんね。なんとなくしてみたかったんだ。童貞思われたくなかったし。。デートとかしたかもしれないけど、普通に彼氏いました\(^o^)/あはは。
つか、、30分も。。だってきもちいいんだもん。この多幸感。これ買うために仕事してるわ。わし。セックスが気持ちいいって感じたの。初めてキメタとき。なしだと、、ちょっと怖いんだ。。嵐山のジレンマだ〜。。
エヴァのライトミドルやりたい。。
パチンコ半年以上やってない。最後大海5のミドル。。やりたいと思わないの。。
で〜。ねーねー。新居祝いに使ってくれる人。。DMください。今さ55型テレビだけど近々85にします。。一緒にみながらしようよ。。、エロ動画。。
横浜東京民。おいで〜。車でむかえにもいくよ★おうち。すっごいすてきすぎなんだ。
つか、、楽しも〜★神奈川民遊ぼ〜★
天涯孤独だし。め゙いわくかける人なんていない。。
ねー。あそんでよ、、。。
受けの子とは変態話と妄想で。
さみしいよ
おもちゃたくさん遊ぼうね。
Tumblr media
今度みんなにも紹介するね。
8 notes · View notes
kotoridutu · 18 days ago
Text
2025/05/26
最近自分と対話していなかったので、脳内に考え事や言葉がぽんぽんと雑念のように湧き出ている。まずは明日のこと。現在、友情に亀裂が入っているので話し合いの場を設けた。ちょっとドキドキしてる。何を話したらいいのかな、とか、つい強い言葉を使ってあとあと後悔しそうだなとか、でもモヤモヤが残るのは嫌だな、とか考えている。姉や彼氏に相談したが、自分の考えが大事だ。意思を持とう。でも信じたい、信じていい?の狭間で揺れてる。
もう一つは就職のこと。岡本太郎の本を読んで、まさに今自分が置かれている状況について、1番助言をくれている本のように感じる。難しい。逃げてしまっていいのだろうか、ダメだ。でも怖い。その繰り返し。明日、友人らと会う前に、ハロワに行って履歴書を書き、クリアケースを百均で買い、三度目のポートフォリオを支払いをする。もうお金もないんだし、これが最後だ。これがダメだったら嫌でも就職する。そして理想の家具を手に入れて生きることに専念する。
デザイン楽しい。最近とても楽しい。この作業すごく好きだなってニート時代すごく思う。でも印刷かけてみると、あれ?なんか違う😢ってこともよくあって、紙の選び方とか、すごく悩むし印刷されてみないとあってるのかわかんなくてドキドキする。がんばるか。
こうすけにお礼がしたい、えりかにもお礼がしたいなって思ってる。私にできるやり方でお礼がしたいな。考えるの楽しいとっても!えりかにはリソグラフでハガキのお手紙とかどうかな~ついでにキラキラアイシャドウを添えて。とか。そんかんじ。楽しもう。
2025/04/07
引越し完了した。引越しは人生で2回目だけど、汚い家具を引っ越し屋さんに運んでもらうの申し訳ないし恥ずかしい気持ちになる。引越しやの人、一人女の子だった。しかも同じ宮城で利府らしい。同い年なのかな。可愛い子だった。重い荷物運べるのすごいなって思う。
大家に挨拶した。部屋汚くてごめんーって感じだけど感謝は���えたし多分大丈夫。大家はいい人だった。寮に住んでた時の寮母鬼怖だったからビルの大家は親切で人当たり良くてよかった。
夜ご飯はサイゼでピザ食べたけど、帰りのバスまで時間があるのに眠すぎてネカフェで2時間仮眠した。ネカフェってあんな居心地いいんだなあって実感。なんだか今日で最後なんだって実感があまりないし、寂しいと言う気持ちもない。大学卒業して2年たったのかあ。同級生も近くにいないし、もうライフステージを変えよう。相模大野で過ごした時間楽しかったよ。これからどうなるかわかんないけど、もっとよくなれるって信じてる。もっと東京を歩いてみても…と思わなくはないけど、今は外歩いただけで前以上に疲れてしまうこととかメンタル面が東京の街には合わなくて、小田急を乗りたいと思えなくなってしまって東京である必要がなくなりました。デザインの仕事のこととかはんーわかんない。全然違う仕事もありなのかな。写真屋さんとか?おうち着いて、お風呂入ってピヨピーぎゅってしてから考える。はやくぬいぐるみたちに会いたいな。
ずっと穏やかに暮らしたいって思ってた。10代の頃の私は、実家では穏やかに暮らせそうになくて、物理的に親と離れて暮らすことでやっとコミニュケーションがとれるようになったと思う。
味方でいてくれる恋人がいてくれて、昔より地元が怖い場所ではなくなったから、穏やかに生きていく方法を探していきたい。
バスに乗る。ここ数ヶ月何回もバスに乗ったけどこれもしばらくは乗らないだろう。
コーヒーを飲んで穏やかに暮らす。それだけでいいのだ。
2025/03/20
失業保険が切れた。そろそろ就職しないと生きていけないな。お金もないし。最近は将来の不安の方が大きくて嫌になる。東京での就職は諦めようかな。外を歩いていると落ち着かないんだ。イライラしちゃうし、常に周りを見て心臓がバクバクすることもある。明日は美術館に行く。いや、今日か。お金のこと考えるのやめた。まあ、なんとかなるでしょう。きっとなんとか。なりますように。はやく大丈夫になりたい。
2025/03/13
人の多いところがいまだに怖い。特に駅。新宿とか、仙台駅とかもそうだけど、最寄駅ですら行きたくない。耳を塞ぎたくなる。頭を布か何かで覆いたくなる。一人でいると尚更落ち着かなくて嫌だ。はやく出て行こうと思う。前は何も気にせず外出してた。2020年くらい。今は2025年だから5年経った。
もう前の会社に行かなくていいんだ!嫌な電話対応したり重すぎる業務を一人で抱え込まなくていいんだ!ってやっと気づいた。いまだにああいった業務をしなくてはいけないのだろうかと、内心ビクビクしている。他業種もアリかもな、って思ったけど自分にできることってなんだ。わからない。過��のことを考えるなんて暇なだけだし、不安が募るのは先延ばしにしているものがあるから。引っ越しと、税金と金銭面の不安ぐらいだろうか。明日はATMに行く。セブンの煮卵が入ったおにぎりが食べたい。久しぶりに。
(2025/02/25 02:57:07)
最近は本を読んでいないしジョギングしてないし寝て起きたらジョギングする。お腹の脂肪燃やす。本つくる。デザイン勉強する。スマホポチポチしない。YouTube見ながら作業しない。
今月は図書館のフライヤーと透明人間の本完成させる。ポートフォリオと写真集を並行しながら。
おじいちゃんのプリンターでハガキ刷る
カレンダーも作る
登山の冊子も作る。
がんばゆ
1 note · View note
dovobok · 23 days ago
Text
秘めた恋のスクラム8
両親の旅行と、二人きりの夜
夏を目前に控えたある日、悠斗と泰介の両親は再婚1周年を記念して旅行へ出かけることになった。普段は大学の寮で過ごしている泰介だが、この期間だけは実家に戻ってきていた。こうして、お互いの親が再婚して一年、悠斗と泰介は初めて二人きりで数日を過ごすことになった。
泰介の告白と、初めての夜
その夜、夕食を終え、リビングで共に過ごす時間も終わりを告げた頃、二人の間に特別な空気が流れ始めた。悠斗の心臓は高鳴り、泰介もまた、この機会を逃すまいと静かな決意を固めていた。
泰介はゆっくりと悠斗に近づき、その大きな手で悠斗の頬を優しく包み込んだ。その指先から伝わる熱に、悠斗の体はびくりと震える。泰介は、悠斗の目を見つめ、低い、しかし真剣な声で語りかけた。
「悠斗。俺は、お前が好きだ。義理の兄弟とか、そういうのじゃなくて、男として、お前が愛しい」
悠斗は驚きに言葉を失った。泰介の口から直接聞く「好き」という言葉は、想像以上に重く、悠斗の心に響いた。
「すぐに答えは出さなくていい。お前が俺をどう思っているか、今はまだ分からなくても構わない。でも、これだけは覚えていてほしい。俺は、これからもずっと、お前を誰よりも大事にする。絶対に傷つけたりしない」
泰介の言葉には、揺るぎない覚悟と、深い愛情が込められていた。その言葉に、悠斗の目にはうっすらと涙が浮かんだ。そして、泰介の顔がゆっくりと近づき、唇が重ねられた。柔らかなキスから始まったそれは、次第に熱を帯び、深さを増していく。悠斗は戸惑いながらも、そのキスを受け入れた。
泰介は悠斗を抱き上げ、寝室へと運んだ。ベッドにそっと悠斗を横たえると、泰介は自分の服をゆっくりと脱ぎ始めた。悠斗もまた、泰介の視線に促されるように、震える手で自身のパジャマのボタンを外し始める。
泰介の鍛え抜かれた肉体が露わになる。特に、股間にある巨大な存在に、悠斗は息をのんだ。これまでにも泰介の体の大きさに驚かされてきたが、想像をはるかに超えるその迫力に、悠斗は恐怖すら覚えた。黒岩のものも十分大きいと感じていたが、泰介のそれはさらに大きく、悠斗の視界を圧倒する。しかし、それと同時に、抗いがたい魅惑も感じていた。
泰介は、悠斗の驚きと戸惑いを敏感に察しながらも、優しくその体を撫で続けた。彼の大きな手が悠斗の体を這い、指先が敏感な部分を愛撫するたびに、悠斗の体は甘い悲鳴を上げた。初めての経験に慣れない悠斗は、全身を震わせ、甘い息を漏らす。一方、泰介は数々の経験を積んだベテランらしく、悠斗の反応を確かめながら、巧みに快感を煽っていった。
黒岩の責め方も気持ちよかったが、泰介はまるで悠斗の気持ちいいことをすべて知り尽くしているかのような、的確な愛撫で悠斗を攻め立てる。指先が触れるたびに、悠斗の全身に電流が走り、奥底から震えるような快感が湧き上がってきた。
覚悟の瞬間
泰介は小一時間にわたって、悠斗を愛撫し続けた。しかし、自分のあまりにも大きすぎるモノでは、初めての悠斗には到底受け入れられないことを泰介は知っていた。だからこそ、彼はこの日のために、あるものをこっそり手に入れていたのだ。
泰介は、優しく悠斗の耳元で囁いた。
「悠斗、初めてだから怖いかもしれない。でも、俺を信じてほしい。もし、嫌だと思ったら、すぐにやめる。どうする?」
泰介の真剣な問いかけに、悠斗は迷った。しかし、泰介の全てを知りたいという強い想いが、その迷いを打ち消した。悠斗は小さく頷いた。
泰介は、悠斗の視界を遮るように、そっと目隠しをした。そして、準備していたアレを悠斗に施す。瞬間、悠斗の体から**「チクッ」**とした感覚が走った。悠斗は思わず軽く咳き込み、全身の皮膚が一気に敏感になるのを感じた。これから何が起こるのか、という期待と、未知への恐怖が入り混じった感情が、悠斗の体を駆け巡った。
悦楽の夜と、その終わりに
悠斗は何が起こったのか分からなかったが、次の瞬間には、全身を駆け巡るような快感に襲われた。特に、乳首がこれまでにないほど敏感になり、触れるだけでゾクゾクと体が震える。そして、ケツマンコも、内側から熱を帯びるような、抑えきれない欲求が湧き上がってきた。
泰介は、悠斗のその変化を見逃さなかった。ゆっくりと、彼の太い指が、悠斗のケツに差し込まれる。最初はひんやりとした感覚が、すぐに熱に変わる。指が奥へと進むたびに、悠斗の喉から甘い喘ぎ声が漏れた。とにかく気持ちがいい。体が勝手に泰介の指を受け入れようと動く。泰介の指が二本、三本と増えていくたびに、悠斗の奥はゆっくりと広がり、甘い痛みが快感へと変わっていった。
泰介は、悠斗の反応を見てさらに深く指を差し入れ、奥の敏感な場所を優しく押した。悠斗の体が大きく震え、今まで経験したことのない快感に全身が支配される。指が抜かれるたびに、名残惜しさに悠斗の体が小さく跳ねる。
その夜、泰介と悠斗のセックスは夜通し続いた。黒岩も性豪だったが、泰介は体がさらに大きい分、その性欲も体力も半端ではなかった。泰介は初めての悠斗のためにかなり手加減はしたが、それでもその回数は優に20回を超えた。
泰介は、悠斗の敏感になった体を��々まで愛撫し尽くした。耳元での甘い囁き、首筋への優しいキス、そして、全身を撫で回す大きな手。そのすべてが、悠斗の意識を遠のかせるほどの快感を生み出した。悠斗は何度も、泰介の腕の中でその体を震わせ、絶頂を迎えた。
泰介の子供の握り拳ほどもある大きな玉が、悠斗の太ももに繰り返しぶつかる。そして、その25センチを軽く超える剛棒からは、悠斗のケツから溢れ出るほどの白い液体が大量に放出され、シーツを濡らした。泰介は、悠斗をあらゆる角度から掘りまくり、その体の奥底まで快感を刻み込んだ。
泰介は、悠斗の体の反応に合わせ、時に優しく、時に激しく、その欲望を満たしていった。夜が明ける頃には、悠斗は快感と疲労でぐったりとしていたが、その表情には満ち足りた幸福感が浮かんでいた。
泰介は、悠斗の濡れた肌を優しく拭いながら、少し眉を下げて悠斗に語りかけた。
「だいぶ丁寧に、抑えてやったつもりだったが…やりすぎたかな。すまない」
悠斗は、まだぼんやりとした意識の中で、泰介の謝罪を聞いていた。彼の頭の中は真っ白で、時折、意識が遠のく瞬間すらあった。ただ、泰介の腕の中で感じる温かさと、彼の優しさに、深い安堵感を覚えていた。
泰介はそのまま、悠斗を優しく抱きしめた。その日は、夕方になるまで二人はベッドの中で抱き合っていた。悠斗は、泰介の化け物級の性欲と体力に怯えつつも、優しく包み込んでくれる泰介のでっかい筋肉に包まれて、彼の独特の匂いと温かい体温を全身で感じていた。
蜜のような三日間
翌日も、二人の生活はゆるやかに、そして甘美に流れていった。悠斗は体中の節々が痛むような感覚に襲われたが、泰介が甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。朝食は泰介が作ってくれ、普段の慌ただしい日常では味わえない手料理に、悠斗はじんわりと胸を温かくした。食後も、泰介は悠斗をソファに座らせ、悠斗の足のマッサージをしたり、読書に付き合ったりと、常に悠斗のそばに寄り添っていた。
悠斗が少しでも身じろぎをすれば、泰介はすぐに気づき、「どうした? どこか痛いのか?」と優しい声で尋ねてくる。彼の大きな手が触れるたびに、悠斗の体はまたしても甘く震え、顔が赤くなるのを感じた。
昼間は映画を観たり、一緒にゲームをしたり、普段の部活動や学校生活ではできない時間を満喫した。泰介が体を動かしたがる悠斗のために、庭で軽くパス練習に付き合うこともあった。しかし、決して無理はさせず、悠斗が少しでも疲れたそぶりを見せると、「もう休もう」とすぐに切り上げる。その献身的な優しさに、悠斗は泰介への想いが一層深まるのを感じていた。
夜になると、またしても二人の間で、言葉にならない情熱が燃え上がった。泰介は悠斗の全てを知り尽くしているかのように、指先から唇まで、その体の一つ一つの部位を丁寧に、そして激しく愛撫した。悠斗は泰介の圧倒的な性欲に怯えつつも、その体から放たれる熱と匂い、そして包み込むような温かさに、完全に身を委ねた。泰介の大きく、そして��用な手は、悠斗の想像をはるかに超える快感の扉を次々と開いていく。
二日目、三日目と、その夜の営みは続いた。泰介は悠斗の体が慣れるように、少しずつ、しかし確実に、その深みに引き込んでいった。悠斗は何度も意識を失いかけるほどの快感を味わい、そのたびに泰介の腕の中で我に返った。泰介の汗と混じり合う悠斗の汗、そして甘い喘ぎ声が、夜の静寂を破る。泰介は、悠斗の「初めて」を大切にし、決して無理強いはしなかったが、悠斗が求める以上の快感を与え続けた。悠斗の体は、泰介の愛撫によって、日々新たな快感を覚えていくようだった。
悠斗は、泰介に「あの時チクって何したの?」と尋ねたが、泰介は「何でもない。気にしないでくれ」と答えるだけだった。その言葉に少し寂しさを感じたが、泰介の愛情が疑いようのないほど深く、温かいものであることを、悠斗は肌で感じていた。
三日間の二人きりの生活は、あっという間に過ぎ去った。両親が帰ってくる頃には、悠斗は泰介の存在が、以前にも増してかけがえのないものになっていることを実感していた。そして、泰介もまた、悠斗を独り占めできたこの時間に、確かな手応えを感じていた。
泰介の秘めたる葛藤と決意
悠斗との蜜のような数日間を過ごし、泰介は満ち足りた気持ちの中にいた。しかし、その心の奥底には、ある葛藤が渦巻いていた。自分のあまりにもデカすぎるモノと、抑えきれない性欲。それらが、悠斗を傷つけてしまうのではないかという不安。そして、悠斗を受け入れてもらうために使った**「アレ」**が、違法なものであるという事実。
悠斗に「あの時チクって何したの?」と問われた際、泰介は「何でもない」と答えた。しかし、それは一時的なものでしかないことを、泰介自身が一番よく分かっていた。悠斗のためとはいえ、違法なものを使ったことへの罪悪感は、泰介の胸に重くのしかかっていた。
悠斗の、あの無垢な信頼の眼差し。あの純粋な好奇心。泰介は、その全てを裏切るような行為をしてしまったのではないか、と自問自答を繰り返した。だが、同時に、あの方法でしか、悠斗に自分を受け入れてもらう道はなかったのではないかという思いも拭えなかった。
悠斗の体の反応は、泰介にとって何よりも雄弁だった。あの夜、悠斗が全身で快感を訴え、自分に身を委ねてくれた瞬間、泰介は確かな愛と繋がりを感じた。だからこそ、泰介は決意した。いつか、必ず悠斗に真実を打ち明けようと。そして、なぜそうしたのか、自分の全てを正直に話そうと。それは、悠斗を心から大切にしたいという、泰介なりの覚悟の証だった。
「悠斗のためだったんだ。俺を受け入れてもらうために、どうしても必要だったんだ」
泰介は、悠斗への愛情を胸に、打ち明けるべき時を静かに待つことにした。その日が来た時、悠斗は泰介の全てを受け入れてくれるだろうか。泰介の心には、期待と不安が入り混じっていた。
1 note · View note
tokyodebunker-blog · 27 days ago
Text
17章 気になった箇所まとめ
⚠ネタバレ
それぞれの役職(グール達の生い立ちに関連?)
累:バーの経営者
次郎:医者、モデル
陽:獣医
エド:大学教授(哲学科)
尋:ピアニスト
蓮:サーファー
派閥
革新派:モルトクランケン、(内乱時の)ホタルビ
体制派:フロストハイム(代表)
怪異容認派:現在のホタルビ?(疑惑)
中立:エド、累(オブスキュアリ?)
内乱に関連している?「グールの処遇を巡って=ガーラ」とも解釈できるけど、内乱時に怪異が暴走した件に関しては派閥が関連しているのだろうか。
「体制派」と「怪異容認派」は同じ意味?
挙げられていない寮に関して、ジャバウォックとヴァガストロムは対立している派閥同士だろう。シノストラには寮長派と副寮長派がいることから、両派がいるのかな。
ハイドはセリフからしてみて「怪異容認派」と取れるので、ハイドと協力しているロミオ側(副寮長派)が「怪異容認派」だろうか。
あと驚いたこととして、エドは『ヤマアラシのジレンマ』の信者だから怪異を容認する派閥と対立しているのかと思ったけど、中立だったのが意外。
対立は解決したかという質問の答えに、佑理のフロストハイムへの嫌悪を持ち出した
佑理がフロストハイムを憎んているのは派閥のためだと解釈できる。
累はクレメンティア出身
プロフィールに「任務中に呪われた」とあり、理由は死神から気に入られたこと →クレメンティアで死神に気に入られるような任務に行ったということ
ちなみに顧問は弁慶
今回までの章の発言を元に、全グールの過去の寮をまとめてみた。
Tumblr media
ミオについて
ミオの漢字は「未桜」
フルネームは煤払未桜?
エリアスは学生?
弁慶は特待生とエリアスとの関係性に「友達」という表現を用いている
弁慶がエリアスについて「仕事?しかしあいつは……」
ジャバウォックのキツネ
「そもそも事の発端はハイド先生の引き継ぎが不十分だったこと」
「彼に、まさか自力でゲートの開錠ができるほどの知能が残っているとは、思いもしないでしょう!?」
「万が一、彼にあの子の所在が知られたら、すべての計画が台無し」
「とにかく、あのキツネを二度と敷地の外に出しちゃ……」
ハイド先生は現在ジャバウォック(とヴァガストロム)の顧問。誰か他からジャバウォックの顧問を引き継いだと読み取れる。
「知能が残っている」って、あのキツネは元々人間だったの?
ゲートとはジャバウォックの敷地? それともバロメッツのようにウルティオの監獄所から脱走した? ディオネシア“脱走”事件や、内乱の時の怪異の暴走とは関連がある?
「彼(キツネ)」に知られてはいけない「あの子」とは誰?キツネに関する計画とは?
カピバス壊れる
酒が無かった牛鬼が暴れてカピバスを壊した
牛鬼の酒が切れたのはおそらく16章でキツネが樽を壊した時のエピソード。
次郎の永眠症候群と内乱の関係
次郎「俺は内乱の直前で目覚めたので、正直その頃の記憶はあいまいですし」
善治は内乱の犠牲者だが、次郎は内乱の犠牲者ではない(内乱がきっかけで永眠症候群になったわけではない)。
時系列として、次郎が目覚める→内乱→善治死亡
気になるのは次郎が目覚めたのと『隻眼の眠り姫殺人事件』どちらが先か。次郎は容疑者の一人である。
以前その件について尋ねられると次郎はこう返す。
「さあ。わかりません」「俺、その頃の記憶が曖昧なんです。佑理曰く、病気の後遺症らしいんですけど」
Tumblr media Tumblr media
家族関連で具合が悪くなる次郎
理想の家庭について尋ねる質問をした時に発作が出る
善治さんの誕生日(6月19日)の風船を剥がす
善治とトラウマ的な出来事があった?確か善治は「不慮の事故」ということを理由に、次郎に自分の存在を伝えることを拒んでいた。
→ それなら9章で特待生が善治の言葉を次郎へと伝言するシーンで次郎が「その言葉どこで覚えたのですか?」と反応したり、幽霊や死体に怯える特待生を見て嬉しそうにするのはなぜ?次郎は善治に対して好感を持っているわけではないの?善治が嫌い(思い出したくない存在)なの?
プールを見たことがない
博物館に行ったことがない
この辺りから次郎の家庭は過保護か、親に問題があって外出できなかったんだと思う。傷も気になる。
しかしなぜ善治の誕生日を意識して具合が悪くなったのか?誕生日関連で何かトラウマになる出来事が起きたのか?
そういえば次郎は善治の手書きの文字には全く思い出す反応をせず、カルテのように5年間保管する選択をした。それは善治が幽霊として書いた字は生前と筆跡が違っていたから気付かなかったのか、それとも次郎は善治の書く字を忘れていたかのどちらかだと思う。
善治の誕生日 → トラウマ
「家庭、家族」を想像する → 具合が悪くなる
9章の幽霊の「痛い、怖い」 → 具合が悪くなる
善治の口癖 → 少し思い出して驚く
死体や幽霊に怯える仕草 → 微笑む
善治の書く字 → 何も思い出すことなくカルテのように保存
注射器に反応する陽
「なんじゃその箱は……ちゅ、注射器!?」「わ、悪いことは言わん! いつか必ず後悔する日が来るけぇ、今すぐ止めぇ!」
陽は注射器にトラウマがある?
エド=ネロス 説 強まる
エドの故郷は「東欧の海沿いの国」
ライカは以前ルーマニアにいた。「東欧の海沿いの国」にルーマニアは含まれる。このことからライカとエドは故郷が共通している可能性大。
理想の家族について「大きな犬」はライカを暗示している?
ライカは累から「ワンコくん」と呼ばれているなど、犬に例えられることが多い。また理想の犬に関してエドが話した「素直で忠実な子」もライカの性格に当てはまる。
以前エドがライカに「そのネロスが諦めろと言ってるんだけどさ」と言った後、累はその様子を「茶番」と捉える。オブスキュアリにおける関係性を「家族」に例えているのではないか?
壊れた腕輪念珠
エドが特待生の手を取った時に腕輪念珠が壊れる
腕輪念珠に関して弁慶「周囲から邪気が向けられないように魂入れをしておいた」
魔除けの絵札的なもの?16章でロミオの絵札が壊れたことと関係がある?
エドには「邪気」にまつわる何かがある。「邪気」といえばキャンパス会話でエドが「この辺りから邪気を感じる」と話すシーンがあるのだけど、それとは関係がないのかなー。
蓮のスティグマの効果
「レイオスタス」で時短
以前は「レイオスタス」でタコ丸の吐いた墨を掃除しやすくしていた。時間操作のスティグマ?(時間を早めたり、以前の状態に戻したり)
蓮の契約した悪魔がアスタロトで怠惰を司っているので「物事を便利にする」という場面で使われそう。
蓮の過去は「海の家」関連
バーベキューに関して蓮「実家にいた頃、親父に嫌々手伝わされてた」
ホームのセリフで「夏は実家が繁忙期入るんで、その手伝いでクソしんどかったっすね。」
特待生が海の家に関連付けると蓮は反応する
プールに落ちた人を見た時に蓮は「監視救助の30秒ルール」を持ち出した
怪異が出た時に「118」へと連絡(海上における事件・事故の緊急通報用電話番号)
特質怪異が浮き輪(救助用具)だということ
タコ丸っぽい声
鉄板で焼いていたタコの「キューーーーー!」
タコ丸と関連?蓮のフラッシュバック?
キクロスに関して
エド「しかし、あの怪異はなぜ、きさらぎ駅なんていう場所にいたんだろうね」「そもそも学園は、いつどこでキクロスの存在に気づき、グールを向かわせたのか」「もしかしてあの時、キクロスを追っていたのはーー」
キクロスは元々きさらぎ駅にはいない生態だということかな。
「あの時、キクロスを追っていたのはーー」→ 伯玖さん?伯玖さんの言う「助けたい人」=隻眼の眠り姫=キクロスだろうか。学園が大我を向かわせた言及はしたが、伯玖を向かわせた言及はしていない。
その場にいなかったエドが情報を知っているのは、おそらくエドには「第六感(居場所が分かる)」があるから。6章でもエドは第六感を使ってライカの居場所を特定していた。
これは多分スティグマではなく吸血鬼の能力だろう。他にコウモリに姿を変える、不死身も吸血鬼の能力だからエドのスティグマは何なのか気になる所。
累とエドの関係
エド「大丈夫。俺の命は、君に分けてあげるために取っておいてるんだ」「そう簡単には手放さないつもりだよ」
これは本当にどういうこと??すぎて考察はできないけど記録として。
とりあえず今回はここまで。特に次郎に関して深掘りできたな〜と感じる。尋に関しては今回情報が少なかった。あと蓮についてや累エドの関係、陽の他の故郷についても気になる。
0 notes
wic1956 · 3 months ago
Text
Study Abroad Diaries スウェーデン編
Hej! スウェーデンからこんにちは💌🇸🇪人間科学部3年になりました甫立小春です!!
人間科学部と聞いて、なんで留学!?しかもスウェーデン!?と思う方もいると思いますが、そこも含めて私の留学生活を皆さんにシェアできたらと思います🤭💖
主に
①私の住んでいるところについて
②大学での授業や、ボランティアについて
③休暇の過ごし方・旅行について
④私が頭の片隅においていること
の順に紹介していきますね💌
まず、私がいるところはスウェーデンのルンドというところです!
スウェーデンって聞くと激寒で豪雪とかオーロラとか想像する方も多いかもしれませんが、私が住んでるとこは南端なので、そんな過酷ではないんです。
・・・ですが、一概に北欧の天気については、そんなにニコニコで語ることができないんですけどね。汗
一番寒い時は12月〜2月だったかなと思います。気温は-5〜3度くらいでした。
Tumblr media
ルンドは雪が降らない!って聞いてましたが、普通に降りましたね。↑ちなみにこれ11月です。
ここまでならまだいいんですけど、晴れが全くないんですね。ずっと曇ってます。雲りというか、雨がずっと降ってます。この雨は、ザーザーぶりではなくて、サ——みたいな傘さすか微妙に���う雨です。
太陽とやっほーできるのは2週間に1回です。日本のような、雲ひとつないカッと広がる青空は当分みえません。
ウワッそんなのぜったい嫌だ、、と思ったそこのあなた!根気強く3月まで待てば、青空が見え始めます。春が近づいているという証拠です。
ついに4月に突入しましたが、最高気温は10度を超え始め、夜でも0度を切らないくらいになりました。街には1日ごとに咲く花が増えていて、カモメの声まで聞こえるようになりました🦢🌷
Tumblr media
↑こないだ撮った大学図書館🌾
あ、日の入りも冬至あたりは15時半だったのに、今では21時でもギリ明るいです😎 ようやく春の兆しが見え始めていて、これからどんどんあったかくなるのが楽しみ🙈
あと治安について!スウェーデンはヨーロッパの中でもかなり治安のいい方だと言われてます!ルンドは学生に街ってのもありますが、夜一人で歩いてても怖くないです。が、この冬は悪いニュースがちらほらあったので、これから行くよって方はちょっとアンテナ張っといたほうがいいかもしれない。。。
ちなみに寮についてですが、スウェーデンにはさまざまなスタイルがあります!
キッチンシャワートイレ全部独り占めできるという人もいれば、自分の部屋にベッドしかない。。という人もいます。
私はルームメイトとアパートみたいな部屋に2人暮らしをしていて、お互いのベッドルームはあり、キッチンシャワートイレは2人でシェアです🛁🔖 ルームメイトは上海から来た女の子で、おとなしくて本当に優しい子なんです💞よくご飯を作ってくれたり、週末は一緒に買い物をしたりお部屋の掃除をしたりします!!
次に、大学での私の過ごし方を紹介します。
大学で��、Humanities and theorogyという学部に所属していて、他国からの留学生は基本そこに所属する感じです。なので授業は基本留学生向けで、1クラスだいたい40人中、現地のスウェーデン人は5人いるかいないかくらいですね。
Tumblr media
授業によって雰囲気は結構異なってきますが、みんな優しいので友達はすぐできます。ディスカッションや先生の指名が多い授業は雰囲気が特に和みやすく、特に友達ができやすい気がしますね🤔
授業数はだいたい週に1~3回授業があるって人が多くて、課題も大変ではないので、自由時間の方が圧倒的に多いです🏃🏻‍➡️
そんな自由時間はどう過ごすかというと、よくボランティア活動をしています!私がやっていたボランティアは2つあります。
1つ目は、日本語を教えるボランティアです。私が通っている大学には日本語を専攻として学んでいる人がたくさんいます!そんな子たちの授業にボランティアとして参加し、グループワークに参加しサポートしたりします。
また、週に二回ほどある「言語交換会」で日本語と英語でおしゃべりしたり、ゲームをしたりするんです。私は英語を話す練習を、彼らは日本語を話す練習をしたいのでとってもwin-winの関係です🤭
特に仲良い子とは、プライベートでご飯行ったり、パーティー行ったりします💓
2つ目は、パブでのボランティアです。
スウェーデンでは、学生は必ず「nation」という、日本でいうとサークルの規模でかい版みたいなのに入るのが義務付けられています。それぞれの大学が十数個のnationを持っていて、nationによってテーマはさまざまです。ランチをするnation、スポーツをするnation、クラブやパーティーメインのnation…私はパブメインのnationを選びました。
そこで普段は私はお客としてパブを訪れるのですが、時にはスタッフとして働くんです!
Tumblr media
↑みんなで同じ制服を着て働きます🎶 その日のメニューはもちろんキャンディーやジュースももらえるし、本当に楽しいです
英語で喋るのが苦手な私にとって、最初は英語で接客したりレジをしたり料理を提供したりするのは正直結構大変でしたが、最近はもう生きがいレベルです🌮☀️
ちなみに長期休暇は私の大学には1つだけです!クリスマス休みで、クリスマス前後1ヶ月くらいだったかな。それ以外は基本ずっと授業があります!
じゃあ旅行とか行けないじゃーん😭ってなる方もいると思いますが、安心してください。行けますよ。
なぜなら、先ほどお伝えしたとおり日々の授業がそんなに忙しくないからです。出席必須でもないので全然休むことができるんです()
スウェーデンはEUの1カ国なので、EU圏内ならどこでも本当に簡単に飛べます。飛行機代もそんな高くないです。
いろんな国に行って現地のものを食べたり史跡を訪れて歴史を学んだり(世界史選択だった私大喜び)、現地の人々と出会ったり時には助けてもらったり・・・新しい文化に自分で実際に感じることって、ヨーロッパに留学している今しかできないことだなと思っています。私が思うヨーロッパ留学のいちばんの魅力です✈️🌺
ちなみにスリとかには注意してくださいね😇 実際今まで見たことないしあるわけないだろとか思ってたらローマでふつうにパスポートすられかけました
Tumblr media
これは12月にフィンランドのサンタ村の写真。北極圏です❗️アナ雪かなんかの世界かと思いましたね。この時-20℃で、晴れてるの奇跡です。奥に夕日みたいなの見えますか?これが太陽の最高地点です。
・・・最後に!長々と書いてしまいましたが、私が常に心に置いていることをお伝えします。それは「なんとかなるから、とりあえずやってみる」です。
私は、この留学まで一度も海外に出たことがありませんでした。英語も受験勉強としての知識しかなく、共テのリスニングとかふつうに嫌いでした。けどあれこれあって(省略)1年の秋に留学することを決めました。
ですが、これから留学する子をあんまり不安にさせたくないけど、着いてから特に1週間は毎日謎の不安に襲われてめちゃ気分どん底でした。早く帰りたい帰国まであと300日か、、とカウントダウンするくらい。友達の英語も全然聞き取れず気まずかったし授業で先生に質問されても答えられなくて自己肯定感下がりまくりだし、、、
そんな最初だったし、つい最近まで帰国まだかなあとか思ってました。ですがあと60日くらいになったいま、急に友達に恵まれ(?)、楽しく忙しい日々を送っています。逆にあと60日しかないの!?と絶望しているところです。😨
この留学を通して、私はいろんなことをやってみました。とくに初期。友達に誘われたやつは全部行く!!初期はなんかすぐ疲れるしレストランとかはでかい声で話さなきゃいけないし、正直ためらうこともあったけど、とりあえず行ってみたら意外と楽しいこともあって、同じテーブルになった子たちと連絡先交換して遊びに行ったりするくらいの仲になれたりするんです。
日本語専攻のスウェーデン人たちと仲良くなれたのも、日本語の授業に毎週参加し続けたからでした。毎回盛り上がるわけじゃないし、もう行かなくてもいいかなとか思うこともあったけど友達が欲しかったので予定が合う限り参加しました。
自分の授業では初めましての子の隣に座ってみたり。休み時間におしゃべりすると意外と楽しくて、私もこのお店行きたかったの!って盛り上がったり。そしてそこから共通の知り合いがいるのがわかってどんどん友達の輪が広がっていったり、、、
今でもたまにあるプレゼンがめっちゃ嫌で、スライド作ってる時とかふつうに落ち込む時もあります。でも今までの経験を振り返って「このスクリプト覚えればまあなんとかなるでしょ」って気持ちになれるんですね。で、結局なんとかなるんです。先生がサポートしてくれたり、意外と友達が上手だったね!こうこうこういうこと話してたよね!って褒めてくれたり。
この留学ですべてのやってみたことが、結果として今の私の英語力に繋がり、今周りにいる友達だと思っています。イヤイヤ覚えたスクリプトも私の英語力になってると信じています。
大事なのは、最初から無理だと思って諦めないことです。結局なんとかなるので、できる限りのことはしたほうがいいなって思ってます。
Tumblr media Tumblr media
さて、、長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた方はいるのでしょうか!いましたらスウェーデンに届くくらいの特大ボイスなお返事待ってます💌
そして、もうすぐ留学を控えているそこの君!この地点でもうすでに「留学をする」という挑戦をしています🔥 そんなあなたならきっとどんな困難も乗り越えられるでしょう😎🔥
読んでくださり本当に本当にありがとうございました。誰かのお力になれたら幸いです。質問とかあればどんどんお送りくださいね!!♡
#早稲田 #国際交流 #留学組ブログ #スウェーデン #
0 notes
namiki-is-always-here · 5 months ago
Text
超絶長くなるけど留学の経験談を覚えてる限り細かく書こうと思います
1回目は16歳の頃ニュージーランドのクライストチャーチ
雰囲気が良くて素敵な場所だった
高校に通うはずだったんだけど英語が思ったより喋れなくて苦痛になって、白人にいじめられたのも原因で家でホストファミリーに英語教えて貰うプランに変更
とって優しくてボランティアもしてる良いホストマザーだった
羊がいる所に連れて行って貰ったり
田舎の素敵なカフェに連れて行って貰って軽食を取った
ボランティア団体の大きな集まりに連れて行って貰って皆でイエスの歌を歌った
優しい韓国のアイリーンって言う子も一緒に住んでた
私より歳上で大学に行っていた
2回は20歳の頃同国のオークランド
語学学校に通うはずだったんだけど業者の用意した寮にとんでもないルームメイトの女いて、中国人で、毎晩男連れ込んで行為をしてた
勿論大きな声が聞こえてくる
日中も話し声デカくて気違いみたいに笑うしずーっと静かにならないから頭おかしいんじゃないかと思ってた
HSPの私には耐えられなかった
めっちゃストレスだったし私は悪意を隠しきれなくて気付いたらその人に聞こえる様に「psycho!」って叫んでた
そしたらその人が泣き出して部屋の外で包丁を持って歩き回ってた
優しい人もいたけど友達にはなれなかった
寮の事は誰も助けてはくれなかった
学校に言いに行ったけど笑顔で突き返されてめちゃくちゃむかついたし悲しかった
孤独感とストレスに負けた私はクイーンズストリートで声をかけてきたジェレミーとスコットって言う2人のジャンキーと知り合って薬をやった
勿論そんな事親には言えないけどね
生理痛もあったから楽になった
意識が飛ぶくらいキマってた
寮に帰っても安心して眠れないからそのジャンキー達と廃墟で一緒に寝た
仲間は3人になってメンフィスって言う男の人と行為をした
勿論ジェレミーともやった
ジェレミーにそいつの方が好きなのか?って嫉妬されたけどジェレミーが怒るから適当にはぐらかした
ジェレミーに求婚された
「俺は犯罪者で警察に追われてた事もあるが結婚してくれる?」
私は何を言ってるか分からないフリをした
メンフィスはジェレミーより若くて繊細で優しかった
廃墟から出る時は見送ってくれた
ジェレミーに病気移されて寮に戻った私は咳をしていた
「why are you coughing?」ルームメイトが言った
私は居場所が欲しかった
自分を認めてくれる人が欲しかった
褒められたかった
自信が欲しかった
だからビジタービザなのに仕事を始めた
仕事はKTVというカラオケをしながら接客をする仕事
ボスのボブはとっても優しかった
洋楽は歌えるからよく歌ったけど英語はイマイチで人見知りだからあまり喋ることができなかった
だからか私は仕事に呼ばれない事がありその時は代わりにボブのフェラすればお金をあげると言われたのでしていた
アジア系の子達がする仕事なのに1人白人が入ってきて嫉妬した
あるお客様が怒っていた
グラスというグラスを地面に叩きつけ割りまくった
仲間がパーティーチューンを予約して知っていたフロー・ライダーの曲だったから皆と共に歌い始めた
そしたら彼の機嫌が治って私と1晩過ごしたいと言った
私は嬉しかった
でもそれは業務上無理だからボブがなんとかしてくれた
私はあまり仕事のできない人間としてボブは認識した
だから私はお客さんとセックスする仕事に変えられた
3人としかしてないけどとんでもなく豪華なホテルに行った
であそこの小さな男の人とやった
ボブが怖い人達と席に座って話し合いをしていて映画みたいだった
ボブはニュージーランドから日本に戻る日空港にまで送ってくれる優しい人だった
私はある時クライストチャーチに行ってあの時のホストファミリーに会いたくて空港にいた
チケットは買ったのになぜか飛行機に乗れなかった
相手と連絡が取れるなら良いって言われたから電話をかけたけど出てくれなかった
私はどうしても会いたかった
そして高校の時にお世話になったたホストファミリーにも
そっちとは連絡がとれた
アパートが見つかるまで家にいて良いかと聞いたら良いと言われた
でもそっちのチケットは買ってなかった
多分もうお金が無かった
空港でうずくまっていたら女の警察官が声をかけてきて私は警察署まで行った
話を少し聞かれて私はその後車で寮まで送ってもらった
警察官は優しかった
その時はもうジェレミー達とは連絡を取ってなかった
クイーンズストリートを歩いているとホームレスが沢山いる
私は何もせず通り過ぎる
Kロードももう何度も行った
そこ���日本人の美容師に髪を切ってもらうのに二百ドル使った
私はうるさい寮を出たくて他の住む場所を探した
そしたらルムエラからルームメイト募集とのことで
早速連絡を取ってみると2人の日本人で
1人は関西の方、もう1人は北海道の方だった
2人とも男性で、本当に迷惑をかけた
とてもあたたかい人達だった
それなのに私はシンクにタバコのシミをつけてしまった
帰る日のことは何も言わず
明後日帰るんだと伝えると「この人めちゃくちゃやで」と言われた
私の人見知りのせいであまり話せなかったけど2人はコミュ力が半端なくて本当にあたたかく接してくれた
今思い出すと私は何であんなに未熟だったんだろうか?
私にコミュ力が少しでもあったなら今でも友達でいられただろうに
今頃何をしているのだろうか?
あの時何も言えなくてごめんなさい
そしてありがとう
あんな業者に頼まなきゃ良かったと思う
頼んだせいで私の留学はクソみたいな物になった
私も今は英検2級でToeic715点だけど留学する前にちゃんと英語を完璧にまで勉強しておくべきだった
これグラヴィティに書いたのと同じの書いてるんだけどグラヴィティでは文字数制限があってあまり書けなかったからこっちでは文章足してる・・・
1 note · View note
motokajp · 11 months ago
Text
東船橋グリーンハイツ見学記
2024年7月23日火曜日、酷暑の午後4時ちょっと前ぐらい。 私はかねてから気になっていた、東船橋のグリーンハイツの前に立っていた。
Tumblr media Tumblr media
あらかじめネットの地図で大まかな位置を確認してはいたが、初めて訪れる場所なので、少しは探すことになるかと思っていた。
船橋川沿いということは前もって分かっていたから、最悪でも船橋川に沿って走れば見つかるだろうと、適当な交差点で船橋川に向かって曲がると、唐突にその物件はあった。
周りは新旧大小様々な戸建てが並ぶ住宅街である。船橋川の堤防を背に佇むそれは、分譲マンションには到底見えない。かつて会社の寮であったという話も聞いていたが、それにしても凄まじい。何が凄まじいのか。廃墟感だ。
壁面の塗装は所々剥がれ落ち、 手すりや剥き出しになった鉄骨は真っ赤に錆びている。ピロティ式の建築で、1階部分にはシルバーの乗用車が1台あったが、駐車場として使われているとすれば、ずいぶん横着な停め方だ。その車以外、出入りが出来ない。
Tumblr media
その車の前には、サビ柄の猫が横たわり、じっとこちらを見据えている。更によく見ると、その車の上にも同じようなサビ猫が、やはりこちらを睨んでいる。
舌を鳴らして猫に御機嫌伺いをしてみたが、どちらもじっとこちらを睨んだままだ。こういう猫は、あまり人馴れしていないことが多いので、深追いはしないことにした。
猫の御機嫌伺いというテイで、まんまと1階ピロティ部分に入り込んだが、辺り一面、生ゴミ(蝿付き)粗ゴミ砂利に埃に古本古雑誌が溢れ返っている。
Tumblr media
そういえば建物の横にゴミ置場らしき場所や、ゴミ置場じゃないんだろうけど粗大ゴミが目の高さまで積み上がっているスペース、ゴミ用のコンテナなどもあったが、どれ一つ機能している感がない。
Tumblr media
怖いもの見たさに後押しされて、建物の中に入ってみる。
エントランスとおぼしき階段の昇り口は、身長160cmに届かない私でもちょっと背を屈めたくなる高さで、おそらく180cm程度しかない。
Tumblr media Tumblr media
階段を上ると集合ポストがあるが、錆で覆われ、ポスティングチラシがぎゅうぎゅうに押し込まれ、ポストのフタが閉まらなくなっているものも多い。壁に貼られた共益費の支払いを促す掲示物��、平成28年と書かれた上に二重線を引いてある。掲示内容の有効性はさておき、平成28年から貼られっぱなしであることは確かだろう。
Tumblr media Tumblr media
ネットの情報では総戸数60戸となっているが、1階部分がピロティの5階建てであるから、居室があるフロアは4階。単純に60戸を4で割れば、1フロア当たり15戸ある勘定だが、そんなにあったかな? 1フロア当たり精々10戸、感覚的には8戸程度に感じた。仮に10戸とすれば40戸、8戸であれば総戸数は32戸である。
階段は鉄製で錆に覆われ、いつ踏み抜いてもおかしくない。階毎にホウキが置いてあるが、掃除されている気配は微塵もない。とにかくゴミだらけである。所々、猫の餌が入った皿も放置されている。
2階から3階へ上がろうとすると、302というプレートが貼られた安っぽい木製の玄関ドアが立てかけてある。普通の建物であれば、きっと不思議に思っただろう。何故こんなところに玄関ドアが?と。
しかしそこでは、何も不思議には思わなかった。ははっ、こんなものまでありやがる、と思っただけだった。
が、すぐに異変を感じる。
焦げ臭い。
と思いながら3階に着くと、目の前に焦げた何かが山積みされ、そして昼の日中というのに、ただただ真っ黒の部屋。「真っ暗」ではなく「真っ黒」だった。
Tumblr media
さっき見た玄関ドアの302号室だった。間違いなく、比較的最近に火事があったのだろう。そしてその部屋は多分、いわゆるゴミ屋敷だったのだろう。開け放たれた窓や、ドアを失った玄関から、否応もなく見えてしまう炭化した何かがうずたかく詰まった部屋。
お隣り303号室にも類が及んだのか、窓が開け放たれ、玄関も半ドアで、部屋の前のフロアには、家財とおぼしき荷物が積み上げられていた。
Tumblr media
うへぇと思いながら4階へ、そして屋上へと上がる。
屋上へは、普通はそうみだりに立ち入れないよう扉があって、施錠されているものだが、火事の際にぶち抜いたのか、鍵どころか扉さえなかった。
Tumblr media
屋上の防水加工は、劣化しているのが素人にもわかる。何しろ、歩く足元がブヨブヨするのだ。それでも防水加工らしきものがある部分はマシかもしれない。屋上の半分は、それさえすっかり剥げ散らかし、コンクリート剥き出しになっている。
Tumblr media Tumblr media
貯水槽は、稼動しているのか疑わしい。というか、このマンションのインフラ全般、稼動が疑われる。実は同日深夜、居住者のいる部屋があれば明かりが点いてるだろうと思って帰りに寄ってみたのだが、深夜過ぎたためか、それとも本当に誰も住んでないのか、明かりの灯る窓はひとつもなかった。なお階段や廊下などの常夜灯も一切なく、黒々とそびえるマンションは実におどろおどろしかった。
屋上から1階に戻り、建物北側にある、おそらくは駐車場として供用していたスペースを見る。
「おそらくは駐車場として供用していたスペース」と書いたが、今でもそこは駐車スペースである。ただ「駐車場」として機能しているかどうかは、甚だ疑わしい。ナンバープレートのない軽自動車が1台、奥の方に鎮座し、他の3台ほどの車も、特に区画を定められたわけではなさそうな停め方をしている。 ネットの情報によれば、ここの管理方式は「自主管理」となっているのだが、管理組合は「無し」となっている。ということは、誰も管理していない、ということなのだろう。
Tumblr media Tumblr media
同じくネットの情報によれば、このグリーンハイツは1973年10月の建築という。我が中宮第4団地よりも4年程若い。
なるほど、このグリーンハイツと比べれば、我が中宮第4団地はよく手入れされており、仮に今から多少手入れが雑になったとしてもあと10年、い��20年でも保たなくはなかろう。このグリーンハイツレベルになっても許せるという居住者だけが残っていけば、あるいは30年ぐらいいけるかもしれない。
だが、その後はどうなるだろうか。
グリーンハイツは、もはや所有者による管理ではどうしようも出来ないだろう。しかし管理組合がないので建替えを協議することは出来ない。選択肢は現状維持というテイの、放置しかない。火事が出ているので建物全体のダメージも小さくはないはずだが、管理組合がない以上その対策を協議することも出来まい。 管理組合がないということはこういうことなのだと、グリーンハイツを見て思い知らされ、同時に我が身を振り返る。
我が中宮第4団地も、建物と居住者の高齢化が深刻だ。しかし今はまだ管理組合も機能し、建物管理も計画的に行われている。
しかし今後はどうなるのか。建物と居住者の若返りを画策しなければ、やがては必然的に行き詰まる。行き詰まってから考えようとしても、もう後戻りできないかもしれない。
それが10年後なのか30年後なのかは、私には判断出来ないが、ポイントオブノーリターン(帰還不能点)ぎりぎりまで頑張ってから対応するのは、危険な賭ではなかろうか。
建物の若返りに、建替えが最も効果が高いことは論を俟たないし、建物が若返れば、居住者の若返りも期待できる。それが建替えの大きなメリットであることに否やを唱える方はいないだろう。
同時に、建替えに伴う様々な負担も、看過できないデメリットである。このメリットとデメリットを天秤にかけて、どちらを選ぶのかを真摯に決めなければならない時期に、私たちと我が中宮第4団地は来ている。 どちらにも決めかねてただ時間を過ごせば、待っているのは自ら選択することも出来なくなる現実であるということを、グリーンハイツを見て痛感した。
1 note · View note
yutakayagai · 5 months ago
Text
一日出勤してまた大型連休と、秀一は新しく引っ越してきたアパートの荷物整理をしていた。この四日間で終わらそうと段ボールに入ったものを確認しながら、
「果たして終わるだろうか?」
と、一度は取っておこうとしたものをゴミ袋に入れたりと骨折った。
秀一は、黒いカットソーにジーンズという格好で片付けをし、昼食は最寄りのコンビニで弁当を買って済ませた。ベランダの物干しには昨日着た白いワイシャツやビキニブリーフなどが風になびき、天気も良かった。嗚呼、こんな時は近くのT天満宮にでもお詣りを兼ねて周辺を散策したいなァと、内心は思いつつ、未だ解体していない段ボールを見ると溜息をついた。
部屋は「二LDK」だった。つまり、八畳の洋室が二室、その一室に隣接する様に台所があり、トイレと浴室は別である。ようやく寝室として使う部屋が片付き、彼はストレッチをしようとベランダに出た。すると、フェンス越しに何処かで見たことがある青���だなと、彼は声をかけた。相手も、嗚呼、益子先生だなと気付いて振り向いた。黄色いTシャツに、長袖の青が主のマドラスチェックのシャツを羽織り、ベージュのチノパンツを穿いていた彼は、翔だった。彼は何故か洗濯物の方に視線が向き、白いビキニブリーフを見るとこう言った。
「先生、ブリーフなンすね」
秀一は何故そっちに目が向くンだよとツッコミを入れたくなったが、敢えて聞き流したのを装い、
「何、散歩?」
と聞いた。
「はい、ちょっと買い物でも行こうかと思って」
「ちょうど引っ越しの合間で休んでいたンだけど、上がる?」
「え、イイんですか?」
「コーヒー淹れてあげるよ」
翔は上がり框で靴を脱ぎながら、教壇から見て一番奥の右側に座っていたのによく顔を憶えたな、と怖くなった。これまで塾の講師に横恋慕はしたが叶わなかったこと以外は、一度も父親を除く男にはほぼ関わりがなかった彼にとって、秀一の部屋に入ることにドキドキしていた。昨日、初めての射精を経験したのに股間が熱くなるのを感じた。嗚呼、あのブリーフでオ◯ニーしたい…。秀一がペーパーフィルターをドリッパーにセットしている間、彼はその後ろ姿を見詰めながら、カットソーからうっすらと浮き出ているタンクトップの線に男らしさを感じていた。どんなスポーツをやっていたのだろう?と、彼は思った。
マグカップにコーヒーを淹れて秀一がテーブルに置くと、彼は自分のものを口に付けた。彼は聞いた。
「確か、一年二組にいたよね?」
「はい、諸井翔と言います」
「ふ〜ん、今時の名前だね」
「父が『薫』って言うンです」
「お父さんは何やってるの?」
「システムエンジニアです。海外出張が多くて…」
「じゃあ、大変だね〜」
翔の父親は、今はインドの方に長期滞在している様だった。三ヶ月に一度は帰って来るが、一週間以内にはすぐ戻ってしまう。ずっと父親がいない日々を送っていたからか、思春期の頃に色々話したいことはあったができずにいた。たまたま話す機会があっても、
「お母さんに話しなさい」
と応じてくれなかった。
彼は、母親がいない時には父親のクローゼットを開けては背広やトランクスなどの「匂い」を嗅ぎ、淋しさを紛らわせていた。未だ性衝動が起きない頃である。ともかく男のいない周辺がつまらなかった。小、中学生の時は女性の教師がずっと担任だったし、優しい言葉かけもあまりなかった。色々と昔を振り返りながら、彼は秀一と話をし、次第に好意を持つ様になっていた。オレに何故、こんなにも優しいのだろうと。翔は、
「早くゴールデンウィーク、終わらないかなァ…」
と言った。
「早く皆と仲良くしたいよ」
「先生も、寮の宿直、やるンでしょ?」
「うん、するしかないよねぇ〜」
すっかり二人は打ち解けた様だった。
昨夜、「別荘」で一夜を過ごした貢は朝食を作って亮司と一緒に食べた後、K高校と単科大学の間にある自宅に戻って行った。一応、養子に迎えた甥の夫婦と同居しているのだが、孫と一緒に出掛ける約束をしていると亮司に話した。彼は、
「親父は『バイ』だったけどオレは『ゲイ』だから」
と話した。世間体で結婚はしたが「インポテンツ」を理由に子作りができなかったと、女房には話していると言った。亮司は、
「全然『インポテンツ』じゃねぇだろうよ!? オレのケツの穴、バッコンバッコン掘ってたじゃん!」
と言った。
「そんな下品な言い方すンなよ!」
と、流石にオレにもデリカシーはあるンだと、貢は口調を強くした。それでも別れる時には接吻を求め、
「今のオレには亮ちゃんが必要なンだ」
と怒っている様子はなかった。
再び一人になった亮司は、休みだが刈払いでもやるかと作業服に着替え、麦茶を淹れた水筒を片手に土手の方へ歩いて行く。未だ五月になったばかりなのに長袖では日差しが強く、少し動くと汗ばむ陽気だった。グランドではサッカー部が練習に励み、陸上部もトラックを走っていた。嗚呼、懐かしい風景だなと亮司は思った。彼は、トラックを走る一人の生徒を秀一と重ねた。
当時、都立A高校に赴任していた亮司は、その年の四月に秀一と出会った。中学校の頃から陸上部に所属し、総体でも優秀な成績を残していたが母子家庭だった彼は所謂「鍵っ子」だった。姉がいたが大学へは行かずに看護師をしていた。入部して早々、
「先生。オレ、頑張ります」
と誓った。もしかしたらあの頃から彼はオレを好いていたのかもと、亮司は振り返った。
まさか、その秀一がこの私立K高校に入職するとは…。できれば深々と帽子を被ってコソコソと仕事をするしかないなと、亮司は思った。あとは、昨日寝た翔にも「口止め」をしておく必要がある。彼は土手の刈払いをしながら、何とか秀一に知られずに済む方法を探っていた。
寮では、正美が自分の部屋でオ◯ニーをしていた。カーテンを閉め、密かに自宅から持って来た『薔薇族』のグラビアを眺めながら、スエットパンツの片方を脚に絡ませたまま、赤と青のラインが施されたセミビキニブリーフ越しに股間を弄っていた。すでにチ◯ポは硬くなり先走り汁も滴っていた。時折、包皮の先端から覗かせる口先を手指で「こねくり回し」ながら、
「あッ、あん、気持ちイイ…」
と漏らした。乳房も「勃ち」、次第に血の流れが激しくなっているのを実感していた。
正美は精通が遅かった。中学二年の終わり頃、たまたま更衣室で着替えていた男性教師の姿をドアの隙間からたまたま見え、興味を持って覗いてしまったのがきっかけだった。その教師は、当時は四十代前半で社会を教えていたが、剣道部の顧問をしていた。髪を七三分けにし、若干白髪もみられていた。正美の母親の幼馴染でもあり、たまに自宅にも来ていた。謂わば「近所のおじさん」でもあったが、この日ばかりは一人の男として見ていた。ジョギング型のチェック柄のトランクスから縦縞のビキニブリーフに穿き替える時に、シルエットではあったものの剥き出しになったチ◯ポが見え、ビキニブリーフを穿く時に一瞬持ち上がる様子に正美は興奮し、初めて性衝動を覚えたのだ。
実は、正美が同性に興味を持った要因がもう一つあった。母親と姉が、所謂「やおい系」の漫画が好きだったことである。時折、幼馴染であるその男性教師にも母親は見せていた様で、
「京子ちゃん、そんな漫画を正美君に見せるなよ。影響しちゃうから」
と注意していたのを密かに見ていた。正美の母は、
「たかが漫画でしょ? 絶対にないわよ。周ちゃんだって女の子のスカートめくり、再三してたでしょうよ。中学校の先生になったと聞いてびっくりしたわ」
その男性教師は、八坂周二と言った。八坂は、
「あれは、年頃の男の子なら誰にでも起こり得るンだよ」
と言った。
「あらあら、そうやって正当化するンだから…。まァ、正美が万一『ホモ』に目覚めてもアタシは構わないけどね〜」
その母親の言葉通りに、正美は同性に目覚めてしまったのだ。しかも、八坂という父親の次に身近だった男に対して。彼は、八坂が更衣室に入る時間を見計らっては覗き見、トイレの個室でオ◯ニーをした。
そんな日々に終止符を打つ出来事が起こった。いつもの様に正美が八坂の着替えている様子を覗いていた背後に、一人の女性教師が声をかけた。彼は慌ててその場から立ち去ったが、翌日になり八坂が呼び出したのだ。相談室に導かれた正美は血の気が引いた様子で、
「…先生! オ、オレ…先生が好きになっちゃったンです!」
と、いっそのこと「告って」しまった方がイイと思い、言った。その言葉に対し、八坂は両腕を組みながら困った表情を見せた。しばらく沈黙していたが、
「…正美君が好きなのは、おじさんではなくてオレの肉体だろ? 部活の時はトランクスじゃ袴付けた時に落ち着かないからビキニブリーフに取り替えてるだけだけど…。君の様な齢の男の子は肉体も変わっていくから興味を持つのは仕方ない。でも… 」
と言葉に詰まった。正美は嗚咽を上げながら、
「…だ、だって、おじさんのチ◯ポ見たら、何かドキドキしちゃって、アソコ勃っちゃったンだもん」
と本音を言った。八坂が溜息をついた。まさか、京子ちゃんに注意した言葉が現実になるとは…。彼は考え込んでしまった。オレには妻子もいるし、一度も男をそんな目で見たことがない。どうしたら良いかと、この日は結論を出せずに終わった。
次の日、八坂は正美が塾で遅くなるのを見計らって京子に話をしたいと、学校帰りに寄った。これまでの経緯を話したが、彼女は爆笑しながら言った。
「う、嘘でしょ!? 周ちゃんの何処が、正美が好きになったのよ? まァ、チ◯コは貞子さんにしか解らないだろうけど…そんなにイイもン持ってるの?」
「京子ちゃん! 笑いごとじゃねぇよ! オレ、困ってるンだよ! 正美君がオレの肉体に欲情してオ◯ニーしてるンだよ!? どうしたらイイんだよ!?」
「いっそのこと、抱いちゃったら?」
「バ、バカ言うな! オレは教師だぞ!? そんなことしたら…」
「だって、正美が周ちゃんを好きになっちゃったンでしょ? 応えてあげてよ〜。あぁ見えてあの子、意外と寂しがり屋なのよ。旦那も連日仕事で忙しくて構ってあげられないしさァ…。大丈夫、教育委員会に告発することはしないよ」
「だ、抱くって…」
「いくらでもあるじゃない? 車の中とか」
コイツ、正気でそんなことを考えているのか? まァ、昔からズレてるところはあったけど…。八坂は深く溜息をついた。
色々考えた挙げ句、一度くらいだったらと八坂は授業の後に正美に声をかけた。ちょうど塾へ行く日ではなかったので了承し、学校が終わると人気のないところに停めた八坂の黒いセダンに乗った。車を走らせながら、とんでもない過ちを犯したらどうしようと不安になりながら八坂は山林の中にあるモーテルに向かった。
正美は、まさか八坂が所謂「ラヴホ」に連れて行くとは想像もしなかったが、部屋に入ると彼は家にあった「やおい系」の漫画の通りに、
「…おじさん、抱いて」
と接吻した。唇が重なると、自分の女房以外とは「キス」をしたことがなかった八坂は徐々に溶ける様な感触に理性が失せていくのを感じた。気付くと、正美をベッドの上で学生服を脱がしていた。彼もTシャツとトランクスだけになり、卑猥なテントの先端が先走り汁で濡れているのを認めた。オレもその気があったのか…!? そう疑いつつも勢いで、教え子で京子の子どもでもある正美の開いた内腿に下半身をうずめた。白地に黒くブランド名が施されたウエストゴムの、正美のセミビキニブリーフもいやらしいほどに真ん中が隆起していた。正美は、
「おじさん! 欲しい、欲しいの!」
と、離さじと八坂の背中に両腕を回しながら訴えた。
その後、無我夢中に肉体を弄んだ挙げ句、二人は絶頂に達した。八坂は、
「ま、正美君! おじさん、イクぞ!」
と、黄色い声を上げながら正美の身体に愛液をぶちまけた。これまで経験したことのないエクスタシーを感じた一方で、
『オレの人生は、終わった』
と呟いた。嗚呼、教師失格だと空虚感も込み上げてきた。一方、正美は八坂と自分の愛液にまみれた身体を見ながら、
「お、おじさん…。スゴい」
と至福の様子だった。これで良かったのか? 正美君があんなに喜んでいる。オレは彼を抱いて正解だったのか? 未だに萎えることのない肉棒を両手で覆いながら、
「正美君…。御免、御免よ…」
と罪責感の故に号泣した。
そんな、八坂にとっては情けないと悔やんだ情事だったが、正美は勉強に集中できる様になったと喜んだ。彼の母である京子も、八坂は一緒に寝たと自白はしておいたが、
「勉強を教えるよりセッ◯スする方が才能あるンじゃない?」
と高笑いされ、
「オレは教師だぞ!? 男娼じゃねぇよ!」
と突っ込んだが、定期的に正美と寝る様になった。その時ばかりは、時折部活動の時にしか穿かないビキニブリーフを選び、正美を欲情させた。いつしか「イク」時の切迫感が彼にはエクスタシーとなり、
「…ま、正美君。おじさんと気持ち良くなろう」
と、すっかりただの「エッチなおじさん」と化していた。
正美は、高校に入学してから、八坂も密かに『薔薇族』を愛読していたのを知った。道理で手慣れているなと、情事を重ねる度に疑ってはいたが…。彼は、八坂の接吻する時にタバコの「匂い」が漂う柔らかくて分厚い唇と、うっすらと胸元に生えた体毛、そして血管が脈々と浮き出る勃起したチ◯ポを思い出しながら、
「…おじさァ〜ん、もっと欲しいのォ〜」
と声を上げた。
オルガズムは、ブリーフの中に淫液を漏らした。生温かくねっとりとした感触が股間全体を覆い、正美は背徳感を覚えた。このシチュエーションも、実は八坂の性癖だった。受験シーズンが終わろうとしていた時に、執拗に彼自身も穿いていたトランクスに「中出し」をし、
「…お漏らししちゃった」
と赤面していたのだ。この頃にはすっかり正美を教え子でも幼馴染の子どもでもなく、自分の「慰めもの」の様になっていた。
「…セッ◯スしてぇ」
彼は、淫液で汚れたブリーフを脱いで洗面台のシンクで冷水に浸し、黄ばまない様に衣類用ハイターを加えながらシャワーを浴びに行った。
32 notes · View notes
elle-p · 6 months ago
Text
Persona 3 the Weird Masquerade ~The Blue Awakening~ pamphlet message and keywords transcription.
MESSAGE
遂に「ペルソナ3」も舞台化となりました!
「ペルソナ3」というゲームは、限りある「今」に真剣に向かい合って生きることの大切さと、それを分かち合える「絆」の素晴らしさを描いた作品です。発売から長く経った今でも、ゲームプレイとは全く異なる形で背さんと一緒に「ペルソナ3」の世界を体験出来るのは、応援をして下さる情さんがいらっしゃってこそ。
おかげさまでゲームの最新作も続々とリリースさせて頂く予定となっていますので、こちらも是非、宜しくお願いします!
橋野 桂
KATSURA HASHINO
原作「ペルソナ3」 ストーリー原案、ゲームデザイン
本日はWeird Masquerade (仮面舞踏会) にご来場いただきまして誠にありがとうございます。まさか自分で「ペルソナ3」を舞台化することになるとは夢にも思っておりませんでした。しかし演出の奥さんほか、様々な方のご縁でプロデュースすることになり、キャストの皆様もこれまで馴染みのあるキャスト、初めましてのキャスト、それぞれのご縁で集まっていただきました。そういう意味では、この舞台は、人と人とのつながりや絆なくしてはなり得なかった作品です。それはまさに、ペルソナのテーマの一つでもあることに気が付き、原作とのご縁も深く感じながらこの作品に取り組んでまいりました。
奥さんの創造する映像とステージのコラボレーション、清実さんの秀逸のダンス、いいむろさんの紡ぎ出すマイムに、役者たちの情熱が加わったとき、きっと皆様の目の前にはペルソナ3の壮大な世界が現れていると思います。本日は存分にこの舞踏会をお楽しみください。
吉井敏久
TOSHIHISA YOSHII
舞台「ぺルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」プロデューサー
まずはじめに、ペルソナ3の舞台化に関われた事を心から感謝します。
珠だという言葉こそがふさわしい沢厚なストーリー美しい楽曲の数々凛として、でもどこかはかなげな人間味あふれるキャラクター達と迎えた幾度の側焼け⋯はじめてクリアしたときに体験した、あのとてつもない余肌は今でも忘れません。
いつまでも決して色あせる事の無い魅力にあふれたこの作品、自分を信じ、強い気持ちを持って前に進む事の大切さを教えてくれます。
あの時、あの日の自分が感じたあの感動を分かち合いたいです。ペルソナ3を愛する全ての人達とともに。
奥秀太郎
SHUTARO OKU
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」演出
原作ゲーム「ペルソナ3」は、今でも多くのファンに愛されている、まさに記憶に残る名作です。そんなペルソナ3を舞台という全く別ジャンルに持ち込むことに、不安がなかったかと言えば嘘になります。ですが奥秀太郎さんの素晴らしい映像・演出、そして役者のみなさんの熱演が、必ずやゲームという二次元を再現、さらに言えば超えると⋯⋯まあそんな堅苦しい話はいいとして。
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」を観に来て頂きありがとうございます。ペルソナ3は劇場アニメ版の方の脚本もやらせて頂いているのですが、きっと間違いなくこの郷台も負けないほどおもしろいものになるでしょう。なんといってもペルソナ3なので。
舞台の一番の見所はやはり役者のみなさんの熱演だと思ってます。いかに原作のキャラクターを再現しつつ、役者さん自身の味を滲ませてくるか。そのあたりに注目して見て頂けると嬉しい限りです。俺も観るのが楽しみですホント。ではでは、最後までお楽しみください。
熊谷 純
JUN KUMAGAI
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」脚本
KEYWORD
[ ポートアイランド ]
月光館学園は、ポートアイランドにある。主人公たちは学生寮から毎日モノレールでこの人工島まで通う。
[ 辰巳ポートアイランド ]
巨大ショッピングモール、ボロニアンモールを擁するポートアイランドの中心地。私立月光館学園もこの一角に建てられている。
[ 私立月光館学園 ]
主人公が学園生活を送ることになる月光館学園は初等部から高等部まである私立学園で、桐条グループが有する名門。小学校から高校までの一貫教育を旨としているが、柔軟な受け入れ体制もあって編入者も多い。自由な校風とファッショナブルな制服などにより近隣の学生からの人気も高い。ポートアイランド誕生と同時に桐条グループの資金が流入し、実質、グループの傘下となって現在の場所に移動した。
[ 巖戸台分寮 ]
表向きには月光館学園が所有する寮の一つ。しかし実際には特別課外活動部の拠点となっており、ペルソナ使いの資質を持つ者だけが選ばれ、入寮を許される。
[ 桐条グループ ]
世界規模で展開されている巨大な複合企業。病院や学校経営、都市開発などさまざまなジャンルに進出しているが、その根幹となっているのは機械技術・部品製造関連部門で、グループ内で最大シェアを誇っているのが、電子機器の開発、製造を行う桐条エレクトロニクス。現在、桐条グループ全体のトップに立ち、全権を握っているのは、美鶴の父親である桐条武治。
[ 桐条鴻悦 ]
先代の桐条グループ総統。桐条武治の父親。10年前の事故で死亡。
[ 影時間 ]
午前0時から約1時間存在するこの時間は、多くの人にとっては「ないもの」として認識される。その存在にすら気づかない人が多い中、主人公たちのように「適正」を持つ者は影時間の間でも自由に動くことが出来る。
[ シャドウ ]
影時間にあらわれる謎の敵。彼らは様々な能力・姿を持つ。影時間への適性を持っていたとしても、彼らと戦う力がなければその精神を貪り食われてしまう。
[ 象徵化 ]
影時間に適正を持たないものは、午前0時以降、“象徴化”して棺のオブジェに姿を変える。何も見えず、聞こえず、感じず、起こったことを覚えてはいることはない。
[ タルタロス ]
影時間の訪れとともに集合したシャドウの力が空周に干渉し、月光館学園校舎を変容させた姿。午前0時になると突如出現するタルタロス。遥か上空までそびえたつこの謎の迷宮に一体なにが隠されていると言うのだろう。
[ ペルソナ ]
ペルソナとは、もう一つの自分。シャドウとの戦いだけでは得られない仲間たちとの絆が、心の力ペルソナをより強くする。
[ 召喚器 ]
ペルソナ使いが召喚に使用する器具で、特別課外活動部の部員には、拳銃型召喚器が支給されている。召喚器は拳銃を模しているだけで、引き金を引いても弾は発射されない。死と恐怖を連想させる形状と、みずからに引き金を引くという行為が、召喚をスムーズにしている。
[ オルフェウス ]
主人公が最初に覚醒させたペルソナ。ギリシャ神話の太陽神アポロンの息子で、竪琴を得意とし、死んだ妻の蘇生を願って、冥界へと降りたオルフェウスがモチーフ。
[ イオ ]
ゆかりのペルソナ。ギリシャ神話に登場する、ゼウスの妻ヘラの神殿の巫女、イオがモチーフ。
[ ヘルメス ]
順平のペルソナ。ギリシャ神話に登場する、神々の伝令を務める神、ヘルメスがモチーフ。
[ ポリデュークス ]
真田のペルソナ。ギリシャ神話に登場する、ゼウスの子で不死身の神ポルックスがモチーフ。
[ ペンテシレア ]
美鶴のペルソナ。トロイアとギリシャの戦争の際、12人の女戦士を引き連れて劣勢のトロイア単に加勢したとされる、アマゾネスの女ペンテシレアがモチーフ。
[ ルキア ]
風花のペルソナ。中世キリスト教に伝わる型人、聖女ルキアがモチーフ。
[ 特別課外活動部 ]
略称はS.E.E.S.。ペルソナ使いを集めてシャドウと戦うことを目的としている。発足者兼部長は美鶴、顧問は幾月。その活動の真の目的は一般人には知られてはならないため、対外的には部活動という体成をとっている。発足当初はペルソナ使いは美鶴だけであったが、真田をはじめとするペルソナ使いが次第に増え、現在に至る。拠点は巌戸台分寮。
5 notes · View notes
shukiiflog · 2 years ago
Text
ある画家の手記if.119  雪村絢視点 告白
俺はまだ日本から出たことは一度もなかった。 通ってた小学校も中学校も高校も修学旅行先は海外のどっかだった気がするけど、家から離れるのが怖くて結局どれも欠席して行かなかった。
空港には真澄さんと光さんが車で送ってくれたけど、香澄と直にぃも来てくれた。 香澄とおでこ合わせていっぱいお別れしながら、これで最後になるかもしれなくても後悔ないように毎日大事に過ごしてきたことと、それでもやっぱりどういうふうに毎日を積み重ねても最後には何か後悔するんだろうなってことも思ったりする。 直にぃは俺の頭撫でて「お守り」って小さな木彫りのキーホルダーくれた。例のかいじゅうのちっちゃいやつ。 「楽しんできてね」って穏やかに笑う直にぃは、俺が初めて会った頃と髪の長さとかは今ちょうど同じくらいだけど、全然受ける印象が違う。俺は…直にぃのこと…香澄に思うみたいに大事とかとはちょっと違う気がするけど…この人のことも、誰かに迂闊に傷つけられたら俺はもう、許せないんだろう。 直にぃは俺を俺として見る。直にぃにとっても理人さんは今も重たい存在感を持つはずなのに、それでも。俺も、香澄の大事な人だからとかその家族だからとかそんな中継点を介さずに、直にぃ個人への素直な気持ちを軸に直にぃには接せられたらいい。…出立前になぜかそんなことを考えた。
留学期間、オーストラリアの学校では俺はまこに本物の通訳みたいにぴったりついてることはしなかった。 そうするかどうか悩んだけど、留学ってことは観光だけの旅とは違うわけだし、なら俺たちが学びを得ていくだけじゃなくてこっちから提供できるものも携えていくべきだ。俺が相手にとって有益な話をできるから向こうも真剣に俺にとって利のある話をしてくれる。生活空間や日常の雑談ではまた事情は変わってくるけど、とりあえず今回は学業の場に行くんだし。 俺に現段階でまあまあできる話っていえば限られてくる、フランス文学とか古典文学、翻訳、語学、そのへん。それで俺は自分の強みを発揮しつつ楽しく話せて今後の翻訳の仕事にも活きそうな文学方面の学部を選んだ。 まことは別行動が多い日々。一日のあとに膨大な得た情報から俺がまこに雑談で話す範囲を見極めるのに、まこの専門分野を把握しといたのが役に立った。関連づけて考えると面白いかどうかはただの俺の勘と裁量だけど。 光さん曰く、物事に対峙したとき感覚は「違う」と言って知性は「同じ」と言う、その発語は人によってそれぞれ強さもタイミングも異なる。「同じ」とは人類史上最強の発明で、より原始的に感覚的になるにつれて「違う」ことばかりになるのが人間の世界。まこの専門分野は「同じ」の最先端の活用と細分化みたいな感じ。なら俺はそのグラデーションや「違う」を探してみようかな。 そうやって、留学生とか現地の学生と話してたら、ちょうど俺が最近ハマってた日本の漫画が海外の学生の間でも流行ってたりして、そんなエンターテイメントのトークからも色んな国の色んな人と話せた。話すときに余計な忖度みたいなのを挟むとかえってイマイチな反応がくるのが楽しい、日本とは違う。結構幅広く、ただの外面だけじゃなくて仲良くなれたんじゃないかな。 俺の英語がわりと通用してたのもちょっと嬉しかった。文法とか発音とかには自信あったけど、ネイティブの現場でどこまで通用するのかは実際にその場で喋って生活しないと分かんないところが多い。 留学する理由も、行った先での行動も、俺はすべてを「まこのために」なんて形にしてしまうのは絶対に嫌だった。 俺のまこへの感情とそれはまったく別の話だし、俺が自分の個人的な恋愛感情に基づいてまこの学業や研究を支援したいなんて姿勢は、留学に誘ってくれたまこに対して失礼な気がする。人によってはそういう動機もあり得るのかもしれないけど、俺はなんとなく、そこは分けたい。
…………。 …その矢先にシャワー室でなんか…やばい反応した… どう考えても恋愛絡みの…そういう反応…。 …俺とまこはここで共同生活してて、お互いにそれなりに過ごしやすくて居心地のいい関係を築けてると思う。俺がわりと誰とでも共同生活とかうまいことこなすせいかもしれないけど…。 でもまこも、一緒にいるうちにだんだんと俺の考えとか言動を意識的に尊重してくれてる…。俺とまこは感覚がかなり違うし、その場合近い感覚のもの同士より尊重し合うにはエネルギー消費する、のかも。 それがまこが香澄を大事にしてて、香澄が俺を大事にしてるからってことに由来するのかは、分かんないけど。俺は香澄が愛してる直にぃに対していつも容赦ないしな…香澄がいくら大事にしてたって俺は個人的に気に入らないものも当然あるし、俺は香澄を守りたくても香澄の大事に思うものまでは、それだけを理由には守らない。そこまで醜く肥大したエゴと慢心は持ちたくない。 まこは香澄にも告白するつもりなかったんだった。関係の変化も望んでない。それはまこなりの人との距離感の保ち方とか関係の続け方なんだろうし、俺はそこにまでは口出せないけど。…。 まこにはまこの、俺には俺の、人との関わり方がある。押し付けるかどうかはともかく俺はどこでも妥協するつもりはない。そんなお上品にのんびり構えてられる時間もない。 ……同時に、留学期間中はそういうのは脇においといたほうがいいのかなっても、思ってた。まこが留学に誘ってくれたののほうがタイミング的には俺の告白より先なんだしとか。勉学に来てんだしとか。俺だってまこのことばっか意識してるんじゃなくて色んなこと楽しみたいし、実際そうしてるつもりだし。体のことにいちいちかこつけて時間がないのどうのって言い分を引き合いに出すのも…なんか卑怯な気がして嫌だし… シャワー浴びてベッドの上で���ーツ被って丸くなってたらいつのまにか眠ってて、髪の毛乾かすの忘れてたせいで次の日はちょっと熱出した。
俺が熱で寝込んじゃったから俺もまこもその日は学校休んで寮の部屋でおとなしくしてた。 微熱程度だし、まこは休まなくてもいいんだけど、ご飯買いに行ったり細々したことをかわりにやってくれた。 熱が少し引いてきたから俺がベッドでかいじゅうのキーホルダーいじってもぞもぞしてたら、机の前でパソコンに向かってるまこが急に喋り始めた。 と思ったらスカイプで通話してた。向こうの音も聞こえてくる。声…  香澄と通話してるのか… 俺はまだベッドから起き上がれなくて遠めに二人の会話をぼんやり聞く。聞かれたくない話ならこんなにオープンな形で話さないだろうし… 「あー  サトとは別れた」 「……」 ?! なんかそこだけしっかり聞こえてきた…  サト…ってまこの彼女の名前じゃなかったっけ…ていうか文脈からしてもそうじゃん… …別れた? いつ?  …って、俺は会話に加わってないから聞けない…し、俺がこんなお手軽に知っていい情報なのそれ… まこが通話を終えて買い物に出てったから、俺は枕元のスマホでベッドの上からスカイプの画面を開く。 こっちに来てからまだ真澄さんにも光さんにもちゃんとした連絡はしてなかった。いつもみたいに面白いもの発見したら写メ撮って、帰ったら二人に見せようと思って。香澄と違って二人は連絡してねとかは一言も言わなかったから、対照的だなーとか思いつつ。 二人に聞いてみたい…状況整理もしたい…まこの中で俺の今のポジションどうなってんの… 通話が繋がったと思ったら画面のむこうで光さんが絢ちゃん抱いててその光さんを真澄さんが抱いてて、画面華やかだな…もともと絵面が華やかな人らではあるんだけど… …いや…そうじゃなくてさ… 『絢おはよー』 「光さん…おはよう…  ………………………ちょっと待って、何話そうとしたか忘れたからもっかいかけ直す」 一度通話を切ってぽかんとする。…画面の向こう…白い鳥いた…てかまたここの窓の外にも同じのいる…  …オーストラリア…? …。いや、この程度ならビビるほどではない。うん。俺がオーストラリアの話とか前々から家でしてたから、つられて来たくなったのかもだし。今の季節日本よりこっちのほうが涼しいしな、避暑か、そういうことにしとこ。 もう一度通話をかけ直して、二人にここまでのまことの経緯を話してみた。前に告ったときにも一度少し話してるから話が早かった。 真澄さんの腕の中で光さんが絢ちゃんの頭に顎を乗っけてにっこり笑った。…いつもの穏やかなにこにこじゃない……? 『絢。わたしはね、ちょっぴりきぶんを害しています』 「…光さんが…?」 『親としてってこと。あいての人生観や価値観などはここではいっさい加味されないものとする。 絢はいまでもまだじぶんでなにかを選びとることや、自由なじぶんの感情をだいじにすることや、だれかにえいきょうをあたえるような行動をとるのがこわい。それはあいてにもすこしだけつたえてある。そんな絢が、あいての事情とうまくかみあうわけでもなくあいてにとって迷惑になるかもしれないようなじぶんの感情を、だいじにしてこくはくした。それらの事情を知るあいてなのに、その事実全般を、ずいぶんとかるくみられたものだなぁと。』 「…軽く…みられてるのかな…」 『あいての価値観は加味しないものとするっていったでしょ、この場ではアノニムってことにして。絢は素直なじぶんのきもちが無視され踏みにじられないがしろにされつづける時間と関係に耐えることに慣れすぎている。そんな絢の人格形成にむいしきにつけこんで平然ときもちをないがしろにしながらそばにいつづける厚顔な人間・アノニムにわたしは絢を愛する親として不快感をかくせない』 「…光さんも、4年間真澄さんに振られ続けたって…」 『その4年間、わたしは愛する相手から愛されたいと望む感覚をもたない人間だった。いまの絢はそうじゃないでしょ。アノニムもそれをしってる』 それで通話は切れた。 …光さんだから、それで俺にどうしろって指図したいわけじゃない… でもめっちゃにっこりしてた…わりとマジでキレてたような…気もする。 …。光さん、まこの名前知っててアノニムって仮定したってことは…もしかしなくても、理人さんのことも含んで言ったのか。 俺とまこの関係が今よりどうにもならないのは、まこがそれを望んでて、俺はそれに乗ってるしかなくて、まこには彼女がいるから…。では、なくなった、彼女の件については。それに、… 俺はただまこの負担にならないようにとか、俺も留学楽しみたいしとか、香澄のこともあるしとかって思いながら、だからまこにとって今は心地いい存在でいようって、その裏でずっと俺のはっきり伝えた気持ちが無視されることにどっかで苦しんで、それはまるで暗い部屋の中で延々と一人で届かない愛を囁きながら相手の望む姿を演じる日々のようで、そんな自分を 苦しいからって俺自身が無視し続けてたんだ
結局まこにはどういうアクションも取れないまま、これまで通り留学生活を続けていった。 浅く広くくらいのつもりで付き合ってたここでできた友達とも、何人か気の合うやつとは個人的なやりとりをするようになった。帰国後も連絡取り合おうって約束したり、クリスマスカード送るよって言ってくれるやつとか、勉強と関係ない完全にプライベートな話もしたりして。 俺は英語話すときはいつもより論理的なほうに頭が切り替わるから、日本語と英語の言語による思考の傾向変化とかを先生に話して考えて、それを個人的に綴って趣味で英語の小論文にしたり。そしたらそれを文学とは分野の違う先生が目に留めて評価してくれたりして、別の研究室にもさらに出入りするようになって。そういうのの繰り返しで俺が出入りできて顔のきく場所は日ごとに増えてった。 そういうのは本当に楽しかった、もう日本国内ではここまで派手に雑多に多岐に渡る人たちにまで人脈広げていくような真似はできないと思ってたから。
俺がどう思ってようと留学の間に自分の感情についての派手な動きはできない。ここは日本じゃないし。 ハンデを抱えてるのにも変わりはない。自己管理できる範囲には限度があるけどそれでも気持ちの向きとして俺は自分の不注意でうっかり死ぬ気もさらさらない。 こうやって友人知人や味方を増やして完全にアウェイではない場所へ環境を作り変えてくにしても、ここが留学期間中に俺のホームになることもない。 俺が本当に助けたい人も、いざって時に頼りたい人も、この国には居ない。…まぁ若干2名きてるっぽいけど。 自分がいつまでも現状に満足したふりでおとなしくしてるのが、もう無理なんだろうってことに気づいてからはかなり慎重に行動してた。前からまこの前では号泣したり感情だだ漏れになっちゃったりしてたから。 気をつけてたある日、それは起きてしまった。
構内の廊下で、ここでできた一人の友人に話しかけられて軽い雑談をしてたとき、日本とこの国での恋愛観の話を振られた。 ニュアンスからどっちだか微妙だったから俺はわざとプライベートな話を避けていった。そしたら次の日に同一人物から告白された。 想定内にしてもあんまり本気で予期してなかったし一瞬少しびっくりした、俺は男から告られんのは多分これが初めてだったから。これまでの圧倒的な男女比で俺は男にはモテないタイプなんだと思ってた。 一瞬の間ができたけどすぐ断った。日本ではこういうときなるべく検討してみたり丁寧に優しく穏便に断ったほうが相手によっては良かったりもするけど、海外では脈なしならすぐにはっきりNo.っていうのが礼儀だって聞いた。まあ礼儀じゃなくてもそうするけど…ってあとをついて来られるのを無視してたら壁際に追い込まれた 俺のほうが少し背が低い つーか骨格とか筋肉量からして全然違う どうしようか  言葉の上で礼節は尽くした、相手が本気なら尚更これ以上俺がどう言葉をかけても何ひとつ良い方向にはいかないし俺の中にそういう気持ちがない以上接すれば接するほど相手に失礼だ 俺にとってはここでの友人の一人だった、けど…ここで友情ごと関係失うのも仕方ない 相手の俺に対する美辞麗句に反論するいとまもなくて聞き流しながらあちこち見回してみる、無理やり逃げようとすれば体がどっかぶつかる、逃げ道に困ってたら、ちょうどそこに通り合わせたまこが俺のそばまで来て言った「Sorry. He’s my partner.」 「………」 そのまま腕ひっぱられてって脱出には成功した… 少し行ったところで足を止めたらまこも立ち止まって振り返った 「…」 まこが俺を助けるのはつまるところ香澄が俺を大事にしてるからだ。香澄は留学中に俺に何かあったときのことをまこに頼んでったかもしれない、同行者はまこ一人だから他に頼める人もいないし。頼んでなくても俺に何かあれば香澄は… つまり自分が望む香澄との現状の良好な関係を維持したいまこに、俺の気持ちは無視されて踏みにじられた、まこの中にも幾分かなら俺っていうまあまあ好感の持てる個人はあるだろう、それでもさっきの軽い嘘で俺を助けて俺がそれをどう感じたり傷つくかよりここに居ない香澄への感情と関係のほうが大事なんだろ。…香澄に対する感情を妙に避けて回るせいでそういうことに、結局自覚もねえんだろ…  
「二度とああいうふざけた真似するな、俺の、誰かの気持ちを軽視して自分に都合よく忘れ去ったまま自覚もなく行動するようなことを   …お前の品格を落とすぞ  」
まこの目をじっとただ正面から見つめたまま、通り過ぎざまに静かにそれだけ言ってまことはその場で別れた。
…まこに今すぐ香澄に告白しろとか関係はっきりさせろとか気持ちを振り切れとか、そういうことを迫ってるんじゃない…  俺の気持ちは無視された上で成り立ってたけど、自分にとって心地いい関係性を維持したいってのも理解できる。なるべくストレスのない安定した関係で自分の周囲を固めることで、外的なプレッシャーによる大きな変動のないメンタルを常に保つ、それが日常生活での精神的な余裕に繋がる、そうやって他者を自然に思いやることができる環境と状況に自分を置く。自分が機嫌よく過ごせることは周囲に無差別なプレッシャーを振りまかないための個人主義の最たるマナーだしな。 それでも 今のまこは彼女だ恋愛だって話以前の段階だろ。俺っていう個人をたいして尊重してない、正しくはまこの信じるまこにとって当然のやり方でしか尊重してない、まこの中ではいつだって自分はできうる限りで公平平等で法に触れず清廉潔白で自分について自覚的だろう、そういうものがときに巨大な盲点を生み出す。なにが教育だ、笑わせる、こうやってはっきりと本人に正規の手続きで意思表示しても手前が落っことした人間を、仕方ないような目で見て流して挙句まるごと忘れやがって。 俺のことを  俺の気持ちを  自分なりに大事にしてるつもりか? 告白放置して返事もしないけどずっといい友達でいてやって?  好きでいたいなら好きでいさせてやろう的な?
ふざけんじゃねえよ
張磨寿峯視点 続き
0 notes
dog-suki · 2 years ago
Text
某映画見た…私も問題児ばかりが集まる本丸で吹奏楽の指揮者やってる長義くんのくにちょぎ映画が見たい
(過激な妄想始)軽犯罪を起こした刀や集団生活に難のある刀を集めて協調性・人間性(?)を育む目的で設立された本丸だけど、せいふにはただの目の上のたんこぶみたいに扱われてて、もともと監査部でぶいぶい言わせてたエリート長義くんがとあるせいふの裏稼業を目撃してしまったことをきっかけに口封じに転属(左遷)されるんだよね。その本丸には審神者がいないから、代わりに本丸をまとめろみたいな指令が出る…毎日トラブル続きでただでさえ気乗りしない仕事なのに、前任の指揮者の役人がちょうど逃げ出したこともあって、趣味:脳死オーケストラ鑑賞の長義くんはあれよあれよと指揮者を押し付けられる…
本丸最初期からいるらしいパーカッションの国広くんは一見すると真面目で寡黙な青年でしかないが、なんと彼には二年前の審神者ごろしのうわさがあったんだよね…実際は違うことが捜査で判明してるんだけど、国広くんもあながち間違いではないみたいな態度をとって強く否定しないから、せいふでは遠巻きにされてる。そんな刀がうじゃうじゃいる。長義くんは曲がったことと陰口とうわさが大嫌いだから、世間の目の敵にされる刀たちの尻を叩きハッパをかけ、半年後の演奏会で見返してやろうと一人高らかと宣言する。同時に裏では長義くんの左遷と国広くんの事件に関係する黒幕が動いてるんだよね…
ある程度の基礎は知識として入っているとはいえ自分たちで突っ走りすぎる刀たち。主旋律と低音は合ってないしみんな楽譜ばっかり見て指揮者の方見ないから出だしも最後も合わない。最初は息巻いていたものの短気なやつから練習に来なくなるが、長義くんはなんとかやる気を出させるためにあらゆる手を尽くすんだよね。で連日大真面目に夜中まで指揮の練習・吹奏楽の勉強をしていた長義くんがたまたま寝坊した日に慌てて練習室に駆け込むと、国広と他何振りかを除いてほとんど欠席。悲しいときに怒る性質の長義くんは一周まわって真剣必殺のスン顔をして「もうしらない。かえる」とだけ言い残して本当にせいふに戻っちゃう(庁舎のお気に入りのカフェでストレス発散したのち同僚の南泉くんのいる寮部屋に一泊して帰るつもりだった)けど、長義くんが毎日夜更けまでがんばってることを知っている国広くんが本丸のみんなに頭を下げてもう少しだけがんばってみないかの旨を告げ、長義くんを連れ戻すことに成功した等の紆余曲折あったのちに本格的に始まった練習期間を終え、迎えた本番ではなんと黒幕が会場やらせいふやらで暴れて一悶着起きてそれどころじゃなくなっちゃうんだよね…
長義くんは演奏会は諦め気味だったんだけど、一時的な避難場所として集められた体育館で審神者の恐怖心を紛らわせようと吹奏楽団が立ち上がり、見事な演奏を披露し、その様子がSNSにもアップされて瞬く間に人気者になる。特にシングシングシングで冒頭のパーカスソロをバチバチにアレンジしてキメた国広は大きな反響を呼んだ。黒幕は無事に捕まり長義くんの任期も終わり、更生した刀剣たちも各本丸に帰って閑散とした練習室で、一振りだけ帰る場所のない国広は微笑みながらかねてより考えていた刀解の意思を伝える。「何言ってるんだ」と長義が言う。「おまえがいないとリズムが取りにくいだろう」ここで一度は解散したと思われた仲間が一斉に部屋に入ってきて、本丸は解体されるけど吹奏楽団はなくならないぜとチューバの獅子王がニッと笑いながらピースする。国広は勢い余って長義に抱きつき、流れでキスしてエンドロールにはひげだんが流れる。ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹…(過激な妄想終)
1 note · View note
hatohonoka · 2 years ago
Text
不夜城が如くネオン煌めく繁華街。煌びやかな様子とは裏腹に、一歩道を外れれば影色濃く腐臭漂う裏道へたどり着く。
男は一心不乱に走り続ける。何故自分が追われているのか皆目見当がつかない。ただちょっと扇動されて、「小包」を公園に置いただけ。最近思い当たる節と言えばその程度。たかだかその程度しか思いつかない。俺のせいじゃない、悪いのはあいつだ!
足がもつれ、運悪くごみ溜めにダイブする。走り続けた足は疲労でだるく、絶え絶えの息は腐臭を吸い込みむせる。
追跡者の影が、煌めく繁華街への出口を背におもむろに得物を取り出す。人生の終点に突っ込んでしまった男は喚き散らし、笑う膝で懸命にもがく。カチリと音がする。
男の顔に落ちた通りからさす光が、追跡者の姿で陰る。
男が最期に見たのは、銃を突きつける少女だった。
​───────​───────​───────
ー入学ー
横浜駅。世界でも5本の指に入るとか入らないとか言われてる程の駅。掲示板と手元の地図とを眺め続けてどれくらいたっただろうか。完全に迷子である。
わたし望月愛衣は齢12…もうすぐ13だが、冷や汗出るほどに迷子になったのはいつぶりだろうか。フィーリングで目的地を目指しても今までなんとかなっていただけに地図の見方すら分からない。完全な詰み。
「うわぁ、ちょっとまずいかも…」
もしかしてなんか試験的なものなのだろうか?入口を探し当てられなければ入学すら認められないとか
そんなはずない、こんなにウェルカムな入学式の案内を送り付けておいて試験なわけが無い。てかこの地図分かりにくい、簡略化しすぎでほぼ一本道しか書いてない。
途方に暮れても仕方がない、目印のお店を探し当てるしかなさそうだ。などと再起したのはこれで3度目ぐらいか
そろそろ足が疲れてきた。近くにあったベンチに腰掛ける。
行き交う雑踏を探しても、自分と同じような制服を着た子は見当たらない。平日の昼間だというのにどこから湧いて出てくるのか分からないぐらいには人が行き交っている。
仕事に行く人だろうか、あの人は観光?あの子たちはショッピングかな?
平和そのものである。よきことよきこと。こんな日常に一人立ちしたいが為に施設から『孤児院』という学校施設がある横浜まで来たっていうのに、入学出来ませんでした〜で帰るのは格好が悪すぎる。
「どうしたもんかぁ〜」
背もたれに仰々しく身を預け伸びをする。
「どうしたの?」
見上げた先、顔を覗き込む女の子、いや見た感じ年上のお姉さんがいた。落ち着いた雰囲気、これが大人びたという表現でいいのか分からないけども。まじまじと見られている。いや、顔近。まつ毛なが。
また着慣れた感じにわたしと同じ白の制服を身にまとっている。ということは
「助かったぁ、やっと同じ制服着てる人見つかったぁ」
上級生であろう彼女がふふっと笑う。上品だ。
「きみ、新入生?駅迷いやすいよね。私もよく迷う。今もそう」
上級生でも迷うってんだ、じゃあ新入生のわたしなんかたどり着くつけないわけだ…って
「ちょっと待ってください?今も迷ってるんです?」
キョトンとした彼女は短く「そう」とだけ返した。
あぁ、完全に終了のお知らせってやつだ。
​───────​───────​───────
と、まあ入学式の会場にはなんとか間に合ったというわけで。
あの後、彼女の寮の同室の方が怒りながら迎えに来たおかげで『孤児院』の施設、更には会場にまでたどり着けたって訳だ。
別れ際、頑張ってねと言われたが入学式に何を頑張るのだろう。長時間椅子座り耐久があるという事だろうか?
純白の制服の群れが体育館のような会場に集まっている。水銀灯が照らす会場はやや薄暗く、傍から見たらお嬢様学校もかくやあらむだろうか。近くの椅子に腰をかける。
ざっと見渡して自分含め100人?ぐらい居るだろうか。規則正しく等間隔に机付きの椅子に座って近くの子達同士でソワソワと話し合っている。
さらに数人、様子を伺っているのかコンクリ打ちっぱなしの壁際でたむろしている。
どのグループに混ざろうか吟味でもしているのだろう。当たり前だ、ここにいる子達はわたし含め孤児。12,3歳の子達が集められている。
『孤児院』からの招待状を配られた子達だ。今つるむ相手を見誤れば今後どうなるかわかったもんじゃない。
…というかみんな迷わず来れたんだね、どうやらわたしが一番最後の到着だった様だ。出入口の扉が施錠される音がした。
「どもども、隣いい?」
活発そうな、ショートヘアの子に声をかけられる。バスケとかやってそう、女子にモテる女子だ。
「あ、どうぞ」
断る理由もなく、快諾。
「あたし幸 亜里沙、ちょっとギャグっぽい名前でしょ?亜里沙って呼んでいいよ、あなたは?」
「自分で言っちゃうんだ…望月愛衣よろしくね」
「ね���!愛衣はどこから来たの?あたし青森から来たんだけど横浜駅めっちゃ人いすぎじゃね〜?」
ガハハと言わんばかりにはしゃいでいる。てかいきなり名前呼びか、カルチャーショックを受ける。
「おかげで人酔いしちゃったよ。わたしは埼玉から」
「埼玉か!うん、埼玉。埼玉って何があるの?」
この話題はあまり広げない方が良さそうだ。
ふと、椅子の下に箱が置いてあるのに気付く。ちらっと足元を見ると自分の椅子の下にも箱がある。
「あ、っと〜。あれ?亜里沙その足元にある箱って?」
これでも緊張していたのか、今まで気付かなかったそれを手に取る。30cm四方の箱。シルバーのケース?ジュラルミンでできた箱には開けられそうな蓋が付いているが鍵がかかっていてビクともしない。持った感じずしりと重みを感じる。他の子も箱に気付いたのか各々手に取っている。
「なにこれ?新入生へのプレゼント的な?」
中身を確かめるように亜里沙が箱を振る。蓋と本体がカタカタと鳴る以外、中から音はしない。
キーンとマイクがハウる音が響く。ありがちな。
「失礼。諸君着席を」
正面の壇上、舞台袖からツカツカと長く綺麗な黒髪に鋭い目つき真っ黒なスーツを来た大人の女の人が現れた。マイクはインカム型なのだろうか、手には鎖のようなものを持っている。その鎖の先、遅れて舞台袖から現れたのは、手錠をはめられ目隠し、さらにヘッドホンで耳栓までされたツナギの男の人が引っ張られて現れた。
会場がどよめく、これが大人の世界なのだろうか?
「静粛に。この男の説明については後ほど。まずはようこそ『孤児院』へ。諸君らはここで一般常識から外れた存在になっていただく。座席の下にケースがある、確認がまだの者は早急に確認を。」
会場が不安げにざわめく。
「もしかしてコロシアイさせられちゃう?なんちって」
亜里沙が冗談めかしく囁く。
「そんな訳ないでしょうに、映画の見すぎ」
「これよりケースの電子ロックを解除する。各自内容物を確認するように。中身の取り出しは指示があるまで待つように、ケースは落とさぬように」
『先生』?が軽く手を挙げ合図の様な仕草をする。
ガチャリ!会場に電子ロックが解錠された音が響く。
わたしの手元の箱も、大きな音をたてた。
亜里沙と顔を見合わせる。互いに箱の中身を確認する。
恐る恐る、ケースの蓋を開ける。ビクともしなかった蓋がすんなりと開く。
中には、拳銃が収められていた。
「これから諸君らとその銃は一心同体。我々の必需品となる。紛失、破損のないようしっかりと整備すること。」
「どういうことだてめぇ!ふざけるのも大概にしろ!」
前の方に座っていた如何にも不良な感じの子が、銃を手に壇上へ飛び上がる。
「席へ戻りなさい」
「うるせぇ!なんだこれはよぉ?映画の撮影かぁ?あぁ?いいからさっさとセンコーをだせやセンコーをよォ!」
不良生徒が『先生』?へ銃を突きつける。
あまりにも血気盛んすぎる。怖くないのだろうか?万が一これが本物の銃であったら、まずいのではないか?舞台まで止めに入る?いやこの距離じゃ間に合わないか?
マイクがハァとため息を拾う。
「なんだてめぇなにk」
ズダン!
あれは柔術?だろうか、綺麗な動作で『先生』?は不良生徒を床に叩きつけ、同時に銃まで奪ってしまっていた。不良生徒はぴくりとも動かない。気絶でもしたのだろうか?
「今年は血の気が多いですねぇ…静粛に。まだ説明の途中です。」
何事も無かったかのように説明を続け始めた。
やっぱり映画の撮影なんじゃ…?逃げるか?亜里沙だけでも連れ出せそうだけど、他の子は?唖然としてる。出口は一つだけ?会場がざわめき始める。何人かが立ち上がり
パンッ
会場に破裂音がこだまする。遅れて悲鳴。
壇上。男が倒れる。壁に���が跳ねる。
「いいでしょう、もう面倒だ。この方が効率がいい。そこ!席を離れるな!ったく面倒臭い!」
逃げ出そうとする生徒を一蹴する。
「いいですか?聞いてください。説明します。この男は今日死刑執行の死刑囚です。国家転覆を企て捕まった犯罪者だ。今日から君たちは国家に仇なす犯罪者どもを消し去る存在になってもらいます人事担当がどう説明したかは分かりませんがつまるところ公務員になりますただ公には姿は見せずあくまでも影としてこの国を支えてもらいますそのための『孤児院』でありそのための場所になります​───────​」
おそらく決まっていただろう口上をめちゃくちゃ早口で垂れ流している。その間、どうすることも出来なくなってしまった会場は、すすり泣く声が聞こえ始めていた。あの男は本当に死んでしまったのだろうか?遠くからでははっきりとは分からない、前の方では吐いてる子も居る。ってことはやはりそうなのだろう。
「亜里沙?大丈夫です?」
ちらっと隣の亜里沙を確認すると、泣きはしてはいないが血の気が引いた顔でケースを抱え固まっている。
「…えっ、えぇ。あぁうん。だ、大丈夫。じゃないよ。愛衣は?逃げる?」
「いえ、下手に動くよりあの先生?の指示に従ってた方がいいかも。立ち向かったりしなければ問題なさそうだし」
落ち着かせようと話しかけるが反応が鈍い。大丈夫じゃなさそうだ。かと言って逃げ出せそうにもない。『先生』?の話は聞かざるを得ない。
「​───────​─ということです。ふぅ、諸君落ち着きましたか?よろしい。では、諸君。その銃で隣の人を撃ってください。」
つづく
0 notes
nimenkanjou · 2 years ago
Text
有隙語自①
 そもそも二面(最近できた名義)は元々歌い手をやろうとしてました。歌を歌うのが好きなので。
何本か動画も上がってます。個人的にすべて納得行ってませんが削除するのもなにかに負けた気分になるし、数年後見違えたようにウルトラスーパーアルティメット歌い手になったときに見返してネタにするために残してます。
 
 活動を始めたのは単純に大学生になって時間もできたし、ずーーっと、それこそ中学生のときからやりたかった歌い手というものに手を出してみようと思ったからです。そして歌を寮で録音して、DAWに読み込ませて、なんちゃってMIXをやってみて、アップロードしたんですがこれがまー伸びない。カスみたいな出来だし、固定リスナーも付かないし、どうしても自分の思い描いていたものにならない。
 作品のクオリティが低いのはMIXのせいだ!と思っていわゆるMIX師に依頼してみました。しかし帰ってきたのは本当に、本当に意味のわからないくらい質が低い、これで金を取るのか?と思わずにいられないほどXXXなもので、これに金を払うのもバカバカしいし、何よりこのMIX師よりMIXがうまくできれば俺の勝ちだろ!wガハハ
みたいなマインドで自分でMIXを始め、その傍ら練習として依頼を受けたのが始まりです。カスみたいな動機ですね。
ちなみに件のMIX師は今も全然普通の顔をして活動してます。多分まだ追いつけてない。畜生。
 
 それからwaves goldバンドルやら何やらを買ったり、youtubeでプロのMIXを見たりして、あーでもないこーでもないとグニャグニャした生活を送ってましたが、転機はやはりazmaさんと出会ったところだと思います。青色が怖くなったんだ(Δ)という曲を友達に紹介されてハマり、歌ってみたを漁っていたときに「めっちゃ上手い人おるやんけ!」と居ても立っても居られずツイッターをチェックしてフォローして、どんな人なのかといろいろdigったらまさかの全部フリープラグイン。
 当時の自分は自分の不出来を棚に上げて、金をかければかけるほどいいものができるという最悪のマインドをしていて、こんな素晴らしい作品なのだからさぞMIXも金かかってんとちゃうん?みたいなきったねぇ視線を向けてましたが、あのとき、私はそこで一回死にました。
 第二の転機もやはりazmaさんで、ある日なんの前触れもなくazmaさんにフォローを返されていて、知らないうちに何故かやり取りをするようになり、本当に、本当に今でもよくわかってませんがokigaroom(詳しくはまた別の機会に)に招待されました。意味がわかりませんでした。だってその時はまだなにも納得できる作品を作れてないし、MIXを勉強してるだけのド三流だったので。
 サーバーに入ってみるとこれまた強烈でした。すべてが勉強になる。いままでぐにゃぐにゃしてたのが嘘みたいに、全能感すら覚えるくらい知識が入ってきました。
 反面、依頼は全く来ませんでした。関わりのあった方のを二ヶ月に一回程度触るだけ。そりゃそうですよね、全然MIXうまくないし。でも知識だけはめっちゃ入ってくる。やれ〇〇というものを使えばいい感じになるとか、〇〇の動作はこういう仕組みでとか、いっちゃえば頭でっかちになってました。技術は全く上達してませんでした。
 まだ覚えてますが一時間でMIXしてみよう!という企画がありました。一時間、あっという間に過ぎましたがマスターを出したあとの自分はめっちゃ満足してました。でもいざみんなのものを聞いてみて、自分のと聴き比べると明らかに自分が劣っている。相対的に、というよりは明らかに自分のMIXが下手!ゴミ!という。あそこでもう一回死にました。
 それからはとにかくMIXの練習をせねばなるまいと、練習音源として上がっているものを触ってみたり、ありがたいことにこんな私にも依頼を投げてくれた方のを徹底的にこねくり回して、というのが今年の四月あたりのことです。
 それからだんだんと上達してるのでは?という実感も湧き、これまたおなじみ全能感を纏ってオラついてました。でもしょうがない。前より絶対にMIXうまくなってるんだから。
 みたいなことをやってたら 死ぬほど歌が上手い女(ポートフォリオ参照)が依頼してくれました。初投稿というので気合を入れるぞー!なんて思ってたら歌がめちゃくちゃ上手い。死ぬほど上手い。これが第三の転機ですね。
 持てる全てを注ぎ込むぞーと思ってMIXしてたんですが、歌がうますぎて自分なんかがMIXするべきじゃないなと、もっといい人にMIXしてもらったほうがいいんじゃないかと思いました。とはいえこれで身を引くほどMIXに熱意がないわけじゃないので自分のスキルアップもしつつ、でも他の人がやったらどうなるのか、がめちゃくちゃ気になってしまって、とうとうokigaroomに投下しました。
 と、思えば、こういう「MIXを上達させるために努力をしている」という姿勢は評価されるべきものかもしれません。自画自賛ですが、少なくとも知ったかぶって、全然良くないものを平然と提供するような人間よりは、幾分か自分のほうがマシなのではないか?とは思ってますし、もし自分がそういう、良くないものを平然と提供するようになったり、それを指摘されたりしたら恐らく首をくくるなり筆を折るなり、それなりの覚悟でMIXに向き合ってる、とは思ってます。
 
 #studiomillstone に入るにあたって、死ぬほど悩みました。丸2日、48時間、めちゃくちゃ悩みました。自分がまだ全然ペーペーなのと、#studiomillstoneの看板を背負うという重圧に耐えられるか、というので悩みました。メンバー紹介ページに錚々たる名前が載っている、そこに自分が居るのがどうしても想像できない、明らかに同列ではない。
 けど、先述の向上心、余計なプライドのなさというのには自負があります。MIXがうまくなるならXXXのXXXだってXXXします。(自己規制)
 すんげーーーーーーーーー長々と書きましたが、要は
「俺様はあの#studiomillstoneだぞ!すごいだろ!」
っていつか言いたいですね。自信を持って。まぁそうなったら首をくくらないといけないんですがね!wガハハ
 
 
 
 
駄文:実は一時期、というか今もですが、大学生活が思ったよりうまくいかず、友人が自死し、家族関係もめっちゃ冷え込んで、いよいよ気分がアホみたいに下がり、一時期砂糖を舐めて過ごすくらいオワってた時期がありました。しかしMIXをまだやめてないのはあのカスみたいな動機の他に、別分野で活躍する友人の姿があるからです。
彼のフォロワーが900人ちょっとのときに僕がMIXを始めて、どっちが先に2000フォロワーいけるか勝負だ!みたいな話をしてたんですがいまや2000なんて軽く越えて全然別のステージに行っちゃいました。方やこんなよくわからん文章を書いてる身としてはやはり憧れがあるわけですよ。嫉妬があるかというとない、とは言えませんが。結局彼の輝かしく見える現状は彼が頑張ってきたからで、その努力を間近で見てきたので軽々しく羨ましいとかは言えないです。絶対にまだ努力が足りない。頑張ります。
なんで友人の話を出したかって言うと、今回#studiomillstoneに入るべきかどうか、というのを早朝6時に通話して相談をして、それからアイコン作成の打診をしたところ快く引き受けてくれて、めっちゃいいアイコンを作ってくれたからです。めっちゃ感謝してます。彼がこの文章を見ることはないと思うのでなんでも言えます。恐らく現状一番親しい友人です。マブです。いいでしょ。
友達自慢でした。
0 notes