#iphone写真部
Explore tagged Tumblr posts
Text

✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧ . R.I.P. Malcolm Young. 葬儀も終わったみたい . ✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧
#moody#moodygram#iPhone#igersjp#igbsfeatures#ig_japan#jp_views2nd#coregraphy#instagramjapan#tokyocameraclub#写真部#41style
0 notes
Text

髙田鴻平_料理写真の人 @paddy193018 全部iPhone
38 notes
·
View notes
Photo


Lightra 400 / Lightri-X 400 for Lightroom Presets
PayPal: $70 USD (payments accepted in USD only, not in Japanese yen.) After making the payment, please contact me via Instagram, Facebook DM, or email. I will send you a link to a private Google Drive folder.
I created original Lightroom presets—“Lightra 400” and “Lightri-X 400”—that let you easily give your smartphone or compact camera shots (JPEG or RAW) the look of Portra 400 or Tri-X 400, using the free Lightroom Mobile app. Of course, they also work with RAW files from cameras like FujiFilm and Nikon, not just JPEGs. I personally don’t use it, but they’re fully compatible with the desktop version of Lightroom and Photoshop Camera Raw as well.
These presets were carefully tuned to match the natural look of negative film that I scan at home, with attention to the finest details. They can also be used to preview how your shots might turn out before actually shooting on film.
Here’s how I use them: I take a photo with my iPhone, import it into Lightroom Mobile, apply the preset, and share it as-is—no further editing. I just copy the image and paste it directly into social media, without saving it to my camera roll, almost like posting a piece of text. If I want a more refined result, adjusting white balance, exposure, and contrast slightly is usually more than enough.
More details: https://shinnoguchiphotography.com/sale/shop/lightra400presets.html
Lightroomプリセット:Lightra 400 / Lightri-X 400
PayPay shinnoguchijp:10,000円、または銀行送金、PayPal: $70 USD(日本円ではなくUSドルのみ送金受け付けます。)送金後、InstagramやFacebookのDMまたはメールにてご連絡ください。グーグルドライブの非公開フォルダのURLをお送りします。また銀行送金や楽天ペイ送金が希望でしたらメッセージいただければ送金先情報をお伝えします。
iPhoneなどのスマホやコンパクトデジタルカメラで撮影したJPEGやRAW画像を、無料のLightroomモバイル版で手軽にPortra 400/Tri-X 400化する、オリジナルのLightroomプリセット「Lightra 400 / Lightri-X 400」を���成しました。もちろん、JPEGだけでなく、FujiFilm・NikonなどのRAWデータにも使用可能です。また、私は普段使用していませんが、PC版LightroomやCameraRawでも使用することができます。
自宅でスキャンしているネガフィルムの自然な仕上がりに合わせて、細部までこだわって調整したプリセットです。実際にフィルムで撮影する前の仕上がり確認用としても活用できます。
私の使い方は、iPhoneで撮影したらLightroomモバイル版に読み込んでプリセットを適用し、編集せずにそのまま共有するというシンプルなもの。写真をコピーして、カメラロールに保存せず、そのままソーシャルメディアにテキスト感覚で貼り付けてシェアするだけ。しっかりと追い込みたい場合は、ホワイトバランスと露出、コントラストを調整する程度で十分です。
詳細はnoteに https://note.com/shinnoguchi/n/nf3ec231ada53
8 notes
·
View notes
Quote
子どもにiPhoneを持たせないとハブられるとかいじめられる問題について書いてみる。 ウチの子どもは3人、女、女、男。全員中学生になるときにスマホ所持。そして全員Androidでした。理由は夫婦ともにAndroidで、iPhoneだとペアレンタルコントロールができないため。キャリアはIIJmioです。 一人目(女) やはりiPhoneがほしいという。理由は「みんなiPhoneだから」というありがちなもの。ペアレンタルコントロールの問題を話して、未成年のうちはAndroidにしてほしいと話した。長女は納得して、ファーウェイのスマホを所持。当時同じクラスの子どもたちはiPhone7あたりを持ってる人が多かったと思う。結果として特に不自由はなかった。ファーウェイは写真がきれいなので大事な記念写真とかは長女のスマホで撮ることも多かったらしい。 彼女は大学に行って、バイトしてiPhoneを購入したが、社会人になってAndroidに戻った。「iPhoneよりAndroidのほうが使いやすかった」という理由。今はGalaxyの結構いい奴を持っている。 二人目(女) 姉がAndroidだったので自然にAndroid。OPPOのスマホだった。今は高校生で地元の進学校に通っている。入学式のときにみんながエアドロで写真を交換しているのにビビっていたが、彼女のいたグループは彼女に配慮して写真の交換がグループLINEになり、部活は男子が多くそちらの方はAndroidユーザーは結構いたのでハブられることはない。彼女にとっては「みんなと違うものを持つのがいい」らしい。OPPOのスマホを4年使って、今はPixel8aになっている。 三人目(男) 去年スマホを持ったばかりの男子中学生。彼は自分で色々調べてXiaomiを選んだ。自分で選択したので文句を言うことは当然無い。割と男子の間ではAndroidは多いという。 そんな感じで、全員特に不自由はしていない。 何となく思うのだが、iPhoneを持たないとハブられるのではなく、「iPhoneを持つとハブられる」という不安に怯えているだけじゃないかと思う。確かに女子はiPhoneが多いが、今は男子生徒はそうでもない。子どもたち聞いた限りでは次女だけが「貧乏だからiPhoneを買ってもらえないの?」といったことを言われたらしい。しかしこれは、そんな事を言うことが問題なのであって、だからiPhoneを買ってあげないと可愛そう、という話ではないだろう。 ちなみに私は個人のスマホはAndroidだが、会社からはiPhoneを支給されているので両方使っている。10年前くらいはiPhoneのほうが格段に使いやすかったが、今はAndroidのほうが使いやすいと感じる。 ーーーーーー追記ーーーーーー 朝起きたら随分ブクマが伸びていた。びっくり。 いろいろ言いたいことはあるが、少しだけ。娘たちのスマホが中華ブランドであることを小馬鹿にするコメントがいくつかあったが、君たちが大事にしているiPhoneは中国製であり、アップルは中国の技術とサプライチェーンに深く依存している会社だと知らないのだろうか。 また、高くてもiPhoneくらい買ってやれよというコメントもあるが、Androidにしたのは安いからではなくペアレンタルコントロールの問題。実際長女のときにはiPhoneもAndroidも価格はそう変わらなかった。これは、Androidを買う人は貧乏人という無意識の差別心なんだろう。 さて、私は今やサイタマに住んでいるが、高校生までは関西の南の方の地方都市に住んでいた。そこは人権教育が盛んなところで、「差別されるのが嫌だから差別する側に回る」という考えが、どれほど差別を助長するのかを徹底して教えられていたのだな。これは自分の中に今も染み付いている。大事なのは自分が差別されないことではなく、「差別をやめよう」と声を上げることだと。 同調圧力で高価なスマートホンを持ち、それを持てない人が暗に見下されたりハブられたりするのを見て、そうなりたくないなら「持つ人達」の中に入ったほうがいいと勧める。そしてその考え方を「善意」だと考え「差別」だと気づかない。これは、まずいことなんですよ。君たちは本当に経済的事情でiPhoneを持てない子どもがいても、そういう態度を許すのですか。 少し考え直した方が良いですよ、あなた方のその「善意な差別心」が、あらゆる差別の根本にあるってことを。
子ども3人、全員Androidだったことについての記録
2 notes
·
View notes
Text




T3 photo festival tokyo行って来た。
トークイベントで阿部裕介さんが
「写真は自分の取り扱い説明書のようなもの」
と話していて、共感しかない。
写真家がどんなカメラで撮ろうと、その人の取り
方になるし、その人の表現になる。
阿部さんが写真初めて14年と仰っていて、、すご
いなーと思ったけど、思い返してみればカメラ
スタートさせてもうすぐ10年なんだ、私。
え、、びっくりよ。一眼スタート、フィルム、
iPhone、デジカメと機器変えつつ続けられてる
ことに感謝だね。
大学で写真サーク���に所属してる方の「花の写真」
が、1番好きだったな。
黄色の写真集欲しかったけど高くて、、また
今度出逢っときに買おう。
奥山由之さんの日記が書けるであろう写真集
買ったので、毎日1ページ書いていこうとおもう。
今日改めて思った、
写真好きだ。紙っていーよね。
写真集のデザインの種類に驚く、私。
togaの表紙、折り紙風がすきだったな。
13 notes
·
View notes
Text
2024/12/25

12月25日 昨日観た展示が良かったのと、2024年の終わりが近づいているので、何か写真のことをしたい!となっている。 ちょうど昨晩レンタルの注文をしたフィルムカメラが届いた。 何かしたい。けれど本当のところは何もしたくない。年賀状も書きたい。けれど全て何もしたくない。1ヶ月後に迫ったお誕生日もポップでスペシャルな何かをしたい。けれど何かを自分でセットする元気も考える頭の余地も何もない。 今は何もしたくない。
ぅょぅょバードさんの名刺が素敵で透明iPhoneケースに入れてみた。ピンクでキラキラで嬉しい。

お仕事が普通に忙しくなってきてしまい、でも相変わらず体力が保たなくて、時間内いっぱいいっぱいになってお仕事をし、逃げる様に���ってきている。 頭はまだお仕事モードの熱が冷めないからか、それとも本当に熱があるのか、帰りの夜道はいつもより凍えないで歩くことができた。
クリスマスの早朝の電車には、いつもは見かけない綺麗におしゃれをした女の子の姿が数名。 そのうち1人は同じ終着駅で下車し、同じ方へ歩いて行くな〜と思っていたら、そのまま学生寮へ朝帰りしていった。
クリスマスイヴとはクリスマスの夜のことで、クリスマスとは24日の日没から25日の日没の期間を指すらしいです(なので今はもうクリスマスではない)。
帰り道、乗り換え駅の乗り換え先の改札構内に新たにセブンティーンアイスの自販機が設置されているのを確認。 乗り換え前路線の改札構内の自販機は撤去されるみたいだったので(お金投入口にガムテープが貼ってある)、乗り換え先路線の改札構内へ移設ということ?

12月26日 使い勝手がいまいち掴めないけれど、レンタルしたカメラと三脚を持って出勤した。 今日が暖かい日だという予報を聞いて、今日写真を撮らないと!という気持ちで、帰り道に三脚を立てて写真を撮った。 セルフタイマーで撮影する前に、ファインダーを除いてセッティングしているところ、暗がりの中だったから人違いかもしれないけれど、たぶん隣の部署の上席の方が颯爽と過ぎ去って行った。 暗がりの中だったから気が付かれなかったかもしれないけれど、たぶん私だと気が付かれていたと思う。
ほとんど今日一日中でフィルム一本36枚を撮り切ってしまった。楽しかったのかもしれない���

明日の年内最終出勤日は、ほとんどの方がお休みの様で「良いお年を」を何回か交わして、突然終わりが見えて心が落ち着いている気がする。
今の部署に何人か感染症を患ってしまった方が出てきたり、咳をしている人が多かったり、私もなんだか頭が痛くて喉がカラカラしていて、いつもなんだけど、でも少し不安になっている。 年末くらい人のことを病原体扱いしたくないし、ちゃんと人の体調を心配したいけれど、明日は我が身の気持ち。
認知行動療法で出してもらった改善案の一つ、段階を踏んでアラームをかける、というのを昨晩実践してみた。終了15分前と終了のアラーム。 でも昨日はサランラップが巻き戻って張り付いてしまって、そのまま二つに避けて全く元に戻せなくなって大幅タイムロスをしたので、終了のアラームが鳴っても生活を片付ける手を止めることができなかった。 今日はちゃんと手を止めたい。

5 notes
·
View notes
Text
26歳ニワトリを抱えて なにがだけど
先日わたしは26歳になった。去年は日付を跨ぐ頃にシャワーを浴びて入念に耳の後ろを泡立てていると25歳を迎えた記憶があるが、一年というのはなんと早いものだ。今年は前期授業の最終日で鮮やかに寝坊し、タクシー出勤をした(寝坊したわたくし 野良タクシー )。前期が終わるということで、次に行くのは9月。当分大学には出向かないということで、普段会わないひとたちにも挨拶をしようと各部署各学科を巡り、歩き挨拶してまわったがほとんど結局誰とも会えず。唯一ちゃんと会って話せたのは成澤さん、農園の管理人である。「ひさしぶりだね〜」 と成澤さん。最近の近況報告から生活のなかの自家発電の話になり、わたしはセルフカットと最近のセルフお洗濯の話をした。成澤さんは家の畑および田んぼと山羊&ニワトリと、大学の畑を整備するNOW ON 二毛作をしているのだが、その話を聞き、あとは最近始めたカヤックについて教えてもらった。十分な装備で行わないカヤックは"命懸けのレジャー"だと言うことで、(レジャーが命懸けなの良すぎるだろ)と思いながらお話しした。せっかく農園まで上がったので、誕生日にニワトリを抱えるのはオツかもしれん。と思い農園のニワトリ(家畜ゆえに名前がない)を抱きかかえ、成澤さんに写真をとっていただいた。この日はニワトリの機嫌が悪く抱えてもすぐに羽をばたつかせ降りてしまうので成澤さんに、おとなしくなってもらう方法がありますかと聴くと「それはね、ラグビーボールみたいにして脇に抱えてやったらいいよ〜」 と言いながら、ニワトリをトライするかの如く脇で挟み込み、加えて顔を掴み、「暗くしてやるとね〜、すぐ寝るんだよ〜」 といういつものクレイジーさを見せてくれた。「成澤さん、今寝かせてくれなくてもいいですよ。」というと、そう〜?といいながら降ろし、わたしも同じように抱え、ほんとにおとなしくなって笑った。成澤さんは写真を撮るときシャッターを切りながら(いいね〜)とおっしゃっていた。農園から降りるときに実のつきたてのししとうたくさんと、ニワトリが一日に一個しか産まない卵をもらった。うれしい。
お昼すぎまでだった授業はその後に卒制の相談を2件ほど受け16時前に。そこから成澤さんと話し込んだので帰宅したのは19時であったが、夜になるとゆかりさんから家に行っていいですかとのこと。誕生日だからかなケーキかもなと思い、「でもフォーク足りないかも!」と電話口にて伝えると、『桐島部活辞めるってよ』 の名シーン 「ごめんね、なにがだけど」 頭の中でがリフレインする。だれもケーキなんて言ってないのにフォークがないかもと言うわたし……、 「なにがだけど、ね笑」と補足した。
21時半頃にカイくんとゆかりさんがうちにくる。夜ごはんのおすそ分けに豚キムチまで持ってきてくれ("まで"ってなにがだけどね……) 「タイヘイはあっちで待っててと一旦部屋を出される。ふたりが何かを準備している間にスピーカーにつながっている自分のiPhoneでスティービーワンダーの『Happy Birthday』を流した(いえ、さっぱり、なにがなんだけどね)。しばらくすると部屋に呼び戻され、わたしは健気に"何か"を取り分けるであろうお皿を両手に持って部屋に戻ると、なんとそこには小さなとらやの包みに入ったプレゼントとミニケーキが3ピースあり、ケーキには炎色反応のギミックがすこし特別なロウソクが刺さっていた(ほんとにありがとう)。ケーキを前にして雑談をし、いい加減にして、ありがとう〜とロウソクを吹き消し。拍手してもらった。プレゼントは何かまったく検討がつかなかったのでクイズ形式に。箱の中身はなんだろな的な要領でここにあるのはなんだろう。目を瞑って開封を行ったが、まったく検討がつかず答えには到底辿り着けなかった。プレゼントはキャンプ用のガスコンロであった(最高すぎ)。とてもうれしい気持ちに包まれ誕生日プチパーティーまで開いてもらい。大満足であったが、最後にもう一歩誕生日の権限を振りかざし、3人で写真を撮ろうと提案した。試し撮りでふたりの写真を撮って画角を調整してから、セルフタイマーで10連写の設定で撮ると、1枚ごとのインターバルが半秒ほどあったおかけで、1枚しっかり決め込むよりもとても力の抜けたいい表情のわたしたちが撮れた。これがなによりの誕生日プレゼントだわね……。メッセージやSNSで祝ってくれた人たちもありがとう。26歳も鋭意……。
11 notes
·
View notes
Text
されど遠き窓
1年同棲した恋人のリリコに去られたヒロセ。
かつての遊び仲間たちとの再会を機に、自分を見つめなおしていく。
※性的描写があります。
鼓膜をつんざくようなけたたましい音で三分経過したことが告げられた。iPhoneに入っているタイマー音はどれも、うるさすぎたり間が抜けていたりで、どうもいい塩梅にいかない。かといって好きな曲を設定するというのも、気取っていてなんだか嫌だし、なんて考えている間に、麺がどんどんのびてしまう。ここ一週間食べ続けているカップラーメンの新しい味をコンビニで見かけたのでついまた買ってしまったのだった。さすがに体に悪いか、と思わなくもないけれど、仕事が繁忙期だし、怒る人ももういないし、緩やかな自傷行為はだんだんと依存性を帯びてきた。アルミの蓋をぺりぺりと開け、頼りない麺を割り箸でずるずるとすする。想像通り、うまくもまずくもない。こういうのは結局一番最初に出たプレーンな味がいちばん飽きが来ないものだ。香辛料のききすぎたスープを飲み干す気にはなれず、流しに残りを捨てた。麺の欠片や掬いきれなかった具がステンレスに散らばり、排水溝の掃除をする必要があることを思い出して煩わしくなった。ゴミの日に合わせて、明日の夜やることにしよう���ベッドでは三毛猫のミナが僕の就寝を待っているが、寝る前に一杯やりたい。食器棚からグラスを取り出そうとすると、しばらく使っていない器達が無言の圧力をかけてきたので、結局今日もまた缶ビールを開けてじかに呷ることになった。チーズを囓りながら、さっきの残像で食器を数える。ペアグラスかける幾つだ、プレートもお椀もだいたいはお揃いまたは柄違いで二の倍数分あり、だけど今僕はそれらがなくても生活できてしまっている。
一体、この大量の置き土産を、どうしたらいいのか。リリコがいなくなってから、もう三ヶ月が経とうとしている。一ヶ月めは現実と向き合うのに精一杯で気付かず、二ヶ月めは思い出に浸るために必要で、寂しいのが普通になった今やっと、やはりこのままではまずかろうと、彼女が残していったものを、たびたび眺めてみてはいる。一年も一緒に暮らしていたので、すぐには整理しきれない。リリコは料理好きで、腕をふるった品々を毎食SNSにアップしていたほどなので、食器類は特に数が多いが、それだけではない、いま僕が踏んづけている不思議な模様のラグも、天井からぶら下がっている星のかたちをしたライトもすべて、彼女のセンスで買いそろえたものだ。ぜんぶ置いてけぼりなんて、と何度目かの小さな憤りを感じた勢いで重い腰を上げかけては明日もまた仕事だと言い訳して、ずっと後回しにしてきたのだ。まる二ヶ月。やらなきゃいけない、と思うほど頭と体がぼんやりしてきて、やがて逃げるように眠りについてしまう。この部屋の中のすべてが、彼女のかわりに呼吸しているーーそんな妄想は少々ロマンチック過ぎるにしても、たぶんいつかは断ち切らないといけないものだし、断ち切りたいと僕自身も願っている。ああ、だけど今夜も、五パーセントぶんの酩酊を言い訳にして、ミナの待つ寝床に向かう。
やっぱ、フリマアプリじゃないっすかねえ。心底どうでもよさそうな風情で煙とともにそう吐き出したのは、新入社員で唯一の喫煙者、塩崎くんだ。僕の若いころに輪をかけてぼーっとしていて、鬱陶しがられているかもしれないけれど、ついつい話しかけたくなってしまう。
「ていうか、広瀬さんも女にふられること、あるんすね」
「そりゃあるよ、ふったことのが少ないよ」
「女になんか全然不自由しなさそうに見えるのに」
「……不自由するかどうかはまた別の話かもね」
しまった、失言だった。話を聞く限り、塩崎くんには女性経験がないのだ。背も高いし、肌もきれいだし、顔立ちも悪くはないのに、たぶん、ぼーっとしすぎている��だ。どうフォローしようか気を揉む僕をよそに、塩崎くんは、プロの女の子、必要になったら言ってくださいね、とにやついて仕事場に戻っていった。
取引先からそのまま帰宅すると、宅配ボックスに母から荷物が届いていた。うちは農家でもなんでもないのに、定期的に野菜やら米やらが送られてくるのだ。お礼の電話をかけると、気忙しい母の声のうしろで、子供がはしゃいでいるのが聞こえた。
「まひろ、来てるの?」
「そうそう、今日は誠二が夜勤だから、うちで夕飯でもどうー、って」
誠二というのは僕の弟だ。僕が秀一、弟が誠二。彼は五年前、二十四で十年近く付き合っていたひとみさんと結婚して、三年前、まひろが生まれた。高卒で消防士になり、地元で気の利く嫁をもらい、実家の近くに住み、可愛い孫の顔まで見せた彼の方に、秀の字がついていたらよかったと思う。
「あんたはどうなの、うちに連れてくるかもって言ってた子は」
「ああ、別れた……」
「あらっ、そうなの」
数秒のあいだ沈黙があり、母のため息がきこえた気がした。
「まあねえ、おかあさん都会のことはわかんないし、元気でやってればいいのよ」
優しく慰められ、情けなくなる。両親のことを喜ばせようなどと殊勝なことを思っているわけではないが、のんべんだらりと三十路を過ぎてしまって、なんとなく申し訳ないような気持ちはある。しかし去ってしまったリリコのことはもう、どうすることもできない。たしかに母の言うとおり、都会の三十代はまだまだ若い。正月には帰るから、みんなによろしくと言って電話を切った。ミナが足元に擦り寄ってきた。そういえばミナは、まひろとほぼ同い年だ。僕が会社に行こうとしたら、マンションの植え込みで震えていたのだ。体調不良で、と当時勤めていた会社に嘘をつき、病院に連れていった。三毛猫のミケでは安直すぎるので、ミナにした。漢字で書いたら、三奈だ。まひろは、ひらがなでまひろだ。どちらがペットかわからない。猫はものすごく好きというわけではなかったが、一緒に暮らしてみるとこれほどいい同居相手はいないように思えた。普段はお互い負担にならない距離を保ちつつ、自分がそうしたいときには思いっきり甘えてきて、逆に僕が疲れていれば癒やしを提供してくれる。リリコとミナは最後まであまり馴染まなかったように見えた。彼女は実家でダックスフンドを飼っていると言っていたが、猫にそこまでの思い入れはないようだった。
ミナがキャットフードを食べている間、自分の夕飯を用意した。母と話したあとで不摂生をするのもなんだか悪い気がしたから、送られてきた野菜を適当に切って、冷蔵庫の隅にあったベーコンと炒めた。だけどそれでは足りなくて���結局買い置きしてあったカップ焼きそばを食べてしまった。ミナと戯れつつ食休みをし、風呂を沸かした。本当はシャワーだけでもいいのだが、リリコが置いていった高そうな入浴剤を入れてみたら案外よく、それから週末の夜はゆっくり湯船に浸かるようにしている。バスミルクやらソルトやらオイルやら、ひと揃い使い切ったら終わる習慣だろうけど。
風呂から出ると、LINEが五件届いていた。三件は公式アカウントからで、一件は塩崎くんがフリマアプリのまとめ記事を送ってくれたものだった。金曜の夜なのに、暇な男だ。ざっと目を通し、とりあえず一番利用者数の多いアプリをダウンロードした。もう一件は月子さんからだった。明日、新宿で映画を観る用事があるのでそのあとお茶でもどうかという誘いだった。看護師をやっている月子さんが土日に会おうと言ってくるのは珍しかった。確かシフト制で、平日休みのときに声がかかることが多かった。いくつか年上のこの人と、どこで知り合ったかもいまいち思い出せないが、つかず離れずで長年やってきている。リリコと別れて初めての会合だった。
伊勢丹近くの喫茶店で落ち合うことにした。雑居ビルの地下にあって、コーヒーが一杯千円もするかわり都内いち美味い。価格設定のおかげで店内が落ち着いているのもかなり気に入っているので、約束の時間よりも一時間早めに店に入った。今はナラ・レオンがかかっていて、いい具合に眠くなる。おかげで持ってきた本が全然進まなかった。あとから来た隣の席の男女がタロット占いに興じているのも、僕の気を散らした。壁側に座った髭もじゃの男が占い師らしく、ピンク色の髪をした女の子がぼそぼそと何か相談していた。髭もじゃがカードを切りはじめたころ、月子さんが現れた。とびきり短いショートカットに、真っ黒のワンピースという出で立ちだった。前に会ったときは、日本人形のように長い髪をしていた。
「髪、切ったんだね」
「そう!似合うでしょ」
「うん、すごく」
脚本はいいのに女優の演技がひどくて興ざめだった、というのが今日の映画の感想だった。月子さんは映画や舞台がとても好きだが、誘われたことは一度もない。2人ですることといえば、セックスくらいだ。十年前からそんなふうにしてきて、でも僕がリリコと付き合っている間は指一本も触れずに関係は続いていたので、結局気が合うということなんだろう。月子さんが頼んだキリマンジャロが運ばれてきたところで、恋人が置いていったものを誰かに買ってもらうってどう、と相談してみると、悪趣味、と笑われた。
「そんなの、捨てたらよくない?ぱーって」
「結構高いものが多くて、惜しい」
「じゃあそのまま使ったら」
「いろいろ思い出されて、つらい」
どんなの��あるの、と聞くので、iPhoneを手渡した。塩崎くんの指南のもと、出品用に写真を撮ってみたのだ。あとはアップロードをするだけなのだが、説明文を考えるのが面倒くさくてやめてしまった。月子さんが真剣な顔つきでフォルダを隅々まで眺めているあいだ、僕はタロット占いの結果が気になってしょうがなかった。タロットは漠然とした悩みというより、誰かとの相性を知りたいようなとき役に立つのだと、昔どこかの飲み屋のママに聞いた。
すべて見終わった月子さんは、彼女、センスのいい人だったんだね、と感心した。さらに精査したあと、寝室に置いてあるスタンドライトの写真を指差して、これ生で見たい、と言った。じゃあ見にきてよ、と店を出た。新宿三丁目から、都営地下鉄に乗る。
「ヒロセの家、久しぶり」
「そうだね」
「呼んでくれなくなっちゃったもんね」
「そりゃ、呼べないよね」
リリコとの同棲は、僕のマンションに彼女がやってくる形で始まった。子供のいない裕福な叔父から譲り受けた、4LDKの部屋だ。付き合って二ヶ月ほどで、リリコの側から、将来のことを考えるためにまずは一緒に暮らしたい、という申し出があったのだった。そう、僕はお試し期間をクリアできず、持ち家というアドバンテージをもってしても捨てられてしまったのだった。
三十分ほど電車に揺られて、最寄り駅に到着した。月子さんは懐かしい、と言いながら駅からの道をゆっくり歩き、玄関に入るなり、ああ、と感嘆の声を漏らした。
「これは、女がいる家」
「でもいないんだ」
「かわいそうにねえ」
月子さんは上がり框に座り込んで、金具がいっぱいついた靴を脱いだ。ぴったりとしたスカートがあまりに短く、黒いストッキングに下着が透けそうでどきまぎした。ねぼけまなこのミナが僕を出迎えにやってきたが、月子さんの姿を認めると固まり、必死に記憶の糸を手繰りよせていた。月子さんがミナちゃん久しぶり、やっぱり美人さんだね~、と話しかけると、声で思いだしたのか、上機嫌でしっぽを震わせてこちらに寄ってきたばかりか、久しぶりの客人に背中を撫でさせた。
お茶でも出そうかと思ったが、さっきまで飲んでたしいいと断られたので、さっそくお目当ての品のもとへ案内した。このライトはアンティークで、びっくりするほど重いので部屋の外に運ぶのが億劫だったのだ。
「ああ、やっぱり欲しいこれ」
ダブルベッドの傍らに置いてあるそれは、傘のところがステンドグラスでできていて、他のところの作りもいちいち凝っていて高級感があって、実際かなりの値段がしたらしいので、捨てるのが惜しいものの筆頭だった。役所に粗大ごみとして引き取りにきてもらう連絡をするのもこの上なく面倒くさかった。
「もらってくれるなら嬉しいよ」
「本当にタダでいいの?さすがに悪い気がする」
「じゃあ、五百円��らいで」
なかなか食い下がらないので、気が済むようにして、などと言っていたら、月子さんはてきぱきと僕のうしろのドアを閉め、カーテンを下ろし、かわりにステンドグラスのライトをつけた。長い爪を赤く塗った指先がスイッチの紐を引っ張ったのが、妙になまめかしかった。色とりどりのガラスの下に、赤みがかった光が灯る。
「すっごい、ムーディ」
「そう、寝室にしか置けないんだ」
「いつもこうして、してたの?彼女と」
「まあそういうこともあったような」
「久々にしよっか」
マック行こっか、くらいの軽さで月子さんはそう呟いた。体で払う、ってことか。僕としてももちろん吝かではなく、僕達はまぐわった。薄ぼんやりとした明かりの中で、かつて散々貪ったはずの月子さんの体は天女みたいに神々しく見え、リリコに操を立てる前の数々の奔放な日々を思い出した。会えば挨拶みたいに体を重ねた。おっきい、と途切れる声で言う月子さんのヴァギナと僕のペニスの相性は相変わらずとてもよく、リリコとの性生活で少しずつ積み重なった消化不良に気付かされた。月子さんの細くしなやかな腰を掴み、後ろから責め立てているとき、なめらかで美しいリリコのうなじを思った。月子さんのうなじには、短く整えられた襟足の延長のように細かい産毛がびっしりと生えていて、だけどそれが生命力の強さの、淫蕩さの証に見えて、僕をますます昂らせるのだった。月子さんは僕を煽るのも上手くて、まだ足りないというように自分の性器を弄ったり、卑猥な言葉で強請ったり、この時間を最大限愉しむための努力を、決して惜しまないでいてくれる。リリコが寝転がって僕が前から入る、コンドーム越しの、正しさのかたまりみたいなセックスしか、僕たちはしなかった。リリコがそれを望んでいたから。だけど月子さんは、獣のように喘ぐ。僕も、獣のように求める。本能に駆り立てられるような行為は本当にしばらくぶりで、吐精しながらも力がみなぎってくるのを感じた。
アキラさんのところに行こう。少し眠ったあと、月子さんが唐突に言い出した。性欲をすっかり発散させてしまったあとの変わり身の早さも、僕が月子さんを好ましく思うところのひとつだった。アキラさん。懐かしい名だった。僕たちが夜遊びばかりしていた頃知り合ったその人は、ある日突然、東京から去っていったのだった。たぶん二年くらい前のこと。僕とリリコが出会う前のこと。きれいで優しい男だった。久々に、声を聞きたい。 「いつ?」 「いまから」 「急に行って、迷惑じゃないの」 「あたしはどのみち今日、行く約束してたの」 一瞬で食べ尽くされてしまうことはわかりながら、ミナの夕飯のために置き餌をしてやり、車を出してくれると言う月子さんのマンションへ向かった。地下鉄で二駅だったので歩くことにした。こんなに近くに住んでたんだね、といまさら笑い合った。月子さんの家で���たことも、数えきれないほどあるのに。空は薄紫色で、呼気は白く曇り、冷たい空気が情事と昼寝のあとの惚けた頭をちょうど良く刺激した。日が落ちる前でも、だいぶ気温が低くなってきた。リリコが出ていったのは、夏の終わりだった。残暑が長かったから、暦の上では秋の始め、と言ってもいいかもしれないけれど。
初めて見る月子さんの愛車は、真っ赤な外車だった。シャコタン、というのか、車体がものすごく地面に近く、こんなに華奢な女の人がオーナーだとは思えなかった。あたし運転がヘタな男大嫌いなんだよね、と言うからこわくなって、任せることにした。といっても、そもそもこれはマニュアル車らしいから僕には運転できなかった。
「看護師ってね、だいたい働きだしてすぐ高い車買うのよ」
「どうして」 「しんどい仕事やめないぞ、っていう、誓いみたいなもん」
「ローンで自分を律してるってこと?」
「そう」
「払い終わったらどうなるの?」
月子さんはそれには答えず、ため息のような笑いを漏らした。下道でもそんな遠くなさそうだけど、もう遅いから高速で行こうね、と手慣れた様子でカーナビを操作する月子さんに、アキラさんはどこに住んでるんだっけ、と訊ねると、千葉の、山と海がある町らしい、という答えが返ってきた。地元と東京以外の地理に、僕はあまり明るくない。
初台から首都高に乗った。到着予定時刻は十九時四十五分。なんとなく流していたラジオがあまり面白くなくて、月子さんがspotifyで音楽をかけだした。九十年代ポップスをとりあえずのBGMに、仕事の話の続きが始まった。
「ヒロセは今もまだ、自販機売ってるんだっけ」
「それは前の前で、今は太陽光発電の会社にいる」
「バナナ売ってたのはいつだっけ?」
「青果卸ね、自販機の後だよ」
ふうん、と興味なさげに月子さんは言い、なんだかもう話すこともあまりなくなった。もともとそんなに話が弾むふたりでもないのだ。丁寧な運転のせいでだんだん睡魔の波が押し寄せてきたので、一眠りしようと目を閉じた。途切れ途切れ、薄い夢を見たが、途中で月子さんが呟いたのは、多分夢ではなかった。
なんでこう急にいろんなことがどん詰まっちゃうんだろうな。
聞いてはいけないような気がしてじっとしていたらまた深く眠ってしまって、次に目が覚めると、車は千葉県の国道を走っていた。何度も塗り替えた跡が見えるスーパーの看板が現れ、ああ、田舎の都会だ、と思った。僕の故郷も、こういう街だった。沿道にはチェーンの飲食店やディスカウントストアがまばらにあった。古ぼけたラブホテルもちらほら営業していて、カタカナやアルファベットをかたどったネオンが粗野に光った。シ��クロードって名前のラブホテルは、全国にいくつあるんだろう。食事はどうするのかたずねようとした頃に、急に流していた音楽が途切れて、ちゃらちゃらと電話の着信音が流れた。
「え、なに」
Bluetoothだよ、さっきまで音楽飛ばしてたでしょ、と月子さんは僕を笑い、僕に通話ボタンをタップさせた。スピーカーにして、というのでその通りにした。相手はアキラさんだった。懐かしい、懐かしい声だった。低く、優しいトーンで、ゆったりと話す。
「広瀬くんも、いるの」
「あ、います」
「久々に会えるね」
たった一言アキラさんと言葉を交わしたら、こんなに便利な道具があるのに一度も連絡を取っていなかったことが急に薄情に思えた。だけどそれを咎めるような気色が全くなかったことにほっとした。そういうところが、アキラさんらしいのだ。
あと五分で着くよ、と月子さんは電話を終え、次の信号で細い道に折れた。国道から離れるにつれ、民家が増え、車は住宅地に入った。「あれかな」
月子さんが指さした先には団地が数棟立ち並んでいた。隣には打ちっ放しのゴルフ場の緑のネットが見え、まだ煌々と営業中のライトが光っていた。建物が近づいてきたのでスピードを落として進んでいると、駐車場の入り口とおぼしき辺りに背の高い男の姿があった。少し猫背で、足が長い。
僕たちに手を振るアキラさんは、東京で最後に会った時より少し、線が細くなったように見えた。 ここ空いてるから、今日だけなら大丈夫、という言葉を信じ、白い線で区切られた駐車場の一角に車を駐めた。アキラさんはリノベーションされたこの団地の一室を買ったのだそうだ。最近は古い団地の再利用が流行っているそうで、確かに共用部分も新築のようにきれいになっていた。おれ一人ならほんとこのくらいの広さで十分、という十畳ほどのリビングには必要最低限の家具しかなく、よく整頓されていた。荻窪に住んでいた頃の部屋もいつもすっきりとしていたのを、思い出した。
夕食には宅配のピザを取っていてくれて、酒も一通り用意されていた。パーティーじゃん、と月子さんは大喜びした。アキラさんは紙皿と紙コップを配りながら、洗うのめんどくさいからごめん、と笑っていたが、身軽な暮らしに憧れ、自分の部屋で待っている大量の食器のことを考え、うんざりした。
酒もあまり回らないうちから、月子さんはけっこう荒れていた。仕事を辞めた、という薄々気付いていた話と、不倫をしていた、という完全に初耳の話とを、かなりの序盤で打ち明けられた。初耳ではあったが、そこまで意外ではなかった。月子さんには、動物みたいなところがあるから。僕の同棲解消については、冒頭で少し話題に上がったもののどこかに消え、まあそれはいいとしてもアキラさんの近況は聞いておきたかった。僕が彼の方を見ると目が合ってしまって、逸らせず、やけに緊張した。彼は面白がるように僕を見ていた。とりあえず月子さんに吠えたいだけ吠えさせ���うと、頷き合った。
「何回かやっただけの上司の奥さんが職場に乗り込んできたの」
それで居づらくなって、もう十年勤めたし、疲れてしまったし、依願退職した、と話す月子さんは珍しく泣いていた。
「その医者のことそんなに好きだったの?」
「ううん別に、出来心みたいなもん」
「割に合わないね」
「それが腹立たしいのほんと!!」
そしてわっと大泣きしてはまた愚痴り、というのを間欠泉のように繰り返し、それをアキラさんが宥めていた。いつの間にか煙草を吸っていた。前もよく吸っていた銘柄だった。月子さんの支離滅裂な話から、医者のセックスがよかったということだけはわかったので、せめてもの救いだね、と慰めたつもりだったが、ものすごい目で睨まれた。月子さんが僕一人には甘えてくれないことを、当たり前だと思うとともに、少し情けなく感じた。僕はちびちびウイスキーを飲みながら、相槌を打った。
泣き疲れて、酔い潰れて、月子さんはテーブルに突っ伏して眠ってしまった。実質アキラさんと二人、という状態になって、ようやくゆっくり話せそうだった。
「……アキラさん、いまはなにやってるの」
「昔のツテでデザインの仕事もらったり、FXやったり、あとはまあ、切り詰めて」
田舎だからそんなにお金はかからない、家族も今後できることないし。淡々と話すアキラさんは十代の頃、年上の男の恋人に連れられて上京した。地元は宮城で、親は厳しくて、勘当寸前で、学校とか通ってこっちで仕事には就けたけど、その時の男とはすぐ別れちゃって、そんなことを寝物語に聞いたような気がする。
「おれもう、期待したくなくてこっち引っ越したんだ」
「期待?」
「東京、夢あるけど、夢見るのも疲れるからねえ」
僕はアキラさんともセックスまがいのことをしていた時期があった。好奇心なんかでは全くなかった。常連の店でいつも穏やかに店員と談笑していたこの男を、気づけば目で追ってしまっていた。仕立てのいいスーツに包まれた身体から滲み出る、どうしようもない諦めの空気が、僕を惹きつけて、不安にさせて、夢中にさせた。月子さんと3人で何度か会ったあと、僕の方から2人で会いたいと言った。やがて恋人同士のような関係になった。自分より体の大きな男に慈しまれると、言いしれぬ安心感と興奮を覚えた。僕たちは、同じ体で愛し合った。だけど男女でするようにはっきりと繋がったことはなかった。それはアキラさんの予防線だったと、今ならわかる。不誠実な僕は、そうしている一方で月子さんをはじめとする女の体を抱くこともあったから。月子さんは僕とアキラさんのことに気付いていたように思うが、だからといって関係が変わることはなかった。なにか言われたことも、詮索されたこともない。僕はあの頃から、自分のことがよくわからなくなっていた。恋ではない、とわかりながらも他人と肌を重ねることで、��にかがすり減っているような気もしていた。アキラさんもそうだったかもしれない。でも、その気持ちを分かち合ってどうにかするような2人にはなれなかったのだ。
「広瀬くんは彼女と別れたって聞いたけど」
アキラさんがなんでもないことのように言うので、僕もなんでもないことのように話し始めた。こういうとき、リリコとの破局で実はさして傷ついてはいない自分に気づいて、辟易する。
「三十過ぎて、なんか焦って、婚活とかしてみたりしてさ」
しっかりしなきゃ、と漠然と考えていた当初、運良く出会ったのがリリコだった。僕史上、いちばん礼儀正しく、理性的な交際のはじまりだった。いわゆる普通のおつきあいをうまくやれていると思っていて、自分もようやくそういう流れに乗れるのだと感慨すら抱きながら、給料三ヶ月ぶんには少し届かない指輪を買ってプロポーズもしたが、あなたと家庭を作ることは考えられない、という残酷な答えが返ってきた。数ヶ月の猶予ののちに同棲は解消され、僕たちは正式に別れた。彼女が持ち物を置いていったのは意外だったけれど、すぐに謎は解けて、そのあとわりとすぐ大企業のサラリーマンと婚約したと風の便りで聞いた。
「そういうのがいいならなんで僕と付き合ったのか不思議で」
「ふらふらしてる人の色気ってあるからねえ」
俺もちょっとやられてたかも、とアキラさんは僕の方を悪戯っぽく見た。アキラさんのほうこそ、ちょっと痩せた肩とか、煙草を弄る長い指とか、相変わらずどうしてなかなか、と思ったけれど言わなかった。今のアキラさんに僕が触れることは失礼な気がした。
「念のため聞くけど、おれと寝てたせいじゃないよね」
「え?」
「別れたって」
「いや全然関係ないよ、知りもしないと思うし、そもそもかぶってないし」
でも、見透かされてたんだと思う。アキラさんとっていうか、月子さんみたいな女の人たちとつるんでいたこととか、それどころか、やりまくってたこととか、職が続かないこととか、それらをそんなに駄目だと思っていないこととか、ただ自分が安心したいだけで、ほんとうはちっともリリコ自身のことなんか見ていなかったこととか。いつ��間にか起きていた月子さんが、ヒロセ、いい人きっと見つかるよ、とまた泣きながら絡んできた。煙草を燻らせながらアキラさんは、人生相談室だな、きょうは、と可笑しそうに呟いた。ちょっと酔いが冷めてから順番でシャワーを借りた。月子さんは客間で、僕はソファで寝かせてもらった。アキラさんは自分の寝室に引き上げていった。
夜中に肌寒くて目が覚め、体を起こすとベランダで一服するアキラさんのシルエットが見えた。窓を開けて、隣に立った。アルミの手すりと床板がひんやりと冷たかった。
「ねえ、煙草吸いすぎじゃない?」
「前と変わんないよ」
「前も減らしなよって言ってたじゃん」
「唯一の楽しみなんだって」
「……早死にしちゃうよ」
いいんだよ、べつに。そう呟くアキラさんの横顔は東京にいた頃のままだった。あなたはいったい、あそこに何を捨てて来たの。
あたりは真っ暗で、ぽつぽつと窓の明かりが見えた。こんな夜更けに活動している人間がいるのだ。風向きが変わるのか、時折、国道から車の走行音がきこえる。僕たちは黙ったまま、並んで立っている。離れていた数年をどうにかして埋めたい衝動がせり上がってきて、でもどうしたってできないから、アキラさんの左肩に、そっと凭れた。アキラさんが、囁くように僕の下の名前を呼んで、呼び終わらないうちに、やめてしまった。ためらいが、愛おしかった。
「アキラさんのこと、すごく好きだったよ」
「……わかってるよ」
煙草を持っていない方の手が、僕の頬を撫でた。掌はすべすべしていて、冷たくて、泣けてきた。アキラさんが少しだけ身体を屈めてきて、煙たい匂いが鼻を掠めたかと思うと、かさついた唇が一瞬だけ触れた。目の前には、あの諦めたような優しい笑顔があった。
翌朝は三人とも九時前にきちんと起きて、目が覚めちゃうなんてなんか年取った感じするな、と言いながらファミレスでモーニングセットを食べた。僕は食器のカチャカチャいう音を聞きながら、肝心のことを相談し忘れていたことを思い出した。
「恋人の置いてったものって、どうしたらいいと思う?」
月子さんは、あたしは一個もらってあげるの、と恩着せがましくアキラさんに報告した。アキラさんは少し考えたあと、おれなら、と前置きして、こう続けた。
全部捨てる。一回全部きれいにしてあげないと、なかなか成仏してくれないとと思うから、残留思念みたいなもんが。
帰りもまた、月子さんが運転することになった。昨日よくわかんなかったけど、車イケてるね、とアキラさんが褒めた。乗る前にすればいいのに、乗り込んだ後で窓を開けて別れを惜しんだ。出発した後、僕たちが曲がるまでずっと手を振ってくれていたアキラさんを見て、月子さんがまた来ようね、と言った。僕は頷いた。僕だけに向けられているんじゃないとわかっていながらも、またいつでもおいで、という帰り際の彼の言葉に、甘えてしまいそうだと思った。
日曜日の高速道路はそこそこ混んでいて、痺れを切らした月子さんの判断により途中で降りて下道を走った。
「そういえばライト、持って帰る?」
「……やっぱいいや、知らない女のザンリューシネン要らないし」
「だよねえ……あれって粗大ゴミかな」
「そりゃそうでしょ、でかいもん」
めんどいなあ、とぼやく僕に、月子さんは、めんどいけど、向き合わなきゃだめってことでしょ、と自分にも言い聞かせるように口にした。それはたしかに人生を前に進めるために必要なステップなんだろうけど、いまの僕にとってはリリコとの二年間より、この二日間のあらゆる場面の方がつよく胸に迫ってくるのだった。
十五時前に家に着いた。一日空けた部屋は静まりかえって、知らない匂いがした。ミナはソファのクッションの上で丸くなって寝ており、僕がただいまを言うと片方の目だけ開けてまた眠ってしまった。飼い主が一晩いないくらい、どうってことないらしい。冷蔵庫の横に貼ってあるゴミの日カレンダーを見た。年始にもらったっきり、ほとんど使っていなかった。燃えないゴミ、火金。危険ゴミ、隔週水曜。粗大ゴミ、市役所に連絡。ため息。とりあえず窓を開け、空気を入れ換える。コーヒーでも飲みたくなって、お湯を湧かす。待っている間に、アキラさんからお裾分けに持たせてくれた蜜柑をざくざく剥く。皮を受け皿に、白い筋がたくさんついたままふた房頬張った。リリコは夕食後、必ず果物を出してくれた。重たいガラスのボウルに、冷たくてきれいな水で洗って一粒ずつしっかり拭いた葡萄、その正しさは誇らしくて面白かったけれど、僕はそんなこと、ちっとも望んじゃいなかったと思う。
2 notes
·
View notes
Text
人✖️AI
とある議事録の音源を AIで文字起こししてもらって
内容を確認してまとめたら
めちゃくちゃ短時間で議事録が出来上がりました🙌👀
.
AIにやってもらえる所はやってもらえば
楽になるんだなと思いました🤔
.
Nottaというアプリを使いました💡
(今のところchatgptは無料版です🥲)
.
.
イスラエルチームの配信を見ていて
ものすごいご臨在なのだろうなと思ったり
やはり現地に行かなければ分からない事があり💡🇮🇱
最後まで完全に守られ続けるようにお祈りしながら
.
チームが出発🛫したすぐの朝
iPhoneを横にして置いておくと勝手に出てくる
カメラロールのシャッフルされた写真が
今まで出て来た事の無い
以前行ったイスラエルチームの時の死海の写真が出てきて👀
.
、御身体なのだなというか
教会の一部一器官として繋がっているのだとすごく思わされて
お祈りせねばという思いと同時に
私にもこの時、神様が語って下さる事があるのだ、と改めて思いました。
.
🙋♀️すでに色々語られています
.
.
April 1,2025
2 notes
·
View notes
Text

✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧ . 楓の葉 . ✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧
#moody#moodygram#iPhone#igersjp#igbsfeatures#ig_japan#jp_views2nd#coregraphy#instagramjapan#tokyocameraclub#写真部#41style
0 notes
Text

髙田鴻平_料理写真の人 @paddy193018 全部iPhone
33 notes
·
View notes
Text
2025年2月10日(月)

先日家族の携帯電話4回線(私名義)をNUROモバイルに変更したのだが、その際私自身が使用する回線の契約を間違えてしまった。家族は月にデータ容量5GBなのに、私だけが1GB、1ヶ月の間に何度か追加料金でチャージしなければならない。そこで思い出したのが、以前iPad用に契約しておいたpovo、回線維持のために5月までのトッピングを購入済み、これをiPhoneのeSIMでデュアルSIM運用することにした。当面は、この使い方で様子を見ようと思う。

6時起床、今朝もよく冷えている。
洗濯開始。

朝食を頂く。
洗濯物を干す。
珈琲をいれる。
iPhoneでeSIMを利用するために、povoで手続きをする。
クロネコヤマトが、下取りに出す MacBook Air の集荷に来てくれた。

eSIM を設定し、デュアル回線化が完了した。
ランチ、彼女にはドライカレー、三男には炒飯。
彼女(訪問看護師)は午後から訪問2件、自転車で出勤する。
軽く午睡。
コレモ西七条店2階のDAISOへ買物、昨日寅さん記念館で撮ったプリクラを入れるケースを購入する(385円)。セルフレジに変更になっていて、ちょっと焦る。

恐らく二度と行くことのない場所、良い退職記念になった。
彼女が帰宅、夜のZOOM会議は疲れるので事前にコメントをメール送信、みなで一緒に夕飯を食べることにした。

ポークステーキ・鰹のたたき・レタスとトマト・キュウリとニンジンのぬか漬け、息子たちにはスパークリングワイン。
録画番組視聴
らくごのお時間から、桂米二「厄払い」
情熱大陸 2025年02月09日(日) 放送分
桂二葉 落語家Vol.1339 ジジイども見たか!気鋭の噺家 原動力は「落語愛」と「反骨精神」 どこかとっつきにくい印象がある、古典落語。 これまで敬遠してきただけに、理解できなかったらどうしようか…そんな不安は杞憂に終わった。桂二葉の落語を初めて観た感想は「とにかく面白くて、分かりやすい」。いつも即日完売となる独演会の会場には、小学生の姿もあった。彼女をきっかけに落語ファンになった人が多いというのもうなずける。 密着を始めたのは2024年4月。 高い声に、おかっぱ頭。ほんわかした女性だと思っていたが、最初の出会いで印象はがらりと変わった。「"女流"ってよく言われますけど、なんか"二流"って言われてるようで、めっちゃ腹立つんです。だって男性には言わないでしょ?正直、この話うんざりしてるんですよね」。 「あほ」、「子ども」、「酔っ払い」を得意とする二葉。天性で演じているのだろうと想像していた。しかし、密着期間中、毎週どこかの寄席に出演していたのを目の当たりにする。落語会が終わると毎回、お客さんのもとへ行き、写真撮影やサインに応じる。ときにはダメ出しを求めることだってある。 今や上方落語を代表するニューリーダーと呼ばれるまでになった。責任感が芽生えると同時に、現状の落語界への葛藤も抱える。そこで、自らの思いを実行に移すことにした。 陰で文句を言うのが大嫌いだという二葉。少々の毒と、たっぷりの愛情と。落語の伝統を守り、そして壊す…新時代の幕が開く予感がする。
雲霧仁左衛門 ファイナル
(6)「汚れた手」
初回放送日:2025年2月9日
仁左衛門(中井貴一)を追い詰めた安部式部(國村隼)は、あと一歩という所で病に倒れてしまう。そんな���部に、雲霧打倒のため協力を申し出たのは、大熊屋(伊武雅刀)であった。一方、大熊屋打倒に失敗を重ねた三国屋おりょう(観月ありさ)は、いよいよ破滅への道を歩み始める。そんなおりょうを放っておけないのは、雲霧一党の勘助(片桐仁)であった。仁左衛門は、大熊屋の隠し蔵を探るために再び仲間を送り込むが・・・
片付け、入浴、体重は350g減。
パジャマに着替えて日誌書く。
明日は祝日だが、彼女はいつも通り仕事、いつも通り早めに寝よう。

歩数は足りないが、3つのリングは辛うじて完成。
2 notes
·
View notes
Quote
Suno の CEO である Mikey Shulman 氏は、生成 AI 音楽会社の創設者としては意外な立場にたどり着きました。それは、バークリー音楽大学の作詞作曲クラスです。 「ライオンの巣穴に足を踏み入れるようなものだ」とシュルマン氏は語った。 シュルマン氏は学生たちに Suno を使ってもらい、AI で曲を作るのがどんな感じかを見てもらったのです。 「少し違った観点から見ると、これは実は非常に力強いツールだということが分かる」と彼は語った。 AI 開発者は、ドラム マシンやシンセサイザーのように、クリエイティブな人たちが自分の仕事を拡張するのに役立つツールを作っていると主張するかもしれません。また、アーティストの中には、これらのツールが自分の仕事から無断でトレーニングを行い、自分の仕事を奪う可能性のある���品を売り込んでいると主張する人もいるかもしれません。しかし、一部の起業家は、これらの強力な音楽、ビデオ、画像ジェネレーターは避けられないものだと考えています。 「写真撮影の価値が50年前よりも下がっているなどと言う人がいるだろうか」とシュルマン氏は語った。群衆の向こう側では、人々がiPhoneを使って議論の写真や動画を撮影しており、スマートフォンがいかに普及しているかを示している。
生成AIが進化するにつれ、アーティストに何が起こるのか? | TechCrunch
5 notes
·
View notes
Text
2024年12月14日土曜日
ビートスイッチ
文章を書く時に排除している言葉がある。意識的に、あるいは無意識的に。なぜ排除されるのか、というのには理由があって、��単に言うと使いたくないからということになるのだが、更につぶさに理由を見て行った時にひとつ、ダサいから、というのがあると思う。人によってはそのダサいという言葉も使いたくないだろう。ダサいとは何か。定義は人それぞれにあると思う。私としては、詞の言葉、散文の言葉というものがそれぞれの人の中にあって、それにそぐわない言葉は使いたくない、みたいなことだと思っている。例えば、スマホとか。二郎系とか。オナホとか。アイウェアとか。ホ別とか。プーチンとか。トー横とか。手押しとか。デパコスとか。立ちバックとか。コロナ禍とか。マイナ保険証とか。Tinderとか。すた丼とか。メンエスとか。スタバとか。野菜とか。相席屋とか。安倍晋三とか。結束バンドとか。おまんことか。カラーボックスとか。トリキとか。闇バイトとか。高輪ゲートウェイとか。ネタニヤフとか。バイアグラとか。少し挙げてみたが、この中にも、むしろ使いたい、みたいに思う言葉もあるかもしれない。そもそも、私が使える使えないのボーダーライン上にあると思っているだけで、全部別に使えますけどという人もいるかもしれない。
この辺りにある言葉に光を当てる、というのが、ラップのひとつの試みだと言う人もいるだろう。スカルプやSHEIN、いろはすなどそれまでの歌のなかではあまり聞かれなかった言葉を、優れたラッパーはラップする。そのラッパーの周りにはありふれているが、まるで歌の言葉にならなそうなものを、文脈や技術、押韻という必然性に見せかけたフィクションを使い、ラップしてみせる。
私は何を書こうとしていたのだろう。ああ、そうだ。言葉を選ぶということはカッコつけるということである。排除された言葉を拾って使うということは、自分を曝け出すことでもある。ただ、曝け出す時にも、ただ差し出すだけでなく、やはりそれをうまく表現したい。それくらいのことは許されてもいいのではないか。だから少しずつ出来る方法で、それを詞や散文の中に取り入れていけたらいいと思う。
私の運転するホンダのライフの助手席で、ケージに入ったトラちゃんがにゃーにゃー鳴いていた。保護猫を中心に去勢手術を行なっている診療所は、私の自宅から車で30分で、その間ずっと鳴いていたトラちゃんは、半分くらい来たところでおしっこを漏らしてしまった。出かける前に外に出たそうだったのだが、なんかどっか行っちゃいそうだったので、ゲージの中に入れて連れて来てしまったのだが、あれはおしっこに行きたかったのだなと思った。ごめんねトラちゃん。初めての外出なので、不安だったのもあると思う。
診療所に着くと、電話で応対してくれた獣医さんがアイコスを吸いながら出迎えてくれて、なんかその感じがとても良かった。トラちゃんを預けたのが十時。去勢手術、検査、ワクチ��接種、ノミ取りまでやってくれて、昼過ぎには返してくれるという。
迎えに行くと、トラちゃんは見たことないほど、かなしそうな顔をしていた。お家に帰ったらCIAOちゅ〜るをあげようと思った。野良猫のトラちゃんがウチに来たのはいつだろう。iPhoneに入っている写真を振り返ると、一年前くらいに撮った写真が一番古かった。トラちゃんは喧嘩っぱやくて、人懐っこくて、とっても感情豊かな猫で、私たち家族全員が好きになってしまった。
手術は無事に終わったと告げられ、続いて検��の結果が知らされた。トラちゃんは猫エイズと猫白血病が陽性という結果だった。知らなかったけれどトラちゃんは今だいたい三、四歳で、猫エイズというものはなんとなく発症しないままいったりすることもあるそうだが、猫白血病は、幼い頃にウイルスが感染していたとすると、かなり発症率が高く、生存率も低いようだった。ストレスを減らすようにして、ごはんも栄養のあるものをあげるように言われた。あと発症してしまったら治療としては延命に近いものになるので、そこも含めてよく考えるといいと思うと言われた。安倍さんが思う、猫ちゃんが幸せになるような方法を取ればいいと思うと言っていた。ワクチンは猫白血病ワクチンを除いた三種ワクチンを打っといたよと言われた。先生はとても優しいおじさんだった。めっちゃアイコス吸ってた。タバコおいしいよね。私やめちゃったけど。
トラちゃんを家に連れて帰ると、仲良しのチャビ(のらねこ、女の子)が待っていたので、ご両猫にカリカリとちゅ〜るをあげた。車のシートとケージがおしっこで濡れてしまったので、掃除したり洗濯したりした。トラちゃんを抱きしめようと思ったが、さすがにケージに詰め込まれて手術やら注射やらを受けさせる建物に置いてけぼりにされてしまったということで、なかなか寄ってこなかったけど、撫でさせてはくれた。嬉しかった。私は掃除と洗濯が終わった後、何のやる気も出なくなって横になって寝てしまった。

4 notes
·
View notes
Text
午後から…あれえ?

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
どうも、こんにちは。2月11日(日)「建国記念日」は、旧竜田川釣池…じゃねえや、寺口釣池に行ってきました。トップ画像は、寺口釣池から見た旧竜田川釣池です。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
さてさて、長い竿を振りたかったので、15尺まで振れる南陸桟橋に入ります。前々回入った西側は中セ池の常連さん3人組が先乗りしてはったので、1席空けて隣枡になる波除けパイプの横に入りました。箱池には珍しく南側の岸辺は丸くなっているので、桟橋に対して斜めに竿を出します。箱池なのになんで円形?フツーは四角ですよねwhy?

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
この竿が振りたかった。「寿るすみ 伊吹 白由里調」。12.6尺なので、尺数規定が11尺までの阪奈園へら鮒センターでは1号池に一つしかない長竿枡でしか振れないので使うチャンスがないんですよね。長竿枡に入れば良いんでしょうけど、今のところ2号池で結果が付いてきているので、1号池に行く気がしないなあ。なので、寺口釣池に来た次第。お昼ごはんも注文できますし。阪奈園HCじゃコンビニのパンばかりなので、たまにはガッツリと食事したいw。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
12尺の仕掛けはクルージャンのTKOの1号でシズ合わせしてあるんだが、水面がテカってるので試しにTKOを付けて振り込んでみたら、もろに逆光。なので舟水の「逆光オールマイティ宙」の7号…は先週阪奈園HCで破壊したので8号をつけます。つけたらズボッと沈んだので、TKOは1号でもオモリが乗るんですね。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
7時頃到着したので、7時40分頃釣り開始。隣の3人組は中セ池の常連さんで中セ池の話をしてはるので興味津々。結構大きな声で話してはるので丸聞こえなのだが、中セ池は不漁続きだったので、昨日の土曜日に新ベラを入れたそう。なので、お友達に電話で釣況を聞いてはったのだが、今日は釣れているそうだ。それを聞いて「明日は中セ池や」とワクテカしたが、振替休日なのに予定通り休業らしい。中セ池は平日の営業は火曜日だけなので。ところで釣りの方。早いペースでエサ打ちしたがサワリもなし。前回はFさん、MMさんが細かいまぶし粉で釣ってはったので、阪奈園HCのまぶし粉の粉の方(粒と粉)を用意していたのだが、思うところがあって早いエサ打ちを止めて細かいまぶし粉をつけたエサを置きっぱなしにしていたら、浮子がジワーッと抑えられたと思ったら「ツン」と節魚信が来た。ひょっとして池全体で1番乗り?まだ誰も釣ってないかもしれない。8時22分でした。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー、今日は早々に楽になれたw。余裕をかましてiPhoneで写真を撮ったりw。箱池には珍しくこんな形状になっているので、真っすぐ竿を出すには桟橋に対して斜めになる。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
まぶし粉は、菅原商会の3号で手数を稼ぎながら、ここぞというところで阪奈園HCの粉を使う。テンポよくエサ打ちするより、気配がある時は誘わず置きっぱなしで待った方がいいみたいだ。2枚目も阪奈園HCの粉で結構待っていたら「ツッ」って感じの小さい魚信で釣れた。今日は珍しく先行してる。お隣はまだ釣れてないので、「今日は長い竿が良いの��」とか言ってくれる。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
周りもボチボチ釣れ始めたころに3枚目。菅原商会のまぶし粉3号でサワリがあったので、エサ落ち目盛が出るまで結構待ったら釣れました。全部綺麗な節魚信なので気持ちいいです。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
魚信が止まったら、波除けパイプの交差が気になる。15尺で届くので「魚光」の15尺に変更。お昼まで30分ぐらいなので、お昼前に尺数変更しておく。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
日が高くなって逆光じゃなくなったので、浮子も舟水の「太PC底」の9番。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
釣池でちゃんとしたお昼ごはんが食べられるのは有難い。とんかつ定食です。美味いけど、今日は温め無しでした。チーンってしてもらった方がいいね。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
午後の部は15尺で開始したんだが、サワリが1回あっただけ。お隣の3人組は、前々回howellsさんが入った席の人が15尺に替えてから釣れだして3枚ほど釣ったかな。久しぶりの長尺はぎごちないし、柔らかい竿なのでタスキの振り切りでダウンジャケットにフッキングすること数回www。カッコ悪う〜(^▽^;)。風も出てきたんで12.6尺に戻す。

2024年2月、寺口釣池(奈良県) iPhone11
だが、しかし…終了間際にサワリが続いたものの喰い魚信がなく、乾いてしまった手網が再び濡れることはなかった…
(ノ_-;)ハア…
ということで、2月11日は、皆さんの竿が曲がらない時間帯にポンポン釣って見せて「手練」を演じてみましたが、すぐに化けの皮が剥がれて午後0枚でした…。合計3枚。
では、また。
7 notes
·
View notes
Text
2024/12/4〜

12月4日

12月5日 今日の日記をiPhoneで書こうとして、“125”と日付から入力したら予測変換に“1月25日”も出てきて、自分のお誕生日を思い出して、ひやっとしたところ。
三日月が今日も綺麗に見えた。
やっぱり職場ではお仕事をするに限るな、と思った。 なるべくお仕事をして��計なことはしないようにしたい。 でも今日も水戸芸のタワーのペーパークラフトをくれた方に制作の進捗を報告してしまった。たまたま出会したからと言っても、こうやってコミュニケーションをとる度に自分の寂しがりやみたいな面が見え隠れしている気がして死にたくなる(相手はふつーに接してくれているのでありがたい)。

職場内に立っている誰だか知ろうともしなかった銅像が、少し前の大河ドラマで役所広司が演じた歴史上の人物だと、先日会った高校時代の友人から教えてもらった。 その事を朝歩いている時に思い出し、銅像に寄って写真を撮った。 友人へその写真を送ると「私はこの人が主人公でもよかったと思ってるよ!」と長年(高校生時代から!)のNHKマニアらしいお返事をもらった。 今の大河ドラマは紫式部や源氏物語を題材にした作品とのことで、国語の先生をしている友人は、毎週月曜日に同僚の国語科の先生達と“今週の私のお気に入りシーンプレイバック”を開催しているらしい。

この友人のことや、他の昔の友人のことを思い出しながら残りの朝の道を歩いていた。 そしてこの友人達のエピソードを、彼女達を全く知らない他の友人へ話したいな、と、勝手に誰かに伝える気持ちでそのエピソードを頭の中で整理していた。 好きな友人達の好きなところを好きな友人へ伝える、というシミュレーションで頭を埋めると少し朗らかさを思い出せる事を発見した。

明後日に迫ったライブ遠征、全く準備が整っていないことに焦りつつ、とりあえず無事に行って帰ってこよう、といつものお祈りモードの旅となりそうです。
今日はイングリッシュブレックファーストという聞いたことのあるお茶。午前中バタバタとしてしまいすっかり茶葉が開ききった濃くて冷めたお茶にしてしまった。

4 notes
·
View notes