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どんでん返し
第50期碁聖戦5番勝負第3局は、昨日、日本棋院東京本院で打たれ、芝野虎丸十段が井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちして、このシリーズの対戦成績を2勝1敗とし、碁聖奪取まであと1勝としました。
この第3局は、大石を取り合う碁になりました。事件は、最終盤に起きました。井山裕太碁聖にとっては、悔やみきれない一局となりました。明日から、鑑賞してまいります。
福島は、昨日、梅雨明けとなりました。しばらく猛暑が続くとのことです。今日は土用の丑の日。静岡の親戚からこの季節、お中元として鰻のかば焼きが届きます。夏を乗り切るには、やはり栄養と休養です。外仕事はほどほどです。福島の桃農家は、これからお盆までが収穫の最盛期。頭が下がります。
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わかりにくい結末
【場面6】中央で、複雑な攻め合いが起きています。白は、ノビ(〇)て手数を延ばしました。
その上部でも攻め合いになっています。白アテ(〇)で、黒5子は取られていますが・・・。
黒ヌキ(〇)が先手で、白ヌキカエシ(〇)が必要です。
ここで、黒は、ケイマ(〇)でカケていきました。
そして、白はアテ(〇)ました。
【終局図】185手完 黒中押し勝ち
黒は、ここにオサエ(〇)ました。ここで、白の芝野虎丸十段は、投了しました。中央の攻め合いは、セキです。右上の黒地が大きすぎます。井山裕太碁聖が、中央での難しい戦いを制した一局でした。
(参考1)
もし、白アテに、黒ツギ(〇)は・・・。
白は、ここに眼を持ち(〇)、コウを狙います。この図は、事件です。
(参考2)
仮に、終局図から続けて打つとします。白ヌキ(〇)です。
黒ツギ(〇)になり、中央の攻め合いは、黒勝ちになります。
碁聖戦第3局は、7月18日に日本棋院東京本院で打たれます。この模様は、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」で午前9時からライブ配信されます。
種から育て、庭先に植えているナスです。過密ですが、すくすく育っています。もう少し背丈が伸びると、花が咲き、実を付けてくれるはずです。

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大事な石
【場面5】白は、中央の黒に襲いかかりました。白ハネ(〇)は、急所です。
【黒の次の一手】キリ(〇)
白の薄みを突いた一着です。
【白の次の一手】キリ(〇)
この手は先手です。黒を攻めるため、いろいろな利きをみています。
ここからは、一本道です。以下のように進みました。
次の黒ノビ(〇)が、大事な手です。
白は、抜く(〇)一手です。
黒は、コスミ(〇)で、中央の白を包囲しにいきました。
白も上辺の利き味を駆使し、中央の石同士の大きな攻め合いになりました。
この結末は、明日になります。
昨日は、台風5号の影響で小雨模様となりましたが、ノルマとしていた草刈りをしました。オクラの花が咲いていました。

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準備工作
【場面4】白は、ある狙いを決行するため、ここにツケ(〇)ていきました。準備工作です。
そして、次のように進みました。
ここで、白は、オシ(〇)ていきました。
【白の次の一手】ノゾキ(〇)
黒ハネの後、遂に、白は決行しました。この手で、黒の眼を取りにいきました。
ここからが、本局の見せ場です。この続きは、明日になります。
二日前に、トウモロコシ(ハニーバンタム)の試し採りをしました。ハニーバンタムは、虫に食われることが多く、今年もそのようになってしまいました。これは、数少ない無傷な1本ですが、まだ未熟でした。もう少し後にできるピーターコーンに期待です。

オクラも大きくなってきました。これから、次から次に花が咲き、実がついていきます。

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シノギの妙技
【場面3】黒は、中央から下辺にかけての巨大な白模様への侵入を思案中です。
【黒の次の一手】ノゾキ(〇)
ここから、白の弱点を突く手が、次々と放たれていきました。
白ツギになり、さらに黒は深々と入っていきました。
白はワタリを止めました。黒の2間トビ(〇)は、白の分断を狙っています。
白は、侵入してきた黒を棒石にして攻めていき、コスミ(〇)で包囲していきました。
ここからは、黒のシノギの妙技をご覧ください。
黒は、中央をオサエ(〇)て生き形を得ました。しかし、周りの白が強くなると、必殺の手段が残っています。この続きは、明日になります。
二日ぶりに畑に行ってみると、しとしと雨で畑の草は生気を取り戻し、一段と成長していました。草刈りをしていると、何かを切った感じを覚えました。若いヘビ君が悶えていました。胴を切ってしまったようです。何とかつながっていました。謝りました。あとは、再生力、生命力を信じるしかありません。今年は巳年。いい歳であってほしいです。
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様子見
【場面2】白1間トビ(〇)は、黒にとって急所に当たります。次に、黒は4・4の星に打てばつながりますが、白は3・3に打って、地を得ながら黒を攻めることができます。一方、黒は、眼形がない棒石になってしまいます。
【黒の次の一手】ノゾキ(〇)
黒は、「どちらをツギますか」と、白に問うています。いわゆる様子見の一手です。
白は、下をツイで、左辺の出口をふさぎました。黒のスベリに対し、白は、ツケ(〇)て黒の眼を奪いにいきました。
【黒の次の一手】ツケ(〇)
この手は、様子見の第2弾でした。白は、放っておくわけにはいきません。白1子が取られてしまいます。
白はツギ(〇)になり、黒はブツカリ(〇)になりました。
【白の次の一手】出(〇)
白は、オサエではなく、出ていきました。
黒は実利を得、白はつながって(〇)厚みを得ました。何とも味わい深い進行です。
そして、白は大ゲイマ(〇)に打ち、大胆な大模様作戦を志向しました。
この続きは、明日になります。
昨日は、肌寒いほどの気候になりました。定年後は、外仕事が身についているため、体を動かさずにはいられず、午前と午後に分け、実家の庭仕事をしてきました。休憩時は、読書ではなく、録画していた最近TV放送の「鬼滅の刃」(第3話遊郭決戦編)を観て過ごしました。第4話の録画は忘れてしまい、第5話刀鍛冶の里編に入ったところです。7月18日公開の最新作、劇場版「鬼滅の刃」無���城編が楽しみです。
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盤上の会話
第50期碁聖戦5番勝負第2局は、一昨日、日本棋院東京本院で打たれ、井山裕太碁聖が芝野虎丸名人に黒番中押し勝ちし、シリーズの対戦成績を1勝1敗のタイとしました。今回は、盤上の会話に注目して鑑賞してまいります。
黒 井山裕太碁聖 白 芝野虎丸十段
【場面1】白のケイマカケ(〇)に対し、黒はどう思ったでしょうか。
【黒の次の一手】コスミツケ(〇)
黒は、素直に右辺をハイたくないと思っているようです。
【白の次の一手】ハネ(〇)
一方、白は、下辺を重視しています。
このため、次のように進みました。
ここから、「小ナダレ」という難しい形に入っていきました。
黒の実利、白の厚みの分かれになりました。両者の言い分が通った格好です。次に、白は先手を取り、模様を拡大しながら、左上の黒への攻めに回りました。この続きは、明日になります。
オホーツク海の方から、やませ(山背)という北東風が、昨日から福島県の浜通りと中通りにも入ってきて、急に涼しくなりました。朝から雨が降り、植物もほっと一息です。明日までは猛暑の合間の清涼剤のような天気になるとのことで、最近お留守になっていた読書にも好都合です。
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突然の襲来
昨夕、実家の庭仕事をしていたときでした。頭に大きめのタオルを被った上に帽子を被り、サングラスをして作業をしていたのですが、突然、ブーンという大きな羽音がすると、顔めがけて何かが入ってきて、鼻の先端に激痛が走りました。早業でした。「何かに刺された」、「大きなハチか」、と瞬時に頭をよぎりました。そう言えば、スズメバチが一匹、実家の庭を飛んでいるのをたまに見かけることがあったのです。
すぐに、水道の流水で刺されたあたりを絞るように洗いました。鼻全体が「ズキンズキン」としてきました。「アナフィラキシー」、「めんちょう(面疔)」という言葉が頭を巡り、早々に後片付けをして、近くの皮膚科に向かいました。
「顔をハチに刺されました」と受付に言ったのですが、私が元気そうに見えたからでしょうか、順番は先着順でした。20分くらい待っていると順番が回ってきました。刺されてから40分ほどが経っていました。医師は、いたって冷静です。「どうされました」。私が、「かくかくしかじか・・・、庭仕事中に大きなハチのようなものに刺されました」と説明すると、医師は、「30分以上たっているので、アナフィラキシーは、心配いらないでしょう。水ですぐ洗ったのはよかったですね。鼻にばい菌が入って、面疔になるのが最悪のパターンです。かくかくしかじか・・・三種類の飲み薬を出しておきます。」ほっと胸をなでおろしました。
しかし、思い返すと、刺されて20分でクリニックに到着したのにもかかわらず、受付の若い女性が通常パターンの対応をしていたのには、疑問符がつきました。もし、アナフィラキシーになっていたらと考えるとぞっとします。医師がいても、スタッフの対応によっては手遅れになるということもありうるのです。
亡き母が、私が小さい時分に、「鼻を触っては駄目だ。めんちょうになって、死ぬときもある。」とよく言っていたものです。咄嗟に思い出し、受診したのはよかったと思います。今回の出来事は、結果的には不幸中の幸いでしたが、あらゆる組織でマニュアルが幅を利かせ、個々の柔軟な判断を失くしているとすれば、本末転倒だと思うのです。
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コウでの粘り
【ハイライト4】このように進み、黒は、ブツカリ(〇)で、左辺から右辺にかけての巨大な白の一団を取りにいきました。
白は、眼形をつくり(〇)にいきました。
右辺で大きなコウ(〇)争いが起こりました。
結局、白生き、黒ヌキ(〇)の分かれになりました。白は、コウを粘りながら各所で得をし、形勢は接近しました。
【終局図】299手完 黒2目半勝ち
黒の一力遼本因坊は、勝ったものの、表情がパッとしませんでした。その理由は、終盤のコウで芝野虎丸十段に粘られ、序盤の貯金がどんどんなくなり、2目半差まで追い上げられたことを反省しているからでしょうか。
一力遼と芝野虎丸の戦いは、今後も長く続くでしょう。少しでも弱さを見せれば、やられてしまう弱肉強食の世界です。ただ勝てばいいというものではなく、内容が求められているのです。
話は変わりますが、31歳のバースデイに、大谷翔平は圧巻の投球をみせてくれました。リハビリの途上であり、投球数が制限されていることもあって、昨日は強打のアストロズ打線に対し、2回だけの投球になりました。ポストシーズンを見据えているため、9月ころに照準を合わせているように見えます。
大谷翔平が、二刀流のスタイルでMLBにデビューしたのは、2018年、24歳のときでした。早いものであれから7年が経っているのです。ここ数年が二刀流の正念場になるのではなかと、私は勝手に思っています。
時の流れは平等であり、どの世界でも代替わりは必然です。棋士も野球選手も、一手一手、ワンプレーワンプレーに命を賭けています。私自身はと言うと、一日一日、限りある時間をよりよく生きていくことを肝に銘じています。あとは、なるようになるでしょう。
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ピッタリの生き
【ハイライト3】白は、右辺の黒を攻めていきました。
2線ツケ(〇)が、常用のシノギの筋です。
以下のように進みました。
黒は、1間トビ(〇)でピッタリ生きて、はっきり優勢です。
白は、左辺と中央に夢を託しながら、隅の大場を打っていきました。
黒は、左辺と中央の白模様を荒らしにいき、最終盤を迎えました。この続きは、明日になります。
オリヅルランの花かと思いきや、ネジバナが鉢から伸びていました。面白い組合せです。

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危険な手
【ハイライト2】黒は、ここにキリ(赤)があるのに、ハネ(〇)ていきました。アマには真似ができない危険な手に見えますが、AIは高い評価をしていました。
白は、左上でコスミツケを利かし、ハネ(〇)ていきました。
ここからはとても難解なので、お手上げ状態です。進行をご覧ください。
黒は、上辺の白8子を取り、大きな戦果をあげました。しかし、右辺の黒3子の行方が、まだはっきりしません。この続きは、明日になります。
わが家の家族です。くう(白)は��16歳。さと(茶)は、13歳。折り合いはよくないのですが、それがかえって刺激になっているのでしょう。この猛暑にも負けず、元気にすごしています。

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難解な戦いへ
今日から、一力遼本因坊が三連覇を成し遂げた第80期本因坊戦5番勝負第5局を鑑賞してまいります。
黒 一力遼本因坊 白 芝野虎丸十段
【スタート】簡明な序盤となりました。
【ハイライト1】黒のツメ(〇)に対する白の打ち込み(〇)から、難解な戦いが起こりました。
黒コスミ(〇)から、次のように進みました。
ここから、激戦になりました。この続きは、明日になります。
トウモロコシの生育が順調です。ここ数年は、最悪な出来できていました。今年順調な理由は明白です。苗を植える場所を新しく開墾したこと、友人が家庭生ごみから作ってくれている堆肥を投入したこと、有機肥料として牛糞を入れたことの三点です。トウモロコシが実をつけるには、相当なエネルギーが必要ですから、自然農法とはいっても、自然に任せるだけではうまくいかないことを身に浸みて感じています。消毒をしないので、実に虫が入ってしまうことも多々あり、実際の出来はどうなるか分かりませんが、お隣の果樹農家の方も、「今年はいい感じだよ」と言ってくれるので、7月下旬の収穫を楽しみにしています。

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本因坊三連覇
第80期本因坊戦5番勝負第5局(最終局)は、改めてニギリの結果、一力遼本因坊の先番となりました。中盤の難解な局面で、一力遼本因坊が優位に立ちましたが、終盤で芝野虎丸十段が粘りを見せました。最後は、299手で一力遼本因坊が芝野虎丸十段に2目半勝ちし、3勝2敗で本因坊を防衛しました。
これで、一力遼本因坊は、一昨年、井山裕太本因坊に挑戦(最後の七番勝負)し、本因坊を奪取して以来、三連覇を果たしました。芝野虎丸十段は、あと一歩及ばず、本因坊を逃しました。明日から、この第5局のハイライトをお送りします。
昨日は、午前11時過ぎに畑の様子を見に行ったのですが、頭がくらくらするような暑さとなりました。畑は乾燥しきっており、雨が降ってくれないかと思うばかりでした。伊達市梁川では、お昼前に35℃を超えたようです。午後2時半ころ、雷鳴が聞こえました。そして、大粒の雨が降り出し、豪雨となりました。その時、NHK・BSで映画を観ていたのですが、映らなくなってしまい、いい場面を逃してしまいました。
庭木や作物にとっては、恵みの雨となりました。今日は、昨日のような激変は起きない予報です。作業日和になりそうです。
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東北の俊英
第69回東北六県囲碁大会の副将戦4回戦から、18歳同士の一戦を取り上げさせていただきます。
黒 Y六段(山形県) 白 T六段(宮城県)
【スタート】Y六段は、黒番のときは、中国流からの大々ケイマと決めているようです。対して、白番のT六段は、目外しからの変則の構えです。
【ハイライト】白は、ツケ(〇)て、下辺を囲いました。
次の黒ワリコミ(〇)は、勝負手と拝見しました。
白は、ワリコミ(〇)返していきました。最善手です。
黒は、アテから切って(〇)いきました。
白アテ、黒ツギ、白ヌキ(〇)まで、必然の進行です。
次に、黒は、ハネサガリ(〇)で、生きを目指しました。
白は、ハネを利かし、オサエ(〇)ましたが、この手が敗着になりました。
以下のように進み、黒は、下辺で堂々と生きてしまいました。
【AIの次の一手】
では、白は、どう打てばよかったのでしょうか。AIが教えてくれました。キリコミ(〇)が、手筋でした。
黒カカエ、白アテ(〇)になります。
黒ヌキに、白オキ(〇)が手筋でした。
以下、攻め合いとなり、白が一手勝ちです。
それにしても、この俊英同士の一戦は、見ごたえがありました。東北の碁会をひっぱっていくこと、間違いないでしょう。
今日は、第80期本因坊戦5番勝負第5局が、神奈川県箱根町であります。一力遼本因坊が防衛するか、芝野虎丸十段が初の本因坊に就くか。今後の日本囲碁界の構図を変える大勝負になることでしょう。この模様は、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」で午前10時からライブ配信されます。
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東北六県囲碁大会
この大会は、昭和31年(1956年)から続く東北六県の囲碁団体戦です。今年で69回を数えます(不開催は、新型コロナウイルスの影響による令和2年(2020年)のみ)。青森、秋田、岩手、山形、福島の地方新聞社が持ち回りで開催しています(なぜか、宮城の新聞社は不参加)。
今回は、令和元年(2018年)以来、6月28日~29日の2日間、福島市で開催されました。各県チームは、3人編成(先鋒、副将、大将)です。18歳から83歳までの強豪18人が参加しました。筆者は、記録員18人の一人として運営に関わらせていただきました。
持ち時間は45分です。時間がなくなると、20秒の秒読みに入ります。所要時間は、一局あたり1時間半前後になります。初日は2局、二日目は3局打ち、結果は、以下のようになりました。
優勝 山形県 5勝0敗
岩手県 4勝1敗
宮城県 2勝3敗
青森県 2勝3敗
秋田県 2勝3敗
福島県 0勝5敗
福島県の選手団も堂々戦いましたが、力及ばず、全敗に終わりました。
記録員として、対局者の脇で、5局の棋譜をパソコン入力したのですが、正直疲れました。山形と宮城の最年少(18歳)同士の一戦が、印象に残りました。明日は、そのハイライトをお送りします。
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虎の一撃
今日は、去る6月25日に打たれた第50期碁聖戦5番勝負第1局にフォーカスして、芝野虎丸十段の好調ぶりに迫ります。
黒 芝野虎丸十段 白 井山裕太碁聖
【フォーカス】右上で、黒が白2子ヌキになり、白ツギ(〇)になった場面です。
【黒の次の一手】大ゲイマの急所(〇)
白は、ハザマ(〇)に打っていきましたが・・・。
黒は、否応なしに切断(〇)していきました。
白は、右辺の黒を包囲していきました。
このように進み、白は、ツケ(〇)から生きを図りました。
しかし、中央の白は、1眼のみです。
黒が出た(〇)ところで、白の井山裕太碁聖は投了しました。芝野虎丸十段は、急所の一撃から、中央の白の一団を仕留めました。
以上、本因坊戦と碁聖戦の挑戦手合2局を観てまいりました。芝野虎丸十段の充実ぶりが光ります。
7月2日の本因坊戦第5局と7月9日の碁聖戦第2局は、必見です。いずれも、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」でライブ配信されます。
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一力に、ヨミ勝ち
芝野虎丸の好調さに焦点を当てる企画です。今日は、去る6月18日に打たれた第80期本因坊戦5番勝負第4局のこの場面にフォーカスします。
黒 一力遼本因坊 白 芝野虎丸十段
【フォーカス】黒ノビ(〇)になり、左下の白は取られたかに見えました。解説陣もそのようにコメントしていました。
【白の次の一手】ソイ(〇)
この手から、白は華麗なシノギ筋を用意していました。
黒ツギはやむを得ません。ハネダシ(〇)が、二の矢です。
黒は、右をツグ(〇)しかありません。
ここで、ツケ(〇)が三の矢でした。
攻め合いは、白勝ちのため、黒ツギ(〇)、白生き(〇)の分かれになりました。黒は得るものが少なく、白は堂々と生きて実利を得ました。ここで、白は優勢を築きました。
(参考1)
遡って、黒が上をツグ(〇)のは・・・。
以下のようになり、黒が取られてしまいます。
(参考2)
また、黒が攻め合いにいくのは・・・。
以下のようになり、やはり黒が取られてしまいます。
芝野虎丸十段のヨミが、一力遼本因坊のお株を奪った一局でした。明日は、井山裕太碁聖との一局になります。
今年は、例年になくいい梅が成りました。きのう収穫した南高梅です。肌の美しさと言い、大きさと言い、申し分ありません。わが家では、梅干、梅酒、梅ジャム、梅シロップにして、この恵みをいただきます。小生がすべてを歓んで受け持ちます。

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