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今日は私の誕生日だ。家族、恋人がいない私は1人で過ごす。しかし、寂しさはちっとも感じない。むしろ親兄弟と絶縁してのびのびと生きることができている。今日はこの後、教会へ参加する予定だ。無性に文章を書きたくなってブログを開いた。今、喫茶店でびっくりするくらい不味いアイスコーヒーを飲みながらこのブログを書いているのだが眠い。疲れている。このところ朝方目を覚ましてそのあと眠れないので平均睡眠時間はおそらく3時間ぐらいだろう。睡眠が足りてないと少し風邪をひいた時の感じに似ている。ところで今年もあと少しで終わろうとしている。なんとか2020年も生き抜いた。夏頃から希死念慮に襲われて精神状態が不安定だったのだがこのところ少し落ち着いてる。恐らく絵をまた描きだしたからだろう。夏は自殺予防の「命の電話」に電話した。本当に自分はこのまま頭がおかしくなるか自殺をしてしまうんじゃないかと思うほど苦しかった。偉くならなくても、幸せな家庭が築けなくてもいい。金持ちにならなくてもいい。ただ、質素な生活が送れるだけのわずかな収入が死ぬまで続けばそれでいい。飢え死にしない程度に金がありちょっとした趣味の楽しみがあればそれが本当の幸せだとこの頃つくづく感じる。
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そう、これも、ポケット宇宙なんよ👀俺が、だいぶ、前だけど、観た、meeの動画で、女友達と二人で、ハイボール飲んでた動画流してたよな?そう、飯食いながら、サイコロ振っちゃった動画だよ👀あのとき、mee は、いつもの友達と楽しく酒を飲んだんだけど、周りには、meeが、一人で飲んで、話してるように、見られてたかもしれんのよ。そう、友達は、meeが住んでない地球では、もうすでに亡くなっていて、ちゃんと、別の地球では、葬式とかあって、葬られていんだけど、meeにだけは、彼女が死んでない方の世界の地球に生きてて、でも、すでに、その友達は、別の地球では、死んでるから、幽霊なんよ。でも、meeの住む地球では、友達は死んでないんよ。つまり、meeの住んでる地球では、死んでないから、普段どおりに、会話してるんよ👀でもさ、たまに、友達の性格が、昔と違って、ちょっと、変わって、前の彼女なら、こんな、リアクシヨンせんかったよな?、それに、こんなに、口数少なくなかったよな?って、思うとき、たまにあらへん?久しぶりに会ったときとか👀なんか、前と変わったって。そういう時あったんなら、実は、その友達、もう、別の、ポケット宇宙の世界(地球)では、死んでるのかもしれないんよ👀👌つまり、友達が、幽霊になってしまっているんだけど、その、幽霊と話してるわけではないんよ。だって、meeの地球の友達は、死んでないんやから👀ただ、他の地球では、友達が死んでるから、色んなからみがあって、性格や雰囲気が変わって、生きてる地球の方の友達といつまでも、いつまでも、付き合い続けていってるっていうこと👀👌例え、多少、昔と変わってしまった友達だけど、付き合い長いから、しょうがないか、みたいな気持ちで関係を続けてるだけの可能性があるんよ👀
で、その夏【2023-07-末以降】、森田童子から、ハート型の指輪を、プレゼントされたんよ👀勿論、俺の金なんやけど👀で、俺、どうしても、歳がいってる森田童子じゃなくて、まだ、若い頃の、そう、学生の森田童子と、交信したくなったんよ👀それで、そんなことを、考えながら、毎日過ごしてたら、ある日、若い、学生の森田童子が、そこにいたんよ👀いつの間にか👀で、歳とってる、貫禄ある、森田童子も、勿論いて、つまり、若い森田童子と、歳とった中年の森田童子2幽体と交信できるようになったんよ👀で、若い森田童子は、音楽勿論、好きやから、ブランキージェットシティを、You Tubeで、聴かせまくったんよ👀勿論、本人、まだ、【僕たちの失敗】を、作曲する前やから、ブランキージェットシティの曲に、腰抜かすほど、衝撃を受けてたんよ👀こんな、曲を創る人が、いるんですか??てきな、感じのリアクションやったんよ👀で、ブランキーの曲のなかでも、少女時代の森田童子が、特に、気に入った曲が、この上に写真貼り付けた、【螺旋階段】なんよ👀で、一般人の俺が、ネットの世界で、ここ数年で、注目されるようになった理由が、この、少女時代の森田童子を、霊天上界の、再臨に加えたことに関係があるんよ👀で、そんときの、俺は、完全に、地上側の人間じゃなくて、霊天上界よりやったから、その、森田童子の少女時代を、呼び出したことが、なんで、俺が、ネットの富裕層や芸能関係の人間に、知られるようになったか?を、なるほどって、手のひらを、ポンって叩くほど、解明したんよ👀ただ、いつの間にか、そのなんで?一般人の俺が、芸能関係に知られるようになったか?を忘れたんよ👀てか、爺ちゃん《仏様》に、記憶を消されたんよ👀そう、爺ちゃん《仏様》は、幽体も、勿論、地上の人間の記憶も、消したり、思い出させたりできるんよ👀そして、今も、そういうこと、爺ちゃんやってるらしいのよ👀勿論、一人一人を試すために👀本当に、改心して、清い人間に生まれ変わったか ? をチェックするために👀そして、今日、会った、いつもの、あの人が、爺ちゃん 《仏様》 の、可能性は、多いにあるのよ👀特に、偽善者連中や、自分より、優れた人間を、妬んでは、本人だけ 【 イジメの対象相手 】、気づいて、他人には、バレんように、嫌がらせしてる連中たちには、ちょいちょい、いつも会ってる、あの人を、装って、爺ちゃん 《 仏様 》 が、チェックしてるのよ👀そう、いつも、俺が、言ってる、【お主が、どういう ? 意図で、そのような ?【 言動 】をしているのか ? 神様や、仏様は、勿論のこと、【 霊界の幽体 】 には、全て、バレてるんじゃよ👀】ってやつね👀👌勿論、糞するときも、オ⭕ニーするときも、見られてるのよ👀で、いつも会う、あの人が、なんか、最近、急に、意地悪なことを、言うてくるようになったな? ? て、思う瞬間があったら、それは、爺ちゃん 《 仏様 》 の、可能性は 、 多いにあるんよ👀👌で、爺ちゃんは、その、嫌なことを、言って、言われた、偽善者、妬み集団たちが、フワッて、湧いてきた、感情を【👁🗨《 チェック 》👁🗨】してるのよ👀👌自分【偽善者、妬み集団たち】は、たいそう、他人を、コッソリ罠にかけたり、嫌がらせしたりしてるくせに、自分が、逆のことされたら、コイツこんな感情が、湧き上がるのか ???? 駄目やなコイツ👀って、何度も何度も👀試してるのよ👀👌
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君がくれたのはあの朝焼け
今日の日記は長くなっちゃったので、暇な人だけ見てね。(まあ誰が見るはずもない)
でも大事なこと、もう忘れたくないからここに書きますね。
8月6日、PKShampoo 大阪野音①
P.R.O.ツアー最終だったと思う。彼女を連れていこうと2枚とってたチケットは、夢も儚く当時同居してた親友エノくんに渡し、二人で行くことにした。彼の事を詳しく書くのは気が引けるが、俺がPKを聴かせて彼もバンドにハマった。
その日が来るのを2人ともチケットを見ては、待ち望んでいたはずだ。
その予定だったんだけど俺が8月2日に大田区に連れていかれしまいました(事の顛末はゴメンだけど、伏せます)その兼ね合いでエノくんは1人でライブ行くことになってしまった。
その頃俺は大田区で1人、ベンガルトラになっていた。不安だった。申し訳ないことをしたと。
ここでなぜ不安なのかって?彼の事を語ると半分推測ですまないが、恐らくそれまではJPOPや有名なバンド辺りなら広く聴いたことはある。その程度の心構えで“ライブが初めてだった”からである。ノリ方とか分かるかな?
それは何とも傲慢な俺の考えでしかなかった。
一抹の��安に終わる。②に続くよ。
※ここからはどうでもいい回想
(興味なきゃ②まで飛ばしてOK)
でもそれは俺だって同じだった。遡ること14歳、俺はYouTubeでSUM41に出会うこととなった。当時好きだったエヴァンゲリオンのMAD動画(通じるかな?)で新劇場版エヴァンゲリオンの映像と共にSUM41のNo Reasonの動画に出会った。脳天直下、俺は母さんに頼んで沼津にあるTSUTAYAさんでSUM41を借りた。
NoReasonが収録されている“chuck”の表紙を飲んで母親が俺が病んでいるのかと勘違いした話は今でも飲みの席でもたまにする。
学校をサボってBOOK・OFFの中古CDコーナーで東京事変の大人(adult)のアルバムに出会う。(最初はエッチなものかと思って買った)
それから高校に進学し、バイト代でウォークマンを手にし、交際費、クリープハイプの激レア廃盤CD。TSUTAYAさんの木曜10枚CDレンタル1000円等、給与を費やし様々な種類の音楽に没頭した。
そして俺が18歳、高校三年生。青春の終わりあるバンドに出会うバズマザーズだ。
バズマザーズ ー スクールカースト
それは初めての感覚だった。高校で初恋した女の子が聴いてた(その後こっぴどく振られた)バンド。“クリープハイプ”もそこそこ擦り切れるくらい聞いてた。本当に大好きだった。尾崎世界観のことも、メルカリで廃盤CDを漁る程には、当時まだ見れた黄色い日記を見る程には。
ただ、それでもバンドのライブには行かなかった。田舎の高校生であったこともあるのか、それともビビってんのか。生でライブを見てみたい!!となる事がなかった。それまで聴いたどのバンドもね。
バズマザーズのスクールカーストを初めてYouTubeで見つけた。疾走感溢れるテレキャスターの出す金属のような冷たく鋭い音、それに乗って聞こえる山田亮一の独特な声。(当時アフロのボーカル)という認識だった
洋楽を聞かない邦楽マニア(自称)の俺にとって。学のない俺のような人間でもわかる日本語の歌詞は本当に重要だった。前述したクリープハイプもバズマザーズも素晴らしい歌詞を書くバンドだ。以下、バズマザーズのスクールカーストより歌詞を引用
“黒板消し吸うアレよりもクラスで存在のないそこのお前”
心臓が掴まれた感覚に陥る。なぜなら俺は中学3年生の頃…田舎の学校から少し不良の多い学校に転校し田舎の学校にはない、スクールカーストや本格的なイジメを経験していた。
“今内心ドキッとしたお前のためだけに俺は歌うよ”
本当に内心ドキッとしていた。中学の経験を生かし、高校ではスクールカースト上のグループに紛れた汚い捨て犬みたいな学生をしていた。高校デビュー(今は死語?)を果たそうと…
そんな俺の心の中を見透かしたような、そんな歌詞だった。完全に10代の俺に刺さった歌詞だった。
“登校中改札抜けるだけなのに荒野を行く兵法者みたいな気分かい?ーーー俺にだけ言っちまえ。”
全てを見透かされていた。そんな曲だった。サビに入るーー。
“ア・ボーイ・イン・ザ・スクールカーストきっとお前は一人きり、泣いたり狂ったりしているア・デイ・イン・ザ・スクールカースト”
次の歌詞だ
“青春が何に見えるかだなんてロールシャッハテストみたいに無数の解答が、俺はあって良いと想う これ、すなわち 率先して同窓会の幹事をする様な、人間がいても然るべきだと想う”
山田亮一に会ったこともないのに肩を叩かれた気がする。「まぁ、あれや、あんまり背負い込むな」関西弁で。過去に味わった陵辱、高校時代虚勢を張っていたあの苦汁。全てを肯定してもらった気がした。
長くなるので最後に一部分の歌詞を引用します。
“率先して同窓会の幹事をする様な、人間が事実いる事も。越権だ、お前がそれを否定するのは 受け流してりゃ良いと想う。人生なんて、騙し絵みたいなもんさ、お前の焦点が合う世界を信じてりゃ良いと想う”
俺の焦点が合う世界…虚勢を張ってた高校生活。隠れて呼んでた好きな小説、様々な音楽。好きなバンド。好きなドラマや映画。俺の焦点が合う世界で生きていこう。周りに合わせないで、流されず好き勝手生きてやろう。
そんな風に背中を押してくれた。
この日記以前、いや、以降も山田亮一、バズマザーズ、ハヌマーン(バズマの前身バンド)という単語若しくは、それに通ずる歌詞や曲は出てくるだろう。先に言っとくねん。
それほどにまで影響を受けたバンドだった。
(ハヌマーンを語ると長くなるのでまた今度)
だから俺は1人だろうと東京にバズマザーズを見に行ったのだ。
そう俺の初体験(バンドのライブ)は実質のところ19歳だった。耳が壊れそうになるくらいの爆音。観客の熱量。山田亮一の掻くテレキャスターの轟音。全てが思い出になった。棒立ちしてポカーンと見てた。涙も出た。
それから沢山のバンドのライブに行くキッカケにもなりました。ありがとう山田亮一。
あれ、ああ。つい筆が走ってしまった。
話を戻しますね
8月6日、PKShampoo 大阪野音②
エノくん。彼の目にはどう写っただろう。
ベンガルトラは気になった。とにかく親友であるエノくんと話したかった。
ーどうだった?あのライブは?
驚愕した。
なんと、①に記載したように、ライブ初体験のくせにモッシュで胴上げされ夜間通行口を熱唱しPK Shampooの世界を、そのライブの一体感を全力で楽しんできたという。
「だよな!よかったよ!PKは熱量がすごいからな!」俺はそう返したと思う。一昨日のことなのに思い出せない。だからこの日記を書いた。
そんなことを言いながら、内心ビビった。ライブ初心者でノリ方も分からないだろうに。当時1人でビクビクしながら東京に見に行った俺とは対照的だった。
こいつ凄っ!ライブが、ロックが、“熱”が好きじゃん!。 次は俺と行ってくれ。俺と暴れよう。本気で心から、そう思った。
この転がり続けた3年間で握りしめていたものの中に1つ。ニワカなんかじゃない。同じ音楽を語り合えるなんて、そんな良い友達が出来た。
という事実がハッキリ。くっきりとわかった日だった。
以上、9月1日 ヒナ公園からお届け。ベンガルトラ視点でした
終わりに
誰とでもどんな人種とも、仲良くなれる(表面上はね)そんな俺が。
方眼紙を飲んだ時。どこかに感じていた周りとの趣味や音楽や女やタバコや酒、人生観、死生観。その乖離。1人ただひとりずっと何年も。絶対に他人に見せること無かった閉鎖感。孤独感。そのモヤモヤを本当の意味でぶっ壊してくれたエノくん。彼とは本当の意味で親友になれたと思う。(彼はそこまでしたつもりなさそうだけど)ありがとう。
遠くも近くもない未来ーー
頭がぶっ飛んじまった俺が勢いで恥ずかしいと思いながらも、こんな思いだったということをつたえたくなってこの日記を読ませる時が来るかもしれない。そんな時はどうか、どうか…この語り口調な日記を鼻で笑ってもらいたい。
我入道で“第三の目”を飲んだ時、俺はそこに居合わせたエノくん、松ちゃんに対して、“朝焼けをあげた”と、プレゼントした気持ちでした。
そのお返しを本当の意味で貰った気がする。
死に損ないの、俺の孤独を埋めてくれてありがとうエノくん。
2023/09/03(写真はYouTubeより野音ライブ映像から引用)
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付き合い始めて245日目、それなりに悪態を突けるようになったり軽くあしらったりなんかも出来るようになった。プラスな言葉もマイナスな言葉も受け入れられるようになった、喧嘩だってするようになった。そんなとこまでやってきた今日と言う日、北斗からのおもてなしを受ける大阪での逢瀬。ほんとに今日まで色々あったからいつもより早めに逢えたのにどうしてかいつも以上に長い間この日を待っていたかのような感覚。逢えるのか、という実感は飛行機を乗ってもなお俺の身に染み付くことはなかった。遅延に遅延を重ねて待ち合わせ場所でお互い迷子になって探し合うのは毎回恒例のこと、話をしていたよりも遥かに早く先に到着していた北斗を遠くで見つけた。
「目の前、歩いて来てるから。」
「え、どこ?ねえどこ。」
まったく御前は本当に、俺が必死に手を振って近づいても3m圏内に入るまで気づきやしねえんだから。一際目立つシルエットをしてるから俺は御前の事を見つけられるんだろうけど。俺らがスマートに逢える瞬間っていつ来るんだろうな。
先にチェックインしといたよって、不運にも予定より1時間近く遅く着いた俺を気遣ってか先回りしてくれていた事に感心していたのも束の間。
どうぞ、と誘導されて入った部屋の先にはベッド一面の風船。Happy birthdayの文字。
「先に入って準備してたんだ、遅れてきてくれてラッキーだった。」
そうか、今日俺がこんなに遅れたのはこの為に神様が仕組んだことなんだ。そして北斗が早く着いてた理由はこれだったのか、全ての合点がいった俺は安心と同時に喜びが込み上げてきた。元からリアクションは薄い方だから目一杯の喜びを表現してみたんだけどちゃんと伝わってたかな、改めて有難う。
俺の事を考えて選んでくれたプレゼントのバケハも、なかなか選ばないデザインで俺の大好きなブランドから選んでくれて本当に早いうちから色々と用意していてくれたんだなって胸が熱くなった。
いつまでも久しく会った直後はそわそわする俺も、会う度にすぐ触れたい気持ちが高まっているのかその白い頬を掴んで口付けたい欲は止められなかった。嬉しそうに笑う顔が直後の安心材料。本当に俺の事が大好きなんだなってキスの後の笑顔から伝わるんだ。
お腹空いたね、今日は早くから起きてホテルで先回りして頑張ってくれてたから早めに飯を食って皆と話そう。いちいち名物なんて調べない俺らは行き当たりばったりでたこ焼きを食いに行ったね。ぺろっと食べちゃう御前が本当に愛おしくて、まだ食べれちゃうって珍しいこと言う御前も見れてなんか嬉しかったな。その後に食べたガチの定食も美味かったね、腹パンパンだったけどさ。
初めて泊まったホテルの風呂がデカかった、嬉しくてお湯を張ろうって用意したね。一緒に入ろうのお強請りは毎回断る、今回も断わったけどまた7月にね。今度は覚悟決めて一緒に風呂入るから楽しみにしてて。風呂の後に行ったコンビニで控えめに酒を買ってちゃんと栄養ドリンクも買って帰った、もう苦しい思いはやだもんね。お互い。
けど久しぶりに飲んだアルコールは1缶でもさっさと回ってきちゃって、眠気と闘いながらみんなと話したね。入れ違いでも沢山のダチが立ち寄ってくれるのはかなり嬉しいもんで、ありがたいもんで。もう0時までは起きていられなそう、そう言うと北斗から思わぬプレゼントが。
「共通に声掛けて集めたんだ、皆からのメッセージ。」
ほんとにびっくりした、御前ら〜って思わず泣きそうになるくらいには感動した。こんなに誰かから祝われた事なんてなかなか無かったしましてや恋人である北斗がこんなにも周りに頼み込んで俺のために色々してくれるなんて、改めて北斗の存在のデカさを実感したし此奴しかもう無理だって痛感した。もう最高って言葉しか浮かばないくらい恋人も友達も完璧で、俺も周りにちゃんとそれ以上のもんを返したいなって言うのが1年の目標。何があっても俺からは離れないって誓えるよ、こればかりは。
沢山の有難うの気持ちがまだ胸を満たしてる最中、後ろのベッドで先に待機している北斗からの「早く来て、」の催促。寝る時間だね、明日も早いから。
なんて言って1時間くらいはイチャついてたよね、止まらなくなるのは北斗がかあいいせい。誘ってくるせい。けど俺も触れたいせい。
それでもちゃんと目を覚まして支度を始める、今日はUSJに行く日だから。準備した服に身を整えて恒例の北斗のヘアアレンジ作業。そんなしてたら予定の時間なんてとうに過ぎちゃって、バタバタと駅に向かったね。まあ早い段階で着いたから、人の流れに揉まれる事無く入園出来たね。人気ゾーンのアトラクションにいち早く乗れてご機嫌だった。
素直な御前は直ぐ顔に出る、乗りたくないアトラクションとか想定外の不安とか疲れてきてるとかすぐ気付く。「結局俺が我儘聞いてもらってるや、」なんて言われた時にはちょっと笑っちゃったけど御前はそれで良いんだよ。俺は振り回されるくらいが好きだからね、御前に。この1年も御前に振り回されて元気に生きたいなってその時ふと感じたんだよね。アトラクションの待ち時間で独特なイチャつきをして楽しんでた、どんだけ待ち時間が長くても二人でいると一瞬に感じる。
朝早かったお陰で一日が長かった、迷いながらでもかなり満喫出来たよね。直行で予約してくれてたレストランに行って、格好にそぐわぬ空気感に多少緊張しつつも眠気と空腹とも闘って洒落た夜を過ごした。
用意してくれた最後の贈り物、二人で食べたケーキは人生で1番美味かった。ありがとう、沢山素敵な贈り物をしてくれて。御前がこの瞬間を共に過ごしてくれた事が何よりの贈り物だけど、それならいつもと変わらないじゃんなんて御前は笑いそうだね。
眠気に負けそうになりながらも何度もキスして起こしてくれる北斗に甘えてた、酔ってるわけでもなくて単に手を伸ばせば応じてくれるその優しさと温かさを愛おしんでた。家族や友達とは違う、特別な愛情。ほんとにあるんだなってしみじみ感じてたんだよ。ふかふかのベッドに二人で眠る夜も愛おしい、どんな瞬間も北斗と居れば愛おしい。疲れ果てた俺らは朝までぐっすり寝てた、目覚めてイチャつこうとした瞬間にアラームは鳴り響く。
朝から元気がない理由なんて分かってる。帰る寂しさが既に込み上げてた御前は不意に痛感して泣くのを堪えてたんだろう、人と会った後二人きりになった電車内で静かに泣き出す。まだ一緒に居るのにほんとに泣き虫だな、思わずまた笑う。
次の逢瀬話に花を咲かせながら、ちゃんと笑うようになった御前を見送る。結局また泣いたけど、でも。
きっと御前が泣かずに手を振れる日は来ないんだと思う、だって俺の事がいつまでも大好きだから。涙する御前を見てそんな気持ちを汲み取って笑みを零す俺も、いつまでもいつまでも繰り返すんだろう。寂しいと素直に涙する北斗の心はどこまでも綺麗で、俺もそんな心を一生かけて守りたいし綺麗なままで居させてやりたい。
だから「また数ヶ月後ね」がいつか「また明日ね」になるまで、餅みたいな頬を摘んで寝惚け眼で笑う御前とキスを交わす朝を毎日繰り返せる日が来るまで。必死に今を生き抜く、どんな壁が待ち受けてたって北斗が居れば俺は容易く乗り越えられる。
いつまでも愛し愛される仲で居ようね、お互いを思いやれる優しさを持っていようね。
俺らなら容易いことだよ、絶対。
沢山ありがとう、変わらず愛してるよ。
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12月24日〜1月9日休講 沖縄冬合宿&福島県門馬道場合宿で修行に行きます! 来年も永遠に宜しくお願い申し上げます🤲 Nstスタジオ 極真空手&沖縄空手拳志會&kickboxing 現在、沖縄剛柔流拳志會 内側側副靱帯を痛めまともに稽古が出来ません。外間会長稽古にご迷惑をお掛けします🙏 小さな三節棍 昔昔のビデオでも外間会長しかやっていない!一説には、外間会長オリジナルとも言われている。今は、小さな三節棍の動画を見る。拳志會以外のビデオには、見た事がない。どなたか?30年以上前の小さな三節棍動画が有れば下さい🙏 さて、独自に作って頂いた他作三節棍を持参して稽古。これで終わりと思いきや いきなり棒取りをやって見せて欲しいと会長に言われました。やば!普段の稽古が試される😨なんとかこなした😒よかった。首にスムーズに置くのがまだまだだった。反省 23日千曲スタジオ最終稽古!顔が割れたらと言う一般の方が〜御神酒をプレゼント🎁 お中元お歳暮飲みきれない食べきれない止まらない有難う御座います😭この御恩は、楽しい厳しいシンドイ稽古でお返し致します🤭 1月10日から新年スタート NST吉田スタジオ内 来年度、体験会からキッズチアリーディング開講 限定人数に達すると入会制限致します。お早めにご予約下さい!チアは、女の子に大人気です 格闘部門と会費別ですが、入会時特典あり 優しい女性先生が担当↓ スポーツ選手が多い名門長野商業卒👍沢山のご紹介を期待します。 ⭐️長野市千曲市キックボクシング⭐️ 🥋極真空手&沖縄剛柔流拳志會🥋 ※極真勇姿舎 総極真友好締結道場(総極真極真商標保護) 道場スケジュール http://nakagawadojo.net NSTスタジオ http://www.nst-studio.net ⭐️長野県⭐️長野市⭐️ ⭐️千曲市⭐️松本市⭐️ 月火水木金土🏋️♀️どこかで活動中! 極真空手&沖縄剛柔流拳志會&古武道(武器術)&kickboxing #極真空手 #長野市キックボクシング #千曲市キックボクシング #武器術 #吹矢 #沖縄空手 #kickboxing #習い事 #教育 #武道 #躾 #長野県 #長野市 #長野市吉田 #千曲市 #千曲市粟佐 #松本市 #長野県空手 #長野市空手 #ボクシング #千曲市空手 #松本市空手 #格闘フィットネス倶楽部NST #長野県極真空手 #長野県沖縄空手 #長野市立/川中島町公民 #長野市立吉田小学校 #千曲市立屋代小学校 #千曲市立埴生小学校 #千曲市立治田小学校 (沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ) https://www.instagram.com/p/Cml2d5Nvr9R/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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どようび
母と彼氏と3人ででかけた。
ダバインディアという有名なカレー屋さんに。
同棲しようと思ってるところだけれど、突然そう伝えても通らないだろうという考えから、まずはどんな人か知ってもらおうという企画。
ごはんおいしくてみんなで夢中になって食べた。母の誕生日が近いので、彼氏はワインをプレゼントしてくれた。丸の内周辺をぶらぶら、本当はお茶したかったのに土曜ということと3人ということもあってぜんぜん見つけられず会えなく解散。
エスカレーターにのってるときに、そういえば引っ越しの予定とか場所とか考えてるの?ときかれ、とりあえずエリアを考えてるよ~と答えたけどここで同棲の話すればよかったのかも、でも突然買い物中にいうのもおかしいもんね。、、彼氏は言うか迷ってたらしい
とても緊張してたらしいという彼と、あんまり質問するのもあれかなと考えていた母とで、あんまり会話が弾みまくりはしなかった(もちろん普通に話したりしてたけど)のが少し残念、お茶したらもっと話せると思ったんだけど
夜はおでんをつくりました。
にちよう
カフェに行って二人で卒論かきかき
夜はサムギョプサルをしてみた
げつよう
いい肉の日ということで彼氏が美味しくお肉を焼いてくれた
オーストラリア産でコスパいいのにこんなにおいしくて、お店行けなくなる
かよう
はたらく
すいよう
ふたりでアドベントカレンダーをつくった!
紙袋にいれて、紐で吊るす感じの簡単なものだけどめちゃくちゃかわいい。
何よりこう言うのをノリノリで一緒にやってくれる彼氏が優しくて大好き〜、しかもそれを伝えると本当に楽しいしこちらこそありがとうとかいってくれる、、、神
お昼にスープカレーを食べた!
もくよう
ゼミ
かれしはおうちでのんびり
きんよう
はたらく、彼氏もバイト。
どよう
大好きな羊文学のライブに行った!
ビルボード横浜で
私の知ってるライブと違った、、、お席でお酒屋かご飯片手に見れる、しかもとってくれた男友達がガチ勢なので最前列だった。ジェントルメンなのでごはんも先に注文してくれてた、ジェントルメン、、、
そのまま実家に帰って両親に同棲の話をした!
お母さんは結婚前提で、しっかりかんがえてないと、別れたら大変だよ?と、わりと厳しめだった、もちろんそれは当たり前の話なんだけど。難しくない?結婚前提なんてわたしは言えないなあ、したくないとかではなく、ある未来も考えられるしそうなれば良いと思っても、何があるかわからないよねえとも思う。でも結婚も考えたいと思える人だし、今まで付き合って一番素敵な人だと思ってる!って話して、お父さんはまあいいんじゃないか、自分の人生だから好きにしなさいと言う感じだった。お父さんのこの考えにわたしはいつも救われてるなあ
メキシコに行ったり、一年卒業を伸ばしたり、どの選択肢も自分で決めて好きにしなさいといってくれる、わたしも親になったらそんな親になりたい
ということでお父さんがOKになると、お母さんもまあよいのではとなり、一応許可が降りた!よかった〜
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先週の土曜日
2ヶ月ぶりに会う友人とデートをした。2ヶ月は私が修論で忙しくて会えなくて申し訳なかったな。その間に彼女の誕生日が挟んでいたのでプレゼントを贈った。去年のプレゼントにずっと蟠りを覚えていたものだから昨年12月からずっと物色。お揃いのルームウェアと家電を贈った。また、手紙を交換していた中に『Euさんの誕生日の一言がよかったから送ります』と、今年の11月の日めくりカレンダーが送られてたものだから、得意のイラレで代わりを作って贈ったら喜んでくれた。嬉しい。彼女と元々同じ大学で、学部学科が違くて、また、彼女は別の大学に行って、クリープハイプが好きな子としてSNSで知り合って、会うことになって7年目くらい。私の中で苦楽を語り合って、愚痴も吐けて心の底から笑える数少ない友人だと思っている。そんな彼女を誘って展覧会に行って、観て回った。(本来なら彼女とだけ行く予定だったのだけど恋人も行きたいというので前日に恋人と回る予定に組み替えた(私が時間がなかったので))タイトルの誇張に呆れつつ、彼女がお薦めするお店に向かう。待ち時間の中で2ヶ月の話を埋める。彼女から紡がれる言葉に視点に相談にハッとされられたり自分を考えるヒントをもらった気がした。互いにスパイス狂なので、店についてメニューを見るとシナモンのモスコミュールが目に入って注文、乾杯をした。空きっ腹に酒だったし、昼間からの背徳感、それに彼女と酒を嗜むのがコロナ禍以前、学生だった頃な気がして嬉しかった。食事をした後は別の店に寄り休憩。私も最近の話をした。年齢によるテクニックじゃない、という話に落ち着いた気がする。そんな中で私が以前ストーリーに上げていた映画の話になって、急遽行くことになった。『ちょっと思い出しただけ』観た後はすごく満足だった。今年はまだ2ヶ月しか経っていないけど1番。作中に沢山クリープハイプが出てきて監督がクリープハイプに対する愛が強いねって話をした。彼女とSNSで繋がってこう7年も仲良くしている、好きなのはクリープハイプのおかげ。彼等がいなければ、好きじゃなかったらこの関係はなかった。『帰り道、夜にしがみついて、朝で溶かして』のアルバムを聴いた。私も彼女との出会い、出来事、最近の事をちょっと思い出した。
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一年前日記25(2020年6月17日~6月23日)
6月17日 だらだらしがちだったので、午前中に買い物に行こうと思い、ついでにモーニングにも行った。平日の喫茶店のモーニングに行くと、自分の感覚が15年ぐらいギュイーンと戻される感じがする。世の中は自分が思うほどそんなに進んでいないんだな。このギュイーンは、時々意識的に経験しにしかないといけないなと思う。お昼はサーモントロ丼の温玉のっけ。朝のコーヒーは違うかったみたい。胃がイヤイヤと言っている。俳句の選句。食べたものや飲んだものの句ばかりで楽しい。夜ご飯は、蒸し鶏、中華風コーンスープ。お風呂に入ってから、アマヤドリさんの動画を見ながらゆっくりストレッチをした。
6月18日 午前中、掃除。自分で作っていたコロナの感染者数の表を久しぶりに更新した。近くではほとんど増えていないみたいだけど、時々チェックするようにしよう。4月ごろに作ったこれから起こり得るだろうことの一覧には3つぐらいのチェックが入って止まっている。次あるとすれば、「死者が1000人を超える」だろう。夜は友達とご飯。4月ぶりかな。美味しいとうわさの貝のラーメン屋さんへ。美味しかった。近くに遊びにきた友達はここに連れていけばいいんじゃないだろうか。車じゃないとなかなか行きにくいところだし。
6月19日 いつもの2人組の1人、最近はアイスコーヒーになっている。って16日にも書いてるじゃん。すっかり忘れていた。大丈夫か私。今日の仕事は自分のペースでできた。帰り、実家に寄る。母は米を買いにスーパーへ。父に父の日のプレゼントを渡す。Tシャツ。喜んでくれた。お菓子を食べながら雑談。家族っぽい。やっぱり父がすごく変わったと思う。母も穏やかになった。「これ持って帰り」とイカをくれた。夜ご飯は、とんかつ、キャベツと油揚げの味噌汁。健康診断の結果が返ってきていた。心電図とコレステロールがB判定だった。心電図はいつもひっかかる。コレステロールは善玉が高いので、あまり気にしてなかったんだけど、今回は総コレステロールも高めだからちょっと良くないのかも。前の日にクレープとか食べてたしな。反省。ちょっとひっかかっただけで、めちゃくちゃビビってしまって気をつけようと思うのに、親とか見てるといっぱいひっかかって薬飲みながらも、わりと好き勝手に生きてるのってすごいよなと思う。喉元過ぎればってやつなのかしら。そして人間って結構しぶといのなって思う。
6月20日 カウンセリングに行く。来院で予約を取ったつもりだったが、基本的に今はオンラインらしい。先生は病院にいたので、急遽対応してくださる。ボード越しに前回からの気づきなどをひと通り話した。自分の傷つきに鈍感だったことで誰かを傷つけていたんじゃないかと思うと話すと、「別に傷ついてないんじゃないですかね。その人」と言われた。そうなのかな。もっとシンプルに「自分が傷ついた」と言いたいのかもしれないな。何かそれを邪魔しているものがあるんだろうな。確認すると今回で7回目らしい。もう話したいことは特になくなった感じ。それでも来てもいいのかと聞くと、全然オッケーらしい。何でもない雑談のなかに気づきがあることも多いとか。少し間隔を空けながら続けてみようかな。お昼はティムマッマの新店舗へ。ひとり火鍋が食べられるお店。ティムマッマは学生時代に岡本の市場にあった時代から大好きなお店。あそこから手広くやられていてすごいなあ。今回は商業施設の中でお酒も飲める。しっかり落ち着ける雰囲気もあり、さすがだなあと思う。一人鍋というコンセプトも今にバッチリハマっているし。いろんな時間帯に行ってみよう。その後KIITOの『イスイズサイズ』展を見に行く。いろんな人に合わせた椅子がたくさん。家具をデザインするって楽しそう。これだけ世の中の変化が激しいと家を建てるのもなかなか難しいが、椅子ぐらいならこだわってお願いしてみてもいいかもなあ。健康のためにも座り心地は大切だし。図書館で予約していた本を受け取って帰宅。本はめちゃくちゃ重かった。夜ごはんは、イカとズッキーニを、サッと茹でてごま油とレモン塩で味付けしたやつ、ハムと玉ねぎ入りのリゾット。どちらも美味しくできた。今日の太田さんは佐賀へ。太田さんもイカを食べていた。来週からは野球なので中止のとき以外はお休みになる。今日も暑いは暑いが爽やかな日だった。コロナで時間の感覚もおかしいうえにこんなに爽やかだとまだ5月みたいな気がする。ネットで「ひょうたん」の閉店を知る。神戸の街の景色みたいなお店がなくなってしまうのは悲しいな。
6月21日 日曜日 読書とちょこっと掃除。お昼ごはんを食べながら、『野ブタをプロデュース』を見る。最終回の前の回。ぐぐぐっと引き込まれる。夕方、父から連絡。晩ご飯を食べに来ないかと。急だなあとか、何でかなとかいろいろ思い少し葛藤。父がそんなこと言うのも珍しいし、結局行くと返事をした。夫も義実家に父の日を渡しに行くことになった。5時ごろ向かう。特に何があったわけでもなく、父の日のごちそうだった。姉が送ってくれたローストビーフを温めて切る。他にもうなぎやお寿司、サラダなど。今日はお酒も解禁していた。昔の話をたくさん。母にとっての昔の話は母の小さい頃の話。大変だったけど楽しかったんだろうな。そういえば、自分が小さい頃の話とかはあまりしてもらったことがないな。だからずっと記憶がぼんやりしたままなのかも。今思えば、両親ともに、ACだったんだろうな。そういう時代の人なんだろう。明るく振る舞いながらも、ずっと我慢してきたしんどさの歪みが今出てきてるんだと思う。8時ごろに帰る。自分の気持ちを優先すれば「行けないと断わる」だったのかもしれないとそうできなかったことに悶々としていたが、行ってよかったなと帰り道には思った。純粋に会話が楽しかったし、自分が子どもの役割を演じている感じがしなかった。すぐに巻き込まれずに、一度考えて、その上で行こうと決めたんだからそれで良かったんだろう。「断わるほうが正解」で正しいほうを選ばなくちゃというのは、自分の考え方の癖だと思う。ややこしいけれど、本当は行きたかったから行っただけなのかもな。って、これも自分の納得するストーリーを作り上げてしまってるのだろうか。むむむ。湿気もなくて涼しい爽やかな週末だった。
6月22日 まあまあ天気も良かったので布団を干した。気になっていた網戸の掃除もする。あとはクレジットカードの変更手続きとかメルカリの出品とかもろもろ。お昼からは音楽をかけながらの野菜仕事。玉ねぎをひもで吊すのを初めて自分でやってみた。YouTubeを見ながら。夕方、ドラッグストアとコンビニへ行く。夜はカレー。最近カレーの作り方が固まってきた。香味野菜と肉を炒めたところにスパイスいろいろ投入、炒めた玉ねぎとフレークのルーを入れてペースト状にする、なんらかの水分と甘いものと酸っぱいものを入れて少し煮て火を止めて放置。各ステップでお鍋についた焦げかけのところを綺麗にするのも大切。夫は会社の面接で評価が良かったらしく、嬉しそうだったというかびっくりしていた。このご時世にありがたいことだな。あまりこれまで報われることがなくて何度も転職してきているが、今回の職場は今までで最長記録を更新し続けている。それでも私から見るとなかなかブラックだけど、今まで苦労してきただけのことはあって根性あるなと思う。いつもどんよりしていたので、こんな日が来るとはという感じだ。この間ジブリのプロフェッショナルを見て見たくなったと『風立ちぬ』のDVDを買っていた。私もとても好きで二回映画館に観に行った。そのうちの一回は夫と観に行った。その帰りに結婚することにしたのだった。二人で半分ぐらいまで見る。何度も観れるの嬉しいな。
6月23日 仕事の日。お昼ご飯は、スープジャーのお粥。具材は緑豆と切り干し大根。味付けは鶏がらスープ。優しい味でばっちり美味しかった。胃腸の元気は、気持ちに繋がる。だんだん元気になってきた。本屋で雑誌を買って、カフェに寄り道。今の雑誌、リモートで作られているからかあまり洗練されてないところがとても面白いと思う。すごくわくわくする。GINZAを買いました。クローゼット特集。夜ご飯は、塩麹につけていた豚肉と玉ねぎを焼いたの。塩もみしたきゅうりをばさっとのっけた。ズッキーニと油揚げの味噌汁、煮豆、ぬか漬け。夫は仕事帰りに鍼に寄っていたので、ご飯まで少し時間があるなと思い、私は6時からアマヤドリさんのストレッチをして、頭を洗った。頭を洗うハードルが高いので、先に洗っておくと気持ちが楽。眠る前に湯船にじゃぽんと浸かり漫画を読んだ。夫も鍼の先生に「マスクが裏です」と言われたらしい。マスクの裏表に無頓着な夫婦だな。10時前には就寝する。
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100の質問が大好きなフォロワーさんから回ってきたので仕方なくやります。やりたくないけど(ぉ
質問はhttps://www.100q.net/100/question.cgi?que_no=2 を使っています。いにしえ・インターネットのことを思い出したので寒めのノリで書いていますが、虚言癖太郎である私にしては珍しく嘘はついてないと思います。
Q.1 あなたのハンドルネームを教えてください。
御樹原文奈は本名ですが……
Q.2 生年月日を教えてください。
2001年2月24日です。さいきん二十歳になりました。プレゼントは前後6ヶ月受け付けております。
Q.3 血液型を教えてください。
A型です。振り返るとA型のものではない部屋が広がっているので、血液型占いは当てになりません。
Q.4 病弱な方ですか?
昔新型インフルエンザが流行ったときにナウなヤングのわたしは当然かかったのですが、カルテに「元気」と書かれました。生まれてこの方虫歯の一本もないです。ナウなヤングなので今流行のなんたらウイルスにも感染しました(このタイミングで公開する情報じゃなくない?)マジで辛さ以外の味覚が全部消失するので、ちゃんと予防対策しましょう。
Q.5 自分が政治家になったとして、絶対に汚職しない自信はありますか?
今の私を見てると意外かもしれませんが、友人には「なんやかんやで権力を手にしそうだが、権力を一番与えてはいけない人間」だとずっと言われていました。そういうことです。
Q.6 歌は好きですか?
歌うのは好きなのでお風呂で歌ったりしますが、カラオケにはここ1年行ってません。ナウなヤングにバカウケのなんたらウイルスが全部悪い。
Q.7 よくカラオケで歌う曲は?
逆張りなのでたいてい皆さんに全く通じない曲を歌っていますが、健常者の音楽で一番よく歌うのはそばかすだと思います。
Q.8 ペットを飼っていますか?飼っている人は、ちゃんと世話していますか?
お祖母様の家に住んでいた頃はバカでうるさい犬がいましたが、引っ越したのでいません。
Q.9 ある程度上手に演奏することができる楽器はありますか?
高校の授業のおかげでギターが原義でちょっとだけ弾けましたが、気づいたら完全に忘れていました。中学の頃は音楽の成績が4でしたが、リコーダーがギターに変わった高校では5でした。そういうことです。
Q.10 高いところは平気ですか?何メートルくらいまでなら怖がることなくいられますか?
高いところはへっちゃらなので観覧車とかで怖がる人間はまじで意味わからないですが、重力が狂うと死ぬほど怖いので、急に後ろから抱えられたら20センチでも怖いです。あとジェットコースターはマジで無理です。いいのか?俺をジェットコースターに乗せようとすると本気で泣き喚き暴れる成人女性を目にすることになるぞ?
Q.11 あなたのよく使うゴミ箱には蓋(ふた)がついていますか?(回転式なども含めて)
我が家唯一の蓋がついているゴミ箱(収集してもらうときに入れとくペールは除く)は常にものが置かれており、ここ1年で開いたことは一度もありません。
Q.12 あなたの家にはどれくらい本がありますか?
同人誌を本とカウントしなければ、文学部学生にしてはかなり少ないほうだと思います。自分所有の本は3段ボックス2つに収まります。
Q.13 何かの本がその本の大半を占めていたりしますか?(漫画ばかり、小説ばかり・・・など)
同人誌を抜きにしてもほとんどが漫画で、あとは最低限のSF研究会要素でほとんど全部です。漫画もSFも買い出したのは大学に入ってからなので、高校以前の私には本を所有するという概念は殆どなかったとわかります。
Q.14 自由に飛べる翼を手に入れたなら、どのくらいの高さまで飛んでいきますか?
無計画に高く飛んで、太陽熱で翼が溶けるタイプの人間です。
Q.15 楽譜は読めますか?
一応読めますが、手先の器用さがそれについてこないので歌唱以外に活かされたことはないし、歌唱するのであればお手本を聴いたほうが楽に音程を取れます。
Q.16 命を除いて、一番大切なものは何ですか?
何人かの好ましい人間が平穏無事に暮らしてくれることは、命の次くらいに大事です。そのためならなんだってします。
Q.17 飲めば若返ることが出来る水があったら・・・どのくらい若返るまで飲みますか?
私は何歳に若返っても美少女なので、そういったものを欲してやまない人に高額で売りつけます。
Q.18 このままではいけないと思うことを一つ挙げてください。
このままだと卒業できません。
Q.19 努力を踏みにじられることを・・・どの程度許せますか?
努力らしい努力をしてこなかったから卒業が危ぶまれているわけですが、踏みにじられてよい努力などないと思う一方で、誰もが誰かしらの努力を踏みにじり得るし、それは権利であるとも思います。
Q.20 今、あなたの隣にあるものは何ですか?
赤いゴミ箱があるのをみて、今日ゴミを出しそこねたのに気づきました。
Q.21 喜劇と悲劇・・・どちらが好きですか?
AかBか、ではなく好きになったものが好きです。ただ悲劇は喜劇に比してそこまでの動機づけを丁寧にやらないと納得してもらえないぶん、私好みになる可能性が高い気もします。
Q.22 もしあなたが世界を手に入れたなら、まず何をしたいですか?
「皇居の横にそれよりでかい家を建てて天皇に引っ越し蕎麦を持っていきたい」と前々から言っているように、ピラミッドを建てさせたり黄金のあやなちゃん像を建てさせたりと悪目立ちしたいですが、そうなるとヘイトを買うので、バックアップを取るところからはじめようと思います
Q.23 たった一匹の小さな虫でも、殺すのが嫌になったことはありますか?
情がわいて……とかはないですが、虫が本当に苦手なので殺しても後処理できないな……とおもって嫌になることはしょっちゅうあります。
Q.24 良い嘘と悪い嘘の違いは何だと思いますか?
面白いか面白くないかです。
Q.25 どうしても忘れられない曲はありますか?
ジュエルペットてぃんくる☆のED曲、「空ニラクガキ」です。20歳になって以来、「大人になるその日が来て」しまったことに気づき、爆涙(ばくるい)するだけの毎日を送っています。みんなもジュエルペットてぃんくる☆を見てくれ……
Q.26 思い出の場所はありますか?
家の近くの神社です。
Q.27 酒に飲まれて失敗したことはありますか?
二十歳になって1週間くらいしか経ってない人間に聞いても面白くないですが、父上様は顔にマンホールの跡をつけて帰ってくるタイプの人間だったので、不安ではあります。
Q.28 大好きな飲み物をいくつでも挙げてください。
コーヒーとドクターペッパーの中毒患者です。まだまだお酒は未開拓ですが、いまのところコークハイがかなり好きっぽいです。
Q.29 あなたの生きがいは?
インターネットでこの世に生きとし生けるものたちの人生をつまみ食いバイキングすることです。
Q.30 最近、自分の歳を意識したことはありますか?
ここまで二十歳二十歳言ってたの見ました?
Q.31 ここまで質問に答えて、なんとなく懺悔(ざんげ)しているような気分になっちゃいましたか?
自分語りは楽しいですね。
Q.32 楽をしてお金を稼ぐならどんな方法が一番確実でしょう?
親のスネをかじり潰そうとしています。
Q.33 晴れと雨はどちらが好きですか?
晴れのほうが好きですが、たまには雨が降ってくれないと飽きます。
Q.34 雷は平気ですか?
パソコンさえ平気なら大丈夫です。雷を怖がる人間ってアニメ以外に存在するんですか?
Q.35 風は好きですか?
風という自然現象を好き/嫌いの評価軸に置いたことが今までありませんでした。多分あまり好きではないです。
Q.36 泳ぐのは得意ですか?
鋼鉄の肉体、御樹原文奈とはこの私のことです。背泳ぎ25メートルに1分かかります。
Q.37 これだけは負けられないという、誇りが持てることはありますか?
私が設立したあとに生えてきた二番煎じのコウメ太夫研究会がどれもまともに活動もしないまま自然消滅したなか、私達はそこそこやれている点じゃないですかね。これだけで就活を乗り切る気満々なので……
Q.38 ちゃんと睡眠取れ��いますか?
時間で言うならパーペキです。規則性は無で、寝たくなったときに起きたくなるまで平均12時間寝続ける生活を送っています。
Q.39 喧嘩は嫌いですか?
自分が勝てないので嫌いですが、自分が腕っぷし最強だったら大好きだったと思います。
Q.40 人ごみが苦手ですか?
今日のお出かけ中、梅田の地下鉄付近でだけ異様に鼻水が出たので、人間アレルギーだと思います。
Q.41 自分には全然出来ないことを他人が軽くやっているのを見て、燃える方ですか?
負けないが????????
Q.42 人の心を読めるとして・・・どれくらいで嫌になると思いますか?
人の心の断片を得るためにインターネットやってるような人間だし人間の心が醜いのは身を以て知っていますが、ちょっとやってみないとわからないので読心術を教えて下さい。おねがいします。おねがいしましたよ。
Q.43 自分のまわりには面白い人がたくさんいると思う?
こういうことを自分で言うから最悪ですが、そこらの「いつメンキャラ濃すぎwww」ちゅてる奴らよりは濃いメンツが揃ってると思います。
Q.44 昔、誰かに借りて、いまだ返していない物ってありますか?
会誌第二号の印刷費をつけてもらったっきり返してません。このままなんとか撒けないかなと考えています。
Q.45 逆に、貸したけど帰ってこないものってありますか?
パッと思いつくのだとゲーム機が2台ほど?もう引っ越したので気にしてもいませんが。
Q.46 甘党?辛党?
甘いのと辛いのは全部好きです。味がするとおいしい。
Q.47 熱い飲み物は苦手ですか?(猫舌とか)
飲み物ではないですが、たこ焼きなんかは剥がれる口の皮まで含めての料理だと思っています。
Q.48 コーヒーは苦い方が良いと思う?
物や気分にもよりますが、基本的には酸味寄りのものが好きです。
Q.49 破壊的に不味い物を食べたことはありますか?また、それは何ですか?
貝類が基本的に大好きなのですが、初めて食べたサザエで大外れを引いて以来、それだけは苦手です。
Q.50 マイブームってありますか?
栄養ドリンクを哺乳瓶で飲みながら女児アニメを観るのが好きです。
Q.51 温かいそばと冷たいそばはどっちが好きですか?
今はまだ寒いので温かいそばが食べたいです。
Q.52 集中力に自信がありますか?
ここまで来るのに既に5回はツイッターを見ています。
Q.53 飽きっぽい性格だと自分で思いますか?
前の質問の回答から��してください
Q.54 楽器の名前を5つ挙げてください。
ギター、ギロ、ベース、マリンバ、タンバリン…………俺の中の芭蕉が勝手に!?
Q.55 面倒な事も進んで引き受けたりする。
誰から頼まれてるかによります。打算的な人間なので。
Q.56 人違いをして暴走したことがある。
ないです。限定的すぎない?
Q.57 自動車用信号の「黄色」についての見解を述べてください。
止まれ、止まれないなら行け
Q.58 裸足で歩くことについての見解を述べてください
冬場のお風呂上がりに裸足で歩いてるとぺたぺた言うし足跡がついてたのしい
Q.59 ○×形式の質問のほうが答えやすいと思いますか?
ややそう、部分的にそう
Q.60 「薬指」の重要性を語るとしたら、それは何?
結婚指輪の装備スロットであることくらいしかなくないですか?
Q.61 頭痛、腹痛、腰痛、関節痛、のうち、一番マシなのはどれですか?
頭痛には慣れっこです
Q.62 どの程度の温度が一番過ごしやすいですか?
今より一回り暖かくなって上着のありなしをきぶんで選べるくらいの気候が良いです。
Q.63 好きな花火は何花火ですか?(線香花火、ロケット花火など)
花火は光って燃えるのでぜんぶ大好きですが、最初にあれを思いついた人があれを花火だと言い切った情熱を買ってヘビ花火、ということにしておきます。
Q.64 一番好きなことわざは何ですか?
三十六計逃げるに如かず
Q.65 敵に囲まれたとき、どうやって逃げますか?(どうしても戦わずに逃げねばならない)
どのくらいの文脈で敵なのか、どの規模の囲まれなのかによってくるとは思いますが、実際に窮地に立たされたら何もできずに捕まると思います。
Q.66 気になる言葉を一つ書いてみてください。
最近はニャホニャホタマクローブームが来ています。
Q.67 春の良いところは?
夏じゃないとこ
Q.68 夏の良いところは?
いずれ過ぎ去ること
Q.69 秋の良いところは?
夏じゃないとこ
Q.70 冬の良いところは?
誕生日があること
Q.71 一日何通くらいメールが来ますか?
去年は毎日1通づつ365分割されたドグラ・マグラがメールで届いていたのですが、今年はそれがないので来ない日すらあります。体感を平均すると2.5通くらいだと思います。
Q.72 届くメールがウィルスの確率はどれくらいだと思いますか?
目の届くところに来たことは一度もないです。ネットリテラシーたか子なので。
Q.73 届くメールが営業・宣伝などの確率はどのくらいだと思いますか?
これも目の届くところには来ないです。インターネットが上手なので。
Q.74 今、一番買いたい物は?
ブッダマシーンを誕生日にもらったことにより変なもの買いたい欲は少し収まったので、クソかわいいネコチャンのアロマディフューザ(リンクが機能してなかったので後で直します)がほしいです
Q.75 今、一番飼いたい生き物は?
生き物を飼う事によって発生する責任を負いたくないので概念としてのねこを飼いたいですが、今ねこを飼うとなると絶対に名前を「タマクロー」にしてしまうので、もう少しニャホニャホタマクローブームが落ち着いてからにしたいです。
Q.76 これだけは譲れないというポリシーはありますか?
逆張りにあらずんばオタクにあらず、の精神でスギ以外すべての花粉症で苦しむなど、多岐にわたる活動を行っています。
Q.77 どういう絵が一番得意ですか?(風景画、人物画、漫画など・・・)
筆記はほぼ満点でしたが、美術の成績は3です。
Q.78 好きなおつまみは?(未成年でも答えてください、おつまみだから)
ベタですがさきいかが好きです。それはそうとこの前生まれてはじめて鮭とばというものを食べましたが、「めちゃくちゃ旨い革紐」という感想でした。もともと革製品って鮭みたいなにおいしません?
Q.79 持病とかありますか?
コミュニケーションと手に難を抱えています。
Q.80 ホームページは持っていますか?
流石にそこまで老人じゃないですね。
Q.81 コーヒーには砂糖やミルクをどのくらい入れますか?
普段は入れませんが、苦く淹れて砂糖もミルクも狂ったように投入してどっちが勝つか眺めるのも好きです。
Q.82 一番使ってみたい武器は?(剣、弓、銃など・・・)
斧とか鎚とか、そういう「破壊!!!!!」って感じのものを振り回したいです。
Q.83 得意な料理は?
熱湯です。
Q.84 最近頑張ったことは?
今日は雨なのにお出かけしてえらかったと思います。おかげでよく眠れそうです。
Q.85 あなたの寝る部屋の床は畳ですか?
違います。
Q.86 どんな味が好みですか?
馬鹿舌なのでいわゆるパンチが効いてる味はだいたい好きですが、馬鹿舌を認めたくないので繊細なうま味(あじ)みたいなのも好んでいます。
Q.87 おすすめダイエット法は?
痩せようと思ったことがないです。超絶怒涛の最強美少女なので。
Q.88 ファンタは何味が好き?
グレープ以外を安定的に入手する手段がない以上グレープと答えざるを得ないのでは?
Q.89 好きな四字熟語を書いてください。
敵前逃亡
Q.90 完全な現実が0%で、完全な幻想を100%とすると、あなたの理想は何%くらい?
半々くらいがいいと思います。やなことがあったときに責任転嫁しやすいので。
Q.91 掃除の道具を一つ書いてみてください。
ちりとり!……もしかしてこれ、「ドス」とか「uzi」とか答えるべきやつですか?
Q.92 友情を音で表すと、どんな音になるでしょうか?
これがぶっちぎりで難しくて笑っちゃいました。パチパチ弾ける緑色の燐光、というイメージです。
Q.93 好きな虫は?
いません。
Q.94 あなたの今使っている消しゴムはどんなものですか?
「黒いこと」だけが決め手だったよくわからんやつです。汚れが目立たないのはストレスフリーで良いです。
Q.95 願いをするなら何にしますか?(例:星、仏、神)
私は私自身を唯一絶対の神とする非常に私的な宗教、私教を信仰しているので、私自身に祈るほかないです。
Q.96 あなたの一押しTVゲームは?
タイタンフォール2をみんなでやろう、地球最高のゲームなので……
Q.97 あなたの体で一番調子が悪くなりやすいのは?
頭がしょっちゅう痛くなります。これも全部気圧ってやつのせいなんだ。
Q.98 今、外国に行くならどこに行きますか?
虹の国ですかね。友人が建国するらしいので。
Q.99 この質問が、実は質問作成者の、大いなる野望の第一歩だとしたら、どうしますか?
どうするもこうするも、2003年に作ったものなんて忘れてるか忘れたくなってるかのどっちかじゃないですか?
Q.100 お疲れ様です。この質問をした感想をお書きください。
これ最後まで読む暇人とかいないと思うんですけど(汗)
って答えるのが正しいインターネットの作法です。覚えておいてくださいね。
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11180143
愛読者が、死んだ。
いや、本当に死んだのかどうかは分からない。が、死んだ、と思うしか、ないのだろう。
そもそも私が小説で脚光を浴びたきっかけは、ある男のルポルタージュを書いたからだった。数多の取材を全て断っていた彼は、なぜか私にだけは心を開いて、全てを話してくれた。だからこそ書けた、そして注目された。
彼は、モラルの欠落した人間だった。善と悪を、その概念から全て捨て去ってしまっていた。人が良いと思うことも、不快に思うことも、彼は理解が出来ず、ただ彼の中のルールを元に生きている、パーソナリティ障害の一種だろうと私は初めて彼に会った時に直感した。
彼は、胸に大きな穴を抱えて、生きていた。無論、それは本当に穴が空いていたわけではないが、彼にとっては本当に穴が空いていて、穴の向こうから人が行き交う景色が見え、空虚、虚無を抱いて生きていた。不思議だ。幻覚、にしては突拍子が無さすぎる。幼い頃にスコンと空いたその穴は成長するごとに広がっていき、穴を埋める為、彼は試行し、画策した。
私が初めて彼に会ったのは、まだ裁判が始まる前のことだった。弁護士すらも遠ざけている、という彼に、私はただ、簡単な挨拶と自己紹介と、そして、「理解しない人間に理解させるため、言葉を紡ぎませんか。」と書き添えて、名刺と共に送付した。
その頃の私は書き殴った小説未満をコンテストに送り付けては、音沙汰のない携帯を握り締め、虚無感溢れる日々をなんとか食い繋いでいた。いわゆる底辺、だ。夢もなく、希望もなく、ただ、人並みの能がこれしかない、と、藁よりも脆い小説に、私は縋っていた。
そんな追い込まれた状況で手を伸ばした先が、極刑は免れないだろう男だったのは、今考えてもなぜなのか、よくわからない。ただ、他の囚人に興味があったわけでもなく、ルポルタージュが書きたかったわけでもなく、ただ、話したい。そう思った。
夏の暑い日のことだった。私の家に届いた茶封筒の中には白無地の紙が一枚入っており、筆圧の無い薄い鉛筆の字で「8月24日に、お待ちしています。」と、ただ一文だけが書き記されていた。
こちらから申し込むのに囚人側から日付を指定してくるなんて、風変わりな男だ。と、私は概要程度しか知らない彼の事件について、一通り知っておこうとパソコンを開いた。
『事件の被疑者、高山一途の家は貧しく、母親は風俗で日銭を稼ぎ、父親は勤めていた会社でトラブルを起こしクビになってからずっと、家で酒を飲んでは暴れる日々だった。怒鳴り声、金切声、過去に高山一家の近所に住んでいた住人は、幾度となく喧嘩の声を聞いていたという。高山は友人のない青春時代を送り、高校を卒業し就職した会社でも活躍することは出来ず、社会から孤立しその精神を捻じ曲げていった。高山は己の不出来を己以外の全てのせいだと責任転嫁し、世間を憎み、全てを恨み、そして凶行に至った。
被害者Aは20xx年8月24日午後11時過ぎ、高山の自宅において後頭部をバールで殴打され殺害。その後、高山により身体をバラバラに解体された後ミンチ状に叩き潰された。発見された段階では、人間だったものとは到底思えず修復不可能なほどだったという。
きっかけは近隣住民からの異臭がするという通報だった。高山は殺害から2週間後、Aさんだった腐肉と室内で戯れている所を発見、逮捕に至る。現場はひどい有り様で、近隣住民の中には体調を崩し救急搬送される者もいた。身体に、腐肉とそこから滲み出る汁を塗りたくっていた高山は抵抗することもなく素直に同行し、Aさん殺害及び死体損壊等の罪を認めた。初公判は※月※日予定。』
いくつも情報を拾っていく中で、私は唐突に、彼の名前の意味について気が付き、二の腕にぞわりと鳥肌が立った。
一途。イット。それ。
あぁ、彼は、ずっと忌み嫌われ、居場所もなくただ産み落とされたという理由で必死に生きてきたんだと、何も知らない私ですら胸が締め付けられる思いがした。私は頭に入れた情報から憶測を全て消し、残った彼の人生のカケラを持って、刑務所へと赴いた。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
「失礼します。」
「どうぞ。」
手錠と腰縄を付けて出てきた青年は、私と大して歳の変わらない、人畜無害、悪く言えば何の印象にも残らない、黒髪と、黒曜石のような真っ黒な瞳の持ち主だった。奥深い、どこまでも底のない瞳をつい値踏みするように見てしまって、慌てて促されるままパイプ椅子へと腰掛けた。彼は開口一番、私の書いている小説のことを聞いた。
「何か一つ、話してくれませんか。」
「え、あ、はい、どんな話がお好きですか。」
「貴方が一番好きな話を。」
「分かりました。では、...世界から言葉が消えたなら。」
私の一番気に入っている話、それは、10万字話すと死んでしまう奇病にかかった、愛し合う二人の話。彼は朗読などしたこともない、世に出てすらいない私の拙い小説を、目を細めて静かに聞いていた。最後まで一度も口を挟むことなく聞いているから、読み上げる私も自然と力が入ってしまう。読み終え、余韻と共に顔を上げると、彼はほろほろ、と、目から雫を溢していた。人が泣く姿を、こんなにまじまじと見たのは初めてだった。
「だ、大丈夫ですか、」
「えぇ。ありがとうございます。」
「あの、すみません、どうして私と、会っていただけることになったんでしょうか。」
ふるふる、と犬のように首を振った彼はにこり、と機械的にはにかんで、机に手を置き私を見つめた。かしゃり、と決して軽くない鉄の音が、無機質な部屋に響く。
「僕に大してアクションを起こしてくる人達は皆、同情や好奇心、粗探しと金儲けの匂いがしました。送られてくる手紙は全て下手に出ているようで、僕を品定めするように舐め回してくる文章ばかり。」
「...それは、お察しします。」
「でも、貴方の手紙には、「理解しない人間に理解させるため、言葉を紡ぎませんか。」と書かれていた。面白いな、って思いませんか。」
「何故?」
「だって、貴方、「理解させる」って、僕と同じ目線に立って、物を言ってるでしょう。」
「.........意識、していませんでした。私はただ、憶測が嫌いで、貴方のことを理解したいと、そう思っただけです。」
「また、来てくれますか。」
「勿論。貴方のことを、少しずつでいいので、教えてくれますか。」
「一つ、条件があります。」
「何でしょう。」
「もし本にするなら、僕の言葉じゃなく、貴方の言葉で書いて欲しい。」
そして私は、彼の元へ通うことになった。話を聞けば聞くほど、彼の気持ちが痛いほど分かって、いや、分かっていたのかどうかは分からない。共鳴していただけかもしれない、同情心もあったかもしれない、でも私はただただあくる日も、そのあくる日も、私の言葉で彼を表し続けた。私の記した言葉を聞いて、楽しそうに微笑む彼は、私の言葉を最後まで一度も訂正しなかった。
「貴方はどう思う?僕の、したことについて。」
「...私なら、諦めてしまって、きっと得物を手に取って終わってしまうと思います。最後の最後まで、私が満たされることよりも、世間を気にしてしまう。不幸だと己を憐れんで、見えている答えからは目を背けて、後悔し続けて死ぬことは、きっと貴方の目から見れば不思議に映る、と思います。」
「理性的だけど、道徳的な答えではないね。普通はきっと、「己を満たす為に人を殺すのは躊躇う」って、そう答えるんじゃないかな。」
「でも、乾き続ける己のままで生きることは耐え難い苦痛だった時、己を満たす選択をしたことを、誰が責められるんでしょうか。」
「...貴方に、もう少し早く、出逢いたかった。」
ぽつり、零された言葉と、アクリル板越しに翳された掌。温度が重なることはない。触れ合って、痛みを分かち合うこともない。来園者の真似をする猿のように、彼の手に私の手を合わせて、ただ、じっとその目を見つめた。相変わらず何の感情もない目は、いつもより少しだけ暖かいような、そんな気がした。
彼も、私も、孤独だったのだと、その時初めて気が付いた。世間から隔離され、もしくは自ら距離を置き、人間が信じられず、理解不能な数億もの生き物に囲まれて秩序を保ちながら日々歩かされることに抗えず、翻弄され。きっと彼の胸に空いていた穴は、彼が被害者を殺害し、埋めようと必死に肉塊を塗りたくっていた穴は、彼以外の人間が、もしくは彼が、無意識のうちに彼から抉り取っていった、彼そのものだったのだろう。理解した瞬間止まらなくなった涙を、彼は拭えない。そうだった、最初に私の話で涙した彼の頬を撫でることだって、私には出来なかった。私と彼は、分かり合えたはずなのに、分かり合えない。私の言葉で作り上げた彼は、世間が言う狂人でも可哀想な子でもない、ただ一人の、人間だった。
その数日後、彼が獄中で首を吊ったという報道が流れた時、何となく、そうなるような気がしていて、それでも私は、彼が味わったような、胸に穴が開くような喪失感を抱いた。彼はただ、理解されたかっただけだ。理解のない人間の言葉が、行動が、彼の歩く道を少しずつ曲げていった。
私は書き溜めていた彼の全てを、一冊の本にした。本のタイトルは、「今日も、皮肉なほど空は青い。」。逮捕された彼が手錠をかけられた時、部屋のカーテンの隙間から空が見えた、と言っていた。ぴっちり閉じていたはずなのに、その時だけひらりと翻った暗赤色のカーテンの間から顔を覗かせた青は、目に刺さって痛いほど、青かった、と。
出版社は皆、猟奇的殺人犯のノンフィクションを出版したい、と食い付いた。帯に著名人の寒気がする言葉も書かれた。私の名前も大々的に張り出され、重版が決定し、至る所で賛否両論が巻き起こった。被害者の遺族は怒りを露わにし、会見で私と、彼に対しての呪詛をぶちまけた。
インタビュー、取材、関わってくる人間の全てを私は拒否して、来る日も来る日も、読者から届く手紙、メール、SNS上に散乱する、本の感想を読み漁り続けた。
そこに、私の望むものは何もなかった。
『あなたは犯罪者に対して同情を誘いたいんですか?』
私がいつ、どこに、彼を可哀想だと記したのだろう。
『犯罪者を擁護したいのですか?理解出来ません。彼は人を殺したんですよ。』
彼は許されるべきだとも、悪くない、とも私は書いていない。彼は素直に逮捕され、正式な処罰ではないが、命をもって罪へ対応した。これ以上、何をしろ、と言うのだろう。彼が跪き頭を地面に擦り付け、涙ながらに謝罪する所を見たかったのだろうか。
『とても面白かったです。狂人の世界が何となく理解出来ました。』
何をどう理解したら、この感想が浮かぶのだろう。そもそもこの人は、私の本を読んだのだろうか。
『作者はもしかしたら接していくうちに、高山を愛してしまったのではないか?贔屓目の文章は公平ではなく気持ちが悪い。』
『全てを人のせいにして自分が悪くないと喚く子供に殺された方が哀れでならない。』
『結局人殺しの自己正当化本。それに手を貸した筆者も同罪。裁かれろ。』
『ただただ不快。皆寂しかったり、一人になる瞬間はある。自分だけが苦しい、と言わんばかりの態度に腹が立つ。』
『いくら貰えるんだろうなぁ筆者。羨ましいぜ、人殺しのキチガイの本書いて金貰えるなんて。』
私は、とても愚かだったのだと気付かされた。
皆に理解させよう、などと宣って、彼を、私の言葉で形作ったこと。裏を返せば、その行為は、言葉を尽くせば理解される、と、人間に期待をしていたに他ならない。
私は、彼によって得たわずかな幸福よりも、その後に押し寄せてくる大きな悲しみ、不幸がどうしようもなく耐え難く、心底、己が哀れだった。
胸に穴が空いている、と言う幻覚を見続けた彼は、穴が塞がりそうになるたび、そしてまた無機質な空虚に戻るたび、こんな痛みを感じていたのだろうか。
私は毎日、感想を読み続けた。貰った手紙は、読んだものから燃やしていった。他者に理解される、ということが、どれほど難しいのかを、思い知った。言葉を紡ぐことが怖くなり、彼を理解した私ですら、疑わしく、かといって己と論争するほどの気力はなく、ただ、この世に私以外の、彼の理解者は現れず、唯一の彼の理解者はここにいても、もう彼の話に相槌を打つことは叶わず、陰鬱とする思考の暗闇の中を、堂々巡りしていた。
思考を持つ植物になりたい、と、ずっと思っていた。人間は考える葦である、という言葉が皮肉に聞こえるほど、私はただ、一人で、誰の脳にも引っ掛からず、狭間を生きていた。
孤独、などという言葉で表すのは烏滸がましいほど、私、彼が抱えるソレは哀しく、決して治らない不治の病のようなものだった。私は彼であり、彼は私だった。同じ境遇、というわけではない。赤の他人。彼には守るべき己の秩序があり、私にはそんな誇り高いものすらなく、能動的、怠惰に流されて生きていた。
彼は、目の前にいた人間の頭にバールを振り下ろす瞬間も、身体をミンチにする工程も、全て正気だった。ただ心の中に一つだけ、それをしなければ、生きているのが恐ろしい、今しなければずっと後悔し続ける、胸を掻きむしり大声を上げて暴れたくなるような焦燥感、漠然とした不安感、それらをごちゃ混ぜにした感情、抗えない欲求のようなものが湧き上がってきた、と話していた。上手く呼吸が出来なくなる感覚、と言われて、思わず己の胸を抑えた記憶が懐かしい。
出版から3ヶ月、私は感想を読むのをやめた。人間がもっと憎らしく、恐ろしく、嫌いになった。彼が褒めてくれた、利己的な幸せの話を追い求めよう。そう決めた。私の秩序は、小説を書き続けること。嗚呼と叫ぶ声を、流れた血を、光のない部屋を、全てを飲み込む黒を文字に乗せて、上手く呼吸すること。
出版社は、どこも私の名前を見た瞬間、原稿を送り返し、もしくは廃棄した。『君も人殺したんでしょ?なんだか噂で聞いたよ。』『よくうちで本出せると思ったね、君、自分がしたこと忘れたの?』『無理ですね。会社潰したくないので。』『女ならまだ赤裸々なセックスエッセイでも書かせてやれるけど、男じゃ使えないよ、いらない。』数多の断り文句は見事に各社で違うもので、私は感嘆すると共に、人間がまた嫌いになった。彼が乗せてくれたから、私の言葉が輝いていたのだと痛感した。きっとあの本は、ノンフィクション、ルポルタージュじゃなくても、きっと人の心に突き刺さったはずだと、そう思わずにはいられなかった。
以前に働いていた会社は、ルポの出版の直前に辞表を出した。私がいなくても、普段通り世界は回る。著者の実物を狂ったように探し回っていた人間も、見つからないと分かるや否や他の叩く対象を見つけ、そちらで楽しんでいるようだった。私の書いた彼の本は、悪趣味な三流ルポ、と呼ばれた。貯金は底を尽きた。手当たり次第応募して見つけた仕事で、小銭を稼いだ。家賃と、食事に使えばもう残りは硬貨しか残らない、そんな生活になった。元より、彼の本によって得た利益は、全て燃やしてしまっていた。それが、正しい末路だと思ったからだったが、何故と言われれば説明は出来ない。ただ燃えて、真っ赤になった札が灰白色に色褪せ、風に脆く崩れていく姿を見て、幸せそうだと、そう思った。
名前を伏せ、webサイトで小説を投稿し始めた。アクセス数も、いいね!も、どうでも良かった。私はただ秩序を保つために書き、顎を上げて、夜店の金魚のように、浅い水槽の中で居場所なく肩を縮めながら、ただ、遥か遠くにある空を眺めては、届くはずもない鰭を伸ばした。
ある日、web上のダイレクトメールに一件のメッセージが入った。非難か、批評か、スパムか。開いた画面には文字がつらつらと記されていた。
『貴方の本を、販売当時に読みました。明記はされていませんが、某殺人事件のルポを書かれていた方ですか?文体が、似ていたのでもし勘違いであれば、すみません。』
断言するように言い当てられたのは初めてだったが、画面をスクロールする指はもう今更震えない。
『最新作、読みました。とても...哀しい話でした。ゾンビ、なんてコミカルなテーマなのに、貴方はコメをトラにしてしまう才能があるんでしょうね。悲劇。ただ、二人が次の世界で、二人の望む幸せを得られることを祈りたくなる、そんな話でした。過去作も、全て読みました。目を覆いたくなるリアルな描写も、抽象的なのに五感のどこかに優しく触れるような比喩も、とても素敵です。これからも、書いてください。』
コメとトラ。私が太宰の「人間失格」を好きな事は当然知らないだろうに、不思議と親近感が湧いた。単純だ。と少し笑ってから、私はその奇特な人間に一言、返信した。
『私のルポルタージュを読んで、どう思われましたか。』
無名の人間、それも、ファンタジーやラブコメがランキング上位を占めるwebにおいて、埋もれに埋もれていた私を見つけた人。だからこそ聞きたかった。例えどんな答えが返ってきても構わなかった。もう、罵詈雑言には慣れていた。
数日後、通知音に誘われて開いたDMには、前回よりも短い感想が送られてきていた。
『人を殺めた事実を別にすれば、私は少しだけ、彼の気持ちを理解出来る気がしました。。彼の抱いていた底なしの虚無感が見せた胸の穴も、それを埋めようと無意識のうちに焦がれていたものがやっと現れた時の衝動。共感は微塵も出来ないが、全く理解が出来ない化け物でも狂人でもない、赤色を見て赤色だと思う一人の人間だと思いました。』
何度も読み返していると、もう1通、メッセージが来た。惜しみながらも画面をスクロールする。
『もう一度読み直して、感想を考えました。外野からどうこう言えるほど、彼を軽んじることが出来ませんでした。良い悪いは、彼の起こした行動に対してであれば悪で、それを彼は自死という形で償った。彼の思考について善悪を語れるのは、本人だけ。』
私は、画面の向こうに現れた人間に、頭を下げた。見えるはずもない。自己満足だ。そう知りながらも、下げずにはいられなかった。彼を、私を、理解してくれてありがとう。それが、私が愛読者と出会った瞬間だった。
愛読者は、どうやら私の作風をいたく気に入ったらしかった。あれやこれや、私の言葉で色んな世界を見てみたい、と強請った。その様子はどこか彼にも似ている気がして、私は愛読者の望むまま、数多の世界を創造した。いっそう創作は捗った。愛読者以外の人間は、ろくに寄り付かずたまに冷やかす輩が現れる程度で、私の言葉は、世間には刺さらない。
まるで神にでもなった気分だった。初めて小説を書いた時、私の指先一つで、人が自由に動き、話し、歩き、生きて、死ぬ。理想の愛を作り上げることも、到底現実世界では幸せになれない人を幸せにすることも、なんでも出来た。幸福のシロップが私の脳のタンパク質にじゅわじゅわと染みていって、甘ったるいスポンジになって、溢れ出すのは快楽物質。
そう、私は神になった。上から下界を見下ろし、手に持った無数の糸を引いて切って繋いでダンス。鼻歌まじりに踊るはワルツ。喜悲劇とも呼べるその一人芝居を、私はただ、演じた。
世の偉いベストセラー作家も、私の敬愛する文豪も、ポエムを垂れ流す病んだSNSの住人も、暗闇の中で自慰じみた創作をして死んでいく私も、きっと書く理由なんて、ただ楽しくて気持ちいいから。それに尽きるような気がする。
愛読者は私の思考をよく理解し、ただモラルのない行為にはノーを突きつけ、感想を欠かさずくれた。楽しかった。アクリルの向こうで私の話を聞いていた彼は、感想を口にすることはなかった。核心を突き、時に厳しい指摘をし、それでも全ての登場人物に対して寄り添い、「理解」してくれた。行動の理由を、言動の意味を、目線の行く先を、彼らの見る世界を。
一人で歩いていた暗い世界に、ぽつり、ぽつりと街灯が灯っていく、そんな感覚。じわりじわり暖かくなる肌触りのいい空気が私を包んで、私は初めて、人と共有することの幸せを味わった。不変を自分以外に見出し、脳内を共鳴させることの価値を知った。
幸せは麻薬だ、とかの人が説く。0の状態から1の幸せを得た人間は、気付いた頃にはその1を見失う。10の幸せがないと、幸せを感じなくなる。人間は1の幸せを持っていても、0の時よりも、不幸に感じる。幸福感という魔物に侵され支配されてしまった哀れな脳が見せる、もっと大きな、訪れるはずと信じて疑わない幻影の幸せ。
私はさしずめ、来るはずのプレゼントを玄関先でそわそわと待つ少女のように無垢で、そして、馬鹿だった。無知ゆえの、無垢の信頼ゆえの、馬鹿。救えない。
愛読者は姿を消した。ある日話を更新した私のDMは、いつまで経っても鳴らなかった。震える手で押した愛読者のアカウントは消えていた。私はその時初めて、愛読者の名前も顔も性別も、何もかもを知らないことに気が付いた。遅すぎた、否、知っていたところで何が出来たのだろう。私はただ、愛読者から感想という自己顕示欲を満たせる砂糖を注がれ続けて、その甘さに耽溺していた白痴の蟻だったのに。並ぶ言葉がざらざらと、砂時計の砂の如く崩れて床に散らばっていく幻覚が見えて、私は端末を放り投げ、野良猫を落ち着かせるように布団を被り、何がいけなかったのかをひとしきり考え、そして、やめた。
人間は、皆、勝手だ。何故か。皆、自分が大事だからだ。誰も守ってくれない己を守るため、生きるため、人は必死に崖を這い上がって、その途中で崖にしがみつく他者の手を足場にしていたとしても、気付く術はない。
愛読者は何も悪くない。これは、人間に期待し、信用という目に見えない清らかな物を崇拝し、焦がれ、浅はかにも己の手の中に得られると勘違いし小躍りした、道化師の喜劇だ。
愛読者は今日も、どこかで息をして、空を見上げているのだろうか。彼が亡くなった時と同じ感覚を抱いていた。彼が最後に見た澄んだ空。私が、諦観し絶望しながらも、明日も見るであろう狭い空。人生には不幸も幸せもなく、ただいっさいがすぎていく、そう言った27歳の太宰の言葉が、彼の年に近付いてからやっと分かるようになった。そう、人が生きる、ということに、最初から大して意味はない。今、人間がヒエラルキーの頂点に君臨し、80億弱もひしめき合って睨み合って生きていることにも、意味はない。ただ、そうあったから。
愛読者が消えた意味も、彼が自ら命を絶った理由も、考えるのをやめよう。と思った。呼吸代わりに、ある種の強迫観念に基づいて狂ったように綴っていた世界も、閉じたところで私は死なないし、私は死ぬ。最早私が今こうして生きているのも、植物状態で眠る私の見ている長い長い夢かもしれない。
私は思考を捨て、人でいることをやめた。
途端に、世界が輝きだした。全てが美しく見える。私が今ここにあることが、何よりも楽しく、笑いが止まらない。鉄線入りの窓ガラスが、かの大聖堂のステンドグラスよりも耽美に見える。
太宰先生、貴方はきっと思考を続けたから、あんな話を書いたのよ。私、今、そこかしこに檸檬を置いて回りたいほど愉快。
これがきっと、幸せ。って呼ぶのね。
愛読者は死んだ。もう戻らない。私の世界と共に死んだ、と思っていたが、元から生きても死んでもいなかった。否、生きていて、死んでいた。シュレディンガーの猫だ。
「嗚呼、私、やっぱり、
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風刺画、鎮魂(草間彌生 著作 水玉の〇〇 新書)
今日は私の誕生日だ。家族、恋人がいない私は1人で過ごす。しかし、寂しさはちっとも感じない。むしろ親兄弟と絶縁してのびのびと生きることができている。今日はこの後、教会へ参加する予定だ。無性に文章を書きたくなってブログを開いた。今、喫茶店でびっくりするくらい不味いアイスコーヒーを飲みながらこのブログを書いているのだが眠い。疲れている。このところ朝方目を覚ましてそのあと眠れないので平均睡眠時間はおそらく3時間ぐらいだろう。睡眠が足りてないと少し風邪をひいた時の感じに似ている。ところで今年もあと少しで終わろうとしている。なんとか2020年も生き抜いた。夏頃から希死念慮に襲われて精神状態が不安定だったのだがこのところ少し落ち着いてる。恐らく絵をまた描きだしたからだろう。夏は自殺予防の「命の電話」に電話した。本当に自分はこのまま頭がおかしくなるか自殺をしてしまうんじゃないかと思うほど苦しかった。偉くならなくても、幸せな家庭が築けなくてもいい。金持ちにならなくてもいい。ただ、質素な生活が送れるだけのわずかな収入が死ぬまで続けばそれでいい。飢え死にしない程度に金がありちょっとした趣味の楽しみがあればそれが本当の幸せだとこの頃つくづく感じる。
👆
そう、これも、ポケット宇宙なんよ👀俺が、だいぶ、前だけど、観た、meeの動画で、女友達と二人で、ハイボール飲んでた動画流してたよな?そう、飯食いながら、サイコロ振っちゃった動画だよ👀あのとき、mee は、いつもの友達と楽しく酒を飲んだんだけど、周りには、meeが、一人で飲んで、話してるように、見られてたかもしれんのよ。そう、友達は、meeが住んでない地球では、もうすでに亡くなっていて、ちゃんと、別の地球では、葬式とかあって、葬られていんだけど、meeにだけは、彼女が死んでない方の世界の地球に生きてて、でも、すでに、その友達は、別の地球では、死んでるから、幽霊なんよ。でも、meeの住む地球では、友達は死んでないんよ。つまり、meeの住んでる地球では、死んでないから、普段どおりに、会話してるんよ👀でもさ、たまに、友達の性格が、昔と違って、ちょっと、変わって、前の彼女なら、こんな、リアクシヨンせんかったよな?、それに、こんなに、口数少なくなかったよな?って、思うとき、たまにあらへん?久しぶりに会ったときとか👀なんか、前と変わったって。そういう時あったんなら、実は、その友達、もう、別の、ポケット宇宙の世界(地球)では、死んでるのかもしれないんよ👀👌つまり、友達が、幽霊になってしまっているんだけど、その、幽霊と話してるわけではないんよ。だって、meeの地球の友達は、死んでないんやから👀ただ、他の地球では、友達が死んでるから、色んなからみがあって、性格や雰囲気が変わって、生きてる地球の方の友達といつまでも、いつまでも、付き合い続けていってるっていうこと👀👌例え、多少、昔と変わってしまった友達だけど、付き合い長いから、しょうがないか、みたいな気持ちで関係を続けてるだけの可能性があるんよ👀
で、その夏【2023-07-末以降】、森田童子から、ハート型の指輪を、プレゼントされたんよ👀勿論、俺の金なんやけど👀で、俺、どうしても、歳がいってる森田童子じゃなくて、まだ、若い頃の、そう、学生の森田童子と、交信したくなったんよ👀それで、そんなことを、考えながら、毎日過ごしてたら、ある日、若い、学生の森田童子が、そこにいたんよ👀いつの間にか👀で、歳とってる、貫禄ある、森田童子も、勿論いて、つまり、若い森田童子と、歳とった中年の森田童子2幽体と交信できるようになったんよ👀で、若い森田童子は、音楽勿論、好きやから、ブランキージェットシティを、You Tubeで、聴かせまくったんよ👀勿論、本人、まだ、【僕たちの失敗】を、作曲する前やから、ブランキージェットシティの曲に、腰抜かすほど、衝撃を受けてたんよ👀こんな、曲を創る人が、いるんですか??てきな、感じのリアクションやったんよ👀で、ブランキーの曲のなかでも、少女時代の森田童子が、特に、気に入った曲が、この上に写真貼り付けた、【螺旋階段】なんよ👀で、一般人の俺が、ネットの世界で、ここ数年で、注目されるようになった理由が、この、少女時代の森田童子を、霊天上界の、再臨に加えたことに関係があるんよ👀で、そんときの、俺は、完全に、地上側の人間じゃなくて、霊天上界よりやったから、その、森田童子の少女時代を、呼び出したことが、なんで、俺が、ネットの富裕層や芸能関係の人間に、知られるようになったか?を、なるほどって、手のひらを、ポンって叩くほど、解明したんよ👀ただ、いつの間にか、そのなんで?一般人の俺が、芸能関係に知られるようになったか?を忘れたんよ👀てか、爺ちゃん《仏様》に、記憶を消されたんよ👀そう、爺ちゃん《仏様》は、幽体も、勿論、地上の人間の記憶も、消したり、思い出させたりできるんよ👀そして、今も、そういうこと、爺ちゃんやってるらしいのよ👀勿論、一人一人を試すために👀本当に、改心して、清い人間に生まれ変わったか ? をチェックするために👀そして、今日、会った、いつもの、あの人が、爺ちゃん 《仏様》 の、可能性は、多いにあるのよ👀特に、偽善者連中や、自分より、優れた人間を、妬んでは、本人だけ 【 イジメの対象相手 】、気づいて、他人には、バレんように、嫌がらせしてる連中たちには、ちょいちょい、いつも会ってる、あの人を、装って、爺ちゃん 《 仏様 》 が、チェックしてるのよ👀そう、いつも、俺が、言ってる、【お主が、どういう ? 意図で、そのような ?【 言動 】をしているのか ? 神様や、仏様は、勿論のこと、【 霊界の幽体 】 には、全て、バレてるんじゃよ👀】ってやつね👀👌勿論、糞するときも、オ⭕ニーするときも、見られてるのよ👀で、いつも会う、あの人が、なんか、最近、急に、意地悪なことを、言うてくるようになったな? ? て、思う瞬間があったら、それは、爺ちゃん 《 仏様 》 の、可能性は 、 多いにあるんよ👀👌で、爺ちゃんは、その、嫌なことを、言って、言われた、偽善者、妬み集団たちが、フワッて、湧いてきた、感情を【👁🗨《 チェック 》👁🗨】してるのよ👀👌自分【偽善者、妬み集団たち】は、たいそう、他人を、コッソリ罠にかけたり、嫌がらせしたりしてるくせに、自分が、逆のことされたら、コイツこんな感情が、湧き上がるのか ???? 駄目やなコイツ👀って、何度も何度も👀試してるのよ👀👌
2024年5月、3部作、幽霊たちで、お馴染みの、ポール・オースター、死去、某年 77 歳
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なくさないように、しまっておいて
これは、俺が17歳か18歳か……ともかく、25年くらい前に書いた小説です。完全にオリジナル。横書きだけど「小説」の体裁を気にしていたようで、数字は漢数字になっています。
もしも、「ひきこもり生活」のひまつぶしになれば、当時のJK俺氏も、公開に踏み切ったおばちゃん俺氏も、うれしいです。
なくさないように、しまっておいて
「一七歳か……いっつも俺の前を歩いてくよなぁおまえは」
互いに部活動を早引けして、よく行く喫茶店でケーキを頼んでささやかなお祝いをした後、家でもお祝いがあるからと言う彼女を送るため、俺たちは電車に乗っていた。彼女の耳には小さなピアス。
「嘘。そんなに早歩きしてないよ、私」
くすくす笑って彼女が答える。ふわりと視線を窓の外にやりながら、指先で軽く耳のイミテーションパールに触れる。気にいってくれたみたいだった。良かった。
まだそんなに遅い時間ではなかったけれど、もう外はだいぶ暗かった。冬の足音が聞こえてきました、そんなコピーが世の中に氾濫する季節。彼女の大きな瞳に、窓の外を流れるネオンの光が次から次へと映っては消える。俺はその光にしばし見入っていた。この、生まれて初めての恋人を、俺はそれはそれは大切に想っていた。
橋にさしかかる。足元から、さっきより乱暴な音が響く。
「ねぇ見て。……川に月が映ってる。綺麗」
急に言葉をかけられて、その瞳に見入っていた俺はちょっと動揺する。
彼女の視線は変わらず外へ向いていた。……綺麗だった。満月を二日ほど過ぎていただろうか、それでも輝きは衰えていない。いや、これから欠けていくことを知っているから、必死で光を放っているように見えた。
今度彼女の瞳に映るのは、……何もない、闇。月明りが包み込む、優しい闇だった。
おまえはあの時、なにを想ってたんだろう?
そしてあの夜、なぜあの川へ消えてしまったんだろう? 水面に揺れる月が、おまえを呼んだのだろうか……。
俺は、結局大学へは行かなかった。高校一年の時親父に連れて行かれたバーで働いている。バーテンダーの見習い(もう見習い歴三年だ……はぁ)である。親父の友人であるマスターは優しいけれど、仕事にはとにかく厳しい。マスターの奥さん(一水〈いつみ〉さんっていう)は、静かな言葉で容赦なく叱るマスターと叱られる俺を横目で見ながら、料理を用意したり気が向くとピアノを弾いたり。お客もいい人ばかりの、雰囲気のいい店だ。
「バーっていうより『溜まり場』っていう感じの、アットホームな店でな。俺の友達の店で、“サンクチュアリ”っていう店なんだけど。お前が行っても誰も咎めたりしないと思うんだ。どうせ初めて飲むなら、いい店でいい酒を飲むべきだっ」
そう力説した親父は、酒好きの遺伝子を俺にくださった(お袋もか)。
「瞳〈あきら〉くーん、バイオレットフィズ頂けるかしら」
「はい、かしこまりました。沢渡さん好きですねぇバイオレット」
「若い頃から好きでねー。必ずっていうほど飲んでたわ」
「あっ、やっぱり遊び回ってたんですか?」
なにーっ、と怒ってる沢渡さんは、思わずママー水割り頂戴っと言いたくなる風貌だけど、実は売れっ子の脚本家。この間のドラマも最高視聴率三〇パーセント!なんて出してたから、顔が知られてしまって迂闊に出歩けやしない、と嘆いている。“サンクチュアリ”は駅前の繁華街より少し奥まった所にあるから、そんな業界人もよく来る。(ちなみに俺も沢渡さんのドラマは好きで、欠かさず見ていたりするので、やっぱり嬉しい)
「一水さーん、ピアノ弾いてよー」
「あっオレも聴きたいーっ、弾いて弾いてー」
駅前公団住まいのサラリーマン二人が、ちょっと頬を赤くしてテーブル席から声をかけた。一水さんはそうねー今日は弾いてなかったぁねー、なんて言いながら洗い物の手を止めてカウンターを出る。
“サンクチュアリ”のウリのひとつが、一水さんのピアノだ。音大を出てるだけあって、腕前は一級だし、レパートリーも幅広い。
広くはないはずの店内に置かれたグランドピアノ。これだけ大きいのに、それほど圧迫感がない。
紫色の飲物を沢渡さんの前に置くと、静かにピアノが鳴りだした。
「……あれ、これって天気予報?」
カウンターにいた二人連れの女性たちが、はたと顔を見合わせる。俺も好きな曲だけど、やっぱり天気予報のイメージが……。
「おっ、ジョージ・ウィンストン」
おっと、お客だ。先にマスターが声をかけた。
「いらっしゃいませ。久し振りだねー、林くん」
「えぇ、昨日だったんですよ初コレクション。忙しかったんで」
林さんも常連の一人だ。ファッションデザイナーをしていて、最近独立したそうだ。そっか、じゃあ顔見せないはずだ。
男の人がもう一人と、女の子……年は俺と同じ位、かな……?
強い瞳。誰かに、似てる?
「あらら、こんなところでひなたちゃんにお目にかかれるとはねぇ」
沢渡さんがそう言った。
「知ってる人ですか?」
「えっ瞳くん知らないの? 藍川ひなたっつったら今一番旬なモデルよ。そっか林小吉のコレクションに出たのねー。見たかったわー。ちょっと挨拶してこよっと」
沢渡さんはそう言って林さんのテーブルのほうへ行ってしまった。えーと……。
「瞳、暇なら林さんとこオーダー取って来て」
マスターに言われて、はっと我に返る。
誰に似てるんだろう? いや、そんなこと差し引いてもかなりの美人だ(モデルなんだから当たり前か)。
「ご注文はお決まりですか?」
「お、瞳くん久し振り! まだマスターに怒られてんの?」
「いいかげん回数は減りましたよぉ。林さんこそ忙しそうですね……あっ、独立おめでとうございます」
「サンキューっ。あ、オーダーか、ちょっと待ってくれよ……」
いつもは結構落ち着いたクールな雰囲気の人なのに、なんだか陽気だ。そりゃそうだ、ついに念願の独立! だし。
沢渡さんはいつの間にか例のひなたとかいう子と話し込んでた。
「あれ、じゃあひなたちゃんて瞳くんと同い年?」
「え、あきらくんて?」
「この方よー。ここのバーテン見習い」
「え?」
こちらを見上げたところに、思い切り視線を合わせてしまった。
あ。
わかった……誰に、似ているのか。
「あきらくんて、いうんだ?」
「あ、ええ……そうです」
ぎこちなくなっちまったかな。
「すごいのよー、漢字でヒトミと書いてあきらって読むの」
うわ、綺麗な名前ーっと彼女が驚く(大抵俺の名前を一発で読んでくれる人はいない)。
俺はどうしようもない想いに駆られていた。
そうだ、彼女、玲子に似てるんだ。俺の、今まででたった一人の恋人に。
玲子は一七歳の誕生日の夜、家族でお祝いをした後、皆寝静まった後に一人家を出た。もちろん翌朝は大騒ぎだった。家族が捜索願いを出した直後、この街を二分して流れる川に女性が浮かんでいると住民から通報があった。……玲子だった。
玲子は前の晩食事をしたときのまま、高校の制服を着ていた。着衣の乱れは全くなく、外傷なし、争った跡もないことから、自殺と断定された。遺書も日記も見付からず、理由は全く判らずじまいだった。
玲子は学校では人気者だった。明るくて芯の強い子だった。誰もが彼女のことが好きで、彼女も皆のことが好きだった。俺たちは同じクラスで、いつもクラスの中心にいて校内と教室を忙しく行き来する彼女に、俺も好感をおぼえていた。そんな彼女が俺に告白してきたのは、あれは夏休みが目の前に迫った頃。俺は剣道部の練習を早めに抜けて、誰もいない教室で荷物を片付けて休んでいた。(前の晩親父と飲んでいたから、暑さに負けて気分が悪かったんだ)
誰かが、開け放した後ろのドアから入ってきた。
「……西条くん? どうしたの、部活は?」
「あー勝海さんだー……駄目だ、頭がくらくらする」
「大丈夫? 熱射病?」
玲子はそう言って心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「……ねぇ、いきなりだけど、西条くん今彼女いる?」
「へ?」
まさかあの人気者勝海玲子が俺なんかのことを好きだったなんて思わなかったから、間抜けな返事をしたっけな。玲子は二人のことを隠すこともなく、いつの間にかクラス公認、校内公認になってしまっていた。
玲子は成績も良かった。これなら六大学だって平気じゃないか、との評判だった。
だから、誰も信じられなかった。玲子が自殺するなんて。
今でも時折思い出す。水に濡れたおまえの耳に淡く光ってたイミテーションのパールと、あの夜水面に揺れていた月。
その度に怖くなる。あの偽物の宝石と、欠けていく月の光が、記憶の中で引かれ合い、繋がって、一つになっていくんだ。俺があのピアスをあげなかったら、おまえは月に呼ばれたりしなかったんじゃないか。馬鹿らしいといつも思い直すけれど、やっぱりそんな気がして、急いでしまい込む。
「瞳くん、なにか作って?」
あ。玲子の眼だ。
「瞳くん? おーい仕事中だぞ、ぼーっとするなー」
「……あっ、すみません」
ひなたさんだった。俺はカウンターの中に戻っていたんだ。いつの間にかひなたさんと沢渡さんがトレードしている。沢渡さんは林さんたちと楽しげに談笑していた。
「なにかって言っても、俺たいしたもの作れないよ」
「いいよ、なにか得意なの作って」
得意なのって言ってもな、まだマスターのOK出るのも三分の一の確率だし……とりあえず、モスコミュールなら平気かな。
「はい、どうぞ」
ひなたさんはきれいな指でグラスを受け取って一口啜ると、満足そうに微笑んだ。あまりモデルっぽい笑い方じゃなくて、ただの女の子の顔だった。
「おいしい! たいしたものじゃないの、これって」
「マスターはまだまだだって言うけどな」
「ふぅん、厳しいんだね……」
また一口啜った。よく見ると、どうもノーメイクみたいだ。つまりそれは、素顔だって十分きれいだってことで……すごいな。
「ねぇ瞳くんて、結構もてるでしょ?」
「えーっ?」
「かっこいいもん。ねーねー、彼女は?」
彼女、か。そういや、作ろうとも思わなかったな……。
違う。いらなかったんだ。
「いないよ」
「あ、そうなんだ? なんだ、皆見る目ないなあ……」
この店気にいっちゃった、また来るね、なんて言ってひなたさんは帰っていった。
その三日後に来たのを皮切りに、ひなたさんは本当によく店に来た。ほとんど二日に一遍である。初めと違って、毎回一人だ。
その日は日曜日で、マスター夫妻が次の日から旅行に行くと言い出した。早春の京都に行くそうだ(いいなあ)。自然、店は二人のいない三日間休業である。
「こんばんわぁ!」
「おっ、いらっしゃいひなたちゃん。今日は仕事休みかい?」
「ええ、明日からまた雑誌の撮影ですわー」
ひなたさんは“サンクチュアリ”に来るときはいつもノーメイクだ。そしていつも、カウンターに立つ俺の前に座る。なんだかそれだけで、店の中の雰囲気が少し変わる。モデルだからかな、なんて思うけど、そうじゃない。ひなたさんだから、周りの空気を変えることができるのだと思う。そしてその空気は、日なたのように暖かく居心地がいい。店の常連さんたちとも、すっかり仲良くなってしまっていた。
「瞳くん、いつも作ってくれるの、頂戴」
「かしこまりました」
あの日作ったつたないモスコミュールを、ひなたさんは妙に気にいってくれていた。
──ありゃ、空っぽだ。
「ごめんちょっと待っててくれる? 酒足りないから取ってくるわ」
カウンターの奥へ回ると、同じことをしていたマスターが声をかけてきた。
「なあ瞳、ひなたちゃんって可愛いよなあ?」
「そりゃあそう思いますけど……どうしたんですかいきなり」
「瞳は今彼女いないんだろ?」
「だからどうしたんですって」
「いや、ひなたちゃんて瞳のこと好きなんじゃないかなあ、なんてな」
「はぁ!? 嘘でしょー」
嘘でしょー、とマスターの手前そう言ったけど、……どうもそうらしい。俺が暇になってカウンターの内側でグラスを磨いたりし始めると、俺にいろんな話をさせる。昔のこと、今のこと、趣味、いろいろ……。ひなたさんは人に話をさせるのが上手くて、しかも聞き上手だから、喋るほうもつい気分が良くなっていろいろ喋ってしまう。
「はい、お待たせ」
「ありがとう。ねぇ、入り口のところに貼ってあったけど、明日から休みなの?」
「うん、そう。三日間ね。あれっでも明日から仕事なんでしょ?」
「夕方には終わるもん。なんだ、明日から瞳くんに会えなくなるのか……」
何も言えなくなってしまった。胸の中に、忘れていた暖かみが戻ってきたような気がした。
同時に、眼の奥に淡い光が蘇る。それは冷たくて、胸の暖かさはすうっと冷めていく。白く、水に濡れて光る。白く、白く、光る。
「残念?」
やっと口を開いた。
「うん……でも、瞳くんも休みたいもんね。そりゃー仕方ないし」
素直な子だな……なんて、妙に感心した。俺はその日、上手くすりぬけて他の客の相手をして、その後ずっとひなたさんとは目も合わせなかった。
街を流れる川は、俺の好きな場所でもある。
この街の大抵の人が、幼い頃にはあの川で遊んだという記憶を持つ。街中だから釣りをする大人たちもほとんどいない。なぜかこの街の小学校は川沿いにあることが多いので、暖かい季節になると子供たちは遊び場を校庭から川へと移す。俺も、そうだった。小さい頃からあの川で遊んでいて、当然のようにあの川が好きだった。
その川へ、玲子は消えた。
どんな風に? 制服を着たまま──紺のブレザーに同色のボックスプリーツのスカート、赤いリボン、玲子はそれがとても良く似合ってた──俺がプレゼントしたピアスも、つけたまま。裸足で。あの夜は冷たい風が吹いていた……。
堤防から、川べりへ降りる。手前の方はまだ浅い。本流から枝分かれして、川というか水溜まりを作っているんだ。そこを白く細い足が横切る。ぴちゃ、ぴちゃ。ぬめっとした陸地を通り過ぎると、目の前を川が流れる。足元の小石に注意しながら、水の中へ、一歩、一歩。そう、このあたりから急に深くなる、もっと進むと流れに巻き込まれる……。
玲子の髪が、揺れた。
「瞳く────ん!!」
「えっ?」
振り返る。堤防の上に、……ひなたさんがいた。俺は、川の中に立っていた。ジーパンが膝まで濡れていた。
「なにしてんのーっ、まだ寒いんだから、風邪ひくよーっっ!」
おかしいな、店しめて、帰ろうと思って、それで……いつの間にか、家へと向かう角を逆に曲がっていた。川へ、足が向いていた。
まだ春は遠いようで、本当に水は冷たかったから、俺はすぐに川から出て、堤防の上にいるひなたさんの所へ歩き始めた。川は俺を呼び戻そうともせず、ただ淡々と流れているようだった。
「どうしたの瞳くん? びっくりしちゃったよあたし」
「いや、俺もよくわかんない……」
ひなたさんの家は川沿いにある一軒家だそうで(こんな郊外にもモデルは住むのだなと妙なことを考えた)、あの後家に帰ってまた犬の散歩に出てきたのだと言った。ばくという名(笑)のその犬は、人懐っこく俺の足元にまとわりついてきた。
「いくらなんでも、こんな時間に散歩してたら危ないよひなたさん」
俺は、しゃがみこんでばくの頭をなでながら見上げて言った。
「……瞳くん、ほんとに今彼女いないんだ?」
「……いないよ」
今日は月が出ていない。良かった。
「あたし、瞳くんのこと好きだよ」
柔らかい風が吹いた。川の中に月がある。俺は立ち上がる。
「ごめんね」
「どうして? どうして謝るの? あたしはただ、瞳くんのことが好きなだけ。別に付き合ってなんて言わない、瞳くんが嫌なら」
「違うんだ。好きに、なれないんだ」
「……え?」
眼の奥の冷たい光を見ないようにして、俺は言葉を押し出した。
「昔、恋人を亡くしたんだ。一七歳の誕生日の夜、この川に入って自殺した」
大きいひなたさんの眼が俺を見ていた。俺はその眼を見返すことができなくて、川の向こう岸を走る車たちの流れるライトの光を見ていた。
「家族も、もちろん俺にも、理由が分からなかった。学校では人気者で、成績も良かったし。俺といる時にも、いつも笑ってた」
ばくが足元にじゃれつく。
「わからないんだ……あいつが、どうして死んだのか。それを考え始めると、もう眠れなくなるし……でも、考え続けなければいけない気がするから。だから、誰も、好きになれないんだろうなって」
「……でも答えはないんだよ?」
ひなたさんが言った。俺はその顔を見ないようにして、帰るために堤防を降りた。
正直なところ、そんなことひなたさんに言ってほしくなかった。玲子のことを、彼女は全く知らないのだから。──話した俺が悪いのだ。
「瞳くん!」
俺の背中へ、ばくも、寂しげに鳴いている。
「あたしは、遠慮なんかしないからね!」
今日の夜には、マスターたちはこっちに着くはずだ。駅まで迎えに行こう、と何十杯目かのカクテルの味を見ながら思う。“サンクチュアリ”で働き始めてもう三年が経とうとしている。もうなんだか、マスターと一水さんが親のように思えてしまう。生んでくれた両親とは別の、両親。
マスターからはいつからか店のスペアキーを貰っていた。最初は怖くて仕方なかったけど、だんだんその怖さは気持ちのいい熱い緊張感に変わった。信用してもらっていることが嬉しかった。
マスターには、二人のいない間カウンターに立って練習をしたい、と頼んでおい��。明日からまた店を開けるから、今日は一水さんが頼んでおいた料理の材料も届く。だからいてくれると助かるなぁ、と一水さんが言ったのもある。まぁ毎日来ていたりするのだけど。
半地下になっているせいで、この店の裏口はない。(強いて言えばマスター夫妻の居住スペースに通じるドアくらいか)だから入り口のドアは『CLOSED』の札を出して、天気もいいから開けっ放しにしておいた。
店にはBGMをかけられる設備がない。ピアノがあるからだけど、俺はピアノが弾けないし、弾きながらシェーカーを振るのは無理だ。だから家から小さいラジカセを引っ張り出してきた。古いラジカセは、必死に音を出してくれている。
おっ、今回はいいかもしんない。ちょっと気にいったので、一杯飲み干すことにした。
ピアノの前の椅子に座る。ここに座って後ろを見ると、店内が見渡せるんだ。背もたれつきの椅子にまたがるように後ろ向きに座った。
なんだか疲れた……。三日間、毎日このカウンターに立って練習をしていた。店を開けているときは必ずしもシェーカーを振り続けているわけじゃない。こんなに酒というものに向かい続けたのは初めてだ。それでも納得のいくものなんて、──あったかな? なかったかもしれない。もしかしたら、マスターだって自分にOKなんて出してないんじゃないか、そんな気がした。
ふわりと風が入ってきた。まだ寒いけど、必死でやっていたからそうは思わなかった。心地いい。
グラスを持ったまま、軽く目を閉じた。
「今日はお休みじゃないの?」
あったかい。
目を開けると、ドアのところにひなたさんが立っていた。青空のかけらを従えて。
「お休み。俺だけだよ」
柔らかい笑顔を俺に向けると、いつも通りカウンターに座った。そしていつも通り、
「瞳くん、いつも作ってくれるの、頂戴」
俺もいつも通り、カウンターに立つ。
「じゃあさ、これ飲んでみて。いままででいちばん、かもしれない」
ほんと? そう言って、嬉しそうにグラスを受け取る。一口含んで、ひなたさんは驚いた顔をした。
「これ、いつもの?」
「そ、いつもの」
「……別のものみたいだよ? ほんとにおいしい」
しばらく、俺たちはお互いに黙っていた。ひなたさんはゆっくり、ゆっくりグラスを空けた。そして、脇の椅子に置いたリュックから、一冊のアルバムを取り出して一枚一枚めくると、俺の前に置いた。
「この子でしょ、瞳くんの亡くなった彼女って」
……控え目な笑顔を浮かべるひなたさんの隣で、──玲子が、笑っていた。ひなたさんの人差し指が指しているのは、玲子だった。
「……話聴いててさ、もしかして、って思ったんだ。玲子は彼氏ができたなんて一言も言わなかったから、違うかと思ったんだけど、あの川で自殺したなんて話他に聞いたことないし。で、気になっておととい玲子の家に行ったんだ。おばさんに会って、昔話なんかして、玲子って彼氏いたのって訊いたら、『あら、ひなたちゃん知らなかったの? 高校の同じクラスの子だって言ってたわよ』だって。それで、やっぱり玲子だったんだなって。
あたしと玲子って、幼馴染みなんだよ。幼馴染みどころか、誕生日も、生まれた病院も一緒でさ。だから親同士も仲いいの。でも家は遠くてね、同じ学校に行ったことはないんだ。
なのによく一緒に遊んでた。お互いの学校の話したりして。どっかで、似てたんだろうね。誕生日も、生まれたところも一緒だから、なんか、特別だったの、お互いが。好きな本だとか、音楽だとかも、よく似てた。
でもね、中学に上がった頃、玲子が物凄い反抗期になっちゃったの。家にいたくない、お父さんもお母さんも大嫌いだって、よくうちに逃げて来て、泊まっていったりしてた。一年くらいで落ち着いたけどね。そしたらあたしはそういう玲子を真近で見てたから、親に反抗なんてしなくなっちゃった。そこから、あたしたちの性格は正反対になった」
俺はじっと聴いていた。ひなたさんの遠い眼を見ながら、ゆっくりとカクテルを作り始めることにした。瞳くんも知ってるだろうけど、そう言って俺の眼を見返して話を続ける。
「玲子は明るくて元気で、強かった。二年生の後半だったかな、クラス委員に立候補したなんて聞いたから、驚いたよほんと。自分が楽しいことが一番だった玲子が、だもの。あたしは『世のため人のため』なんてカケラも考えなかったから、信じられなかった。そしたら玲子なんて言ったと思う?『皆が楽しければ私も楽しいよ』って。忙しいよ、疲れたよ、辛いよって言いながら、死ぬまで皆のために頑張ってた。それでも、充実してるっ! って顔してたもん、負けたわー、って思ったんだほんとに。
あたしは逆に、何もできなくなったの。玲子のそんな姿を見ていて、自分には何もできない、あんなに強くない、って諦めちゃった。とりあえず周りの皆と一緒のことしてれば生きていられる。そう思ってた。
そうしたら、玲子は急に自殺しちゃった。なんでだか、さーっぱりわかんなかったよ、あたしにも。
……でもね、だんだん、わかったの。もしかしたら、玲子は疲れちゃったんじゃないかって。おばさんも言ってたけど、玲子、行きたい大学だとか、将来の話って全然しなかったんだよ。そうじゃなかった?」
氷をグラスに入れながら、俺は何も言わずに頷く。
「だよね。怖かったんだと思う。だって、自分は皆が、皆と、うまくやって行けるようにって、それだけやってきたんだもん。周りはそれに甘えて、玲子が頑張ってる間に、いろんな夢を見て、それに向けて歩き始めてる。玲子には、その時その時を頑張るだけで精一杯なんじゃなかったのかな。それで疲れて、怖くなったんじゃないかなって、そう思ったの。
……瞳くんのこと、どうして教えてくれなかったのかなって考えた。なんでだと思う?」
さあ、わかんないな。俺は首を軽く傾けてみせた。
「悔しかったのかもね。あたしさ、高校に入った時に、少しでも自分を変えたくって、ロングヘアをばっさりショートにしたんだ。で、美容院で眼鏡外した時、美容師さんが『眼鏡、外したほうが可愛いじゃない!』って言うのよ。半分お世辞だったろうけど、妙に褒めてくれて、なんだか気分良くなっちゃって、コンタクトにしたんだ。んでその勢いでオーディション受けたらこれが大当たりしてさ。もしかしたら、そんなあたしが玲子を余計苦しめてたのかもしれないんだ……」
どこかで、玲子が笑った。
「そんなことないと思うな。玲子さ、死ぬちょっと前、俺と一緒にいたんだよ。その時、誕生日の同じ、大切な親友がいるんだって初めて教えてくれたんだ。じゃあ今日一緒にお祝いしたかったんじゃないのって言ったら、その子は今日暇が取れないから、──仕事だったんでしょ、ひなたさん。──昨日二人でお祝いしたの、特別だから二人きりで、って嬉しそうにしてたよ」
やわらかくて甘い桃のカクテルを作った。ピンク色の液体をグラスに注いで、ひなたさんの前に置く。
「ありがと。瞳くんは?」
「俺は、これ」
バーボンをロックで。きれいに調和したカクテルもいいけど、たまにはこんなシンプルな味もいい。
「乾杯、しようか」
「何に?」
ひなたさんの眼には、桃のカクテルと似たような涙が浮かんでいた。きっと、甘いだろうな。なぜかそう思った。
「玲子に」
次の日から、“サンクチュアリ”はまた営業を始めた。マスターは、時々俺に難しいカクテルも作らせてやる、と言った。一水さんも、モスコミュールは一級品だね、うちの旦那より上手いかも、なんて言った。そしてなんと、それは俺の特別カクテルにされてしまったのである。ひなたさんが『Eye's Cocktail』なんて名前をつけてくれた。瞳のカクテル──俺の、カクテル。そうさせたのは、ひなたさんだ。
そのひなたさんは、やっぱり二日に一遍は店に顔を出す。そして、いつもこう言う。
「瞳くんのカクテル、作って?」
ある日、ひなたさんがこう言った。
「ねぇ、今でも玲子のこと好き?」
俺は、全く迷うことなく答えた。
「好きだよ。きっと、いつまでもね」
「良かった。あたしも玲子のことずっと好き。でもね、瞳くんのことも好きなんだ」
ひなたさんはそう言って、日だまりのように笑った。そしてその日だまりが、眼の奥に冷たく光る白く淡い光を、ゆっくり、ゆっくりあたためていくのを、俺ははっきりと感じながら、より良い調和を作り出そうと、毎日を過ごす。
冷たい真珠色した月をあたたかい光で包むことができたら、それを心のいちばん大切なところにしまい込んで、俺はまた恋をしてみようと思う。
なくさないように、しまっておこう。
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2020.4.8wed_tokyo
朝、布団の中で相方さんが笑っていて
どうしたのーと眠気まなこで聞くと
難波のライブハウス「ベアーズ」のドネーショングッツがやばいと教えてくれた
山本精一さんの手書きの”護符”や、
精一さんの完全無観客、無配信ライブの”フィジカル”チケット販売とか
ベアーズ永久フリーパス20万円とか(これ買う人結構いるよね?)
すごいね。護符買おうよ。と話した。
他にも京都メトロや、アバンギルドのドネーションなどをながめた
できるだけ応援したいけど、自分ができるお金の限界もあるので考える
だけど、ささやかだができるだけ誰かに知ってもらう手伝いはできる
こうみると、自分がよく行く関西の音楽シーン(200人規模入るライブハウスとか)の動きは
よく情報として入ってくるけど
東京は映画館とか小さいライブハウスの情報しか入ってこない(私だけ?)
この差というか、地方にある場所の仕組み、みたいなことを考える
音楽をする場所は本当に大事なので、
明日みじかな友達とオンライン会議でそのことをちょっと話す予定
・
最近決めていることがあって、
午前中に朝ごはんと昼ごはんは作っておいて
洗濯は毎日することにして
ちゃんと着替えて、いつも通りお化粧をして、一日家にいる
ということをやっている
あまり疲れること(電車に乗るとか)をしないので
変な欲がないためか、大好きなビールも全く飲みたくなく、
甘いお菓子も欲しないので、自分でシンプルなおやつを焼く
お酒はいいちこのソーダ割りを夕飯に小さいコップ1杯
美味しい季節の野菜を噛んでいたらとても満足
動いてないのに数日で2キロも痩せた 不思議
・
相方さんは厳重注意のなか今日も職場に行った
古本屋の店舗は閉めて、倉庫作業となる
昨日、そこの店長おはぎちゃんの奥さんのあやちゃんが
あいちゃんにもと、可愛い布マスクを3つ作って、プレゼントしてくれた
あやちゃんはおおさわあやちゃんと言って唄を歌うひとです
とても染みたので、こないだ京都「うね乃」で買った
白だしをお礼に包み持たせました
着てきた服は一応、ジェケットも毎日洗うことにした
なので、今日はブルーのジャケットですよ(バックプリントは井手健介くんが描いた猫)
・
一昨日は、近所の友達と会う予定があり、
一瞬だけ渡すものを渡して、自転車でサイクリングしよう
と話をしていたのだけど
日に日に会えないねとラインをして
結局会わないことになった
京都から届いたたくさんの野菜を渡したかったのだけど
これは保存食にしよう
可愛いつくしは長く食べれるように砂糖漬けにして
本当は誰かにあげれたら嬉しいな
いつになるのかな
昼、家の屋上が広くて救われる
いい天気でうれしい
サボテンや植物も日向ぼっこで全員外に出してあげた
ふっと見たら、風で倒れて姫キリンの木が折れていた・・・
今日から毎日14時くらいに屋上の同じ場所から定点観測記録を撮ることにした
武蔵小山駅が一望できる構図
何かに毎日UPしていこうかな
・
本当は今日は、週に2回行っている会社のテレワークの日だったのだが
おととい、しばらく会社の休業が決まり、今日も自分の自由時間となった・・
月曜日にそれを聞くまでは、覚醒したように前向きでテンションも高かったが、
自分の未来を目の当たりにして少し落ち込み
そのやる気は、確実なお金の安心感が少なからずあったからだと感じた
周りのみんなもきっとそうだな
とは言っても、落ち込んでてもしょうがないのと
なんでも重症化しない性格なので、すぐになんかヤルゾと思う
半分仕事がフリーランスなので、春、GWの仕事は全部飛んでしまったが
これもあまり深刻にはなっていなくて(なんでだろう?性格なの?)
全てがなくなったとき、自分が何をするか 考えるか、動くか
ということに興味があり、楽しみでもある
絶望の発表が昨日あったけど
毎日、これからなにやってもいいのか!っていう状況に希望がある
・
2月末から、様々なことが起こり、
イベントの中止や延期、仕事の日々の判断で毎日とても心が疲れていた
だから今は本当に心落ち着いていて ゆっくり誰かのことを考えられるのがうれしい
仕事の中でも、この状況で人の本質が見えるところがたくさんあって
これから自分がいる場所や関わるものがしっかり見えてきた
そして大切な人がより明確になってきたと思う 大事だ
今、世の中は見えないものへの不安でいっぱいで、
でも個人的には、とても解放された気分で、とても清々しい気持ちでいて、
本当に、自分がなんでもなくなるみたいな一生に一度もないようなチャンスな気がしてる
みんなで協力して頑張ろうって強く思ってる
こういうときに 家族みたいな三茶の友達の店ことがとても心配で
通販サイト立ち上げようか?とか余計なお節介メールをたくさんして
最後は自分の収入などを心配され 心配が逆転する
今、好きな人たちに自分ができることはなんでもしてあげたいって思う
(暇というか余裕があるからかな)
自分は結構冷めた人間だと思ってるんだけど
この湧き上がる感じなんだろう 綺麗事じゃなくて 動きたい情熱
・
会えないけれど、会いたい大事な人や、それを
なんらかの形で残せないかなと思い、1週間くらいまいにちそのことを考えていて、
このたびみんなの日記のサイトのようなものを立ち上げるとにした
自分はチェットやテレビ電話でみんなが考えていることを聞いて勇気が出た
なので、誰かの言葉や考えていることを知って誰かの未来の勇気みたいなものに繋がったらいいな、と、とりあえずはじめてみます
「一日遅れの日記」というものです
山口洋佑画伯にビジュアルの絵を書いてもらって、
尾花大輔くんにロゴの字をデザインしてもらいました
最高です
明日ローンチ予定です
夜中に相方の髪の毛を屋上で切る 今日の夜はスーパームーンだよ
-プロフィール-
鷹取愛(山ト波) 37歳
山ト波という名前で、東京や京都を中心にイベントや展示の企画などをしています。
opantoc名義で変なものも作ります。漫画も描きます!
https://yamatonami.tumblr.com/
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メガネをかけた人だけで作った「萩の鶴メガネ専用」。メガネの日の今日は、これで乾杯♪(呑めないけど…) #メガネの日 #萩の鶴メガネで乾杯 #お酒好きな友人にプレゼント予定 (グラステーラー glass tailor)
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きらきらひかる夜
・12/23
はせがこっちに来てくれた。夕方一緒にイルミネーションを見に行った。地元だからいつでも行けるしいいやーって感じでいたので行くのは初めてだった。はせはもしかしたら最初で最後かもしれないな、と思った。だって何度も来るようなところじゃないしね。寒い夜では無かった。イルミネーションってずっと見ていられるものでもないなと思う。ある程度見たら満足してしまう。イルミネーションも綺麗だけれど私はどこかの山から見る夜景の方が好きだな、と思った。予定外に乗り物乗り放題のパスポートを買ってジェットコースターやら観覧車やらに乗った。ジェットコースター、甘く見ていた。結構ぎゃーぎゃー言った。
「はせ、案外怖かったね」
「俺は隣の人(私)の方が怖い」
園内を出てからはご飯を食べに行った。はせはよく食べる。私も食べる。ラジオからはクリスマスの曲ばかりが流れていて楽しいな、と思った。
・12/24
まだ真っ暗の夜明け前プレゼントを渡した。「もったいないしちゃんと出掛けるときくらいしか使えない」と言い出した。普段使いしてくれ。何のためにおとなしい色にしたと思ってるんだ。
ちゃんと起きたのは10時頃。支度をして喫茶店へ。サンドイッチをたらふく食べて気づいたら12時越え。映画の時間が迫っていた。ボヘミアンラプソディを観に行った。格好いいなと思える映画だった。超無知で観に行ったけれど250分あっという間だった。曲も聴いたことがあるものばかりで凄く楽しめた。鳥肌たった。はせは感情が顔に出ないタイプだけれど二度ほど泣きそうになったらしい。フレディがバンドに戻りたいと懇願するところや最後のライブシーンも涙が出そうになったけれど、ゲイを告白した時に「つらいのはあなたは何も悪くないってこと」なんて言ったメアリーが素敵だったなあ。しかも最期まで友人でいたなんて超かっこいいなあ。
映画が終わってからははせが乗る新幹線の駅まで行って百貨店やデパートをまわった。居酒屋さんでご飯を食べた。はせがめちゃめちゃ飲んでいた。飲むペースが早すぎた。私の心拍数ねずみみたいだった。カラオケにも行った。FINLANDSを調子に乗って歌ってみたけれど歌えなくてあまりにも歌えないので笑えてしまった。自分がこんなに歌が下手なんて忘れてた。たぶんもう行かない。
はせを見送った。何度も経験しているけれど見送る方が嫌だなと思う。なんでだろうね。
♡2018/12/26/09:27
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来週はあの子の誕生日なので気分が上がらない。どうせあの子は前日からデートなので。わたしは「誕生日おめでとう」と一言連絡することしかできない。同じ理由でいまからクリスマスも憂鬱です。
あー今年も別れなかったんだ、あーそっか。…とか、思ってしまう。実は少し前からずっとそんなこと考えている、なんて。しょーもない。
自分の幸せを考えるより他人の不幸を祈ってしまう、そういうところがダメなんだよ。
とはいえ。これまでちゃんとプレゼントを渡したこともないので(基本的にもらった人にあげるタイプ)、最後(かもしれないから)になにかあげたい、とは思う。わたしの誕生日にくれたほろよいのお返し、ってテイでね。お酒が好きだからちょっといいやつとか…なんて考えたけど詳しくないし。おしゃれなグラスとかいいなぁ…とかも考えてるけどどこで買う?その辺の雑貨屋で見繕うのは嫌だし。
なんかもっとさりげなくて、印象に残るもの、ないかなぁ…。
◆
気分が上がらない、とはいえそれは楽しみなこともそれなりにある。今週いちばん古いネットのお友達とライブに行くことや、来週あの子も含めたたくさんお酒を飲む予定の飲み会とか。
なんだかんだいまのいちばんの不安要素は国家試験です。本当に勉強が進まない。
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