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#スウェーデン:サフラン
vegehana-food · 9 months
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✿ ルッセカット | Lussekatt ・スウェーデンではクリスマスシーズンにLussekatt「ルシアの猫」という名のサフランパンを食べます。1年で一番暗い時期にあたる12月13日に、光の聖人「ルシア」を祝う祭があり、聖ルシアがこのパンを配ります。 ・ ・「ルシアの猫」という名前の由来は定かではありませんが、昔のドイツでは、悪魔が配っていたパンを「悪魔の猫」と呼んでいたことから、聖ルシアが配るパンを「ルシアの猫」と呼ぶようになったとも言われています。 ・スパイスに使うサフランは、アラビア語の「黄金にする」という言葉が変化したもので、スウェーデンでは1800年代からクリスマスのスパイスとして使われてきました。そして、このサフランを使ったルッセカットは、ルシア祭とクリスマスのための特別なパンになりました。千年以上も前から、黄金色のサフランパンは不思議な力を持つと信じられ、願いを込めて様々な形に作られてきました。地方によって形が異なり、車輪や人や動物の形など、その種類は20以上もあるようです。焼いたサフランパンのいくつかは、来年の豊作を願い、種を蒔く春までとっておくことから「種蒔きのクッキー」とも呼ばれていたそうです。
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holespoles · 3 years
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The Festival of St. Lucia, painted by Swedish painters.
From the first to the last, Jon Bauerl, Elsa Beskof and Carl Larsson. Beskof's, uniquely shaped bread on the tray is the St. Lucia Day bread with saffron.
スウェーデンの画家たちが描いた聖ルチア祭。
1枚目から順にヨン・バウエル、エルサ・ベスコフ、カール・ラーション。ベスコフの、トレイの上の独特な形のパンがサフラン入りの聖ルチアの日のパンです。
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coffee-and-espresso · 3 years
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おはコーヒー🌞 @_fikafabriken_ で買った シナモンロールとルッセカットで 朝ごパン。 シナモンロールは安定の美味しさ。 #ふたりぱぱキッチン で気になっていた ルッセカットはスウェーデンで クリスマスの時期によく食べられる 菓子パンだそうです。 サフランの風味いっぱいの シンプル美味しいパンでした。 日本で楽しむ北欧の文化🇸🇪 https://www.instagram.com/p/CX7VBkIjwuk/?utm_medium=tumblr
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le-koppi · 5 years
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【12/13 聖ルシア祭】 スウェーデンでは、 12/13は光の祭典 聖ルシア祭 · 聖女ルシアの命日が 12月13日旧暦の冬至だったこと、 スウェーデンに伝わる 光の妖精 Luciaの伝説と結びつき 1年で一番夜が長い日に ‘ 光の温もりを灯す’ スウェーデン独特のお祭りに · この日の朝は、 サフラン入りの Lussekatter ルッセカットを!! そしてGlögg グロッグ ホットワインを一緒に.*˚ · そこで12/13のモーニングは、 このルッセカットを!! · そしてLe Koppiのいる ヤマワラウさんの店舗も 寒くなってきたので… ホットワインのグロッグも 県産ワインで提供します🍷✨ ぶどうジュースでノンアルも♥ · グリューワインやバンショーと 違うところは、 アーモンドとレーズンが 浸っていること♥ 飲み終わり、 最後にお楽しみください❁¨̮ · · グロッグは、 水曜からお出ししますので、 朝から温まっても、 仕事終わりの1杯にも ぜひ、お楽しみください🍷 · 寒いから出ないんじゃなく、 一緒に楽しみましょう❄✨ (R/shoei) https://www.instagram.com/p/B52olzIpJXg/?igshid=2vyy63ypqq0b
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How to Spend Christmas in Sweden
大学で出会ったトビアスの実家に招いていただき、友人たちとスウェーデン第二の都市ヨーテボリへ小旅行に出かけました。スウェーデン流クリスマスの過ごし方を満喫。
お家の中はクリスマスカラーで飾り付けられ、フレッシュなもみの木のディスプレイ、スピーカーからはクリスマスミュージックが流れ、ゆったりとした休日です。家は比較的新しいモダンなデザインでしたが、家具に祖父母から受け継いだ椅子や、書斎部屋の壁には祖父のスキー道具が飾ってありました。家族の思いが込められたものに、自然と心が惹かれてしまいます。
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1日目はみんなでクッキング。12月になると、スウェーデンのスーパーやパン屋さんで良く見かけるお菓子「Lussebulle/ Lussekatt」と「Gingerbread cookie」を一緒に作ってfikaをしました。
「Lussebulle/ Lussekatt」は、サフランが入ったロールパンで聖ルシア祭の食べもの。しっぽのような形をしていて、真ん中にレーズンがちょこんと乗っています。聖ルシア祭とは、光の聖女ルシアにちなみ毎年12月13日に冬至を祝うものです。「Gingerbread cookie」はジンジャークッキー。
サフランには入眠作用や薬膳効果があり、日本でも昔から婦人病の漢方や鎮静剤として使われていたという記述を見つけました。また、ジンジャーは血液の循環を良くし、体を芯から温める効果があります。どちらのお菓子も、寒い冬を乗り越えるために昔から口にされていたと考えると、先人の知恵に頭が下がります。
「fikaは心に良いね」と友人は言っていましたが、1日の中にお茶やコーヒーを一服する時間がスウェーデンの人は本当に多いです。福祉施設や学校にも、必ずfikaをする場所を設けているのも興味深い点です。日の入りが早くお家の中で過ごす時間が多いからこそ、人とのつながりの時間を持つことの大切さを実感します。
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夜は「Lisebergsteatern(リンズバイ遊園地)」に連れて行ってもらいました。街の中心に位置する遊園地です。12月になるとクリスマスマーケットが開かれます。赤や緑のライトボールが空いっぱいに広がる景色が、なんともロマンチック。園内には、スウェーデンの昔ながらの暮らしも展示してあり、"農家"になりきった人々が焚き火をして暖をとっていました。部屋の中には笑が敷き詰め、寒さをしのいでいたそうです。
また、スタッフが柊をぶら下げて立っているのを発見。下を通ったカップルはキスをするそうです。(スタッフさんはどんな気持ちで待っているんだろう、、)
最後に雨の中、空中ブランコに乗り大はしゃぎ!夜空の中で足をぶら下げライトアップの光に包まれる、とても夢のある空間でした。
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最終日の夜には友人が手料理を振る舞ってくれました。料理が好きになったのは父親の影響だとか。ヨーテボリは新鮮な魚介がたくさん取れるので、鯖サンド、卵がたっぷりついたエビ、そしてムール貝をマッシュポテトと美味しくいただきました。
温かい時間を一緒に過ごさせてくれたトビのご家族に感謝です。
Photo credit: Chihiro
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gereportsjp · 8 years
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最先端3Dプリンター技術で作る航空機エンジンのタービンブレード
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この数年、世界を代表するエンジニアや経営者たちがひっきりなしにイタリアのピエモンテ��にあるカーメリを訪れています。カーメリはどこまでも続いていそうな平らで肥沃な平野に位置し、国を代表する工業都市ミラノと、トリノの間に挟まれたとても小さな街です ―― 街で一番にぎわっている場所といえば、12人も集まればすぐにいっぱいになってしまうピッツァリア(ピザ専門のレストラン)ぐらいでしょうか。
3年前、このカーメリに、GEアビエーションの傘下にあるアビオ・アエロはヨーロッパ最先端といえる3Dプリンター工場を建て、操業を開始しました。以来、世界中から「未来のものづくりを見たい」という訪問者が後を絶ちません。GEアビエーションの社長兼CEOであるデイビッド・ジョイスも、「この工場に来れば、3Dプリンターがどんな可能性を秘めているか理解できるでしょう。ここには最先端が詰まっています」と話しています。
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アディティブ・テクノロジー、いわゆる3Dプリンターの技術は、インターネットが情報やショッピングの仕方を全く新しいものにしたように、ものづくりの現場に革命を起こしています。アディティブ・テクノロジーでは、原料の層を重ねては溶かすを繰り返し、下から上へ立体的に造形して部品を作ります。エンジニアはコンピューター上で部品をデザインし、その図面を3Dプリンターに送ります。プリンターは送られてきたデザインのファイルを分解して一つ��とつの層に置き換え、適切なパターンで各層をつなぎます。
「どんなに複雑な形状でも、作れます。お望みなら中が空洞になった構造でも、骨のような形でも」とカーメリにある工場で製造エンジニアを務めるダリオ・マンテガッツアは自信を示します。
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イタリア・ピエモンテ州カーメリにある3Dプリンター工場の外観 (写真:アビオ・アエロ)
GEアビエーションは、昨年、レーザービーム方式の3Dプリンター機械メーカーであるコンセプトレーザー社を買収したほか、電子ビームを使う3Dプリンター機械メーカー大手であるアーカム社の76%の株式を取得しました。これにより、それぞれの本社があるドイツとスウェーデンにも拠点を拡大させました。アメリカにも、アディティブ・マニュファクチャリングの先駆者的存在であるモリス・テクノロジーの本拠地シンシナティや、3Dプリンター製造の工場があるアラバマ州オーバーンなどに拠点があります。ただ、GEアビエーションCEOのジョイスは、「イタリアとアビオ・アエロは、GEアビエーションのアディティブ・エコシステムが成長するうえで中心的な役割を持つことになるでしょう」と話し、カーメリがGEのアディティブ・マニュファクチャリング戦略を語るうえで重要な拠点であるとの見解を示しています。
GEとサフランの合弁企業、CFMインターナショナル製の商業用エンジン「LEAP」が搭載している燃料ノズルは3Dプリンターの技術を使って出来ていますが、これは、いわゆるレーザー方式の機械を用いて強力なレーザーにより金属微粉末を何層にも溶融させて作っています ―― ちなみに、一層の厚みは20から80ミクロンと人の髪の毛よりも薄く、1250層も重ねてようやく1インチの積層材料になります。
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3Dプリンターで作られた燃料ノズルはLEAPエンジンに搭載され、すでにヨーロッパやアジアの空を飛んでいる
一方、カーメリの工場では、アーカム社製の電子ビーム方式の機械を使っています。これを使うことで、レーザー方式より4倍も厚く、さらには数倍の強度を持った部品を製造することができるほか、ニッケル合金の半分の軽さであるチタンアルミの積層造形も可能になっています。
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カーメリの工場にはアーカム社製の機械が並んでいる (写真:アビオ・アエロ)
カーメリの工場では、このような機械20台ほどを使って、2020年にも商業運転を開始する予定の次世代航空機ボーイングB777X用エンジンであるGE9Xに搭載される低圧タービンブレードの後段を積層造形しています。
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アビオ・アエロでは、アーカム社製3Dプリンターを使って GE9X用低圧タービンブレードの後段をチタンアルミから作っている (写真:アビオ・アエロ)
先述のカーメリの工場で働くマンテガッツアは、電子ビーム方式で作った積層造形のことを「最高に自由度の高い製造法」と表現します ―― なぜなら、部品の形状を変更することもできるし、一つの機械で同時にさまざまな部品を製造することもできるからです。
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GE9Xの低圧タービンは6段のブレードから成り立っていますが、前段のタービンは日本のIHI社が担当しています。それ以外にも、IHIは、低圧タービンのモジュールである、ディスクやコーンシャフト、軸受けなどを製造しており、これらはアビオ・アエロの工場に送られ、そこで組み立てられています。
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shotaman3496 · 7 years
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”Fisksoppa” スウェーデンの伝統的なスープ 白ワインの香りとサフランは何でもない日常を豊かに。 #soholm#actus#soholm天王洲 (SØHOLM)
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le-koppi · 5 years
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* · 【12月の金曜日限定メニュー】 なんで北欧に憧れるか… 昔ながらのことが 今でも日常に根付いて見えたり 極夜があるからこそ、 自分の時間や家族との時間を 大切にして見えるから · 12/13には聖ルシア祭 灯りのお祭りです。 この時に食べる Lussekatt ルッセカットというサフランのパンを焼きました。 今週と来週金曜日だけです。 · サフランはアラビア語で “ 黄金にする ” という意味からきてるそう · そしてルッセカットは ルシア(聖人)の猫、 Sの形が温かいところで 丸くなって寝てる猫に見えてくるかも · グロッグ スウェーデン流ホットワインと 食べるそうですが、 飲めない方もいると思うので ラズベリージャムとお出しします · 12/6(金) 11時までモーニングの後、 今日は午後少し留守にしますが 16時半からまた開けます。 もっと早く開けられたら またストーリーでお知らせします (R/shoei) https://www.instagram.com/p/B5tbo_cpqLd/?igshid=59g43pw396w
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gereportsjp · 7 years
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軽くて強い3Dプリンター製部品、航空機エンジン実用化までの軌跡
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航空機エンジンは大きくて複雑ですが、驚くほど小さな部品がその性能に大きな違いを生み出すこともあります。今からさかのぼること、10年。GEアビエーションとフランスのサフラン・エアクラフト・エンジンの合弁企業であるCFMインターナショナルは、燃費効率の良い新型エンジンの開発に着手しましたーーこれが昨年夏から商業運転を開始したエアバスA320neoに搭載されているLEAPエンジン開発のはじまりです。CFMインターナショナルが手掛けるエンジンは単通路型のナローボディー機用エンジンが主流で、このマーケットは規模が大きいため収益が期待できる一方、燃料消費と排気ガスを劇的に低減させる必要性に直面していました。
そんな中、カギとなったのは燃料ノズルでしたーーGEアビエーションは、試行錯誤の末、効率的にエンジンの燃焼器に燃料を噴射できる燃料ノズルの設計に成功したのです。最近までGEアビエーションでエンジニア部隊を率いていたムハンマド・エフテシャミーは「なんとまぁ、これはスゴイ設計だ、と思いましたよ」と振り返ります。ただ、一つ問題がありましたーー内部構造が非常に複雑な燃料ノズルの先端部には溶接やロウ付けが必要な部品が20点以上もあり、設計通りに製造するのはほとんど不可能だったのです。「8回も鋳造を試みたけど、ことごとく失敗してしまったんだ」とエフテシャミーは続けます。
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ムハンマド・エフテシャミー 現在はGEアディティブの責任者として3Dプリンター事業の拡大を進める
一方で、シンシナティを拠点とするGEアビエーションのエンジニアたちは、1990年代から3Dプリンター技術のパイオニアであるグレッグ・モリス氏が創設した地元企業のモリス・テクノロジーズと協働してきました。モリス氏は人間のものづくりの手法を静かに変えてきましたーー材料を切削するのではなく、レーザーを使って髪の毛ほどの厚さの金属粉末層を溶接して積層することで、コンピュータ上にあるファイルをもとに複雑な部品を3Dプリンターで造形するのです。この一連の製造技術は、材料を切削するのではなく積層するため「アディティブ(積層)」と呼ばれています。
GEのエンジニアたちは、長年、モリス氏の工場にある特注の機械で新型エンジン部品の試作品を造形し、新しい設計を何度も繰り返し試してきました。しかし、エフテシャミーをはじめとするプロジェクト担当者にとって、最も関心があったのは3Dプリンター技術を用いて複雑な部品を大量生産することができるかどうかでした。なぜなら、これはまだ誰も挑戦していなかった試みだったからです。
彼らはモリス氏と秘密保持契約を結び、複雑なノズル先端部の設計図を共有しました。モリス氏は3Dプリンター技術を使ってニッケル合金でこれを造形し、数日後にチームを招きました。「あの日のことは今日のことのようによく覚えています」とエフテシャミーは振り返ります。「興奮と不安が交錯した心境でした。解決策を見出せたと思った反面で、この技術は過去何年にもわたる努力を水の泡にし、また、我々の財務モデルにも大きな変化をもたらすだろうと思いました」
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25%もの軽量化を実現した、LEAPエンジンの3Dプリンター製ノズル
完成した燃料ノズルはチームの大きな期待に応える仕上がりでした。20部品すべてが一体化されていただけでなく、これまでの燃料ノズルに比べ25%の軽量化と4~5倍の耐久性を実現していたのです。「信じられないくらい素晴らしいテクノロジーだと思いましたよ。航空機エンジンの設計は複雑ゆえにコストがかかります。でも、この技術は洗練とコストダウンを両立できるんです。これはまさにエンジニアの夢で、こんなことが可能になるとは思ってもみませんでした」とエフテシャミーは話します。
GEアビエーションは2012年にモリス・テクノロジー社を買収しました。その後すぐにアディティブの限界についてテストをし、新たな適用先について模索し始めました。エフテシャミーとチームは、数台の3Dプリンターをメイン拠点から殺風景なビルへと運び出し、古い商用ヘリコプターのエンジン部品を造形する試みを密かに開始しました。「私たちは6人のエンジニアを連れて行き、エンジン全体の何割を3Dプリンターで製造できるか確認しようと伝えました。予算を削られたくなかったので、この動きを財務管理担当に気付かれないようにしながらね」とエフテシャミーは苦笑します。
そして、ついに極秘の取り組みは報われました。チームは18カ月の間にエンジンの半分を3Dプリンターで製造できるようになり、900点の部品をたった16点に減らしました。この中には従来300の部品でできていたものもあります。これらの部品は従来品より40%軽く、60%安く仕上がりました。「これまでのやり方でこれらの部品を作ろうとすれば、だいたい10~15社のサプライヤーが必要で忍耐力も求められます。ナットやボルトを準備し、溶接したり締め金を取り付けたりもしなければいけません。でも、それらはすべて不要になったんです」とエフテシャミーは説明します。
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2014年までに、エフテシャミーのチームは上司であるGEアビエーションの社長兼CEOデイビッド・ジョイスに報告するに足る成果を得た実感を得たといいいます。ただ、ジョイスはCEOに就く以前、エフテシャミーと同様に何十年もGEのエンジニアとして働いており、誰よりも厳しい評価をするだろうと覚悟していました。彼に成果を報告し、まだ胸に留めておいてくれと頼んだところ「そんなことはありえない。ジェフ(GE会長兼CEOのジェフ・イメルト)に伝えたいし、取締役会でも報告したい」とジョイスは答えました。
ジョイスとのミーティング後、事態はどんどん進展し始めます。3Dプリンター製の燃料ノズルを大量生産するための体制を整える専任チームも発足しました。この燃料ノズルはCFMインターナショナルの歴史のなかでもベストセラーのエンジンであるLEAPに組み込まれています。CFMインターナショナルはこれまでに12,200台以上のLEAPを受注、リストプライスでの受注額は1,700億ドルを上回っています。今では、米国アラバマ州オーバーンに燃料ノズルを製造するための工場も設けています。
その間、別のエンジニアチームは次なるチャレンジに取り組んでいましたーーまったく新しい先進的なターボプロップエンジン(ATP)の開発を決めたのです。このチームは、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)を活用することで855の部品をわずか12点にまで集約することに成功、設計がよりシンプルになったことで軽量化に加えて、20%もの燃費改善や10%の出力アップを実現しました。また、3Dプリンターを使って素早く試作品を作り出すことが可能になったおかげで、開発期間は3分の1に短縮しています。テキストロン・アビエーション社は、昨年の夏、新型のビジネスジェット機であるセスナ・デナリにこのエンジンを採用することを決めています。
GEは、アディティブ事業のポートフォリオ拡充を進めており、昨年には10億ドル以上を投じて産業用3Dプリンター製造の分野で業界をリードする二つの企業、スウェーデンのアーカム社とドイツのコンセプト・レーザー社の株式の過半数を取得しました(コンセプト・レーザー社は完全子会社化)。コンセプト・レーザー社は金属粉末から部品を積層するレーザープリンター、アーカム社は電子ビームのプリンターを製造しています。電子ビームの機械はより速い造形、厚さ100ミクロンの層の溶融、レーザープリンターの2倍の照射幅を実現します。また、鋼の半分の軽さでありながら、成形が極めて難しいチタンアルミのような素材からも部品を積層することができるのも特徴です。実際、イタリアのカーメリにある工場では、GE90よりさらに大きい航空機エンジンGE9X向けのチタンアルミ製低圧タービンブレードをすでに製造しています。
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GEのアディティブに関する取り組みは始まったばかりです。GEの会長兼CEOのジェフ・イメルトは毎年恒例の株主の皆様への手紙の中で、「アディティブ・マニュファクチャリングの長期的なマーケットポテンシャルは非常に高く、750億ドル規模に達する」と確信していて「現在は3億ドルほどの収益規模だが、2020年までには10億ドルのビジネスを作り上げていく」と述べています。アーカム社とコンセプトレーザー社への投資は、3Dプリンター事業をGEの社外のさまざまな産業を対象に展開するための第一歩で、両社のマシンは航空宇宙や自動車産業をはじめ、医療インプラントやジュエリーなどの産業でも活用されるようになるだろうとエフテシャミーは言います。
アディティブ・マニュファクチャリングはすでにGEアビエーションを筆頭にGEオイル&ガス、GEパワー、GEヘルスケアなど複数の事業部門で成果を挙げています。GEアディティブは、最近、シンシナティ近郊にアディティブ・トレーニング・センター(ATC)をオープンしました。その施設には金属材料を積層するプリンターが約30台、プラスチック材料を積層するプリンターは約40台設置されています。ここは、GEの中央研究所であるGEグローバル・リサーチーー1990年代初頭に世界で初めて3Dレーザープリンターの一つを開発したーーのエンジニアと緊密に協働しながら開設に至りました。なお、GEは、ピッツバーグ近郊にもアディティブ・テクノロジー・アドバンスメント・センター(CATA)と呼ばれる同様の施設を持っています。
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アディティブ・テクノロジー・アドバンスメント・センター ピッツバーグ近郊のこの施設でもアーカム社製3Dプリンターが稼動している
ATCは年に数回、「マニュファクチャリング・ブート・キャンプ」を開催、数百人のエンジニアが研修に参加しています。そして、研修を終えたエンジニアたちが習得したアディティブの知識を各事業部門に浸透させるのです。エフテシャミーは次のように述べています。「マシンの使い方を習得させたら、実践的な課題を与え、エンジニアたちに言うんですーー解決策を見つけてそれを3Dプリンターで造ってみろってね」 ATCでは、ものづくりに携わるエンジニアたちにプリンターの使い方をマスターさせるだけでなく、材料の専門家を訓練してサプライチェーンの再構築も図っています。「今、何百機もの大きな航空機が世界中を飛び、機械部品を運んでいます。でも近い将来そんなことは全部不要になって、必要なものは3Dプリントするだけで済むようになるかもしれません」
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