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#フロリダ・サウンド
fuckyeahabocado · 4 years
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2020年年間ベストアルバム
2020年の年間ベストアルバムを25枚選びました。ジャケットをクリックすると購入先へ飛びます。
1. Shoreline Mafia「Mafia Bidness」
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西海岸のラップグループ。
感情を表に出さないような冷徹なラップを、殺伐としたバンギンなものが中心のサウンドで聴かせる傑作です。ラチェットを経由した音作りながら緊張感の漂う、現行ウェッサイの音が堪能できます。メロウな曲でも抜けないハードさはG好きの方にはたまらないはず。随所で聴かせるオマージュも楽しいです。客演のカラーに合わせつつも寄りすぎないバランス感覚も見事。
03 Greedo、Duke Deuce、Drakeo The Rulerらが参加。
2. Duke Deuce「Memphis Massacre 2」
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メンフィスのラッパー。
ストリングスやピアノを使ったダークなクランクやバウンス、ブルージーな路線などを聴かせるメンフィス臭いアルバムです。Project PatにYoung Thugを足したような、いなたいラップも現行シーンの旨味とメンフィス色の最高の交点。トレードマークのアドリブ「ワタファ~!」も癖になります。メンフィスG好きの方は是非。
Lil JonとJuicy J、Project Patとクラブを盛り上げるMタウンクランク「Crunk Ain't Dead (Remix)」は今年屈指の名曲です。
3. Don Toliver「Heaven or Hell」
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テキサスのラッパー。
Big MoeやChalie Boyの系譜にあるフガフガとソウルフルに歌うラップが、オルタナティヴR&Bをベースにエレクトロファンク色を強めたようなビートに溶けていく怪作です。ビートと対話するように歌ったり、ビートと声が一体化して共にエディットされたりとヴォーカルのアプローチもユニーク。生音と思しきキーボードやギターなどの多用も印象的です。
機械的なようでファンキーなサウンドと声の散らし方が凄い「After Party」がハイライト。
4. Boldy James / Sterling Toles「Manger on McNichols」
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デトロイトのラッパーとプロデューサーのタッグ作。
Mobb DeepのProdigyを思わせる低音で安定感抜群のラップが、生演奏が自由に動き回るジャジーで混沌とした音作りを支えた快作です。時にはヒップホップの枠をはみ出したような曲もありますが、クールにラップを絡めています。
ヴォコーダーも使ったPファンク風味の「Birth of Bold (the christening)」がベストトラック。
5. Kolyon「Rumors of War」
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フロリダのラッパー。
甲高い声質で感情のこもったGなラップを、哀愁漂うメロウなものが中心のサウンドで聴かせる良作です。フロリダのGなヒップホップ、というか南部Gが好きな方にはたまらないと思います。
穏やかなビートと語りかけるような優しいラップが印象的な「Sinners Prayer」がお気に入り。
6. Ramirez「THA PLAYA$ MANUAL」
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ベイのラッパー。
Rocciが全曲を制作したタッグ作です。ハードな路線はほぼなく、メロウでレイドバックした好作に仕上がっています。Kingpin Skinny Pimpあたりに通じる高音でキレのあるラップも抜群。
例の高音シンセも飛び出すGファンクの「Gold Thangs & Pinky Rangs (Da Hooptie)」がハイライト。
7. Spillage Village「Spilligion」
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アトランタのコレクティヴ。
フォークやゴスペル、Pファンクなどをミックスしてヒップホップに形成したような快作です。フリーキーなラップやソウルフルな歌も非常に強力。Dungeon Familyファンの方にもおすすめです。
メロウで落ち着いた雰囲気と多幸感のあるフックが印象的な「Shiva」がベストトラック。
8. Halsey「Manic」
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ニュージャージーのシンガー。
浮遊感のあるオルタナティヴR&Bやギターロック、アフロポップ風味など多彩なサウンドをエモーショナルで華のある歌で彩った良作です。Juice WRLDなどのエモラップが好きな方も是非。
ふわふわしたシンセと手数の多いパーカッションが効いた「Graveyard」がお気に入り。
9. D Smoke「Black Habits」
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西海岸のラッパー。
生音を多用したネオソウル系の音作りを軸に、Gファンクなどの西海岸ヒップホップ要素を注入したような充実作です。クールな詰め込みフロウも歌心のあるフロウもこなすスキルフルなラップも見事。
トークボックスとJill Scottの歌をフィーチャーしたDJ Battlecat制作のGファンク、「Sunkissed Child」がハイライト。
10. Kassa Overall「I THINK I'M GOOD」
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NYのプロデューサー兼ラッパー、ドラマー。
Kanye Westがジャズ方面に進んだような、ジャズとヒップホップがマッドなセンスで同時に鳴る快作です。生演奏の即興の魅力を活かしつつも、エディット感覚が冴え渡ったユニークな音作りが楽しめます。
生ドラムと打ち込みドラムの同居、エディットを施したピアノが凄い「The Best Of Life」がベストトラック。
11. Starlito「Paternity Leave」
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テネシーのラッパー。
哀愁も緊張感も出せる枯れた声質の燻し銀なラップを、重厚なトラップやソウルフル路線などで聴かせる作品です。後半からの哀愁路線の連打が凄まじく、オヤGの方はソファに泣き崩れ必至。
メロウなエレピと悲しそうなギターが効いた哀愁曲の「Daddy Issues」がお気に入り。
12. DeJ Loaf「Sell Sole II」
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デトロイトのラッパー。
キュートな声質でメロディアスなフロウを用いつつもストリート感のあるラップが、ダークなトラップやバンギンなどに絡む快作です。R&B寄りのメロウ曲もあり。全編通して高いラップ力に唸らされます。
42 Dugg、Sada Baby、Benny the Butcherらが参加。
13. Emily King「Sides」
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NYのシンガーソングライター。
ハスキーな声質で包容力のあるソウルフルな歌が、優しいアコースティックサウンドに絡む好作です。ソウル好きの方だけではなく、Waxahatcheeなどが好きな方にもおすすめ。
静かな力強さと美しさを感じさせる「Forgiveness」がハイライト。
14. Rucci「Midget」
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西海岸のラッパー。
Mistah F.A.B.やWebbieを思わせるアグレッシヴなラップを、現行ウェッサイらしいバンギンや哀愁系などで聴かせる充実作です。シリアスな曲が多いですが、アッパーな路線や爽やかメロウもあり。G好きの方は是非。
美しいサックスやギターが寄り添う哀愁たっぷりな「Leave Me Alone」にはオヤGの方もソファで泣き崩れるはず。
15. FMB DZ「The Gift 3」
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デトロイトのラッパー。
太く低い声質から繰り出すヒリヒリとした緊張感のあるラップが、現行デトロイト印のファンク路線やバンギンに乗るシリアスな作品です。哀愁系も抜群。G好きの方にはたまらないと思います。
Sada Baby、Helluva、Rio Da Yung OGらが参加。
16. Kem「Love Always Wins」
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ミシガンのシンガー。
生音を多用した優しいメロウ中心のサウンドで、紳士的で力み過ぎないセクシーな歌が堪能できるR&B作品です。Prince的なロック風味や四つ打ちのアップもありますが、基本はしっとりとしたミッドやスロウで聴かせます。
クワイアを導入した「Love Always Wins」のErica Campbell客演版で締めるラストは感動的。
17. Teyana Taylor「The Album」
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NYのシンガー。
90~00年代R&Bネタやオマージュも多く盛り込みつつ、トラップやレゲエ等の要素も取り入れたヒップホップソウル作品です。圧倒的な歌ヂカラの持ち主で、力強い歌もクールな歌も自在。ヒップホップ好きの方にもおすすめです。
Erykah Badu、Quavo、Kehlaniらが参加。
18. Mozzy「Beyond Bulletproof」
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ベイのラッパー。
ギラギラした凄味のある泥臭いラップを、現行ベイらしいバンギンやメロウなどで聴かせる作品です。メロウ方面が特に充実しており、G好きの方にはたまらないと思います。
歌うようなフロウも交えて寂しげにラップする「Bulletproofly」がベストトラック。
19. dvsn「A Muse In Her Feelings」
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カナダのR&Bデュオ。
スウィートでメロウなR&Bを軸にしつつも、トラップやダンスホール風味なども取り入れた遊び心が光る好作です。シルキーでセクシーな歌も魅力的で、R&Bファンなら悶絶必至な瞬間が何度も訪れます。
寂しげな雰囲気で悩ましく歌い倒す「For Us」がお気に入り。
20. DJ Fresh「The Tonite Show with Curren$y」
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ベイのプロデューサーとルイジアナのラッパーのタッグ作。
スムースでメロウなものが中心のサウンドに、リラックスしたゆるゆるなラップが絡む良作です。サウンドはルイジアナよりもベイに寄った印象ですが、Curren$yのラップも絶妙に溶け込んでいます。
Guapdad 4000、Larry June、XL Middletonらが参加。
21. Tank「While You Wait」
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DCのシンガー。
セクシーで情熱的な歌をピアノ一本で聴かせる、濃厚なR&B作品です。凝った要素を排除した、剥き出しの甘さが突き刺さってきます。路線が統一されているので、6曲という尺もちょうど良いです。
優しいピアノで誠実な歌を聴かせる「My Lovers」がハイライト。
22. City Girls「City On Lock」
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フロリダのラップデュオ。
TrinaやJackie-Oあたりのフロリダ産ラップの路線を継承しつつ、現行のトラップと結合させたような快作です。ボコボコした低音が鳴り響くバウンシーなものが中心のサウンドで、軽快な二人のラップが楽しめます。
Traxamillion制作のバウンスでYo Gottiと盛り上がる「Broke Niggas」がベストトラック。
23. Fleet Foxes「Shore」
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シアトルのインディロックバンド。
フォークロックを軸にゴスペルなどの要素も取り入れた、美しさに圧倒される良作です。優しいメロディと歌心が沁みます。重ねられたヴォーカルやコーラス、ホーンの使い方も絶妙。
優しいピアノで歌うノスタルジックな「For A Week Or Two」がお気に入り。
24. Benny the Butcher「Burden of Proof」
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NYのラッパー。
Hit-Boyが全曲を制作したタッグ作です。低めの声質の武骨なラップが、ソウルフルなブーンバップ系が中心のビートで堪能できます。時々Jay-Zを思わせる瞬間があり、全体的に00年代のRoc-A-Fella作品のような雰囲気が漂っています。
Freddie Gibbs、Lil Wayne、Dom Kennedyらが参加。
25. Haiti Babii「California Haitian」
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ベイのラッパー兼プロデューサー。
詰め込み系のラップや朗々とした歌い上げラップ、SEのような奇妙なアドリブなど、声を多彩なアプローチで使う怪作です。素っ頓狂な高音も強烈。サウンドには現行ベイらしいファンク路線やハイフィ的なスカスカのものなど。
ブヨブヨのベースが目立つビートに乗り、一人で同時に何役もこなすような「Murder Mook vs. Haiti Babii」がハイライト。
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nakareco2 · 7 years
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#なかるみの世界 #販売レコだより2018 アル・クーパーが感激したフロリダ・サウンド!!スワンプ・ソウルな名盤‥ラティモアの「はっきりさせてよ」に痺れろ! http://nakasecond.livedoor.biz/2018-02/Latimore-let's%20straighten%20it%20out.mp3 今更ながら『なかるみの世界』は洋邦なんでもかかるパーティーですので販売レコもそれなりに色々揃えたいなと!
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righteoustuff · 5 years
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「過去はどうでもいい」:ハーモニー・コリンが語る、絵画、タコベル、時間論
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薄暗い9月の夜のニューヨーク。アッパーイーストサイドにある〈ガゴシアン・ギャラリー〉の前に、人びとが列を成していた。カクテルドレス姿の社交界の婦人方、そして映画を学ぶ学生たちのお目当ては、「ブロックバスター」展のオープニングに登場するハーモニー・コリン。みんな彼の姿をひと目見ようと、そしてあわよくば写真やサインをもらおうと待ち構えていた(コリンは案の定、登場予定時間に遅れてきた)。『ガンモ』(97)や『Trash Humpers』(09)などのカルト的アート映画を世に放ってきた彼は、今や〈カルト的〉という枠にとらわれないほどの人気を誇っている。そのきっかけは乱痴気騒ぎをポップに切り取った『スプリング・ブレイカーズ』(12)だろう。そしてそれ以来となるコリンの作品は、マシュー・マコノヒーがフロリダでマリファナパーティに耽溺する、壊滅的に服のセンスがない詩人〈ムーンドッグ〉を演じるコメディ映画『The Beach Bum』。ナッシュビルで家族と過ごしながら、マイアミではヘミングウェイさながらの豪奢な生活を送っているコリンの日記からそのまま引っ張ってきたような脚本だ。
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ラリー・クラーク監督の『KIDS/キッズ』(95)の脚本で一躍名を上げて以来、コリンは彼独特の世界と美学を構築するストーリーテラーとして技術を磨いてきた。彼の映画は、アメリカの暗部へと観る者を誘う現実離れした旅だ。彼が生み出す、印象深く、なぜか抗えない魅力をもった登場人物は皆、運命や選択の誤りという重荷を背負いながらも前に進む。コリンが描く不快極まりないユースカルチャーは、彼自身が体験した鬱やドラッグ依存との闘いを反映していた。米映画界きっての悪ガキは大人になった(少なくとも心機一転した)が、それでもなお彼の映画、絵画、生活はすべてつながっている。すべては同じひとつのイカれた頭脳から生まれている。だがその頭脳が今じっくりと浸かっているのは、人間の暗部ではなく、「明るいほう」のようだ。
「ブロックバスター」展もまた然り。これは廃棄されたVHSテープに描いたカラフルな絵画群で、コリンのこれまでの作品のような、抽象的なサウンドや幻覚のようなヴィジュアルとははっきりと違う。過去の幻影はもちろん消えてはいないが、しかるべき場所に収められているイメージだ。コリンはザラザラした想いや寂しい気持ちを、意味のあるものへ転化させた。その裏にある意図はこれまでとすこしも変わらない。つまり、現実がどれほど残忍で容赦なくてもそのなかに美しさを探すこと、だ。
人生の似姿としてのアート、涅槃への接近、果てなきタコベル愛をハーモニー・コリンが語る。
──ここ数年、アーティストとして作品の発表が続いています。なぜ映画ではなくアートに注力しているのでしょうか?
最近はアート制作のほうが楽しいんだ。釣りにもよく行ってる。フロリダ州のキー・ラーゴでボートを1台と、そこ用に電動ポーカーマシンを買ったんだ。マシンの横にイーゼルを置いて、1日中マシンとイーゼルを行き来してる。マウンテンデュー1ケースも用意して、ボートで島をぐるっと周って。最高のルーティンだよ。
──「ブロックバスター」シリーズはこれまでの作品に比べてわかりやすいように思いました。意識的な選択だったのでしょうか。
いや違う。僕は基本的に朝も昼もタコベルしか食べない。行きつけのタコベルの横にレンタルビデオ屋があって、そこのショーウィンドウを毎日眺めてたんだけど、置いてあるVHSのジャケットの雰囲気が良いなと思ったんだ。ひとつの大きなインスタレーションみたいで。客がいるのは見たことがないし、ジャケットにもホコリが積もってたんだけど、それが逆に、白くかすんだような美しさを与えていた。そこでVHSのジャケットに絵を描いてみようと思いついた。もちろんVHSのなかにはストーリーが収められているんだけど、それを変えて絵画で表現できるのは楽しかった。
──それって映画監督としてのあなたの仕事のやりかたにもつながってませんか? ヴィジュアルにストーリーを語らせる、脚本もどんどん変えてく、俳優に即興芝居を求める。
そうだね。あとカクテルのメキシカンウォーターも飲んでる。
──酔っぱらいそうですね…。ところで映画の話ですが、前作からかなりあいだが空いているのはどうしてですか?
もともと仕事が遅いんだ。人生を楽しんでるしね。映画づくりはかなりしんどい。今フロリダに住んでて、毎日新しいモノをつくろうとしてるけど、野心が欠けてるひともあこがれる。野心が欠けるってかなり反抗的な行動だから。ひとつの立派な人生のスタイルだ。知人に毎日ビール飲んでボート漕いでるだけの男がいてさ。よく気を失ってるけど、目が覚めてもハイ、みたいな。
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──その男性がムーンドッグのモデルなのでしょうか? 『The Beach Bum』の着想はどのように得たのでしょう?
キーウェストをぶらぶらして、常に酔っぱらってる人たちを見てたかな。
──あなたの映画作品は観客を不安にさせます。次作も同じですか?
いや、今回は観終わったあと、みんなに気分良くなってほしいと願ってる。
──あなたは時代精神をつかむことに長けています。どうやって現在起きていることに常についていってるんですか?
キッズたちの活動にワクワクしてるだけ。常に注目してる。
──現在取り組んでいる活動について教えてください。
今は主に絵画だね。あとフルーティー・ペブルス(※めちゃくちゃカラフルなシリアル)を食べてる。食べると元気が出るんだ。それから毎日タコベルに行ってチージー・ゴルディータ・クランチを注文してる。週末は趣向を変えてトリプル・ダブル・クランチラップ。食べてるあいだのBGMはCITY MORGUEとヴァイブス・カーテル。食べ終わったら詩を書いて、ぼーっとして。これこそが未来だ。
──多彩な才能を誇るアーティストとして、何かやってみたいことってありますか?
これまでいろいろやってきたからな。オペラとか? でもオペラ嫌いだからな。
──過去を懐かしんだりはしますか?
しない。過去はどうでもいい。僕は未来が好きなんだ。未来では一日中ココア・パフ(※チョコ味のシリアル)を食べられるし、シガーも吸いまくり。ダイヤモンド泥棒といっしょにジェットスキーだってできる。いまや時間は任意なものになってる。インターネットが時間を破壊したんだ。だから僕は明るいほうに歩いていってる。
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sekitoh · 6 years
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2018年グッドアルバム
今年はep含めアルバム計116枚の新譜を聴きました。
毎年俺のフィーリングでその年に聴いたアルバムをレビューしていまして、今年もそれをやります。
去年のはコチラ。
https://sekitoh.tumblr.com/post/182021623105/2017年グッドアルバム
白目を剥いて、舌をダラリと垂らしながら、上空45mを旋回しつつ、体を黄金色に発光させた状態で卒業論文を書いていたのでこんなにも旬が過ぎた時期につらつらと書くことになりました。仕方ない。仮に卒業できなかった場合30万円近いお金がかかる訳ですから。
とっくに旬が過ぎてるので、各サイトで去年のまとめ記事がアップされてます。下の2記事は非常に面白かったし、また俺と見解が近くて親近感がアレなので載せておきます。
CINRA,、宇野維正さんの記事。
https://www.cinra.net/column/201812-nostalgia
現代ビジネス、宇野さんと柴那典さんの対談。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59279
さて、俺的にはどんな音楽の一年だったかというと、
ノスタルジーの過剰供給と暴飲暴食!
音楽のボーダーレス化!
やっぱりEDMは強い!
R&Bも強い!
ラップも強い!
ロックは弱い!
良い音楽は今年もいっぱいあってハッピー!イエーイ!
といった感じでした。安室奈美恵の完全引退、宇多田ヒカルの活躍すごい、DA PUMPのリバイブ、2000年代J-POPコンピの爆売れなどなど、まだCDがドンドコ売れていた時代の幻影に縋りつくかのような商法がイヤに目立って閉口しました。最後の最後にCDを買うという習慣がある層から搾り取ったんで!というあきんど根性なのでしょうか。俺はそういう自滅的な動きはファックです。一方ではミスチルや東京事変のストリーミング解禁など、大物ミュージシャンの時代に即した動きもありました(星野源、米津玄師など今爆発的ヒット中のミュージシャンは逆に未解禁だったりする)。
今後日本の音楽シーンがどうなっていくのか、地獄の底まで付き合ってやろうじゃありませんか。
前置きが長くなりました!早速いきましょう!ドンドンパフパフ!これ書いてる時が一年で一番楽しい!嘘です!
1/24 Luby Sparks 『Luby Sparks』
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https://youtu.be/LNRUh2sr00c
聴いてビックリ、なんと現役大学生によるシューゲイザー・ドリームポップ・ギターポップバンド。完全にマイブラ、コクトー・ツインズ、チャプターハウス直系の揺らぎ&爽やかサウンド。
渋谷のタワレコに行ったらメンバー直筆レコメンドがこのアルバムと一緒に置いてあって、ヴォーカルがコクトー・ツインズの『Heaven or Lasvegas』を選んでた。分かるー!激ヤバ名盤っすよねー!と思った。https://youtu.be/6KnYw4EwYGc
余談ですがセルフタイトルアルバムを出してすぐにヴォーカルが抜けました。そんで元ヴォーカルが再加入しました。どっちも良い声してるので特に問題はありません。
1/24 People In The Box 『Kodomo Rengou』
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https://youtu.be/n_mYKIaSYFA
年明け早々とてつもない重量のアルバムがリリースされておののきました。これはピープルの金字塔的作品といっても差し支えないくらい。今までのアルバムでもナンバーワン。
奇々怪界な楽曲構成、各楽器の卓越した演奏力、ポップな歌、解釈の余地を残す歌詞、ピープルの魅力は枚挙に暇がない。その魅力が余すところなく発揮されたアルバム。
リリースに先行してリード曲となる「かみさま」のMV、今回監督は作詞作曲を行う波多野さん本人が務めました。MVで聴くと比較対象がないので良さが伝わりにくいんですが、この曲のミソはすさまじい音圧にあります。
アルバムを通して聴いた際に一層その音圧が際立ち、鳥肌が立ちますので、できればアルバムを通して聴いていただきたいです。
3/2 Superorganism 『Superorganism』
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https://youtu.be/mJQYRzAoErc
アルバム聴き返してて、今年のリリースかよ!と驚いた一枚。既に世界で確固たる人気を集めている多国籍サイケポップバンド。
脳みそゆるゆるサウンドでトリップ間違いなし。むっちゃ楽しいです。
3/16 Sam Gendel 『4444』
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https://youtu.be/8YDybzx5Icg
Knowerのサポートでサックスを吹いてるサムのソロアルバムです。サックスがもうメチャクチャにかっこいいんですけど、このアルバムではぜんっぜん吹きません。ガットギター主体のオリエンタル・ジャズ・アルバムです。俺が勝手にそう名付けました。
下の記事は彼のバックグラウンドを知るのにうってつけです。
http://turntokyo.com/features/features-sam-gendel/ 
異国情緒漂う楽曲が並び、気付けば聴き入ってしまうこと間違いなし。
こちらではサックスを吹いてます。いいよねぇ…サックスって…。https://youtu.be/XV4596bNP5w
3/23 Jack White 『Boarding House Reach』
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https://youtu.be/ShCRN3tFy80
最近は大御所バンドのソロ活動が多い気がする。ジャック・ホワイトはホワイトストライプスのギターヴォーカルでした。久々の新譜です。
これがスッゴイかっこよかった!ガレージオルタナではないですが、彼らしいエグみのあるサウンドがもうギラッギラ!曲数が多いんだけどなんとか最後まで聴ききれます!エグみが強いのにどうしてこんなにキャッチーなのか。鬼才の為せる業。
7曲目くらいの「Over and Over」が尋常じゃないグルーヴで、映像も一緒に見たら完全に呑まれます。めっちゃでっかい爬虫類みたいなウネり方のグルーブという印象を受けました。
ちなみに国内盤のタワレコ特典にはオリジナルピックがついてきていました。いらないね。
3/24 OKADA 『Misery』
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https://youtu.be/hBv5w-5ghdg
しっとり静かで不穏、そして美しい!ノーベンバーズとか好きなら刺さるんとちゃうかな!
モアレコのレビューがすごくよいのでそちらを引用します。
ZXYZXY、Greg Oaooas名義でも知られる米フロリダのGregory Pappasによるソロ・プロジェクトOKADAの約1年ぶりとなる6thアルバム。10分超えの大作6曲80分からなる最新作は深いメランコリーに支配されているものの、内在的な希望もあるという作品。 浮遊感のあるシンセとピアノのメロディーと痛みがズキズキするように響くビート、儚げな女性ヴォーカルによる繊細で叙情的なエレクトロニカ~アンビエント。
(http://morerecords.jp/?pid=129697994)
このmore records(@more_records)、こういうアンビエント、ピアノミュージック、フォークなどなど非常に多岐に渡る音楽を取り扱っていて面白いので、新しい音楽聴きたいなという方にはオススメです。自分はよくマイナーなアーティストをこちらからディグってます。
4/6 Tom Misch 『Geography』
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https://youtu.be/nEJk2FJJ18c
ハイ来ました!一番いいやつ!俺としては新世代ギター・ヒーロー!ギタープレイ自体は良くも悪くもジョン・メイヤーの二番煎じ感は否めないのだが、ジョン・メイヤーが尋常ならざるカッコよさなので二番煎じだろうとカッコいいものはカッコいいんすわ!
本で何より曲がいい!とってもいい!
4/11 Official髭男dism 『エスカパレード』
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https://youtu.be/ReCnlwVZj1M
2012年結成のピアノロック・ポップバンドの1stフルアルバム(おそらく)。これは2018年に聴いたポップアルバムの中では群を抜いてよかったです!一曲目から最高にキャッチーなメロディの連続!ピアノヴォーカル主体のバンドで、ドラマの主題歌にも起用された「ノーダウト」も収録されています。
ポップミュージックの系譜に則ったおいしい進行、ソウルフルで少しクセのある、それでもやはり王道を行くヴォーカルライン、「正解!!!」と大きな声で言いたくなる一枚です。
4/25 小袋成彬 『分離派の夏』
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https://youtu.be/GFxpIlsj7xE
宇多田ヒカルと抱き合わせで売り出されることが多かった小袋成彬ですね。彼女のアルバム『fantôme』に収録されている「ともだち」という曲でフィーチャリングして話題になりました。
BOMIの楽曲プロデュースやらOKAMOTO’Sのヴォーカルディレクションやらにもかんでるっぽくて実は手広い。
いや実際すごく私小説的なアルバムといいますか、イーハトーブの中で黙々と作りましたって感じのアルバムで、好き嫌いは分かれると思いました。内省的な作風は好き嫌い分かれがちじゃないですか。そういうやつです。
インタールード的に世界各地で録音した「語り」セクションが入っており、それがアルバムの世界へ没入させてくれる。本を読む感じでアルバム聴く感じでしょうかね。しっかり腰を据えて聴いた方がいいです。
サウンドはどう形容すればいいのか分からんな、、、俺の文脈ではジャンル分け出来ない。
5/27 Kraus 『Path』
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https://youtu.be/bfW2iF4pp2I
1人シューゲイザー!クラウス!かなりいい轟音!浴びろ!以上だ!
6/4 HYUKOH 『24 : How to find true love and happiness』
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https://youtu.be/aKHbqm-D62Y
サークルの後輩から教えてもらった韓国のバンド。このバンドもジャンル分けに苦しむところがある。
グルーヴィでオルタナティヴ、音の線は補足もあり太くもあり。クール。オールドなロックの匂いも感じる。「graduation」「Citizen Kane」とかが特に好きです。止め・跳ねが心地よく、リバーブの多めにかかったヴォーカルがトリップ感を引き立てる。
YouTubeの再生回数結構いっててビックリしました。ワオ。
6/20 ayutthaya 『dejavu - EP』
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https://youtu.be/h_OVjGGgWck
女性ヴォーカルのオルタナロックバンドです。ギターヴォーカル、「昔はゲスの極み乙女。」のドラムほないこかと一緒にマイクロコズムというツーピースバンドをやっていました。そっちもソリッドで良いんですけど、こっちも良い。純正オルタナティヴサウンドが聴けます。このアルバムはちゃんとロックなんですけどね。うへへ。前作の「Good morning - EP」はもっとインディー感(?)あります。
楽器ひとつひとつの音がすごく好きなんですよね。ギターのざらついた感じ、ベースの非常にプレべライクな感じ(これでプレべじゃなかったら恥ずかしいな)、ドラムの太目なサウンド、ヴォーカルの声もすごく素敵。
6/27 宇多田ヒカル 『初恋』
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https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か。復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは。
文句のつけようがない一枚���拍手!パチパチ!
https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か。復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは。
文句のつけようがない一枚。拍手!パチパチ!
6/27 Jamie Isaac 『(04:30) Idler』
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https://youtu.be/MmdHRTAhOig
メッッッッッッチャよかった。衝撃的なチルさ。ジェイミー・アイザック。ロイル・カーナー、アデルなどグッドミュージシャンが輩出したBRIT schoolで学んだ。らしい(渋谷wwwのライヴ情報のとこより)。
シルキーな歌声、揺らぐサウンド、R&Bとビートマシンの絶妙な硬さと揺らぎ、柔らかなトーンだけどどこか無機質なウワモノ楽器。大好きです。じっくり聴いてもよし、流し聴きしてもよし。いくらでも聴いていられる。
7/20 The Internet 『Hive Mind』
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https://youtu.be/-xyDg9Tco5s
R&B, Soul界隈では名の知れた彼ら、結構久々の新譜だったのではなかろうか?
ヴォーカルのソロ活動などもあったのちの今作。過去作と比べて傑出して良い!というわけでもないけど、及第点ではあって、ソツない一枚だなと思う。
9/21 Slash 『Living The Dream』
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https://youtu.be/W1LaQ68tkDg
ガンズのスラッシュのソロアルバムですね。わたくし普段はハードロックはあまり聴かないんですが、これはそんな人でも聴きやすいのではないだろうかと思います。音がたいへんクリア。メチャカッコイイギターリフが存分に堪能できる。
あとはハードロックのお約束なんですけど、アルバム内にバラードか激しいのの二択しか存在しないので金太郎飴アルバムです。
9/26 Tempalay 『なんて素晴らしき世界』
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https://youtu.be/TRpAf1aqw3g
サイケバンドTempalayのサードアルバム?ミニアルバム?どちらでもよい、名盤なのだから!
いやホントにどうやってこの音出してんねんみたいな音で溢れてます。絶妙にメロウでサイケデリックで狂っているのに、なのにポップ。素晴らしいバランス感覚に拍手喝采。
「どうしよう」(上のリンクの曲です。ヤバいMV。)「SONICWAVE」なんかは特にヤッベえキラーチューンですわよ!必聴!
10/19 Queen 『Bohemian Rhapsody』
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https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
クイーンの映画「Bohemian Rhapsody」のオリジナル・サウンドトラックです。11月から公開して世界的に大ヒット。アカデミー賞にもノミネートされました。俺も公開初日朝イチで近くの映画館に観に行きました。映画の詳細は去年ブログに書いたので割愛します。
クイーンを初めて聴く人にぜひお勧めしたい一枚です。代表曲がほとんど収録されている上に、映画ラストのライヴエイドの音源がフルで収録されています。
2018年を振り返る上でこのアルバムは絶対に外せないですね。
11/14 Elephant gym 大象體操 『Underwater』
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https://youtu.be/jDDy-Vh55to
台湾のマスロック・ポストロックバンド。あちらでは大象體操と書く。ベースを主体にした3」ピースで、ベースリフに振り切れたtoeという感じ。ベースのKT Changはヴォーカルもとるんだけど、これも中々よくて、引き出しがまだまだ沢山あるバンドだなと思います。マスロックバンドってすぐ同じようなことばっかやりだして飽きるんだけど、そういった点ではElephant gymは非常に楽しみではあります。
因みに去年の11月頃来日公演があったので行ってきましたが、まさに象といわんばかりの音圧で圧倒されました。すごく良いライヴだった。機会があればぜひライヴもご覧あれ。
YouTubeに上がっている映像だとこれなんかはすごく臨場感があってよいです。https://youtu.be/saccx5dTmKU
11/30 THE1975 『A brief inquiry into online relationships』
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https://youtu.be/1K93ioXL63c
年の瀬にとんでもない名盤を送り出してくれました。感謝…。邦題は相変わらず長ったらしいです。「ネット上の人間関係についての簡単な調査」 直訳なのは潔くて評価できる。「The 1975がやってきたヤァヤァヤァ!」とかにするくらいならよっぽどよい。
かなりエレクトロポップです。全編通して心地よい。あとはいつも通りのThe 1975だと思います。
このアルバムをどうして名盤だと言い切るのかというと、捨て曲が一切ない上に、最後の曲が刺さりに刺さるからです。「I always wanna die (sometimes)」が歴史に残ってほしいと切に願う名曲だからです。否応なく心を揺さぶられ、染み入ります。この曲を聴くことができて本当に良かった。私はそう思います。
新旧含めて新たにiTunesに追加したのは400枚くらいでした。いっぱい聴いたね!今年も良い音楽に沢山出会えることを願って。
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soulbounce · 3 years
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最近買うたCD: As Nasty As They Wanna Be / The 2 Live Crew 89年リリース。 リリース当時は内容のどエロさから大騒動になった一枚。 フロリダ州知事がこのアルバムを猥褻物として発売禁止にしたことから逆に人気上昇。 サウンドとしてもマイアミ・ベースの祖として当時ニューヨークのパブリック・エネミー、ロスのN.W.A.と並ぶ存在だったんだけど、最近のヒップホップ史の中であまり語られることはないのが残念。 アルバムの内容は…、おねいちゃんのアエギ声連発の「Me So Horny」、身もフタもないコール&レスポンスがスゴイ「If You Believe In Having Sex」等とにかく下世話なパーティチューンが目白押し。 90年代になるとリーダーのルーク・スカイウォーカー(この芸名もジョージ・ルーカスから差し止めを食らった)は主催のルーク・レコードからH-TownをデビューさせるなどR&Bへの目配りも忘れない商売上手であった。 https://www.instagram.com/p/CZ0aBS2v91F/?utm_medium=tumblr
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tanoguitarslab · 4 years
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オススメ商品情報!
Rittenhouse Guitars J-Master Heavy Agihg /Black
独自のエイジング技術を駆使したJazzmasterタイプのRittenhouse Guitars!お買い得なアウトレット品が入荷!税込定価¥374,000-
Rittenhouse(リッテンハウス)のルシアー「Abe Rittenhouse」によって、2007年にフロリダ南部にてRittenhouse Guitarsを設立。Rittenhouseの鋭い感性と卓越した木工加工技術を活かして製作されるワンアンドオンリーなレリックシリーズのJazzmasterタイプです。
アルダーボディにメイプル/ローズネック仕様、Fender社の60年代を彷彿させる代表的な仕様です。 本家ではカスタムカラーであるブラックのマッチングヘッド仕様。 エイジングのレベルはHeavy。Abe Rittenhouseの手によって丹念に拘りのエイジング加工が施されており ヴィンテージの風格あるギターです。
ネックは太すぎず細すぎずといったMedium Cシェイプでグリップ感も良好です。 ピックアップにはLindy Fralinを搭載。
シングルコイルでありながら、ローミッドに粘りがありシャープでエッジの効いたニュアンスを生み出してくれます。クリーンやドライブサウンド時でもレスポンスが速く、バンドアンサンブルの中でも埋もれることの無いサウンドです。
マッチングヘッドにピックガードもブラックに統一されており洗練されたルッ���スが最高です!
●販売価格、詳細はデジマートをご覧ください!! https://www.digimart.net/cat01/shop5214/DS06144584/
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thesankhwa-note · 5 years
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2019年間ベスト5(山田編)
2019年もあっという間に過ぎ去っていきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
どうもthe sankhwaの山田です。
今年は毎年恒例の「Bon Fire」でバンド、自身とも初のアルバムを出すことができました。
タイトルは「In a Coma」我々の想像世界と宇宙観を紐付けた作品。謂わばSF映画のような作品です。
まだ聴いていない、聴けていないというかたはサブスク公開までしばしお待ちください。
さて、ここからは今年感銘を受けたアルバムを5選紹介していきます。
(ナンバリングしますが順位ではありませんので)
1.Bibio 『Ribbons』
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bibioことステファン・ジェームス・ウィルキンソンはイギリスのアーティストです。
一人で歌ったり、ギター弾いたり、ドラム叩いたり、バイオリンも弾いちゃうしサックスも吹くマルチなお方です。
この作品を選んだのは、先行リリースされていた「Curls」を聴いたとき、とてつもなくノスタルジーな気持ちになったからですね。自分が思う美しい風景を切り取って見せられているような、また彼の見る美しいものを見たような気分になる。曲調やアレンジは基本的にはシンプルなのだが、彼の奏でる音がそうゆう気持ちにさせてくれる。これがBibioというアーティストの特質なのだなと思う。
また曲に様々な自然の音が入っているので、都会の喧騒を忘れ、耳を傾けるのにいいかもしれない。
ほかにも「Pretty Ribbons And Lovely Flowers」という少しインダストリアルな曲や「Old Graffiti」でみられるBibio Funkも聴けて、バリエーション豊かな作品になっているので、色々な楽しみ方ができるのも良い。
自分の中で、Nick Drakeの『Pink Moon』やJoni Mitchellの『Blue』のようなエバーグリーンな作品になるんだろうな。
2.Beirut 『Gallipoli』
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アメリカのバンド。はじめはフロントマンのザック・コンドン氏のソロプロジェクトから始まったのだとか。
1曲目の「When I DIe」から異国情緒溢れるサウンドに包まれまる。とてもヨーロピアンなサウンドだなと思い、騎兵隊の行進や地中海が脳内に流れました(行ったことないしみたことないけど)。2曲目の「Gallipoli」は後半のテーマがマスターピース感を更に強くしているなと。8曲目の「Landslide」はまるでBeach BoysってかBeach Boys…でもモロにこういう事やれるのも羨ましな、オルガンいいですよね。11曲目の「We Never Lived Here」から12曲目(最後)の「Fin」にかけてエピローグ感満載なのも良かった。とくに「We Never Lived Here」はお気に入りなのだが、シンセサイザーのシーケンスから始まり、それがラッパにバトンタッチし、最後にダイナミックなホーンセクションがくるなんて、、、とても好きです。
まるで映画を観たような感覚になる素晴らしいアルバムですね。書き始めてから調べてるうちに南イタリアのプーリア州の奥田舎に潜むスタジオ施設でレコーディングしたとのことで、なんか納得しました。なぜがニューシネマパラダイスを思い浮かべた。
3.Salami Rose Joe Louis 『Zdenka 2080』
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カリフォルニア州出身のリンゼイ・オルセンによるソロプロジェクト。
ローファイなサウンドをベースとしたジャズトロニカなサウンドと心地の良い彼女の歌声がマッチしたとても癒やされるアルバム。
彼女の音楽は新しいようで古いような、何処か違和感のあるサウンドでよく聴いた。ローファイ感や音の揺らぎも嫌らしい感じではなく、すっと入って体に馴染む。少しへんてこに感じるリフやサウンドも魅力的にしてしまう素晴らしいアーティストだ。
私も知らないうちに虜にされていたアルバムですね。stina nordenstamを思い出してしまう。どちらも声に魅力がある女性シンガーだ。個人的にはこのジャンルはあまり聴いてこなかったのでこれから掘り下げていこうと思います。
4.KIRINJI 『cherish』
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前作から短いスパンでの発表ですが、今年度邦楽NO.1です!磨きあげられたタイトなグルーヴを聴かせてくれ、feat.YonYonでは韓国語ラップを入れ込んだり、『善人の反省』ではメロとギターが終始ユニゾンという、ジョージ・ベンソンばりの曲があったり、『Pizza VS Hamburger』とか最高にふざけててもう好きじゃんってなる。ジャンルレスでボーダーレスなアルバムでとても最高。KIRINJIにはこの鬱陶として排他的な邦楽、大きく言うなら日本の道を切り開いていって欲しいです。日本のユース達にこういう音楽がもっと広まって欲しいんだな。
5.Radical Face 『Therapy』
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フロリダ州のアーティスト、ベン・クーパーによるソロプロジェクト。彼は元々小説家を目指していて、日々書きためていたそうなのだ、PCが壊れデータが全てなくなるという、この世の終わりのような出来事から、もともとやっていた音楽のシーンに舞い戻ってきたとか。(皆さんバックアップは大事ですよ)ボーカルの金子氏が好きで教えてもらった時はあまりピンときていなかったのだが、聴くたびに自分に馴染んでいったアーティストだ。自分自身の音楽に対する姿勢が変わったのも大きいかな。悲しい歌こそポップに、そういうマインドは最近とても共感できる。今作はバンドと、アコースティックバージョンがあるのだがどちらも良い。バンドバージョンはシンセやサンプリングが入っていてポップな要素と彼の優しい歌声がハッピーな気持ちにさせてくれる。アコースティックバージョンはただただ心が癒される。
どちらもtherapyというわけだ。
最後に。
前述しましたが、今年は自分が音楽に対する考え方が大きく変わった年でもある。以前は多くに伝わらなくても、少しの理解者がいればいいと思っていたが、今は少しでも多くの人に僕たちの音楽が伝われば嬉しい、伝えなければいけないと思うようになったかなと。
これからも音楽を作り続けていくのであろうと思うので、2020年もよろしくお願いします!
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newmasterpiece · 7 years
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2017年1月9日、豊平区民インタビューを終えた雑談の中で、豊平区民さんは「vaporwaveと北海道の接点は多いですね。むしろ、vaporwaveは北海道の音楽と言ってもいいくらい」と意味深な言葉を残し、東京を去っていった。自身が小樽市創業106年の不思議スポットを題材にした『中野植物園』をリリースしたり、影響を受けたと公言する情報デスクVIRTUAL『札幌コンテンポラリー』のリリース以外、その共通点はあやふやなままで、その言葉の真意ははっきりとは掴めなかった。
vaporwaveと北海道との接点とは何があるのか。そんな中で、bandcampでリリースされるvaporwaveをチェックしている中で発見したのが「ジャパン・クラフト・コンビニ」を掲げ、北海道で多店舗展開されるコンビ二チェーン店に似た名前の〈seikomart〉という謎のレーベルだった。
日本でもvaporwaveのレーベルが少ない状況の中、たった1人でカセットを作り、さらには手作りブローチやピンバッチなども手作りし、80年代のカセットテープも販売するという、日本で唯一のカセットレーベルとして活動するseikomart。そんな独自のレーベル運営に海外のカセットレーベル達も注目する、seikomartにインタビューを敢行しました。
seikomart: bandcamp / instagram / facebook / twitter
インタビュワー:ΔKTR
1. まず、Seikomartさんがレーベルを運営されている場所や、ご本人の事についてお聞きします。Seikomartさんがレーベル運営・拠点として活動されているのは日本のどこですか?また運営者のお名前はどうお呼びすればよいですか?
Seikomart (以下S) : 現在の拠点は北海道札幌市近郊の街です。名前はRumi/Lumi どちらでも可です。
2. bandcampで確認できる情報によると、2015年12月31日に‪(I。P。A。) サウンド・システムのアルバム『Live at Hanare Street Gallery - New Years Eve 2015』がリリースされてからこのレーベルは始まっています。Seikomartが始まったきっかけなどを教えてください。‬
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・2015年11月 渋谷HANAREストリートギャラリー
S: 以前パーティーやアートエキシビジョンを主催しており、2015年11月に東京渋谷区にあるHANAREストリートギャラリー(現在は閉鎖)にてLa Mano Fria(art part)と(I。P。A。)サウンド・システム(music part)とのコラボ企画であるVaporwave ARTエキシビジョンを開催しました。現在販売しているVaporwaveミニポスターセットはこの企画で制作された作品でもあります。
エキシビジョンが終了するときにニューイヤーズパーティイベントをギャラリーにて開催したのをきっかけにSeikomartがスタートしました。
3. セイコーマートで連想するのはやはり北海道に多くシェアするコンビニチェーンの名前ですが、コンビニやチェーン店にどのような思い入れがあってこの名前にしたのでしょうか?


S: 北海道代表としてバラエティに富びDIYにこだわる自分たちの店をつくる事が先ず第一にあって、Vaporwaveの多くがmalls(モール)、lounges(ラウンジ)、shopping places(お店)を主題として展開していることや資本主義の皮肉な点である通常のお店/商店が十分に便利なのにも関わらず、依存する人々は”コンビニエンス” ストアという”便利なお店”を作り上げた社会情勢を表す意味合いなどをも含めてSeikomartにしました。
4. Seikomartは2000年代初頭からレーベルオーナーであるLa Mano Friaが運営する〈Beta Bodega〉のサブレーベルとして運営されているという情報が見られます。その他にも〈Beta Bodega〉のサブレーベルにはU-HALL法人営業のメンバーが運営する〈Botanica1〉、〈Rice And Beans〉、〈Botanica Del Jibaro〉など多くのレーベルが傘下になっていますが、Seikomartはその〈Beta Bodega〉の傘下で、どういった経緯で活動する事になったのでしょうか?
S: 2015年の夏にLa Mano FriaがDIYとVaporwaveをメインにした実験的なレーベルSud Swap Audio Brewingを立上げました。 2015年の秋に開催されたHANAREストリートギャラリーでのエキシビジョンをきっかけに誕生したSeikomartとSud Swap Audio Brewingはお互いのレーベルを地球の両サイドからサポートし合うという事で兄弟レーベルとなり、その後U-HALL法人営業、Botanica1が追加されグローバルクラフトコミュニティになりました。
*Beta Bodega Coalition直結(ファミリーレーベル)の代表→Beta Bodega, Botanica del Jibaro, Arepaz, Rice and Beans.
*Sud Swap Audio Brewing直結(ファミリーレーベル)の代表→Sud Swap Audio,Seikomart,Botanoca1.
5. Seikomart bandcampのリリースカタログを見ると、アイルランド・ダブリン出身のアーティストや、フロリダ、マイアミ出身のアーティストなど国籍を問わず様々なアプローチのvaporwaveをリリースし続けています。それらのアーティストはどういった経緯でリリースされているのでしょうか?
S 主にスカウト、デモの受付、口コミによってアルバムをリリースしています。
6. 2015年12月31日にレーベルがスタートしてから現在までに80作品がリリースされ、カセットテープ、CDR、果てはミニポスター、さらには胸像オリジナルブローチ(!)まで多くのフィジカルアイテムがリリースされています。これらの制作はSeikomartさん本人、お1人で作られているものな��でしょうか?
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・悲しい彫刻(front)/悲しい彫刻(back)/U-HALL法人営業ブローチ
S: 実はそうなんです。
7. bandcamp merchandiseでこれらのオリジナルグッズを制作から販売まで手がけているレーベル自体が少ないと思うのですが、レーベルでグッズを販売しよう!と思ったきっかけやエピソードなどあれば教えてください。
S: Seikomartを立ち上げた時には既にたくさんの有名なVaporwave関連レーベルがあったので、とにかく自分たちがたのしめること、そしてSeikomartを訪れたお客さんがワクワクできることを第一に考えて進めた結果こうなりました。
Vaporwaveファンの皆さんは感性が鋭いので音楽以外の商品を扱うことはSeikomartにとってとても良い刺激になっています。
8. また、そのリリースにはカセットテープを主体としたリリースが多く見られます。カセットテープでのリリースをする理由などはあるのでしょうか?
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・Seikomart 海外発送用パッケージ
S: Seikomartが掲げるコンセプト”Craft Konbini”にとって自分たちが音楽やDIYを楽しみ、お客さんが楽しんで買物ができるという事がとても重要だと思います。手作業でカセットテープを作るからこそ生まれるメリットを有効に活用すれば、アーティストさんにとっては大切な作品がカセットテープとなり、お客さんにとっては他レーベルでは購入できないカセットテープが手に入るといった”人の流れ”が出来ます。この流れを作る事がSeikomartには欠かせないもので、Seikomartに出入りしてくれるみんなが”楽し��”ためにはカセットテープという小さなメディアがとても大きな存在となっています。
9. Seikomartさんの工房は「seikomart dojo」という名前でinstagramなどで制作工程や、ジャケットワークの工夫点などを発信されています。カセットテープ制作の際のジャケットアイデアなどは自身で考案されているのですか?
S: カセットテープ、CD-Rのジャケットやラベルデザインの全制作はLa Mano Fria(Sud Swap Audio)にお願いしています。ジャケットデザインはアルバムのコンセプトを最大限に魅せる大切なスペースなのでプロフェッショナルの力を借りています。
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・Angryyenロゴ/ Angryyen Compilation Cover
10. またレーベルロゴやアートワークなどで多くのかわいい手書き女子高生イラストやキャラクターなどが描かれていますが、これらのイラストは誰が描いているのでしょうか。また、アイコンのキャラには名前や設定はありますか?
S: ロゴとなっているキャラクターやコンピレーションで描かれているアートワークは全て私がデザインして描いています。
キャラクターの名前: Angryyen(アングリーエン)
設定: お店のイメージキャラクターで通貨の¥(円)と縁を意味する招き猫、守り神的存在。Seikomartロゴの中にある惑星”o”に住んでいる。
体は¥マークを逆さまにしたシルエット。頭部から出ているのは実はレシート。蝶ネクタイはユニフォーム。
11. カセットテープの制作工程、デュプリケーション作業など、可能な限り制作工程の流れを教えてください。
S: 1, カセットテープ用のトラックリストを作成。(曲順やボーナストラックの構成などはアーティストさんと一緒に決めています。)
2, ダビングは1本1本手作業でダビングしています。ダビング後は通しで聴き直してクオリティをチェックしています。
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3, 印刷会社でプリントアウトしたジャケットを1枚1枚カットし、綺麗に拭いたカセットテープにラベルを貼る。
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4, ケースに全てセットしてフィルム包装。
12. レーベル運営と制作の事についてお伺いさせて頂きましたが、Seikomartさんがvaporwaveのフィジカルアイテムを作られる以前の事についてお伺いします。レーベルを運営する前は音楽活動などをしていたのでしょうか?自身と音楽との関わりについて可能な限り教えてください。
S: 具体的な音楽活動は一切していません。私はイラストレーター、デザイナー、DIYプロデューサーで音楽を愛する一人です。私にとってVaporwaveは”ART”であり、”ART”=“Freedom”だと思います。
音楽ジャンルが無く、コンピューターやミュージシャンまたは著作権法などはVaporwaveだから守られているところがあると思うのです。そして誰もそれをコントロールできないということが最大の魅力であり興味深いところだと思います。
13. vaporwaveという言葉が広まった2011年~2012年当時、Seikomartさんが初めてvaporwaveを聴いてどのような印象を持ちましたか?その際に好きだったアルバムなどもあれば教えてください。
S: 初めて聴いたのはYouTubeでChuck Person/sunsetcorpの”Nobody Here”です。「こんな世界があるなんて!」と、音も映像も私にとってはもかなり衝撃的でした。
14. 現在のvaporwaveではドローンからコラージュ、トラップの形式のような様々なジャンルの音楽アプローチまであり、音楽的な解釈自体が広がっているような印象がありますが、Seikomartさんはそのようなvaporwaveの解釈が広がることについてどう考えられていますか?
S: Vaporwaveは境界を持たずいつも私達の実験を受け入れてくれます。音楽的な解釈の広がりや変化は決して特別なことでは無なく、ごく自然で普通の事だと思います。単にとある人達(大抵はミュージシャン)がメトロソング、ヴェイパーノイズ、ヴァイパートラップなどの新しいレーベルを常に作りたいと思っていて、それがVaporwaveであり続けることを止めないからではないでしょうか。
Seikomartは差別も区別もせず全てのVaporwareのホームとしてあり続けたいと思います。
15. Seikomartさんから見て、vaporwaveはどのような現象だと捉えられていますか?
S: 無秩序であり、表現の自由であり、インターネットにおいて最も重要なもの。です。
16. 最後に、Seikomartレーベルからのリリースを聴いた方、カセットを購入した方などにメッセージをお願いします。
S: 数あるレーベルの中からSeikomartを選んでくださり、いつも感謝の気持ちで一杯です。「お客様は神様だ!」精神でこれからもより楽しいお店(レーベル)作りに取り組んで参りますので引き続き応援よろしくお願い致します!
本日はありがとうございました。
2017年 7月27日~8月12日 メールインタビューにて
【”蒸気波要点ガイド / vaporwave essential guide”】Reprint memorial feature content:  Seikomart Interview.
On January 9, 2017, in a chat that ended Toyohirakumin interview,
Toyohirakumin said, "There are many points of contact between vaporwave and Hokkaido, rather leaving meaningful words as vaporwave is said to be Hokkaido's music," leaving Tokyo. Aside from the release of the 情報デスクVIRTUAL "札幌コンテンポラリー" which declares that he has released "Nakano Botanical Garden" that deals with the strange spot of 106 years founded by Otaru City, the common point remains unclear I could not grasp the real intention of the word clearly.
What is the point of contact between vaporwave and Hokkaido? In the meantime, while checking the vaporwave released at bandcamp, I found "Japan · craft · convenience store", "seikomart" with a name similar to the two-chain store developed in Hokkaido in multiple stores It was a mystery label.
In Japan as well, with fewer vaporwave labels, I make cassettes by just one person, handmade handmade broaches and pin batches, and also act as a cassette label in Japan that sells 80s cassette tapes seikomart . I also interviewed seikomart, which also attracts overseas cassette labels to manage such unique labels.
Seikomart: bandcamp / instagram / facebook / twitter
Interviewer: ΔKTR
1. First, Seikomart will ask about the place where the label is operated and about the person himself / herself. Where in Japan is Seikomart's activity as a label management base? How do I call the operator's name?
Seikomart (hereinafter S) : The current base is the town near Sapporo City, Hokkaido. Either name can be Rumi / Lumi.
2. According to the information that can be confirmed by bandcamp, this label (Live at Hanare Street Gallery - New Years Eve 2015) was released on 31 December 2015 (I. P.A.) sound system album It has begun. Please tell us the reasons that Seikomart began. In case
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· November 2015 Shibuya Hanare Street Gallery
S: Previous party and art exhibition organizer, La Mano Fria (art part) and (I.P.A.) sound at HANARE Street Gallery (currently closed) in Shibuya-ku, Tokyo in November 2015 We held a Vaporwave ART exhibition that is a collaboration project with the system (music part). The Vaporwave mini poster set currently on sale is also a work produced in this project.
When the exhibition ended Seikomart began as a result of holding a New Year's party event at the gallery.
3. Associated with Seiko Mart is the name of a convenience store chain to share many in Hokkaido, but what kind of feeling did you have in a convenience store or chain store and made this name?
S: As the representative of Hokkaido it is the first time to create their own store rich in variety and rich in DIY, and many of Vaporwave develop themselves as malls, lounges and shopping places Despite the fact that ordinary shops / shops that are ironic in capitalism are convenient, despite the fact that those who depend on them make a "convenience store" called a "convenience" store, it represents the social situation I also made Seikomart including including.
4. Seikomart has information that it is managed as a sub label of <Beta Bodega> operated by label owner La Mano Fria since the early 2000s. In addition, many labels such as <Botanica 1>, <Rice And Beans>, <Botanica Del Jibaro> which are managed by members of U-HALL corporate sales are affiliated to the sub label of <Beta Bodega>, but Seikomart Was under umbrella of that <Beta Bodega>, how did you decide to work with the circumstances?
S: In the summer of 2015 La Mano Fria launched the experimental label Sud Swap Audio Brewing, which mainly consists of DIY and Vaporwave. Seikomart and Sud Swap Audio Brewing, who were born in the autumn of 2015 as a result of exhibition at the HANARE street gallery, became brothers labels supporting each other's labels from both sides of the earth, and then became a brothers label, then U-HALL corporation Sales, Botanica 1 has been added to become a global craft community.
* Beta Bodega Coalition representative of direct link (family label) → Beta Bodega, Botanica del Jibaro, Arepaz, Rice and Beans.
* Sud Swap Audio representative of Direct Brewing (family label) → Sud Swap Audio, Seikomart, Botanoca 1.
5. Looking at the release catalog of Seikomart bandcamp, we continue to release vaporwave of various approaches regardless of nationality, such as artists from Ireland / Dublin, Florida, artists from Miami. How are these artists released in the background?
S: We mainly release scouts, demo reception, album by word of mouth.
6. Since the label started on December 31, 2015, 80 works have been released to date, and many physical items are released to cassette tapes, CDRs, mini posters, even busts original brooch (!). Are these works made by Seikomart himself, one person alone?
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· Sad sculpture (front) / Sad sculpture (back) / U-HALL corporate sales broach
S: Actually it is.
7. I think that labels that are handling these original goods from production to sales are few in bancamp merchandise, but let's sell goods on the label! Please tell me if you have any opportunities or episodes.
S: When I launched Seikomart, there were already many famous Vaporwave related labels, so it was as a result of first considering what they enjoyed and the excitement of visitors who visited Seikomart .
Because Vaporwave fans are sharp in sensitivity, dealing with products other than music is a very good stimulus for Seikomart.
8. Also, there are many releases mainly based on cassette tapes in that release. Is there a reason to release on cassette tape?
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· Seikomart Overseas Shipping Package
S: I think that it is very important that we enjoy music and DIY for the concept "Craft Konbini" listed by Seikomart, that customers can enjoy shopping while enjoying it. If you make effective use of the merit that is born from cassette tape making by hand, artist 's important work becomes cassette tape, and customers can get cassette tapes that can not be purchased at other labels for " "You can do. It is indispensable for Seikomart to make this flow, and in order to "enjoy" everyone who enters and exits Seikomart, a small media called cassette tape is very big presence.
9. Seikomart's workshop has been named "seikomart dojo" with instagram etc., and the production process, jacket work's ingenuity etc. are being disseminated. Are jacket ideas etc. for cassette tape production made by yourself?
S: Manufacture of cassette tape, CD-R jacket and label design is requested to La Mano Fria (Sud Swap Audio). Since jacket design is an important space that maximizes the concept of the album, I am borrowing the power of professionals.
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· Angryyen logo / Angryyen Compilation Cover
10. Also, many cute handwritten high school girl high school students illustration and characters are drawn on the label logo, artwork, etc. Who draws these illustrations? Is there a name or setting for the character of the icon?
S: All the artworks drawn with characters and compilations that are logos are designed and drawn by me.
Character's name: Angryyen (Angryen)
Setting: an image character of a shop, a lucky Cat meaning \ (circle) of currency and rim, a defensive person existence. I live in the planet "o" in the Seikomart logo.
The body is a silhouette with the \ mark upside down. In fact it is a receipt that comes out of the head. Bow tie is a uniform.
11. Please tell me the flow of the production process as much as possible, such as cassette tape production process and duplication work.
S: 1, create a track list for cassette tape. (We have decided together with the artists about the composition of the songs and bonus tracks.)
2, dubbing is done by hand one by one by hand. After dubbing I listen to it and check the quality.
3, Cut one piece of jacket printed out by the printing company and paste the label on the cassette tape cleanly wiped.
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4, All set in the case, film packaging.
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12. We asked about label management and production, but we will ask about Seikomart before the physical item of vaporwave was made. Were you doing music activities before operating the label? Please tell me about the relationship between you and music as much as possible.
S: I have not made any concrete music activities. I am one person who loves music with illustrator, designer, DIY producer. For me, Vaporwave is "ART" and I think that "ART" = "Freedom".
There is no music genre, computers, musicians or copyright laws are Vaporwave, so I think there is something being protected. And I think that it is the most attractive and interesting thing that no one can control it.
13. When the word vapor vapor was spread, what was the impression of Seikomart's first listening to vaporwave at the time of 2011-2012? Please tell me if you liked the album etc.
S: The first time I heard is "Nobody Here" by Chuck Person / sunsetcorp on YouTube. "There is such a world!", Both sounds and images were quite shocking for me.
14. At current vaporwave there is a range of drama collages, various genre like music approaches such as trap format, there is an impression that musical interpretation itself is spreading, but Seikomart interprets such vaporwave What do you think about spreading?
S: Vaporwave always accepts our experiments without boundaries. Expansion and change of musical interpretation is not a special thing at all and I think that it is very natural and ordinary thing. Just because some people (mostly musicians) want to always make new labels such as Metro songs, Veiper Noise, Viper Traps, etc. It is because they will not stop being Vaporwave.
Seikomart will continue to be a home for all Vaporware without discrimination and distinction.
15. What kind of phenomena is vaporwave seen from seikomart's point of view?
S: disordered, freedom of expression, the most important thing on the Internet. is.
16. Finally, please give a message to those who listened to the release from the Seikomart label, those who purchased the cassette, etc.
S: I chose Seikomart from a number of labels and I am always full of gratitude. We will continue to work on making more fun shops (labels) in the future with "spirit of customers!" Spirit, so please continue to support us!
Thank you for today.
From July 27th to August 12th, 2017 in a mail interview
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soundchannel · 5 years
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【入荷情報】折坂悠太、MEDLINE & STEPHANE CARRICONDO、SOCIAL LOVERSなどなど!
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折坂悠太 / 抱擁【レコード / POPS】
昨年リリースした最新アルバム『平成』が各所で高い評価を受けた折坂悠太。その『平成』以来となる新曲2曲含むシングル作品『抱擁』を7インチアナログ盤でリリース。
その『平成』以来となる新曲2曲含むシングル作品『抱擁』を7インチアナログ盤でリリース。
http://soundchannel.shop-pro.jp/?pid=142566191
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片想い / 環境【レコード / POPS】
今年3月、浜野謙太主演のドラマ「面白南極料理人」のEDテーマに起用された、『2019年のサヨナラ(リリーへ)』を配信限定でリリースし、各所から大絶賛を受けた片想いが、早くもニューシングル『環境』を6月5日(水)に7inchシングルでリリース!
片想いの新機軸を代表する曲になっていくであろう、ド・名曲!推進力あるアレンジのソウルナンバーに激烈に最高のメロディと歌詞。聞いた瞬間「7インチシングルにすべきだ!!!」とレーベルスタッフ大興奮!
http://soundchannel.shop-pro.jp/?pid=143185232
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cero / Poly Life Multi Soul【レコード / POPS】
2018年リリースの4th Album『POLY LIFE MULTI SOUL』のタイトルトラック「Poly Life Multi Soul」がKEITA SANO のRemixを搭載したアナログ12インチシングルとしてリリース!!
A面の「Poly Life MultiSoul」オリジナルは4th Album のタイトルトラック、アルバムのラストを飾る8分半に渡るBPM120のハウスミュージックフィール溢れるダンスチューン。
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never young beach / STORY -LP-【レコード / POPS】
2019年ブレイク確実の温故知新ポップミュージックバンドnever young beach、メジャーデビューから2年を経て、待望のアルバム!
洋邦問わず、60's~10'sまで、幅広い音楽的な要素を持ち、現在進行形の極上ポップミュージックでアウトプットする唯一無二のアーティスト、never young beach、メジャーデビューから2年を経てリリースする、前作『A GOOD TIME』以来1年10ヶ月ぶりとなる通算 4枚目のオリジナル・アルバムの12インチ重量盤アナログレコード。
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MEDLINE & STEPHANE CARRICONDO / A QUEST CALLED TRIBE -LP-【レコード / HIPHOP】
フランスのマルチ・インストルメンタリスト/プロデューサーのMedlineが、A Tribe Called Questのクラシック曲をバンド・カバーしたナイスな企画盤!
グリーンカラーヴァイナル仕様!!"Scenario"、Electric Relaxation"、"Jazz"、"Award Tour"など名曲の数々をフィーチャー!グラフィック・アーティスト Stephane Carricondoが手掛けたアートワークも秀逸!
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DARINGER / BAKER'S DOZEN DARINGER -LP-【レコード / HIPHOP】
インスト/ビートに焦点を当てたFat Beatsプレゼンツの『Baker's Dozen』シリーズ11作目は、Westside Gunn、MF Doom、Conway、Action Bronsonらへのビート提供で熱い注目を浴びるプロデューサー、Daringerをフィーチャー!
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ABSTRACT ORCHESTRA / MADVILLAIN, VOL. 2 -LP-【レコード / HIPHOP】
J Dillaトリビュートのカバー・アルバム、Illa Jをフィーチャーしたシングルでも話題となった、UKのヒップホップ・バンド Abstract OrchestraによるMadvillainのカバー第2弾が登場!
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BIG TONE / HOUSE SHOES / BIG SHOES -2LP-【レコード / HIPHOP】
故 J DILLAとも親交の深かったデトロイトの雄、BIG TONEとHOUSE SHOESによる入魂のタッグ・アルバム!その名も『BIG SHOES』が遂に完成!
言わずと知れた天才ビートメーカー、故 J Dillaを輩出したモーター・シティー=デトロイト。その地下シーンの中核を担い、DweleやElzhiらとのユニット The Breakfast Club のメンバーとしても活動する傍ら、J Dilla の名作『Welcome 2 Detroit』への参加でも知られるラッパー Big Toneが、同地のプロデューサー/DJ/ディガーであり良質なビート・ミュージックを多数リリースするレーベルStreet Corner Music主宰の重鎮House Shoesとタッグ・アルバムをドロップ。
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C.TAPPIN / ASHES TO ASHES -LP-【レコード / HIPHOP】
UK/ブリストルか、Summers Sonsとのコラボレート・アルバム『Uhul』に続くCharlie Tappinによるソロ名義初となる『Ashes To Ashes』完成!!
コズミックJAZZ、そしてHIPHOPからインスパイアードされた 全曲Lo-Fiなサウンドと、随所に散りばめられたエレピの心地の良い響きも最好。注目は、Reginald Omas Mamode IV との共演 「Alexi (Reginald Omas Mamode IV Put Your Fist Up Remix)」。アートワークはYazmin LaceyのあのジャケでもおなじみのTilly Mint!!
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FLUGHAND / FOREMMI -LP-【レコード / HIPHOP】
ドイツ/ライプツィヒのビートメイカーFlughand のフルアルバム『foremmi』がLTDアナログリリース!!!
Jazzサンプリングを基調としながらもまReggae、Soulのエッセンスも垣間見える、ヒップホップ・インストゥルメンタル・アルバム。
http://soundchannel.shop-pro.jp/?pid=143500450
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DEVIN MORRISON / BUSSIN' -2LP-【レコード / HIPHOP】
90's R&B/ソウルを昇華した傑作!フロリダ発のシンガー・ソングライター Devin Harrisonの1stソロアルバムがアナログ盤でリリース!!!
Take 6~Alexander O'Nealあたりを彷彿とさせる官能的スロージャムから、D'Angelo~Groove Theoryライクなヒップホップ・ソウル、はたまたブリブリのGファンクまで網羅。Joyce Wrice、KING、Daz Dillingerなど客演陣にも要注目!
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DEVIN MORRISON / NO【レコード / HIPHOP】
フロリダはオーランド発のシンガー・ソングライター Devin Harrisonによる90's R&B/ソウルを昇華した1stソロアルバムから、リード曲"No"がインスト・バージョンをカップリングして7インチ・カット!
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SOCIAL LOVERS / ENJOY THE RIDE -LP-【レコード / SOUL】
リリース後即売り切れとなっていたタイトルが待望の再プレス!!7インチ・シングルやカセットのリリースも大好評だった、モダン・シンセ・ブギー界の新星、SOCIAL LOVERSが6曲入りのLPをCHERRIESからリリース!!
盛り上がりを見せるこのシーンに現れた男女ユニット、SOCIAL LOVERS。シカゴ発のレーベルCHERRIESより堂々のLPをリリース。ブリブリとしたシンセ・ベースとスペーシーなウワモノに乗せて女性ボーカルがしなやかに歌うSOCIAL LOVERSの真骨頂が見える1枚。
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fuckyeahabocado · 4 years
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2020年紹介しきれなかった作品
国内外・有料無料を問わず、今年フリーDL作品まとめや新譜アルバム紹介で紹介しきれなかった作品をまとめて紹介します。ジャケットをクリックすると購入先もしくはDL先へ飛びます。
ACE COOL「GUNJO」
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東京のラッパー。
高音で鋭い高速フロウやメロディアスなフロウを用いるスキルフルなラップが、TDE作品に入っていそうな落ち着いたものや狂騒的なトラップなどで楽しめる傑作です。ストーリー仕立ての作りも見事。
MuKuRo、Moment Joon、NF Zesshoらが参加。
Allancmo「OVERHEAT」
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大阪のシンガー兼ビートメイカー。
ヒップホップの影響も感じさせる暖かく人懐っこいサウンドで、時折Frank Oceanを思わせるナヨっとした歌が楽しめる好作です。ヘタウマなラップも味があります。
ちとせみなをフィーチャーしたキュートな「万華鏡」がベストトラック。
Ballhead「STAYYOUNGMOVEMENT」
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福井のビートメイカー。
ソウルフルなネタをJ Dilla系譜のマナーで調理した、インストヒップホップ作品です。圧の強いドラムが生み出す強靭なグルーヴと、繊細な感性が同居した音作りが素晴らしい快作に仕上がっています。
addginjahzz「aftermeals」収録曲のインストの別バージョンも収録。
Benny the Butcher「Burden of Proof」
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NYのラッパー。
全曲をHit-Boyがプロデュースした、ソウルフルで華のある傑作です。Roc-A-Fella作品を思わせるビートで、武骨でいてJay-Zのような軽妙さも持ったラップが堪能できます。
Freddie Gibbs、Lil Wayne、Dom Kennedyらが参加。
BITO「ethereal」
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アラバマのビートメイカー。
R&Bやフュージョン、シンセポップなどの匂いのするうわものに、トラップ的なドラムを絡めたヴェイパートラップ作品です。Block Beattazあたりの作風が好きな方も楽しめると思います。
ラップのサンプリングが良い味を出しているメロウな「rollin up」がハイライト。
Blank Banshee「GAIA」
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カナダの電子音楽家。
煌びやかでロマンティックな質感のシンセが光る、ヴェイパーウェイヴを通過した快作です。クリアな音とダーティな音を両方聴かせるミックスも印象的。Oneohtrix Point Neverなどが好きな方は是非。
歌を取り入れた美しい「Tetralix」がお気に入り。
Blank Comfort Posse「Island of dead coral」
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神奈川のラップグループ。
フィリピンのビートメイカー、lui.が全曲を制作したタッグ作です。ブーンバップを中心にエレクトロニカ的なものも含むビートと、低音で安定感を持つラップと高音のねっとりとしたラップの絡みが楽しめます。
全曲で全員が登場するのではなく、各メンバーのソロ曲も収録。
Cash Kidd「No Socks 2」
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デトロイトのラッパー。
現行デトロイトらしい緊張感のあるバンギンやメロウなどで、フガフガした声のハードなラップや歌うようなラップを聴かせる好作です。哀愁系の曲が充実しており、オヤGの方にもたまらないと思います。
Mozzy、BandGang Lonnie Bands、ShooterGang Konyらが参加。
Chicano Batman「Invisible People」
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西海岸のソウルバンド。
生演奏のクールかつファンキーなサウンドと、ヘロヘロとした脱力感のある歌が楽しい良作です。ローファイな質感でまとめられており、Ariel Pinkあたりが好きな方にもおすすめ。
しっとりと聴かせる落ち着いた「Invisible People」がベストトラック。
D-SETO & KVY DIXGO「UNDERGROUND TAPE VOLUME 1」
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日本のラッパーとビートメイカーのタッグ作。
ジャケットでニヤリとした方なら終始ニヤニヤさせられること必至の、テキサスGへの愛情が詰まった快作です。哀愁メロウやスロウファンク、重心低めなバウンスビートに高速ラップで乗る様はオヤGにはたまらないはず。
DJ EZELによる全曲のスクリュー版も収録。
Derrick Hodge「Color of Noize」
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フィリーのジャズミュージシャン。
映画音楽やヒップホップなど様々な音楽を飲み込んだサウンドに圧倒される、美しいジャズ作品です。本人はベースをメインにプレイします。808クラップ音シンバルやプリズマイザー(?)まで用いた多彩なアプローチも印象的。
ピアノとドラムのみで歌うBon Iverがやりそうな「Looking at You」がハイライト。
Disry「ANOTHER SIDE」
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愛媛のラッパー。
ソウルフルなブーンバップ系の路線が中心の好作です。熱量のあるラップが魅力ですが、メロウな曲では抑えたラップも披露しエモーショナルな側面も覗かせています。
切刃、TNG、Toraumaらが参加。
DJ43FOOL「STREET & FATHER」
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長野のビートメイカー兼ラッパー。
ネタをループしてタイトなドラムを絡めるブーンバップ系の作りのビートが中心の作品です。Gファンク的な音色も多用しているのでG好きの方も是非。客演を迎えた曲が多いですが、いくつかの曲では自らラップしています。
maru-aiをフィーチャーしたスムースな「Wake me up」がお気に入り。
FEL0′s「SUFFDAY NIGHTFEVER」
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日本のラップグループ。
Slum Village周辺っぽいデトロイト感のある作品です。吐き捨てるようなラップやのっそりと乗るラップも魅力的。ラップが入らず、スクラッチのみをフィーチャーした曲もあります。
隙間の多いビートを巧みに泳ぐ「Vices」がベストトラック。
Fleet Foxes「Shore」
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シアトルのインディロックバンド。
生命力を感じさせる優しい雰囲気で、美しいメロディが沁みていくフォークロック系の作品です。音作りにエレクトロニックな要素は見られませんが、どこかBon Iver作品にも通じるものがあります。
静かなピアノで重ねられた歌を哀愁たっぷりに聴かせる「For A Week Or Two」がハイライト。
FULLMATIC「L.O.G (1991 TAPE)」
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大阪のラッパー兼ビートメイカー。
南部(特にメンフィス)や西海岸のGの要素を煮詰め、ローファイで不穏な形にまとめた怪作です。凶悪な低音とカサカサな処理のラップが強烈で、徹底した美学が感じられます。
OMSB、Jin Dogg、Hyun Is 1000らが参加。
GeminisAzul「sofaking」
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大阪のビートメイカー。
美しいヴォーカルのサンプリングやエレクトロニックなシンセなどが、気だるいドラムに乗って運ばれてくるインストヒップホップ作品です。全体を包むノスタルジックな雰囲気が癖になります。
ブリブリのベースが不思議と調和した「somehow」がお気に入り。
GIE「BLUE DISCO」
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沖縄のビートメイカー。
ミニマルなループを使った、ダンサブルな曲が中心のヒップホップビート作品です。基本はブーンバップ系譜のビートですが、ハウス的なものも収録。インストが中心ですがラッパーを迎えた曲もあります。
ねっとりとしたフックがキャッチーなAXUMI客演の「ImaGInE」がベストトラック。
Gio「ProphetZilla」
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西海岸のプロデューサー。
オルタナティヴR&BやSoulection的なエレクトロニックなビートからの影響も感じさせつつも、西海岸らしいGファンク要素も取り入れた好作です。ラップや歌をフィーチャーした曲もあり。
ねっとりとしたスタイルとタイトなスタイルの二人のラッパーを迎えた、Gファンク路線の「Vogue Pose」がハイライト。
INTERNET CLUB「THOUSAND ONE HALF STARS」
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テキサスの電子音楽家。
ヒーリングや80年代R&Bなどの要素を取り入れつつ、もやもやとしてノスタルジックな音像に仕上げたヴェイパーウェイヴ作品です。穏やかなようでどこか不穏な空気が漂っています。
ペコペコしたギターとダークなシンセベースが印象的な「RIBBON」がお気に入り。
Lil Wayne「No Ceilings 3: B Side」
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ルイジアナのラッパー。
ぬめりのある高音で、タイトかつフリーキーに聴かせるスキルフルなラップが堪能できる好作です。サウンド的にはトラップで、ダークなものやエモーショナルなものなどが並びます。
Big Sean、Rich The Kid、Euroが客演で参加。
RAITAMEN「UKIGUMO」
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愛知のラッパー。
武骨でいて軽快、歌心のあるフロウも得意なスキルフルなラップを聴かせる快作です。ハイファイで洗練されたものが中心で、J Dilla系譜のものなども取り入れたビート選びも絶妙。GoldLinkあたりが好きな方にもおすすめです。
こちらから全曲のアカペラがフリーでDLできます。
Ron Browz「The Christening 4」
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NYのラッパー兼プロデューサー。
00年代前半のRoc-A-Fella作品を思わせる、ソウルフルなネタ使いが光る好作です。現行ブーンバップらしいドラムレスのビートも何曲かあり。ラップはDiddyとNasを足して割った感じ。
女性シンガーのNicole Nicoleがフックを歌うメロウな「Been missing you」がベストトラック。
Rule「4TH QUATER」
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広島のラッパー。
00年代のNYヒップホップを思わせるソウルフル路線が中心のビートを、確かな実力を持った歯切れ良いラップで捌いていく好作です。Dipset周辺などが好きな方は是非。
哀愁系ビートで力強くラップする「Grind All My Life」がハイライト。
Sheek Louch「Gorillaween Vol 3」
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NYのラッパー。
ハードスピッタータイプのNYらしいラップを、ブーンバップやダークなトラップなどで聴かせる作品です。ソウルフルな曲が特に充実しています。ファンの方は楽しめると思います。
Joel Ortiz、Dave East、Dyce Payneが客演で参加。
Sonic Module「Tech-Trad」
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東京の電子音楽家。
80年代シンセポップ的な、煌びやかで人懐っこいインスト中心の作品です。どこかヴェイパーウェイヴっぽい空気も漂っており、リリース元のLocal Visions作品が好きな方は楽しめると思います。
ハートウォーミングなインストの「Faded Colors」がお気に入り。
Sursilvaz「DarkSideSilvaz」
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チリのラップデュオ。
タイトル通りのダークな雰囲気でまとめられた、トラップ中心の作品です。アメリカのヒップホップに親しんでいる方にはあまり聴き馴染みのない言語のラップと、随所で顔を出すユーロG的な要素が新鮮味を出しています。
トークボックスも飛び出す「No Vuelvas Jamás」がベストトラック。
Wes Krave「Winning Streak」
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フロリダのラッパー。
DaBabyに少し似た低めの声質で繰り出すまろやかなラップを、トラップ系のビートで聴かせる作品です。ダークなものや哀愁系などを揃え、一辺倒ではなく幅を出しています。
もの悲しいギターが効いた「Livin Up To The Hype」がハイライト。
xngb2「4405a」
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東京のビートメイカー。
軸はJ Dilla系譜のヒップホップですが、ゲーム音楽やノイズ、ダブステップなどの匂いも漂う怪ビートが詰まった好作です。インストだけではなくアメリカのラップを使ったリミックス的な曲もあり。
サックスにSE的な音を絡めてクレイジーに仕上げた「MedaPani Jazz」がお気に入り。
Yhung T.O. & DaBoii「Demon & Mufasa」
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ベイのラッパー二人のタッグ作。
ゆるい歌も得意なYhung T.O.と、オフビート系のフロウも交えてキレのあるラップを聴かせるDaBoiiのコンビネーションが見事な良作です。サウンド的には、現行ベイらしいストリート感のあるファンクやメロウなど。
穏やかなメロウ路線の「Like You」がベストトラック。
2seam「snowy」
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福井のビートメイカー。
クールなエレピや極太ベースなどが効いた、J DillaやPete Rockの系譜にあるヒップホップビート作品です。インストだけではなく、アメリカのラップ曲のリミックスも収録。
メロウなループと圧の強いキックが印象的な「another blue」がお気に入り。
7AW & pj47「Confuse Ray」
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神奈川のラッパーとビートメイカーのタッグ作。
Earl Sweatshirt周辺にも通じるブーンバップ系のサウンドで、低い声質で安定感のあるラップが楽しめる好作です。ラップ・ビートともに一定の温度で統一感があります。
極太ベースが凄い「Wolf」がハイライト。
9uirk「BEAT TAYPES #2」
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福岡のビートメイカー。
ソウルやジャズの匂いが漂う、落ち着いた雰囲気のインストヒップホップ作品です。短いビートがスムースにスルスルと流れていきます。J Dilla系譜のビートが好きな方は是非。
メロウなエレピの下で蠢くベースが良い「thekeysofU [prt1]」がお気に入り。
V.A.「???」
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日本のレーベル、Maltine Records主催のコンピレーション。
割れた低音と全体を貫くハイテンションなムードが楽しい、エレクトロニックな作品です。奇天烈な曲が多く、加工された歌も聴けるのでハイパーポップが好きな方におすすめ。
nateをフィーチャーしたhirihiriの強烈な歌もの、「ticktack!」がベストトラック。
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alphaplus052things · 6 years
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【予約受付中‼️】RSCD-150 DJ Yuma Ride Vol.150 Ride第150弾 今作は注目の大型新人多いです! Hip Hopの音楽シーンをいち早くキャッチする嗅覚 にGrooveセンスが”Ride”が支持される所以! 今月もお楽しみ下さい! #03/注目の新人出てきました!フロリダ出身のYNW Melly!Kanye We stも客演して話題となってます!こういうメローな感じが今の流行り! #12/Mustard & Migosが初コラボとは意外ですよね!進化したトラックに 3人のラップならバッチリでしょ!ベイエリアのサウンドも旬です! #21/今回のジャケットはこちらのChris BrownのMVをイメージしました! 大ネタ使いですが軽いノリが聴きやすいですね!! #32/Southで注目な二組City Girls&Jacqueesのコラボ!今回のラスト を締め括るに相応しい最高なスローソングになっています! 01.Benny Blanco & Juice Wrld ft Brendon Urie/Roses 02.YNW Melly ft Kanye West/Mixed Personality 03.Kodak Black ft Lil Pump/Gnarly 04.Trap Beckham/Party N Bullshit 05.21 Savage/A Lot 06.Khao ft Gucci Mane, Lil Baby, YBN Nahmir & TabiusTate/Done With Her 07.Future/F&N 08.Future/Crushed Up 09.Post Malone/Wow. 10.22Gz ft Kodak Black/Spin The Block 11.Blueface/Bleed It 12.Mustard & Migos/Pure Water 13.Tyga, G-Eazy & Rich The Kid/Girls Have Fun 14.Derez DeShon/Whaddup Doe 15.O.T. Genasis/Bae 16.Casanova ft Tory Lanez & Davido/2AM 17.Sean Paul ft Stefflon Don/Shot & Wine 18.Afro B/Drogba -Joanna- 19.Lil Duval ft Ty Dolla $ign/Pull Up 20.Lucky Daye/Late Night 21.Chris Brown/Undecided 22.Johnny Good & Julez Flavour/Freak For You 23.Netsky ft Jozzy/Thank You 24.Mabel/Low Key 25.Russ/Nobody Knows 26.Ari Lennox ft J Cole/Shea Butter Baby 27.Justine Skye ft Arin Ray/Build 28.Kehlani ft Ty Dolla $ign/Nights Like This 29.Ariana Grande/7 Rings 30.Ncredible Gang ft Nick Cannon, Ty Dolla $ign & Jacquees/NoBody Else 31.Tone Stith ft Swae Lee & Quavo/Good Company 32.City Girls ft Jacquees/Give It A Try (Plus Alpha 星ヶ丘店) https://www.instagram.com/p/BtVbWR_na1w/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=11zcr3zvv91ot
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kei-comodo · 4 years
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THE EMO REVIVAL ENDS HERE: THE WORLD IS A BEAUTIFUL PLACE & I AM NO LONGER AFRAID TO DIE MADE A PERFECT INDIE ROCK RECORD
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Writer: Ian Cohen
Original Article: https://noisey.vice.com/en_us/article/ryz5zk/the-world-is-a-beautiful-place-and-i-am-no-longer-afraid-to-die-made-a-perfect-indie-rock-record-with-harmlessness
Don't call 'Harmlessness' emo revival. This is post-emo.
「僕らがParquet Courts *訳注1 とショウをやる、なんてのは無いよ」
Greg Horbal(バンド在籍は'10-'15。現在はライブメンバーからも外れている)は僕にむけて言った。以前、"EMOリバイバル"がトレンドと呼ばれていた頃、僕が行ったインタビューの中でのことだ。今、ソレはシーンになった。結果としてHorbalは自分の発言が含んでいた色々なことと向き合うハメになる。もはや"EMOリバイバル"という言葉はCapp'n Jazzやamerican footballと言ったバンドの雰囲気を伝えていたいくつかのバンド(Snowing、Algernon Cadwallader、Joie de Vivre etc.)を説明するためのものじゃなく、ポップパンクやポスト・ハードコアまでもその身に収めた、言ってしまえばパンクから派生した、キャッチーで、リベラルで、DIYの精神を保ったあらゆるインディペンデントなミュージシャンたち、メインストリームからは弾き出されてた彼らを一つに括ってしまうことだ。かつてTeenage Cool Kidsとしてポップパンクの渦中にいたAndrew Savageを引き合いにParquet Courtsを彼は持ち出したが、一方でParquet Courtsは、彼のバンドがこれからも避け続けるだろうモノをちゃんと引き受けた代表者の一人だ。それをインディ・ロックと言う。
The World Is a Beautiful Place & I Am No Longer Afraid to Die(以下、TWIABP)のギタリスト(そして事実上のスポークスマン)、Derrick Shanholtzer-Dvorakはまず自分たちはどういったバンドかというところから始めた。問題なのは、立ち位置だ──どこのレーベルで、どんなバンドとツアーして、"EMO"バンドと呼ばれること、なによりもほとんどのプレスが、Hot TopicやPete Wentzの例のアソコの写真 *訳注2 がこのシーンに光を当てるまで、どんなに良いバンドでも無視してきたことだ。
バンドは自分たちを囲むものを知ったわけだ。TWIABPや他のEMOバンドがリアルに築き上げたネットのソレよりも広大なファンベースとシーンは、インディ・ロックが他方で無条件に受けられるものには手が届かない。深夜の音楽番組に特集されたり、MatadorやMergeといった御方のおメガネにかなうことも、有名フェスへのブッキングも、その投稿に押し寄せる山のようなSNSの”いいね”も。2013年には奪還へと歩を進めていたEMOのこの新しい波は、それでも懺悔のように自分たちのことを吐き出させるしかなかった。MySpace時代(‘05-‘09頃?)にすらそれを代表するジャンルと言われることもなく、政治的にも世間的にも後ろ向きの見方は変わらないように思えた。ソレはいきなりの事だった――Taking Back Sunday *訳注3 の『Tell All Your Friends』がEMOというシーンの看板として、『Dairy』 や『The Power of Failling』に『Nothing Feels Good』を蹴落として収まった。対して、どこを切り取ってもthe Hotelierの『Home Like NoPlace Is There』や、TWIABPの『Whenever, If Ever』に女の子の話なんか出てこない。それでもバンド自身は、自らにちっとも役に立たない、ジャンルというものを考えなくてはいけなかった。つまり、ちょっと想像して欲しいのはDeafheavenの『Sunbather』のレビューが毎回「DeafheavenというバンドはどうにもBon Joviの様には成れないようだが……」と始まったり、Dirty Sprite 2 が(「Freak Hoe」や「Groupies」といった曲が)女性とはこういうものだよな、っていう扱いの正しさでなによりも評価されるシーンの姿だ。
TWIABPはEMOリバイバル・シーンの代表として扱われていくが、一歩引いてみるとそこにいるのは似たような顔ぶればかりだ。「この世界は美しい場所で、私はもう死ぬことを恐れはしない」っていうキマったバンド名を一目でまとめてIPodに表示するために僕は小さいフォントをダウンロードすらしたんだけど、それを今ここに来たばかりの君に話してもしょうがないのは分かる。初めてこのコネチカット州出身のバンドを聞いた人が漏らす、まぁ散々な発言を認めなくもないーーなんて感傷的だ、やたらと仰々しい、いやなんていうかもう恥ずかしい、(僕はそう思わないけど)Sexwitchや、Neon Indian、Tobias Jesso Jr *訳注4 よりも大声でこんな事を歌うなんて。でも、君が知らないだけでEMOやポスト・ハードコアと呼ばれるバンドはこれまでアもホみたいにシリアスでバカバカしいほどオカシイ名前を名乗っていたし、TWIABPってのもなんもかんも分かった上でのスパイスが効いた名前だ *訳注5 。
彼らのデビューフル『Whenever, If Ever』は #emorevival のタグ付きで語られるものだと世間的は思われてるけど、これまでそう信じて彼らをフォローしてるファンの堪忍袋の緒が切れないかをあの手この手で試してきた。彼らのショウで高まり続けるエネルギーは小さいお祭りじゃ収まらず、時には伝説になりそうなセットリストを生んだりする── Derrickの会場に対する愚痴とハーシュノイズで埋め尽くされた20分とか。SNS上での彼らの振る舞いは陽気だが、同時にイライラする。2014年、スポークンワード・アーティストChris ZizzamiaとのコラボレーションとしてEP『Between Bodies』をリリースしたが、これが二組のアーティストのディスコグラフィーにとって価値のあるものだっただろうか。2015年の『Harmlessness』の発表後、続けざまに公開された二曲が好意的に受け取られたあと、なんか知らないけど馬にキレた彼らは意地の悪いカタチ *訳注6 で「Wendover」をリリースしている。
それでも、このEMOリバイバル・シーンを見渡してみても、TWIABPに匹敵するバンドは思いつかない。世界を塗り替えられる様な可能性を持つその魅力から目を逸らすことはできない。2008年のDeerhoofや2000年代前半のAnimal Collectiveが立て続けにリリースを重ね、その度に止まるところを知らなかったのを僕は思い出す。傑作を生み出すか、その前に耐えきれずに潰れてしまうか、彼らはどっちにも行ける(前例を挙げるならそれこそMineral、Sunny Day Real Estate、Cap’n Jazz、the Promise Ring etc. のヒストリーを追うといい)。
その結果がここにある。『Harmlessness』という偉大な一枚だ。EMOだの、インディだの、ポップパンクだのうるさいバリケードをぶち破り、2004年に『Funeral』や『Futures』を聴いていた奴らに語りかけ、DesaparecidosとBuilt to SpillとBrand NewのそれぞれのRIYLに名前をサインして、RefusedやGodspeed You! Black Emperorとはまた違うカタチでこっちをアジってくる。
だから、こんな事は今更なんだけど、『Harmlessness』は君の最低な一面にも等しく降りかかる、妥協なき、壮大な、感傷的で感動的なロック・ミュージックをここまで追い求めて鳴らすなんて!? 分かるかい!? これはとんでも無い事だ。バンドが願ったのは、当たり前だからこそ際立つ、自らを語ること、それを響かす場所も相手もいないかもしれないのに! Pianos Become the Teethの『Keep You』、Foxingの『The Albatross』、the Hotelier『Home Like NoPlace Is There』、Joyce Manor『Never Hungover Again』、そうだな、Restorationsの『LP3』にCymbals Eat Guitarsの『LOSE』もカウントしよう、ここ数年でリリースされた特筆すべきEMOのアルバム、セントリスト的ヴィジョンを備え、有り余る情熱とセンスでもってFest *訳注7 の存在も知らず外側で突っ立てる奴らを引き寄せてしまうサウンドだ。
ここまで僕はほとんど彼らのサウンドについて話そうとしなかった。当然だ、アルバムを流しながら少なくとも一分間に1回は未だこっちを向かないヤツに僕は「おいおい、これでもまだ『まぁ、イイ感じだよね』なんて言うのかよ?」って叫んでしまうだろう。「Mental Health」〜「Wendover」〜「We Need More Skulls」の中で、シンプルな弾き語りが、アメリカ北西海岸のインディの流れが、砂煙をあげるメタルが、Bright Eyes、Modest Mouse、Jesu のここ10年のベストソングに匹敵するものが生まれているんだ。もう一度僕が書いたことを読んでみろ、これはわずか、そうたった10分ぐらいの出来事だ。
一番大事なことを書こう。『Harmlessness』はノスタルジアのゴミ箱でも、EMOやインディ・ロックやその他あれやこれやの思い出の為のアルバムじゃない。2015年という時代をTWIABPは生きている。溢れかえる性犯罪への暴力的な報復について問いかけ(「January 10th, 2014」)、僕らの食生活を語り(「The Word Lisa」)、現代資本主義の中でクリエイティブ職が直面する困難を教え(「We Need More Skulls」)、絶望の中にそれでも光を探し(「I Can Be Afraid of Anything」)、本当の意味で「汝が隣人を愛せ」と告げる。これにブチのめされるか頷くかは、それこそ君はどうなのか? って話だ。
『Harmlessness』の5曲目、自らのバンド名にも匹敵する、インディ・バンドのあるべき姿を指し示すタイトルが掲げられている。「Rage Against the Dying of the Light」。アルバムの他の曲がそうであるように、頭でっかちに音楽を理論で語りたがるヤツをも飲み込むほど濃密で、複雑で、クラクラするほど魅力的だ。FugaziがカバーしたArcade Fireの「Neighborhood #2 (Laika)」みたいな? いや、どうあれ僕は聞いたことのなかったサウンドに出会った。一方で他に今のシーンで例えが思いつかないほど力を込めて、18〜22歳くらいまでの子たちの一番ナイーヴな場所をこの曲はえぐる。Rage Against the Machineを茶化しているようなタイトルだけど、相手は二大政党制というデリケートなテーマに出会った学生たちにとってシャレにならないほどシリアスなバンドだ。Bello、そしてあと6人くらいの声が吠える「僕らはこの火をどこまでも高く掲げる、彼らが全ての光を奪うなら僕らは歌う『僕はここにいる、僕は大丈夫、僕は黙らない、僕は諦めない』」。十分なアピールだ。かつてRageに灯された火はまだ胸の内で燃えている? 君とこの世界を照らしている光について考えよう。もし、それが亡くなってしまうとしたら? 君はそれでも「より良いもの」の為にもう一度火を起こせるだろうか? the Cureや、Thursdayのアルバムを聴いた時の感情がまた震えているのは偶然じゃない。分かるだろう? 妥協なき、壮大な、感傷的で感動的なロック・ミュージックに何ができるのか。
しつこいくらいに長々と僕が書いてきたことは、EMOリバイバルがどこまで辿り着けたかだ、まだこれでも世界は彼らを知らなすぎる。TWIABPがリリース・プロモーションの初期に送ったメールに"post-emo"という言葉があった。以降のメールやプレスからは消されてしまったけど、僕はその言葉をとっておいて欲しい。EMOリバイバルというお祭りはここで終わりだ。なんせ、シーンを代表するバンドが作り上げたのは2015年最高のインディ・ロック・ミュージックなんだから、おしまい。
訳注1 Parquet CourtsはFergus & Geronimoを解散し、ブルックリンへと移ったAndrew Savage(ヴォーカル、ギター)を中心に結成されたインディ・ロック/パンク・バンド、結成はブルックリンだが、他のメンバーとの出会いは以前のバンド Teenage Cool Kidsとして活動してたテキサスで音楽的にもノイジーでパンキッシュなスタイルを引き継いでいる。バンド結成後はほぼ毎年ツアー、レコーディング、アルバムの発表を繰り返しており、最新作は2018年にDanger Mouseをプロデューサーに迎えた「Wide Awake!」。
訳注2 Fall Out Boyのベーシスト Pete Wentzが2006年のニューヨークでのシークレットショウ後に行ったパーティでの彼のヌード写真がネットに流出し、世界中のゴシップ誌に載り、ごじつバンドのHPに声明を上げることとなった。当時バンドは代表作の一つ「From Under the Cork Tree」の成功があったもののWentz自身は双極性障害の鬱にも苦しめられており、自殺を示唆しバンドを脱退しようと考えていたと次作「Infinity on High」発表時のインタビューなどで述べている。
訳注3 ニューヨーク州ロングアイランド結成のTaking Back Sundayが2002年にリリースしたデビューアルバム。レビューサイドからの評価も高く、Drown in Soundの2002年ベストをはじめに様々なベストEMOアルバム・リストに名を連ねている。とは言え、ハイプされた存在というわけではなくこの頃のツアーではBrand New、Rufio、The Used、Rival School、The Blood Brothers、Saves the Dayといった00年代EMO、スクリーモのバンドと対バン、共にWarpedツアーもこなしており、シーンの認知に寄与した存在として扱われている(”EMOシーンのHybrid Theoryと評したサイトも)。
訳注4 SexwitchはUKのブライトンで結成されたバンド TOYとBat for Lashesとしても活動するNatasha Khanとのコラボ・プロジェクトで中東(モロッコ、トルコ、イラン)のカバーを収録したEPを2015年にリリースしている。Neon Indianはメキシコ生まれテキサス育ちのAlan Palomoを中心としたバンドでチルウェイブ・シーンの注目アクトとしてデビューしたがAlan当人が語るところでは自身が幼いころ流れていた音楽(80年代末~90年代初頭のシンセポップ)のアップデートだと言う。Tobias Jesso Jrはカナダ、ノース・バンクーバー出身のSSW、2015年に発表した「Goon」が年末のベストアルバム・リストに名を連ねた他、Adelと共作の「When We Were Young」やSia、Adelとの共作として「Alive」がある。ここにおける個々の引用の意図としては2015年でのリバイバル・シーン、フォークと背後にある悲劇的なバックボーン/ストーリー、多文化共生的なアプローチの最もポップな面の比喩だと訳者は解釈している。
訳注5 この記事のリンクで語られるエピソードとして、TWIABPのバンド名は創設メンバーの一人 D.Shanholtzer-DvorakがThomas Diazのガレージで見つけた雑誌の付録「whale sounds」にギターとオルガンのセッションを重ねるバンド遊びの際にShanholtzer-Dvorakが名乗ったのがきっかけと語られており、その由来の一つとしてNeva Dinovaが2005年に発表した「I’ve Got A Feeling」の最後の言葉「The world is a shitty place and i can't wait to die」を挙げている。
訳注6 アルバム「Harmlessness」のリリース前にシングルカットされた「January 10th, 2014」と「I Can Be Afraid Of Anything」の後に、彼らは「僕がこの前出会った馬にとってはこのアルバムは限りなくアンチ馬な仕上がりだ」の宣言と共にharmlessness.horse というサイト上で「Wendover」の逆再生バージョンをアップロードした(現在はサイトごと削除されている)。
訳注7 Festは毎年フロリダ州ゲインズヴィルで10月末の4日間にわたって市内の複数の会場を使って行われるインディ/アンダーグラウンド・シーンに特化したフェスティバルでここ数年のラインナップは300組を超え、参加者も2万人の規模だが、会場のセッティングやブッキング、マーチなどはDIYの精神を保っている。
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teasoku · 7 years
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【アズールレーン】主人公の二人は鉄底海峡に沈んでるのか
アズールレーンの主人公である「綾波」と「ラフィー」ですが、現実では、アイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)に沈んでいます。 具体的な場所は、ソロモン諸島のサボ島、フロリダ諸島の南方、ガダルカナル島の北方に存在する海域です。 他にも夕立やノーザンプトン、アトランタとかも沈んでますね
http://teasoku.com/%e3%80%90%e3%82%a2%e3%82%ba%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%91%e4%b8%bb%e4%ba%ba%e5%85%ac%e3%81%ae%e4%ba%8c%e4%ba%ba%e3%81%af%e9%89%84%e5%ba%95%e6%b5%b7%e5%b3%a1%e3%81%ab%e6%b2%88
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plusticnews · 7 years
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2017年04月16日(Sun)
■「精子ロボット」が薬をはこんで、生殖器官のがん細胞を治療しにいきます
■Mastodon開発者とpixivのPawoo、ロリ絵対策について議論する
■360度全方位に音を流す!円筒のBluetoothスピーカー2種、BOSEが発売
■CSSフレームワークのBulma向けのテーマを配布する・「Bulmaswatch」
■Etc: 「大丈夫なのか」フロリダのDo It Yourself「電気自動車を買えないなら、自分で作ろう!」
■マーク・ハミル、レイア姫キャリー・フィッシャーさんと恋人同士にならなかった理由
■サウンドにこだわり過ぎてるスマホ「GRANBEAT」がとってもよろしい
■「毎日のたまご」で117歳まで生きた 世界最高齢のイタリア人女性が死去
■【特集】この値段で遊べちゃうの!?『Steamで遊べる100円ゲーム』10選
■518時間かけてデザイン、3Dプリンタで出力した、華麗…
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dogonodog · 8 years
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2016年 聴き逃していた名盤 part1
こんにちは。
Mitski  - Puberty 2
ニューヨークを拠点に活動をしているミツキ・ミヤワキことMitskiの4thアルバム『Puberty 2』。数々のメディアから賞賛の声が上がりまくっており、M-5「Your Best American Girl」は、ピッチフォークでベスト・ニュートラックを獲得しています。彼女は日本生まれで、アメリカと日本のハーフでもあり、また、特殊な家庭環境により、コンゴ共和国や中国、マレーシア等の様々な国を行き来して育ってきました。本作はそんな彼女の型にはまらないサウンドスケープが十二分に描写されており、レトロで陰鬱で物憂げに歪むギターと、身体の内から絞り出しているリリカルでヴィヴィッドな表現力が魅力。そして日本のポップ・ミュージックにも通ずるポップネスなメロディーに恍惚となるでしょう。オルタナティヴだとか、インディーロックだとか、必要以上に細分化された音楽とか知らないし、面倒くさいと感じている方にぜひ聴いてもらいたい一枚です。すっと心に入ってくる、耳あたりの良い音楽が詰まっています。
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Ryo Hamamoto - Third
mooolsやハリネコでのバンド名義では4年、そしてソロ名義では実に9年振りの3rdアルバム、『Third』。とにかく音がシンプルで一つ一つの音への拘りが垣間見え、また、それぞれの曲にストーリーも見えるので、アルバム通して聴くと、色んな人の思い出を断片的に縦横しているかのような、不思議な感覚に陥ってしまいます。そこが個人的には好印象で、また、トラディショナルでミニマルなサウンドだけれど、M-4「バーベキュー」ではエレキ・ギターで弾き語りつつドラマティックな展開を見せたり、M-6「ウエディング・マサカー」のようなユニークな要素も組み入れたりと、まさに現代ならではの音楽だとも感じました。山崎まさよしさんを彷彿とさせる、ハイトーンで温もりのある声も素敵です。
Ryo Hamamoto - 終電
TTNG - Disappointment Island
This Town Needs Guns から名前を変えて2枚目のアルバム。そしてベースの ジェイミー・クーパー氏が脱退してから、初のトリオでのアルバムです。彼らの特徴でもある、This Town Needs Guns時から変わらぬ、ティム・コーリス氏の止め処なく流れるように鳴るテクニカルなギターサウンドに舌鼓ならぬ、耳鼓を打つことは言うまでもないのですが、M-5「 Whatever, Whenever 」のようにポスト・ロック的なダイナミズムな展開や、タイトでハリのあるドラム音と、太くスタッカートの効いたベース音で作られ、そこにのる妖しくも美しいメロディーが気持ちよく、気付けば体が揺れてしまうM-8「Destroy the Tabernacle!」など、様々な経験や知識を吸収した新たな一面も見せてくれるので、昔からのファンである僕にはとても面白い作品だと感じました。TTNG本人らにとっては勿論の事、エモ/マスロックという音楽シーンをまた更に、ネクスト・レヴェルに引き上げた非常に重要なアルバムでもあるのではないでしょうか。あと、相変わらずの絶妙なタイミングで休符を演奏するセンスも大好きです。
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Newmoon - Space
ベルギーの5人組シューゲイズ・バンドの1stフルアルバム。 My Bloody Valentine や Slowdive といったシューゲイズの代表的なバンドにも通ずる、隙間なく埋め尽くされた轟音に陶酔にも似た感覚に溺れる事ができる美しいメロディーと、NothingやWhirrの様なインディー/エモの要素もブレンドされているので、決して陰鬱な音楽では終わることのないカタルシスも感じる、非常に素晴らしい一枚です。全体的にキャッチーなので、シューゲイズを聴いてみたいなと思っている方にオススメしたいですね。
Newmoon -  Helium
You Blew It ! - Abendrot
USはフロリダの5人組エモ/インディーバンド、You Blew It ! の約2年振りとなる3rdフルアルバム。 Into It. Over It. や malegoat 、Tiny Moving Parts など、所謂エモ・リバイバルといわれる、現エモシーンでの代表的なバンドの一角でもあります。そんな彼らの新譜は、不器用ながらも感情を露わにする熱さと、寡黙だが確固たる意志が孕んでいる火を灯し、鈍く光らしている少年の瞳のような青さが内包されており、前作、前々作同様、心震えるエモ・サウンドが炸裂しています。ギターをジャカジャカ鳴らして、ヴォーカルが叫び唄うエモも大好きですが、音数やテンポが控えめでじんわり心に浸透してくるエモも最高ですね。最近でいう Foxing だとか。。
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2016年もたくさん聞き逃してしまっていた音楽がたくさんあるので、聴き次第ここに記していこうと思います。
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fuckyeahabocado · 4 years
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2020年おすすめフリーDL作品Vol. 7
フリーDL可能作品まとめVol. 7です(一部name your priceの作品あり)。ジャケットをクリックするとDLリンクへ飛びます。
Big Homiie G「Big Homiie Status 2」
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メンフィスのラッパー。
Yo GottiとYoung Nudyを足したようなラップが、現行メンフィスらしいピアノを使ったものが中心のトラップビートで楽しめる作品です。オヤGの方にも受けそうな哀愁系もあり。
Moneybagg Yo、Pooh Shiesty、Fredo Bangらが参加。
Crenshaw Biggie「Control The Trap」
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アラバマのラッパー。
ダークなトラップ系のビートで、いなたい南部らしいラップを聴かせる作品です。名乗るほどThe Notorious B.I.G.に似ていませんが、声質は少し似ている時があります。
緊張感のあるメンフィスバウンス風の「Paint The Floor」がお気に入り。
Curren$y & Fuse「Spring Clean」
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ルイジアナのラッパーとアトランタのプロデューサーのタッグ作。
トラップ系のドラムにチルめな音使いを合わせたものが中心のビートに、鼻声系の声質でゆるゆると泳ぐラップが絡む良作です。Curren$yファンの方にはたまらないと思います。
Gunplayをフィーチャーした「Everything」ではGriseldaっぽいブーンバップにトライしており驚かされます。
dewitt4dilla「THA SOUL BROTHA SERIES VOL 1」
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フィリーのシンガー、Musiq Soulchildのプロジェクト。
J Dillaの名ビートの上でソウルの名曲を歌った、マッシュアップ的な発想の作品です。J Dilla印の暖かく人間味のあるビートに、Stevie Wonderを思わせるソウルフルな歌が自然体で乗る快作に仕上がっています。
スムースでいて情熱的な歌が素晴らしい「ROCK WITH YOU」がベストトラック。
Loraine James「Hmm」
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UKのビートメイカー。name your price。
テクノやIDM、ダブステップなどをミックスしたような電子音楽作品です。煌びやかなシンセを使ったハイファイでダンサブルな曲が多いですが、アッパーなだけではない魅力があります。
クールな雰囲気でスムースに聴かせる「Hmm」がハイライト。
Nino Man「Hungry For Success 3」
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NYのラッパー。
スピットするタイプのNYらしいラップスタイルの持ち主です。サウンドはトラップやソウルフル路線、00年代のSwizz Beatzが作りそうなバンガー系など。トラップをやっても南部ものとは違う、NYらしい垢抜けた空気が通っています。
Jim Jones、Styles P、Dave Eastらが参加。
Novus Ordo Seclorum「To My Own Detriment」
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アラバマのビートメイカー。name your price。
胡散臭いノスタルジアを備えた音作りにトラップのドラムを組み合わせた、いわゆるヴェイパートラップ系の作品です。メンフィスG的な声ネタを使った曲もあり、ヒップホップ好きの方も楽しめると思います。
アジアっぽい匂いもする寂しげな「6 AM」がお気に入り。
PimpDaddyPuff「Nothing 2 Lose」
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ルイジアナのラッパー。
高めの声質でいなたいラップを聴かせる、いかにも類似穴らしいラップが堪能できる作品です。トラップ路線もありますが、コテコテのバウンスも多いので好き者にはたまらないはず。
ファンキーなベースが効いたタイトル通りのGテング、「G-Thang」がベストトラック。
Robb Bank$「Calendars」
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フロリダのラッパー。
00年代のトラップやクラウドラップ、ダブステップなどの近年のヒップホップでは置き去りにされがちだった要素も意図的に取り入れたような作品です。野太い声質のまったりとしたラップも聴き応えがあります。
哀愁メロウ路線の「Big Pimpin」がハイライト。
420 Stunna「Stunnavelli」
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フロリダのラッパー。
ジャケとタイトルの割には2Pacには似ていませんが、G好きの方にはおすすめできる作品です。PliesとJ-Dawg(Boss Hogg Outlawzの方)を足したようなラップを、地味渋ファンキー路線や哀愁系で聴かせる好作に仕上がっています。
もの悲しいピアノを使った哀愁ビートにKoly Pを迎えた「Gambling」がお気に入り。
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