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#メディウム
suisaibeya · 11 days
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水彩向け下地剤比較Ver.2
2021年に下地材比較をしたけれど、あれから数年…… 2023年にホルベインから紙肌ペーストが発売され、その紙肌ペーストや、クサカベのパルプベースの全3種を試す機会もあったため、第二弾をする事にしたのだった。
………………
それぞれの下地材を塗ってからはや1年…… 部屋の隅に放置されていた下地材を塗った紙が発掘されたので、2024年になってようやく比較をはじめたのだった。
なお、ジップ袋に入れて1年放置していたワケですが、風邪とは無縁でした。 その健康体っぷりはオイラは紙じゃねぇ!というメディウムとしての意地を感じ……たりは特にしない。 ただ、やっぱ紙とは違うんだなぁ……と思ったのであった。
今回比較するのは、
・ホルベイン 紙肌ペースト  ←new ・シュミンケ ウォーターカラーグラウンド 荒目 ・ダニエルスミス ウォーターカラーグラウンド チタニウムホワイト ・クサカベ  パルプベース 細目   ←new  パルプベース 中目  パルプベース 荒目   ←new
の計6品です。
なお、シュミンケ・ダニエルスミス以外は、イベント等で試し塗りしたものです。 (パルプベース中目も持ってるし、なんなら細目もついこの間買ったのにイベントで塗ったんかい)
なお、ダニエルスミスのパールセントホワイトも購入していたのを記事書き始めてから思いだしたのだった。 アレはちょっとジャンルが違う気がするので今回はなし、ということで(;´Д`)
ちなみに、全般的に、一番利用者の多そうなクサカベのパルプベースが基準になった感想になっちゃってます。
実験内容
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実験内容は、
・マスキング ・リフティング ・ミリペン ・分離色 ・2mmシャーペンをガサガサしてみた ・厚く盛ったところ
です。 スペースがなかったのと、めんど……げふんげふん、第一弾よりちょっと簡素化しています。
使った画材は以下の通り。
・マスキング  ホルベインのマスキングインク(瓶)に、レンブラントのインディアンイエロー&レンブラントのウルトラマリンディープの混色を塗ってます。  (混色する意味?特にないっ!使いたい色を混ぜてみただけだ!)
・リフティング  レンブラントのフタロブルーレッドです。  買ったはいいものの、出番がなかったのでここぞとばかりに使ってみました。
・ミリペン  サムトレーディングのカラーマスターミリペン セピア 1.0mm
・分離色  Roman Szmalのミスティモーニング
・2mmシャーペン  ステッドラーの安い方のヤツ。
ちなみに全てペインティングナイフで塗っています。 左側はなるべく平らになるように、右側は盛り盛りで。
というわけで、先ずは比較から。
リフティング
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ダニエルスミス以外は全部普通にリフティングできちゃうんだなぁ。 むしろ、DS、何故君だけリフティングできないのかね?と聞きたくなるのであった。
あとなんとなくなんだけど、凹凸多めのヤツの方が絵具の色が濃く出る気がする。 きっと凹凸の凹に絵具が入り込みやすいのかもしれない。
シャーペンでで塗ったやつ
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表面の凹凸感を表すのに意外とコレが一番わかりやすいんじゃないだろうか。
ダニエルスミスはヤスリで削られていく感じ。 鉛筆削りがなくて先を尖らせられないときは、DSのウォーターカラーグラウンドがあれば代用できるね★(←できるか!面倒くさすぎるだろ)
クサカベパルプベース細目と意外にもホルベインはつるつる滑るような感じ。 クサカベは細目・中目・荒目でちゃんと粗さが違うのがきっちりわかる。
分離色
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※画像によって濃い薄いがあるのは、光の関係とか、塗ったときの濃度とかなので、あまり気にしないように。
いやぁどれも見事な分離!さすがはミスティモーニングっ!
ただし、基本的にはみんな紙の凹凸に従って分離しているのに対し、 パルプベース細目は絵具が浸透しなくていつまでもメディウムの上で漂ったすえに分離した感。
ダニエルスミスも青と紫の偏り方はそういう所あるけど、それでも青が凹に沈んでる。
マスキング
「えっ画像ないのっ!?」 「みんな普通に使えるんだもん、比較し甲斐がない……」
というわけで、マスキングの画像は次の各商品ごとの画像をご覧下さい。 みんな毛羽立ちとは無縁のつよつよ表面でした。
商品ごとのレビュー
上の比較とかぶってるところあるけどしょうがないのである。
ホルベイン 紙肌ペースト
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初めてお試しする紙肌ペースト。 諸事情により、他の商品ほどこんもり盛れませんでした。 あと、表面は乾いても、内側が乾いていなかったので、お持ち帰りするときにペーパーパレットで保護してたら、それで押しつぶされてしまったため、さらにぺったんこな結果に。 でも、ちゃんと盛ろうと思えば盛れるはず!
そういえば、シュミンケの次に白色度が高い気がする。
◆表面 下地材の粒子感はやや細目だけど、分離色はしっかり分離する。 クサカベの細目と中目の間くらいな気がする。 クサカベよりふんわりした印象で、表面を荒目に塗るとシュミンケに似た表面の凹凸感になる。(なお、似てるのは凹凸の見た目だけ)
◆硬さ 結構硬いんだけど、厚塗りしたところに爪を立てると爪痕が付く。
◆ペン入れ ざらつきがあるのに細目の紙よりもつるっとしてるせいで、2mmシャーペンやミリペンはやや上滑りする印象。
シュミンケ ウォーターカラーグラウンド
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ふんわり柔らか系の表面に定評(?)があるシュミンケのウォーターカラーグラウンド。 なんか他のメーカーよりも軽い気がするので、作品を重くしたくないときに良いかもしれないけど、水彩で重みを気にするような事ってないよなぁ…… 吸い込みはやや��い気がするけど、その代わりしっかり絵具���濃く乗ってくれる。
ちなみに一番真っ白。
◆表面 荒目なだけあって荒いです。 クサカベパルプベースも荒いけど、シュミンケの方がねっちょり感が強い。 なんだろう、ホイップクリームのような感じ? 上手く伝えられなくてゴメンネ★
◆硬さ 荒目だけど柔らかいので、爪を立てるとへこみます。我が輩さんのメンタルのようだ! 薄く塗ったところもへこむので注意!
◆ペン入れ ゴツゴツするけど柔らかさもあるので、意外とペン入れできそうな気はする。 鉛筆などの太めの素材には向いてそうだけど、一方で、丸ペンのような細いものの場合引っかかって難易度高そうな気がする。 あれ?これひょっとして、なるべく均すように塗れば、色鉛筆の下地材としても楽しいのでは?
ダニエルスミス ウォーターカラーグラウンド
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ダニエルスミスはいろんな色の下地材出してますが、今回は白だけです。
相変わらずの漆喰感。 シャープペンシルがヤスリパワーでガンガン削られていく…… 上でも語ったように、なんかこれだけリフティングできないんですよね。 絵具が漆喰に吸われていくうぅぅぅぅぅ……?
◆表面 何度も言ってますが、漆喰。ヤスリ。 とはいえ、鉛筆はヤスリのように削れていくけれども、触ってみると流石にヤスリは言いすぎなのであった。
◆硬さ リフティングの他、特筆すべきもうひとつの違いは、他のメーカーの物は全て、厚塗りの所をある程度(90度くらい?)折り曲げても割れないんですが、これだけ思いっきり割れてヒビ入りました。 他よりしなやかさが足りないのでしょう。 なお薄塗りの所はちゃんと割れませんのでご安心下さい。
ちなみに、厚塗り箇所に爪立てるとがっつりへこみます。
◆ペン入れ 紙の表面の抵抗感をすごく感じる。
クサカベ パルプベース 細目
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今回試した下地材の中で最も粒子が細かいです。 あんまり盛れないかな、と思ったけども、ちゃんと盛り盛りできます。
◆表面 リフティング実験の青いところが一番わかりやすい気がするけど、あまり絵具が浸透せず、表面に留まってる感じ。 ひょっとしたら、ペインティングナイフよりも筆とか別の道具で、方面を毛羽立たせるように塗った方が良いかもしれない。
◆硬さ パルプベース共通ですが、爪を立ててもへこまないっ!
◆ペン入れ つるつる滑る。 細目の紙よりちょっと滑る。
クサカベ パルプベース 中目
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中目です。 粒子は割と粗いです。 関係ないけど、マスキングの所の分離がエグすぎて気持ち悪い🤣
◆表面 適度なざらつき。 水彩紙の中目をイメージするとちょっと違う。 粒子感が表に出てきている感じ。 表面を毛羽立たせるようにすればかなり荒くもなるので、一番表現の幅が広いのでは、と感じた。
◆硬さ 細目同様、爪を立ててもへこまないっ!へこたれないっ!
◆ペン入れ ガサガサするので粒子感にペン先を取られないように気をつけよう。 っていうかそういう所は中目の紙と同じね。
クサカベ パルプベース 荒目
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荒目。(←だんだんコメントの文章が枯渇してきた)
◆表面 中目は粒子が浮いてきてる感だったけど、こちらは逆に粒子感はなくて、シュミンケの荒目に近い。 それでいて、均すように塗っても中目より粗くてしっかりザラザラ。
◆硬さ 細目や中目同様、爪を立ててもへこまないっ!へこたれないっ!くじけないっ! ↑だんだん雑に…………
◆ペン入れ 荒目だけあって、しっかりザラザラ。 ペン入れの線のガタガタ感は中目の比じゃない。
というわけで以上、下地材レビューでした。
だんだん疲れてきて文章が雑になってる気がしないでもないけど、参考になれば幸いです。
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yamazakikimitomo · 2 years
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【※ネタバレ】表紙がチャオいからずっと積読だったけど、ドラマ化するってんで慌てて読みました。前半、イチャイチャ謎解きでイライラして、これが5冠かよ!って投げ出しそうに。でもね、残り1/4で激オモろ〜。裏切りがオモソロすぎるよwww翡翠のキャラできててイイ!って思ったのにエピローグでの哀愁感いらねー!!一番のどんでん返しが翡翠キャラだから2,3作目ちょっと期待できないなぁ〜。。。2,3オモロいなら誰か教えてね。 #メディウム #相沢沙呼 #城塚翡翠 #ミステリー小説 #読書記録 #チャオい #表紙が苦手 #絵が苦手 #ネタバレ #ドラマ化 #どんでん返し (紀伊國屋書店 新宿本店) https://www.instagram.com/p/CjxfEEZLe_M/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nyun · 2 years
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めちゃくちゃ可愛い、、、
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ou-dan · 8 months
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アイシャドウを水彩絵の具にする
のをやった。
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買ったもののほとんど使わんで何年も経ってしまったアイシャドウを捨てようと思ったのだが「これ顔料なら絵の具にできんじゃん?」と思ってメディウムを買って混ぜて練って絵の具にしてみました。
買ったメディウムはホルベインのアラビアゴムメディウム、クサカベの不透明水彩メディウムと水性顔料分散剤。今回はほぼホルベインのを使った。クサカベは透明水彩用のメディウムも出ている。
作り方は、シーリングワックス用に使う大理石のプレートを持っているので、その上にアイシャドウを出してメディウムと水を足してペインティングナイフで馴染むまで混ぜるだけ。分量は適当。あと、色味がもうちょっと欲しいなっていうのにはパステルコンテを削って混ぜた。できた絵の具をアイシャドウパレットに詰め直しておわり。
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アイシャドウがそもそもパール系というかラメっているので塗った感じはダニエルスミスのキラキラ系の絵の具を塗るとこんな感じだったな〜という感触。白系というかほぼパール感のみのは定着はしずらいやつだと思う。コンテを混ぜたやつは若干分離色っぽくなってるけど要は安定してない絵の具というだけですね。
シュミンケの限定絵の具が、パステルの製造過程で出る顔料を元にしたゆらぎのあるグレーというものなので、色味不安定な絵の具でも全然いいな、ってなって自作してみようと思ったのでした。
一応メディウムに防腐剤とかは入ってるんだけど、古くなったアイシャドウの用途外使用だし自分の自作絵の具の安定性・完成度にあまり信用を置いてないので、これは完全にただの遊びです。作った絵の具はらくがきとかに使ってこうと思う。
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nzomix · 1 year
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【展示告知】
小林望美個展「サナギュトリウム」
会期:2023年11月21日(火)〜12月3日(日)
11時〜19時※最終日17時まで
会場:MEDEL GALLERY SHU 愛でるギャラリー祝
〒100-0011 千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ2F
入場無料
2023年の集大成となる個展です。どうぞよろしくお願いします🎨
<展示ステイトメント>
サナギュトリウム:さまざまな出来事を要因にサナギ化した人々が、ぶじ羽化する時を待つ場所(造語)
「自他の表裏一体性や親和性」を画題にモザイク画を制作する小林望美。その作風は石や、ガラス、貝殻などの小片を寄せ合わせてつくる装飾美術技法ではなく、写真のメディウム転写に始まり、ブロックノイズや低解像度の画像などから着想を得て変遷してきました。
2016年以降は木製パネルへ描いたモザイク画を彫刻刀で彫り、溝へ金属色を流し込むといった独自のスタイルを確立し、手掛ける作品は現在も進化変容を遂げています。小林のモザイク画は、現代社会とその中に存在する個人を細かなモザイク粒子とその集合体によって暗喩した作品が多く、彫る行為は個を明確に区分し存在を刻み込む意図で用いられてきました。
SNSを利用した広域での交流が容易となった現代社会において、各自が保有する当事者性から起こる主張や保護を巡る衝突は顕著になり、さまざまなキャンセルカルチャーやヘイトクライムがより盛んに巻き起こった2023年。現代を生きる作家として、本個展では彫る行為をいったん休め、調和や、安全な繭・サナギの中で新しい時代へ羽化する時を待つ人々を細かな粒子で表現しようと試みた新作を発表します。
<プロフィール>
小林望美 Nozomi KOBAYASHI
2014 群馬大学教育学部 美術専攻 卒業
2016 彫るモザイク画での活動を開始
以降、都内ギャラリーや百貨店でのグループ展を中心に活動を展開中
<個展>
2022「ユーフォトルビア404」MEDEL GALLERY SHU(東京)
2021「roll swipe connect」MEDEL GALLERY SHU(東京)
2019「ジェネリックラブ」八犬堂(東京).
2018「夜底の惑星で、」Art Mall(東京)
2017「心辺に座礁」Art Mall(東京)
<受賞歴>
2017 第2回星乃珈琲絵画コンテスト 佐藤俊介審査員優秀賞
2016 KENZAN2016 LOWER AKIHABARA賞
<メディア>
2022 月刊アートコレクターズ 12月号「日常、再発見」(新作グラビア掲載)
Cocco 25周年12thアルバム「プロム」ジャケットアートワーク担当
2022 雑誌「SWITCH」Vol.40 No.4 特集 Eve 廻人奇譚(「プロム」関連インタビュー掲載)
2021 歌集『変奏曲を編む 』辻 桂子 / 鷹志かれん著・編、求龍堂刊行(描き下ろし作品掲載)
2020 アートビジネスマガジン「ARTFULL」インタビュー掲載
2019 月刊美術6月号(「藝術集団 ARTpro」のエッジィな個性派×7 頁にて掲載販売)
2018 BSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」第107回出演
2017 美術の窓6月号(「新人大図鑑2017」Art Mall推薦作家として掲載)
<参加アートフェア>
2023
「Study:関西大阪国際芸術祭 2023」MEDEL GALLERY SHU
2022
「ART TAIPEI」MEDEL GALLERY SHU
2019
「ART FAIR ASIA FUKUOKA」八犬堂
「Infinity Japan Contemporary Art Show」八犬堂
「ART EXPO MALAYSIA」八犬堂
2018
「ART FAIR TOKYO」八犬堂
<近年参加グループ展>
2023
「アートまみれ Vol.2 Part.1」Artglorieux of TOKYO GINZA SIX(東京)
「once more Jonathan Hadipranata & Nozomi Kobayashi」MEDEL GALLERY SHU(東京)
「大宴会的美術展 KENZAN2023」東京芸術劇 Gallery1
2022
「KOWAII展 Vol.XII」銀座新井画廊(東京)
「NEW SURFACE -新しい絵肌への挑戦-」大丸東京店(東京)
「EYES-portrait show-」MEDEL GALLERY SHU(東京)
「八犬堂京橋移展」八犬堂ギャラリー(東京)
「Artist! Artist! Artist! Matusya Contemporary Art Selection」松屋銀座(東京)
「art art arヤングアーティスト旋風2022」松坂屋名古屋店(愛知)
「変奏曲を編む刊行記念展」MARUZENギャラリー(丸善・丸の内本店、丸善京都本店、ジュンク堂書店福岡店他、巡回)
開通60周年記念「芸術作品に見る首都高展」O美術館(東京)
2021
「NEW SURFACE -新しい絵肌への挑戦-」大丸東京店(東京)、松坂屋名古屋店(愛知)
「家入一真コレクション展 “表現へのシナジー” 」awabar kyoto(京都)
「名作 REBORN展」松坂屋上野店(東京)
2020
「アートのチカラ」伊勢丹新宿店(東京)
「阪急×アートコレクターズ ニュースター達の美術展」阪急うめだ本店(大阪)
「ニュースターアートコレクション」松坂屋名古屋店(愛知)
「Artglorieux Selection」GINZA SIX(東京)
「名作 REBORN展」松坂屋上野店(東京)、松坂屋名古屋店(愛知)
「KENZAN2020」一般社団法人Jian主催 WEB展示会
「たんざく展」銀座新井画廊(東京)、阿部敬四郎ギャラリー(宮城)
「納涼妖画展」丸善・丸の内本店(東京)  
「ほころびとざんぞう」MEDEL GALLERY SHU(東京)
「フレンチチーズウォーク in 中目黒」MDP GALLERY、ビストロ13区
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voidplus-jp · 4 months
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O JUN個展「絵のある部屋」 2024.6.12(Wed)― 7.13(Sat)
異なる時期/異なる作家/異なる状況による絵画が混在する空間を、画家・O JUNが創り上げる実験的な展覧会「絵のある部屋」を、6月12日から7月13日までvoid+で開催します。
《サービスルーム》と名づけられた部屋では、公開制作を実施。作家も制作時期も異なるすでに完成された数枚の絵が置かれた部屋で、O JUNが新たな絵の制作を進めることで、多様な背景を持つ絵画が空間を満たします。
また別の部屋で発表するのは、心を捉えて離さず、繰り返し描いてきた事象・事物をテーマとした自身の新作です。自ら制作するなかでの"反復"や"なぞり"が、新たな作品とどのように連続し、あるいはどのような変化をもたらすのかを探求し、紙やキャンバスの作品に落とし込みます。
そうして画家により生み出された異質な空間は、鑑賞者の感覚をどう導くのか——ぜひご覧ください。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<展覧会概要> ■タイトル:O JUN 個展 「絵のある部屋」 ■会場:void+  東京都港区南青山3-16-14 1F ■会期:2024年6月12日(水)-7月13日(土) ■12:00-19:00 ■主催:Azone+Associates / void+ ■定休日:日・月 ■お問合せ:[email protected] ■協力:ミヅマアートギャラリー
<オープニングレセプション> ■2024年6月15日(土)18:00-20:00
<Liveパフォーマンス> ■6月15日、22日、7月6日 、13日(17:00-30分程度)
<アーティストトーク> ■7月13日(土)18:00-19:30
ーーーーーーーーーーーーーーーーー <ステートメント>
今回は、自分で、あるいは誰かによって描かれた絵、もしくは複製画がある状況を「絵のある部屋」として提示してみようと思います。
《サービスルーム》では、誰かがすでに描いた絵とともに、私の絵が描かれていき、制作途中のまま展示されます。そうすることで鑑賞者に、絵画のさまざまなシチュエーションやコンディションを、同時かつ同一の空間で体験してもらいたいと考えています。
もう一つの空間に展示する私の新作は、普段から描いているいくつかのモチーフで制作していて、そのモチーフに特に意味はありません。ただ、私が繰り返し描く行為="反復"や" なぞり"が、作品の変化や連続性にどう関与しているかという問いが、制作のテーマになっ ています。
ところで《サービスルーム》という名前についてですが、私は“サービス”という言葉を、今日までごく狭い範囲で使っていて、じつのところ英語のserviceの意味と解釈はとても多義的で奥深いようなのです。
⻑い人の歴史のなかで、時の都合と事情を含ませることで広くなったのかもしれませんが、その意味するところは、貢献、助け、供給、礼拝、奉仕、点検、公共事業、兵役なんてい うのも......! 私はこの中のせいぜい二つか三つの意味で”サービス”を解釈していたようです。
”実態のないこと・ものに身を尽くすこと”という意味もあって、絵を描くということはそれに近い意味だという気もするのですが、だからといって、世のため人のために描いているわけではありません。
いっそ、上に列挙したぜんぶの混合混成という解釈は成り立たないだろうか?それこそ 私の都合で言っているように聞こえそうですが、実感としては絵を描く行為はそれに近いことのように思うのです。ただし、かかるサービスは人でも神でも物でもないことに向けられる......いまの私の“料簡”はここで袋小路、路頭に迷っています。
まあともかく、“サービス”は、美術や芸術をぼんやりでいいから照らす言葉であってほしい。なので《サービスルーム》での公開制作を通じて、私の描く動力である"サービス精神 "を遺憾無く発揮してみようと思っています。
お付き合いいただけましたら幸いです。
O JUN
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<プロフィール>
1956年東京生まれ。1982年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻修士課程修了。制作を続ける傍らスペインやドイツに滞在し、80 年代後半からはパフォーマンス、90 年代後 半からは多様なメディウムを使った作品を発表。大胆な余白を用いた抽象とも具象とも取 れないドローイングなど、数々の名作を世に送り出してきた。
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jialana · 4 months
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Made in Contract exhibition
開催期間:1/7/2023 _ 1/22/2023
アクセス:東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F JR馬喰町駅
開館日水 - 日, 14:00 - 19:00 月, 火, 祝日は終日休館
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"Exhibition of Contract Art"
NFTの登場はデジタルアートのあり方を大きく変え、イラストや3DCGなど、これまでアートとしての評価が難しいとされていた作品群に価値を与えるに至りました。 しかし、それらの多くの作品はブロックチェーン上に取引履歴が保存されること以外、NFT以前のデジタルアートと何ら変わりありません。 これほど話題になったNFTはアートの何を革新するのでしょう?
本展では、NFTの持つ革新性として”スマートコントラクト”の存在に注目し、NFTをアートの新たなメディウムとして捉える3人の作家による展示を行います。
スマートコントラクトはブロックチェーン上で動き続けるプログラムであり、作家はこれを活用することで、作品取引などユーザーの行動の結果を作品自体に組み込むことが可能になります。 画像や映像などの確定された出力のメディウムではなく、また、サーバーにアップロードされた動的なプログラムとも異なる、ブロックチェーン技術をベースにした新しいメディウムです。
本展を通して、スマートコントラクトによって創られる新しいアート「Contract Art」の可能性を感じていただければと思います。
graphic design:WANG JIALAN
https://two.neort.io/ja/exhibitions/madeincontract
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hasaquiによる展示評
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gtokio · 9 months
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youtube
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ryotarox · 1 year
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談 no.126 - 水曜社:文化・まちづくり・アート
文化、芸術、思想、科学などについて各界気鋭の論壇を招き、深く掘り下げるワンテーマ誌。 2023/03/01
特集 リズムのメディウム リズムは、音楽と最も強い結びつきのある言葉だが、もとより音楽の専門用語ではない。たとえば、言葉のリズム、心臓の鼓動のリズム、生活のリズム、潮汐の干満のリズム、あるいはたてものの柱のリズミカルな配置など。さまざまな文脈での「リズム」という言葉は、しかし、単なる比喩的な表現ではないことは言うまでもない。大きな広がりをもつ「リズム」という概念の、それぞれの特徴を示す表現なのだ。 広義の「音楽のリズム」は、三つの下位概念、すなわち「拍」、「拍節」、狭義の「音楽のリズム」を含んでいる。音楽の構造という点から見ると、狭義の「音楽のリズム」は表層構造に属し、「拍」と「拍節」は基礎構造に属する。音楽を聴く時、実際に聴こえるのは表層のリズムである。「拍」や「拍節」は、表層のリズムの背後にある構造で、直接聴き取れるわけではない。表層のリズムにあっては、拍のさらに多様な分割から生じるさまざまな下位拍の組み合わせが複雑なパターンを形成する。音楽の表層的なリズムとは、何らかの仕方でアクセント付けられた(目立たせられた)表層拍とそうでない表層拍の組み合わせである。そして、ある拍が目立つかどうかには、その音の長さや強さだけではなく、高さ、音色などの多様な要素が同時に関与していて、一見単純な音の連なりのように聴こえる楽曲であっても、ひとたびリズムに焦点をあてれば、極めて複雑で多彩な音世界をつくり出していることがわかるのだ。 「響き合いの世界」の最終回は、この複雑で多彩な「リズム」について考察する。
〈リズムと音楽〉「音楽には二種類のリズムが内在する」 近藤譲(作曲家、音楽評論家) 時間芸術のひとつである音楽において、時間の形式であるリズムは、当然本質的な意味をもっている。しかしそれにもかかわらず、これまでの音楽のリズムに関する議論には、ある種の混乱がみられるという。その混乱の主因は、音楽のリズムを一般的な意味でのリズムと直接結びつけて論じようとするからにほかならない。音楽のリズムは、むしろ、音楽固有の組織体系として考察されるべきだと主張するのは作曲家の近藤譲氏だ。もとより、音楽にかかわっているリズムは、音楽のリズムのみではない。一曲の音楽は、連続的に変化するひと続きの音響事象であり、したがってそこでは、一般的な意味でのリズムの形式原理も働いている。人々が音楽に感じるリズムは、じつは、それら二種のリズムの複合なのだ。音楽固有のリズムと一般的なリズムをいかに腑分けし、検出するか。だがそもそもそのようなことにどれほどの意味があるのだろうか。リズムのメディウムの探索はここから始まる。
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voilld · 1 year
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KMNR™ exhibition「紙標」カミナリ "SIRUSI" 2023.9.16 Sat - 10.8 Sun
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              この度VOILLDは、谷口弦、桜井祐、金田遼平によるアーティスト・コレクティブ、KMNR™(カミナリ)の新作個展「紙標(しるし)」を開催致します。本展は2022年に開催された個展「PAUSE」 に続く、VOILLDでは二度目の新作展となります。
谷口弦は1990年佐賀県に生まれ、江戸時代より300年以上続く和紙工房、名尾手すき和紙の七代目として家業を継ぎ伝統を守りながら、様々な技法や素材を手漉き和紙の技術と掛け合わせ、和紙を用いたプロダクトの開発や先鋭的な作品を制作しています。桜井祐は1983年兵庫県に生まれ、現在は福岡を拠点に自身が設立したクリエイティブ・フォース TISSUE Inc.にて編集者としてアートブックの出版や幅広いメディアの企画・編集・ディレクションを行い、並行して九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科の准教授を務めています。金田遼平は1986年神奈川県に生まれ、独学でデザインを学び渡英。グルーヴィジョンズへの所属を経てデザインスタジオYESを設立し、東京を拠点にグラッフィクデザイナー・アートディレクターとして活動をしており、三者三様に国内各地で多彩なプロジェクトを手掛けています。カミナリは2020年にこの3名から結成され、国内外での展覧会の開催やグループ展への出展、企業への作品提供など、精力的に作品の発表を行っています。
カミナリは伝統的な手すき和紙の技術を用いて再生された紙「還魂紙」を使って、様々な時代の「物」に宿る魂やストーリーを紙にすき込み、先人達が積み重ねてきた和紙という歴史を現代の観点で解体し、新たな価値を吹き込み再構築した平面、立体作品を制作しています。江戸時代以前、反故紙を用いて漉き直された再生紙は、原料の古紙に宿っていた魂や情報が内包されていると考えられていたことから還魂紙と呼ばれていました。カミナリは、その還魂紙を活動のコンセプトであると同時に軸となるマテリアルとして用いることで、過去と現在、変化し続ける未来、そして異なる文脈の物事を繋ぎ合わせるという役目を持たせています。素材の持つ歴史と特性を熟知し、様々な要素を重ね作品に投影することで、和紙の歴史を通観するものとしても捉えることができるのです。
「紙標(しるし)」と題された本展では、近年制作している関守石をモチーフとした立体作品「PAUSE」のシリーズに続き、石をモチーフとしたオブジェクトをさまざまに組み合わせ紐で結び上げた立体作品を発表いたします。和紙とは人間が人間のために作った「記録」や「記憶」を残すための媒体でありながら、近年のデジタルやインターネットの普及によりその在り方は形を変えてきており、紙を使うこと自体がまるで儀式のような特別な意味を持つようになってきているとカミナリは言います。そして石とは、物質が長い年月をかけ積み重なりできた「時間」や「歴史」の象徴と言えます。その二つを組み合わせることで、生きてきた証や過去の思い出といった、形にしがたいものたちを可視化し、そこに置くことで気付き、立ち返れるものとして一連の作品が制作されました。印象的な結び目は、日本古来の結びなどから着想を得て、しめ縄や結界、魔除けのような想いを込めながらひとつひとつ結び上げられています。物理的な法則と独自の感性、立体としての美しさと均衡が巧妙に作用しながら制作された作品は、それぞれが独立しながらも、有機的に結びついているのです。伝統と芸術、過去と現在、そして未来へと往来しながら、道具を使わず手作業のみで結び上げられた作品群は現代の民芸的作品とも言えるのではないでしょうか。
作品と行動を介して、歴史とはなにか、人の記憶とはなんなのかという根本的な疑問を投げかけながら、新鮮な角度から思考と実践を重ね練り上げた、およそ20点に及ぶ作品群を展示いたします。カミナリの新たな展開となる本展を是非ご高覧頂ければ幸いです。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
忘れていた。 初めて触れたと思っていた感情や感覚の多くは、実はすでに経験したことだった。
にもかかわらず僕らは、ときにその事実をも忘却のあちら側へと線引きしてしまう。 だからこそ人は石木を刻み、土に楔打ち、紙に記録してきた。
形のないものに形を与える行為はつくる者の体内に原始の感覚を、経験していないはずの記憶を呼び起こす。 その瞬間、僕らは確かに“思い出している”のだ。
ーKMNR™
     
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KMNR™ |カミナリ 2020年、佐賀県名尾地区において300年以上の歴史を持つ名尾手すき和紙の7代目・谷口弦、編集者の桜井祐、アートディレクターの金田遼平によって結成されたコレクティブ。伝統的な手すき和紙の技術を用いることで、新たな文脈を持ったメディウムとしての「還魂紙」を生み出し、作品制作を行う。 IG: @kmnrtm ー谷口弦 名尾手すき和紙7代目。1990年佐賀県生まれ。関西大学心理学科卒業後、アパレル会社勤務を経て、江戸時代より300年以上続く和紙工房の名尾手すき和紙に参画。家業として伝統的な和紙制作を行うかたわら、2020年ごろよりKMNR™主宰として作品制作を開始。 HP: naowashi.com ー桜井祐 編集者。1983年兵庫県生まれ。大阪外国語大学大学院博士前期課程修了後、出版社勤務などを経て、2017年クリエイティブディレクションを中心に行うTISSUE Inc./出版レーベルTISSUE PAPERSを設立。紙・WEB・空間など、幅広い領域において企画・編集・ディレクションを行う。九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科准教授。 HP: tissuepapers.stores.jp ー金田遼平 グラフィックデザイナー/アートディレクター。1986年神奈川県小田原市生まれ乙女座。法政大学在学時に独学でデザイン制作を始め、卒業後に渡英。帰国後、2013年よりグルーヴィジョンズ所属。2018年よりフリーランス、2019年デザインスタジオYES設立。 HP: kanedaryohei.com Exhibitions:
2023 アートフェア「EASTEAST_TOKYO 2023」at 科学技術館
2022 グループ展「LIGHT」at VOILLD グループ展「8」at VOILLD 個展「PAUSE」at VOILLD
2021 出展「祈りのインターフェイス展」at BONUS TRACK GALLERY 個展「TIMESCAPE」at Muracekai 個展「秘事」at ニューGEN GEN AN幻 / OUCHI 出展「Kyushu New ART 2021」at 博多阪急8F催事場 作品提供「紙糸靴下|Paper Fiber Socks」for Goldwin 2020 長崎アートプロジェクト「じかんのちそう」招聘作家
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KMNR™「紙標」 会期:2023年9月16日(土)~10月8日(日) オープニングレセプション: 9月15日(金)18:00 – 21:00 開廊時間:12:00 - 18:00 休廊日:月曜、火曜 ー 16th Sat Sep. 2023 - 8th Sun Oct. Open: 12-6pm Closed: Mon&Tue
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suisaibeya · 10 months
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マイメリ idea PATINAで遊んでみた。
タイトルの通り、マイメリのパティナを購入してみたので遊んでみました。
なお前置きが長い。
1.パティナとは一体……
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パティナって略してるけど、実際にはマイメリ社のideaってジャンルのパティナってシリーズ。 マイメリのイデアは、イタリア語のHPを直訳すると、「装飾美術」っていうカテゴリっぽいですね。 良くわからん。 世界堂のHPだと、ペイント塗装というカテゴリにイデアのメタリックシリーズがあるので、ペイント塗装って事で納得してみよう。
↓マイメリ イデア https://www.maimeri.it/it/categorie/arti-decorative.html
ペベオみたいに、いろんな素材に塗れるデコレーション商品が多いな、とか思ったり。
で、そんな何種類かあるイデアシリーズの中で、錆が表現できるのがこのパティナ。
ゴールド/コッパー/ブロンズ/アイアンのベース地(1液)に、緑錆/青錆/ただの錆?/コールタールみたいなの、のそれぞれの錆出し剤(2液)を塗って錆を出します。
この1液に含まれる金属が2液に反応して錆が出るっぽい?
なお、それぞれに向いた組み合わせがあり、  138ゴールド … 712ブルーパティナ or 710ビチューメンパティナ  200コッパー … 711グリーンパティナ or 710ビチューメンパティナ  475ブロンズ … 712ブルーパティナ or 710ビチューメンパティナ  498アイアン … 713ラストパティナ とのこと。
特にブルーパティナは錆が落ちやすいそうで、完成させたあと、715フィニッシュを塗ると良いらしいです。
2.はじめてのパティナ体験
埼玉県民の日ということで、11/14に大宮の世界堂でパティナのビチューメンを試してみるワークショップがあったので参加してきました。
そもそも前から気になっていたのですが、主に臭いが気になって手を出せなかったので、たまたま休みだったのでちょうど良いと思って行ってきました。
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結果、ベース剤(1液)はアクリル系の塗料らしく、ほんのり臭う気がしますが、特別気になるほどではなく、揮発剤のような臭いではなかったので安心。
ただし、2液目のビチューメンパティナは他の2液と違って唯一油性で、靴墨の臭いがしました。
靴墨の臭いなので、シンナーよりはいいかな、と。
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↑こちらが完成品。
ワークショップでは、お菓子の型に入れて乾燥させた紙粘土にお好きな1液目を塗って(ただしアイアンは相性悪いので×)、ビチューメンパティナを綿棒でこするように塗って乾燥させたら完成。 ね、簡単でしょ!ってヤツ(本当に簡単)
3.買ったので早速試してみた!
そういう訳で、臭いの懸念が払拭されたので、いざパティナを購入。 購入した色は、498アイアンと475ブロンズ、それに対応した2液目である713ラストパティナと712ブルーパティナ。
買ったときに紆余曲折があったのはフォロワーさんはご存じかもしれませんが、マイメリサンは関係ないし、販売店の対応も良かったので水に流しましょう。水性だけに!(←寒いZe)
というわけで気を取り直して100均の額に塗ることにしました。
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100均の木製の枠の表面をヤスリ掛けし、アクリル用のウッドプライマーを塗った状態です。 (ちなみにターナーのヤツ使ったけど、容器から出しにくすぎて困った模様) ここに、それぞれ1液目を塗ります。
↓1液目を塗った状態
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ちなみにこのとき、半乾きの状態で2液目を塗るのですが、思いっきり乾燥させた上に2液目を塗ってしまいました。
↓2液目を塗ってしばらく(30分位?)経ったもの
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でも一応錆は浮いてきました。 錆が足りないときはさらにここから2液を重ね塗りすると良いらしいので、さらに塗っていきます。
↓何度も重ね塗りしてみた。野菜ジュースはもらい物
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結果、乾燥させたものでもここまで錆が浮いてきました。 ちなみに、錆びた鉄の臭いがします←そのまんまw
でも、錆具合が物足りないので、この上に1液から塗り直して、今度は乾ききる前に2液目を塗ることにしました。 ワークショップの時、気に入らなければ上から塗り直してやり直せるって言っていた気がするし。
アイアンパティナはそのまま上から筆あとを残したり、塗りのこしを作ったりして塗ったら、より質感が良くなりました。
ブロンズパティナはやっぱり少し古かったのか水分が蒸発して粘度が上がり気味だったようで、塗ってるうちに表面が乾いてきて、少し難易度がorz それでも、最初の時よりは青いさびが濃くなってます。
ワークショップのビチューメンは綿棒で塗りましたが、こっちは綿棒よりも、筆でしっかりたっぷり塗った方が錆が濃くなる気がしました。
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※某モブオジアクスタはなんとなく入れただけで意味はない模様
ちなみに、乾く前にきちんと2液目を濃いめに塗ると、下の写真の左側のような濃い錆が出てくるのですが、乾燥したあとだと、右上のような白っぽい錆になっちゃいます。
この辺を上手くコントロールできればよりカッコイイ仕上がりになるのかも。
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あと、今回は100均の額そのままの平坦なものですが、凹凸多めのものの方がなんとなくよりそれっぽくなるんじゃないかな、と思いました。 モデペの腕を磨きたい………………
4.一日寝かせてみた
ここまでの写真、塗った当日に撮影していたわけですが、一日寝かせることで、さらに錆っぽさが進行していました。
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アイアンさんは、黄色っぽい錆が増え、青錆さんは全体的に白っぽくなった感。 折角なので、イラストを入れてみました。
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ただの木枠の額に入れるよりも、ちょっとイラストの雰囲気を盛り上げてくれてる気がします。 いかにもよくある100均の額が、オリジナリティあふれる額に変身してくれました。
ちなみに、これは原画じゃなくて、前に塗ったイラストを水彩紙に印刷しただけです。 この額に合うサイズの絵がないので。
5.最後に
これはパティナに限った話ではないですが、余った絵具について。 余った1液目は金属の粒子が入っていて、排水に流すのはなるべく気をつけないと……と思いました。 特にアイアンは粒子粗いです。
使った筆も、すぐに筆洗に入れないで、ティッシュで拭って、お水に流す量はできる限り少なくしたほうが環境以前に配水管に優しいと思いました。
あと、2液目は金属錆びさせる成分が入っているとしか思えないので、こちらも気をつけたいものです。
錆っぽい塗料じゃなくて、実際に錆を出す塗料ってところがパティナの魅力だと思います。 なお、ご購入の際は、中身が固まっていないかをよく確認しましょう😂
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aoi-yokomura · 1 year
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タイミングに頼らない
2022 130.3 × 89.4 cm(P60)
木製パネルに画用紙/アクリルガッシュ・ 水彩色鉛筆・メディウム
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ou-dan · 2 months
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今月の描けたら描く手慣らしの水彩らくがきは、好きな舞台作品からポーズか振り付けかなにかか、漫画絵でキャラ絵のバストアップにするかな。
左のはケネス・マクミラン版『ロミオとジュリエット』から。
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右の女の子の絵は、以前作ったアイシャドウを水彩絵の具にしたものを使ったのでラメがラメってます。
ロイヤルのロミジュリは去年来日公演したんだけど観に行けなかったんだよね。くやしい。
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sugihara-meki · 4 years
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ポケモンよりファンアート アローラペルシアンフィギュア (2020年) H:80mm D:130mm
石塑粘土 アクリル絵具 メディウム 天然石
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atelier-les-airs · 2 months
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こんばんは。
虚空会画室です。
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油絵のオイル調合を何かとお試し中。
今までは、すでに調合済のベインティングオイルを使用したり、
ホルベイン社が推奨している調合方法で描いたりしていました。
ここ最近は、これまでにない失敗をし、画面がカラカラの状態となりました。確実に分量間違いです…
原因を突き止めるのも一苦労ですが、この工程を踏みながら成長していくしかありません。
早く、お気に入りのマイメディウムが出来上がるようにと心は焦ります。失敗を重ねながら理想のメディウムを作れるようになっていきたいと思います。
油彩が全く上手くいかないため、作業に向かう気持ちが少し低迷💧
画面を見たくない日が続きます。
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そんな時は、気分を変えてデッサンに取り組みます。
デッサンも上手く描けない気がすると不安になりながら作業を少しずつスタート。
線のみの世界でリフレッシュを勝ち取りました。
スッキリとした気分で、心爽やかに。
このような瑞々しい気持ちで絵を描けることは絵描きとして幸福のひと時💗
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慌てずゆっくりじっくり進めるデッサンです。
そして、油絵の作品制作に戻ります。
20240724
coqūe
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takanotebook-lab · 3 months
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test test test
2024年度より明治大学商学部で「都市とファッション」についての授業を担当しています。学生たちとのフィールドリサーチの成果を何らかのメディウムで後悔したく、テスト投稿&公開中。。
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