Tumgik
#三塚井ドクロ
sketchmenot-art · 7 months
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Dokuro-chan - Scarlet Angel
Drew Dokuro-chan (Dokuro Mitsukai) from Bludgeoning Angel Dokuro-chan / Bokusatsu Tenshi Dokuro-chan!
This show was so goddamn insane hahaha. It’s very nostalgic for me. I remember watching it in secret in middle school thinking, “I really REALLY should not be watching this.” Hahaha 🤣
I was inspired by the song Bokusatsu Tenshi Dokuro-chan by Saeko Chiba from the anime OST.
Saeko Chiba - Bokusatsu Tenshi Dokuro-chan
Done with Clip Studio Paint EX February 2024
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fran-oewm9 · 4 months
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It's 3:09am and I was bored soooo here's a ship chart with one of my most recent crackships :b
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(Punie doesn't have a canonical age but it seems she goes to the same grade as Dokuro so there's at least a 3 year age gap or even less)
The ship chart:
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candysqz · 11 months
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pi piru piru pi piru piiii !!!
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0673q · 6 years
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hakkinsan · 7 years
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撲殺天使ドクロちゃん♥
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ama-gaeru · 6 years
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錯視上ブルーエンド⑨
9話:8月15日(午前11時52分):青海×ブルー
 「あのな。俺たちが付き合い始めた、そもそものきっかけはお前だぞ。お前。西郷どん」
「俺?」
「そ。お前、1年の時に浮きまくってただろ。『団地のマフィアが入部してきた』ってビビってる先輩も多かったんだぞ?」
「……俺のどこをどうみたらマフィアに見えるんスか」
「制服のシャツの下にドクロと桜の刺繍入りのTシャツ着てたからなぁ」
 あれはオシャレだ。
「あと髪型。金髪オールバックはないぞ。幾ら何でも。今のオールバックだけでも、西郷どんを知らん人から見たら結構怖ぇからな」
 オシャレだ。それに髪型に関してはあんたに言われたくねぇ。
「それに人とすれ違うたびにすっげぇ舌打ちしてただろ」
「……あれは、ただの癖で。それに舌打ちは直したじゃねぇっスか」
「俺が口を酸っぱくして注意したからな。とにかくな、初期郷どんは怖かったの。周りがビビりまくってたの。そんで、お前を退部させようって空気ができてたんだよ」
「えっ!?」
 何それ、聞いてねぇぞ。
「1年の時、先輩から髪のこと注意されてただろ?」
「……されてねぇっスよ? 髪のこと言ってきたの、日野原先輩だけっス」
 『ただでさえ怖い西郷どんの怖さにブーストかかってるから、染めてこい』って頭を引っ叩かれたんだ。あれは心外だった。
「いや、言われてたね。『すごい髪だね、西郷君。似合ってるね。でも、陸上部ってさ、真面目な部活なんだよね。全国入賞もしてるし、うちの部、県内でも強いので有名なんだ。だから学校のみんなの模範にならなきゃいけないんだよね』とかさ。俺、側で聞いてたし」
 ……。言われたような言われてないような。あ、言われたわ。言われた、言われた。名前忘れたけど、1年の時の部長に言われた。
「注意じゃねーんじゃねぇっスか? 俺、普通に『髪の色と足の速さ、関係ないっスよね。それに俺が真面目にしたからって他の生徒が『西郷君が真面目だから俺も真面目になろう』なんて思わないっスよね』って答えましたけど」
 特にその後なんも言われなかったから、ただの世間話かと思ってた。つか、今まで忘れてた。なんか変なこと聞いてくんなぁ? とは思って引っかかってはいたけど。
 日野原先輩は「あーのーなぁー!」と大げさに叫ぶ。
「それは『髪を黒く染めてこい』って意味だよ」
 ……えぇっ。
「そんな遠回しなのわかんねぇっスよ! 暗号かよ!」
「あの時な『注意して黒くしてこなかったら真面目に部活やる気ねぇってことにして退部させようぜ』って空気が3年生の先輩ん中にあったんだよ。直接お前になんか言うのは怖いけど、お前が部活にい続けるのも嫌だったの」
「俺、部活は真面目にやってたじゃねぇっスか! 遅刻したことねぇし、練習だって真剣だったし、掃除とか片付けも一度もサボったことねぇっスよ!? 結果だって出してたじゃないっスか!」
「そうだなぁ、インハイ5位。来年こそは表彰台狙ってこうな。とにかくだ。俺はその空気が嫌だったわけだ。当事者が知らないところですげぇデカいことが決まっちゃって、物事がその方向に誘導されてくのは気味が悪い。しかも、お前、俺と一緒でスポーツ推薦だろ? 部活やめるってことは、学校やめるってこととほとんど直結してるだろう。そういうのさ、3年の先輩、誰も考えてないんだ。お前を崖の側まで連れて行って、不意打ちで肩をどーんって押すけど」
 と、先輩は俺の肩を軽く突く。
「お前が落ちて死ぬところと、お前の死体からは目を反らすんだ。『あいつ、自分で落ちたんだよ』ってさ。気分悪いだろ。だから俺が申し出たんだよ。『西郷の髪や服装や舌打ち、俺がなんとかするんで少し待ってやってください』って。俺、当時の3年にとっては、先輩を立てるよくできた後輩君だったからね。『お前がそこまで言うならまかせるよ』ってさ。そんで、誰かお前のことを知ってる奴いねぇかな? って考えてみたら梨花ちゃんが思い浮かんでさ。お前と同じクラスだし、確か小学校も一緒だったって聞いてたから話しかけたわけ。西郷どんって実際どうなのって」
 俺はため息を吐く。
「どうせ悪口言われたんでしょ」
「梨花ちゃん、お前を悪くは言わなかったぜ?」
「どーだか」
 先輩は俺の頬を指でぷにっと押してくる。
「西郷君は言えばわかる子って言ってた。というか、言わないとずっとわかんない子ってさ」
「なんスか。それ。つか指、やめてください」
「お前は不満や怒りをすぐに相手に言えるから、自分以外の人間も全員それができるって思ってる節がある。不満を言えずに溜め込むタイプの人がいるってことが、感覚的にわかってないんだよ。だから自分が何かをしでかした時も『誰も何も言ってこないから問題なし』ってスルーしちゃうんだ。水面下で『あいつ、嫌な奴だよな』ってじわっと嫌われてんのに気がつけなくて、周りからの反感が高まって、完全に手遅れになってから初めて自体の深刻さに気がつくんだ。梨花ちゃん、お前のことよくみてるよな。俺も梨花ちゃんに同意だわ」
「なんスか、それ。つーか悪く言ってんじゃねぇかよ! あのクソ女!」
 パァン! と先輩の平手が俺の頬を叩いた。音が超デケェ割に、痛くはなかった。そういう叩き方だ。
「人の彼女を、クソ女呼ばわりはよくないぞぉ、西郷どん」
 先輩はにっこり笑う。ブルースリーみたいに差し出した片手の指をクイックイッと曲げて「かかってこい」のジェスチャーをする。
 ……。
「クソ女に」
 パァン! とまた平手が飛んだ。
「クソ女と」
 パァン! 負けねぇ。
「言って」
 パァン! 本当のことを。
「何が」
 パァン! 言ってる。
「悪い!」
 パァンパァンパァン! だけじゃん!
「わーったよ! 言わねぇよ! イテェだろ!」
 パァン! えーっ!?
「何も言ってねぇじゃん!」
「おまけでーす」
「クソッ、あんた、嫌いだ!」
 俺はお前が大好きだぜぇー! と先輩は指差しポーズをする。
 こいつは! 本当に! なんなんだよ!
「実際に西郷どん、梨花ちゃんに注意されたらやめたんだろ? 小学校の時の話しは聞いてるぞ。乱暴な言葉使ったり、借りた本返さなかったり、鯉に給食投げつけたりしてたけど、注意したらすぐやめたって。それに俺が注意したら髪も舌打ちもやめたじゃないか」
「そりゃ……言われたらやめんよ。当たり前じゃねぇか」
 先輩の目が少し優しくなったような気がする。プリングルス捨てる前の目に近い。あ。でも、消えちゃった。……なんだよ。なんでだよ。
「お前はさ、自分にはわかんない理屈で見切られちゃうことがあるってことを、もう少し真面目に考えないとな」
 俺はプリングルスをシャッターの穴に押し込んだ時の、あの感触を思い出す。金属に紙容器が擦れて中に入っていく手応え。それを見ていた先輩の冷たい目。
「んで、梨花ちゃんがさ、西郷どんは話を聞く耳は持ってる子だから、3年の先輩達みたいに遠巻きにするんじゃなくて、直接お話ししてみたらどうですかって言ったわけよ。『先輩って持ってる人じゃないですか』って」
 先輩は両手で何かを握るふりをした。そしてニヤッと笑って「『人望』」と言った。
「『日野原先輩が西郷君と話していれば、他の人たちも続きますよ』って」
 ……。
「何ソレ」
 素の、割と冷たい声が出た。
「先輩が俺に声かけてきたの、あいつに言われたからなんスか?」
 先輩は「いや、別にそこはどうでもいいじゃん。きっかけなんかそんなもんじゃん」と肩をすくめた。
「最初から嫌われ者の可哀想な俺を助けてやろうって気持ちで近づいてきてたんスか? つか、それ、3年の先輩達がやろうとしてたことと何が違うんスか? 結局、俺の話なのに、俺じゃねぇ奴らが話決めてんじゃないっスか。何スか? イーことしてるとでも思ってたんスか? 石垣と2人で、ニヤニヤしながら俺が言うこと聞くのをみてたわけっスか?」
「だから、ちげぇって。ニヤニヤなんか」
「違くねぇだろ! 裏があったんじゃねぇかよ! 俺ァなァ! コソコソ裏で操作されんのが一番嫌(イッチベンキレ)ぇなんだよ!」
 俺は怒鳴り、立ち上がる。
 なんだよ! 先輩が先輩の意思で俺に話しかけてきたと思ってたのに! 石垣が裏にいたのかよ! つか、俺きっかけで石垣と話しするようになったとか、なんだよそれ!
「ふざけんな!」
「西郷」
「俺ァ次の駅で降りる! 1人で勝浦行って溺れて死ね! すっごい死ね!」
「待てって、おい! 西郷!」
 俺は隣の車両に移動する。
 バカ原も俺のあとを追いかけてくる。
「お前が聞きたいっつった話をしてんだろ!」
「なんで石垣と付き合ってんのか、なんでそれを隠すのかって聞いたんだよ! なんで俺が嫌われてたとか! 石塚の言うことヘコヘコ聞いて、嫌われもん手懐けてやったぜとか、そーゆー話を聞かされなきゃいけねぇんだよ! ボケ! 死ね!」
「なんで物事を悪くとるんだ! 確かにきっかけは梨花ちゃんのアドバイスだけど」
 ドアを開ける。連結を渡る。ドアを閉める。
 先輩がついてくる。
「きっかけはきっかけでしかないだろ! 今、俺と一番仲良い男子はお前だぞ! 俺は基本的に交友関係浅く広くでやってくタイプだからな! もっと誇れよ! この俺、日野原青海(ブルー)のお気に入りの後輩になれたことをな!」
「知ッたことじゃねぇんだわぁー! このバァァッカが! クッソみてぇな名前しやがって! 何がブルーだ! 読まねぇよ、ブルーとは!」
「格好いいだろう! 青い海と書いてブルー! 海のごとく大きな男に育つよう願われた俺なのだ!」
「ウルセェ! 死ね!」
 ドア開ける。連結。閉める。バカ原。
「嫌だ! 生きる!」
 ドア。連結。閉める。バカ。
「お前のこと好きだから今も一緒にいんじゃんよ! わかれよ、2年坊主!」
「好きとかぁ!」
 俺は俺は足を止めて振り返って怒鳴る。
「簡単に言ってんじゃねぇよ! バアァァァーッカァ!」
「顔が怖いんだよ、オールバック人食い鮫!」
「んだと、三つ編み引き抜くぞ、チビ!」
「どうでもいい奴連れて、2時間かけて勝浦なんぞに行くか! 仲良くなきゃ2時間も会話もたないだろう! だがしかし! 俺達は余裕でもつだろう! 何度カラ館で2人オールしたと思っているのだ!」
「テメェ、後半いつも爆睡してただろうが!」
「だって……眠いから!」
「カルーアミルクばっかり飲むからだよ! バカ!」
 ドア。連結。
 閉めらんない。バカが俺の腕を掴む。
 俺はバカを引っ張って前に進む。バカはまだ腕を離さない。
 クソ。男だ。男の力だ。クソ。クソ。男の手なのに。クソ。
「俺たちは! 仲良しだ!」
 ……。
「なんっ……だ、そりゃぁ!」
 バッカじゃねぇか、こいつ!
「事実だろ! 仲良しだろうが! お前は俺が好き! 俺もお前が好き! 仲良し! そういうことだろう! それが大事なんじゃないか!」
 だから、好きとか、なんで軽く言えるんだよ! 好きじゃないからだろ! 好きじゃないから言えるんだ!
 電車が急に速度を落とした。停車駅を告げるアナウンスが聞こえる。完全に停車駅のことを忘れていた俺たちは、倒れまいと体を傾けてとっさにバランスを取り、つり革に手を伸ばした。
「っと! っぶねぇ!」
 そして反射的にお互いが倒れないように手を握る。
「ほら」
 ハァハァと息を吐きながら先輩は俺の手をグッと強く握り、傾いていた体を起こした。
「仲良し!」
 このまま手ぇ離してやろうかと思ったけど、「だろ?」と首を傾げて聞かれて、なんだか毒気を抜かれてしまった。ムカツク。
「……仲良しではねぇからな!」
 俺が扉側の座席に座ると、先輩が隣に座ろうとしたので「まだ怒ってはいんだからな」と低い声で言った。
 バカ原は「悪かったよ。ちょっと俺が無神経だった」と言い、俺の正面の座席に座った。
「ごめんな」
「もういーよ。うっぜぇな」
 落ち込まれると調子が狂う。
 そのまま4駅程お互い黙ったままだった。電車には誰も乗ってこない。
「続きは?」
「ん?」
「だぁーかぁーらぁー。続き。話し中途半端なとこで終わってんじゃねぇかよ。なんで石垣……さんと付き合って、そんで隠してんの? やっぱ彼女が変な」
 先輩の目がスッと細くなる。これは下手なこと言うとまた平手が飛んでくるパターンだ。
「……好き嫌いのわかれる顔だから付き合ってんの公言すんの恥ずかしいとか?」
「そんなわけないだろ」
「……マジでわかんねぇわ。石垣がすげぇ楽しいとか、親切とか、優しいとか、そういう性格ならわかるけど、あいつそーゆーんじゃねぇじゃん。鉄仮面じゃん。一体どこがいいんスか? 陸上部だけでも、あいつより可愛くて、あいつより性格いい女子、幾らでもいるじゃないっスか。先輩は藤野(ふじの)先輩とよく話してるじゃないっスか。俺、付き合うならそっちかと思ってましたよ」
 藤野先輩はちょっと優柔不断なところがあるけど、明るくていい人だと思う。まぁ、三国の片思いの相手だから部内が揉めそうではあるけど。
「いや、藤野は普通に他の学校に恋人いるからな? ラブラブだぞ?」
 可哀想な三国。今度、先輩として慰めて(からかって)やろう。
「梨花ちゃんはさ、物凄く強いだろう? 精神がさ」と先輩は笑う。
「ありゃ、融通が効かないってんですよ」
「捉え方は人それぞれだな。でもあの子が竹みたいにまっすぐなのは本当だろう? あの子は、正しいことを正しい手順でやれる子なんだ。靴は揃えて脱ぐ。背筋はいつも伸びてる。制服は少しも乱れてない。学食で魚を綺麗に食べる。溶液につけたみたいに綺麗に骨だけ残すんだよ。それから字が綺麗。鉛筆の持ち方、お箸の持ち方、食器の並べ方、全部綺麗なんだ」
 それから子猫を川に捨てる。害獣だから。あんなまっすぐさ、絶対認めねぇ。
「どーでもいーことばっか見てんスね」
「はぁー! お前は本当に人を見る目がないなぁ! 西郷どん、そのうち人の心のわからない悪魔みたいな奴に惚れてズタボロにされるぞ」
「っせぇな」
 テメェが言うな。
「梨花ちゃんのそういう綺麗なところは、鍾乳石みたいにちょっとずつ積み重ねないとできあがらない綺麗さなんだよ。習慣という名の美なんだ。あれは毎日をきちんと積み重ねてる人間じゃないと持ち得ないんだぞ。出したものを元あったところに戻す。きまった時間に掃除をする。汚れているように見えないテーブルを拭く。そういうことをな、実はみんな、できないんだよ。『別にいいや』で流しちゃうんだ。でも梨花ちゃんはそうならない。ならないように出来上がっているんだ。誰かが、彼女のことを大事に思っている周りの人たちが、彼女がそう振る舞うように育てたんだ。『こういう所作は美しい。こういう所作ができる人間になって欲しい』っていう、強い確信があって、育てられた子なんだよ。見てればわかるよ。梨花ちゃんってさ、盆栽みたいなんだ。どこにどうハサミをいれて、どういう風に針金を捻れば、何年か後にはきっと美しくなるはずだっていうのが、計算されてるんだ。見事だよ」
 先輩は目を輝かせて石垣の話をする。
「ただの告げ口好きのいい子ぶりっ子の断罪屋っスよ。小学校の時よりゃマシだけど、今でも週に1回は『せんせー、誰々さんがこんな悪いことしてましたー』ってやるんスよ。みんな、勘弁してくれって思ってんじゃないっスか。ああいうの、高校でまでやることじゃねぇじゃないっスか」
 この間もクラスの派手女子が地味男子の漫画を借りパクしてブックオフに売ってただなんだってクラス会で騒いでたな。派手女子こと磯崎(いそざき)はキレんし、地味男子こと緑川(みどりかわ)は日和って「僕が磯崎さんにあげたんだよ! 騒がないでよ! なんなんだよ、石垣さん! やめてよ!」とか言い出すし。
「部活でもそーじゃないっスか。石垣さん超嫌われてんじゃないっスか? あいつがギャンギャンうるせーから部活やめちゃった奴も結構いるし」
 先輩は小さく肩を竦め、聞き分けのない子供に言い聞かせるような口調で言った。
「やめた子達は明らかに遊び目的で入ってきた子たちだったよな? そこを言わないのはフェアじゃないぞ?」
 ……確かに、筋トレにも走り込みにも「女の子の日なんでぇ」って参加しなくて、その割に日野原先輩や三国なんかの顔がいい奴んとこ寄ってって、スマホ向けてたような連中だったけどさ。
 陸上部はグラウンドや体育館の関係で女子と男子が一緒に練習することが多いから──ついでに言うと顧問も同じ──男女おんなじ部活って感じになってるけど、あいつらが入ってきた時はさすがに男女別にしてくんねぇかなって思った。
 俺が「真面目にやんねぇなら出てけよ」っつても「はぁ? うちら女子部なんだけど。男子部関係なくねぇ? つーか西郷じゃまー。三国君みえねーじゃん。三国くーん! シャツ脱いでよー! 腹筋みせてー!」ってゲラゲラ笑ってたよな。
 なんだったんだ、あの生き物。全然言葉通じなかったな。脅しても凄んでも「西郷こわーい。三国くーん、日野原せんぱーい、たすけてー!」って笑ってたし。なんだあれ。
 みんなが「もうあいつらは無視しとけ。三国もあんなの気にすんな」って空気になって、三国もあいつらを無視するのが板についていく中、石垣だけがずっと注意を続けてた。
 あのロボットみたいな鉄仮面で「人に向かって服を脱げと言うのはとても失礼です。三国君に謝りなさい」だの「大声で騒ぐことが部活の邪魔になっているとわかりませんか」だの「あなた達がしているのは性的な嫌がらせでしょう。恥ずかしくないのですか。セクハラをしているんですよ」だの。だの。だの。
 そりゃぁもうしつこく。
 最初は「はぁ? 話しかけんなよ、オカッパ」と��言って笑ってた連中も、あまりにも石垣がしつこいからついにキレて、石垣のツラにビンタしたんだよな。
 すげぇ音したの覚えてる。……そん時は多分まだ、先輩と石垣、付き合ってはねぇよな? 彼女殴られたら流石になんか反応するもんなぁ。
 そんでさすがに厳重注意が入って、連中は「石垣のブス超うぜぇ」って捨て台詞を残して部活を辞めた。
 みんなあいつらをうざいと思っていたから喜んでいたけど、石垣の株は特に上がらなかった。うざいのとうざいのが戦って、よりうざい方が勝ったってだけの話として、部活の中で消化された。
 石垣はいつも通り淡々と1人で走りこんでた。ビンタされた頬がまだ赤い内から。
 「……あいつらは辞めてくれてよかったけど。やり方ってもんがあるんじゃねぇっスか?」
「例えば?」
「もっと穏便に、騒ぎになんないようにやる方法もあるんじゃねぇっスかね」
「例えば本人たちの知らないところで影で連帯して、部活をやめるように誘導していくとか?」
 あ。
 俺の「あ」って顔に日野原先輩は両手指差しポーズで「西郷どん、人は自分がやられると物凄く嫌なことでも、他人に対してはわりと無意識にやっちゃうもんだよな」と言った。
「揉めてた時さ、俺、仲裁に入ろうとしたんだよ。ほら、持ってるから、人望」
 キリッとした顔がうぜぇ。
「だから梨花ちゃんに『あとは俺に任せなよ。藤野部長と相談するから』って言ったの。そしたら梨花ちゃん、『どういう方向でまとめるつもりなんですか?』って。俺は『穏便に済ませるよ。例えば練習に参加できない日は部室に入らないようにするとか、練習中はスマホはロッカーに入れさせるとか』って言ったんだ。そしたら梨花ちゃん、『そういう穏便はダメです』ってさ」
 先輩は石垣の硬くて取りつく島のない口調を真似て言う。
「『何がどう問題なのかをはっきりさせて、彼女たちがしたことは悪いことなんだと示さないと意味がありません。そうしないと彼女たちではない誰かがまた同じことを繰り返しにきます。それに何より問題点をはっきりさせないと『人を傷つけても問題がない』という空気が部活の中にできてしまうんです』って」
 ああ。なんか。いかにも石垣が言いそうだ。
「あいつらクソうざかったけど、別に人は傷つけてなくねぇっスか。クソうざかっただけで」
 先輩は眉を八の字に下げる。
「三国君は嫌がってただろ? あれは確かにセクハラだったぞ」
 でも三国は男子じゃん。服脱げとか腹筋みせろとか、男子から女子に言ったらダメだろうけど、いいんじゃねぇの? 男子なんだから。気にする方がバカみてぇじゃん。男のくせに。
「今、『男子なんだからいいじゃん』って思っただろ」
 先輩の目が冷たい。測られていると感じる。俺はまた何かを間違えたらしい。
「すごく嫌だぞ。自分の顔や体をエロい目でみられて、それを大声でからかわれたり、写真撮られたりすんのはさ。男も女も関係ねぇよ。俺は生れながらのこの美貌ゆえに消費されることには慣れてるけどなぁ」
 先輩はフーッと息を吐いて天井に顔を向け、上から流れてくるエアコンの風を受け止める。
 まだ乾いていなかった汗が先輩の眉尻から頬骨の外側へと下って顎へ、顎から喉仏へと移動していった。喉仏の周りはみるからに湿っていて、さっきの一粒の汗の姿はその湿りの中に溶け込んで消えてしまった。
 触ってみたらどんな感じなんだ、あのぬるついたとこ。触りたいな。
「慣れたくて慣れたんじゃねぇし。慣れたからって平気なわけじゃないんだ。普通に傷つくんだよ、ああいうの。第一な、すごく気持ち悪ぃだろ。好きでもねぇ奴にそういう目で見られんのさ」
 針が飛んできて心臓に刺さる。
 俺はちげーし。あのバカどもみたいな、ああいうのとは。あんな、バカみたいなのとは違げぇんだし。……ちげぇもん。
「俺も受け売りなんだけどな。西郷どんと仲良くなったよーって報告しようと思ってさ、梨花ちゃんが用具整理当番の日に部室に寄ったんだよ。そしたら先に三国君が来ててさ。梨花ちゃんと話してたんだ。『俺のことなら気にしなくてよかったんですよ。ああいう風に揉められちゃうと、俺が原因で女子部員減らしちゃったみたいに感じちゃいます。石垣先輩のお気持ちはありがたいんですけど、おおごとになっちゃうと辛いじゃないですか。逆に。俺を思うなら、ああいうのほんと、放っておいてくれていいですから』みたいなさ。謝ってんのか、感謝してんのか、愚痴ってんのか全部中途半端な言い分でさ。俺が『これ、入っていい空気か?』ってドアの外で立ってたらさ、梨花ちゃんが『三国君のためにやったのではありません。私はああいう空気がとても嫌いなんです。誰かがどう見ても嫌がっているのに、『大したことないだろ。この程度で傷つくなよ』で流す空気のことです。そういう空気は一回できあがってしまうと、覆すことができなくなるんです。だから早めに対処しただけです』って」
「つか、先輩。めっちゃよく覚えてますね。会話」
 あと地味に石垣と三国のモノマネがうまい。
「何回も思い出したもん。凄い格好よかったんだよ」と先輩はニヤけた。
「『三国君。辛かったんでしょう。だったら笑っちゃいけません。笑ったら三国君はああいう風に扱われるのを許したことになるんです。ちゃんと怒らないと。そうすれば』」
「バカバカしい。あんな連中に怒ったところで言葉が通じるもんかよ」
「だーよーなぁー! そー思うよなぁー!」
 先輩は俺を指差して「わかるぅー!」と足をバタバタさせた。うざい。
「梨花ちゃん曰くね『怒らなければあの人たちは、『怒られないから悪ふざけしただけの人たち』だけど、怒れば『怒られたのに、嫌がられてるのに、それでも無理やりやった最低の人たち』になるんですよ。全然違うでしょう。あの人たちは最低だった。それをはっきりさせなきゃいけないんです』って」
 先輩は「その瞬間だよね。『あ、俺はこの子が好きだぞ』って思ったんだよ」と言って笑った。きっと石垣にだけは見せてる笑顔だったんだろう。誰かを好きなことが溢れ出してる笑顔だった。
 でも、なんか変だ。目が暗い。
「1回『好き』って思うとさ、そっからはもう、早いじゃん? 俺、すっげぇ梨花ちゃんのこと目で追いかけててさ。お前のクラスに遊びに行く時も気がついたら梨花ちゃんみちゃってたよ」
 知ってる。
「さっきお前に言った、字が綺麗とか姿勢がいいとかっていうのはさ、好きになったあとに気がついたんだ。それまでは見過ごしてた。あの子がゴミをきちんと捨てるところとか、あの子が周りの、傷ついているけど自分では何も言えないでいる子を見逃さないところとかさ。好きになると全部みちゃうんだよ。それをみて好きになったとかじゃなくて、好きだから、綺麗なところが見えてくる感じ。そういう感じで、俺、梨花ちゃんのこと好きなんだ」
 先輩の一言一言は氷の塊で、俺の肺は氷枕になったって感じ。先輩が石垣がいかに可愛くて、石垣をいかに好きなのかを口に出す度に、俺の肺に氷が投げ込まれていく。内臓が冷えまくってるのはエアコンのせいだけじゃない。
 石垣は先輩の試験に合格したんだ。それもたぶん、全問正解の百点満点で。
 海が近づくに連れて電車内に徐々に人が増えてきたので、俺は先輩の隣に移動した。もう先輩に対して怒ってはいなかった。
 乗客のほとんどが俺たちと同じく勝浦の海目当てらしく、ビーチボールや浮き輪やビニールシート、バスタオルなどを詰め込んでパンパンに膨らんだバッグを持っていた。車両の中がビニールの匂いで満ちてゆく。
「まだなんか隠して���すよね」
「ん?」
「石垣さんのこと。何���あるんでしょ。言いたいこと」
 先輩は三つ編みの先を指で弄びながら「お前は本当に俺に関しては勘がいいよなぁ」と言った。表情が硬い。
「……別れろって言われた」
「誰にっスか?」
 電車が停まり、乗客が一斉に降り始める。勝浦に着いたようだ。
 先輩は降りようともせずに、しばらく黙ったまま三つ編みを弄っていた。乗客達がだいぶ減ってきた。「降りないんスか?」と聞こうと思ったタイミングで先輩が口を開く。
「『2人ともまだ若いんだから、視野を広げて将来のことを考えて、色々な可能性をみてから決めたらどうだい』って、向こうの親に言われた」
 先輩は立ち上がり、降り口に向かって歩き出す。俺も後に続く。
「すげぇよな。『テメェは娘に相応しくねぇから別れろ』を上品に言い換えると、こうなるんだなって思ったよ。流石は大人って感じ」
 電車から降りると、暖かい潮風が髪を撫でた。
「梨花ちゃん、電話出てくんねーんだよ」
 先輩が振り返って俺を見る。大きな目が潤んでる。
「俺、すげぇ好きなのに」
 あぁ。
 クソ。
 俺だって。
前話:次話
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evactronic · 7 years
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