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#半田市人間関係悩み相談
tanakaeri · 1 year
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人への配慮
子供たちは育っていく環境の中で、「人への配慮」というものを家族、友人、学校での集団活動から学び、体感することで社会へ出た時の準備をすることができる。 学びや習得が不十分であると、社会生活の中で偏りに苦しんでしまう事もあると考えています。 子供たちというよりも、今の大人と言われる私たちはどうでしょうか。 人への配慮できているのか、優しさや共有するゆとり、相手を尊重する、お先にどうぞと伝えられる精神を忘れてしまっているような気がしています。 自分は一番大切ですが、配慮に欠ける行動はしていませんか。 誰かを不快にすることは、簡単です。 一日一善の心掛けが、いずれ自分や自分に関わる方へ巡ってくることもあるのかもしれませんね。 各地区での大雨、雷などお気を付けてご移動されてくださいませ。 お盆のカウンセリングにつきましては下記にてご案内しております。 ご予約・お問い合わせ | 田中 絵里…
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kennak · 1 year
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30代女性。セクシャリティがよくわからないので性欲と性癖について聞いてほしい。  【幼少期】小さい頃から性欲が強くよく父親の持っている週刊誌のグラビアページを見てニヤニヤしていた。セーラームーンのアニメが大好きで戦闘シーンのパンチラ(レオタードなので正確にはパンチラではない)をコマ送りにしてもらって喜んでいた。幼稚園で親友の女の子が用を足しているのをドアの上から覗いたり(ごめんなさい)公衆トイレで母親が用を足しているのをドアの下から覗いたり(ごめんなさい)公園で母親のスカートをめくって死ぬほど怒られたり(ごめんなさい)母親の実家に帰省したとき叔母の風呂を覗いたりした。(ごめんなさい)ただその後ふつうに叔母に風呂に入れてもらったときは恥ずかしくてずっと下を向いていたので、単に裸が好きというより相手の意に反して隠されているところを晒したいという加害欲込みだったんだと思う。  女体に興奮するのとは別に手のひらサイズの小さくてかわいい生き物を狭い所に閉じ込めてつついたりしたいという欲求もあった。ディズニーの「不思議の国のアリス」で牡蠣の赤ちゃんたちがまとめてセイウチに食べられるシーンの顔と悲鳴はたまらなかった。よく妖精のような生き物をいじめる妄想をしたけど自分はその対象が好きなのにいじめるとその対象に嫌われちゃうな…というジレンマがあった。  【小学生時代】夕方に再放送していた水戸黄門や大岡越前で町娘が悪いおっさんに手籠めにされそうになるシーンにものすごく興奮した。ただ子供なので裸に剝いたあとどうするのかはわからなかった。病院の待合室のテレビでそういうシーンが流れたとき明らかにいつもより人が見入っていてなぁんだみんな好きなんだとちょっと安心した。この頃まで性的対象は女性だった。(本当に女性が好きなのかショタや男の娘みたいに性的客体化されていれば男性でもよかったのかはわからない)  【中学生時代】オタク女性向けサブカル雑誌「ぱふ」を読む。記事や投稿コーナーで腐女子が男性キャラに「美人」とか「エロい」と言って盛り上がっている様子を読んで「男の人をそういう目で見ていいんだ…!」「男性を女性と同じようにオカズ要員として扱う界隈がこの世にあるんだ…!」という人生最大のカルチャーショックを受ける。ここらへんで主な性欲の対象が男性に移り変わる。リアルの恋愛には興味がなく周りの女の子たちがどうしてアイドルや恋バナに夢中になっているのか理解できなかった(今でもどんな人がタイプ?とか嵐だと誰が好き?と聞かれてもわからないので困る)  【高校生時代】テニプリ、BLEACH、銀魂、リボーンなど腐女子に人気のあるジャンプ漫画の全盛期で毎日起きた瞬間から寝る直前まで推しキャラや推しカプのことを考えていた。一番好きなのは受けがモブおじさんや攻めにレイプされる展開でそういう二次創作を読んだり妄想したりした。メインで好きなのはBLだったけど平行して女体に興奮するヘキも残っていたので、ドラマや漫画の女性登場人物がヌード写真集を見て嫌がるシーンを見て「これが一般的な女性の反応で見入ってしまう自分は異常なのではないか…」と不安になる。  【大学生時代】ゆっくり虐待にハマる。ウザいゆっくりに制裁を加えるよりキュートアグレッションの文脈で性的虐待する展開の方が好きだった。これは自分でもさすがにヤバい趣味だと思うので誰にも話したことはないし記憶に蓋をして努めて考えないようにしている。  この頃から刀剣乱舞など女性向けキャラカタログコンテンツが流行し、少年漫画には存在しなかった自分のアバターが作品内に登場したことで男性キャラ×自分にも萌えるようになる。(メインは男性キャラ×男性キャラで活動してたけど)思春期のころは自分の全てにコンプレックスがあって(今もあるけど)自分がかっこいい男性キャラと特別な関係になるのが厚かましいようで苦手だったんだけど、普段性的客体化している男性キャラへ向ける攻撃性を自分へ反転すれば夢妄想もイケることに気付く。かっこよくて悪い攻めキャラにレイプされたり利用されて捨てられる妄想が好きになる。  【現在】性欲が減退したのか妄想や二次創作自体以前より楽しめなくなった。BLはそこまで興味なくて男性キャラ×自分で妄想してる。(内容は催眠とかレイプとか)フィクションより現実世界のことに興味が出てくる。  ここから悩み相談になるんですが①女性なのに女体に興奮するのはなぜなのか?バイなのか?②幼少期から現在に至るまでレイプものが一番好きなのは異常か?③キュートアグレッションがあるのはヤバいか?  ①について以前朝日新聞の人生相談コーナーに「私は男性が好きで結婚もしているけれどAV鑑賞が好きで、若い頃は女友達と観てゲラゲラ笑ったりしていた。これはどういう心理なのか?女優に感情移入しているのか?」という相談があって、上野千鶴子が「女体=エロい 男体=エロくない という社会のジェンダー規範を内面化していれば女性が女性に性的興奮するのは何もおかしなことじゃない」的な回答をしていて長年の疑問が解けた…!と思ったんだけど、その理屈だと私が社会経験の乏しい幼少期から女体の秘匿された部分に強い関心を持っていたのが説明できないのでは…?やっぱり本能なのか?と気になっている。②についてDLsiteの乙女向けランキングでは無理矢理凌辱系が常連なのでそんなことはないと思いたい。ただレイプものが好きと言ってもポルノあるいは自分がポルノ認定した作品のレイプ展開が好きなのであって、普通に楽しんでいた作品でキャラクターがレイプされるとショックで何年も引きずったりする。「日出処の天子」の刀自古と「ダウントンアビー」のアンナの件はトラウマになっている。③について最近もセイレーンに味噌漬けにされるモブちいかわ族に加害欲を喚起されて困っている。(嫌いだからいじめたいんじゃなくて可愛いからいじめたいという気持ち)  なんでこんなことを聞いてほしいのかというと自分の性癖がはっきりしないまま婚活とかしていいのかな…?と気になったから。人付き合いが苦手なのと怠惰な性格と2011年氷河期卒で一度も就職したことがな���て婚活市場のスタートラインにすら立てないのと中学から大学卒業までぼっちで一時期いじめられたり学校生活にろくな思い出がなくてもし子供なんかできたら自分の黒歴史の再放送を見る羽目になりそうなのが不安で今まで一度も人とお付き合いしたことがない。そもそも人に恋をしたことがない。一人の方が気楽だけど「二次元キャラじゃない生きてる人間と恋愛する」「セックスする」という人生の実績解除をしたい気持ちもあって…めちゃくちゃ自分本位で申し訳ないですが…。そこで自分のセクシャリティとか性癖に引っかかるところがあるのにそれを隠したまま恋愛とか婚活するのは不誠実かな?というのが気になって行動に移せないでいる。あと男性は慣れてない分自分が性的客体化されるのは嫌じゃないか?とか。  まとめると・女性なのに学生時代は勉強に集中できない程エロいことで頭がいっぱい・ドハマりしたキャラの8割は男性だけど視覚的にエロいと思うのは男体より女体・男性を好きになるのにも腐視点と夢視点で二種類ある・リアルの人間に恋をしたことがない。テレビで見てかっこいいなと思うことはあっても熱が持続しない・性的な妄想は好きだけど自己肯定感が低いからか自分がリアルに当事者になるのは嫌悪感や恥ずかしさがある・性欲と加害欲が結び付きがち  アラサーあたりから下の二項目が結びついて「自分を性的客体化されることが地雷な私が犯されるのを客観的に見て可哀想だと思って興奮する自分」みたいなよくわからないことになってる。まあSとMは表裏一体とも聞くし…。「性欲と加害欲をぶつける愛しい他者」が「性欲と加害欲をぶつける愛しい自分」にチェンジしたのかな?そう思うと人生の主��が30代半ばにしてやっと二次元から本人になった気がするけどもう手遅れな気がする。  【追記】長いのでそもそも読んでもらえないんじゃないかと思っていたのですが皆さん意外と真面目に読んでくださって体験談やアドバイスなどもいただけててうれしいです。特に同じ女性と思しきユーザーからの共感、AVや男性向けアダルトコンテンツ好きな女性も多いのがわかってほっとしました。もっとボロクソに言われても仕方ないと思っていたら意外と「ごく普通、実行に移さなければ問題ない。婚活でもわざわざ言う必要はない」というブコメが多くて驚いています。「性癖」の誤用についてめちゃくちゃ指摘されてた。日常的に誤用の方で使っていたのでつい…以後気を付けます。あと「一度も就職したことがない」と書いたので「子供部屋おばさんニートなのか?」とのコメントが多かったですがバイトはしてます。(パートやアルバイトの場合就職という言葉は使わないそうなので)子供部屋おばさんなのはその通りです お恥ずかしい…。以下答えられそうな範囲で返信。  「女性が女性に対しての欲望を持つって言うのはラカンかなんかで読んだ気がするな。ほぼ忘れてるから説明できんけど笑"女は存在しない"だっけ。男のホモセクシャルというのは存在するが女のレズビアンはない、女を愛するのは(身体)男にとっても(身体)女にとっても正常。なぜなら(身体女は存在するが)精神が女は存在しないから、みたいなこと書いてあった希ガス。」  「女は不死である」って本ですかね?すごく興味を惹かれました。読んでみたいです。  「なにが元増田に対して言いたいかって言うと、自分の性癖に怖がらずに、むしろ色々取り入れたらいいんじゃないかってこと。あとレイプ陵辱暴力は確かに興奮するけど、例えるならばめっちゃ味の濃い料理なので、そればっか食ってたら舌が鈍くなるんじゃないかってこと。まあ鈍くなってもいいと思うけどね、自分の人生だし。」  味の濃い料理めちゃくちゃわかります…!どんどん強い刺激に慣れてしまってふつうの萌えに不感症になるのよくないですよね…。  「②については仕事してた身から言うと、受ける側が積極性を持たない極限がレものだ。マグロのフィクション版というか…。ただそこに首絞められとか腹パンされ嘔吐、腹ボコなどが入ってくると別の願望になるよ」「レイプって自分から何かする事ないし、なんならセックスするかどうかの決定自体も「されてしまった」にする完全なる受動的性行為なんだよ。」  めちゃくちゃ納得しました。よく「令嬢が政略結婚させられるけど実は両想いで…」みたいなTL漫画の広告が流れてきますがそういう「良好な人間関係を築く手間をすっ飛ばして素敵な相手と一緒になりたい」みたいな需要のもっと極端なやつってことか。    『婚活の理由が「恋愛」と「セックス」だけど、婚活とはそこ意外と関係ないから気を付けて。婚活は「これから人生を共に生きるパートナー」を見つけるところであって恋愛したことない人を恋愛させる機関じゃないぞ。セックスの可否ももちろん夫婦生活に影響でるけど…』「それよりも、自分に結婚が本当に必要かどうか、掘り下げた方が良いのでは。」「婚活は時期尚早ではないかな まず出会いの場に行って自分が人を好きになる感覚があるのかトライしつつ、自分の食い扶持を自分で稼ぐ経済的自立をするのがまず大前提では」  それは本当にそうですね…。言われてからよく考えたら「結婚したい」じゃなくて「結婚したいと思えるほどリアルの世界で好きな人が欲しい」だったかもしれません…。  『「女性はエロいことに興味がないもの」みたいな社会通念が女性の生きづらさに繋がっている気もする。性別に関係なく性欲の多様性はある』  実際最近女性の性欲について解説した増田の内容が非常に理性的だったのと、「俺のイメージする女性の性欲に近い」というブコメが上位に来ていたので「そうじゃない奴もいるよー」と知ってほしくて書いたところはあります。(ただ私の文章読んで女だって性欲まみれじゃないか!と思われるのも世の女性に迷惑かけないか心配になってきた…)  「言っちゃ悪いけどクソしょうもない凡庸な悩み。長文書いていいのはやかんが沸騰するの見て興奮するとかそんなレベル。」「正直どうでもいい凡庸な自分語りだけど一度も就職したことなくて今何してるんだ?婚活してる場合だろうか。たぶんその前に友達作るとこから始めた方が良さそう。性癖以前にコミュニケーションに問題ありそう。」  そう言われましてもアンケートとか取ったことないし本当にわからなかったので…。みんな普通に友人と何に勃つかとか何に萎えるとか会話するものなんですか?羨ましいです…。  「こういう長文を書くのは最も増田らしい増田の使い方のひとつだと思うしみんなどんどん書いてほしい。」  優しい。  『性癖や嗜好よりも学生時代のいじめとコミュニケーション不全の方が問題。現実逃避からやっと今に目が配れるようになったと。あなたに告げたいのは「これからよくなるから大丈夫」てこと。』  優しい。泣く。  「性欲が強いと豪語するなら、自分の自慰行為や性行為について語らなければそれは性欲として見做すことは間違っている。同性が性的に辱められている不様さを愉悦する悪趣味なだけだ。同性の友人の不幸にも興奮してそう」  それは全然違います。男性キャラがレイプされると女性キャラと同じくらいかそれ以上に興奮するので「同性が性的に辱められている不様さを愉悦する」には当てはまらないし、本文にも書いてありますが「好きor可愛い」と思っているキャラがひどい目に遭う展開に興奮するのでむしろ制裁されてスカッとするようなキャラがレイプされも全く嬉しくありません。「同性の友人の不幸にも興奮してそう」←尊敬するフォロイーの痴漢され報告ツイートを見てその人の良さを何も理解していない知らない男に雑に消費されたのが悲しくて未だにふっと思い出して嫌な気持ちになるのでそういうことを言われると腹が立ちます。侮辱された気分です。
自分の性欲と性癖について聞いてほしい。【追記】
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yotchan-blog · 4 months
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2024/6/3 7:59:52現在のニュース
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shigerunakano · 10 months
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満天の朝焼け (2)
彼は男の相談をされると思っていなかったので少々面食らったが、それだけ自分のことを信頼してくれているということだろうと思い、少し誇らしくなった。思えば在学時代から大学という場所は人間関係の治外法権のような部分があって、個人的に所属したうえで活動する部活やサークルはその坩堝のようなものだった。それゆえの問題も多くあるのだろうが、個人的には好きな環境であった。
「分かりました。その交際相手のことを教えてください」
 数分後、早くも連絡が来た。マメなのだ。
「ありがとうございます。しかし、現在の状態を説明するのは難しく、大変厄介なので、明日にでもまとまった内容のメールをお送りすることになると思います。それでよろしいでしょうか。ひょっとしたら、明後日になるかもしれません」
「はい、それでいいですよ」
真司は返信を行った。思ったよりハードな展開になったなと思いつつもまぁ、いいかと少しのんきだった。
彼は弁当を買ってきてからテレビのバラエティーを眺めながら食べ、翻訳の仕事に取りかかった。真司は明治学院大学の文学部英文学科イギリス文学コースを履修卒業しており、英語の発話スキルはネイティブの高校生に及ぶほどであり、西洋文学への理解は専門家レベルに達しているだろう。
 彼が翻訳を担当するのは都内にある映像制作会社が配給を請け負う最新の映画やドラマであり、主にアメリカ合衆国が製作しているものである。最新のコンテンツに触れたうえで金が得られるというのはおいしい職業だと感じていたし、彼はもともと国内外の映像作品を好んでよく見ていたのだ。さらに自己表現の機会をも得られることはありがたかった。彼は文学は作家性に他ならないという理念を持って大学で文学を学ぶことにしたのである。ただし、雇用形態は派遣社員であり(所属先が映像制作会社ではなく人材派遣会社)、ウーバーの配達員という現在の仕事含め、いささかだらしのない風じんに思われてもしかたないであろう。
 ウーバーの配達業務が終わり、千代田区神田のマンション、ガーラ・グランド神田に帰ってきたのは午後五時半ほどだった。家賃は十三万円でトイレと風呂が別で、それからキッチンが玄関に鎌の柄のように手前に配置されており、とスタジオと呼ばれる縦に長い十畳のリビングダイニングがあり、そこにベッド、ソファー、テレビ、書棚といった諸々の家具、家電を置き生活している。立地と周辺住民の生活レベルから考えると非常にに安いマンションであるといえるだろう。それに彼は読書量が尋常ならざるほど多い。特に海外文学や洋書が多く蔵書として保管されていることが、やや、悩みの種だ。貸し倉庫が必要かもしれない。
 先ほど来ていることを確認したメールを開く。
「2023年2月14日16時32分 件名:昨日の件です。
彼氏からのハラスメントに悩んでいます。彼とは一年前から交際していますが、たびたびの性差別と手のひらであたまをはたくといった勢い任せの行動が常態化しています。更に嫉妬深く男性と会ったと分かれば、その人との関係を事細かにに詮索してきます。友達に相談しましたが、自分で何とかするしかない。それか別れればいいのでは、と問うてきます。そういうのがうんざりで、あまり親交の深くない真司さんに相談した次第です。どんな簡単なアドバイスでも頂ければ幸いです」
 真司はやや思案した。これはたしかに厄介な問題を打ち明けているようではあるものの、あまりにも陳腐な内容でありそれほど差し迫った案件でもないと感じた。これはオードリー・ヘップバーンであり、フィフティーズ調のわざとらしさなのだ。やはり知り合いがスパムメッセ―ジを送ってきているのだろうか、と思った。しかし重要なのはそのようなスパムメッセージを送ってくる人物の頭の中身だろう、ということになる。なので大丈夫だ。彼はそこまで考えた。
以前から知っていた問い合わせ先を紹介することにする。
「例えば僕が住む千代田区ならば、人権擁護委員が設置されているので、そのような行政サービスに頼むのも手だと思います。あるいは親御さんに相談するなりしてみてはどうでしょうか。お住まいはどちらですか
(URL)」
 数分後返信が来た。
「現在、実家のある葛飾区で両親と祖母の四人暮らしです。なるほど、ご返信の件、考慮に入れさせていただきます。わざわざありがとうございます。なお、このことはくれぐれも内密にして頂きたいです。よろしいでしょうか」
 真司は返信した。
「はい、他言しません」
 彼は昨日と同じく、翻訳作業に取り掛かる。アメリカ合衆国のテレビドラマの翻訳である。締め切りが一か月後で、すでに半分ほど終わっているので、余裕で間に合うだろう。
 渋谷駅の改札をくぐると、人がごった返している。これは多くの国民が知ることだが、実際にその場に居合わせると、ここには不思議な秩序があると思わさせられることになる。それはたしかに不思議さなのだ。すなわちここにある喧騒の性質が、である。駅前の大型ビジョンや大量の照明で照らされた広告群を見ていると「ブレードランナー」のような近未来的表現が思い浮かぶが、それはまんざら連想止まりではなく、実際にそのような都市開発がなされているのだ。いわばそれがこの自治体のスタミナであり、よもすればこの国のスタミナでもある。政権与党の一部の者が采配すれば、街の風景を変容させることなどたやすい。あるいは特定個人の人格でさえも。法的規制と予算配分業務の力は未来を切り開く。実際のところ、少なくとも真司が務める某映像制作会社はそのような荒唐無稽とも思えるイノベーション指向と、軽薄さで運営されているのだ。実際にこの街は前世紀九十年代に、エポックな発展と影響力を成し遂げ、かつ実現した。今でも国民はその恩恵を受けている。これがこの渋谷という街の理論的な実情である。「チルドレンオブメン」ならぬ「チルドレンオブエルディーピー」かな。
 すでに日も暮れており、夕食も済ませた。目当てのクラブイベントは十時に開場開演なので、109横のハンバーガーチェーンロッテアリに入る。ここで一時間ぐらい潰そうか。
 彼は渋谷のクラブ後方に敷き詰められるように設置された茶色のソファーに腰掛けながら、先ほどからDJブースとそれから、テーブルのそばに立ちながら、酒もしくはドリンクを少しずつ、しかし軽快に飲む女を交互に眺めていた。DJは曲を流し続けており、表情は見えないが、まんざらでもないといったところだ。さながら公民館の出し物である。
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chaukachawan · 2 years
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ピンキーの団員紹介
おひさしぶりです。ピンキーです🐭
一年ぶりにこういうの書きます。
まずは、引退しました!今年1年、想像以上にサークル以外が忙しすぎて(主に授業)、
参加できるやろ〜とか思ってた時ありましたが、家に帰るので精一杯で全く関われませんでした…🙇🏻‍♀️
スタッフは…とかも考えたけど、皆さんに多大な迷惑をかけることが予想できたので、1人のちゃうかファンとして公演を観に行かせていただきました。観客として見る、ちゃうかの劇はまた違った印象で、役者の時よりもワクワクして観劇できました。
勢いで書いてるので日本語めちゃくちゃかも……ごめんなさい
てことで、お世話になった方々へメッセージ!
まずは32期
杏仁アニー
アニー。副座長!どんな時もあたたかくて、優しくて、アニーがいると安心する。私の知らない間に小道具の教祖さまになっていて…器用なのはアニーが入団した1回生の秋公演から感じてたけど、さすがにこの前の外公のイヤリングの画像をTwitterで見た時はびっくりしました。器用なのは多方面で、ガッツリ役者している姿を見てうるっときたのはこの前の外公。新人公演の時から、ピンクのつなぎを着たアニーがぬいぐるみを持って子供の演技をしているところを見て、役者の人だ!って感じたあの瞬間を思い出しました。冷静に物事を考えて、笑う時は笑い、しめるときはしめ、アニーが作業してたら私もやらないとって感じる、お手本のような人です。アニーの32期紹介を見て、卒公出れるように国試頑張りたいなと思いました!(笑)
留学いっちゃうみたいだけど、またちゃうか以外の舞台のパンフレットにアニーの名前があるのを楽しみにしてる!
空稚勇貴
くうや。気づいたら改名してた笑
くうやはいつでもニコニコで、優しすぎる。めっちゃ申し訳ないんやけど、出会った時の記憶があまりない……32期新人では諦めずにくうやが粘ってくれたから、打てたと思ってます。コロナにぶちのめされそうになった時は、いつもくうやの熱量で助けられてた新人だったのを覚えてます。当時あんまりくうやとぶつかった記憶がないのは、くうやが寛大なおかげだと思ってます。
役者としてめっちゃ大きくなっていて、芸創で見たブラックくうやは多分これからも忘れないと思う。くうやは運動神経良いからどんな動きしてもサマになる。声もよく通る。くうやがツイートしたら半角のびっくりマークで気づいてしまう自分が嫌です。あと‼️←これ。くうや、これからも演劇続けてくれ〜!観に行くぞ!
P.S.前髪伸ばしてるせいで吹田で私が声かけるまで気付いてない。かなし。
雑賀厚成
シド。最後まで、本名やん!いやーシドにはお世話になりました。なんだかんだ共演というか絡み多くて、公式不仲とか当時はシドに対してあたり強かった気がする。シドはずっとほわほわしてて、掴みどころないし、たまにレスポンスまでの間に数秒あくから、おっとりした人やな〜って思ってたけど、上回になった時に、実はシドはめっちゃ色々考えて最適な返答を数秒の間に選択してる頭の回転早すぎる人なんじゃないかとか思った時もありました。静かな人ほど一番怖い。結局、シドが怒ってるところは一度も見たことなかったので真相はわかりませんが…
にいちゃん、なつかしいね。僕の腹筋、なつかしいね。でも昨日見たシドは超絶イケボでちょっと混乱しました。32期のマスコットシドくん。大変お世話になりました。
茶髪の方が似合ってると思う。
佐藤舞弥
まやりん。メイクチーフだったまやりん。衣装メイク会議、長時間頑張った記憶ある。
早く終わらせるで!って二人で頑張って爆速で終わらせた記憶もある笑
幕班も一緒で、脚立にいっぱい登った記憶ある。大体仕込みの時は、K-POPの話してたな〜PVみたり、韓ドラの話したり、それが楽しみで仕込み行ってたっていうのもある笑
まやりんと話してると心が和むから、帰り道とかわちゃわちゃ話してるのが楽しかった。まやりん仕事早いから、まやりんが担当振り分け表作ってるの見て、私も作らな!って急いで作ってた笑
まやりん優しすぎてめっちゃ甘えてた、ありがとう。
スウェーデンに行っちゃったけど、この前電話で声聞いた時、変わってなくて安心した。
こっち帰ってきたらご飯行こうね
かけうどん
ロッドマン。一番初めの舞台では車校か何かで全然稽古場いなくて不思議な人やな〜って思ってたけど、新人公演の時にいっぱい喋ってから、熱い男だなと思いました。でも、めっちゃ優しいし、語弊あるかもやけど他人に甘いな〜って思った笑笑(すみません、怒られたことないから笑)自分の中の信念は強いから貫き通すけど、結構ミスしても「大丈夫大丈夫」って言ってくれてる気がする。笑
ロッドマンは料理が上手で、(自炊駆け出しの私、見習いたい)新人の打ち上げの時はずっと何か作ってて、全然話に参加してなかったけど、外で皿洗いしてた私に急に熱く語って急に去ってた記憶があります。
やることが奇想天外だけど、やることはしっかりやるロッドマン、また髪染めてね!
ありがとう。全然関係ないけど、ロッドマンってスタイルいいよね
中津川つくも
つくも。つくもには色んなこと相談した気がする…すぐ泣く私の肩を優しくさすってくれた。つくもはめっちゃ聞き上手で、先輩とか後輩とかともすぐ仲良くなるから、いいな〜って思って見てた笑
でも、そうやって慕われるのにはちゃんと理由があって、役者もスタッフもきっちり最後までやり遂げる所は尊敬しかない。
一番初めのオムニでくうやと仕切りみたいな板を回してスポットライトに当たって透き通る声でエモエモセリフを言ってたつくもが
今回の完全にボケにふってて、もっとつくもの演技を見たいって思ったから外部でも役者してね!!
二人でお好み焼き食べて、ゲラゲラ笑ったのも懐かしい。つくもの家でPV撮影したのも懐かしい。新人公演でパンチしてたのも懐かしい。なんか全てが懐かしい……。これがエモって言うんかな…。最後の方は全然顔出せなくてごめんね。
友情出演
ロビンソン。天才ってこういう人のこと言うんだな〜ってずっと思ってる。入団当初はいきなり演出やってるから、近づきにくくて。でも、新人公演で沢山作品の話をして、貰った脚本も初めは私の脳が追いつかなくて、フローチャートみたいに書き出して考えた記憶があります。ロビンソンの作品で一番好きなのはトートロジーでした。観客として、トートロジーを見て言い回しとかに衝撃を受けた覚えがある。
毎回、「一番人間に近い人間」って書いてた気がするけど、最近出会ってないから結局のところはわからない笑笑
なんだかんだでめっちゃ優しいと思う。
たこパ楽しかったな〜ずっとゲームしてた気がするけど笑笑
ロビンソンのプロデュースも沢山観たいので楽しみにしてる!
あしもとあしっど
ニトロ。本当に永遠に言ってるけど、入団した当初の「草履作ってます」っていうLINEが忘れられない。何者や?!ってびっくりした。ニトロはめっちゃ身長高くて見た目ゴリゴリなのに繊細で傷つきやすいから、色々考えんでいいのにな〜ってめっちゃ思う。理由とかを聞いてみると、なんとなく落ち込む理由は分かるけど笑
観客を石にする勢いで、目力光線を出してるところも面白い。
なんやかんやでよく話してた気がするから、一番新しい32期やけど仲良くできて嬉しかった。滑舌の練習めっちゃ頑張ってたのも懐かしい笑
またこの人とはどこかで会う気がする笑
永満柊斗
みっつぇる。みっつぇるの団員紹介に「新人で喧嘩してる姿を二人で見てたね」って書いててめっちゃ懐かしかった笑
新人の大道具では、ドライヤーをストーブがわりにして一緒に作業したね。
去年、みっつぇるの別サークルの発表を観に行こうとしたら人数制限で観れなくてめっちゃ後悔した。
明るくてニコニコしてるみっつぇるは、周りの空気を綺麗にする。踊れるし、話せるし、明るいし……真の陽キャだなってめっちゃ思う。
結局新人以降全く共演できなかったけど、今回の執事の役はかっこよかった。
新人の時は、みっつぇるの身長高すぎてめっちゃ見上げて話してた気がする。
今回も身長高かった。この前北千里でみっつぇるを見かけた時も足の長さでみっつぇるって気がついた笑
ひろせんせー。
ひろせんせー。ひろせんせーというあだ名は大学入学前に先生っぽいからという理由で私が勝手に名付けた。大学入学前からの知り合いで、同じ推薦組で2月暇すぎて夜フォートナイトしてたのが懐かしい。32期の団員が少なすぎて悩んでた時に、急に「ひろせんせーって喋り面白いし、声めっちゃ出そうやし生徒会長してたらしいから、ちゃうか向いてるんじゃない?!」って思って突然LINEしてゴリ押しで30分で入団させたのは思い出。
ひろせんせーのホクはほんまにひろせんせーにぴったりで、ずっと演劇やってたんかな?レベルで上手かった。ひろせんせーがちゃうかでも愛されてて、やっぱり大物やな〜(上からでごめん)って思ってた。
マジで入団してくれてありがとう。
最後に……ごちゃい!!
ごちゃい。我らが32期の座長様。ごちゃい適任すぎて、ごちゃいが座長でほんまによかった!アニーとのコンビも良すぎて。
ごちゃいも実は高校生の時から会ってて、というかわんちゃん中学の時からコンクールで会ってたっていう笑笑
当時は気づいてなかったけど、神戸市大会から大阪大学演劇サークルまで繋がってるのはなんか感動する笑(で、実は塾も一緒だったというオチ)
ごちゃいはツッコミが凄すぎるし、勉強もめっちゃしてるし、頼りになるし…妹さん宝塚好きやし…しかも雪組好きらしいし……一言で最高!!ごちゃいに助けられた人はいっぱいいるし、私もその中の一人。新人公演で役者してるごちゃいも素敵だった。ごちゃいのモノマネも後輩が引き継いで行ってほしいな〜
ごちゃいに新人で頭叩かれる演出は本当に光栄だった。
どうか灯体とこれからも一緒にいてほしいです。ほんまにありがとう。
以上32期!ここから33期!
急に団員を例えるやつ最後にやりたくなったから、団員を女子アイドルに例えたいと思います。これは見た目が似てるとかじゃなくてグループのポジションとか性格とかも込みです。
我らが次期衣装スパチは長文です。
許してください。
佐々木モモ
コロネ。本当にありがとう。頭が上がりません。放任しまくって沢山迷惑かけました。それでもこの前ご飯誘ってくれたことが嬉しすぎて。すぐ予定あける準備したよね!笑
楽しくやってますって言葉聞いて本当に安心したし、嬉しかった。今回やばい役で叫びまくるんですよ、って言ってて楽ステ見たら想像以上に叫んでて、でもコロネがコメディに出てるの凄くしっくりきて。
思い出すと、チーフを決める時にシドとコロネを取り合いして、勝ったことが嬉しかったです。衣装チーフになってくれてありがとう。でぃあさんから、何も私は吸収できなくてひたすら予算削減部署として全うしようとしてた所に衣装をこだわりたい!っていうコロネが来てくれて。本来衣装はこういうところでないといけないんだなと思った。
今回の衣装もやっぱり凄くて。衣装の存在感ありまくりで、衣装を楽しみにこれからもちゃうかの公演観に行こうと思いました笑
きび: 欅坂46の平手友梨奈
えどいん: AKB48のぱるる
君安飛那太: =LOVEの齊藤なぎさ
トロン: 日向坂46の丹生明里
ベジータベジ子: ルセラフィムのユンジン
ζ: AKB48の指原莉乃
かの: 乃木坂46の西野七瀬
田中かほ: ももクロの佐々木彩花
坪井涼: 乃木坂46の与田祐希
寺崎啓太: 欅坂46の鈴本美優
Aru=R: 乃木坂46の掛橋沙耶香
荻野琥珀: IVEのリズ
握飯子: TWICEのサナ
梅本潤: BLACKPINKのジェニ
34期は本当に絡みなかったので割愛……ごめんね……外公とか今回の舞台とか観て、新人が楽しみすぎるので是非見に行かせてください!個性爆発!みたいなイメージがある。でも、34期みんな自分を持ってて仕事バリバリできるイメージ。
今日、追い出し会に行って、少しだったけどちゃうかっていい空間だな〜って改めておもいました。
病院実習で毎日気を張って過ごしてたので、ちょっと心が軽くなりました。
高校の演劇部の時はコンクールとか考えないと行けなくて、楽しかったけどそんなに大笑いすることはなくて。でも、ちゃうかはゲラゲラ笑える楽しい場で本当に楽しかったです。
何を書いたらいいのか分からないけど、コロナ禍でちゃうかに入ったのは大正解だったと思いました。周りにも恵まれて、自由にさせてもらえて……関わってくれた全てのみなさんありがとうございました。
意外と引退は寂しくないなと実感してます笑
今年参加してなかったからかもしれないけど…
どこかでまた会える気がしてるので(吹キャンでピクニックしてるゆるあとクオリアにも会えたし)会える時を楽しみにこれからも頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
てっしゅう!!!
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banashi1 · 3 years
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二次元を探して
 祖父が死んだ。脳梗塞だった。なんの予兆もなかったので家族の誰もが驚いた。先日、五十年以上勤めた市役所を定年になったばかり。家族揃ってお祝いをしたときは元気そのものの姿だった。まだ75歳。健康に気を遣う人ではなかったが、死ぬには早すぎた。
 一生の大半を地味な公務員として生きた祖父だったが、資産家でもあった。曾祖父がドットコムバブルで一山当てた遺産を相続したのだ。そういうわけで、かなりの遺産が家族に相続されることになった。死ぬそぶりなどまったく見せていなかったのにちゃんと遺言状を用意していたのが祖父のおかしいところで、いつも準備がいいと祖母は呆れながら泣いていた。
 遺言は難しいものではなかった。資産によって祖母か、一人息子である僕の父に相続するという内容である。ひとつひとつ資産を挙げて示すお役所的な書きぶりは祖父そのものだ。あの堅苦しい筆跡。揉めるようなところはなにひとつなかった。最後の最後までは。思いもよらない文面が待っていたのは遺言の終わり。「桜沢愛に金1000万円を遺贈する」それが締めに書かれていた文だった。祖母でも父でもない名前が初めてそこにあった。みんなが顔を見合わせた。知らない名前だった。
 桜沢って誰なんだ、と父が言った。祖母はまったく心当たりがないと答えた。なぜあれだけ用意周到な祖父が、こんなところで知らない女性の名前を持ち出すのか。父も祖母も混乱していた。
 父は祖父の書斎に入り、丁寧にまとめられた年賀状や名刺の類を調べ始めた。ほどなく「桜沢愛様」と書かれたぶ厚い封筒が出てきた。ちょうど1000万円くらい入ってそうな厚さだった。父は中身を確認しようとしたが、「他者の開封禁止」とあったのでやめた。父もまた約束を守る公務員だった。女を探してこれを渡せということらしい、と父は言った。まったく、最後の最後に訳が分からないことをしてくれる。
 祖父の遺言に、僕も混乱していた。ただし混乱の理由は父や祖母とは違った。僕だけは桜沢愛のことを知っていた。知っていたからこそ混乱した。僕は大学でメディア学を研究している。専門は二十世紀の美少女ゲームだ。そして、桜沢愛はむかし大ヒットした美少女ゲームのヒロインだった。
 パソコン向けに作られたアダルトゲーム、いわゆる美少女ゲームは20世紀終盤に幅広い人気を獲得した。しかし2015年の法改正で規制対象となり、その後いっさいの発売禁止になった。2022年にはさらに規制が強まり、過去に購入したゲームの所持まで違法となった。美少女ゲームの廃棄、いわゆる美少女狩りは様々な混乱を生み、大勢の愛好家が反発し、逮捕された。
 大学一年のとき、メディア学の講義で学んだ歴史的経緯である。
 僕は美少女狩り以降の世代だ。実際にそういったゲームを見たことはない。なにしろすべて廃棄されたので、それらの情報は文献資料に残るのみ。図画の掲載はもちろん違法行為なので、資料に書かれているのは過去にどういったゲームがあり、どのように人気を集めたのかという文言だけである。
 僕達はそういった歴史的資料を紐解きながら、美少女ゲームのなにが人を熱狂させたのか読み解こうとしている。前世紀には奇妙な性的嗜好が流行していたと切り捨てるのは簡単だが、それだけではないはずだ。
 こんなに近くに愛好家がいたとは知らなかったけれども。
 桜沢愛は「卒業生」と題されたゲームのヒロインである。それまで性的描写ばかり注力されていた美少女ゲームに対し、「卒業生」は学校での日常生活を生き生きと描いた点が革新的だった(と言われている)。主人公はお調子者ではあるが大人びた常識人で、女性たちもゲームにありがちなエキセントリックなキャラクターではない。アダルトなシーンはごく控え目で、毎日の出会いと会話がゲームの中心に据えられている(と言われている)。
 派手なところがない、それゆえに新しいゲームだった。その後ブームを迎える恋愛シミュレーションの先駆けでもあった(と言われている)。
 祖父は僕の専攻を知っていた。僕は可愛げのある人間ではなかったが、祖父は一人きりの孫である僕をやけに可愛がってくれた。仕事に忙しい両親のかわりに、進学の相談にのってくれたこともあった。その祖父が、桜沢愛を探せ、と言っている。もちろん僕に向かってのメッセージだ。
 祖母や両親は思考停止に陥っていた。それでも桜沢愛についてちゃんと調べたなら、それが二次元のヒロインであることはすぐに分かるだろう。そのまえに僕は祖父の期待に応えなければならない。
 帰宅するとさっそく、僕は「卒業生」を開発した企業を調べた。リデルゲームズという名前だった。美少女ゲーム業界を代表する大手メーカーだったが、法改正と同じ2015年に精算されている。社長は亡くなっていた。「卒業生」のプロデューサーも。半世紀以上前のゲームなのだといまさら思い知らされた。
 僕は「卒業生」に関係する人物を政府の死亡データベースで調べ続けた。データベースに掲載されていなかった最初の関係者はキャラクターデザイナーの池田龍之介氏だった。死亡データベースに名前がないということは、つまり存命なのだ。コンタクトビュアーで住所と連絡先を調べる。まずメールアドレスが表示され、ほどなく我が家から一時間ほどの距離にある場所の地図が表示された。
 さて、僕は考える。ここからどうすべきか。具体的には、池田氏にどのように連絡をとればいいものだろうか。半世紀前に作られたゲームのことでお話があるのですが、ええ、そうです、美少女ゲームの、あの大ヒットになった「卒業生」、作られましたよね? いまは所持さえ違法ですけど。
 体裁はともあれ、そういう切り出しが必要なことは確かだった。そもそも九十歳を過ぎた相手に半世紀以上前の話を聞くというのは簡単ではない。その上で、過去の違法行為を咎めるような言い方になってしまわないかが心配だった。まずはメールで問い合わせるべきか、それとも直接赴くべきか。悩んだあげく、僕は翌日なんの準備もないまま氏の家へ向かうことにした。とにかく会って話さないと理解してもらえないと思ったのだ。
 事前に調べていたとおりとはいえ、池田家はかなりの豪邸だった。美少女ゲームが絶滅したあとも、イラストレーターとして人気を博したらしい。
 どのように説明すれば受け入れてもらえるだろうか。道すがら僕はかなり苦労して考えたが、実際は「卒業生」のことでと話すだけで、池田さんはなんのためらいもなく中へ案内してくれた。
 昔はけっこうファンが家まで押し掛けてきたけど、最近では久々だね、まあ久々というか��十年ぶりだけれど。そう言って笑う池田さんはずいぶん若く見える背の高い人だった。背筋はぴんと伸び、黒縁の眼鏡で守られた眼は強く輝いている。定年前の祖父よりさらに若く見えた。
 僕は祖父の話をした。池田さんは感慨深そうに聞いていたが、実際にはこう言った。まあ君自身が僕のファンとは思わなかったけれど、おじいさんがというのは考えさせられるねえ。しかも僕より年下とはね。
 話は遺贈金、そして封筒に及んだ。僕は家から持って来た、ぶ厚い封筒を池田さんに渡した。僕は桜沢愛じゃないけど、と言いながら池田さんは封筒を開けた。そして中のものを取り出した。
 入っていたのは現金ではなかった。たくさんの絵だった。色数の少なさが特徴的な、初期のコンピュータアートだ。女性の顔や体が描かれている。どれも同じ女性だった。現実にはありえない緑色の長髪で、体の線が細い。絵の中には裸体もあった。池田さんははじめて驚いて顔をして、おっと、と言った。そして、これは違法じゃないか、と言った。
 僕はようやく、それらがゲームに出てくる絵なのだと分かった。ざらざらとしたタッチで、顔や体つきは不思議に歪められている。写実性はまったくなく、猥褻さもまるでない。これが発売禁止になるほどのものなのか、と僕は思った。
 手紙もあった、と池田さんは言って封筒の中からそれらしいものを取り出した。池田さんはそれを開き、苦笑すると、反転させて僕に見せた。桜沢は俺の嫁、と書いてあった。遺言状と同じ、祖父の実直な筆跡だった。
 君の祖父は大した変態だね、と池田さんは笑って言った。刑務所に入る危険も省みず、二次元の絵を死ぬまで隠し持っていたらしい。一千万円はなくて残念だけれど、いいものを貰ったよ。
 それから池田さんは机の中からデータチップを取り出し、僕に手渡した。これは僕からのお礼だから、お爺さんのお墓にでも奉ってくれ。池田さんは言った。
 家に戻ると、僕はデータチップの中身を確認した。予想通り、中には「卒業生」のプログラムが収録されていた。古いコンピュータ用のエミュレーターを使い、「卒業生」を起動する。しばらく遊んでみたが、まったくチープな絵、チープな音楽、チープなゲームだった。コマンドはあらかじめ決められた中から選ぶだけ。ステレオディスプレイに繋げてもキャラクターは二次元のまま、アニメーションすることさえほとんどない。そしてキャラクターは声を発することもなく、こちらの声の認識もしない。いまのゲームとは比較にならない、静かな静かなゲームだった。祖父がこんなものに熱中していのかと思うと不思議な気分だった。僕は前世紀のゲームを探求し、気付いたときには夜が更け、明けていた。
 それからもしばらく僕は「卒業生」で遊び続けた。桜沢愛は誰にでも優しい女性だったが、攻略するとなるとハードルが高かった。ナレッジサーチを頼ってみたが、半世紀以上まえに発売された違法ゲームの攻略情報など見つかるはずがなかった。僕は失敗を繰り返し、毎日があっという間に過ぎた。けっきょく、攻略には二週間かかった。エンディングではじめてアダルトシーンが流れ、僕は大いに満足感を得た。
 そしてちょうどそのとき、父が僕の部屋に入ってきた。僕のディスプレイには16色で描かれた桜沢愛の裸体が映っていた。祖父が印刷して封筒に入れていた、あの裸体。
 つまりそういう話なんです、と僕は言った。ひとつには祖父のため、ひとつには研究のためにはじまったことで、やましい気持ちは一切ありません。
 供述書にはちゃんとそう書いておくよ、君の意見として。刑事さんは言った。まあ、初犯は罰金刑どまりさ。
2009/09/09 - 2009/09/21
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someones-voice-2021 · 3 years
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#02  野村はる
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一日の流れ 平日は、6時45分ぐらいに起きます。子どもは成人しているし、起きる時間もそんなに早くないから食事は別々です。自分はおにぎりを食べて、メイクして、7時15分ぐらいに家を出て、1時間半ぐらいかけて仕事場に向かいます。今は事務仕事で、大体18時ぐらいには仕事を終えて帰る感じです。今の仕事になる前は、通りがかったお店で雑貨とかを見て「これかわいいな。あとで買おう」ってウィンドウショッピングをしながら帰ったり、カフェに寄って「今日も頑張った」って、心を落ち着けてから帰ったりしてたんだけど、最近は通勤に時間がかかるから、まっすぐ帰ります。
帰ったら20時前ぐらいで、座ると動けなくなっちゃうから、座らずにすぐご飯を作りはじめます。ご飯作りながらちょっと掃除して。21時前にはご飯食べて。そこから30分くらいは携帯でSNSを見ます。22時ぐらいにはお風呂に入って、22時40分ぐらいまでにはすべてを終えて寝る支度もして、23時に寝る感じです。最近は仕事が変わったばかりなので、とにかく体力確保のために早めに寝ます。夕飯の買い物は、土日に近くのスーパーで1週間分の食材を買うか、子どもにお金を渡しておいて買ってもらったりしています。
土日は、11時とか13時くらいに起きることもあるし、9時に起きて掃除したりすることもあります。ごろごろしてSNS見たり、自由に過ごしてます。15時くらいになると、近くの街に出て、子どもとお茶したり、メイク道具を見たり、楽しいことをして過ごしてます。時間に余裕があれば、日曜日に1〜2時間くらい絵を描いています。
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妊娠・出産 出身は山口県です。17歳のときに子どもができて、高校2年で学校を中退しました。妊娠したことを学校に伝えたときに、休学はできないと言われて。堕ろすっていう選択肢はなかったから中退するしかないかなと。命が大事だから……とかそういうことじゃなくて、分からないけど、産まないといけない気がする、みたいな。もうちょっとで生まれるぞってときに、旦那さんの実家に住むことになって。同じ山口市内なんだけど、育ったところとは違う場所で結婚生活を始めました。
ふたつ年上の姉がいて、旦那の友だちと付き合ってたんだけど、彼が運転する車に姉が乗っていたときに事故に遭って。車検が通っていない車で事故の多い道を120kmぐらい出してスリップして、姉は亡くなってしまいました。私はお姉ちゃん子だったので、それから心を病んでしまい、色々あって3年で離婚してシングルマザーになりました。
シングルマザーとして 最初は娘と二人で実家に戻りました。そのころから摂食障害になり、それを認めたくなくて病院に行かなかったりしたから、家族と折り合いが悪くなってしまって。離婚と同時に仕事も辞めてしまったから、ひとり親の手���てを受けようと思ったんだけど、親の収入が合算されて対象外になってしまって。それで、実家を出て娘と二人で暮らそうと思いました。
はじめは母子寮とか市営住宅に入所したいと思ったんだけど、審査が通らずどうしても難しくて。田舎で学歴のない私は仕事も見つからず、少し都会の神奈川県厚木市に住むことにしました。私が21歳で、子どもが3、4歳だったかな。そこからしばらくして東京に移って今はずっとこちらに住んでいます。当時は若いからあちこち行けたけど、今はもうできないですね。
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絵を描きたい 亡くなってしまった姉が、絵を描いたり、映画を見たり、本を読んだり、小説を書いたり、文化的なことが好きだったんです。それを横で見ていた私も、子どもの頃から姉の真似をして絵を描くようになりました。いつも姉と向かい合って描いてたから、人物の絵を足から描いてたみたいで、変な描き方してたって母親から聞いてます。鏡合わせみたいな感じです。絵はずっと描いてたんだけど、高校の頃に描くのが恥ずかしくなって一旦やめてしまいました。
シングルマザーになったとき、自分で選んだことだけれど本当に大変で心身ともに疲れ果ててしまって。子育ても難しいぐらいになってしまい、沢山の人に心配をかけてしまいました。どこまで人に相談していいのか分からなかったし、若かったから世の中のこともあんまり知らないし、ずっと独りぼっちのような気持ちでした。
自分が何をできるのか分からなくて、どう生きればいいんだろうってなったときに、何かしようと思って、たまたま目の前にあった色鉛筆を手にとって絵を描いてみたんです。そしたら心が癒やされたっていうか、自分は絵を描きたいんだなって、自分がやりたいこととか、やれることが分かった気がして。絵で私的なことを語っていいのかどうか未だに分からないんだけど、そのときは少なくとも絵に救われて、それからずっと絵を描いています。
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子育てのこと 子どもが小さいと、親が一緒にいてあげなきゃいけないことがあるじゃないですか。子どもと一緒にいる時間と、会社にいる時間が合わないと、社会に適応できなくてすみませんみたいな感じで。まだまだ子育てに優しい環境ではないっていうのはすごく思ってましたね。子どもが小さい間は非正規で働いてました。なるべく早く帰れる職場でお給料を得て。すごい貧乏だったけど、とりあえず暮らすみたいな。子どものことで学校に呼び出されたりして仕事を休まなきゃいけないとなると、会社に居づらいみたいなこともすごいあるし。まだまだ課題があるけれど、この15年ぐらいで、ひとり親が子育てしやすい環境になってきてるとは思います。
一生懸命生きてきたから、いつの間にかこの年になってて。子どもが高校入るぐらいまではすごい長かったけど、高校に入ってからはすごい早かったです。子どもがちょっと不登校になったこともあって、仕事の合間に相談センターに連れていったり。大変だったんだけど、子どもがいたから自分も生きてこれた。親にしてもらえたというか、子育てがなかったら大人になれてなかったかもしれないです。喧嘩もしたりするし、自分がいい親だったっていうわけではないんだけど、振り返ると子どもがいてくれたから生きてこれたな、と思います。子どもは今、22歳になりました。
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すごく好きな場所 今日写真を撮った場所は、仕事帰りに毎日通るんだけど、見晴らしが良くて、街の明かりや月がすごく綺麗なんですよ。日中も風が気持ちよく吹くからすごく好きな場所で。晴れた日には富士山も見えて。階段を登った先の森で、うぐいすが鳴くんですけど、それが綺麗で。階段を上がりきるまでは見えないんだけど、上がりきったときに、ばーって景色が広がって、毎回すごく感動してしまうんですよ。人生でいろんなことがあったけど、今すごく頑張ってるし偉いよねって自分を励ましながら歩くんです。ほっとできる場所ですね。
職場は街なかにあるから、家の近くの駅に帰ってくると、木のさやさやさやって音がシャワーみたいに聞こえるの。ここは全然知らない場所だったんだけど、たまたま検索で引っかかって見に行ったらすごいくいい場所じゃんと思って、あまり考えることもなく即決して2年前から住んでます。空気もきれいだし、ずっとここで暮らしていきたいなと思ってます。今は逆にひとりでいるほうが楽なんですよね。もう子どもが全然手がかからないのもあるんだけど、最近は自分が死んだあとのことを考えるようになって。終活講座みたいなのを受けようかなって考えてます(笑)。
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悩みを話せない この間、「自分も一歩間違えたら子どもを虐待していたかも」みたいなツイートを見たんだけど、そういう人って意外に多くて。なんていうか、自信を持って育児をしてる人ってそんなにいないんですよ。だから表面的にはちゃんと子育てをしているように見える人に悩みを話しづらいというか。自分に負い目があるから「こんなことで悩んでるんです」って言っていいのかなって葛藤があって。
ママ友にもどこまで話していいのか分からないから、悩みは話さないですね。子どもを通じて挨拶することはあるけど、ママ友とは深い関係にならなかったです。同じ子どものママでも経済的に格差があったり、ひとり親か両親がいるかでも状況が違うから。相手も私がひとり親だと気を遣っちゃって、聞けないこともあるし。だからママ友に「なんでも言って」みたいなことを言われても「大丈夫?こ、怖い」みたいな(笑)。 自分の弱さを見せあえることができれば話しやすいと思いますけど、難しいですね。あと、ひとつでも「私にはこういうものがあるんです」って言えるものがママにも必要だなと思う。なぜかは分からないけど、社会から遮断された気持ちになって、孤独感があるので。電車で「ベビーカーを畳んで入らなきゃ」とか言われたりすることも関係あるのかもしれないですね。
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これからのこと これからやりたいことは……お皿集めかな。心に余裕が出てきたので、かわいいお皿を集めたいです。それで、もうちょっと落ち着いたら絵をがっつり描いていきたいなって思ってる。油絵が好きなので、油絵を描きたいです。絵を描き始めたときは、自分が描きたいように描いていて、それが正解なのか全然分からなくて、ずっと迷ってたんだけど、今は結構落ち着いてきたし、考える時間もあるから、作品の言語化をちゃんとしたいなと思ってます。
昔は姉と一緒に絵を描いていたけど、今は子どもと一緒に絵を描いてます。子どもがペンタブで絵を描くのが好きで。私が作業してるとひょこひょこっと部屋から出てきて、隣で絵を描いてるみたいな。もしかしたら、人と一緒に描いてるから楽しいのかもしれないですね。
東京では周囲が適当に放っといてくれるのがすごい居心地いいんですよ。やっぱりこっちのほうが自分には合ってるなと思う。大変なこともあったけど、今は幸せだなって思ってます。
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(2021年6月5日収録) ※ 野村はるさんの初個展が開催されます。ぜひお運びください。 野村はる Solo exhibition -Lemon- 会場|KOMAGOME1-14cas(東京都豊島区駒込1-14-6-東京スタデオ1F) 会期|2022年11月19日~12月1日[全日開廊] 時間|12:00 - 19:00  詳細はこちら。
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tanakaeri · 11 months
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人の温もり
愛知県知多市カウンセリング ひんやりとした朝を迎えることが多くなりましたね。 目覚めが良い方もいれば、なかなかベットから出られないなんてこともこれからは増えそうですね。 肌寒くなると、自然と人との距離感や人の温もりが恋しくなることもあります。触れる事、言葉で感じられる事、温かい食事を囲むこと、人と人を繋ぐツールは多様化しています。 「ありがとう」の言葉だけでも、心が温かくなる時代なのではないでしょうか。先日、コンビニエンスストアで会計を済ませる際に、店員さんがとても丁寧に袋に詰めて下さり、「お待たせしました」と手渡して下さいました。 私からも「ご丁寧にありがとうございます」とお伝えし店を後にしたという出来事がありました。 何気ない日常のひとコマですが、とても心が清々しくも感じ、温かさも感じられました。 日々、忙しく生活をしている私たちですが、いつ、どこで誰かに、温かさをプレ…
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kennak · 1 year
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*ブコメやコメントで文言の間違いに言及いただきありがとうございました。医療措置入院→医療保護入院です。訂正いたします。プロや詳しい方の説明もあるので困ってる方ぜひその辺りもチェックしてほしい。痴呆→認知症も修正。素人ゆえお許しをすまん。認知症などで暴言のような問題行動が発生し家族が大変な場合、普通の病院や介護施設では介護される家族の意志を尊重しないといけない為ごねると入所入院させれないけど、医療保護入院(医者の許可がないと退院できない)制度を使って負担を軽減できる。基本こっちは書かない主義なんだがお困りの様子なので私が父を精神科の保護入院まで持ってきた過程を晒す。参考にしてほしい。私の父は80代後半で要介護1がついてた(これがめちゃくちゃ効いた。すぐ介護や医療のプロに繋がれた。申請してくれてた母に大感謝)だが、母が持病の悪化きっかけに認知症の初期に入ったための介護始まり、それををきっかけに父も一人暮らしになったので介護サービスの開始検討始めたが元々元記事のお父様の様な孤独ヒキこもり老人でコミュニケーションスキル皆無の上物忘れが進んで暴言炸裂のため(それでも元記事のお父様よりはマシな状態)担当のケアマネージャさんに母の介護プランも含め相談始めた。これがまず良かった。担当のケアマネさん優秀な方で初めててで介護の右も左もわからん、もち精神科の入院まだ考えてない状態の私に今までの経緯はもちろん*早めのかかりつけ医への相談と父への説明と説得をお願いする事(精神科入院にはかかりつけ医の紹介状が必要なため、この相談実績がいる。家族の状態がマシな場合はこれだけで家族の言うことを聞く時もある。この手の暴言吐くタイプの痴呆の人は権威に弱くえらい人や医者には比較的素直)*市役所や介護施設の申請方法(役所は申請主義のためとにかく早め早めの申請が問題解決のスピードを上げる)*医療、介護は別分野なので職務責任やサービスが違うこと、できることとできないことをはっきり説明上記を的確に指示してくれたので、かなり入院までの事務申請や他病院への相談の手間や時間を省くことができた。ケアマネージャは介護サービス運用の責任者で介護のキーパーソンなので大事なお付き合いである(但しハズレのケアマネさんもいるとわ聞いたわ・・)上記のようにプロへの相談はとっても大事なのでなるべく相談先は確保*地元担当地域包括センター。市役所介護窓口、相談することで困ってる度合いを自治体にアピールしていざって時の援助をスムーズに。もち情報は市役所他部門にも共有するので相談実績積む方がいい。元記事の方地域包括センター職員さんの訪問あるっぽいのでバッチリ記録残ってると思うぞ。市独自の介護サービス教えてくれたり暴言や暴力振るう患者も運んでくれるタクシーの紹介もしてくれたぞ!*病院の医療相談員。入退院できる病院は基本ずっと患者に居てられると儲からないんで退院支援するんだけどこちらの担当がこの方々。でも病院内の介護福祉専門家なんでこちらでも相談できる。上記ケアマネージャさんと事務上の連携もいるし、退院時相談する事になるんで先にこちらも声がけしといた方がいい。*もち家族を担当してくれたお医者さんや看護師さんには医療内容を報連相。てな感じでガリガリプロを巻き込む。手間も時間もかかるけど結果ある程度の解決まではスピードアップできる。(但しこちらも当たり外れがあるといるとわ聞いたわ・・)こんな感じで介護医療は登場するプレイヤーが多いので*家族が今まで起こした暴言や困った行動などの経過をなるべく日付つきで記録しておく。メモでもいいと思うけど私はGoogleドキュメントにまとめてメール使える医療機関さんには共有URL教えたり、共有URLをQRコードにしたり、コピペでメールに貼ったり、FAXしかない病院でも印刷してコンビニから送ったりしてなるべく家族の訴えをスムーズにした。口頭だけだとここでも時間取られて大変。*介護申請してもサービス受けるの難しそう(介護申請して要支援1〜2、要介護1〜5認定降りるとサービス受けれることになる)なら元記事の方のお父様素人目には認知症っぽいので精神科の「物忘れ外来」って名前で地元の病院探して(地域包括センターでも紹介してくれる可能性あり)受診。認知症の診断できるの精神科なので、こっち先に受診してもいいと思う。元記事のお父様酒多いのでアル中の依存症で診断出る可能性もあり。うちの場合は医者にはまだ行く人だったけど精神科は嫌がる可能性あったんで「前の病院で診断書でた」と言ってそれ以外何も説明しないで精神科連れてった。バレないよ、どうせ認知機能落ちてるもん。こんな感じで先にケアマネさんから紹介いただいた精神科に事前面会して、かかりつけ医&他の病院の紹介状添え医療保護入院となりました。入院したら早めに*看取り(ぶっちゃけ死ぬまで)病院で面倒見ていただけるか?できないならそれに対応できる病院を紹介してほしいと病院の相談員さんには伝えた方がいいと思う。まあ上記の様な経過で私の場合は一旦落ち着く状態には持って行けた。プレイヤー多いしいっぱい申請あるけど、ここまで持って行けたらだいぶ負担減るので元記事の方の参考になったら幸いです。なお*暴言暴力家族が精神科のお医者様や看護師さんなどスタッフの方々に迷惑かけるんじゃないかと心配されると思います。私もしたんでスタッフの皆様に頭下げました。経過報告いただいたがちゃんと投薬調整していただいて大人しくしてる様です。それきいた私&旦那&息子's「プロすッゲーー!まじスッゲーー!!」*「暴言暴力行うとはいえ家族の世話できないなんて」って悩むとても良い性格の方もいると思う。優しいなえらい!でも下手に素人が介入してっ事態ややこしくするよりプロに適切な介入してもらった方が暴言暴力家族本人のQOLも上がると思う。現場からは以上です。皆様の参考になれば幸いです。 ここより追記 -----------------------結構ブコメ&コメントついてて同じような立場の人が多いなとは思った。「姥捨山」と言われる件については私個人としては「はいそうです」と答えます。父の暴言については親子関係がガッタガタになる程度の言葉は吐かれたので、ぶっちゃけ父のQOLがあがろうが下がろうがどーでもいいと言うのが正直な話。何より父の暴言から家族を守りたかったので。ただ世の中私の様な薄情もんばかりではなく親御さんの介護問題について悩むめっちゃ良いお子さん方がいっぱいいると思うので、そうゆう人には「暴言暴力家族本人のQOLも上がる」と言いたい。実際問題私の父は認知機能落ちて飲まなければいけない薬の管理はできてなかったし、当然昔の人なんで家事一切できない、実家は荒れ放題で不衛生この上なく娘の私、介護のプロの介入も一切受け付けなかったので法的に申請できる私が対応した次第。あと、医療保護入院利用して思ったのがちゃんと医師の紹介状や病院の相談員の介入がないと難しい仕組みになってること。上記の記事に登場する専門家みなさん介護福祉士、医師、社会福祉士、精神保健福祉士など皆さん見事に国家資格持ちの方々で、こちらの皆様は法律に則った運用しないと法律違反なっちゃう立場と思うので、患者の家族が患者の人権無視した行動したらそれなりの対応は取られると思いますよ。そこで患者の人権守るための仕組みを担保されてるのではないかな?とは思いました。あとプロや詳しい方コメントで解説や補足ありがとうございます。助かります。さらに追記 -----------------------あともう少し補足*介護保険被保険者証と後期高齢や国民保険証は必ずチェック医療介護受ける際この書類は必ずいるので必ず実家から探して念の為写真撮ってクラウド上げてスマホで持ち歩くと各種申請や書類作成時便利。とにかくプレイヤーが多いのでケアマネさんや相談員の方の名刺や名札も失礼のない範囲で写真撮影してスマホ入れとくと連絡とりやすい。*お金について私と夫はフルタイムで働いてるのでまだ費用面についてはマシな方なんでこの辺りは調査甘いけど、病院も取りっぱぐれたくないのでパンフレットにたいてい治療費の相談窓口を掲載して各種医療費の補助相談乗ってくれる。介護もケアマネに相談できるんで諦める前にやっぱりまずプロに相談だ。この記事は私が親の介護医療に関わって役たつなってことを紹介する目的なんで、父と人間関係上何起こったかを詳しく書く気はない。読んでいただいた方もそこは読みたくないと思うし、胸糞悪いよ。ただ母に関してはプロに頼りつつ腹括って介護する気ではいる。同じ認知症でも今までの生き様含め周りの対応に差は出るとは思うよ。独身でも周りに信頼されてる人も入れば元増田の親御さんみたいに認知症発症前から家族からの信頼0の人もいるし死に様はそれまでの生き様でるわ。
介護家族を簡単に退院できない精神病院入院にまで持ってく方法 *ブコメや..
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xf-2 · 3 years
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旭川14歳少女イジメ凍死事件がついに国会審議の俎上に載せられた。4月26日、萩生田光一文科大臣は音喜多駿参議院議員の質問にこう答えた。
「本事案については、文科省として4月23日に旭川市教育委員会及び北海道教育委員会に対し、事実関係等の確認を行い、遺族に寄り添った対応を行うことなど指導、助言を行った」
爽彩さんが亡くなった公園に置かれた献花 ©️文藝春秋 爽彩さんが亡くなった公園に置かれた献花 ©️文藝春秋 この記事の画像(43枚) 萩生田大臣は「事案が進まなければ政務三役が現場に入る」  今年3月、旭川で当時14歳の廣瀬爽彩(さあや)さんが凍死して見つかった事件の背景に凄惨なイジメがあったことについて、「文春オンライン」では4月15日からこれまで9本の記事を掲載し、詳報を続けてきた。爽彩さんが通っていたY中学校では、これまで「イジメはなかった」としていたが、報道を受けて22日には旭川市がイジメの再調査に乗り出すことを公表。だが、冒頭の発言の後、萩生田大臣はさらに、
「文科省としても必要な指導、助言を行っていくことが重要であると考えており、今後なかなか事案が進まないということであれば、文科省の職員を現地に派遣する。或いは私を含めた政務三役が現場に入って直接お話する。ただ、一義的には少し時間がかかり過ぎじゃないかと」
 と述べ、旭川市の対応に釘をさした。旭川市の再調査の発表を踏まえたうえで、その調査に迅速な対応がとられない場合は、本省の職員あるいは政務三役を直接現地に派遣する可能性に言及したわけだが、これは「イジメ対応としては、かなり踏み込んだ発言」(全国紙政治部デスク)と見られている。
4月26日に開かれたY中学校の臨時保護者説明会  しかし、その一方で、渦中の旭川市の教育現場では、いまだに煮え切らない対応が続いている。取材班は4月26日、萩生田大臣の答弁が行われた同日の夜に臨時に開催されたY中学校の保護者説明会の様子を取材。保護者説明会では、学校側は相変わらずの隠ぺい体質を貫き、イジメの実態については何も明らかにしなかった。保護者達は反発し、怒号が飛び交う「大荒れ」の展開となった――。
Y中学校、臨時の保護者説明会の告知 Y中学校、臨時の保護者説明会の告知 ※本記事では廣瀬爽彩さんの母親の許可を得た上で、爽彩さんの実名と写真を掲載しています。この件について、母親は「爽彩が14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい。爽彩は簡単に死を選んだわけではありません。名前と写真を出すことで、爽彩がイジメと懸命に闘った現実を多くの人たちに知ってほしい」との強い意向をお持ちでした。編集部も、爽彩さんが受けた卑劣なイジメの実態を可能な限り事実に忠実なかたちで伝えるべきだと考え、実名と写真の掲載を決断しました。
「文春オンラインの報道が出てから学校には問い合わせの電話が殺到。取材活動も過熱し、地元メディアがY中学校の生徒に直接コンタクト��ようと声がけをするなど保護者から不安の声が上がっていました。学校側が自主的に説明の場を設けたというより、開かざるを得なかったというのが本当のところです」(Y中学校関係者)
平日夜にもかかわらず保護者100名が詰めかけた
 19時から校内の体育館で行われた保護者会では厳戒態勢が敷かれた。体育館の入口では教員らが在校生名簿と保護者の名前を照合し、部外者を完全にシャットアウト。不測の事態に備えて、パトカー数台が警戒に当たるなど、学校周辺には異様な雰囲気が漂っていた。
 平日の夜にも拘わらず、体育館には100名ほどの保護者が詰めかけた。取材班は出席した複数の保護者から現場の様子を聞き取った。
 パイプ椅子に座った保護者の前に校長と教頭が立ち、体育館の横の壁に沿ってPTA会長、教育委員会のカウンセラー、爽彩さんの当時の担任教師を含めた各学年の教員20名ほどが直立不動の姿勢で並んでいたという。
当時別の中学校在籍だった校長が、何度も頭を下げて説明
 19時、開始の時刻を過ぎると、重々しい空気の中、校長がまずマイクを取った後、深々と頭を下げ、爽彩さんに向けたお悔やみの言葉を口にした。なお、この校長は昨年4月にY中学校に赴任したばかり。爽彩さんがイジメを受けた2019年は市内の別の中学校に在籍していた。校長はこう述べた。
「本校の対応に対するご意見やご指摘が続いており、生徒や保護者の皆様にはご不安な思いやご心配をおかけしております。そのような中、生徒の不安解消や、安心安全を確保するために、その一助になることを願い、本会を開催させていただきました」
 校長は何度も頭を下げ、今後の措置として、在校生の心のケアのために個別面談を実施することや教育委員会からスクールカウンセラーを招聘することなどを説明したという。
対応していた教頭、当時の担任教師は同様の言葉を述べるのみ
 続いて、6月に起きたウッペツ川飛び込み事件(#3参照)の後から、爽彩さんの家族への対応窓口となった教頭と、当時の担任教師が、揃って同様の言葉を述べた。
「本校に在籍していた生徒が亡くなったことに関しまして、心から残念であり、言葉になりません。ご冥福をお祈り申し上げます。また、ご遺族の方にはお悔やみを申し上げます。本校生徒の保護者の皆さんにご心配、ご不安な思いをさせておりますことに、お詫び申し上げます。報道に関する部分につきましては、今後予定させていただいている第三者委員会において、誠心誠意対応させていただきます。今、私ができることですが、保護者の皆様にできることに一生懸命努力していきたいと考えています。よろしくお願いいたします」
質疑応答で担任教師は下を向くだけ
 その後、20分ほどで学校側の説明は終わり、次に保護者による質疑応答の時間となった。最初にマイクを持ったのは同校に3年生の子供を通わせている母親だった。この子供のクラス担任を今務めているのは、爽彩さんの母親がイジメの相談をしてもまともに取り合わなかった当時の担任教師である。質問した母親はまず「亡くなった子の担任だった先生に何を子供は相談するのか? 担任を代えてください」と訴え、涙で声を震わせながらこう続けた。
「担任の先生が(爽彩さんの母親からイジメの)相談を受けたときに『今日わたしデートですから、明日にしてもらえませんか』って言ったというのが報道で出ていますよね。小耳に挟んだ話ですけど、先生がお友達にLINEで『今日親から相談されたけど彼氏とデートだから断った』って送ったっていう話をちらっと聞いたんですよ。本当に腹が立ちました。そういうことも言ったかどうか全部はっきりして欲しいです」
 当時の担任教師は前に立っていた同僚の後ろに隠れるようにして、下を向くだけで、一言も答えない。代わりに校長が「いまの質問にここで即答はできない。申し訳ございません。検討します」と答えた。
「報道されている言葉が本当であれば、ふざけんなって思います」
 爽彩さんが加害生徒から受けた凄惨なイジメの実態を報じた文春オンラインの記事について、その真偽を問う質問も集中した。
「報道されていることは事実なんですか? 過剰なんでしょうか? 子供に『お母さん私どうしたらいいの?』と言われて正直悩みました。先生方は命の大切さとおっしゃっていましたが、言葉の重みというものも子供達に伝えて欲しいです。報道されている先生が発した言葉が本当であれば、ふざけんなって思います。今回報道されなかったら誰も何もしなかったのか」(在校生の母親)
 校長はこう答えた。
「言葉の重みというものにつきましては、本当に重く受け止めて参りたいと思っております。今回の報道に関わる部分ですけれども、当時の学校の対応に関わる部分の中で、食い違っている部分もあります。その部分も含めてこの後の第三者による調査の中でしっかりと検証されていくと思っております」
学校側はイジメについて子供たちに「話はしていない」
 爽彩さんが受けたイジメの事実について、これまでY中学校は保護者、在校生らに詳しい説明をしてこなかった。ネットで事件を知った子供から事件について聞かされた保護者たちは混乱していた。質疑応答は白熱していった。
「今回の件について、生徒たちには学校からどのように説明しているのでしょうか。子供に質問された時に私たち親はなんて答えればいいんでしょうか、教えてください!」(在校生の母親)
「今回の件につきましては、先ほども申し上げましたように、今後第三者による調査によりまして学校の対応を含めて色々な面が明らかになったら、今後学校としてどういうふうにして受け止めて、指導にいかしていかなければならない。そのことをしっかりと受け止めて参りたいと思っております」(校長)
「スマホ、タブレット、パソコンでどんどん情報が入ってきて、子供たちは私が教えなくてもネットを見て知っていくという状態です。学校側は今日この説明会があるまで子供たちに対して何の説明をして、どういう対応をしたんですか?」(3年生の母親)
「この事案に関わるお話は公表できない事になっておりますので、お話はしておりません。学校が行っている対応は警察と連携しながら登下校の時に巡回をしていただくとかですね、安全安心に関わる部分の対応を行ってきているところであります」(校長)
「Y中学校を爆破する」と脅迫電話が…
 実はこの日の朝、何者かが市役所に「Y中学校を爆破する」と脅迫電話をかけてきたという。そのため、市は警察と相談し、この日は学校周辺をパトカー数台が一日中警戒に当たるなど、終日緊張感に包まれていた。保護者からはこの点についても不安の声が出た。
「今日、爆破予告が入っていたというのは本当ですか?」(1年生の母親)
「今お話にありました爆破予告と言いますか、そういうような愉快犯は市役所の方にそういう情報が入っていたということは聞いております」(校長)
「私は不安を抱えたまま子供を送り出しましたし、学校に行った子供も不安だったと思います。そういう(爆破予告の)事実があったら、まず(爆弾が校内にないか)確認して大丈夫なのか、少し登校時間をずらすとかできないのか、せっかくメールを登録しているのでご連絡いただきたいです」(1年生の母親)
「わかりました。警察、教育委員会と連携してですね、施設も一度全部点検していただいて、安心だということでこのまま対応させていただいております」(校長)
学校側の煮え切らない態度に、飛び交う怒号
 いつしか会場には怒号が飛び交うようになっていたという。学校側の煮え切らない態度に怒り、途中退席する保護者も大勢出るなど、保護者会は大荒れとなった。保護者の非難の矛先はイジメ問題の当事者でありながら、今回の保護者会には姿を現さなかった前校長や当時対応にあたった現教頭に向けられた。
「2年前にいた校長先生は、今日この場にいらしてないんですか? なぜですか?」(1年生の母親)
「来ておりません。お気持ちはよくわかるんですけども、いま本校の職員でないので、そのような状況にはならなかったです。大変申し訳ございません」(校長)
「最初に、報道に対しての説明をするという話で開始しましたよね。SNSでの誹謗中傷、(子供は)当然みんなSNSや報道も見ている。文春オンラインの記事の内容を見て僕は涙が出た。この学校に子供を通わす親として、本当に大丈夫なのかと。それに事件に関して何の説明もない。『第三者委員会』を繰り返して、あのおぞましい行為をイジメじゃなかったと判断している学校。この中途半端な説明会でどれだけみんなが納得すると思いますか。そしてやるからにはきちんと記者会見して、イジメはなかったと言えるくらい胸張っていてくださいよ。教頭先生、生徒のスマホ画面をカメラで撮ったそうじゃないですか。これも第三者委員会じゃなくては分からないことなんでしょうか」(在校生の父親)
教頭は「私自身は法に反することはしていない」と主張
「……」(教頭)
「今あったお話にこの場でお答えできないことが本当に心苦しいですけども、私どももお話できない状況になっておりますので本当に申し訳ございません」(校長)
「教頭先生にお話はしていただけないのでしょうか?」(在校生の母親)
 すると、教頭はこう答えた。
「私の方からお話できることは、第三者委員会の調査の中では、私の知っていることは全て誠実にお伝えさせていただきたいと思っております。1つだけ今回の報道等に関することは、個別の案件に関わることですのでお答えすることができませんが、私自身は法に反することはしていないということはお伝えさせていただきたいと思います。このあと捜査を受けることになるか分かりませんけども、しっかりと対応していきたいと思っております。現段階では私のお話は以上です」(教頭)
教頭、担任教師は一度も頭を下げることはなかった
 1時間30分に渡って行われた保護者会は20時30分に終了。20名を超える保護者から学校側に厳しい意見が突き付けられたが、学校は「第三者委員会の調査」を理由にほとんどの回答を拒否。保護者からは「何のための保護者会だったのか」「まったく意味がなかった」などの声が洩れたという。
 事件当時を知らない校長は何度も陳謝し、保護者に頭を下げたが、爽彩さんや母親が必死に助けを求めた教頭、担任教師は一度も頭を下げることはなかったという。
 爽彩さんの遺族は、文春オンラインの取材に対して以下のコメントを寄せた。
「事前に連絡はなく、説明会のことは知りませんでした。どんな説明会だったのかはわかりませんが、ほかの関係のない子供たちが巻き込まれてしまっているのは、とても辛いです。学校に対しては、イジメと向き合って、第三者委員会の調査に誠実に向き合っていただきたいです」
 保護者会の翌日の4月27日、旭川市教育委員会は定例会議で「女子生徒がイジメにより重大な被害を受けた疑いがある」と、いじめ防止対策推進法上の「重大事態」に認定。5月にも第三者委員会による本格的な調査を始めると発表した。Y中学校の誠実な対応が求められるだろう。
 4月30日(金)21時~の「文春オンラインTV」では担当記者が本件について詳しく解説、Y中学校でおこなわれた保護者会の音声の一部も公開する。
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TYO第5期リモート卒団式
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、第5期の公演は中止となりました。 中止決定の連絡を受け、涙を流した団員もいたと聞いております。
そして公演だけではなく、毎年の演奏会終了後に行われる「卒団生セレモニー」もまた、団員達や事務局スタッフにとって大切な時間となっていました。
団員達が集まれない状況ではありますが、 今期を締め括り、卒団生を見送る機会を何とかをつくりたいと考え、 福島公演をやるはずだった3月29日に、ビデオ会議ツールを利用した「リモート卒団式」を行いました。
このレポートでは、式次第に沿って卒団式の様子をお伝えしたいと思います。
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東北ユースオーケストラ第5期卒団式 式次第
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1.開式の辞
TYO東京事務局の田中宏和事務局長が卒団式の司会を務めました。
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2.第5期卒団員紹介
大学を卒業し、4月から社会人になる5名の卒団生の紹介がありました。
阿部秀捷(チェロ) 磯貝雛子(ホルン) 大波さくら(トロンボーン) 狩野諒也(ホルン) 筒井温之(トロンボーン)
の5名が卒団となります。
3.押木正人代表理事式辞
一般社団法人東北ユースオーケストラ 押木正人代表取締役社長に式辞を頂きまし��。
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「東北ユースオーケストラ第5期107名の皆さん、1年間活動大変お疲れ様でした。 2011年の3月に発生した東日本大震災の復興のために立ち上がった東北ユースオーケストラの活動が 今回は、コロナウイルスという目に見えない脅威にさらされて、 ここまで練習をしてきた成果である3つのコンサートができなくなってしまったこと、本当に残念に思っています。
在団の皆さん、今日は本当に笑顔で出てきて頂いていますけれど、 どんな思いで今日を迎えていらっしゃるのかと思うと、堪えられない気持ちです。 これまで東日本大震災を乗り越えてきた皆さんですので、 この1年間努力したことがこんな形で終わる悔しさを是非バネにして頂き、 明日に向かう力に変えていって頂きたいと思っています。
小学校4年生~大学生まで、12歳のひらきがあるメンバー、 小学生、中学生、高校生、大学生が一緒に活動する経験は、通常の学校生活では経験できないことだと思います。 ユースオケという集団活動で、小学生の人が20代の大学生が学ぶことはもちろんのこと、大学生も、小学生を生活や演奏面でサポートすることで、学ぶことも多くあったかと思います。 毎月の練習、また夏合宿を通じて、幅広い年齢層の皆さんが1つになれたことは各個人にとって、生涯忘れることのできない経験になると確信しています。
今年は皆さんの若々しい力の満ちた演奏を、東京・福島の大ホールで聴いてはもらえませんでしたが、
理事になって頂いております岩手日報社、河北新報社、福島民報社、各社の新聞に多数の記事を掲載頂き、 また熊本ユースシンフォニーオーケストラとの共演は、NHK BSでの特集で取り上げられ、 他、婦人画報等の雑誌など、マスコミにも多く取り上げられたことで、 皆さんが今年も元気に活動されていることは、被災地の皆様にも伝わったのではと思います。 日本や世界で、東日本大震災をいつまでも記憶に留め風化させない役割と 将来を担う若い世代が音楽を通じて創造性を発揮し世界に発信するという、 ���北ユースオーケストラの目的は十分に果たせたのではないかと思います。
また今年は、日本青少年文化センター様から、青少年の文化の発展に貢献した人や団体を表彰する、 59年も続いている歴史ある「久留島武彦賞」を頂きました。 震災直後から立ち上げた「子どもの音楽再生基金」をスタートに、 今日まで長きにわたり復興支援に努めてきた坂本龍一さん、栁澤寿男さん、事務局・関係者の皆様、 活動を支えて頂いたスポンサーの皆様の貢献、団員を陰でサポート頂きました保護者の皆様、卒業した団員も含め、多くの方の活動が世間に認められたことと大変うれしく思っています。
今日で卒業される5人の皆さん、長い間お疲れ様でした。 これで東北ユースオーケストラの活動からは離れますが、私からのお願いは、 音楽を通じた人と結びつくことの意義、大切さを忘れず、 楽器演奏を今後も是非続けていって欲しいと思います。 また、6期も続ける皆さんは、今年度練習した曲にさらに磨きをかけて2021年に演奏できるように新年度も継続して練習していきましょう。
本日の卒団式で、皆さんで今回の活動を振り返って、親睦を深められたらと思っております。1年間の活動本当にお疲れ様でした。」
4.坂本龍一代表・監督祝辞
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「今日のこの時間、福島公演をしているはずでしたよね。本当に残念です。 早くこの活動を再開できる日が来れば良いと思っています。」
「卒業する5名の皆さん、おめでとうございます。 これまで貴重な経験をしたと思うので、是非ここで得た経験をこれからの長い人生に生かしてほしい。そして、音楽をずっと忘れないで生きていって欲しいです。」
「第九はもちろん、5年かかってやっとできた僕の新曲を皆が演奏しているのを聴けなかったこともとても残念です。 来年は実現できるようにしたいと思っていますので、卒業する5人も聴きに来てほしい。時間が合えば是非一緒に参加してください。」
「将来世界史的な事件になるであろう、今のこの時間を 皆さんが生きていることは本当に特別なことだと思うので、無駄に過ごしてほしくない。どうやって生きるべきか考えて過ごして欲しいと思います。」
5.祝辞(指揮者:栁澤寿男)
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「第5期東北ユースオーケストラ卒団生の皆さん、卒団おめでとうございます。 直接皆さんにお会いできないことを本当にさみしく思っています。 我々の原点である東日本大震災に続いて、 これもまた我々の世代が体験する人類上危機の最大級のものかと思っています。
東北ユースオーケストラで何度もお伝えしたように オーケストラは共同作業です。1人1人が責任を果たさないと成立しません。 世代を超えて培った東北ユースオーケストラの活動が、皆さんが社会に出たときに少しでも役に立つことを願っています。 会社や組織で見知らぬ人たちと、世代を超えて協調していくことはとても大変だと思います。 私自身も国内・海外で、その場に協調していくことに苦労し、悩みぬいた時期もありました。 そんな時は音楽を聴いてみてください。心穏やかに、冷静さを取り戻してみてください。 それから、東北ユースオーケストラのメンバーや、大人たちにも是非相談してみてください。 我々はいつでも東北ユースオーケストラにいます。 いつか皆さんと会える日を、そして一緒にハーモニーを奏でられる日があることを楽しみにしています。」
6.関係各社様からのメッセージ紹介
関係各社の皆様から頂いたメッセージを、田中宏和事務局長が代読しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■デジタルガレージさま
凹んだボールは元に戻る。 怪我をした傷はいずれ癒える。 震災を乗り越え生まれた、東北ユースオーケストラは 若くしなやかな感性と、美しい音楽の力が、 心の復興に大きな力を与えてくれることを 私たちに教えてくれました。 これからもますます、東北を、日本を、世界を 元気にしていって欲しい。
デジタルガレージは、 東北ユールオーケストラを応援しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■JA共済連全国本部さま
こ��たびは、ご卒団誠におめでとうございます。 東日本大震災から9年、復興はまだ道半ばではありますが、 これまで皆さんが東北ユースオーケストラの活動を通して見せてくれたひたむきな姿に、 心励まされた方がたくさんいると思います。 「助け合い」は、誰かの手が差し伸べられるのを待つだけでは実現されません。 皆さんが東北ユースオーケストラの活動を通して得たすべての経験が、 次なる世界でも大いに発揮されるとともに、「誰かを想う」気持ちの輪が広がっていくことを私たちJA共済も願っています。 そして何より、ご卒団される皆さんのこれからの人生が輝かしいものとなることを心よりお祈りしております。
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■JA共済連福島さま
東北ユースオーケストラ団員の皆さま、ご卒団誠におめでとうございます。 今般、演奏会が中止となり、皆さま方は大変悔しい思いをしていることと存じますし、心中察するに余りあります。
しかしながら、この一年間、団員の皆さんは、この活動を通して多くのことを学び、そして成長したことと存じます。いつか、皆さんの音楽表現を通じて、東北の人々に思いを届ける機会があることを、関係者としましても望むところです。 どうか、気を落とすことなく、そして、負けることなく、それぞれの道をお進みいただくことを切に願っております。 今後の、皆さま方のご健勝を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
JA共済連福島 本部長 服部道夫
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■福島トヨペットさま
卒団される皆様の長年の音楽 活動に心から敬意を表します。 この貴重な体験を、今後の人生に おおいに役立ててくださいますよう、 心から祈念申し上げます。 団員の皆様、来春の福島公演を 心待ちにしております。 福島トヨペット株式会社 代表取締役社長 佐藤修朗
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■福島民報社さま
卒団される皆様のこれまでのご苦労に 心からの敬意を表します。お疲れさまでした。 今回の公演中止で、団員の皆様は誠につらい思いをされたことでしょう。 しかし、皆さんならこの試練を受け止め、 音楽活動への思いを新たにされたことと思います。 坂本監督、栁澤さんのアドバイスのもと、 いっそう飛躍されますよう祈念いたします。 来春の公演はぜひぜひ、成功させましょう。 福島民報社は全面的に応援させていただきます。
福島民報社代表取締役社長 高橋雅行 東北ユースオーケストラ理事兼福島民報社 取締役郡山本社代表 荒木英幸
7.送辞(第5期キャプテン)田嶋詩織
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「卒団される皆様、卒団、そしてご卒業おめでとうございます。 今回卒団式がこのような形になり、直接お祝い出来悲しく思います。
皆さんと活動した時間はとても楽しく、また刺激的であり毎回の練習が待ち遠しく感じていました。 今回取り組んだ第九でも1年前から坂本監督が被災地を繋ぐ演奏会の開催を大きく掲げ、実現できるのかという不安を感じた事もありました。しかし5期の活動が始まりメキメキと成長し今までには無いくらいの速さで完成が見えました。 また東北ユースオーケストラの特色でもある世代の広さを越え、交流を深める姿を目の当たりにし東北ユースオーケストラのあるべき姿を強く実感しました。
このように東北ユースオーケストラが成長できたのも皆さんが今までの経験を生かし年長者として見守り、支えてくださったからこその成長です。 私たちも皆さんの姿を忘れず、今後の東北ユースオーケストラの活動が充実したものになるよう努力して参ります。
本番は中止になってしまいましたが、皆さんと一つの目標にむかって頑張った事や、全員で楽しく活動できたという事実は決して無くならないと思います。 また皆さんと共に、5期のメンバーでの演奏が実現できる事を心待ちにしております。 最後になりますが卒団される皆様のこれからのご活躍を団員一同お祈り申し上げます。
第5期キャプテン・田嶋詩織」
8.答辞(第3・4期キャプテン)磯貝雛子
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「本日は事務局の皆様をはじめ、多くの団員の皆さん、OBOGの皆さん、押木代表理事、柳沢さん、そして、坂本龍一監督のご臨席の元、この様な卒団式を催して頂いたことに、卒団生一同、心より御礼申し上げます。また、キャプテンの田嶋詩織ちゃんの送辞のお言葉を賜りましたことに、重ねて御礼申し上げます。 
この数年間、東北ユースオーケストラでの時間は瞬く間に過ぎて行きました。入団したばかりの頃はみんなに馴染んでいけるか不安で、練習に行く前日は不安になる時もありました。しかし、卒団されていった先輩方や団員の皆さんが暖かく接して下さったので、いつの間にか練習に行く事が楽しみになっていました。
東北ユースオーケストラの活動の中で特に印象に残っているのは、有志演奏会です。地元の会津若松市以外の、写真やテレビでしか見た事がなかった被災地の様子を見て、東北の今を知る事ができました。悲しい事があったにも関わらず前を見て進んでいく方々を見て、私も日常があるという事に感謝して日々を過ごしたいと強く思いました。
時には、音楽性のすれ違いで衝突し合う事もありましたね。でもそれは、今思えば音楽に対して全力でぶつかっていたからなのだと思います。皆さんの熱い思いと柳澤さんのご指導があったから今までの演奏会はエネルギーに溢れ人の心を動かしていたのだと感じます。
そして、私はこの東北ユースオーケストラで得た宝物があります。それは友達です。私達は東北ユースオーケストラがなければ恐らく出会う事はなかったでしょう。毎月の練習、温泉合宿や直前合宿、東京公演、地方公演は一生忘れられません。多くの方から差し入れを頂き、みんなでタピオカを飲みながらお菓子を食べましたね。坂本龍一監督を囲み、みんなでBBQをした事は本当に大切な思い出です。
今年はコロナウィルスによって残念ながら本番がなくなってしまい、悔しい涙を流しました。来年はこの事態が収まり、演奏会ができて欲しいと祈っております。その時はぜひお手伝いに行かせてくださいね。
在団する皆さん、今まで私たちを支えてくださり本当にありがとうございました。皆さんと過ごした日々はかけがえのない思い出となっています。いつまでもこのオーケストラで音楽が出来るような気がしてしまいますが、卒団はあっという間です。毎回の練習を大切に日々過ごして下さい。あと、音楽に没頭しすぎると、勉強が疎かになってしまう人もいるようです。単位と相談しながら音楽に励んで下さい。
最後になりましたが、私達をサポートしてくださった押木代表理事を始めとする関係者の皆様、OBOGの皆さん、指揮の柳澤寿男さん、事務局の皆様、坂本龍一監督に卒団生を代表しまして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 これから私達はそれぞれの進路に向かって一歩一歩自分の足で歩いていきます。もしこの先大きな壁にぶつかったとしてもこの東北ユースオーケストラで得た多くの思い出、学び、誇りを人生の糧とし力強くいきていきます。本当にありがとうございました。東北ユースオーケストラの益々の発展を心より祈念して答辞と致します。
令和2年 3月29日 磯貝 雛子」
9.閉会の辞
田中宏和事務局長から閉会の辞があり、卒団式が終了。
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そしてそのまま、リモート卒団式の後は、リモート懇親会を行いました。
ここからは卒団生以外の団員もビデオをONにして参加です。
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懇親会の中では、坂本監督から団員達へ、今の時期にふれてほしい本や映画の推薦リストが共有されました。
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坂本龍一代表・監督推薦。
今だから味わいたい、本と映画。
<本> 工藤進「日本語はどこから生まれたか」 福岡伸一「新版 動的平衡」 ロヴェッリ「時間は存在しない」 マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン(斎藤幸平・編)「資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐」 斎藤成也「日本人の起源」 エンデ「モモ」 カーソン「沈黙の春」 手塚治虫「火の鳥」 リルケ「ドゥイノの悲歌」 島泰三「はだかの起源」 カミュ「異邦人」 カフカ「審判」 <映画> 小津安二郎「東京物語」 フェリーニ「道」 黒澤明「デルスウザーラ」 タルコフスキー「ストーカー」 https://www.youtube.com/watch?v=TGRDYpCmMcM 侯孝賢「非情城市」 宮崎駿「風の谷のナウシカ」
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家の中にいる今のうちにたくさんインプットをして音楽の肥やしにしてほしいと思います。
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そして、画面越しの5本締めでリモート懇親会が終了しました。
この状況が落ち着き、また東北ユースオーケストラ皆で集える時を待ちたいと思います。
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tmkryarchive · 4 years
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2013/04/15 CINRA.com「"現代"に対する最高に真摯な眼差しと音楽、そして優しさ」環ROY インタビュー
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インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作
環ROYの新作『ラッキー』は、間違いなくこれまでの彼の作品の中でベストだと言い切れる、素晴らしい作品である。震災・原発事故以降の社会状況を背景としつつも、それを重々しく鳴らすのではなく、あくまで軽やかに、前向きなフィーリングで鳴らしているのがまずいいし、日常生活を視点の軸に置き、それを普遍的な表現にまで昇華させたリリックもお見事。なおかつ、彼が言い続けてきた「日本のヒップホップの枠を押し広げたい」という野心もまったく軽んじられることなく、これまで以上に冒険心に富んだ作品にもなっている。ヒップホップに対する愛情と、それゆえの苛立ちをストレートに表明した『BREAK BOY』からは3年。30歳を過ぎた環ROYは、表現者としての深みを急速に身につけつつある。
さて、以下のインタビューを読んでもらえばわかる通り、ここでは『ラッキー』の具体的な内容についての会話はほとんど交わされていない。環ROYは「聴き手に解釈をゆだねること」の重要性を強く認識していて、それゆえに非常に注意深い。質問に答える際は常に言葉を選び、断定的な言い回しは避け、まるで他人事であるかのように「◯○っていうことだと思いますよ」というような言い方をする。インタビュー相手としては非常に厄介なタイプではあるが、それは自分の言葉に責任を持とうとすることの裏返しでもあり、こういう相手との対話はとても面白い(その分、緊張感もあるんだけど)。このインタビューも、読む人によって様々な解釈をしてもらえれば本望だ。
「日常が途切れる」っていう解釈はあんまりしてなくて、震災も日常の一部だって解釈するためのスケールで見るようにしようと思って。
— アルバム、すっごくよかったです。
環ROY:ホント? ありがとう。そっか……よかった(笑)。よくわかってないですからね、本人は。
— 今回は結構手応えあるんじゃないかなって思ってたんですけど。
環ROY:いつもよくわかってない(笑)。毎回出た後に「よかったです」って言われて、「そう思っていいんだな」みたいな感じです。
— 今回の作品の背景には、もちろん震災以降の社会状況があると思うんですね。ROYさんは仙台市のご出身ですし、音楽活動に対する意識の変化もあったのではないかと思うのですが、いかがですか?
環ROY:簡単に言うと、「これを仕事に選んだ」っていうのを自覚しなきゃって感じですね。「仕事」っていうのはエコノミーな意味じゃなくて、学校のクラスでいう掃除係とか飼育係とか、全員で分担して担う仕事があるじゃないですか? そういう解釈での「ラッパー」、大きく言うと「音楽を作る係」っていう仕事を選んで今ここにいるから、覚悟決めてやらなきゃ!��てのが、取り急ぎのというか、暫定の帰結点みたいなところですね。
— 前作『あっちとこっち』から「日常」っていうのが視点の軸になっていて、それは本作もそうだと思うんですね。ただ、震災によって「日常が途切れることがある」っていうのを実感したことによって、「日常」っていうテーマがより明確化したんじゃないかと思ったのですが。
環ROY:「日常が途切れる」っていう解釈はあんまりしてなくて、震災も日常の一部だって解釈するためのスケールで見るようにしようと思って。100年単位だったら戦争もしてたし、自然災害も数十年おきに起きてたりするでしょ? だから、なるべく今回のことも日常の連続性の中でどう解釈するかっていうスケールまで持って行くように努力してたんです。これからも続いてくんで、そういう視点で回収していく必要があるというか。
— なるほど、今回の作品の中で時間の流れを描いた曲が多いのは、そういう大きな視点が背景としてあったんですね。じゃあ、作品に向かう立脚点は以前より明確だったと言えるんじゃないですか? 『あっちとこっち』のワーキングタイトルは『ゆくえの行方』っていうかなり禅問答的なタイトルだったそうですが、今回の『ラッキー』っていうタイトルは、すごくクリアなタイトルですし。
環ROY:前作を『ゆくえの行方』にしなくてよかったとは思いますけど、今回の『ラッキー』の前にも禅問答的な仮タイトルがあったんです(笑)。だから、今回も前作であった葛藤みたいなのは同じようにあって……もともといた場所、自分を形成してきた場所から離れて行くような感覚は前作も今回もあります。
— その場所っていうのは、つまりは日本のヒップホップということですよね?
環ROY:そうですね。まあ、離れて行ってるのかさえもよくわかんないけど……厳密に言うと、「ヒップホップの音楽的作法」に対してそんなに原理的じゃなくなったっていう意味で、離れていってるのかなって考えですね。
— 『あっちとこっち』っていう作品は、結果的には「あっちもこっちもないじゃん」っていうことを示していた作品だと思うんです。それは音楽ジャンルで言えば、ヒップホップとそれ以外っていうのも実ははっきり分けられなくて、だからこそさっきおっしゃったような「離れて行ってるのかさえもよくわからない」っていうことになるんだと思うし、もっと言えば、震災以降に顕著な「善と悪は二つに分けられない」っていう感覚にも通じていて、今にして思えばすごく的を得たタイトルだったなって。
環ROY:ありがとうございます。確かにそういう感覚はあると思うから、「二つに分けて相対化して考える」っていうのは、今はあんまり有効ではないでしょうね。まあ、途中の「音楽を仕事として受け入れる」っていう話と同じで、それも暫定の帰結点ではあると思うんですけど。
仙台らしさっていうのは自分の中でよくわからなくて、ただ日本とか東京らしいとは思ってるかな。
— 今作のリリックは一面的なものではなく、日常生活、特に恋愛をモチーフとしながら、いろんな解釈のできるリリックになっていますよね。
環ROY:そう努めましたね。いろんなことがどんどんニッチになっている中で、みんなで共有できる大きな物語として「恋愛」はポピュラーな言説だと思し、そういう意味で、普遍的なのかなっていうのはあるかもしれないですね。
— 以前CINRAで□□□の三浦さんと対談していただいたときに、KREVAや山下達郎さんの名前を挙げて、「作詞家として高度になっていかなきゃいけないと思う」っていうことをおっしゃっていて、その実践にもなってると思いました。
環ROY:それが日本で作られるヒップホップのひとつの形かなって解釈ですかね。東の果ての辺境の島国まで来たヒップホップの発展の一例として、よりローカルのポップミュージックなり大衆音楽の含有量が多いっていうか、大衆音楽に回収されていくっていうのか……原理的なヒップホップの作法からは離れたところで発展していく形というか。
環ROY — 原理的なヒップホップの作法っていうのは、アメリカの作法っていうことですよね?
環ROY:アメリカでヒップホップが生まれて、世界に広まったわけじゃないですか? でも、実は世界各地の環境と時間で形成されていくそれぞれの形がヒップホップだと思っていて、別にニューヨークで生まれたものだけがヒップホップじゃないと思うんです。かなり長い目で見たときには、それ(ニューヨークで生まれたヒップホップ)もひとつの種類というか、複数ある中のひとつの型になっていくと思うんですよ。
— なるほど。
環ROY:ただ、それがないと文化としての型が曖昧になっちゃうというか、宗教でいう巡礼地とか聖地みたいな存在として、みんながアメリカのヒップホップを参照してるのが今だと思うんですね。それも理解した上で、日本という場所柄と、2013年っていう時間と相対させて生まれた表現として、「ここぐらいまでは(ヒップホップの発展として)全然アリでしょう」っていうのが今回のアルバムですかね。「こっちはこっち」っていう、「ローカリズム」って言葉がすごく近い気がしてます。
— 「ローカリズム」っていうのも震災以降で改めて見直されている部分ですよね。
環ROY:たぶんみんなの気持ちはローカライズの方向に向かってて、何でかっていうと、エコノミーの部分で限界値が来てて、「グローバリズムに対する順応性を強化していくことが必ずしも正解じゃないくさいぞ」ってムードがみんなの中に芽生えてきてるんじゃないかなって。そう俺は信じたいですけどね。
— 日本のヒップホップに関しても、去年は一宮出身の田我流が注目を集めて、やっぱり「ローカル」っていうのがキーワードになってると思うんですね。ROYさんは「仙台市出身」っていうご自身のアイデンティティに関してはどう感じていますか?
環ROY:僕自身はニュータウンで生まれ育ってて、そういうのは希薄な方だと思います。この前高校の同級生と会ったときも、「仙台の人って地元愛とか希薄だよね」って話をしてて。だから、地域的な意味では、なるべく日本っていうぐらいの幅で考えるようにしてます。それだと広すぎちゃう時もあるので最低でも東京くらいで。それは一個前の作品からそうなんですけど、仙台らしさっていうのは自分の中でよくわからなくて、ただ日本とか東京らしいとは思ってるかな。
まだ外来の文化を解釈する初期段階だと思うし、しかも短い期間で相当な量が入って来ちゃったから、「腹くだしちゃってます」みたいな地点だと思うんです。
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— ROYさんにとっての「日本らしさ」っていうのはどういう部分なのでしょう?
環ROY:ラップは言語を操る表現方法なんで、ネイティブじゃないと難しいものだと僕は考えてて、日本語しかしゃべれない時点で、開き直るというか、あきらめるというか、分をわきまえるというか、そういう解釈で「ローカリズム」っていうのと向き合っていこうと思ってます。まだまだトラッドな文脈にある日本語をいじくり倒せてないと思うし。向き合っていく価値なんていくらでもあると思ってます。
— トラッドな文脈にある日本語というのは?
環ROY:今ここで行われているような一般会話の発音方法に近いというか、ほとんど普通のしゃべり方と同じような聴こえ方の方が、言葉の意味がわかりやすく入ってくるじゃないですか? 例えばそういうスタイルのラップを開拓する余地はまだまだあると思います。音節の数だったり、日本語の言語特性が表意文字であることとか、「そういうのを意識して考えてみる余地まだありますよね」っていう立場、それが俺のローカリズムかな。
— 最近は短歌や俳句にも興味を持っていらっしゃるそうで、それもまさに文化的な意味でのトラッドな日本語ですよね。
環ROY:興味があるというより、確かに存在しているな、って改めて認識している段階ですかね。原理的なヒップホップの流れで見ると、極東の辺境の地の多様性ある空間でのガラパゴス的なヒップホップだけど、民族的にはすごく保守的なことをしてるんじゃないかって思ってますね。まあ、タイミング的なものだとも思いますけど。まだそういう段階っていうか、俺がやってることが新しく見えちゃうだけっていう。
— 途中でも話したような大きな視点で見れば、���しろこの先普通になっていくかもしれないと。
環ROY:この前人と話してたんですけど、大陸から渡ってきた文化を咀嚼して自分のものにするっていうことを数千年やってきてる中で、戦後の100年単位でそういうのが一気に圧縮されて流入してきて、ヒップホップなんてその中のひとつじゃないですか? だから、まだ外来の文化を解釈する初期段階だと思うし、しかも短い期間で相当な量が入って来ちゃったから、「腹くだしちゃってます」みたいな地点だと思うんです。それはヒップホップに限らずポップカルチャーとか、拡大していうと社会システム全体にもいえることだと思うんですけどね。
— なるほど確かに(笑)。
環ROY:だから、今俺がやってることが将来的にはわりとベタなことになってる可能性もあるかもしれないですよね、よく言えば。悪く言えば、そういう風にならないで、今の状態がずっと続いたら、「なんか変わったことをやってるラッパーだね」ってなる可能性もある。
— それは、これから先が決定していくことだと。
環ROY:今話したように、可能性が分岐してるじゃないですか? そういう余地を常に残すようなアウトプットにしたいなっていうのはあるのかもしれないですね。それが未来を感じる表現なのかなって考えてます。
今回は「みんながいいって思えれば何でもいいや」みたいなのがあって、話としては、ジブリみたいのがいいなって。
— そういう余地って、今回のアルバムのトラックメーカーのチョイスにも表れてますよね。特にクラブミュージックはリズムの流行り廃りが早くて、ラベルが貼られてしまうとあるときを境に一気に古くなってしまったりするけど、このアルバムに参加してるのは可能性の余地を残している人たちばかりだなって。
環ROY:確かに普段ヒップホップの文脈にいる人たちではないですね。だけど4小節で進行しつつBPMが60から140の間の音楽っていう意味では、トポロジー(位相幾何学。ギリシャ語のトポスとロゴスの合成に由来する言葉で、直訳すれば「位置の研究・学問」となる)上ではほぼ一緒のものだから、あんまり何も気にしてないですね。「聴いてよければいい」ぐらいの感じ。蟻は蟻同士だとそれぞれの違いがわかるけど、俺らの目線から見ると全部同じ蟻に見えるじゃないですか? なるべくそういう視点でやっていきたいなっていうのは、前回のアルバムが終わってからずっと考えてることですね。
— そういう大局的な視点を持つようになったきっかけってあったんですか?
環ROY:震災後になにをすべきか考えたりした結果かもしれないですね。あと□□□の三浦康嗣に「もっとスケール大きく見て作った方がたのしいよ」って言われて、頑張って考えたら今こうやってしゃべれるようにまとまってきてるみたいな。俺が悩んでると、そういうヒントをくれるんですよ(笑)。
環ROY — 実際には、今作のトラックメーカーはどう選んだんですか?
環ROY:ホントは最初、三浦康嗣に全部やってもらおうと思って、あっちも「いいよ」って言ったんだけど、まあ当然やらないんで、あの人は。じゃあ、もうこっちでやんなきゃなって、友達で作れる人をフワッと選んだぐらいのノリですよ。結果的には良かったなと思います。
— これまでの作品はいろんなトラックメーカーが参加していましたが、なぜ今回は最初三浦さんに全曲頼もうと思ったんですか?
環ROY:前作はバラエティーに富んでる面白さを考えてたんですけど、さっきも言ったように今回は「みんながいいって思えれば何でもいいや」みたいなのがあって、話としては、ジブリみたいのがいいなって。大概の人が気持ちいいって感じる、その方がキャッチーでしょっていう。彼(三浦)はそういうジブリ的なことをヒップホップっていう文脈をちゃんと通した上で成立させることが上手な人っていう印象が俺にはあるんで、だから彼に頼もうと思って。
— 結果的には全曲三浦さんにはならなかったものの、同じような観点から他の人も選んだわけですね。いくつかトラックを聴かせてもらって、その中から選んだのですか?
環ROY:いや、今回は歌詞が8、9割ぐらい最初にできてたから、人ごとに「◯曲ください」ってお願いして、オケがきたらそのままやるぐらいの感じだったと思うんですけどね。
— その順番も今までの作品とは違いますよね?
環ROY:今まではオケをもらってから歌詞を書いてたんですけど、今回はほぼ全部歌詞が先ですね。でも、その歌詞はあえて先方には見せずに、オケはオケで別個に存在して、歌ったときに初めて接点が生まれるような作り方をしたんです。
— 珍しいスタイルですね。どんな理由があるんですか?
環ROY:音楽としてコンパイルされてたら、どんな歌でも成立するくさいなって。悲しい曲に悲しい歌でも成立するけど、悲しい曲に明るい歌でも成立しちゃうってことです。「『こういうオケだから、こういう歌が乗ります』って結局はイメージでしかないくさいよね」って三浦康嗣に言われて、「じゃあ、なんでもいいか」って。まあ、なるべくトポロジーっぽくなるように努めてるんだと思うんですよね。
どんなに(原理的なヒップホップから)遠くに行っても、たぶん真ん中には、髪の毛より細いとしても、ヒップホップが軸として存在してると思うんです。
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— ROYさんは何かで括ろうとしたり、定義づけされることからは逃れて行こうとするタイプだと思うんですけど、でも、ヒップホップに対するこだわりに関しては相当強いわけじゃないですか? それってアンビバレンツなようにも思えるんですけど、ご自身の中ではどう解釈されてるんですか?
環ROY:定義から常に逃げてるように見えても、「定義から常に逃げる」っていう類型に入れられるし、簡単に言っちゃうと、「結局はヒップホップが好きなんじゃないですかね」ぐらいです。ヒップホップっていう軸があるから、それが楽しかったり、動機になったりするのかなって。「ヒップホップがドライブしてる状態」って言ってるんですけど、どんなに(原理的なヒップホップから)遠くに行っても、原理に接近するタイミングが必要だったり、コミットメントする瞬間がいまは必要ですね。イメージですけど真ん中には、髪の毛より細いとしても、ヒップホップが軸として存在してると思うんです。
— たとえ髪の毛一本の細さでも、それが存在することで多様性も生まれるし、逆に言えばそれがないと「何やってるの?」ってことになってしまうと。
環ROY:うん、体を保てないというか。けど、欲を言えば型もなにもなくて凄く曖昧なままでも、みんながそれぞれ見出してくれて成立している、って状態が理想だとは思ってるんですけどね。
— 単純に、今の日本のヒップホップに関してはどんな印象をお持ちですか?
環ROY:好きなラッパーなんていっぱいいるし、リスナーとして聴きたい人もいっぱいいて、そういう人が増えたらもっと楽しいなぐらいの、一般的な意見になっちゃいますよ(笑)。あとは低年齢化してきてて、それは楽しいというか、いいことだと思いますけどね。自分が20代半ばで考えてたような、「こういうことする人が10代のうちから出てくるようになるといいよね」ってことが起き始めてる感じはするので、低年齢化はいいなあと思いますよ。
— それってツールの発展によって、若い頃から制作や発表がしやすくなったっていうことでしょうか?
環ROY:子細に表現すればそうですけど、ざっくり表現すると「ヒップホップがだいぶ大衆化してる」ってことだと思いますよ。90年代の中盤から後半ぐらいまでは、「大衆文化じゃない新しくて尖ってるもの」みたいな存在の仕方をしてたんですけど、今はテレビからもラップが聴こえるし、ポップカルチャーの中のひとつとしてヒップホップが大衆化してるから、低年齢化もしてるっていう。それによって参入する人が増えたり、コミットする時間が長くなったりするので、文化の発展のための多様性としては、いいことなんじゃないですかね。
「2013年の日本で何をやるのか」っていうのを一生懸命考える。
— あの、サカナクションとかってお好きですか?
環ROY:好きです、好きです。
— 彼らは「マジョリティの中のマイノリティ」っていう言い方をしてて、さっきROYさんがおっしゃったようなことをロックとかクラブミュージックの分野で押し広げているのが彼らであり、ヒップホップの分野だとKREVAだったりするっていうことだと思うんですよね。
環ROY:あ。友達もマイナーマジョリティって言葉を使ってました。ある種そうですよね、そんな気がします。(サカナクションは)よりロックらしいというか、ウェットというか。
— ゆくゆくはROYさんもそういう立場になりたいとお考えですか?
環ROY:そういう規模まで行って、自分なりに何か提案できたらいいとは思いますよ、もちろん。
— 低年齢化っていう話でいうと、そういう若い人を引っ張っていくというか、若い世代が出てきやすい環境作りに貢献するような意識はありますか?
環ROY:それはほとんど思ったことないですね。若い人には大局とか相対で見るのって難しいと思うんで、おっさんだからできることをやってるぐらいのことと、あとは多様性のひとつのサンプルになればいいねっていうぐらい。「後進を意識」とかってわかりやすいラベルを貼れるほどは考えてないけど、自分が取ってる立場とか解釈とか行動が、そういうことにつながればいいなっていう意識はあると思うんですよね。
環ROY — 今「おっさんだからできること」とおっしゃいましたが、CINRAで初めてインタビューさせていただいた2009年の記事で、ROYさんが「長く活動しないと得られない空気感に憧れる」っていうことを言ってらして、僕は今回の『ラッキー』から、まさに長く続けてきた人の醸し出す空気っていうのをすごく感じたんですよね。
環ROY:なるほど、よかったです。動機を維持するってそういうことだと思うんで。みんな動機を失っていくからいなくなっていくんです。特に、こういうポップカルチャー以降の音楽ジャンルっていうのはそうなりがちだとは思っています。
— ROYさんは動機を維持するように努力をしてるんですか?
環ROY:努力してますよ、たぶん。勉強するっていうか。
— それは社会の流れや身の回りで起きていることに常にアンテナを張り巡らせておくとかっていうことですか?
環ROY:そんな細かくなくて、ノブレスオブリージュみたいなのって言うと大げさですけど、世界上位5%のお金持ちの場所に自動的に生まれてきて、いまここで、もっと言うと「2013年の日本で何をやるのか」っていうのを一生懸命考えるくらいのもんだと思いますよ、簡単に言うと。ただ、俺の動機はそうだってだけで、こう言うとあれですけど、みんな勝手にやってもらえればよくて(笑)。俺は俺でやるから、それぞれが動機を生成していくみたいなことができれば、それでいいと思うんですけどね。みんながいるから、俺も存在することが出来るわけですしね。
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snowtale05 · 5 years
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私的GOTY2019
2019年は稀に見る豊潤の年で、懇意のデバロッパーの新作が出続けた上に、DevotionやFLOWERSなど素晴らしい新規タイトルとの出会いもあった。自分はつなぎ的にゲームを買わないので興味のあるタイトルをクリアしたら可処分時間は他の趣味に割くのだけれど、良くも悪くも今年はゲームをしていた記憶しかない。
プレイしたゲームは以下。
PC
ANTHEM
APE OUT
BELOW
Braid
Devotion
My Friend Pedro
Project Winter
Sekiro:Shadows Die Twice
Travis Strikes Again: No More Heroes
Wattan
Zero Escape: The Nonary Games
殻の少女HD
PS4
ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN
Borderlands3
DEATH STRANDING
Devil May Cry 5
FLOWERS 四季
KINGDOM HEARTS Ⅲ
Sayonara Wild Hearts
サムライスピリッツ
新サクラ大戦
13機兵防衛圏
Switch
AI:ソムニウムファイル
アストラルチェイン
ファイヤーエンブレム風花雪月
リングフィット アドベンチャー
熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls
Arcade
星と翼のパラドクス
例年の基準であれば取り上げるべき良作だらけだが、特に印象に残ったものについてコメントする。
星と翼のパラドクス
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『スペースハリアー』のような可動型筐体にツインスティックとペダルを装備して、ロボットのコクピットを再現するというド直球の発想で作られたであろうアーケードゲーム。制作は『ガンスリンガーストラトス』のバイキングが担当しており、ゲーム内容も8on8のチーム対抗戦になっているなど、下地は確立されたものを流用しているため、見た目の奇抜さに反してゲームセンターによく馴染んでいる不思議な新規タイトル。
『星と翼のパラドクス』が素晴らしいのは、ロボット的なアクションと、マルチプレイヤー型対戦ゲームのルールがうまく紐づいていること。
本作はキル数を競う純粋な対人アクションではなく、フィールドに点在する拠点を奪い合うもの。このためロボット同士でチャンバラをするのみでなく、戦況を把握して適時移動する必要がある。そこで重要となるのがロボットを変形して高速移動する「フルド���イブ」と呼ばれるアクションで、ハイパードライブで窮地の戦場に駆け付けるような体験が味わえる。この戦闘と移動を激しく繰り返すゲーム進行によって、プレイヤーは高機動変形ロボットを操っているかのような感覚に浸ることができる。
余談だが、本作と並行でプレイしていた『ANTHEM』は、あのアイアンマンスーツをハクスラFPSにどう結び付けるかというアイデアが出ないままリリースされたかのような残念な出来で、この2作は対照的だなあと見ていたりした。
Travis Strikes Again
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ノーモアヒーローズのスピンオフ作。実のところ前情報からは惹かれないどころか拒否反応すらあったタイトルで、初報がインディーゲームを紹介するNINDIES SHOWCASEでの発表だったり(あのGHMがインディーゲームデベロッパーを名乗るの?)、トラヴィスが架空のビデオゲームの世界に迷い込むというどこまで本気なのか分からないストーリーなど気に食わない部分が多かった。しかし、実際にゲームをクリアしての結論としては、須田剛一作品の中でもトップクラスで好きな一本になった。
本作で最初に違和感を感じるのは、殺したゲームソフトの主人公に対するトラヴィスの奇妙なほどに強い敬意だ。彼らのバックボーンはほぼ語られないため、プレイヤーはどこか置いてきぼりにされた印象を覚えるだろう。ゲームを進めることでうっすらと分かってくるのは、本作は世に送り出すことが出来なかったゲームにまつわる話だということだ。そもそも本作の舞台となるゲームソフトは架空のゲームハード「デスドライブMk-Ⅱ」の専用ソフトウェアであり、このハードもろとも発売されなかった。
ゲーム制作における苦悩なんてテーマは、フリーゲームやインディーの世界では散々扱われてきた手垢の付いたものでもある。では須田剛一がどう調理したかというと、湿っぽい開発側の物語などには触れず、トラヴィスが発売されなかったゲームの主人公らを殺してケリをつけていくという内容になった。多くのプレイヤーがこの構図に気付く頃に、GHMが実際に手がけたソフトである『シャドウオブザダムド』の存在しないはずの続編が登場し、緊張感はピークを迎える。
本作はコンソールのフィールドで活躍してきたクリエーターがこのテーマを扱った故の主題に対しての語られなさが目立つ。しかし、その迂回具合が事の深刻さ、複雑さを強く刻み付けておりそこに唯一無二の魅力があると思う。それは『シャドウオブザダムド』の原案となったカフカの『城』みたいな語り口だし、そういえば須田剛一は『Travis Strikes Again』の発売直前に行われたインタビューで「好きな小説は?」という質問に咄嗟にカフカの『城』を上げていた。
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余談だが、最近はsteamの「Remote Play Together」を使って2週目を2人プレイで楽しんでいる。1人プレイ時は知る由もなかったが、本作は味方にも当たり判定がある『くにおくん』みたいな仕様になっていて、適度にちょっかいを出したりできるのが楽しい。ただし、第2ステージの「Life is Destory」で2人でマップ回転をしていると簡単に進行不能状態に陥るのは設計甘いと思うよ!
13機兵防衛圏
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『13機兵防衛圏』はあらゆる点で自分と相性の良いタイトルだった。タイトルこそロボット物のようだが、SF色を前面に押し出した内容で『ゼーガペイン』のようなストーリーが展開される。それに複数主人公による群青劇やアーカイブを用いた断片的なストーリーテリングで膨大なサブカルネタを盛り込むっていうのは自分のオールタイムベストである『SIREN』と同じアプローチだし好きにならない訳がない。取り扱っているSFネタは広く、HGウェルズなどの超古典から、ダンカン・ジョーンズなどの最近の作品までフォローされている。(緒方捻二シナリオはまんま『SOURCE CODE』だよね!)
実のところこれまでのバニラウェア作品との相性はあまり良くなくて、ビジュアルは最高だがアクションで大事なところを落としているなと素直に楽しめないことが多かった。(例えば『ドラゴンズクラウン』ならベルトスクロールアクションなのに緊急回避ができるせいで間合いの遊びがないとか)そういった意味でも、ADVである『13機兵防衛圏』はずっと待ち望んでいたゲームだった。
アストラルチェイン
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『ニーア オートマタ』でゲームデザイナーを務めた田浦貴久がディレクションを担当した新作アクションゲーム。『ニーア オートマタ』で不思議だった"緊急回避後に出せるカウンター攻撃に無敵判定がなく打ち負ける"という仕様が継承されていて「あれ、わざとやっていたのか!」という感動があった。プラチナらしいアクションとか、そういう枠にとらわれたりしない、独自の哲学を持っている人なのかなと思う。
『アストラルチェイン』が面白いのは、90年代のPS1のRPGみたいに本筋と関係ない遊びがごった煮になっているところ。メインストーリーは戦闘のみでなく捜索パートと半々になっているし、それらも無視して空き缶集めやアイスクリーム運びなどのサイドクエストに勤しむこともできる。プレイ開始直後こそ「いいから戦わせろ!」ともどかしく感じていたが、最近では見なくなった間の抜けたリズムがだんだん心地よくなってくる。表層はプラチナゲームズ謹製のバリバリのアクションゲームなのに、手触りは懐かしのRPGという奇妙すぎる体験がある。
ちなみに、そんな内容に呼応してかゲーム後半では舞台がスタイリッシュな都市から混沌とした中華街へ移ったり、エヴァンゲリオンのような90年代末な物語が展開されたりする。
『13機兵防衛圏』とあわせて、2010年代の終わりにレトロスペクティヴなタイトルが出てきたという点も面白かった。
以上。
『DEATH STRANDING』、『flowers』も素晴らしかったが、これらは個別に記事を書いたのでそちらをどうぞ。
ジャンル名「百合系ミステリィADV」とは『flowers』レビュー
オブジェクト指向で世界のことを考える デス・ストランディングと蓮沼執太について
Goty記事を書くだけの場所となりかけているこのブログだけど、今年は多少更新できてよかった。『flowers』はゲーム内容につられて実直に、『DEATH STRANDING』はその真逆で欲求のままに書き殴った。
デスストの記事はちょっと唐突だったけど、これは最近よく考えている蓮沼執太のアート方面の視点はゲームに転用できるのではないかというアイデアを使ってみたものになっている。蓮沼執太が音楽を使って世界を微分してみせる活動をしているのならば、ゲームはその逆で、最小の情報の組み合わせを積分にかけて世界を表現するものであるから。蓮沼執太フィルの『4O』なんて実はオブジェクト指向存在論(Object Oriented Ontology)の略らしく、プログラマーならすっと身体に入ってくる考え方だと思う。
今年は『NH3』、『Cyberpunk 2077』、テイルズ新作あたりを楽しみにしています。
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tofubeatsreblog · 6 years
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tofubeats RUN 制作日誌
tofubeats - RUN 初回プレス分に封入 2018/10
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まず最初に「寝ても覚めても」の脚本を読んで、とても戸惑った。世間体に囚われず自分の思うままに動く主人公、朝子の気持ちがあまり理解できなかったからだ。ただそういった理屈じゃないところに人間らしさというものがあるというのもよくわかる。まずは映画が終わったあとに見ている方々が朝子のことを嫌いにならないような曲にしたいな、というようなことをボンヤリ考えた。 今回の映画の鍵になるのは淀川らしい。我々関西人には馴染み深い川だ。淀川~音楽と聞くと上田正樹「悲しい色やね」しか出てこない。実際脚本を読んでからこの曲を聴くとそれなりにハマるのだ。ただ残念ながらああいうソウルフルなボーカルは自分にはできないので、まずは川についての認識を改めよう。脚本を読み込んだあと、書店に行き、ブルーバックスの棚から「川はどうしてできるのか」を購入することからこの 曲の制作は始まった。こういう本を読んでいると日能研に通っていたころを思い出す(きっと最後に真面目 に勉強していたのがその頃だったからだろう)。読み始めて早々に「河川の3作用」という懐かしい項目にぶつかった。皆さんは覚えているだろうか、侵食、運搬、そして堆積。なんだかこれで曲ができそうな気がしてきた。こういう予感は当たる時の方が少ないのだが、RIVERはそんなアイデアをもとに叩きが仕上がった。 1箇所を除いてほとんど最初に書いた歌詞が採用された。
8月某日、主題歌がひとまず仕上がりサントラに取り掛かっている最中、映画のロケが神戸でも行われるということで見学に行ってきた。その場所は六甲アイランドという埋立地で、独特の雰囲気がある人工都市だ。行きしに昔よく行っていた御影クラッセで差し入れを買う。きっと映画のスタッフはさぞ大人数なこと だろう。普段は買わない大きなサイズを買ってみる。早めについたアイランドセンター駅の周りは閑散とし ており、夏の空気がじんわり漂っていた。少し辺りを所在無さげにうろついているとスタッフの方に見つかる。本来は閉館中の美術館に裏口から入れてもらうさなか、本当にこの中で映画のロケなんてしているのだろうかと不安になった。 中に入ると撮影真っ只中。まだ知り合う前の主人公2人が美術館の中ですれ違うシーンが何度も別アングルから撮影されていた。大阪の国立国際美術館周辺から移動してきてここ神戸で美術館の内観を撮影する、というスケジュールだったようだが、話を聞けばこの日はセリフがあるシーンはほぼ撮らないという。2人 の足音と東出さん扮する麦が歌う鼻歌だけがひっそりと響いていた。映画を撮るというのは音楽を作るよりも遥かに大変だな、となんとなく撮影を眺めているとひと段落したタイミングで「トーフビーツさんからバー ムクーヘンの差し入れで~す!」とスタッフの声。映画の現場ではこうして差し入れを周知させるという慣習を知らなかったのでめちゃくちゃ驚いた。ちゃんと差し入れを持って行っておいてよかったと胸を撫で下ろす。 のほほんと見学している自分以外の皆様は仕事中。監督や主演のお二人への挨拶もそこそこに車に乗って家路につく。美術館を出るともう見慣れた景色に逆戻りで、あんなに画になるふたりを神戸で暮らしていて 見ることなんて無いので変な気分だった(だが、後に唐田さんとビデオで共演させていただくことになってしまい、さらに時空は捻じ曲がる)。車に乗り込み、ちょうど本土に向かう橋の手前でロケバスと隣り合わ せになった。きっと映画のスタッフの皆様が乗っているのであろう。一方でひとり家路につく自分の仕事は つくづく小編成だなと思いながらハンドルをロケバスと逆���方向に切った。湾岸から本土への橋を走っている時は、光の中に飛び込むようで気持ちが良い。家に帰ればまだまだサントラの制作が待っている。
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神戸某所の洒落たカフェでジャンプのお色気枠の漫画をipadで読むのが仕事になるとは思っていなかったが、以前にもカドカワのお色気映画の主題歌を書いたことがあった。こう言った類のラブコメと縁がある人生、オタク冥利に尽きますね。「電影少女」を全巻読むところから始まったこの仕事、RIVERといい資料に向き合う作曲が今夏は多い。漫画と脚本を行き来して要素を書き出していく。ドラマの要素、漫画の要素、そして西野さん(劇中で西野七瀬さん扮するアイちゃんが歌うということは最初から決まっていた)。こうして曲のデモが出来上がってから同じカフェで3日くらいかけて仕上げたのがふめつのこころの歌詞だ。TVサ イズの制約や歌唱キーのこともあり、いろいろと縛りの多い中で展開させるためテンポもこれまでのシング ルで一番早いし、イントロもほとんど無い、自分としては珍しい曲ができた。 ちなみにここでいう「こころ」というのは自我、とか意思というものに近い、と当時の走り書きに書いてある。ビデオガールは恋をしてはいけないし、主人公の翔も自分から行動するのが苦手だ。自ら扉を叩くというのは簡単なことではないのだが、だからこそそういう「こころ」を持って欲しい、というテーマに最後は収まった。きっとそういったことを皆に気づかせるためにアイは降臨したはずなのだ。前のアルバムの若林さんによるライナーノートやその時読んでた本もヒントになったかもしれない。
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先ほども書いたがふめつのこころは西野さんによって歌われることがあらかじめ決まっていた曲だ。レコーディングは師走真っ只中、電影少女の撮影の合間を縫って行われた。テレビ東京に到着するとちょうどアイ がふめつのこころに合わせて踊っているビデオの撮影最中。いつのまにか可愛らしい振り付けが付いていて驚いた。しかし流れているのは自分の仮歌だ。これももう少しすれば目の前にいるアイに吹きかえられる。 まだまだ大量の撮影を控えている西野さんはアイの格好のままスタジオにやってきた。簡単な挨拶を済ませてから、話もそこそこにレコーディングへ。いつもグループで多忙なアイ、いや西野さんはソロでのがっつりしたレコーディングは初めてだという。歌は上手なのだが控えめな声量で、少々珍しい設定で録りが始まる。前回のアルバムのレコーディングで逆に自分の声がバカでかくて逆方向に珍しい設定になっていたこ とを思い出す。 ところどころグッと張ったときに魅力的な声を出す人ですね、などエンジニアの方と話しながらレコーディ ングは進行。メインのメロディを録り終えてから次はハモ、というところで、「実は一人でハモりを録ったことないんです」と西野さん。慣れない作業かもしれませんが頑張ってみましょう、とキューを返して録り始めるが、とくに大きな躓きもなく終了。西野さんは同じくアイの格好のまますぐに撮影のスケジュールに戻っていった。トップアイドルの過密スケジュールは大変だなあ(それに加担しているのだが)と西野さんを見送り、ハウスエンジニアの方が素材を整理するさまをコーヒーを飲みつつ眺めていた。我々の希望に反して残念ながらアイ歌唱のバージョンは音源としてリリースされることはなさそうだが、この曲はこのバージョンのために書き下ろしたことをここにメモしておく。そういえば今作はもう1曲お蔵入りになった曲がある。 現場でよくプレイしているがサンプリングの許可が降りなかった。FANTASY CLUBの海外版に「BABY」 が収録できなかった件もそういった事情なのだが、なかなか日本の権利元からサンプリングに対する理解を得るのは難しい。などと言っている間に平成が終わる。
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年明け、初めて母校の高校で講演をするというオファーがあり、高校2年生向けに自分の仕事について話 す機会があった。高校時代からそこまで世間とソリが合っていたわけでもない上に今や10個の年齢差、共学化までしている母校はもはや別の学校だった。あんなにザルだった入り口で守衛さんに「何か御用ですか」 と止められる。ミュージシャンとしては地味な部類なので忘れがちだがもうジャケットを羽織ったくらいで はこの胡散臭さは隠しきれない。 2コマの講演は概ね好評で胸をなで下ろすも非常に気疲れする現場だった。終了後すこし不思議なキャラで人気だったかつての担任が何人か将来音楽の仕事や舞台の仕事がしたいという子を連れてきてくれた。宝塚の受験を頑張っている子などがいるのは本当に自分のいたころの母校と違いすぎて驚いたが、大体の人は何か一つに傾倒しなければいけない!と肩肘を張りすぎている気がする。自分は高校の時はそれなりに音楽に打ち込んでいたが将来音楽関係の仕事をしたいとは思っていなかった。好きなことや凝れることがあると人生は楽しくなると思うが、それをどう仕事と絡めていくかというのは別の難しい問題。そんな話をしていると噂を聞きつけた3年生が数名、教室へ飛び込んできた。2年生より彼らは自分のことを知ってくれているようで、聞いてみると乃木坂のファンでもあるという。ちょうど年始にOAが始まった電影少女のラブシーンにドギマギしているそうだ。そんな高校生の姿を見てなんだか無性に嬉しくなった。 もうドラマのOAは始まっているが後半のエピソード用のサントラの作業はまだ少しの修正を残していた。 午後は高校の隣にある同じく母校の大学に通うLe Makeup君と合流し修正作業。長めにかかるかなと思っていた作業はあっけなく終了。作業をした部室はまだ自分が卒業した時と大差無く、自分が部室に持ち込んだゲーム機や椅子もまだそのままで、後輩たちのサボりの一助になっている模様で一安心。
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RIVERを書き下ろしてから約半年、バレンタインデーの頃に「寝ても覚めても」の初号試写があった。自分にとっては作った主題歌、そしてサントラを初めて劇場で体感する日である。タクシーに乗ってもよかったのだが気持ちを整理したくなり、歩いて撮影所に向かう。会場に到着するとすぐに試写は始まった。 映画自体、何度もラッシュを見て曲をつけていたのに映画館で改めてそれらを見るのは本当に緊張した。 正直映画自体のことよりも音楽がちゃんと映像を引き立てられているか心配で仕方がなく、エンドロールで RIVERが流れ出したときなどもこちらは気が気でなかった。 ひとまず映画は終わり、大きく息を吐いたところで明かりがついた。横を見てみると、同じ列の少し向こうに唐田さんが座っていて驚いた。何主演の近くの席で見とるねん俺は、と思ったがそんなことにも気づかないくらい曲のことで頭がいっぱいだったようだ。唐田さんは初ヒロイン仕事がようやく一息ついたのだろう、涙を拭いつつ近くの席の方と労をねぎらいあっていた。世間の評価を一手に引き受ける俳優の方々の重 圧たるや自分には想像もつかないものだ。 ロビーに出るとスタッフの方々に当日来ていた俳優の方々を紹介される。同世代の俳優さんたちが頑張ってらっしゃる姿は刺激になった、と伝える。瀬戸康史さんは楽曲を聞いてくださってると言ってくださり嬉しかった。TVで見ている方々とこうしてご挨拶させていただくのはデビューして結構経つがまだ不思議な感覚になる。俳優陣が談笑するのを遠目に眺めながら大勢で仕事をした経験が自分には無いな、もしそんなことがあったとしても雰囲気良くできる自信は無いな、と思う。 挨拶もそこそこにレーベルのスタッフとタクシーを拾おうと駐車場に出ると瀬戸さんが車に乗り込んだところだったようで、流していたカーステの音量を上げてくださった。なんと流れていたのは自分の曲 「BABY」。顔も中身もイケメンや...と思いつつ、お礼をして外に出た。後ろからうっすら自分の歌が聞こ える。映画にも、瀬戸さんのドライブにも自分の曲が何かを添えられているのだとすれば良いのだけど。自分にとって音楽はいつも最初の方の順番にあるものだが、他人や社会にとってはそんなことない、というのはなかなか外に出ないと気づけない。
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前作FANTASY CLUBにとって大きな指針になったのは若林恵氏のWIRED巻頭言だった(ので、ライナーノートをお願いした)のだが、今回「RUN」のとっかかりになったのは「ニュータウンの社会史」という本である。おもしろかった本ほど読み終わったら人にあげてしまう癖があり、悲しいことにこのエッセイを書 いている今、手元にその本が無い。誰にあげたのかももう思い出せない。 日本で最大の新興住宅地、多摩ニュータウンを紐解く本書はもともと興味を持って関係書籍を読んでいた自分にとってもおもしろい読み物で、とくに開発初期における歪みの部分とそれらを対処しようとする住民、 といった関係性のあたりはなかなか興味深い記述が多かった。最初期の多摩ニュータウンでは住宅計画と交 通網の整備などに大きなズレが生まれており、道路網の不足による深刻な渋滞や鉄道の整備の遅れで住民は 多大な迷惑を被っていたという。 そんな多摩ニュータウンの最初期に生まれた「多摩交通問題実力突破委員会」という組織が面白い。交通 インフラが整備されていない最初期の状況を打破するため、ニュータウンの住民たち自ら組合的組織としてこれを発足。乗り合いバス的なものを独自に運営していたという。本組織についての記述はほんの1Pほどで あるが、郊外に新天地を求めた最初の人々のタフさというか、自分たちで寄り合って問題を解決しようとする姿勢、というのが新鮮で、今自分が思っているニュータウン観というものとは結構違う。今や静寂やある意味狂気の象徴として扱われることの多いニュータウンだが、最初は人口激増の末、都会から新しい住環境を求めた人々がやってきた場所であって、そのように考えると普段の風景もまた違って見えてくる。
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カンヌ映画祭に「寝ても覚めても」が出品されるそうだ。しかもコンペ部門。濱口監督の技量と映画界からの期待に驚いた。豪勢なドレスとスーツに身を包んだ主演お二人と監督の姿をネット中継で見ていると自分がこの作品に関わっていることなど忘れそうだ。そんな時に日本語っぽい音楽が急に流れてきたなあ、と 思ったらそれがRIVERだった。今この曲のボーカルは部屋で短パン姿、デスクに足を掛けてチョコを食べている。 少し間を置いて上映後の囲み取材も中継されていた。俳優陣2人と共に登壇した監督は言葉を選びながら回答する俳優陣とは対照的にひとり淀みなく次々と質問に答えていた。とくに朝子について聞かれ、「僕は彼女の判断を全面的に支持します」とハッキリ言っていたのは印象的だった。
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Pizzicato Oneの「わたくしの二十世紀」を聞いており(めちゃくちゃ素晴らしいアルバムだ)、小西氏の作詞で出てくるテレビ、映画、電話といった要素の二十世紀らしさみたいなことについて考えていた。これから自分たちは二十一世紀に音楽を作るにあたってこういった言葉の問題と向き合っていかなければならないと思う。レコードはSpotifyになり、映画はNetflixになり、YouTubeがあり。音楽も細分化と言われて久しいが、そんな中でどういった歌詞の音楽を作るのか。 そんなことについて考えながら大阪での仕事に向かっていたのだが、時間があったので少々寄り道することにする。大学を出る少し前から数年間住んでいた御影のあたりは今どうなっているだろう。言うても5~6 年なので大して変わっていないだろうと到着してみると見たことのない広大な空き地が広がっており絶句。 アパートの向かいはもともとゴルフの打ちっ放しになっており、静かな住宅街に時折球を打つ音が響くのが好きだった。横の駐車場だけはコインパーキングとして残っており、打ちっ放しはサッパリなくなったというわけだ。アパートは住んでた時のまんまだったけど。なんだかな~と思い近くにあったコンビニでコーヒーでも買おうと思ったらなんと最寄りのコンビニもなくなっており、洒落たコーヒー店ができていた。そんな気分ではないので車に戻る。 不完全燃焼な気持ちをなでつけるため、その後通る芦屋で洋菓子を買うことにした。生菓子がとても美味しそ��だったがもう暑い時期なのでやめておく。ここのカヌレは常温で5日持つ。取材先と、マネージャーと、後日のためにもう何個か買っておく。お土産を持っていくのは大好きだ。こうやって物を選んでいる時や、それらを現地に持っていくまでの間は相手のことを考えており、あげる側のほうが満足度が高いことはしばしばある。結局コーヒーはセブンイレブンで買った。
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「RUN」のビデオを大急ぎで神戸で撮影して、数日ぶりの安眠だ、と床についたわずか数時間後の朝8時前、地震で叩き起こされた。関西では久々の大きな地震に大騒ぎ。一人暮らしなのに「ヤバいヤバい」と言いながら積んである荷物を抑えた。地震が収まってから作業部屋に出てみるとたいした被害はなかったのだがモニタースピーカーがコーンの方からズドンと落ちていてげんなり。通電し直してみると嫌な感じのノイズ。まあスピーカー1台くらいで済んでよかった。とてつもなく眠かったが家にいても仕方ないので町に出る。安全確認のためか電車が高架の途中で停車していた。神戸もほんの一部のエリアは停電していたようで、 電力会社の作業を眺めながらホームページに既にその停電情報が出ていたのを見て感心する。 喫茶店は通常通り営業していたが、交通機関の影響で何人かバイトが来られていないようだ。その後電車が止まって通勤の路が絶たれた父から連絡が来たので店を変えて茶をシバく。同じく通勤中だった妹は交通機関が動いていたのでそのまま出勤。眼前の父はニュースを見ながら会社の部下たちに休みの連絡を入れていた。上司かくあるべし。しかし会社勤めというのは大変だ。父と解散してから自宅に帰るもエレベーターは動いておらず、久々に階段を登って部屋に帰る。もうこんな感じだと仕事をする気にもならないので、も ともと翌日から行く予定だった香川に前ノリすることにした。神戸ではとくに重大な事故なども起きていな かったようだが、こういうことがあるとどうも気持ちが落ち着かなくなってしまい、音楽とか作っている気 分ではなくなってしまう。 香川では翌日会う予定だった小鉄さんが仕事終わりに合流してくださり、地元の洒落た喫茶店に連れて行ってくださった。モヤっとした気持ちがこうして人に会って取り払われるのは非常に助かる。深夜にコーヒーが飲める店があるのはいいなと思った。話は盛り上がり、2杯目の紅茶を飲み終えるくらいのところで地元の方に声を掛けられる。写真を撮影してサインを書き、なんだかもどかしくなり、店を出た。
わずかその半月後、今度は西日本を中心に激甚な豪雨が発生する。在来線も概ね止まりつつあった7/5に大阪でライブの出演予定があり、昼間駅に行ったらJRが止まっていたので帰宅して車で会場に向かい直した。 往路はそうでもなかったのだが、帰りの雨はひどく、ワイパーも意味がなくなるほどで、高速道路を徐行して帰った。翌日になるといよいよ冗談でないくらいの雨量。びしょ濡れになりながら向かった役所で用事を済ませたら家に帰るのが面倒になってしまい、そのまま東京出張に向かうことにした。USBでDJできる時代 でないとこうはいかない。新神戸駅についたら駅構内は過去見たことないような雨漏りでバケツだらけの状態となっており、新神戸から西側は運休となっていた。駅の裏手のいつも穏やかな川も濁流で、ホームには普段見ることの無いスタッフが代わる代わる様子を確認しに来ていた。新幹線はほぼ満席で、溜まっていたポイントでグリーン車のチケットをなんとか取って乗車。新大阪を過ぎたあたりで新幹線の字幕スーパーから新大阪以西の山陽新幹線エリアとの連絡運行中止が発表されていた。 タッチの差で到着した東京は穏やかな天気で、予定どおり夕方に家を出ていたら移動できずに今日のDJ飛ばしていたな...とホッとする。ただニュースを見ていると被害の状況が沢山流れてきて、この安堵というのはどういう安堵かと考えさせられた。定期的に会っている岡山の方々を案じるが、自分にできることは非常に限られている。DJ明けの翌日も新大阪以西、新幹線は運休の報せ。次の仕事まで都内に滞在することにする。あんまり曲を作る気にならないのでアルバムのために作っているプレイリストを再生していると 「RIVER」のデモが流れ出し、少々モヤっとする。
そんなことを書いていたら7月末の高知公演でも台風直撃に見舞われてしまい延泊を余儀なくされる。結果天気は穏やかなものだったがJR全線運休の発表をいいことにひろめ市場で高知の方とのんびり食事をいただく。あいにく胃腸の調子が悪くカツオを貪り食うことができず残念だったが。携帯を開くと見たことないような軌道で紀伊半島から九州に向かって西行する台風の天気図。体験したことのない天気の連続に変に2018年の未来に生きているな...と感じさせられた。
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パソコン音楽クラブのリリースパーティが大阪であり、遊びに行ってきた。彼らには「ふめつのこころ」 のリミックスやそもそもドラマ電影少女のサウンドトラック制作でもお世話になったが、そんな彼らが出した「DREAM WALK」は久々に身辺近しいところから出た決定作、という感じでとても嬉しい気持ちになっ た。別に音楽を作っている人たちは身辺にたくさんいるが、それらをきっちり自らの個性でパッケージングして流通に乗せるというのはなかなか簡単にできることではない。東京のリリパの日もたまたま横のビルで 「寝ても覚めても」の取材があり、イベントも終わりがけの頃、会場に入れてもらったが、両日ともに本当に良い雰囲気で、集まっている面々から寄せられている期待値の高さも大いに感じる現場だった。 自分は「lost decade」を最初にインディでリリースしてその後色々揉まれて今があるわけだが、彼らはいったいこれからどういうステップを踏んでいくのだろうか。権利のことやいろんなことで悩んだ末に今があるのだが、悩んだりしたことが糧になったとはあまり思いたくない。その間、良い気分で良い音楽が作れたか もしれないのに、機会損失も甚だしい。自分のことに精一杯なのはまだまだ続きそうだが、頑張って良い曲を作っている若手への不要な慣習の押し付けやそれによって生まれる損失はできる限り取り除いていかないと、こういっためでたい場面に会う機会が減ってしまうかもしれない。急なサマータイム導入案のニュースを見ながらなかなか世間も変わらないなと思う。こういった事柄を決裁してる人は過去に今の自分のような苦悩に苛まれなかったりしなかったのであろうか?と思うが、年を取ったり立場を得ると忘れてしまうのだろうか。そこまで偉くなったことはないのでわからないがそうだとすれば本当に恐ろしいことである。 パソコンに続いてアルバム製作中というin the blue shirt・有村くんに「新譜楽しみにしてるで」と軽めの挨拶をしてワイパさんや久々の友人と富士そばに行き、そのまま自分はDJを控えていたクラブへ歩いて向かう。ワイパさんもまた別の現場へ向かっていった。いつもゴミゴミしたところを通るのが嫌で代官山の方面から向かうことが多いのだが、久々に渋谷の街を歩く。ここの街並みには未だに慣れない。なぜここにはこんなに沢山人がいるのだろう。 1ヶ月分くらい人と会った1日だったが、昼の映画の取材でも夜のクラブの楽屋でも「当たり前のことを言ってくれる人が少ない」という話になった。不祥事も「無い」と言い切ってしまえば無いことになってしまうし、今日も数々のニュースが「声をあげたところで世の中は変わらない」、とフワっとした諦めを投げかけ てくる。その後またひとつテンションの上がらない話を楽屋で聞いてモヤっとした気持ちになる。最近こういう話しかしていない。そのうちの一人は実際にその後調子を崩されてしまったそうだ。一方押し付ける側の人間はそのまま今も仕事をしているはずだ。真面目にやっていくことのなんと難しいことか。胸が痛む。
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アルバムも締め切りに差し掛かった8月某日、「RIVER」のMV撮影が都内で行われた。映画の主題歌ということもあり「寝ても覚めても」主演の唐田えりかさんに主演をオファー。快諾していただき、馴染みの森監督は僕と唐田さんの生活がクロスオーバーするようなコンテを仕上げてくださった。最初は船の上でキーボードを弾きながらリップシンクするのをドローンで...とかだったので五反田の喫茶店で「それをお客さんに納得させる演技力が僕にはありません!」とアピールしたら普通に部屋でパソコンをいじる、みたいなやりやすい環境を用意してくださった。ほんと世の中に見えてる自分のビジュアルのほとんどはこのようにデ クノボウに気を使っていろいろやってくださる真のオシャレな人たちのおかげです。 唐田さんのシーンをふらっと覗くと化粧品のCMのような透明感で、しかも映画では東出さんの横に並んで居た唐田さんが自分の横に並ぶとは...と楽屋で遠い目になってしまった。その後、合間に唐田さんとマネー ジャーさんからご挨拶いただき、唐田さんがご自身で作ったというZINEを頂く。今、帰りの新幹線でペー ジをパラパラとめくりながらこうやって自分の作ったものを形にしているのはどのような形であれいいなあ、 と改めて思う。 MVの最後のシーンは隅田川に掛かる橋の上でRIVERを自分が弾き語るというシーンだった。橋の上に置かれた自分のパソコンとキーボードを見て違和感を隠しきれなかったが、外で鍵盤を触るなんて経験自分に は無かったので新鮮だった。夜風に吹かれて演奏するのも悪くない。ただ実際楽器はほとんどできないので運指は適当だ。キーボードを弾き終わり、立ち上がった自分はそのあとずっと別々に行動していたはずの唐田さんとすれ違う。人生はどこで交差するかわからない。
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前回のアルバムはマスタリングのことまで書けていたが、入稿の時点でアルバムが完成していたのは FANTASY CLUBが初めてだったと思う。2年にアルバム2枚をリリースするという昔ながらの契約も2周目、 今回はひるがえって厳しいスケジュールでの制作となっているのでアルバム制作を最後までこのエッセイで 記録しておくのは難しそうだ。前作から1年と少しの間に全曲自作のリミックス・アルバムと劇伴アルバム2 枚強分を制作した。あといくつかの外仕事。そうやってドタバタしているうちにゲストがゼロという本当に異例の作品が完成しようとしている。いつのまにかボーカリストみたいになっているし、顔もそれなりに差すようになってなかなか人生は思ったように進まないなと思う。 自分の中で本当に大変だ...というモードに達さず完成させることが初めてできたのがFANTASY CLUBだった(今当時のエッセイを見たらアウトロ作りに1週間もかけている!)のだが、そんな言い分が毎度通るほど まだ我々はイケてない。皆様にこの文章とともにちゃんとアルバムが発売日に届いていることを切に願う。 良いことなのか悪いことなのか、我々はずっと必死だし、それはまだしばらく続く。
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kiitatakita · 6 years
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聴講メモ 情報ネットワーク法学会第18回研究大会1日目 #inlaw #inlaw1 #inlaw3 #inlaw5
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:http://www.in-law.jp/taikai/2018/index.html 日  時:22018年12月8日(土)11:50~18:20 場  所:立正大学品川キャンパス
研究大会の前に学会総会が行われた。第19回研究大会は来年11月2日(土)、3日(日)に大阪府内にて開催予定。
※発表者敬称略
【開会挨拶】 情報ネットワーク法学会理事長 中川 裕志
技術系の出身。工学部出身で人工知能の研究、テキスト処理をやってきた。10年ほど前からプライバシー保護を研究対象に。技術だけでは足りず、法律も必要と感じた。理研 革新知能統合センターで研究に携わる。総務省、内閣府で仕事。
人工知能、生命科学等の研究で、人間の自由意思の存在について疑義が呈されるようになってきた。人間はアルゴリズムであるとの主張も。人間中心の法体系とどのようにすり合わせていくか。
【開催校挨拶】 位田央 立正大学法学部長
本学は開学より146周年になる。2年後にはキャンパス再開発事業が完了する。
【基調講演】 情報ネットワーク化の進展とプライバシー・個人情報保護論議の展開 堀部政男 一橋大学名誉教授
19世紀末から現代まで8期に大きく分けて考えられる。第4期では1980年のOECDガイドライン採択、欧州評議会の条約採択というトピック。第5期1990年代には欧州のデータ保護指令、国連のガイドラインなど。日本では1988年に旧行政機関個人情報保護法ができたが、民間を律するのは第6期2000年代の個人情報保護法。 情報ネットワーク法学会は2002年設立。世界人権宣言70周年、第12条でプライバシーという言葉が使われている。表現の自由に関する19条もあり。 情報ネットワーク化の進展と法的対応のうち、現法体制内対応論に”プライバシー外交的”対応論。 欧州評議会条約第108号諮問委員会に日本はオブザーバー参加。 1982年、当時の行政管理庁プライバシー保護研究会で立法化の提案。 日本では1980年代から自治省個人情報保護対策研究会。1985年に総務庁 行政機関における個人情報保護研究会。 住基台帳NW訴訟は全国で54件、最高裁は合憲判決、但し高裁レベルでは違憲判決も。 第6期2010年代には個人情報保護法の改正論議が出てきた。 EUから十分性認知に基づいて移転した個人データの取扱いに係る規律を定めるガイドライン案 日EUの個人データ移転枠組み構築最終合意2018年7月17日 第40回コミッショナー会議サイドセッションでもスピーチ 今月中に欧州委員会の十分性認定に結論が出るか?
第1分科会 12月8日(土)13:30-15:00 会場9B21 #inlaw1 【プロバイダ責任制限法研究会:ブロッキングを巡る議論とプロバイダ関連訴訟】 主査:板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師)
登壇者: 中澤佑一(弁護士 弁護士法人戸田総合法律事務所)司会 壇俊光(弁護士 北尻総合法律事務所) ブロッキング ブロッキングを巡る議論とプロバイダ責任制限法・総論
2つのブロッキング  4・13政府決定とこれに基づく民間事業者の自主的取り組みとしてのブロッキング   いわゆる忖度ブロッキング   立法ブロッキング
海賊版サイトは日本の著作権法上違法なのか?  ほぼすべての海賊版サイトはリーチサイト  リーチサイトが著作権侵害かは不明  リツイート裁判 ロケットニュース24事件  海外サーバーで海外事業者が運営している場合
ブロッキングの対象は何なのか?
大規模サイトにはCDNに対する法的措置で足りる
電気通信事業法とDNSポイズニング  知得、窃用
補充性の要件とLRA
ブロッキングは妻の妊娠中における飢餓による窃盗よりも緊急?
ほかに手段があるか無いかはスキルのある弁護士を基準に考えるべき
米国subpoenaを用いた手続き  日本のプロ責は使いづらいのは事実  プロ責の見直しが本筋
米国に比べると  開示範囲が限定 開示拒否に対するサンクションのなさ 現行民訴は匿名訴訟ができない  公示送達の問題  非開示免責
民訴は相手方をはっきりさせなければならない 外国における送達は時間がかかる 民事保全法も大変 保全命令を当事者に送達するのに数か月かかる
ブロッキングの議論はプロ責と民訴法の出来が悪いから必要性が論じられている
神田知宏(弁護士 小笠原六川国際総合法律事務所) H29Google裁判の射程 送信防止措置依頼としてのブロッキング請求の体系的地位 最決H29.1.31の運用結果と射程
判事2353号判例評釈708号  多額の負債:認容  4年、示談して不起訴:認容  つつもたせ被害による風評:認容 元AV女優身バレ事案:認容
犯罪報道の削除には高いハードル  東京高判290629 12年オレオレ詐欺 棄却 最決不受理  東京高判300125 11年歯科医師法違反 棄却 最決不受理  東京高判301109
東京高決H300810(犯罪報道だが認容)  不起訴処分 今後起訴される現実的な可能性は事実上ない  法律上は無罪推定だが現実的には有罪の嫌疑を抱くものが多く名誉や信用が毀損される  伝達範囲は限定的であるとはいえ、具体的被害の程度は大きい
名誉毀損の検索結果削除  射程外?  東京高決H291030 係属中  東京高決H300420 抗告不許可 加重不要   リンク先は読まないとの規範を示し、グーグル側が大いに引用中  高判H300823 上告中   検索結果の提供の差し止めは、事前抑制であることの性質上(もう提供されとるが…)   最高裁S61判決が判示する要件が基本的に妥当(北方ジャーナル事件)
ツイッター・コンテンツプロバイダへの波及(グーグル基準の採用)
東京高決H290810(平成29年ラ1184号)  グーグルと同じ基準を採用  抗告許可申立て理由
預金保険機構 振り込め詐欺救済法27条  解釈と運用変更により、削除要件が定められた
吉井和明(弁護士 弁護士法人ALAW&GOODLOOP) オンライン地図サービスに付随するレビューに関するプロバイダ関連訴訟の動向
Googleマップ口コミ機能  口コミはログインした上で投稿
口コミの閲覧を目的としないものに対しても、評価を晒されることになる 実質匿名投稿になっている
Googleマップ上の施設は、他人が登録することができる  位置情報や店舗情報が投稿内容が正しいものである限り、他の要素が無ければ削除は難しい
法的問題  内容が抽象的  反真実性を示すことが難しい  口コミが存在する限り、被害が刻々と発生する
Google側の主張H29年決定の「明らか」基準適用の素地  公共性 口コミ全体の話  媒介者 単なる媒介者ではない  投稿者の反論の機会 大部分のコンテンツプロバイダで々  萎縮効果 裁判所の特定の決定
利用者側敗訴判決ばかり裁判所に顕出される問題  訴えられる側の企業には情報の蓄積があるが、裁判所や地方の弁護士にはない  裁判所に提出されるのは、企業側に有利な裁判例だらけになっていく
弁護士唐澤貴洋 ログインIP訴訟事例
なりすましアカウントによる有名人の訃報をツイート  ツイッター社から特定の時間帯のログインIPアドレスの提供を受ける  ログイン時IPアドレスに関する氏名等の情報はプロ責における発信者情報に相当するのか   被告 開示請求の対象となる「当該権利の侵害に係る発信者情報」は侵害情報に係る特定電気通信の家庭で把握された発信者を識別するための情報を意味すると解すべきである
裁判所の判断  ログイン情報から、当該ログインに係る発信者が侵害情報の発信者であることが推認される場合があり、このような時には、当該ログインに係る発信者情報は、法4条1項の発信者の特定に資する情報に当たると解することができる
本件契約者がなぜ、匿名化担保されていたことを知り得るのか
異なるプロバイダを経由して同一のIDにログイン 裁判所は不自然と。
パネルディスカッション
な プロ責実務、どの辺がきついのか
か 発信者情報目録が難しい。何を開示しろというのが。コンテンツプロバイダの住所氏名開示を請求すればいいというのは分かったが、住所氏名が何と紐づいているのか分からない。クラウドフレア目線で分かるようにしないと。主文の書き方も難しい。
だ とりあえずやってみるのが良いのでは。
か 裁判所はこちらが言った内容でクラウドフレアに送ってくれるかもしれないが、受けとった側が納得しないとどうしようもない。
よ 民訴にも難点。管轄の問題。プロ責はプロバイダの所在地が管轄になることが多い。地方でやると変な判断が出ることもある。匿名訴訟ができれば民訴で解決できる部分もある。送達に時間がかかりすぎて、依頼者の被害拡大も。
か 弁護士会照会で開示してくれるという話があるのだが。ログインIPの問題が出てくるのがおかしいのではないか。事業展開の中で発生したトラブルについて、応分の負担で開示できるようにするべきでは。
だ 発信者情報開示は東京、削除は大阪と分かれてしまう。Googleの責任を問わなければ情報を開示すると言われる。
な 海外からの資格証明取り寄せが訴訟費用にならない。翻訳費用も馬鹿にならない。間接強制絡みで海外事業者が保有の有無を照会しても回答してくれない。回答義務があってもいいのでは。 匿名訴訟の話だが、仮名、例えば口座番号等で照会を同時にかけるという手段では?
だ 民訴規則を変えれば行けるのではないか。
な 何も書かないのか?
だ 住所不明、氏名不明で訴訟できれば、裁判所が開示命令を出してくれる。
か 判決までに何らかの手段で確定できればいいという話なのか?
だ 一番のメリットは開示される内容が限定されていない。訴訟の補正で対応できる。
か 通信の秘密の侵害にならないか
だ 違法性阻却になるのでは。
よ 無駄な訴訟をしなくて済む。プロ責で開示請求をすると権利侵害等の申し立てをしなければならないが、それは本案と同じ内容になる。本来なら言わなくても済むことを言わずに済む。
か 被害を受けた人が自分の名前を出して訴訟しなければならないという点を改善できないのか。発信者情報開示で原告の名前を晒す意味があるのか。
よ 判決を何らかの形で共有できないだろうか。
会場 開示に当たって同意書を求めるのは酷い。発信者情報開示ガイドラインではそのようなことを言っていない。対クラウドフレアについては技術的なことを相談する相手が原告側にいないのか。
だ このような分野は実質3人に情報が集約されている。(だかよ)
よ 未経験者に手取り足取り教えるのは難しい。
か 教えてくださいコピーください的な依頼がくるが多忙を理由で断ってる。
よ 変な判決が出てくるとこちらの首が締まるので、難しい。
か ツイッターにIPアドレスださせるのに訴訟でやっている例があり、仮処分ではないのかと疑問。
よ 仮処分と本訴の選択だが、どのように考えるか。
か 本案訴訟にすると違法性阻却事由を出さなくていいのか?どちらでも要件事実が変わるわけではないと主張しているので、本案であっても主張がいるのでは。
よ 立証責任の問題
か Googleだけは起訴命令を送ってきてくれるので、本案訴訟しているが、基本はあまりしない。
だ 担保の問題をクリアすれば仮処分の方が簡単。掲示板でスレごと消したい場合は仮処分では対応していない。
第3分科会 12月8日(土)15:10-16:40 会場9B21 #inlaw3 【システム開発プロジェクトの中止〜その手法とタイミングの見極め〜】 主査:伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 登壇者: 伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所)  訴訟ではベンダ側、相談は発注側が多い 大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所)  データの利活用、サイバーセキュリティ等が多い 杦岡充宏  ITコンサルタントで実務者としての立場。
スライドシェアに資料はアップしてある。 リンクは https://masahiroito.hatenablog.com/entry/2018/12/07/170739 にあり。
システム開発は未だ失敗が多い。 ヤバくなった時に、どうやって撤退するのか。どこだったら引き上げられるのかが現場としては悩みどころではないか。
ユーザー 早く損切りしたいとか、自分達の責任も感じたりとか。
ベンダ このままだとメンバーが潰れる 被害を最小限にして撤退したい 「中止提言義務」?
紛争の予防・早期解決の観点から、中止することの法的根拠、リスクを整理し、実務にフィードバックする。
影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所) ユーザ(発注者)から見た論点の整理
ユーザ側の法的主張  債務不履行   履行遅滞 催告するか 悪化しないか? 履行期よりも前に主張できない        信頼関係の破壊  履行不能   物理的/技術的不能   社会的不能    債権者がプロジェクトを注視するといえば、履行不能なのか     ユーザ側が変えたいと思っている 受領拒絶?     それは債務不履行で言う「不能」なのか 「不能」と「帰責性」の交錯     追加仕様がてんこ盛りだったら?     ベンダ側に帰責事由の不在を立証させる  付随義務違反(PM義務違反)  
 瑕疵担保責任   完成しているので請求権は発生
ベンダ側からの反訴リスク  中止した場合の残額支払  追加コスト
 注文者解除の損害倍書請求   641条の(任意)解除ではないと認定してもらえるような内容証明を作る必要
 532条2項 債権者の責に帰すべき事由   不況に伴う業務縮小   カスタマイズ費用��増大
 商法512条
 黙示の合意   認定されるだけの事実関係の存在が必要    説明したか    指示があったか、それが追加であることを知っていたか
ユーザ側のプロジェクト管理(協力) ベンダ側のPM義務違反の時期を、なるべく遡らせる  瑕疵担保責任が認められたフェーズよりも前のフェーズの個別契約は、相当因果関係なしとして損害賠償の対象とせず  「相当因果関係」  スルガ銀行事件 ある時点での不法行為
「検収」
一括契約はユーザ側にリスクあり。多段階契約はリスクコントロールしやすいのでは。
大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所) ベンダ(受注者)から見た論点の整理
履行遅滞は認められないことが多い  履行遅滞はユーザの追加要望に従ったもの
PM義務違反  ユーザがシステム機能の追加や変更の要求等をした場合で、当該要求が委託料や納入期限、ほかの機能の内容等に影響を及ぼすものであった場合等に、ユーザに対し適示その旨説明して、要求の撤回や追加の委託料の負担、納入期限の延期等を求めるなどすべき義務  要求の撤回、追加の委託料の負担、納期延長の申し入れがあったかによる
瑕疵担保責任に対する反論  システムの完成があったか?   民641条 債務不履行解除崩れの注文者解除    注文者に対して不要な仕事の完成を強制することはなく、かつ社会経済的見地からも不当    注文者に損害を賠償してもらえれば請負人に不利はない
損害賠償の範囲  すでに支出した費用  逸失利益(報酬-下請費用) 完成が前提   介助によってベンダが逆に利益を得ている場合は「損益相殺」
意思表示の転換 ステアリング・コミッティの必要的アジェンダ  システム開発基本契約及び個別契約の変更等を必要とする理由、変更提案書の提出の有無  変更管理手続き 変更提案書を提出し、かつ、次の事項を記載した書面を甲府   費用、スケジュール、その他変更が本契約及び個別契約の条件に与える影響   協力義務違反の証拠化  Redmineを使う   誰が相手方にボールを返していないのか
杦岡充宏 事例紹介
課題管理はプロジェクト完成の基本条件。 課題管理とリスク管理をセットで。
ケース  販売管理システムを請負で構築。ホスト→webベースへ。  現行システム機能をWebベースのシステムに単純移行  内容は1日間のヒアリング内容を基に提案し合意
 結果   4か月が4年半に。ベンダは完成したと主張。
 要件定義の段階で多くの追加要件の存在が確認され、当初計画と費用では実現不可能なことが判明  7か月で大体ソリューションを検討し、4か月の追加を提案  設計と開発を並行して行い、更に4か月の遅延  追加がぼこぼこ出てくる  ベンダの主担当が産休に入る  納品後もユーザの指摘が継続し、ベンダも対応を継続した挙句、ユーザは検収を拒否
ベンダに  ない袖は振れぬ  やらないことを決めろ!  ユーザの言いなりになるな!
期待値コントロール大事 適正なところに戻す
ディスカッション
い この場合の解除にどのような問題があるか
か 最終バージョンに書かれた仕様が満たされていないのであれば不履行
お 変更対応がトレースされているはず
い ユーザはどうすべきだったか。
す ユーザから辞められるタイミングもあったのでは
か 代替検討の時は難しいだろう。その後の提案に沿った開発が不調であったのであれば、そこで解除すればすっきりしていたのでは。
お 設計・開発・テストが基本設計で終わった段階で実現可能性を疑うべき。ここで合意解約の打診をし始めてもいいのでは。
す 4か月を守れなかった時点で契約解除はできないのか。
か ユーザ側に問題があったのでは。現場の意見をきちんとまとめてベンダに伝えることができていたのか。となると、債務不履行解除は難しいのではないか。
お 使用固めの段階でキャッチボールしており、ここで債務不履行主張は難しい。
い 定期的に打ち合わせ等をやっており、延期の合意があったと主張したらどうなるか。
か 納期と履行期の関係は難しい。定められている納期の日にカットオーバーにどれだけ意味があるか。
お 黙示的な納期の延長合意がなされているとみなされるのでは。
い あとこれだけあれば対応できるといえば遅延ではないのか。
お それも危険がある。
い ユーザ側からベンダ側の能力不足をどうやって立証するか。
か 基本的なミス、納期遅延等の積み重ねで立証。
お 完成度の立証を裁判官にするのは難しい。数量基準で定量的に示す。
い 証拠化はどうすればいいか
す ドキュメントのレビューと指摘内容をしっかり記録する。
い 最終の交渉でユーザ側はどうすべきだったか。
か 解除すべきだったのでは。要求をきちんとまとめられておらず、反訴リスクが高い。
お 課題の棚卸をして、多くの課題が未着手、あるいは内容不十分であることを記録しておかないと、ユーザの検証不足となるのでは。
す 交渉せずに引き上げることはベンダの不利になるのか。
い 信頼関係の破壊を解除理由にしてくるのではないか。
お 裁判所の見方としては説明なしの撤退はインパクトが大きい。
す 対応を続けるのは未完成であることと同視されてしまうのではないか。それよりも撤退の方がリスクが多いのか。
い それはないのでは。裁判所は技術的な評価を避け、振舞いから両者の関係を見ているように思える。
か 謝らせるよりも事実を認めさせる。
お なぜ謝罪したのかの理由の方が大事。機能要件の充足こそが肝。プロダクトそのものの鑑定をプロにして欲しい。
い 検証は現実的には難しい。
か オンラインゲームの開発である時点での機能を裁判所で見せたことがある。下請が元請に請求した事例。
お 医療裁判で鑑定書の合理性を裁判官の目で判断する。システム開発でも意見書を出したことがあるが、裁判官に理解してもらうのは難しい。
す ADRで係争中のケースを見たことがある。フローに沿って見て、一応の完成をしていると判断した。
か ユーザに気をつけて欲しいのは、ベンダ側の内部的なコストが発生しているということを理解していないと、本訴、反訴共に金額が大きくなってしまう。
お 紛争の種、芽の段階で法務がどのように関与するか。リーガルがしっかりコントロールしてほしい。
す ベンダはユーザのパートナーである。きつくし過ぎると問題が隠れてしまう。
第5分科会 12月8日(土)16:50-18:20 会場9B21 #inlaw5 【個人情報保護法制『2000個問題』を考える】 主査:岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 登壇者: 岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 自然災害と2000個問題
鈴木正朝(新潟大学・教授/理研AIP) 2000個問題最新動向~官民データ活用推進基本法から規制改革答申まで~
湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学) 自治体からの情報提供をめぐる現状:情報提供・情報公開・個人情報の提供・非識別加工情報・官民データの間 板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師) 2000個問題の負の側面:自治体ネグレクト及び自治体の多重事務
お 2000個問題についてご紹介願いたい
す 1800個問題と最初は言っていた。市町村の数がそれくらいだったので。上原教授から広域連合等の存在を指摘され、切りの良いところで2000個に。湯淺先生が実際に条例を集め、上原先生が分析した。 ルールが2000個存在する現状でデータ連携、越境データ、環境が激変する中でルールが2000個存在するのは問題ではないか。
お 実際には2000個では済まないのでは。 西日本豪雨など大災害が続発している。広島の土砂災害の時には行方不明者の発表に3日かかった。その数年後にも県と市でデータの共有をしていない。法律あっても、条例あっても実務の運用がない。
す 岩手日報社が3・11の継続報道をしている。救助復興の時にリアルタイムで情報を共有できず足かせとなった。
お 今年も同じ問題が起きた。ルールの策定を提唱しているが、国は関与できないとしている。法律上はそう答えざるを得ない。最低限のルールが無くていいのか。命の問題を条例の問題としていいのか。安否情報を家族に答えられないところまでもある。
ゆ 自治体が持っている情報を出すのは第三者提供だけではない。観光として公にすることが予定されている情報は除外→定めがない。ウェブサイトに掲載するのが「オンライン結合」になるのか?非識別加工は自治体の手に余るものがある。基準や対象を国が示してほしい。市町村は官民データの作成を義務付けられていない。データの保存規定もない。保存年限のさだまっている文書類は逆にそれを超えてあってはならず、データを作れない。
お 2013年に伊豆大島で土砂災害があった。居所がうつってしまった人に支援を届けるために大島町がトレースしたかったが、手に余る。東京都がやろうとしたが、大島町の条例でデータ結合が禁止されていた。同年に改正された災害基本法で上書きされ、結合が可能になった。
す オンライン結合はお手本から丸写しだが、解釈が分かれている。
い 地域医療連携において、自治体の病院が手続きの煩雑さから連携されないことを「自治体ネグレクト」と名付けた。条例に対応したシステム開発が必要で、病院を所管する個人情報保護条例がない場合もある。医療IDの導入でも自治体の病院が無視される可能性がある。条例はマイナンバー法にも対応しなければならない。法定受託事務だから。加工基準の条文は国だってコピペでやっつけているのに、非識別加工情報が自治体の手におえるのか。
ゆ 地域医療では大きな自治体は連携を自前で構築してしまう。同じ市立病院でも指定管理者がやっているところと直営のところではシステムが違う。指定管理者は処分性はあるが、事業者として民間法の個人情報保護法がてきおうされるとかんがえられる。直営は条例。
す 病院は私立病院の方が圧倒的に多いが、難病等については公立病院がネットワークを作っている。指針の方が緩いが、真面目なところは条例に対応しようとする。
ゆ 真面目なところほど苦労する。
す 国立大学法人、公立大学、私学でデータ連携が難しい。データの足回りの悪さをどこまで放置するのか。告示で法律、条例を上書きしようとする国が十分性認定と言えるのか。
ゆ 個人情報の定義についての教材にも間違いがある。
お 学術除外の条項が10以上の県の条例にはない。
す 医療分野だと3000個問題、倫理審査会の数。
い 例外事由は予算も人もつかない。最小限のところが同じなら、解釈も共通で使える。さいたま市と千葉市で、そんなに地域の実情が違うのか。港区と渋谷区でそんなに違うのか。
す 個人情報保護法5条に「地域の特性」の文言がある。上乗せ横出し条例で対応可能な中身が殆どなのに。
ゆ 「地域の特性」というのは、先進的な自治体への配慮や、現代も深刻な同和問題、宗教団体等の問題があるが、殆どの場合は上乗せ横出しで対応可能。
す JILISで開示をかけた資料を見ると、過去の経緯を尊重する意味であって、「地方自治の本旨」がもとではなかった。
お 地方自治の人は実際にはどう言っているのか。現場の判断になってしまう。要支援者名簿に載っているのは同意した人だけ。
す 国会では2000個問題の解決の必要性は認識されている。官庁でも課題となっている。自治側からは県域構想が出てきている。自治体の在り方を憲法レベルで検討する動きはすでに出ている。基礎自治体単位の条例が維持できるのか。
お 官民データ活用法19条には国の政策と自治体の政策の整合性について記述されている。���害、医療、福祉の側面から考える必要がある。
す 丁寧に特別法を作ればいいのではないかという反論が想定される。一般法レベルで土台に手を付ける必要があるのかと。
お 災害時の弱者名簿は事前に共有する必要があるが、この部分は自治体任せになっている。消費生活上の弱者リストもあるが、協議会とリストを作って保護するのは自治体任せ。困窮者の自立支援も協議会が必要。これを全部やるのか。特別法をいくら作っても漏れは出る。
ゆ 非識別加工情報が官民データみなされてしまったので、各自治体は基準も何もなし、徒手空拳で非識別加工情報を作らなければならい羽目に
い 非識別加工情報についてだけ立法しても他はほったらかしではしょうがない。3年に1回しか協議会を開催しないのでは知見なんか貯まるわけがない。都会の自治体だけ呼んでどうするのか。新宿区だってやらかしている。
お 新宿区ですら消費者安全確保地域協議会が無く、いきなり区議会で審議にかけられた。
い 普通の自治体で普通に運用できるようになっていないのは欠陥だ。
す 個人情報の定義が確定していない、解釈基準にバラエティがある現状で、非識別加工情報の基準を概念として出すことができるのか。
ゆ 国の場合は非識別加工情報は個人情報性が残っているとしている。自治体は情報公開条例における個人情報性を判断しなければならない。加工基準も自分で作らなければならない。
す 基礎自治体の持つ情報は大きいが、手助け無しでいいのか。
ゆ 官民データ作成の義務付けがあるのは都道府県レベルで基礎自治体にはない。
す 出口はあるのか。
ゆ 具体的な提言に入る前に、日本の「地方自治の本旨」はミニマムを定めた方が良い領域と、地方の自主性に任せた方が良い部分に別れることに気がついた。個人情報法制はミニマムを定めた方がいい領域ではないか。
す 憲法と国際連携など課題は山積している。
お 災害救助の主体は都道府県だが、大事な個人情報はどこにあるのか。基礎自治体にある。住民票、障碍者手帳、母子手帳などに眠っている。都道府県の条例で基礎自治体に条例の制定と情報共有を呼び掛けても実効性があるのか。市町村のインセンティブがない。地方自治体個人情報保護法の必要性があるのではないか。
い 犯歴情報は選挙の関係で本籍地市区町村にある。根拠法の明文規定なし。経済活動にも支障が出るのではないか。
ゆ 全国の市区町村の条例を集めたが、収集できなかったところがある。情報公開請求をする必要があったが、住民でなければ請求できない。暴力団の構成員であることが要配慮情報かどうかもばらばら。
す 国会職員と裁判所職員に罰則がない。地方行政文書についても罰則規定を設けるべき。公的部門のチェックの為に個人情報保護委員会は独立性の高い委員会にした。グローバル対応するならプライバシー保護に対応するのはナショナルセキュリティ。
お 震災被害地の復興のための法制を。
会場 法務省にも犯歴データはある。犯歴データが照会できないと困るのは海外人材を採用したり、海外取引があるFinTech業界での採用活動。越境データ問題も絡む。
会場 情報銀行の態様はは共同利用になるのか?民間が経営している情報銀行であれば自治体間で個人情報を共同利用可能か?
ゆ 地方公共団体には民間と個人情報を共同利用する規定がないので、情報銀行の利用自体が無理ではないか。
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