#味わいぶかい看板
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みんな知らない「実は略語」の言葉をまとめました。詳しくは...

食パン:主食用パン
食パンの語源に関しては複数ありどれが正しいかわかりませんが、有力な説を2つ紹介します。1つは、「主食用パン」の略。パンが日本に入って来た当時はイースト菌などもなく、比較的小さな菓子パンだけが作られていました。それからパンが大きく膨らむようになり、米の代わりになり得るようになったため、「主食用」と名付けられました。もう1つは、消しパンではない「食べられるパン」の略。昔は美術のデッサンなどでパンを消しゴ��代わりに使用していたためです。
ブログ:ウェブログ
ウェブサイトの一種で日記形式のもの。英単語でも”blog”がありますが、もともとは”Web”と記録を意味する”log”が合わさった言葉である”web log”の略です。
軍手:軍用手袋
元々軍隊用の手袋として使われていたためです。日露戦争の際に、寒冷地を戦場とする兵士に支給するために考案されたものです。その後、荷物運搬や土いじりなど日常生活で使われるようになりました。
演歌:演説歌
元々は自由民権運動の政治運動家(壮士)たちが演説の代わりに歌った壮士節が始まりとされます。1930年代にジャズやクラシックが大衆歌に組み込まれていき、歌詞も政治とは関係のない叙情詩的なものに変わっていきました。
教科書:教科用図書
主に小・中・高および特別支援学校などで学ぶ時に配布される中心的な教材のことで、「教科用図書」の略です。教科書と教材の違いは、文部科学大臣の検定に合格したものが教科書と呼ばれます。
チューハイ:焼酎ハイボール
焼酎とハイボールを組み合わせた「焼酎ハイボール」の略語。焼酎やウォッカなど無色で香りのない酒類をベースに、炭酸で割ったものを一般的に指しますが、炭酸ではなくウーロン茶で割ったウーロンハイもチューハイの一種です。
ジャガイモ:ジャガタライモ
ジャガイモはそもそも南米原産の食材であり、日本には16世紀末にインドネシアのジャカルタからオランダ人により伝えられました。そのため当時は「ジャガタライモ」と呼ばれていましたが、後に略されていきました。ちなみに日本では中国語由来の馬鈴薯とも呼ばれます。
ワイシャツ:ホワイトシャツ
主に男性が背広の下に着るシャツのことですが、元々は和製英語である「ホワイトシャツ」の略。よく「Yシャツ」と記載されることがありますが、これは完全に当て字です。一方で、「Tシャツ」はアルファベットのTの字に似ているためこう呼ばれるようになりました。
割勘:割前勘定
友人との飲み会などでよくある割勘は「割前勘定」の略。割前とは分割してそれぞれに割り当てることを意味する言葉です。江戸時代後期の戯作者で浮世絵師として有名な山東京伝が発案されたと言われており、当時は「京伝勘定」と言われていたそうです。ちなみに世界的に見ると割勘の文化は少数派で、男性���年上が払うのが一般的のようです。
カラオケ:空オーケストラ
歌のないオーケストラの意味で、「空(から)オーケストラ」から「カラオケ」と略されました。カラオケは日本で1960年後半に誕生したとされ、その後世界に広がっていきました。そのため英語でも”karaoke”と書きます。ちなみに中国語では「卡拉OK」と突然アルファベットが出てくる不思議です。
バス:オムニバス
ラテン語で「すべての人のために」という意味の「オムニバス」が語源で、フランスの乗合馬車の発着所の雑貨屋の看板に書かれていたことに由来します。そこから多くの人が利用する乗合自動車をオムニバスと呼ぶようになり、その後略されました。
リストラ:リストラクチャリング
英語で「再建」を意味する”restructuring”から略されたものです。リストラと聞くと人員削減をイメージしますが、本来の意味は事業構造を再構築することです。その中の一環として、人員削減が起こります。
リモコン:リモートコントロール
英語で「遠隔操作」を意味する”remote control”から略されたものです。TVなどに向かってリモコンから赤外線をデジタル信号で送ることでチャンネル��音量などを操作することができます。
ソフトクリーム:ソフト・サーブ・アイスクリーム
海外では「柔らかいクリーム?」となり伝わらない和製英語です。英語では” soft serve icecream”であり、ソフトクリームサーバーの製造などを行っている日世の創業者・田中穰治が日本でソフトクリームを広めるのにわかりやすくするために省略したとされています。
ペペロンチーノ:アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
唐辛子をオリーブ油で炒めたパスタ料理。正式名称は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言います。イタリア語で「アーリオ」は「ニンニク」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」を意味しています。
経済:経世済民
中国の晋朝について書かれた歴史書である『晋書』に書かれた「経世済民」を略した言葉です。現在の政治と同じような意味で昔から使われていました。明治以降、”economy”の訳語として頻繁に使われるようになったようです。
首相:首席宰相
首席はトップを意味し、宰相は辞書で調べると「古く中国で、天子を補佐して大政を総理する官。総理大臣。首相。」と載っています。首相の言葉の中に首相が含まれている二重表現のような言葉です。ただ「首相」は日本国憲法に記載された言葉ではなく、報道などで使われる内閣総理大臣の通称です。
切手:切符手形
お金を払って得た権利の証明となる紙片のことを古くから「切手」と呼んでいました。日本��近代郵便制度の創始者である前島密が、“郵便物に貼って支払済を表す印紙”に「切手」という言葉をそのまま当てたそうです。
出世:出世間
元々は仏教語で、仏陀が衆生を救うためにこの世に出現することを指す言葉で、「出+世間」でした。そこから略され、日本では僧侶が高い位に上ることを意味するようになり、世間一般でも役職が上がることなどを指す言葉となりました。
断トツ:断然トップ
2位以下を大きく引き離すことを指す言葉ですが、元は「ずば抜けて」の意味を持つ「断然」と首位を表す英語の”top”が合わさった言葉の略。そのため「断トツの1位」という表現は二重表現になります。
押忍:おはようございます
朝の挨拶である「おはようございます」から「おっす」と短くなり、さらに「おす」へと略されました。そこから「自我を押さえて我慢する」という意味を込めて「押忍」という漢字が当てられました。
デマ:デマゴギー
大衆を扇動するための政治的な宣伝を意味するドイツ語の「デマゴギー」を略したものです。元の意味の通り、政治的な意味合いを持つ言葉でしたが、昭和になってから、単純に「嘘」や「根拠のない噂」の意味で使われるようになりました。
おなら:お鳴らし
屁を「鳴らす」の名詞である「鳴らし」に「お」をつけて婉曲に表現した言葉で、そこから一文字略されました。元々の言い方の方が上品な感じがあって良いですよね。というのも、一般庶民は昔から「屁」と言っていましたが、宮中に仕える女房たちは隠語として用いていたためです。
電車:電動客車
電動客車をより細かく表現すると、「電動機付き客車」または「電動機付き貨車」となります。電車は架線あるいは軌道から得る電気を動力源として走行しています。
電卓:電子式卓上計算機
計算機という本来役割を表す意味の言葉が略されています。1963年に世界初の電卓が登場し、1964年に現在のシャープから日本初の電卓が発売されました。当時の価格は53万5千円と車を買えるほどの値段でした。今では100均で売られているものもあるのに驚きですね。
ボールペン:ボールポイントペン
英語で”ball-point pen”と言い、これを略した言葉です。ボールという単語が使われている理由は、ボールペンの構造上、先端に小さな回転玉(ボール)があるためです。
インフラ:インフラストラクチャー
英語で「下部構造」や「基盤」を意味する”infrastructure”から略されたものです。電気・ガス・水道・電話・道路・線路・学校や病院などの公共施設など、���たちの生活に欠かせないものを指す言葉となっています。
シネコン:シネマコンプレックス
「コンプレックス”complex”」が「複合の」を表す英単語で、同一ビル内に複数のスクリーンを備えた複合型映画館のことを表します。国内の代表的なものとしては、TOHOシネマズ、イオンエンターテイメント、MOVIX、ユナイテッド・シネマなどがあります。
シャーペン:エバー・レディー・シャープペンシル
シャーペンが「シャープペンシル」の略ということを知っている方は多いと思いますが、実はこれも略語。1838年にアメリカで「エバーシャープ」という筆記具が登場し、その後1915年に現シャープの創設者である早川徳次氏が国内初となるものを考案し、「エバー・レディー・シャープペンシル」という商品名をつけヒットさせました。
ピアノ:クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ
イタリア語で「小さい音と大きい音を出せるチェンバロ」という意味です。いつの間にか「小さい音」を表すピアノだけに略され、楽器を表す名詞となりました。元のピアノの意味は今でも音の強弱を表す「メッゾピアノ」や「ピアニッシモ」と合わせて音楽記号として使われていますね。
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344: 名無し:24/08/21(水) 19:11:29 ID:pe.rf.L1 コインランドリーのおかげで死なずに済んだこと。 どういうことかというと、数年前、職場のベテランが複数名辞めて皺寄せがこちらにきたことがあった。 精神を病んで、洗濯物を洗っても洗濯物が干せなくなった。
洗濯物を洗ってもそのまま洗濯機から出さずカビだらけに。 怖くなって服を洗えなくなり、下着だけ手洗いしてなんとか干してた。
洗濯物を干さないと綺麗な服も着られないので、毎週新しい服を買う意味のわからない行動に出てた。 罪悪感で胸が潰れそうだった。 ある夜コンビニにおやつを買いに出かけたら、住んでるマンションのお隣さんが私に「こんばんは〜」と挨拶して 大量の洗濯物を抱えて出かけて行った。 不思議に思ってこっそりと後をつけた。
そしたらお隣さん、大量の洗濯物をコインランドリーに放り込んでた。 徒歩2分くらいのところにあったようなのに、私は全く気づいてなかった。 それでも 「コインランドリーに頼るのは大人として失格だ。きちんと手で干さないと、太陽の光に当てないと、洗濯したとはいえないんだ」 とその時は思っていた。 さらに惨めになって死にたくなって、練炭も用意し、いざという時はこれを使おうと決めていた。
数ヶ月が経って、過労で職場で気絶し床に倒れた時、頭の中にパッとあの夜見つけたコインランドリーが浮かび上がった。
真っ白で清潔なコインランドリー、お隣さんが洗濯物を���り込んだ洗濯機の洗剤の匂い、看板に書かれた「10分100円」の文字。 そのまま暗転した。
目を覚ました時には病院だった。丸一日眠ってた。 看護師さんが名前はわかりますかと聞いているのに、 「私、コインランドリーに行かなくちゃいけないんです。 今すぐにコインランドリーに行ったら、これから全部うまくいく気がするんです」 と開口一番伝えて看護師さんを困惑させた。
病気ではなく、睡眠不足が祟ってぶっ倒れただけだったのでなんともなかった。
しばらく私は見舞いに来た上司や同僚に「コインランドリーに行けばすべてうまく行くんです」と何度も何度も伝えた。
「なぜうまく行くと思うの?」と理由を聞かれたけれど、 「わかりません。でも今の私を満たせるものはコインランドリーしかない」 とわけのわからない回答をしていた。
上司が不気味がって、休職していろと指示があった。
退院し、すぐさま床に散らばった家中の服、下着、タオルを家の洗濯機で洗濯して、脱水まで済ませたものを せっせとコインランドリーに運んだ。ちょっと贅沢に40分400円コースにした。
ゴウンゴウンと音を立てて洗濯機が乾燥していくのを、40分呆然と立ち尽くし、ずっと乾燥機の前で見つめていた。 どんどん心がスッキリしていくのを感じた。
それから洗濯物をきれいにしまい、途端に家事をやりたくなり、家中綺麗にした。 そして「あんな苦しい職場辞めちまえ」という気になり、貰うもんだけ貰って辞めた。
今はちゃんとした会社で、たまに残業しながらものんびり過ごせている。 週末お洗濯して、洗濯物の乾燥はコインランドリーに頼ってる。 大体10分もあれば乾く量なので、月額400円であの苦しさから解放された。 前の職場の同期曰く、「明らかに普通ではなかった。何を聞いてもコインランドリーの話しかしてなくて、本当に病んでた」 と言われた。
多分、家事の中でダントツめんどくさい「洗濯物干し」が楽になって助かったというだけの話なんだけれど、 私はそれ以上に、心が助けられたと信じてる。
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「名前のはがれたもの」
朽ちるというのは、物が壊れて消えていくことのようでいて、
実際には「名前が朽ちていく」ことのほうが大きいのではないかと思っています。
名前があるということは、
人間と物との間にはっきりとした主従関係があるということです。
「これは椅子」「これは看板」と呼んだ瞬間に、
その物はある役割を与えられ、意味を背負わされます。
けれど朽ちることで、その役割が失われていき、
やがて「椅子だったもの」「看板のようなもの」と呼ばれるようになる。
名前が断定できなくなっていく。
そのとき、物は人間の意味づけから少し自由になり、
人と物とが対等だった風景が、かすかに立ち上がるように思います。
たとえば、「発酵」と「腐る」は同じ現象です。
どちらも微生物によって物が分解されるという点では変わりません。
でも、人間にとって「都合がいい」結果を生むときは“発酵”と呼び、
望ましくない変化のときは“腐る”と呼ぶ。
つまり、名前の違いは現象の違いではなく、価値の違いです。
だから名前とは、人間の視点が反映されたラベルに過ぎないとも言える。
名前が朽ちるとは、そのラベルが剥がれ、
物が再び“なんでもないもの”としてそこにあること。
それはとても曖昧で、不定形で、
けれどだからこそ、自由に見つめ直すことのできる余白のある状態です。
そういう状態に出会えるのが、漂着物を拾うとき。
何だったのか分からないものに手を伸ばすとき、
「見たことがあるような」「でも、見たことがないような」──
デジャヴュとジャメヴュが交錯する瞬間がある。
それはたぶん、赤ちゃんが世界と初めて対峙したときの感覚に似ているのだと思います。
まだ名前も意味も知らないまま、ただ、そこにあるものと向き合う。
漂着物拾いには、その記憶を追体験する力がある気がしています。
淡嶋健仁
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朽ちるゆくへ
アーティスト:尾込真貴子・淡嶋健仁
キュレーター:金森正起
会場:旧油三洋品店(長野県松本市大手町2丁
目)
日時:2025年5月24日(土)25日(日)
10:00-17:00
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老維新の看板とランタン
横浜中華街にある数々のお店の中でも有名な「老維新(ろういしん)」。パンダまんやパンダ系の中国雑貨が人気です。よく、このお店の前に行っていたのですよね。とはいっても、お店自体にはそこまで興味はなかったようで。

たぶん、このビューが気に入っていたのだと思います。
自分が撮影した過去写真を見てみると、ここばかり撮ってるんですよね。
具体的には、この看板と前でうねうねしてるオレンジのランタンが気に入っていたようです。

好きなところは何度も撮ってしまいます。
そして、わたしは中国雑貨のお店、昔から好きなのかもしれません。

た��えば、今はもう名古屋にしか店舗がない「宇宙百貨」(今はちょっと商品の感じ、変わっちゃいましたけどね。)。
1990年代は大阪のアメリカ村にもあって、人気のお店のひとつでした。
もちろん、全国的にも有名でしたよ。

横浜中華街の老維新や萬來行カフェ(ばんらいこうカフェ)を見てると、宇宙百貨を思い出すこと、多かったです。
宇宙百貨、もう1回くらい行きたかったなあ。。。
2023/09/19 23:40
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「もう日本の町じゃない」成長続ける”世界のニセコ”―時給高騰し人集められず…閉鎖する介護事業所も 2/16(日) 17:01配信
パウダースノーを武器に、世界的リゾートに成長した北海道のニセコ地域。投資熱は冷めず、円安を追い風にインバウンド(訪日外国人)の流入も止まらない。食品スーパーには、外国人向けの1折3万円を超える生ウニが並び、飛ぶように売れている。
【写真で見る】北海道各地でトラブル…“迷惑外国人”も出現―雪まつり会場スタッフに“雪玉攻撃”する様子配信
バブルのような好景気に沸く一方で、労働力が枯渇し、時給水準が東京より高い2000円を超えるまでに高騰している。人を集められず、閉鎖する介護事業所も出てきた。
外国人の交通事故も一冬500件を超し、住民とのトラブルも増えている。拡大を続けるニセコの現状に迫った。
スーパーに並ぶ3万円のウニ 地元民は「手が出ない」 倶知安町のスーパーで販売されている1パック3万円を超える生ウニ
ここは本当に食品スーパーなのか――。ニセコ地域の一角、倶知安町の「マックスバリュ倶知安店」には、世界的なリゾート地にふさわしい高級食材が並んでいた。
「外国人客が多い冬期間は観光客に満足してもらう商品を豊富に取り揃えている。やはり味にこだわらないと需要はない」(店長の田村誠さん)
北海道産生ウニが1折で3万2184円。急速冷凍したタラバガニのボイルには2万7864円の値札がついていた。霜降りの和牛もきれいに陳列されている。地元住民��目を丸くするような金額だ。
ウニを前に大興奮の外国人観光客
店内を見わたすと6割が外国人。高級食材をためらいなく、買い物かごに放る。アメリカの男性は「どの商品もアメリカより安いし、この品質なら全然高くない。せっかく日本に来ているから、おいしいものを食べないとね」と満面の笑み。かごをのぞくと総額11万5000円の食材が入っていた。
「私には縁がないかな。品ぞろえが良く安く買えるので、ほっとしている」。地元住民の買い物客はうらやましそうに外国人を見つめていた。
外国人ばかり 住民「私たちの町じゃない」とため息 外国人観光客らが歩くニセコのひらふ地区
ニセコ地域は倶知安、ニセコ、蘭越の3町を指す。2023年度の外国人宿泊数は、統計の残る2006年以降最多の延べ73万8800人。12月から3月のハイシーズンは関係者の間で「ニセコ100日戦争」とも言われている。
スキー場のふもとにあり、最もにぎわう倶知安町の「ひらふ坂」は目の前には雄大な羊蹄山が広がる絶好のロケーション。1戸10億円を超えるコンドミニアムや別荘、高級ホテルが並ぶ。
1平方メートルで70万円以上する土地もあり、価格は10年前の倍。札幌の高級住宅��よりも高いところがあり、投資熱は一向に冷めない。 行き交う人の大半は外国人。バス停の行列も外国人だ。「活気があるのはいいが、ひらふはいまや私たちのマチではなくなった」。地元住民の女性が本音を漏らした。
時給2000円超も 開発で上昇する賃金水準 店頭に出されているすき家5号倶知安店の求人
外国人の開発は賃金の高騰をもたらした。人材サービス大手の「ディップ」によると、去年12月のニセコエリアの平均時給は3年前を555円上回る1585円。これは札幌より445円、東京都より117円高い。
地元関係者によると、ひらふ地区の相場が時給2000円、英語を話せるなら2500円。市街地の大手牛丼チェーンでは時給1650円、深夜なら1900円でスタッフを募集していた。
あるホテルのスタッフは「飛び抜けてよい条件は出せないので早めに求人を出して目立つようにしている。たくさんの応募があるので面接するのが大変」と笑う。
別の関係者は「うちを含めて飲食店や宿泊施設は常に人が足りていない」と打ち明ける。
賃金格差大 人材争奪戦に敗れ撤退した法人も 地域内で賃金の格差が生じているニセコ地域
人手不足は地元民の生活を支える施設でも深刻だ。ニセコ地域を管轄する岩内公共職業安定所によると、介護や接客などのサービス業の有効求人倍率(去年11月)は4.52。人手が足りず、壮絶な争奪戦となっている。
倶知安町では、訪問介護事業所と認知症対応型の共同生活介護施設の2つの事業所が去年10月までに相次ぎ閉鎖した。
運営する社会福祉法人によると、理由は「働く人が集まらない」。他の地区よりニセコ地区の単価を上げて求人を出していたが、5年間応募はゼロだった。
物価高や最低賃金の上昇が追い打ちをかけ、廃止を決めた。利用者約20人は町内2か所の事業所に引き継がれた。
閉鎖する介護事業所もあり、高齢者にしわよせが
ある町内の事業所には8人が移った。そもそも人手不足でヘルパーを増やせないので、以前からいた利用者にしわ寄せが及んだ。 「週3から週1に減った方もいる。お金を払うからもっと利用したいと言われても対応できない」(利用者を引き受けた事業所の職員)
この法人が運営する別の事業所で働いていた従業員が内情を明かす。
「介護は大変なわりに時給が1000円ちょっと。ひらふはベッドメイキングでも時給2000円。あまりにも賃金の格差がある。ひらふ辺りはもう日本の町じゃない」(元従業員)
介護事業所の閉鎖はすぐに町内を駆けめぐった。倶知安町で暮らしてきた70代女性は不安を口にする。
「いまは人手不足の時代なので、介護する人も少ないのは仕方ないが、年齢が年齢なので不安。やはり最期は倶知安で過ごしたい」 交通事故の4割外国人 日々の生活に不安 夜も外国人でにぎわうひらふ地区
北海道警倶知安署によると、ニセコ地域で昨冬に起きた交通事故は前年同月比133件増の1024件。そのうち45%を外国人が占めた。大半は冬道に不慣れな人の操作ミスが原因だが、地元住民にとっては不安の種だ。
「交差点で一時停止しない。スピードを出して走っている」「気を付けないと。対向車線を走っている外国人がいるので」(いずれも地元住民)
日本の法律を確認せず、自国のルールや価値観で車を運転することもある。
1月13日未明、ひらふ地区で、オーストラリア国籍の男(31)が酒気帯び運転の現行犯で逮捕された。
警察の調べに男は「自国のルールでは少しアルコールが残っていても大丈夫なので、日本でもいいと思った」などと供述した。
スキーヤーの連絡手段? 不法電波で飛び交う外国語 パウダースノーを求めてやってきたスキーヤーら
法令違反は道��法にとどまらない。違法な周波数で無線を使用するケースも多い。総務省の出先機関、北海道総合通信局によると、1月の調査で確認された121回の不法電波の交信のうち、114回は外国語だった。
バックカントリーが盛んなニセコでは、外国人のスキーヤーらが仲間と連絡を取るために無線を使っているという。
「パトカーや消防、航空機の通信が妨害され、人命に危険を及ぼす可能性がある」(北海道総合通信局)
悪意はないとみられるが、明らかな違法行為だ。
物価高で「普通の生活」さらに困難に 識者の懸念 倶知安町駅で行われている北海道新幹線の延伸に向けた工事
倶知安町の人口は1万7000人。外国人が20%以上を占める。
ニセコ人気の先行きは――。北海道の不動産に詳しいアナリスト、志田真郷さんは今後も投資が進むと分析。物価の上振れで、家賃の高騰し新たな施設が建設しづらくなる。地域住民が生活しづらい状態は加速するとみている。
新幹線の開業を知らせる看板
「ニセコは海外の所得水準に合わせて上振れしている。住宅地の価格も上がっていて、通常の住宅地や商業施設、介護施設が成立する水準ではなくなってきている。生活の利便性も下がっていくだろう」
夜も外国人観光客でにぎわう
オーストラリア人がニセコに投資し始めてから20年がたつ。ニセコはアイヌ語で「切り立った崖」の意。隔絶された豪雪地帯から世界の富裕層を魅了する高級リゾートとなった。
北海道新幹線が延伸されると、札幌との移動は2時間超から25分に短縮される。インバウンドの流入や投資は止まる気配はない。 パウダースノーを武器に、世界的リゾートへと成長したニセコ。最もにぎわう「ひらふ坂」は見渡すかぎり外国人で、まるで異国のようだ。
スキー場のふもとにある倶知安町は人口2万人弱の町。平均時給は東京を上回り、ひらふでは、時給2000円超えはめずらしくない。「ひらふ辺りはもう日本のマチではない」。地元住民が嘆くのも無理はない。
深刻なのは、介護事業所の相次ぐ閉鎖だ。撤退をよぎなくされた事業所によると。他の地域より単価を上げて求人を出しても応募は5年間ゼロだった。「あまりに賃金の差が大きい」(介護事業所の職員)。たしかに介護職の時給はひらふの半分ほど。格差が生まれ、従来の地域コミュニティーをゆるがしかねない事態になってしまった。
北海道新幹線の延伸が予定され、ニセコへのインバウンドの流入や投資は止まる気配はない。「最後は倶知安で過ごしたい」。取材中に何度も聞いた高齢者の言葉が脳裏に浮かぶ。地元住民の思いは届くのだろうか。
※この記事は北海道ニュースUHBとYahoo!ニュースとの共同連携企画です。コロナ禍からのインバンドのV回復に追いつかず、オーバーツーリズムの危機に直面する北海道観光の現状を追いました。
(「もう日本の町じゃない」成長続ける”世界のニセコ”―時給高騰し人集められず…閉鎖する介護事業所も(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュースから)
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日替わり定食1000円
◎喫茶と酒場ニコ(荒町電停)
2025/06/12 13:30
*富山最大の歓楽街である桜木町エリアの端っこ。夜は酒場営業となるようで、雑居ビル2階の店内は外光も入るキャフェテリア風。とても印象的な3人組(笑)の看板に引き寄せられてランチ入店。日替わりは2種類あるようで、ひとつは牛丼と言っていた記憶。牛焼肉だったかもしれない。アジフライは衣厚めで大ぶりが2匹付け。タルタルソースがたっぷりでとてもうれしい☺️ 付け合わせにも青野菜、マカロニが盛りだくさんで、煮物の小鉢、味噌汁の具もたっぷりで、全方位的に食べごたえ十二分っす。酒場としても気になるところ🥳
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大久保の牛すじカレーの「小さなカレー家」へ。久しぶりに訪れたがいつのまにか行列店になっていた。知る人ぞ知るお店だったから驚きだ。ここの特徴は不思議なスパイス感と量と値段である。並盛りで650円は都内では驚異だ。しかも並のくせして大盛りの量である。不思議なスパイス感は未だに正体がわからない。看板の「くせになる味」とは言い得て妙だ。11月から並が700円に値上げになるけどそれでも十分安い。お店のママの気持ちのいい接客はそのままでうれしい。マスターはなんと僕と同郷(兵庫県)の人だった。
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アマービレ・コンフォート
午後の陽光がカフェ「フロマージュブラン」の大きな窓から差し込み、白いタイルの床に柔らかな影を落としていた。カウンターの奥では、フランボワーズがエプロンの紐を結び直しながら、ショーケースに並ぶスイーツを眺めていた。看板メニューの「フロマージュブラン・タルト」は、ふわっとしたクリームとサクサクのタルト生地がまるで恋の予感のように彼女の心をくすぐる。 「ねえ、フランボワーズ! またタルトに話しかけてる?」同僚のマリーが笑いながらティーポットを手に持つ。 「話しかけてないよ! ただ…このタルト、めっちゃ可愛いなって」フランボワーズは頬を膨らませ、ショーケースに顔を近づけた。スイーツは彼女の情熱だった。大学を卒業してまだ数ヶ月、夢だったカフェの仕事に就いたばかりの彼女にとって、この店はまるで甘い魔法の国だった。 その時、店のドアベルがチリンと鳴り、背の高い青年が現れた。白いパティシエ服に身を包み、手には大きな紙袋。フランボワーズの視線が彼に引き寄せられる。少し乱れた金髪、眼鏡の奥の真剣な瞳、そしてなぜか鼻歌を歌いながら歩く姿。曲は…なんだか古風で、優雅なメロディ。 「やあ、マリー。今日の納品だよ」青年が紙袋をカウンターに置き、微笑んだ。「新作のラズベリーマカロン、試してみて」 「フランソワーズ! いつもありがとう!」マリーが袋を受け取り、早速マカロンを取り出す。「フランボワーズ、こちらフランソワーズ。うちのスイーツを全部作ってる天才パティシエ!」 フランボワーズは少し緊張しながら会釈した。「はじめまして! あの、フロマージュブラン・タルト、ほんと大好きです!」 フランソワーズの目がキラリと光った。「お、いいね。タルト好きとは話が合いそうだ」彼はカウンターに肘をつき、彼女をじっと見つめた。「あのタルト、実はバッハのゴルトベルク変奏曲を聴きながら作ったんだ。音楽がスイーツに魂を吹き込むんだよ」 「音楽?」フランボワーズは首を傾げた。「え、どんな曲? ポップスとか?」 フランソワーズが笑い声を上げた。「ポップス! いやいや、クラシックだよ。ちょっと待ってな」彼はスマホを取り出し、スピーカーにつなぐ。次の瞬間、カフェに穏やかで繊細なピアノの音色が流れ始めた。ゴルトベルク変奏曲、アリア。音符がまるでクリームのように滑らかに空気を満たす。 「これ、めっちゃ落ち着くね…」フランボワーズは目を閉じ、音に耳を傾けた。「なんか、タルトの味みたい。ふわっと優しくて、でもしっかりしてる」 「でしょ?」フランソワーズが得意げに頷く。「スイーツと音楽は似てる。どっちも心を溶かすんだ」 その時、曲が変わり、突然力強い男性の声がスピーカーから響いた。フランボワーズはびっくりして目を開けた。「うわっ、なにこの声! めっちゃデカい!」 「ハハ、これはトゥーボーラーダーだよ」フランソワーズが目を輝かせて説明する。「世界一のバリトン歌手! 彼の声はまるで…濃厚なチョコレートガナッシュ。力強くて、でもどこか甘い」 「ガナッシュ!?」フランボワーズは笑いながらカウンターを叩いた。「そんな例え、初めて聞いた!」 「いいだろ? トゥーボーラーダーの歌は、ステージ全体を揺らすんだ。いつか生で聴きたいな」フランソワーズは遠くを見るような目で呟いた。 その日の閉店後、フランボワーズはフランソワーズが置いていったマカロンを頬張りながら、ゴルトベルク変奏曲をイヤホンで聴いていた。カフェの静かな空間に、甘いラズベリーの香りとピアノの音色が溶け合う。彼女はふと思った。「この人、なんか面白い。スイーツも音楽も…もっと知りたいな」 カウンターの向こうで、フロマージュブラン・タルトが月明かりに照らされ、まるで2人の出会いを祝福するように輝いていた。
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トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、「強いドルは終わった」
ヒュー・キャメロン
<4月2日の国別相互関税リスト発表でドルが急落したのをはじめ、上半期では10%以上と最大の下落幅。基軸通貨ドルに対する信認も風前の灯>
ドナルド・トランプ米大統領の経済政策が本格化するなか、米ドルの価値が急落している。
エコノミストたちは本誌に対し、このドル安が「海外市場における米製品の競争力向上」や「輸出の強化」というトランプの目標の後押しになる可能性がある一方で、世界の準備通貨としての米ドルの地位を危機に晒すなどの重大なマイナス面もあると警告する。
複数の主要通貨に対するドルの価値を指数化した「ドル指数」は、過去6カ月で10%以上下落している。これは1973年に同指数が開発されて以降、上半期としては最大の下落幅で、大統領の就任直後の半年間としても最悪の記録となった。
トランプは7月4日、看板政策の「大きく美しい法案」に署名し、法律として成立させた。連邦議会下院で3日に僅差で可決されたこの大型減税・歳出法案には、大幅な歳出削減や2017年に成立したトランプ減税の延長措置などが盛り込まれている。
議会予算局(CBO)などの財政監視機関は、この法律は、既に膨大なアメリカの財政赤字をさらに大幅に増加させる恐れがあると試算している。
通商面では、トランプは4月2日をアメリカに対する搾取からの「解放の日」として国別の相互関税リストを発表。一週間後には90日間の一時停止を発表して各国と交渉を続けてきたが、その期限も9日に迫っている。
これまでにアメリカと合意に達した国はごく一部で、この3カ月の猶予期間中に合意に至らなかった国・地域に対しては、4月2日に発表したよりさらに高い関税を課す可能性があると政権は示唆している。
本誌の取材に応じた専門家らは、こうしたさまざまな経済的要因の複合的な影響が財政見通しと最近のドル安に影響していると強調した。
米シラキュース大学のライアン・モナーク教授(経済学)は、「ドルの価値が下落している原因は、世界の投資家たちが��アメリカがマクロ経済の成長や金融システムの安定を継続できるのか不安を感じ始めているからだ」と指摘した。
「極端に高い関税をはじめとする最近の政策や米政府債務の増加、インフレへの懸念などが組み合わさって、ドル安を引き起こしている」
かつてFRB(米連邦準備理事会)の国際金融部門で主席エコノミストを務めていたモナークはさらに、FRBが景気刺激のために利下げに踏み切る見通しであることも「ドル建て資産への需要の低下、ひいてはドルのさらなる価値下落につながっている」と述べた。
英シンクタンク「オックスフォード・エコノミクス」の米国主任エコノミストであるライアン・スイートも同様に、関税の影響で投資家が「アメリカ経済の先行きについての評価を見直している」と指摘。
「関税はアメリカ経済の成長を鈍らせ、投資家から見れば収益性が下がる。一部の投資家はドルから離れる動きに出るだろう」と本誌に語った。
経済協力開発機構(OECD)は6月、アメリカ経済の成長見通しを3月時点の2.2%から1.6%へと引き下げた。OECDはその理由として、輸入関税の「大幅な引き上げ」や「経済政策の高い不確実性」、純移民数の減少や連邦政府職員の削減などを挙げている。
米ノースイースタン大学経済学部のピーター・サイモン教授は、「通貨の強さは、人々がそれを持ちたいと思うかどうかにかかっている。現在の世界は、特に今回の減税・歳出法案の成立を受けてアメリカの将来に懐疑的になっている」と言う。
「そのため世界中の人々がドルを売り、より安定した通貨を求めてユーロや㍀、円や人民元などを買っている」
通貨価値の急落は、さまざまな経済的影響が伴うが、なかでもドルの場合その影響は大きい。ドルは世界の基軸通貨であり、国外に何兆ドルものドル建て資産が保有されているからだ。
米国内のアメリカ人にとって、ドル安は輸入品の価格を押し上げ、物価上昇を引き起こし、消費者の購買力を低下させる。海外旅行もより高くつくようになる。
スイートは「ドルの価値下落はインフレの要因にもなる」と言う。「時間の経過と共に、輸入物価が押し上げられるからだ。ドル安が進めば、関税の影響で今年の夏から秋にかけて消費者物価が予想以上に上昇するリスクが高まる」
ドル安は、外貨準備としてドルを大量に保有する国々の国家バランスシートに打撃を与えるだけでなく、米国債などドル建て資産を持つ海外投資家にも損失を与える。
旅行先としてのアメリカはドル安でより手頃で魅力的になる。スウィートは、ドル安が輸出業者にとって「追い風」となり、アメリカ製品の海外での競争力が増すと付け加えた。
輸入減少と輸出増加という二重のインパクトは、トランプが掲げた関税の目的のひとつ、すなわち貿易赤字の削減と一致するように見える。4月2日の相互関税リストの発表とドル相場の急落を受けて、ドルを意図的に「暴落」させるのが政権の狙いだったのではないかという憶測さえ呼んだ。
トランプ政権の閣僚の多くは、これまでも過度に強いドルの影響に懸念を示し、世界の基軸通貨としてのドルの地位を保つことに対して懐疑的な見方を示してきた。
J・D・ヴァンス副大統領は、オハイオ州選出の上院議員だった2023年、ドルの強さと基軸性が「アメリカの消費者にとっては巨額の補助金だが、アメリカの生産者にとっては巨額の課税だ」と述べ、これが「ほとんど役に立たない輸入品の洪水」を引き起こしていると指摘した。
トランプの経済諮問委員会のスティーブン・ミラン議長は11月に発表した論考で、貿易不均衡と国内産業が抱える不利な状況の背景には「ドル高の恒常化」があると指摘した。
4月には、強いドルが「国内企業や労働者に過剰な負担をかけ、彼らの製品や労働力を世界市場で競争力のないものにしている」と述べた。
しかし、政権内にはこれとは異なる意見もあり、とりわけ財務長官のスコット・ベッセントは、強いドル政策を堅持し、ドルの支配的地位を保つべきだと表明している。
トランプも実は一貫して「強いドル」を支持してきた。
11月に財務長官を指名する際、トランプはベッセントなら「アメリカの世界経済における指導的地位、技術革新と起業家精神、そして資本の投資先としての地位を強化し、米ドルを世界の基軸通貨として維持してくれるのは間違いない」と述べた。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどの新興国で作る経済連合BRICSは2年前から、米ドル依存脱却のための共通通貨構想を話し合っているが、トランプは、計画を進めるなら加盟各国に「100%の関税」を課すと脅した。
だがモナークは、2025年のドル安によってこうした共通通貨構想が現実味を帯��る可能性があると述べた。「長期的には、ドル安とアメリカ資産を保有したいという欲求の低下が、ドルだけに依存しない国際準備通貨の創設を後押しするかもしれない。そこには中国の人民元を含む他の通貨も組み込まれるだろう」と彼は付け加えた。
今のところ単独で脱ドル化を主導できる力や地政学的な後ろ盾を持つ国や通貨はないものの、「複数の通貨で構成される基軸通貨バスケット」が将来的にはドル支配に対抗し得ると、サイモンは言う。
フランスの国際戦略関係研究所(IRIS)の調査によると、ドルは依然として世界の外貨準備の約60%を占めており、ユーロがおよそ20%、円が5%、ポンドが4%、人民元はわずか2~3%にとどまっている。
専門家たちは、ドルは2025年以降も下落圧力にさらされ続けると述べている。
スウィートは、アメリカの成長見通しの悪化と「財政の持続可能性への懸念」が続く中で、「ドル相場は今年後半に一旦は安定したとしても、来年には再び下落基調に戻る」と予測する。
モナークは、ドル安を引き起こしている要因のいずれも近い将来に反転する兆しはないと付け加えた。
「関税引き下げを目指す外国との通商交渉は大きく遅れており、これからの財政政策もアメリカ政府の債務を大きく増やす可能性が高い。すでに課されている関税がここからインフレに及ぼす影響も懸念材料だ」
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20250518 ずっとコンデジ
夏にむかっていっている気がする。
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2025.06 大霧山

道中にあるモーモーハウスの牛乳が美味しかった!ただし道中地味、冬に登るべし
5-6月に天空のポピーが見れるということで、あまり行かない秩父の山へ行ってみた。小川町駅から出ているバスで内出(打出)まで約20分くらい。そこそこ人気な山なのかバスは登山者が多く席が座れなくなるほど乗客多かった。
【コースタイム】内出バス停(0845)→二本木峠(0930)→愛宕山(0935)→二本木峠(0940)→モーモーハウス(1000-1030)→粥新田峠(1045)→大霧山(1105)→定峰峠(1150-1315)→白石車庫バス停(1325)



バス停についたら登山道まではしばらくハイキング。20分くらい歩いたか?

林道の先に二本木峠への看板が出てきたら、そこから登山道スタート。はじめは緩く、峠に近づくほど勾配が出て��るが、それでもまだ緩い方。

さらに20分ほど歩いたら二本木峠に到着して車道に出た。車やバイカーなど結構見かけるので、このあたりは人気ドライブコースでもあるみたい。

最終ゴールとは反対方向に向かって愛宕山を目指す。

勾配は急だが峠から10分も登��ないで愛宕山に到着する。景色は無い。


来た道を戻って二本木峠へ戻り、先へ進む。すぐ近くに牧場があり、ちょうど牛たちが下の方から上がってきたので近寄ってみるが、登山者に興味あるのか牛たちから非常に注目を浴び、向こうからすごく寄ってきた。


少し牛と触れ合った後、10分も歩かないうちにモーモーハウスに到着。牧場で取れた牛乳(130円)がとても美味しかった!やはり市販の牛乳とは香りや甘みが全然違う。


ハウスの隣にはふれあい動物広場があり、ヤギと遊ぶことができる。

また別の建物は野菜の直販やミルクソフト(400円)も販売している。一通り体験してみた。
そして残念なことに、今回目的としていた天空のポピーは今年はやっていないとのこと(自生ではなく牧場の人たちが管理しているっぽい)。本来であればハウスから少し離れたところに一面に咲いているはずだったんだけど。後で調べたらちゃんと公式HPが存在し知らせていた。

ハウスからの眺めがよいが、低山ばかりでその先に見えそうなのは川越市か?大きな山は見えない。
車道に沿った細い道を進む。車道を歩いてもいいが、このあたりはモーモーハウス目当ての観光客などで交通量もそこそこありそう。


ハウスから15分で粥新田峠に到着。ここから再びちゃんとした登山道。

途中少し景色が良い。集落が見える。


モーモーハウスから30分ほどで大霧山に到着。そんなに天気が良くないので何も見えなかったが、冬に来たら悪くないと思う。

ここは秩父の山なので、すぐ近くには武甲山(左端)。

さらに浅間山にも比較的近く、おそらく山頂とその左側に前掛山の2つのピークが並んで見えている・・・っぽい(右の奥の最も高いピーク2つ)

あとは平行移動か下り基調かでハイキングのような道を歩き、ゴールの白石車庫バス停へ向かう。

登山道が終わり、車道に出た。


定峰峠では茶屋があり、そばうどんが各800円くらいで提供されているので、ここでお昼ごはんを食べていってもいい。

その先にある鬼うどんというお店は、うどん1500円で高め。まあ美味しかったけど、そんなにうどん好きではない自分には高額。といってもさっきの茶屋まで戻るのも面倒くさいし、バス停周辺にはお店なにもないので、しょうがなく。

鬼うどんからバス停までは10分くらいと近い。バスの終着で折り返しのため30分前くらいにはバスが到着して停車しているのだが、乗れるのは5分前くらいから。
天空のポピーが見れなかったせいで超地味な登山であったが、冬に来たら山頂からの景色はそれなりに期待できそうで、途中の牛乳も非常に美味しく(おそらくモーモーハウスは年中無休だろう)、また来てみようか。
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引力
疲れ切って家で食べるコンビニの飯は知ったような味がして情けなくなるが、旅先で啄む分には申し分ない。生来の計画性のなさでガタガタになった旅路にハマるのはこういう断片的な食事であると理解している。気取った飯については小忙しく、まったく落ち着かない。したがって、サービスエリアで食べる味噌ラーメンや山菜そばについて、私は大いに歓迎している。車の運転に集中して夕食どきを逃してしまい、その数時間後に行き場を失って食べるサービスエリアのラーメンが一番美味しいと思っている節がある。
実際には私もSNSで評判の食い物を食べてみたいという気持ちもある。ところがそういった店は事前の期待値を上回ることがほとんどない。最初から腑を提示してしまっているのだから、事前に期待した通りのものが出てくるか、プロモーションの内容を再現できずに不満がでる。まあ酸っぱい葡萄と言われたらそうかもしれない。実際食べたら美味しいと思うけどなんだかんだ理由をつけて気が乗らない。
人間の気持ちが充足するのは事前期待を上回ったときである。世の中に批判的な人は良くも悪くも世の中に期待し過ぎているのかもしれない。そういえば、先月久しぶりに訪ねた東京でも、ホテルの近辺にあった中華料理屋の冷やし中華がそっけなくて美味しかった。店員は明るくて乱暴な中国人だった。「何食べる?冷やし中華もおいしいよ?早く頼め」と彼女は言っていた。黒酢が効いて薄味で外食に疲れた舌には嬉しかった。
こういったことに理解のある女にはなかなか出会ったことがない。当初は私の性質に諦めた様子であっても、どこかで必ず文句が出る。あの時はアアであった、全くもってろくでなしのその日暮らしであった、この宿六について行ったらコンビニの飯を食わされた、というように。ところが女房と付き合うまではそんな私以上に食事に興味のない女にも出会ったこともなかった。こんなことをいうと彼女の機嫌をさらに損ねるだろうが、まるで彼女はザリガニのような食事を取るものだ。缶詰、納豆、偏った野菜(おそらく茹で過ぎている)。聞けば大学時代には恋愛に勤しんだ経験がなく、他人からうまいものを食いたいというわがままを提出されたこともなく、そのような食事がまかり通っていた、というのである。私にはアフリカに行って昆虫を食べるくらい理解できない。
その日は計画性のなさと女房との折り合いの悪さから日本列島をほとんど横断するような旅になった。大学時代から付き合いのある友達(彼女からすれば私は友達の元彼ということになる)がたまたま東北地方のある場所へ来ているというのである。隣の県だし大した距離ではないだろうとタカを括っていたのだが、実際に地図を読み直していくと、最短距離を行こうとすれば峠をいくつも越えなければならない。かと言って太い道路は巨大な迂回路で燃料も高速料金も工面しなければならない。ちょうど中間地点にある女房の実家を経由しようという考えまではよかった。その後、どうしようもないことで喧嘩になり、そこからは娘とのふたり旅になった。
自分がいいと思っているものが娘にとっていいとは限らない。同行者は小さな娘一人といえども、普段はほとんど世話をしないから男の手には余るものだった。長時間の移動や、見知らぬ人々との出会いに娘は疲れているようだった。ただ座ったり私の両腕に抱かれているだけだとしても、腹は減るものだ。おむつも替えてやらなければ不愉快なことになっているだろう。そう思っていても、ほとんど土地勘のない場所でもあるしどこに何があるか見当もつかない。途方に暮れていたときにマクドナルドの看板が目に飛び込んできて、「お昼はハンバーガーを食べようか?」と後部座席の娘に聞くと「うん、シーたん、はんばーがーたべゆ」といって満面の笑みであった。
店内は混雑していて、私のような子供を連れた親が結構いた。自分が子供を授かるまでは、店の中に子どもが何人いようが知ったこっちゃなかったが、今では自然と気にしている。娘にはパンケーキ、私はビックマックを食べる。大した食器もいらないし、小さい子供には楽だなあと思った。すごいと思ったのは、床に何か落としたり、口の周りに何かのソースをつけたり、指が汚れたりして、ナプキンが欲しいなあと辺りを見渡していると、どこからともなく微笑み「どうぞお使いください」とさっきまでレジにいた女性が持っていきてくれる。今までマクドナルドで感謝したことなんてなかったが、この日ばかりは本当にありがたいことだった。どおりで子どもがたくさんいるわけだ。この国のこの店舗に限った話かもしれないけれど、世界中にチェーン店があって然るべきだと感じた。何もかも効率化した先に、疲れ果てた親父にナプキン一枚持ってくるような非効率的な接客が起こりうるわけだから素直に感心してしまった。
私はマクドナルドで働いたことがないけれど、一体どうやってこのモチベーションを保っているのか不思議だった。自分がビックマックにしゃぶりついている間はくだらないおまけのおもちゃでずっと遊んでくれるし、これは半端じゃないことだと思った。子どものセットに無料でおもちゃをつけようと考え��人は本物の天才かもしれない。知らなかったけれど、それなりのクオリティの絵本もオモチャの選択肢に入ってくるのである。店内も混んでいる割には清潔に感じた。
完全に事前の期待を上回った瞬間である。一度良くしてもらった店とか、なんとなく店員が余裕ある店には吸い寄せられるように通ってしまうもんだ。ホスピタリティは引力のようだと思った。飲食店が生き残る条件はフードレイバー比率ではなく、愛されるかどうかだなと思った。あまりに感心してマクドナルドのIR資料まで見に行った。2022年からの中期経営計画には「信頼と愛着の更なる醸成」「お客様の期待の一歩先を行く体験の創造」と記載があった。「おもてなしリーダーの採用」ともある。この店舗に限った戦略ではないと知り、まんまと術中にハマったような気がした。こんなド田舎でどうやって従業員の高いモチベーションとQSCを実現するんだろうか。本当に不思議だ。
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smi********さん
2016/1/25 18:18
なかよし・・・1990年代末まではりぼんと並ぶ名門で、メディアミックスでは紛れも無くNo.1だった雑誌。しかし1990年代に大ヒットした美少女戦士セーラームーンとカードキャプターさくらの影響が悪い方に作用し、編集部がオタクの嗜好と女児の嗜好を取り違えて、いつしか美少女戦士やら魔法少女ばっかり重視するようになり、それが描ける作家はCLAMPとか征海未亜とか外部作家やフリー作家を連れてきたりして優遇する代わりに、描けない作家は大ベテランのあさぎり夕であろうが高瀬綾であろうが川村美香であろうが引退を突き付けて『粛清』し、「アニメ」ではなく「少女漫画」を求めていた読者から見放されて自爆した雑誌。 現在では「美少女戦士・魔法少女=アニメオリジナル・園児向けのプリキュア」(一応なかよしで連載しているけどね)という図式が定着した影響で少女漫画での魔法少女漫画の需要がなくなったせいで、遠山えまや鳥海ペドロらを『調教』してちゃおを"卒業"した子やその路線になじめない子狙いでコミックス売上狙いでエロ路線に走っている(とはいえ、エロのレベルは一時の少女コミック・Cheese!と比べりゃ微々たるもの)けれど、一部を除く女児には不評。ちゃおほどメディアミックスに熱心できる状況ではなく、りぼんほどコミックスが売れる作家が多いわけでもなく、コミックスのスペースもかつてのちゃおが味わった苦汁のごとく年々削減されて、セーラームーンとCCさくらの貯金を取り崩しながら破滅に近づいている状況。 りぼん・・・2000年代までは少女漫画売上No.1で、マーガレットの妹分。恋愛漫画も充実。メディアミックスはヒット作に全く恵まれずに消極的なおかげでなかよしと比べると少女漫画の品位は保たれているし、ちゃおよりも少女漫画らしい誌面。ただし1990年代から2000年代前半はメディアミックスではなかよしを追い抜こうとした時期があり、姫ちゃんのリボンをテレビ東京系でもいいからアニメ化したり、秋元康に頼んでナースエンジェルりりかSOSを立ち上げたり、赤ずきんチャチャを魔法少女モノに改変したり、どちらかと言うと原作は鬱要素が強いこどものおもちゃを子供向け路線に改変してアニメ化された影響で、誌面はタイアップバリバリだった。そのおかげで姫ちゃん~こどちゃがアニメ化されていた頃は低年齢層を掴んで1994年には少女漫画最高記録の255万部/月を達成するが、こどちゃ以降はアニメ化に恵まれず、新人を猛プッシュした種村有菜のアニメ化作品が神風怪盗ジャンヌ・満月をさがしてとともに不振だったり、Cookie��分離創刊を機に吉住渉、矢沢あい、小花美穂ら古参作家を放出させ、春田なな、酒井まゆ、槇ようこら絵柄重視で新人作家を猛プッシュしたりした影響でやっぱり古参読者が離れて部数が激減、一時は3誌で最下位になるものの、その後のなかよしの大自爆により2位に浮上。 現在では春田なな・槙ようこが看板格に育ち、雪丸もえのひよ恋がスマッシュヒットしたが、最盛期には遠く及ばず、また夢色パティシエールの大爆死以降はちびまる子ちゃんを除くメディアミックスも一切なく、中高生向け少女漫画と同じくコミックスで生き残りをかける格好。 ちゃお・・・1990年代中盤までは売上・人気面でボロボロで10万部台の頃もあり。起死回生を図るために1993年に(当時キャンディキャンディの版権問題で水木杏子・講談社と揉めていた)いがらしゆみこを招聘してムカムカパラダイスをアニメ化して以来、漫画よりもアニメとのタイアップを中心に捉えてきた。2000年代初頭まではタイアップ先(特にバンダイがメインスポンサーの女児アニメ)がちゃおを敬遠していたこともあり、ポケモン、少女漫画ウテナ、デ・ジ・キャラットにょ、電脳コイルといったオタク層や男性(男児)向けの作品が比較的多く、その漫画版が載っていた1997~2003年頃のちゃおはカオスな雰囲気を醸し出していた。しかし2002年のわがままフェアリーミルモでポン!のヒットで少女漫画売上No.1になるとオタク向け路線は徐々に一掃され、ChuChuの分離創刊(現在は廃刊)であらいきよこ・おおばやしみゆきらベテランが放出されるが、ミルモ・恋プリ・ちびデビ・ちいちゃんと児童向け路線で4作続けてヒットを出す篠塚ひろむと、男ショタキャラの魅力でちゃおを卒業した読者もコミックスに安定して取り込む八神千歳の存在は頼もしく、3誌の中で唯一世代交代に成功したといえる。2000年代後半からはアイドル物に力を注ぎ、きらりん☆レボリューションで中原杏を猛プッシュ。関連商品の売上は上がるが、デッサン力・画力は決して高いとはいえない彼女を起用したおかげで、高学年を中心に読者離れが起きて本誌の売上は下がる。 現在では売上は下落の一途だけど前述のアイドル路線を引き継いだアイカツ・プリパラと、妖怪ウォッチのタイアップで華はある印象。そのおかげでスーパーやコンビニ・書店では月末には真っ先に売り切れる。それらのタイアップ作品に流されやすい女児には堅調で、それに流されにくい女児は早々と逃げられ、女児の間で評価が分かれる(後者は早めに少女コミック・マーガレット・花とゆめなど中高生向け雑誌に移行することが多い)。あと女装ショタや性教育エロ路線では鉄板で、1991年の水色時代でのレギュラー化から現在のドーリィ♪カノンまで25年間もちゃお・学年誌に居座り続けているやぶうち優はいろいろな意味で化け物。 マーガレット・・・当たり前だが、りなちゃ3誌よりは少女漫画らしい雑誌。少女コミックス・花とゆめを含めた3大隔週誌の中では王道路線であり、アタックNo.1、ベルサイユのばら、エースをねらえ!、花より男子のヒットを築く。しかし、花より男子が終了した2000年代後半には部数が激減し、10万部を割り込む。近年はメイちゃんの執事がヒットするが、部数減に歯止めがかからず5万部台で推移、りぼん・なかよしと同じく主戦場は完全にコミックスに移行。
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かつて、「木更津キャッツアイ」というドラマがあった。この作品は2002年に放送された宮藤官九郎のテレビドラマで、題名のとおり、千葉県木更津を舞台にした青春群像劇だ。この中のセリフがとても興味深い。ヒロイン的存在である酒井若菜演じるモー子は、神社でこうお祈りする。 「木更津にスタバができますように!」 このセリフは、スタバが持つイメージが詰まっている。それをはっきりさせるためには、例えば、このセリフをこう変えてみるとわかりやすい。 「木更津に吉野家ができますように!」 たぶん、こう願う人はいないと思う。やはり、このセリフはスタバでなければならない。
スタバで「フラペチーノ」飲む人が知らない"真実" コーヒーじゃない「看板商品」を持つ凄さとは? | スタバにはなぜフラペチーノがあるのか~「矛盾」に満ちたスターバックスから学べること~ | 東洋経済オンライン
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反万博フィールドワークに参加!
1月18日、大阪・関西万博反対のために立ち上がったバビロン解体企画のお招きで、反万博フィールドワークに参加するため訪阪した。
新大阪駅を降りるとさっそく駅構内に万博プロモーションが登場。商店街にも、数メートル感覚で万博ののぼりが並ぶという異様ぶりである。
集合場所の扇町公園に集まった約10名ほどの参加者たちは、皆、思い思いのプラカードやバナーを作る。これを、これから訪れる万博関連施設などで掲げフォトアクションを行うのだ。
まず私たちは扇町公園を出て淀川へ向け歩いて北上。途中、ストリップ劇場「東洋ショー劇場」を通り過ぎる。ここでは2024年11月にダンサーら10人が逮捕されるという弾圧が起こった。東京五輪前の2021年にも上野のストリップ劇場が弾圧を受けたように、これも万博前の「社会浄化」の一環と目されている。メガイベントに際したストリップ劇場の弾圧と、抗議や文化としての裸体についてはバビロン解体企画のzineにある「ハダカとバンパク」が興味深いので是非読んでほしい。
町内会の看板も万博仕様。
続いて訪れたのは国分寺公園という小さな公園。ここには万博開催中の1970年4月に起こった大阪地下鉄建設中のガス爆発事故の慰霊碑が建っている。死者79名、負傷者400名余り、26戸48世帯が焼失するという大惨事だったという。慰霊碑には「今後都市の建設工事を実施するにあたってはさらに安全性の確保に努め再びこのような惨事を引きこ起こすことのないように」と書かれている。ところが、現在推進されている2度目の大阪万博では既に2024年3月にメタンガスによる爆発事故が発生。ゴミの埋立地であった夢洲では、またいつこのような事故が起こってもおかしくない。過去から学ばず、開発を優先し過ちを繰り返すこの国の情けなさがここでも見て取れる。
さらに歩くと、なんと万博仕様のマンホールが登場!東京五輪のときもありましたね!くだらないことに税金を使うんじゃないよ!
ここは淀川河川敷。広々とした風景を切断するように白い鋼板が建てられ、何やら工事をしている。これは淀川左岸線延伸部整備事業といい、2011年に政府の都市再生プロジェクトとして位置づけられた全長8.7㎞の道路建設計画である。しかし、この一部が万博の際に大阪駅や新大阪駅から万博会場を結ぶシャトルバスの専用道路として暫定的に利用される予定だという。
また、この工事の一部は大深度地下を活用している。つまり、地中深くであるから地表の地権者の了承は必要ないというものである。しかし、この大深度地下を活用した工事においては既に2020年東京で外環道の工事によって地面の陥没事故が起きている。
この淀川河川敷を散歩コースとして拠り所としていたフィールドワーク参加者は「散歩を返せ」と強く憤っていた。
私たちは電車を乗り継ぎ湾岸部へ。ATC(アジア太平洋トレードセンター前)周辺は、まるで東京の湾岸エリアのよう。荒涼とした空間の中に、大阪入管もそびえている。
建物の中には万博オフィシャルショップや万博支援自動販売機!(東京五輪のときもあった!やっぱりコカ・コーラである。)この自販機の売り上げが、万博の機運醸成活動に利用されるのだという。誰が買うか。
ATC内に掲示してあった万博作文コンクールのポスター。東京でもオリパラ教育が強要されたように、万博もまた子どもたちを洗脳しようとしている。
万博の初日に皆で「第9」を歌いましょうというチラシ。なんと参加者は2万円支払ったうえに3回のレッスンを受けなければならないらしい。こんなのやりたい人いるのか。
展望台に登ると、西側に万博会場である夢洲が見えてくる。344億円かけたという空しいリングでそこが夢洲だとわかる。手前はコンテナふ頭、右手の更地はカジノ建設予定地だ。既に各所で言われている通り、夢洲に出入りするには夢舞大橋か地下トンネルの2つしかない。事故や災害があったらどうやってこの島を脱出するのか、考えただけで恐ろしい。
ここでもバナーを掲げ、反万博をアピールする。あちこちに貼られた万博ポスターは「すごいぞ!」などの空虚な言葉ばかり。
衝撃的だったのはこちら。大阪メトロの各駅に設置されている顔認証自動改札機(!)。東京五輪の際も、五輪会場のゲートでNECの顔認証システムが採用されていた。また、JR東日本は2021年7月から主要駅や車両基地、変電所、線路沿線などに約8350台もの監視カメラを設置して通行人の顔情報を取得し①過去にJR東日本の施設内で重大な罪を犯して服役した人、②指名手配中の容疑者、③うろつくなど不審な行動を取った人を検知していた。批判を受け、①については検知を見直したが②と③は継続しているという。メガイベントのたびに監視システムはどんどん強化され、私たちの個人情報は奪われていく。大阪万博でも同じことが起ころうとしている。
最後は12月1日に強制執行があったばかりの釜ヶ崎へ。JR新今宮を挟んで向かい側、かつて遊園地フェスティバルゲートが撤退して以降長らく空地だった場所には、いま高級ホテル・星野リゾートがそびえたっている。労働者の街・釜ヶ崎を、観光客やミドルクラスのための街に変容させようというジェントリフィケーションの象徴のような場所に、大阪万博を宣伝するきらびやかなプロジェクションマッピングが施されている。私たちはこの場所で、万博反対の最後のアピールを行い、フィールドワークを終えた。
実際に街を歩いてみると、メガイベントがいかに私たちの生活に侵食しているかがよくわかる。たとえ興味がなかったとしてもだ。東京五輪のときも酷かったことをありありと思い出した。その中で、反万博を訴え、プラカードやバナーを掲げ、街の景色を少しだけでも変えることができた。この一日に参加できたことを有難く思う。
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