このレポートは20221124のアーカイブです! 1118日目 u180 #温泉百名山 の #飯出敏夫 さんと一緒に19湯も巡りました! #陽だまり温泉花の湯 源泉・鶴見寿温泉 91.7度、pH8.3、無色透明微塩味微硫化水素臭、ナトリウム-塩化物温泉、低張性弱アルカリ高温泉 #小倉薬師温泉丘の湯 (鉄輪温泉)別府八湯温泉道公式HPによると 単純温泉 #奥みょうばん山荘 (明礬温泉)源泉名・奥みょうばん山荘 95.2度 PH5.7 無色透明微金気味微酸味微金気臭 (低張性弱酸性高温泉) #みょうばん湯の里 ん(明礬温泉)源泉名・明礬湯の里 64.4度 PH2.3 無色弱混濁弱収斂味強硫化水素臭 (低張性酸性高温泉) #湯元屋旅館 (明礬温泉)源泉名・左同 90.7度 PH2.4 弱乳白色弱白濁強酸味強金気味殆ど臭 酸性ーカルシウムー硫酸塩温泉 酸性低張性高温泉 #明礬地獄足湯 (明礬温泉)源泉名・血の池地獄 #明礬山の湯 (明礬温泉)源泉名・明礬山の湯 61.3度 PH6.4 弱乳白色白濁塩味微弱硫化水素臭 #さわやかハートピア明礬 (明礬温泉)源泉名・左同 57.8度 PH6.4 微弱乳白色弱白濁強収斂味強硫化水素臭 単純硫黄泉 中性低張性高温泉 #神丘温泉豊山荘 (鉄輪温泉)源泉名・豊山荘 95.6度 ph9.1 単純温泉・硫化水素型(低張性アルカリ性高温泉) #堀田温泉 #上原温泉 #新光泉 #祇園温泉 (浜脇温泉)源泉名・別府市有雲泉寺泉源外 64.1度 ph7.4 無色澄明無味無臭 単純温泉(低張性中性高温泉) (陽だまり温泉 花の湯) https://www.instagram.com/p/CrcnLXZv1iM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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巨匠を怒らせた豚肉事件
押井 それに宮さんはすごく細かい。一度、山賀(博之)と庵野(秀明)、前田(真宏)の4人で宮さんの別荘に行ったことがあるんだけど、宮さんはがみがみ怒ってばかり。この3人は本当に何もしないから、仕方なくわたしがご飯の支度をやっていた。
彼らは本当によく食べて、梅干1個に至るまで食い尽くす感じ。食べたらマンガを読みふけって、読むマンガがなくなったら隣の町まで買いに行く。だから宮さんはずーっとがみがみ怒るばかり。そんなこと、呼ぶ前から判ってたはずなのに、何で呼んだんだということですよ。
で、そのあと、宮さんはちょっと仕事ができて東京に2日くらい戻ることになったんだけど、その留守中、味噌漬けにした豚肉の塊を見つけて、みんなで完食した。まあ、庵野は偏食男なんで、食べなかったけどね。
――宮崎さん、ショックを受けてたんじゃないんですか?
押井 そう、メチャクチャ怒った。豚肉は宮さんの大好物だから、「何であんなヤツらに食わせるんだ!」ってすごい剣幕。で、何が言いたいかというと、宮崎駿というおっさんは、誰と暮らすのにも向いてない。向いてないけど、ひとりでいることにも耐えられない。本当にやっかいなおやじなんだということですよ。
(3ページ目)「奥さんの立てる音が気になるのなら、離婚しかないですよ」映画監督・押井守が語った「結婚にまるで向かない男性の特徴」 | 文春オンライン
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立山シャッフォー。
ちょめっす!えんでかしでやんす!!
20,21でヤングガンズと、立ヤーマンしてきたってハナシ!!
今回のメンバー。シャッフルという大学生のスノーボードサークルの創始者241マガジンでもお馴染みの241君率いるメンバー達。(ほぼOB)
ほとんどのメンバーが初立山ということで連れていき甲斐があります。
果たしてこんなキャピキャピした若手の中でおいさんはやっていけるのだろうか!?
えんでかしのアイドルも久々に登場。無数のポージングを使い分けポートレイト撮影してました。
室堂で五竜のラーメン屋、高橋家のキョーヘイに遭遇。彼も初立山なんだって。へ〜意外。
ところで皆さん、立山の霊獣、『くたべ』をご存知でしょうか?
姿を見れば疫病の難を逃れるとな。
その姿がこちら。
疫病の前にショックでどうにかなりそうです。
天気は快晴!!前回は二日間ともガスガスだったのでこの時点で、もうとってもハッピー!!
こんないい天気だとなかなか雷鳥さんには会えないかもね〜。
なんて話してたけど普通にいるし。
今日も人だかりあるとこに雷鳥あり。グワァ〜〜〜。
雷鳥荘に荷物を預け、早速行ってみよー!!
朝は程よく緩んだ走る雪で快適です!
さーて、登るゼー!!
えっさほいさ。
麓は30度に迫る夏日。そんな日の必需品、山中厄除手拭いの新色、早速売れました。
毎度あり〜。
ハイクはきちーけど素晴らしい景色が忘れさせてくれます。え?そうでもない?きついもんはきつい?
…ガンバで〜す。
ようやく小屋に到着。稜線付近は結構風があり涼しいっつーか寒いくらいでした。
もうちょい奥まで行きましょう。
なかなかスリリングな道のりです。
剱さんにワッサップ。この奥の斜面が大きく雪崩てるっていう前情報は入っていましたが、それでもどっかいいとこねえかな〜と突っ込んでみることにしました。
出だしは気持ちよくパーティーラン。
おお。確かしにこりゃでかい。つーか広い。
でも途中の緩いところでデブリは止まっていて、その下は綺麗そうだったんで特攻することにしました。
イェ〜〜〜〜イ!!
流石、若者。豪快にデカいターンをかましてくれます。
photo by 241
見ていて気持ちいいね〜。
続いての彼は、
photo by 241
飛んだー!!イキがいいね〜!!
photo by 241
基本、みんなうめえっす。
アイドルも大きい斜面を楽しんでいる模様。
みんな!薄々感づいていたかな?降りた分登らなきゃなんねーってこと!
登っていく途中から雲がどんどん押し寄せてきてあっつー間に白い闇の中。え〜またかよ〜!!
一歩先の地形がわからなかった前回に比べればまだましですが。
はぐれるとやばいんで、みんなまとまってなんとか登り切りました。
早速奴さんの登場です。グワァ〜〜〜!!
なかなか抜けなそうなんで仕方なくワラワラ、ゆっくりみんなで降りることに。ちょっと下がれば視界も回復するでしょう〜。
なんて思ってたけど全然良くならない、更に雪は悶絶ストップスノーに。
ボトム手前でやっと抜けてきました。しかしペタジーニ!!
ボトムに着くとサンセットの定番斜面だけは晴れている。
このまま終わるのもね〜。夕焼けするかわかんないけどワンチャン狙ってみる?
みんな結構疲れてた雰囲気だったけど、それでも夕陽ライドはしてみたいって事で野郎どもだけで狙う事に。そうこなくっちゃ。
ガンバでーす。後から聞いたハナシ、どんどん遠くなる雷鳥荘を見て、辛すぎていつ引き返そうか考えていたメンバーもいたそうで。
それでもなんとか全員登り切りました!
あとは抜けるのを祈るのみ!!
どうなんだ〜!?
しかし我々の祈りは届かず、これ以上待つと暗くなるという事で、断腸の思いでドロップイン。
くー!!
切ね〜〜〜!!
宿に着いた時はご覧の通り。
消化不良に終わってしまいましたが、美味い飯と温泉で復活!!
明日に期待して屁こいて寝ましょう!
二日目!!今日も快晴!!温泉でHPも全回復!!張り切って行ってみよー!!
朝一から東面はすでに結構緩んでいて、いい滑り心地。
朝のうちはまだそんなに暑くはなく快適ハイク。
峠でローカルボンドのボス、ハルさんら、横ノリおじさまグループに遭遇!!三日間天気も当たり相当楽しんでるご様子。
「ゆうちゃ〜ん。」強面とは裏腹に優しく声をかけてきたのは、元カラーで同僚だったコトリウムの中林さん。癒し系ヤクザ面コラボしますか。
天気良くてサイコー!!
(この写真は先日のものです。)
休憩しながらこれから滑る斜面を眺める。あのピークの右の肩んとこから滑りますよ〜。
あーびっくりした〜。あのピークからのラインはジェレミージョーンズの世界ですよね〜なんて話てました。
雪の無いところもある尾根道を登り、
登りきったとこで絶景を楽しみます。
綺麗ですね〜。
壮大ですね〜。
さて、そろそろ滑りましょうか。え?近くに来たら案外滑れそ���だから例のピークからのラインに行��たい?241君ともう一人の若手が言ってきました。え〜。絶対硬いし普通に降りた方が気持ちいいと思うよ〜?でも彼ら引きません。ったく〜ワガママなゲストだぜ。でも嫌いじゃねえぜ。
ピークまでちょっと岩登り。
見た目は綺麗だけど硬かったらやだな〜、つーか多分硬いだろうな〜。
恐る恐るまず俺がドロップ。出だしはそれ程でも無いけど風が当たってる場所は案の定硬い。上の二人は恐らく音でわかってくれたでしょう。
続いて若手がドロップ!どうみても硬そうなとこを、いいスピードで突っ込んでガリガリガリガリー!とすげえ音出して滑り降りてきました!!
ねえ俺のさっきの滑り見てた?
転けずに降りてきたけど、ガイドとしてはヒヤヒヤしまくりです。
実は彼、今回リモート会議があっただかでバックパックの中には20万オーバーのノートパソコンが入ってるんです。おいおいおい、若いって色々すげえな。
続いて241君がドロップ。実は彼は今年のFWQアライのチャンピオン。
さっきの若手よりは安心して見ていられました。
(ここからデジカメ持って転んでレンズに汚れがついてる事をお詫び申し上げます。ごめんくさい。)
他のメンバーとも合流。普通に滑れば雪も走るし快適なラインです。
みんな無事で何より!!
さーて続きはパーティーだ!!
ヒュ〜!!!
そのまま緊張感のあるトラバース。
峠で一休み。
雷鳥荘の弁当、美味そうですねえ〜。
今の時代、どこでも仕事できますからね。
っていう捏造写真を一生懸命撮ってました。この子達、学はあるのにアホやわ〜。
嫌いじゃ無いけど。
実際Wi-Fiがないと、ただのでかいモバイルバッテリーです。
メインの斜面はペタージーニ&縦溝で、ろくなもんじゃございませんでした。
最後の斜面は楽しみたいのでマジックワックス塗りたくってドロップ!!
ヒュ〜〜〜。
下に着いた頃にモクモクとガスが。あぶね〜。ギリギリセーフ!!
てなわけで、第一回シャッフル立山ツアー。山あり、谷ありで楽しいツアーになりました!!まだまだ違うルートもあるんでまた行きましょ〜!!
若手の彼は、次回はでかい綿のパーカーはやめようぜ😉!
ほんじゃあお疲れ山でした!!&おしょっ様でしたー!!
P.S. 「黒部の太陽」で有名な破砕帯のおいしい「湧水」です。
おいしいが消されてのには何か意味があるのでしょうか。
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【越後妻有 大地の芸術祭2022⇨新潟県柏崎市の名園巡り】 たまには更新以外のことも。昨日・今日で #大地の芸術祭 へ行ってきました。 ●2012年に初めて訪れて魅力に取り憑かれた越後妻有。それ以降はトリエンナーレは毎回来てます。 関西に越してからは今回は初でちょっと行くか迷ってたけど…やっぱ越後妻有大好き! . ●個人的には東日本で一番の庭園だと思っている『貞観園』へ初めて足を運んだのも前回の大地の芸術祭のついで。 . で、今回もそれ以来訪れました。しかも今回は庭園内に出て歩くことができるイベントに合わせて!その写真はまた改めて紹介しますが、庭園に出てみて改めて最高だなと…。 . あの立地だからこその感動と、「この立地じゃなければ、特に京都にあったらとっくに金閣銀閣・桂離宮・苔寺レベルの評価を得ていたんだろうなぁ」という感想と両方ある… . 今年、建築家・山口誠さんとの対談で貞観園の話が挙がったけれど、「建築関係の方の来場が増えている」との話も。 2018年の「情報ないわー」って時点から、『おにわさん』のような開けっぴろげのサイトで絶賛しはじめて4年、プラスの連鎖が起こり始めているのなら嬉しい。 . ●それ以外にも越後妻有〜柏崎地域の庭園を数カ所。前回足を運んだ『松雲山荘』『飯塚邸(秋幸苑)』も変わらず良かった。 . ●その一方で、今回初めて足を運んだ数カ所の中には…昭和の頃の写真と比べて朽ちるのを待つ庭園も。 . ●老若男女が足を運ぶ大地の芸術祭と並行して足を運んでいるからこそ、 「なぜ日本庭園は美術的なものとしての価値を保てなくなったのか(いや元から無かったのか?昭和が特別だっただけで…)」みたいなことを考える。 . ●大地の芸術祭、1泊2日だと十分には楽しみきれないけど(柏崎にも行ってるし)、 ・今回の為に展示された名和さん・ボルタンスキーも超良かった ・松代城は登った甲斐あった!エステル・ストッカー⇨黄金の茶室⇨脱皮する時の流れが素晴らしかった。 ・Y113 藤堂もだいぶ奥まった集落だけどめちゃくちゃ良かった… 人の分散を狙って、自分が行くようになってからは初めての秋会期のある大地の芸術祭。秋会期の風景も良かったー🎑 美術ファンが足を伸ばして界隈の庭園にも立ち寄ってくれるようになるといいな。。。(逆に、ランドスケープと親和性の高い大地の芸術祭を庭園関係者にも楽しんでみてほしいな。。。) . #echigo_tsumari #越後妻有 #landscape #landscapedesign #japanlandscape #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #mossgarden #建築デザイン #ランドスケープ #庭園 #日本庭園 #庭院 #庭园 #新潟庭園 #新潟旅行 #新潟観光 #おにわさん (大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ) https://www.instagram.com/p/CjsiLG4v_TU/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2024.08 不帰嶮(天狗の頭~不帰キレット~唐松岳)
不帰嶮、今回の山行の核心部。岩の陰影がカッコいい。
猿倉~白馬鑓温泉~天狗の頭より
【コースタイム】天狗ノ頭(0830)→不帰キレット(0920)→不帰一峰(0935-0940)→不帰二峰北峰(1000-1025)→不帰二峰南峰(1030)→唐松岳(1105-1110)→丸山(1150)→八方池(1230)→八方池山荘(1255)
天狗の頭からは絶景で右に���岳、これから通過する道の先に北アルプス南部の山々、最奥には槍ヶ岳とかの峰々も。
奥から立山三山~剱岳~早月尾根
天狗ノ頭から少し進むと「天狗の大下り」という約300mの大下降となる。ガスが湧いてしまって鞍部が見えないが、目の前にこれから超えていく峰々見えている・・・アップダウンが非常に激しいが、これまた登り返すのか。ゴールの唐松岳は中央やや左にの手前から2つ目の峰か?(左端まで尾根が連なっているやつ)
天狗の大下り下降中。垂直に見えるような急な鎖場あり
またずっとザレており滑りやすい。これからキレットに突入することもあり警戒してストックはしまったのだが、天狗ノ頭のすぐ先に崩落しつつある危険箇所2-3回以外はストックもったままでの通行で問題ない、なんならキレット通過時も持っていて構わないくらい、思ったほど険しくなかった(後述)。
一瞬雲が晴れた、奥が唐松岳山頂か?本日すでに標高差800mくらい上げたのに、下ってまたあれだけ標高稼がないといけない。
天狗山荘から約1時間、不帰キレットが始まるという鞍部に到着、たしかに形は両側がスッパリキレ落ちているキレットだが、実際は稜線上を進むのではなく山腹をトラバースする。
こんな感じで、進んでみれば全く切れ落ちてない、斜面を巻いているため高度感もない、なんなら普通にストック両手にして進める。大キレットのようにキレットの真上を進むわけではなく、あくまでそういう形の尾根がある、という意味での命名か・・・?登りきった先にあるのが不帰一峰。
キレット開始から15分で不帰一峰に到着、ここから見えるのが今回一番の核心部である不帰二峰への道。キレットはたぶん終わった?
さっき下ってきた天狗の大下りと、手前まで連なるのが不帰キレット。
不帰二峰へのとっつき部までは、不帰一峰から100mほど下った先にある。天狗の大下りに引き続きまだ下るのか。
不帰二峰への登りとっつき部。見上げる先鋒がカッコいい。
核心部最初の登りは鎖なしの崖登り。というか不帰二峰南峰到着するまでずっと崖登りだった。
先程いた不帰一峰。高低差100mほど。
不帰二峰北峰まではかなり長大な崖登り、超えても超えても次の峰が現れる。難易度的には剱岳の平蔵のコルとかカニのタテバイみたいな感じ。
鎖などは必要な場所にちゃんとついており、確実な3点支持があれば問題ないのだが、下を見ると高度感はけっこうある。
二峰のとっつき部から二峰北峰まで20分、通過してみればあっという間だったがとにかく険しかった。道中少し一緒になった人に聞いてみたが、高度感があり大キレットより怖かったとのこと。けど自分はその逆で、よくわからないなあ。一方で逆ルートの場合はかなり難度高いと思う。高度感にやられそうだし、終始崖みたいなものなので足運びかなり難しいかと。
一番険しかった道を登りきり、残すは不帰二峰南峰と唐松岳を残すのみ。20分ほど休憩。目の前に唐松の山頂に人がちゃんと見えており、距離的には近く感じるが、このあとまだ意外と歩く。
南峰への道、北峰越えたらストック出しても問題なく、優しい縦走路に戻る。
北峰から南峰まで10分もせず到着、唐松岳山頂はガスに隠されていく。ラストスパート。
横に見える唐松岳の山頂下の岩場とか側面から見るとゴツくてカッコよかった。
山頂が見えているだけに意外と長く感じた。南峰からは30分。唐松岳山頂に人たくさんいるのがわかる。みんな普通とは違うルートから登ってくるヘルメットかぶった自分のこと見てる・・・まあこっちから人が上がってくるのは珍しいか。
白馬鑓温泉からちょうど5時間で唐松岳到着、すごい人の数(本日土曜日はお盆初日)。ルートを知っている人が自分に声をかけてきて、どんな道だったか訪ねてきた。山頂は真っ白、やっぱ昼間になると雲が湧いてしょうがない、とっとと下山。
唐松岳は今まで雪山で登りに来ただけで夏山は初めてだったが、樹林やガスでゴールのリフトず長く感じたし、雪山みたいに一直線とはいかない。岩や石が転がってるし、やはり雪道のほうが歩きやすい。
途中ガスが晴れて先ほど通過してきた不帰嶮が見えた。どのピークが何なのかはわからんかったけど、二峰南峰と北峰が見えているか?
白馬鑓温泉から100分でリフトに到着。リフト・ゴンドラの片道券1900円。下界はとても晴れている。ゴンドラ山麓駅に着いて白馬駅へのバスがあるかと思いきや1時間くらい来ず、結局白馬駅まで徒歩で30分歩いた。すごく暑いな、けどカラッとしていて蒸し暑さはあまりない。気温30℃くらいあるが東京の暑さより幾分マシに感じる。帰りは白馬発新宿着の特急あずさにて帰宅。
三大キレットのひとつであった不帰キレット、キレット自体はまったく大したことなかったが、そのかわりに長大な崖登りのほうが核心部だった。岩登りが好きな人は楽しめるがアクセスしづらく、わざわざここじゃなくても剱岳などに行けばいいんじゃないかな?ベストルートは猿倉から大雪渓登って天狗山荘泊だが夜行バス(あるいは白馬前泊)前提。昼スタートなら今回のルートがベスト。とくに白馬鑓温泉(の足湯)はとても良いものだった。残りの八峰キレットは三大キレットの中で一番大した事ないとのこと、そっちもさっさと攻略して全クリしたい。
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ラダック2-4日目のメモ。
2日目は1日目の現金盗難とスマホ破壊のショック疲れで休養日にしてた。結局ゲストハウス近くの別の宿でスクーターを借りた。初日行ったところより200ルピーも1日あたりで安く、状態も悪くなかった。その後レー王宮とナムギャル・ツェモに歩いていった。ナムギャル・ツェモははじめて行ったチベット寺院で、小さいけれどインパクト大だった。道なき道をひとりトレッキング状態で靴の踏み跡に励まされながら必死に登り。普段閉じていることが多いらしい部屋が2つ開いていて。瞑想する人、五体投地する人。溢れんばかりのお供え。圧倒された。帰りに道なき道を行こうとする仲間を見つけると嬉しくなった。
3日目からスズキのアドレス125でスクーター旅開始。まずは日帰りで上ラダックのゴンパめぐり。巡ったのはティクセゴンパ、タクトクゴンパ、チェムレゴンパ、へミスゴンパ。本当は6つ周る予定がやっぱりじっくり見たくなっちゃうし、チェムレゴンパへの道が工事中で回り道探しで相当時間ロスしたので4つになった。4つでも相当お腹いっぱいになった。
道中はめちゃくちゃよかった。ヒマラヤ山脈の絶景まみれ。写真じゃ伝わらない山々の表情。写真にするとあれもこれも岩山やん、ってなりそうなんだけど。みんな表情が違うんだよね。郊外の奥に行けば行くほど交通量は減り、チンタラ行っても気にしなくていいし、かっ飛ばしても車通り少ないから安心できるし、楽しかった。あ~なんとか来れて良かった〜と何度も思った。初日からメンタルクラッシュしていたのが本当に蘇った。
そしてゴンパ巡りも感動した。
朝イチでティクセゴンパの朝勤行に行った。起きた瞬間これほんとにスクーター乗れるか?っていう疲労度で絶望感。6時-7時実施予定と思い5時前に起きて5時半頃に出発しよう、と思ったら宿の部屋移動や荷造りで出発が遅れ、6:40頃到着。終わっちゃう!とダッシュで大広間まで階段駆け上がったらまさかの7時開始で単に超息を切らした人になってしまって恥ずかしかった。
朝勤行は圧倒的だった。太鼓やラッパをジャンジャン楽器を鳴らすタイミングが多く、ややPerformativeな面もあるかなぁと思ったけど、でもそれもまた確実に祈りの伝統の系譜であることは確実で。圧倒された。10人くらいのお坊さんと3人の少年僧がいて。2種類くらいのお経が同士に混ざっては1つになり、偉いお坊さん代表なのかソロでお経を読むシーンとした時もあり。
写真や動画撮っている方多かったけど畏れ多くて出たところからそっと記録だけと撮らせてもらった。記録ってなんだろう、と思った。でもやっぱり記録しないと記憶から薄れてしまうことや人に伝えづらいこともあって。難しいなと思った。瞑想合宿でスマホや電子機器を全部預けた時のことを思い出した。とはいえお坊さんもスマホ持っていて、場所によっては休憩所でごろ寝しながらスマホ動画見てたりイヤホンしてたりするお坊さんもいた。現代だなと思った。
少年僧が私の近くにいて、時折お経のわかる部分なのかを唱えては止まったり、少年僧同士で喋ったりしていた。バターティーを注いでくれた。朝の寒い中、朝食もなしにダッシュした身に染みた。
ゴンパ内の地図や順路がないか少ないところがほとんどで、何よりも修行と祈りの場なんだなと思った。鍵がかかってて見れないと思った部屋の近くにちょうどお坊さんが通りがかって開けてくれる、というラッキーなときもあって。そうやって入れたお部屋はそこはかとないご縁を感じた。
タクトクゴンパは駐車場からの道で超迷ってやっと洞窟にたどり着いた。すごい場所にあった。中の洞窟はお供えのお金がびっしり貼られていて信仰を感じた。
チェムレゴンパはかなり思い出深い。けっこう離れたエリアにあるから訪問者数も少ない。GoogleMapの案内する道は思い切り工事中で、途中完全に道が途絶えている。ここからは徒歩で行くか?と行ったら幅20cmくらいの建設中の橋の端っこを通らされたりしてやばかった。その先に車が通っているのを見てぜったい裏道ある、と思って見つけた。のどかな村の中を3km近く延々と行く道。時々路面が数メートル単位で荒れていてスクーターだとガタガタする。やっとの思いでたどり着いたゴンパ。巨大なグル・リンポチェの像の部屋で一人きりになったら、よくここまで来れたな、という思いがこみ上げてきた。
帰ろうとしたらキッチンの料理人さんから声をかけられ、キッチンルームでバターティーとクッキーをいただいた。猫ちゃんがうろうろする。傍らでは若い僧侶が寝転がってスマホで動画を見ている。たぶん女性と話しているのを揶揄してるんだろうなという僧侶と料理人さんのど付き合いを眺めたりしていた。道迷いと空腹と睡眠不足でへろへろだったところでかなり回復した。
へミスゴンパも圧巻。ゴンパの中ではかなり大きいほうで撮影禁止エリアが特に多い。Museumも時間があったらもっともっといたかった。電子機器持ち込み禁止でロッカーにヘルメットもカメラもスマホも預けて見に行く身軽さと相まっていくらでもいられそうだった。
スクーターでよかったな、と一番思ったのがレーへの帰宅ラッシュ。朝はティクセゴンパの朝勤行めに6時前に出発したからレー周辺はガラガラだった。これが18時頃に帰ったらTheインドの洗礼。車間距離なんてものはない、割り込み、この車密度で!?ってなる追い越し、飛び出してくる歩行者や犬や牛、ルールの概念のないラウンドアバウト、突然ドアの開く路駐車。これ重たいMT車でどうにかするのマジできつかったと思う。たちゴケしたら終わる。しなくてもきつい。
睡眠時間は早朝便なりトラブル続きの情緒不安���なりでインドついてから4時間・3.5時間・6.5時間・6.5時間とかの睡眠負債貯め放題、しかも高山病なのか乾燥なのかで2,3度は確実に中途覚醒していてかなり疲労がやばいのを絶景とゴンパの荘厳さでどうにか持たせてた。
クラクションは鳴らすし鳴らされるしでもうまったく動じなくなった。これまでクラクション鳴らすのなんてブラインドカーブとウィンカーとの触り間違いくらいだったのに、一生分鳴らすし鳴らされてる気分。
4日目も盛りだくさんで書きたいことたくさんだけど。今日こそ早く寝る。
ざくっと印象的なことをメモるなら。
アドレス125にオイル交換ランプが出たからお店行ったらインドホンダのアクティバ125に交換になった。ちょっと古そうに見えたから不安だったけど燃費よくて航続距離200km超えとアドレス125より長く、これならダーハヌーまで日帰りしても持ちそうと思えた。スピード上限が付いているらしく60kmしか出ないがまぁなんとかなる。追い越し最低限しかしないし。40kmくらいしか出てない軍車両とか故障寸前の車両が前のときで対向車線ガラッガラのときしか追い越さないし。のんびり行く。後ろに付かれたらガンガン追い越ししてもらってる。
スクーターでもなんとかモンベルバッグくくりつけられた。ただ縦置きにしたらヒップバッグと合わせてかなり座る場所がきつい。背もたれっぽくはなるが。
山だらけ、飽きない?と思ったらぜんぜん飽きない。あの山を超えたらまた違う表情の山。直線ありワインディング峠あり村あり。
リキルゴンパの人の少なさ、辺境ぶりがまたすごい。立体曼荼羅やスワスティカがあった。ここでもお坊さんと遭遇して鍵開けてもらえた部屋あってラッキー。
時々ヒッチハイクで手上げられる。すまない二人乗りできる自信はないのとシートに空きがない。
アルチ村で当てつけてたゲストハウスがどうしても見つからない。高級めホテル以外看板がなさすぎる、GoogleMapがあてにならなさすぎる。スクーター止めて降りて足で探すのが吉。
宿探ししてたら新鮮な牛のフンを踏んづけて滑りかける。でもそのうち土に帰るだけだしなぁ、と思う。
初日はゲストハウスのつもりがホームステイにしたらほぼゲストハウス並ではという設備。子供がかわいい。ニコニコの奥さん。奥さんの娘さんかな?のチョンタ作りを眺める。WiFiないのはむしろ今の気分に合っている。
だんだん風呂洗髪毎日、洗濯毎回はいらないなという気持ちが強まってきた。この感想気候で驚くほど服が汚れた感じがしない。砂っぽくはあるが。なんか衛生命の日本からすると開放感すら出てきた。乾燥は正義。肌と唇は荒れるが対乾燥と対湿度だと後者のほうがはるかにコストかかると思う。オイルまめに塗ってれば乾燥はなんとかなる。サボるから良くない。
ぜんぜんざっくりメモじゃなくなった。どうあがいても今晩は10時には寝る。
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2024 槍ヶ岳
気づいたら探検部も5年目になりました、河野です。 今回は学生のうちに行っておきたい山の1つ、槍ヶ岳に行ってきました。あと劔行きたいナ…ちょっと今年には間に合わなそうだけど…
お天気上々!
今回はこの4人!右からコウノ、4年の葵葉くん、オフィシャル(リバベン運営)友だちのナッツさん、新入生のちほちゃんです。
しかし序盤で葵葉くんが体調不良でドロップアウトを選択、なので3人で頂上を目指すことに。(※彼は旅館で体を休め、私たちがへとへとで下山してきたころにはピンピンしてました。)
さてさて、登っていくぞー!
ちほちゃんも大健闘
水めっちゃ綺麗
苔もあるよ!
ふいぃ~
ここらへんからちほちゃんの口癖が「分岐は!?分岐はまだですか!?」「これ分岐じゃない!??」になってきます。槍ヶ岳っていきなり標高上がってくるから終盤はキツイよね↓
もう少し…
もう少し…!
飛騨乗越到着!!今日の登りはあと100���だけ!
ここで「あれっ?飛騨乗越って平らじゃないんですか??」と驚くちほちゃん。飛騨乗越まで行けばもう勾配ないからと励ましてきた私たち。ええ、私もそう思っていました。
思いのほかあった勾配に最早笑いをこぼしながら登っていく3人。
槍ヶ岳山荘に到着しました。
あてがわれたテン場は32番。写真の奥見てもらえるとわかる通り、そう、ここ崖なんです。雪渓見ながら寝れちゃうなんていう大サービス付き。寝返り打ったらあの世逝きです。
そんなこんなでわちゃちゃしながら新テントをわくわくしながら建ててみる。
イイネ!
防水性を高めるために縫製部分に塗るシームコート、がんばって塗ったんですけど芸術的な仕上がりになっています。ごめんなさい。
ちほちゃん監修、夕ご飯。美味しく鍋で炊けました!
右の小さめな鍋、上智がTEAPしてて入れなかったために週末で込み合うららぽーとダイソーで買った500円の品です。まじワンコインと思えない。部室置いとくので好きに使ってね
1日目の見納め。色んな登山者がこの景色に黄昏ていました。
2日目です!
御来光を穂先で見ようと日の出前からトライ
登っていく!!
おっと、段々靄が晴れてきた・・・?
ラストのはしご!
到着しました~!そしてなんと…
晴れました~!!
パシャリ。
…まじでこっからお伝えしたい写真がいっぱいあったんですけど1投稿に載せられる写真の上限がきてしまったようなので(登山と下山で投稿分ければいいジャンなんて正しいこと言わないでください、既にtamblrログインで力尽きてます!)、最後に絶景の中下山できたとわかりそうな写真1枚置いときます。これで全部伝わ��てくれ!!
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【夏山日記 その3】
山に行くと、太陽の力と価値をひときわ感じる。夏山でも、太陽の不在は不安の一大要因だ。視界まっくらな未明の不安、夜のテントの寒さ、汗びっしょりの衣類… どれも太陽ひとつが解消してくれる。逆に、晴れないと、場合によっては生命さえ危ぶまれる。
下山日は、朝からあいにくの雨模様。テントは濡れたままたたみ、レインウェアを着込み、ザックカバーをかけ、ヘッドランプをつけて、冷たい霧の中を出発する。来た道を帰るでも良かったのだけど、木曽谷側の崖っぷちしかも急坂が不安なので、面倒でも一旦隣のピークを越え、山の内側の谷をいくことにした。とはいえ、こちらもくせのある簡単ではない道。晴れていれば花もいっぱいで素晴らしい景色なのだろうけど、ガスが溜まって五里霧中。写真をとる余裕もない。登山道を示す緑の細いロープと地図が頼りだ。時折川や滝の音がするけど全く視界が効かない。足元をみるので精一杯。たびたび沢を横切り、狭い急坂をあくせく上り下りし、AM7時前、やっと濃ケ池に着く。晴れていれば、さかさ宝剣が見られる池。
水面さえ殆ど見えない池のほとりで、おやつを食べながら息を整えていたら、「あいにくの天気ですね~あっはっは!」と、島崎三歩のようなもっさりした風貌のお兄さんが一人、山頂へむけ通り過ぎていった。明るかったので、ちょっと気分が晴れる。今日の太陽だな。
しかし、ほどなくまた雨が降り出す。稜線が近づくにつれ雨足は強まる。運悪く、吹きっさらしに出るとざあざあぶりになった。透湿ゴアテックスのレインウェアは着ているものの、袖口や、ザックカバーの隙間から雨が入り、次第にずぶ濡れ感。きつい。休憩予定地の西駒山荘をめざし、黙々と一歩一歩ゆく。行きにも通った、大正2年の学校登山遭難碑が、雨の中リアリティをもって目に飛び込んでくる。風速1m/秒で体感温度は一度さがると聞く。そうなのだ。山の荒天は急で規模が大きい。濡れた身体で強風にさらされれば、一歩間違えれば死ぬと実感する。
さほど強風でないのが不幸中の幸い。なんとか歩き続け、AM8時前、西駒山荘に辿り着いた。"気軽に休憩ください"と書かれた無人小屋(石室)にかけこむ。入り口のストック掛けに、ストックとびしょ濡れのザックカバーをかけて、ストーブ前の簡素な木のベンチに重いザックをおろし、ふーっと息をついた。。。屋根を雨が打つ。天の助けだった。もし、この場所がなかったら…
前夜に水を入れておいたアルファ米ごはんを食べつつ、小屋内を観察しながら休憩。きれいに掃除されていて落ち着く。壁には建設当時の古写真や、年表が展示されている。そうか… 大正2年の例の遭難事故を受けて、大正4年にこの小屋がつくられたのだ。稜線上の大きな石碑も、教訓を風化させないための標石だったんだな。
雨はやまないけど、ここから先は樹林帯なので少し気分が楽だ。小屋前の天命水をまた汲んで、再び下山に出発する。もうあとは淡々とくだるだけ。かと思っていた。が… 最後まで何が起こるか分からない。登山口まであと2時間ほどのところで、雷が鳴り始め、またたくまに豪雨になった。みるみる登山道は深い水たまりだらけに。樹林帯にも関わらず、またずぶ濡れだ。さっきよりもひどい。
行きに見かけた落雷事故の石碑がまた、リアリティをもって思い出される。森の中でも落ちる時は落ちるのだ。危険を感じたので、行きに通りすがった小さな避難小屋に駆け込んだ。5人先客がいた。奥に上がらせてもらい、濡れた身なりを拭��(手拭いはもうびしょ濡れで、��常用のバンダナが重宝した)、また一旦休憩。外は激しい雷と風雨になる。ビジンサマでも通過中か?かろうじてスマホの電波があったので、ネットの天気予報を見る。しばらく待機した方が良さそうだ。
雷が収まるまで1時間ほど待機。汗冷えして寒い。フリースを中に着込むけど、まだ寒い。最悪バーナーで火を焚こうと思った。依然雨はやまないけど、5人の方はみな登り。早く再出発したい模様。ネット天気予報をみて一旦は止めたけど、わりとベテランの方々のようだったので、二度目は送り出した。我々も体勢立て直し、再び下山開始。そこからは一時間半、また急変しないかヒヤヒヤしながら、なんとか13時前に登山口に帰還した。
大正、昭和期の石碑が、これほど重みをもって感じられるとは。行きはなんとなくやり過ごした避難小屋に、帰りはこれほど助けられるとは。山の天気の急変と危険度は、昔も今も変わらないこと(対する人間の知恵も)を、身に染みて知った下山だった。写真は撮れなかったけど、今回の山行のハイライトがこの下山日であったことは間違いない。
つづく
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小説と言うかプロットですが。設定はこれと似ている。
去年の中元節ごろに無常さんの傘に関する公式情報(コレ、コレ、コレ)を得てからというもの、約一年に渡って書いては放置を繰り返していたネタ。結局ハロウィンの頃まで引き延ばされたのでそれもぶっこんだごった煮。やっと文字起こしできた!
話の作り的に漫画の方が良いんだろうけど、そんなに沢山絵を描けない(し漫画を描くのが苦手な)ので文字です。小説も苦手だけど……。
無航?航無?+謝范(范謝に見えなくもない)
視点がすぐに切り替わる
説明口調
要はチラシの裏に書いてるようなお粗末クオリティ
―――――――――――――――――――――――――――――――
パーティーの喧騒を背にして、ホセは暗く長い廊下を一人で歩く。向かう先は白黒無常の部屋。彼等の生活にこの文化はなじみがないはずだ、いつものように茶の席を共にしてくれるだろう。
「白黒無常、いるか?」
ノックをして返事を待つが、部屋の向こうからは物音ひとつ聞こえない。この時間に来るように言って来たのはそっちだろうに、まさか不在だということはあるまい。ドアノブに手をかけると鍵はどうやら開いているようだった。
「入るよ」
一言、断りを入れて部屋の中に足を踏み入れる。日が落ちてずいぶん経っているというのに部屋の中は真っ暗だった。暖炉もついていないこの時期の部屋は身に応える。寒さに体をさすりながら暗い部屋の奥へと進むが、幸い、手に持っていたランプが唯一の灯りとなって足元だけは照らしてくれている。
「いないのか?」
声を掛けるが部屋は静まり返ったままだ――突如窓から雷光が差し込み、ほんの一瞬人影が目に映った。大きさは見慣れた彼らの上背のそれだっただろうか。
「なんだ、いるじゃないか。」
遅れて鳴り響く轟音に肩を小さく跳ねさせつつ、近づくに連れてランプに照らされた白い服が見えてきた。
「明かりの一つもつけないで、雨音に聞き惚れていたのか?謝び――」
しかし、近づいて見上げるとどちらかわからない顔の痣。
「あ……ん?いや、范……」
今更判別できないなんてことがあるのだろうか。本人に聞いた方が早いだろう。
「せっかく暗闇に目が慣れてきたと思ったら、さっきの雷のせいでまた見えなくなってしまった。すまないが今私の目の前にいるのは誰だ。」
「しゃんうあん」
「……は?」
高い声と低い声が混じって聞こえる。
「それはどういう……」
訳が分からず困惑しているホセを置いて人影はため息を一つ吐き、部屋の暖炉に火をつける。一度ホセを見やると、いつもの机を指さした。座れということだろうか。
席についてみたが、未だに冷え切った部屋はホセの身を切るようだった。キンキンに冷えた義手の冷たさは布越しでも耐えきれず、ベルトを緩めて金属の塊から腕を抜き、身を縮こませて待つ。
しばらくすると、白とも黒とも判別しがたい男はホセの前に茶を置いた。寒々とした部屋で湯気をあげる香りのよいそれをありがたく頂戴し、一口カップに口づける。口に含んだ茶が冷えた体に温かさを与える。心なしか暖炉の炎も徐々に部屋を暖めてくれているようで肩の力が自然と抜けてゆく。ほっと一息をついたところで、白黒無常が向かいの席に座ってきた。
「今意識があるのはどっちなんだ」
「……」
口を噤む無常。
「……いや、どっちも意識があるのか?」
「……そうかもなれませんね」
お互いの存在を知覚する術を失った彼らが、互いに入り混じった声でそれを知ることができている。
「それなら二人とも話したりできるんじゃないか?」
「きりえな」
二人の悲願が叶ったということは親しい間柄としても喜ばしいが、このままでは二人の意志をくみ取ることすら難しい。
「……すまないが、一人ずつ話してくれ」
「……」
今度は互いに譲り合ったせいか、二人は黙り込んでしまった。
「いや、私が決めよう。……そうだな、必安が話してくれ。」
目の前の男――いや、男たちは一つ咳払いをして再び口を開いた。
「范無咎が話しているんでしょう��れども、私に彼の声は聞こえません。きっと私と彼が別々に体を動かそうとするからこうやって齟齬が生じるんです。」……存在自体を認知できるというのに……こんなにも近くにいるのにその意図すら汲み取れないなんて……酷いものですよ。」
「なんでこんなことに?何かあったのか?」
「知りませんよ。ここに来てからというもの、この時期になるとこうなってしまうんです。……ただでさえこの地の秋は雨が多いというのに……。私を嘲笑うことはあっても彼をも嘲笑うなんて。」
ずっと降り続く雨に摩耗しているのか、はたまたこの怪奇に苛立ちを感じているのか、謝必安は爪痕が残るほどに強く手を握りしめている。しかしゆっくりと、傘を握りしめていた左手が拳を開きはじめ、右手に優しく添えられた。途端に謝必安は体の強張りを解く。
「范無咎……」
謝必安は固く閉ざした右手を開き、愛おしそうに左手を包み込んだ。
「ホセ、范無咎に代わってもらうように言ってくれませんか?」
「あ、ああ。無咎、必安が交代しようと言っている」
一呼吸置くと、低い声がその口から発せられる。
「謝必安のことだ、この状態と俺のことを憂いていたのだろう。」
「ああ。そう見えた。この雨だから更にやられているんじゃないか?」
「ったく、中元節でもこうはならないというのにな。」
「中……なんだそれは」
「中元節。俺たちの故郷では鬼月――ここでいう七月に地獄の釜の蓋が開いて地獄から死者が現世にやってくるのだ。この時期はあの世とこの世の境界が曖昧になるせいか奇怪なことが起こってな。稀に体をうまく動かせないことがあったが、それは恐らく相手の意志が自分の意志に入り混じるせいだろう。」
「……ああ。なるほど。君たちがこうなってしまっているのは今がハロウィン?の時期だからじゃないか?」
「ハロウィン?」
「私も詳しくは知らないが、ケルト人の間では十月下旬になると君たちの故郷のチュウゲンセツのように世界の境界が薄らぐと信じられているらしい。それで霊が人々に紛れ込んで悪さをするとかしないとか。」
「ケルト人?ここにケルト人なんているか?」
「確かになじみのない者がほとんどだろうが……荘園の主の計らいでこの場所自体がそういった影響を受けやすくなっているんじゃないか?うんざりほどに到るところが飾り付けられているからな。」
「そういった影響……あぁ、だから逃げ出す魂が増えるわけか。」
「逃げだすってどういうことだ?」
「ん?言ってなかったか?たまに傘から脱するやつがいるから謝必安が捕えることがあるのだ。」
「……あぁ、だから吸魂……」
「混乱に乗じて傘から逃れようとしているのだろう。」
范無咎がそう言った直後、立てかけていた傘がカタカタとひとりでに動き出す。
「傘が動いた?」
「今一つ逃げ出した……が、これは」
白黒無常が吸魂を施す。
「こうやって捕らえるんです。今は調子が悪くて失魂と落魄とが入り混じってしまうみたいですが……大抵は私だけでなんとかできます。すばしっこいのは范無咎に止めてもらいますが」
「へぇ……」
亡霊の御業を目の当たりにしたホセはふと、口の渇きを覚え、もう一口入れられたお茶を飲む。少し冷めてしまったが、茶葉の香りと少しの渋みが口に広がる。そうして水面に微かに映る自分の像を見やる。左目の傷もゆらゆらと揺れている。
(……父はまだ存命だと信じていたが……彼らの傘に私の父の魂が入っていたりはしないだろうか……あるいは女王の財の在処だけでも知ることが出来さえすれば……)
「なあ無咎、その傘にはいつの、どこにいた魂が入っているんだ?」
「あぁ、それは――」
言いかけたところで、突然傘が大きく開いた。
大きな音にホセは一瞬肩を跳ねさせる。
「あ!何――」
白黒無常は暴れる傘を取ろうとした右手と洗魂の鐘に手を掛けようとした左手とが一つの体を反対方向に引っ張るようで、思うように体を動かせない。
「なんだ?」
「言ってる傍から逃げ出しました……しかも一つ二つではなく大量に……!」
苛立つ様子で謝必安が話す。魂が逃げ出したようだ。吸魂しようとするも、無咎の意識も入り混じり体は上手く浮かない。
「あぁもう……徒党を組むように四方八方へ逃げるとは!」
(徒党を組むように、手を組むように。かつては父の指揮の元うまく統率を取って船を進めていた。……その魂は私の船の船員だったりしないだろうか?)
中国の怪異が現実のものだとはにわかに信じがたいが、目の前で見せられているものでその存在の証明は十分だった。
「あぁまずい、傘から出てしまっては……」
なす術もなく、ただ見ていることしかできない謝必安が嘆いていると、その口が動いた。
『謝必安』
「え……?」
ひとりでに口が動く。彼の声は聞こえないが、確かにその口が自分の名前を呼ぶ動きをしているのは分かった。茫然としていると人差し指を立てた左手が顔の前にやってくる。
……任せろということだろうか。
力を抜くと、体が勝手に動き出した。その身はホセの前へ躍り出て小さく、しかしはっきりと一言放つ。
「すまない」
「……え?」
ホセがその意図を汲み取れずにいると、范無咎は洗魂の鐘を手に取り、ホセの目の前で大きく音を鳴らした。
ほんの少しの虚を突いた鐘��音が頭の中でぐわんぐわんと鳴り響いた。思わず膝をつき頭を抱える。
「范無咎!」
謝必安がそう叫ぶのも束の間、ホセの視界は眩暈でひどく歪む。かろうじて見えるその像は、水をぼたぼたと落とし、その手をこちらに向けて――
茫然自失としていたホセを器にして分散していた魂が一気に彼の体内へと入っていく。何も動かない体に「あとは任せた」の意を受け取った謝必安はあわててホセに吸魂を施し、その体内にたまった魂を一気に回収して傘に収める。その中に一つ、生者の魂まで入っていたので慌てて捕まえ、ホセの体内へ押しやった。
ホセは動かない。肩を叩き名前を呼ぶ。
「ホセ、ホセ。」
しばらく虚を見つめていた目が謝必安の目と合うと、ハッとしたようにあたりを見渡す。
「やっと気が付きましたか。手荒な真似をしてすみません。」
「……は、彼らは……?」
「彼ら?」
「無咎の鐘の音が聞こえた後から……水に濡れた彼らが私に話しかけてきたんだ……」
「あぁ、幻を見たのでしょう。」
「またその類か……君たちもなかなか手段を択ばないものだね」
「謝っているでしょう……不可抗力です。ハロウィンが過ぎればきっと収まりますから……。」
「私ももうこんな幻はごめんだ。どうにか魂が暴れないようにこらえてくれ」
「幻……」
「それに、せっかく君たちが二人とも意識があるというのに、三人で話せないのも残念だ。何かルールを決めてどうにか君たちが意思疎通できるよう何か策を考えよう。」
「はい。」
少々不機嫌なホセの左腕にある水滴と指の跡を横目に謝必安は返答した。
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2024-5月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「遊園地」です◆
今月は参加者の皆様に「遊園地」のお題でアンビグラムを制作していただいております。ぜひじっくりご覧ください。
「遊園地」 鏡像型:Jinanbou氏
ストレートに遊園地。
色分けに頼っているところはありますがよい作品ですね。字形がよく、読める作品になっていると思います。
「移動遊園地」 回転型:lszk氏
海外ではかなり大規模なものもありますね。
このまま移動遊園地のエンブレムにもなりそうなステキな図案です。数種類の図形をベースとしたデザインで統一感がありますね。
「東京ディズニーランド/ディズニーランド千葉」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
ディズニーランドはどこにある?と言い話題でよくネタになりますね。
「ディズニーランド」は同一型「東京/千葉」で共存型に組んであります。「ド」の濁点は大胆ですね。このデザインの柔軟性が対応解釈を成立させる肝かもしれません。
「夢の国」 図地反転回転型:douse氏
ディズニーランドを指すことが多いですが、テーマパーク全般に使う言葉です。
大き目のグリッドベースに見えて実は細かい長さの調整が入っておりかなり計算されています。少しシアーがかかっているのが可読性向上に寄与しています。
「レジャー施設」 回転型:douse氏
遊園地の上位カテゴリーはレジャー施設です。
縦書きでの姫森ルーナ型の組み方です。手塗り風の味わいがよいですね。山切り型の旗の形状を使っているのが面白いです。
「メリーゴーランド」 図地反転型:海氏
回転するアトラクションの筆頭です。
色分けされてはいるのですが、シンプルな対応付けができる面白い発見です。「メ」が大胆な字形になっていますが左上優先の法則で読めてしまいますね。
「メリーゴーランド/ジェットコースター」 図地反転回転型: いとうさとし氏
遊園地の2大アトラクションといえばこれでしょうか。
図地反転の対応付けで意識すべきところは図形の頂点が集合するところでの足し引きだと思いますが、この作品でもその調整加減が堪能できます。「メ」と「タ」では「タ」を優位にしても「メ」が読めることを計算していますね。
「メリーゴーラウンド/コーヒーカップ」 回転型:.38氏
こちらは回るアトラクション2つ。
「ド」は下に流れているので全体で回転同一型です。「ゴ」の濁点が自由ですね。躍動感のある作字が言葉にぴったりです。
「カルーセルエルドラド」 旋回型:きいろいビタ氏
閉園してしまった「としまえん」にあった世界最古のメリーゴーラウンド。
ゴシック調の文字が言葉にあっていますね。濁点を無理に2つにしなくても読めており、シンプルに仕上げているのが成功していると思います。
「回転木馬」 交換型×2:Σ氏
メリーゴーラウンドシリーズの最後は日本語で。
「回/木」「転/馬」がそれぞれ交換型です。「木」の払い部分が「回」の内部の口の部分に対応するところ、素晴らしい発見ですね。「転/馬」のデフォルメもお作法がそろっているためしっくりきますね。
「かんらんしゃ」 旋回型:kawahar氏
回るアトラクションといえば観覧車もありました。
1グリフ5対応の旋��型です。「んらん」のあたりをキーにして全体を解読する感じでしょうか。多対応グリフの奥深さを感じさせられます。
「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生」 回転型:兼吉共心堂氏
栗木京子氏の短歌で教科書にも載っています。
題材の選び方がよいですね。強い字形の「観覧車」は逆の「君には一日我には一生」の可読性を優先しているでしょうか。全体的に筆文字風の作風がぴったりです。
「頓珍漢なコーヒーカップ」 回転重畳型:ちくわああ氏
コーヒーカップもよく回るアトラクションですね。
文字列生成で作られた作品ですがどこからスタートしているのでしょうか。画数の多い文字には飾りがついても読めますね。
「絶叫マシーン」 旋回型:lszk氏
遊園地のアトラクションといえば。
勢いのある字形でまとまりがありますね。「叫」の180度回転は「加」になり、単一で180度回転型にするとそちらにも見えてしまいそうなのですが「絶叫」で並べることで自然に読めますね。
「急降下」 敷詰回転型:松茸氏
絶叫系といえばフリーフォールなどの落下系がありますね。
加速度的に落ちていくさまを文字が分裂していることで表現している面白い作品です。しかもこれが敷詰できるという計算のもとに配置されている驚異的なデザインです。
「上昇/下降」 鏡像型:KSK ONE 氏
絶叫系は急降下だけではなく急上昇するものもありますね。
ウロコ部分で上昇や下降の雰囲気が出ていてステキなデザインです。こざとへんの形状がよいですね。作例がありますので違いを見てみると楽しいでしょう。
「おばけ屋敷」 交換型:無限氏
また違うベクトルの絶叫系。
「おばけ」「屋」「敷」が切り替わる交換型。「屋」を中心に設計されたのでしょうか。きっちり3つに仕上げていて素晴らしい力作です。
「戦慄迷宮」 回転重畳型:peanuts氏
富士急ハイランドの巨大お化け屋敷。
込み入ったところの省略など視覚補完を活用したすばらしい作字です。手書き風で不気味な雰囲気をうまく表現していますね。
「ミラーハウス」 図地反転回転型×3:つーさま!氏
こちらもよく見かけるアトラクション。
「ミ/ス」「ラ/ウ」「ー/ハ」がそれぞれ図地反転の関係。シンプルな文字だと対応付けしにくいことが多いですがすべて対応付けできる良い発見ですね。
「風船」90度回転型:繋氏
遊園地でよく使われたり、売られていたりしますね。
難易度の高い4枚風車型です。この型に縛ったために可読性は低くなってしまっていますが面白いデザインでよい挑戦だと思います。
「吊り橋効果」 鏡像型:螺旋氏
不安や緊張から引き起こされたドキドキする感覚を「好きだからドキドキしている」と錯覚する心理現象から生まれる効果。
まずおしゃれな作字でドキッとします。「吊」も「果」もそれぞれ左右対称の文字なので切り替えさせるためのデザイン方法に注目です。
「遊び/疲れ」 図地反転共存型: いとうさとし氏
遊んだ後にもれなくついてくる疲れ。
この作品も自然に読めてすごいですね。「遊/疲」がぴったりですし「び」の形が絶妙です。すばらしい作品です。
「遠心力をそろえろ!」 回転型:超階乗氏
M-1グランプリ2018のゆにばーす「遊園地ロケ」というネタのワンフレーズより。
ネタ選びが面白いですね。対応付けが難しい文字列ですがうまく配置することで読めるように設計されています。
最後に私の作品を。
「舞浜遊戯」 回転型:igatoxin
TDRで遊ぶ。
お題「遊園地」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。定番の乗物からネタをもとにしたネタまでいろいろな作品で楽しんでいただけたかと思います。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「中華」です。孫悟空、三国志、酔拳、イー・アル・カンフー、シウマイ弁当、回鍋肉、中華街、香港、春節、倒福、爆竹、中国語、謝謝、大中华地区、海南島、荘子、姑娘、虞美人草、太歳、蒼頡、甲骨文字、など 参加者が自由に中華というワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は5/31、発行は6/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
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2023年
1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康}
5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル}
9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年
1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{アニメ}
5月{遊園地}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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20240502
釣りを始めた。
正確には再開した。
子供の頃はバス釣りブーム世代で最後に釣りをしたのは多分大学生ぐらいだったと思う。もう二十年も前の話だ。
夏に帰省したはいいが暇過ぎて物置から道具を引っ張り出して夜中に釣りをした。湖面に反射する橋の街灯の明かりを狙うとブラックバスが釣れた(つか夜釣り禁止)。思えばインターネットの全面��な普及前夜、ましてiphoneもYouTubeもSNSもない世界。田舎の夜の闇には茫漠として底知れない暗さがあった。
その後実家の車に竿を入れておいたらお袋が窓に挟んでへし折り、いつしか釣りもやらなくなった。
東京時代は下宿のまん前に多摩川がありスモールマウスバスやサクラマスまで釣れるポイントだったという。ただ哀しい哉、我が身の振り方でそれどころではなかった。
その後帰郷してからこれまで10年以上、目の前に富士五湖があるにも関わらず釣りをしようという気は起こらなかったが、これはどっかで釣りをタブー視していたからだと思う。
私はギャンブルを覚えたらやばい自覚があり若い時分から一切手を出さなかった。(年末の宝くじ以外。)
なんというか釣りもそれと同じ匂いがする。あとサッカー観るのもそう。
私にとっては(強調)釣りもサッカーも技術、釣法、戦術云々よりあくまで偶然や運、カイヨワの分類でいうアレア(サイコロ遊び)の領域や属性であって退屈と興奮のフォーミュラ、その妙が重要なのだ。
それが去年ぐらいからYouTube上にある山奥の源流部まで遡上して野営しながらテンカラやルアーで岩魚を釣る動画を見ていたらだんだんと釣りが気になり始めた。
つり人社のチャンネルの動画
☞ https://www.youtube.com/watch?v=Ctgz92afs_I&t=2358s
今年になり雪山登山を解禁した流れで釣りもやってみようと思った。
いざ何を釣るかとなると加齢に伴う趣向の変化もありバス釣りってのもしっくりこない気がする。もうちょっと燻製臭さというか少し枯れた感じが欲しい。渓流釣りが理想だが実釣するまでに踏む過程が多く敷居が高い。海釣りも然り。
試しに本栖湖に行ってみてこれだと思った。
スプーン(金属製の疑似餌)の鱒釣り。
その足で湖仙荘に行って遊漁券の年券を買った。
水が栄養化した河口湖や他の湖と違って本栖湖は藻類が乾いた生臭さが一切ない。静けさの中青く透き通った水と富士山や周辺の山々を見ながら水面に糸を垂らしていると釣れなくてもそれはそれでいいという気になってくる。
聞けばデスレイク呼ばわりされるほど釣れないがそれでもハマって通う釣り人が多いのだという。
少し飽きたらお湯を沸かしてコーヒーをたてて、鳥の声や水の音を聴きながら星野道夫のエッセイ集や最近買った西川美和の短編小説を読んだ。雪化粧した山並みをぼーっと眺めている時ふいに、田舎に帰っても何もないぞと嘲りを含んだ知人の言葉を思い出す。
確かに何もなかった。
だがこれ以上の何があるというのだろう。
小学生以来に買った釣り竿とリール。
リールはバス用、竿は万が一の大物も対応できるネイティブトラウト用。共にシマノ製。下手の横好きは自認しているのでそれなりの道具で満足。いわゆるハイエンドの機種ではないが釣りに興味がない人からすれば安くもない。
兎にも角にもいっちょ前の太公望である。
本栖湖はその透明度の高さから水が青く虹鱒の背が保護色で青くなるという。誰が呼んだかブルーバック・レインボー、幸せの青い鳥ならぬ青い鱒を追うのだ。
休みの日の夕方か明け方に数時間、何日か通ってみるも噂通り、全然釣れない。何もかも手探り状態でこの釣りの最適解がわからない。
まじで釣れねえ。
釣れない釣りはどこか宗教的行為に近い。何かの到来を期して待つという部分では、リールのハンドルを回すのもチベット仏教の仏具、マニ車を回すのも特段の違いはない。
奇しくも釣れないことを俗に「ボウズ(坊主)」という。
連続ボウズ記録更新中の三月のある日の明け方、突き出た岬の中腹の辺り。日の出に合わせてティムコの赤金の10gのスプーンを投げる。ティムコってちんこみたいだなと思いながら表層を早巻きしているとゴツ…ゴツ…とアタリ。
目をこらすと黒い影がスプーンの周りをビュンビュン動いている。
ぐっと堪えて食った瞬間合わせた。
しかし久しぶりすぎて合わせが甘く何回か跳ねた後足元に手繰り寄せたとこでバラしてしまった。30cmぐらいの何らかの鱒。銀色の残像だけで噂の青い背中はわからなかった。
それから全く釣れなくなり、取り逃した魚の感触ばかりを思い返す日々。
Life is like fishing、初恋は祟る。
それからさらに経ち四月の上旬。
3時に起き毎度の国道139号線。
青木ヶ原樹海の脇を抜け明け方4時前にいつものポイントに着くと裏手の山の森でトラツグミが幽霊みたいに恨めしく鳴き、時折鹿が奇声をあげて合いの手を入れる。
空を見上げれば人工衛星かはたまたUFOか。謎の発光体が明滅もせず南東の方角へゆっくり移動していく。あれは一体何なのだろう。
遠くの浜の方から波の音が微かに聞こえてくる。
湖は風もないのに音を立てて荒れていた。
ライトで照らすと黄泉の国の入り口が浮かび上がる。
まるでタルコフスキーのソラリス。水深120mという深さと日本屈指の透明度もあり波が立つと湖全体がうねり一つの生命体に見えてきてすごく不���味だ。
東の空が白み始めるのを待って釣行を開始。まだ一投目だというのに私は一体何をしているのだろうという気持ちがすでに頭をもたげている。
今日も釣れない気がする。
あまりに釣れないことが続くとその行為の目的を問う意識が海嘯の如く内面に向かい始める。
同年代の人々は疾うに人の親になったというのに、とか。どうやら私の両親は私の子供を抱くことはない、だとか。そんな世間から押し付けられたのか、はたまた自身の先への不安や負い目なのか最早わからなくなった色んなアレコレ。それをぶん投げてとりあえずしまっといた暗い部屋。その扉の隙間からドロドロの中身が泡を立てて上がってくる。
酷かった子供時代のこと。誰かを傷つけたこと。誰かを憎んでいること。これまで飲み込んだ人の悪意、ありとあらゆる負の記憶たち。それが湖の波の形になってグニャグニャと湖面を揺らしている。
何の本で読んだか、文化人類学者の中沢新一が原始的な仏教の形が色濃く残るバリ島で呪術師に悟りについて尋ねると毎晩夜釣りに連れて行かれたという。釣りそのものに意味があるのではなく、暗闇の中の気配に意識を集中することで心の深淵に下りていくのだと。
眼前に広がるのは湖へ投射され顕現した潜在意識だ。
ヘドロの塊のようでいてどこまでも透き通っている。
思えば昔からよく水辺に行って水を眺めてきた。
釣りをやめてからは眺めるだけ。村上春樹のいうところのデタッチメント。一定の距離を保つ。
子供時代に海に連れて行ってもらったことはない。
多摩川も川岸に座ってただ眺めるだけだった。川面は光を反射し時に透過させその内側の世界を私に見せる。
釣りはその細い糸一本を通して水の中の世界との交感を試みる行為である。
気づけば再び水との境界線を越えていた。
たかだかおっさんが趣味で釣りを始めただけのくだらない話だが私にとっては何か象徴的な儀式みたいに思えた。
天子山地の向こうから山肌を舐めるようにドロドロと下りてきた雲が湖を渡り東側の富士の樹海上空にどんよりと溜まっていたが、その雲をかき分けて陽が昇り的礫と水面を照らす。
水面は朝日を反射し偏頭痛かLSDの見せるサイケデリックなビジョンみたいに幾何学的に像を結び、解ける。つか酔いそう。黒曜石の破断面のようにも見える。
前に釣りかけた時のティムコのスプーンに執着していたがパターンを捨てた。
所詮過去だ。
過去の魚は釣れない。
当たり前だが。
アワビの貝殻のキラキラが貼ってある赤金の少し小さいスプーンを直感で選ぶ。予感…、シンクロニシティが起きる直前と同じ気配がする。
朝日が照り返す辺りへ向けて50m近く遠投する。重い金属製のスプーンの釣りは根掛かりこそ多いが、かっ飛ぶので爽快だ。
着水し巻き始めた直後にゴン!とアタリ。距離かナイロンラインの特性か少し伸びる感じ。今度は確実に合わせた。
魚は針を外そうと二度水面を飛び跳ねる。慌てて竿先を水中に入れた。鱒は口が弱いらしく合わせてから取り込むまでの距離が長くてヒヤヒヤした。
手掴みで取り込む。
青い。
ランディングネットは一匹釣れるまではと用意していなかった。
弱らせないように針を外し写真を撮ってすぐ逃した。
そういえば大きさを計り忘れた。35cmぐらい。
ほんとに釣れた。
最初に釣った魚は逃がそうと何となく決めていた。
一瞬だけ交わりもう会うことはない。
私の釣ったあの鱒は今も深い湖のどこかを泳いでいる。
それを想像するとなんだか不思議な感じがする。
心の奥の森にいつしか魚のいなくなった湖がある。
そこに青い背をした魚を放した。
そんな感じ。
静かな気持ちだ。
さて。
次は食う。
多分。
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五篇 追加 その一
伊勢音頭で伊勢の山田と歌っているのは、和名抄の陽田からとったのだろうと思うほどその町は大きい。
十二もの村からなっており人家は、九千軒もあるだろうか。
商店が軒を並べどの店もそれほど派手ではないが、こまごましたところに神経を使っているようだ。
まさしく神都の風俗が自ずから備わり、柔和にして荘厳な雰囲気は他の国にはない光景だ。
参宮の旅人は絶え間なく訪れ、繁昌さらにいう言葉もない。
弥次郎兵衛と北八はあの上方者といっしょに、この町の入り口に着いた。
見ると両側の家ごとに、御師(『おし』と読み伊勢神宮の神職の一つ)の名を書いた板がまるで、竹林のように立っている。
更にその板には『用立所』とも書いてある。
ここで袴・羽織をひっかけた男と、何人となく行き違う。
どうやらこの男たちは往来の旅人を、御師に迎えるているようだ。
そのうちの一人の侍が、弥次郎兵衛に近づいてきた。
「もしあなたがた、どこへ来られたのでございますな。」
「言わずもがな、太神宮さまへ参ります。」
弥次郎兵衛が神妙な面持ちで答えると、
「いやいや、太夫はどなたで。」
「たゆう?」
弥次郎兵衛が聞き返すと、
「そう御師のことでござる。」
「ああ太夫は竹本義太夫殿さ。」
と浄瑠璃で有名な人物の名を口から出任せに言う。
男は、きょとんとした様子で、
「はあ義太夫というのは、どこのどなただ。」
とつぶやくように言うので、弥次郎兵衛が、
「その義太夫というのはな江戸ならわかるが、はて大阪ならさしずめ道頓堀だろうか。」
と、小首を傾げながら答える。
北八が調子に乗って、
「そう京では四条、お江戸では葺屋町で、永らく御評判になっておりました。」
と言うと、そこで男はからかわれていることに気が付いて、
「道頓堀で有名な、見世物小屋の者はお前方だったのか。」
と、洒落る。
「ふざけたことを言うと、ひっぱたくぞ。」
と今度は北八が、からかわれたことが判ってそう言うと、
「えらい、威勢がいいことじゃな。ははは。」
と、笑って行き過ぎる。
上方者が茶屋を示して、
「ちと、休んで行こかいな。」
と言うと、北八が、
「ここらは、汚い所のようだ。
みな御師の便所らしく、ようたし所と書いている。」
と言うと、
「つまらないことを言う。ははは。」
と弥次郎兵衛が答えて、三人である茶屋に入りしばらく休む。
そのうち向こうより上方の参詣者が、大勢そろいの格好でやってきた。
女も何人かいるらしく聞こえてきた歌には、華やいだ色がある。
「ござれ、夜みせは~、順慶町の~、通り筋からそれ、
ひょうたん町を~、やあ、とこさあ、よいとこさあ、ちちち、ちんちん。」
弥次郎兵衛らが、その方を見ると、
「ひやかしや~、浮かれ騒ぐは~、阿波座のからす。
そりゃさ、かわいかわいも~やあれ、格子さき、
やあとこさ、よういとなあ、ありゃやこりゃや、
このなんでもせ~、ちちちん、ちちちん、ちんちん、ちんちん。」
と、通り過ぎる。
その後から太太神楽(だいだいかぐら)を奉納する、太太講(太太講)の連中がやってきた。
二十人ばかりいるだろうか、御師より向けられた迎えのかごに乗ってくる。
御師の使いの者��、先に立って、
「さあさあ、これじゃこれじゃ。
さあどなた様も、ここで御休息なさいませ。」
と案内してくると、かごは残らず茶屋の角にとまってしまう。
どうやら太太講は江戸の者らしく、いずれも全身絹の優雅な身なりで短い太刀を腰に挿している。
連中はめいめいかごを出て座敷に通りだしたのだが、その中の一人の男が弥次郎兵衛を見つけて、
「いやこれはどうだ。弥次殿きさまも参宮か。」
と声をかけてきた。
弥次郎兵衛はびっくりして見れば、町内の米屋の太郎兵衛である。
江戸をたつ時この米屋の払いをしないでないしょで旅立ったので、何となく居心地が悪くて弥次郎兵衛はしょげかえって、
「や、これは太郎兵衛さまか。よくお出かけなさいました。
しかしここで、あなたのお目にかかってはめんぼくない。」
と、頭を下げる。
太郎兵衛は、ニコニコしながら、
「いやいやわしも仲間の太太講で、その上この連中の世話役というものだから、しかたなく出かけたがよい所であった。
旅先ではとかく、同じ国の人が懐かしい。
まあ奥に来て、一杯やろうじゃないか。」
と誘ってきた。
「ありがとうございやす。」
と弥次郎兵衛は、かしこまっている。
「連れは誰だ。ははあ、まんざら知らぬ顔でもない。」
と太郎兵衛は、北八を見つけてそう言うと弥次郎兵衛の方を見て、
「そうだちょうどいい。太太講に参加しないか。
それも飛び入りとなると、ちょっとばかりだが金が出るから不躾だがわしらの供になると、一文も使わず腹いっぱいご馳走になっておがまれるというものだ。どうだ。」
と、言う。
弥次郎兵衛は、ちょっとびっくりして、
「それは願ってもないことで、ありがとうございます。
しかしそんな事が出来ましょうかね。」
と問うと、太郎兵衛が、
「はてわしが講親だもの。どうにでもなる。まあ、とにかく奥に来い。」
と弥次郎兵衛をつかまえて奥に連れて行こうとする。
「はいそれなら。すまんが上方の。ちょっとばかりここで待ってくんなせえ。」
と弥次郎兵衛は振り向きながら、連れの上方者にいうと、
「よいわいの。いってきなさい。」
と、言っている。
太郎兵衛が、
「さあさあ二人とも、こっちこっち。」
とこの太郎兵衛にいざなわれ弥次郎兵衛も北八も、わらじをとって奥に通る。
この間上方者は店先でひとり、酒など飲んで待っていることにした。
奥では太太講の事なので御師よりのご馳走で、さいつおさえつ大騒ぎの真っ最中である。
と又表に一群れのかごが、十、四五ばかりやってきた。
この連中も太太講らしく、御師の使いが先にたって案内する。
かごかきが、
「ほう、よいよい。えっこらさっさっさ。」
とこれも同じく、この茶屋に入ってくる。
御師の使いが、
「さあさあ、御案内御案内。」
と言いながら連中をこの茶屋に通すと、茶屋の女中が、
「いらっしゃいませ。さあ、奥へお通りなさいませ。」
と奥に上げる。
女中はすぐに酒と肴を持ち出して、太太講、二組の大騒ぎが始まった。
さてこの座敷でもいろいろあったのだが、あまりクダクダしいので略す。
やがて奥の酒盛りも終わりお立ちといことになったのだが、なんと二組の太太講がいっしょになってしまった。
わいわいがやがやと二組の太太講が奥から出てくると、最初の方の御師の使いが一番先にたって、
「さあさあおかごの衆これえこれえ。どなたもさあおめしなされませ。」
と、あっちこっちをかけまわりかごにのせ始める。
それより遅れて後から来た方の、御師の使いも同じく駆け回りて、
「こちらのおかごは、これへこれへ。」
と横付けして、みなを乗せ始めた。
米屋の太郎兵衛はろれつの回らない口調で、弥次郎兵衛の手をとると、
「おい弥次公。貴様は俺のかごに乗っていけ。」
と弥次郎兵衛に言ってきた。
「いや、とんだことをおっしゃる。」
と弥次郎兵衛は、手を振り払い言う。
「いや俺はここから、酔い覚ましに歩いて行く。
貴様、洒落に乗っていけ。」
となおも太郎兵衛がしつこく言うので、弥次郎兵衛は、
「なるほどそれなら、乗らしてもらおう。」
とかごに乗ることにした。
さあ、お立ちじゃと両方のかごがいっしょに担ぎ上げると、混雑しているからかそれともただの間抜けか弥次郎兵衛の乗ったかごの人足は、後から来たほうのかごの中へ紛れ込んだのに気が付かないでさっさと担いで行く。
ところが他の連中もこの混雑の中で、誰もそれにきがつかない。
だんだんと急いでいくほどに、山田のまん中すじかいという所で米屋の太郎兵衛がいる太太講は内宮の御師へ行くので左へ、もう一つの太太講は外宮の御師なのでここで右の方に行きやがて、田丸街道の岡本太夫宅に着いた。
門前には盛り砂がありほうきで掃き清められ、更に打ち水で清められている。
玄関には幕がはってある。
御師が羽織・袴で迎えに出ると、太太講の連中はみなかごを降りて玄関から奥に入って行く。
弥次郎兵衛も促されるままに座敷に上がったのだが、みな知らない顔ばかりである。
それもその通りである。
かごかきの失敗で間違った方向にやってきたのだから。
「はて、どうしたことだろう。もしもし米屋の太郎兵衛さまはどこにいらっしゃいます。」
と弥次郎兵衛がうろうろしていると、そばにいた男が、
「なんじゃいな、太郎兵衛さんとは。わしゃ知らんわいな。
それにお前さんはまるっきり見ん顔じゃが、誰じゃいな。」
と、詰め寄って来た。
「はい。私はそれ太郎兵衛さんの町内のものじゃが、はてなんだか場違いな気がする。北八はどうしたろう。」
と弥次郎兵衛が無性に、うろうろきょろきょろとまごついていると、みんなもびっくりして互いにそでをひきあいて荷物を片側に寄せてささやきあいだした。
つづく。
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696:底名無し沼さん (ワッチョイ ddbb-zkkm):[sage]:2024/01/06(土) 12:40:11.06 ID:IY5+ip4d0
カツヒコさんが奥多摩の山に逝ったきり行方不明だって
701:底名無し沼さん (ワッチョイ 61fa-AVCI):[sage]:2024/01/06(土) 13:44:56.08 ID:DYxUHgsP0
>>696
事故ったのは確実だよね
なんか情報ないのかな?
697:底名無し沼さん (ワッチョイ 6ddd-LLm/):[sage]:2024/01/06(土) 12:51:49.76 ID:qp4w8Obk0
カツヒコってホームレス登山家の先駆者じゃん!
702:底名無し沼さん (ワッチョイ 190f-gxUC):[sage]:2024/01/06(土) 14:28:36.05 ID:Ht0pQ5dn0
登山素人なんで教えてほしいんですが、2日に帰る予定が配信も途絶え、出社もせず、昨日、会社が家族に連絡して捜索願いの流れらしいです
この場合って、直接目撃した人からの通報でもなければ、わざわざ警察が山を捜索するなんてことはないのでしょうか?
760:底名無し沼さん (ワッチョイ dff3-zynb):2024/01/08(月) 17:58:02.64 ID:a98F5DMk0
>>702
そういう輩は、行きあたりばったりの発作的な思いつきで行動する致命的な悪癖が染み付いていて、本人自身がハッキリ決めてないんだから当たり前だけど、予め家族とかにどこの山にどういう日程で登るとかを伝えてなくて、漠然と山に登って何日頃に帰るとかしか伝えようとしない例が多すぎる。
また、当然の流れで、登山口に予定を書いた届けを残すという真っ当なこともしない場合が多い。
「どこを捜索すれば良いか?そもそも本当に山に登ったのか?」など警察が推理捜査できる根拠とかがありえないんだから、何もしようがない
ほとんど全くいきなり失踪して失踪した日時さえもハッキリとは分からない者に等しい。
「山」だからって日本全国の山を縦横無尽に渡り歩いて探せなんて通るわけがない。
先年の新潟の親子遭難でも、どこだかハッキリしない山の中から帰るという電話があって、しかし待っても帰らないというのでやっと騒ぎになって、要領を得ない爺さんの言で捜索隊が違うコースを探したけど、騒ぎになった関係でそれらしい目撃談が出て来てやっと絞れて、しかし見つからず、後にとんでもなく外れた谷底で発見。
もし目撃談である程度絞れなかったら、たまたま沢登りの人とかが見つけでもしない限り、そのまま発見もされずにいる可能性大。
703:底名無し沼さん (アウアウウー Saa5-jGIn):[sage]:2024/01/06(土) 14:40:53.47 ID:LLcv7+z4a
>>702
しんのすけか知らんけど、コースや山域が分かっていて遭難捜索願い出したらやってくれると想う
民間捜索を依頼するという手もある
707:底名無し沼さん (ワッチョイ 190f-gxUC):[sage]:2024/01/06(土) 16:50:01.91 ID:Ht0pQ5dn0
>>703
レスありがとうございます
いずれにせよ、素人目でも初動が遅すぎた感があり朗報はないように思っています
カツヒコ氏はどうしようもないクズなところも多々ありましたが、配信歴と定期性だけは突出してたので驚いています
もしなにかありましたらカツヒコスレまでお願いします
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/hage/1704145345/
709:底名無し沼さん (アウアウウー Saa5-jGIn):[sage]:2024/01/06(土) 18:14:56.99 ID:TBk1GTcMa
>>707
なんだ、その知らん人の話か
わからないからちゃんとアンカー付けてね
712:底名無し沼さん (スッップ Sd62-zIl4):2024/01/06(土) 20:26:46.84 ID:026csOSbd
>>707
向こうのスレ見たけど、鷹ノ巣山に登ると発信してて、ルートは浅間尾根なのは確かなのかな?
スレにあった最後の配信動画とかいうのに写ってる神社はたしかに浅間尾根途中の浅間神社に似てる。
http://tokyo-tozan.com/tozan/okutamagoya/3.php
尾根を登りきったとこに鷹ノ巣避難小屋があって東に行くと鷹ノ巣山���
704:底名無し沼さん (ワッチョイ c6b3-jGIn):[sage]:2024/01/06(土) 14:51:45.18 ID:dMQU+jst0
Youtubeが12月29日で止まってるね。
でもこの人そんな難しい山には往かないよね?
715:底名無し沼さん (ワッチョイ b1e6-JKp6):2024/01/06(土) 21:27:37.99 ID:PNDllBtq0
レス読んだだけだが、峰谷から上がって三条下山で三泊四日というのは??
鷹ノ巣・山荘or山頂・三条で刻む余裕を持った予定だったのだろうか?
それともどこぞの寄り道を加えていたのかな?
718:底名無し沼さん (ワッチョイ b1e6-JKp6):2024/01/06(土) 21:56:29.18 ID:PNDllBtq0
一般道のトラブルとしたら、三条ダルミの下降や石尾根の巻道での滑落が心配だな
722:底名無し沼さん (ワッチョイ df8a-NF1f):2024/01/07(日) 16:16:21.84 ID:cU584grV0
範囲広いね
727:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f64-tUMm):2024/01/07(日) 21:55:27.62 ID:1Ka2pZUn0
カツヒコさんはよく闇テンするから避難小屋にはいってないかもしれない
728:底名無し沼さん (スップ Sd1f-FHFU):[sage]:2024/01/07(日) 23:12:44.08 ID:Ji9FV38wd
>>727
ヤミテンしてても誰が目撃してるでしょう。それにあれだけ異様なオーラある人ならすれ違ったら記憶に残るだろう。
恐らく配信終わった浅間神社から鷹の巣避難小屋の途中で滑落か道迷いしたんだろう。
729:底名無し沼さん (ワッチョイ df6d-/C01):2024/01/07(日) 23:20:56.25 ID:y78Ztd0h0
浅間神社から避難小屋までなら、避難小屋直前のトラバースがちょっと細くて谷が深いくらい。
自分はキノコ栽培場とモノレールがなんか印象に残ってるw
730:底名無し沼さん (ワッチョイ dfed-1hsR):[sage]:2024/01/07(日) 23:45:16.19 ID:sdtZ4CTv0
去年11月の頭に峰谷から鷹ノ巣に登ったけどキノコ栽培のあたりは紅葉が綺麗だったな
基本道迷いしようがないくらいの一本道だと思うけど、尾根が広がったところとか勘違いするか?
735:底名無し沼さん (ワッチョイ df92-4QlN):2024/01/08(月) 03:34:43.70 ID:+48Q9fOW0
>>730
じゃないの?
こないだ道がわかりにくかった、って言ってた人に2人くらい会ったし
736:底名無し沼さん (ワッチョイ df6d-/C01):2024/01/08(月) 11:51:26.87 ID:2rJOQOKZ0
>>730
あそこ紅葉きれいだよね
避難小屋にノートとか無かったっけ
なにか書いてたりしないか
731:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 00:00:10.78 ID:H71+mgJw0
鷹の巣・雲取・三条なら3泊4日もいらんだろ。
3泊4日で動ける範囲は広すぎる。
ツイッター(X)で捜索の呼びかけすれば人数集まると思うよ。私も何回か参加したことあるし。
732:底名無し沼さん (ドコグロ MM8f-dypv):[sage]:2024/01/08(月) 00:02:36.97 ID:rMmYU0uyM
過去の動画ちらっと見たけどジーンズにポロシャツにスニーカーでとても登山経験あるように思えない
ましてや普段トレーニングの形跡ゼロ、チビデブハゲの三重苦に加えて20キロ担いで3泊4日?超人か?
733:底名無し沼さん (ワッチョイ dff9-vNrU):[sage]:2024/01/08(月) 01:31:52.87 ID:kxra/5wy0
熊に襲われた可能性。
一本道とはいえ単独では心細いところだし。
734:底名無し沼さん (ワッチョイ df8a-NF1f):2024/01/08(月) 01:57:41.56 ID:UilhnT9o0
鷹ノ巣、雲取、三条で1泊ずつすれば3泊4日にはなるか
鷹ノ巣から七ツ石までで落ちたのかなぁ
737:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 12:18:42.87 ID:H71+mgJw0
>>734
そうか。鷹の巣・雲取・三条で各1泊って発想はなかった。ザックが重くなるから泊は三条だけだと思い込んでわ。
738:底名無し沼さん (ワッチョイ dfed-1hsR):[sage]:2024/01/08(月) 13:04:49.01 ID:Mq2XOg+V0
去年だか大月のあたりでお姉さんが沢登りで行方不明になってるとかで妹が探していたら
怪我で連絡取れなかっただけでアパート戻ってたというのがあったと思うけど
そんな感じで、鷹ノ巣の登りで敗退、風邪で寝込んでるだけだったとかだと良いんだけどね
744:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f13-HdSI):2024/01/08(月) 14:54:11.92 ID:M+XoMvtF0
松崎勝彦という
アウトドアyoutuberが音信不通なのですが
山で見かけた方いないでしょうか
https://youtu.be/59Uz7Gved3E?si=58ntbHx00HhDwEUH
748:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 15:47:01.99 ID:H71+mgJw0
>>744
身内か関係者が探してくれって言ってくれれば探しに行くよ。
746:底名無し沼さん (ワッチョイ dfed-1hsR):[sage]:2024/01/08(月) 15:24:52.33 ID:Mq2XOg+V0
>>744
>>707あたりから話題の人と違うの?ざっと読んだら分かるけど今のところ情報無いみたいよ
747:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 15:45:46.33 ID:H71+mgJw0
>>746
707あたりから話題なのはカツヒコさんだから
松崎勝彦氏が濃厚かもね。
749:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f8c-ipwt):2024/01/08(月) 15:50:24.48 ID:58qC0c410
この人毎日配信してたからね
それがこれから登り始めるという配信を最後に一週間以上消息を絶った
遭難したかスマホなんかの配信機材を失って配信できなくなったかのどっちかなのはほぼ確か
750:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 15:54:40.52 ID:H71+mgJw0
鷹の巣・雲取・三条を探すのかなりの労力だから
行方不明って確証が欲しいをだよ。
751:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f5a-k8Y7):2024/01/08(月) 15:58:21.54 ID:vKXGKa2w0
>>750
カツヒコスレによると5日に会社に連絡した人がいて会社に来ていないとの話
754:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f09-L4XV):2024/01/08(月) 16:17:18.46 ID:H71+mgJw0
>>751
会社の同僚や友達でも良いから探してくれと言ってほしいんだよなー。そもそも奥多摩で遭難じゃない可能性もあるわけだし。探して欲しいと言われて探した結果が徒労でも探したのが無駄だとは思わないんだが、行方不明なんだかも分からず動いて空振りだと疲れるんだよなぁ。
752:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f8c-ipwt):2024/01/08(月) 15:58:31.95 ID:58qC0c410
浅間神社で登り始めるって配信してそれ以降配信してないから初日宿泊予定の鷹巣小屋にすらたどりついてないんじゃないかって言われてるね
753:底名無し沼さん (ワッチョイ 5fab-FHFU):[sage]:2024/01/08(月) 16:00:55.81 ID:i60dBTt10
目撃情報が無いのなら鷹の巣避難小屋に付くまでに滑落した可能性高いだろ
757:底名無し沼さん (ワッチョイ dfed-1hsR):[sage]:2024/01/08(月) 16:34:15.38 ID:Mq2XOg+V0
カツヒコって人はyamapにも山行載せてるっぽい
冬場も同じルートで登って鷹ノ巣小屋に泊まったり、近くで闇テンしてるみたいだから道迷いの線は消えたかな
758:底名無し沼さん (ワントンキン MM0f-tUMm):2024/01/08(月) 16:46:56.53 ID:mvGpdFgaM
浅間尾根を登ったなら、椎茸栽培してて安定した道が多い。
避難小屋手前で滑落しそうなのは、小屋から少し降りた水場の付近だけか。
759:底名無し沼さん (スッップ Sd9f-/C01):2024/01/08(月) 16:53:18.34 ID:Rnvzk0lPd
YAMAPで30日以降の浅間尾根で検索したけど、特に変わった情報はないね
避難小屋に寄った人もいるけど特になし
761:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f21-j834):2024/01/08(月) 18:34:33.43 ID:I/8lomXw0
配信機材抱えてれば目立ちそうなもんだが
765:底名無し沼さん (ワッチョイ fffc-FHFU):[sage]:2024/01/08(月) 20:02:26.53 ID:1xffVzAy0
>>761
すれ違えば間違いなく印象に残る。
ということは、鷹ノ巣につく前に何処かで滑落。それも運悪く長い距離滑落したと思われ。
763:底名無し沼さん (ワッチョイ df03-L4XV):2024/01/08(月) 19:15:20.85 ID:t+3R7nn20
奥多摩の行方不明で3回捜索に行った経験あるけどどれも身内か近いしい人がツイッター(X)で捜索を呼びかけていたからなぁ。
764:底名無し沼さん (ワッチョイ fffc-FHFU):[sage]:2024/01/08(月) 20:00:42.22 ID:1xffVzAy0
鳩の巣のあれが1番あれだったな。
766:底名無し沼さん (ワッチョイ 7f8c-ipwt):2024/01/08(月) 20:04:30.50 ID:58qC0c410
この人がカツヒコの職場に連絡したらしい
「会社にも来ていない。今まで欠勤した事は1度もない。自宅への連絡も全くつかない。予約していたキャンプ場にも連絡なく来ていない。社長が捜索願を警察に出している。配信が止まっていることも把握している。何か情報があれば連絡ください」
https://x.com/yuuma_nakade/status/1744286645099356665?s=20
768:底名無し沼さん (ワッチョイ df5f-L4XV):2024/01/08(月) 20:21:57.58 ID:SaayTZx70
鳩の巣は皆んなが振り回されたな。宗教絡みの大学生はまだ見つかってないんだっけ。
772:底名無し沼さん (アウアウウー Saa3-FLox):2024/01/08(月) 21:35:17.72 ID:yhv1YKfBa
>>768
大学生のは亡くなってた筈。身長が低いのを気に病んでキリスト教系のカルトにハマって山籠りって流れてだったね。
774:底名無し沼さん (ワッチョイ df6b-L4XV):2024/01/08(月) 22:30:06.13 ID:7AzqaZaD0
>>772
大学生、亡くなっていたんですね。
合掌。
773:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f47-em7C):2024/01/08(月) 22:12:13.21 ID:MAhcc+200
大学生ってのは丹波山村付近で行方不明になった事件のこと?
もう何年前だっけ
779:底名無し沼さん (ワッチョイ df6b-L4XV):2024/01/08(月) 22:56:44.13 ID:7AzqaZaD0
>>773
コロナ前だから4年近く前?
781:底名無し沼さん (ワッチョイ dfbd-Fssb):2024/01/09(火) 03:14:02.25 ID:7XOW51T40
大学生はまだ見つかってなかったのか。
何年も経つよね。
山中での遭難なら
確実に一般登山道やバリエーションから外れてるな。
784:底名無し沼さん (ワッチョイ dfd6-HqWt):2024/01/09(火) 08:31:15.00 ID:uO7c0Eoh0
ちょっとアレな人ではあるけどちゃんと働いて自分の稼ぎで1人で暮らしてるわけだからね
その辺の変なYouTuberや配信者よりはよっぽどまとも
791:底名無し沼さん (スプープ Sd9f-Ww67):[sage]:2024/01/09(火) 11:38:11.17 ID:GgXCHOAzd
最後の配信
https://www.youtube.com/watch?v=SX36vWq8bRA
今日からね
さんぎゅうさんぎゅういち
1日2日とね三泊四日で奥多摩行ってます
792:底名無し沼さん (ワッチョイ dfbb-gxrN):[sage]:2024/01/09(火) 11:44:07.61 ID:h9NNY2980
雲取山荘には辿り着いてないみたいだから
浅間神社~雲取山荘の間で何かあったと思われる
鷹ノ巣山避難小屋でテント泊配信が無いから
浅間神社~避難小屋の間の線が強い
242 名前:毛無しさん[sage] 投稿日:2024/01/08(月) 01:08:28.88 ID:7Cmrp8jm
12月29日の動画見直してどうにかルートを聞き取った
30日 鷹ノ巣避難小屋
31日 雲取山荘(予約なし)
元旦 三条の湯(予約あり)
2日 下山
すべてテント泊予定
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/hage/1704145345/259
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/hage/1704145345/276
793:底名無し沼さん (ワントンキン MMdf-URQ2):[sage]:2024/01/09(火) 12:00:40.44 ID:sLhEzSNKM
鷹の巣避難小屋近くの水場の下はボウズ谷と言うんだな。
この谷から詰めれば大体わかるのかね。
でもこのあたりは奥多摩山岳救助隊とかにお願いしないと二次遭難が起きそう。
794:底名無し沼さん (ワッチョイ dff9-vNrU):[sage]:2024/01/09(火) 12:01:12.19 ID:apI2OzLA0
盗聴断念したから恥ずかしくてアップしなくなっただけだろ。
ほんとに遭難してるなら家族が通報してニュースになってる。
797:底名無し沼さん (スプープ Sd9f-Ww67):[sage]:2024/01/09(火) 12:11:07.47 ID:GgXCHOAzd
>>794
「会社にも来ていない。今まで欠勤した事は1度もない。自宅への連絡も全くつかない。予約していたキャンプ場にも連絡なく来ていない。社長が捜索願を警察に出している。配信が止まっていることも把握している。何か情報があれば連絡ください」
https://x.com/yuuma_nakade/status/1744286645099356665?s=20
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真夏の京都巡り。
少しずつ秋の気配がしてきました、時間がたってしまいましたが、8月末の京都巡りの備忘録。
朝一番は龍安寺へ行きました。
いつ以来でしょう。
東から、5、2、3、2、3と15の石が配置された石庭は室町末期に作られたそう。
続いて金閣寺へ。夏の金閣寺は初めてです。
青空の下に光り輝く。
均整のとれたお札引換所。
茶室 夕佳亭の、まる、さんかくの窓。
ここから朝ごはんに向かう。バスに乗り、四条まで。
今回、現在京都の現場で期間常駐されている先輩を訪ねたわけですが、食のセレクトが最高。美味しかった。
このあと歩いて鳩居堂へ向かう。
建築家 内藤廣氏により2020年にリニューアルオープンした鳩居堂本店。
木とスチールの天井。繊細さに圧倒される。
中央のトップライトの光も美しく。
奥に中庭。
続いて、京都市京セラ美術館へ移動。2020年に、京都市美術館がリニューアルオープンしたもの。青木淳氏の設計。
リニューアルの目玉という入り口はスロープになっていて、足元にはガラスがリボン状にまわっています。
チケット売り場から階段をあがると、圧巻の大空間。旧大陳列室が大ホールとなって、各所へつながるハブとなっています。
2階から。
美しい。
展示室前の明るい空間は、元中庭が、リニューアルで屋根がかかり内部化されたもの。
京都市美術館時代のままという空間。天井のステンドグラス、床のモザイクタイル、照明器具、装飾の数々、思わず息をのむ。
続いて南禅寺へ向かう。ブルーボトルコーヒーにて途中休憩。
内部。
一息ついたあと、いざ南禅寺へ。
上にあがると、風が涼しい。
水路閣。
小堀遠州の作といわれる大方丈庭園。江戸時代初期の作で、並ぶ石が虎の親子、白石の大海を渡る姿に見立てて「虎の子渡しの庭」ともいわれるそう。
続いて、無鄰庵へ。明治29年に作られた山縣有朋の別荘。
近代日本庭園の先駆者、七代目小川治兵衛による庭は、東山を借景に、琵琶湖疎水を引き込んだ躍動的な新しい庭園観により作られたもの。
鮮やかな緑が美しかったですが、紅葉の季節もきれいだろうなあ。
このあと、三十三間堂に向かうも、数分遅れですでに閉門。残念。そして向かった先は、、、、
路地裏のお好み焼き屋さん。暑い1日のあとの瓶ビールとお好み焼きと焼きそば、最高でした。
久しぶりの京都、気温36℃、夏の京都の洗礼を浴びながら、1日かけてあちこち巡ることができ、楽しく美味しい1日でした。一緒にまわってくれた先輩に大感謝。また行きたいなあ。
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奥多摩・榧ノ木(かやのき)山トレッキング 2023年初夏
Mt. Kayanoki in Okutama area, Tokyo, early Summer 2023
奥多摩・七ツ石尾根(石尾根)縦走路への ”前衛の山” ? といった感じの、地味な榧ノ木山(標高1485m)に出かけました。通常は鷹ノ巣山(標高1,736m)からの下山コース、あるいはちょっと先の水根山(標高1620m)への通過地点といった感じで、わざわざこの山を目指して登るというようなところではありませんが、今回は時間の関係で ”榧ノ木山登山” になってしまいました。登り降りの標高差はちょうど1000mです。
小河内ダム(奥多摩湖)から鴨沢方面へ路線バスで5分ほどの倉戸口バス停あるいは熱海(あたみ)バス停で下車します(いずれも標高約490m)。熱海バス停からは奥多摩湖を眺めながら急階段を登って、倉戸口バス停からは民宿小河内荘のそばを通って、集落(大部分が移転済み?)を通り抜け、登山口に入ると「温泉神社」があります。なんでこんな場所に「温泉神社」があるのかと思いましたが、実は小河内ダム建設で水没した旧小河内村原集落は南北朝時代(14世紀中頃)から湯治場として知られていたそうです。この神社は、当初は「湯ノ権現あるいは湯屋権現」、江戸中期には「熊野三社大権現」、そして明治になり「温泉神社」と呼ばれるようになり、水没後に現在の場所に移設されたそうです。
湯治場(鶴の湯温泉街)はダムの完成(1957年)とともに水没し、源泉を汲み上げるポンプを一旦設置はしたものの、湖底に沈んだ「幻の温泉」と言われ続けました。"バブル期”の1991年から湖底から再びポンプで源泉を汲み上げて、「鶴の湯温泉」(アルカリ性単純硫黄温泉、水温約30℃)が復活したそうです。下山後、日帰り温泉でも入れれば良いのでしょうが、残念ながら今はそのような状態ではないようです。
このコースではスギの植林地帯が少なく、ブナなどの自然林が豊かで、広い尾根とあいまって、たいへん美しい新緑が見られました。尾根が広く登山道が分かり難い(特に落ち葉が多い季節?)ため、4区間ほど、ロープに従って歩くように指示されています。尾根がやたらと踏み荒らされないようにという、尾根の環境保全の目的もあると思います。ただ、このロープが張られていないエリアでも、登山道のトレースがいつの間にか分からなくなり、何度か立ち止まって周辺を見回したり、GPSで位置を確認したりしました。
「温泉神社」からしばらくの登りでは、小河内ダムや御前山周辺が良く見えています。最初のピークは倉戸山(標高1,169m)です。広い山頂ですが、簡単な道標があるだけです。ここからは緩い尾根を歩いて行きます。榧ノ木山の山頂は、細長く狭い山頂で、手製の山名表示板があるだけで、展望もありませんが、山頂付近ではツツジが綺麗に咲いていたので良かったでした。樹間に鷹ノ巣山が見えているようでした。山頂到着ごろから雲がかなり広がり、急に冷たい風が吹いてきました。さすがこの季節1500m近くまで来るとまだ寒くて上に一枚羽織ることになりました。この日は休日でしたが、出会った登山者は登り・降りとも各10人程度でした。
Mt. Kayanoki May 2023, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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2024.08 不帰嶮(猿倉~白馬鑓温泉~天狗の頭)
天狗の頭からの絶景、これから通過する不帰キレットから唐松岳まで見える
日��三大キレットのひとつ、不帰キレット(不帰嶮)。2020, 2021年には一番むずかしい大キレットを攻略したのだが、やはり全部攻略してみたい。なにやら不穏な名前だが、想像の通り、昔この山域に入山した人々が帰ってこなかったから付いた名前だとか・・・。バリエーションルートのためもちろん難易度は高いが、その実態としてはキレットだからではなく、険しい崖登り要素によるものだった。
【1日目コースタイム】猿倉荘(1235)→小日向のコル(1355)→杓子沢(1435)→鑓沢(1455)→白馬鑓温泉(1515)
お盆が始まる直前の金曜日、白馬駅から猿倉へのバスは自分含めて2名だけ。前回猿倉を訪れたのは2019年と5年前で懐かしい。今年は高温だったり、昨年の降雪が少なかったりと白馬大雪渓はクレバス多数で通行不可。なので今年猿倉に来る人達はみんな鑓温泉経由で白馬岳や不帰キレットへ向かうことになる。
はじめはハイキングのような緩やかな傾斜だが、ずっと樹林帯が続き無風、気温は25度以上はあるか、めちゃくちゃ暑くて汗が大量に。60分は耐える時間。
80分くらい殺風景で過酷な樹林帯を抜けると、視界が少しひらけて湿原のような場所に出る(小日向のコル付近)そこまで広大ではなく、見えている範囲より少し広いくらいか。
前方にまだ大きく残った雪渓が見えてきた。8月上旬でもまだあんなに残っているか。本日の宿の白馬鑓温泉はあんな雪渓を3回くらい通過した先にあった(雪渓上を歩いたわけではない)。
雪渓の雪解け水がながれる沢を何度も通過する。ここは杓子沢で、このあとの沢を含め水量は一番多かった。水が冷たく、火照ったからだを冷やして気持ちいい。
杓子沢を渡って振り返る。(先程は自分もいたが)巨岩の上に何人か、これから同じく白馬鑓温泉に宿泊する中国人の団体さん。
ハイペースだったか、2.5時間歩きようやく白馬鑓温泉が見えてきた(写真右上に小さく)。登山開始時間が遅かったため、少し早めにとは意識していた。
樹林帯から抜けているのである程度風は通るが、それでもやはり暑い。そんな中でいたるところに沢が流れて見ていて気持ちいい。
中でも温泉直下の雪渓は冷気のためか雲みたいなのできてたし、ここらへんに来てようやく気温的にも気持ちよく感じるようになってきた。
この一帯はお花畑すごい!なんだろうと思って帰って調べてみたが、ミヤマキンポウゲとシナノキンバイのどちらかと分かったけど、写真見比べても2種の違いがマジでわからん・・・。たぶんミヤマキンポウゲの群生。
長い雪渓が削られてる
約3時間で温泉着、標高2100mの山の中にあり、一般の観光客が到達することはまずない山の中の温泉、全国でも珍しいだろう。周囲はほのかに硫化水素の(温泉の)匂いがする。入浴は裸でも問題ないが、みんな水着もってきてるな、知らなかった。露天風呂は男女混浴なので、女性は100%水着。一方で女性専用の内風呂も1つある。宿泊者は無料だがそうでなければ入浴料1500円。けっこう熱い41度くらいか?当然だが源泉かけ流し。とりあえず一回汗を流すため露天に浸かる。今日はかなり雲が湧いていてあまり景色よくないが、晴れていればすごいんだろうな。
足湯もある。一度露天風呂に入って以降はずっと足湯に入っていた。露天はやはりちょっと熱い、足湯は少しだけ温度が低く、周囲も涼しくなってきたので無限に浸かっていられる。
1740夕食(二回目の回)。ハヤシライスは美味しかった、山で食べるならカレーよりいいかも。ご飯後は足湯。太陽はすでに落ちているが19時に雲が晴れ、遠くに妙高火打、高妻山のシルエット。気温は20度きってるため上に何か羽織らないと肌寒いのだが、足湯のおかげで心地よい。温泉の流れる音も心地よい。周囲は暗く、灯りは露天風呂のライトだけ。お湯の流れる音が聞こえるだけの静かな山奥。
【2日目】
朝0500起床。朝食1回目は0500だが、自分は2回目の0530から。昨日はガスに覆われていたけど朝はいい景色だ。こんな景色見ながら温泉入れるというのがすごいよな。
【コースタイム】白馬鑓温泉(0600)→大出原(0710)→鑓温泉分岐(0740)→天狗山荘(0800-0815)→天狗ノ頭(0830)
朝イチの登りにしては傾斜がキツイ。それだけでなくゴーロ帯であったり、大したことはないのだが鎖もちらほら。気温18度くらいとまだ涼しいはずだが、夏の太陽の日差しがすでに暑い、まだ朝の6時だというのに!
下から湧き上がる雲が少しずつ高度を上げてきている。巻かれないようにと思ったが、自分の足なら雲より早いみたいで一応心配ない。しかしこの日差しの暑さ、むしろ雲に巻かれてもいいような?徐々に雲海みたいになってきた。
しばらくは樹林だが、40分登ると森林限界を超え、稜線が見え始める。けっこう荒々しいがこの青空と山並み、夏の北アルプスにやっと帰ってきた感じ!いろんな種類の高山植物もキレイで、白馬岳周辺といえばどちらかと言えばやはり大雪渓の上あがりが有名かもだけど、同じ山域ということもあり、こっちもなかなか劣っていない。
・・・さて、まずはその見えている稜線まで到達しなくてはならない、景色は格段に良くなったからテンション上がっているが、それでもけっこう長いなあ。中央に先行者1名。
遠くには八ヶ岳(左)とそのすぐ右に富士山(てっぺんがほんの少しだけ)、中央アルプスか?
地道に高度を上げていく。コマクサが一鉢だけ生えているの発見。周囲には一切生えてないのになんでここだけに?
稜線への最後の登り。中央やや右に先行者。
通ってきた道、下界は少し雲海の様。
100分でようやく稜線上まで上がってきた、温泉からの標高差700m!まず目に入ってくるのは迫るような巨大な白馬鑓ヶ岳。山頂に人が何人かいるのが見える。今まで無風〜そよ風程度だったのが、ちゃんと風が通って益々気持ちいい。
そして剱岳と縦走路、北アルプスの縦走路といえばこれだよこれ!まだ7時半だけど、おそらく山頂立っている人いるだろうな、あっちの山頂もいい天気そうで良かったね。
稜線上に出てきてから天狗山荘まではすぐそこ20分、白馬鑓温泉からは2時間。漆黒のカッコいい山小屋で少し休憩。こんな標高高い(2726m)稜線上の小屋なのに水が無料だって、すごい。天水ではなく沢水汲んでいるとのこと。
そこからは最高の稜線歩き。
小屋から15分歩くと天狗の頭、ここが今回の旅の最高峰2809m。前泊地の白馬鑓温泉からの標高差800m、猿倉登山口からだと標高差1400m。ここから見える唐松岳方面の景色が最高(冒頭の写真)。そしていよいよ不帰キレットへ突入していく。
続く
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