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#日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで
misasmemorandum · 3 years
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『日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで』 大久保喬樹
中公新書。
著者が要約する日本の文化の成り立ちと日本人が何故「日本人論」が好きなのか。
およそ、日本は、文明を京成士、国としての意識に目覚め始めて以来、一貫して海を隔てて向き合う大陸の文明と自らを比べては顧みるという宿命を負わされてきた。文字(漢字)に始まり、行政制度(律令制)、思想宗教(仏教、儒教)に至るまで、文明の根幹をなすさまざまな仕組みを大陸から取り込みながら、しかも、単なる模倣に甘んじるのではなく、自らの風土、文化にあわせて消化変容し(仮名文字)、あるいは自前の仕組みを対抗、共存、融合させ(神道)というように、強かに大陸文明とつきあっていく過程で、常に相手との距離を確認んし、自分を識別することを習いとしてきたのである。(pp i-ii)
で、この本では以下について書かれている。
志賀重昂(しげたか)の『日本風景論』
新渡戸稲造の『武士道』
岡倉天心の『茶の本』
柳田国男の『遠野物語』と『山の人生』
折口信夫の『古代研究』
柳宗悦の『雑器の美』と『美の法門』
西田幾多郎の『善の研究』ほか
和辻哲郎の『風土』
九鬼修造『「いき」の構造』
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』
川端康成の『美しい日本の私』
坂口安吾の『日本文化私観』と『堕落論』
岡本太郎の『縄文土器ーー民族の生命力』
丸山真男の『日本の思想』
土井健郎の『「甘え」の構造』
谷崎の『陰翳礼讃』と土井の『「甘え」の構造』しか読んだことなかったので、非常に勉強になった。
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さて、興味深かったところを下に。
折口信夫が言う「貴種流離譚」とは、異世界の神である貴種が、何らかの事情でこの地上世界に流されて来ること(p78)。日本の物語はこの傾向がある。例)『竹取物語』 『伊豆の踊り子』や『雪国』も
日本の芸能に関するもの。<翁>と<もどき>
<翁>は「元来、常世から訪れてくる神、一族の祖先神が聖なる長老の姿をとってあらわれるもの」
<もどき>は「土地の精霊」で、<翁>を迎え<翁>のすること言うことを「真似、くりかえし」て掛け合いが基本のパターンで、「機知、揶揄、誇張等の要素」がある。(以上p80)
で、折口は「日本文化の本質を、外からやってくる未知の文化を翻訳し、解釈し、国風化するする文化ととらえる見方」をしていて、「単なるものな目として否定しするのではなく、創造、発展的エネルギーのあらわれとして評価」(p81)。そして、芸能の「異世界性」と「聖賤性」に注目した(p82)。
折口の本、いつかちゃんと読んでみよう!
次に、哲学。哲学は西洋から輸入された考え方で、この単語もphilosophy (philosophia) の訳語なんだそうだ(p105)。
九鬼の『「いき」の構造』、日本の美学をみられるかも。これもいつか読んでみよう。
川端康成
川端は戦中および敗戦の経験を通じて、日本人というものが、どれほど近代化しようとも、結局のところは、そうした近代化以前の、『源氏物語』に集約されるような「あわれ」の世界に深く根ざしているのであり、もしこの「あわれ」の世界が歴史の必然によって近代的世界にとって代わられねばならないなら、日本人は、少なくとも、自分は、この滅びていく世界に殉じるほかないと覚悟(pp170−171)
してて、それをノーベル文学賞受賞記念講演で話したのだそうだ。で、あの「美しい日本の私」というのは、草稿では「日本の美と私」(p177)だったのをこう変えたそうで、「私」を「日本」の一部として内包することは
「私」というものを主体として独立させるのではなく、「私」をとりまく世界のうちに融合させ、さらには、無化させてしまう。これこそは、川端が、日本の伝統から汲み取った根本思想(p178)
なんだそうだ。常々この題名について不思議に感じてたのが納得行った。この「美しい日本」というのは、近代日本ではなく、日本の自然と伝統的文化を指すんだ。でも、これに対して、日本のもう一人のノーベル文学賞受賞者である大江健三郎は
川端のこうした本質を全体として "Vague(曖昧)" と評し(大江の講演は英語で行われ、のちに日本語訳が発表された)、これを悲観した。個人としての自己の責任をぼかし、日本という神秘的な全体の中に閉じこもった逃避的な態度である(p178)
と言ったそうだ。大江らしい発言。英語で講演したってのも、翻訳で真意が失われないようにしたんだろうと思う。大江の文章自体が翻訳文っぽいし、考えてるときも、主語や主体と目的語などを曖昧にではなく明瞭にしてるんだろうな。
この大江の考え方は丸山真男に通じるそうで、
明治から戦前、戦中までの日本が表向き近代化を急ぎながら、その実質は依然として前近代的、封建的な体質のままで、その食い違いの結果、太平洋戦争の開戦と敗北、大日本帝国の崩壊にいたったという自覚反省の上に立って、主権者としての国民が主体となって真の近代釈迦としての戦後日本を築いていこうという民主主義理念を説(p208)
いたそうだ。で、戦前戦中の天皇のあり方、「国体」としての天皇主権、これは
天皇の意思を取り巻きの重臣たちが推し量り、助言していく輔弼 [ほひつ] という仕組みがとられていて、天皇個人に決定責任がおよばないよう、かといって取り巻きの誰彼の責任でもないというようになっている。集団責任とも言える仕組みだが、丸山は、むしろそれが「巨大な無責任への転落の可能性を常に内包している」(強調丸山)と述べる。責任の取材が曖昧なまま権威が膨れあがり、その権威に対して人民は無条件、無限に服従しなければならない。(pp212−213)
日本の近代文学におけるリアリズムは西欧のそれとは違って、「論理、抽象、観念を毛嫌いし、ひたすら感性に従って物事を受け入れるという本居信長流の申請による」もの。だから、「近代化に伴って西欧から移入されてきたあらゆる制度的なもの、あるいは理論的なものに激しく反発する」のだそうだ(p214)。で、近代日本の知識人の発想として「実感信仰」と「理論信仰」というのを説く。
「実感信仰」は「あらゆる政治や社会のイデオロギーに『不潔な抽象』をかぎつけ、ひたすら自我の実感に立て篭もる思考様式」(p214 この部分は丸山からの引用)
「理論信仰」は「種々の制度や技術などを移入するにあたって、本来それら制度や技術を生み出してきたものの考え方にまでさかのぼって理解受容しようとするのではなく、できあがった結果だけをまるごと鵜呑みにするように取り込んだ...、膨大な体系、命題を、不可侵の金科玉条のように無批判に崇拝、信仰し、現実との生合成などお構いなしにやたらに公式をふりまわすありかた(p215)」
なるほどなぁ、だ。丸山の本は、目についたら手に取って見てみようと思う。
最後に土居による日本人の善悪の基準と恥。西欧の「罪の文化」と対応させて。
日本人にとって、内という帰属集団を裏切るかどうか、ということが善悪の基準となるのであり、それが恥という感覚としてあらわれる(p227)
だからさ、仲間内の「空気」や同調圧力に敏感で従わねばならないと感じてしまうんだな。
非常に興味深い本でした。
著者の下の名前は「たかき」と読む。喬いがたかいって読みなんだって。
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2ttf · 12 years
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