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#枯葉のくるくる曲線
chikafukumoto · 2 years
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すすきの黄金色のほやほや どうやったら描けるのかなぁ さっぱりわからなかった #ほやほや や #枯葉のくるくる曲線  #すごくいいな #この可愛さ #どうやったら描けるかなぁ #sketch #1月 #天覧入谷津田 https://www.instagram.com/p/CnJb5-kLbSO/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ooshimatomoe · 11 months
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・クロニクル・
・大島朋恵の、ざっくり活動履歴・
2023年 【演奏】死神紫郎バンド (「ジャパン死神サミット2023」池袋 手刀) 【演劇】りくろあれ「(ふたりの)とても小さくて大きな王」(南宇都宮 悠日) 【朗読】idenshi195「やわらかな鎖」(高円寺 AMP Cafe) 【演劇】LORE.p「迷い羊はつきあかりに」(下北沢 小劇場楽園) 【演劇】PSYCHOSIS「疫病流行記」(ザムザ阿佐谷) 【朗読】idenshi195「やわらかな鎖」(大阪 Common Cafe) 【ショウ】-sPirale-「神話-Mythology-」in デザインフェスタ57 (東京ビッグサイト) 【演劇】偉伝或〜IDEAL〜『生贄姫 一〇七』(吉祥寺Star Pine’s Cafe) 【朗読】PSYCHO AND ILL HAUS 音像空間劇 朗読「あやかしの鼓」(RITTOR BASE) 【演劇】舞台芸術創造機関SAI【変身-METAMORPHOSIS-】(シアターバビロンの流れのほとりにて) 【ショウ】リンリ. (「異人間 -イジンカン-」CONTONTON VIVO) 【演劇】十割そばひかり演劇事業部「ふたり、静かに」(アトリエほんまる)
2022年 【演劇】PSYCHOSIS「G線上のアリア」(Theater新宿スターフィールド) 【演劇】演劇集団つむぐ「いつかまた生まれた時のために」(江古田 兎亭) 【演奏】死神紫郎バンド (「ジャパン死神サミット2022」池袋 手刀) 【音声】昭和精吾事務所 音楽アルバム『仮面劇犬神 』 【演劇】あんよはじょうず。「(めくるめく恋の)白痴はよいこ」(中野 テアトルBONBON) 【演出】夢乃屋毒花企画 独り芝居「走れ!キヨヒメ」(新宿五丁目 CON TON TON) 【演劇】PSYCHOSIS「TSUYAMA30-津山三十人殺し-」(ザムザ阿佐谷) 【演劇】劇団ロオル “mono drama live vol.1【 ROLE 】(下北沢 シアター711) 【演奏】死神紫郎バンド (「面黒楼卍20周年企画」京都 夜想) 【映像】乃々雅ゆう企画「不正わしい配置の羅列」(ウェブギャラリーにて公開) 【踊り子】UM-アム- (『弟3回 帰ってこい藤宮タク-下北ギタァ.nu-』下北沢BREATH)
2021年 【朗読】哲学者の薔薇園「くるみ割り人形とねずみの王さま」(ツイキャス公演) 【演劇】月蝕歌劇団「白夜月蝕の少女航海紀ー劇場版ー」(ザムザ阿佐谷) 【ショウ】「家畜人集会 – 家畜人ヤプー朗読会 – 」(Theater新宿スターフィールド) 【朗読】idenshi195 朗読キネマ『船弁慶』(シアター風姿花伝) 【声】 アトリエほんまる『コメット・イケヤ2021』(宇都宮 アトリエほんまる) 【演奏】死神紫郎バンド (「死神サミット2021×あう生誕祭スペシャル」池袋音処手刀) 【声】Scarlet ドラマCD「DARK HERO義経」 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ライブ (「眠剤パァティ。」新宿BLAZE) 【演劇】あんよはじょうず。「もう会えないおまえのための三篇」*日替わりゲスト (オメガ東京) 【演劇】月蝕歌劇団「少年極光都市」(オメガ東京) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ワンマンライブ『箱船2021』(池袋音処手刀) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ライブ ([Valentine M.D. 2021]池袋音処手刀)
2020年 【朗読】idenshi195『月想 − 人妻死後成本形會旧夫語 − 』(配信公演) 【朗読】三島由紀夫「卒塔婆小町」「熊野」「葵上」「弱法師」を読む (zoom) 【朗読映像】麻宮チヒロ 演出演目【朗読 藪の中】(配信) 【演劇】クリム=カルム「ロミオとジュリエット=断々罪」(スタジオHIKARI) 【ショウ】りくろあれ「琴台語り」(「おやま街かどモノローグ演劇祭」小山市立生涯学習センター ホール) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ライブ (『POTLATCH DEAD vol.34』下北沢SHELTER) 【朗読】戯曲「サロメ」を読む (zoom) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ワンマンライブ「マッドネスパーティー」(池袋音処手刀) 【演奏】死神紫郎バンド (【ウタ、ライブ7】阿佐谷イエロービジョン) 【声】 東京ネットラジオ「ActなdokuRock」にてラジオドラマ出演 【唄い子】 RiqrhoAre00 ライブ (「baco the special」宇都宮 studio baco) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『不思議の国のアリス・オブザデッド』(ザムザ阿佐谷) 【朗読】 激嬢ユニットバス『新春!HOTEL孔雀的恋の朗読歌謡ショー』(中野Vスタジオ) 【演劇】なかないで、毒きのこちゃん「イケてるともだちX」(下北沢 ザ・スズナリ)
2019年 【朗読】昭和精吾事務所「氾濫原 2 -はんらんげん-」(新宿シアター POO) 【映像】死神紫郎 MV「続・自殺の唄」 【映像出演】 舞台芸術創造機関SAI『FOOLS PARADISE~愚者の楽園~』(江古田 アトリエⅢプレイズ) 【演劇】クリム=カルム「小さなエイヨルフ=罪過 」(新宿眼科画廊 スペース0) 【ショウ】リンリ. “「twilight.」(「弦月音 -ユミハリネ-」経堂 アンティークスタジオ みのる) 【演劇】りくろあれ「シロノヲト。」(「弦月音 -ユミハリネ-」経堂 アンティークスタジオ みのる) 【朗読】idenshi195『眼球綺譚』-One Day Session- (CaféBar Le Temps) 【朗読】昭和精吾事務所『鬼姫-約束の血』(「昭和精吾事務所Bar」新宿シアター POO) 【演奏】死神紫郎バンド (-ままみほ音女遊戯・裸-池袋 LIVE INN ROSA) 【演劇】トッコ演劇工房「星と、私と、王子さま」(下野市 グリムの館) 【朗読】idenshi195 WIP版『朗読 原爆詩集』(三鷹 SCOOL) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ワンマンライブ『闇が発芽する』(下北沢SHELTER) 【演劇】Unique Rabbits 「死神」(宇都宮 アトリエほんまる) 【映像出演】昭和精吾事務所『水鏡譚-すいきょうたん-』(こまばアゴラ劇場) 【演劇】虚飾集団廻天百眼「令和元年のシェイクスピア〜マクベスvsハムレットマシーン〜」(中野 ギャラリーO2) 【演劇】月蝕歌劇団『聖ミカエラ学園漂流記』(Theater新宿スターフィールド) 【演劇】激嬢ユニットバス『HOTEL孔雀』(池袋 GEKIBA) 【踊り子】UM-アム- (「弟1回 帰ってこい藤宮タク2019 -新宿アーカイブス-」新宿MERRY-GO-ROUND) 【演劇】舞台芸術創造機関SAI「栃木でつくる演劇WIP版【イト2019】」(南宇都宮 悠日) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『闇を蒔く ~屍と書物と悪辣異端審問官~』(ザムザ阿佐谷)
2018年 【演奏】死神紫郎バンド (名古屋サウンドノート) 【朗読】idenshi195『眼球綺譚/再生』(新宿眼科画廊) 【朗読】しき読みの会 朗読劇「カイルの森」(南宇都宮 悠日) 【演劇】『MODERN NOH PLAYS-卒塔婆小町-』(江古田アトリエⅢプレイズ) 【演劇】有末剛 緊縛夜話『銀河鉄道の夜ー露ー』(ザムザ阿佐谷) 【踊り子】リンリ. (‘tenderize’ 宮原 ヒソミネ) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『殺しの神戯』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】りくろあれ×舞台芸術創造機関SAI【贋作マッ���売りの少女】神奈川公演 (若葉町ウォーフ)
2017年 【演劇】りくろあれ×舞台芸術創造機関SAI【贋作マッチ売りの少女】東京公演(江古田 アトリエⅢプレイズ) 【演劇】りくろあれ×舞台芸術創造機関SAI【贋作マッチ売りの少女】栃木公演(南宇都宮 悠日) 【ショウ】りくろあれr.a.02_03Po.noc.-Variations01-(南宇都宮 悠日) 【唄い子】RiqrhoAre00(「lobotomy」宇都宮snokey music public house six) 【ショウ】KaiYoshinobu sessionband(宇都宮MusicBar LYNCH) 【朗読】しき読みの会「朗読劇春琴抄-それぞれの愛のカタチ-」(宇都宮伊澤屋2F) 【ショウ】リンリ.「サイレンの海」(赤坂グラフィティ) 【朗読】idenshi195『潮騒の祈り-TTS-』(江古田兎亭) 【演劇】舞台芸術創造機関SAI『無題』(江古田アトリエⅢプレイズ) 【ショウ】りくろあれ「薔薇色に沈む記憶、宵闇、待ちて、」(雀宮 感動創造空間まつぼっくり) 【ショウ】螺子-vis-『JapanesqueSpiral–陰陽彩枯百鬼夜行編–』inデザインフェスタ (東京ビッグサイト) 【唄い子】RiqrhoAre00 (月光密造舎 音楽催事 江古田兎亭) 【ショウ】リンリ. (「無善寺ロックフェスティバル(本八幡編)」本八幡Route14) 【声】ScarletドラマCD「VampireKiller」 【演劇】舞台芸術創造機関SAI「イト2017」(「第4回うつのみや春の演劇フェスティバル」宇都宮市立南図書館サザンクロスホール) 【演劇】りくろあれ「黒百合・抄」(「第4回うつのみや春の演劇フェスティバル」宇都宮市立南図書館サザンクロスホール) 【映像】死神『共喰いの未明』PV 【演劇】虚飾集団廻天百眼『悦楽乱歩遊戯』(ザムザ阿佐谷)
2016年 【演劇】SUGARBABY『rowhee』(宇都宮 ATELIER JAM) 【語り】obiterdictaobiterdicta主催「ImproNight」(宇都宮 snokey music public house six)” 【演劇】有末剛緊縛夜話『泡雪屋浪漫譚』(ザムザ阿佐谷) 【踊り子】UM-アム- (「弟1回祝★MATARICAサウジアラビア帰国イベント」江古田clubDorothy) 【朗読】虚飾集団廻天百眼 詩劇『冥婚ゲシュタルトEve』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】EgHOST「ヴァルプルギスの羊」(「軽やかな初夏の風とやわらかな幻のための3つの短編集」荻窪OMEGATOKYO) 【ショウ】螺子-vis-「JapanesqueSpiral」inデザインフェスタ(東京ビッグサイト) 【ショウ】R-27(大島朋恵×倉垣吉宏)(武蔵小山cafe&bar「TARUHO」) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼ワンマンライブ『伝染性狂言』(池袋音処手刀) 【唄い子】RiqrhoAre00(「mora-tauCD発売記念Gig」宇都宮 snokey music public house six)
2015年 【声】麻人楽-matra- 音楽劇04『幻夜』(FOXPILLCULT企画ポトラッチデッド) 【演劇】SUGARBABY『少年ドローン』(宇都宮 ATELIER JAM) 【踊り子】UM-アム- (「弟5回東日本とライヴハウスの為のイベント」渋谷 Last Waltz) 【唄い子】RiqrhoAre00 (宇都宮MusicBarLYNCH) 【ショウ】リンリ.「日々のやけど」(「hibinojuryoku.」大久保 ひかりのうま) 【踊り子】Asohgi×大島朋恵 (宮原ヒソミネ) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『屍のパレード』(ザムザ阿佐谷) 【踊り子】UM-アム- (『燭台(怪)とDISHと…。【サイレンス】』神楽坂EXPLOSION) 【演劇】舞台芸術創造機関SAI「BORDERS」栃木公演 (南宇都宮be-off) 【ショウ】月蝕歌劇団「月蝕歌劇団創立30周年記念イベント」(ザムザ阿佐谷) 【ショウ】リンリ. 『サイレンの海』(水道橋nuisancegalerie) 【演劇】月蝕歌劇団「阿呆船ー少年と蝸牛ー」(南阿佐ヶ谷ひつじ座) 【演劇】月蝕歌劇団「ネオ・ファウスト地獄変」(南阿佐ヶ谷ひつじ座) 【ショウ】螺子-vis-「la rose blanche」inデザインフェスタ(東京ビッグサイト) 【ショウ】劇団シンの箱「おびくに伝説」(栃木・蔵の街かど映画祭参加企画 栃木市陶珈紗2階「ぽたり」) 【唄い子】紅黒ちゃん(ARTiSM『奇奏ト狂唱ノ宴』池袋LIVEINNROSA) 【唄い子】虚飾集団廻天百眼 ワンマンライブ『深淵のパレード』(池袋音処手刀) 【演劇】りくろあれ「シロノヲト。-[pregando]-」(「第2回うつのみや春の演劇フェスティバル」宇都宮市文化会館小ホール) 【ショウ】リンリ. (「ヨルノミギミミ」吉祥寺曼荼羅)
2014年 【演劇】舞台芸術創造機関SAI『イト2014-変異する演劇/展示する演劇』(クリエイションギャラリー日本橋箱崎) 【演劇】りくろあれ「ツキトコトリ。」(宇都宮 studio baco) 【踊り子/ショウ】UM-アム-/ふじみやたくとこもだまりとおおしまともえの鬼姫(「10日目の雨」大塚Hearts+) 【ショウ】リンリ.「翅‐hane‐」(王子pit北/区域) 【映像】映画『つむぎ』 【踊り子】UM-アム- (「雨の種」三鷹ユメノギャラリー) 【唄い子】RiqrhoAre00 (宇都宮 MusicBarLYNCH) 【唄い子】舞台芸術創造機関SAI「PARADE~終焉の詩」(王子pit北/区域) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 ライブにて。(「東京眼帯アリス症候群18」池袋LIVEINNROSA) 【唄い子】紅黒ちゃん/RiqrhoAre00 (「犬塚レッドブラックゾーン」大塚Hearts+) 【ショウ】東京棲んでるガールズ「東京棲んでるガールズ展HENTAIポップ宣言!」(江戸川橋絵空箱) 【唄い子】RiqrhoAre00 (「Panama the Special」鹿沼Canal de Panama) 【唄い子】RiqrhoAre00 (「音色~私の描く夢の虹~」宇都宮Cafe Le Jardin)
2013年 【踊り子/唄い子】UM-アム-/RiqrhoAre00 (「弟3回東日本とライヴハウスの為のイベント」渋谷LastWaltz) 【映像出演】劇団東京都鈴木区『いるわけないしっ!』劇中心霊ビデオ「とある稽古場にて」 【映像出演】舞台芸術創造機関SAI「SHUJITERAYAMA#13」(王子pit北/区域) 【踊り子/唄い子】UM-アム-/R*A00 (「8日目の雨」神楽坂EXPLOSION) 【ショウ】MONT★SUCHT presents Cafe PANTARHEI vol.8(高円寺マッチングモヲル) 【演劇】鵜飼雅子×大島朋恵 二人芝居「まい・すぺしゃる・らいふ?」(宇都宮 NEWS CAFE) 【ライブ】ゾンビロリータワンマンライブ「カナリア」(三軒茶屋 HEAVEN’S DOOR) 【踊り子】UM-アム- (「残響ノ窓Ⅱ-zankyo nomad 02」渋谷残響shop) 【唄い子】R*A00 (「KISS the Special」鹿沼 KISS THE COD) 【唄い子】R*A00 (宇都宮 HELLO DOLLY) 【唄い子】fujimiya.tv (『弟8回無善寺ロックフェスティバル2013』高円寺無力無善寺) 【唄い子】fujimiya.tv/R*A00 (「http://www.hearts.tv」大塚Hearts+) 【演劇】劇団東京都鈴木区『ヒーローアゴーゴー!~デパート屋上編&遊園地編~』(池袋シアターKASSAI) 【唄い子/踊り子】fujimiya.tv/Asohgi(「KaisanNightv06」渋谷LastWaltz) 【ショウ】paysdesfées コレクションショウ『ウィルス』(初台旧・玉井病院) 【唄い子】fujimiya.tv (「深淵の指向性」神楽坂EXPLOSION) 【演劇】R*A(りくろあれ)【Riecca.(01)】(雀宮 感動創造空間まつぼっくり)
2012年 【演劇】月蝕歌劇団実験室公演「人力飛行機ソロモン-劇場版-」(南阿佐ヶ谷ひつじ座) 【唄い子】R*A00 (宇都宮 yuji cafe) 【踊り子】UM-アム- (「黒い秋葉原-blackihabara-vol.23」高円寺HIGH) 【唄い子】fujimiya.tv (「弟2回東日本とライヴハウスの為のイベント」神楽坂EXPLOSION) 【唄い子】fujimiya.tv (『ARTiSM FESTA 2012 WINTER』池袋 LIVE INN ROSA) 【演劇】虚飾集団廻天百眼”『少女椿』(ザムザ阿佐谷) 【唄い子】R*A00 (宇都宮SOUND A BASE NEST)” 【踊り子/唄い子】UM-アム-/R*A00 (「残響ノ窓-zankyo nomad-」渋谷残響shop) 【踊り子】UM-アム- (「8日目の雨」新宿OREBAKO) 【声】Art style music ボイスドラマ「モテ期、負け犬」 【唄い子】fujimiya.tv (「Way of the chattering」神楽坂EXPLOSION) 【演劇】舞台芸術創造機関SAI『イト』(王子pit北/区域) 【唄い子】fujimiya.tv (「ドキッ!女だらけの神楽坂!」神楽坂EXPLOSION) 【ショウ】R*A(りくろあれ) 【Riecca.(00)】(宇都宮 yuji cafe) 【唄い子】fujimiya.tv『奇奏ト狂唱ノ宴』(池袋 LIVE INN ROSA) 【唄い子】fujimiya.tv (『弟7回無善寺ロックフェスティバル2012』高円寺無力無善寺) 【踊り子/唄い子】UM-アム-/fujimiya.tv/mooma/Asohgi/ペルシャムキック”(新宿RUIDOK4) 【演劇】月星あかり×大島朋恵”「黒百合抄」(宇都宮市立南図書館サザンクロスホール) 【ショウ】paysdesfées コレクションショウ『虫』(渋谷TRUMPROOM)
2011年 【踊り子】mooma (『唐揚げナイトvol.3』新高円寺 CLUB LINER) 【唄い子】fujimiya.tv(『EXPLOSION COUNT DOWN LIVE』神楽坂EXPLOSION) 【演劇】月蝕歌劇団『英雄伝説馬賊矢吹丈』(新宿風紋) 【踊り子】UM-アム-/mooma (『KaisanNightv04』新宿OREBAKO) 【唄い子】fujimiya.tv (『行く秋、夜の月光カフェ』経堂アンティークスタジオみのる) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『少女椿』(ザムザ阿佐谷) 【唄い子】fujimiya.tv(『7th elegy』新宿OREBAKO) 【映像】映画『ヘルドライバー』 【踊り子】mooma(『たかのやアイドルフルーツパーラー』新宿LIVEたかのや) 【唄い子】fujimiya.tv (『弟1回東日本とライヴハウスの為のイベント』神楽坂EXPLOSION) 【映像】『東京残酷警察警察』DVD特典映像『ザ・ヒロイン・オブ・マイ・アドゥレセンス』 【踊り子】UM-アム- (『Luna Romantica』青山月見ル君想フ) 【演劇/踊り子】RDO-project『祭』(駒込 ギャラリー La Grotte) 【踊り子】ニニ (「もう直ぐにでもマリーアントワネットの避雷針は回り、雨と共に音楽がやってくる。」神楽坂EXPLOSION) 【踊り子/ショウ】UM-アム-/廻天百眼 (「雨降る.Fes」新宿RUIDOK4) 【演劇】MONT★SUCHT『「Hiddenplacehidden」~私はそこで私を見つけ出すことができるだろうか~』 (浅草橋 parabolica-bis) 【ショウ】paysdesfées コレクションショウ『バルーンの夢』(浅草橋パラボリカ・ビス) 【演劇】奥秀太郎演出舞台『サウスオブヘブン』(渋谷パルコ劇場) 【映像】映画『TANTHEI/タンテイ』
2010年 【映像出演】舞台芸術創造機関SAI『FOOLSPARADISE~愚者の楽園~』(駒込 ギャラリー La Grotte) 【演劇】月蝕歌劇団『続・白夜月蝕の少女航海紀』(新宿風紋) 【演劇】劇団東京都鈴木区『TOKYORADIOCLUB!〜トーキョー・レディオ・クラブ〜』(西荻窪 遊空間がざびぃ) 【踊り子】ニニ (『クラビギVol.4』池袋音処手刀) 【演劇】月蝕歌劇団『白夜月蝕の少女航海紀』(新宿風紋) 【踊り子】ニニ (『2番目の音楽ジャンル』神楽坂EXPLOSION) 【踊り子】tokyoDOLORES(『Frotti-Frottavol.2HALLOWEENEDITION』六本木57) 【踊り子】アム (『Untitled Monologue』神楽坂EXPLOSION) 【演劇】R-27(大島朋恵×倉垣吉宏)『BIRTHSONG』(駒込 ギャラリー La Grotte) 【演劇】月蝕歌劇団『坂本龍馬戦場へ!』(ザムザ阿佐谷) 【踊り子】アム (『やけにいいイベントですよ。』大塚REDZONE) 【踊り子】ニニ (神楽坂EXPLOSION) 【踊り子】ニニ(『眼帯アリス症候群02』池袋 L IVE INN ROSA) 【演劇】月蝕歌劇団『〈津山三十人殺し〉幻視行』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『死ぬ機械』(大塚萬スタジオ) 【踊り子】ニニ(『DeCoRa Alamode 03』池袋 LIVE INN ROSA)
2009年 【演劇】月蝕歌劇団『白夜月蝕の少女航海紀』(新宿風紋) 【踊り子】ニニ (『ロマの碧猫レコ発イベント』本八幡ROUTE14) 【ショウ】R-27(大島朋恵×倉垣吉宏) (『E・1~エンターテイメントコロシアム~』吉祥寺曼陀羅) 【踊り子】アム (「ごさいでちゅよ。」渋谷 club asiaP) 【演劇】NUDO『火の鳥』(pit北/区域/STスポット/KAWAGUCHIARTFACTORY) 【演劇】月蝕歌劇団『寺山修司 過激なる疾走』(新宿紀伊国屋ホール) 【ショウ】 (『modeofblue』池袋ベムスター) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼『黒色サロス』(井の頭恩寵公園) 【朗読】「琴台語り」(『新宿フェティッシュナイト』新宿 cafe&bar BE-WAVE) 【演劇】『中本昂佑/大島朋恵 二人芝居』(下北沢CAFE・スロコメ) 【演劇】劇団東京都鈴木区『無気力宇宙船メロディライナー55号』(西荻窪 遊空間がざびぃ) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『Theatic×Alamode』池袋LIVEINNROSA) 【演劇】黒色綺譚カナリア派『義弟の井戸』(シアタートラム) 【演劇】月蝕歌劇団『怪盗ルパン・満洲奇岩城篇~川島芳子と少年探偵団~』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『鬼姫』(新宿タイニィアリス)
2008年 【演劇】月蝕歌劇団『白夜月蝕の少女航海紀』(目黒茶番) 【演劇】奥秀太郎演出舞台『黒猫』(新国立劇場小劇場) 【サロン】虚飾集団廻天百眼『襦袢クラブ』(Cafe´&Bar 黒猫) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『GothicBarHeaven』新宿 Club hoop) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼「ザ・テアトロ」(清水真理個展『聖書と木馬』銀座青木画廊) 【踊り子】紅日毬子×大島朋恵 ダンス・フェティッシュショウ (『JapanFetishBall』渋谷キリストンカフェ) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『弟5回ルイード狂愛~よんさいでちゅよ~』渋谷RUIDOK2) 【演劇】月蝕歌劇団『邪宗門』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】月蝕歌劇団『〈津山三十人殺し〉幻視行』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ』(新宿タイニィアリス) 【踊り子/案内人(MC)】道先案内人/アムの踊り子(『奇奏ト狂唱ノ宴』田町StudioCUBE326) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『無善寺ロックフェス』高円寺無力無善寺) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼『地下の音楽祭』(渋谷青い部屋) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼”過虚飾展『ファイナルエロスグロテッサ』にて、 カイ×紅日毬子とのダンスショウ/廻天百眼ショウ/アムの踊り子(新宿眼科画廊) ���ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『奇奏ト狂唱ノ宴』田町StudioCUBE326) 【演劇】月蝕歌劇団『金色夜叉の逆襲ー月蝕を自ら操作するー』(池袋あうるすぽっと) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『AlamodeNight』田町StudioCUBE326)
2007年 【踊り子】アム (「ルイードドームツアー04~アムの解散~」新宿RUIDO K4) 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『Theatic×Alamode』田町StudioCUBE326) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『赤闇少女~私と私の人形劇~』(神楽坂 die pratze) 【映像】押井守監修『真・女立喰師列伝』「歌謡の天使クレープのマミ」 【朗読】永井幽蘭演奏会「瞼の中の湖は銀色」(渋谷マリアの心臓) 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『ClubTheaticShow』田町StudioCUBE326) 【踊り子】アム (『アム×SHILFEE AND TULIPCOROBOCKLES』代々木ZhertheZOO) 【踊り子】白亜×紅日毬子×大島朋恵 ハロウィンダンスSMショウ (渋谷RUBYROOM) 【踊り子】白亜×紅日毬子×大島朋恵 ハロウィンダンスSMショウ (六本木某所) 【踊り子】白亜×紅日毬子×大島朋恵 ハロウィンダンスSMショウ/アムの踊り子(『AlamodeNight』田町StudioCUBE326) 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『ClubTheaticShow』田町StudioCUBE326) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『御霊祭御祭騒』(新宿シアターPOO) 【踊り子】アム (「弟3回ルイード狂愛~宇宙日本東響渋谷~」渋谷RUIDOK2) 【演劇】月蝕歌劇団『寺山修司-過激なる疾走-』(新宿紀伊国屋ホール) 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『ClubTheaticShow』田町StudioCUBE326) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『夢屋』(神楽坂diepratze) 【映像】映画『赤い文化住宅の初子』 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『ClubTheaticShow』田町StudioCUBE326) 【踊り子】アム (「EAST of TERIA~テリアの東~弟30回」渋谷O-EAST) 【演劇】月蝕歌劇団『白夜月蝕の少女航海紀』(阿佐ヶ谷JAMBJAMB) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼(『VanillaValentine』新宿ヴァニラ画廊) 【演劇】月蝕歌劇団『花と蛇』(下北沢本多劇場)
2006年 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『Theatic×Alamode』田町StudioCUBE326) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『極楽鳥×変身前夜』(南阿佐ヶ谷ひつじ座) 【唄い子】大廻天バンド万蛇砂魑 (母檸檬主催『誘蛾灯に誘はれて』渋谷屋根裏) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 (『AlamodeNight』新宿ClubHOOP) 【ショウ/案内人(MC)】虚飾集団廻天百眼 (『ClubTheaticShow』新宿ClubHOOP) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 過虚飾展『過華劇騒動』(新宿眼科画廊) 【演劇】アロッタファジャイナ『錆びた少女』(ザムザ阿佐谷) 【案内人(MC)】ARTiSM『ClubTheaticShow』道先案内人(ClubHOOP/StudioCube326他、 隔月レギュラー出演) 【演劇】月蝕歌劇団『龍馬は戦場へ行ったー春香伝異聞ー』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『文学舞台 土竜ーもぐらー』(高田馬場タナトス6) 【演劇】Feather Village Family『Take it Easy』(新宿SPACE107)
2005年 【ショウ】虚飾集団廻天百眼 『邪舞邪舞鳥』(「Fancy☆Toiletvol.2」池袋clubbed) 【演劇】DLANGOSプロデュース『青春四谷怪談』(アイピット目白) 【演劇】月蝕歌劇団『盲人書簡 上海篇』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】月蝕歌劇団『新撰組in1944』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】月蝕歌劇団『白夜月蝕の少女航海紀』(西日暮里 cafe&bar DemitoRi) 【ショウ】虚飾集団廻天百眼『みたままつり あとのまつり』(西日暮里 cafe&bar DemitoRi) 【演劇】虚飾集団廻天百眼『御霊祭御祭騒』(荻窪ボクシングリーズカフェ) 【演劇】月蝕歌劇団『金色夜叉の逆襲ー私は月蝕を自ら操作するのだー』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】ユエニハンブンナマ『刹那にコロシて』(live space planB) 【演劇】月蝕歌劇団『家畜人ヤプー』(大塚萬スタジオ)
2004年 【演劇】月蝕歌劇団『平成エレジー』(深谷市瑞宝館) 【演劇】月蝕歌劇団『ステーシー~少女ゾンビ再殺談~』(ザムザ阿佐谷) 【演劇】月蝕歌劇団実験室公演『白夜月蝕の少女航海紀』(四谷坊主バー) 【演劇】月蝕歌劇団『静かなるドン』(ザムザ阿佐谷)
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the-unsigned-ground · 2 years
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2023年2月11日朝6:30、コーク市内のフラットを出る。約2時間半、電車を乗り継ぎ、キルデア州キルデア(Kildare, Country Kildare)を目指す。
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朝8時17分、乗り換えのサーリス(Thurles)駅プラットフォーム。日照時間がまだまだ短く、朝8時過ぎでも明け方の気配が残る
雨上がりの生臭い都市のにおいと、町外れから風にのって運ばれてくる野原のわずかなにおいが混ざりあって、日の出前の暗闇がつつむ冷たい空気に溶けている。
サマータイムのはじまりまで残り一ヶ月半、日中の陽が短く、曇天と雨の日ばかりが続くアイルランドの冬の厳しさは、南米や南ヨーロッパ出���の友人たちのメンタルを目に見えて明らかにすり減らしていた。
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霜が降りたフィッツジェラルドズパーク(Fitzgerald's Park, Cork)、リー川(River Lee)沿いのキンポウゲの葉
「あなたは日本でも北の方の出身だから、こういう冬の気候に慣れているんでしょ?」と、げっそりした表情の移民の友人たちが訊ねてくるたびに「アイルランドにおける英語の『��』と、日本語の『冬』は、その言葉に含まれているバックグラウンドが違う、このふたつは完全に違う季節だと思う」と答えた。
彼らが「冬」と呼ぶ、11月初旬から3月後半あたりまで、わたしたちのイメージする冬らしい冬の日もあるにはあったけれど、それはせいぜい1ヶ月半くらい。あとのおおよそ4ヶ月間は、気温一桁台から二桁台前半あたりをうろうろする。メキシコ湾からアイルランドとイギリスに届く暖流の影響で、振り続ける雨は雪になること無く、その影響で湿度が下がらない。体感は寒いのに、大気は霧と湿度に包まれてなんとなくじめじめしている。
要するに、冬の厳しさの質が全く違う。
東北の冬が、雪という抗いようのない大きな重量を持った物体に対して、歯を食いしばりぐっと耐え忍ぶようなイメージなら、アイルランドの冬は、浴室に生えるカビのように毎日少しずつ心の中のしんどさの領土を広げていく。
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コーク郊外、冬はよく町が霧に包まれる
春が来る。
2月1日はケルトの暦の春分の日、ゲール語でインボルク(Imbolc)。
暦の上での春と、体感としての春におおよそ1ヶ月の時間が空くこと、そしてその到来がそこに住む人々にとって他の季節のどれよりも特別であることは東北と同じだ。
前回記事のハグ・オブ・ベアラ(Hag of Beara)についての文献を調べていたときに何度も目にしたブリジッド(Brigid)の名前は、ケルト神話に登場する存在だった。
なので当然、2月1日の聖ブリジッドの日(St. Brigid’s Day)の日や、その名前を冠して2023年から公式にアイルランドの祝日になった2月の第一月曜日も、それに関連する日だと思い込んでいたがどうやら違うらしかった。
聖ブリジッド(St. Brigid)は現在の北アイルランドとの国境近く、ラウス州フォアハート(Faughart, Country Louth)に生まれ、5世紀から6世紀にかけて実在していたとされるアイルランド人の修道女だ。
幼い頃から貧しい人々に施しを与え、アイルランドの守護聖人である聖パトリックによって洗礼を受けたあと、各地で教会や修道院、アートスクールまで設立したと言われている。
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1902年から続く雑誌 Ireland’s Own の表紙の聖ブリジッド、手には彼女の信仰の象徴の十字架の藁細工
彼女に関して興味深い点がふたつある。
ひとつは、彼女が実在したことを確実に証明できる文献が残っていないこと。
そしてふたつめは、前述の通り全く同じ名前のケルト神話の女神が存在することだ。
日本に五穀豊穣や学業成就を祈るためのモチーフとしての神々があるように、キリスト教圏の聖人にもその多くに守護の対象がある。聖ブリジッドの守護対象は家畜、詩、歌、鍛冶、病気からの回復など、周知されているものだけでも非常に手広い。
そしてそれらの守護は、女神ブリジッドの守護するものと同じだ。
普遍的な祈りである「病気からの回復」は、アイルランドにおいて井戸や湧き水と関連付けられることが多い。古くはドルイドの信仰の対象であり、地下から湧き上がる水は癒しや命の源とみなされ、アイルランド国内に約3000ある「聖なる井戸」の内の少なくとも10の井戸がブリジッドと紐付いて周知されている。
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聖ブリジッドの泉の井戸、井戸の水自体は正直あまり綺麗な水質には見えなかった
彼女が修道院と教会を建てたあとそこに没したとされる町、キルデアの町外れには、それらを巡礼する人々のために用意された聖ブリジッドの泉(St Brigids Garden Well)がある。
もともとの小川の曲線に沿って整備されたと思われるその小さな公園には、聖キルデアの銅像が経ち、彼女に対する崇拝の象徴であるイグサや藁で編まれた十字架のモチーフが散見される。
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聖ブリジッド像、聖ブリジッドの日から5日後だったこともあり供えてあった花はすべて瑞々しい
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外壁に刻まれた聖ブリジッドの十字架(St.Brigid’s Crosses)モチーフの彫刻。2月1日にこの十字架を玄関に飾るとブリジッドの守護が受けられるという信仰がアイルランドにおいて広く分布する
その周囲や周りの木々、公園の奥に位置する井戸の近辺には多くの供え物が並ぶ。供え物の多くは治癒を望む体のパーツにまつわるものであるらしく、パンデミック後ということもあってかマスク(文脈を知らず一見すると捨てられたマスクのゴミに見える)が目立った。
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ストッキング、マスク、靴紐、靴下、スカーフ、ネックレス、供え物は様々。木から供物が落ちると祈った箇所が加護を受け、病気や外傷が治癒すると信じられている
町外れに位置するにも関わらず、絶えず入れ替わり数名の人が訪れる。
録音レコーダーをまわしながら、来訪者が途切れたタイミングで公園の全景を眺める。澄んだ小川が風を運び、もとの地形にも配慮されデザインされたと思われる、心地の良い公園である。にも関わらず、なんだか妙な感じがした。
公園の奥にある井戸と、入り口付近を流れる小川が繋がっていないのだ。地下で繋がっているのかもしれないと思い小川の上流を視線でたどっても、井戸とは90度逆の方向だ。上流は茂みの奥へと続き、その先は見えなかった。
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公園全景。撮影地点の背後に井戸がある。小川は写真左奥の茂みの方から水が流れて来ている
録音を終えると、キルデアの中心部に向かう。
中心部といっても、人口9000人に満たない小さな町だ。もとは数えられるほどのパブとカフェ、そして聖ブリジッドが設立したといわれる中規模の教会がある比較的静かな町だったが、2007年にオープンした大型アウトレットモールには隣県である首都ダブリンからも大型バスが乗り入れる。
土曜日の昼下がりに町を歩くほとんどの人が、有名ブランドのショップバッグを持ち、駅の方角へと歩いていく。
中心部にやって来たのは聖ブリジッド大聖堂(St Brigid’s Cathedral)に行くためだった。だが、この日に限ってメンテナンスのために敷地全体が閉鎖されていた。
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聖ブリジッド大聖堂、閉じられたメインエントランスのフェンスに手をつっこんで撮った写真……
アイリッシュ・ナショナル・スタッド&ガーデンズ(Irish National Stud & Gardens)に向かった。
時間が余ったらついでに行けたらいいかな、と思っていた場所だ。
競走馬の繁殖とトレーニングの場として20世紀初頭に設立され、今では市民に親しまれる広域公園としても機能するこの場所には日本庭園がある。
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1906年、ロンドンで日本趣味の骨董品店を経営し、自身も骨董商だった Tassa Eida (日本名: 飯田三郎)は、日本庭園をつくるためにキルデアに派遣され、その後の4年間を彼の息子 Minoru と共に造園に従事する。
(彼らの詳細については こちら と こちら の記事が詳しい、どちらも素晴らしくリサーチされたポスト)
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手入れの行き届いた枯山水
19世紀後半から20世紀初頭にかけてジャポニズム、つまり「日本っぽいもの」がヨーロッパで流行ると、貴族たちはこぞって「日本っぽい建築」や「日本っぽい庭園」を作りたがった。
ただし、やはりそれは「日本っぽいもの」の域を出ないものが多く、日本で生まれ育った人間が見ると、形容し難い、ちょっとした居心地の悪さのようなものを覚えるようなものが多い。
そういう類のものだろうとあまり期待せずに訪れると、良い意味でその期待を裏切られる。
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庭園の動線、ちょうどまんなかあたりにある洞窟?からの景色。右にあるのは藤棚で春にはきれいに藤の花が咲くらしい
清らかな水が美しい動線で引かれ、人が生まれてから死ぬまでを表現したその庭園は、当時イギリスで流行したエドワード様式建築の影響を受けて少しだけ華美ではあるものの、正真正銘の日本庭園だった。
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庭園の石灯籠によじ登っていた鬼。庭園にある多くの植物やオブジェクトが日本から輸入したものだが、たまにこういう西のものとも東のものとも分からないモチーフも見かけて興味深かった
町の中心部に戻ると、帰路の電車の出発まで1時間弱の時間があった。
少し散策したあと、聖ブリジッド大聖堂に戻ってくる。
地域の人だけが使う入り口とかあってそこから入れたりしないかな……などと不届きなことを考えて外壁の周りをうろついたが、それらしきものは見つからなかった。
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入り口を探っているときに外壁から見えたラウンドタワー、実際に登れるものとしてはアイルランド国内でいちばん高いらしい
しかたなくキルデア駅に向かう。
プラットフォームの椅子に座って電車を待っていると知らない女性に、どこから来たのか、と声をかけられた。
薄暗いプラットフォームで目をこらすと、大聖堂に戻る前に一瞬だけ立ち寄った、メインストリートから少し外れた場所にあった雑貨屋の店員だった。
日本から来たこと、リサーチに関すること、井戸とスタッドガーデンの方には行って、教会にどうにか入れないか模索したが結局入れなかったことを拙い英語で説明する。
すると「どっちの井戸に行ったの?」と訊ねられた。
聞き間違いかと思い、どうい��意味ですか?と返すと、彼女が説明してくれた内容はこうだった。
ブリジッドの井戸はふたつあって、ひとつはおそらくあなたが行った聖ブリジッドの泉、 聖人の方のブリジッドを祀ってるところ。地元民にとってはずっと特別な場所だったけど、パンデミック中にきれいに整備されて、観光客が来たり滞在したりが以前よりも更に容易になった。
もうひとつあるのが、Wayside Well(日本語直訳: 道端の井戸)と呼ばれている場所。こっちがキリスト教伝来前のドルイド(ケルト人たちの信仰における祭司)のブリジッドを祀っていると言われている。スタッドガーデンの駐車場からすぐそばの、とても素朴な井戸で、観光客はまず行かない。
そして、聖ブリジッドの泉の公園を流れる水は、Wayside Wellが源泉。
そう、この話を初めて聞いたとき、わたしもとてもおもしろいと思った。
地味で、ほぼ地元民しか知らない、古代ブリジッドの方から湧き出た水が、キリスト教のブリジッドの方に流れていって、そしてその公園の方が立派に整備されていて、人がたくさん来る。歴史が辿ったストーリーと水の流れが同じなんて、ちょっとロマンチックだよね。
そして、あなたの旅のことも同じようにロマンチックに感じる。
日本庭園に行ったんだよね?
あそこを流れる小川の水も、同じWayside Wellから引いた水だよ。
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スタッドガーデンの日本庭園に流れる小川
水の情報記憶に関する文章を読んだことがある。
スプーン1杯の水が1TB分の情報を記録できる、という科学研究だ。
信仰が人々の普遍的な祈りを運ぶ船だと考えたとき、わたしたちは船を替えても、変わらず同じ水の上に浮かぶ。
あれこれ考えて右往左往するよりも、もっと単純に、すべては最初から土地とそこを流れる水にメモリーされていて、わたしたちはきっと、そのぼんやりとした断片にただ触れることだけができるのかもしれない。
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聖ブリジッドの泉公園を流れる小川。水がとても綺麗でクレソン?が群生していた
ふたつの井戸の話にあまりにも驚いて「そんな情報、どこにも書いてなくて全然知らなかった、道端の井戸(Wayside Well)の方にも行くべきだった」とわたしが言うと、彼女は微笑みながらこう言った。
「また来ればいいよ、水が止まることはきっとないからね」
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iconomiccc · 2 years
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tagged by @katebvsh to list seven of my favorite films.I would like to thank my friends who always take an interest in me and care about me. I would be happy if it was an opportunity to meet good works. それぞれのタイトル下に解説文をつけました。ネタバレしているので嫌な方は読まないでください。I've added a commentary below each title. Please do not read if you do not want to spoil the content of the story. カラスの飼育~Cría Cuervos~ (1976) 高校生の頃にカヒミ(kahimi karie)のアルバムでカバーされていた「Porque te vas」という曲で知って見た映画。カヒミさんは主役のアナ・トレントが自分の幼少期のようでシンパシーを感じると言っていました。私も同じように感じたのかは初見時はよくわからなかったけど、とにかく湿度の高すぎる古めかしい屋敷の中の空気のように重く苦しいストーリーなのに、24時間ずーっと流していても気分が良い不思議な映画だと感じました。やはり自分の感性に似たものを感じて懐かしかったんでしょうね。 汚いことがたくさんある大人の世界に対する子供の鋭い視線、汚い世界で生きていて死んでしまった大好きな母親に対する愛、でも大きくなれば自分もその汚い世界に入っていくのだ、望む望まずに関わらず。それに対するどこまでもピュアな嫌悪感・拒否感が彼女を殺人に駆り立てたのではないだろうかと思っています。 アナの子供特有のスラリとしたお人形のようなスタイル、髪型、顔立ち、衣装、とても愛らしくて全て完璧。スペインの田舎の草原はどこまでも終わりがなく続いているようで、物語と同じく、救いなく連綿と続いていく人生のような寂しい風景だと感じました。 夢 (1990) 黒澤明とスティーブン・スピルバーグの合作。 高校時代の同級生に親が映画マニアで家に死ぬほどテープやDVDがある女の子がいて。その子と私がたまたま天気雨(狐の嫁入り)という気象現象に遭遇した時、私が「天気雨大好き!!」と言うと、「黒澤明の夢って見たことある?狐の嫁入り行列の映像があるんだけど、霧深い杉林の中で子供時代の黒澤明が狐に見つからないように隠れて嫁入り行列を見るの。その時の狐たちがリズムに乗って歩いていて、三歩に一度突然ぐわっと後ろを振り向くのが怖くてねー」って。 それがずっと記憶に残っていて、見てみたら最高でした。まさに私が思い描く通りの狐の嫁入り行列の映像化。見つかったら殺される、と言う緊迫感を忘れさせるほど幻想的なシーンで、何回も繰り返しみてしまう。 同時収録されているお雛さま人形たちが段々畑で実際の人間の大きさになって花吹雪の中舞い踊る話も大好き。黒澤監督が幼い頃にみた夢の映像化作品なので、ストーリーにあまり意味はないけれど、とにかく映像が美しいです。 The Addams Family (1991) 24時間ずーっと流してても苦にならない不思議な映画二作目。これもカヒミさん繋がりで知り好きになったもの。 中学、高校時代の私はカヒミカリィという人の感受性に痺れるようなシンパシーを感じていて、彼女が理想の姿でもあったけれど同時に全く自分と同じ悲しみを含んだ魂の形をしているなとひしひしと感じていました。懐かしい、いつも私が感じているもの、好きな感じ、落ち着く感じ。 カヒミさんはアダムスファミリーのようなお城で暮らしたい、世間と常識が真逆であっても家族の中では愛や信頼が成り立ち、幸せに暮らしていると言う姿が理想的とおっしゃっていました。アルバム「クロコダイルの涙」収録の「superfreak」はまさにその世界を彷彿とさせます。 私も赤い絨毯に蜘蛛の巣のはった不気味な古城に暮らしていた前世があると思う。世の人の不気味に思うものが私の美を感じるもの。 お気に入りキャラはイケてるいとこのモップさんとペットの賢いハンドくんです。可愛すぎ。 Nell(1994) ジョディ・フォスター主演。ノースカロライナ州の深い山奥、美しい、湖のほとりにある木でできた家。そこに住む言葉が不自由な現代版狼少女のネルと医師のジェリー、心理学者ポーラ三人の心の交流・家族愛が不器用に育つ過程を描いた物語。体は大人だけど心は幼児でもない、小さな子猫でもない、不思議な存在であるネルと関わることで、常識の中で生きてきた普通の大人の男女二人が、一人の生き物としてそれぞれネルを守ろうと変わり始める姿に胸を打たれる。 私はなぜか小さい時から泉や水辺で水浴するという行為やシーンがとても好きなのですが、ネルが夏の夕方、森の中の湖で泳ぐシーンがすごく好きです。なんだろう、体が溶けて揺れて大気と水と一体になるような陶酔感。 真っ当に育った人間ではない存在であるネルが社会に復帰するために街に出るシーンは人々の好奇な目線やからかいに胸が苦しくなるのだけど、それをも乗り越えて人生は変化をし続けながら続いていく。目と心を世俗の汚れから洗ってくれるような作品。 Digging to China (1998) 実家にいた時衛星放送で偶然録画してすごく気に入った作品。まず登場人物全員の衣装やメイクや背景が半端なく可愛くて感心する。(一番の推しは主人公のお姉さんが妹捜索時に着ていた透明に白のドットの雨ガッパ) 思春期前の少女と知的障害ゆえに少年のような心を持った大人の男性の不思議な友情を描いた素敵な作品。 リボンのついたキャンディーのように可愛くて、でも油断してたら包み紙で手を切ってしまって血が滲むような、なんとも言えない純粋さと可愛らしさが混ざった妙味ある童話みたいな映画。大好き。 かぐや姫の物語 (2013) あまりにも打ちのめされるので気軽に繰り返し見たいという作品ではないけれど、強大な力を持っているので選ばざるを得ない。 鬱病から社会復帰するときにリワーク施設に通っていて、そこでのプログラムで映画鑑賞というものがあり、月に二、三回スタッフさんの持ってきたDVDを見ていて出会いました。 もう、上映後は泣きに泣いて震えて頭が働かないくらい衝撃的でした。 このDVDを持ってきた支援員さんに、私が泣きながら「○○さん、これ。私、わかった」というと、彼女も目を潤ませながら笑顔でうなづいてくれたことを覚えてる。 これは竹取物語という昔話の単なるリバイバルではなく、「この地球で生きるとはどういうことなのか」「人間は死んだらどうなるのか」を描いた物凄く重い作品です。 これは、「この世に生まれてきて、自分を愛してくれた両親が望む娘の幸せと自らが望む幸せが合致せず、親のためにとひたすら自分を殺し続けた結果、苦しさに耐えきれなくなり自殺に至る娘の生涯」を描いた作品なのです。 姫が帝に抱きしめられて瞬間移動ができているのは、もう半分死の世界に行っているからです。生身の人間にあんなことはできません。最後に月の使者が迎えに来るのは文字通り死の世界からのお迎えです。兵士たちの放つ矢は全て花になってしまう。死の前にはどんな権力も力も通用しません。 羽衣を着てしまえば地球でのこと(生きていた時のこと)を全て忘れる、躊躇した姫に親の愛で動けるようになったおじいさんとおばあさんが駆け寄ったとき、「ととさま、かかさま!!」と泣きながら振り返り、二人に抱きつきながら「離れたくない!!」と叫ぶ姫のセリフは、「死にたくない!!」という生への執着、生への恋慕の叫びなのです。 死んだら無の世界に行きます。生きていた頃の記憶は全て忘れて、喜びも痛みも悲しみも何もない光に満ちた世界に行くのです。 姫が地球を飛び立ち、宇宙を月に向かって進んでいるとき、ふっ、と振り返って青い地球をかえり見たとき。一粒涙を流したのは、喜びも悲しみも苦しみも全てが咲いては枯れ、沸き起こり、繰り返されている、生の世界の営みを愛おしく思う心の表れでしょう。 今生きていることが途方もなく尊いことだってことは普段、忘れてしまいがちなのですが、見た後にそれを思い出して自分を抱きしめたくなるような凄い映画です。 中国の植物学者の娘たち(2006) フランスとカナダ合作映画。監督は中国の方ですが同性愛を描いた作品のため中国では撮影許可が降りず、ベトナムで撮影されたもの。 映像も俳優さんたちも風景も全てが物凄く美しいけれど、物凄く悲しいストーリー。二人の愛が本物であったが故に、その愛の花が咲く大地が中国であったというだけで最後、二人は死刑にされてしまいます。 私は植物が好きなので画面に溢れんばかりに写り続ける緑と水と土の香りにとても癒されます。二人が出会い、互いに恋心を抱くようになり、少女のような淡い確かめ合いの時期を経てむせかえるような花と緑の中で激しく結ばれる。しかしその愛はこの人生では許されないものだった。関係が露見した二人は不幸になり、周囲から孤立し、ラストは死に別れるというとても辛い結末。 人間の幸福とは、国家とはなんなんだろうか?考えざるを得ません。 私は異性愛者ですが、幼い頃から同性愛者の人たちに不思議なシンパシーを感じていました。なんなら、そこらじゅうに在る異性愛よりも日の目を見ない同性愛の方が純粋であるとも思っていた。 どうして、同じ性別の人を愛しただけで罰せられなければいけないのか理解不能でした。愛の感情は人間に等しく与えられているものなのに。 見た後悲しくて胸が潰れそうになるので、これも気軽に何度も見ようとは思えないけれど、しかし心に残る作品です。
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今は亡き、令嬢ロクサーヌへ
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作詞:葉月ゆら  作編曲:Drop
零時の鐘が夜に解けたら 死の女王 統べる 森の深くへ 見世物道化師にも成れない 不完全 空虚 彷徨う
跪いて 暴く棺 干乾びた手を取りくちづけ 背徳だと人は言うだろう 瞳、開けて 声、聞かせて 恋の呪縛の中で
今宵 魔に魅せられ 夢を見よう (抗えない 甘い夢) 追いつきたい(奪いたい) 香り立つ思い出
窪んだ瞳 枯れた肌も (燻る想いと腐臭) 未だ 可憐 愛しい 名前を呼んで ロクサーヌ
蠱惑 残虐 誘惑の蛇 棘に身を包み 惑わせ奪う 己を弁えぬ【白き信仰者】 断罪叫び 課す毒 
僕だけには見えていたよ 全てを愛し過ぎただけだ 「持たぬ者」は許せぬだろう 視線一つ 言葉一つで 奪いつくすのだから
怒り憎しみで得られるなら (この悲しみさえ愛おしい) 害を成した(虫どもを) 滅ぼして見せよう
空虚な明日はもういらない (眩しい朝日 背にして) 月影の舞踏会 君とワルツを踏む
狂気と殺意で僕は壊れてしまった人形 (儀式のように そう 供物のように  奪って悲しみごと) 返して… 赦して… 響く森の中 (ah ah 戻れはしないなら時を止めたい) 闇が小さく笑った (今、悪意が笑った 二人を)
涙凍らせ 夢を見よう 追いつきたい(地の底で) 戻る場所など無い
窪んだ瞳 枯れた肌も (燻る想いと腐臭) 未だ 可憐 苦しい 僕を奪って ロクサーヌ
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kachoushi · 4 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年6月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和6年3月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
撞かるるを待つ梵鐘にある余寒 美紀 春灯や蔦の絡まる家傾ぐ 和子 料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 自転車の主婦涅槃寺も突つ切つて 瑠璃 春塵は仁王の筋肉のかたち 緋路 冴返る仁王は金の歯で怒る 慶月 鳥帰る空はとほくて累塚 小鳥 春北風や大釣鐘に隠れたし 風頭 春陰の暖簾に純白の屋号 緋路 貴婦人の大車輪のみ春光に 慶月
岡田順子選 特選句
料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 下萌る輪廻途中に道草を きみよ 中華屋の春塵赤き椅子逆さ 小鳥 喪の列の消ゆ式台の春障子 昌文 窓飾る家族の数の紙雛 はるか 白杖のリュックに揺るる桃の花 眞理子 学僧は霞に昼の鐘をつく きみよ 春禽のつがひ卵塔あたたむる 千種 上人の絵のその上の春の雲 俊樹 父性めく陽春の木の温もりは きみよ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
中空を塞ぐ余寒の廃高炉 かおり 曲水の刻安寧の風美し 朝子 曲水宴美しきあぎとの並びたる たかし 春の闇400Hzの着信音 修二 曲水や配流の無念流れをり 同 バッカスの壁画翳ればアネモネも かおり 中也掌に詩片ふりくる春の雪 睦子 野火走る倭建命の影走る 美穂 北窓を開く復興兆す音 朝子 曲水や女人の盃のちと遅れ 久美子 朧の夜幻想一つ二つ三つ 光子 涅槃図の中へ入りたく近道す 美穂 紅をひき三寒四温横切りて かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春日射し昼寝の猫にやはらかに 喜代子 地の息吹すべての芽より放たれん さとみ 卒業生てかる制服光差す 同 雛見れば乙女心もらんまんに 同 啓蟄や老眼鏡に虫眼鏡 都 マネキンに呼び止められし春の窓 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
弁財天の目力強きご開帳 宇太郎 介護士の赤鬼追うて追儺かな すみ子 春動く大鍋洗ひ伏せてより 都 咲く椿落ちし椿も「太郎冠者」 美智子 無縁塚天の供へし犬ふぐり 都 閏日や何して遊ぶ春寒し 佐代子 観音の視線の先に吾と梅と 宇太郎 春氷􄼺曳く吾を映すのみ 悦子 風海へ菜花すみずみ靡かせて 都 薄氷や踏めばナイフの光持つ 佐代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月9日 枡形句会
語り継ぐ作詞の謂れ春の野辺 百合子 陽子師の墓前満開蕗の薹 教 子 雛祭り白寿の母も祝はれて 百合子 一輪の菫映して句碑閑か 三 無 きめこみ雛偲ばる友を飾りけり 文 英 廃屋に繁るミモザの花明り 多美女 揚げ雲雀寺領に紛れ猫眠る 亜栄子 のんびりと牛横たはる春の野辺 幸風 年尾碑に晴れてまた降る淡き雪 美枝子 雲雀生む高原行けば雲の人 白陶 やはらかな春の野の音辿りゆく 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月11日 なかみち句会
消えさうな跡をつなぎて蜷の道 秋尚 磴百段尾道水道朝かすみ あき子 閉院の看板掠れ三味線草 美貴 日溜まりの数多の道も蜷のもの ます江 夜霞の一隅までも大灯台 聰 魚屋の釣銭濡れて春の雪 美貴 目をつむりぺんぺん草の音を聞く 廸子 極楽は泥の中なり蜷の道 あき子 蜷の道水面流るる光の輪 三無 崖下の流れやさしくになの道 和魚 鐘声のこころ震はす夕霞 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
老犬の矍鑠と追ふ寒鴉 清女 造花にも枯れは来たりぬ春愁ひ 昭子 お水送り達陀炎豪快に みす枝 春一番大手拡げて女子高生 昭子 全身を耳に涅槃の法話聞く みす枝 知らずともよき事知りぬ蜆汁 昭子 春眠の夢逝きし子の影おぼろ 時江 生死未だ仏に供へる桜餅 ただし 亀鳴くや遠くて近き爆撃音 みす枝 肩書を減らし北国の雪に住む 世詩明 鄙の里水滔滔と芋水車 時江 つまづいて梅の香りを逃しけり みす枝 浮御堂にそして巨松に春の雪 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月12日 萩花鳥会
鼓草摩文仁の丘の兄の墓 祐子 風神は火の神鳥に野火揚る 健雄 春の空ここは宇宙のど真ん中 俊文 忘れ雪抗ふ漁師海胆を取る ゆかり 忘れ物鞄の中に山笑ふ 吉之 制服の丈短きや卒業生 明子 沈丁花色付く前より香り立つ 美恵子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
合格の電話の声は春光に みえこ 彼岸会へ母一張羅出してをり あけみ 手作りの雛微笑んで雛祭 実加 啓蟄や亡き友ふえて吾は生きて 令子 うららかや押絵の猫に会釈して 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月15日 さきたま花鳥句会
銀翼のきらめく空や木の芽風 月惑 昴座の星を砕きていぬふぐり 八草 古雛の神輿に残る能登の技 裕章 料峭や客船の無き海広し 紀花 杉玉も軒端に馴染む春日影 孝江 亀鳴くや飛鳥の山はみな蕾 ふゆ子 今晩も味噌田楽とまぜご飯 としゑ 雛客の手みやげ酒や国訛 康子 春しぐれ天皇参賀長き列 彩香 春愁や予期せぬ病電子辞書 恵美子 草の芽の小石動かす力あり みのり 浮世絵を抜け出す遊女万愚節 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
不器用は不器用なりに針供養 雪 我が町を春一番の素通りす 同 ぬるむてふ色を湛へて水温む 同 言の葉を育み春をふくらます 眞喜栄 雛飾り声なき顔に語りかけ 同 子供らの古墳探訪山笑ふ 同 道祖神肩を寄せ合ふ春の雪 同 雛見つめゐれば脳裏に母の顔 同 潮の香と水仙の香の一漁村 同 友の葬蝋燭揺らす涅槃西風 嘉和 風に棘あれど春日の燦々と みす枝 遠浅の水美しく蜆舟 ただし 雄叫びを似て左義長の始まれり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
城山をもみくだくかに春疾風 眞理子 春野歩すダルメシアンの脚線美 亜栄子 蒲公英の丘膨よかに母の塔 斉 石鹸玉母の塔まで追ひかけて 亜栄子 涅槃会や外から一人手を合はせ れい 蓬生の城址や鬨の声遥か 炳子 洗堰磧にとよむ雉の声 幸風 機関車に用心深く初蝶来 幸風 ぽつとりと落ちて華やぐ花椿 れい 春塵を淡く置きたる母の塔 芙佐子 啓蟄の句碑のひらがな揺らめける 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月18日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
胸を張り農を継ぐぞと卒業す かづを 四脚門氷雨の中に凜と建つ 和子 僧逝くや枝垂れ桜を待たずして 千加江 畦の径青きまたたき犬ふぐり 啓子 雛の間をちらと横切る男の子かな 笑子 九頭竜に朱を透かせゆく桜鱒 同 鰤大根男料理の後始末 清女 古里に古里の香の土筆摘む 泰俊 上を向き涙湛へて卒業歌 同 陽炎や人の集まる船溜り 同 春塵の経蔵深く舞ふ飛天 同 水ぬるむ色ある如く無き如く 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雛納め飲まず喰はずの官女かな 世詩明 啓蟄や始発電車の一人旅 笑子 花ミモザ抱へふくらむ恋衣 同 けたたまし派手な身振りの春の鳥 同 啓蟄の土嗅ぐ犬の背の丸さ 希子 つくしんぼどこに隠れてゐるのやら 和子 麗しき新幹線で春来る 隆司 陽炎へる無人駅舎の降車客 泰俊 陽炎の中より来たる笑顔かな 同 啓蟄の啓蟄の顔穴を出づ 雪 懐かしやぬるみ初めたる水の色 同 蟲はただ蟲とし穴を出づるのみ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
凍つるべき所に凍つる蝶一つ 雪 着膨れて弟母似吾は父似 同 ぬるみ来し水に映れる何やかや 同 都恋ふ紫式部像に東風 同 幽霊の飴買ふ話木兎の夜 同 春灯下術後の傷を見る夜中 洋子 婚約のナースの話院の春 同 春ショール黄色く巻いて退院す 同 花柊恋に桎梏あればこそ 昭子 春雪や深田久弥の百名山 ただし 春彼岸死んで句友に逢へるなら やす香 親の恩山より高し卒業す みす枝 拙を守り愚直に生きて目貼剥ぐ 一涓 児を一人傘に拾ひし春時雨 世詩明
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karasutosagi · 4 months
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住めば気狂い花の都
たのしいおもいでも、つらいきおくも、ほろにがく反芻する。むさくるしく空虚な嘘の中心に足を運ぶ なんども。ざわつかせる世界もこの胸も、白い目で見る明けの明星の強さに趣を見つけるには 目障りな目的地を退去させよ ただ当たり前に等しい月出したその陽よ反逆せよ ここは住めば都 どんな街でも、現場は水嵩近く美術館にあり、賑わいを魅せるドブ川の繁華街を吹き抜ける いわゆる寄る辺なさとして雑魚寝している。空き地における楓の二重人格の処分は ロケーションも完璧なくせに誰も振り向かず、毎回あっけない幕切れで日記帳の片隅にひっそりと描かれるはずだ けれど魅惑的お化け屋敷に変わる、ように繰り返し冷静さを欠いた重力が蔓延する なら花鳥風月の、不透明な気分の大草原の演説にただ耳を澄まし不貞腐れる。そんな辛気臭いのかもしれない、ゆとりがない手を当て 肌に合わない型を破る、水平線にこだわる闇が言う、若葉だけがぐいと駆動するのだ 口直しする性交症と手相占いの話題が 経済的にも社会的にもなれない反面教師と頬を撫で、愛情表現も雲隠れの他界した奴隷と執着する美徳はどこか、達観した無言の大洪水を引き起こした、孤獨と滑舌を活版印刷する ここがホームタウン、影も形も魑魅魍魎、忘却曲線の最中にあり 裸足に対し厭う、見しらぬ惑星の領域に散らばる悪性は、塗装が剥がれレンズを向けてしまえば、木工の船を操る依頼者が小さく古いキッチンを跨いで、インチキめいたインスタントコーヒーと 深海魚の思春期と嗅ぎつけた、早朝のまな板の上にいったい 愛書暮らしのカルト集団みたいなときの消しゴムで、影響を漂白し投光する放課後の寄せ集め、ノアの方舟に宣って移行するバカ者共が童話みたいに 弔いの唄を焼却するにただ、あのときの菜の花が咲く河川は移ろい、暮れ泥む永久凍土は水増しされる途中にあり したがって朽木、炙り出しの挨拶の成功例は空腹のまま不明だった いまにして喉元すぎればとまぼろしと説明するひとさらいの。みなさん例えばとダンスホールの暑さが和らぐような 軌跡や停留所の影響を述べたら、たまり場的ジオパークの幕切れが用意されるという 小春日和のいちにちの 閑散を濃淡と騒めかせる、あてどもない作業風景の意味、代わり映えもしないくせにうってつけの出会い、その日を最期に嘲笑う おぞましいほど消耗品の日常はつとめてやわらかな圧着で大差なくひっついて、季節外れのながしかくに声を枯らして取り組まれる 無資格に目を盗んだ作用点の、波風だけが立つ、それが――野良犬でも飼い猫でも  〈ゆれて ゆれて、よこたえて ぶれておちる。〉 2022_5_18
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bunshinovel · 10 months
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12月2週
 生活してると、自分の今の生活をどうにか続けていこうと、ルーティンにしてみたり、面倒だけどやるかあという気持ちでやってみたり、とにかくやらないと誰もやらないのでやるしかないわけだけど、そのやるやらないという線を引くというか、そこでやらない、サボるをしてしまったらもうそこから坂を転げ落ちるように、ずっとやらないのまま続いて行ってしまうんじゃないかという予想というか、予見というか、そんなことになっちゃうんじゃないかと思うことがあって、それは今の仕事にもあって、というか大体の人はみんなそういう一線があると思ってて、今日の仕事の一つにメロンパンを丸めるという作業があったんだけど、その丸め方は正直言えばいくらでも雑にできる、本当にまんまるに、しっかり上のビス生地が中のパン生地をしっかり360全方位きれいに均一に取り囲むように丸めるべきなわけだけど、流れ作業だし、ビス生地やパン生地のコンディションによってはそれがとても難しい日があるんだけど、自分がやるときはそんな理由があったとしても、このくらいでいいやというように投げ出すようにして仕事はしたくないというように思ってて、そこを雑にしてしまったら、自分の納得を曲げてやってしまったらもうこの仕事やってられないなって、そういう一線あるよねという話。
 Twitterで見かけた話。キルフェボンで買い物した時に、紙袋が必要か訊かないで欲しい、キルフェボンでそういうことはしたくないのだという感じの意味合い、結構みんな賛同しててなるほどなと。少しずつ分解して細かく見ていくと、まずこれはいわゆるSDGsの一環としていろんなお店で見られるやつなわけで、キルフェボンも例に漏れずという感じだが、そもそも紙袋やビニール袋をサービスしないことが持続可能性に繋がるのか割とわかりにくいと思ってしまう。袋を持って帰って、それをゴミ袋として使うとか他の何かの収納として使うとかしたら、新たにそういうものを買うよりもエコなんじゃないの? と感じなくもない。まあそれは今回割と枝葉だから置いとくとして、今回の芯は買い物体験にエコバッグや袋有料ですアナウンスはどうなのかという問いかけである。個人的にはそれほど、例えば高級ブランド店でそれは流石に雰囲気が出ないと思うけど、キルフェボンってそこまで高級店のイメージのない俺は、いまいちピンとこないのだった。いやキルフェボンいいお値段しますけどね、でもなんというか、格式あるブランド店ではないと思うんだよね。だからそう思う次第である、多分。
 頭の中で予定を立てることは楽しい。でもその予定をやる労力、コストをかけることは、わりとしんどい。旅行前は楽しいけど、旅行中は旅行前よりもテンション低いみたいな、そういうのはきっとそいういうこと。頭の中で繰り広げられるいろいろのコストは、実際やるコストよりも遥かに小さい。想像で満足してしまう。ようなところある。
 有給1日め。久しぶりの休みを取り、そして休養。りんごのケーキは作った。ジョナゴールドという品種を使ったが、この品種思いの外の果肉。りんごの果肉には大きく二つあって、一つは固くてしっかりしているもの、もう一つはそれなりの弾力とサラサラとすぐすりおろしリンゴみたいになってしまう柔らかいもの。これがわりと後者だった、ジョナゴールド。紅玉が交配に使われているから、果肉がしっかりしたほうだと思っていたのに。そして焦がす。焼いてる途中で寝てしまってて。割と危ない。でもまあ食べられなくない焦がしだったのでオーケーです。
 有給2日め。吉祥寺へ。本が欲しかったのと、年一で食べることにしているシナボンのシナモンロールを買いに行く。吉祥寺へ行くのは割と久しぶり、コロナ前くらいまで遡るんじゃないだろうか。街は意外と人が多くて、みんなこのタイミングで休むのかなやっぱり土日含めて三連休にしたいもんなと思ったり。買った本のうち一番の目玉は山下澄人のFICTION、帰りの電車内で最初の章だけ読んだけど、まあべらぼうに、箆棒に、brbuに面白い。少しずつ読んでいく。あとは岸本佐知子のひみつのしつもんなど。井の頭公園で日を浴びようと思って、そしたら何か食べながらとはらドーナッツへ向かう。まだ在ってよかった。いつもはプレーンを買うのだけど、なぜかシナモン二つとあとなんだっけか忘れた。まだ日が高かったから水面に日が差して黄金色に輝きながら目を焼いてくる、あの瞬間には立ち会えず。割とひっきりなしにどこからか鴨や鵜が飛んできて着水する音、蒲の穂とかのやや枯れた背の高い水草の合間にも鴨の仲間が、いやバンかもしれない。漢字では鷭と書く。番に鳥。
 普通の休日。昨日買ってきたシナモンロール、シナボンクラシックを��べる。甘い、いやそこまででもない。シナモンの香りがいい、ややシナモンの辛味を感じる、いや辛味というまででもないか。おそらくとんでもないカロリーだが、年の一回だけ、赦し給え、神よ。
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k-185820 · 10 months
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4ヶ月やってー。俺らおめでとうやし、いつもありがとうの気持ち。先月は初めてデートしたり、初めてぶつかったりっていろんな初めてが重なって、感情の起伏が急上昇急降下急旋回で忙しかったかもしれん。大丈夫?酔ってへん?おえーってなってへん?って絶対記念日に聞くことちゃうやつ。喜怒哀楽ぐるぐるさせてもうてごめんなのきもち。
無事に迎えられたかどうかはまあそうじゃなかったかもしれへんけど、そういうのも付き合っていくなかで大事やと思うからこれも経験のひとつ。謙杜が今までそんなことなかったのに、ってあのとき言うてくれたから、そういう日もあるやろって返したけど、普段ちょけてばっかのふたりやったから、思ってることとか感じてることを言葉にしてなくて。せんくてもいいって思ってるわけじゃないけど、楽しい時間を優先したいってのが多分お互いに勝ってたんやろなって思うねんな?やから、そういう日にならんようにしてただけなんかもしれへんやんか。ほんまは言いたかったのに、俺がふざけてばっかやから言い出せへん空気にしてたんかもしれへんけど。それはごめんやん?でも、今までって言うてもまだ4ヶ月やんか。これからふたりで重ねていく時間の方が長いねんで。この先もっともっといろんなことあるかもしれへん。やからこそ、今回以上に悩んだり落ち込んだりするときがくるかも。でもさ?そこには目には見えへんかもしれへんけど、しっかり愛があると思うねん。すきやからこそ、なんでなんってなるし、すきやからこそ、心の汗が溢れてくんの。その感情ってめっちゃ大事やと思ってて。
それなりに今まで付き合ってきたけど、そういうのぶっちゃけなったことなくて。え、俺って心枯れてるう?それこそ、デートの帰りに寂しくて新幹線で泣いたりとか、けんかして泣いたりとかそんなんほんま一切なくて。結構ドライやん?俺って。スパってしてるやろ?なんでも。やから、今思えば正直ばりしんどかったし、なんこれ?ってなってたけど、考えて切なくなるたびに改めて俺って謙杜のことばりすきやんって自覚できたというか。すきやから感情も揺さぶられるんやなって。すれ違うのもぶつかるのも一見あかん感じに捉えがちやけど、悪いことばかりじゃないんかも。はいポジティブ。やから、これからもふたりで乗り越えてこ。いろんなこと。って言うても、なかなか素直じゃないふたりなうえに、こどもっぽい性格やから俺が。折れへんときはほんま折れへんし、なんでそんなこと言うねん?ってことばっかり言うてまうし、ぷいってするわりに仲直りの仕方も分からんし。は?あかんとこだらけすぎん?もうちょい頑張ります。やから、そんな簡単にはひょいって乗り越えられへんかもしれへんけど、謙杜のこと誰よりもだいすきやし愛してるってことだけは覚えといて。友達のことももちろん好きやけど、好きにも種類があるやろ。比べるまでもなく、俺が謙杜に対するすきって感情は恋愛の方やん。仲良くしてくれてる人と喋っとっても、謙杜がさーとかそれ謙杜も言うてたーとか所々におまえが出てくんの。それって愛やん?特別でしかないの。不器用すぎて、伝わってへんときも無きにしも非ずやと思うねん。めっちゃすきやから。まじでちゃんと覚えといて。
これから先のことなんて誰にも分からへんけど、分からへんからこそ、謙杜も俺が知らへんだけでいっぱい考えてるんやろなって思うねん。Tumblr読ませてもらったりとか載せてる音楽とか聴いたりしてさ。何かを始めたらいつかは終わりが来るって言うけど、俺は謙杜との関係にピリオド打つ日がくんのなんて想像したくないし、打ちたくないし打たせたくない。俺じゃない方がええやんとか正直ちょっと思ったりもしたけど、俺がお前じゃないとあかんから。実際やっぱ恭平むりーってされたら生きていけへんと思うねんな。謙杜がおる生活を知ってもうたから。やから、これからもずっといっしょにおって。離れんといて。って毎日思ってるし、毎日言うてるしでもう聞き飽きたとか思われてそー。いけてる?そんなこんなで、4ヶ月。あと3週間後くらいには会えるやん。まだまだ先長いけども。はよあいたいなあー。ってことで、くそ長なってきたから終わりたい!終わり方教えて!まあ、あれよ。今月も楽しいこといっぱいしよ!埋め尽くそ。今日も明日もずっとだいすきやでー。
ここまで読ませてあれやけど、今月の曲はこれー。最近仕事の行き帰りにこればっか聴いてて、謙杜のこと浮かぶから重症っすわ。
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soulrock715 · 10 months
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サニーデイ・サービス盛岡club change wave 2023.11.17
心を震わせるような瞬間やライブはたくさんあったんだけど。
人生のなかでも間違いなく3本の指に入るベストライブだった。
そんな言葉が出てきたサニーデイサービス初盛岡公演。以下感想。
開演前の会場はストーンローゼスが流れている。ゆっくりとまったりと心待ちにする。
ライブはアルバムMUGEN収録の八月の息子からスタート。
曽我部さんの歌声。
そしてギター。
彼が笑顔で顔をくしゃくしゃにしてギターを弾くとなんだかこっちも嬉しくなって笑顔になっちゃう。
顔で弾く(フレーズにあわせて変わる表情が豊かだって意味ね)ギターが上手いんだよなあ。
また田中さんのブリブリと腰に効くベース。それから新メンバーの大工原くんのジョンボーナムのようなドコドコドコっていうドラム。
3ピースの生のグルーヴに終始やらせてしまった。
とにかく一人一人から目が離せない。3人で向き合って演奏する姿は何度も鳥肌が立ってしまう。
コールアンドレスポンスをお願いねって演奏されたスロウライダーは懐かしすぎて泣いた。
曽我部さんが盛岡は何十年ぶりのライブでって話したら田中さんがすかさずに、いや初めてよって教えてあげてて確かに何で今まで来てなかったんだろうなあって不思議。
曽我部さんはじゃじゃ麺のパイロンがお好きらしく、初めて食べた時はなんだろ?この味?ってなったけど家に着くと不思議とまた食べたいってなったって話していて今日はじゃじゃ麺食べたすぎてナビの目的地をライブハウスではなく、パイロンにしてやって来たって!
マネージャーと一緒にパイロン入ったら汗だくの大工原くんに遭遇したってエピソード。
これから沢山来て欲しいなあ。
ライブ中盤のノーペンギン。ニューアルバムのDOKI DOKIの中でもフレッシュな一曲。
とてもキャリア30年とは思えないギターポップ。やっぱり大工原くんのドラムがいいんだよなあ。
それからサイダーウォー。
『ひなびた中華屋に行きラーメンと餃子を食う。everybody is newday ぜんぶうんざりだって思う前に冷えた炭酸で流してしまいたい』って歌う。
ホントにサニーデイサービスの楽曲は僕らの生活の延長線上にあって。
曽我部さんはやっぱり息を吐いて吸うように普通に歌を書いて歌ってるんだなあって改めて感じる。
生活の歌。ぼくらの歌。
都度都度演奏が終わるたびに巻���上がる拍手。都度都度、サニーデイサービスですって言う曽我部さん。
メンバー紹介も何回やったかなあ。
特筆すべきはメンバーの体力。3時間のライブ中一度も水を飲まずにアンコール以外は休まず歌ってギターを弾きまくる曽我部さん。 
凄まじい。
途中YouTubeチャンネルの告知して、あの銀色の盾が欲しいからみんなチャンネル登録してねっお願いする曽我部さん可愛かったなあ。
ライブ後半。
桜superlove、コンビニのコーヒー、春の風、こわれそうの流れ。
めちゃくちゃ身体が熱くなる。こぶしを上げてシンガロングしちゃったよ。
いやあ、今のサニーデイサービスは間違いなくパンクだ。
日本にもこんな素晴らしいバンド、音楽があるってのが誇らしいよ。
DOKI DOKIからの風船讃歌。
『あなたのそばに行き歌を歌ってあげたいな。世界が終わる日も潮風に乗ってきみのほうへボクは行こう』
コロナ禍が明けて、みんな普通にライブを楽しめるようになって。生死に関して謳われるこの歌。
間違いなくこれからの僕の人生に寄り添う大切な一曲になった。
アンコールではさっき歌い忘れたからと初期のナンバーご機嫌いかがを披露。
そっちはどうだい?うまくいってるかい?って叫ぶ青春協奏曲。泣きながら手を振ってシンガロングしちゃったよ。
そして2回目のアンコール。
セツナ。
まぢでこれがハイライト。YouTubeで見てたけどホントにグルーヴと迫力が凄まじい。最後にこんな凄まじい演奏。ギターの弦が切れようが関係ない。汗だくで顔をくしゃくしゃにしてシャウトする曽我部さん。支えるリズム隊。やっぱり大工原くんのドコドコドコいう軽やかに走るドラム。縦横無尽に駆け回りながらもしっかり肝を押さえた田中さんのベース。どんだけ凄いんだよ。
いやあ、セツナ最後だったから今日はやらないのかなぁって思ってたから、イントロ聴いた瞬間にうぉーっ!!!!!って興奮したなあ。
終わってみれば3時間越えのライブ。
いや、これ明日も移動してやるの???まぢでバケモンすぎやしないか?
終わって仲間と口々にヤバいヤバい話して語彙力なくなり、耳のなかではしばらく曽我部さんのギターのハウリングが鳴り響いていました。
そんな素敵なライブ。
客層もけっこう若いお客さんもたくさんいて、それだけたくさんの年代に愛されてるし、まずもって今のサニーデイサービスが現役である証拠なんだろうなあ。
また盛岡で待っています!
いやあ素晴らしかったあ!
以下セットリスト
8月の息子
海辺のレストラン
心に雲を持つ少年
江ノ島
スロウライダー
NOW
��の光
魔法
虹の午後に
ノーペンギン
サイダーウォー
Goo
メキシコの花嫁
恋人たち
枯れ葉
24時のブルース
恋に落ちたら
TOKYO SUNSET
花火
ロンリープラネット
桜super love
コンビニのコーヒー
春の風
こわれそう
風船讃歌
家を出る事の難しさ
en1
胸いっぱい
ご機嫌いかが
青春協奏曲
シルバースター
en2
セツナ
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shukiiflog · 11 months
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ある画家の手記if.88 告白
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ぼんやり目を覚ましたら腕の中に香澄がいた。
夜のこと思い出していっぱい満たされたような幸せな気持ちになって、眠ってる香澄の隣でもう一度目を閉じる。 してる間は正直なにもしっかり考えられなくて、特に途中からはなにが起きてるのかよく分からなくなって、気持ちよすぎて意識が飛ばないように香澄にしがみついたり名前呼んだり、せめて好きって伝えたくてそれを喘ぎ声の合間に言葉にするので精一杯で、それもほとんどちゃんと言葉にならずに崩れちゃったみたいになって、…他なにもできなかった。 一度イッたあとも結構萎えないで続けられる体質だけど、なんかそういうのとも違ったような 出してイくのがずっと波が激しくなりながら続いてるみたいで、…ほんとに気絶するかと思った…いや、最後それで気絶しちゃったのか
ーーーーされる方が好きでしょ?
「っ……」 言われたこと思い出して顔が熱くなる。なんでバレてるんだろう… 香澄を無理して抱いたこととかは一度もないし、僕も香澄を抱くのは好きだし…香澄のかわいい顔見るの好きだし…  でも …されるほうが好きかも  だめだ、なんにも考えられない… 体がずっと痺れて 力入らない なにもしてないのにまだきもちいい…
しばらくしてから僕の隣で香澄が目を覚まして起き上がった。 僕に「直人おはよう」って軽くキスしてくれる。一瞬で唇が離れていくのがさびしい… 「かすみ…」 同じ体勢で寝転がったまま香澄を見上げてぼんやり名前を呼んだら、香澄は少し心配そうな顔で僕の顔を覗き込んできた。 「…直人? 具合悪い?」 「…ううん」 僕の声がいつまでも弱々しくていつも以上に覇気がないから、体調心配されてる …起きなきゃ、心配かける 「…元気だよ…  なんでもない…」 せめて上体だけでも起こしてちょっとだるい程度でなんてことないふりしようとしたけど、体重かけようとしてついた腕に力が入らなくてカクンて脱力してまたベッドの上にクタッと倒れた 「直人?! 左腕の後遺症が…」香澄の言葉にゆるゆる左右に首を振る。 熱を計ろうとしたのか香澄が僕の額に手をあてた。「…っ」 身体中まだ過敏になってたのがちょっと触られただけでさらに煽られる もっとあちこち触ってほしい… 「…俺が激しくしすぎたせいでどこか怪我した…?」 「ちがうよ…  」 なんて言えばいいのかわからない ずっとじんじん体が痺れたままできもちいい…  なにか言わなきゃ でも普通にちゃんと話してたら香澄…帰っちゃうかもしれない 「かすみ…   キスして…」 ねだったら香澄は僕の顔にかかった髪の毛を梳いて顔まわりから退けながらキスしてくれた 意識すると尚更刺激が強まって、「……ふ、ぅ…」変な声がでた 力が入らないなりにゆるゆる動かせる腕で離れていこうとした香澄の手首を握った、やめないでって意味で 「…やめないで もっとして…」 ほんの少し唇を離して至近距離から僕の目を見つめる香澄に声でも言う 「…直人もしかして動けない?」 「……ちからが…はいらないだけ…」 「気分悪かったりしない?」 首を横に振る 恥ずかしいけど布団の下で丸まってないで伝えなきゃ 僕の様子をよく見ようとして布団の上から覆いかぶさってる香澄に、布団を手でどけて体を見せた 下がずっとたったまま、とろとろした体液を僕の下腹やシーツに垂らし続けてる とまらない 香澄にそれをじっと見られてる視線だけでめちゃくちゃに感じて「…っ、ぁ…」見られてる間にもさらに体液が溢れて漏れる 顔から火が出そう 恥ずかしすぎて体を横向きに倒してたけど香澄にゆっくり肩を押されてしっかり仰向きにされた 「直人…体きつい?」 「ううん… かすみ…  」 香澄の腰に脚を絡めようとするけど力が入らなくてなかなかうまくいかない 「香澄が疲れてないなら…  して…」 ずっとおさまらない、きもちいいのが続いてて、少し触られただけで出ちゃう、体にちから入らないんだ、このまま香澄が帰っちゃって一人で後ろいじるのはやだ…香澄にしてほしい、香澄にされるのがすき、して …って言ったら、香澄が僕のうっすら開いた唇に深くキスして舌を割り込ませてきた 「ん…ぅ、…」なんとか舌を絡めて応えるけど、きもちよくて頭がぼうっとしていつもより動きが鈍い 体が小さく痙攣して、下から体液が溢れる 腕で自分の片脚をなんとか持ち上げる 香澄が脚の裏に腕を通して脚を持ってくれた もう片手が僕の後ろの入り口をなぞる「あ ああ、っ…」少し撫でられただけなのに 夜にした時よりさらに感じやすくなってる気が する… 「かすみ もっと…  触って、もっと…きもちよくして」 目がしっかり開かなくて、口もちゃんと閉まらないし…全身蕩けたみたいになってる 僕の脚を持ち上げたまま香澄にまた深くキスされて、僕の体液で香澄の腹部も濡れる 前が香澄の体と軽く擦れただけで変な声が出た「ふ…ぁ あ、」 息があがる 香澄の手が僕の頭を優しく撫でていって また後ろをいじられる いつの間にローション手に取ってたのか香澄の指先が僕の中にすんなり入っていく 軽い水音がくちゅくちゅ鳴った 「あああっ…  ん、…か すみ、っ… もっと、…増やして」 さらに指が増えて僕の体が仰け反った 必死で両腕を彷徨わせて香澄の体をかき抱く 「も…  と、奥…  僕の好きなところ…  触って」 香澄の指先がとっくに知ってる僕のいいところを押して軽く抉るように擦る 荒い息に混じってあられもない声がとまらない 「…直人、」耳元で名前を呼ばれてそのまま耳に香澄の舌先が入ってきた きもちよくて目を細めたら目に溜まってた涙が眦からこぼれた 「ひぁあ…っ」いっきに指を引き抜かれてまた変な声がでる 香澄が自分のを入り口に当ててるのがわかって前から腹部に体液が落ちる ずっとイったままみたい、こんな だめだよ 正気でいられない 「香澄… かすみ…  すき…すき いれて、はやく ほしい… 激しくして、…香澄のしたいようにして 僕のこと めちゃくちゃにして…  」 言った途端に香澄に奥まで挿入されて あ あ、香澄のが入ってる、 昨日の夜と同じ、動かれてもないのにいれられただけでイった 香澄が僕の脚を抱えたまま覆いかぶさって僕を抱きしめて 普段より激しく突かれる そのたびに悲鳴みたいな声をあげて 僕のお尻と香澄の腰がぶつかっては音をたてる ローションがぐちゅぐちゅいって僕のお尻を伝ってシーツに溢れ落ちる  そのうち脚が崩れて 左右に大きく開く 香澄とぴったりくっついた前が擦れてさらに体液が出てきちゃう 恥ずかしい 両手で必死に香澄の背中にすがる、きもちよくて体が勝手に反ったり浮いたりする 背中引っかいてしまいそうで手を離そうとしたら香澄が耳元で言った 「なおと、爪痕残していいよ」 「いや いや…かすみ すき…」大事な体だから傷つけたくない 首を左右に振るとまた涙が落ちた …全身なにも制御がきかない 揺さぶられながら香澄にキスされて口内を貪られて口の中でさんざん喘ぐ 唇が離れたら口の端から唾液が落ちた きもち い… そこから先は耳が遠くなってしばらく何も聞こえなくて 香澄の動きに合わせて自分がさらに抑制のきかない淫らな声をあげ続けてるのだけわかる 自分の声がろくに聞こえないせいできっと普段よりずっと大きな恥ずかしい声出してしまってる
香澄 すき いっしょにイきたい きもちいい、だいすき もっと  香澄にすきにされるのがすき もっとはげしくして もっとめちゃくちゃにして  愛してる…
なんとか言葉にできたのはそれくらい あとはずっと身の内に抱えきれないほど溢れそうな快楽を口から音にして宙に吐き出していた
終わってからも夕方近くまで香澄といっしょに横になってじゃれ合いながらだらだらして、僕はほんとに色々出しきって枯渇したのか体の疼きも熱もおさまって 香澄はそれを納得いくまで確認してから、ベッドから起き上がった。 そのまま香澄は一人で急いでシャワーを浴びてた。
まだ少しぼんやりしてるけど僕もいっしょに起きて、シャワーから上がった香澄といっしょに二人とも服を着る。香澄は着てきたかわいいコートも着て、帰り支度をしていた。 僕はせっかくだからもう少しこの部屋でゆっくりしていこうと思って、シャツの袖だけ通して前ぜんぶ開けたまま、香澄の頭にきれいに帽子をかぶせる。かわいい 髪の毛の先を指の腹で撫でながらにっこり笑ったら「その格好逆にエロいからあとでボタンちゃんと閉めて」って言われた…
髪の毛とか乱れきってて僕が全然部屋の外に出ていける状態じゃなかったから、部屋の前で香澄を見送った。 本当は家の近くか安全な所まで送っていきたかったけど…クリスマスデートがすでに大幅に時間を超過してるから、ルール違反かと思ってやめておいた。 部屋から出る直前に扉に手をついて香澄の体を扉に押しつけるようにして長めのキスをした。 扉をあけて、香澄に微笑みかける。 香澄は廊下を曲がって姿が見えなくなるまで僕に手を振ってくれた。
香澄視点 続き
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poetohno · 1 year
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「宇宙は果てしなく 無限へと続く」16
遠い日に夢見た理想郷のような黄金郷は 太古の神を崇拝したピラミッドか 天まで届くというバベルの塔か 煌めきは百万の太陽を集めたかのようで 幾億のオーロラがたなびくかのよう
闇の羽衣が舞い 光の羽根が踊る 妖艶で 破滅的であり 両者の衝突がもたらす秩序によって 世界は形作られ
楽園の園は花開き 羽根のように 花弁を散ら 闇夜に薔薇が咲く
緑と黒と 赤と青を纏い うねる大樹の葉が風に踊る 聖獣 一角獣だろうか ユニコーンの角が輝いているのか 黒馬は聖獣へと生まれ変わったのか 赤い花に魅せられたのか
一角獣の角が可憐な花片に触れる時 花は咲き誇り 宇宙に花園の如く咲き乱れる 触れるもの全てを魅せ その身を滅ぼすかのように ファム・ファタール 妖艶な曲線にあらゆる星が吸い寄せられる 導かれた星は次々と焼かれる 美しさに戦慄しながら
花は闇に溶け 夜空に舞い 宴は花片のように閉じられようとしている 枯れていく 光を失い 濁った赤色は渇いた血であるかのように
永遠の美しさなど求めないのか 花咲き誇る一瞬に全てを賭けたのか 儚くあるがゆえに 美しく 獣さえも虜にするのか 蒼い光を孕みながら
闇が赤い閃光を放ち 白い光が産み落とされる 偉大なる力を与えられた星に影は消え失せ 闇が吸い上げられるように エベレストのように聳える頂きに昇る光は 太陽のように金色に輝く 頂かれた光が新たな世界を創世する
その全てが 闇立ちこめる神の瞳の中で起こった 一瞬の物語に過ぎない
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lovemazememory · 1 year
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230603、ミンユンギに会いに行った話
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2023年6月3日
ずっと、ずっと会いたくて 会いたいのに会えないから時々オタクが都合よく作り上げた二次創作なのかと存在すら疑ってしまうほど夢のような人たちのひとりに会った。
防弾少年団をすきになって数年、心のどこかで掴みたくても一生掴めない遠くで輝く星のような人たちだと思っていた。
だけど、会えた。チケットが取れた。席があった。私の場所がちゃんとあった。嬉しくて胸がいっぱいで涙が出てきた。
最期に思い出す景色はあの日スタンドから見た紫色の海がいい、そう思った。いまだに自分がユンギさんの目に映った景色の、思い出の一部だった実感がないけど。。。夢だけど夢じゃなかったー!って私のなかのトトロのめいちゃんが叫んでる。
重い想いは想うだけじゃ伝わらない。やっぱり目と目を合わせて届けなくちゃ。歌ってほしいとマイクを向けられたら、make some noise~!!!と求められたら、熱を感じられる距離にいる好きな人の期待に真正面から応えたい。その気持ちでずっと声が枯れるまで出し続けたら、「最高だ」って褒められた。「やればできるじゃん」ってよしよしされた。
恋だった。
年上のおとこのひとが目線合わせてなにもかも包み込んでくれるようなときめきを感じてむりだった。ほんと告訴案件ですよ、あれ。8割のツンと2割の飴のバランスが絶妙で、教室の隅から好きな人をこっそり見ているような永遠のモブオタクからしたら、少女漫画に出てくるヒロインのような扱いは大変しんどくてしぬかと思った。とにかく、そんなどうでもいい限界フィルター越しの世界はおいといて、ユンギさんの満足そうなほほえみを見ることができて心の底から嬉しかった。愛は声にのって伝わることを実感した日だった。
今までアイドル10年間やってきてとんでもない量の黄色い歓声を浴びてきたにも関わらず、会場割れそうなくらいの大絶叫に甘くて胸焼けしそうなくらいの照れと嬉しさが混じったお砂糖笑顔見せるからこちらの気が狂いますよ、大狂い。好きな人たちに狂ってる人生最高なのでやめられない、なんならもっと狂わせてほしい(最悪)
正直、個人的にイルコン前あまり気分がよくないこともあった。学級委員長のような人が頼まれてもいないのに「こうしなければならない」という謎の縛りをつくりあげていて、それが見ていて窮屈できつかった。ユンギさんに楽しんでもらいたい、わたしも楽しみたいが一番なのに、生もののコンサートを”一緒に”楽しむことがコンサートのおいしさなのに、義務が先行してしまうのは味のしないガムを噛み続けるようにつまんなくて、ワクワクとかドキドキとかそういう感情が無になりそうで悲しかった。
でもコンサートにいったらそんなことどうでもよくなったし、感情が昂れば声は出るし、私は私なりに覚えていった歌詞を大事に歌った。十人いれば十色の楽しみ方があっていい。昨日があって今日があるし、今日があるから明日があるのだから、3日間それぞれの日なりに愛と礼を尽くせたならそれで十分すぎるくらいではないか。楽しかった気持ちは紛れもなくほんものだし、バトンをつないで無事にゴールを迎えた日の「3日間とても素敵な思い出を作ってくださりありがとうございます」 その言葉がすべてだと思う。
コンサートで曲を聴きながら Agust Dが救いになった日のことを走馬灯のように思い出した。今までのつらさ悲しみ あの日で全部報われたような気がした。life goes onを歌いながら、3年間埃をかぶって止まったままだった時計の針がやっと進んだ感じがした。「3年ぶり」の言葉が何度もよぎった。3年って長かったなあ。とてつもなく長くて真っ暗だった。ここまで好きの気持ちのモチベーションが高いままの自分に驚くし、燃料切れになりそうになってもその都度何かしらで補給して踏ん張った自分のこと褒めたい。過去の自分にひとつ伝えるなら、いま私前を向いて歩けてるよ 幸せだよって言ってあげたいな。それくらい私の人生において希望の光ような思い出ができたし、きっとこの思い出が未来の私の背中を押してくれるよ。
まだこの先長いのに、あの日ほどアーティストとファンの熱い心と熱い心がぶつかり合って、相乗効果でどんどん高まっていく現場あるのかなあって思うけど、きっと、ぜったいありますね、2025。7人集まったらどうなっちゃうのか想像しただけで最高の意味でこわくて楽しみ。
ミンユンギ、は存在しました。マイク一本、身一つでステージを支配し 縦横無尽に動き回って最高のステージをつくりあげる世界一イケてるラッパーでした。
行く前から服をツアーカラーでそろえようと新調したりつめを綺麗にしたり。ライブ当日、アミボムが制御され命が吹き込まれた瞬間の興奮やタンテクノロジーにて香港送りにされたときの感動、終わるのがさびしくて仕方なかった気持ちの揺れ。ライブ後の、声がでなかったり腕が上がりにくかったり そういう嬉しい痛みや肌ツヤの良さ。ぜんぶぜーーんぶ冷凍保存できたらいいのにな。あと現場後に流し込む格別な酒のうまさも。
(てかこのDさま鬼滅の刃出てきそうで好きなんですよね(急)、複雑で同情せずにはいられない過去をもった上弦の鬼っぽい。)
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Dさま、一生ついていきます。また絶対会いましょうね。余韻に浸る間もなく、颯爽とステージを去る頼もしい後ろ姿をみてそう思いました。
3日間ありがとうございました。おいしいお寿司たらふく食べてください。大好きです。どうかからだには気をつけて。
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tominohouzan · 2 years
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RISA OGATA CONCERT 2023「Coeur à coeur」
<出演>小片リサ / Bitter & Sweet <Support Dancer>八木栞 / 福田真琳(つばきファクトリー) <日程>2023年3月6日(月) <会場>第一ホテル両国「清澄」 (東京)
3月6日。今日は嗣永桃子さんの31歳の誕生日だそうだ。もうじき引退からまる6年(!)経とうとしているが、タイムライン上ではお祝いの言葉とともに、今もなおその功績を称えるTweetも少なくない。私がももちの好きなところは、抜群のアイドル性を持ちながらも悪戯な少年のような魅力も持っているところ。悪く言えばちょっとガサツなところ。ももがたりで質問が書かれた用紙をポイポイ投げたりするシーンは今も印象に残っている。
会場入りする前に、どっちのMVの撮影スポットを見に行ってみた。電車の中でかるく調べたところ厩橋、蔵前橋、両国橋のあたりだそうだ。昼リサが降りてくる階段とラストの夜りさと昼リサが交差するシーンぐらいが撮れればいいかなぁと、あまり調べずに行ってみてたところ、似たような場所はあったのだが、ドンピシャの場所は見つからなかった。
1部:★★★★(4.0) 上手やや前。前回の両国より36席増加し216席となった。前回のようなゆったり感はなく、ジャストなキャパという印象。新曲のムーンナイト・シークレットを初めて聞く。BPM早めの疾走感の中にも憂いを感じる曲。まだ耳になじまないがなかなか良い。 焦らして愛して・どっちで降臨あり。ステージを上手側に降りて随分と端までいくなぁと思っていたところ、ゆるりと客席を練り歩き始めた。Cブロック5列と6列の間に通路ができていたのはそのためだったのか。席によっては不可抗力で衣装に触れてしまいそうなほどに、まぁとにかく近い。2曲たっぷり使ってゆっくりと会場全体を練り歩いていた。 懸案の髪色は実際にステージで見ると、それほどチャパチャパしてはなく一安心。色々と試していると語っていたが、あまりやり過ぎないで欲しいなというのが秘めたる要望。予想というか期待していたソロでのI Don't Know! は残念ながらやらず。
2部:★★★★(4.0) 中央やや下手。ちょうどステージ0番とのライン上に前席が被っていないので、つま先から頭まで見える特等席であった。宿泊プランでもエグゼでもないのにこんな良席が当たるのかと不思議なほどの席。 1部ではほぼ真横から左足だけ凝視していたムーンナイト・シークレットの振りもぜんぜんよく見える。サビのあたりで右足をぴょんと上げるのがかわいい。 降臨は1部とは反対の下手から。途中で空いている椅子に座って前の席のお兄さんをガン見しながらどっちのイントロを歌う!そのターゲットになったお兄さんが恥ずかしさでまともにまるちゃんの目を見れなくて、それもそれで可愛かった。目を細めてニコニコで笑いながら歌うどっちもレアでとても良いものが見れた。
年初にヲタ活の基本方針として1日1公演までと決めていたのに、2公演入ってしまったことは反省点。持続可能なヲタ活を目指さなくてはならない。 今後、両国でイベントがあるかはわからないが、まとめておく。  ・一般発売でも十分買える。当日券も出る。土日ゲスト研修生でも平日八木福田でも。  ・転売は定価割れもあり。高くても売値で原価。M線本人確認なし。  ・セトリは基本変わらない。  ・ACブロックなら3列より前の端より後列のほうが見やすい。
<今日のパンチライン>  まるちゃん「メンバーを紹介します!ビタースイート!」  ヲタ「パチパチパチ」  まるちゃん「つばきファクトリー!」  オレ「(間違いじゃない、、、)」
RISA OGATA CONCERT 2023『Coeur à coeur』3月公演 セットリスト 01.ムーンナイト・シークレット(新曲)/小片 02.一度遊びに来てよ[森高千里]/小片 03.木枯しに抱かれて[小泉今日子]/小片 04.Kitty/小片 05.パープルウインド[モーニング娘。]/小片・ビタスイ・八木・福田 MC 06.DON'T STOP 恋愛中[T&Cボンバー]/小片・八木・福田 07.あの日に戻りたい[モーニング娘。]/小片・ビタスイ 08.雪と花火/ビタスイ 09.私が飛行機を嫌いな理由/ビタスイ 10.雪のプラネタリウム[つばきファクトリー]/八木・福田 Dance Performance 11.チャンス of LOVE[メロン記念日]/小片・田﨑 12.電話待っています[メロン記念日]/小片・長谷川 13.バイバイメトロ[Bitter & Sweet]/小片・ビタスイ 14.色っぽい女~SEXY BABY~[カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]/小片・ビタスイ・八木・福田 15.じらして愛して/小片 ※客席降臨 16.どっち/小片 ※客席降臨 MC 17.OH! BE MY FRIEND[ハロー!プロジェクト]/小片・ビタスイ・八木・福田 ENCORE 18.真夜中のドア~stay with me/小片 MC 19.Oh, Sunny Days![小片リサ]/小片・ビタスイ・八木・福田
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liar-10 · 2 years
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こころ/墓前の菊花に積もる雪
 冬。いつも手土産に持っていく自慢の庭園の薔薇は暖かくなるまでしばらくお目にかかることができないから、代わりに一年は枯れないプリザーブドフラワーの花束をたずさえてアーサーは菊の家を訪れた。日本の空は朝から白んでいる。折角なら澄み切った青空が見たかったけれど、薄らと雪の積もった日本家屋の静謐な美しさに独り嘆息した。風で乱れた髪を丁寧に撫でつけながら花束をしっかり胸に抱き、いよいよ叩こうとした戸が突然開け放たれた。顔を上げた家主とバチリと視線が合う。アーサーは用意していた文言をすっかり忘れ、文字通りその場で石化した。 「あら、あら……アーサーさん。いらっしゃってたんですね、すみません驚かせてしまって」  玄関から出てきた家主は着込んだ体をおろおろ曲げて、固まっているアーサーにお辞儀をする。 「い……や、謝らないでくれ。こちらこそ連絡もなしに訪ねてしまって申し訳ない。ん、それは……」  慌てて紳士らしい姿勢に切り替えると、菊の手提げに入っている2つの花束に目がとまる。真っ白の花──おそらく冬咲きの菊だ──と小ぶりの花が数本。誰かへの贈り物というにはあまりに味気ないそれがどんな意味を指すのか、伊達に長く生きていないアーサーは一目見て心得た。 「今からお墓参りに行こうと思っていまして。ああ、アーサーさんも、お花。冬に見る薔薇も素敵ですね。真紅が白雪によく映えます」  持ってきたプレゼントに惜しみない褒め言葉を送られ、思わず頬を染めて俯く。何年経っても自分の花束を喜んでくれるのは彼だけだ。 「これはお前にだけど……そうか、邪魔したみたいだな。今日は別に、たまたま通りかかっただけだから」  どう見ても偶々とは思えない様子の訪問者がしょんぼりと肩を落として踵を返したので、菊は慌ててその腕を掴んだ。飛び上がるように振り返ったその人の、萌葱の瞳が今にも溢れそうなほど潤んでいるのを見て、菊はやれやれと笑う。もうすぐ年が明ける。こんなに立派な贈り物を持って、彼はきっと今年の節目は自分と過ごすつもりだったのだろう。 「いいえ、それには及びません。どうぞ上がっていってくださいな。ただ、今日中にお墓参りは済ませてしまいたくって、その間アーサーさんに留守を頼むのも……」 「あの、俺もついていっていいか?」  お前と一緒にいたい、という言葉裏に隠された意図を知ってか知らずか、菊はちょっと驚いた様子で、しかしすぐに快く頷いてアーサーの申し出を了承した。
 おなじみの土産をそれ専用の花瓶に飾り終えてから二人がまた玄関を出たときには、さらさらと雪が降り始めていた。そのまま雪の中を歩き出そうとするアーサーを引き留めて、立て掛けてあったこうもり傘をひとつ、ぽんと開く。二人は身を寄せて雪原を進んだ。冷たく光る雪の花弁がひらひら踊り、散る。感覚を占めるのは真っ白な視界と傘を滑る雪の音、微かに立ち上る花の香と二人の息遣いだけだった。
 車通りの少ない道路を小走りで渡った先に灰色の墓石がひしめき合っていた。あまり丁寧に補整されていないアスファルトを、かさかさとした雑草と脇に追いやられて茶色っぽくなった雪の塊が覆っている。直方体が白んだ空に聳える様は、都会のビル群とどこか似つかわしい。
 木造のやわらかな室内を唯一あざやかに飾っている枯れない花を見て、アーサーはため息をついた。 「……やっぱり生きている花を持ってくるべきだったな」  理由がないとここを訪れることもできない自分が、ここにくる理由を無駄にしてしまったような気分だったからだ。
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komakichi12 · 2 years
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 最近毎日仕事で忙しくしている恋人が、たまの休日に半分死んだように惰眠を貪っているとしたら、寝かせておいてやるのが人情だろう。ただでさえ晩秋の朝である。疲労困憊していなくても温かい布団は恋しい。
 しかしながら、同棲している一つ屋根の下、毎日毎日夜と朝の数分ほどしか顔を合わせず、挨拶もそこそこに会社かベッドにGOしてしまうのは寂しい限り、というの��また本音だ。特に今は繁忙期らしいイライに代わり、家事の大半を引き受けている身としては。心にもないが、「家政婦じゃないのよ!」とテンプレ主婦を真似してみたら、きっと恋人はすまなさそうに俯いて、皿洗いとか洗濯とか掃除とかを始めるのだろう。黙々と、起床時間早めたり、就寝時間を遅らせたりして。
 そういう自虐的な誠意は求めていないので、ナワーブは目を閉じたままのイライの薄い身体をリビングまで引きずって行って、着替えを命じ、自分は朝食の準備に取り掛かった。
 ゆで卵とバターを塗ったパン一枚、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒーをテーブルに並べて恋人を呼ぶ。イライはくらんくらんと、まるで太陽光でうごく置物みたいに頭を振りながら、なんとか椅子に尻を乗せた。普段はこざっぱりと整えた茶髪に盛大に寝癖がついている。シャツのボタンは掛け違えているし、目元には大きな目やにが。半寝状態でもそもそとパンを食している恋人に失笑を飲み込み、これは重症だ、と呟いた。よっぽど眠いのだろう。
「ほら、うー」
「んー……」
 ナワーブが手にしたシェーバーのじょじょじょじょじょという音とともに、一日で伸びた分の髭が刈り取られてゆく。イライの体毛は、生まれつき薄めなので青髭になりにくい。無精すればその限りではないが。
「っ、っ、ぁ、なわぁぶ?」
「こら、しっかりしろ、動くなオイ!」
 ブラシで梳いてやれば髪が引っかかる度に、まだ半分夢の中に足を突っ込んでいる恋人の頭はぐらんぐらん揺らめいて、ついつい声を荒げる。
「うーん、あんた、意外と髪が硬いんだよな」
 ため息混じりにブラシを放り、洗面台からイライ専用のヘアスプレーを持ってきて、頑固な寝癖に惜しみなく振りかける。いつも出勤前の恋人から漂ってくるさわやかな香りが居間に広がる。噴霧を吸い込んだらしいイライが「ぶひゅっ」と鳴いた。これが気が抜けているときの恋人のくしゃみなのである。久々にきいた「ぶひゅっ」にナワーブは我慢の甲斐なくおおいに笑った。
 ゲージで休んでいたレディにご飯を用意し、止まり木にロープジェスを繋いで準備は整った。機能性重視のミニバンの助手席に恋人を押し込んで、ナワーブはいそいそと運転席に座る。水筒に熱いコーヒー、カバンにガムと飴が数個と、買い置きしてあったスナック菓子。運転中に飲む用のペットボトルは途中のコンビニで買っていこう。
「……なぁ……どこぃ……」
「ん? ああ、海だ、海。海に行くんだ」
「んに」
「そう、海。あんたは寝ていていいからな」
「むふぅ……」
「……なんだか子どもみたいだな、イライ?」
 っくく、と静かに笑ってエンジンをかける。流れてきたラジオの音量を絞り、後ろの荷物からタオルケットを引っ張りだして、早々と寝始めたイライの腹にかぶせてやった。海までの予想所要時間は約一時間。天気予報は一日曇。よしよし、いいぞ。運転するなら曇りのほうがありがたい。道順はうろ覚えだが、ナビも地図も無しで行ってみよう。カーラジオからは微かに今月のヒットチャートが流れてくる。アップテンポな曲に背中を押され、ナワーブはうきうきとアクセルを踏み込んだ。
 コンビニで肉まんとピザまんを買ったらイライが目を覚ました。どちらがいいか恐る恐る尋ねると、案の定肉まんの方を奪われた。恋人は食べるものだけ食べて、またストンと夢の中へと帰ってゆく。ハイウェイには乗らず、下道を走っていると、山! 畑! たまに民家! みたいな景色になって行くので少々焦った。針葉樹の濃い緑と枯れ野の朽葉色を越えて、隣の隣の街の市街地を抜ける。ここに来て初めて渋滞にハマったが、海へと続く道に入った途端、前にも後ろにも対向車線にも、走っている車を見なくなった。季節外れの観光地、最高。
 堤防に寄せて車を停める。未だもって寝こけているイライのためにエンジンは切らない。最早無用となったラジオを消すと、波と風の音が窓を締め切った車内にもよく響く。ナワーブは水筒のコーヒーを紙コップに注ぎクリームを垂らしてかき混ぜた。後方へと傾いている助手席を見下ろせば、寝顔だというのに幼くも可愛くもない、きれいで凛々しい恋人が、まだ起きない。
「……む……んがっ……ぷひゅー……」
「! ……っぷ、」
 と思ったら、ずいぶん可愛らしい寝息が、カーエアコンで乾燥した唇から漏れた。ナワーブは紙コップを持ったまま、ハンドルに突っ伏して忍び笑う。腹筋が程よく痛んだところで、笑みの消えない唇を恋人の額へ。一度は離れたがやはり離れがたくなり、今度は刺青の入った頬へ。仕上げに前髪を優しく撫でつけて、運転席のドアを開け放った。
 風が強い。潮の香りにはためく髪が首や頬を細々と刺してくる。油断していた右手が紙コップを落としかけた。空は朝から変わらずの曇天で、堤防の向こうの海は灰色と白のまだら模様だ。お気に入りのパンツにフード付きパーカーという格好ではいささか寒い。
 車によりかかってコーヒをすすったところでエンジンが止まり、助手席のドアが恐る恐ると開いた。
「おはよう、寒いぞ」
「……うん」
 まだどこか虚ろな目付きで恋人はふらりとナワーブに並ぶ。
「……寒い」
「はは、すまん。服の選択を間違えた」
「驚いた」
「何が」
「起きたら海だった」
「ぶっはは! それはびっくりしたな。でも家を出るときに、ちゃんと言ったぜ。海に行くぞって」
 イライは俯いて肩を竦める。薄いジャケットのポケットに手を突っ込んでいる姿は様になっているが、窮屈そうでもあった。
「ハッピーバースデー、イライ」
「……あ、」
「まさか忘れてたとか、」
「……」
「まじか」
 縮こまって頭を抱えるイライのつむじをぐりぐり押してみる。まったくもって自分を勘定に入れない恋人である。
「コーヒー飲むか?」
「……ごめん」
「ああ、朝食が少なかったからな、砂糖は?」
「いや、そうじゃなくて、君に気をつかわせ、ん」
 珍しく俯いたまま話すイライをナワーブが覗き込んで、ちぅ。こういう時ばかり、この身長差に感謝していると、ひやりとした柔らかさはすぐに離れた。成功した悪戯に笑い、イライの真っ青な目がくりんと丸まった。
「せっかくのデートだぞ? そんな顔するなよ」
「私は……寝ていただけだよ。今まで」
「ドライブだからな。助手席のヤツは大抵寝るんだ」
「……ごめ、」
 ちゅ、と、再び。そしてまた、にやり。
「しかし寒いな。車の中に戻ろうか」
「……もう、いいのか」
「ん、海は来たしな。あんたも起きたし」
「帰りは私が運転する」
「うん、センキュ」
 荒れた波を堤防越しに眺め、ごうごうと吹き荒れる冷たい風に背中を押されて、それでもナワーブは満足そうに笑う。エンジン音が復活して、エアコンが暖かい風を送り出す。助手席に収まってシートベルトを絞めたところで、運転席のイライがナワーブの左手を握った。
 傍らを向く。その僅かな間に寄せられた唇に目を閉じる。風も波音も遠くなり、互いの唇を食み合う湿った音だけが車内に満ちる。口づけは次第に深まり、上唇を食んで、下唇を噛んで、どちらからともなく差し出した舌が絡み合えば、もう止まらない。
「ん、……ぁ、」
「っ……ライ……」
「ン、ん……、は……ぁ、なわ、ぶ……、っ」
 舌先から銀糸を引いて分かれる頃には、イライの眠気はどこかに吹っ飛び、多少値の張る昼食を、なんて考えていたナワーブの胃袋は、ぐうの音も出せずに縮こまった。
「……帰るか」
「……そう、だな」
 それからたっぷり五分ほど経ち、ミニバンはのろのろと動き出した。充分に温まった車内では、まだ「恋人とのドライブ」だけを楽しみにしていたナワーブが用意したスナック菓子が、無言のままの二人にぽりぱりと呑まれていった。ひと袋を空にしたところでのミントガムだ。二人して。無言で。
 ただの思いつきと、ちょっとした復讐心と、寂しさが少し。疲れ果てた恋人を寝かせておいてやらなかった後ろめたさと、今感じている幸福と愛しさが、不思議と胸の中で調和する。
 望むらくは。
 ナワーブは、遠ざかってゆく海を瞼の裏に描きながら想った。
 どうかこの暖かさが、彼の上にもありますように。
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