Tumgik
#浮屍的風景
kaoriof · 4 months
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(昔の日記です、お気に入りの文章教えてくれたらモチベになります……)
日記
その日は朝からジョギングをした。いつも昼過ぎぐらいに起きていたから、朝8時の街のざわめきがあんなにも違和感なく受け入れられていることに驚いた。結局少し走っただけでくたくたになってしまった。川を眺めながら、ゆっくり、ゆっくり歩いて帰る。鈍色の川だった。1週間に1回くらい、いままで生きたすべての生きものの屍が、地を踏む私の足裏のずっと奥底にしずんでいることを思い出して、不思議な気持ちになる。恐竜もそう、目に見えない小さな微生物も灰ほどの大きさになって光景の一部にちゃんと溶けている。そのことに深く安心して、わたしは好きな人たちのことをちゃんと思い浮かべられる。調べたら、紀元前5万年前から今までに誕生した人間を合わせると、1082億人もいるらしい。1082億人もの人間たちが流した血を、蓄えた知恵を、つないでいった命のことを考える。丘丘を越える風や、夜と花との匂いに触れると、結局いつもそんな想いに辿り着く。昼からは医療脱毛の予約が入っていた。ほぼ素っ裸になって赤い水性ペンで体のあちこちに線を引かれて、ぱちぱちした熱くて痛い光に耐える。わたしの褐色の身体だっていつかあの、深いところにある脆い、目に見えない、灰になってしまうのになあ。電車に揺られながら、ゴミ溜めに差す光を見つめていた。小説の中の、「眼を傷つけるほど鮮明に」という表現を気に入ったので、メモに残す。細い雲が花嫁の白いヴェールのように空に広がっている。なんだか浮かれていた。アルバイト先で出勤打刻を入力して、都合よくふたりきりになった同期の男の子に思っていることをべらべらしゃべってしまった。なんかもう誰に何を思われるとか誰かと何かをくらべるとかそういう事柄に鈍くなっている。バイト前に控え室に入るといっつもからだをじろじろみてくるあの人、ふと見たら私の足を見つめてて、それ以来マジで無理になっちゃった。なんかたまたま目に入る情報の引きのわるさに自分でもびっくりしちゃうの。街歩いてたらちょうどだれかが小便してたり、ちょうどネズミが裏路地からでてきたり、恋人と上手くいってない時にインスタを覗けばちょうどだれかの記念日だったり、そういうの。でもこのあいだ西加奈子の白いしるしっていう本を読んだんだけど、富士山に関係している話で、それでたまたまわたしも来月山梨に行くの。こういう「ちょっとラッキー」みたいな軽くてふわふわした柔らかな偶然が、積み上げられたいやーな記憶を許してくれる。こんなことを永遠に喋っていて、性格が悪いと思われるかもと不安だったけど、その人の方がわたしよりも5億倍くらい性格が悪かったので、あとはふたりでお偉い人が休憩から戻ってくるまでげらげら笑った。その夜はなんだかお酒でも飲みたかった。それで全て忘れ去るのは惜しいけれど。読まなきゃいけない本よりも読みたい本を読もう。学ばなきゃいけないことよりも、からっぽにみえる毎日のしずけさに意味を見出したい。恋人に別れを告げたのは自分なのに、会ったら触りたくなっちゃった。そういうこともあるよねー
無題
この人でいい、じゃなくて、「この人がいい」という感覚と大事にしていきたいと思う。4連勤目、ありがとうの一言も言えない禿げたひとたちにへらへら愛想を振りまく。やさしさに見返りを求めてはいけないなんてほんとうに馬鹿げている。わたしは自分に見合う対価をいつだって求めてるし、それを与えることこそが相手への敬意を表明する最適な手段だとずっと信じている。なんかもう無理、みんなキモイ。足裏も首も肩も痛い。インターネットばかり眺めていたら、夕陽の映る海も連なる山々も消費するものの1つに思えてきて、相当心が疲れているんだなあと自負する。色欲も皆無で、今ならどんなイケメンであろうと抱かれない自信があるくらい。言葉にできない日々こそ尊いのか、はたまた言葉に値しないものなんて、記憶されるに値しないものものなんてその程度なのか。通り過ぎた過去と進むべき未来の間で、ただ棒立ちしている。ただ、減っていくフォロワーの数値を眺める。わたしがその人の人生からいなくなる瞬間に、前よりもなんかすこしだけほっとする。
無題
ふと、あーこんな文章書くのやめて男子高校生のフリして架空の日記をつらつら綴っていきたいなーなんてことを思った。好きな女の子が教室に入ってくるあの瞬間に世界の色が変わって、空間がぐわんと無音で一新するかんじとか、廊下にひびきわたる古びたオルガンの重低音。蛇口から溢れる生きものみたいな水に顔をうずめて、あつい夏をのりきる。シャトラルランのアナウンスに合わせて、きゅっきゅと靴が床の光沢を擦る。太陽はギラギラ照って、それと同じ純度でみんなの肌が光る。時間にゴールテープがあったら、あと何回わたしはそれを切っていけるのだろう。いまはもっぱら実家暮らしを卒業したいと思っているけれど、いつか女であることを卒業したいと思う日がくるのかもしれないしそういう不確かなことばかりで全部うごている。ガガーリンの「地球は青かった」という台詞は有名だけれど、あれ、ほんとうは「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」と言ったとする説もあるらしい。わたしたちみんな青いヴェールをまとった花嫁のように生きていきたい。不確かで不透明な身体、心、ちいさな葛藤や、変化、醜さを直視する必要なんて全くないんだ。
無題 
黒いワンピースを大学に着て行ったら、先輩に黒が似合うと褒められた。わたしが可愛げなく「黒なんて誰でも似合う無難な色じゃないですか」と返すと、黒が似合う人ってほんとうは2割ほどしかいないらしいよと言う。でも先輩、黒いウェディングドレスなんてどこにもないじゃないですか。
とことんついていない日が続いている。空きコマにカラオケに立ち寄ったら、店員の不手際によってひどく待たされた。しかも音質がぼろぼろで、もうなにを歌っても音痴に聞こえてしまって、さいごのほうは泣きながら宇多田ヒカルを歌っていた。やることが多すぎて、依頼書添削の通知が深夜2時にきたりする。ぜんぶやめたい。
大学の学祭実行委員をやっているのだけど、新規統括が決まった。これから新規が入ってくる中で、だれがどういう立ち回りをするか。新規統括の下にチームリーダーも2人いて、みんな多分わたしと同じくらい忙しいのに同じチームの人のタスク管理まで把握しているし、守らないといけない表記基準もちゃんとおぼえている。人の振り見て我が振り直せっていう諺、あったなあ。今は等身大にきこえる。
無題
ぽつぽつとした雨の音が家をまあるく包みこむ。包丁で水気の多い野菜を切る音やテレビの雑音を絡めながら一つの線になってゆく音の波に赤ん坊のように心を揺らされる。ときどき、だれかに肌で肌に触れてほしくなるときもあるけれどなんとか平気。朝起きて、しわしわになった白いベッドシーツになぜだか生きていたことの証を感じとって、朝からふわふわした気持ちだった。成り行きから友人と文通をすることになった。最近は眼鏡がこわれて、イヤホンをなくして、ほかにも不運だと思うことが何件かあった。それでもどんどんに綺麗になっていく自分のうつくしさや、河川敷でからだを動かした後の汗ばんだ首元を冷やす風、そういうものにその都度救われていく。文章を書くのだって、すこし書かないだけでとびきり下手になったような感じだけどこうやって振り子のようにあちこちをいったりきたりして自分の居場所を掴んでいくと妥協できるようになった。わたしもほんとうは妥協を信仰とよびたいよ。書くの難しい、日記の練習。
反逆
朝から訳あって母と銀行に行かなくちゃいけなくなった。暑くて全部が嫌だった。道すがら、誤って小銭を何枚か落としてしまって困っていたのだけど、母はそれにすら気付かず歩く足を止めなかった。一度も振りかえらないまま。その瞬間、ああこのひとはこういう人なんだ、と思った。あなたが母親としてすべきことは娘の束縛でもスケジュールの管理でもなくて、隣に立ってあげることなんじゃないの?って、込み上げてくる怒りを必死に押し殺す。もうどうでもいい。わたしは宗教がきらいなわけではなくて、それに付随する人間の因縁がしぬほどきらいなのだと気がついた。
昨晩、大学の唯一の男友達とたらふくごはんをたべた。ありじはやさしいから全人類が惚れる、これまじ、と言われて心がほかほかした。「俺はさー親の束縛とかあんまなくて。朝帰りとかしても、母親、いつもと変わらずに何食べる?って聞いてくれるんよ。あーうどん、あったかいの、っていうと隣でつくってくれてさー」みたいな話を聞いて、母になる日がきてもこなくても何よりも大事にすべきなのってそういうあったかさ、優しさであってほしい。テーブルにあった占いボックスみたいなのに100円いれたら、吉と書かれたうすっぺらい紙がでてきた。ラッキーカラー青。次髪染めるならブルーブラックかな、そう思った。ちなみに男友達は「緑の人」って認識されたいらしくて、いつも緑の服着ててまじでおもしろい。
新宿駅は夜でも、バチバチに光っていた。帰宅して、そのあとは元恋人の友達と夜通し通話した。間にしょうもない下ネタをいいながら、ほぼ恋の話。エロい台詞を言わせたりして、ゲラゲラ笑った。毎日筋トレしてたら、足が細くなって、気持ちも前向きになった。でも、朝起きたら元恋人のインスタに載ってた私の写真が削除されていて、気持ち的には2度目の失恋だった。一度、私にもプライドがあるし元彼に連絡とかしたくない、と言ったとき、じゃあそのプライドを最後まで突き通しなよと言われたのでわたしはほんとうに最後まで突き通した。こんな美人でやさしい女を振るとかまじで勿体ねーっていう強さをおかずに生活を食ってるよ、ほんとうにすきだったんだ。
無題
高校時代、すごく仲のよかった友人にはじめての恋人ができた。このあいだ新歓合宿にいったの、といって見せてくれた写真、ほんとうにどれも眩しかった。わたしは大学に気の置けない友人が数人しかいないし、おまけについこのあいだ振られた身なので正直心の底から同じ目線でよろこぶことができなくてとてもつらい。ほんとうにいちばん救われて、いちばん好きな友達だったからこそなおさら。というか、さいきんずーっと無気力で、与えられる日々を過ごすというか半ば消化するような感覚でうけとめている。こうやってみんなそれぞれ離れていくのだとおもうとすごくさみしい。彼女にとって、わたしにとって一番だった関係性が、いつしかくずれてしまうのではないか、もう崩れてしまっているよでは無いか。そんなことをかんがえる。気休めにカフェでチャイティーラテを頼んだんだけどクソまずい、救われない。じぶん、はじめて付き合ったとき、どういう気持ちだったっけ。わたしの人生だからわたしがきちんとそこに価値や意味を与えないといけないのに、横たわって天井ばかり見て、挙げ句の果てに他人に妬みすら覚えてしまうのってすごく阿呆らしい。うらやましいな〜〜〜結婚するのかな〜握っていた手を手放されてしまったわたしにとっては、彼女が今一番求められているという状況は嬉しくもあり、うらやましくもある。海を背景に男の子と裸足で駆けだしたりするのって幻じゃなく存在するんだ。なんでこうもひとと比べてしまうのかわからない、何でそんなに上手くいくんだろう、なんでわたしだけこんなに不運で、こんなに寂しくて、こんなにつらいんだろう。だれしもが闇を抱えているのにそれを無視して、わたしだけ、わたしだけ、と卑屈に叫んでいるからバチが当たったのかな。去年、彼女とふたりで予備校へむかうとき、「はじめて」って片道切符だよね、なんてことを話した日もあったのに。もうほとんど大学に馴染むとか、ともだちつくるとか、学チカとかぜんぶぜんぶ諦めて、必要だけどこころの栄養にならないものは先送りにして隅に追いやって、ただひたすら本読んだり映画見たり、観葉植物に囲まれた生活をおくりたい。天気がいい日にはフラッと海に行って、そこにひとりでいるひとがいたら話しかけるとか、そういうところから心を元あった場所に置き直す努力をしないとこのままいちばんうつくしいとおもっている10代が終わってしまうなんてあまりに耐えられない。余裕がなさすぎるから5,000円の寿司料理を食べにいきたい。花を生けたい。北海道の僻地へ一人旅したい、新潟の温泉とか和歌山の麦畑とか。ちっちゃなドラゴンをこころに飼いたい、人差し指くらいの蛇のタトゥーを掘りたい。意地悪な天使みたいな女の子になりたいし、やさしい悪魔みたいな男の子に好かれたい。バイトでお客様の身分証をみてそのひとの住所とか名前とか生年月日を手入力するんだけどなんか、その作業をするたびに不思議な気持ちになる。当たり前のようにみんな違う名前で、違う日に生まれて、違う人生をおくっている。世の中わたしがしらないことで成り立っている。わたしは頑張っている、がんばることなどなにもないはずなのに頑張らないといけないことがとてもつらいけど、人生そういうもんですか���
無題
大切な人たちはこれからわたし以外のひとたちにも大切にされてゆく、でも。私はどうだろうか?なんてことを考えながら天井を眺めている。2限が終わってから、駅で待ち合わせて委員会のメンバーとはじめて会って昼食を食べた。そのあと用事があったけれど時間が余っていたので学校へ戻ったら、さっきの授業で同じ教室にいた女の子ふたりが外のベンチでたのしそうに話していた。雨ニモマケズ課題ニモマケズ。積み重なる焦燥感。積み重なると言うより色味が強調されてる感じ、わたしだけモノトーンの世界に取り残されている。木々がわさわさ揺れる。ともだちも好きな男もいなくなったときのために、ずーっと居たくなるサイコーの部屋をつくるぞ!と思って、観葉植物とプロジェクターとイエローのベッドカバーセットをポチる。ありったけのエネルギーをつかって見栄を張っているだけで、けして強くはない。気を緩めば赤ん坊のようになみだがぼろぼろでてくる。努力しているのだ。うつくしい写真を撮ろう。恋人はいるけど上手くいってるのか上手くいってないのかよくわかんない、けれど以前のように自分のことを犠牲にすることは少なくなった。今はわたしの相手をするのを面倒くさいと思う人に割く時間なんて1ミリもないと思っているし、だったら一人でしらないひとと酒を飲む方がまだマシ。外に出ればいくらでも拓けた空が存在していて、孤高になりきっているかのように風が吹く。汗をかけば涙なんて用無しだし、歩いて歩いて歩きまくれば、一瞬くらいは生きててよかったと思えるものが転がっているはずで、じぶんはそれを受け止めるのに値すると思っている。もうすぐ19になる。自分に時間を割くこと、自分への愛を惜しみたくない。だれかに想って貰うこと、だれかを想うことにはいつだって悲しみが伴うから、それをちゃんと受け入れられるくらいに。
無題
なんでわたしはふつーに生きていけないんだろうってずっと思っていた。母も父も日本の恵まれた環境でわたしを育ててくれたは良いものの、父は英語主体の企業に勤めていて、母に関しては日本語は流暢に喋れるものの読み書きは未だに不自由。小さい頃から携帯電話の契約書も学校の書類もすべて弟の分までわたしがこなしていた。想像してみて欲しい、12歳の少女が契約書の堅苦しい日本語を解読している様子。みんなが両親に綺麗な字で書いたもらった保護者会やPTAとかの同意書の中で、ひとり浮かないように1文字書くのに1分かけて、わたしの字とバレないように普段は字の汚い女の子を演出していた。日本人の集団に馴染むのが早かったのは、それくらい妥協や諦めを得るのがひとよりもはやかったということ。まわりの大人はみんな神様について話したがっていた。かみさまってなんだろう?かみさまなのに、自分でなんでもできるのに、なんで人間なんかにこだわるんだろう?さみしいのかな?なんて思っていたけれど、「かみさまは全能なので寂しいなどとは思わないのよ、許しを乞いなさい」そう言われてしまった。わたしのやさしさも、ときにはだれかにとって、間違いとなってしまうことを知った。自分のことを、昔も今もとてもやさしいと思っている。けれどそれは人に優しく接することで自分は善良な人だと信じたいだけなのだと最近思う。自分は世界から優しくされるべきだ、人に愛されるべきだと、自分のことを肯定したかった。インターネットをはじめたばかりの頃、世界には寂しい人間がこんなにたくさんいるんだと知って、それが救いだった。たくさんの言葉を綴ったけど、こわくなって一度ぜんぶ捨てた。だれかたったひとりでいいから、わたしも心底愛されたい。川のせせらぎや木々の息吹、風のあおさ、若い緑の匂い、花々、流れゆく時間のうつくしさ。ぜんぶかみさまの化身だと思っていて、それらに愛されていると感じていた。けれど高校に入ると、みんなひたすら楽しそうだった。好きな男の子に抱きしめられたり、友達と夜遅くまでどんちゃん騒ぎしたり、じぶんの美しいからだを隠さず、美しいということを魅せることによってつたえる。ずーっと日に当てず、布で覆っていた髪の毛は、日焼けすることなく漆黒を纏って光っている。みてほしい、ふれてほしい、わたしを認めて欲しい、そういう思いだけがぐらぐらと心のなかで揺れていた。お父さんお母さんにわかってたまるかとおもう、自分たちは宗教や厳しいしきたりが当たり前で誘惑の少ない世界で育ったからそれを受け入れられるのが自然だっただけで、わたしと同じ目線に立てないくせに、立とうとしないくせに、守るとか成長させるとか文化だからとかいう理由でほんとうの自分を確かめたりそれを探すためにいろいろな経験をする機会をくれなかった。そもそも自分が天国に入りたいからという理由で、ひとの地獄にも気がつけない、もしくは与えているってとてもわたしよりも罪深い、そうおもってしまう。あーなんか愚痴みたいになっちゃった。生まれた瞬間から取り憑かれている呪いに終止符は打てない。もう戻れないと思ってしまった。きのう、大学のゼミの友人と、みんなで花火をして、夜の11時半に帰った。お酒とか飲むとすごく気持ちが楽になってなんでも話せて皆んなでわらって過去の苦悩をともにして、すごく幸せだった。風が髪の毛をおもしろおかしく靡かせて首元をくすぐる。愛してくれる男の子もいる。頼りないし馬鹿だし女心ひとつもわかってないところもあるけど、それでもわたしの置かれていた宗教のこと、いっぱい知ってくれようとして、受け入れてくれて、ふたりのわたしをどちらも同等に扱ってくれる。友達は何も言わなかった。わたしが変わってしまっても、それに負い目を感じていても、ただただそこにいるわたしをみてくれた。みんなに、日々にだきしめられることのあたたかさを前よりもちかくかんじる。すぐそこにあったかい塊がたくさんある、本当はたまにすごくこわくなるけど、一人ぼっちになることとかいつかしんでしまうことは避けられないことかもしれないけど、それでも美しい日々を美しいものだと受け入れて生きていくこと、かみさまを理由にくるしいと喚いていたときよりも、自分はもっとこの世界が好きになった。どうか許してほしい。わたしがほんとうにやさしいの、いちばんしっているでしょう。人のことをすぐに疑うくらいなら心底信じてあげたほうがいい。今の自分を成り立たせるために、自分の一部を犠牲にしているかもしれない人も、それゆえに必死に暴れている感情に戸惑っている人も、みんなほんとうはとても素直で優しくてすてきなのだと思う。わたしは気付く、気づいてあげられる。寂しいときもうれしいときも、誰よりも貴方の元へまっすぐに走っていく。
無題
容赦なくどばどば目の奥に垂れ流れてくるブルーライト、過呼吸気味に泣き続ける夜もあと数年したら体力的に出来無くなりそうだから早く早く歳をとりたい。夜の3時なのに目を閉じても眠れなくて全身の血液が逆流しそうなくらいからだが強張っている。もうここ2週間くらい学校行ってない、なにしてるかというと家のカーペットのど真ん中でプリン食べながらフランス語の授業受けてる。同じ大学の女の子が、大学にはBBQかスノボかフットサルがやりたいようなやつしかいない。わたしは坊主か髪色がショッキングピンクのやつとしかともだちになりたくない、みたいなことを言っていて、そういうのってなんか違うし、かなしいとおもった。でも、こうやってかなしくなったりさみしくなったりするのを全て五月病として片付けてサヨナラできるから5月はわりと気に入っている、どれくらい好きかというと6月と10月の次くらいに好きかもしれない。「五月病」の仮面を被った鬱憤とした鈍色の塊が街中を苛ましているの、なんだかどきどきするから毎日赤い口紅をつけている。いつ悲劇に見舞われても良いように。ピエロみたいな足取りでときどき水たまりをばしゃばしゃしながら走り続けた、足元の花も日付もその日の占い結果も、あなたとのLINEのトーク画面も、日に日にぜんぶ気にかけなくなってゆく。手をつないでいた、自分の中にいた幼い少女が夢の中で喪服を着てた。あなただけは離れないで、と思って、でも、目を覚ましてもあなたに連絡は取らなかった。
無題
今日こそ、と意気込んでキーボードの上で指を交差させながらものがたりを紡ごうとするたび、これまで触れてきたいくつもの眩いことばがぶわっと一気に蘇ってわたしを刺してくる。おまえにはなにも書けないなにも残されていないおまえはなにもかなしんでいない。奥へ奥へとひきずりこまれる。誰も彼もが各々の光を持ち寄って、目の前の道はもう見えないところのほうが少なくなってしまったくらいに隅から隅まであかるい。どんなふうでも在ることのできたそれがほんとうのほんとうに空洞であったと気づいて、でももう泣けない。詩はどのように湧き出てくるんだろうか。音も色も。炭酸がシュワシュワするとか松ぼっくりの形とかどんぐりを拾い集めたりしたときのこと、もうわすれてしまったみたいに、世界がまぶたを1ミリ閉じた、それだけのことかもしれないのにその僅かなエッセンスがこんなにもわたしを主人公たらしめていたのかと途方もない気持ちをおぼえる。サンタクロースがいないとわかった瞬間にクリスマスへのあこがれが半減するのとおんなじようなさみしさをずーっとここさいきん噛み締めている。シシュンキが芸の才能の全盛期だからだろうか、おとなになればいままでずっと見えなかったものがわかって、もっと色鮮やかに日々を過ごせるのかと想像していた。外でガラス瓶ががらがらからからこんこんうるさい。布団の端っこ、握りしめすぎてすごくやわらかくなって、あたらしいパソコンも使いこなせるようになった。かなしいかなしいとおもうけれど、そのこと自体になんの揺らぎも感じなくて、かなしさがより加速するだけ、日々をヒビと書いていた頃があったのをおもいだした。ヒビをいれてゆく、ヒビがふえてゆく、日々。
無題
晴れて大学生になることができて、数日後に入学式を控えている。でもほんとうはもう大学やめたいくらい友達ができるのか不安すぎて、毎晩寝る前に泣いてしまう。このあいだ新入生交流会があったとき、教室に入ったら女の子が皆んな似たような淡いお洋服を着ているし、髪の毛が丁寧に整えられていて、かわいくて、おんなじような雰囲気で、インターネットでつながって和気藹々とはなしているひとたちもいて、自分は見かけが日本人じゃないから声もかけられないし、声をかけようと思っても(わたしこんなに目立つし、びっくりさせちゃうかもしれないし、迷惑かな...)とか考えちゃってすごくこわくて。ツイッターに勇気出して何か投稿しても、だれからも反応が来ないとそれもまた不安になってすぐに削除してしまう。これからずーっとこんなかんじで、高校のときみたいに心から打ち解ける友達なんて一生出逢えないのかもしれないとか思っちゃってさみしくて涙がぼたぼたでてくる。おおきいキャンパスの中を新歓のために端から端までひたすら歩いて、すっごくつかれた。新鮮といえば聞こえはいいけど、わからないことだらけで自分からなにか行動を起こすのをいちいち億劫にかんじてしまう。大学の中でも明るい人が多い、キラキラした男女が多い、と言われているような学部で、自分もそこに馴染めるかな、と思うとつらく��っちゃう。全然おもってたのとちがう、こんなの。これからどうしよう
無題
冗談抜きで毎晩泣いてしまう、ただそれが今はいちばん正しいことのように思えるからそうしている。
通知表をなくしてしまったので家中を捜したけれど見つからなかった。それで明日先生に怒られる予定だから今更のほほんと眠ることもできないでいる。たかがそれだけ、という言葉で収まることではなくて、何度もこうやってモノを無くしておいて一切学ばない自分に腹が立っている。
忙しくて皆んなの文章を読む時間がなかった、そうしたら自分のブログも読んでもらえなくなっちゃった。
今日も頑張ったと自分を愛でてあげることができない。
なにもこんなにかなしいことばかりを書きたいわけじゃなくて、むかしみたいに空が綺麗だったとか友達と一緒にひるやすみにフルーツジュースを飲んだこととか、長らく話してなかった同級生と体育の時間でペアになってキャッチボールができたとか、予備校での先生のプチ話が面白かったとか、そういうちいさな喜びはあるけれど、夜になると感情の波が音を立てて自分の中でせめぎあう。その狭間で、わたしがいちばん好きだったわたしがぎゅうぎゅうに押しつぶされて捻り絞られて塩辛い水で溺れてしまうの。
こんなことを書いておいて浪人でもしたらどうしよう。恋人とでんわしていると本当にくるしくなってしまって、すごく嬉しいはずなのに全然喜べなくなってしまった。逢えないのに、逢えないのにそんなことするの、逢えないんだからこうしてほしい、とかそういう自分の身勝手な思いが本当に申し訳なくてくるしい。好きだからお勉強のことを応援したいのに、すきだから逢いたいし、好きだからそれを同時に我慢しないといけないものとひどく重たく捉えてしまって、すきだから嫌いになりたくないという一心で自分のもやもやした気持ちに無理やり蓋をする。会える距離にいる人たちの並んでいる姿を見て落ち込んでしまうけど、わたしはわたしのすべきことがあるし、それは彼もそうだから割り切るしかないこともあるのだとおもう。
金平糖
わたしがいくら誰かを呪って恨んでも、紙がその言葉で埋まるほどクソクソクソと書き殴っても、結局のところ現実ではその人を愛する人たちが存在していて、そして当人もまた違う誰かを愛しながら日々に幸福を見出すのだから、本当に一番かわいそうなのはわたしだけかもしれないなんて思った。だれかのことを考えて途方もなく苛立つ自分がいちばん自分を不幸たらしめている。駅前にあるでっかい木がゆらゆら揺れる。ゆうがた、眠くなったので勉強道具を片付けて喫茶店をあとにした。暑さで足取りが重くなりつつもすこしずつ歩く、踏んでいるのが蝉の死骸か大きな枯れ葉かの区別もつかない。黒い蝶々をみてから不運続きだ。だれもわたしが泣いてるなんて気づかなくて、錆び付いた車輪を引きずりながらどこにいるかもわからない恋人のことをかんがえる。遠くなった。夕陽を後ろにわたしの影だけが前に長く長く、大きく伸びて、前方を歩く少年が気付かずに頭にあたる部分を何度も踏みつぶす。美しいものにはある種の残虐さがあることを信じて、祈りとかいう逃避を繰り返している。大丈夫?と聞かないで欲しい、大丈夫じゃないから。もう誰にも自分のことを見て欲しくない。ただ自分だけは自分のことを大丈夫だと信じてあげたくて文章を書くという行為をしている。
雨が降っている。雨が降り続けてくれればいいのに、そうしたらわたしもそれを偶然だという言葉でもって割り切ることができるのに。点滅の中に放り出されて、その明暗に目眩を覚えながら自分の行き先もまともにわからずにただただ進んでいるだけのまいにち
不在
かみさまが見つからない。登録していた音楽ストーリーミングサービスが解約されていた。昼から夜まで建物のなかに閉じ込められて、夕焼けをゆっくり眺めることもなくなった。映画館の薄暗い照明と大きな音にこわくなっても、恋人の手を握ることができない。かみさまがいない。なにもかもを投げ捨てた結果、罪悪感から今更おかあさんにありがとうと言うこともできない。ずっと、信仰という名の呪いの渦の中にいる。小さい頃からこの世の中のものはすべて神さまが創ったんだと信じていて、でもさいきんはそのせいで自分の行動が制限されるのがとても憎々しかった。どれもこれも、神さまのせい、親のせい、うまれたせい、というふうにずっと側にあって救われてきたものを突き放すことそれ自体にとても苦痛を覚えるのに、脳味噌が勝手にそういう思考をして勝手にくるしんでいる。挙げ句の果てには同級生に推薦入試のネタに利用される。こんな家でていきたい、と思っても行くアテはひとつもない。お金もない。お金を自力で稼ごうとする活力もない。どんなにわたしがぜんぶ無かったことにしたくて信仰を罪で上書きしようと、依然として実在していようがしてまいが神さまというものはわたしの中にあって、そうか。これはそういう呪いなんだ、と思う。もうだめなんだと。恋も音楽も言葉も、性別も家族も、見た目も才能も過去も、ぜんぶ同じ容量で「呪い」として全人類に等しく降り注いでくれたならいいのに。抜け出せない世界を抱えるもの同士、ふたりでいっそのこと呪いをかけあってしまいたい、それなら呪いだって愛に変わるのかもしれない、とそういう陳腐な妄想でしか漠然とした淋しさを消費できない。さみしい。唯一の居場所を自ら捨てて、こんどはどこにも居場所がないとさみしくて涙を流す。こういう呪いが不思議と人生という物語の大きな軸になっていって、結局さいごにはその「呪い」自体に自らを救われる、なんていちばん美しい結末を享受できる人は一体どれくらいいるのだろう。迷信。もう剥ぎ取ることのできない仮面。うつくしかったわたしの心は嘘を重ねる毎に醜くコーティングされ続けて、今ではもうすべてのものが何かに縛りつけられているみたいに、目の前の光景はわたしになにも応えてくれなくなった。何をどうしたら正解なのか、どうしようどうしようと悩み続けた末にその苦しさを世界のほうが背負ってしまったのかもしれない。うつくしいという言葉に収まりきれずに溢れでて、胸をぎゅうっと締め付けるもの。瞬きを忘れるくらいにずっと見ていたいと思えるもの。一切のものを捨ててでもいいからその気高さに近付いたいと願わずにはいられないもの。そういった、どうしても拭えない不安感をやさしく抱き締めてくれる愛がほんとうは色々なところにあるはずなのに、以前に美しいと思っていたものをもう同じように美しいと思えない。花というのは揺り籠から墓場まで人の生活を彩るものだ、というようなことを太宰治が書いていた。「孤独は花だから。美しいものを寂しくしないように、そのまま纏えるほどの強さを身につけていけますように」 と綺麗な言葉で文章を終わることができない。不完全でも愛してください。底無しの未来に水をあげて。
無題
ここ四日間くらい先週の頑張りが底をついたのかぐったりしてしまって勉強にあまり手がつかない。殺してほしい。まいにち死にたい。がんばっても報われないひとだっているし、大して頑張らなくてもおいしいとこを掻っ攫っていくことができる人もいるんだろうなとおもうと泣いちゃう。東京という概念が巨大化して人を貪っている。東京って、日本ってこんなに高校生いたんだ、と思う。餌にされてしまうことの恐怖を突きつけられている。だれかの優越感を満たすための餌としてその努力を利用されてしまう未来がみえる、こんなこと言ったらまた考えすぎだってみんなに怒られちゃうけど。風が吹かないとその音がわからない風鈴みたいにわたしの��かのいちばん美しいところも、もしかしたら誰かに傷つけられて大きくその心を揺さぶられるまでわからないのかもしれないなんて気休めにぼんやり考える。夏という言葉が都合よくあちらこちらで使われるようになって、ぜんぶみんな夏のせいにするようになったから、たぶんもうほんとうの夏はもうやってこない。夏は遠くて遠くて悲しいくらいに鮮やかで到底手の届かないモノだと信じていたかった、それが今やだれかの快楽の理由付けにされてしまっているのだからもっと惨め。わたしがこうして夏を文章のネタにしているのと同じくらい惨め。おかあさんが泣いている姿とか勉強を理由にインスタグラムを更新しない友人の笑顔とか彼氏がわたしを抱きしめるときのつよさとか、そういうだれも知らないであろうものの美しさを、わたしだけが一瞬ひらりとわかるとき、そういうのがほんもののしあわせなんだろうと思う。もうあと半年とちょっと経ってしまえばわたしのこれからの人生の枠組みはもうほとんど決まった、という体で毎日がすすんでいく。日本は学歴社会だから大学名は重要だよと声を揃えて言われ続けて、今でもまだその現実を黒く塗りつぶして無かったことにしている。はやくぜんぶ死んじゃえばいい。アーメン。
魔法のトンネル
18歳になりました、という投稿をするつもりだったけれど、合間合間に想いの丈を綴っているうちに月を跨いでしまった。この期に及んで未だ梅雨を引きずっているかんじの毎日で、最後に晴れた日がいつだったかも忘れた。君のいない世界なんて夏休みのない8月のようだ、といつか野田洋次郎が歌っていたのを思い出して現実になりつつある言葉の並びに少しどきりとする。大学受験まであと半年くらい。アルコールでささくれが目立つ指。これから1年後、自分の居場所を全く想像できないことに対して残る不安感。この一年の間でとても大切な人ができて、その人が居るから今年はだれかと祝福メッセージやプレゼントの数を比べて露骨に落ち込むこともなかった。こんなままではいけないと思うけれど、これでもかというほど甘えてしまう。彼から電話がかかってこないまま気がついたら零時、開きっぱなしの参考書。ベッドから机の上の山を見あげる。もう流れるような文章も書けなくなった。ただ、机元を照らすためだけに付けた光が部屋中に行き届きすべてのものを露わにするように、自分のために費やした諦めとかいう努力がいつか私の人生全体を明るく縁取りますように。そう期待することしかできない。
朝、きまってこの時期の朝の。とりわけまぶたが重くて視界がぼやけているとき、雨音と扇風機の回転音の違いを聞き分けられないままなんだかもう一度眠ってしまいたくなる感覚になる。自分の憂鬱な気持ちをすべて代弁してくれているかのように完璧な美しさを崩すことなく泣いてくれる空、ずっと梅雨が好きだった。17歳。強いのか弱いのかわからない外圧をずっと肌身に感じながらも良くここまで頑張れてこれたと思う。強まったり弱まったりを繰り返しながら着実にわたしの内側を蝕んでいくもの。どんな記憶であれ時間が経てば薄れていってしまい、曖昧に濁した言葉でしか文章を綴れない。降って、降って、降りつもってゆくのはけして愛や幸せではなかった。幸せが一方で加速させる理想や願望、それによる劣等感、幸せでなくなる恐怖、あるいは幸福それ自体への疑いも、ぜんぶずっと祈っていればいつか大丈夫になるとおもっていた。そうした形での正しさしか知らなかった。
歳を重ねるにつれて特別なものが増えていくけれど、それらはなにもさいしょから特別だったわけじゃなくて、くるしくなったり嬉しくなったりするたびに複雑に絡まっていたものの辻褄があって少しずつ真っ直ぐな一本の線になっていく感覚に近い。最初はちいさな不幸から始まったことが最後にはたくさんの愛に囲まれて光になっていくと半年前ちょうど失恋したあとに書いた。たぶんきっとそういうことだとおもう。そういうことだとおもいたい。消化しきれない劣等感を抱えながら、それでもそれをだれかの優越感の餌にされてしまうのが気持ち悪くていつも満足げに振る舞っていた。小学6年生の頃、布団に包まって壁に手を当てながら(世界のどこにいても良いから今だけ運命の男の子が壁の向こう側で同じように手を合わせてくれていたらいいのにな、)とか祈っていた。アスファルトに浮かぶ白線が血脈のように都市に光を流し込んでいく、わたしはひとりで遠くまでこれるようになった。
誕生日当日、晴れた土曜日。
だれもわたしのことを知らないということがいちばん幸せだった。
となりには愛おしい恋人がいて、いっしょにタピオカを飲んだり服をみたり歌を歌ったりした。街中ですれ違う人はだれもわたしがブログをやってるなんて思わないし、人生で殆どはじめてに近いこと���しているとも思わない。そういうのってとても気持ちが楽で良いなと思った。信頼している人たちに過度に期待をされること、責任を半分こするのに疲れてしまった。一緒に悪者になってほしかった。わたしがなにをしても、それがいちばん正しいことかのように大丈夫だよと諭してくれるだけで、それは救いになれるはずだった。おかあさんに喜んで欲しいから、友達に見限られたくないから、だれにも落胆されたくないから、とかいう言い分を勝手に作って勝手にくるしんでいる。ほんとうは静かでいられる関係性が好きだけれど学校の友人はみんなはしゃぐのが好きだから求められているものをそれらしく纏う。両親は善良な人だけれど時折意味不明な束縛をするので面倒くさい、わたしも普通の日本人の女の子みたいに生きてみたかったと思ってしまうことにすら罪悪感を感じる。信仰というのはとても美しい行為だと思うけれど、本来は人を救うはずであるものが「救われる」「罰せられる」という境界線においてときどき人をひどく苦しめてしまうのでとても扱いにくい。救いを見出すはずの宗教によって苦しめられるのはちがうよ、と友達に言われたことがある。大学生になったらぜったい一人暮らしをしたいとおもった。伸ばせと言われ続けてきた髪も思い切り切りたいし、慎ましいふりをするのもやめたい。わたしほんとうは男の子に抱きしめられたこともあるの。けれどそんなことを言えば両親をがっかりさせてしまうから、遠いところで一人で植物とか猫とかに囲まれてひっそりと生きていたい。
かみさまに対する信仰心が薄れても、小さな嘘に罪悪感を覚えなくなっても、男の子と関係性を持ったことがなかった自分自身を忘れても、文章が書けなくなっても、友達と疎遠になってしまっても、病気で人がたくさん死んでも、普通に生活が続いていくことにときおり悲しくなる。それくらいわたしは案外どうでも良いとおもってることが多いんだと感じてもっと悲しくなる。あっちへいったり、こっちへきたり、あるいは戻ったり、そういうのを繰り返していたら、もう戻れないところまできてしまったみたい。あるかどうかも分からない未来のことや、だれかとその過去を背比べしてそれに一喜一憂していたこと、ぜんぶだいじょうぶになればいいなとおもう。ぜんぶ抱きしめてぜんぶ愛してあげられたらどんなにいいだろうとおもう。わたしには愛しているものが沢山あるし、わたしもだれかにきっと愛されている。最近見かけなかったので死んだのかなと思っていた野良猫を今朝ひさしぶりに見かけて胸がきゅうっとなった。汚いものに沢山触れてきたわたしの手はもう美しい手じゃないけどそんな手のひらの中でも心地良さそうに包まれているちいさなその頭が愛おしくてなんども撫でる。純粋でなくなってしまうのがずっとこわかった。ううん。たぶん純粋だと思われなくなってしまうのがこわかった。
続きを書きたいけどあしたも学校があって、さすがにちょっとねむい。悪者になっても大丈夫だから、わたしはわたしのそばにいるし、君のそばにはわたしの愛してるきみがいるからだいじょうぶ。特定の誰かじゃないよ、みんなが幸せになれますように。
n(atsu)
線路が控えめな緑に縁取られていて夏を感じた。でんしゃがいつもより大きく揺れるな、とおもった。ひさしぶりに乗るから余計にそう感じるのか、ほんとうにいつもより大きく揺れているのかは良くわからなかった。塾へ着いたら体温検査をされた。世の中の非現実味は薄れていくけれど、それでもやっぱりまだどこかふわふわしているかんじがする。ふわふわ、という言葉は抽象度が高くて便利だと思う。白黒はっきりつけることで正義を実感している人間って意外と多いのかもしれないし、わたしも気付いていないだけで実際はそういうところがあるのかもしれない。燕が雛に餌をやっている様子と、健気に咲いている向日葵と、それに加えてマスクの内側の皮膚が熱気を帯びていく感覚。去年、男の子と花火を見に行って、わたしの中での鮮度の高い美しい夏はそこでずっと止まっている、あるいはもうほとんど完結されたようなかんじ。塾が終わってから本屋へ寄ると、同い年くらいの背の高い男の子が絵馬の形をした紙に合格祈願を書いてちいさな箱へ投じていた。わたしも流されてペンと紙を持ったけれど、多神教じゃないんだよなあと思ってやめた。わたしはわたしが信じている神様にもまだこわくて合格できますようになんて言えていない。いつだってこわいものから救ってくれるものが神様なのに、自分勝手に生きていながら窮地に追い込まれたときだけ救いを求めるのは割りが合わないと思う。好きな人と一緒に昼間から眠りたい。神聖な場所で祝福された心を持つ人に祈りを唱えてもらいたい。突然変異で雪が降ってほしい。騒音の全てを吸収して、それで全てなかったことかのように水になって溶けていってしまうの。指輪が欲しい。細いやつ、宝石はなくていいし装飾もなくて良いから。涙を拭う手に宿る愛があれば、だれかにゆるされたという証が指にあれば、虚無感を紛らわせるための画面スクロールも、劣等感を埋めるために耳触りの良い言葉を連ねる必要性も、不確かな焦りも薄まるかもしれない。というのも最近また得体の知れないストレスに悩まされていて、今日もすこしだけ泣いてしまった。すべてあなたの心の持ちようで変わるの、薬はなにも解決してくれないよ、と母にはそう言われて、それでもっとかなしくなった。そういうことじゃないの。模試を受けるにしても勉強した量に等しい成績が出なかったら、とか、到達点は同じでもそこまでの努力の過程に差があるだけで劣等感をかんじてしまう。まいにち頑張りたいのに思うように脳みそとからだが動かなくて悶えている。わたしは自分を高めることで自分は大切に扱われるべき美しい人間なのだという確信が欲しいだけで、それほどまでにきっとわたしの内側にある自分への愛や期待値というのは年齢とともに他人任せになっていって、諦めや、未来の自分の幸せに対する責任を負いきれないという言い訳や、ときおり世界から拒絶をされているかのように感じられた幼い頃の傷ついたこころがぜんぶガチガチに固まったしこりのようなものがずっとあるみたい。もっと自分で自分のことを愛してあげられますように。今、世界ではいろいろなことが起きていて、それに対して声をあげないという選択が道徳的ではないと非難されてしまうことがあるらしいけれど、関心を持たないということもひとつの意味のある心の持ちようだし、それをやさしさと捉える人もいるのに、とてもやりきれない。恋人が「みんなつらいけど、ありじはつらいの」と言ってくれたことがとても救いだった。だれかの不幸と自分の不幸を秤にかけるということにやっぱりわたしはある種の違和感を覚えるし、たとえそこに差があっても自分のことを放棄してまでだれかのために立ち上がることは少しちがうと思う。そうして切り捨てたものが何らかの拍子にいつか今度は自分自身を殺すかもしれないし、自分の身近で大切な人を傷つけるかもしれないし。わたしはわたしを取り巻く世界をたいせつにできたらいいなと思う。足取りが軽くなれば、もっと遠くへといけるでしょう。だいすきなひとが苦しんでいたらすぐに駆けつけられるし、わたしはそういう風に愛される女の子になりたいから沢山のことを頑張っている。月が変わったのでカレンダーをめくったら、「涙は人生のお師匠さん」という言葉の周りにたくさんの滴のイラストが描かれていた。扇風機をつけると、紙がパタパタ揺れる。がんばる。わたしの愛する人たちが沢山愛されますように。
どれほど遠いところに行こうと試みても
どこか気持ちがもやもやしてやりきれなかったので少しばかり走りに行こうと洗面所の前に立ってコンタクトレンズをつける。泣くまいとしていたけれど、使用期限切れだとも知らずにレンズを瞳に上にのせた瞬間、意志とは関係なく勝手になみだがぼろぼろでてきて焦る。ずっと我慢していた涙ももしかしたらそのなかに紛れていたのかもしれない、濡れた睫毛やすこし充血した白目を見るといつもどこかほっとした。
世界は絶えず美しくて、じぶんなんかがその大きな器の中で堂々と情けない顔をしているというのがなんだか滑稽に思えてきた、と昨日は日記に書いたけどやっぱりそう思えない。うまれる、しぬ、という表現がコピーペーストされてできた世界線。どうしてもくるしくなってしまう、くるしいものを見ないようにと目に覆いを被せて生きているからたまに世界を直視したときにあまりの眩しさになにもみえなくなってしまう。
結局のところ、きっとわたしはなににでもなれるし、なににでもなれた。わたしはわたしが望みさえすれば、家をでていくことも、うまれながらにして与えられた名前を捨てることも、今つながりを保っている関係性を断つことも、信仰を捨てることも、自分のからだを誰かに売ることも、求められてそれに応えることも、アカウントを削除することも、つらい勉強に身を投じることなく大学に行くことも、自分自身やそれに関係する人々をきずつけることもできてしまう。その可能性についてぼんやりかんがえていた。
考えてみればあまりにも不安定なわたしは、なににでもなってしまいかねない自分というものとずっと一緒にあるいてきたように思う。自分というものの一部をわざと切り離してあえて失うことを選んだり、あるいは舐められないよう努力をして立派なものに築きあげたりする過程でしか自分が自分であることをたしかめられなかった。欲を我慢しなさい、謙虚な姿勢で生きていきなさい、と幼い頃から教えられてきたことの反動がまさに今起きていてつらい。人間は生まれたままの姿こそもっとも美しい、醜い人間というのはひとりもいなくて、そしてだれもが平等に愛されるに値する、といった程度の言葉ではこの漠然とした不安感は解消されなくなってしまった。
あなたがいちばん大切にしていて、且つあなたをあなたらしくさせているものはなに?という質問をともだちがインスタグラムで公開して回答を募集していた。わたしは今までずっと恋愛をすることでしか自分を保てなかったの、という彼女の文句もまた同様に等しくまぶしいものだということに当人は気付いていないかもしれない。膨大な情報のなかで、なにをほんとうに掬いとるべきなのかわからずにいつまで彷徨い続けるのだろうかという不安を抱えている。たすけてほしい。毎晩、たすけて、たすけて、と寝る前に心の中で念じるようにしていて、そうして眠りにつくとなんだかほんとうにたすかったような感じがする。
というのも、なんとなく、という世界線を生きること自体あまりに物事を都合よく解釈していていらいらするので、とうとうまともに祈ることすらできなくなってしまったのだ。はずかしい。わたしは決して善良な人間ではないのに、善良な人間の中で同じ言葉を唱えていることに一種のはずかしさを覚える。
無題
一年前までは、死ね、クソ、うざ、という言葉にほんとうに値する人間や事物などなくて、物事のすべては捉え方なのだと、主観で世界の全てを決めつけてはいけない、美しくいなければいけない、という考えがあったからわたしはほんとうに一度もそういった言葉を使わなかったし使えなかった。それなのに今や抵抗が少なくなってしまって思いたくなくても大事な人たちにいらっとしたときや精神が弱っているときに反射的に汚い言葉が脳裏に浮かんでしまってやりきれない。過去をふり返るとき、その足跡がどれだけ美しくても、長く歩き続けてきたとしても、結局その先にあるのが地獄だったら意味がないでしょう。
外に出ても風は一切吹いていなかった。頬に染み付いたなみだの生温さは消えず、水面の揺れもしずかだったので川が川じゃなくてアスファルトみたいに冷たく感じられて、音もない夜にわたしは勝手にひとりぽつんと取り残されてる感覚だった。
それでも良いこともあった。このあいだ、雨が降った日にふとした好奇心で自分のうまれた日の天候を調べたら、わたしがうまれたその日も東京では雨が降っていたらしいとわかったこと。たくさんの雨粒のなかにも一粒くらい当時のものも紛れているのかなあ、と思った。たとえ同じ形をしたものが数多くあっても、情報量の多さのなかで下敷きになってしまうようなほんの些細なことでも、わたしはわたしのことを愛してくれているものをがんばって見つけ出したい。そしてそう思っているのと同じくらい、同時に心の奥のほうでは常にだれかに見つけて欲しいと思っている。わたしが失ってしまったわたしの美しさを見つけてほしい。もう誰にも傷付けられないように。もう自分のことを傷つけなくて済むように。愛せますように。
無題
あ〜もうわたしなんも勝てないな〜って思って泣きそう。勝てないものがおおすぎる。受験生なのに自分の欲に打ち勝って勉強に励むことすら怠ってしまって、他人と比べることでしか自分を測れないからだれかが頑張っているすがたをみても素直に応援できない自分がいてくやしい。みんな守りたいものをちゃんと守って、それをつよみにしているのに、わたしはなにかを失うことでしか自分が満たされていたことを実感できなかった。捨ててしまった欠片をひとつひとつ集めようと、かがんで地面を這っている惨めな姿を誰かに見られたらどうしよう。だれよりもきらきらした世界をしっているつもりで、かみさまからも愛されているつもりで、たくさんの人がずっとそばで応援してくれていることに対してそれ相応の結果や愛を返せているつもりだった。だけどぜんぜんそんなことなかった、そんなことなかったのにそれでも絶えず世界も人も優しくて美しくて眩しくて純度が高いので薄汚れた言葉をもってしまったわたしにはもう直視できないんじゃないかと挑戦することすらこわくてできない。わたしの写真や文章がだれかに良い影響を与えていたらそれはうれしいけど、それでわたしだけのものだったわたしの一部が他の誰かのものになってしまうのは少しだけ悔しい。ブルースクリーン越しに奪うこと、奪われることに慣れてしまった。わたしは結局わたしだけみてほしいと思っていて、それがわたしの幼さで弱さなのだと思う。弱さも強さも武器になるうるけど、ほんとうに強い人はちゃんと矛先を向ける対象を選ぶことができるから目の前の道をどんどん拓いていけるけど、弱いままのわたしはずっと自分の胸に矛先を向けているからだめで、自分を窮地に追い込んではじめて大切なものに気がつくことができる。「わたしが失ってしまったものをありじちゃんは大切にしていてすごいと思うし、これからもそれを守り抜いてほしい」とメッセージをいただいたことがあるけど、わたしが彼女の立場だったら同じようなことは決して言えないだろうと思う。きっと、ずるいなあ、と思ってしまう。ずるい。わたしもあなたみたいになりたかった、と。なりたい自分に到達できずに足掻いている途中であたらしい自分が形成されたとして、それはむしろなりたい自分とは真逆な人間なわけだから、その歪さを美しいと褒められても全くうれしいと思えない。やっぱりでも今日だけ美しいといってほしい。今日だけ慰めてほしい。そろそろぴえんって言葉つかっちゃいそう。
愛?
さいきん日常の何気ない瞬間において、いいなあ、とたくさん感じたけどその都度いちいちメモに起こしていないので内容はほとんどわすれた。なのでブログを更新できないし、あと二ヶ月も経たぬうちに十八になってしまうからせめて可愛げのあることなんかを少しくらい書きたかったのに状況が状況なので仕方ない。毎朝オンラインで出席確認があるんだけど昨日は二度寝して出られなかったし、このあいだ試しに大学の過去問を解いたら点数はだめだめだった。一日だけ夜に恋人に電話で弾き語りをしてあげた。ぜんぶ壊れちゃうならさいしょから手を伸ばさなきゃよかったってことを話したら、あのね、ちがうの、持っていたっていう事実がとてもたいせつなの、さいしょから持ってるのと持ってないのじゃちがうでしょ?わかる?と諭された。そうかもしれない。怠惰に怠惰を上書きするように生きている。こめかみに銃口を押し付けられて脅され怯えるようにして、つきまとってくる色々な事実から目を背けている。こんな具合に漠然とした不安感がうんぬんかんぬんとダラダラ書いているけどほんとうはそれなりに幸せで充実した生活をしているからいつかバチが当たってしまいそう。歳上の彼氏と別れた友達の女の子が、今頃煙草でわたしの肝臓ぼろぼろなんだろうなあ、もっと自分のことを大事にしてあげたかった、と裏垢で溢していたけど、きっと彼女にだって彼の影響で自分のモノが形を変えていく過程に幸福を覚えていた瞬間もそれ自体に救われたこともあったんだと思う。ただ薄暗くふちをなぞっていかないと未来への期待値があまりにも高すぎて落とし穴にハマってしまいそうでこわいからみんな可哀想ぶっている。たぶんどこにも事実なんていうものはほんとは存在などしていなくて、みんなが情報を選んだり捨てたりしているだけで、人間が数値にしたり名前をつけたりしながら記録をしているだけで、何もかもを取っ払ったら、あ、でも、そうなったらわたしはどうなっちゃうんだろう、なんてことをずっとぼんやり考えている。二か月くらい前にだいすきな友達といっしょに塾へと向かう道を歩きながら、わたしたち卒業までにいつか絶対この道で泣くと思うって笑いながら話していた。今ごろ存在していたかもしれない日と流していたかもしれない涙とあったかもしれない出逢い。そういうので世界が動いているのかもしれないと思うと心がふにゃあってなって泣きそうになる。この足を踏んでいるところのずっと奥に埋れてしまったいくつもの歴史に救われている。その後、小さなレストランで二人分のサンドイッチを頼んだ。ずっと憧れていた女の子にはやっぱりなれなかった。一度「憧れの女の子のフリをする」アカウントをつくろうとしたけど苦しくなってやめた。新作の化粧品と知恵袋での大学受験生の相談事と参考書のレビュー調べだけでほとんど埋まっている検索履歴欄の隅っこに追いやられてしまったいちばん綺麗なわたしを誰かに拾って欲しかった。少しくらい未来をあきらめても人生は終了しないけど単純にそこでわたしの自己肯定感は終了するし、わたしがいちばん大事にしたかったわたしも死んじゃうから、ねえ、わたしは大好きなみんなのことも自分のことも美しさを表現することもぜんぶあきらめないからみんなもわたしのことあきらめないでってインスタの裏垢に書いたあと、電気を消して寝た。許されない愛だけが輝いている。ずっと輝いている。いつか校庭を一面石灰の白に染めて北国の雪景色みたいにして、雨で偽物の冬が消えてしまう前にわたしたちは濡れながらキスをするの。安っぽい映画みたいに物語の順番をぐちゃぐちゃにして今よりももっときれいなところに走っていきたい。“なにも決定的なことが起きていないようなのに、いつしか死が準備されてしまっている、日常という戦場” において、好きな人にお願いだから死なないで、一人にしないで、と一方的に伝える行為がとても無責任だということだとはわかっているけど、ただ、それがわたしの知っている方法の中でいちばん確実にあなたの心を殺せるものだからゆるしてほしいと思った。しんだら身体の隅々まで洗って、痛かったところを撫でて、さいごにわたしの名前の由来になっている花の香りを墓石につけてあげる。あなたの歪みにはじめて触れた日、わたしはあなたのいちばん美しいところをみたようなかんじがして、それがとくべつで嬉しかった。まるかったり、とがっていたり、硬かったり、やわらかかったり、ざらざらしてたり、さらさらしてたりするの。生きているだけで美しいという言葉はみんな戯言だと笑って受け流すのに、しぬことになると急になんか真面目な顔をするからやになっちゃうよね。写真を撮ることを知らなかった頃のわたしはたぶんほんとうの写真家だったし、まだロックミュージックを知らなかった頃、わたしのロックスターはずっとわたしでしかなかったし、文学を知らなかった頃に感じていた世界とおなじ色合いの世界をわたしはもう見れない。そういうものだから、もしかしたら死ぬことなんて知らなかった頃、わたしたちもずっと死んでいたのかもしれない。それでたぶん今でもその頃の残像が残ってるのかもしれない。逃げて逃げて逃げた先で待っているから、そこでまた逢えますように。
無題
あこがれている女の子たちがみんな色白で華奢なことにむかついている。だれかを真似して美味しいところだけを盗むことは誰にでも出来るんだけど、でもそうじゃなくて、彼女たちがもっているものは彼女たちにしかもつことを許されていない域にある圧倒的なものだからくやしくて泣いてる。その子たちがフォローしているアカウントを全部フォローしたら同じ世界を見れるかもと思ったけどやめた。きっとわたしよりもいろんなものを見て感じて聞いて愛してたくさん傷ついてきたんだろうなあ、と思う。自分と向き合うのはとてもくるしくて、美しいものに触れることで浮き彫りになる絶望もまたするどくて、それでも躊躇いなく自分の内側にあるものを外にだして整えてまたぐちゃぐちゃにしていくの。そういう工程を何度もじっくりしずかにしてきたのかもしれない。お世辞にも美しいとは言えないものでも、美しい人がすればそれはたちまちに美しくなってしまう。ずるいなあ、十七年かけて見つけたものが諦めとかいう単なる逃げだとしたらやりきれない。頑張れるかなあ、がんばりたいなあ、って言うのたぶん二千回くらい繰り返しているけれど、こんなわたしもすこしずつちゃんと踏み出していて、前に比べたら痩せてメイクもするようになって結構垢抜けたし、何も書けないと言いながら泣き喚いてブログのアカウントを消すこともなくなった。ワンクリックで消えてしまった昔のわたしの言葉には相応の墓場もないけれど、だれかの支えや救いやたのしみになれたことが嬉しい。文章なんて手軽なもので誰でも書けるものだけど、誰でも、の中で、わたしのを読んでくれている人がいるのだという事実がうれしい。きっとでも綺麗事抜きでほんとうはだれでも特別で、特別じゃない人はいないんだろうけど、すべて目に見える数字として統計されてしまう今だからこそ他人からの評価やさまざまな人たちからの好意や自分は愛されているのだという確信の多さがそのひとの輪郭をなぞって、より濃くして、いわゆる個性と呼ばれる類のものを形成していくのかもしれない。くやしいし皮肉だけどそれを掻き分けていくのが、生きるということかもしれないし、あるいは自傷行為なのかもしれないし、わかんないけどわたしだけは自分の味方であれるように努力していけたらと思う。たとえ負け犬でも遠吠えできる余裕と気力があるうちはまだ勝ってる、たぶん
無題
きのう、河原まで自転車で走った。昼間の明るい時間帯に行くのはとても久しぶりだった。最近はストレスで奇行に走る人がいるらしいから夜に外に出るのはやめて、と母に言われた。テレビをつけてもスマートフォンのスクリーンをいくらスクロールしても、そこに有るのは饒舌に討論を繰り返す人間と、それに対する第三者からの警告、といったような感じだし、鬱々としていたのでちょうど良かったかもしれない。運動用にだぼっとしたパーカーを着て、弟のサドルがすこし硬い自転車を借りた。前方から吹いてくる強い風に服がぴたっと身体に張り付くので、はずかしくなってペダルを踏む力を強くする。桜の木はもうどこにも見当たらず、小さな花びらだけがコンクリート上にまばらに散らばっていた。空は青くて、高くて、鳥が群れてそこを飛んでいて、それをわたしが見ていて、だけどわたしのことは誰も知らないの。そしてわたしだって誰のことも知らない。その事実がいちばんやさしくて、それでいていちばん淋しいから美しいと思う。川の水面が光を受けてきらきらと煌めいているのを眺めるのが好き。光りの粒がたくさんあって、見る場所によってそれが大きくなったり小さくなったり近くなったり遠くなったりしてかわいいの。昼間は白く光るのに、夕方になると今度はピンク色になったり朱色になったりするからもっとかわいい。塔屋看板にペンキを塗装する業者の人。頭上を走るモノレール。走る犬。投げられたフリスビー、野球ボール。ふうっと口をすぼめてたんぽぽの綿毛を飛ばす子どもたち。うっすら川のにおいがして、うれしくなって少しのあいだ草原の上に横になった。草ってこんな柔らかいんだって思った。オレンジ色ってこんなにオレンジ色だったんだ、とか、鳥が一斉に空へ飛び立つときにパタパタと羽根の動く音が聞こえて、しゃぼん玉が弾ける瞬間にせっけんの匂いがして、英単語帳をしばらく眺めていたんだけどすぐに閉じて空のずっと奥の方をみてた。いつもはうざったい太陽の残像でさえ愛おしく思えてしまうなあ、どうなるんだろうなあ、これから、って思った。わたしが掬い取っている現実はきっとほんとうの世界のほんの一部でしかないから、救われますようになんて偉そうなことは言えない。だけど、たかが数日間外に出ていなかっただけなのに一人でこんなにも大袈裟に感動している。すこしくらい見返りを求めてもいい気がしてくる。
頭ぐわんぐわんする
現実に翻弄されている人間を嘲笑うかのようにして桜が我関せずと言わんばかりに堂々と咲き誇っているので、なんだかすこしだけ愉���な気持ちになった。白い四角形を顔の表面に貼り付けながら、それでも歩く足を止めない人間の行く末をかんがえると何もかもがいやになってしまうけれど絶望の輪郭をみんなでかじって食べていけば、なんとも名付けようのない不器用な形をした詩のような世界ができあがるのかもしれない。今日くそみたいなじじいがくそみたいな眼差しでこちらをみてきたので睨み返してやったんだけど、どれだけそうして自分の弱さを繕うように強がっていても彼には変わらずに愛するものがあって彼を救いにしている人もたくさんいて、そのことがなんだか、それだけがなんだかそのときのわたしの苛立ちの唯一の誤魔化しだった。だからわたしは彼を刺殺さないし、彼もわたしを殴り倒さない。そういうのって、大事なんだろうなあと思いながら電車の広告の文字を追っている。ちなみになにも頭には入ってこない。あたたかい毛布にくるまっていると誰かに抱きしめられているかんじがするから心地がよくて、すこしだけ唇を尖らせる真似をする。まぶたをあと何回閉じれば。何回綴じれば。いいんですか。コンクリートジャングルと自転車のサドルとスカイツリーの心臓。あ、と思う頃にはもうすでに全てが遅くなっていて後悔をするけど、あ、と再び思うと今度は以前のそれよりもより大きな幸せに満たされていることに気がつく。竹刀を持った少年たちが夜になると川辺に集まっていつもその刀を縦に振っている。わたしはたいして歌を歌うことも上手ではないし、勉強も大してできないし、顔だって凸凹している。けれどそれでも真っ直ぐに生きていけるかな。生きていきたいね。終末感の漂う世界をみることで、わたしは独りですこしだけ安心できた。終りがあることに赦される。本当は衝動のまま洗面所にあるハサミで髪の毛を思い切り切ってみたいし、派手な髪色にして東京の真ん中を歩きたい。それでも晴れることのない憂鬱を自分の中の非道徳的な理想に想いを馳せることで誤魔化してみたり、寂しいと思わなくても好きな人を自分の家に泊めて隣でぴったりからだを重ねながら長い夜を過ごしたい。そういうのをだらだらとしたいだけなのに、そういうのをするのにも勇気や妥協や諦めが必要らしい。がんばるよ。すこしずつ。
無題
まいにち予備校の自習室にいっていたら、自習室でしか勉強したくないからだになった。いままで宗教上の理由で髪の毛を隠してきたけど、大学生になったらボブにして染めて街を堂々と歩いてみたい、し、そうしてみる。たくさんあそびたい、だれになにをどう言われようと自分のしたかったことを一つずつしていきたい。親といっしょに暮らしていたら、わたしの「非」はぜんぶ彼らの責任になってしまうけど(これもちょっとおかしい話だけどそう考えている人は多いみたい)一人で暮らしだとわたしのしたことは全部わたしの責任になるらしいので、最近は常に逃げ出したい。思春期や若さを理由にしてどこか遠くへ逃げてしまうことは何もわるくない。ぜんぜんわるくない。寧ろそうするべきだとも思っている。一度離れ離れになることで改めて気付かされることや見えてくるものなんてたくさんあるし、それに加えて黒猫を相棒に迎えいれることがきまって、その子といっしょにふたりで(猫だから「人」ではないけど)暮らすことが決まったのでどきどきしている。もう失うものはない気がして、でもそれは自分がなにも持っていないからではなくて、幸せなことにたくさんのものを持っているからだということに最近気がつきました。毎日走ろうと思ってる、思ってるというか走っている。たくさんがんばって可愛くなるので、そのときがきたら誰かデートしてね
無題
つまらない文章しか書けなくなった。いや、そんなことはないんだけど、もしかしたら面白い文章を書かなくちゃと思うことがなくなっただけなのかもしれないけど、それでも書かずにはいられないほど心を動かされるものとかそれをさせてしまうくらいにわたしの大切なものをかき乱した嵐のような愛とか、水みたいにさらさらしてる美しい光景の数々とか、光とか風とか、なんかそういうの、そういうのに自分のからだとかこころを預けるのがこわくなってしまった。あっちへいったりこっちへいったり、そうしているうちに自分を見失いそうでこわい。だけど反面、もう自分のことで苦しまなくていいようにいっそのこと自分の存在とは程遠いなにかに染まってしまいたい。自分らしい自分なんて本当は存在しないのだとわかっていながらもそういったくだらない不安感をおぼえてしまう。というのも、たくさんの言葉とか音楽に触れているうちに、どんどん自分が感化に感化を重ねて変わっていっているのが自分でもわかっていて、だからもう昔書いていた文章は書けないし、昔捉えていた景色の感触も思い出せない。わたしが考えていることはすでに誰かが思いついていることで、でもだからといってその価値が下がるとかそういうことではないんだけど、時折それがすごくさみしくなる。なにかを表現することで、表現したくないなにかを誤魔化してきた自分が浮き彫りにされているようでとてもくるしくなる。ほんとうのわたしを認めてほしい、などと思うけど、同時にわたしのなにが貴様にわかるんだ、とも思う。自分のほんとうはどうしたいのかという気持ちをうまく掬いとってあげられないのがくやしい。思春期ってそういうものなのかなあ、こうやってぐるぐる変な渦に巻き込まれて、いつも自分だけど自分ではないなにかとすれすれになりながらもがいている。いちばん近いはずなのに、いちばん掴めない。なのに影みたいにしてどこまでもひっついてくるので厄介で。むかしの自分かもしれないし、認めたくない自分かもしれない。いずれにせよ、世界に翻弄されがちな自分の絶望や幸福を言葉や写真などに起こして大袈裟にしてみせる一連の行為に疲れてしまった。わたしはわたしに自分のことを認めてさせてあげたかったのだと思う。あなたの感じていることは言葉にされるに値することだと、慰めてあげたかったのだと。でも今はこうして文章を書くことで、言葉に残さなかったなにかが消えてしまいそうでこわいと思ってる。写真を撮ることで、写真に残さなかったなにかを裏切るような感じがしてこわい。それともそれはただ口実で、ほんとうはほんとうに一切のことに無関心になってしまったのかなあ。全てのことをどうでもいいと投げやりにしてしまうことで、失うものを少なくしたかったのかもしれない。そうすることがずっと強さだと思ってたけど、今もそう思っているところはあるけど、誰かにわたしのぜんぶを決めて欲しいなと思うけど、でも自分でちゃんとえらんでいきたいね。突き抜けたわたしの弱さを、考えすぎたよという言葉で突き放すひとたちはいたけど、それをわたしのいちばんの強さだと肯定してくれたひとは少なかった。考えすぎてしまうこと一般的にみていいことではないかもしれない。たしかにわたしは考えることで現実から目を背けているし、考えることであたかも自分が真っ当に生きていることを正当化しているし、考えることであなたに連絡したい気持ちやあなたに抱いてほしい気持ちを誤魔化しているけどそれがなんかいいなあっておもう。それがなんか、ちょっと可愛いというか、なんか人間味に溢れて嫌いになれない。ぐだぐだ空白を消費しているうちに、どうにもやりきれなくなって深夜にワンピース一枚でそとへ飛びだしたことがあって、そのとき足のくるぶしから太ももの内側へとひっつく夜の風のつめたさに今も慰められている。変わりたくない、と思うけど変わっていく自分を受け止めてあげられるだけの気持ちの余裕やそのかわりになにかを手放す強さとかそういうのを育てていかなくちゃいけないのだと思う。ちょっとだけかなしいけど、もしかしたらそれができた頃には、また遠い昔に出会えていた感動にまたはじめて「あたらしく」出会えるかもしれないと思うとちょっと頑張ってみようという気持ちになる。長々書いたけど自分でも一貫性がないことにくすりとしてしまう。ただの自分語り、あとでたぶん消しちゃうのでこれを読めた人はラッキー。あしたいいことがあるかもしれないね。
無題
ふわふわと遠いどこかを彷徨っているかんじで、それがちょっとだけ気持ち良かったり、気持ち悪かったり、こわかったり、かなしかったりした。一日中そんな調子だったのでひどくつかれた。わけわからないウイルスのせいで色々な部活の大会や練習が取りやめになった。期末試験もなくなって、これから空白の一か月間。放課後あちこちからだれかのすすり泣きとそれを優しく諭す声がきこえてきて、わたしは失うものなどなにもないのに、なにかを失ったような気分で、これを書いている今でさえ少し泣きそうで指が震えている。頑張って頑張ってさいごまで努力を続けてきたのに、こんなにも呆気なく終わってしまったことが悲しい。このままドミノ倒しみたいにたくさんの報道が、たくさんのだれかの涙が、自分の知らないところで募り続けていくことをかんがえただけでなんだか胸が空っぽになる。大した努力をしていないわたしが悲しむようなことでもないのかもしれないけど、それでもわたしは努力をしている友達の姿がだいすきだし、みんなの泣いている姿をみるのがつらかった。反面、涙を流せるほどの熱量をなにかに注いだ覚えもないことが余計にこころを空っぽにさせた。すこしだけ、この、世界がゆるやかにくずれていく様子に好奇心を覚えて胸が高鳴った瞬間もあったけど、やっぱりもっと美しいのがいいね。やさしいほうがいい。さいきん文章書いてなさすぎていかにも日記みたいな日記になりました。ぜんぶ大丈夫になりますように。
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qqyuan · 1 year
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模糊的創傷:非物理性的搖晃
2023/4/28
今天去看了羊的畫展,他的畫其實就和他的詩一樣,他本人也承認,很多時候是因為寫出好詩之後太感動所以畫成畫,我笑他是王維,詩中有畫,畫中有詩,他居然問我王維是誰???非常幸運,我和朋友到展場的時候他也在,所以為我們解答了許多困惑,更幸運的是,他的老師也選在今天來,所以我們聽到對畫作非常專業的建議,是我沒有想過的角度,感謝每一場相遇。
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他在展場的牆上寫字,在畫上寫字,因為他希望為這些模糊的東西建立一種指涉性。他把自己的詩作〈錯過擦過錯過〉印出來貼在畫的旁邊,它們在意識上相輔相成,在形態上卻是分裂,讀完才能理解到這些符號的象徵意義是船。他對顏色(左上和右下)的作用並沒有太多想法,比較多的是直覺式揮灑,覺得缺了甚麼就補上,因為天生對美感的準確性,他補得非常精準。
「抒情之核渾然無物」
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「他們說:船——?船船船船船船船船」
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羊的每幅作品都沒有名字,但他其實都想好了,詢問時也不吝於告訴我們,這幅就是〈逆著風混聲唱給ㄈ〉,致敬夏宇的詩題〈逆風混聲合唱給ㄈ〉。這是我最喜歡的一幅,一個背影在瘋狂且凌亂的書寫著,正如周老師所說的「寫作就是要像起乩一樣」,縱使這些符號和線看起來都沒有意義, 一切都虛虛浮浮的搖晃著,但羊說他其實一開始是寫「Blue coat and love」,藍色雨衣與愛,但這裡面有什麼愛?如果靠近看,會發現這個黑黑的背影其實有一個一個不一樣的色塊,羊說這是他希望這幅畫在遠遠看的時候可以是一個整體,但其實有些地方藍,有些地方紅,有些地方甚至是偏黃的,但這一切又是那麼和諧,如黃宜君所說「我就這樣一個人專心發著清醒的瘋 。 」。很特別的是,這幅畫原本是另一個樣子,羊用現在的畫面蓋掉了(他很常這樣做),所以能看出背景之下有淡淡的咖啡色,人也有點變形,因為原先的設計是有許多人的,羊將其簡化。
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這三幅是羊比較早期的創作,那時候比較柔和及模糊,但共通點是都有一坨黑黑的在那裡,在老師提起時她用的詞是「天空的破洞」,所以輪到我問羊的時候也是這樣講的「為什麼你這裡要有破洞?」,他說這不是破洞,比較像是一個漂浮的島,但它不進行任何擴張,或是任何對作品意象的入侵,它就是飄在那裡。這坨黑色給我的感覺比較像是孩子玩耍時無心敲出的一個洞,因此那個洞才沒有任何意圖,它就是很意外的降落在畫作的這裡了。
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以前在創作課上就聽羊提過他最近對「洗碗手套很癡迷」這件事,所以到場我就認出來了,這就是他那個時期在執著的那副手套呀,這樣想著。這雙手所覆蓋的眼神是有點恐懼,甚至有點神經質的。下面的類似十字架或是星星的符號,我聯想到非自然的死亡,一個潛伏的秘密。手套上的紅色並不是很鮮豔,反而是有點腐爛的,屍體的,一種過於激進的人才會有的衝動的手。
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色調有如陰雨天從車窗往外看,雨滴貼著玻璃滑落卻也模糊視線,灰色的環境進行一種建築的設立,如此暈眩搖晃,哭花了眼妝。畫家的眼睛在流淚,所以看出去的風景才會是如此,我是這樣想的。
最後附上羊的牆壁詩:
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羊一直說我這個是藝評我真的= =就是心得感想好嗎!
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wangwill66 · 3 months
Text
一笑江湖
H:江湖,出處自《莊子》多篇,皆具有寓言和啟示的意義。在《史記》中江湖是指「江河」和「湖泊」的合稱。看「笑傲江湖」,各幫各派爭鬪,兒女爭情奪愛,怨比天高。人人如遊俠,不務正業,不知靠什麼過活?不偷不搶,天天有錢用。虛幻的江湖,沒有現實生活開銷帳單,只有刀劍來往及生命消長的世界。武俠小說常會看到「人在江湖,身不由己。」人隨環境漂泊,為適應改變自己。古代江湖,跟現代江湖,沒有差別,只是熔爐變大,操縱江湖的工具變多了。控制心智的「三屍腦神丹」一年為期,解藥斷糧,服過的都會死。鹿鼎記神龍教生給的「豹胎易筋丸」。天龍八部天山童姥祭的是「生死符」。控制,是反派邪教的不變聚眾方式。人行走在江湖,爭鬥在武林。防身之道,絕技在身,隱身江湖。武林盟主,號令天下,人人想爭,個個頭破血流。沒有武藝爭高下,也就没有俠士表現的舞臺。古有「小隱隱於野,中隱隱於市,大隱隱於朝。」武俠中高手隱於江湖者,如笑傲江湖的「風清揚」。天地會舵主「陳近南」(明鄭的陳永華),重責在身,想退退不得。天龍八部的「無崖子」武功雖高,卻因弟子傷害,不得於隱於洞中養傷。神秘高僧,四十多年前就隱居於少林寺藏經閣,日常工作是掃地。兩大武林高手(慕容博,其生命改造也是順手拿揑於彈指之間。江湖恩怨多,高手智者退隱江湖,頤養天年,至死方休。每位武俠小說創造者,各有各的江湖系統及人物與故事。讀者諸君就是江湖的見證人。
「演戲是瘋子,看戲是傻子」信江湖者,笑話在人間。人人心中都一個江湖。20240617W1
網路資料
一笑江湖
聞人聽書_的歌曲
江湖一笑 浪滔滔 紅塵盡忘了
俱往矣 何足言道
蒼天一笑 笑不老 豪情卻會了
對月飲 一杯寂寥
劍起江湖恩怨 拂袖罩明月
西風葉落花謝 枕刀劍難眠
汝為山河過客 卻總長嘆傷離別
鬢如霜 一杯濃烈
隻身走過多少的歲月 看慣刀光照亮過黑夜
俠骨魔心如何來分辨 彈指一夢不過一瞬間
黃沙之中的殘陽如血 多少魂魄在此地寂滅
這成敗 有誰來了解
江湖一笑 浪滔滔 紅塵盡忘了
俱往矣 何足言道
蒼天一笑 笑不老 豪情卻會了
對月飲 一杯寂寥
隻身走過多少的歲月 看慣刀光照亮過黑夜
俠骨魔心如何來分辨 彈指一夢不過一瞬間
黃沙之中的殘陽如血 多少魂魄在此地寂滅
這成敗 有誰來了解
江湖一笑 浪滔滔 紅塵盡忘了
俱往矣 何足言道
蒼天一笑 笑不老 豪情卻會了
對月飲 一杯寂寥
也曾橫刀 向天笑 數過路迢迢
數不完 夕陽晚照
蒼天一笑 樂逍遙 江湖人自擾
留不住 愛恨離潮
「金庸作品名稱」即可按金庸作品首字詩「飛雪連天射白鹿,笑書神俠倚碧鴛」的順序排列。
天龍八部里的高手如雲,如果弄個排名的話,一僧二掛三老四絕最為合理,即一僧:掃地僧;二掛:虛竹,段譽;三老:無崖子,天山童姥,李秋水;四絕:慕容博,鳩摩智,蕭遠山,蕭峰。
維基百科:
江湖
維基百科
江湖
江湖,是一個古老的漢語詞彙,在《史記》中是指「江河」和「湖泊」的合稱[1],而在中國文化中又有多重引申意義,用於指稱「四方之地」[1],其中包含各種不同的場景或感情語境。
江湖一詞使用於指代場景,比喻人與人之間互相交流來往的某個場合,指涉的對象並不固定,要看上下文決定,可以是指人們四處生活的民間社會[2]、商幫聚會的碼頭[3]、龍蛇混雜的市井[4]、遊俠結交與爭鬥的武林[5]、隱士遠離朝堂而歸去的隱居處所[6]、同行彼此競爭利益的職業圈子[7]、流氓份子結交義氣的黑社會等的代名詞[8];「江湖」一詞上升成為政治鬥爭概念時,結黨立派的官場也可以是一種江湖[7][9]。
江湖一詞使用於表達人生情感,形容人與人之間的關係錯綜複雜,可以是恩怨糾纏的爭鋒宿敵、萍水相逢的點頭之交、你來我往的利益交易、推杯換盞的一生知己、轉身相忘於江湖的過客[7];或者形容人與人之間的事情變幻莫測,世間浩蕩,人心險惡,其中可以是初入社會的無畏闖蕩、求生求存的拼搏、人際關係的拉扯羈絆、爾虞我詐的爭權奪利、善念與惡念之間的掙扎、身不由己的無奈、無法突破重圍的引退、再展拳腳的重出江湖。[10][11] 故此人生閱歷甚多,練達世故人情的人,被稱之為「老江湖」。[1][12]
佛教禪宗亦有「江湖」的禪林用語,典故來自禪宗叢林發祥地江西、湖南,昔日禪門心法弘傳的時代,走訪兩地參禪悟道的學子不勝枚數,這樣的學習風氣在禪林中被稱為「走江湖」。[13]
詞源
Quick Facts
江湖,出處自《莊子》多篇,皆具有寓言和啟示的意義。
〈內篇·逍遙遊〉曰:「今子有五石之瓠,何不慮以為大樽而浮乎江湖,而憂其瓠落而無所容?」
〈內篇·大宗師〉〈外篇·天運〉曰:「泉涸,魚相與處於陸,相呴以濕,相濡以沫,不如相忘於江湖。」
〈內篇·大宗師〉又曰:「魚相造乎水,人相造乎道。相造乎水者,穿池而養給;相造乎道者,無事而生定。故魚相忘於江湖,人相忘於道術。」
〈外篇·至樂〉〈外篇·達生〉曰:「夫以鳥養鳥者,宜棲之深林,游之壇陸,浮之江湖。」
〈外篇·山木〉曰:「夫風狐雲豹,棲於深林,伏於岩穴,靜也;夜行晝居,戒也;雖饑渴隱約,猶旦胥疏於江湖之上而求食焉,定也;然且不免於罔羅機辟之患。」
用途
地理
「《吳越春秋》稱范蠡去越,乘舟出三江之口,入五湖之中者也。」——酈道元,《水經注·卷二十九》
江湖,本義是指「江」和「湖」的合稱,狹義是指「長江」和「洞庭湖」(或「太湖」),廣義是指天下任何江河湖泊、溪流池沼。[14] 司馬遷《史記》曰:「(范蠡)乃乘扁舟,浮於江湖。」司馬光《資治通鑑》曰:「驅中國士眾遠涉江湖之間,不習水土,必生疾病。」又曰:「據險守要,泛舟江湖。」此處皆是指水名。
凡是有水匯聚的地方就可形成許多形狀各異、大小不同的江湖水系,尤如人與人團伙結黨形成的群體組織,從這個層面又引申為「民間」、「社會」、「四方各地」的意思,形而上可稱之為「世間」。[14] 班固《漢書》曰:「(吳芮)秦時番陽令也,甚得江湖間民心。」白居易《琵琶行》序曰:「今漂淪憔悴,轉徙於江湖間。」這些指的是人們在各處行走,浪跡天涯四海為家的零落漂泊,尤如魚在江湖中游動。
市井行當
「用不着相面,咱們既在江湖内,都是苦命人。」——老舍,《茶館》
走江湖,指中國舊時走南闖北,四處漂泊,居無定所,靠五術、雜耍、行商、販賣、評唱、乞討等在街頭集市討生活的人。[14][15] 江湖市井之中有各行各業,形形色色無從計數,概稱為三百六十行,歸納為「江湖八門」。[4]
江湖人中操習醫方、算命、占卜、相術、巫覡等類謀生技能的群體,被稱為「江湖術士」;[16] 演練武藝、雜技、唱曲、說書等類謀生技能的群體,被稱為「江湖藝人」;甚至包括一些招搖撞騙、行為不端的人,被稱為「江湖骗子」。常年遊走四方,經歷世故之人,可稱之為「老江湖」。
碼頭幫會
「江湖不是打打殺殺,江湖是人情世故。」——《少帥》台詞
江湖文化,可指中國傳統社會的工商文化、聯誼文化、結義文化、幫會文化、社團文化、圈子文化、碼頭文化、山頭文化、角頭文化、黑幫文化。[3][17][2] 江湖並不屬於朝廷也不屬於家族,處於「公」與「私」之間,包括那些為了社會的特定需要,為了集體利益而行動的互助團體。
船幫漕運是古時商幫最重要的交通運輸,船舟航行在江湖之上、停泊在碼頭之中,久而久之,「江湖」與「碼頭」兩詞就成為市井商人的重要行話。[18] 江湖碼頭中互不認識的人聚會在一起,彼此之間互相幫助,形成最早的「會」和「幫」。[18] 這種互助團體可以溯源至「團」、「行」、「市」、「作」的古代工商組織。
遊民社會
「此人正是喪門星李根壽,本是粵盜蔡牽部下的著名悍匪,因在閩粵兩省犯案累累,不能存身,才逃亡在外,流浪江湖…」——佚名,《林公案·第九回》
江湖,包括社會下層階級一群不服王法、脫離統治、流離失所、非主流社會(不士、不農、不工、不商)、遭受打壓的草根社群,稱之為「遊民」或「流民」。[19][20] 城裡的遊民經常是以流竄街頭的無賴、乞丐為業,中國舊社會的乞丐團伙首領稱為「團頭」,這種遊民組織演變成為武俠小說中的丐幫。[a]
遊民隨着歷史的局勢變遷,演變成影響社會格局的「流氓」或「流寇」。[21] 新朝末年,農民領袖王匡、王鳳占領綠林山,聚集流離鄉民及逃犯作為農民起義的根據地,稱之為綠林軍;故此,後世又以「綠林」一詞,指稱聚集江湖山林之中,反抗統治階級的盜賊團體。
武俠文學
「人在江湖,身不由己,情仇難卻,恩怨無盡。」——古龍語錄
江湖,武俠文學中指習武之俠客活躍的圈子,又稱為「武林」。[b] 《江湖豪客傳》之中講述一百零八將集結梁山,落草為寇,起義造反,賦予「在(官方)控制之外」的含義。[8]
武俠文化中的江湖遊俠,可以溯源至先秦時代的墨者游士。游士行走於列國之間,說服諸侯,提倡「任俠(日語:任侠)」精神,活躍於民間社會,對後來的武俠文化有推波助瀾的功能。[20][5] 武俠作家創作的武俠小說,敘述各種江湖人物的矛盾、江湖兒女的恩仇,以及江湖門派的爭鬥,編織引人入勝的虛構江湖事跡;甚至曉以民族大義,刻畫一個為國為民、有擔當的江湖大俠。[22]
地下社會
「我們和聯勝有五萬多人,加上其他幫會有幾十萬人,沒規則就是沒秩序,看看香港的牢房坐不坐得下。」——《黑社會》電影語錄
江湖,在過去是不受政府管制、不在官署立案、不顯現在表面社會、深入民間內里、遊走在法外之地的秘密結社。江湖之中有自發的一套規則和戒律,維持內部的秩序,這種規則不一定與王法衝突,但肯定是不一樣。[2] 江湖事江湖了,江湖中人一旦觸犯江湖規則,也將由江湖門中的長輩做出處罰。[7]
因為影視劇集的流行文化影響,使得人們將打鬥、義氣與江湖聯繫在一起,「江湖」一詞,在現代也是「黑社會」的代稱。[8][23] 江湖意味着複雜的人際關係,法理之外還有人情,維持江湖運作秩序的規則,無外乎情與義;[24] 除此之外,江湖雖然遠離統治階級,官府無法管制,但並非無法產生作用,黑與白之外,還有交織的灰色地帶。[7]
圈子
「只要有人,就有恩怨,有恩怨就有江湖,人就是江湖。」——《笑傲江湖II東方不敗》台詞
江湖在現代中文用語,可以用來形容人性複雜的現實寫照,彼此爭奪名利和權力,攻於金錢、人脈和心計手段,並且產生明爭暗鬥與恩怨糾紛的地方,有些時候可以形容職場[11]、政壇[9]、體壇[25]、娛樂圈[26]、商業界[27]就是江湖。
例如,當有人提到拳擊手泰森「重出江湖」時,這裡的「江湖」是指職業拳壇的圈子。另外,當「江湖」上升成為某種概念時,官場鬥爭也可以視為是一種江湖。[7]
隱淪
「散人者,散誕之人也。[c] 心散,意散,形散,神散。既無羈限,為時之怪民。束於禮樂者外之曰:此散人也。散人不知恥,乃從而稱之。」——陸龜蒙,《江湖散人傳》
江湖,與「山林」、「林泉」同義,指高士遠離朝廷與公家,隱身避世之居所。[14] 范仲淹《岳陽樓記》曰:「居廟堂之高,則憂其民;處江湖之遠,則憂其君。」《嚴先生祠堂記》曰:「既而動星象,歸江湖是也。」李商隱《安定城樓》曰:「永憶江湖歸白髮,欲回天地入扁舟。」
江湖與「廟堂」對立,源於儒家學子的忠君大一統思想,事君牧民、知書達禮的君子人格,視江湖人的行為粗野、不拘禮法、放浪形骸為草莽文化。[6] 中國古代文人在此,大致上有兩條出路,一者選擇出仕廟堂,二者選擇歸隱江湖。歸隱江湖者,或有真心厭惡仕途,追求心靈高潔的隱士;或有蓄力等待時機,擇良主而投身入世的謀者;或有在朝堂功成名就,自願退職安度晚年的士人;或有被朝堂黨派排擠,無奈被迫退出的下野官員;或有無緣投身於官場,以之為終南捷徑的名利客。[28]
南宋後期,藏書家陳起與其子陳續芸結交山林隱士,數度為落魄江湖的詩人出資刻錄《江湖集》叢刊,故此這些詩人被統稱為「江湖詩派」。[29]
禪宗
「自江西主大寂、湖南主石頭,往來憧憧。不見二大士,為無知矣。」——贊寧,《宋高僧傳》
江湖,在禪門借代指雲遊四海的雲遊僧眾,其起源於六祖慧能門下的兩大弟子:南嶽懷讓法嗣馬祖道一開創洪州宗,居於江西;青原行思法嗣石頭希遷開創石頭宗,居於湖南。[30][31] 前往參學兩位大師之人極多,兩類人遂合稱「江湖僧」、「江湖眾」,簡稱「江湖」,或有說因為雲遊僧行腳三山五湖而得名。[32]
早期禪宗的弘法以河南、河北、安徽、湖北等北地為主,五祖弘忍親授衣缽弟子慧能開始從嶺南弘道,傳承南嶽、青原兩系,再下傳承馬祖、石頭等眾門生,往後則一花開五葉,形成禪門五宗。[33] 南嶽、青原展開弘法時,逐漸北移到江西、湖南,以後的地方行政形成兩廣兩湖的管理機制,湖北、湖南稱為「湖」,江西稱為「江」,三地合稱為「江湖」,禪門五宗幾乎都以「江湖」為根據地。[33] 禪門心法盛行時期,有志修禪的學生,如果想要深參實證,必定前往江西、湖南拜訪禪師,稱為「雲遊江湖」。[33]
日本江戶時代禪師無著道忠(日語:無著道忠)則認為江湖原指長江和洞庭湖,散居江上湖邊而非名山大剎的禪士稱為「江湖人」,不擔任名山大剎住持者聚會在一起則稱為「江湖眾」。[30][34] 日本禪宗有透過江湖會教化民眾、發展教團的「江湖派」。[35] 日本曹洞宗亦每年舉辦江湖會,僧眾參加之次數稱為「法臘」,並以法臘決定僧眾之長幼次序、座位等。[34][36][37][38] 此外,禪林亦有其他幾個與「江湖」相關的詞彙,如禪僧舉行的結夏安居稱為「江湖僧會」、「江湖會」,師家稱為「江湖名勝禪師」,僧堂稱為「江湖道場」、「江湖寮」;祝賀住持晉山繼承寺務的疏文稱為「江湖疏」、「江湖友社疏」,該疏文若由東藏主(管理東方經藏者)宣讀稱為「東江湖疏」,由西藏主宣讀稱為「西江湖疏」。[32]
順帶一提,與江湖行腳僧人相關的詞彙「雲水堂」,其飄逸自在的意境同「江湖」一詞極為相似,則典故取其「心似白雲常自在,意如流水任東西」。[39]
另見
查看維基詞典中的詞條「江湖」。
兩江兩湖
三江五湖
九江八河
武俠文化
塵世(越南語:Bụi đời)
俠客
綠林
民間社會
中國老行業
流氓
幫會
幫派
商幫
黑幫
角頭
碼頭
圈子
黑話
法外之徒
替天行道
註解
參考文獻
人在江湖,身不由己
人在江湖,身不由己是一個漢語詞彙,意思是隨環境(包括社會環境,人文環境,關係,自然…)漂泊,被迫適應,而無可奈何地改變自己。
中文名
人在江湖,身不由己
拼音
rén zài jiāng hú,shēn bù yóu jǐ
注音
ㄖㄣˊ ㄗㄞˋ ㄐㄧㄤ ㄏㄨˊ,ㄕㄣ ㄅㄨˋ ㄧㄡˊ ㄐㄧˇ
原文出自
古龍小説
典故
丁青
快速
導航
基本釋義
 
詳細釋義
 
出處典故
 
英文翻譯
名言原文
一者為書法原文:人在江湖,身不由己,寸心之爭,生死忘矣——古龍
古龍書法真跡
一者為作為古龍的“江湖人”系列唯一的一部《三少爺的劍》中,燕十三就做了類似的表述,可能就是這句話的雛形。
一者,古龍在《楚留香傳奇》之《午夜蘭花》中創造了這樣一句名言:
——人在江湖,身不由己,情仇難卻,恩怨無盡。
如果你厭倦了這種生活,唯“死”而已。
只可惜有些人連死都死不了。
——江湖人的悲劇,難道真的都是他們自找的?[1]
“江湖傳言,都説這個人只有在月圓夜的午夜時才出現,出現時總是帶着一種蘭花的香氣。”
他説:“就好像香帥出現時總是帶着一種鬱金香的香氣一樣。”
“是的。”老者説:“江湖傳言,的確如此,這種蘭花的香氣,最近幾乎已經和香帥的鬱金香的香氣同樣聞名了。”
“所以這就是他的弱點。”
少年説:“名氣有時就像是包袱,名氣越大,包袱越重,”他説:“最可怕的是,這個包袱裏什麼都有。”
——有聲譽,有財富,有地位,有朋友,有聲色,有醇酒,可是也有負擔,橫逆,中傷,挑撥,暗算,殺戮。
所以這種人通常都最能明白一句話:人在江湖,身不由己。
這一點老者當然也懂。
他這一生中,也不知道做過多少件並非他自己情願做的事,可是他並無怨尤。
因為他知道———個人一生中一定要勉強自己作幾件他不願做的事,他的生命才有意義。
這也就是“有所不為,有所必為”的意思。[1]
基本釋義
就是隨環境(包括社會環境,人文環境,關係,自然…)漂泊,被迫適應,而無可奈何地改變自己。
詳細釋義
江湖的稱謂最早是由莊子提出的,出自《莊子 大宗師篇》,原句為“泉涸,魚雙與予處於陸,相濡以沫,不如相忘於江湖”。
原文意思是:泉水乾涸後,兩條魚未及時離開,受困於陸地的小窪,兩條魚動彈不得,互相以口沫滋潤對方,使對方保持濕潤。此時,兩條魚便緬懷起往日在江河湖水裏自由自在,彼此不相識的生活。
而後著名武俠作家古龍在武俠小説《三少爺的劍》中借殺手燕十三之口説道:人在江湖,身不由己,更成為驚世之言,至此,江湖的稱謂為更多的人接受,也有了更深更廣的內涵。最終,還是由古龍先生為江湖的稱謂做了總結:有人的地方,就是江湖。
什麼是江湖?人即是江湖,
江湖亦為江湖中人的愛恨情仇。
江湖有愛,多少痴男怨女在江湖中相遇、相知、執手相依;江湖有恨,多少不濟之士在江湖中自珍、自賞、顧影自憐;江湖有情,多少浪子俠客在江湖中同生、同死、仗劍同行;江湖有仇,多少陌路之人在江湖中爭名、爭利、對劍爭雄。
江湖是美麗的,在深夜的街頭獨自揮舞着刻着自己名字的劍,像風一樣瀟灑;江湖是無奈的,看着自己的師友至愛喋血黃沙,為報仇也只能十年面壁;江湖是熱血的,為了當初的承諾,寶劍出鞘,至死方休……
出處典故
古龍古話——人在江湖·身不由己
三尸腦神丹
三尸腦神丹,是小説中虛構的一種毒藥,出自武俠小説家金庸的長篇武俠小説《笑傲江湖》中。它是“日月神教”(金庸虛構的一個教派)中的一種陰損至極的毒藥,是日月神教教主的專利,煉製方法與解藥只有教主知道。
中文名
三尸腦神丹
外文名
Three body brain Dan Dan
作用
毒藥
出自
金庸的長篇武俠小説《笑傲江湖》
快速
導航
相關原文
簡介
藥中有三種屍蟲,服食後一無異狀,但到了每年端陽節午時,若不及時服用剋制屍蟲的解藥,屍蟲便會脱伏而出。一經入腦,服此藥者行動便如鬼似妖,連父母妻子也會咬來吃了。東方不敗強令屬下服用此藥,每年以解藥相要挾,以使他們死心塌地聽從驅使。有人認為,金庸虛構三尸腦神丹有其象徵意義,指的是教主對教徒的精神控制,服藥之後,教眾就對教主死心塌地地服從。
“三尸腦神丹”由兩部分組成。“(桑三娘)從桌上拿了一枚丹藥,用指甲將外面一層紅色藥殼剝了下來,露出裏面灰色的一枚小圓球……‘三尸腦神丹’中藏有僵伏的屍蟲,全仗藥物剋制,桑三娘所剝去的紅色藥殼,想必是剋制屍蟲的藥物。”(三聯版《笑傲江湖》)[1]
生死符
金庸小説《天龍八部》中的暗器
生死符,是逍遙派靈鷲宮的宮主天山童姥所用的一種暗器。中者求生不得求死不能,受制於他人,故名“生死符”。生死符實是武林中第一等的暗器。是利用酒水等液體,逆運真氣,將剛陽之氣轉為陰柔,使掌心中發出來的真氣冷於寒冰數倍,手中液體自然凝結成冰打入在體內製敵。
中文名
生死符
外文名
Life and Death Talisman
手法
以水酒倒用內力凝結成冰
效果
發作之時求生不得、求死不能
使用者
天山童姥、虛竹子
屬性效應
虛竹但覺傷口處陣陣麻癢,又是針刺般的疼痛,直如萬蟻咬齧,説道:“自然知道。”童姥冷笑道:“你可知道這是什麼暗器,這是「生死符。”虛竹耳朵中嗡的一聲,登時想起了烏老大等一干人一提到「生死符」便嚇得魂不附體的情狀。他只道「生死符」是一張能制人死命的文件之類,哪想到竟是一種暗器,説道:「我身上這『生死符』,除了天山童姥她老人家本人,誰也無法解得。通天草雖然藥性靈異,也只是在“生死符”發作之時,稍稍減輕些求生不得、求死不能的苦楚而已……[1]
煉製訣竅
童姥説道:「要學破解生死符的法門,須得學會如何發射,而要學發射,自然先須學制煉。別瞧這小小的一片薄冰,要製得其薄如紙,不穿不破,卻也大非容易。你在手掌中放一些水,然後倒運內力,使掌心中發出來的真氣冷於寒冰數倍,清水自然凝結成冰。」當下教他如何倒運內力,怎樣將剛陽之氣轉為陰柔��無崖子傳給他的北冥真氣原是陰陽兼具,虛竹以往練的都是陽剛一路,但內力既有底子,只要一切逆其道而行便是,倒也不是難事。
生死符使用者——虛竹
使用方法
發射生死符更有學問,在這片薄冰之上,如何附着陽剛內力,又如何附着陰柔內力,如何附以三分陽、七分陰,或者是六分陰、四分陽,雖只陰陽二氣,但先後之序既異,多寡之數又復不同,隨心所欲,變化萬千。唯有童姥的鎮痛止癢之藥,方能保證生死符一年之內可不發作。
【這生死符一發作,一日厲害一日,奇癢劇痛遞加九九八十一日,然後逐步減退,八十一日之後,又再遞增,如此週而復始,永無休止。】初中生死符者,會覺得傷處越來越癢,而且奇癢漸漸深入,不到一頓飯時分,連五臟六腑也似發起癢來,不論功力多高,也受不了這煎熬之苦,實是求生不得,求死不能。而破解生死符,則唯有天山六陽掌,同時還要配合靈鷲宮的醫典,以便掌握每一粒生死符的陰、陽,虛、實方可救治。
斷筋腐骨丸可能會與生死符起反應,【烏老大雙手發抖,急速解開衣衫,只見胸口左乳旁“天池穴”上現出一點殷紅如血的朱斑。他大叫一聲“啊喲。”險些暈去,道:“你……你……到底是誰。怎……怎……怎知道我生死符的所在。你是給我服下‘斷筋腐骨丸’了”】。由原文可知,斷筋腐骨丸的發作情況與生死符完全不一樣,但是中過生死符的人,中斷筋腐骨丸之後,中符位置會有表現,至於有人提到的為何童姥不敢吃李秋水的斷筋腐骨折丸很好理解,原文提到施藥人不加催動,斷筋腐骨丸不會發作,李秋水為了折磨童姥,童姥吃下之後肯定會立刻催動藥性[2]
遊戲卡牌
生死符:逍遙派,靈鷲宮天山童姥所用的一種暗器。中者求生不得求死不能,受制於他人,故名生死符。生死符的制煉過程非常特別,一水放於掌心,然後逆運真氣,將陰寒內勁注入水中,使水凝結成薄冰,然後利用北冥真氣發射,打入敵人體內。在本作中的生死符可以起到挑撥兩名玩家互相殘殺,起到消耗多方真元為目的,是一個非常有效的控制型招式。
生死符卡牌
參考資料
豹胎易筋丸
豹胎易筋丸_百度百科 金庸作品《鹿鼎記》中神龍教教主洪安通用於掌控屬下的毒藥。 豹胎易筋丸是以豹胎、鹿胎、紫河車、海狗腎等等大補大發的珍奇藥材制煉而成,洪安通當初制煉此藥,是為了返老還童,不過在別人身上一試,藥效卻不易隨心所欲,藥性顯然是將原來身體上的特點反其道而行之。
天地會是金庸武俠小説《鹿鼎記》中出現的江湖門派,總舵主是陳近南。
隱士
基本解釋
自古流傳很廣,有很多版本,如:“小隱隱於野,中隱隱於市,大隱隱於朝。”,“小隱在山林,大隱於市朝。”等,都是説明:那些所謂的隱士看破紅塵隱居於山林是隻是形式上的“隱”而已,而真正達到物我兩忘的心境,反而是能在最世俗的市朝中排除嘈雜的干擾,自得其樂,因此他們隱居於市朝才是心靈上真正的昇華所在。
有能力的人希望藉助周圍的環境忘卻世事,沉湎於桃源世外,這是指小隱。
真正有能力的人卻是匿於市井之中,那裏才是藏龍卧虎之地,這是指中隱。
只有頂尖的人才會隱身於朝廷之中,他們雖處於喧囂的時政,卻能大智若愚、淡然處之,這才是真正的隱者。
精神境界
隱士的三種精神境界
一、看破人生的人才往往想過隱居的生活。與世無爭,所以有人解甲歸田。這是小隱。
二、隱居在喧鬧的市井中,視他人與嘈雜於不聞不見,從而得心境的寧靜,這是中隱。
三、在朝為官,面對塵世的污濁、傾軋,勾心鬥角卻能保持清淨幽遠的心境,不與世爭,不與世濁,悠然自得的生活,這才是歸隱的最高境界,這樣的人才是真正的隱士,所以謂之“大隱”。朝,指朝廷,這裏引申為做官。
起源出處
據民間傳説,漢武帝時期,東方朔就曾自擬自己是大隱隱於朝的隱士,但缺乏準確文獻記錄。目前已知最早的文獻記載則是晉代王康琚之《反招隱詩》:
小隱隱陵藪,大隱隱朝市。
伯夷竄首陽,老聃伏柱史。[1]
從傳説中堯舜時代的“洗耳翁”許由算起,中國古代的隱逸文化可謂源遠流長。[1]
東方朔,字曼倩,漢平原厭次(今山東省惠民縣欽風村)人。東方朔的一生大致可以第一次得官做常侍郎為界分為前後兩個時期,前期即滑稽求官時期,後期即直言切諫時期。無論是前期的求官,還是後期的直諫;無論是第一次應詔上書,還是後來的“陳農戰強國之計”,東方朔都是為了得到漢武帝的重用,進而“為天子大臣”,實現自己建功立業的宏偉抱負。然而,終其一生,東方朔並未獲得漢武帝的政治信任和重用,“官不過侍郎,位不過執戟”,反而被別人視如倡優,以喜劇人生開始,而以悲劇人生結束。耳聞目睹和親身經歷了封建專制主義政治的黑暗、不公、殘酷和兇險的東方朔,總結了歷史和人生的經驗教訓,開創並實踐了大隱的處世之道。古代的隱逸文化可謂源遠流長。如果按照唐朝詩人白居易在《中隱》詩中的概括,中國古代的隱逸形式大致有大隱、中隱、小隱三種。依此來看,漢代的東方朔要算是中國大隱形式的首創者,也是大隱智慧的代表人物。[1]
東方朔的大隱思想主要表現在他的《據地歌》和《誡子詩》中。《據地歌》雲:“陸沉於俗,避世金馬門。宮殿中可以避世全身,何必深山之中,蒿廬之下?”這簡短的二十八字的歌吟,思想明確,感情真摯,語言平實,是東方朔大隱哲學的詩歌式自白。在朝廷間避世,隱身於區區郎官的地位而不求顯達,就是東方朔的“大隱”。《誡子詩》雲:“明者處世,無尚於中;優哉遊哉,於道相從。首陽為拙,柳慧為工。飽食安步,以仕代農。依隱玩世,詭時不逢。才盡身危,好名得華,有羣累生,孤貴失和。遺餘不匱,自盡無多。聖人之道,一龍一蛇。形現神藏,與物變化,隨時之宜,無有常家。”這首八十八字的整齊莊重的四言詩,是東方朔的“顧命之作”,也是東方朔大隱思想全面、深刻、集中的表達。
風清揚
《笑傲江湖》人物
風清揚是金庸武俠小說《笑傲江湖》的人物,原屬於華山派,為金庸小說中武功最絕頂的高手之一。
書中形容風清揚是「一個白鬚青袍老者,神氣抑鬱,臉如金紙」、「嗓音低沉,神情蕭索,似是含有無限傷心,但語氣之中自有一股威嚴」。而在後記當中形容是「心灰意冷,慚愧懊喪的隱士」。
生平
華山派劍宗與氣宗之爭,風清揚屬於劍宗,為華山派掌門「君子劍」岳不群和他夫人兼師妹「華山玉女」寧中則的師叔。曾和方生大師有數面之緣。
風清揚武功蓋世、劍術天下無敵,日月神教教主任我行亦稱自己最佩服的三個半人之中包括風清揚。其傳說在江湖始終流傳,武林中人認為他已經仙遊,但事實上他一直隱居在華山思過崖附近。
根據少林派方丈方證大師與武當派掌門沖虛道長對令狐沖密會所言,風清揚曾遠渡江南被氣宗收買的人騙倒,與一名妓女結婚,因而沒有趕上劍宗、氣宗的決戰,最後劍宗落敗,使風清揚無顏面對華山派而消聲匿跡[1]。
第十回傳劍中,令狐沖遇到風清揚,風清揚見他頗具慧根,雖立下「不見華山中人」的誓言,但仍傳他「劍魔」獨孤求敗絕學——獨孤九劍,之後令狐沖劍法大進,但因不能透露風清揚傳劍,使令狐沖蒙上「偷辟邪劍譜」的惡名[2]。
後來令狐沖身受內傷,但始終不願轉投少林修習《易筋經》,僅靠「吸星大法」支撐而日漸衰弱,因此方證大師曾假託桃谷六仙受風清揚之命代傳一篇內功口訣,直到令狐沖內傷日漸好轉才從任盈盈口中得知方證大師傳授的其實是少林的《易筋經》;不過風清揚確實有命桃谷六仙傳話,告知方證大師日月神教將大舉來襲恆山派,請他幫忙照顧令狐沖,希望少林、武當兩派能作為援手。
武功
華山派劍法獨孤九劍
劍法分做九大部分:總訣式、破劍式、破刀式、破槍式、破鞭式、破索式、破掌式、破箭式、破氣式,分別是依據不同兵器而生的對招方式,而就其本質來說,則可理解為「與八種不同兵器對陣時,所採用的攻防觀念」。
陳永華 (明鄭)
福建泉州同安人,明鄭政權主要謀士之一
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陳永華(1634年—1680年),字復甫,諡文正,福建泉州府同安縣人[1],[2]臺灣明鄭時期政治及軍事人物。英國商館記載稱其為「本院」(英語:Punhee;臺灣話:Pún-īⁿ)。
Quick Facts 陳永華, 姓名 ...
1656年(南明昭宗永曆十年),陳永華得兵部侍郎王忠孝推薦,與鄭成功論政,深得賞識,委為其子鄭經之師,日後便成為鄭家謀士,於明鄭理政貢獻良多,有「鄭氏諸葛」之稱。民間傳說中,陳永華為清代秘密組織天地會(洪門)開山祖師陳近南。
生平
陳永華為明末舉人、同安縣教諭陳鼎之子。1648年,清軍入閩攻陷同安縣,陳鼎自縊殉國。陳永華渡海廈門,投奔鄭氏。鄭成功聘他為世子鄭經的教師[3],除此之外他並未接受鄭成功授與的官位。[4]
1662年六月,鄭成功逝世,台灣的黃昭擁立鄭成功之弟鄭襲代理延平王和招討大將軍。陳永華、馮錫範等擁立鄭經,鄭經就帶著陳永華一同進攻台灣,擊敗黃昭的軍隊,結束這場內鬥。鄭經繼位延平王,並且任命陳永華為諮議參軍。
鄭經於1663年回到廈門,發現鄭泰之前和黃昭有私下聯繫,對他產生疑心,想要逮捕鄭泰。陳永華向鄭經獻策[5],要鄭經假裝前往台灣,刻金廈總制的官印給鄭泰,宣稱把金門、廈門的防務交給他[6]。鄭泰收下印章,前來廈門答謝,鄭經就將他禁錮。
1664年,鄭經在金門、廈門被清荷聯軍擊敗,退往銅山島。這時人心不穩,降清的人很多,就連鄭經身邊也有人力勸降清。但陳永華和洪旭勸說鄭經[7],投降的人很多都是奴僕、商人之類,謊報是鄭氏政權的官員而得到清朝優厚的賞賜,但若是鄭氏政權的官員投降,萬一投降後得到的待遇不理想,那可是會被當作笑話看待[7]。於是鄭經放棄投降的念頭,退往台灣,並且將國政都交給陳永華處理。
1674年,鄭經響應吳三桂、耿精忠發動的起事而渡海西征,命陳永華總制東寧,負責後勤作業。
永華為政儒雅轉粟餽餉,軍無缺乏。及經歸後,頗事偷息,而馮錫範、劉國軒忌之。三十四年春三月,請解兵。經不聽,既而許之,以所部歸國軒。
——連橫《台灣通史》
馮錫範同鄭經回台,見永華把握重權,而諸事方正敢為;且又屢受微譏,心實忌之,姑為陽好,陰與國軒謀,軒教錫範解除兵權以許之。範許其策善。一日,會永華於公所,範曰:『自愧扈駕西征,寸功俱無,歸來仍居其位,殊覺赧顏!諸凡檢點明白,當即啟辭,杜門優游,以終餘年。』永華信以為實,歸來即上啟乞休,經不允;華再加力陳,經意未決。範乘間啟曰:『復甫勤勞數載,形色已焦!今欲乞休靜攝,情出於真,宜俯從之!但其所部將士,可交武平伯為是。』經依範議,允永華告辭,將所轄部旅交劉國軒,軒啟辭者再,經命至三,軒始統永華軍,而錫範仍任侍衛如故。華方悟為範所賣,悔無及也,心大悒怏。
——江日昇《臺灣外記》
1680年6月,鄭經退返台灣,陳永華被當權者馮錫範、劉國軒排擠,後為馮錫範所騙,使其辭去總制與勇衛,退居龍湖巖(今臺南市六甲區赤山龍湖巖)。1680年7月逝世,後葬於天興州赤山堡大潭山(今台南市柳營區果毅里)。後來清朝把他的骸骨遷葬回泉州,但遺留一小部分在原處。
逍遙派
逍遙派是金庸小說《天龍八部》裡的一個虛構門派,其門下弟子(除虛竹外)個個不凡,男俊女美,瀟灑飄逸,聰慧異常。
簡述
北宋初年的逍遙派開山祖師有三名弟子:天山童姥、無崖子、李秋水,後來又收齊御風為入室弟子。最後逍遙派祖師逍遙子傳位給無崖子,並授以七寶指環。
無崖子收有蘇星河和丁春秋兩名弟子。丁春秋知道無當掌門的機會,竟與師叔李秋水通姦,聯合將無崖子打落山崖,並自立星宿派。無崖子只能藉蘇星河之手佈下了一個珍瓏棋局,希望有一個聰明帥哥,能破解棋局而成為掌門,於此期間蘇星河創立了聾啞門,藉以掩人耳目,逃避丁春秋追殺。
在蘇星河所佈的一個珍瓏棋會中,少林寺弟子虛竹竟破解了該珍瓏棋局,於是無崖子化去其少林內功,並將七十年逍遙派內力、掌門之位傳於他,後來他更得無崖子的師姊天山童姥傳授本門武功。
此外,逍遙派的發源地有兩種說法,一說是起源自位於天山縹緲峰中的靈鷲宮,為逍遙子所創立、另一說是起源於雲南神秘的不老長春谷中那道神奇的泉水和天長地久不老長春功的奇書。
逍遙派中人
第一代:逍遙子
第二代:天山童姥(靈鷲宮宮主)、無崖子、李秋水(西夏皇太妃)
第三代:蘇星河(聾啞門創始人兼掌門)、丁春秋(後叛逃師門,自立星宿派,因此有個外號名叫星宿老怪。及後被逐出師門,並與無崖子決裂)、虛竹(原為少林弟子,破解珍瓏棋局後無崖子傳功所收)
第四代:「函谷八友」
「琴顛」康廣陵
「棋魔」范百齡
「書獃」苟讀
「畫狂」吳領軍
「神醫」薛慕華
「巧匠」馮阿三
「花癡」石清露
「戲迷」李傀儡
第五代:阿碧
師承關係圖
逍遙子
天山童姥(1)
無崖子(2)
李秋水(3)
虛竹(無崖子授功力,童姥授功夫)(3)
蘇星河(1)
丁春秋(2)
康廣陵(1)
范百齡(2)
苟讀(3)
吳領軍(4)
薛慕華(5)
馮阿三(6)
石清露(7)
李傀儡(8)
少林掃地僧
《天龙八部》人物
少林掃地僧或無名老僧,金庸小說《天龍八部》中的神秘高僧,四十多年前就隱居於少林寺藏經閣,日常工作是掃地,堪稱《天龍八部》以至金庸系列中最深不可測的人物,為金庸小說中武功絕頂的高手之一。
武功
掃地僧能將內力化成一堵無形氣牆,先後曾將鳩摩智暗地對他彈去的無相劫指散得無形無蹤、蕭峰使上了十成力的降龍十八掌「見龍在田」消於無形、慕容復的雙掌之力盡數化去,亦曾隔空運氣托起行禮的玄生、玄滅。
之後掃地僧僅憑避實擊虛的技巧支開蕭峰的雙掌以至擊倒蕭遠山,自身承受蕭峰的掌擊斷了幾根肋骨,隨後蕭峰和慕容復向掃地僧同發掌力,力道更是巨大,但他在二人掌風推送之下飄出數丈,手提二屍直向山下走去。
此外掃地僧能識出鳩摩智以逍遙派的小無相功作根基嘗試兼通少林絕技,然而鳩摩智對他出招時仍然居於下風,而且逍遙派之名在武林中鮮為人知。
概述
掃地僧在蕭遠山父子與慕容博父子相遇時現身,對於蕭遠山、慕容博、鳩摩智和天竺僧波羅星竊取少林絕技之事,點出他們在佛法修為不足之下強練上乘武功,造成他們身體上的隱疾,並以過去沉迷武學的玄澄未聽取他三次提醒以至筋脈俱斷作為勸諫。
當慕容博與蕭遠山欲血殺對方時,掃地僧先後將兩人打至斷氣作龜息之眠,再透過陰陽互濟讓他們化解對方的內傷起死回生,摒棄戾氣的兩人至此明白家國讎恨、生死離別都如夢境,方才放棄仇恨、大徹大悟,決定皈依佛門,不再過問世間恩怨。
之後掃地僧正在為眾人說法之時,鳩摩智突施毒手,以火焰刀傷了段譽,掃地僧袍袖一拂,將鳩摩智推出數丈之外,鳩摩智也不敢停留,轉身飛奔下山。
性格
過去少林寺僧人從未注意到掃地僧,就連蕭遠山父子與慕容博父子也是直到掃地僧說話才有所察覺。平時掃地僧都會暗自將佛經(大乘妙法蓮華經、雜阿含經)擺在藏經閣的武學旁邊,期盼盜書者能借去參悟。
掃地僧指出修習少林絕技需以相應的佛法渡化,然而其認為當修為突破武學障的高僧通常不願多學傷人法門,他亦讚許玄澄在無法練武後勤修佛法的成就。劇情中暗示掃地僧不論在武功還是佛法等修為皆遠在玄字輩僧人之上,即便段譽習得了看似天下無敵的六脈神劍仍無法凌駕於他。
獨孤求敗
獨孤求敗是香港武俠小說家金庸的作品裡一位虛構武林角色,是小說中唯一被提及過真正「無敵於天下」的絕世高手,為金庸小說武功絕頂的高手之一。
在他的一生,在其墓前、劍塚中的留言中可窺一二:
“縱橫江湖三十餘載,殺盡仇寇,敗盡英雄,天下更無抗手,無可奈何,惟隱居深谷,以鵰為友。嗚呼,生平求一敵手而不可得,誠寂寥難堪也。”“凌厲剛猛,無堅不摧,弱冠前以之與河朔群雄爭鋒。
紫薇軟劍,三十歲前所用,誤傷義士不祥,悔恨無已,乃棄之深谷。
重劍無鋒,大巧不工,四十歲前持之橫行天下。
四十歲後,不滯於物,草木竹石均可為劍。自此精修,漸進於無劍勝有劍之境。
此外,劍塚外刻有以下字句:
“劍魔獨孤求敗既無敵於天下,乃埋劍於此。嗚呼!群雄束手,長劍空利,不亦悲夫!”
獨孤求敗於晚年隱居深山,與一隻巨鵰(即後稱的神鵰)為伴。此鵰與獨孤求敗長久相處,記得了一些進退撲擊的方法,後來以此與楊過過招,啟發楊過領悟使出重劍法門。
頤養天年
清靜保養年老的歲月。如:「爺爺退休回鄉下後,每天散散步、下下棋,過著頤養天年的生活。」
至死方休
到死才肯停止。《初刻拍案驚奇》卷三:「用那鐵鉤也似一對鉗來,鉗住了,吸他精血,至死方休。」
演戲是瘋子,看戲是傻子
指演戲的技巧很深入的戲班子,能夠讓看戲的人深深入迷於情中的劇情,將自己的感受帶入劇中人物並跟著一起情緒起伏。
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chensmumbojumbo · 7 months
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加拿大飛行日誌
  02/24/2024 週六的午後,我把衣服丟到洗衣機後就到後院點了一支preroll,相較於前一次點不太著,這次很順利地點著了,而因為加拿大的大麻產業其實很發達,所以品種、品牌跟使用的選擇百百種,這次抽的是Primo's Gorilla Haze,THC的致幻效果偏強,乍聞之下有很香的草味,接著因為不熟悉kick in的效果,所以當下沒想太多就直接整根抽光,現在想想真的是起肖。
  果然不到5分鐘大猩猩開始在我的小腦袋慢慢生效,視覺開始出現奇怪的延伸線條,我開始有一種慵懶的睡意,但也不是真的想睡,我想最好的形容應該就是"醒著做夢",而我的一舉一動及思緒都像是顏料滴在水杯中迅速散開,我的感官被放大了,不論是物質或非物質,接觸到的一切都像是縮時的開花瞬間那樣綻放,接著我的思緒開始像是跳躍在北極的浮冰上,一塊接著一塊,而每一塊就是我當下的思緒,還沒想完就準備飛往下一塊浮冰,因為那種飛躍的感覺無法控制,只能用殘存的一絲理智去理解剛剛得到的啟發,稱之啟發是因為在這個當下,我的腦袋會自我解析所有行為的成因並合理化萬事萬物,平時的煩惱在這個當下都像是森林裡的一粒沙,幾乎是用完美的上帝視角去審視自己平常庸俗的思維及煩惱,此時的創意及靈感源源不絕,所有事情好像突然有了頭緒及動力,同樣是幾百塊的價值,這比觀光景點販售的昂貴紀念品有價值多了。
  我接著飛到遊戲《雲端快遞》裡,接著又飛到加州某音樂節,接著再飛到墾丁海灘,不諳水性的我突然好想游泳,我此時突然想起我剛剛在洗衣服,一點開手機發現已經過去了1小時,我如喪屍般緩緩坐起,稍稍整理一下準備下樓烘衣服,我盡力維持正常的樣子,這種感覺就像是萊特兄弟駕駛著第一台飛機一樣,或是鳴人跟著自來也在練習螺旋丸的感覺,我知道我必須非常專注於我的言行,不去打擾到其他的室友,走到樓下後發現女室友在餐桌吃東西,她說了一聲:「Hey!」,而我說了什麼我真的不太記得了,只希望沒有講什麼奇怪話,我只記得我把衣服迅速丟到烘乾機後就匆匆上樓了。
  接著就是我的第二階段的飛行,因為如前面所提的,所有感知都會被強化,所以聽覺也不例外,於是我找了vibe最接近的專輯點開並戴上耳機,我選的是遊戲Tetris Effect的原聲帶,充滿如俄羅斯方塊的堆疊節奏及漸進感,加上音樂節常見的電子音,製造出充滿愛與和平的氛圍,雖然外面是零下10度的冬天,但此刻在我的腦袋裡是風光明媚的加州,我甚至能聞到吹過山脈的暖風。
  不知過了多久我起身用勉強還能運作的思緒點了UberEats,因為不知不覺已經到了晚餐時間,接著我點開Neflix最近上的降世神通,邊吃邊用小腦袋去理解螢幕裡的人在幹嘛,吃完後想想還是先把關掉好了,因為我還沒有真正降落,理解故事對我來說還有點吃力,而此時已經過去了4小時。
  直到第5個小時,我的思緒才慢慢開始歸位,準備緩緩降落,旅途一切順利也平安,總結來說我非常享受這趟旅程,而且在過程中我努力寫下一些感受及靈感,這對我幫助非常多,能讓我用不同的角度切入事情,也放下一些庸俗的煩惱並直視問題核心,這是一次非常耳目一新的體驗,雖說我不覺得這會成為我的生活日常,但我肯定會期待下一次的飛行。
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child-of-wind · 8 months
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2016.11.09 自閉少年與狐狸們
少年跟他的家人們住的村落感覺像是在柬埔寨還是寮國的樣子(反正就是東南亞的地方),少年從還是男孩的時候就一直很自閉、又不受控 他的家人都不知道該怎麼讓他正常點
他們家外附近有一棵很大很大的樹,那裡在夏天的時候會散發出很臭的屍臭味,附近居民都不喜歡靠近那裡,他們說那裡是戰爭的時候埋死人的地方,但是男孩卻有事沒事一年四季都常去那裡混,所以附近居民都覺得那個男孩很不吉利,是死人的小孩 但是男孩的父母還是很愛他,儘管他常常不聽話會跑去那棵大樹下玩
男孩喜歡蹲在樹根那邊,用耳朵貼著樹幹聽,如果旁人問他在聽什麼,他會告訴你:他們在唱歌 但誰也不知道男孩指的“他們”是何許人也,只是那棵樹的地點實在太敏感讓大家不想再多想下去
在男孩滿12歲的時候,他會爬到那棵樹上,這時候他的嘴裡總是喃喃著:他們要來了他們要來了 居民們有的只把少年當神經病看、有的卻很惶恐,怕少年所說的“他們”是古時死去的屍魂 某個夏天夜裡,少年獨自一人出了村子,誰也找不到他,少年的父母非常著急,但搜索了村外附近都找不到人,居民們勸那對夫妻不要太難過、那男孩一定是跟著鬼魂離開了,你們失去一個有著自閉症的怪兒子或許生活也會比較輕鬆
但隔日清晨,少年帶著6、7隻狐狸回來了,沒有人知道少年昨夜去了哪裡、也沒人知道那些狐狸是哪裡來的,只見每隻狐狸體態健康優美、皮毛也都光澤亮麗,乖巧的跟在少年身邊前進 少年把狐狸們養在那棵樹下,他每天都會帶著前日在村落附近設陷阱補到的鼠類去餵狐狸
日子一天一天過去了,少年變得越來越安靜、不似往日那般容易心浮氣躁,他每天就是在村莊附近抓補小動物、或是在樹附近陪著狐狸們,他會跟狐狸們講話而他也聽得懂狐狸說的話,他會爬樹在樹上聽著風流過的聲音、聽聽小鳥飛過的歌聲、也常喃喃地跟狐狸們講話
或許是日子久了、或許是狐狸喜歡刨地挖掘的關係,大樹的樹根一天比一天外露… 直到第二年夏天,大樹一如往常地散發出噁心的腥臭,不同的是,當少年去探視狐狸們時,發現狐狸們有的使勁的挖著樹底、有的咬嚼著樹根邊的土地,當少年再仔細看,發現土地的顏色有普通的黃色與較紅的土黃色,而那些狐狸啃咬的就是較紅的土地
奇怪的是,當狐狸們啃著那些土塊時,樹下四周回響著哀戚的尖叫聲,那淒厲的尖叫如同哭泣一般,讓人聽了悲哀難受,整個村子都聽到了這淒厲的尖叫都聚集過來觀瞻,所有居民看到這幅景象都驚呆了,但沒有人敢接近那棵樹,更別說去阻止那些狐狸,除了那個少年在樹邊團團轉卻也不知道該做什麼
狐狸們絲毫沒有被嚇到而是發狠地繼續啃咬那些土塊,直到所有紅土塊都崩碎、充滿怨念的尖叫都消失之後,村落又回復了平靜 所有人都不知道到底發生了什麼事,也無人能夠解釋,但從此以後這個村落的商務跟貿易日漸繁榮起來,人們也越來越富有了 因此當地的人把那些狐狸當成山神來供奉,就算少年沒有去補獵,狐狸們靠著人們貢獻的雞與兔子也都吃得肥滋滋的
居民們對自閉少年的態度也是一百八十度大轉變,他們變得很尊敬他,並稱他為狐山神的孩子 但少年還是一樣安靜避開人群地過他的日子
就這樣過了兩年,少年十五歲了,有天狐狸告訴他,牠們要離開了
少年哭著求牠們不要走、因為牠們是唯一能讓他感受到世界很平靜的存在 狐狸們擺著尾巴告訴他,牠們要離開是因為少年已經夠堅強了,這些年牠們伴著他是為了讓他相信世界是美好的,而如今少年已經體悟了這個道理,牠們自然沒有理由再留下
少年仍舊哭著求狐狸們留下來,他不敢一個人面對這個勢利又冰冷的世界 狐狸們卻是一天離去一隻,直到最後一天���最後、也是與少年最親近的一隻狐狸也要離開了 少年抱著牠的脖子,把臉埋在狐狸溫暖又蓬鬆的毛皮裡,輕輕的與牠道別 狐狸告訴他:其實狐狸們要離開也是因為,有個對少年來說很重要的人就要走了,牠們希望少年能夠把握那個人最後的時間好好陪陪他
不知道為什麼,少年的腦海瞬間閃過他母親的臉,雖然他平日幾乎不跟任何人交流,即使他的家人他的父母亦是如此,但他聽狐狸這麼一說,心中卻立刻得知母親患了重病將不久留於人世
少年流下了百感交錯的淚水,有對狐狸們的不捨、也有對母親的壞消息的悲傷 狐狸安慰他:雖然必須走的阻止不了,但很快的也會有個重要的人走入他的生命 少年的腦海中顯現出一個從沒見過女孩子的臉,是個長得很清新可人的少女、有著咖啡色的長髮與白皙的臉蛋 他揚起了微笑,送狐狸離開村落
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iseilio-blog · 11 months
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Poseidon 變幻
波賽頓 - 維基百科,自由的百科全書 (wikipedia.org)
赤江 瀑 赤江 瀑 - 搜尋 (bing.com)
集英社文庫
( 在「Poseidon 變幻」中不斷追殺 鯊魚 的青年漁夫的唯一生存
目的,就是不斷的追殺殺害了他的母親、弟弟、他的父親、他的父親
的父親 的鯊魚。然而他的戰鬥顯然是失敗了。漁夫壯絕的生命就在
追殺鯊魚的過程中走向完成,一步一步的以自己肉體被吞食,走向
消滅。)
1 ,
在Florida 西海岸擁有Kane研究所 的 Hardman .W Ocondole 博士,
在報章雜誌發表他 海的研究紀錄,是在去年的七月初。
Hardman博士 是康乃迪克大學的生物學教授,美國權威的魚類學者之
一。尤其對鯊魚的研究,有著世界名望。
「藍色海魔記」,是以Hardman博士 多年鯊魚生態實驗報告為中心,
加上與研究所的學者、友人、家族、在地的漁夫交流,寫一些以藍色
海洋,粲然陽光為背景,富含機智的,關於四海遊歷的文章。
華麗的海底世界為封面的書,在我和我的學友、稲角 榮 之間成了
惡魔書,就來自那書的名字。因為 Poseidon 的翻譯就是 「海魔」。
沒有這個書名,我們也不會知道有這本書。
鯊魚是在現存的脊椎動物中最古老的太古原始動物,外形與三億
數千年前沒有兩樣。可以說是拒絕進化,謎樣的動物。存活之中,
全身秘藏著化石的時代,直到今天還是飢渴著血腥,環游於世界
海洋的兇惡魚類。
「藍色海魔記」;Polynesia 藍珊瑚的美麗、Flirida海岸明亮的紅樹林
的亞熱帶風土、眾多海洋學未知之謎、海的神秘 . . .. . 等等等,如同
地獄一般,一味的向我們招手。我 與 榮,就是受到這一手的呼喚,不
得不啟程,遠赴那棲息著巨大海魔海洋。
2 .
G女子學院大學國文科的 稻角 榮,出了 R書店,走向忙亂的新宿車站
之間,忽然有兩個男人抓住她的手腕,一開始不明事態,愣了一下
望著那個男人,再度被帶回到了剛剛 R書店的事務所。
「不是 . . . . . ,」她叫著。「不是那樣!只是沒注意。」
「沒注意?沒注意的偷了?」
年青的書店職員抓除了書本,丟在桌上。
「那有收據吧?拿出來看看。」
「不知道。是真的不知道。」
她淒厲的聲音崩潰了。
稻角 榮 這時並沒有說謊,不相信為什麼自己怎麼會把書抱在胸前。
「幫我,理子 . . . . . 幫幫我 . . . . .」
接到電話的時候,我正在夏季講座的教室。馬上驅往 R書店。失去
血色的臉孔,榮 坐在堆滿書籍後面的地上,一個人自言自語。
「電話打給妳之後就不再說話。已經一個小時了。好了,快回去
吧!」
這是第一次看到「藍色海魔記」這本新書。似乎要被南方海洋的藍色
吸入的封面,非常漂亮。
「〈海魔〉、那紅色的文字突然跳入我的眼睛。我不知不覺的翻開
目次。〈追著鯊魚〉、〈獵鯊〉、〈吃人鯊〉. . . . . 那鉛字一下子
襲攏了上來 . . . . . ,讓我回想到那件事。清醒了一下,又沉浸入書
中,不,不要。鯊、鯊、鯊,翻著書頁,追著鉛字,寫些什麼也
忘了 . . . . . 就是一味的追著鉛字 . . . . .」
榮 忽然張大了眼睛,
「然後 . . . . .」榮 喘著氣,無法靜下來。
我再度想起來在R書店時異樣的感覺,她似乎有著什麼奇妙的不
正常。
「176頁 . . . . 讀那裡!」
榮 高張了聲音。
「就那鯊魚 . . . . . 鯊魚殺了 Hiro哥 . . . . .,有寫著!」
「不會吧 . . . . .」
「真的!我有看到。殺了Hiro哥的鯊魚跳出了海面,很清楚的看到。
比船還大。畸形的、像怪物一般的頭 . . . . . 跳出海面,在空中看著
我。忘掉,忘掉吧。可是那如同玻璃的紫色眼睛!就是那隻鯊魚
沒錯!」
榮 顫抖著,看著我哭訴。
榮 的哥哥、 稻角 滉 去年夏天在山陰的海中被鯊魚襲擊而過世,當時
唯一目擊者的我也相當知情。不過當時的狀況到現在也還是無法在
腦中鮮明的顯現。榮 和 滉,榮 是母親的孩子,滉 是父親的孩子,
彼此是異父母的兄妹。那個夏天,滉與榮在 古姬 度過,向漁夫借了
小舟,一起出海釣魚。離開入海口的岸邊也就不到十公尺的淺海,
當時在地的人們都無法相信,因為從來沒有被鯊魚襲擊的事件。
大夏天,沒有波浪的海面,停著一艘船。用 榮 的話說:「寂靜而
目眩,海與天空都燃燒著 . . . . . 凝視著幾乎就會被吸入」的正午。
從水裡被拖上岸的小舟的櫓,不知何故從舟底發出著 嘎啦嘎啦 的
聲音。抬起頭望向 滉。
滉 的確就在那裡,不過,沒有臉。
沒有臉的 �� 的身體在舟上搖晃著。
穿著短褲與黃色波羅衫,也沒有水濕的跡象。
發生了什麼事,榮 並不知道。為陽光照射的海的四周,一片平穩。
望著 滉 那沒了頭的身體,如湧泉一般的流著血。
她看到鯊魚是在那件事之後。
榮 後頭的海面忽然湧動著,一條水濡的巨大鯊魚騰空而起,小舟上
滉 的首級是如何被鯊魚咬食掉,滉 又正在做什麼?握著釣竿,還是
正在假寐?
稻角 榮 受到的衝擊可以想像,她的精神狀態在事件之後,陷入極度
的不安也是事實。我沒看到,滉 沒有頭的身體不是被刀切斷,尖銳
的鯊魚齒痕也很清楚,對她與她的父母,一想起來就如同惡夢。那個
夏天過去了,接著的夏天,滉 就要成為我的先生了。等著他一出校
門,我們原本就要一起的。
出發去 古姬 的前一天,滉 啃喫著我的身體。「我不能離開妳 . . . . .
明年夏天就要去度蜜月了 . . . .「不過有些擔心 . . . . . 我大學還有兩年
. . . . 」「沒關係 . . . . .我會說服爸媽 . . . . . 」「榮 知道的話,不知道
會說什麼 . . . . .」「一定是贊成的嘛 . . . . .」
那年青充滿自信與天真獨善的頭,進入了官能與色情,瘋狂起來特別
的雄偉,無法替代的,充分的滿足了我的那個頭,一瞬間就消逝了。
所以不說 榮,一看到「海魔」的書名,應該我也會一樣也說不定。
因此 榮 看到「藍色海魔記」的異樣,很可以理解。
「藍色海魔記」的第196頁這麼寫著:
──(略)鯊魚的種類達到 250種,並不都是狂暴,會侵襲人類的其中
12種會吃人(列舉鯊魚種類名稱不記。),被害件數相當多。(略)
我曾經在 Sydney 被十數隻的鯊魚旋回圍繞,他們游到我要上岸的
岩礁,很有耐性的與我周旋。可是另一方面也有與家族在水深只有
30公分處玩耍的幼童就被咬去了兩隻腳的實例。(略)──
「 Hiro哥 . . . . .」榮 說,
「 他要我讀這本書。這不是偶然。一定是的,哥在呼喚著我!」
「 呼喚?」
「 對!」榮 斷言道,
我反射性的看著 榮 的眼睛,
「 哥哥浮不起來。哥的頭想回來。找出來吧、的叫著。他在拜託
著我 . . . . . 」
「 榮,鎮定一些,」
可是她聽不進去。
「 不這樣不行」榮 說著,
「 這怎麼有辦法呢!」
「 可以的,」
「 只要找到那條鯊魚就可以,殺掉就可以,」
「 榮 . . . 」
3 .
我 和 稻角榮 出發去山陰西岸,離開 古姬 10公里的 衣笠村
是那年的九月中。
沿著河口,為三角洲與築港的堤防圍繞的細長海灣,塗著白色油漆的
木造建築是一棟增建的二樓房子,衣笠漁協 就在這裡。
漁夫的名字很快就查到了。不過已經在七年前死亡。
五十上下的漁業課長還記得 友永教授。
「 我算是他繼任的好友。」
「 教育委員會來了電話,說有客人想問些 軍瑪 的事情,請安排
一下。」
軍瑪 的本名叫 井崎軍松,就是那個漁夫的別號。
「 可是已經是十二三年前的事了 . . . . . 」
「 這附近很多鯊魚嗎?」
「 這裡一出海就是 對馬暖流,有透抽、鰹魚等等,也有鯊魚。」
「 其他還有鯊魚的被害者嗎?」
「  被害 . . . . . 沒有聽說過耶 . . . . . 」
「 不是有一位叫 軍松的 . . . . . 」
「 那個人特別一些。其他就沒有了。衣笠 主要是以 延縄釣 為主,
都去到東海。海岸則是老人與小孩,不會去捕鯊魚啦。」
「 那,軍松 都在那個附近捕魚?」
「 那個人也真可惜了 . . . . . 從以前就是個怪人 . . . . . 原本也不是
在地的。與人們也不是談得來。海岸的那邊就是 舞島,軍松 就出生
在那裡。近海的漁夫都會去到那邊 . . . . . 」
「 不是有鯊魚嗎?那邊 . . . . . 」
「 有、也有人看過很大的。不過不下海,也就不會也危險。」
「 不是說 軍松一家人被一大群鯊魚侵擾 . . . . . 」
「 應該是運氣不好吧 . . . . . 海洋是活的,要發生什麼事不知道的 . . . . .
而且 . . . . . 」
人看起來不錯的漁業課長話忽然混濁了起來。
「 唉 . . . ,不就是村子嗎 . . . ,村子就是會有鯊魚不是 . . . , 」
「 一定有鯊魚?」
「 聽說以前在島上 軍松 的父親不也是因為鯊魚。兒子、老婆 . . . ,
還有 軍松 的船也遭到大浪而遭難 . . . ,三天後只有屍體浮在島的
岸邊 . , . 手腳都被咬爛了 . . . . 」
「 被鯊魚嗎?」
榮 似乎探出身子問到,
漁業課長 沉默著,
「 那個 舞島 在那裡?」
「 有多遠?有沒有定期船?」
漁業課長搖頭。
「 以前十天有一班。四五年前只剩下四五戶 . . .. . 」
「 都沒有人了?」
結果我們住了下來。請 漁業課長 幫我們在市場後面的公會堂弄了
一個榻榻米的小房間。
井崎軍松。28歲,就是那個漁夫的兒子。
如果我們沒有碰到 軍松 的話,也許就回到原本平穩的生活。
戶數不到三百的這個漁村,誰也不關心鯊魚,我和榮每天站在這個
村外面海的軍松的房子。是個支柱傾頹的廢屋。很自然的眺望著大海。
那並不像是如同 榮 的想像所說的,曝曬於白光閃耀的大海。炫目的
魔,靜寂的魔,灼熱的魔,都消失了。剛來到時,看不到曾經為魔
纏繞的白色妖光的 古姬 的海。滿溢的只有茫漠,無邊的水。海面
稍微的一點風浪,都讓我慌忙後退。
似乎探透了我,
「 理子 . . . 」榮 說道「 一直麻煩妳,很不好意思。還要去學校吧
. . .  ,妳先回去吧。」
「 沒關係,再讓我待會兒。」
「 不行,妳會暈船。去到 舞島 有 38公里。」
這個時候,我感到 榮 可能什麼都知道。
「 沒問題。不過他真的會來嗎?」
晴朗都天氣,可是一點也看不到 舞島 的蹤影。
4 .
等了十天,井崎軍松 並沒有出現。
衣笠也有幾艘船,不過不可思議的是這個村子的人不喜歡女人上船。
榮 開始有點耐不住,這一點我也能夠瞭解。
稻角榮 不見人影,就在第十天的早上。
「 搭船先走了。你也回去吧,回到東京再向你報告。 」
只留下一張紙條放在我的枕頭邊。
海,怒吼著,
打開窗戶,沖擊著海岸的波浪,在幽暗的岸邊似乎觸手可及。
「 你回去吧!」
這個時候,讓我對 榮 有點憤恨。
去到魚市場,看到穿著灰色外套、黑長鞋,頑健的體格的男子,正用
鉤子拖著剛從漁船卸下來的魚箱。隨著他的腳步,去到拍賣場,那
兇惡的影子出現了。
( 軍次 . . . . !)
男子背後的鯊魚露出著牙齒。
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「 告訴我,告訴我那鯊魚的事情。什麼都好,什麼事情也沒有關係
. . . . 」
「 知道那些事 . . . . 要幹什麼?」
他望著海。
「 是誰殺了我愛的人 . . . . 他是在船上,什麼水沫都沒有,為什麼會
被鯊魚殺死?」
「 當那鯊魚飛越船的上方,身體稍微碰到了。那時我正在船頭
睡覺。」
我知道鯊魚,是由與牙齒相同的性質的皮膚包覆著。如同刮鬍刀一樣
鋒利的無數密生的牙,就是牙齒的擴大與變形,以牙的形狀成長,在
皮膚中發育。換句話說,鯊魚的皮膚,其實就是無數密生的牙。
那一天的快中午,井崎軍次 的船停在 衣笠漁協 前面。不到三噸的
船,不過看不到他,不在船內,也不在附近。
「 去買東西了吧。」漁業課長說著。
. . . . 他在還是少年的時候,就在這條船失去了母親與年幼的弟弟嗎?
. . . . 。這時我眼前起了幻覺,看到了少年軍次的臉。他或許在尖
叫著,或許沒有。無表情的睡著的軍次的眼,重疊到少年的臉上,
這時我感到這艘船,到處都滲著苦汁。
我走向了在岬外那已經沒有支柱,日曬雨淋的廢屋。這是他誕生的
屋子。他的父親離開了家,終於在本土蓋了屋子,小小的屋子。
現在他也離開了。
是什麼讓他離開的?我感到害怕了起來。
我環繞著屋子看了一下。找他的話應該就是這裡。
可是這裡也沒有 井崎軍次。
晴朗明亮的日本海,這時再度的怒吼了起來。
5 .
稻角 榮 回到東京是我回來的隔天。她忽然很有精神,
「 怎麼回事?」榮 一進入屋內就說。「 去了學校,說你沒有去,
所以以為妳在 衣笠。」
我拉著棉被,轉身向著牆壁。可以的話想說「 回去!」
「 起來吧。有好消息。」 榮 一進來就去開玻璃窗。
「臭;女人的房間耶。」
「 門關起來,我頭痛。」
「 見到他了。在回程的海上碰到的。問他名字也不回答。我突然的
問到鯊魚的事。他忽然變了臉色看著我。
「 然後呢?」
「 這樣而已。不過看他的眼睛,他一定是知道的。」
稻角 榮 是單身,從 古姬 再去 舞島 是再一個禮拜之後。
我知道卻更是在那三天之後。
載 榮 去 舞島 的船夫說她有說 10天後再來接我。年老的船夫完全不
知道 榮 母親的出身是 古姬。
「 沒問題吧,颱風。」
「 小颱風而已,島上反正沒有什麼。」
「 明天就沒事了。」
海 一整晚的狂嘯,在老人家叨擾一晚的我,直到天快亮才稍微入眠,
一早醒來竟然是個大晴天的日子。
我去到 舞島 則是四天後。到今天想起來,為什麼那個早上能夠撘上
船自己都還覺得不可思議。在去 舞島 的海上,我是在昏睡中過去。
6 .
「 島上的屋子是空的。振作起來,理子 . . . . 」
似乎有了什麼夢魘,當我醒過來的時候,已經不是在衣笠,或者 古姬
的漁村。腳底從根搖晃,只聽到暴戾,轟然的聲音。晴朗的夜裡,
月光照射進了破屋,榮 走出了屋外。
榮 走下了屋外的斜坡。舞島 真的就是一個死絕的廢村,到處都是無人
居住的屋子。到處充滿著由「」自然的妖氣而來的瘴氣。
閃爍著銀青色光芒的海,反射浮現著小屋。走進了兩三步,門板忽然
激烈的打開,榮 衝出滾落在地上。
「 不要過來。」粗厲的聲音。
榮 雖然被掠倒了,還是拼命的再靠近。小屋內沉寂了一下子,我站在
沒關的門口,又一會兒,突然小屋開始發出咆哮的聲音。不間斷的
唸叨著。
我窺看進去,只見 軍次 躺著,榮 的頭被他夾著,
「 拜託 . . . . ,殺了吧 . . . . 找出那隻鯊魚 . . . . 殺了吧。」
榮 那淒厲的聲音,到現在還留存在我的耳際。 7 .
我們必需離開 舞島 的前一天,我看到了 軍次 奇怪的行動。
海灣北側有一個洞窟。那一天他從洞窟抱著一個保麗龍的桶子走
出來。出來之後,放下了桶子,拿出刀子開始切斷自己的腳趾,
將血注入桶子中,我走進他,可是他視而不見的繼續著。桶子
放出了血的腥臭。
暗紅色的液體,裡面浸漬著佘目魚。
「 在幹什麼?」
我一面說著看著桶子裡面,我的臉為之色變。
「 那是 . . . . 」
「 沒錯,是我的血。」
軍次回答到 :「 一半是我的血,一半是魚的血 . . . . ,已經三天了,
我的血已經不新鮮,換一些新鮮的。」
「 為什麼?」
軍次毫不變色。「 不這樣那傢伙不吃。」
我環繞著屋子看了一下。找他的話應該就是這裡。
可是這裡也沒有 井崎軍次。
晴朗明亮的日本海,這時再度的怒吼了起來。
5 .
稻角 榮 回到東京是我回來的隔天。她忽然很有精神,
「 怎麼回事?」榮 一進入屋內就說。「 去了學校,說你沒有去,
所以以為妳在 衣笠。」
我拉著棉被,轉身向著牆壁。可以的話想說「 回去!」
「 起來吧。有好消息。」 榮 一進來就去開玻璃窗。
「臭;女人的房間耶。」
「 門關起來,我頭痛。」
「 見到他了。在回程的海上碰到的。問他名字也不回答。我突然的
問到鯊魚的事。他忽然變了臉色看著我。
「 然後呢?」
「 這樣而已。不過看他的眼睛,他一定是知道的。」
稻角 榮 是單身,從 古姬 再去 舞島 是再一個禮拜之後。
我知道卻更是在那三天之後。
載 榮 去 舞島 的船夫說她有說 10天後再來接我。年老的船夫完全
不知道 榮 母親的出身是 古姬。
「 沒問題吧,颱風。」
「 小颱風而已,島上反正沒有什麼。」
「 明天就沒事了。」
海 一整晚的狂嘯,在老人家叨擾一晚的我,直到天快亮才稍微入眠,
一早醒來竟然是個大晴天的日子。
我去到 舞島 則是四天後。到今天想起來,為什麼那個早上能夠撘上
船自己都還覺得不可思議。在去 舞島 的海上,我是在昏睡中過去。
6 .
「 島上的屋子是空的。振作起來,理子 . . . . 」
似乎有了什麼夢魘,當我醒過來的時候,已經不是在衣笠,或者 古姬
的漁村。腳底從根搖晃,只聽到暴戾,轟然的聲音。晴朗的夜裡,
月光照射進了破屋,榮 走出了屋外。
榮 走下了屋外的斜坡。舞島 真的就是一個死絕的廢村,到處都是無人
居住的屋子。到處充滿著由「」自然的妖氣而來的瘴氣。
閃爍著銀青色光芒的海,反射浮現著小屋。走進了兩三步,門板忽然
激烈的打開,榮 衝出滾落在地上。
「 不要過來。」粗厲的聲音。
榮 雖然被掠倒了,還是拼命的再靠近。小屋內沉寂了一下子,我站在
沒關的門口,又一會兒,突然小屋開始發出咆哮的聲音。不間斷的
唸叨著。
我窺看進去,只見 軍次 躺著,榮 的頭被他夾著,
「 拜託 . . . . ,殺了吧 . . . . 找出那隻鯊魚 . . . . 殺了吧。」
榮 那淒厲的聲音,到現在還留存在我的耳際。 7 .
我們必需離開 舞島 的前一天,我看到了 軍次 奇怪的行動。
海灣北側有一個洞窟。那一天他從洞窟抱著一個保麗龍的桶子走出來。
出來之後,放下了桶子,拿出刀子開始切斷自己的腳趾,將血注入
桶子中,我走進他,可是他視而不見的繼續著。桶子放出了血的腥臭。
暗紅色的液體,裡面浸漬著佘目魚。
「 在幹什麼?」
我一面說著看著桶子裡面,我的臉為之色變。
「 那是 . . . . 」
「 沒錯,是我的血。」
軍次回答到 :「 一半是我的血,一半是魚的血 . . . . ,已經三天了,
我的血已經不新鮮,換一些新鮮的。」
「 為什麼?」
軍次蠔不變色。「 不這樣那傢伙不吃。」
「 那是魚餌?」
「 你每天去嗎?」
「 鯊魚的餌什麼都可以。新鮮的,腐壞的,什麼都吃。一般是這樣。
可是這畜生不是人的血,他就是不吃。」
「 軍次 . . . . 」
「 你碰到了。你找到那隻鯊魚了。」我喘息著。
「 這傢伙」他說,
「 只在夏天出現在這個海,到九月就消失不見蹤影,而且也不是每年
如此。」
「 用吧」
一說完,拿起 軍次 的刀子就要切下自己的右手手指。
「 用我的。多少都可以。你就停止吧。」
井崎軍次 怒吼著。
「 出去。現在馬上給我出去。」
軍次的眼充滿異樣的血絲。
「 不是為你們殺,是為我自己 . . . , 」
「 滾回去。不要在我身邊。」
軍次 手上的刀尖顫動著,手緊緊的握著刀柄。
「 我的弟弟 . . . . 」軍次 說道,「 不是不小心落了海。父親 . . . . 父親
去做了餌。」
我無法忘記那時的 軍次。他如同少年一般的掉著眼淚。
「 鯊魚確實是靠了過來 . . . .  可是,我沒有注意到母親。母親睡在
弟弟的身旁 . . . . 我看到的時候,父親將弟弟放入撈網中,伸出到
海上。右手握著手刀。. . . . 只有一隻,厲害的傢伙脫離了魚群,
遠遠的繞著船。父親凝視著鯊魚 . . . . . 我在島上也曾經聽說過吃了
祖父的鯊魚的事情 . . . . 。父親其實也不願意這樣。不過以弟弟為餌,
母親悲鳴著跑了出來,撈網就掉落了。」
在回程的船上,一直想睡,只覺得很悲哀。就要睡著了,巨大的頭
剩下一半的鯊魚浮上了腦海。
8 .
隔年夏天,我在 衣笠 的村子見到了 井崎軍次。
他用手鈎鈎著魚箱來到了市場。
看到了我,似乎與我毫不相識。
再一年的冬天,稻角榮 還是在 衣笠 的村子見到了柱著拐杖的
井崎軍次。也沒有靠過來,只是用沒有感情的眼「看到我」,
榮 說道。
這時,一隻手臂,強壯的腳,垂在船邊你望著海,浮現在我們
的腦海。
只是就這樣望著也沒有什麼意思。
這時,忽然
( 終究不會說 滉 的魂魄就在那鯊魚裡面吧 . . . . )
想像著,不免膽怯了起來。
不過,我與榮,一次也沒有沒忘記 滉。不會忘記吧,我們相信是
不會再去那裡了。當然,不再會兩人以起前往了。
現在夏天就要過去了。
我開始收拾行裝,準備啟程 . . . . .。
節錄 的 方法 https://iseilio-blog.tumblr.com/post/730945556297416704
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nccwa · 1 year
Text
死亡,精神的昇華與墮落--融融《黑貓情人》vs《浪漫婚禮》 ■作者:楊秋生(美国)
2023-09-29 21:44 阅读量:8k+华人号:文舞霓裳
《文舞霓裳》文学专栏  第275期
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【作者 楊秋生】祖籍河南,台灣高雄師範大學國文研究所畢業,曾任教於大學。現居美國加州矽谷,為海外華文女作協創會會員,並曾任北加州作家協會會長,現任美國西北華文筆會顧問。出版有兒童書,小說《摺紙鶴的女孩》、《致女作家的十封信》、《生死戀》。小說曾改編為電視電影,並列於巡回文藝營書單目,《22號公車》曾獲得文苑文學獎小說組佳作獎。散文著有《心中有愛》、《相思也好》、《永不磨滅的愛》,曾獲海外華文著述獎及文學著述首獎,論文《試論融融「茉莉花酒吧」創作技巧與魅力》獲海外華文論文著述佳作,另譯有《神的名字》一書,列為各大學宗教系參考書目。興趣廣泛,並涉獵園藝、美食及國畫。
連續讀了融融幾篇短篇小說,看得出她想要超越寫實主義,走向用靈魂寫作之途。也就是說整個小說關注入的不再是外在現實的整個時代或社會或人際關係現象,而是轉為對內,即向內心和靈魂探索的小說。
最近閱讀趙自雲在<直面靈魂的寫作 ——從《為了報仇寫小說》看殘雪的小說觀>一文,感受得出受殘雪影響,走進靈魂書寫的融融,所以選擇純文學創作道路,目的正如殘雪「是為了剖析人性和探索人的靈魂」。 這樣的創作意念在讀融融的《黑貓情人》與《浪漫婚禮》兩篇短篇小說中都可看到,尤其是《浪漫婚禮》甚為明顯。
靈魂的層面是極其抽象的,難以捉摸也難以體會的,融融有幾篇短篇小說都是用一種抽離現實描述從靈肉分離或強烈的精神創傷或困境中,以她一貫嫻熟的小說技法,將現實生活的向外描述故事,轉而向內部虛無幽冥難以捉摸的心理與靈魂,去深探靈魂的層次。融融這類作品因為並非以寫實方式寫作,在沒有太多具體事件可作為依據,便大量運用幻覺或夢境與現實交錯出現,文字上有時還會融為一體,亦虛亦實,在魔幻中營造出虛幻、神秘、詭異、甚至陸離光怪的景象,讓虛來烘托實。而情緒、場景、思想、價值觀在異質空間中、在瑰麗靈動的文字,如詩般的意象裡一步步向內探究揭發一個個被自己忽略的隱秘本我,讓讀者在一遍遍閱讀當中不斷地觸及故事主角、作者或自身的內心世界,一起傾聽靈魂的聲音。
《黑貓情人》與《浪漫婚禮》兩篇小說都是利用了上面所提的寫作技巧,並貫穿內心靈魂,不斷深入考察和追究內心精神層面。兩篇小說講的正好都是失去摯愛的人的故事,而融融並未從現實生活中描述兩者失去愛人的悲痛及自我調適,而是從抽離現實生活的痛楚靈魂中,以不同的方式去尋找心靈最終的歸依。
兩者故事裡都有現實的主角,但都看不出小說主角中的年代、場景真實地點及具體人物的描述,而是以極少的文字約略捕捉一個模糊輪廓,再以比較大的篇幅運用剝離現實生活,從心理層面或靈魂層次中塑造出主角的形象,讓讀者以有限的文字片段與感受拼出整個情節故事。兩個失去摯愛的人,在融融的筆下兩個主角呈現了不同的靈魂層次,讀者跟隨小說的描述而陷入緊張、恐懼、擔憂,甚至驚嚇與震撼。
《黑貓情人》故事是敘述一個因為得了憂鬱症導致婚姻破裂的,一個行屍走肉的無性醫生,在一場演講中一句玩笑話而邂逅了能與之靈肉合一的伴侶賽麗。在賽麗為他擋下一個謎一般的流彈之後,這個再度生無可戀的男人在賽麗葬禮後決定了結生命。然而一隻神秘的黑貓出現,因男人將牠擋在門外而失蹤。在尋找黑貓的過程,因為黑貓的復現,讓這位醫生找到了與賽麗心靈合一契機,最終投向沒有悲傷、痛苦,心靈再次與賽麗密合的池水,達到救贖與永生的境界。而《浪漫婚禮》的凱蒂即將和男友舉辦一場充滿完美浪漫的婚禮,卻因未婚夫在舉行婚禮前兩天意外喪生,而導致浪漫婚禮的夢想幻滅。凱蒂悲痛欲絕,執意以一個體面水下喪禮來圓夢。一切按照計畫圓滿進行,卻因一位不知情陌生男子(漁夫)奮力救她而夢想再度落空。執意非死不可的她,恨意未消,抓住了那個倒霉的、破壞了她的完美計畫的漁夫當了陪葬品,完成了另一場完美計畫的葬禮。
《黑貓情人》與《浪漫婚禮》兩篇小說在起頭上還是有傳統小說的序幕,拉開後展示情節。
《黑貓情人》起頭「窗台上那個毛茸茸的黑球、隨著太陽移動越拉越長,猶如一張黑色的魚網和影子、影子一點一點覆蓋全身的男人,簡單幾句黑貓、陽光、影子和男人產生了不可分割的關聯。」這段猶如一個引子,拉開了故事的序幕。
《浪漫婚禮》起頭「貝爾特山下有一條很寬的河,到了夏天,雪水白嘩嘩地從山上衝下來,白天河中波浪滾滾,晚上月光如銀,河水平如明鏡。凱蒂住在山的背後,她愛爬山,更愛游泳。
她和費力就是在游泳池相識的,邊鍛鍊身體邊談戀愛,直到談婚論嫁。」這起頭也是一段引子,拉開了故事的序幕。
故事開展之後,《黑貓情人》用了意識流手法加上大量的隱喻、象徵、魔幻、虛實交錯,建構出羅西思醫生一再對生活境遇與對存在意義的探尋。融融用大量的不同夢境碎片折射著羅西斯醫生無依、痛楚、焦灼、徬徨在天堂與地獄之間,感覺他似乎不時地在思考、與自己對話。最後他的心靈超越所有世俗的人為建構出來的約定俗成的道德規範、成功與失敗的評價,以及對與錯的認知,建立出屬於自己的存在價值標竿,最終超越現實肉體生命,以自由的靈魂,選擇內心深處的存在意義。
我認為作者寫出羅西斯醫生最後演變為自殺的結局,不能以現實主義的眼光來看待,作者只是利用這樣的小說建構出一個讓讀者能夠進入到羅西時醫生的心理狀態,靈魂曾經自我分裂、搏鬥和最終得到救贖與永生的精神世界。那一泓湖水,有著賽麗的愛在等他,為他洗滌了困擾、束縛、拉鋸他的精神困境。在他投湖那一刻,激發起他的是一種生命的豪情,靈魂的解放,一種精神的救贖,自身主體的存在價值,一個心靈歸屬之處。 詩樣的文字和畫面構構的是一個藝術層面的世界,不是真實世界的駭人自殺事件。以純藝術來欣賞最末一段,沒有痛苦的困境紛擾,平靜如鏡恬然忘憂的平和寧靜的「天堂」。
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相對的,同樣是走向死亡的《浪漫婚禮》故事和《黑貓情人》一樣簡單,幾個片段就將故事交代清楚了。凱蒂,即將舉行婚禮,有著完美計劃——她不但訂製了不吃水分的特殊黑白二色禮服給未婚夫和自己,而且在在貝爾特河中排練許久,浮出水面的相吻相擁,沈入水底的肉體結合。而就在婚禮前二天,未婚夫車禍意外身亡。以一般理解,凱蒂應該未婚夫的意外死亡「應該」悲慟逾恆,但作者並未順著這個「理所當然」的劇情發展,卻以一種出乎意料之外的劇情發展,讓整個小說進入一個「受創者」的扭曲的心靈世界。
凱蒂得不到完美的浪漫婚禮,計劃完成一個體面葬禮。而在她進行葬禮進行式時,被一位釣魚的「漁夫」所救。
眼看完美葬禮即將實現,卻被這漁夫「破壞」!那個救人的漁夫在凱蒂的眼裡成了破壞本,甚至可說剝奪她的完美夢想的兇手!
凱蒂為報復這個兇手,設計了一個荒誕而恐怖的復仇計劃。最後這個好心的漁夫成了凱蒂的陪葬者。
我自來不喜歡暴力暗黑美學,總覺得美學中帶著令人不舒服的血腥味,因此閱讀《浪漫婚禮》不是一種賞心悅目的過程。但幸好融融的語言文字倒一點沒有拗口的地方,能夠在營造出詭異的場景、心靈的扭曲變形,行雲似流水充滿音樂與節奏、流動著詩般的文字與描繪的場景,譬如「河邊的蘆葦挺直了腰桿列隊歡迎,碎石和落葉在車後的煙塵中追逐跳躍,秋風吹著口哨,掠過水面。灰沈沈的天空上,月亮的眼睛眯成一條線,假裝打瞌睡。」「掛在懸崖峭壁上,背後飄著一片薄雲,象紗布一樣遮蓋著山下的一切,只有高速公路的路面折射出太陽的光輝,亮得扎眼。山路斷斷續續,好像文章的省略號,點點滴滴,時隱時現。烏鴉在空中盤旋,突然俯衝下來,擦過她散落在背後的長髮,撩起灰朦朦的塵土,把明朗的天空塗得髒亂不堪。她把手松開,就象飛人一樣,撲向天空。她的身體向上騰躍,如跳水一般,在空中轉了半個圓圈,然後墮下來,墮下來,寫了一個巨大的問號。」這樣的描述幾乎會讓人忘掉隱藏在絕美裡的恐怖與驚悚,尤其小說最後「這時河裡出現了一個紅色的旋渦,旋渦如玫瑰花瓣對著明媚的陽光盛開,花蕊里有兩張臉,對著天空咕咕咕地吐氣泡⋯⋯」這麼美麗的文字帶出的是如此詭異的微笑,讀者彷彿能看到當這個執意要完成「浪漫婚禮」的女主,最終達到目的後的一抹墮入地獄的如惡魔讓人不寒而慄的微笑,令人毛骨悚然,原來所謂的暗黑美學,是可以發揮到這樣的境界的。
很難想像融融可以用這樣瑰麗的文字勾勒出恐怖和醜惡黑暗的地獄景觀,尤其那一聲「尖叫」,讓人聯想到聲嘶力竭的絕望、悲痛之後忽然萌生的希望和最終的解決之道。而這篇以美麗的詩般的文字描述的故事,陰毒狠辣的美人自私的執念,如暗黑流動的藤,一點一點向目標延伸,最終緊箍獵物。美麗與暗黑結合在一起,撞擊的力道非同小可。文字的背後,又啟發了讀者怎麽樣的思考?如此不堪手段,可以如此隨心所欲?可以為達自己目的以怨報德?
曾經有人��:結合異端故事和幻想文學的暗黑美學,美得詭譎、恐怖,真的不知能提升性靈的哪一部分? 我再三思索,體會到所謂的靈魂寫作,是超越現實的,作者只是用這樣的手法表達人性本質的複雜性、有著自由的意志與選擇,探索不同的靈魂層次。
這兩篇最終都觸及死亡,《黑貓情人》的羅西斯醫生打從一開始就因抑鬱生無可戀而想死,而凱蒂剛開始並未有死的打算,想死是因為浪漫婚禮落空,欲藉體面葬禮來補償浪漫婚禮。兩者不只在本質上就有一些差別,在表現手法上也有些差異,在最終的結局中更是凸顯了靈魂層次的天差地別。
同樣的擁有永恆價值與自由靈魂的個體,前者在創傷激盪出靈魂自由的選擇,創造出精神上的救贖而永生;而後者不能體會生命中任何的傷痕,都是追求自由靈魂留下的探索腳印與經驗,卻選擇同歸於盡以達目的,而墮入地獄般的深淵。
參考書目: 1.直面靈魂的寫作 ——從《為了報仇寫小說》看殘雪的小說觀作者:趙自雲 https://wenku.baidu.com/view/e1d576c95fbfc77da269b14f?bfetype=new 2. 聊一聊殘雪創作對西方文學的借鑒和改造作者:挖史人 https://baike.baidu.com/tashuo/browse/content?id=aeb9b7bbd2294c7b3a2720c5
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retepom · 1 year
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【だが】No.173【今は違う】
 ギュッ
読者が一様に考えたであろうネタにも関わらず我慢できませんでした。K2無料公開時に一気読みしたクチです。おもしろいよね。ちなみに私はドクターTETSU推しです。何だそのふざけた髪型は…!!
※この記事は今週のアンデラ本誌感想です※
「二人共本当にいいの?」
 秒速UNION入りの重野ファミリー!!!老舗料亭は…どうなったんだろう……アンデラにしては珍しく眼鏡が本体っぽい作画の父が地味に好き。お母さんカワイッッップリキュアのお母さんじゃんもう(???)
ん?まって??背後にいるビリー様の………あれ!!?!?ベロニカさんとベティちゃん!!?!!!?!あああぁ〜〜〜!!!!!!!!ご存命!!!!ご存命でいらっしゃった!!!!!!!!うわ~~~ッ!!!!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!!!!ベロニカさんのデザインと属性がとんでもなく性癖に突き刺ささっていたオタクの脳内は今祝福に包まれています。本当にありがとうございます………しかしながらこんなに可愛い妻子が待つ家があるというのに“ひとりインディペンデンス・デイ”を決行しようとしていたビリー=アルフレッドはちょっと校舎裏案件ですが学校潜入期間の幕間でファン=クーロンに子育てに関してガチ説教くらってるかもしれないし許してやろう(強めの幻覚)ベティちゃんはフィル君と同い年くらいかな〜 もう可愛い シェンはムイメイちゃん連れてくのねまぁ順当か…まってムイちゃん弟は!!?そしてジジイは?まだ校舎に刺さってるの??
「他の連中が行けってうるさくてな」
あぁ〜〜ラボメン ラボメン良い…メタ的に言えばボウとミコの出生時期調整なんでしょうけれども ところでバウの奥様は…?
「この時は一瞬だけなのだ!!」
春歌ちゃんと一心じいじ…そうだよな……いつかは次の『パス』を使うタイミングがあると思っていたし予想もしていたけれど………下手すると飛んでる間に不壊の代替わりがあるんだろうな…ワシの屍を超えてゆけ……ウ"ッ…嫌だ〜〜ッ!!一心じいじは新生UNIONのみんなも看取ってくれなきゃ嫌だ………回避できない『別れ』もあるんだってメッセージを伝えることも必要だよ……
三者三様の女性陣も可愛いなァ〜と思いつつも前ループで友才さんの伴侶となったであろうメンズの事を考えてしまうのは我だけか。アンディに恋をしたから次の恋が出来たと考えるとそもそもなかった事にされる可能性は高い。どうして。否定者以外の一般人にも人権を!!ジーナちゃん背のびた?
 公式から訂正があったので15年とんだということだけれど…15年……涼ちゃん三十路過ぎてんじゃん……成人式にも同窓会にもいないチカラくん…寂しいな………記憶残してもらってるのかな……
「いないよ」「絶対に」
『絶対』に という言葉をここで使ってくるのはぁ〜!!!となっちゃう。つまり次のターゲットは………ていうか背景でまたワチャワチャしよるのちょっと待ってアポに怯まないベティちゃん可愛いねぇ〜〜〜(満面の笑み)ビリーとテラーが座ってるってことは幕間で増えた席にはとりあえず二人が座ったということで良いかな。答え合わせでもビリーが「任務」って言ってるから課題に参加できていたのかもしれない。家族の団欒見守る周囲あったけぇ……クリード隊長がま〜〜た着こなし変えてきてるがぁ〜〜!?!アナタは誰も連れてこなかっ………え!!?部下たちは!!?!?15年も隊長に会えない部下の気持ち考えたことあんの!!!?!??!!!嫌どす!!!!!!!(限界夢部下)
フィルママとチカラママが挨拶しあってるのめちゃくちゃ良いのでベロニカさんもまざってお母さん会してください!!!!!見たい!!!!!!!!!!!(曇りなき眼)
出雲風子 信頼は 減るぞ……………………………………
「アタシじゃなきゃ会えるわけないじゃない!!」
はぁ…………………………………………………
……………………………………好き……(噛み締め)
 バイクで颯爽と現れるおフランスのラトラねーたま 眩し過ぎる もう髪を切ってしまっているのは勿体ないが 語彙がもう全部ちゃんと理想のラトラで泣いてしまう。21が出せる色気じゃない…ということはリップはハタチですか。軍人トリオと年齢が開くのもまた趣深い。いや、テラーとはむしろ近くなるのか?
「私がガキンチョの頃にアンタがムリヤリさせたヤツ!!」
事案か!!?!?誤解を招く台詞が過ぎる。ガキンチョという語彙すら好き。育ちはお嬢様のはずなのに口悪くあれ。出雲風子がま〜〜〜た見てないとこで仕事してるよォ!!アンディなにしてんの?????この2人の救済はお前がやるべきじゃねえのかよぉ〜〜〜ッ!!?!?!って言いながらもうリップに接触してたらどうしよう。手術の練習台になってくれるヤベー奴とか。不治が発現したリップの代理で執刀できるように医者になっている可能性も捨てきれない。ラトラちゃん美少女が過ぎる………
「ハイ」「ウソね」「ハイ」から一瞬でたんこぶ作るツッコミはもうナミさんの技量。ニコおに良かったねようやく心労が分散されるよ…
「私の占いの前に」「駆け引きは通じない」
前々からちょっと思っていたがラトラの占いは本当に占いなんだろうか 未来予知能力の方がしっくりきてしまう 唯一能力名開示が無いのも何かの伏線なのではと考えてしまう…風子、ラトラの勧誘には“教える”パターンを使うんだな。信じるか信じないかはアナタ次第………
「やっぱいい男なんだなって」
「リップはさ」
……………………………はぁ〜〜〜〜〜
もぉ〜〜〜〜〜〜〜………………………………
そういうとこやねんてェ〜〜〜〜〜ッ!!
「…リップさんが妹さんの為に全力だったのもありますけど…」
「なにより」
「ラトラさんは…」
「優しいから」
…………………………………っかぁ〜〜〜…………………
前ループのリップとラトラの関係性に対する
ひとつの“答え”
あまりにも あまりにもじゃん………………………
「…ああ」
「そういう事ね」
世界一いいオンナの返答だろ…………何……????………好き……………………………………………………
言葉で説明するのはもはや野暮かもしんないけどさ…双子の妹の“かわり”になること、ラトラがその気になればできないわけではなかったんだよな。リップの“痛み”を慰める選択肢も沢山あったんだよ。リップも盲目的にライラばっかり想い続けていたわけじゃなく、命を懸けてでも守りたいのはいつだって『二人』だったんだから。でもそれをしなかったのはさ……
………………はぁ〜〜〜〜〜!!(クソデカ溜息)
「風子」
「今回はどうなるの」
「私は何をすればいい?」
「どうすれば」
「妹は助かるの?」
好きです 結婚を前提に結婚してください…
[どんな形でもいい]
[笑ってもらうんだ]
[3人で…!!]
出雲風子ォ!!!ここ最近ちょっとパワー型の作戦と信頼感減少ムーブが目立ったから今回のラトラとの関わりも若干心配だったけれど再会に浮つかずに、色恋にシフトせずに、しっかり会話してくれたのは良かった。とても。ニコイチやシェンムイへのリアクションがたまに心配になるので…
「占わなくてもわかる」
ほぉ……リップそんなことになってんの フリーランスの医者とかしてる?失敗しないので??
「今のアイツは」「きっと」
「前のアイツより」
「凄いわよ」
………なん……………なんか………ドラクエの顔がいい悪役みてぇな顔してんな…………………………………鞄ぐらいちゃんと持てよ…………………………………………
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egosashes · 1 year
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【青宇】錯置
《錯置》青宇    copyright.2714
「幸而歲寒日暖,穿身而往,終有未失未忘。」
不小心被拖了下水,但是心嚮往與心傷彷彿都在一瞬之間,故寫此一篇紀念,但也僅此一篇。
為曾經雙眼中的波瀾,也為你們各自兩往的前景。
Alert: 作者是個悲觀妹子,接受曖昧發糖,但也認同自然的情感歸寂,畢竟過了這麼些年的歲月,已經很懂得戀慕其實不過是人生中枝微末節的一部分,如果不能接受的妹妹們,就別看了吧,別跟我一樣鬧心疼。
BGM: 不才-涉川。
別問為何現代文放古風歌,就是古風控的偏執而已。
01.
「生日會還辦,你來嗎?」
瞥著屏幕上刪刪減減的字眼,繞著的句子不超過十字,卻猶疑地未按下發送,來來回回過了十日,辦方催得緊了,馮建宇才想了再三,懶得再婆婆媽媽,眼一閉傳了出去。
等了等對方的回應,過去半會,發現還是那杠綠色的訊息條在底待著,便低下眼把手機揣進兜裡。
窗面折著炎夏烈烈的日光,亮得他眼有些酸乏,可能是近幾天日程太忙碌,沒什麼時間能夠歇歇。
這樣的事,他應也是一般的吧。
編導推了會議室的門進來,六、七個生眼、熟眼的工作人員一併圍在圓桌,他起身和他們一一點頭問好。
「熱死了,這夏天可真太難受了,誰幫忙把空調調冷點⋯⋯欸,宇哥你嘉賓名單到底確定了嗎?」
「啊⋯⋯這幾天忙沒趕著弄,剛才想起來。」自己乾著哈哈笑了兩聲。
監導的眉頭緊得彷彿能夾死隻蒼蠅,無奈的遞了個眼神給二編,意會了也打算言傳的二編馬上義不容辭地接下話荏,特尷尬地搓了搓手。
二編開口。「大宇是在等誰的回覆嗎⋯?」
馮建宇抬起眼睛看過去。「沒,就是剛剛才記得弄,不好意思啊。」
坦白地承認錯誤和道歉,反而令人難以再繼續追究,這團隊也是有幾次不錯的合作經驗的,便沒再揪著唸下去,開始了正兒八經的討論會議。
開會一路上都還是挺順利的,事前準備工作做得足,又彼此有些合作上的共識和默契,沒吵出什麼火花來,相當祥和地收了場。
團隊一眾欣慰,要知道開個這樣的會也是蠻難能可貴的,現在藝人不就比誰天馬行空、誰誰意見多又出張嘴,但畢竟馮建宇處女座的軸勁在工作上還是挺靠譜的,每次討論的方向言之有物,客氣又配合度高,就是嘉賓的名單拖了又拖,給得晚些。
但稍稍看過風向的助導想著,該約得不就是那一位嗎,票房熱的保證,不說別的,她自己也是期待的。
一時沒忍住便問了出口。「青哥來嗎?」話聲方擲地,就感覺自己的腳不知道被誰擠了一下。
馮建宇淡淡地笑了笑。「該來吧,但我也說不準。等會問問。」
隨後會議便草草地結束了,監導帶著一伙打算去舞台現場看看方才研議的方案是否可行,馮建宇坐在驟然清空的會議桌前望著手機屏幕發愣,黑漆漆地像面鏡子,再整個角度就可以看見自己沒睡飽的那張臉,有點憔悴。
他發誓等這會兒忙完,絕對要死扒著被窩三天三夜不露面。
經紀人取了車鑰匙過來,拍了拍他的頭。「別發愣,再不上車又得堵了,快起來吧。」
馮建宇悻悻然地應聲,與此同時,方才一直黑著的屏幕終於亮了。
「來。」
簡簡單單一個字,又感覺心底某處被陡然捏緊了一下。
02.
時日過得長了,也漸漸學習到如何節約時間,做了這行才知道,原來一天的二十四小時是可以這麼用的,把一天過得像四十八還七十二也是有可能的。
一天可能在高鐵、飛機上跨越南北,七八個小時錄過百遍的歌、重複的舞蹈,十個日夜拍完一齣劇。
只是時間越壓縮,卻沒覺著日子活得長些,反倒一晃眼,年歲就這樣虛翻了過去,周而復始的、未及回顧。
結束了地方行程,像具屍體般賴在飯店床上,眼睛霧得睜不開,馮建宇在黑著燈的房間眨了又眨,眼皮還是重得沉如千斤,又該闔上時,一聲提示音拉回了馮建宇的神智。
轉頭過去摸摸手機,屏幕上一行「睡了嗎」閃著光有點刺眼,調了下亮度又震了一次。
「有事想找你聊」
「什麼時候回北京」
馮建宇看了看,回覆。「明天早上」
「好 那去你家找你」
「嗯」
按掉手機,繼續閉眼往回躺,但翻了一下子,鬧鐘又響了該趕飛機了,馮建宇睡眼惺忪的從床上爬起,眼睛還是霧霧的,真的太累了,做個夢也這麼難醒,話說都這麼累了,就該連夢也別做。
雖是夏季,入夜的涼還是有些,一離開棉被的熱度感覺更是特別缺落落的,翻了個身下床,沒睡的那一側被空調吹得涼冰涼冰地,馮建宇搓了搓鼻子,鼻水似乎有點蠢蠢欲動,可別感冒了吧。
突然間就有那麼點想念身側還睡著一個人的時候,那張不精緻又偶爾有點燥熱的大床,他捂著一邊、他橫著一邊,搶著壓著彼此的被子,有時不知為何醒來都擠在一處額頭冒著汗,一睜眼就看見對方缺心眼的笑,罵咧咧的說睡相也特麼太奇葩,這麼大一張床,還能滾到他的身上去,蹭得他一身臭汗、噁心一把。
馮建宇從來笑著回給他兩記眼刀,可他沒說自己其實睡相是該怎麼老實就怎麼老實,也沒問出口半夜是誰一點一點的抽自己被子,讓人冷得往邊竄。
馮建宇摸了摸空蕩蕩的床半邊,怎麼過去了這些日子,還是沒改掉睡一側的習慣呢?
「沒刷牙別湊近對我說話,臭死人。」
「就臭死你,看我敢不敢今兒不刷就去拍戲。」
「你⋯⋯」
「聽說今兒個還拍吻戲呢,祝老爺唇齒留香~」
「沒見過你這麼噁心人的⋯⋯」
嬉笑間被來人搔住了癢癢肉,只好不爭氣的求饒,咧開嘴牙子,以示諂媚討好誠意。
那人卻越湊越近,近得下一步自己的呼吸似乎就得暫停。
「嗯,再聞一次,還是臭。」
「你就得瑟吧!」 有點欠的早晨,怎麼回想時卻不怎麼笑得出來���?
03.
被龐雜壅塞的生活所壓縮的每分每秒,都是充實的,簡直就是充實得快不行了,爭分奪秒地捉緊任何補眠休息放鬆的機會。 這樣忙碌且疲憊的日子,相對而言,煩惱就變成了一件很奢侈的事了。 梳化時偶爾聽見助理們天南地北的談天,說著閨蜜男朋友女朋友如何如何、父母親戚還是隔壁鄰居怎麼怎麼地煩人,或者是困擾著哪個造型交不出件、上上個月替哪個藝人跑差的酬勞到現在還沒打進戶頭⋯⋯等等諸如此類瑣碎的交談。 因為馮建宇自己愛較真、熱心傾聽的個性,常常不知為何就變成了特召眾生的苦水桶,但他其實也樂在其中,畢竟聽聽八卦就能幫忙的善事不多嘛;時常他也會有那麼點羨慕,因他離那樣堂而皇之地表露自我情緒的時光已有些遠了,遠得亦忘了上次自己所煩惱的事情究竟是什麼?也根本沒那個心思空閑去做這些瞎想。 沒有煩惱,乍聽之下是很好的一件事,可是偶爾內心卻又有種無法言說、不能命名的,空落落的感受,一點一點,由外而內的將自己掏空。 就像此刻坐在前行車軌上,瞄著沿路倏忽即逝的風景,明明睏得不行,眼睛卻睜得雪亮,車速越快越馬不停蹄,越能感覺到一路所拋失的零碎片段,如此細小、難以述說。 「有那個精神勁就看看後半月要開拍的劇本吧,發啥愣呢。」沒等他傷春悲秋完幾個片刻,經紀人很盡責地將馮建宇拉回工作之中。 「噯、這不眼睛疼呢。」馮建宇打哈哈。 「那正好,看看這幕哭戲,紅眼睛適合培養情緒。」 遞過來的劇本邊角折著貼著密密麻麻的標記,這人就是嘴賤心軟,每每團隊會議或和自己討論出個什麼來時,嚷嚷著你字太醜,然後細心巴拉地替自己抄好筆記,令人省心不少,也多了對戲更深刻的思考,在詮釋時很是受用。 馮建宇認命地看著特意翻開的那一頁,瞅了會上頭的紀錄,紅字和螢光筆的痕跡縱橫排列,活像本高考學生的參考書,但雖然這幕他已經看了很多次了、也討論過很多遍了,卻仍然抓不太準那個情緒。 他新接的這齣古裝網路劇呢,角色是個武俠戲的標配男二,高冷、裝逼也真逼的閤主;武功高強、沉靜睿智、冷然傲岸、寡言淡情,這人從頭到尾都是一張波瀾不驚的面癱臉,台詞雖少,但缺了言語和表情的演出來強化,要如何展現出原劇情的張力及進一步塑造人物的層次,又何止是一個難字了得,是難得不行不行了。 不過也不失為一個精進自己的機會,且古裝和武俠一直都是自己所嚮往的憧憬。 其實角色面癱臉難演也就罷了,可偏偏找來共同策劃的新編劇是寫言情出身的熱門作家,劇本沒編過幾本,現言古言奇幻羅曼倒是賣得可贏了,因此劇本厚得跟小說似的,還動不動附註好幾來句並不用如此鉅細靡遺的心理活動。 諸如他似笑非笑地回眸一看,還是眼神冰冷如寒霜吹雪咻咻咻、偶爾又要有一雙如止水中閃爍著微不可見的火光的眼睛,接著身上穿的亦不能倖免,馮建宇掐指算了算,霸氣側漏的衣袂飄飄大概攏總出現了二十七次⋯⋯⋯到底是哪來的風啊? 這些都不計較,到底還算拿捏出了一個方向,只是唯一這最末的一場戲,怎麼演都覺得不順心。 這幕是在講閤主多年惺惺相惜的對手兼摯友將侯,在敗役後被俘身受重傷生死一線,他日夜兼程趕去營救時,卻只迎來一面蒼白的降旗,和草席裹起的冰冷屍體⋯⋯劇本上是這麼寫的: 「沈沅低下身於屍身旁不發一語。荒野上的風將他的鬢髮吹得有些凌亂,但他的身形卻紋絲未動地恍若靜止。沉默著好一會,沈沅站起身、抽出佩劍,將劍插入席邊的土壤之中,便負手離去。」 對這小說式敘述的劇本他已是見怪不怪,但卻覺得有點彆扭,彆扭的原因居然是前半部浮濫連篇的什麼眼神深幽眉梢一動薄唇緊抿等等,在這更應該大書特書的地方,卻突然有默契的通通消失不見,讓他有點難以適應的自個兒捉摸著面癱的心靈劇場,納悶求解他的心理陰影面積。 「我覺著吧,這兒肯定是殺氣騰騰的,看那將軍死得這麼蹊蹺,閤主必然是要去腥風血雨一場。」經紀人說的振振有辭。 「要去幹一場他幹麼丟劍,又不是蠢,這裡根本就是赤果果的表白啊,你死了就讓我的劍陪你一起,從此再沒有人值得讓閤主出劍了,所以我說這裡必須深情、必須絕望、必須生無可戀,要多悲慘有多悲慘,好讓妹子們齊齊噴淚。」化助妹子滿臉不屑的反駁經紀人,表情就像是在說你這不爭氣的東西敢情是沒談過戀愛吧。 「你以為在拍愛情小說啊?他們那是肝膽相照的哥們,江湖的英雄人物自然是要為兄弟拋頭顱灑熱血,劍丟了一把又沒啥,敢情他閣主還會缺硬體設備嗎?拜託妳眼睛的愛心泡泡收斂些好嘛,別總看見黑影就開槍。」經紀人不甘心的回嘴道。 「噯我說你這人怎麼說話的呢……」 「大宇老師你幫我評評理,他這麼說是不是過分了」 「行行行妳說過分就過分,總揪著這些沒完還要不要看劇本了」 「怎麼又我啦到底是誰先出的意見又不讓人說話……」 馮建宇無奈的擺了擺手示意休戰,殊不知卻只是將矛頭轉向了自己。 「……大宇老師你說吧!你覺得閣主是怎麼想的?」這最近才進工作室的化妝助理,剛從學校畢業沒多久,正是年輕氣盛的時候,每每跟人意見不合就要開座談會,非得討論到服氣才甘心的那個軸勁實在是挺有趣的,曾經不久以前的自己似乎也是差不離的,馮建宇想著,只是不知道什麼時候卻漸漸收了,遇事也很容易就過去了,甚至有時候也覺著,固執著一件事情,其實是挺累人的。 經紀人無奈地看了一眼馮建宇,示意自己已經盡力了。 「嗯……這太深刻的場面我也實在沒什麼頭緒,不如妳先講講妳的?」俗話說情緒最好的緩衝就是抒發,讓她講一講興許風頭就過了。 不點則已,一點則燃。化妝助理開始鉅細靡遺的為他們理一理這部劇裡的情感鋪陳,閣主與將候那點說不清道不明的小情愫、國仇家恨世代背景如何的影響、曾經的滄海到了如今多麼地難為水,根本是來了場旱季等等……言談發表之憤慨昂然,讓經紀人和馮建宇思想又到了新的一個懵度。 「聽妳這麼一講,我簡直就要懷疑自己演的是部愛情連續劇了。」馮建宇說。 「而且你最後還守了寡。」經紀人附和道,被馮建宇狠狠一瞪。 化助妹子又開始不樂意了,直逼著問馮建宇。「那老師你覺得要是你,這輩子最交心、深刻的朋友,若是遇上了同樣的處境,你丟下這把劍又是為什麼呢?」 馮建宇低眼默了片刻,訕訕笑道:「大概是想著上次對打的比數還沒拉平這人就先撤了,實在是虧慘了吧。」 北上的列車上,一路鬧笑哄哄地,為疲憊的路程增添了不少樂趣,也讓馮建宇心裡所丟落的聲音,那些忽弱忽大的喧囂,也逐漸地被覆蓋了過去。 『如果發生什麼事,我一定第一個擋在他的前面。』 『你懂什麼叫冥冥中注定的事嗎?』 『說了多少回,不讓你幹這個……』 在記憶中,最簡單的是回想,難的則是忘掉。
04. ​ 不更了,就這樣吧。 江湖有緣再見。 ​
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adherantnerdhi · 8 years
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«Miséricorde» ou la longue route de la rédemption  «慈悲» 一場漫長的救贖之旅 Evelyne Brochu Miséricorde, de Fulvio Bernasconi (Suisse, France, Québec, 2016), avec Jonathan Zaccaï, Evelyne Brochu, Daniel Gadouas, Charlie Arcouette, Marco Colin, Isabelle Caillat, 1h30.
Le chauffard qui a écrasé le gosse n’est pas celui qu’on croyait. Du camion funèbre émerge Mary-Ann (Evelyne Brochu), une jeune femme qui s’épuise à faire bouillir la marmite. Elle a deux enfants, un mari absent (prison? cimetière?) après des flambées de violence domestiques. Le road movie se conclut sur une cérémonie funèbre, dans laquelle joue une vraie chamane. Sobre et très émouvante, rappelant le rituel funéraire qui conclut «Jindabyne, Australie», cette scène de rédemption et de réconciliation interethnique approche avec respect les mystères impénétrables de l’âme indienne – et de la mort.
碾死了孩子的司機,並不是我們相信的。 Mary-Ann (Evelyne Brochu 飾演)出現在葬禮上面,因為自己的疲倦已經到了沸點。她有兩個小孩,在一場家庭暴力後,一位缺席的丈夫(服刑、過世?)。這部電影最後在葬禮當中結束,一場薩滿巫術儀式在其中舉行。非常清醒又動人,讓人聯想起澳洲電影《浮屍的風景》當中的澳洲原住民吸菸的悼念儀式葬禮儀式,這場在族群之間的救贖與和解,指向了不可靠近的北美印地安人們,那些有關靈魂及死亡的秘密。
The driver who crushed the kid is not the one we thought. From the funeral truck emerges Mary-Ann (Evelyne Brochu), a young woman who exhausts herself to boil the pot. She has two children, an absent husband (prison? Cemetery?) After outbreaks of domestic violence. The road movie concludes with a funeral ceremony in which a real shaman plays. Sober and very moving, recalling the funeral ritual that concludes ''Jindabyne, Australia'', this scene of interethnic redemption and reconciliation approaches the impenetrable mysteries of the Indian soul - and death.
https://www.facebook.com/EvelyneBrochu.inChinese/posts/1885753758322622 https://www.letemps.ch/culture/2017/01/17/misericorde-longue-route-redemption Jindabyne, Australie指的是澳洲原住民的一種吸菸的悼念儀式 Merci à @dark-delphine https://twitter.com/CloneClubAUS/status/822671659123343360
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iseilio-blog · 2 years
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眠 狂 四 郎
眠 狂 四 郎 Nemuri Kyoshiro
悠游於虛無之淵 孤高的劍士
柴田鍊三郎
新潮社 1991年 九月 二十五日
消失的兇器
一瞬而逝的姿影,誓仇來到 枕橋。
金八 小跑的渡過了 言問橋。
投問的 戀之夜路
一間茶屋
是緣吧 彈開了暖簾
暖簾:五木ひろし(歌詞中譯) - YouTube
「喂,抱歉,我家先生在這裡嗎?」
穿著工作衣的年輕女孩有點猶豫的指了指二樓。
金八 趁著擦身經過,快速的滑了一下臀部。
「是嗎、這裡嗎、二樓嗎。. . . . . 雪醬,妳、二樓被我們先生佔了,
沒法和男人幽會了吧」
「什麼男人 . . . . .」
「嘿嘿-,不要騙。這麼漂亮,什麼松吉、竹太的 情人啊。真可憐
啊,我家先生。」
一面登上二樓,一面說著
「談到松和竹,和 雪醬 一起那一晚真辛苦。媽的,今年一直下雪。」
今天早上 江戶 成了銀色世界,金八 在來的路上滑倒兩次。
打開 障子門,眠狂四郎 腳放在 矮桌炕 裡 仰臥著。
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「哦哼,家國昏亂忠臣出,街道異變金八現。先生,發生了金八這顆
腦袋無法判斷的事件了。」
「說說看」
狂四郎 閉著眼說道。
面貌蒼白,不變的虛無陰鬱。對生存無執著的活著,然而在那虛無
陰鬱之中,有著知天命的寧靜。
「三千石的 旗本大身(地方政治角頭)在澡堂哼著謠曲入浴時被
殺了。」
「. . . . . 」
「澡堂裡圍著浴巾的 女中 已經在裡面。因為是童女,不能讓她看到
赤身裸體的大人,躲到一旁,唱著謠曲的大人,不知怎的,呻吟了
一聲。嚇了一跳,抬起臉,大人忽然沉了下去,當頭再浮起來時,
已經成了斷末魔的可怕形相。浴槽成了一片血海。女中大吃一驚,
僕衆衝了進來已經太遲。」
「. . . . . 」
「做了一番偵訊不得要領。只記得一陣混亂與血海。」
狂四郎 一直閉著眼睛,是不是有在聽並不清楚,一動也不動。
「大人的背部被刺一個洞。被什麼東西刺的,那裡也找不到。」
「是說、浴池裡沒有兇器掉落?」
「是啊。大人的背部的確有個洞。」
狂四郎 坐了起來,將矮桌炕上的酒倒進碗裡,一口喝了下去。
「什麼時候的事?」
「就昨夜的事。下著雪,時刻剛好是丑時 -。大人與小妾合戰,
完事後有洗身的習慣。又胖,又渾身汗水,一定、哦,是有聽說對手
從去年就一直說要幹掉他。敵手有 天狗術,因此來拜託先生。」
消息不好外泄,所以不找 奉行所(警察局),用人去到 水野越前守
的 宅第,衛士頭目的 武部仙十郎 喚來 金八,下令去把 狂四郎 帶
過來。
大番頭、三千石的布衣 內藏助信親 是去年退番歸府,最近進入了
小普請 的人物。於大阪府的時候,大概犯了什麼錯被降級成 役寄台。
性格豪爽,不太向 閤老 低頭,濟助窮困,善飲,也好點女色。是
八萬旗 中的頭人。內藏助 府邸從去年底開始有了奇怪的事情。像是
賄賂品一般的大包裹,打開來看卻是貓的死骸。一上轎子就出現
白蛇。這些都還忍受,下了一個晝夜的雪,快晴美好的早晨,書院
前庭忽然出現一尊不知誰做的雪人,上面寫著「死靈」文字。隔日
太陽出現,雪人融化,竟然出現一個三天前失蹤的年輕女屍體。
下手的入依判斷當然是府邸裡面的人,而 內藏助 似乎無動於衷。
「大約最後就是要取我的性命。那就來吧。」
內心顯然有答案,府邸中的人們也沒有入去推敲。
終於,如同預料,內藏助 被殺了。 怪的是 內藏助 雖然背部有刺傷,卻尋不著兇器。
安置遺體的佛間,香煙裊繞,家人保持著沉默。這時忽然穿著黒服
的 眠狂四郎 出現,也不合掌致意。
「抱歉!」
一聲之後,把遺骸翻轉了過來。去除了二重的白衣與裝束,看了一下
背部的傷口,眉宇間有了困惑的樣子。
那傷口既不是長槍,也不是手裡劍,而是更為不同的兇器。
狂四郎 在老女的案內之下出了佛堂,去到澡堂。
只要是 旗本 的府邸,都造了不少澡堂,白天也顯得昏暗。如果從明窗
擊出兇器鰾不是不可能。
狂四郎 回到書院與佣人對坐。
「可以見一下夫人嗎?」
「夫人中風,從三年前就一直就躺在床上。」
「是這樣嗎?」
狂四郎 微微笑著問到,佣入顯得有點狼狽。
「還有什麼沒說的也說說看。」
「沒有特別啊。說夫人無法起床是有人看到。你的口吻倒有點像是
懷疑 . . . . .,」
「這蠻妙的。我不是對夫人有什麼懷疑。而是剛問你的時候你那狼狽
的樣子,似乎是你自己覺得夫人有點怪,不是這樣嗎?」
冷冷的看著佣人避開的眼神 狂四郎 說道。
「再來想問的是被弄成雪人的女中的事。」
佣人似乎鬆了一口氣,回看著 狂四郎。
「你的主人碰了那個女中,應該沒錯吧。」
「. . . . . 」
「請那澡堂的女中來一下吧。」
是個個子小而純真的女孩。受到衝擊而還未回復的樣子,頭伏得低低
的,
「妳是成了雪人的 つや 的妹妹嗎?」
「是 -」
「妳姊姊會這樣的逝去是因為主人的原故,想復仇嗎?」
「我什麼都不知道 . . . . . 」
「妳在澡堂裡有沒有聽到兇器飛來的聲音?」
女孩表情顯得很困惑。
「妳的主人在浴槽中呻吟時妳是看到的?」
「是 -」
女孩看到的是 內藏助 在水槽中浮起來又沉下去。女孩去了之後,
佣人又進來,說道:
「夫人可能在生病之後,與生俱來的忌妒心好像更加厲害了。」
「妳的主人碰了女中之後,忌妒心更加狂亂,起了殺意,妳想到這件
事而感到狼狽吧。請帶我去夫人的寢室。」 一面看著白色美麗的庭院景色,
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一面拾步長廊,忽然停住了腳步,
好像看到什麼,微微笑了一下。
- 原來如此!
坐在 內藏助夫人 的枕頭邊,狂四郎 忽然說了一句奇怪的話。
「妳丈夫在大阪的時候,從市民手中收了不少銀子吧。」
夫人忽然臉色蒼白,說道:
「你要多少?」
「算便宜些,二百兩 -」
夫人拼命的抑制著情緒,伸出枯木一般的手,要拿呼喚女中的銀鈴。
「不用了。是要拿不正的銀子。. . . . . 放在那裡呢?」
夫人望向了櫥子,狂四郎站了起來,去到櫥子拿來了一個有著蒔繪的
盒子。
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「厚,夫人可真是有錢。」
夫人顯得不安
「拿了快點離開吧。」
「拜領了。. . . . . 私房錢可真不少。看起來這麼有錢,欲望又高了
起來,」
「想要多少才可以?」
狂四郎 看著那嫌惡又憎恨的眼眸,笑了一下,
「這整個盒子我就拿走了。」
這時後面佣人追了過來,
「先生,你知道昨夜有人來襲嗎?」
說著,拿出一封書狀。寫著:
「這數日中,在意外的地方要取你的生命。到時請多注意!」
狂四郎 笑了一下,
這一來下手人是誰就清楚了;能夠使 投劍術 的就只有 松田五平。
一個黑影在要進入屋子的瞬間,
「無袖難揮灑;是這麼說的吧,松田五平! 」
間不容髮,從黑影拋出了一支 手裡劍。 狂四郎 拔出了 無想正宗 揮了下來,
「去庭院吧,松田五平!不要學一些兩國藝人的手法。在山中修業
的 貫心流劍法,你還粗疏得很。」
Kanshin-ryu Iai-jutsu - 43rd Japanese Kobudo Demonstration (2020) - YouTube
Tenshinryu Hyouho Battojutsu① - YouTube 地面映照著凜冽的月光,對峙的兩個黑影似乎為冰雪凍結,
眠狂四郎 貼著地,松田五平 在中段稍高
時刻推移,晨雞報曉時分,如同合意一般,
松田五平 踏雪,進兩步
這個同時,圓月殺法 的 無想正宗 開始慢慢移行
當刀尖劃出半圓時,松田五平 蹭雪,五體跳躍
如同流星劃過一道白光,掉落 狂四郎 顏面
松田五平 剛下了身的肢態,靜止閉目,望著 狂四郎,一動不動 無想正宗 從肩割到胸止住
眠狂四郎 一下子拔起,松田五平 失去性命的個體 緩緩傾斜
雪地,在俯伏的瞬間,黑色血汐向四方擴散
內藏助 的 頭七,高輪普提寺的方丈討論著應該如何處置 內藏助夫人。
種種的意見,都無法取得一致的意見。
眠狂四郎  倚柱,始終保持沉默。
終於 狂四郎 不造作的開了口,
「做為武士的妻子,應該隨丈夫之後而去。」
「什麼意思?」
有一人問到
「良人的最終,就是妻子的最終。這是夫妻之道。」狂四郎 說完,
站了起來,一個人離開了方丈們。
眾人回到了宅邸,一看,有了異變。
全身不自由的夫人不知何時在浴池被殺了。
背部與良人 內藏助 一樣被刺殺,水槽染滿了鮮紅的血。
那裡都找不著兇器。
隔日 金八 踩著融雪的街道來到 言問的茶屋。
「一人來,雙人行;足跡寫著二個字、二的字;怎樣,雪將,一會兒
帶妳去兩國。」
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拍了一下肩膀,跑上了樓梯。
「. . . . . 先生,請告訴我,沒有刀傷,卻在浴槽中被殺。這是什麼
道理?」
膝蓋移行到 狂四郎 的旁邊。
狂四郎 閉著眼
「打開窗戶看、金八」
窗戶打開了,
「然後呢?先生。」
「兇器就在那裡。」
「什麼?那裡?」
屋簷垂下來亮���閃的冰柱
「厲害!他用冰柱替代了 手裡劍。刺殺之後,冰柱在熱水裡就溶化
掉了。」 狂四郎 起了身,
「金八!走吧。」
(245) 市川雷蔵版⚡眠狂四郎 - YouTube
眠 狂 四 郎 - YouTube
( 決鬥之外 粗譯 )
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窗外遠景|馬嘶周那
|內文介紹|
戰後AU,失明梗。失明的馬嘶與同個病房中,聲音很溫柔的青年成為了好友,青年每日都會告訴馬嘶窗外發生了什麼事,直到痊癒的那日為止。兩人相互療癒彼此,是一段雖傷心,卻選擇勇敢活下去的故事。
|注意事項|
*戰後時空線,沒有既定的時空背景 * CP 為馬嘶 x 阿周那 *取材於遙遠過往記憶中,聽聞的一段小故事
————以下正文————
你願意和我說些話嗎 說些溫柔的話 讓我忘記死亡 忘記日常的鬼魅 在我身邊遊蕩
——宋尚緯〈說話〉
      意識逐漸恢復,眼前僅剩下黑暗與空無,還有身體所傳來的隱痛之感。
      「我活下來了嗎?該死。」他思忖,不知這究竟是好是壞。回憶失去意識的最後一刻,他只記得戰友接續倒下的身影,隨後是血霧與煙硝難聞的氣息,猶如某種暗紅色的煙火,隨著塵土悠然殞落,再來是接連不斷的血腥,還有他自己。
      思緒在黑暗中游移著,他已經無法分辨白日與黑夜的差別,也無從訴說感知與意識間的變化。「這就是死亡嗎?」他思考著,腦海中想起的第一人是父親,隨後是母親,再來是一路以來陪在他身旁的戰友。死亡在此刻如開遍山林的繁花,紅得美艷,慘痛地令人戰慄。
      他聽見些聲響,遠近不一,是人們在呼救的高喊,忽遠忽近,起落不定。隨後,他的身軀隨著擔架與旁人的步伐起伏著。自己還活著嗎?他不知道,就這麼在醫院昏迷了數日。原先以為自己確實死了,死後的世界竟然什麼都沒有,他在一片黑暗中大聲呼喊,無人應答,眼前僅剩下空乏與虛無,還有什麼都令人害怕的冰冷。
      他從不畏懼與敵人作戰,也不怕佇立於戰場之上,但他從未想過,死亡竟是如此孤單的事情。這是他第一次感到全然的害怕與無助。
      惡夢接連襲來,猶如黑色的海潮,隨後他看見模糊迷離的光影搖曳著。光影將鞋子留在沙灘上,就這麼朝著海水中走去。他想衝向前拉住對方的手,卻事與願違。
      數日過後,連自己也不知道過了多久,傷口的劇痛清晰地讓他醒了過來。清醒後的世界透著薄霧的光,隨後是某人輕柔的語調。
      「你醒了。」
      這般柔軟如夢的語調,他已經許久未聞,猶如在炙熱的惡夢中灑落的冷冽朝露。他勉強地伸出手,沒有回應對方的話語,撫摸著環在眼周附近的粗糙紗布。此刻眼前僅剩模糊,再來是漸進的黑暗。他想將紗布拆下來,身上的傷口卻疼得令人無力。
      這不是夢,他還活著,只是——
      他看不見。該死,為什麼眼前一片黑暗。
      「別驚慌,我幫你請醫生過來。」
      身旁那聲音溫柔地說著,沉靜又純粹的語調聽起來像修道士,先是令他感到羞赧,隨後又因自己仍活著而感激不已。
      他感受到對方從他身旁走過,腳步洗鍊明確,找來了醫生與護理師,他才頓時明白自己躺在醫院的病床上。醫生很快就來到了兩人的病房,在他一旁坐了下來,語氣聽上去歡欣而昂揚,全是因為他終於恢復意識,並活了下來。
      他活下來,活下來了。
      卻毫無真實感。
      他靜靜聽醫生說著,雙眼的失明來自戰傷的後遺症,需要數月才能慢慢恢復,不過終能獲得痊癒。他接受對方所說的一切,也對於自己得以重拾光明而感到萬幸。然而,一切都發生得太過突然了,他覺得當下的所有,就像聽著他人的故事般,遙遠非常。
      此際,隔壁床的青年正看著自己溫柔地笑著,他看不見,卻能從那平靜而穩定的語調中聽出他的表情。
      「能夠好好活著,真是太好了呢。」
      那聲音似乎帶有某種撫慰人心的力量,彷彿穿透了他的靈魂,是他從未感受過,有種無以言狀的獨特溫柔,勾起了一絲懷念的感受,令他很是驚訝。而醫生沒有久留,允諾每日會定時來看他的狀況,離去的腳步與關門聲很響亮,隨後是病房內片刻的空白,再來是近乎半日的沉默。
      他沒有立刻答覆青年的話語,並非出於無禮,僅是內在有種說不上來的感動,令他感到鼻酸。身體上的劇痛對他來說都太過表象、淺層,而內心中,在戰場上體會到的所有苦痛、難受、對立與哀傷,是他這些年來無法入眠的罣礙,但他僅能沒頭沒尾地活下去——
      活著,同時保護身邊的人,是當時的他唯一能做的。
      有時,他不知道自己究竟是為了什麼而活,不論是為了自己,還是他人,聽起來都太過自大了。不過他還是活下來了,其中一定有自己沒有想到的意義存在。他沉默地思考著,沒有答案。
      接近傍晚時分,大地開始進入了寧靜的休憩的階段,青年在此時打破了沉默,開始跟他訴說一些日常、平和,卻充滿力量的話語。
      「今晚天空無雲,這麼早就已經能夠看見月亮了。」青年說著,似乎也像在說給自己聽。晚霞此刻已碰上了初升的月,氣溫也逐漸變得涼爽,這是青年喜愛感受的一切;不論是生命,還是所有外在的自然,於他而言都別具意義。
      青年繼續說著,開始談論這片大地,還有隨著月光一同升起的星宿,是如何散落在自己的眼前。那樣的美麗近乎無時無刻,都能透過雙眼清楚看見,只是人們很少有仰望蒼穹的閒暇。他將這份美麗轉述為言語,如讀詩般的語調,輕輕說給馬嘶聆聽。
      這些日常細語,聽上去簡明而普通,對剛離開戰場的馬嘶來說,卻是多麽地珍貴。他無意識地將身子側向青年的方向,此時他才發現,自己從未真正仔細「聆聽」言語中真正的意涵,也從未聽得如此入神。
      那聲音漸漸令馬嘶忘卻死亡,忘卻孤寂,忘卻戰爭的鬼魅,曾在他身旁不斷遊蕩。字句猶如澄澈的海潮,猶如輕柔觸碰腳踝的浪花,漸漸撫平他所擔憂一切;又或者說,那語調給予他願意再信任一次生命的勇氣——至少這是他會有的典型思維,與其失落頹喪,他寧可選擇相信。
      淚水不自覺地沾濕了眼前的繃帶,他低下頭,想起了自己的父親與母親,想起了在他身前倒下的戰友,想起他救不了的那些人,想起過往無日無夜奮戰的自己,不禁感到鼻酸不已。
      那些晝夜輪替、星光燦爛、暖日微風的暢然,以及走過人生無常的喜怒哀樂,是心臟仍在跳動的人,才能體悟的特權——感受這一切自由在生命中來去,或許就是人活下來的意義。並無其他原因,就僅是「活著」——繼續活下去。沒有比這個還要重要的理由。
      他如是被點亮了。但願如此。
      但願這是他所作的最後一場惡夢。黑夜已盡,他告訴自己,此時此刻,那焦躁無助的心,終於可以闔眼睡下。
      「馬嘶。」他終於開口。
      「阿周那。」
      他們輕聲訴說自己的名字,似乎比往常的自我介紹來得更具意義。馬嘶表達對青年的感謝,確信自己的語調開朗正向,就如他一如往常那樣。他希望對方能夠接收到自己的心情。他已經許久、許久沒有這樣期望過一件事了。
      這或許是他踏出的第一步。
      ❖
      在那之後的日子,他們以言語交換著故事與生活,發現彼此年紀相去不遠,對於生命的體悟多少也有共感。在聊天的過程中,阿周那每日都會告訴馬嘶,窗外不遠處的公園發生了什麼事,今日天氣如何、陽光是否露臉、花朵是否盛放、人們又是如何重獲自由,活在自己的意志之中。
      那種感覺就像,他們在彼此都想不起的遙遠過往,就已經認識對方了,猶如孩提時代的純粹,記憶乾淨空潔,毫無紛擾——此刻的世界,就僅是從他們口中所說出的故事,天空格外湛藍,繁星格外璀璨,生命格外單純無慮——馬嘶不須凝視任何物體,萬物就已在此刻收盡眼底。
      生命或許始終就是:這一切,再加上自己。
      這樣就足夠了,馬嘶想著。這段有阿周那陪伴他漸漸痊癒的時間,或是已經是他此生所能要的最多。
      「那對情侶今天也來公園了嗎?」
      「沒錯,還牽著一隻狗呢。」
      「那麼那個小男孩呢,學會騎單車了嗎?」
      「還沒呢,不過感覺只差一點。喔對了,平常是爺爺陪他一起來,不過今天也有看見奶奶的身影。」
      「球隊呢,今天是哪方贏了?」
      「平手喔,不過大家看上去都很愉快的樣子。」
      「所以是雙贏囉,聽起來真是令人羨慕。」
      「就是說呢。」
      他們有說有笑,隨著阿周那如說書人般講述窗望之人的故事,不禁引起了馬嘶對人們的好奇心。
      在阿周那的描述中,馬嘶腦海所浮現的那片公園,微風徐徐,有著白花點綴的草地,人們愜意地在那兒度過「生活」的片刻,很是令他傾羨。他希望重拾光明的那日盡快到來,這樣就能親眼看見阿周那口中所描述的一切;他想用自己的眼睛,再度仔細觀看曾被他視為理所當然的世界。
      而現在事過境遷,人生於他而言,早已不同以往。
      他內心那雙透徹的雙眼,已經看透了生命的真實。
      「真希望我能親眼看看。我就快能看見了。」馬嘶說,而他更希望的是,能夠與阿周那一同看著這個世界的美好。不論是大是小,他都願意再度覺知生命中的每個片刻。
      「沒錯,你就快能看見了。」阿周那答覆,語氣卻有一絲寂寞之感,目光似乎已到達了無人所知的遠方。而馬嘶沒有聽出來,當然也看不到。
      兩人就這麼聊到了黑夜降臨,忘卻了時間。他們喜愛彼此的笑聲,也喜愛彼此談話的內容和說話方式。他倆所帶出的故事雖有悲傷的情節,還有令人感到遺憾的內容,不過最後皆會以溫柔又堅定的正向態度收尾。這點令彼此都很是平靜,也感受到對方的正道與堅強,使這段住院的時光,成為兩人生命中最重要的回憶之一。
      自馬嘶受傷至今已經經過了不知幾週,康復的日子也逐漸到來。然而,阿周那從未提起自己為何生病,為何受傷,為何同樣需要在醫院待上這樣長的時間。
      馬嘶曾輕輕試探過,卻被對方巧妙地轉換了話題,似乎這樣探究,就會觸碰到彼此間最敏感的界線,這是他不願樂見的。現在他所期望的就只有,等到自己康復完全後,再對阿周那說出心中的想法。
      或許就快了,或許隨著時間這麼一過,他就會知道答案。要等的就只是時機到來;就如他們時不時在故事中,所提到的溫柔寓意一樣。這是賦予馬嘶度過每一天的最大動力。
      「等到他想告訴我時,他自然會開口的。」馬嘶如是想著,他不喜歡在他人不願表達的情況下過問太多,也是父親教予他維持恆心的方式之一。時機尚未成熟前,任何妄動都是勉強。
      那一夜,如同應證了馬嘶的不安般,外頭開始下起了陣陣雷雨,打濕了大地,喚醒了在夢中的熟睡之人。此刻已是深夜時分,在戰場上馬嘶也曾在這樣雷雨交加的黑暗中守夜,於他而言並非大事。
      他坐起身,身體約莫恢復到能夠下床走動的狀態,傷口也不那麼疼痛,對他來說無非是好事。只是現在眼前仍舊一片黑暗,雷聲在他耳中比過往都來得更加清晰,也讓他回想起戰場上的喧囂與紛擾。
      他已經離那種不安全感十分遙遠了,卻有時還是會想起與死亡相隔一線的恐懼,彷彿被落雨穿透般,那股濕冷的孤獨,還有餘韻無窮的苦澀,時不時會再度找上自己。
      他發現自己竟然在害怕。
      此際,那個熟悉的聲音輕喚自己的名字,「馬嘶——」,隨後對方的溫度就這麽靠了上來,淡淡的吻落在了自己的唇上,如夢一般輕柔,很是令他驚訝;暖意也漸漸將他環抱,有如恆常那般良久。
      再來是雷聲,再來是落雨,再來是他早已遺忘已久的親吻,近乎使彼此缺氧。
      最後他發現自己竟將對方緊摟在懷中。
      他們在夜中靜靜擁抱,如蟻搬運蛾的的屍體,如花朵枯萎凋零的絕美。彼此的心跳與呼吸聲蓋過了夜雨,而他們就僅是擁抱,就僅是親吻,隨後躺在狹窄的單人病床上,依偎於彼此的懷中,就這麼度過了寂寥的夜。
      馬嘶感受著懷中阿周那的一切,溫熱的體溫、淡雅的氣��、因呼吸而起伏的身軀、因撫觸而引起的反應,還有從他指尖掃過的紗布觸感。這全都讓他感受到——人,活在世上的存在感竟是如此強烈,強烈到甚至令他顫抖不已。
      他的心臟跳得飛快。
      此刻,他明確感受到自己仍舊活著。
      行屍走肉的煙硝、震耳欲聾的傖惶,彷彿已經是上輩子的事情。
      全都是過往的記憶了,身後的苦痛彷彿已經離得遙遠。而他突然想起一股令他熟悉的暖意,隨而與懷中的這人相連在了一起。那抹微笑,那陣溫柔,還有單純如斯的初衷,究竟為何會令自己感到如此懷念呢?
      在黑夜中,就如白日一般,他什麼都看不見,一切都僅剩下其餘的感官,而感官又放大了他能察覺的所有,令他感到不可思議。
      今夜除了阿周那的名字之外,他什麼也沒多說。只剩那道聲音、那股氣息,還有過往記憶中的春日暖陽——所有令胸口陣痛的陳舊的溫柔——但他卻什麼也想不起來了。
      對方俯身揭開了自己臉上的紗布,隨後親吻他的雙眼。他發現自己的淚水已汩汩而下,並被阿周那輕柔地撫去,遂勉強睜開了眼睛,卻只能看見一個模糊,又令他感到熟悉不已的人影。
      「阿周那……」馬嘶忍著傷口的疼痛,隨著眼前的輪廓,撫著阿周那臉龐。
      阿周那接過馬嘶的指尖,從自己的嘴角往另一邊劃過。他在微笑,想讓對方透過撫觸感覺到自己的心情。這令馬嘶心頭一震,立刻伸手將阿周那拉向懷中,緊摟對方到彼此傷口發疼,卻又捨不得鬆手。
      就像生怕失去彼此似的,兩人就這麼在狹窄的病床上,毫無隔閡地度過了落雨的夜,領略生命就如蜜一般在彼此的血中流淌。若是如此,說不定他們的靈魂終於有得到慰藉的可能。
      入睡之際,在意識最朦朧轉瞬間,馬嘶聽見阿周那在自己耳邊輕喚著——
      「活下去。」
      活下去。無論如何。
      只要好好活著,這樣就好。
      馬嘶至今都還記得阿周那說出那三個字的語調,清晰地滲入潛意識之中,燃燒得比什麼都還要炙烈,亦深刻地喚醒了自己的靈魂,猶如從悠遠的夢中傳來的訊息般,是必須緊緊握住的事物。
      他從沒帶著這樣的暖意入睡過,或許這是多年來的第一次……他終於能夠安心睡去了。
      雨聲間歇,直至雨停。
      夜晚逐漸變得安詳靜謐,一切都只剩下……此時此刻。
       ❖
      晨曦如波濤般灑向無垠的天際,此際天光漸亮,當馬嘶逐漸清醒時,阿周那已回到了自己的病床上。昨晚的一切猶如夢一場,彼此卻比誰都清楚什麼才是真實。
      他們收拾好自己,再來就是熟悉不已的療傷日常,護士在一早就將包裹馬嘶雙眼的紗布纏了回去,隨後叨唸了幾句後離開。在醫院養傷對人生來說,絕對不是「永遠」,於馬嘶而言,則是重生的一個起點——
      活下去。無論如何。
      他此生都惦記著阿周那說出這三個字的重量,也不斷記著那三個字的音調與情感,如信仰般強烈。他知道自己很快就能再度痊癒,身體與心靈都是。
      他最終還是找回了自己的驕傲,也懂得所有的逞強,與真正的堅強是截然不同心境;或許他早已蛻變成一個,比誰都能領略生命可貴的人,同樣比誰都還珍惜過往那些,曾被他視為理所當然的一切。就算是最微小的事物,他也細心地侍奉著——
      他想著父親德羅納,想著母親慈憫,想著往後的人生能夠與阿周那有所關聯,想著未來的每個明日,都能抬頭挺胸地繼續勇敢走下去;從內心中浮現出那股感動得令人鼻酸的暖意,或許是他離開戰場後,開始贖罪的第一步。
      戰場太過無情,過錯或大或小,他至今都還記得。人性本惡的說法,也確實親身體會。有時他會陷在傷害與死亡的苦悶徬徨中,久久無法將血腥味揮之而去。而從現在開始,或許他終於能夠真心原諒自己了。
      原諒自己。
      沒錯,他需要的,或許就只是如此。
      活著,還不夠,他該做的是——繼續活下去。
      幾日後,痊癒的光來得比想像中快,馬嘶一日忙於與醫生應答,來不及與阿周那搭上話。他沒有聽見阿周那的聲音,外人的嘈雜也蓋過了平日的聲響。他感覺自己的心,早已與對方連繫在一起,並沒有特別多想,就這麼與醫生一同離開了病房。
      隨後,卸下紗布、睜開雙眼,在他眼前所展現的光亮,就如過往般清晰如是。
      「我看得見了……?」
      他看得見了。視線、顏色、物體的形狀、眼前之人的樣貌,以及能夠收進眼底的萬物,全是那樣理所當然,他卻從未這樣珍惜,也從未這樣感激過。
      馬嘶急切地起身,頭也不回地連忙奔回昔日與那人共度的病房。
      「阿周那——!」他滿心雀躍,高喊著對方的名字,就像某種喜悅的勝利宣言。
      然而,第一瞬間映入眼簾的,卻僅是在乾淨明亮的病方中,與自己病床相連,一張整理完好的空床鋪,再來是白得令人發寒的冰冷水泥牆。
      他環顧四周,窗戶很小,近乎看不到外頭。沒有故事中的公園,沒有平日散步的行人,沒有綠意盎然的草地,沒有相互嘻笑的人們,偌大的對外窗也消逝無蹤。
      什麼都沒有。
      阿周那同樣也不在這裡。
      那股從背脊竄上來的無助,近乎使馬嘶癱倒。他迫切地問著護士們阿周那的去向,她們僅答覆對方今日一早就辦了離院手續,其他資訊就無從透露了。
      馬嘶毫無頭緒地來回,無助地喊著阿周那的名字,不論在醫院的任何角落,還是外頭早已光禿、空無一物的草地上,都沒有阿周那的身影,病房同樣沒有留下任何告別的字條。
      或許,昨晚雨夜中的相依,就是阿周那最後的道別。
      只是沒有人說破而已。    
      只是阿周那從來就沒有告訴過馬嘶——       他不願被任何人看見自己身受重病的模樣。
      這點馬嘶永遠都不會知道。
      馬嘶力氣盡失地跪坐在自己與阿周那曾歡笑過、生活過、感傷過,還有共度了所有美好光陰病房中。
      「怎麼可能……」地面是如此冰冷,他的視線絕望地落在了病房中,那小到令他近乎動怒的窗框上,語調有氣無力,如一個無助的孩子般,就這麽被奪去了最珍視一切。
      「至少讓我看看你的樣子……,」馬嘶想著,語氣哽咽,「我已經不想再失去任何人了。」
      再一次地,他又感受到生命時而殘酷,時而美麗。
      胸口所浮現的這股痛,比至今在戰場上所受的傷,都來得更撕心裂肺。
      ❖
      出院後,馬嘶跟著父親與母親一同回到故鄉去。戰爭的輸贏,對他來說早已不那麼重要,只要重要的人還活著,只要所深愛的人還活著,只要他自己還活著,這樣就足夠了。
      說沒有死命找尋過阿周那的身影,大體上也是騙人的。或許用盡了所有的辦法,或許走過了整整一生,他也還是找不到任何與阿周那有關的線索。有時他甚至懷疑,阿周那是否只存在於他臥床不起、安靜療養的那段時光中?
      無法好好與對方道別,是他人生中最大的遺憾。他不想說再見,直到現在都是。而他想著,只要繼續像阿周那所說的——活下去——他們兩人終有見面的那日到來。
      「告訴我你是怎麼想的,阿周那……」馬嘶開口,獨自一人走在星光漫漫的夜中。此時的天空,此刻的月夜,此際的寂寥,猶如阿周那初次講述故事給他聽的那晚一樣。
      馬嘶閉上雙眼,深吸了一口氣,深刻地感知著自己的存在。大地很安靜,只剩下靜謐的空氣,只剩下自己的靈魂,還有星宿們訴說秘密的聲音——
      他,活著。
      此刻的自己,是比什麼都還要單純的存在。
      就僅是活著、活著而已。
      「你想告訴我的,就是這件事嗎?」
      他探問著,心中還有許多未說出口的故事,想要好好訴說給對方聽。而說不定只要繼續活著、活下去,他就有將故事說出口的契機。
      「我的靈魂只屬於你——」馬嘶許下承諾,是阿周那的溫柔,給予他繼續活下去的勇氣,「在與你再度相遇之前,替我好好保管——。」
      所以說,下次見面時,
      別再這樣不告而別了。
      「我會繼續活下去,你就好好看著吧。」馬嘶堅定地仰望那片絕美的夜,對空中的星宿說出了自己的決意。
      晚安,阿周那。
      之後的人生,就是屬於我自己的故事了。
      晚安,阿周那。
      或許就是為了遇見這樣的你,或許就是為了重拾自身的驕傲,並坦然承認自己的脆弱,我們才會變得如此堅強而溫柔,不是嗎?
      「讓我用生命去證明吧。」
      馬嘶最後緩緩走回與父母親同住的房子,那裡燈火通明,溫暖陳舊,同樣是他渴望守護的事物之一。
      現在,他比誰都還熱愛生命,毫無疑問——
      把你點亮的人,在離開時忘了把你熄滅,
      你還是有力量,靜靜為自己發光。
---Ende---
|小後記|
     默默寫了兩個月的小故事,希望您能夠喜歡。
     主旨是想傳遞,在我們身受傷痛、深感絕望時,總會有那麼一個人,能夠給予我們繼續走下去的力量。而即使那個人不在了,我們也依舊可以靠著自己的堅定,完成生命的旅途。
     在原典神話中,阿周那與迦爾納早馬嘶一步離開了世界,德羅納也在俱盧之戰中不幸過世,馬嘶在晚年基本上是全然孤獨地走完了贖罪之旅。而我想傳達,即使馬嘶孤身一人,也溫柔堅定地勇敢活了下去。馬嘶是《摩訶婆羅多》中,個人認為最具智慧與生命深度的角色,希望未來有更多從不同角度,好好描繪他的機會。
     感謝您閱讀至此,若是您喜歡這個故事,於我而言意義重大。
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quiche99 · 4 years
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九零契約S1:【3】怨靈作祟
  「死者十四歲,就讀於東城的斯坦中學,據說這名青少年平時就喜愛惹是生非,警方研判被害人可能因此結仇,引發殺機……」
  
  克里斯坐在車上聽著新聞廣播,望著窗外的鑑識人員在布魯斯家來來去去。
  
  「哎呀,又是一莊莫名其妙的仇殺,這座城市的人是怎樣啊?怎麼沒事都搞這些有的沒的……」副駕的車門突然打開,克里斯肥胖的中年前輩萊利曼一邊碎碎念一邊擠進了座位。「走吧克里斯,我們去吃點甜的,我餓了。」
  
  克里斯嘆了口氣,無奈的發動引擎。這件案子八成又要交給這個懶惰又愛吃甜甜圈的前輩承辦了;說實話,東城這地方之所以這麼亂,還不是這些成天只想偷懶的警察單位所造的孽。
  
  身為一名便衣警察,克里斯認為自己身負著重責大任,勢必要伸張正義、將兇手捉拿歸案(這也是當初他成為警察的抱負)。
    
  接著日子過了幾天,布魯斯案的化驗結果出爐,但結果卻讓所有調查人員大吃一驚:
  
  「什麼?你說死者身上沒有任何線索?……這是怎麼回事?」克里斯接到前輩打來的電話,目瞪口呆。
  
  「啊就什麼都沒發現啊,連砍殺死者的利刃上一枚指紋也沒有。」電話另一頭的萊利曼咀嚼著食物,口齒不清的說。「看來這件案子棘手了,都這個時代了還找不到任何DNA,你看怎麼辦啊?」
  
  克里斯仍然不可置信,「這怎麼可能?這其中一定有細節是他們沒發現的……」
  
  「面對現實吧克里斯,鑑識人員不是萬能的,我們也不是。」萊利曼聳聳肩,事不關己的心態。「我看這件案子八成會演變為懸案,我們再怎麼調查也都沒用的啦。」
  
  克里斯搖搖頭,感到嗤之以鼻(儘管前輩說得確實沒錯)。他掛斷電話,無奈的望向窗外。
  
  他意識到自己當了這麼的多年警察卻依然在原地打轉,始終沒有機會能親自接手案子;反而每次的重擔都落到了怕麻煩的萊利曼身上,最後搞得一事無成。
  
  克里斯覺得自己這次無論如何都該爭取辦案的主權,否則他的職涯恐怕只能永遠活在那懶鬼的陰影下。
  
  此時一通電話打來,來電顯示是克里斯已退休的資深前輩,李維。
  
  克里斯訝異的接起電話。「好久不見了前輩,什麼事讓你突然打來?」
  
  「早安克里斯,我就直說了,這次發生在東城的殺人案我也聽過化驗結果了,但這讓我有種似曾相似的感覺……」李維嘆著粗重的鼻息,嗓子有些沙啞。「你聽過拍立得殺手嗎?」
  
  克里斯回想著。「拍立得殺手……你是指很久以前發生在這裡的那一系列懸案嗎?警方收到一堆兇殺現場的拍立得照片,卻找不到兇手的詭異案子?」
  
  「沒錯……其實那些案子當時都是由我偵辦的。」
  
  李維在另一頭緩緩吐著香菸。
  
  「拍立得殺手案的膠著點就在於兇案現場找不到任何兇手的蛛絲馬跡,就算有兇器也採集不到DNA能做夠比對。之所以這樣,這次的布魯斯案才會讓我有種似曾相識的感覺……」
  
  克里斯睜大雙眼。「你的意思是指……兇手可能會是同一個人嗎?」
  
  「如果這不是超自然現象的話,有這個可能性……雖然距離他出現的時間已經過了四十年,但他要東山再起也不是不可能的事。」
  
  「這也是我���什麼要打給你的原因;我希望你能替我接下這個案子,繼續調查下去。」李維以交付重責大任的口吻,慎重的說。
  
  克里斯思忖了片刻。既然大前輩都特地拜託他了,這也許就是他能夠出頭的好機會;要是他能為此案立下大功就能順利晉級,不必再忍受萊利曼那輕浮的態度。
 
  「我知道了,我會努力爭取這個案子。」他毅然決然的回答。
   
  
  🔪
  
  
  拍立得殺手……雖然李維前輩是因為這件案子找不到線索而懷疑兇手是他,但總該找到一些證據來證明真的是他幹的吧?
  
  克里斯回到了案發現場,把車停靠在布魯斯家附近的馬路旁。他下了車,望著被封鎖線圍住的院子裡來來去去的鑑識人員。
  
  他托著下巴思考起來。既然這起兇案有可能是拍立得殺手幹的,那他所留下的線索肯定不會是指紋……
  
  就在此時,克里斯發現不遠處的馬路上有一張白色的紙卡,隨風飄到了車子的輪胎旁。
     
  他撿起那張紙卡,發現那是一張拍立得相片。相片中有一名黑髮男子正在布魯斯慘不忍睹的屍體前自拍,臉上還掛著狂妄的微笑。
  
  克里斯回想起李維給他看過的報導,拍立得殺手的長相確實和照片上的男人一模一樣,且容貌絲毫不受歲月的影響。「這……怎麼會?!」他不禁詫異的叫出聲來。
  
  
  🔪
  
  
  時間回到稍早的羅奇家。羅奇的爸媽打算趁著週末出遠門去親戚家住個幾天,而他自己則選擇留在家裡鬼混。
  
  「兒子,你確定一個人在家沒問題嗎?」羅奇的媽媽提著大包小包的行李,擔憂的問他。「你學校的同學發生了那種慘事,而且兇手都還沒找到,我這樣很擔心你……」
  
  「安啦,我沒事啦,再說我已經有幫自己找到保姆了。」羅奇敲敲自己的手機。「他是我同學的家人介紹給我的,等等就會來了啦。」殊不知他正是殺害布魯斯的兇手。羅奇心想。
  
  「放心啦孩子的媽,我們家的羅奇已經長大,可以想辦法照顧自己了,對吧?青少年?」」羅奇爸接過她手上的行李,對羅奇眨了眨眼。
  
  「哈哈,對啦對啦……快滾啦……」羅奇敷衍的笑了幾聲隨後轉過頭碎念。
  
  等爸媽都出門後,羅奇興奮的鎖上大門,拉起窗簾,將客廳裡的音響開到最大,播放起嘻哈音樂。「哈哈哈爽啦!他們都出遠門了!」他躺到沙發上,露出心滿意足的微笑。
  
  「唷小鬼,你還真嗨呀。」一道調侃的聲音傳來。
  
  羅奇轉頭,看見奈提突然出現在客廳的沙發上翹著二郎腿,手上還抱著一桶香草冰淇淋。
  
  「嘿嘿,我爸媽出遠門了,而且好消息,加洛威那白癡也跟他的爸媽去公路旅行,現在我終於可以享受沒人騷擾的美好假日了。」
  
  奈提舔舔湯匙,輕藐的咂咂嘴。「唉唷,沒想到你還滿輕鬆愉快的嘛,不愧是小屁孩。」
 
  「靠,我哪有,我還是超焦慮的好嗎?」羅奇抬起頭,指向窗外。「自從布魯斯掛掉之後,這附近幾乎都有警車過來巡邏,你確定我們再這麼做下去,警察不會找上門嗎?」
  「安啦安啦,這裡的警察都超混,況且你只是個小孩,他們不可能找你麻煩的啦。」奈提揮揮手,用念力把嘻哈音樂切換成重金屬,然後隨著音樂節奏擺頭。
 
  「這麼說好了,我的其他同仁也都是找小孩簽約的——因為小孩是最好的擋箭牌,而且不容易失控。」
  
  「不容易失控?什麼意思?」羅奇不太明白。
  
  奈提攤開雙手,裝作一副無奈的樣子。
  
  「論契約來說,無論人殺得多或殺得少,他們不是不滿足就是會跑去自首。」
  
  「不滿足就是因為大人的世界永遠都在製造仇恨,而契約限定一個月只能殺死一人,他們便很容易因此反悔,並向以威脅報警讓契約失效的名義來向殺人魔要求更多。」
 
  「還有自首的例子——就是簽約者中途良心發現,跑到警局自首跟舉報,害得殺人契約失效,一切都得重新來過。好險警方最後沒有採信他的證詞,那傢伙最後被關到精神病院了!」奈提大笑了幾聲。
  
  「所以囉,選擇像你這種擁有普通報復慾望的青少年反而對我們來說投資報酬率剛剛好。」
  
  「是這樣喔……」羅奇聽得懵懵懂懂。「不過我還是擔心警察會找上門——」
  
  此時玄關不偏不倚傳來了敲門聲,羅奇緊張的跟奈提對望一眼。「有可能是帕迪……他說好今天要找我打電動。」
  他戰戰兢兢的走到玄關,打開門。只見外頭有個肥胖的警察大動作的舉起手槍指著他。「開門!這裡是警察!你被逮捕了!」
  
  「啊啊啊啊!」羅奇驚恐的大叫,整個人坐到地上。
  
  「開玩笑的啦,我只是想製造一點樂趣嘛。」胖警察聳聳肩,把槍收回槍套裡,掏出筆記本。「言歸正傳……我是萊利曼警官,你是羅奇卡米歐嗎?」
  
  「呃、對,是的……」羅奇只覺得自己整個人都快窒息了。
  
  「小鬼,用不著緊張,我們快問快答速戰速決吧,畢竟我也不想把時間浪費在這裡。」萊利順手從外套裡掏出甜甜圈大口吃了起來。「好啦,我想你也知道你學校的同學無緣無故死在家裡的事了吧?反正我詢問過布魯斯的朋友,他們說他生前最後捉弄的人是你,對吧?」
  
  萊利曼掏出一張布魯斯幫羅奇在色情網站上建立的男優檔案影本,上頭的圖片全都是用羅奇的大頭照結合猛男身體修成的合成照,敘述內容還特別註明了「我很會吹」。
  
  「這就是他對你做的惡作劇吧?」萊利曼戲弄似的笑了幾聲。
  「對,也許吧……搞不好他在死前還捉弄了別人也說不定。」
  
  「我想也是有可能的。」萊利曼胡亂在筆記本上抄寫著,然後用筆桿指向他。「下一個問題,你是否有因為布魯斯欺負你的關係而想要復仇呢?」
  
  羅奇的背脊瞬間發涼了一下,但他依然故作鎮定的回答:「是還不至於啦……我不會去計較這種鳥事的。」
  
  萊利曼點點頭然後收起記事本,一副懶得再追問下去的樣子。「好啦,大概就這樣,其實我也不知道還有啥好問你的,反正你一個未成年小鬼也不可能會是兇手嘛。」
  
  「總之小心一點,嫌犯可能還留在這一帶,進家門以後鎖緊門窗,不要亂跑啊。」他把最後一口甜甜圈丟進嘴裡,叮囑他之後轉身離開。
  
  「他媽的,嚇死我了……」羅奇關上大門,感覺自己全身的骨頭被嚇得快要散開。「你看吧!就說了我遲早會被警察盯��!」他對客廳裡跳著怪舞的奈提抱怨。
  
  「唉唷沒事啦,我估計那個胖子只會來這麼一次而已,再說他看起來根本就不想認真工作嘛。」他揮揮手,一副無關緊要的樣子。
  
  羅奇用額頭撞著大門。「幹,我覺得我遲早會被這些鳥事搞死……」
  
  門板在此時又突然從外面被用力拍響:「喂!快給我開門混帳!你被逮捕了!到監獄撿肥皂去吧!」
  
  羅奇立刻反射性的下跪大喊:「拜託!對不起對不起我不想撿肥皂啊啊啊!」
  
  「白癡喔,你也太入戲了吧?快開門啦,不是要一起打遊戲嗎?」結果門外傳來帕迪正常語調的聲音。
  
  「靠,原來是你……裝什麼條子啦……」羅奇瞬間鬆了口氣。他打開門,看見帕迪背著大包小包,手上抱一堆爆米花跟零食,身旁還跟著上次他不知道從哪裡弄來的山羊。
  「喔我沒辦法,牠不知道為啥一直跟著我。」帕迪聳聳肩,拍拍咀嚼著雜草的山羊。「我把牠取名為巴風特先生,不錯吧?」
  
  「唉,隨便啦。」羅奇精疲力盡的走回屋內。
  
  
  🔪
  
  
  帕迪把沉重的背包放到地上,打開羅奇家的Xbox主機。「喂,《克蘇魯戰士》的最終章我們已經卡三個禮拜了欸,這次你有把握嗎?」
  
  「沒差,我爸媽今晚不在家,我們有一整晚的時間可以破關!」羅奇興沖沖的從冰箱裡拿出特大灌可樂。
  
  《克蘇魯戰士》的讀取畫面隨即出現在電視螢幕上,羅奇與帕迪蓄勢待發的把玩具武士刀綁在背後,圍上印有日本字「奮鬥」的頭巾。
  
  遊戲劇情從他們上次玩到的最終章開始進行:主角坂田仗太郎與他倖存的隊友霧崎烽靠著高科技設備潛入了未知怪物的巢穴,將要和牠們的首腦決一死戰。
  
  但羅奇跟帕迪每次都卡在這關極為困難的操作上而被敵人幹掉。
  
  這次累積了三個禮拜的經驗,他們流利的砍殺著那些不規則形態的怪物。兩人一邊尖叫一邊罵髒話,好不容易闖進怪物頭頭所在的領域。
  
  「他媽的,三個禮拜……花了三個禮拜我們終於到這裡了……」帕迪滿頭大汗,欣喜若狂的盯著電視螢幕,期待大魔王會是什麼樣子。
  
  「等我們破關就叫披薩去樹屋裡慶祝吧!」羅奇興奮的觀賞過場畫面。
  
  大魔王從地底的洞窟裡霸氣登場,是一隻巨大、全身都纏繞著觸手的噁心怪物。但此時畫面突然像是當機一樣出現奇怪的閃爍,把大魔王變成了分裂的馬賽克。
  
  「幹你媽的!這是怎樣?該不會當機了吧?」羅奇跟帕迪發出氣憤的怒吼,著急的拍打主機,擔心他們的心血功虧一簣。
    
  還好遊戲畫面只是閃爍一下就恢復正常,但奇怪的是大魔王那不規則型態的身體出現了變化。
  
  羅奇跟帕迪疑惑的瞇起雙眼湊近螢幕——他們清楚的看見那頭怪物開始變形,變成了一顆巨大的人類頭顱。
  
  羅奇發覺那顆頭的模樣十分眼熟——直到遊戲畫面跳為特寫鏡頭,他才發現那竟然是被他指名殺害的惡霸布魯斯。
  
  布魯斯的巨大頭顱讓遊戲的決戰場景形成了奇怪的景象,彷彿是超現實的畫作才會出現的畫面。他怒目瞪視著前方,那股冷冽又充滿仇恨的視線彷彿穿過螢幕直直看進羅奇的雙眼。
 
  羅奇瞬間冷汗直流,驚恐得瞪大雙眼。
  
  帕迪疑惑的推推他的墨鏡,似乎沒什麼太大的反應。「喂,布魯斯啥時跑到遊戲裡了?」他慢半拍的發問。
  
  「羅奇……你這個該死的爛屌屁孩……去死吧羅奇……」畫面中的布魯斯突然用低沈的聲音呢喃,他的嘴角順勢湧出鮮血,流到了下巴。
  
  「啊啊啊啊啊啊!」羅奇拋下搖桿,放聲尖叫,轉身想要烙跑。
  
  帕迪卻一把拉住了他,臉上的鏡片閃爍出嚴肅的光芒。「不行!羅奇!就算大魔王是布魯斯的怨靈我們也不能退怯!」
  
  「幹我不要啦!而且重點根本不是這個吧!」羅奇崩潰的掙扎,他看見布魯斯的頭顱在那瞬間往螢幕的方向衝了過來。
  
  電視畫面開始劇烈的閃爍,爆出白色的模糊雪花。羅奇全身顫抖,呆愣在原地,一時之間不知道該作何反應;他只能眼睜睜的看著布魯斯的額頭從螢幕表層浮現,像是即將從卵囊孵化的異形。
  「哇塞,這遊戲也太真實了吧。」帕迪讚嘆的欣賞著正從電視機裡竄出來的布魯斯。
  
  「——去死吧羅奇!」布魯斯朝羅奇吐出猶如荊棘般的舌頭,直直就要打中他的眼睛——
  
  剎那間,伴隨「啪滋」的一聲,電視螢幕頓時整個暗掉,面目猙獰的布魯斯也順勢消失無蹤。
  
  「靠!搞什麼?!」帕迪氣憤又激動的大叫,羅奇則依然在原地目瞪口呆。
  
  他們看見奈提站在電視機附近,手上拿著電視插頭,一臉悠哉的甩著電源線。「好啦小朋友們,遊戲時間結束了,該休息囉——」
  
  「不不不不!他媽的你在衝三小!我們差點就破關了!」帕迪崩潰的抱頭跪地,像穿山甲一樣捲縮著身體在地上打滾。顯然他們這次打怪的戰績又再度泡湯。
  
  羅奇感到全身無力,他在原地呆了半晌才拖著步伐到沙發前坐下。「剛、剛剛那是什麼鬼……」他茫然的望著天花板,感覺自己經歷了九死一生。
  「唉唷沒事啦,那只是他的憤恨不平的怨靈而已,傷不了你的啦——」奈提隨著音樂晃到羅奇身旁,拍拍他的腦袋。
  
  羅奇用雙手托住臉頰,深感絕望。他不知道自己這麼快就要背負罪惡感以及冤死的鬼魂帶來的壓迫。「天啊……該不會我每次都會被那些恐怖的東西追殺吧?而且我竟然覺得他有點可憐……這是正常的嗎?」
  
  「唉唷就跟你說了,這裡不提供心理輔導喔。」奈提漫不經心的數著手上之前那些跟布魯斯屍體的自拍照收藏。
  
  「二十一、二十二……哎呀?怎麼少了一張?」他眨眨雙眼,來回掃視著地板,不過地上除了正在偷吃爆米花的山羊以及哀嚎的帕迪之外什麼也沒有。
  
  第二十三張相片不見了。
 
  
  🔪
  
  
  克里斯拿著意外找到的拍立得殺手自拍照在街上奔跑,像是中了樂透彩一樣興奮不已;他找到的不僅是能夠破案的重要證物,也是自己能夠升遷的機會。
  
  「太好了,這下只要趕到局裡我就贏定了!」克里斯坐進車裡,興沖沖的發動引擎。
  
  「咚咚。」車窗突然被敲了兩下。克里斯抬頭,看見萊利曼出現在窗邊啃著甜甜圈,一副攔截違規車輛的模樣。
  
  「克里斯,你在這裡幹嘛?該不會是在偷偷蒐證吧?」他挑了挑眉,眉頭的肥肉推擠著臉部線條,滿臉狐疑的瞧著他。
  
  克里斯搖下車窗,得意洋洋的勾起嘴角。「哈,沒錯,而且我找到了不得了的東西。」
  
  「啥?什麼東西?拿來我瞧瞧。」萊利曼撥掉肥胖下顎的甜甜圈碎屑,朝他攤開手掌。
  
  「這可是布魯斯案能當作重要證物的東西,我倒是可以秀給你看,只是你別想給我動歪腦筋——」克里斯斬釘截鐵的叮囑道,從口袋裡掏出那張珍貴的拍立得相片。
 
  萊利曼端詳著照片,眉頭又一皺。「呃,克里斯,我不太明白這個正在吼叫又晃動的小胖子臉算什麼證物。」
 
  「啥?什麼?」克里斯搶回相片,發現那根本不是之前找到的那一張:明明是拍立得殺手與屍體的自拍卻變成了一個橘髮西瓜頭、戴著墨鏡的小胖子因為激動過度,對著鏡頭尖叫導致鏡頭晃動的畫面。
  
  「奇怪?這、怎麼會……」克里斯手足無措的翻遍身上的每個口袋,卻找不到原先的那張相片;它就像是直接被調包一樣,莫名其妙的憑空消失了。
  
  「哎呀,克里斯,我早就說過這個案子無解了嘛,再怎麼調查都是在浪費時間啦。」萊利曼把最後一口甜甜圈扔進嘴裡,拍拍雙手。
  
  「唉你真的是沒救了,只會在旁邊偷偷摸摸,結果還不是什麼東西都沒查到;你應該要像我一樣,隨便訪問一些街坊鄰居混過去就好,只少我有做事嘛——喏,學著點。」他朝克里斯眨起一隻眼,用食指敲敲自己的腦袋,然後自以為帥氣的挺著肚子轉身離開。
  
  「這個……可是、可是……」克里斯反覆的張望著手上的照片與萊利曼的背影,腦袋陷入一片混亂。
  
  
  🔪
  
  
  「哈,你在這裡啊,第二十三張。」奈提揮揮手上剛才用隔空取物能力找回來的相片,心滿意足的將它收進珍藏的殺人寫真相簿。
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tenbeens · 5 years
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氣象學家與冷血殺人魔的一線之隔
  許多臺灣人對當時官員的印象,就是普遍品質參差不齊、沒什麼文化的武官在作威作福……起初自己也是這麼認為的。
  二〇一四年,由獨立遊戲開發團隊艾蘿塔斯工作室(Erotes Studio)所製作的國產戀愛冒險遊戲《雨港基隆》(The Rainy Port Keelung)正式推出,劇情以第二次世界大戰之後、二二八事件當時的基隆市為背景,該遊戲一發行後反應熱烈。不過今天個人沒有要討論基隆大屠殺的經過,而是介紹當時的市長——石延漢先生。其生平一直以來鮮為人知,會知道這人也是因為自己在翻找氣象相關文獻時,偶然讀到這號人物的相關經歷,之後還在網路上搜尋許多有關他的事蹟,才發現這人同時也是國民政府自一九四五年接收臺灣之後,首任臺灣省氣象局(今交通部中央氣象局)局長。
  石延漢,公元一九一〇年生於安徽省績溪縣。在廿歲那年自蕙蘭中學(今浙江省杭州第二中學)畢業後,考上日本第一高等學校和東京帝國大學,赴日攻讀七年之後便留在東京帝國大學物理系研究理論物理。由於當時受日本知名氣象學家藤原咲平(※)的熏陶,便投入氣象界。據戰後留美臺籍醫學教授鄭翼宗先生表示:「石先生是科學奇才,他是所有學生師長公認少有的天才。東大優厚他,以能保證他能當教授的條件留他。但他愛國心切,回到中國受蔣介石的信賴而在政壇得意。」
  一九三七年春,回到杭州後,時任筧橋中央航校(今空軍軍官學校)擔任氣象臺長兼氣象教官的劉衍淮先生(※)曾邀請石至航校任職。同年四月廿三日,石赴浙江大學拜訪了校長竺可楨先生(※),並遞交了一封藤原咲平給竺校長的信,竺校長與其交談以後,勸他到氣象研究所任職。五月十二日竺校長再與石見面,認為他可以去氣象研究所代替張寶堃先生(※)的整理統計事務,最後石決定去氣象研究所任副研究員之職。可見當時中國氣象界對其才能的肯定。
  由於當年七七盧溝橋事變和八一三淞滬會戰相繼發生,氣象研究所在八月奉令緊縮,不得不精減部分員工,石任職僅三個月便離所,之後便在福建省立醫學院任職物理教師。次(一九三九)年四月,福建省測候總所正式升格為福建省氣象局,而且是全國首所「氣象局」,受時任省主席陳儀(※)的提拔,由石擔任局長一職。據當時該局氣象課技術生的陳遵鼐先生回憶:「局裡頭設有一處幾十平方米的圖書館,桌椅齊備,還專門雇了管理員。石延漢很重視學術,圖書館裡收藏的除了氣象書籍外還有天文、農業方面的,也有很多大學教材。從某種意義上說,當時的氣象局也像是一個學術機構,讓年輕人有機會學習各方面的知識。」當時的福建省氣象局在石局長的指導下,儼然成為中國一流的學術機構。
  一九四〇年十一月卅日,石局長路過貴州省遵義市湄潭縣時,拜訪了已內遷的浙江大學,並與竺校長談及有關福建省氣象臺的近況,並欲物色氣象人才。竺校長當即向他介紹楊昌業(※)、蔣丙然(※)、馬名海等。當時的福建省氣象局還設有天文課,所以石還向竺校長提到福建省政府為隔年日全食(※)籌款兩萬元作為招待費的事。
  一九四五年,日本無條件投降,國民政府於當年十月廿五日軍事占領臺灣,當局指派石延漢前來臺灣,接收日本殖民時期所遺留之氣象設施,並成立「臺灣省氣象局」,石從福建省氣象局長轉調至臺灣省氣象局長,同時兼任基隆市長。當時在臺日籍氣象測候人員大部分都被遣送回國,因此石又從福建省氣象局調來一、二十餘人赴臺任職,當時的臺灣省氣象局核心成員皆是自福建省氣象局。如總務科長饒順昌、觀測科長王仁煜、天文科長林榮安、調查科長劉寶成、秘書林茂安等以及一些中下級人員,所以當時臺灣省氣象局的一些工作作風,多沿襲自福建省氣象局。
  當時福建省氣象局在石局長轉調至臺灣之後,由陳遵鼐的堂兄陳遵民代理職務,不過實際上仍由石親自遙控,每天均由政務電臺或無線電話,通報通話頻繁。圖書資料等交流,當時由臺灣寄贈的圖書資料、儀器頗多,如日文版的氣象學巨著、五十年颱風分析研究、探空儀及各種圖表,其中探空用的不同要求的多種溫度對數壓力圖數量不少。除了局際頻繁聯繫外,其他人員間或由於親戚關係,或同仁友誼,或工作需要,也不斷相互寄贈書刊、交流經驗。
  由於臺灣受日本殖民半世紀,氣象設備以及技術條件優越,石局長頗有以臺灣帶動福建氣象工作的發展,以達到兩省在全國領先的雄心。一九四六年八月由福建省氣象局派出相關人員赴臺學習,一道學習瞭解臺灣省氣象局的全面工作,有些方面還實地見習操作(如測風、探空、地震等),以期有朝一日福建也能開展。石局長還在隔(一九四七)年八月曾組「玉山科學調查團」,成員共計十四人,即石延漢、王仁煜、何春蓀、滕詠延、楊卓然、斯煒、金城、王家儒、梁潤生、李世鈞、高英士、王康及江慕雲等人。他們調查完成之後,在阿里山開會決議出——呈請行政長官長署,將臺灣第一高峯「新高山」改回清代稱呼「玉山」。後來該山峯在同年十二月正式更名。
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  至於石在基隆市長任內呢?當時末任基隆市長丸岡道夫遵令,將關防、簿籍、圖冊、財產等市役所各項公物,分別造冊移交予行政長官公署所指派之石市長及其下屬官員。據鄭翼宗先生回憶,由於石有留日經歷而諳日語,於是鄭曾向石要求幫忙日本歸臺人士返鄉,可當時石「冷淡無情」,不肯說日語,只願以英語溝通。
  據一九四六年十二月四日《民報》報導,當時市副議長楊元丁(※)的質詢:「一、市府接收時,本省人有一三四名,據十一月二十一日報紙上的統計,外省人七十六民,本省人七十四名是何故?二、公營事業也是外省人佔多數。三、市長前對林兩成的答覆說:因為土地生疏不知,有能相信的找本省人不到(找不到可信任的本省人),所以採用知己的外省人……有人說,現在市府採用人員,像是日本帝國主義一樣的奴隸政策。」楊元丁之子楊光漢在《基隆雨港二二八》一書中提及,楊議員在任期間不但著手對市府進行腐敗調查,並且常常在議會中揭發貪汙行徑,石因而對楊議員懷恨在心,二二八事件爆發之後還讓石有了報復的機會。
  一九四七年,二二八事件爆發後的八天後(三月八日),憲兵第四團自基隆港登陸。由於石市長要求以強勢武力鎮壓動亂,部隊在未靠岸前便以機槍掃射沿岸市民,當晚行政長官公署便宣告全市戒嚴。期間楊議員在協調讓米糧車輛通過檢查哨時,遭到警方押走槍殺。據臺灣民主自治同盟創盟成員蘇新先生所述:「基隆市長石延漢指揮警察隊到處捕人,捕了數百個『奸匪暴徒』,用鐵線串足,每三人或五人為一組捆縛一起,單人就裝入麻袋投入海中,天天海面皆有死屍浮出。」
  在前花蓮氣象站主任陳世嵐所撰的《一張泛黃老照片的故事-回應周明德氣象前輩》,更提到了石在二二八事件後,因市長交接不清案件,被行政長官公署送請公務員懲戒委員會審議調查,但石延漢並未在臺接受後續處置,而是趁陳儀自行政長官公署離職之後,赴浙江大學史地系繼續任教。當時石曾有赴美進修之擬議,曾探詢美國對中國派遣進修教授的辦法是否繼續辦理。
  一九五二年,中國高等學校院系調整,浙江大學氣象專業相關的師生皆併入南京大學氣象系。石繼續在南京任教,直到三年後(一九五五年)爆發胡風案而釀起「肅清反革命」運動,曾任基隆市長的石被中共當局列為清算對象,隨即遭流放至青海勞動改造長達廿載。石最終於一九七五年獲釋,返鄉途中車禍身亡,死於非命,享壽六十五歲。據歷經文化大革命的鄭義宗先生回憶道:「他跟當時基隆市市長石延漢的接觸,石先生的經歷令人惋惜及感嘆,中國糟蹋腐化人才真是令人到吃驚的地步……他後來回到中國,更沒有好下場,被下放到青海而死於該地。他雖曾在大學當教授,專業上好像沒什麼成就。」鄭感慨中國人知識份子的命運,甚至認為石若繼續留在東京大學,在科學界說不一定可做出非常出色的成績。 
  「一個人才給錯位置放錯地方,不單是他自己的損失,也是國家、社會無形的損失。」陳世嵐先生說道。
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  瞭解到石延漢先生的生平之後,當下其實十分震驚,因為他竟然和我一樣同屬氣象界。他不諳執政,只能服膺於體制惡之下,並且成為共犯結構的一部分。這不禁讓我想起猶太裔政治理論思想家漢娜‧鄂蘭(Hannah Arendt),她所提出的「平庸的邪惡」這個概念,至於他是不是這類的人則不得而知了。自己也只知道,除了資深的氣象界前輩應該認識這號人物之外,現在幾乎沒什麼人知道他了。
  「如果政權在本質上是邪惡的,氣象學家一旦服從這種體制,那麼能說這人與惡站在一起?」我問自己,可現在還不知道答案是什麼。
  在此期勉自己,將來如果繼續投入這門領域,心中的良知猶存。
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【附註】
※藤原咲平(一八八四—一九五〇),太平洋戰爭期間的日本中央氣象臺(今日本氣象廳)臺長,「藤原效應」(Fujiwhara effect)的發現者。由於曾受軍方委託,參與研究氣球炸彈的計畫,戰後因此被判處公職追放五年。
※劉衍淮(一九〇七—一九八二),近代知名地理、氣象學家,曾任教於國立北平師範大學地理系,同時擔任國立清華大學地學系教授。之後於筧橋中央航校(今空軍軍官學校)教授氣象,並於一九四九年隨國府遷臺。一九六〇年之後任教於臺灣師範大學地理系。
※竺可楨(一八九〇—一九七四),近代知名地理、氣象學家,中國近代地理學的奠基人,中國氣象學會的主要發起人之一。其先後創建全中國第一間地學系以及中央研究院氣象研究所。曾任浙江大學校長凡十三載,被尊為「中國高校四大校長」之一。
※張寶堃(生卒年不詳),近代知名氣候學家,中國農產及物候分季的研究奠基人。
※陳儀(一八八三—一九五〇),曾任福建省政府主席、臺灣省行政長官公署行政長官、臺灣省警備總司令部總司令等職。一九四七年在臺任內爆發二二八事件,其一面向民間宣布處理辦法,一面向時任總統蔣介石先生電請增援,自南京派兵來臺武裝清鄉,鎮壓過程血腥殘暴而不仁,最終引致數萬傷亡。
※楊昌業(一九〇七—一九九八),近代知名農業氣象學家,曾於北京農業大學籌建全中國首間農業氣象專業研究機構。
※蔣丙然(一八八三—一九六六),近代知名氣象學家,中國氣象學會的主要發起人之一並連任五屆會長,曾創辦全中國最早的氣象刊物《氣象叢報》。其後於一九四六年赴國立臺灣大學農學院任教。一九五八年,中華民國氣象學會在臺北成立後,出任首任理事長。
※一九四一年九月廿一日,遠東以帶出現日全食,閩浙交界的福建省政和縣境內恰好達到最大食分,本影出海之後不久,基隆亦落在本影當中。
※楊元丁(一八九八-一九四七),基隆大屠殺死難者之一,曾任基隆市議會副議長,二二八事件處理委員會基隆分會副主任委員,一九四七年三月八日遭基隆警方殺害。當代知名歌手伊能靜為其外孫女。
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sonezaki13 · 4 years
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※サークル内企画「自分の過去作品をリメイクしよう!」で書いた作品です。
高2の時の作品「しとしと降る雨のリズム」のリメイクです。オリジナル版は下にあります。
中途半端なモブキャラF①
 今日もくだらないお遊びに付き合わされている。私はモブキャラとしてこのお遊びに参加している。決して直接手を下していなくても、自分も参加者なのだろうとは思っている。私はこのお遊びの構成物の一部なんだ。だって、止めることもなく「それ」が日常の一部として存在しているのを受け入れているんだから。
 外でしとしとと雨が降っていて教室の中がじっとりとしている。陰湿で陰鬱な空気が。低気圧で頭が重い。
 エミの机が廊下で横たわっている。続けて椅子や鞄も運び出されてきている。くすくすという笑い声。チサトは腰巾着みたいな女子どもに指示を出して動かしていた。この時だってそうだった。笑いながらエミの物を廊下に放り出しているのは子分たちで、チサトはそれを眺めて微笑んでいる。余裕ぶった笑顔だ。元々すらっとした美人なので、こんな状況でなかったら素直に見とれていたかもしれない。加虐嗜好なんだろうか。残酷趣味なんだろうか。家のパソコンで調べた昔の猟奇殺人事件たちを思い出す。人の皮で服を作るとか、そういタイプのおかしな人なのかも。そもそも、そうでもなければ、こんなことはしないか。
 見て見ぬ振りをするクラスメイト。チサトたちと目を合わせないように、友達と会話したり、読書に集中しているふりをする。モブキャラたちは皆気付いている。エミが何をされているか理解している。でも気付かないふりをしている。私もそのうちの一人だ。じろじろ見れば文句を言われる。ひょっとしたら、自分がエミの立場になるかもしれないとでも思っているんだろう。クラスメイトたちからすれば、チサトがいじめる理由も、エミがいじめられる理由も皆目見当がつかないのだから。理由が分からないほど怖い物はない。いつ巻き込まれるか分からない。関係ありませんよ、と顔に書いて過ごしている。関係ないんだから見過ごすのは仕方ない。
「あっ、ゴミちゃんじゃん! トイレ長かったね! うんこ?」
 戻ってきたエミの姿を見つけたチサトの子分Aが言った。今日は次が移動教室だから少し早めに戻ってきたらしい。げらげらとチサトの取り巻きたちが笑う。エミは休み時間、別棟のトイレに避難している。チサトたちにバレないように場所を変えながらそこで本を読んで過ごしているのだ。
「別に……」
 エミは身を強ばらせて俯いたままもごもごと言った。その様子に何がおかしいのかチサトの子分たちはどっと笑う。笑いの沸点が低すぎじゃん。幸せそうで何より。良かったね。
 窓に丸い水滴がぼつぼつ、ぼつぼつと広がっていく。外は暗い。重い曇天が灰色を押し広げる。
 廊下に散らばった教科書にエミが手をかける。蛍光灯が明るい。私はそれを横目で眺める。目の前に開いている本の文字はただの背景と化している。きっと皆そうだ。チサトたちとエミの様子に最大限集中をしているはずなのに、微塵もそんなことがないふりをしている。関係ない。仕方ない。
「ゴミちゃん三組に入らないでね。ほら、ゴミちゃんの席ここにあるから。用もないのに他のクラス勝手に入っちゃダメだよ」
 ゴミちゃんというのはチサトたちがエミにつけたあだ名だ。「ゴミとエミって似ててかわいいよね。かわいいもの同士が合わさったらもっとかわいくなっちゃうね」と、チサトがわざとらしく言い出したのがきっかけだったと思う。エミはその発言を受けた子分Dに「もっとかわいくなっちゃったね」とゴミ箱の中身を頭からぶちまけられていた。
 エミは無言で教科書やノートを机の中に戻していく。ぼつぼつ、ぼつぼつ、と窓に雨粒が打ち付けられる。空から雨粒が投身自殺。べちゃ。潰れて死ぬ。屍が窓に貼りついている。
 中身を戻しきると、少し迷った様子で鞄に手をかけ、エミがおろおろと周囲の様子を伺う。その様子をチサトの子分たちが真似をして、笑い転げている。こんなことで楽しめるなんて本当に幸せそうだ。人生楽しそうで何よりです。羨ましくはない。
 鞄を抱えたエミは教室へ入ろうとする。妨害されることを見越して一番軽そうな荷物を選んだのだろう。
「ゴミちゃん。教室間違ってるよ」
 チサトが言った。無表情。笑っている取り巻きたちとは異なり浅賀はもう笑うのをやめていた。
 エミはぶんぶんと首を横に振った。切りそろえられた髪の毛が制服の肩をこすっている。
「違うよ」
 さも当然だという様子でチサトが言う。エミはもう反応するのをやめて教室の中へと一歩を踏み出した。
「違うって言ってるよね」
 その言葉と同時にエミは転んだ。チサトがエミの脚を蹴ったのだ。ごん、と鈍い音がした。痛そうだ。抱きしめた鞄が少しクッションになっていれば良いなと思った。
 グズグズと雨が降る。教室の蛍光灯が明るい。リノリウムの床を不健康に光らせている。べちゃべちゃと窓が叩かれる。
 チサトはいつもエミに直接的な暴力を奮う。物を隠したり、落書きをしたりするのはいつも子分たちだった。チサトの暴力は容赦がない。子分たちがたまにエミを小突いたり蹴ったりするのと違って躊躇いがない。そのうち殺すんじゃないかと怖くなる。そんなことはないだろうけど。多分。
「違うって言ってるよね」
 同じ台詞をそっくりそのまま機械のように繰り返しながらチサトがエミの前髪を引っ張って頭を起こした。子分たちも黙った。教室がしんと静まり返る。誰もがチサトとエミに注目しているのは明らかだった。しかしモブキャラたちは誰も止めやしない。あの圧倒的な暴力が怖いからだ。悪に立ち向かうような崇高な思想を持ち合わせたガキは少なくともここにはいない。
 教室の窓の外で風景に斜線を入れるように雨が降る。風景が切り刻まれて霞んでいく。まるで外の世界なんてないみたいだ。
 エミの顔にも何の表情も浮かんでいなかった。チサトとエミの表情はそっくりだった。恐怖も悲しみも苛立ちもない顔だった。人形のように床をじっと見つめている。何も感じないように心を閉じて防御しているのだろうか。
「間違えたあんたのせいだから。ほら」
 前髪を何度もぐいぐいと引っ張られてエミは立ち上がった。調教中の動物みたいだ。そしてそのままリードで引っ張るかのように前髪を引っ張ってエミを廊下の椅子の所へ連れて行って着席させた。教室内に緊張感が走る。誰も逆らうことができない。逆らっても敵わないことが分かっている。誰も勝算のない相手に飛び込んでいけるほどバカにはなれにない。それくらいの分別は付いている。ここで刃向かって何になる。ヒーローになれない。モブキャラしかいない。モブキャラはザコなのでチサトに圧倒的な暴力を奮われて終わるだけ。デメリットしかない。それならただエミだけが傷付いていれば良い。というか、エミは傷付いたとか辛いとか悲しいとかなんて一言も言ってないので、ひょっとしたら傷付いていない可能性もある。価値観を押しつけるのは傲慢だ。世はダイバーシティの時代だって社会の教科書にも書いていたじゃないか。
 エミは無表情で傷と落書きだらけの机を見つめながらじっと座っている。ぐずぐずと雨の音が響く。雨粒が音を吸収するせいか、嫌にしんとしている。チサトの頬が少し緩んだ。
 そこでようやくチサトの子分たちが再びどっと笑った。教室のざわめきもじわじわと戻っていく。日常が戻る。良かった良かった。チサトたちは廊下の座席で座るエミを笑いながら教室を後にした。子分の何人かはケータイで撮影をしてきゃっきゃとはしゃいでいた。仲間内でメーリスにでも回すんだろう。チサトたちのざわめきが遠のいてから、教室にいたクラスメイトたちもそろそろと出て行く。皆エミを見ないように、俯いたり、あさっての方向を向いたりしている。うっかり見てしまったモブはまるで見ちゃいけないものでも見たかのように慌てて目をそらす。いや、見ちゃいけないものだ。このクラスにおいて、エミはそういう存在だ。
 私も遅れて教科書と筆記用具を持って教室を出る。エミは糸が切れた人形みたいに着席してじっとしている。通りすがり様に横目で見ると、エミは微かに震えていた。時折声が漏れる。泣いている。泣いている顔を見ないよう、慌てて私も目をそらした。これで良い。仕方ないのだ。これが一番すばらしい選択肢じゃないことは分かっているけど、ハイリスクなことなんかせずに一番マシな、安全な選択肢を選ぶことに意味がある。私たちは日々選択している。チサトとエミを見過ごすことを選択している。別に関係ない。関係する必要がない。
 じっとりとした空気が重い。湿った空気が絡みつく。雨のせいだ。
 エミは優しい子だ。だからこんなことになってしまった。私は優しくない。ただそれだけの違い。
「やめてください。嫌がってるじゃないですか」
 見ず知らずの男の子にエミは刃向かった。まただ、と思った。
 幼稚園の頃からエミはそうだ。弱い者いじめをしている子を見れば注意しにいく。町中で困ってそうな人がいれば声をかけるし、ポイ捨てしている大人を見ても注意する。今までいじめられなかったのも、事件に巻き込まれなかったのも奇跡だ。平和すぎた。人助けをしてお礼状が小学校に来たことも一度じゃない。
 エミのこの性分が生まれつきなのか、家庭環境のせいなのかは分からない。きっとどちらのせいでもあるのだろう。もう覚えていないけれど、母曰く、タコ公園で私が転んだところに、エミが心配して駆け寄ってきたのが出会いだったらしい。その時エミはまだ三歳だった。三つ子の魂百までと言うがまさにそれ。まぁまだ十四だけど。家庭環境だってエミを形作るには十分すぎるように思う。エミのおじさんは有名な書家で、おばさんは専業主婦だ。遊びに行くと手作りのおいしいお菓子を出してくれる。お人好しの塊のような人だった。正義感の強さはおじさんに似てるような気もする。いかにも両親に愛されて、清く正しく育ってますって感じ。
「何やってるんですか。警察呼びますよ」
���エミがさらに大きな声を出し、携帯電話を開いた。
 目の前の少年たちは顔を見合わせて去っていった。思いの外ザコだったのでラッキーだった。見たところ、華奢な奴らではあったけど、少なくとも私達よりはデカかった。たぶん力も強い。自分より図体のデカい奴らによくやるな、と思った。関わらない方が良い。関係ない。危ないじゃん。私は彼らに顔を見られないようにさっと木陰に隠れた。エミの視界からも、チサトの視界からも隠れた。こそこそと「私は知りません。関係ありません」という顔をして過ごすのは得意だ。
「いつものことだから。私が悪いの」
 制服の襟元がはだけたチサトが力なく言った。頬に涙の跡が残っている。口の端が切れたようで血が滲んでいる。
「チサトは悪くないよ」
 エミがチサトのシャツのボタンをしめている。地面に転がっているブレザーをパタパタと振って砂を落とす。
「警察行こう」
「やめて」
 血をハンカチで拭うエミの手を振り払って、チサトは絶望した顔をしていた。顔色も悪い。学校ではあんなに強気なのに。クラスの人気者なのに。明るくて元気な模範的な子なのに。見てはいけないものを見てしまった気がして、私はますます縮こまった。ここにはいない方が良い。これはヤバい。私は関係ない。関わらない方が良い。
「なんで」
「友達とお兄ちゃんだから。平気なの。これは遊びなの。何ともないから。いつものことだから」
 必死の様子で言い訳がましくチサトが懇願する。本当にヤバい。これはエミが遭遇したことのない悪だ。まだ戦えない。まだ子供の私たちには無理だ。どうせ何もできない。さっさと白旗を揚げて逃げ出した方が良い。エミに伝えたかったがチサトから離れる気がないようで、私は懸命に見ないように、そのくせ会話だけは好奇心剥き出しで耳を傾けていた。モブキャラなので、背景の一部らしく息を潜めた。
「だったら尚更やめさせないと」
「大丈夫って言ってるでしょ」
 声から一呼吸空けて、遠のいていく足音が聞こえた。おそるおそる出てきてみると、しりもちをついたエミが一人取り残されていた。どうせチサトに突き飛ばされでもしたんだろう。
「あんなの絶対大丈夫じゃないよ」
 拒絶されたのにまだエミはチサトの心配をしていた。私はエミの手を引いて立ち上がらせた。スカートのブリーツに入った砂をぱんぱんと払ってやる。
 せっかくのエミとの楽しい時間にとんだ邪魔が入ってしまった。黄色ブドウ球菌の事件で潰れた雪印の工場にわくわくしながら二人で忍び込んだのに。割れた窓から差し込む光が綺麗だった。本当だったら人がたくさんいたはずの場所がガランとしているのはどこか心が躍った。面白い。工場の人たちにとってはそれどころじゃないだろうけど、私達は工場の人たちから見れば多分モブだし関係ないので純粋に楽しめた。ぽっかりと広がる空間で手を広げて走ってみたりした。足音がやたらと響くから無駄に走り回った。コンビニで写ルンですでも買えば良かったなんて二人で後悔したくらいだ。不良かお化けかホームレスには会うかもしれないとは話してたけど、まさかこんな現場に遭遇するなんて。
 でも、都合の悪いことは見なければ存在していないのと同じなので大丈夫だ。
 私は何も見ていなかった。息を殺して、嵐が過ぎ去るのを待っていた。でもエミはそんな私を一切馬鹿にしない。卑怯な私をエミは責めない。心のどこかでは軽蔑してるんじゃないかと何度思っていても、人懐っこい笑顔で「ユイちゃん」と追いかけてくる彼女を見るとそんな疑いは吹き飛んでしまう。だから、それさえあれば私は満足だった。クソみたいな自分のことも忘れて、へらへらのうのうと生きることができた。
 しかし、この次の日からエミの地獄は始まってしまったのだ。
 エミがゴミ箱を漁っている。
「ホームレスのモノマネ上手すぎ」
 チサトがエミの後ろに立ってにっこりと微笑んだ。子分たちはくすくすと笑っている。エミの髪の毛に絡みついた埃は子分たちの仕業だ。ひそひそと何人かが話しているかと思ったら、追加で別のゴミ箱を持ってきて中身をエミにかけた。少しよろけただけで、無言でゴミ箱を漁り続けている。
「やば。めっちゃ熱心じゃん」
 追加のゴミ箱をぶちまけた子分Bが言って、群れがまたどっと笑った。嘲笑とゴミを浴びながらも、エミはそっとゴミ箱の中から何かを見つけ、取り出した。
「ご飯でも見つけたのかな。良かったねー。すごいねー 。私にも見せて」
 わざとらしい猫撫で声でチサトがエミの手元を覗き込んだ。エミが慌てて手を引っ込めようとしたのを押さえつけ、手の中のものを取り上げた。
「返して」
 エミが小さく呟いた。ひねり上げられた手が痛そうだ。私はまた本を読んでいる。私は教室の端で本を読むモブキャラFらへんの立ち位置だ。ダレンシャンの五巻をずっと読んでいる。全然読み終わらない。話どこまで進んだっけ。
「きたねークマ」
 チサトが取り上げた物を見て、子分たちが囃したてた。チサトの手の中には見覚えのあるクマのマスコットがあった。エミの誕生石を模したネックレスを付けた小さなテディベア。ちゃんと手足と首も動く。ダイエーの中に入ってる雑貨屋さんでお揃いで買ったあのクマだ。
「クマさん、ゴミちゃんのこと嫌いだからゴミ箱の中に隠れてたのにね。可哀想」
 そんなわけあるかよ。アホか。何も知らないくせに。死ね。何も知らないくせにバカにすんなよ。絶対そんなのありえるわけないだろ。
 でも、私は読書に集中しているモブキャラFなので、じっと本を見ている。本の角の向こうの教室の光景を見ている。私は読書しているだけだ。そういう役割だ。関係ないし。背景だし。
「お願い。返して」
 もう一度エミが頼んだ。懇願するような口調。こんな奴にへりくだる必要なんてないのに。エミの方がずっとずっとすごいのに。エミが可哀想だ。いや、クマごときで何をいったい同情してるんだ。落ち着け。どうせ関係ないんだから。何思ったって仕方ない。ムカつくだけ無駄だ。モブの怒りに意味なんてない。
「ゴミちゃんのところに帰るくらいなら死んだ方がマシだってさ」
 チサトはマスコットをぽとり、と床に落とし、すかさず踏みつけた。ぐしゃり、とクマの関節があらぬ方向に曲がる。元々可動式のマスコットだから大丈夫だ。ちゃんと戻る。布だし。平気平気。そんなので壊れたりしない。何の権利があってそんなことするのか知らないけどさ。悲しいことじゃない。だからエミ、そんな悲しい顔をしないで。大丈夫だから。
 モブキャラの気持ちは所詮背景なので、伝わらないし伝える必要もない。関係ない奴の関係ない戯言に何の意味があるんだろう。
 私はお揃いで付けていたマスコットを私は外して制鞄の内ポケットに隠している。だって関係ないし。モブはモブらしくすべきだ。被害は少ない方が良い。エミが殴られ、虐げられ、ボロボロになっていようが私は関係ない。はいはいそうです。どうせクズですよ。せこいモブですよ。自分が嫌な奴なことくらい自分が一番よく知っている。一番近くでずっと見てるんだから当たり前じゃん。しかもいつもいつも正義感溢れるエミの隣にいたんだから。比較対照が優秀すぎる。私の嫌な奴っぷりがまぶしいほどに輝いてしまう。
 チサトの上履きから踏まれたクマの腕がはみ出している。エミはそっとその腕を摘まむ。
「死にたがってるんだから死なせたげなよ。生きてたって良いことないし。可哀想」
 自分に言ってるんだろうな。チサトは。あの子本当は死にたいんだろうなぁ。死ねば良いのに、と何となく思った。あの日の絶望したチサトを思い出す。あそこで死んでれば良かったのに。
 足を離されて、するりとクマがエミの手に戻ったのも束の間、クマは再び踏みつけられた。エミの細い指が赤い上靴に踏みつけられる。
 また教室の空気が凍り付く。モブキャラたちは動揺を隠しきれない。ザコはザコらしくただビビっている。マジでチサト��あの時死んでおくべきだったと思う。犯されて死ね。
 エミの口から音が漏れた。
 痛い時の悲鳴は、キャーとか、ひーとかではなく、音だ。声じゃない。悲鳴を上げるのは大抵モブの役目だ。モブはモブらしくぴーぴー泣いてビビってるのが丁度良い。モブAからCらへんが明らかに怖がっている。半泣きだ。
「急に手、出したら危ないでしょ」
 言いながら、チサトは足に力をますますこめていく。エミの顔が苦痛に歪み、濁った呻きがずるずると漏れてくる。エミはチサトの足を除けようと空いた手を伸ばした。
「ゴミのくせに汚い手で触んなよ。死ね」
 チサトも踏みつけていない方の足でエミの顔を蹴った。高身長のチサトの全体重がエミの指にかかる。彼女はスレンダーだが、さすがに指で女子中学生を支えられる人はそうそういないだろう。教室が微かにざわめく。エミの顔が赤くなっている。「やばいでしょ」と囁きが聞こえる。エミが乾いた濁音を出した。なんか最近のチサトは必死だな。無様だ。前はもっとスマートだった。いや、そもそもいじめにスマートとかあんのか。何だろう。これ。現実じゃないかも。私はまだ雪印の廃工場でくるくる回ってるエミを見ている。チサトなんかいなかった。私は何も見てない。エミだって見ていない。会ってない。だから関係ない。何してるんだろう私。いや、本を読んでいるのだ。ダレンシャンの五巻を読んでいる。だから関係ない。エミに何かあったんだろうか。何もない。何も知らない。何も分からない。だから関係ない。
 エミの目に涙が浮かぶ。
「また泣いてるんですけどー。きっしょ」
 子分が空元気な声をあげた。それを封切りにまた他の子分たちも騒ぎ出す。いつものパターン。ワンパターン。他にバリエーション無いんですか。ガキじゃん。つまんないよそれ。
「泣くとか卑怯じゃん。泣いて許してもらおうと思ってんのきしょすぎ」
「いちいち泣きすぎ。ガイジじゃん」
「泣き顔きんもー。ゴリラかよ」
 わざとひょうきんにエミの泣き顔の物真似ををして笑い出した。エミの泣き顔をケータイで撮る子たちもいる。何でもないような、今までもずっとそうだったふりをして、生きている。私だけじゃない。私だけが嫌な奴なんじゃない。モブって大体そういう立ち回りなんだ。狡いのは皆同じだ。明らかな異変に気付いているのに、ただ大人しく受け入れている。関係のないふりをして、どうしようもないふりをして、ただ嵐が過ぎるのを待っている。
 エミは私が自分のクマを隠していることに、とっくに気付いているだろう。まるで恥ずかしいものみたいに。あたかも汚いものみたいに。
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