Tumgik
#煌めく百の物語
poetohno · 1 year
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第四楽章 水の旅路
「物語」
地球上の水のほとんどが塩が混ざり あるいは氷に閉ざされている
純粋な水として存在するには空に抱かれ 山に削られ 岩磐(いわいわ)の険しい旅路を行き 大地の洗礼をうけなければならない
地表に流れる水は命の源であり 様々な自然の関わりによって生み出される命の産物
水は天より降り注ぎ 山を下り 河を流れ 海に終着する水が渇き天に抱かれ空を旅する雲となるのなら風とは命の使いとも呼べないか
風は運命を垣間見せる全ての命は風に運ばれている
風の導きによって命の定めも決まるだろうか風が囚われれば世界は地獄と化し風が自由に歌えば生命もまた謳歌する
ふと目にするあの雲もまた空の彼方の海からやってきたのかもしれない雲は風に流れ 果てに行き着くだろうまた別の風は果てしなく巡っていることだろう
―海のように
果てなき海は生命の始まりの大地山は生命の終わりの果て 辿り水は生と死を巡る 水は命そのもの
雪に閉じこめられた命は春の訪れと共に花開き溶ければ寄り集まりながら小さな鼓動のように流れやがて大きなうねりとなり生命が漲る川となる
そこに命があるなら戦いがある戦いに勝利したものは生き延び敗北したものは死に絶え川を下る
その戦記には続きがある彼らの肉体は川の果ての森に続き木々に住まうものたちの糧となる森の果ての川に命を紡ぐ物語がある
「川の調べ」
雨は天より零れし海の唄 海は天を仰ぎ 天は海を抱く山を越え 草原を愛で 森の謳歌を奏で渇いた砂漠に一瞬の楽園を築く 命の交響曲を支える旋律
空が蒼いのは川を抱いているからなのか空に漂う雲は 流れる風は 天に聳える山にとって脅威にもなる水は一度流れを持ってしまえば何者をもってしても止めることはできない時に抗えないように
水は命を蘇らせる力を持つが同時に山を死に至らしめる力を秘めている峰を削り 野山を駆け下り 大地を削り 渓谷へと変貌する深く奥へと 時が覆い隠した地表が現れる時を遡るかのように
「川の宴」
川が在る所に命は宿る獲物求め命を奪う破壊者がいるなら草を求め旅するものたちの大行進がある
命を賭けた戦いが川を彩る沈黙に眠る川も一度戦いが始まれば騒然となる
一瞬のうちに命が散り 火花のように瞬き雷の閃光のように轟く
そこには思想も哲学もない剥き出しの命と真実がある
「湖の謳歌」
湖は海と隔たり生き物たちはその境界を越えることはできないそれは牢獄なのか それとも楽園なのか
湖がもし栄華を極めたとしても湖が干上がれば命は全て消えてしまう
生き残るためには他を上回る戦略によって己の道を切り開くしかない
裏切り 裏切られ 騙し 騙され 命を残すための闘いは熾烈を極める本能と理性の狭間に揺れる闘争
鏡のように澄み切った湖の下には過酷な世界がある
一の美しさをこの目に宿すためには相反する十の醜悪な世界を知らなくてはならない
「川の旅路」
川の旅は続く天空より舞降りる千の雫は木の枝から幹へと遡るように寄り集まり川の流れを描き大地をうねりながら森を横切り平野を走る
大地の鼓動が生命の躍動なら大地の雄叫びは闘いの咆哮である
闘いの先に散っていった者達が川に溺れ 川に沈み川を血の色に濁らせるなら
草茂る水の流れはその汚れを払い水に清流を取り戻す
乾季と雨季に生と死が巡り歓喜と憂き命が交錯する
雨が降ることで大地の様子は一変し世界が変わる
生命の謳歌と眠りが時の巡りに合わせて変化する川は山を削り 破片を海岸まで運んでいく
そして川の旅は終わる
「海の森」
珊瑚礁は海を砂漠から森に変え多種多様な命を呼び起こすオアシス光を受け輝き 波に揺らぐ花のよう海に咲く花を愛でようと多くの命が集まり闇の海に咲く光であり 命の灯のよう海の家 大地にとっての安らぎの木
海に昆布が揺らめく場所は熱帯雨林を思わせる海を浮かびながら漂い 命は溢れ 迸り色は犇めきあいながら 絡まり合い 踊りながら波に歌う絵の具を散りばめたかのような宝石のように輝き始める足を踏み入れたものはその場所に住み着き憩いの場所を築き 新たな旅に出る時を隠れながら待つ
「海の宴」
命を育み 支える命の種命を降らせる恵みの雨植物プランクトンの恩恵を受けるために 命たちで溢れ返る
生き物たちが群れを成して訪れる命求めて海を縦横無尽に旅するものたちが春を待ち続けていた
冬に荒れ狂う波は海をかき混ぜて海に栄養を行き渡らせる命にとっては天と地を別つ温度の壁海にはある嵐は壁を破壊し 天と地を混ぜ合わせる命にとっての心臓の鼓動のよう
夏命を求める旅は続く魚は群れを成して移動を続け鳥たちは巣へと帰り 再び飛び立っていく鯨もまた旅を続けている温暖な場所から極地へと向けて旅は続いている―春を求めて太陽の方角へ
秋が来る時 嵐は再び起こる命にとって堪えなければならない長い時の前の休息と謳歌の時間集まってきていた生き物たちは散り散りになりそれぞれの場所で 冬が終わる時を待っている海さえ嵐を呼び込みながら 海をたゆみ無く巡らせながら 春の時を待っている海の流れが無ければ 命は恵みの時を受けられず翼は折れ 大地に落ちる
「富の海」
光が降り注ぎ 大地は珊瑚礁に彩られ魚が銀色に閃いて通り過ぎる揺れる虹のようなたなびく彩雲のような百花繚乱の森色の豊かさが命の豊かさを示すならこの彩りに富んだ景色が命の豊かさを現している
海の楽園は海全体のどれ程だろうか
エメラルドに光り輝きクリスタルのように透き通り波が青の群れとなり光揺れる世界
生き物に犇めき濁った世界砂漠や極寒の世界に隠された地底奥底の知られざる世界があるかもしれない
豊かさだけを見るなら確かにここは楽園であるが楽園の背後に眠る闇を誰も知らない
命踊り 光輝き それは目下に佇む闇の中に歌う星のよう
「海の彼方の闇」
知られざる宇宙のような場所
天文学者ならば星を探して眼を凝らし新たな光を見ようとし
生物学者ならば命を探して彷徨い歩き新たな生き物を見つけるだろう
深海の闇という宇宙に潜む星を探すように生き物たちは身を潜め闇の中で蠢いている
光は徐々に薄くなっていく辺りは夜のように紺に染まっていく気づけば無音の闇の中光の恩恵はここには存在しないあらゆる時間において闇は光の無い洞窟のように
微かな栄養を頼りに彼らは生きるしかない自らの力によって海を渡り海流という大地にとっての風に乗り漂う
海を浮遊する微細なプランクトンが海の世界を支えている鯨や鮫 鯱や海豚といった華やかな生き物はその表面で閃いているに過ぎない舞台に踊るアクターを支える無数の影の努力者たちのような
触れれば壊れそうなガラス細工のように揺らめき揺れる蝋燭の火は今にも消えそうな陽炎のよう今にも壊れそうな幻想的なあり方をしている
「深海の底」
海は深いだけで圧倒的な力を湛えている大気であれば気圧 全ての命の源 水を水として存在させるための力水圧の力には際限がない 科学の力で武装した鎧すら簡単に破壊する
水温は凍えるほどに冷え込み 空気は高山のように薄く やがて皆無になるこの世界は生命の存在を拒んでいるのだろうか
果てしなく深い限界の場所で生き物は蠢いている恩恵は海の表層から降り注ぐ 雨のようで 雪のような死が舞い降りる生きとし生けるもたちの肉片が塵となって落ちてくる彼らの死によってもたらされるものはこの世界では太陽の光のよう
海底に着く時この世界は月のようだ果てしない無の世界が広がっているしかしこんな所にさえも生き物は生息している
「海底火山」
海底にも火山は存在する海底とは海の底であると同時に大地の果て
大陸と大陸の鬩ぎ合いの狭間に摩擦に散る火花があるように火山が煌々と火を上げている
マグマは地脈のように奔り 地球の中心まで潜り巡り 再び地上へと吹き出す
世界とは外に開かれているのではなく内側に広大に巡っている
マグマが海底の生き物を支えている砂漠にとってのオアシスのように
海底に山脈を築き 延々と続くかのようにいつか大地が隆起し 沈没した時海底に眠る大地は海上に眼を覚ますだろうか
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museum-nama · 2 months
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ぐるっとパス
ここを放置している間に色々な事があった。放置しすぎて前が6年前とか書いてある。社会情勢的に美術館に行けなくなった時期をこえて、またもりもり行き始めた。
また色々行き始めたので、ちゃんと整理したくなった。次に書く場所を見つけるまではここを使おうと思う。ブログの説明文的なところに「その辺にいる大学生」とか書いてあったけど、社会人になっちゃったので書き換えました。なんだったら新人教育とかやってるけど、ぜんぜんうまくできない…3つくらいしか年が離れていないはずなのにジェネレーションを感じる…。
〜〜〜本題〜〜〜
前から存在は知ってたけど、とはいえそんなに行くのか…?と思って買ってなかったぐるっとパスを購入。今年の春に使った。
行った場所
・東京藝術大学大学美術館「大吉原展」
想像よりも混んでた。チラシに「本展に、吉原の制度を容認・美化する意図はありません。」とあるけど、まあ確かに容認はしてないんだけど、否定もしていないみたいなところはなんとなくあった。来年の大河とかってこの辺の話だったような?気がする。今の大河ドラマ古典好きだし面白いから見てるけど、来年はどうなんだろう。カボチャ頭のおじさんのポストカード買いました。
・東京オペラシティーアートギャラリー「宇野亜喜良展」
活動内容が多岐にわたるだけあって、展示も幅広かった。不思議な世界の絵を描いているイメージだったけど、デッサンとかもあって、そういうのを見るとやっぱり絵が上手いなという当たり前のことに気づく。長生きしてほしい。
・アクセサリーミュージアム「館長!これどうするんですか!?」
とにかくたくさんのアクセサリーが置いてある。最近ファッションの展示も流行ってるし。キャプションが面白かった。量が多すぎて保存に困るものの、簡単に捨てるわけにはいかない苦労があった。自宅を改装したらしく、不思議な動線ではあったけど、アットホームな感じなのが素敵。また行きたい。
・文化学園服装博物館「”オモシロイフク”大図鑑」
上のアクセサリーミュージアムと合わせてファッション系でまとめて行ったつもりだったけど、だいぶ方向性が違いました。それぞれ面白かった。たしかに帯って長いですよね…。何かに特化したり、単純にファッションだったり、不思議な服がたくさんあった。遠い未来の人たちから見たら今の私たちもわけわからん格好して過ごしてるんだろうか。
・渋谷区立松濤美術館「没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家」
他の美術館もそうだけど、普段だったら全然いかないジャンルのところにも気軽に行けるのが楽しい。普段行かないが故にすっごい無知の状態で行った。たしかガレの作品がアクセサリーミュージアムにもあって、「!!!」ってなった気がする。松濤美術館には行きたいけど渋谷には行きたくない。
・パナソニック汐留美術館「テルマエ展」
あの時代に下水道とかったあったのか。温泉好が好きな人とか、テルマエ・ロマエを見た人はより面白いのかもしれない。私は温泉好きではなく、テルマエも見てないけど楽しかった。炭化したパンのポストカード買っちゃった。
・書道博物館「敦煌写本の世界」
私は書道を長いこと習っていた割に字が上手くなく、書道についても詳しくないということを改めて思い知った。ここもキャプションが面白かった。あと石がすごい量置いてあった。詳しくなくても興味さえあれば面白いと思う。私の行き方が悪かったのかもしれないけど、博物館までホテル街通って行ったんだけどそれであってる?道が違う?
・泉屋博古館東京「歌と物語の絵」
百人一首好きとしては行かなくてはならなかった。ここも行き方を間違えたのか駅からすごい遠くて結構な坂道だったんだけど、ちゃんと行けばそんなことはないんだろうな。
この合間にサントリー美術館とか東京都美術館とか東京ステーションギャラリーとかその他諸々行っているのも含めると、ほぼほぼ毎週どこかに行っていた。一瞬地元に帰って地元の美術館とかも行ったし。すごい楽しかった!また使いたいな。それぞれの感想もじっくり書きたい。
去年あたりまでは日本画にあまり興味がなかったけど、最近色々見るようになってきた。
とはいえ、毎週となるとちょっと疲れがとれないところもあり、もうちょっと余裕があったほうがいいのかもしれないと思った。単純に方向音痴のくせにろくに行き方を調べないからというのもある。長期休暇とかにぎゅっと詰めたりしたほうが体力的には楽なのかもしれない。人が多いところが苦手だから夏休みとかは避けたい…
金額的には¥4,000強くらいお得でした。電車代分くらいは元を取れたのかも?パスをみせたら入れるところも多いし気持ち的にはもっとお得だった気がする。グッズとか買ってるから結局お金は使うんだけど、楽しいからなんでもいいです。
今行きたいのは東京ステーションギャラリー。早く行きたい。あと、東京国立博物館と科学館の常設展示をじっくり見たい。夏休みでも平日なら空いてるかな?9月にするか悩んでる。それと植物園にも行きたんですよね。日本の夏は熱帯雨林より暑いらしいのが気になってる。
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kachoushi · 8 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年2月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年11月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星の出るいつも見る山鳥渡る 世詩明 人の世や女に生まれて木の葉髪 同 九頭竜の風のひらめき秋桜 ただし 太陽をのせて冬木の眠りけり 同 生死また十一月の風の音 同 朝湯して菊の香に上ぐ正信偈 清女 懸崖の赤き菊花の流れ落つ 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
秋空の深き水色限りなし 喜代子 故里は豊作とやら草紅葉 由季子 菊花展我等夫婦は無口なり 同 しぐれ来る老舗ののれん擦り切れて 都 狛犬の阿吽語らず冬に入る 同 謎々のすつきり解けた小春の日 同 杣山の織火となりぬ紅葉山 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路 逝く秋をくづれゝば積み古書店主 順子 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 太き棘許してをりぬ秋薔薇 和子 弥陀仏の慈顔半眼草の花 昌文 綿虫のうすむらさきや九品仏 小鳥 参道で拾ふ木の実を投げ捨てる 久 綿虫は仏の日溜りにいつも 順子 香煙はとほく菩提樹の実は土に 小鳥
岡田順子選 特選句
腰かける丸太と秋を惜しみけり 光子 九品の印契結ぶや冬近し 眞理子 古に大根洗ひし九品仏 風頭 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 奪衣婆の知る猿酒の在り処 光子 神無月ならば阿弥陀も金ぴかに 俊樹 蚤の市に売る秋風と鳥籠と 和子 下品仏とて金秋の色溢れ 俊樹 綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ありきたりの秋思の襞を畳みをり かおり 秋日入む落剝しるき四郎像 たかし 返り花ままよと棄つる文の束 美穂 凩や客のまばらな湖西線 久美子 凩のやうな漢とすれ違ふ 睦子 小鳥来る小さなことには目をつむり 光子 流れ星キトラの星は朽ちてゆき 修二 凩に雲や斜めにほどかれて かおり 人肌を知らぬ男のぬくめ酒 たかし 老人が老人負うて秋の暮 朝子 冬の日や吾が影長く汝に触れて 同 身に入むや妣の財布の一セント 久美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋思消ゆ「亀山蠟燭」点せば 悦子 この町へ一途に滾り冬夕焼 都 新蕎麦を打つ店主にも代替はり 佐代子 添ふ風に方位はあらず狂ひ花 悦子 HCU記号音満つ夜の長し 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
トランペット響く多摩川冬に入る 美枝子 竹林の風音乾き神の留守 秋尚 公園の隣りに棲みて落葉掃く 亜栄子 句碑の辺の風弄ぶ式部の実 同 新のりの茶漬に香る酒の締め 同 歩を伸ばす小春日和や夫の癒え 百合子 朔風や見下ろす街の鈍色に 秋尚 ぽつぽつと咲き茶の花の垣低き 同 リハビリの靴新調し落葉ふむ 多美女 濡れそぼつ桜落葉の華やぎぬ 文英 露凝りて句碑に雫の朝かな 幸風 大寺の庭きりもなや木の葉散る 美枝子 山寺の風の落葉を坐して聞き 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
風除の日だまりちよっと立ち話 和魚 風除の分厚き樹林影高き 秋尚 揚げと煮し切り干やさし里の味 あき子 薄日さす暗闇坂に帰り花 史空 渦状の切干甘き桜島 貴薫 切干や日の甘さ溜め縮みたる 三無 風除けをせねばと今日も一日過ぎ 怜 切干や少し甘めに味継がれ 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
確かむる一点一画秋灯下 昭子 幽玄な美女の小面紅葉映ゆ 時江 釣り糸の浮きは沈みし日向ぼこ 三四郎 六地蔵一体づつにある秋思 英美子 赤い靴なかに団栗二つ三つ 三四郎 着飾りて姉妹三人千歳飴 ただし 正装で背中に眠る七五三 みす枝 雪吊の神の恐れぬ高さまで 世詩明 七五三五人姉妹の薄化粧 ただし トランペット音を休めば息白し 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月14日 萩花鳥会
夜鴨鳴く門川住居六十年 祐子 捨てられて案山子初めて天を知る 健雄 ゴルフ玉直ぐも曲るも秋日向 俊文 山茶花や現役もまた楽しかり ゆかり 舟一艘ただぼんやりと霧の中 恒雄 献茶式津和野城下や朝時雨 美惠子
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令和5年11月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋の暮百均で買ふ髪飾 令子 虫食ひの跡そのままに紅葉かな 紀子 背の丸き鏡の我やうそ寒し 同 小春日や杖つく母を見んとする 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
小春日や日々好日と思ひたり 世詩明 禅林を通り来る風秋深し 啓子 何事も無き一日や神の旅 同 炉開きの一花一輪定位置に 泰俊 一本の池に煌めく櫨紅葉 同 三猿を掲ぐ日光冬日濃し 同 立冬こそ自己を晒せと橋の上 数幸 小六月笏谷石は饒舌に 同 如何にせん蟷螂は枯れ僧恙 雪 猫じやらしもて驚かしてみたき人 同 一匹の枯蟷螂に法の庭 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
小鳥来る赤き実に又白き実に 雪 幽霊の出るトンネルを抜け花野 同 おばあちやん子で育ちしと生身魂 同 見に入みぬ八卦見くれし一瞥に やす香 時雨るるやのつぺらぼうの石仏 同 近松忌逝きし句友の幾人ぞ 同 季は移り美しき言葉白秋忌 一涓 菅公の一首の如く山紅葉 同 落葉踏み歩幅小さくなる二人 同 冬ざれや真紅の句帳持ちて立つ 昭子 今日の朝寒む寒む小僧来たりけり やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 さきたま花鳥句会
からつぽの空に熟柿は朱を灯し 月惑 白壁の色変へてゆく初時雨 八草 六切の白菜余すひとり鍋 裕章 一切の雲を掃き出し冬立ちぬ 紀花 小春日や草履寄せある躙口 孝江 柿を剥く母似の叔母のうしろ影 ふゆ子 いわし雲よせ来る波の鹿島灘 ふじ穂 鵙たける庵に細き煙たつ 康子 雲切れて稜線きりり冬日和 恵美子 水鳥の羽音に湖の明けにけり 良江
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令和5年11月18日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
紫のさしも衰へ実紫 雪 蟷螂の静かに枯るる法の庭 同 二人居て又一人言時雨の夜 清女 母と子の唄の聞こゆる柚子湯かな みす枝 還りゆく地をねんごろに冬耕す 真栄 帰省子を見送る兄は窓叩く 世詩明 人に無く芒にありし帰り花 同 香水の口よりとどめさす言葉 かづを 時雨をり故山の景を暗めつつ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
浮寝鳥日陰に夢の深からむ 久子 呪術にも使へさうなる冬木かな 久 無敵なる尻振り進む鴨の陣 軽象 冬日和弥生も今も児ら走る 同 冬蝶の古代植物へと消えぬ 慶月 谿の日を薄く集める花八手 斉 冬天へ白樫動かざる晴れ間 慶月 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 旋回す鳶の瞳に冬の海 久 冬の蜂おのが影這ふばかりなり 千種 水かげろうふ木陰に遊ぶ小春かな 斉
栗林圭魚選 特選句
竹藪の一画伐られ烏瓜 千種 遠富士をくっきり嵌めて冬の晴 秋尚 白樫の落葉急かせる風のこゑ 幸風 切り株に鋸の香遺る冬日和 久子 四阿にそそぐ光りや枯れ芙蓉 幸風 白樫の木洩れ日吸ひて石蕗咲けり 三無 小春の日熊鈴つけしリュック負ひ 同 ���空へ枝先細き大枯木 秋尚 寒禽の忙しく鳴ける雑木林 貴薫 草の葉を休み休みの冬の蝶 秋尚 逞しく子等のサッカー石蕗咲けり 亜栄子 甘やかな香放ち桂紅葉散る 貴薫 あづまやの天井揺らぐ池の秋 れい
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
薄き日を余さず纏ふ花八手 昌文 耳たぶに冬の真珠のあたたかく 和子 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 雪吊をおくるみとして老松は 緋路 冬空を縫ふジェットコースターの弧 月惑 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 上手に嘘つかれてしまふ裘 政江 嘘つつむやうに小さく手に咳を 和子 手袋に言葉のかたち作りけり 順子
岡田順子選 特選句
池一枚裁ち切つてゆく鴨の水尾 緋路 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 自惚の冬の紅葉は水境へ 光子 玄冬の塒を巻きぬジェットコースター 同 光圀の松は過保護に菰巻きぬ 同 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 雪吊を一の松より仕上げをり 佑天 不老水涸れをり茶屋に売る団子 要 遊園地もの食ふ匂ひある時雨 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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peche-log · 10 months
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BOOSTのお心遣い、誠に有難う御座いました❕
Twitterに掲載している作品⬇️の続きですので、先にお読みいただいた方がわかり良いかと思います。
少しでもお楽しみいただけましたら幸いですᰔᩚ
声を掛ける前、少し遠くから伺い見た待ち合わせ場所に立つその姿は綺麗に背筋を伸ばしピシッと前を向いていた。いつだってしっかりと真っ直ぐ前を見つめるその眼差しが、次郎はとても好きだった。
「ごめん、お待たせ」
「あ、やさん……や、全然、待ってないです。来てくれはって、ありがとうございます」
だというのに、目の前に立つ大和は薄らと頬を染めて瞳を揺らし、おおよそ次郎の左頬の外側あたりだろう宙を見ている。次郎が求めている濡れ羽色の瞳が自分を射抜かないことに対する不満が少し、あからさまに“緊張している”という様を隠さない大和の様子にあてられて次郎も僅かに体温が上がる思いが少し。
「お前……キョドりすぎでしょ」
「せやかて僕、デートなんてしたことないですし……」
上手く出来るか不安で、と溢しながらぎゅっと握ったコートはいつもの登下校に着ている筈のネイビーのピーコートで、見慣れた衣服に僅かに心が落ち着いた。お前デートなのにオシャレして来なかったのかよと弄ろうとして滑らかな生地の肌触りを思い出す。恐らく次郎が着てきたコートの数倍は値が張る良い品なのだろう。袖が長くて、次郎が気に入っている大和の手指はその大半が隠されている。大和の母が『まだ背ぇ伸びるかなおもて大きめのサイズ買うたんやけど、見積もりすぎたかもしれへんね。大和もジロくんぐらい大きなったりせんやろか』と笑っていたのを思い出す。残念ながら指先が赤子のようにちょこんと出ているだけで、美里の理想のサイズ感にはまだまだ程遠いようだった。たったこれだけの、次郎が勝手に感じ取った情報だけで随分と大和のことを愛おしく思ってしまうなんて。デートの始まりとしては悪くない評価なんじゃないだろうか。
「俺だって、その、初めてだよ。この辺りのことも全然わかんないし……ちゃんと案内しろよな」
嬉しそうにはにかんだ瞳がやっとこちらを向いただけで、心臓がぎゅうと掴まれたような心地になる。先程盗み見た無骨な指先が次郎の指を絡め取った暁には自分は一体どのような仕上がりになってしまうのだろうか。胸の昂まりは期待から来るものだということを次郎は知っていたが、知らないフリをして誤魔化すように見知らぬ土地を勝手にズカズカと歩‎き始めた。
結論として、大和のエスコートは高校一年生の男子学生の振る舞いとしては上出来だったと言えると思う。中華街をうろつきながら、街中の人形が大和に似ていると笑い合ったりなんかして。次郎がテレビで観て気になっていた肉まんに並びたいと言えば二つ返事で了承し、並び待つ間に「関西では肉まんやのうて豚まんて呼ぶんですよ」だなんて豆知識も披露してくれた。熱い饅頭を次郎が受け取る間に大和が取り出した財布は年齢の割に大人びて少し年季の入った様子の艶めいた革財布で。次郎は不躾だとは思いつつも会計の様子をチラリと横見ながら、姉が昔言っていた台詞を思い出していた。
『彼氏の財布がバリバリって音がするマジックテープのやつだと百年の恋も冷めちゃう』
確か当時の次郎は中学生で、姉が口にしたような仕様の財布を使っていたので心の中で何が悪いのだと反論していたように思う。今ならわかる。少なくとも、大人の男性のような財布を当たり前のように取り出し支払いを済ませた大和に僅かにときめく想いがあった。食べ始める前にコインケースから五百円玉をひとつ抜き取り大和に差し出した。先程と逆で自身のコインケースに対して何か大和も思うことがあったりしないかと気が気でなかった次郎の手を硬貨ごと握り込み、大和は「デートやねんから僕に払わせてください」と言った。
「お前がそのつもりなら、俺にとっても、デート、なんだけど」
「うーん……そうなんですけど、今日だけは僕に格好ええとこ見せさせてもろてもええですか?」
五百円でカッコつけるもんとちゃうやろうけどと笑う大和は、次郎がこれまでの時間で何度大和の一挙手一投足に心動かされているかを知らないのだろう。ざらつく指先に握り込まれたままの左手が熱い。なんだか悔しいので「出所がお年玉って時点で結構カッコ悪いよ」だなんて意地悪を言うぐらいは許されたいと思った。
大和のデートプランは悪くなかったが、唯一次郎が希望した水族館がいただけなかった。とても良い施設で目新しいものばかりだったしそれはそれで楽しかったのだが、次郎には“ここを選んだのは失敗だったかもしれない”と思う大きな理由が一つあった。それは“薄暗いところが無い”ということだった。新設の水族館は光に溢れ、道端を歩く動物なんかを間近で見ることが出来た。ただ、明るく楽しいつくりな分、所謂水族館デートに見られるような照明の暗さがなかった。少し暗めのところはあったが次郎の願いを完遂するには些か暗さが足りなかった。そう、昔姉と並び見た恋愛ドラマに出てくるような、カップルが寄り添いやすい暗さが。大和と居れば楽しいことには違いなかったが、そういった展開に持っていけそうな場が無いというのは誤算だった。浮かれた様子で少し先を歩く大和の右手をこそりと見やる。この手を、指を、絡め合いたいと思っているのは次郎だけなのだろうか?
えらく健全な水族館デートを終えて出てみれば、辺りはすっかりと暗くなっていた。大和は学生であるし、泊めてもらう手筈になっている大和の自宅までの距離を考えればそろそろ帰路につかなければならないのだろう。名残惜しい気持ちで海辺を並び歩く……が、一向に駅に着かない。20分程近く歩いたところで流石の次郎も大和に声を掛けた。今日は大和に任せっきりで道を調べることもしていなかった。
「ねぇ大和、駅まだ?道こっちで合ってる?」
「合うてます。すんません綾さん、僕もう一個行きたいとこあってそこ向かってるんですけど……駄目でした?時間はそない取らせませんから」
「や、ダメとかないけど」
そんなことよりも、こうして長々と夜景の綺麗な海辺を並び歩いてきたのだからもうちょっとするべきことがあっただろという気持ちの方が大きかった。少し不満な想いを抱えた次郎に大和が「ここです」と示したのは大きな円形の煌びやかな遊具だった。
「観覧車……」
「夜やと景色綺麗らしくて、ちょうどええかなおもたんです」
知っている。大和の自室で覗き見た観光雑誌、一番大きな真四角の付箋が貼られていてデカデカとした文字でアピールポイントが書かれていた。いやでもここって、お前、俺たちまだ手も繋いでないってのに。姉が持っていた漫画なんかでも読んだことがある、観覧車に恋人同士で乗るってことはそういうことで……恋人同士?いや、次郎と大和はただの友人同士の筈だ。何も言っても言われてもいないが、確信めいた想いと期待を持って今日という日を承諾した次郎としては気軽に乗り込めるものではなかった。困惑する次郎を他所に大和はずかずかと歩みを進めチケットを購入しようとしていたので慌てて追いかける。ゴンドラに乗り込む時に足を踏み外しやしないか、ひどく心配だった。
乗り込んだ空間は比較的体格の良い次郎と大和には少しばかり狭く感じた。向かい合って座った大和とまた視線が合わなくて僅かに苛立つ。暫くの間の沈黙を経て、急に顔を上げた大和が立ち上がった。ゴンドラがぐらりと揺れる。流石に体幹はしっかりとしている様子の大和は転けることもなく次郎の方へと歩み寄り隣に腰掛けた。またぐらりと小さなゆりかごは揺れる。
「おっ、ま!こえーじゃん!やめてよデカいのが急に動くと結構揺れんだからね!」
「綾さん」
「何!」
「好きです」
「いやお前絶対今じゃ……」
勢いのままに言われたこともシチュエーションも何もかも気に食わなくて文句の一つも言ってやろうと思ったが、ずっと望んでいた眼差しがやっと真っ直ぐ次郎だけに届けられていることに気付いたので、言葉にはしなかった。
「お返事、もろてもええですか」
確信めいた語調で問われながら左手を縫い止められた。好きな人に見つめられながら、好きな手に押さえ込まれてはマトモに動ける筈もない。次郎の返事はそれはそれは小さな声だったけれど、きっと赤く染まった頬やじわりと汗をかいた指先からもその気持ちは大和に筒抜けだったことだろう。
「嬉しいです。綾さん……」
なにやら心得た面持ちの大和が顔を寄せてくる。手だって握ったばかりだというのにコイツ、まさか。脳裏にあの日見た付箋に特に大きな文字で書かれた注意書きの内容が思い起こされて、思わず空いている手で大和の肩をぐいと押し返した。少女めいた思考だとはわかっているけれど、嫌なものは嫌だったので。
「……お前、ヒナちゃんメモちゃんと読んだ?」
「へ?」
「この観覧車、昇ってる最中にキスしたカップルは別れる確率が高いんだぞ」
「そうやった忘れてましたわ。危ないところやった、ありがとう綾さん」
「そうだよ大事なとこだろ、雛弟が折角教えてくれたんだからちゃんと覚えとけよな。お、頂上」
「…………え!?ヒナちゃんメモ!?綾さんもしかしてあれ読まはっ」
初めて触れた唇は手のひらとちがってカサついたところはなくて、柔らかくふかふかとしていた。僅かにフルーツの香りのようなものを感じて、これも誰かの受け売りだったら腹が立つなと思って唇を甘噛みしたら侵入許可のサインだと誤認したらしい滑りがあわいをこじ開けようとお伺いを立ててくる。想定外のことではあったけれど、断りを入れる理由もなかったので甘んじて受け入れることにした。
総評:デートプランに不備はないが、園大和は意外と手が早いということに対する注意書きが必要であると感じた。但し他の利用者は居ないので、綾瀬川次郎の心の内に留めるのみで良いものとする。
お試しプラン愛され放題
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hosizorayoukai · 11 months
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【JWST 最も遠い星】ビッグバン10億年の恒星「エアレンデル」の謎を解き明かす!129億光年の彼方-太古の宇宙の歴史を垣間見る。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の活躍で、宇宙について信じられないようなことが次々と明らかになっていった。
今回のそれは2022年、ハッブル宇宙望遠鏡が発見した「エアレンデル(Earendel)」という星だ。強力な赤方偏移をもつサンライズアーク銀河(日の出の弧/英:Sunrise Arc galaxy)に所属する恒星で、巨大な銀河団「WHL0137-08」の“重力のレンズ”を通して、とてもとても遠くにあるものを見せてくれた。
彼らが発見したこの星は、ビッグバンと呼ばれる巨大な何かがあってから10億年以内という、 本当に本当に遠い昔に誕生した、129億光年という超遠くにある星。 まるで恐竜が地球を闊歩していた頃の写真を見ているようだ!
しかし、星の位置を知るだけでは天文科学は十分ではありません。 ウェッブという最新鋭の宇宙望遠鏡が、エアレンデルとその色や組成についてさらに多くのことを教えてくれています。
今後、ジェイムズ・ウェッブは、エアレンデルの明るさ、熱さ、 そして何からできているのかについて、さらに多くのことを人類に教えてくれるでしょう。
▼見逃し配信はこちらから▼ 【JWST 最遠銀河】5,000個の銀河の驚異的な3D可視化!遠方銀河へ向け134億光年の旅 https://youtu.be/e4udV5Bu2aQ
📝目次📝 --------- 0:00 ウェッブの追跡調査 1:10 最も遠い星エアレンデルとは 2:10 銀河団の重力レンズ 3:00 サンライズアーク銀河とは 3:24 エアレンデルの色とは 4:20 エアレンデルの伴星の兆候 5:06 サンライズアーク銀河の分析 6:20 重元素が不足した世界 7:00 種族IIIの星とは 7:40 スピッツァーによる種族IIIの星 8:50 第一世代の星 9:35 最遠記録保持イカロス
どうぞ、最後までお楽しみください。
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アンケートや感想、いいねボタンも大変励みになります。 お気軽にご参加ください。
日々の星空ライフを充実したものに。 今後、人類のさらなる宇宙への挑戦を見守っていきましょう。
📣割愛・こぼれ話📣 以下、一部リンクにはアフェリエイト【PR】が含まれます。 ------------------ ▼「エアレンデル(Ēarendel)」に由来する神話物語が面白い! (資料:Wikipediaより) シルマリルの物語新版 J.R.R.トールキン 紙書籍 (単行本) 【PR】https://a.r10.to/hUT3Mr
「シルマリルの物語」とは、イギリスの作家 J.R.R. トールキンによって、 創作された神話ファンタジー作品集の一部です。 J.R.R. トールキンは、あの超有名な『ホビットの冒険』や 『指輪物語』の著者として知られている大作家です!
この作品は、中つ国(ミドル・アース)と呼ばれる 架空の世界を舞台にしており、その歴史や神話が描かれています。
物語は「シルマリル」と呼ばれる光の宝石を巡る神話的な出来事を 中心に展開されています。トールキンが言語学者としてのバックグラ ウンドを活かして創り出した「中つ国」の歴史や文化が緻密に描かれており、 ファンタジー文学の傑作とされています。
「シルマリルの物語」は、1冊のタイトルでまとめられているほか、 関連する短編や未完の作品も存在します。
この書籍の中に、半エルフの航海者エアレンディル(Eärendil) という人物が登場し、星の輝きをもつ宝石「シルマリル」を携え 明星となって空を航海しているとされています。
「光の宝石」(シルマリル)は、ファイアノールという エルフの宝石職人が創り出した三つの宝石のうちのひとつです。 これらの宝石は、ウンダリン(中つ国の天の川)の光を捕らえて 作られたもので、非常に美しく輝くものとされています。
物語では、これらの宝石が多くの人々の運命を左右する 重要な役割を果たしています。
NASAの天文学者ミッチェル・サラーは、 この名前がトールキンの作品に触発されたもの であることを保証しました。
また、この恒星が所属する銀河であるWHL0137-zD1は、 重力レンズにより、その光が「長い三日月」のように 歪められて見えるため、"Sunrise Arc(サンライズアーク)" とあだ名されています。
🎬店長の気になるグッズ・映画🎬 ------------------------------ ▼物語を作る人のための 世界観設定ノート 紙書籍 (単行本) 【PR】https://a.r10.to/h55UWW
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📘資料・出典📘 -------------- ・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ・天文学辞典:天体に関する用語を3,000語以上収録・解説。 https://astro-dic.jp/ 【公式】公衆のためのWebbホーム https://webbtelescope.org/ 【公式】ハッブル宇宙望遠鏡ホーム https://hubblesite.org/home 【公式】NASA スピッツァー宇宙望遠鏡 https://www.spitzer.caltech.edu/ ・宇宙で一番最初の天体からの光を検出? アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/news/2005/11/09first_objects/index-j.shtml
📀使用ソフト📀 -------------- ▼Space Engine –宇宙シミュレーターソフト http://spaceengine.org/ ロシアの天文学者でプログラマによる独自の3D宇宙空間 シミュレーションソフトウェアおよびゲームエンジン。 ※当動画は、Proライセンスを取得して配信しています。 ▼ステラナビゲータ12/AstroArts 最新版・純国産の天文シミュレーションソフトウェア。 【PR】https://a.r10.to/hU8Ip9 ▼Universe Sandbox 2 宇宙物理シミュレーションソフト http://universesandbox.com/ ▼CeVIO AI さとうささら すずき つづみ 弦巻マキ(日本語&英語) 深層学習等のAI技術を使い、声質・癖・喋り方をリアルに再現した 新世代の音声創作ソフトウェア最新版! ・さとうささら(ベクターPCショップ) https://pcshop.vector.co.jp/service/catalogue/cevioai/ ・弦巻マキ/AHS(AH-Software) https://www.ah-soft.com/cevio/maki/index.html ・すずきつづみ(ベクターPCショップ) https://pcshop.vector.co.jp/service/catalogue/cevioai_tsudumi/ この動画はCeVIOプロジェクトの「さとうささら」「弦巻マキ」「すずきつづみ」を使用しています。
🎬おすすめ動画リスト🎬 ---------------------- ▼【JWST 特集】ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による調査対象天体のまとめ https://youtube.com/playlist?list=PLVD9xZXaEKsXNX0mikQpvDhZvteK48X8U
🔽ブログやSNS🔽 --------------- ▼Twitterアカウント https://twitter.com/kikuchon37
#最も遠い星 #重力レンズ #エアレンデル #ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 #JWST
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☆**CARAMEL MUSEUM情報  CMお品書きご紹介PT.1♡**☆
こんにちは♡キャラメルキューブです😃
遂に開催まで
後,,,,,,,
✨✨✨✨✨5日✨✨✨✨✨
となりました❣️
7月21日~8月15日の26日間、池袋P’PARCOさん 1Fにて開催する
🎪ハンドメイドの博物館🎪
🌈💍🐠CARAMEL MUSEUM 🐠💍🌈
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開催発表BLOGはこちら✨
ご参加作家様一覧はこちら🎶
春のCMお迎えフォトBLOGはこちら📸(CC.CH)
配置図ご紹介BLOGはこちら♡
イベントウェブ販売サービスについてはこちら🎁
☆**CARAMEL MUSEUM**☆イベントハッシュタグ
#CARAMEL_MUSEUM
この��のご投稿では、
キャラメルキューブイベント前の恒例BLOG♪♪♪
ご参加作家様・サークル様からお届け頂いた
・**。+お品書き。**・
を一挙にご紹介させて頂きます(´▽`*)
☆**CARAMEL MUSEUM**☆ ご出品作品を
一足早く!
一挙に!!
ご紹介しておりますので、
是非お気に召す作品を事前にチェックして頂ければ嬉しく思っております❤
スペース番号も合わせてご紹介しておりますので、配置図と合せてご覧くださいね♡
そしてこのお品書きにない作品は、
イベントハッシュタグ
[#CARAMEL_MUSEUM]
の方でご紹介頂いております(^^)v
是非こちらも合わせてご覧くださいませ!! ☆(ゝω・)v
※本投稿は写真掲載数が多いため、 ゆっくりご覧頂けるPCからご覧頂く事をお勧めいたします*
携帯からですとご覧頂きにくい場合がございます、予めご了承ください<(_ _)>
☆**CARAMEL MUSEUMお品書き♡**☆
スペースC
全期(7/21~8/15)ご参加
前期 (7/21~7/29)ご参加
中期 (7/30~8/6)ご参加
後期 (8/7~8/15)ご参加
スペースM
1部 (7/21~7/26)ご参加
2部 (7/27~8/2) ご参加
3部 (8/3~8/9) ご参加
4部 (8/10~8/15) ご参加
*LED-Light Peer様*
CMスペース番号 :M1部・M-9
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*一言コメント*
LED-Light Peer
光と影を演出するアクセサリ-
夏に向けて、ナイトパレード/花火大会/盆踊り/コンサートなど
暗闇で幻想的に輝き、貴女の魅力を引き出します。
和服、浴衣にも映えます。
LED:赤/緑/青に点滅発光
ボタン電池式(電池交換可能)
特許証取得
*花纏様*
CMスペース番号 :C中期・C-7
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*一言コメント*
種から育てあげたネモフィラの花をドライフラワーに加工して、アクセサリーに仕立てています。
本物のお花ならではの繊細な美しさをお届けします。
雄しべの先端まで拘って作り上げた作品達は形もそれぞれ、全てが一点物です。是非、貴方だけのお気に入りを見つけて下さい。
自分で染めたかすみ草や苗から育てた勿忘草などの青いお花作品と、ネモフィラ新作も用意しています!
花纏 Twitter:@chappyf2
*MLcraft様*
CMスペース番号 :C前期・C-9
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*一言コメント*
『小さな物語を身にまとう楽しさを』 小さな魔法の物語が詰まった日常を非日常に変える不思議なアイテムはいかがでしょうか。 あなたに必要な魔法が見つかるかもしれません。 レジンやガラス、金属パーツ、天然石などを使用してファンタジーなアイテムを制作しています。 ワクワクの魔法で日常を彩るお手伝いが出来れば幸いです♡
*14にゃんこ様*
CMスペース番号 :M3部・M-1
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*一言コメント*
今回初めて参加させて頂きます。
夏ということもあり「夏を楽しむ猫」をテーマに制作しました。
作品を通して夏を満喫してる猫達の様子が伝わればいいなと思ってます。
夏限定の作品ばかりなので是非見て頂けたら嬉しいです。
14にゃんこ
**maple warehouse*様*
CMスペース番号 :M2部・M-12
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*一言コメント*
プロのリボン作家として活動しております、kaedeと申します。
シンプルからカジュアルまで多様なデザインを取り揃えました。
また、推し活に便利なペンライト専用の「ペンライトリボン」も全9色展開でご用意しております!
こちらはご連絡いただければ、推し様カラーでオーダーも受け付けております。
TwitterかInstagramよりご連絡くださいませ。(@maple_warehouse)
*かがち庵様*
CMスペース番号 :M2部・M-13
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*一言コメント*
ワイヤーに液体樹脂で膜を張るディップアートという技法で、鬼灯を筆頭に季節の花や葉をアクセサリーにしておりますかがち庵と申します。
硝子のような透明感とディップアートならではの軽さを皆様にお届けできたらと思います。
ご縁が頂けますように、、、
*MAISON DE BAMBI様*
CMスペース番号 :C中期・C-11
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*一言コメント*
【あの頃に集めた、キラキラの宝物 私だけの大切で特別な宝石箱】 初参加のMAISON DE BAMBIと申します。 スワロ×リボン×お花を題材にした作品を作っています。 金属アレルギーの方にもお楽しみいただけるよう、 イヤリング、ピアス共にニッケルフリー、サージカルステンレスを使用してます。 夏ということもあり、初めてのマリンモチーフや涼し気なカラーの作品を集めてみました。 ぜひ【私だけの宝物】を見���けてください。
*Glassぶどうの実様*
CMスペース番号 :C中期・C-13
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*一言コメント*
いつもキャラメルキューブショコラ様でお世話になっております。(B-19)自然をテーマにしたガラスのアクセサリーを制作しています。
今回のCARAMEL MUSEUM は夏限定のシーグラスのピアスや夏に似合うガラスたちを集めました!
暑い夏もキラキラガラスで元気にお出かけ出来ますように…♡
*たいぇーるdeきゃび様*
CMスペース番号 :C後期・C-3
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*一言コメント*
真鍮と銀で彫金アクセサリーを作ってる たいぇーるdeきゃび と申します。
彫金技法、和彫りで一つ一つ手作業で彫った模様の作品や七宝(ガラス)で彩色したアクセサリーをお出しします。
楽しくお気に入りを見つけていただけたら嬉しいです。
*grat jewelry様*
CMスペース番号 :C前期・C-12
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*一言コメント*
夏のキャラメルミュージアムでは、定番のお誕生石アクセサリーに加え、夏のお誕生石や夏モチーフの新作アクセサリーなど、夏のキラキラをたくさんお届けします。 一点ものが多いのでその日の出会いをお楽しみいただけると嬉しいです。 最新情報はTwitter(@grat_jewelry)よりご確認ください。
*glisten様*
CMスペース番号 :M3部・M-5
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*一言コメント*
「まいにちにきらめきを」をテーマに、主にレジンを使ったアクセサリーを制作しています。
今回はglisten定番のはちみつモチーフのアクセサリーと、ソーダ水を乗せたスプーンの首飾りをご用意する予定です。
*haumygarden様*
CMスペース番号 :C中期・C-4
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*一言コメント*
レース糸を編んで染色し、季節のお花のアクセサリーを作っています。今回初参加のhaumygarden (ハウミーガーデン)です。
向日葵、ラベンダー、プルメリア、白百合など季節のお花の他、ガラスビーズに合わせた淡い小花のアクセサリーや小さな蝶々もご用意しました。
ピアスはサージカルステンレス、イヤリングはニッケルフリーでお作りしています。
作品はTwitter やInstagramでもご確認いただけます。
*こなみこや様*
CMスペース番号 :M4部・M-15
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*一言コメント*
こんにちは!!今回のキャラメルミュージアムでは夏にピッタリなカラフルで透明感たっぷりのフラワーアクセサリーをお届けします!色とりどりのアクセサリーからお気に入りのカラーリングとの出会いがございますように!
よろしくお願いします!
*trust one's feeling様*
CMスペース番号 :M1部・M-2
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*一言コメント*
「ちょっとした非日常の煌めき」がコンセプト。
定番の揺らめき蝶シリーズや
前回のCMでも人気のあったランタンシリーズを、
暑い夏、気分だけでもさわやかに涼しげに。
と夏限定仕様でお出しします☆
他にも、カッコよく決まる
マスカレードマスクのピアス等。
お気に入りを見つけていただけたら嬉しいです。
是非会場でご覧下さい☆
Twitter @trust_feeling
*oldbasket様*
CMスペース番号 :C中期・C-24
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*一言コメント*
キャラメルミュージアム初参加のoldbasketです! ヘアピン・ヘアクリップ各150種以上、ヘアゴム20種以上と、色柄豊富なヘアアクセサリーの中から、人気の作品を厳選してご用意しました。 バリエーションの多さだけではなく、伸びても交換できるヘアゴム、修理のアフターサービスなど、長くお楽しみ頂ける事にもこだわっております。 市販のヘアアクセサリーでは出会えない、あなただけのお気に入りが見つかりますよう!
*Cats,Wind & Fire様*
CMスペース番号 :M2部・M-8
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*一言コメント*
猫×花×宇宙テーマのCats,Wind & Fire(@cats_wind_fire)です 夏のキャラメルミュージアムはディップアートの「夕暮れのプルメリアとカクテル」、レジンの「海と猫と宇宙」がテーマです 花好きの方、猫好きの方に楽しんで頂けると嬉しいです よろしくお願いします
*Spellcaster様*
CMスペース番号 :C前期・C-20
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*一言コメント*
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。 Spellcasterと申します。 3回目にして今回は初のCスペースでの参加です! 世の中はすっかり夏ということで、イヤーアクセサリーや人魚姫モチーフの作品をご用意しました。 暑い日が続きますが、Spellcasterの青い世界で少しでも涼しげな気分になっていただけたら幸いです!
*TsFactory&BLACKMASS様*
CMスペース番号 :M3部・M-12
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*一言コメント*
トンボ玉や唐草ビーズメインのTsFactoryと、薔薇と十字架メインのBLACKMASSです。
天然石、ホタル石、花モチーフや蝶、王冠を使い、イヤーカフス&イヤリングやイヤーカフス、イヤリング、ピアス、ネックレス、ロザリオなどのアクセサリーを制作しています。
写真以外にも納品予定です。ぜひ、お気に入りを探しに来てください。
*CRYSTAL GARDEN様*
CMスペース番号 :C前期・C-12
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*一言コメント*
CRYSTAL GARDENでは天然石とアーティスティックワイヤーを使用した1点もののワイヤーペンダントや天然石、ガラスビーズ、レジン等を使用した簪やネックレス、イヤーカフ等を製作しています。
イベントに合わせた新作、新色等も製作しております。
色とりどりの作品を是非お手にとってご覧ください。
*our holiday様*
CMスペース番号 :C中期・C-6
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*一言コメント*
「何気ない日常を、素敵な祝日に_」
アクセサリーを身につけることでその1日が特別な日に感じられたら...
そんな想いを込めてアクセサリーを制作しております
主に深みのある穏やかなデザインの大人アクセサリー、
特別な日にこそ身につけたい華やかなアクセサリーを展開しております
今回は夏らしい鮮やかでカラフルなお花アクセサリー、
人気の大人色アクセサリーをご用意しておりますのでご覧ください*
*金の庭様*
CMスペース番号 :M4部・M-18
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*一言コメント*
今回も参加させていただきます金の庭です。
新作は、ボリュームのあるネックレス、金銀の金具のイヤーフック、リング&ブレスレット、等
楽しんでお着けいただけるアクセサリーを目指しました。
出展までに、更に追加制作しつつ
Twitterのアカウントで装着例や作品紹介画像なども、掲載して参ります。
お気に召していただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
*sakura日和様*
CMスペース番号 :M1部・M-12
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*一言コメント*
小さな中に世界と面白さを詰め込んだレジンアクセサリーを作っています。sakura日和です!
今回は涼しげなイメージの作品多めで出展します♪相変わらずどれも1点ものです。
そして変わらず中身は小さいので、是非お手に取ってご覧ください♪
皆様と良きご縁が有りますように
*LuLuChronicle様*
CMスペース番号 :C後期・C-7
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*一言コメント*
今年も夏のキャラメルミュージアムに参加させて頂きます。
LuLuChronicleは夏らしい新作や浴衣や着物にぴったりのアクセサリーを色々ご用意しています。
夏のお出かけを彩るお手伝いが出来たら嬉しく思います。
*ハンドメイド雑貨 弥栄~iyasaka~様*
CMスペース番号 :C前期・C-15
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*一言コメント*
ご覧いただき ありがとうございます♡ iyasakaの代表作 波打ち際シリーズsince2020を中心に 各シリーズ、そして 「天然石カラー」を販売します! 作品の詳細は各SNSに掲載予定ですので ぜひフォローを♪ Instagram➡︎ @kyoko68_iyasaka Twitter➡︎ @potsunen68 常設キャラメルキューブショコラ様(店舗)【 A-59 】
*MOLTO MUPICO様*
CMスペース番号 :C後期・C-2
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*一言コメント*
『日常に心躍る煌めきを』をコンセプトに彩り豊かな煌めきが詰まった華やかな天然石アクセサリーを制作しています、MOLTO MUPICO(モルト ムピコ)と申します。8/7~8/15の期間に参加いたします。
今回は夏にぴったりな涼やかなアイテムを多めにご用意する予定です。耳飾り、指輪、ブレスレット等、眺めているだけでも気分が高揚するような天然石のアクセサリーを多数ご用意してお待ちしております。
*Nyomin ~Fake*Sweets~様*
CMスペース番号 :M2部・M-4
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*一言コメント*
樹脂粘土でフェイクスイーツを制作している「Nyomin ~Fake*Sweets~」と申します。
M2部7/27~8/2まで参加させて頂きます。
ホットケーキやベリー系のパンケーキなどをモチーフにしたバッグチャームとブローチがメインになります。新作初お披露目もあります。
キャラメルキューブ様AA-47で委託させて頂いています。
世代を超えて、身近にフェイクスイーツを楽しんでいただけたら嬉しいデス。
*Lapis Moon様*
CMスペース番号 :C前期・C-22
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*一言コメント*
7/21から29日までの期間でC-22にて参加のLapis Moonです。 普段はちょっと不思議なアクセサリーを製作しています。 今回はアレキサンドライト他の天然石をシルバー952でアレンジしたものや、色が変わるビーズや蓄光素材を使用したアクセサリーが多めになります。 よろしくお願いします!
*ロンド様*
CMスペース番号 :M1部・M-17
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*一言コメント*
ロンド
CMスペース番号:
M前期(1 部・7/21~7/26(土日) 6 日間)M-17
魔法使いや貴族等、異世界をイメージしたアクセサリーを作っているブランドです🎵
今回は天体や人魚を中心に
オールアイテム¥1800+税(¥1980)で販売いたします✨
*ゆりすけあにまる様*
CMスペース番号 C中期・C-16
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*一言コメント*
動物をまんまるころころにしたぬいぐるみを一つ一つ手作りしております!
今回は新作のおおかみちゃん、人気のめじろちゃんなどたくさん納品いたします♡
是非あなただけのお気に入りの子を見つけてください♡
*SugarShark様*
CMスペース番号 :C後期・C-22
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*一言コメント*
今回2日目の参加をさせていただきますSugarSharkです!
今回は後期8/7-8/15の参加です!素敵な作家様と共に出させていただいて幸せです!
夏らしい海モチーフの商品をメインに普段使いしやすいネックレスやバレッタ、キーホルダーやボールペンを用意しています!
ぜひ見に来ていただけたら嬉しいです♡
*カンパネラ様*
CMスペース番号 :C前期・C-7
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*一言コメント*
大人になっても可愛いを楽しみたい
貴方の為のアクセサリー
〜カンパネラ〜
裏から見ても、表から見ても
美味しそうで可愛い♡
豊富なカラーバリエーションは
好きな色や、推し色でお選び頂けます。
夏らしくクリームソーダやビールなど
涼しげなドリンク類を中心にご用意しました!
キラキラときめく彩り豊かなフェイクスイーツをお手元に…♡
Twitter→@ma_co53
Instagram→@ma_co_campanella
*ピスタチオ様*
CMスペース番号 :M2部・M-16
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*一言コメント*
キャラメルキューブショコラさんでお世話になっているピスタチオです。 初めましてに近いほど久しぶりのキャラメルミュージアムへの参加です。 大好きなネコとお花をテーマに作品を作りました!一点物もいくつかありますので、気になる方はお早めに!
作品紹介はtwitter:@hmaid_pistachioをご確認ください(^^)
*hana*festival様*
CMスペース番号 :C前期・C-11
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*一言コメント*
見えてる空の色は十人十色 “ 可能性は無限大 ” 無限の可能性を秘めた「空」をイメージしたレジンアクセサリーをひとつひとつ心を込めて制作しています。 光と色の重なりによって不思議な印象が生まれ、他ではあまり見られない様々なデザインをご用意しております。 移り変わる空の色をお楽しみいただければ幸いです。
ここからお品書きPART.2につづきますのでぜひ引き続きご覧くださいませ♬
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kukaiskt · 5 years
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【ご報告】琉球新報:2019年7月20日(土) 先月29日の朗読講演とラジオ番組のことが記載されました。 また、沖縄のお母ちゃんのご子息のご意見もちゃんと記載されております。 沖縄愛楽園の皆さま、ラジオ出演や舞台のご協力、ありがとうございました。また、ご出演いただきました塩見智子さま・久保直子さま、金城幸子さま、宮城京子さま、ありがとうございました。 次なる目標は、海外での公演が出来たら…と夢見ております(笑)。 皆さま、これからもよろしくお願いいたします。 #伊藤貴臣 #沖縄愛楽園 #ハンセン病 #講談風語り #煌めく百の物語 #ラジオから飛び出した朗読会 #金城雅春 #沖縄愛楽園自治会 #琉球新報 https://www.instagram.com/p/B0gJyCUFIa1/?igshid=mk266hjggg92
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jitterbugs-mhyk · 2 years
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猟犬のゆりかご stray dogs.
 
 その黒い犬は、朝靄のなかにねむっているやさしい思い出をじっと、眺めている。おおきな身体はしなやかで、しるしの星を戴いて、凡庸に立つクリスマスの樅の木のように、朴訥としてどこか盲目な従順、ひとみ燃えるピジョン・ブラッド、星を融かし沈めたくだもの、喉を焼くサングリアの酒精、あらゆる焔に熱はなく、ただ煌々と、しらじらと、夜明けとともに世界の表層が、嘗められてゆくのを感じていた。さあ、朝だ。日が昇り、山肌を温め、空気をかき混ぜ、靄を払って、変わり映えのない日を今日も積み重ねる。羊たちは草を食み、石についたわずかの朝露と、塩分とをちびりちびりと舐めている。彼は眠るためではなく羊をかぞえ、起きだして仕事をはじめた。
 日々の多くは単調だ。どきどきしたり、わくわくしたり、ちょっとした異変や、予想できない天候の変化のたぐいはあっても、まったく思いもよらないことや、出逢ったことのないひと、見たことも聞いたこともない大事件が起きるなどというのは、魔法使いの長い人生においてだって稀なこと。未だ未開の土地も多く、ひとの手の入らない、魔法があったって生きていくのにけして楽とは言い難い南の国は、うつくしく積み上がった石の、白亜の尖塔を天へ向けて聳えさせている雄大なるグランヴェル城を有する中央の国や、華やかなりし芸術の都、花の、音楽の、絵画のそうして演劇の、文化の発展いちじるしい西の国、一年の多くを雪と嵐に鎖されて、自ら持ち得る魔法のみを恃みにし、傲慢で高潔、純粋すぎるがゆえにいっそ邪悪ですらある魔法使いたちに縋らなければ生きてゆくさえむつかしい、しかし凍てつく嵐のはざま、垣間見える土地の峻厳にして繊細なうつくしさは、他の追従をゆるすことはない北の国、それぞれの孤独で互いをぬるく慰め合う、晴れた日の雨のような、いつだって濡れて光っている石畳の東の国、それらのどこより未熟で、純朴、大陸にあってもっとも魔法使いと人間との紐帯たしかな土地である。力を重宝されるのみでなく、単純に、きびしい暮らし向きのなかにあって、それらを区別することに、意味など見出しかねるというのが実際のところだろう。区別して暮らすよりも、助け合うほうがよほど生きやすいのだ。少なくともここ、南の国では。
 開拓と、生活、日々のちいさな積み重ね、森を拓き、山を切り崩し、水を引いてようやく畑に実りをもたらす。まずは明日を、そうしてその次の日を。南の国で未来と云えば、遠いかなたの日々ではなしに、まずは来月、来年の話になる。星を詠み風を視て、やれ今年の収穫はどれだけで、食い扶持はこれだけ、来季に種にするぶんを省いた残りを備蓄と、売って僅かに贅沢にする。暮らし向きはけして裕福であるとは言えなかった。かくいうレノックスも、天候に恵まれず収穫のきびしい年には、そう易くはくたばらない魔法使いであることに胡坐をかいて、いったい何日絶食したものか定かではない。自分はかつて軍人でもあったから、満足に食うこともかなわない強行軍も経験があると請け負って、育ち盛りの子どものいる家に食糧を回してもらった。まったく苦でないというと語弊があるかもしれないが、満足にものを食えずひもじい思いをすることよりも苦しいこと悔しいこと、しんどいことがほかにもあると知っていて、較べてなんということも無い、自分には耐えられると判断したまで。のちに長じた子どもたちはあの厳しい冬、レノックスが食い扶持を分けてくれていなかったらきっと死んでいたと、彼に深く感謝をするのを、けして忘れはしなかった。感謝や、親愛、それらを求めてしたことではなかったけれども。
 羊飼いの職に就いてもう何年になるだろう。そもそもレノックスが南の国へやってきたのは、かつての知己、たったひとり誰より敬愛して、このひとのほかにあるじはないと定めた男、偉大なる中央の国の建国の英雄でありながら歴史の闇の中に消えてしまったファウスト・ラウィーニアの消息を訊ねてのことだった。革命の終局にあって、彼が率い、レノックスも所属していた魔法使いの隊は、手酷い裏切りにあってファウストが火に架けられると、文字通りに旗印をうしない、司令官をうしなって、てんでバラバラに離散してゆくほかになかった。レノックスを含めた数人が、無辜のままに焔のなかで、さいごまで親友を信じていた男の処刑を遠くから見つめていたが、彼らはどれほどファウストを慕っていようとも、彼を助けるために駆け寄ることかなわなかった。
 別段、レノックスは、まさに火に架けられようとするファウストを救うために躍り出て、そのころは影も形もなかったグランヴェル城の裏手、物見高く、興味と、熱狂の渦にのまれて、どれだけ自分が残酷になろうがお構いなしの、詰めかけた民衆を蹴散らしたって良かったし、処刑台のきざはしに足をかけた瞬間に無数の矢で射られたって良かったのだ。
 けれどもできなかった。ほかならぬファウストが望まなかったし、幼馴染の親友と、あたらしい国を夢見て故郷を出てここまで旅をしてきた男が、ずっと人のために尽くしてきた男が、たとえ自分の命を救うためとは雖も部下が人を傷つけるなど許すはずがなかったのだ。それに、今後、彼の部下であった魔法使いたちに類が及ぶのをファウストは懸念していた。すべての罪をひき被り、目立って処刑されることで、部下たちが人に紛れて逃れゆく時間を稼ごうと考えていたのは間違いないし、最後まで彼は、親友がほんとうに彼を火に架けることなどないと、信じていたかったのかもしれない。真に指揮官としてすばらしいひとだった、というのは、彼に心酔し、敬愛を寄せるレノックスのエゴからなる評価ではないだろう。
 しかし無情にも火は点けられ、英雄は自らその片腕を永遠に捥いだ。レノックスは無力だった。焔は、けして燃えやすいとはいえ��い男の肉のうえを嘗め尽くし、花のように、星のように、うつくしく燃え上がった。ぱちぱちと爆ぜる音の響きは懐かしくさえある。行軍中の、けして快適とは言い難かった野営の火を囲んで談笑し合う仲間たちに、人間と魔法使いの区別などなかったあの夜、あかるいすみれ色のひとみに、若い希望が輝いていたあの夜、ぱちぱちと爆ぜる篝の火に、誰もが横顔に陰を濃く落としていた、あの夜、たしかにこの人に追蹤ていこう、どこまでも、いつまでも、決意した、あの夜! 同じ音を立てて、愛した男が死に瀕していた。
 レノックス・ラムはただ佇むだけの唐変木、しるしの銀の星を戴くこともできない、樅になれない何か、楡か、花楸樹か、ああ、あそこに架けられたのがおれだったなら! そう易々とは燃えなかったろうに。
 
「レノックス、おまえさん、しばらくこの国にとどまってみちゃどうかな? バカンスだとでも思ってさ。どう? なんにもないけど、仕事くらいは斡旋してあげられるよ」
 そういったフィガロの意図はいまだに読めない。穏やかに微笑んでいるようでいて、実際のところは誰のことも愛していない、のみならず、自分自身の行く末にさえ無関心なのではと思われてならないフィガロ・ガルシア、かつて北の国で、今もってなお魔王と恐れられる大魔法使いオズと同門であり、兄弟子として肩を並べたこともあったという男が、なぜ何者でもないもののように振る舞うのか、答えは遠からず死に瀕した、彼の寿命だったかも分からないし、理由などないのかもしれなかった。死を間近にして命を惜しんでいるだとか、ただこれまでには馬鹿々々しくてやる気にもならなかった普通の暮らし、地に足の着いた暮らしというやつの真似事をやってみたくなったのかも分からない。
 なんにせよあの人のことはあれこれと考えるだけ無駄だからよせと、呆れたように、しかしどこか信頼にも似た声音でファウストが語っていたことをありありと思いおこされる。あの革命のさなか、フィガロもファウストの師として、また革命軍のきまぐれな懐刀として従軍していたが、当時のフィガロはまさにきまぐれ、ファウストがあれほどまでに人間と親密で、らしくないのと対照的に、まさに言葉の通りの魔法使いらしい魔法使いだったうえに、彼は革命を見届けることも無くふらり途中で姿を消したのだ。つまりあの短期間でファウストは、師と親友、ふたりから裏切られたことになる。
 はたしてフィガロを頼るのが正しいことであったのか。レノックスにも疑念はあった。しかし数十年、数百年と生きるうち、ファウストの足蹠を追い続けるのも難しくなった。自分が彼になぜこれほどまでに執着しているのか、おそらく明確な言葉では語られるまい。悔恨や、懺悔、つぎの機会が与えられるのであれば今度こそ、死地の果ての果てまでもファウストに追蹤ていくのだと思ったけれど、それらが自分の、身勝手な願いに過ぎないこともまた、分かり切っていた。彼はやさしいひとだから、いつか再会して、過去を詫びて、次の機会を冀ったなら、この愚鈍な、星ひとつ掲げない従者を許してしまうだろう。だからこそ見つからないように身を潜めているのかもしれないが、処刑のあと焔が消えて、そこに輝く石が残されていなかったと聞いたとき、レノックスはどうしても、彼を見つけ出さなければならなくなった。
 しかしながら、彼は決して、みずからを迷子の仔羊(stray sheep)とは呼ばない。右も左も定かでなくて、善悪が一元的なものではないとすでに学んだからには、彼もまた戸惑い揺れる寄る辺ない生きものであったに違いないのに! レノックス・ラムは縋らない。これは彼に信仰がないためではなくて、彼の信ずる神が、彼に縋られ、寄りかかられ、頼みにされるのを良しとしない、ただそれだけの理由であった。まったく、驚くほどの敬虔だ、さもなくば盲信だ、自らを擲ち穿つ、おそろしい自己犠牲の。
 腕をふるい、足を払い、身体をして成す暴力は、実際のところ、彼にとってはさしたる労苦でもなかった。激しやすく、ゆえに寡黙で、ことばのさきに振る舞われる暴力は、先祖伝来、あるいは、顔も見たことのない始祖、名前もしらない女たち、かれらから脈々と、粛々と、継がれてきた血や、歌や、儀礼や、そのほかすべての非科学的で超自然的な、迷信じみたアミニズムのなかに、流れていたかもしれなかった。フィガロ・ガルシアはバカンスなどとうそぶいたが、未だ発展の途上にある南の国で、魔法がなくとも家畜たちを抱え上げて斜面を行くことができ、肉体、精神共に健全で屈強、レノックス・ラムでなければ満たせないいくつもの条件が、彼の人生を、南の国で羊飼いとして暮らすことに引き留めた。ファウストを見つけ出し、そのうえで彼が復讐を望むならその手足になって働いて、あらゆる敵をなぎ倒し、あらゆる悪意と脅威の盾になって死のうと考えたことを、一日たりとも忘れたつもりはなかったが、短い一日も繰り返すうちに1年になり、5年になり、羊は仔を産み殖えたが、拓かれた牧草地は子どもや女、ほかの若い羊飼いたちに譲ってしまって、レノックスはますます険しい山肌に羊を追った。
「レノ、おまえは案外羊飼いの王様の素質があったのかもね」
「冗談でしょう。俺は星ひとつ、満足にかざせない」
 ばかだな、しるしの星なんておまえには必要がないだろう、輝きなんぞなくったって、それだけでかい図体が、どれだけ目立つと思ってる? いたずらそうに笑うフィガロの眸は薄曇りの冬の海に落ちた星だ。きっと怒られるけれど、肩をすくめて鼻でわらうようなその言い草に、ファウストの面影をみつけてレノックスも頬をゆるめた。
 導きの星はもうないけれど、いつかふさわしいときが来るまで、俺はずっと立っている。険しい道を歩んできたひとが、ふとひと息ついて脚を休めるそのときに、広げた枝が安らぎになりますように。
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sina1986 · 3 years
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『SINA SUIEN  2022 collection – 刺繍百花子-』東京展示受注会を開催します。
SINA SUIENは、一点物の衣服を作るブランドとして、商品や衣装の制作に関わるすべての行程を一人で行ってきました。
 新作のテーマは、「刺繍百花子」の出演者本人が着たい服です。
SINA SUIENがひとりひとりと対話を重ね、オーダーメイドでデザイン、制作しました。
そして大切な仕上げとして、出演者の皆様に「花」を捧げる想いで刺繍を施しました。
男性の出演者に仕立てたのはフルオーダースーツです。ビスポークテーラーの「Bespoke H&Sons」の縫製職人やパタンナーの指導を受けながら、SINA SUIENでデザインとパターンを行い、仕立てを委託しました。
女性たちが着たワンピースやドレスシャツの縫製は職人に委託しました。
13人誰ひとり、左右対称の身体を持つ人はいませんでした。
それぞれの身体に似合う素材、デザインとパターンを探りながら、皆の身体が各々の生活のなかで形づくられていることに想いを馳せました。
5度目となる、ビスポークシューズの「La Rificolona」との共作は、刺繍を施したブーツやサンダルなど5点。
ニットブランドの「SAKI TANAKA」とは、ハンドニットタイを共作で1点作りました。
特殊造形衣装は、その専門の作家と共作で作りました。
新作発表に向けて、得意なこと、苦手なこと、自分にしかできないことを見つめ直し、より良い制作方法を模索しました。そして、これまでの人生からは想像がつかないほど多くの方々と共作をし、手助けを受け、目標を共有しました。
 発表会の演出と脚本は小説家の舞城王太郎さんにお願いしました。
2018年からSINA SUIENの世界を撮影して下さっている写真家の佐内正史さんを通じて、舞城王太郎さんに発表会の構想をお伝えし、実現したものです。
学生の頃、佐内正史さんの「女生徒」の写真が表紙に使われている「阿修羅ガール」という小説で舞城王太郎さんの世界に初めて触れました。それ以来、佐内さんと舞城さんの作品が私にとってお守りのような存在でした。
お二人の作品は、日本の芸術の歴史の遺伝子があるのに自由だと感じるから、私にとって特別です。
お二人と2021年5月から「刺繍百花子」とはどういう発表であるべきかを話し合ってきました。
その中で私は、作り手としての心構えや覚悟を教わりました。
なにかを創造する時に妥協してはいけないラインがあること。それは人に決められるものではなく、すべて自分の責任、自分の基準であること。作ることは孤独であること。
そして長期的な制作期間中具体的な目標はなるべく設定せずに“刺繍百花子の究極のあるべき姿とは”を定期的に検証しました。
迷った時は、わからないこと、想像つかないこと、無駄そうに感じること、を重要視し選択しました。
「刺繍百花子」は、単なる奇をてらったファッションブランドのショーでも朗読劇でもありませんでした。
文学、写真、衣服、演技、光、音楽、異なる分野で最大限のパフォーマンスを目指す孤独な作り手が、それぞれの責任を負って創造するものが、立体的に交差する瞬間の煌めきのように私には感じられたのです。
本気でものを作り、責任を持ち、協働している相手を信じ、自身の立場と視点をもって思考し、工夫し、力を合わせたその時起きたこと、それはー1日の中でほんの数時間だけ開いた扉と外界から閉ざされた空間の、物語を中心にうずまく芸術の連鎖でした。
今回の展示で、その物語と煌めきの片鱗を来場者のかたに体感いただけることを心から嬉しく思います。
感染予防対策のため完全予約制となりますが、一般の方もご予約いただけますので、是非この機会に足をお運びいただけますと幸いです。
タイトル|刺繍百花子(ししゅうひゃくはなこ) 会  場|ANB Tokyo 6F(港区六本木5丁目2-4 )*六本木駅から徒歩3分 会  期|2022年2月9日(水)~2月20日(日) 開館時間|11:30~19:30(2月13日(日)のみ11:30~17:00) 入  場  料|無料 オンライン事前予約制:https://reserva.be/100hanako2 内  容|「刺繍百花子」衣装 全13体展示、特殊造形物の展示販売、SINA SUIEN新作商品と過去商品の販売、写真の展示、書籍販売 & 新規オーダーメイド受注受付
【 新規オーダーメイド受注】 会期中、30名限定でオーダーメイドの受注を受け付けます。会期中に会場にお越しいただき、1時間程度の打ち合わせをして制作の流れを決めます。制作の流れはこちらをご参考ください。 http://sina1986.com/order-made-2/ 会期中の下記時間帯でオーダーメイドのご予約受付をします。 ①12:30~13:30②14:00~15:00③15:30~16:30④17:00~18:00⑤18:30~19:30 (2月13日は①②③のみ)
【書籍販売】 発表会でモデルを兼ねる出演者が朗読した本『詩集百花子』を会期中にかぎり限定販売します。
『詩集百花子』(プロトタイプ版)*著者直筆サイン入り 著者:舞城王太郎 制作:ナナロク社 価格:2,200円(税込)
【トークイベント】 有本ゆみこ×小林エリカ 『それぞれの視点から見た刺繍百花子』 日  程|2022年2月13日(日) 時  間|18:00~19:30(17:45 受付開始) ※本イベントは現地観覧(定員10名)とYouTube配信でご視聴いただけるイベントです。 現地参加|1,650円(税込)*:一般のお客様先着定員10名 配信視聴|SINA SUIEN公式YouTubeチャンネルから配信予定
https://youtu.be/jCtwVf5CfXE
主催・制作|ANIMA&COMPANY Co., Ltd.
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rosaliaolenyeva · 3 years
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📛 159 「空手バカ一代」 #27。
テレビの中で 「空手バカ一代」 が はじまりました。今回は 「怪物!グレート東郷 (第27話)」 というお話です。日系人を無料招待しやうと励むアスカケンは イガラシさんと共に ロサンゼルスで試合を繰り広げています。一本背負いでアメリカ人レスラーを倒したイガラシさんの後に登場したアスカケンは 気合を込め、ビール瓶を手刀で一度に2本割ります。モノクロの実写映像は1本でしたけれど、頑張りましたということで、瓦割りのカラー実写映像とともに瓦をぶち割ったアスカケンは、机の上に右手をそっと置きます。その右手を、屈強なアメリカ人に ハンマーで何度も何度も力一杯殴られる無茶なデモンストレーションを繰り広げるアスカケン。されど無表情な、化け物じみたアスカケン。何ともないと慄くアメリカ人。実写映像も 腹の上の石をハンマーで砕くという、絶対にこどもは真似をしてはいけない映像が流れます。つづいて、いつかのジャイアン似の声を持つ太めなレスラーに戦いを挑まれるアスカケン。卑怯な攻撃、左足の噛みつきに苦しめられながらも、高さのある空中からの飛び蹴り一撃で仕留めるアスカケン。会場にいる日系人に 「自信を持たれよ誇りを持たれよ」 と熱く語るイガラシさん。試合を終え、はじめて清々しい気分を味わったアスカケンは、イガラシさんと トッド・ワルマツなワカマツに えらい目に遭って街角で靴磨きをしている少年と出会います。「トッド・ワカマツよりも もっと悪質な怪物がいる」 と、野沢雅子さんの声を持つ その雅子少年は 「話すより案内してやるよ! 」 と、その悪質な怪物の試合会場にふたりを連れて行きます。試合を観戦するアスカケン。「リングの上では 残念だが間違いない、出鱈目だ」 とアスカケン。「一から十まで筋書き付きの八百長なんだよ」 と雅子少年。「見ろ、アスカさん あれを!」 とイガラシさん。「あゝっ!」 と 恐怖新聞か何かを読んでしまったかのやうな驚きの表情を浮かべるアスカケン。とりあえず お知らせに入って貰います。お知らせが明けると 「何という無様な」 と まるで八百長試合なそれを観てプンプンなアスカケン。「あんな猿芝居をして大儲けをしているんだ!」 と雅子少年。担架で運ばれる 八百長野郎Aチームなトーゴー(Togo)。「断固抗議しないとならんっ!」 とプンプンなアスカケンは 「我々はあなたに話があって来た!」 と、トーゴーに詰め寄るのですけれど 「契約を買い取った」 と、アスカケンとイガラシさんの契約を いつの間にワルマツから買ったらしい トーゴーに驚きます。「これからガマガエルにたっぷり可愛がって貰うことだ」 とワカマツなワルマツ。Togoなトーゴーの車に乗り、10万ドル賭けたらしい Togoなトーゴー邸に案内されるアスカケンとイガラシさん。煌びやかな豪邸で素敵なステーキを食すトーゴー。イガラシさんとアスカケンに スパゲティナポリタンのやうに見える食事を振舞います。食事をしながら 次なる試合の流れを話すトーゴー。「わたしに考えがある」 とアスカケン。"東郷ブラザーズ" が誕生します。「チケットを5枚しかないが」 と路上で "仕事中" の雅子少年に 「ここに置いておくよ」 とアスカケン。控室で流れを話す グレートなトーゴーに左目を キラリと光らせるアスカケン。三対三の "6人タッグマッチ" な試合が始まります。青コーナーなアスカケン改めてケントーゴー。シナリオも何もをぶった切り、正々堂々と戦い合あうじゃないかと相手に伝えるアスカケントーゴー。そんなアスカケントーゴーに 向こうの3人は 時間の都合を感じたのか、まとめてそれっ!と襲いかかってきます。飛びかかって来たマスクマンをぶん投げるイガラシさん。赤パンマンを張り飛ばし、椅子を持って襲い掛かってきたマスクマンを飛び蹴りでマットに沈める強過ぎ アスカケントーゴーとイガラシさんは、先にリングからタラッタッターと逃げ出したトーゴーを追って、リングから出口へ向けて駆け出しました。
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poetohno · 3 days
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5 33 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(被害者意識=無力感)
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詩集 百花繚乱 「彼岸花」
揺れた香りは日溜まりのよう 触れた花片は夢のよう 輝く太陽と闇夜に咲いた 眩い月の物語
触れた指先から心の奥に染みこんだもの 限りある一瞬の中で永遠を願う瞬間
揺れた花片は風に舞い上がり 空へと羽ばたいて
辿り着いたのは河の向こう 手を伸ばすように名前を呼ぶ
足下には囁く赤い花 こっちに来てはいけない
囁く花が揺れる風に懐かしい香り 抱きしめた花が受け止めたのは心から溢れた滴
悲しい思い出 一人だけへの思い 涙が冷たい雨に包まれて 花は体温のように温かい
もう一度会えるかな 呟きは風に運ばれて空へと舞う
彼方に 遙か未来に 世界を廻る果てに 日溜まりに包まれて 夢見た世界に眠る
風は止んで 手から零れた花は寄り添うように いつまでも隣で揺れていた
月に恋をした太陽の物語 闇夜の夢の中で見た一筋の流れ星 銀河の竪琴に奏でた詩
思想詩集 夢を探して 「心は自由だから」
小鳥が鳴いて 雨が泣いて 風が凪いで 太陽を仰いで 空は青く 光を纏う 月は眩く 星は輝き 海が煌めいて 瞳が瞬いて
夢が散って 時が移ろい 心が舞って 明日を待って 色の彩が混ざり 光の綾が溶け 広がる世界 果てのない宇宙
夢を見たくて 夢を魅せて 夢に泣いて 目覚めて 朝陽に微笑んで 月夜に安らいで
心は自由だから どうにもならなくて 空しくて 寂しくて 悲しくて 愛しくて
#3 月と太陽 二章 「太陽」
降り注ぐ光は 生きるものを育むように あらゆる命に分け隔て無く
この命もまた 圧倒的な光に抱かれている
光の雨に 打たれるように 全てに命を吹き込み 彩りを蘇らせる
地上から去れば世界は闇に染められてしまう この世界は輝きはしない
雲が広がり 光が遮られても 雲を抜けた先に 光が広がっている
光の届かない夜が来ても 何度でも照らしてくれる光があるというだけで
今日という陽を 生きていくことができる
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hangorin · 4 years
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2020東京オリンピック幽霊屋敷ツアー
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10月11日反五輪の会はいくつかのオリンピック施設を再訪した。晴海選手村のこの寂寥感を見てほしい。都有地だった広大な土地が、五輪のためにデベロッパーらに廉価で払い下げられ、人々のために供されることもなく高層マンションだらけのゴーストタウンと化している。
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選手村の土地はもともと都有地であったが、相場の10分の1という破格の値段で売り渡され、このことをめぐっては住民訴訟で闘っている方々もいる。
多くの人々が苦境を強いられている昨今、この広大な土地が、人々が憩う公園だったら、安心して住まえる公共住宅だったら、医療や教育や福祉のために役立つ施設だったらどんなに良かっただろう。
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そんな荒涼たる晴海選手村にて、私たちは怒りをこめ「被災地見殺しふざけるな!」バナーや、バンクーバー以来引き継がれてきた反オリンピックトーチを翻し反五輪アピールを行った。完成したての反五輪てぬぐいもお披露目!「復興五輪」と銘打って招致したはずのオリンピック。そもそも「復興五輪」自体が欺瞞なのだが、いまや被災地のことなどおくびにも出さず、今度は「コロナに打ち勝った証としての五輪」にすると政府やIOCは息巻いている。人々の苦しみで五輪を飾り立てるのはやめろ。
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しばらく歩を止めていると、どこからともなくALSOKの警備員がやってきて敷地内から公道にいる我々にカメラを向けた。声をかけると「撮影はしていません」「シビアな時期なので」「保安のため」と語る。こうした挙動こそが、選手村は人々から批判される問題施設だと自ら認めている証左ではないか。すぐそばには禍々しい監視カメラが見下ろしていた。
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https://twitter.com/hangorinnokai/status/1315660021640753153?s=20
続いて向ったのは、オリンピック施設が集中する有明。37億円の有明BMXコースは荒涼としていて、まるで秋風が吹き抜けるボタ山のようだった。
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この日はゆっくり足を止められなかったが、有明体操競技場、有明アリーナは人気のない人工的な有明の街並みの中、要塞のようにそびえたっていた。かつてスポーツを楽しむ人々で賑わっていた有明テニスの森も、未だ広大な敷地が白い鋼鈑で封鎖されたままだ。
(以下の写真は8月16日撮影。有明アリーナ、有明体操競技場、有明テニスの森、有明ビックサイト)
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ゆりかもめの橋脚には未練がましく五輪PRロゴがデカデカと掲げられている。
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五輪会場に囲まれた一角に、ひときわ巨大な建物が場所がある。国家戦略特区で有明ガーデンと呼ばれ今年6月にOPENした巨大開発事業。30階超の高層マンション3棟に、大型商業施設、ホール、劇場、ホテル、スパ… これを見ると、五輪のために開発が行われているのではなく、開発のために五輪が行われるのだと感じざるを得ない。誰かが「ミヤシタパークみたいだ」と呟いた。確かに資本に囚われた檻のような空間はミヤシタパークそっくりだ。
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https://twitter.com/hangorinnokai/status/1315664557105274883?s=20
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五輪ビーチバレー会場となる潮風公園にて。この公園では数名の野宿者が起居していたが、声かけすらもないまま工事着工とともに公園は封鎖され、静かにその場を追われた。野宿者排除というと、多くの人はニュースになるような大規模な強制排除を思い浮かべるかもしれない。しかし、多くの野宿者はこの潮風公園のように人知れず居場所を奪われていて、オリンピックにともないこのような出来事はあちこちで起きている。この件について私たちは、組織委に対して抗議と追及を重ねたが、彼らは最後まで無責任で、他人事を決め込んだ。決して許さない。
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潮風公園に限らずオリンピック会場はどこも長期間フェンスで封鎖されたまま。フェンスの上から中を覗くと、誰も訪れない公園に煌々ともる街灯やトイレが物悲しい。ベンチにぽつんと一匹の猫。本来、憩いの場として、災害時の広場として、自由に過ごす場として、人々に供されるべき多くの公共地が五輪に占拠され続けているのだ。
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https://twitter.com/hangorinnokai/status/1315684186578059266?s=20
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続いてお台場海浜公園へ。反五輪の会がそろってこの場所へ来たのは今年1月。潮風公園、お台場海浜公園を見ろすヒルトンホテルには、都知事小池百合子やJOC会長山下らが集り、海辺には巨大な五輪モニュメントが設置され、点灯式と花火でオリンピックまであと半年というセレモニーが賑々しく行われた日だ。「オリンピックさっさとやめろ!」の掛け声とともにライトアップされたあの五輪モニュメントも、撤去されてもうない。きっと誰も覚えていないだろう。忌々しいものがなくなってすっかり綺麗になった(でも大腸菌はまだ残っている)お台場の海をバックに反五輪アピールを行った。
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この日、私たちが廃墟化しつつあるオリンピック会場めぐりを敢行したもう一つの目的は、前日に京都で、この日には大阪で開催された反五輪デモとの連帯である。特に大阪は2025年大阪万博を控えており、メガイベントがコミュニティや人々の暮しを蹂躙していくことに地域をこえて反対の声をあげていきたいという思いで「反万博」のプラカードも掲げた。
五輪も万博もいらない!
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kachoushi · 3 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年3月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和3年12月2日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
しとしとと雨しとしとと冬近し 喜代子 護りうけ思ひ絡まる毛糸編む さとみ 冬河や網���つ人は何を漁る 都 冬怒濤雄島は人を寄せ付けず 同 寂聴の過去は激しく榾燃える 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月2日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
秋風や消えゆく物にますほ貝 雪 蓑虫の纏へる物の哀れさよ 同 亡き友の顔をかぞへて師走かな 匠 裘かくしに去年の映画の券 同 なんとなく交はす言葉にある師走 かづを こころして願掛けをせむ神還り 数幸 恋多き尼の死悼む歳の暮れ 清女 仲よしの三人の婆おでん酒 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
枯葉積む蝶のむくろを嵩として はるか 乃木将軍の墓ひとりぼち冬の蠅 佑天 枯葉舞ふ異人の墓は仰向けに 伊豫 赤信号ぬるき懐炉は胸の奥 ゆう子 冬霞あふひの墓の見つからず 佑天 黄落にころんと転び笑ひをり 久 坊城雀冬晴を祓ひに来 順子 十字墓影を寝かせて冬ぬくし 秋尚 冬の日に白装束の透きとほる きみよ
岡田順子選 特選句
百度石在らば祈らむ冬空に 炳子 墓一つ極月一つあるごとし 伊豫 冬晴や絵画館やや浮かみたり 佑天 塋域は枯野とならむ魂の黙 ゆう子 元勲の墓冬帝の貌をして 俊樹 極月の指墓碑銘を愛しみ 千種 冬晴や虚子の見守る墓一基 三郎 懐旧の情とは極月の男 千種 抱擁すマリアは寒き手を拡げ 俊樹 蝶も無き冬の墓標となりしかな 同 けふあたり上へと魂の日向ぼこ 慶月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
面影山に半襟掛けて時雨虹 美智子 冬ぬくし赤子を丸く抱いてをり 栄子 冬ざれや修築の碑は沖を見て すみ子 ざらざらの風紋壁画冬日吸ふ 悦子 色鳥の木戸を飾りて飛び去りぬ 宇太郎 黄落の色に染まりて町の風 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月11日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
冬日落つ老いのひと日の終りけり 独舟 ペーチカやレコード針の飛ぶところ 晶子 君知るや時空を超える除夜の鐘 同 悴みて錠剤一つ転がりぬ 寛子 樽前山を背負ひ堂々たる雄鹿 のりこ 魔女の口笛かも知れぬ虎落笛 岬月 天空の乱れし夜の虎落笛 同 クロークに寒さ預けて席に着く 同 恋心捨てしを叱咤虎落笛 同 五稜郭兵を鎮める雪しきり 雅春 冬虹を翔け上らんと鳥一羽 同 榾爆ぜる音にも温みありにけり 慧子 故郷は遠し一夜の雪二尺 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月11日 ますかた句会 栗林圭魚選 特選句
みちしるべなき分かれ径枇杷の花 秋尚 中子師と歩みし坂ぞ枇杷の花 三無 杉樽に醤油の香り枇杷の花 ゆう子 新聞の折り目ずれなく漱石忌 同 枇杷の花不穏なること無き日々よ 同 布団干す母手作りの重さかな 多美女 立ち止まり見る人もなく枇杷の花 白陶 いぶかりつ人恋ふ猫や漱石忌 百合子 烏瓜色仕上��て句碑頭上 三無 日を回しながらゆつくり紅葉散る 秋尚
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令和3年12月13日 武生花鳥俳句会(十二月十三日) 坊城俊樹選 特選句
色鳥の風と光に遊びをり 中山昭子 色足袋をはいていよいよ籠りけり 上嶋昭子 落つるもの大地に還し山眠る みす枝 一灯のともる社や神の留守 英美子 極月にして捨つるべきもの何もなし 世詩明 冬麗やこの郷土にて生かさるる 信子 吾町に煙突のなきクリスマス ただし 時雨るるや振子時計の重き音 信子 天界の星座の見ゆる大枯木 みす枝 妻が留守する小春日でありにけり 世詩明 天帝の光射す庭冬の蝶 錦子 誰かれと言はず着ぶくれ句座にあり 英美子 身籠りてふくらむ夢や毛糸編む 同 街路灯夜霧のうるむ一直線 一枝 外套の襟立て警邏街の辻 三四郎 外海も内海も凪石蕗の花 中山昭子 何処見るでなき見つめゐる日向ぼこ 英美子 鴨一羽急に羽搏き黙破る みす枝
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令和3年12月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
金色の曙杉や冬日向 美貴 お喋りは徐々に大声冬日向 あき子 松籟に静けさつのる炭手前 同 冬日向旧姓残る裁縫箱 美貴 山寺の燃える紅葉に冬日差し 迪子 ひと畝の冬菜を残し寺の畑 秋尚 彩りに冬菜を入れて中華粥 迪子 尉もまたかぐはしきもの桜炭 三無 晴れし日は富士仰ぎ見ゆ冬菜畑 貴薫 黒糖の飴舐め冬菜畑入る 同
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令和3年12月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
乾きたる白杖の音や枯木道 登美子 初めての柚子湯子の手に一つづつ 裕子 冬タイヤ着け替へる音響く町 紀子 根深持ち友わが家を探し来る 令子 母と娘のふところ温め根深汁 同 甥つ子の来福めがけ霰降る 紀子 冬夜空指輪のやうな月蝕を 光子
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令和3年12月14日 萩花鳥句会
リハビリの迎へ待つ間や著ぶくれて 祐子 月蝕や三代並び膝毛布 美恵子 姿変へ伏兵地球を凍らせる 健雄 交差点スマホの生徒息白し 吉之 句仲間の声懐かしや忘年会 陽子 けたけたと笑ふみどり児日向ぼこ ゆかり まつしろな書類重ぬる年の暮 明子 彼の宿の達磨火鉢を懐かしむ 克弘
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令和3年12月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
竜胆の花がこんなに似合ふ墓 雪 考へのあるとも見えぬ懐手 同 木犀の香にほころびの見えそめし 同 機嫌よく水の軽さや紙漉女 眞喜栄 音のなき竹百幹の霜の声 同 枯菊をくべ足し仕舞ふ畑仕事 同 マスクして美人の顔を半分に 清女 丸太棒の如き大根もて余す 同 嘗つて僧と梅見の宿の河豚料理 ただし 渡来仏残る若狭に牡蠣筏 千代子 越に棲み訛は二つ石蕗の花 同 青空に別れに来たか赤とんぼ 輝子 冬帝の足音もなく来る越路 かづを 黒手帳終へし師走の赤手帳 高畑和子 ふぐと汁喰べて睡むたくなりにけり ただし 鴨浮寝何れか父やら母子やら 玲子 酔漢の愚痴の繰り言忘年会 みす枝 大根を抜きて土の香漂へり 富子 虎落笛白きもの皆吹き飛ばす 山田和子
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令和3年12月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
重力の強くなりたる冬至前 久 遥か行く貉の怪や枯野径 三無 裸木の一木領す群れ鴉 菟生 寒鴉鳴くまだ釣果なき釣人に 佑天 神鈴を鳴らす冬帝鎮むまで 慶月 冬木立天は奪へるもの奪ふ 慶月 冬ざれの谷戸田貫く風太し 三無 径を問ふ人にやさしき頰被 亜栄子 むじな池人惑はせて氷りけり 久 焚火の香まさをな空へ消えゆけり 眞理子 古鏡なす日輪弾く冬の沼 菟生 燃えつきの悪き焚火やむじな池 千種
栗林圭魚選 特選句
痛きほどの青空尖る冬芽かな 斉 初霜の葉脈白く浮き立たせ 貴薫 霜枯の行く手阻みし杭一つ 炳子 女坂とても険しき水仙花 芙佐子 朝霜を畦の日蔭に消し忘れ 秋尚 田の氷罪あるごとく割られけり 千種 径を問ふ人にやさしき頰被 亜栄子 むじな池人惑はせて氷りけり 久 烏瓜空眩しみて破れけり 久子 霜光る崩るるままの藁ぼつち 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月21日 鯖江花鳥俳句会
新米を上り框にどさと置く 上嶋昭子 難儀やなあと呟きて懐手 同 真砂女の句厨に貼れば時雨くる 同 実印を押して腕組む冬座敷 同 寒雀あやとりの子に近づきぬ 同 秋霜や左近の陣に残る石 同 床の間の螺鈿煌めき冬座敷 中山昭子 暖炉燃ゆ三重奏の楽豊か 同 蓑虫の蓑の衰へ如何にせん 雪 炉話や若き日の恋爆ぜてをり みす枝 船頭の笑はせ上手冬日焼 洋子 奈落とも思ふ夜更けの雪起し 一涓
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令和3年12月22日 第四十四回近松忌記念俳句大会 坊城俊樹選 特選句
お歯黒をつけし女の近松忌 世詩明 男云ふ今際の言葉近松忌 雪 心中はむかしがたりや近松忌 遊子 近松忌雨の鳥語を供華として かづを 忍び泣くお初時雨や近松忌 ただし 近松忌盗人被りの成駒屋 道夫 南座の木戸に盛塩近松忌 同 あでやかな傘をすぼめて近松忌 上嶋昭子 しぐるるや胸のほのほは消えもせず 同 近松忌今も名残の七曲り 節子 許されぬ恋の道行き雪深し 同 近松忌皆口紅の濃かりけり 匠 日野山の晴れて時雨れて近松忌 同 手枕の味を忘れて近松忌 千代子 恋に燃えし寂聴逝けり近松忌 みす枝 人情の深まる里や近松忌 同 近松忌お初の恋はありのまま 千加江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年12月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
棘の威の死して残れる枯茨 洋子 クリスマス会果てまこと神の闇 古賀睦子 山の端にしたたる銀河神楽宿 佐和 独り三味線せめて一手間熱燗に 勝利 熱燗に火宅を忘れおほほほほ 美穂 棋士決めの王手の響き冬座敷 吉田睦子 スイミング二秒縮めて聖夜の灯 桂 北窓を塞ぎて画布の静かな絵 朝子 お尻立て鳰はするりと異次元へ 勝利 胴長と漁網干しゐる舟小春 由紀子 熱燗や三巡目なるあの話 成子 音楽会敢へて師走を忘れたく さえこ かりそめに置く一本の冬の薔薇 由紀子 凍星や阿修羅は泪とどめたり 久恵
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itokawa-noe · 2 years
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緋獅子の炎
「原稿用紙6枚」という規定のなかでファンタジーを書こうと挑んだもの。
ブンゲイファイトクラブ3応募作品でした。(2,287文字/2021年10月29日 )
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「炎の女神様のご加護を受けた泉の湯で身を清める。真新しい下着をつけ、この日のために織られた衣を纏い、よく梳った髪を編みこんで花冠のように頭にそわせる。胸もとで揺れる〈お付きの証〉を磨きあげれば、身支度は完璧だ。『紅と白粉はどうした』『痣を隠さないのか』などという横槍には、怯むことなくこう返す。『あんたらみたいなくだらない奴らと、緋獅子様を一緒にするな』  その前年の火祭りの晩、緋獅子様は女童のお姿で山から下りてこられた。〈お付き〉に抱えさせた菓子や果物を頬張りながらあちらへこちらへ飛び歩くご様子は神様のお使いと畏れるにはあまりにも愛らしく、村の者たちはつい掟を忘れそうになっては冷や汗をかいた――というのは後から聞いた話だ。アミャはその場にいなかった。生まれ持った『見苦しい痣』のせいで独り留守居を命じられ、されど年に一度のお成りをひと目見たいという思いは抑えきれず、それで物心ついて以来そうしてきたように皆が出掛けた後で家を抜け出し、参道沿いの草陰に身を潜めていた。  藪蚊の猛攻にも足の痺れにも慣れ、残る敵は睡魔のみとなった夜ふけのこと。風にのって届いた鈴の音に、アミャはがばりと顔をあげた。瞠った瞳に飛びこんできたのは真っ赤な獣――いや、髪だ。幼子の姿をした緋獅子様の背で翻り翻り、燃え盛る炎さながら闇に踊る。と、金の光が一粒はじけ、アミャの前まで転がってきた。鈴だ。思わず手をのばして拾いあげ、どきりとした。緋獅子様が足を止め、こちらを見つめていらっしゃる。【緋獅子様のお顔を正視してはならない。目を合わせれば連れ去られる】慌てて顔を伏せ、視線が交わることは免れたが、頬の痣は見られてしまった。さぞやご気分を害されたに違いない。鈴をのせた手を差し出したまま身をこわばらせていると、指先が温かいものにくるまれた。見れば、小さな両手が鈴ごとアミャの手を握りしめている。『持ってゆけ。そう仰せだ』緋獅子様の背後で〈お付き〉が言った。『その鈴は〈お付きの証〉。来年はお前がこの大役を務めるんだ』熱に浮かされたように頭がぼうっとして、そのまましばらく動けなかった。  その夜を境に周囲の態度が一変した。けれど、唾を吐くかわりに笑顔を寄越すようになった連中を、今さら家族だの友達だのと呼べるわけがない。〈証〉の鈴を枕もとに置いて眠れば夢の中で緋獅子様に会えたが、起きている間は何をしていても虚しいだけ。次の火祭りに思いを馳せることでアミャは耐えた。日々の憂さを心躍る空想で紛らわせ、炎の女神様の季節が再び巡ってくるのを待ち侘びた。  それから一年。ついに訪れた祭りの晩、アミャは何百遍と見た夢のどれよりも夢のようなときを過ごした。また幼女に化けてお出ましになるとばかり思っていた緋獅子様が精悍な顔つきの女の姿をとっていらしたのには意表を突かれたが、燃えるような緋色の髪の下、逞しい脚が地を蹴る様は勇壮な舞のようで、お側に仕える間じゅう胸が高鳴りどおしだった。  だけど夢は覚めるもの。祭りが終わりに近づくにつれて高揚の潮は引き、アミャの足どりは重くなっていった。お神楽見物を終えられた緋獅子様をお社へとお連れし、豚の丸焼きにかぶりつかれるのを目の端に捉えつつお神酒の支度をするさなか、とうとう手もとがじわりとぼやけた。唇が震え喉が震え指が震え、盃の内に波が立つ。アミャは居住まいを正した。眦を決し『緋獅子様』と呼びかけて、ふり向いた緋獅子様をまっすぐに見た。黄金の虹彩に円い瞳孔。人ならざる者の眼に全身が粟立つ。【緋獅子様のお顔を正視してはならない】掟を忘れたわけじゃない。重々承知したその上で、アミャは瞳を逸らさない。【目を合わせれば連れ去られる】  張り詰めた視線の先でふいに緋獅子様が立ちあがった。大きく仰け反り息を吸い、烈火の如く咆哮した。お社じゅうの燭台の灯が消え闇が落ちる。立ち竦むアミャの眼前で火柱が噴きあがり、凄まじい熱と光の中から火焔を纏った獅子が躍り出た。吹き荒ぶ熱風に視界が歪み、飛び散る火の粉が肌を焼く。アミャは引かない。引かずにこらえる。目を閉じ身を縮めてじっと待つ。  だが何も起こらない。  恐る恐る瞼を持ちあげると、緋獅子様はどこにもいなかった。  行ってしまった。連れ去ってもらえなかった。悟るや高波のような痛みと悲しみが押し寄せた。アミャは叫んだ。喉が焼き切れんばかりの叫びとともにお社を飛び出し篝火に照らされた参道を走って走って足がもつれて倒れた後も石畳をめちゃくちゃに殴りつけ両の拳が抉れようとも尽きなかった衝動がようやく途切れたのは、視界の隅にちらついた金色のせいだった。鈴だ。篝火をうけて輝く表面に、血と泥で汚れた醜い顔が映っている。目を背けかけ、はっとした。直視するのを避け続け、それでもいつしか見慣れてしまった自分の顔。その瞳の奥に、見たことのない光がある。煌めき、はぜて、轟々と渦巻いて……。そうか、とアミャは呟いた。両手で鈴をつつみこみ、そっと胸に押しあてた。  その晩、アミャは家に帰らなかった。お供えものの残りをたいらげ、まるくなって仮眠をとり、夜が明けきる前にお社を出て――」 ――と、そこで旅の詩人は言葉を切った。 「続きはまた明日にしようかね」  真剣な面持ちで物語に聴き入っていた少女は不服げに声をあげたが、詩人の目配せで焚き火の向こうにすわる妹が船を漕いでいるのに気がつくと、しぶしぶながらといった様子で立ちあがった。姉妹が自分たちの天幕に帰ってゆくのを見送り、詩人は火の番にもどる。新しい薪をとろうと身をかがめた彼女の胸もとで、ちりんと微かな音がした。
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37etc · 2 years
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友達
かつて私が持っていた友人について考えてみる。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、留学先、大学院。それぞれの時期にそれぞれ毎日顔を合わせ、語り合い、一緒に教室から教室へと廊下を渡り、昼食を一緒に食べていた友人たちがいる。私は彼ら彼女たちの何を見ていたのだろう。何を知っていたのだろう。どうしてもうそれらの人々は私のそばにいないのだろう。どうして彼らは急に私に冷ややかな目を向けるようになったのだろう。同じ空間、同じ枠組みの中に、偶然同じ時期に放り込まれて隣の席に座って仲良くなった人々。彼らと私は一体何を共有していたのだろう。時間と空間だけ?私は彼らの何も見ていなかった?誰かを本当に知るということは、ただ同じ時間や空間を共有するということではないのだと思い知らされる。私の手からこぼれ落ちていった人々。彼らもまた、私のことをふと時折思い出して、もし私との関係が今も続いていたら?と想像するのだろうか。寂しさと後悔。けれどそれらは決定的なものではない。彼らに代わる人々が彼らがかつて占めていた場所をもう占めているから。その人たちもやがて気がついたときにはどこかにもう去ってしまっている。大変興味深いのは、何かのきっかけがあってそうした人々と久々に再会すると、私たちはもはやかつての私たちではなくなってしまっていて、さらには互いの存在が一度疎ましくなったこと、一度互いが互いの人生から消えたことへの罪悪感のようななんとも言葉にし難い微妙な空気になって妙に善人ぶったりして他人行儀な感じで思い出話を上ずった感じでなんとか続けたりして全然噛み合わない。私には、そういう、もう取り戻せない人々が何百人といる。その人たちとの関係が今も全て続いていたら?それはちょっと、というか、かなりtoo muchな感じだ。でもそんなことを考えてしまう。すべての人々を宝物みたいに今この瞬間まで大事に慎重に運んでこれていたら、私はもっと私という人間に失望せずに済んだのだろうか。至らない私。幼い私。誰かに背を向けることも傷つけることも厭わない私。私は彼らを取り戻したいわけじゃないし取り戻せるとも思っていないけれど苦しい。後悔で苦しい。誰のことも知らない自分が悲しい。誰とも向き合って来なかった自分を哀れに思う。いつか私も誰かのことを知ることができるのだろうか。家族構成や仕事内容、服や食の趣味、あるいは唾液や精液の味ではなくて、もっと本質的で捉え難い部分、そういう誰かの極点のようなところに触れる日が来るのだろうか。時間だけはあるがお金はない。そんな日々だからこんなことばかり考えている。観たい映画は山ほどあり、読みたい本は部屋の本棚にも本屋の本棚にもぎっしり詰まっているし、行きたい展覧会もたくさんある。欲しいものリストもやりたいことリストも年々長くなり、行きたい街は世界地図を埋め尽くしつつあって、会いたい人もそれなりにいる気がするのに、それでも私はこうして部屋で一人、働きもせず何もせずにそんなことばかり考えていて24歳の時間がまた一日終わった。多分こうして生きていく。この先もずっと。こんな感じだろうなあ。出会ったり、失ったり。でも多分なくならない。そのときの一瞬の煌めきとかイラつきとか視線とか全部その人自身が消えてもその場所に残ってる。私の体の一部だってまだあの教室にもあの部屋にもあのステージにもあの街にもいる。そんな気がする。
(Le 23 juillet 2020, à Tokyo)
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kukaiskt · 5 years
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2019年6月28日(金)の琉球新報と沖縄タイムスです。 ありがとうございます😊 #伊藤貴臣 #沖縄愛楽園 #ハンセン病を伝えるラジオ #煌めく百の物語 #ラジオから飛び出した朗読会 https://www.instagram.com/p/BznOiVhl2CW/?igshid=kw6jqnzj3201
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