旬の食材や地域の特産品の知識
日本は、四季折々に様々な旬の食材が楽しめる国です。
春には桜や若竹を使った料理、夏にはそうめんやかき氷、秋には栗や松茸、冬には鍋料理や蟹、などそれぞれ楽しめます。
また、各地にはそれぞれ特産品があり、日本の食文化の一つとしても数えられています。
今回は、日本の旬の食材や地域の特産品について紹介したいと思います。目次
旬の食材
【春の旬の食材】
【夏の旬の食材】
【秋の旬の食材】
【冬の旬の食材】
【地域の特産品】
最後に
関連
旬の食材
【春の旬の食材】
春は、日本で最も美しい季節の1つです。この季節には、新緑や桜、山菜など、多くの旬の食材があげられます。
桜は、春の象徴的な花であり、日本の食文化にも特に欠かせないものです。
桜の花びらや葉を使った料理があり、その美しさとともに味わいも楽しめます。
また、桜餅や桜の塩漬けなど、和菓子や調味料にも用いられています。
若竹は、春の代表的な山菜で、竹の若芽を茹でたり、天ぷらにしたりする料理があり、若竹には食物繊維やビタミンC、カリウムなどが含まれており、栄養価も高く美味しい食材です。
【夏の旬の食材】
夏は、暑い日が続く季節ですが、夏の食材はとてもさわやかで、夏バテ予防にも良いと言われています。
夏の代表的な食材といえば、そうめんやかき氷などがあります。
そうめんは、麺類の中でも特に軽やかな食感で、冷やして美味しい夏にはピッタリの食材です。
水に茹でて、冷水で洗い流すだけで簡単に作れます。
また、冷やし中華などの料理にも使われます。
かき氷は、氷を削ってシロップをかけたもので、夏の風物詩とも言えます。
最近では、氷にこだわるかき氷専門店も多く、フルーツやあんこ、抹茶など、様々なトッピング
が楽しめ行列が出来るお店も多いとか。
また、かき氷は低カロリーであるため、夏場のダイエット中の人にも人気の食材です。
夏には、水分補給が大切です。
スイカやメロン、キュウリなどの果物や野菜は、水分が豊富で栄養価も高いため、夏の食卓に欠かせないものなので特に意識して食べてみてはいかがでしょうか。
【秋の旬の食材】
秋は、台風や寒暖差の影響を受けることが多い季節ですが、美味しい食材が豊富な時期です。
秋の代表的な食材といえば、栗や松茸、さつまいもなどがあります。
栗は、秋の味覚の代表格でモンブランとして茹でたり、焼いたりして食べるほか、和菓子や洋菓子の材料にも用いられます。
栗には食物繊維やビタミンB1、カリウムなどが含まれており、疲労回復や健康維持にも役立つ食材です。
松茸は、秋の高級食材として有名です。
味は深く、香りも良いため、料理に欠かせないものとなっています。
また、松茸にはビタミンDやカルシウムなどが含まれており、香りだけでなく健康にも良い食材です。
さつまいもは、秋の代表的な芋類です。
焼き芋や蒸し芋、揚げ芋など、多様な料理に使われます。
また、さつまいもには食物繊維やビタミンC、カリウム、鉄などが含まれており、健康にも良い食材なので美味しい時期には是非とも召し上がって下さいね。
【冬の旬の食材】
冬は、寒い季節であり、体を温める食材が求められます。
冬の代表的な食材といえば、鍋料理や蟹、マンゴーなどがあります。
鍋料理は、寒い冬にはピッタリの食材です。具材やスープによってさまざまな味わいを楽しむことができます。
また、鍋料理には野菜や肉、魚介類など、栄養素が豊富な食材が使われるため、健康にも良いとされています。
蟹は、冬の代表的な海産物の一つです。
毛蟹やタラバガニ、ズワイガニなどがあり、それぞれの種類によって味わいも異なります。
蟹にはタンパク質やビタミンB12、カルシウムなどが含まれており、健康にも良い食材です。
マンゴーは、冬になると南国から輸入されるフルーツです。
甘くてジューシーな果肉が特徴的で、デザートやスムージーなどに使われます。
マンゴーにはビタミンCやカロテン、食物繊維などが含まれており、美肌効果や免疫力アップにも役立つ食材です。
【地域の特産品】
日本は、四季折々の豊かな自然があり、各地域でさまざまな特産品があります。
数が多くすべて紹介するのはとても無理なので、代表的なものを個人的観点からいくつか紹介させていただきます。
北海道は、乳製品や海産物が有名です。
牛乳やチーズ、バターなど、乳製品の質が高いことで知られています。
また、海産物も有名で、毛蟹やズワイガニ、イクラなどが人気です。
東北地方は、魚介類やフルーツが豊富です。
青森県では、りんごが有名で、岩手県では、わさびや南部鉄器が特産品となっています。
関東地方は、そばや鰻、卵焼きなどが有名です。
特に、東京都では、銀座の老舗そば店や築地の海鮮丼が有名です。
中部地方は、豆腐や味噌、ひつまぶしなどが有名です。
特に、愛知県では、味噌カツや手羽先が代表的な郷土料理となっています。
近畿地方は、鰻やたこ焼き、お好み焼きなどが有名です。
特に、大阪では、たこ焼きやお好み焼きが大衆食として親しまれています。
九州地方は、豚骨ラーメンやもつ鍋、さつま揚げなどが有名です。
特に、福岡県では、とんこつラーメンが有名で、全国に多くのファンがいます。
以上、簡単な日本の旬の食材や地域の特産品についての紹介でした。
最後に
旬の食材や地域の特産品は、まだまだ多く地域によっての違いもあります。
個人的にも紹介足りないのですが、限りがないので少し書き足すと
【春の旬の食材】
さくらんぼ(山形、長野、山梨など)
たけのこ(全国各地)
もずく(沖縄)
アスパラガス(千葉、静岡など)
ホタルイカ(北海道、東北など)
【夏の旬の食材】
スイカ(全国各地)
メロン(北海道、青森など)
トマト(全国各地)
ナス(愛知、岡山など)
ウナギ(静岡、愛知、三重など)
【秋の旬の食材】
ぶどう(山梨、長野、岡山など)
かぼちゃ(北海道、沖縄など)
栗(長野、熊本など)
さんま(全国各地)
秋刀魚(北海道、東北など)
【冬の旬の食材】
かに(北海道、東北など)
ふぐ(山口、愛媛など)
ホタテ(北海道、青森など)
カキ(広島、宮城など)
ルッコラ(長野、静岡など)
【地域の特産品】
飛騨牛(岐阜県)
箱根駒ヶ岳温泉蒸し饅頭(神奈川県)
長崎ちゃんぽん(長崎県)
かに料理(北海道)
沖縄そば(沖縄県)
以上が、日本の旬の食材や地域の特産品と言えると思います。
季節や地域によってさまざまな食材や特産品がありますので、ぜひご自身でも調べて季節の美味しいものや地域の美味しいものを楽しんではいかがでしょうか。
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2022年11月18日
きょうから「胡子大祭」 神社に長蛇の列 商売繁盛願う “えびす講” 通常開催 広島(RCCニュース)
いつもの光景が戻ってきました。商売繁盛を願う「胡子大祭」が、18日から広島市で始まりました。冬の訪れを告げる祭りですが、神社には長蛇の列もできました。
藤森憲也 記者「さい銭を投げ入れる大だるも戻ってきました」
去年、感染対策として設置が見送られた大だるも復活。2年連続で規模を縮小して実施された祭りも、ことしは例年どおりの開催となりました。
広島市中区にある胡子神社では、午前中から商売繁盛を願って多くの人が訪れていました。縁起物の熊手は、4500円から3万円を超えるものまでが露店に並びました。
えびす講スタッフ
― ことしの売れ筋は?
「この1万7000円のサイズが一番売れています」
買い求めた熊手に「こまざらえ」の祈とうをしてもらおうと、午前中から長蛇の列ができ、関係者も驚いた様子でした。
胡子大祭 奥田弘昭 副委員長「3年前の初日の午前中は、こんな様子ではなかった。祭りに対する関心度、みなさんの期待感を非常に感じています」
会社のために2時間半、並んだというこちらの男性…。「商売繁盛ですね。病気をしない、いい年になればと思います」
藤森憲也 記者「3年ぶりに交通規制が実施される中央通りでは、屋台がずらりと並んでいます」
中央通りでは、あす19日、八丁堀交差点から新天地交差点までの間は午後7時から10時まで歩行者天国となります。「えびす講」は、18日から3日間、実施されます。
【胡子大祭】3年ぶり歩行者��国に多くの人出(広島テレビ 11月20日)
衆院選小選挙区 広島県は7から6に 改正公職選挙法が成立(NHKニュース)
いわゆる1票の格差を是正するため、衆議院の小選挙区の数を「10増10減」する改正公職選挙法が、参議院本会議で成立し広島県では、選挙区が7から6に1つ減ることになりました。改正法は早ければ12月下旬に施行されて、それ以降公示される衆議院選挙から適用されることになります。
改正公職選挙法では、衆議院の小選挙区を東京や神奈川など5つの都と県であわせて10増やす一方、広島や岡山、山口など10の県で1つずつ、あわせて10減らすとしています。
「10増10減」する都県を含め過去最多となる140選挙区の区割りが変更されます。
この区割りをおととしの国勢調査をもとに試算すると、いわゆる1票の格差は最大1.999倍となり、現在の2.096倍から改善されます。
また比例代表は、5つのブロックで「3増3減」となり中国ブロックは1減ります。
改正法は早ければ12月下旬に施行されて、それ以降公示される衆議院選挙から適用されることになります。
広島県では、小選挙区が7から6に1つ減り区割りが変更されます。
具体的には、新しい1区は、広島市中区、東区、南区、府中町、海田町、坂町、新しい2区は、広島市西区、佐伯区、大竹市、廿日市市、新しい3区は、広島市安佐南区、安佐北区、安芸区、安芸高田市、北広島町、安芸太田町、新しい4区は、呉市、竹原市、東広島市、江田島市、熊野町、大崎上島町、新しい5区は三原市、尾道市、府中市、三次市、庄原市、世羅町、神石高原町新しい6区は、福山市となっています。
この変更に伴って、現在、2つの選挙区に分割されている尾道市・東広島市・江田島市と3つの選挙区に分割されている三原市はそれぞれ分割されている状態が解消されます。
自民党広島県連の中本隆志会長代理は「一票の格差の是正のためには広島の1減も受け入れなければならない。次の衆議院選挙については現職の選挙区の割り振りなどすべての可能性を排除せず1から見直すかたちで検討を急ぎたい」と述べました。
立憲民主党広島県連の瀧本実幹事長は「1票の格差の解消のためしっかりと受け止めなければならないが、われわれ地方の声が届きにくくなるのではないかという心配がある。国には今の選挙制度が時代にあっているのかよく検討してほしいし、多様な民意をすくいあげるような制度になっていくべきだと思う」と話していました。
衆院「10増10減」成立 改正公選法、参院本会議で可決(時事通信)
比例代表の定数「3増3減」も併せて行われ、東京が2増、南関東が1増、東北、北陸信越、中国が各1減となる。
自民党は選挙区が減る10県で多くの現職議員を抱え、その処遇が焦点。公明党は都市部で増えた選挙区で新たに候補者を擁立したい考えで、与党内の調整も課題となる。
地方を中心に、議席の都市部偏重が加速するとの懸念は根強い。衆院の委員会採決の際には、2025年の国勢調査の結果が判明する時点をめどに「地域の実情を反映した選挙区割りの在り方に関し、国会で抜本的検討を行う」との付帯決議が採択された。
広島うどんの名店「讃岐屋」人気メニューベスト10!(ひろしまリード)
広島県民なら誰もが知る広島の有名店。そこには、数々のテッパンメニューがあります。これから寒くなるこの季節に食べたい「うどん」。中でも特に人気を集めているメニューは何なのか?今回は、1977年に創業して今年45周年を迎えた「讃岐屋人気メニューベスト10」をご紹介します。果たして「讃岐屋」の鉄板メニューとは?
その前に、「讃岐屋」がどんなお店なのかご紹介します。だしと麺にこだわり、広島で長く愛される「うどん」の歴史は、実は意外な所から始まったんです。現在の社長・長田拓さんの父・雅文さんが脱サラをし、1975年に実家のある大分県でうどんの自動販売機を工場や大学の施設などに設置し、販売したのが始まりだそうです。
しかし約1年で失敗。その失敗を糧に、母・俊江さんの地元・広島に移り、1997年3月に「讃岐屋牛田店」をオープンしました。その後、麺と出汁にこだわった讃岐屋の評判は広まり、たちまち「うどんの名店」となったんです。
そんな讃岐屋の麺は、国産の小麦粉と塩・水のみを使用した自家製麺。毎朝製麺する鮮度の高い麺は、小麦粉の風味と甘みが口の中に広がります。こだわりの出汁には、北海道の天然利尻昆布と4種類の削り節に、大分の特注醤油を使用しています。
そんな讃岐屋のメニューは、全69品。その中から、特に人気のベスト10をランキング形式で発表します。
第10位は「肉うどん 650円」がランクイン。牛肉の旨味が出汁にしっかりと出た不動の人気商品です。
第9位は、予想外の「だし唐揚げ(5コ)600円」がランクイン!とりもも肉に数種類のスパイスと、出汁に使用している讃岐屋専用のだし醤油を加え、一晩熟成させて漬け込んだオリジナル唐揚げ。肉に出汁の旨味がしみ込んだ、美味しいから揚げです。
元々、広島市で毎年5月に開催されるフラワーフェスティバルで、うどん以外で何かできないかと言うことで作った商品で、それがいつしか定番商品に。うどんに何か一品というときにおすすめです。
第8位は「和風らーめん 700円」!うどん屋さんで「ラーメン」がランクインするという、予想外の結果に。うどん屋さんのラーメン、いったいどんな味なんでしょうか?
昆布と魚介の出汁がベースになっているほんのりと甘いスープで、うどんの出汁にらーめん専用のかえしを加えたあっさり系のラーメンです。さらに、チャーシューも自慢の逸品。かえしと数種類の野菜などで炊いた自家製チャーシューです。讃岐屋の「かえし」は、多くの手間と時間をかけてゆっくりと熟成させる創業当時から変わらない製法で作られています。
続いて第7位は「とんかつ玉子ぶっかけうどん 880円」がランクイン。かつ丼にも使用しているこだわりのロースとんかつに、こだわりの生玉子をのせたうどんです。つゆとロースとんかつ、そして生玉子の相性が抜群。ミニご飯がついています。
そして、第6位は「かき揚げごぼ天うどん 650円」。創業からの人気商品です。こだわりの国産ごぼうを太めの乱切りにして、注文が入ってからその都度揚げているので、食感がとても良く、ごぼうの旨味・甘みをしっかり感じることができます。出汁との相性も抜群で、女性に人気のうどんです。
第5位は、ちくわと半熟卵のてんぷらがのった「ちく玉天ぶっかけうどん 850円」。香川県のうどんメニューでは定番のちく玉ぶっかけ。それを讃岐屋風で提供しています。讃岐屋のつゆとの相性はとても良く、ミニご飯が付いています。
第4位は、なんと「かつ丼 800円」!こちらも創業からの人気商品です。揚げたてのロースとんかつを、讃岐屋のだしにかえしを加えた丼物専用のつゆで玉ねぎと一緒に煮込み、こだわりの玉子でとじたかつ丼です。
第3位は「ねぎ鶏うどん 750円」がランクイン。社長の両親が1999年に発案。新鮮な親鳥のもも肉とねぎをごま油で炒め、そこへ出汁とかえしを入れ、仕上げに黒胡椒を振っています。鶏肉の旨味と讃岐屋のだしが最大限にあった旨味たっぷりのうどんです。
第2位は、熱々・具だくさんの「鍋焼きうどん 900円」。讃岐屋のだしに特製のかえしを加え、牛肉・海老・自家製煮しいたけ・たまご・かき揚げ・えび天・ネギがたっぷり入ったボリューム満点の鍋焼きうどんです。季節に関係なく大人気なんですよ。創業から変わらない、具材の旨味がたっぷり染み出た至極の一品です。
「讃岐屋」全69メニューの頂点にたったのは、あの大人気うどん!讃岐屋を代表する一品です。
第1位は、讃岐屋不動の人気商品「スタミナうどん」!讃岐屋の出汁に豚肉・海老・きくらげ・ニンジン・にんにくが入り、とろみをつけた栄養満点のうどん。麺の量も通常の約1.5倍あり、食べたらパワーがあふれ出す逸品です。
讃岐屋の代名詞とも言える「スタミナうどん」。その誕生のキッカケは、祖父・悟さん。長崎ちゃんぽんをイメージして作ったそうなんです。麺も1.5倍にしたのも、しっかりとスタミナを付けて貰いたいという悟さんの思いからなんだそうですよ。(広島ホームテレビ 5up!2022年11月16日放送)
東京都、米1万円分を低所得世帯に配給へ…物価高対策、野菜や飲料の選択肢も検討
物価高で困窮する世帯を支援するため、東京都は、所得の低い都内の住民税非課税世帯約170万世帯を対象に、1世帯あたり1万円分の米を現物支給する方針を固めた。年明けにも各世帯に発送する。
都は支援策として当初、現金支給や、買い物で使える独自の商品券の発行を検討した。しかし、現金は地方自治体が住民に支給した場合、課税対象になって一定額を差し引かれる可能性があることから断念。商品券は店舗での利用時に低所得世帯と周囲に知られる恐れがあるため、生活必需品の米の現物支給を選んだ。
都は、1世帯につき約25キロの米を支給できると見込んでいる。希望者は、野菜や飲み物も選べるようにすることも検討している。関連事業費約300億円を盛り込んだ補正予算案を12月開会予定の都議会定例会に提出する。
低所得者層向けの物価高対応を巡っては、政府が今年9月、住民税非課税世帯1世帯あたり5万円の支給を決めた。都議会では公明党が都独自の支援策を要望していた。
【速報】10月消費者物価+3.6% 40年8か月ぶりの歴史的上昇幅に “原油価格高騰”と“急激な円安”背景に電気代とガス代は2割以上上昇(TBS NEWS DIG)
家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる10月の全国の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が去年より3.6%上昇しました。およそ40年ぶりの歴史的な上昇幅です。
総務省が発表した10月の全国の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除いた指数が103.4となり、去年10月より3.6%上昇しました。
オイルショックの影響が残る1982年2月以来、40年8か月ぶりの歴史的な上昇幅です。
今年4月に2%を突破してからわずか半年で3.6%を超える急激な物価上昇となりました。
原油価格高騰の影響で▼都市ガス代金が26.8%▼電気代が20.9%上昇するなどエネルギー価格の上昇が続きました。また、原材料高や急速な円安などの影響で食用油や食パン、からあげなど生鮮食品を除く食料が5.9%上昇したほか、ルームエアコンなどの家庭用耐久財が11.8%、携帯電話機が16.5%上昇しました。
一方、宿泊料は10月に開始した政府の観光支援策「全国旅行支援」の影響で10%下落しました。
【本日(11/18)の広島県内の感染状況】(広島県)
新型コロナ 県内で2454人感染確認 6人死亡 18日発表(NHKニュース)
広島県では18日、新たに2454人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、6人が亡くなったと発表されました。
感染が確認されたのは、▼広島市で1025人、▼福山市で454人、▼東広島市で206人、▼呉市で129人、▼廿日市市で111人、▼尾道市で94人、▼三次市で74人、▼三原市で62人、▼府中町で46人、▼庄原市で36人、▼海田町で33人、▼江田島市と安芸高田市でそれぞれ28人、▼大竹市で21人、▼府中市で20人、▼竹原市で18人、▼坂町で17人、▼熊野町と神石高原町でそれぞれ15人、▼北広島町で11人、▼世羅町で10人、▼大崎上島町で1人のあわせて2454人です。
1週間前の11日・金曜日より294人増えていて、14日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
これで県内での感染確認は、のべ50万3005人となりました。
また、県内では患者6人が亡くなったと発表されました。県内で新型コロナウイルスに感染し、その後、死亡した人は828人となりました。
新型コロナ 県内の病床使用率 49.9%(17日分)(NHKニュース)
17日時点で病床の使用率は49点9%です。(確保病床535床、入院患者267人)。
このうち重症患者用の病床使用率は14点3%です。
(確保重症病床42床、重症の入院患者6人)。
軽症の人や症状がない人が入る宿泊療養施設は1047室を確保し、292人が過ごしています。
(利用率27点9%)。
直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は610点42人です。
現在、広島県の感染状況はレベル0から4の5段階のレベルのうち、医療体制への負荷が生じはじめていることを示す「レベル2」です。
【新型コロナ 厚労省まとめ】99人死亡 8万4375人感染(18日)(NHKニュース)
厚生労働省によりますと、18日に発表した国内の新たな感染者は、空港の検疫などを含め8万4375人となっています。また、国内で亡くなった人は99人で、累計4万8058人となっています。
東京都 新型コロナ 9人死亡 8292人感染確認 14日連続前週比増(NHKニュース)
大阪府 新型コロナ 5人死亡 新たに3904人感染確認(NHKニュース)大阪府内の感染者の累計は223万1936人となりました。府内で感染して亡くなった人は合わせて6680人となっています。
新型コロナ 新規感染者数の1週間平均 5週連続 全国で増加傾向(NHKニュース)
新型コロナウイルスの新規感染者数を1週間平均で比較すると、全国では1.24倍と5週連続で増加傾向で、山口県を除く46都道府県で増加しています。
NHKは、厚生労働省が発表した感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。
全国
全国では、▽10月20日までの1週間では、前の週に比べて1.21倍▽10月27日は1.07倍▽11月3日は1.38倍▽11月10日は1.30倍▽11月17日まででは1.24倍と、5週連続で増加しています。
一日当たりの全国の平均の新規感染者数は、先週よりおよそ1万5000人多い、およそ8万人で、山口県を除く46都道府県で前の週より多くなっています。
北海道 人口当たりの感染者数が最も多いのは北海道で、▽11月3日までの1週間は、前の週の1.45倍▽11月10日は1.23倍▽11月17日までは1.23倍と、6週連続で増加が続いています。
一日当たりの新規感染者数は、過去最多のおよそ8317人で、人口10万当たりの感染者数は1114.26人となっています。
1都3県
【東京都】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.39倍▽11月10日は1.41倍▽11月17日まででは1.25倍で、一日当たりの新規感染者数は8276人となっています。
【神奈川県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.40倍▽11月10日は1.42倍▽11月17日まででは1.27倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ5161人となっています。
【埼玉県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.45倍▽11月10日は1.35倍▽11月17日まででは1.29倍で、一日当たりの新規感染者数はお、よそ4183人となっています。
【千葉県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.32倍▽11月10日は1.27倍▽11月17日まででは1.35倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ3045人となっています。
関西
【大阪府】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.21倍▽11月10日は1.13倍▽11月17日まででは1.16倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ3791人となっています。
【京都府】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.42倍▽11月10日は1.28倍▽11月17日まででは1.14倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ1021人となっています。
【兵庫県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.16倍▽11月10日は1.16倍▽11月17日まででは1.16倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ2122人となっています。
東海
【愛知県】 ▽11月月3日までの1週間は、前の週の1.58倍▽11月10日は1.35倍▽11月17日まででは1.29倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ4810人となっています。
【岐阜県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.36倍▽11月10日は1.33倍▽11月17日まででは1.31倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ1623人となっています。
【三重県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.19倍▽11月10日は1.40倍▽11月17日まででは1.24倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ1018人となっています。
その他の地域
【宮城県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.65倍▽11月10日は1.46倍▽11月17日まででは1.27倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ2547人となっています。
【広島県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.33倍▽11月10日は1.43倍▽11月17日まででは1.19倍で、一日当たりの新規感染者数は、およそ2397人となっています。
【福岡県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.23倍▽11月10日は1.29倍▽11月17日まででは1.27倍で、一日当たりの新規感染者数は2046人となっています。
【沖縄県】 ▽11月3日までの1週間は、前の週の1.13倍▽11月10日は1.06倍▽11月17日まででは1.02倍で一日当たりの新規感染者数は、およそ292人となっています。
専門家「年末年始にかけて最も注意するべき時期」
新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は、現在の感染状況について、「第7波のように前の週の2倍を超えるような爆発的な増加はまだ見られず、第8波の入り口のような形で、だらだらとした増加が続いているが、全国の一日の感染者数を見ると、すでにことし初めの第6波のピークの10万人に達していて、このままでは、気付かないうちに20万人以上に達した第7波を超えるようなリスクもある」と述べました。
そのうえで、今後の感染状況について、「オミクロン株の『BQ.1』や『XBB』など、新たなタイプが少しずつ増えていて、年末に向けて忘年会やクリスマスなどで人の動きが増えたりして、今後、感染者数の爆発的な増加につながる可能性もある。また、感染していても、検査や診断を受けていない人もかなりいると考えられ、そうした人が感染を広げることで、次の大きな波を作ってしまうリスクもある」と指摘しました。
そして、「これから年末年始にかけてが、最も注意するべき時期だ。感染を広げないために、適切な場面でマスク使うことや、3密を避けることといった基本的な対策を改めて徹底してもらうとともに、オミクロン株対応のワクチンやインフルエンザワクチンも十分に用意されているので、できるだけ前倒しで年内には接種をしてもらうことが重要だ」と話しています。
【直近1週間の人口10万人あたり新規感染者数】 11月19日21:00時点
新型コロナ “第8波”感染のピークは 対策は わかってきたこと(NHKニュース)
“新型コロナの「第8波」に入ったのではないか”
今週、1日の感染者数はおよそ2か月ぶりに、東京都で1万人を超え、全国でも10万人を超えました。北海道では連日、過去最多を更新。新たな変異ウイルスも徐々に増えています。
専門家や医師からも「新しい波に入りつつある」「新たな波が始まった」という声が。
“第8波”の感染ピークはいつになると予測されるのか、そしてどんな対策が求められるのか、取材しました。(11月18日時点)
各地で感染拡大 “第8波”か
11月15日、新型コロナの1日の新規感染者数は東京都で1万1196人、全国では10万2829人と、9月14日以来の水準となりました。
北海道では、11月16日には1万1112人となるなど、すでに第7波のピークを超えていて、過去最多の更新が続いています。
政府分科会の尾身茂会長は11月10日に「全国的にみてスピードの差はありつつも感染は拡大傾向にある。新しい波に入りつつあると言ってもいいんじゃないか」と述べ、第8波に入りつつあるという認識を示しました。
その後、16日には日本医師会の釜萢敏常務理事が「新たな波が始まったと捉えざるをえないのではないか。医療提供体制をできるだけ急いで整えなければならないという危機感を持っている」と述べ、第8波が始まったという認識を示しました。
そして、17日、厚生労働省の専門家会合は「今後も新規感染者数の増加が予想され、ことし夏の『第7波』のような感染拡大となる可能性もある」と指摘しました。
なぜいま“第8波”? 「BA.5」が北から再燃
いま、なぜ、感染拡大が起きているのか。
その手がかりの1つとして、専門家が注目しているのが、感染拡大が大都市部ではないところから始まっていることです。
これまで、感染拡大は人口の多い首都圏などから始まり、移動に伴って各地に広がることが多かったのが、今回は北海道や東北地方などから始まっています。
そしていまも、ことし夏の「第7波」以降主流になったオミクロン株の「BA.5」が最も多い状況が続いています。
17日の専門家会合では、「第7波」で「BA.5」に感染した人が多かった地域では免疫を持つ人の割合が高い一方、感染者が少なかった地域では免疫を持つ人の割合が低く、感染者数が増加しているという見方が示されました。
厚生労働省専門家会合の脇田隆字 座長は、専門家会合のあとの記者会見で「沖縄では夏に非常に大きな拡大があったが、いま感染者��は非常に低いレベルにある。多くの人が『BA.5』への免疫を獲得し、『BA.5』の流行への耐性がある。一方、夏にそれほど拡大がなかった地域で、感染拡大が大きくなっているという認識だ。北海道や東北、北陸では感染者数が多い」と述べました。
また、海外の状況を含めた感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授は「今の流行は『第7波』の『BA.5』の残り火が再燃している状況だと見られる。大都市圏も増えているが、むしろ地方都市で顕著に増えている。『第7波』で比較的感染者数が少なく、感染による免疫の獲得が少なかった地域で、残り火が再燃していると考えるのが妥当だろう」と話しています。
「BA.5」による感染の再拡大は、ヨーロッパでも10月ごろに起きています。
イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、100万人あたりの新規感染者数(1週間平均の1日あたり)はドイツでは10月中旬におよそ1300人と、ことし7月のピークを超え、フランスでも10月中旬におよそ840人と、7月以来の水準となりました。
17日の専門家会合のあと脇田座長は、「BA.5」による今後の感染のピークは年内にも訪れるのではないかという見方を示しました。
また、数理疫学が専門の京都大学の西浦博教授は会合のあと「北海道で見られるように、地域的に広がりながら感染拡大が進んでいるので、(『BA.5』の感染拡大がピークを迎えたとしても)減少は緩やかとなり、時間をかけてくすぶるものと思う」とコメントしました。
さらに…新たな変異ウイルスの増加も
今後さらに懸念されるのが、いずれもオミクロン株の1つ、「BQ.1」系統などの変異ウイルスが増えることです。
これらの変異ウイルスは、これまでに感染したことやワクチンを接種したことで得た免疫を逃れる可能性が高いとみられています。
アメリカでは「BA.5」に代わって増えてきています。
CDC=疾病対策センターによりますと、11月12日までの1週間で検出された変異ウイルスは▽「BA.5」が29.7%、▽「BQ.1.1」が24.1%、▽「BQ.1」が20.1%、▽「BF.7」が7.8%、▽「BA.4.6」が5.5%などとなっています。
日本国内でも、これらの新たな変異ウイルスが確認されています。
11月17日に東京都のモニタリング会議に出された資料によりますと、10月に変異ウイルスの検出された割合は▽「BA.5」が90.5%と圧倒的ですが、▽「BA.2.75」が2.5%、▽「BQ.1.1」が2.4%、▽「BF.7」が2%、▽「BQ.1」が0.7%、▽「XBB」が0.7%などと徐々に増えてきています。
「BA.5」は9月には98.4%を占めていたので減少傾向となっています。
「BQ.1」系統のウイルスは「BA.5」がさらに変異が加わったウイルスです。
「BA.2.75.2」はアメリカやインド、ヨーロッパ各国などで検出されていて、「BA.2」が変異を重ねた「BA.2.75」にさらに3つの変異が加わっています。
「XBB」は「BA.2」から派生した変異ウイルスと「BA.2.75」から派生した変異ウイルスが組み合わさった「組み換え体」と呼ばれるタイプのウイルスです。
東京医科大学の濱田特任教授は、こうした新たな変異ウイルスが日本でも広がると、「第8波」が大きくなる可能性があると指摘しています。
東京医科大学 濱田篤郎 特任教授「いま注目されている変異ウイルスは『XBB』と『BQ.1』系統の2つだが、『XBB』は世界的にはあまり拡大していない。『BQ.1』は欧米で『BA.5』から置き換わりが進んでいる。欧米では感染者数そのものは急増している状況ではないが、今後、新たな変異ウイルスが日本にも多く入ってきた場合に、『第8波』が大きくなる可能性がある。12月に入ると、そのような状況になるのではないか。経過を見ていく必要がある」
AI予測 変異ウイルス次第で“第7波”超えも
今後、感染はどの程度拡大するのか。
名古屋工業大学の平田晃正教授のグループは、AI=人工知能を使って、11月10日までの感染者数の推移のほか、ワクチンの効果、それに人の移動といったデータをもとに、「BQ.1」などの新たな変異ウイルスが増える前提で、今後の感染状況を予測しました。
それによりますと、東京都では11月中旬から下旬にかけて感染者数が本格的に増え始めると見られます。
そして、「BQ.1」などの感染力が「BA.5」の1.2倍で、これまでに感染したことによる免疫の効果がないという想定では、東京都での1週間平均での1日あたりの感染者数が、12月半ばにおよそ3万人、2023年1月中旬には「第7波」のピークを超えるおよそ3万6000人に上るという予測になりました。
この想定では、2023年1月中旬から2月下旬には、東京都内でコロナで亡くなる人は、1日に20人余りになるとしています。
また、「BQ.1」などの感染力がこれまでと変わらず、免疫の効果がある程度保たれるという想定では、感染者数のピークは2023年1月中旬におよそ2万5000人になるという予測になりました。
名古屋工業大学 平田晃正教授「『BQ.1』など変異ウイルスの影響を想定すると、近いうちに感染者数が急増し始める可能性がある。人々の活動も戻り、気温も下がり、感染者数が下がる要因はほぼない。変異ウイルスの特徴はまだよく分かっていないが、感染力が強く、免疫回避が強かった場合には、年末にかけてかなり感染者数が増えることが予測される」
今後、ワールドカップの影響も
これから年末年始にかけて、人と人との接触機会が増えることが予想されます。
これに加えて、東京医科大学の濱田特任教授は、水際対策が緩和されている今、海外の感染状況にも注視が必要だとしています。
ここ1週間では、日本だけでなく韓国、インドネシア、マレーシアといった東アジアや東南アジアでの感染拡大が目立っているということですが、11月下旬に感謝祭を控えるアメリカでの感染拡大、それにサッカーのワールドカップ、カタール大会の開催による影響にも目を向けるべきだとしています。
濱田特任教授は「これまでも、アメリカでは感謝祭の日を境に新型コロナの感染が拡大している。この時期に多くの家族が集まって食事をするので接触機会も増える。また、サッカーのワールドカップでは、世界中からおよそ120万人がカタールを訪れると言われている。これまで、東京オリンピック・パラリンピックや北京オリンピック・パラリンピックでは、いずれもかなり厳重な感染対策のもとで開催されたが、今回は対策がかなり緩和された中での開催になる。ワールドカップの期間中に感染が広がり、帰国後にそれぞれの母国で感染が広がるということも、想定する必要がある」と話しています。
インフルエンザとの同時流行は
冬に向けて、新型コロナとインフルエンザの同時流行にも備えるべきだという指摘も出されてきました。
いま、インフルエンザの患者数はコロナ前と比べると低い水準で、1医療機関あたりの患者数は11月13日までの1週間で「0.08人」と、流行入りの目安とされる「1」を大きく下回っています。
しかし、ほぼ患者がいなかった去年とおととしに比べると多く、17日の新型コロナウイルス対策の厚生労働省の専門家会合では「関西で定点あたりの患者数や、休校、学年閉鎖、学級閉鎖の施設数が増加傾向にあり、注視が必要だ」と指摘があったということです。
インフルエンザは、日本とは季節が逆の南半球のオーストラリアで、ことし5月から6月にかけて感染者数が急増し、コロナ前の大規模な流行を超える拡大となりました。
また、WHO=世界保健機関の報告によりますと、ここ数週間でアメリカやカナダで増加傾向になったほか、ヨーロッパでも、低い水準ながら増加傾向にあるとしています。
京都大学の西浦教授は「インフルエンザはいま、増えるスピードは非常にゆっくりで、早くても最大の感染者数になるのは、年始の学校再開後かと推察される。そのため、第8波とインフルエンザのピークは少なくともずれる見込みだ」とコメントしています。
東京医科大学の濱田特任教授は「日本でも一部の地域では子どもの感染が増えて、学級閉鎖も行われてきている。今後、冬の流行は起こると考えておいたほうがいい。新型コロナのワクチンと同時に接種することもできるので、インフルエンザのワクチンをぜひ今のうちに受けていただきたい」と話しています。
専門家はワクチン接種を呼びかけ
感染者数を抑え、入院患者を減らし、医療がひっ迫する事態を避けるにはどうすればいいのでしょうか。
専門家は、まずはワクチン接種を呼びかけています。
厚生労働省の専門家会合では、初回接種を完了した12歳以上の人には、年内にオミクロン株対応のワクチン接種を完了すること、そして、乳幼児や小学生の年代の子どもたちにも接種を進めることを呼びかけています。
専門家会合の脇田座長は「ワクチンは副反応への懸念もあるし、感染しても重症化するケースは少ないこともあるが、感染すると重症化することが全くないわけではないし、若い人でも、後遺症も少なからずあると言われている。しっかり接種して感染を避けることが重要だ。接種によって自分が感染しない、重症化を抑えるメリットがあるし、自分の家族を守り、流行を抑え医療への負荷を下げるメリットもある」と話しています。
また、東京医科大学の濱田特任教授は「新たな変異ウイルスは免疫を逃避すると言われているので、ワクチンを接種しても効果がないのではないかと思う人もいるかもしれないが、決してそうではない。いま接種が進んでいるオミクロン株に対応したワクチンは、今後広がる可能性のある『BQ.1』や『XBB』にも効果があると考えられる。年内、特に11月中にワクチンを接種しておいて、冬の『第8波』に備えてほしい」と話しています。
とるべき対策は変わらない
これから忘年会などのシーズンを迎えるにあたり、大切なのが基本的な対策の再確認です。
▽発熱などの症状がある場合は学校や仕事には行かず、ほかの人との接触を極力避ける。休養が重要。▽手指の消毒、屋内で人と近い距離で会話する場面などではマスクを着用する。▽飲食店などでは換気を徹底する。
濱田特任教授は「マスクや手洗い、密を避けるといった対策は今後も続けてほしい。これから忘年会や新年会、里帰りのシーズンになってくる。今後の流行状況によってはキャンセルしなければならないこともあるかもしれない。感染状況をよく見ながら行動することが大切だ」と話しています。
北海道の救急搬送困難が危機的状況 なぜ第8波でも逼迫を招くのか?
今回の新型コロナ第8波、「東高西低」の分布で始まっていますが、現在もっとも厳しいのが北海道です。気温が低く換気不良になりやすいという気候に加え、第7波を小さめの波で切り抜けた地域で逆に感染が多くなっています。さて、北海道の救急医療がなかなか危機的な状況に陥っています。
北海道の新規陽性者と病床使用率が過去最多水準
北海道の新規陽性者数は過去最多の約1万人を超えています(図1)。病床使用率も過去最高水準の50%近くに到達しました。
図1. 北海道の新型コロナ新規陽性者数と病床使用率(参考資料1をもとに筆者作成)
また、北海道の救急搬送困難(3回以上断られ30分以上留まった)事案数は、先週1週間で238件となっており、これも過去最多を記録しています(2)(図2)。
図2. 北海道の救急困難事案数(参考資料2より引用)
さらに基幹病院が大規模なクラスターを起こしており、待機手術なども含めた通常医療の機能が麻痺しつつあります。
北海道の病院で働いている知り合いの医師がいるのですが、「過去最大の波で、外来や救急などの初療レベルが医療崩壊に近い」と言っていました。
北海道は1病院あたりのウェイトが大
大都市圏だと、物理的な距離の近い他病院がサポートすることが可能ですが、「大病院はここしかない」という地域だと、大規模な院内クラスター発生は市民にとって壊滅的な打撃になります。
「あの病院がなくなったら大変だ」というところが、北海道は他都府県と比べて多い状況です。そのため、病院で院内クラスターが発生してしまい、機能不全に陥りつつある地域もあります(図3)。
予定手術が延期されたり、病棟を新型コロナ用に転用しないといけなかったりして、自宅に戻ることを余儀なくされた入院患者さんもいました。
図3. 医療逼迫(筆者作成)
なぜ救急搬送困難に陥るのか
「ただの風邪なんだから安静にして寝ていれば治る」と言う人は、おっしゃる通り安静にしていただければ治ります。
しかし、世の中には風邪で済まない人もいます。感染者数が多いほど、風邪で済まない人の絶対数が増え、これが救急医療や入院医療を逼迫します(図4)。
図4. 新型コロナの一部は受診が入院が必要となる(筆者作成)
これにより、救急車を呼ぶ患者さんも増えます。新型コロナのこわいところは、この角度が急峻ということです。「先週と今週で目の前の光景がまったく違う」というくらい、上記の三角形が大きくなることはよく経験されます。
札幌では今波、救急搬送を57回断られた事例が報道されていますが、今後もし感染者数がさらに増えてくる場合、直面したことのない医療逼迫を経験するかもしれません。
まとめ
医療逼迫について、いくつか解決策が提示されています。
ワクチン接種は、感染者の規模を減らすことができるので非常に有効です。
外出自粛は集団での感染低減には有効ですが、経済的な反作用が大きいです。この舵取りは自治体に委ねられることになりました。
新型コロナの分類を変えるべきという意見もありますが、診療キャパシティはそう増えないかもしれません。これは先日記事でも書いた通りです(3)。
インフルエンザの動向が見えないので、現場としては同時流行がいつ来るのか、戦々恐々といったところです。
一人ひとりが、自分たちの住んでいる地域の医療を守る意識を持っていただくことが大事かと思います。引き続き、ワクチン接種を検討いただければ幸いです。
「Twitter終了」日米で突如トレンド入り、なぜ?(ITmedia NEWS)
Twitter上で11月18日、突如「Twitter終了」が日本のトレンドに入った。同日午後3時半時点ではトレンド1位に入った他、米国のトレンドでも近い意味を持つ「#RIPTwitter」(RIP:ご冥福をお祈りしますという意味)がトレンド1位を獲得している。しかし、Twitterがサービス終了するという発表などは確認できていない。ではなぜ突如トレンド入りする事態となったのか?
【画像】米国のトレンドでも「#RIPTwitter」が入った(18日午後3時半時点)
発端はTwitter社の状況を伝える一連の報道や関係者のツイートとみられる。例えば米国のテック系メディア「The Verge」は18日の午前8時53分頃(現地時間)、「Hundreds of employees say no to being part of Elon Musk’s ‘extremely hardcore’ Twitter」(数百人の従業員がイーロン・マスクの“極めてハードコア”なTwitterに参加することにノーと回答)というタイトルの記事を掲載した。
The Vergeによると、米Twitterのイーロン・マスクCEOの就任時に行った従業員の大量解雇により、Twitter社の社員数は7500人から2900人に減少していたという。さらに、マスクCEOは11月16日、全従業員に「会社に残ってハードコアに働くか、辞めるか」と選択を委ねたところ、数百人の従業員が辞職を選んだと報じている。Twitterに残っていた従業員は「今週の退職者の規模を考えると、プラットフォームが間もなく壊れ始める」と話したという。
米国のビジネス誌「FORTUNE」のテクノロジー業界担当記者であるカイリー・ロビソン(@kyliebytes)さんも同じ頃、「Twitterの社員から聞いた話ですが、残り3700人ほどのTwitter社員のうち、およそ75%が『ハードコア』メールの後に残ることを選択しなかったようだ」とツイートしている。
米国のメディアやメディア関係者が一斉にこのように報じた影響で「Twitterのサービス維持が困難になる」と考えた人が多かったため、「#RIPTwitter」や「Twitter終了」などが日本を含む世界中に広がったと推測される。またこれに便乗したジョークツイートなども増えている。
マスクCEOは日本時間18日午後1時23分頃、「Twitterの墓の前でピースをするTwitter」のジョーク画像を投稿。さらに午後3時40分には「HELP US LIGMA JOHNSON YOU'RE OUR ONLY HOPE」(助けてくれリグマ、ジョンソン。君は僕らの希望なんだ)と、映画「スター・ウォーズ」のせりふをもじった画像を投稿している。
これは、Twitterを解雇された社員のふりをし、各メディアのインタビューに答えるといういたずらの実行者が名乗った「Rahul Ligma」と「Daniel Johnson」の2人を指すものと思われる。ジョーク画像の投稿ばかりを繰り返すマスクCEOのツイートには、ユーザーからも「Twitter終了」になぞらえたさまざまなジョークの投稿が続いている。
「ツイッターは日本中心」 理想の高利用率―マスク氏(時事通信 11月22日)
【シリコンバレー時事】米IT専門メディアのザ・バージは21日、実業家イーロン・マスク氏が、オーナーとなった米ツイッターの全体会議で、「ツイッターは米国中心に見えるかもしれないが、どちらかと言えば日本だ」と述べたと報じた。日本は利用率が高く、同社が全ての国で目指すべき「理想」と表現したという。
【図解】イーロン・マスク氏による米ツイッター社買収後の主な動き(THE PAGE 11月22日)
同メディアによると、マスク氏は「日本の人口は米国の3分の1だが、1日当たりの(ツイッター)利用者数はほぼ同じだ」と指摘。技術者チームを日本、インド、インドネシア、ブラジルに置く考えを示した。
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