Tumgik
yuin0te · 1 year
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好きなものアドベントカレンダー2022
自分の好きなもの語り Advent Calendar 2022の16日目の記事です。
こんにちは、私はmask.link.infoでgoogleというアカウント名で活動しているGoogle LLCとはなにも関係がない一般人です。このたび西村透さんの主催するアドベントカレンダー「自分の好きなもの語りアドベントカレンダー2022」に参加するにあたり、私googleが好きなもの「オカルト」について語りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
オカルトの何が好きなのか
まず、私がオカルトをどのようなものと考え、またオカルトの何が好きなのかについて説明したいと思います。
デジタル大辞泉を引用すると、
オカルト【occult】
1 超自然の現象。 神秘的現象。 2 目に見えないこと。 隠れて見えないこと。
とあります。また、Wikipediaの「オカルト」のページには同様の記述と共に、関連項目としてさまざまな思想や分類が列挙されています。
私がここで語りたい「オカルト」は神秘的、超自然的、不可視な、精神的な現象そのものではありません。私の語りたい「オカルト」は個別の現象、オカルト思想やトピック、人物というより、その総体、もしくは「オカルト」を象徴とする思想潮流と、その影響関係なのです。つまり「オカルト」と一括りにしてしまいましたが、より正しくは、「思想史、文化史としてのオカルト」「歴史的な流れの中にオカルトのさまざまなトピックを位置付け、オカルトの内部的な影響関係と共に外部の隣接的な文化や思想との影響関係を理解すること」です。
で、何が好きなの、そして理解すると何がうれしいか
マストドンやミスキーにアカウントを作るような偏向した人間であれば、ネット上で以下に列挙するような主張をする人を見かけたことがあるのではないでしょうか。
有名人や企業が児童を誘拐、監禁、強姦していると主張する人、集団ストーカーに襲われていると主張する人、キリストを自称する人、結社や民族、企業、国家が経済を牛耳り国際的な陰謀を企て、実行していると主張する人、缶を売る人、塩が好きな人、アセンションする人、平面世界で生きてる人、世界が滅亡する人、世界線を移動した人、ヨガで癌が治った人……。
この記事を読んでいる方の中に上記の主張をどれか一つでも信じている人がいたら、ごめんなさい。別にあなたの信念を否定するつもりはありませんが、あなたの主張と矛盾するような記述が以降なされる場合があります。
常識的に考えるとあり得ない主張を信じ、少し考えればおかしいんじゃないかと思うような主張をする人がいます。世界を牛耳る秘密結社なんてあるわけないし、地球は平面ではないし、新型コロナウイルスワクチンを接種することで5Gにつながることはない。ましてや爬虫類人が人間に擬態し社会に紛れているなんてことはありません。
しかし一部の人々は現にそのような考えに取り憑かれ、信じ、その信念をもとに行動しています。なぜ、人々は「変な思想」を信じてしまうのでしょうか。「変な思想」はどのような経緯で人々に信じられるようになったのでしょうか。
単に考えを否定し拒否するだけでは、なぜ人々はそういった信念や思想にとらわれてしまうのか、という問いに答えることはできません。答えるために必要なアプローチは多々あり、いろいろな答え方をすることはできるでしょうが、その歴史を理解することでその問いに答える、もしくは答えのための補助線を引くことができるのが、オカルトにたいする思想史的アプローチであるとおもいます。つまり、「変な思想」や「変な主張」が生まれてきた歴史的経緯や、それぞれの関係、発想の系譜を理解することで、「変な思想」と「変な思想」を信じる人々について理解が深まるだろう、ということです。
そしてまた、歴史を知ることでそういった考えや主張に対し免疫を得ることができるのではないかと思います。単に考えを否定するだけでは、免疫のない主張をうっかり受け入れてしまう危険性があります。思想史としてオカルトをみるということは、体系的、相互連関的に思想の関連性を検討するということであり、また主張を相対化することで、比較可能なものとして受け入れることができるようになるということでもあります。つまり簡単に言い換えれば、歴史は、オカルトにたいするワクチンとして捉えることができるのです。
実利的なうれしさはわかった。で、結局なにが好きなの
オカルトの歴史を知ることで、人を正しくバカにできます。
だって、スピってる人は自身の考えがどのような歴史を辿ってきたのか、どのような系譜に位置づけられるのか、どのような思想に影響をうけ成り立ったものなのかあんまり考えないでしょ。絶対的に信じているものが絶対的でないとわかることって、信じている本人はともかく他人事だと愉快じゃないですか。別に他人事でなくとも、信念を相対化することには本質的なうれしさがあるはずです。ふつうだと思っていたことがふつうではなかったと知ること、本当だと思っていたことが本当ではなかったと知ること。他人がふつうだと思っていることが、ふつうではないと知っていること。もしくは、他人が本当だと思っていることが本当ではないと知っていること。これはとてもたのしく、うれしいことです。
極端な思想に関しては他人事でいられるオカルトですが、薄い空気のようなオカルトも存在しています。そういったオカルトには他人事ではいられませんが、空気のように身の回りにある、まさしく「不可視」の信念こそ相対化するうれしさが理解しやすいように思います。
オカルトの歴史を振り返るとそれが、今現在オカルトとされること、オカルトと関連付けて語られること以上に、さまざまな分野にわたって広範に影響を与えていることがわかります。サブカルチャーは分かりやすいですが、政治、教育、社会のシステム、生活スタイルにまでその影響は広がっています。近代以降に区切ったとしても、人類の歴史はオカルトと切っても切り離せない関係があり、広い意味で人類の歴史の一部としてオカルトはありつづけているのです。
だからこそ、実利とか関係なく、信じられていることを相対化するのはたのしいし、心構えになるような気がしています。それが普遍的で無根拠に、同調することを強要し、ひとを急き立てるようなものであればあるほど。
この世の中、オカルトみたいな、無根拠で実体がないくせに広く共有され参加することを強要されるような信念っていくらでもあるじゃないですか。心構えになるとは、そういう社会の場で被る不条理さにオカルトが介在しているということを理解することで、不条理さをアイロニカルに捉え、避けがたい理不尽さを飲み込むときワンクッション置くことができるということです。溜飲を下げることはできなくとも、身構え、耐えるための支えにはなるはずです。
わたしが思うに、「みんなでワイワイ」みたいなノリが嫌いなひねくれた天邪鬼であればあるほど、物事を引いた目線で見て信念を相対化するのが好きだし、楽しいと思うはずです。別にそういう見方をしてなにか得があるかというと、あまりない。でも、面白いと思います。そして、面白く楽しいことが嫌いな人はいないはずです。まあ、意識高いキラキラした人とか、頭がいい人には向かないかもしれません。
話を戻すと、オカルトを理解することは、信念の相対化の面白さがあり、そういう部分が私は好きだということです。わかっていただけたでしょうか。
ついでにエクスキューズしておくと、相対化する面白さは、ポストモダン的な価値相対主義とは少しちがいます。いわばダークな自己啓発のようなもので、不徳で自分勝手な理論武装とも言えるでしょう。思想的にはフーコーに近く、もっというとニーチェにおける系譜学みたいなものです。
そういうのどうでもいいから、じゃあ具体的にどういうのがすきなの
おすすめ本などを紹介します。
大田俊寛『現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇』
オカルト入門に最適!
19世紀の神智学を軸に、ポップオカルティズムから日本の新宗教までの系譜をたどる本です。新書なのでコンパクト、しかし近代オカルティズムの流れをざっと理解するのには十分なボリューム。近代オカルティズムにおける神智学は19世紀後半から20世紀にかけて非常に広範な影響をあたえていて、神智学を軸に近代オカルティズムを理解していくのはとても合理的だと言えるでしょう。私googleもこの本がオカルトの入り口のひとつです。
この本をなぜ初心者におすすめしたいのかといえば、神智学の、特に「霊性進化論」を��にオカルトの系譜をたどることで、その影響の広さと興味深さを、話題を散乱させず、しかし末梢的なつまらない記述をスルーして、飽きさせないような形で提示しているからだといえます。
『現代オカルトの根源』は3つの章で成り立っており、第一章では神智学の思想的背景やその影響関係が概観され、その分派としてルドルフ・シュタイナーの人智学、アーリアン学説がユダヤ陰謀論へと発展しナチズムへとつながっていったことが語られます。
第二章は神智学の影響が強い英米のポップオカルティストを紹介する章ですが、アダムスキー型UFOで有名なジョージ・アダムスキー、ポケモンのケーシィの名前の元ネタであるエドガー・ケイシー、マヤ暦と2012年終末論を結びつけたホセ・アグエイアス、レプティリアン陰謀論の創始者であるデーヴィッド・アイクが取り上げられています。これら怪しくも有名で誰しもが一度は目にしたことのあるような人物を取り上げ、それぞれの経歴や思想的影響を見返し、第一章で紹介された神智学協会の影響がどう広がっていったのかを理解することで、神智学を軸に据えたことのアクチュアリティがわかる仕掛けになっています。神智学の基礎的な概念である「霊性進化論」や「根幹人種論」は字面だけではわかりづらく身近に感じないですが、読み進めるうちその内実はポップカルチャーを通してわれわれにとって身近で見慣れた発想であるということがわかってくるはずです。第三章では日本の新宗教がとりあげられ、幸福の科学やオウム真理教のニューエイジを通した影響が概観されています。
吉村正和『心霊の文化史―スピリチュアルな英国近代』
神智学のバックグラウンドの一つでもある心霊主義についての本です。近代化の過程を経て現代的な思想が生まれていく時代の胎動のなかで、相互にダイナミックに影響を与え合い、同時代的な精神運動として社会主義や精神科学、初期のモダニズム絵画、田園都市とかかわりがあったことが語られます。もちろん神智学についても一章を割いて語られています。
森貴史『踊る裸体生活』『ドイツの自然療法』
オカルトというか趣味本なんだけど、森貴史先生の仕事がおもしろくて好き。
『踊る裸体生活』はドイツの健康身体論について、とくに裸体文化運動を主軸にしてナチスへ行き着くまでの文化史を描く本です。裸体の人間が写った図版がたくさん収められているのでお得感があります。「自然愛好」や「菜食主義」、「健康志向」といった、現代においてキラキラした人たちがありがたがっている思想の淵源には裸体文化運動があり、そこにはある種のマッチョイズムやナショナリズムが介在しており、それゆえにナチスの健康志向へと流れ着いた、という話だと思います。油で黒光りしたハンス・ズーレンの裸体やヘルマン・ヘッセの裸体をみることができるので、おすすめです。もちろん神智学もでてきます。
個人的には、アスコーナのモンテ・ヴェリタが20世紀カウンターカルチャーの起源というか、思想的ハブとして機能しているように思われ、その点について気になっています。モンテ・ヴェリタ来訪者がバクーニン、クロポトキン、レーニン、トロツキー、ジェイムズ・ジョイス、D・H・ロレンス、パウル・クレー、マックス・ウェーバーらと錚々たるメンバーですごい。奇跡のコミューンと呼ばれるのも分かるメンバーで、エラノス会議との直接的な影響もあるのが歴史的なおもしろさに満ち溢れていて好きです。
あと、健康志向の文化史だと藤野豊『強制された健康―日本ファシズム下の生命と身体』もおもしろくておすすめ。��ジオ体操考案の中心的人物であったベルリンオリンピック帰りの大谷武一と松本学が「建国体操」をつくったという話はまさしくナチスの健康身体論と体操が日本に輸入された実例でしょう。厚生省が設立されるまでの前史として陸軍と内務省間で確執があったとか、陸軍が主導した「衛生省」の設立はナチスの断種法やレーベンスボルン等の健康政策、優生学政策をモデルとしていたという話なども『踊る裸体生活』を読むと味わい深い歴史的事実だと思います。
吉永進一先生のしごと
失礼ながら最近まで2022年3月31日に吉永進一先生が逝去されたことを知らなかったので知った時はショックだった。researchmapで論文をいくつも公開しているので、おすすめです。
廣田龍平『妖怪の誕生』
私googleは積んでいて読めていません。パラパラとめくった感じ、「妖怪」概念を概念分析を通し、人類学の存在論的展開とか多自然主義みたいなアレを考慮して概念工学的に再構成、基礎づける、みたいなやつっぽいです。これまでの流れからすると毛色が違いますが、最近の仕事としてthe backroomsとかくねくね、「クリーピーパスタ」などのネットロア研究を行っていて、インターネットが好きなみなさんにおすすめです。『非人間的な文字列 譁・ュ怜喧縺代・螟夊・然主義的概念化』と『ノスタルジック・ホラー バックルームとコアの世界』がおすすめです。というかこのふたつしか読んでない。
木澤佐登志のニックランド本とか、ゲイリー・ラックマンの『トランプ時代の魔術とオカルトパワー』とかもいいと思う。
松下哲也『ヘンリーフューズリの画法』
キャラクター表現の成立にはオカルトとの関わりがあるということが分かる本。絵を描くのが好きな人は読むといいと思う。
力尽きました。遅れてすいませんでした。いかがでしたか?
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yuin0te · 1 year
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特に書くことが思いつかないんで、フリーダムに今年の振り返りをしたいと思います!
今年は色々あったね〜、トンガの噴火、ロシアのウクライナ侵攻はまだ続いてるし、参議院選挙と安倍晋三銃撃事件、そしていまだ続く新型コロナウイルス の流行。他にも色々あった気がするけど思い出せないな〜。
個人的には、メインで使っているsnsをgroundpolis.appからえとねるんへ変更したって出来事がありました。groundpolis.appは2019年の出来立てホヤホヤの頃からメインで使ってたから、海老勢るちかさんにはお世話になりました。シュリンピア帝国にもアカウント作ったんだけど、気まぐれでえとねるんに移行しました。groundpolis.appは色々独自機能が追加されていて地味に便利だったな。個人的にはペイント機能が1番嬉しかったんだけど、他のmisskey サーバーに移動するとちょくちょくいろんな機能がなくてやっぱグラポリいいな〜と思うことが多かった。やっぱペイント機能があるのは嬉しいです。マストドンにいた頃もglitch editionにあったペイント機能でらくがきして楽しんでたし、glitch editionが採用されているからってドンファンなんとかっていうサーバーにアカウントを作ったし。これは今年の出来事じゃないと思うんだけど、グラポリペイントで描いた絵を別のサイトに載せたら、海外のアーティストが勝手にSoundCloudとbandcampのプロフィール画像に使った(今も変わってないと思う)ってことがあって、それが思い出に残ってます。プロだったら怒らなきゃいけないシチュエーションなのかも知れないけど、アマチュアの絵描きとしては例え無断転載だとしてもリアクションがあるだけで嬉しいからね。ペイント機能はいいよな~。実はグラポリペイントの機能追加について公式のdiscordサーバーで相談したことがあって結局実装されなかったんだけど、別にリッチな機能を備えている必要はなくてほんとうに気軽に絵が描ける環境があるだけでいいんだと思います。いやまあdrawrくらいのミニマムさとライトさがちょうどいいんだけど。全てのmisskeyサーバーにはペイント機能が付いている必要があると思います。シュリンピア帝国にもペイント機能がつく予定があるらしいとのことで、期待しています。ともかくgroundpolis.appには3年位いたのでるちかさんにはお世話になりました。るちかさん、ありがとうございました。
移行先にえとねるんを選んだ理由はあんまりなくて、グラポリ開発終了の発表が出る前にアカウントを作ってたから、くらいの理由なんだけど、もう割と馴染んでいます。モデレーターになったくらいだし。えとねるんには気軽にモデレーター権限を与える風習みたいなのがあって大量にモデレーターがいるんだけど、特に荒らしがいるわけでもなくのんびりとした治安なのでおもしろいですね。今の規模感だからできることなんだと思います。オープンなのはいいことだと思う一方で荒らしが来たらどうするんだろうとも思うけど、その時はその時でどうにかするんだろうね。
他には何かあったかなー、今年はAIアートの発達が目覚ましかったよね。もういろんなことがあって詳細には覚えてないし書かないけど、画像生成や音楽生成、最近では質問に自然に答えるAIなど色々出てきて。自分は少しAIで遊んだだけなんだけど、一瞬でリッチなイラストがたくさん生成されてすごいと思った。novel diffusionとstable diffusionを触ったんだけど、流れてくるAIアートを見ているとそれぞれのモデルに色というかそれぞれ個性があってなんとなく分かるんだよね。萌え系のモデルも発展めざましく、12月にはwaifu diffusionのv3?がでるとのことで、どういう感じになるのか、割と楽しみにしています。一応権利の問題にも言及しておくと、novel diffusion含め萌え系モデルには学習元のイラストについて権利関係上の問題がある(無断転載サイトであるところのdanbooruを学習に利用してるとか)そうです。もうすでに書いてある通り自分自身のイラストに関して言えば特にライセンスを明記しているわけではないけど自由に使ってもらって構わないと思っているわけで、個人的には寛容というか、言ってしまえば適当なんだけど、心情にかかわらずそこに問題があることも理解できるし、自分の絵がAIの学習に利用されることに対して批判的になる人の気持ちも理解できるので、大変だなと思います。権利問題をクリアしたモデルを構築しようという動きもあるようで、cool japan diffusion(もうちょっと良いネーミングなかったのかなと思うが)をあるふさんという方が構築しているとのことで、応援しています。
あとなにかあったかなー、2022年は2017年以来のfediverseリバイバルというか、ムーブメントだっと思うんですが、2017年のマストドンブームがきっかけでマストドン、misskeyを利用している自分として、ツイッター含めいろいろな場所でfediverseが取り上げられていたので盛り上がりを楽しんでいました。mstdn.jpのLTLが荒れるのも楽しいし、反動で古参がお気持ち表明するのもみてて楽しい。どんなに盛り上がっている場所でもなくなるときはなくなるし、廃れるときは廃れるので、流れに身を任せて楽しむのが一番だと思っています。
今年ウ���ハースさんの主催したウエハースアドベントカレンダーに分散SNSの年表を書いたんですが、その年表にはそういう気持ちを込めました。見てもらえれば分かる通り分散SNS年表という公共的なタイトルがついているわりに中身は分散SNS個人史で、とくにmastodon.cloudのクラウド女学院という2017年マストドンブーム時に生まれたコミュニティを中心に書いています。クラウド女学院が辿ってきた歴史はディアスポラが如く複雑で、マストドンサーバーという場所を巡る歴史であり、ある意味で時代に束縛された、また分散SNSでしかありえないような楽しさを持っている(持っていた)ので、とりあえずの形でも書き残すことができてよかった。
まだまだ書くことは尽きないですが、そろそろここらへんで終わりにしときます。人生たのシンフォニーさん、ありがとうございました~。
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yuin0te · 2 years
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ギザギザハートの子守唄
メモ
なんか最近(といってもここ4、5年くらい)辻田真佐憲や輪島裕介の影響で戦前のSPレコードや歌謡曲の歴史に漠然と興味を持っているのですが、それに関連してちょっと調べたことを備忘録として書いておきます。
NUMBER GIRLとかZAZEN BOYSのギザギザロゴはどこから来たのか
youtubeにあがってるspレコードの動画をみてたらあのギザギザロゴっぽいフォントを発見した!
youtube
“ELECTRICAL PROCESS”、「電気吹込」の文字がすごくぽい感じの字体になっている。いい曲。バートン・クレーンさん、「たまたま宴会で歌っていたところをコロムビア社にスカウトされた」らしい。
「SPレコードレーベルに見る 日蓄-日本コロムビアの歴史」という、 日本伝統音楽研究センターで企画された2010年の日本コロムビア創立100周年の展示から、レコード意匠の変遷をまとめたすごいページを参照しました(とくにここ)。あと78回転レコードのレーベルをまとめたアンティークな個人サイトを参照しました。
この “ELECTRICAL PROCESS”、「電気吹込」の文字は、録音方法がラッパ吹き込みから電気録音への技術的な刷新が行われた昭和初期の、日本コロムビアでいえば日蓄が英コロムビアと1927年5月に資本提携し「電気吹込技術(Viva Tonal式録音)とラミネーテッド(芯入り)レコード(ニュープロセス)製造技術の導入」を行った時期に特徴的なロゴです。昭和6年頃から昭和11年頃のレーベルには「ELECTRICAL PROCESS 電気吹込」、昭和11年以降は「Viva-tonal Recording」へと変更したようです。
遡ると米コロムビアが1920年代中期に出したレコードのレーベルにもあのギザギザの“ELECTRICAL PROCESS”が書いてありました。日本コロムビアのほうのロゴは、米コロムビアのロゴをそのまま使用し、漢字版を新たに載せたようです。https://en.wikipedia.org/wiki/Columbia_Records#/media/File:Columbia1116D.jpg
これ以前のギザギザ字体の由来は分かりませんでした。
ここまでみてきた “ELECTRICAL PROCESS” の字体は見事にギザギザしているし、 “ELECTRICAL PROCESS”という語感なんかすごく向井秀徳っぽい。とくに根拠はないのだが、なんだかすごくnumber girlのあのギザギザロゴと似ているようにみえるし、なにか関係がある気がする。こまかなフォントの違いを見分けられるという、いわゆる「絶対フォント感」を持っているわけではないのだが、無根拠になにか関係しているのではないか?と思った。
NUMBER GIRLとかZAZEN BOYSのギザギザロゴはどこから来たのか。
ありました。 三栖一明はNUMBER GIRLやZAZEN BOYSなどのアートワークを手掛けているデザイナーであり、向井秀徳の盟友でもある。デザインした本人が書くところによると、「 福岡時代に丸善で購入した洋書のフォントブックに載っていた書体「THUNDERBOLT」。これをコピーし、英語綴りに必要なアルファベットを切ってのり付けし、それをまたコピーして文字素材を作った。」という。
しかし、「THUNDERBOLT typefaces」などのワードで検索したのですが、残念ながら詳細はわかりませんでした。
そして実はもうひとつ、ギザギザロゴの由来には説があります。海外のNUMBER GIRLファンコミュニティで古に指摘され、今でも時々ツイッターのファンコミュニティ上でよく言及されている、 David Rakowski氏制作のフリーフォント“Aarcover”です。 David Rakowskiはアメリカの作曲家であり、90年代よりいくつものフリーフォントを制作してもいるとのこと。“Aarcover” は91-92年頃に制作されたらしいのですが、サイトによってズレがあり、謎です。実際いまでも「NUMBER GIRLのあのロゴのフリーフォント」と紹介されるように、たしかにギザギザしています。
Fonts In Useによれば、 Aarcoverの元ネタはstaticというフォントであり、古くは Castcraft’s Encyclopedia of Phototype Styles (1978) に、またSolotype catalog (1992) に収録されているとのこと。起源は不明で、staticの派生にもいくつかあり、その一つがAarcoverであるらしい、のですが、Aarcover以外の派生ロゴはインターネットで見つけることができませんでした。Solotype catalogにはSolopediaというインターネット上で見られるまとめサイトがあり、そこにも実際“ Special Effects and Topical Alphabets”のカテゴリにstaticの記述がありました。 Alias Analysisにいくつかの名前とともにAarcoverも併記されていましたが、結局、staticの起源は不明であり、三栖一明の使用した“THUNDERBOLT ”との関連は分かりませんでした。
結論
よくわかりませんでした・・・!
いかがでしたか?
spレコードのレーベルに書かれた字体はNUMBER GIRLのロゴのギザギザ字体と関連はあるのか気になるところ・・・。
ぜひ識者の方々には研究していただき、謎となっている関係を明らかにしてほしいですね!今後もギザギザロゴから目が離せません!!!
みなさんチャンネル登録、高評価よろしくおねがいします!!!
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yuin0te · 2 years
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ことし聴いた5曲
Your Favorite Music in 2021 Advent Calendar 2021 4日目の記事
チルアウトチャットにアカウントはあるものの全く使ってないんでアレですが、TLに流れてきて、楽しそうなアドベントカレンダーなので参加❗
このアドベントカレンダーでは、あなたが「今年のこの曲が良かった!」と思うものを5つ紹介していただきます。
とあるので、今年リリースで自分が聴いた5曲について書いていきたいと思います。ただ、「今年リリースで自分が聴いた曲ベスト5」ではなく、あくまでここで書きたいと思った5曲であり、挙げた曲のうちに優劣等の���らかの順位づけをする意図するものではありません。
SOPHIE - BIPP (Autechre Mx)
https://www.ele-king.net/news/007986/ 
この曲がリリースされたときはすごく驚いた記憶があります。上リンクを読めばこの曲の存在が奇跡的でかつ必然性あるものだということが分かります。
SOPHIEは2021年1月30日に急逝しました。彼女の死後、数多くの未リリース音源がリークされ、ファンの間では(またいくつかの音源に関しては本人の言によって)リリースされることはないだろうとされていた音源までリークされました。
一ファンとして、未発表音源を聴くことには背徳的な喜びがあります。それは、多くの音源の聴きたいという単純な好奇心、また、リリースという形で発表されていない音源を(作家としては不本意であるはずの)リークという形で聴くことによるある種の優越感によるものです。
死によって断絶された生まれぬ無数の可能性は、死によって引き起こされたリークとはあまりにも不釣り合いです。無数の可能性が形にならなかったこと、そしてこれからも形にならぬことは、未発表音源をいくつ聴いても拭い去ることはできません。つーかいくら言葉にしてもことばにし足らぬ悲しみがあります。
書いてて気づいたけど「今年のこの曲がよかった!」ってテーマで書くことじゃないな。
Yves tumor - Jackie
「グラムロックスター!」って感じでかっこいい!
Dark0 - Wait For Me
「JRPGのサントラ!」みたいな感じでかっこいい!JRPGのことよくわかんないんですけど。
以前からゲームの影響を感じさせる曲(Forever)を発表していたけど、アルバム『Eternity』はその部分が大きく広がってアルバムのコンセプトにまで上がってきた感じ。似た路線としてVirtual Selfがいますが相互に影響を与えてる気がします。ポタロビのnurtureも良かったね。
Lady Gaga, Elton John - Sine From Above (Chester Lockhart, Mood Killer & Lil Texas Remix)
めちゃくちゃだから好きです。lil texasパートのlil texas感。
A. G. Cook - 2021 (umru remix)
2021なので。
まとめ 今年リリースでたくさん聴いた曲たくさんあるけど、こんな感じ。PC Musicが好きなんだよね。arcaの新譜も年末に大量にリリースされててすごいんだけどまだ聴き込んでない。
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yuin0te · 2 years
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2021/11/03
レゲトンが好きだな
という気持ちに最近気づいた。きっかけがなんだったのかは正直覚えてない。けど多分、kamixloとかfuturebrownの好きな曲に共通したリズムが「レゲトン」って呼ばれる音楽ジャンルの特徴で、世界的に流行しているってことを知ったことがきっかけだと思う。
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多分レゲトンのなかでも周辺的な曲なんだろうが、特徴的なリズムはレゲトン。で、ずっとこういう変なレゲトンを探しています。
というわけで、ほかに見つけた変なレゲトンを紹介したいと思います。
言わずとしれたarcaとROSALÍAの「KLK」。この曲が入ってるアルバム『KiCk i』にはBjorkやSOPHIE、Shygirlも参加しているのでおすすめです。
また、arcaとROSALÍAはこの曲を発表したインスタライブで一緒に日常(アニメ)を観ているので、日常ファンには特におすすめしたい曲(とアルバム)です。
youtube
DINAMARCA最近知った。Planet 1999のAwakeもリミックスしてた。
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https://daily.bandcamp.com/scene-report/anime-and-japanese-culture-list
メキシコのアングラシーンとアニメについてのbandcamp dailyの記事。おもしろいね。MACROSS 82-99ってメキシコの人だったんだ。
特にレゲトンに限定した記事ではないが、レゲトンっぽいアーティストも紹介されていてうれしい。
ボカロレ���トン!
ジャケがいい。これと最新のNada que hacerleはレゲトンっぽいけど他の曲はなんかインディーっぽいバンドサウンドの曲でおもしろいと思った。
コンニチワトンタス。"Queer agitator, beauty influencer"とのこと。ツイッターのフォロワー数が20万でびっくりしました。さすがインフルエンサー。
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レゲトンと関係ないけど上の記事のMakoto Kino超かっこいい!
dismiss yourselfのyoutubeチャンネルに上がってそう。
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声優レゲトンもっと知りたいから知ってたらおしえてください。
書くのに飽きてきたのでおわりー。
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yuin0te · 2 years
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2021-10-30
昔聴いてたけど最近あんまり追ってないアーティストが今何やってるか調べたい
Nikakoi
erast名義のcyberpunkってアルバムが好きで結構聴いてた。
「KITCHEN SONATINE​/​HAPPY MEAL」とかの、打ち込みであることがあからさまなんだけどちょっとリッチなストリングスとか、硬質で冷たいのにメロディアスなシンセが......好きです。
Nikakoiは最近何やってるの?調べてみました!
bandcamp  ここ1、2年で未発表音源(?)を公開したりしてた。
youtube
ジャケがおもしろい。Frecklesはボーナストラックでbandicampの方では聴けないですがyoutubeでは聴けるようです。いいですね!
ジャケがおもしろい。「ニカ恋」とのことですが、エレクトロニカを「ニカ」と略して愛でていた一部の人々にはささる表現だと思いました。
新曲はないようですが音沙汰がないよりかはよっぽどましですね。
いかがでしたか?
Gatekeeper
youtube
Exoの最後の曲「Encarta」とEP「Young Chronos」の、epicな感じが......好きです。
epicな感じ、といってもそこをそれだけで好いているわけではなく、たとえばvaporwaveが80年代のポップミュージックやエレベーターミュージックをトレースするように、多くの人びとが無意識のうちに消費し、意識せず忘れられていくような音楽の様式を批評的目線を持ってあえて掬い上げるのと同様の手つきで、gatekeeperはハリウッド製アクション映画のトレーラーで流れるようなEPICでAWESOMEなシンフォニック交響曲をトレースしたわけで、つまり、epicな感じをあえて選んだその趣に、ある部分では好感情を抱いているわけです。わかった?
なんども驚いているような気がするけど、Young ChronosってLorenzo Senni主催のPresto!? Recordsから出てるんですね。
このYoung ChronosはPirate Bayでtorrentとしてフリーリリースしたそうで、この話が好きでいつかパクってやろうとずっと思っています。
あとfatima al quadiriのvatican vibesのMVやってるtabor robakがexoのジャケやってるんですね。
Gatekeeperは最近何やってるの?調べてみました!
GatekeeperはAaron David RossとMatthew Arkellの二人組。
二人でLEGENDARIUMって新しいレーベル作ってました。https://legendarium.nyc
今年5月に立ち上げっぽい。精力的!
片割れのAaron David Rossのほうが精力的に活動してるっぽくて、立ち上げたLEGENDARIUMからADR名義でFilter Failureってアルバムを出してた。オーディオと映像がセットの作品で、シンガーソングライターとしての部分と3Dアニメーション作家としての部分を表現してるとのこと。素敵!
ただADR個人のサイトのインフォに乗ってるLEGENDARIUMのyoutubeチャンネルには動画がアップされてなくて、それとは別に動画をアップしているyoutubeチャンネルがありすこし混乱しました。使ってないほう消せ!
youtube
カメオで出演してる人たちが結構豪華で、おもしろCGながらさらっとダニエルロパティンさんが本を読んでいました。Laurel HaloやHolly Herndonなんかの姿も!
聴いた感じいい感じのアルバムですね。いい!
あと、PANのコンピ、mono no awareにも参加してるじゃん。気付かなかったわ。
いかがでしたか?
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yuin0te · 2 years
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2021-10-29
音楽メモ
youtubeのおすすめにでてきておもしろかった一連のアーティストについてのメモ
スペイン語圏の、ポストパンクっぽい感じで、なんか90年代レイヴっぽい表象を使ってるアーティスト群がいろいろでてきた
VVV [Trippin'you]
youtube
レイブっぽい感じ。この曲は曲にせよMVにせよ「90年代」を明示的に表現してる感じがいいとおもった。
youtube
Depresión Sonora
youtube
wikipediaに記事もなくdiscogsにもあんまり情報がないわりにyoutubeの再生数がおおい謎のアーティスト。チープな音像のチャカポコした808っぽいパターンと、浮遊感のあるシンセとギターのリフ、そして抑揚のない陰鬱としたスペイン語?ボーカルが特徴的。
スペイン語圏、とくにラテンアメリカ方面でバイラルヒットしたらしいがよくわかんない。
公式のyoutubeチャンネルより自動生成のトピックチャンネルのほうが登録者がおおくておもしろい。この現象は最近では一般的なんだろうか。
ロシアのポストパンク(リバイバル?)シーンに影響をうけたらしい。ロシアのポストパンクシーンってしらんけどRussian Doomer Music playlistに入ってるアーティストがそうなんだろうな。https://www.youtube.com/watch?v=2WPIPlG_CvM
あとバイラルヒット以前にlofi hiphop type beatっぽい動画をいくつかアップしていて気になる。https://www.youtube.com/watch?v=yzfhDA68sI8
ミームが作られるくらいには有名っぽい。https://twitter.com/astrosynth/status/1450914170707324930
Margarita Quebrada
youtube
youtube
Ghouljaboy
videodromeってアルバムだしてたりinstagramのbioが’a cronenberg bad dream’だったりでクローネンバーグのファンっぽい。
https://youtu.be/BVKf7a7mVcA
文字通りliminal spacesをネタにしてる
https://youtu.be/B63Z6GKrtC8
https://www.youtube.com/watch?v=6jMmnnxE7-E
この曲はポストパンクというよりインディーっぽい
微妙に雑な感じが魅力的なのかもしれない
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yuin0te · 3 years
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3月振り返り
に触発されて3月を振り返りたくなったのでする
といっても、3月にあったなにがしかを特別語りたいというわけではなく、“月の振り返り”を記事にしたいと思っただけなので、SNSの投稿を見返しながら脈絡なく雑に振り返る形式になる点ご理解いただきたい あと3月まだ終わってないのに振り返るのもご理解
3/2
 ・p6ch管理人にフォローされたので6ch覗いた
 ・パイパーポップについて考えてた
3/6
 ・netflixでダンまちみてたらしい
3/8
 ・https://youtu.be/EiHzWWvksDw センチメンタルグラフティのオープニングをみてヴォーギングについて考えたらしい
 ・おれがgroundpolis paintで描いた絵をアイコンにしてる人をsoundcloudで発見した!https://soundcloud.com/crayon-moon こういうの素朴にうれしい。curiosity shopやitemlabel周辺のなんか作ってる人たちを俺が勝手に「オブスキュアキャラクターアート界隈」って名付けたのもこの日らしい
・https://youtu.be/MIh4V8blzug kamixloやamnesia scannerがpc musicのオンラインイベントに参加してていいなーっておもってたらkamixloがnamasendaのremix!hyperpopがバズってdeconstructed clubはほぼ死語と化した感もあるが俺は忘れないよ
3/9
・https://youtu.be/0Uhh62MUEic one last kissに共同プロデュースでa. g. cookが参加
・ipadのサファリで開いてたタブが全部消えたらしい
3/12
・onionshareで自作イラスト載せたサイトを公開してダークウェブに怒鳴り込みをかけたが誰もアクセスしてこなかったらしい
3/19
・ヤマスス4期
・メール4000通消した
・バーコードのwiki読んでメディアや情報に思いを馳せたらしい
・(ほぼ)初めて読んだエロ漫画ってことでへっぽこくんの「ムクナテンシタチ」、(ほぼ)はじめてみたイラストサイトでkson.jpを思い出してた ロリコンだ
3/20
・好きなアルバム並べるやつやってたらしい
Tumblr media
3/21
・mindsに登録した
3/22
・トリコロの設定資料集買った
めんどくさくなったのでおわり 記憶ないのでほぼ他人ごと
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yuin0te · 4 years
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都会コンプレックスが爆発してる
文化エリートにたいするコンプレックスが爆発しております今
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yuin0te · 4 years
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最近やったこと
福ネオンが届いた
 2月にAmazonで注文して、新型コロナウイルスの影響なのか4ヶ月音沙汰のなかった「福」の字ネオンが届いていた。先月、予定配送日から3ヶ月開いていたのでAmazonに問い合わせたところ、当初の配送日から相当期間が過ぎているので返金処理をすると伝えられていた。返金したのに届いたわけで、ラッキー🤞と思いながら包装を解くと、管のつなぎ目が破れている。コンセントに繋いでも点かない。中国から4ヶ月かけて無料のゴミがとどいたということになる。私は泣きました。
本をいく���か買った。
 いろいろと買った。私生活が辛くなるとスケールのデカいなにがしかに触れたくなる。分析的形而上学の本を4冊買った。あと、MASSAGE っていう雑誌を買った。前々から欲しかったインターネットの本だったのでじっくり読みました。
移住
 misskey.ioからgroundpolisへ移住した。なんか流行ってるサーバーから距離をおきたいんだよね。お絵かき機能があるのが最高。
音楽
 今月はamnesia scannerとarcaの新譜がリリースされるんで楽しみです。私はとてもワクワクしている。
virtual
vroidいじってた。飽きた。vrchatちょっとやった。アバターをアップロードするまでいろいろあったが親切な人が色々教えてくれた。目の前でかわいいキャラクターがかわいい動きをして俺に話しかけたりヨシヨシしてくれたりすると自己肯定感がめちゃくちゃ充足するのだが、であるからこそ脳が危機感を煽り立てて「でもvrチャットってちょっとリッチなボイスチャットだよな」みたいな悪口を生成してくるのが俺の限界だと思った。
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yuin0te · 4 years
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2020年3月18日
寝てたら一日が終わった。
このまえシーリングライトを変えた。https://www.instagram.com/stories/highlights/17857748842815098/
https://www.youtube.com/watch?v=VGMaHvKaNNE
片づけるのもめんどくせえよ
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yuin0te · 4 years
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2020年3月15日
listography.com/6169228803 
listographyで今まで登録したSNSやらなんやらをまとめた。多いような少ないような。終了したインスタンスもおおいし登録したまま忘れたインスタンスもあると思うのでそういうのも入れたらもっとたくさんになる。
ものを作りたい気がしている。youtubeでオリカを作る動画をみてからいいなーと思ってる。ものが。同人誌とか?なんか、イラスト集的な......。
sega bodegaのsalvadorを聴いた。masochismがかっこいい。
あとthe weekndのこれがかっこよくて400回くらい観てる。
あとvirtual selfの これ注文した。
おわり
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yuin0te · 4 years
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2020/01/23
noteです。毎日やる必要ないなって思った。ただまあ気負いすぎてるんでもっと軽い気持ちでやりたいものだよね。
最近聴いてる音楽の話です。
聴いてます。
pretty cvntは元ネタの「どう考えても私は悪くない」がもともとすきだったし、ムンベリミックスされたらもう嫌いになる要素が何一つ存在しない。I Love It When You Sufferも実質OPNのmemory vagueのトラップ&ブレイクコアリミックスだし。apple music未収録のDoin’it rightリミックスも元ネタがすきなんで好きです。NTR endingもどっかで聴いたことあるな……
“バブルガム・ ノイズポップ・デュオ”らしいです。ポップさが等身大な感覚からきてる感じが好きです。Devi April McCallionのソロGirls Ritualsもいいですね。あとジャケがかわいい。
書いてたら半分くらい消えました。ここから書き直しです。
kelelaも聴いてた。https://m.youtube.com/watch?v=c2aq7fbvKqY
youtube
kelelaはもともとLMKが大好き。たびたび書いてる通りです。take me apartばっかり聴いてたんでhallucinogen��cut 4 me聴き直したらプロデューサー陣が今でいうdeconstructed club関連者ばっかりでそういう文脈だったなとか思ったり。大好きとかいってLMKのプロデューサーをarcaと思いこんでた話もありますが、まあjam city好きだしいいやって思った。
あと今日はjames ferraroのNYC, Hell 3:00 AMを聴いてました。https://m.youtube.com/watch?v=ehI5Aw6ORUw
youtube
これかっこよくてすき。
まあいいや、終わりね。
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yuin0te · 4 years
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2020/01/18
エッセイっぽい文章を書こうと思ったけど、無理でした。正直書けると思ってた。事実を面白おかしく捻じ曲げて皮肉っぽく毒づいて悪意を充満させながら結局自分の哀れさに目がいくように構成すればいいんでしょ?って思ってた。完璧とは言わないまでもそれなりにできると思ってた。できないなりになんとかすると思ってた。
というわけで、無理でした。
いまはブレインダンスを踊っています。
金属音はとても美しいです。
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yuin0te · 4 years
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2020/01/17
書くことがねえ
今日のBGM : https://youtu.be/G_z1tqeaAu0
youtube
毎日日記が書けるほど密度のある生活送ってねえよ。そもそも生活から得られたネタでnoteを書きたくない。インターネットに生活はいらない。
ところで、好きなブログの話をしようかな。
メンヘラ神のブログが好きなんです。「メンヘラ神」なんて名前を出すとメンヘラ芸がどうだとかメンヘラのコンテンツ化がどうだとかへんな話を期待されちゃいそうですけど、そんな話はしない。あの人にはすごい文才があって、その才能に惹かれているというだけの話なんですけど。じゃあ具体的にどういうところが好きなんだろうと考えはじめると難しいんですが、言い回しの巧妙さとか描写の切り取り方とかじゃないですかね。読み返してたら書くのに飽きました。次。
伊藤計劃のブログもすき。単純に知識量がすごい。映画に対するスタンスと映画評論の切り口にはとんでもなく影響を受けました。時々言及する 「ボンクラ」はこの人からの受け売りです。あと、単に記事の面白さだけじゃなくて、ガンの進行に対しての考えの変遷、それをブログとしてどう表現したか、というドキュメント的な価値があるので一読をお勧めします。
ここまで書いてきて思ったんですが、もしかしたら俺は死んだ天才が好きなだけかもしれない。imoutoidも今敏もすきだし。結局自分自身の軽薄さを開陳しただけで終わってしまった。
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yuin0te · 4 years
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2020/01/16
いろいろ書いてたんだけど衝動に身を任せたほうが書ける気がしてすべてを放棄して素のまま書きます。
今日のBGM:https://soundcloud.com/y4ndere/bittersweet
≪死≫
個人的な思いとしては、生きているものは何もしなくても死ぬし、死をネタにした露悪っぽい表現にどうしてもシンパシーをいだけない。個人的な所感ですけど。
たしかに、死は周到に隠されたり数字に還元されたり無いことにされたりしてますけど、ただ隠されているというだけでそれを暴き立てたところで暴き立てずともいつもすぐそばに存在するわけだし。露悪的表現が意義をもつのはそこに表現者の切実さがあるときだけじゃん。
変な話になっちゃった
≪文化≫
100 gecsを知ったのはumruがtwitterで猛プッシュしてたからですけど、当時はpc musicに連なる実験的なEDM(?)として面白いなあと思ってました。
が、今はemo rap的な側面に興味をもってます。emo rap?ユースカルチャーとしてのemo、emo-rap、health gothとか。
gothやmetalのナードカルチャーとしての側面はカウンターカルチャーっぽくてエモいよね。妄想の中でスクールカースト上位に仕返ししてるような感じで。OPNのgarden of deleteもそういうボンクラな文脈がある気がして好きです。ナードのためのユースカルチャーが持っている暴力性を改めて自覚して、でもあれが好きだし救われてたんだよなあと反省してる感じ。
OPNといえばeccojams作った経緯をインタビューで語ってたのを思い出したけど、eccojamsもそういう文脈でいって「自傷的な救い」っぽい。オルトライトをみてると、自傷で遠回しに癒しを求めていた表現がいつのまにやら攻撃性を増し、矛先が変わり、結果的に自分どころか社会や嫌いなアイツに向かっているような印象をどうしてもうける。
オルトライトとvaporwaveを結びつける某ネット記事が出たときvaporwave界隈が反発してましたけど(ヒラリー応援vaporwaveを紹介してて面白かった)、正直個人的には理解できるところがあります。
カウンターカルチャーが世代を経て人死にや社会問題に発展したのは歴史的事実なので、自分が好きなものが持つ悪い部分を直視する必要がありますね。嘘です。
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yuin0te · 4 years
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2020/01/15
ブログ、やめがち。
ブログとは主に飽きて投げ出すものだと思っています。毎日書いてる人って超人?日課にすればいいんだろうけど、言うのは簡単って話の最たるものという感じで。はじめる前からやめることについて語るの、何?
前提とする読者をアホか門外漢に設定すると、無限に予備知識を解説して分かりやすくする必要があるので、「突き放してわかる人にだけわかればいい」の精神で書いていくことにしたい。
《文書の構成》
テクノとか好きなタイプの人間なので構成美にシンパシーを抱いているんですが、自分がそれを遂行できるかといえば無理なのでしません。つまり、構成を無視して思いついた文書を書き連ねたり、途中で飽きてやめたり、必然性のない話題が飛びだしたりすると思います。許してください。
そもそもこんなところに完成度を期待してないだろ。完璧主義者が何も生み出せずに終わるのはありがちですよね?俺もそうです。?snsでは主に投稿に追記や訂正などをして暮らしています。人と会ったら別れた後に必ず反省会をします。プライドが高くて人によく見られたいからです。よろしくお願いします。???
で、文書を書くことにコンプレックスがある。
今まで長文なんて書いたことないし。視覚偏重タイプの人間ってのもある。音楽も、周りのビジュアルがいいとよく聴こえちゃうし。脳みそがポンコツで、タイプしている間になにを書こうとしていたのか忘れてしまうことが多々ある。前頭葉が未発達なんですね。短文SNSに適応してしまって短いトピックを接続詞なしに連ねていく書き方が身に染み付いてしまったのかもしれない。身に染み付くもなにも最初からできないだろ。はい。
文章が書けたらかっこいいよね。かっこいい文書が書きたいものです。はやくかっこいい文書が書けるようになりたいです。文書にもいろんな種類があって、たいへんです。かわいい文書とか、奇妙な文書とか。かわいくて奇妙でかっこいい文書が書きたい。
《ポッドキャストが聴きたい》
オタクのポッドキャストが聴きたい。
なぜポッドキャストなのか。作業中垂れ流せるからなんですけど。ポッドキャストの話何度もしてますけど、やっぱり聴きたいですね。というか、オタクは自分語りをしてほしい。自分語り。別に半生を語る必要はなくて、日々なにを考えてるかとか、思想とか、信念とか、反省とか、そういうのが聴きたい。でもこういうこと書いてるとこっちが先にやらないといけなくなりそうでやだな。
《わかりやすいものが嫌い》
ツイッターで、特に内容もないくせに文書をいじくりまわして面白おかしくしたり、話題の何がしかについて検索すればすぐ出てくるものの画像をわざわざ添付して分かりやすくしたりしてる人が嫌い。バズを狙ってる人が嫌いなのかな。そうかも。結局選民思想的というかスノッブ的なところがあるだけなのかもしれません。教養主義的で、権威主義的です。よろしくお願いします。
インターネットでかっこよくて変なことをしているあんまり有名じゃない人とかものを発見するのが好き。これは結構わかってくれる人いると思います。hidden gemってやつ。で、発見したものがいつのまにか有名になってるとうれしい。いや、そんな簡単な話でもないのだが。サブカル趣味といえばそれまでだろうけども。感性が自分と近く、かつ名が売れておらず、持続してものを作り続けており、リスペクトができて、変で、愛すべきインターネット存在が、だいすきです。もしかして趣味悪いですか?
《逆張りをしてしまう》
何でもかんでも逆張りをしてしまうのをやめたい。みんなが好きだって言ってるものを、自分が好きでも、みんなが好きだって言ってるだけで距離を置きたくなるのをやめたい。この「みんな」っていうところが厄介で、絶対的な大きさの基準があるわけでなく自分が「みんな」と思ったものすべてをそのようにしてしまう。それはとても恣意的で一貫性のない基準なので、ダサくてよろしくないなと思います。っていうか逆張りしたって何にもならないし。
こういうこと書くと結局やらなかった時ダサくてヤなんだけど、ゆくゆくは絵の話とか音楽の話をしたいですね。好きなものの話をしたいです。好きなものの話を通して自分語りをしたいです。
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