Text
19/05/13
ぐだぐだの土曜日を過ごして、日曜日は夏の旅行の予定を決めにお出かけ。旅行先は人生2度目の北海道に相成りました。楽しみだ。建築とか町の歴史とか色々勉強して行きたい。
寺田寅彦『柿の種』
*漫筆 思いつくままに、とりとめなく書いた文。 随筆。漫録。
*書信 手紙でのたより。手紙。
*根津権現 江戸の根津(現東京都文京区)で神仏習合の様式で祀られたスサノオ。
*旗亭(きてい) 料理屋。酒場。また旅館。 中国で酒旗と呼ぶ旗を立て目印にしたことから。
*逢着 でくわすこと。行き当たること。
*教導団→陸軍教導団。 明治4年(1871)から明治32年(1899)まで置かれた陸軍のおいて下士官を養成した組織。 明治2年(1870)に大阪兵学寮(のちの陸軍士官学校)内に置かれた教導隊が前身で、翌年、教導団に改称し、東京に移設した。
*サブライム→sublime 気高く
*古河男爵夫人→古河不二子 古河財閥3代目古河虎之助の夫人。 西郷従道の娘。
*揚言 声を大にして言うこと。 公然と言いふらすこと。またその言葉。
*瀰漫(びまん) 一面に広がり満ちること。はびこること。
0 notes
Text
19/05/10
間が空いてしまいました。 もう少し自由な使い方をしたいな、と思いながら色々考えてるうちに時間が過ぎて、寝落ちしてしまう日々です。twitterで十分に活動し得てるけど、なんとなく別のところで文章を打ち込みたいような気持ちがあることもあり。難しいですね。
GWは高知に行ってきたんですよ。2泊3日。高知城に桂浜の定番スポットに、室戸のほうまで。北川村のモネの庭に行きたかったこともあって計画したコースでしたが、思いがけず中岡慎太郎の生家にも足を運べてなんだか嬉しかったです。 龍河洞という鍾乳洞も行けて、きゃいきゃいしてきました。好きなんです、鍾乳洞。これで秋芳洞、龍泉洞と三大鍾乳洞はビンゴです。 今回は寺田寅彦の記念館にも足を運べて、おかげで今は漱石の周りが個人的に熱いです。寅彦は『柿の種』が好きなんですけど、他の随筆も俄然気になってきました。がんがん読みたい。
今日は“落穂拾い”お休みです。
0 notes
Text
19/04/22
昨日、一日かけて部屋の掃除をしました。 寒がりなので年末に大掃除をするのがどうにも性に合わず、2、3年前から新緑の頃にするようにしてますが、なかなか気持ちの切り替えに調度よくて、気候も良いし、おすすめです。まだ細々した作業が残ってるので、GW中までに片付けたいです。 星座/有島武郎 *天狗巣 植物病害の一種。 高い木の上に巣のような形ができる。 *枕紙 寝るとき枕元に置く紙。 木枕の上の小枕を覆って汚れを防ぐ紙。 *恵庭の奇峰→恵庭岳 支笏洞爺国立公園にある第四紀火山。 標高1320m。アイヌ語で「エエンイワ(頭が・尖っている・山)」に由来。 *トウヰンビー館→トインビー館→隣歩館 貧困・教育・差別・環境問題などにより、世間一般に比較して劣悪な問題を抱えるとされる地域において、その対策を構ずることの出来る専門知識を持つものが常駐し、適切な援助を行う社会福祉施設。セルツメント。 日本では明治30年(1890)、神田区三崎町に片山潜が設立したキンズスレー館が最初だと言われている。 *名詮自性(めいせんじしょう) 名がそのものの性質を表していること。 *遊弋(ゆうよく) 艦船が水上をあちこち動き回って敵に備えること。また動き回ること。 *天長節 現在の天皇の誕生日にあたる日。 *中央寺 札幌市中央区にある曹洞宗の寺院。 明治7年創年。 *狸小路→狸小路商店街 札幌市中央区にある商店街。 明治2年(1869)、開拓使設置に伴い、明治4年(1871)に本庁舎が移転すると町屋や飲食店が並び始めたのが起源。 当初は公娼の薄野に対して私娼の歓楽街として賑わいを見せたが次第に物品販売業者が増え、商店街の色合いが増していった。 *盛切(もりきり) 皿や丼に盛っただけで、お代わりのないこと。 *勧業 農工商などの産業が盛んになるように奨励すること。
0 notes
Text
19/04/18
葉桜を見ていたら、もう春も終わりだなぁ、という気持ちがふと過った。 4月~5月が春ということになっているけれど、梅が��ころび、沈丁花が匂い、桜が咲く2月から4月までと、新緑の鮮やさや、藤や菖蒲の絢爛な様子はどこか違った雰囲気をまとっている。 旧暦の春は一月から三月、現在だと2月あたりからともすると5月半ばくらいまでずれることもあるらしいけど、花の季節の感覚は昔の方が通じるものを感じる。 星座/宣言 *気稟(きひん) 生まれつき持っている気質のこと。 *蒼古(そうこ) 古色を帯びて、さびた趣があること。 *ガンベッタ →レオン・ガンベッタのことか。 1838~1882、フランスの政治家。 ナポレオン3世のクーデターを攻撃し、共和主義者として活躍した。 日本では中江兆民が「東洋のルソー」と呼ばれるのに対し、馬場辰猪は「東洋のガンベッタ」と呼ばれるなど、同時代には知られた存在だった。 *淙々(そうそう) 水が流れる音の形容。さらさら。 *吐月峰(とげっぽう) タバコ盆の灰吹き。 *羸弱(るいじゃく) 体が著しく弱いこと。 *シルラス雲→シーラス雲。 巻雲のこと。シーラスは学名でラテン語で縮れ毛・巻き毛の意味。 白く縮れ毛のような、筋のような薄い雲。最も高いところにできる雲で、太陽光を遮ることのないほど薄い。
0 notes
Text
19/04/17
春の物憂い空気にたゆたって、ただひたすらに本を読んでいたい。そんな日々を過ごしながら、22時ころに必ず訪れる眠気と戦っています。 星座/有島武郎 *腰高窓 窓の下端の高さが人の腰の高さ程度の窓。 *ひきあけ→引き明け 夜の明けるとき。明け方。夜明け。 *没義道 人の直にはずれて酷いこと。 非道なこと。そのさま。 *槓扞(こうかん) 梃子(てこ)。レバー。 *暗窖(あんこう) 暗い洞窟 *演武場 札幌市時計台。 正式名は「旧札幌農学校演武場」 明治11年(1878)10月16日、演武場として建設。明治14年(1881)8月11日、鐘楼に時計が設計され運転が開始された。 *燔牲(はんせい) 「燔」は焼く、あぶる、ひもろぎ(祭りに供えるためにあぶる肉)のこと。 「牲」は(いけにえ) *クロモゾーム→クロモゾーム 染色体 *エルム ニレ属の樹木の総称。 ハルニレの通称。 *内訌 内輪揉め。内紛。 *白官舎(しろかんしゃ) 開拓使の官舎として建てられるも順次払い下げ。外観のみは洋館。 白ペンキが塗られていたことからか、白官舎と呼ばれた。
0 notes
Text
19/04/16
お休みの日って普段と時間の過ごし方が違うからついつい更新せずに自分の時間に打ち込んでいました。平日更新を心がけます。 本日は『濹東綺譚』落ち穂拾いのラストです。
濹東綺譚(七)
*猫板 長火鉢の端の引き出し部分にのせる板。 名前は猫がよくそこにうずくまることに由来。
*ハス 夫。良人。 ハズ(ス)バンドの略(?)
*掛りまけ→掛かり負け 利益より出費が多いこと。
*自前 ここでは、独立して営業する芸妓。
濹東綺譚(八)
*不意気 粋でないこと。野暮なこと。 またそのさま。
*朦朧円タク あいまい宿に客を誘う等の不正行為を事とする市内一円均一のタクシー。
*素見ぞめき→素見騒ぎ 遊里をひやかしてうろつくこと。 また、その人。
濹東綺譚(九)
*曝書(ばくしょ) 蔵書を取り出して、広げて風に当てること。書物の虫干し。
*箕帚(きそう) ちりとり、ほうき。掃除する。 また妻妾として仕える。
*筆誅 罪悪・過失などを書き立てて責めること。
濹東綺譚(十)
*楓葉荻花秋は瑟々たり 白居易『琵琶行』の一節。 瑟々は風が寂しく吹くさま。
*這般(しゃはん) これら。この辺り。 「這」は俗語で、「此」の意。
0 notes
Text
19/04/11
明日から三連休でそわついています。 何気なしに有休取ったけど、行きたい美術展がちょうど始まったばかりなのでナイスタイミングと自分で自分を褒めています。楽しみ。
濹東綺譚(六)
*北里 ここでは吉原遊廓の異称。
*櫛比(しっぴ) 櫛の歯のように、殆ど隙間なく並んでいること。
*楊弓場(ようきゅうば) 神社の境内や盛り場などで料金を取って楊弓で遊ばせた店。矢場。
*伝法院 浅草寺の本坊。
*江川玉乗り 明治初期から関東大震災まで浅草六区で興行していた江川作蔵一座の玉乗りの曲芸。
*都市復興祭 昭和5年(1930)3月、関東大震災の復興事業を国内外に報告し、復興を宿したイベント。
*輻湊 方々から集まって来ること。 寄り集まって込み合うこと。
*蘭蝶を語る鶴賀なにがし~ 蘭蝶は新内節の曲名で、正しくは『若木仇名草』 1世鶴賀若狭掾の作詞・作曲。 安永1年(1772)ごろの作とされ、内容は蘭蝶、妻お宮、遊女此糸の三角関係をうたったもの。
*唖々君 井上唖々子、精一。 荷風と同級生。一高。のち胸を病み廃学。 随筆・小説などを書き、新聞社員となる。 大正12年7月死去。
*狎昵(こうじつ) なれ親しむこと。 馴れ馴れしくすること。
*柳橋 東京都台東区の町名。 1丁名は浅草旅籠町などが中心に江戸前の料亭が軒を連ね、柳橋芸者で知られた。
*竹屋の渡 言問橋の場所にあった渡船場。
*枕橋の渡→山の宿の渡し 現在の東武鉄道隅田川橋梁付近にあった渡し。 浅草寺の参拝客などに賑わう。
*向島 ここでは花街。 明治時代に料理屋が置かれたのが起源。 最盛期には待合、料理屋が100~200軒、芸妓100名以上が存在し、洋装のダンス芸妓が人気を集めた。
0 notes
Text
19/04/10
実は今月は“ひとり近現代文学フェア”と称して図書館で色々と借りてきています。『濹東綺譚』はそのうちの一冊。今は読み終わって有島武郎の『星座』の途中です。金曜日までに、と思いながら言葉が難しくてなかなか苦戦しています。
永井荷風/濹東綺譚(四)
*吾妻橋 隅田川に架かる橋。 創架は安永3年(1774)で、江戸時代に隅田川に架橋された5つのうち最後の橋。 大正12年(1923)、関東大震災によって木製だった橋板が焼け落ち、昭和6年(1931)現在の橋に架け替えられた。
*駒形橋 昭和2年(1927)竣工の隅田川にかかる橋。 関東大震災後の復興計画により初めて架橋された。
*ボイル 細くて強い撚りの糸で平織りにした粗い薄地の布。
永井荷風/濹東綺譚(五)
*神代帚葉翁→神代種亮 諸種の編集に従い、校正の神様といわれた。
*寒駅(かんえき) 人気のない寒々とした宿駅、停車場。
*トスカ プッチーニのオペラの主人公。 画家のカヴァラドッシを助けるために警視総監のスカルピアを殺すが、カヴァラドッシは処刑され、彼の後を追って自殺した。
*三千歳 二代目松林白園創作による講談の登場人物。御家人くずれの小悪党・片岡直次郎の馴染みの娼妓。
*操觚(そうこ)の士 文章を書くことを生活の手段にしている人。 著述家。新聞記者。 「觚」は文字を書いた木札のことで、それを操る人という意味。出典は『文選』陸機「文賦」
0 notes
Text
19/04/09
花に嵐のたとえもあるさ、といったような風が桜花を散らしているのを見て、「さよならだけが人生だ」という言葉がよぎる日でした。桜はどちらかと言えば、満開のころより散り染めの頃が好きではあるけれど、出会いというより別れに似合いの花だと思うので、見ていて少し切ない心持ちになりました。
永井荷風/濹東綺譚(二)
*七ツ下りの雨 朝の雨はすぐ晴れるが、夕方4時(7ツ)すぎに降り出した雨はなかなか止まない。 →四十男の浮気と七ツ下りの雨は止まぬ 中年になってから放蕩の味をおぼえた者はやめる時がなく続く
*陋巷(ろうこう) 狭く汚い路地。貧しくむさくるしい裏町。
*本所 東京都墨田区の町名。 旧東京市本所区の範囲を指す地域名。 江戸・東京の下町の構成地域。
*洲崎遊郭 洲崎(江東区東陽)にあった遊郭。 明治20年(1887)までに富坂(文京区)に東京帝国大学校舎が新築される計画が立ち、近くにあった根津遊郭の移転が決定。吉原に受け入れの余裕がないため、明治19年(1886)6月に洲崎弁天の東側の湿地を整備して洲崎に移転した。 大正末期には300件前後の遊郭が犇めき、吉原と双璧をなした。
*寺島玉の井→玉の井 戦前から昭和33年(1958)まで向島区寺島町に存在した私娼街。 ※本作の舞台。
*耳門(くぐりもん)→くぐり戸 正門の横に設ける脇戸や扉など大きな建具の一部に組み込んだ、潜って通る小さな戸
*物気 目に立つようなようす。何かの気配。
永井荷風/濹東綺譚(三)
*大阪格子 横桟を太く荒くして、その間に横長の小格子をはめた戸。外から見えにくく中からは隙間から外を見ることが出来るため商家で使われた。
*住替(すみかえ) ここでは奉公人・芸者などが主家をかえること。鞍替え。
*バット→ゴールデンバット 日本たばこ産業から発売されている紙巻きたばこ銘柄の1つ。ソフトパック。 バットの通称で親しまれている。 明治39年(1906年)、大蔵省専売局(のち日本専売公社)が発売した、現役最古の銘柄。 芥川龍之介、太宰治、中原中也などが愛好した。太平洋戦争前後は適性語とされ「金鵄(きんし)」に変更された。
*おぶ代 短時間その私娼を相手に茶をすすり、戯れの言葉の代わりに若干の茶代を与える。
*剰語 無駄で余計な言葉。
0 notes
Text
19/04/08
なんだか言葉に対する感覚がとても鈍いと感じ、知らない言葉や曖昧に使っている言葉、なんとなく理解している言葉を一つ一つ調べていくことにしました。私による私のための注釈付けのような、言葉の落穂拾いです。日記的なものも付随しながら、ちょっとずつ世界を豊かに楽しんでいきたいです。
永井荷風/濹東綺譚(一)
*濹東 東京都墨田区。隅田川中流域の東岸地域。
*活動写真 明治・大正期の映画の呼称。 motion pictureの直訳。 元来は幻灯機を指した。 映画の名称が一般的になるのは大正後期。
*錦輝館(きんきかん) かつて神田区錦町(現千代田区錦絵)に存在した多目的会場。 明治30年(1897)には東京で初めて映画上映をした。 明治24年(1891)10月9日開業 大正7年(1918)8月19日焼失
*話柄(わがら) 話の種。話題。談柄。
*梗概 小説・戯曲などの大要を短くまとめたもの。 あらすじ。あらまし。
*浅草公園→浅草公園六区 東京都台東区浅草にあった歓楽街。 明治6年(1873)、浅草寺周辺は政府によって公収され、浅草公園が作られる。 明治16年(1883)、浅草寺西側の日除地の一部を��池とし、掘り出した土で池畔を築地して街区を造成。翌17年(1884)、東京都によって区画され、浅草公園地第六区となった。 演劇場、活動写真常設館などができ、隆盛を極め、明治23年(1890)年には凌雲閣ができて、有数の観光名所となった。
*言問橋(ことといばし) 隅田川にかかる橋。 隅田川六橋の1つ。 (※他、永代橋、清洲橋、蔵前橋、駒形橋、相生橋) 大正12年(1923)、関東大震災後の復興事業として復興局によって建設。両国橋、天満橋(大阪)とともに三大ゲルバー橋とされる。
*ぽん引き、源氏 あいまい宿と連絡して客を連れ込む隠密客引き。
*山谷堀(さんやぼり) かつて東京にあった水路。 新吉原遊廓への水上路として、隅田川から入り口の大門近くまで猪牙舟が行き来したため、吉原通いのことを「山谷通い」とも言った。 明治期に遊興の場が新橋などの花街に移ったため次第に廃れていき、昭和初期には埋め立てが始まっていた。
*文芸倶楽部 明治28年(1895)1月創刊の文芸雑誌。 泉鏡花、樋口一葉、広津柳浪、小栗風葉、江見水陰などが活躍。
*鬻ぐ ひさぐ。売る。
*芳譚雑誌 明治11年(1878)7月創刊の雑誌。 21号より為永春江を編集者とし、戯作を多く載せた。
*魯文珍報 明治10年(1877)10月創刊の雑誌。 仮名垣魯文編集で、主に戯作、随筆。
*花月新誌 明治10年(1877)1月創刊の雑誌。 成島柳北編集。
*円タク タクシーは当初、料金体系がバラバラであったが、大正13年(1924)大阪市内を1円均一で走るタクシーが登場し、2年後には東京にも登場した。
*鼠地 布地の地色がねずみ色のもの。
*小浜ちりめん 代表的な丹後縮緬。 織りが密で、しぼがふつうのちりめんより細かい。
*手文庫 手もとに置いて、手紙や書類などを入れる小箱。
*草双紙 江戸期、大衆めあてに書かれた絵入り小説本の総称。
*帙(ちつ) 書物の損傷を防ぐために包む覆い。 厚紙を芯とし、表に布をはって作る。
*乗合自動車 バスのこと。
*猿臂(えんぴ) 猿の腕。転じて、長い腕。
*立番 立って見張りをすること。
1 note
·
View note