zentalol
zentalol
ぜんたのあたまの らくがきのーと
43 posts
うたかたのように消えゆく思考を社会の���隅に
Don't wanna be here? Send us removal request.
zentalol · 3 years ago
Text
コロナの味覚障害
忘れてしばらく経ったときにふと思い出してランダムなネタを更新する。
どうもお久しぶりです。コロナ自宅療養真っ只中です笑
コロナの感染拡大を機にドイツから日本に帰って約2年3ヶ月。
ここまで世界を文字通り駆け回りながら逃げおおせてきたけどついに捕まった、そんなぜんたです。
感染拡大初期から言われている症状、それが味覚障害。
具体的に言うと味が感じなくなる。
なんだそりゃ?って思いながらドイツで毎日味覚の生存確認のためにコーヒーを作っては飲むのを繰り返していた日々が懐かしい。。。
そんな味覚障害、ついに出てきました(ニヤニヤ
味覚障害が出てきたのを機に、味覚のプロとして色々試してみない手はない、と毎日嬉々として食事を楽しんでおります。(もちろん味覚を思い出すために味の思い出し作業も並行してやっております。)
まずは発症まで簡単にまとめると、
7/14(木)職場の人とMTG(参加者が後に発症)→多分ここでもらった。
7/16(土)職場の同僚が発症(発熱)→これが決定打。
7/17(日)夜、同僚の陽性が発覚
実はここまでの間に体が変に張ってるな、という自覚症状はあったけどまさかこれがコロナの症状だったとは・・・
7/18,19自宅にて自主隔離。体の張りを治そうとヨガしまくったら少しほぐれて一安心笑
7/20(水)発熱、夜には38.8度まで熱が上がり、頭がガンガンする。
7/21(木)発熱外来の予約をとり(前日の夕方にかけまくってもどこも予約空いてなかった)午後に診察(と言う名のPCR)
7/22(金)検査結果が陽性。熱は37.0度くらいまで下がる。
7/23,24喉の痛みくらいであとはほぼ正常に。一応薬は飲み続けてる。
こんな感じでここまできてます。
薬、ありがとう!!
そして味覚に���しては、7/23(土)に完全に消失したのですが、前兆がありまして、、、
7/20(水)日中に発熱を確認。38.2度の体調不良の最中にタイカレーを作る。(何してるんだろう・・・)
このときに味見をしたら、いつもと味の感じ方が違って驚いたのが印象的でした。
普段使ってるのがこのタイカレーペースト
Tumblr media
これがセロリの味しかしなくて、おや?と思ったのでした。
そして来る23日、これでできた食べ物を食したら、見事にスパイスの香りのする水でした笑
あ、これが味覚障害か・・・
って感じ。
その後インスタントラーメン(豚骨醤油味)を食べても無味
ピンクソルト(岩塩削ったやつ)は海水の味
贅沢にオリーブオイル使いまくったパスタはほのかにトマトの香りのみ(オリーブオイルは油っこさでなんとか識別)
みょうがは味する。
コーヒーはただの苦水。
チリジャムの失敗作を食べると、ほのかなピリ辛と甘さは少し感じられる。
土用の丑の日だったのでうなぎを食べるも、ほのかにうなぎの香り。あと食感がうなぎ。山椒はどこへやら。
ご褒美に買ったAesopのハンドソープも無臭。
ざっとこんな感じでした。
ここで味覚障害で何を感じ���のか、少しわかった気がします。
① 香りが強いものに関しては感じられる。(弱いけど)
→煮干しやちりめんなどの魚介の香りは感じられた気がします。あとみょうがの味ってきっとほとんど香りでできてるから分かるのかも。
② 甘さ、塩味、辛味は鈍りづらい
→微妙なコントロールは効かないけど、他の味覚に比べるとまともかも
③  酸味、苦味はほぼわからない
→浅煎りのコーヒーはほんの少し苦味を感じる程度のお湯でした。だから酸味わからないかな?と思って穀物酢を飲んでみました。むせました笑
一応お酢を飲んでも酸味がほのかにしか感じられなかったから(というかそもそも飲めた)きっとかなりボケてるはず。
④  舌の位置でいうと、横の方と根本の方は感覚器が動いてる気がしたけど、手前、中心部は反応なし。
→これがどの味覚が特にボケててどれがまだ少し感じられるかに影響してるかも??
⑤  旨味成分は一切分かりません。
これが今のところの僕の味覚総動員してみたまとめです。
あくまで僕はあまり味覚が鋭くない方だと思っているので、人によって感じ方も違うかも。
参考までに残してみました。
ちなみに味覚を取り戻すには亜鉛がいいとのこと。
カシューナッツ、卵、海藻、しじみ、牡蠣、納豆、木綿豆腐、チーズなどがいいらしいので、この辺組み合わせて食べるようにしてます。
ただ、味覚が壊れてる期間はいい勉強になると思ってるので、もう少しの間この体調を楽しもうと思います!
Tumblr media
味はイマイチわからなかったけど、うなぎはおいしかったよ!
0 notes
zentalol · 5 years ago
Text
食生活を変えてみた話
Tumblr media
あっという間に年が明けて1ヶ月。元気にしてました。
年末に、Life Spanという本を読んだのをきっかけに一気にLife scienceという分野に興味を持って、
1月を丸々1ヶ月使って、ここに書かれていた内容を元にいくつか自分の体で人体実験をしてみていました。笑 (人体実験、超楽しかったです!笑)
まず、そもそもこのLife Spanという本がどんな内容かというと、著者のDr. Sinclairは老化という現象を専門にしているオーストラリア人の研究者で、彼が行っている最新の実験結果や内容、考察、彼の実際に行っている生活などを元に書かれた本で、
彼がこの本で述べているのが、老化とは病気の一つであり、大元。治療することもできるし、止めることもできる、というもの。
彼は、酵母細胞を使って実験をしていて、その内容をマウスにまで広げても同じ結果が得られていると主張していることから、全てを鵜呑みにはせずとも、一定の説得力があるのかな、という印象。
(色々他の研究結果もあたって考えていきたいのですが、いかんせんまだ研究が進んでいない分野であること、そもそもこの本の内容が割と最新の研究結果であることからファクトチェックがいまいちできない。笑)
また、原始的な細胞生物の時代から今まで、細胞の基本的な働きは変わっていなくて(もちろん、細胞が高度化するに従ってできる機能は格段に増えているので、一番ベーシックな機能は変わっていない程度にですが)
その当時の過酷な地球の環境と、そこに適応する細胞生物の生存本能の考察から始まっているのがとても示唆に富んでいて面白かったです。
また、この本を読んでいて、自分なりにおーっと思ったことが、少し前に時間についての本を読んでいて、そこには、時間の不可逆性は普遍のものではなく、エントロピーの増減によって時間も伸縮するし、戻ることも起こりうるというもの。
細胞の自己修復と老化の進行を止めるという内容も広義ではこの内容に沿っていて、これも過去と現在、未来をつなぐ一つの考え方なのかな、と別ジャンルの内容を繋げて一人で考察してました。
はてさて、そんな本を読んでみて思ったことが、
今のうちから老化を進めない生き方をして、長い間若々しく元気に生きていたいなぁ、と。
今までは今が楽しかったらいいや、としか思っていなかったのですが、将来も長く元気に生きていることの方が楽しそうじゃん、とふと気づきました。(大人になったのを実感した瞬間。)
そこで、この著者が述べている内容が、細胞の自己再生機能である、オートファジーをフル活用するということ。
具体的には、体内で蓄えられているエネルギーを使い切ったときに、体内の老廃物や細胞の一部、タンパク質、筋肉などあらゆるものを再利用��てエネルギーとして活用する作用のことだそうです。
これによって体内の不要物をエネルギーに変えて燃焼したり、その過程で体内に入り込んだウイルスなどもエネルギー変換してしまうため免疫力も上がるそうな。(本当なのかわからないので、小話程度に受け止めてますが)
このオートファジーを起こすためにどうするかというと、体内の糖分、脂肪分を限界まで使い切ること。具体的には脂肪の燃焼をある程度しきるまで体内にエネルギーを供給しないこと。
平たく言うと、16時間くらい何も食べない時間を作ること、だそうです。
なぜなら、体内に蓄えられた糖分を使い切って、脂肪を燃やし始めるまで約10時間くらいかかるそうで、その活動もある程度進めねばならないので、これくらいの時間が必要とのこと。
あとは、何も食べない時間を少しとることで、消化器官を休ませる効果もあるとのことです。
なるほど、そしたら糖分、炭水化物をあまり摂らなければいいのか、と安易に思ったぜんたは、1月の頭から食生活を変えてみました。
変えたこととしては、
・食べる量を減らす(胃腸への負担を減らす)
・代わりに咀嚼回数を増やす(胃腸への負担を減らしつつ、満腹中枢を刺激する)
・ベーコン、ソーセージなどの加工肉を食べない(発がん物質が入っているそうな)
・Red meatを減らす(これも体にそんなに良くないそうな)
・糖分摂取も減らす(摂取糖分が減れば脂肪燃焼の体、いわゆるケトン体でいられるかと)
・食事の回数を減らす(1日1.5食くらいを目指して、食数を減らしてみました)
・素焼きのナッツを合間に食べて、脂肪分とカロリー補給はいつでもしてOK
結構ガラッと変えてみて、さてどうなるか。
1月の1週目から早速仕事がはじまったのですが、疲れやすくなったな、というのが最初の印象。
このときは、食べる米の量もがっつり減らして、野菜をモリモリ食べるようにしていました。
だんだんいい気になって米を完全に抜いたりしていましたが、常に疲れやすい、怠い、頭がぼーっとすることが増えた、フラフラする、といった症状がずっと抜けず、だんだんひどくなっていきました。
あるとき、夜に頭が痛くなって心拍数が上がって全然寝れなくなって、これは炭水化物を抜きすぎた、と思ったのが1月の中旬。(米抜きすぎた!というのが唯一の心当たりだったので)
ここで一回、炭水化物について調べ直してみました。
そしたら、単糖類と多糖類があって、多糖類にあたる、主食の炭水化物や食物繊維は必須で、これの抜きすぎは良くないと。
これでした。
なので、1月の3週目からはさらにルールを変えて、
・1日1食、夕飯をがっつり何でも食べる代わりに昼はナッツで済ます
・イメージするカロリー計算から、食数で管理する方向に
・米、無制限に食べて良い(家でもち麦ライスを元々食べていたので、そもそも白米よりマシだった)
これでどうなったかというと、
まずは体の中が燃えている感覚が実感できるようになって、たまに体内で肉が少しちぎられるような感覚も。
特にナッツ補給するとその��覚が増すようにも思えたので、ナッツの脂肪燃焼効果とオートファジーなのかな、と。
だんだんその感覚にも慣れてくると、脂肪燃焼の効率も良くなっていって、体も慣れてきた気がしました。
筋肉がすこしずつ弱っていったのと、体が軽くなって、痩せた。(ダイエット目的ではないのであんまり痩せてもなぁ、と思ってましたが)
あと、夕飯が唯一の食事になるので、めっちゃおいしいものと、多様な栄養をここで摂らないと、という発想に変わったので、食事は健康的になったと思います。
いわゆる糖質制限をしていたときに感じていた、疲れやすさ、だるさは感じなくなって、頭ぼーっとや、フラフラは程度が軽くなったかな、という印象。
あとは弊害として、
・夕食食べ過ぎるようになった(ここしか食べないからいいのかなって割り切ってたけど)
・夕飯がっつり食べたあとの食欲が毎回すごく高まって、寝るまでずっと何か食べたい欲と戦うようになった
・ナッツに頼りすぎるようになった(ナッツ食べすぎ)
食後の食欲を治めるためにナッツ、朝起きてナッツ、仕事中も小腹空いたらナッツと、ナッツが大親友生活を2週間くらい送っていたところ、
めっちゃナッツ依存症になった気がします笑
これが結構自分でも引くレベルで、マリファナとか麻薬でリラックスして依存してしまう人の気持ちが分かるレベルでナッツ依存になりました笑
朝起きてナッツ食べると体がすごくリラックスして、ZENモードに入るレベル。
ふとした時にナッツ食べてないと気が済まない感覚になったり、結構ヤバ目でした。
でも食べれば食べるだけ体が燃やしてくれるので、それでどんどん体にガソリン入れてた感じです。
こんな生活を送っていて、さらに実感した弊害が、
・ナッツ依存
・性欲減退
・そもそもの欲が、夕食後の食欲以外減退
そもそもこのオートファジーは、体の生存本能のスイッチが入ったときに起こる作用であって、サバイバル以外のことに余計なエネルギーを使わない(使えない)体になるので、こうなるのは至極当然。
でも自分の年齢を考えた時に、今からサバイバル本能だけで生きると、他の体の機能がそのまま衰退していって、いざ生活リズムを戻しても体がそこに適応できなくなりそう、と思って、1ヶ月で食生活を元に戻しました。(今は1日2.5食くらいに戻してます)
これからは、定期的にデトックス目的でやっていって、もっと年をとったときにやりたくなったらいつでもやればいいのかなって思っています。
めちゃくちゃデトックスできるので、月に1回、1週間弱くらいやるのがバランスいいのかなって思ってます。
とても面白い人体実験ができたので、また何か見つけたらやってみたいなって思います。
僕は一体何を目指しているんだろう・・・笑
0 notes
zentalol · 5 years ago
Text
Don’t say that we are waiting for the world coming back to the normal.
The world never changes backwards unless you live in a black hole.
The world changes at all time but the stream changes back and forth like waves.
Don’t stay in a same spot, be positive to the new world.
Something is always changing in somewhere.
What you need to do is to adjust yourself to the new world.
Don’t say the old time was better. The time you’re missing never comes back.
0 notes
zentalol · 5 years ago
Text
New epidemic
Tumblr media
なんだかんだで唐突なとんぼ返りで日本に帰ってもう3週間くらい経ちます。
相変わらず仕事はなく、というか探す努力すらしていないという。ただ、何かしたいとは思っていて、
とにかく、来たる日に備えて今は自分を高めるのみ。虎視眈々といろんな方面で準備中です。
今回のCovid-19の発生によって起こった世界情勢の変化、そして今後どんな風になっていくのかという妄想的まとめをつらつらとしてみたいと思います。
2019年末、僕が新たな希望に心を燃やしながらヨーロッパへと旅立った頃、中国武漢市周辺で最初に確認されたと言われているこのウイルス。
野生動物を取り扱う生鮮市場から発生したとか、ウイルス研究所から流出したとか色んな話が飛び交っていますが、天然由来のウイルスが何らかの形で下界に持ち込まれたんじゃないかな、と素人ながらの推測をしています。
根拠はそんなにありません。だって専門家じゃないし、原因を突き止めるのは僕の仕事じゃないし、好きなことでもないし。
それよりも、起こってしまったことに対して、手元にある武器や知恵でどう乗り切って次につなげていくのか、そういう考え方をするタイプなので、原因調査は専門の人を信じるのみと思っています。今の僕は。
とにかく、この中国発のウイルスが現在世界中で猛威をふるっていて、300万人近い人が感染、数万人もの人が世界中で同時多発的に亡くなっています。
結論から言うと、これからもこのカーブは止められないものでしょうし、はしかなどのように根絶までに非常に長い期間を要することになると思います。このウイルスの性質上特に。
前にビルゲイツがTEDで警鐘を鳴らしていたような事態に実際に陥っていて、イタリアやスペインなどでは医療崩壊に陥りました。
イタリアは特に、その直前まで旅行していた場所とあって、にわかに信じ難かったです。
このウイルスの流行によって、これまで少しずつ動いていた世界情勢の構造が、現在進行形でかなり大きく変容しています。
まるで巨大地震が起きたときのように。
以下の項目について、僕が思うこれまでの傾向、現在、そして将来を、自分メモ的にまとめてみようと思います。
・疫学上のリスク
・自然環境の変化
・社会活動の変容
・金融市場の動向
・国際政治、外交関係
【疫学上のリスク】
現在の事態の直結している項目ですね。
これまでは、経済活動に重点が置かれていたこともあり、ビルゲイツが警鐘を鳴らしていたように、少しおざなりにされていたことは否めません。
ただ、未知のウイルスの中でどのウイルスが流行するかなんて、宇宙の中からある特定の塵を見つけにいくようなもの��のでしょう、きっと。
しかし、SARS, MERS, H5N1インフルエンザなど、基本的にはコロナウイルスの一種であることから、今後、コロナウイルスに対する研究に対して、さらに政府から資金が投入されることで進められていくことでしょう。
数年間は。
その後は、国によりけりですが、日本とかはまた今まで通り、少しずつ資金を削減していって、経済活動へまたシフトしていくことになるんじゃないかな、とは思います。
一方ドイツを始めとするEUや、巨大な資金力を持つ中国などは、研究に資金を投じ続けるだろうと推測できるので、ここで疫学上のリスク管理に温度差が生まれることに、長期的になっていくと思います。
中国、アメリカ、EUの覇権争いがここでも台頭してきます。(すでに争いが始まっているけども)
個人的には、生命のリスクを天秤にかけて覇権争いをするくらいなら協調してその利益を全世界で共有してほしいのですが、きっと無理な話なんでしょうね...
【自然環境の変化】
企業の生産活動が、世界的なロックダウン、活動自粛によって落ちている中、環境汚染が一時的にストップしているという話をあちこちで聞きます。
中国の空が青いとか、南米ペルーの街もきれいになって、鳥がさえずっているとか。
そもそも地球は、約10年程前から緩やかに活動期に入ったと僕は思っています。
10年前に起こった、ハイチの大地震、ニュージーランド、そして日本。この辺の大地震がトリガーとなって、火山活動なども含めての地球の活動にスイッチが入ったように思います。
それに加えて、かねてから指摘されている、環境破壊による地球温暖化の加速化、それに起因する、台風や大規模森林火災、干ばつなどの異常気象。
あまり科学的ではないですが、ここにきて発生したパンデミック。
さらには今コロナ騒動の影に隠れてしまっている大災害、アフリカからアジアにかけての蝗害。
<これらは人間の社会活動、経済活動による環境破壊に対する地球からの警告/悲鳴だと僕は考えています。>
そう考える人はきっと僕だけではないと確信しています。
環境汚染の進行が遅れている今の状況は一時的なものでしょう。
ただ、地球環境をこれ以上破壊してはいけない、もっと大きな災害を引き起こすと考える人は、この一件を機にさらに増えると思います。
(日本はそういうアクティビストが少ないので、パンデミックから環境破壊を結びつける人は多くないと思いますが、欧米ではそう考える人は一定数います。欧米の全てが正しいとは思わないですが、僕もこの点に関して見解は同じす。)
そのため、今後はさらに、環境保護への取り組みが重視されるようになり、企業活動も含めてそうした方向へ社会全体が傾くことが想定できます。
【社会活動の変容】
環境変化に起因して、社会活動のあり方も変わっていくのではないかと思います。
これまで、環境保護が取りざたされるようになり、single useのものから、リサイクルできるものへと移行する動きが盛んになってきているように思います。
プラスチックの買い物袋の削減、ストローをプラスチックではなく、紙や竹、金属製にするなど、身近なところから少しずつ変わってきているように思います。
ヨーロッパを旅行していて驚いたのが、果物などの包装に使うプラスチックを減らしていたこと。
量り売りによる個数単位、重さ単位での値段決めはもちろん、りんごなどのパッケージにボール紙を使ったり、ネット売りにすることで小さい単位からでもプラスチックを少しずつでも減らそう、という努力が見られました。
日本に帰ってきて、スーパーがプラスチックで溢れかえっていたのは見ていて少し残念な気持ちになりました。
今後もそのような、環境保全と社会活動を両立しうる形態を模索していく動きは広まりつつ、さらにその方面が盛り上がるのではないかと思います。(特に日本は余地が大きい分、盛り上がること間違いなしだと思っています!)
また、今回は野生動物を食材として密猟、取引していたことが直接的な原因になったと言われています。
実際のところはどうであれ、現在中国内における野生動物の取引は一時的に全面禁止されているようです。希望的観測にはなりますが、中国は今回こそは取引をこのまま禁止してくれないかなぁ、と個人的に願っています。
習近平政権に代わってから、汚職廃絶と称して、政府高官への接待や賄賂などの取り締まりを行っていたので、ここにもメスを切り込んでくる可能性はあると思います。
ただ、この取引による利益が政府にとっても見過ごせない量の収入になるみたいなので、どっちに転んでも不思議ではないと思います。
中国の他にも、アフリカの奥地の方でも野生動物を密猟して食べる風習があると言われていて、それとエボラ出血熱の発生が関連していると言われています。そこは見過ごすような発言が欧米各国から出ているようなので、それも少し気がかりではありますね。
しかし、今後は動物性の食事量を減らしていく、ベジタリアンやビーガン生活がブームになる可能性や、植物肉、代替肉、昆虫食などの代替策の研究と商品化がさらに大きなブームになるでしょう。
ビーガンは、一時期に比べてギブアップした人も出てきているようなので、ブームにまではなかなかならないのかな...。
僕は、肉の摂取量を減らして、たまにベジタリアンの週を作ったり、肉を食べない日を何日かとるような、たまーにベジタリアンをするようにしていました。(今は実家に居候させてもらっていて、毎日肉が出てきてtoo muchな思いをしているので、また一人暮らしを再開したらすぐにでもやろうと思っています。これが結構家を早く出たい気持ちのモチベーションになっています笑)
【金融市場の動向】
今回の騒動によって、株価は世界中で軒並み下落、経済は縮小方面へ、一気にデフレに突入、という言い方があちこちでされています。
しかし、経済的な観点から見て、まぎれもなくこの事態は必然的に起こっています。
そもそも2009年頃をリーマンショックの底として、これまで世界経済は堅調に伸びていました。(日本は震災とそれに付随する原子力問題で一度経済は不調に陥っていましたが、それでも過去数年は株価最高値を更新し続けるなど、堅調でした)
ただ、その反面で、次のリーマンショックに匹敵する大不況がいつ起こっても不思議ではないと、2015年頃にはすでに言われ始めていました。
次は中国発の不況になるだろう、とも。
そもそも中国はリーマンショック前まで毎年、対前年比でGDP成長率2桁を達成し続けていました(公式の統計によると)
しかし一方で、国内では経済活動が過熱していて、需要なき建設ラッシュやローン問題など、いつバブルが弾けても不思議ではない状況でした。
そこでリーマンショックを経て、GDP成長率が8%、そして少しずつ緩やかになっていきましたが、構造的な問題は全く手付かずだったため、いつデフレに傾いてもおかしくない状況が続いていました。
そして今回、中国のみならず、世界中のロックダウンによって生産活動が強制的にストップしたことによって金融市場も反応し、株価が暴落、一気に不況に突入しました。
でも世界的に見たら不況入りするのは時間の問題だっただけなので、ある意味必然。このウイルスの発生はただのきっかけに過ぎなかったわけです。
とはいえ、ここまでのロックダウンが起こることは去年の段階では誰も予想していなかったはずなので、想像以上の大きな反動を世界的に受けている最中なのです。
それに、このウイルス、中国発でしたね。そういう意味ではこの不況も中国発ですね。
今後の金融市場の動向についてですが、企業の生産活動が大方再開するまでもうしばらく底をのさばることになるでしょう。ただ、市場はすでに現状を織り込んで動いているはずなので、ロックダウンの緩和や、生産活動の段階的な再開のニュースが報じられるたびに小さい範囲での上下動はあるでしょう。
ただ、また景気が回復基調に戻るまであと数年は尾を引くと思います。
【国際政治、外交関係】
個人的には一番の関心事です。やっぱり気軽に旅行できる世界になってくれることが一番なので。
元々は、America Firstと言い始めた人がいるように、国際協調の波が後退して、自国主義が世界的に勢力を増してきていました。
中流階級の労働者を中心に、今まであまり目を向けられずにいて、外国を利するような取引ばかりしていて、自分たちをもっと認めてほしい!という声が高まったのでしょうか。
オーストラリアの農業地帯にある住宅地とか、イタリアの中でもあまり裕福ではない南部エリアやイギリス中部などのエリアでは、実際に自分で訪れてみて、そういう���囲気を感じ取った気がします。
あとは一般的にはアメリカ中西部やドイツ西部などの工業地帯に多いのでしょうか。
自分が実際に行ったそういうエリアで思ったのは、そのようなところで見かけた一部の人が少しレイシストというか、やっぱりよそから人が来るから自分の立場が狭くなっているというマインドがあるのではないか、という分析をしています。
今回の危機を経て、国際政治関係はどちらにも転ぶことはできると思います。現にドイツは医療体制に余裕があることもあって、イタリアやフランスから重症患者を受け入れて手術を施しているそうです。
しかし一方で、中国のマスク外交であったり世界中で起こっていると言われるマスク争奪戦、欧米各国が中国に今回のパンデミックの責任があると糾弾していたり、アメリカが情報戦を中国に仕掛けているところから察するに、自国主義の風潮が強まっていくように思います。
元々この自国主義と他国協調主義はトレンドのサイクルになっていると言われていて、それは過去の歴史を見てみても同じように寄せては返す波のように交互にこのトレンドが入れ替わっているので、
もうしばらくはこの自国主義の風潮が続くとは元々思っていたので、そうそう変わらないでしょう。
国がどんなスタンスを取ろうとも、ビジネスや民間の国際交流までそこに囚われる必要はないので、今後とも色んな国の人や多様な価値観を持った人との交流を続けて行きたいと思っています。
また、この流れで一つ懸念しているのが、最近巷で噂になっている、今後はパスポート一つで旅行できなくなるのでは?という話です。
元々、アメリカのESTAと呼ばれる、事前にビザ登録をしておかないと、乗り継ぎを含めた入国を拒否されるようなシステムがあって、今はオーストラリアや来年にはEUも導入を検討しているなど、少しずつセキュリティーチェックが厳しくなってきています。
元々テロ対策や移民の過度の流入防止、国防の側面などがあると思いますが、この流れは今後さらに広まっていくものと思います。
さらに、今回のCovid-19の特性である、無症状、軽症患者が多く、さらに感染力がとても強い、そして一部の患者には致命的となりうることを勘案すると、ここのセキュリティーチェックの項目に、過去の発症歴やワクチンを受けたかどうか、ということが聞かれる(もしくは海外渡航に際する必須項目としてのワクチン接種)という風に規制がかかることが将来的には予測できます。
今回、インフルエンザなども種類に含まれるコロナウイルスによってこのようなパンデミックが起こったことから、冬になると再度流行する可能性が高いです。(そのように考えて備えておくことが必要でしょう。)
日本などの北半球の国は今後季節が変わるにつれて(もちろんSocial distancingなどの予防策がまず第一ですが)少しずつ落ち着きを取り戻す方向に向かうと個人的には期待をしています。
一方、僕が前に住んでいたオーストラリアや、今回早め��ロックダウンを断行して流行を食い止めたニュージーランドのような南半球の国々はこれから冬に向かっていくので、そのような国々の対応と、どのように事態が今後変わっていくのか、これからも注視しています。
このような季節の逆転も含めて考えると、海外渡航が全世界的に再びできるようになるまでには、まだまだ越えなければならないハードルも多く、時間を要するものと思っています。
オーストラリアにはまた近いうちに行きたいと思っていたので、どうにかなってくれるといいなぁ...。
個人的に、まだまだ世界に出足りない、もっと自分の目で見て、肌で感じて学ぶべきことが非常に多いと思っていて、もっともっと色んな場所に行きたいと思っているので、この状況は非常に寂しく、息苦しいですが、
むしろ、冷静になって色んなことを分析し、今後の戦略を練ることができるまたとないチャンスだとも思っています。
誰かが将来の展望を考えるきっかけにこの文章がなれば幸いです。
そして、未来の自分がここに立ち返って答え合わせをできるように、備忘録として書き残しておきます。
4 notes · View notes
zentalol · 5 years ago
Video
youtube
ビル・ゲイツ: もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない
この事態がどうこの先の世の中を変えていくのか、東日本大震災のとき以来の大きな転換点にいるようです。
0 notes
zentalol · 5 years ago
Text
instagram
0 notes
zentalol · 5 years ago
Text
大変な世の中になってきました
Tumblr media
大変な世の中になってきた。
ここドイツでは今日から色々な制限がかけられ始めて、生活がえらいことになってきている。
外出する際は基本1人行動。
飲食店はテイクアウェイオンリー。
不要不急の品を売る店は全て閉店。
お店を開けていい時間は8時〜18時の間のみ。
家の中に基本的には引きこもれ。
在宅勤務推奨。
警察もいつも以上の人数をかけて街中を歩いてる。
今日久しぶりにスーパー以外の用事で外出をした。
というか気分転換にランニングに出かけた。
街の雰囲気がガラッと変わっていて、ものすごい緊張感が街中を覆い尽くしている感じ。
走ってるときはよかったけど、人通りのあるところを歩いていると、その緊張感で吐き気がするくらい。
その緊張感、なんでだろう。
答えはきっと、僕が街中にいるから。
正確には、アジア人が街中にいるから。
ベルリンだとやっぱり圧倒的少数民族だっていうのは感じてたけど、ここまで街中で浮いてるって感じるのは初めてかも。
Tumblr media
これよこれ!この行列の人たちにすごい煙たがられたの!(地味な仕返し笑)
でもこれスーパーの行列30人くらいが、1.5mずつ間隔を空けて並んでるの。本当に!
今まで、クイーンズランドの田舎とかイタリアとかでしか人種差別的なことを受けた記憶がなくて、
ヨーロッパ旅行の中でもベルリンでは特に目立ったこともなかったし、つい最近までは別段避けられることもなかった気がする。
(それか僕が感じないほどさりげなく避けられてたのかもしれないけど、それならそれでいいと思う)
それが今日初めて露骨に街中で嫌がられて、ついにベルリンでもか。って思いました。って話。
正直、嫌がりたくなる気持ちは分からんでもない。だって(完全なる偏見だけども)ウイルス自体はアジアから来ているわけで
そのせいで大変な制限をされていて不便な生活をさせられていて(僕もすごい不便を感じてるから笑)
自分のせいじゃないのにこんな不便な生活をさせられていて、そりゃ誰かのせいにしたくなるわな。
Understandable
良いか悪いかは別にして、ね。
ただ、何故ここで他人のせいにしたくなるのか。
不便なのはみんな一緒。アジア人もドイツ人もそのほか人もみんな不便。
楽しみにしてた予定や旅行とかみんなキャンセルさせられたのかもしれないしね。
楽しみにしてたことが軒並みキャンセルってなったらそりゃ怒りたくなるよね。わかります。
ただこの状況、抗いようのないこの状況はみんな一緒。それをただ人を非難することに時間を費やすのってものすごい意味のない、生産性のないことだと思う。
そういう思考回路になっちゃう人って、心が弱いんだろうな。って思う。
じゃあ心が強い人ってどうなんだろう。
僕が思うのは、全てを受け入れる。こういうときにこそ自分のできることをする。思いやりの気持ちを持つ。前向き、ポジティブにいることだと思う。
普段通りのことをこういう非常事態のときにするのってすごい難しいと思う。だからこそ、それができればそれだけでもまた一つ人として成長できるんじゃないかな。
人それぞれ色んな考えがあるはずなので、別の意見を持っている人はぜひとも教えてほしいです。
��もね、人種差別はやっぱり反対。
されるとわかるよ。すごいやな気持ちになるもん。
でも、やな気持ちにさせられるだけで、僕の人生、あなたの人生にとって、それ以上の何物でもない。こう割り切ることが本当に大切。
だってそのことひっぱり続けると怒りたくなるし、疲れちゃうし。そんなしょうもないことで疲れたくないし。
怒ることってすごいエネルギー使うからね。
だから僕は極力怒りたくないの。疲れたくないしめんどくさいから。笑
な���と自分勝手。笑
そもそもこれをまとめた理由。
僕もまだまだ心が弱いんです。ねちねち気にしちゃうんです、こういうの。
だからここに思ったことばーって書き連ねると自分の頭の中を整理できて、落とし込める。
そうすると頭の中がすっとするし、また前向きな気持ちになれる。
やな気持ちを置いていくことができるから、また人生の続きを楽しめる。
ネットって素晴らしいね。こうやって整理した内容を半永久的に見返せるんだもん。
あんまり見返さないけどね。笑
P.S. 最近自分のアウトプットをがんばってます。苦手だったけど大事なことだからね。
0 notes
zentalol · 5 years ago
Photo
Tumblr media
11th March, very special date for all Japanese. Throwing back to the most horrifying experience I’ve ever had. I’ll never forget how scary Mother Nature can be. It’s been already 9 years ago. #prayforjapan #earthquake #tohoku #🙏 (at Japan) https://www.instagram.com/p/B9kjtJoqmPD/?igshid=11hu0w4w9pwqr
0 notes
zentalol · 5 years ago
Video
youtube
どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity
そういえばオーストラリアに最初に着いたとき、英語ネイティブじゃない人たちの英語すら聞き取れなかったのに、3ヶ月ぐらいでオージーたちと大体会話できるようになってたっけ。
このTED talkの内容は、その当時の自分が無意識のうちにやっていたことを逐一言語化している気がして、とても腑に落ちる内容だった。
今はドイツにいて、これから1年生きていこうと思っていて、ドイツ語はほぼ全く話せなくて、でも家にはLanguage Parentsがいるという最高の環境。
これは6ヶ月以内に話せるようにならないと、と自分を奮い立たせることができる内容だった。
何より英語ですでに一度同じプロセスを踏んでいるわけなのだから、ドイツ語でできないはずがない!
がんばろう。
0 notes
zentalol · 7 years ago
Photo
Tumblr media
At Australia Open🎾 #australia #melbourne #australianopen #tennis #djokovic #naomiosaka #全豪オープン #テニス #ジョコビッチ #大坂なおみ #メルボルン (at Australian Open) https://www.instagram.com/p/Bsp_YB3Bgp5/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1s1blqocctsz8
0 notes
zentalol · 7 years ago
Photo
Tumblr media
One day trip to Otaru⛄️⛄️ 小樽観光してきました!思ってたよりたくさんやることあって、魚がおいしくてとても予定より長居してしまうほど楽しかった😆また来たいな🚂 #otaru #otarucanal #hokkaido #japan #snowday #ぜんたの大冒険 (at Otaru Canal, Hokkaido, Japan 日本北海道小樽运河)
0 notes
zentalol · 8 years ago
Photo
Tumblr media
頭が痛いとき、視界をシャットアウトして痛みを感じてみる。しばらくそうしてると少し痛みが和らいだ気がする。 頭が疲れたときとか昔やってた、五感の一つを少し断って集中すると他の感覚が鋭くなったりちょっとリフレッシュできること。 何かしらの能力が欠けている人はその代わりに他の能力に関して天才的な能力を持ってることがあるってなんかで見た気がする。ベートーベンみたいに。 人間の五感のうち能動的に得ている感覚は視覚のみ。それをシャットアウトさると他のことに集中できて、他の感覚が研ぎ澄まされる気がする。 久しぶりに何もすることなく寝ていたらふと思い出した、僕の習慣。 決して遊んでる訳ではないですよ。
0 notes
zentalol · 8 years ago
Photo
Tumblr media
This is the last moment before I dropped my iPhone into the sea water 🌊🌊 iPhone堕ちました。奇跡的にSIMと一部機能だけ死んだので特に支障はありません。楽しかったです。あと今週あちこち旅行してます。 #ぜんたの大冒険 (at Fraser Island)
0 notes
zentalol · 8 years ago
Photo
Tumblr media
My last day of sharing time with these wonderful mates. I'm almost leaving 😭😭 #melbourne #cafemate #baristalife #missingthem (at Tall Timber)
0 notes
zentalol · 8 years ago
Photo
Tumblr media
Falling from sky high 🎈🎈 #melbourne #stkilda #skydive #🎈 #💭 #ぜんたの大冒険
1 note · View note
zentalol · 9 years ago
Text
What the hell is goin on the world?
Sorry no English here
思ったことをそのままに文章にしてアウトプットしてみただけなので、なにか異論反論あればコメントで教えて下さい。
2016年11月9日。世界が恐れていたことが現実となった。
ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任することが決定した。
前日どころか投開票が始まった時点までヒラリー優勢の公式結果が出ていたにも関わらずの選挙結果。不正でもなんでもやり兼ねないような人だけど、そんなこと言っていても仕方ないので、それよりもそのときに僕が思ったことを文章にしてまとめたいと思う。
最初、彼が共和党候補に立候補したときにメディアが囃し立ててる感じから、選挙戦を盛り上げるために金持ちが立候補して面白くするためのジョークだとしか思っていなかった。
それがだんだん勝ち進んでいって、共和党候補に決定して本当に大統領になるかもしれないことがわかると、それと同時にアメリカ国民は本当にこの人を大統領にしたいのかと思って背筋が凍る思いだった。
そしてついに現実となってしまった。
このとき思ったことが、自分にはどうすることもできない大問題が起こってしまったっていう絶望感とでも言えばいいだろうか。
アメリカ国民ではない僕には当然だけどどうすることもできず、ただこのような結果にならないことを祈っていたけど、結局どうすることもできず、大勢に抗うこともできずに決まってしまった。
同じ経験をしたことが過去にあって全く同じことを思った。
2009年秋の衆議院総選挙。今となっては黒歴史化している、いわゆる民主党政権が誕生したときのことだ。
民主党のマニフェストがあまりにも票集めにこだわっていて実現可能性を全く考えていない内容だったのにも関わらずメディアが囃し立てた結果、票が大量に民主党に流れていって、結果政治経験皆無、実現不可能なマニフェストを掲げた民主党政権が成立してしまった。
その頃まだ高校生だった僕は当然選挙権もなく、でも選挙前からとてつもない違和感を感じていてただただ民主党政権が誕生しないことを祈っていたにも関わらず、大勢に抗うことができず、ご存知の結果になった。
よくないことと知りつつも、色んなことに片足突��込みたがる僕でさえもこの経験がきっかけで政治が嫌いになったと言っても過言ではない。
この後の結果はご存知の通りではあるが、これまでの政策、国際発言などを全て撤回して国際的な信用を一気に落としたり、国内政治を混乱させた挙句マニフェストは当然守れるわけもなく消費税増税をするなど散々な結果を残し、国民も間違いにやっと気づいた次の衆議院総選挙では完敗。今に至る自民党の圧倒的安定政権を生んだことにつながった。
このときに思ったことと全く同じことを今回思ってしまった。アメリカの政治が良い方向に巡っていってくれればいいのだが、僕は正直その点悲観的だ。
世界情勢的にも兆候は十分にあった。
ブッシュ息子大統領が大統領になったときと同じ、対イスラムテロに強行策を打つというアメリカ人の好きな政策。
アメリカの凋落と中国の台頭。中国は習近平国家主席が絶大な権力を手に世界に進出している。一方のアメリカも強く出られる人が欲しかったのだろう。
また、2016年は孤立主義の再来元年とも言える、今後の国際情勢を決定づける象徴的な出来事が多かった。イギリスのEU離脱事件(いわゆるBrexit)やフィリピン大統領に就任したドゥテルテ氏の政策など、孤立主義が本当にブームになった年だった。
また、アメリカ経済がうまくいっていない影響も大きいだろう。
リーマンショックから立ち直るためのショック療法である金融緩和の効果も一定数出て、これ以上続けてしまうとアメリカ経済がインフレになってしまうため、金融緩和によって低金利で大量に発行したアメリカドルの回収をする、いわゆる金融引き締めの時期をFRBは今探っている。
あまり最近詳しく数値は追っていないけど、速報を見る限りあまり芳しくない報告が目立つ気がする。
そこで生粋のビジネスマンで大富豪のトランプ氏に任せればなんとかなるんじゃないかという国民の期待も大きいのではないだろうか。
ただ、僕が思うに、ビジネスマンと政治家は対極と言えるほど性格が違う職業だからこそ、彼に経済問題に対処はできないと思っている。
ビジネスマン、特に彼のような大富豪にまでのし上がるには基本的に法律のグレーゾーンをかいくぐって事業を成功させて儲けた人だろう。
しかし政治家は白黒をはっきりと明文化する職業。そしてその内容を元にグレーゾーンを導き出してかいくぐるのがかれのような事業家。相容れないと思う。
ただ、彼はビジネスに精通していて、グレーゾーンをよく知っているからこそ、そこに規制をかけて税収を上げることにかけてはおそらく彼の右に出る政治家はそういないと思う。
それ以前の問題として、彼の発言を聞く限り平等にそのような規制をかけるとは考えられないけれど。
��いうのも、彼は自分中心に世界が回っているタイプの人間なので、公私混同というか、あくまでも自分の会社がさらに有利になるグレーゾーンは残しつつ無関係の部分の規制をかけそうな気がする。
いいことなのやらどうなのやら。
ただ、先ほど大統領選の勝利宣言を聞く限り、今までは発言で気を引いたが、これからは仕事の時間だ。仕事に真面目に取り組んで成果を出すと述べていた。
彼の発言をどこまで信じていいのかわからないが、今できることはその言葉を信じて見守るのみ。
彼の動向や政策などに注意深く目を向けつつ、次に世界で何が起きそうかを常に考えることを忘れずに生きていこうと思った1日だった。
0 notes
zentalol · 9 years ago
Text
Nationality
僕は日本人扱いされるのが嫌いだ。 補足しておくと、僕は日本大好きだし、日本人に生まれたことに誇りはちゃんと持ってる。 正確に言うと、海外で日本人扱いされて下に見られるのが、ヘドが出るほど嫌い。
例えばインドに行ったとき。 コニチハ!トモダチ!って言ってくる奴らがたくさんいた。 もしそれに反応しちゃうと、あいつらが日本人=金持ちで日本語分かる人がいるとすぐ安心して信じる(要するにバカ)って判断してつけこんでくることは分かりきってたから、わざと日本語分からないふりしてやり過ごすことがたくさんあった。
なんで急にそれを思い出したかというと、オーストラリアで生活してて、今日Nationalityに関わることで思うことがあったから。 一つが、今働いてるカフェの同僚と飲みにいったこと。 もう一つが、ハウスメイトのトルコ人と話したこと。
一つ目の飲みにいった話
先週から飲みに行くぞって言われてて、日本人の女の子連れてこいってうるさくて、先週はダルかったから適当な理由つけて行かなかったんだけど、今日またうるさかったから仕方ないから行ってあげた。 (来週なら行けるなんて言わなきゃよかったよ) まずその時点で日本人の女の子はチョロいってニュアンスを感じ取ってた。 どこで会ったのか?日本人コミュニティか?って聞かれて、その質問すらも下に見られてる気がしてすごい嫌だった。 いざ友達連れて飲みに行ったけどすげー楽しくなくてすぐ帰ってきてよかったよ。
二つ目のトルコ人と話した話
パソコンが壊れたらしくて、fackin Toshibaってキレてた。日本人なんだから直せるでしょ?って言われた。 いや、無理なものは無理だし。 結構トルコ人は国籍で人を見ることが多いっぽくて、彼と他のハウスメイトたちと政治の話をしたときもフ��ンス人はこうとか話してたし、 他のトルコ人の友達も、あなた日本人なんだから頭よくないといけないよって言われた。 いや、バカな日本人の方がたくさんいるよ。
この家にいると日本、日本人って相変わらず人気だなって思う。 日本のレベルは大分下がってきてるけども、だからと言ってどの国ともどの人とも対等にものを言い合えるようでいないと、もっともっと見下されるよ、日本。 そんな日本は嫌なので、対等にものを言えるようになろう。だめなものはNOって言おう。 飲みはもう行かないでおこう。
そんなことを思った1日でした。 記念すべきメルボルンでの初備忘録。
1 note · View note