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”見える”つながり at citruss ” 1/28(土)〜2/19(日)の期間、福岡PARCO新館5F「citruss」にて”見える つながり”と題し、日田リベルテの展覧会が開催されています。 「日田杉 × スターウオーズ」を展示しています。 29 Jan 17
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ヘミングウェイの「移動祝祭日」大好きです。もう何処にもない古き良きパリがふわわぁんってリアルに浮かび上がり、まだ何者でもない若きヘミングウェイの若さがいいんですよねぇーーー。

正直、ヴィオレット・ルデュックという作家の名前さえ知らなかった。 ただ、”ヴィオレット-ある作家の肖像”という映画の予告をみて 面白そうだったので。 観る前に作品を読んでみようと思い、「私生児」で予習をしていった。 私はこういうところが、真面目なんだよな。
さて。 本を読む前は、彼女は母親にまったく愛されず、邪険にされ、見放され、 自分の性についてもっと官能的で、刺激的なことを 書き連ねているのだろうと思っていたけれど、 実際に読んでみると、どちらも違った。
母親は彼女にとても干渉してくるし、頻繁に家を行き来しているし、 彼女にとても関心があるように見える。 性についても、「そんなに刺激的かしら?」と思ってしまったけれど。 これが約100年前に生まれた人が書いたもので、 そういう時代を切り開いた人たちがいるから、 今を生きている私が拍子抜けするくらいに 女性は赤裸々に語ることができるようになっっているのかもしれない。 翻訳者も男性だし、ずいぶんと昔の人だし。
ボーヴォワールは、彼女と友情は育めないと言っていた。 そりゃそうだろう。 だって彼女はとてもねばっこい。 ちょっとした好意に、恐ろしいほどにすがりついてくる。 学生時代、同じクラスの女子にしつこく付きまとわれたことを思い出した。 私は、彼女と友達にはなりたくない。 彼女と話をしたこともないくせに、こんな風に考えるのは 失礼なのかもしれないけれど(彼女だって、別にあんたとなんか お近づきにならなくて結構よ、と思うかもしれないけれど)、 書くものって、驚くほど人柄が出てしまうものだと思っているので、 遠からず・・・という気はする。 ずるいことばっかり考えている人はそういう文章になるし、 ケチなことばかり考えている人は、やっぱりそういう文章になる。 となると、彼女はやはり正直なのだろう。 ボーヴォワールが寄せた序文には、「大胆な誠実さで描く」とあって、 確かに仰る通り。 彼女の名前は知っていたけれど、作品は読んだことがないので こちらもあわせて読んでみよう。
しかし、同時代に、カミュだの、サルトルだの、ジャン・ジュネだの、 モーリス・サックスだのが周りにいて、わらわらと作品に名前が 出てくると、本当に想像の世界のよう。 なんだかすごい時代。
フランス文学の棚のあたりをうろうろしていたら、 あれもこれも読んでみたくなって、気持ちばかり焦る。 日本文学だって、読んだことのないものがたくさんあるのに。 今年はたくさん本を読もうと思っているので、 とにもかくにもがつがつ読もう。 人生は上々だ。
https://youtu.be/1TBg78sNX6s
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