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bykaaisz · 1 year ago
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PTSD、CPTSDと生きる、ということ
Intro: 最近のこと
noteとかMediumに書くには重すぎるし、Instagramに書くには長すぎる、SubStackはそういうもの向きじゃないし日本人に馴染みなさすぎる。じゃあどこに書いたらええねん。と思ったが、思いつかなかったのでとりあえずここに書くことにした。多分この内容はそのうち消すかどこかに移動してると思う。
4月に、PTSD、および複雑性PTSDと診断された。
といっても、10代から25年くらい悩んでて最近ひどかった謎の体調不良が実はそういう病気だった、というもので、見た目は元気。仕事もしてるし大学にも在籍してるし休学もしてない。
ただ、わたしのケースは日本だと重症扱いで、何件も病院やカウンセラーをあたっても、ついに治療できる人が全く見つからなかったので、治療の可能性を探りにちょっとだけカナダに戻ってきた。
⠀⠀⠀ カナダに戻ってきた理由は、時折襲ってくるフラッシュバックやそれによる体調不良、極度の自信のなさがあった当時の私の症状を「複雑性PTSDでは?」と最初に疑ったのがカナダのカウンセラーで、その方が有効な治療法と呼ばれるEMDRを提案してくれたから。それと同時に、今が私がカナダで就労ビザを申請できる限界の年齢でもあったので、やっぱ日本よりカナダの方が居心地がいいから移住できたらしたいし、という気持ちからくるものもある。
私の生い��ちとPTSD
実は私の生い立ちには、主に20代前半までに、家族からの精神的虐待、母の自死、その他家族以外からの何度かの暴力、嫌がらせなど、ま〜信じてもらえなそうな数の問題があり、これらのフラッシュバックのせいで中学生くらいから1年の1/3〜半分くらいは体調不良で死んでるのだが、それは全部PTSDの症状、とのこと。
カナダにいた頃はそこまでだったのだが、日本に滞在している間のフラッシュバックがひどかった。多分日本語を喋ることによって母親や父親から殴られたりののしられた記憶、母が突然亡くなった時の記憶にアクセスしやすくなっているんだと思う。
昨年末は極度に忙しかったこともあり特にひどくて、さもうつ病かのように突然涙が出てきたり、こんなにフラッシュバックがひどくなるなら死んだ方がいいのでは、と思うほどだった。自分の「明るく楽しく平和に暮らしたい」という意思に反して否応なしにフラッシュバックが起きるので、どんどん気分がふさいだし情緒も不安定だった。この間、私に連絡をくれる人がなぜか何十人といたのだが、どの連絡も返せるキャパが一切なかった。元気かと言われても元気とは到底返せる状態ではなかった。
今は多分バンクーバーに戻ってることもあって多少調子が良い。それでもたまに幻聴があったり、フラッシュバックを起こすと数日寝込んだりする状態なので、会う人を限定することでなんとか心の平安を保っている。
ちなみに両親のそれが虐待だったことはセラピストに言われて初めて知った。おそらく今お世話になっている人を含め5人以上のセラピストに生育歴を話したが、全員に「精神的な虐待」だと認められたし、一番最近病院で受けた心理検査では見事に中度のPTSD+CPTSD症状が認められたので唖然とした。
ただ、カナダに戻ることを決めたタイミングでありがたいことに日本でもカナダでも専門家と呼ばれる人に行き当たったので、日本でなんとかできるかもと言う頼みの綱が生まれた。どちらもうまくいけば半年以内に結構よくなる、らしい。
このような理由で、連絡は最近ようやく返すことができるようになったが、家族とかアイデンティティ絡みの話が一番フラッシュバックを起こしやすいので、多分飲み会とか、新しい人と会うとか、深掘りされる系の会話とかは当分無理だと思う。 ⠀
PTSD / CPTSDについて、伝えておきたいこと
25年くらい診断が出なかったのは、 PTSDとかCPTSDに詳しい医師が日本には本当に少ないから。どの病院も薬はくれるけど一時しのぎの手段で、それだと治らない。
(主語でかいのでは、と思う人がいるかもしれないけど、25年の間に全国の10人以上のカウンセラー、10以上の病院にかかっての現在の状態だということは伝えておきたい。ものすごい金と時間をかけているので父親にも散々金食い虫だと責められた結果である)
⠀⠀ かつ、日本では私のような人はメンヘラとかで雑に括られたり、「そんなのどうでもいい(興味ない)」「被害妄想」「お前にも落ち度がある」とか言われがちで、安心して誰かに話したり頼れる居場所が本当に少ないと思う。ふとした言動が原因で、意識とは無関係に心のシャッターが降りてしまうこともあって、私でさえ、同じ症状をもつ人を深く傷つけてしまったことがある。
⠀⠀ もし誰かに辛さを打ち明けられた時、どうかアドバイスや意見は脇に置いて、まずは静かに話を聞いて受け止めてあげてほしい。
誰かの話を聞くことって実は思ってる以上に誰かのことを救ってて、私もそういう人のおかげで今日までなんとか生きてるので、話を聞いてジャッジせずに淡々と受け止めてくれた人たちには感謝してもしきれない。 ⠀⠀
あと、私みたいなことは予想外の事件・事故・継続的な暴力体験などで意外と誰にでも起こる可能性がある。
もし辛いことがあった時、話を最後まで聞いてくれる人がいるなら、辛いと言葉にして話してほしいし、それが無理なら自分のためだけに最大限の時間を割いて欲しい。辛さは言葉にできるまで癒されないでずっと残るし、ひどいと怒りになって、それを誰かにぶつけてその人がトラウマを負うことで負の連鎖になったりもする。
Outro: 最後に
長文だし言いにくい話なので口に出すのをずっとためらってたけど、こういう話は言わないと病気の存在も含めて永遠にわかってもらえないものだ、というのを日本に帰国して骨身に染みて感じたので書くことにした。
見た目めっちゃ普通な人にも、なんならチャラチャラしてそうな人にも実は色々傷がある、なんてことは結構普通にあるはずなので、特に目に見えにくい精神的なものについては、無意識の差別や偏見が少しでも減って欲しい。誰しもの考え方とか生き方が尊重されるべきだと思う。この話に違和感を持つ人だったり、ジャッジメンタルなマインドセットで向かってくる人とはもう付き合えないな、とも思う。
偉そうなこと言ってるのは承知だけど、いち当事者としての体験として伝えておきたい。最後まで読んでくれた方、本当に感謝です。
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