医師のための症例議論ウェブサービス e-casebook の開発者によるブログです。開発にともなう技術系の話題などを投稿していきます。
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関西 AI エンジニア塾 オープニングスペシャルに参加しました #関西AI

こんにちは。e-casebook 開発ディレクター 兼 関西 AI 技術研究会代表の金内です。
2月25日(土) 、「関西 AI エンジニア塾 オープニングスペシャル」(主催:関西 AI 技術研究会)が開催されました。e-casebook を開発しているハート・オーガナイゼーションも、共催企業としてがっつり協力しましたので、当日の様子をレポートします!
関西 AI エンジニア塾とは
関西で AI をやってみたいエンジニアのみなさんが集って学べる場を作るため、関西 AI 技術研究会が主催するイベント/勉強会です。
第1回となる今回はオープニングスペシャルとして、株式会社 UEI の清水亮氏、エルピクセル株式会社の島原佑基氏という超豪華ゲストに講演していただきました。会場は大阪のコワーキング/ファブスペースとして注目を集めている The DECK です。
オープニング

当日は13:00 ごろから次々と参加者のみなさんが The DECK に集結。開始時刻の 13:30 にはほぼ席が埋まってむしろ熱気が感じられるという、スタッフとしてはありがたい雰囲気でのスタートとなりました。
オープニングのあいさつと司会は、関西 AI 技術研究会代表として、私が担当しました。
基調講演

基調講演は株式会社 UEI 代表取締役社長 兼 CEO 清水亮氏。『深層学習が拓く未来 - これから AI で可能になること、ならないこと』と題して、AI 関連で幅広い話題をお話しいただきました。AI のみならずコンピュータそのものの歴史も振り返りつつ、ディープラーニングの登場によって従来からの AI 研究が大きく変わりつつあることや、今後にビジネスへの影響などについて、会場とも活発にやりとりしながらの講演となりました。

個人的には、ケネディ元米大統領の「Go to the moon」の演説を、従来型の機械翻訳と、ディープラーニングをつかった Google 翻訳でいかに差が出るのかという比較が印象的でした。
事例紹介

ビジネスでの事例紹介として、エルピクセル株式会社 代表取締役(CEO)島原佑基氏に講演いただきました。同社で取り組んでいる AI を用いた医用画像分析など、AI によって変わりつつある医療の世界を感じられる内容でした。

専門用語がたくさん登場しましたが、医療という参加者の誰にとっても深い関わりのある分野のお話だったこともあり、会場からの質問も活発でした。
パネルディスカッション

3つめのプログラムは、清水氏、島原氏に、ハート・オーガナイゼーション CTO として私も加わってのパネルディスカッション。「AIはソフトウェア開発をどう変えるか?」「AIは医療をどう変えるか?」といったテーマで話し合いました。
会場からも積極的な質問があり、AI を開発した時の成果物(納品物)についてや、医療への影響についてより突っ込んだ議論にも発展したりと、諸事情によりここには書けないことも含めて熱い話が満載でした。

ディスカッション中のツイートをいくつか引用します。
UIデザインの設計だってAIの守備範囲になってくる #関西AI
— T.Motooka (@t_motooka)
2017年2月25日
情報そのものではなく、情報が形成される過程に着目し、そこで勝負しよう #関西AI
— T.Motooka (@t_motooka)
2017年2月25日
ノストラダムスは医者だね #関西AI
— にわタコ (@niwatako)
2017年2月25日
「医療で一番難しいのは、患者の意思を変えること」 重い。。 #関西AI
— T.Motooka (@t_motooka)
2017年2月25日
懇親会
ひととおりのプログラムが終わった後は、そのまま TheDECk で懇親会に突入。スピーカーもまじえて飲んだり食べたりしながら、これまた盛り上がりました。
未来が楽しみ
というわけで、関西AIエンジニア塾オープニングスペシャルは大盛況のうちに終了。これから AI とともに作られている未来が楽しみになる 4 時���でした。
登壇いただいた清水さん、島原さん、スポンサーのフェンリルさん、もろもろお手伝いいただいたみなさん、会場の The DECK さん、そして何より参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
懇親会中「次回はいつですか?」と何度も聞かれました。詳しいことは未定ですが、次回もいいイベントになるよう企画したいと思います。次回についての情報をいち早く受け取りたい方は、ぜひ Facebook ページに「いいね」してください。
AI に興味のあるエンジニア募集してます

ハート・オーガナイセーションでは、医師のための症例議論ウェブサービス「e-casebook」の開発エンジニアを募集しています。
今回のイベントに参加するような AI に興味・関心のあるエンジニアはもちろん、自分のエンジニアリングスキルをより良い医療にいかしたい 方、とことんこだわって自社プロダクト開発に取り組みたい方などなど、少しでも興味を持った方はハート・オーガナイゼーションの問い合わせフォーム、もしくは 私(金内)の SNS アカウント(Twitter / Facebook / LinkedIn)までお気軽にご連絡ください。
お待ちしてます!
では、最後に今回のイベント運営スタッフとしてとってもうれしいツイートをご紹介して本記事を締めたいと思います。
運営のみなさんお疲れ様でした!非常に得るものが多い会でした🙏 #関西AI
— m0t0k1ch1 (@m0t0k1ch1)
2017年2月25日
ではまた!
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IVS CTO Night & Day 2016 Winter に参加してきました #ctonight

こんにちは。e-casebook 開発ディレクターの金内です。
12 月 6 日と 7 日に京都で開催された「IVS CTO Night & Day 2016 Winter powered by AWS」に参加してきました。このイベントは、日本全国のベンチャーを中心とした企業から、100 人規模の CTO やそれに準じる立場の人が集まる招待制オフサイト・カンファレンスです。
5 日夜の前夜祭にはじまり、本編となる 6 日と 7 日は、CTO が抱える課題についてグループで話し合うアンカンファレンス、話題のテクノロジーについての講演、オムロンをはじめとする大手企業の CTO による講演などなど、盛りだくさんのプログラム。

アンカンファレンスの成果は GitHub に pull request を送ってまとめるというあたりが CTO イベントならではの趣向でした。
たくさんの貴重な講演を聞くだけでなく、さきほどのアンカンファレンスやらランチやら夜の懇親会やらその後の 2 次会やらで、たくさんの方々と交流できました。中にはずっと会いたかった企業の CTO や、友人が勤めている企業のCTO ともごあいさつできたりしてグッときました。
AWS の中の人が強力にバックアップ
イベント名に「powered by AWS」とあるとおり、このイベントは AWS の中の方々が強力にバックアップしていて、AWS についての個別相談会などもありました。ちょうど re:Invent 直後だったということもあり、発表されたばかりの新機能を AI やServerless といったトレンドキーワードに絡めて紹介するセッションもありました。
今年の re:Invent は例年にも増してスゴかったので、AWS の中の皆さんも紹介する時間が足りなくて困っている様子。AWS はどんどん新しいものが出てきて、ますますいじりがいがありますね。
AWS のみなさんはこのセッションのみならず、イベント全体をコーディネートしてくださっていて、本当にお世話になりました。
IVS Launch Pad も体験
2 日目の朝は IVS Launch Pad も聞きにいきました。
たくさんのスピーカーが磨き上げられた内容を短い時間で��ンガン発表していくという熱いステージ。どれも面白い。激戦の中、優勝したのは SORABITO 株式会社の「ALLSTOCKER(オールストッカー)」のプレゼンでした。SORABITO 株式会社さんはブルドーザーやダンブカーなどの重機を扱っている会社さんで、ソフトウェア開発に Smalltalk をがっつり採用しているあたりが私の周囲で話題になってます。
CTO は技術本部長とは違う
今回、たくさんの CTO と交流してみて、みなさんが話している内容のレベルの高さに身の引き締まる思いがしました。技術的レベル云々というより、視点の高さを感じました。さすがです。
いちばん印象に残ったのは、オムロン株式会社の執行役員常務 CTO 宮田喜一郎さんが講演でおっしゃっていた「CTO は技術本部長とは違う」という言葉です。
CTO というと「技術のトップ」というイメージがあって、それはそれで間違っていないのだろうと思います。ただ CTO は、より純粋な意味で「技術のトップ」である「技術本部長」の延長線上にあるのではなく、あくまで経営の視点がまずある上で、技術を俯瞰的に捉えていく必要がある、ということだと理解しました。これこそまさに「身の引き締まる思い」というものです、ハイ。
みなさんありがとうございました
今回 5 回目となる本イベント、私自身は初参加で知っている人も少なかったのですが、素晴らしい方々とおそろしいほど充実した時間を過ごせました。どこからどこまでブログに書こうかとあれこれ悩みつつ、けっきょく勢いにまかせてダダダっと書いています。魅力の 10 分の 1 も表現できていないかも。でも、また次回、機会があればぜひ参加したいと思います。
参加したみなさん、運営のみなさん、本当にありがとうございました! またどこかでお会いしましょう!
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医師のための症例議論ウェブサービス e-casebook 開発者ブログはじめます
こんにちは。本日より、医師のための症例議論ウェブサービス e-casebook の開発者ブログ���はじめます。私は開発責任者の金内といいます。よろしくお願いします!
e-casebook は、医師が知識や経験を共有し議論する場を提供することで、医療技術の向上や治療戦略の立案を支援するクラウドサービスです。
現在、CT 画像や X 線画像といった医用画像は「DICOM(ダイコム)」と呼ばれるプロトコルでやりとりされるため、DICOM 画像と呼ばれます。メディアなどには、DICOM 仕様にのっとった DICOM ファイルとして記録します。DICOM ファイルには複数の画像が含まれており、それらの画像を連続して表示することで、たとえば心臓の動きをアニメーションのように表現できます。
医師は DICOM 画像からさまざまな情報を読みとり、疾患を見つけたり、手術の計画を立てたりします。院内での症例検討会やより大規模な学会などでも、そういった画像をもとに医師どうしが「どのような治療が適しているのか」について議論しています。
e-casebook は、DICOM を匿名化してクラウド上で共有し、医師が時や場所を選ばずに症例について議論するための場を提供しています。 既に国内外に数千人のユーザーがいて、約半数は海外のユーザーです。
開発しているハート・オーガナイゼーションは新大阪に本社オフィスがあり、もともとは医療系の学会運営からスタートした企業です。2014 年から e-casebook の開発に取り組んでいます。
技術的側面
開発者ブログなので、e-casebook の技術的側面についての紹介しておきましょ���。
サーバ: Amazon EC2 (Linux)
サーバ環境: Apache / MySQL / PHP
フロントエンド: JavaScript
DICOM ファイルなどのストレージ: Amazon S3
PHP フレームワーク: Symfony 2
.NET(C#), Node.js, AngularJS なども利用
主要なところはいわゆる LAMP で、基本 AWS で動いています。DICOM ファイルは数百 MB から数 GB になるため、S3 には 10 テラバイト以上のデータを保持しています。
C# は Windows 用の DICOM アップローダに使っていたりします。AngularJS を使っているコンポーネントや、Node.js で動いているサービスもあります。
役に立つものはどんどん採用していっています。
開発環境

現在は次のような環境で開発しています(新 MacBook Pro まだ届かない...)。
基本は全員 Mac で開発
Windows 用の開発は必要に応じて仮想環境を利用
最近 PHPStorm を導入
ソースコード管理は GitHub
課題管理はホワイトボードの付箋 + Backlog
開発プロセスはスクラム(デイリースクラム、スプリントレビュー、ふりかえり、スプリント計画ミーティング)
チーム内のコミュニケーションは Slack
現在のチームは私を含めて 5 人で、うちフルタイムのメンバーは 3 人。加えて、定期的に外部のコーチに来てもらって、開発プロセスやチームの改善について話し合っています。少人数で、小回りのきく開発体制です。
私自身は今年の 8 月に入社しました。現在は技術面の責任者として、プロダクトとチームの改善に取り組む日々です。スクラムやタスクボード、GitHub、Slack などの導入は、ここ数ヶ月で進めてきた改善の一環で、今後も各種自動化などやることは満載です。
私がメインで使っているのは iMac 5K + Happy Hacking Keyboard。画面デカいです。

今後、医師が経験や知識を共有することで「もっと病気が治る」世界にしていくため、e-casebook をより発展、普及させていきます。
まだまだプロダクトとしてもチームとしても成長・改善の余地はたくさんあります。その過程で生まれる技術的なネタなどをこのブログで共有していきます。どうぞお付き合いください。
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