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34/igrstsk

01 横浜上空いらっしゃいませ 02 クリミナルツイスト 03 ミッシングリンク 04 小説 05 結婚 06 Too Slow 07 まあぶる 08 17 09 34 10 高校生活最後の日
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20120617
2012年6月、高円寺の交差点にECDが一人で立っていた。
UFO CLUBのライヴ開演前、ちょうど日が暮れる頃だったと思う。話しかけていいかわからず、ドキドキしながら遠巻きに見ていた。しばらくすると植本一子さんが自転車でやってきて、機材か何かを受け渡していた。
実在の人。
交差点に一人で立っていた。
https://ru-clip.com/video/mH6yVGLzYDQ/2012-6-17-ufoclub「recording-report-」ecd-illicit-tsuboi.html
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20170907
夏風邪は長引く。 熱は下がったが咳と鼻水がずっと残っている。それでも仕事終わりで飲みに行ったりしてしまうのだった。
「タモリの名言知ってる?『ちゃんとやれよ、仕事じゃないんだぞ!』ってやつ」
「いいね。俺が知ってるのは『やる気のある者は去れ!』ってやつだわ」
「あはは、それもかっこいいねぇ」
「おっけ、じゃあそんな感じでやろう」
同い年の友達三人でコピーバンドを結成した。一人は花屋、もう一人は内装屋をやっている。みんな下手くそで、飲みに行くために練習しているようなものだ。 21時からの予約したスタジオに、二人とも30分遅刻してきた。俺は喉の痛みが悪化した。
いい感じだ。
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20170828
虫の知らせなんてないじゃん。 アースレッドをまいたせいかな。俺の部屋は二階だし、土や自然と触れ合わない暮らしをしていると直感も鈍っていくのかもしれない。俺はもともと霊感もないし。 そんなことを考えていた。何も出ないまま便座に座りながら。鏡を見ると目が赤くなっていて、やっぱり仕事は休もうと思った。力なく布団に寝転がると、さっき見た夢のことを思い出した。 車を運転していた。大学時代の先輩だか宮藤官九郎だか、そんな男性を助手席に乗せて。案内されながら走って、「ブレーキ全然きかないんですけど大丈夫ですか?」「みんなそうだよ。足で止めるしかないね」なんて話をしながら。 角をいくつか曲がり、急な斜面の前で車を降りる。そのときにはもう車じゃなくて自転車で来たことになっていた。湿った土が露出した坂を登って、「これはもう坂じゃなくて壁だよ」「外側じゃなくて内側を通ればいいんだよ」なんて話をしながら進む。 坂の上に洞窟があった。その中にあるハシゴを登ると、そこは見晴らしのいいお寺の境内だった。お寺というか金毘羅宮みたいな。道中では誰にも会わなかったのに、そこにはたくさんの人がいた。お参りに行列が出来ていて規制のアナウンスが流れていた。 俺はここを目指してたのか。崎陽軒の売店があるってことはここも横浜なのかな。と考えを巡らせていた。 母親からの電話で目が覚めた。 祖母が亡くなった。
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20170810
Devoの「Mongoloid」を聴いている。 「Dev-O Live」というライヴ盤に収録されている。 この曲を聴くといつも思い浮かべるのだ、低い温度で燃える消えない炎を。 それはこの曲に限ったことじゃなくて、さっきまで聴いていた「Blockhead」でもおんなじだし、ミッシェルガンエレファントの「ギヤ・ブルーズ」でもおんなじなのだ。音楽的に説明することもできるけど、それは夢がないのでやめたい。かっこいい、ということだ。 爆発しない。沸騰しないまま温度だけ延々と上がっていく。気づかないまま致命傷を負わされる。海に流れてしまった重油に火をつける夜。
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