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第11回「小ふねのみなと」

2025年5月17日(土)　スタジオフォー

つる／小ふね 牛ほめ／東村山 火焔太鼓／小ふね ＝休憩＝ お化け長屋／小ふね

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・あいにくの雨でしたが、たくさんのお客様。

・開演時間が近づいても小ふねさんが現れないため、１席目を東村山さんに変更することに決め楽屋に向かうと、すでに着替えを終え涼しい顔の小ふねさんが!　「最初に東村山さんに上がってもらいましょうか？」と尋ねると「いいえ、大丈夫です」と(なぜかやたらと)落ち着き払った応答。

・到着がギリギリになったことに一切触れないマクラ(笑)を経て、まずは噂の「つる」を。確かに衝撃的な展開ではありますが、話の運びがとても自然なので、その世界にスーッと入り込んでゲラゲラ笑えてしまう一席に仕上がっています。凄い。

・お次は東村山さん。小ふねさんがなかなか到着しなかった件、事前に本人から「すいません！　ぎりぎりになりますが、間に合います！　すいません！」というメールが届いていましたし、遅めの到着に慣れていた(笑)ので、スタッフサイドはそれほど焦っていなかったのですが、東村山さんはかなりドキドキしていたようで、ごめんなさい。小ふねさん情報いろいろのマクラ、軽妙で工夫いっぱいの「牛ほめ」、お見事でした。勉強会が満員になるの、納得。

・今回のネタ出しは、雲助師から教わった「火焔太鼓」。マクラでは、お稽古をお願いしてから、アゲていただくまでのいろいろなエピソードを披露。本編の終盤、次々と並べられる小判に女将さんが驚くシーンで、今まで他の演者さんの高座では見たことのない行動をとる女将さん!!(もちろん客席は大盛り上がり!!)　休憩明けのマクラによると、なんとあのパートは雲助師直伝でした!!（←小ふねさんが動きに少しアレンジを加えています）。そのシーンのみならず、終始楽しく、テンポのよい一席。今後の進化が楽しみです。

・最後は「お化け長屋」。ネタおろしからおそらく１ヶ月くらいのはずですが、すっかり自分のモノにしている感じで、さまざまなキャラの登場人物が、それぞれ鮮明に浮かび上がっていました。

・いつものように全力投球の３席。しかも、この日は終演後も余裕がある感じでした（これまでの会では、毎回ゾンビ状態）。

見よ!　この、余裕の笑顔!

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第10回「小ふねのみなと」

2025年2月15日(土)　スタジオフォー

宗論／小ふね 野村／枝平 松曳き／小ふね ＝休憩＝ ・プレゼント抽選 右差しの侍／小ふね 磯の鮑／小ふね

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・開催10回目ということで、第１回(2022.9.11)から第９回(2024.11.2)までにかけた全演目から、お客様による投票結果をベースに選出(※)した「BEST OF 小ふね落語2022-2024」を口演するスペシャル企画。 ・小ふね版「宗論」は、番頭さんがむちゃくちゃキーパーソンw　朗々と響く讃美歌もいとおかし。 ・枝平さんの「野村」は、落語作家・青山知弘（＝ピン芸人・どくさいスイッチ企画）さんによる新作。小ふねさんをめぐるマクラも最高www ・「松曳き」は、得票数単独一位。納得の面白さ!! ・抽選で６名のお客様の手に渡ったのは、小里ん師匠と小ふねさんのお稽古風景を描いた、林家楽一さんの紙切り作品（のコピー）。このプレゼント、実は小ふねさんが自分でプリントしてサインを入れたものです。何回か前の「小ふねのみなと」の際に、「この会のお客様にプレゼントしたい」と持ってこられたので、大事に保管しておりました。 ・「右差しの侍（作・ナツノカモ）」は、テンポ抜群。それぞれの登場人物(動物含む)の利き腕をいちいち付け加えながら語られる昔話は、もはや"言い立て"の世界w　そして、お侍さまが格好いい。 ・ワケあって絶賛強化中の「磯の鮑」。後半の畳み掛けるような展開は爆笑の渦に。ダイナミック(かつ滑稽)なアクションも堂に入っていました。

※「BEST OF 小ふね落語2022-2024」の決め方

＝投票結果＝ １位「松曳き」 ２位(同数)「右差しの侍」「らくだ」 ３位(同数)「天狗裁き」「���忽長屋」「お見立て」「宗論」「臆病源兵衛」

※小ふねさんの落語は、どの噺にも独自の工夫があり本当に面白いので、「けっこう��がバラけるかも……」と思っていましたが、結果は予想を遥かに越え、まさに割れに割れました（全30席のうち23席が票を獲得）。 そこで上記８席を小ふねさんにお伝えし、その中から小ふねさん自身に選んでいただいたのが、「BEST OF 小ふね落語2022-2024」の３席です。

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第９回「小ふねのみなと」

2024年11月２日(土)　スタジオフォー

たらちね／小ふね ディズニー行きたい／十八 茶の湯／小ふね ＝休憩＝ もぐら泥／小ふね

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・今回も会場到着後すぐに高座に上がり、ネタおろしの「茶の湯」をサクッと最後まで。聞けば、ここへ来る前にタクシーの中で運転手さん相手に喋ったそうです(←これが真のネタ下ろし?!） ・会の４日前、池袋演芸場での「二ツ目勉強会」に出演。この会は何人かの師匠たちが客席で高座を聴き、最後に講評をするという、とても緊張する会なのですが、そこで「おもしろかった」と褒めていただけたそうです（この日のお客さまたちに、うれしそうに報告）。 ・「たらちね」は隣の婆さんが大活躍。二人のやりとり、荒っぽいけれど、互いを思いやる様子が見え隠れして、とてもよいです。 ・「茶の湯」はネタおろしで早くもすっかり小ふねカラー。ひどい味のお茶を口に含んだシーン、大熱演。 ・「もぐら泥」では、口調や表情に加え、仕草でも表現がグレードアップしていることを実感（えらそうに、すみません。。。） ・十八さん、マクラから絶好調。つくりたての新作も大好評でした。

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第８回「小ふねのみなと」

2024年９月７日(土)　スタジオフォー 新聞記事／小ふね 和田平助／梅之丞 松曳き／小ふね ＝休憩＝ 夏どろ／小ふね

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・前回公演中止となったため、およそ半年ぶりの「小ふねのみなと」。 ・会場入りしてすぐ、発声練習のため(?!)「松曳き」の出だしを少々……のはずが、けっきょく最後まで（もちろん、本番よりずっとパワー抑えめ）。 ・この会では初めて講談の前座さんを。梅之丞さんは、明るく爽やかなだけでなく、けっこう度胸もありそう＞マクラの内容w ・ご一門のルールにより、顔出しはNGなので、終演後の恒例２ショットはナシ。小ふねさんが少々咳っぽいということで、お見送りも省略させていただきました。申し訳ありません!

ちゃんと仕草も確認(!?)

いったいどこを見ているのでしょうw（梅之丞さんが横で見ているので、照れたのかもしれません）。このあと、二人仲良く帰って行かれました♪

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第７回「小ふねのみなと」

2024年2月17日(土)　スタジオフォー

道灌／小ふね 高砂や／駒介 死神／小ふね ＝休憩＝ 寄席の唄♪／駒介 動物園／小ふね

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・初めての夜開催。小ふねさん、会場に到着するとコートも脱がずに高座へ直行。実際に声を出しながら死神役のテンションをどのレベルにするか確認してらっしゃいました。 ・当日午前中の黒酒さんとの二人会でネタおろしした「死神」。もちろん小ふね落語ならではの笑いも随所に散りばめられていましたが、これまでの小ふねさんと一味違う、不吉で不穏な雰囲気が漂うパートもとても魅力的でした。 ・もう１席のネタだし「動物園」は、登場人物それぞれの人生が垣間見える快作(←もはや改作と呼んでもいいかもw） ・駒介さんは、素敵な唄声が生きる「高砂や」に加え、休憩明けには三味線を奏でながら音曲(端唄、小唄など)をたっぷり!! 　　＜セットリスト＞ 　　お座付「吾妻八景」 　「春風がそよそよと」 　「文弥くずし」 　　とっちりとん「あんかの愚痴」 　　大津絵「三味線七不思議」 　　都々逸 　「槍さび」 　「桜見よとて」 ・「死神」と「動物園」のあと、脚がつらそうでしたが、その原因は正座でのお稽古のし過ぎのようです。早くよくなるといいですね!

コートのまま高座へ

終演後の柳家ヘロヘロ小ふね氏

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第六回「小ふねのみなと」

2023年11月18日(土)　スタジオフォー

初天神／小ふね 雪てん／けろよん 宗論／小ふね ＝休憩＝ 浮世床〜本〜／けろよん 臆病源兵衛／小ふね

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第五回「小ふねのみなと」

2023年8月13日(日)　スタジオフォー

鈴ヶ森／小ふね 八五郎長屋(新作)／笑王丸 天災(ネタ出し)／小ふね ＝休憩＝ 金明竹／小ふね

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ネタ帳は「第三回」となっていますが、「第五回」です。

・最初のマクラ（上京して、落語の世界に入る前に働いていた職場でのエピソードいろいろ）、むちゃくちゃ面白かったですwww　坊主頭で、一生懸命で、どこか天然な芳賀伸弘(本名)クン。周囲の方々からさぞかや愛されていたことでしょう。 ・ご用命演目「天災」。ふつうの演者さんなら絶対に省略しないシーンやエピソードを、ざくざくカットしていて、八五郎さん、紅羅坊先生の人物造形も実に小ふねさんならでは。定番の演目を(強引にではなく)ナチュラルに"小ふね色"に塗り替えてしまう能力の高さに、今回も感服いたしました。 ・「金明竹」にもさらなる進化。（以下ネタばれ）今回加わったのは、松公が上方言葉をやけに上手にマスターしちゃう、という仕掛け。終演後、楽屋でその話題になったら「貸し傘や貸し猫の口上を、あんなにスラスラ覚えられるんですから、上方弁マスターもありだと思います」と笑王丸さん。「なるほど、その発想はなかったわ。確かにそうだね!!」と小ふねさん。年がら年中、落語について考えまくっている若者同志の会話、素敵です!!

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第四回「小ふねのみなと」

2023年5月20日(土) 　スタジオフォーにて開催 (101回目の)桃太郎／小ふね 千早ふる／左ん坊 お見立て／小ふね ＝休憩＝ 鮑のし／小ふね

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・小ふねさん、開場時間ちょい前に到着（道に迷ったそうです） ・ご用命演目「お見立て」は２度目の口演とのこと。喜瀬川花魁と喜助の関係性や、杢兵衛さんの人物造形など、ほかの方々の「お見立て」とはいろいろ違い、大変新鮮（もちろん大変おもしろい）。……ですが、当人としては納得のいくデキでなかったと、終演後のお見送りでお客様お一人お一人に謝っていました。「後半失速」「終盤の詰めが甘い」など問題点がはっきりしているようなので、今後さらにおもしろい噺になっていくのでしょう。楽しみ!