kumagaimemo
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kumagaimemo · 1 year ago
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いかに経済的繁栄を共有するか ダロン・アセモグル MIT経済学教授 FA
民主的資本主義体制の下
バルダンとマーチン・ウルフの比較
バルダン 
社会格差からの「不安」。
ベーシックインカムで格差トレンドを変更等。
ウルフ
社会的セーフティネットワークの強化と「より良い」雇用への投資。
①公正な経済成長を実現し、②政治腐敗を管理し、③大企業の過剰な権利の抑制が必要
民主的資本主義の危機を、民主主義の終焉としないための方策は存在する。(と信じる的な。)
・民主的資本主義の危機
マーティン・ウルフ
「民主的資本主義の危機」
この機能不全の根本原因は資本主義とリベラルなデモクラシーの関係が破綻している事
プラナブ・バルダン
「不安に覆われた世界」
世界を苦しめているの病は、格差ではなく、不安という視点から理解すべき。
両者共、問題は、制度が市民のためにうまく機能しなかったことで、その逆ではない。
・何が停滞と衰退を引き起こしているか
バルダン
格差からの経済的不安
ウルフ
この50年で欧米が実践するようになった特有の民主主義、つまり、貧困層や労働者階級の問題に目を向けなくなった『新自由主義的』システムの構造的弱点に焦点。
新自由主義
労働者の利益よりも資本家の利益を優先する政策の導入
この変化が全ての人の利益になるとの主張のもと。
実際は、社会の底辺にいる人々はコストを押し付けられるだけ。
しかも、政治が取り残された人々に対するセーフティーネットの強化を怠る。
ウルフ
「繁栄を共有するシステムの崩壊」と「民主主義の危機」が密接に結びついている事を正しく指摘。
アメリカ
第二次世界大戦から1980年まで格差も全般的に縮小。
だが、1980年以降、実質賃金は大学院や専門スキルを持つ労働者の間では上昇したが、高卒のみ、あるいは学位を持っていない労働者、特にそうした男性労働者の所得は停滞するか、低下した。
・なぜ機能不全に陥ったか
ウルフは民主主義の病に対する大枠の分析を示すことは避けているが、その主要な原因の一つが『民主的市民性』の喪失にあることを認識している。
民主的市民性
「民主主義を機能させるには、市民たちは自分たちのコミュニティや制度に対して責任を果たさなければならない」という歴史的な考え。
20世紀後半の欧米の民主主義は、市民の義務から切り離されるようになった。
大衆は民主的な権力を行使する様に促される一方で、他者の利益のために貢献することは無くなった。
『権利と義務の遮断。』
しかし、民主主義の衰退を促したのは、新保守主義者や右派政治家だけではなかった。
ウルフが強調する様に、左派やリベラル中道派の多くも、それが、市民権や民主主義をどの様に変化させるか考慮することなく、先進国へのより開かれた移民の受け入れを求めた。
多くの移民が受け入れ国の基本的な価値や権利、例えば、(特定の)宗教を風刺する自由を否定すれば、デンマークやフランスでそうなったように、「移民は社会契約の本質を損なっている」とみなされるかもしれない。
異なる構成員が共和国の本質について基本的考えを共有できなければ、民主主義が機能するのは難しくなる。
さらにウルフは文化的変容のもう一つの側面、つまり、実力主義への過大評価が、欧米の貧しい労働者の不安をいかに高めているか触れている。
取り残された人々の多くが「苦境にある人々を自業自得と切り捨てるような実力主義」を内包する民主的制度を否定しても不思議ではない。
・信頼の失墜
広範な信頼の低下を指摘する専門家もいる。
民主国家の多くの人は、自分を共同体のメンバーと自覚しなくなり、同胞をアウトサイダー、対立する集団の一人と見做す様になった。
政府に対する信頼の崩壊を、市民の問題と見ることもできる。
しかし、ウルフに主張は別の側面を持っている。
それは、国家の制度によって市民が切り捨てられたことだ。
新技術とグローバル化が引き起こす混乱に対する制度の構築が放置されてしまった。
さらに悪いことに、こうした政策の多くが、テクノクラート的・科学的に裏付けられた事実として提示されてしまった。
なぜ失望した人々が左派の代替案でなく、右派のポピュリストや権威主義に系統していったのか、理由ははっきりしない。
バルダンもウルフも、ナショナリズムの復活は民主主義の衰退の原因ではなく、結果だと考えている。
・選択肢はあるか
ウルフ
機会の平等の強化する一方で、福祉国家への投資を求めている。
「働ける人、働く用意のある人のためにのより良い仕事」を提供する。
バルダン
ベーシックインカム
しかし、ベーシックインカムはコストがかかるだけでなく、「社会に貢献しているという感覚」を人々に与えることができない。
歴史を通じてテクノロジーを誰が支配するかで、経済成長から得られる利益の分配は左右されてきた。
新技術の採用や採用のされ方の決定のプロセスに労働者を参加させなければならない。
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kumagaimemo · 1 year ago
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いかに経済的繁栄を共有するか ダロン・アセモグル MIT経済学教授 FA
民主的資本主義体制の下
バルダンとマーチン・ウルフの比較
バルダン 
社会格差からの「不安」。
ベーシックインカムで格差トレンドを変更等。
ウルフ
社会的セーフティネットワークの強化と「より良い」雇用への投資。
①公正な経済成長を実現し、②政治腐敗を管理し、③大企業の過剰な権利の抑制が必要
民主的資本主義の危機を、民主主義の終焉としないための方策は存在する。(と信じる的な。)
・民主的資本主義の危機
マーティン・ウルフ
「民主的資本主義の危機」
この機能不全の根本原因は資本主義とリベラルなデモクラシーの関係が破綻している事
プラナブ・バルダン
「不安に覆われた世界」
世界を苦しめているの病は、格差ではなく、不安という視点から理解すべき。
両者共、問題は、制度が市民のためにうまく機能しなかったことで、その逆ではない。
・何が停滞と衰退を引き起こしているか
バルダン
格差からの経済的不安
ウルフ
この50年で欧米が実践するようになった特有の民主主義、つまり、貧困層や労働者階級の問題に目を向けなくなった『新自由主義的』システムの構造的弱点に焦点。
新自由主義
労働者の利益よりも資本家の利益を優先する政策の導入
この変化が全ての人の利益になるとの主張のもと。
実際は、社会の底辺にいる人々はコストを押し付けられるだけ。
しかも、政治が取り残された人々に対するセーフティーネットの強化を怠る。
ウルフ
「繁栄を共有するシステムの崩壊」と「民主主義の危機」が密接に結びついている事を正しく指摘。
アメリカ
第二次世界大戦から1980年まで格差も全般的に縮小。
だが、1980年以降、実質賃金は大学院や専門スキルを持つ労働者の間では上昇したが、高卒のみ、あるいは学位を持っていない労働者、特にそうした男性労働者の所得は停滞するか、低下した。
・なぜ機能不全に陥ったか
ウルフは民主主義の病に対する大枠の分析を示すことは避けているが、その主要な原因の一つが『民主的市民性』の喪失にあることを認識している。
民主的市民性
「民主主義を機能させるには、市民たちは自分たちのコミュニティや制度に対して責任を果たさなければならない」という歴史的な考え。
20世紀後半の欧米の民主主義は、市民の義務から切り離されるようになった。
大衆は民主的な権力を行使する様に促される一方で、他者の利益のために貢献することは無くなった。
『権利と義務の遮断。』
しかし、民主主義の衰退を促したのは、新保守主義者や右派政治家だけではなかった。
ウルフが強調する様に、左派やリベラル中道派の多くも、それが、市民権や民主主義をどの様に変化させるか考慮することなく、先進国へのより開かれた移民の受け入れを求めた。
多くの移民が受け入れ国の基本的な価値や権利、例えば、(特定の)宗教を風刺する自由を否定すれば、デンマークやフランスでそうなったように、「移民は社会契約の本質を損なっている」とみなされるかもしれない。
異なる構成員が共和国の本質について基本的考えを共有できなければ、民主主義が機能するのは難しくなる。
さらにウルフは文化的変容のもう一つの側面、つまり、実力主義への過大評価が、欧米の貧しい労働者の不安をいかに高めているか触れている。
取り残された人々の多くが「苦境にある人々を自業自得と切り捨てるような実力主義」を内包する民主的制度を否定しても不思議ではない。
・信頼の失墜
広範な信頼の低下を指摘する専門家もいる。
民主国家の多くの人は、自分を共同体のメンバーと自覚しなくなり、同胞をアウトサイダー、対立する集団の一人と見做す様になった。
政府に対する信頼の崩壊を、市民の問題と見ることもできる。
しかし、ウルフに主張は別の側面を持っている。
それは、国家の制度によって市民が切り捨てられたことだ。
新技術とグローバル化が引き起こす混乱に対する制度の構築が放置されてしまった。
さらに悪いことに、こうした政策の多くが、テクノクラート的・科学的に裏付けられた事実として提示されてしまった。
なぜ失望した人々が左派の代替案でなく、右派のポピュリストや権威主義に系統していったのか、理由ははっきりしない。
バルダンもウルフも、ナショナリズムの復活は民主主義の衰退の原因ではなく、結果だと考えている。
・選択肢はあるか
ウルフ
機会の平等の強化する一方で、福祉国家への投資を求めている。
「働ける人、働く用意のある人のためにのより良い仕事」を提供する。
バルダン
ベーシックインカム
しかし、ベーシックインカムはコストがかかるだけでなく、「社会に貢献しているという感覚」を人々に与えることができない。
歴史を通じてテクノロジーを誰が支配するかで、経済成長から得られる利益の分配は左右されてきた。
新技術の採用や採用のされ方の決定のプロセスに労働者を参加させなければならない。
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kumagaimemo · 1 year ago
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未来ビジョンを巡る米中衝突 マーク・レナード(ヨーロッパ外交問題評議会 ディレクター) FA
冷戦の歴史が再現されていると考えるアメリカ。
北京は「各国はイデオロギー紛争よりも、自己判断と多層的連携へ向かっている。」と予測し、戦略をとっている。
北京の未来ビジョンの方がワシントンよりも正確?
その場合は、アメリカの戦略(大国によるブロック主義と、その均衡と安定へのノスタルジーに基づく。)はうまく行く筈がない。
・米中の未来ビジョン
習近平 100年に一度の大変動
中国の戦略家達 既存の秩序を全面的に修正したり、別のものに置き換えたりするのではなく、現在の世界、あるいは近い将来の世界を最大限に利用としている。
欧米のほとんどの指導者・政策立案者
既存のルールに基づく国際秩序の維持
重要な特質をアップデートし、新たなアクターを取り込もうとしている。
中国
『秩序のない世界での生き残り戦略』(乱世?)を目標に変えつつある。
「第二次世界大戦後に構築された世界秩序は現実との整合性を失いつつあり、それを維持しようとしても無駄だ。
システムを救おうとするにではなく、その破綻に備えている。
米中はポスト冷戦秩序は終わったとの認識では同じでも、それに続く秩序については違う理解をしている。
ワシントン
大国間競争の復活
中国
各国が自らの主権とアイデンティティを求める流れは、より細分化された多極世界をもたらす。
筆者「北京の方がワシントンより正しいのではないか?」
無秩序・不均衡・細分化の世界へ備える。
・中国の安全保障ビジョン
中国 乱世のサバイバルに耐える。
「欧米諸国はルールに基づく秩序を擁護している。」
これへの欧米以外の諸国の反発は、ルール設定のプロセスに参加できないことにある。
もっと根深いのは「欧米諸国がその規範を選択的に運用し、自らの利益に合わせて頻繁に修正してきた。」ことに対する不信。
『ルールに基づく秩序という主張は、長い間、欧米のパワー行使の隠れ蓑にされてきた。』
世界の多様化が進む不可逆の流れ。
技術の進歩と、人口動態の変化によって加速。
現代中国 19世紀の思想も復活。
『適者生存』の概念を社会や国際関係に当てはめた『社会ダーウィン主義』
国家は進化しなければ死んでしまう生物の様なもの。
中国の課題は『生き残ること。』サバイバル。
闘争という言葉が多く使われるようになっている。
・欧米同盟対グローバルサウス
中国「アメリカはウクライナ戦争を利用して、民主国家と独裁国家に溝を固定化しようとしている」と認識。
AUKUS、Quad.
新しく「一つの中国と一つの台湾」
中国の公的な同盟国が北朝鮮だけであるから、中国が欧米同盟との戦いに勝利することはあり得ない。
むしろ中国は相対的孤立を利用して、中国や新興国を含むグローバルサウスで広がる非同盟主義のトレンドを追い風にしようとしている。
ウクライナ戦争でロシアの経済制裁に参加している国は33カ国だけで、137カ国は参加を拒否。
著名な外交戦略家「アメリカは衰退途上にはいないが、欧米諸国としかうまく話ができない。」
ワシントンは「敵か味方か」の圧。
中国は途上国へのインフラ投資。
一帯一路構想。
グローバル開発構想。
・複合的現代性の未来
中国シンクタンク高官「世界は世界経済と安全保障の中心ー周辺という(同心円的)構造から、多中心的な競争と協力の時代へいkじょうしつつある。」
このビジョンを複合的現在性と結びつけている。
「���候変動やLGBTQの権利といったトピックについて、諸外国を説教する欧米と違って、各国の主権と文明への中国の敬意を示す」意図。
欧米諸国の多くは、中国の実力を疑っている。
1、韓国がアメリカに接近
2、東南アジアではフィリピンがワシントンとの関係を強化
3、アフリカでは北京の植民地主義的な扱いに対して反発
ただし、大きなトレンドとして北京はより積極的に、野心的になっていることのを見落としてはならない。
・米中の競い合い
欧米
リショアリング
フレンドショアリング
中国
双循環
国内循環・スペアホイール
国際循環・ボディロック
!イノベーションを推進するには、経済における国の役割を小さくする必要があるが、これは習近平の強い意向に反する変革であり、現時点では実現するとは考えにくい。
・分断された世界
北京の判断の方がより正確である可能性が高い。
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kumagaimemo · 1 year ago
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インプット大全
・はじめに
インターネット上のデジタル情報の量は20年前に比べて5000倍に増えている。
情報爆発の時代
適切な情報のインプットが必要
・アウトプット大全からの4つの基本原則
①二週間に三回使った情報は長期記憶される。
②インプットとアウトプットを繰り返す。
③インプットとアウトプットの黄金比は3:7
④インプット→アウトプット→フィードバック→インプット・・・
Chapter1
インプットは質が先で量は後。
脳の中に情報が入って(inする)、情報が置かれる(putする)
「何となく」読む、聞く、見るのはNG
インプットと目標設定は、必ずペアで行う。
『アウトプット前提でインプットを行う』AZ
心理的プレッシャーがかかり緊張状態になり、ノルアドレナリンが分泌される。
→集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まる
→「アウトプットネタ」探しを前提にするのも良い(ブログやSNS等)
興味・関心のあるキーワードを書き出す。(カクテル・パーティー効果)
目的・テーマの明確化
自分に問う→脳は質問されると、その答えを探そうとする。
アウトプットを前提とする。
Chapter2
気づきとTo Do
「確証バイアス」にとらわれない様にニュートラルに情報を取得する。
「紙」派であっても「電子」を積極的に取り入れる。
Chapter3
目的を定めてノートに書き出す。
→何となくの姿勢はNG!!
傾聴する
→深いレベルで相手を理解し、共感する
自分が聞きたいことを聞くのではなく、「相手が話したいこと、伝えたいこと」をじっくり聴く。
→余計な事を言わない。否定、すぐのアドバイス・対処法の提示はNG。
アイコンタクト・相槌・おうむ返し
客観的で想像力に基づく。
[英語]
オーバーラッピング 音声を聞きながらスクリプトを音読
リピーティング   音声を聞いて復唱する(一文ずつ)
シャドーイング   音声を聞きながら復唱し続ける(聞き流しながら)→聞き取れなかった部分は、発音できない
ディクテーション  音声を聞きながら、一字一句聞き取っていく
無音派→普段の集中力が高い人
雑音派→カフェや自然音を活用(若干の音があった方が捗る)
   →騒がしいのは逆効果
Chapter4
見直す。
情報が二週間で三回以上のアウトプットによって定着する、の「二週間で三回以上」は目安。
反復するインプットでも記憶に残る。
メモを見直す。
メモ→記録・忘備録と知的生産を高める。
  →アイデアやひらめきを蓄積し、自らの『第二の脳』として活用。
定期的な見直しによって「インキュベーション(孵化)」させる。
ひらめきの連鎖。
見る・読むかれあ脳を解放し休息させる。
Chapter5
DIKWモデル
データ→情報→知識→知恵 data→ information→ knowledge→ wisdom
情報を宅配便化する
・タイムラインの一元化
・Googleアラート
・Rssリーダー
ストック
webのものはpdfにて保存する。
Chapter6
人と会う
→100人と一回より10人と10回
大学院に行く
基本的にはお勧め出来ない大変さ。
金・時間・労力
『人生にとって100%必要な事か?』
Chapter7
精微化して覚える
インプットとアウトプットの間が重要
→まず覚えて、記憶として保持して、思い出して最後に書く
→記銘・保持・想起
1、追記
2、関連付け
3、言い換え
4、ストーリー化
5、整理、まとめ(体制化)
6、視覚
7、省察→(デカルト。自問自答的な?)
インプット直後にアウトプットする。
記憶したことを何も見ずに(想起練習)
脳内情報図書館を構築する
・目標達成のためのマンダラチャートの活用。
学びを欲張らない
3つの気づきを得られれば十分マインド
→記憶が一度に3つまで。
記憶力を良くする。
⭐️週に2時間以上の有酸素運動!
移動する。
いくつかの場所を移動しながら勉強する。→『移動ニューロン』の活性化。
備える。
今のインプットの効果を実感するのは10年後。
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