Living in a sea side town, filming daily motions, enjoy cooking, keep a diary. Like to think about philosophical and ideological things. Love plants and birds. Enjoy winter mountaineering with my hubby.
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恋に落ちたら忘れられなくなってしまった
忘れなくてはならないのに、好きになってしまった
好きな人を忘れるのは難しい 離れるしかなかった
それしか方法がなかったから
君が健康で幸せでありますように
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桐原の言葉をきいたとき、小さな違和感があった。検査結果をすでに知っていたような気がしたのだ。 遥子は、たしかに血液検査のことを忘れていた。だから、自分の思い過ごしなのかもしれないと思った。
すでに知っているのに、知らないふりをする桐原を信用する気にはなれなかった。昼に食べたフライドチキンのせいか、胃もたれがする。里加は、昔の古傷が痛む。低気圧が近づいてくると、
どこが傷むの?里加は聞いた。関節?桐原は、遥子の話題をもはや出さなかった。どこか不自然さを感じながらも、里加はそれ以上何も聞けなかった。
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早朝、まだ薄暗いうちに、美桜はバニラ風味の紅茶を淹れる。 むせるほど甘い香りが立ち込めるキッチンからバルコニーに出て、紅茶を待ちながら、バルコニーの床にデッキブラシをかけるのが習慣になっている。美桜にとって、朝の儀式のようなものだった。 長年使っている耐熱ガラスのマグカップ。長年といっても、割ってしまったものと同じものを買い直したばかりなので、まだ新しい。 あまりにも長く使い続けたために、 手になじんで、他のマグカップは使えなくなった。 使い古したトラベラーズノートを広げて、今日の予定を確認する。 10時には家を出ないと、午後の診察には間に合わない。
重い気分で、今日も問題と向き合う。此の人が苦手な理由に直面するのだ。セラピストは私より若いかも知れない。いつも気怠そうにして、やる気のないセラピスト。世の中の不幸がすべてこの目の前にいるセラピストに降りかかればいいのに。
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タミラのことを思う。本当にかわいそうな子どもだった。
母親の愛情を求めても、母親に能力がなかった。 タミラは求め続けた。 愛されていないと分かっていても、母の存在を求めた。しかし、母には愛が枯渇していた。 タミラには、自分の母親の中に愛が枯渇していることを理解できていなかったと思う。 それに気づいていれば、タミラは、母親の愛を求めるのではなく、違う方法で生きていくことを思いついただろう。 その意味でタミラは哀れであり、気の毒な子だった。 タミラがタミラたる所以は、タミラ本人には責任はなかった。
しかし、タミラは、すべての問題を引き受けて、とても辛い時間を過ごした。タミラは、すべての問題を自分のせいだと認識していた。 今、タミラは、母親から離れて、すべてを理解していることだろう。距離をとることは悪いことではない。 しかも、レイチェルは、タミラが突然失踪しても、まったく意に介していなかった。 これでよいのだと思う。 レイチェルは、タミラを愛していると信じている。 本当はそうではないが、他の母親と同じように、娘に愛情を注いできたと信じ切ってる。 タミラが早く母親の愛情を求めることを諦めて、 自らが愛せる人になること。それが、タミラの救いになる。 きちんと愛せる人になれば、愛されるようになる。 同じような不幸な境遇の人は多い。 しかし、それでも、幸せになっている人も多い。 一方で、親の愛情をたっぷりと受けて育ったとしても、横柄で人を見下し、魅力のない人はたくさんいる。 だから、希望を捨てずに、生きていってほしい。
いつか、タミラも安息の地に行きつき、愛し、愛され、愛を知り、安心や安息に包まれて、幸せになるだろう。 心がふるえるほどのもろさをはやく捨てて、強く生きなければならない。強く生きなければ幸せを感じることはできない。 気弱さは幸せを遠ざける。
タミラにいつか会いに行こうと思う。
それまで、タミラの物語はいったん終わりだ。
再開したときは、新たなタミラの様子をお知らせすることができるだろう。
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タミラは、パンケーキのような人だった。 偶然、タミラに会った人から話を聞くことができた。 タミラは、今、南の島のリゾートホテルに滞在しており、病気を治しているそうである。調子のよい時は、ホテルのバーで働いて、客にお得意のモヒートをふるまうのだという。 肌もこんがりと焼けて、とても健康そうにみえた、と、その人は言った。パンケーキみたいに?と笑い合った。 彼女の心のもろさは、彼女の欠点だった。 いや、彼女の心のもろさは、彼女の長所だった。 今、タミラは、毎日穏やかに暮らしている。 自由を謳歌して。
タミラの毒親は、ようやく娘を始末することができた。 言うことをきかない、あの憎たらしい小さな子。 我が子を愛せない悪魔の女レイチェルは、自ら手を下さずに、 娘を捨てることができた。 悪魔の子タミラ、かわいそうなタミラは、母親に愛されたかったが 愛されることなく、命を吸い取られ 魂を吸い取られ、抜け殻のように生きているだけだ。 虐待とは、小さな子の頬を叩くことだけではない。 熱湯を浴びせるだけでもない。 ペット用の檻の中に閉じ込めることだけではない。 ネグレクトや心理的虐待だけでもない。 親に愛されたいと願う娘に、あたかも愛しているか のように演じながら、愛してい��いことを確実に娘 に伝える方法でも虐待することはできる。 母の愛は偉大だ。 偉大だからこそ、小さな娘は母の愛を求めた。 しかし、レイチェルには与える愛がなかった。 愛しているふりをしていながら、実際には、タミラを愛してはいなかった。 タミラは、レイチェルに愛が枯渇していることを知らなかった。 だから、愛を求め続けたところで、もともと愛のない母親から愛を受け取れるはずなどあり得ないのだ。
タミラは、過去、一度だけ自殺未遂を起こしたことがある。 いわゆる「躁狂自殺」というやつである。 躁鬱に苦しむタミラは、「マリア様が見える」など幻覚や 妄想が少しずつひどくなっていった。 躁狂自殺は、幻覚や妄想によって引き起こされる自殺であ り、ありもしない危険に追い立てられるように自殺を図る。 死ななければ、という強い焦燥感のような感情に駆り立て られて自殺を企図するのだ。
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タミラが消えた
タミラは、ある日を境に、突然行方をくらました。誰にも告げることなく、荷物もそのままで、彼女の存在が消えた。 失踪前日、今思えば、タミラが奇妙なことを言っていたのを思い出した。今更気づいても遅いのだけれど。 裏庭から1マイル先まで伸びている小路を上ると、小高い丘がある。丘の大きな樫の木の枝には、以前の住人が備え付けたブランコがそのままになっていて、タミラはよくそのブランコに座って、物思いにふけっていた。ある時、小さな叫び声をあげて、タミラが裏庭のドアから飛び込んできたことがあった。 「ねえ、みて!ムカデ!うじゃうじゃいるの!」 タミラは、興奮して、ムカデの大群をみせるという。ムカデの大群など見たくないのに、タミラは小躍りしてムカデの大群がうごめいている場所に戻ろうと走っていった。 ムカデは仲間と一緒にうごめいて、たくさんの獲物が取れるその時を、土の奥深いところにただ静かに待っている。だから、少しでもムカデがいる気配がしたら、その土地はもはや避けて通らなければならないとタミラは言う。 「どうして」と聞くと、タミラは、ムカデが、ある日いきなり襲ってきたらどうするの、と答えた。一見いい人そうに見える人の足元にすら、邪悪なムカデは一瞬の隙をついて襲いかかろうとうごめいているというのだ。 それから、しばらく経った深夜、いきなり、タミラからテキストメッセージが送られてきた。大至急伝えたいことがあると。すぐに電話をしてほしいとメッセージには書かれていた。 急いで電話をかけてみたら、コール音はならなかった。 それが、タミラとの最後だった。 彼女が、今、どこでそうしているのかは、分からない。 生きているのか、死んでいるのかすら、知っている人はいない。 犯罪を犯して刑務所に入れられている可能性もある。 引き続き、福祉給付金を受けながら、相変わらずの生活をしているかもしれないし、新しい仕事に就き、すでに社会復帰を果たし、人間らしい、元の生活を取り戻しているかもしれない。 しかし、人格に障害のあるタミラが、そのまま、普通に生きていけるはずがない。今、社会に出ても、おそらく、
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2 史上最高のクズ
タミラにとって、「平和」とは、いったい何なのだろうか。タミラは、それを「机上の空論」だと認めた。
瞑想をする。でも、ヨガはやらない。まず、タミラは忍耐強く継続して達成することができないのだ。一言でいえば、忍耐力に欠けるのである。 衝動的な行動が多いのは、おそらく幼少期の影響だろう。しかし、タミラは自分は能力が高く、恵まれていると言い張る。 このギャップはいったいどこから生まれるのだろう。おそらく、指摘した人はそこを突いているのではない。おそらく、その人はもっと過酷な人生を生きることを強いられ、タミラに絶望的な甘えがあることを伝えたのだろう。
もうこんなことを1年以上続け、タミラは、また、わけの分からない話をしだした。「行動が伴わないんだなあ。」と、タミラは笑った。クズがみたい。クズがみたい。クズがみたい。「最高のクズを今、みつけることができた。」10年後が楽しみだ。 タミラの転落人生は最高に愉快だった。恥をさらす人生。最高の暇つぶしになる。タミラは、今、最高のペットだった。 タミラがこんなふうになってしまった理由について考えてみよう。 犯罪者の遺伝子は相当強いのだ。そう、タミラは悪魔の子だから。最近、頭が痛くなったり、心臓が痛いのだ。発狂しそうな感じになる。タミラは、解決方法が自分のなかにあるものを動かすことで、自分の頭の中がおかしいから。 打たれ弱いのは確かで、しばらくすると立ち直る。その繰り返しだ。人の感情を刺激するのだろう。嫌なやつ。そんな感じ。最近、タミラは、窒息しそうな息苦しさを感じているという。
タミラの母親は、最高の毒親だった。生まれて初めて、生きた毒親をみた。間近でみた毒親に興味津々になった。できるだけ正確に記憶を呼び戻してみよう。 タミラの邪悪さは、両親から受けついだものだ。詐欺罪でブタ箱に入れられ、名前を変えて身を潜めて生きている母親。父親は行方不明だ。 3人でコーヒーを飲んでいたときに気がついた。タミラの母親、デリスは40代後半で黒髪の中肉中背で、顔はタミラにはあまり似ていなかった。タミラを産んだのは若い時だったから、外面的には友達親子のようだった。 しかし、重大なことに気が付いたのだ。タミラの母親は、タミラにまったく興味はない。しかも、興味があるふり、心配しているふりをしながら、実際には、娘のことをほとんど気にかけてはいない。そして、神経質なタミラは、心のどこかではそれに気づいている。しかし、母親の無関心がタミラをかたちづくったのだ。
母親と娘の関係性を知って、急激にこの親子に興味をもった。いわば、研究対象だった。いや、最高の暇つぶしになるぞ、これはと、心がうずいた。 愛されたかったが、すでに成長し、可愛がられる対象ではなくなった娘。そして、自分の人生のほうが娘より大切な毒親。 タミラは、常に頭の中で何かを考えている性質で、周囲から、「いろいろ考えるんだねー。よくそんなに考えるねーって言われるらしいから相当なのだろう。
ハイライトは、母親のタミラに対する態度をみたときだった。 「おかしい部分もあるけど、まともな部分もあるでしょ。」
「・・・・・・。」
母親は、沈黙していた。ああ、こうやって、小さなタミラに心理的虐待を与えながら育ててきたのだ。タミラの性格のゆがみは、母からの静かな心理的虐待だったのだ。しかし、それはとても密かに行われていて、虐待であることすら、周囲にも気づかれないように行われていた。小さなタミラは、そうやって、虐待を受けてきたのだ。
誰もが共通して、タミラの タミラの母親は、若くしてタミラを身ごもった。若い時、詐欺罪で刑務所送りになったから、タミラの凶暴さや邪悪さは、明らかに遺伝と環境だ。両親ともに粗暴だった。気の毒なタミラは、その遺伝子を受け継いで、進む方向がそっちでなくてよかった。
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1 猛犬
子どもの頃、猛犬の気質がある子犬が家にきた。小さくてかわいいのに、噛み癖も強くて、最初は正直あまりかわいいとは思えなかった。猛犬との雑種ときいたが、タミラをみていると、そのときの子犬を思い出す。 タミラのなかに猛犬の気質があることは、タミラの母親も言っていた。幼少期から気性の荒い子どもだったらしい。タミラを育てた母親がいうのであるから、きっとそうなのだろう。
タミラのことを話そう。
躁うつを患っているタミラは、最近、統合失調症なのではないかとの疑念をもつようになった。言うことがやたらと大きくなったからだ。昨日は、白い大きな犬が見えるとまで言い出した。食欲は相変わらず旺盛だし、外出もする。周りは、どうしたものかと考えあぐねていたが、ついに誰もなす術がなくなった。
心の声が聞こえるのだと、タミラは言うようになった。瞑想していると、いろいろなところから声が聞こえてくるらしい。歌が流れてくるときもある。幻覚や妄想は、統合失調症の典型的な症状らしい。
「口に出して言わないと分かってもらえないの。」フレンチトーストにかぶりつきながら、タミラは独り言のようにつぶやいた。
「それって、単なる承認欲求なんじゃないの?って聞きたいんでしょう?破れかぶれの人生に不本意で、自分で自分を保つために頑張ってるだけでしょ。躁状態のときになってしまう症状っていったでしょう。性格の問題ってことではないのかな。」
タミラの視線は宙をみつめている。薬で完全にイッている目だ。
「もう、腹くくって覚悟しないと、話にならない。」
異次元に暮らす人とのちぐはぐな会話にはなれっこだった。彼女のカップに、すでに6杯目のブラックティーを注ぎながら、話題を変えてみた。
「働く気がないことについては、どう思ってるの?」 6杯目のブラックティーは、カップの半分の量しか残っていなかった。
「食べていかなくてはならないのに、どうするつもり?」 答えを聞く前に、キッチンに行って、ケトルいっぱいに水を汲み入れ、火にかけた。
キッチンから戻ると、タミラはカップのフチをすすりながら言った。「批判を受ければ、たしかに自分の中に沁みこんでくるし、急所を突かれたなって分かるんだ。へこむしね。落ち込む。でも、たしかになとも思う。だって、的を射た批判だから。それで、どうしようって思って。そのとき、時計が目に入って。ああ、これは時間がかかるって意味だなと。心の声が教えてくれたの。でも、その時、また心の声が聞こえて。悲劇のヒロインぶるな。腹をくくれ。浸るな。やれ。心の声がそう言ってるから、もう自分を奮い立たせるしかないの。心の声はもう優しく寄り添ってはくれない。浸ったりしているのは、もう終わりなんだなよって。覚悟をしないとダメなんだってね。」
彼女が激怒することも想定内であったが、意外にもタミラは冷静だった。「その言葉、半年前も言ってなかった?全然、進歩してないね。」少しタミラの言い訳めいた説明に、イライラした。
「私って、能力が高いから、能力の低い人の気持ちが分からないの。頭の悪い人を見下す癖がある。高慢さ。うぬぼれ。それは分かっている。それで、なんで人の痛みを知らずにここまできたんだろうって思ったら、別に人の痛みを知りたいとも思わなかったんだ。本心ではね。人の痛みなんて知りたくない。人のことなんてどうでもいい。そういう自分に気付いたんだ。それを隠そうとしても、そういう思想って滲み出るでしょう。隠しようがない。」
絶句して溜息をついた。福祉給付金に頼って生きている怠惰なタミラが、能力が高いという自己評価をしていることに驚いたからだ。
「人生が破れかぶれじゃない。働く努力もしない。そうは思わないの?」
すでに煮えたぎっているケトルの火を止め、ティーポットにシトラス・ティーのティーバッグを放り込んだ。湯を注ぎ入れると、にわかに柑橘の強い香りがあたりを支配した。自分の体から悪魔を追い出すように、大きく息を吸い、香りを取り込んだ。そして、思った。 ああ、この子は、本当に統合失調症になったんだ。絶望的な気持ちになった。完治までの時間は長い。いっそのこと、放置しても罰は当たらないだろう。
タミラにとっての「最下層の人たちを束ねるっていう使命があるんだ。」タミラは言った。
タミラが最下層の人だとは思わないわけ?そう思ったが、口に出さなかった。とどめの一撃になると思ったのだ。痛いところを突き、タミラを刺激したくなかった。 「ただ、やる。乾杯!」と、タミラは、オリオンビールのグラスを高らかに掲げてこちらを向いて微笑んだ。悪魔みたいな笑顔だった。
病は、彼女の脳を確実にむしばんでいる。
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1 レモンの皮を剥く。2 皮を向いたレモンを丸ごと茹でる。 3 皮を別鍋で柔らかくなるまで茹でる。 4 レモンの身の種をすべて取り除く。 5 4をミキサーにかけ、ペースト状にする。 6 砂糖は、レモンの重さの半分まで。 7 圧力鍋で煮る。
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