neigelune

[neigelune]

「 地獄はここにあります。頭のなか、脳みそのなかに。大脳皮質の襞のパターンに。目の前の風景は地獄なんかじゃない。逃れられますからね。目を閉じればそれだけで消えるし、ぼくらはアメリカに帰って普通の生活に戻る。だけど、地獄からは逃れられない。だって、それはこの頭のなかにあるんですから 」(中略)「 地獄がぼくのなかにあるのは知っている。だって、見たことがあるからね。けれど、天国はまだ見たことがない。天国は神の世界だから、人間のちっぽけな脳に収まるようなものじゃないのかもしれないね 。本当に死ななきゃわからないのかも 」

伊藤計劃『虐殺器官』p.52-53 より

[neigelune]

小さな村が出来た。やがて町となり都となる。そして最後に国となった。あまりにも大きくなった国を見て王は領を分けた。王都を囲うように領土は分けられて行った。

領主たちは皆男だった。領主たちは領民が幸せに暮らしていけるようにと日々を生きた。

そんなある日、可愛らしい女の子が領主となった。領民たちは彼女に非難の声を浴びせた。やがてそれは国中の声となった。彼女を守るのは王と領主だけ。

[neigelune]

欲のままに生きられたならきっと楽だったのでしょうね。でも、私の頭は何故か欲のままに行きたいと願う時にこそ何故か理性的な思考へと変わってしまうのです。悲しいこと。哀しい。カナシイ。

[neigelune]

もしもやたられば。口に出しても無駄だと分かっていても、それでも口にしてしまうのは、それだけ想いがあったから。

[neigelune]

あの日言いたかったこと。言えなかったあの言葉。