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吟う酒
4 posts
うたうさけ                 〜日本酒人 歩土風 による記録〜
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nihonshujinpotofu · 3 years ago
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2022.2.25
おばんです。
歩土風(ぽとふ)でござんす。
まだまだ朝晩とさみぃでごぜぇますなぁ。
皆様どうお過ごしでしょうか。
かくかくしかじか、、あられあられ、
なんて使い古されたやりとりはさておいて、ホワイトデーが差し迫っておりますよ。
バレンタインもらってないよ、なんて野暮なことを言うのはおよしこよしでおくん��まし。
日本酒人たるもの催事には頭から飛び込んでいくくらいの気構えが必要ですね。
世に言うホワイトデーの意味とか、バレンタインもらってないとか��係ありません。
我がために酒を買い宴す。
これぞ日本酒人の本壊。
とはいえ、誰がためにホワイトデーのプレゼントを悩んでいるというそんな素敵なあなたにも
そして歩土風のようにひとりで我がために宴をするあなたにも
吉田蔵のすゝめ。
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これぞ
『吉田蔵u Hello&Goodbye 2022』(石川)
このまごうことなき白さたるやまさになんとかデーにピッタリ。
ラベルにはHello&Goodbyeの文字と花があしらわれなんともキュートです。
そして開栓注意!!
日本酒ができる過程で生まれるナチュラルなシュワシュワを含んだスパークリングなやつなので、よ〜く冷やして開けましょう。
いざお口の中へ。
!!!
うんまーーー!
美味です!
白い澱(おり)がシュワシュワを優しく包み、と同時に舌にコクを与えます。
円やかな旨味が口中を幸福で満たし、
飲み干したあとはよい〜〜
〜ん
といつまでも余韻が続��ます。
甘みは優しく自然で、コクは深いのですが決して重くなく軽やか。
そして軽やかなれど余韻は続く。
剛と柔をその身に宿す姿、まさに現代のYAWARAちゃんであります。
また3月は新たな出会いや別れの季節ですね。
新たな門出を祝って、
または新たな出会いを祝して、
吉田蔵uを送るもまた良いのではないでしょうか。
らしくないこといったな。
らしさってなんやねん。
おまえのらしさ知らんがな。
ああ色んな声が聞こえてきたらもういよいよ。
べろりんちょ。
おわり。
2022.2.25
『吉田蔵u Hello&Goodbye 2022』
【原料米】 石川県産 百万石乃白
【精米歩合】 60%
【アルコール度数】 13%(原酒)
【酵母】-
【日本酒度】-
【酸度】-
【製造年月】 2022.02
【製造者】 株式会社 吉田酒造店
【税込価格】 2,200円(720ml)
【保存方法】 冷蔵庫に保管
【備考】 乳酸や酵素剤など、表示義務のない添加物は一切使用していません。
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nihonshujinpotofu · 3 years ago
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2021.12.31
おばんです。こばんです。こぼんです。
いえ、歩土風(ぽとふ)です。
もういくつねるとお正月ですね~。
あとひとつ寝れるかなあ。
と思う22時。
いやいや。
日本酒人としての務めを果たさなければ。
体に鞭を打って、追い付け追い越せ2021。
爆走兄弟レッツ&ゴー
まずこ��時期は新酒ですよねー。
今年収穫したお米でできたばかりの若いお酒。
新酒からはこの2本。
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チョイスはフィーリングです。
出会いこそすべて。
右は
「大典白菊 蔵出し 純米しぼりたて」
(岡山)
左は
「大治郎 純米よび酒(みず) 本生うすにごり」
(滋賀)
どちらも新酒の若々しい爽やかさ、苦味がしっかりとありながら、ほどよく旨味も乗っていて美味!
大典白菊と大治郎。
今年も楽しみな銘柄です。
次はー、にごりー、にごりー
濁り酒もこの時期の風物詩です。
部屋はぬくぬく
酒は濁濁(だくだく)
わたしほくほく
と誰か言っていたような言っていなかったような
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右から
「白瀑 ど 純米にごり(30by)」(秋田)
「平和どぶろく���prototype#1」(和歌山)
「富士大観 発酵酒」(茨城)
「飛良泉 山廃純米 マル飛 秋のにごり」
(秋田)
白瀑はお家の冷蔵庫で3年間お眠りあそばされていらっしゃいました。飲んでしまおうと何度思ったことか。
今日飲もう。今飲もう。今年こそは飲もう。
我慢に我慢を重ねついに、降臨。
プシュ
落ち着いているな
まずは上澄みだけを
(お家の特権です。お店ではやめましょう。)
ごくっ。
!!!
しゅま~ーーーーーーーーーーーーい!
なんじゃこりゃーーーーーー!
上品な香りにすぐさま酸味が押し寄せてきます。後から熟成の旨味と香ばしさがほどよくあらわれ、よいーん。
澱を絡めるとクリーミー(マミ)。酸は薄れずアクセントになっております。
生酒らしいフレッシュさも残しつつ、味のまとまり、まろやかさに
「丸くなったねぇ~」
と頭の中のもう中学生さんかおっしゃっております。
平和どぶろくは今年初お目見え。
紀土で有名な平和酒造さんのどぶろくです。
こちらは甘うまぁ。
甘さは決してたるくなく、甘味、澱のコク、酒の深みとキレが渾然一体となって
至福!至福!圧倒的至福!と立木さんのナレーションが聞こえてきそうです。(カイジ参照)
これでプロトタイプとは。
来年と再来年と進化が楽しみです。
富士大観発酵酒ほ今日酒屋で出会いました。
そうこれこそまさに出会い。
酒屋さんでどのお酒にしようか悩んでいるとき、
やや、
私を呼んでいる。
否。
私が頭を垂れているのだ。
と歩土風の脳内妄想が数ある中からこの1本だけを選びました。(酒屋さんすいません。次はたくさん買います。)
早速開栓!
するとみるみる泡が上がってきて
間一髪蓋をきゅきゅきゅっ!
歩土風としたことががっついてしまいました。
皆さんも注意書をしっかり読みましょう。
活性のお酒(酵母が生きていて炭酸ガスを出し続けているお酒)は、
保管は立てて要冷蔵
冷やして、ゆっくり、静かに、開栓。
落ち着いたところで、
グラスにイン!
お口にイントゥー!
はい、うまーい!
自然な甘味とドライな酒質。
甘い濁り酒が苦手な方にもおすすめです!
すいすいとまらな~い。
満を持してチゲ登��。
にごりにはキムチ鍋とかチゲが合うんです。
チゲスープをじゅるっ。
富士大観をぐびっ。
じゅるっ。ぐびっ。
じゅるっ。ぐびっ。
ああもうどうにもとまらない。
終いには濁り酒のチゲ割りをやっちゃって。
いいよね?
そして飛良泉
少し熟成させた濁り酒てす。
口に含むとまずグレープフルーツの香味と酸味!
そこから熟成や山廃のコクが続いて、その満足感たるや!
アルコール度数を13度まで下げているにもかかわらず、味わいが薄くない上にまた13度ゆえに飲み疲れせずどんどん杯が進みます。
なんということでしょう。
匠の技です。
そして生酒をひとしきり楽しんだら、
次は火入れ酒。
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右から
「まんさくの花 超限定 純米大吟醸
一度火入れ 原酒」(秋田)
「奥清水 純米原酒 美郷雪花」(秋田)
「出羽の冨士 純米吟醸
蔵付分離酵母 三番」(秋田)
「千歳盛 純米吟醸 尾去沢鉱山貯蔵酒」(秋田)
というところで続きはまた後日。
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nihonshujinpotofu · 4 years ago
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2021.10.1
おこんばんは〜
歩土風(ぽとふ)でござんす〜
今日はなんの日でしょ〜か〜
わからない人「わかりません。」
わかる人「日本酒の日!」
はい、そうですね。
わかる人!正解です!
10月1日は日本酒の日でござーますね。
なぜーとか、由来はーとかは日本酒人なら小学生で習うくらい常識なので説明不要ですね
それから日本酒人にとっては毎日が日本酒の日
これも教科書にのってましたねー、いいですかー
復習しておいてください。
さあ前置きがながぁなりましたが今日のお伴の登場
ぱぱぱんっ!
『早瀬浦(はやせうら)
特別純米 夜長月』(福井)
夜長月とは長月と同じで旧暦9月のことだそうな。
旧暦と新暦には、ずれがありますから10月に夜長月でもいいよね?ということになりました。
というか、あたしゃてっきり夜長月っていうのは夜長の秋のお月さんのことかとばかし思って
ラベルに月も出とりますし
ねぇ
いいんですけどねぇ
さて気持ちを切り替え、ここからはテイスティングタイム。
まずは10度くらいの冷えすぎずなところから。
グラスに注ぐと、表面は花の香り。控えめながら濃密で少しアダルトな印象のアロマです。
続くのは熟したバナナの香り。この香りが強い。
そして蜜の香り。熟成したお酒に特有の香りでしょうか。なんとも心を和やかにしてくれます。
口に含むとふわっと花や蜜の香りが広がります。
甘さは控えめなお酒なのですが、この甘い香りが甘味を引き上げています。
増幅された甘味に酸味がジャストミート!
香り、甘味、酸味の渾然一体。
自然と時間が織り成す奇跡。
熟成。
この度は職人さんの力も加わって、見事に調和のとれたお酒に仕上がっております。
口あたりは円やかながら柔らかすぎず、ミネラル感もあります。仕込み水の影響なのかもしれません。
エンディングはビターで穀物の香ばしさと
よい〜
〜ん。
ずっと浸っていたい。
お風呂にしたい。
温めてみました。
少しアルコールの香りは立つものの、味のまとまりたるや秋の夜の夢のごとし。
ほっこりするぅ〜
もうお鍋たべたーい
冬まで待てなーい
冷から燗までどの温度帯でも楽しめます。
個人的には常温で秋の夜に縁側で月を見ながらちびちびとがおすすめですかねぇ。
ちびちび。
ちびちび。
(歩土風の家には縁側どころか月を眺めることができるほどの窓すらありません。)
それでもちびちび。
ちびちび。
ちびちび。
こうして秋の夜は更けてゆくのでした。
にしても早瀬浦さま。
うますぎますって。
おわり。
早瀬浦
秋潮を聞く
なまこ壁
2021.10.1
『早瀬浦 特別純米 夜長月』
【原料米】 山田錦100%
【精米歩合】 55%
【アルコール度数】 16%
【酵母】 −
【日本酒度】 −
【酸度】 −
【製造年月】 2021.9
【製造者】 三宅彦右衛門酒造有限会社
【保存方法】 冷暗所
【税込価格】 1,650円(720ml)
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nihonshujinpotofu · 4 years ago
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2021.9.30
初めまして
歩土風(ぽとふ)です。
日本酒を紹介します。
今日のお伴は
『春霞(はるかすみ)
純米 赤ラベル』(秋田)
です。
酒屋さんの冷蔵庫で半年間お眠りあそばそまさば%△#さ?%○$まきばおー!&されていらっしゃったいっぴ〜ん!
さてもはても、一体どんな熟成をしていらっ□♭し※※♧っしゃっ?▲しゃるのやらっ!!!あれ、興奮しすぎてうまくおしゃーべりーできーなーい めぐりあーえたーときーからー
いやはや、
わくわくパニックです。
それではいってみましょー。
まず冷やで。
グラスに注ぐと控えめな果実香。
カラメルのような熟成香も微かに引き連れて漂います。
口に含むと舌先にガスがピリッ。
ドライフルーツのような芳醇な香りが広がります。
一瞬の甘味とお米の綺麗な口あたりをみせて、すぐさま僅かな酸味でアクセント。
ビター&シブーなエンディングへと続きます。
そして、よい〜〜
〜んくらい余韻。
「んまっ。」
です。
また一口
ピリッ、またっ、しゅっ、じわーん
そしてよい〜ん
なんと凛としたお姿だこと。
そしてまた
ピリッ、また〜しゅっじわーんよい〜ん
このほろにがしぶがまた大人の味ね〜。
ぴりっまた〜しゅじわ〜んよい〜んん
空気に触れて味が解けていきます。
また
また
また〜ん
と楽しいときは流れ
ぴりまたんうねうねしゅじゅわーんわ〜ん よい〜んんん
となる頃には
気付けば終点、酔の口です。
ぬる~あつめに温めても凛とした輪郭は崩れず、冷やよりお米の幅のある味わいを楽しむことができます。
こっちは
「ンフまっ。」
読み方は皆さまにお任せしましょう。
封を開けてからも日増しに味が円やかになっていくので、ずっと楽しめます。
ずっと、
ずっと、
自分が楽しいと思えるまでずっと、
楽しめます。
封を開けなければ、一年だって、二年だって、あめんぼだって熟成を楽しめるお酒でしょう。
封を開けなければね、
開けなければ。
ふふふ、きみにできるかな。
わたしにはできない。
おわり。
田に美し
水に美し
秋田県美郷町
そのテロワールをぜひ
2021 .9.30
『春霞 純米 赤ラベル』
【原料米】 秋田県産美郷錦 100%
【精米歩合】 掛米 50% 麹米 60%
【アルコール度数】 16%
【酵母】 KA-4
【日本酒度】 ±0
【酸度】 1.7
【製造年月】 2021.3
【醸造者】 栗林酒造店
【税込価格】 1,375円(720ml)
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