Text
本人の不安や混乱を・・
感情障害 興奮しやすい一方で、うつになりやすくなります。感情が非常に不安定になります。 思考力障害 判断力、注意力が低下し、筋道をたててものごとを考えることができなくなります。 異常行動 症状が重度になると、周囲がまったく理解できない無意味な行動をとるようになります。 周辺症状 幻覚・妄想 亡くなった人が見えたとか、神様の声を聞いたとか、ものが盗まれたとかの幻覚・妄想の症状が出ます。 徘徊 行き当たりばったりの場合もありますが、自分が育った家や大切に受け入れられた場所を目指している場合があります。 うつ・意欲低下・感情不安定 ヤル気がなく自発性が低下し、うつ状態になります。また、焦燥感や不安感が強くなるので、感情が不安定になります。 不眠・失禁 不眠は昼と夜の生活リズムが乱れてしまい起きます。また失禁はトイレの場所が分からなかったり、衣類の脱ぎ着に必要以上の時間がかかるなどの原因があることもあります。 認知症の症状 認知症の症状は様々ですが、以下のような4つの症状に大きく分けられます。 これらの症状の出方は、現在の生活環境、過去の生活歴、性格等によって一人一人個人差があり、認知症の症状のレベルによっても違いがあります。 中心となる症状に対しては、いまのところ、根本的な治療や確実な治療は困難です。 本人の不安や混乱を和らげることに重点を置いて考えていく必要があります。 周辺症状(特に心の症状)に対しては、ある程度薬物療法が期待でき、介護の仕方によって症状改善の可能性があります。
しかし、このパターンをもった神経細胞が弱ったり減ったりしてしまうと、その記憶は薄れてしまいます。 次第には思い出すことはおろか、記憶していたことすら分からなくなるのです。 年齢や病気、クスリなどで神経が退化してしまうと精神が混乱するのはこういったことから起こるのです。
0 notes
Text
タンパク質の生成
調査は1291人の中年の女性について1974年から2003年まで追跡し、この間ピーク呼気フロー、肺活量、強制呼気量で肺機能を調べました。 この追跡期間中にこのグループから96人の人がアルツハイマー病になりました。
肺機能とアルツハイマー病発病の関係を分析したところ、どの肺機能でも20%程度良いとアルツハイマー病になる危険性はおおよそ4分の1少なくなることが分かりました。 これにより、肺機能が良い人はアルツハイマー病になりにくいことを認めました。 Xinxin Guo医師は、「肺の働きが悪いと脳への酸素の供給が悪く認知症の危険度を高めるのではないか」と述べています。
これは、アメリカの雑誌「Neurobiology of Aging」2006年3月2日号に発表されています。
銅イオンがアルツハイマー病に効果的?! 2001年、甲南大学の杉本直己教授は、アルツハイマー病の際に脳内に沈着するタンパク質(βアミロイド)の生成を、銅イオンを投与することで抑制する実験に成功しました。 治療法として人間の体に銅を投入するのは難しいですが、この原理を応用した医薬品を作るのに役立つとみられています。
アルツハイマー病は正常な状態ならすぐに分解されるβアミロイドが、脳に沈着して固まり、神経細胞を侵すと考えられています。杉本教授はこのアミロイドに銅イオンを混入すると、銅とタンパク質の一部が結合し、アミロイドの増加を阻むことを確認しました。
実験はアミロイドに反応する蛍光体、チオフラビンTの発光強度を調べる方法で実施されました。 無添加のアミロイドでは約3時間で発光強度がゼロから13まで上がりましたが、銅イオンを加えたものは12時間を過ぎても強度がゼロから2の間にとどまりました。 βアミロイドの沈着が進み、発光強度が二桁に高まった後でも、銅イオンを投入すると発光強度が大幅に下がるという結果も得られました。
0 notes
Text
刺激的な毎日が・・
それによると、47歳以上、10年未満の教育期間、最高血圧が140mmHg以上、総コレステロールが250mg/dl以上、肥満度(BMI)が30以上のどれかの状態があると認知症の発症の危険度が高まり、さらにこれらの状態が多いほど発症の危険度はさらに増すとのことです。
これは、スウェーデンの医学雑誌「Lancet Neurology」電子版2006年8月3日号に発表されています。
※論文全文:Risk score for the prediction of dementia risk in 20 years among middle aged people: a longitudinal, population-based study ※関連情報:Medscapeの解説記事(翻訳)
刺激的な毎日が脳を活性化?! ドイツ:ミュンスター大学付属病院の研究者らは、脳や体への刺激がアルツハイマー病の進行を抑える仕組みを解明しました。 これにはマウスを使った実験が行われ、
トンネルやはしごを付けた刺激のあるオリ 付けていない刺激のないオリ の2種類が用いられました。1.のオリに入れられたマウスはトンネルなどで遊ぶことで、脳や体に刺激を受ける事になります。
5ヵ月後にそれぞれのオリのマウスの脳を調べたところ、刺激のあるオリのマウスの方がアルツハイマー病の原因とされるβ-アミロイドと呼ばれるタンパク質の出現が少なく、炎症を抑制する遺伝子や、不要なタンパク質を分解する遺伝子の働きは強くなっていたことが分かりました。
肺が頑丈な人��アルツハイマー病になりにくい?! スウェーデンのイエテポリ大学のSahlgrenska AcademyのXinxin Guo医師らは中年女性で肺機能が良いとアルツハイマー病になりにくいという研究論文を発表しました。 これは同研究所が1968年から地域住民を対象に行ってきたSurvey of Women in Goteborgの調査に基づくものです。
0 notes
Text
頭の小さい人は認知症に・・
この検査は場所や出来事などの記憶に関係した脳の領域の働きを調べるもの。 アルツハイマー病の患者はこの領域に最初に問題を生じるため、簡単な検査でも高い精度で診断できると同博士らは話しています。
認知症ワクチンの開発進む 2003年6月16日、国立療養所中部病院長寿医療研究センター(愛知県大府市)の原英夫研究員らのグループが副作用の少ない認知症ワクチン(飲むタイプ)を開発したと発表しています。 マウスを使った実験では副作用が無く、半年に1回の投与で効果が持続すると言われています。 しかし、商品化については未定のようです。今後の新薬商品化に大きな期待が寄せられます。
頭の小さい人は認知症になりやすい?! アメリカのケンタッキー大学Sanders-Brown 加齢センターThe Nun Study代表であるDavid A. Snowdon 博士らは、教育と頭部の大きさとアルツハイマー病の関係について調べました。
294人の修道女について、毎年認知症の有無について調べました。 このうち60人が死亡し、その脳の剖検を行いました。 その結果、教育歴が低く頭が小さい人は、そうでない人に比べ4倍認知症になりやすいことを認めました。 そして、教育歴が高く頭が大きい人ほど高齢期に認知症になる危険が低いと結論づけています。
同調査結果は、アメリカの雑誌「Journal of Clinical and Experimental Neuropsychology」(2003年8月号)に報告されています。
認知症になる可能性の危険度指標を公表 スウェーデン・カロリンスカ研究所の加齢研究センターのMiia Kivipelto医師らは、20年間の地域住民を対象として追跡調査から認知症になる可能性の危険度指標を考案しました。
フィンランドで行われている地域住民を対象とした「心臓血管危険因子と加齢と認知症(Cardiovascular Risk Factors, Aging, and Dementia;CAIDE)調査 」に加わった中年の1409人について20年後に認知症の有無について調べたところ、61人(4.3%)に認知症を認めました。 そして、調査開始時の年齢、教育期間、高血圧、高コレステロール血症、肥満と認知症の発症の関係から認知症になる危険度を推測することができことを認めました。
1 note
·
View note
Text
認知症の知識を・・
中核症状 記銘力障害・記憶力障害 新しいことを覚えたり(記銘力)、しっかり記憶しておいたり(記憶力)することができなくなります。 特徴として、古い記憶ではなく新しい記憶がなくなります。 たとえば、食事をした直後に食事をしたことを忘れてしまう、などの症状が出ます。 見当識障害 今が「いつ」で、ここが「どこ」なのか、自分や周囲にいる人が「だれ」なのかが分からなくなります。 計算力障害 おつりの計算ができなくなったり、支払う金額を間違えたりします。足し算、引き算の簡単な計算ができなくなります。
認知症に関するよもやま話を集めました。 あなたの認知症の知識をちょっぴりにできるような一歩先を行くおもしろ認知症情報です。
チンパンジーはアルツハイマー病にならない?! チンパンジーはアルツハイマー病にかからないといわれています。 これはチンパンジーの遺伝子にはアルツハイマー症と戦う酵素をつくり出す働きがあるからです。 一方、ヒトの遺伝子は進化の過程でこの働きを失ってしまったのだそうです。
アルツハイマー病 遺伝子の関与は1割?! マサテューセッツ綜合病院の研究グループは、アルツハイマー症の原因の半分を占めると考えられていた遺伝子『apoE-4』が、実際には患者全体の1割にしか関与していないことを突き止めました。 同病院のR・タンジ博士らがハーバード大学と共同で行った研究によると、70歳以前にアルツハイマー症になった310家族、679人の患者の遺伝子を調べたところ、『apoE-4』遺伝子に原因があると見られる患者は全体のわずか10%に過ぎなかったのだそうです。
10分で診断?! 最新アルツハイマー病診断法 英ケンブリッジ大のロビンズ教授とサハキアン博士は、アルツハイマー病を早期発見できる新検査法を開発しました。 コンピューターで患者に複数の異なるプラズマローゲンEX効果を連続して見せた後、特定の画像について画面のどの場所に出てきたかを指摘してもらうという内容で、わずか10分間の検査時間で、98%の確率で診断できるのだそうです。
0 notes
Text
膨大な数のニューロン
シナ��スとは簡単にいうと、神経と神経などの情報の受け渡し場所のことを指します。 シナプスには突起部分と受け皿部分が必ずあって、ニューロンはこのシナプスをくっつけることによって情報を伝達していきます。 しかし、実はこのシナプス、ほんのわずかですが隙間が空いているのです。 このシナプスを接続するには「情報伝達物質」(神経伝達物質)という媒体が必要になります。
ところが歳を取ると、このシナプスの突起自体も死滅してしまい、更には情報伝達に大切な「情報伝達物質」も少なくなってしまいます。 そうなるとシナプスの接続ができなくなり、これがわたしたちの思考力や記憶力の衰え、つまり脳の老化となって現れるのです。
シナプスを健康にするには このシナプスに活力を持たせることは脳の活性化につながります。 本を読んだり、会話に熱中したり、新しいことを学んだり、趣味などでよく脳を働かせれば歳をとってもシナプスの活力を保つことができるといわれています。 やはり「生きる楽しみ」や「生きがい」が必要なのでしょうね。
記憶のしくみ 人ができごとを記憶するには、脳のすべての部分とすべての感覚を必要とします。
例えば、あなたの“おばあさん”のことを思い出してください。 おばあさんの記憶をたどるとき、おばあさんの笑顔や好きな食べ物、声の響き、暖かいぬくもりなど、あらゆることを思い出すことからはじまりますよね。 脳は膨大な数のニューロン(神経細胞)におおわれていますが、その中にはおばあさんの記憶を呼び起こすときに��有のパターンで、いっせいに刺激を伝達していくニューロンのグループがあるのです。
認知症の症状ってどんなもの? 認知症になると誰にでも見られるのが知的能力の低下です。 初期には記銘力障害・記憶力障害がみられます。進行が進むにつれて見当識障害以降の症状が現れます。 進行するにつれ、幻覚や妄想、徘徊など、さまざまな症状が人によって現れます。
0 notes
Text
様々な神経回路を・・
認知症を知る前に・・・脳の仕組みを知ろう! 認知症がどんな病気であるかを正しく知るためには、まず脳の構造を理解する必要があります。 脳の中で活躍するニューロン、シナプス、そして記憶のしくみを見てみましょう。
ニューロンって何? ニューロンの構造
▲ニューロンの構造
ニューロンとは脳にある神経細胞のことを指します。 脳は構造的に大変複雑なのですが、基本的にこのニューロンが軸になっています。 これらが多数(例えば人間の脳の場合100億から1000億個程度といわれている)集まって様々な神経回路を作っているのです。
私たちが考えたり記憶したりする脳の働きというのは、ニューロン同士がお互いに連絡を取りあって情報の伝達を行うことで成立します。 もっと細かくいうと、このニューロンが隣のニューロンにシナプスという物質を通して電気信号を与えて情報伝達をすることでニューロンがどんどんつながり、考えたり記憶したりすることができるのです。
大脳生理学の分野におけるこれまでの研究で、この神経回路は驚くほどの正確さで配線されているということがわかっています。
シナプスって何? シナプスの構造
▲シナプスの構造
0 notes