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今日も染めている。 煮炊きして、水の流れる音をずっと聞いて、まだ手に水の感覚が残る。 草木染めの作業は、草木の力を写す、ということに近くて、原理や法則に則って、あとは引き出されるものがあるだけのように思います。 かつて、生け花や寄せ植えやガーデニングやをひと通り経験して、図鑑を作って、風景としての花や栽培や流通も勉強して、だからこその写し方ができたらいいなと思う。手渡したいのは、草木の力なんだなあとおもう。
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草木染めの色つなぎ。 この春の。 裂き織り場合、草木染めの布を裂いて糸にしてつなぎ、 パッチワークの場合、草木染めの布のピースをつなぐ。 小さな古布も、染めムラも、みんなつなぐ。 自分なりの色を自分なりのつなぎ方で。
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染めたてほやほやのリネンストールを抱いて、夜のアンドアール へ。追加で納品。 蘇芳でピンクグレー 蘇芳とタマネギ+キハダでサーモンピンクと淡オレンジ 枇杷でグレー 色に向き合う。ヒトが見る色、ほかの生きものが感じる色、草木が作る色、草木が秘めている色。あなたが感じている色、わたしが感じとる色、きっとそれらはそれぞれで、でもどこかで同じもので、そういういい意味でのバラバラさと共感を集めていけたらいいなとおもう。
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ほんとうは伝えたいことがあふれている。ことばにできないから、絵にもかけないから、うたにもできないから、自分なりの糸をつくって織っている。トントンチクチクひとつひとつ。
ありがとうとか、応援してるとか、おはようとか、またねとか、時も超えて、届くように。
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反復。 くりかえすことでしか見えてこないものがあるとおもう。色づくりも糸づくりも季節を追いかけながらのくりかえし。織るのはおよそ数ミリずつ、一段一段のくりかえし。ひたすらに。すこしずつ求めるかたちをめざす。耳をすましたり、よく観察したりも、耳をふさいだり、目を閉じたりも必要で、ゆっくりゆっくり進むからこそ見えてくるものがあるはずで、そこからふるくてあたらしいものをつくりだしたいとおもう。
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開墾。ツグミとジョウビタキがようすを見に訪れる。鍬で根を切る。ここに根づいた命にゆるしを請いながら。自分の手の力だけでたがやしてみようとおもう。暑い。すぐにまめができて、退散。ちっぽけで、よわい。夕陽がきれい。空は広い。
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すき間のじかんに 染めの下準備と 糸づくり : 節分のはじめのさんぽ コゲラ ツグミ ジョウビタキ ヤマガラ ハクセキレイ キジバト、スズメ、カラス、ムクドリ ネコは三匹 出会うのはニンゲンよりトリの数の方が多い散歩道 : #裂き織り #藍染め
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いちにちいちにち かさねていく 染めたり織ったり 空を見たり 土に触れたり 飲んで食べて 笑って泣いて そんな日々を つめこむかばん : #藍染め #柿渋染め #さきおりバッグ #handweaving #saecoのさきおり
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白鳥を見に行く。毎年ここに飛来し、羽を休め、春一番が吹いた後、シベリアへ向かう。田んぼの中のこの一枚だけ、白鳥さん用に水をはっている。訪れた時は1000羽くらい。着水の瞬間も見る。ああ、ずっとこれが見たかったのだ。 少し動画も撮ったのだけど、隣にやってきた少年の「とりってかんじだよ」ということばが入っていて驚く。彼をは何を感じたのだろう。 鳥は線も引かず、自分の力で飛んで、仲間と群れて。そうだね、鳥は線を引いたりしないね。羽ばたき続けて望む地に向かって美しくてまっすぐで。 鳴き声がまだ胸の奥に響いている。
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ヒヤシンス カーネギー。根が十分伸びるまで箱入りちゃんにしていたのだけど、元気に芽も出て箱を開けて鑑賞中。花が咲くころ、わたしは何をしてるだろう。 このガラスのポットはキャンドルホルダーにもなってフォルムもシンプルでとても気にいっている。炭を入れたら水も濁らなくなった。 炭を作るのはすごい。いつかチャレンジしたいもののひとつ。火鉢のある暮らしをしよう。 風が止んできたころ、はじめもデッキに出てしばし日光浴。前右脚が思うように動かないみたいで、前に進もうとすると、後ろに下がってしまう。デッキから墜落しそう。土や草の匂いを嗅ぎたそうにしているので、レンガの道に降ろしてあげる。ツーブロックくらい向こうの家の犬がずっと吠えていて、それが気になるらしく、はじめも吠えて応えたり、くんくんしたり。水道の検針のお姉さんが歩いていたから、きっとそれで遠くの彼は吠えはじめたのか、時おり遠吠えになったりして止まない。 藍色の経糸を使ったバッグを撮ってみる。染めないきばたの布を裂いているので、もはもは多め。なんとも質感のある布。二転三転して最終的にゆるんとした形のシンプルなバッグに。
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はじめは1日2回薬を飲まないといけないのだけど、薬だけ出すのが本当に上手で感心してしまう。粉にしてみたり、チーズやバナナに包んだり、何をしても薬だけ出せる。そのせいかまた症状が悪化している気がする。やれやれ。一晩一緒にいなかったのも響いて、足が動かない。やれやれ。口の中の状態も悪い。やれやれ。 ことばを介さずにコミュニケーションするから気づかぬうちにこちらも落ち込みそうになるのをぐっとこらえ、お直しの必要なバッグを直したり、注文いただいたバッグを仕上げたり、黙々と手を動かすのはいい。 はじめの気分も変えてあげたくて庭へ。種から芽が出たびわがはじめて花を咲かせていて、来年実がなることを夢見る。枝は二階にまで届く。実がなったら、剪定して、染めたり、お茶にしたり、たっぷりたのしめそう。庭は未来。
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晴れの日が圧倒的に足りなくて、なかなか進まない柿渋染め。ようやく媒染してみる。ついでに庭の倒れかけたラティスにつっかえ棒をしたり、草とりをしたり。娘たちのままごとのなせる技のシラカシとシロヤマブキは、デッキの脇からにょきにょきと。一番陽当たりのいいところに柿を植えることにして、調べている。豆柿かなあ。 昨日の続きで入稿作業をしていたらあっという間に午後。はじめがかたいごはんを食べられなくて、歩くのもちょっとしんどそうで、後ろ髪をひかれながら、脱穀へ。 脱穀機を踏むのは断然じょうずになった。そうだ、私は「農家の嫁になる!」って夢を抱いていたんだ、と思い出しながら踏み続ける。台風で流れてきた土に埋もれて発芽してしまった穂もあって、残念無念。臨月のやよいさんは軽々と唐箕をまわす。暗くなるまでがんばって、久しぶりにうーたん(アトリエの猫、うし君)を撫でる。 帰宅してからお風呂と昼ごはん。すっかり夜ですが。はじめはかたいごはんも食べるようになった。やはり、この前一晩いなかったのが響いたか。留守番が長いと調子がいまいちになるね。いちゃいちゃするとしよう。
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洗濯2回。どこかの国の方が来ているせいでしょうか、自衛隊の駐屯地からすごい音の飛行物体が次々飛んでいる。甲高い音も合わせた轟音。 今日は事務所へ。ミーティングの日。都内の駅のゴミ箱は封鎖。わたしの半分の速度で歩く警官が街のあちこちにいる。これは何日か前からで、こんなとこでさぼってお散歩してて怒られないのかな、と思いきや、これが警備なのね。 チームミーティングでは先日のしごとバーのことやおつきあい先担当者からの愛のメールなどを共有。今日は在庫冊数のカウント、講演会会場への発送作業など。 校正戻しが今日になったので、入稿は明日以降になり、早めに事務所を出る。 12月のグループ展の件を考えながらの電車。誰かへの贈りもの、自分へのご褒美。大きいものと小さいものと。ものがたりのあるものをつくろう。
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まがり家ギャラリーでのワークショップへ向かう途中、もうナビに頼らなくても道順が頭に入ったことにウキウキしていたら、寝袋を忘れたことに気づく。もう戻ったら間に合わない…。 お天気がよくてワークショップは外で開催。今回のは簡単なこともあって、ほとんどおしゃべりタイムでごめんなさい。みなさんその日のお洋服の色と似合うものを作られる。終わったあとは大急ぎで寝袋を取りに家へ。今回写真を展示している林田ちゃんにさきおりバッグを託して姿を消すわたしはひどい。作品の写真を撮ってもらえたらうれしいとずっと思っていて。お願いします!と言い残して、車へ。はじめの用もたせたし、よかったこととする。 道はすこし混んでいて戻るとキレドのカレーづくりがはじまってしまっている。「畑で収穫」のいちばん楽しいところを見逃してしまった。ギャラリーに上がってでおしゃべりの時間もあって、いつの間にかカレーが黄色く仕上がっている。しかし雨も降り出す。傘をさしたり、タープの下に避難したり。かなりの土砂降り。飯沼さんのご好意でcafeスペースをお借りしてぬくぬく乾杯とカレー。酒粕と大根と鮭の煮物の差し入れも。 20時を回った頃だったか、片付けを済ませて、キャンプスペースに戻ると雨は止んで雲の切れ間から十六夜の月もこんばんは。焚き火と日本酒との夜が続く。 気づいたら3時。トモコさんのおニューのテントを間借りして寝る。ホカロンを足の裏に貼り、ダウンベストを着込む。オットの寝袋は暖かさが違うのだ。寒さはなくて気づいたら朝。3時に���ればまあすぐ朝だ。片付けや朝ごはんやコーヒーや、みんな手際よく働いていてえらいなあとおもう。まあ、飲み過ぎな方々はまだテントの中なわけだ。珈琲だけいただいて、酒粕をお土産にして、お先にごめんなさいで帰宅。シャワーを浴びて、脱穀へ。昼になってしまった。愛しい息子たち(ベビーシッターをしていた彼ら)がいて、一気に元気をとりもどす)今日は籾摺り担当。愛しの彼も一緒にやってくれる。脱穀作業唯一の電気で動く機械。一度に流しすぎるとうまくすれないので、窓の部分を微調整し続け、籾殻が溢れていないか、稲の葉が詰まっていないか、あちこち見ながらあっという間に日没。帰ったらお風呂。オットのケーキと番茶しか入らない。寝る。充実の連休でした。
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昨日は終電になってしまって雨も降り出して起きれるかという面も含めて今日の脱穀が危ぶまれたのだけど、起きたら青空。寝坊なのにオット君のケーキが焼けるのをまって、珈琲といただく朝。ふた切れ目ははじめとデッキに出て味わってから、あわてて田んぼへ。車で向かうつもりが、玄関出たらあまりに気持ちの良いお天気で、自転車で行くことにする。きっとみんなお弁当持ちなのに、また手ぶら。おにぎりくらい作ってくればよかったと定番の反省をしながらペダルを漕ぐ。参加は4組の親子だけで、今日は少なめだ。がんばろう。何かけもののフンがたくさん落ちていたり、脱穀機と張り合うカエルの声が響いていたり、籾に虫がたくさんいたり。教室で先生をやっていたときの教え子が「さえこせんせい」って呼んでくれてうれしくなったり、みんなの成長をしみじみ感じたり、たのしくてはりきって、きっと明日は筋肉痛。わたしは、台風で地面についてしまった稲を掛け直したり、すこしでも竹の上になるようにすることにとりくんだ。稲にごめんね、と言いながら。暗くなる頃すこし玄米ができあがる。田んぼはほんとうに一人じゃできないです。帰ってはじめにおやつをあげたらすぐお風呂に湯を張る。シードル片手にドボン。おいしいいっぱい。明日もがんばろ。まだ脱穀機を踏んでいる感じが体に残っている。
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