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サーフ地獄、スキー地獄
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セガワの雑記
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sgwxnote · 5 years ago
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「カメラ・トーク」30周年によせて、歌詞の引用控えめで。
1990年6月6日といえばFlipper's Guitarの歴史的名盤「カメラ・トーク」の発売日であり、今年はリリース30周年ということでSNS等でちょっとした盛り上がりを見せていました。自分も筋金入りのファンを自負しているので乗っかりたい気持ちもありましたが、個人的には6月6日はそれより大事な記念日でもあるので乗っている場合でも無く、いまさら乗り遅れ気味ではありますがちょっとだけカメラ・トークに関する思い出を書き残しておきたいと思います(全部書こうとするとキリがなさ過ぎるので)。まぁ、本当にマメなファンなら事前にバッチリ準備しておくところなんでしょうけど、昔からそういうところが弱い俺です、はい。
フリッパーズ・ギターをちゃんと聴いたのはこの「カメラ・トーク」が初めてだったので、自分にとってはフリッパーズとの出会いの作品でもあります。多分カメラ・トーク発売間もない頃だったのかなと思います。当時、雑誌で見かけたフリッパーズのお二人のオシャレな佇まいが、まるでオシャレとは縁の無い自分にも衝撃だったのと、ラジオでかかっていた「恋とマシンガン」や「カメラ!カメラ!カメラ!」がこれまた普段聴いていた音楽とはひと味もふた味も違うもので、まだレンタル屋に走るほどではなかったもののずっと心に引っかかる存在でした。
そしてついにカメラ・トークを聴くことになったのは、N君という当時のクラスメイトがCDを貸してくれたおかげでした。あるときたまたま会話のなかでフリッパーズが出てきて、自分が気になっているということを言ったら、持ってるから貸してあげるよ、という流れだったと記憶しています。ちなみにN君は当時KANとビリー・ジョエル好きを公言していて、特に自分と音楽の趣味が合う感じではなく、CDを返した時も「あまり良くないでしょ?」と言っていました。カセットテープにダビングして(時効ということでお願いします)すぐ返したので自分もまだその時はピンときていなかったような気がしますが、その後そのカセットテープは何千回(誇張あり)と再生されることになるのでした。それなら買えよってハナシですが、当時はホントお金無かったんです。さすがに今はCD持ってますけどね、何枚も・・・
当時の数少ない友達はパソコンの趣味で繋がっている人しかいなくて、普段から人と音楽の話をする機会が無かったんですが、カメラ・トークの素晴らしさをとにかく誰かに伝えたいあまり、普段自分の部屋でしか音楽を聴かないのにわざわざリビングにラジカセを持って行って家族に聞こえるように聴いてみたりしたこともありました。何の反応もありませんでしたが。
当時洋楽や映画の知識が殆ど無く、フリッパーズの音楽や言葉、あるいはビジュアルを文脈で捉えることは全くできていなかったのですが、はじめて聴くような音楽ばかり、そしてそのどれもが素晴らしい。そして非社交的・非体育会系な、いわゆるオタクなボクちんのハートに刺さりまくる言葉とそれを歌う少年ぽさのある声。それでいてとびきりオシャレな佇まい。
当時は宅八郎がテレビで気持ち悪いオタクキャラを演じてブレイク、とんねるずのオタクいじめコントが大流行。オタクには人権が無いような時代でした。(特別自分がひどいいじめを受けていたということでは無いです。自覚が無いだけかも知れませんが。)そんな時代の中でフリッパーズは非社交的・非体育会系でいながらもカッコよくいられるという大発見でもありました。結局そのカッコよさに一歩も近づくことはできなかったのですが。
またはその数年前、光GENJIが大ブレイクし多くのクラスの女子たちが夢中になっている中、密かにその輝きにやられていた俺がいました。ちなみに光GENJIのロゴも好きでよく写し描きしてました。自らがアイドルになりたいと思ったことは一度も無いし、ちょっかい出したいみたいな気持ちも全く無いんですが、少年ぽさへの憧れがあの頃からずっと自分の中にあるような気がします。フリッパーズの表現や佇まいはそんな少年性への憧れにもビシビシ応えるものでした。
その後もう一枚のアルバムを残してフリッパーズは解散。ワタクシはフリッパーズの影を追って彼らのルーツといわれるネオアコやギターポップ、マンチェなどの作品を聴くことになります。そこで初めてフリッパーズの音楽では様々な楽曲からメロディーやアレンジが引用されているのだと知り、少しショックを受けたりもしましたが、部分的に似ている要素があっても、フリッパーズほど夢中になれる音楽や、フリッパーズを聴いたときと同じような気持ちにさせてくれる音楽には出会うことはありませんでした。
当時フリッパーズが影響を受けたバンドとして手始めにオレンジ・ジュースを聴いたんですが、フリッパーズを期待して聴いてみると、特に声が全然フリッパーズじゃなくてガッカリしたのを覚えています。こんな低くて野太い声の何処がフリッパーズなのか・・・ネオアコって何・・・みたいな。アズテック・カメラも歌詞が文学的で魅力を感じつつも、やっぱり声がフリッパーズじゃない・・・今ならどちらも良さを感じることができるんですが。
結局フリッパーズを何者にも替えがたくフリッパーズであり得させた要素というのは小沢さんの言葉と、それを歌う小山田さんの声だったのだと思います。
とまあ、特に何のイイ話も無いんですが、「カメラ・トーク」は日本のポピュラー音楽史や自分の音楽リスナー人生における重要性もさることながら、個人的にはさえない高校生当時の軽蔑と憧れに彩られた日々の痛みに何らかの意味を見いださせてくれた、そしてそれをいつまでも忘れずにいるための、大切な大切な作品なのです。歳がバレる!
おしまい。
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sgwxnote · 5 years ago
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戦場のオジサンズライフ in So kakkoii 宇宙 (Long Intro)
セガワです。
久々に日本に帰ってくると、リュックに堂々と定期券とか記名式のIC乗車券とかを券面が見える状態でぶら下げてる人をよく見かけますよね・・・ウソです。日本から出たことありません・・・セガワです。
ていうか主に学生さんですけど。まぁ実際のところ名前が見えたからナンだって程度のものなんだろうとは思いますが、個人特定に敏感なこのご時世にユルいひともまだ結構いるんだなぁって思ったりします。でもそんなこと言ってたらFACEBOOKとか流行ろうはずがありませんよね。
「記名式の乗車券から〜部屋番号を探し出〜した〜♪」なんつって。でもこれだってそのうち古き良き平成の風景になるのかも知れません。この目に見える今の瞬間をしっかり焼き付けておきたい YOUR NAME。
という訳で、セガワ先生の作品が読めるのはSGWX.netだけ! 帽子の頭文字から部屋番号を探し出していいのはフリッパーズ・ギター先生だけ! そこんとこ464Q!
さて、今日は何をしに来たんだっけ。
そうそう、ついに発売された小沢健二先生のニューアルバム! 最近はもっぱら仕事先でも「聴きました?オザケンの新しいの」が挨拶代わりになってますね。・・・ウソです。普段音楽の話なんてする機会のない生活をしています・・・セガワです。
でもまあ、自分にとって音楽を聞くという行為はとても個人的なものだと思っているので、もともとあまり他の人と共感しあえるものではないと思っているんですよね。でも、別に共感を拒んでいるわけではなく、もしも共感できたならそれは奇跡だし、めちゃめちゃうれしいのでどこかに届くかなと思って、つい彼方を目がけて言葉を投げてしまう習性があるみたいです俺は。セガワの朝は早い。
それで本日ご紹介いたしますのはこちら、小沢健二さんの待望につぐ待望のニューアルバム「So kakkoii 宇宙」! 来るぞ来るぞと見つめていた先とは全然違う方角から来た感じのこのタイトル!いきなり難解過ぎます。
わたしたち、離ればなれの時間が長過ぎたみたい・・・というか会うの久しぶり過ぎて話題多すぎ内容濃すぎ! 飲み込むにはもうちょっと時間がかかりそうです。
「kakkoii」と言えば、小沢さんのソロデビュー時に作成されたプロモーション番組「OZAWA je t'aime(ジュテーム)」の中で小沢さんが「基準はカッコいいこと」と言っていたのが印象に残っていて、それが思い出されます。別にブレてない!とか言いたい訳じゃないけど。まあブレたりカブレたりあっての人生ですよ(キメ顔)。ただ小沢さんの価値観において重要なワードなのかなと。
あるいは「kawaii」という言葉が単に単なる可愛いだけではない日本文化独特のニュアンスをも含んだ表現として海外でも通用する(らしい)ように、小沢さんはカッコよさにも日本文化独特の何かを見出しているのかも知れません。
「宇宙」は単に地球の外側に広がっている宇宙そのものを指す以外に、ウィキペディアによれば「何らかの観点から見て、秩序をもつ完結した世界体系」とあり、多分こっちかなと。そう考えると「サーフ地獄スキー地獄」とも割と近いニュアンス?(怒られる)
他には俺界隈では、カオス状態みたいな自分の手に負えないような状態を「宇宙」と表現することもあります。北海道弁でいうところの「わや」。それは多分小沢さんの言う宇宙とは違うんだろうけど、個人的にはそういう視点もつい入り込んでしまいます。
そしてどうしてもスルーできないのがジャケットデザイン。りーりー(小沢ジュニア)のお顔がドーンと。今回は小沢さんがジャケットデザインを自ら作っているとは聞いていましたが、まさか素材まで! 確かにりーりー君は小沢さんの傑作ですし、もちろん色々と考えがあってのこととは思いますが、でもまぁ普通は遠慮するでしょうというということでも、自分に正直にやってしまう!というのが今の小沢さんなのでしょう。自分こそヨコシマなこころを捨てて曇りなき眼であるがままを見るべきかも知れません!
ジャケット写真以外のパッケージデザインも凝っています。このCDケースの再発明のような試みは復活後初のシングル「流動体について」から始まっていて、正直特殊印刷で文字は読みにくいし、盤も出し入れしにくく、歌詞カードや帯も変な形でどうにも扱いにくい、利便性については殆ど無視した感じで暴れまくってるデザイン。イマドキは一回PCなんかに取り込んだら殆どCDを出し入れする機会もないので実際そんなに困る訳ではないですけどね・・・ちなみに先行シングルの流動体やフクロウが7インチサイ��で出たので、アルバムは12インチサイズで来るかと期待しましたがそこは意外と標準的サイズでした。もっともアルバムの前に出たアルペジオに至っては変形すぎて意味不明です。
ひふみよ以降はwebデザインなんかも自分��手掛けるようになって、それまで知られることの無かった小沢さんの独特なデザインセンスが知られるようになり、それまでの小沢さんの小洒落たイメージと違ってて正直戸惑ったりもしたんですが、これはそれまでオシャレに飾られていたビジュアルのセルフプロデュース化が進んだ結果であって、むしろこれが本当の小沢さんなんだと理解するしかないんでしょう。ちょっと今ソースを探し出せませんが、以前どこかで読んだ小沢さんの母である小沢(または下河辺)牧子さんの文章で奇抜なファッションで出かけていく息子の話を読んだことがあります。どの程度で奇抜に感じたのかは分かりませんが、フリッパーズの頃はそのコンセプトの中で見せていただけで、実は昔から個性的な美的感覚の人だったのかも知れないと想像します。
パッケージについては、音楽の聞き方の主流がダウンロード販売やサブスクリプション、お金のない人はとりあえずYouTube、みたいになっているこの世の中で、あえて物理的なパッケージを求める気持ちを考えると、あまり扱いにくいのはどうかと思いますが思い切り凝るというのは一つの答えかと思います。ファンでもないと要らないような、ちょっと発送が貧困で恥ずかしいですが、例えばもっとその作品を作った時の感じがよくわかるようなレコーディングの資料だとか、ファーストでやったようなセルフライナーノーツだったりとか、オマケの音源とか。そういったものもパッケージングするのはどうかなと思ったりします。まあ、その凝りに凝ったパッケージに付いてくる音源が今どきハイレゾではないCDというところがイマイチ残念ではありますが・・・
そして肝心な音楽的なことについては、カッコよく知識を並べて語るようなことは全然できないんですが、ライフの雰囲気を残しつつライフ以降やファーストの頃を思わせるような部分もあり・・・これはいわゆる集大成という感じでしょうか。新しさというところでは、ブラックミュージック的アプローチがより深まったように感じました。
でも何より、ちゃんと音楽としてカッコいいものができたということが嬉しいです。ここ最近の小沢さんの作品の見せ方を見ていると、何よりまず歌詞を読んで欲しいんだろうなぁと思わせる感じだったので、まさか音楽が疎かになるとは思いたくは無いですけど正直言うと実はちょっぴり不安もあったんですよね・・・というのも、ライブで新曲を初めて聞いた時のことですが、歌詞をスクリーンに映しながら演奏するためついつい歌詞に意識が言ってしまって音楽をイマイチ楽しみきれなかったということがありまして、それがプチトラウマになっていたんですね。
これまでの作品も歌詞は濃いめの傾向はありましたが、最近の作品はさらに歌詞の密度が高まっていて、素晴らしいんだけどやっぱりちょっと頭を使って聞いてしまう感じがありました。自分にとって好きになる音楽というのは歌詞が良いのは大前提なんですけど、やっぱり曲で高まるものでないとなかなか好きになることはないんですよね。歌詞が前提なんて音楽好きとは言えないんじゃないかと言われれば、まあそうなのかも知れません。
それで今度のアルバムはどうだったのかと言うと、やはりそういう傾向はあるものの思っていた以上にちゃんとバランスを考えられたものでした。余計な心配しちゃってスミマセンでした!
歌詞では色々なことが歌われてはいますが、自分の印象ではアルバム全体を貫くテーマは「このしんどい今の世の中でいかに希望を見出して生きていくか」ということ。これは完全に同意(誤解している可能性もありますが)、もし自分も全身全霊をかけて世に何か送り出すことがあるとするならばもう完全にそういうものしか無いです。まあ、単純にこの歳になって恋愛のドキドキみたいなのを言いたいとも思わないし・・・てのもありますけど。
なのでユーモアを交えつつも全体を通してシリアスな内容になっています。東京恋愛専科みたいなノリは全然ありません。小沢さんは以前「この街の大衆音楽の一部であることを誇りに思います」と語っていましたが、一番大衆音楽に接近したライフの頃への執着を感じる音楽ではないように思うし、このアルバムがライフのような聞かれ方をするようにもあまり思えません。ライフの残した功績は大きいですが、比べることにあまり意味はないと思います。
さて、一体誰が読むのかと思いながらも長々と語ってしまいましたが、実はこのあと全曲の感想的なこともやろうと準備を進めておりまして、これからぼちぼち小出しにしていく予定です。
という訳で皆様良いお年を!
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sgwxnote · 6 years ago
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EZOの記憶・残像・モヤモヤ IN MY HEAD 状態2019
久方ブリーフ!皆さんロックしてますか?ナビゲーターのデビッドジャガーです。通称じゃが太くん、本名セガワです。
毎度の事ながらご説明いたしますと、これからお話しするのは一応ライジングサンロックフェスティバルに行ってきたというお話なんですけど、特にライブレポといえるものではなくて自分の行動記録とか、それにまつわる話とか思いつきとか、まぁそういう類いのものになっております。もしそんなものでよろしければ・・・どうぞ、今日は最後まで楽しんでいって下さぁーい!(どどん)
さて、令和元年、2019年、8月。自分にとって今年のエゾ(ライジングサン)はナンダカンダ言ってナンバーガールの再結成が一番の目玉だったんですが、その出演予定だった初日の16日がなんと台風で中止になってしまいました。今回で21回目となるエゾですが、中止となるのは史上初めてです。中止の発表は前日の19時頃にあったようですが、その日私は22時過ぎまで仕事をしていて情報が入ってこなかったので中止を知ったのはそのあとのことでした。
今まで何度も悪天候にぶつかりながらも乗り越えてきたので、今回もまあガンバローくらいに構えていたんですが、さすがに台風がまさに接近中、しかも開催日に直撃確実となると断念せざるを得なかったようです。中止理由は「お客様の安全を第一に考慮して」との公式発表でしたが、実は飛行機が飛ばなくて現地に来れない関係者や出演者が結構いたのかもなーという気もします(勝手な憶測で)。
そんないきなりデカい喪失感から始まったライジングサン。ぽっかり予定が空いた16日、ナンバガロスで心にもぽっかり穴が空いていたせいか、つい思わずWOWOWに入会してしまったのでした。エゾ終了直後の18日、WOWOWメンバーズオンデマンドでナンバーガールの再結成ツアー初日となる日比谷野音公演がライブ配信されるということで!
自分はいち早くエゾで見るからいいやと思っていたのにこんなことになるとは・・・。しかし、実は最近 amazon のセールで Fire TV Stick を衝動買いしていたので、幸い(?)視聴環境は整っていました。偶然!偶然!いやきっと運命でしょう。というわけで衝動買いの罪悪感からは少しだけ解放されたのでした。お得とポイント還元に弱いデビッドジャガー。ちなみにWOWOW衝動入会に関しましては、しっかりちゃっかりポイントサイトを経由してやらせていただきましたので、罪悪感ゼロカロリーのウマーベラス状態でございます、ホホホ。さっそく、これまた再結成した杉山清貴&オメガトライブのライブを見て野音de再結成的な空気を予習しました。
窓の外は予報どおりの暴風雨。この雨が打ち付ける、二人で思いきり遊ぶはずのon the ライジングサンロックフェスティバル in EZO、の誰もいない会場。そんな風景をぼんやり思い浮かべるじゃが太くんでした。
ナンバーガール・・・向井さんはきっとライジングサンでやることにこだわりを持っていてくれていたと思うし、待っていた皆も何とか17日に演奏してくれないかとか、向井さんだけでも会場のどこかでゲリラ的に弾き語りしてくれたら(あの頃のように・・・)とか考えたんじゃないかと思いますが、実はエゾのあとすぐの18日に野音でライブという、もともと結構タイトなスケジュールだったこともあり結局どうにもなりませんでした。確かに昔の向井さんを知っているとそんな無茶もつい期待してしまいますが・・・お互い分別もついて歳をとり、復活とはいえすっかり「大人ンバーガール」ですからね(それが言いたかった)。
そして16日といえば、他にはDYGLとthe hatchを見てみたかったです。どのみちDYGLはナンバーガールと時間が近くて見れなさそうだったんですがー。で、どちらのバンドも実はまだよく知らないんですけど、DYGLは小山田米呂くんと���友があるらしく、勝手に最先端のセンスある若者のイメージを持っているのと、the hatch は NOT WONK の加藤くんがラジオ番組で札幌のバンドとして紹介していたので気になっていた、ということで。ザ・期待感、というやつです。
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さて一夜明け17日。昨日の暴風雨がまるでウソのように晴れました。ここは気をとりなおしてちょっと短いライジングサンを精一杯楽しみたいところ。残念なのは諸事情により、急遽一人で行くことになってしまったこと。一人か、マジか。まあ、元々一人でフェスやライブに行くのは全然慣れっこではあるんだけれども。
というわけで、ひとりの夏物語を始めるとしましょう。このところ盛んにキャッシュレス決済を推進している我が国でありますが、さすがにまだライジングサンの地にはその波が来ていないようなので、カード決済にこだわるデビッドジャガーもこの日ばかりは現金を用意して出発。久しぶりにシトラスのベストなんかを聞いて、気分をアゲながら会場に向かいました。ジャガーは意外と渋谷系。
会場に着いてまずはご飯、そしてビール!と思いながら飲食ブースをめざして移動。昨日の雨ですっかり田んぼ状態かと思いきや、意外なほど水たまりは少なかったです。ちょっと気をつければスニーカーで全然イけました。風が強かっただけで意外と雨量はそうでもなかったのかも知れません。あとはきっとスタッフの皆さんがバッチリ整備して待っていてくれたおかげかな!?
サンステージではすでに怒髪天が始まっていました。そして何故だかステージの上には祭太郎とふんどし姿の男たち。何をやっているのかは・・・よくわかりませんでした!
祭太郎さんといえば初期の頃から毎年「祭りの妖精」という謎の存在のまま参加し続けているパフォーマー(?)さん。ホント最初のころは「ママー、うさぎのおじちゃん!」「見ちゃいけません!」みたいな感じだったような気がしますが(もう記憶が妄想に変わっています)、近年は会場マップにも記されるようになったり、物販も始めたりと着々と信頼と地位を確立しているなと思っていたら、いつの間にかサンステにまで登りつめていたとは・・・!
などと、感慨に浸りながら一杯。そしてNOT WONKの出るPROVOブースに移動。ナンバーガールも幻となった今ではNOT WONKが今回一番のお目当てです。メインプログラムのステージじゃないのが残念といえば残念ですが、負け惜しみじゃなくNOT WONKは小さい会場の方が絶対楽しいはず。願わくばもっとたっぷり見たいですけど。
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PROVOのステージは去年と同様、PROVOエリアの中央にあって全方向から観客が囲むようになっています。3人のメンバーはそれぞれステージ中央に向かって立つというレアなセッティング。去年はドラムのアキムくんの後ろから見たので、今年はボーカルギターの加藤くんの後ろでスタンバイしました。
メンバー登場。狙い通り、加藤くんのステップを踏むが如く、トリッキーな足さばきでエフェクターのスイッチを操作する姿が間近に見れる位置でウハウハです。ベースのフジくんはちょっと見辛いポジションになってしまったんですが、ちょっと見ない間にえらくオシャレな髪型になっていてビックリ。いつもくらい伸ばしているんだけどサイドと後ろが刈り上がってる感じです。アキムくんは短パンでドラムを叩いていたので、ここから見るとスネアに隠れて見えないけれど別角度からはヨコ○ンしているのではないかとハラハラしました。実際はそれ程短パンじゃないことが後で判明して、ドキドキをありがとう!という感じです(スンマセン)。
ステージを観客が囲んでいるせいで、ステージを挟んで向かい合った人たちの様子もよく見えます。加藤くん越しに見える、最前列でエアギターぎみになってノッている人が気になって仕方ありませんが、集中!集中!
演奏した曲はここ最近のライブの傾向に則って、今年出たアルバム「Down the Valley」の曲を中心に。もともとNOT WONKはメロディックパンクをルーツに持ちながらも、ネオアコやギターポップの影響も感じさせるところが好きなバンドなんですが、最近はさらにソウルの要素も取り入れられてちょっと他にはない感じになっています。
あっという間に時間が過ぎ、メンバーがステージから去ろうとすると後方から「もっとやってください!お願いします!」的な叫びが。直訴的アンコール、新しい!でもわかる、その気持ち。ちょっとスタッフと相談する様子のあとまた戻ってくれたメンバーたち。
そして「さよなら」と言い捨てて演奏した「Die Young For The Earth」。NOT WONK初期のパンクナンバーにダイブが発生するほどのブチ上がりで終了しました。
ボクは最近の作風が一番気に入ってるんですけど、食べ盛り暴れ盛りの若者たちには少々物足りない部分もあるのかも知れませんね。メンバーもひょっとしたら葛藤を抱えているところかも知れません。
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その後、RED STAR FIELD 周辺でBEGINを聞きながらザンギ&ビールで一休み。ぼんやりしてたところ、北の大地で突然のカチャーシータイムが始まりました。
ところで飲食ブースを散策していると、今年は流行に乗ってタピオカドリンクのお店がチラホラ見えます。あと流行りといえばチーズドックも見かけました。タピオカドリンク、私も昔からたまに飲みたくなることがありますが、なぜ今さらこんなに流行っているのかはわかりません。インスタ映えするような華やかさもそれほど無いと思うんですけど・・・ただ、ナウなヤングの多くは近隣のアジア諸国(特に韓国ですが)の文化に対して本当に抵抗がなくて、むしろどんどん流行を受け入れようとしているんだろうなーというのは感じるので、その流れでのタピオカ再評価なのかなーくらいの想像はしています。韓国でもタピオカ流行ってるらしいですし。
流行っているものそのものに関してはオッサンには何だかよくわからないものが多いですけど、昔のようにアメリカ文化に直接影響されるばかりじゃなくて、東アジア諸国の間でそれぞれに進化した文化が影響しあえるようになったら面白そうだし、よきかなと思います。糖分の摂り過ぎには注意しつつ。
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そしてホームカミングスを見にボヘミアン・ガーデンへ移動。
途中、人だかりができていて何かと思えばボヘミアン・サーカスで yaiko×takataka が演奏しているところでした。ボヘミアン・サーカスって通路脇にちょっとしたステージを用意しただけの会場なんですが、こんなところで矢井田瞳サンが見れるなんて!っていうか全然見えないんですけど、何とか人だかりの隙間からちょっとだけ生ヤイコを確認しました。
さて、ホームカミングスは京都出身のバンドなんですが、NOT WONK と交友があって札幌のイベントに来たのが知るきっかけだったと思います。メンバー4人中、ボーカル、ベース、ドラムの3名が女性という珍しい編成。白一点(?)のギター福富さんはイベントのトークやライブのMCなんかでは見ていてちょっと可哀想になってくるくらいのイジられキャラです。
ホムカミを知ったばかりの頃は、ボーカルの畳野さんの存在感が強く、彼女のバンドという印象がありました。でも実はホムカミの世界観において重要な要素である歌詞において福富さんの力が大きいということが次第にわかってきて、イジられながらも実は凄い頼もしい存在、という感じになんかグッと来たんですね。自分もそういう存在に憧れます。ただ自分なら畳野さんのイジりにはちょっと耐えられる気がしませんが・・・とまぁ、そんな感じで次第にホムカミに関心を寄せるようになっていったのでした。
あと彼らはずっと英語詞で作品を作ってきて、音楽的にも海外のインディーやオルタナ好きがいかにも好みそうな感じのものでした。なので結構狭い世界の中で活動しているバンドという印象があり、それ自体は別に悪いことでもないんですが、昨年リリースしたアルバム「WHALE LIVING」ではあっさり音楽的な間口を広げてきて、初挑戦した日本語詞もいきなりレベルの高いものを出して来たというのが結構ショックでした。正直誤解していたというか、不器用だと思っていた高倉健が実はめっちゃ器用だった、みたいな・・・。とにかくスイマセンでした!
ホームカミングスがボヘミアン・ガーデンで演奏することに対しては、彼らくらいの評価や勢いのあるバンドならもっと大きなステージに出して欲しいと初めは思っていたんですが、実はこのボヘミアンの寂れた雰囲気とちょうど日の暮れかかった空の感じが、寂しさを帯びた最近のホムカミの作風に実にバチッとハマって何ともステキでした。これを狙っていたのだとしたら凄い!
そしてこのあとタワレコブースでサイン会があるということで、正直最初は行かなくてもいいかと思っていたんですけど、この演奏にすっかり感激してしまったのと、畳野さんの「みんな来て下さい」という強めのMCに押されてすっかりその気になってしまったのでした。
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というわけでタワレコブースへ移動。途中 RED STAR FIELD の近くを通りかかると、ちょうど吉川晃司がやってるところで「BE MY BABY」のイントロが聞こえてきました。それを聞きつけて会場に向かって走り出す人たち。ライジングサンによくある風景です。見たい気持ちもありましたが、ここはホムカミを優先して先を急ぎました。でも後で晃司がシンバルキックをやったという噂を聞いて、それは見たかったなぁ・・・と悔しさがつのりました。
で、サイン会。タワレコでサイン会ってことは、ここでCDを買って下さいってことですよね。わかります。キャッシュレス決済にこだわるデビッドジャガーも(しつこい)今日は現金で・・・思い出はプライスレス、デスヨネ!
メンバーは横一列にテーブルに着いていて、メンバー一人ひとりづつから順番にサインを貰えるシステムです。まあ、普通そうですかね。
自分の番が来て一人づつにサインをいただきながら進んで行くと、なぜか畳野さんの横にだけまだ開けてない缶ビールが置いてあるのがめっちゃ面白かったです。終わったらすぐ飲みたくて持って来ちゃったのかなぁ・・・だったらちょっと可愛い・・・いや、別に普通に急な差し入れかも知れません。これちょっとツッコミたい!と思ったんですけど、スベったら怖すぎると思い結局何も言えなくて・・・夏。でした。
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私は自分でバーベキューとかは全然やらないんですけど、休憩と荷物置きのためにテントを建てるのが通例になっていました。でも今回は急遽一人で荷物が少ないのと、16日が中止になって滞在時間が短くなったのとで、テントを建てるのをやめてみました。せっかく取れたテントサイトのチケットはもったいないけど、帰ってからテントを干すのも毎年結構大変なので・・・。ということでやってみると意外と何とかなるもんでしたが、ここらで一度しっかり休んでおきたいと思い、いったんマイカーに戻りました。これができたのも運良く会場内の駐車場がとれたおかげです。
車のなかでしばしひと休みして、駐車場からエゾ恒例の打ち上げ花火を見ました。次は TAIRA-CREW の青葉市子さん。森の中にある TAIRA-CREW は幻想的空間でありながらスーパー虫刺され空間でもあるので、寒くないけどジャンパーを着たり軍手をしたり、顔半分をタオルで覆ったり、虫除けスプレーも浴びまくって会場に向かいました。完全にビビりすぎでいつも以上に怪しい人になっています。そして暑い・・・
思ったより準備に手間取ってしまい、会場に着くとすでに演奏が始まっていました。キャンドルジュンさんにより大小無数のキャンドルで幻想的に飾られたステージの上の市子さんは、カリスマ性がさらに増してとてもありがたい感じになっています。市子さんはこれまでも何度もこの TAIRA-CREW で演奏されていますが、毎回虫刺されは大丈夫なのか心配になってしまいます。もしかしたらキツネリスに指を噛ませるナウシカのような気持ちで、刺されまくりながら演奏しているのかも知れません。
市子さんは小山田さん界隈と邂逅した「0」の頃の作風が割とポップでよく聞いていました。その頃に小さなライブハウスで演奏を聞いた体験が素晴らしく、またライブに行きたいとは思うんですが、ライブに来てくれても会場の殆どが小さなほっこりスポットみたいなお店が多いので、そのような空間で聞くのが一番素晴らしいのは分かってはいるんですが、やっぱりちょっと気軽に行けないなーなんて迷っているうちにチケットがすぐに売り切れてしまいます。そんな自分にとってはエゾで見れるのはかなかな貴重な機会です。
ライブ終了後、キャンドルジュンさんがステージにあがって「みんなもう少し前の方へ」みたいな誘導に交えて少し話しはじめました。キャンドルジュンさんといえば、いままで会場のセッティングをしている姿をお見かけすることはこれまでもありましたが、大勢のお客さんの前に出てきてお話されているのを見たのは初めてのような気がします。もっと気難しい感じの印象を勝手に抱いていたんですが、意外にジョークまじりのくだけた話し方でビックリしつつ、照れ隠しや優しさの表れなのかなー、とチャーミングな人柄を感じました(勝手に)。
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それからしばらく神聖かまってちゃんまでの間、ウロウロしながらかいつまんで見てまわりました。
まず亜無亜危異。楽曲は全く聞いたことがなかったんですが、ワタクシ実は中高生の頃 PERSONZ のまあまあ熱心なファンだったので、その関係で名前だけは知っていました。何となく気にはなっていたんですが、やっと会えたね!という感じです。NOT WONK の影響でこの歳になってパンクに興味を持ち始めたので、パンクって何だろうという思いを強くしつつも勉強させていただきました。ボーカルの方が、ペットボトルの水を口いっぱいに含み、唐突に客席に向かって噴霧するというのを何度も繰り返していたんですが、霧がとてもキレイに出ていてしかも淡々とやっていて伝統芸能のようでした。前の方で見ている人もその度にギャーっつって逃げ惑うという。あとボーカルの方は上半身裸だったんですが、体がキレイでうらやましかったです。わたくし最近お肌のトラブルに悩まされているので。パンクが裸で何が悪い、つっても湿疹だらけはちょっと嫌ですよね・・・
銀杏BOYSはMCの途中のところを通りかかっただけなんですが、丁度ゲスいい話の真っ最中でした。パンクってなんだろう・・・でも、GOING STEADYがMEGA CITY FOURのカバーをしていたという話を最近聞いて、峯田さんとの距離は1ミリくらい縮まった気がしています。ちなみに「いだてん」は録画して見ていますが、やっと第2部が始まったくらいです。完走できるか心配です。
「いだてん」といえば全然関係ないんですが、忘れないようにここにちょっと書いておきますと、関東大震災の復興運動会のお話を見て「プロジェクトFUKUSHIMA!」が始まった時ってああいう感じだったのかなぁって思ったんですね。自分は東日本大震災において身近に生死に関わるほどの被害が無かったので、あのプロジェクトについてはどうしても頭で考えてしまって、わかりたいけど正直感覚的によくわからなくてモヤモヤしてしまう部分があるんですが、いだてんを見てあの時の復興の精神を片鱗でも感じることができた気がします。
と、話はエゾに戻りまして、その後はBOSS THE MCのありがたいお言葉を浴びに行こうと THA BLUE HERB の会場である RAINBOW SHANGRI-LA へと向かいます。しかし、うっかり会場近くでパッタイ(タイ風焼きそば的な麺)を出しているお店を発見してしまい、つい吸い寄せられているうちに出遅れてしまいました。別におなかは空いてなかったんですが、ワタクシにはパッタイを見つけるとつい食べてしまう習性があるようです。いつだったかお店の名前も全く覚えていないんですが、何年も前にエゾで初めて食べたパッタイが最高においしくて、それからずっと同じ味を探し続けているんです。何がおいしさの決め手だったのか今となってはわからないんですが、ナッツや小さい干しエビがもたらす香ばしさ、だったのかなぁ・・・何かイイ草とかが入っていたのかも知れません。いつかはおディーン様ばりのこだわりを見せられるようになりタイ! という訳で、出遅れたブルーハーブは会場から人が溢れていて中には入れなかったのですが、漏れ聞こえてきたありがたいお言葉を少しだけいただきました。って殆どパッタイの話じゃねーか!すんません!
一夜限りの祭りは最高潮。「弓ヘンに前の旧字体その下に刀」なぜだかそんな言葉を思い出しながら、しばしのお暇(いとま)を楽しむじゃが太くんでした。
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そしてお久しぶりの神聖かまってちゃん。実はもう何年もかまってちゃんの活動を追っていませんでした。正直言うと作風の変化がだんだん自分にフィットしなくなって来たんですね。
自分が神聖かまってちゃんに注目していた大きなポイントは、病んだ精神状態を独自の表現方法でリアルかつポップに描く事に成功したというところでした。そしてその表現される病みはリアルであればあるほど、の子さんの成功や成長によってきっと失われてゆくはずのものだという、刹那のようなものもあり、それもまたひとつの輝きであったのではないかと思います。
そんなことで久々に見るかまってちゃんのライブ。最近の作品は全然知らないはずなのに演奏されるのが知ってる曲ばかりというのは、やはり彼らは産みの苦しみの中にいるのだろうかということをつい思ってしまいます(大きなお世話)。でもそんなことはまるで関係ないくらい、ライブは盛り上がりました。ていうかの子さんの盛り上げ上手にビックリ。盛り上げじょうずというか、煽り上手? の子さんのカリスマ性やライブバンドとしての強さが確立されているんだなーと感じました。ちばぎんさん年内で辞めるってよ的な話もありますが・・・
ちばぎんさんといえばしばらく見ないうちにずいぶんムクムクされてて、これまたビックリでした。monoさんの相変わらずのアーティストっぽく無さと、みさこさんのすっかりアイドル活動が板に付いた感じのひらひらミニスカート姿にもビックリしましたがー
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と、かまってちゃんでクタクタになりながらも、卓球さんの顔を一目見ておきたいと思い、SONIXTATIONへ。今年はついに電気グルーヴに死刑判決が下った(違)ということで電気のお二人(および関係者各位)にとっては大変な年となりました。また、いだてんで急遽瀧の代役となった三宅弘城さんに対する自分の認知度が爆上がりすることになった年でもあり、なんか三宅さんが他のドラマとかに出ているのを見ても瀧の代役なんじゃないかとつい思ってしまいます。そして何といっても卓球さんのカッコ良さを見せつけられた年でした。ワイドショーのリンチに負けないで乗り切った人ってなかなか見たこと無いです。
SONIXTATIONというのは卓球さんがオーガナイズするDJパーティーとのことで、例年は複数のDJが交代で回していたんですが、今年は時間が少し短くなって、そのぶん卓球さん一人でぶっ通しプレイになりました。卓球さんがオーガナイズしているということで今回の事件の影響があったりするんでしょうか。別にわからなくてもいいんですけど、ちょっと孤独感。でも逆にいえば「ドキッ!卓球だらけのナントカ」「独占!卓球のカントカ」みたいな感じもあります。はいはい昭和。
卓球さんのDJ、やっぱり終始無言でした!ていうか喋るDJなんているのかって言うと、確かかなり昔行ったことのあるイベントで時々曲の途中でミュートしながらMCする人がいたんですよねー。記憶違いだったらホントすみませんが、FPM田中知之さんだったかなー。音楽にちょっとシャベり挟むの、なんかふかわりょうのネタみたいだなぁと思った記憶があります。あと声が伊集院光に似ているなぁと思った記憶もあったような・・・あれ?やっぱ田中さんかなぁ。別の記憶と混ざっている可能性もあり。あ、そうそう卓球さんTATOOあり、でした。確認。
卓球さん、電気グルーヴの曲も結構かけてくれました。そしてその度に電気グルーヴのお二人をモチーフにしたVJの映像が出てくるので目が離せません。鬼になったイラストの瀧、ホスト風イケメンに加工された瀧・・・
そんなことで最初はちょっと様子を見たら離脱するつもりで行ったんですが、気がつけば少しでも瀧を感じようとしている自分がいたり、爆音を全身に浴びることが意外と癒やしになっていたりで結局最後まで見てしまいました。
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ここまできたら、大トリの Dragon Ash を見てフィニッシュしたい気持ちもありましたが、テントも無い状態でこれ以上頑張ると安全運転で帰宅できない恐れもあるので残念ながらここで会場を後にしました。目を閉じればまぶたの裏にワキをパフパフさせながら歌う降谷さんが浮かんできます。そしてそのまま気持ちよく眠れそうです・・・ダメゼッタイ!
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さて無事家に帰り、ひと休みしてその夜。WOWOWメンバーズオンデマンドで無事ナンバーガールのライブを鑑賞しました。エゾでこの目で見るはずだった自分にとってはエゾの番外編的なライブとなりましたのでこれについても書いておきます。
ここ最近、ナンバーガールの再結成に向けて過去の映像を振り返る番組を見る機会が結構あったんですが、これを見て再結成に盛り上がるということは、当時の記憶が割と鮮明に蘇ってきているところにいきなり17年の時を経たナンバーガールと再会することになるので「うわ、ハードル上げてくるなぁ」と思いながら見ていました。何も変わらないなんてことはないと分かってはいても、当時とのギャップをポジティブに受け止められるだろうかという不安も正直ちょっとありつつ、十分時が経った今なら変わってしまった何かも変わらない何かも暖かい眼差しで受け止められるような気がしている自分もいました。
実際のところは向井さんが事前のインタビューで語っていたようなテンポの遅さなどは特に気にならなかったし、ひさ子さんのギタープレイの変わらなっぷりは去年のブッチャーズでも確認済みだったので、意外と変わらないなという印象でした。ちょっと気になったのは、向井さんの服装がオシャレになったこと。あと、アヒトさんのドラムの音作りが変わってしまったように感じました。それと、再結成の発表があったときから気になっていたんですけど、しばらく見ない間にアヒトさんの顔つきが随分と変わってしまったなぁと感じています。なにかとご苦労があったのかなぁと想像しますが、演奏とは関係ないしあまり容姿のこと言うのは良くないですよね・・・。中でも一番変化を感じたのが向井さんの歌声で、ナンバーガールを初めて聞いたときの印象って「叫び」だったんですけど、その発声法が変わってザゼンボーイズっぽくなっているように感じました。インタビューでは歌については特に触れられていなかったような気がしますが、やっぱりかー、という感じではありました。
それでもやっぱり楽曲が素晴らしいなぁ、というのを再確認。多少の変化はあってもこの楽曲たちをオリジナルとして演奏できるのは彼らだけなんですから、再結成してくれて良かったと思います。向井さんは再結成の動機として「4人ともまだ生きてるから」ということを言っていましたが、それは言うまでもなく bloodthirsty butchers の吉村さんのことが念頭にあるのでしょう。自分もそうですが、やれるうちにやらないととか、残りの人生であとどれくらいのことができるかみたいに考えてしまう、きっともうそんなお年頃なんだと思います。
昔は再結成はどちらかといえばカッコ悪いような後ろ向きなイメージが少なからずありましたが、今なら素晴らしいと思えるところも大きいです。このメンバーが出会った奇跡、人の縁、みたいなことが自分が歳をとったことで尊く感じられるようになったのかも知れません。なんだか年寄り臭いですね。でも素晴らしい出会いって人生にそう何回も無いですからね。私だけかも知れませんが!
でも残念に思うところもあります。解散後、ナンバーガールが伝説のバンドになってしまったことで、この再結成に関するプロモーションやイベント運営・物販などにどうにもビジネス臭を感じてしまうところです。あのナンバーガールが再結成ともなれば、これはもはやバンドメンバーだけのことでは済まされない、沢山のスタッフが動く一大プロジェクトになってしまう、という風に考えればいろいろ仕方ないのは理解できるんですけど、これからナンバーガールを知る人は、あの時代のムードやその中での存在感も含めてのナンバーガールを感じることはやっぱり難しいんだろうなぁ、と思うと寂しさがあります。まあ、これはナンバーガールに限らず過去の作品を後追いで知るというのはどうしても時代背景や文化的な文脈まで理解することには限界があるし、ナンバガ再結成をうけて90年代サブカルが再評価とかなっても逆に嫌ですけど。ディレンマですな。
そして、しつこいと思われるかも知れませんがアヒトさんが過去に自身のバンドの作品で差別的表現をして炎上した件について、私はまだモヤモヤしたまんまです。言うなれば、モヤモヤ IN MY HEAD状態。炎上への対応を見ても、一応釈明してはいましたがどうも何が問題か分かっていないか、本当は悪いと思っていないかのどちらかのような印象を受けました。私は彼の思想をどうこうできる立場にはありませんが、アヒトさんの叩くドラムが大好きだったリスナーとして、できることなら多少時間がかかっても改心してくれたらと願っています。つっても既に何年も前のことですが。あれで手打ちにしようとしたのがやっぱり良くなかったと思います。
アヒトさんといえばナンバガやザゼンのドラマーとして有名ですが、ハードコアパンク界で伝説のバンド「BEYONDS」に正式メンバーとして一時在籍していたこともあります。ハードコアについてはまだまだ詳しくはないですけど、一般的にハードコアにおいて差別は完璧にアウトなはず。既に辞めた活動とはいえ、特にハードコア方面から厳しい声が上がるのは致し方ないと思います。音楽やミュージシャンの評価に社会的・政治的な思想を持ち込むのはおかしいと思う人もいるかも知れませんが、ドラクエとかならともなく(蛇足)、ことハードコアに関しては社会的・政治的な姿勢は重要な要素なのでどうもそういう訳にはいかないようです。こうして一部界隈から出入り禁止になっているかどうか実際のところは知りませんが、当時のファンや仲間たちに会わせる顔が無いような状態のままなのは見ていて悲しいですし、ちゃんとケジメをつけたうえでさらなる活躍をして欲しいと願っています。ただ、ケジメの付け方によってはもうナンバーガールはできなくなるかも知れませんが・・・
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と、言うわけで。
今年は一日目が台風で中止となり、きっと素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられたのであろう幾つものステージが幻となってしまったのは本当に残念ではありましたが、二日目はそれを取り返したい気持ちも手伝って自分としてはなかなか充実したフェスティバルになったんじゃないかと感じています。というか、正直なところ自分の体力的にはこれくらいのボリュームの方が目一杯楽しめるのかも、なんてことに気が付いてしまったりもしました。でも賢く楽しむなんてホントの恋じゃ無いわよね。そもそも恋じゃないけどね。いや、もしかしたら恋なのかも知れませんな、ロックって奴は・・・にゃんまげに飛びつきたい!
そんな感じで皆様におかれましても健康に留意して、来年もまた飛びつけるように。出逢った頃のように。白い雲のように。包み込むように。野に咲く花のように。またお会いしましょう!
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sgwxnote · 6 years ago
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大晦日のアレ2018
どうもどうも、先ほどついカッとなって最新の MacBook Air を買ってきた俺です。超久々のデカい買い物、しかもネットじゃなくて実店舗で。 なぜリアル店舗で買ったかというと、使うに使えずにいた商品券を消化するため。 ネットショッピングの方が何かと便利だし安く済むことが多いので最近は急ぐもの以外は殆どネットですが、やっぱりリアル店舗で買う方が気持ちいいなぁと思いました。 しかし、このために今まで貯めたあらゆるポイントを集結させ、貯めたお小遣いも殆どつぎ込んでしまいました。そんな失う清々しさや達成感も気持ちよいのかも知れません。
まあ、そんなことはさておき今年も気がついたら大晦日。そして、ブログの構想を全く練っていなかった!という訳でこうしてとりあえず書き始めた次第です。 せっかく買ってきたMBAの開封の儀を執り行う暇もありません。あぁ忙しい! ちなみに、俺は物心付いた頃から時間が無いとか忙しいとか言ってた人間なので、皆様におかれましては話し半分夢半分くらいで聞いていただければと。 頭の中だけ勝手に忙しいんです、多分。
そうやって忙しい忙しいと言いながら今年は本当に「アッー!」という間に終わろうとしている気がします。特に今年の札幌は雪が積もるのが遅かったこともあり、12月に入ってからも年末感が全然ありませんでした。正直今日が大晦日っていうのも全然実感が無いです。
それでもその「アッー!」の中身をちょっと振り返ってみましょうかね。
(自分のtwilogを見ながら)年明けは、去年からNOT WONKがメンバーの留学で活動休止してて、早くライブ見たいとか、ちゃんと復活してくれるのかなーとか思ってたんですが、結局バッチリ復活してライブもめっちゃやってるし新曲もカッコイイしでホント良かった。アルバムは出なかったけど、この調子だと間違いなく名盤になるはずなので来年期待してます! ただ、フジくんがバンドと仕事との両立に苦しんでる様子なのが心配です。自分のやりたいことがお金にならないひとの場合、多分その苦しみは一生付きまとうんでしょうね… 俺もっていうか俺は何やってるのか自分でもわかんないんで「おまえは違う」って言われてしまいそうですが。
…twilog見てて気づいたんですが今年は全然つぶやいてませんね。 春頃って何やってたのか全然思い出せません…
6月にはちょっと旅行に行ってきました。 これから東京オリンピックに向けて街の様子が変わっていってしまうんだろう、ということで少しでも今の東京の景色を見ておきたいというのが動機でした。 とは言ってももともと東京のことなんてよくわかっていないので、限られた時間の中で見たかったものが見られたのかよくわかんないんですが…
大阪も万博が決まって、世界に何を見せてやろうかと張り切って色々考えてるようですけど、今あるものも素晴らしいのでバランス良く残して欲しいものです。特に大阪はレトロビルの宝庫なので! 1970年に描いていた未来を検証する博覧会とかどうですかねー いずれにしても内部がリニューアルされた太陽の塔も見に行きたいし、近いうちに大阪にも行きたいですね。
あと夏と言えばどういう訳か X68000のメンテナンスにハマっていました。 X68kが販売されていたのは80年代終盤から90年代序盤にかけてなのでメンテしないで動く個体はほぼありません。さらに今でもマニアによって最新技術を取り入れた魔改造が行われていたりして、自分もやってみようと色々パーツを買い集めたりしてました。結局、電源をDOS/V用のファンレス電源に置換するところまでは行ったんですが、FDDの修理で行き詰まってそこから放ったらかしです…
物置から熱転写プリンタも発掘したのでこれで年賀状を作る野望があったんですが、実現できませんでした。来年こそは…!
7月はサニーデイ・サービスの丸山晴茂さんの訃報がありました。亡くなっていたのは5月だったそうですが。サニーデイ・サービスは解散まで本当に好きだったので、まあまあショックは大きくて、ずっと聞けずにいました。 最近やっと晴茂くん加入前のコズミック・ヒッピーとかをぼちぼち聞き始めて、再評価したりしていたんですけど、今日(!)Macを買った帰り道、突然「MUGEN」が聞きたくなって、今までのためらいも忘れて久しぶりに再生してしまいました。 やっぱり素晴らしかったので、今後ももっと思い出していきたい。
8月はライジングサンでしたが、これについては先日色々書いたので省略。
そして9月は北海道胆振東部地震と大停電。自分は被害が少なかったのであまり語る資格は無いんですけど、職場が機能停止したり身近なひとが避難所生活をしたりというのは初めての経験でした。時間が経つと美談ばかりが語られがちですが、個人的には人間の汚い部分ってこういう時に出るんだなぁ、という記憶が残りました。 これはこれで貴重な経験…忘れないようにしたいです。
10月はコーネリアスのライブ。小山田さん相変わらず素敵でした。 ちょっとズレるハプニングもあったけど、ファンとしてはレアなものが見れて良かった! 照明は相変わらず眩しかったです。そのためにグッズでサングラスが売られているのかなと思いましたがチョットタカイネ!(片言で)
11月はNOT WONKの加藤くんがソロで出演するライブとNOT WONKのワンマン。 暮れに向けて急にライブづいてきます。 これは札幌だったんですが、これがとても良かったため行く予定でなかった12月の苫小牧でのライブにも行ってしまいました。早出勤務終了後高速バスに飛び乗って…次の日も昼から仕事だったんで「無茶して知ったホントの俺を」って感じでした。キツかったけど意外と死なない!
この歳になって小規模なライブイベントに行くようになって、メールでチケット取り置きシステムとかオジサンちょっと意味がわかりません。見えないチケット…
と、構想も無く書き始めたのでとりとめなさ過ぎて着地点が見えませんが、今年も見てくれてありがとうございました。 来年も忘れ去られない程度に何かやりたい!
皆様良いお年をー
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sgwxnote · 7 years ago
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余談2018 in EZO(後編)
余談2018 in EZO(後編)
ハァ・・・ハァ・・・私は・・・今ベッドの上に縛り付けられ・・・タイプライターでこの文章を・・・書いているところなのですが・・・アーッ!(夢)
というわけで、どういう訳かわかりませんが2018年8月10日から開催された「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO」に行ってきたお話の後編をお届けする運びとなりました。今更なんて思わずに、どうぞ、さあどうぞ。
なお、誠に勝手ながら当方古参かつオッサンにつき、本フェスティバルの呼称につきましては「エゾ」とさせていただきますことを、あらかじめご了承ください。
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えー、お話は車で一時帰宅したところで前編が終わり、後編は2日目の朝から始まります。どんなに寝起きが辛くともエゾは待ってはくれません。根性でベッドからひねり上がって、シャワーを浴びて、コロンをたたき(たたいてない)、ゆけゆけ飛雄馬どんと行け、という感じで体感的にはコンダラ級の疲労感を引きずりつつ頑張ったんですがやっぱり少しグダグダしてしまい昼過ぎにやっとこさ出発。
実は1日目の夜、帰路についたあたりからかなりの大雨になり、自分のテントや会場の事を心配していたハズだったんですが、朝になったら晴れていたこともあってちょっと油断してしまったようです。嫌な予感がして、某簡易ブログや某巨大掲示板などで現地の様子をリサーチしてみたところ、駐車場がぬかるんで車が埋まりまくっていて渋滞が酷いという情報が・・・やはり出遅れたか・・・!
とは言え20回目ともなればウエスさんも雨が降ればこの辺りの地面がどんな状態になるのか何度も経験しているハズ。さすがになんらかの対策はしているだろうと思ったのですが、渋滞を経て駐車場に入ると車列の先に見えたものはスタッフさん達に押されながら横切ってゆく車・・・ どうやらスタッフさんが人力で手伝いながら、泥沼を一台一台渡らせているようでした。ダメだこりゃ!
ショベルカーで泥を掻いたという情報も見たような気もしますが、いたるところがスペランカーのヌメヌメ地帯みたいな状態。ちなみにワタクシの愛車はスタック防止機能を初めて使ってみたりしながら、なんとか埋まることなく乗り切ってくれました。愛車えらい。
観る予定だったスチャダラパーには残忍ながら間に合いませんでしたが、我慢していたトイレには間に合って、まあ何とか最悪な状況は免れました。
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そんな感じで波乱の幕開けとなり、結局この日最初のアーティストは山下達郎。もう夕方じゃないですか。タツロ〜! 達郎さんといえばエゾに出るのは3回目かな? 初めて出演したときに「また来ます」って言ってくれて、あれから本当に何度も来てくれて嬉しいです。前回は深夜にしかも小さめのステージで、ウエスもよくこんな条件で呼んだなぁっていうかよく来てくれたなぁと思いましたが、今年は一番大きなサンステージ。雨が降ってきてしまったのが残念でしたが。
前回の出演時はマイナーな曲も織り交ぜてみたいなテーマがあった気がしますが、今回はサンステージらしく、達郎さんそこまでしなくても!ってくらいサービス満点な選曲。特にKinki Kidsに提供した「硝子の少年」やマッチさんの「ハイティーン・ブギ」までやってくれたのには驚きました。
硝子の少年が達郎さん作曲なのは知っていましたがハイティーン・ブギもそうだとは知りませんでしたねー。達郎節で「ツッパリを止めていいぜ」って歌ってましたよ!違和感が凄い・・・笑 ちなみに作詞は松本隆さんですね。
個人的には達郎さんのカッティングを延々と聴いているだけでも満足なくらいなのに、こんなに楽しませてくれてもう感謝しかありません。そして途中からコーラスで登場した竹内まりやさん、オーラがすごかったです。
でも同じ時間帯で出演が被ってしまったサニーデイ・サービスとZIGGY、あと元スライダーズのお二人も見たかった。被りまくり。この贅沢さというか勿体なさもロックフェスの醍醐味ですね・・・そう思わないと悲しい・・・
サニーデイは今年ドラムの晴茂クンさん(ダブル敬称)が亡くなってからちょっと聴けない状態が続いていました。サニーデイは思い出いっぱいなので、聴いたら自分の精神状態がどうなってしまうのか、ちょっと恐い感じです。最近はそろそろ聴いても大丈夫かなという気持ちも半分ですが。
あとZIGGYはまあ世代なので・・・。前回ZIGGYが来たときは始まる直前にお腹が痛くなって泣く泣く離脱、トイレで苦しんでいたら遠くからグロリアが聞こえてきたという甘酸っぱい(?)思い出があるので、今回悲願が叶うと楽しみにしていたのに残念でした。ちなみにI'M GETTIN' BLUEが好きです。
その後は打ち上げ花火を見たり、ふらついたりさまよったりしたのち、PROVOブースで一十三十一さん。
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トイさん生で観るのは久しぶりです。トイさんは相変わらず存在がキラキラしていて、ただでさえ衣装がスパンコールのワンピースだというのに、全然それに負けない存在感を放っていました。そんなトイさんが四方を観客に囲まれたステージを縦横無尽に動き回ってポーズをとったり歌ったり踊ったりするんですから、ここは何処?私生きてるの?なんて感じです。
しかしふと我に返れば自分は最高にさえない雨ガッパ姿であり、なんだか同じ空間でしかもこんな至近距離で観ていることが恥ずかしいというか、イケナイことをしているような気持ちになってしまうのでした・・・
とても嬉しかったのが、初期の曲である「ウェザーリポート」をやってくれたこと。今やすっかりシティーポップ路線で高い評価を得ているトイさんなので、やってくれたのが意外でした。今のオトナなアーバンな感じも素敵ですが、やはり初めてハートを打ち抜かれた初期の頃の曲が一番好きなんですよね。あの頃のイメージをいつまでも求められても困るかも知れませんが、今でも若々しいので昔の曲だって全然イケます! 個人的にはもっとやって欲しいなぁ。
そして、ライブが終わってすぐコーネリアスの「Tone Twilight Zone」をかけてくれたDJさんの選曲も超ナイスでした。ケイゴ〜!
ところで、あまりにキラキラしたトイさんを見過ぎた反動か、最近は地味めなトイさん(失礼)が見られる映画「百合子、ダスヴィダーニヤ」を再び観たくなっています。しかし調べてみると一応DVD化されたものの映画の制作会社からの直売以外ではあまり広く流通していないようですね。
公式はメールオーダーなのでサクッとポチッとというワケにはいきませんが、手に入るものなら今のうちにゲットしておくべきなのかも! 意外とマジックスパイスにあったりして。
あと、一十三十一さんと時間が被って見逃してしまいましたが、CHAIも一度ちゃんと観てみたいバンドです。だってCHAIめっちゃカワイイじゃないですかー「コンプレックスはアートなり〜」だなんて、あんまりカワイイからおじさんのエグいコンプレックスをグイグイ見せつけてしまいたくなりますねー
・・・ってのはちょっと大人気のないイジワルですが(スンマセン)、新しい事をしてやろうっていう気概みたいなのは感じているので、ウワーって思いながらも内心応援している自分もいたりします。もっとウワーって思わせて欲しい!
まあ純粋に演奏もうまいし。メンバー全員で衣装を揃えたりするところが昔のバンドっぽくて懐かしかったりして。とにかく素直に好きとは言えないけれど、無視はできないというか。
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さらに関係ない話になりますが、CHAIに限らず、最近の若いミュージシャンってみんな小洒落てて器用になんでもできて凄いなぁって思うんですけど、なかなか自分のド真ん中に響くものには出会いません。単に年齢による感覚の違いとか感受性の低下というのはあるかも知れません。
でも自分にとってはたまたましばらく渋谷系のような幸せな時代があっただけで、思えばフリッパーズ・ギターに出会う前も割と今のような状況だったような気もしています。
結局、圧倒的なオリジナリティで時代や誰かの人生を変えてしまうような存在って今も昔もそうそう現れるものではないという意味では別に今も昔も変わらないのかなぁって思ったりもします。自分みたいに好きなものが少ない人もいれば、多い人もいるので捉え方は色々だろうとは思いますが。共感、得られますかね。さてさて。
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その後、移動途中にTaira-Crew(タイラクル)に立ち寄り。タイラクルはCandle JUNEさんプロデュースのブースというか森の中に創られた空間ですね。ステージもあってライブも行われます。このときはたまたま関根史織さんのライブ中でした。関根史織さんはBase Ball Bearのベースの方ですね。
タイラクルって去年で最後って噂に聞いていたような気がするんですけど(勘違いだったらすみません)、無くならないで欲しかったので今年も来てくれて良かったです。幻想的な装飾でずっと癒やされていたくなる空間なんですが、とにかく虫が多くて、この時も15分ほどしか滞在していないのに手首が2ヶ所も刺されて一週間近く手の甲が腫れてプクプクしていました。たまに寝ちゃってる人とかもいますが、大丈夫なんでしょうか・・・この場に長時間いられる人は何らかのステージが違うのかも知れません。
そして、OKI Dub Ainu Band。オキダブのライブを観たことは何度かありますが、居壁太さんも含めたフルメンバーでのライブを観るのは初めてです。皆さん忙しいせいかなかなかフルメンバーが揃わないんですよねー、やっとです。嬉しい!さらに最近バンドに参加しているrekpoさん、そしてこの日は息子のmanaw君もパーカッションで参加という豪華メンバー。
manaw君、それなりに音楽経験はあるでしょうが、いきなりこんな演奏レベルの高いバンドに放り込まれてライジングサン・デビューだなんてOKIさんもなかなかスパルタ教育だなぁと思いました。将来楽しみです。
オキダブの次の出演はシアターブルックで、リズム隊(沼澤さん&中條さん)がオキダブと一緒ということもあってとても気になったんですが、体力の限界により断念・・・テントに戻って朝まで寝てしまいました。
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帰る頃になってやっとグズグズしていた天気も晴れて、帰宅後は最後の力を振り絞ってテントを干しました。完全にエゾ以外で使うことの無いアウトドア用品を片付けるまでがライジングサンです(とか言いつつかなりおうちの人がやってくれているのはナイショ・・・)。ていうか次の日からまたしばらく雨降りが続いたので、頑張ってすぐテントを干してホント良かった。
そんな感じで20回目のエゾが終了。私ももうすっかりノーフューチャーなので、いい加減他に楽しいことを見つけてそちらにお金や時間を使うのもいいかななんて思うこともあるんですけど、実際のところエゾに匹敵するほどの体験ができるイベントはなかなか身近にはありません。
それに何だかここ数年異常気象や災害が多くなっているような気がして、考えすぎかも知れませんが、もしかしたら今後このまま気候が変わっ���しまったり地震の活動期に入ったりして将来こうした野外イベントが安心して楽しめなくなってしまうかも知れないなんて思ったりもします。実際今年はエゾのひと月後に大きな地震がありTOBIU CAMPが中止になってしまいました(行く予定ではありませんでしたが)。
地震といえばそれに伴う大停電がありました。火力発電所の老朽化が問題になりましたが、ここ数年でエゾ会場周辺には新しい発電施設が次々と作られています。以前はエゾの駐車場だった気がする(違ってたらすみません)近隣の土地には現在ソーラーパネルが沢山並んでいますし、会場の敷地にも大きな風車が建ちました。少し離れたところではLNGの火力発電所が来春に営業運転開始だそうでこいつは結構バリバリ発電してくれそうです。
何が言いたいかというと原発・・・の話はちょっと置いといて、エゾの会場の確保もそろそろ無理が生じはじめているのではないかということです。特に駐車場は確実に以前より減り、駐車券をとるのが年々難しくなっています。以前は売り切れることのなかった入場券が先行発売だけで売り切れてしまうようになったのも、駐車場を含めた全体のキャパが小さくなっているせいなのではないかと思います。
そんなこともあって、多くの人に愛されつつも続けていくのはなかなか大変そうです。楽しめるうちはできるだけ楽しんでおいた方が良いのかも知れませんね。もっとタフに楽しめるように体を鍛えなくっちゃ!(MacBook Airを鉄アレイがわりに上げ下げしながら)
そんな訳で、 ありがとう石狩!また来年会おうぜ!
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sgwxnote · 7 years ago
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余談2018 in EZO
2018年8月10日から開催された「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO」に行ってきました。今年で20回目の開催だそうですので、毎年行っている自分はもう20回も行っていることになります。ん〜ちょっと意味がわかりませんねー。ていうか第一回の開催からもう19年・・・!?考えると気が狂いそうです。
というわけで気が狂いながら振り返るライジングサン。第1回から行ってるボクなんかは未だに「エゾ」って呼び方がしっくりくるんですけど、エゾが始まった当初、ロックフェスなんてものは殆ど社会的に認知されていなくて国内で有名なのは多分フジロックぐらいしかなかったんで、その北海道版みたいな感じでエゾロック、略してエゾ、みたいな感じで呼びはじめたんじゃなかったかと記憶しています。そのうちメディアで採り上げられることが増えてくると「ライジングサン」と呼ばれることが増えてきて、最近だと「ライジング」だけでロックフェスに行かないような人にも通じるようになってきた気がします。
個人的にはサンがライジングする方に重きを置くと、どうもハラキリ・サムライみたいな面倒くさそうなイメージがチラチラするので(完全に偏見なんですけど)、エゾっていう方が比較的気楽で好きです。まあ、in HOKKAIDOとか in ISHIKARIじゃなくてわざわざ in EZOにするあたりが既に面倒くさい感じですが、そもそもロック聴いてる人なんて面倒くさいものですよね!面倒くさくて最高!それでも、いまだに通ぶって「エゾロック」とか言ってる人を見ると面倒くさ過ぎて恥ずかしくなるし、かと言って「ライジング」まで縮めるとなんだか迎合しすぎっていうか、無理に若者目線で「〜じゃね?」とか言ってしまう中年みたいでやっぱり恥ずかしいので、世を忍ぶ仮の姿の時には中間をとって「ライジングサン」って呼んでますかねー。嘘つきな自分を恥じらいつつ・・・
さてさて、そんな面倒くさいままオッサンになったワタクシのエゾをお伝えしていきましょう。恥じらいながら!
まず1日目。もういきなり疲れているのでオープニングとかには全然間に合わないワケですよ。駐車場は運良く会場の近くを取れたんですが(しかも抽選のラストチャンスでやっと)、荷物を運んでテントを建てたらもう夕方。今夜は泊まらずに車で一度帰りたいので、ここで最初で最後のアルコール摂取。ビールを一杯だけ飲んだりちょっと食べたりしながらPROVOブースへ。
PROVOは普段は札幌で営業しているクラブ的なお店で、エゾに出店するようになってからもう結構長いんじゃないでしょうか。今年はエゾの会場のレイアウト変更に伴ってPROVOブースの場所も結構変わったんですけど、目指して歩いて行くと今年も変わらずドンツクドンツク4つ打ちが聞こえてきて、おぉ今年も来たなーという実感が湧いてきました。
ここ数年のPROVOブースには小さなステージも設置されて、ライブも行われるようになりました。この時のお目当てはNOT WONK。
自分が好きなアーティストや音楽って、こんだけ生きてりゃまあ色々とあるんですけど、歳のせいなのか新しく出てくるものには正直あまり惹かれることが無くなってきているんですよね。でもNOT WONKはまだ若いながらリアルタイムで一番カッコいいと思えるバンド。今新作が一番楽しみです。感受性の衰えたオッサンのハートにもビシビシ伝わってきます。そしてギターボーカル加藤クンの知性あふれるビッグマウスとユーモア。褒めるとキリがありません。ギャルにキャーキャー言われるようなルックスじゃないのも逆にイイ!なんつって。さらには北海道苫小牧の出身で、今でも苫小牧を拠点に活動しているという身近さ。苫小牧は割と地味な街で、デカいイオンができて駅前がすっかり寂れてしまったようなところなんですけど、こんな素敵なバンドが生まれてくると苫小牧が北海道のグラスゴーみたいに思えてきます。グラスゴーのイメージも完全にテキトーですが!
今年のPROVOブースのステージは広場の真ん中にあって、観客はぐるっと周りを囲んで観ることができるようになっていました。リハから見ていると、NOT WONKの3人がステージ中央に向かって輪になるようにセッティングされていたので、ワタシはドラムプレイを後ろから観られるレアな機会!と思って、ドラムのアキムくん後方をキープ。ベースのフジくんはアキムくんの向こう、ボーカルでギターの加藤クンは横から見る感じです。後ろから見るドラムプレイも興味深かったし、横からっていうのもステージのソデから見るギョーカイ人な感じでなかなか新鮮でした。
個人的にも初めてNOT WONKを聴く人に是非聴いて欲しい感じのオススメ曲を何曲もやってくれて、さらに聴いたことがない曲もカッコよく、終始ちょっと涙腺が緩んでしまう(歳なので・・・)くらいにサイコーでした。ただ、雨が降ってきちゃったのが残念。まあこの後エゾが終わるまで散々降るんですけどね。
その後は、水曜日のカンパネラを途中から。サンステージですでに演奏が始まって音が聞こえてきていたSuchmosも気になったんですがー。先日のフジロックでは「ありがとう・・・木々たちよ」のMCで会場をザワつかせたヨンス! ここ石狩の大地でヨンスは一体何に感謝するのか・・・木々もあるし空も広い。ステージからは海も見えるのかも知れない。今年は風力発電の風車も見える。風にも感謝だね!なんてことを考えながらもやっぱりコムアイチャンが見たくてレインボーへ。でも水曜日のカンパネラもすでに中盤で、やっぱり人が溢れていて殆ど見えなかったのでした。ただ、遠いしよくわからないけどなんか凄い(エロティックな)衣装だなぁ、というのだけ確認して離脱。今思えば素直にヨン様を観ておけば良かったのかも知れません。ヨンス〜!(ジュリ〜!的な感じで)
個人的にはヨンスとコムアイと言えば音楽的には違うけど、オークダーキ(奥田愛基)さんと並んで新人類代表のイメージなんスよね。実はヨンスについてはルックスから来る期待値が高いだけでどんな人か全く知らないんですけど。ミスチル、スピッツ、カジヒデキ!的にヨンス、コムアイ、オークダーキ!って思ってます勝手に。要するに何が言いたいかってサチモスとカンパネラの時間を被らすってどういうことなのウエスさんよ!ってこと!(どっちも見れなかったけど!)
続いてはサンステージで電気グルーヴ。自分の感覚では電気って知名度はあるけどサンステでやるほど人気なの?ってつい思ってしまうんですけど、きっともう自分の持ってるイメージ(サブカル的な)を超えて幅広い層を相手にちゃんと盛り上げられる実力を持ったアーティストになっているんだなぁと思いました。そう言えばシャングリラもやらなかったなーってくらい、過去のヒット曲に頼る必要も無い感じで。もうみんな、瀧が衣装をめくってメタボリックなおなかを見せただけで凄い歓声が上がるくらいの変なテンション。
見どころはゲストで登場した日出郎(!)の「燃える!バルセロナ」。実は恥ずかしながら日出郎と電気の関係も何かあるらしい程度にしか知らなかったし、原曲の「燃えろバルセロナ」も聴いたことがなかったので、登場してしばらくは「?」でした。だから「エクスタシーほにゃららほ〜にゃらら〜」も何て言ってるのか分からなかったんですが、後で調べてみて愕然と・・・。みんなアレ大合唱してたけど大丈夫なの!?笑 しかも日出郎さんてドラッグクイーン的な過剰なメイクのイメージがあったんですけど、今日の日出郎さんはなんだかちょっと雰囲気が違って・・・距離があったせいか普通にキレイと思ってしまいました。いや、キレイって言ってしまいましょう。日出郎さんキレイっス!日出郎〜!(ヨンス〜!的な感じで)
そしてそのまま日出郎さんといっしょにラストの「人間大統領」。これは途中でだんだんオチが見えてきました。予想通りオチは「オカマの大統領」。いまどきオカマって言い方どうなのってのはあるでしょうけど、不遇ながらも長年オカマというカテゴリーで戦ってきた人たちからいきなりその枠を取り上げるのもなんだか変な話ですよね・・・ここは純粋に楽しみました。みんな幸せになれればいいなと思いますよマジでマジで!
きっと電気の二人は「ボクたちの作品を通じて某大統領や性的マイノリティについて考えるきっかけになってくれれば」なんて絶っっっ対に言わないし、そう思っているように見られることも避けたいだろうと思いますが、こうやってみんなが触れられないビミョ〜なところにおどけたフリをして近付いて、ちゃっかりイタズラしてしまうようなセンスがほんとスッゲーなぁ、と思います。しっかりくみ取りたいなぁと思います、糞を(すんません意味不明)。
電気グルーヴが終わり、そのまま次のサカナクションを待てば凄い良い場所で観れたハズなんですが、なんと筆者ハラペコ&体力の限界につき、さらにその後のブッチャーズトリビュートをしっかり観るためにはここで晩ご飯と休憩をとらないともう時間が無い!ということで泣く泣く離脱。イチロ〜!涙(日出郎〜!的な感じで!?)
サカナクションもまだそれ程聴き込んだり��出来ていないんですけど、最近の(割と)若いアーティストの中では珍しく共感を覚えることが多いです。特に「ミュージック」がめっちゃ好きですね。ところで、この曲に限らず他のアーティストでも、主に「ミュージック」というお題で音楽について歌った曲には音楽愛やミュージシャン魂のこもった名曲が多いと思うんですがどうでしょう。コーネリアスとか曽我部さんとか麗蘭とか・・・YMOの「ONGAKU」もそう。メタ音楽。
そして、怒髪天×RSR FRIDAY NIGHT SESSION。怒髪天がゲストを迎えてbloodthirsty butchersのトリビュートをやるという企画です。さらには吉村さんが亡くなってからライブをしていなかったメンバーが5年ぶりに演奏を披露するという。でもワタクシ実は怒髪天もブッチャーズも殆ど曲を聴いたことが無くて、ただブッチャーズと言えば多くのミュージシャンからリスペクトされている伝説のバンドとしてずっと気になる存在なんですね。吉村秀樹という名前を初めて知ったのもナンバーガールの歌詞からでした。禅問答の人。
さらにエゾの前に放送されたローカルなテレビ番組で、怒髪天の増子さんとSLANGのKOさんが吉村さんから受けたひどい迷惑エピソードを語るという(なんじゃそりゃ)今回のセッションの宣伝企画があって、これがめちゃめちゃ面白くて吉村さんが音楽以外においても伝説の人だったという事を初めて知った訳です。あとあのKOさんがテレビでしゃべってる!という所からもきっとこれはタダゴトではないのだなというのが伝わり、これは何としても見なければ!と思ったのでした。
で、本編なんですけど、増子さんがゲストを迎えて吉村さんから受けた迷惑エピソードについて語り合いつつ、ゲストのボーカルと怒髪天の演奏でブッチャーズの曲をカバーするという流れで、ここでもめちゃめちゃ面白い話ばかりだったんですが、具体的な内容については増子さんだから笑いを交えて話せるっていうのもあるし、ネットで拡散するのも野暮ってもんなのでお伝えできることがあまりありません・・・ ただ終始会場の空気は吉村さんに対する愛で溢れていましたね。
最後に行われたブッチャーズによるライブはあえてボーカルを入れず、残りのメンバー3人のみで演奏されました。ブッチャーズのメンバーが登場すると、それまで和やかなムードだったのが急に緊張感に包まれ、演奏が始まるとあらためて吉村さん不在の現実を突きつけられて正直何とも言えない気持ちになってしまいました。それにしてもひさ子さんは変わらずカッコ良かったです。
ちなみに事前に発表されていたゲストの他にはアジカンのゴッチさんと奈良美智さんが登場しました(残念ながら奈良さんは歌いませんでした〜)。
と、これでエゾ1日目はおしまいです。体力回復&温存のため、いったん車でおうちへ帰りましたとさ。めでたしめでたし。
それでは皆さんまた来年! え、2日目のレポ?・・・ん〜あるといいですね!
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sgwxnote · 7 years ago
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年刊 小沢と小山田
「a Day in Our Life」という曲を聞きながら…
(トリップはじめ) イェーイェーッ エートゥダアールエーエスエッチアーイ 全裸発症、来座長 ッアーッアーヨーオーネノーン トゥダ米朝…デッハーイェー ノーダッノーダッ イェーチェッチェッケダー (トリップおわり)
いやー、名曲ですね。 特に「君の涙笑顔みんなでん部」ってところがイイですね。言ってませんけども! 岡村ちゃんが朝からずっと待ってる感じのヤツです。
さて、アムロちゃんとムロちゃんが大活躍の2017年ももうすぐ終わり。 そうです、一年振り返るやつです。やるんですよ!
今年はexフリッパーズ関連が充実した年でした。相変わらずお前はそれしか無いのかって感じですけど、ほぼそれしか無いです!正直それ以外割とどうでもいい!
まずは小沢ちゃん、ていうか小沢さん。健二さんの方です。今やすっかり小沢さん、て感じですよね。もう小沢クン、とかちょっと呼べません。俺だっていつまでもセガワくんって呼ばれてたかったですよ…(ちなみにセガワちゃんと呼ばれる時は大抵ロクな頼みごとをされないんですよねー何なの。)
去年は「魔法的」と題されたライブツアーでたくさんの新曲が発表されましたが、今年はついにスタジオ録音された新曲がリリースされました。さらにはテレビ出演も果たし、多くはありませんでしたが久々にしてはどれも結構厚待遇な感じでした。ひそかに待ってた人が多かったのかもなぁ、という一方で「この人誰?」という声がザワザワと聞こえて来そうで見ていてソワソワしましたね。あとはフジロックにも出ました。まだ慎重ながらも、これはもう確信的に広く世の中にアプローチしていく気マンマンな感じですよね。
去年のライブで演奏された新曲は、個人的には正直一度聴いただけではピンと来ない曲もありまして(飲み込み悪いんで!)、ネットでの盛り上がりにイマイチ乗り切れない感じもあったんですけど、そのうちの何曲かは無事CDとなって何度も聴くことができて、俺もやっと腑に落ちる的にピンピンくることができました。ライブにはライブの良さがあるんですけど、小沢さんはやっぱりレコーディングした音源の完成度がとても高いので、CDなどで何度もじっくり聴きたいところです。魔法的ツアーの時、「小沢サンはきっと新曲をCD化しないだろう、これからは昔ばなしのように口承さてれゆくのだ!」みたいな予想がファンの間で結構あって、本当にそうなったらどうしようかと思いましたが、CDが出てくれて本当に良かったです。予想を裏切り続けるOZAWA!
そしてシングル「フクロウの声が聞こえる」ではSEKAI NO OWARI とのコラボレーションがありました。個人的にはセカオワさんに対しては何ていうか「中2病ソリューション」的な偏見があったので(すいません)、コラボが発表された時は正直ちょっとビミョーかなと思ったんですが、やっぱり出来上がってきた作品はバッチリでした。反省!とは言ってもそんなに偏見が解消された訳ではないんですけど、作品としてはとてもセカオワの良さを感じることができるものになったと思います。単純に「話してみたら意外とイイ奴じゃん」みたいなところもありますが(恥)。
ただ、セカオワさんについては「先代から白い顔を引き継いだメンバーがいる」というゴールデンボンバーさんとの相似性にかねてより注目しておりましてたので、これは今後の研究課題ですね。今後といってもまぁ、老後になるかも知れませんが!
そんな感じで本格復帰した小沢さん。さすがミュージシャンとしての勘は衰えていないなぁと実感した一年だったんですが、語られる言葉はちょっと捉え方が難しいと感じる部分が多々ありました。
最近の小沢さんのコラムやトークでの内容といえば大体が「息子りーりーの言動から気付かされた」的な話と「久々に帰ってきたら日本スゴかった」的な話で、まぁ前者についてはあれだけ賢くてめんこい息子がいたらそうなるのも仕方ないかと思うんですが、後者のもはや「日本大好き芸人」とでも言わんばかりに展開される日本スゴイ系の話については一体どういうつもりでしているのかなぁ、と正直思うところがあります。
ここ近年の日本は極右政党がなぜか波にノってるみたいですが、彼らと共存関係にある、一部の国家主義的または国粋主義的というか排外主義的な支持者たちが勢いづいていて差別がエスカレートしている状況かと思います。そのトレンドに乗ってなのか本やテレビなんかでも日本スゴイ系の話を最近よく見るようになりました。本やテレビ番組の内容自体はソフトなものでも、結果的に「それに比べて他の国は…」と言いたい人たちの大好物になっている状況です。差別以外にも極右の人たちが勢いづくと良くない事がいろいろあるので、私も含めほとほとウンザリしている人も多いんじゃないかと思うんですけど、その事をあまり言うと何か逆に反政府勢力?俺が?みたいな感じになっちゃうムードだし、ホントどぉなっちゃってんだよって思います。
それで、別に小沢さんが差別的な発言をしているわけでもなければ、日本が好きなことにも問題は無いし、むしろ世界中の国のいいところも知っているであろう小沢さんのような人にこそ日本の良さを語る資格があるとは思うんですけど、結果的に今「日本スゴイ」をやることは、この良くないトレンドに乗っかることになりかねないっていうか、そもそも小沢さんがそれを意識せずに発言しているとは考えにくいっていうか。うーん…何なんでしょう。
杞憂だと思いたいところなのですが、今やすっかりナショナリズムを商売道具にしている椎名林檎氏との交遊関係だったりとか、宇野維正氏による分析だったりを見ているとあれこれ考えてしまわずにはいられません。
そして、今年の締め括りに「アルペジオ」という爆弾を落としていった小沢さん… 岡崎京子さん原作の映画の主題歌として書き下ろされた新曲の歌詞が発表されたんですが、小沢さんにしては珍しくパーソナルな内容で、岡崎京子さんとの友情や過去の微妙な人間関係について具体名は出してなくても小沢マニアならわかってしまうように描かれているものでした。
いったいこれは単なる感傷なのか、それともフリッパーズ待望論にクギを刺すものなのか。相変わらず色々わかりません。わかるわけもない、わかってもしょうがない事なのかも知れませんが、いちいちこんなに考えてしまうというのはやはりそれだけ自分にとって小沢さんの影響が大きいということではあります。
その一方で、セカオワとの繋がりも明かされるまでは予想もできなかったし、2年も前に唐突に二階堂ふみさんの写真集にコメントを書いたことも今回の映画の主演に繋がっていたんだなぁと今さら気付いたりとかして、結局人はみなゴンドラに乗り、用意されたものを順番に見せられているに過ぎないのだなぁと考えたりもします。冷静に!冷静に!
さて、ちょっと小沢さんの話を書きすぎましたが、Corneliusことおやまっちゃん、こと小山田さんも待望のニューアルバムが出ました。
ずっと新作はいつ出るのかと言われ続けて、そのたびに少しずつ作ってるという話はしていたんですが、その中で「歌モノが多くなりそう」「スミスっぽい曲が入る予定」みたいなヒントが出ていたので、まさかのバンドサウンドへの原点回帰かとも思ってみたんですが、やはり全体的には攻殻機動隊やMETAFIVEなど割とここ最近の流れの延長線上にある感じでした。歌モノも確かに増えましたが、ファーストやフリッパーズの頃のように張り切って歌う感じではなく、まあ、ですよねーって感じです。
とはいえアルバムに先行してアナログでリリースされた「あなたがいるなら」はバラードと呼ぶにもラブソングと呼ぶにも異質ではありますが、超ざっくり言えばメロウなラブソング。作詞は坂本慎太郎さんなんですが、ラブソングと言っても「あなた」との関係や恋愛感情が具体的に描かれている訳ではなく、「あなたがいるならこの世はまだましだな」という言葉が何ともディストピアのラブソングという感じで絶妙でした。
サウンド的にはこれまでの小山田さんの作品で見られた音の引き算や拍のズラしなど、どちらかというと実験的でエキセントリックさをもたらすと思っていた手法が、今回は見事にこの世界観の表現として結実していて、初めて聴いたとき感動のあまり思わずちょっと泣かされましたよ、小山田さんったら…
そして、予告していたスミスっぽい曲はたぶん「未来の人へ」でしょう。うまく言えませんが頭の中で景色がぐるぐる回る感じがスミスっぽい気がします。これも歌詞が坂本慎太郎さんですが、未来の世界に自分がいないであろう寂しさと、自分の残したものが未来で生きているという希望が入り交じった感情でしょうか。涙を浮かべて走り出すようなちょっと乙女チックな切なさが好きです。
あと地味に好きなのが「The Rain Song」です。天気や季節の変化になぞらえて、人生において抗えない変化(早い話が老化)に対する諦めと、受け入れるのも悪くないという気持ちが描かれているように感じます。ギターの弦なのか高い金属音がキラキラと鳴るところが、個人的には雨の後に冬が来て全て凍(い)てついてゆくような感じに聞こえて、雪が積もるといろいろ諦めざるを得ない雪国あるあるな切なさと重なります。
他にはアルバムと同時期にこれまでの音楽活動をまとめた本が2冊出ました。今回のアルバムの歌詞にはこの世との別れを感じる内容が複数あったので、さらにいきなりこんなまとめ本を出したりして、実は小山田さんは死期を悟っているのではとの心配をしてしまいましたが、同様なツッコミ多数だったようで、どこかのインタビューで一応まだ生きる予定みたいな事を言っていました。でも最近老いを感じる的な発言をよく見るので心境の変化があったのかも知れません。まだまだバリバリですよ!
「ALL ABOUT CORNELIUS コーネリアスのすべて」はコーネリアスと言いつつもコーネリアスにとどまらず、結構半生を語る的な本になっています。お宝写真も満載です。フリッパーズや小沢さんについても割と率直に語っていて、特に今の小沢さんの活動について、要約すると「仲良くなる前の小沢みたい」的な事を言っていたのがキュンキュンきまくりでした。他者との関係性の中でだけ生まれるキャラクターってありますよね、きっと。変わってしまったのではなくて、自分と出会う前の本来の小沢さんに戻ったのだと。それを言えるのは昔から小沢さんを知っている小山田さんだけ。って、なんか逆にそっちの方が切なくないですか?!ていうかキモくてすみません!
一方「Cornelius×Idea – Mellow Waves: コーネリアスの音楽とデザイン」は音楽作品のパッケージからノベルティまでコーネリアスのあらゆるアートワークがまとめられています。作品ごとに、まつわるエピソードが小山田さんとデザイナーの北山雅和さんとの会話形式で載っているんですが、そのリラックスしたノリが楽しくて、デザインの元ネタについても結構バラしまくっていたりしてこちらもお宝度が高い一冊です。
突然ですがここでお知らせです! 筆者ガッツリ風邪ひきのためこれ以上続行不能のもようです。ホントは書きたいことがまだまだあったんですが結局フリッパーズ関連で終わってしまいました。全然まとめになってない!ウケる~(涙)
というわけで、無茶して知った本当の俺を(ショボかった)って感じの今年のおわりでした。皆さまにおきましてもくれぐれも健康にはお気を付けて。良いお年を!
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sgwxnote · 8 years ago
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シド美ちゃんのB
ペアでとったAGE稲荷のコンサートチケット。 シド美ちゃんと行くつもりだったんだ。
「ごめんなさい、その日は○○君とアースシェイカーの…」 そこから先はショックで覚えていない。
そんなことは、全然知らなかった。
そもそもシド美ちゃんが彼と別れて今は独りだなんて、僕の勘違いだったのかも知れない。 たまたま聞こえた誰かの会話から勝手な思い込みをしてしまうような事は、実は僕にはよくある事だ。
それで僕は勝手に、シド美ちゃんは今傷付いていると思って、「現代のシド美チャスに包帯を巻けられるのはただ私だけ」なんて考えていたんだ。 なんてバカだ。
そもそもシド美ちゃんがAGE稲荷を好きらしいというのも、僕がたまたま見つけてシド美ちゃんのものだと思ってウォッチしていたインスタグラムに、時々AGE稲荷ネタが登場するからだった。 こうなるとあのアカウントが本当にシド美ちゃんなのかも怪しくなってきた。
あぁ、どれもこれも思い込み。全ては僕の妄想に過ぎなかったのだ。
そもそも僕はAGE稲荷というアーティストについてよく知らない。 YouTubeで少しだけ聞いた曲では、どうやらおばあちゃんについて歌っているようだった。 正直よくわからない。でも僕の心に柔らかい何かが触れた気がした。少しフサフサしているようにも思えた。
ドキドキしていた。
今夜はAGE稲荷のコンサート。 とにかくよくわからないけど、僕は一人で行ってみることにしたんだ。
会場はスピリチュアルラウンジ。 懐かしい。確か、あのライブハウスはファッションビルの上階にあって、行きはオシャレな売り場を昇っていって入るのだけど、帰る頃には下階が閉鎖されていて薄暗い非常階段から外に出される。そのギャップが好きだった。
そんな事を思い出しながらネットで同じ意見の人を探してみると何故か見つからない。確認してみると、なんと10年以上も前にスピリチュアルラウンジは移転していたらしい。そう言えばファッションビルだったあのビルも今は100円ショップになっていた。この記憶も妄想なのかも知れない。
僕はしばし目を閉じて、まだ見ぬAGE稲荷のコンサートの様子を想像した。
照明が落ちるとそれまで会場を満たしていたザワザワとした観客たちの話し声は一気に静まり、すぐに歓声があがった。 SEが流れる。世を騒がせる話題のアーティスト、AGE稲荷について世界中の人が噂する声が右から左から、幾重にも重なり合う。 「ねぇねぇAGE稲荷ってさぁ、なんかソフトだと思わない?」「そうそう、シェルっぽくてさ、なんかマタギみたい」「ひとから聞いたんだけどさぁ…」
声はどんどん混ざり合って、もう何を言っているのか聞き取れないほどになってゆくと同時にステージからはストロボのような眩い閃光が放たれる。
SEと閃光が止まり、眩んでいた目を凝らすとそこにはマタギのような男が立っていた。 やわらかな夜が始まろうとしていた。
(あとがき) 敬称略、およびK省略で申し訳ございませんでした。 このお話はフィクションですが、私が今夜一人でよく知らないけど何か気になる◯AGE稲荷さんのライブに行く予定というところだけホントです。
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sgwxnote · 8 years ago
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遣唐使でしょうか
お店に髪を切りに行くと何かと「加減」について訊いてくれる。頭をお湯で流すときの温度、シャンプーでワシワシ洗う指の力、首にケープを巻くときの締め付け、マッサージするときの力、など「いかがですか」と。
実際それらの加減に問題があったことは無いし、細かく気を配っていただいてありがたいのだけど、問題無い場合にどう答えるのが一番良いのか迷う。正解など無いだろうが、どれをとってもスッキリしない。
ズバリ「問題無いです」はちょっと事務的すぎるし「すごく良いです」「バッチリです」なんてそりゃ確かに嘘偽り無い俺の気持ちなんだけれど、ちょっと照れる。軽く告白に値するくらい。というか肝心なカットの仕上がりに対していつも別段賞讃の言葉を伝えている訳でも無い(感謝の言葉くらいは伝えます)のに、そこだけ褒めるのも何かおかしい気がする。
そこでサラッと「ああ、すごくいいよ。名前はなんて言うの?」なんて言えるくらい俺が余裕のあるダンディーだったなら���むことも無いのかも知れないけれど、現実の俺はというと着��後すぐにメガネを外され、カット台からシャンプー台に移動するのもヨロヨロ歩きの非常に弱った状態なのである。
それで迷ったあげく、最近は「ちょうどいいです」というのを試しているが、やっぱり何かちょっとムズムズするのだ。
そんなとき便利なような気もするけれど自分は避けている言い方がある。 それは「大丈夫です」。
人それぞれの捉え方があるとは思うけれど、自分にはどうも質問への答えを拒否しつつ「お構いなく」というニュアンスを感じてしまう。まあ「お構いなく」自体は悪い言葉ではないけれど。悪い意味での "You can't touch this." というかMCハマーというかMCコミヤというか、折角の気配りを無にする感じ? 考えすぎでしょうか。
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sgwxnote · 8 years ago
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あけおめなんて云えないよ
あけましておめでとうございます。
思えば2011年の大震災からもう6度目の年越しなんですね。震災のあった年はホント明けないんじゃないかと不安で、それまで当たり前に言っていた「あけましておめでとう」の言葉があの日から自分の中でぐっと重みのあるものになりました。
街もテレビもせっかくみんなで楽しく盛り上がっているときに、わざわざ悲しいことを思い出す必要もないのかも知れません。でも発見できたこの、新年を迎えるよろこびは大切に思うし、これからもできるだけ忘れずにいたいので時々でも思い出してみます。そしてあの時見た混乱の光景、世の中が非常事態に陥ったときに、社会的に力のある人々やそうでもない人々がそれぞれどういう動きをするのかということも大切に大切に覚えていたい。
ホントは今でもまだ不安要素はあるし、ニュースを見ればこの新年を仮設住宅で迎えた方がいまだ3万9千人ほどもいるそうで、忘れるなんてとんでもないとお叱りを受けそうですが。
だから「あけおめ」なんて軽い言い方はちょっと気が乗らないんです。 ていうか「あけおめ」って響きがなんかエッチな気がして…(そういうオチかよ)
そんで話は変わって今年の目標なんですけど、わたくしはもうちょっと人と会話できるようになりたいですね…いい歳してこんなこと言ってるのヤバいですけど。人って放っておくとそのまま歳をとるんですよ、怖いですね!
人と接するとき、この人ネトウヨだったらどうしようとかすぐ思ってしまいます。ネトウヨこわい・・・ネトウヨきらい・・・
そうやって仲良くなれそうな人なんてあまりいないと諦め続けているうちに、どうやって人と仲良くなるんだかわからなくなってしまった気がします。というかもともとわかっていない・・・
一人でいるのは好きだし、無理に誰とでも仲良くする必要は無いと思うけど、その必要を感じたときに出来ないのは痛い。今だって色々あるけれど、6年前の事を考えても、世の中が大変な事になったときに合図して、ババッと力を合わせられる(精神的にだけでも)ような人は日頃からスカウトしておかなくてはいけないかな、と思います。
”ってのが僕の いまの心 嘘じゃないけどでも・・・”
まあ、皆さんなかよくやりましょう。 今年もよろしくお願いいたします!
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sgwxnote · 8 years ago
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磯に波打つ潮よりモコく
寒い日が続きますね、皆さんモコってますか。
「忙しい、忙しい」ってあなたいつもそればっかり!
そうね。でも今夜だけはちょっとだけ立ち止まって。ちょっとでいいのよ。
そして目を閉じて、どこか遠い南の島の暖かい海に思いを馳せて。
こう呟くのよ「磯がSEA・・・」
さてさて、そんなこんなでもう大晦日。
お正月に向けてぶっ壊れるくらいにスピード上げてく感じがまさにゴーイング・ゼロ。
・・・ってゼロになれるならまだいいんですけどね。
来年もまた散らかしっぱなしで新年を迎える予定の俺です。
ここでちょっと立ち止まって、今年の楽しかったことなんかを思い出してみましょうか。
今年はライブ観賞が割と充実していた気がします。
まずはブライアン・ウィルソン。ペットサウンズの再現コンサートでした。
ブライアン、時々口をムニャムニャさせたりして完全におじいちゃんでしたが、ホント日本でやってくれただけでもありがとうって感じで。
客席で(俺的)有名人を何人もみかけましたが、特にトイレでH込T樹さんに接近遭遇したのが良い思い出です。
そして小沢健二。魔法的ツアー、ゲリラ的に行われた発表イベントからお騒がせで話題になりました。
オリジナルの高級ももひき(ロングジョン)を作ったのも衝撃でしたが、
それ以上に今回のツアーでは新曲を多く演奏するとのことで期待が大きかったです。
これまでのライブでは執筆活動で表現してきたような世界観を曲間の朗読で表現していました。その部分がどうにも違和感を感じるひとも多いようでしたが、新曲たちはその世界観をついに音楽作品で表現するためのアイデアを掴んだように感じられるものでした。
また、小沢さんもすっかりパパになり「戦場のお父さんライフ」を感じさせる作品もありました。
それらの新曲はまだ音源化していませんが、最近公式サイトでレコーディングをほのめかすような画像が公開されて、新譜の発表が期待されています。
小山田さんの新作もついに出そうなので楽しみです。
KIRINJIはアルバム「ネオ」でコトリンゴさんの株が爆上がりしていたので期待して臨みました。
KIRINJIも体制が変わってしばらくは正直ちょっと変化に馴染めない部分があったんですが、ネオも良いアルバムだったし、だいぶ自分のなかで見慣れてきました。バンドのカラーが定まってきたというか、女性メンバーの可愛らしさや繊細さと、男性メンバーの哀愁みたいな要素のバランスがいい具合になってきたと思います。
コトリンゴさんと言えば映画「この世界の片隅に」の音楽を担当されて、映画も音楽も素晴らしかったです。
最後にMETAFIVEですが、このツアーをもってとりあえず活動に一区切りということで、しかも札幌は最終日。
とにかくメンバーが奇跡的というか、ドリームチームというか、ウルトラマンの兄弟が全員揃った回みたいなバンドです。
もう凄すぎてどこ見ていいのかわかんない感じですけど、結局9割りくらいは小山田さんを見ていた気がします。小山田さんの口を半開きでギターを弾く姿が大好きです。
あとテイ・トウワさんのクールでスタイリッシュなイメージがこのバンドでの露出によって崩れたというか、サングラスの向こうにオヤジキャラが見え隠れというか…
他にも高橋幸宏さんがメンバーと居酒屋みたいなお店で飲んでる写真をインスタに上げまくるなど、普段は一匹狼で活動している方が多いのでなかなか見せない姿が見られたりというのもMETAFIVEの面白いところでした。
そんな感じでした。録音物もまあまあ聴きましたが、時代はもしかするとライブなのかも知れませんね。
それでは皆さま良いお年を!
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sgwxnote · 9 years ago
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O・JI・SAN
行けSO SO ? やれSO SO ? 食えSO SO ?
死にSO…WOW Let’s get on !
はじけりゃ Yea! 素直にGood! だからちょいと重いのは Boo! That’s all right! それでも時代を極める そうさボクらは Super \オジサン!/ We are \オジサン!/ やな事あってもどっかでカッコつける\オジサン!/ やるだけやるけどいい\オジサン!/ 夢だけ持ったっていい\オジサン!/
You are my SOUL! SOUL! いつもすぐそばにある ゆずれないよ 誰もじゃまできない 体中に風を集めて 巻きおこせ
O・JI・SAN O・JI・SAN for dream
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