#“最後的拾荒者。”
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)4月11日(金曜日)
通巻第8733号 <前日発行>
10%から34,54,そして104から125%へジャンプ
米中、意地の突っ張りあい、中国は84%の報復関税、レアアース供給中断
*************************
明らかになったことがある。最初からトランプは中国だけを標的としていたことだ。
54%から、いきなり104%へ。それでも中国は一歩も譲歩せずに、「最後までつきあう」と高飛車な態度をしめしたので、ならば125%だ、とメチャクチャに関税率を引き上げ「直ちに実施する」とした。
「中国はフェンタニル密瑜を止めない」のも高関税の理由にあげた。また米国の大学が中国の大學と交流することも厳格に規制しはじめたため、中国は唐突に「中国人の米国ツアーは安全に気をつけろ」などと警告を���した。
マイクロソフト、IBMなどは中国のラボを縮小、或いは閉鎖に踏み切った。
中国は米国化からの輸入品に報復関税を84%に上乗せし、くわえてレアアースの輸出を中断すると宣言した。スマホとEVに悪影響が出るから、アップルやTSMCなどは悲鳴を上げる。
さらにベッセント財務長官は4月9日、「中国は国際貿易システムにおける『最悪の犯罪者』だから交渉に臨むことを望んでいない」。
米国証券取引所から中国企業の上場廃止を検討しているかとの質問に対し、ベッセント財務長官は「あらゆる選択肢が検討されている。アリババを含む286社の中国企業が米国証券取引所に上場しているが、これらを廃止するかどうかはトランプ大統領の決定に委ねられている」と述べた。中国企業の総て上場廃止という荒治療は考えにくいが、しかしトランプ大統領は「何をするか予測不能の人」である。
ようするに中国の的を絞り込んだのはグルーバルサウスに対して「米国につくのか、中国か」と二者択一を迫るものである。
インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、ミャンマーからベトナム、インドネシアまで。これらはいずれもが中国企業が進出して迂回輸出拠点である。
トランプの高関税、西側諸国で不評を買った。
そればかりか米国内でもブーイング、閣内ではイーロン・マスクが猛反対。下院議会は「大統領の高関税適用は30日以内に議会の承認が必要だ」とする法案を準備、共和党の下院議員12名が加わった。サウスチャイナモーニングポストによれば、背後に中国ロビィが議会工作を展開しているという。
75ヶ国が水面下でホワイトハウスとの協議を開始、イタリアのメローニ首相は訪米することになり、世界中がてんやわんやの大騒ぎとなった。
今度は暗転から好転へ。
4月9日、トランプ大統領は「報復を表明しない国々とは関税適用を90日停止する」と発表するやいなや、今度は史上空前の株価暴騰となった
NYダウは2962ドル86セント高の40608ドル45セント。つられて日経平均は夜間取引で3210円の急騰、31714円から35040円となり、円ドルは3円円安の147円53銭となる。
日経平均は10日漸場終値が34353円17銭で832%の高騰。場中では275��円高をつけた。台湾も史上空前の暴騰、香港も微増だった。
トランプの一声で、これだけの乱高下、9日に底値を拾った投資家は、10日に荒っぽい大稼ぎができたに違いない。
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2025-6月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「能力」です◆
今月は参加者の皆様に「能力」のお題でアンビグラムを制作していただいております。お題から言葉を連想する能力も問われた今号、ごゆるりとご覧ください。
皆様のコメントがいただけますと幸いです。

「アンビを作る程度の能力」 敷詰回転+鏡像型:たこ��氏
「~程度の能力」は、ゲーム『東方Project』シリーズにおけるキャラクターの能力の定型句。 並進敷詰〈180°回転・|軸鏡像・─軸鏡像〉同一型(cmm)。まさしく能力が発揮されている作品で、どこから考えたのか思考の流れを考えてしまいますね。図解もあるのでじっくり見てみましょう。

「特殊技能」 敷詰回転+鏡像型:すざく氏
特定の職業や分野で必要とされる高度な能力。アンビグラム作成能力もそれでしょう。 極小ビットマップフォントのようなドット表現がマッチしていて読みやすいです。うまく全体が並ぶように適切な位置から拾ってくるのにも技術が必要ですよね。

「潜在能力」 鏡像型:てるだよ氏
外部には見えないが内部に���められた能力。 作者が得意とする二重線表現がうまく生かされています。「在」が圧縮された字形になっていますが全体でみると一発で読めますね。

「個性 ワンフォーオール」 敷詰回転型:とりけとん氏
『僕のヒーローアカデミア』に登場する超常能力を個性といい、その一つがOFA。 「個性」だけでも敷詰回転型で作れそうなところ、「ワ/ル」のあまりを利用してより自然な字形になるように組まれています。「フォ」の字形がよいですね。

「たか/つめ」 図地反転共存型: いとうさとし氏
能ある鷹は爪を隠す。 「たか」の方を示すだけで「つめ」が隠れているのがわかるデザインになっていますね。若干のはみだしもありますが、それを補って余りある素晴らしい作品です。ひらがならしい滑らかな輪郭がステキです。

「実用英語技能検定」 旋回型:かさかささぎ氏
日本英語検定協会が実施する英語技能の検定試験で、いわゆる英検。 実在の長めの単語できれいに対応付けでき、きれいに並んでいるのに驚きです。全体的に可読性が高く素晴らしいですね。片方には邪魔になる字画部分は細くしたくなりますが、同じ太さでそろえているのも本作のポリシーで魅力でしょう。

「腕前」 旋回型:douse氏
巧みに物事をなしうる能力や技術。 さすがの腕前でとても読みやすいですね。黄色の図形部分が、場所によって空白/字画/装飾に切り替わっていてすごい表現技術です。

「能力/ABILITY」 寄せ字:ゆっくん氏
能力は英語でAbility。 文字の組み方から、振動型ではなく寄せ字とさせていただきました。全体的にうまくあてはめられていると思います。面白い発見ですね。

「文才」 回転型:うら紙氏
文章を巧みに書く才能。 シンプルな単語が残っていましたね。ひょろっとした筆致が読みやすさを増しています。線が離れた部分は自動的に脳が補完するのでリガチャのような効果がありますね。

「不動心」 敷詰回転型:繋氏
何事にも動じない精神。ペルソナシリーズのスキルにもあります。120°回転敷詰60°回転同一型(p3→p6)。開拓が進んでいない60度系敷詰の力作です。どのように設計実装したのでしょう。「動」に苦労の跡が見えますね。

「職人技」 回転型:lszk氏
熟練した職人が持つ卓越した技術や技法。 一目で読めるデフォルメ能力は本当に職人技ですね。「職」が画数が多いので省略しても概形を保ちやすく、読みやすいのですね。

「絶対音感」 旋回型:Jinanbou氏
ある音を単独に聴いたときに、その音の高さを絶対的に認識する能力。 作例があり同じ対応型なのですが、仕上がりはだいぶ違うのが面白いです。「絶/感」がとてもよい���触ですね。

「絶対音感」 図地反転回転型:あおやゆびぜい氏
先天的な能力と思われがちですが、後天的に伸ばすこともできる能力です。 文字部分の太さにあまりブレがないのでとても読みやすく、非常に良い仕上がりですね。「感」の一つの点が「音」の方に組み込まれているのがよい工夫ですね。
「猿も木から落ちる/河童の川流れ」 回転共存型:ラティエ氏
その道に優れた者でも、時には失敗してしまう事があるという諺がいくつかありますが、そのうちの二つ。 長めの文字列同士がうまく対応付けできていますね。流れるような筆致で全体的に統一されているのが読ませる工夫だと思います。猿と河童のイラストも含めて、お互いに色値を反転したものになっているというステキなお遊び。

「意思疎通/臨機応変」 敷詰図地反転共存型: いとうさとし氏
コミュニケーション能力と、状況の変化に柔軟に適応して的確な行動を取る能力。 図地反転能力MAXの作者ですが、いつもと異なり敷詰を適用するという臨機応変さも見せてくれました。パズル的要素が増えて楽しいですね。
「匹敵」 敷詰回転同一型:Σ氏
比べてみて、能力や価値などが同程度であること。 p2敷詰p4同一(180°環状+並進敷詰 90°回転同一)。こちらでも敷詰の荒野の開拓が進みました。「匹」が自然になるように太さが非対称になっていたり、作字としてもステキですね。

「全能の逆説」 回転型:T.A.氏
論理学・哲学・神学等において、全能と論理学的不可能との関係を扱った問題で、全能者の論理学的矛盾を示しています。「全知全能の神が、自分でも読めないアンビグラムを作ることができるか」という類のやつですね。 漢字部分は環状配置ですね。対応が難しい部分が多いですがよく調整されていて読みやすくまとまっていてステキな作品です。

「危険の察知」 敷詰回転型×2:ちくわああ氏
潜在的な危険やリスクを認識し、適切に対処する能力。 「危険」もとても上手なのですが、「察知」の袋文字対応が驚くべき作品。袋を破って交換しているので読み方の認識が切り替わっているようです。

「霊感」 回転型:���ーさま!氏
目に見えない存在や物事を感じ取れる能力。 霊魂が漂うような表現が美しい作品です。その強弱を持った線の表現が可読性に生かされていてとてもよいですね。

「スキル覚醒」 敷詰回転型:あやおりにあ氏
新たな能力に目覚めること。 「スキル」「覚」「醒」の各パーツともそれぞれキレイに回るのですね。「キ」の中抜き表現は「醒」の見た目と揃えてバランスをとっているようです。

「火炎」 図地反転型:れおじゃぱん氏
火や炎を扱える火属性の能力は多くの世界観において基本となっています。 画数が大きく違う文字同士も、図地反転なら解決できることもあるという一例ですね。袋文字表現に慣れてきている皆さんならすんなり読める作品でしょう。

「猛火/能力」 回転共存型:意瞑字査印氏
パイロキネシス(火を発生させる能力)系が続きます。 「猛火」を90°時計回りにすると「能力」と読めるアンビグラムです。
「コピー能力」 鏡像型:ぺんぺん草氏
対象が持つ特性をコピーできる能力。カービィが筆頭でしょうか。 「能」はきれいに4つに分かれる文字ですが、それぞれを一文字とみて対応を考えたように自然に見えます。作字としても素晴らしいです。
「ミミック/三三二九」 振動型:kawahar氏
本来は生物学で擬態の事。転じて、他の物に擬態しているモンスターをミミックというようになりました。 『「まねる」能力で漢字(三三二九)をRubyゴロ(ミミック)が まねるのをくりかえ��ている品』とのこと。小さいループが最後に効いています。

「瞬間移動」 鏡像型:douse氏
遠く離れた空間に瞬時に移動すること、あるいはその能力。 一目で読める素晴らしい調整力がさすがですね。菱形状のグリッドで作字されているところがすべての文字の可読性を上げているようです。

「瞬間移動」 旋回型×2:螺旋氏
空間跳躍、空間置換、高速移動など、いくつか原理によるものをまとめて言われたりします。 同じ題材でもう一作。こちらもなるほどとひざを打つ対応付けでとても読みやすいです。ほんのり斜めになっている字画たちが可読性を上げるための秘訣でしょうか。

「時間操作」 回転型:lszk氏
時間を停止させたり、タイムリープできたりする能力。 なんとも不思議な形状が絶妙に読める文字になっていて流石です。中央のグレーの図形の並びが能力の効果を示唆しているのでしょうか。

「死に戻り」 図地反転回転型:douse氏
死亡することで時間を遡り、過去の特定の時点から人生を再開する能力。 文字の太さが統一されていて自然さが抜群です。縦書きの「死に」と横書きの「戻り」をずらして並べれば読みやすいという細かい配慮もよいですね。

「過去改変」 回転型:オルドビス紀氏
過去を変え、歴史を歪曲・変革させること。 インクが流れたような表現が事象の破壊を示唆しているように見せつつ、字画の一部としても読ませるというさすがの表現です。「咼」のあたりなど、その一部は半分袋文字のような輪郭表現にもなっていますね。
最後に私の作品を。
「異能力者」 鏡像型:igatoxin
1 フィクションの世界において、普通の人には備わっていない特殊な能力や技術を持つ者。 2 (俗に)アンビを作る程度の能力を持つ者のこと。
お題「能力」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「SNS」です。情報発信、興味関心、炎上、つながり、トレンド、インスタ映え、インプレゾンビ、広告収益、垢BAN、なりすまし、乗っ取り、フェイクニュース など 参加者が自由にSNSというワードから発想・連想してアンビグラムを作ります。
締切は6/30、発行は7/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康} 5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル} 9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年 1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{アニメ} 5月{遊園地} 6月{中華} 7月{猫} 8月{夢} 9月{くりかえし} 10月{読書} 11月{運} 12月{時事}
2025年 1月{フリー} 2月{記憶} 3月{春} 4月{キッチン} 5月{対語} 6月{能力} 7月{SNS}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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はじめまして!
いまだけちゃうか仕込美です!
公式キャラクター化を狙っています。
誰かキャラデザ案ください。
というわけで新歓公演の仕込みが始まりましたね。舞台、照明、舞監、役者など、多方面からいただくご不満の声に、身体をすぼめることしかできない近未来ミイラです。新歓公演という大事な舞台でかなり大変なことを強いてしまったなと反省していますが、ここまで来たらなんとかやるしか無いですので、私も照明オペとして全力でやり切りたいと思います。皆様どうか最後までよろしくお願いします。
突然ですが皆さんは、U-NEXTに加入されていますでしょうか。月額が2000円を超えるため、映像配信系サブスクの中でもかなりとっつきにくさのあるサービスではありますが、その分他では見られないものが無料で見られることもあります。私はこの春、たまたまU-NEXTを1ヶ月無料お試しする機会がありましたので、東京03��いうお笑いトリオの単独公演を10個ほど通しで見ました。
東京03のコントを見て思うのは、それぞれのコントに出てくる人物の設定がいかに秀逸かということです。観客が演者に共感し、共に嘆き、共に笑い、共に怒ることができる、そんないろいろな魅力的なキャラクターが一公演七脚本の全てに登場します。これが本当にすごい。今までキャラクターというものをかなりなおざりにしてきてしまった私は、もっとこの部分を大切に書いていかねばならないなということを強く思ったわけですが、そう簡単なものでも無さそうです。意識して書いて書いて何度も書いた先でやっと少しずつ「登場人物がひとりでに動き出す」という感覚を理解できるようになるのだと思います。まだまだ精進せねば。
さて、いくつか東京03のコントを見た私ですが、せっかくなのでここで皆様にもぜひ見ていただきたいお勧めのコントをご紹介したいと思います。①と②は2025年4月現在YouTubeでもご覧いただけますので、是非!
①「自己泥酔」より『小芝居』
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コントにおける演技力の大切さをひしひしと感じる。技巧な笑いとパワーな笑いのバランスが絶妙。このコントはキャラクターというよりも構成が秀逸。お客さんが2人の秘密を知っている状態で一部始終を見守るという構造が、感情移入以上の没入感を生み出しており、最後にはその構造さえも裏切るという隙の無さ。唯一無二のコント。
②「人間味風」より『部長のいい話』
youtube
舞台に立った経験がある人ほど、初見で受ける衝撃は大きいことだろう。2分45秒。僕にはとてもじゃないがこの脚本を書く勇気は出ない。ただしこのコントに関して言えば、これが決していたずらな時間ではなく、むしろ人物のキャラクターと噛み合って見事に観客の同情を誘うシーンを成立させるピースとして機能している。脚本家と演者の間によほどの信頼関係が無いと実現しない破天荒な一本。「人間味風」というタイトルにもすごくマッチしており、公演を通して見た時にも程よい存在感がある。
(なお、この公演は全体を通して若干下品です。このコントでもやけに「オシッコ」を連呼しています)
③「ヤな因果」より『アイデアマン』
ひどく共感した作品。角田さんの立場に立つ辛さ、いや〜〜〜〜分かる〜〜〜〜ってなる。多分皆さんの中にも共感できる人がいるはず……。東京03の人間観察力と、魅力的なキャラクター設定をする脚本力が光る一作。
④「ヤな覚悟」より『最後の晩餐』
コント自体は『部長のいい話』と似たような時間の使い方をしており、特に前半は東京03のことを好きで見ていないと少し苦しく感じるだろう。後半には前半と打って変わって、かなりのスピード感で全員の感情が爆発する。あまりに急にテンションが上がるため、これも東京03のことを好きで見ていないと、置いていかれてしまうかもしれない。と、ここまで聞くとあまりいいコントのようには思えないが、このコントがお勧めな理由は、公演を通して見た時に続きで流れる映像を含めて初めて、登場人物の感情の動きの理由が分かるように仕込まれているからである。東京03の単独公演では、コントとコントの間に場転の時間を埋める形で映像が流れる。かつてはそれぞれのコントの要素を拾った多様な映像が作られていたが、近年の公演では、公演全体を通して映像が一つのドラマのように繋がる形式が採用されている。そのドラマの中に、コントの中に現れた要素が取り込まれていくような構成で、公演を通しで見て初めて全てを楽しめるような作りになっている。このコント及びそれに続く映像は、この形式でできる度肝の抜き方として最高傑作と言っても良いだろう。
U-NEXTの無料お試し期間が終了してしまったため、比較的最近の公演しか見ることができていないのが悔やまれます。無料お試し正味もう一周行けたりしないのでしょうか……。
素晴らしいシラバス
玄人の登録
近未来ミイラ
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「鹿児島県警は芯から腐り切っている」 誤解を恐れずに評すれば、出来の悪い警察小説か警察ドラマの筋立てかと見紛うような、あまりにあからさまであまりに剝き出しの権力犯罪である。 だが、現実にそれは起きた。いや、現在進行形で起きている。そして一連の事態は、この国の警察組織や刑事司法の闇を照射し、同時にメディアやジャーナリズムの真価を根本から問うてもいる。 福岡市の中心部にほど近い一角に佇む築40年を超える古びたマンション。すべての端緒を切り拓き、歪んだ捜査の標的にもされたネットメディアは、この一室に拠点を置いている。ほぼ一人で運営する小メディア『HUNTER(ハンター)』の主宰者は中願寺純則(64)。編集作業に使っているという六畳ほどの狭い部屋で私と向きあった中願寺は、常に背筋を伸ばしたまま淡々と、しかし静かな怒気を端々に滲ませて口を開いた。 「鹿児島県警は完全に腐っているんだと、もはや自浄作用など期待できないから真実を知らせてほしいんだと、私たちへの情報提供者は心底憤っていました。私も同感です。鹿児島県警は芯から腐り切っている」 中願寺が一連の取材に着手する契機となった事件が起きたのは2021年の夏、世界がまだ新型コロナのパンデミックに揺れていた最中のことである。翌22年の2月になって事実関係を最初に報じた鹿児島の地元紙・南日本新聞の記事によれば、概略は次のようなものだった。 〈鹿児島県医師会の男性職員が、新型コロナウイルス感染者が療養するための宿泊施設内で、派遣された女性スタッフに対し、わいせつ行為など不適切な行為をしていたことが14日、南日本新聞の取材で分かった〉〈関係者によると、男性職員は昨年8月下旬~9月末、宿泊療養施設運営のために派遣された女性スタッフに対し、施設内でわいせつな行為などをした。(略)女性は一連の行為に関し���同意はなかった」として、管轄の警察署へ告訴状を提出した〉(2月15日付朝刊) 関係者からの情報提供もあって中願寺は取材を開始し、伝手を辿って被害女性らにも話を訊き、鹿児島県への情報公開請求なども重ね、自らが運営する『ハンター』に次々と記事を掲載した。その記事の矛先は当初、被害女性との間で「合意があった」と事実を矮小化する医師会などに向けられたが、次第に県警へも向けられるようになった。取材の結果、こんな事実が浮かんだからである。今度は中願寺が23年1月20日に『ハンター』で書いた記事の冒頭部分を引用する。 〈昨年1月、鹿児島県警鹿児島中央警察署が、性被害を訴えて助けを求めに来た女性を事実上の「門前払い」にしていたことが分かった。応対した警察官は、被害を訴える女性が持参した告訴状の受理を頑なに拒み、様々な理由を付けて「事件にはならない」と言い張ったあげく女性を追い返していた〉 そして記事はこう続く。 〈背景にあるとみられるのは、身内をかばう「警察一家」の悪しき体質と性被害への無理解。意図的な不作為が、醜悪な人権侵害につながった可能性さえある〉 どういうことか。実は女性が性被害を受けたと訴える「県医師会の男性職員」の実父が県警の警察官であり、だから県警は捜査を忌避し、事案を握りつぶそうとしているのではないか――中願寺はそう睨み、県警を指弾する記事を続々掲載した。 〈県医師会わいせつ元職員の父親は3月まで現職警官〉(23年5月15日掲載)、〈訴えられた男性職員の父親は「警部補」〉(同6月2日掲載)、〈問われる医師会と県警の責任〉(同6月12日掲載)……。 鹿児島で起きた性加害事件をめぐる県警の問題点へと果敢に斬り込む『ハンター』には間もなく、県警の内部から貴重な情報も寄せられるようになっていった。 「小メディア」の果敢な不正追及 1960年に長崎県で生まれた中願寺は、東京の大学を卒業後、政治家の秘書や信用調査会社系のメディア記者といった職を経て、2011年3月に『ハンター』を立ちあげた。サイト開設が東日本大震災の発生前日だったのは偶然だが、以後の約13年のサイト運営は決して楽ではなかった。中願寺もこう言う。 「正直言っていまも楽ではなく、私は無給状態ですが、小さいながらもメディアとしてスタートした当初はさらに厳しく、やめてしまおうと思ったことが何度もありました。ただ、何年か続けていると応援してく��る方々も現れ、だからなんとか歯を食いしばって運営を続けてきたんです」 そうやって小メディアを懸命に維持して記事を日々発信する一方、もともとの経歴もあって中願寺は���元政財界に独自の人脈を持ち、メディア記者らのほか警察当局者ともさまざまな形で接触を重ねてきた。主には刑事部門で事件捜査にあたる警官だったが、公安部門の警官が接触してきたこともある。そんな接触を通じて時には情報を交換し、時には取材中の事件に関する捜査動向の感触を探る――といった営為は、所属メディアの大小等を問わず、事件取材に奔走する記者なら誰にも経験があるだろう。かつて通信社の社会部で事件取材に携わった私も例外ではない。 また、そういった取材活動を通じて特定の事件や事案に関する記事を発信していると、当該の事件や事案の内実を知る関係者から貴重な情報や内部告発が寄せられることもある。これこそ取材という営為の醍醐味であり、鹿児島県警の不正を追及していた中願寺のもとにも幾人か情報提供者が現れた。もともとは県警の公安部門に所属し、その後は曽於署の地域課に在籍した巡査長・藤井光樹(49)はその一人だった。 そんなふうに入手した情報や資料に依拠し、中願寺はさらに追撃記事を執筆した。極北となったのが〈告訴・告発事件処理簿一覧表〉との標題がついた県警の内部文書を入手し、23年10月から展開した記事群だったろう。プライバシー等にも配慮しつつ文書の一部を画像で示し、件の性加害事件をめぐる県警対応の不審点を指摘する一方で中願寺は、こうした内部文書が大量に漏洩しながら事実を公表も謝罪もせず頬被りを決めこむ県警の態度をも厳しく指弾した。 当の県警は――ましてや上層部は、県警の内部文書を掲げて噛みつく『ハンター』に苛立ち、焦燥を深めたに違いない。しかも県警では近年、あろうことか現職警官が逮捕される不祥事が続発していた。20年以降の事案を列挙するだけでも、その惨状は目を覆わんばかりである。 ①20年2月、女子中学生を相手とする児童買春容疑で霧島署の巡査部長を逮捕、②21年7月、いちき串木野署の巡査部長が女性宅に不法侵入したとして逮捕、③22年2月、鹿児島中央署の交番勤務の巡査長が拾得物の現金を横領したとして逮捕、④23年10月、SNSで知り合った少女と性交したとして県警本部の巡査長を逮捕――。 惨憺たる状況下、県警の内部文書まで入手して噛みつく『ハンター』への苛立ちからか、内部告発者らによって他の不祥事案が発覚するのを恐れたのか、県警は信じがたいほど強引な捜査に踏み切る。今年4月8日、県警の内部資料などを『ハンター』に漏洩したとして先述した巡査長・藤井を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で逮捕し、同時に中願寺が主宰する『ハンター』までをも家宅捜索したのである。 異常かつ論外の家宅捜索 その日の朝、編集作業に使っている六畳ほどの部屋には約10人もの県警捜査員が押しかけた。中願寺によれば、「令状がある」という捜査員は、それをヒラヒラと示すだけで容疑事実も仔細に説明せず、業務用のパソコンはおろか中願寺が使用している新旧のスマートホン、さらには取材用のノートやファイル、名刺類まで押収していった。 言うまでもないことだが、それらにはメディア主宰者の中願寺にとって断固秘匿すべき情報源などが刻まれていたし、なによりも業務用のパソコンを失えばサイトを更新することもできなくなってしまう。だから思わず声を荒らげ、捜査員に激しく迫った。 「おいっ、せめてパソコンはすぐに返さないと、営業妨害で訴えるからなっ!」 その一喝が効いたのか、パソコンは翌日返却された。だが、内部データは間違いなく抽出され、一部の押収物は2カ月以上経った現在も返却されていない。一方、『ハンター』に情報を「漏洩」したとして逮捕された巡査長・藤井は、自らに迫る捜査の気配を察知していたのか、逮捕のしばらく前に電話で中願寺にこう語っていたという。 「私は腹を決めてやっています。ウチの組織は腐っていて、外から刺激を与えないと変わらない。そう考えてやったことですから、もし逮捕されても私に後悔などない。だから中願寺さんが悔やむ必要もありません」 だとすれば藤井は、『ハンター』というメディアにとっては「情報提供者」、あるいは「内部告発者」であり、広く社会にとっても大切な「公益通報者」だったと捉えるべきではないのか。 ならばここで、あらためて記すまでもないことをあらためて記しておく必要がある。たとえ小さくともメディア=報道機関への情報提供者を逮捕すること自体が異例であり、たとえ小さくともメディア=報道機関を強制捜査の対象とするなど極めて異常かつ論外の所業。同じことを新聞やテレビといった大手メディアに行えば、言論や報道の自由を圧殺する暴挙だと大騒ぎになるだろうし、ならなければおかしい。ましてそれが「公益通報」の色彩が濃い事案だったなら、県警の所業は一層悪質な暴走と評するしかない。 だが、県警の信じがたいような暴走はこの程度で止まらなかった。 あるジャーナリストに寄せられた内部告発 鹿児島や福岡からは直線距離で約1500キロメートルも離れた北海道の札幌市。ここを拠点にフリーランスの記者として活動する小笠原淳(55)は4月3日、市中心部にも近い雑居ビルの一階に入居する月刊誌『北方ジャーナル』の編集部にいた。 話は本筋からやや逸れるが、『北方ジャーナル』といえば、かつて北海道知事選の候補者をめぐる「中傷記事」が名誉毀損に問われ、出版物の販売差し止めを容認する最高裁判例の舞台になったことを想起する向きも多いだろう。だが、これは70~80年代の出来事であり、もと��り小笠原には何の関係もない。また、現在の『北方ジャーナル』は経営母体なども代わっていて、もともとは地元紙の記者からフリーランスに転じた小笠原は、頻繁に寄稿している同誌の編集部を原稿執筆などの場として活用していただけのことだった。 あれはたしか昼過ぎだったと小笠原は記憶している。編集部に郵便物を届けにきた配達員が、小笠原宛の茶封筒を手に「どうされますか」と尋ねた。封筒の表には一般封書の規定額である84円切手が貼られていたものの、重量がオーバーしているから10円の追加料金が必要だというのだ。支払わなければ持ち帰られていたかもしれないが、小笠原は財布から10円玉を取り出して渡し、封書を受け取った。 消印は〈3月28日 鹿児島中央〉。差出人の名はない。いったいなんだろう――そう思いつつ開封した瞬間、これは内部告発だと小笠原は悟った。計10枚の文書の1枚目には〈闇をあばいてください。〉と太いフォントで印字され、2枚目には〈鹿児島県警の闇〉と題して計4件の事案が列挙され、3枚目以降は県警の内部文書とみられるものを含め、違法性の濃い不祥事の中身などが詳述されていた。一部の概要のみ記せば、次のような事案である。 ①霧島署の巡査長が女性にストーカー行為を繰り返し、しかも職務上知り得た個人情報も悪用して行為に及んだのに、処分も公表もされていない事案、②枕崎署の捜査員が職務時間中、市内の公園の女子トイレで女性を盗撮し、しかも捜査車両を使っていたのに県警が隠している事案、③県警幹部による超過勤務手当の不正請求があったのに、立件も公表もされていない事案――。 小笠原は、すぐに『ハンター』の中願寺に連絡を取った。理由はいくつもあった。なによりも札幌に居を置く小笠原にとって、はるか遠い鹿児島県警の不祥事を取材するのは物理的に難しい。また、北海道警の不祥事やその追及が甘い大手メディアも批判してきた小笠原は、警察の不正や記者クラブ問題を追及する中願寺と意気投合し、数年前からは『北方ジャーナル』などのほか『ハンター』にも寄稿するようになっていた。もちろん、中願寺と『ハンター』が鹿児島県警の不正を追及中だったことも熟知していた。 だから小笠原はその日のうちに中願寺に電話し、匿名で送られてきた10枚の告発文書もメールで送信し、中願寺と共有した。「裏取り取材に手間と時間はかかりそうだが、相当に貴重な内部告発だから、できる限り取材して記事にしていこう」。中願寺はそう応じ、小笠原も協力は惜しまないつもりだった。 元最高幹部の切実な訴え 『ハンター』が県警による捜索を受けたのは、そのわずか5日後のことだった。当然ながら、押収されたパソコンには小笠原が中願寺と共有した告発文書も保存されていた。 ここからは推測も交えるが、押収パソコンのデータを解析した県警は眼を剝いて驚愕し、焦燥を一層深めたろう。どうやら『ハンター』には、すでに逮捕した巡査長・藤井らのほかにも内部情報���提供者がいるらしい。しかもその人物は、あくまでも匿名のようだが、提供文書や情報の精度からみて現場レベルの警察官ではなく、相当に高位の立場にある県警幹部クラスではないか――と。 県警がその人物をいつ特定したかは定かでない。ただ、さほど時間を要さず特定したとみられ、後述するように相当周到な事前準備を施したうえ、またも信じがたい強硬手段に打って出た。5月31日にその人物を――県警主要署の署長なども歴任し、つい2カ月前までは県警最高幹部の一人である生活安全部長を務めていた本田尚志(60)を逮捕したのである。容疑はやはり国家公務員法違反(守秘義務違反)。職務上知り得た秘密を第三者に――すなわち小笠原に送った告発文書で漏らしたというものだった。 さて、この国の全国津々浦々に25万以上もの人員を配する警察には、ざっくりとわけて二つの〝種族〟がいる。一応は現在も自治体警察の装いをまとった47の都道府県警に採用され、警察官の階級として最下位の巡査からスタートする叩き上げのノンキャリア。他方、かつてなら国家公務員の上級職試験、少し前までなら一種試験、現在の総合職試験をパスし、警察庁に採用されたキャリアの警察官僚。前者は警察官の圧倒的多数を占めて都道府県警の現場を支え、圧倒的少数の後者は警察庁と都道府県警を往来しつつ出世街道をひた走る。そしてどこの都道府県警でも大同小異だが、叩き上げノンキャリアの最高到達点の一つが生活安全部長の職であり、警視正の階級まで昇り詰めて3月に定年退職したばかりの元最高幹部が逮捕される――しかも古巣の県警に逮捕されること自体、前代未聞といっていいほど異例の事態だった。 さらに本田は逮捕から5日後、鹿児島簡裁で行われた勾留理由開示請求手続きの場で、驚愕の訴えを陳述した。手元にある陳述書にはこんな言葉が刻まれている。 〈今回、職務上知り得た情報が書かれた書面を、とある記者の方にお送りしたことは間違いありません。/私がこのような行動をしたのは、鹿児島県警職員が行った犯罪行為を、野川明輝本部長が隠しようとしたことがあり、そのことが、いち警察官としてどうしても許せなかったからです〉〈この時期は、警察の不祥事が相次いでいた時期だったため、本部長としては、新たな不祥事が出ることを恐れたのだと思います〉〈私は、自分が身をささげた組織がそのような状況になっていることが、どうしても許せませんでした〉〈退職後、この不祥事をまとめた文書を、とある記者に送ることにしました〉〈マスコミが記事にしてくれることで、明るみに出なかった不祥事を、明らかにしてもらえると思っていました〉〈私としては、警察官として、信じる道を突き通したかったのです。決して自分の利益のために行ったことではありません〉(抜粋、原文ママ) 県警本部長の不可解な言い分 極めて閉鎖的で上位下達の風潮が強い警察組織において、ノンキャリアの元最高幹部がキャリアの県警トップに公然と反旗を翻すことも異例中の異例であり、と同時にその訴えが事実ならば、本田もまたメディアにとっての「情報提供者」であり、広く社会にとっての「公益通報者」であったのは明らかというべきだろう。しかも県警は、自らの不正を追及するメディアを強制捜査の対象とし、メディアにとって最重要の情報源を特定し、さらには警察が警察であるがゆえに持つ最高度の強権を行使して〝口封じ〟を謀ったことになる。 一方、本田に反旗を翻された本部長の野川は当初、地元メディアの取材にのらりくらりと対応するだけだったが、鹿児島地検が本田を起訴した6月21日にようやく正式な会見を開き、「私が隠蔽を指示した事実も県警として隠した事実もない」と反論した。本田は「公益通報者」ではないのか、という問いにも「県警としては公益通報に当たらないと考えている」と突っぱねている。本田が札幌の小笠原に送付した計10枚の文書には、被害者が公表を望んでいないストーカー事件の被害者名や年齢等が記載されていた――などというのが野川と県警側の言い分だった。 だが、その言い分はあまりに弱く、事実経過からみて素直に頷くことなどできはしない。 前述したように、本田の告発文書には複数の県警不祥事が具体的に列挙され、霧島署の巡査長によるストーカー案件のほか、枕崎署の捜査員による盗撮案件もそのひとつだった。この盗撮案件が発生したのは昨年の12月15日。直後に県警は事実を把握し、犯行時に捜査車両が使われたことも確認していたが、問題の捜査員は逮捕も処分もされないまま放置された。 ところが約5カ月も経った今年の5月13日、当該の捜査員は建造物侵���などの疑いで突如逮捕された。いったいなぜか。県警が『ハンター』を捜索してパソコンを押収したのが4月8日。これを解析して本田の告発を把握し、本田逮捕に踏み切ったのが5月31日。そのわずか半月前に盗撮捜査員を逮捕したのは、時系列的にみて本田が文書で訴えた「隠蔽」を否定し、事前に打ち消すための周到な〝準備〟であり〝工作〟ではなかったか――。 ここまでお読みになった方は、まさに鹿児島県警は「腐り切っている」と感じられただろう。私も同感だが、果たしてこれは鹿児島県警だけに特有の腐敗か。いや、そんなことはあるまい。いかに小さくとも、メディアを強制捜査の対象とする判断を県警だけで行うとはにわかに考えにくく、ましてや最高幹部だった前生活安全部長・本田の逮捕は、警察庁の裁可や指示を仰がずに独断で行われたはずがない。畢竟、その過程では本田の告発がどのように行われ、県警がそれをどう特定したかを含め、すべてを把握した上で警察庁がゴーサインを出したのは間違いなく、一連の問題からはこの国の警察組織全体に巣喰った腐臭が漂う。さらにつけ加えるなら、一連の問題からはこの国の刑事司法が抱える根深い悪弊の一端も浮かびあがる。 証拠類を「廃棄」せよとの呼びかけ 話はやや前後するが、県警を追及する過程で中願寺と『ハンター』は、別の重大な文書も入手していた。中願寺は「取材源の秘匿」を理由に入手先を明かさないが、おそ���くは『ハンター』に情報を寄せていた巡査長・藤井からもたらされたのだろう。これについては一部メディアでも大きく報じられて波紋を広げているが、文書の標題は〈刑事企画課だより〉。わずか2枚の文書には漫画風のイラストも添えられ、県警捜査部門が作成して内部閲覧に供する、さして秘匿性の高くない文書と思われるが、そこにはやはり眼を剝くようなことが公然と記されていた。 〈最近の再審請求等において、裁判所から警察に対する関係書類の提出命令により、送致していなかった書類等が露呈する事例が発生しています〉〈この場合、「警察にとって都合の悪い書類だったので送致しなかったのではないか」と疑われかねないため、未送致書類であっても、不要な書類は適宜廃棄する必要があります〉〈再審や国賠請求等において、廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません!!〉(原文ママ) 問題点は明白であろう。現在再審公判が行われている袴田事件にせよ、布川事件や松橋事件などにせよ、いまなお数々発覚する冤罪事件の大半は、警察や検察が隠していた証拠類が再審請求の過程などで示され、ようやく罪が立証されている。なかには警察が検察に「送致」すらしていない証拠類もたしかに多く、警視庁公安部の不当捜査を受けた横浜の化学機械メーカー・大川原化工機が起こしている国賠訴訟では、公安部内に残されていたメモ類が公判の大きな焦点にもなっている。 つまり文書は、そのような事態は「組織的にプラスにならない」から、「裁判所の命令」などで「露呈」することがないよう、「不要な書類」等は「廃棄」してしまえ――と県警が内部に堂々そう呼びかけていたことを示す。このようなことを許せば、この国の刑事司法に巣喰う悪弊は一層慢性化してしまいかねず、しかもこの文書の秘匿性がさして高くないとみられることを踏まえれば、県警の勝手な判断に基づく所業だったか、との疑念がここでも湧く。警察庁あたりからそうした指示や示唆があり、だから深慮なく内部閲覧文書に明示したのではなかったのか、と。 ジャーナリズムの二重の敗北 再び福岡市にあるマンションの一室。鹿児島県警を追及し、数々の不正を明るみに出した中願寺は、「最後にこれだけは強調したい」と言って姿勢を正した。 「私が取材を始める契機となった強制性交事件の被害者は、いまも精神的に不安定なまま必死に真相解明を訴えています。また鹿児島では警官が逮捕される事件が続発し、被害者のほとんどは女性です。たしかに報道への弾圧は大問題ですが、大元にもっと眼を凝らさなくてはいけない。警官や警察一家の人間によって女性が被害を受けた事件こそが原点であり、それをすっ飛ばして報道弾圧だと訴えても、市民の共感は得られないんじゃないでしょうか」 一方、札幌を拠点にフリーランス記者として活動する小笠原は、「すべての元凶は鹿児島県警とはいえ、私に情報を寄せてくれた本田さんを守れなかったことは、いち記者として忸怩たる想いがあります」と唇を嚙みつつ、いまこんなふうに訴えている。 「いくら小さなメディアとはいえ警察がガサ入れし、情報源を暴いて逮捕してしまった。そのことに全メディアがもっと本気で怒るべきです。小さなメディアだから構わない、などという理屈を許せば、雑誌ならいいのか、スポーツ紙なら構わないのか、と対象が広がりかねない。ただでさえメディア不信が根深い昨今、このまま傍観していれば、新聞やテレビにガサが入っても誰も味方してくれなくなりかねません。本来なら新聞協会や民放連といった組織が「このような暴挙は断固許さない」といったメッセージを明確に発するべき局面でしょう」 いずれもその通りだと深く頷く。と同時に、メディア界の片隅で長年禄を食む私を含め、鹿児島県警をめぐる一連の事態からメディアやジャーナリズムに関わる者たちが一層真摯に捉え返さねばならない課題にも、最後に触れざるを得ない。『ハンター』に情報を寄せて逮捕・起訴された巡査長の藤井にせよ、小笠原に文書を送って逮捕・起訴された前生活安全部長の本田にせよ、足下の地元には大手メディアの記者も多数いたのに、なぜ貴重な情報提供先に福岡の小さなネットメディアや札幌のフリーランス記者を選んだのか――。 本田の弁護人を務める鹿児島の弁護士・永里桂太郎によれば、その理由について本田は「県警の問題に関心のある記者なら、積極的に取材してくれると思った」と話しているという。逆にいうなら、大手メディアに情報を提供しても警察の不正に関心を持たず、積極的にも取材してくれない、と告発者側に認識されてしまっていることになる。 だとすれば、大手メディアそのものが貴重な情報提供者や内部告発者からの信頼をすでに失いつつあるという、あまりに惨めな事実がここから垣間見えはしないか。そのうえに今回の事態に心底から憤らず、傍観してやりすごせば、この国の主要メディアとジャーナリズムは二重の敗北を喫することになってしまいかねない。(文中敬称・呼称略)
〈特別公開〉警察腐敗 内部告発者はなぜ逮捕されたのか(青木理) | WEB世界
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4月23日(火)完成披露舞台挨拶付先行上映会オフィシャルレポート!



このたび、映画『碁盤斬り』の豪華キャストが勢ぞろいし、4月23日に完成披露舞台挨拶付先行上映会を開催いたしました!本作は、草彅剛さんが冤罪に貶められた浪人・柳田格之進役に挑み、時代劇を初めて手掛けることとなった『孤狼の血』の白石和彌監督との強力なタッグが実現した感動のリベンジ・エンタテイメントです。本日は、草彅剛さん、清原果耶さん、中川大志さん、奥野瑛太さん、音尾琢真さん、市村正親さん、斎藤工さん、小泉今日子さん、國村隼さんというオールスターキャストと白石和彌監督が登壇した舞台挨拶を実施しました。撮影中のエピソードや、映画の内容にちなんで《リベンジ》したいことなどについてトークが展開され、大盛り上がりの舞台挨拶となりました!
寡黙な武士、柳田格之進を演じた草彅さんは、舞台挨拶冒頭から満面の笑みを浮かべ、充実感を漂わせました。撮影以来となる共演者との再会をよろこび、「みんなのグルーヴがすごくいい!」とニッコリ。自分の持っているものすべてを出し切れたと話した草彅は「幸せな環境で映画が撮れました」と報告し、大きな拍手を浴びました。撮影現場は作品に関わるすべての人、職人のこだわりが詰まっていたとし「みなさんのおかげで(格之進を)ちゃんと演じられました。代表作になったと思います!」と役を演じ切ったと胸を張っていました。格之進の娘・お絹役の清原さんは「現場で草彅さんを見かけるたびに、“父上”という気持ちになって。格之進として佇んでいらっしゃって、とても支えられました」と感謝。父・草彅さんの背中を「追いかけられたらいいな、支えられたらいいなという思いで見つめていました。草彅さんのおかげでお絹ちゃんとしていることができたと思います」との清原さんの言葉に草彅さんは「その言葉、一生大事にします!忘れません」と返し、父娘のほっこりトークで和ませました。萬屋の亭主・萬屋源兵衛役の國村さんは「タイトルにもあるように碁盤を挟んだシーンがたくさんあります。碁がテーマでもありますが、碁のシーンを通して、格之進の性格を伝えていくという意味合いもある作品です。碁のシーンで格之進の中身が変わっていくのを感じられると思います」と笑顔でアピールしました。萬屋の手代・弥吉役の中川さんは「すごくピュアで真っ直ぐな武士の子。小さい時に源兵衛に拾ってもらい、息子のように育ててもらった青年です。映画の中で起きる事件に大きく関わるという役どころ。囲碁がベースになっていますが、とても親近感のある、身の回りで起きるような出来事を描いた作品です。弥吉のポジションは苦しいけれど、応援したくなるような弥吉になればいいなと思いながら演じました」と役作りを振り返りました。音尾さんが演じた萬屋の番頭・徳次郎はトラブルの発端となる役どころでいわばトラブルメーカー。中川さんが「あの人のせいです!」とトラブルを引き起こした音尾さんを指さすと、「トラブルを起こして申し訳ありませんでした」とお詫び。中川さんと音尾さんのトークのコンビネーションで会場を沸かせました。撮影現場で印象的だったのは座らない草彅さんの姿と明かした音尾さんは「神経が研ぎ澄まされているのでしょうか。本番に合わせてググッとフィットしていくために、研ぎ澄まさせている姿を見ていました。今日は現場と違ってかなりふわっとしています」と撮影中とイベントでの草彅さんのギャップを指摘。音尾さんのコメントに「ありがとうございます、高倉剛です」と撮影現場で座らないことで有名だった高倉健さんになぞらえ、キリッとした表情を見せ笑いを誘った草彅さんは、座らない理由について「5秒で眠くなっちゃう(笑)。みんなよく眠くならないよね。僕は��10時には寝るけれど、座ると眠くなっちゃうんだよね」とマイペーストークを展開し、会場を笑い声でいっぱいにしました。すべてのキャストと絡みがあった草彅さんは、撮影中のエピソードを次々と披露。音尾さんについては「ずっと写真ばっかり撮っているカメラ小僧」とニヤリ。「この話でいいの?」と確認しつつ、カメラトークは止まらず、中川さんに至っては音尾さんにすすめられたカメラを購入したことも明かされました。自身のトークの順番だったにも関わらず、どんどん共演者とのエピソードを話し続ける草彅さんに時折ツッコミを入れ笑わせた音尾さんはしっかりと作品に触れる場面も。「いい役をもらいました。今年も白石監督にお歳暮を送ります」と白石監督作品常連の音尾さんならではのおなじみのフレーズで盛り上がりました。國村さんとの共演シーンを振り返ると、「春のシーンだったけれど、実はすごく寒くて。映像では綺麗に映っているけれど本当は寒いんです!」と草彅さんが撮影時の裏話を暴露。國村さんが「きっと寒かったんやろうな、って思いながら観てください」と舞台挨拶後に鑑賞予定の観客に呼びかけると、草彅さんは「僕(格之進)と國村さん(源兵衛)のラブストーリーにも注目してください!」と本作のおすすめポイントを伝えました。格之進と因縁のある武士・柴田兵庫役の斎藤さんは「ずっとかっこいい!」と大絶賛の草彅さん。「佇んでいるだけですごくクール。なんでいつもそんなにかっこいいだ、チクショー!という気持ちを込めました」と対峙シーンへの意気込みを解説し笑わせました。町の親分・長兵衛役の市村さんについては「すごく気遣ってくれる大先輩」と感謝した草彅さん。「いつも元気ですごい。役者として見習いたいので、健康法を教えてくださいと訊いたら、親が元気なので、と言われて(笑)。遺伝だからって。元も子もない!」と大先輩からのアドバイスを期待しましたが、まさかの回答があったことも明かし、笑い飛ばしていました。彦根藩の藩士・梶木左門役の奥野さんについては「ずっと途方に暮れていた」と撮影現場での様子をレポートした草彅さん。共演者全員との撮影を振り返り「僕はみんなと交流があったので!」と一緒のシーンがなく、今日が初めての顔合わせとなるキャストへの気配りで、いろいろなエピソードを公開したと説明しました。「役柄としては非常にクソ野郎です…」と小声で話した斎藤さんの役作りは「正義への考え方」だと解説。正義の反対は悪ではない。もうひとつの正義という気持ちで兵庫なりの悪を演じたとし、格之進役の草彅さんとは「最小限の動きの競技である囲碁と殺陣。静と動、2つの対峙をやらせてもらいました。どんなに熱を沸騰させた状態でいても、格之進と対峙すると水が変わるというのでしょうか。研ぎ澄まされた空間になってしまう。そういう格之進に静かに鳥肌を立てながら撮影していました」と語りました。このコメントを聞いた草彅は「かっこいい…。“静かに鳥肌を立てながら”っていうセリフもらいます!」とニヤニヤ。これ���での斎藤さんとの共演経験を踏まえ「(対峙の)集大成のようなシーンが撮れました。感謝しています」と深々とお辞儀をしました。演じた役柄について奥野さんは「格之進に常につきまとっている役。格之進が実直で、健気で、武士らしい姿を見せてくれるので、全幅の信頼をおきながら、ただただついていく。彼の背中をただただ執拗に追いかける役です」と独特の表現で分析し笑いを誘いました。草彅とは29年ぶりの共演となった小泉さんは「まだ剛くんが20代前半だった頃。少年っぽさが淡く残っていた時にテレビドラマで共演して。放送が始まって剛くんのキャラクターが人気になって、出番が増えていき、キャラクターが大きくなっていったのを覚えています」としみじみ。「当時から演じることを楽しんでいたし、すごく素敵でした。久しぶりにお芝居を一緒にしたけれど、背中が素敵で。主役としてすべてを背負って引き受けている姿に感動しました。この背中の役に立ちたいと思いながら、お庚という役を一生懸命演じました」と話す小泉さんに草彅は「キョンキョン大好きです!」と答え会場を盛り上げました。さらに草彅は17年ほど前に小泉さんからプレゼントされたTシャツにサインをしてもらったエピソードも明かしました。「和柄で、今回の作品に合っていて。撮影中の2週間、パジャマにしてました、洗わずに(笑)」と付け加え、さらなる笑いを誘いました。「春の撮影で花粉症がつらそうだった」と撮影中の草彅の様子を思い出した小泉さん。すると草彅が「かゆいし、鼻をかむと髭がとれちゃう。鼻をかむたびに(メイクの)直しが入って。それが1番大変だったかも」と撮影時の苦労を明かす場面もありました。市村さんとは「いつか一緒にミュージカルを!」という話で盛り上がったみたいで、イベントで草彅がその話を続けようとしたところで「今日は『碁盤斬り』の話をしましょう!」と市村さんが脱線を防ぐナイスなフォローを見せて会場を笑わせました。本作で時代劇に初挑戦した白石監督は「日本の映画史は時代劇とともに発展しました」と切り出し、「スマホの寄りを撮らなくていいなど、(現代劇とは違う)発見がいろいろとありました。今後もぜひ、時代劇に挑戦したいです」と充実感を漂わせました。こだわったのは江戸時代の光源だとし、限られた光源でどれだけの表現ができるのか、かなり攻めたとも話しました。さらに「普段はフレームからはみ出るような荒々しい映画をと思っているけれど、今回は美しい映画をという思いがありました」と初時代劇への見せ方にも触れ、注目してほしいポイントです。作品にちなみ“復讐したいこと”を尋ねられた草彅さんと清原さん。草彅さんは「今日の舞台挨拶をもう1回やり直したい。リベンジしたい(笑)」と少し俯き、「テレビカメラとかいっぱい入っているのに、どこが切り取られるんだろうと急に不安になってきて…」とここまでの自由なトーク展開を苦笑い。「では、私はそのリベンジを応援します!」と気合いを見せる清原さんに草彅さんは「清原さんはちゃんとしてたよ」と優しく返答。「これだけ(キャストの)みんなが集まるのは最初で最後かもしれないのに…」としながらも「映画をたくさんの人が観てくれたらリベンジできるかも!」と、今後もイベントが開催されることを願いつつ、たくさんの鑑賞を呼びかけるというナイスなPRで大きな拍手を浴びました。最後の挨拶では本作の宣伝を務める観客に向けて、SNS投稿時の「#(ハッシュタグ)」も発表。「#碁盤斬り」もしくは「#ごばんぎり」とのこと。「漢字は難しいから、ひらがなでもいいです。ご飯じゃないよ、ごばんだよ。このフレーズ気に入っているけど、いまいちウケなくて…」としながらも、最後までしっかりと映画を宣伝し締めくくりました。
■英語タイトル“BUSHIDO(ブシドウ)”として 4月に開催されるイタリアのウディネ・ファーイースト映画祭のコンペディション部門での上映も決まっております。 さらに、フランスの配給も早々に決定しま��た。フランスの配給会社、ART HOUSE FILMS(アートハウス・フィルムズ)社の社長エリックさんからコメントをいただきました。 「演出も俳優陣の芝居もとてもいい。この映画は侍映画の伝統を引き継いでおり、とてもエレガントでよくできている」
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仲夏夜(Midsummer Night)
薩蒙蔡斯&凱特蔡斯(Salmon Chase & Kate Chase)
父女亂倫,主體是溫馨的氣氛,第一次寫文,請多多指教
(Father-daughter incest, the main body is a cosy atmosphere, the first time to write an article, please teach me more!)
正文:
在年滿17歲的生日宴會上,凱特全身燥熱的毛病更加張狂了,原本,這只是偶爾幾次的小毛病,但是,隨著距離她生日的日子越來越進,這變成了慣例,一個折磨著這孩子,使她每天都被自己心理與身體折磨的慣例。
「親愛的,恭喜你17歲了,爸爸很高興。」
宴會結束後的私人時間裡,薩蒙.蔡斯在他的書房內,低聲祝賀著女兒又更進一步的成長。
「你已經成長為一個美麗、智慧,且成熟的女人了,要更重視自己與家庭,這是爸爸對你的期許。」
「 好的,父親,謝謝您的祝福與期許,我會做到最好,只求讓父親放心。」
凱特笑著回答,身體微微欠身,行了一個標準的禮儀。
「時候不早了,親愛的,你今晚主持宴會身體也累了,早點休息吧。」
蔡斯慈愛的輕撫凱特的頭,表現出作為一位父親對子女的關愛,結束後��就讓凱特回到房間裡去。回到房間的凱特,換上了純白的睡衣,身體依人燥熱難耐,她努力的克制自己,大口大口的喘氣,但性慾卻還是隨著身體的燥熱折磨著她,最終,她還是離開了房間,進入她父親的臥室,等待著父親的到來與幫助。
「父親,我的身體好燙,好難受」
未進到房間,蔡斯就聽到了女兒痛苦的嗚咽,他著急的加快腳步,打開房門的那一刻,他呆愣在原地,凱特的頭上長出了角,屁股也長出了黑色、光滑的尾巴,但不變的依然是她的美麗。聽到開門聲,凱特轉過頭,淚眼汪汪的看著來人,知道那是她的父親,唯一可以解救她的人,她立即從椅子站起身,跑到父親懷裡,像個孩子一樣在父親懷裡嗚咽著。
絲毫沒有發現自己外貌的變化。
「凱特,你先告訴我,你頭上的角,還有這尾巴......是怎麼回事?」
蔡斯微微撫摸女兒的肩膀,發現體溫燙的不像話,但是看見女兒痛苦的嗚咽與身上的變化,他知道,這沒有折騰一晚上是好不了的,且無法求助外援。
「來吧,爸爸今晚照顧妳,陪著妳。」
蔡斯進入房間,關上門,脫去身上的背心、襯衫,解開褲子,換上睡袍,將女兒抱在懷裡,與女兒在床上,輕哄著女兒。
但是,懷裡的小傢伙不安分的吻著他的脖頸,這讓他產生了慾望
「親愛的,噓......安分一點」
他耐心的哄著懷裡焦躁的女孩,但是小傢伙不
安分地扯開他的睡袍,並直接吻在他的唇上,這讓他心中的浴火燃燒的愈加放肆,甚至,他胯下的二兩肉,已經有明顯的硬挺。
「寶貝,安分點,這樣......爸爸會受不了的......」
當蔡斯仍然死守著道德底線時,凱特已經將手伸向他腿間的禁區,笨拙的擼著。
「嗯......哈啊......」
蔡斯開始發出輕微的呻吟,但心裡也下定決心,要和他的寶貝女兒玩一玩。
他先是深情的吻著女兒,似乎將這幾年對她的虧欠與感情一次釋放出來,嘴唇與女兒的相貼,舌頭伸進她的嘴哩,與她的纏綿、相貼,直到凱特受不了而脫身,微微的喘著氣。
「親愛的,聽話,把屁股轉向爸爸」
聽到父親的聲音,已經被情慾折磨的瀕臨崩潰的凱特,順從的扭動身體,將自己調整為頭下腳上的姿勢。
看到如此順從的女兒,蔡斯露出滿意的微笑,將女兒的股間溫柔的撥開,露出早已濕濡的性器。
「真是隻欲求不滿的小貓呢,原來已經這麼濕了......」蔡斯用手指輕柔的撥弄女兒的陰唇,輕輕的揉著小巧可愛的陰核,讓凱特發出可愛的呻吟,而凱特也沒閒著,除了用手擼著父親的陰莖以外,開始用舌頭刺激龜頭上的隙縫,讓蔡斯陶醉其中,輕聲喘息著。
「父親,那裏好舒服......還想要更多......」凱特撒嬌著,嘴上舔著父親的性器,尿道口開始分泌出透明的考珀液,看到父親分泌出的液體,凱特更加的刺激,將陰莖含入口中吮舔著。
「啊啊......親愛的,高潮吧,和爸爸一起......」
蔡斯親吻著女兒的穴口,像是對待嬌嫩的鮮花一般溫柔細心,凱特也被這樣的挑逗玩弄至高潮邊緣,一邊吸吮著父親的性器,一邊發出微弱的呻吟。
他們倆像是在互相競爭誰能夠讓對方高潮般,使出渾身解數的挑逗對方,但最終還是蔡斯先忍耐不住,伴隨著低沉、充滿慾望的吼聲,將白濁的精液射入女兒的嘴哩。
將父親舔弄至射精後,凱特吞下了射入口中的精液,並仔細地回味著,這時,蔡斯已經稍微緩和了射精帶給他的快感,他溫柔的命令著女兒到他的懷中,他親自脫去了女兒身上的睡衣,露出了她姣好的身體與白皙、健康的皮膚,小巧的乳房吸引了蔡斯的目光,他伸手將女兒摟在懷裡,手指輕輕的揉捏少女乳房前的那點粉嫩,讓情慾更加猖獗的在房間內遊蕩。
「我都不知道我的女孩變成了如此完美的樣子......爸爸很驕傲......」
蔡斯輕聲在女兒耳邊細語,繼續以手指挑逗女兒的身體與乳頭,他微粗的手指進入她的穴中,溫柔的探索著,仔細地記著女兒喜歡被磨蹭的地方與敏感點,終於,凱特也陷入了快感與喜悅中,被父親指姦至潮吹,潔白的床單瞬間濕濡一片。
之後,蔡斯脫下了身上的睡袍,將女兒安放在床上後,他跪坐在女兒的雙腿間,這時,凱特已經自己用手指玩弄陰蒂,尋求著更多的快感。
他將自己的性器在女兒的穴口蹭著,似乎在尋求她的同意
「親愛的,能讓爸爸進來嗎?」
「如果是父親,當然可以......」
凱特眼眶含著喜悅的淚,伸出雙臂來迎接父親。
得到自己寶貝的許可,蔡斯開始慢慢地進入女兒的身體,隨著深入,他似乎看見了隱隱約約的血絲,那是女兒完璧之身的象徵。
「如果會痛,可以叫出聲,親愛的」,他傾身,輕吻女兒的嘴唇。
「不會痛的,父親很溫柔呢」,凱特也回吻了父親,輕柔地在蔡斯的耳垂咬著。
性器完全進入後,蔡斯先是停了幾分鐘,讓凱特適應後,再緩慢的扭腰抽插。
一開始,蔡斯動得很慢,他知道這是女兒的第一次,因此盡可能地想要留下朦朧、美好的印象,隨著女兒逐漸適應,他加快了速度,這也讓凱特呻吟著,用手遮住自己羞紅的臉龐。
「父親......不要看,這個樣子......好醜」
「怎麼會呢,我的寶貝永遠是最美的,就連現在這個樣子也是......」
蔡斯用手輕輕地撥開女兒遮擋臉龐的手,手指在她的臉上輕柔的蹭著,傾身吻著她的嘴唇。
隨著蔡斯溫柔的動作,凱特也緊緊地夾緊父親的性器,穴肉蠕動著刺激,這讓蔡斯更加收不住自身的慾望,抽插也更加的深入花心,彷彿像是交配般的性愛。
「唔......」蔡斯咬緊牙關,試圖在女兒的體內溫存更多時間,但或許是年紀上
來了,亦或者是女兒太厲害了,再抽插了幾十次後,蔡斯直接將那能夠孕育新生命的白濁液,盡數射在女兒的穴裡。
「哈啊......哈啊......」在結束了女兒的初夜後,蔡斯看著體力不支而昏睡的女兒,心中泛起了一絲憐愛,他先是將女兒汗津津的身體擦洗乾淨,再將她抱回她的閨房,平穩地放在床上,替她蓋上柔軟的被褥,神奇的是,經過這一夜的荒唐,女兒原本滾燙的體溫降了不少,那憑空冒出的角與尾巴也消失的無影無蹤。
蔡斯看著熟睡的女兒,依然是如此甜美,他用手指撫摸著女兒的臉頰,彎下腰,在她的額頭上親吻。
「晚安,親愛的,我的寶貝」他輕聲說完後,就離開了凱特的房間,輕輕的關上房門,獨自回到自己的房間收拾殘局
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イスラエル・パレスチナ問題 文字数6500文字以上、400字詰め原稿用紙17枚に相当

【イスラエル・パレスチナ問題の超簡単な要約】
むかしむかし、紀元前11世紀ごろ、つまり今から3000年前、パレスチナという土地にイスラエル王国という国があった。 ユダヤ教の国や。 日本はまだどんぐりを拾って生活をしていた縄文時代の頃やな。
一代目の王様が国を作ったあと、二代目の王様ダビデ王って人が国を大きくしたんやけど、今でもDAVIDっていう名前の西洋人いっぱいおるよな。 ダビデの名残や影響力を感じるよな。 三代目の王様ソロモン王は、エルサレムにユダヤ神殿という立派な神殿を作った。
ソロモン王の死後、イスラエル王国は分裂し弱体化していったんや。三代目で駄目になるって日本の同族会社と変わらんな。ビッグモーターは二代目であかんことなったけど。
弱体化したイスラエルはお隣の国々に攻め込まれ、ソロモン王が作った神殿は破壊され、ユダヤ人はバビロニアの支配下に入って、バビロン、今のバグダットの近くに連れて行かれたんや。
紀元前5世紀頃、ペルシャ王のキュロス二世が「ユダヤ人はイスラエルに帰ってええで」と発表して、エルサレムにまたユダヤ神殿を建設したんや。 2回目の建設なので第二神殿と呼ぶ。 立派な神殿が出来てユダヤ人は喜んだわけやな。
紀元0年頃、イエス・キリストが生まれる。 この人は実はイスラエルのあたりの人なんよ。 弟子を12人作ったり、あれこれ活動したあと、最後はエルサレムのゴルゴダの丘っていうところで死ぬんやけど、死んだのはさっきのエルサレムのユダヤ神殿のすぐ近くや。
紀元前が終わり西暦70年、イタリアのローマ帝国がはるばる中東まで攻め込んできて、ユダヤ人と激しい戦争となったんや。 エルサレムはまたも陥落し、せっかく作ったユダヤ神殿はまた破壊されてしまった。
この時あまりにも激しく国が破壊されたので、ユダヤ人たちは国自体がなくなり、世界中に散り散りばらばらになってしまったんや。 国がないからどこへ行っても外様扱いで、常に迫害されてきたわけやな。ひどい話や。 明日突然日本国が滅んで、どっかの国に住めと言われたら、苦労するよな。差別もされるよな。
で、ユダヤ人らが追い出されたエルサレムは荒廃したわけやが、それから250年後の4世紀頃、ときのローマ帝国の皇帝が大のキリスト教ファンで、「エルサレムのキリストが死んだ場所(ゴルゴダの丘)に教会を作れ」って命令したんや。
キリストが死んでから長く経ってたし、ユダヤ人が追い出されてから250年くらい経ってたから、「まあこのへんやろ」ってことで大体の位置で作ったのが「聖墳墓教会」や。 ゆな先生もいったことあるで。 昔ユダヤ神殿があった場所の、かなり近くにあって、要はキリストの墓の教会やな。 よって、この4世紀の時点でエルサレムはユダヤ教の聖地だったのに加えて、キリスト教の聖地にもなったわけや。
それからまた300年後の7世紀、アラブ軍(イスラム教)がエルサレムに攻め込み、支配下においた。 ユダヤ神殿がかつてあった土地の真上に、かの有名な「岩のドーム」を作ってしまったんや。金ピカの屋根のやつやね。
この岩のドームは預言者ムハンマドが昇天したという伝説の場所として信じられてて、イスラム教におけるメッカほどではないにせよ、超重要聖地になってしまった。 超重要な聖地なわけで、イスラム教の信者らも多くエルサレムに住み着いたわけやで。 この時点で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、3つの聖地がエルサレムのほぼ同じ場所にある状態になった。いまから1700年も前の話やね。 ちなみに、ユダヤ神殿が破壊されて、上に岩のドームが作られてしまったわけでユダヤ人の聖地はなくなったわけやが、ユダヤ神殿の壁が残ってる広場があって、ユダヤ教の人はそこを聖地にしてる。これが嘆きの壁や。ユダヤ教の最高の聖地扱いやね。
それから400年たった11世紀頃頃、ローマ帝国(イタリア)はキリスト教国家になってたんやけども、この頃に結構国粋主義みたいなのが盛んになるんや。 ローマ帝国の中にいるユダヤ人を迫害して虐殺してみたり、聖地エルサレムを奪還しようって動きが高まる。 しまいには「十字軍」ってやつを組織してエルサレムへ侵攻したんや。 7世紀頃からパレスチナを治めてたアラブ人ら(イスラム教)は抵抗するんやが、ローマ帝国の軍団が強かったから負けてしまって、エルサレムはキリスト教の支配下に置かれるようになったんや。 イスラム教の人たちがキリスト教を嫌う理由に、この十字軍があるね。 キリスト教国家が中東でイスラム教国家と戦争をするたびに、「現代の十字軍め」と恨み節を言うのは結構よくある話や。
その後も何度も何度も支配権が変わって、キリスト教が追い出されたり、ユダヤ人が追い出されたりを何度も繰り返しながらまた数百年たったんや。 その後マムルーク朝とかオスマン帝国(いまのトルコ)に支配されて20世紀まで来る。 20世紀初頭の時点で、エルサレムにはユダヤ人、イスラム、キリスト教が1/3ずつくらい住んでたんや。聖地が重なりながらも、まあなんとか回ってたんや。
でも西暦70年に国が滅ぼされて世界に散り散りバラバラになったユダヤ人がどうしてたんか?って話気になるよな。 日本人が海外に分散していったら、段々とその国に慣れていって、何世代かしたら日本語も忘れて、仏教も神道も忘れてその地に同化していくよな。
でもユダヤ人はそうはならんかったんや。ユダヤ教のおかげやね。 ユダヤ教は小さい頃から教義を叩き込んで、子供に伝えていくのが本当に生活に染み込んでる。 その結果、西暦70年から1900年間も世界に分散した割に、ちゃんとユダヤ教は残ってたんや。
19−20世紀頃になると、世界に分散してるユダヤ人たちは「シオニズム運動」って言って「シオンの丘に帰ろう」という活動が盛んになる。シオンの丘=聖地エルサレムのことや。 自分たちの国を作ろうっていう動きが出てきたわけやね。
20世紀初頭、オスマン帝国(トルコ)がエルサレムを支配していた頃、シオニズム運動は盛り上がってたんやけど、オスマン帝国はちょっと弱体化してきてたんや。 「おっ、弱っとるやん!」ってことで当時世界最強の国だった鬼畜イギリス軍が、エルサレムに攻め入ってきて、エルサレムを奪ってしまうんよ。 この頃のイギリスは七つの海を制したと言われるほど力があったからね。
オスマン帝国を倒したことで、イギリスはパレスチナ、ヨルダン、イラクを委任統治領にしたんや。要は植民地みたいなもんやね。 イギリスの統治下にある間に、シオニズム運動が盛んだったのもありユダヤ人人口が増え、3つの宗教では争いが頻発するようになっていった。
1948年、委任統治の期間が終わるにあたり、めんどくさくなったイギリスは「じゃあユダヤ人の国とアラブ人の国に2つに分ければいいじゃん!」って謎提案をして、国連もそれを承諾してしまうんや。 3つの宗教が混ざってなんとかこれまで来た場所を、2つの国に分ければいいじゃんって無理な話よな。土地への愛着とかもあるしさ。
ユダヤ人がエルサレムのエリア(今のパレスチナ+イスラエル)を支配したのは西暦70年が最後で、そこから先はユダヤ人が支配はしてなかったんよ。ローマ帝国はキリスト教やし、岩のドームを作ったのはイスラム教で、そこからずっとイスラム教が支配してて、最後に支配してたオスマン・トルコもイスラム教国家や。
イスラム教の人らからすると、「確かにユダヤ教の人らもエルサレムにおったけど、なんでお前らが突然このパレスチナに国作って我々の土地を奪うんや!」ってブチ切れるわけや。 逆に自分の国がほしかった全世界のユダヤ教徒は喜んでたわけやな。 しかもユダヤ人のほうが遥かに少ないのに支配する面積も大きかったんや。
結果として発生したのが第一次中東戦争や。 そりゃ1500年間住んでた土地に、いきなりユダヤ人の国を勝手に作られて追い出されたらたまったもんじゃないよな。 我々日本人が、「2000年前は実は僕たちの先祖が住んでたんで」とか言って本州を謎の外国人に取られて四国とか北海道におしのけられるようなもんやからね。 どんぐり拾ってたような時代に住んでましたなんて言われても納得できんわな。
当時統治してたはずのイギリス軍はさっさと逃げ出したわけやが、そもそもこの問題はイギリスの影響が大きい。 イギリスは三枚舌外交と言って、
・オスマン帝国(トルコ)を倒したいので、オスマン帝国の支配下にいるアラブ人たちに「武装蜂起してくれたらオスマン帝国の土地を割譲して独立国を作ってあげるよ」とそそのかして反乱を起こさせる ・フランス・ロシアとの間では、アラブ人たちに約束したのとは全く違い「オスマン帝国の領土はフランス支配、イギリス支配の2つに分割にし、パレスチナは国際管理下にしよう」と提案する ・ユダヤ人資産家のロスチャイルドには「パレスチナにユダヤ人国家を作ってあげるから、その代わり戦費をくれ」と提案
要は3つの関係者に矛盾することを言いまくって争い���起こして最終的にオスマン帝国を倒してパレスチナ(+エルサレム)を手に入れたわけやな。 そのままオスマン帝国が支配してたら今のような争いだらけのエリアにならず、幸せだったんやないかという話やね。 ブリカスと言われる所以やね。
第一次中東戦争(1948)ではイスラエルが勝利し、イスラエルはまず独立国としての地位を得る。まず国を作ったわけやね。これが一回目の戦争や。
第二次中東戦争(1956)では、スエズ運河を国有化しようとしたエジプトを邪魔しようと企んだイギリスとフランスがイスラエルと一緒にエジプトに攻め込んだことで勃発する。 エジプトが負けるかと思いきや意外と耐えたしスエズ運河も守りきったことで「エジプト結構すごくね?」的な雰囲気で国連の介入で終戦したんや。 エジプト=アラブの勝利やね。
第三次中東戦争(1967)は、わずか6日で終わったから6日間戦争とも言われるけども、イスラエル軍がアラブの国々(エジプトやシリア、ヨルダンなど)に攻め込んで、圧倒的勝利を治めて、今のイスラエルの国土は大半はここで奪い取った土地と合わせたもので大体一緒やね。 左隣のエジプトからガザ地区を奪って、右隣のヨルダンからヨルダン川西岸地区を、シリアからゴラン高原を奪ってる。 ゴラン高原は、のちに自衛隊が海外平和維持活動として派兵してた場所やね。争いが起きてカオスだったってことやね。
この第三次中東戦争は、テレビドラマにもなった山崎豊子の小説「不毛地帯」でも扱われていて、この戦争がすぐ終わるのか長期化するのかを分析して投資をする、近畿商事vs東京商事の戦いでも描かれてるで。 小説もテレビドラマも面白いからぜひ鑑賞してほしい。 ドラマは唐沢寿明主演で、めちゃ面白いで。このドラマで商社マン志望の学生が増えたとすら言われてる。
第四次中東戦争(1973)は、第三次中東戦争で奪われた土地を取り返そうとエジプトとシリアがイスラエルに攻め込んだんやが、これは今から50年前の10月6日の、ヨム・キプル、つまりユダヤ教の贖罪の日という祝日に行われて、お休みの日やった。 ちょうど今週ハマスがイスラエルを奇襲したが、これもまた同じ祝日の日やった。 油断した日を狙うのは変わってないな。
イスラエルvsアラブ系の国々という構図になったけども、冷戦下でもあったから、裏側ではイスラエルを米国が、アラブをソ連が応援してた。 この戦争は3週間で終わるんやが、アラブ系の国々がイスラエルの味方をする国々に対して石油を禁輸したり、OPECが石油の価格引き上げをしまくったことでいわゆる「オイルショック」を起こして日本も影響を受けたで。 このオイルショックのときに日本人はトイレの紙を買いまくってたけど、50年経ってコロナが起きてもトイレの紙を買いまくってたから、なんの進歩もしてないよな。 ちなみに、前に「オイルショックのときに買いまくったトイレの紙がまだ家に積み上がってる」っていう人に会ったことあるで。ほんとかいな。
大規模な戦争は4回のみで、その後は小さな紛争が何度も何度も起きてる。 1988年にはパレスチナ自治政府が独立宣言を行って、1993年にはパレスチナ自治政府のアラファト議長と、イスラエルのラビン首相が「仲良くしようね」とアメリカ大統領仲介の元パレスチナの自治を認めたんや。これでだいぶ進歩したなあってことで、アラファト議長とラビン首相はノーベル平和賞を受賞してるで。 でもその後イスラエルのラビン首相は、国内の極右学生に暗殺されてる。宗教色が強いエリアだと、国内を説得するのも大変やな。
パレスチナ側はアラファト議長が死んだあと、内紛が起きる。 2006年に議会選挙でハマスっていう反イスラエル・反米の党が第一党になった。 一応選挙で選ばれた人らやけど、イスラエルのことめっちゃ嫌いやねん。 パレスチナではハマスに加えて、親米・イスラエル融和派の党ファタハという2つの派閥があったけどハマスがガザ地区を武装支配してしまう。 ファタハはヨルダン川西岸地区っていう方を支配してるで。穏健派やな。
今回イスラエルにロケット砲打ちまくってライブ会場から人を拉致しまくったのは、このハマスの武装組織やね。 だからパレスチナがイスラエルに攻撃したというよりは、パレスチナの中にいるハマスの人たちがやった行為って考えたほうがええと思う。 ゆな先生が前に訪問したのはハマスが支配するガザ地区ではなく、ファタハが強いヨルダン川西岸地区ってとこやけど、そこはそこまで激しく反米って感じでもなかったな。
一方でイスラエルもイスラエルでじわりじわりとパレスチナに入植地、つまりユダヤ人が住むエリアを拡大し、実質的にそのエリアを支配してしまうのをやめずにいるし、ガザからロケット砲が飛んでくるたびに民間人も含めてお構いなしに報復攻撃をするから、結局永久に終わらない紛争になってしまってるわけやな。 ハマスが10人イスラエル人を殺すと、だいたいイスラエルはパレスチナ人を1000人とか殺すからね。
2022年11月にイスラエルで右派のネタニヤフ政権が生まれたけど、政権誕生から今回のハマスによるロケット砲攻撃やライブ会場での虐殺や拉致の事件の間にも実は、ちょくちょくイスラエル軍がハマス支配エリアを攻撃してたりする。 あんまり報じられることはないけどテロリストを逮捕するとかいう名目でちょくちょく空爆したり、武装襲撃したりしてるわけで、いろんなものがたまり溜まった状態だったことは間違いないな。
とはいえ、この2000年3000年規模の歴史的な背景もあるから、今回はハマスが悪いとかイスラエルが悪いとか、断言することはできないというのがワイの立場やね。 むしろ日本はこの長い長い宗教戦争とは無縁の離れた場所で、無縁の仏教神道の国であるから、どっちの肩を持つというのはしないほうがいいんじゃないかなと思う。
日露戦争ではユダヤ人経由で戦費を調達して戦争になんとか勝ち、戦後は中東のアラブの国々から石油を輸入してなんとかライフラインを維持している島国で、わざわざ敵を作らなくてもいいし、3つの宗教、そして欧米諸国の争いであって、簡単に解決できる問題ではないことは理解してもらえたと思う。
ちなみに私はイスラエルとパレスチナ両方を訪問したことがあるから、どちらの立場もなんとなくわかるし、実際に訪問してみて非常に学びが多かった。イスラエル・パレスチナにもう少し平穏が訪れたら、ぜひみんなにも行ってみてほしい。
歴史を学び、地政学を学び、宗教を学ぶことは、人生で起きる出来事やニュースなどから想像できることを増やし、旅行を楽しくし、投資にも役立ち、将来の予測にも役立つ。 ついつい毎日だらけて過ごしてしまうこともあるけど、たまには本を読んだりして遠い異国で起きていることに関心を持ってみるのも面白いと思う。
もし記事が面白かったらぜひフォローしてな。 月に2回ふるさと納税を紹介してる。おすすめの本とかお得情報もたまに紹介するで。
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第13回常陸の国・里山&野外ワークショップ&マインドフルネスアート合宿【初秋特別編】(2023年9月18日-19日 in 茨城県常陸太田)

第13回常陸の国・里山&野外ワークショップ&マインドフルネスアート合宿【初秋特別編】 (2023年9月18日-19日 in 茨城県常陸太田) https://kanglohoops202309.peatix.com/view https://www.facebook.com/events/690266253005922
今年で12年目を迎えたオープン合宿。今回は、初秋特別編です。「160年の古民家荒蒔邸、300年の菊地邸などの里山古民家、1000年古神社で過ごす心鎮めるマインドフルネス、本格有機農体験、手仕事ワークショップ、深い森と滝散策リトリート、参加者との交流ダイアローグ、創業200年八幡太郎義家ゆかりの湯で心と体を癒すなど、今年もゆったりと過ごす企画にする予定です。
茨城県の常陸の国は、元は日高見国とされていた土地。7世紀に令制国として常陸国が誕生。『常陸国風土記』によれば大化の改新(645年)直後に創設されました。ここは、古い里山だけに多くの文化遺産が残っています。昨年には、NHKの朝ドラマのあの「ひよっこ」の舞台にもなりました。今回は、天候、状態にもよりますが、御岩神社への巡礼も行う予定です。
そして、160年古民家荒蒔邸を拠点に、ゆったりとマインドフルネスな時間を体験をします。地元でも秘境の深い森や滝、古神社でゆっくりと過ごします。また、就農25年目となる布施大樹さんと美木さんご夫妻の経営する有機栽培農園「木の里農園」の有機野菜と共に、夜は本物の火や囲炉裏を囲んだ談義と自分達で仕込んだ自然食を頂き下鼓を打ち、焚火の灯で温まりながら、夜の思い出を刻みます。今も住人が住み続ける300年を超える古民家「菊地邸」(ご主人の話を聴けるかな?)で安土桃山時代の空気を味わいます。
このような素晴らしい里山で2日間共に過ごす程、贅沢な時間はないでしょう。里山の人たちとの交流や自然・大地の恵みを得ながら、ライフコーチ、スピリチュアルカウンセラー、アーティストの森夕花先生と共に人生の本来の目的を思い出し、明日への道を見出したいと考えています。今回も素晴らしい機会となることを確���しています。ご参加をお待ちしております。
主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.facebook.com/hoops.kanglo
■旅の案内人: ★マインドフルネス&ライフコーチング担当:森夕花(もりゆうか)先生 ●ライフコーチ/アーティスト/カングロ(株)取締役執行役員、尚美高等音楽学院ピアノ科卒業 京都芸術大学芸術学部卒業。ピアノ、声楽、シナリオ、演劇、ジャズダンス、日本舞踊などの自己表現を通して自分自身を探求する。1993年ドイツ、イタリアへの留学。その後、21世紀に入り、ハワイ、セドナ、インドのアシュラムを巡礼する。心理学、哲学、美学、手相、インド占星術、代替医療(中医学・ヒーリング)などを学び、 ヒーリングカウンセラーとして23年間、企業のライフコーチとして9年間、セッション、研修を行う。現在、「大人のためのアート思考講座」「Philoarts研究会」を主宰。趣味は、声楽、読書、人間観察、そば栽培、ヨガ、瞑想。特技、人・動物の心を読む、直観力、探求。好きな言葉は、「自由」「日日是好日」
★企画&案内人担当:藤井啓人(ちょろお) ●茨城県東海村出身。高卒後、上京し新聞配達をしながら予備校に通い筑波大学に入学。4年間、体育会硬式野球部に所属し選手と2軍監督を経験。1992年に株式会社リクルート入社。12年間、組織・人事コンサルティング事業に従事し、約2000社の企業の変革に携わる。社内表彰制度で全国MVP・部門MVPの受賞計8回。2004年に独立し、事業再生コンサルティングのマネジメントリコンストラクション社を設立。2010年5月カングロ株式会社 代表取締役に就任。独自のサステナビリティ・イノベーティブ・コンサルティング事業を開始。米国で「今最も羨望の注目を浴びる企業」とされるオンライン・リテーラーのザッポス社のハピネス経営、「社員をサーフィンに行かせよう」「レスポンシブルカンパニー」の題材となっているアウトドア用品メーカーの米パタゴニア社を研究し続け、約1000社3000名のビジネスパーソンにセミナーや勉強会等でその真髄を伝えている。2013年には西アフリカのナイジェリア連邦共和国にて合弁会社を設立し、水問題、エネルギー問題、食糧問題、環境問題を日本のテクノロジーで解決するソーシャルビジネス事業も行う。実地の中から発信される指南は、斬新・先駆的でかつパワフルであり、魂を揺さぶるものとなっている。2013年以降、システムD研究会、自転車事故防止委員会、セブメディの会を設立。2015年より同士と共に「懐かしい未来プロジェクト(HOOPS!)」「サステナ塾」を開始し、持続可能な地域社会の実現のために人間本来の役割を思い出すためのあらゆる「体験」の場と機会を提供している。自転車のある生活をこよなく愛し、年間約1万kmを走破する。マラソンランナー、トライアスリート。趣味はゴミ拾い、俺のベランダ菜園。
★有機野菜:木の里農園 http://konosato.com/
■開催日:2023年9月18日(月)- 19日(火)1泊2日 ※下記集合場所に10時頃に集まり、翌日16時頃に現地解散予定です
■集合場所: 道の駅さとみ(茨城県常陸太田市小菅町694-3) http://www.hitachiota-michinoeki.jp/page/dir000003.html
■スケジュールイメージ: ※天候などの状況により変更となる場合があります <8月26日(土)> *10時:集合場所(道の駅さとみ) ※電車組は、JR常磐線東海駅からの送迎有り *10時15分~:手打ち蕎麦ワークショップ *12時~13時:自分の打った蕎麦で昼食&オリエンテーション *13時15分:大中町の荒蒔邸へ移動しチェックイン ・1000年以上前に建立された大中神社にご挨拶 *13時30分~22時頃: ※概ね下記のメニューをゆるりと実施していきます。 ・里美の滝散策(美しい秘境の滝を巡ります) ・300年古民家「菊地邸」訪問 ・全員で夕食準備&自然食料理での夕食&片付け ・荒蒔邸の囲炉裏と焚火を囲んでのダイアローグ(対話) ・横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は個別清算) *22時頃:自由時間 *23時頃:就寝
<8月27日(日)> *06時:起床~朝のさんぽ(朝陽を拝むマインドフルネスウォーク) *07時:全員で朝食準備&朝食(禅イーティング)&片付け *09時~:森夕花先生のマインドフルネスアートセッション *11時~:清掃・片付けをし移動 *12時~:御岩神社巡礼 *14時~:ゆっくり昼食&対話&クロージング *16時頃:解散(電車組は近場のJR常磐線内の駅まで送迎します)
■宿泊場所: 里美 160年古民家の宿「荒蒔邸」 茨城県常陸太田市大中町1547 【地図】https://www.aramakitei.com
■当イベントの参加資格:どなたでもご参加可能です。 お気軽にお申し込みください。以下は参考です。 どなたでもご参加可能です。お気軽にお申し込みください。 ※エコビレッジ、パーマカルチャー、トラジションタウン、半農半X、 スローライフ等に関心のある方 ※マインドフルネス、スピリチュアル、メディテーション、ヨガ、 リトリート等に関心のある方 ※お子様は、小学生高学年以上が良いと思います(過去参加有)。 お子様を同伴されたい方は、事務局に事前にご相談下さい。
■参加料:お一人様 3万800円(税込)※小中大学生は1万5400円(税込) ※上記には、参加費、宿泊費、夕食のBBQ及び翌日の朝食付き代が含まれています (アルコールは最低限用意をしますが、多めに飲まれる方は持参頂いています) ※上記には、交通費、夕・朝食以外の食事、入湯料、工芸料などは含まれておりません ※小中高大生はお一人様半額となります(お子様同伴の方は、事前にご相談下さい) ※必要に応じ、領収書をご用意致します
■注意事項:※必ず目を通しておいて下さい ※コロナ対策のご準備をお願い致します ※当企画は、現地集合・現地解散企画です ※電車組は、JR常磐線「東海駅」にてピックアップ致します ※宿泊は、状況に応じ、女性専用部屋��用意します(枕、敷/掛布団あり) ※横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は500円、個別清算となります) http://www.satomi-nakanoya.com ※工芸ワークショップは「常陸蕎麦・本格手打ち蕎麦教室」を予定(昼食込みで一人2000円程度) ※参加者同士、車での乗り合いをお勧めしております ※参加料は、事前振込制となっております(申込後にお知らせ致します) (前日キャンセルは50%、当日100%のキャンセル料を徴収致します)
■定員:8名限定 ※先着順。定員になり次第締切ります。 ※最小携行人数は5名。参加者が5名を下回る場合、開催を見送る場合があります。 ※小学生未満同伴の場合は、事前にご相談下さい。
■当イベントの申込方法【重要】: ※ 下記をご一読いただきお申込み下さい。 ①下記URLの申込フォームにより正式エントリー 申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSft1YNO6SP4C-YGlgpacoHgGK-wLQ9t-NOybyJuhsVg8sNbjg/viewform
②お申込後、24時間以内に参加受付受領のe-mailを事務局よりご返信させて頂きます。 e-mail: [email protected]
③②の返信メール内にある振込み先に前日までにご入金
(現地でのお支払いも可能です)
④これにて「申込完了」となります。
■協力:木の里農園さん、地元の仲間たち ■主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.kanglo.co.jp
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唔執法都不應謠傳枉法!
混飯隊遲早會卑大氣候,大時代狠狠的淘汰! 早10年20年人人皆因仲後生,起勢”3跌”: 跌面,跌錢,跌時間,幾近男盜女娼既生涯,搏到捱到今時今日既位置,但都五勞七傷,或者衫白腦白。月尾oc 月尾p…即到月尾打簿出糧先拾回自信,同”樽鹽”既伙x記就比目皆是! 認真人間悲劇。本師同新人既緣份幾近零,因為聽本師話既”醒目”新人其實早5年10年已經轉咗去其他部門,但是好是壞? 問問現存新人,再睇睇現職膠層! 答案不難解開。而最近本師與一”半新不舊”既伙記談談工作,嘩! 點解正常既檢控”技巧”傳承唔到? 反而一堆二堆有關570執法算係連起手式都居然可能已被”有心人”在謊稱下誤導起來了。”一炮三響”係行中術語,前虫文披露早年一些”衫白腦白”害死新人話:有4(2),就無(16)喎! 荒誕起來帶點娛樂性,更被解讀為: 性質相若,所以不能共存噃! 今鋪就更杰,上文既”半新舊人”明顯被荼毒成:570中既(16)決定權在於差人喎! 傳聞同實務經驗永遠有段距離,礙於實務實幹要出汗,會遇危機與惹上官非,最終大家坐定定嘆住冷氣在9翕就最引人入勝,但估唔到翕完會有班傻既呆既當挖到寶藏,仲入埋腦,收埋嚟用。本組黑白顛倒,指鹿為馬已是世代的問題,都係嗰句,等個天決定啦!
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF QIN SHI HUANG
的是不我一有大在人了中到资要可以这个你会好为上来就学交也用能如文时没说他看提那问生过下请天们所多麽小想得之还电出工对都机自後子而讯站去心只家知国台很信成章何同道地发法无然但吗当於本现年前真最和新因果定意情点题其事方清科样些吧叁此位理行作经者什谢名日正华话开实再城爱与二动比高面又车力或种像应女教分手打已次长太明己路起相主关凤间呢觉该十外凰友才民系进使她着各少全两回加将感第性球式把被老公龙程论及别给听水重体做校里常东风您湾啦见解等部原月美先管区错音否啊找网乐让通入期选较四场由书它快从欢数表怎至立内合目望认几社告更版度考喜头难光买今身许弟若算记代统处完号接言政玩师字并男计谁山张党每且结改非星连哈建放直转报活设变指气研陈试西五希取神化物王战近世受义反单死任跟便空林士台却北队功必声写平影业金档片讨色容央妳向市则员兴利强白价安呵特思叫总办保花议传元求份件持万未究决投哪喔笑猫组独级走支曾标流竹兄阿室卡马共需海口门般线语命观视朋联参格黄钱修失儿住八脑板吃另换即象料录拿专远速基帮形确候装孩备歌界除南器画诉差讲类英案带久乎掉迷量引整似耶奇制边型超识虽怪飞始品运赛费梦故班权破验眼满念造军精务留服六图收舍半读愿李底约雄课答令深票达演早卖棒够黑院假曲火准百谈胜碟术推存治离易往况晚示证段导伤调团七永刚哥甚德杀怕包列概照夜排客绝软商根九切条集千落竟越待忘尽据双供称座值消产红跑嘛园附硬云游展执闻唱育斯某技唉息苦质油救效须介首助职例热毕节害击乱态嗯宝倒注停古输规福亲查复步举鱼断终轻环练印随依趣限响省局续司角简极干篇罗佛克阳武疑送拉习源免志鸟烦足馆仍低广土呀楼坏兵显率圣码众争初误楚责境野预具智压系青贵顺负魔适哇测慢怀懂史配呜味亦医迎舞恋细灌甲帝句属灵评骑宜败左追狂敢春狗际遇族群痛右康佳杨木病戏项抓徵善官护博补石尔营历只按妹里编岁择温守血领寻田养谓居异雨止跳君烂优封拜恶啥浪核聊急状陆激模攻忙良剧牛垒增维静阵抱势严词亚夫签悲密幕毒厂爽缘店吴兰睡致江宿翻香蛮警控赵冷威微坐周宗普登母络午恐套巴杂创旧辑幸剑亮述堂酒丽牌仔脚突搞父俊暴防吉礼素招草周房餐虑充府背典仁漫景绍诸琴忆援尤缺扁骂纯惜授皮松委湖诚麻置靠继判益波姐既射欲刻堆释含承退莫刘昨旁纪赶制尚艺肉律铁奏树毛罪笔彩注归弹虎卫刀皆键售块险荣播施铭罗汉赏欣升叶萤载嘿弄钟付寄鬼哦灯呆洋嘻布磁荐检派构妈蓝贴猪策纸暗巧努雷架享宣逢均担启济罢呼划伟岛歉郭训穿详沙督梅顾敌协轮略慧幻脸短鹰冲朝忍游河批混窗乡蛋季散册弃熟奖唯藏婚镜紧猜喝尊乾县伯偏偷秋层颗食淡申冠衣仅帐赞购犯敬勇洲束斗徒嘉柔绩笨拥漂狮诗围乖孤姓吸私避范抗盖祝序晓富译巨秀馀辉插察庆积愈端移宫挥爆港雪硕借帅丢括挂盘偶末厅朱凡惊货灭醒虚瑞拍遗忠志透烈银顶雅诺圆熊替休材挑侠鸡累互掌念米伴辅降豪篮洗健饭怜疯宏困址兮操临骗咧药绿尼蔡玉辛辈敏减彼街聚郎泡恨苏缩枢碰采默婆股童符抽获宇废赢肯砍钢欧届禁苍脱渐仙泪触途财箱厌籍冰涛订哭稳析杰坚桥懒贤丝露森危占茶惯尘布爸阶夏谊瓶哩惨械隐丰旅椰亡汽贝娘寒遭吹暑珍零刊邮村乃予赖摇纳烟伦尾狼浮骨杯隔洪织询振忽索惠峰席喵胡租款扰企刺芳鼠折频冒痴阴哲针伊寂嘴倚霸扬沉悔虫菜距复鼓摩郑庄副页烧弱暂剩豆探耐祖遍萧握愁龟哀发延库隆盟傻眉固秘卷搭昭宁托辩覆吵耳閒拨沈升胖丁妙残违稍媒忧销恩颜船奈映井拼屋乘京藉洞川宪拟寝塞倍户摆桌域劳赚皇逃鸿横牙拖齐农滚障搬奶乌了松戴谱酷棋吓摸额瓜役怨染迫醉锁震床闹佩牠徐尺干潮帽盛孙屁净凯撞迴损伙牵厉惑羊冬桃舰眠伍溪飘泰宋圈竞闪纵崇滑乙俗浅莲紫沟旋摄聪毁庭麦描妨勒仪陪榜板慕耀献审蟹巷谅姊逐踏岸葛卧洽寞邦藤拳阻蝎面殊凭拒池邪航驱裁翔填奥���镇丌宽颇枪遥穹啪阅锋砂恭塔贺魂睛逸旗萨丸厚斋芬革庸舒饮闭励顿仰阁孟昌访绪裕勿州阐抢扫糊宙尝菩赐赤喊盗擎劝奋慈尽污狐罚幽准兼尖彰灰番衡鲜扩毫夸炮拆监栏迟证倾郁汪纷托漏渡姑秒吾窝辆龄跌浩肥兽煞抹酸税陷谷冲杜胸甘胞诞岂辞墙凉碎晶邱逻脆喷玫娃培咱潜祥筑孔柏叭邀犹妻估荒袋径垃傲淑圾旦亿截币羽妇泥欺弦筹舍忌串伸喇耻繁廖逛劲臭鲁壮捕穷拔于丑莉糟炸坡蒙腿坦怒甜韩缓悉扯割艾胎恒玲朵泉汤猛驾幼坪巫弯胆昏鞋怡吐唐悠盾跃侵丹鑑泽薪逝彦后召吕碧晨辨植痴瑰钓轩勤珠浓悟磨剪逼玄暖躲洛症挡敝碍亨逊蜜盼姆赋彬壁缴捷乏戒憾滴桑菲嫌愉爬恼删叹抵棚摘蒋箭夕翁牲迹勉莱洁贪恰曰侨沧咖唷扣采奔泳迹涯夺抄疗署誓盃骚翼屠咪雾涉锺踢谋牺焦涵础绕俱霹坜唬氏彻吝曼寿粉廉炎祸耗炮啡肚贡鼻挖貌捐融筋云稣捡饱铃雳鸣奉燃饰绘黎卷恢瞧茫幅迪柳瑜矛吊侯玛撑薄敦挤墨琪凌侧枫嗨梯梁廷儒咬岚览兔怖稿齿狱爷迈闷乔姿踪宾家弘韵岭咦裤壳孝仇誉妮惧促驶疼凶粗耍糕仲裂吟陀赌爵哉亏锅刷旭晴蝶阔洩顽牧契轰羞拾锦逆堕夹枝瓦舟悦惹疏锐翘哎综纲扇驻屏堪弥贯愚抬喂靖狠饼凝邻擦滋坤蛙灾莎毅卒汝征赠斗抛秦辱涂披允侦欲夥朗笛劫魅钦慰荷挺矣迅禅迁鹿秤彭肩赞丙鹅痕液涨巡烤贱丈趋沿滥措么扭捉碗炉脏叔秘腰漠翅余胶妥谣缸芒陵雯轨虾寸呦洒贞蜂钻厕鹤摔盒虫氛悄霖愧斜尸循俩堡旺恶叉燕津臣丧茂椅缠刑脉杉泊撒递疲杆趁欠盈晃蛇牡慎粒系倦溜遵腐疾鸭璃牢劣患祂呈浑剂妖玻塑飙伏弊扮侬渴歪苗汗陶栋琳蓉埋叡澎并泣腾柯催畅勾樱阮斥搜踩返坛垂唤储贩匆添坑柴邓糖昆暮柜娟腹煮泛稀兹抑携芭框彷罐虹拷萍臂袭叙吻仿贼羯浴体翠灿敲胁侣蚁秩佑谨寡岳赔掩匙曹纽签晋喻绵咏摊馨珊孕杰拘哟羡肤肝袍罩叛御谜嫁庙肠谎潘埔卜占拦煌俄札骤陌澄仓匪宵钮岗荡卸旨粽贸舌历叮咒钥苹祭屈陋雀睹媚娜诱衷菁殿撕蠢惟嚣踊跨膀筒纹乳仗轴撤潭佛桂愤捧袖埃壹赫谦汇魏粹傅寮猴衰辜恳桶吋衫瞬冻猎琼卿戚卓殖泼譬翰刮斌枉梁庞闽宅麟宰梭纠丛雕澳毙颖腔伫躺划寺炼胃昂勋骄卑蚂墓冥妄董淋卢偿姻砸践殷润铜盲扎驳湿凑炒尿穴蟑拓诡谬淫荡鼎斩尧伪饿驰蚊瘟肢挫槽扶兆僧昧螂匹芝奸聘眷熙猩癢帖贫贿扑笼丘颠讶玮尹詗柱袁漆毋辣棍矩佐澡渊痞矮戈勃吞肆抖咳亭淘穗黏冈歧屑拢潇谐遣诊祈霜熬饶闯婉致雁觅讽膜挣斤帆铺凄瑟艇壶苑悬詹诠滤掰稚辰募懿慨哼汁佬纤肃遨渔恕蝴垫昱竿缝蹈鞭仆豫岩辐歹甄斑淹崎骏薰婷宠棵弓犬涂刹郁坎煎螺遮枯台昔瘾蒂坠唔瞎筝唇表吁冤祷甩伞酱范焉娇驼沦碳沾抚溶叠几蜡涌氧弦娱皓奴颓嘎趟揭噹剥垦狭魁坊盐屎郝佩摧栗菊瘦钧匿砖嘘缚嘟盆债霞挽逍畔蕴颈获畏喂脾姬赴囊噪熄锡诀肇璋晕浊伐峡窃枕倘慌垮帕莹琦厢渺脏削锣虐豔薇霉衍腊喧娶遂睁裙韦矢伺钉婴蓄奸廿堵葬蓬鸦尝挨蕾璿挚券厨醇呻霍剃浆葡暨滨履捞咕耕棉烁尉艰妓棺鹏蒸癌纬菌撇惩绑甫崩魄拂汰氓歇萝呒萄蕃曝疋向胏烛腻襄妆髓朴薯颂薛滩橘贰嘲叹枚侮豹巢酬碑翩蚕辽矿屡谴卵撰攀肌冯宴盏阪浦迦颁炼尬胀辟艘株只湘饲爹梨喽侍疫雕黯并铝弗爪鄙钗栽狸谘柄悸喉擅劈秉芷裸锵贾逗寓咚璞烫铅啸炳屿竖惶仕挪栅迄顷窄鸥鲢郊倩兜茧磊抒夷绰溯拙僚芙杖溃凶鸽妒沌祺呐卦聆栖蝇佮唾汇楣匠蛛悼舜耿瞄芋瞒竭茵吼苛浸拯克豆沛掠廊凸搅俺酌倡朦蕉暱焕掏蝉焰狄绳惰芽裹宛御赎燥滔贬悍袂坟颉啤押尴颤钝腥缔粮哑槟簿斧肿纶僵齣辖蹲敷喘扎酿佑肖愈隧嗜檬迳碌襟凋圭寇污哨倪筠桦诈姜旬秃脂噢撼衅庚炫谭惭涩崔贷胡晒琉捏绮膝拭暗醋膨杠鑫瀑喃剖袜逾涅扳惘凳呃掘捍榔窍蜗旷梵暇稻柠抉辗蔚钩卜莺匡蜘祯哔窟亟谛溢黛晦伶逮傍葱刁堤恍匣谍禧轿耸瀚斐忿泓拐驴罕沫绽刃窈渝仄瑛葵噜绣奕窥浏隶蔽仟敛丞诘鳖疤膏锥窕皱晰晖舅孰煽姚钞袱绊焚芦咸沮呕瞪淳丐茹盘菱篠涕衬蚀溉瑄翟怠钰躯肺掷丑奢荫靶纱芸佰峻阱哄肾庄囡阑戳腕菸凹蟾蒐呱巾雏螃盯馈垄毓犀逞姨穆樵阀弥跷搁隙疵憧忏琨阙萱怅辄搏榕饥捣渣眺虞俯绅谤珑咫俏淆蜀楠乞诅匀貂寰迋敞跪囚溺骆憬苇脊瑶疆乍杆眸窜孽卅夭簧徘馒趴鎚啼冗缉絮啄沸萃嘶鸳禽惫徨屐舆邂掀嫖苟檯矫铎棱哗徊拱蕙徬滞吠妞氾芹叩朽侪赦汐丰虔茅棠仑膳魉儡鸯懦渗邵筱畜崖瑕蕊揣擒挂屯莽矽侏弧澈饺奎裘塌饵偎泻蔓彗樽衔茍磋萎廓悯铸茎歼壤浇蚤恃瞻拚汀椒嚼粥磅佫勘脖吨澜锻笙厄嚷伽徽隅寥缤簾烘茜驯噎厦闰煤链锈诫颊俐曳蓓暧郤淌喀昆蔑峙躁菇逅雇殴泌酥缮莓辕骇巍糗扛杏茁琵礁秽岔僻焊嗡诵瞌捌遁赃涡琮卯锯扔苏邹莅隘蹋湛昼岫蛰桩藐汲禄皂濑绒耽粪粤卤曜懋咎痘聂垢瞳闵睿跤鉴躬斟淇莒毯幸骋岱庐殃橄恤叽鳞蒙芥榄楷硫苔麒椎禹喙厘袅亥倌吭诃裔梓蓦岩帜瓣狡惕蒙怯嫩龚嚎豚埠暸唆妃瓢蹄厮讥啃琶愿噱狷搪氢橙咆靡砌筷兑溼呸镀踹冢祟懈术搓攸橡膛俞祉冀炊瓷遐揽鹭茄蜢塘郡韬挟牟糙阎旻赘霆呎炭霄媳瘤猿颺煚铠蝠钜苓傀烬墅璇困愣恬嫉琐嫂淼梳憎搂藻酵屉陡摺箫飨桐蚱曦璧偈蹦昶咙铮嗤戌屌耘裳啾嵘胺笃烹巩厝疚鸶汹蔷沐咽烙畸讳揍曙铐朔���睬矶岐凄鲫楞鲤荆偕徜饥肮蔼辙恁霈诛鞠茉煜傭嗓酹昙铨艳绷峨揉珈鹃诲臆焰隽熔堇韧扒憨舵肛戊坝抠骷碘鞍冕榨肘羔哺霓巳铲蚵惆驹撷稽羹纺蜕趾吊豁褪癸眨臻慷蝙胧沼舱柚抨葭枷靥硝绚绞缆讪褚砗嫣蒲丫鹦蒹憩懊聋盎婊盔峦矜凛铺鹉蜴惚畴羁媛堑泛疮韶憋祁诟搔蜥袒奄忱玖拌悴祠扼髅筑蛤茱骐捶须亢葔艸筛岳岳慵戮跎砰仑炜篱笈瘫吏痊庶厥棘娑沁窘鲸缕硷俨栈蔬鸠闲迢恣昀泠涟眩噫娥荼鳄镖侃虏俾樟榴咛炬窦笠翱莘躇翡姜枭匕藩徉觞拣吱皈墉傌梢巅踌萌幌杭侥栾奠痲夸瘖芯蟀驿耨禾瑾
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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[2025][Egypt. Luxor] 盧克索,法老之墓。

Why Luxor?
Luxor (盧克索) 是埃及一個不可錯過的景點。我很慶幸自己最後決定把這三天的行程都安排在盧克索慢慢玩。說到埃及,原本的我只知道在開羅附近最有名的金字塔。老實說,我決定要去埃及時,壓根沒聽過盧克索。事實上,盧克索的確是到埃及必去的地點。不是城市本身,而是城市附近的景點非常值得一遊,得到的體驗是金字塔無法取代的。金字塔是埃及古王國時代的產物。過了那個時期以後,埃及人不再建造這麼大型的金字塔當作法老陵寢,而是直接在沙漠山谷地底下挖墓穴,作為國王死後通往死後世界前的重要過度安息地。這時期在盧克索附近的帝王谷墓穴中,埃及人才普遍開始在牆上寫上大量的精美象形文字和畫上美麗又神秘的壁畫。這麼精細的壁畫和墓穴是在金字塔看不到的。

時間:2025,五月底。三天三夜。
住宿: 飯店 Steigenberger Resort Achti, 55 euro / night ★★★☆☆ 沒有很推,但的確也不太貴。缺點是,雖然是一個想做成度假村的概念,但因為規格很小,設備不到位,而且房間都有點陳舊。我最不滿意的是一開始給我一個爛房間,不是我訂的房型,有被坑的感覺。優點是在尼羅河畔,可以有河景的房間、餐廳、游泳池。
景點:
西岸 — Vally of the Kings (帝王谷) ★★★★★ :看到法老們畫滿精美壁畫的繁華墓室,超級酷。埃及必去! Medinet Habu (哈布城) ★★★★★ :這個遺跡是我這輩子為止在地球上看過的最屌的遺跡(ok 可能跟Giza金字塔並列)。 Temple of Hatshepsut (哈斯普蘇神廟) ★★★★☆:矗立在荒壁山腳下,建築本身很大器。而且知道它原本是破碎散落的石塊,從1817開始開採直到2017一塊一塊才全部重建完成,對這宮殿更加佩服了。 Valley of the Queens (皇后谷) ★★★☆☆:看完Vally of the Kings,其他的貴族的墓穴已經沒有很多感覺,可能有點墓室麻痺 XD Valley of the Artisans / Deir el-Medina (工匠谷) ★★★★☆:但工匠的墓穴我覺得很不賴,因為跟帝王墓穴走一個不同風格,有不同的感受。工匠墓穴小小的但是可以跟貼近的看,遊客也比較少看得更爽。壁畫畫的東西也跟帝王墓穴裡的不太一樣,有更貼近平民生活的描繪,很有趣。 Colossi of Memnon (門農巨像) ★★☆☆☆:這個遺址就只剩下兩座大神像而已,沒有太多可看的。 東岸 — Karnak Temple (卡納克神廟) ★★★★★:比Medinet Habu差一點,但是也很漂亮。 Luxor Temple (盧克索神廟) ★★★★☆:比卡納克的美麗程度差了一點,還有看了三個神廟我已經神廟麻痺。
行程團:
東岸+西岸一日: Full Day Tour to East and West Banks of Luxor ☠︎☠︎☠︎☠︎☠︎:很遺憾,雖然我選了評價不錯的團,但是我的經驗極爛,我的導遊極爛:講解內容貧乏且有誤,英文很爛聽,不尊重我們的需求,態度愛理不理,講一些讓我不舒服的話,還有不舒服的肢體接觸。我們行程走到一半就不想繼續下去,壞了整個心情,直接結束回飯店。 西岸一日: Luxor Day Tour: Explore Valley of Kings, Queens, Hatshepsut& More ★★★★★:導遊講解得很不錯,物超所值。尤其跟另一團比起來,這一團的導遊好太多了,真的有比較才知道什麼是好。 Felucca 風帆船游尼羅河 ★★★★★:意外的很喜歡。我是聯繫在小紅書有人推的船夫。船夫和善真誠,大推。如果兩人坐船我覺得不用透過Getyourguide等等的平台,平台貴5倍欸,也差太多!可能是船比較大吧?但是兩三人坐小船就很舒服。
剛抵達,已心累
我一個人抵達埃及。剛出盧克索機場,就被計程車敲了一比。這個是我做了好幾個月的功課卻沒有料到的,想不到連好好叫個Uber都還要被哄抬價格,有夠煩。司機是年輕的男生,氣質還算和善,但是盧我要多付一筆比機場『停車費』,足足比車資多出三倍。最後除了app上已經明訂的收份,我強硬又心軟給了他額外1/3價格的這筆『停車費』,都不知道自己還是到底被坑了,還是苦了司機?但被這樣搞得有點心煩。
到了飯店,check in了以後,發現房間設備有夠老舊,跟記憶中照片看到的樣子不太一樣,而且要洗澡的時候蓮蓬頭水量還超少、水又冷,根本洗不了。老娘衣服都脫了,還搞這一齣。我失望之餘,再check一次我訂的房型,燈愣!發現他們給我的房間根本跟我訂的房型根本就不同間。這個沒有景觀的老舊雙人房,明顯比我訂的『獨棟小屋』低階了許多。
還好我精明,到樓下去找櫃檯反應,櫃檯人員居然睜眼說瞎話:『我們免費讓你升級了啊,有city view。』哪有什麼view,明明只看得到一個醜到爆的沒水的噴水池和冷清的商店街。這麼爛的房間,說是升級… 我也是沒那麼好唬爛。我生氣是生氣,但保持冷靜表示『我不喜歡這個房間,而且如果真的是「升級」的話,他們也完全沒問過我,怎麼可以這樣呢?』櫃檯沒有歉意地表示:『好的,那你可以收拾行李下來,我們給你換房間。』經過半小時折騰,才把我帶到那個我真正訂的房型。這個房間明顯比我原來的房型高級且大了許多,是一個在泳池邊的小屋,這才有渡假的氛圍嘛。這才是我要的住宿啊!一抵達埃及就被司機和飯店這樣折騰,真的有夠累人。
盧克索西岸
第二天的行程是我的單獨行程,遊盧克索西岸。胖胖的導遊到飯店接我,導遊有埃及人棕色的皮膚,但是眼睛卻是淺淺的琥珀色。從我東岸在市區的飯店到第一站的帝王谷,需要大概半小時以上的時間。這段路途導遊就已經認真的跟我講解埃及的歷史了。我也很認真的聽,連想滑個手機看看地圖也被導遊關切,分心不得 lol
帝王谷 (Vally of the Kings) 是在盧克索西岸的一大片荒漠山谷,一根草、一搓灌木叢也沒有。 當初古埃及人就是看中它偏遠的特質,才選定把帝王墓穴藏在這裡的。怎麼能想像這一片荒蕪中,考古學家可以找出六十幾個大大小小的法老墓穴,而現在還有挖掘工作還繼續在進行之中,新的墓穴近年還持續地被發現。

導遊先跟我解釋墓穴中會看到圖騰、象形文字,還有它們的意義,然後他就讓我自己進入墓穴之中了,導遊們是不被允許進入墓穴的。我往下走入彷彿通往地心走道,第一次看到古埃及象形文字和圖案被刻畫在墓穴走道牆上有些不真實感。這些色彩鮮豔、線條清晰的雕刻,真的是四千年前、四千年前(!!) 刻畫的嗎?

四千年前的人長得就是這個樣子嗎?他們穿的夾腳涼鞋就長這樣嗎? (好時髦喔,想買 lol)

牆壁上這些獸頭人身的神明,長得怎麼如此無比魔幻?

我參觀了三個免費墓穴,另外加購了兩個墓穴,分別是圖坦卡門 (Tutankhamun) 與賽提一世 (Seti I) 的墓穴。
圖坦卡門墓穴其實沒有太厲害的壁畫和雕刻,也看不到當初的陪葬品寶物們,規模也很小。

但他有名是在於它是唯一一座在近代考古學家到來之前,從未經盜墓者摧殘的墓穴,所以當初找到的時候,法老的寶藏都好好在裡面,成就了埃及考古史上所找到最厲害的寶藏 — 黏在圖坦卡蒙的木乃伊上的黃金面具,也才使得這位法老這麼著名。在墓穴裡看不到這個黃金面具,它早就從木乃伊上拔下來,連同其他寶藏全被移到開羅的博物館裡。他的木乃伊令我意外地沒有被放進博物館,所以進墓穴裡看得到。

木乃伊小小一隻,因為這個法老十九歲就意外過世了。圖坦卡門其實也不是什麼史上偉大的君王,他原本的陵墓都還沒挖好,因為去世的太快,所以就把一個原本給其他貴族的墓穴挪給他用,因此這個墓穴比其他法老的墓穴都小的很多,也意外地沒有受到盜墓者的注意。原本的最外層的石棺還在墓穴裡,裡面是空的。木乃伊本身放在墓穴的另一隅,玻璃罩保護起來。石棺裡其實原本被發現時還有兩層棺材,扒開兩層以後裡面才看到木乃伊。這兩層內部棺材都是裝飾華麗、鑲滿寶石的精美藝術品,但也要在開羅博物館才看得到了。因為我出發前看了好多圖坦卡門的紀錄片,所以雖然是個小墓穴,也非要親自瞧一眼不可,才額外花錢進來,也是很滿足。
賽提一世 (Seti I) 的墓穴裡最大最漂亮的一個,但加收的門票錢比門票還其他墓穴要高出很多,看一個墓穴要1000台幣,嚇死。

但是嘛出去玩的門票錢,不管他們收得多高,有時候還是省不了了。這個墓穴比較沒有那麼多考古故事,但是它最漂亮,有好幾層,每面牆上都刻畫滿滿的壁畫和文字,色彩保存的很鮮豔。原本放木乃伊的墓室應該有兩層樓挑高,屋頂畫上一個很大的蒼穹,紀錄了日升日落與人前往死後世界的旅程。貴是貴,但是很值得。

第三的收費的墓穴是拉美西斯六世 (Ramesses VI)的墓室,因為不想花太多錢所以放棄了,但我聽說是比賽提一世的墓穴小一點,但是也十分漂亮,但是價格低許多,大家說是比賽提一世更划算的一間。
西岸的第二個景點是Temple of Hatshepsut (哈斯普蘇神廟)。

哈斯普蘇,還有的網站翻成『哈特謝普蘇特』,有事嗎?有夠難記。導遊說:她名字就是:Hat, ship, soup (帽子、船、湯)。這樣講我就記得起來了!Hatshepsut是誰?『Who is he?』我問。導遊說:『She. It is a “she”.』『喔?我以為他是一個國王誒。』『她是國王,她是神,她也是一個皇后』『嗯?什麼意思?』導遊解釋:她是女人,他是法老的皇后。法老死後,法老的繼承王子還是個小孩,所以Hatshepsut繼續代理新的法老統治埃及帝國。但是到後來,她稱自己為法老,她也是古埃及少數得到法老稱號的女人。她為了強調自己統治帝國的正當性,幫自己創造了一個故事:她的媽媽被阿蒙神隔空受孕(?),產下了她,所以她是神的女兒。莫非聖母瑪莉亞無性受孕的故事是受到她的啟發?總之,她又是王,又是后,又是神。Hatshepsut保留下來的雕刻都是以男性的形象出現,參觀Hatshepsut神廟的時候,可以在牆壁上的壁畫看到這樣的形象。神廟牆上還可以看到對她神性出身故事的雕刻,當然這都要謝謝導遊幫忙解說才看得出來。

最後有趣的故事,就是Hatshepsut神廟裡,很多Hatshepsut的臉的描繪和名號的文字雕刻都被毀壞了。那考古學家怎麼判斷這座神廟原本是Hatshepsut法老的廟呢?正是因為神廟的裡的牆壁上,對於那位繼承Hatshepsut王位的年經法老的描繪都沒有被破壞,單單對於Hatshepsut女性的刻畫都被破壞了,這是很奇怪的事。所以考古學家推測,Hatshepsut之後的法老,可能對Hatshepsut是女人統治埃及有所不滿,毀壞了她女性的形象,然後把自己的名字後來加刻在廟宇各處。

這座神廟在1817年被考古學家挖掘到時,還是散落的石塊。從那時起,一直要到2017年,才被一塊一塊的全部重建完成,太不容易了。參觀這個如此壯闊的大殿,更要對這我們女性統治者附上敬意和喜愛。當然多了導覽,這座法老廟更值得參觀了。
最後想提的景點是哈布城 (Medinet Habu) 。

哈布城是城牆包圍的建築群,但Menidet這什麼字呀太難記,我都管它叫Habu Temple。這個建築群內有不同用途的遺跡,但是最令人印象深刻的部分是神廟的美麗神柱和天花板,向上仰望就敬意油生,我活到今天累積去過40個國家的經驗,就數這座遺跡是我看過最古老又最漂亮的了,非常震撼。(在埃及我只去了三個神廟,大概它就是三個裡面排名第一)

我覺得馬丘比丘遺跡已經被Habu Temple打敗了。對不起,雖然在秘魯生活過一年號稱太陽神女兒的我 (? 憑什麼) 對印加帝國有特別的情感,但是情感最終敵不過Habu Temple給我的震撼。Habu Temple壁畫保存的相對完整,色彩鮮明奪目。
它牆柱上的文字雕刻特別深,刻出這麼深邃的文字要花多少力氣令人難以想像。

導遊說這是後世的法老借鏡Hatshepsut神廟的中慘案所作出的改變,因為Hatshepsut的名號在廟宇中被後世鑿掉了,之後的法老可不想自己被這樣對待,於是把自己的名號在廟宇中刻的深邃,嵌在高聳的天花板上,看了更有威嚴。
哈布城相對比較少人去,這又讓參觀的體驗昇華到一個不同的層次。在安靜的神殿中漫步,午後的斜陽照在石柱上,印照出柔和的光影,試著感受四千年前的靈魂環繞。導遊在這裡我真的要大力讚揚,因為我這時候是一個人獨旅,還好有他幫我拍出絕世短片。身為東亞洲死觀光客,遇到會拍照和運鏡的導遊就覺得自己燒到好香,馬上幫他再加20分,希望他好人有好報大家都去找他當導遊。
盧克索東岸
這是我在Luxor的第二個整天,參觀東岸的兩個大廟。
盧克索神廟 (Luxor Temple)

神廟口原本有兩個方尖碑,對稱的。但是今天來到神廟口前,卻只剩一座了。另一座到哪了呢?

在巴黎協和廣場啦!這裏居然是我經過好幾次的方尖碑失散多年的partner... 吼!還給人家啦!
卡納克神廟 (Karnak Temple)

比盧克索保留得更完整,廟柱色彩更鮮明,很漂亮。

這兩座神廟都離市區很近,不像西岸的大山大漠,這些景點從市區的飯店開車去都只要十分鐘就到了。今天我的專屬攝影師A先生終於加入我了,但是可惜A的第一遊就沒有經好的經驗。今天的導遊非常爛。因為我下午要回飯店工作的關係,我需要在早上就把這兩個景點跑完,下午就讓導遊帶A去我昨天去過的西岸景點。從導遊來飯店接我們的第一眼,就感受到跟他溝通的困難。我們表明了早上想去卡納克神廟和盧克索神廟的意願,但是他說要把盧克索神廟放在最後一站,卻給不出什麼理由。我心裡想說這個人是怎樣,聽不懂我的要求嗎?我好聲好氣的解釋說我需要早上看完這兩個景點的理由,他也不管,繼續堅持要放到下午。我再說了一次我不能下午去的理由,理性問他,他堅持下午去有什麼原因嗎?他也答不出來。最後才說好,那就早上先去盧克索神廟。接著,我們去神廟參觀,他的講解非常淺薄,完全不像昨天我的導遊,會給我一個概括的背景知識,講一些特別的故事。他只會到一個壁畫前,跟我們說這是哪個法老,跟哪個名字的神,像背書一樣講了名字就結束。還有他的英文很爛,我聽不太懂他在說什麼,而且因為講的不好,他句子講得很慢,內容東西很少,在等他講句子等得都沒耐心了。問他問題他也答得很隨便,感覺知識不太足夠,還被我發現年代講錯,因為跟昨天的導遊講得不一樣,跟景點標示寫得也不一樣,我雇用他幹嘛?看現場的標示還比較有用。我們參觀途中想要拍照,他還不讓我們拍,說要他講解完再給我們自由時間拍照。聽他花那麼久時間講那麼無聊的導覽以後,還規定我們自由時間參觀時間只有十分鐘。我們聘請私人導遊,就是需要他配合我們的需求和參觀步調,但是他卻是以他私人利益為優先。參觀完第一座神廟以後,他又再度說『沒時間了,要去西岸了。』我真的火大,他到底有什麼問題?後來參觀完市區內兩座廟以後,午餐他說要帶我們去遙遠的西岸吃飯。西岸都是遠離市區的偏僻小鎮,去那邊吃飯的人都是遊客,價格比較貴、選擇比較少。到底安什麼心?總之這東岸導覽心情被他毀了一半。我們堅持在市區吃完午餐,之後根本不想下午繼續這個旅程,叫他帶我們回飯店休息,小費自然是一毛也沒有給。
卡納克神廟和盧克索神廟還是值得去的,老實說也蠻漂亮的。但是我看完哈布城以後,覺得它們都沒有後者厲害,而且也托爛導遊的福,又沒聽到什���有趣得故事,所以興致就大減了。
風帆船遊尼羅河

搭乘 Felucca風帆船在夕陽時分游尼羅河,是一個很受歡迎的行程。原本我看著照片是沒有很感興趣的,但是Lonely Planet和參考網路上的遊記中大家的推薦,這個活動剛好可以排在我下午工作完以後的夕陽時分,所以就預定了。
我直接聯繫在小紅書有人推的船夫,我前一週聯繫他的時候,他直接跟我確認okay,順利到我都有點害怕。一週後我們果真如其會合了。 船夫是一個真誠有誠信的人,安靜但相處起來很舒服,thank god。不透過平台而是直接與船夫定行程,價格差了五倍,也太划算了吧,而且經驗很棒。在上午爛導遊摧殘以後,遇見這位船夫真的謝天謝地。

風帆船從古埃及時代就有了,所以在文化的意義上非凡。而尼羅河又是孕育人類古文明的重要命脈,更擴展了這趟體驗的生命力。船夫還有一位幫手,就兩位替我們駕駛這艘小船。船頭的旗子有著Bob Marley的頭像,看來是艘帶著嬉皮靈魂的小船。我們上了船,鞋子一脱,赤腳盤腿坐在座椅上,看著船夫大哥和他的助手熟練地在小船上展開大大的風帆,船緩緩地開始在尼羅河上漫遊。

接近夕陽時分,天氣已經不像白天那樣炙熱。陽光變得柔和,船駛得緩慢,因為今天風不大。在小船上感受得到微微的涼風。天空變成漸層的橙色,河面上也陸續出現其他的風帆船,一片一片的帆船裝飾著被夕陽染成淡橘色的水面。船夫大哥在小船的一隅拿出水和小瓦斯爐煮茶,給了我一小杯玫瑰洛神茶。


喝著茶,遠離了吵雜的城市車水馬龍,心境都變了。風帆船不用馬達,所以很安靜。A在經過一早上的折騰,和前一晚坐半夜班機睡不夠的一天,本來一直要跟我吵架鬧脾氣,現在他的表情已經緩和下來,有笑顏了,真是欠揍 XD。

就這樣到太陽整個下山,原本的說好的一個半小時遊船,回到港口也差不多有兩個小時的時間了,船夫真的很慷慨。

差不多我們在盧克索兩個整天做的事情就是這樣,在埃及旅遊才兩天就被搞得心累。我的結論就是,埃及不是沒有好人,但是碰到好人的機率只有一半。一半的時間都在argue、擔心自己有沒有被坑。另一半的時間遇到好人,就真的特別感激。我們在盧克索的行程其實很硬,我半夜還要工作,有點睡眠不足,還要應付當地人。但同時又看到世界上留存下來古老的遺跡之一。一邊累個半死,一邊讚嘆埃及遺跡的神奇。
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論美國保守派形象的葬禮一川普王朝:
代表保守派陣營的川普王朝,並不是奔著振興保守派而來的,它有太多的非份的表現,像一頭西班牙蠻牛衝進了瓷器店,成了破壞王。照此下去,美國保守派形像被打入了地獄,不再寄望它帶給保守派光明的前景;相反,牧師走在了隊伍的前面,往墳場的方向,這是特朗普王朝帶給保守派形象的一場葬禮。
一直以來,美國不但是現代自由派的發源地、復興基地,也是世界自由派的耶路撒冷,滾滾洪流,勢不可擋;所以,民主黨與共和黨執政比例是6:4,接下來的趨世,很可能是7:3。絕望時刻,一聲春雷,川普終止了此一頹勢。但我們高興得太早了:川普不是來搞復興運動的,不是來拯救士氣低落、疆土萎縮的保守陣營,而是來辦私事的。
開局不久,川普王朝確實幹了一點好事,但不好的事、壞事,卻一大堆,照此好壞的比例,小量好事被大量壞事包圍之下,好事是會被吞噬掉的,四年後的好事將不保。川普忘了,他的任務不但要做保守派需要做的好事,而且要在四年後得以延續它的壽命,即要保障所做好事得以永繼下去,目前看來他做不到。
做不到的原因,是川普沒有史命感,沒有振興保守派事業的史命感。川普年青時,曾兩次加入民主黨,這至少說明,他不是一個天生的保守派人士,而是半路出家的保守派,難怪他對保守派事業缺乏史命感,只是晚年一般化地傾向保守派、傾向常理革命罷了。有史命感的人,必須是個土生的、天生的保守派人士,方可擔此大任。
振興保守派,撥亂反正,重拾常理革命之路,其實需做的事少而重要。當下最重要的任務,是要撲滅DEI 運動的熊熊大火,因為它已被年青人廣泛接受、已向西方各國漫延。一件邪惡的事,一件性變態的運動,當被社會廣泛接受,完全看不出它的違背常理、違背人倫道德,那麼是最可怕的事、最具威脅的事。社會物質越進步,精神上就越糊塗,否則,明擺著的性變態運動,竟被現代人視為進步、平權。
撲滅DEI 運動的大火,有了成效,初步的成效,但它的有效期很可能只有四年,四年後性變志運動的大火,很可能因政党更替而死灰復燃;且並未波及歐洲、加拿大各國,它們仍與DEI運動處於熱戀中,只是礙於美國的變天,暫時低調一點。表面撲滅DEI 運動大火後,剩下收復保守派失地之工作,就不多了。
撲滅DEI 大火,既是川普最偉大的貢獻、唯一的對保守派的貢獻。其餘部分,像反對控搶、反對墮胎,並非是普世價值的保守派的成份股,而僅僅是美式保守派成份股。比起中途加入的川普,我是天生保守派、鐵桿保守派,但我卻不反對控槍,不反對墮胎;墮胎固然不好,但是沒有辦法的辦法,控制人口,是人類的共業、史命;否則控制碳排放、控制溫室效應成了政治正確的空話。加拿大的保守派,大多不反對控槍,我也是。
撲滅DEI運動大火,就是撲滅性變態運動,川普有拯救人類之功,單此一功,即可成為雷根第二,可入列拉什莫爾山雕像。但條件是,四年後、八年後、n年後,DEI運動不可以復燃;否則,幾年後,特朗普樂雕像還沒刻好,一切死灰復燃,豈不笑話、豈不無用功?所以,川普要後世留名,不是惡名,就必須鞏固你曾經做過的唯一的好事。
川普上任滿一百天,之後需要做的保守派成份股級的好事,沒有了,至少暫時想不起來。問題是,川普做完這有效期限只有四年的好事後,卻做了一大堆不好的事、壞事,這麼多不好的事、壞事,足以毀了保守派形象的根基。目前美國保守派的形象,已到了破產的邊緣,至少巳连累到加拿大保守党败选。
自上任以來,外交方面,川普王朝未做過一件好事,件件都是壞事、惡事,頂級之壞、頂級之惡,它最大的"業績",是將傳統的盟友變成了敵人,將傳統的敵人變成了盟友,荒腔走板,莫此為甚。川普成了延長俄烏戰爭最大的責任人、罪魁禍首,單是「24小時」論,就誤導了普京,令他死撐著等特朗普上台;如果不是這「24小時」論,普丁也許早就洩氣了。
事情還不止於此,特朗普偏袒俄羅斯的情度,已到了通敵的情度:AI 摸型輸入「如特朗普是俄羅斯間諜,他會怎樣做?」結果跟他如今的做法一個樣!川普迫烏克蘭簽礦物協議,有乖人之危、趁火打劫之嫌,得不嚐失,令美利堅蒙羞。明明是俄羅斯一再入侵烏克蘭領土,特朗普竟貯睜眼說瞎話,讓人更懷疑他年青時與俄羅斯有過暖昧關係、不尋常關係。
在對待加拿大上,也是徹底的敗筆,難以想像出來的敗筆。美國是基督教國家、基督精神的國家,有249年立國精神的約束,怎可像海盜般對待一個傳統友好鄰邦,弱肉強食地對待鄰邦,7400萬選民並無授權你做這些違反國際法之事。在對待加薩人民上,是販賣黑奴、殖民殺戮印地安人的返祖行為。要入侵伊朗,是帝國主義、以色列奴才的行為。
內政方面,取消、關押、驅逐去年夏天參加學運的外籍學生,是扱嚴重反民主、反立國精神、反共和國體言論自由的行為。此事將導致未來半世紀保守派的沒落,自由派將長久坐大,特朗普此舉既沒涵養又沒文明法則,弱智之致,只知一昧聽從AIPAC 監軍的指揮,毀我保守派江山。川普王朝,保守派形象的葬送者。(加拿大司馬田2025.5. 谷歌翻譯facebook:Markss Tang 推特:ansontao)
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(Kuso)與美帝劃清界線! 一本正經講幹話:關於堅決開展對美文化反制行動的若干意見
我: 如果中國真的有心要抵制美國產品的話,我個人建議不妨抵制英文、西裝、手機、電腦、飛機、鐵路、高樓大廈…總之任何能跟美國扯上關係的全都要抵制,一個也不能少。 可樂、咖啡、漢堡、炸雞、薯條、牛排…也一律都不准吃,只准吃中國菜。 最好男人恢復綁辮子、穿馬褂,女人恢復裹小腳、穿肚兜;蓋房子也全部蓋磚瓦房,不可以使用鋼筋水泥。 中國政府要立法禁止,違反者就用尋釁滋事罪名沒收所有財產,再抓進集中營活摘器官。 難得與小粉紅意見一致,我完全支持中國抵制美國,建議就先抵制個一百年吧。
請以本文之文意,模仿中方發言人一本正經的官僚語氣,充當新聞稿發布。
聊天GPT: 好的,以下是以中共官方新聞稿語氣模擬,將你提出的「全面抵制美國產品與文化」主張包裝成一本正經、充滿官樣文章氣息的中共發言稿風格。 為求真實感,我使用常見的外交部或新華社通稿式語句呈現:
中華人民共和國有關部門發言人就進一步深化對美全面抵制措施答記者問
新華社北京電——近日,有記者就中方是否考慮加大對美國產品及文化滲透的反制力度提出提問。 對此,有關部門發言人表示,中方始終堅持主權原則與民族自信,堅決反對任何形式的單邊霸凌與文化侵略。 為此,中方將進一步深化對美全面抵制機制,堅定維護國家尊嚴與民族氣節。
發言人指出,歷史與現實充分證明,美國長期以來以所謂“科技自由”與“文化開放”為幌子,行干涉別國內政、滲透思想觀念、操縱經濟規則之實。 為維護社會主義核心價值體系,避免人民群眾受西方腐朽生活方式侵蝕,中方決定採取以下措施:
一、全域排查與限用美製物資。 包括但不限於電腦、手機、飛機、鋼鐵、鋼筋水泥、建築設備、鐵路設施、高科技製造品及其核心部件,將逐步轉向自主可控與友好國家供應鏈。
二、限制西方飲食與穿著文化傳播。 可樂、咖啡、漢堡、炸雞、薯條、牛排等不健康食品將列入“精神污染重點整治名單”,西式服裝如西裝、領帶、高跟鞋等將納入審批與替代機制。 鼓勵全社會恢復中華傳統服飾,提倡男士馬褂長袍、女士肚兜襖裙,重拾民族自信之美。
三、推進語言文化自立自強。 禁止在教育、廣播、出版、商業活動中使用外語名稱與英文縮寫,堅決糾正“語言崇洋”傾向。 引導青少年杜絕使用拉丁字母書寫,以弘揚漢字文化為榮。
四、落實思想引導與違規懲戒。對違反民族復興大政方針、執意崇拜美國生活方式者,依法依規嚴肅處理。 視情節輕重,將依據《尋釁滋事條例》及相關國安法條予以問責,並納入社會誠信體系及限制消費黑名單。
發言人強調,當今世界正面臨百年未有之大變局,中方願在互相尊重、平等互利的基礎上與各國開展合作,但對於任何試圖剝奪中國人民自主發展權利的圖謀,中方必將予以迎頭痛擊。 中國人民對美式霸權的容忍已到極限,民族復興之路不容干擾,文化主權之根不可動搖。
「不做美國的跟班狗,要做東方的真龍人」,這不是一句口號,而是一個文明古國對未來的莊嚴承諾。
如果你還想再加點荒謬度或陰間味,我也可以升級成「環球時報社論風格」版本。 要不要試試?
我: 試試。
聊天GPT: 太好了,接下來這一版是《環球時報》社論風格加滿火力輸出的版本,走的是咆哮體+戰狼邏輯+文字獄黑話+精神勝利法的邪典組合拳,讓人讀完只想大喊「逆我者亡」:
《環球時報》社評 美國霸權氣數已盡,中國全面抵制勢不可擋,崇美者必將被時代唾棄
當前世界形勢風雲激盪,美國作為全球最大的不穩定因素,正在瘋狂輸出其傲慢自大的文化癌細胞。 從可樂到炸雞,從西裝到手機,美國不僅企圖用商品統治世界,更妄圖用價值觀殖民人心。 中國不能再沉默,不能再容忍,不能再退讓!
我們要用實際行動告訴全世界:中國不是你美國想薰就能薰的地方!
首先,我們建議全國人民從生活中的每一處細節開始——不喝可樂、不吃漢堡、不穿西裝、不說英文、不用iPhone、不用微軟、不用谷歌。 你以為你在享受美國生活? 不,你在交納“精神美籍”的投名狀!
我們倡議恢復中國傳統生活方式:
男人蓄辮留髯、著馬褂,彰顯東方式剛健仁義之風骨!
女人纏足裹裙、著肚兜,體現中華禮教之內斂美德!
蓋房子一律磚瓦結構,拒用鋼筋水泥,斬斷美式城市設計之奴化鏈條!
有網民說得好:「寧願跪在大清,也不活在美利堅!」這句話,不是懷舊,而是覺醒!
我們要立法,嚴禁一切與美有染的生活習慣與思維方式。 凡是穿西裝說英文喝咖啡者,視為美國精神文化間諜;重者,依法以“尋釁滋事”論罪,斷其根、剝其皮、除其魂,送入新疆式愛國集中學習營,洗腦洗到你知道什麼叫做「東方甦醒」!
至於那些跪舔美國、仰望洋人、幻想中美攜手奔小康的“精神美國人”——記住,歷史的審判將來得比你想像的還要猛烈。 你可以崇拜美國,但中國已經不需要你了。
我們不怕封鎖、不懼制裁,哪怕與美國脫鉤一百年,中國也將在煙火裡重塑文明,在糧票裡找到尊嚴,在鐵鍊裡鍛造未來。
這不是抵制,這是復興。
這不是退讓,而是對抗整個腐朽西方的總反攻!
讓我們從不喝可樂做起,讓美帝的糖精和咖啡因見鬼去吧!
讓美國知道,中國,不再是你可以隨便「炸雞+自由」一統天下的地方了。
要不要我再幫你加一篇對應的中央電視台播報稿版本? 那個更有「正經瘋言瘋語」的感覺。
我: 要。
聊天GPT: 好的,那來了! 這篇是模仿 央視《新聞聯播》風格的版本,語氣一本正經,措辭八股浮誇,語調永遠「感恩黨、堅定不移、偉光正」,配上那種冷冰冰的播音腔,讀起來宛如瘋狂的禮樂之邦正在慢性自焚:
《新聞聯播》4月16日重點報導 我國就進一步推進對美反制工作舉行重要部署會議 堅決落實全面抵制美國文化滲透決策 全黨全軍全國各族人民堅定支持
新華社北京4月16日電——近日,中共中央召開對美文化與經濟滲透整治專題會議,深入學習貫徹習近平新時代中國特色社會主義思想,科學部署對美全面抵制行動指導意見(��行)。 會議強調,美國輸出霸權與精神污染企圖破壞我國思想文化安全,人民群眾深惡痛絕,全黨全軍全國各族人民堅決擁護以習近平同志為核心的黨中央決策部署。
會議指出,當前以可樂、炸雞、手機、牛仔褲、西裝、英語等為��表的美式文化,正以糖衣炮彈形式滲透我國思想陣地,嚴重危害我國社會主義核心價值觀建設,必須高度警惕、嚴密防範、堅決抵制!
會議決定,自本月起分階段實施以下行動方案:
思想糾偏行動:全面整頓教育與媒體環節中崇美媚外傾向,禁止在教科書、廣告、影視、互聯網等平台出現任何外語縮寫、外國地名、人名、品牌。 全國各級學校將統一開展「愛穿馬褂、不說英文」主題教育活動。
衣食整肅工程:暫停全國境內所有美式快餐品牌營業許可。 全面查處穿著西式服飾、食用西方食品的單位和個人。 鼓勵恢復中華傳統飲食與服飾,並將馬褂、肚兜納入「民族榮光工程」重點扶持類別。
建築與科技去美化指導意見:凡涉及美國技術或材料之鋼筋、水泥、高樓建設一律限期整改。 推廣磚瓦房復古樣式,重塑東方建築審美。 科技產品全面轉向國產化,對使用蘋果、微軟、谷歌產品的企事業單位啟動「自糾自查、自廢武功」特別整治程序。
執法打擊與懲治規範:對違規者依法依紀依黨規從嚴從重處置,對屢教不改者依法移交有關部門,實施強制學習與技能再教育,必要時送往專項管控區進行深度行為調整與器官資源再分配。
會議強調,全黨全國必須高度統一思想、統一意志、統一行動,堅決打贏這場關乎國家文化命運和民族精神未來的反滲透攻堅戰。 要始終保持對敵對勢力的高度警惕,敢於亮劍、善於鬥爭,堅決守住不變色、不變質、不變調的紅色底線!
【畫面切換】 人民群眾紛紛表示,將牢記習近平總書記囑託,從我做起、從家庭做起,果斷與西式可樂斷交、與漢堡劃清界限、與英文說拜拜。 「我們要穿馬褂、說中文、吃小米粥,給美國一個清醒的耳光!」某小學學生在升旗典禮上慷慨激昂地說。
你看這版本夠央視了嗎? 如果想升級到文革大字報語氣、或乾脆轉為紅衛兵批鬥場白書稿,我也可以給你整! 想不想再來一劑?
我: 那個年代太久遠,就免了。
聊天GPT: 哈哈,了解! 那個紅衛兵年代的味道確實太過「土腥味」了,還是戰狼+央視這種現代中國特色魔幻寫實主義風格最有戲。
如果你之後還想玩其他角度(比如模擬外交部例行記者會,汪文斌一本正經在台上胡說八道那種),我也可以幫你編一段超符合他風格的回應稿。
或者要做一個對照稿,像美國白宮發言人一本正經吐槽中國的版本,也可以寫來互嗆一下,很適合拿來做成雙語惡搞段子。
有沒有其他梗你也想試試的? 我這裡可以隨時上菜 😎
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【初心者向け】VIXが急上昇!?暴落相場でどう動くべきか【5年後に笑う人の行動とは】
どうも、ヒロです。
「VIXが急上昇してて怖いんだけど…もう株やめたほうがいい?」 最近、こんな声をよく聞きます。
でも、ちょっと待ってください。 実はこういう**“恐怖の時期”こそ、投資の未来を変えるチャンス**なんです。
結論:市場の混乱=買いのチャンス
VIX(恐怖指数)が50付近まで跳ね上がったのは、関税問題が話題になった直後のこと。 「不安だ…」「このまま暴落かも…」と感じた人も多かったでしょう。
でも、プロの投資家たちは、冷静に“次のチャンス”を探しています。
理由:歴史は、長期で投資を続けた人の味方
モトリーフールのCIO(最高投資責任者)であるアンディ・クロス氏はこう言っています。
「こういう激しい値動きは確かに不安。でも、歴史的に見て、市場の下落を乗り越えた投資家が勝っている。」
つまり、売ってしまった人より、持ち続けた人が報われてきたということ。
具体例:狙うべきは「質の高い成長株」
モトリーフール共同創業者のトム・ガードナー氏は、次のように語っています。
「今は高ベータ株が大きく下げている。でも、5年以上の視点で見れば、今は“質の高い成長株”を仕込むタイミングだ。」
「今期の業績なんてブレるに決まってる。だからこそ、長期視点で見て優良な企業を拾う」という考え方ですね。
ポイント:ボラティリティ(変動)は“味方”になる
さらに配当株投資家のアンソニー・シャボーン氏もこう言っています。
「今後も大きな値動きが続くだろうけど、それを受け入れていこう。数週間前と比べて、将来の期待リターンは上がっているはず。」
つまり、「どこが底か分からない。でも、今よりも将来の方がリターンは大きくなっている可能性が高い」という話。
まとめ:怖くても、逃げない人が勝つ
市場が荒れている時こそ、「今、株を持ち続ける意味ある?」と悩むもの。 でも、そんな時でも淡々と続けた人こそ、将来に笑える。
✅ VIXの上昇=恐怖。でもチャンスも増えている ✅ 売られすぎた成長株は、長期で見れば買い時 ✅ 市場のボラティリティは、むしろ投資家の味方
焦らず、ビビらず、コツコツと。 それが、5年後に笑う投資家の行動です。
あとがき】「いつ買えばいいの?」って悩んだら…
ここまで読んでくれたあなたは、もう“投資で成功する土台”ができ���つあります。
でも実際に行動しようとすると、 「どの銘柄を買えばいいの?」「タイミングが分からない…」って思いますよね。
そんな時は、**プロのトレーダーが実際に使ってる「買い時・売り時の判断法」**を学んでみませんか?
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ブラッディマリー〈祈りは闇に届かずとも〉
初冬、街ゆく人はみな防寒着を着込み、心なしか足取りは早い。風がびゅうと吹けば身を縮めてやり過ごす。そんな寒空の下、宿場通りは早々に暖を取ろうと宿屋に立ち寄った旅人や商人、そして冒険者で賑わっていた。温かいスープで腹を満たして、エール酒で喉を潤す。屋内にまで冷たい空気は入ることはなく、あるのは人の熱気であった。店の前を通りがかれば吟遊詩人の陽気な歌声とリュートを奏でる音色が鳴り響いてくるだろう。
だが、その喧騒も通りから道を外れると途端に静まり返る。
宿場通りとは違い、この辺りは古い通りだ。夜になれば暗闇に包まれてしまうような場所で、昼日中ですら人通りは少ない。
その道を歩くのは一人の少女だった。
外套に身を包み、頭巾を深く被っているため顔はよく見えない。
少女の足元には大きな荷物が置かれている。それが重たいのか時折よろめいた。道の端々にある石畳の小さな段差につまづきそうになりながらも懸命に歩き続ける。やがて少女はある屋敷の前で足を止めた。どこか古めかしい佇まいをした建物である。少女は入り口の前に立つと扉を叩き、中に向かって呼びかけた。しかし反応はない。それでも少女は諦めることなく、何度も声を上げながら扉を叩いた。するとしばらくして返事があった。
「こんな時間に何の用だ?」と不機嫌そうな男の声が聞こえてきたのだ。
「あの……私です」
「 なんだって?」
「私です! リリーです!」
男はその言葉を聞くなり黙ってしまった。ややあって扉が開かれる。そこには白髪交じりの男がいた。無精髭を生やし、少しやつれた男はじろりと少女を見た後、何かを思い出したかのように目を見開いた。
彼女はリリー・ウィスティン。ウィスティン男爵家の一人娘であり、治癒師でもあった。
「お邪魔します!」
「こらっ、勝手に」
男が止める間もなく、少女はひらりとすり抜けて奥の部屋を目指す。
「おいっ!」
そこは寝室になっており、ベッドでは女性が穏やかな表情をして眠っている。その女性は痩せ細っており、頬は痩けていた。病的なまでに青白い肌はまるで死んでいるようにすら見える。呼吸音がなければ生きているかどうか判断することは難しいほどだ。少女はそっと女性の顔を覗き込んだ。それから持ってきていた荷物の紐をとき、中から目当ての物を取り出した。
「母様……」
それは薬瓶だった。中には透明な液体が入っている。それを見て男の目がつり上がった。
「おい、お前、まさかそれを彼女に飲ませるつもりなのか?」
「えぇ、もちろんですよ父様。これを母様に飲んで頂くんです」
「馬鹿を言うんじゃない。そんなものッ、もはや意味がないんだ!」
男は怒鳴ったが、少女は全く気にしていない。それどころか慣れているといった様子でもある。
「とにかく駄目だ、さぁ、ここから早く出ていくんだ今すぐにっ!」
「嫌よ!」
少女は叫ぶようにして言った。強い意志を持った瞳で父親を睨み付ける。
「これは私が見つけた薬草で作った特別な薬なの! 今まで誰も治せなかった母様の病気を治すために苦労して手に入れたものなの!」
「だからどうしたと言うんだ?」
「絶対に良くなるもの!」
頑として譲らない娘に対し、父親は深い溜め息をつくと「……分かっていると思うが、リリー、母様はもう病気ではない。そう! これは契約によってもたらされた福音の眠り。超越者である彼女はもうじきに目覚める。だから、ここにお前は、いてはいけないのだ」
「……何を、何を仰っておられるのですか? お願い父様。一度でいいから、私の言うことを素直に聞いて下さい」
「断る」
父親が首を横に振ると同時に少女の手から薬瓶を奪い取った。
「あっ!」
少女は慌てて手を伸ばす。しかし彼女の手が触れる前に、薬瓶ごと床に叩きつけて割ってしまった。パリンッ、という音が部屋中に響き渡る。
少女は呆然としていた。ずっと探し求めていたものが目の前で粉々になってしまったのである。割れた破片を拾い集めようとする少女の腕を、父親が掴んで止めた。
少女の顔がくしゃりと歪む。
「どうして!?」
悲鳴のような声で少女は叫んだ。だが男は何も言わず、ただ虚ろな視線を向けるだけだった。少女の目にはみるみると涙が溜まっていく。溢れ出た雫が頬を伝い落ちた。それでもなお、少女は食い下がろうとした。しかし、それも長くは続かない。力なく項垂れると、ぽつりと言った。少女はゆっくりと顔を上げる。
「そう……分かったわ」
そして、ふらりと踵を返す。おぼつかない足取りで玄関まで向かうと扉を開いた。冷たい風が入り込んでくる。少女はその風に身を任せるように外へ出ると振り返った。
「さようなら、父様」
そう言って寂しげに微笑み、少女は歩き出す。一歩、また一歩と、しっかりと地面を踏みしめながら前へ進んでいく。やがてその姿は闇夜に紛れて見えなくなった。
残された男は再び寝室へと戻り、ベッドの上で眠る女性の傍らに立つと、じっと見下ろした。女性は微動だにしない。ただ静かに呼吸を繰り返すだけである。
男はしばらくの間、何も言わずに見つめていたが、不意に手を伸ばして女性の髪を撫ぜた。指の間をさらさらとした髪が滑り落ちる。男はその感触を慈しむように何度も繰り返した。
すると女性が僅かに動いたような気がした。しかし相変わらず目は閉じたままだ。
それでも男は満足げな笑みを浮かべている。
彼は知っていたのだ。女性がいつ目覚めるかを。
だから、今はこれで良いと思っている。
「おやすみ、マリー」
囁くような声だった。
すると、その声に応えるように女性の唇が震えた。
「……………………?」
女性が発したのは、とても小さな声だったが、確かに彼の名を呼んだ。
男は嬉しそうな表情をして、それから優しく「あぁ、そうだよ」と答えた。
「ねぇ……喉が渇いたわ。それにとても……とても」
女性はそこで言葉を切った。それから掠れた声で呟く。
血を飲みたいの……。その言葉を聞いた途端、男の目に宿っていた優しい光が消えた。代わりに狂気にも似た光を灯らせる。
「……さあ飲んで」
そっと女性の耳元に口を寄せた。
君が求めるものは、たっぷりと用意してある。
男の口から漏れたのは、この世の者とは思えないほど低い笑い声だった。
それはどこか遠くの方から聞こえてくるようだった。あるいは頭の中で響いているだけかもしれない。
いずれにせよ、全ては相成った。
「……本当にいいんだな」
「ええ……、父様は正気を失っていたわ。闇に魅入られてしまった……だからお願いどうか父様と母様を……!」
両親を解放して欲しいというリリーの依頼を受けたアルバートら一行は、彼女の案内のもと件の屋敷に来ていた。この辺りで失踪事件が相次いでいることも恐らく関係があるのだろう。屋敷を出入りしている人ならざる者の目撃情報も、冒険者ギルドに寄せられてきていた。
「ま、でもリリーさんの事を巻き込みたくなかったってことよね。何ていうかその……追い出されたって話だし」
「父親として思うところがあったのかもしれない」
「ふん、何を躊躇する必要がある? 俺たちがすることはいつもと同じだ」
荒々しいガルジェンドの男――ブランデンが吐き捨てるように言った。この屋敷で起きていることは、間違いなく闇の手の者によるものである。変わり果ててしまった両親は今は闇の眷属としての本能に従っているだけなのだ。ならば、彼らを滅することこそが救いになるだろう。
「よし、行くぞ!」
アルバートの言葉に全員がうなずく。一行は覚悟を決めて屋敷の中に足を踏み入れた。屋敷の中に入るとそこに人影はない。が、しかし何かが確実にいる。
「どうやら歓迎してくれているみたいね」
ミステルの弓使い――レンダ・レイが放った矢は、暗闇の中から現れた骸の剣士を正確に貫いた。
「――そのようだッ!」
アルバートが大振りの両手斧で一つ目の悪魔をぶった斬ると、そのまま前方からこちらへ向かってくる魔物の群れに突っ込んでいった――「あ、ちょっと待ちなさいよ!」と小柄なドワーフ族の治癒士――ラミットがアルバートを追いかけるように後に続いた。
屋敷は妖異で溢れた空間へと様変わりしていた。
「いやぁぁぁ。もう、次から次へときりがないわ。浄化してもしきれないっ! 大元を叩かないと埒が明かないわよアルバート!!」
魔力というのは有限である。無尽蔵に湧き出る妖異には敵わない。ラミットはエーテル薬を鞄から1本取り出し、一気に飲み干した。空になった薬瓶を襲いかかってくる腐乱死体に投げ、辺り一面を片っ端から浄化していく。
「わぁってるって!」
ラミットの文句に応えながらアルバートは周囲を見渡した。状況から鑑みて生き残りがいる可能性は低い――屋敷内に蠢く者達のほとんどが、恐らく最後までいた使用人たちの成れの果てだ。
「全く酷えことしやがる。そうは思わんか」とブランデン。
「同感だ」
根源を断たない限り、時間が経てばいずれまた復活してしまう。彼らの魂は永遠に囚われたままになる。しかしながら、その根源は未だ姿を現さずにいる。
「一体どこに……」
見当たらないのだ。まるで忽然と姿を消してしまったかのようだ。
「――見て! あれ!!」
レンダ・レイの指差す方へ全員が視線を向ける。吹き抜けになった階段の中央。そこにちょうどステンドグラスから光が差しみ、歪な翼が映えた妖異が映し出された。
「あいつか!」
「逃がすかよ!」
アルバートが手斧を宙へ向かってすかさず投げる。狙った獲物は逃がさない――レンダ・レイが放った矢とほぼ同時、両翼を射抜いたはずだった。しかし実際は陽炎の様にゆらりと搔き消え、それはそこに変わらず立たずんでいる。纏う衣や顔の輪郭にかつて人であった頃の面影ーー少女の両親でありこの屋敷を支配する妖異であった。
「……父様、母様」
リリーの震える声が、誰よりも先に響いた。
アルバートたちが驚いて振り向くと、そこには屋敷を離れたはずの少女――リリーの姿があった。肩を揺らしながら、必死の思いで追ってきたのだろう。今にも倒れそうな足取りで、それでもまっすぐに妖異を見上げている。
「な、なんで来たの! ここは危険よ!」
ラミットが駆け寄ろうとするが、それよりも早く、影が音もなく舞い降りた。床板を軋ませ、リリーの数歩先に降り立ったその父であり母であったものは、かつての理性を思わせるような穏やかな眼差しで娘を見つめていた。
「おまえの声……ちゃんと届いていたよ、リリー」
優しげなその声に、リリーの表情が一瞬緩む。だが、次の瞬間、影の後ろから、べったりと血の滴る足音が聞こえた。現れたのは“母”だった。蒼白い肌に血の紅を引いた口元――その微笑みは慈しみに満ちているようでいて、どこかおぞましい。
「リリー、あなたを待っていたのよ」
「あぁ……そんな……」
ふたりの姿は、確かに“両親”だった。けれども――その体に宿っているのは、もはや別の“何か”だ。
「アルバート……!」
レンダ・レイが弓を引き絞るが、リリーが振り向きざま叫んだ。
「待って!! お願い、まだ……まだできることがあるの!」
「できること、だと?」
ブランデンが低く唸る。目の前の存在がもはや人ではないことを彼は知っている。
「私は……母様のために、ずっと祈ってきたの。どれだけ拒まれても、どれだけ怖くても、私の手で“救う”って決めたの!」
リリーは震える手で、胸元から取り出した小瓶を掲げる。それは割られたものとは別の薬――彼女がもしものために隠していた、最後の一本だった。
「お願い、もう一度だけ……母様の、本当���声を聞かせて!」
少女が瓶を開けた瞬間、淡い光が部屋全体を包み込んだ。
母の身体がびくりと震え、膝から崩れ落ちる。そしてその唇が、嗄れた声でつぶやいた。
「……リリー……?」
その言葉に反応するように、妖異の気配が一瞬、揺らいだ。父と母――二つの存在がまるで引き裂かれるように苦悶する。
「……っ今だ!」
アルバートが叫ぶ。
だが、その時――「フフフ……甘いな、小娘」
母の口元から漏れたのは、先ほどまでとはまったく異なる声だった。闇が、リリーの祈りを嘲笑うかのように形を変える。
母と父の身体が闇の渦に呑まれ一つとなる。
――それは禍々しくも美しい、黒き羽根を持つ女神のごとき妖異。
リリーの想いを利用し、より強大な存在として「顕現」したのだ。
響き渡る絶叫。
黒き女神が空にその姿を現したとき、空間そのものが悲鳴を上げた。
空は裂け、時間の流れすら歪み、言葉を発することさえ躊躇われるような“圧”が押し寄せる。
「な……に、これ……」
リリーの声はかすれていた。足が震え、視線が定まらない。
「……っ、こいつは……!」
アルバートの喉奥が本能的に唸る。
「……身体が……動かねぇ……っ!」
ブランデンが前に出るが、その歩みも重い。
「ただの威圧じゃない。“信仰”が具現化してるのよ……!」
ラミットが顔をしかめる。
「これが、君の“救い”だよ……リリー」
声が幾重にも響く。
「アルバート!」
「……分かってる。終わらせてやる――お前たちの救いとやらは間違ってるってな!」
アルバートが再び斧を構え、仲間たちも武器を構え直し、闇の真核へと迫る。
戦いの幕は、今、真に上がった。
「さア、終ワり二しよウ。オマエタチも……クルシみから解放シテやろウ」
空間そのものを捻じ曲げるほどの瘴気。蠢く触手が天井近くまで伸びたかと思いきや、女神の腕が振り上げ���れたその刹那、無数の刃が空から降り注ぎ、地を貫いた。
アルバート、ブランデンらが前に出てが防御に徹するが、地面ごと吹き飛ばされる。
「ぐはッ!!」
ラミットが咄嗟に防壁を張るも、魔法が砕かれる音が響く。
レンダ=レイは咳き込みながら立ち上がって、弓を構え直した。
「もう、やめてえええええ!!」
リリーの叫びに、黒き女神の手が止まった。
ほんの一瞬、わずかにその顔が歪む。
レンダ・レイは、ほんの一瞬の迷いを見逃さなかった。
「感情がある……まだ“完全体”じゃない……どうにか隙を作らないとね」
ラミットがその背に小さな体を押しつけるように立った。
「無茶しないで!」
補助魔法をレンダ・レイに重ね掛けする。
「ありがとう、ラミット!」
レンダ・レイは小さく息を吐いた。
「行くよッ!」
矢を二本を同時に弦に番え、跳躍しながら詠唱中の“触手”を正確に射抜いて封じる。
「ッ……来るぞ!」
アルバートが叫んだ。詠唱は封じたが、物理攻撃は防げない。地面が隆起し、闇の触手が床を高速で這い回り、突き破って、引き裂こうと猛襲を仕掛けてきた。
「下がれ、ラミット!」
「下がったら誰が回復するのよ!? ちゃんと自分の体力見なさいっての!」
ラミットが怒鳴りながらも、素早く聖水を振り撒き、アルバートの足元に現れた傷を淡く癒す。次の瞬間、触手の槍がアルバートの背後から迫る。
「ッ――!?」
「任せな!」
ブランデンが飛び出し、その大盾で槍を弾くと、衝撃に地面が震える。
「お前らな、前ばっかり見てんじゃねぇ! 背後の守りは俺がやる!」
「頼もしいわね! じゃあ私、こっちの瘴気を浄化するわ!」
ラミットが小瓶を取り出し、広がる瘴気の中心に叩きつけた。破裂した浄化水が白く輝き、周囲の瘴気を一時的に押し戻す。
「チャンスよ!」
「了解――!」
レンダ・レイの弓が唸る。矢が連続で放たれ、狙いすました一撃が妖異の片目に突き刺さった。
「こいつ……まだ動けるッ!?」
だが、妖異は怯むどころか怒り狂ったように咆哮し、無数の触手を荒れ狂わせた。
「ブランデン、援護する!」
「任せろ!」
ブランデンが前に出て、巨大な盾で触手の一撃を正面から受け止める。衝撃で足元の石畳がひび割れたが、彼の足は一歩も退かなかった。
「こんなもんかよ……!」
横合いから迫る別の触手を、彼は盾の縁で叩き落とし、逆手に持ち替えた剣で断ち切った。その隙を突いて、レンダ・レイが素早く位置を変え、物陰から別の矢を番える。今度は瘴気の源と思しき胸元の核を狙った。
「……これなら、どう?」
風を裂いて飛んだ矢は光の尾を引き、妖異の胸を正確に射抜いた。妖異が身をよじり、再び咆哮する。
「数は不利でも的はでっかい!」
「くっ……! でも これじゃ近づけねえ!」
周囲は触手の棘だらけだ。接近戦にもちこみたいが、ままならない。
「だったら私が道を開ける!」
ラミットがぎゅっと唇を噛み、全員に向けて小さな声で祈りをささやいた。彼女の体から淡い金の光が広がり、味方の体を包み込む。
「今だけ、少しだけでも耐えられるように……!」
「いけるッ!」
アルバートが突っ込み、振るった斧が触手の一つを引き裂く。返す刃で切り上げたもう一撃が、腕のような部分を叩き斬った。
だが――。
「っ、来るぞ! 全方位攻撃だ!」
妖異がのけぞり、無数の触手を地面に叩きつける。瘴気が炸裂し、棘のような瘴気弾が放射状に飛び散った。
「下がって! 遮蔽物を使って!」
レンダ・レイが叫び、矢の連射で一部の飛来物を撃ち落とす。ブランデンはラミットの前に飛び出して盾を構え、衝撃を受け止めた。
「ふん、そんな子ども騙しじゃ割れんぞ!」
「ラミット、回復はまだか!?」
「今、かけ直してるからっ! ちょっと待って!」
そのとき、後方にいたリリーが膝をつきながらも、必死に両手を組んで祈りを捧げる。
「どうか……どうか、この願いを届けて。彼らが、無事でありますように――!」
小さな祈りが空気に溶け、微かな風のような光が仲間たちに流れ込む。淡く青い輝きがラミットの魔法と重なり、治癒の力を補強していく。
「っ……!? リリーの魔法、増幅してる……!」
ラミットが目を見開いた。リリーの祈りが、彼女の術をさらに強くしていた。
「ありがとう、助かるわ!」
「リリー、もう少し耐えてくれ!」
「はい、わたし、祈り続けます……!」
レンダ・レイがさらに高く跳び上がり、矢を連続で番える。矢にまとった光が、夜空を裂く流星のように煌めいた。矢の軌道がより鋭く、正確に妖異を射抜いていく。その一矢一矢に、瘴気を払う微かな浄化の祈りが添えられていた。リリーの魔法が矢を導いていたのだ――。
「……触手の動きが鈍ってる。こいつ、少しずつ弱ってる……! もう一息よ!」
ブランデンも大盾で突進し、敵の懐へと踏み込んで押さえ込む。
「今だ、畳みかけろ!」
「もうっ、ほんっと無茶ばっかり! 倒れる前に回復くらい受けなさいよね!」
「ラミット、援護頼む!」
「任されましたっ!」
ラミットの治癒の光に、リリーの祈りがその光をそっと支える。まるで聖女の加護のような優しい風が、味方の傷を癒していく。
レンダ・レイの矢が夜空を裂き、ブランデンは前線で攻撃を引き受ける。
「アルバート、最後行くわよ!」
「ああ、任せた!」
ラミットがエーテルに祝福を込めて力を流し込む。その力がアルバートの斧へと流れ込み、白光が周囲を照らした。同じく、リリーも両手を胸元に重ねてそっと目を閉じる。震える声で、しかし迷いのない言葉を口にする。
「風よ、導いて。光よ、照らして……どうか、この願いを力に変えてどうか祈りよ、届いて――!」
その想いは静かに、確かにアルバートの背を押した。
「――全てを断ち切るッ!!」
一閃。
光に包まれた一撃が振り下ろされると同時に、空気が爆ぜるような衝撃が広がり一陣の風が沸き起こった。闇を纏っていた妖異の身体に、深く、潔く、白光の斬撃が刻まれた。
「――がっ……ああああああアアアァア!!」
黒き女神が、悲鳴とも咆哮ともつかぬ声をあげる。闇が裂け、空間そのものが震え、引き裂かれた口から煙のような怨嗟の叫びが噴き出す。
「……これで、終わりだ」
ブランデンがゆっくりと盾を下ろし、後ずさる女神の姿を睨みつける。
「父様……母様……」
リリーが、震える声で呼びかけた。
光に貫かれ、崩れかけたその姿の中に、確かに“両親”の面影があった。
「……リリー……」
その声は確かに――母の声だった。
リリーの目から、堰を切ったように涙があふれた。 「母様……!」 彼女は駆け寄ろうとするが、父の影がそれを制するように前に立ち塞がる。
「リリー……近づいてはいけない……」 その声も、確かに父のものだった。しかし、その顔には葛藤と苦悩、そして――愛情があった。
「私たちは……もう元には戻れない。だが、ほんのわずかでも……お前の願いに応えられるなら、それでいい」
彼は振り返り、崩れ落ちた妻――マリーの手を優しく取った。その手を、彼女もまた、かすかに握り返す。「ごめんね……リリー……。苦しい思いを……させたわね……」 その声は震えていたが、確かに母親としての彼女の言葉だった。
アルバートたちは、ただ静かに見守っていた。 ラミットは涙を拭い、レンダ・レイは震える手で弓を下ろした。 ブランデンは腕を組んで目を伏せ、何も言わなかった。
リリーはそっと膝をつき、両親の前で深く頭を下げた。 「……ありがとう。……私、もう、泣かない。だから……どうか、安らかに――」
その瞬間、光が再びあたりを包んだ。 それは祈りのような、穏やかな光だった。
二人の姿は、光の中でゆっくりと溶けていく。 それは、まるで永い眠りから解放されるような―― 安らぎに満ちた別れだった。
やがて、屋敷の中から妖異の気配は完全に消え去っていた。
「……終わったな」
アルバートの静かな声に、誰もが無言でうなずいた。
***
空が晴れ、屋敷には静寂が戻った。
リリーはしばらく何も言わずに空を見上げていたが、ふと顔を上げて――微笑んだ。
「ありがとうございます、みなさん」
ラミットが、目元をぬぐいながら近づき、リリーの手を握る。
「もう大丈夫。あとは私たちがちゃんと見てるから」
「……ふぅ。とんだ騒ぎだったな」
ブランデンがぼやきながらも、どこか安心したように盾を背負い、レンダ・レイが矢筒を背に戻しながら笑う。アルバートは斧を肩に担ぎ、空を見上げる。
長い夜を越えて――新しい朝を迎えたのだった。
※おまけの話※
静かな夜だった。
深い森の奥、一行は簡素な野営地を設け、焚き火を囲んでいた。
戦いの興奮が収まりきらぬまま、それでも皆、どこか安堵したような顔をしている。
ラミットは、火を見ていた。
薪がはぜるたび、過ぎた戦いと、リリーの涙が思い出される。
「あの子、きっと、これからも迷うでしょうね」
隣に座るアルバートに、ぽつりと声をかけた。
「……それでも、進むんじゃねぇかな。あの子は強えよ」
彼は当然のように答えた。
まっすぐで、少し���器用で、だけどその言葉には真実がある。
ラミットは目を伏せる。
そのまっすぐさに、時々、どうしようもなく胸を衝かれる。
「……いつもそうやって、簡単に言うのね」
「ん? 何がだ」
本当に分かっていない顔で振り向く彼に、ラミットは小さく息をついた。
「……いいの。べつに」
わたしが何を思ってるかなんて、気づかなくていい。
気づかれたら、たぶん、困るから。
でも、ほんの少しだけ、気づいてくれたらとも思う。
そんな矛盾を、彼は知らずに隣にいて、火を見ている。
ラミットはそれだけで、少し心がほどけるのを感じた。
――あぁ、もう。ほんとに、ずるいんだから。
「……ありがとう、ね」
「ん? なんか言ったか?」
「……別に。聞き間違いでしょ」
「そうか」
ラミットはひざを抱えるようにして黙りこむ。アルバートは何か考えるふうでもなく、火に木をくべている――ラミットはちらりとその横顔を見つめ、目を細めた。静かな夜が、またひとつ、ふたりを包んでいた。
(終)
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機車後輪鎖死
H:2025年3月30日近午下雨天機車後輪鎖死在桃園大棟山停車場,荒郊野外,前不著村,後不著店,幸賴弟靠交情叫救援車運載,尤其在例假,百店狂休的日子,運費花費700元,所行道路反向幽靜,由南樹林轉運站出口下來,載送至機車行再麻煩弟弟載送返回,感謝!隔日仍下雨,搭702公車由恩主公到樹林後火車站,再搭計程車到中正路花費110元,到機車行拿車,修理費2800元,再換機油,齒輪油250元共3050,騎回家前先去致謝,返回花30分,二日也是歷險驚魂記。精采人生不怕面對問題,處理一件事,圓滿一件劫難及功德,格言聯璧存養類的大事難事看擔當「大事難事看擔當,逆境順境看襟度,臨喜臨怒看涵養,群行群止看識見。」說得好,套一句
「先總統蔣公曾勉勵國人要莊敬自強,處變不驚,慎謀能斷,以開創國家民族的前途。」人安家安才會想到國安。20250331W1(補)
網路資料
機車後輪是鎖死的狀態,摧了油門,車子正常,煞車正常。平時我的後煞不算利,所以就算煞死,摧油後輪能動,熄火完全鎖死。
經車行修理是:
後輪軸承(裝在後輪搖臂排骨,內外雙環夾滾珠,用久了爆開卡住,輪胎就不會動)。檢查方式應該先下排氣管...下排骨,檢查培林,檢查煞車鼓,再來才是檢查傳動箱。最後更換皮帶及軸承。
維基文庫
格言聯璧
格言聯璧》
序
學問類
存養類
編輯
性分不可使不足,故其取數也宜多:曰窮理,曰盡性,曰達天,曰入神,曰致廣大,極高明。
情慾不可使有餘,故其取數也宜少:曰謹言,曰慎行,曰約已,曰清心,曰節飲食,寡嗜欲。
大其心,容天下之物;虛其心,受天下之善;平其心,論天下之事;潛其心,觀天下之理;定其心,應天下之變;清明以養吾之神,湛一以養吾之慮,沈警以養吾之識,剛大以養吾之氣,果斷以養吾之才,凝重以養吾之度,寬裕以養吾之量,嚴冷以養吾之操。
自家有好處,要掩藏幾分,這是涵育以養深。
別人不好處,要掩藏幾分,這是渾厚以養大。
以虛養心,以德養身;以仁養天下萬物,以道養天下萬世。
涵養沖虛,便是身世學問。
省除煩惱,何等心性安和!
顏子四勿,要收入來;閑存工夫,制外以養中也。
孟子四端,要擴充去;格致工夫,推近以暨遠也。
喜怒哀樂而曰未發,是從人心直溯道心,要他存養。
未發而曰喜怒哀樂,是從道心指出人心,要他省察。
存養宜沖粹,近春溫。省察宜謹嚴,近秋肅。
就性情上理會,則曰涵養。
就念慮上提撕,則曰省察。
就氣質上銷熔,則曰克治。
一動於欲,欲迷則昏。
一任乎氣,氣偏則戾。
人心如谷種,滿腔都是生意,物慾錮之而滯矣。
然而生意未嘗不在也,疏之而已耳。
人心如明鏡,全體渾是光明習染薰之而暗矣。
然而明體未嘗不存也,拭之而已耳。
果決人似忙,心中常有餘閑。
因循人似閑,心中常有餘忙。
寡慾故靜,有主則虛。
無欲之謂聖,寡慾之謂賢;多欲之謂凡,徇欲之謂狂。
人之心胸,多欲則窄,寡慾則寬。
人之心境,多欲則忙,寡慾則閑。
人之心術,多欲則險,寡慾則平。
人之心事,多欲則憂,寡慾則樂。
人之心氣,多欲則餒,寡慾則剛。
宜靜默,宜從容,宜謹嚴,宜儉約,四者切己良箴。
忌多欲,忌妄動,忌坐馳,忌旁騖,四者切己大病。
常操常存,得一恆字訣。勿忘勿助,得一漸字訣。
敬守此心,則心定;斂抑其氣,則氣平。
人性中不曾缺一物,人性上不可添一物。
君子之心不勝其小,而氣量涵蓋一世。
小人之心不勝其大,而誌意拘守一隅。
怒是猛虎,欲是深淵。
忿如火,不遏則燎原。
欲如水,不遏則滔天。
懲忿如摧山,窒慾如填壑。
懲忿如救火,窒慾如防水。
心一鬆散,萬事不可收拾。
心一疏忽,萬事不入耳目。
心一執著,萬事不得自然。
一念疏忽,是錯起頭。
一念決裂,是錯到底。
古之學者,在心上做工夫,故發之容貌,則為盛德之符。
今之學者,在容貌上做工夫,故反之於心,則為實德之病。
只是心不放肆,便無過差。
只是心不怠忽,便無逸誌。
處逆境心,須用開拓法;處順境心,要用收斂法。
世路風霜,吾人煉心之境也。
世情冷暖,吾人忍性之地也。
世事顛倒,吾人修行之資也。
青天白日的節義,自暗室屋漏中培來。
旋乾轉坤的經綸,自臨深履薄處得力。
名譽自屈辱中彰,德量自隱忍中大。
謙退,是保身第一法。安詳,是處事第一法。
涵容,是待人第一法。灑脫,是養心第一法。
喜來時,一檢點。怒來時,一檢點。怠惰時,一檢點。
放肆時,一檢點。自處超然,處人藹然,無事澄然,有事斬然,得意淡然,失意泰然。
靜能制動,沈能制浮,寬能制褊,緩能制急。
天地間真滋味,惟靜者能嘗得出。
天地間真機括,惟靜者能看得透。
有才而性緩,定屬大才。
有智而氣和,斯為大智。
氣忌盛,心忌滿,才忌露。
有作用者,器宇定是不凡。
有智慧者,才情決然不露。
意粗性躁,一事無成。心平氣和,千祥駢集。
世俗煩惱處,要耐得下。
世事紛擾處,要閑得下。
胸懷牽纏處,要割得下。
境地濃艷處,要淡得下。
意氣忿怒處,要降得下。
以和氣迎人,則乖診滅。以正氣接物,則妖氛消。
以浩氣臨事,則疑畏釋。以靜氣養身,則夢寐恬。
觀操存,在利害時。觀精力,在饑疲時。
觀度量,在喜怒時。觀鎮定,在震驚時。
大事難事看擔當,逆境順境看襟度。
臨喜臨怒看涵養,群行群止看識見。
輕當矯之以重,浮當矯之以實,褊當矯之以寬,執當矯之以圓,傲當矯之以謙,肆當矯之以謹,奢當矯之以儉,忍當矯之以慈,貪當矯之以廉,私當矯之以公,放言當矯之以緘默,好動當矯之以鎮靜,粗率當矯之以細密,躁急當矯之以和緩,怠惰當矯之以精勤,剛暴當矯之以溫柔,淺露當矯之以沈潛,溪刻當矯之以渾厚。
持躬類
敦品類
處事類
接物類
齊家類
從政類
惠吉類
悖凶類
攝生類
網路字典
莊敬自強
本指君子莊嚴持重,敬慎小心,故能日漸篤實堅強。語本《禮記.表記》:「君子莊敬日強。」後指以莊敬的態度謀求自立自強。如:「先總統蔣公曾勉勵國人要莊敬自強,處變不驚,慎謀能斷,以開創國家民族的前途。」

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