#それにしても似過ぎ
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(前回の続き)
ヨーロッパ某国のゲイクラブでの話。
ビデオのある個室で2人の男にザーメンをぶち込まれてますます変態度が上がった俺は、ハーネスにケツ割れブーツ姿のまま地下へ続く重厚な階段を降りていった。ヨーロッパらしい石造りの天井が高い薄暗い空間が広がっていて、中央にはまず映画のように大きなエロビデオが投影されている広間があり、スクリーンの前には小さな舞台が。その前には平らなベンチが多く置かれていて、そこでスクリーンを見ながらデカいチンコをジッパーから引っ張り出してしこっているおっさんが数名いた。エロい風景にしばし俺も壁にもたれかかってエロビデオを見ながらおっさん達を見ていたが、奥のエリアを見てみたくなったのでそのおっさん達の視線を気にしながら右手に繋がる暗い廊下方向に。歩いて見行くと幾つかのドアが無い真っ暗な小さな個室と、その奥にはさらに上階と同じような扉付きのビデオ個室があった。そのエリアでも真っ暗な小さな個室の中でしゃぶっていると思われる野郎達や通り過ぎる俺のケツを触ったり胸を触ったりしてくる奴もいた。興味ありつつもそのエリアから中央に戻り、今度は左手方向に。左手には3方向に伸びる廊下があり、一つ目は鉄柵で囲まれた幾つかの暗い部屋があるスペースに続いており、鉄柵の部屋の中には天井から鎖が幾つかぶら下がっていたり、木製の椅子やベンチや台が真ん中に置かれていたりしたハードな作り。二つ目の通路の方に戻るとそこにも壁に鉄柵が取り付けられた部屋があり、中をのぞくと真ん中にケツ掘りブランコがあり、3人ほどの野獣がデカいケツの野郎のケツを交代に舐めながらデカいチンコで掘っていた。俺はケツ割れの股間をパンパンにしながら、その通路の奥に進むと、そこはうす暗いエリアに四つん這いに体を固定する木製の大きなベンチが置かれた広いエリアや壁に等身大のX字のパネルが取り付けられた鉄柵の部屋があり、X字の先端にはそれぞれ鎖が取り付けられていた。興味はあったがそのエリアから一端戻り3つめの暗い通路へ。そこは一番奥が深いようで、中には鉄格子の大きな部屋の中央に大きな木製のベッドが置かれ、開いた足を固定出来る鎖が天井からいくつもぶら下がっていた。その奥には幾つかの広い扉付きの部屋やオープンな暗い部屋があり、迷路のようになっている廊下を進むと股をを開いて寝る手術台のようなベンチがある部屋や、真っ暗で中がよく見えないダークルームが幾つかあった。
さっきから何人もの野郎達と目が合ったりケツを触られたりしていたので、ムラムラ度が半端ない俺は何を思ったのか興味があったその股を開いて寝るベンチに横たわり、両足を固定台に乗せて股を開く形のエロい体制になってみた。その格好になっている自分の変態度にも興奮したが、間もなく一人の体のデカい髭の似合う男が入ってきて俺に近づき、俺の姿を見ながらジーンズからデカいいちもつを引っ張り出してしこり出した。そのでかいチンコをガン見して俺もガマン汁でびちょびちょのケツ割れの上からチンコを揉んでいたら、その男が俺に近づきそのデカマラを俺の口に突っ込んできた。デカくて太くて男臭いチンコをしゃぶっていると途中で甘いガマン汁が口に広がりまたも興奮。するとその男にベロチューされてさらに興奮、ガマン汁はダラダラ。するとその男は俺の開いた足の方に移動して俺のケツを舐め始めた。おそらくさっきのザーメンも一緒に舐め取られているようで、あまりの気持ち良さに声が出たが、気付くと周囲には他に数名の男達が。ケツを舐められていると同時にもう一人のダディがデカマラを俺の口に突っ込んできたのでもちろんしゃぶりついた。すると別の男が反対側に立ち俺のガマン汁でべっとりしたケツ割れから俺のチンコを引っ張り出しでシャブリ出した。同時に他の男が俺の乳首を触り出してきて、周りに他にも数名の野郎がいる中で、チンコもケツも乳首も攻められながら、デカマラをしゃぶらされているという超恥ずかしい姿を見られて興奮はピークに。するとケツを舐めていた男がデカいチンコを俺のケツの穴に押し込んできた。すでにさっきデカマラで広げられていたおかげでそのデカマラは抵抗なくズボッと俺のケツにヌメり込んできた。思わず声が出て体が大きビクンと動いたが、その4名くらいの野郎に体を押さえられ、デカマラで口も塞がれていたので抵抗などできず、グチョグチョと人前でケツを掘られまくった。間もなくケツの中でデカマラがビクンと止まったかと思うと、ケツの中に温かいザーメンが大量に噴出されたのが分かった。すると、俺にしゃぶらせていたダディがすぐさま俺のケツに回り、ケツの穴から垂れるザーメンを自分のチンコに塗りつけたかと思うと、すぐさま俺を掘り始めた。これまたデカい。さっき掘った野郎がザーメンのついたチンコを俺の口にもってきたので、綺麗になめ回してやったらベロチューして去って行った。また別の若イケメンが俺の口にチンコを突っ込んできたので、チンコを咥えながら掘られっぱなし。二人目のダディも間もなく中出し。するとすぐに俺のチンコをしゃぶっていた男が俺のケツを掘り始め、すぐに中に種付け。俺のケツは既にここで3人のザーメンがぶち込まれてケツの穴から垂れていたが、別のヒゲのおっさんがすぐに俺のケツをなめ回してザーメンをすすり��した。またそのおっさんもチンコをぶち込んできたが、それが半端なくデカかった。デカマラでおなかはパンパンだが、ケツの穴とザーメンがグチュグチュとエロい音を響かせてピストンされた。誰かが俺のチンコをしゃぶりまくっているし、乳首も舐められているし、若いイケメンのデカマラをしゃぶりながらもう何が何だか分からなくなって恍惚状態。若いイケメンが俺にしゃぶらせながら横に来た他のごつい野郎とベロチューを始めたのもエロかったが、間もなく若いイケメンのデカマラから大量のザーメンが俺の口の中に噴射。俺は口の中に溜まったイケメンのザーメンをゴクゴクと飲んだが、それをみたごつい野郎が俺とベロチュー。口の中のザーメンをなめ合っていると、もう俺も限界。ベローチューされて掘られながら腹の上にドピュっと噴射。すると、そのザーメンをすくい取りなめながら掘っていたおっさんも一緒に中出し。また腹の中に大量のザーメンがぶち込まれた。
気付くと、そのおっさんやごつい野郎が俺の腹の上のザーメンを舐め合っているし、ケツからザーメン垂れ流しの恥ずかしい姿をまだ数名のチンコをしこりながら囲んでいた男達に見られているのが分かり、一気に恥ずかしさが湧き上がった。俺は笑いながら男達の手を振りほどいてそのままその場を離れ、上階の洗面所に駆け込んで体を拭き小便をして顔を洗った。その後1時間半ほど個室で休憩。
あっという間のあまりに激しく恥ずかしいエロいプレーで興奮はなかなか収まらず、休んだあと再度個室で↗追加して、アゲアゲ状態でもう1回戦臨みに地下へ降りて行ったことは言うまでもないが、その後の更なる変態プレーは想像にお任せします。
今回の旅行で、ヨーロッパについても見直したが、その某国の男達がかっこよくてエロくて感じがよかったので、その国のファンになってしまった。またいつか訪問してみたい。兎に角、自分の知らなかった変態度を改めて知って恥ずかしいと思うと同時に、またやられてみたいという気持ちもあり、癖になりそうな自分が怖い⋯w
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カウンセリング21年やっていて思いますが、メンタルが不安定な人は「自分と違う意見を言われた時、全否定されたように感じる」という傾向がある。これは被害妄想ではなく「自分の価値観を守ろうとする敏感さ」から来ています。 この敏感さは、自分や他人を大切に思う心が強い証拠でも��ります。だから「他人は他人」 「自分は自分」という割り切りは必要です。 多くの人が敏感であるゆえに、 自分の考えや意見と違った時、 心の奥底で 小さな嵐が起きるのを感じます。 この心に起きる嵐は、 「ただの意見の違い」に過ぎないものを 「全否定」として 拡大解釈をさせたりします。 しかしこの 「敏感さ」は心の弱さではなく、 自分と人を大切にできる 「強さ」に変わります。 目の前にある小さな灯火。 その火を吹き消されないように 覆うことで守る人。 敏感であるということは、 まさにそんな行動に似ています。 守るべきものがあるからこそ、 風のそよぎにも気づくことができるのです。 周りの人がふと口にした 「小さな言葉」や、 「ささやかな仕草」に気づけるのも、 あなたが敏感であるからこそです。 だからこそ そんな自分を否定しないでほしい。 誰かの言葉で 自分が否定されたように感じた時は、 「意見が違うだけ」 「自分を否定するものではない」 そう自分に言い聞かせて、 新しい視点のひとつとして 考えてみてほしいのです。 もう一度言います。 敏感である自分を否定しないでください。 「敏感さ」は世界の 繊細な音や色を捉えるアンテナ。 そのアンテナは、 あなた自身の心も、 他者の心も豊かにしてくれるでしょう。 「答えが出ない」 そんな悩みや苦しみを 僕も一緒に受け止めたい。 少しでも楽になれるポストも 毎日投稿していきます。 明日もあなたの少しのお薬になれますように。
Xユーザーのりゅうこころ|作家🖋️さん
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the official one piece channel released a music video to promote volume 109 much like how they did with volume 106 and the start of egghead:
youtube
and i watched it and i started bawling almost instantly. below the cut is the rough (very rough, i'm not great at translating music) translation i did of the lyrics, so you all can cry along with me.
例えば誰か一人の命と/tatoeba dareka hitori no inochi to 引き換えに世界を救えるとして/hikikae ni sekai wo sukueru toshite 僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ/boku wa dareka ga nanorideru no wo matteiru dake no otoko
if, for example, by saving the life of one person i could save the whole world i would be a man who only waits for that one person to declare himself
愛すべきたくさんの人達が/aisubeki takusan no hitotachi ga 僕を臆病者に変えてしまったんだ/boku wo okubyoumono ni kaete shimattanda
to all the many people dear to me i sadly became a coward
小さい頃に身振り手振りを/chiisai goro ni miburiteburi wo 真似てみせた/manete miseta 憧れになろうだなんて/akogare ni narou da nante 大それた気持ちはない/daisoreta kimochi wa nai
the gestures i learned when i was small i've showed you how to copy and i've come to yearn for something no grand ambitious feeling
でもヒーローになりたい/demo 'hero' ni naritai ただ一人君にとっての/tada hitori kimi ni totte no つまずいたり転んだりするようなら/tsumazuitari korondari suru you nara そっと手を差し伸べるよ/sotto te wo sashinoberu yo
but i want to become a hero if only to you alone if you ever stumble or fall i'll quietly reach out a hand
駄目な映画を盛り上げるために/dame na eiga wo moriageru tame ni 簡単に命が捨てられていく/kantan ni inochi ga suterareteiku 違う 僕らは見ていたいのは/chigau, bokura wa miteitai no wa 希望に満ちた光だ/kibou ni michita hikari da
for the sake of bringing this no-good movie to its climax lives were simply thrown away but no, what we dream of seeing is the light that has fueled our hopes
僕の手を握る少し小さな手/boku no te wo nigiru sukoshi chisana te すっと胸の淀みを溶かしていくんだ/sutto mune no yodomi wo tokashiteikunda
that small hand gripping mine all of a sudden melts all the hesitation from my heart
人生をフルコースで深く味わうための/jinsei wo furucosu de fukaku ajiwau tame no 幾つものスパイスが誰もに用意されていて/ikutsumono supaisu ga daremo ni youi sareteite 時には苦かったり/toki ni wa nigakattari 渋く思うこともあるだろう/shibuku omou koto mo aru darou そして最後のデザートを笑って食べる/soshite saigou no dezaato wo waratte taberu 君の側に僕は居たい/kimi no soba ni boku wa itai
so that you might deeply savor life as a full-course meal with all its many spices laid out for everyone though at times it may be bitter and full of sour thoughts and at last you'll eat dessert laughing i want to be by your side
残酷に過ぎる時間の中で/zankoku ni sugiru no naka de きっと十分に僕も大人になったんだ/kitto juubun ni boku mo otona ni nattanda 悲しくはない 切なさもない/kanashiku wa nai, setsunasa mo nai ただこうして繰り返されてきたことが/tada koushite kurikaesarete kita koto ga そうこうして繰り返していくことが/sou koushite kurikaeshite iku koto ga 嬉しい 愛しい/ureshii, itoshii
i certainly came to adulthood in the midst of these times that are far too cruel but i'm not sad, and i'm not in pain although things have just repeated like this yes, although things will repeat like this i'm happy, my dearest
ずっとヒーローにありたい/zutto 'hero' ni aritai ただ一人君にとっての/tada hitori kimi ni totte no ちっとも謎めいてないし/chittomo nazomeitenai shi 今更もう秘密はない/imasara mou himitsu wa nai
i always want to be a hero if only to you alone without any mystery left after everything, i have no secrets anymore
でもヒーローになりたい/demo 'hero' ni naritai ただ一人君にとっての/tada hitori kimi ni totte no つまずいたり転んだりするようなら/tsumazuitari korondari suru you nara そっと手を差し伸べるよ/sotto te wo sashinoberu yo
but i want to become a hero if only to you alone if you ever stumble or fall i'll quietly reach out a hand
#one piece#japanese#jon does opening translations#<- this isnt an opening obv but thats the tag ive used for song translations in the past#kuma#arc: egghead island#opspoilers#bonney#Youtube
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Memo for Episode 22 “Royal Guard”
楼蘭「フフ…、姉様(ねえさま)も同(おな)じようなこと言(い)ってた。そだね。そうだよね。きっと姉様(ねえさま)も、私(わたし)の姉様(ねえさま)じゃないんだわ」
Roran “Fufu…, Nee-sama’mo onaji-yona-koto itte-ta. Sodane. So-dayo-ne. Kitto Nee-sama’mo, watashi’no Nee-sama-ja nain-dawa.”
Loulan “Yes, that’s similar to what my sister said. Yes, you’re right. My sister probably isn’t really my sister, either.”
そだね(Soda-ne): soft, child-like way of saying “そうだね”, sometimes used by girls or young people.
そうだよね(So-dayo-ne.): almost the same as そうだね, but a little stronger.
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猫猫(うそつけ。こんな顔(かお)をされると、よく似(に)てる。子翠(シスイ)は、姉(あね)である翠苓(スイレイ)を慕(した)っている。だから、こんな状況(じょうきょう)になっても無関係(むかんけい)だと、庇(かば)っている。でも、そんな理屈(りくつ)は通(つう)じない。翠苓(スイレイ)は、これまでの事件(じけん)に関(かか)わり過(す)ぎている)
Maomao (Uso tsuke. Konna kao’o sareru-to, yoku niteru. Shisui’wa, ane’de-aru Suirei’o shitatte-iru. Dakara, konna jokyo’ni nattemo mu-kankei-dato kabatte-iru. Demo, sonna rikutsu’wa tsuji-nai. Suirei’wa, kore-made’no jiken’ni kakawari-sugite-iru.)
Maomao (Lies. When she makes this face, they look really similar. Shisui really loves her sister, Suirei. That’s why, even after all that’s happened, she claims they’re unrelated, to protect her. But that logic won’t work at all. Suirei is far too involved in all of the incidents that have happened so far.)
うそつけ(Uso-tsuke.): You’re lying! You’re kidding! Don’t lie.
I don’t know why, but うそつけ grammatically means “Lie,” but actually means “Don’t lie.”
慕う(��たう/Shitau): (Normally lower person) admire, love with respect (higher person)
理屈(りくつ/Rikutsu): logic, reason, theory
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楼蘭「意地(いじ)だよ、私(わたし)の」
Roran “Iji-dayo, watashi’no.”
Loulan “I have my own pride.”
意地(いじ/Iji): In this case “pride” works well, but 意地 is not the same as 誇り(ほこり/Hokori): pride. “誇り/Pride” is always used positively, but 意地 is often used negatively. 意地 means your own strong will that you cannot give up or throw away, but it might be seen just as stubbornness by others.
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羅半(ラハン)「義父上(ちちうえ)…、例(たと)えば、皇族(こうぞく)に手(て)を上(あ)げた場合(ばあい)、罪(つみ)に問(と)われるのは当人(とうにん)だけでしょうか?」
Rahan “Chichi-ue…, tatoeba, ko-zoku’ni te’o ageta-baai, tsumi’ni towareru-nowa to-nin-dake-desho-ka?”
Lahan “Father, theoretically, if you were to treat an imperial family member that way, would you be the only one punished for it?”
手を上げる(てをあげる/Te’o ageru): strike, hit, raise one’s hand against
The phrase has other meanings, such as “raise one’s hand” just to speak.
Lahan knows well how to deal with Lakan, and warned him that his sins will befall his beloved daughter and uncle. I like very much how, despite being a weirdo, Lakan dotes on his daughter.
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壬氏「気(き)づいていたか?壬氏(ジンシ)と私(わたし)が同一人物(どういつじんぶつ)であると」
Jinshi “Kizuite-ita-ka? Jinshi’to watashi’ga do-itsu-jinbutsu’de aru-to.”
Jinshi “Did you realize that Jinshi and I were the same person?”
同一人物(どういつじんぶつ/Do-itsu-jin-butsu): the same person
羅半「ええ。背丈(せたけ)、体重(たいじゅう)、胸回(むねまわ)り、胴回(どうまわ)り、全(すべ)て同(おな)じ数字(すうじ)の人間(にんげん)など、そうそうおりません。大変(たいへん)麗(うるわ)しく、女性(じょせい)でないのが残念(ざんねん)です」
Rahan “Ee. Se-take, tai-ju, mune-mawari, do-mawari, subete onaji suji’no Ningen-nado, so-so ori-masen. Taihen uruwa-shiku, josei’de nai-noga zan’nen-desu.”
Lahan “Yes. Height, weight, chest, waist… It’s quite rare for two people to have the exact same measurements. You are extremely beautiful. Unfortunate that you weren’t born a woman.”
Lahan apparently see many things in numbers. The La clan is full of eccentrics who excel at one thing, and this will probably be explained in more detail in Season 3 onwards if there is a sequel to the anime.
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羅漢「フフッ、算盤頭(そろばんあたま)も、こう言(い)っている」
Rakan “Fufu, soroban-atama’mo, ko itte-iru.”
Lakan “Or so our math-head thinks.”
算盤(そろばん/Soro-ban): abacus
Needless to say, Lahan is good at math. He always carries an abacus on his waist or in his hand, but Maomao says he can do all his calculations in his head without it.
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楼蘭「お父様(とうさま)。最後(さいご)くらい、責任(せきにん)を取(と)ってください」
Roran “Oto-sama. Saigo-kurai, sekinin’o totte-kudasai.”
Loulan “Father. As a final act, take responsibility for once in your life.”
最後くらい(さいごくらい/Saigo-kurai): at least at the end
〇〇くらい/〇〇ぐらい(~Kurai/~Gurai): usually it means “about/more or less 〇〇”, but it can mean “at (the very) least” depending on the context. = せめて〇〇くらい
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楼蘭「勝(か)てぬ相手(あいて)と分(わ)かっていたはずです。お父様(とうさま)…、お母様(かあさま)は私(わたし)が見届(みとど)けますから」
Roran “Kate-nu aite-to wakatte-ita-hazu-desu. Oto-sama…, Okaa-sama’wa watashi’ga mitodoke-masu-kara.”
Loulan “You knew we had no chance to win. Father. I will see Mother off.”
見届ける(みとどける/Mi-todokeru): see/watch something/someone to the end, see through, see off
This word suggests that Shenmei will soon die or be somewhere far away that is out of reach.
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李白(リハク)「こんなとんでもねえ策(さく)がうまくいくとは…。しかし、宮廷(きゅうてい)でも狸(たぬき)おやじと言(い)われた子昌(シショウ)が、こんな場所(ばしょ)に立(た)てこもるなんて、馬鹿(ばか)な真似(まね)をするものかねぇ」
Rihaku “Konna tondemo-nee saku’ga umaku-iku-towa… Shikashi, kyu-tei’demo tanuki-oyaji-to iwareta Shisho’ga, konna basho’ni tate-komoru-nante, baka-na mane’o suru-mono-kanee.”
Lihaku “Who’d have thought this tactic would go so well… Also, who’d have thought Shishou, known for his wiles in the palace, would make the mistake of holing up in a place like this.”
とんでもねえ = とんでもない(Tondemo-nai): unbelievable, outrageous
I prefer this line in the original Japanese novel; 「とんでもねえことやらかすな」と李白(リハク)は思(おも)った。/Lihaku thought, “Hey, they did this outrageous!”
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壬氏「皇族(こうぞく)が率(ひき)いる禁軍(きんぐん)が採(と)る策(さく)に、相応(ふさわ)しくないと思(おも)う者(もの)もいるだろう。だが、自軍(じぐん)の被害(ひがい)を抑(おさ)えるには、この策(さく)が最(もっと)も良(よ)い。そう私(わたし)が判断(はんだん)した。虚(きょ)を突(つ)く策(さく)とのそしりは、私(わたし)が受(う)ける!」
Jinshi “Ko-zoku’ga hikiiru Kin-Gun’ga toru saku’ni, fusawashiku-nai-to omou-mono’mo iru-daro. Daga, jigun’no higai’o osaeru’niwa, kono saku’ga mottomo yoi. So watashi’ga handan-shita. Kyo’o tsuku saku-tono soshiri’wa, watashi’ga ukeru!”
Jinshi “Some may think this is not the strategy befitting the royal guard, a proud force led by an imperial family member. However, this is the best strategy to minimize our casualties. That is my decision. I will accept any criticism that it is a sneak attack!”
そしり(誹り・謗り/Soshiri): criticism, slander, vilification, calumny
His speech as the imperial brother was so dignified that everyone there could realize that he was a capable and respectable younger brother of the emperor. This must have come as a huge shock to people, along with the shock of discovering that Jinshi a eunuch and the imperial brother were the same person.
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猫猫(あれは…。まさかな…、こんな所(ところ)にいるわけない。すぐに禁軍(きんぐん)が入(はい)ってくる。ここにいる私(わたし)も、子(シ)の一族(いちぞく)の人間(にんげん)だと思(おも)われかねない。だけど……)
Maomao (Are’wa… Masaka-na…, konna tokoro’ni iru-wake-nai. Sugu-ni Kin-gun’ga haitte-kuru. Koko’ni-iru watashi’mo, Shi’no-ichi-zoku’no ningen-dato omoware-kane-nai. Dakedo……)
Maomao (Is that…? No way. There’s no way he would be here. The royal guard will arrive any moment now. I might get mistaken as a member of the Shi clan if I stay here. But…)
Before the anime started, I read this part in the original web novel, and at least at that point, this was the scene where Maomao found out that Jinshi was the imperial brother. The scene where Jinshi fought wearing a purple armor and with his hair tied up in a knot was beautifully described, and I got goosebumps when I read it. And Jinshi did not meet Maomao in person, but only found out that she had been rescued when Lihaku sounded the whistle, and was truly relieved. I really liked those scenes, so I was honestly disappointed when I read the published original novel. It was good that the scene where Maomao and Jinshi met was added, but I wished the reunion had been a little more dramatic. After that, when I reread the web novel, the content had been changed to match the published novel, and I was sad the scenes I liked had disappeared. Well, this is just my personal opinion…
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猫猫「壬氏様(ジンシさま)、老(ふ)けてるんですね」
Maomao “Jinshi-sama, fuketerun-desu-ne.”
Maomao “Master Jinshi, you’re younger than you look.”
I don’t know the actual nuance of this English line, but if I translate original Japanese line into English directly, it means “You look older than your actual age,” which is clearly an insult. Maomao, just imagine how determined Jinshi must have come here to rescue you! Is there nothing else you can say? I really feel sorry for Jinshi… In the original novel, it is written as “Although she spoke in a small voice, Jinshi glanced at her, looking a bit annoyed.” So, she might have just talking to herself, including some regret or excuse that she hadn’t realized who he was until that moment.
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李白「そうか…。生(い)き残(のこ)っても、一族(いちぞく)は、まとめて刑(けい)に処(しょ)される。女(おんな)・子供(こども)も関係(かんけい)ない。やりきれねぇな」
Rihaku “Soka… Iki-nokottemo, ichi-zoku’wa matomete kei’ni sho-sareru. Onna, kodomo’mo kankei-nai. Yari-kire-nee-na.”
Lihaku “I see. Even if they did survive, they’d all be executed. Women, children, it doesn’t matter. I don’t like it.”
やりきれねえ = やりきれない(Yari-kire-nai): unbearable, frustrating
This word refers to the feeling you get when something very sad or painful happens, but there is nothing you can do about it.
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李白「おっ。一(ひと)つ、いい手(て)があるぞ。お前(まえ)があのおっさんをパパとでも呼(よ)んだら、何(なん)でも言(い)うこと…んっ!すまん。今の���、無(な)しだ…」
Rihaku “O. Hitotsu, ii te’ga aru-zo. Omae’ga ano ossan’o papa-to-demo yon-dara, nan-demo iu-koto… N! Suman. Ima-nowa nashi-da…”
Lihaku “Oh, I know! Just go up to that old guy and call him “Papa” or something. He’ll let you― Sorry, never mind.”
パパ(Papa): Of course this word is from English. There are many way to call your father in Japanese, and the most common one is “お父さん(おとうさん)”. But the pronunciation is a bit difficult for children who are just beginning to speak, so many children start with “Papa” for father, and “Mama” for mother. Some people continue to call their fathers “Papa” even as adults, but this may make them seem childish.
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In this episode, we were first shown the state of mind of Shishou, whose thoughts were completely unknown until now. Of course, Shenmei (and the late emperor) are the ones most to blame for this tragedy, but if there was anyone who could have prevented it, it would have been only Shishou. Yet he didn’t even realize that Suirei was being abused, and he didn’t imagine what Loulan, who acted like a doll, really felt and thought. If a god-like being, the late emperor begged him “Please make my daughter your wife,” he couldn’t refuse. In exchange, he could have made Shenmei his wife, so it was inevitable that Shenmei would go crazy with jealousy and anger. However, even if it was too late, he could have talked to Loulan out of Shenmei’s sight after she entered the rear palace. He is probably a good person who is sincere and loyal, but he was unable to stop Shenmei, and Loulan ended up taking on that difficult role instead, which is so sinful.
It's really unfortunate that there will be no broadcast this week at this climax, but this is due to the circumstances of the TV station, and is not the fault of the anime production company. I believe that Season 2 will cover the end of vol.4 of the original novel. One more episode probably won’t be enough time, so I guess there are two more episodes left.
#apothecary english#apothecary romaji#the apothecary diaries#apothecary diaries#learning japanese#japanese#薬屋のひとりごと#薬屋のひとりごと 英語#薬屋 英語 学習#japan#KNH#season 2
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戦闘服の男たちNo.0
現職自衛官の告白体験手記
「遠くで突撃喇叭が」
原題「遠くでラッパが」
作 島 守

新隊員の便所はノリだらけ
朝五時、起床まであと一時間である。いやあ、変な夢を見たるんだなと思って、ギンギンになっているセガレに手をのばすと、ああ、やっちゃった。まったくしょうのない奴だぜ、昨日センズリかいたばっかりだろうが!
畜生!今起きると、となりのベッドの奴が目をさましてカッコ悪いし、しょうがネーな、起床で戦闘服に着替える時にでも一緒に履きかえるか。
それにしても新隊員は外出が制限されてるせいで、夜なんかとても遊びに行けないし、極度に欲求不満の日々が読いている。
雄臭い野郎を見るだけならここは本当にいい所だけれど、それ以上のことはちと不可能。けっきょく、夜、誰���いないトイレにはいってシコシコ激しくセンズリをカクしかないのだ。風呂で見たガッチリしたオアニイさんや、カワユイ隊員たちがチラチラ浮かんできたりする。
でも終わってみると、やっぱりむなしいな。なんか小便とたいしてかわりないみたいで。それでもけっこうさかんなようすで、この間も班長から、
「新隊員の便所はノリだらけでたまらん!」
なんて怒られてしまった。マア、ノリは冗談としても、エロマンガのちぎれたのや、ビニ本なんかが時々モロ、トイレにおきっぱなしになってたりする。金があれば普通の隊員はトルコにでも行くんだろうけど、そこはまだペイペイの新隊員、月給は少ないし、貯金はしろとうるさいし、とてもとても…
それでも、あけっぴろげな男だけの世界。
「これからセンズリ行くゾー」
と、エロ本片手に走って行く奴もいる。
そんでもって自分もけっきょくその日のタ方、バラしてしまうのだった。
「昨日の夜、爆発しちまったでェー」
「いやー、エッチだなあ。勝見二士がいないからじゃないのォー」
前期の教育隊から一緒に来た北村二士にいうと、思わぬ返事が返ってきた。まいったなあ。
「このヤロォー、勝見と俺はそん��に深い仲でネェゾ!」
「エへへへ、でも勝見二士は、島二士のダッチワイフだったんじゃないのォー」
まったく北村の野郎、口のへらない奴だ。
まっ、べつに勝見二土はダッチワイフだなんてのは冗談だからいいけど、でも俺は、やっぱりドッキン!そう、あいつはいい奴だったもんな。この俺に、男と男が精神的に強く結ばれることがどんなに素晴らしいことか数えてくれたから・・・•・・ネ。
それは3ヶ月前
桜のつぼみがまだ硬い三月の下旬、俺は陸上自衛隊のある駐屯地に入隊した。出身県の関係で他の県の出身者より四日ほど遅い入隊だった。勝見二士とはこの時に初めて出会ったのである。
〈三月某日〉
なかなかできてる奴
今日から俺の自衛隊員としての生活が始まる。まわりの環境は、想像していたのとそれほど変りはない。でも一部屋四十人というのは多すぎるようだ。
それから自衛隊ではバディという仕組があって、二段ベッドの上下でペアを組み、訓練面や私生活でいくそうだ。
俺のバディは勝見次郎。ガタイが良くてイモの煮っ転がしみたいな顔をした奴だが、なかなか性格はよさそうだ。
この時はまだバディの重要さなんか知るよしもなかった。
勝見二士は俺より年下だが、四日も早く入していただけあってちょっと先輩気取りで、ベッドのとり方から戦闘服のネームの縫い物まで俺に協力してやってくれた。早くもリードされっぱなし。それでもけっして悪い顔をしないで黙々と手伝ってくれる彼を見て、
「なかなかできてる奴だワイ」
と内心思ったものである。
<四月某日>
ビニ本でぬいて来い
入隊式も終わり、訓練も徐々に本格的になってきた。銃こそまだ持たされていないが、戦闘服を着て半長靴をはいて走り回るさまは、一人前の兵隊さん・・・・・なんちゃって。
そんな時、体育の時間に勝見の野郎がすっころんでけがをした。運動神経いいくせにまったくそそっかしい奴だ。おかげでその晩、俺がヨーチン片手に手当てしてやる。
両足おさえつけて、ヨーチンをぬるさまはSの気分。ムフフフと不敵に笑って、「グチェッ!」とぬってやる。勝見の奴たまりかねて、「ギャアー!」
苦痛にゆがんだ顔って、ちょっとエロチックやなアー。
四月にはいっても外出は下旬にならないとできない。新隊員とはつらいもんである。ああ、自衛隊には自由なんてない!これでは縛られるのが好きなMじゃなきゃ向かないんじゃないだろうか。そんなわけで貴重な休みも隊舎のベッドでゴロゴロ、これじゃ夜寝られるワケがない。
消燈���とっくに過ぎた十二時半、なんとなく昼間寝すぎたので寝つけない。緑色の毛布の中でごそっと寝返りを打つと、上のベッドでもごそっと寝返りを打ったようだ。安物のベッドがグラッとくる。これじゃセンズリかいてようもんなら、片っぽのベッドの奴は地震かと思って起きちまうだろうななんて思ってると、
「オイ、島さん寝たかい?」
と、勝見が小さな声で話しかけてきた。
「なーんか、こうムラムラして寝られネェんだョオ」
と俺。すると、
「島さん、最近やってないんでしょ、アレを」
「まっ、まあな」
と、二人はムクッとベッドから起き上がて話を始めた。まったく目がさえてしかたいない。すると、その時へやの戸があいて、だれかがはいってきた。なんと班付(つまり上官)の上田士長である。よーく見ると、片手にビニ本を持っている。
「お前ら、まだ起きとるんか」
「エエ、寝られないんですヨ」
と勝見二士。すると上田士長、恥ずかし気もなく片手でもってるビニ本二冊を差し出すと、
「これでちょっとぬいてこい、そうすればバッチリ寝られるゾ。俺も抜いて来た」
思わず俺と見、顔を見合わせてニヤリ、もちろん俺はあんまりビニ本には興味はないが、そこはノンケの顔をしていなければならないのがツライところ。
ともかく、俺と勝見の二人はビニ本片手に仲よくトイレに直行。そこで二人は同じ個室に••••••てなわけにはいかなくって別々の目室に。ハイ、でも、ガマン!
「オッ、スケニ本だぜ、もうビンピンだァ」
「タマンネニナー。でもあんまりおっきな声だすなァ、不寝番がびっくりして飛んでくるゾォー」
なんてことを話しながら、お互いに実況中継をし合う。洋式トイレなのですわってカケるのでらくなのだ。となりの個室からのすっとんきょうな声がとだえた。奴も本気になってきたようだ。こっちがたまんなくなるようなあえぎ声が聞こえてくる。思わず俺の手の動きも早くなる……。
すると、突然奴の声、
「ウッ!ウッーウ」
畜生、俺より早く終わりやがったな。
奴の家は海辺の町で漁師をやっている。中学、高校と、よくアルバイトを兼ねて家の手伝いをしたそうだ。そのためか潮で鍛えられた体は浅黒く、区隊で誰にもまけないくらいの逞しさを持っている。そんな奴から海の話を聞くのが俺も好きで、いろいろと聞いたものだった。サザエの採り方なんか、実に詳しく話をしてくれたもんだった。
<5月某日>
好きになったのかな?
知らないというのは恐ろしい。いつものように勝見二土から海の話を聞いていた俺は、なにげなく聞いてしまった。
「じゃ、なんで家の仕事を継がなかったんだい?」
「親父が許してくれなかったんだよ」
「どーして?」
「・・・・・・兄貴が海��死んだからさ••・・生きてれば二十七歳さ。よく晴れてベタなぎの海にもぐったきり、サザエ採りにネ、兄貴、上がってこなかった」
淡々と話し続ける奴は、やっぱりいつもと違っていた。
「やっぱり親は親なんだな。二人も海で死なせたくはないんだろうな。いくら俺がねばってもだめだった。今の俺なんて、丘に上がったカッパさ・・・・・・・」
と、彼は言う。いやいや、丘に上がったカッパなんてとんでもない。奴の体力は区隊のトップをいつも争っている。俺だって気力じや負けないつもりだが、やっぱり体力検定だとかではっきり数字に出されると、どうも一歩も二歩もゆずってしまう。
「漁仲間の人から最近よく言われるんだ、兄貴に似てるって」
彼はこう最後に明るく付け加えた。なんか、この話を聞いているうちに、自分が奴に引かれていることに気がついてきた。なんとなく奴のことを、俺は他の班員とは違う目で見ているということに・・・・・・。
俺、奴のこと好きになったのかな?
まだ五月の下旬だというのに、真夏のような暑さが続く。そんな太陽の下での戦闘訓練は、まだ自衛官として一人前の体力を持ち合わせてない俺たちには、とてもキツイ。
たかが4.3kgの小銃が自分の体じゅうの汗を吸いまくる。気がつくと小銃から滴がしたたるほどに汗でぬれている。
地面だってこんな間近に見つめることなんてあったろうか。地にふせた俺の目の前にあるのは、青々とした草が高々と繁っている姿と、小さな虫たちの世界だった。
一瞬、自分が虫けらになったような気がする。ふと隣を見ると、3メートルほど離れて奴がこっちを見てニヤリとした。埃にまみれた顔から白い歯がチラリとのぞく。ほんの数秒の間の静けさが何時間にも感じる。

すると突然、頭上で班長の大声が響く!
「目標、前方の敵!」
「突撃!前へ!」
銃をかまえると全力で走りだす。核の時代にこんなことが役に立つのだろうか、もうバカになるしかないな。班長の号令が頭の中を素通りして直接手足に伝ってゆく。俺も奴も、そして愛すべき仲間たちも、死ぬ時はみんな一緒・・・・・なんだろうな。
<六月某日>
レイプごっこ
3ヶ月の前期教育も大詰めをむかえてきた。今月の末には、俺も奴もバラバラになって全国の部隊のどこかの駐屯地に配属されることになるだろう。なんか、そう思うと、とてもせつない。でも、俺と奴は違う道をたどらなければならない。希望も適性も違うから。だからあと数週間、思いっきり悔いのないようにガンバッテいく。それが今の俺たちには一番なの
だ。
営内近は1班12名前後いる。学校の教室の約2倍ほどの大きさの部屋に、実に40人の隊員が詰め込まれ、2段ベッドで毎日の訓練生活を送っている。もちろん性格もさまざまであるが、そんな隊員たちが40人も一つの部屋にいる姿は、なんとも壮観で異様でもある。しかも全員、スポーツ刈りか坊頭で、体格もこの六月ごろになると個人差こそあれ、すっかり逞しくなってくる。
その中にはやっぱり俺以外にも、男が好きな奴がいるらしい。時々どっかからか、〇〇二土と二士が二人でトイレにはいって行くのを見たなんて話を耳にすることがある。
うまいことやってるなあなんて思うけど、やっぱり毎日寝起きしている仲間の前ではなかなか、そんなことできるワケがない。それでもよく俺たち二人は皆の前で冗談を飛ばし合う。
「オッ、いいケツしてんなあー、たまんねえぜ!」
「バーカ、今夜はもう予約ズミダヨ」
「ベッドあんまりゆらしてこわすなヨ。下で俺が寝られネェからヨ」
「じゃペーパー貸してやっから、センズリでもかいてきな!」
なんてやり合ってると、周りの仲間も悪乗りしてきて、なにがなんだかわからないうちにレイプごっこ(つまり解剖というやつ)が始まったりする。どんなバカ力の持ち主でも二十人ぐらいにせめられたんじゃ手も足もでない。アッというまにスッポンポン。一回やられるとくせになるみたいで、次の獲物をさかす。でも気がつくと、一番必死でやってるのは俺みたい。
<六月中旬某日>
こみ上げてくるような話
今日から前期教育で最初で最後の野営(泊まりがけの野外訓練)が始まった。
午前中に寝泊まりするテントを設営する。
午後からは小銃手用の掩体(一種の個人用の隠れ穴…ここに隠れて首と銃だけ出して、敵を狙う)を掘った。
1グループ6人で3時間ほどで仕上げなければいけない。
も��ぱら俺は現場監督のように地面に穴を掘る設計図を引く。そして奴は、パワーショベルのようなバカカで他の仲間四人とともに穴を掘る。もちろんきっかり時間内に仕上がった。
野営で俺たちが使うテントは、二人用の小さなもので、朝起きてみると足が外に出ていた、なんてことがしょっちゅうある。もちろん奴、勝見二士と一緒である。
一日めの夜は夜間訓練もあり、ビールも一本入ったので、二人はろくに話しもしないで寝てしまった。
二日の夜、目が冴えて眠れない。久しぶりに奴と俺はいろんな話しをした。酔うと滑舌になる勝見。入隊する前の事や、これからのこと、もちろん女の話しだって出てくる。俺は当然聞き手に回るわけだが、それでも奴は初体験の話や、彼女にふられてしまったことを、こっちが感心するほど克明に話してくれた。
なんかこみ上げてくるようなものも感じるけれど、それは明日の厳しい訓練にとかして流してしまおう。
三日めは、昼間の行軍が災いして床についたら、またまた、あっという間に寝てしまった。それでも就寝前、点呼に来る班長が、
「お前ら、あんまりいちゃつくなよ!」
「いやーあ、昨日なんて島さんが寝かしてくれないんスよ。まいったなあ」
なーんて冗談も飛ばしてくれて、言葉の中だけど、楽しませてくれた。
<前期教育終了7日前>
愛すべきパワーショベル
今日は最後の体育だ。項目はなんと苦手の障害走。外見に似合わず(?)体力のちと足りない俺には恐怖の時間である。だが、今回はなんと二人でペアになってやれというのである。当然勝見二土と組むことになる。よし、やるぞ!
隊長の合図でスタートし、戦闘服姿で障害物を切りぬけていく。高さニメートルの垂直の壁あり、幅一・五メートルの溝あり、まったくとんでもないコースだ。やっぱり勝見の奴は早い。確実に障害をこなしてゆく。時々日に焼けた顔でこっちをふり向く。そうだ、奴がいるから今俺は、三カ月間ここまできたんだ、汗と埃は今、大きなエネルギーと変わって俺たちに吸い込まれてゆく。奴が好きだ、そう、心の中で叫んでやる、
「好きだ」と。
ふと気がつくと、目の前にロープが下がっていた。最後の難関のロープ登りである。畜生!俺が最も苦手とするやつだ。それでも登らなければならない。一段階一段階と手足を使って登るのだが、なかなか上へ進まない。
畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くに・・。すると、そ畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くのに…。
すると、その時である。足をなにか、すごい力で下からさ押れた。グーッと上に上がる。フ、フックに手が届いた。やったあ!思わず下を見る。そう、俺の足の下には勝見のこぶしがあった。奴は満身の力で、俺を下から押し上げてくれたのである。
この野郎!お前はやっぱりパワーショベルなんだなあ。
<前期教育終了6日前>
自衛隊部隊はラッパの音と共に、毎朝8時に国旗掲揚、夕方5時に国旗降納がある。
俺の前に整列している奴の後ろ姿の敬礼を見るのもあと数回しかない。教育終了後に別の部隊に進む事に決まったからだ。
日に焼けたうなじを目に対み込んでおこうと思う。毎日、一緒に行く食事も別れが近いせいか会話が少なくなったような気がする。
そろそろ身辺の整理を始める。ダンボールに荷物をつめる時、背中に後ろで見ている奴の視線がやけに気になる。
<前期教育終了4日前>
パンツの隙間から半立ちのものが…
教育打ち上げの研修旅行で、ある山奥の温泉に行った。
やはり百名近い短髪の青年集団というのは一般の人々に奇異に見えるようで、必ず「お仕事は何ですか」なんて聞かれる。もちろん醜態をさらす飲み会に制服なんて着ていくワケがないから、わからないのは無理もない。
「皆さんお若いですネ。今年入社したのですか?」
「ハアー、そうです」
「いい体している人ばかりですけど、どんな仕事ですか」
「まあー(モゴモゴモゴ)」
「ガードマンかなんかですか?」
「似たようなもんですネ」
と、けっこうおもしろがって遠回しに話をするんだけど、後ろから当然、
「島二土!」
なんて階級で呼ばれるもんだから、わけ知りの人にはバレちゃう。そしてその夜ー。
バカ騒ぎのうちに飲み会も終わり、各班ごとにひっそりと部屋に集まって二次会が始まる。ビールの本数が増えるに従って、歌が出る。かわるがわる歌う員の歌声をバックにして、俺も奴も仲間たちも、この三カ月間の訓練をいろいろ思い出していた。苦しかったことしか浮かんでこない。
でも、俺たちはその中で同期愛ということを学んだ。
いつのまにかみんな寝てしまっていた。もう外は白みかかっている。
突然、俺の寝ている毛布に奴が割り込んできた。肌がふれ合う。奴の匂いがする。すぐいびきかく。でも、なんとなく手が出せない。チラリと下を見る。パンツのすき間から、奴の半立ちしたものが見える。そういえば、いつか俺も言われたっけなあ。
「島さん、立ったチンポぐらいしまって寝てろよナ。思わずさわりたくなるだろが!」
奴が不寝番をやっていた時見られてしまったようだ。まったく助平な奴だと思った。でも俺のほうが助平だったりして。
「俺、眠ってる時って何されてもわかんねえんだよなあ」
と奴がカマをかけてくる。
「バーカ、もうやっちゃったヨ。でも1万円のダッチワイフのほうが気持ちよかったぜ」
と俺。してやられたというような奴の顔。
そんなこと思い出しながらいいチャンスの中、俺も寝てしまった。
<前期教育終了日>
再会をめざして頑張ろう
とうとう、今日という日が来てしまった。
俺も奴も違う部隊へ行ってしまう。場所も離れているので、顔も見られなくなるかもしれない。両手で握手をして別れた。
遠くでいラッパが鳴っている。戻は出なかったが、心で泣いてしまった。ありがとう、リスの目をしたパワーショベル、勝見次郎よ。日に洗けて埃にまみれながら走り続けた道を、ふり返りながら前を行く。奴だから、今日まで.....。
そして今…
新隊員後期教育が始まって1ヶ月半。前期教育から一緒に教育を受けている北村二士が手紙を見せてくれた。勝見二士と同じ部隊に行った高田二士からだった。
<あ、そうそう、この間の手紙に島さんが夢精したって書いてあったネ。あの文、勝見二士に見せたら、「まいったなあー」って口ではいってたけど、ニヤニヤしてたぜ。島さんに会いたいって伝えといてくれとのこと>
俺も奴に会いたい。こんど会うのはいつのことだろうか。
「士、別れて三日を経たるは刮目して待つべし」
お互い、目をみはる再会をめざして頑張ろうじゃないか。人は出合いと別れを通じて成長するのだから。
そして後日談…2024年
題名「遠くで突撃喇叭が」は第二書房が付けた題名。
原題は「遠くでラッパが」である。今どき戦闘訓練で突撃喇叭なぞ吹かない。この時代の薔薇族には戦記物を書ける文字通り百戦錬磨の先輩がたくさんいたから仕方ないが、俺の指したラッパの音は毎日部隊で鳴らされる国旗掲揚、国旗降納のラッパである。
勝見二士(仮称)は俺が見込んだとおり自衛隊員募集パンフレットの表紙を飾った。
残念ながら2任期(4年)で退職。
再会は果たせなかかった…親父の後を継いで海に出たそうだ。
新隊員当時の写真。小説に出てくる面々。
その他の隊員と再会したのは地下鉄サリン事件。不幸な事件であったが、それぞれが一線で任務についていた頼もしさを感じた。
もちろん俺も新隊員の教育をする先任陸曹になった。
その後俺も2等陸曹で依願退職。約15年の自衛隊生活を終了。鳶職となり予備自衛官で約10年、1曹まで務めた。
2024年現在、自衛隊に残った同期たちは全て定年退官している。
俺を薔薇族、さぶに引っ張ってくれた木村べん氏も他界された。
読んでもらって分かる通り、肉体関係は無くとも男同士の愛情はある事への感動を自衛隊で得ることができた。
職務上死の覚悟を要求される世界。
その感動をセックス描写のない小説でも構わないからと木村べん氏に書いてみないかと言われて作ったのがこの作品。
べん氏に銃を持つ手ではイラストは描けなくなると言われて、好きなメカ画も共同で作品表紙等で書かせていただいた。もちろん最初で最後。ben &tetsuは勉&(鳶)徹って言うこと。
文中漢数字が多いのは縦書きの影響。

「遠くで突撃喇叭が」掲載誌表紙
もう一つ参考にしてさせていただいた本。
1974年芥川賞受賞作品「草のつ���ぎ」
実はエロ度こちらの方が数段上。戦闘訓練の打ち上げで全員でセンズリこくシーンがある。実話だからノーカットなんだろう。

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去年のことなのだが、一国一城の主になることができた。 昼と夜に営業する飲食店を開いた。若い頃から、ずっと関東地方にあるレストランで修行してて、いつかは自分の店持ちたいなー、と思ってた。先輩方は30代後半までにお店を起こす人が多かった。出遅れた感はあるけど、やっと達成できたのが心地よかった。 悩みというのは、「おしぼり業者をどうすればよかったのか?」ということだ。本業に比べれば、なんとも小さいことなんだが、地域でやっていくにあたり最適な業者を選びたかった思いがある。 以下長いけど、経過をまとめてみた。 (以下経過。長いです) 東京で修行して、故郷である京都市内でお店を開くっていうのが若い頃からの理想だった。 最初は故郷である山科の郊外でお店を開こうと思ってたが、(いろいろ問題がわかって)試行錯誤した結果、祇園にいいところが空いていた。 で、まさに開業をしようという時だった。残りひと月を切ったあたりかな? お店の開店準備をしてると、何かの営業の人がふたり来ていた。「こんにちは。ちょっと、いいですか?」ってプランクな感じだった。見た目は京都スタイルの和風私服だったけど、まあビジネスにもありかなって装いだった。 それまで営業は全部断っていた。自分で調達先を決めていたから。でも、『おしぼり』の会社だったんだ。京都でずっとやってるという。 おしぼりは、当時の自分が失念していた調達先のひとつだった。その時に「うわ、まずい忘れてた」と思ってひとまず話を聞いた。 「オーナーさんですよね。開店おめでとうございます」 という感じで名刺を渡されて、いろいろ話を聞いて、その場では返事をしなかったけど、こんな感じの内容だった。 ・おしぼりのレンタル(リース)をやっている ・長い間営業していて、京都市内の飲食店だとシェアがある ・祇園の半分の店はうちを使っている ・飲食店組合にも話は通してあるので すごいニコニコしていた。嫌な感じはしなかった。 「少し、考えさせていただけます?」でその場は乗り切った。 一応は、東京都内の飲食店に勤めていた過去がある。一部マネージャーの仕事もやってたから、なんとなく嫌な予感がした。最悪、��社の可能性がある。はてな民・増田民の皆様も、ああいう営業で人当たりが良すぎるのは気を付けた方がいい。 『地面師たち』のドラマ見たことある人はわかると思うけど、反社の人って演技力が抜群である。いい人の演技が熟達してるヤツが結構いる。 正直迷った。ちゃんとした業者の可能性も十分あるので。どうしようか迷った結果、飲食店の組合に聞いてみることにした。 京都は飲食店組合が強いと聞いていた。コミュニティが熟成しているのは間違いない。祇園なんて、全体で見ても狭い街である。最短で10分もあれば横断できる。新宿や六本木も狭いけど、一般市街地まで含めたら広い。 ただ、この京都のコミュニティの中で、(反社含めて)いろんな業者がどれほどの力を持っているのか、自分には全然想像もつかなかった。 祇園の飲食店組合(※正式名称は出しません。一応……)に思い切って聞いてみた。長年の経験によるアドバイスがほしかった。 業者が来た経過を説明したのだけど……正直スゲー他人事みたいな表情だった。その初老の役員さんは。 「まあ、○○さんですか。昔からある業者さんやわな」 「聞きにくいんですが、いわゆる、そういう方々なのでしょうか?」 「さあ、どうやろなぁ~祇園も色々あるやんなぁ~答えられん。おしぼりをどこから取るかは、結局、お店が決めることやし。組合がどうこう言う話でもない」 そっけなかった。「お店が決めること」っていうのは、自己責任ということだ。 組合は相談に乗ってくれなかった。絶対あんた情報知ってるやろ。反社かそうでないかくらい教えてくれよ。 ほかの店のおしぼり業者も気になった。 「うちの店の近所である」と断言できるお店が3つだけあった。同じ通りにある。 ただ、そこも教えてはくれなかった。口が重いというか、うちが新参だから気にされてる感はあった。 返答はこんな感じだった。 ・うちは昔から付き合いのあるところに頼んでる。会社は教えられない ・おしぼりなんて、適当に決めたら?(紙おしぼりでもええですよ) ・あなたもお店も、まずはええお客を作らんと。細かいところは後でいい ・どこも似たようなもん。京都府内だったら適当に会社を選んでもハズレ��ない ・話聞く限り、あなたのお店は高いんでしょう?おしぼりくらい自分で選びや~ なんか、どのお店もよそよそしい感じだった。それはわかるんだよ。近所とはいえライバルなのだから。 私が京都に帰ってきたのはつい先日である。料理の専門学校を卒業して都会に出たのだが、その暮らしの中で京都弁はすっかり抜けて標準語になってた。年に一度は山科に里帰りしていたのだが(京都の人は地元感を気にする)。 あの人たちは核心に触れるのを避けているように感じられた。面倒事��関わりたくないというか。 例えば、鴨川を挟んで真向かいにある木屋町だったら、今でも反社に守ってもらってるお店はある。高瀬川の上流にあるエリアである。第一観光ビルとかグリーンビルとか、昔小学校が建っていて今ホテルになってるとことか、あの周辺が特にそうだ。※たまに足がついて京都府警のお縄になっている 下流のエリアだと、ハイソがお店が並んでいる。同じ木屋町でも、お金持ち向けのエリアである。高瀬川の反対側にも飲食街があるが、そのあたりは残念ながら確信がない。 あきらめたくなかった。当時、一生懸命にどの業者がいいか?を調べていった。 おしぼりや什器といったお客さんが絶対に使うモノは、どこぞの知らない業者から手に入れたくなかった。こだわりがあった。反社など論外。東京で痛い目にあったことがあるからわかるのだ(秋葉原~台東区にかけての飲食街。アキバ冥途戦争はあながち間違ってない)。 ところで、故郷である山科で開業しなかったのは、開店時に「そういう人達」がやってくる可能性が極めて高かったから。木屋町も同様だった。その点、祇園は飲食店組合がしっかりしているからか、明らかにそういう連中が「うちが守ってあげますよ(^^)」みたいに来ることはなかった。 というわけで、食材やメニューや仕入れルートを決め切った後で、細かいことでも一生懸命に調べまくったよ。まな板とか包丁とか、食器とか、キッチンの導線とか、メインでもメイン以外でも、こだわりたかった。何事も最初が肝心だと思ってる。 今になっての感想だが、調べておいてよかったという確信はある。小さいことにも専心するのが事業の基本である。おしぼり業者は、結局インターネットで見つけた大手の無難そうなところにした。 ただ……今になって後悔がある。あの例のふたりで営業にきたおしぼり業者なのだが、彼らは反社ではなかった。正直、まっとうというか、京都市内でも伝統があると断言して差し支えないところだった。 彼らは、「祇園の半分の店はうちを使っている」旨の発言をしてたけど、それはマジかもしれなかった。実際、うちの近所の3店は、その業者からおしぼりをリースしてもらってた。 だったら、なんで教えてくれなかったんだよ!! 最近になって、そのおしぼり業者がもう一度きて、「しょうがないか……」という感じで、ほかの店とリース契約している証拠を見せてもらった。うちが京都と地縁が薄い新参店ということで、特別な配慮をしてもらったのだ。 ※私が失礼にも証拠を要求したのもある 後悔している感はある。実際、今からでも間に合うなら、その会社とおしぼりの契約をしたいと考えてる。ここだけは、明らかに選択を誤った。 けど、今の会社もまっとうな大手企業だし、契約期間1年未満で切るのもちょっとな~という思いがある。 おしぼりって意外と大事なんだよ。今の時期だったら、温かいおしぼりと、冷たいおしぼりが選べる店があるかと思うんだが、どっちにも適応できる神おしぼりを提供できるリース業者だってある。 あと、食事中もお手拭きや、洋食のナフキン代わりにおしぼりを使うお客さんもいるので、できればいいやつをお店に置きたいのである。 飲食店を開いたのは、「自分の料理で人を幸せにしたい」という確固たる思いがあるからだ。その思いは、開店前も今も変わらない。 だからこそ、全部こだわりたい思いがある。自分でうだうだ悩んでいてもしょうがないので、こちらに相談してみようと思った。その道に詳しい人が増田にはたくさんいるはずだ。 商売とかやってる人でも、会社員の人でも、経済社会に今は参加してない人でも、アドバイスをいただけるとありがたいです。クソバイスになってても読ませてもらいます。
レストラン営業のこじんまりとした悩み
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<正論>CO2は生命育む恵みの物質
東京大学名誉教授・渡辺正
CO2を悪とみる1988年以来の発想は、中世の魔女狩りに似て、社会を壊すエセ科学だった。かつて35年ほど光合成を研究した工学系の化学屋が、そう断じる根拠をご披露したい。
快適な暮らしもその恵み
約30万種の陸上植物は、太陽光を動力にした光合成で、安定な水とCO2から高エネルギー物質を作る。必須物質の全部を生合成する植物は、単独で繁栄できる。
物質合成能の低い動物は、植物の「製品」を強奪して生きるしかない。草食動物はむろんのこと、肉食動物も間接的に植物を食べている。要するに植物から見た動物は「寄生虫」にすぎない。
大魚や鯨を頂点とする海中の食物連鎖も、植物プランクトンと藻類がCO2から作る有機物を原点にして成り立つ。
私たちも植物の恵みで生きる。飲食物のうち、水と食塩を除くほぼ全部が、直接間接の光合成産物だとわかる。体重72キロの筆者を作る13キロの炭素原子も、元は大気中のCO2分子だった。
光合成は、私たちに飲食物のほか材料(木材など)と繊維(綿・麻・紙)も恵む。1億~2億年前の光合成産物は、化学変化して石油や石炭、天然ガスになった。
文明や文化を創造し、快適な暮らしと移動法を手に入れ、情報化社会を作ったヒトも、食物から産業用動力までの全部を植物に頼る。高層ビルが演出する都会の華麗な夜景も植物の恵み、つまりはCO2の恵みだと心得よう。
CO2増え豊かさ増す世界
CO2削減の声が芽生えてから大合唱に育つまで35年余、大気のCO2濃度は増え続けた(たまたま同時進行した昇温の原因は多様)。直近の25年間はペースを上げながら15%以上も増え、世界を豊かにしつつある。なぜか?
大気に適量の酸素がたまった4億~5億年前に緑藻の一種が��陸し、分化・進化を経て1億~2億年前の恐竜時代に大繁栄した。葉の化石を調べた結果などから、当時のCO2は現在の5~10倍も濃かったと推定されている。
当時の生物を先祖とする植物に、今のCO2は薄すぎる。だからこそ本格的ハウス栽培では、石油燃焼装置を使って内部のCO2濃度を外気の3~4倍に上げ、植物=作物の生育を速める。
大気に増えるCO2は、むろん地球の緑化を進め、ひいては私たちの食糧を増やしてくれる。
衛星観測によると地球の緑は、30年間に約10%ずつ増えてきた。作物の収量も快調に増えた状況を、国連食糧農業機関(FAO)の統計が語り尽くす。食糧の増加は、8億人以上ともいう飢餓人口の低減にも貢献してきた。
そんなCO2を減らすのは、全人類に向けた大犯罪だろう。
カネと利権「CO2悪玉論」
CO2は、気温変動の主因ではない。たとえばCO2が単調に増え続けた過去2千年のうち、10~13世紀は今よりだいぶ暖かく(中世温暖期)、江戸期を含む14~19世紀は寒かった(小氷期)。
先述の1億~2億年前は、気温も3度は高かったとおぼしい。それでも熱暴走など起きず、生物が栄えたわけだから今後、CO2が倍増しても問題はない(CO2の赤外線吸収は飽和に近いため、倍増時でも昇温は0・5度未満)。
だが国連は、東西冷戦の終結が見えた88年、CO2温暖化危機を口実に、排出の多い先進国の富を途上国へ流す南北調停仕事を思いつく。だから定例集会COPでも、近年は「カネよこせ(途上国)」と「ちょっと待て(先進国)」の口論だけをやってきた。
実のところ国連の企(たくら)みは、とうの昔に破綻している。80年代末は途上国だった中国が今や世界一のCO2排出国なのに、国の分類を変えないというルール上、今もって「途上国」なのだから。
けれど、環境浄化が進んで失業に怯(おび)えつつ国連と協働した面々が、一件を「解決可能な環境問題」という虚構に仕立て上げた。
深刻そうな話にメディアが飛びつき、政治家は票を期待して血税を垂れ流す。巨費の利権を産学界の亡者(一部は知人)が狙い、脱炭素など非科学語を操って庶民を騙(だま)す世になった。
政府は昨今、脱炭素・経済成長の営みをエセ英語でグリーントランスフォーメーション(GX)と呼ぶ。10年で投資150��円を期待するというけれど、「脱炭素」の成功だけはありえない。
たとえば、バイオ燃料のCO2発生量は石油より少ない…と叫ぶ集団がいる。事実なら人類は燃料問題から解放され、化石燃料の大半を掘らずにすむ。だがバイオ燃料はCO2を増やす代物だから、石油採掘が減る気配すらない。
バイオ燃料は善…という噓が、2022年12月の航空法改正(バイオ燃料導入)につながった。審議会に理系の人はいないのか?
なお形容詞「グリーン」は、遠い未来の姿ではなく、CO2が増え、植物界も食卓も豊かさを増す現状にこそふさわしい。
GX関係者はCO2が減ると誤解して喜び、筆者は増えると確信して喜ぶ。私たちは妙な時代を生きている。(わたなべ ただし)
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「この画面だけずっと出して」 電車内のディスプレイめぐる投稿話題…"現在駅だけ表示"できない理由は? JR東に聞く
「この画面だけずっと出して」 電車内のディスプレイめぐる投稿話題…"現在駅だけ表示"できない理由は? JR東に聞く - 弁護士ドットコム
JR東日本の回答は以上となります。 国交省が定める上記のガイドラインは、公共交通の事業者が、駅や車両において、高齢者や障害者など多様な利用者の多彩なニーズに応えるための整備のあり方を具体的に示した目安とされます。 ガイドラインでは、情報提供の考え方として、「わかりやすい空間の整備を目標にして、情報コミュニケーションに制約のある人の特性と、各種情報提供設備の特性を考慮し、旅客施設、車両等において、適切な情報の内容、方法、配置等を検討し整備する」としています。 車両のモニターには「次駅停車駅名等に加え、次停車駅での乗換情報、次停車駅で開く戸の方向(左側か右側か)等を提供する」とあるほか、視覚表示には、「漢字やローマ字のほかに、かなによる表示、多言語による表示などより多くの利用者が理解できる方法で情報提供を行う」とされています。 公共交通にはさまざまな立場の人が情報を求めていることから、限られた情報を一つだけ提供すればよいというわけではないようです。
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「空白が怖い、情報をつめこまなければ、装飾しないと」と、「無意味に遷移する画面デザイン」は似てる。 JRの意図は要約すると「ガイドラインに沿ってるから」だけど、そのガイドラインが間違ってると思う。「想定外だったから」的な考え方だよね。どうやってその想定を決めたのかと同様の疑問がガイドラインの成立過程に感じる。 情報量が多すぎると、どの対象層(母国語、年齢、ハンディキャップの有無、他)も「画面遷移が速すぎて読めない」ことなるのでは。 ガイドライン策定時に「何を入れるか」しか検討してなくて、優先順位を考えてなさそう。全部入れると「認知負荷が高まる」「個々の時間が短くなる」ことが前提になってない。
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カズオ・イシグロは「インテリ系の人々は、大変狭い世界に暮らしている。当人は国際的に暮らしていると思ってるが、実はどこへ行っても自分と似た人達としか会ってない」と言って叩かれたが…結局インテリが「批評」と呼ぶものも、その「似たような人」の間で通じる悪口や冗談に過ぎなかったのだろうか
https://x.com/madanaizo/status/1810896501134217655?s=46&t=XBYGx0NYt69itB5p-cHcLg
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Zenos Kills His Father - Retranslation
A retranslation of everything from Zenos getting his body back from Elidibus to stabbing his dad.
???? : …………ハ。退屈な戦に逸るなど、「俺」とは似ても似つかぬではないか。
刀を帯びた百人隊長 : それよりも……我が友が、よもや別世界に落とされていようとは。
そこは、奴の牙を研ぐに足る場所なのだろうな?
刀を帯びた百人隊長 : 詳しく聞かせてもらおうか。皇太子ゼノス……いや、アシエン・エリディブスとやら。
ゼノスの顔を持つ男 : っ……なるほど……。さすがにこれは、想定外だったと認めよう……。人造の超える力ごときで、不滅なる者に至っていようとは。その身に宿りし魂は、君だな…… ゼノス・イェー・ガルヴァス……!
刀を帯びた百人隊長 : もはや、その名にこだわりはないが……その身体は、返してもらうぞ。仮初の身では、全力で狩りを楽しめぬ。さあ、選ぶがいい。話すか、その身体から叩き出されるか……どちらが先だ?
Zenos: ..... huh. Getting excited over a boring war, you couldn't be any more different to "me". But more importantly, to hear that my dear friend has been sent to another world. I wonder if they are finding it a worthy place to sharpen their claws. Shall I hear all about it from you? "Crown Prince Zenos".... nay, Ascian Elidibus?
Elidibus: ... I see. I admit that this wasn't something I expected. It appears that even a synthetic "Echo" was enough to make you immortal. That body holds the soul of you, Zenos yae Galvus!
Zenos: I don't really care about that name, but I'll have you give that body back to me. With this borrowed body I can't enjoy my hunt to the fullest. So, I'll let you choose. Will you speak, or will I beat you out that body? Let's see what comes first.
???? : …………ガイウスか。遅いな、貴様の役目はもうないぞ。
ガイウス : うぬは……「何」だ……!
???? : アシエン……と言ったほうが、救いがあったか?あの化生ならば、肉体を捨てて逃亡した。せっかく「俺」との戦いが愉しめると思ったのだが……失望だ。しかして、俺は俺の体を取り戻した……。ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、
ここに再び結ばれたのだ!
Zenos: ...is that you Gaius? You're too late, there's nothing left for you to do.
Gaius: You bastard, what are you??
Zenos: If I said I was an Ascian would that have been what you wanted? That parasite already escaped by throwing away this body. Such a pity... I had wanted to try fighting with "myself". But finally, I have taken my body back... The body and soul of Zenos yae Galvus are once more together as one!
ガイウス : うぬが言葉……我が剣にて確かめてくれようッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 待て……ッ!今の話に……嘘はない……。
この者はゼノスであり……その肉体を使っていた、アシエン・エリディブスは……空を裂いて……逃げおおせた……。だが……ゼノス……我が愚息よ……ッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 生者へと返るに留まらず、この国を掌握しようなどと……分不相応な野望を、抱いたものよ……!うぬぼれるなッ!この国の使命、歴史からの真なる解放と、人の存続!貴様ごときに、背負えてかッ!!
Gaius: You bastard, I'll test the veracity of your words with my sword!
Varis: Wait! His words are not a lie... This person is Zenos... The Ascian Elidibus who was using his body tore open the sky and escaped... But Zenos! My fool of a son! Not content with returning to the living, but also trying to seize control of this country- Biting off more than you can chew- Don't flatter yourself! This country's mission, it's history of true liberation, and the survival of its people! It's impossible for someone like you to ever take on this responsibility!!
ゼノス・イェー・ガルヴァス : …………ハ。分不相応とは、己のことでは?
貴方は、始祖から継いだ国を維持するだけのことに必死だった。
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 俺は、貴方の窮屈で退屈な思想など継ぐ気はない。ガレマール帝国を掌握するつもりもない。ただ……邪魔者を消しにきただけだ。退屈な戦、くだらぬ兵器……そんなものに、俺の獲物を、奪われてなるものか。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : お前は……まさか……それだけの、ことで…………?
ゼノス・イェー・ガルヴァス : それ以外の理由などいるまい。
俺の狩りの邪魔をするならば……ことごとく死ねッ!
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 哀れなアシエンから聞いたぞ……。ゾディアークにハイデリン……星の意志すら、創られた力に過ぎないのだと……。ならば次は、それを喰らって、殺しあおうぞ。我が友よ……!
ガイウス : ゼノス、貴様ぁぁぁぁッ!
Zenos: ...ha. You're the one who bit off more than you could chew. You were always frantic just trying to maintain this country that was passed down to you from the Founder. I have no intention of carrying on your rigid and boring ideology. I also have no intention of seizing control of the Garlemald Empire. I just... want to erase anything that gets in my way. Boring wars, stupid weapons... As if I would allow such things to take my prey from me!
Varis: You would... do this... just for that?
Zenos: What other reason could there possibly be? Everyone who gets in the way of my hunt shall die!!!!
Zenos: I heard from that pathetic Ascian that Zodiark and Hydaelyn... the will of this very planet, are nothing more than fabricated power. Therefore, the next thing I will do is consume that power, and fight to the death with you, my dear friend!!!
Gaius: Zenos, you bastaaaaaaaard!!!!!!!!!!
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250228
今日は早く起きない、と決めていたから早く起きなかった。 のんびりしすぎて、米を炊くことも忘れてしまって、ざっと研いで、早炊き。 ほかほかを弁当につめて、ばたばたと家を出る。 昨日、友人と電話をしていた影響で、ついそのテンションで職場の研究室の人と話をしてしまう。そう、やたらと気やすく。 東京から、研究をするためだけに帯広に来た彼をとても応援したいと思ったから、とても応援している気持ちです、と伝えた。博士課程はあと3年あるらしい。
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250301
今日は最高気温が10℃をこえた。 マフラーなしでも、手袋なしでも、気持ちよく歩けた。 嬉しくて、嬉しくて、仕方がない。 アルバイトの休憩時間、外のベンチでコロネを食べる。 空が水色。雲がない。いい天気。 このまま春になってほしい。 また、雪が降るらしい。
今週は仕事が夜までだった彼と、ひさしぶりに会う。 見事なすれ違い生活を送っていた。 スーパーに行くのも、ドラッグストアに行くのも、たのしい。 頭が興奮状態でおしゃべりが止まらない。 ガチャガチャを回す。 これ以外だったらいいな、と思ったそれが出た。 犬のぬいぐるみのキーホルダー。あまり可愛くないのにずっと見ていると可愛くみえてきた。 晩ごはんは半額シールの貼られたお弁当。 途中で食べることに飽きてしまって、残りは彼に食べてもらった。
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250302
朝、少し寝坊して、顔を洗って、ぼんやり布団のへりに座る。 陽ざしがあかるい。 洗濯物がサーキュレーターの風で揺れている。 やっぱりこの土地で暮らし続けるのは私には無理だ、と思う。 閉じていたみたいな冬だった。 ここ数年、私をわたし、と書いていたけれど、最近は私になっている。
白髪が増えた。 見つけ次第抜いていたけれど、これから禿げてしまう可能性も考えると、白髪も一本の髪の毛だよな、と思い、今日は抜かなかった。 白髪のおばあちゃんになりたい。
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250303
朝、アルバイトへ向かう道は空が朝を迎える方向で、バッグミラーに映る空はまだ夜。 アルバイトをして、仕事をして、帰宅。 昨日の晩ごはんの残りの豚肉となすと玉ねぎの炒め物と、サニーレタスと少しの米を丼ぶりに盛ったら、たっぷりになって嬉しかった。 食べ終わると、そのまま横になってしまう。 疲れている。 すぐに身体がねてしまう。
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250304
朝、もう朝だな、と起きる。 ねる前に読めなかった本のページをめくる。
ふかいところで疲れていて、思考が負に回転する。 存在しているのか、していないのか、わからない、と思いながら仕事。 UVランプを交換しようとしたらうまくできず、人に助けてもらう。 余計なことばかりしている。
夜、知人とご飯を食べる。 ニョッキ。お皿いっぱいにもちもちとしていた。 いっぱいすぎて満腹になり、少しねむくなる。 知人は北海道で暮らし始めて、3年。 やっと今の暮らしの大切さを味わえるようになったと言っていた。 私はまだ落ち着けない。3年。ここで3年暮らしていたら、私も心の底からおだやかになれるのだろうか。
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250305
朝、ぼんやりとしている。 布団の上で正座のまま停止。 今日は休みで、何をしよう、と頭が考え始めたから立ち上がる。 美術館へ行く。 けっこう雪が降っていて、少し歩くだけで、雪にまみれる。 いろんな人の作品をみて、私は今、絵を描いていない、と思った。 絵に向き合う時間が少なすぎる。 もっと絵を描こう。
この間スーパーで大葉を買ったから、ささみに大葉と梅をつめて、焼いた。 薄味になってしまったけれど、おいしかった。
夜、このままだと私たち、離婚しちゃうのかな。 お互いがうなずいてしまうくらい、一緒に暮らしていることが苦しい。
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250306
朝、少し早起き。 くちびるの皮を剥いてしまう。 今日も雪が降っている。 雪のかかった町は日常から離れたしずけさで、深呼吸だ、と思う。 木が凍っている。樹氷というらしい。
夜、明日がたのしみなような気持ちでねた。
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250307
朝、日記を書こうと思って、朝、とだけ書いたところで、窓の外をみたら車が雪をかぶっていて、慌てて雪を降ろしに行く。 アルバイトに遅刻してしまうところだった。 ポテトサラダのためのじゃがいもの皮を剥き、今度は大学での仕事。 午前中に会ったときには髪の長かった人が、午後には坊主になっていた。 衝撃的過ぎて、ひさしぶりによく笑った。 いろんな人にからかわれたらしいけれど、案外似合っていた。
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家建てたのでまとめ
Q.なにからすればよいの??
これは完全に人による。
この工務店で建てたい!というのがあればまずは工務店へ。予算や立地が先であれば銀行や不動産屋へ相談。(一括やかなりまとまった頭金を入れられる猛者であれば銀行より不動産屋でおけ。)
工務店の場合はまずは理想を伝えてプランニングしてもらう。この段階でも取捨選択で優先順位つけて諦めていくので先に順位付けしておいたほうがよい。
駐車場を別で借りる、土砂崩れや洪水の危険性がある(要はハザードマップで赤や黄色)は安い。
不動産屋からも工務店からも止められる。土砂崩れ地域は山側に擁壁を建てないと行政の許可が降��ないので(200万かかる)結局はコストアップ。
不動産屋はどこも似たりよったり(買うときは丁寧でマメ、買ったあとの事務連絡はクソ遅いしなんなら返信ない)ヤリモク男みたい。
地元の不動産屋の方が掘り出し物見つけてくれることがあると言われたことあるがどうなんでしょう?(知らない)
Q.工務店によって違いはあるの?
めちゃある。
連れ合いの好みの家を建ててくれそうなところを見繕って、3軒回ったが、同じ予算でも1軒目、2軒目は無理と言われた。2軒目なんて君たちはうちのお客さんじゃないので金貯めて出直しな的な態度。
3軒目に決めたけど予算内でいけると言われたし、予算内で建てられる方法を模索してくれた。
(結局はやりたいこと多くて、予算+800万かかったけど)
工務店によっては最初のプランニングの段階でお金発生するところもある。プランニングの打ち合わせも回数が決められていて超えると有料とかも。
大手に建ててもらうのは安心だけど、営業が若手のことが多いのでそこが不安。気を利かせてくれないし、見逃しも多い。
うちは実績のある中小企業にしました。マジで良かった。営業担当の女性が2級建築士&インテリアデザイナー持ちだったので、とてもアドバイスが的確だった。
Q.融資ってどう手続きするの?
ある程度の規模の不動産屋であれば一括で枠の審査をしてくれる。この銀行というのが決まれば手続きも来てくれる。ちなみにうちは連れ合いが勤続13年、国家資格持ち、年収600万の実績を引っさげた6000万枠を引っ張ってきた。これなければ無理ゲー過ぎた。
Q.こだわりとかある?
こだわりは出せば出すほど高くなる。
というわけで俺はあまりない。
2階リビングは日当たり良いけど高くなる。
無垢材使えば使うほど高くなる。
収納作れば作るほど高くなる。
工務店は造作でキッチンや洗面台を作りたがるし、なんならドアや引き戸も造作したがる。これも高くなる。と夢と現実の狭間で潰れそうになりながらプランニングにしてた(連れ合いが)
キッチンやトイレや風呂は工務店が割引を持ってるのでこだわりなければそれで良いと思う。
Q.結局家建てて良かったん?
わからん。
でも、都内って4LDKのマンションってあまりないのよ。あっても気に入るかはんー?って感じだし。そりゃ、億払えばあるよ。そのうち子供2人ほしいなと思うと選択肢が狭い。なら一軒家でもいいのかな?と思う。でもね。
俺は建売でも良かったのよ。建売であればもっと都心に寄れるし。
なんて言ったら怒られるなぁ。まぁ、犬が幸せそうだから良いか。
なんか質問あればメッセージください。

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Episode 22 (Ep.46) “Royal Guard” / 第22話(第46話)『禁軍(きんぐん/Kin-Gun)』
楼蘭(ロウラン)「猫猫(マオマオ)をお母様(かあさま)に会(あ)わせるつもりはなかったの。新(あたら)しい薬師(くすし)と言(い)って誤魔化(ごまか)すしかなかった。お父様(とうさま)は、お母様(かあさま)は昔(むかし)はあんな人(ひと)じゃなかった…って言(い)うけど、どうなのかしら?私(わたし)には、生(う)まれた時(とき)からあんな女(おんな)だった。姉様(ねえさま)をいじめて、若(わか)い侍女(じじょ)もいじめて、親類(しんるい)の女(おんな)たちも堕落(だらく)させて。お父様(とうさま)は何(なに)も言(い)わないの。言(い)えないの。逆(さか)らえないの。ただお母様(かあさま)が許(ゆる)してくれるのを、ずっと待(ま)っている。子供(こども)が生(う)まれたら、夫(おっと)を食(く)い物(もの)にする。まるで虫(むし)だわ。ううん。虫(むし)の方(ほう)が、ずっといい。子(こ)に命(いのち)を繋(つな)ぐために、やっていることだもの。私(わたし)はお母様(かあさま)みたいになりたくない」
Roran “Maomao’o Okaa-sama’ni awaseru-tsumori’wa nakatta-no. Atarashii kusushi-to-itte gomakasu-shika nakatta. Oto-sama’wa, Okaa-sama’wa mukashi’wa anna hito-ja nakatta…tte iu-kedo, do-nano-kashira? Watashi’niwa, umareta-toki’kara anna onna-datta. Nee-sama’o ijimete, wakai jijo’mo ijimete, shin-rui’no onna-tachi’mo daraku-sasete. Oto-sama’wa nani’mo iwa-nai-no. Ie-nai-no. Saka-rae-nai-no. Tada Okaa-sama’ga yurushite-kureru-no’o, zutto matte-iru. Kodomo’ga umare-tara, otto’o kui-mono’ni suru. Marude mushi-dawa. Uun, mushi’no-hoga zutto ii. Ko’ni inochi’o tsunagu-tame’ni, yatte-iru-koto-da-mono. Watashi’wa Okaa-sama-mitai-ni nari-taku-nai.”
Loulan “I never intended for you to meet my mother. I had to pretend you were the new apothecary to get out of that situation. Father says Mother wasn’t like this in the past, but who knows? She’s been the way she is from the day I was born. Bullying my sister, bullying the young ladies-in-waiting, corrupting other women related to her… Father never said anything. He can’t. He can’t push back. He just waits, forever, for her to forgive him. Devouring her husband after giving birth to a child… She’s like an insect. No, insects are far better. They only do that to allow their children to live. I don’t want to be like my mother.”
猫猫(子翠(シスイ)は、自(みずか)ら堕胎剤(だたいざい)を飲(の)むほど、母(はは)になることを拒(こば)んでいた。子翠(シスイ)にとって母親(ははおや)はただ一人(ひとり)。でも、神美(シェンメイ)のようにはなりたくない。それが一番(いちばん)の理由(りゆう)か…)
Maomao (Shisui’wa, mizukara datai-zai’o nomu-hodo, haha’ni naru-koto’o kobande-ita. Shisui’ni-totte haha-oya’wa tada hitori. Demo, Shenmei’no-yo’niwa nari-taku-nai. Sore’ga ichi-ban’no riyu-ka…)
Maomao (Shisui refused to become a mother, enough to willingly take abortion medicine. Shisui only has one mother. But she doesn’t want to be like Shenmei. That’s her prime motivation…)
楼蘭「猫猫のこと、少(すこ)し調(しら)べさせてもらったの。父(ちち)が高官(こうかん)で、元(もと)医官(いかん)に育(そだ)てられて…。似(に)てるんだ、姉様(ねえさま)に」
Roran “Maomao’no-koto, sukoshi shirabe-sasete-moratta-no. Chichi’ga ko-kan’de, moto-ikan’ni sodate-rarete… Niterunda, Nee-sama’ni.”
Loulan “I did some research into you, Maomao. Your father’s a high-ranking official, and you were raised by a former doctor. You’re similar to my sister.”
猫猫「私(わたし)は父(ちち)も母(はは)もいない。いるのは親父(おやじ)だけだ」
Maomao “Watashi’wa chichi’mo haha’mo inai. Iru-nowa Oyaji-dake-da.”
Maomao “I have no father or mother. Just a dad.”
楼蘭「フフ…、姉様(ねえさま)も同(おな)じようなこと言(い)ってた。そだね。そうだよね。きっと姉様(ねえさま)も、私(わたし)の姉様(ねえさま)じゃないんだわ」
Roran “Fufu…, Nee-sama’mo onaji-yona-koto itte-ta. Sodane. So-dayo-ne. Kitto Nee-sama’mo, watashi’no Nee-sama-ja nain-dawa.”
Loulan “Yes, that’s similar to what my sister said. Yes, you’re right. My sister probably isn’t really my sister, either.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
楼蘭「お父様(とうさま)は狸(たぬき)だから、皇帝(こうてい)の血(ち)を引(ひ)く姉様(ねえさま)を手元(てもと)に置(お)くことで、何(なに)か企(たくら)んでいたんじゃないかしら?だから、姉様(ねえさま)は子(シ)の一族(いちぞく)とは関係(かんけい)ない」
Roran “Oto-sama’wa tanuki-dakara, kotei’no chi’o-hiku Nee-sama’o temoto’ni oku-koto’de, nani-ka takurande-itan-ja nai-kashira? Dakara, Nee-sama’wa Shi’no ichi-zoku-towa kankei-nai.”
Loulan “My father is a scheming tanuki, after all. He must have been plotting something by having my sister, who has imperial blood in her, under his control. Therefore, my sister has nothing to do with the Shi clan.”
猫猫(うそつけ。こんな顔(かお)をされると、よく似(に)てる。子翠(シスイ)は、姉(あね)である翠苓(スイレイ)を慕(した)っている。だから、こんな状況(じょうきょう)になっても無関係(むかんけい)だと、庇(かば)っている。でも、そんな理屈(りくつ)は通(つう)じない。翠苓(スイレイ)は、これまでの事件(じけん)に関(かか)わり過(す)ぎている)
Maomao (Uso tsuke. Konna kao’o sareru-to, yoku niteru. Shisui’wa, ane’de-aru Suirei’o shitatte-iru. Dakara, konna jokyo’ni nattemo mu-kankei-dato kabatte-iru. Demo, sonna rikutsu’wa tsuji-nai. Suirei’wa, kore-made’no jiken’ni kakawari-sugite-iru.)
Maomao (Lies. When she makes this face, they look really similar. Shisui really loves her sister, Suirei. That’s why, even after all that’s happened, she claims they’re unrelated, to protect her. But that logic won’t work at all. Suirei is far too involved in all of the incidents that have happened so far.)

楼蘭「ねぇ、猫猫。この子(���)たちが虫(むし)であれば、冬(ふゆ)を越(こ)せたのにね」
Roran “Nee, Maomao. Kono-ko-tachi’ga mushi’de areba, fuyu’o koseta-noni-ne.”
Loulan “Hey, Maomao… If these kids were insects, they’d have survived the winter, don’t you think?”
猫猫(『虫(むし)であれば』?)
Maomao (“Mushi’de areba”?)
Maomao (If they were insects…?)
楼蘭「虫(むし)は冬(ふゆ)を越(こ)せない。ただ、子(こ)を残(のこ)すのみ」
Roran “Mushi’wa fuyu’o kose-nai. Tada, ko’o nokosu-nomi.”
Loulan “Insects never survive the winter. They only leave behind their children.”
猫猫(あっ…、そういうことか。そのために私(わたし)を連(つ)れて来(き)たのか。子翠(シスイ)は…子翠は、もう…戻(もど)ってこない…)
Maomao (A…, so-iu-koto-ka. Sono-tame’ni watashi’o tsurete-kita-noka. Shisui’wa… Shisui’wa, mo… modotte-konai…)
Maomao (I see it now. That’s why she brought me here. Shisui’s not… Shisui won’t be coming back anymore.)
猫猫「子翠(シスイ)…」
Maomao “Shisui…”
Maomao “Shisui…”
猫猫(逃(に)げてしまえばいいのに。全(すべ)て放(ほう)り投(な)げて、翠苓(スイレイ)と2人(ふたり)で逃(に)げてしまえばいい。政治(せいじ)のことも、両親(りょうしん)も、一族(いちぞく)も、何(なに)もかも捨(す)てて。私(わたし)だって他人(たにん)のことはどうでもいい。自分(じぶん)が一番(いちばん)大切(たいせつ)だ。ここに連(つ)れて来(こ)られて、どんな目(め)に遭(あ)ったと思(おも)っている。なのに…)
Maomao (Nigete-shimaeba ii-noni. Subete hori-nagete, Suirei’to futari-de nigete-shimaeba ii. Seiji’no koto’mo, ryo-shin’mo, ichi-zoku’mo, nani’mo-kamo sutete. Watashi-datte tanin’no koto’wa do-demo ii. Jibun’ga ichi-ban taisetsu-da. Koko’ni tsurete-korarete, donna me’ni atta-to omotte-iru. Nanoni…)
Maomao (You should just run. Just throw it all away, and escape with Suirei. Politics, your parents, the clan, just throw it all away. I don’t care about other people, either. I’m the most important person to me. Do you realize how much I went through after being dragged here? But, still…)
猫猫(どうして、手(て)を伸(の)ばさずにいられないのだろう)
Maomao (Do-shite, te’o nobasa-zu’ni irare-nai-no-daro.)
Maomao (Why can’t I stop myself from reaching out to her?)
楼蘭「止(と)めないで!」
Roran “Tome-nai-de!”
Loulan “Don’t stop me!”
猫猫「あ…」
Maomao “A…”
楼蘭「私(わたし)には、私の役目(やくめ)があるの」
Roran “Watashi’niwa, watashi’no yaku-me’ga aru-no.”
Loulan “I have my own duties.”
猫猫「意味(いみ)はあるの?」
Maomao “Imi’wa aru-no?”
Maomao “What difference will it make?”
楼蘭「意地(いじ)だよ、私(わたし)の」
Roran “Iji-dayo, watashi’no.”
Loulan “I have my own pride.”
猫猫「そんなもの、捨(す)ててしまえばいい」
Maomao “Sonna-mono, sutete-shima-eba ii.”
Maomao “Just throw that away.”

楼蘭「ねぇ、猫猫。猫猫は、目(め)の前(まえ)に未知(みち)の毒(どく)があって、飲(の)む機会(きかい)が一度(いちど)しかないと言(い)われたら、どうする?」
Roran “Nee, Maomao. Maomao’wa, me’no-mae’ni michi’no doku’ga atte, nomu kikai’ga ichi-do-shika nai-to iware-tara, do-suru?”
Loulan “Hey, Maomao… If there was an unknown poison in front of you, and you were told you had just one chance to drink it, what would you do?”
猫猫「飲(の)み干(ほ)す!あっ…」
Maomao “Nomi-hosu! A…”
Maomao “Swallow it in one gulp.”
楼蘭「でしょ?」
Roran “Desho?”
Loulan “Right?”
猫猫(行(い)ってしまう…。でも、何(なに)を伝(つた)えたらいいのか、分(わ)からない!)
Maomao (Itte-shimau… Demo, nani’o tsutae-tara ii-noka, wakara-nai!)
Maomao (She’s going… But… I don’t know what to tell her!)
猫猫「子翠(シスイ)!せめて、願掛(がんか)けくらいさせて」
Maomao “Shisui! Semete, gan-kake-kurai sasete.”
Maomao “Shisui! At least let me wish you good luck.”
楼蘭「願掛(がんか)け?猫猫らしくないなぁ」
Roran “Gan-kake? Maomao-rashiku-nai-naa.”
Loulan “Good luck? That’s not like you.”
猫猫「たまにはいいでしょ。たまには…。いつか返(かえ)して。貰(もら)い物(もの)だから」
Maomao “Tama-niwa ii-desho. Tama-niwa… Itsuka kaeshite. Morai-mono-dakara.”
Maomao “Yes, it’s rare. Really… Give this back to me some day. It was a gift.”
楼蘭「無理(むり)言(い)わないで。売(う)り払(はら)っちゃうよ?」
Roran “Muri iwa-nai-de. Uri-haracchau-yo?”
Loulan “That’s unreasonable. I might sell it off.”
猫猫「なら、それでもいい」
Maomao “Nara, sore’demo ii.”
Maomao “If you do, that’s fine.”
楼蘭「髪(かみ)じゃなくて、襟(えり)なの?」
Roran “Kami-ja nakute, eri-nano?”
Loulan “In my collar? Not my hair?”
猫猫「これ以上(いじょう)髪(かみ)に着(つ)けたら、華美(かび)過(す)ぎるよ。顔(かお)も髪(かみ)も、煤(すす)がついてる」
Maomao “Kore-ijo kami��ni tsuke-tara, kabi-sugiru-yo. Kao’mo kami’mo, susu’ga tsuite-ru.”
Maomao “You’ll be too flamboyant if you put any more in your hair. You have soot on your face and hair.”
楼蘭「フフフ…。本当(ほんとう)だ。狸(たぬき)みたいだ。ありがとう、猫猫」
Roran “Fufufu… Honto-da. Tanuki-mitai-da. Arigato, Maomao.”
Loulan “You’re right. I look like a tanuki. Thank you, Maomao.”
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫「『後(あと)は頼(たの)んだ』か…」
Maomao “‘Ato’wa tanonda’-ka…”
Maomao “‘Take care of the rest.’ Right.”
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語(かた)り「時(とき)は、少(すこ)し前(まえ)に遡(さかのぼ)る」
Katari “Toki’wa, sukoshi mae-ni saka-noboru.”
Narration “We go back in time, briefly.”
羅漢(ラカン)「一刻(いっこく)を争(あらそ)うと言(い)うのに、あと少(すこ)し出立(しゅったつ)が遅(おそ)ければ、無理(むり)やり引(ひ)きずってこようかと!」
Rakan “Ikkoku’o arasou-to-iu-noni, ato sukoshi shuttatsu’ga oso-kereba, muri-yari hiki-zutte-ko-yoka-to!”
Lakan “Time is of the essence! If you were just a little later, I would have dragged you out physically!”
羅半(ラハン)「義父上(ちちうえ)…、例(たと)えば、皇族(こうぞく)に手(て)を上(あ)げた場合(ばあい)、罪(つみ)に問(と)われるのは当人(とうにん)だけでしょうか?」
Rahan “Chichi-ue…, tatoeba, ko-zoku’ni te’o ageta-baai, tsumi’ni towareru-nowa to-nin-dake-desho-ka?”
Lahan “Father, theoretically, if you were to treat an imperial family member that way, would you be the only one punished for it?”
羅漢「うっ、うぅ…」
Rakan “U, uu…”
壬氏「羅半(ラハン)」
Jinshi “Rahan.”
Jinshi “Lahan.”
羅半「何(なん)でしょうか?」
Rahan “Nan-desho-ka?”
Lahan “Yes, what is it?”
壬氏「気(き)づいていたか?壬氏(ジンシ)と私(わたし)が同一人物(どういつじんぶつ)であると」
Jinshi “Kizuite-ita-ka? Jinshi’to watashi’ga do-itsu-jinbutsu’de aru-to.”
Jinshi “Did you realize that Jinshi and I were the same person?”
羅半「ええ。背丈(せたけ)、体重(たいじゅう)、胸回(むねまわ)り、胴回(どうまわ)り、全(すべ)て同(おな)じ数字(すうじ)の人間(にんげん)など、そうそうおりません。大変(たいへん)麗(うるわ)しく、女性(じょせい)でないのが残念(ざんねん)です」
Rahan “Ee. Se-take, tai-ju, mune-mawari, do-mawari, subete onaji suji’no Ningen-nado, so-so ori-masen. Taihen uruwa-shiku, josei’de nai-noga zan’nen-desu.”
Lahan “Yes. Height, weight, chest, waist… It’s quite rare for two people to have the exact same measurements. You are extremely beautiful. Unfortunate that you weren’t born a woman.”
羅漢「ん~、では、砦(とりで)の攻略策(こうりゃくさく)について、説明(せつめい)を」
Rakan “Nnn, dewa, toride’no koryaku-saku’ni tsuite, setsumei’o.”
Lakan “Now, explain to us the plan to take that stronghold.”
羅半「この地方(ちほう)は森林資源(しんりんしげん)が豊富(ほうふ)で、代々(だいだい)、子(シ)の一族(いちぞく)が守(まも)ってきました。調査(ちょうさ)によると、鉄(てつ)の類(たぐ)いが子昌(シショウ)の元(もと)に流(なが)れているようです。その上(うえ)、この辺(あた)りには温泉(おんせん)が湧(わ)き出(で)ていて、硫黄(いおう)が手(て)に入(はい)りやすい。洞窟(どうくつ)もあるようで、硝石(しょうせき)も取(と)り出(だ)せます」
Rahan “Kono chiho’wa shinrin-shigen’ga hofu-de, dai-dai, Shi’no ichi-zoku’ga mamotte-kimashita. Chosa’ni-yoruto, tetsu’no tagui’ga Shisho’no moto’ni nagarete-iru-yo-desu. Sono-ue, kono atari’niwa onsen’ga waki-dete-ite, io’ga te’ni hairi-yasui. Do-kutsu’mo aru-yode, sho-seki’mo tori-dase-masu.”
Lahan “This area is known for its rich forestry resources, and has been under the Shi clan’s control for many generations. According to our investigation, a supply of metal has been flowing to Shishou. Additionally, the hot springs nearby provide ample sulfur. There are caves too, which provide saltpeter.”
羅漢「硫黄(いおう)と硝石(しょうせき)。この2(ふた)つがあれば火薬(かやく)ができる。恐(おそ)らく子昌(シショウ)は戦(いくさ)に備(そな)えて、火器(かき)を用意(ようい)しているはず」
Rakan “Io’to sho-seki. Kono futatsu’ga areba kayaku’ga dekiru. Osoraku Shisho’wa ikusa’ni sonaete, kaki’o yoi-shite-iru-hazu.”
Lakan “Sulfur and saltpeter… They can make gunpowder from that. We can expect Shishou to have gunpowder weapons ready for war.”
壬氏「飛発(フェイファ)か?」
Jinshi “Feifa-ka?”
Jinshi “Feifas?”
羅漢「あれは籠城戦(ろうじょうせん)には向(む)かない。城壁(じょうへき)の上(うえ)から敵(てき)をまとめて始末(しまつ)するなら…」
Rakan “Are’wa rojo-sen’niwa muka-nai. Jo-heki’no ue’kara teki’o matomete shimatsu-suru-nara…”
Lakan “Those aren’t well-suited for defensive fighting. To take out a group of enemies from atop a wall…”
壬氏「砲(ほう)か…」
Jinshi “Ho-ka…”
Jinshi “Cannons.”
羅漢「うむ…。砦(とりで)に近(ちか)づくまでに、相当数(そうとうすう)の被害(ひがい)が出(で)るでしょうなぁ」
Rakan “Umu… Toride’ni chika-zuku-made’ni, soto-su’no higai’ga deru-desho-naa.”
Lakan “We can expect some heavy casualties trying to approach the stronghold.”
壬氏「厄介(やっかい)だな」
Jinshi “Yakkai-dana.”
Jinshi “That’s troubling.”
羅半「ですが、砲(ほう)を使(つか)わせず制圧(せいあつ)することは、理論上(りろんじょう)可能(かのう)です」
Rahan “Desu-ga, ho’o tsuka-wase-zu sei-atsu-suru-koto’wa, riron-jo kano-desu.”
Lahan “In theory, however, it’s possible to neutralize them without letting them use the cannons.”
羅漢「フフッ、算盤頭(そろばんあたま)も、こう言(い)っている」
Rakan “Fufu, soroban-atama’mo, ko itte-iru.”
Lakan “Or so our math-head thinks.”
壬氏「どうするんだ?」
Jinshi “Do-surunda?”
Jinshi “What do you propose?”
羅漢「砲(ほう)を使(つか)えないように、まず火薬(かやく)の保管庫(ほかんこ)を落(お)とす。少々(しょうしょう)、突飛(とっぴ)なやり方(かた)ですが…」
Rakan “Ho’o tsukae-nai-yoni, mazu kayaku’no hokan-ko’o otosu. Sho-sho, toppi-na yari-kata-desu-ga…”
Lakan “First, we take out their gunpowder reserves, to prevent them from using their cannons. It is a somewhat eccentric method, but…”
壬氏「なるほど」
Jinshi “Naru-hodo.”
Jinshi “I see.”
羅半「これなら大変(たいへん)経済的(けいざいてき)です」
Rakan “Kore-nara taihen keizai-teki-desu.“
Lahan “This is a very economical method.”
高順(ガオシュン)「ですが…」
Gaoshun “Desu-ga…”
Gaoshun “But…”
羅半・羅漢「ん?」
Rahan, Rakan “N?”
高順「問題(もんだい)があります」
Gaoshun “Mondai’ga ari-masu.”
Gaoshun “There is one problem.”
羅漢「何(なに)が問題(もんだい)なのだ?」
Rakan “Nani’ga mondai-nano-da?”
Lakan “What issue is there?”
高順「禁軍(きんぐん)が奇襲(きしゅう)、ですか?」
Gaoshun “Kin-gun’ga kishu, desu-ka?”
Gaoshun “The royal guard, launching a surprise attack?”
壬氏(禁軍(きんぐん)…帝(みかど)直属(ちょくぞく)の軍隊(ぐんたい)。それに相応(ふさわ)しく、堂々(どうどう)たる態度(たいど)で制圧(せいあつ)せねばならない)
Jinshi (Kin-gun… Mikado-choku-zoku’no gun-tai. Sore’ni fusawa-shiku, do-do-taru taido’de sei-atsu-seneba nara-nai.)
Jinshi (The royal guard. The emperor’s finest soldiers. We must fight with dignity, as befits that status.)
壬氏「大尉(たいい)の意見(いけん)に賛同(さんどう)する。できるだけ被害(ひがい)を抑(おさ)えたい」
Jinshi “Tai’i’no iken’ni sando-suru. Dekiru-dake higai’o osae-tai.”
Jinshi “I agree with the Grand Commandant. I want to minimize the damage.”
高順「分(わ)かりました」
Gaoshun “Wakari-mashita.”
Gaoshun “Understood.”
羅漢「では、羅半(ラハン)」
Rakan “Dewa, Rahan.”
Lakan “Right. Lahan.”
羅半「はい」
Rahan “Hai.”
Lahan “Yes.”
高順「今後(こんご)は、あの娘(むすめ)との接(せっ)し方(かた)を変(か)えねばなりませんよ」
Gaoshun “Kongo’wa, ano musume-tono sesshi-kata’o kae-neba nari-masen-yo.”
Gaoshun “You will need to approach that girl differently from now on.”
壬氏「分(わ)かっている」
Jinshi “Wakatte-iru.”
Jinshi “I know.”
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陸孫(リクソン)「羅漢(ラカン)様(さま)。斥候隊(せっこうたい)からの報告(ほうこく)です。夜(よる)には雪(ゆき)が止(や)むので、作戦(さくせん)決行(けっこう)可能(かのう)とのことです」
Rikuson “Rakan-sama. Sekko-tai’kara’no ho-koku-desu. Yoru’niwa yuki’ga yamu-node, sakusen-kekko-kano-tono-koto-desu.”
Rikuson “Master Lakan, the scouts are reporting in. The snow will stop by nightfall. We should be able to launch our strike then.”
羅漢「火槍(かそう)部隊(ぶたい)を急(いそ)がせろ」
Rakan “Kaso-butai’o iso-gase-ro.”
Lakan “Get the fire lancers in position.”
陸孫「はっ!」
Rikuson “Ha!”
Rikuson “Yes, sir!”
羅漢「待(ま)ってろ、猫猫。パパが必(かなら)ず助(たす)けてやるからな!」
Rakan “Mattero, Maomao. Papa’ga kanarazu tasukete-yaru-kara-na!”
Lakan “Just wait, Maomao. Papa’s coming to save you!”
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子昌(シショウ)(眠(ねむ)れない…。禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで、まだ時間(じかん)があるだろうに…。わざわざ私(わたし)に聞(き)こえる場所(ばしょ)で、享楽(きょうらく)にふけっている。一族(いちぞく)の中(なか)から、貞淑(ていしゅく)な妻(つま)や、子(こ)を育(そだ)てた母(はは)ばかり集(あつ)め、男娼(だんしょう)相手(あいて)に堕落(だらく)していくのを見(み)て、楽(たの)しんでいるのだ…。そんな女(おんな)ではなかった…)
Shisho (Nemure-nai… Kin-Gun’ga semete-kuru-made, mada jikan’ga aru-daro-ni… Waza-waza watashi’ni kikoeru basho’de, kyo-raku’ni fukette-iru. Ichi-zoku’no naka’kara, tei-shuku-na tsuma’ya, ko’o sodateta haha-bakari atsume, dansho-aite’ni daraku-shite-iku-no’o mite, tanoshinde-iru-noda… Sonna onna’dewa nakatta…)
Shishou (I can’t sleep. There’s still some time before the royal guard attacks, yet… She indulges in her hedonism within my earshot, on purpose. She gathers virtuous wives and child-raising mothers on purpose, to watch them fall into depravity with male prostitutes. She wasn’t always like this.)
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
子昌「んっ!?あっ…」
Shisho “N!? A…”
子昌「あぁ…まだ禁軍(きんぐん)は動(うご)いていない。では、今(いま)の衝撃(しょうげき)は……あっ!地下(ちか)の火薬(かやく)工房(こうぼう)が!早(はや)くどうにかしなくては!」
Shisho “Aa… Mada kin-gun’wa ugoite-inai. Dewa, ima’no sho-geki’wa……A! Chika’no kayaku-kobo’ga! Hayaku do-nika shi-nakutewa!”
Shishou “The royal guard hasn’t made its move yet. What was that shock, then? The gunpowder workshop in the basement?! I have to do something!”
子昌(そう思(おも)っていても動(うご)けない。情(なさ)けない話(はなし)だ。ここ20年(にじゅうねん)、まともに眠(ねむ)れていない。あれから私(わたし)の苦痛(くつう)が始(はじ)まった)
Shisho (So omotte-itemo ugoke-nai. Nasake-nai hanashi-da. Koko niju-nen, matomo-ni nemurete-inai. Are’kara watashi’no kutsu’ga hajimatta.)
Shishou (I know this, yet I do nothing. How pathetic. I haven’t slept well at all for two decades, now. That was when all of my pain started.)
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先帝(せんてい)「お前(まえ)に頼(たの)みがあるのだ。私(わたし)の娘(むすめ)を、妻(つま)として迎(むか)えて欲(ほ)しい」
Sentei “Omae’ni tanomi’ga aru-noda. Watashi’no musume’o, tsuma-to-shite mukaete-hoshii.”
The late emperor “I must ask you to do something for me. I want you to take my daughter as your wife.”
子昌「あっ…」
Shisho “A…”
先帝「大宝(タイホウ)と不義(ふぎ)を働(はたら)いた医官(いかん)の娘(むすめ)として、宮中(きゅうちゅう)から追放(ついほう)し、あの子(こ)には長(なが)く苦労(くろう)を強(し)いてきた。本来(ほんらい)なら公主(ひめ)として、宮中(きゅうちゅう)で何不自由(なにふじゆう)なく暮(く)らしていたはずだったのに…」
Sentei “Taiho’to fugi’o hataraita ikan’no musume-to-shite, kyu-chu’kara tsuiho-shi, ano-ko’niwa nagaku kuro’o shiite-kita. Honrai-nara hime-to-shite, kyu-chu’de nani-fujiyu-naku kurashite-ita-hazu-datta-noni…”
The late emperor “I had her exiled as the daughter born as a result of adultery between Taihou and the doctor. I made her live such a hard life. Even though she deserved to be raised as a princess in the palace, free from all worries.”
子昌(妻(つま)を持(も)つ気(き)はなかったが、気(き)が弱(よわ)り始(はじ)めていた先帝(せんてい)の頼(たの)みを断(ことわ)ることはできなかった)
Shisho (Tsuma’o motsu ki’wa nakatta-ga, ki’ga yowari-hajimete-ita sentei’no tanomi’o kotowaru-koto’wa deki-nakatta.)
Shishou (I had no intention of taking a wife, but I couldn’t decline a request from the rapidly weakening emperor.)
先帝「子昌(シショウ)。お前(まえ)は私(わたし)の忠臣(ちゅうしん)だ。引(ひ)き受(う)けてくれれば、お前(まえ)の望(のぞ)みは何(なん)でも叶(かな)えてやろう」
Sentei “Shisho. Omae’wa watashi’no chu-shin-da. Hiki-ukete-kure-reba, omae’no nozomi’wa nan-demo kanaete-yaro.”
The late emperor “Shishou, you are my most loyal supporter. If you accept this, I will grant you any wish.”
子昌(私(わたし)には、後宮(こうきゅう)に入内(じゅ��い)した婚約者(こんやくしゃ)がいた)
Shisho (Watashi’niwa, kokyu’ni judai-shita kon’yaku-sha’ga ita.)
Shishou (I had a fiancée who’d entered the rear palace.)
子昌「本当(ほんとう)に叶(かな)えて下(くだ)さるなら…」
Shisho “Honto-ni kanaete-kudasaru-nara…”
Shishou “If you would truly grant any wish…”
子昌(私(わたし)は先帝(せんてい)の娘(むすめ)を妻(つま)として迎(むか)え、翠苓(スイレイ)が生(う)まれた。そして、後宮(こうきゅう)から婚約者(こんやくしゃ)の神美(シェンメイ)が戻(もど)ってきたが、その結果(けっか)がこれだ)
Shisho (Watashi’wa sentei’no musume’o tsuma-to-shite mukae, Suirei’ga umareta. Soshite, kokyu’kara kon’yaku-sha’no Shenmei’ga modotte-kita-ga, sono kekka’ga kore-da.)
Shishou (I accepted the late emperor’s daughter as my wife, and Suirei was born. Then, my fiancée Shenmei returned from the rear palace, and this is how that turned out.)
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神美(シェンメイ)「ん?」
Shenmei “N?”
神美「何(なん)なの?さっきの音(おと)」
Shenmei “Nan-nano? Sakki’no oto.”
Shenmei “What was that noise from earlier?”

子昌「これから確(たし)かめるところだ」
Shisho “Kore-kara tashi-kameru-tokoro-da.”
Shishou “I’m going to find out right now.”
2人「ん?」
Futari “N?”
神美「何(なん)ですか、楼蘭(ロウラン)!その、はしたない格好(かっこう)は!?」
Shenmei “Nan-desu-ka, Roran! Sono, hashita-nai kakko’wa!?”
Shenmei “What is this, Loulan?! You’re absolutely filthy!”
楼蘭「お母様方(かあさまがた)に言(い)われたくありません。子供(こども)たちを放置(ほうち)し、快楽(かいらく)に身(み)を投(とう)じる、あなた方(がた)にだけは」
Roran “Okaa-sama-gata’ni iware-taku-ari-masen. Kodomo-tachi’o ho-chi-shi, kairaku’ni mi’o to-jiru, anata-gata’ni-dake’wa.”
Loulan “I won’t take that from you, Mother. Nor from any of you, who have descended into decadence, leaving your children behind.”
響迂の母「あっ!」
Kyo-u’no haha “A!”
神美「楼蘭(ロウラン)!」
Shenmei “Roran!”
Shenmei “Loulan?!”
子昌(これは、私(わたし)の娘(むすめ)だろうか?いつも神美(シェンメイ)に従順(じゅうじゅん)で、命令(めいれい)されるままに着飾(きかざ)る人形(にんぎょう)のような子(こ)だと思(おも)っていた)
Shisho (Kore’wa, watashi’no musume-daro-ka? Itsumo Shenmei’ni ju-jun’de, meirei-sareru-mama’ni ki-kazaru ningyo’no-yona ko-dato omotte-ita.)
Shishou (Is this… really my daughter? I thought she was just a doll, always obedient to Shenmei and dressing as Shenmei ordered her to.)
翠苓「あ…」
Suirei “A…”
楼蘭「姉様(ねえさま)、ごめん。遅(おそ)くなった」
Roran “Nee-sama, gomen. Osoku-natta.”
Loulan “I’m sorry, Dear Sister. I’m late.”
子昌(いつものことのように手慣(てな)れている。神美(シェンメイ)が翠苓(スイレイ)を疎(うと)んでいたのは知(し)っていた。しかし、こんな折檻(せっかん)を日常的(にちじょうてき)に?私(わたし)が宮中(きゅうちゅう)に出仕(しゅっし)している間(あいだ)に。なんと至(いた)らない父親(ちちおや)か…)
Shisho (Itsumo’no koto’no-yoni te-narete-iru. Shenmei’ga Suirei’o utonde-ita-nowa shitte-ita. Shikashi, konna sekkan’o nichijo-teki-ni? Watashi’ga kyu-chu’ni shusshi-shite-iru-aida’ni. Nanto itara-nai chichi-oya-ka…)
Shishou (It’s like she’s done this dozens of times before. I knew Shenmei resented Suirei. But was this level of abuse commonplace? While I was serving at the palace… What a pathetic father I am.)
楼蘭「お父様(とうさま)。最後(さいご)くらい、責任(せきにん)を取(と)ってください」
Roran “Oto-sama. Saigo-kurai, sekinin’o totte-kudasai.”
Loulan “Father. As a final act, take responsibility for once in your life.”
子昌「はっ…、楼蘭(ロウラン)…」
Shisho “Ha…, Roran…”
Shishou “Loulan…”
楼蘭「お父様(とうさま)は、狐(きつね)の里(さと)の狸(たぬき)おやじです。最後(さいご)まで、化(ば)かしていきましょう」
Roran “Oto-sama’wa, kitsune’no sato’no tanuki-oyaji desu. Saigo’made, bakashite-iki-masho.”
Loulan “You’re the tanuki master of a village of foxes. Let’s pull off one last trick.”
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
神美「何(なに)?これは!?」
Shenmei “Nani? Kore’wa!?”
Shenmei “What is this?!”
神美「あっ!雪崩(なだれ)……武器庫(ぶきこ)が…あれが埋(う)もれては、戦(いくさ)が……」
Shenmei “A! Nadare…… Buki-ko’ga… are’ga umoretewa, ikusa’ga……”
Shenmei “An avalanche?! The armory… We can’t fight without it!”
楼蘭「火薬(かやく)もありません。燃(も)やしましたから」
Roran “Kayaku’mo ari-masen. Moyashi-mashita-kara.”
Loulan “No gunpowder, either. I burned it all.”
神美「楼蘭(ロウラン)、お前(まえ)…」
Shenmei “Roran, omae…”
Shenmei “Loulan, you―”
楼蘭「勝(か)てぬ相手(あいて)と分(わ)かっていたはずです。お父様(とうさま)…、お母様(かあさま)は私(わたし)が見届(みとど)けますから」
Roran “Kate-nu aite-to wakatte-ita-hazu-desu. Oto-sama…, Okaa-sama’wa watashi’ga mitodoke-masu-kara.”
Loulan “You knew we had no chance to win. Father. I will see Mother off.”
子昌(『責任(せきにん)を取(と)れ』か…)
Shisho (‘Seki-nin’o tore’ka…)
Shishou (Take responsibility…)
子昌「そうだな。私(わたし)の責任(せきにん)だな」
Shisho “So-dana. Watashi’no seki-nin dana.”
Shishou “She’s right. It’s my responsibility.”
――――――――――――――――――――――――――――――
兵士「武器庫(ぶきこ)が雪(ゆき)で埋(う)もれているぞ!もっと人(ひと)を集(あつ)めろ!」
Hei-shi “Buki-ko’ga yuki’de umorete-iru-zo! Motto hito’o atsume-ro!”
Soldier “The armory’s buried under the snow! Get more men over here!”
兵士「禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで時間(じかん)がないぞ!」
Hei-shi “Kin-gun’ga semete-kuru-made jikan’ga nai-zo!”
Soldier “There’s no time before the royal guard arrives!”
兵士「うっ!」
Hei-shi “U!”
兵士「あっ…」
Hei-shi “A…”
兵士「て…敵襲(てきしゅう)だ~!!」
Hei-shi “Te…Teki-shu-daaa!!”
Soldier “We’re under attack!”

――――――――――――――――――――――――――――――
兵士「禁軍(きんぐん)、いつの間(ま)に!?」
Hei-shi “Kin-gun, itsu’no-ma’ni!?”
Soldier “The royal guard?! When?!”
兵士「迎(むか)え討(う)て~!」
Hei-shi “Mukae-uteee!”
Soldier “Fend them off!”
壬氏「敵(てき)は混乱(こんらん)している!一気(いっき)に叩(たた)け!」
Jinshi “Teki’wa konran-shite-iru! Ikki-ni tatake!”
Jinshi “The enemy is in disarray! Strike them now!”
兵士「うぅ…」
Hei-shi “Uu…”
壬氏「戦(たたか)う意思(いし)のない者(もの)は殺(ころ)すな、捕縛(ほばく)せよ!」
Jinshi “Tatakau ishi’no nai mono’wa korosu-na, hobaku-seyo!”
Jinshi “Don’t kill those who have no will to fight. Capture them!”
壬氏「兵(へい)が思(おも)ったより少(すく)ないな」
Jinshi “Hei’ga omotta-yori sukunai-na.”
Jinshi “There’s fewer soldiers than I expected.”
馬閃(バセン)「前方(ぜんぽう)に詰(つ)めていた兵(へい)の多(おお)くは、火炎(かえん)に対処(たいしょ)するため、建物(たてもの)の方(ほう)へ行(い)っているようです」
Basen “Zenpo’ni tsumete-ita hei’no ooku’wa, kaen’ni taisho-suru-tame, tate-mono’no-ho’e itte-iru-yo-desu.”
Basen “Most of the soldiers who were supposed to defend the front returned to the building to fight the fire.”
壬氏「先(さき)へ進(すす)む」
Jinshi “Saki’e susumu.”
Jinshi “We push on.”
馬閃「はっ!」
Basen “Ha!”
Basen “Yes, sir!”
李白(リハク)「こんなとんでもねえ策(さく)がうまくいくとは…。しかし、宮廷(きゅうてい)でも狸(たぬき)おやじと言(い)われた子昌(シショウ)が、こんな場所(ばしょ)に立(た)てこもるなんて、馬鹿(ばか)な真似(まね)をするものかねぇ」
Rihaku “Konna tondemo-nee saku’ga umaku-iku-towa… Shikashi, kyu-tei’demo tanuki-oyaji-to iwareta Shisho’ga, konna basho’ni tate-komoru-nante, baka-na mane’o suru-mono-kanee.”
Lihaku “Who’d have thought this tactic would go so well… Also, who’d have thought Shishou, known for his wiles in the palace, would make the mistake of holing up in a place like this.”
李白(だが、それ以上(いじょう)に、嬢(じょう)ちゃんの上官(じょうかん)の天女(てんにょ)と呼(よ)ばれた宦官(かんがん)が、まさか禁軍(きんぐん)の大将(たいしょう)として出(で)てくるとは、みんな驚(おどろ)いたよなぁ)
Rihaku (Daga, sore-ijo’ni, jo-chan’no jo-kan’no ten-nyo-to yobareta kangan’ga, masaka Kin-Gun’no taisho-to-shite dete-kuru-towa, minna odoroita-yonaa.)
Lihaku (Moreover… The little lady’s boss, the eunuch with the beauty of a heavenly goddess, showing up as the leader of the royal guard… Everyone was shocked to the core.)
壬氏「皇族(こうぞく)が率(ひき)いる禁軍(きんぐん)が採(と)る策(さく)に、ふさわしくないと思(おも)う者(もの)もいるだろう。だが、自軍(じぐん)の被害(ひがい)を抑(おさ)えるには、この策(さく)が最(もっと)も良(よ)い。そう私(わたし)が判断(はんだん)した。虚(きょ)を突(つ)く策(さく)とのそしりは、私(わたし)が受(う)ける!」
Jinshi “Ko-zoku’ga hikiiru Kin-Gun’ga toru saku’ni, fusawashiku-nai-to omou-mono’mo iru-daro. Daga, jigun’no higai’o osaeru’niwa, kono saku’ga mottomo yoi. So watashi’ga handan-shita. Kyo’o tsuku saku-tono soshiri’wa, watashi’ga ukeru!”
Jinshi “Some may think this is not the strategy befitting the royal guard, a proud force led by an imperial family member. However, this is the best strategy to minimize our casualties. That is my decision. I will accept any criticism that it is a sneak attack!”
李白(全(まった)く、どんな頭(あたま)してんだか…。こんな策(さく)を考(かんが)えた奴(やつ)も、策(さく)を採(と)るお方(かた)も…)
Rihaku (Mattaku, donna atama shitenda-ka… Konna saku’o kangaeta yatsu’mo, saku’o toru okata’mo…)
Lihaku (Really, what goes on in their heads? Those who come up with plans like these, and those who accept them.)
馬閃「おい、お前(まえ)!中(なか)はどんな様(さま)だ?」
Basen “Oi, omae! Naka’wa donna sama-da?”
Basen “Hey, you! What’s it like in there?”
兵士「と…とにかく、早(はや)く火(ひ)を消(け)さないと奥様(おくさま)に…あぁ!」
Hei-shi “To…Toni-kaku, hayaku hi’o kesa-naito oku-sama’ni… Aa!”
Soldier “I have to put out the fire, or else the lady will…”
李白「お待(ま)ちください」
Rihaku “Omachi-kudasai.”
Lihaku “Please, wait!”
壬氏「進言(しんげん)か?」
Jinshi “Shin-gen-ka?”
Jinshi “You wish to speak?”
李白「はっ」
Rihaku “Ha.”
Lihaku “Yes.”
壬氏「許(ゆる)す」
Jinshi “Yurusu.”
Jinshi “I’ll allow it.”
李白「では、お言葉(ことば)に甘(あま)えて。この煙(けむり)では、長居(ながい)は無用(むよう)だと思(おも)います。中(なか)にいる人間(にんげん)も、すぐさま外(そと)に出(で)てきましょう」
Rihaku “Dewa, okotoba’ni amaete. Kono kemuri’dewa, nagai’wa muyo-dato omoi-masu. Naka’ni iru ningen’mo, sugu-sama soto’ni dete-kima-sho.”
Lihaku “Thank you. This smoke means we shouldn’t linger here. Everyone inside will come out before long.”
壬氏「分(わ)かっている。だが、逃(に)げられない者(もの)がいるかもしれない」
Jinshi “Wakatte-iru. Daga, nige-rare-nai-mono’ga iru-kamo shire-nai.”
Jinshi “I know. But there may be some inside who are trapped.”
李白「それなら、我々(われわれ)で捜(さが)しますので」
Rihaku “Sore-nara, ware-ware’de sagashi-masu-node.”
Lihaku “We’ll go search in your stead, then.”
壬氏「そういうわけにはいかない」
Jinshi “So-iu-wake’niwa ika-nai.”
Jinshi “I can’t stay out of this.”
李白(貴(とうと)き方(かた)には、安全(あんぜん)な所(ところ)にいてほしいんだが…)
Rihaku (To-toki kata’niwa, anzen-na tokoro’ni ite-hoshii-n-daga…)
Lihaku (It would be great if your precious self could stay somewhere safe…)
壬氏「ここに、漢大尉(カンたいい)の娘(むすめ)が捕(と)らえられている」
Jinshi “Koko’ni, Kan-tai’i’no musume’ga torae-rarete-iru.”
Jinshi “Grand Commandant Kan’s daughter is being held here.”
李白「ここにですか?」
Rihaku “Koko’ni desu-ka?”
Lihaku “Here?!”
壬氏「ああ」
Jinshi “Aa.”
Jinshi “Yes.”
李白「見捨(みす)てれば、新(あら)たな政敵(せいてき)が生(う)まれますね」
Rihaku “Misute-reba, arata-na sei-teki’ga umare-masu-ne.”
Lihaku “If you let her die… You’ll make a new political enemy.”
壬氏「ああ、そうだな」
Jinshi “Aa, so-dana.”
Jinshi “Yes, indeed.”
李白「なら俺(おれ)は、俺の仕事(しごと)を全(まっと)うするだけだ。…ん?」
Rihaku “Nara ore’wa, ore’no shigoto’o matto-suru-dake-da. …N?”
Lihaku “I’ll just do my job, then.”
猫猫(あれは…。まさかな…、こんな所(ところ)にいるわけない。すぐに禁軍(きんぐん)が入(はい)ってくる。ここにいる私(わたし)も、子(シ)の一族(いちぞく)の人間(にんげん)だと思(おも)われかねない。だけど……)
Maomao (Are’wa… Masaka-na…, konna tokoro’ni iru-wake-nai. Sugu-ni Kin-gun’ga haitte-kuru. Koko’ni-iru watashi’mo, Shi’no-ichi-zoku’no ningen-dato omoware-kane-nai. Dakedo……)
Maomao (Is that…? No way. There’s no way he would be here. The royal guard will arrive any moment now. I might get mistaken as a member of the Shi clan if I stay here. But…)
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫(逃(に)げりゃいいのに、馬鹿(ばか)だよな。子翠(シスイ)のこと言(い)えたもんじゃない)
Maomao (Nige-rya ii-noni, baka-dayo-na. Shisui’no-koto ieta-mon-ja nai.)
Maomao (I should have run. What an idiot I am. I’m in no position to criticize Shisui.)
猫猫「ん…」(せめて話(はなし)の通(つう)じる奴(やつ)であってくれ!)
Maomao “N…” (Semete hanashi’no tsu-jiru yatsu’de atte-kure!)
Maomao (I hope whoever busts in here is reasonable!)
猫猫「んっ!あっ…」
Maomao “N! A…”
猫猫「すみません。保護(ほご)していただけますか?壬氏様(ジンシさま)」
Maomao “Sumi-masen. Hogo-shite-itadake-masu-ka? Jinshi-sama.”
Maomao “Sorry to trouble you, but could you protect me, Master Jinshi?”
壬氏「怪我(けが)しているのか?血(ち)が…」
Jinshi “Kega-shite-iru-noka? Chi’ga…”
Jinshi “Are you hurt? That blood…”
猫猫「問題(もんだい)ありません。返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Mondai ari-masen. Kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s fine. It’s not mine.”
壬氏「問題(もんだい)あるだろ!」
Jinshi “Mondai aru-daro!”
Jinshi “That’s not fine!”
猫猫「蛇(へび)の血(ち)ですので」
Maomao “Hebi’no chi desu-node.”
Maomao “It’s just snake blood.”
壬氏「蛇(へび)?」
Jinshi “Hebi?”
Jinshi “Snake?”
猫猫(何(なん)だかこの感(かん)じ、懐(なつ)かしいな)
Maomao (Nandaka kono kanji, natsukashii-na.)
Maomao (I missed this atmosphere.)
壬氏「おい、それは…」
Jinshi “Oi, sore’wa…”
Jinshi “Hey, is that…”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
禁軍兵「東宮(とうぐう)!」
Kin-gun-hei “To-gu!”
Royal soldier “Crown Prince!”
壬氏「今(いま)は東宮(とうぐう)ではない。玉葉(ギョクヨウ)妃(ひ)が皇子(みこ)をご出産(しゅっさん)された」
Jinshi “Ima’wa To-gu’dewa nai. Gyokuyo-hi’ga miko’o go-shussan-sareta.”
Jinshi “I am no longer crown prince. Lady Gyokuyou gave birth to a prince.”
猫猫「東宮(とうぐう)…」(それが壬氏様(ジンシさま)の正体(しょうたい)か。皇弟(おうてい)は19歳(じゅうきゅうさい)。25歳(にじゅうごさい)の壬氏様(ジンシさま)と歳(とし)が合(あ)わないと思(おも)っていたが…)
Maomao “To-gu…” (Sore’ga Jinshi-sama’no sho-tai-ka. O-tei’wa ju-kyu-sai. Niju-go-sai’no Jinshi-sama’to toshi’ga awa-nai-to omotte-ita-ga…)
Maomao “Crown Prince…” (So that’s who Master Jinshi really was. The emperor’s younger brother is 19 years old. I thought Master Jinshi was supposed to be 25, but…)
猫猫「壬氏様(ジンシさま)、老(ふ)けてるんですね」
Maomao “Jinshi-sama, fuketerun-desu-ne.”
Maomao “Master Jinshi, you’re younger than you look.”
壬氏「んっ…。李白(リハク)はいるか?」
Jinshi “N… Rihaku’wa iru-ka?”
Jinshi “Lihaku! Are you here?!”
李白「はっ!」
Rihaku “Ha!”
Lihaku “Yes, sir!”
壬氏「後(あと)は任(まか)せた」
Jinshi “Ato’wa makaseta.”
Jinshi “I’ll leave this to you.”
李白「つかぬことを聞(き)く。宮中(きゅうちゅう)で働(はたら)く猫猫(マオマオ)という娘(むすめ)に似(に)ている気(き)がするんだが」
Rihaku “Tsukanu-koto’o kiku. Kyu-chu’de hataraku Maomao-to-iu musume’ni nite-iru ki’ga suru-n-daga.”
Lihaku “I have a question for you. You resemble a girl who works in the palace, called Maomao.”
猫猫「本人(ほんにん)です」
Maomao “Hon-nin desu.”
Maomao “That’s me.”
李白「なぜここにいる?」
Rihaku “Naze koko’ni iru?”
Lihaku “What are you doing here?”
猫猫「さらわれました」
Maomao “Saraware-mashita.”
Maomao “I was kidnapped.”
李白「お前(まえ)の父(とう)ちゃんって…」
Rihaku “Omae’no to-chantte…”
Lihaku “Wait, so is your father…”
猫猫「あれの名前(なまえ)を出(だ)さないでください。『あのおっさん』とかで」
Maomao “Are’no namae’o dasa-nai-de kudasai. ‘Ano ossan’-toka’de.”
Maomao “Please don’t say his name. Just ‘that old guy’ is fine.”
李白「分(わ)かった。いやぁ、悪(わる)い悪い。お前(まえ)が言(い)うなら、そうなんだろう。それにしても、汚(きた)ねぇ格好(かっこう)だな。血(ち)だらけだぞ?」
Rihaku “Wakatta. Iyaa, warui-warui. Omae’ga iu-nara, so-nan-daro. Sore’ni-shitemo, kitanee kakko-dana. Chi-darake-dazo?”
Lihaku “Right. Well, sorry about that! If you say so, then that must be it. You’re quite a mess. Look at all that blood.”
猫猫「蛇(へび)の返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Hebi’no kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s snake blood.”
李白「怪我(けが)とかやめてくれよ?あのおっさん、まともに運動(うんどう)もできないのに無茶(むちゃ)して、腰(こし)やって動(うご)けなくなってるぜ」
Rihaku “Kega-toka yamete-kure-yo? Ano ossan, matomo-ni undo’mo deki-nai-noni mucha-shite, koshi yatte ugoke-naku-natteru-ze.”
Lihaku “Don’t get hurt or anything, okay? That old guy got all worked up and threw out his back. He can’t move.”
猫猫「雪崩(なだれ)も、それに乗(じょう)じた奇襲(きしゅう)も、あのおっさんの策(さく)ですか?」
Maomao “Nadare’mo, sore’ni jojita kishu’mo, ano ossan’no saku desu-ka?”
Maomao “Were the avalanche and the surprise attack timed with it his plan, too?”
李白「ああ。…ん?誰(だれ)か、寝(ね)ているのか?」
Rihaku “Aa. …N? Dare-ka, nete-iru-noka?”
Lihaku “Yeah. Hmm? Is someone asleep here?”
猫猫「子供(こども)です。でも、息(いき)はしていません。毒(どく)をあおったようです」
Maomao “Kodomo-desu. Demo, iki’wa shite-ima-sen. Doku’o aotta-yo-desu.”
Maomao “Children. But they’re not breathing. I think they drank poison.”
李白「そうか…。生(い)き残(のこ)っても、一族(いちぞく)は、まとめて刑(けい)に��(しょ)される。女(おんな)・子供(こども)も関係(かんけい)ない。やりきれねぇな」
Rihaku “Soka… Iki-nokottemo, ichi-zoku’wa matomete kei’ni sho-sareru. Onna, kodomo’mo kankei-nai. Yari-kire-nee-na.”
Lihaku “I see. Even if they did survive, they’d all be executed. Women, children, it doesn’t matter. I don’t like it.”
猫猫「処刑(しょけい)された者(もの)たちは、打(う)ち捨(す)てられるのでしょうか?」
Maomao “Shokei-sareta mono-tachi’wa, uchi-sute-rareru-no-desho-ka?”
Maomao “Are the remains of the executed left to rot?”
李白「いや、火葬(かそう)した上(うえ)で埋葬(まいそう)される」
Rihaku “Iya, kaso-shita-ue’de maiso-sareru.”
Lihaku “No, they’re cremated and then buried.”
猫猫「せめて、母親(ははおや)と一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできないでしょうか?」
Maomao “Semete, haha-oya’to issho-ni tomurau-koto’wa deki-nai-desho-ka?”
Maomao “Could they at least be allowed to rest with their mothers?”
李白「そういうことは、俺(おれ)の仕事(しごと)じゃない。…まるで眠(ねむ)ってるみたいだな。お~い、手(て)を貸(か)してくれ!」
Rihaku “So-iu-koto’wa, ore’no shigoto-ja nai. …Marude nemutteru-mitai-dana. Oooi, te’o kashite-kure!”
Lihaku “That’s not my job. It’s like they’re asleep. Hey! I need a hand here!”
禁軍兵たち「はっ!」
Kin-gun-hei-tachi “Ha!”
Royal soldiers “Yes, sir!”
猫猫「李白様(リハクさま)?」
Maomao “Rihaku-sama?”
Maomao “Master Lihaku?”
李白「ここに放置(ほうち)するわけにもいかねえだろ。一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできねえけど、こそっと墓地(ぼち)の近(ちか)くに埋(う)めるくらいならできる」
Rihaku “Koko’ni ho-chi-suru-wake’nimo ika-nee-daro. Issho-ni tomurau-koto’wa deki-nee-kedo, kosotto bochi’no chikaku’ni umeru-kurai-nara dekiru.”
Lihaku “We can’t just leave them here, right? I can’t give them a proper funeral, but I could bury them nearby, secretly.”
猫猫「罪(つみ)に問(と)われませんか?」
Maomao “Tsumi’ni toware-masen-ka?”
Maomao “Wouldn’t you be punished for that?”
李白「分(わ)からん。そん時(とき)はお前(まえ)が何(なん)とかしてくれ」
Rihaku “Wakaran. Son-toki’wa omae’ga nan-toka shite-kure.”
Lihaku “Dunno. If something happens, help bail me out, okay?”
猫猫「何(なん)とかと言(い)われましても……」
Maomao “Nan-toka-to iware-mashitemo……”
Maomao “Me, help you? How…”
李白「おっ。一(ひと)つ、いい手(て)があるぞ。お前(まえ)があのおっさんをパパとでも呼(よ)んだら、何(なん)でも言(い)うこと…んっ!すまん。今のは、無(な)しだ…」
Rihaku “O. Hitotsu, ii te’ga aru-zo. Omae’ga ano ossan’o papa-to-demo yon-dara, nan-demo iu-koto… N! Suman. Ima-nowa nashi-da…”
Lihaku “Oh, I know! Just go up to that old guy and call him “Papa” or something. He’ll let you― Sorry, never mind.”
猫猫「その笛(ふえ)は?」
Maomao “Sono fue’wa?”
Maomao “What was that whistle for?”
李白「無事(ぶじ)、命令(めいれい)を完遂(かんすい)した合図(あいず)だ。…さあ、行(い)こうぜ。嬢(じょう)ちゃんを無事(ぶじ)に連(つ)れ出(だ)すのが、俺(おれ)の仕事(しごと)だ」
Rihaku “Buji, meirei’o kansui-shita aizu-da. …Saa, iko-ze. Jo-chan’o buji-ni tsure-dasu-noga, ore’no shigoto-da.”
Lihaku “To signal that I fulfilled an order. Let’s go. Getting you out safely is my job.”
猫猫(私(わたし)は、子翠(シスイ)から託(たく)されたことを全(まっと)うする。それだけだ)
Maomao (Watashi’wa, Shisui’kara taku-sareta-koto’o matto-suru. Sore-dake-da.)
Maomao (I’ll do what Shisui entrusted me with. That’s all.)
(Continue to Episode 23/Ep.47)

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どうせ無駄だから、小さくいこう
いい加減諦めろ。 分不相応な試みは、やっても無駄ということだ。 希望とは壮大な嘘で、実際には絶望が擬態した姿に過ぎない。
だから正しく絶望せねばならない。 難しい話では無く、暴れて抗わず受け入れてしまうだけだ。 欲張らずありのままで、やれることだけやっていれば良い。 それだけなんだ。
あと、世の中を変えようとか、社会や他者を変えようとか、そういうのは辞めた方が良い。分不相応の典型だ。 変わる時は変えようと思っていなくても自然かつ勝手に変わるものであって、故意に行う必要は無い。 もう少し詳しく述べるなら、要するに変えられる人は手の届く範囲から変えていくということ。 その過程を飛び越え、手の届く範囲さえままならぬ状態で、いきなり世の中を変えようとか、社会や他者を変えようとか、そういう大言壮語は実現の見通しが全く無く、まさしく絶望が擬態した希望の典型例である。と述べている。
こう考えると、できることがそう多くないのは理解できるのではないか。勿論、一度失ったものや、逃したチャンスはもう二度とやって来ない。そう自然に思えてくるだろう。 この矮小さが大切なんだ。 絶望的な認識を持ち、危機感を持つことで「だがせいぜい幾らか劣化していても多少似た程度のチャンスなら有るかも知れない」という現実的で、分相応で、より小さく、しかし明確で具体的な行動の見通しが立つ。
自信を捨てよう。つつましく小さい人間として、ちまちまと、しかしありのままに、小さな事をやっていく。 つまらない人間で本当に良かった。
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うわーーーい
退職しました!ようやく!ついに!
今回の職場は2年半続きました。今までで一番ストレス無く働けた場所。「明日仕事行きたくないなぁ」って思ったのはほとんど無かった、そんなとても気楽な職場だった。
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今日は最後、ミャンマーの年下の女の子と早番一緒だった。
色々喋って、なんか一番とても寂しくなったなあ。その子には唯一、一緒に働けなくなる事が惜しいなと思った子だ。笑
その子は日本語N2資格だから、少し語学の壁は感じることもありつつ、色々話してたらこの職場で1番私と似てる考えだったし、めっっっちゃしっかりしてて真面目で賢くて尊敬出来たし、働き方とか言動のテンポとかそういうのも似てた。
だから一緒に働いてて居心地良かったし、その子も私が一番何でも気楽に話せると言ってくれてた。
私が辞める事などをキッカケに、その子も退職する決意が固まったらしく、彼氏(彼氏も外国人で日本で店長やってる人)と結婚ビザに切り替えて、もう辞めると話してた。
あとは、絶対辞めないだろうと思われてた一匹狼系の長く働いてる中国の男の子も、もう辞めるっぽいと今日そのミャンマーの子からこっそり聞いて、色々ビックリすぎた。
真面目に頑張ってる子が馬鹿らしい思いをするような、まともに評価もできない、従業員を駒のように扱う会社(主にワンマンな社長)に皆愛想尽かした感じ。ほら見たことか!ざまぁみろ!と言いたいwwwwこれから無茶苦茶になるし(既にそうなりつつある)ホテルの評価も下がれ〜と思っちゃうよね。
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主に会社への不満が原因で辞めるけど、でも現場で日々一緒に働く人たち(環境)への不満も勿論あった。
私は、嫌いと認識した人と一緒に過ごさないといけない事にとてもストレスを感じるから、嫌いじゃないと思い込んでた気がする。
嫌いとまではいかないけど(直接私に攻撃してくる人は居なかったし)でも心のどこかでは、不満は感じてたような人もいる。
頑張り度合い、積極性とか、気付く範囲が違ったりして、業務負担量に差が出てたから、それはストレスだったなぁ。そんな人には、勿論何かしら働きかけたことはあったけど効果はなかったから、やはり他人を変えるより自分が変わったほうがいいなと思った事もあった。(それが転職という選択になった)こういう仕事だからさ、各々の分担された作業をやるんじゃなくて、共同で仕事をする感じだから、気付いた人が仕事して、気づけない人やサボる人はやらないみたいな環境だった。そうなるとどうしてもイライラしてしまうよね。
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だから、真面目に積極的に気付いて働くタイプの人たち(私、もう産休入る支配人の女性、ミャンマーの子、中国の子、日本人のおじさん)が辞めていくから多分近い将来ここの現場はめちゃめちゃになるんだろうなと思っている。というか、めちゃめちゃになって欲しいとまで私達は思ってるwwww
真面目にやる気出して頑張りたい人たちに馬鹿らしい思いをさせてやる気を削がせるのうますぎかよ、って会社(社長)に対して思ったもん。笑
もはや今回の出来事は現場の人への嫌がらせ?ってレベルだったからなぁ。ドン引きした。
まぁ、サラリーマンなんてそんなもんよ。労力(ストレス)と賃金が見合わなければさっさと別の会社に所属する。ただそれだけさ。常にそれは天秤にかけてる。
これ以外に詳しくは話せない事もあるけど、こんな感じの会社に当たることはなかなかもうないと思う。色々社会勉強にもなった。笑
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現場のスタッフで、辞めた後も何かしら連絡取りたいなと思えるのは7人中5人だなあ。まぁなかなか機会はないと思うけど……。
せっかくのご縁なので大切にしたいね。
不満もあったけど、それでも気楽に楽しく日々過ごせて、本当に良い2年半だったな。
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初めて外国人と一緒に働いて(半分が外国人スタッフ)、初めて外国人のお客さん相手の仕事をして(ほとんど外国人相手)、初めてホテルのフロント職に就いた。
そんな環境で得た経験や感情は本当に私にとってはとても意味のあるものだった!
今まで経験した仕事の中で、唯一本当に自分らしく伸び伸びと働けたし、楽しいから遊びの感覚で働けたし、これがやりがいというものか!と初めて感じた(自分の得意な事とか好きな事が活かせた)から、私にとっては天職だと知れた事も嬉しい。(ENFPなので天職を求めている)
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入社する前から外国人と付き合ったり遊んだりしてたし、遊びや恋愛以上の深い人と人との関係を求めてた私だったから、この環境で2年半過ごせたから、自分の中で"外国人"として人を見る感覚じゃ無くて、ただ同じ人として見れる感覚もやはりこの環境にいたから得られたと思う。
入社前と今とそういう視点も変わった。
あともっともっと人間が好きになって、フレンドリーになれた気がする。笑
(なんかとことん、人間に興味があるENFP。世界も人間も全てを肯定したいENFPっていう特徴出てるよなww)
そんな環境にいたから本当に自分らしく毎日楽しく過ごせて、もっと自分も好きになったし、人生楽しくなったし、そんな自分だからこそもっっっっと素敵な彼氏に出会えたと思う。
人は似た者同士しかくっつかないから、多分以前の仕事のまま居続けて、人生退屈そうな顔で過ごしてたら、今の彼氏とは付き合えなかったと思う。
そういう意味では、ここで働いて本当に良かった。選択が成功だった。
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早速明後日から新しい職場だから、頑張りたいな☺️🌼
結構楽しみ!!!
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「名前のはがれたもの」
朽ちるというのは、物が壊れて消えていくことのようでいて、
実際には「名前が朽ちていく」ことのほうが大きいのではないかと思っています。
名前があるということは、
人間と物との間にはっきりとした主従関係があるということです。
「これは椅子」「これは看板」と呼んだ瞬間に、
その物はある役割を与えられ、意味を背負わされます。
けれど朽ちることで、その役割が失われていき、
やがて「椅子だったもの」「看板のようなもの」と呼ばれるようになる。
名前が断定できなくなっていく。
そのとき、物は人間の意味づけから少し自由になり、
人と物とが対等だった風景が、かすかに立ち上がるように思います。
たとえば、「発酵」と「腐る」は同じ現象です。
どちらも微生物によって物が分解されるという点では変わりません。
でも、人間にとって「都合がいい」結果を生むときは“発酵”と呼び、
望ましくない変化のときは“腐る”と呼ぶ。
つまり、名前の違いは現象の違いではなく、価値の違いです。
だから名前とは、人間の視点が反映されたラベルに過ぎないとも言える。
名前が朽ちるとは、そのラベルが剥がれ、
物が再び“なんでもないもの”としてそこにあること。
それはとても曖昧で、不定形で、
けれどだからこそ、自由に見つめ直すことのできる余白のある状態です。
そういう状態に出会えるのが、漂着物を拾うとき。
何だったのか分からないものに手を伸ばすとき、
「見たことがあるような」「でも、見たことがないような」──
デジャヴュとジャメヴュが交錯する瞬間がある。
それはたぶん、赤ちゃんが世界と初めて対峙したときの感覚に似ているのだと思います。
まだ名前も意味も知らないまま、ただ、そこにあるものと向き合う。
漂着物拾いには、その記憶を追体験する力がある気がしています。
淡嶋健仁
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朽ちるゆくへ
アーティスト:尾込真貴子・淡嶋健仁
キュレーター:金森正起
会場:旧油三洋品店(長野県松本市大手町2丁
目)
日時:2025年5月24日(土)25日(日)
10:00-17:00
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