#まゆみ窯展
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tori-utsuwa · 1 year ago
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2024.2.15(木)
店は休み、今日はちょっとゆっくりしようかね、家の片付けもしたい、オットはカレー作る言うてます
朝食はまゆみ窯の透明釉できめてみた
➖2月の店休日➖
  1(木)2(金)
  6(火)7(水)8(木)
  13(火)14(水)15(木)
  20(火)21(水)
  27(火)
➖2月の催し➖
 まゆみ窯展
   2024.2/22(木)
        \
         3/3(日)
 初日、2日目と眞弓さん在店予定
うつわとくらし桃李/10-17open
〒759-6301
山口県下関市豊浦町大字川棚5070-2
tel 083-774-1685
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catonoire · 7 months ago
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はにわ展
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東京国立博物館ではにわ展を見る。「挂甲の武人」(上のチラシ画像のメインビジュアル)の国宝指定50周年を記念した特別展である。埴輪以外の出土品も展示されている。
つかみは修復後初お目見えの「踊る人々」。最近では、踊っているのではなく馬の手綱を持って馬を引いているのでは、という説が有力になってきているらしい。
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修理の模様を収めた動画がとてもおもしろかったのでリンクしておく。(この動画は会場では流れていなかった)
踊る人々の次は、国宝ばかりを集めた展示、および2メートル超の高さを誇る円筒埴輪を含む展示。撮影禁止だったり見学者多数でうまく撮れなかったりしたのでここに載せられる写真はないが、埴輪だけでなく大刀(金の象嵌)、沓(金銅製)、耳飾り(金製)、甲冑など状態の良い出土品も並んでいて、ヤマト王権の威勢を見せつけるかのような展示室だった。
以降の展示室では、埴輪を造形で分類して紹介する流れがわかりやすかった。まず基本の円筒埴輪とそのバリエーション。壺のように見えるものも埴輪で、そのまま壺形埴輪と呼ばれている。
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船形埴輪。
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武具の形をした埴輪。
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そのほか見学者の写り込み多数でここには写真をアップできないが、盾形埴輪、靫形埴輪、椅子形埴輪などがあった。靫(ゆぎ)は矢を入れる道具。
土ではない素材で作られた埴輪様のものが古墳に置かれることもあったのだそうで、例として武装石人(下の写真)、大刀の形をした木製品、靫の形の木製品が紹介されていた。
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このあと群馬県太田市の窯で焼かれた「挂甲の武人」埴輪5体が揃い踏みする室へと向かう。展示のしかたがやたら凝っていて、戦隊モノのヒーローをキャラづけして紹介するようなノリだった。たとえば下の写真は国立歴史民俗博物館所蔵のもので、台が黄色、そして展示ケースの背面に埴輪の上半身がぼうっと浮かび上がるように見えている。埴輪ごとに台の色が異なり(キャラごとに色が違うのは戦隊モノのお約束)、ケース背面もそれぞれ同様にデザインされている。
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おもしろかったが、埴輪そのものをつぶさに見るというより展示方法に注意が向いてしまったので、個人的にはもっと淡々と見たかった。出来の良いよく似た埴輪が5体揃ったというだけでじゅうぶん派手なのだから、見せ方まで派手にしなくとも……と思ったり、しかし埴輪を作った人がこうして華やかに展示されたのを見たら喜ぶかもしれないな……と思ったり。
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埴輪は赤、白、灰色、黒の顔料で彩色されることもあったのだそう。上のチラシ画像のメインビジュアルの挂甲の武人が当時彩色されていたらこんな感じかも?という復元が下の画像。
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次の3枚は、挂甲の武人が着ているのと同じタイプの冑、挂甲、���手。こういうものも現物がちゃんと出土してるのか!と驚いた。
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造形別埴輪紹介に戻る。人の形の埴輪がたくさんあったが見学者の写り込みも多数でやはり写真は載せられない。モチーフとしては、盾や杯や何かを持った男子や女子、座った男子や女子、��士などが挙げられる。
家形埴輪はとても神聖なものなのだそうで、これも多数展示されていた。下の写真は作りかけのままの家形埴輪。埴輪工房が焼失した状態で発見されたとのことで、気の毒ながらたいへん興味深い。
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導水施設形埴輪。導水施設。意外すぎてキャプションを二度見三度見してしまった。聖水の儀礼または遺骸を洗浄した施設と考えられている由。
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これは埴輪棺。このように古墳を飾るためではない埴輪もあったとのこと。
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みんなの人気者、動物埴輪の皆さん。
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少なくとも四つ足の動物のお尻にはたいてい穴が空いているように見えた。鳥のお尻にも空いていることがある。
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下の写真の中央は鵜形埴輪。ここで鵜が出てくるとは想像できなかった。
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魚形埴輪。鵜がいるなら魚もいて不思議ではない。
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最後は近現代における埴輪の受容のさ��かたに関する展示。内容的にはごくあっさりしているので、この分野については東京国立近代美術館の「ハニワと土偶の近代」を見るべきだろう。
東京タワー近くの芝公園から出土した男女の埴輪。これが出土したときの調査が郷土研究のきっかけ��なったとのこと。
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三船敏郎が所持していたらしい、ひよこ形埴輪。
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版画家の斎藤清が下の写真の埴輪をモチーフにした作品を作っている。
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次の埴輪は、映画『男はつらいよ』主演の渥美清に似ていると話題になったそうだが、別に似てないよね……?と思ったら、葛飾柴又の古墳から出土したものだそうで、まあ納得。
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群馬県が開催したHANI-1グランプリで優勝した埴輪。満面の笑みが勝因か。
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下の3体は明治天皇の陵に奉献された埴輪と同じ形で作った模型。吉田白嶺の作。このあたりのヤマト民族らしいきな臭さなどは上述の「ハニワと土偶の近代」の守備範囲。
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おまけ。展示室の壁の装飾。
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foucault · 2 months ago
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常設より、阿部眞士・白磁押文楕円丸皿。型でゆるやかに成形され、ふちに押文が施されています。使う側に厳しさを求めてこないけれど、自身には節度がある、包容力のある器です。
今日は夕方から出西窯青年展の荷物が届きはじめ、明日は展示替えのためお休みとなります。
18日からは800点ほどがならぶ予定です。楽しみです。
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ritsukoimai · 2 years ago
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窯焚き中の美しい瞬間。 秋の陶器市が終わりました。 今年は4日間とコンパクトで、身体も楽だし制作の時間が削られずとてもちょうどいいです。 それでもその前からの疲れもあって、今日までろくに使い物にならず、次の展示の品物の整理やヤギの世話や、先日の夜の嵐で荒れた庭のパトロールなんかをして過ごしています。 特に今日はあまりに身体が重く、昼過ぎにソファでうたた寝をしていたら、旅先でカレーコロッケを5つ買って食べる夢を見て、お腹が空いて目が覚めました。 夫が水仕事で雑にコロッケを濡らすのでぷりぷり怒っていたのだけど(夢の中で)、一口頬張るとすごく美味しくて怒りなどあっという間に忘れてしまった。 けどこれはコロッケじゃなくて薄いカレーパンだな?と思って食べていた(夢の中の私が)。 美味しかったな〜、カレーパンみたいなカレーコロッケ。
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登り窯の窯詰めが一列分終わった記録の写真。 右端の指がピースに見えてテンション高い人みたいで嫌なんですけど、これは焼成部屋が3つあるうちの2部屋目を示す数字の2です。 私が仲間達と使わせてもらっている登り窯は、一部屋につき2列ずつ棚組みができるので、この分量×6が一度に焼成できます。 一部屋ごと、上下左右でも焼き味が結構異なるので、そのあたりの特徴も考えながら窯詰めをしています。 ともあれ色々が無事に終わって本当によかった。 この後の個展と企画展の分も無事に揃えられることができてほんと一安心。
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釉掛け期間中、降っていた雨が上がったのでヤギの世話に外に出たら、見たことないスケールの虹がかかっていて、慌ててカメラを取りに行った。 下がっても下がっても画角に収まらず、写真を撮っているうちにどんどん薄くなって、あっという間に消えてしまった。 はっきりと七色だった。
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陶器市が開けて久しぶりの散歩。 青草を食べさせてあげたいけど春と秋はブヨが多くて、なかなかのんびり繫牧させてあげられない。 五郎が耳と肉ぜん(顎下についてる不思議なぶらぶら)ぶるんぶるんの瞬間で笑える。
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窯焚きが済んで陶器市の準備中にメモアプリを開いたら、見覚えのないメモが保存されていて驚愕&恐怖。 え?え?? 一体誰がこんなものを...?! 日付はちょうど登り窯の準備期間中のくたくたに疲れていた時期。 きっと何かの手違いでロック画面から起動させて入力までしちゃったんだろうけど...何が起きたらこうなるの? る、ろ!て.....。こわすぎる.....。 本当に、どなた様も大変お疲れ様です。 しばしゆっくり自愛しましょう。
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gallery-fall · 8 days ago
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2025 | 7 | 2 WED → 7 | 6 SUN
花かごポニー
梶山友里
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2025 | 7 | 2 WED → 7 | 6 SUN
OPEN 13:00 - CLOSE 19:00
FALL
陶芸家、梶山友里さんによる個展「花かごポニー」です。FALLでは7年ぶりの展示となります。
ちいさなポニーが軽めの荷物を背中で揺らしている 気ままに運んでいるのは季節の植物 涼色うつわの間をのんびり歩いて 夏の香りを届けます(DMより転載)
7年まえの展示「季節飾りとうつわ」のようすはこちら。
→ 今後の展示やイベントの予定
梶山友里
Yuri Kajiyama
2006年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻卒。11年、小平にて築窯。 出張陶芸教室「やまゆり陶舎」としても活動中。
instagram.com/yurikajiyama/
作家在廊日
全日在廊予定。くわしい時間帯などは作家インスタグラムにてご確認ください。
展示DM
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FALL
167-0042 東京都杉並区西荻北3-13-15
地図 | 13:00 - 19:00 | 月・火お休み
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SNS
→ twitter.com/gallery_FALL → instagram.com/fall_mishina/
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takahashicleaning · 1 month ago
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TEDにて
トム・シューラー:コンクリートによる二酸化炭素排出量をマイナスにする方法とは
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
COP27では、1.5度目標についての文言は削除され、化石燃料の段階的廃止も消えた。
COP27では、1.5度目標についての文言は削除され、化石燃料の段階的廃止も消えた。
コンクリートはそこらじゅうにあり道路、建物、橋などの建設に使われていますが、過去2千年間、セメントを使いコンクリートを固める技術は大きく進歩せず、世界最大の炭素排出源の1つとなっています。
起業家のトム・シューラーは、コンクリートを建材でありながら大気中のCO2を閉じ込める炭素吸収源に変えられる可能性がある革新的製法をいち早く紹介します。
コンクリートはそこらじゅうにありますが、ほとんどの人はそれに気づきません。
コンクリートは道路、建物、橋、空港などの建設に使われどこにでもあるのです。コンクリートより多く使われている資源は、水くらいしかありません。そして、人口増加や都市化に伴いコンクリートの需要は、かつてない程に高まっています。
しかし、問題があります。
セメントは、コンクリートをくっつける糊のようなものですが、セメントをつくるには、石灰石とその他の原料を窯に入れてとても高い温度で燃やします。
この過程でできる副産物の���とつが、CO2。つまり、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素です。セメントを1トンつくると1トン近い量のCO2が大気中に排出されます。
その結果、セメント産業は、産業界で2番目に多くのCO2を排出しており、世界の総排出量の8%を占めています。地球温暖化の解決を目指すのであれば、セメント製造とCO2再利用の両方で技術革新が必ず必要となります。
さて、コンクリートをつくるには、セメントと石、砂、その他の原料を混ぜて大量の水を加えて養生させ硬くなるまで待ちます。
舗石やブロックのような成形された製品をつくる場合は、蒸気を養生室に吹き込むことでプロセスを加速させることもあります。建物、道路、橋の場合は、いわゆる生コンクリートを作業現場で型に流し入れ、固まるまで待ちます。
50年以上前から科学者の間では、水の代わりにCO2でコンクリートを硬化させることができれば、より頑丈になると考えられていましたが、ポルトランドセメントの化学的性質がネックでした。
セメントは、水とCO2の両方に反応しますが、両者の相反する化学的な性質により良質のコンクリートが作れないのです。
そこでセメントの新たな化学的製法を考えだしました。
同じ設備と原材料を使用しますが、石灰石の使用量が少なく窯の温度も低くて済み、結果としてCO2排出量が最大30%削減できます。
私たちのセメントは水と反応しません。コンクリートをCO2で硬化させますが、そのCO2は、アンモニア工場やエタノール工場などの産業施設の排ガスから回収したもので回収しなければ、大気中に排出されていたものです。
硬化中。セメントとの化学反応によりCO2が分解され、捕捉された炭素で石灰石が生成されてその石灰石によりコンクリートが固まります。
私たちのコンクリートで作られた橋が、取り壊されても中にCO2はもう存在しないため排出される心配はありません。
セメント製造時のCO2排出削減量にコンクリート硬化時に取り込まれるCO2の量を合わせると私たちのセメントは二酸化炭素排出量を最大70%削減します。
また、水を消費しないので何兆リットルという水の節約にもなります。
2千年の歴史があり、過去2百年間に大きな進歩のない業界を説得することは一筋縄ではいきませんが、その課題に取り組んでいる新旧の業者がいます。
私たちの戦略は、持続可能性だけにとどまらない解決策の模索による導入の容易さです。
コンクリートを製造するプロセス、原材料、設備は、従来と変わりませんが、CO2で硬化させる新しいセメントでコンクリートを作ると強度と耐久性が優れ、色合いが薄く硬化には、28日間ではなく24時間しかかかりません。
生コンクリート用の新しい技術は、テスト中でインフラへの応用も開始しています。またさらなる研究も推進し、二酸化炭素吸収源となり��るコンクリートの開発を目指しています。
セメント製造中に排出されるよりも多くのCO2を取り込もうというのです。工事現場では気体のCO2を使用できず、固体または液体の形で届けなければならないため排出されたCO2を捕捉して有用な化学物質に変換する企業と提携しています。
たとえば、シュウ酸やオレンジジュースにも含まれるクエン酸に変えます。そういう酸が私たちのセメントと反応するとコンクリートに4倍多くの炭素を詰め込めて二酸化炭素収支をマイナスにできます。
それは、つまり、道路1kmあたり10万本の木が1年に摂取するくらいのCO2を取り込むことになります。
化学技術とCO2再利用により私たちは、コンクリート産業を変革し、地球上で2番目に多く使用されている原料を炭素吸収源へと転換しようとしているのです。
ありがとうございました。
災害に日照りという異常気象。100年前なら歴史的に見ると大飢饉のレベルかもしれません。違いは政治以外のテクノロジーによる大量生産が可能になった、インターネット、金融工学の発展などが貢献してる!‬
そういえば、今年の猛暑日は自動販売機クーラー控えめにした?猛暑日になったらやれ!これが夜の都心部を熱くする要因かもしれないのに。
都心部の電柱に霧のスプリンクラーつければ?地中から配管伸ばすだけ!地中に電柱埋めなければ現在の資産を有効活用しつつ、雨の降らない日のみ電柱点灯同様、夜中に自動放水すれば、東京都など都市部のヒートアイランド現象回避できる可能性は高いかも?
都市部でのアスファルト50度以上は火事と同様災害!適正温度に消火するべきです!
都心部の電柱に霧のスプリンクラー搭載で夜中放水と同時に全消防署が神社に夜放水。それと同時に東京都のお祭り日には全員で打ち水する。すべては、猛暑日の夜に同時実行がヒートアイランド対策のポイント?
そして、雨降れば中止!こうして、効率を上げ幸福を増やしつつ、でも、税金だから節約もしていく。
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
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<おすすめサイト>
ヨハン・ロックストローム:人類の未来を変革する10年 あるいは地球が不安定化する10年
ジョアン・チョリー:過給された植物が気候変動をどのように遅らせることができるか
アラン・セイボリー:砂漠を緑地化させ気候変動を逆転させる方法
アスメレット・アセファー・ベルへ:私たちの足元にある気候変動の解決策
チャド・フリシマン: 100の温暖化対策法
フレッド・クラップ:人工衛星を打ち上げ 恐ろしい温室効果ガスを追跡しよう
ヨハン・ロックストローム:繁栄する持続可能な世界SDGsを築く5つの革新的な政策?
テッド・ハルステッド: 皆が勝利する気候問題へのソリューション
ジョン・フランソワ・バスタン:地球に1兆本多く木があったら?
リサ・ジャクソン:2030年までにカーボンニュートラル(気候中立)達成を目指すAppleの誓い
クリスティン・ベル:「ネット・ゼロ(相対的なCO2排出量ゼロ)」とは何か?
ロジェカイヨワ戦争論と日本の���仏習合との偶然の一致について2019
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷高橋クリーニング店Facebook版
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takehitoawashima · 2 months ago
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朽ちるゆくへ
アーティスト:尾込真貴子・淡嶋健仁
キュレーター:金森正起
会場:旧油三洋品店(長野県松本市大手町2丁目)
日時:2025年5月24日(土)25日(日)10:00-17:00
朽ちるゆくへ
私たちの周りには、常に「朽ちる」という静かな変容が進行している。それは自然物が土に還る過程であり、人工物が時を経て風化していく姿でもあり、古い物の持つ魅力に惹かれる事にも繋がるように思う。
本展示では、この「朽ちる」という現象に独自の視点で向
き合う二人、尾込真貴子と淡嶋健仁の作品と一緒に、新たな美の在り方を探求する。
尾込真貴子は、自然物の朽ちゆく過程を繊細に捉える作家である。その作品は、一見すると具体的な鳥の形態を示しながらも、自然が消失していく過程を抽象的に可視化する。そこには、生命の儚さと永続性が同時に感じられさえする。
一方、淡嶋健仁は、人工物の朽ちる姿に着目する。
人間が作り出し世の中に溢れ、やがて廃棄された物たちが時と共に変容していく過程を拾い上げ、新たな文脈で再提示している。今展示では、淡島自身が海岸で採取した漂着物を取り上げる。それらは、想像だにしない変容を遂げて脳内に刺激を与えてくれる。
今回のインスタレーションの舞台として選んだのは、主に木や竹、土の自然物で築かれた古い空き家であるが、硝子や金属、合成樹脂やセメントなどの人工物も使われてできた建築物である。
経年変化による朽ちの過程を纏ったこの建物は、二人のアーティストの作品と呼応し合う。
そして、空間に展示される作品群は、朽ちる過程を経た事で独特の輝きが放たれる。
遠くない未来にこの古い建物が壊される日がくるかもしれないが、私自身の扱う素材でもある鉄が錆びて土に還るように、どんな人工物もいつかは(数百年数千年それ以上かけて)自然の一部となっていくのだろう...
近年、私は土中の菌や微生物、空気と水といった目に見えない生命の営みに関心を寄せてきた。二人のアーティストを直感的に選んだのも、この関心と結びついているのだろう。日常的に見られてきたなんでもなかったものが、微生物によって少しずつ分解され崩れていく過程は、まだ見ぬ光景を見せてくれる。
物質的な存在を超えた美を醸成し、私たちの心に深く訴えかけ、新たな価値の目覚めを体験するだろう。
金森正起
尾込真貴子 熊本在住
2013年 大分県竹田で古跿をはじめる
2017年落ち葉や朽ちた木を素材に作品制作をはじめる
淡嶋健仁 京都在住
2010年 古道具屋ラガード研究所をはじめる
2010年 漂着物を拾いはじめる
2019年アトリエを作る
2019年街での拾い物をはじめる
金森正起  名古屋在住
2000年金属で道具や造形物を作りはじめる
2006年 名古屋に仕事場を持つ
2014年 名古屋の山にあるコンクリートの廃墟を持つ
2020年 瀬戸市の窯垣の小径に建つ古民家を持つ
年 環境への負担が少なく土に還りやすい素材を用いる伝統工法で古民家を修繕し空間を作りをはじめる
2025年9月文化施設を開館予定
六九工藝祭トークイベントが開催されます。
第一部:朽ちるゆくへ
金森正起・尾込真貴子・淡嶋健仁・三谷龍二・皆川明(聞
き手)
第二部:不完全
小林和人・三谷龍二・皆川明(聞き手)
日時:2025年5月24日(土)
17:30 受付開始
17:45 開場
18:00 開始
20:00 終了
会場:松本アートセンター2F大スペース
参加費:¥2,500(税込)(定員70名)
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caffeineroom · 2 months ago
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202504_雑記
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知り合いに教えてもらって気になっていた河井寛次郎記念館に。民藝・工藝品を作ったり収集していたりしたという河井寛次郎。某映画監督が訪れたと聞き、そういう目でみると、前の作品と通ずるのかなぁとか、日本家屋の窓はかなり映画的だなぁとか思ったりした。(窓から中庭が見え、切り取られたフレーム内の石や植物の配置が考えられている) 
建築も寛次郎自身で手がけたらしく、家が中庭を囲むように作られていて、案外広く部屋数も多く、吹き抜けがあったり不思議な構造をしている。ジブリの建造物図録に、宮崎駿の建築物の作り方を鈴木Pか誰かが解説していて、いわゆる西洋のように大きな構造が先にあるのではなくディティールが先にあり、それらがくっついていって複雑怪奇になっていく、と書かれていたことを思い出した。日本特有のものなのだろうか。
大きな窯と小さな窯には、どちらにも神具が祀られてあって、おそらく火の神様に対してのものなのだろう。(神様というか、仕事仲間かなぁ🔥)長く使われた物、手作りの品々は年月を経てこっくりと存在感があり、特に今は額を自分で作りたいと思っているので、かかっていた(手作りの)額が気になった。寛次郎は結構変わった人だったんだろうなとなんとなく思った。
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『カップルズ』を観て、KYOTOGRAPHIEにて千賀健史・林田真希の展示をみた後、映画の知り合いの飲みへ。映画でも音楽でもアートでもなんでもかんでもよく見ている知人は、もちろんKYOTOGRAPHIEもすでにいくつか足を運んでいる様子だった。
盛り上がった話題は日本の大正時代(1920年代あたり)について。この頃の映画、文学の多彩さ、ルネサンス的な花開きは、今の社会や文化にとって再考の価値があるし、とてもよい題材ではないかと。大正ロマンとか、幻想とかジャンルに収まってしまいがちだがもっと広がりがあるおもしろいものだと聞き、漫画の題材にも格好だと思う、と言われて興味が湧いたがリサーチが大変そう…。
===
今までにやったことのない依頼があり、おもしろそう。やるべきことを一つずつ終わらせていかなきゃ。。
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koju-incense · 1 month ago
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日本香堂グループ「香十」創業450周年記念「香器デザインコンテスト」開催のご案内 ※応募は5月15日まで
いつもご利用いただきまして誠にありがとうございます。
2025年の創業450年を記念し、香器(香皿・ディフューザー)デザインコンテストの募集を開始いたしました。
地域の風土や文化を感じる香器デザインコンテストを通じて、香りの新たな魅力を創出します。
このコンテストは、香老舗「香十」の名跡を継ぐ日本香堂グループの創業450周年を記念し、日本の地域の風土・文化・技術を背景に、心のゆとりと潤いを感じられる香器(香皿・ディフューザー)をデザインすることを目的としています。
これまでに5回開催された香十「香皿デザインコンテスト」の450周年記念特別版として、内容を拡充いたします。
お香を焚く「香皿」に加え、香りを拡散するアイテムである「ディフューザー容器」も対象とします。 また、各方面でご活躍の著名な方々に特別審査員としてご参加いただきます。 賞金は、最優秀賞1名に20万円、優秀賞1~2名に10万円、審査員賞6名に5万円、素材部門賞各1名に5万円とし、賞金総額を増額いたしました。
応募要項 【応募香器種類】 ・香皿 ・ディフューザー
【審査員】 中原慎一郎(株式会社コンランショップ・ジャパン 代表取締役) 小仲正克(株式会社日本香堂ホールディングス 代表取締役) 山田昌彦(株式会社香十天薫堂 代表取締役)
【特別審査員】 高橋俊宏(株式会社ディスカバー・ジャパン 代表取締役) 寺内信二(有田焼窯元・李荘窯四代目当主) 小原嘉元(株式会社和多屋別荘 代表取締役)
【賞金】 最優秀賞   1点 賞金20万円 優秀賞  1~2点 賞金10万円 審査員賞   6点 賞金5万円 陶器部門賞  1点 賞金5万円 ガラス部門賞 1点 賞金5万円
【応募条件】 日本国内在住の方を対象とし、プロ・アマチュア、個人・団体を問いません。 第一次選考はデータによる審査となり、第一次選考を通過後に作品をご提出いただき、最終選考に進みます。
【日程】 ・第一次選考応募締め切り 2025年5月15日(木) ・第一次選考 2025年5月 ・最終選考締め切り 2025年9月(一次選考通過者) ・最終選考 2025年9月 ・入賞発表・表彰式 2025年9月 ・作品展示 2025年10月 ・作品販売 2026年1月予定
販売が可能な作品と同様の商品は香十直営店舗で販売いたします。
応募要項や詳しい内容については、下記URLをご参照ください。 https://www.koju.co.jp/contest
ぜひ皆様のご応募お待ちしております!
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tsumujisha · 10 months ago
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洲本市本町商店街コモード56の入り口にある、手仕事の器と日用品の店、ムーシュリークさん そのイベントフライヤーを制作させていただきました
「まゆみ窯展 ✕ ムーシュリーク」 2024.9.20 fri - 9.29 sun open 11:00 -17:30 会期中は休まず営業されるそうです
フライヤーには記載されていませんが 初日の2日間はまゆみ窯さんが在廊される予定とのこと お話できたらうれしいなーと今から開催を心待ちにしています
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mimawoodworks · 1 year ago
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出展のお知らせ
今週5月24日(金)より、関西に遠征されるヒナタノオトさんの企画展に参加します。
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.............
第2回 手しごとを結ぶ庭
ヒナタノオト展
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5月24日(金)~27日(月)
10:00-20:00(最終日は14:00まで)
茅乃舎 西宮ガーデンズ店
阪急西宮北口駅下車すぐ
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水村在店予定日
5月24日(金)、25日(土)
いずれの日も11:00頃~
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ご来店頂いたみなさまに愉しんで頂けるよう、カトラリー、調理道具、調味料へらなどから、よりすぐりの道具を少しずつお持ちします。スッカラ匙、瓶へら、めいめい匙もございます。
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わたしは初日24日(金)から2日間在店する予定です。ご一緒するつくり手のみなさんの作品をひとつひとつ拝見しながら、ご来場くださったみなさまとお会い出来るのを愉しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。
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展についての最新情報は、ヒナタノオトさんのInstagram @hinata_note にてご確認ください。ホームページも新しくリニューアルされ、展に出展されるみなさんの紹介や在店予定が掲載されています。
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以下、ヒナタノオトさんのInstagramより
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2024/5/24(金)〜27(月)
– 第2回 手しごとを結ぶ庭 ヒナタノオト展 –
10:00〜20:00
最終日14:00まで
茅乃舎 西宮ガーデンズ店(兵庫県西宮市)『茅乃舎ノ道具』にて、2回目の催事を開催いたします。
木工・陶磁・布・ガラス・金工・・・
使うほどにうれしくなる日々の暮らしを彩る工藝品
茅乃舎 西宮ガーデンズ店
茅乃舎ノ道具
兵庫県西宮市高松町14-2 本館1階北モール
◯電話でのお問い合わせはヒナタノオトへお願いいたします。
作り手
各作家の方々に、ヒナタノオトから作品をリクエストをして、今展ならではの構成、ラインナップでご覧いただきます。
作品の詳細はこちらで随時更新しています。
〈木工/漆〉
石井宏治 | @ikkoji
富井貴志 | @takashitomii
平井 岳・綾子 | @hirai.ga.a
水村真由子 | @mima.woodworks
もくのすけ | @mokunosuke.odw
〈陶磁〉
安齋新・厚子 | anzaiarata
大島奈王 | @nao.oshima
大谷哲也 | @otntty
大野七実 | @leda773
樋口 萌 | @moehiguchi_pottery
ふくべ窯 | @fukubepottery
古谷朱里 | @furutani_akari
松塚裕子| @shimi_matsu
〈布〉
アトリエラヒヨ | @atelier_rahiyo
角舘徳子 | @noriko_kakudate
佐藤かれん | @karensato410
sun and snow | @sunandsnowand
〈ガラス〉
古賀雄大 | @yudai_koga
さこうゆうこ | sakouyuko
stained glass Ginga | @glass_ginga
Yu-ten | @yu_ten.glass
〈金工〉
吉田 史| @yoshida_fumi
〈絵画〉
大野八生
ほか、ヒナタノオトがお薦めする工藝品を全国の工房から。
◯ 出品数には限りがございます。完売の節はご容赦くださいませ。
◯ 状況によって当日入場制限や購入点数の制限をさせていただく場合がございます。
◯ 諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。
◯ 直近の情報はヒナタノオトSNSにてご確認ください。
◯ 茅乃舎さんへの詳細のお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。
illustration : Yayoi Ohno
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tori-utsuwa · 1 year ago
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2024.3.1(金)
おはようございます
3月のはじまり、まゆみ窯展は残すところあと3日となりました
ずいぶん少なくなってきましたが、まだよきものございます
インスタでご紹介できていないものもありますし、どうぞご来店ください
通販のお問い合わせもたくさんいただいて、ありがとうございます!
まゆみ窯展____________
   2024.2/22(木)
        \
         3/3(日)
 初日、2日目と眞弓さん在店予定
 会期中27(火)休み
_________________
まゆみ窯 眞弓亮司氏
略歴
1964年熊本県玉名郡南関町生まれ
1985年小代焼ふもと窯井上泰秋氏に師事
1999年独立、玉名郡和水町にまゆみ窯を開く、奥様の澄子さんと二人三脚で作陶を続ける
●3月の店休日
  4(月)5(火)6(水)7(木)
  12(火)13(水)
  19(火)
  26(火)27(水)
●喫茶の営業について
基本的にお店を開けている日は喫茶もやっていますが、8日〜11日の営業日は喫茶は休みます
うつわとくらし桃李/10-17open
〒759-6301
山口県下関市豊浦町大字川棚5070-2
tel 083-774-1685
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catonoire · 11 months ago
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「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」展
大阪市立東洋陶磁美術館で、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」を見る。惹句にあるように“オールスター・珠玉の約380件(国宝2件、重要文化財13件含む)”が揃った、なんとも贅沢な特別展である。全面的に撮影可能。無料のアプリをダウンロードすれば音声ガイドも聞ける(書き起こしもあって文字でも読める)。
また、美術館の公式サイトでは収蔵品画像オープンデータが公開されており、この展覧会に出品されている作品も参照することができる。さらに、公開されている画像は“当館への申請が必要なく、自由にダウンロード、複製、再配布することができます。例えば出版物やウェブサイトへの掲載、講演会等でのスクリーンへの投影、テレビ番組での放送、販売商品への印刷など、営利・非営利に関わらず利用が可能です”とのこと。でも、公式画像は美しいけれども展覧会の臨場感(?)が出ないので、いつもどおり自分で撮ったしょぼいスマホ写真を載せることにする。
展示は全部で13のパートに分かれており、それぞれに格好良さげなタイトルがついている。
1 「天下無敵(てんかむてき)-ザ・ベストMOCOコレクション」
この展示室では陶磁器と六田知弘の写真作品《壁の記憶》との取り合わせが楽しめる。《壁の記憶》は写真家が世界各地で撮った壁の写真のシリーズのようである。展示風景はたとえばこんな感じ。
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このようにコーディネートされており、意外性もあってなかなかよかった。上の赤い写真作品の壁はベネチア(イタリア)、下の白っぽいのはサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)。
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展示室から展示室へと移動する途中に特別あつらえらしい展示ケースがあり、国宝の油滴天目が鎮座していた。たしかに美しいが、正直なところ自分の好みではあまりなく、油滴天目なら以前別の美術館で見た別のもの(もっと油滴が細かくて繊細に光る感じ)のほうが好みだったなあと思い出すなどした。
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2 「翡色幽玄(ひしょくゆうげん)-安宅コレクション韓国陶磁」
青磁好きにはたまらない展示室。あれもこれも全部青磁、もちろんクオリティも高い。
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3 「粉青尚白(ふんせいしょうはく)-安宅コレクション韓国陶磁」
下の写真の3点は日本では三島とか三島手と呼ばれるタイプの焼き物。三島は朝鮮半島製のほうが日本のより圧倒的に良い出来で、とても好き。
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そして次の3点は粉引の瓶。日本の茶人などの間で好まれたタイプで、たしかに良い風情である。
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4 「清廉美白(せいれんびはく)-安宅コレクション韓国陶磁」
《青花 草花文 面取瓶》。日本では「秋草手」と呼ばれる文様。面取の具合も文様も端正で美しい。
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《白磁 角杯》。遊牧民族が酒などを飲むのに用いていた角の形の杯を模したもの。王室用の白磁らしく、品がある。
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ロビーの展示ケースにあった、ルーシー・リー《青ニット線文鉢》。
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これもロビーにあった、《青花 虎鵲文 壺》。18世紀後半、朝鮮時代の作。ここに描かれた虎が美術館のキャラクターに採用されて「mocoちゃん」と呼ばれることになった。MOCOは美術館の英語名の略である。
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6 「優艶質朴(ゆうえんしつぼく)-李秉昌コレクション韓国陶磁」
《青磁象嵌 雲鶴文 椀》。象嵌技法にすぐれた一品。釉薬の貫入がまったくないのも特徴。
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《白磁鉄地 壺》。下半分はちょっと見には焼き締めのようだがそうではなく、鉄絵具を塗ったもの。16世紀朝鮮時代の作だが不思議と現代的に見え、たとえば「ルーシー・リー(あるいは誰か他の現代の陶芸家)の作品だよ」などと言われたらつい信じてしまいそうである。無理を承知で言うならこれはうちにも欲しい。
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6 「陶魂無比(とうこんむひ)-日本陶磁コレクション」
中国や朝鮮半島の優品を見てしまうと、日本の焼き物は正直かなり見劣りしてしまう。悪くないものはあるのだが、ほうっと溜め息をついたりつくづく感心しながら眺めるようなものはなかなかない(好みの問題かもしれないが)。そんな中で自分の目に留まったのはこれ。料理が映えそうなデザインで、実際に使ってみたいと思った。
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7 「陶花爛漫(とうからんまん)-李秉昌コレクション中国陶磁」
このパートに展示してある作品は、古いものだと新石器時代ごろまで遡る。中国文明の先進ぶりを目の当たりにして恐れ入る。この下の美しい白磁の杯も、さすがに紀元前とまではいかないが隋の時代(7世紀)の作。高台に釉薬が溜まって緑がかって見えるのもチャームポイント。
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8 「喜土愛楽(きどあいらく)-現代陶芸コレクション」
現代の作家の作品がロビーにいくつか並んでいた。下の写真は金子潤《2フィート・トール・ダンゴ》。ガラス張りのロビーだが、作品の背後には薄手のシェードが掛けてあった。
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9 「明器幽遠(めいきゆうえん)-安宅コレクション中国陶磁」
MOCOのヴィーナスこと《加彩 婦女俑》。自分がお目にかかるのはこれで2度目である。360度回転する展示台にお乗りあそばされている。
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こんなふうに回っておられる。
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後ろ姿のなんと優美なことか。
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《黒釉刻花 牡丹文 梅瓶》。白化粧をした上に黒釉をかけ、黒釉を削り落として文様を表現する技法(掻落し)で作られたもの。掻落しで自分の好みに合うものはあまり多くないのだが、これは堂々とした存在感でひときわ目を引いた。
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《木葉天目 茶碗》。本物の木の葉(桑の枯葉)を焼き付けて作られた天目茶碗。加賀藩前田家伝来とのこと。
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10 「天青無窮(てんせいむきゅう)-安宅コレクション中国陶磁」
点数は少ないが、うっとり眺めてしまうようなものばかり集めた特別な室。
《青磁 水仙盆》。これは以前この美術館を訪れた際にも見たので、またお会いできましたねと声をかけたくなった。宋の時代に宮廷用の青磁を生産していた汝窯の逸品。美しいが、これよりもっと素晴らしいのがこの世に存在している(台湾の故宮博物院が持っている)というのもまたすごい。
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国宝《飛青磁 花生》。自分のスマホ写真では到底うまく色を再現できないのが残念。
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この特別な展示室では自然光による採光がなされているのが大きなポイント。青磁の微妙な色合いをよく見ることができるとされる。
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11 「皇帝万歳(こうていばんざい)-安宅コレクション中国陶磁」
中国の皇帝の身辺を彩るにふさわしい、文様が華やかだったり色鮮やかだったりする作品の多い室。
《釉裏紅 牡丹文 盤》。銅顔料が使われており、たまたま中央部の牡丹の花のところだけ赤っぽく濃いめに発色したというのがおもしろい。
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抹茶色が特徴的な《茶葉末釉 双耳方形瓶》。茶葉末釉は個人的にそれほど好きな色ではないのだが、これはとても出来が良いように見えて印象に残った。
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12 「百鼻繚乱(ひゃくびりょうらん)-沖正一郎コレクション鼻煙壺」
いわゆる嗅ぎタバコ入れが勢ぞろい。下の写真はほんの一部である。
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この虫づくしのはどこか現代的な感じがする。とてもいい。虫好きな人がこぞって欲しがるのではないか。自分も欲しい。
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13 「泥土不滅(でいどふめつ)-現代陶芸コレクション」
現代の陶芸作家の作品がいくつか展示されていた。これは星野曉《表層・深層》。
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併設のカフェには「陶片クッキー」なるメニューがある。これは注文せざるを得ない。作家がひとつずつ彩色(アイシング)を施しているというから凝っている。ふたつとも涼しげな色合いなのは、もしかして夏だから? 海や水辺をイメージしたとか? 別の季節にも行ってクッキーの色合いを確かめてみたい。なお、味のほうはいまいち口に合わなかった……惜しい。
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foucault · 1 year ago
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かすが野にふれるしらゆきあすのごと けぬべくわれはいにしへおもほゆ 秋艸道人
今年最後の出張は奈良と伊賀でした。撮った写真を数葉載せます。手向山八幡宮で見た、遅い落葉は杉謙太郎さんの花を思い起こさせるものでした。
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2023年もお客さま、作り手・配り手の皆さんのご協力を得てなんとか一年を過ごすことが叶いました。ありがとうございます。
店の仕事としては、今年は「風の会」「LICHT LICHT 金澤さんのサンダルと靴」「小島優さんの椅子」「オホーツクの木工」といった新しい試み、また久しぶりだった大隈美佳さんの会、二年ぶりの出西窯青年展なども行いました。新しい会をやろう、やりたい、やるぞ!と思って準備を始めるわけですが、いざ告知も済ませ、品も届き、展示替えをしている時には、これ、僕らはすごく好きな仕事、そして好きな作り手なんだけど、みなさんにこの気持ちが伝わるかなあ、伝わって欲しいなあ、と不安になります。振り返ってみれば、それぞれにお客さまに楽しんでいただけたようで、ほっとします。
また、今年からは術後の経過もある程度落ち着き、執筆仕事はもちろんのこと、あらためて出張や講座が増え、各地でたくさんの方にお世話になりました。みなさんからご教示いただいたこと、来年以降の仕事に結実すべく、準備を進めます。
ほか、民藝関係の仕事としては、五月に福岡民藝協会長を引き継ぎ、六月に日本民藝協会の役員改選があり、常任理事及び民藝誌編集長の続投が決まりました。これに合わせて編集委員会の改組を行い、これまで以上に多様なメンバーに参加いただくようにしました。民藝というキーワードを固定した記号としてとらえず、今の暮らしのなかから生まれる言葉によって、様々な方の口から語っていただけたら、と願っています。そして、九月号から民藝誌の電子版を発行したことも、一つの転機かと思います。1926年の「民藝」提唱からあと2年で100年。その年に向けた準備も進めます。
いずれにしましても、来年は店も20年、僕も50歳。五十而知天命、といくかどうかはわかりませんが、しなくていいことがはっきりしてきた、とは思います。まあ、ずっと以前から年末に記す「来年の方針」は「したくないことは、しない」なので、変わらないと言えば変わらないのですが。
2024年もよろしくお願いいたします。
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boskflowers · 1 year ago
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イベントお知らせです!
今週末4月7日に山村の石窯ピッツェリアjinenanにて。昨年も大好評のゆるく楽しい音楽の一日。今年は美味しいもの可愛いもの癒されるものがさらにゆたかになりました。 但馬もこんなにたのしいことがあるんだな~って、みんなも知ってるのかな。豪華だけどなんていうか手の届くゆたかさみたいな、ということで私ものんびりモードなのですが、来てくださるかたにものんびりしていただきたいです。
レコード好きが流す音楽を聴きながら、 ゆるりと楽しむ一日 2024.4.7(SUN)11:00〜17:00 *入場無料(1オーダーお願いします)
KEBIOKA POP UPS vol.2 @kebioka.popups
【FOOD】 JINENAN (PIZZA ドリンク) @jinenan_ cafe selen(ケーキ 焼菓子) @cafe_selen Boulangerie ムギノタビ(パン 焼菓子) @boulangerie.muginotabi
【SHOP】 moderado music(CD レコード) @blancocielo BOSKFLOWERS(花苗) @bosk_fu みみと(イヤーアクセサリー) @mimito.official Aya Sheppard (世界の風景写真展) @aya_sheppard_photo_gallery JINENAN(陶器蚤の市) @
【WORKSHOP】 テンクウdeメイソウ(マインドフルネス瞑想) @tenkuu_de_meisou
【MUSIC SELECTOR】 moderado music @blancocielo Masayoshi Fujita @masayoshifujitavibraphone 山だ @yam567 HIROKAZ halo @halo_selen
【協力】 JICO (レコード針) @feelrecords_jico
※この日はお席のご予約は出来ません。
※各出店者の詳細やお取置きなどは 各出店者までお問合せ下さい。
但馬のステキな出展者さんにお越しいただけることになり、私達も今からワクワクしています🕊️
山の上でゆるりとお待ちしています🌿
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playmountain-tokyo · 1 year ago
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壷田和宏・亜矢 展のおしらせ
この度の、令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申しあげますとともに、被害にあわれた皆さま、ご家族の方々にお見舞い申しあげます。 被災地の方々は不安な日々をお過ごしのことと存じます。被災された地域の皆さまの安全と、一日も早い復旧を祈念いたします。
本年はじめの企画として、宮崎県高千穂町を拠点に活動を行う陶芸家 壷田和宏・亜矢さんの展覧会を開催します。 これまで土鍋やテーブルウェアを中心に取り扱いさせていただいていましたが、展覧会としては初めての取り組みです。
SNSを通じて垣間見える彼らの暮らしぶりに興味があり、コンタクトをとったのが約2年前。
昨年2月に念願叶ってはじめて高千穂を訪れ、その後、12月にも再訪し彼らの暮らしぶりに触れてきました。
ここでは、そのときの話を紹介しようと思います。
壷田さんの住��いまでは熊本空港から車で約1.5時間。
ワクワクしながら指定の住所に向けて車を走らせました。
あえて阿蘇山を通る遠回りなルートを選択。
冬の阿蘇は黄褐色が一面に広がり、その景色はまるでカリフォルニアの砂漠地帯とも重なるような、日本じゃないような不思議な感覚がありました。
そうこうしているうちに、到着。
セルフビルドしたであろう、雰囲気の良い家屋と、山の斜面にはポツポツと見えるいくつかの小屋。
まわりは山に囲まれていて、どこからどこまでが壷田家の敷地なのかわかりませんが、山羊や鶏たちも自由に生活しています。
そしてもちろん奥のほうには窯が。
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出迎えてくれた和宏さんが「お昼にしましょう。」と食卓へ案内いただき、地元の食材をふんだんに使ったなんとも贅沢な最高の手料理を振る舞ってくれました。
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壷田さんたちの暮らしの環境を目の前にした際に、アーティストである坂口恭平さんが自身の著書の中で“家”について言及した一節が、ものすごくリアリティを纏って脳裏を巡りました。
〈住人自ら作った家というのは、絶えず運動と変化を繰り返し、秩序とずれが同居している。輪郭は常にゆらゆらと揺れ、しかもそれが調和をうみだしている。その姿は建築物という3次元の世界を軽く飛び越えてゆく。〉
余談ですが坂口恭平さんも壷田ファンとのことです。
食事をしていても会話をしていてもやはり気になるのが、どこに視線を置いても目にはいる作品の数々。
家の中や工房内はもちろん、彼らの広い敷地内のどこを見渡しても至る所に作品が点在しています。
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片っ端から手に取りたいほどですが、もちろんそれをしていると時間がいくらあっても足りないので断念。
彼らの生活の中心に創作活動があることは、この環境を見れば明らかでした。
点在する作品は彼らの日々の軌跡といえるでしょう。
その後、展覧会にむけた内容をぼんやりと考える中で、個人的に初めて手にして愛用しているシンプルな白磁の器を紹介したいと感じるようになりました。
今回の展覧会は白磁の作品を中心にリクエストしています。
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それとは別に、普段とは違うモノづくりの提案もしてみました。
彼らの自由な発想と技術、加えて暮らしを楽しむ好奇心のカタチは食卓のツールだけにはとどまらないはず と考えたためです。
そんなある意味無茶な投げかけに応じていただき見せていただいた作品が、案内状にも起用したバードハウス(鳥の巣)。
野生のシジュウカラが好む巣穴のサイズを再現するあたりに、壷田さんの好奇心が伺えます。
昨年12月の再訪では、展覧会にむけた制作の過程を拝見しました。(またまた最高の食事を用意していただきました、、!)
まだ私たちも全ての作品を見たわけではないですが、本当にたのしみな内容です。
会期の初日に当たる1月20日(土)は亜矢さんが在店します。
ぜひお出かけください。
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壷田和宏・亜矢  会期: 2024年1月20(土)-2月4日(日) 会場: Playmountain
宮崎県高千穂町を拠点に活動を行う陶芸家 壷田和宏・亜矢さんの展覧会を開催します。
標高1000m近くに位置する山間部を自ら拓き、暮らす。
風土に根付いた彼らの営みの中心にはいつも創作があります。
その手から自由に生まれるかたちは、空にぽかりと浮かぶ雲を眺めているようです。
炎と土、自然に委ねる要素と、壷田さん夫妻が営みを続ける中で得た知恵と技術が交わった作品はまさに〈Man Made Objects〉と言えるでしょう。
今回の展覧会では普遍的な食卓ツールとしての白磁の作品群を主に、彼らが暮らしの中で得た抽象的造形への興味と発展を表現する品々が並びます。
プレイマウンテンでは久しぶりの焼き物の展覧会。
壷田和宏・亜矢さんのありのままの表現をどうぞお楽しみください。
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