#わかりずらい犯罪だから大丈夫だろう、と開き直る
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組織の階層・セクションごとに責任を押し付け合って、結局は社会へ害悪をまき散らす
#セクショナリズム#階層#セクション#空想の中で生きている無自覚なアホ#犯罪者集団#わかりずらい犯罪だから大丈夫だろう、と開き直る#バレない犯罪は犯罪ではない笑#罪刑法定主義だっ#勤勉なバカは社会の害悪#一人が、「自分が勝った!」と汚染された地域で死屍累々の中、雄たけび
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ケビン松永 @Canary_Kun 自分は情報安全確保支援士(登録セキスペ)も持っていて素人ではないんですが、セキュリティ脆弱性に対するサイバー犯罪については、もう心情的に白旗を上げてしまってます。 技術的には対策が打てたとしても、運用が追いつかない…。そんな気持ちを連ツイします。 一部上場企業グループの情報システム部とかになると、大きなシステムが数十〜3桁以上、サーバー(VM)も数百以上、基幹ネットワーク機器も3桁以上、余裕であるわけですよ。 そして、あらゆる方面から「緊急」「重大」とかラベル付いてるクリティカルな脆弱性情報が飛んでくるわけですよ。 金曜日の夕方にそんな情報が展開されても「は?」なんですよ。 緊急でパッチ当てろとか言われても無理なんですよ。土日だってシステム動いてるから気軽に止められないんですよ。 そもそも、どの機器が対象かを洗い出すのに骨が折れるし、サービス停止や再起動が必要なのかどうか分からんのですよ ハード関連なんて、稼働中はデータをメモリに読み出して動いているから、一部が壊れていても動き続けていて、再起動した時点でその故障が顕在化するということもあるんですよ パッチのせいでシステムが動かなくなるなんてことも余裕であるんですよ。なので、どこまでテストやる?とか悩ましいんですよ 金曜日の午後に、重大なセキュリティ脆弱性の報告受けて、そこから管理職集めて対策会議とかも厳しいんですよ。 そりゃ、ゴジラが攻めてくるみたいな時は対策会議やるんだけどさ そういうレベルではない頻度で、Micorosoftがカジュアル重大なセキュリティ脆弱性のアナウンスしてくるんよ。 一方で、経営者レベルから見ると、セキュリティ脆弱性対策を頑張ったところで、会社の売り上げが増えるわけじゃないので、マジでお荷物なコストでしかないのよ。 せっかくITにお金使うなら攻めのITに投資したくて、セキュリティ対策は本当に後ろ向きなコストでしかない。 緩いセキュリティ運用をしていても、とりあえず普通にシステムが動いていれば、直近で困るわけではないからね。 耐震性に問題がある建物でも、現時点で崩落してるわけじゃなければ大丈夫。普通に住める。大きな地震さえ来なければ。 情報システム部にとってのサイバー犯罪も同じです。 ほんと、日本全国の情シスはKADOKAWAの件を見ていてヒヤヒヤだと思うね。 「うちはちゃんとやってるから大丈夫」って自信を持ってる人なんて一人も居ないと思う。みんな水際で塹壕戦を戦っている。明日は我が身。 (正直な気持ちとして、企業の管理職としてその戦いを続けていくのは無理なので、ワシはその戦いから降りたという気持ちもある。ミッションクリティカルなシステムを守り続けられない。いまは外部委託要員で、プロジェクトのルールに基づいて、自分のPCを守るのが責任であり、善管注意義務の守備範囲) ドローンの飽和攻撃を受け続けているみたいな状態で、どれだけ防衛費と人員を割けばええんや…。 平時は穀潰し扱いだし、万が一防衛線を抜かれたら焦土になるし…。 という情シスの悲哀を代理でつぶやいたら、めっちゃコメント集まってきてて笑える(泣ける)
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何年か前私はここでインスタントオナニーの話をした。名前の通り手っ取り早い自慰行為なんだけど、今はその逆でタイパより丁寧さに最近力を入れている。手っ取り早くしすぎたせいで、慣れもあったし、なんせ、行為自体早く終わらせなきゃ悪、みたいな思いが勝手に付いてきていた。セックスレスにも繋がるけど、慣れと手っ取り早さを行為に当て嵌めてはいけない。
最近読み始めた本がある。アンソロジー本で『私の身体を生きる』各著者の性や身体���関することがエッセイとして書かれている。私の知らない部分を見入っては圧巻というか関心というか。20代後半になって性に関することで悩んだり通院することになったり三大欲求であると共に切るに切り離せないものだと思っているので、これを機に振り返ってみようと思う。
私の初体験は知らない男だった。知らないというのは素性をそこまで知らずインターネットで知り合った男だった。私は16、向こうは32。家の縛りや慣習に辟易として早く捨ててしまいたいと思っていた。初めて行ったラブホテルは部屋になぜか自転車が置いてあったので今でも印象に残っている。わからないなりに咥えたり喘いでみたりしたけど挿入時は痛みがあった。出血はしなかったことに安心した。その後、大学進学のための上京で欲が爆発した。行為が好きだった、裏にはいつと贖罪があった。好きにさせてしまった、と思えば身体を差し出して許しを乞うてみたり、可哀想だか���、と頭ひとつ出て相手を見下している部分もあった。そんな私を知った母親から「私は純潔で父に捧げた」と言われた時は取り戻せない後悔より、だから?と見下していた。
コロナ禍に学生に戻った時なんてTinder無双をした。チンソムなんてしょうもない事もしていた。
欲だから浮き沈みもあって、修論書いていた時は1年間性行為と無縁だった。っていいように書いてみたものの、無双の中で出会った男に無理矢理犯されて痛みと共に下物の色がおかしくなってその時初めて婦人科に行った。M字開脚に放心になりながらも、異形成と知りコルポスコピーも受けた。癌になるかならないかのグレーゾーン判定を受けた時は人生呆気ないかも、と思った。結局なんやかんやで生き延びているし、最近の定期検診も大丈夫だったので適度に生き抜いていきたい。
再社会人になってからも少し遊んでいたが、ピルを飲み始めたら体調が悪くなった。常に気持ちが悪く、欲もどうでもよくなった。丁度その頃付き合い始めた恋人と燃えあがるような想いと行為だったのに、ピルと具合の悪さが続いて花火のように消化してしまった。ちょっとした興味本位もあったのに、なんだかなぁ。
夜になると欲を消化しないと眠れない日々が続いた。冒頭のようにしていたら、上手く達せられなくて、脚ピンの良くない体位でどうにか、を繰り返した。パブロフの犬。
夫婦間のレスの投稿をXかnoteかはてなで読んだ。行為が嬉しさだと気付いたような���を読んだ時は、幸せの先の嬉しさか、嬉しさゆえの幸せか鶏卵になった。
飲み会や日常で聞く下ネタに嫌悪を抱いている。どうでもええわ。が核心。勝手に私の知らないところで勝手にどうにかしてください。奥ゆかしさこそみたいなものもある気がする。(知らんがな)
29にして常日頃将来を見つめ直し思い悩んでいる。性もそう。このままじゃと思って伝えたけど、家族になり過ぎる前に妊娠出産を得ないと安寧に縋ってしまうかもしれないと自分自身で思う。この脅迫概念に近しいものは、時期やイベントが過ぎれば呆気なかったなと思うかもしれない。わからないが故に時間と共に杞憂して焦っている。女故の性に囚われてしまっている。
消費期限と揶揄されることがあり、焦るにせよみないにせよ人生80年、100年ある中でなんたる微々たるものよ。
私の性は自分のものでいたいけど、世間的にといい家族といいレールに敷かれる上でぞんざいに扱われている気がする。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)11月17日(日曜日)
通巻第8507号
「まっしぐらに走る人々」(トランプ次期政権はタカ派閣僚勢揃い)
米国が驚いた。世界は震撼した。いや、共和党内部も動揺した
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トランプ政権前期(2017=2021)のキッチンキャビネットの主役は長女イバンカと夫君のクシュナーだった。クシュナーはサウジに何回も飛んで中東特使的な役割を果たした。彼自身はユダヤ教徒、イバンカもユダヤ教に改宗した。トランプ政権後半では、クシュナー・イバンカ夫妻は「閣外協力」となる。
トランプ次期政権(2025~)のキッチンキャビネットを率いるのは長男のドナルド・トランプ・ジュニアと次男の夫��ララだろう。
とりわけ副大統領を、想定外だったJD・バンス上院議員の起用を進言したのも、ジュニアである。当選直後から衝撃が連続する閣僚人事はトランプファミリーと、イーロン・マスクら取り巻きが決めている。
顔ぶれを見て、共通するのは「まっしぐらに走る人々」だ。このタカ派強硬派勢揃いには 米国が驚いた。世界は震撼した。いや、共和党内部も動揺した。そしてメディアの攻撃目標になった。
ニューヨークタイムズなど米国左翼メディアはトランプ次期政権の罵倒、罵詈雑言を並べはじめた。
指名された閣僚人事の多くが不適切であり、友人、知人、取り巻きの中から「有能であるより忠誠度」で選抜したエゴイズムと批判した。つぎは各人の攻撃材料探しだ。誰それはいかに無能かというキャンペーンの開幕だ。
マット・ゲーツ次期司法長官は議会下院で議長選出をめぐり、15回も投票することになって議会を混乱させたが、「司法省が標的とした人物がこんどは司法省を標的にしている」と罵声。共和党上院もすんなりと指名承認に踏み切る雰囲気ではないようだ。
「暴れん坊」「無謀な人事」と批判されるゲーツ次期司法長官をめぐって、「議会の破壊主義者は三権分立を破壊する」、「共和党内にも強い反対がある」と批判した。
トランプ次期政権の国防長官に指名されたのはヘグリス(海兵隊OB)で、「FOXニュース」の司会者だった。ヘグセスは2017年に女性への性的暴行の疑いで警察の調べを受けていたと報じた。これは訴追に至らなかった案件で、ワシントンポストは「かれでは国防そのものが危機に瀕する」と書いた。
RJK(ロバート・ケネディ・ジュニア)は反ワクチンで知られるが、彼の厚生福祉長官は「不適切きわまりなく、そもそも13の枝機関と8万人もの職員を抱えている官庁を医学薬学知識に乏しい人間が牽引するなんて(できっこない)」
矛先はディープステートへの挑戦だが、メディアはその基本姿勢には目をつむっている。
FBI長官に指名されそうなカシュ・バテル(元国防長官代行)には「解体屋」のレッテル貼り。トゥルシー・ギャバード国家情報長官指名には『インテリジェンスの知識に欠ける人材』
こうなるともっともタカ派のルビオ次期国務長官が『穏健派』に見える。
トランプ次期大統領は、ホワイトハウス報道官に若干27歳の才媛カロライン・レ��ットを選んだ。驚くほどの若さだが、下院議員に挑んだ経験があり、議会スタッフ歴もそこそこあって、そのうえトランプ選挙でもスポークスウーマンを勤め上げた。
内務長官にはノウスダゴダ州知事のダグ・バーガム。ダグは国家エネルギー会議の議長を兼ねる。バイデン政権下で停滞した国内エネルギー開発推進が急がれることになるだろう。
▼「いまの根強い人気がある」という欺瞞の前置詞
他方、民主党贔屓のメディアは「いまも根強い人気のある」という前置詞を必ずつけてオバマ元大統領を比喩し、その無能を批判しない。オバマに人気があるなどとは作為的であり、かれは院政を敷いて、カマラ・ハリスをパペットにするつもりだったのだ。
FOXニュースにでた政治風刺漫画には笑った。ハリス選対本部で電話も鳴らずしょげかえる民主党幹部のうしろの壁にべたべた貼られたプラカードの標語には「大きな政府」「犯罪にやさしく」「規制強化」「極左」「重税」「国境を開こう」「WOKEへ投票を」
これら総てをトランプはぶちこわそうとしているのだ。
左翼メディアは執拗にレトリックによる情報操作を凝りもしないで続ける。
執行部が辞任に追い込まれた民主党全国委員長にエマニエル駐日大使が立候補する。日本で歓迎されなかった同大使だが、日本の新聞は言論が封殺されているのか、岸田政権にLBGBT法を押しつけて日本の主権を侵害した傲慢エマニエルを批判しなかった。
トランプは『20歳以下の性転換手術を禁止する』とするイーロン・マスクの進言を聞き入れ、民主党に仕掛けられた裁判を葬り、不法移民を追い返すと公言している。
ついでにトランプ嫌いで固まるEU首脳部をトランプは「社会主義者」と断言し、防衛分担で徹底的な要求をつきつける構えである。
波瀾万丈の世界。政治は十倍愉しくなる(?)
●余滴●ヘグセスの入れ墨は宗教的な意味合いを持つ。胸に十字軍。そして米国憲法冒頭の「われら人民」、アメリカ独立戦争の「参加せよ、さもなくば死す」という蛇、国旗、所属していた第187歩兵連隊のワッペンなどが刻まれている。
とくにエルサレム十字架の入れ墨が問題視されるのも、十字軍���建国したエルサレム王国を表すからだ。イスラム教徒やユダヤ教徒に対するキリスト教徒の戦争を意味し、たとえば、2019年にニュージーランドのモスクで起きた銃乱射事件の犯人は十字軍のシンボルをつけていた。2021年1月6日の米国議会議事堂暴動、2017年にバ��ジニア州シャーロッツビルで行われた集会にも、こうした入れ墨組が登場した。
また上腕に「デウス・ヴルト」というラテン語の入れ墨。「神の意志」を意味する。ヘグゼス次期国防長官はパレスチナ問題で二国共存案に反対している。そのうえで聖地におけるイスラエルの独占的主権を支持している。それゆえヘグセスはオバマ政権時代のイラン核合意をつよく批判した。ヘグセスの個人的な見解はかならずしもアメリカ外交に反映されないが、強烈なイスラエル支持者なのである。
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白夜の世話が世界一過酷を極めまして精神が参りそうです その2
第五章 雨の日の試練 その日は朝から激しい雨が降っていた。 「今日は外出できそうにないな」碧皐が窓の外を見ながら呟いた。 砂紋もカーテンを少し開けて空を見上げる。「こんな日は家でゆっくりするに限る」 しかし、白夜の様子がいつもと違っていた。ソファに座ったまま、膝を抱えて小さく丸くなっている。 「白夜?どうした?」砂紋が心配そうに声をかけた。 「あ、えっと…」白夜が顔を上げる。その表情には不安の色が濃く浮かんでいた。「雨の音が…すごく大きくて……」 碧皐と砂紋が気づく。確かに外では雷鳴も響いている。 「雷が苦手なのか?」碧皐が優しく尋ねた。 白夜が小さく頷く。「子供の頃から…一人でいる時に雷が鳴ると、とても怖くて……」 砂紋が困ったような顔をする。「こういう時、どうすればいいんだ?」 「本で読んだことがある」碧皐が思い出すように言った。「音楽をかけて雷の音を紛らわせるとか…」 「なにそれ? すごい……」白夜が目を輝かせて小さく微笑む。 砂紋がスマートフォンで音楽を探す。「何がいい?クラシック?」 「何でも…いいよ。…二人が選んでくれたものなら」 結局、碧皐が選んだジャズが部屋に流れた。少し雷の音が和らいだように感じられる。 「少しマシになったか?」砂紋が白夜の隣に座る。 「うん…でも、まだちょっと……」白夜が正直に答える。 碧皐も反対側に座り、白夜を挟むような形になった。「なら、話でもしよう。気が紛れるかもしれない」
第六章 過去の話 「そういえば、俺たちのこと、あまり話したことがなかったな」砂紋が言った。 白夜が興味深そうに二人を見る。「お二人とも、前の仕事をやめたのは、どうして?」 碧皐が少し考えてから答えた。「裁判官の仕事は…正義を追求するやりがいはあったが、時々、自分の判断が本当に正しいのか分からなくなることがあった」 「へぇ…」 「特に、人の人生を左右する判決を下す時。もっと人に寄り添える仕事がしたいと思うようになった」 砂紋も続ける。「俺も似たようなものだ。警察官として犯罪者を追うのも大切だが、怪我をした人や病気の人を助ける方が、直接的に人の役に立てる気がした」 「だから看護師に?」 「ああ。でも、こういう個人的な世話は別物だな」砂紋が苦笑いを浮かべる。「病院では手順が決まっているが、君の場合は…」 「マニュアル通りにはいかない」碧皐が補足した。 白夜が苦笑う。「…僕、そんなに難しいの?」 「難しいというより…」砂紋が言葉を探す。 「特別だ」碧皐がはっきりと言った。「君は俺たちにとって特別な存在だから、どう接すればいいか分からなくなる」 白夜が驚いたように目を見開く。「特別…なの?」 「ああ」砂紋も頷く。「君がいると、俺たちも変われる気がする」 その時、大きな雷鳴が響いた。白夜が反射的に身を縮める。 「大丈夫だ」碧皐が白夜の肩に手を置く。 「俺たちがいるから」砂紋も反対側から支える。 白夜が安心したように息を吐く。「ありがとう…二人がいてくれて、本当に良かった」
第七章 新しい発見 雨が小降りになった頃、三人はキッチンでお菓子作りに挑戦していた。 「クッキーなら失敗しないだろう」碧皐が材料を並べながら言った。 「本当か?」砂紋が疑わしそうに尋ねる。 「簡単なレシピを選んだ」 白夜がレシピ本を読み上げる。「バター100グラム、砂糖80グラム、卵1個、小麦粉200グラム…」 「分量は分かった。問題は作る過程だ」砂紋が材料を見つめる。 「まずはバターを柔らかくして…」白夜が手順を確認する。 「それは俺がやる」碧皐がバターを取る。 「じゃあ俺は粉を測る」砂紋も作業に入る。 「僕は…」 「君は指揮を頼む」碧皐が言った。「君が一番冷静に全体を見られる」 白夜の顔が明るくなる。「はい! 頑張ります!」 三人で作業を進めるうち、いつの間にか外の雨音は気にならなくなっていた。 「砂紋さん、粉が少し多いかも…」 「本当だ。ありがとう」 「碧皐さん、バターがまだ硬いみたい…」 「もう少し温めてみよう」 白夜の的確な指示で、作業は順調に進んだ。 「君、実は世話上手なんじゃないか?」砂紋が気づく。 「え?」白夜が驚く。 「俺たちのことを見て、適切にアドバイスしている」碧皐も同意した。 「そうですか? でも僕、甘えてばかりで…」 「甘えることと、周りを見ることは別だ」砂紋が言った。「君は俺たちのことをよく見てくれている」 白夜が嬉しそうに微笑む。「じゃあ、僕も少しは役に立ってるのかな?」 「十分すぎるほどだ」碧皐が断言した。
第八章 完璧じゃない完璧 焼き上がったクッキーは、形こそ不揃いだったが、とても良い香りがしていた。 「味はどうだ?」砂紋が恐る恐る一口食べる。 「美味しい!」白夜が目を輝かせる。 「本当に?」碧皐も味見をする。「確かに、なかなかいけるな」 三人で紅茶を入れ、手作りクッキーを囲んでテーブルに座った。外はまだ雨が降っているが、もう雷の音はしない。 「今日は楽しかった!」白夜が満足そうに言った。「雨の日も悪くないね」 「君がいたからだ」砂紋が素直に答える。 「俺たちだけだったら、一日中ダラダラしていただろう」碧皐も同意する。 白夜がクッキーを齧りながら言う。「僕も、一人だったらずっと怖がってた。でも、二人がいてくれて…」 「これからも、嫌なことがあったら遠慮なく言ってくれ」砂紋が言った。 「俺たちは世話が下手だが、君のそばにいることはできる」碧皐が続ける。 白夜が二人を見回す。「ありがとうございます。でも、二人の世話、そんなに下手じゃないと思います」 「そうか?」 「はい。完璧じゃないけど、とても温かいです」白夜が微笑む。「完璧じゃない完璧、みたいな」 砂紋と碧皐が顔を見合わせて笑う。 「なるほど、完璧じゃない完璧か」碧皐が言った。 「それなら俺たちにもできそうだ」砂紋が頷く。 雨音を聞きながら、三人はゆっくりとお茶の時間を楽しんだ。不器用でも、一緒にいることで生まれる温かさを、改めて実感していた。
第九章 小さな自立 翌朝、白夜は一人でキッチンに立っていた。 「おはよう」砂紋が起きてくると、白夜が振り返る。 「おはようございます! 朝ごはん、作ってみたんだ…どう?」 テーブルには、トーストとスクランブルエッグ、サラダが並んでいる。見た目も思った以上に上手にできていた。 「一人で?」碧皐も現れて驚く。 「はい。昨日のクッキー作りで、少し自信がついて」白夜が照れながら答える。 二人が味見をする。 「美味しいじゃないか」砂紋が感心した。 「俺たちより上手かもしれない」碧皐も認める。 「え!? そんなことないよ! 二人に教えてもらったからできたんだ」 朝食を食べながら、砂紋が言った。「君も成長してるな」 「少しずつだけど…一人でいる時間も、前よりかは、平気になったかも……」白夜が答える。 「無理はするな」碧皐が心配そうに言う。 「はい。でも、二人がいつも心配してくれてるのが分かるから、頑張れる…よ…」 砂紋がコーヒーを飲みながら提案した。「今度の休みに、三人で買い物に行こう。料理の材料を一緒に選べば、もっと美味しく作れるかもしれない」 白夜の目が輝く。「本当?」 「ああ。俺たちも、まだまだ学ぶことがある」碧皐が頷く。 「じゃあ、今度は僕がお二人の世話をする番だね」白夜がいたずらっぽく笑う。 「それは頼もしい」砂紋が笑い返す。 三人の朝は、新しい可能性に満ちていた。
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在日をやってると100
最近、文章やスピーチをお願いされることがチラホラとあって、内心、「僕なんかに依頼して大丈夫なのか」と戸惑いながらもせっかくだしと引き受けては後になって後悔するというのを繰り返している。
自分で読み返すと、語彙力も無いしなんて程度の低い感想文なんだろうと思うし、後になってあれも書けなかったこれも書けなかったと気が付いて反省することが多い。
このブログでもシェアしたけれど、関東大震災の朝鮮人・中国人虐殺から99年目の2022年の9月1日にはGQ JAPANに「関東大震災朝鮮人虐殺事件から99年目──僕たちは差別を止める側、弱者を助ける側に回れるのか?(https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220901-great-kanto-earthquake-massacre)」というコラムを書かせてもらった。2年経ったいまは在日クルド人をターゲットにしたヘイトスピーチがかなり危険ところまできていて社会はなかなか良い方向に進まないなと暗い気持ちになってしまう。 過去も現在も未来も、あの問題もこの問題も繋がっているというのがわかるようなのが書きたいなと思いながらなんとか書き上げて掲載してもらえたけれど、読み返すと、あのこともこのことも書けなかったし書くべきだったなと密かに反省していた。特に虐殺された中国人や社会主義者のこと。虐殺された社会主義者のことは僕の記事では完全に抜け落ちてしまっているし...。まとめて語られがちだけれど、数の多い朝鮮人の話がメインで語られる傾向があるけれど、そうなることでみえなくなっていることがある。虐殺された中国人ついてはぜひ @fukuyoken3daime さんのツイートの連投を読んでみてほしい。 (https://x.com/fukuyoken3daime/status/1830043385396342866)
今年はいまのところ、2つのコラムを書かせてもらっている。一つは8月6日に発売された、広島から平和を希求するマガジン「TO FUTURE ZINE 2024 -ISSUE 18-」で、2023年と2024年の入管法改悪についての文章を書かせてもらった。もう一つは、先日開催された「スナック社会科横浜映画祭#2 特集:飯山由貴」の配布資料に掲載される文章。
TO FUTURE ZINEの方はネット(https://online.recordshop-misery.com/items/88231992)で購入可能です。「スナック社会科横浜映画祭#2 特集:飯山由貴」の方ですが、公開して良いとのことなのでせっかくなので掲載しておこうと思います。作品をすでに観た人もまだ観たことない人も少しだけ違う視点をで作品を観れる文章が書けたらいいなと思いながら書いたけれど、読み返すとやっぱり上手く書けていないなと思ってしまって、あちこち手直ししたい気持ちになってしまう。でもいまそれをする時間の余裕もないのでそのままにしておきます。
無題(スナック社会科横浜映画祭#2 特集: 飯山由貴映画祭 によせて)
初めて飯山由貴さんの作品を観たのは、2022年10月15日、16日と京都の龍谷大学響都ホールでの「オールドロングステイ」の上映会に実行委員会の一人として参加させてもらった時だった。
ヘイトスピーチデモのカウンター行動で知り合った友人が、 僕が入管収容の問題に関心を持ち 大阪入管に収容されている人たちや一時的に収容から解放された仮放免の状態で生活してい る人たちの支援をしてい���ことを知っていて映画に興味があるのではと声をかけてくれた。
入管の被収容者や仮放免者を支援するようになって、 難民、 犯罪等で在留資格を取り消され た人、 技能実習先から逃げ出すなどさまざまな理由で非正規滞在となりそれが発覚し収容され た人、ほんとうにいろいろな人と出会ってきた。 いつも支援をしながら 「特別永住」という在留 資格で生活する自分の状況と彼ら彼女らの状況を照らし合わせて考えてしまう。
支援を始めてすぐの頃、「永住者」 が犯罪で在留資格を取り消され退去を迫られている現実に 衝撃を受けた。「日本にしか生活基盤がない人に帰れってどういうこと?」 という僕の素朴な疑 問は世間一般の日本人にはなかなか理解してもらえない。
難民が入管に強制的に収容されているというのも衝撃だった。 「特別永住」の在日朝鮮人の 中には戦後、政治的な迫害(済州島四・三事件など)から逃れるために「密航」してきた人たちも いる。 元技能実習生の面会では彼らが戦前戦後の朝鮮人労働者の状況と重なった。
特別永住の資格ができる狭間で在留資格を得られなかった韓国人の老夫婦の帰国の支援を したことがある。 最初は「密航」で日本に来日し、親戚を頼って生活していたが、あるとき摘発さ れて大村収容所に収容され強制送還となってしまった。 「特別永住」の資格ができたあとに観光 で来日し、在留期限が過ぎた後もオーバーステイのまま滞在しずっと大阪でひっそりと生きてた という。 僕と出会った時の夫婦の年齢は80歳前後。 病気で倒れるまで現場作業でバリバリ働 いていたけれど、 非正規滞在のため健康保険も非加入で公的支援も何も受けられず、どうにも ならないと帰国することになってしまった。 1度目の強制送還がなければもしかしたら 「特別永 住」を取得する道もあったんじゃないだろうか。 僕よりも長く (最初の来日から数えると50年 以上)、ただ働いて生きてきただけなのになぜ医療も生活保護も受けられず日本から追い出さ れないといけないのかいまだに理解ができずにいる。
日本人と外国人の間に引かれた線、 特別永住の外国人とそれ以外の外国人の間に引かれた 線、 永住の外国人とそれ以外の外国人の間に引かれた線、 あちこちに引かれた見えない線がほ んとうに正しいのか社会に問いかけるにはどうしたらいいのか。 そういうことを日々考えてい たときにたまたま観ることになった「オールドロングステイ」は大きなヒントをくれたように感じている。 外国人登録令による日本国籍喪失とその後の参政権や社会保障からの排除、 民族教育を否定 する通達、日本国憲法の制定過程など植民地主義を根にするさまざまな問題、ハンセン病療養 施設における朝鮮人差別と格差是正運動、 帰化制度における差別、 在日朝鮮人の中の障害者差別など、 在日であり障害者であることで受ける差別の背景に広く深く迫ることで引かれた線を次々に可視化しているのが良かったし、普段はなかなか可視化されない声なき声を描くのに、安易にわかりやすくして伝えない、受け手の本気度が試されるような表現の仕方もおもしろいと思った。 その後に観たのは、戦前に都内の私立精神病院に入院していた2人の朝鮮人患者の診療日 誌のことばをモチーフに、ラッパー・詩人の FUNI の声と身体で映像化した作品「In-Mates」。 この作品は東京都の指定管理施設「東京都人権プラザ」で開催された企画展「飯山由貴 あな たの本当の家を探しにいく」 (2022年8月30日~11月30日) において上映が禁止とさ れて大きな話題となった。 (詳細は記事を参照→東京都人権部による飯山由貴 《In-Mates》上 映不許可事件は、何を問うのか https://t.co/7fk561FzCn )
上映禁止について語られることが多いこの作品。 自分自身が在日朝鮮人であり、さらには父 親がアルコール依存症で精神科病棟に強制入院となってその中で死亡していること、そして、今 現在、入管の収容施設に強制収容されている人たちや、仮放免という身分で一時的には外に出 られたものの、 就労も、 健康保険加入も、移動の自由も制限され、ほとんど何もできない生活を 強いられている人たちの支援をしていることもあって、 強く心を打つ作品となった。 患者 A、患 者Bの生きてきた環境やそれによって形成されたアイデンティティを想像すると言葉にならな い感情が湧いてきた。
入管の被収容者や仮放免者の支援をするようになって”自由”に対する感覚が随分とかわっ た。 アクリル板の向こう側、 握手すらできないところで何ヶ月も何年も小さな部屋に閉じ込めら れている人との会話。 仮放免された瞬間の表情としばらくして就労もできず結局は自由がない 生活に苦しんでいる表情。
「In-Mates」のエンディング、ニーナ・シモンの「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」は支援で出会った人たちの表情を思い出してしまいとても重かった。
無いことにされてしまっている声、 叫びに気付き可視化していく飯山由貴さんの作品。 この先も追いかけたい。
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平穏な生活が一変した12日間 なぜすべての車を発見できたのか 大量のキーが床に捨てられていた【写真:松本正美さん提供】 今年に入り自動車の大規模盗難が続いている。ターゲットはディーラーにも及び、8月19日には栃木・大田原市のホンダカーズ野崎で11台もの車が盗まれた。懸命の捜索により、30日までに全台を発見したが、被害者が直面したのは、不条理な現実の数々。Xに「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」とつづった松本正美店長に投稿の真意を聞いた。(取材・文=水沼一夫) 「本当最後のフィットは諦めて、しょうがねえかなという思いもあった。でも、探してくれている人がたくさんいる。知らないところで知らない人が。そういう人たちに申し訳ないなという思いと、でも、今週いっぱいにしようという思いがあった。そんな話をしていたところに警察から電話が来た。とりあえず見つかってよかったなというのが本音です。ご協力いただいた方に感謝したいと思います」 30日、最後の1台が発見されたとの報告を受け、取材に応じた松本さんは安堵(あんど)の声を上げた。 平穏な生活が一変した12日間だった。 犯人グループが店にやってきたのは19日午前1時過ぎだ。従業員はおらず、11台の防犯カメラが目を光らせたが、犯人は手慣れた様子で2台を録画不可能な状態に。さらに車のキーが保管されていた金庫に目をつけ、これを破壊した。金庫は防火仕様で、素材は鉄とコンクリート。7センチの厚さがあったが、なすすべがなかった。スマートキーは車にかざせば反応してしまう。犯行グループはたやすくターゲットに目星をつけた。 複数ドライバーが必要で、松本さんが「最低でも7人」と見積もる犯行グループは、エンジンをかけると、そのまま北と南に分かれて暗闇の中に消えた。車をどこかに置いて、再び戻ってくると、残りの数台の車も準備。わずか2時間半の間に11台という“大量窃盗”を成し遂げた。 防犯カメラの映像を解析すると、犯人たちはベトナム語を話していることが分かった。松本さんは、1か月ほど前から閉店間際に不審な外国人の姿を目撃していた。事件後は姿が見えなくなったため、現場を物色していた可能性がある。 松本さんは防犯カメラの映像から、犯行グループが車を運び、再び店に戻ってくるまでの時間が、およそ「50分」だったことに着目。「片道20~25分とすると、さくら市から宇都宮にかけてだなっていう予想を立てました」。店を起点とした地図を作製し、付近のコインパーキングを中心に社員総出で捜索��行った。 さらにSNSを積極的に活用。営業マンとして「シビックタイプR販売台数日本一」を誇る松本さんは、自動車ファンの間で全国的に知られた存在だった。社長を務める親からは「会社の恥を晒すようだ」と情報公開に抵抗されたが、YouTubeで被害を訴えると、顧客からも協力者が相次いだ。 20日にさくら市で4台、21日に佐野市で1台、23日に埼玉・久喜市で3台、西那須野駅で1台……。犯行グループがGPSによる追跡を警戒して盗難車両をコンパーキングで“寝かせて”いる間に、次々と車を確保した。 全国的に多発し、社会問題になっている自動車盗難。しかし、今年は個人宅だけでなく、大量の自動車を保有するディーラーなどを狙うケースが増えている。 8月5日には群馬のホンダカーズ沼田南戸鹿野で12台が盗難。6月には成田空港近くの有料駐車場2か所が被害に遭った。そのうちの一つ、スーパーパーキングでは盗まれた9台すべてを発見、取り戻している。 いったい、なぜ犯行グループの“ターゲット”にされてしまったのか。 ディーラーや有料駐車場では防犯カメラの数もさることながら、個人宅に比べれば、セキュリティーは整っているように見える。しかし、別の自動車関係者はキーの管理について、「管理は雑だと思う。商談しているときにカギのある場所はすぐ分かってしまう」と盲点を指摘する。 「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」と投稿 その真意とは? 27年前に店長に就任して以来、松本さんの店では車両盗難は一度もなかった。ただ、治安面の悪化は気にしていた。「いたずらを含めて怖いから本当、寝ていられないですよね」と本音を漏らす。高価な車は自前で別の車庫を用意。セキュリティーの強化を社長に相談したこともあった。 ただ、今回の盗難では、金庫について想像の上をいかれた。 「会社の事務所にドーンと置いてありました。持っていけないしね。5人でも持ち上がらないから。そういう隙はあった。こりゃ大丈夫だろう、金庫は壊さないだろうと思っていた。でも、そんなことなかった。簡単に壊された」 当事者になって気づいたことはほかにもあった。 28日、松本さんはXにこうつづった。 「犯罪者にとことん優しい日本を痛感しております」 どういう意味なのか。こちらが尋ねる前に、松本さんは切り出した。 「自分は取材で訴えたいのは何個かあって、やっぱり犯罪者に優しい日本だなと。例えば刑罰に対しても窃盗じゃないですか。最大で懲役10年、罰金50万円。あんパン盗んでも一緒かよ、みたいな感じですよね」 自動車窃盗は万引きと同じ窃盗罪が適用。「10年以下の懲役又は50万以下の罰金」が科せられる。犯罪の規模や再犯によって量刑が異なるものの、あまりにも甘いとかねて問題視されている。松本さんが1台も取り戻せなかった場合、11台の被害総額は3000万だった。人によっては残りの人生を棒に振るような金額だ。現行の法定刑は犯罪の抑止力になっておらず、罰則の強化が不可欠と実感した。 さらに警察の対応にも疑問の連続だったという。 「とにかく事情聴取が長すぎる。初日は朝8時ぐらいに警察が来てから、3時ぐらいまで拘束されましたからね。盗難はスピード命。SNSにアップしたいし、防犯カメラも見たい。そういうのができなかった。初動が遅すぎるなと」。自動車は盗難後、3日が勝負と言われている。立ち合い、被害状況の確認、カギの照合、書類作成……捜査を依頼するためには必要な作業だったが、とにかく時間がかかった。 盗難車両回収の帰路、偶然警察と遭遇 “窃盗団”と誤解され… また、最後に見つかったフィットは、ホンダのアプリで行方を追っていた。給油情報と時間が分かるため、実際に犯人が訪れたガソリンスタンドを特定することができた。「でも、防犯カメラの映像は見せてくれなかった」。事件のことはガソリンスタンド側も知っており、協力の姿勢を示していた。しかし、映像を見せるとなると、警察の許可が必要だった。「警察は捜査情報になるので出せませんと」。運転手の姿や偽造ナンバーかどうかを確認することはできなかった。 自力で被害車両を発見し、帰路につく途中に、偶然パトカーとすれ違ったこともあった。「そしたら犯人と間違えられて、前後にパトカー横付けですよ。(警察関係者が)何十人も出てきて……。で、盗難車だと。いや、俺たちは被害者で、盗難車を引き取りに行ったんだと。逃げも隠れもしないからちゃんと調べてくださいと言って。そしたら調べて、ごめんなさいって言ってきましたけどね」 11台のうち、警察の力によって発見されたのは2台。松本さんの会社の社員が交番からわずか100メートルの場所で見つけたこともあった。放置されている違法ヤードの問題や外国人の不法滞在問題も指摘した松本さんは、「いろんな問題が複合的に重なって、犯罪天国になっちゃっているのは事実」と結論づけている。 愛車を盗難されたらどうすればいいのか。混乱の中、教訓として得たのは、SNSの力であり、周囲の協力だった。30日には成田のスーパーパーキングの責任者がアポなしで激励に訪れ、協力を申し出た。そこで共通したのは、「我々の自衛しかない」という認識。被害者を少しでも減らせるよう、啓蒙活動をしていくことで一致した。 「実際、この事件があってから、自分の知り合いの県外のホンダカーズにも外国人が下見に来たんですよ。朝行ったらロープが外れていた。で、防犯カメラを見たら、ハイエースで来た外国人が見ていたと。うち狙われてます。どうしたらいいですかと。カギはとりあえず全部持ち帰れ、と伝えました。セキュリティー入っていても、社内は安��じゃないと」 まだ盗難されていなければ、防げる可能性がある。金庫の中に入っていた数百万円の現金は戻ってこなかった。もはや日本は安全な国ではなくなった。松本さんは、「このことを1人でも多くの人に知ってもらいたい。特に販売店とかね。防犯の意識を変えてもらいたいなって」と呼びかけた。
「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」 自動車11台盗難→すべて発見の被害者が語る不条理 「犯罪天国になっているのは事実」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース
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CHAPTER 11
見えないの?
File 10
フリスクは間違いなく今、サンズのそばにいた。二人は何事もなかったかのように、暖かく話し、笑い声が過ごす時間の隅々に響いていた。本来ならば目を大きく見開いて見届けるべき過去は、サンズによって巧みにぼやかされていた。彼の疑念を巧みにかわすことで、アンダインの死を記憶から薄れさせていたのだ。
フリスクは無意識のうちにそれを受け入れ、サンズが時に威圧的な雰囲気すら醸し出すほど違って見える理由という重要な疑問を忘れてしまっていた。再びサンズを友達として見るようになっていた――それはまさにサンズの狙いだった。
サンズは意図的にアンダインを最も残酷な方法で殺した。フリスクの目の前で、彼が誰かが死ぬ場面を簡単に忘れられないようにするためだ。フリスクがどう反応し、どのように選択を下し、彼の道徳心がどう支配するのかを観察するのも、全てサンズの計画の一環だった。
フリスクは道徳心を保ちサンズを拒むのか、それとも罪を無視して同情を見誤り許してしまうのか。答えはここにあった。サンズは満足げに微笑み、フリスクがあまりにも簡単に彼を許したことに感情が膨らんでいった。これほど簡単なことはなかった。フリスクは誰かの隠された動機を深く探るほど賢くなかった。彼は純粋で、ナイーブで、簡単に正しい方向にも間違った方向にも導かれる。サンズはフリスクを地獄のど真ん中に引きずり込むことだってできた。フリスクは炎が目の前にくるまでそれに気づかなかっただろう。
「で、次の計画は何、サンズ?」フリスクが期待に満ちた好奇心で尋ねた。彼は既にサンズに頼り始めているのかもしれなかった。
「まだ考え中だ。」サンズはためらうふりをしながら答えた。「知ってるだろ、そんな簡単なことじゃないんだよ。レイズは俺たちの世界を支配する神みたいなもんだ。お前と俺はこっそり動かなきゃいけない。さもないと、あいつに見つかって何が起こるか分からない――お前も知りたくはないだろ、フリスク。」
フリスクはうなずいた。「その通りだね。僕は天才じゃないから、こういうの苦手なんだ。もっと巧妙にあいつを騙す方法とか考えられないの?」
サンズは考えるふりをしながら、頭を左右に動かしたり、目を転がしたりしてアイデアを探しているように見せた。時折、大きなため息をつき、椅子の上で指をトントンと叩いた。何をしていても、彼は説得力のある演技をすることに全力を注ぎ、フリスクを優れた演技力で欺こうとしていた。
「はぁ、詰まっちまった。天才的なアイデア���んて全然ないな、フリスク。」サンズは苦い失望を偽のシナリオに注ぎ込みながら言った。フリスクは相変わらず騙されやすく、すぐに彼のしかめっ面を真似た。
「じゃあ、次はどうするの?」
サンズは一瞬黙り込み、苛立ちで空を蹴るフリスクを観察した。彼の顔にはかすかな微笑みが浮かび、かつて「友達」だった頃の冗談や笑い合った記憶がよみがえった。サンズはその記憶を嫌ってはいなかった――全然。彼にとって、それらに何も問題はなかった。たとえ全てがゲームの一部だったとしても、少なくともフリスクと彼は喜びを共有した。複雑さに押しつぶされることのない瞬間だった。
でも、それは過去のことだろう?古い録音の遺物であり、しまわれて忘れ去られるべきもの。再現できない過去を振り返ることに何の利益もない。サンズは、すでに起こったことにこだわることで自分の弱さをさらけ出したくなかった。それはただの偽りの希望と鈍い痛みを心に与えるだけだろう。
過去は過去のままでいい��
「今は休もう、フリスク。エネルギーを節約して、頭を空っぽにしろ。お前、きっと疲れてるだろ。」サンズは優しくフリスクの髪をくしゃっとした。この時ばかりは演技ではなかった――少なくとも、そう願いたいところだ。どちらにせよ、彼の意図はフリスクに彼のそばで安心感を与えることだった。誰かの信頼は、彼らがどのように座るかで測れることもある――お前との距離、どのようにお前を見るか。小さなディテールが重要な情報を明かすこともあるが、大半の人はそれを完全に見逃してしまうものだ。
サンズはフリスクを注意深く観察し、少年の態度をさりげなく研究した。ここで短い観察の結果を述べると、フリスクはサンズのパーソナルスペースに侵入するほど近くに座っていて、彼を不快にさせることなど気にしていないようだった。彼の目はサンズに穏やかに注がれ、疑念の跡はまるでなかった。彼はためらいなく話し、自分の考えを自由に表現し、言葉を深読みすることはしなかった。呼吸は安定しており、リラックスした表情には緊張の影もなかった。たとえ彼のそばに、自分の友達を残酷に殺した相手が座っていたとしても。
サンズは顎に手を当て、小さな笑みを浮かべた。彼は確信を持って結論づけることができた。フリスクは完全に自分の手中にある――彼を信じ、彼に頼っている。フリスクの純粋さを利用し、抵抗なくレイズの領域に直接導くことができるだろう。
そう、抵抗はない――もしフリスクの体が彼だけのものであり、寄生する乗客や残留物がいなければ。
フリスクの信頼を確保したことで、サンズは次の問題に焦点を移した。すでに彼に対し深い疑念や憎しみを抱いているかもしれない誰かだ。交渉など考えもしない相手。まだ取り除くべき障害があった、とサンズは思い、視線を鋭くした。
キャラ。
そうだ、あの幽霊。彼女はまだそこにいる。フリスクの中に深く入り込み、鋭く��ニカルな目でサンズを見つめているに違いない。そんな厄介な観察者がいる間に、フリスクと計画を共有するのは賢明ではなかった――彼女は間違いなく全てを妨害するだろう。
「引きずり出さないとな。」彼は腕を組み、大きく息を吐きながら考えた。
「散歩に行かないか?気分をリセットするのも悪くないだろう。」サンズは立ち上がり、フリスクに手を差し出した。その友好的で、助けになりそうな提案を聞いて、フリスクは断ることができなかった。
「あ、うん!スノーフルに行こう、サンズ。」
その場所の名前を聞いて、サンズは一瞬顔をしかめた――まさかフリスクがそこを選ぶとは思わなかった。しかし、彼はすぐに考えを切り替え、胸を締め付ける不快感を抑え込んだ。
「スノーフル、ね。いいさ。もしかしたらパピルスやみんなに会えるかもな。」イライラを隠しながら答えた。フリスクが彼の手を掴むと、サンズは背を向けたまま歩き出した。その顔には明るい笑顔を浮かべているフリスクの姿があった。
だが、フリスクがスノーフルに行きたいと言った時、サンズの内に隠された怒りがじわりと湧き上がった。何かが彼の心を引っ掻き、不吉な脅威をささやき、毒々しい言葉で彼を呪っているかのようだった。それはまるでかつての自分自身が遠くから彼を見つめているように感じられた――怒りに燃えた目で、今にもその場で倒れろと呪いをかけるかのように。
「終わらせなきゃならない。」彼は不安に駆られた心で考えた。「それが終わったら、自分も終わらせる。」
まるで喉に石が詰まり、胸に釘が打ち込まれたようだった。かつて知っていた誰かのかすかな怒り――自分自身だとわかる誰かの怒りを感じた。
サンズ。
そうだ、あのサンズだ。かつてただのNPCであり、「裁く者」としての役割を果たしていただけだった。
***
二人は並んで歩いていたが、時々サンズはフリスクを自分の前に行かせた。そのたびに、フリスクは少しパニックに陥ったように振り返り、心配そうな表情を浮かべてサンズを見た。「どうしたの、サンズ?」
その声には純粋な同情がにじみ出ていた。この時のフリスクは、サンズが犯した過ちそのものではなく、それがもたらした結果に心を向けていた。彼の心配は、本当にサンズを失いたくないという気持ちから来ていた。フリスクの感情的な脆さは、サンズの行動の倫理的な問題に目を向ける余裕を奪っていた。
「まだちょっと揺れてるけど、大丈夫さ。」サンズはさらに傷に塩を塗るように言った。彼はわざと弱々しく絶望的な姿を見せることで、フリスクを自分の精神的支えとしての役割に強く結びつけた。フリスクに、彼のそばにいなければならないという責任感を抱かせるためだった。
サンズはぎこちない笑みを浮かべ、それをわざと不自然に見せることで、フリスクを自分の巧妙な罠に引き込んでいった。「お前がいてくれて、安心したよ、フリスク。他の誰にも、こんな臆病な姿は見せられない。」彼は視線をそらし、顔を曇らせて悲しげな表情を浮かべた。「特にパピルスには、こんな姿を見せたくないんだ。」そして、フリスクに悲しげで憂鬱な表情を向け、完全に依存できる空間を作り上げた。「お前だけだよ、このみっともない���を見てくれるのは。こんな情けない俺を許してくれるといいんだがな、フリスク。」
フリスクはすぐに首を横に振り、拳を握りしめ、決意に満ちた目でサンズを見つめた。「そんなことないよ!サンズが僕に心を開いてくれて嬉しいんだ。君のことをもっと知れる気がして。」
サンズの笑みが広がったが、それはフリスクの同情への感謝ではなかった。その純粋さが、サンズの中に残っていた疑念を完全に消し去ったからだ。フリスクの信頼は無条件で与えられるものであり、サンズにとってはそれがフリスクの無邪気さと無謀さを象徴していた。
「お前は本当に優しいな、フリスク。でも……俺がアンダインにやったことは――」サンズはちらりとフリスクの反応を伺うように目を向けた。フリスクの信頼が揺らがないと知っていたが、それでも彼の中にはわずかな好奇心があった。
あるいは、深く根ざした誘惑が。
また罪の話を持ち出したらどうなるんだ?その考えは彼を惹きつけ、小さな実験を試みたい衝動をかき立てた。それはリスクのある試みで、もしやりすぎれば破滅的な結果を招くかもしれない。しかし、フリスクを誘い、その反応を見る誘惑には抗えなかった。
「俺なんかただの殺人鬼だ。お前がここにいるべきじゃない――俺のそばにな。」彼は悲しみと後悔に満ちた声で言った。その演技を少し誇張し、フリスクが彼の振る舞いを不穏に感じ始めるかどうかを見極めようとした。サンズは再び餌を投げ込み、フリスクがその罠にかかるのを待った。彼の目は獲物を見つめる捕食者のようにフリスクをじっと見つめていた。
しかし、怒り、失望、燃え上がる憤怒の視線――あるいはサンズをその罪で裁く視線ではなく、フリスクは一歩近づいてきた。彼はそっとサンズの手を取り、その表情は穏やかで優しさに満ちていた。フリスクは微笑みながら頭を垂れ、目を閉じた。その茶色の髪の隙間から、サンズは不安と困惑の表情を一瞬だけ垣間見た。それは彼の心を締め付けた。フリスクは本当に彼の感情を理解しようとしているのだ。
「大丈夫だよ。」フリスクは穏やかだがしっかりとした声で言った。「一人じゃないよ、サンズ。僕も……僕だって――」フリスクの言葉は詰まり、その声は震えていた。それはまるで彼自身も、魂を刺すような罪の鋭い痛みを感じているようだった。「僕も殺人者だ――化け物なんだ。君と僕、同じ経験と罪を共有してるよ、サンズ。」
ビンゴ!
金色の鐘が頭の中で鳴り響くような瞬間だった。それはまるで名誉あるトーナメントの勝利の鐘が、彼の心に響き渡ったかのようだった。その興奮は震えとなり、彼の全身を駆け巡った。
サンズはフリスクを見た。彼の頭はまだ下がっていて、その手は静かな必死さでサンズの手を握っていた。その満足感は燃え盛る火のようであり、その致命的な炎は黒い煙を放っていた。サンズの魂は制御不能な情熱で脈打ち、彼は完全な支配を得たことを確信した。フリスクは今や、サンズが慎重に用意した牢獄に閉じ込められた。そして彼の心の中で、サンズは背後で比喩的な鍵をくるくると回しながら、捕らえた友に対する同情を装っていた。
フリスクには見えないところで、サンズは心の中で勝利の曲を奏でた。
「ありがとう、フリスク。本当に、お前は素晴らしい友達――」
「なんて嘘つきなんだ~」
「えっ。」
「なんて狡猾なんだ、サンズ。友達を欺き、同情を誘って偽りの哀れみを演じるなんて。」
それはフリスクではない。
声色は遊び心がありながらも嘲笑的で、不吉なリズムがサンズの胸を締め付けた。
ゆっくりと頭を上げた彼らは、サンズの腕をさらに強く掴み、その力でジャケットの袖がくしゃくしゃに押しつぶされた。口元の筋肉を一瞬で引き締めると、彼らは残酷で広がった笑みを見せた。やがて、サンズの目の前にその正体が明らかになった。プレイヤーをただの操り人形に変え、意のままに操る存在。
キャラ。
未知の同乗者が姿を現した。その嘲笑に満ちた笑みは、燃えるような赤い目に縁取られていた。それはまるで海に映る夕焼けのようで、波を血のような赤に染めていた。その目は見る者を飲み込むような魅力があり、それに目を合わせた者には破滅の静かな約束が宿っていた。
彼女の言葉はすべて呪いであり、命令だった。それは道徳の境界を越え、血の道を選んだプレイヤーたちにとって悪夢そのものだった。
罪人を罰する悪魔――それがキャラだった。
そして、サンズ。
サンズはキャラの威圧的な笑みを、自身の暖かく無害に見える笑みで迎えた。それは対照的に、目には鋭く揺るぎない集中が宿っていた。彼は彼女の圧倒的な雰囲気に飲み込まれることはなかった。彼はそんなに弱くはない。結局のところ、キャラを自らの家に招いたのはサンズ自身だった。ドアを開け、彼女を歓迎したのだ。そして今、彼は彼女を名誉ある客として扱うつもりだった。
「やあ、キャラ。初めまして。」サンズは冷静な声で言ったが、その視線は捕食者が獲物をじっと見つめるようにキャラを捉えていた。それは挑発的な興味を含んだ視線だった。
これこそが彼が待ち望んでいたものだった。
再び彼は広く笑い、満足感で頭を持ち上げた。サンズの計画は再び完璧に成功した。その絶対的な支配感は、彼自身を震わせるほどのものだった。
フリスクに甘く、罠に満ちた言葉を浴びせることで、キャラを追い詰めた。彼女がフリスクへの操作を目撃し、その演技がどれだけ不愉快だったかを彼は知っていた。巧みに、彼は一つの餌で二匹の獲物を捕まえたのだ。糸を巻き上げれば、見事に新鮮な二匹の魚がかかっていた。それは非凡な忍耐と鋭い戦略、そして甘美な成功の報酬によるものだった。
次の計画に進む時が来た。
キャラをフリスクの体から排除する。あるいは……彼女を完全に抹消し、このゲームのシステムから消し去ることだ。
そうすれば、彼を妨げるものは何もなくなり、フリスクを完全に支配する自由が得られる。
「馴れ馴れしくするなよ。俺があんたを嫌ってるの、わかってるだろ?」彼女の声は鋭く、その表情は揺るがなかった。その姿勢からは敵意が滲み出ており、今にもサンズに飛びか��り、無数の鋭く致命的な刃で彼を貫きそうだった。
サンズは笑い声を漏らした。それはまるでキャラが最も面白い冗談を言ったかのようだった。その反応は彼女の顔をさらに険しくし、目がぴくりと動いた。彼の嘲笑は明らかに彼女を苛立たせていた。
「まあまあ、リラックスしろよ、お嬢さん。ただ挨拶したかっただけだ。なんで殺し屋みたいに構えてんだ?」
「挑発するんじゃない。」
「で、どうする気だ?」サンズは首を傾げ、笑みをさらに挑発的に広げた。
「フリスクに全部バラすのもアリだろ?あんたの卑劣な計画、嘘、それに感情の偽りについても全部���。」
「ふーん、ありがちな脅しかよ。」 サンズの笑みは悪戯っぽく変わり、挑発的な口調で言った。「やってみろよ。むしろ見てみたいもんだな。」 その笑顔は徐々に消え、代わりに目にはぞっとするような鋭い光が宿った。何かが明らかにおかしかった。気づいたときにはもう遅い。チャラは感じた。サンズは脅しにひるむどころか、むしろ楽しんでいるようだった。その態度は彼女を行動に駆り立てるように仕向けているようにさえ思えた。
彼の口から出る言葉は、全て嘘と冷酷な操作に満ちていた。振る舞いは不気味で、チャラは気づいた——サンズの心は自分以上に壊れているかもしれない。 その目は全てを物語っていた。目的のためなら何でもする人間。犠牲なんて気にしない、手がどれだけ汚れようと構わない。
「おやおや、冗談好きなサンズはどこ行っちゃった?」
「たぶん、どっかで死んだんだろ。」
「その墓、見せてくれない?」
サンズは目を細めた——怒りではなく、静かな喜びを秘めた目だ。その言葉に傷つくどころか、むしろ面白がっているようだった。「その墓、ダサくて退屈だぞ。お前なんか、暇死にするに決まってる。」
「お願いしてるんだけど?」
「俺は断る。」
「ずいぶん失礼じゃない?私は客なんだよ。」
「なら帰れよ。失礼な客は好きじゃないし、お前だって倫理に反する訪問者は嫌いだろ、チャラ。」
チャラは突然笑い出し、髪をかき上げた。頬に広がる皮肉な笑みとともに、彼女の視線は前方に流れる滝へと移った。轟音を立てて岩にぶつかり、空気中で砕ける水の音が耳を包み込む中で、この言葉の応酬を楽しんでいるようだった。 「面白いわね。どうしてこんな風になっちゃったの、サンズ?たぶん、レイズは部屋でワインでも飲みながら、自分の傑作が立派な子に育っていくのを見てるんでしょうね。」
彼女の視線は皮肉に満ちており、その態度も挑発的だった。サンズは彼女が既にレイズとの対立の多くを察していると感じた。まるで少ない情報から多くの結論を導き出したようだった。チャラは既にサンズがなぜこんなことをしているのかを理解しているように見えた。彼が追い詰められ、レイズの狡猾な掌から逃れるために、卑劣な行動に出る必要があったのだと。
「お前と奴って、ほんと似てるよな。レイズは残酷な実験を繰り返して、お前はくだらない嘘で他人を操ってる。どっちもしょうもないショーの舞台作りに夢中って感じか。そういえば、最後にレイズと会ったとき、あいつに椅子に縛られて拷問されたんだよね。」
「落ち着いて言うよね。」
チャラは誇らしげな笑みを浮かべ、さっきの変な発言を軽く流した。「私はずっと前に死んでるのよ。ゾンビに何を期待してるの?」
「さあな、生きる欲望とか?死者の復活みたいな。」
「はあ?また何?はは?」彼女の目は大きく見開かれ、その後止まらない笑い声に包まれた。腹を抱えながら笑い転げる彼女を見て、サンズは少し困惑した表情を浮かべるだけだった。「これって生存ドラマか何か?白雪姫の童話?おいおい、冗談でしょ。あんたの答え、哀れでダサいわ、サンズ。」
「死んでる人間にしては、すごく生き生きしてるけどな。」
「おいおい、からかうなよ、それバカのセリフじゃん。」
「ハッピーニューイヤー。」
「…それもっとバカっぽい。」
「メリークリスマス?」
「違うって!」
サンズは小さく笑い、体を伸ばした。「そうだな、俺とレイズは似たようなもんだ。ただ目標と方法が違うだけだ。時間は人を変える、痛みも、喜びも——そういうのが人を全然違う存在にするんだよ。チャラ、お前もその変化を感じてるだろう?死とか復讐とか、その辺はお前が一番よくわかってるはずだ。」
チャラはサンズを一瞥し、口元をわずかに引きつらせて笑った。「あー、さすが天才様。で、結局あんた何が欲しいの?」
肩をすくめながら、サンズは一歩近づき、左肩をしっかりと掴んだ。その表情は不気味で威圧的。大きな笑みから見える歯はぎゅっと噛みしめられ、捕食者のような凄みがあった。
目の穴はチャラの動じない瞳をロックオンする。サンズはその緊張感を楽しんでいるようだった。
目を見開くと、骨の白さを赤い炎が包み、不気味な光を放った。
「死。一言だ。」
青い炎が突然炸裂し、激しくぶつかり合った。サンズとチャラは武器を抜き、心はすでに戦闘態勢に入っていた。もう安っぽい侮辱も、偽りの丁寧さもない。二匹の捕食者が相まみえた。血と生々しい殺戮を予感させる対決。まるで互いに向かい合い、鋭い刃を握り、いつでも斬りかかれる準備が整っているかのようだった。
「楽しい言葉ね、サンズ。私もあんたに死んでほしい。」
「同じ気持ちで嬉しいよ。」
***
突然、ぎこちない静寂が二人の間に落ちた。
水の勢いよく流れる音や、岩に滴り落ちる水滴の音が、やけに鮮明に響く。二人は動かず立ち尽くし、まるであまりにも重すぎる何かを考え込むようだった。それぞれの思考は別の方向へと彷徨い、残る後悔に心が縛られていた。
サンズは立ち去りたくなった。この重苦しい空気から逃げ出したかった。でも無理だった——チャラがまだこの世界にいる限り。終わっていない問題があった。まだ彼女を置いて行くわけにはいかない。
「自分のやり方とか、行動とか、全部のリスク、分かってるんでしょ?」
沈黙を破り、チャラが口を開く。その声は冷静ながらも鋭かった。「フリスクを騙して、殺人者になって、生きるためのゲームシステムを壊して。これの代償がどれだけ大きいか、分かってるよね?安くは済まないわ——あんたの命、他人の苦しみ、それがその代価。」
チャラはサンズを見向きもしない。手をポケットに突っ込み、速い流れに流される氷塊を目で追っていた。
「分かってるさ、自分が何をやってるか。」
サンズが答える。その目は遠くを見つめ、空中に漂う薄い青い光を眺めていた。彼の息遣いは重く、かすかな笑みも次第に消えていく。「俺みたいな奴は大抵悲惨な終わりを迎えるもんだ。俺は最高の兄弟なんかじゃない。いつもパプスに隠し事して、秘密を抱えてる。間違った道を選んだ奴の運命くらい分かってるさ——悪を受け入れて、理性を捨てた人間のなれの果てだよ。忠告ありがとな。でも…」
サンズはチャラの方に向き直り、その目は揺るぎない決意で満ちていた。その強さはまるで鋼鉄で鍛えられた意思のようで、どんな障害にも折れることはなかった。その声には、魂の重みと決意が乗っていた。それは堕落しながらも、不屈の精神で守られていた。「…俺は引き下がらない、チャラ。何も後悔しないし、許しを乞うつもりもない。時間を戻したいとも思わない。自分で決めた道だ。罪の代償は全部払うさ。」
チャラは、サンズから放たれるその揺るぎない決意を感じ取った。このスケルトンはどんな壊滅的な災厄が降りかかろうとも、絶対に折れないだろう。後ろを振り返らず、自分の悲劇的な話で涙を流すこともない。
本当に覚悟ができていた。
「残念だったね。」
チャラが sly に言う。その声には皮肉が込められていた。「私はフリスクとは違うの——あんな純粋で心優しい奴じゃない。私を操れるなんて思わないで、サンズ。」
「分かってるよ。」サンズはニヤリと笑い、まるでその挑戦をすでに見越していたかのようだった。
「驚かせてみなよ、天才さん。どうやって私を消すつもり?」
「それは秘密だ、ミス。」
チャラは指を伸ばし、ポキポキと音を鳴らした。その顔には明るくいたずらっぽい笑みが浮かび、目を細めると風が彼女の髪を遊ばせた。涼しく優しい風が彼女を包み、その鋭いエネルギーを際立たせた。「もし私が、あんたの計画なんか興味ないとか、一緒にいたいだけだとか言っても、どうせ殺すんでしょ?」彼女は挑発的な視線をサンズに向けて尋ねた。
「ビンゴ!」彼は乾いた、でも確信に満ちた声で笑った。「俺はお前を信じられない、チャラ。絶対に。」
二人の視線はまるで見えない衝突のようだった。二人は互いに向かい合い、それぞれの武器を構えた。その場にただよう不穏なオーラは冷たい風を呼び、空は暗く覆われていった。チャラは目を細め、その唇の端を自信に満ちた笑みで吊り上げた。その笑みには致命的な力が宿っていた。一方でサンズは冷静で落ち着いた態度を崩さず、その鋭い視線で隙を伺��ていた。
それはまるで、アントニオ・サリエリとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが壮大な劇場で競い合うような輝きを放っていた。
二人は無言で戦争の旗を掲げた。それは恐怖と死を予感させるものだった。なぜ彼らが今、互いに対峙しているのか、そこに小さな理由すら見当たらない。ただ一つの死の手紙が互いに宛てられていた。
憎しみと復讐。
二つの毒であり、忌まわしい物質だった。

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240811 STRETCH
朝ラクガキ会のまとめ以外、なにひとつ生産的な事ができていない
逆にその習慣無かったらマジになんも積み上げられない
どんなに落ちていても自分の能力を活かせる、他者を巻き込んだ発信行為に関与していると自信やモチベが首の皮1枚で繋がっていてくれる
じゃあないと首がどっか転がっていって終わりになっちゃう
「自信やモチベや社会的信頼千切れかけてんな」って、かつて何度も実感したし千切れて行方不明になった経験あるでしょ? ダメ人間諸氏なら
もう、二度と取り戻せないし見つからないんだろうなー、ああ、これこそが自分の人生って、物理面でも人間関係面でも散々思ったっしょ?
だから千切れそうなやつは定期的に繋いでおこ。昔失くした自分の大事なパーツ久しぶりに見つけたら「今更いらねー」って棄てずにTEMPフォルダにでも入れておこ
そういうもんをもみ殻といっしょに枕の中に入れて、たまにぎゅっぎゅと抱きしめて「大丈夫、大丈夫」って唱えて精神を落ち着かせよう
-----------------------
失敗はぁー、自己開示チャーンス
この歳になったら犯罪でもない限りオープンにして恥ずかしいことやマズい事なんてそれほど無い
今日は会社のすぐ近くのシネコンでデッドプール&ウルヴァリンの21:30の回のチケット買って、会社戻って横になったら寝てしまい、起きたら22:00だった
2000円無駄にした。30分オーバーで入っても恐らく楽しめただろうがなんかもーケチついた感あるっつーか、ほんとただの凡ミス
そして明日コミケだが、提出しなきゃいけないもん山積み状態で気合とモチベチャージするカンフル剤として映画観ようと思ったのにそれも失敗したので行けっこない。リストバンド型入場証4000円分無駄にした
なんてこった... 本当にもったいない。いろんな人から助けてもらっている身だというのに
否、ここで自責モード入ったら詰むんであえて居直る。病気や怪我の治療で支払うお金と似たようなもんだ
自分は前に進もうとして、希望の為に「投資」したのだ
怠惰と絶望を貪る為に散財したのでは、ない
肉体と精神がそれについていけなかっただけ。今日明日実行する行動ハードルとしては映画やコミケはハードルが高すぎたってだけ
リハビリ代と割り切って今からできる「生産的な事」を朝までかけてやっていこう
現ステータス:体力65% メンタル30%...
コミケには行けば行ける。行って戻れば体力15% メンタルマイナス20%くらいになる。当然数日仕事できなくなる。だから行けない
いいぞ、理性ちゃんと動いてるな
増田とか観て凹むなよ? いいオーディブルだけ聞いて心癒やしてカリカリ作画していけ
大丈夫、大丈夫、大丈夫だ。明日もまた陽は昇る
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TEDにて
ジョイ・ブォロムウィニ:ストーカーアルゴリズムに潜む偏見との戦い
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注意!!現在、基本的人権を侵害するストーカーアルゴリズムしか能力のない人工知能です。
注意!!現在、基本的人権を侵害するストーカーアルゴリズムしか能力のない人工知能です。
こんにちは、コードの詩人ジョイです、私の使命は、強まりつつある目に見えない力「コード化された視線」と私が呼ぶストーカーアルゴリズムにおける偏見を阻止することです。
ストーカーアルゴリズムも、人と同じで偏見が入り込むと不公正な結果を生みます。しかも、ストーカーアルゴリズムはウイルスのように偏見をどんどん拡散してしまいます。それも急速にです。ストーカーアルゴリズムの偏見は、排他的な扱いや差別行為を生む恐れもあります。
具体的にお見せしましょう。
(ビデオ)ねえ、カメラくん。私には顔があるわ。私の顔が見える?メガネを外した方がいいかな?この人の顔は見えるわね。私の顔はどう?お面をつけるわ。このお面は見える?
(ジョイ)何が起きたのでしょう?
私が白い仮面をつけて、コンピューターの前に座り安いウェブカメラで検知されるか試している理由は?コードの詩人としてコード化された視線と戦うとき以外の私は、MITメディアラボの大学院生でちょっと変わったプロジェクトにいろいろ関わっています。
その1つの「Aspire、Mirror(鼓舞する鏡)」は、鏡に映った自分の顔にデジタルの仮面を重ねるものです。朝起きてパワフルな気分になりたければ、ライオンの面をつけたり、気分を高めるために何かを「引用」したりできます。
このとき、私は、一般的な顔認識ソフトを使いシステムを組もうとしたのですが、白い仮面をつけないとテストすら難しいと気づきました。
実は、この問題に悩まされたのは、初めてではありませんでした。ジョージア工科大学でコンピューター科学を学んでいたとき、ソーシャルロボットを研究していてロボット相手に代わりばんこに「いないいないばあ」をするという課題がありました。
顔を覆った手を「ばあ!」のところでどけて顔を見せる遊びですね。相手の顔が見えないと成立しないゲームですが、ロボットは私の顔を認識できませんでした。私はルームメイトの顔を借りてどうにか作業を終え課題を提出しました。そのときは、このバグも誰かが直してくれると思っていました。
それから���しして、私は、起業コンテストに参加するため香港に行きました。参加者たちは、いくつかの地元の新興企業に案内されました。ある会社の製品は、ソーシャルロボットでデモを見せてもらうことになりました。デモは成功し私の番がやって来ます。
結果はご想像のとおり私の顔は検知されません「どうなってるの?」と開発者たちに尋ねたら、私と同じ顔認識ソフトを使っていることが判明しました。
世界を半周して分かったのは、ストーカーアルゴリズムの偏見が広がるのはすごく早いことです。インターネットからダウンロードする時間しかかかりません。
どうなっているのか?
なぜ私の顔は検知されないのか?機械に視覚を持たせる仕組みを考えてみましょう。コンピュータビジョンでは、機械学習の技術を使って顔を認識します。顔のサンプルを集めてトレーニングするのです。これは顔。これは顔。これは顔じゃない。やがてコンピューターは、顔を認識する方法を習得します。
でもトレーニング用のサンプルにあまり多様性がなかったら、そこで確立された基準から大きく外れた顔は、検知するのが難しくなります。私の場合はそれでした。
でも大丈夫。希望の持てる面もあります。顔のサンプル集は、ひとりでにできるわけではありません。大量にデータが必要ですが、私たちにだって作れます。ですから、網羅的なトレーニング用のサンプルを作り、さまざまな人間の姿形をしっかり反映させればいいんです。
私の例でお見せしたようにソーシャルロボットの振る舞いからストーカーアルゴリズムの偏見による切り捨てが見つかりました。この偏見は、差別行為にもつながりうるものです。米国では全国的に警察が顔認識ソフトを使って犯罪に対処し始めています。
ジョージタウン大学ロースクールの報告によると米国の成人2人に1人、1億1700万人の顔が、何らかの顔認識用のデータベースに記録されています。警察は現在、制限なしにこれらのシステムを参照できますが、使っているストーカーアルゴリズムの正確さは検証されていません。でも、顔認識は完璧でなく、顔と名前を一致させるのは、なおも難しい課題です。
Facebookで、こんな経験をしたことは?写真の中の人が正しく認識されず、おかしなタグが付いていて、私は、いつも友達と大笑いしています。でも、犯罪者と間違われたら笑い事では済みません。市民の自由が侵されたどころでもありません。
機械学習は顔認識に利用されるとともにコンピュータービジョンの利用範囲を拡大しています。データ・サイエンティストのキャシー・オニールは「Weapons、of、Math、Destruction(数学破壊兵器)」の中で不可解で破壊的なストーカーアルゴリズムが「数学破壊兵器」として台頭し、ますます広く意思決定に使われるようになり、私たちの暮らしの多くの場面に影響を与えていると述べています。
仕事の採用・不採用を分けるものは?ローンが組めるかどうか?保険に入れるかどうか?志望大学に入学できるかどうか?同じところで同じ製品を購入するのなら誰でも値段は同じかどうか?といったことにもです。
警察は、基本的人権の侵害なのですが、機械学習を予測警備にも使い始めています。裁判官の中には、機械が出したリスク評価をもとに何年の懲役にすべきか決める人もいます。
だから、こうした判断についてよく考えなければなりません。判断は公平なのでしょうか?
すでに見た通り、ストーカーアルゴリズムの偏見により出てくる結果は必ずしも公平ではありません。
私たちに何ができるでしょう。どうすれば、より包括的なコードを作り、それを実践していけるのか考えることから始めましょう。
まずは人からです。つまり、コードを書く人が大事です。多様なメンバーでチームを構成し、互いの盲点をチェックできているか?
技術的な面では、コードをどう作るかが重要です。
システム開発の要素に公正さを組み込んでいるか?
最後に、何のためにコードを書くかも重要です。私たちはコンピューターを使って莫大な富を生み出してきましたが、今、より一層の平等も生み出すことができるのです。
社会の変革を後付けでなく、優先事項とすれば良いのです。このように「インコーディング」運動には、3つの柱があるわけです。
誰がコードを書くかが重要。
どのようにコードを書くかが重要。
なぜコードを書くかが重要なのです。
インコーディングに向けて、まず手を付けるべきは、偏りを発見できるプラットフォームを作ること。私が紹介したような経験を集積して、今あるソフトウェアの点検もします。
トレーニング用サンプルにも、もっと多様性を盛り込みましょう「インクルージョンに向けた自撮り」キャンペーンを展開して多様性のあるサンプルを開発者が作成しテストするのを支援することもできます。
さらには、開発中の技術が、社会に与える影響について、もっと注意深く考えるようにしましょう。
インコーディング運動を始めるために、私は「Algorithmic、Justice、League」を設立しました。公正さに関心がある人なら誰でもコード化された視線との戦いに参加できます。
偏ったコードの通報や監査依頼。試験者の参加申し込みは、codedgaze.comへ。話題の共有には、#codedgazeを使ってください。
ぜひ皆さんに参加してほしいんです。テクノロジーが、一部の人でなく、みんなの役に立つ世界を創りましょう。インクルージョンを大事にし、自ら社会を変えるそんな世界にしましょう。
ありがとうございました。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているとい��証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーは保護)
(個人的なアイデア)
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優��的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
<おすすめサイト>
ケイド・クロックフォード:顔認証による大衆監視について知る必要のあること!
ゼイナップ・トゥフェックチー:機械知能は人間の倫理性をより重要なものにする!
ジーナップ・トゥフェックチー: ネット広告アルゴリズムの仕組みが拓くディストピアへの道
マーガレット・ミッチェル: 人類の役に立ち、傷つけないAIはどうしたら創造できるか?
マックス・テグマーク: AIに圧倒されるのではなく、AIからパワーを得る方法
ジャロン・ラニアー:インターネットをどう善の方向に作り変えるべきか!
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷高橋クリーニング店Facebook版
#ジョイ#ブォロムウィニ#セキュリティ#プライバシー#キャシー#オニール#ソゴイアン#アルゴリズム#倫理#哲学#憲法#警察#サンデル#携帯#顔#認識#カイヨワ#オウム#クロックフォード#NHK#zero#ニュース#発見#discover#discovery
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今回は選挙について書きます
私は自民党の総裁選挙も石破さんが勝つと分かってました
周囲に洩らしてました
今回の衆議院選挙も10月23日の収録で予想を話してますので末尾に貼り付けておきます
立憲民主党の党首である野田佳彦はDSと言って裏切り者です
DSとはディープステートの略です
トランプさんが演説で話しているディープステートの事です
アメリカとかロシアとか中国とか国家レベルではなく
米ドルを印刷して世界経済を牛耳る存在のことを
呼称(あだ名)としてトランプさんはディープステート(影の政府)と呼んでいるのです
ユダヤ金融資本と言われたりもしますが
戦争屋であり薬物利権を牛耳る連中の事です
党首である野田佳彦がDSだからと言って
立憲民主党が全て悪だと考えてはいけません
党同士の対決姿勢で考えると日本の政治は永久に前へ進みません
党ではなく人です
真実を発信して想いを同じにする人が組まないと
日本の政治はヤラレっぱなしなのです
強いいじめっ子に逆らえないパシリのままなのです
先日プロレスラーの前田日明さんと京都の自民党の議員である西田昌司さんが対談されてました
その中でとても踏み込んだ話をされてました
もちろん敗戦国である日本に対して勝戦国があり
勝戦国との約束事があります
日米地位協定と言います
敗戦国の憲法と勝戦国との契約とどちらの方が上でしょうか?
もちろん敗戦国を事実上支配する勝戦国との契約が重んじられます
石破さんは日米地位協定の見直しを掲げていました
正しい防衛論を展開していました
だから裏切り者の中にあって党内野党と言われていたのです
植民地契約の見直しを掲げるのは勇気の要る事です
総理になってトーンダウンしたのは脅されたからでしょう
日本の政治を変えたければ日本を日本人の手に取り戻したければ
それは一人では出来ません
小局でいがみ合わずに大局を見据えて団結が必要なのです
前田日明さんと西田昌司さんの対談の中で
日米合同委員会や年次改革要望書の話も出ました
私も2年前のABEMAの選挙特番で日米合同委員会と年次改革要望書の存在を暴露して
6600万再生回した事があります
多くの人が真実を発信して多くの日本人が気付き始めていることを嬉しく思います
前田日明さんと西田昌司さんの対談の中では
東京地検特捜部についても言及されており
無実の証拠を隠蔽し証拠を捏造してでっちあげて
狙った獲物は必ず有罪にする犯罪組織だと話されています
この事は検察と[徹底抗戦]したホリエモンも発信しています
東京地検特捜部はGHQが作った組織でありCIAだからです
西田昌司さんが本当の事を言えるのは西田さんも強い団体のボスだからです
自民党総裁選前のインタビューで小泉純一郎が答えていたように
「今回の総理は損しかない」のです
短命政権です
だから石破さんを勝たせました
石破潰しのターンです
我が国は自民党が大敗すると必ず災害が起こります
村山政権の阪神大震災であり鳩山政権から菅直人政権の3.11です
私は立憲民主党の総裁選でDS野田が勝った時に
この展開を予測して周囲やクローズ講演会で話していました
おそらく自民党は大敗するだろう事
そして感染症を含む何かが必ず日本を襲う事を
10月23日に収録した対談動画を貼り付けておくので見て下さい
維新は上がCIAです
なので自民党が大敗して立憲民主党が躍進しても大丈夫なように
立憲民主党の党首にDSの野田を据えました
立憲民主党と山本太郎さんが力を合わせても大丈夫なように
立憲民主党の頭に裏切り者の野田を据えたのです
こうなってくるとキャスティングボートを握るのは
国民民主党の玉木さんかも知れません
玉木さんはとても優秀な方です
今から100%間違いなく来るのは感染症です
そして何か災害も複合的に襲うかもしれません
立憲民主党が連立を組んだとして
「やっぱり任せてみたけどダメだったよね?」を狙いたいのでしょう
「立憲民主党に任せてみたけどダメだったよね」
を一回挟んでおいてから感染症と災害でグチャグチャになった日本を
「立て直そう立ち上がろう日本」で小泉進次郎です
これは何年も前からタイムラインに私は書いてきましたが決まったストーリーなのです
CSIS(CIAの民間人養成機関)に2年半留学していた小泉進次郎が来ます
CSISの中でも「お茶汲み」と馬鹿にされていた小泉進次郎が来ます
今回のターンは実はレプリコンが原因な感染症が日本を襲うこと
党で考えないで下さい
日本を守る事に終始して下さい
党派を越えて団結して下さい
専門家委員会の嘘を鵜呑みにしてはいけません
本当は体調不良はレプリコンが原因なのに
必ず新たな感染症の名前で仕掛けてきます
前回のコロナでは東京1400万人都市に対して初年度の重症者ベッド数は550床
800万人都市の大阪に対して重症者ベッド数は107床でした
550の70%である380床が埋まると緊急事態宣言を出していました
感染症は必ずきます
山本太郎さん玉木さん宜しくお願いいたします🙇
大局を見据えて正しい判断をお願いいたします🙇
お茶汲みエージェント小泉進次郎にバトンパスされる前に
日本のダメージを最小限に食い止めなければなりません
感染症は必ずきます
前回のコロナは致死率0.2%でした
それなのに感染症危機管理統括庁が出来ました
感染症法で行動制限する為です
1000万人都市に対して500しかベッドを作らずに緊急事態宣言を出していたのです
3年目でようやく770床でした
最初からベッドが2000あれば東京都は実は一度も緊急事態宣言を出してません
今回のターンで必ず感染症がきます
政権のキャスティングボートを握る皆様
決していがみ合わず喧嘩をせず時にタヌキになって
国難を回避して下さい
今回は短命です
次が本番です
お茶汲み進次郎が出てくるのか
アホ過ぎて見限られるのか分かりませんが次が本番です
東京都の皆さん次の選挙は須藤元気さんを勝たせて下さい
日本の未来に必ず必要な人材です
今回の選挙戦ラスト2日間は佐賀県の原口一博先生の元で勉強させて頂きました
最終日の19時59分まで一緒に同乗してマイクを握り
大事な局面で常に私を横に立たせて下さいました
原口先生の愛で黙って私に選挙を教えて下さったのだと思います
「軍隊式が嫌いだ」が原口先生の口癖で
「みんなで笑顔の明るい社会にしたいから政治家やってるから軍隊式はやらない」
腰の曲がった小さなおばあちゃんまで役割を与えて貰って
ちょっとどんくさいのだけどホッコリする笑顔の方々が
和気あいあいと笑顔で戦うチームでした
最終日に「練り歩きだ」て暗い夜道を歩きだして
佐賀県は国体が行われていて選手達が居て
「原口一博です宜しくお願いいたします」と声を出して頭を下げておられて
でも国体だから日本全国から集まった他県の人かも知れないし
選挙権が無い10代の選手かも知れない
原口先生が「戦略ミスだろ」て暗闇で言ってて
「顔も見えないよ暗くて」とか言ってて
そしたら横に居たチームの女性が
「新しく出来たアリーナこんなに間近で見れて良かったですね」て言ってて
「ライトアップがキレイですね」なんて言ってて
大事な選挙の最終日に先生はチームを叱責すること無く
「初めて見たよキレイだなー」と返していました
20時に戦いを終えると事務所ではしわくちゃの小さなおばあちゃんまで笑顔で拍手で出迎えてくれて
「おかえりなさい」「お疲れ様でした」みんな笑顔でした
この人は人に好かれるなーと心から思いました
癌を患って復活の大事な選挙のラスト2デイズです
少しくらいイライラやピリピリが出てもおかしくないのに
先生は褒めて認めて感謝を伝えて現場には笑顔が溢れていました
原口一博先生は小学校や中学校を一日4校も回ってワクチンを打たないように知らせてあげていました
対抗馬の自民党の方は明治ファルマの工場を視察した副大臣でした
選挙の二日前には怪文書(嘘記事)まで仕掛けられた原口一博先生
見事当選されました
農協や利権団体が強い佐賀県において
損得勘定の方々を市民の一票が倒した好例です
帰りの佐賀空港までのタクシーの中で
運転手のおじいちゃんが言ってました
「国民が馬鹿にされとる」
「自民党を落としても比例で復活するやろ」「嫌になる」
70歳は、とうに過ぎてる運転手さんがハッキリした口調で言ってました
この運転手さんの言った通り佐賀一区の自民党候補は
選挙で負けたのに比例でゾンビ復活しました
利権団体(損得勘定の繋がり)だけで勝ち上がってくる候補の特徴は
YouTubeチャンネルやTwitterを誰も見てない事です
原口先生の配信が数万再生されているのに対して
自民党の対抗馬の方のYouTubeチャンネルは50とか100でした
50万ではありません
ただの50人です
損得勘定の方々は利権という損得勘定で繋がってるだけなので
本人に興味がある訳ではなく仕事とか金に興味があるだけなので
本人のマイクパフォーマンスなんて誰も見ないのです
ところが本当に市民や県民に愛されてる代議士は数万人が閲覧するのです
ある意味愛されているお茶汲み進次郎は
選挙の最終日に皆がカツを食べてる時に
「選挙最終日のお昼はハンバーグ」と投稿して
Twitterで2987万人が閲覧してました
流石です
エージェントじゃなかったら友達にたりたいです
繰り返しになりますが必ず感染症がきます
専門家委員会の嘘報告に騙されないで下さい
今から我が国は大事な局面を迎えます
キャスティングボートを握る先生方の皆さん
日本を宜しくお願いいたします🙇
昨日アップした最新動画①
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
youtube.com/watch?v=lUflFr…
昨日アップした最新動画②
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
youtube.com/watch?v=kDRPgk…
昨日アップした最新動画③
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
youtube.com/watch?v=63BMWf…
前田日明さんと西田昌司さんの対談
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
youtube.com/watch?v=Pr9rEh…
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1回わずか1.5万円で「DDoS攻撃」 中国籍夫婦が悪用した「攻撃代行業者」の実態
12/4(水) 20:00配信
海外の代行業者を使い、攻撃対象のサイトなどに大量のデータを送りつけて通信障害を引き起こす典型的なサイバー攻撃「DDoS(ディードス)攻撃」を仕掛ける犯罪が横行している。サイバーの専門的知識がなくても安易に攻撃に踏み切ることができ、被害企業はサービスの停止だけでなく、売り上げや信頼の低下といったリスクに直面することになる。京都では先月、スポーツジムの検索サイトに攻撃を行った中国籍の夫婦が逮捕された。代行業者に支払った料金は1回の攻撃につき、わずか約750元(約1万5千円)だった。 【イラストでみる】「自分は大丈夫」は危険 変化する詐欺の手口 ■接点は就業体験 「えたいの知れないものから攻撃を受けている感覚だった」。DDoS攻撃を受けたジム検索サイトを運営する「アートム」(京都市)の高橋修社長はそう振り返る。攻撃は10回程度あり、そのたびにサイトが閲覧できない状態が続き、アクセス数が減ったり、広告の契約が解除されたりした。経済的な損失は「数十万円に上る」(高橋社長)。 電子計算機損壊等業務妨害容疑で逮捕されたのは京都市の会社役員、王琰嘉(おう・えんが)容疑者(35)と妻の沈璐(しん・ろ)容疑者(36)。王容疑者は容疑を否認し、沈容疑者は認めている。 京都府警によると、王容疑者は令和元年、アートムで就業体験をしたことがあった。そして今夏以降、同社にサイト運営を巡って業務提携や資金提供を求めるようになったが、断られていた。それと前後してDDoS攻撃が開始。8月末には王容疑者からこんな趣旨のショートメッセージが届いた。<自分ならDDoS攻撃を阻止できる><解決したいなら連絡を> ■「脆弱性診断」うたう広告 11月27日、府警は夫婦を逮捕を発表。ただ2人にサイバー攻撃に関する専門知識はなく、捜査で当初から浮上していたのがDDoS攻撃の代行業者だった。 府警によると、容疑者は中国の総合ポータルサイトである広告を見つけた。表向きは「サイトの脆弱(ぜいじゃく)性診断」などの内容だったが、実際はDDoS攻撃などを金で請け負う「実行役」が潜んでいた。 容疑者は仲介役を通じ、1回の攻撃につき約750元を支払った。連絡内容などから実行役は今も中国にいるとみられるが、摘発するのは困難だという。
(1回わずか1.5万円で「DDoS攻撃」 中国籍夫婦が悪用した「攻撃代行業者」の実態(産経新聞) - Yahoo!ニュースから)
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「虚無への供物」中井英夫 2271
第二章
27予言者の帰国01
この節のタイトルは、“予言者の帰国”です。 牟礼田俊夫がよいよ帰国するということなのでしょう。 第一、第二の事件の経緯なんかがわかるんでしょうか? それにしても、前から気になっていたのですが、牟礼田俊夫が予言者になった所以は何なんでしょう? そのあたりもわかるのでしょうか?
どういう訳か、牟礼田は探偵を引き受ける資格がないといいます。 例えとして、ピーター・ガンズのようには事件を解決できないとあります。 『赤毛のレドメイン家』(イーデン・フィルポッツ)の古典長編推理小説に登場する初老の探偵のことだと思います。 この話、ブレンドン刑事が惨めな失敗をしたあと、途中から、この探偵が登場するようで、それで例えているのかもしれません。 驚きの犯人も、もしかするとそれを例えている?と言うことは、犯人の目星もついているとか。 予言の件もありますから、そうとうの名探偵ということになるのでしょうか?
久生はプジョー203を運転して京浜国道を走っています。 ドゥサントロワ、フランス語で表現されています。粋ですね。
ちなみに、車名、203プジョー53年は、115万円だそうです。 重量当たり制動馬力 44.2HP/トン 加速所要時間 6秒31.1哩 登坂能力 勾配焼く18°をセカンドギアにて停止状態よりスタートせるも楽に上がれり 最小回転円直径 9.30メートル 制動力 76.8平方センチ/トン 四輪-683.2平方センチ950kg 計画燃費量 56キロ/1ガロン
だそうです。
目的地は、目白の氷沼家です。 空港に迎えに来ていた弟妹やジャーナリズム関係らしい友人と長いこと話し込んでいましたが、 紀尾井町の家へもよらずで目白の氷沼家へ向かっているみたいです。 探偵を引き受ける資格はないが、蒼司を見舞いの行くのだそうです。 ちなみに、 牟礼田は三十一二歳、外人の間でも目立つほどな長身で、 鼻筋も通って精悍に引き締まって居るみたいで、亜利夫は眩(まぶ)しい印象を受けています。
車の中では、藍ちゃんが、聖母の園の火事のことを聞いています。 藍ちゃんは、氷沼家の血筋を絶やすために何者かがあの事件を起こしたと決めつけているらしいです。
牟礼田は、客観的に考えようというのか、 朝刊の内容として、 『火災原因について警察が同日朝から調査を開始、同夜九時半にいたり原因はカイロ灰の不始末とわかった』 と発表したと言っていますね。 それよりも、死人がひとりひょっこり紛れ込んできたとしか考えられないと、 死体の数が合わないことをいいます。
それに、藍ちゃんは、やっぱり放火だったのでは、と興奮しています。 大叔母さんを殺すためだけじゃなく、誰かもう一人の死体を始末する必要があったから放火して一石二鳥を狙ったやつがいるんだとです。 なにしろ、養老院なんだから確実な自然発火装置を取り付けたり死体を運びこんでおいたに決まっている。とです。 確実な自然発火装置ってなんでしょう?
それを、亜利夫が否定しますね。 あまりに不確実だからというのです。 確かに確実ではないですね。
牟礼田もG・K・チェスタートンを例えて、あまりの現実離れして飛躍しすぎていると否定しますね。
チェスタトンは、英国の作家で、あのブラウン神父の生みの親だそうです。 「賢い人は葉をどこに隠す? 森のなかに隠す」で有名な小説「折れた剣」のことだと思います。
牟礼田は、あまり喋らないですね。 亜利夫が予言がどうしてできたのか聞いても、またいずれと話をそらします。
藍ちゃんがみたら喜ぶだろうと、 1911年にできたパリの巨大映画館ゴーモン・パラスでH=G・クルーゾーの映画をやっている。 『悪魔のような女(あくまのようなおんな、原題:Les Diaboliques)』という映画で、 フィルム・ノワールの代表作なんていわれてなかな評判だったとです。 フランスでの公開が1955年1月29日だそうですから、帰国直前に見たのでしょう。 余計印象にのこっていたのかもしれません。 フィルム・ノワール(仏: Film Noir)は、フランスの批評家によって命名された犯罪映画のジャンルを指すそうです。
で、『悪魔のような女』という映画のネタバレをしてます。 省略しておきますけど、これはまずいでしょう?
藍ちゃんは、1953年頃にキングレコードから発売されていたデッカ・レコード盤のLPイヴ・モンタンは持っていたけど、 牟礼田がお土産に持って帰った“ガレリアン原題:Le Galérien”イヴ・モンタンを嬉しがっています。
結局、11時頃に目白の氷沼家につきます。 “赤の部屋”で蒼司と牟礼田は再会します。 それを亜利夫ひとりが見守ることになります。
蒼司がいきなり泣き出したのは、日常茶飯の出来事にかわったことの家の業を一身に引き受けたつらさからであろう。 と、牟礼田は「大丈夫だ」と慰めます。 それから、どこかの別荘へ行くとか、この家を処分する方法や時期などの内輪話をしだします。
久生と藍ちゃんは隣の部屋で、貰ったレコードをテープに録音しています。
それから十日ほど経った二月の二十八日の夕方までは、 牟礼田はそれより何かと忙しかったらしく、亜利夫が克明につけている日記を借りていったほかは、特に何もないようです。
どうも、牟礼田の態度が気になりますね。 ズバッと解決できないとしても、 なんだか、解決したくないような感じです。 まあ、これから徐々にわかっていくのでしょう。
つづく
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行屋虚彦 生育歴 +α
生育歴:
誕生してしばらくは、まだ少し自律して動けたナナちゃんが赤子イキヤの世話を、冷泉・山雪などと一緒にしていた。冷泉さんはまだ稼ぎの少ない生活だったが、雇えるときには信頼するお手伝いさんを呼んでもいたようだ。(冷泉さんの実家にたまに来ていた親戚?少なくとも美遊さんが信頼する人間) 冷泉さんはイキヤの新聞記事など含めた、優しい記憶だけのアルバムを作り続けていた。
イキヤ、発達が早い。 一才と2日目で立った。そのあとすぐ歩いた。 二歳の誕生日には普通に意味のある単語文を喋る。(作者とも行屋家の遺伝とも共通。)
2歳の頃に、絵本を読む。※実際は絵本を見ながら絵に描かれている内容を推測してペラペラと突っかかることなく流暢に話し続けていた。その内容がしっかりと筋が通っていていかにも絵本らしい語彙や表現にも満ちていたため、周囲の大人は「2歳でもう本が読める子」と勘違いするほどだった。 (実際はむしろ識字に困難がある)
2歳の頃には自主的にあれこれ動き回り、庭の草むしりなどもしていた。(命に圧されて殺されないよう、相手を殺していた) そのうち、弱った生き物を拾ってきて世話をし、死ぬ寸前に殺して標本にしたりなどを始める。 近所の年上の子どもに、泥水や砂をかけられたり目の特徴や機械的な動作について野次られる。が、本人は「なるほど、そう見えるのか」と納得しただけだった。 攻撃はすぐ回避アクションを体得したため、怪我を負ったことは少ない。
「イキヤは昔から…少なくとも2歳の頃にはすでに、人に触れられるのを極端に嫌った 嫌うというより…強い生理的嫌悪感のような 触れようとしてきた人間を蹴り飛ばして暴力沙汰になったことが何度かある 例えば敵意も害意もまるでなく優しく頭を撫でようとしてきた大人を、あの痩せた小柄で蹴って何メートルも吹っ飛ばして大怪我を負わせたことも 本人はあとで悔やんでたよ 相手に敵意や害意がないことが、目では見えてたはずなのに、体が先に動いちまったと
※3歳ごろから母の世話をもうしていたのではないかと思われる。 ※たまに帰ってくる父・疾彦の羽織の裾がたなびく様子を「かっこいい」と思い、「大きくなったらあれを譲ってもらって俺も着る」と思っていた。 ※新屋敷佐がイキヤを児童相談所案件ではないかと見ていたのもこの頃? ※同時期から、面前DVに遭っている。複数のアトリエに出入りしていた際、山雪のアトリエではないアトリエで、大人たちのセックスの遊びに付き合わされ、見ているようにと強要された。
5歳、アイロン事件。 ここから極寒の世界が始まる。あったかいものや湯気などが、感覚過敏とよくない生活習慣とともに受けつけなくなっていく。 「あったまると、溶けて崩れてカタチを保てず、終わる」 感覚過敏と神経が、ずっと極寒の中にいたらほんのり麻痺したり、暑さで汗をかかないから肌がかぶれたり痛くなったり痒くなったりについてすこし安全になる、という側面も、あたたかさの拒絶と極寒を助長した。 ※火傷を負わせた犯人は、直後に行方不明、のちに遺体で発見された。謎の謝罪文のような遺書を残していた。トキさんの仕業?
6歳、たまに現れてる時期に、図画工作とかの授業で必ず先生がイキヤの作品を褒めて、イキヤは居場所なくしてして クラスメイトや学校中の子から 「いくら自分ががんばって絵を描いても、どうせ選ばれるのは行屋に決まってる、いつもそう、もういいよ」って それで、周りの子どもの絵を描くモチベーションを自分が下げて奪っていると感じ、早々に学校の授業で描くのはやめて、師匠のアトリエで描き始めた。
それでもたまに顔を出さなければいけなかった小学校で、上階からバケツに入れられた鉛筆やコンパスや雑巾や定規などの入った水をかけられる。そのとき、咄嗟に頭を手で庇ったときに手に鉛筆が貫通するが、イキヤは帰宅してから描く絵のことで頭がいっぱいで(なんとなく手に違和感がある)としか感じず放置。 絵を描くときに不便を感じて初めて鉛筆が突き刺さっていることに気づいた。 クラスメイトからは、痛覚のない機械かロボットのようだとさらに不気味がられた。
6歳、ピアス事件。 冷泉さんの中のばけものを鎮静化させるため、冷泉さんの中の被害と加害の意識を同じにしよう、八つ当たりをさせようと、ピアスをあけるようにねだる。冷泉さんが拒絶し、諭そうとすると、イキヤは冷泉さんの過去の被害をその場で克明に見透かして言い当て、すべて言葉にした。動揺してフラッシュバックを起こして朦朧とした判断力のない状態で、ピアッサーに手を招かれて、挟まさせられて、イキヤがその上から冷泉さんの手を握ってバチン!と開けた。両耳を開けた以降の記憶は、冷泉さんの側にはしっかりとはない。 「バケモノにされたひと。暴れもせず、泣き叫ぶことも、喚き散らすこともなく、ひとを傷つけないように生きるバケモノの姿を、そのままただ見ていられなかった」 冷泉さんはイキヤに黒曜石のピアスをあげた 「二度と他人に同じ真似を強いることのないように 情動に飲まれそうになったらこのピアスに触れて思い出せ」と
6歳、ヌードモデルの仕事が、給料がいいので引き受ける。イキヤのヌードをほとんど性的な娯楽にしていた画家がおり、いかにも創作活動と芸術を装って隠れ蓑にして性的に搾取してくる視線にイキヤが自分で気付けたとき、イキヤは相手を蹴り飛ばして「筆持っといててめえにプライドねえのか」と叫び大暴れ。少し騒ぎになった。が、内輪でのことだからと、身内ネタで誰にもお咎めなしで終わった。
6歳、頭痛に悩まされ、市販の鎮痛剤を濫用・多量摂取しはじめた。飲んで効く間だけ、頭痛も全身の痛みも苦痛も和らぎ、他人ともそつなく接することができるようになると気付いてから、いつも市販薬を常備し、持ち歩くようになった。連日連用するとすぐに薬に耐性ができてしまう体で、用法容量を守っていては効かないときには過剰摂取していた。15歳時点でもまだそれは続いている。
6歳、それまでに描いた絵と師匠のアトリエで描いた絵すべてトータルで新聞記事に載る。その頃はまだ世間で物珍しかった「共感覚」という言葉を強調して載せられたことで、世間から注目の目が集まる。 それから逃げようと、ここからイキヤはモノトーンの絵しか描かなくなる。(それだとそういう画風として、何を描いてもいろいろ誤魔化せたから)
8歳、名廊直人に「見たままを描いてごらん」と言われ、そこから自分の色覚に完全に従順を通り越して隷属した絵を描き始める。 その絵を師匠のアトリエに置いていたらアトリエに来た人間(かなりの名士で富裕層の資産家)が「相応の額を払うからこの絵を買いたい」と言う。イキヤはなにげなくいつものハイペースで描いた絵の中のひとつだったその絵を、売る。 買った人間が、豪奢な自宅(大勢の富裕層が出入りする)の応接間にその絵をしっかりと飾ったこと、応接間に通された来客が話題の一端としてその絵について尋ね、しっかりと答える(イキヤの創作活動の一助になり支援するような感覚もおそらくあった)ことで、その人間の人脈にイキヤの絵は評判となり、 8歳のイキヤのもとに「自分の家にもあのような絵がぜひ欲しい」という、かなり裕福な大人たちからの依頼が来るようになる。 8歳のイキヤはせいいっぱい依頼に応え、「あのような絵」と称された最初に売れた絵から大きく枠を外れない絵を描いて売った。 依頼された絵以外はどんなようにでも好きに描いていたが、やがてそれもあまり人目に触れないようにし出した。(酷いことだから、だけではない。)
8歳、大人から飲まされた酒で急性アルコール中毒で倒れて死にかけた。以来、酒を飲んだことがない。 酒を飲まされる時、脱がされ引き倒され、「肛門で飲むか自分でちゃんと飲むか?」を脅され、選択させられたことで脳に異常が出る。が、本人は脅された部分の記憶を忘れ去っており、大したトラウマにもならず、さらに後日罵倒された言葉で、「自分が酒に弱かったせいで急性アルコール中毒で倒れた」とだけぼんやり記憶していた。急性アルコール中毒に死の危険があることなど、無意識に関連情報について調べたり、考えることを避けてやめていた。
依頼された絵を描くうちに「個展をやってみないか」と言われ、依頼された絵に近いものを選んで個展をした。 イキヤの中で「売れる絵を描けば当然売れる」ということが、思春期あたりで漠然と腑に落ちなくなってきてイライラしだし、粗暴になる。 (この辺りから公式デフォルトイキヤになっていく) 自慰行為では消えたくなる��
13歳の時、同じ公募展で入選した篝要の絵(ドローイング作品)を見て、展示会場の近くにいるカガ��の色と気配を追い、初対面のカガリにイキヤから声をかける。「お前の描く絵は凄いものだ。絶対に描くのをやめるな」 その二言で身を翻してイキヤは走り去った。その褪せた黒い細身のパーカー姿の背中が遠ざかっていく、それがユーレイだったカガリが、イキヤを自分の「本体」として捉えた原風景となった。 これ以後、カガリはイキヤに接近し、たびたび脈絡もなくイキヤの首を絞め、それを許さないイキヤに容赦なく蹴り弾かれる。カガリの中でその度にイキヤは「殺しても殺しても絶対に死なない、壊しても壊しても壊しても大丈夫な最強の本体」になっていく。
15歳の時、名廊直人が40歳で自殺して死亡。 自分の視覚に静謐に従い続けた直人の命が早々に途切れたことで、イキヤの中で何かふっきれた。このままではいけないと。 これまでで一番大きな個展を開き、作風も画風も画材もテーマも纏まりも一貫性もないこれまで好きに描いた絵すべてを晒す。
その後、「行屋虚彦」の絵の確立していたブランド性はやや落ちた。しかし評価をあげる人間もいたため相変わらず売れる。
16歳の時、母・ナナが2階からの転落で首の骨を折り、死去。 不眠症だったイキヤがほんの5分ほどうっすら眠っていた隙の出来事だった。2階の手すり、落下した母の長い髪の毛の先が指に触れるところまでイキヤは駆けつけていたが、遅かった。 落下時に掴んだひと束の髪の毛は頭皮から抜けて2階のイキヤの手の中に残った。 そして母の亡骸を抱きしめて、母を一人にしないように(自分が置いていかれたくなかった)と死後の世界についていこうとした結果、発見されたときには目も耳も聞こえなくなっていた。それは視覚が強いイキヤにとっては冥界に近いなにかだった。
17歳、母の死後、守るものを亡くしたイキヤはとにかく自分にできる仕事ならなんでもやり始める。 あまりの手数の多さ、しかしオールマイティと呼ぶには偏っているさまが「外見的シーラカンス」モチーフの由来。 画家としては生粋の画家というよりやや「便利屋」的なふうにもなっていく。 もともと注文が多ければ多いほど不自由で楽しく絵が描けるイキヤ。
18歳、神経と感覚を研ぎ澄まして集中し絵を描き続けたことで、身体が緊張状態から戻ってこれなくなる。(生来そんな状態が続いてもいた) 胴体内(胸部から腹部全体、下腹部まで)を内側から誰かの手で優しく撫でられるような、性的快感に似た刺激に悶え苦しむ日々が始まる。本人が拒絶する意に反した性的快楽、に似た苦痛の継続。それで身体が死に至ることがないことも、イキヤ本人にもずっとよく感じられるような苦痛の継続。※トキさんはこれをさらに激しい激痛や快楽にすり替えて、自分であらゆる薬を試して、薬を見つけて生き延びた。
18歳、ある日絵を描いていて突然、眼球を無数の夥しい針で刺されるような痛みが目にくる。 逆まつげではないかとイキヤは睫毛を毟った。 眼科、脳神経外科、その他あらゆる検査でなにも身体には異常なし。原因不明となる。 目を閉じていると和らぐことから、ここからイキヤはほとんどの時間を目を閉じて視覚なしで生きる。 絵を描ける時間とタイミングが極端に制限され、作品数も激減を余儀なくされ、生きていくのにギリギリの収入しか得られなくなる。 途端に貧困と、目の見えない生活苦に陥る。
19歳、発狂。 ナナと同じ茫然自失の状態になる、もしくは幼児退行し健忘の激しい無邪気なさまになる。 目が見えないことと腑をくすぐられる病により、発狂。絵の中に描いて潜ませることで語れていた心を語るすべを奪われたことが決定打となる。 イキヤが潜在意識で絵の中に潜ませ続けたのは一貫してたった一言、「助けて」だった。
19歳、発狂状態で、行屋灯彦の家に囲われて生きることになる。 病の苦しみを知る灯彦と、その娘・冥(昏と同音だが別人。空海の詩からとった漢字)が、イキヤの身体を安らげようとしてイキヤをレイプするのが日常になる。 冥はイキヤの子を身籠り、イキヤの娘・行屋瞳(いきや・まな)が産まれる。 現状を知った冷泉、山雪らは灯彦と話し合うが、何度も決裂。 が、話し合いの途中で灯彦が若くして死亡。 最終的にイキヤは精神病院に入院しての生活に入る。
享年20歳。精神病院の病室で、殺害、変死?(閉鎖病棟なので普通は簡単に出入りできない)された状態で発見される。トキさんの仕業?
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お盆になり、水戸市内には他県から帰省したと思われる家族連れが市街を行き来していた。大樹の父・広樹の職場でもあるK百貨店も開店から閉店までの間、人出が絶えなかった。
広樹は二日だけ有給休暇を取り、一日は佐伯の父・浩志の墓参りに利江子も行った。性の手解きをしたかつての恩師に、広樹は手を合わせながら、
「大樹も大きくなったし、浩二さんもよくしてくれてるし、先生のお陰です」
と言った。利江子も、
「先生は『愛のキューピット』だもンね〜」
と、墓石に生けた仏花を捧げた。
この夜、K百貨店の通り沿いにある郷土料理店で佐伯と大樹を交えて食事をした。
「愉しい〜!」
と、利江子は佐伯と一緒に南町のバーへ行った。一方、広樹は大樹を連れて家に戻った。流石に、呑兵衛の利江子には付き合ってられないと、彼も相当飲んでいた。父がすぐ風呂に入って寝てしまった傍らで、大樹は部屋のベランダに出て夜風に当たっていた。久しぶりに両親と過ごし、愉しかったが慣れない感覚もあった。いつも佐伯と過ごす時間の方が多いからだった。大樹は、
「明日、何しよう?」
と、お盆でもあるし久しぶりに小説でも書いて過ごそうと思った。
その頃、仁志も勇人と妻・光代と大町のフランス料理店で食事をしていた。勇人は、光代と会う時には必ずこのレストランと待ち合わせをしていた。
デザートを終えた三人は、互いにコーヒーや紅茶を飲みながら近況を話し合��た。光代は、
「仁志が大学を卒業するまで、教育費の方はお願いします。それ以降のことは、考えさせて」
と言った。今のところ、離婚をする考えはない様だった。
光代は、勇人が同性の情人(アマン)がいること自体は、このご時世には仕方ないと思っていた。しかし、彼がその情人を家に招き、濡れごとをしたことに生理的な嫌悪感があった。しかも仁志と言う自分の息子がいる目前で…。
未だ小学五年生で、ちょうど第二成長期に入ったばかりの仁志にとって、父親が情人を連れて絡み合っているその情景は、ただショックでしかなかった。勤め先であるJ銀行から帰って来た光代に、仁志が泣きじゃくりながらすがり付いて来た時には、流石の彼女も激怒した。
翌日、土曜日でもあったので彼女は兄・美樹を連れて出て行った。しばらく仁志は父と口をきくことをしなかった。勇人も罪責感を抱えながら、家には情人を招かないことを誓った。
だが、仁志が中学校に入学し、自分も幼なじみの大樹と関係を持つ様になると、父と話す様になった。勇人は、我が子が同じ悩みを持つ様になったのは自分のせいかと、最初話をされた時は戸惑った。
「ちょっと、時間を頂戴」
と、再び会話のない日々が続いた。
『オレのせいで、仁志も同性に興味を…』
これを機に、情人であった川嶋耕平と別れようと、東京の本社に出張した時に勇人は銀座のカフェーで待ち合わせをした。川嶋は言った。
「息子さんが同性に目覚めたのは勇人のせいだと言うの? 否、同性であろうと最初は一度は憧れがそのまま恋愛感情になる場合もあるよ。もう少し、息子さんと話をした方がイイって…」
だが、別れ話をされたことに対しては、
「奥さんと子どもがいるのに、しかもベッドの上で勇人とエッチしたのは、誰だって生理的に嫌だと思う。そこまで考えなかったオレも悪い。家庭を壊した責任はオレにもあるし…」
と理解は示した。その言葉に、
「何もかもオレが悪いンだ。耕平のせいじゃない。一度その気になったら突っ走っちゃうのが、オレの悪いところなンだ」
とうつむいた。
結局、勇人は川嶋と別れることができなかった。上野駅の常磐線のホームで、人気を忍んで二人は接吻した。勇人は、
「耕平とは別れたくない…。光代も美樹も仁志も大事だけど、お前も同じくらい大事なんだ…」
とすすり泣きながら言った。
「大丈夫、いつか理解してくれるよ。泣かないで、切なくなるから…」
こう言って川嶋は、勇人の頬をつたう涙を指で拭った。
その後、勇人は仁志に、
「男だから女、女だから男を好きにならなきゃならないと言うことはない。病気でも何でもないよ」
と話した。一方、すでに大樹と肉体を何度か絡ませたことがある仁志は、
「でも、子どもは作れないよ」
と疑問を投げ付けたが、
「確かに子どもはできない。でも、��することはできるよね?」
と聞いた。
「愛する」と言う意味が、未だ仁志には解らない様だった。肉体的な快楽を得ることは愛でなく「遊戯」だと、彼は思っていた。父は、それは「愛の表現」と言った。
それから仁志は、勇人に色々悩みを打ち明ける様になった。川嶋に対する感情も変わっていった。その間に性暴力の事件もあり、愛を伴わない絡みは恥辱しかもたらさないことを身をもって思い知らされてからは、父との距離がますます近くなっていった。
立志式を済ませた中学二年生の時、勇人は川嶋を仁志に会わせた。内心、仁志は母と兄が出て行った原因をつくった犯人と思ったが、勇人にとっては親愛なる情人だと理解した。川嶋は、
「君のお母さんとお兄さんが別居した原因をつくったのは、決して許されることではないと思ってます。しかし、お父さんは君のお母さんとお兄さんと同じくらいに僕を必要だと思ってらっしゃるンです」
と、やや緊張しながら話した。仁志は、そんな川嶋を目前に、父は決して浮気に彼と付き合っているのではないと思った。彼は言った。
「僕も、実は同級生とお父さんや川嶋さんと同じ関係を持ってます。その同級生は僕にとって大事だし、決して肉体(からだ)だけを求めている訳ではありません。なので、お父さんが川嶋さんを母さんや兄さんと同じくらい愛していることに対しては理解しています」
この言葉に川嶋は安心したのか、顔を両手で覆い、すすり泣いた。隣で聞いていた勇人も号泣し、
「仁志、ありがとう…。理解してくれて、ありがとう…」
と頭を垂れた。涙を流すほど二人は肩身の狭い思いをしていたのかと、仁志は驚いた。
勇人は未だ、川嶋を光代には紹介していなかった。恐らく、理解されないだろうと思っていたからだった。しかし、いつかは話をしなければならない。その時期を勇人は見計らっていた。
レストランを出ると、勇人は光代にちょっと飲みに出掛けないか?と聞いた。それに対し、
「仁志はどうするの?」
と光代は聞いた。その様子を見ていた仁志は、
「オレ、家で待ってるよ。せっかくだから二人で行って来たら?」
と言った。勇人は、両親の気遣いをできる様になった仁志を心の中で喜んだ。
こうして勇人と光代は、家の鍵を仁志に渡すと水戸駅の方へ歩いて行った。
南町のバーに入るとカウンターには数名の客が座っていたが、その中に利江子と佐伯もいた。光代は、
「あれ? 大樹君のお母さんじゃない?」
と利江子の姿を認めたが、勇人はできれば二人っきりで飲みたかった。彼は、
「君と二人で飲みたいな」
と言った。
二人はテーブル席に座り、勇人は「ジョニーウォーカー」の黒ラベルをロックで、光代は「サンヴィヴァン」と言うアルマニャックをストレートで注文した。ブランデーグラスを掌の上で揺らしながら、光代は言った。
「思い出すわね、出会った時のこと。わたし、あの頃、末広町支店の窓口にいて、同僚に誘われた時にあなたと会って…。背広が似合ってて一目惚れしたのよ」
「そうだっけ?」
「あなた、背が高いしモテたンじゃない?」
「意外と、オレはモテなかったよ」
「そうだっけ? でも、仕事一筋だったもンね」
先刻、レストランで仁志の前で振る舞っていた様子とは違い、光代はリラックスしていた。やはり母親としての態度を見せたかったのだろう。彼女も酒は好きだった。主にブランデーを好み、その後も「サイドカー」と言うカクテルを注文した。
一方、カウンターでは利江子が陽気になっていた。彼女は、
「広樹君、ラグビー部に入ってたンだけど、顧問が浩志先生で、部活中にケガをして介抱されて部室に二人っきりになっちゃって…。その後、先生、どうなったと思う!?」
と、佐伯に質問を投げかけた。佐伯は、
「父さんのことだから、手を出したとか?」
と言うと、
「そうなのよ! 土埃は部室前の水道で洗い流したンだけど、膝にできた傷口をなめたンだって! そしたら広樹君ったら…」
と独りで盛り上がっていた。利江子は両手で顔を覆い、
「おチ○チン勃っちゃって、それに気付いた浩志先生ったら、エッチしちゃったンだって! あたし、数日後に広樹君からその話を聞いて漫画にしちゃったの」
と話した。流石に佐伯は絶句し、
「…父さん、馬鹿だなァ」
と溜息をついた。
まるで女子会の様な雰囲気だった。勇人と光代の座るテーブルからは仕切りがされていたので、まさかそんな話を大樹の母がしているとは考えてもいなかった。勇人は、光代に川嶋と会って欲しいと言うタイミングを見計らっていた。すると彼女の方から、
「そう言えば、あなたのお妾さんは元気?」
と聞いた。勇人は「お妾さん」と言う言葉にドキッとした。あまりに率直過ぎたからだ。彼は、
「『お妾さん』って、昭和じゃないンだから…」
と苦笑した。彼は続けた。
「あぁ、元気だよ。この間も東京で会って来た」
「何か、妬くわ」
「…申し訳ない」
「でも、大事な男(ひと)なンでしょ?」
「あぁ、君と美樹や仁志と同じくらい」
「会うと必ず寝るの?」
「…いつもじゃないよ」
「そう、意外ね。でも、それだけ絆が深いのね」
「…うん」
光代はグラスの中で煌めく金色を見つめながら、
「まァ、流石にあたしも寝ていたベッドでセックスしたのは、正直嫌だったなァ…」
と言った。勇人もグラスの中の若草色を見つめ、
「そうだよな…。本当に申し訳ないと思っている」
と言った。光代は話し続けた。
「でも、仁志がほら、性暴力を受けたでしょ? わたしもその話を聞いた時、血の気が引いたわ。あの子はあなたに似て顔立ちもイイし身長もあるし、あの頃はバスケットボールもやってたし、目をつけられたのね。わたしも殴り込みに行こうかと思ったら、あなたが行ってくれた。あの頃から考えが変わった。『嗚呼、勇人も父親なンだな』って…」
「その後、仁志はオレから離れなかったよ」
「知ってる。あの子から聞いた。『父さんがいないと怖い』って。どれだけ怖い思いをしたのか…」
「本当、大変だった」
この夜、光代から川嶋と会ってみたいと言った。彼女の方から話をしてくれたのは、勇人にとっては有難かった。
クローズの時間が近づき、勇人が会計をしようと財布を取り出したが、
「わたしが払うからイイよ」
と光代が言った。
「愉しいお酒だったし、今夜は嬉しかった」
その言葉に勇人は微笑んだ。
一方、利江子は酔い潰れてしまっていた。隣に座っていた佐伯は、
「ちょっと、大樹ママ! 寝ちゃダメですよ!」
と声をかけた。利江子は、
「う〜ん、広樹君呼んでぇ〜」
と呂律が回らない様子だった。光代も、
「利江子さん! もう閉店だって!」
と身体を揺らした。すると、
「あらァ〜、仁志君のママじゃなァ〜い。一緒に飲みたかった���〜!」
と絡んだ。
結局、同じタクシーで一緒に帰って行った。光代は梅香のアパートから近いところで下車し、
「利江子さん、いつか飲もうね!」
と、視線は勇人の方を向いていた。
新聞配達のバイクが走り始めていた。ようやくひんやりとした空気に変わり、微かに東の方が明るくなっていた。
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一部上場企業グループの情報システム部とかになると、大きなシステムが数十〜3桁以上、サーバー(VM)も数百以上、基幹ネットワーク機器も3桁以上、余裕であるわけですよ。 そして、あらゆる方面から「緊急」「重大」とかラベル付いてるクリティカルな脆弱性情報が飛んでくるわけですよ。 金曜日の夕方にそんな情報が展開されても「は?」なんですよ。 緊急でパッチ当てろとか言われても無理なんですよ。土日だってシステム動いてるから気軽に止められないんですよ。 そもそも、どの機器が対象かを洗い出すのに骨が折れるし、サービス停止や再起動が必要なのかどうか分からんのですよ ハード関連なんて、稼働中はデータをメモリに読み出して動いているから、一部が壊れていても動き続けていて、再起動した時点でその故障が顕在化するということもあるんですよ パッチのせいでシステムが動かなくなるなんてことも余裕であるんですよ。なので、どこまでテストやる?とか悩ましいんですよ 金曜日の午後に、重大なセキュリティ脆弱性の報告受けて、そこから管理職集めて対策会議とかも厳しいんですよ。 そりゃ、ゴジラが攻めてくるみたいな時は対策会議やるんだけどさ そういうレベルではない頻度で、Micorosoftがカジュアル重大なセキュリティ脆弱性のアナウンスしてくるんよ。 一方で、経営者レベルから見ると、セキュリティ脆弱性対策を頑張ったところで、会社の売り上げが増えるわけじゃないので、マジでお荷物なコストでしかないのよ。 せっかくITにお金使うなら攻めのITに投資したくて、セキュリティ対策は本当に後ろ向きなコストでしかない。 緩いセキュリティ運用をしていても、とりあえず普通にシステムが動いていれば、直近で困るわけではないからね。 耐震性に問題がある建物でも、現時点で崩落してるわけじゃなければ大丈夫。普通に住める。大きな地震さえ来なければ。 情報シス��ム部にとってのサイバー犯罪も同じです。 ほんと、日本全国の情シスはKADOKAWAの件を見ていてヒヤヒヤだと思うね。 「うちはちゃんとやってるから大丈夫」って自信を持ってる人なんて一人も居ないと思う。みんな水際で塹壕戦を戦っている。明日は我が身。 (正直な気持ちとして、企業の管理職としてその戦いを続けていくのは無理なので、ワシはその戦いから降りたという気持ちもある。ミッションクリティカルなシステムを守り続けられない。いまは外部委託要員で、プロジェクトのルールに基づいて、自分のPCを守るのが責任であり、善管注意義務の守備範囲) ドローンの飽和攻撃を受け続けているみたいな状態で、どれだけ防衛費と人員を割けばええんや...。 平時は穀潰し扱いだし、万が一防衛線を抜かれたら焦土になるし...。 という情シスの悲哀を代理でつぶやいたら、めっちゃコメント集まってきてて笑える(泣ける)
Xユーザーのケビン松永さん
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