#ウ組若衆
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ウ組の若衆
カスタードくん:捜査追跡
フルボッコちゃん:尋問
ミーシャさん(故人):死体処理
これに加えてヒンリギさんの掌を治療した能力者もいるのかな?(ヒンさんがジョルノみたいに念で自分の体組織を作って傷を埋めた可能性もあるけど)
若頭含めて全員サポート系で火力不足……暴力方面で突出した念能力がある人材は十老頭系に売り込みに行くかフリーランスで腕貸し稼業なのかもしれない。
生牡蠣の吐き戻しを慣れた感じでやってのけるあたり、ヒンリギさんは駆け出し時代にあの芸で運び屋をやってたのかなとか、人混みでガンガン円を使うのは「極道はモメてナンボじゃろが!」というヤクザマインドなのかなとか、ハンターや暗殺者とも違う念使いの流儀が垣間見えて面白いよね。
マフィアのみなさんは師匠から指導を受けつつ将来性やら考えて能力ビルドした訳じゃなく、天性の才能ある奴が何かのきっかけで偶然に能力が開花しちゃったんだろうけど、カスタード君は何がどうしてああいう能力になったんだろう。フルボッコちゃんは何となく想像つくけどw
ヤクザの幹部なんだから部下の鉄砲玉を囮に使うんだろうな、と内心で見下してたところで自らあっさり死地に赴くヒンリギさんのナチュラルな覚悟の決まりっぷりに本気で驚いて、自分もリスクを引き受けてサポートに追っかけてきた上で改めて名前を聞き、自分の方も敬称抜きで呼んでくれよと告げるノブナガのくだりは蟻編のメルエムとコムギのカジュアル版再話ですな。
ノブナガにとってのコムギであり、「頼んだぜ」の重さを承知の上で目下にしっかり伝える点では若衆たちにとってのジンであるヒンリギさんは、ハンタという物語世界においては確実に格の高いキャラのはず。ヒソカも「君の推しグループの解散ライブを最前列で観せてあげるよ♡」って心づもりだろうし、旅団の行く末を見届けるまでは退場しないだろう、多分。
つか、「今、殺りにゆきます(人を殺す感触を味わいたい)」vs.「てのひらを太陽に(ぼくらはみんな生きている)」で後者が勝つのは生命賛歌だよね~~
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「イージス・システム搭載艦」の運用構想をめぐる一考察
衆議院議員 長島昭久
2020年6月、防衛省は、突如イージス・アショア配備計画の断念を発表した。その後、政府与党間で紆余曲折の政策調整を経て、12月18日、イージス・アショアに代わり「イージス・システム搭載艦」を2隻建造することが閣議決定された。陸上イージス・システム2基を配備する計画が洋上のイージス・システム搭載艦2隻建造へと転換されることにより、我が国の「総合ミサイル防空」にどのような影響を与えるのか、また、イージス・システム搭載艦とはいかなる「艦艇」であるのか、さらに、その運用構想はどのようなものであるべきか、以下、若干の考察を加えてみたい。
1 我が国を取り巻くミサイル脅威とイージス・アショアの導入
(1) 「総合ミサイル防空」の対象
我が国の今後の「総合ミサイル防空」の���り方について考える際、2つのディメンションがあることを念頭に置く必要がある。
①北朝鮮からのミサイル防衛
②A2/AD(接近拒否・領域拒否)環境下におけるミサイル防衛(主に中国からの多様なミサイル脅威を念頭)
①への対応は、実験や訓練発射への備えを含め、平時から、24時間・365日の常続的な対応が求められる。ただし、北朝鮮のミサイルの種類は、多様になってきているものの、発射弾数は限定的(※)であり、ミサイル以外の脅威(航空機や水上艦、潜水艦など)はほとんど考えられない。
※ 北朝鮮は、金正恩体制になってから(2012~)、日本海方面等に向けてこれまでに累計88発の弾道ミサイルを発射したとされるが[1]、ちなみに中国は、一般報道その他によれば、2019年1年間だけで100発超の各種ミサイルの発射実験、訓練を実施している(ただし、主に内陸部)[2]。
②への対応が必要となるのは、主に有事。つまり、事態が生起してからで、九州から南西諸島における自衛隊部隊や米軍基地等を目標とした攻撃への対処が主体ということになろう。こちらは、ミサイル以外の脅威も含め、質・量ともにかなり深刻な脅威に直面することになるだろう。
(2) イージス・アショア導入の目的と意義
ア.我が国のBMD態勢とイージス艦の運用
言うまでもなく、イージス・アショア(AA)は、「北朝鮮の弾道ミサイル」に対するBMDシステムとして構想されたものであるが、その結果として、A2/AD環境下におけるイージス艦運用等の柔軟性を期待するものでもあった。
すなわち、AA配備構想の背景には、3つの必要性があったと考えられる。
北朝鮮による弾道ミサイル攻撃から、我が国を24時間・365日、常続的に防護し得る態勢を構築する必要、
それによって、海上自衛隊のイージス艦を日本海における「BMDパトロール任務」からリリースし、南西方面等への展開を含めた運用の柔軟性、艦隊防空のような、「本来任務への対応」を確保する必要、
南西方面の脅威の高まりとともに「新しい戦い方」への対応を迫られる海上自衛隊全体の訓練機会の確保や人的負担の軽減の必要、などである。
イ.米海軍イージス艦のジレンマと日米協力の必要性
これらの点に関しては、実は米海軍も海上自衛隊と同様、日本近海においてBMDパトロール任務に就いていたことから、全く同���状況にあった。その苦悩を端的に表したのが、2018年6月に行われた米海軍作戦本部長リチャードソン提督(当時)の講演における次の発言だ。(※)
① イージス艦が特定の海域においてBMDパトロールを実施しなければならないことが、「シーコントロール」等、本来の海軍としての洋上任務を圧迫している。多機能で洗練されたイージス艦を他の任務に回すために、日本周辺や欧州におけるBMDパトロールをやめ、その役割をAA等のような陸上のアセット(Land-based BMD system)に移管したい。
② BMDパトロール任務は、日本に展開する7艦隊の即応態勢をどんどん疲弊させ、また、艦隊の訓練時間は削られ、その結果、駆逐艦フィッツジェラルドの衝突事故(2017/6/17=乗組員7名が殉職)、その2か月後の駆逐艦ジョン・S・マケインの衝突事故(2017/8/21=乗組員10名が殉職)の要因となった。
※ 「海軍イージス艦によるBMD計画の背景と課題」(米国連邦議会報告, 2021年2月改訂)[3]
つまり、我が国の「総合ミサイル防空」を考える際には、日米同盟におけるRMC協力(Roles, Missions, Capabilities sharing)の視点も忘れてはならない。これは、冒頭に挙げた、二つのディメンションのいずれにおいても重要となるポイントといえる。
以上概観したように、AAの導入計画は、①の北朝鮮の弾道ミサイル対処態勢を常続的に確立するとともに、従来、日本海等におけるBMDパトロールのために拘束せざるを得なかった海自および米海軍「虎の子のイージス艦」を、南西方面への展開を含め艦隊防護(防空、対潜任務等)その他の本来任務のために振り回し可能とすることを基本構想の一つとしたものでもある。
ウ. 厳しさを増すA2/AD環境下での海上作戦の様相
ちなみに、「イージス艦」は、そもそも1970年代にソ連の強大な対艦攻撃能力から米空母部隊を防護するため、特に対艦ミサイルによる飽和攻撃に対する同時対処能力の拡大を目的として開発されたものだ。
まさしく、今日、中国の多様な対艦弾道/巡航ミサイル攻撃能力が、当時のソ連を遥かに凌ぐような脅威となっているのである。
実際、現在の中国と日米の軍事バランスを考えた場合、事態生起の初期段階において予期される、第一列島線の内側(東シナ海)の制海権の状況は、1996年に米国が2個空母打撃群を派遣して台湾海峡危機の拡大を抑止した頃とは一変しており(※)、今や様々な努力を払わなければ獲得できないレベルに���っている。
※ 1996年台湾海峡危機の屈辱以来、PLAの計画立案者は、米空母を主たる脅威とみなし、���空母打撃群を打破する方策を研究してきた。
その結果、仮に中国軍が米軍と衝突した場合、中国は、米軍��空母打撃群およびイージス艦による防御ラインに対し、中国本土および航空機、艦艇、潜水艦など多方向から大量の対艦弾道・巡航ミサイル等による飽和攻撃を浴びせてくることが想定される。[4]
このような「南西方面有事」を想定すれば、我が国としても、海上作戦部隊の防護や日米共同作戦のために8隻のイージス艦の相当数をこの戦域に投入できる態勢を構築せねばならないことになる。しかし、そのような中国の脅威の増大の一方で、多機能で高性能、高い機動力を持った日米のイージス艦が、平素からの事態に備え、日本海等において「BMDパトロール」に常時従事しなければならない状況は、運用上の合理性からも、また、訓練や人的な負担からも受容できない状況となっている。
2.イージス・アショア配備計画中止後の議論
(1) 「イージス・システム搭載艦」の閣議決定へ
このような厳しい戦略環境が全く変わっていないにもかかわらず、昨年、AAの配備計画は中止されることとなった。(その経緯については、本題とは逸れるのでここでは詳述しない。)
そして、政府および自民党内における様々な議論を経て、昨年12月18日に閣議において、次のような決定を見たのである。
「①陸上配備型AAに替えて、イージス・システム搭載艦2隻を整備する。
②同艦は海上自衛隊が保持する。
③同艦に付加する機能及び設計上の工夫等を含む詳細については、引き続き検討を実施し、必要な措置を講ずる。」
最後のところが微妙な言い回しになっているが、現時点で最大限言えることは、①北朝鮮の弾道ミサイルに対応するために必要なイージス・システムは、陸に置くことを諦めて海に出す。②それを「イージス・システム搭載艦」と呼ぶ。しかし、③その艦艇の設計や機能は、今後策定される運用構想に基づいて検討される。つまり、現時点で「イージス・システム搭載艦」がどういう代物になるかは確定していない。ここが今後、議論となるポイントだと思われる。
(2)「イージス・システム搭載艦」=「イージス艦」なのか
ところで、私自身も含め、自民党内の議論では、「2隻の『イージス護衛艦』を新造する案」がほぼ大勢を占めた。それは、一見すると2隻分の「プラス作用」があると思われたからだ。もちろん、それは、南西方面の脅威の深刻さについての認識を共有していたからに他ならない。
しかし、『軍事研究』(2021年3月号)所収の池田徳宏提督論文[5]に詳述されているように、実際の運用(定期修理・検査等の「非稼働期間」や、補給・休養のための停泊、必要な訓練や行動海域への往復などの運用サイクル等を含む)を考え���ば、イージス護衛艦の現有8隻に加え2隻を新造することが、ただちに8⇒10隻で2割アップの戦力発揮(作戦海域での行動)につながるわけではないのである。
すなわち、AA計画を断念する代わりに、相変わらずイージス艦2隻を日本海におけるBMDパトロール任務に張り付ける必要があるとすれば、南西方面で本来任務に就けるのは、2隻を新造したとしても艦艇の修理検査・運用サイクル全体を考慮すれば、現状からわずか0.75隻程度増えるにとどまるということになるという。(しかも、米海軍イージス艦の一定数も、日本周辺等での「BMDパトロール」への拘束が続き、その他の任務への運用の柔軟性にもつながらない。(前述のリチャードソン提督によれば、全部で6隻が現に洋上でのBMD任務に就いている。))(※)
※ 加えて、池田論文でも指摘されているように、新たなイージス護衛艦を運用するために確保すべき最低600名の人員確保のための方策について、自民党国防部会・安全保障調査会合同会議に対して防衛省から説明された検討施策(海上自衛官の募集の強化、艦隊勤務の魅力向上、勤務環境の改善、女性自衛官の活躍推進、処遇の改善、定年延長、再任用の拡大など、要員確保策を総合的に強化する等)は、どれも即効性のある具体的な解決策としては疑問であり、典型的な「画餅」に過ぎぬものであったことは甚だ遺憾である。
ちなみに、海自関係者によれば、AA配備を前提(「BMDパトロール」からはリリース)としてイージス護衛艦8隻を運用する場合、南西方面等の本来任務に最大3-4隻振り向けることができたはず(+さらに、米海軍イージス艦も増派が可能)だったという。
つまり、今に至るも「『イージス・システム搭載艦』2隻建造」の意味するところをフルスペックの『イージス護衛艦』2隻だと誤解している政治家や国民はたくさんいると思うが、必ずしもそうではないということだ。この点は、敢えて確認しておきたい。昨年12月の閣議決定の複雑な言い回しが、その事実を如実に物語っているといえよう。
2.「イージス・システム搭載艦」の運用構想
(1) 基本的な考え方
結論からいえば、イージス・システム搭載艦は、その「運用構想」次第で様々なヴァリエーションが考えられるということだ。
では、「イージス・システム搭載艦」の運用構想はどうあるべきか。
忘れてはならないことは、AAの代替がイージス・システム搭載艦となったとしても、AA導入の目的、意義は、基本的に変わってはいないということである。つまり、「イージス・システム搭載艦」の主任務は、まず、AAが担うはずであった、平時からの24時間365日常続的な北朝鮮弾道ミサイル対処能力(ただし、近年の弾道ミサイルの飛翔経路の多様化や所謂「変則軌道ミサイル」等に加え、各種巡航ミサイルへの対処能力を確保することが必要)の代替にある。それによって、8隻のイージス護衛艦をBMDパトロール任務から解放し、本来任務に振り向け、海上自衛隊全体の運用の柔軟性を確保するとともに、訓練機会の確保や人員の負担の軽減を図ることに他ならない。したがって、イージス・システム搭載艦は、先ずは、そのような目的に資するような設計や配置を目��すべきである。
(2)「イージス・システム搭載艦」のイメージ
以下、私が考えるイージス・システム搭載艦のイメージを列挙しておく。
洋上に出たとしても、できる限り陸上のAAと同様の常時持続性を追求する。言い換えれば、できる限り長期にわたり洋上にとどまる能力(滞洋性)を持たせることが肝要だ。
したがって、推進システムは、可能な限り長期間無補給でイージスシステム搭載艦を稼働させられることが望ましい(主任務はBMDパトロールだから、速度は要求されないし、仮に南西方面での運用が必要とされる場合でも、その展開移動のためだけに高速力を確保しておく必要性はないであろう)。
省人化、無人化、自動化を徹底するとともに、「クルー制」によって、洋上でBMDパトロールを継続しつつ、ヘリなどでクルーを入れ替える。運航等については海上自衛官が行うとしても、イージスシステムのオペレーターは(30大綱別表に明記されているように)陸上自衛官で行い、統合運用とする。
配備位置については、まず、AA導入計画時に検討されたとおり、陸上沿岸部2か所のAA(SM-3 BlockⅡA搭載を前提)でも日本全域の防護が可能なことから、同様に「イージス・システム搭載艦」も、洋上沖合に進出させることを必須としない。
また、平時の警戒監視や自隊警備、並びに人員の交代や補給活動等が容易で、かつ事態生起時の制海、制空権のカバーに有利な、陸地に近い沿岸海域が運用上も滞洋性の観点からも最適となる。
(仮に、情勢により南西方面におけるミサイル防衛(有事が前提)に従事する場合にも、昨今の脅威認識からすれば、どのような形態の艦であれ、単艦で東シナ海前方に展開することは合理的ではない。)
したがって、平時においては、常続的なミサイル警戒を主たる任務とするとともに、事態生起時においても、航空機、水上艦、潜水艦等からの直接脅威の低い海域で活動することを前提とするならば、イージス・システム搭載艦には最低限の防御機能(たとえば、近接対空防御、対水上テロ攻撃防御等。自艦へのミサイル攻撃に対しては、固有機能で対処)の装備にとどめるに足るのではないか。
4.今後の検討課題
最後に、今後、検討していかなければならない課題について、いくつか付言しておきたい。
(1) 極超音速滑空弾のような新たな脅威への対処
近年、その存在が取りざたされている極超音速滑空弾等については、まだ米国も含め研究開発途上にある。小型衛星のコンステレーションや無人機などによる探知、追尾、エネルギー志向型兵器による捕捉、撃墜等が考えられるが、我が国も、セキュリティ・クリアランスの問題などを早急にクリアして早期の段階から米欧との共同研究開発に参画し、急速に高性能化する脅威に対処できるようにしていかなければならない。
なお、「イージス・システム搭載艦」についても、就役から除籍まで40年程度運用すること��想定されるので、このような将来的なミサイル防衛機能についても対応できるような拡張性(スペースや電力供給等)は考慮しておく必要がある。
(2) 中国のA2/AD環境下における海上作戦
ア.「新たな戦い方」 “DMO; Distributed Maritime Operation”
これについては、「イージス・システム搭載艦」の在り方よりも幅広い議論となるが、海上作戦全体の中での位置づけを考える上でも関連する課題になるので、言及しておきたい。
現下の厳しいA2/AD環境下で、弾道・巡航ミサイルの飽和攻撃に対処しつつ海上作戦を遂行するためには、新たな装備体系の開発とともに、大きく変わりつつある兵力バランスの中での「戦い方」についても見直していかなければならない。その点で、米海軍において、「新しい戦い方」として導出された、“DMO”(兵力分散型海上作戦)を参考とする必要があろう。 すなわち、小型水上戦闘艦艇(新たなミサイルフリゲート艦(FFG)等)や大型無人水上艦艇(LUSV)等 、様々な水上艦艇に長射程の対空・対艦ミサイル等の攻撃力を持たせて分散配備するとともに、それらを高度なネットワークで連接することで、分散していながらも一体化した攻撃力を発揮し、相手の情勢判断、意思決定を複雑化するとともに、数的優位に立つ相手に対して制海権の獲得・維持を図る作戦、戦術だ。
日本の海上自衛隊で今後その役割の一翼を期待されるのが、現在、急ぎ配備に向け建造中の30FFMであろう。これまでに、1番艦「もがみ」、2番艦「くまの」が命名・進水式を終え、当面、年2隻ずつの急速調達が31中期防で計画されている。
また、現在、我が国では、攻撃兵器搭載アセットとしての無人艦艇(USV)開発は具体化していないが、米国では既に無人水上艦(Unmanned)や「選択式有人/無人艦」(Optionally Manned; 平時は少人数で各種任務を遂行し、有事やハイリスク場面では無人運用する小型艦艇)[6]が、試作、自律航行試験段階となっており、それらの状況についても、立ち遅れることのないように注視していく必要がある。
イ.長距離ミサイルの開発、配備
しかし、南西方面の現状は、それでもまだ足りないほど深刻だ。そこで、米海軍では、インド太平洋軍が、第一列島線への陸上発射型の長距離ミサイル配備を含めた270億ドル(2022-27年)の予算要求を議会に提出した。[7]
同様に、我が国も更なる攻撃力の拡充が喫緊の課題だ。
この点、昨年12月18日の閣議決定では、イージス・システム搭載艦の導入と共に、「新たなスタンド・オフ・ミサイルを国内開発し、抑止力を強化する」方針を確認した。
すでに、航空自衛隊は、平成30年度予算で、射程500キロのJSM(Joint Strike Missile)の導入を開始するとともに、31中期防において、射程900キロのJASSM(Joint Air to Surface Stand-off Missile)、射程800キロのLRASM(Long Range Anti-Ship Missile)の整備を進めていくこととしているが、ここに今回の閣議決定で、スタンド・オフ防衛能力の強化のための国産ミサイル開発が加わることになったのである。
防衛省によれば、国産開発中の12式地対艦誘導弾(改)をさらに長射程化し、スタンド・オフ・ミサイルとして開発できる見通しが立ったという。しかも、このようにスタンド・オフ化されたミサイルは、閣議決定においても、「様々なプラットフォームからの運用を前提とした 能力向上型の開発」とされており、艦艇および航空機にも搭載しファミリー化する構想である。
これらを艦艇用として実用化し、JASSM並みの長射程が実現できれば、CSBA(Center for Strategic and Budgetary Assessments; 米国戦略予算評価センター)のトシ・ヨシハラがその論文[8]中において懸念した中国海軍に対する海自艦隊部隊の能力的なギャップ、特に長距離対艦ミサイル能力の空白を埋めることが期待され、中国海軍に対する劣勢を挽回する切り札の一つとなるのではないか。
(3)「打撃力」の保有について
我が国の「総合ミサイル防空」体制を検討するにあたって2つのディメンションで考えなければならないことは、本稿冒頭で述べたとおりである。
まず、北朝鮮からのミサイル防衛について、平時からの「イージス・システム搭載艦」による(極力、常続的に近い)ミサイル防衛態勢を確立することによって、南西方面への日米イージス艦の兵力展開を確保することを提唱した。しかしながら、それでも、有事にA2/AD環境下における「制海権」を獲得・維持するとともに、南西方面でのミサイル防衛態勢を確立することは、容易ではないことは、数々の研究者も指摘しているところである。
このことは、北朝鮮からのミサイル防衛とA2/AD環境下におけるミサイル防衛が、単なる「2方向対処」という性格のものではなく、「2つのディメンション(特質、様相)の差異」であることを如実に物語っている。特にA2/AD環境下におけるミサイル防衛に関しては、質・量ともに急速に増大していく中国の弾道・巡航「ミサイル脅威」が、我が国の「ミサイル迎撃能力」を超える場合、それ自体が「抑止力」とはならない。したがって、それを補完する「抑止力」としての「打撃力」(自衛反撃能力)(※)を持つことについての議論から目を背けることはできない。
※ 現に、我が国がミサイル攻撃を受けた場合、国際法並びに我が国の憲法解釈(専守防衛の考え方等)の範囲内において自衛的に反撃する能力とその意思を持つことによる「拒否的抑止力」。所謂「防衛的先制攻撃」ではないことは、誤解のないようにしておきたい。
またそれは、我が国単独の問題ではなく、米国との情勢認識の共有のもと、日米RMC協力の中で、「打撃力」による抑止力の在り方についても真剣に考える必要がある。
そして、日米は、従来の「盾」と「矛」の分担にとどまらず、「盾と矛」の双方を適正に補完するという新たな次元に進むことを検討することになるかもしれない。それは、決して米国による「拡大抑止」の信頼性が揺らいでいるということではく、むしろ、「自由で開かれたインド太平洋」の達成のために、我が国が能動的・主体的にどのような役割(たとえば、これまでの受け身の姿勢から能動的な“Security Provider”となる等)を果たすべきかという、その安全保障戦略をもう一度問い直す時期に来ているということであろう。[9]
過去、日米防衛ガイドラインは、両国を取り巻く安全保障環境の変化に応じて、日米防衛協力の在り方を再定義してきた。[10]今後の更なる情勢変化の中、抑止力としての「盾と矛」の補完関係のあり方を見直すのであれば、日米防衛ガイドラインにおける再定義に取り組んでいく必要もあると考える。
CSBAのトシ・ヨシハラが警告するまでもなく、我が国を取り巻く情勢は「待ったなし」の情勢にあるのだ。
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BRDG シンポジウム&ワークショップ 「日々の暮らしの中で、演劇と。」

BRDGシンポジウム「日々の暮らしの中で、演劇と。」 日時:2018年10月20日(土)14:00~(受付開始 13:30) 託児はありませんが、お子様の同伴も可能です。
料金:一般・学生共1,000円(要予約)
シンポジウムのお申し込み: 予約フォームよりお申し込みください。
会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン (〒601-8006 京都市南区東九条東岩本町31)地図
アクセス JR京都駅・市営地下鉄京都駅八条口より、徒歩15分 市営地下鉄京都駅より、徒歩15分
【ゲスト】 イアン・セガッラ 梁説 やんそる 藤原 由香里 滋野 浩毅
*************
近年、教育や地域研究といった文化芸術以外の現場で、演劇的手法が取り入れられています。演劇は誰かの役を演じることで、別の視点から物事を考えることができ、観ることでも、今まで知ることのなかった人物や物語に出会えます。この演劇をもっと日々の暮らしの中に取り入れていくことは出来ないでしょうか?
私たちBRDG(ブリッジ/ビーアールディージー)は、今���1年をかけて、フィリピン教育演劇協会(PETA)の若手アーティストと、多文化理解をテーマとしたワークショップの共同開発を行っています。
本シンポジウムでは、PETAの演劇を使ったワークショップ、日本の演劇的手法を取り入れた授業、地域の歴史を伝える演劇について、活動されている方々の実例をそれぞれお伺いし、演劇の可能性について語り合います。
**************
<<プロフィール>>
イアン・セガッラ(Ian Segarra) PETA 俳優・演出家。フィリピン教育演劇協会(PETA)のアーティストティーチャー。2011年、俳優として Philstage Gawad Buhay で最優秀賞を受賞。2015 年には沖縄那覇で行われた国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわに参加するなどフィリピン国内外で幅広い活動を行っている。ファシリテーターとして学校、コミュニティ、地域において演劇ワークショップを実施している。フィリピン国立芸術高校講師。 梁説(やん・そる) 東九条マダン現実行委員長。マダンでは主にマダン劇づくりを担う。2010年に立命館大学先端総合学術研究科に社会人入学。東九条の民衆文化運動の動向についての研究を行うも、迷走の果て休学中。 藤原 由香里(ふじわら・ゆかり) 京丹後市出身。八幡市立美濃山小学校教諭。国語加配兼研究主任として「演劇的手法を活かした授業づくり」をテーマに校内研究に取り組んでいる。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修了(学校教育学修士)。
滋野浩毅 (しげの・ひろき) 京都産業大学現代社会学部教授。NPO法人きょうとNPOセンター理事、NPO法人音の風理事等。専門は文化政策、地域政策、まちづくり。最近の関心は地域における芸術文化環境のあり方・作り方。地域の伝統芸能や文化活動や近年取り組まれるようになった芸術文化活動等を対象に、実際に地域に入り、地域に人たちとの対話や協働しながら調査を行うことを通じて、文化がもたらす地域住民、地域社会の変容のメカニズムを解き明かしたり、地域の文化政策あり方について研究している。主な著書として『京都発NPO最善戦―共生と包摂の社会へ―』(京都新聞社、2018)、『京都の地域力の再生と協働の実践』(法律文化社、2013年)等(いずれも共著)。
BRDG(ブリッジ/ビーアールディージー) 山 口 惠 子 と 川 那 辺 香 乃 が 、そ れ ぞれ主体となり企画を生み出す 場として「BRDG���と名付け 2011年に立ち上げ。インタ ビューやフィールドワーク、参加 者とのワークショップをもとに演 劇 作 品 を 創 作 、ラ イ ブ ハ ウ ス・カ フ ェ・美 術 館・町 屋 な ど で 作 品 を 上演している。今年度は、フィリ ピン教育演劇協会(PETA)の 若 手 ア ー テ ィ ス ト と 、多 文 化 理 解をテーマとしたワークショッ プの共同開発を行っている。
* ゲスト変更のお知らせ* 当初ゲストとして予定していました久保田テツさんが、主催側の日程調整の不備によりご出席いただくことが難しくなりました。楽しみにしてくださっていた皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。そのため、京都産業大学教授の滋野浩毅先生にご参加いただくことになりました。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
【同時開催】
ワークショップ「わたしのブンカ」 (講師:イアン・セガッラ+BRDG) 10月14日(日)14:00-17:00 対象:小学生~高校生 参加費:無料 会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン フィリピンで実施した、「多文化」をテーマとしたワークショップ。ゲームをしたり、体を動かしながら、身のまわりの「多文化」について考えます。 演劇で遊ぼう!ワークショップ (講師:イアン・セガッラ) 10月21日(土)14:00-16:00 対象:小学生(主に低学年向け) 参加費:無料 会場:旧質美小学校(京都府船井郡京丹波町質美上野43) 体や頭をつかって、演劇で遊ぼう!遊びながら、新しい自分に出会ったり、友達の新しい一面を発見したり。自分の身近にあるたくさんの文化について学ぼう。
ワークショップの申し込み:
メールにて承ります。[email protected]に、タイトルを「ワークショップの申し込み」とし、本文にご希望のWS名、参加するお子さんのお名前、年齢、お電話番号、保護者の方のお名前をご記入いただきお送りください。こちらの返信を以って、予約完了とします。
主催・問い合わせ
BRDG(ブリッジ/ビーアールディージー) http://brdg-ing.tumblr.com/ メール [email protected]
共催:京都市 地域・多文化交流ネットワークサロン 助成:国際交流基金アジアセンター アジア・市民交流助成 京都府地域力再生事業(予定)
BRDGシンポジウムチラシ PDFデータ
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2019年・夏【往路】
【はじめに】
8月9日、仕事を片付けて帰宅。さて、明朝から旅に出るぞ!と、上機嫌に洗濯を回していると何やら・なぜか・何かがおかしい。アマゾンプライムで流していた「いろはに千鳥」の音が急に消えたのだ。アレ、アイフォンで流してるはずだけどな?そろっとアイフォンに目を遣ると画面は真っ暗、全く充電されていないのである。アラ、旅直前にして壊れちまった!これは困るなあ、とトチ狂ったようにガシャガシャ充電のケーブルを抜き差し。しばらく格闘し爽やかに汗を流した直後、気付く。愕然。もしかすると。ハア。ご名答である。普段、マックにぶっ刺したハブ経由でアイフォンを充電しているのだ。その通り。なんと「ひんし」だったのはアイフォンではなくマックの方だったのだ(通りでアイフォンまで電気が通らない)。さて、ド真夜中。ポケモンセンターなら24時間営業・無償かもしれんが、アップルストアは要予約、はてさて一体おいくら万円掛かるのかしら。どうあれ、マックをマサラタウン(実家)まで連れて行くのは取り止めだ。旅行先で細かい仕事を片付けるつもりだったのになあ。しかし、自宅に置いておくとはいえ旅から戻ってもマックが壊れたまんま、というのは色々とマズイ。ライトニングケーブルと闘い続けたボクサーは、明朝アップルストアに殴り込むべく改めて拳を高く掲げるのであった。余談だが、ポケモンセンターのお仕事って、とってもブラックではないだろうか。ずっとナースのネーチャンいるよなあ。兎にも角にも、明日はホワイトな林檎マークに向かい「めざせ!ポケモンセンター」すると決めて、私は軽やかに寝落ちしたのであった。
【1】
明朝。日付で言えば8月10日。フツーに寝坊した。11時半、めちゃくちゃ素敵なお昼時である。マックどうのこうの、の件で出発を遅らせたが、そもそも朝の出発は難しかったのではないか、いやはや。さて、9時過ぎ。早速アップルストアに問い合わせる。お姉さんの声・電子音ver.が流れた後、人間のお姉さんが対応する。「あの、マックがブチ壊れてしまって」(中略)「赤坂見附のビックカメラであれば本日受付可能です」。というわけで、「まずは湘南を目指して」「熱海をカメラに収めたい」はずの青春のひとり旅は、「まずはポケモンセンターを目指して」「赤坂のビックカメラに任せたい」を経由して始まることが確定。マック赤坂当選ならぬ、マック・赤坂見附・通せんぼである。
最寄りの中野駅発、中央線・丸ノ内線を乗り継いで赤坂見附へ。ビックカメラに到着するや否や、特筆すべき話題もなく私のマックはカウンターの奥へと引き取られ消えて行った。達者でな、というかお前壊れるタイミング考えろや、という本音ダダ漏れで見送った後、急に腹痛が。こちらのダダ漏れはヤバイ。一旦四ツ谷駅まで移動し、やけにオシャレなトイレへと駆け込んだ。ハイ。ここまでの文章を、電車を乗り継ぎ、だらだらと、最終的にはトイレでウ◯コしながら書いている。この上「性春18禁」などとタイトルを決めてしまったので最早ほとんどスカトロAVである。フツーに出発してフツーに終わると思っていたけれど、どうも私はいつでも地獄を突き進むらしい。こんな調子ではございますが、「性春18禁ひとり旅」開幕です。
【2】
四ツ谷で始まるとは思っていなかった「性春18禁ひとり旅」。元々1日目で京都まで行きたい!と思っていたけれど本日の残された時間を考えると中々に難しい。難しいならいっそ四ツ谷でめしを食ってしまうか!と思い切り、街へと飛び出した(「飛び出した」と言っても駅前の横断歩道を一本、二本渡っただけだが)。パッと目に入った店に入ろう、と決めてテキトーに歩いていると「アジア大衆料理」を謳う独特なカラーリングの看板を見付けた。冷静に考えると、「アジア料理」って何やねん。店の前にはベトナムと書いてある。ドアにはパッタイの写真。最早和食すらあるんちゃうか?という謎の店構え。ええやん、入ったるわ、と猛スピードで飛び込んだ。横断歩道を渡るのとはワケが違う。店に入ると気のイイ感じのオバチャンが「イラッシャーイ」とお出迎え。「アジア料理屋のオバチャン」って一体ナニジンやねん、というツッコミは色々とアレなので避けておき、颯爽と席へ着く。一人も客おらんがな。オバチャン大丈夫かいな。メニューをパッと開いて目に入ったのはパッタイ(タイ風やきそば)だった。どうやらイチオシらしくデカデカと載っているのだ(キャッチコピー付き)。なるほどタイ人の方なのね、とアジアンオバチャンを呼ぼうとしたその時。オバチャンが客入っとんのに華麗にYouTubeをみているではないか。「オイ注文やで」と声を掛け「コレくださいな」とオーダーするその間、私はタイ風焼きそばのことなど一寸と考えていない。オバチャンが何を視聴しているのかが気に掛かって仕方ないのだ。目を細めて画面をみる。みえないので姿勢を変える。おっ、みえた。アレ?並んでんの漢字だな。ん?コレ中国版「朝まで生テレビ!」的なヤツじゃね?うむ、どうやらオバちゃんは中国の方らしい。しかし中華料理はメニューに並んでおらず、「エスニック」と括られる系の異国の料理の写真ばかりが載っている。一体全体彼女はどういうルーツの方なのよ、と小さな飲食店で「坩堝」的な何かすら感じてしまっている。
【3】
色々な生き方があるもんだね、と妙に感心して間もなく気付く。アレ、この店厨房ないやんけ!ぐるぐる店の中を見回しても、ない。暫くぎょろぎょろと周りを眺めているとアジアンオバチャンが、私が口を開くまでもなく質問事項を読み取り、「リョウリハ、ウエヨ」と先回りして教えてくれた。二階で料理しとんのかいな。わざ��ざ持って降りるんかいな?と思ったその時。ウィーン。リフトである。こういうタイプの店でリフト採用しとんのかいな。高架下と駅二階両方に入り口あるタイプのマクドナルドかい。
色々とツッコミどころのある店だったが、こういう類のぐちゃぐちゃ感はなぜか憎めない。遂にオバチャンはYouTubeをみながらめしを食い始めた。ぜんぶ許しましょう。もう暫く滞在したい気持ちもあったが、せめて今日中に熱海までは出てしまいたいのである。金を支払い出発する直前、オバチャンが話し掛けてきた。「ナツハ、オヤスミカイ」「あい、休みでこれから旅しますねん」。そう伝えると急にオバチャンが奥からゴソゴソと箱ティッシュを取り出した。旅にティッシュ?旅人を見送る中国特有の伝統か?ワケもわからずティッシュを引き出す私。困惑する私に、オバチャンが「ハナミズ」と。私が鼻水垂らしてるだけかいな。気付かんかったわ。どんなタイミングでティッシュ差し出しとんねん。ありがとう。
やることなすこと一つとして納得できない店だったが、妙に愛らしく思えてしまう。今回の旅はこんな素朴な出会いから始まった。いや、まだ始まってないのか。ちなみにマクドナルド四ツ谷店のパッタイは大変すこぶるビミョーであった。
【4】
「青春18きっぷ」には、「四ツ谷」と判子が押されている。さて、まずは新宿へ。湘南新宿ラインと東海道本線を乗り継ぎ熱海を目指すのだ。そう言えばフツーに「性春18禁ひとり旅」なんて言っているが、これって一体なんぞやと。ハイ、私の故郷は東京より西に下ったその先の、鳥取という地にありまして。そちらを終点と定めて夏・冬に鈍行ひとり旅(帰省)を決行しているのでございます。この度も御多分に洩れず東京は四ツ谷を始点(図らずも)として旅が始まろうとしているのでした。「性春18禁」に深い意味・意図はございませんので悪しからず。
さて、熱海に着いた後間に合えば名古屋まで走りたいところだが、はてさてどうするか迷いどころ。ビミョーなパッタイを濃い味・名古屋めしで搔き消したいのだが、そもそも電車の本数があるかないか次第なのである。一旦流れに身を任せ。
ひとり旅漸くスタート!と言ってもぶっちゃけ電車の中は暇。今回はマックがブチ壊れてしまったので、車内で映画みる・ゲームするなんてことも難しい。もうホント、やることがない。画面真っ暗のせいで、お先真っ暗である。
代わりにいくらか本棚から摘んだエッセイを持ち込んだ。この辺りを読み込んで時間を潰したが、暫くして飽きた。コーヒーを飲んだ。お茶を買い忘れた。もうそろそろ熱海に着く。名古屋まで行きたいな、などとぼやいていたが辿り着くにはやっぱり時間が足りないらしい。というワケで、本日の終着点を浜松と定めた。その前に、どうあれ熱海で2時間ほど休むことにしたのである。
【5】
間もなくして熱海に到着した。大して歩いてもいないのに、身体が痛い。さてこ���地では何が起こるか。地獄へGOしてしまう性分の私に何が待ち受けているか。地獄巡りとは、本来そんな意味ではないのだが。温泉だよなあ、温泉。温泉?いや、やっぱり熱海に来たからには海なのか?海に臨まねば。テキトーに歩いている内に、目的地は海へと変わっていた。しかし土地勘のない私はひたすらに歩き回る。テキトーに辿り着けない立地ではないはずだ。潮風の方へ(グーグルマップを見ろよ)。
暫くして海に到着した。しかし、防音壁なのか何なのか、真っ白の壁に覆われているではないか。壁の向こうに海があるのに見えない状況。思い付いたのは超古典的「高台」作戦である。シンプルに高い所から見下ろせばいいのでは?と、目に入った「何に繋がるのかワカラナイ階段」を登った(今思えばアレ、廃病院とかだったんちゃうか)。まあ良き夜景の広がること。スゲー!と言いたいものだが、流石に熱海じゃ街の光量が足りず、海は真っ暗、街明かりもまあまあ許せる程度といった感じである。この弱さ・儚さがイイんだよな、と私はにやけているが、私の周りにいたお兄さんお姉さん方はこの夜景をどう思っているのかしら。隣りのニーチャン・ネーチャンは海を見ながらラーメンの話をしていた。
【6】
海を見たら満足した。やけに満足してしまった。折角来たのに熱海は終わりかなあ。しかし、海だけで終わらせるのはどうにも勿体ない。時間もあるのでフラフラと散策した後、軽食を摂ることにした。道中、坂を登ったり階段を走ったり。熱海特有・街の高低差に体力を奪われながら、昭和の香り漂うスナック喫茶「くろんぼ」へと辿り着いたのである。
渋さと可愛らしさを兼ね備えた看板を眺めつつ階段を降りていくと、「よくある喫茶」と「よくあるスナック」が融合した憩いの空間が広がっていた(当たりだ!)。出迎えてくれたのはアジアンオバチャンとは異なるタイプのお淑やか・オバチャンだった。このオバチャンも看板・内装に負けず劣らず渋&キュートを極めている。席に着いて思わず「フーッ」と息を吐いた私に、「旅です?」と投げ掛ける渋キュー。「ええ、東京から来てんス」と返すとその後は特に何を語ることもなく、一人微笑んでいた。
ザ・日本食、花柄の皿に盛られたカレーライスと緩く冷えたアイスコーヒーをいただく。渋キューさんに向けて道中について話そうと試みたが、ぶっちゃけ道中であったことなど何もなかった(マックが壊れた、パッタイがビミョーだったなどは決して旅の話ではない)。ふと我に返る。そっか、まだ旅してないんだなコレ。そう思い始めると少し笑ける。目的も持たず、観光���を巡らず、ただ歩く。一般的に言えばコレは旅ではないのかもしれん、と思うと笑けてきた。どうせフツーに旅などできないのだ、もうこの砕けた旅を続けるのも一つアリではないか。そんなことをぼうっと考えている内に、緩く冷えたコーヒーは放ったらかしすぎて半分水になっていた。
また来ますねえ、と目処の立たない口約束を交わして喫茶「くろんぼ」を後にする。てくてくと熱海駅に戻る道中にホンモノのマクドナルドを発見した(パッタイはない)。立ち寄らねば。決してハンバーガーを食べたいわけではない。充電がないのだ。先程コーヒーを飲んだところなので、またコーヒーを頼むのと胃が破れる。紙パックのミルクをオーダーし、暫し場を繋いだ。結局充電は10%ほどしか溜まらず、胃の中の水分だけが増えたのだった。
【7】
さて。電車は走る。お次は沼津へ向かうのだ。時刻は22時。現在静岡。近くで花火大会があったのだろうか、電車の中は浴衣を纏った中高生やマイルドヤンキーたち(見た目の話)で溢れている。マイルドヤンキーといえば、いつの時代もその類の人々は見た目で何となしに分かってしまうものだが、随分私のガキの頃とはルールなのか、流行りなのか色々と変わっているらしい。昔はキティちゃんのサンダルにプーマのジャージを着た輩風のニーチャン・ネーチャンがなんかイケてる扱いをされていた。当然私は、といえば冴えないフツーの子だったために(エッヘン)。そんな文化に染まることなくコンバースのスニーカーを履いていたのだった。
充電の溜まらなかったアイフォンを触っていては後々困るからと、手持ちの本を読み進める。しかし一度読んだ本。流石に早々飽きが来る。満員電車内で座ることもできず、いつの間にか旅が面倒臭くなっている自分がいる。誰が決めたんだ、ああ。お前がやる言うたからやんけ、と自身を奮い立たせるべく、ウコンの力スーパーを激しく一気飲みした。効果は未知数(何もない)。旅に対するだらけた気持ちが芽生えた頃、取り敢えず身体だけでも沼津へと到着した。さて、ここから静岡・浜松と移動して今日の旅はお終いなのだ。後一踏ん張り、飽きずに頑張って欲しいものである。ぜひ良ければ心も、追い付いていただきたい。
【8】
浜松に到着、日付変わって8月11日0時26分。青春18きっぷに2つ目のスタンプが押された。この時期はやっぱり18きっぷで旅する人々が多いらしい。改札にスイカを翳して(あるいはイコカなのか)、すっと抜けて行く人々の横、駅員さんによる目視での確認を待つ行列が伸びていた(青春18きっぷはJR一日中乗り放題の権利を、なんと5日分も手に入れられるという魔法の切符なのである。使い方は簡単。1枚の切符に例えば「8月10日」のスタンプが押されれば、後はそのスタンプを駅員さんに見せることでどこへでも行けてしまうのである)。もちろん私も青春18きっぷを確認していただくべく、その行列に追随する。おや、私の前のオッチャンが何やら揉めているのだ。どうやら、8月10日中に浜松に到着したかったのに乗り換え等々失敗してしまったらしい。繰り返すが、日付変わって8月11日0時26分。たったの26分過ぎたことで、青春18きっぷには次の日のスタンプを押されてしまうのだ(私の場合は明日もどうせJR乗り回すからスタンプ押されてもオッケーなのだ。どうもこのオッチャンは翌日JRを乗り回す予定がなかったらしい。すると1日分の切符が無駄になってしまうんだね)。どうもこの仕組みに納得できず、ギャーギャーごねていたのだ。遂には話を捻じ曲げて、「電車が遅延したんだ!」と言い出す始末。スタンプ押さずに通せ!と。おお、駅員さんも大変やね、という気持ち半分。早くしてくれ、という気持ち半分以上(足して100%越えているのは悪しからず)。しかし強面の駅員さんは、青春18切符にそんなルールはねえんだ、とハードボイルド対応で眉間に銃を突き立てていた(嘘ですよ)。結局たったの26分にスタンプ1個を捺印され、オッチャンは儚くも浜松の地に散っていった。次に並んでいた私もスタンプを1個押されてしまう。ま、先述の通り、私は明日も旅をするので全く関係ないのだけれども。
さて、浜松に着いたはいいが、ここから何をするということもあるまい。お宿を探すのだ。残り数%しかないアイフォンでグーグルマップ。近くのカラオケを探し出す。北口に「まねきねこ」があったので今夜はここで歌い叫びながら一泊することにした。烏龍茶を注いで、14号室へ。よし、折角歌える宿に来たのだ。何か歌ってから寝よう、と何も考えなくても歌える、くるりやら何やら数曲を予約した。「ロックンロール」を歌っていると、途中金髪のニーチャンが間違えて入って来た(天国のドアを叩いている途中に地獄のドアを開くなよ)。歌い疲れて靴を脱ぐ、靴下を脱ぐ。ソファの上に横になる。グー。就寝前、タオルで身体を拭き、Tシャツを着替えたが、本当は流石に一風呂浴びたかった。明日は米原経由で京都に向かう。京都に着いたらサウナに行こう。梅湯に行こう。
【9】
アラームが鳴る。5時40分。さて、3時間ほど寝れたので旅を再開する。浜松駅から米原までは直通で2時間半。寝ようと思ったがどうも寝付けず、じゃあ本でも読むか、と読み始めて間もなく眠気が襲った。ふと目が覚めた時には既に米原。車内の人々が乗り換え時の席の奪い合いのためか、ほとんど競走馬然としている。ここが勝負だからな、とハイテンションに語るジーチャンはいざドアが開くと若者たちにガンガン抜かれていった。京都駅まで1時間。米原まで散々寝た私は、まあ座れんでもええか、くらいに考えてい���のでこの熱気に共感できなかったが、案の定座れなかったジーチャンは、悔しそうに、クソ、クソ、などと申していたのが逆に笑けてしまった(言葉、ママではない)。とはいえ、ジーチャンなのですから誰か譲ってあげてもいい気がするが。
座れなかった、もとい座らなかった私は、本を読んだりアイフォンを突っついたりして時間を潰す。すると、急にオッサンがマスターベーションに興じている動画がエアドロップで送り付けられてきた。ははん、最近巷で噂のエアドロップ痴漢ってヤツだな、と若干興奮を覚えながらも充電食いそうだったので拒否しておいた。スマンな、オッサンのチ◯コ。躍動感ある下腹部の様子はサムネイルのみ拝見させていただいた。
そんなこんなで松沢呉一を読み耽り1時間を費やす。
【10】
いよいよ古都・京都府へと馳せ参じたのだった。駅構内を進んでいると、ぽてっと落ちている免許証を発見。改札出るついでに渡しておいた。これは割とどうでもよい話。
まだまだ発育している途中、伸び続けていると噂の京都タワー(嘘です)。デカブツを横目に東へと、北へと進み目指すは「サウナの梅湯」である。「性春18禁ひとり旅」の際、毎回立ち寄る素朴な銭湯。その名の通り、レトロな浴槽並ぶ向こうにサウナが併設されているのだ。カラオケで一夜を過ごした私は、汗ばんだ身体を癒すべく、この古びた湯屋の暖簾をくぐるのであった。
至福の瞬間である。汗を流して、湯に浸かる。壁面にはスタッフが手作りで仕上げた新聞が並んでいた。他に眺める物もないので、手書きの文字をじーっと追う。「京都に住んでいたわけではない、大学に入ってはじめてこの土地に来たのだ」という女子学生の手記。暫く読んで、「最近くるりの“京都の大学生”を聴く」、と続く。わかっているねえ。京都の大学生、心に来はったわ。
サウナと水風呂を繰り返し、腕時計(防水)に目を遣る。そろそろか。実はこの無計画の旅にも多少の計画が成されておりまして。なんと、同期のイラストレーター・もちがわが、丁度京都にて個展を開いているのであった。折角なら酌み交わそうと、電車乗り換え・梅湯の隙間に時間を作り、フラフラ新京極へと向かう。
【11】
五条から四条。地下鉄で走り新京極に降り立つ。「この店で昼呑みをしたい」と事前にもちがわから提案されていた酒屋(定食屋?)があった。「京極スタンド」である。12時開店に合わせて行ったのだが既に行列が続いている。早めに向かって正解だった。ちなみにスタンドへ向かう途中に、有名な判子屋さんで「ターバン男」という名の判子を買った。これもそこそこどうでもよい話。
中は素朴。「イイ意味で」小汚い単なる定食屋である。昼呑み目的で来ていることは店員・顧客ともに同意の上なのか、席に着くや否や酒のオーダーについて声を掛けられる。大瓶とグラス2つ、暫くしてポテサラ・ハモ天・冷やしトマト・うにくらげ・ホルモン焼き・ハムカツという奇跡の役満オーダーを叩き出した。いつも東京で呑んだくれている二人が敢えて京都の地でアルコールを摂取する。
「昔から京都にちらほら来てたんよねえ」「そうそう」同期・もちがわのこれまで、などというと大袈裟か、どうか。そんな類の話を聞いた。いつも会っている同期のはずが、場所と食事を変えればまた違う。そして、どう話しても、どう黙っても塩山椒の乗るハモ天は旨い(旨いなあ、と思いつつ最後の一切れをもちがわに譲った私はとてもエライのである)。ホルモン焼きはこれまでか!という量のガーリックにまみれていた。うにくらげも、クセなく絶品。
【12】
ごちそうさんでした、と出口へ。そろばんでのお会計。丁度よい程度に酔いが回った。地下鉄が来ちまうから一旦四条駅近くまで移動しよう、と炎天下のアーケードを闊歩する。東京のカラっとした熱気とは異なる、じんわりと体力を奪う熱、夏。会話も、あっちいなあ、あっちいなあ、ばかり。途中、言うても次の列車まで時間あるよなあ、ということでパッと目に入った喫茶に入った。夏バテ予防に、普段頼まないトマトジュースを注文し、飲み干す。程良い酸味が頭をしゃっきりさせる。書き忘れていたが、京極スタンドに入店する直前に八つ橋を買った。東京からの帰省なのだから、実家で待つ家族たちは東京土産を待っているだろう。依然無視して土産は京都の生八つ橋である。正直有り難みはない(地元鳥取は言うても関西が近いので、八つ橋くらい簡単に入手できてしまうのである)。でも旨いよなあ、ニッキの八つ橋。色もイイよなあ。
さて、「めざせ!ポケモンセンター」から始まったこの旅も終盤に差し掛かっている。マサラタウン(実家)に戻るため、改札前、もちがわに見送られつつ私はエンジュシティ(京都)を旅立つのであった(というと、そもそもマサラタウンのモデルは静岡県だったはずだ。マサラタウンに向かう、というのは、はてさて「カラオケ「まねきねこ」まで戻るという意味に捉えられるのではないか。いえ、それはご勘弁願いたい)。
京都から姫路、姫路から上郡。上郡からは智頭急行に乗り換える。JRではないため、上郡から鳥取までは青春18きっぷが使えない。とはいえ、1200円のフリー切符で移動できてしまうのだから、お安いもんである。今回タイミングが合わなかったのか、上郡から鳥取まで直通で移動できる列車に乗れなかった。一旦「大原行き」に乗り込んで降車。大原から鳥取まで向かう列車を待つ。その間、何となしに待合室にあったご当地鉄道ピンズガチャガチャを回す。「スーパーはくと」が当たった。ちょっとカワイイ。
【13】
最後の列車に乗り込んだ。流石にもう何もない。後はこの列車に乗っていれば故郷、鳥取に辿り着くのだ。寝るか。ちょっと本読むか。旅の終わりをどう過ごすか考えていた、その最中。ボックス席に一人で座っている私に、一人のオバチャンが近付いてきた。私の向かいの席にドーン!と何かを投げ付ける。からあげクンである。「これ、ローソンに売っててん」。うん、からあげクンはローソンに売ってるだろね。「食べ物に悪魔ってネーミングしてんねん!(ガチギレ)」。おう、めっちゃキレてんな。その後暫く黙っていたが、車内の全員に向けて演説を始めたのだ。「コンビニは変なものを売っている!日本を取り戻せ!」といった趣旨のお話である。添加物がどうのこうの!この話をSNSで拡散しろ!だの色々とまくし立てている(正直笑い話に昇華してよいのか甚だ絶妙なラインである)。散々お言葉を述べられたオバチャンは結局、再び私の元へ来て、からあげクンを回収した(くれないのかよ)。その後、なぜか裸足で大量のおかきを食べ漁っていたのである(おかきはいいんだね)。しかし、他にも乗客がいた中でなぜ私が「からあげクン事件」のターゲットになってしまったのか。そして、なぜコンビニ嫌い・悪魔ネーミング嫌いのオバチャンは、このからあげクンを購入し売り上げに貢献してしまったのか。平和に終わると思われた私の旅は幾多の謎を残したまんま、やっぱり地獄に終わってしまうのだった。食べ物に対する意見は様々だろうが、公共の場を荒らすのはなるたけご勘弁いただきたい。ここまで書いて、今度はオバチャンから「スパイシーひまわりの種」が飛んで来た。はてさて。他の人を当たってくれ。
【おわりに】
途中、列車に乗っているだけの時間が続き張り合いのない文章になってしまうなあと思っていたところに、最高に悪魔風でスパイシーな話題が飛び込んだのだった。事故である。それはさておき、知らない間に故郷へ着いてしまった。
さて、「おわりに」という形で〆にしようとしているが、どうせ実家に滞在している間もたくさんの地獄に出会うのであろう。ちょこちょことメモして残しておくとする。さて、長々と書きましたが一旦この辺で終わります。
一体何のために書いたのか。実はこの性春18禁ひとり旅、実に3回目なのである。毎度それぞれドラマが生まれるので文章で記録したら面白そうだなと。本当にそれだけの気持ちで始めたものだったのだが、多少は笑けるエピソードが生まれたのではなかろうか(やけにオバチャン多めだったのはなぜだろうか)。ぜひぜひ、復路もご期待いただきたいのである。こんな形で「往路」編、終わります。再び地獄で会いましょう。
フチダフチコ
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●ヲシテ = ホツマツタヱ + ミカサフミ + フトマニ
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●ヲシテ = ホツマツタヱ + ミカサフミ + フトマニ 神代文字は数沢山書いて来た。 アカシックレコード 久しぶりに見た名前だった。 数冊しか読んでないけど印象がきついものであった。 自分の住んでいる目の周囲のあらゆる所やあらゆる物に潜んでいる。 生物の体の構成要素と一緒で土の中や空気の中に存在しても簡単には触れないし 簡単に取り出すことも出来無い。 キット キリストが1杯のブドー酒と一切のパンからその場に居たものの総てに 魔法のように変換して与えた。 選ばされた人のみが手にして使えるもの。 昔 そんな事を思い出した。 私も選んで欲しいと願望した時期もあった。 遙か夢の中の思いだった。 現実の科学力では絶対に出くわさない。 ★ヲシテ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヲシテ ヲシテ(をして)は、ホツマツタヱ、ミカサフミ、フトマニで用いられているやまとことばを記す日本の文字。 ★ヲシテ文献 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヲシテ文献 ヲシテ文献(ヲシテぶんけん)は、ヲシテで記述された五七調の長歌体の古文書である。ヲシテ文献のことが「ヲシテ」と表現されることもある。 ★日本ヲシテ研究所 http://woshite.com/page1.html ★縄文文字 ヲシテ を 復活!: 2010年1月 http://wosi.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-c0e5.html 2010/01/20 『古事記』の世界、とは、成り立ちが変わってくる「ヲシテ文献」の世界。 新作の日本歌曲も、たくさん作りたいです。 のちのちに、必要になると思うからです。 ・ ヲシテ文献で明らかになった、「日本」本来の清らかで明るい世界観を、 日本歌曲に纏(まと)めようとしましたら。 歌詞は、わたくし作としましても、 作曲は、専門の方にお願いせねばなりません。 歌は、また、専門の方でないと、うまく行きません。 先般に、『ホツマ縄文日本のたから』で、吹き込んで頂きました、 岡田征士郎さんの他のCDを聞いていまして、 きょうは、感涙にむせびちゃいました。 いい声ですね。 ★ヲシテ文献からの「国学」の再構築を為すべきこと。ヲシテ文字から ... http://wosi.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-62ce.html 2010/03/30 我が国の「日本」には、独自の文字がなかったと、 言われておりましたが、この、常識は間違いであった事が、 ヲシテ文字・ヲシテ文献の再発見によって、明白になりました。 日本語のソモソモの源流の「やまと ことば」は、ヲシテ文字の字形の イメージから構築がおこなわれていたことは、 『よみがえる日本語』でおおやけに広く公表しました。 ヲシテ文献による「本当の国学」を興す必要が出てきているわけです。 ★仮名使いの事。 ヲシテ時代から、漢字国字化時代への混乱の事。「yi」「ye」の事。 http://wosi.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-f8b9.html 2012/03/14 漢字国字化時代では正式文字は「漢字」でして、真名(真字)と呼んで、 仮名は格落ちに扱われていました。それで、仮名使いなんかには正確さを 期待もされないような状況でした。 とはいえ、和歌の筆記では仮名使いの表記法が切実でしたから、 藤原定家は「定家仮名遣(つか)い」を残しました。 「を お え ゑ へ い ゐ ひ」 の使い分けのルールでした。 当時、音韻の事、一般に用いられてたのは「いろは歌」です。 「いろはにほへと… 」音図表ではなくて丸暗記モノでした。 ★池田満 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/池田満 池田 満(いけだ みつる、1955年 - )は、ヲシテ文献の研究家。 漢字以前の時代にさかのぼる、国語と歴史の研究家。 国学のヲシテ文献による再構築を目指している人物。 ★ヲシテ文献のおおよその全体的把握のこと。 直訳偽書族「秀真伝(しゅうしんでん)」の名称につきまして。 http://wosi.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-118e.html 2012/01/07 あんまりにも、安直な、安易な、おちょろけな、そんな人達が… 、 それが、 本当に困りものです。 モノ申すと言って、本名も明かさないでは何をかいわんや? です。 ・ ヲシテの文字も読めないのに、「ホツマ」を訳すのだ! と。 え? ? 何を? 訳すの? ? ?? 字も読めないのに? うすぎたないと、言うべきでしょうかね、 そんな人たちは。直訳偽書の上なぞりをやるわけですね。 益々輪をかけてひどくなる。 国籍不明・時代溶融で妖怪性の際立ちです。 そんな低レベルのゴチャゴチャの事に対しまして、どのように対処しますれば良いのか? 苦しむ事、千尋のことで御座います。 ★びーちぇの「ヲシテのクニ」 http://julian.way-nifty.com/ 発見された 日本の輝ける古代史! ヲシテのクニへ ようこそ. 2011/12/25 英語のヲシテ研究サイト "WOSHITE WORLD" http://julian.way-nifty.com/woshite/2016/03/post-806f.html ★ホツマツタエ/ほつまつたゑ/秀真伝 解読ガイド https://gejirin.com/ 徹底解説 ホツマツタヱ講座 古事記や日本書紀の原典と言われるホツマツタヱの全40章を、詳細に丁寧に解説します。単に現代語に訳すことにとどまらず、登場人物や語句の説明、現代とは 異なる意味の言葉についても解説。さらには神社の伝承とホツマツタヱの記事の関係などについても説明します。ベテランの方はもちろん、初めての人にもわかるように配慮しています。これを読んで古代日本の美しい思想や文化に触れてください。古事記や日本書紀では決して得られない感動がホツマツタヱにはあります。 ほつまつたゑ 解読ガイド ■序 ほつまつたゑおのふ 【ほつま伝えを展ぶ】 ■天の巻 ■地の巻 ■人の巻 ★【ヲシテ文献】漢字渡来前の日本を探る【ch桜】6-1 2009/08/01 https://youtu.be/Dm8zldpBVDU ◎ヲシテ文献の世界へようこそ - 池田満の案内 http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/ ◎びーちぇの「ヲシテのクニ」 - 発見された日本の輝ける古代史 http://julian.way-nifty.com/woshite/ ◎縄文文字ヲシテ「手習い帳」 - 縄文文字のエキスパートに http://julian.way-nifty.com/nwk_woshite/2006/04/post_42ba.html ◎真名の日本巡礼 http://blog.goo.ne.jp/manasanda/ ◎タマのネコヱを聴く http://gwyn.blog83.fc2.com/ ◎縄文文字ヲシテを復活 - 縄文哲学に取り組�� http://wosi.cocolog-nifty.com/ ◎ヲシテ文献研究室 - 研究者の集い http://woshite.com/page1.html ◎チャンネル桜 http://www.ch-sakura.jp/ ★アワの歌 - yukikoの小窓 2019/04/20 https://yukikomado.com/2019/04/20/%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%81%AE%E6%AD%8C/ アワの歌とは何か? 縦に長い日本には、北から南まで、色々な方言がありますよね。古代の日本は、その方言よりも、もっと異なる発音の言葉が様々に使われていたと推測されます。 一つの国として、皆が団結し、天照大神の言葉を全国に伝える為には、公用語がなくてはなりません。ヲシテ文字はその為に作られました。そしてそれを皆に広める為に、歌にしたのがアワ歌です。 アワ歌は、ヲシテ文字を前半(陽の音)と後半(陰の音)に分け、5・7・5・7、5・7・5・7と読んでいきます。 ★ウォシテ・ヲシテ 漢字渡来以前の日本の縄文文字『ヲシテ』 https://blog.goo.ne.jp/s6990714726/e/23f56d3331910c18a035014d97ce5347 2014/08/01 ウォシテ・ヲシテ○漢字渡来以前の日本の縄文��字『ヲシテ』 ◇ヲシテ(ホツマツタヱミカサフミフトマニ)神代文字 http://amba.to/H2cBv6 ◇本当の国学のヲシテ文献の世界を http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/ ◇日本女性の会 そよ風 ヲシテ文献 http://www.soyokaze2009.com/ ◇ヲシテ : ヲシテ1年生 http://is.gd/YF7C4v ★アワのうた - ホツマツタエ http://www.hotsuma.gr.jp/awanouta.html 「アワのうた」の誕生 天神6代目のオモタル(男神)とカシコネ(女神)の時に、 両神(ふたかみ)は全国を巡って農業開発に努力しました。 民の糧も豊かに、政事も行き届いた平和な国です。 残念ながら世嗣子に恵まれず、死後国は再び乱れ無秩序な状態になっていました。 そんな時、高天原(たかまがはら)から指名を受けた、タカヒト君(きみ)と イサコ姫はツクバのイサ宮で愛でたく結婚され、イサナギとイサナミとして 即位し7代目の皇位を継承します。 両神は先ず、葦原中国(アシハラナカクニ・滋賀)で、天神から引き継いだ 矛(ほこ)をシンボルに生産力の落ちた農業を復活させます。 同時に、国民の言葉が大層なまってお互い通じなくなったのを心配し 正そうとされます。 男神・女神は声を合わせ、カダガキ(楽器)をかき鳴らしながら、 上 二十四音をイサナギが歌い、 下 二十四音をイサナミが歌って音声の標準化を図り、 農業普及と共に国の再建をしていきました。 ★ホツマツタヱ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ホツマツタヱ 『ホツマツタヱ』(ほつまつたゑ)は、ヲシテによって五七調の長歌体で記され、全40アヤ(章)で構成された古文書である。 ★ホツマツタエ 目次 http://www.hotsuma.gr.jp/ ★ホツマツタヱ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ホツマツタヱ ★ミカサフミ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ミカサフミ 『ミカサフミ』(漢字表記は三笠山紀)は、『ホツマツタヱ』と同様の ヲシテ(神代文字のひとつとされる)を使い五七調の長歌体で記され、全64アヤ(章)で 記述された日本の古文書である。 ★フトマニ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フトマニ 『ホツマツタヱ』『ミカサフミ』が「歴史書」であるのに対し、『フトマニ』は占術と関係の深い歌集である。 ★和仁估(わにこ)安聡本『ホツマツタヱ』(新人物往来社、平成5年)の解説 ヲシテ文献の『フトマニ』『ミカサフミ』『ホツマツタヱ』の写本のうち、 最も古い部類に属しての現存の完写本を残してくれたのは和仁估安聡(井保勇之進、和仁估容聡)さんです。 『フトマニ』も『ミカサフミ』も安聡さんの活躍無くしては、今に残る事も出来なかったことを思います。 もっとも、祖本になる和仁估安聡の写本の影印版の『和仁估安聡本 ホツマツタヱ』 ★みかさふみ/ミカサフミ/三笠文 起尽四道の文 https://gejirin.com/mikasa01.html 2015/07/11 - カタチトツトメ かたちとつとめ 形と努め 起 盛 ミチトミト ヨツノヲシエモ みちとみと よつのをしえも 満ちと実と 四つの教えも 尽 ... キツノナオ ヲシエノハツト きつのなお をしえのはつと 東西の名を 教えの初と [起尽] ナスユエハ イマワレウメル なす ... ★ミカサフミ(7) 嘗事(ナメコト)のアヤ http://www21.tok2.com/home/hawaii/mikasafumi_7/mikasa_7-1.htm なめこと : 年中行事のこと つきすみ : 九州 しがのみこと : 九州北部を支配 「ゑと」の神 : 「ゑ」が兄、「と」は弟 ひう : 一陽(一つの暖かい陽) (少し暖かくなることを意味する) かぢ : 太陽の道、赤道 ★フトマニ図 - ホツマツタエ http://www.hotsuma.gr.jp/futomani.html フトマニ図. トヨケ神(伊勢外宮祭神)が初めてイサナギとイサナミの両神(フタカミ)に天上モトモトアケ(元元明)のサゴクシロ宮に坐す四十九(ヨソコ)神の座席図を五十一文字で表わし授けた。 後にアマテル神(伊勢内宮祭神)は、このフトマニ図で吉凶を占おうと考え自ら編集長となり、八百万(ヤオヨロズ)の神に命じ万葉の情を歌に作らせて添削し、その中から百二十八歌を選んで大占(フトマニ)の紀(フミ)を著して占いの元とした。 ★言霊とフトマニ - 日之本研究ホームページ - FC2 http://spiralhinomoto.web.fc2.com/sinto/kototama.html 言霊(ことだま)について 聖書に曰く「初めに言葉あり、言は神と共にあり、言は神なりき」この冒頭の 文は興味深く、太古の人々が異口同音に「言葉=神」と考え、仮名の一音一音にそれぞれの神が宿ると考えていた思想と、近い物があると思えます。 しかし、普通我々が『言霊』に関しての一般的な概念として、「悪い言を言えば悪くなって行き、良い事を言えば良くなって行く」と、大よそこういった認識 ではないかと思います(決して間違っているとは思いませんが) しかし聖書にこういった記述がある為か分かりませんが、西洋のスピリチュアリズムの世界にも若干ながら、似た記述が見受けられます。 ★フトマニ図(宇宙の創造とその構造) | デイリー ルーツファインダー https://plaza.rakuten.co.jp/ommanipadmehum/diary/200512050001/ 2005/12/05 「わたしにはモトアケ(フトマニ)の図が宇宙創造をあらわしているように見えるのです。・・・ ホツマツタエの宇宙創造の部分を教えていただけないでしょうか? あの図は今年の5月に最初に見たときから惹かれていて、なんだかすごい図だと思っています。December, 03, 2005 at 09:07:52」(ようこさん) ★フトマニ【太占・太兆】 https://gejirin.com/src/Hu/futomani.html 太兆。太占。 フトマニとは「すべてを映すもの」という意味で、本来はサコクシロに坐す元明けの四十九神(四十八音)を指す。日本語の「四十八音」は別名を「アワノカミ(陽陰の神)」ともいう。 よってフトマニは万象の根源である「陽陰」、また「言葉・言霊・語呂」と同義と見て良いと思われる。 ★開運言霊占い|古代文字ヒーリング解説ページ(ヲシテ文字、ホツマ文字) https://san-sen.com/archives/11476 2019.02.08 もくじ 古代文字ヒーリングとは 宇宙の法則が凝縮されたフトマニ、フトマニ図、太占 フトマニが引き寄せる自己実現(夢を叶える)4ステップ フトマニ文字と文明 フトマニの主な使用方法 アワウタで五臓六腑を整える ウツホ(空)カセ(風)ホ(火)ミツ(水)ハニ(土)を司る四十八音の言霊パワー 五大母音のパワーで自然神と共鳴! 順天宇宙律と共鳴する「アオウエイ祝詞」 玄胎結成(げんたいけっせい)こそ言霊の本質! 禊の言霊~動画~神道では邪気を排出する行為を禊(みそぎ)と言います 神代文字でDNAスイッチオン まずはここから!①古代ヲシテ文字によるヒーリング入門 心を込めて唱える言葉=言霊!②古代文字フトマニヒーリング基礎 症状検索の裏ワザ 天地開闢の言霊「アウワ」 ア(天) 形而上々、高次の波動【自ら考え行動する力が高まる】 ��(結) 形而上、霊障に効果的【精神力が湧き上がる】 ワ(地) 形而下【大自然と一つになる】
★昇龍・降龍の鳥居 http://www9.plala.or.jp/sinsi/07sinsi/fukuda/ryu/ryu-6.html 鳥居の龍は神域を守護する目的を持ち、山門の仁王像や獅子、狛犬と同様である。 昇龍・降龍は、「上求菩提、下化衆生」という仏教の教義を意味するとされる。 昇龍・降龍の鳥居. 鳥居は、神社の象徴であり、門の一種として神域と俗域の境界を示すものとされている。 その語源は「通り入る」、また、鶏の止り木の「鶏居」であるといわれる。 鳥居の中には昇龍・降龍を刻んだものもあるが、これらは多分に仏教的色彩の濃い鳥居で、神仏習合したともいえる。 龍は寺社の柱、欄間、天井、門扉などでもよく見かけるが、「鳥居に刻まれた龍」は、神域を守護するものとして、山門の仁王像や獅子、狛犬と同様の役割を担っている。 昇龍・降龍は、「上求菩提、下化衆生」という仏教の教義を意味するとされる。 上求菩提とは、悟りを求めて厳しい修行に励むこと、下化衆生とは、慈悲を持って他の衆生に救済の手を差し伸べることを意味し、これら両方を合わせて修得すべきこととされている。 ★アカシックレコード - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アカシックレコード アカシックレコード(英: akashic records)は、元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念で、アーカーシャあるいはアストラル光に過去のあらゆる出来事の痕跡が永久に刻まれているという考えに基づいている。宇宙誕生以来のすべての存在について、あらゆる情報がたくわえられているという記録層を意味することが多い。アカシャ年代記(���: Akasha-Chronik、英: akashic chronicles、アーカシャ記録、アカシアの記録)とも。近代神智学の概念であり、その他の現代オカルティズムの分野(魔術等)でも神智学用語として引き合いに出されることがある。また、陰に陽に神智学運動の影響を受けている欧米のニューエイジや、日本の精神世界・スピリチュアル、占い、予言といったジャンルでも使われる用語でもある。アカシックレコードが存在する科学的根拠はない。 ★【保存版】誰でも簡単!5つのアカシックレコードのリーディング方法 https://michirich.com/akashic-record/ 2017/02/08 この記事ではアカシックレコードのリーディング方法をお伝えしていきます。 その前に、そもそもアカシックレコードって何?という方のために、アカシックレコードについて少しご説明します。 アカシックレコードとはすべての意識の集合体、宇宙が生まれた時からの全記憶です。 アカシックレコードとは宇宙が生まれた時からの植物や動物の進化、人類が誕生し、進化したこと、戦争の歴史などこの宇宙に起こったすべての出来事の記憶です。 ★日本アカシックリーディング協会|入門講座(Web講座) https://akashic-japan.com/web/basic_class/ アカシックレコードとは、 過去~現在~未来の地球や人類の情報(歴史から未来まで)が全て網羅された宇宙のインターネットのようなデータバンクです。 アカシックリーディングは、 自分自身を知ること、人生の生き方や指針としても活用できますし、身近な人やお客さんなどをリーディングすることにも活用ができます。 特にセラピー(心、身体問わず)、ヒーリング、カウンセリングなど、ご相談についての根源的なアドバイスやメッセージをお伝えすることが可能になります。 入門講座は、基本的にセルフリーディングを行います。まずは、アカシックに繋がることを学び、自分自身のアカシックレコードを読み解く方法をお伝えしています。 他者へのリーディングについても少し触れていきますので、身近な方へのリーディングが可能になります。 ■ 受講料 77,000円(消費税込) ■ 受講期間 1年間 ※受講期間は、何度でも受講できます。 ■ 講師 会長 橋本ゆみ
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【ネタバレ】『ハンターハンター』390最新話チョウライとオニオールの関係、シュウ=ウ一家の念能力が次々明らかに
【ネタバレ】『ハンターハンター』390最新話チョウライとオニオールの関係、シュウ=ウ一家の念能力が次々明らかに… #アニメ #マンガ #漫画
『HUNTER×HUNTER』390話『衝突①』感想まとめ
※ネタバレ注意
469 12:09:52.31 ID:TjQXBzdUM[1/2] 390 衝突①
チョウライはこの霊獣の能力は王になった自分が民にコインを分け与える事で真価を発揮するのではないかと予想する 最終的には全国民に余すことなく影響をもたらす能力だとの予感はするが継承戦には役に立つ気配がない 王になってから最大限発揮される能力であり裏を返せば継承戦に勝ち抜く事で盤石の王になれると結論付ける 部屋を出てシュウ=ウ一家組長の所へ向かうチョウライ 組長オニールに会ったチョウライは念について尋ねる オニール自身は念の事は何も知らなかったが若い衆の中に妙な力が使える奴がいるとの事で調べてみると約束する チョウライ「どのくらいかかる?」 オニール「手間取るかもな。下で抗争が起きてて大勢死ぬことになる。ま、気長に待ってくれ」 チョウライ(頼…
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著作権法では,一定の「例外的」な場合に著作権等を制限して,著作権者等に許諾を得ることなく利用できることを定めています(第30条〜第47条の8)。 これは,著作物等を利用するときは,いかなる場合であっても,著作物等を利用しようとするたびごとに,著作権者等の許諾を受け,必要であれば使用料を支払わなければならないとすると,文化的所産である著作物等の公正で円滑な利用が妨げられ,かえって文化の発展に寄与することを目的とする著作権制度の趣旨に反することにもなりかねないためです。 しかし,著作権者等の利益を不当に害さないように,また,著作物等の通常の利用が妨げられることのないよう,その条件は厳密に定められています。 また,著作権が制限される場合でも,著作者人格権は制限されないことに注意を要します(第50条)。 なお,これらの規定に基づき複製されたものを目的外に使うことは禁止されています(第49条)。また,利用に当たっては,原則として出所の明示をする必要があることに注意を要します(第48条)。
著作物が自由に使える場合
私的使用のための複製
(第30条) 家庭内で仕事以外の目的のために使用するために,著作物を複製することができる。同様の目的であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。
なお,デジタル方式の録音録画機器等を用いて著作物を複製する場合には,著作権者等に対し補償金の支払いが必要となる。
しかし,[1]公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(注1)を用いて複製するときや,[2]技術的保護手段(注2)の回避により可能となった(又は,その結果に障害が生じないようになった)複製を,その事実を知りながら行うとき,[3]著作権等を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を,その事実(=著作権等を侵害する自動公衆送信であること)を知りながら行うときは,この例外規定は適用されない。
また,映画の盗撮の防止に関する法律により,映画館等で有料上映中の映画や無料試写会で上映中の映画の影像・音声を録画・録音することは,私的使用目的であっても,この例外規定は適用されない(注3)。
図書館等における複製
(第31条) [1]国立国会図書館と政令(施行令第1条の3)で認められた図書館に限り,一定の条件(注4)の下��,ア)利用者に提供するための複製,イ)保存のための複製,ウ)他の図書館のへの提供のための複製を行うことができる。
利用者に提供するために複製する場合には,翻訳して提供することもできる。
[2]国立国会図書館においては,所蔵資料の原本の滅失等を避けるため(=納本後直ちに)電子化(複製)することができる。
引用
(第32条) [1]公正な慣行に合致すること,引用の目的上,正当な範囲内で行われることを条件とし,自分の著作物に他人の著作物を引用して利用することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。(注5)[2]国等が行政のPRのために発行した資料等は,説明の材料として新聞,雑誌等に転載することができる。ただし,転載を禁ずる旨の表示がされている場合はこの例外規定は適用されない。
教科用図書等への掲載
(第33条) 学校教育の目的上必要と認められる限度で教科書に掲載することができる。ただし,著作者への通知と著作権者への一定の補償金の支払いが必要となる。同様の目的であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。
教科用拡大図書等の作成のための複製等
(第33条の2) 視覚障害等により既存の教科書が使用しにくい児童又は生徒の学習のために,教科書の文字や図形の拡大や,その他必要な方式により複製することができる。同様の目的であれば,変形,翻案もできる。
ただし,教科書の全部又は相当部分を複製して拡大教科書等を作成する場合には,教科書発行者への通知が,営利目的で頒布する場合には著作権者への一定の補償金の支払いが必要となる。
学校教育番組の放送等
(第34条) 学校教育の目的上必要と認められる限度で学校教育番組において著作物を放送等することができる。また,学校教育番組用の教材に著作物を掲載することができる。ただし,いずれの場合にも著作者への通知と著作権者への補償金の支払いが必要となる。同様の目的であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。
教育機関における複製等
(第35条) 教育を担任する者やその授業を受ける者(学習者)は,授業の過程で使用するために著作物を複製することができる。また,「主会場」での授業が「副会場」に同時中継されている場合に,主会場で用いられている教材を,副会場で授業を受ける者に対し公衆送信することができる。複製が認められる範囲であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。
ただし,ドリル,ワークブックの複製や,授業の目的を超えた放送番組のライブラリー化など,著作権者に不当に経済的不利益を与えるおそれがある場合にはこの例外規定は適用されない。
試験問題としての複製等
(第36条) 入学試験や採用試験などの問題として著作物を複製すること,インターネット等を利用して試験を行う際には公衆送信することができる。
ただし,著作権者に不当に経済的不利益を与えるおそれがある場合にはこの例外規定��適用されない。
営利目的の模擬試験などのための複製,公衆送信の場合には,著作権者への補償金の支払いが必要となる。
同様の目的であれば,翻訳もできる。
視覚障害者等のための複製等
(第37条) [1]点字によって複製,あるいは,点字データとしてコンピュータへ蓄積しコンピュータ・ネットワークを通じて送信することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。
[2]政令(施行令第2条)で定められた視覚障害者等の福祉に関する事業を行う者に限り,視覚障害者等が必要な方式での複製,その複製物の貸出,譲渡,自動公衆送信を行うことが出来る。同様の目的であれば,翻訳,変形,翻案もできる。
ただし,著作権者又はその許諾を受けた者が,その障害者が必要とする方式で著作物を広く提供している場合にはこの例外規定は適用されない。
聴覚障害者のための自動公衆送信
(第37条の2) 政令(施行令第2条の2)で定められた聴覚障害者等の福祉に関する事業を行う者に限り,[1]著作物に係る音声を字幕等の聴覚障害者等が利用するために必要な方式によって複製,自動公衆送信を行うこと,[2]聴覚障害者等への貸出の目的で,字幕等付きの映画の作成を行うことができる。
同様の目的であれば,翻訳,翻案もできる。
ただし,著作権者又はその許諾を受けた者が,その障害者が必要とする方式で著作物を広く提供している場合にはこの例外規定は適用されない。
営利を目的としない上演等
(第38条) [1]営利を目的とせず,観客から料金をとらない場合は,公表された著作物を上演・演奏・上映・口述することができる。ただし,出演者などに報酬を支払う場合はこの例外規定は適用されない。
[2]営利を目的とせず,貸与を受ける者から料金をとらない場合は,CDなど公表された著作物の複製物を貸与することができる。ただし,ビデオなど映画の著作物の貸与については,その主体が政令(施行令第2条の3)で定められた視聴覚ライブラリー等及び政令(施行令第2条の2第1項第2号)で定められた聴覚障害者等の福祉に関する事業を行う者(非営利目的のもの限る)に限られ,さらに,著作権者への補償金の支払いが必要となる。
時事問題に関する論説の転載等
(第39条) 新聞,雑誌に掲載された時事問題に関する論説は,利用を禁ずる旨の表示がない限り,他の新聞,雑誌に掲載したり,放送したりすることができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。
政治上の演説等の利用
(第40条) [1]公開の場で行われた政治上の演説や陳述,裁判での公開の陳述は,ある一人の著作者のものを編集して利用する場合を除き,方法を問わず利用できる。
[2]議会における演説等は,報道のために新聞等への掲載,放送等により利用することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。
時事の事件の報道のための利用
(第41条) 著作物に関する時事の事件を報道するために,その著作物を利用する場合,又は事件の過程において著作物が見られ,若しくは聞かれる場合にはその著作物を利用できる。同様の目的であれば,翻訳もできる。
裁判手続等における複製
(第42条) [1]裁判手続のためや,立法,行政上の内部資料として必要な場合,[2]特許,意匠,商標,実用新案及び国際出願の審査等に必要な場合,[3]薬事に関する審査,調査等に必要な場合には,著作物を複製することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。
ただし,著作権者に経済的不利益を与えるおそれがある場合にはこの制限規程は適用されない。
情報公開法等における開示のための利用(第42条の2) 情報公開法等の規定により著作物を公衆に提供又は提示する必要がある場合には,情報公開法等で定める方法により,著作物を必要な限度で利用することができる。
国立国会図書館法によるインターネット資料収集のための複製
(第42条の3) 国立国会図書館の館長は,国,地方公共団体,独立行政法人等により公衆に利用可能とされたインターネット資料を収集するために必要な限度において,当該インターネット資料に係る著作物を記録媒体に記録することができる。
また,国,地方公共団体,独立行政法人等は,国立国会図書館の求めに応じインターネット資料を提供するために必要な限度において,当該インターネット資料に係る著作物を複製することができる。
放送事業者等による一時的固定
(第44条) 放送事業者又は有線放送事業者は,放送のための技術的手段として,著作物を一時的に録音・録画することができる。
なお,録音・録画したものは政令(施行令第3条)で定める公的な記録保存所で保存を行う場合を除き,6ヵ月を超えて保存できない。
美術の著作物等の原作品の所有者による展示
(第45条) 美術の著作物又は写真の著作物の原作品の所有者等は,その作品を公に展示することができる。
ただし,屋外に恒常的に設置する場合にはこの制限規定は適用されない。
公開の美術の著作物等の利用
(第46条) 屋外に設置された美術の著作物又は建築の著作物は,方法を問わず利用できる(若干の例外あり(注6))。
美術の著作物等の展示に伴う複製
(第47条) 美術の著作物の原作品又は写真の著作物の原作品を公に展示する者は,観覧者のための解説,紹介用の小冊子などに,展示する著作物を掲載することができる。
美術の著作物等の譲渡等の申出に伴う複製等
(第47条の2) 美術又は写真の著作物は,それらの譲渡等の申出のために行う商品紹介用画像の掲載(複製及び自動公衆送信)を,政令(施行令第7条の2)で定める著作権者の利益を不当に害しないための措置(画像を一定以下の大きさ・画素にすることなど)を講じている場合に限って行うことができる。
プログラムの著作物の複製物の所有者による複製等
(第47条の3) プログラムの所有者は,自ら電子計算機で利用するために必要と認められる限度でプログラムを複製,翻案することができる。
ただし,プログラムの所有権を失った場合には作成した複製物は保存できない。
保守,修理等のための一時的複製
(第47条の4) 記録媒体が内蔵されている複製機器を保守又は修理する場合,その製造上の欠陥などにより複製機器を交換する場合には内蔵メモリに複製されている著作物を一時的に別の媒体に複製し,修理後等に機器の内臓メモリに改めて複製し直すことができる。
修理等のあとには一時的に別の媒体に複製した著作物は廃棄すること。
送信の障害の防止等のための複製
(第47条の5) インターネットサービスプロバイダ等のサーバー管理を業とする者は,[1]アクセス集中による送信の遅滞等の防止(ミラーリング),[2]サーバーへの障害発生時における復旧(バックアップ),[3]著作物の送信の中継の効率化(キャッシング)のために必要と認められる限度で,著作物を複製することができる。
送信可能化された情報の送信元識別符号の検索等のための複製等
(第47条の6) インターネット情報の検索サービスを業として行う者(一定の方法で情報検索サービス事業者による収集を禁止する措置がとられた情報の収集を行わないことなど、政令(施行令第7条の5)で定める基準を満たす者に限る。)は、違法に送信可能化されていた著作物であることを知ったときはそれを用いないこと等の条件の下で、サービスを提供するために必要と認められる限度で、著作物の複製・翻案・自動公衆送信を行うことができる。
情報解析のための複製等
(第47条の7) コンピュータ等を用いて情報解析(※)を行うことを目的とする場合には,必要と認められる限度において記録媒体に著作物を複製・翻案することができる。
ただし,情報解析用に広く提供されているデータベースの著作物については,この制限規定は適用されない。
※情報解析とは,大量の情報から言語,音,映像等を抽出し,比較,分類等の統計的な解析を行うことをいう。
電子計算機における著作物の利用に伴う複製
(第47条の8) コンピュータ等において著作物を適法に利用する場合には,当該コンピュータ等による情報処理の過程で行われる著作物の複製を行うことができる。
(注1)自動複製機器
ビデオデッキ等,複製の機能を有し,その機能に関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器を指しますが,当分の間,文献複写機等,もっぱら文書又は図画の複製のための機器を除くこととなっています(附則第5条の2)。
(注2)技術的保護手段
電子的方法,磁気的方法その他の人の知覚によって認識することができない方法により,著作権等を侵害する行為の防止又は抑止をする手段のことで,現在広く用いられている技術的保護手段としては,
[1] 音楽CDなどに用いられている,デジタル方式の複製を一世代のみ可能とする技術
[2] 映画のDVDなどに用いられる,デジタル方式の複製を「複製禁止」「一世代のみ可能」「複製自由」の三とおりに抑制する技術
[3] 映画のビデオテープ等に用いられる,複製をしても鑑賞に堪えられないような乱れた画像とするようにする技術
(SCMS [Serial Copy Management System] )
(CGMS [Copy Generation Management System] )
(擬似シンクパルス方式(いわゆるマクロビジョン方式))
などがあります。
(注3)映画の盗撮の防止に関する法律について
映画の盗撮の防止に関する法律は,映画館で盗撮された映画の複製物が多数流通し,映画産業に多大な被害が発生していることから,その防止目的として議員立法により成立��,平成19年8月30日から施行されました。 この法律により,映画館等で映画の録音・録画を行うことは,私的使用のためであっても,第30条に定められた例外の適用対象外となりました。 したがって,権利者に無断で映画の盗撮をした場合は著作権侵害となり,差止請求,損害賠償請求等の民事的措置や,刑事罰の対象となります。 なお,この特例は,日本国内における最初の有料上映後8月を経過した映画については適用されません。
(注4)図書館等が複製サービスをする際の注意事項
(1)複製行為の主体が図書館等であること。
(2)複製行為が営利を目的とした事業でないこと。
(3)図書館等が所蔵している資料を用いて複製すること。
(4)コピーサービスの場合には,利用者の求めに応じ,利用者の調査研究の目的のために,公表された著作物の一部分
(5)所蔵資料の保存のための複製の場合には,汚損の激しい資料等の複製に限ること
(6)他の図書館への提供のための複製の場合には,絶版等一般に入手することが困難である資料の複製を求められたものであること
(発行後相当期間を経過し,通常の販売経路による入手が困難となった定期刊行物に掲載された一つの著作物についてはその全部も可)を一人につき1部提供するための複製であること。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条) (参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)
(注6)公開の美術の著作物等の利用の例外
(1)彫刻を彫刻として増製し,又はそれ���公衆に譲渡すること。
(2)建築の著作物を建築として複製し,又はそれを公衆に譲渡すること。
(3)屋外に恒常的に設置するために複製すること。
(4)もっぱら販売目的で美術の著作物を複製し,又はそれを販売すること。
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憑屋よもやま話第四回『南雲一行』
というわけでよもやま話も第四回。南雲一行、具体的にはシノノメ、ミカヅキ他アヤカシ組、藍銅のお話です。
ネタバレにつき続きからどうぞ
猿鳶東雲について
当初は私が忍者という概念が好きだから忍者を出そう!という超適当なノリで生まれたヤツでした。それも軽薄な忍者が好き。いや堅物な忍者も好きですが、まあそこはそれ。そんな超短絡的な動機で、話に絡ませやすいように主人公とはマブダチってことにしておこう!と「自称」南雲仁の親友として登場と相成りました。この時点ではさほど彼の過去については詳しく考えていません。
その後話を詰めていく過程で、僧侶と忍者が友達ってどういう繋がり?っていうところから本編のあの流れで友だちになった、っていうところまで漕ぎ着けました。
南雲と出会った当初のシノノメは食うに困った親に売られ、生ける武器『鋼刃衆(※1)』の武器のうちの"一本"として活動していました。人権ゼロの鉄砲玉。そんな彼に与えられた任務の一つが、��楽宮暗殺の任務でした。政治的な実権こそ握らないものの、神楽宮は日ノ国でも強大な法力を持つ人物なんで命を狙う人間なんてゴマンといたわけです。そんな人らの鉄砲玉としてその時向かわされたのが名無しの少年。のちの猿鳶東雲だったわけです。
で、そこで出会った仁少年に「死んでもいいとかいうな」と叱責され、これまでの人生で躾けられたことはあれど叱られたことのないシノノメ少年はカルチャーショックを受けるわけです。しかもそのあと命を狙った相手には許されて逃され、ある意味で途方に暮れたわけです。失敗したから戻ったら死ぬしそれでいいと思っていたけど、命を粗末にするなと怒られ、その言葉が頭にこびりついて離れず、なぜだか戻ることが出来なかった。そこで彼の人生が変わりました。ちなみに仁少年が彼に怒ったのは、南雲に関するよもやま話でも書きましたが殆ど八つ当たりに近い動機なのですがまあシノノメ少年は知る由もありません。ある意味相手のことを思っての言葉よりも八つ当たりだからこそよかったのかも。
その後仁、キクリに再会し、名前を与えられ、彼らと普通の子供のように遊んで、そこで初めて彼は人間性を獲得しました。嬉しい、楽しいという感情をぼんやりながらも得て、そこからようやく猿鳶東雲という人間の人生が始まったわけです。
それからは紆余曲折あり忍の師朧月の銀狐(※本編SS・忍の心得に登場)に拾われて忍者としての道を歩み出します。現在のシノノメがおちゃらけたムードメーカーになっているのは師の影響が強いです。特に女好きになったあたりは。ただ、彼が身をおくこととなったコーガの里に来た当初は少年漫画のライバルキャラのようなクールボーイでした。何があったの?ちなみに現在のコーガの若き当主とはほぼ同期でマブの戦友だったりします。
ともあれ、修行時代に人格形成が行われ今に至ります。現在の性格になったのは関わった人の影響もありますが、仕事上関わった人間から人間性をトレースして『どのような振る舞いをすると効率よく相手を油断させることが出来、かつ周囲に溶け込めるか』を研究した結果でもあると思われます。とはいえ、打算で作り上げた人格も時間が経てば立派に彼の『性格』足り得るものになっている筈。
忍者になれたことは彼の人生としてはかなり大きな意義となりましたが、仕事柄汚れ仕事は多く、そのことで南雲やキクリに大して引け目が出来てしまっているところがあります。そのあたりがSS・ヒトゴロシの夜などで言及されている話。南雲やキクリ、出会った後はヨマなど、生まれ育ちの悲惨さもあり周囲の人々に対して無意識的に『自分よりも綺麗なもの』として認識しがちなところがあります。自分一人で汚れ役を買って出ようと考えるところがあるのはそのあたりが原因。そして軽蔑はされてもいいけれど相手に気負わせるのは嫌だ、というところにそういった部分を隠す理由があります。結果自分を軽視しがちなのも生まれに由来がありますが、ただこのあたりについては幼少期に南雲に叱られたこともあり何も考えなしに自分を犠牲にしようということはありません。手を汚すのは厭わないけれど、死ぬのは御免。何故なら仁ちゃんが怒るから。そんな感じ。
ちなみにシノノメが決め台詞として言っている、「音無し、香無し、名無し、その功天地造化の如し」の元ネタは「音も無く、匂いも無く、智名も無く、勇名も無し。その功、天地造化の如し」という言葉。万川集海という忍術書に書かれている言葉です。音も匂いもなく功績が残っても誰も知らない、名前も残らない。天がそうしたように思わせる…という意味だそうで。シノノメがこれを決め台詞にしてるのは師に教えられたのと、あと口に出すとカッチョイイからだけであって別にこれを言っている時はこれの意味するところを意識はしていないです。ただ、生き方はそれに沿うようにしてはいるそうですが。
デザイン関係の話をします。実は殆ど一発デザイン。ほぼ決定稿となったのがこちらです。

この頃はわりと全体的に頭身低めでデザインしていました。変更点は指ぬきグローブじゃなくなったところくらいかな?余談ですが巾着袋に入っているのは兵糧で、クナイや手裏剣などは服の内側に隠していたり忍術で召喚したりしています。
あと、髪~顔の作りに関しては猿鳶の『猿』を念頭に置いて猿っぽくしています。もみあげが内側に来ているところと、眉毛が末広がりなところ。猿っぽくない?そうでもない…?垂れ目は趣味です。なんとなく、女ったらしは垂れ目にしろと遺伝子がそう囁く気がしています。
ちなみに初期配色案はこちら。

今よりちょっと胡散臭い気がします。ただ、南雲、ヨマともに紫要素の多い配色だったのでコイツまで紫にしたら色が偏るな…と考えてボツにした。…ような気がします。
あとこちらが幼年期のラフ。おまけに南雲氏も。立ち絵とはほとんど変わっていません。
※1)鋼刃衆…『人鍛冶師』という人を武器として作り変える刀工集団により『打たれた』人間武器の集団。心を殺し、刀として、或いは暗器と��て日夜誰かの命を奪うために生きるモノたち。起こりは憑屋より100年ちょっと前、日ノ国における戦国時代から。それなりに平和になって暫く経つ今でもその行いと技術は連綿と続いています。今なお日ノ国の各地で暗躍し、そして鉄砲玉の如く彼らは死んでいっています。何度か仕事をこなし、実績がついてそれなりに高価な『武器』になると武器としての銘が与えられます。それまでは名無し。シノノメはまだ銘が与えられる前の状態で南雲たちに出会ったわけです。
ミカヅキたちの話

超初期の南雲withアヤカシズ。つららがニーハイ履いてるとかビミョ~な変化がありますが基本コレから変わっていません。
まずミカヅキについてですが、アヤカシをお供に旅をするという話なわけでわかりやすく、こう、ピカチ●ウみたいなマスコットがほしいというところから生まれました。で、どんな妖怪を引き合いに出すかとなった時に、猫又あたりが一番ポピュラーでわかりやすいだろうと思ったのですが、猫又って属性、何…?となり単純な猫又にするのは没。その後少し妖怪について調べて、火車という存在に行き着きました。猫!火属性!実にわかりやすいじゃあありませんか。まあ実際の伝承の火車は死体を奪い去るというわりとおどろおどろしい存在ではありますが、ミカヅキはまだ仔猫なのでそのへんはご容赦を。南雲につかず、火車として大成していたらそういう方向に行っていたかもしれません。
実はミカヅキはこの最初の4体の中では一番南雲とは付き合いが浅いアヤカシです。それでも常に一緒にいるのはなんだかんだで一番馬が合うから。と、霊装時の相性がいいから。子供なので裏表がないところが南雲的に気に入ったのでしょう。ミカヅキの方も、南雲のツンデレ気質を理解しているのでなんとなく放っておけなくてついてきています。懐いているとも言う。
出会いはミカヅキの住処だったところを荒し回っていた大アヤカシを南雲が退治して云々、という感じ。
お次につらら。彼女はわかりやすくお色気要員と、わかりやすい妖怪要素を担っています。というか、初期4体は全体的にわかりやすさを優先して選定をしてはいますが。
彼が他に誰を想っていても南雲仁を愛している、愛に生きる乙女。とはいえ、別に南雲仁とは添い遂げられなくてもいいと思っています。誰かを想っている状態が楽しいから南雲に恋をしている感じ。両思いになると溶けてしまうさだめを持っているので一方的に片思いさせてくれる南雲だからこそ真っ直ぐ愛することが出来るというか。
SS・みんなの南雲でも描かれたことですが、つららはどうにも優しくて甘い女なので愛する人の哀しみを勝手に分かち合いがちな女性です。愛し合って自分が消えてしまったら、自分は満足だけれど相手はその喪失��哀しみを負わなければいけない、それはイヤ、だったら私を愛さないような人を愛そう、みたいな。勿論、南雲の心根の優しさもしっかりと理解してそこもきちんと、というかそこをメインに愛しています。
南雲との出会いは、昔惚れた男に騙されて見世物小屋に売り飛ばされ、見世物にされていたところを助けてもらったとかです。
ショウキチ。泥田坊という妖怪が元ネタです。微妙にマイナーなんだろうか。どうなんだろう。とにかく土属性のアヤカシをねらなきゃいけないから、わかりやすそうな妖怪を…と選んだのが泥田坊でした。デザイン的には記述にある特徴をマイルドに、デフォルメして描いただけで特に捻りはないです。
イズモの守護していた村の村民で、死後アヤカシとなってからは生前の恩義もあってイズモと交流を持っていました。南雲との関係もそこからで、4体の中では一番南雲と付き合いが長いアヤカシです。イズモ亡き後、南雲がスサノオへ行くまでは彼が面倒を見ていました。南雲からすればもうひとりのおじいちゃんみたいな感じです。親戚の喧しいおじいちゃん、の方が近いか。南雲がスサノオから旅立ち、憑屋として活動をはじめた折に再会。レギュラーメンバーとして南雲の助けとなるべく彼と契約をします。
コクリコ。みんな大好きヤタガラス。でも足は三本ない。とはいえ、この人鳥姿は省エネモードで鳥モードはちゃんと足が三本あったりするのではないでしょうか。今考えました。
鳥キャラは、まあ趣味ですね。趣味です。案外つららとはいいカップルというかコンビのような気がします。お七イベントのあたりとか。元はイズモの住んでいた山の住人で、イズモや南雲とは普通に近所付き合いのような間柄。イズモが生きていた頃はショウキチほど密な関わりはなく、イズモの死後に一人になった南雲の様子をチラチラ覗いてこっそり守っていたような感じです。同じ山に住むよしみというか、まあコクリコさんはいい鳥なので。南雲と契約したのはショウキチと同じルート。ちなみに第二幕で仲間にできる天狗のミカゲさんとは犬猿の仲という裏設定がありますが、そもそもヤタガラスと天狗の種族仲自体があまり良くなかったりします。鳥種問題。
ところで普段くっついてるミカヅキはともかく、他の3体や河童の平太とかは時々出てくるけど普段どうしてるの?という話ですが。作中で霊装図鑑として閲覧できる『霊帖』がまんま契約書とワープの座標指定を兼ねています。仲間になったアヤカシを霊帖に登録し、霊帖を通じて仲間にしているアヤカシに呼びかけると霊帖を標として遠く離れた場所にいるアヤカシが南雲の元へ来るためのワープポイント、『霊門』が発生します。それを通じて戦闘時などに彼らを呼び出して霊装しているわけです。これがあるから付け外しに1ターンずつかかるんだ!まあそれはこじつけですが。なので、普段は皆思い思いの場所でテキトーに気楽に生きてます。
ところで作中では合計26体のアヤカシを仲間にできるわけですが、何故今までも憑屋として活動していたのに初期アヤカシは4体なのか?という疑問があるかと思います。それは実は殆どのアヤカシに大して南雲が契約期間を設定しているからです。今回で言えば神楽宮からのお使いを終えるまで、というような感じで。というのも、人でないものとの契約を十も二十も記しまくった霊帖なるものを遺して死ぬなんてことがあったら悪用されないからです。あとは契約維持に多少なりとも霊力のコストがかかるから。恒常的に裂けるコストは基本10体までが限界です。なので、ほとんどのアヤカシは期間限定。考えてみれば最終幕なんて神霊レベルの存在を仲間にしまくっているわけですからコストは相当やばいことになっているはずです。そのコストを顧みず、自分の体を代償にしてまで契約しまくって逆に喰ってしまっているのがアザミですが。その結果がアレですよ、アレ。
藍銅について
和物と言えば落ち武者だろ!
彼の存在についてはこの短絡的な一言につきます。何故侍ではなく落ち武者だったのか、過去の自分に聞いてみたいところですね。そんな動機から誕生したのが作中屈指のピュアキャラ、藍銅くんでした。どうしてもござる口調の侍が出したかったというのも誕生の動機の一つです。
藍銅について言えば、これを話さず何を話すかというのが孔雀との因縁です。実は当初はここまで濃い関係性にする予定はなく、そもそも藍銅もシナリオでちょろっと出てきて霊装入りするだけのキャラの予定でした。が、ちょっとアブない人斬りキャラを出したい、というところから孔雀が生まれ、折角だから昔ライバルだったみたいな設定にしておこうと決めたが最後…でした。よもやこんなにアレな関係になるとは…。
孔雀を狂わせてしまったのは藍銅だけれど、彼には全くそんなつもりがあるはずもなく、また孔雀もそれを理解してもらおうとは思っていなかったので結局最後の最後まで和解することなく二度の別離となりました。おそらくこの二人は出会わないのが最善だっただろう、とは思えますが、それを本人たちがそう思っているかは全く否。藍銅は切磋琢磨できるよき友人に恵まれた、と思っていますし、孔雀も自分に生きる指標を与えてくれたという点で、出会わない方がよかったなんて微塵も思っていません。孔雀のこのへんの思いに関しては次回あたりの彼のよもやま話で。
ともかく、他人から見たらどうであろうが彼らにとって最後は殺し合う仲になったとしてもそれまでの過程で得た優しい時間は得難いものだったのです。だからこそ、藍銅は二度目の決闘の終わりの時も孔雀の想いを理解したいと思っていましたが、まあ、無理でした、と。それでも今度は地獄で、と冗談のような口約束を遺された孔雀の刀に向かって出来るようになったあたり、理解は出来なくても死んだ後くらいは彼の望みに沿ってやろうと妥協は出来るようになったのではないでしょうか。
何が悪かったかと言えば、藍銅も孔雀も悪いことはなかった。いや孔雀はやったことは悪いですが、まあ双方個人自体には問題はなかったのです。ただ出会ってしまって、孔雀の方が心の釦を掛け違えて闇を深めて、一方藍銅は幼少期から全く変わらずに何一つ歪まずあまりにも真っ直ぐ正しく育ってしまって、そのコントラストが惨劇悲劇の引き金となったというか。このあたりのこと、具台的には孔雀の心の内に何があったのかはいずれ公開されるであろうスピンオフ『憑屋異譚蒼龍戦史』で詳しく物語として綴りたいと思います。彼だって藍銅と出会ってすぐに狂っちゃったわけじゃないんです、最初は普通に憧れてたんです本当だよ…。
ところで良心の塊のような藍銅という青年ですが、生き死にに関しては元々戦国時代の戦人であるためシビアです。とはいえ何もものを思わないというわけではなく、SS・ヒトゴロシの夜に語られた通り、守るために殺すことに関しては自分なりの信念と考えを持っています。人を殺した場数で言えばシノノメより多く、さらに正面切って正々堂々叩き切っているので、ある意味ではシノノメの大先輩というか。だからこそ、あのSSでシノノメを諭す役割に回っていたわけです。
ちなみに基本幽霊なので霊体ですが、満月に近い月の夜や南雲のような霊力が高い人物が近くにいる、黄泉比良坂洞のような霊力が満ちまくってる場所にいる、そもそも禍ツ夜が来ていて土地自体の霊力が高まっている、などなど条件がある程度揃っていれば数分~数十分ほどは実体化出来ます。実体化と言っても生者に対してだと藍銅が一方的に触れられるだけで、早い話がポルターガイストや心霊現象みたいな状態になります。肩が重い、みたいな。生者からは触れられません。一方相手が霊体やアヤカシのような霊力で体の殆どが構成されている存在、孔雀のようにめちゃ強い霊力で常に実体化しているような相手だと普通に干渉ができます。最終幕の孔雀戦ラストで彼を斬り伏せられたのもそのため。
二刀流についてですが、彼は礼儀正しい人間ですが蓋を開けば非常に脳筋なので、一本より二本の方が強いだろう!という単純な考えで二刀流で戦っています。とはいえ、本来二刀流は隙が出来やすいはずなのでそれで大成してしまったあたり、天賦の才能があったというか。一応刀一本でも戦えはしますが、本人としてはバランスが悪い気がするので二本の方が戦いやすいようです。
デザインの話です。

初期デザインがこちら。基本は今とほとんど変わりませんが、現デザインの方が全体的にスッとしています。動きやすそうといいますか。刀も手ぶらになりましたね。現在は戦闘時にヒュンッと出て来るという設定になっています。この頃は名前が未定で、端っこに「落ち武者」と書かれているのがシュールというかなんというか。
初期案全身図。袴がビラビラしていたり鉢巻があったり要所要所相違点が見受けられますが基本はさほど変わっていません。コテコテの侍を意識してデザインしています。THE・侍って感じの。右目の三本傷は孔雀につけられたものという設定ですが、最初期は「傷があったほうが落ち武者っぽい」というだけの理由で描かれており、孔雀につけられたというのは後付の設定です。
享年は25歳ですが、顔は美青年というよりは青年と少年の中間あたりで描いています。童顔というか、なんというか。私がこの手の顔を描くのが好きだというのもあります。ちなみに美しさイケメンぶりのベクトルは違いますが、アザミと並んで作中でトップクラスの美形の設定です。立ち振舞であまりそう見えないというのがミソで、黙って遠くを見据えていると非常に美形で絵になる、という想定です。アザミがマイナス方面の、人を拐かす美貌なら藍銅はプラス方面の、単純に人を惚れさせる類の美形という感じです。えーあの俳優さんカッコイー!みたいな。
以上、今回のよもやま話はなかなか長くなりました。次回はアザミ一行、というかあの問題児二人組に関して何か書こうかなという感じです。
よろしければ次回もお付き合いくださいませ。ではまた。
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