#カフェでコーヒー片手にのんびり待つ母たち
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東京滞在日記。
◆Day1
12:45 新横浜到着。寒いと思ってヒートテックやらネックウォーマー、起毛したパジャマを持っていったにも関わらず、気温25度で照り返しがきつく汗ばむ気候。東京に住んでいた頃、関東は体感温度が関西よりも5度くらい低い��がしていたのに。レイジアゲインストザマシーンのウィズアウトアフェイス。かっこええー。96年発売の曲の中で一番好きかもしれないな。いや分かんないけど。終わるのが悲しくてリピートしてしまう。
12:57 京急に乗って雑色へ。「ぞうしき」と読むらしい。聞いたことも見たこともない地名。最近友人が引っ越したというので、おじゃまさせてもらうことになった。ありがとう。大田区。飛行機に乗らない私にとってはあまり縁のない地区。東京タワーからは程遠く、都会とは縁のなさそうな樹々が生えていて、なんだか良さそうな街。昔ながらの商店街もある。バックナンバーからaiko、いきものがかりと平成J-popが次々と流れてくる。結構長そうな商店街。天六ほどではないだろうけど、先が見えないので抜けられるのかドキドキする。突然見覚えのある走り方をする人影が見えてきた。
13:55 友人宅到着。ちょっと駅からは離れているけど、立地は最高。大きな窓からは多摩川が見えていて、開放感でいっぱい。空港が近くにあって、すぐにここを飛び出してアメリカへでもいけそう。
14:30 友人は1日在宅ワーク。ずっとパソコンに向かってタイピング&会議私は後ろでひたすらゴロゴロ。ヒモみたいになってた。
16:00 夕方、仕事終わりの友人と茶をしばくため虎ノ門へ。むっちゃ薄暗い照明のお店。店内はマスターのオキニが詰まった宝庫みたいになっていて、グレングールドがかかっている。ライトな雰囲気のカフェと聞いていたけど、かなり荘厳な感じ。バカ話できるかな?友人登場。私が今ちょうどほしかったcasetifyのiPhoneケースを使っていてテンションが上がる。「ちょうど昨日藤原ヒロシが『便利』って言ってたよ」という話から佐川急便男子の話まで途切れることなく2時間強話しまくる。酸味の効いたコーヒーと濃厚なチョコレートケーキ、淡白なチーズケーキの相性がそれぞれ完璧だった。友人の背後からフライヤーの三島由紀夫が鋭い眼光でこちらを睨んでいた。ずっと怖かった。
19:10 『ざっくりYouTube』で見ていた池尻大橋の「喜楽亭」へ。ジュニアさんが座った席と同じところに座れてテンションが上がった。料理はもちろん極上。こう言っちゃなんだけどまずいハンバーグカレーとかあるのかなぁ。ルーとライスを綺麗に分けずに「親父ガケ」して「親父グイ」(ルーを皿一面にかけぐちゃぐちゃにして食べること)してしまう癖、治したい。というか治す。いやだわー。無意識って怖い、気をつけよう。
22:00 帰宅。友人と話す。思い出話2割、今後の話8割。昔は覚えてもないようなどうでもいい話しかしなかったのに、キャリアとか結婚とか出産とか、切ないね。けど仕方ないね。そうそう、何で雑色に引っ越したのか聞いてみた。いい場所だけど都心からはだいぶ離れているし…。友人曰く、最近の日本にますますいやけが差してきたので、すぐ海外に飛べるように空港付近にしたとのこと。かっこえ。昔から彼女の意思&意志が強くてすぐ行動に移せるところ、尊敬してる。
◆Day2
12:00 13時からの打ち合わせに向けて横浜へ。ほどよい都会感。建物の感じもどこかオシャレに見える。今日は風が強い。ふわっと香るくさいにおい。もう銀杏の季節か。『トークサバイバー2』で(シソンヌ)じろうさんが叫んでた「銀杏〜!くせえからうめえのか、うめえからくせえのか?」っていう素朴な疑問、私も思う。いつか教えてくれ。
15:30 一旦帰宅。友人会議中。多摩川を少し散歩する。『セトウツミ』の舞台ってここかなぁ?とかあらゆる平成ジャパニーズ映画のロケ地に思いを馳せながら歩いてみる。
16:50 半年ぶりに代田橋へ。行く場所は決まっているのに常に緊張する。Fat Boysを聴いて喝を入れる。
17:01 ジャスミンティー購入。手鏡にてデコに大きなおできと小さなニキビを確認。
17:10 緊張で首が左上右下に動いてる感じ。つまり吐きそう。
18:01 代田橋到着。とりあえずトイレに行く。
18:03 緊急事態。一旦酒を入れなければと彷徨う。
18:09 「納戸」は閉まっていた。がっくし。
18:18 「ジュークボックス」へ入る。マスターに挨拶するも覚えていない様子。半年ぶりだし2回目だから仕方ないかと思ったが、zineの話をしたら思い出してくれた。髪型とファッションで人は変わるということが分かる。コーヒー焼酎のロックを2,3杯入れる。美味い。
19:40 マスターに教えてもらった「大天狗」というお店に入る。焼き鳥がぶりぶりで美味しかった。この書き方だと不味そう。���が大きくて味付けも辛すぎず無すぎず、つまりちょうど良くて美味しかった。特にレバー塩。
23:39 終電に乗れた。代田橋に来る時はいつも終電と共にお別れだ。はー。終電といいながら蒲田までしか行かない。代田橋のお兄さんにもらったハイボールを片手に電車に揺られる。
0:16 蒲田駅から多摩川沿いを歩いている。徒歩22分。結構近い。友人に連絡する。川沿いで合流することに。
...

↑記憶なし
◆Day3
12:47 起床。若干頭痛。友人は会議中。
17:18 山手線に乗っている。今日学んだこと。二日酔いでも酒は飲め。但し、酒がないと話せない場合に限る。つまり緊張状態に縛られる状況の場合。
17:46 綺麗な夕焼けを写。肝心な時にカメラを持ってきていない。そして非常に落ち込んでいる。

↑夕焼け
19:15 友人とご飯に行く。カジュアルなフレンチビストロ。ここで「人生の目標」とか「働くこと」とか「死ぬこと」などシリアスな話を熱く語り合う。
20:39 多摩川散歩。酔っ払っていたので写真がすべてぶれている。

↑彗星到来。ネオ東京
◆Day4
8:45 朝から餃子を作る。大学時代から彼女とはずっと餃子パーティーをしていた。餃子で繋がる友情と言っても過言ではない。彼女の家族たちと餃子パーティーをしたこともある。今後誰と会ってもそうマウントをとっていく。味噌ダレで乾杯。パートナーの話で盛り上がる。いくつになっても色恋の話は楽しいな。しかし外食が多くて、胃が悲鳴を上げ始めてる。
10:45 多摩川の写真を撮る。毎日多摩川を見ながら生活できる幸せ。噛み締めた。川のある生活っていいなぁと実感。天気も良くて雲の形もポテトフライみたいでよかった。

↑ マンションの広告にありそうなくらい完璧な景色。うまく言えないけれど。

↑パノラマで撮った
11:00 友人と別れの時。でも12月にまた会える。でも帰り道少しツンときた。それくらい居心地が良くて、一緒にいて落ち着ける存在だったのだと改めて思う。会うのは半年ぶりだったけど、しっかり話すのは2年半ぶりくらい。彼女はすごく…さらにいい方に変われていて、刺激をもらうと同時にすこし、自分に対して不安になったりもした。同じ歩幅で歩いてると思っていたから。全然違ってたんだ!今、小さい頃に遠方の祖父母の家に何泊かして帰らなければならない時の悲しさで涙が止まらなくなるあの感じが襲ってきてる。嬉しいのに少し寂しいな。
12:02 有楽町駅到着。映画館の前を通り、スコセッシの新作今日公開だと思い出す。でも今日は無理。ノーマネーソーリー。
12:06 ある人と待ち合わせ。その後ランチ。
15:33 新幹線到着。いよいよ帰る。おセンチな気持ちな��でブレッドのプレイリストを聴いている。ただ、ウォークマンのプレイリストは厄介。
16:03 『Dumb and Dumber』(ジムキャリーはMr.ダマー)をみる。百面相最高。we love jim carrey!!!
18:40 帰宅
.
おしまい。
東京ってやっぱり刺激のある街。ずっといたら飲み込まれそうで怖いけど。昔からそう思っている。昔東京に数年住んでみたけど、まぁ仕事とか色々なことがあって、いい思い出は全くなかった。でもきっと、その頃の自分は視野が狭くて未熟で卑屈ですごく保守的だったのだと思う。その頃の自分のことを…ようやく客観的にみれるようになった気がした。離れてみるとやっぱ東京って面白い街だと思うし、会いたい人がいれば誰にだって会いに行けるし、刺激の宝庫だなと思う。
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ある画家の手記if.59 名廊絢人視点 告白
「 俺を 許してくれるでしょう ? 」
嫌な夢で目が覚めた。 今も本家の部屋にいたら夢なんだか現実なんだか分からなくなりそう。 桜子叔母さんの家に居候してて正解だな。 叔母さんも嫁いできた身でもともと名廊の人間じゃないから、俺みたいなはぐれ者に少し弱いところがある。叔母さんが直にぃにある時期までかなり気をかけていたのも、直にぃが自分と同じで本家からすると微妙な立場だったから。…ただ優しい人だって解釈でもいいけどね。 今日も大学図書館に行くかどうか少し考える。香澄と知り合ったのがつい昨日のこと。目的があるから行くわけだけど、毎日通い詰めるってのもなんか香澄のストーカーみたいで自分でも気分よくないな。 俺が大学を卒業するまであと半年もないけど、今の時期から春までだと思えばそれなりに時間はあるとも言える。そんなに焦ることもないや。 自室のベッドの上でケータイをつけて生良にメッセージを送る。 『生良おはよう。モーニングコールだよ。今日は一限からって言ってたね、まだ寝てるならそろそろ起きたほうがいいかもよ。俺は今日は大学には寄らないけど、授業がんばって。また連絡する^^』 送信してからケータイを閉じて机の上に置いた。ベッドにもう一度横になる。コンマ何秒だよってつっこみたくなるくらいの速さで生良から返信がきた音がケータイから聞こえてきたけど無視。あとでいいだろそんなの… 今日はちょっと二度寝して、本でも読んでゆっくりしよう。 そんなわけで家でのんびり本を読んで数日を過ごすことに決定。 読む本をプルーストに絞ってそれを目安にした。読み終わった頃でちょうど三日後くらいになってるだろう。 目安どおり読み終わったら三日経っていた。 四日後、今日くらいにまた顔見せるのがちょうどいいかなと思って大学に行く支度をする。 俺のペースもあるけど、そろそろ生良に短い電話やメールだけじゃなくてちゃんと顔見せてやらないとああいうタイプはうちまで訪ねて来かねない。 一応服は選ぶけど、洋服ダンスの中はお上品で古風でどれも似たり寄ったり。着替えてもこの前香澄と初めて話した日の格好とあんまり変わりばえしない。 かえって覚えられやすくていいかぁ。 大学に着いたら真っ先に生良に会いに行った。俺がどうしたいとかより、正解の順番って感じで。 学内の小さなカフェで二人でお茶して、生良が授業で分からなかったところをノートに図解しながら教えたりして少しの間、一緒に仲良く過ごしてから、その日は別れた。 その足でまっすぐ図書館へ向かう。 館内をうろついて外国文学の棚のあたりで立ち止まって、バルザックを手に取る。 カウンターに持っていって本を差し出しながらにっこり笑いかけた。 「香澄、今日って仕事終わったらちょっと話せる?」 目の前の香澄は目線を泳がせながら本を受けとってバーコード処理しながら答えた。 「えと…そんなに長時間は…無理かな…」 俺は眉を下げて柔らかく笑う。 「今日はそんなに時間とらせないから」 香澄は複雑な表情をして微笑んだ。 香澄の仕事が終わるまでバルザックを読む。 香澄が仕事あがってから二人で並んで歩いてたら、自然と前と同じ喫茶店に入ることになった。どうせだから席も前と同じで。今日はこの席が俺も都合がいいかも。 二人ともコーヒーを頼んだ。 コーヒーが来るまで少し時間あきそうだから、また俺から話し出す。今日は時間とらせないって言ったから有言実行。 「香澄はいま直にぃと暮らしてて楽しい?」 「うん」迷いのない返事。 「香澄は直にぃのどういうとこが好きなの?」 「ぇ、す、好きって… その… 父、だし…」 「父親なら好きなんだ���変わってるね。それで、どういうとこが好き?」 「……? どういう…って?」 きょとんとされた。そんなに難しい質問かなぁこれ。 「なにも出てこないんならいいや、忘れて」 届いたコーヒーにさっそく口をつけながら続ける。 「直にぃって今も食べるの苦手だったりしない?」 「あ…うん、それは…今もそうかも…。 …えっと」 微笑って言葉を繋げる。 「絢人。名廊絢人。名廊の男ってだいたい一字違いで似たり寄ったりの名前だからかえって覚えにくいのかな。それとも香澄があんまり他人に興味ないタイプ?」 「…うーん…。」 香澄について訊くと返事がつまることが多いかな。自分のことあんまり考えないほうなのかな。 手短に済ませるんだった。コミュニケーションとしてどうなのって感じだけど、本題だけ話しちゃおう。 「直にぃ、5歳くらいの頃から名廊の親戚の叔父さんに悪質ないたずらされてたんだよ。誰も気づかないまま10歳くらいまでずっと。あんまり身体の小さい頃から無理やりレイプするとさすがに痕跡が残るか怪我させて、直にぃのお兄さん…雅人さんに気づかれると思ったのか、最初は口を使わせてた。どういうのかはまあ言わなくても分かるでしょ。それとも言ったほうがいい?」 「………」 香澄はコーヒーを飲もうとしてマグに指をかけたまま動かない、無表情。どういう反応それ。笑ってる顔が素みたいだから、平常どおりではないのかな。 気にしないで続ける。 「直にぃはそれで食べ物を飲み込めなくて吐き戻すようになっちゃったんだ。痕跡残さないためにずっと無理やり飲まされてたから。直にぃが吐いちゃうの、誰も原因がわからないから、一緒に暮らしてた雅人さんにはちゃんと食べるように随分厳しく躾けられたみたい。好き嫌いとか偏食のわがままだって思われたんだね。名廊の本家に来たとき食べ残したり吐いたりしたら直にぃはそっちでも辛い思いしなきゃいけなくなるから雅人さんのあの厳しすぎる躾けは、俺はいきすぎてて虐待だと思うけど、直にぃのことを思ってだったことも分かるかな。直にぃに叔父さんが性的虐待つづけてることに唯一気づいたのも雅人さんだし。雅人さんがその叔父さんをめちゃくちゃにひどく殴って、殴り殺すつもりだったみたいだけど結果相手は片目を失明しただけで終わって、それで直にぃへの叔父さんからの暴行も一応終わった。直にぃはその後、年齢も上がってきたら少しは公的な場とかでなら普通っぽく食べられるようになってきたけど、やっぱり影であとで吐き戻してたりして。だから香澄と暮らしてて、直にぃはそのへんどうしてるのかなと思って」 香澄がいつまでも口を挟まないからここまで一息で話せた。 香澄はまだ無表情。さっきからなんなのその反応。 続ける。 「だって今もそうなら食事なんて明らかに一人で摂ったほうが生活してて気楽だろうしさ、でも直にぃは香澄と暮らしてる。なんでかな。直にぃが自分からすすんでこんな話しないのは、まあ誰だってこんな話したくないかもしれないし分かんなくもないけど。さっきから黙って���けど香澄はこういうことなにも知らないの?」 「………………」 言い方キツかったかな、責めてなんてないよ。俺は知りたいだけ。 柔らかく優しく微笑んで少し首を傾げて聞いた。 「一緒に暮らしてて、家族で、親子で、セックスもするのに、香澄は知ろうとしなかったの? 直にぃのこと。」 「…そ、……れは…」 残り少ないコーヒーの中に角砂糖を落としながらさらに訊いた。 「香澄は案外直にぃのこと、どうでもいいのかな。直にぃに対しても、人に興味がないタイプ? それとも、たとえどんな過去があったって今のその人には関係ないとか、そういうあれ?」 そのあと空気が微妙になって、まあ当たり前だけど。香澄は読みづらい表情のままさらに言葉少なになっちゃったしで、俺はまったく違う話題を少しした。 生良が元気にしてること、部屋に遊びに行ったら女性の一人暮らしにはだいぶ物騒な住まいだったから、名廊の親戚の人が持ってる安全で防犯もしっかりした女性の多いマンションを紹介して、生良は俺のすすめでもうそっちに引っ越してること。 その辺まで話したところで、今日は短く済ませるんだったのを思い出して、会話を切り上げて、また俺が香澄より先に店を出て帰った。 少し嫌な気分。態度に出しそうなとこだった。出てたか。 香澄はなんにも言わないし。俺の夢見が最近悪いからちょっと気も立っちゃってたかも。 一方的に話しすぎたことも悪かったと思うし、まるで会話になってない、こんなのはまだ友達っていえないかもね。 時間はなくもない。 けど悠長に気長に香澄が打ち解けてくれるのを待つほどの時間はないな。 今日話したことで香澄はなにを思うのかな。
ーーーなにかを、思ってくれるのかな。
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* 2019年10月7日(月) 【K87 青い手/青い嵐 音9】 おはようございます💙 今日のマヤ暦キーワードは、、、 【目の前の人のために出来ることをする】 面倒くさがらず、自分に出来ることを精一杯やりましょう。 青い手の日は"手をかけること"や"体験すること"がとても大事です。 【傾聴】 人の話はよぉーーーく聴きましょう。 傾聴で道がひらけますよ。 意識してみてくださいね。 ------- 先週は次女の幼稚園最後の運動会をみるために両親が来福していて、にぎやかな週末を過ごしました。 (アップしてなくてすみません🙏💦) そして昨日は娘たち念願の白鳥ボートに乗りにいってきました🦢 足で漕ぐのがめちゃくちゃ疲れたらしいけど、満足げでした。 次は彼氏さんに乗せてもらいなさい♡ #マヤ暦 #りなマヤ #マヤ暦アドバイザー #手をかける #体験する #傾聴 #白鳥ボート #疲労困憊の父子 #カフェでコーヒー片手にのんびり待つ母たち #大濠公園 https://www.instagram.com/p/B3SwWpgFc-y/?igshid=1mv3fe350oib4
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2022/08/15 【イベント出店者紹介✨2人目】 手づくり cafe mani mani🤓 \デコちゃんです/ 8/20から週またぎで4日間開催される『カフェマニマニおかげさまの3周年まつり』🎊 イベント出店者さん紹介の2回目は… 🐈⬛くろねこ屋 🐈⬛です! 8月20日に出店予定の黒猫さんは、後日紹介するカードゲーム『TORATANU(トラタヌ)』の公式公認トラタヌマスターさんでもあります🃏 ✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨ ハンドメイド作品のお店『くろねこ屋』です。 母(編み物担当)&娘(ビーズ担当)でバッグや帽子、ピアス、ヘアアクセサリー等を製作しています。 当日はピアス&イヤリングの簡単なお直しやリメイクのご相談もお受けします。 ゴムが伸びきってしまって使えなくなったヘアアクセサリーも、もしかしたら復活させることができるかも🎵 気に入っていたのに片方だけ失くしてしまったピアスやイヤリングをお持ちの方!ぜひお持ちください。 なお、くろねこ屋の手に負えないケースは対応できかねます(^-^ゞ。相談無料ですのでお気軽にどうぞ。 くろねこ屋はトラタヌマスターですので、お茶しながらトラタヌのお相手も致します\(^-^)/ お待ちしています♥️ くろねこ屋@Hiromi #手づくり #cafe #カフェ #manimani #handmaid #マニマニ #カバ #hippo #hippopotamus #coffee #手づくりcafemanimani #珈琲 #コーヒー #hokkaido #北海道 #手稲 #teine https://www.instagram.com/p/ChQ8CruplPI/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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【中目黒お花見】オススメのランチ・休憩スポット
やっと東京も春らしい気候になり、ついに桜の開花発表がされましたね。
目黒川沿いの桜並木もそろそろ咲きそうです。
お花見の時にオススメの、私が実際に利用しているランチやコーヒーを飲めるお店を3店舗ご紹介します。
ぜひ中目黒散策の参考にしてみてください。
1:coeur et coeur(クー・エ・クー):昔ながらのどこか懐かしい喫茶店

ガンボ、カレー、ナポリタンや、ハンバーグランチが食べられる目黒川沿いの喫茶店。


ガンボとカレーのハーフ&ハーフを注文。
アメリカで食べられることの多いガンボはスープカレーのような、少しスパイスの効いた料理です。
ランチにはドリンクと食後のデザートがついてきて¥1,050(税込)。
大満足のボリュームでしっかりと食べたい方にはとてもおすすめです!
こちらのお店は目黒川沿いにあり、テラス席もあるので桜を眺めながらご飯をいただけます。
-------------------------------------------------------- coeur et coeur WEBサイト
東京都目黒区青葉台1-13-9 1F 平日火~土 ・12:00~15:00 & 19:00~23:00 日/祝祭日 ・12:00~18:00
月曜定休 TEL 03-3461-3358
--------------------------------------------------------
2:Lotus baguette(ロータスバケット):食べ歩きにもぴったりなパン屋さん

紫色のおしゃれな外観が目印。


トマトとバジル、スコーン(チャコール)とホットコーヒーをテイクアウト。合計で¥950(税込)。
パン屋さんですがドリンクの種類が豊富で、コーヒー、紅茶だけでなく、オーガニックジュースや、クラフトビール、ワインまで用意があります!
お店の前にはテラス席があり、座って食べることもできます。
歩きながら片手でサクッと食べられて、食べ歩きしたい方にとてもおすすめです!
-------------------------------------------------------- Lotus baguette WEBサイト
東京都目黒区青葉台1-13-10
9:00~19:00
火曜定休 TEL 03-5456-5141
--------------------------------------------------------
3:epulor(エプロア):ジャズを楽しみながらコーヒーを楽しめる大人カフェ

Lovignetteの斜め前に位置するガラス張りのカフェ。


店内に入るとジャズの音色が聞こえます。
私はドリップコーヒー(浅煎り)とあんバタートーストを注文。
11時〜16時の間のお食事はドリンクとセットで¥100引きになるということで合計¥1,030(税込)でいただけました!
ドリップコーヒーにはチョコレートがサービスでついてきます。
あんバタートーストはもちろんのことチョコレートもとても美味しい!
トーストには竹炭が練り込まれていてサクッとした食感。あんことのバランスがぴったりでした。
コーヒーは北欧のアンティークカップに注がれて可愛らしいです。こだわりのコーヒーは深煎りと浅煎り、好きな方を選べます。
ワインも飲めるので、音楽を聴きながらお酒を飲むのもいいですね。
目黒川沿いから一本外れたところにあるので、ゆっくりとしたい方にとてもおすすめです。
-------------------------------------------------------- Lotus baguette WEBサイト
153-0042 東京都 目黒区 目黒区青葉台1-19-10 エスセナーリオ青葉台 1F
11:00 - 24:00
不定休 TEL 080-8053-1067
--------------------------------------------------------
以上、私のおすすめのランチ、カフェでした。
どのお店もLovignetteから徒歩3分圏内ですので、ぜひLovignetteにもお立ち寄りください!
桜も今週の3連休には綺麗に咲き、お花見日和になりそうです!

本日の桜。蕾もふっくらとして花びらが今にも開きそうです。
開花が楽しみですね!

Lovignette中目黒は結婚指輪、婚約指輪、ファッションアクセサリーをハンドメイドで制作しています。
使い込むことで馴染んで艶めき、日常に溶け込むジュエリーです。
一つ一つ丁寧に作り上げた“小さな美術品”を店頭にてぜひご覧ください。
1からデザインを描きおこすフルオーダーメイド、新しいデザインに作り変えるリメイク���ュエリーも承っております。
最近はお祖母様、お母様から引き継いだエンゲージリングからダイヤモンドを外し、新しいデザインにして身に着ける方も増えてきました。
ご相談やご質問は、いつでもお気軽にご連絡ください。
中目黒駅から徒歩5分、代官山駅から徒歩8分、恵比寿駅からも徒歩でご来店いただけます。
皆様のお立ち寄りを心からお待ちしております。
INSTAGRAM
WEBサイト
» ご来店ご予約フォームへ
〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-17-2 土/日/祝 12:00 - 20:00(平日は予約制) 03-6427-0198
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咲きかけ蕾
今年も魔の季節がやってきた。 「咲きかけの蕾」 ............................................................................. 「ごめんね、泊めてあげたいのも山々なんだけれども…」 「先輩ごめんなさいいいい嫌いにならないでください!!!!!」 アテなし、か。 事務所の一角にあるベランダで、嫌になるほど輝く星を見て呟く。それと同時に、最大級のため息をつく。このため息で私の幸せがどれだけ減ったのかは知ったこっちゃない。私はもとから幸せになれないのかもしれない。前世の行いが悪いのだろうか。ともかく、私にとって最悪の日々が始まることになる。 それはなぜか__ 理由はただ一つ。 家に帰らなければいけないからだ。 ............................................................................. 私の両親は、私が中学に上がるころに離婚した。原因は、よくわからない。財政の事情で私は父に、弟は母について行った。離婚してすぐに釜山に引っ越し、ほぼ同じタイミングで父はすぐ再婚した。もしかしたら、離婚の原因は父親の浮気だったのかもしれない。新しく出来た母親は、3年前に韓国に移住してきた日本人だった。韓国語がおぼつく母親のために日本語を覚えろと父は言うが、私はその気になれなかった。そして、母親は子連れであり、私に2個下の妹ができた。 名前は、リオナ。 いかにも和風美人といった顔立ちでスタイルもよく、日本では読モというものをやってたらしいが、正直どうでもよかった。ここまでは単に、昔ちょっとあったけど今は幸せに暮らしてる風の家族だが、妹には問題点があった。 ............................................................................. 「こんなブスの妹になるとか最悪、、、」 妹に初めて会った日に言われた言葉だ。これが第一声なんて誰が信じるだろうか???私はそこで顔面を殴りそうな勢いだったが、なんとか堪えた。それからも続く、妹の暴言。よくある「顔がいいやつほど性格ブス」の典型的なパターンだ。家に帰ればブスと言われ、ストレスは溜まるわ寝床は無いわでもう懲り懲りだった。その家に私は、また帰らなければならないのだ。いっそのこと野宿か?と思ったが、今やトップスターの私。そんな私が野宿なんてしていたら大騒ぎだろう。メンバーにも迷惑をかけるから、それはやめにした。毎年、ランスの家にお邪魔していたのが今年はだめになり、後輩のスイに頼んだがそれもだめだった。今年は諦めるしかない。大丈夫、たった1週間。それが経てばメンバーに会えるんだ。これは試練。そう思ってなきゃ今にも崩れそうな心を奮い立たせ、私は釜山に向かうことにした。 ............................................................................. 「シェリョンちゃん、今年は帰ってこれるのね!嬉しいわ、きっとリオナも喜ぶわよ」 「そうですね」 そんなわけねえだろ、と心の中で相槌を打つも、それは口に出さない。毎年かかってくる義母の電話に、初めて帰ると応答したかもしれない。まだ日本語で話す方が楽らしい母親。私も日本語は少しずつできるようになったが、家では絶対使うまいと決めている。こんな人達と話すために日本語を勉強したわけじゃないし。 「駅にリオナ迎えに行かせるから、久しぶりにお話してあげて」 おいおいうそだろ???最悪だ、でもここで断ったら後がめんどくさい。仕方ない。意を決する。 「わかりました」 そうして、電話を終え、これからの生活への覚悟を決めた。 「わあ、おんにだ〜」 ソウルから電車で揺られて、やっと釜山についた。忘れもしないあの声を聞いて、これからの生活の厳しさを思い出す。 「久しぶり」 ぎこちない笑顔で挨拶する。 本当は今すぐ顔面を殴ってやりたい。 「笑わないでブス。あと私の隣歩かないで恥ずかしいから」 なんなんだこいつ。別にお前の隣なんて歩きたくないし死んでもごめんだ。そうしてなぜか1列で歩く私達。駅を出て、少し郊外に入った。それまで無言だった妹が、急に振り返った。その顔を、発した言葉を、私は1度も忘れないだろう。 ............................................................................. 「あのね、おんに」 「…なに」 急に上目遣い。吐き気がするからやめてくれないか。 「おんにって、弟さんいるよね?」 「…は?」 なんでスニョンの話を? 嫌な予感がする。 「私ね、スニョンオッパのこと、好きになっちゃった」 おいおい待てよ、何言ってるんだこいつ??? 「…どういうことか説明してもらえる?」 「パパに紹介してもらったの。この前会ったんだけど、すごくかっこよくて。私、好きになっちゃった」 「だから、さ」 「応援してくれるよね?」 背筋に悪寒が走るのを感じた。背後から不意打ちされたような感覚。こいつが、スニョンを? 「あいつは、なんて言ってるの」 「オッパ、私のことかわ��いって褒めてくれたの!!もちろん、おんにより、ね?」 強調しなくていいし、そんなこと聞いてないし。ということは、父が紹介してスニョンに会ったのか、この女。あいつがどう思ってるか知らないが、もし本当にそう言ったならばあいつもあいつだ。 「…どうでもいいけど、問題は起こさないでくれる?面倒だから」 「ブスで歌もダンスも下手くそなおんにに迷惑かけることある???逆に、邪魔しないでよね?少なくとも、スニョンオッパは弟さんなんだから」 ああ、そうかよ。勝手にしとけよ。もやもやする。私には関係ない。そう、これは、妹と弟の話。私は、関係ない。 ............................................................................. あの後実家につき、荷物を置いてすぐに家を出てきた。あんな家に長くいてたまるか。転がっていた石ころを蹴っ飛ばす。実家に帰るときにいつも染めている毛先の色抜きをしてきた。灰色のパーカーにショートパンツ、帽子を被り黒いマスクをつけ、丸メガネをつけている状態だ。道行く人とすれ違うも、身バレする気配は全くない。随分と来てなかった釜山。懐かしい通りを歩き、行き着いた場所は、私がスカウトされた、あのショッピングモールだった。このショッピングモールは私のスタート地点であり、同時に私を救ってくれた場所だった。ショッピングモールに入り、冷房のかかった店内を見渡す。あの頃よりも綺麗になった内装。知らないお店。ちょっぴり嬉しく、ちょっぴり悲しい気もした。そして、いつも行っていたとあるカフェを目指す。私はこのカフェに毎日のように行き通い、門限になるまではずっとここにいた、家にいたくないからね。 「…あら、シェリョンちゃん?」 私がいつも通っていたカフェ、"スミレ"。店長が日本人で、スミレという名前らしい。店内に入ると早々、声をかけられた。声をかけてくれたのは、私が通っていたころからずっとバイトをしていた女性だった。あのころは高校生だったのに、今では子供もいる母親なのだそう。 「久しぶりね!!いつもテレビ見てるわよ、ほら、いつもの席座って?」 「おんに、、、」 変わらない笑顔に、心のもやもやが浄化されていく。いつもの席、というのは、私が通っていたころずっと座っていた、カウンターの一番端の席のことだ。 「あのころはコーヒー飲めなかったわよね、何飲む?」 「今もコーヒー飲めませんよ、オレンジジュースで」 「変わらないのね」 コーヒーが飲めない私は、ここで必ずオレンジジュースを頼むことにしていた。私がいつもオレンジジュースを頼むことを知っていたおんには、途中からミキサーを家から持ってきて本格的に作ってくれるようになっていた。もう時間が遅いからだろうか、店内にはほとんど人がいない。 「はい。いつもの」 「ありがとうございます」 「…ほんと、すごいわよ、あなた。店長も喜んでた。テレビでパフォーマンスしてるほうが、生き生きしてるってね」 「そんな」 彼女が嬉しそうに話す。こういうのを見ると、やりがいを感じる。 落ち着いたBGMに身を��だね、少しの間ぼーっとする。ここはこんな振り付け…なんて、頭の中で勝手に考えているうちに、彼女はいなくなっていた。きっと片付けでもしているのだろう。ふと気づくと、斜め前に男性が立っていた。年齢は私と変わらないくらい、 カフェの制服を着ているから、きっとアルバイトだろう。彼は私に気づいたのか、少し恥ずかしそうに微笑んだ。 「そのこね、あなたのファンなのよ」 「あっちょっとそれは…!!!」 「いいじゃないの、滅多に会えないわよ?」 「へぇ…どうも」 私が挨拶をすると、顔を真っ赤にし俯いてしまった。というか、いつの間に戻ってきたんだ。と思ったら、また消えている。何してるんだろうか、おんには。 「…あの」 「なにか?」 話しかけておいてもじもじしている、もっと堂々とすればいいのに。 「俺、オーディション受けたいんです」 「はあ」 唐突すぎて、気の抜けた返事しかでなかった。 「ずっと前から音楽の道に入りたくて、ダンスも歌も独学でやってきたんです。でも独学じゃだめなのかな、って、不安になって」 そう話す彼は、私より2つ下の20歳なのだそう。大学にも通い、就職先も安定しているらしい。ならなぜ、そんな険しい道を通ろうとするのだろうか? 「テレビの前で輝く、アイドルの人達に憧れたんです。も、もちろん、あなた…にも。」 そこで照れるのかい。でも、先程までの自信なさげな表情ではなく、彼はとても活き活きして見えた。 「ありがとう、礼を言うよ。」 「私から何を求めたいのかは、わからない。けど、言えるのは、挑戦してみなってこと。私だってダンスや歌を習ってたわけじゃなかったから。」 「それに、人生一度きりじゃない?やりたいことやって、楽しみなよ。つまらない人生なんてもったいないでしょう?」 久々に良いこと言った気がする。これは自分が生きてる上で見つけた教訓だ。私が話してる最中作業を止めていたらしい彼は、私が話し終わると慌てて作業を始めた。そして何かを決心したように頷いた。 「そうですね。僕は何かに怯えていました。」 「ありがとうございます。やっと目覚めました。オーディション、受けてみようと思います。」 「あなたを、振り向かせて見せます」 うん。それでよし…って、え?? 「ちょ、どういう…」 気がつくと作業を終え、先に上がろうとしていた。動きをぴたりと止め、深呼吸をする。私が何も言えないでいると、照れくさそうな笑顔でこちらを見て、おんにに挨拶をして店を出ていった。なんてこった。こんなの、公開告白のようなものではないか。いや別に、なんとも思わなかったしあれだけど、とりあえずびっくりした。あんなふうに言われるのも初めてだし、それにリオナとのこともあったから、少しどぎまぎする。 「な〜に口開けてるの。終わった?」 にやにやした顔でおんにが近づいてくる。くそ、この人計算済みだったのか。その手には、簡単な食事が乗せられていた。 「きっとあなたのことだろうから、家帰ってもごはん食べないんでしょう?食べていきなさい」 「や、別に…、���りがとうございます」 「いつものことでしょう?」 そうして、温かいご飯を食べる。このまま、時が過ぎればいいのに。 ............................................................................ 「…父さん?」 久しぶりの父からの電話だった。 離婚してから、初めての電話かもしれない。俺は練習室を抜け出し、電話に出た。 「スニョンか。元気にしてるか?」 「うん、俺は」 「それより、なんで電話?」 母さんと父さんが別れてから、父さんが俺に用事があるなんてよっぽど無いはずだ。どうしたのだろうか? 「実は、会わせたい人がいるんだ。」 「会わせたい人?」 "会わせたい人" とは、どういうことだろうか。 「そうだ。休みの日は無いのか?」 「多分、今週末は何も無いはずだよ」 「じゃあ今週末、ソウルに行くから、とびっきりのオシャレしてこいよ」 「お、おう」 電話を切る。とびっきりのオシャレをしてくる必要、、、なんだ、全く思い浮かばない。これ以上練習を抜けているのもあれなので、とりあえず戻ることにした。 時は流れ、土曜日。父さんの会わせたい人に会った。彼女の名は、リオナ。ぬなの義妹で、日本人なのだそう。話してみると性格も良さそうで、なかなか可愛い子だ。 「スニョンさんって、アイドル活動���れてるんですよね、かっこいいです」 笑顔でそんなことを言ってくるから、少し心が揺れ動く。 「そんなでもないよ、ほら、君も、可愛いと思うし」 「ほんとうですか?うれしい!」 日本語を教えてもらったり、さまざまなことを話した。でも、俺が引っかかったのは、ぬなの話をしたときだった。 「ぬなは元気にしてる?」 「おんに、は…元気にしてますよ」 一瞬、顔が引きつったのがわかった。まるで、話題に出して欲しくなかったみたいに。だがすぐ笑顔になり、それからはなんともなかった。これは、俺の勘違いだろうか?そんなこんなしてるうちに帰宅する時間になり、別れの挨拶を言おうとしたところだった。 「あの、スニョンさん」 びっくりした。立ち上がって会計をしようとしたら、服の袖を掴んでいるのだから。 「今日、あなたに会えて本当に良かったです。もっと、知りたくなっちゃいました」 少し照れたように俯きながら話す彼女。 驚きすぎて、初めての状況で頭が働かない。 「えっと…?」 「あっ、ご、ごめんなさい!!迷惑、ですよね。」 悲しげに笑う彼女を見て、少しだけ胸が痛む。 「でも、また会いたいです。…会って、くれますか?」 平均よりも小さい身長、上目遣い、その瞳に何もかもを奪われそうになる。ぬなとはなにもかもが反対な彼女。 「いいよ」 そう言うと、彼女は無邪気な子どものように喜んでいた。ぬなにこんな妹ができたなんて、言ってくれればよかったのに。 ............................................................................. 私が実家に帰ってある日のこと。今日は何ヶ月ぶりか、雨が降っている。そして今日、運悪くも妹の来客があるということで、私は朝早々と家を追い出された。当然、家に私の傘は無いのでなんとかパーカーでしのぐ。今日もいつもと変わらない服装。強いていえば、ズボンをダメージジーンズにしたくらいだ。持っているのは財布と携帯のみ。雨に濡れているのもあれなので、とりあえず近くの公園の小屋に避難することにした。懐かしい公園���屋根にはたくさんの落書きがされてある。小屋の中にあるベンチに座り、雨に濡れる遊具を見ながらぼーっとしていた。雨の音に耳を澄ませる。だんだんと視界がぼやける。いつの間にか、私の意識は消えていた。 ............................................................................. 「オッパ、わざわざ釜山までお疲れ様です!」 「ううん、俺もリオナちゃんに会えて嬉しいよ」 「そんなっ…」 俺は今、釜山に来ている。その理由は他でもなく、彼女に実家に来ないかと言われたからだ。ちょうどスケジュールも空き、もしかしたらぬなに会えるかもと思って来てみたが、ぬなは外出中だと言った。朝から元気な彼女に連れられ、初めて父の再婚相手と顔を合わせる。日本人の女性で、母親と少し雰囲気が似ていた。おぼつく韓国語で挨拶してくれたので、こちらも韓国語で挨拶をした。すぐに部屋に連れられ、2階へと上がり彼女の部屋に入った。いかにも女の子らしい内装の部屋。そう言えば、2階に上がるときに他の部屋を見なかった。ぬなはどこに寝泊まりしてるのだろうか。 「あっ、そこらへんに座っててください!今お茶持ってきますんで!」 レースのスカートがふわっと揺れ、本当にぬなとはちがうなとつくづく思う。彼女を待っている間に、部屋を見渡す。女子の部屋なんて入ったのは初めてだし、なにより年下だ。気持ちを引き締め、座っていることにした。そのときだった。 「…これ、」 ふと目に付いたゴミ箱。人の家のゴミ箱を漁るなんて常識外れかもしれないが、これを確認しない訳にはいかなかった。ゴミ箱に近づき見てみると、やっぱりそれは考えていた物と一致した。そこにあったのは、ぬながいつもつけていたネックレスだった。何かが俺を襲ってくる。何の感情だろうか?ネックレスをそうっと抜き出し、服の袖できれいに拭く。三日月がきれいに輝き、その上に座る猫の瞳が妖艶に煌めく。 「オッパ〜、お待たせしまし…」 「これ、どういうこと?」 「えっ…?」 彼女の前にネックレスを突き出す。部屋の光に反射し、ネックレスが輝く。戸惑いを隠せない彼女。やはり俺が感じた違和感は、当たりだった。 「それは、もういらないから」 「これ、ぬなのだよね?」 「あ、あれ??私間違っちゃった!似たようなの私も持ってるから」 と、俺の手から必死にネックレスを奪おうとする。だめだ、抑えきれない。 「いい加減にしろよ」 低い声が響く。彼女が驚いたように俺を見つめる。そんな目はもうどうでもいい。 「わざと捨てたんだろう?」 「ちがっ」 「本当に違うなら、その似ているネックレス、見せてよ」 言葉に詰まる彼女。ぬなが彼女のことを一言も口に出さない理由が、やっとわかった。彼女が少し、歩み寄ってきた。 「あのね、私、本当にあなたのことが好きなんです。おんにが仲良さげにしてるのを見たら、辛くなっちゃって…」 泣いていた、これが彼女の本当の顔だろうか? 「俺を好いてくれるのはありがたいよ」 「でもね、」 「俺の好きな人はシェリョンだから」 目に涙をためて唖然とした彼女を一人置き、荷物を取って走って家を出ていった。ぬなの行方を探すために。 ............................................................................. 「そんなところで寝ていた��、風邪ひきますよ?」 どのくらい寝ていたのだろうか。雨はまだまだやむ気配もない。いきなり声をかけられてびっくりし、思わず小屋の柱に頭をぶつける。痛そうにしていると、微笑みながら近づいてくる影があった。 「あんたは…」 カフェで会った、あの男だった。なぜこんなところにいるのだろうか。 「僕、あのあとオーディションに応募したんです。再来週、受けることになりました」 「へぇ…」 携帯を見ると、時間は10時。2時間ほど寝ていたらしい。オーディションを受けると言った彼は、カフェで会ったときよりも随分印象が違った。 「それよりも、服びちょびちょですよ」 「うわ、ほんとだ。」 気がつかなかった。気づけばパーカーは変色していて、ぐっしょりだった。 「前のお礼もしたいので、家に来ませんか?」 「いや、別にこれくらい…」 「傘持ってきてないんでしょう?」 そうだ、私は傘を持ってきてないんだった。でもほとんど知らない男の家なんて正直言ってお邪魔したくない。 「風邪ひいたら困りますし、行きましょう?」 私にタオルを被せ、手を引っ張る。 「ちょ、ちょっと!」 だめだ、聞いてない。手は相変わらず引っ張られたままで、小屋の外に出た。いよいよ本降りになってきた雨。傘をさし、相合傘みたいになっている。どうにもできないままこのまま引っ張られていくのは覚悟しなければ。そう思っていた。そのときだった。 「ぬな!!!!!!」 ............................................................................. 「ぬな!!!!!!」 ハッと我にかえり振り返ると、傘を持っているのにびしょびしょに濡れた弟がいた。 きっと走ってきたのだろう、息が弾んでいる。 「すにょあ、どうして」 「……」 彼の方はスニョンを見て何かを考えているようだった。手は離してくれない。スニョンが近づいてくる。 「おい」 「…なんだよ、」 初めて聞いた、男のそんな口調。さっきまで敬語でふわふわ感出してたくせに。 「離せよ、手」 「なんでお前に指図されなきゃなれねぇんだ」 「すにょあちょっと」 口元に人差し指をたてて、喋るなと牽制してくる。一丁前になりやがって。 「言っとくけど」 「そいつ、俺の女だから」 は??????女??????何言ってんだこいつ。 誰がいつあんたの女になった???そう言うと、彼は観念したかのように手を離した。途端にスニョンが駆け寄ってくる。いまいち状況が掴めてない。ちんぷんかんぷんだ。 「そうですか…、」 「でも、諦めませんから」 「あなたよりも有名で、かっこいいアイドルになって迎えに来ます」 そう自信まんまんに呟くと、彼は傘をさしてどこかへ歩き出した。途端に、緊張が抜けたのか、脱力してスニョンが座り込んだ。 「すにょあ、俺の女って」 「あ、…えと、」 「すごい演技力だよ!!!!!!!」 私は感心していた。あの場をくぐり抜けるためにあんな演技をするなんて。そう褒めてやってるのに、彼のほうはなぜか落胆していた。それにしてもあの男、結局なんだったのだろうか。雨がひっきりなしに降っている。スニョンが持ってきた傘をさし、2人で佇んでいた。 「っ…うわ、びっくりした」 急に彼が立ち上がって、私は思わずよろける。傘に入ってるため、普段よりも距離が近い。昔はなんとも思わなかったこの距離が、今では少し意識してしまう。私よりも幾分か大きくなった背、その���はちょうど10cm差くらいだろうか。顔を見ようと見上げようとした瞬間だった。 「あっちょっ」 急に抱きしめられた。きつく、何かに縋るように。あまりにも唐突なことで傘を落としてしまった。きっと、彼にも思うことがあるのだろう。私も腰に手を回し、優しく背中をさすった。彼の手が私の背から顔に移る。雨に濡れてまつげに滴る雨粒を拭うように顔を撫でる。そんな技術どこで覚えたんだ、普段見る弟とは全然違った。されるがままになっていた私は、やっとの思いで顔を上げ、彼の顔を見ることができた。 「…っ…」 びっくりした。そんな顔するんだ、ということに。優しく微笑み、まるで、愛してやまない人を目の前にしてるかのように。びっくりしているとまたきつく抱きしめられた。情緒不安定か、この野郎。今日ばかりはいいか、と思い、身を預ける。その瞬間に起きたことを、私は2度と忘れることは無いだろう。 「すにょあ…っ」 名前を呼びかけた瞬間だった。私の口が、何かによって封じられた。それはあたたかく、久々に感じた人の体温だった。そして柔らかく、何かに包まれるように。驚きすぎて言葉も出ない。離してとも言えない。でも、このままでいいかなと思った。何故かは分からないけど、このままでいいと思った。雨に濡れながら、互いの熱だけを感じて生きている。そして、そのまま目を閉じた。 ずっとこのままでいたい、そう思ったなんて恥ずかしいじゃない。 ............................................................................. 咲きかけの蕾は、咲く季節を間違えたみたい。でも、そんな花もありだと思う。
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『はがしてお召し上がりください』
「スグリさん、会議までにこれコピーしといて」
都心にある雑居ビル3階のオフィスは、ドアに「舎人印刷」と書かれたうらぶれた看板があるだけの、ワンフロアーの小さな会社だった。日がな営業が出入りし、経理は指サックをお供に電卓を叩く。
私は受付、という名の雑用係。昔ながらのスタイルで営業する会社なので、飛び込みのお客さんというのはまずいない。まあ、印刷会社に飛び込みで来る人なんていないだろうけど……
「はあい」
慣れないエクセルの表計算と格闘しながら、突き出された資料を受け取る。
「スグリさん」
もう一度声がして、私は顔を上げた。誰よこの忙しいのに……
顔を上げると、ヨシノがにかっと笑って親指を立てる。
「バカ、誰かに見られたらどうすんのよ」私はギリギリヨシノに聞こえるくらいの声で呟く。それからフロアに聞こえるくらいの声で「わかりました」とだけ言って、ヨシノを無視してコピー機の方に歩いて行った。
机に戻ると、いつものようにキーボードの上にシールが貼られていた。
赤いシールには白文字で「はがしてお召し上がりください」と書いてある。ヨシノと私を繋いでくれた、小さなシールである。
数年に一度採用されるかわいそうな新入社員とかき入れ時の営業を別にすれば、舎人印刷は重役連中も中堅どころも大抵18時退社を守っている。特に印刷の仕事に興味があったわけでもないけれど、求人広告とにらめっこして事務職を転々としながらここに流れ着いた。おじさん達はたまに発するオヤジギャグさえ交わせば根はいい人だし、一緒に飲みにさえ行かなければ大人しいもんだし、必ず定時に帰れるので気に入っている。
私は、家に帰るとまず食事の用意をする。外食するより全然安上がりでいい。
「ただいまー」
玄関から声がして、ヨシノが入ってきた。
「ただいまー、じゃないでしょ。ここは誰の家?」
「タカコさん、です」
「よろしい」
営業として入社したヨシノは、私とほぼ同期入社。歳はひとつ上だった。 大学を中退して海外を転々としていたらしく、親戚の親戚ぐらいのつてで舎人印刷に入社していた。
「今日は早かったね」
「ちょうど穴かな~そろそろ暇になるよ」
「生意気だねぇ。まだヒヨッコのくせに」
「そっちだってヒヨッコのくせにー」
「あんたとは年季が違う」私がやり返す。
ヨシノはふくれっ面をして見せてから、ネクタイを外した。
ヨシノと私はほぼ毎日、どちらかの家でごはんを食べる。だからこんな軽いやり合いも、もう私の日常になっていた。
「俺たちもそろそろ1年だよ」とヨシノが言う。
「へえ?何が?」
「付き合い出してから」
「何言ってんの」
ヨシノをあしらって台所へ行く。「だいたい、入社してやっと1年でしょ?」ナベの中を見ながら、私は半ば独り言のように続ける。「まあ確かに、職場でも家でも毎日一緒に過ごしてて、結婚したらこんな感じかなあなんて思わなくもないけどさ」
ヨシノと結婚できれば、きっと幸せな家庭になるだろう。ヨシノは優しいし、子供が好きだ。私と音楽や映画の趣味も合う。実際にそんな話をしたことはないけど、私はヨシノがそう言ってくれる日を夢見ている。
ワイシャツのボタンをひとつ外して、ヨシノが台所に歩いてきた。真面目な声で「タカコ」と言う。
「何よ」 何となくドキッとしながら、私は振り返る。さっきの言葉、ヨシノに聞こえたんだろうか。
「今日の晩めし、何?」
「……確かに重大事ね」 ヨシノには結婚より何より、自分のお腹である。 呆れて笑った私に、すかさずヨシノが言う。
「タカコのその顔、好きだよ」
「あ、そう。それはどうも」 私はついいつも、こんな言い方をしてしまう。 ヨシノはまたふくれて、食卓の用意を始めた。
私たちは夕食を済ませて、テレビを観たりゲームしたりして過ごす。狭い浴槽にざぶんと一緒に浸かって、日が変わる前には布団に入り、愛し合う。あっさり寝る日もあるし、お互いの幼い頃のことや想い出話をすることもある。
「俺さ、親父しかいないんだよ」
「知ってるわよ」
「そうか……」と言ってから「母親の話、したっけ」
「んー、亡くなったんだっけ?」
「違う」それからヨシノはしばらく考えるようにして「家出」と言った。
「お母さんが?」
「うん。俺と親父は捨てられたの」
「捨てられたって、何もそんな言い方しなくても」 いくらなんでも、自分の親なんだから。
「いつのこと?」
「俺が小学校低学年くらいのとき」
「低学年くらいって、何歳だったとか、ちゃんと憶えてないわけ?」
「うん」 ヨシノの声は、ほとんど聞き取れないくらい小さかった。
「ふうん」と私は少し考えてから「それから逢った?」
「ううん。家出した人だし」
「逢いたいとか、思わなかったの?」
「家出した人だもん」
「私だったら絶対捜すな。だって、お母さんでしょ?」
私は母と仲がいい。自分の腹を痛めて死にそうな思いをして産んでくれた人である。反抗した時期もあるけど、今は月に2、3回は電話する。
「そうだけど……」
「あんたってやっぱり、ちょっと変わってると思う」 そんな大事なことを放っておくなんて。
「そうでもないよ」
「そうでもあるよ」
「そうでもないって」 隣にいるヨシノの頬が少しずつ膨らんでいくようで、私はむきになってつい言い返す。
「そうかなあ?」
「そう。で、何だっけ」
ヨシノは私の首の下に敷かれた腕まくらを外して「何でもなかった」とそっぽを向いた。
「ごめんごめん。ちゃんと聞くからさ」
「タカコはいつもそうだもん。いいよ」
付き合い始めて半年とちょっと。相変わらず毎晩一緒に眠って、愛し合うけど、ヨシノがそうやって、そっぽ向いて眠る日が増えた気がした。
12月に入って、舎人印刷もそれなりに忙しくなってきた。この月は少し残業をしなければ年が越せない。忙しくて週末に遊ぶ気力を残せずに、土日も昼まで寝たり家でぼーっとしている日が多い月だ。
私はクリスマス直前の日曜日に、気力を振り絞ってクリスマスプレゼントを買いに行くことにした。私用と、ヨシノ用。私用には、来年分の手帳、ヨシノにはマフラーか手袋あたりにしようかな。遠くまで行くのは面倒なので、自宅から電車で一本の、渋谷に出向く。
ヨシノは一緒に買い物に行きたがったが、私は断った。プレゼントは開けるまで知られない方が良いし、この人出が多い中万が一二人でいるところを会社の人に見られたりしたら大変だ。
ヨシノに茶色のマフラーを買って、ケータイでプレゼントを買った旨報告する。
ケータイの返事はなかった。ヨシノはその日、うちにも来なかった。
「スグリさん、会議室にコーヒー三つください」
翌朝出社すると、ヨシノは普段通り仕事をしていた。私の後ろを通り際、用事を言いつけて会議室に向かう。
はあいと返事をして顔を上げたが、もうヨシノの姿はなかった。
「スグリさん、よくヨシノさんに用事頼まれてるわね」
先輩事務の女性がキラッとこっちを向いて言うが「気のせいですよー」と返す。「きっと私が同じ歳だから、頼みやすいんじゃないですか?」バカヨシノ。親指立てたり余計なことするから、見てる人は見てるじゃないよ……
「ふうん」と先輩は吟味するように私を見て「スグリさん、明日は予定あるの?」
「明日ですか?いいえ」 明日はクリスマスイブか……でもこの話の流れからいくと、ありますなんて言えない。 「何でですか?」
「友達と何人かで、話題のイタリアンに行くのよ。ワインが美味しいらしくて」
「そうですか」
「よければスグリさんも、どう?」
あるに決まってるじゃないよ、予定。そんなに独り身に見えるわけ? イブにわざわざ私を選んで誘わないでよ……
そう言いたい気分をぐっとこ��えて、私はついこう返してしまった。
「ええっと、考えさせてください」
帰宅後、イブの夜先輩事務に誘われたとヨシノにメールした。そんなの蹴って俺とデートしようってすぐ返ってくるかと思ったのに、ヨシノからの返事はなかった。私は頭にきて、翌日先輩の顔を見るなり「まだ間に合いますか?」と言ってしまった。
「カンパーイ」
先輩事務と私、それから先輩の友達だという女性3人。先輩と言っても私とそんなに歳が変わらないので、新しいショッピングモールやらファッションなどそれなりに話題は共通している。
「でもイブに、女5人なんて寂しすぎるわよね」 スープが出てきたあたりで、女性のうちの一人がしんみりと言い出した。
「そうですよね」 私には彼氏がいるけどね、ちゃんと。
「うちもそう。親が見合いしろってうるさくて……いろんなところに私の写真、渡してるらしいのよ」
「ああ、成人式の写真でしょ?うちもどうも配ってるみたい」
「撮らせたりしなきゃよかった。しかもあの頃よりだいぶ太ってるし」
「でもさあ、もう昔じゃないんだから30過ぎたら嫁き遅れだとか、止めて欲しいわよね」
「そうよねー」
30を過ぎた先輩方の話は、イブであってもなくても結婚話だ。私もそろそろ嫁き遅れと言われてしまう。ヨシノは、まだ結婚する気ないのかな……でもまだ入社したてだしなあ。
「そうそう、この後輩のスグリね」と先輩事務が3人に言う。「私が誘って連れてきたんだけど、ちょっと気が強くて彼氏もなかなかできないのよ」
はあ?誰がいないって言ったよ。
「彼氏、いますけど……」
「もー。ここまで来て強がらなくていいって。仕事もできる子だからさ、後輩とかいい人いたら紹介してあげてよ」
何言ってんのよ後輩だろうが何だろうがいい人がいたら真っ先に自分が付き合うわよ。あ、そっかー。年下もアリよね。女4人のオトコ話は尽きない。私はナプキンをばんとテーブルに置いてバッグをひっつかみ「失礼します」と言ってその場をあとにした。
皆は2月が一番寒いと言うけれど、今年はいつになく寒い12月だった。店を出て即ヨシノに電話した。 眠そうなヨシノの声が「どうしたの?」と言う。
「ごめんね、イブの夜なのに」
「いいけど。何?」
「先輩事務と友達たちはつまんなかったよ」
「それで?」
「今から、行ってもいい?」
「いいけど。結構飲んだの?気を付けてね」 コンビニで酔い覚ましの水を買い、エレベーターを上がる。
「プレゼント、家に置いてきちゃった」
「いいよ。クリスマスは明日だから」ヨシノはいつだって優しい。
「明日はタカコの家に行くけど、明後日はお互い自分ちで過ごさない?」
「なんで?」
「もうちょっと、自分の時間が欲しくなったから」 ヨシノはそう言った。 私は一人でいることが何より嫌いだったけど、ここで別の意見を言うのは得ではない気がした。
「いいよ。浮気しないでね」
私たちはその日もざぶんとお風呂に入り、愛し合って眠った。
ヨシノとはそれからまた仲直りをして、お互いの家を行き来するようになった。それぞれの時間を尊重するということで、毎日一緒に眠るということはなくなった。
年が明けて��ばらくした頃、私は歯医者の予約を書くため手帳を開いた。
ない。シールがない。はがしてお召し上がりください。そう書いてあるシールが、手帳に一枚もないのだ。
私はとっさにフロアを見回したが、ヨシノは営業中なのか机にはいなかった。
あのシールは、ヨシノが営業で外に出るたびに持ち帰ってくるシールだった。よく考えれば、どこで手にはいるのか私は知らなかった。ヨシノが入社して間もない頃、私たち二人以外フロアにいないとよくヨシノは私のところへ来て、シールを貼っていった。私は変な新人が来たなと思いながら、ヨシノからもらったシールは全部手帳に貼った。ときどきは私が席にいないときに、マウスの裏や引き出しの中に貼ってあることもあった。
シールが少しずつ増えるたびに、私は少しずつヨシノを意識するようになっていった。
「ねえヨシノ」
ヨシノの部屋で晩ごはんの後片づけをしながら、私はテレビを見ているヨシノに話しかけた。
「なに?」
「あのシール、もうないの?」
「シールって?」
ヨシノはとぼけてるんだろうか。
「あのシール。はがしてお召し上がりくださいってやつ」
「ああ」
「あれ、今年になってから一度ももらってないんだけど」
「それはあれだよ、タカコが最近笑わないから」
「それは、ヨシノが最近シールくれないから」それに最近、一緒に寝ることも手を繋いで歩くことも少なくなったから。
「タカコ」 ヨシノの目は、いつになく真剣だった。
「何よ」
「いや、やっぱり何でもない」
「何よ」 さっきより語気が強くなったのを自分でも感じながら、私はヨシノに詰め寄る。
「俺、タカコの服ぐらいしかはがせなかったみたいだね」
この男は突然何を言い出すんだろう。 「ヨシノ、それどういうこと?」
ヨシノはたっぷり間を置いてから、切り出した。禁断の言葉。
「俺たちさ、別れた方がいいんじゃないかな」
内蔵がずーんと落ちていく感じがする。底なし。身体の中が空洞になって、全身ががんがんする。ついにきたかという言葉と、どうしてこのタイミングでという想いが頭の中を巡る。
「何でよ。私たち、うまく……いってたじゃない?」 そりゃすれ違ったけど、ときどき喧嘩はしたけど……それがそんなに深刻なこと?
「そうかな」
「クリスマスプレゼント、気に入らなかった?私すぐヨシノのことからかうから?」
「そういうことじゃなくてさ」 ヨシノの声は、あくまでも穏やかだ。
「じゃあ、どうしてよ」
「タカコは強がりでマイペースで、俺じゃどうしようもなかった、のかな」
「私のどこが強がりでマイペースよ。一人で寝るのは何より嫌いだし、一人で映画に行くのも嫌だし、一人じゃ何にもできないのに」
そういうことじゃなくてさとヨシノは笑う。こんな状況で、どうして笑ってられるのよ。
「いつまでもヨシノって呼ばれるのも、嫌だった」
「だったら嫌だって言えばいいじゃない」
「言ったら、直してくれた?」
「直したと、思うけど」
そうかなとヨシノは笑って、「でも直さないのがタカコなんだよ」と言った。その言葉に非難めいた響きがなくて、私はかえってむっとした。
「ヨシノだって、私のこと好きだっていったことある?愛してるなんて聞いたことない」
「そうかな」
「そうよ。それにそんな結論の付け方、ないわよ。ちゃんと話してよ」
「俺ははがせなかったんだよ。タカコの鎧を」
私に鎧なんてない。私はいつだって、ヨシノに正直だった。
そう言いたかったけど、そう言える自信がなかった。
「好きじゃ、なくなったの?」
そうじゃないよとヨシノは首を振った。ただ疲れただけだと。
終始言い訳のない子供を諭すような、穏やかさだった。
そうして私たちは、別れた。
ヨシノはその半月後、会社を辞めてどこかへ行ってしまった。アパートを訪ねたけど、チャイムを押してもヨシノは出てくれなかった。
そのときになって初めて、私はヨシノの実家のこともお父さんの話も、ちゃんと真面目に聞いたことがないのに気づいた。
そのシールを見つけたのは、意外にも家のすぐ近くのカフェだった。
ヨシノと別れてから、自分一人の時間しかない人生に慣れようと、慣れないことをたくさんやった。仕事帰りにDVDを借りたり、レディースデーに映画を観たり、普段忙しくて通り過ぎるだけのカフェに、仕事帰りに立ち寄ったりもした。
その日店内はいつになく混んでいて、私は仕方なしにサンドイッチとアメリカンをテイクアウトした。するとアメリカンが入った紙カップの、プラスチック製のフタに空いた飲み口に、中身がこぼれないように赤い見慣れたシールが貼られていた。
はがしてお召し上がりください。
赤に白地で書かれたその言葉に、私はどきっとする。店員から受け取ったそのドリンクを取り落としそうになって、慌てて左手で押さえ直す。
営業の合間に、ヨシノはカフェに寄ったんだろうか。私のためにわざわざテイクアウトまでして。ヨシノは毎日毎日、フロアに人がいない時間を見計らって、私のそばに来て、このシールをくれてた。ヨシノがはがそうとしてくれた鎧を、私は頑張って締めつづけた。ひとつ年上のヨシノにバカにされたくなくて。優しくて素敵なヨシノに呆れられたくなくて。
私はヨシノに、何をあげられたんだろう。
それがヨシノの愛情表現だったって、どうして気がつけなかったんだろう。
ヨシノ、どこ行っちゃったんだろう。元気にしてるんだろうか。また逢えるんだろうか。
はがしてお召し上がりください。ヨシノがはがせないシールなんて、きっと誰にもはがせないから。ヨシノ、帰ってきてよ。私、待ってるから……
強がりな自分にバカねと笑って、遅すぎる涙が私の頬をつたった。
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【我的上海旅 vol.1〜通信と地下鉄事情〜】
大阪からの便が非常に安いので、年末年始を利用して上海へ5泊6日行ってきました。

いつもちゃらんぽらんな旅ばっかしてるけど、今回はわりかし意味のある旅ができたかと思います。
なんで上海に行くことにしたのか
実は戦前にうちの祖父が祖父のお父さん(私のひいおじいちゃん)が鐘紡(現カネボウ)に(恐らく)指導のために駐在員として上海で勤めていたため、数年間上海に住んでいたのです。
個人的な話にはなるのですが、一昨年祖父が亡くなって、会ったことのない親戚が集まって、ふと���にしたことがきっかけなのです。
それがどうやらうちの祖父は上海に住んでいたらしい、ということを。
ということで手始めに聞き込み調査。
祖父のお姉さんの家へ調査。写真を見せてもらったり、当時の暮らしぶりについて聞く。ひいおじいちゃんはなんで上海で勤めていたのか、どんな暮らしぶりにだったのか、なんで日本へ引き揚げてきたのか、など。
写真を見ている限り、かなり良い生活をしていたことがわかりました。(その後支那事変が昭和12年に起こり、昭和16年に私の曾おじいさんがなくなったので、日本に引き揚げてきたそうです。)
当時は技術員として上海にいたのですが、(おそらく)管理職か指導員だったようなので、結構いい生活をしていて、家には紫壇家具があったり、当時高価なレコードと蓄音器があったり、メイドさんも家にいてたそうな。
でも庶民的に立ち食いラーメンや市場でご飯食べたりしたんだとか。
、
この暮らしって一つの家庭としてみると、誰もが羨む暮らしだと思うんですが、当時はなんせ第二次世界大戦前。国家レベルの政策だったり、地元の人との関係性、すべてそういうのが、露骨に見えている時代だと思うんです。デリケートなことでもあり、すごくそそられることでもあるんです。
この時代のことは教科書レベルでしか知らない私世代。
改めてその時代を生きていた人に話を聞くのはとても不思議な感覚です。
あとはうちの祖母の家から何枚か写真を撮り、それを持って上海で地元の人に聞いて調べようということです。正直当時のことを鮮明に知っている人がいないので、写真を頼りに行ってきました。
(後々、当時の写真も公開します。こういうのって出してもいいのかな)
また今回の旅では
・中国の現代アートに触れる
・雲南コーヒーとはなんぞや、中国のコーヒー文化とは
・宿泊先は基本ローカル、ローカルの暮らしを知る
・映画を観る もできればと。
とまあ欲張りな旅です。
そん��こんなで長くなりましたが、1日目からダラダラと綴っております。
またたった5泊6日の旅なのですが、色々ありすぎて1記事1日分で書いていきます。
またそれだけでは面白くないですし、せっかく読んで頂くので、旅の記録とともに中国事情も挟み込んでいくので、これから上海へ旅行に行かれる方の参考になればと。
(元ネタはネットの情報を引用している部分もあります。ご了承ください)
【DAY1】
今回は中国初となるLCC春秋航空で上海へ。
なんと春秋航空は預け入れ荷物をが1個無料で、席も日本のLCCより断然ゆったり。
クオリティは高いんですが、なんせ中国のキャリア。
航空カウンターは中国人で溢れかえってます。
ぎりぎりに空港に到着するのはオススメしま��ん。(笑)
今まで中国のキャリア使ったことがあり、毎回このことについて対策を取らねばと思っているのですが、今回もぎりぎりに到着。
12:50の便です。なかなか良い時間帯です。
機内は日本語アナウンスがあるんですが、CAは中国語しか話せない人もいます。アジア顏なんで、基本中国語で話しかけられますよね。
到着する空港は上海浦東国際空港です。
(市内の西側にももうひとつあるんですが、国際線発着はほとんどPVGです)
SIMカード買うことにしました
市内に行く前に、今回の私の旅はカウチサーフィンなので、現地の人と常に連絡が取れることがマスト。ましてやいつも旅でお世話になっているGoogle関連は全く使えません。
(ゲストハウスとかに泊まるならまだしも)
レンタルWiFiも考えたのですが、1人で使うには割高。
安くても5000円オーバー。
ということでネットで下調べをした結果、SIMCardを使うのが得策だと。
(なんせ私のiPhoneはSIMフリーなのです。やっとここで使えるときが!)
購入できる場所は到着ゲートを出て右手にレンタルWiFiやSIMの看板が出ているので、そこに行ってください。
キャリアはチャイナテレコム、チャイナユニコムを発見しました。
(カウンターのお姉さんは英語が使えます。ご安心を)
1年間有効で3GB(上海市内2GB、他の省だと1GBで使えます)
6日間でずっと使ってもなくなりません。
ネット速度は3G回線、4G回線どっちも使えます。
料金は250元です。(日本円で4000円くらい)
あと1年間有効みたいです。だれかいる?
値段は思ったより高かったのですが、調べるとAmazonや楽天でも事前に注文することは可能でした・・・(しかも激安。これ全力でお勧めする)
しかもネット検閲対象外のため金盾の問題は解消!くそぅ。
旅には反省は付き物やさかいに。
軽く上海のネット事情について
WiFiは地下鉄構内だけでなく、電車内もバス内にも通っててネットには困らないでしょう。ただスタバも然り、カフェなどの公共の場所でネットを使う際に、電話番号を登録しないといけません。まぁ不便ですわ。あと偏見もあるんですが、中国のWiFi回線、あんまり信用できません(笑)スピードもすこぶる遅いです。
またGoogle関連が使えないと言いましたが、それだけではなく、facebook、Twitter、line、Instagram、YouTube使えません。
中国の金盾のせいですね。
ちなみにNetflixでオフラインでも映画観れるようにダウンロードしていたんですが、一度日本で再生しないと、オフラインオンラインに関わらず見れませんでした。ご注意を。
そこで取って代わって使われているのが
LINE→wechat
Googlemap→百度地図
(これむっちゃ便利です!場所も正確でほとんどの場所が網羅されている。場所やエリア検索して、そこから美味しいお店を探したり、映画の時間をそのまま調べて予約できたり、UBERみたいにタクシーもこれで呼べたりと何かとこれひとつで全て事が片付いてしまうのです。ただ使用には中国での電話番号の登録が必須です)
YouTube→微博(ウェイボー)
facebook→人人網
まだまだあります。結構システマティックなので、これらを使いこなせるとかなり旅行は便利なものになると思います。
もちろん、金盾解除する方法はありますよ。現地の人もfacebookとか使ってますもん。
結論、レンタルWiFiよりSIMCardのほうが電話番号を取得して使えるので、断然オススメです。(SIMフリースマホ持っている人に限る)
またどうしても金盾超えてfacebookとかLINE使いたいって人に抜け道があります。
以前はややこしいことしなくても使えたんですが、、、
2015年にNYに行くのにチャイナエアーを利用した時、6月くらいはOPEN DOORというiPhoneのサーチエンジンアプリで壁越え出来たんですが、NY帰国時には使用不可になっていました。
(実際このアプリは中国のネット回線よりも早く、ユーザーの3割は中国本土からのアクセスだったそう。またアプリはイランなどの政府からのネット検閲対象になっている国でも使用できました)
この手段が使えないとなると、残された方法はVPNによる通信で使用することができます。(VPNとはVirtual Private Networkの略で、暗号技術や認証技術を使って公共のネットワークに仮想的な専用線を構築し、それを使って安全な通信を可能にする技術のことなのです。)
旅行だけでVPNをセットアップするのは月額とか費用がかかってしまうので、
エクスモバイルとグローバルWiFiのWiFiをレンタルが良いかも。
私の旅の目的の一つが「SNSから解放される」なので使うことはありませんでしたが。(案外楽でしたよ。なんだかんだ途中で恋しくなりましたが)
ネット事情について軽く書きましたが、
結論、金盾の存在意義がよくわからない、、、
色々と抜け道あるじゃん!facebookとかに変わるSNSあるじゃん!と
つっこみたくなるんですが、きっとちゃんと検閲されているんでしょうね。
不思議。
お金どうしてんのさ
よく聞かれるんで書いておきます(笑)
ちなみにお金は基本的に空港のATMで下ろします。
手数料はかかる銀行とかからないのがある。
前まで日本出国前にExchangeしてたけど、こっちの方がなんだかんだ手数料掛かったりするし、国によってはドルから変えないといけない国もあるんで。
足りなくなったらその都度下ろします。
国によりますがATMの暗証番号のカバー内にスキミング用のカメラがついていたり、カードが吸い込まれるということもあるので、一概に安全とは言えません。(ちょっと前にこういうことが言われていたんですが、今はセキュリティが強化されているんで大丈夫かと)
ただ最低限の安全対策として、
・ボタンのカバー内をカメラがないか手でチェック
・指紋採取されないように全てのボタンは必ず触る
・銀行が営業していない時間(特に深夜)にはお金を下ろさない
・怪しければ、カード挿入口にダミー用のカードを入れてチェック
をしていれば安全かと思います。
(知っている人いたらすみません。うちのオカンは絶対知らないんで)
そろそろ空港から出ますね

空港から中心地までは空港バスかタクシー、地下鉄があります。
タクシー>空港バス>地下鉄 ですね、料金の安さは。
私の目に先に入ったのが地下鉄のマークだったので、今回は地下鉄で市内へ向かいます。
もちろん地下鉄だと混雑するので、2人以上で移動するなら空港バスをオススメ。
私はとりあえずこの荷物をカウチサーフィンのホストの元へ置きにいきます。
浦東空港から最寄りの昌平路駅まで7元
(当時1元16円でした)
チケットは券売機で購入します。
言語は選ぶことができるのですが、漢字を読める我々は
そのまま中国語で問題ないかと思います。
100元紙幣は使えません。両替しておくのがマスト。
だいたい市内まで7元ですが、リニアモーターカー(英語名maglev)もあります。
浦東国際空港駅から龙阳路駅までたった7分で行くことができます。
普通の7元で乗る場合はそこの駅まで44分かかるるし、必ず座ることができます。
ただ龙阳路駅から乗り換えの地下鉄は座ることは厳しいでしょう。
(なんせ中国人、我先にとみんながドッと押し寄せるので、空いていない限り座るのは難しいと考えておいたほうがいいかもしれません)
ちなみに料金は40元です。
さてさて私は順調に座ることができました。
しかしのんびり座っていてはいけません。
8駅目の广兰路で乗客みんな電車から出てしまいました。
そんな情報聞いてないのでそのまま座っていると、スーツケースを持った人たちがドッと入ってきます。
隣に座った中国人にマップを見せながら聞くと、
どうやら市内中心部に行くにはこの駅で乗り換えが必要とのこと。
座って楽々で向かうはずが、早々に立たせられるという…。
乗り換えは簡単です。向かいの電車に乗るだけです。
もちろん空港に向かう場合も同様ですのでご注意を。
上海の地下鉄は種類が多いんですが、色と何番線か覚えておけば結構簡単に乗り換えができるのです。
駅によったらものすごく広い所もあるんですが、道中に出店があったり、コンビニが多かったので、食べ歩いたりして、そんなに苦じゃなかったです。
また迷っても上海人、���んな優しく接してくれるので、聞いたら到着駅まで教えてくれます。(中国語が通じなくても地図見せたらokay)
地下鉄HACKはここまでにしておいて、
この日は1人目のカウチサーフィンホストと会うことになっていたのです。
ロシア語ペラペラのメキシコ人のアルフレッド。
(私が英語よりスペイン語のほうがマシなのでかなり助かりました。あぁ写真ないや)
彼が働いてるカフェCOZEEで待ち合わせ。(上海在住の外国人が住んでいるエリアのため、お客さんは多国籍。私のために在住の日本人に会わせてやる!と電話をかけてくれたけど、生憎帰国。みんな年末年始は里帰りするよね)

しばらく話して、私はご飯食べに出かけることに。
オーナーさん曰く、延平路沿いに美味しい店が多いとお勧めをもらう。
5分ほど歩くとお店の蛍光灯がちかちかしてくる。
多国籍料理があったり、ローカル飯があったりと選び放題。
1食目は西藏人がやっているような羊肉の串屋さん。

路上で、壁をくり抜いて焼き場にしている。
お店の人は中国語を話していなかったのでおそらく西藏の方だと。
地元の若者(私と同じくらい)で賑わう。
注文は聞いてくれるので待つべし。1本5元。

独特の香辛料が効いている。クミンが良い香り。(写真ブレブレ)
復活したので散策。
結局夜ご飯は羊肉串屋提携のお店で。

本当に大学の時に少し中国語を勉強しててよかったなと。
注文は英語でしても無駄なので、ジェスチャーと片言の中国語がマストです。
いかに伝えることの大切さを実感しましたね。
日本よりもコミュニケーション能力が高まってる気がする。
(さらに我々東アジア人は顔が同じ?なので、中国語が通じると思われるのは仕方がないことなのです)
あ、これ食べました。15元。

帰り道にエッグタルトを食べたいと思って買ったものの、チーズタルトだったという不甲斐なさ。
日本語は外来語をカタカナまたは英語で表記する。
ここは全て漢字に変換される。読めない、、、
寒さと移動の疲労にやられてアルフレッドのシェアハウスに帰宅。
ルームメイトのイングランド人ロブと話す。
(見た目エディー・レッドメイン。英語テキストのライターをしているのだとか。色々外国人ならではの上海での苦労話しとかオススメとかを聞く)
なんで上海に住んでるか、まだ来た初日は何が魅力なのか全然わかんないから質問攻め。
外国人に対するビザの取得はそこまで難しくないとのこと。
(何でだろ、このテーマでも次に繋げられるかしら)
ロブは明日仕事なので就寝。
私も明日からの上海HANGOUTに備える。
それではDAY2へ続きます。
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冬キャンプの新提案!キャンプはついで。わざわざ行きたくなるショップ17選【関東・関西】
アイキャッチ画像出典:osakacampal20171011
冬はショップ観光メインで、キャンプへ行ってみる
出典:DOD
最近、どんどん新しいアウトドアショップがたくさん出てきているけどなかなか行けてない……そんな方は冬シーズンの今がチャンスかも! 冬キャンプは外でのアクティビティの難易度が高かったりするので、テントの中にこもりがち。であれば、そこの時間をショップ観光に回すのもひとつの手ですよね。 今回は、「ふだん気になっていたけど行けていなかったアウトドアショップに行くためのキャンプ」を新提案! 今のシーズンこそ、キャンプついでにショップへお出かけしてみましょう!
関東のここは行っときたい!おすすめショップ
アウトドアの魅力を体感!モリパークアウトドアヴィレッジ(昭島)
出典:東京 昭島・昭和の森
約6500坪という広大な敷地には、国際大会可能なクライミングウォールが。クライミングジムやミニトレッキングコースもあり、ショッピングだけでなく、アウトドアの魅力を体感できる商業施設です。 スノーピーク、コールマン、モンベル、ノースフェイスなど合計16店舗のアウトドアブランドが軒を連ね、広大な芝生の広場では、各ブランドのテントの展示会が行われることも。 10km圏内にあきる野エリアのキャンプ場や八王子エリアのキャンプ場がたくさんあるので、ぜひキャンプがてら足を伸ばしてはいかがでしょうか。 【店舗情報】 営業時間: 平日 11:00 ~ 20:00 土日祝10:00 ~ 20:00 定休日:水曜日 所在地:東京都昭島市田中町610-4 電話番号:042-541-0700 公式サイトはこちら
直営キャンプ場でテントの試泊も!SOTOSOTODAYS(小田原)
小田原では初のスノーピークのショップインショップがあります。店舗外の広い敷地では、常時テントの展示が。なかなかお目にかかれないレアテントの展示会などイベントも豊富。 同社運営のキャンプ場「ezBBQ COUNTRY」ではテントの試泊展示、設営・撤収説明会も開催!
出典:sotosotodays
倉庫を改築した店舗内は天井にズラリとチェアが。遊び心あふれるディスプレイは見るだけで楽しくなります。 スノーピークやコールマンを中心に、山岳用テントやシングルストーブ、クッカーなど山道具まで豊富なラインナップが待っていますよ。 【店舗情報】 営業時間: 平日 11:00~20:00 土日祝 10:00~19:00 定休日:毎週水曜日(祝祭日を除く)、1月1日 ~ 3日 所在地:小田原市扇町二丁目32番6号 電話番号:0465-40-4410 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
レアアイテムが目白押し!STANDARD point(河口湖)
雄大な富士山を眺めながらキャンプができる河口湖のすぐそば、フォレストモール富士河口湖内にあるSTANDARD point。 周囲にはキャンプ場も多く、同モール内にはスーパーや100円ショップもあり、食材の買い出しまでできちゃいます!
出典:STANDARD point
燕三条の高品質な鋳造ペグ「村の鍛冶屋」や、ミリタリー調のクールなランプシェードが人気のハーフトラックプロダクツ、ディッセンバーのDAISシリーズなどのレアアイテムが、実際に手に取れる貴重なショップです。 【店舗情報】 営業時間: 平日 10:00〜19:00 土日祝 7:00〜19:00 7月,8月は毎日7:00〜19:00 まで営業 定休日:毎週水曜日(7、8月は無休) 所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町小立8017-1 フォレストモール富士河口湖D棟 電話番号:090-3596-1019 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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上質なウェアデザインに惚れる。5LAKES&MT(河口湖)
三陽商会が2018年春に展開したブランド「5LAKES&MT」が、「河口湖オルゴールの森」内にオープンしたフラッグショップ。 アウトドア業界の第一人者、木村東吉氏がブランドナビゲーターを務め、彼の経験とこだわりが凝縮されたウェアデザインが魅力です。 「TRAIL」「BASE CAMP」「PADDLE」の3つのアウドドアシーン別にラインナップされたウェアは、機能もデザインも上質。英国ミラレーン社製の生地を使用した高い通気性を持つパーカーや、走れるレザートレイルサンダルなど、個性が光るオリジナルアイテムに出会えます! 【店舗情報】 営業時間:11:00〜17:00 定休日:火、水(祝日は除く) ※季節・天候によって営業時間・定休日に変更あり 所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町河口2847-1 (オルゴールの森美術館駐車場内) 電話番号:0555-73-9535 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
日常とアウトドアをつなぐアイテムが揃う。SUNDAY(甲府)
「街と山を繋ぐ」がコンセプトのショップは、山やキャンプで使えるウェアやギアだけでなく、タウンユースにもぴったりのファッショナブルなアイテムがいっぱい。 オーナーの石川さんやスタッフの想いがこもったSUNDAYの魅力は、県外にもたくさんのファンを作り出すほど。有名ショップとの合同ポップアップショップや音楽イベントなども人気です。 周囲を山々に囲まれた甲府は、10km圏内に人気のキャンプ場がいっぱい! 富士五湖エリアにもほど近く、河口湖エリアのショップとハシゴもできちゃいますよ。 【店舗情報】 営業時間: 月〜日:11:30〜20:00 木: 14:00〜20:00 定休日:水曜、第二、第三木曜日(祝日は営業) 所在地:山梨県甲府市国母1-19-9 電話番号:055-237-1773 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
オシャレな大物ギアが勢揃い!オートキャンプ用品専門店「CAMP MARKET」(草加)
出典:CAMP MARKET
主に「オートキャンプ」用品を専門に取り扱っているCAMP MARKET。広い敷地には専用駐車場が完備され、キャンプ帰りの車でそのままのアクセスもスムーズです。 コールマンのヴィンテージシリーズや、ネイチャートーンズのキッチンカウンターテーブルなど、キャンプサイトのインテリアをグッと格上げしてくれる大物アイテムが揃います。 10km圏内に舎人公園や水元公園、清水公園など高規格キャンプ場を備えた広大な公園が3つもあるほか、周囲の各市営キャンプ場も。オートキャンプ派にはピッタリの立地です。 【店舗情報】 営業時間:10:00〜19:00 定休日:火曜日、及び第1・第3・第5水曜日 ※ 尚、毎月第3金曜日はCAMP研修日のためお休み 所在地:埼玉県草加市稲荷4-22-7 電話番号:048-934-5600 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
アウトドアでの「火」に特化した専門ショップ。iLbF(イルビフ)(三郷)
アウトドアでの「火」がテーマの「iLbf(イルビフ)」は、なんと「団地」の一画にある珍しいショップ。ロケーションからは想像がつかないこだわりと雰囲気漂う空間です。 店内には薪ストーブがズラリ。イギリスのアネヴェイ「フロンティアストーブ」を筆頭に、日本の「新保製作所」の薪ストーブや、韓国のブランド「ヴィクトリーキャンプ」のストーブまで、あらゆるストーブが揃います。 「笑’s」のコンパクトグリルシリーズなどストーブ以外にも火にまつわる製品が充実。冬キャンプで薪ストーブデビューしたい人は必見のお店です。 こちら前述した草加市の「CAMP MARKET」から2kmほどなので、やはり周りには高規格キャンプ場が豊富。一度のキャンプでどちらも制覇しちゃうのもアリですね! 【店舗情報】 営業時間: 平日 11:00〜19:00 土曜日 10:00〜20:00 日曜日 10:00〜19:00 定休日:月曜日・隔週火曜日(営業日カレンダー参照) ※定休日が祝日でもお休み 所在地:埼玉県三郷市彦成4-4-17 みさと団地南商店街104 電話番号:048-951-4949 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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独自の世界観にゆったりとハマる。PURVEYORS(パーベイヤーズ)(桐生)
出典:Purveyors
「フィールドワークと旅」がコンセプトのPurveyorsは、アウトドア製品を中心に、新規参入ブランドなど、オーナー独自の視点で集められたセレクトアイテムが揃います。 3階立ての鉄工所をリノベーションして建てられ、吹き抜けの店内には大型のテントもゆったりと展示。
出典:Purveyors
キャンプギアだけでなく、日常に馴染むテーブルウェアなども幅広くラインナップ。1階には本格コーヒーが味わえるカフェもあり、Purveyorsワールドにどっぷりハマって過ごせます。 15km圏内には赤城山周辺のキャンプ場がたくさん。群馬県内にもたくさんのキャンプ場があるので、ぜひこの冬はPurveyorsに立ち寄りがてらキャンプを楽しんでみては? 【店舗情報】 営業時間:11:00〜18:00 定休日:不定休 所在地:群馬県 桐生市仲町2-11-4 電話番号:0277-32-3446 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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出典:GOOD OPEN AIR myX
最新のキャンプギアはもちろん、アウトドアブランドとのコラボによる数量限定のレアアイテムの販売にも精力的。過去にはペトロマックスのマイクス特注HK500アーミー本体&グリップスワニー製のケースセットなどが。また、新品だけでなくオールドランタンなどのヴィンテージアイテムまで並ぶ、驚きの品揃えなんです。 横浜駅徒歩7分という立地なので、すぐ近くとはいきませんが近郊の相模湖や丹沢湖方面にはキャンプ場がいっぱい。横浜観光も兼ねてぜひ足をのばしてみては。 【店舗情報】 営業時間:10:00〜20:00( PiPit :10:00〜19:00)( Clicks :11:00〜20:00) 定休日:火曜不定休 所在地:横浜市神奈川区栄町7-1myXビル 電話番号:0120-019425 045-459-2288 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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MSRやスノーピークなど約40ブランドを取り扱うおおさかキャンパルは、キャンプ初心者から上級者まで幅広いキャンパーにオススメできるショップ。 店外の敷地で実際に貼ったリアルなテント展示でも有名ですが、2018年10月に、なんとテント展示専用の屋内ショールームがオープン。 天候に左右されず、寒い冬でもさまざまなテントをじっくり吟味できる夢の空間が、そこには広がっています。それぞれに合ったキャンプスタイルを一緒に考えてくれるおおさかキャンパルなら、きっとあなたにピッタリのギアが見つかるはず。 【店舗情報】 営業時間: 平日 10:30〜19:00 土日祝 10:00〜18:30 定休日:火曜日 所在地:大阪府 八尾市南太子堂5-3-7 電話番号:072-929-1010 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
ストイックなまでに洗練されたセレクト。Yosemite(橿原)
ストイックなまでに洗練されたセレクトで、国内外のギアやアパレルが揃うYosemite。看板商品のアンド ワンダーや、ハイパーマウンテンギアを皮切りに機能的でスタイリッシュなものばかり。 アースウェルのステンレスボトルなど今話題のポートランドカルチャーを体現できるアイテムも要チェックです。 10kmほど名張方面へ行けばキャンプ場もたくさん。奈良が誇るアウト度セレクトショップのための冬キャンプへ、GO! 【店舗情報】 営業時間:11:00〜20:00 定休日:水曜日(祝日は営業) 所在地:奈良県橿原市葛本町147-3 電話番号:0744-23-4730< ショップ公式Instagramアカウントはこちら
王道アイテム勢揃い!AQUA(京都)
出典:京都のアウトドアショップ〜AQUA〜
スノーピークのショップインショップであり、ユニフレームのプレミアムショップ、そして小川キャンパル認定特約店でもあるAquaは、各ブランドの公式取扱店としてアフターケアまで担う初心者キャンパーにもオススメのショップ。
出典:京都のアウトドアショップ〜AQUA〜
定番ブランドだけでなく、武井・パープルストーブ501Aやマナスル96などのストーブ、ペトロマックスやヴェイパラックスのランタンなど通好みの火器も充実。Facebookで随時最新情報が更新されるので要チェックです。 周囲を山に囲まれ、琵琶湖にもほど近い京都は10km圏内にキャンプ場が盛りだくさん。Aquaに寄りつつ、周辺観光もうまく取り入れて充実の冬キャンプ、いかがですか? 【店舗情報】 営業時間:11:00〜19:30 ※2018年12月、2019年1月、2月は13:00〜18:30 定休日:火曜日・水曜日・年末年始(その他臨時休業あり) ※2019年2月12日(日)〜3月4日(土)まで長期休業 所在地:京都市南区吉祥院嶋樫山町26 電話番号:075-201-5655 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
日本最大級!5万点以上の品揃え!アルペンアウトドアーズ春日井店(春日井)
2018年にオープンしたアルペンドアーズ春日井店は、160ブランド5万点以上と日本最大級の品揃えを誇る超大型店舗。 テントなどが展示された広大なウッドデッキを中心に、ブランド別コーナー、LIving・DIningなどのジャンル別コーナーが周囲に配置。 広大な店内は子どもの楽しめるコーナーがあるほか、ストウブの鍋を使った無水調理のイベントなどが随時開催され、家族で丸1日楽しめる空間になっています。 10km圏内には犬山方面にキャンプ場がたくさんあるので、近くでキャンプしてじっくりと楽しむのがオススメです。 【店舗情報】 営業時間:10:00〜20:00 定休日:なし 所在地:愛知県春日井市東野新町2丁目1−21 電話番号:0568-56-7261 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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アウトドアフリークを呻らせる一目惚れギアが満載!muontain mountain factory(名古屋)
最新ガレージブランドからレアなヴィンテージものまで、店主自ら海外で買い付けた「本当に使いたい」ギアが所狭しと並ぶ店内。どれもアウトドアフリークを呻らせる一目惚れ必至ギアばかり。
出典:mountain mountain factory
多くの焚き火ラバーを魅了する「ソロストーブ」や、サンゾクマウンテン「デルタテーブル」などのほか、国内ではなかなかお目にかかれないレアなギアたち。どれも売り切れ必須だからショップの入荷情報のチェックをお忘れなく。 同じく愛知県にあるアルペンアウトドアーズ春日井店からは約10kmほど。うまくスケジューリングすれば両方訪れるのも十分可能です。ただし、きっと欲しいモノだらけなので散財し過ぎには十分ご注意を! 【店舗情報】 営業時間: 平日 12:00〜20:00 土日祝 10:00〜19:00 所在地:名古屋市昭和区白金2-14-5 電話番号:052-881-1006 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
研ぎすまされたアイテムたちが密やかに息づく。COTTAGE(久留米)
スポルテスアウトドアツールズ日本正規輸入元として、コンパクト焚き火「FIREWAALL-003」などシンプルで洗練されたアウトドアアイテムを取り扱うCOTTAGE。 グリルプレートがついて簡易調理が可能になった新作「FIREWAALL + PLUS」もいち早く入荷、スポルテスファンは要チェックのショップです。 そのほか、「Ono / Ono kezuru」やスノーピークのフォールディングトーチ専用のカスタムグリップ「asigrip_FT」など、ネルデザインワークスとアシモクラフトのコラボシリーズも随時ラインナップ。 筑後川沿いなど周辺にはキャンプ場も多く、太宰府天満宮までも約20kmほど。ショップ巡り&福岡観光をうまく組み合わせ、充実した冬キャンプをぜひ。 【店舗情報】 営業時間:10:00〜18:00(月〜金) 所在地:久留米市山川追分1丁目14−8 2F 電話番号:050-3743-5014 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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2018年オープン!スノーピークおち仁淀川(高岡郡)
こちらは2018年の4月にオープンしたばかりのスノーピークが運営するキャンプ場です。水質ランキングで全国1位を誇る清流仁淀川に面した美しいキャンプフィールドには、四国初のスノーピーク直営店も併設。 おち仁淀川店限定デザインのスノーピークTシャツなどさまざまな限定アイテムもラインナップ。 そしてなんと、世界的な建築家・隈研吾氏監修で話題のあのモバイルハウス、「住箱-JYUBAKO-」が10棟も設置! パネルを開けた目の前が清流仁淀川という最高のロケーション。もちろんエアコン付きなので冬でも自然との調和を感じながら快適に過ごせます。 スノーピークワールド全開のおち仁淀川キャンプフィールドで、ショッピングも冬キャンプもどちらも楽しんでみませんか? 【店舗情報】 営業時間:ストア/09:00~18:00 定休日:水曜日 所在地:高知県高岡郡越知町片岡4番地 電話番号:0889-27-2622 ショップ公式Instagramアカウントはこちら
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ショップ巡りで次の季節のキャンプへ想いを馳せる
出典:mountain mountain factory
憧れのアウトドアショップに行くためのついでの冬キャンプ提案、アリでしょう? もちろん冬キャンプならではの楽しみも味わいつつ、素敵なショップで春夏のキャンプで活躍するであろうギアたちに想いを馳せる……。これもアクティビティの少ない冬キ���ンプならではの楽しみの1つではないでしょうか。 普段なかなか行けないショップに足を伸ばして、新しい刺激を受ければマンネリを打破できるに違いありません!
Trying to break the rut in response to the new stimulus! 新しい刺激を受けてマンネリを打破しよう!
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どうぶつえんvo.11 後記
2019年9月16日
9月16日月曜日敬老の日は午前10時の段階でもパラパラ雨が降っていて、内容の変更をともなった上でのどうぶつえんになるかなぁという感じもあり、発表者には10時半くらいにその旨を書いたメールを共有していた。僕が渋谷駅に着いたのは13時手前。そこからカフェに一度寄ってから公園を目指す。 だんだんと天気が曇り空のままになっていくのがわかった。 渋谷に近い方の公園内の野外ホール近くでは福島での原発事故を受けての反原発、反核のフェスのような催しが行われていた。気になったのは参加者のほとんどが高齢者で、もちろんこのテーマで他の集まりもあるだろうから何か世代の分断があると思わず一瞬の感想として思ってしまった。そうだ、世代間を越えての交流はずっとテーマだ。
昼13時半過ぎにしていつもより暗めの公園、原宿門入ったところでちらほらとメンバーが集まってくる。 下村唯くんやかんばらけんたさんなど。 今回のメンバーはほとんどがはじめましてということもありぽつぽつと挨拶を交わしながら、雨上がりのさみしい感じがいつものわいわいしている代々木公園の表情とは対照的で静かに映る。 段々メンバーが集まり始めるとその近くをちょくちょく自転車で警備の人が通りすぎる。 今日は全体的に公園自体に遊びに来てる人がやっぱり少ない。
集まっていると近くに寄ってきたおばぁさんがニコニコしている。何か始まるのを楽しみにしているみたいで、話しかける。もうすぐに帰っちゃうというので、今出来ることをと思いせっかくなので一曲歌わせてもらった。どう聞こえたかな、彼女の親戚?もこういうことしてるんだ、と言って応援してくれた。そしてさよならをした。さて、まだ準備に戻る。
何人かから少し遅れそうという連絡が入っていた。雨ということもあり、結構みんな遅れたり予定通り進んでいない様子。 とはいえ14時くらいにはいい具合に集まってきたのでそろそろ始めることになった。 はしっこの売店横で集まって20人くらいになる。それぞれ発表者の自己紹介をしていく。
川上元哉 濱田明李 キヨスヨネスク(遅れていて15時頃に途中合流するとのこと) 村田紗樹 豊島彩花(1歳半くらいの娘さんヒノちゃんを連れて) かんばらけんた Aokid 下村唯
自己紹介のタイミングで事前説明が必要であればしてもらう。 川上元哉くんは、黄色の紐を持って来ていてそれを参加者に両手を伸ばしてもらって採寸したものを切ってそれぞれに渡していき、後にそれを集めてパフォーマンスを行うこと、また採寸自体はちょくちょくタイミングをみて行っていく旨を説明する。 村田紗樹さんは開催中、色んな人の声を録音させてほしいということを伝える。
「いよいよ、どうぶつえんvol.11開園します!」
早速、普段なら売店からコンクリートの道を歩き始めるのだけどこの日は売店の裏側の森のようなスペースに入っていこうという声を���いたのでそっちに入っていく。先日の台風の影響も残っていてがれきなどが倒れたりしてなかなか面白いスペースになっている。虫除けスプレーを濱田さんが持ってきていて色んな人がしゅっしゅっしていく。かんばらさんの車椅子が入れるか個人的に心配するがこの程度なら全然行けるということだった。 豊島さんが早速やってみることに。 最初にちょっとやることの説明が入り、自分やヒノちゃんの胴体の一部と思われる写真で切り取られた部位のカラープリントをインスタレーションのように立っている木の幹や折れた木の枝の周りなど配置していき、そして始まっていく。移動すると写真のもとにそれを見、比較的ゆっくり豊島さんが動いていく、ひのちゃんはお母さんの動きについて回る。 豊島さんの脚の膝下の部分が出てきて、こっちから見て向こう側の道路の車の動きに対してのコントラストとしての肌の色を感じられたり。 まだ公園の景色に慣れていない目や集中力がだんだんとゆっくりなパフォーマンスを見ていく中で慣れていく。道路を歩いているのがさっきの速度ならこの森の中のスピードが次第に見ている人の運動の中でも慣らされていきそうな。 写真に映った体の部位を豊島さんがトレースしていく、一方で枝などを拾いそれの真似もしていこうとすると、娘のヒノちゃんが不規則にお母さんの動きについていく。2歳くらいだから少しお母さんの真似をするももちろん徹底されていない動きだから微妙になぞっているような印象をもたらすけど、またイメージする動きとはズレていく。少し観客の方も豊島さんとの距離を変えたりしながら関わっていく。もう少し長く行われてもよかったかな?の10分ちょいのパフォーマンスでした。
そのあとで、思いつきで僕Aokidが30秒づつみんなで何かをじっと見てみることを指示するWSのようなことをしてみた。 上空に向かって伸びる木の枝、向こうの道路、近くの濃い緑色の葉っぱ。 もしかしたらやり方に工夫が必要だったのかもしれないけど思いつきで少しだけ皆さんとやってみました。
そこから移動する。 濱田明李ちゃんがメキシコから帰ってきての参加ということもあり、ケツァルコアトル像の元へ移動。このくらいの時間になってくるとだんだん、代々木公園の中にもお客さんが集まり始めてくる。もう雨が降らないことが確認されたかのように。 話し始める明李ちゃんは一方でパフォーマンスの準備かのようにおもむろにたくさん持ってきていた白のハンガーをほどきまっすぐに伸ばしては足元に置いていく。20~30本くらいあった? 話は東京オリンピックのあとにメキシコオリンピックがあり、代々木公園はかつて選手村だったこともありそういったことも関連してのこの場所にメキシコからのこの送り物が出来たという話。 そしてそのあと、ビニールの質感でたとえば風呂場のカーテンなどに使いそうな少し厚めの材質の物体を取り出し、それを端から丸めていく。四方向から丸めていき、真ん中にスペースがある状態になり、船か何かかなぁ?と思っていると今度は墨?インクを取り出しその空いたスペースに垂らしていく。 そのあと確か先ほどまっすぐに強制したハンガー(もはやハンガーというより伸ばされた針金)を束にして持って像の後ろのスペースを走り始める。まるで槍を持って狩をするように少したくましそう、肩が走る際に張っていた、しかし息切れはしているといったように。息を切らし帰ってくると足の指先に先ほど垂らして水たまりになってるビニールの中心地へ足をつけ黒くする。コーヒー豆が入ってそうな材質の袋を頭の上からかぶり床の上でもぞもぞと中で動きだし、内側から少しづつビリビリと袋を破いていき、終いには顔がそこから出てくる。もうそこから出てきた時には走って息を切らして、手足はインクで汚れて袋の中で呼吸を乱して髪の毛や額は汗で濡れた人物でそこにいた。頭と手を袋から出した、ぎりぎりの袋藁袋星人のような状態でパフォーマンスが終了した。(キヨスヨネスクくんが途中合流)
明李ちゃんの使った備品を色々片付けたり、トイレで洗ったりみんなを待たせてる間、下村くんが漫談みたいなことを始めていて面白かった。 少し公園の奥の方に向かって歩き出す。 僕が発見したのは右側の奥まった森的スペース。 そこでやります、と伝えて準備じゃないけど始めていく。 こないだの台風で散らばった木の枝を集め、面した道路面に並べていく。四角形をなるべく目指して。 そのあと、大きな木の枝を地面に叩く時に生じる音や枝についたはっぱのしゃんしゃんした音を呼び起こしていく。上を見上げると木の葉が重なる向こうに曇り空がある、音が今度は上でなるようにクラップハンドする。だんだんと声も出していく、小さい音、大きい音、近づいたり遠くなったりするのをめざす。下で鳴らしていたものを上に今度は上げていくみたいな。 今度はもう少し親しみのある音へと、だんだんギターを取り出して、ギターを演奏する。お客さんに向けてだったりあるいは奥の森の方へ行って、空間にも音を聴かせるように。 一通りすんだと思ったから、今度は一言喋ってスピーカーで音楽を鳴らす。 昨日聴いてよかったAwesomecity clubのエイリアンズのカバーver.を流す。bluetoothスピーカーを持って森の奥に回り込む、すると公園の作業員の方、警備員の方が仕事をしていて見つかって大きな音は出さないようにと注意を受ける。少し音量を下げながらお客さん側に戻ってくる。そこから今度はスピーカーを置いてダンスに移行しようと踊り始めることすぐに、さきほどの警備員の方が止めに入る。 至急、警備員の方に体を向け注意を聞く、終わらせます、と伝えスピーカーを切る。ここで何してるの?と聞かれたのでピクニックですと伝えるとさっき(��ターをならすような仕草)じゃんじゃんしていたよね?といわれたのでついピクニックが盛り上がってと逃れようとする。ダメですよ、映像も撮影しちゃダメですよ、許可必要ですよ、と言われるが写真です、とこれは写真ですと嘘をついて交わしていく。とにかくみんなにはストップを伝える。いったん警備員の方も去り、ピクニックに戻る体をみんなと共有し移動する。 お客さんの方でも何か同じようにドキッとする感じを引き受けてくれたようだった。発表者だけじゃなく、同じようにそれを感じてくれたのは嬉しかった。
下村唯くんは少し歩いた先の木の林立するさっきよりは明るいスペースで行うことに。 ピクニックだということを言われていたのでじゃあとブルーシートを広げなるべくそのスペースにみんな入ってもらう。足りない分は明李ちゃんが持ってきていた分割された茶色いシートも使う。 キヨスくんが助手みたいな役割で少しだけセリフを与えられ白衣を与えられ、スピーカーも置いて発表が始まった。 どうやらコンテンポラリーダンスに至るダンス史についての話ということで、下村くんが前に立つ形で話し始めていく。iPadで画像のスライドショーを見せようとするが思ったよりも画面が小さくそれはキャンセルして話し始めていく。 クラシックダンスやモダンダンス、ポストモダンダンス、など、下村くんが学んできた情報によって語られる。意外に知らないことも多かったし、こんなに言葉にして人前でダンス史を話す人というのも珍しいように思う。彼の強いキャラクターを交えながら時に前後に動き、時に生徒のようにシートに座る観客に質問を答えを受けならがら強いキャラクターだけどどこか柔軟な対応可能性も持ち合わせての15分くらいが経ったろうか。ちょっとうさんくささもある、観客の反応もどうやらそれぞれの様子。 助手からそろそろ、という声が入りキヨスくんは後ろに退いて、いよいよ音楽が始まる。そして話してきた中でそれがコンテンポラリーダンスかもしれないというような予感を持った振り付けで踊られていく、どこかさわやかで、しかし説得力を持って。向こうには僕ら以外の人たちがその様子を見ている。子供もいる。途中彼らにも絡んでいったりまたダンスに戻るのが自然で良い。 振付の展開は前後、斜め、上下、横などありバランスが良いし、流れている曲はさわやかで、木と木の間を通り抜けるような風が促されるような感じさえするダンス。話したあとでのダンスはなにか説得力があり、そんな気もしてくる感じがした。 そして終わって拍手が起こった。
途中、僕のバイト先の友人がミーアキャットを連れて後の方から見ていた。 下村くんがおわったあとにみんなでミーアキャットがかわいいから触りに行った。”どうぶつえん”に本物の動物が来ると負けてしまう。ましてミーアキャットはかわいすぎた。w
今度は噴水の方へ移動する。途中トイレなんかを挟みながら。今回はパフォーマンスをがっつりやる人が多いどうぶつえんだ。 かんばらけんたさんは最初、コンクリートの上でやろう、なんて言っていたのだがみんなに触発されて土の上で、また木の近くでや��ことにしたそうだ。
ブルーシートを敷いて、かんばらさんの背景には噴水や小さなブリッジなど奥に公園的景色が展開している。小さなスピーカーを客席前にセッティングし、やはりおもむろにダンスを始めていく。 地面を車椅子が転がる音やかんばらさんが伸ばした腕の線が強くたくましく差し出される。 映像なんかで見ていた時よりもよっぽど強く、そしてその腕の筋線維や顔も含めた肌の質感と上に伸びていく木の幹、そして横にひらべったい茶色い土の地面、が肌とコントラストとも言えるし近さもあるような、そういう状態でダンスが展開していてまだ音楽は流れていないから積極的に鑑賞に参加することでそれらが結ばれていくようだ。また得意の車椅子の上での逆立ちなどが披露される、その時に普通であれば目線は地面を見つめるか一点を見つめるのが常だけど、かんばらさんの場合は余裕があるのか目が自然に動き景色を見回していく、それをこちらから見ていると思わず見ているこっちも一瞬その逆立ちの動作の状態こそが自然状態なのかという錯覚が起こり、まるで逆立ちをして見回しているのが僕らの体でもあるような気分が起こったように思えた。 そのあと、音楽を流して踊っていく。 最初、近くで見ていて他のノイズもなく目の前の画格の中で集中出来て、その後、うしろに移動して見てみたらまた違う見方は出来るもののやっぱり集中して見たいから前で見ていた。かんばらさんは車椅子から降りると地面と近いところでダンスするのがほとんどになるので何かストリートでの座りこんで練習している時間を思い出した。地面の平行線が近い状態でダンスを見ている時間について思ったりした。 人の体の質感と、車椅子の質感、木や土の質感、と抜けていく風などがそれぞれの関係性をフラットに提示するみたいでとてもいい機会でした。
たまたま付近にはどうぶつえんを見に来たお客さん以外の人もピクニックをしたりしていて、いつの間にか彼らもダンスを見ていて拍手を送っていた。
今度は開けた原っぱの方に移動。 川上元哉くんは、公園入り口を出発してからマイペースに重ねてきた黄色紐による採寸を参加者に対して行っていた。ある人はその紐を一時的に輪っかにして首から下げたり、ある人はポケットの中に入れておいたり、一見軽そうなその黄色い紐は1ポイントアイテムのようにしてどうぶつえん��人々のキャラクターを少し形作っていた。 それらがやっと、夕方を前にして1つ1つほどかれて。 公園のはらっぱは秋に向けて草が膝くらいまでに伸びっぱなしになっている。前回4月に来た時よりも随分伸びたなぁ〜と思わされる。 これから1、2、3段階で各自アクションをお願いします、とWSみたいなことが始まる。 うる覚えだが、 1、ストレッチ、紐を使って体を横にいっぱいに伸ばす。両手で持った紐が少し鼻の手前触れるか触れないかくらいのところで。そしてしゃがんで屈伸もする。 2、キャッチで上に紐を投げる、そして草の上に落ちた紐の形を体でトレースする、1で少しストレッチされた体で試行錯誤のポーズを各々がする。みんな変なポーズして、笑ったりしてる。伸びきった草の形と人の形が面白い様相の層。 3、リリース、最後にもう一回それぞれ輪っかを作って、真ん中で川上くんがポーズをとり輪投げの的になる。中々かからないから何回か投げる、柔らかいわっかだから、なんかひっかかってんのか微妙だけど、OKみたいで、終わる。 輪投げなんて懐かしい。絵画、彫刻、飛翔を行き来するような川上くんの意図だったように思われた。紐や、空や、原っぱの膝まで伸びっぱなしの草、そして木のような形のそれぞれの人の体。豊島さんやかんばらさん、川上くんと何か体のポーズや材質のポーズの展開的な共通点などが並び何か考えれそうで面白い。
ちょくちょくみんなが豊島さんの娘、ヒノちゃんと絡むのがこの日のアイドルみたいだと思った。17時を過ぎ、何人かのお客さんは離脱していく。
そこから移動し、木が林立する中でしかし広く地面も広がった場所へ。 キヨスヨネスクくんは役者として普段活動をしている。 トイレ休憩を挟み、だんだん暗くなりつつある中でパフォーマンスが始まる。 これはイベントの終わりに、介護の仕事を通して担当した認知症の方の体をさしてキヨスくんが語った言葉だけど”たゆたふ”は、まさに大きなキヨスくんの体が雲のように、煙のように、あるいはぬいぐるみのような輪郭を持って空間を行き来する。 木が高く伸びる空間の中でキヨスくんの横移動する体はでも立体的に前後になるけども、空気のようにふくらんでいるみたいな錯覚を催す。 どこかから合唱をしているような歌声が聞こえてきて、それも1人じゃない復唱で。 森の中のような空間だからそれとキヨスくんの動きが何か重なっていくような予感も常にあって。 (途中で僕はこれがキヨスくんのポッケから再生されているiPhoneからの音であることに気づく) とにかく小さな単位で物事がふわりと具体的に移行していく、まるで数学の計算がなされ、しかしもちろん抽象的なこととして目の前で起こっている。柔らかいけどそれを動かしているのは、訓練された時間なんじゃないかな、などなんとなく思う。もっとも今回のどうぶつえんの中でも、そこの場所を大きな展開を迎えることはなく眺めているような時間、じっと目を凝らすような時間で空間がじっと作られていった。
アフタートーク、今回は久しぶりにトークゲストのような人もいなくてみんなで感想を言い合ってみることにした。 この時残っていたのは15人くらいかな?ちょうど良い感じに聞くことが出来た。 何回か参加した人は、今日ほど公園の他の景色や音などを知覚できたことはなかった、と言っていた。それは今日、代々木公園に人が少なかったというのもあるだろうか。何度か参加してくれていた濱田さんは今回はいつもよりはくたくたにならなかったと言っていた、それも公園にいる人が少なかったということと関係があるのではないだろうかと思ったり。 ある人は僕の活動を見たりはしていてそれで今回twitterで知って見に来てくれたようだ、それで劇場や美術館、ギャラリーなどでこれを、この作品を外で見ることが出来たらどんなに素晴らしいだろうと思うことがあったこと、それがこのような形でなされる場があるということをとても嬉しく思ってくれたようだった。その感想を聞き僕もとても嬉しかった。
またこの日は久しぶりの友達が見にきてくれたりしてうれしかった。
一通り感想を言い合うと、村田紗樹さんが編集の終わった音を整えて、木で出来た小さな籠に入れて、その中には葉っぱや枝なども入っていて、生き物が住んでそうな、その中で再生を始めた。 するとまるで籠の中で生きていた生物の記憶や思い出が蘇るように、呼び出されるように、今日いろんな人が発したあの時の話し声やあの時の蝉の鳴き声や、音楽のメロディーがささやかれ始めた。音として再生されているのに一方で何か記憶や映像を眺めているような気分もあって、変な気持ちだった。(記憶とは見るよりも、眺めるものとして捉えているかもしれない)でもこれは傑作以外の何物でもない、まさに”どうぶつえん”を言い当てているような側面を持った発表だと思った。
アフタービールも盛り上がった。 お疲れ様でした。次は来年になりそう。 来年は違う場所での開催もしよう、広めていけないかと考えている。
2019年9月 Aokid
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入場無料&無料託児付きイベントが開催します\(^o^)/
子育て頑張ってるママ達へ!!入場無料/無料託児付きイベントゆるり中部が開催します(^^)ママ向けマッサージ、骨盤調整、トリートメント、ネイル、ハンドメイド(アクセ、布物、雑貨)、飲食、ワークショップ、子育て関係、その他いろいろあります(^^)頑張ってる自分へご褒美タイム♡一人でも多くの方がゆるり中部でリフレッシュして、おしゃれして、ゆんたくして、楽しんで、繋がって、美味しい物食べて、幸せな気持ちになってほしいです♡♡ 自分へのご褒美タイム♡ゆるり中部で満喫してね!! ママとベビー&キッズのためのイベントゆるり中部 2018年2月28日(水) 10時〜16時 浦添市社会福祉センター(3階大研修室) ※無料託児、授乳&オムツ交換室、くつろぎスペース、駐車場あり ☆ママとベビー&キッズのためのイベント「ゆるり」 https://www.yururi.mom/ ☆FBゆるり中部ページ(出店者様詳細) http://ift.tt/1XIfKrn ◯〜託児を依頼するママ達へお願い〜 一時無料託児をご希望の方は託児スタッフに声をかけてくださいね(*^^*) 主にマッサージ、ネイル、美顔を受ける方優先に託児受付します。ご理解の方よろしくお願いします(^^) ※託児を依頼する際は、注意事項等を確認後同意の方お願いします。 ※託児を依頼したママは、受けるサービスが終わったらお子様を迎えに託児所へ戻ってきてください。お子様がママ恋しい♡と待ってます(^^) ※託児スペース内で過ごされる親子様はお子様の見守りは親御さまでお願いします(^^) ※安全に託児をするためにも、託児依頼人数によっては、お断りする場合もあります。ご理解の程よろしくお願いします(^^) 〜☆〜出店者様紹介〜☆〜 ◯レインボーコーヒー コーヒーを中心としたドリンクの販売軽食、デザートの販売 ◯Mermaid Bakery ハワイのドーナツ マラサダを1つ1つ丁寧に手作りしています。プレーン、紅いも、いちご、コーヒー味と種類も豊富❗もちもちフワフワが病みつきですレモネード、マフィン、カレーパン、サンドイッチも発売中 ◯楽ロビkitchen お弁当販売 ◯資格取得!お仕事探しのリレーションシップ ☆テレビCMでおなじみのリレーションシップ☆ 職業訓練・お仕事紹介のリレーションシップです。 パソコンを使用してカレンダー作成体験会を開催します 料金は無料!簡単に体験できますよ♪ かわいいお子さんの写真でカレンダーを作成してみませんか? スマホに入っているお写真の利用もOK・その場で撮影も可能・その場で作成! キャンペーンも実施いたします♪ お気軽にお立寄りください。 ◯おしごとカフェ 無料カウンセリング★ 適職診断で仕事復帰や社会復帰へのアドバイスを行います(^O^☆♪ 自分に向いてる仕事って何だろう… このまま仕事復帰できるかな… などなど色んな相談に乗りながら アドバイスしていきます♫ トランスコスモスグループのお仕事紹介は 久茂地にある『おしごとカフェ』で行います(^_^) ゆるりではカウンセリングのみです♫ ◯FiveHz 除菌・消臭ベイビーミスト インフルエンザ・マイコプラズマ等の菌にも対応する噴霧器(ファイブヘルツポリプロビグアナイド) ◯株式会社かなえ 四柱推命をベースにもっとわかりやすく、楽しいコミュニケーションツールを独自で開発致しました。ナチュラルネイチャーといいます。naturalnatureカルテとイーチンタロットを使って、子育てに悩むお母さんの悩み解決のお手伝いをさせていただきます。ご自身を知り、子供の本質を損なうことなく、自然体の子育てを目標とされる親子さんの強い味方になることでしょう!是非お立ち寄りくださいね ◯be Colorful ●子育て個別無料相談&アドバイス 〜6歳までにしか出来ないコト〜 子育てに関する様々なご相談をお受けしつつ、6歳までにお子さんの脳力・人間力を楽しみながら伸ばせる方法についてお伝えします。 ◯太陽生命 お仕事のご案内 保険商品の紹介 見直しのお手伝い ◯マキさんの小さなアロマ教室 高品質、安心安全で定評のあるプラナロム精油を使ったアロマワークショップ。月替わりでメニューを準備いたします! アロマ育児歴10年の講師が、ママとご家族の心と身体の元気を応援します^_^ ◯若石リフレクソロジー 足もみ ◯ELDA ハンドメイド雑貨・アクセサリー販売のELDAです(^o^) ベビー用品からキッズ用品、ママ向けの雑貨やアクセサリーなど幅広くご用意しています! オーダーも承りますので、お気軽にお声かけください*\(^o^)/* ◯おうちサロン ココ・ローズ こんにちは♪浦添市の『おうちサロン ココ・ローズ』の大城藤乃です♪レボリューションという美容器具を使って、体のコリほぐし・小顔・痩身などを行うヴィーナス整体というセラピーをしています。痛くない、メイクをしたままできる、服を着たままでできる、気軽なセラピーです(*^^*) 沖縄では認定資格を持っているのは2人だけ!この機会にこの気持ち良さ、即効性をお試しくださいね! ◯まかろん baby&kids 用ハンドメイドヘアアクセを製作、販売しています。 種類豊富にご用意していますので、是非、覗いてみてくださいね‼ ◯ウェルネス沖縄 骨盤調整等 ◯Tripuncleアジアの暮らし雑貨 自らタイに仕入れに行き、気に入った雑貨たちを持って帰っては販売しております。特にタイ人の職人によるハンドメイドのかごは、タイ人が日常的に使用しているものですが、日本ではお目にかかれないものも多数あります。ぜひタイのかごを手にしていただき、タイに旅行した気分になっていただければ、きっと日常の疲れも癒されるかと思いますよ。 ◯ボディケアサロン らぱーちょ ~妊婦さんや産後のお母さんのための整体~ ・首肩こりや腰痛、背中痛など産前産後に見られる 身体のツラい症状はありませんか? 背骨を整えてお悩みを根本から改善していきます♪ ◯オーダーメイドケアサロンHo'oponopono ・産後の首肩こり改善の整体指圧 ・筋膜リリースケア ・体質肌質改善カウンセリング 等などを季節に合わせて組み合わせて出店致します(^^) ◯chocotini ベビー&子供のハンドメイド服 可愛い子供達が、更に可愛くなれるお洋服作りをしています! ◯リラクゼーション&マタニティケアサロンa+ ひざ下リンパマッサージ、ヘッドマッサージ、全身ほぐし ◯ネイルズ アネラ オーガニックネイルケア、ジェルネイル、アート、キッズネイル ◯*Ribbon* ナッププーチ、おむつポーチ、ヘアバンド、ピアスなどを作っています。 ◯Love Napu ナチュラルコットンをつかった布ナプキンや、母乳パッド、布マスクなどを製作、販売しております。沖縄から世界へ。愛と夢をお届けします。 ◯楽々生活アドバイザー 【暮らしを楽に楽しくするお片づけ個別相談】 お片づけのお困り事やお悩み、一度ご相談してみませんか? 楽に楽しく暮らせるお片づけを提案させていただきます♪ *片付けたいけれど、どこから始めたらいいかわからない方 *片付けてもリバウンドしてしまう方 *子どもや夫が片付けてくれないとお悩みの方 *忙しくて片付けができない方 *今年こそは片づけたい方 ぜひお越し下さい♪ ◯絵本の専門店 もりほんや 沖縄県で唯一の移動絵本屋さんです。 絵本ソムリエ〟があなたのお子様にピッタリな絵本をオススメいたします。普通の本屋だと絵本選びで困ることが多いと思いますが、当店はその絵本選びをお手伝いさせていただきます。 ◯幸せ色筆〜しあわせいろもじ〜 お子さんの出産祝いや誕生祝いに喜ばれる人気のミニ色紙命名書などワンコインや写真が貼れるタイプの命名書をおかきします♡ 写真タイプの命名書作成希望の方は *生年月日 *うまれた時間 *身長 *体重 が必要になっているので、メモをお願いします♡ パパ、ママで写真を貼り付けて、��が子の命名書、完成させてくださいね また、お名前(個人、兄弟、家族)をかいて、メッセージをお描きします ◯お菓子のtamaya 焼き菓子&天然こうぼのおやきぱん ◯おうちサロンよんなぁ 耳つぼジュエリー ◯Hs Beauty ハンドケア、ハンドマッサージ、ハンドジェルネイル 小物販売(キューティクルオイル) ◯~ Anj ~あんじぇい~ 『私知楽セラピー&素焼きアロマストーン』のAnj と申します。自身を知る・気づく事によりラクになり心からの笑顔でこれからを楽しめますようにとの心を込めて臨んでいます。アロマストーンは沖縄の赤土を用いシンボルの意味も込めてひとつずつ形成し陶芸工房の窯で素焼き仕上げしています。アロマの香り効果・効能にペンダントタイプでハートチャクラから癒されますように。どうぞ宜しくお願い致します。 ◯Water Lily 知育おもちゃ、髪飾り、ブローチ等々の販売☆ ◯Natural Relaxation Salon COCORO Natural Relaxation Salon COCORO★ プラナロムの精油を使ったアロマクラフト作りとハンドマッサージをします。アロマをお家に取り入れたい方やアロマの使い方が知りたい方にオススメ♡ハンドマッサージは手のひらを揉むだけでも肩こりが和らぎます♡ アロマクラフト作り体験・・1,000円 *風邪予防ジェル *ルームスプレー *美容オイル アロマハンドマッサージ10分・・500円 ◯AI-color セルフリンパと膝下のリンパトレナージュ、手作り布小物の販売 ◯自家製アイス工房マオン&Ouchi de salon OUKA ・ヒト幹細胞培養液体験&販売 ・無添加アイス販売 ・ハンドメイド品 帽子・バック・ネームタグなど ◯タイ&アロマ ティーチ タイマッサージ 足裏角質ケア 耳ツボジュエリータイマッサージ ◯B.E.L.A.(ベラ) Witchcraft while learning English 子ども向け英語工作教室 手作りコスメ販売 ◯StarRy baby&kidsの 小物を製作しています。 どんぐり帽子や ベビークラウン、ヘアバンド、 ベビーシューズなど 毎日のおしゃれを キラキラと輝かせる小物を 皆様にお届けしたいと思っています。 ◯ベビマ!オキナワ 親子ベビーマッサージ体験会 スリング体験会 物販 子育てがラクになるグッズをイベント価格で販売します!! ベビマ!オキナワ http://babyma.okinawa/ 〜★〜★〜応援〜ありがとうございます〜★〜★〜 楽ロビkitchen/おさむファミリー歯科クリニック/ おひさま保育園/公文式浦添伊祖教室/クリスタルLAB/こども×おとな be Colorful/やびく産婦人科・小児科//つむぎ保育園/ 株式会社ドリームテラー/おしごとカフェ/Y!mobile 沖縄/ 太陽生命/レインボーコーヒー/マーメイドベーカリー/美健食のビオ/株式会社かなえ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☆ママとベビー&キッズのためのイベント「ゆるり」 https://www.yururi.mom/ ☆ゆるり南部も開催してるよ! 次回の開催は 2018年3月8日(木)10時〜16時 ママとベビー&キッズのためのイベントゆるり南部 ☆いいねしてね! FBページ http://ift.tt/2mBggrh
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【8〜9月のライブ予定】
8月 ■8/4(金)千葉・君津 新昭和ハウジングスクエア 『とりこいちば夕涼みスペシャル』 15:00〜20:00 入場無料 ※松本佳奈の出演は16時〜と19時〜の2ステージです。19時からのステージではHula tomoさんのフラダンスとのコラボレーションも!
▽新昭和ハウジングスクエア 〒299-1162 千葉県君津市南子安5丁目27−1
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■8/6(日)千葉・大多喜 チーズ工房【千】sen 『古民家ビアガーデン 2017』 時間 11:00-20:30 入場無料(ライブ代別途)
松本佳奈ライブ 1st stage 15:00~16:00 2nd stage 18:00~19:00
ライブチケット 各回 大人 2,500円 小中高校生 1,000円 未就学児無料 ※各回限定20名
お申し込みフォーム http://goo.gl/forms/eDs0z0KdaIwo0zQ32
▽千の庭 出店者 ・【ソングバード】クラフトビール(木更津市) ・炭火焼き鳥【麻顔】(いすみ市) ・【かっつぁんのおにぎり】(いすみ市) ・笑顔配筆人 馬場貴海賀
古民家チーズ工房【千】senにて、わいわいビールを飲み音楽を楽しみに来ませんか?夏にほっと一息、自分へのご褒美をしに遊びにいらして下さい。お待ちしております。
▽チーズ工房【千】sen 千葉県夷隅郡大多喜町馬場内178 http://fromage-sen.com/
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■8/7(月)千葉・大多喜 チーズ工房【千】sen 『「風のように」ちばてつや原作アニメ 上映会』 時間:11:00~ / 15:00~ / 18:00~ / 20:00~(レイトショー) チケット 大人2,500円 / 小中高校生1,000円 未就学児無料 ※各回限定20名
お申込フォーム http://goo.gl/forms/VEfn6bElyjON1yTy2
古民家でゆっくり涼みながらミツバチのお話しの映画を見ましょう!
松本佳奈が主題歌を歌うちばてつやさん原作のアニメ映画『風のように』を、古民家チーズ工房千senにて上映します。毎回エンディングに松本佳奈が主題歌「恋風」を歌います!せっかくの夏休み、多くの子ども達にも是非見て欲しい作品です。お待ちしております。 ▽チーズ工房【千】sen 千葉県夷隅郡大多喜町馬場内178 http://fromage-sen.com/
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【五感でたのしむ四季と音・夏〜ブルーベリー農園〜】 ■8/11(金・祝)千葉・木更津 エザワフルーツランド 『BLUEBELLY DAY〜松本佳奈×育色工房 音と色彩のコンサート〜』 入園料:大人1000円 子供500円 出演:松本佳奈(ピアノと歌) 育色工房(ライブペイント) 1st stage 11:30〜12:30 2nd stage 14:30〜15:30 ※予約不要 雨天中止 ブルーベリー園まで少し山を歩きます。動きやすい服装、運動靴、虫除けの持参をおすすめします。
大自然の中、江澤さんが丹精込めて育てた完全無農薬のブルーベリーを食べながら、音楽と絵を楽しみませんか?お弁当の持参もOKです。ジャム作り体験、石窯ピザ焼き体験も!
▽エザワフルーツランド 〒292-0201 千葉県木更津市真里谷3832 園主:江澤貞雄 TEL:0438-53-5160 http://www.ezawafl.com/
JR久留里線『馬来田駅』より3km
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【五感でたのしむ四季と音〜夏〜】 ■8/19(土)千葉・木更津 銭湯人参湯 ※満席御礼※ 時間:open 17:00 / start 18:00 (終演20:00) 料金:3000円(ドリンク別途) 小中高生1000円 出演:ダニー坊や(木更津)/ Let'sタナコウ(名古屋)/ 松本佳奈(木更津)
※お陰様で予約満席御礼となっておりますが、一人でも多くの方に人参湯に足を運んでいただきたいという想いから、立ち見席も作ることにしました。参加を迷っている方も、当日ふらりとぜひどうぞ。
<ビール提供> SONGBIRD BEER(木更津の地ビール)
<ドリンク> EarthnicCafe(季節の果物やお野菜の酵素ドリンク)
<スープ&軽食> &sola+CAFEku:(季節の旬の地元産野菜を使った身体にやさしいスープと生キャラメル、手作りパンなど)
<木更津今昔写真展> 旅する写真学校生徒一同(木更津西口を舞台にした写真展示)
夏の夕涼み。ついに!老舗銭湯・人参湯さんにてライブさせていただけることになりました。私が高校生の頃、よく通っていた人参湯さんですが、今は営業をしていません。雨漏りしたり、剥がれたり、年季を感じる箇所がたくさんあります。歴史を感じます。少しでも人参湯さん保存の力になりたいという思いで企画しました。木更津駅より徒歩5分。
ビール片手に、銭湯で音楽を。
主催:松本佳奈 協力:木更津みなとまちなかワークショップ
▽人参湯 〒292-0067 千葉県木更津市中央3-4−39 ※駐車場はありません。お近くのパーキング、公共の交通機関をご利用ください。
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9月
■9/5(火)千葉・富津Cafe&Gallery Lavandula【徒然日記 千葉編】 『松本佳奈の、徒然日記・下巻』 open 19:30 / start 20:00 料金:一般¥2500 小中高生¥1000 (別途1ドリンクオーダー制) ※車椅子可 介助ヘルパーさん分のチケット料金無料(ドリンク代のみ) 予約フォーム:https://goo.gl/forms/tcf65VJNDC8qgSsq2
▽Cafe&Gallery Lavandula 千葉県富津市西大和田639 TEL:080-4666-3702
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■9/9(土)千葉・大多喜 古民家ゲストハウスわとや わとやフェス『WA-NO CHIKARA 2017』 受付 10:00〜 / スタート11:00〜21:00(宿泊客を除く) 料金 大人3,000円・小学生1,500円 ※小学生未満無料(飲食別) 予約 メールにて [email protected] (担当カズ)
ゲスト:CHAN MIKA / ハヴケイスケ / 大山百合香 / 松本佳奈 / 戎谷俊太 / テンテイグループ / 小泉和弘 / 伊藤研人 / 大多喜かぐや蓮 / 池田豪 他
▽宿泊(素泊まり)要予約 母屋 5,000円+消費税 / 1名 テント1,500円+消費税 / 1名 寝袋は要持参 テント一張り 1,500円(持参の場合)
持ち物 レジャーシートやチェア、虫よけなど
マルシェ同時開催!! 《出店者一覧》 さすらいCAFE(飲食) コーヒーくろねこ舎(飲食) 結ごはん(飲食) いまここ園(飲食) こがし焼きそば三ツ星(飲食) おにぎり工房かっつぁん(飲食) たこやき 炎(飲食) 筒森青年会 オリジナルTシャツ亀吉(Tシャツ) moonchild(木工) cocochi(木工) マイペンライ(マッサージ) アトリエひとつ(モザイクタイル) 笑顔配筆人 馬場貴海賀(書家)
詳細はFacebookイベントページにて http://www.facebook.com/events/238413596671974/
<<注意事項>> *指定の喫煙所以外では全て禁煙 *直火禁止・ごみは持ち帰り *事故やケガなどに留意し自己責任に於いてお楽しみ下さい。 *当日券については要問合せ
<<イベントヘルパーさん大募集中>> *受付、駐車場、本部、ステージ、巡回など募集
<企画>WA-NO CHIKARA プロジェクト <協賛>さすらいカフェ / リトル / 斎藤商業株式会社 / 亀吉
*開催場所:古民家ゲストハウス・わとや 千葉県夷隅郡大多喜町筒森810 0470-64-6351 *アクセス:駐車場を集落内に60台分確保 送迎はありませんので、ご注意ください
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■9/13(水)東京・下北沢SEED SHIP【徒然日記 東京編】 『松本佳奈の、徒然日記・秋』 時間:open 19:30 / start 20:00 料金:一般¥3000 小中高生¥1000 (別途1ドリンクオーダー制) ※車椅子可 介助ヘルパーさん分のチケット料金無料(ドリンク代のみ) 予約フォーム:https://goo.gl/forms/tcf65VJNDC8qgSsq2
ビルの入り口前の段差14cm エレベーター入口 幅は80cm 奥行92cm お店入口ドアの横幅 67cm 店内は、洋式トイレがありますが、多目的トイレの一番最寄は下北沢駅になります。
▽下北沢SEED SHIP 世田谷区代沢5-32-13 露崎商店ビル3階 URL: http://www.seed-ship.com/ TEL: 03-6805-2805
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■9/23(土・秋分の日) 千葉・木更津 内港公園 『レイラインイベントFEEL』 入場無料 詳細後日
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詳細・その他ライブ情報は http://matsumotokana.info にて
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[IM@SCG]たかがき×にった2
#1
今年も梅雨をほとんど感じないまま、けっきょく夏がはじまった。この前に楓と会ったときほどではないが、夜は曇って陽射しのないぶん、蒸したし気持ちもよくはなかった。 「……」 美波は大学の食堂の一角で、ノートパソコンを叩いている。このあいだ、楓との会話の話題にのぼらせた、『美波先輩』の後輩たちのいる授業の課題を片づけていた。 物事のしめきりというものに対して、美波はこれまでの人生で嘘をついたことが一度もない。それを姿勢としてことさら他人に示すことも、強制することもない美波だが、美波の後輩たちは美波の人柄からか、どこからか、なにか感じとるものがあったのだろう。積極的にいろいろな質問や疑問を美波へぶつけてきてくれたし、しめきりのおよそ十日前にはもう、美波のもとには必要な発表資料が集まっていた。 「……う、ん」 美波の役割としては、後輩たちのその努力の成果に自分のぶんの資料を加えて整理することだけだったので、仕事に関する打ちあわせの前と後、その程度の時間で足りることだった。 数分して、予定と予測のとおり、課題をまとめるのを終えて、美波は愛用のステンレスの水筒を取りだした。 「はあ、」 ひとつだけ、ため息をついた。水筒をバッグにしまおうとしたら、ちゃぽん、と明るい音がした。中身はもうすっかり軽くなっている。いつも持ちあるいているその水筒も、夏にはサイズがすこし頼りない。 ただそんなことは、いまのため息のほんとうの理由ではなく。 「なんて答えてみるのが、正解だったのかな」 ノートパソコンを閉じながら、誰にも聞こえない息だけの声で、美波はそっとつぶやいた。
「日傘って、どう思いますか」 「ええと」 その日の昼下がりのこと。白い持ち手を、手首にかけて。待ちあわせていたプロダクションのカフェに楓が現れたとき、まず眼がいったのは、その日傘だった。 「お似合いだなあ、って。優しい色で、きれいです」 「私も。とっても、いい色ですよね」 薄い浅葱色の生地をした、楓の身体のように細い傘。要所に繊細なレースの白があしらわれているのが、畳まれたままの状態でも、見てとれた。 「それは、楓さんの?」 「あっ。これ、お借りしているんです。今度の撮影で使うものと、同じものを用意してくださって。どういった感じか、ちょっと実際に使ってみてください、って」 美波に日傘を手わたして、楓は言う。 「えっ。いいんですか?」 「ええ、もちろん。持った感じとか、軽さとか。あとはもし使ってみたとき、どんなイメージかって、美波ちゃんの感想を聞いてみたいんです」 「私の感想、ですか……」 「開いてみても、いいですか?」 うん、と、楓は発音はせずうなずいた。 「それじゃあ……」 楓が微笑みながら、向かいの席に腰かけて、美波を見ている。 「……わ、」 思わず小さく、声が出た。 美波はその日傘の、フレームの本数に驚いていた。ふつう骨が多いと、畳んだ状態でもある程度の太さに見えてしまう。 「どうですか。美波ちゃん」 「……いいと、思います。こうやってさしているとちょうど、目線のあたりにレースが見えて。上品で……」 楓の手首にぶら下がっていたときのこの日傘は、まず見た瞬間印象に残ったのが細さだったくらい、整った形に畳まれていた。なにか工夫があるのだろうか。すこし見ただけでは、わからない。 「えっと、でも頑丈そうで。実際にさして、裏側から見てみると、また違った綺麗さがあって」 日傘を持つその手首を傾けたり、ひるがえしてみる。無風の日なのもあるけれど、持っていて重さや抵抗を、それほど感じることがない。 「……あと、ちょっとびっくりするくらい、軽いんですね」 「ええ。骨の材質も、使っている生地も、できるだけ軽く。さしていて負担にならないように、というのは、セールスポイントのひとつみたいです」 「なるほど……やっぱり、普段使いだと。大事なことですよね」 「きょうは車で来てしまったのでまだ使っていませんけど、この前の日照りがすごい日なんかは、私もさして歩いてみました。持ちやすくって、とてもよかったです」 この日傘を差して夏の白昼をゆく、そんな楓の立ち姿が、美波には簡単に想像できた。 「あの、さっきと同じ感想になっちゃうんですけど」 「うん、うん」 「やっぱり、楓さんが使ったら、とてもお似合いなんだろうなあ、って、思います。デザインも手にしてみた感じも、楓さんみたいな日傘だなって」 日傘を畳んで、楓に返した。それを受けとって、楓はうっすらと微笑んでいる。 「美波ちゃん、さすが」 「えっ? なにが、ですか?」 「実は、この傘ね。私がテーマで、コンセプトの、ブランドとのコラボ企画の商品なんです」 「へっ……え、ええっ」 さまざまな商品を手広く扱うそのブランドの名前は、美波も知っていた。例えばコスメであれば新作のコマーシャルがすぐ打たれるくらいの有名なブランドで、その日傘は受注生産になるという。 「やっぱりすごいですね。楓さん……」 「いえ、いえ。というか、どちらかというとすごいのは、美波ちゃんのほうな気がしますけど」 「え?」 「だって、実はこうなんですよ……って、ネタばらしをする前に、言い当てられちゃって。だから、さすが美波ちゃん」 美波がよく見てみると、楓の笑顔は、ほんのすこしだけ照れているような色がさしていたように思った。 「いや、あの、別にそんなこと」 「美波ちゃんのいいところって、きっと、そういうところなんでしょうね。この日傘、私もとってもいいものだと思って。ちょっとだけ自慢したい気持ちも、あったんですよ?」 「……あ、ありがとうございます」 日傘の持ち手をテーブルに掛けて、きょうの楓はコーヒーにひとくち、飲んでいた。美波もそれにつられるようにして、ひとくちだけコーヒーを喉に通した。水分とカフェインを摂取しているときだけ、ふたりは無口だった。 「……あの、楓さん」 「はい?」 「その。私のいいところ、っていうお話が。ちょっと、気になって」 「ああ……」 もう一度だけ、楓はコーヒーに口をつけた。 「この前、現場で。休憩中にたまたまスタッフの方とお話をしたときに、聞かれたことがあって、ね」 「はい」 「雑誌の撮影だったんです。そこで、『新田美波ちゃんってどんな子?』……って、そういう話になって」 「え。……あ、はい」 聞いて反射的に、美波もまたもう一度、コーヒーカップに手を伸ばしかけた。楓はきっとそれを見たかもしれない。 「えっと……あの」 「最初は、雑談だったんですけれど。 ほら、美波ちゃん、撮影にはとても慣れているし、いろんな雰囲気も十分に出せるから、カメラマンさんも興味を持っていたみたいで。もしかしたら撮影に使ってみたい……とか。そう、いろいろな話になったんです」 「……あ。なるほど……」 「私と美波ちゃん、前にステージで共演したことがあったから、聞かれたんだと思います。もしかしたら、今度、新しいお仕事の話があるかも、ですよ。美波ちゃん」 楓がそう微笑むので、美波も表情が緩んだ。単純に、ひとりの新田美波にとって、それはありがたい話だった。 しかし、ただ、美波の気になるのは、そこではなく。 「それで……」 「……なんて、言ってくれたんですか?」 「え?」 「あ……」 美波にとっては、それでは、すこしなにかが、足りないような。 ふとそんなことを思ってしまった次の瞬間に、美波は楓に質問してしまっていた。 「あ……の。その、単純に、気になっちゃって」 「……ああ。ごめんなさい、私も。普通は、そこが気になるところですよね」 「いえ、……」 「私は。美波ちゃん……」 丸テーブルの上でおもむろに指を組んで、楓は、ほんのすこしだけの時間、もったいぶったような顔を作った。間を置いた。その顔が、ちょっとだけ、うまくできていない、と、美波は思った。 微妙にずれたドラムロールが聞こえてくるような気がした。わずかに目を丸く見ひらいて、そういう顔をするには、楓の睫毛の長さと角度は、なめらかで、鋭すぎた。 「……」 「……元気な子です、って」 「元気な子、……ですか」 「ええ。元気な子、です」 二度、繰りかえされた。その意味を美波は数秒だけ考えて、そのあとに数秒だけ悩んだ。 「元気な……」 「……美波ちゃん。あの、そんな、ちょっとだけ元気じゃない顔、しなくてもいいんですよ」 「えっ? あっ、ああ、すみません。……なんか、考えちゃって」 「ごめんなさい。ちょっと言葉が足りなくて……」 自分の眉が無意識にひそまっていたのを、美波はそこで自覚した。別に楓は意味深なことを言って、放りなげたりするようなひとではない。美波にとっての楓は、例えばユーモアというものを使うときなら、きちんとそれを心得ているひとだった。 「つまり、なにが言いたいか、言うとですね」 「は、はい」 「心が、元気だと思うの。美波ちゃんは」 「こころ……ですか」 「ええ。うん。こころ」 組んでいた指をほどいて、楓は言った。 「なにについてもまっすぐで、真面目な子で。それに、ひとのことをよく見ているし、よく考えているから」 「え、ええ」 「それって心が元気じゃないと、できないことじゃありませんか。美波ちゃん」 「……」 美波はなにかの相槌も、打ってみることはできなかった。 楓に気づいてもらったその部分は、美波がいつも、どんなときも、それだけは忘れないように努力していることで、同時に自分の短所だとも思っているような、心がけだった。 自分の外側のことも内側のことも、考えすぎてしまうことがある。油断がないようにしていれば、本当はそれだけでいいのかもしれないが、それでは心配なときがある。 すぐ前に楓に会ったとき、彼女がとても適切に、相槌を打ってくれていたのだということを思い出す。楓は実は聞き上手だし、美波にとっては話し上手でもあったように思う。 楓は美波に���いて、『考えすぎる』というようなことは、言わなかった。きっとそれに、気づいていたとしても。 「……あの、楓さん。ありがとうございます」 「いいえ。……あ、そんなかしこまらなくてもいいんですよ。私が勝手に始めちゃった話なんですから」 「でもなんだか、……はい」 視線がテーブルの表面へと落ちてしまった。また、考えすぎてしまっている。そう思いはしながらも、美波はどうしても、もうすこしだけ聞きたかった。 「……どうして、そんなお話を?」 ちらり、と、一瞬だけ、美波は楓の眼を見た。 楓は眉を、穏やかで、やわらかい形にしている。 「この前、外のカフェで、お話してもらったとき。そう、『美波先輩』のことで。私なりに考えていたら、たまたま撮影のときにそういう話題が出て、それでもう一度考え直してみて。これは絶対、美波ちゃんに伝えなきゃ、って思ったんです」 ゆっくりと、けれど流れるように楓が語るので、美波は思わず、視線を上げた。 「美波ちゃん、誰かに褒めてもらえることも、とっても多いと思いますけど」 そして楓のその次の言葉を、聞いた瞬間。 「──誰かを褒めることのほうが、実は多くはないですか?」 それは、さらり──と。 なにがしかの、爽やかな空気の流れが、美波の首もとを通りぬけていった。 「……あ、」 美波が声を漏らしたのを見て、楓はにこり、と、大きくうなずいた。 「ええ。もちろんそれが、美波ちゃんの良いところの理由だと思います。けっして、悪いことではなく」 楓は眼を閉じて、美波にというより、どちらかといえば自分自身に聞かせるように、ゆるやかに続けている。 「でも、……そうね、だから、私、美波ちゃんのこと、たくさん褒めてあげよう、って、思っちゃったんですよ」 美波は息を呑んで、そうして微笑んでいる楓を見つめていた。 「おせっかい、だったかしら」 「い。いえ。ぜんぜん、」 気がつけば、楓のコーヒーカップは空になっていた。美波も、楓にそこまでなにかの話題を聞かせてもらったのは、ひさしぶりのことだと思った。 「じゃあ、これからも、そうさせてもらっても大丈夫ですか? 美波ちゃん」 こくり、と、美波はうなずいていた。小さく、何度も。
そうして楓と別れてから数時間経って、美波は大学の食堂にいる。 食堂の人影は、だいぶ少なくなっていた。調理場のほうからの、洗い物をする音がよく聞こえる。もうきょうの用事はすべて片づいたはずが、美波はまだ、隅の席に座っている。 「……」 携帯電話を、両手で包むように握りしめて、美波は十数分のあいだ、そうして迷っていた。 本当は些細なことかもしれない。なんてことのない悩みかもしれない。もしかしたらまた、そんな些細なことを考えすぎてしまう、自分の悪い癖が出ているだけなのかもしれない。 「……う、ん」 胸に残っている悩みを解決するために、手のひらの上にある悩みを振りきるまで、また五分ほどの時間がかかった。 美波は電話をかけた。アドレス帳をスクロールさせる指先は、それでも恐る恐る、という速度だった。 「はい。美波ちゃん?」 呼び出すコール音の回数は、少なかった。 距離と電波を介していても、その声のつややかな感触は、色あせることがない。 「あ。……楓さん、いま、大丈夫ですか?」 「ええ、大丈夫です。ちょうど帰り道ですから。きょうは日傘のこと、ありがとう」 「いえ、こちらこそ、その、」 ありがとうございます、という言葉は、喉のすぐ奥でつまづいた。 「えっと……」 「……美波ちゃんも、授業は終わりですか?」 「あっ、はい。もう終わって、私も帰るところなんですけど……」 昼に楓と日傘の話をしていたときの美波とは、もう人が違った。自覚があった。 「あの、どうしても、楓さん。聞いてもらいたい、話があって……」 けれど、自覚があるだけで、あまりどうにもならなかった。 「……あの……」 「美波ちゃん?」 「あっ、……」 「今度、時間、ありますか?」 「……は、はい、あのっ、」 「私、美波ちゃんのお話をね。じっくり、きちんと、ふたりっきりで、聞かせてもらいたいな、って、思っちゃいました」 楓の声は、明るかった。 「それでも、大丈夫ですか。美波ちゃん」 今度──と、聞こえた瞬間、なにかに身構えてしまった自分を、美波は自分で恥ずかしいと思った。 「……私の部屋は、どうですか。来週の……平日の、まんなかですけれど、その日は夕方からは、空いているんです」 「はい、あの、大丈夫です。……ありがとうございます。楓さん」 来週までの時間を用意してくれたのは、きっと楓が、電話越しの美波を察したのだろう。美波は、ふつうの自分を保とうとするのを、もうやめることにした。 「そう、来週、美波ちゃんが来てくれる前に。美波ちゃん」 「はい。……はい」 「どんなお話なのか、いま、少しだけ、聞かせてもらっても大丈夫?」 そのときの楓の語尾の響きは、美波はいままで聞いたことのない種類のものだった。 楓と美波の、五年の人生の差。年上の姉のような、先生のような、ともすれば、母親のような。 「……」 それほど優しい香りが、確かに聞こえた。 だから美波はもう、その楓の声に、寄りかかってしまうことを決めた。 「あの、ですね」 「ええ」 「……後輩の子に、実はきょうよりちょっと前に、聞かれたことがあって」 「ああ、この前の、学校の?」 「はい。……それで、私、もしかしたら、うまく答えられなかったかもしれないと思って」 伝えたい本題まで、どんどん距離が伸びていた。 「学校の授業とか課題とか、全然関係ないことなんですけど。ほんとのほんとに、雑談で」 「うん、うん……」 それでも楓は、あの相槌を、きちんと返してくれている。 「でもそれを、きょう、楓さんに言えなかったのが、やっぱり、自分で気になっちゃって……」 「……うん。どんなことを、聞かれたの?」 美波は、細く息を吸ってから、言った。 「はい、あの……、『高垣楓って、どんな人?』って──」
[ライク・ア・ウィンドチャイム]
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■映画「美しい星」のメモ
▼どうしてこうも「テロリスト」のような映画が多いのか。それとも、自分がそういう映画をみてばかりいるだけなのか、、、吉田大八監督「美しい星」を観た。

▼本作は、1962年作の三島由紀夫の同名小説を現代風に改作した家族劇。自分たちが「宇宙人なのではないか」という妄想?にとりつかれた一家が巻き起こすトラジコメディ(悲喜劇のこと--三島自身の分類)だ。
▼世界中の多くの「人間たち」に、便利さや快適さをもたらすはずであった「ネーション-ステート-キャピタリズム」のトリアーデ(三位一体)に、もはや「実り」を感じられなくなった人が増えたからだろうか。「トリアーデ」は、「自分たちとは関係なく自動的に回っているだけではないか?」と感じた人達が増えたからだろうか。
▼「トリアーデ」の「外」を目指し--それでいて代替案を思いつくこともできないまま--ヤケクソでシステムに自爆の一撃を食らわせようとする「テロリスト」たちが増加する今の現実と呼応するように、この映画でも、トリアーデ(システム)を生きる「人間」であることをやめた「宇宙人」(たち)が「外」へと飛び出す様が描かれる。
▼作品は一部の登場人物たちを大幅にカットしつつも、おおむね三島の原作小説をなぞってはいる。だが、その「意味付け」--特に作品の軸であるUFOの位置づけ--は、似ているようでけっこう違うように思う。
▼おそらく三島にとってUFOとは、戦後の「人間宣言」により超越性(「人間」とは違う領域を生きていると感じさせる力)を失ったかにみえる、天皇の代理物だったのだろう。
▼実際にも戦後の三島は「日本空飛ぶ円盤研究会」と呼ばれるUFOマニアの会に所属するなど、宇宙から飛来する未確認飛行物体に並々ならぬ関心を寄せていた。なお、この会には、星新一、小松左京らSF作家と並び、後に三島とも立場が近くなる石原慎太郎も所属していた。やはり、三島にとっても石原にとってもUFOは戦後失われた「超越性」を呼び覚ますものだったのだろう。「オカルト」とよばれても、戦後、皆が平等に自由で快適になる「のっぺりとしたニュートラルな社会」が広がって行く中で、それとは「違う領域」(外)が必要だったのだろう。(ちなみに「違う領域」が好きな石原はこの後「ネッシー探検隊」を結成し、世界の秘境を巡ることとなる……これも彼なりの「超越性の希求」だったのか、それとも……)
▼だが、なぜそんな「違う領域」が必要だったのか?小説にはこうある。
「P20(ある夏の日、空に円盤をみた重一郎は)まず、彼は円盤が見えていた間の数秒間に、彼の心を充たしていた至福の感じを反芻した。それはまぎれもなく、ばらばらな世界が瞬時にして医やされて、澄明な諧和と統一感に達したと感じることのできる至福であった。天の糊がたちまちにして砕かれた断片をつなぎ合わせ、世界はふたたび水晶の円球のような無疵の平和に身を休めていた。人々の心は通じ合い、争いは止み、すべてがあの瀕死の息遣いから、整ったやすらかな呼吸に戻った…」
▼もともとひとつであった世界(人々)が近代化とともにバラバラになっていく。UFOの超越性(神がかり)は、それを再び1つにまとめてくれるものとして三島には見えている。まさに天皇の代理物だ。
▼しかし、映画では、こうしたUFOの位置づけを独特の仕方でズラしているように思う。
▼…ともあれ、先を急がずにストーリーを追う。
▼映画は、レストランの天井で火星のよう��赤々とした火を灯すシャンデリアを映し出す所から幕を開ける。
▼その「火星」の下で、苦々しい顔をして料理を口に運んでいるのは気象予報士の大杉重一郎(リリー・フランキー)。そして同じテーブルには妻の伊余子(中嶋朋子)、娘の暁子(橋本愛)の姿が…
▼この日は、重一郎の誕生日祝い。だが、「この年になってまでこんな儀式が必要か?」と浮かない顔の父。同じく、まずそうに料理を口にする娘、そしてこの日、同席するはずだった兄・一雄(亀梨和也)は、いつまでたっても現れない…
▼それでも妻の伊余子は言う。「誕生日はこうして一緒に集まることが大事なの」。とはいえ、バラバラ感が��めない大杉家…。

▼そんな一家の面々は「バラバラ」であるだけでなく「チグハグ」でもある。
▼たとえば父の重一郎。
▼彼は誕生会の最中、不倫相手から電話がかかりテーブルから一旦退席。だがそのすぐ後に「お誕生日おめでとう」のケーキを持ったシェフたちが歌いながら登場…というチグハグさ。
▼加えて仕事である気象予報も「当たらない」ことで有名。超暖冬の中「寒くなる」などチグハグな予報をしてしまい、キャスターの今野(羽場裕一)から「頼みますよ」とからかわれている…
▼また、兄の一雄。
▼彼は大学を卒業後も就職せずメッセンジャーのバイトをして暮らしているが、荷物を届けに行っても、届け先のビルのエレベーターがいつまで経っても降りてこず、受け渡し時間をオーバー…
▼腹が立ち、受付嬢に「エレベータなんとかしてくださいよ」とクレームを入れるも失笑されるだけ…
▼それにも腹が立って1人カフェでコーヒーを飲んでいると、高校時代の後輩に遭遇。そして「珍しい人発見!」と珍獣をみつけたように写メを撮られる有様…(自分もフリーターではないが少し前にこんな感じで写メを撮られたことがある、、、どうせなら亀梨君のイケメンぶりも似たかった、、、)
▼さらに、彼女とつきあうも、デート先のプラネタリウムでキスをせがむと「ホテル代払えないからって、こんな所でケチるなよ」と逃げられてしまう…
▼彼もやることなすことが、どうにもチグハグだ…
▼そして妹の暁子も、大学に行っても話す友人がおらずいつも1人。
▼また、皆が興味を持つ「ミスコン」にもまるで興味が湧かず。スカウトにきた広告研究会のチャラ男に「やめてください!」と大声をあげ、周囲から怪訝な顔でみられてしまう場違いぶり…
▼「人間」たちが生きる「トリアーデ(システム)」の刻むリズムとはどうにもテンポがあわないチグハグぶり…それゆえに、彼らは「別の領域(外)」へと吸い寄せられてしまう…
▼ひどく蒸し暑い冬の夜。重一郎はホテルで不倫相手の後輩気象予報士・中井(友利恵)と密会。そして、ことを終えた後、2人車に乗り込む。
▼だが…突如、前方にまばゆい光が。それと共に意識を失う重一郎。気が付くと、1人田んぼに車ごと突っ込んでいた。
▼あの光は一体何だったのか?それに隣にいたはずの不倫相手もいない…これは一体何なのか?
▼いぶかしく思う重一郎だったが、遅刻した放送局の屋上で、UFOが来ないか待っていた「オカルトマニア」のスタッフを発見。彼から「宇宙人にアブダクションされたのではないか?」と指摘され、UFOへとハマっていく…
▼そして気がつけば、「地球は温暖化や異常気象により破滅の危機に瀕している。だから人類は環境破壊をやめ、これまでの生活を変えなくてはならない。自分はそれを地球人に伝えるべくこの星に飛来した火星人だ」という認識に到達する(笑)…
▼危機感を持った彼は、以後、生放送の天気予報の場を借りて悲痛な声で叫ぶように。「TVの前のみなさん!目を覚ましてください!」と地球環境の危機を訴えはじめる重一郎。そして、「この警告は惑星連合の意志だ」と叫び、奇妙なポーズをしてUFOを火星から呼んで見せる…(当然、UFOは来ない…。)

--こんなことをすれば普通は番組をクビになりそうなものだが、「ヘンなお天気おじさんがいる!」と視聴率がうなぎのぼりになったようで、「重一郎のお天気コーナー」は存続するのだった--
▼一方、一雄は、プラネタリウムで彼女にフラれた後、星の1つ(水星)が異様に眼前に迫って来るという「神秘体験」に遭遇。
▼その後、メッセンジャー仕事の道すがら、政治家・鷹森紀一郎(春田純一)と、秘書の黒木(佐々木蔵之助)に出会い、ひょんなことから事務所のスタッフに雇われると、彼らが「水星人」だったことを知る(笑)(厳密には黒木が水星人で、鷹森はそのパシリ)
▼さらに、一雄自身も「水星人」であり「神秘体験」をしたのもそのためだったと気づく……
▼そんな彼は、水星人の先輩・黒木から、恐るべき思想を叩きこまれていく。
▼彼はおおむねこんなことを言う。「お前の父は、テレビで地球環境が危機だ。美しい星が壊れていくと言っているが、美しいかどうかは人間の基準にすぎない。また、地球環境を守るというのも人間にとって快適な地球環境を守るということに過ぎない。地球環境が大事だというのなら人間が滅びて、それがきっかけとなって新たな生命体が生まれる…そのサイクルを進める方が、よほど地球のためではないか?」
▼「我々水星人は地球人にはできない決断を彼らに変わって行うべく、この星に降り立ったのだ」…
▼こうした思想を吹き込まれ、ますます水星人の自覚を強くしていく一雄、、
▼さらに妹の暁子にも「神秘体験」が。ある日、大学の帰り道で、独特の雰囲気を漂わせる路上シンガー、若宮(若葉竜也)と遭遇。その後、彼から渡されたCD「金星」を聴くや、何かを思い出したように覚醒。若宮が音楽活動を行っている石川県金沢市へと足を運ぶ。
▼その後現地で、若宮から「僕とあなたは金星人だ。僕は金星からUFOを呼ぶことができるが一緒に見ないか?」と誘われ、内灘町の海へ。そして円盤を呼ぶべく不気味なポーズを2人一緒に取り始める…すると、眼前にUFOが…(注1)
▼このくだりは本当にヤバい!オレンジの円盤が不安定に揺れながら飛来する様子と、トランシーな音楽とが相まって、意識が本当に「この世界の外」へと連れ出されそうになる。まさしく「テロ」のようにヤバい映像だ。

▼ともあれ、こんな「UFO体験」をした暁子は、その後、旅を終えて帰宅すると妊娠が発覚。母に「相手の男は誰なんだ」と問い詰められるも「これは処女受胎。だからやはり私は金星人」だと確信。
▼そして「地球は本来持っていた美がゆがめられている。何が美しくて何が醜いかが揺らいでいる。我々はそれを元に戻すべく、この星にやってきたのだ」という若宮の思想を実行するべく、身重のまま興味のなかった「学園ミスコンテスト」に出場。ゆがんだ美の基準を元に戻そうと行動しはじめる…
▼火星人、水星人、金星人…三者三様で難儀なことになっていく家族。
▼と、そう書けば「母は幸い大丈夫なのだな」と思われようが、母も母で別の難儀さを抱えていた(笑)
▼母・伊余子は「地球人」の自覚はあるものの、近所のマダムの誘いに乗り「美しい水」と呼ばれるミネラルウォーターのネットワークビジネスに手を出してしまうのだった。「この水は和歌山のパワースポットの地下からくみ上げた特別な水で、肌にもよいのよ。それに他の人に勧めていけば1か月でウン十万稼ぐことも夢じゃないわ」
▼そんなマダムの言葉に心を動かされ「まずは100本」と在庫の購入を決めてしまった母…後日、家には大量のペットボトルが…
▼もうこの時点でヤバいことになっているが、そんなヤバい人が「私は火星人だ」と言っている「別のヤバい人」を諭したりするのだから、もう「何が何やら」という状況になっていて思わず笑ってしまう。(これがトラジコメディたる所以だろう)
▼それでも、数か月後には、月100万円以上稼ぐほど売り上げを上げ模範生としてパーティの檀上に立つほどになる母(笑)…。(関係ないが、自分の母親も水ではないが似たような状況にあるので実は笑ってばかりもいられないのだけれど、、)
▼ちなみに原作では伊余子は「木星人」。なので映画はそれよりはマシではあるが、逆にネットワークビジネスにはハマっていないのでどっちもどっちだ……
▼こうして「ネーション-ステート-キャピタリズム」の「トリアーデシステム」が刻むクロックから外れてしまうが故に、「システム」の「外」へとテロリスト的に吸引されていく家族…
▼だが彼らはこの後、その「システム」の「外」の在り方をめぐり「論敵」と大激論を繰り広げることとなる
▼その「大激論」の相手は、政治家鷹森の秘書・黒木。
▼発端はニュース番組での父・重一郎と鷹森の口論。この日、重一郎がお天気コーナーを持っているニュース番組に鷹森が出演。太陽光発電に補助金を出すか出さないかを巡り彼が自説を展開��る中「そんな対策は生ぬるい」と重一郎がスタジオに乱入。
▼鷹森に「地球は危機に瀕している。一刻も早く対策を打たねば!」と迫り、あげく2人は言い合いになってしまう。
▼これが元で、後日、謝罪を求められる重一郎。だが、TVカメラを前に謝罪の言葉を述べるが、どうしても納得がいかずに、またも途中から自説を熱弁。
▼ここに割って入ってきたのが「水星人」一雄と黒木だった。
▼その後…「美しい星・地球とは、今のCO2の増加や、異常気象などが食い止められた環境破壊のない姿。そのためには今の人間たちのライフスタイルは一刻も早く革命的に変える��き」とする火星人。
▼「美しい星・地球とは、この星のあるがままの進化ー衰退のサイクルに任せること。人間の基準で守ったり、守らなかったりするのではなくそれが進化のサイクルならば人間は絶滅し、次の生命体に場所を譲ればよいではないか。よって、このまま人間の絶滅まで突き進めばよいのだ」とする水星人。
▼「ネーション-ステート-キャピタリズム」の「トリアーデシステム」は環境破壊-人類絶滅をもたらすとして、「別のシステム」(外)への革命を訴える火星人テロリスト。
▼「ネーション-ステート-キャピタリズム」の「トリアーデシステム」を極限まで進めて、人類を絶滅させることで、地球は「ネクストステージ」(外)へ到達できると考える水星人テロリスト。
▼両者の意見が激突。だが、激論の末に、火星人の父はUFOを呼び出し現状を力づくで変革しようとするが、円盤は現れず…そのショックで?吐血して、ぶっ倒れてしまう。それをみた水星人は「勝負あったな」とばかりに「人類の行く末を決めるボタン」をプッシュ。つまりは、地球は何の変革も行われまま破滅を迎え、そこでようやく「トリアーデ」の「外」が到来するという結末を迎えることに……こうして重一郎のプロジェクトは破産したかにみえた……

▼しかし、ここから映画は急展開する。
▼吐血の後、救急車で運ばれ病院へと送られた重一郎。火星人としての使命を果たせず、みるみる弱って行く彼の元には…「和歌山のパワースポットからくみ上げた美しい水」が、実は「埼玉のゴム工場の水」だったと判明し絶望する母…、師事していた政治家の離党騒動に伴い、事務所から捨てられる息子…、そして、「同志」の金星人が姿を消し、おなかの子供だけが残った娘…、同じように使命を果たせず挫折した家族たちが…
▼傷つき力尽きたかにみえる一家。だが、彼らはあるやりとりがあった後(後述する)病院を抜け出し「家族旅行」へと飛び出すことになる。
▼車で夜の道を飛ばす家族。常磐道の検問をぶち破り、福島の森へ…
▼その間、診断の結果、末期がんを患っていたことがわかった重一郎はすでに虫の息…
▼それでも家族は「ここに円盤が飛来するはずだ」と父が推測していた場所をめがけて、重一郎を背負いながら進んでいく…
▼場所は福島。原発災害の末、人間が住まなくなってしまったのか野生の牛が現れ、進んでいく家族を眺めている…(注2)
▼一方、家族は、その野生の牛の背中に父を乗せUFOの飛来場所まで登って行く(牛の背中に父を乗せているのは家族の幻覚だろう)。
▼そして、ようやく山頂に到着…と、思いきや突如、場面転換!
▼気が付けば、重一郎は、近未来風の部屋の中。火星に行く宇宙船にアブダクションされたのか…(いや、薄れゆく意識の中で妄想をみているのだろう)。
▼周囲を見回す重一郎。と、その時、「火星へ帰りましょう」のアナウンスが。それを聞き「とうとう故郷に帰れるのか?」と喜ぶ彼だったが、ふと気になり、「ちょっと待て」と、船のウインドウをオープン。
▼すると、眼下には、「地球人」の妻・伊余子、「水星人」の息子・一雄、「金星人」の娘・暁子、そして、彼らに背負われぐったりとしている(もうひとりの)自分の姿が…
▼「お父さん、ほら、UFOよ!」そんな家族の声が聞こえるようだ。
▼それを見ながら、うれしいような、戸惑ったような表情をみせる重一郎…
▼こうして、映画はエンドロールへとなだれ込んでいくが、このラストをどう受け止めるべきか?
▼母を始め、息子も娘も、福島に火星からUFOが飛来するなんてことは信じていない。それでも最期くらいは、たとえ父の言うことが妄想であったとしても、それにつきあってあげたい。そんな思いが、大杉家がバラバラになるのをギリギリのところでくいとめた。そして、ゆるんでいた家族の絆は父の忌の際で再び結び直された…そんな家族賛歌、人間賛歌としてとらえるべきか?
▼実際、そんなレビューや感想もあったが、自分は少し違う印象を持つ。
▼というのも、病院のシーンで大杉家の面々は「人間」であること、「人間の家族」であることから一旦、切断されようとしていたように思う。
▼たとえば、重一郎と暁子。暁子は兄から「父は末期がんで長くない」と聞かされる。だが、「だから黙っておいてあげよう」と兄から「人間らしい」対応を提案されると、それを真っ向から拒否する。そして、父にはストレートに「がんだからもう長くはない」と告白。「非人間的」にみえる暁子…
▼さらに。彼女は父に「金沢へ行ったんでしょ。若宮さんの真実を教えてほしい」と迫る。それを受け「若宮は金星に帰った」「いや、会えなかったんだ。だから彼が金星人なのか、それとも違うのかは俺には分からない」と、答える重一郎。娘を思うが故に娘の妄想?に寄り添った「人間的」な解答を試みる…
▼だが、暁子はそんな父に怒る。「そんなんじゃ本当に人間になっちゃうよ」
▼そして、彼女は父の口から「若宮はただの女たらしであり、方々から借金をしたあげく、返せなくなって逃亡したこと」。「暁子は、若宮から薬を飲まされ意識朦朧となった時に、腹まされた」ことを引き出すのだった。
▼「人間的な」「家族的な」優しさからの「切断」を企てる暁子…
▼また母・伊余子。彼女はもう先が短く、体を動かすことすら困難な夫を前にしながら非人間的にも「家族旅行」を切り出す。「”美しい水”でお金を貯めようと思ったのは一度家族旅行がしたかったから。私はそれを実行したい。あなたたち水星人と金星人なら、協力してよ」
▼不思議な言い方だが、こういうことではないか?私は家族旅行がしたいので自分でする。あなたたちは「人間の家族」でなくてもいいから、異星人として、その旅行に協力してほしい。こう言っていると考えるなら、3人は「人間の家族」からは切断されている。
▼こうした家族の行動は、家族への優しさ→非人間的な切断→その上での家族旅行…と、まとめられるだろう。
▼これらのことをふまえたうえで、先述したラストパートにおける「3方向からの視点」について考える。3方向とは「家族でみる牛の妄想」「牛からみた家族」「UFOからみた家族」のことだ。
▼これらのカットの意味は何か?
▼「家族」は同じ妄想を共有できるほど自分たちにとって「最も近い存在」だ。(「家族でみる妄想」)
▼だが、いくら「最も近い存在」であっても実際には、バラバラな「4体の個体」だ(「牛からみた家族」)
▼それでも。バラバラで種族すら違う個体(地球人、火星人、水星人、金星人)の間であっても、人間はそこに共通性のようなものを「誤読」することがありうる。
▼一度、テロリスト的(宇宙人的)に「外」へと飛び出た存在は、内にいる時には「とても仲間だとは思えなかった者達」の間に、新たな共通性を読み込むことができる(誤読できる)。それができた時、つまり、仲間だと思えない者に「仲間」を誤読できた時、家族だと思えないものを「家族」だと思えるようになった時、世界は別様に読み替えられる。「ここではないどこか」、「トリアーデの外」は「ここにある」と言えるようになる…のではないか?
▼その意味でいえば、これは「非人間賛歌」であり「非家族賛歌」だと言えないか?
▼だが。いかにすればバラバラの中に「共通性を誤読」できるのか?
▼そのカギは妻・伊余子の態度にあると思う。彼女がこだわったのは「誕生日に家族が一同に集うこと」や「家族で旅行すること」など、「一緒に場を共有すること」だった。メンバーの中身が火星人だろうと、水星人だろうと問わない。とにかく「儀式」でもよいから時間、空間を共にしてみること。
▼この徹底的に庶民的な視点と、UFOから人類を眺める宇宙人的な視点が組み合わさる時「バラバラの中の共通性の誤読」は可能になる。そう言っているように思う。
▼また…
▼最も近しい存在であるかにみえる家族。そんな彼らですらもともとは「バラバラ」だ。にもかかわらず、人間は「とにかく一緒にいる」という事実性をフックにしてバラバラの中に「共通性」を誤読できる。それに気づかせるUFO
▼この認識は、「もともと1つであったものが、戦後社会でバラバラとなったため、UFOの超越的な力で、それをまとめ直す…」という三島の原作小説のそれとは微妙にズレている。
▼どちらも「バラバラ」なものを「共通にまとめる」という点では似ているかもしれないが、前提条件が違っている。
▼「ナショナルな同一性を前提としたうえでの共通性の取り戻し」と「コスモポリタンなバラバラ性を前提としたうえでの共通性の誤読」…
▼先に「映画は三島の原作小説の認識を独特にズラしていると思う」と書いたが、このことだ。
▼原作から少しだけ寓意をズラすことで獲得された「宇宙人の眼」…それは、原作からだけでなく、��トリアーデ」の外に向かってヤケクソの一撃を加える「テロリスト」たちの認識からもよく似ていながら少しだけズレている。この映画を観ることは、そのズレに目を凝らすことだと言えるだろう。
(注1):内灘海岸の北にある羽咋市は「UFOの町」として知られている。今回、小説を読んで「三島の時代からこの辺はUFOの町だったのか!」と石川県生まれの自分は驚いた。ちなみに、羽咋市には志賀原発があり、注2との関連性もあって興味深い。
(注2):実際にも震災後、福島の原発付近では「UFOの目撃」が多数なされている。たとえば…
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…など。
これが、本当に宇宙から来た円盤なのかはさておき、なぜこうした「目撃例」が相次ぐのか。
木原善彦「UFOとポストモダン」では放射能とUFOの関係について分析がなされている。
彼の議論を含め自分なりに解釈すると、「核」は「理想的な未来の象徴(クリーンで無限の力をもつ原子力発電)」であるとともに、近代社会がもたららす「悪夢的な未来の象徴(原子力爆弾、メルトダウン)」の象徴だともみられていた。また、UFOも同様に、「高度な文明を持つ理想社会の象徴」であるとともに「高度な文明を操り人間を支配する厄災的存在の象徴」でもあった。
そうした、近代科学文明の持つ「理想」と「悪夢」の両義性を現す存在としてUFOと放射能(核)はよく似ていたため、原発(核)=UFOの連結(連想)がなされるのではないか、と。
★予告動画★
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キューバ紀行 DAY1
キューバ紀行 DAY1 Salida = 出口であり出発である。 のんびりとしていた。なぜなら出発が午後7時前だったから。 昼過ぎギリギリまで洗濯したり、百均に行ったり、荷造りしたり、花を整理したり、段ボール片付けたりしてたのがいま、ハバナのアイダさんのカーサでこれを打っている自分から考えると夢のよう。 家を出る時間の四時はあっという間に来た。家を出た。juzzy92 のロンTを着て来た。お二方には羽田をリマインドしておいた。 飛行機が早速遅れていると連絡が入る。エアカナダにチェックインするのに結構並んでいて、とりあえず列に並んでみたけど、すぐに自動改札機に気がついて自動でチェックインした。乗り継ぎが心配だったけどまぁいっかと思って。 そのあと空港内をウロウロした。橋とかに行ってみたり、展望台はよかったな、IOくんがインタビューで意味なく空港の展望台に来てると行ってたみたい、3人でみていた。片割れどき、トワイライト、夕焼けの時間、風が気持ちよくて寒くはなかった。中里氏はずっと会社にメールを送っていた。かわいそう。トクマルさんが音楽を担当したというプラネタリウム兼カフェに行ってみたけど、リラックマの音楽がやってたから入らなかった。 そのあといよいよ出発ロビーへ。クルーの時は散々お客さんとして乗りたい、純粋に飛行機の旅を楽しみたいと思っていたのに、いざ自分自身が乗ってみてもあまり気持ちの起伏は無かった。それに気がついて、出国した瞬間にもっと感性のスイッチを入れなければ、と思った。気持ちを昂らせよう、今思えばそれはつまり、五感で感じるということだった。 そして144番ゲートへ。バンコクだったかな、たまにあったな。中里氏はまだメールしたり盗撮写真を送ったりしていた。地球の歩き方でいくつかのスペイン語を覚えようと思って練習した。初めまして、私の名前は、私は日本人、数字、ありがとう、いくら?友達、とかは言えるようにした。いよいよ搭乗となった。 私は22D。ご飯を食べながら、見ていない2人でララランドの感想をみた人に伝えるということになった。ライアン・ゴズリングとエマストーンは最高だった。とてもハッピーなでも沁みるラブストーリー。でももう一度見たいかというとそうでもなかった。セッションで血も涙もない鬼ジャズ教師が、ポップソングを演奏しろ!とフリージャズを演奏するゴズリングに怒ってたのが面白かった。その後君の名は。を見た。とても面白かったけど、純愛とか、しかもそれが愛の力か運命かはわからないけれども時空まで超えてしまった話だなんて、もう一回見るのには相当体力がいるアニメやなと思った。ACのCAさんはおばちゃんばかりやったけど、とても優しくてビッグママみたいだった。ジントニックを気前よく作ってくれたり、コーヒー頼んだらベイリーズくれたり。乗り継ぎの質問にも親切に答えてくれたり。 そうこうしてる間に着いた。最後はモアナを途中まで見た。 カナダ!Oh Canada. トロントの地に足は踏み入れてないけれど、着いた瞬間に異国を感じた。いつ、どの土地に来てもフレッシュで愛おしいこの外国に来た時しか味わえない感じは丸2年ぶりだ。よく我慢したなぁ私。空港にいる、ある、人たちにゾクゾクする。ものすごい高速の超特急型歩く歩道があった。乗った。 乗り継ぎはなんともスムーズに。キューバ行きも遅れていた。機材はB3で後方。機内では若い子がいた。アナウンスをしていた。私は少し寝ようかと思ったが窓際で外の景色がずっと気になって寝なかった。素晴らしい、白、青、赤、黄の暖かみのあるキラキラとまばゆい宝石たち。この宝石みたいな輝きの夜景は飛行機くらいじゃないと見れないんじゃないかといつも思う。 しばらくして、真っ暗闇の中に途中ポツポツと明かりの塊が見えて最初船かと思った。ところが、地図を見るとカナダ本土の山中〜アメリカ縦に横断ということがわかった。その地図のおかげでエアカナダが驚くくらいカリブ海の島々に精通して飛んでいることがわかった。トリニダードトバゴだってトロントからいける。ジャマイカなんか一日5本くらい出てる。バンクーバーより、トロントなんや。凄い。 機内ではモーターサイクルダイアリーズを途中まで見た。若き日のゲバラ。その時から馬鹿正直で純朴な人だったようだった。サントラはグスタボサンタオラーヤ。 そうこうしてる間にツーリストビザが配られ、関税シートも配られた。ツーリストビザ配られるんかい! そして、間も無くハバナ着陸。カリブ海を越えるために真っ暗、突然明かりが見えて来た先にはハバナが。まだまだ海側は土地がたくさんあってゲバラが潜伏したのはこういった山々だったのだろうと思い厳格な気持ちのまま着陸。着いた瞬間に南米のにおいがした 焦ってとった海外保険証明書は確認されなかった。税関職員が全員ミニスカ、黒網タイツのギャルだった。 マニーエクスチェンジに並んでいたともくんと友達になった。 東工大卒で卒業一人旅行らしい。キューバの前にはロシアに友達と行っていたようでチェルノブイリの写真を見せてくれたりした、彼は電気専門の勉強をしていて、チェルノブイリは普通でした、普通に変電所として人々は働いてますよ、と言っていた。30-40分くらい並んでやっと順番が来た、私が先頭に立つと誰にも話しかけてなかった警備員が突然話しかけて来た。チーノ?ノー、ハポネーサ。多分、このやり取りをあと何十回もするんやろうなと思った。 海外でいつも日本人だよ!と強く主張したくなるのは、中国人だと思われることへの遺憾=日本人の中国人に対する偏見と(日本人というよりは、私の、か…)、世界からの日本人の見え方が良いという自負があるからだと思う。 でも、チーノだろうがハポネーサだろうが気軽に陽気に笑顔で話しかけてくる人を見ると、いつも海外から見るチーノはまた印象が違うのかな?とか、それとも観光客全員に対してウェルカムなのかな?とか、そんなことをよく考える。日本だと、中国人の観光客に暖かく接する人なんてどれくらいいるんだろう。 そうして両替したけど、中里氏とむたいくんは1万円払って421CUC、私とともくんは419CUC。なんで窓口によってレートが違うのよ、我々の担当はタトゥービッチだったなぁ…とか話して、お互いにカーサの人にタクシーお願いしてたんだけど、迎えが来てないようだったから、4人で相乗りすることにした。最初にともくんのカーサがある新市街に寄ってから我々のカーサへ。タクシー運転手のケニーと初めてスペイン語での会話。グーグル翻訳の威力が発揮された!基本的な会話でも意思が通ずるとなんでこんなに嬉しくなっちゃうんだろう。ムジカ!と言うと音楽もかけてくれたり(なぜか爆音)、どんな音楽が好きなんだ?と言われてサルサでも、ディスコでも、ラテンポップでもなんでも!と言うと本当になんでもかけてくれた。最後の方は英語のR&Bを陽気に歌っていた。一瞬ヒップホップが流れて、お!と思うと、速攻スキップしてR&Bに変えてた。ケニーはR&B好きだった。 ともくんのカーサについたら、ちゃんとドアベルまで鳴らして会ったのを確認してから出発した、いい奴だった。ともくん待ちの間に(深夜0時過ぎ)アコギを背負ってジャケットを着てハットを被ったおじさんが1人で向こうからフラフラ〜っと歩いて着て通り過ぎた。カッコいい!味がある、深夜までどこに行ってたんだろう。 そして今度は我々の番。旧市街のかなり外れの方にあるアイダさんのうちに向かう。人がかなり増えてきた、最初は暗くて気づかなかったけど、よくよく外を見ると建物の入り口の壁沿いに闇に溶け込んで座って話をしている人たちが山ほどいる。基本みんな若い。みんな外でチルアウトするのか、 そして我々のカーサに到着。アイダさんは遅くに起きて宿から出てきて入り口で待ってくれていた。対面!降りるとフルーツの腐敗臭?のような独特な臭いがする。あー、これこれこの感じ、カーサの前には何故か大量に人が集まっていて何故か深夜のソーシャルの前を思い出した。ちょっとB-BOY風の男の子たちが集まって笛を鳴らしては騒いで、音楽をかけてワイワイ言ってたからかもしれない。最初は一体何事が起きてるのかと思ったけど、ただそこに「いる」だけだった。 アイダは信じられないほど暖かかいひとだった。おうちはそこまで落胆もしなかった、これくらいかな、ってウズベクの時に想像していたのと同じ感じだった。入ると腰掛けて、と言われてグラス一杯のマンゴージュースをくれた。。ぬるいかな?と思ったら氷を入れてくれていた、氷も気をつけたほうがいい国だろうしお腹壊したりしないかなぁ、と思ったけどひとくち飲んで本当美味しかったからもう気にしなかった。アイダは母のようでいい匂いがした。お部屋は二階にあって3つ部屋があるうちの1つ、ダブルベッドにシングルベッドの部屋。トイレもシャワーも大丈夫、お湯も出る。 三階は屋上があって、とても気持ちが良い、洗濯物はここに干すの、と。そこには真っ黒でやたらと飛びかかってくるユークイルという犬もいた。可愛い。モサモサしてるんだけどツヤもあって、少し毛が長い。臭いもそこまで気にならないし、とにかくひと懐っこい。降りて、アイダにお土産を渡すととても喜んでくれた。筆ペンと桜わさびと忍者の封筒とお祝儀袋(封筒ばっかり)。わさび食べてくれるかな、、 そのあと早速深夜の街に繰り出すんだけど、ここで初めて実はチャイナタウンのど真ん中だったことを知る。深夜1時くらいなのにみんなかなりうろうろしてたな、若者もおじさんも。全然危なくない、街灯もあって明るい。でもさすがに1人ではちょっと怖い。チャイナタウンと行っても本当に街の一角に川崎のウェアハウスみたいな雰囲気の建物が建ってるだけ、偽物というか、粘土で中華街作りましたっていう感じの中華街だった。笑えた。大量の猫がいた。 結局近くの立ち飲み屋?みたいなすごく賑わっているドアがない開放的なお店でピザ購入。その店の前で黒人のおじさんが話しかけてきてキューバのナショナルビール飲め、といって味見させてくれた。ドライで美味しい!どうしようかな、と思って近くのもう一軒の狭い店も覗いてみて、とりあえずそこで瓶ビールを買った、別に瓶ビールが良かったわけじゃないけど頼んだら出てきた。1本35CUP。 さっきのお店に戻ってメニューを見る。みんな色々食べてる、ものすこく大量のチーズがかけられているラザニアみたいなやつが美味しそうだったけど、ボロネーゼのピザ購入。ピザは一枚五百円くらいでやすいんだけど、CUP CUC の取り扱いに大混乱。お店のお姉さんに1CUC=?とiPhoneに打つと、24と売ってくれた。ここで初めて瓶ビールが110円くらい?だと分かる。瓶ビールにしては安いか。結果、うまく行ってそのまま帰宅。アイダはまだ起きてくれていた。 三階にあがって戯れてくるユークイルは申し訳ないけど後にして、無事キューバにこれたこと、それと、これからの旅の無事を祈って乾杯した。 いい夜だった。いい旅になりますように。明日は8時起き。
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