#バカを騙すのに非常に便利

[moko1590m]

天皇制は、 家の中の神棚、「ご先祖様」、お墓、いわゆる神様仏様、等と同じく、 実質的な「権力」者（支配者・祖父母・父母etc.）の権力権威の源泉を「他(不可触・思考停止を起こさせるもの)・超越者」と設定することで、 必要な「権力」が「聖なるもの」「正当なもの」「逆らっても仕方ないもの」「納得いくもの」だという衣をまとえる（イメージから暴力性を取り除ける）、という心理原則の活用。ブランド戦略の一種。権力が権威になり、秩序の一環をなすものとなる。自然の摂理みたいになる。 権力の安定、被支配者の心理の安定に非常に有効。善良な奴隷を量産できる。 だから権力者は決して天皇制や宗教を否定廃止しない。 そして天皇に決して権力をふるわせずその自由を制限する。 天皇の中の人は囚人。

[xf-2]

週刊新潮 2016年6月23日号掲載

中国人にとって日本はお金を稼げるという点で魅力的

　80万人を超えるのは時間の問題であるという「中国人在留者」の実態を、ライターの前端紀嬉氏がレポートする。滞在期間と就労活動に制限のない「永住」、母国の国籍を捨てる「帰化」、ともに資格取得には一定期間の日本の居住歴が求められる。しかし、そこには“結婚”を利用した抜け道が……。

　＊＊＊

　在留資格や帰化申請のサポートをする行政書士は、

「やはり、中国人にとって日本はお金を稼げるという点で魅力的です」

　と言い、こう説明する。

「富裕層や非常に専門性の高い知識や技術を持つ人材は別にして、中間層以下が稼ごうとするなら、日本のほうがカネ儲けはしやすい。だが、圧倒的に多いのは学歴も職歴も金もない人で、日本に入る手立てがない。そういう人は身一つで日本に入れる日本人との結婚に目を付ける。偽装結婚も一向になくなりません」

　前回にも述べたように、日本人や永住者と結婚して、「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」の在留資格を手に入れれば、無条件で来日できる。帰化や永住の申請も、日本での滞在期間の要件がぐっと縮まる。

■初婚のはずが…

年の差が大きく開いた日本人男性と中国人女性のカップルは偽装結婚が疑われやすい

　商社に勤める鈴木剛さん（50）＝仮名＝は、北京駐在時代、取引先の代表から紹介された18歳年下の女性と結婚した。

「今思えば、騙されたんでしょうね」

　と、鈴木さんは述懐する。

「彼女は、父親は解放軍付きの医者、母親は中学教師という家庭に育ち、おしとやかな人でした。そういうところに惹かれましたが、結婚した途端、態度が豹変し、『バカ野郎』『うるさい』という言葉も使うようになった。しかも、初婚だと聞いていたのに、実はバツ2だったんです」

　2年の駐在を終え、帰国したが、

「彼女は日本語が下手なので、なかなか仕事が見つかりません。すると、駄々っ子のように足をバタつかせ、私に『仕事探せ～』と怒鳴り散らすことも。私もさすがに嫌気がさして、離婚を切り出しました」

　このとき、結婚して3年、帰国して1年が過ぎようとしていた。

「永住権が欲しいというので、在留資格を『日本人の配偶者等』から、『永住者』に変更してあげた。実は彼女の姉も日本人と結婚して山梨に住んでいた。その姉と暮らしたい、と。彼女は元々、親とは折り合いが悪く、中国には帰りたくないと言っていました」

　年の差が大きく開いた日本人男性と中国人女性のカップルは偽装結婚が疑われやすいというが、自然な出会いから結婚に至っても、男のほうだけが舞い上がっているケースも少なくない。純粋な気持ちを巧みに操る中国人女性の、まさに体を張った大ばくちである。

■3回の申請を却下された女

　さて、金で割り切った偽装結婚に加担する日本人の多くは、結婚願望などないが借金を抱えているといった単なる金目当ての男だ。国内外のブローカーの手引きで引き合わされた中国の女は、商談が成立し、配偶者資格を取ると、ほとんどは夜の世界に染まっていく。「配偶者等」の在留資格に、就労職種の制限はない。

　先の行政書士は、永住や帰化の申請を希望する中国人から相談されると、当然ながら理由を聞く。普通は、「日本人になって信頼を高め、ビジネスで成功したい」とか、誰もが納得することを言うものだ。ところが、「帰化すれば、捕まっても強制退去させられない」、「家族を日本に呼んで一緒に暮らしたいから」といったあからさまなことを言う者も珍しくない。

　日本人男性と偽装結婚し、4、5年して永住者の資格を取ったら離婚。その後、中国人の“本命の男”と再婚し、芋づる式に家族を呼び寄せるのがお決まりのパターンである。

　2年前に、30歳になる中国人の女から依頼された案件は、なかなか興味深かったという。行政書士が呆れて話す。

「彼女は20歳のときに60歳の日本人と結婚して来日し、27歳で離婚。永住資格を持っていた。その後、中国にいる男と再婚、彼との間に娘が2人いるので、中国人の夫と子供を日本に呼んで一緒に暮らそうと考えました。ところが、よくよく聞くと、私に依頼に来た時、中国にいる長女はすでに8歳だというのです。つまり、前夫と婚姻関係にあった22歳のときに再婚相手の中国人との子供を生んだことになる。一緒に暮らしていたら普通、日本人の夫は女房の体の変化に気付くはずなのに。気付かれなかったと言っていましたね」

　つまり彼女は、日本人男性と結婚している間に本命男との子を出産したため、前の結婚が偽装である疑いが生じたのだ。彼女は行政書士に依頼する前に、自ら中国人夫に「永住者の配偶者等」の在留資格が出るよう2度入管に申請したが、いずれも却下されていた。そこで行政書士に相談したわけだが、

「戸籍上、婚姻関係が成立し、書類上問題もなく、平穏に暮らしていれば、入管も面接で『旦那さんと生活していますか？』なんて聞きません。目に見えないことは入管も指摘できない。が、再婚相手との子の件はどう考えても不自然です。前は見えなかった偽装結婚の疑惑が新たな申請で見えてきた。入管からは、確実にマークされる。3度目の申請も却下されました」（同）

　入管も偽装結婚を見抜くために、あの手この手を駆使している。だが、プライバシーとの兼ね合いで、調査には限界がある。

■「家族滞在」の資格で…

　3度入管に申請を却下されたこの中国人女性とその家族はどうなったのか。行政書士が続ける。

「中国人女性とは別に、再婚相手の中国人男性が単独で会社を作り代表取締役となって経営するのであれば、当時の『投資・経営』の在留資格は下りる可能性があった。そうすれば日本に入って来られます」

　今は「経営・管理」に変わった「投資・経営」は、住居とは別の独立した事務所を持ち、日本人や永住者を2人以上雇う、あるいは年間500万円以上を投資するというのが主な要件。学歴要件はなく、事業を行う能力があることを客観的に示せばよかったという。

　この行政書士は、その後、風の便りに、再婚相手の中国人男性が「投資・経営」の在留資格を申請したことを知った。取得できれば、子供らも「家族滞在」の資格で来日が可能となる。

[maborice]

ぼくとダンガンロンパ1: chapter 4-2

※はいネタバレ。前回冒頭でガッツリさやかちゃんの画像載せちゃったからもし僕のブログを未プレイで読んでるバｋ……物好きがいたとしても流石に懲りただろう。それはそれとして1枚目に載せたせいでガード不能だったのはちょっと配慮にかけていたかな～と反省。今回はchapter 4の捜査パート～終了まで。

　前回、3分割にすると言っていたがアレは嘘だ。なんでかと言うと捜査パートが一瞬で終わった。容疑者が減ったので今回は裁判パートを伸ばして議論を転がしていく逆転裁判に近い感じの展開になるらしい。 というわけで画像を55枚撮った。ちなみにうち37枚が十神白夜くんである。毎回のことだが7割以上はお蔵入りなんだけど。

前回と言えばアサヒナアオイは朝比奈じゃなくて朝日奈だという指摘をいただきました。反省してまーす。

……

　なんかめっちゃ驚いてるけどこいつの死因が何にせよ引き金になったのはお前だからな（既に好感度が無へ突き抜け始めているので辛辣）。「皆を呼んでこなきゃ」って完全に残りのメンバーが犯人なことを確信してるムーブだなオイ。死体見せて動揺させてやろうってかぁ。僕はいつ16人目が出てくるのか分からないんだからそういう方向で流れをかき乱されるのは辛いんだけど。完全に無能な味方が一番の敵パターンじゃねーか。

　おっいつも推理で先行されて悔しいらしいっすね？　今度こそは俺が活躍してやると言わんばかりのビッグマウス、流石ですね～～～～。かわいい。

　頭部に打撃痕と吐血の跡ね。じゃあ死因は吐血関連だな。化学室の話出てたから毒薬とプロテインは何か関わってくるんだろう。密室トリックは「超高校級の格闘家は死んでからしばらく動ける」とか「超高校級の占い師はポルターガイストが使える」とか言い出されない限り現状さくらちゃん以外の人物が作り上げるのは不可能なので少なくともさくらちゃんは自分で密室を作ってから自分で吐血したんだろう。床下に隠し通路とか言い出したら知らん。 飴玉ね。「独り占めしたから私が渡す以外に入手方法はない」ってサラッとこれ以上好感度下がる情報流すのやめろ！　ゲーム的には重要証言だけど！ この時点でプロテイン容器がガラス片の上にある謎については「単純に考えたら密室が破られた後に置かれたことになるわけだけどこのゲームのことだから意味不明なトリックで入れ替わったんだろうな……」と未だに第一話のスーパーコントロール桑田（今思えばここが一番「超高校級」を便利に使ったシーンだった）を根に持っている僕は推理を迷走させていく。

　今までも大概だったがここにきて完全に無能度が暴走を始めた。お前にいったい何の権限があるんだ、をはじめ言いたいことは山のようにあるがディスプレイの向こうのキャラクターにこれ以上腹を立てるのも癪なのでやめよう。

　「俺だけは入れろ」とかいう十神くんは賢いなあ。それで妥協しろっていうギリギリちゃんも十神くんさえいればまあ大勢に影響ねーわってのが伝わってきて葉隠の扱いに悲しみを覚え……ねーな、特に。

毎度のことだがギャンギャンうるさい朝日奈に今回は輪をかけてうるさいなと話しかけてみると

　最初から言え。しかもこの後お前が猿のように同じことしか言わないから僕（苗木くん）がお前の証言を突き付ける羽目になるんだぞ。なぜお前の介護をせにゃならんのだ。なあ。chapter 3の葉隠もそうだがせめて自分の知っている情報ぐらいは先にちゃんと言おうや。十神くんのこと非協力的とか言える身分じゃねーぞ。しかしギリギリちゃんがやたら捜査に有能なのも前振りがされてきた感。

うーん、ギリギリちゃんはどうも記憶喪失のケがあるっぽい。前回の写真の……うっ、その……舞園さやかちゃんの写真のくだりを見る限り全員に記憶操作されたりしてる可能性はあるからギリギリちゃんは何らかの事情で他のメンバーよりガッツリ記憶にメス入っちゃって記憶喪失になったのか？　いるよね、そういうやつ。今ゾンビランドサガの主人公もそんな感じだし。

……君、chapter 2でそんなこと言ってたせいでギリギリちゃんの助け舟がなかったら危うく突き出されてたの覚えてる？　僕は未だあの時助け舟が出されてなかったら負けてたと思ってるからな。

　というわけでちょこちょこ操作。今回はキャラクターの証言が多く入手出来てやはり逆転裁判みを感じる。疑われトリオの証言は何かで崩すことになるんだろう……と思うが葉隠が明らかに怪しいし弱すぎる。彼はchapter 3で疑われた上にそのバカさを余すことなく見せてくれたので明らかに撒き餌だろう（そう思われるの込みで本性を現すパターンだったら知らん）。腐女子は本人の談を信じるなら殺すなら十神くんだろうし、十神くんは現状のメンツだけで考えるなら一番怪しいが露骨にギリギリちゃんを捜査から遠ざけ（全て終わってから見ると遠ざけたどころか一番の手がかりを与えられることになるのだが）たりもし犯人だったらあまりにもマヌケな行動が目立つのでいまいち説得力に欠ける。そうなると自殺もしくは16人目の犯行という可能性も生えるが……（chapter 3から通して16人目の存在に振り回されすぎている）。朝日奈が犯人という線もあるがもし犯人だったら最悪のカタルシスドバドバすぎてゲームクリアみたいな雰囲気出そう。とりあえずガラス片の上に置かれたボトルの存在から少なくともここにいるメンバーが小細工したのは間違いなさそうなのでさくらちゃんの死因は何かしら毒を飲んだんだろう。あれ？　でもそうすると密室が作られた理由が「さくらちゃんが誰かを庇っている」ということになるが……。

　化学室で粉末の謎を調査。

ちゃんと人を褒めることを知っている十神くんもｲｲﾈ。 僕の褒め方もえらく適当になってきたな……。

　靴型を確かめるなら今すぐ他のメンバーの分もやってほしい（この時点で僕は未だに全員の靴の情報なんてものを知らなかった）。

現場に帰ってくるとギリギリちゃんから大量の情報供給を受ける。十神くん……このままだとまた負けちゃうよ君……。

打撃痕は2つで、足の甲に薬品の後があって、雑誌にクッソ雑なダイイングメッセージが書いてて、ボトルの破片はボトル1個分より重いのね。そこのお前！

じゃあボトルは2本あったから2回打撃されたけどそれは致命傷じゃなくて死因は毒薬、つまり殴った人間は犯人ではない、と……。 で、ダイイングメッセージ

……シャイニングメッセージで「フカワ」と。はいはい偽装偽装。

　で、この段階で捜査終了。chapter 1並の短さだ。 キャラクターも減ってきたので個々人の詳しい行動や矛盾に注目していくようにゲームバランスも変わってきているらしい。 こうしてみると葉隠がこの手のゲームの登場人物として弱すぎる。あからさまに怪しい。逆転裁判シリーズの1話の容疑者並みに矛盾がガバガバしてる。

　さて、こうなると議論も二転三転していくと思うんだが16人目の存在がここで重要になってくるかどうか（まだ言ってるよこいつ）が着目ポイントである。現状の生存メンバーで容疑者としての可能性が高いのはほぼほぼ十神くんだけだが、彼は今回やたらと目立とうと頑張ってるのでこれで犯人だったらいっぱいブーメランが刺さることになってしまう。それはそれで美味しいけど。未だにこのゲームがどれぐらいのラインを狙ってくるのか計りかねるところがあるのでもう僕にはわからない。真相は法廷で暴こう（逆転裁判脳）。

・キャラクター所感

腐女子：今回は基本こっちで行くのかな。正直ジェノサイダーという裏面が見えてる上に彼女は男しか殺さないとのことなので今回の容疑者としては弱い。出来ればそのまま盛りまくる朝日奈を抑え込んでほしい。

朝日奈：……今回の事件の真相がどうであれ僕は今後彼女に正常な判断を下せる自身がないぞ。ネットで話を見ない理由を薄々察し始めてきた。

十神白夜：今回はギリギリちゃんを捜査から遠ざけ、当たりっぽい化学室に当てをつけ、更に序盤から調子に乗った発言を乱射とchapter 2ばりにフォーカスされている。果たして今回の犯人か！？　もし犯人だったら密室トリックが完璧すぎて意味分からんぞ！？　でも超高校級の御曹司はやってくれるんだろう？

葉隠：グループに居てくれると助かるタイプのバカ、というのが朝日奈と違う点だよなあ、と思ってはいる。こいつはこいつでバカすぎて脳みそババロアか？　と思う点が無くはないが。

アルターエゴ：……正直、捜査してる間に思考から抜けてた。

大神さくら：毒薬を飲むこと自体は彼女にしか出来なかったはずだが、果たしてそれは騙されたのか自分から飲んだのか。そして死体の笑顔の意味は。その真意はどこへ。

ギリギリちゃん：超高校級の高校生探偵だわこいつ、工藤新一の類だわ。

　というわけで学級裁判。人減ったなぁ、そろそろ席替えしない？　前回とかセレスと十神くんが隣同士で会話のドッジボールしてるの見てて謎の疎外感があって辛かった（ナード特有のクソメンタル）。

「お前ら3人が犯人！」とうるさい朝日奈のヒステリーから展開が始まる。余りにもうるさいので助け舟を出してくれた葉隠の発言を足がかりにして朝日奈の発言を突きつける。お前が自分で言え！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ あーはいはい葉隠は会ってないって言うのね。でもアメの紙見えたよね、それその朝日奈とかいうやつが独占してるから死ぬ直前のさくらちゃんからもらう以外に有り得ないらしいんですよ。説得力はあるが根拠が最低だなオイ。なんでも集めておくもんだ。

んで？　雑誌棚の中にあったはずのダイイングメッセージの内容を知っていてフカワってあるからそっちが犯人だって？　はいはい知ってるのはおかしいね～～～～～。じゃあお前が犯人な！

　勿論そんな訳はない、いわく、一回殴ってダイイング……シャイニングメッセージを偽装したそうだ。おいお前達筆なんじゃなかったのか。何だそのヘッタクソな字は。お前chapter 3で「俺はそんな下手な字は書けないし偽装するような頭もない」って言ってたよな？　え？　どういうことだ？　しかも「これは葉隠の字では無いように見える」って言ってくれたの他ならぬさくらちゃんなんだぞ？　ん？　何だこのバカは？　……というか、殺されると思ったから先手必勝したという理由からしてバカっぽすぎる。葉隠は明らかに何故か朝日奈に十神くんと腐女子と同一視されてただけでそこまで彼本人に落ち度はなかったのだから堂々としていればよかったものを……。 まあ、それぐらいバカだったんだろうな……。

……このバカとバカのコラボレーションのせいで事態がどんどん悪化していたことを後から知るとやるせないな！

　さて、この後モノクマボトルは2本割れていたことを示すことに（明らかに6本置いてる配置だし割れた瓶の破片の総量で割と自明じゃんって思ってたからチェスの駒に注目して無くてちょっと危なかった。わざわざモノクマフィギュアがアップで映された時点で気をつけるべきだった）。 ロッカーの手形から腐女子は最初から現場に居たことを証明（こいつはこいつで変なところでアグレッシブだな！）し、そのままジェノサイダーが2撃目を入れたところまでを証明。まあここまではこれまでとちょっと変わってきたゲーム性のエクササイズと言ったところか、より個々人の行動や発言に着目した議論が繰り広げられてきたことになる。

　問題はこれからだ。予想通り2発入れた人間たちは犯人ではなかったので、いよいよ推定死因である毒薬関係の話になる。 この時点で残っているのはメタ的にありえない苗木くんとギリギリちゃんを除くと朝日奈と十神くんの2名である。

……と、ここで今まで黙っていた十神くんが急に喋り始める。これが自分が犯人から逃れるために描いていたシナリオだとしたら結構情けないぞ十神くん！ 始まった推理自体は割と妥当なところで、現場に落ちていたプロテインの容器に毒を入れたんだろう。そしてそれが出来たのは友人の朝日奈。化学室の粉末に残った足跡が証拠だ、友人であることを利用したんだ、と。

攻める攻める。うーん攻めてる時はかっこいいんだよなあ君。

　おいおい……本当だったらこの朝日奈とかいうやつマジでガッツリ悪女じゃん……。これもしかしてアレか、「我がお前に殺されよう。そしてお前は生きるのだ」みたいな感じで二人して犯行計画したとかそういう展開あるか……？

　などと思っていたところに挟まれるギリギリちゃんの異議。

それ100回ぐらい聞いた。でも更にゴネると「勝手にしろ……」とか捨て台詞吐くあたり完全に自信満々というわけでもないらしい。この辺がかわいい。

朝日奈の単独犯にしてはおかしい点が多すぎる、という点について化学室の足跡の不審な点や毒薬の瓶から出てきたガラスの破片（ここが今回で一番無理あると思いました）、 さくらちゃんの足の甲に残った粉について順々に突きつけていく。

……しばらく画像貼るだけなんですけど、このエモはそれでしか表せないと思う。皆ももう一度見たいよね。

ここの煽り力高すぎる。

かわいい～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

　君は犯人として負ける瞬間が一番輝くんだ、とか思ってたけどこういう展開もいいね～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ 自分自身の自信の揺らぎ、捨てられないプライド、未知のライバルへの恐怖がごちゃ混ぜになって論理的な会話が組み立てられなくなっていく、その瞬間がいい！！！！！！！！！！！　攻撃側（探偵）と防御側（犯人）という構図ではなく、同じ攻撃側として自身の上を行かれる、その言い訳のしようがない展開にアイデンティティを殴りつけられるこの構図！　いい！ あとこの辺から中の人の演技がちょっと上ずってるのがマジで最高ですよね、やっぱ石田彰ってすげーわ。

ところで敗因は人間の感情を軽んじたことって言われてるけど（それも確かだけど）、そもそも床に転がってるプロテインのボトルがガラスの上に乗っかってることに違和感覚えなかったんですか？　もしかしてこの部屋がもともと密室でガラスを割って侵入したこと教えてもらってなかったんじゃない？　君の敗因はもっと単純に注意力とコミュニケーション力の欠落だと思うよ……。

　ともあれ事件はすべて解明された。

これは完全に逆転裁判の締めの構図ですね、間違いない……。

というわけで決着、事件の発端は責任を感じたさくらちゃんが分かりやすい形で自殺したことで、それを悲しんだ朝日奈が引っ掻き回して全滅エンドを狙った、という図だった。

……

……

…………最後の最後でこの朝日奈とかいう女の、根っこの破滅願望に僕の感性に親しいものを見出してしまった！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！　そんなところで僕を責めるな！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

　曰く、彼女だって普通の女子高生なんだ、弱いんだ、あんなに寄ってたかって責められて、平気なワケがないだろう！　だと。それはそうだし言っても仕方ないんだけど事態を深刻化させたのはお前が後先考えずに騒いだせいだと思うけどな。

分からんでもないが徹頭徹尾「普通の女の子」だったなあ、ただ一人（葉隠も大概怪しいが）ことここに至るまで事態を認められず普段どおりの自分でいてしまった、きっとクラスでもリーダーみたいな感じで体育祭とか合唱コンクールとか先導してどんどん引っ張っていく横で陰口叩かれたりそれに真正面から立ち向かってクラス中を味方につけてその陰口叩いたやつを公衆の面前で謝らせて「じゃあ今度こそ私達仲間だよね！」とか言ってクラスをまとめ上げたりしてたんだろうな……。　……ウッ！（急性ストレス性心不全により死亡）

　話をもとに戻そう。もうこいつのことは考えたくない。 では、大神さくらは結局の所普通の女子高生だったのか？　彼女は果たして、本当に全てに絶望して死んでいったのだろうか？

そんなことはない。彼女は強かった。真の遺書を用意していたのだ（朝日奈に気付く余地が会ったのかどうかは気になる、というかさくらちゃんもせめて苗木くんに渡してくれ……）。ところでこの部屋どこだ？　と思ったら彼女の私室だった。彼女のエピソード進めといて良かったー！ このさくらちゃんのセリフを改めて見る限り舞園さやかちゃん事件はモノクマサイドは関与していなかったらしいが例の16人目にとってもそうだったのだろうか？　僕は信じてるぞ、この先彼女の真意が分かるってな。

　大神さくらちゃんは強かったのだ。自分の弱さを恥じ、その過ちを取り返すために自分の命をいとわない。そしてこの歪んだ空間でも誰かを信じることが出来る。

そう、仲間。僕が最初に立てた「朝日奈を逃がすための計画反抗」説だとすると彼女は苗木くん他を信じていなかったことになる。自分の仮説の情けなさに恥じ入らざるを得ない。 彼女はただ信じていたのだ、これから仲間たちが再度まとまり、真にやるべきことに向かってくれることを。

　……さくらちゃん的には彼女の優しさを尊重した結果なんだろうけど打ち明けなかったことで朝日奈は真意を誤解（介入があったけども）するし、いくらさくらちゃんがすごい威圧感を放ったまま黙っていたからと言って（さくらちゃんはさくらちゃんで口下手すぎる、いや仕方ないけど）葉隠は行動が余りにも軽率すぎて下手したら十神くんより要警戒対象だし、そもそも朝日奈が意地はってないでもっと下からさくらちゃんと十神くんたちを結びつけるように努力してたら良かったんじゃねーか？ とは思うがある種これは最善である。なぜなら彼女の弱点である「人質」はこうでもしないと解放されないのだから。彼女は最後の最後に大事なものを、なるべく誰も傷つけない形で守ったのだ。

　……そして感化される十神くん。うーん、ベジータ構文テスト100点！ まあ、多分次は16人目によって結束したメンツが殺されて結束がガタガタに！　って展開だろうから後一人ぐらいは死ぬんだろうな。ここまで来たら彼には生き残って欲しいが一番死にそうなのも彼。うーん。

　とか言ってたらこれからおしおきが始まるらしい。

　……え？　おしおき？　誰？　さくらちゃん死んでるけど……。何？　ネクロフィリア？

それとも実質的に契約履行されてないんだから道場の人間を解放する理由もないよねとかそういう話？

……

……

あっ…………（素で忘れていた申し訳なさと露骨なフラグがやっぱり回収された虚しさと突然の推し（次点）のドアップに一瞬だけ純粋に喜んでしまった間抜けさと2度目の死への覚悟が混ざった心からのため息）。

追伸：

デ　ス　タ　ム　ー　ア

……改めて本物の画像見たら言うほど似てなかった。

[kayajoe]

【平成最後を前に人生を振り返ってみる①】

◾️Introduction 今年の漢字は「災」だが、おいらは「人」だ。 32年生きてきたが、今年ほど「人」の存在が尊いと実感した時はない。 理屈の上では、人の存在が重要であることは、それなりに理解していたつもりだった。 しかし、それを痛感したことはほとんどなかったと思う。 冗談抜きに、死ぬも生きるも、学ぶも怠けるも人の存在にかかっていた。 ここでもアップしたけど、19歳の時に騙されてしまい、半年ほどゴミみたいな生活をしていた。 それでも這い上がれたのは、師匠はもちろん当時を知る友人たちの存在だった。 24歳の時、敗血症で2度死にかけた。その後、後遺症もなく復活できたのは、当時の主担当だった医師と看護師。 そして、その人たちとの関わりがきっかけで、看護師を目指すことになった。

「平成最後」の言葉を耳にする今日、自分の過去の整理を含めて、おいらが看護学校を目指したきっかけでも書いてみる。

◾️命の危機 きっかけは、24歳の時。 原因不明の高熱を出してしまい、入院した。

悪寒に襲われて奇声をあげる。 何も食べられない。解熱剤で胃が痛くなる。水を飲むのがやっと。 数分おきに吐き出す。

本当に見るに耐えない有様だった。

当初は原因がわからず、不明熱として取り扱うのが限界だったらしい。

血液、尿、検便、骨髄穿刺など、原因が発見されそうな場所は、全て調べ尽くした。 CT、MRI、内視鏡検査をしても、全く問題なし。内臓も全く正常だった。

それなのに、血液検査の数値は異常値を示すばかり。 ここまで原因の解明にも時間がかかってしまったために、入院が長期化した。

この間に40度越えの熱を2回出してしまい、本当に命を落とすところだった。 今でも、意識が遠のいていった感覚を覚えている。 体温計の「41.8℃」の表示も、時々フラッシュバックのように出てくる。 あの時は、本当に死を覚悟した。

◾️下された診断名。それは・・・、 ベテランの看護師や医師ですらお手上げの状態が続いていた。 それからさらに検査を進めて、ようやく診断がついた。

敗血症

重篤な感染症で、致死率は最高60％とされる。 ショック状態に陥れば、さらに致死率は上がってしまうほど恐ろしい病気である。

入院から10日目にして、ようやく原因菌が特定され、抗生剤の点滴が始まった。 その後は、みるみる快方に向かっていった。

それから3週間後、ようやく退院したのだ。

◾️スイッチが入る瞬間 その当時、病名はだけは分かっても、原因が不明だった。 帰宅後、さっそく百科事典やWebで調べまくった。 CRP、好酸球等、初耳な単語を片っ端から引きまくり、答えを探した。

しかし、いくら探しても原因不明。

じゃあ、なんであんなに悶え苦しんだ・・・。 と、むなしい気分だけが全身を襲う。

ある日、かつての同僚とメシを食っていた時、そのことを話した。 誰もがおいらの生還に仰天したのだが、原因不明というのが皆気になっていた。

麦茶をがぶ飲みした勢いで、「いくら調べても原因がわからない。なんでオレだけこうなったんだよ」とグチった。 すると、隣の同僚が 「だったらお前が医者か看護師になってみて原因を突き止めたらどうや？これじゃ、病気の勝ち逃げやで」と。

その時だ。

突然、腹の底から凄まじい殺意が湧き上がってきた。 同時に、「ドドドドドドドドド」と、全身の血が音を立ててやがった。

病気が勝ち逃げやと！ふざけんな！こんな決着が着いただぁ？ 完全に負け越しじゃねえか！！ あそこまで悶え苦しんで、ノコノコ生きていられっか！！

◾️受験開始 そう思ったと同時に、おいらは大阪を筆頭に、看護学校の願書や資料を根こそぎ取り寄せた。 その当時は年末直前だったので、危うく逃してしまうところだったが、ギリギリで全てゲットできた。

次に、クローゼットを開けて、大学時代の数学の教科書を引っ張り出した。 入試問題は、高校程度の問題。

しかし、競争率が高い。 平均6倍といったところだ。 40人の定員に対し、240人前後が受けるという計算になる。 おまけに公立の学校は全部締め切られていた。

だが、そんなことでビビってる場合じゃない。 とにかくやらないといけない。

勉強方法はいたって簡単。

国語はニュースや新聞の社説を読みまくる。 英語はシンセサイザーの英訳マニュアルで。 数学は大学時代に買ったテキスト。

世間で言う、受験専用の参考書は一切使用していない。 買いに行くのが面倒だし、金のムダになると思ったからである。

それから、時間が許す限り勉強して試験に臨んだ。 受ける時期の関係上、全て後期受験。 大学受験でも、競争率が非常に高くなるタイミング。

受験方式は、全て一般。

年齢の関係で、ただでさえ不利な状況になっているかもしれない。

筆記試験は、ほとんど解答した。 満点に近い解答もあったはずだと、自信もあった。

しかしだ・・・・、、現実はそう甘くはないのだ。

おそらく、面接でやられたのだと思う。 実際、バカにしたような態度で質問してきた面接官がものすごく多かった。 今問題になっている、医学部の不正入試に通じるものがある。

もしくは、自分の気付かなかったケアレスミスがあったのか。

いずれにせよ、不合格通知をかなり受け取った。 しかし、ラストに受けた所で無事に合格できた。

とまあ、実に勢いに任せたきっかけだが、、、こうしておいらは、看護学校に通うこととなった。 今思うと、よくもまあ、あんな殺意みたいな感覚を呼び覚ませたな～って、不思議に思う。

◾️関わった人たち存在は大きい。 でも、こうして振り返ってみると、こういう流れになったのも、いろいろな人が関わったからだ。 当時の主治医と看護師。あの二人が担当だったから助かったんだと今でも思っている。 主治医は、当時まだ研修中だった。それでも、原因不明の病気を治療すべく、いろいろな情報を集めてくれていたらしい。 看護師もそうだった。どんなに死にかけようと、奇声をあげようとも、絶対に見捨てることはなかった。 この医療者の姿を、入試の面接と小論文に書いたほど、その存在は大きい。

また、入院中には、同じ病室の入院患者との関わりも忘れてはならない。 隣のベッドや病室には、もう余命いくばくもない人ばかりだった。 多くは高齢者なので、おいらはダントツの若者だった。

一番状態が悪かった時、隣の方は「兄ちゃん、諦めるなや」 隣の病室で夫に付き添っている奥様も、「これからやからな。勝負はまだ終わってないんやで」と。 また、斜め前の方で、先に退院した方も「私もこうして退院の日を迎えました。だから諦めないでくださいよ」と。

一期一会の真価を垣間見た瞬間だった。 これだけで、生き抜く気力を取り戻せたのだ。 抗生剤や鎮痛剤なんて比較にならないほどの威力を有する関わりがそこにあった。

その後、容態の回復に合わせて、ラップトップを持ち込み、音楽制作を再開。 病室で音楽を作る人間なんて、どう考えても異様だ。 だけど、それが良かったのか、いろいろな人から声をかけてもらうようになった。

「え？音楽ってノートパソコンだけで作れるの！？」 「これ、どんな曲なの？」 「退院するまでに、１曲作ってな」

と、色々と話が弾んだ。

よくよく考えてみると、病室内ではいろいろな人が交通している。 見ず知らずの人と話が弾むことも多く、そこから思わぬ展開が生まれたというのもよくある。 おいらの場合、何かできることがないかと自問自答したら、即座に「新曲を作る」ということだけだった。 だから、荒削りでもいいから、当時所有していたシステムと知識を総動員して作曲をした。 先に退院される人、もう少し治療を続ける人、お世話になった人、そして前述の医師と看護師。 CDにして、お渡しした。今考えるとクオリティはとんでもなく低いけど、そんなものですら大喜びしてもらった。

◾️食品会社の同僚たち存在と今 そして忘れてはならないのが、食品会社で勤務していた時の同僚たち。 おいらが大学を卒業するまで、いろいろな面で支えてくれた。 まだ社会経験も浅かった自分に、働くことの意義と社会で生きることの責任について、これでもか！というほど叩き込まれた。 お金が絡む責任、人の口に入るものを生産する責任、食品という生命の根幹を支える産業。 どんなに陽の当たらないポジションであっても、必ずどこかで人々の生活に関係している。

社会に必要とされているから、会社として存在すると。

これらの関わりは、今の職務、すなわち訪問看護に通じるものがある。 人との関わりが、時に劇薬をも超えることがあると教わったけど、これはその予告だったのかもしれない。 人の思想や行動原理に影響を与えるのは、人でしかない。 いかに最新鋭の機材や試薬を取り揃えても、それを指導する人がダメだったら、全部がダメなのだ。

そうだ。人が全ての始まりなのだ。

平成22年の出来事より。