#ヒンリギさんにとって万物は生きているし友達なので死後の念にもビデオカメラ猫にも「頼んだぜ」を言うのだ

[vicisono]

ウ組のミーシャさん（故人）

シュウ＝ウ組のミーシャさん（故人）が死後の念になってまで死体処理係を務め続けるのは、よほど組に対する忠誠心が強いのか死体処理の仕事にこだわりがあるのかと思ったけど、第四王子の学友や旅団の過去話が連続で描写されたあたりから「時を経て変質してしまった旧友との関係」が今回シリーズのテーマのひとつと解釈すると、あの人はヒンリギさんのチンピラ時代からの仲間で死後も変わらずサポートしてくれている存在なのかも知れない。

若頭は自分が出世して年をとっても、依然として若い姿のまま面倒ごとを引き受けてくれてるツレを見て複雑な気持ちになってそう……まぁ、ヒンリギさんが入ってくるはるか前から存在している幽霊組員とかでも面白いですけども。

GI編のレイザー過去話を読み返すと「頼んだぜ」と言って名前を呼ばれるのはハミダシモノにとって非常に重い価値のあることで、ゆえに相手が死人であろうと「頼んだぜ」を忘れないヒンリギさんはスジモノ世界では有徳者だし、そういう人だから初対面の大物に「頼んだぜ」を言う資格を得るために躊躇なく命を賭けられるんだろう。いいキャラだなぁ。