#ブナ守の会
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2022/07/10
ブナ守の会勉強会
妙見山朝霧
#妙見山#朝霧#ブナ守の会 https://www.instagram.com/p/Cf3gx57OJfz/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ケヤキ ケヤキ の特徴と育て方
● ケヤキ ケヤキの品種の特徴 「ケヤキ黄金葉」は、新芽は黄金葉、夏は明るい黄緑色の葉が楽しめます。 ケヤキはブナや桜、カエデと並ぶ日本を代表する広葉樹の一つで、北海道を除き日本全国に分布し、山林をはじめ、神社や公園、住宅地や街路樹としても利用されている、私たちにとてもなじみの深い木です。春の芽吹き、夏の緑陰、秋の黄葉、冬の木立と四季を通じて美しい姿が楽しめます。また、材木としても利用価値が高く、線路を雪崩や落石から守る鉄道輪としての役割を持つなど私たちの暮らしにもとっても身近。和太鼓にも最高木材として重宝されています。もっともケヤキは大気汚染に弱いため、都会での植栽に向かないとされています。 学名 Zelkova…

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日本有数の米どころ山形県庄内平野は、昼夜の寒暖差が激しく、美味しい米を育む地域です。与五郎ライスサポートは、この土地で先祖代々続く稲作専業農家です。代表の土井さんがずっとこだわっているのは、「米作りは自然のままが一番」ということ。鳥海山から流れ出る雪解け天然水を水田に引き、微生物が生息する豊潤な土壌でお米を栽培しています。 土井さんの栽培方法は、稲の間を大きく開けて栽培する「超疎植栽培」というもの。ひとつひとつの稲に太陽の光が当たり風通しもよくなるため、丈夫で健康な稲が育ちます。
与五郎ライスサポートのお米は、すべての銘柄で山形県の特別栽培米認定を受けています。農薬や化学肥料の使用は慣行栽培の5割減以上を厳守し、肥料には米ぬかを使用。収穫した米は劣化を防ぐために、もみの状態で保存するのだそうです。もみは水をかけると芽を出します。生きたまま保存している証拠です。 もう一つ、お米を美味しく食べるために重要なのが「精米のタイミング」です。与五郎ライスサポートでは、「コーヒーも挽きたてが美味しいように、お米も搗きたてが一番」と、注文が入った後に精米し、すぐに発送、いつでも新鮮なお米をお届けしています。
山形県産「はえぬき」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで、魚沼産「コシヒカリ」と並んで20年以上“特A”と評価され続けているお米です。山形県が誇る最高品質の「はえぬき」ですが、その中でも特に美味しい米ができると評判なのが、鳥海山から流れ出る川水がかかるほんのわずかな地域。鳥海山には小氷河といわれる万年雪があり、その小氷河の雪解け水がブナ原生林をゆっくり時間をかけて透り山麓に湧き出します。その贅沢な水で育った米を、土井さんは『氷河米』と名付けました。
『氷河米』は「はえぬき」を筆頭に、「つや姫」「ミルキークイーン」「ひとめぼれ」「コシヒカリ」の品種があります。そのすべてが山形県特別栽培米認定となっています。
(モンベル | モンベルクラブ | 【フレンドマーケット】与五郎(よごろう)ライスサポートから)
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蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2019

2019年シーズン、私にとっての蝉初めはかなり遅めといえる6月半ばを過ぎた頃となってしまいました。その年の季節の進行の具合により多少前後はするものの、例年5月の下旬頃から始まる蝉の釣りの走りに合わせて出撃するというのが私のいつものパターンとなっているのですが、今年は他所のフィールドへの釣行と時期が重なったがために行くことが出来ず、完全にいい時期を逃してしまったといった具合なのでした。
事前の情報では今年の蝉ブラはあまりパッとしないとの事だったので、釣行前は不安で仕方ありませんでした。
今回私が訪れた6月下旬というと、中禅寺湖での蝉ブラの釣りは終盤戦真っ只中の状況にあると言っていいでしょう。連日、多くの蝉使いのアングラーに叩かれ続けた結���、魚たちはかなりナーバスな状態となっており、蝉を模したルアーやフライのシルエットを見るや否や、すぐさまこれを偽物だと見破りなかなか相手にしてもらえないなんて状況が当たり前のようになっている時期です。つい先日に今シーズン初となる蝉ブラを楽しみにこの湖を訪れていたのですが、この時の状況がまさにそれで、朝の8時過ぎからからほぼ休みなしで山側の目ぼしいポイントを探り続けたのですが、ことごとく見切られてしまい、ようやく本命のブラウンを手にすることが出来た時には辺りはすっかり夕陽に包まれてしまっていました。 そして今回、さらに日にちが進んでより厳しい状況となっていることが予想されましたが、この時期限定の蝉ブラとの熱い駆け引きを楽しみたいという一心で再びいろは坂を登って行ったのでした。

(上写真)今シーズンの初蝉で釣れた中禅寺湖のレインボートラウト

(上写真)こちらも同じ日に釣れた中禅寺湖のブラウントラウト。日没直前まで粘ってやっと手にする事の出来た一匹でした
この日私が入った場所は国道側のあるポイントでした。そこは国道側ならではといった傾斜の緩い遠浅の地形が広がる場所で、水際から20メートルほど沖合に水色が変化するブレイクラインが存在するような場所でした。時期的なもの?或いはパッとしないお天気のせいなのかどうかは分かりませんが、溺れて水面を漂っているような蝉の姿はどこにもありません。さらに背後に広がる森からも春蝉の鳴き声はいっさい聞こえず、今日も簡単には釣らせてくれない感が満載でした。 ですがそんな気持ちの一方で、私の心のどこかに今日はイケるんじゃないか!という相反する気持ちがほんの少しだけですがありました。というのも、この日は周囲に見える釣り人の数が明らかに少なかったからなのです。魚との距離が極端に縮まるこの時期の蝉ブラの釣りにとって、釣り人によるプレッシャーほど魚を沖へと遠ざけてしまう大きな要因は他には無いと思っています。釣り人の数が少なければ少ないほど、ブラウンたちはこの時期に本来居たいと思っているフィーディングエリアである浅瀬に寄って来ているに違いありません。これぞチャンスと言わんばかりにそろりそろりと静かに水際へと近づいて行きました。

(上写真)この日の現着はam8:00過ぎ。国道側の目ぼしいポイントをランガンして行きました

(上写真)日中の表層水温は16℃前後で推移していました
この時私が使用したルアーはエゾハルゼミをモチーフにしたトップウォータープラグである美蝉(ビセン)と大美蝉(ダイビセン)のふたつでした。後者の大美蝉は今シーズン発売されたばかりのニューアイテムで、その名が示すとおりに従来品である美蝉をひと回り大きく(長さで5mmUP、重さで1.4gUP)させたモデルになります。 時期によっては大変シビアでマッチングザベイトの極みともいえる蝉ブラの釣り。とても小さく儚いイメージのある春蝉に対して、それを模したルアーをサイズアップさせるなんて(それっていったいどうなの!?) これが初めて大美蝉の話を聞いた時の私の正直な感想でした。ですが出来上がった商品をそれと知らずに見せてもらったところ、恥ずかしながらサイズアップしていることに直ぐには気付きませんでした。従来品である美蝉と並べてやっとその大きさの違いに気付いたといった感じで、肝心の魚目線から見てもおそらく従来品との違いはそれほど大きくないのではないでしょうか。 そしてもうひとつの違いであるウエイトアップに関しては、手に取れば直ぐにその違いが分かるようなものでした。エリアフィッシングの経験のある方なら直ぐに分かると思うのですが、元々軽量なルアーを扱う釣りにとっての+1.4gアップ(2.6g→4.0g)は大変に大きなもので、キャストの安定性と相まって飛距離を大幅に伸ばしてくれることが期待出来ます。実際にフィールドで試してみたところ結果はやはりその通りとなり、キャストの際にフェザーリングをしっかりやらないと狙ったポイントを大きく飛び越えてしまう程でした。沖合にあるブレイクラインなど、今まで届かずに諦めてしまっていたポイントを探れるようになるのは勿論のことですが、いつものポ��ントに対してより後ろに下がった立ち位置から魚に警戒心を与えないよう探ることが出来るようにもなります。これらはどちらも蝉の釣りに於いては非常に大きなアドバンテージとなり、攻略の幅をきっと広げてくれるに違いありません。

(上写真)美蝉(左)と大美蝉(右)

(上写真)水面に浮かぶ大美蝉(ダイビセン)※ 頭部分のスプリットリングは後付けしたものです
当日はまず最初に従来モデルである美蝉(ビセン)を使って、ブレイクラインの手前に広がる浅瀬(50~100cm程度)を広く探って行きました。もちろん魚を遠ざけてしまわないように入水はせずに、水際から一歩下がった立ち位置から狙うかたちです。目の前を左から右へと流れる湖流に対してアップクロスにルアーをキャストした後は、本物の蝉が流れるようにドラッグに注意しながら動きを見守りました。時計の針の10時から14時までをひと流しとした場合に、これを2或いは3等分したくらいのタイミングでブルッ!とロッドティップを震わせ波紋を作りルアーの存在をアピールしました(波紋を作らずにただ流すだけの方が効果的なこともあります)。これを手前、中間、沖側とそれぞれ2~3回繰り返し、それで反応がなかったら横に20メートルほど移動してランガンを続けました。 そしてこの作業を始めてから2時間近くが経過した頃でしょうか、目の前の水面が何の前触れも無しにボコッ!と鈍い音を立てました。あがってきた魚は本命のブラウントラウト���した。体色が濃くとても野性味あふれる個体だったのでおそらく相手は居着きのブラウンだと思います。これまでに小さなレインボーが一度出たきりで、その他は一切反応が無くかなり弱気になっていたところだったので本当に嬉しい一匹でした。(諦めなければきっとまだ出るぞ!)

(上写真)幸先よく一投目からレインボーが釣れましたが...

(上写真)美蝉に出たブラウントラウト 51cm(No.02 ハルゼミ・メスにて)

(上写真)とても野性味溢れる個体でした
そして���岸線を3km近くに渡りこの作業を繰り返した後は、今度は折り返して沖にあるブレイクライン上を探って行くことにしました���従来品である美蝉(ビセン)では飛距離が足りずこれを探るのは難しいでしょうが、ニューアイテムである大美蝉(ダイビセン)なら十分に届く距離です。しかも今回は軽量ルアーの遠投性にも優れたロッド トラウティンスピン イル・フロッソ(TILF-72)を使用しているため、高い飛距離を毎回安定して出すことが出来ました。そしてこちらも先ほどのブレイク手前を探っていた時と同じように、湖流に合わせて極力ナチュラルドリフトとなるよう注意しながら探りました。そして朝のスタート地点に向けてランガンすることおよそ2時間、突如 ボコッ!という大きな音と共に目の前に水柱が上がりました。その後のやり取りはとても強烈なものでした。相手をやっとの思いで引き寄せたかと思うと、急に反転し沖へと向かって猛ダッシュ!!半端なタックルだったらきっとこの時にラインを切られていたと思います。ロッド イル・フロッソが急な負荷の変化に対してしっかり追従、きちんと仕事をこなしてくれたお陰で無事に取り込みに成功しました。相手は61cmのブラウントラウトでした。砲弾のような体形とあの走り、さらに体色の薄さなどからして相手はもしかすると回遊系の個体なのかも知れません。大美蝉とイル・フロッソ、このふたつがあったからこそ獲れたとても���しい一匹でした。

(上写真)大美蝉に出たブラウントラウト 61cm(No.29 ゴーストハルゼミGLにて)

(上写真)大美蝉とイル・フロッソだからこそ獲れた嬉しい一匹でした

(上写真)体色が薄めの回遊系の個体か?

(上写真)各ヒレがとても立派でとにかくよく引く個体でした

(上写真)その後直ぐに反応がありましたが、釣れたのは放流ものと思���れるレインボートラウトでした

(上写真)湖畔のブナの木が沢山の実を付けていました

(上写真)夕マヅメはミノーをやる予定だったのですが、雷鳴が聞こえてきたため早帰りで終了となりました
(上写真)いろは坂を降りると、運転が出来ないほどの激しい雷雨に襲われました

(上写真)2019.06.25 加筆 この度、鱒の森 7月号(No.52)に中禅寺湖の蝉ブラの記事を書く機会を頂きました。今シーズン私にとっての蝉ブラの釣りは、自身で書いた記事の内容に誤りがないのか?今一度再確認するための釣行となりました。

(上写真)2020.04.19 加筆 この度、鱒の森 5月号(No.57)に中禅寺湖の蝉ブラの記事を書く機会を頂きました。本投稿には記さなかった内容について書き綴っております。
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【使用タックル】 ⚫︎ロッド : TILF-72 トラウティンスピン イル・フロッソ (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 10lb (MORRIS) ⚫︎ルアー : ・大美蝉(ダイビセン) (SMITH) ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリング(後付け)に直結 ・美蝉(ビセン) (SMITH) ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリット��ングに直結 ⚫︎フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ 4B (SMITH) ※ バーブは潰しました ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ 旧タイプ サクラ (SMITH)
その他の蝉ブラの記事はこちら
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続・こしろさま
1. 芙紗子(ふさこ)の家は森と田んぼの境界に建つ一軒家で、映画のトトロの女の子の家にちょっと似ている。 家から学校まで車道を歩けば30分。 田んぼの畦道(あぜみち)を抜けて近道すれば25分。 小学二年生の女の子が通うには少し遠いけど、村の子供にとってそれくらいの通学は当たり前のことだった。 このところ芙紗子が頑張っているのは自転車の練習だ。 裏の庭には古い農具を置いていた納屋があって、去年それを取り壊して芝生を植えたから、今は自転車の練習に頃合いの広場になっていた。 毎日学校から帰ると、ママに呼ばれるまで練習する。 ペダルを外した自転車で地面を蹴って走るのは、もうだいたい大丈夫。 明日は土曜だからパパに頼んでペダルをつけ直してもらおう。 家の前に自動車が止まった。初心者マークをつけた赤い軽ワンボックスカー。 女の人が降りてきた。 カーキ色のカーゴパンツにゆるゆるのTシャツ。髪の毛は肩上のボブカット。 琴姉ちゃん!? 芙紗子が走って行くと琴音はぎゅっとハグしてくれた。 「芙紗子ちゃんっ、久しぶりだね!!」 2. 室谷琴音(むろたにことね)は芙紗子と同じ室谷姓で、家では「文吾さんのところの琴音ちゃん」と呼んでいた。 村民の半分が室谷だから、苗字が室谷の人間はたいてい下の名前で呼ばれるのだった。 文吾さんは琴音の祖���で、芙紗子のパパの伯父にあたる。 つまり琴音は芙紗子の再従姉妹(はとこ)である。 今は東京で大学生になったけど、高校を卒業するまでは村にいて芙紗子の面倒をよく見てくれた。 「自転車の練習?」 「うんっ。今年中に乗れるようになるのが目標だよ」 「そうだ、芙紗子ちゃん宛の荷物、郵便局で預かってきたよ。『こしろさま』の瓶でしょ? これ」 「あ、届いたんだ!!」 それは前の週にママと通販サイトで選んだガラスの瓶だった。 『こしろさま』にお越しいただくための特別なガラス瓶。 「わざわざ済みませんねぇ」芙紗子のママが礼を言う。 「いえいえ。近くへ行くなら届けてくれって、東京の郵便局なら考えられないですねー、あははは」 しばらく笑ってから琴音は二人に報告した。 「実は私、今年の大祭で巫女をすることになって」 「あら」「本当!?」 「それで今から神社に挨拶に行くんだけど、芙紗子ちゃん、その瓶一緒に出しに行く?」 芙紗子は真新しいガラス瓶に自分の名前を書いた紙を入れた。 それを紙袋に入れて両手に抱える。 「きちんと挨拶してお渡しするのよ」 「分かってるよっ」 芙紗子はママに手を振って琴音の車に乗り込んだ。 3. 『こしろさま』は秋の大祭で子供だけがもらえる神様だった。 ガラス瓶に入った綺麗な女の子の姿をしていて、そのためのガラス瓶は自分で用意して神社に提出することになっていた。 提出を忘れた子供には神社側で確保した瓶を使ってくれるけど、古い酒瓶や牛乳瓶になるから、どの子も嫌がって出し忘れる子なんていない。 運転席でハンドルを握る琴音が言った。 「ネットで買ったガラス瓶かー。私らの頃は佃煮の空き瓶とかだったなぁ」 「買ってもらえなかったの?」 「ネットもなかったし、わざわざ買うなんて思いもしなかったもの。・・でも、どんな瓶でも『こしろさま』は来てくれたよ」 「ね」「ん?」 「琴姉ちゃんの『こしろさま』ってどんなお姿だった?」 「そうだねー。最後にもらった『こしろさま』は中学生くらいに見えたな。髪の毛が長くて綺麗だったよ」 「あたしが去年もらったのはね、お人形さんみたいに目の大きな子だったよ!」 「よかったわねぇ。今年はどんなお姿か楽しみだね」 「うんっ」 村から祠川(ほこらがわ)沿いに車で10分ほど。 瑞鳳山(ずいほうざん)の中腹に大祠(おおほこら)神社がある。 御祭神である『おしろさま』はその昔、洪水から村を守るために自ら人柱になったお姫様。 そして『こしろさま』はその『おしろさま』の分身と言われる。 「しろ」は「祠閭」と書いて「しりょ」が正しい読み方だけど、言いにくいので今の読み方に変わったらしい。 琴音は麓の駐車場に車を駐めた。 祠川にかかる石造りの神響橋(しんきょうはし)を渡り、鳥居をくぐって参道を登る。 ブナの森に囲まれた境内に神社の本殿があった。 4. 社務所に行くと白衣に紫の袴を履いた宮司がいた。 この人は橘秋人(たちばなあきひと)、75歳で長年にわたって宮司として神社を守っている。 「室谷芙紗子ちゃんね。・・はい。確かに預かりました」 橘は芙紗子からガラス瓶を受け取り帳面に記録した。 「『こしろさま』のお渡しはお祭りの日の夜7時だからご両親と一緒に来てくださいね」 「はい!」 芙紗子はちゃんと挨拶をして瓶を渡せたことに安心する。 「おーい、今年の巫女さんが来ましたぞ」 橘が振り返って呼ぶと、奥から和装で総白髪の老人がもっそり現れた。 「え? 村長さん!?」琴音が驚いた。 「大祭の打ち合わせでね、ちょうどいらしてたんですよ。・・村長、こちら助務に入ってくれる室谷さん」 「室谷琴音ですっ。よろしくお願いします」 室谷仁三(むろたにじんぞう)は室谷本家の長で、90歳を超えて今なお現職の村長だった。 「文吾んのとこの琴音さんか。綺麗になったもんじゃ」 「あ、ありがとうございます」 「学校は休んでも構わんのかね?」 「はい、ゼミの方は大丈夫です。就職も決まりましたし」 「おお、東京で就職かね?」 「はい」 「若い人は村を離れてゆくのぅ」 村長は寂しそうに呟いた。琴音は何も返せない。 「そうじゃ、琴音さん」 「はい」 「仕事を辞めて結婚するときは、村のもんの嫁になってくれませんかな」 「ええっ。それは、まだ何とも」 「それとも都会で気になる男がいますのか」 「村長! お気持ちは伝わったから、琴音ちゃんを困らさんで」 帰りの車中。 琴音はちょっと怒っているようだった。 「いくら過疎の村だからって、人の結婚のことまで決めないで欲しいわよねっ」 「琴姉ちゃん、東京で結婚するの?」 「分からないわよ。相手もいないんだし」 「えー? もうお付き合いしてる人、いると思ってた」 「もう、芙紗子ちゃんったら・・」 琴音の顔が赤くなる。可愛いなと芙紗子は思った。 「もし琴姉ちゃんがお嫁さんになって村に帰ってきてくれたら、あたしは嬉しいな」 「分かったわ」 琴音が笑って答えてくれた。 「お嫁さんになれるかどうか分からないけど、戻ってこれるように頑張る」 5. 半月後。お祭りの当日になった。 芙紗子はパパとママに連れられて神社にやってきた。 森の中を登る参道は人でいっぱいだった。 この辺りの村々だけでなく、近隣の各県からも見物客が訪れているようだった。 「有名になったものねぇ」 「こんな田舎で "奇祭" が続いているのが珍しいんだってさ」 「村の人間��は普通のお祭りなのにねぇ」 パパとママが話している。 芙紗子には奇祭の意味が分からない。 本殿に近づくとお囃子の音。境内に立ち並ぶ屋台。 社務所の隣には絵馬やお守りを売る臨時の授与所が設けられていて、そこに琴音がいた。 巫女服をまとった琴音はとても綺麗で眩しくて、芙紗子もちょっと巫女さんになりたいと思ったくらいだった。 「琴姉ちゃん!」 「あら、芙紗子ちゃん」 「その服よく似合ってるよ」 「ありがとっ。芙紗子ちゃんが褒めてくれると嬉しいな」

「忙しそうだね」 「まあね。もう『おしろさま』にお会いした?」 「ううん、まだ」 「じゃあ行ってらっしゃい。少し並ぶかもね」 「うん」 琴音の言った通り、本殿の入り口には行列ができていた。 『おしろさま』の御神体は平時は何重にも囲まれた箱の中にあるけど、大祭の日だけは誰でも拝めるようになっている。 薄暗い本殿で芙紗子は両親と共に『おしろさま』に向かって両手を合わせたのだった。 6. 「ふっさこちゃーん!!」 本殿を出てすぐ声が聞こえた。 屋台に囲まれた広場にクラスの女の子たちが集まって手を振っていた。 「パパっ、行っていい!?」 「行っておいで。お小遣いは大切に使うんだよ」 「うん!」 芙紗子が入って女の子8人のグループになった。 村の小学校は1学年に1クラスだけ。そのクラスも男女合計14人しかいないから、クラスの女子全員が集まったことになる。 「何する?」「金魚すくい!」「やろうやろうっ」「勝負だねー」 金魚すくいの屋台へ向かって行こうとしたそのとき。 「ねえ、キミたち、この辺りの子?」 スマホを構えた男性に話しかけられた。 「ちょっとお話聞かせてもらっていいかな? あ、僕ユーチューバーの突撃大二郎です」 「はい、何ですか?」 「キミたちはこの神社の御神体のこと、知ってる? 箱に入った白い棒だけど」 「『おしろさま』ですか? ��ってます」 「そうそう。『おしろさま』って、実は人骨だって聞いたことある?」 「人骨って?」 「ヒトの骨のことだよ」 何だ、そんなこと。 「はい。昔のお姫様の骨です。他にもいろいろな女の人の骨がありますけど」 「おおぉ~っ!」 その男性は大げさに驚いて、スマホに向かって喋り始めた。 「何ということでしょう。地元の子供たちは��ったく疑問に感じていない。この令和の時代に人骨を拝んでいるのです~っ!」 琴音が小走りでやって来た。後には村の青年団の若手も何人かいる。 「そこの方っ。子供たちに変な話を吹き込まないでください」 「なんだよ。あんた」 「あなた、さっき無断で『おしろさま』の写真を撮ってたでしょ? 撮影禁止って強く言われたはずですけど」 「いや、無断で、だなんて僕は何も」 男性はスマホで何か操作しようとする。 「え? 圏外!? どうして!!」 「この境内だけどうしてか電波が入らないのよねー。こっそりアップロードなんて無理ですから」 「くそっ」 逃げようとする男性を青年団が取り押さえた。 「はいはい、社務所でそのスマホ調べさせてもらいますねー」 「そんなぁ~」 男性が連れていかれるのを芙紗子たちは肩をすくめて見送った。 7. 日が暮れて、東の空から満月が上った。 秋大祭は必ず満月の日と決められている。 一旦帰った子供たちが再び集まって来た。 そこに観光客はいない。 昼間の『おしろさま』が公開なのに対して、夜の『こしろさま』は外部に告知しない秘密の儀式だった。 ろうそくが灯る本殿。 宮司が一人ずつ名前を読み上げ、読まれた子は前に出てお祓いを受ける。 「邪気払い、清めて祠閭の加護を受けよ」 そして巫女から黒布に包まれた瓶を受け取るのである。 大人たちが後ろで見守っている。 自分の子が『こしろさま』を受け取るとどの親もほっとした表情をするのだった。 これでまた一年間、子供たちは健やかに過ごすことができる。 「はい。芙紗子ちゃん」 巫女の琴音が黒布の包みを渡してくれた。 芙紗子は受け取った包みを両手で捧げ持つ。 二人はそっと微笑みあった。 8. ・・『こしろさま』は神様だから、大切に扱うこと ・・お会いするときは、一人だけで、礼儀正しくすること ・・人前にお姿を晒さないこと。写真に撮ったり、絵に描いたりもしないこと ・・瓶の蓋は絶対に開けないこと。開けたら罰(ばち)が当たると心得ること ・・一人で最後までお世話すること これが『こしろさま』をお預かりした子供が守るべき約束だ。 大人たちも理解しているから、『こしろさま』がいらっしゃる間は無闇に子供の部屋に入らない。 『こしろさま』に会えるのは本人だけで、たとえ家族でもタブーだった。 自分だけの部屋がない家では、子供が一人で会える環境を配慮する。 芙紗子も床の間がある和室を一人で使うことが許された。 夜はそこで眠っていい。 もちろん一人寝が寂しいときは、今までのように両親と一緒の部屋で寝てもいい。 「ずっと起きてないで、少しは寝なさいね」 布団を敷いてくれたママがそう言って和室を出て行った。 これも配慮の一つだ。 この村では、大晦日と『こしろさま』がいらっしゃった日だけ、子供が夜更かししても叱られない。 部屋には芙紗子と『こしろさま』の包みだけが残された。 深呼吸してから『こしろさま』の前に���座した。 「こんばんわ、『こしろさま』。室谷芙紗子です。開けさせていただきます」 黒布の結び目をゆっくり解いた。 あのガラス瓶が姿を現す。 御神水を満たして封印を貼った瓶。 そしてその中に裸の女の子が浮かんでいた。

肌の色が薄めの女の子だった。 長い髪が瓶の中に広がってゆっくり揺れている。 身体は芙紗子よりもずっと成熟していた。胸も脚も柔らかそう。 でも目を閉じて眠る顔は幼い感じで、芙紗子と変わらない年頃のようにも見えた。 ・・きれい。 芙紗子は両手で自分の胸を押さえた。 どき、どき。 心臓が大きく鳴っているのが自分で分かった。 9. 目を覚ますと青い光があふれていた。 ここ、どこ? そうだ、床の間のお部屋だ。 縁側に面した障子が光っている。 芙紗子は布団から起きて障子を開けた。 月光が地面を照らしていた。 山の稜線。近くの森のシルエット。 真夜中なのに世界がくっきり見えた。 背中に別の光を感じた。 振り返ると、枕元に置いた『こしろさま』の黒布の包みから光が漏れていた。 怖くはなかった。 『こしろさま』は神様なんだから怖いはずはないと思った。 芙紗子はその包みを両手で持った。 どき、どき。 『こしろさま』を大切に抱えて、縁側から裸足で外に降りた。 パパとママは眠っているのだろう。家の中は明かりが消えて真っ暗だった。 夜中に家の外へ一人で出るのは初めて、両親に黙って出るのも初めてだった。 どき、どき。 いつも自転車の練習をしている裏庭にやって来た。 芝生にパジャマのまま腰を下ろした。 どき、どき。 見上げると空に満月があって、そこから月光がシャワーのように降り注いでいた。 包みを前に置き、結び目を解いた。 金色の光が溢れた。 『こしろさま』が瓶の中で眩しいくらいに輝いていた。 どき、どき。 どき、どき。 どうしよう? どうしたらいいんだろう? 芙紗子はパジャマの胸元のボタンを外した。 パジャマを上も下も脱いで丁寧に畳み、それから下着も脱いでパジャマの上に置いた。 生まれたままの姿になって『こしろさま』の瓶を裸の胸に抱いた。 どうしてそんなことをしたのか分からなかった。 ただ、そうした方がいいと思ったのだった。

明るく輝く『こしろさま』が笑ってくれたような気がした。 10. 次の日、学校では『こしろさま』の話題でもちきりだった。 「すっごく小っちゃな女の子だった! 可愛くて可愛くて泣いちゃった」 「わたしのは大きなお姉ちゃんっ。胸大きくって色っぽいのーっ」 「ボクのもおっぱい大きかった。あれ巨乳って言うんだろ?」「やだ、えっちー!!」「何でだよー」 「芙紗子ちゃんは?」 「髪の毛がすごく多くて瓶の中にふわって広がってるの」「へぇーっ、いいなぁ」 クラスじゅうで報告しあう。 芙紗子も自分の『こしろさま』を説明したけど、外に出て服を脱いだことは恥ずかしくて言わなかった。 家に帰ると、琴音が来てママと話していた。 「琴音さん、東京へ帰るんだって」ママが言った。 「大祭も終わったし、大学に戻らないとね」 「そうなの? 寂しいな」 「またすぐに会えるわよ。・・それでどうだった? 今年の『こしろさま』は」 芙紗子は琴音を裏庭に連れ出して二人だけになった。 「『こしろさま』はね、すごく綺麗な美人さん。見ているだけでドキドキするの。・・実はね、」 芙紗子は昨夜のことを話した。 琴姉ちゃんには全部話そうと決めていた。 夜中に『こしろさま』が輝いて、一緒に外に出たこと。 そして『こしろさま』の前で裸になったこと。 「そうか、冒険したんだね。芙紗子ちゃん」 叱られるかもしれないと思っていたけど、琴音は全然怒らなかった。 「あたし、いけないことしちゃったかな?」 「いけないことじゃないよ。私は芙紗子ちゃんのこと、素敵な女の子だと思うな」 「どうして?」 「だって、『こしろさま』にお尽くししたいって思ったんでしょ?」 ああ、そうか。 芙紗子はあのときの自分の気持ちを理解した。 あたしは『こしろさま』にお尽くししたかったんだ。 『こしろさま』みたいに綺麗な裸になって。 「裸になるって、女の子だけにできるお尽くしの方法だよ」 「『こしろさま』に伝わったかな?」 「きっと伝わったわ。・・でも約束。芙紗子ちゃんのママやパパが見たらびっくりしちゃうし、もう裸になるのはやめようね」 「うん。約束する」 「でも、ちょっと羨ましいな」 「?」 琴音はいきなり芙紗子を抱きしめるとおでこにキスをした。 「ひゃん!」 「芙紗子ちゃんの冒険、私もしてみたかった!」 次の日、琴音は東京の大学へと戻っていった。 11. 芙紗子は毎日学校から急いで帰って『こしろさま』に話しかけた。 『こしろさま』はずっと眠っているけれど、たまに目を閉じたまま微笑んでくれた。 口元から小さな泡がぽこりと出て浮かび上がることもあった。 『こしろさま』の身体は本当に綺麗だった。 自分も服を脱いで寄り添いたいと何度も思ったけど、琴音との約束を思い出して我慢した。 やがて『こしろさま』の周囲が薄く白く変わる。 御神水が濁り始めたのだった。 『こしろさま』が瓶の中にいらっしゃる期間はおよそひと月。 絶対に変えられない決まりだった。 芙紗子はその姿を忘れないように見つめ続ける。 次の満月の夜。 ほとんど真っ白になった御神水の中に『こしろさま』は溶けるように消えた。 『こしろさま』との時間は夢のように過ぎて行ったのだった。 年が明け、春になり、芙紗子は三年に進級した。 自転車も上手に乗れるようになって、一人で遠くの友達の家に行けるのが嬉しかった。 12. 老人と老婆ばかり10人ほどが大祠神社に集まっていた。 村の長老と呼ばれる人たちである。 瑞鳳山の上に幾重にも重なる頭巾雲が現れ、二筋の鮮やかな紫色の光彩が目撃されたのはその前の週のことだった。 「何年ぶりかな。お告げがあったのは」村長の室谷仁三が聞いた。 「前のお告げは17年前でした」宮司の橘が答える。 「それで神託の名前は?」 「室谷琴音です。今は東京で働いておられます」 「文吾の家の孫じゃな。確か前の祭りで、」 「はい。巫女の助務をしてくれた娘さんです」 「あれはいい子じゃ。明るくて礼儀正しい」 「そうですね」 「・・納骨の方は大丈夫ですかな?」 役場で助役を務める老人が聞いた。 「それは問題ありません。室谷の血筋ですから確実に応じてもらえます」 「そうか、では、」 村長は一旦言葉を止めて、琴音の顔を思い出した。 村の者の嫁になって欲しい、などと余計なことを言ってしまったな。 「では、そのときのために万時準備の程頼みましたぞ」 13. 「ストーカー殺人、被害者は一人暮らしのOL」 ニュースが流れたのはその年の8月だった。 「都内在住の会社員・室谷琴音さん(22)が帰宅中に刃物で刺されました。室谷さんは病院へ搬送されましたが死亡が確認されました。 警察は自称ユーチューバーの○○○(27)を殺人の疑いで緊急逮捕。容疑者は半年間にわたり室谷さんにつきまとっていた模様です」 14. ごり、ごり。 橘は作業の手を止め、タオルで汗を拭いた。 人骨を削る作業。 橘はこの作業をたった一人で40年間やってきた。 もう80歳に近いから、あと何年続けられるか分からない。 今はまだ名目だけの禰宜(ねぎ:宮司の補佐役)である息子に引き継ぐ日も近いだろう。 自分がある日突然、先代宮司の父親から『こしろさま』の準備を命じられたときのように。 境内の古井戸『神鏡井(かみかがみい)』から湧く御神水を子供たちから集めたガラス瓶に満たす。 そこへ『おしろさま』から削り出した骨粉を耳かきに半量ず���入れる。 蓋をして封印を貼り、黒布に包む。 これを日々祈祷すれば、次の満月の日までに瓶の中に『こしろさま』が現れる。 『おしろさま』の御神体は若い女性の大腿骨だった。 毎年、複数の大腿骨から少しずつ骨粉を削り出す。 そこで削られる合計量は大腿骨の長さ約2センチに相当する。 大腿骨の全長は平均40センチ。 つまり約20年で大腿骨一本分を消費する。 消費するには供給が必要だ。 求められるのは村で生まれ育った若い女性の大腿骨である。 村で生まれ村で死ぬ者がほとんどだった時代は、若い女性が亡くなればその片方の大腿骨を神社に納めてもらうのに困ることはなかった。 しかし今は都会に出て行って戻らない者がほとんどである。 でも神様はちゃんと道を与えてくれた。 不思議なことに次の大腿骨の候補者はお告げで知らされる。 お告げを得たら、その情報は村の長老の間で秘密裡に共有され「その時」に備える。 当人に危害を加えたり、まして殺人を犯す訳ではない。 ただ待っていれば「その時」が訪れるのである。 琴音のときは遠い東京での事件だった。 それでも、村へ遺体の搬送、葬儀、火葬前の大腿骨取り出しなど、滞りなく処置できたのはお告げを受けて準備が整っていたからだ。 琴音の大腿骨は洗浄して炭酸ナトリウム1%溶液で煮込む処置を施した。 こうすることで保存性の高い白骨が得られ、菰(こも)を巻いて乾燥させるよりずっと早く「使える」骨になる。 これは橘が骨格標本の製作方法を参考に始めた手順だった。 今の時代、科学の知識を活用することが重要と橘は考えている。 『こしろさま』のお姿は元の骨の主に似ると言われる。 だから橘は、同じ子供に同じ骨を2回使わないように注意して管理している。 今年の『こしろさま』はどんなお姿かな? 子供たちには毎年ワクワクする気持ちを楽しんでもらいたいじゃないか。 今年の大祭では誰かの『こしろさま』に琴音の姿が現れるだろう。 ごり、ごり。 作業を再開した。額に再び汗が流れる。 橘は無心に人骨を削り続けるのだった。 15. 琴姉ちゃん!! 『こしろさま』の包みを開けた芙紗子が驚いた。 六年生になって今年が最後の『こしろさま』だった。 ガラス瓶の中に浮かんで眠るショートヘアの女の子。 そのお顔は琴音にそっくりだった。 3年前の事件は衝撃だった。 お葬式では泣きに泣いて大人たちを困らせたけど、今は落ち着いて琴音のことを思い出せるようになっていた。 ねぇ、琴姉ちゃん。『こしろさま』になってあたしに会いに来てくれたの? 二階の窓に風が吹いてカーテンが揺れた。 芙紗子の家は改築されて念願の子供部屋を作ってもらえたのだった。 窓から丸いお月様が見えている。 考えてみれば今まで『こしろさま』がいらっしゃた夜に月が陰っていた記憶はない。 雲ひとつない夜空に必ず満月が輝いていて、世界を青白く照らしているのだった。 芙紗子は月光が好きだった。 部屋の明かりよりお月様の明かりの方がずっと素敵だと思う。 芙紗子は照明を消す。 『こしろさま』の瓶を持って窓際へ行った。 ガラス瓶を掲げて月光にかざすと、琴音にそっくりな『こしろさま』がふわりと金色に光った。 ・・大きくなったね、芙紗子ちゃん。 「琴姉ちゃんっ、やっぱり来てくれたんだね」 ・・今日は神社に来てくれてありがとう。 「え? 神社にいたの?」 ・・いたよ。これからもずっといるから、いつでも会えるわよ。直接お話しできるのはこれで最後だけどね。 「行くっ。お話しできなくても絶対に行くよ!!」 ・・���ってるわ。 『こしろさま=琴姉ちゃん』がきらきら輝いている。 綺麗だな。あたしもこんなに綺麗になれるかな。 「ねぇ、あの約束覚えてる?」 ・・『こしろさま』の前で裸にならないって約束? 「うん。あたしずっと守ってきたんだよ。でも、もう破ってもいいかな」 芙紗子は思い切って言った。 「あたし、琴姉ちゃんにお尽くししたい」 芙紗子は着ていた服を脱いだ。下着も全部脱いで裸になった。 2年生のときよりずっと身長が伸びて胸も膨らみ始めていた。 初々しい少女の身体を『こしろさま=琴姉ちゃん』に見せた。 ・・素敵な女の子になったね。芙紗子ちゃん。 「あたし、もう12歳だよ」 ・・そうだったね。もうすぐ大人になるんだ。 「だからね、もう知ってるんだよ」 ・・うふふ、何を知ってるの? 「女の子が裸でお尽くしするって、本当はエッチな意味だってこと」 笑い声が響き、『こしろさま=琴姉ちゃん』の身体が眩しいくらいに輝いた。 16. 深夜。 二階から階段を下りる足音がした。 芙紗子の両親はぐっすり眠っていて目を覚まさなかった。 玄関の扉がそっと開き、ガラス瓶を抱いた女の子の影がするりと出て行った。 天空に満月。 降り注ぐ月光を浴びて、全裸の芙紗子が『こしろさま』の瓶を抱いて踊る。 瓶の中には金色に輝く小さな裸の女の子。 二人の冒険の時間はもうしばらく続きそうだった。
~登場人物紹介~ 室谷芙紗子(むろたにふさこ) :8歳、小学2年生。ガラス瓶に入った神様『こしろさま』を受け取る。 室谷琴音(むろたにことね) :22歳、芙紗子の再従姉妹(はとこ)。東京の大学に通っている。 橘秋人(たちばなあきひと) :75歳、大祠神社宮司。 室谷仁三(むろたにじんぞう) :90歳、室谷一族の長で村長。 前回のお話 の約10年後の出来事です。 前はAIに描かせた挿絵に適当に文書をつけただけでしたが、今回はきちんとプロットを作成して少し長めのお話になりました。 神社の御神体である人骨の設定は作者の嗜好です。 グロの要素はないつもりですが、苦手な方がおられたら申し訳ありません。 あと、前回の主人公(一人語りの「私」)は本話の琴音さんです。もうお判りですよね。 挿絵は今回もAIに生成させました。 立ちポーズの巫女さんを描かせるのは簡単でしたが、水中に浮かぶ『こしろさま』は試行錯誤を繰り返しました。 手足のバランスやポーズが難しいのもさることながら、裸体絵なので Tumblr の規制に抵触しそうな絵を描きがちなのですよ。 それでも水中に広がる髪が美しく(よく見ると変な部分もありますが)描けたのはさすがAIです。こんなの自分では絶対に描けません。 大祠神社に纏わる部分は(ロケーションやいろいろな名称、お祓いの祝詞に至るまで)自然言語AIの ChatGPT に考えてもらいました。 こういう設定は下調べに手間取るので、AIがそれらしく適当に決めてくれるのは助かります。 例えば、宮司の橘さんが御神水を汲んだ境内の古井戸。ChatGPT によ��その名前の提案と解説は次の通り; 古井戸の名前として「神鏡井(かみかがみい)」という名前を提案します。 この名前は、神聖な鏡を意味する「神鏡」と、水が湧き出る井戸を表す「井」を組み合わせたものです。 「神鏡井」は、古式の風情と神聖さを感じさせる名前で、神社の境内に佇む御神水を象徴的に表現しています。 この井戸から湧き出る水は清らかで、神職や参拝者にとって特別な存在とされています。 どうですか。命名の根拠は2行目だけ。 後の説明は雰囲気で押し切っていて、それでも「なるほど」と思わされてしまいそうになるのは流石ww。 テレビドラマでよくある広告コンペのプレゼンなどはもうAIに任せれば十分ですよね。 私も引き続き遠慮なくAIに頼らせてもらうことにします。 さて、『こしろさま』の連作はこれで終わりです。 次の発表までまた時間がかかると思いますが、ゆっくりお待ちください。 ありがとうございました。 [2023.8.10 追記] こちら(Pixiv の小説ページ)に本話の掲載案内を載せました。 Twitter 以外にここからもコメント入力できますのでご利用ください。(ただしR18閲覧可能な Pixiv アカウント必要)
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. (^o^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_-)-☆. . . 2月7日(火) #大安(丙申) 旧暦 1/17 月齢 16.3 年始から38日目に当たり、年末まであと327日(閏年では328日)です。 . . 朝は希望に起き⤴️昼は努力に生き💪 夜を感謝に眠ろう😪💤夜が来ない 朝はありませんし、朝が来ない夜 はない💦睡眠は明日を迎える為の ☀️未来へのスタートです🏃♂💦 でお馴染みのRascalでございます😅. . 朗報というか免れた感がありますが とりあえず、金沢行きは無い事にと 告げられ、ホッとしたのですが藤沢の 辻堂とか💦しかも、乗り込み時期 が未定なので暫くは内勤で越谷に 車で通う事になりました🤣😆🤣 ここも微妙に遠いのですけど外環で 1時間から1時間30分の距離です が、毎日の交通費が大変そうです よね😅💦「なんだ車買ってて」 「良かったすね✋」って私って先見 の目👀があるのかもしれない😅💦 今日の「成句」の様に、長い目で 見る。ですよね🤣😆🤣ここ数年 急かされ追いまくれ気味だったから 「のんびり行こうじゃないの」😅💦 って事で、今日から越谷タウン✋ . 今日一日どなた様も💁お体ご自愛 なさって❤️お過ごし下さいませ🙋 モウ!頑張るしか✋はない! ガンバリマショウ\(^O^)/ ワーイ! ✨本日もご安全に参りましょう✌️ . . ■今日は何の日■. #国産ブナ材の日. 兵庫県豊岡市に本社を置き、木製ハンガーなどの製造販売を手がける中田工芸株式会社が制定。 日本にはかつて薪炭林だったブナ林が広がっているが現在ではほとんど活用されていない。 同社の主力製品の木製ハンガーもブナで製作されていることから、記念日を通して国産ブナ材を 資源として持続可能な仕組みで活用し、森林保全と地方創生につなげるのが目的。 日付は2と7で「ブ(2)ナ(7)」と読む語呂合わせから。 . . #大安(ダイアン). 「大安日(にち)」の略。 陰陽(おんよう)道で、旅行・結婚など万事によい日。 一切合切(イッサイガッサイ)が良いとされる日。 「大いに安し」の意味。 六曜の中で最も吉の日とされる。 何事におい��も吉、成功しないことはない日とされる。 六曜は、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜がある。 . #月徳日(ゲツトクビ). 家の建築やリフォーム、土を動かすことが良いとされる吉日です。 その月の徳神様が降りてきている日。 特に家の増改築や土に関することには吉日とされる。 . #神吉日(カミヨシニチ). 「かみよしび」ともいい、神社への参拝や、祭礼、先祖を祀るなどの祭事にいいとされています。 この日は神社への参拝や、お墓まいりに行くといい日です。 . . #埼玉県金子村B29墜落事故. 1952(昭和27)年2月7日(木)赤口、に爆弾を満載した米軍のB29爆撃機が、埼玉県入間郡金子村 (現在の入間市)寺竹に墜落・炎上して爆発を繰り返し、村民4名と乗員13名が死亡した事故である。 . #米軍北爆開始. . #北方領土の日. . #長野オリンピックメモリアルデー(#長野の日). . #フナの日. . #ニゴロブナの日. . #ニキビに悩まないデー. . #福井県ふるさとの日. . #興師会(#日蓮正宗). . #生パスタの日(毎月7日8日). . #グレナダ独立記念日. . . ■本日の成句■. #長い目で見る(ナガイメデミル). 【意味】 現状だけを見て判断せずに、時間をかけて見守る事を云う。 . . 1943(昭和18)年2月7日(日)先負. #小林稔侍 (#こばやしねんじ) 【俳優】 〔和歌山県〕. . . (東大泉) https://www.instagram.com/p/CoVXc4oBepYdenByDLsDxn2Yi4rv-teWkrod3A0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#大安#国産ブナ材の日#月徳日#神吉日#埼玉県金子村b29墜落事故#米軍北爆開始#北方領土の日#長野オリンピックメモリアルデー#長野の日#フナの日#ニゴロブナの日#ニキビに悩まないデー#福井県ふるさとの日#興師会#日蓮正宗#生パスタの日#グレナダ独立記念日#長い目で見る#小林稔侍#こばやしねんじ
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【ネイチャーポジティブはカーボンニュートラルに次ぐ世界目標に】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1209999_1501.html : https://archive.ph/wip/cEArI 2022.07.22
{{ 図版 : 足立氏、高橋氏、近藤氏、丹羽氏 (左から時計まわり) }}
気候変動によって種の保存が危ぶまれ、種の保存が厳しい状況であれば、気候変動がさらに悪化する。��今、気候変動と生物多様性の問題は密接につながっているとする見方が国際的に広がっている。2月に開かれたサステナブル・ブランド国際会議2022横浜では「気候変動×生物多様性、二つの車輪を同時に進めるわけ」と題したセッションが行われ、脱炭素など気候変動対策と、生態系を保護する両方の観点から取り組みを進める企業の事例が紹介された。(廣末智子)
======================== ●ファシリテーター: 足立直樹・サステナブル・ブランド国際会議 サステナビリティ・プロデューサー ●パネリスト: 近藤佳代子・アサヒグループホールディングス Head of Sustainability 高橋正勝・花王 ESG活動推進部 部長 丹羽弘善・デロイト トーマツコンサルティング CG&Eユニット 執行役員/パートナー 生物多様性に関する包括的戦略策定 サービス担当、モニターデロイト ========================
■《80年にわたって保有 「アサヒの森」の価値は?》
昨年11月に英国で開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、気候変動と生物多様性の二つの危機に対する同時対策の必要性が指摘され、生物多様性に関連する重要な取り決めが相次いでなされた。中でも注目されたのは、2030年までに森林破壊をなくすという目標に日本を含む100カ国以上の政府が合意し、その解決策として、生態系を活用して気候変動を緩和する、NbS(Nature-based Solutions)の概念が示されたことだ。
この動きについて、アサヒの近藤佳代子氏は、「まさにあらためて自然資本の価値が見直されたということではないか」と指摘。その上で同社の象徴的な自然資本であり、NbSを体現する取り組みとして、前身の大日本麦酒時代から80年以上にわたって保有する総面積2165ヘクタールの森林、「アサヒの森」についての紹介がなされた。
広島県庄原市と三次市に点在する「アサヒの森」は同社が1941年、ビール瓶の王冠の裏地として使用していた輸入のコルク不足に備え、ブナ科の落葉高木であるアベマキの樹皮を代用品として確保するために購入したのが始まり。以来、自然林を残しながらヒノキやスギを植林し、2001年にはFSC認証を取得するなど、持続可能な森林経営を行ってきた。その結果、森林のCO2吸収量を増加させ、「生態系を活用して気候変動の緩和に寄与し、それがまた生物多様性の保全に寄与するというサイクルを回してきた」という。
そこで「80年保有してきた森林の価値ってなんだろうといった時に、それを分かるように世の中に伝えることが大切」という考えから、アサヒの森の「自然資本としての価値」を外部の専門家によって定量化した結果、CO2吸収量が工場排出の6.2%に当たる1万2200トンなどの数値が弾き出された。さらにアサヒの森での水の涵養能力を高めて国内のビール工場での水の使用量をオフセットする「ウォーターニュートラル」の取り組みも進める。
■《実際に起こっている森林破壊をどう止めるか》
一方、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブを掲げる花王は、生物多様性の保全に向けては河川における魚の環境RNA(リボ核酸)を指標とした生態調査を行うなど多様なアプローチを進める。その中で最も注力しているのが、同社がさまざまな商品の原料として使用しているパーム油のプランテーション開発などが直接的な要因とされるグローバルな森林破壊を食い止める観点からの取り組みだ。
具体的には、サプライチェーンをいちばん川上のパーム農園にまで遡り、彼らがRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)の認証が得られるような形での技術支援を昨年から10ヵ年計画で行っている。その理由について高橋正勝氏は、そのほとんどが家族経営でやっているような小規模農園であり、「どうしても収入が少なく不安定であることが森林破壊につながっている側面がある。実際問題、起こってしまっている森林破壊をどう止めるか。支援を彼らの安定収入につなげることでひいては森林破壊ゼロに向けての動きにしたい」と強調した。
さらに花王はパーム油を切り口に、本業である界面活性剤の開発における課題解決にも取り組む。現在、使用している原料はパームの実の中でも希少部分であることから、ここを技術的にクリアし、これまで使い道のなかった部分を原料とすることで、資源の枯渇に備えるだけでなく、洗浄力も高い商品を既に販売中だという。
■《「脱炭素+生物多様性+循環型経済」が世界の潮流》
次にセッションは、デロイト トーマツコンサルティングの丹羽弘善氏が登壇し、COP26の成果を踏まえた気候変動と生物多様性を取り巻く世界のトレンドについて改めて解説した。それによると、昨今は世界的に脱炭素と生物多様性、それに循環型経済(サーキュラーエコノミー)を加えた3つのアジェンダを統合する流れのもとに、サプライチェーン全体のCO2排出量を削減し、資源を大事に使う、生物多様性を含めて自然資本を大切にするというルールメイキングの動きが顕著に見られるという。
今後は、TNFD(自然関連財務開示タスクフォース)と、SBTs for Nature(自然に関する科学に基づく目標設定)という2つのフレームワークに沿った目標やKPI設定が求められる。TNFDはTCFDの自然資本版と言えるものだが、自然が組織の財務実績にどのような影響を与えるかというアウトサイドインの��点に加え、組織が否定的あるいは肯定的にどのような影響を自然に与えるかというインサイドインの視点に立った開示が推奨され、企業が自然環境や生態系に与えるインパクトが、企業価値を大きく左右する可能性もある。
■《欧州のルールメイキングに対抗する日本企業の強みとは》
カーボンニュートラルと生物多様性、サーキュラーエコノミーを巡るルール化は国連の組織をはじめとする国際NGOにとどまらず、欧州では企業がグループや単体で掲げる例も多い。イギリスでは数社が集まって、さらにはユニリーバやバーバリーが単体でネイチャーポジティブを宣言しており、そうした傾向について丹羽氏は、投資家の目線を意識すると同時に、消費者のエシカルな感度が上がっている中でより高い目標を打ち出すことによって差別化を図っているのではないかとする見方を披露した。
その見方について、ファシリテーターを務めた生物多様性経営の専門家でもある足立直樹氏は、「丹羽さんは少しオブラートに包まれたのだと思うが、私は競争戦略じゃないかと見ている」と補足を加えた。「きちんとした原材料を使ってビジネスをしていくことはもちろん非常に望ましいことだ。だが、そこにどんどん手をつけ、他がついていけないようになったところでルール化するという怖い企業戦略を感じる」。実際に2030年までに森林破壊をなくすという目標に向け、欧州のいくつかの国や地域では森林破壊を伴ってつくられた原材料を企業が使用することを禁止する厳しいルールが施行されようとしているのを受けての意見だ。
これに対し、丹羽氏は「おっしゃる通り、そういうルールメイキングは欧州が上手い。じゃあ日本企業はどうすべきかというところで、例えば生物多様性の定義はそもそもなんだろう、どのくらいの水準を守ればネイチャーポジティブだと言えるのかといった細かなルールづくりの部分で日本企業の強みが打ち出せるのではないか」と指摘。
さらに日本は山や川が多く、海洋資源も豊富であることから、「脱炭素において再エネのコストが高く、CO2をなかなか減らせないという課題に直面し、競争力が下がっている中で、生物多様性においては日本の企業が活性化されるチャンス。グリーンではなく、ブルーエコノミーという観点でうまくやっていけないか」と展望を語った。
■《カーボンニュートラルの次はネイチャーポジティブ》
生物多様性のリスク評価について、アサヒの近藤氏は「まだまだスタート地点にある」とした上で、2020年の調査では、大麦やホップの生産地である欧州の河川流域でリスクが高いといった結果が出ていることなどを報告。「それをどうやってフィードバックしていくか。社会と事業の持続性を考えた時、花王さんのように自らの大事な原料に対して自分達自身がそこに取り組んでいくことも大きな課題だ」と述べた。
今後はTNFDを事業に落とし込み、自然や生物多様性へのインパクトを可視化することによって対応策を講じる方針で、「有効なフレームワークを通じて組織に取り組みを根付かせ、拡大していく」考えだ。
また生物多様性×気候変動の取り組みを今後、どのように進めるかに関して、花王の高橋氏は「サプライチェーンの川上だけでなく、消費者も巻き込んで、この製品は気候変動にも、生物多様性にも配慮していますよということを伝えるような流れをつくっていきたい」と抱負。さらに自身が界面活性剤の研究に約30年打ち込んできた経験から、パームのこれまで使われなかった部分を原料にした活性剤を「おそらく50年に一回出るか出ないかの商品だと自信を持って言える」とした上で、「技術的にはパーム以外の油からも活性剤をつくれるポテンシャルもある。そういうところを一歩ずつ進め、胸を張って森林破壊ゼロに貢献できているということをデータとともに示していきたい」と語った。
最後に足立氏は、「ネイチャーポジティブは間違いなくカーボンニュートラルに次ぐ世界の目標になる。そこに向けて、いい意味での競争が始まるなかで、日本企業として生物多様性に関する資源や技術力を生かして乗り越えていってほしい」と総括し、セッションを終えた。
# SB2022Yokohama
◆廣末智子(ひろすえ・ともこ) 地方紙の記者として21年間、地域の生活に根差した取材活動を行う。2011年に退職し、フリーに。サステナビリティを通して、さまざまな現場の当事者の思いを発信中。
#naturejp#envirojp#climatecrisisjp#naturediversityjp#naturediversity#socialjp#economyjp#politicsjp#securityjp#crisisjp#newsjp
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「ととと便り」2021年10月27日 『秋田・乳頭温泉郷、黒湯温泉の紅葉10月24日夕方』 先ほどの「とととの紅葉」の記事で数日留守にしていたと書きましたが、 どこに行っていたかというと秋田へ2泊3日の旅に出かけていました。 実家以外で盛岡周辺から離れることがなかったので久しぶりの遠出。 県外に出るのも半年ぶりくらい。 今回回ったのは乳頭温泉郷と鹿角市。 まずは乳頭温泉郷から紹介していきましょう。 今回はもちろんカブで行きましたよ。 カブに乗り始めて数日でお泊りツーリング。 乗るまでは運転��すぐに慣れるか不安でしたが、 意外にすぐにしっくり来ました。 それだけカブがよくできているということですね。 12:30頃にととと出発。 田沢湖駅近くで友人と待ち合わせ。 14時頃には着くかな、と思いましたが 仙岩峠の手前でもう14時前。 まだまだゆっくしりか走れませんからね。 車の時よりもかなり時間を多めに見ないといけませんね。 結局14:30頃に田沢湖駅近くに到着。 乳頭温泉郷ではイベント開催中だったので少しは見たかったのですが、 着く頃にはイベントが終わる時間だったので真っすぐ黒湯温泉に向かうことに。 休暇村乳頭温泉郷近くの旧乳頭スキー場のところで景色が開けたら 向かう先に鮮やかな紅葉が。 思わずカブをとめて写真を撮りました。 今回は駐車場もありましたが こういう逃したくない景色と出会った時にすぐにとめられるのもカブのいいところですよね。 休暇村から黒湯温泉へ向かう道に入るとブナ林。 真っ黄色の世界。 陽があたってなくても十分にきれいでした。 山道をトコトコと上り、黒湯温泉到着。 ちょうど西日があたる時間で紅葉が鮮やかでした。 皆さん、黒湯に紅葉を見に行く際はぜひ夕方を狙いましょう。 すぐに陽が翳ってしまいましたがそれでもなお美しかった。 (次回に続く) #ととと 盛岡の泊まれるたまり場 #ととと盛岡 #ととと便り #紅葉2021 #秋田の紅葉 #乳頭温泉郷の紅葉 #黒湯温泉の紅葉 #乳頭温泉郷 #黒湯温泉 「盛岡の宿応援割開催中!」(対象:岩手県内居住者) https://www.city.morioka.iwate.jp/kankou/kankou/kankouinfo/1032874.html https://bokunohosomichi.fun/moriokasupportdiscaount/ 旅のひとと地元のひとがつながる場 泊まらなくても使えるたまり場(シェアリビング&キッチン) 飲食物持込自由 自炊可能 街歩きが楽しい町、盛岡 岩手山がきれいに見える町、盛岡 南部藩の城下町、盛岡 古い趣のある建物が多い町、盛岡 素晴らしい庭園のある町、盛岡 素敵な喫茶店が多い町、盛岡 自家焙煎コーヒーが楽しめる町、盛岡 秋には鮭が遡上する町、盛岡 樹木を見て歩くのも楽しい町、盛岡 盛岡町家のあるまち並み、鉈屋町(なたやちょう) #鉈屋町 #natayacho #なたやちょう #盛岡 #岩手 #morioka #iwate #もりおか #iiiwate #岩手においでよ #盛岡のととと #盛岡ゲストハウス #岩手ゲストハウス #iwatehostel #moriokahostel ご予約はHPから! https://bokunohosomichi.fun/ (乳頭温泉郷) https://www.instagram.com/p/CVh_w6EBzlc/?utm_medium=tumblr
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試される「ユーモア」:勝手に読む『デカメロン』下巻

ルカス・クラーナハ(父)『不釣り合いなカップル 老人と若い女』 1522年/油彩・ブナ材/ブダペスト国立西洋美術館 (C) Museum of Fine Arts,Budapest - Hungarian National Gallery, 2019
はじめて読む『デカメロン』をめくりながら、いっこうに進まない頁にいらいらした。
そこにあるのは日常だった。
たとえば、買い物をする。
手を洗う。食事の支度をする。小言を言われる。言い返す。
重い身体をひきずって仕事に出る。商売は金を借りて返しての繰り返しだ。
断れない誘いをどうにかあしらおうと頭をひねる。相談する。ためしてみる。
奢ったり、奢られたりし、覚えのないことについてくどくど説教される。
空想や思い出に逃避する。
女とか。男とか。
自分はどうしてこうなのかと思う。あいつはどうしてああなのかと思う。
日が暮れる。夜が更ける。
・・・これ、思てたんと違うな。
もっと突き放されるような世界を想像していたのに、荒唐無稽な描写から背景に目をむけると、そこには日常が積み重ねてある。
積み重ねた表面には煮詰まった価値観がぬりたくられている。
それは例えばこんなふうだ。
「法律というものは万事において公共の福祉を尊重いたしますが、また慣習というか世の習いとかいうものは非常に強力で、大事に尊重せねばなりません(中略)
自然はこうした事をわたくしどもにまぎれもない事実としてはっきりと教えてくれています。(中略)自然や掟や慣習が要求する通りに、気持ちが優しく、慈悲深く、従順であるのが女の道で、それに従わないような、女の道を踏み外した女すべてに対しては、苛烈な厳罰をもって臨むべきでございます。」
(p.274-275第九日第9話)
これを前置きとして続くのは、金持ちの男たちが伝説の賢王ソロモンに助言を受ける話である。内容をまとめてしまうと、こんな感じだ。
ふたりの男は遠路はるばるソロモン王を訪ね、それぞれにごく簡単な助言を授かる。
その指すところは、
妻がじゃじゃ馬だと嘆く男には「妻のやりたいままにさせず、言うことを聞かせたいならぶん殴って罰しろ」、
金持ちで皆に尽くしているが誰にも好かれないと嘆く男には「愛されたければお前から愛せ」、であった。
むちゃくちゃである。
700年も経っているのに、DVを正当化する話法になんの進化もみられない。
もし仮にこれが現代性と呼ばれるならば、なんとむなしいことだろう。
自分の言うとおりにしないからといって無抵抗の相手を暴力によって服従させるのは何ものであれ人間として終わっている。
単純にドン引きである。
しかも、この話を聞いた残り9人の反応もきちんと書かれている。
女たちはくちぐちに議論し、男たちは笑ったというのである。
これはいったいどういうわけか。
作中の男たちがへらへら笑っているのがむかつくではないか。
私の苛立ちの矛先は語り手に向かった。
ソロモンに助言を求める2人の男の話をしたのはエミーリアという女性である。
彼女は前日の第8日、しつこく言い寄る司祭をいなした未亡人と小間使の話をした。前日の爽快ぶりとは打って変わった女性論をやりはじめたから、2人の男の話が余計にむちゃくちゃだと感じられたらしい。
その第八日第4話をまとめてみよう。
誰にも不快感を与えるほど自惚れ屋で高慢な司祭がいた。
彼はある未亡人に恋し、自分が愛すように愛し返してくれと求めたが、未亡人は心底から司祭を嫌っていたので、貞潔を守るべきであるとお互いの立場を諭して丁寧に断った。
しかし、しつこく何度も求愛された未亡人は、ついに家へ司祭を手引きして寝室に入ることを許す。司祭は事を終えて眠っているところを未亡人の弟たちが招いた司教に見つかる。だが彼が腕に抱いていたのは、未亡人ではなく、彼女のメイドの女であった。
彼女がもつ強烈な身体的特徴のために、誰も彼女をセックスの相手としては選ばない。いっぽうで頭がよく悪さの心得もあり、たくらみ事の相棒とするのに向いていた。未亡人は新品の服と引き換えに自分の身代わりを依頼し、メイドは請け負ったのである。
結果、司祭は姦淫の罰として苦行を受けさせられ、未亡人は厄介払いをし、メイドは特別手当を得ることができたのだった。
ここに描かれているのは、女ふたりが持つ現実をみる目であり、問題を解決する知恵であり、知恵を実行するしたたかさであり、仕事と報酬の原則である。
そしてもう一歩解釈をすすめれば、メイドはトリックスター的役割をになっていることがわかる。
メイドは自身のハンディキャップを逆手にとって、「特殊業務」をまっとうした。彼女が未亡人と入れ替わることで、不貞は女の側から司祭の側の不名誉へ移った。
また、高慢な司祭は老人として、未亡人は若くて美しいと描写されている。クラナハ(父)の作で有名な【不釣り合いなカップル】と称される寓意画を連想するのはたやすいだろう。ただ、【不釣り合いなカップル】に込められているといわれる寓意 - 愛は金で買うことはできない - を、ここではさらにひねっている。
うぬぼれ屋の司祭は未亡人に金すら払わずに済まそうとして、聖職者でありながら女と寝たために社会的立場も失う。いっぽうでメイドは合意の上で事を済まし、対価を得ている。それは特殊業務に対する報酬としての現物(服)であり、主人の思惑を遂行したことについて得る信頼である。
二重写しのカップルが見せてくれるのは、支配関係の天秤が揺れ動くさまであり、結果として権力者が泣きを見、メイドがスッキリニッコリなピカレスク的結末のカタルシスだ。
と、こんなに面白い話をしていたエミーリアが、こともあろうに自分がホストたる女王役の日に、坊さんのような口ぶりで女性の美徳を説き、DV男とナイーブ成金を擁護するような小話をしている。
これは、ボッカッチョ的に許容範囲なのだろうか?
翻訳者の平川は、ボッカッチョはキャラクターの書き分けをあまり意識していない場面があると解説している。しかし10人も登場させて、わざわざ個人名をつけておいて、意識していないなどということがあるものだろうか?
仮定として、エミーリアの長広舌は、笑いの定法における「フリ」であるとすればどうか。真顔でとうとうと述べられるほどに不条理コントのようなブラックさが出てくるだろう。
くそ真面目な口ぶりでまくしたてる内容は、まるでペストのように日常を支配する、凝縮された価値観で塗りこめられている。
それは女ひとりの力では転覆させることなど不可能に思われるほど強固な支配だ。
ボッカッチョはエミーリアの口をして、第八日では知恵と連帯によって、不当な主張をする者に罰を受けさせられることを語った。そして第九日では、ペスト下の自身とのアナロジーにさえ無自覚な者を描いた。
『デカメロン』はユーモアにあふれている。
お前はどんなつもりで笑うのかと、試されているような気もする。
読んだ本:『デカメロン 下』、ボッカッチョ、平川祐(示へんに右)弘 訳、河出書房新社、2017
written by芝
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月曜日が待ち遠しくなる!日曜日をハピネスに過ごすセブラル・メディテーションの会・光が丘公園ファイナル!(2020年2月23日)
月曜日が待ち遠しくなる!日曜日をハピネスに過ごすセブラル・メディテーションの会・光が丘公園ファイナル!(2020年2月23日) https://www.facebook.com/events/619852718843845 「第61回セブメディ・光が丘公園ファイナル!」 ★【第61回テーマ:ありがとう~「光が丘公園セブメディ」!】(2月23日15時スタート) <ご連絡> 2014年09月14日に始め、2016年10月30日の60回目を節目に活動をお休みしていたセブメディ。3年3ヶ月ぶりに復活します!感謝です^^ しかし、光が丘公園での開催は、今回がファイナルとなります(泣)(2月末に主催者が光が丘から離れてしまうからなんです💦) 小学生のお子さんから、70歳を超えた大先輩まで、幅広い方々に参加頂いてきたセブメディ! ※当セブメディは、俳優 渡辺裕之さんの「夢拾いプロジェクト」のご指導を頂き連携開催をしています。ぜひ、一度、ご体験下さい! セブメディ・フェイスブックページ: https://www.facebook.com/sevmedi.japan/ セブメディ公式サイト: http://sevmedi.pw/ なんだかどこかで聞いたことのある「セブメディ!」。そう、あなたも気になっていたはず^^ 「セブメディ!」は、2014年9月から始まったユニークでスローなウィークエンド・アクティビティです。 都内でも類を見ない素晴らしい大木や自然が生い茂る「光が丘公園」にて”月曜日の朝が待ち遠しくなる”時間を過ごします。 夜のしっとりと静寂の訪れた公園の深い森の中を、ゆっくりと時間を掛けて歩きます。足元は、落ち葉や木の実でフカフカになった自然の土の上。季節毎に、様々な香りや色を味わうことができます。樹齢40年を超えるクスノキや銀杏、松や桜、梅、モミの木、そしてブナの木の成長を感じながら、ゆっくりと呼吸を整えて行きます。時々出会う虫や鳥、動物たちを観察したり、触ったり、参加者同士で対話を楽しみながら歩きます。 凛とした素晴らしい自然の空気を吸い込み、瞑想をし、体をゆっくりと稼働させ、凝り固まった血を毛細血管まで通わせ、人と人との心の触れ合いの中で、自分を取り戻すことができます。 私たちは、日曜日の夕方から夜にかけて、光が丘公園でセブラル・メディテーションプログラムを行ってきました。初めての方でも、気さくで優しい参加者たちとすぐに溶け込め、心を通じ合うことができます。 心穏やかな時間を過ごし、心穏やかに月曜日の朝を迎えたい方は、一度、セブメディを体験してみて下さい。私たちは、あなたの参加をいつでも心待ちにしています。 セブメディ主宰:藤井啓人(利幸改め) ■参加費用: 1,500円(税込)/人(支払いは現地にて) ※小学生高学年~高校生までは600円 ※うち500円は社会に寄与するNGOやNPO、地域ボランティアなどに寄付されます(実績:東日本大震災ボランティア、熊本震災被災者支援など) ■セブメディの7つの特徴: 1)「日曜日の夜」という、多くの人々にとって特別な時間帯にフォーカスしている 2)人に必要な「対話」「ふれ合い」を大切にしている 3)身近な公園で誰も(中学生以上)が気軽に参加できる 4)セブラル(様々な)アクティビティ(活動)を通じて心を整えていく 5)公園の中のゴミ拾い(社会奉仕)を行いながら参加する 6)参加費用の一部が寄付(小さな施し)になる 7)あなたも主宰者として実施できる ■日時: 2020年2月23日(日) 15時~19時30頃 ※天候や運営者の諸事情により変更となる場合があります ※少雨小雪は決行します ■会の運営方針: ・自由に、ゆっくりと、思い思いに! ■メニュー(予定):状況により変更となる場合がございます。 15時~15時30分:オリエンテーションとストレッチ 15時30分~17時30分:セブラル・メディテーション 光が丘公園内を約3kmをゆっくりと散歩します。 ※ 天候によって、アクティビティを変える場合があります。 17時30分~18時:車座になって対話とクールダウン (ストレッチやメディテーションなど) 18時30分~19時:体育館ロビーでレビュー 19時30分頃:解散 (その後、大戸屋で希望者にて夕食会を行います:1時間程度) ※途中退席も思い思いに自由です^^ ※ウォーキング中は、ゴミ拾いも行います。 ■参加対象: 「小学生高学年以上」であればどなたでも参加できます。 ※ハンディキャップやアレルギーなど知っておくべき情報があれば必ず事前にお知らせ下さい。 ■参加人数:15名(定員になり次第キャンセル待ちとなります) ■集合場所: 練馬光が丘公園 体育館1階ロビー(集合場所) 東京都練馬区光が丘4-1-4 http://hikarigaoka-sp.com/?page_id=29#p_link04 ■集合時間:14時50分(時間厳守) ※15時より開始します。以降、メニューにより集合場所より移動をすることになりますので、なるべく遅れないようにお願いします。 ■交通手段: 電車>都営大江戸線「光が丘駅」徒歩5分 東武東上線「成増駅」徒歩25分 東京メトロ有楽町線「成増駅」徒歩20分 バス>東武東上線「成増」(南口)から西武バスにて 光が丘駅・練馬高野台駅・南田中車庫ゆき 「光が丘公園北」下車 お車>公園駐車場あり(251台・うち身障者用5台) 普通車 1時間まで300円 以後30分毎に100円 ■持ち物:(深冬偏) ※気温の差が激しい時期です。TPOに合わせてご準備下さい。 ・運動靴か登山靴(落ち葉や土の上を歩きます) ・水分補給用の水やスポーツドリンク ・雨天&防寒用のダウン、カッパ、ウインドブレーカー、ニット帽、手袋など(少雨小雪決行します) ・体育館でスポーツメディテーションをする場合があります。汗をかいた後の着替えやタオルなどもお持ち下さい ・その他、各自必要と思われるもの ■申込方法: 当ページよりエントリー下さい。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScrEWDU3o8W1fgeHLSPR39F8gbKOGNZw7y3O7F3BeUlyrxGnQ/viewform フェイスブックにも今直ぐ参加ボタンを! https://www.facebook.com/events/619852718843845 ■「セブメディ 練馬光が丘公園(旧秋版)」チラシをこちらよりダウンロード頂けます http://firestorage.jp/download/345691a55bd9e6295b0afd0402b6d699a50faa79 ■英文レターはこちら(English version): Several Meditation Sodality in Hikarigaoka “Sev-Medi” for spending happiness on Sunday nights http://firestorage.com/download/8f63f23d1d04d3b4c9ecc22d1bf8f06c4898ecbe ■集まれ!大好き!練馬光が丘公園!We love Hikarigaoka Park!!! https://www.facebook.com/groups/hikarigaokapark

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西丹沢 畦ヶ丸 エキスパートルート
みなさん、こんにちは。

展示会出席の東京出張を兼ねて、
西丹沢の畦ヶ丸登山に行ってきました。

今回のルートは、一軒屋避難小屋から畦ヶ丸へ
エキスパートルート(熟達者向け)。
一軒家避難小屋(標高754m)から畦ヶ丸(標高1,292m)
の標高差538mを一気に直登します。
登りの距離は2,675m。
登山口は箒杉手前の大滝橋から、
ゲートより少し入ったところにも車が停められます。
夏の北アルプス縦走などの泊まり装備を担いでのトレッキングの
練習としても良いルートと思います。
画像でご紹介しますのでどうぞお楽しみください。(^^)

東名高速を大井松田ICで降り、国道 246号を御殿場方面に向かいます。
途中、富士山が眼前に見えます。

10時スタート。
林道をハイクアップしてゆくと、やがて登山道へと変わってきます。

沢沿いの登山道を道標を頼りに進みます。

途中、木橋を渡ります。
この木橋はワイヤーケーブルで固定され、
増水して流されることを前提に設置してあります。
*画像中、赤いテープがついたワイヤーがあります。

沢沿いの登山道は涼しくて気持ち良いです。
木橋の先にある梯子を登ります。

東海自然歩道に属していますので、一軒家避難小屋までは整備された登山道。

不明瞭な登山道の各所に道標が設置されていますので、
道迷いはしないでしょう。

崖に設けられた木道を倒木が塞いでいました。

木道が壊れていないか状況を観察します。

慎重に倒木をまたいで通過します。

大滝橋から約3km,45分で一軒屋避難小屋へ到着。
一軒屋避難小屋を起点にエキスパートルートで
畦ヶ丸〜大滝上〜一軒屋避難小屋の周回ルートです。
11時スタート。

エキスパートルートの登り口は、一軒屋避難小屋正面の杉林です。
このルートは道標も登山道も無く、取り付きは不明瞭なので、
ルートファインディング能力、読図が不安な方にはオススメできません。
エキスパートルートとは、バリエーションルートと同意語でしょうか。

植林された杉林��中の急登を登ります。

このように登山道は無いです。

200mほど続く急登の杉林を抜けると、
ブナの原生林となり一旦、斜面がゆるくなります。

きれいなブナ樹林帯。

石柱がありました。
*地図画像を参照。
youtube
石柱を過ぎると視界が開けます。
風が吹き渡り涼しくて気持ちよく、素晴らしい景観です。

登山道はありませんが、忠実に稜線を辿ります。

ヒノキの樹林帯を通過します。

美丘に到着。
木漏れ日が明るく、きれいなブナ林。

苔むしたリッジラインには明瞭な踏み跡。
両側は崖。

ヒノキとシャクナゲの混交樹林帯。
登るごとに、杉、ブナ、ヒノキ、シャクナゲの樹林が現れて
様々な樹林の景観も楽しめて飽きがこないです。

急登、頑張りました!

アイシールド、グローブによる眼球と掌の保護は大事です。

グローブは咄嗟に岩や木を掴んだり、
スリップしたときの地面からのプロテクト。
登山道の花崗岩の岩角とか、怪我の要因は多いです。
山で掌を怪我すると、やっかいなのです。

アイシールドは度付きメガネとして使っていますが、
尖った枝や落石から目を守るのに使っています。
ブッシュをかわすときなど、目を突っつきやすいです。
曇らないのも良いです。

主脈稜線に近づいてきました。

南ピーク、北ピークを過ぎた地点。
ところどころ開けているのも景観が良くて素晴らしいルートです。
藪こぎも無く、歩きやすさも良いです。

三角錐地形で特徴のある、権現山が見えてきました。
エキスパートルートは、やがて権現山からの支尾根と合流します。
西丹沢自然教室側から権現山経由で畦ヶ丸〜西丹沢自然教室の
周回ルートも良いかもしれません。

大滝峠方面の稜線も見えてきます。

ようやく畦ヶ丸山頂手前の稜線が見えてきました。

大朽木。
倒木の幹を観察すると、黒い焦げ跡がありましたので、
落雷による倒木であるのが判ります。
*地図画像を参照。

この地点で時刻は13時。
昼休憩でコーヒーを淹れます。
この巨木の朽木株から先はコルへの下りが現れます。
コルから先は急登で山頂まで。
最後、一気に登る前の休憩ポイントとしても適しています。
*地図で確認ください。

リッジラインの山頂下、最後に現れるキレット。
上を見て左側は、崩壊していて倒木が根こそぎ落ちていました。
足元が崩れないか、慎重に観察しながら進みました。
地図上では、この先は笹ヤブ、笹ヤブと記入ありましたが��
笹ヤブは現れずに傾斜がゆるくなって山頂へ抜けます。

14時、畦ヶ丸登頂。
この記念碑の正面に出ます。
大滝橋からは昼休憩込みで4時間。
畦ヶ丸山頂は視界が良くないので、
100mほど大滝峠寄りの
畦ヶ丸避難小屋へ向かいます。

モロクボ沢ノ頭方面への分岐点。

畦ヶ丸避難小屋。
ここにはトイレがあります。

中に入って休憩することにします。

きれいな避難小屋です。

暖炉が備わっているのは、他の避難小屋とは違って個性的でしょう。

登山道はしっかりとした道。

道標もしっかりあります。

この地図には、今回登ってきたエキスパートルートは掲載されていません。

大滝峠上の分岐点には、ベンチと地図があります。

大滝峠上からは沢へと降りていきます。
何��所か、このような渡渉ポイントが現れます。

一軒屋避難小屋まで、もうすぐ。

ガレた沢の渡渉。

苔むした森の中を歩きます。

光の筋がはっきりと顕れました。
森に差し込む光の筋はとってもきれい。

15時30分、一軒屋避難小屋に到着。
本日はここまで。
あと1時間くらいで車まで到着しますので、
日帰り登山も充分に可能なルートです。
この続きは次回ブログにてご紹介しましょう。
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2022/07/10 ブナ守の会勉強会 妙見山 ブナ森 コウガイビル #妙見山#ブナ#ブナ守の会 #コウガイビル https://www.instagram.com/p/Cf3pot1rtt3/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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菅原道真ゆかりの地、大箕山菅山寺(だいきさんかんざんじ)は、奈良時代に開基され、以来多くの修行僧で賑わいました。しかし今は無人となり、その面影を残す建物が時と共に朽ちていく姿は寂しさを増すばかり。一方で、境内には樹齢1000年のケヤキやモミ、アカガシの巨木のほか、ブナ林、水の枯れない池などと共に様々な鳥や虫たちが生きる豊かな森は訪れた人々を魅了します。
そんな美しい森を守り伝えようと「森を、整える」をテーマに毎月一度活動しているのが、"菅山寺の森 友の会"。今月は「弘法水(こうぼうすい)でコーヒーを飲む日」と題し、森の整備と庫裡の掃除を行ったあと、湧き水を使って淹れたコーヒーや、敷地で収穫したクロモジ茶、緑茶を楽しみました。
森も家屋も、人の手が入ることで風が通り、その息づかいが聞こえてくるようでした。楽しみながら、森の未来に寄り添っていく。来月の活動は8日、弘法水周りの整備の続きが予定されています。
菅山寺ホームページ http://kanzanji.jpn.org/
菅山寺の森 友の会 Facebookページ https://www.facebook.com/TaikisanKanzanji/
#長浜市 #nagahama #湖北のお寺 #長浜ローカルフォト #OLYMPUS #小野千穂
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【山日記・日記】
今年は4月まで展覧会や細かな仕事が続き、なかなかタイミングが掴めなかったけれど、先月下旬にほんの数時間、そして5月に入ってからようやくがっつりと山歩きに出かけることができた。
・
(写真:上5枚)先月は、何度も登っている奥三河の棚山高原へ。川売の集落から清流沿いを登り、いくつかの岩場からの展望を堪能した。或る、名もない巨岩によじ登ると(ロープが磨耗していてやや危険になっていた。次からは避けるつもり。)、自然石に彫られた三角点があり、無性に気に入っている。これを彫った石工は、向こうに広がる奥三河の山並みを眺めただろうか?いや、自分の仕事を着々と終えて、たばこを一服ふかしたくらいかな。また、歩いていると、ミツマタの群れに突入した。何度も来ているのに初めてだ。こんな所にあったっけ? 甘い香りで、なんだか道に迷いそうな気分になった。春霞ではないけれど、ミツマタの群生地も要注意である。
・
(写真:下5枚)今月は、ずっと行きたかった南信の小川路峠へ。歩いたのは、かつて伊那谷と遠山郷を結んでいた古い山道(秋葉街道)で、そのピークである小川路峠まで三十三カ所の石仏(観音像)を見ることができる。もっとも往来が賑やかだったのは、秋葉信仰の盛んだった江戸時代らしいが、その後も昭和11年頃までは物流の道として、茶店や郵便交換所などがあり、20年代までは人も暮らしていたそうだ。確かに、道沿いに時折現れる平地や、炭焼き窯の跡などに、その形跡が見られる。峠の標高は1642m。西に中央アルプス、東に南アルプスの雪山景色を望み、今はまだ山桜と新緑とが混在する季節。足元は、冬場に落ちたブナやクヌギやホオやカエデなどの落ち葉でいっぱいで、所々に小さなフデリンドウが顔をのぞかせていた。
・・・
今年は、2月に続き4月にも、とても良い個展の機会を頂き、過去10年ずっと得られなかったような、作品作りに関する(その仕事への意識をより高めてくれるような)人々との出会いが、一気にやってきた感触がある。静かで、でもどこか閉ざされていたこの10年間を思うと、振り幅が大きくて、受け止めきれないほど。でも本当に閉ざされていたのだろうか。思えば10数年前、東愛知に住み始めた当初は、山は壁に見えていた。こんなもので囲まれているから、閉塞感があるのだと思い込んでいた。落ち着く場所も、気の合う話し相手も得られず、いじけて殻にとじこもった時期もあった。でも、あるときどうしようもなくなって、その壁を登ってみたら...新しい景色が見えたのだ。そして、新しいものを作ることもできるようになった。その創作は続き、少しずつ、本当に少しずつだったけど、新しい人とのつながりを手繰り寄せてくれた。続ける根気と待つ根気がいるかもしれないけれど、壁は高台にも変わりうる。今はそう思いたい。そして、気長に私を見守ってくれる親しい人たちへの感謝を忘れまいと思う。 漠然とした個人的な話になってしまった;何十万年の石からしてみたら、私の十年など微粒子にもならない。読み流してください。
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無知な阿呆が迷惑なことすなって…。
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Facilities/施設

当ロッジのご利用案内
チェックイン / 夏季14:00、冬季15:00 チェックアウト / 通年10:00
お支払 / 現金はもちろん、クレジットも可。 クレジットはVISA、Master、Amexがご利用できます。
ご宿泊に当たって
-当ロッジは全室床暖房です。化粧品・菓子等をじかに床に置くと溶けてしまうことがございますのでご注意ください。
-ロッジ内は全室禁煙です。喫煙はロッジ外でマナーを守ってお願いします。
-客室での宴会、集会は固くお断りいたします。
-ダイニングルーム、ラウンジはお食事時以外も自由にご利用いただけます。22時Close。夜はお休みの方もいらっしるので節度を持ってご利用ください。
-アルコール類をお持ち込みご希望の場合は、別途持ち込み料(B.Y.O)を頂戴いたします。
-連泊時の清掃は3泊目毎に。シーツ交換は4泊目毎に承ります。
※感染症対策のためご滞在中のシーツ交換は当面休止いたします。
Terms & Conditions
Check in Check out Check-in is from 3 pm. If you need an early check-in, please feel free to contact us. Check out time is 10 am on the day of departure.
Smoking All rooms, non-smoking through.
Wifi Wifi is free for all guests and is accessible throughout the lodge.
breakfast We offer a complimentary breakfast to all our customers (Infants excluded).

ダイニング(レストラン)
営業時間;18:00- (クローズ:21:00) 定休日;基本、毎週火曜・水曜日 ◎ご宿泊者以外もご利用できます。予約が必要となりますので、ご利用日の7日前にメール([email protected]) にてお問合せください。
窓から奥志賀の大自然が満喫できるダイニングです。大型薪ストーブ併設。 ご宿泊のお客様はお食事時間以外でもビール、ワイン等オーダーできます。テレワークスペースとしてもご利用ください。 ※ご利用できない清掃時間がございます。 ※酒類等の持ち込みの場合は別途お一人様につき600円頂戴いたします。
米国バーモントキャスティングス社製薪ストーブのフラッグシップ「デファイアント」。厳寒の奥志賀でも快適な温もりを提供してくれます。
ソファーと照明のデザインはジャスパー・モリソン。ミニマルな佇まいの中にどこか愛らしさを感じさせます。オーディオはスコットランド製LINN社のサウンドシステム。ネットワークプレイヤーにMAJIK DSM、スピーカーは名器ESPEK。ターンテーブルは往年のテクニクスSL1200Mk2です。ヒトのぬくもりを感じさせる奥深いハイファイサウンドとともに、ごゆっくりおくつろぎください。

浴室 温泉ではありませんが、奥志賀のブナの森が育んだ、肌あたりの優しい清らかな泉質のお風呂です。アクティブに体を動かした日中の疲れをじんわりほっこり癒してくれます。アメニティとして、高品質のオーガニック系ボディソープ、シャンプー、コンディショナーを取り揃えています。
※ご利用可能時間:16時〜22時 ※感染症対策のため当面グループ別予約制でのご入浴となります。また朝風呂も休止しております。
※アメニティは都度変更される可能性があります。

テラス 奧志賀の光と風に包まれるテーブル席での朝食が大人気。夏季はご夕食にBBQを実施することも多いです。お庭では優しい木漏れ日が子守唄になるハンモックでのお昼寝がお勧め。
※テラス席・ハンモックはグリーンシーズンのみご利用いただけます。

アメニティ ◉お一人様につき:歯ブラシ(磨き粉付き)と薄手のフェイスタオル ◉フロントにて:有料レンタルバスタオル(今治タオル/300円税込/現金のみ) ◉お部屋に備付:ドライヤー、ティッシュペーパー ◉お部屋の洗面台:オーガニックハンドソープ、消毒済み歯磨きコップ ◉お風呂に備付:オーガニックソープ、シャンプー、トリートメント。 ※採用銘柄等は適宜見直しされ変更する可能性があります。
2階ミニキッチン(共用給湯室)/ ご利用可能時間 6:00〜22:00 ◉IHコンロでお湯が沸かせます。 ◉無料の日本茶バッグもございます。 ◉共用のグラス・湯呑み・カトラリー類もご利用いただけます(使用後は軽く洗ってください)。 ◉冷蔵庫には冷たいビール・お茶等のセルフ販売もございます。 ※ご利用の際は備付けのアルコール消毒液にて手指消毒の徹底をお願いします。
その他設備 ◉ WiFi / 館内どこでもご利用いただけます。 ◉ 駐車場 / ロッジ前に3台、徒歩1〜2分の場所に大型共同駐車場がございます。 ◉ ブーツ乾燥室(冬季のみ) / 地階にございます。 ◉ 2F共用給湯室 ◉ 有料ランドリー / Electrolux社製 myPro洗濯機、乾燥機完備。 洗濯機、乾燥機それぞれ1回 500円(税込/現金のみ)です。
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