#マジック全脳活性教室
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今日は、ノエルが マジックを習っていた リューカ先生が、 NHKの「シャキーン!」に 出演されるとのことで、 楽しみにしていました。 リューカ先生、 やっぱりステキ❗😍💕 ノエルに 見せてあげたいので、 バッチリ録画しました☺️ ノエルが通っていた「マジック全脳活性教室」の公式サイトはこちらです。 https://magiczennou.com/ #マジック #マジック全脳活性教育 #マジック全脳活性教室 https://www.instagram.com/p/B4Qrr3wBOZR/?igshid=cqbsa749uf1p
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⚘ クリスマスローズに蕾がいっぱい。 寒くてもやっぱり春ですね。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 𓅯 今日は体液の話。 人間の体に流れる液体は、 水性と油性の2種類あります。 水性マジックと油性マジック೭✍︎ 的な(笑) 水(血液)は流れやすいのですが、 油(リンパ液)の流れは緩やか&詰まりやすい(¯―¯٥) お薬は大抵水溶性で血液に流します。 その方が効率的に吸収され、全身に巡らされるので。 ( #リンパ転移がん に #抗がん剤 が効きにくいのはそのせい) リンパ液は免疫力! #がん や #ウイルス から体を守ってくれる #リンパ球 がいっぱい���すからね。 リンパ液を巡らせるには? しっかり温めて下さい。 リンパ節を優しくマッサージするのも有効です♡ 𓇼 #バリニーズマッサージ 2/25(Sat) インドネシアのバリ島伝来のマッサージ法 オイルを使った #リンパマッサージ で ≪リンパマッサージの効果≫ ① #リラックス ② #むくみ 解消 ③ #ダイエット ④ #疲労回復 などなど… 体も心も楽になる、健康情報を発信中٩(ˊᗜˋ*)و♡ 竹屋陶板浴の様子はコチラ ▹▹▹ @takeya.tby - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 𓅯 ⚑⚐⚑ 𝕡𝕚𝕔𝕜 𝕠𝕦𝕥 ⚐⚑⚐ \ バリニーズマッサージ / 2月25日(土) 施術者:若林陽子(ライナスの部屋) 理学療法士歴27年 冬の冷え性、足のむくみ、疲れに効果的!! 身体全体もポカポカしてきますよ❣ 𓇼膝下マッサージ: 25分2.500円 オプション20分2.000円 𓇼かっさヘッドマッサージ 𓇼背面もみほぐし 𝟙 10:30- × 𝟚 11:00- × 𝟛 11:30- × 𝟜 12:00- ○ 𝟝 12:30- ○ 𝟞 13:30- ○ 𝟟 14:00- ○ 𝟠 14:30- ○ 𝟡 15:00- ○ 𝟙𝟘 15:30- × 𝟙𝟙 16:00- × 𝟙𝟚 16:30- ○ 𝟙𝟛 17:00- ○ 𝟙𝟜 17:30- ○ 𝟙𝟝 18:00- ○ 予約状況は更新されません。 体験希望の方は お電話,DM,コメントでご連絡下さい☺︎ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 𓅯 2月は #初春の整え月間 開催中⚘ 今日は12時から ストレッチ&フラダンス🌺 参加無料&初心者歓迎です♡ 明日は雪? 身体も楽になるし、運転も心配ですから、 天気が崩れる前に温まりに来て下さい。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 𓅯 ≪2月のスケジュール≫ 11日(土)味噌作り教室♡ 11日(土)「歯と電磁波」zoom上映♡𓇼 12日(日)頭皮もみ𓇼𓁙 13日(月)内臓整体𓇼𓁙 14日(火)メタトロン𓇼 14日(火)玄米お握り販売 15日(水)足もみ若石𓇼 15日(水)氣功𓇼 16日(木)ストレッチ&フラダンス♡ 17日(金)ホメオパシーぷち講座𓇼 17日(金)QX-SCIO測定体験会𓇼 18日(土)「足から読み解く潜在意識”チャクラと足の話”」♡𓇼 18日(土)メタトロン𓇼 19日(日)頭皮もみ𓇼𓁙 20日(月)足もみ若石𓇼 20日(月)笑いヨガ♡𓇼 21日(火)椅子ヨガ ♡𓇼 21日(火)玄米お握り販売 22日(水)足もみ若石𓇼 23日(木)ストレッチ&フラダンス♡ 23日(木)腸もみ𓇼𓁙 23日(木)「脳を育てる!発達へのアプローチ講座」𓇼 23日(木)がん交流会♡ 25日(土)バリニーズマッサージ𓇼 26日(日)毛細血管刺激療法𓇼 27日(月)足もみ若石𓇼 28日(火)腱引き𓇼 28日(火)玄米お握り販売 29日(水)足もみ若石𓇼 ♡:参加費無料 𓇼:整え会 𓁙 :キャンセル待ち - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 𓅯 竹屋陶板浴 @takeya.tby 𓅨 茨城県龍ケ崎市栄町4356 ℡ 0297-64-3726 営業時間 6:00-20:00 利用料金 ¥1.200- #竹屋陶板浴 #陶板浴 #温熱 #温活 #龍ケ崎市 (株式会社 竹屋陶板浴) https://www.instagram.com/p/CobmsXnSWid/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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マジックマッシュルームが大好物なのはトモコ

ハーバード大学で幻覚剤研究
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1959年イタリア、バークレー大学時代の友人で創造性の心理学の権威であるフランク・バロンがマジック・マッシュルームを食べて神秘的な体験をしたという話をしたが、リアリーはこの話についていけなかった[17]。フランク・バロンは、高度な心理学シンクタンクであるハーバード人格研究センターの所長のマクリーランドがイタリアにいるので仕事を紹介してもらえるかもしれないと教えてくれた[17]。マクリーランドに、患者をあるがままに扱う対話的な行動変容について話したところ、アブラハム・マズロー、カール・ロジャーズによる同じような心理学の先端研究が行われているということでハーバード大学に教職を得た[17]。すぐにリアリーの推薦でフランク・バロンもハーバード大学に教職を得る。IDPによる人間性心理学的な、診察室ではなく通常の生活の中で患者中心の平等主義的な行動変化をもたらすアプローチは興味を集め、リチャード・アルパート助教授を含めた何人かが配属された[18]。期待されたアプローチであったが、時間をかけて何度も条件づけを行う必要があった[18]。
1960年夏、メキシコ大学の人類学者のゲルハート・ブラウンが、アステカ文明のナワトル語の文献にマジック・マッシュルームについて言及があるが、これを試さないかともちかけた[19](当時、このようなキノコはカトリック教会による徹底的な弾圧によって主要な植物学者にさえ存在が否定されていた[19])。リアリーが試したところ、まず古代文明の様々な場所を旅し、次に生物の進化の過程を辿るという幻覚体験が起こった[20]。
行動を変化させる鍵は自己洞察であると考えていたが、キノコによって洞察を瞬時に行うことができた[21]。キノコはこれまでの自分の殻を一挙に解放してしまった[22]。リアリーは体験に衝撃を受け、意識が拡張される脳の回路とそれを起こす薬、その意義、一度つながればその感覚を再現できる意識の回路(フラッシュバックという)の研究を行うことにする[23]。
スイスのサンドス研究所のアルバート・ホフマンがキノコからシロシビンを合成していたので入手し、オルダス・ハクスリーも参加し脳に関する研究を開始する[24]。ハクスリーは、これは『聖書』にある禁断の実で、意識の管理者は研究を阻止するだろうから[25]、ゆっくり研究をすすめるように忠告した[26]。当初は35人ほどで、ハーバード・サイケデリック・リサーチ・プロジェクトを組織し、内面の探求と精神を診断し変化させる探求を行った[26]。1960年12月、アレン・ギンズバーグが意識変革について学んできたので研究について知りたいといって訪ねてきて、一緒にシロシビンを服用して平和な世界をつくることを構想し、そのために脳の共感回路につなげる神経学上の革命を起こし、意識訓練センターをつくるという計画を考え、実践に移していった[27]。
ドラッグは、感覚を遮断するアイソレーション・タンクよりも、化学的に神経に作用するため再刷り込みの作用が強いと思っていた[28]。再刷り込みの可能な状態で神経細胞を刺激した価値観を何でも刷り込むことができるので、自分のなりたい人間になるよう自分で神経を制御すべきだと主張していた[29]。1961年3月には、コンコード刑務所で受刑者と大学の学生を交えたシロシビンを使った集団療法的なセッションを行い、2年で参加者の9割が出所し、再犯率を70%から10%に低下させ、生き方を変化させることが実証されたと思った[30]。1961年8月、応用心理学の国際会議で、人間の行動は文化に依��したゲームであり、家族ゲームや国家ゲーム、ティモシー・リアリーというゲームをプレイしているが、このゲームを断ち切る最も有効な方法は悟りを誘発するドラッグであると発表した[31]。
1943年にアルバート・ホフマンがLSDを発見した。これは強力な幻覚作用をもたらし、1950年代頃から精神医学では意識の問題を解明する切り札として期待された。
1962年春、LSDを通常量の100倍摂取し、神秘主義者になった医師のマイケル・ホリングスヘッドが訪れ、シロシビンはLSDに比べてたいしたことがないと嘲笑したので、リアリーはLSDは兵器として研究され評判が悪いと考えていたが試すことにする[32]。この体験は、すべてが自分の意識が作り出したものに過ぎないことを悟らせ、人々がアメリカに大量生産された操り人形であることに気づき、そして意識をエネルギーがダンスしているような状態に導き、生涯で最も強烈で、生き方を変えてしまうものであった[33]。
リアリーはLSDを研究に持ち込んだが、ケルマン教授らによる反対派がLSDが危険なドラッグであると主張して反対運動が起こった[34]。衝突を避けるために、アンドリュー・メロン家の女性資産家のペギーに出資をしてもらい、メキシコのジワダネホでサマートレーニングキャンプを行うことにした[35]。ジワダネホへ出発する前、反対運動の一件で麻薬取締局から検査官が派遣され知り合いになったが、彼がアメリカ中央情報局(CIA)が2500万ドルの予算でLSDの研究を行っているという極秘情報を教えてくれた[36]。これは後に洗脳の研究であるMKウルトラ計画として知られるが、計画のためのフロント企業の一つからケルマン教授は1960年に助成金を受けていた[37]。また、このころ謎のフェミニストのメアリー・イーノ・ピンチョット・マイヤー(1921-1964)[38]が、LSDを洗脳に使おうとしている人がいるけど、平和のために使おうとしている人もいるからLSDのセッションのやり方を教えて欲しいと連絡をとってくる[39]。
1962年夏、メキシコのサマーキャンプでは、エヴァンス・ヴェンツによる『チベット死者の書』の英訳本を幻覚版に翻訳しマニュアルとして用いた[40]。共同研究者のリチャード・アルパートは幻覚剤の体験によって、神秘主義の文献を真実であることとして理解できるようになり、なかでも『チベット死者の書』が体験を正確に描写した中心的な本であることが分かった[41]。このときは幻覚剤の代わりにアサガオのリゼルグ酸アミド[42]を使い、効果は周囲の人の行動で決まるセッティング理論を検証した[43] 反対派の圧力が大きいため、大学を離れて、東洋の研究家のアラン・ワッツやヒューストン・スミスらともに幻覚剤のセッションを行う機関を設立することにした[44]。「精神的自由のための国際財団」(IFIF:International Foundation for Internal Freedom) を設立し、文化によって習得した精神からの自由を訴えた[40]。『サイケデリック・レビュー』誌を出版し、国内全域に訓練センターの設置を計画し、世界最大のドラッグ研究機関、ドラッグ製造所になることが予測され、『ハーバード・レビュー』にお別れの挨拶をのせハーバードを去ることにした[45]。リアリーは、武器商人や第三次世界大戦を画策しようとする者による歴史の流れを変革しようと確信していた[40]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A2%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC
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2019年11月21日
YOSHIKI、誕生日サプライズ&セロのマジックに「夢みたい」 おめでとうございます。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174579
BAROQUE × THE NOVEMBERS、東名阪ツーマン開催間近「特別なツアーになるだろう」 https://www.barks.jp/news/?id=1000174629
cali≠gari × deadman、東名対バン3公演+共作音源リリース決定 これはヤバイねえ。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174671
Angelo、メンバー全員生出演による『FAUST』特番放送決定 https://www.barks.jp/news/?id=1000174673
gremlins×首振りDolls、20日の対バン“限定ギグ”ドレスコードが急遽決定? 結構広く深く話が進んでます。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174674
umbrella、地元大阪・味園ユニバースで10周年ワンマン決定「とても冒険だと思います」 おーもう10周年。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174679
Psycho le Cému × MUCC、「ふたりが出る台本を書いていいの?」 なんか凄く良いですね。本当。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174661
D、ニューシングル発売「一人でも多くの人にDの音楽と心が届くように」 徹底的に突き詰めてるなあ。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174446
YOSHIKI、SixTONESのデビュー曲をプロデュース うわーこれ凄い。大きくジャンルを超えたコラボだねえ。 https://www.barks.jp/news/?id=1000174794
[email protected] periodさん「これ凄くいい。 久しぶりに刺さった。 身の丈に合った感覚、自分自身の真価をしっかり見極める感覚において凄く重要だと思う。 どちらでもいい。」 https://twitter.com/eisuke_gp/status/1185410981465219072
舜 11/21UNCLOCK LOVERワンマン目黒ライブステーションさん「バンドやってる以上は必ずと言っても良いほど解散や脱退という事態に遭う。 当事者達にはすぐにはなかなか難しいかもだけど、 絶対前だけは向いていて欲しいな、と思います。 後悔することもある。苦しんでも仕方ない。 それでも前に進むことだけは諦めないでください🙇♂️ 音楽を音苦にはしないで。」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1185454565841227777
舜 11/21UNCLOCK LOVERワンマン目黒ライブステーションさん「音楽を音苦にしないようにねっていう言葉はウチのおかんがよく言ってた言葉です。 そんなおかんはとても元気で、音楽をいつも楽しんでいらっしゃいます😊✨」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1185484849315893248
Loweさん「こないだのライブで、明らかに場慣れしていない背の低い女の子がすぐ後ろにいたので前にどうぞって入れてあげたらすごく喜んでくれて、曲が終わるたびに振り返ってお礼言いながらガムとかお菓子とかティッシュ(?)とかいろんなものをくれたw またライブに来てくれたらいいな。」 https://twitter.com/LithiumStar1959/status/1185539894715633665
読売新聞オンラインさん「史上初、女性だけで宇宙船外活動…電気設備を交換 #科学・IT」 https://twitter.com/Yomiuri_Online/status/1185542373767557121
Keith Richardsさん「Happy Birthday, Chuck Berry A clip from Hail Hail Rock ‘n’Roll (rehearsals) 1987 with #JohnnyJohnson, #SteveJordan #JoeySpampinato. #hailhailrocknroll #fbf」 https://twitter.com/officialKeef/status/1185222570200698887
cnn_co_jpさん「性別は720種類、脳がないのに学習 特異な生命体、パリ動物園で一般公開」 https://twitter.com/cnn_co_jp/status/1185019979852406785
ムシニクルさん「#里親詐欺 #里親募集 無くならないネットでの里親募集や、虐待、転売目的の里親詐欺 善意で助けてくださった命を面識もない、飼育環境確認拒否、引き取りに行くことを条件にする輩に譲渡は危険です 身分証提示可、自宅へのお届け可、家族全員の同意可、脱走防止策万全か等、確認をお願い致します」 https://twitter.com/gX7bZyedilwoEWQ/status/1185211692633874432
BABYMETAL、3rdアルバム『METAL GALAXY』が米・ビルボードチャートで “坂本九越���”の快挙! すげえ。おめでとうございます。 https://www.m-on-music.jp/0000373369/
武井壮さん「社会でなく『教育』が良くない。学校での学習に『収入を高める技術や知識』が殆どない。大学や専門学校でも知識は教えても『収入を得る力』を与えられない。『つまらない授業』を『仕方なく受ける』教育から『生きる武器』を『手に入れに行く』教育に変えるべき時代だと思う。」 https://twitter.com/sosotakei/status/1186119616436719616
ジャリコ横綱さん「アメリカのハロウィンではこんなのがやって来るんだからスゲェ。」 https://twitter.com/wolvy20/status/1184866955779403777
*kaoruさん「今回の皇室の式典、税金の無駄使いっていうけど、あの鳳凰の細工や、十二単等みればこれらの技術継承という面があり、全てが無駄って訳でも無いと思うけど。文化の維持にはお金かかるもんだよ。なんでも無駄無駄いうのは、とても貧しい発想だと思うわ。文化が豊かな国って良い事だよ。」 https://twitter.com/kaoruchy/status/1186524802913161216
小林正典さん「ビックリマンがまさかの舞台化!! 舞台化だけでもビックリですが、何と御縁があって出演させていただく事になりました!! 世代どストライク!!!笑 久しぶりの舞台…ドキドキと不安が入り混じってますが精一杯頑張りたいと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ 宜しくお願いします!!」 https://twitter.com/kmasa1108/status/1187006763255484416
杉本善徳さん「なんか身近なところで話題になってたので、、、 「ネット時代のクリエイターやミュージシャンが得する権利や著作権の本( )」の119P〜でダンスの著作権について触れたなぁ…と。 この取材時も、すごく疑問に思ったんですよね。線引きの難しい問題だと今でも思うけど。 >RT」 https://twitter.com/ys1126/status/1186949188409364481
[email protected] periodさん「ええ話。考え方一つ。流石です。」 https://twitter.com/eisuke_gp/status/1187256168323809280
セクハラ告発の女子学生惨殺、校長ら16人に死刑判決 https://www.asahi.com/articles/ASMBS7GJMMBSUHBI039.html
ダイエースプレー生産終了にミュージシャン号泣! ロック・ビジュアル系文化を支えた栄光の歴史に幕 まさにひとつの歴史の終わり。 https://getnews.jp/archives/2253432
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林田の世界(初稿版)
第4話 カッコイイラップ
「うわー。これすごいですねー。どういう仕掛けで動いてるんですかぁ? 可愛いぃー。触ってもいいですぅ?」 猫らしきものと並んで立っている林田に俺は能天気な声で聞く。
今の俺は「休日にららぽーと豊洲にやってきたら大きな猫を見かけたので、遠目から写メるだけでは満足できず、直接話しかけにきたフレンドリーな人」という設定だ。 これで38回めのチャレンジ。
俺としてもそろそろゴーサインを出したいところだが、全ては林田の頑張りにかかっている。 頑張れ林田。猫ではない何かのために。 「この巨大猫ロボットNE-Co-NOW(ネーコゥナウ)は我々の団体が開発したスーパーアニマトロニクスという新技術を用いて、5,000年前に地上に存在した猫を再現したものです」 林田は口元にだけ笑みを浮かべ、殆ど息継ぎをせず、音程も変えずに話す。 「え、5,000年前の猫ってこんななんですか?」 俺は若干の警戒心と好奇心を混ぜ合わせた表情で尋ねる。 「我々の団体が明らかにした事実です。アメリカのシンポジウムでも発表されている確かなことなのですが、残念ながら日本では敵対勢力の妨害にあい」 機械音声のような平坦な林田の声が『敵対勢力』の部分で突然テンションが上がった時のジャパネットタカタ社長になる。てぇきったいぃ勢力っ! もちろん、これも俺の指導だ。 「この事実はもみ消されているのです。電通、博報堂、そしてNHKへの」 またしても『電通』、『博報堂』、『そしてNHK』の部分だけジャパネットタカタ社長になる。でぇんつー! はくほうどー! そしてえねっちけー! 「献金を我々の団体が拒否したための陰湿な嫌がらせです。我々の団体はこう言った嫌がらせにも負けず、こうして地道に人々と交流しているのです。巨大猫は5,000年前から存在し、今もどこかに存在し続けている。彼らは超高次元的存在、つまりはいわゆる高次元支配者、ハイルーラー達と交信できる電波塔的存在であるのだと、我々はお伝えしたいのです」 教えた通り、瞬きの数はできる限り抑えるようにしている。 油断するとディカプリオ皺を浮かべる奴の額も今は穏やか。 鼻から上には神経が通っていないと思えと散々注意したのがようやく実った。いい感じだ。眉と目はピクリともしない。 「10」という数字を時計回りに90度回転させたものを、2つ並べたら今の林田の目つきだ。 虚ろだ。実にいい虚ろさ。奴の目の中には無が広がっている。 「もしも世界の真実に興味があればすぐ側で我々の団体が主催するカルチャーセミナーを行っていますので、いかがですか。参加されている皆さん、全員、猫派でございますし。いつもは満席なので一般の方は参加できないのですが、ここでお会いしたのも何かの縁ですからちょっと本部にかけあってみますね。ちょっと待っててください」 「え、今からですか? すいません、今からはちょっと」 林田はスマホを取り出し、電話をかけるふりをする。本番では交通案内に電話するつもりだが、今はまだ練習だからそこはアテフリでいい。 「どうも。青年団豊洲支部班長の森田です。はいはい。そうです。今日のセミナーに飛び込みで1人入れますか?」 「すいません、あの」 俺が抗議の声を上げるふりをする。 林田は抗議の声を無視して話し続ける。そうそう。聞く耳は持たない。それでいい。 「そこを何とか。会場からすぐそばにいるんです。はい。はい。問題ありません。では参加費は私が立て替えておくということで。はい。ありがとうございます! ありがとうございます!」 林田はありがとうございますと大声で叫びながら激しくお辞儀をし、スマホを切るふりをする。 「おめでとうございます。セミナー参加、オッケーです。さぁ、ご一緒しましょう」 「いや、あの、ごめんなさい。結構です!」 「え、なんでですか? すぐ側なんですよ? あなたが参加したいっていうからわざわざ参加費立て替えたのに。なんで行かないとか言うんですか。あなたが行きたいって言ったんですよ」 そうだ。林田。 恩着せがましく。気の弱い人なら「私のせいなのかな?」と思ってしまうくらいの恩着せがましさで攻めて行こう。でも本当についてこられたら困るから、ギリギリの怪しさはキープ。ギリギリで怪しさをキープだ。 「言ってないです! やめてください! 本当に、本当に、そういう、宗教とか結構ですから!」 「宗教じゃないですよ。宗教なんかじゃないですよ。我々の団体はただのカルチャーセミナーです。基本的には無料の宗教法人ですが、この宗教って言うのはあくまでも便宜上でして、実際には素晴らしい思想に触れて、人々とささえあおうじゃないかと、つまりそういう意味での宗教ですから。あくまでも、名目上の問題であって、実際には宗教なんかじゃないんです。お料理教室とか、手芸教室とか、色々なセミナーを定期的に行っているんです。宗教ではないです。そういう団体ではありません。突然大声で宗教だなんだって、あなた失礼な人だ。いいですか、このスーパーアニマトロニクスを始め私たちの団体は様々な技術革新を援助している、画期的な、画期的な、団体なんです。芸能界にも我々の活動に参加してくれている賛同者が沢山いるんですよ。「ジュラシックパーク」に「アバター」、それに「クローバーフィールド」にも技術提供しているんです。エグザイルの何人かも我々のセミナーにはよく参加してくださっています。もちろん公にするとファンが押し寄せてしまって、本当に参加する資格のある方々が参加できなくなってしまうので、すべてクローズドイベントですが。それにロバート・ダウニーJrやシャロン・ストーン、ジョニー・デップ、スティーブン・スピルバーグ、ベネディクト・カンバーバッジも我々の一員なんですよ。そんな我々が宗教のわけないじゃないですか。我々は完全に健全で、完全に安全な、クリーンなセミナーです。今なら参加した方全員に食パン一斤、セミナー終了��のアンケートに答えてくださった方には暗いところで光るクリスチャン・ラッセンのポストカードをプレゼントしています。宗教ではありませんから。怪しい団体ではないですよ。とても健全なんです。猫好きの集まりです」 「もう結構です! 追いかけてこないでください!」 俺は林田から少し離れ、足踏みをする。 数秒の間、俺たちは無言で見つめあった。 林田は口だけが笑っていて、それ以外のパーツは麻痺しているように見える表情を崩さない。 さっき、ここまで来て表情を変えて不合格になったことを覚えているのだろう。 「……合格だ」 「うわー! やったー!」 「林田ー!」 林田と猫らしきものが揃って両手を天に突き立てるポーズをする。林田はともかくとして、猫らしきものは右前足を舐め舐めからの顔ゴシゴシ、左前足を舐め舐めからの顔ゴシゴシを繰り返していただけで、特に何もしてないんだけど。 「もうこのまま合格できないんじゃないかと……ホッとしたよぉ」 林田は身を前にかがめ、両膝に手をついて大きく息を吐く。 「頑張った甲斐あったよ、林田。『こいつにだけはついていっちゃいけない』『絶対に布団を買わされる』っていう空気がビンビンに伝わってきた。お前、そういう才能あると思う」 「ありがとう! ありがとう! 自分でも驚いてる! 自分の才能に驚いてる!」 林田は猫らしきものと両掌を軽く叩き合わせる、いわゆるセッセッセをしながら言った。仲良し。 「本番でもこの調子で行こう。あとこれ。忘れずに」 俺は電話台に置いておいたA4サイズの紙束−−タウンページくらいの厚み−−を手に取ると、その大体半分くらいを林田に渡した。 林田が俺が作り上げた「よくできた猫のロボットを餌に怪しげなカルチャーセミナーに人々を連れて行こうとする新興宗教の青年団の人・森田くん」の設定を飲み込むのに四苦八苦している間に−−森田くんの生い立ち、人間関係、大学で感じた孤独、幾つもの自己啓発セミナーを経て真理に目覚めた経緯など、設定は隙なく作り込んだ−−奴のパソコンを借りて作り上げた「何らかの新興宗教のチラシ」だ。「電波」「チラシ」「宗教」「やばい」などでググって出てきた画像を元に制作した。 何世代か前のインクジェットで出力したから、小さい文字や写真が絶妙に滲んでいる。それもまた味があっていいんじゃないだろうか。レーザープリンターでは出せない独特の風味だ。 「どうだ?」 林田はまじまじとチラシを見つめ、顔を上げる。満面の笑顔。 「キてると思う!」 俺たちは流川と花道を思わせるハイタッチを決めた。ヤマオーにだって勝てる。 「うぇーい!」と林田こと流川楓。 「うぇいうぇーい!」と俺こと桜木花道。 俺たちはペタンク以外の球技をし���ことがない。
俺は「9.11はアメリカの自作自演!」タスキを、林田は「今こそ核兵器の積極的拡散を!」タスキをかける。ドンキホーテで買ってきたパーティ用の無地のタスキに油性マジックで「これだ」と思える文章を書き込んだものだ。『自作自演!』と『核兵器』は赤いマジックを使った。 なかなか際どい球を投げたという自覚はある。 2人ともスーツ。俺の服は林田に借りた。ちょっと袖が足りないし、ウエストがちょっときついけど、まぁ仕方ない。 万が一知り合いに遭遇するという可能性もあるので、俺も林田も髪型はぴっちりした七三分けで、伊達眼鏡装備だ。 「さあ、おまえもこれを付けるんだ」 俺は猫らしきものにもタスキをかける。こっちには「NHKは毒電波を出している!」の文字。 ギリギリの球を投げている自覚はある。 俺たちはお互いの姿を眺め、思わず吹き出す。 「これは、絶対に、絶対に、話しかけたくないな」 ぶほぉ、ぶほぉと吹き出しながら林田が言う。 「借りに「あ、猫のぬいぐるみだー」って近寄ってきたとしても、タスキの文字が見えたらもうそれ以上近づいてこないだろ。俺なら逃げるね」 絶対に、絶対に逃げる。関わりあいになっちゃいけない臭いしかしない。 「仮に近づいてきたとしても、このチラシを渡してセミナーに勧誘すれば絶対に逃げ出すね。間違いないね」 林田が頷く。 「よし。じゃぁ、無事に準備もできたし、そろそろ出かけよう。ここからららぽーとまで行って、そこからぐるーっと海岸周りを歩いて、そんで戻ってこような。まだ陽も明るいし、きっと気持ちいいぞ」 俺、林田、猫らしきものの順で一列に並び、俺たちは「サザエさん」のエンディングの磯野家みたいなノリで玄関へ進む。あれは家に入るけど、俺たちは家から出るんだ。 ドアノブを握った時、俺は振り返って林田と猫らしきものに厳しい声で言った。 「このドアを一歩くぐれば、俺たちは今の俺たちとは違う俺たちだ。俺と林田が考えた架空の宗教団体、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会(ハイコズミックサイエンス・ハッピネス・リアライゼーション・カムカム)豊洲支部の青年団の団員と、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会が制作した、「ものすごくよくできた猫のロボット」だ。わかったな! 大宇宙支配者達に栄光あれ!(ヤシュケマーナ・パパラポリシェ)」 俺は両手の親指と人差し指をくっつけて三角形を作り、それを胸の前に掲げる。架空の宗教、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の神聖な誓いの動作だ。俺が考えた。 あらゆる邪気を払い、魂を清める動作であると同時に、架空の教祖オールマザー・バステトへの忠誠を示す言葉でもある。架空の教祖オールマザー・バステトは林田が考えた。設定上では去年の今頃に昇天され、ハイルーラー達の御元に導かれたということになっている。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田が続く。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 俺が繰り返す。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田がまた繰り返す。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 俺が繰り返す。だんだん楽しくなってきた���そういえば最近、何かを大声で叫ぶことってなかったかもしれない。 「林田ーなーう林田林田!」 努力は認めよう。 俺たちは架空の教祖オールマザー・バステトへの忠誠の言葉を徐々に徐々に大きくなる声で叫びながら林田の部屋から飛び出した。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 宇宙への、教祖オールマザー・バステトへの、深宇宙にいるハイルーラーたちへの信仰心が、俺のテンションを上げてゆく。 光り輝く星々と、謎めいたダークマーターが俺たちに力を与えている! この世の真理は大宇宙科学幸福実現協議会に微笑むだろう! 4時間後。 ドアを開けて部屋に戻るなり、俺は浜辺に打ち上げられたクラゲと化して、その場に崩れ落ちた。 右脇腹の奥で肝臓が「やめてください。死んでしまいます」と金切り声をあげ、ふくらはぎは「やめてください。死んでしまいます」と啜り泣いている。耳の後ろに心臓が移動し、鼓動が響くたびに毛穴から汗が流れ出した。 頬に触れるひんやりしたフローリングが気持ちいい。このまま意識を失ってしまいたい。 猫らしきものが部屋に入るのを待ってからドアに鍵とチェーンをかけた林田は、それでもう体力を使い果たしたらしく俺に続いてクラゲになり、壁に背中を預けてズルズルと座り込んだ。 「林田、なうなうなう、なうなう林田なうなうなう」 猫らしきものはどっかで聞いたことのあるリズムでそういうと、林田と視線を合わせるように奴の前に膝をつき、前足の肉球を林田の顔面に押し付け始めた。顔に白粉を叩く女の人みたいな感じでポフポフと。 例のあくびの途中で一時停止したような笑顔を浮かべていたので、おそらくは奴なりに「お散歩楽しかったよ」的感謝を示しているのだろうが、林田は肉球を顔に押し付けられるたびに「おっふ」「おっふ」と苦しげに呻く。やめてやれ。 「なう」 お。やめてあげた。 猫らしきものは俺の方に顔を向け、膝立ちでこっちににじり寄ってくる。やめろ。こっちに来るな。膝で歩くな。 「林田」 人違いです。 立ち上がって奴から距離を取りたいが、もう呼吸するのですら精一杯なのだ。 「林田、なうなうなう、なうなう林田なうなうなう」 猫らしきものは床にくっついてない側の俺の顔を、先ほど林田にしたように肉球で叩き始めた。痛くはない。風船で叩かれている感じだ。痛くはないが、疲れているんだ。やめてくれ。 抗議の声を上げようとするも、その度に肉球が顔を打つので俺も先ほどの林田のように「おっふ」「おっふ」としか口にできない。何回めかの「おっふ」で俺は先ほどから猫らしきものが口遊んでいるのがキャリー・パミュパミュの「ウェイウェイ、ポンポンポン」ってやつだと気がついた。曲名は知らんけど、林田が好きな曲だ。 じゃぁやはり、これは猫らしきものなりの労いなんだろう。飼い主のお気に入りの歌とともに「よくやったじゃないかぁ」と肉球パフパフをしてくれているのかもしれない。 「なう」 「おっふ」 しかしやめていただきたいのだ。 やがて猫らしきものは深々と頷いてからリビングへと消えていった。 奴にしかわからない何かに納得し、奴にしかわからない何かを満足させたのだろう。しばらくするとテレビの音が聞こえてきた。 『エブリディ! エブリバディ! 楽しんじゃおう��、コカコーラ!』 俺が知らない間にリモコンまで使えるようになっていたようだ。チャンネルまで変えているのが音でわかる。
猫が去った後、電気もついていない薄暗い玄関廊下に俺と林田の荒れた呼吸音が響く。音だけ聴くとダースベーダーの呼吸音で作ったカノンみたいだ。 目を開けているのも辛くて、俺は目を閉じ、しばし、ダースベーダーカノンを耳で楽しむ。本当は全然楽しくなんかない。ただちょっとでも気を紛らわせないと辛いのだ。主にふくらはぎがパンパンに張っていて辛いのだ。
シュッ、シュッ、シュッー、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。 シュッ、シュッ、シュッー、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。 シューコ、シューッコッコッ、シュココッ、シュコーッコーッコッシュココッ、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。
「お前」 ダースベーダーこと林田が弱々しく呻く。 「ググッとけよ、バカ」 ケツに何かが当たる。多分、林田が靴を投げつけてきたんだろう。やり返す体力も気力もない。そもそも林田の言うとり、今回は俺が悪い。 「実在するなんて思わなかった」 なんであるんだよ。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会。 「バカ、バカ、バーカ」 2つめ、3つめの靴が飛んできて、俺の背中や腰に当たる。林田も疲れているので力を込めて投げれないのだろう。痛くはない。 俺は「バーカ、バーカ」と俺を罵り続ける林田の声をBGMに、外で起きたことを回想する。どこで間違えたんだろうと後悔を噛み締めながら。 最初の2時間は計画通りだった。 遠くから写メを撮る人々はいたが、近づいてくる者は皆無。 たまに遠くから「きゃー! なにあれ、凄くなーい?」と若い女の子たちが走ってきたが、必ず途中でグループ内の警戒心の強い誰かがタスキに気がつき「うわっ! まじやばいって! あれやばいって! Uターン! Uターン!」と叫んで、方向転換していった。「東京コエー、東京マジコエー」と鳴く者もいた。 人々は俺たちを避けた。それはもう避けた。 「猫ちゃーん」と寄ってきた子供たちを、親御さんは「それはダメ! 絶対にダメ!」と叫びながら連れ戻した。まるで俺たちを目にしただけで、何らかの病気に感染するかのように。
俺たちは宗教に対する人々の偏見を目の当たりにした。 確かに。 確かに俺たちは猫らしきものをお散歩させるために、ちょっとアレな人たちを装った。 だが、ちょっとアレだからといって、ここまでの偏見と、嫌悪と、侮蔑の目で見られなければならないのだろうか? 俺はそう思った。 ちょっと普通とは考え方が違うだけで、ここまであからさまに侮蔑するとは何事だろうか。 例えば俺が丸坊主で、数珠を下げ、着物を着ていたとしたら、こんな風に反応しただろうか? あれだって変じゃないか。坊主にするとか、お数珠とか、変じゃないか。そんなことする必要ないのに。 何が違うっていうんだろう? 俺たち宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会は、宇宙は62のハイルーラーによって支配されており、地球の統治を担当しているのは31番めのハイルーラーである巨大な猫であると信じ��いる。 気まぐれな猫である我らがハイルーラーは1999年の夏に姿を消してしまい、以来地球はハイルーラー不在の無法地帯と化してしまった。ハイルーラーが去ってから、地球に「真に新しいもの」は生まれなくなったのだ。 教祖のオールマザー・バステトことローラ・マクガナンがミネソタにある彼女の実家の納屋で天啓を授かったのはちょうどその時。 ハイルーラーの声を聞いた彼女は、気まぐれなハイルーラーの地球への帰還を願い、祈りを捧げる活動を開始。それが宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の始まりだ。 極めて平和な宗教だ。血塗られた歴史もない。完全にクリーン。ただただ、星々を見上げてはハイルーラーの帰還を待っているだけ。 それなのになぜ、こんな目で見られなければならない! 筋が通らない! 血液型占いや星座占いの方がずっと悪質じゃないか! あれは人格を! 行動を! 運命を縛る! だが我々の宗教はハイルーラーの帰還によって、「真に新しいもの」が生まれなくなったこの世界を解放するという、いわば自由賛歌ではないか! ハイルーラーが全てを解放する! 俺たちの考えや信仰を理解してくれないのは構わないが、信仰の違いによって誰かを排斥したり、侮蔑したりするのは間違っている。そんなことはしてはいけないのだ! レイシスト! そう、こいつらはレイシスト! 理由もなく我々を差別する思想なき者たち! 大衆! 大衆という名の悪魔! 恥を知れ! 貴様らの偏見になど負けるものか! 大宇宙支配者達に栄光あれ! −−今になって冷静に思い返すと、俺は役作りを本格的にやりすぎたのだ。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の教義や歴史は俺と林田で考えたのだが−−大部分は林田のアイディアだ。あいつ「ドクター・フー」大好きだから−−、俺はのめり込んでしまった。度を越してのめり込んだ。 俺は何かの振りをしているうちにどんどん何かっぽくなってしまって、最初から自分が何かであったような気持ちになってしまうところがある。 以前よく行く電気屋で店員に間違えられてオススメの大型テレビを聞かれた時も「俺も客ですよ」の一言が言えずに、予算や部屋のサイズやテレビの使用頻度を聞いた上でビエラをお薦めし、「アマゾンさんの方がお安いんですが、今週の木曜日はポイントアップデーですから20%キャッシュバックになります。だから今日は買わずに木曜日にもう一度いらしてください。今、担当者をお呼びして、品物を取り置きさせますので」とまで言った。お呼びした担当者は始終微妙な顔をしていた。 俺はごっこ遊びで本気のポテンシャルを発揮するタイプゆえ、ここから先の展開は起こるべくしておきた悲劇と言えなくもない。
俺は「そこまでしなくていいじゃん。結構恥ずかしいんだよ、俺」と渋る林田と、見るもの全てに興味を惹かれていて首をあっちこっちに向けている猫らしきものを連れて、混雑するららぽーと豊洲の中に入った。
そして俺たちは練り歩いた。 混雑するららぽーと豊洲のノースポートエリアを。 センターポートエリアを。 サウスポートエリアを。 シップ1を。 シップ2を。 シップ3を。 シップ4を。 1階を。 2階を。 3階を。 俺たちは肩で風を切って歩いた。 人々は俺たちを避けた。 右へ、左へ、避けた。 俺たちが歩けばそこに道ができた。
俺たちは横一列に広がった。 −−ドワナ・クローズマ・アーィ−−。 俺の脳内でエアロスミスが「アルマゲドン」の歌を歌っていた。 俺の脳内で俺は公開時に散々馬鹿にしていた「アルマゲドン」の、散々バカにしていたブルース・ウィリスになっていた。 オレンジの宇宙服。ガラスのヘルメット。地球を救うために宇宙へと飛び立つ英雄。 −−フンフンフフ、フフフン、フン、フフ、アイ・ミィスィー・ユー、フンフンフフフフフフーン−−。 脳内エアロスミスがぼんやりと歌い続けていた。俺はあの歌をサビしか知らないし、「アルマゲドン」もブルース・ウィリスと仲間たちが横一列になって歩いてくるシーンしか覚えてないのだから仕方ない。 −−ドワナ・クローズマ・アァァァァーィイイィィィ!−−。 歌がサビに差し掛かると、俺の脳内エアロスミスのボーカルは元気になった。 まちがいなく、俺は、俺たちは、俺たち宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会は、偏見という名の巨大隕石に立ち向かう、勇敢な男たちだった。 今思えば、ここはあのラップとギターが格好いいやつの方が場面的にはぴったりだったのかもしれない。曲名は知らない。ギターが格好良くて、ラップが格好いいやつだよ。 ダラララッダラララッタ! キュィーン! ダラララッダラララッタタッ! コ、コ、ニ・カッコイイ・ラップガ・カッコイイ・ラップガ・ハイルンダゼ、マジデ、メェーン! ギュイーン、ギュイーン。 ナンカ・カッコイイ・ラップガ・カッコイイ・ラップガ・ハイルンダゼ・マジデメェーン! 何回か繰り返してからの。 ウォーク・ズィス・ウェーィ! 合いの手! ウォーク・ズィス・ウェーィ! 合いの手! ウォーク・ズィス・ウェーィ! っていう。曲名は知らない。かっこいいやつだよ。エアロスミスの。壁突き破ってくるやつだよ。
とにかくエアロスミスみたいに俺は叫んだ。ABCマートの前で。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田も叫んだ。サンマルクカフェの前で。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 猫らしきものもの叫んだ。4DXでマッドマックスを再上映中の映画館の前で。 「林田ーなーう林田林田!」 努力は認めた。 俺はそういうの、ちゃんと評価するタイプだから。 警備員の「お客様、困ります」の声は、宗教の自由という言葉を連呼して押しつぶした。 俺はスターをとった後に坂道を滑り降り、道を上ってくるクリボーやノコノコを虐殺するマリオだった。 そういった調子こきマリオがどうなるか、俺は忘れていた。 スターマリオは坂道を下りきったところにある崖をジャンプし損ねて、スター状態のまま死ぬのだ。 スターマリオタイムが楽しすぎて、顔を真っ赤にして怒りに震えている7、8人の男女が俺たちを取り囲んでいるのに気がつくのが、少々遅れてしまったのは、そういうわけだ。俺はスターマリオ。彼らは坂道の後の崖。
彼らは本物の宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部であった。 「あなた達は勝手にうちの団体の名前を使って、一体何をやっているんですか! バカにしているんですか!」 リーダーらしき人は確かこんなことを言っていた。お怒りはごもっともだった。 「公安ですよ。こいつら公安の回し者です。俺たちを挑発して、先に手を出させようとして���んです。その手には乗らないからな! 我々はお前達政府の陰謀には屈しない!」 腹心らしき人は確かこんなことを言っていた。彼はちょっと考えすぎのきらいがあった。 「こいつら、幸福の科学じゃないのか?」 後ろの方にいた誰かがこんなことを言っていた。幸福の科学に思わぬ流れ弾が飛んだ。俺は本当にごめんなさいって思った。 「とにかく、ちょっと一緒に来てもらえますか? 一体誰の差し金で、何の目的で、我々のことをバカにする真似をしたのか、説明してもらいます!」 「なう」 リーダーらしき人が俺の腕を掴もうと伸ばした手を、いつの間にか俺の隣に立っていた猫もどきがはたき落した。 リーダーらしき人は林田が猫ロボットを動かしたと思ったらしく、林田を睨みつけて「スイッチを切りなさい」と言い、もう一度俺に手を伸ばし−−。 「なう」 また叩き落とされた。 「ちょっと」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされ。 「いい加減に」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされ。 「しろって」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされた。 「なう、なう、なう、なう、なう」 猫らしきものはポフンポフンと肉球でもってリーダーらしき人の腕を叩き続けた。 俺と林田は「おい、よせ」「これは俺たちが悪いパターンのやつだ」と奴を宥めようとしたが、奴は「なうなう」と言い続け、リーダーらしき人を叩き続けた。痛くはなさそうだったが、屈辱的だったろう。 林田が「やめろって。こういうのは謝れば済むんだから」とうっかり言ってしまったのが、決定打だったのだ。 今思い返しても、あれは林田の一番悪いところが濃縮された発言だったと思う。 林田はちょっとああいうとこある。 きっと自分の子供が悪いことをした時に「ほーら。他の人たちに怒られちゃうよー」と言って「他の人たち」の神経を逆なでするタイプの親になるだろうと俺は常々思っている。今から矯正可能だろうか。……無理だろうなぁ。アラサーだもんなぁ。そう簡単に性格変えられねぇよな。 リーダーらしき人がなんと叫んだのかは覚えていない。というか聞き取れなかった。不穏な響きではあった。というのも集団の空気が切り替わったからだ。単なる怒りから、攻撃態勢へと。 そういうわけで。 俺たちは走った。 青春映画のワンシーンみたいに。 先頭は猫もどき。続いて林田、ほぼ横並びで俺。 ららぽーとからガスの科学館まで。 そしてガスの科学館から国際展示場まで。 さらにそこからまた別ルートでららぽーとまで。 俺たちは走った。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちに追いかけられながら。
宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちは本気で怒っていた。 俺たちは本気でビビっていた。 「悪気があったわけじゃないんです」 「本当にすいませんでした」 「本当にすいませんでした」 「本当に、本当に、もうしませんから」 「あなたたちの気持ちは痛いほどよくわかります」 「宗教差別って本当に幼稚です」 「日本人は宗教に寛容だなんて大嘘ですよね」 そんなようなことを時々振り返りながら俺と林田は宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちに向かって叫んだが、帰ってきたのは罵声だけだった。 俺なりに彼らの辛い状況は理解していたというか、自分的にはむしろ俺は彼ら側だと思っていたので、彼らから 「ちくしょう! 少数派だと思ってバカにしやがって!」 「宗教相手なら何やってもいいと思っているんだろう!」 「大嫌いだ! 大嫌いだー!」 「いじめっ子ー! キリスト教や仏教は��カにしないくせに! 腰抜け!」 「Youtuberかニコ動のクソ実況者かまとめサイトか! どのクソ野郎だ! 新興宗教をからかって遊んでみたら人生オワタとでも書くつもりか! アフィ野郎!」 「面白いか! 俺たちを指差して笑って、それで面白いのか! 自分たちが同じことをされたらどんな気持ちか、考えろ!」 「俺たちも人間だ! 人間なんだ!」 「新興宗教と押し売り犯罪集団を同一視してんじゃねぇ!」 という言葉が投げつけられるたびに心が痛んだ。 言いにくい名前のお婆ちゃん魔女先生に戦いを挑まれたスネイプ先生の気持ちだった。 猫もどきは俺と林田の1メートルくらい前を、俺たちの方を向いて後ろ向きに走っていた。両手はだらっと下げたまま、足だけがミシン針みたいに激しく上下していた。あれっぽかった。アイリッシュダンス? っていうの? 下半身だけで踊るやつ。あれっぽかった。 そして笑顔だった。外で走れるのが楽しくてしょうがない感じだった。奴にとっては最高の散歩になったのだろう。 俺たちは1時間近くあっちこっちと走り回り、なんとか追っ手を巻いて、ようやくここへ戻ってきたのだ。もう当分ららぽーとには行けない。 「もうだめだ。動けない」 林田が呻く。 またしてもしばしのダースベーダー呼吸音のカノン。 それを破ったのは猫らしきものの足音だった。 目を開けると、2リットルサイズのコーラのペットボトルを両手で抱きしめるようにして奴は立っていた。 「なう」 奴は林田の前に歩いて行くと、ペットボトルの開け口を林田に向ける。 「なう」 どうやらキャップを開けて欲しいらしい。飲むんだ。コーラ。猫が。いや、猫じゃないけど。 「今、疲れてるから」 林田はかすれた声でそれだけ言う。猫らしきものの耳が少し倒れる。 猫らしきものはまた俺に顔を向ける。 「林田」 人違いです。 「なう」 猫らしきものは俺の方にもキャップを向ける。 「無理。疲れてんの。後にして」 猫らしきものの耳がまた倒れる。 「なーう」 奴はキャップをその尖った歯で噛み始めた。カッカッカッカッという軽い音が響く。奴は右から、左から、時にはペットボトルを持ち直したりもして、キャップを歯で開けようと試みたが、結局はどれも失敗した。 「林田」 吐き捨てるように猫らしきものは言い、ペットボトルを廊下に投げつけた。イライラすると物に当たるタイプのようだ。ペットボトルは軽くバウンドして、玄関の方に転がってゆく。衝撃で中身が泡立ったのが見えた。あれじゃぁ開けた時、大惨事になるな。 猫らしきものは俺たちに背中を向け、リビングへと消える。またテレビの音が聞こえる。 『エブリディ! エブリバディ! 楽しんじゃおうぜ、コカコーラ! 疲れた気持ちもスカッとふっとばせ!』 あぁ。あのコーラ、自分用じゃなくて俺たち用だったのか。 なんだ。あいつ、結構、気を使えるタイプなんじゃないか。 「なう」 猫らしきものがまた戻ってきた。 また何かを抱えている。コーラではないけど、大きさはそれくらい。 お醤油だ。お醤油のボトルだ。 猫らしきものは首を右に傾けて、歯でキャップをカッカッカッと弄る。 力を込めて捻らないといけないコーラのボトルとは違い、お醤油のキャップは簡単に開いた。 猫らしきもの、満面のスマイル。 「林田。なーうー」 まさかそれを俺たちに飲ませようとはしてないよな。コーラの代打をお醤油に務めさせようとはしてないよな。似てるのは色だけだぞ。
まさかだった。 猫らしきものは身動きが取れない林田の前まで歩いて行くと、「となりのトトロ」でカンタがサツキに傘を押し付けた時のように−−「ん!」「ん!」ってやるあのシーン−−林田にお醤油を押し付けた。 林田は口を固く閉じ、首を横に振り続けた。 猫らしきものは「全く解せない」というようにお醤油と林田を交互に見た後で、お醤油のボトルを林田の頭の上で、ひっくり返した。 「ちょ、ま、待てよぉ」 木村拓哉の下手くそなモノマネみたいな林田の声は、お醤油の流れ落ちる音で止められた。もし林田が寿司だったらシャリが崩れて箸でつかめなくなるくらい、林田はお醤油でひたひたになった。 ただでさえ疲労困憊しているところに、この仕打ち。 林田は完全に打ちひしがれ、うつろな目で天井を見上げて「もー」とキョンキョンみたいな口調で言った。 お醤油の中身が半分になったところで猫らしきものは、勿論、俺を見た。 「林田」 人違いです。
ちょ、ま、ちょ、ちょ、待てよ。
もー。
前話:次話
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#素晴らしい #よくできました #マジック全脳活性教室 https://www.instagram.com/p/Bxtzr0lDexm/?igshid=1cixypr71fxxd
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#マジック全脳活性教室 瞬間記憶 母も娘に負けていられません! https://www.instagram.com/p/BxtxpX8jwe7/?igshid=1dqnh9av99fav
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#マジック全脳活性教室 今日もサイコロの色を当てました! https://www.instagram.com/p/Bxtvd7OD70i/?igshid=a20z1cvdb2da
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着きました〜。 #マジック全脳活性教室 https://www.instagram.com/p/BxttdmBDmTy/?igshid=1f15176kq9ml3
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今、向かっているのは、 #マジック全脳活性教室 こちらは、先週の様子。 電卓を使ったマジックに挑戦。 https://www.instagram.com/p/BxtphuejJ6p/?igshid=ofhrm06u9hvf
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なぜ、ノエルに直感力があるのかはよくわかりません。 ランダムに混ぜた白いケースの中から、赤いサイコロを見つけるのが得意です。 アタマで考えなくても、カラダがスッと動くのかな。 「ねぇ、のんちゃん。どうして、赤いサイコロがこのケースに入ってるって、わかったの?」 今度、ゆっくり聞いてみようかな。 理由なんて、ないのかな。 #マジック全脳活性教室 #直感力 https://www.instagram.com/p/BxpsmQZAYOu/?igshid=mq56yzx4tjn8
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ぜんぶ、正解! お茶の子、さいさい。 #マジック全脳活性教室 #瞬間記憶トレーニング https://www.instagram.com/p/Bxa0IdJgTsD/?igshid=9zxx2deaj09z
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ねっ、100点満点でしょ! #マジック全脳活性教室 #100マス計算 #高速処理トレーニング https://www.instagram.com/p/BxaynOuAbVG/?igshid=1ovvbh336j3ga
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ほらね。パーフェクト、100点満点でしょ。 6分35秒。 もっとスピードアップできるかな。 #マジック全脳活性教室 #100マス計算 #高速処理トレーニング 考える力を強化しながら、スピーディーに「言う」「書き出す」「行動する」ことで、処理能力を高めます。 脳をフル回転して、眠くなってきたけど、ママも眠そう。大丈夫かなあ。。。 お母さんは、ひとり、何役?☺️ https://www.instagram.com/p/Bxax19oATkr/?igshid=1egyw9rfvp1fo
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私が読んでいたプリントは、これ。 萩原朔太郎の「竹」。 声に出して、読んでみてね。 「音読」はコミュニケーション能力を高めるんだって。 言葉の響きを大切に考え、イメージしながら詩を音読・輪読すると、いつも竹林の���かにいるような気がして、竹や土の香りまでしてくるから不思議! #マジック全脳活性教室 #コミュニケーション 能力を育てる https://www.instagram.com/p/BxawWJkA7Vf/?igshid=1vyoqine6ok7y
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ねっ、今日も100点満点。 はなまる💮 #マジック全脳活性教室 #自閉症だって何でもできるもん https://www.instagram.com/p/Bxauwo7Ar1I/?igshid=1wmjc25gxs9o1
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