#予定外の妊娠
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ari0921 · 4 months ago
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和七年(2025年)2月23日(天皇誕生日)弐
       通巻第8666号 
 ペンタゴン高官五人を解任、民間業者5400人解雇
  チェーンソーのごとく、無駄の削減に伐採音が鳴り響く米国
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トランプ大統領が言い放った。「ゼレンスキーにはうんざりだ。バイデンの三年間、かれは何をしていたというのだ?」。彼の支持率は4%しかない」
ウクライナは米国の要求した鉱物資源開発権を拒否から承認へと立場をかえた。マスクが「それならスターリンクの提供をやめる」と条件をつけたらしい。
またウクライナのポロシェンコ前大統領は選挙を「10月26日におこなう」とした。なぜ10月26日なのかの根拠は示されないが、ウクライナの選挙の難題は海外にいる数百万の有権者をいかに投票に繋げるかということだろう。英誌『エコノミスト』が「もし、いまウクライナで大統領選挙が行われたら、ザルジニー前司令官が65%の票を集める」と予想したという情報がある。
さてトランプは、統幕本部議長のチャールズ・ブラウン(黒人二番目の大将だった)の解任を発表し、ダン・ケイン退役空軍中将を後任に指名した。
さらに「『ミラー派』に繋がる高官五人をつづけて解任する」とした。リザ・フランテッツテ(女性初の海軍作戦本部長)、ジム・スライフェ(空軍司令)などがリストにのぼっている。またペンタゴンと契約企業の5400人を解雇した。
すでに1月28日、ピート・ヘグセス国防長官は、反トランプのミリーを要人警護の対象から外し、機密情報へのアクセス権限を取り消した。そればかりかミリーの在任中の行動などを調査するよう指示した。
前日にヘグセスはブラウンとあったばかりだった。ペンタゴンの高官らの解任理由は「軍の効率化、戦える軍隊の再建」だが、ミリー前統幕本部長は、トランプを「ファシスト」呼ばわりし、軍内のWOKEに関心が深く、またDEI政策を進めた。つまりトランスジェンダーも入隊させ、アフガニスタンでは無様な撤退を演じた。
潜水艦に乗り込んだ女性兵士は帰還時に多くが妊娠していたり、戦闘現場に女性兵士を送り込むと能率が下がった。あまりのことに、白人の軍人家庭は三代続けて軍人になったが、孫たちを軍に就職させない現象がおきた。能力ではなくWOKEの理解派��DEIが出世の基準となったため、黒人という理由で能力がある白人軍人たちを飛び越えて昇進した。バイデンのDEI政策の狂気とも云われたが、民主党政権の軍認識はそのていどのものだった。
アメリカの多くの有権者はドラスティックな改革を望んでいる。うんざりしたのは「コメディアンではそこそこ成功しただけのゼレンスキー」(トランプ)ばかりではなく民主党の腐敗した執行部だった。トランプは公約したことを実行しているだけである。
ジョン・ダン・ケイン新統幕本部長は、F16のパイロット出身で退役空軍中将。2021年からCIA軍事担当副局長を務めた。それまでにも国防次官補(調達・維持担当)の特別アクセスプログラム中央事務所長、現役時代は統合タスクフォース「生来の決意作戦」の副司令官だった。
ケインはバージニア軍事大学を卒業し、経済学の学士号を取得している。
 面白い世論調査がある。
 YOUGOVという世論調査期間が5000人のアメリカ人に聞いた。トランプとゼレンスキーと、そしてプーチンと誰が『独裁者ですか?』
 
 平均的な回答
 ゼレンスキーが独裁者  22%
 トランプ        41
 プーチン        71
 民主党支持者に絞り込むと
 ゼレンスキー      15%
 トランプ        68
 プーチン        83
 共和党支持者はまるっきり逆で
 ゼレンスキー     33%
 トランプ       11
 プーチン       68
 さてどちらが独裁者かというのは判定基準によるだろう。
 トランプは正式に選挙で選ばれたが、たとえ大統領命令をだしても、一方的に高官を指名しても議会が反対すれば成立しない。軍をかってに動かすわけにも行かず、州兵動員も州法の改正もアンタッチャブル。大統領権限の埒外である。トランプを批判するメディアは健在で表現、報道の自由は確保されている。
 他方、ゼレンスキーは選挙の洗礼を受けていない。かれを批判するメディアはウクライナに存在しないし、野党は11の政党が解散を命じられている。このように最低の民主主義の判断基準から言ってもトランプが独裁者という事実はない。左翼の情報操作ということが分かる。
 ▼土産はチェーンソーだった
ヴァンス副大統領は保守政治行動会議(CPAC)で次の演説を行った。
「若い男性への私のメッセージは、男性だから、冗談を言うのが好きだから、友達とビールを飲むのが好きだから、あるいは競争心が強いからという理由で、あなたは『悪人』だという(面妖な)メッセージを、この壊れた文化から受け取らないようにすることです。文化的なメッセージは、男性であろうと女性であろうと、すべての人を同じように考え、同じように話し、同じように行動する両性具有の愚か者に変えようとします。私たちは、神が男性と女性とを目的を持って創造したと考えています。皆さんが若い男性として、若い女性として成長することを望んで
います。そして、私たちは公共政策を通じてそれを可能にするよう支援します」
大統領選挙では若い男性(18歳から29歳)の49%、男性全体で54%がトランプに投票した。
 恒例の「保守政治行動会議(CPAC)」に登壇したのは副大統領のほかにスティーブ・バノン、イーロン・マスク、ゲストがアルゼンチンのミレイ大統領だった。ミレイは「おみやげ」と言ってマスクにチェーンソーを贈呈した。「斬って斬って斬りまくれ」というわけだ。。
そして斬りまくっている。最初に手をつけたのはUSAID、ついで教育省の幹部55名、この勢いはさらに増した。連邦政府機関のすべての部署に設置されたDEI関連ポスト閉鎖である。すっきりした。
 起業家のイーロン・マスクが率いる政府効率化省(DOGE)のもと、各省庁で政府職員の解雇が進み、波紋が広がっている。
 国防総省は声明で、「効率性を高め、大統領の優先事項と部隊の即応性の回復に再び焦点をあてるため、職員を5~8%減らす」と述べた。
 現在、連邦政府の7万5000人が退職勧告に応募している。
 女性報道官は27歳の才媛キャロライン・リビット女史。CPACに登壇して若い女性に「夢を捨てず自分を信じることが大事」と語りかけた。
 「トランプ大統領が作り上げた素晴らしい内閣を見てください。アイデンティティ政治には関心がありませんが、大統領は米国史上初の女性首席補佐官スージー・ワイルズ氏を任命し、農務長官にはブルック・ロリンズ氏が就任しました。内閣全体を見渡してください。素晴らしい女性がいます。教育省を率いるリンダ・マクマホン氏など、女性の閣僚リストは尽きません。」
 意気消沈の民主党は牙城がカリフォルニア州だが、ロス大火の責任問題が議論されたロスでは、2月23日になってバス市長はレスビアンの消防局長を解任した。バス市長自身は、当日南アフリカへ訪問に出かけていたが、その責任を転嫁するかたちとなった。
左翼メディアも意気消沈している。このトランプ改革の勢い、どこまで続くか?
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misatovan · 6 months ago
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里帰り出産のために実家に帰って来た。出産予定日は2月なのでたぶん一般的には少し早いのだけれど、結構遠いし、わたしの住む町は雪も降るので、ひどくならないうちに運んでもらった(夫の運転で連れてきてもらった)。夫は実家に2泊してくれて、犬がいちばんはしゃいでいた。帰りが一人なので少し心配していて、無事家に着いたということで、ほっとした。
妊娠して以来、夫にたくさん支えてもらったから、離れるのは心細い気持ちがある。結婚して10年以上経って、そう思えるのは幸せなことだなとも思う。推測だけど、夫はどちらかというとわたしよりも腹の子と離れるのが心配なんじゃないかなという気がした。それはそれで幸せなことだし、申し訳ない気もする。ただ産前産後の諸々を考えたら、やっぱり里帰りの方が良いかなと思ってわがままを言わせてもらった。母が「みさとが長く家に居るのが嬉しい」と言っていて、そういえば結婚して以来、最長の里帰りになるんだなと思う。この10年、実家にはずいぶん寂しい思いをさせてしまったのかもしれない。いろいろ考えるときもあるけど、ともかくしばらくのんびり暮らして、無事産んで帰りたい。
今日は転院先の病院で初めての診察だった。優しそうな先生で、エコーも丁寧に診てもらえたのでほっとした。古い病院だからエコーの画質はこれまで通っていたところと同じぐらいかなと思っていたが、結構しっかり子どもの横顔が見えて、嬉しい。胎児は相変わらず大きめだが異常なさそう。わたしは血圧が高かったので、念のため朝な夕なに測ってくださいとのこと。妊娠高血圧怖い……。血圧計が実家にあったので借りた。初診で予約外だったので朝9時過ぎに家を出て帰宅したのが午後2時ぐらいで、さすがに疲れて夕方までパタリと眠ってしまった。
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ashi-yuri · 8 months ago
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Mouthwashing 「ある医務室の記録」
アーニャに関するごく短い掌編
<出航1週間前>
「1年ってだいぶ長いじゃない。よく受ける気になったわね。」
「かなり迷ったんですけど、終わったらいい額の臨時ボーナスが出るって。それなら奨学金の返済が楽になるし、今後のことを考えたらいいのかなって。」
「そうなの。まあ、部門縮小の噂もあるし、もらえるうちにもらっとかないとかあ。長期航海は小規模チームでも短期とはまたべつの大変さがあるから、いろいろ気をつけてね。」
「はい、メンバーはベテランぞろいらしいんですけど。自分は長期ははじめてなので、船医としてやっていけるかちょっと不安で。」
「あんまり根詰めないほうがいいのよ。そうだ、帰ってきたらお祝いに、このまえ本社のそばにできた、話題のちょっといいパフェごちそうするね!」
「気が早いんじゃないですか?でも……ありがとうございます、楽しみです。帰って来た時も、まだお店あるといいな。」
「確かにねえ。」
<発見3日後>
「そこ、3号、鼻から血を流してるほうの奴な、バイタル記録みたら二人分らしいぞ。」
「そっすか。」
お得意さんからまわってきた孫請け仕事の事故処理現場は、思ったよりきれいで助かった。ロケットの損傷は軽微、現場の保存状況は良好、内乱で死んだらしい死傷者たちの外傷・腐敗は最小限で済んでいる。空気が漏れた宇宙船の破裂した人体ほど悲惨なものはないから、だいぶ運がよかったものだ。その分、苦悶の表情がよく見える。
けれど、その表情の先を読み取ることはしない。仕事を続けるためには必要なことだ。それが自分の仕事。それで金を受け取っている。3号の顔は物言わず虚ろなまま自分を見つめ返す。この船はもうすぐ爆破処理される。船は会社が抱き込んだ査定員のもとで保険金へと変わり、その金は会社と遺族へ引き渡されるだろう。仕事は終わり、金だけが巡っていく。
あなたは必要なものを受け取った?
<衝突30分前>
銃だけは、ぜったいにあの男に渡してはいけない。
緊急避妊薬の使用期限は過ぎてしまった。どうしてバイタルチェックを見逃してしまったのだろう。ピルは飲んでいたはずなのに。でももう泣き言は通らない。結果だけがすべてだ。妊娠したことを告げたとたん、あの男はふらふらとなにも言わずに立ち去った。
ふしぎと驚きはなかった。期待していたわけじゃない。予想しなかったわけじゃない。けれど、強い失望だけがそこにあった。
不安とさみしさとプレッシャーの中で、あの男と関係を持ってしまったことをどれだけ悔いただろう。こちらを馬鹿にしたような素振りも、身勝手な欲望もイヤで仕方なかったけれど、決して私のことを見ることのない昏い瞳が見つめる先にいるときが、この逃げ場のない宇宙船の中での逃げ場所だった。
でもいまは、それ以上に嫌な予感がする。去る時に見た焦点の合わなかった目は、もうなにをしでかすかわからない気がした。
自分はあの男のメンタル不全の兆候を見逃したのではないか?同じく失調気味で、あの男のことに関してはまったく頼りにならない船長に、彼のメンタルチェックを任せたのは適切な判断だったか?船長の「異常なし」の所見を、本当に信じてよかったのか?精神を崩した患者に、過剰なショックを与えたとしたら……
ドンっ、と強い衝撃が襲う。バランスを崩した身体が床に叩きつけられた。
<過剰投与3日前>
『船医であるあなたが、船員のこころと体を守るの。完璧はむりだけど、せめて船を動かし続けられるように。だから、絶対に医務室では主導権を渡してはだめ。医務室の主はあなた。どんなベテランだろうと船長だろうと、みんな等しくあなたの患者なの。患者の健康管理があなたの責任。わすれないでね。』
先輩の言葉が今さらよみがえる。ここは、医務室は、もう私の場所じゃない。部屋の中央で船長だった肉塊が苦しみの声を上げ続ける。それを聞くことがつらくて、あの男に鎮痛剤の投与を任せたら、ずっとこの部屋に入り浸りはじめた。私のことも、お腹の子のことも、一度も口にせずに、船長の包帯を巻きなおし、薬を飲ませ、甲斐甲斐しく世話を焼き続ける。本当は、あの男を追い出して、私がしなければならないことだとわかっている。船長には船長として、船医には船医としての役割と責任がある。でもその苦しみを引き受ける気には、どうしてもなれない。
船医なのに、自分自身も、船長も、あの男も、この子のことも、だれの健康も守れなかった。
今となっては、この船全体が病んでしまった。船内はどこに行ってもアルコール臭いマウスウォッシュの臭いが漂い、きもちわるくて吐きそうだ。もうずっと、だれにも言えないけれど、気分がわるくてきもちわるい。媚びを売るようにして手に入れた鎮痛剤は、私ではなく船長のためのもの。食事管理もバイタル管理もなくなって、もうこの船に健康なんてどこにもない。
医務室の椅子に座って、うめき声とあの男がなにかぶつぶつ言う独り言を聞きながら、ただ失敗した、責任を果たせなかったという考えだけが頭に浮かび続ける。
<過剰投与3分後>
くるしいくるしいくるしい。
だけど最高に気分がいい!!
ロックのかかった医務室の中、なすすべなく横たわる船長と自分だけがここにいる。
今、ようやく、この部屋の主は私だ。だから私が患者の、自分の生死を決める。
あの男が逃げ出した責任、私の果たせなかった責任、すべてが身を苛んであまりにも苦しい。この身体もお腹にいる子も生きたいと叫び続けているのに、私はもうこの苦しみに耐えられない。
鎮痛剤を船長に分け与えれば、この意味のない苦しみを終わらせられるだろう。けれど私はただ、私に終わらない苦しみを与えたあの男と船長が、より長く苦しむことだけを願っている。希望のないこの場所で、生き続け、苦しみ続けることを!!
……私はどうして、医療の道へ進もうと思ったのだろう。
もう悲しくはないのに涙があふれる。口の中を埋めつくす味のしない薬を噛み砕きながら、食べに行くことのなかった生クリームと果物たっぷりのパフェのことを思い浮かべた。
あとがき
誰にもかえりみられることもなく失われたものと彼女の責任について。
労働SFが好きなので、被害者としてだけでなく労働者としてのアーニャ見たかったなあと思ったので書きました。満足。
被害者としてのアーニャについてはこちらの考察を参考にさせていただきました。深く感謝。
【Mouthwashing】感想+考察|鹿
なお、後半アーニャが自分のことをひどく責める描写になってますが、男女比率の偏った孤立しがちでプライバシーも確保できないろくでもない労働環境(会社がわるい!)と不測の事態のなかで、非熟練者なのに頑張ったと思ってます。
いつかおいしいパフェを食べてほしい。
(おまけ)
ジミーとカーリーに関する所見+Mouthwashing感想
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tokyomariegold · 2 months ago
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2024/11/18〜
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11月18日 今日からお昼休みを挟んだ勤務時間になった。 やっぱりお昼休みは何をすれば良いのか分からなくて、焦ってお散歩をするしかできなかった。
直属の上司はいつまでも私が午前中までの勤務だと思っていたのか、午後も私がいることに少しぎょっとさせてしまった気がする。 午後はすぐに席を立って外に出てしまい、少し早めの私の退勤時刻まで戻ってこなかった。 今日は人がたくさんいたのに、とても職場が静かに感じた。みんな何をそんなに仕事しているんだろう、と思いながらずっと死にたかった。
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明日からとてつもなく寒くなってくる予感をちゃんと感じた1日で、寒さに体力を持っていかれて吐き気と頭痛と目眩祭りな例年の冬を思い出す体感で帰宅している。
昨日の哲学対話が楽しかったみたいで、次回の哲学対話の予定をインターネットで検索したり、永井さんの出演されているポッドキャストを聴き始めている。
半分日が暮れた最寄駅に着くと、もうだいぶ寒いのにバス停のベンチで制服姿の女子高生がチョコモナカジャンボ片手にiPhoneを触りながらバスを待っていた。なんかよかった。もしかしたらバスなんて待ってなくて、チョコモナカジャンボを食べていただけなのかもしれないし、私は自分がお腹が空いているのに気がついた。
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11月19日 職場の方々がみんな揃って咳き込み始めている。
職場の木々は葉の色づ��が一段と深まって、朝は赤い葉をつけた木と青空に白い月が出ていた。今シーズン初めてコートの中にダウンを着たけれどそれでも寒くて、明日は手袋を装着しようかな、と思いながらamazonで冬物のズボンを注文した。
お昼休みに同年代の2期下の方と、9月から入職された方と少しお話をした。 2期下の方から、次の1月から産休と育休に入ることを告げられて「えっ!!」と大きな声を出してしまった。おめでとうございます、と驚いたまま伝えて、みんな人生をしている…といつも通り思って、午後はなんか震えが止まらなかった。
ちょうど自分自身の妊娠や出産のことを(生まれて初めて!)考えたところではあったので、人生合戦だとしたら負けている、と思ってしまった。
「戻るのは再来年の5月なんですけど、それまで◯◯さん(私の苗字)いますよね…?」、「産まれたらまた家に遊びにきてください!」などと言っていただき、きっといるはずです、と答えながら、本当に再来年もこのままだったらどうしよう!と思っている。
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今日は向かいの席の方が春ぶりに出勤していた。
職場に行くモチベーションを少しでも上げるために、きのこの山とたけのこの里のファミリーパックを買ってご自由にどうぞお菓子コーナーに置いてみた。どっちが先になくなるかみてみたかったけれど、こうゆう時に限って、どちらもずーっと残ってる気がする。
とにかく今日も他人の人生の出来事��驚かされてた。 今日の私の人生の出来事といえば“せ”と打ったら、以前は予測変換に“摂食���害”が一番にでてきていたけれど、最近は“摂津本山”になったこと位。
お昼休みにジャン=ポール・エヴァンの紙袋を片手に歩く人とすれ違い、こんなところで!!と、今いるここはジャン=ポール・エヴァンから何キロ離れているんだろう、と考えたりした。
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kennak · 6 months ago
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7月に公開された映画『先生の白い嘘』が、2年前の撮影時に、俳優が求めたにもかかわらずインティマシー・コーディネーター(性的な接触や行動をともなうシーンを調整する専門職)を入れなかったことで話題になった。映画制作の現場が、俳優の安全や尊厳を守る方向へ変化する過程で生じた出来事だったが、風当たりの強さは、世の中の意識変化を逆説的に物語った。 鳥飼茜(43)による原作の同名漫画は、性暴力がいかに人間の尊厳を削り取るかを描く。鳥飼はこの作品以外にも、男女間で認識のずれや対立が生じているテーマを真正面から、しかも多くは青年誌で描いてきた。現在連載中の作品では、10代の予期せぬ妊娠と、いわゆる“射精責任”を扱う。「男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事」と言う鳥飼は、漫画で何を伝えようとしているのか。(文中敬称略/取材・文:古川雅子/撮影:馬場磨貴/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 汚い部分もきれいな部分も「全部見せる」 映画『先生の白い嘘』の“炎上”は、原作者である鳥飼をも相当に悩ませた。大勢の人が関わる映画の現場を、原作者の価値観に染め上げることはできない。鳥飼は、のちに発表した声明で、映画になることは光栄だし、完成した映画は真摯につくられていたとした上で、「自分はこの漫画を描くとき確かに憤っていたのだ。ひとりの人間��して、ひとりの友人として、隣人として、何かできることはないかと強い感情を持って描いたのだ。それはある意味特別で、貴重な動機づけだった」と綴った。 漫画『先生の白い嘘』は、2013年から2017年まで「月刊モーニング・ツー」に連載された。主人公は、友人の交際相手からレイプされた過去を持つ高校教師。屈託を抱えつつも、その人物の支配から逃れることができずにいる。 「子どものころからレイプがものすごく怖かったんです。漫画にしろ映画にしろ、昔はもっと気軽にレイプシーンがあったんですよ。よくわかんないけど怖い目に遭っていて、女というだけでその可能性があるというのはすごく怖いことやなと思ってて。大人になって、とうとう本当にそういう目に遭った人が、私のまわりに現れるんですね。ある人から相談されたとき、私はむちゃくちゃ憤って、警察に届けるべきだ、絶対に闘うべきだ、私はずっと味方するって」 加害者は顔見知りだった。 「相手は仕事関係の人で、彼女が言うには、自分もよく思われたい気持ちがあって、そういう雰囲気づくりに参加していた部分があるかもしれない、だからどこまで責任があるか、追及されたらわからないって。これか、と思ったんですよ。レイプって、まったく知らない人にボコボコにされるものかと思ってたけど、違うんだって」 被害に遭った女性が抱く、自分に1ミリでも隙や「媚び」があったら、合意がなかったと主張できないのではないか、というおそれ。実際、強姦罪(2017年に強制性交等罪、2023年に不同意性交等罪へ改正)の不起訴率は高かった。 「でも、いや、待てよ、と。犯罪になってもならなくても、起きたことは同じですよね。そういう目に遭っているのは彼女だけじゃないし、起きていることを誰かが記録して、テーブルに載せないといけないと思ったんです」 その憤りが『先生の白い嘘』という作品になっていくのだが、性犯罪被害者や支援者から「よく描いてくれた、ありがとう」と感謝されることは想定していなかったという。 「私はただ、ウエッ!ってさせたかった。見たくないものを見せてやりたかった。仕返しやったんやと思います。のうのうと生きてる犯人(加害者)に向かってツバを吐きたい、みたいな気持ち。そのツバは何かと言ったら、私という一人の女性のなかにある、汚い部分もきれいな部分も、全部見せることなんです。そのためにキャラクターをいっぱいつくって、セックスなんてくだらないけどくだらなくないとか、大事に扱わなかったら大変な目に遭うんだとか、いろんな気持ちを(漫画のなかに)全部出して。そいつが読むわけないねんけど」 青年誌は共学 「男も女もいるなかで言えることを言う」 (撮影:馬場磨貴) 『先生の白い嘘』では性暴力を、現在連載中の『バッドベイビーは泣かない』では10代の予期せぬ妊娠と“射精責任”を扱う。どちらも女性にとって切実な問題だが、連載するのは青年誌だ。男性読者に読まれることをどう考え��いるのか。 「青年誌と言っても、女性の漫画家も読者もいます。だから、男相手にやってやんよという気持ちはなくて。青年誌は共学、女性誌は女子校みたいな印象です。女子校には憧れがあるんですけど、同性だとわかってもらえることに甘えて、説明をはしょってしまう。漫画はやっぱり仕事だし、男の人もいてようやく社会。男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事って感じます」 男性にも届いてほしいから、男性側のことも徹底的に考える。『先生の白い嘘』のときは、当時の担当の男性編集者に本音をぶつけた。 「女は怖い目に遭ったり屈辱的な経験をしたりしてるんだけど、そのことをどう思う? みたいなことを聞きたかったんですよね。漫画のためなら、編集者は相当自己開示してくださる方が多いので(笑)。そうしたら、男性が雰囲気をつくってそっちの(性行為の)方向に持っていくというのは、昭和の男性はみんなやってたことだと思うけど、鳥飼さんと話してたら、ただノーと言えなかったから応じてくれただけで、相手にとってはいい思い出ではないかもしれない可能性に気づいたと、落ち込みだしたことがあって。 その人はそのとき40代でしたけど、ちゃんとした性の話を妙齢の男性とがっつりしたのがおもしろかったんです。彼の感覚と今の20代の感覚もたぶん全然違う。そのときどういう態度を取るのが正解なのかという通念は男にも女にもあって、時代とともに刻一刻と変わるんだってことに気づきました」 人はミスをするもの。それでも人生は続く 7月から連載開始した『バッドベイビーは泣かない』は、女子高生が怪しい業者から経口中絶薬を買う場面で幕を開ける。歌舞伎町で置き引きまがいのことをして金を手に入れようとする彼女と、彼女を助けようとする大人4人。重いテーマだが、テイストはポップなラブコメだ。 「私の漫画って、『暗い』とか『えぐる』と言われることが多いんです。今回は、全然違うテイストにしたいと思いました。他人の目を気にせず、好きなことを好きなように描こうと。気楽な会話劇をやりたくて、最初のネームを切ったんです。そのときは中絶や妊娠というテーマは出てきていませんでした」 編集者と打ち合わせを重ねるうちに、「鳥飼さんのなかに、妊娠や中絶というテーマがあるんじゃないですか? だったらそれを真ん中に据えたほうが、物語に求心力が生まれるのでは」と言われた。 「中絶って命を絶つことだから、嫌悪感を持つのは当然だし、一般的にいいことだとは言えない。一方で、そうせざるを得ない人のために選択肢として残しておくべき、というのも正論。だから、中絶について語るのはめちゃめちゃ難しいんですけど、経験したことのない人にとって、切羽詰まったときに中絶という手段があることのありがたさは、相当想像力を働かせないと共感できないと思います」 10代のころ、生理が来ないことは恐怖だった。相談をしても相手の男性が心から支えになることはなかった。自分1人の心身にのしかかる不安と将来への絶望感は、いまだに忘れることはない。 約20年前の当時、望まない妊娠をした女性が産まない決断をした場合、選択肢は手術しかなかった。それなのに、麻酔のリスクも術後のケアも教わらない。鳥飼さんは、大人になってから、フランスでは経口薬で中絶ができることをフランスの漫画で知って驚いたという。 「それを見るまで(薬で中絶できると)聞いた��とがなくて、『そんなことが? いつから? 30年前から!?』って。もちろん中絶せずに済むのが一番だけど、つらい決断の先にある負担は少ないほうが絶対にいい。自分の人生を守るために、選べる未来は多いほうがいい。かつての私のように不安や絶望のさなかにいる人たちにとって、世の中は少しでも生きやすくなっているだろうかと考えると、私にもまだ描けることがあるって。いろんな意見が対立するなかで、中絶は女性の権利だって、どのくらい言えるかなと思って」 鳥飼がやりたいことは、中絶の是非を論じたり、避妊について啓蒙したりすることではない。 「世の中の大多数は、中絶せざるを得ない状況になった人について、愚かなセックスをした愚かな人っていう判断をするんです。そういう、ある種の偏見をどのくらい取っ払えるか。私はそれをやりたいんだと思います。 男の人に毎回必ず100%コンドームをつけてもらうことを、できている人もいるんでしょうけど、できない人もいるやろとか。空気に流されてつけずにしたとか。愚かなことやと思うけど、そういうことってしてしまうんですよ。ある種の人からは、『自分というものが全然ないやん』と思われるやろなと思うけど、好きな人を喜ばせようと思ったら自分なんてすぐなくなるし、機嫌が悪そうだったら言いたいことものみ込むんです。私がそうだった。私だけかもしれないけど、だったら私の話を描けばいい」 これまでも「私」を全部出して漫画にしてきた。そのときそのときに本気で考えたことが作品に刻まれている。右往左往している当時の自分は滑稽でもあるが、そういう自分を描いたことに後悔はない。 「人は絶対ミスるんですね。で、ミスっても人生は続くんですよ。こういうふうにミスりましたというのを表に出すと、黒歴史とかって言われるんだけど、私はミスを恥ずかしいとはあんまり思ってない。中絶とか犯罪被害に遭うとかは、ミスというか、“成功じゃない”出来事だけど、そういうときでも、人は絶対にベストを尽くしているんです。だから、どんなに悲しんでいても、また笑うこともできるようになる。それが生きていることの醍醐味だと思ってて。漫画でもずっとそういうことをやっていきたいし、ちょっとでも何か、人に手渡すことができたらいいなと思っています」 (撮影:馬場磨貴) 被害者はずっと被害者でいなきゃいけないわけじゃないし、失敗にいつまでも落ち込んでいる必要はない。鳥飼作品が「えぐる」と言われながらもどこか希望を持ったラストになるのは、人間の多面性を信じているからだ。 人間の性に真正面から向き合ってきた鳥飼だが、年を重ねるにつれて心境に変化も生じている。 「私たちは、日々膨大な��の映像を目にするなかで、男性が見るという前提でつくられたものを消費してきているんです。例えば、性被害を訴える作品であっても、被害を受けている場面の描写は男性を喜ばせてしまうし、私たちもその景色を受け取ってしまう。男の目線で女性を消費してしまっている。そういう考えがあることを最近知って、反省したんです。考えてもみなかったと思って。 私がこれまで性欲とみなしてきたものも、頭のなかが男になっていて、男として女の人の裸に欲情するような、ねじれた自意識があったと思う。これからは、自分が描いた作品のなかに性描写があることについて、前よりも責任感を持たないといけないと思うし、単純に性描写自体、ちょっと描きづらくなりました。時代的にあんまり求められていない感じもあります」 鳥飼の漫画は、登場人物が多い。その一人ひとりに人生があって、性についても命についても、バラバラの価値観を持っている。社会は多様だ。 「今描いている作品でも、ちょっとでもいろんな人に触れるようにしたいですね。『私のことを言っているのかな』と思ってもらえるような仕掛けをどんどんつくりたい。歌舞伎町にいる10代女性のリアルを見聞きして、どうしてこの子たちはこういう行動に出ちゃうのか、そうせざるを得ない理由があるはずだから、そのことをとにかくいつも考えてる。自分が納得したら、たぶん描けるから。それに、女の子たちがどんどん生きやすくなるようになってほしいとずっと思っているんですけど、そのためにも、男の子たちにもがんばってほしい、変わっていこうよって思っていますね」 鳥飼茜(とりかい・あかね) 1981年大阪府生まれ。2004年、「別冊少女フレンドDX Juliet」でデビュー。2010年、「月刊モーニング・ツー」連載『おはようおかえり』で青年誌初連載。2012年から「BE・LOVE」に連載した『おんなのいえ』で「このマンガがすごい!2014」オンナ編第9位を獲得。そのほかの作品に、『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』『ロマンス暴風域』『前略、前進の君』『サターンリターン』など多数。最新作『バッドベイビーは泣かない』第1巻が発売中。 --- 古川雅子(ふるかわ・まさこ) ジャーナリスト。栃木県出身。上智大学文学部卒業。「AERA」のスタッフライターを経て独立。同誌の人物ルポ「現代の肖像」に執筆多数。「いのち」に向き合う人々をテーマとし、著書に『「気づき」のがん患者学』(NHK出版新書)など。2024年、Yahoo!ニュース オリジナル 特集「経口中絶薬に関する3回連載」で「科学ジャーナリスト賞2024」優秀賞受賞。
「人は絶対ミスるけど、それでも人生は続くし、また笑えるようになる」──漫画家・鳥飼茜が青年誌で性を描く理由 #性のギモン(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
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iamnothizanourahayao · 5 months ago
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ザーヒーのいちばん長い日~ハムちゃんはもっと長かった日~
 令和七年のはじめ、小春日和の陽気が消えようとしている夕方に息子(ハード上男児であるため、特段上の理由がない限り、以降もそう表記する。なお、この文章の時間軸上においては胎児として存在している場合も同様に表記する)が生まれた。
 あっけなくすとんと、という���けには全然いかなかったので、ひとりの新米父親として、ざっとレポートしようと思う。
 まず、いくつか、前提としてここまでのハムちゃんの情報を書いておく必要がある。
 ハムちゃんは結局37週に入って妊娠高血圧で入院し、そのまま2週間近く入院していた。入院時に子宮口が1センチ開いていたが、そこからあまり伸びず、2週間かかってようやく3センチ弱だったので、ラミナリアという棒状の海綿のようなものを挿入され、子宮口を拡げる処置をされた。そういう処置があるかもしれないとは最初に説明があったものの、いつまでにどういう条件だったらそうなるのかがわからないまま突然処置をされ、ハムちゃんはたいそうショックを受けたし、実のところおれも病院の説明体制にかなり疑問を持ったところだった。
 ただ、結局その処置によってその日の深夜に子宮口5センチまで拡がったため、ラミナリアを抜いて、LDRという陣痛を耐えて分娩を行う部屋に通された。ちなみに、ここに入れる部外者は立ち会い研修を受けた配偶者、つまり夫であるおれだけである。
 そういうわけでハムちゃん本人からLDRに向かうよう指示されたわけだが、時刻はちょうど零時をまわったところで、ハムちゃんのいる病院までの交通機関などあるわけがなく、タクシーを使わざるを得なかった。さすがのおれも歩いて1時間以上かけて向かうほどの無鉄砲なことをやっている場合じゃないと思ったので、必要そうな装備(ゼリー飲料とか、カロリーメイトとか)をあらかたそろえてアプリでタクシーを呼んだ。
 タクシーの運転手はかなり若いギャルっぽい人で、5人乗りのでかめのタクシーを軽々と乗りこなしながら、病院まで淡々と乗せてくれた。実を言うと、身近でよしおより運転が巧いひとを知らないし、運転技術で言えばよしおはたいていのタクシードライバーにもひけをとらないだろうと思ってはいるが、さすがにこのギャルドライバーはよしおより巧いんじゃないかと思った。ごく普通のタクシー用ワゴンでよしお号と同レベルの乗り心地なのかなりすげえと思うんだよな。そんなわけでアプリでチップを送ってあげた。
 LDRに到着するとハムちゃんは分娩用の病院着になっていて、分娩台もかねるベッドに寝かされていた。すでに陣痛は来始めていてしんどそうだった。ブレスを深く吐いて陣痛を逃がそうとしていた。ハムちゃんいわく、寝れはしないけど知らない痛みじゃないし、全然耐えられるとのこと。おれはそこで少し安心したのを覚えている。
 なお、おれたちは、このときのハムちゃんの痛みが「陣痛」ではなく、いわゆる前駆陣痛の大きいやつ程度のものであったことをあとで知ることになるわけだが、もちろん今、この時点ではそんなことは知るよしもなかった旨付���加えておく。
 どちらにせよ、子宮口が全開、つまり10センチ開大しないことには分娩ができないので、それまでは子宮口を拡げるためにどうにか陣痛を耐えていかなければならず、このLDRという部屋はまさに「赤ちゃんが出てくるまで出られない部屋」そのものであった。
 もっとも、おれは医療的な管理が全く必要のない、いわゆる面会者扱いの人間なので、例えば病院の中にある売店とかでおにぎりやお茶を買うことはふつうにできる。明け方くらいまでは陣痛は5分おきから10分おきを前後しており、かなり余裕があったので、隙を見て売店に行ったり、トイレにいったりできた。また、翌朝の診察で子宮口の進捗がいまひとつであった場合、陣痛誘発剤を打っていくという説明も受けていたので、陣痛タイマーでその間隔をつぶさに観測していた。
 ハムちゃんが臨月にさしかかる頃から、なんとなく、おれは「息子が異次元空間から自分でロケットを組み立てて、それに乗って脱出することでこの世に登場する」ようなイメージをもっていた。ロケットに点火され、強烈な噴射とともに、(概念上の)息子が生きていた次元から離れた状態がハムちゃんに陣痛を起こさせているようなイメージである。オンラインの両親セミナーで、「赤ちゃんも頭蓋骨を折り畳んだりして狭い中出てくるから、赤ちゃんも相当頑張っているんですよ」みたいな話を聞いたときから、なんとなく頭に浮かんでいた。ロケットの推進力に身体を押されるような理不尽な苦しみを受けながら、ようやく住み慣れた異次元空間を旅立つ息子の心細さを思った結果のように思う。
 しかし、この陣痛(正確に言えば前駆陣痛であるがおれたちにとってはどっちも陣痛だと思っているので以降同様に表記する)に耐えるため、ハムちゃんの腰をさすったり、痛いところを懐炉を包んだ手ぬぐい���温めてあげたりしながら、イメージがちょっとずつ変わってきた。ロケットはどうにも始まりが急で、しかも着地点がわかっているような感じがする。今のこれは予想していたものよりもずっとおだやかで(もっとも、これは本陣痛ではなく、あくまで前駆陣痛の域を出ないものだったのでおだやかなのは当たり前なのだが)、ただ波が無数に来ていて、終わりが確実にあるのはわかっているが、肝心のそれがいつ、どのような形でくるのかわからない。さらにいえば、ハムちゃんはそういった「終わりがわからない」ものに対して非常にネガティブな感情を抱きやすく、実際に朝の時点ですでにその際限のなさに心が折れかけていた。ハムちゃんの子宮に息子が宿ってから、実際に出てくるまでおれができることは、ハムちゃんが無事に息子を産みだすために支えつづけることだけなので、少しイメージを変えてみようと思った。息子が会いに来るわけではなくて、おれたちが息子に会いに行くと考えよう。おれたちが鈍行列車に乗って、息子のいる終点まで��えにいく。例えば、熱海から浜松までを走っている東海道線の鈍行を想像する。青春18きっぱーたちにはおなじみであるが、鈍行列車で東海道・山陽本線を移動するとき、乗っている列車がどこまで行くのかいちばんわからなくなるのがその辺で、とにかくそれなりの間隔で駅がある割に長距離なので、どこまで走るのかが全くわからないが、ずっと乗っていればいつかは終点にたどり着くだろうと思って乗っている、あの感覚を思い出したかったし、ハムちゃんに伝えたかった。つまり、「今を耐えて次の駅に向かいつづければ、必ず終点にたどり着く」というイメージを共有したかったのである。ハムちゃんはおれが鉄道好きだということを知っているから、そういうことにしようと言ってくれた。
 結果的に、子宮口はそこからあまり開かず、朝9時ごろから誘発剤の点滴が始まった。徐々に点滴量を多くしていき、量を調節していくとのことで、NSTという、子宮の張り具合や息子の心拍を確認するためのモニターをつながれ、ハムちゃんはだいぶ身体の自由度が下がった。許可なく分娩台からは降りられず、トイレに行くのもナースコールが必要になった。
 誘発剤を投与しても、陣痛の波はあまり安定せず、10分おきになることもあれば、3分くらいでやってくることもあった。ただ、おれから見ると、ハムちゃんは徐々に苦しそうな仕草をすることが増えてきたので、おそらくではあるが痛みは増えてきているだろうと思った。
 陣痛というものは波があって、非常に痛い時間と、痛みが引く時間が交互にくるのが正常な陣痛らしい。ただ、おそらくは誘発剤の影響か、昼に近づくにつれて痛みは増え、その波もかなり不規則になってきていた。ひどいときには波がきて、その痛みが引ききらないうちに次の波がくるような、痛みの無間地獄のような時間もあり、ハムちゃんはかなり消耗していった。誘発剤の量もそういった経緯をたどり増やしたり減らしたりしながら調整していったが、肝心の子宮口が5センチから進んでおらず(診断としては非常にゆっくり進んではいる、とのことではあったが)、結果だけみるとおれが入ってから12時間で、子宮口は1センチ程度しか拡がらなかった。
 この時点でおれは、自分の予想がいかに軽いものであったかを痛感し始めていた。正直な話、ハムちゃんは、管理入院こそしてはいたものの、栄養管理やもともとの体質、これまでの検診の結果から考えてもお産のリスクが高いとは思えず、むしろ、陣痛さえきてしまえば意外とすぐに産まれるんじゃないかとすら思っていたのである。ハムちゃんはもとより、おれもかなり体力を消耗しはじめていた。なにしろ売店までモノを買いにいけるような暇はなく、ひたすらハムちゃんの背中をさすったり、臀部や会陰を圧迫したりしていきみ逃しをしたり、アクティブチェアという、陣痛を呼び込んだりするための椅子に座ってもらったり、いろいろな方法でとにかく痛みに耐えながら子宮口を開くための努力をし続けた。
 午後3時くらいになって、子宮口が7センチくらいまで拡がった頃、それはやってきた。
 ハムちゃんが「あああああああああああああ���と絶叫し始めた。もう叫ばないとやってられないくらいの痛みになっていて、息を長く吐くためにあえて声を使うことにしたらしい。
 いきみ逃しのために会陰を思い切り拳で圧迫したとき、明らかに息子の頭部であろうものと触れた。相当な力だった。元来腕の筋肉がつきにくく胴の割に異常に細い腕であることでおなじみのザーヒーくんであるが、まさか産まれる前の息子の頭にすら押し負けそうになるとは思わず、少し情けなくなった。また、この作業をすでに何十回何百回とくり返しているので二の腕が限界に近づいていた。その様子を見ていたハムちゃんが、別件で訪れた助産師さんに「夫が限界です」とこぼすくらいにおれの表情はひどかったらしい。助産師さんは笑いもせずビニール袋に包まれたテニスボールを差し出して「これで押して」と言って去った。出産なめてんじゃねえぞ、と言われた気分だったが、実際におれが出産をなめていたことは(残念ながら)事実であったし、なにしろ痛みに絶叫するハムちゃんが「押せえええええええええええ」というのだからやることはひとつである。テニスボールを装備して押し込んでやるしかない。
 おれはハムちゃんの絶叫に負けじと「うおおおおおおおおおお」と声を張り上げ、ハムちゃんの会陰にテニスボールを押し込みつづけた。LDRの外にも響いていたかもしれないが、助産師さんに聞かれて恥じることはないと思っていた。おれとハムちゃんは大学の合唱団の先輩と後輩、もっといえばおれはベースの一番端でハムちゃんはソプラノの一番端という組み合わせである。現役時代共演した定期演奏会はたったの一度であるが、その一度の両翼を担った夫婦ということになる。だから一定の声量と呼吸の質を長時間維持することにかけてそこそこの自信があったし、なによりとにかく陣痛を耐えるためには息を長く吐き続けることが重要だと助産師さんたちから耳にたこができるほど聞かされていたので、声があろうがなかろうが息を吐き続けて耐えることが重要で、おれはハムちゃんがそうできるように積極的にアシストすることが最重要課題だったから、恥もへったくれもなかった。
 おれが、文字通り全身全霊で息子の頭と力(と体力)比べを重ねる様は端からみたら滑稽そのものかもしれないが、この時、たしかに、おれのなかに入っていた「父親になること」に対する、よどんだ邪念のようなものが消えた。出ようとしている「もの」はどう考えてもこれまでハムちゃんのおなかで動き回っていた「奴」そのものだったし、おれはどうやったってその父親であるのだ。その事実は、おれや息子がいつ何時どう思おうがもはや覆らない。であるならば、もうこいつを「息子」にしてやるほかないのだ。おれにとって最も大切なのは自分ではなくハムちゃんなのであるが、そのハムちゃんが今まさに産み出そうとしているこいつも、今まさにおれの「息子」として産み出されようとしていて、おそらくはハムちゃんの最も大切なものになろうとしている。そういう意味で、おれはふたりが今築こうとしている強固な関係性の中に入れないことを実感した。けれども、入れないからこそ、ここで踏���張って二人を助けてやらねばならない。そんな思いがよぎった。ここでこいつに負けるということは、最悪の場合ハムちゃんの子宮が圧力に負けて裂けてしまい、ハムちゃんはもちろん息子も死んでしまう。だからおれは必死にテニスボールでハムちゃん越しにこいつの頭を押さえ続けた。
 こうして本物の陣痛と格闘していくうち、明確な波をお互い察知できるようになり、陣痛がおさまっている間にハムちゃんにペットボトルを渡し、ハムちゃんは力を抜ききって休むことに専念できるようになった。
 猛烈な陣痛の波をどれくらい超えたかわからないうち、ハムちゃんが「破水したかも」と叫んだ。確かにそれらしい液体が出てきていたので、ナースコールして確かめてもらった。医師は破水は間違いないと告げたが、それでも子宮口は全開になっていない旨も告げた。「もうすぐだから」と言われても、あとどれくらいで全開になるのかわからずほんの少し呆然とした。とはいえ実際は呆然としている暇などなく、陣痛が来ればさっきと同じようにテニスボールでやつを押さえ込むしかなかった。最初に腰が限界になった。立て膝で押し込んだ。次に腕が限界になった。おれは両手を使うことにした。
 「出る出る出る出る!」
 ハムちゃんが叫んだ。今にも出てきそうだという。これは抑えるのは無理だと。すぐさまナースコールをして見てもらうと、全開になっていたらしく、すぐに分娩の準備が始まった。今まで1、2名くらいしか入室していなかったのが、4、5名の助産師、医師が入れ替わりたちかわり入ってきて、めいめいにガウンを着てビニールシートなどを用意していく。午後5時を過ぎ外が薄暗くなってきたので部屋の照明がつけられ眩しかった。これならわかる。終点が近づいてきたことが。
 分娩台と化したベッドで両足を開き、分娩の態勢にしてもらった。おれは急に役目を終えてしまったのと、終点が近づいたことがわかったこと、急に眩しくなったことで涙がにじみ、全く前が見えなくなった。さりとて、ただ突っ立っているだけでは立ち会っている意味がない。おれはハムちゃんの頭に近づいて、扇風機をあててあげた。お産は医師や助産師といったプロが淡々と準備を進めていっているので何もする必要がないし、素人はかえって邪魔になるような雰囲気だった。
 扇風機とペットボトルの麦茶、タオルをもって、常に扇風機の風をあて、喉が渇いてきたら麦茶を飲ませ、汗がにじめばタオルで拭いた。本当にそれくらいしかやることがなかった。
 すぐ隣のLDRでは一足先にお産が進んでいて、遠くで新生児の産声があがった。元気そうだった。息子もそうなるといいな、と思ったことをよく覚えている。
 何度か検診でお世話になった、若い産婦人科医がガウンを着て現れた。この病棟ではたぶん一番若い医者で、最初見たとき、多分おれより年下なんじゃねえかと思うような感じだったが、この時ばかりはそこそこの貫禄があるように思えた。ちなみにこの病院の産婦人科医は全員女性であるし、助産師も当然に全員女性であるうえ、なぜか若い人が多いものだから入る度におれは少しだけ居づらさを感じることがあった。
 ハムちゃんは順調にいきみ続け、助産師にいいですよその調子と褒められながらお産を進めた。モニターを見ていた助産師がなんだか心配そうな表情で医師に耳打ちしているのが気になった。しばらくして、酸素配管とマスクが据え付けられた。どうやら、息子の心拍が落ち気味で、臍帯から酸素が十分にいっておらず、酸欠になっている可能性があるから、高濃度の酸素を吸入してもらって息子に酸素を送って欲しいとのことだった。ゆっくり深呼吸してくださいね、とマスクをはめた助産師が言った。ちょうどこの時、すぐ横を見慣れない男性医師が通り過ぎた。少し後に小児科医であることがわかった。この時点でおれは、どうもこのお産に「万一のこと」が起きる可能性があるらしいということを察知していたが、そんなことをハムちゃんに言えば、不安でお産が進まなくなってしまう(現に、この場の全員がそれをしていない)し、それをおれが「考えること」自体に、そうなる可能性を大きくしてしまう要素があるような気がして、考えないことにした。
 ここまで読んでいただけばおわかりの通り、陣痛を耐え、分娩が始まったLDRは、これまでとはうってかわって相当数の人間が出入りしており、非常に混沌とした場になっていた。とにかく多くの医療者がいれかわりたちかわりおれたちの様子を見ていく。その中に、痩せぎすで赤い服を着たボブカットの医師がいた。産婦人科医たちのリーダーとなっている医師であり、明晰だが人間味が少し欠けたような言動が印象的で、おれたちは陰で「ボス」と呼んでいた医師である。ボスは担当医と二、三言会話すると別の現場へ行ったが、モニターとハムちゃんを少し注視したような気がした。いやな予感が頭をよぎった。
 おれの予感とは逆に、ハムちゃんのお産は順調に進んでいるように思えた。ただ、徐々に現場の人数が増えていっており、最後には助産師が5、6人になっていた。いよいよというところで、ひとり恰幅のいい助産師が「もうちょっとだからお手伝いしますね」と言って、ハムちゃんのお腹を大きく押した。頭出ました、いきまなくていいですよ、と声が聞こえ、担当医が何かを引き上げた。この時、おれは現実に息子と対面した。担当医、助産師、��児科医がくちぐちに「でか」とぼやいた。確かに思っていたよりも大きかった。
 この時、息子は産声をあげることなく身体が紫色で、おれが「予習」していた新生児の姿とは少し異なっていた。しかし、事前に別の(転院前の)クリニックで見せてもらった4Dエコーの顔そのものだったことに少し驚いた。ただ、とにかく息子に何らかの異変が起きていることは明らかで、おれは対面したことよりもそちらに感情が引っ張られてしまった。
 小児科医は息子を用意していた装置に寝かせ、長い管を口に挿入し、液体をかきだしていた。おそらく羊水だろうと思った。それにより息子はようやく産声をあげた。隣で聞いたものよりずっとか細く、余計に心配になった。
 心配といえば、ハムちゃんの方も、担当医が「ちょっと傷が出てきて出血が多いから縫合します」と言ってずっと糸で縫っているのも気になった。かなり長い。最初麻酔なしだったのが、痛み止めの点滴が入り、局所麻酔が入り、と規模が大きくなってきて、気がついた時には担当医の隣にボスがいて、ふたりがかりでハムちゃんの股を縫っていた。どうも出血している部分が非常に多かったようだ。
 息子は徐々に血色を取りもどしていった。泣き声もだんだん大きくなり、ふつうの赤ちゃんになっていった。小児科医は口や鼻に小さな管を入れて何かを吸引したり、マスクを当てて口に何かを 吹き込んだりをくり返していた。そういった地道な処置によって、息子はようやく赤ちゃんたりえるようになるのか、と思った。
 あとからわかったことだが、息子は3200グラム余りくらいの体重で産まれてきたが、これ自体はそこまで大きな身体ではなかったにせよ、医師たちの事前診断とかなり異なっており(これがぼやきの理由と思われる)、またハムちゃんの体格や初産婦であることを考えるとかなり「立派」な大きさであったことから、ハムちゃんの産道に想定以上に大きな負荷がかかり、ずたずたになっていたようだった。実際、ハムちゃんを縫っている時、ボスは「ずいぶん産道が狭いね、こりゃ大変だ」とぼやいていた。
 息子の側に立てば、誘発剤でいきなり子宮を追い出されたかと思ったら狭い産道を通り抜けざるを得ず、ハムちゃんの懸命ないきみにもかかわらず、それでもなかなか酸素が行き渡らなくて苦しかったのだろうと思う。
 縫合と息子の処置にだいぶ時間がかかり、息子が産まれてきたのは午後6時すぎだったが、息子がハムちゃんの胸に抱かれ初乳をあげる頃には午後7時を回っていた。
 出てきた当初から感じていたが、息子の顔には「我が一族」の人間という面影が強くでている。どうやらみんなそう思うらしく、ここにいた助産師さんや何人かの友人はもとより、ハムちゃんやハリネズミ先生(注:ハムちゃんの母親。つまり義母)ですら父親(つまり、おれ)に似ていると評していた。もちろん、すべてがおれに似ているわけではなく、たとえば口元なんかはハムちゃんそっくりなわけであるが、全体としてやはり「我が一族」の風貌があるというのが不思議でしょうがなかった。
 そこから夕食をとって片付けを始めて、これからのスケジュールの説明などを受け、LDRを出ることが出来たのは午後11時ごろであった。丸一日近くこの部屋にいたことにおれは驚いた。しかも、助産師さんたちいわく「相当な安産」の範疇に入るということにさらに驚かされた。
 これで、おれのいちばん長い日は終わりである。いや、本当にいちばん長い日だったのかどうかはまだわからないが、少なくとも、この日がおれにとってそういう日であったことをここに書き記す。
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dolcissimamiavita · 8 months ago
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題詠100首 2024
「短歌は奴隷の韻律」と喝破した小野十三郎の短歌否定論を読んだあとで、それでもここに戻ってきてしまうのは、やはりこの詩型が好きだからなのかもしれない。
五十嵐きよみさん主宰の「題詠100首」に参加しました。ありがとうございました
2024-001:言 言ひかけたそのくちびるをくちびるでふさげば夜はすみれのにほひ
2024-002:置 置く露の消ぬべきものと思へどもなほなつかしき鬢のほつれ毛
2024-003:果 白鳥のゆくへ知らずもさびしさの果てなんくにへ飛び去りぬらむ
2024-004:吸 くちづけは甘き陶酔蜜を吸ふみつばちににて飽くことのなき
2024-005:大切 大切なものこそ目にはさやかなれこの目この肩このふくらはぎ
2024-006:差 差しみづするやうにして息をつぐ逢瀬のまへの胸の高鳴り
2024-007:拭 足拭ふそのくるぶしの白さゆゑねむれぬ夜をすぐしてけりな
2024-008:すっかり もうすっかり秋なのですね江ノ電に待ち合はすれば日影のながく
2024-009:可 不可分のふたりなりけりかんづめの鰯のやうに身を寄せあつて
2024-010:携 天の川白しと言ひて仰ぎみつ手を携へて川わたるとき
2024-011:記 ツンドクをツンドラと読みまちがへてガリア戦記に雪のふりつむ
2024-012:ショック あの夏の藤の木かげをおもひいづルドルフ・ショックのあまき歌ごゑ
2024-013:屈 身を屈め砂に字を書く主イエスは赦したまふやこのふかなさけ
2024-014:外国 マラケシュへ脱出したしサフランとなつめの香る外国(とつくに)の果て
2024-015:見 あひ見てののちのおもひはすみれいろ日の出のまへのひさかたの空
2024-016:叡  あさぼらけ比叡のやまにたつ霧のふかくぞひとを思ひそめてし
2024-017:いとこ 豆好きの子の記念日につくりおくかぼちやとあづきいとこ煮にして
2024-018:窮 窮鼠にも朝は来るらし鎧戸のすきまより洩るひかりひとすぢ
2024-019:高 抱きあげて高いたかいをするたびにはじけるやうにわらひたりけり
2024-020:夢中 青春は夢中のうちにすぎさりぬめざめていまは白き秋風
2024-021:腰 腰骨の上に手をおき抱きよせる サルサのリズム 波うつ体
2024-022:シェア イヤフォンをシェアしてバッハ聴きをりぬ予定日すぎて子を待ちながら
2024-023:曳 ひかり曳くものこそなべてかなしけれ流るる星もほたるのむれも
2024-024:裏側 いかにせんうかがひしれぬものありて人のこころは月の裏側
2024-025:散 知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
2024-026:頁 世界史の頁を閉ぢて夢見をり講義のをはりとこの世のをはり
2024-027:おでん 二日めのおでんのやうにしみてくるやさしく気づかふあなたのことば
2024-028:辞 言霊の幸ふ国に聞き飽きる 美辞も麗句も誹謗も揶揄も
2024-029:金曜 泣きぼくろつついておこすとなりの子金曜五限睡魔のきはみ
2024-030:丈 つり革にとどく背丈となりし子の腋窩の白く夏さりにけり
2024-031:けじめ ひるよるのけじめもつかぬ薄明かりいのちの果てのけしきとぞ見る
2024-032:織 ��糸も緯糸もなき鳥たちの声の織りもの聞けども飽かぬ
2024-033:制 制限字数こえてあふるるわが思ひたぎつ早瀬となりにけるかも
2024-034:感想 「感想を十四字以内で述べなさい」「あいたいときにあなたはいない」
2024-035:台 灯台のやうに照らせよぬばたまの無明の闇におよぐこの身を
2024-036:拙 目をとぢてなにおもふらん古拙なる笑みをうかぶる半跏思惟像
2024-037:ゴジラ 清涼水ささげまつらん着ぐるみをぬいでくつろぐゴジラのひとに
2024-038:点 夕されば宵宮に灯の点されて稲穂をわたる風かぐはしき
2024-039:セブン 響きあふセブンスコードやはらかくスイスロマンドかんげんがくだん
2024-040:罪 罪深きものと知りつつやめられぬ午前零時のキッシュロレーヌ
2024-041:田畑 とり入れををへし田畑に雀らのさわぐを聞けば秋更けにけり
2024-042:耐 陣痛に耐ふるつまの手にぎりをり痛みを分かつすべあらなくに
2024-043:虫 別れきて秋の夜長をなきとほす虫の息にもなりにけるかな
2024-044:やきもち 黒い怒りもしづまるでせうやきもちにきなこまぶして頬張るならば
2024-045:桁 花ごろも衣桁にかけて待ち遠し色とりどりに咲きみつる春
2024-046:翻訳 ふさふさのしつぽを立ててあゆみ去るねこのことばの翻訳もがな
2024-047:接 おたがひの足音のみを聞いてをり話の接ぎ穂見つからぬまま
2024-048:紐 「結んでよ後ろの紐を」あらはなる背中見せつつ言ひたまひける
2024-049:コロナ かろやかに走り抜けたり太陽のコロナのやうに髪なびかせて
2024-050:倍 この仕打ち受けても七の七十倍赦しなさいと命ぜらるるや
2024-051:齢 少女らのもはや倦みたる遊具あり遊具にもまた適齢期あり
2024-052:圧力 ゆつくりと圧力かけて皺のばすアイロン台に湯気は立ちつつ
2024-053:柄 春の夢見させてください花柄のスカートのうへに膝まくらして
2024-054:朧 朧なる記憶の底にきこゆなり赤子のわれを呼ぶ祖母のこゑ
2024-055:データ データなぞ改竄するのが前提といふひとあれば美しくない国
2024-056:紋 わがうたにいまだ紋章なきことも恥ぢずこよひも豆腐が旨い
2024-057:抑 「好きといふきもちは抑へられなくて」読みかへす午後ひざしうつろに
2024-058:反対 環状線反対まはりに乗せられてはじまりしわが大阪時代
2024-059:稿 ブルックナー第八初稿で祝ひたり生誕二百周年の宵
2024-060:ユーロ ふらんすはあまりに遠し「赤と黒」原書にはがすユーロの値札
2024-061:老 生ましめしのちのよふけのしづもりに老助産師のたばこくゆらす
2024-062:嘘つき どうせならうつとりさせて狂はせる目覚ましい嘘つきなさいませ
2024-063:写 ちちははの結婚写真色あせてアルバム白く夏は来たりぬ
2024-064:素敵 はにかんでものいふ��きの片頬にゑくぼをきざむ笑顔が素敵
2024-065:家 家ひとつこぼちて三つ家を建つなんのふしぎもなしとはいへど
2024-066:しかし 焼き魚ほぐしつついふもしかしてわたし妊娠してゐるかしら
2024-067:許 胸許にきつつなれにしスカーフあり柩のひとの息あるごとく
2024-068:蓋 きみがため抜山蓋世のますらをも恋のとりことなりにけらしな
2024-069:ポテト ベークドポテトふたつにわればふうはりと湯気立ちのぼるバター落して
2024-070:乱 黒髪の乱れも知らずうちふして幾何証明にゆきなやむ吾子
2024-071:材料 材料はグラム単位ではかりませう恋の女神にささぐるお菓子
2024-072:没 ひそやかにゐなくなりたし没年齢しられぬままに墓標もなしに
2024-073:提 下駄ならしなつまつりよりかへりきぬゆかたの子らは金魚を提げて
2024-074:うかつ 「もうすこし一緒にゐたいな」うかつにもつぶやきしゆゑ底なしの沼
2024-075:埒 ひとり舞ふほかにすべなしもろびとの大縄跳びの埒外なれば
2024-076:第 しんしんと肺蒼きまでしみとほるかなしみふかき第二楽章
2024-077:オルガン オルガンの裏にひかへてふいご踏み風を送りし労苦を思ふ
2024-078:杯 願はくはおなじ杯よりのみほさん媚薬なりとも毒薬なりとも
2024-079:遺 「きらひなのさういふところ」といはれたり不貞寝して聞く遺愛寺の鐘
2024-080:なかば ランウェイに踏みだすやうなあひびきはのぞみとおそれ相なかばして
2024-081:蓮 さきゆきは見通さずともしろたへの酢蓮を食めばこころはなやぐ
2024-082:統一 姿見のまへでくるりとひとまはり「青で統一秋色コーデ」
2024-083:楼 春高楼の花のうたげはまぼろしか廃墟の城を照らす月かげ
2024-084:脱 管弦のとよもすホール脱けだせばしんとしづもる明きフォアイエ
2024-085:ブレーキ ブレーキのきかぬくるまかすこしづつあなたの方にかたむくこころ
2024-086:冥 冥府よりプロセルピナはもどりたり野の��もえ春のおとづれ
2024-087:華やか 華やかに開幕ベルは鳴りしかどせりふおぼえずお化粧もまだ
2024-088:候 姸を競ふ花嫁候補に目もくれず選びたまふは桐壺の姫
2024-089:亀 わたつみの底の浄土の住みごこちいかにと問ひぬ青海亀に
2024-090:苗 十年後ジャスミンティーの再会は苗字かはりて人の子の母
2024-091:喪 青き花好みたまひしひとなれば青き旗もて喪章となしつ
2024-092:休日 窓ごしに別れを告げる新幹線休日なんてあつといふ間ね
2024-093:蜜 乳と蜜ながるるところといはれたるカナンの地いま血潮ながるる
2024-094:ニット 置きわすれられしニットのセーターに顔うづむればにほひなつかし
2024-095:祈 祈るやうに手をあはせたりめづらしき蝶見つけしと馳せきたりけり
2024-096:献 妻あての訳者の献辞見返しにあり「罪と罰」古書あがなへば
2024-097:たくさん ひとつぶのあかい木の実をかみしめるあしたまたたくさんとぶために
2024-098:格 格変化となへつつ夜ぞふけにけるロシヤ語講師の赤き唇
2024-099:注 ちらぬまま朽ち果ててゆくあぢさゐのはなのをはりにふり注ぐ雨
2024-100:思 さめやらぬ夢のほとりに置く露のかわくまもなくもの思ふころ
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senpenbanka0426 · 2 years ago
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コレクションハンター - Part2
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今回は、残りのポストカードを集める為に小動物4匹を買い始める所からスタート。
初見プレイ時に餓死させまくったけど、まぁ今回は大丈夫……なハズ。
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で、そんなこんなしてたらエイリアンの赤ちゃん誕生。即、故郷へ送り返す事に。
エイリアンコレクションも揃った今、エイリアンシムを世帯に入れるメリットもないしなぁ。世話するだけ面倒臭すぎる……。
あと、「願望:途方もないお金持ち」とかやって満足ポイントが溜まったから特質の「常に満腹」と「お気楽」をここら辺で購入。
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ベッド、トイレ、食事が要らなくなった所で小動物を一旦、世帯の持ち物に入れてから遠征開始。
(試してないから分からんが、区画に小動物を置いたまま何日も出かけたら餓死しそうだなって思ったんで世帯の持ち物に入れた。設置してなければガーデニングの作物も枯れないし、時間止まってそうな気もしたんだが……ぶっちゃけ、遠征から帰って来たら即、寿命迎えて二匹目を購入するはめになったZOY。状態は変わらないが時間経過は避けられないっぽい。)
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んで、出かける理由は魚集め。釣りと言えばSulaniか?とか思ったが、ここは久々に特殊エリアに行ってみるか、って思ったんでWillow Creekの不思議な木の元へ。
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すげぇ久々にシルバン・グレード来たww 何年ぶりだ?ww 4、5年くらいは来た記憶がないww
ここでしか取れない物ってあんまりないんだよな。ベースゲーム以外の魚も少し釣れるんでちょい来てみた……けど、ここだけでコンプリート出来る訳じゃないから直ぐに移動したわ。
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そんな感じで次の釣り場へ。(一匹狼のモヒカン野郎が独り夜釣りを楽しむ図↑)
あと、インベントリ内の大量のカエルは餌用。繁殖でコレクション完成させる際にダブって増えたカエルを売らずに取って置いた物だZOY。
でも、餌が無いと釣れない魚って確か5種類くらいしか居なかった気がする。ここまで過剰にカエルを用意する必要は無かったww あんまりスッタク数多��アイテムが増えるとFPSがガタ落ちしてプレイに支障が出るから数は考えた方が良かった。
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んで、Selvadoradaにも遠征。しかし目当ての最奥マップの釣りポイントには行けず……。ランダムで行ける所が毎回変わるのがSelvadoradaの辛い所。最奥でしか釣れない魚が一種類だけあるんだが、ここでも屑運を発揮するとは思わなかったZOY。
あと、やっぱまだSelvadorada来るのは早かった模様。安全に探索するのに必要なスキルが足りな過ぎた。Jungle Adventure専用のコレクションやる時にまでにスキル鍛え直してから出直しすることに。
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で、結局Sulaniへ到着。Jungle AdventureとOutdoor Retreatの魚以外をここでコンプリートしつつ、Island Livingのコレクション集めを開始。
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こんな事を言われるが、お構いなしに獲りまくるZOY。コレクションの為だからね、しょうがないね。
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魚が無事に終わって次は「貝殻」集めを開始。
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んで、サクッと終了。種類も少ないし場所によって出る物が違う、とか無いから直ぐ終わった。
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ただ、「埋もれた宝」が何気に手ごわい印象。釣りだけでコンプリート���無理なんだよな。
砂浜のガラクタ探しやらせ続けたが、なかなかコンプリートできず……。しゃーないから水泳でフィットネススキル少し上げてダイビングをやらせる事に。
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ダイビングとガラクタ探しを交互にやらせてたら環境改善が完了したわww
貝殻集めでも相当ゴミを拾ってたのが理由っぽい。カメのイベントが見れるようになるんだっけか。コレクションには関係ないから今回は行かないと思うが。
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で、結構な時間かかって「埋もれた宝」をコンプリート!
ダブりが凄いww 「希少度:レア」はマジでレアな感じ。全然出て来ないわ。2、3週間くらいSulaniにずっといた気がするww
ここまでで冬の13日目とかになってたわ。
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あと、インベントリの整理してて驚いたのが砂浜で「特質リセット薬」を拾ってた事だよ。満足ポイント5000も消費するアイテムも落ちてるのか……今まで知らなかったww(ちなみにダイエット薬とラージ薬も拾ってた)
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次はなにすっかなぁ、と考えた結果、Get To Work関係のコレクションをやって行くことに。
手始めに科学者キャリアへ就職。
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で、空いた時間はスキル訓練。Jungle Adventure攻略に必要なスキルって結構多いんだよなぁ。まぁアイテム買ってゴリ押しも出来るけど。
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出勤して同僚から金属とクリスタルをいくつか貰ってみたが、Get To Workで追加される物は貰えないか。
やっぱ特殊エリアに行かないとダメなんだっけ? もう記憶があやふや過ぎてプレイもグダグダや!
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なんか研究所内の機械で研究だか実験すれば元素もらえなかったっけ?とか思ってやってみたがダメだったww
私の攻略記憶はもうボロボロだぁ。
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で、そんなこんなでブレイクスルーを決めつつ昇進目指してプレイしてたらハムスター達がポストカードを7種類集め終わったZOY。
これにてポストカード、コンプリート! やったぜ。
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そんで、週末はSelvadoradaへ遠征。今回は最奥の釣りポイントに行けた。
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これで残りはOutdoor Retreatの魚だけになったZOY。
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しかし、「疲れ知らず」で夜中も作業やらせまくってるせいなのか、キャリアの影響なのか……科学者やってる間に4回も誘拐イベント発生したわww
幸い妊娠はしなかったけども……多すぎぃ!
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そんな境遇に負けずにモヒカン野郎を出世させて無事、ワームホール発生器作成まできた。
ただ、これ、作れるようになるだけじゃダメで、更にキャリアレベル10にしてアップグレード項目をアンロックして初めて特殊エリアに行けるようになるんだよな……割と面倒な工程でワロタ。
ベースゲームのロケットでもシグザムへは行けた……気がする。どうやって行くのかは綺麗サッパリ忘れたww ロケットをアップグレードするんだったか、2択のチャンスカードで行くんだったか……そんな感じだったような気はするが、思い出せないから今回は科学者キャリアを真面目に攻略してるって訳よ。
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ただ、科学者キャリアで作れるクローン装置はコレクション集めにかなり優良だから無駄ではないぜ!
Selvadoradaで取って来た岩をコピーしまくって化石ガチャの開封祭り開催。
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って感じで化石コレクションをコンプリート。やったぜ。
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んで、平日は真面目に出勤して仕事の項目処理してたが、何回か出来ないタイプの項目で埋まってゲームが詰んだわ。
なんか、ちょい前のアプデでパイメニューがカテゴリー分けされるようになってからこの手のバグが発生してるっぽい。どこ探しても「今日の事を聞く」「𠮟りつける」「腹筋する」ができなくなったZOY。
一応、このバグの事を知ってたから、出勤30分前でセーブしてから出社して詰んだらロードし直してプレイしてたわ。やっぱまだ直ってないんだな。
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そんな感じでバグにイラつきながらもプレイしつつ、休日は考古学者として遺跡へ遠征。途中でガイコツが話しかけて鬱陶しいから凍らせてやったぜ! 話すたびに作業中断させられるんだもんなぁ。こちとら一匹狼だから社交とか全く必要ないんだよぉ!
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んで、考古学スキルもMAXになって「古代のオミスカの遺物」をコンプリート。
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問題はこっちの「オミスカの宝物」だよ。一回の探索で大体1個か2個手に入るんだが……まぁ、ダブりが凄い。
Jungle Adventure初見プレイ時、13種類しかないのに遺跡探索50回くらいしてもコンプリート出来なくて諦めた記憶があるww(物欲センサーと屑運を遺憾なく発揮)
でも、チート使わずそれなりの正攻法で攻略できるんで、次回はそこからスタート予定。 そんな感じで次回へ続く。
次回へ
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jaguarmen99 · 2 years ago
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4: ウィズコロナの名無しさん 2023/10/22(日) 10:36:13.92 ID:YtRcF8JT0 なんで誰もが予想できてた事を想定外と言うのか
痛いニュース(ノ∀`) : 夫の死後、提供精子で妊娠 法の想定外、医師に伝えず胚移植 - ライブドアブログ
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yutakayagai · 2 years ago
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L'Amour sexuel d'un professeur(或る教師の性愛)
七月のある土曜日、教え子である額田大樹と情事を過ごした嶋田祐一は、真夜中に目を覚ました。時計の針は二時半を指していた。
全裸のまま、嶋田は寝室にしている十二畳の洋室からウッドデッキに出た。目前には阿字ヶ浦が広がり、波の音が時折聞こえている。砂浜には誰もいないが、海岸沿いのホテルにはあちこち照明が付いていた。連休だからか家族連れかスポーツ少年団か、泊まりに来ているのだろう。
先刻まで、嶋田は大樹と愛し合っていた。どちらかと言えば大樹の方が積極的で、抱擁も接吻も嶋田より多く求めてきた。性別が変わったかの様な声を上げながら、快楽にふけっていた。絶頂も彼の方が早かった。
大樹は、性の目覚めを迎えた十二歳の時に、一人の中年男から手解きを受けた。その男は佐伯浩二と言い、大樹の住む家の隣に住んでいるが、佐伯の父親が大樹の両親の高校時代の恩師だった。
大樹の父親は家に近いK百貨店の外商部、母親は市街の総合病院で看護師として働いていた。いずれも出張や夜勤で面倒が見られない時には、二人は佐伯に大樹を預けていた。
性の目覚めを迎える前は、佐伯も大樹を自分の子どもの様に面倒をみた。しかし、大樹が中学校に入学して二、三ヶ月後に精通を経験した頃に佐伯を肉欲の対象として見る様になってしまったのだ。
その頃の様子を、高校に入学すると大樹は私小説と言うかたちで書き始めた。嶋田は特別進学コース、大樹は大学進学コースで、校舎も渡り廊下でつながってはいたが校舎が別だったので接点はなかったが、大学進学コースで現代文を教える教師から指導をして欲しいと話があり、出会ったのだった。嶋田も現代文を教えていたからだ。
嶋田も、最初は大樹の書いた私小説をただ読むだけであったが、次第に彼が佐伯以外の教師と関係を持ち、快楽にふけていく様子が描かれているのを読む度に、次第に大樹のことをもっと知りたいと思う様になったのだ。
大樹を口説くのは意外と容易だった。いつもの様に彼が図書室を訪れ、嶋田に私小説を見せに来たが、その際に嶋田は大樹に、
「よかったら、ウチに来ないか?」
と誘ったのだ。この日は両親とも仕事で佐伯の家に泊まりに行く予定だったが、
「じゃあ、おじさんに電話しておく」
と即答だった。
図書室が閉まる時間に、先に嶋田が階下に行き、車をJR水戸駅南口の方で待ち合わせをし、その後に大樹が乗り合わせたのだ。車中では嶋田の好きな音楽を聴きながら阿字ヶ浦まで向かい、一緒に夕食を済ませた後、情事(こと)に及んだのである。
ベッドの上で、大樹は自ら制服のワイシャツとスラックスを脱ぎ、ビキニブリーフだけになった姿で嶋田に接吻を求めた。彼がそれに応じると、大樹は彼のワイシャツとスラックスを脱がし、身体の諸部位を接吻した。時折、唇を求めながら両上下肢で嶋田の身体にしがみついた。
「…大樹、本当にスケベだね」
そう言いながら嶋田も大樹の身体のところどころを接吻した。気付くと二人はビキニブリーフを脱ぎ捨て、全裸で乱れに乱れていた。
「もっと、愛して…」
この言葉が、大樹が必ず言う台詞の様だ。恍惚としながら女の様な甲高い声を上げ、嶋田の肉体を求めていた。これも、佐伯をはじめ数多の男たちと寝てきたことで、おのずと彼の肉体がそう求めるのだろう。
絶頂は大樹の方が早かった。下半身の穴に嶋田の肉棒が突き刺さり、頻りに彼の「Gスポット」が弄ばれた結果だった。あまりに気持ちよく過ぎたのか、潮吹きもしてしまった。大樹の肉体の中に嶋田の愛液が注入され、彼は言った。
「先生の赤ちゃん、妊娠しちゃう…」
ぐったりと横たわり、下腹部に自ら跳ばした愛液を手指で拭き取り眺めながら、
「ー先生のこと、もっと好きになっちゃった」
と、大樹は言った。嶋田は、
「もし赤ちゃん妊娠したら、オレが責任とるよ」
と、そっと大樹の唇に接吻した。
先刻の情事を振り返りながら、嶋田はいったん家内に戻り、居間のサイドボードからバーボンを取り出し、ロックグラスに氷を入れ、ダブルの量を注いだ。注ぎ口に赤い蝋がかけられた、あのバーボンである。
再びウッドデッキに戻り、ガーデンチェアに腰かけ、ロックグラスを傾けながら嶋田は、彼方に見える夜の闇に覆われた海を眺めた。
大樹が書いた私小説の冒頭には、ジャックプレヴェールの詩を引用していた。三本の蝋燭を灯し、相手の容姿を確かめると言う内容のものだが、それが嶋田には大樹の総てを段階的に知る意味を示していると解釈した。昨夜は彼を真っ裸にし、ベッドの上で本能のままに堕ちていく一面を見た。それが今夜の収穫だと、嶋田は思った。
ベッドの上で、快楽の故に喘ぐ大樹に嶋田は問うた。
「唇を奪われると、すぐその気になるね?」
「接吻(キス)されるとダメなンだ」
「おじさんも、君が感じやすい部位(ところ)を知ってるンだろ?」
「…うん」
大樹の性体感は、唇に限らず乳房や生殖器にもあった。あちこちを接吻したり弄ったりすると、
「あんッ!ああん!あッ、あん!」
と、肉棒をピクつかせながら声を上げた。その度に先走り汁が噴き出し、腰を突き上げた。
「愛して、もっと愛して…」
そう訴えながら嶋田の首に両腕を絡ませた。頻りに唇を求め、接吻すればするほど大樹は歓喜の声を上げ、嶋田の身体にしがみ付いてきた。
「大樹、オレ壊れちゃう…」
「だったら一緒に壊れよう…」
「…なんて欲深い奴なンだ」
「今夜は、欲しいの…」
嶋田は、
「これでも、大樹の一部分を知ったに過ぎない」
と思った。
初めて大樹を抱いたが、何度も愛したかの様に彼は求め、応えた。嶋田は、そんな彼にますます惹かれていった。
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teddyysblog · 10 days ago
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### 『お姉ちゃんの檻』第3章:永遠の牢獄
#### 朝の監視社会
午前5時30分、薄暗い寝室で目が覚めた。天井の隅にある赤いランプが微かに点滅している。お姉ちゃんが設置した監視カメラだ。ふと横を見ると、瑠奈お姉ちゃんが起きた私をすでに見つめていた。センター分けの黒髪が枕に広がり、紫色の瞳が暗闇で不気味に光る。
「おはよう、弟くん。よく眠れた?」
170センチの長身がベッドから起き上がると、すぐに私の額にキスを落とした。リビングに行くと、テーブルにはすでに朝食が用意されている。玉子焼きは相変わらず焦げており、味噌汁には卵の殻が浮いていた。
「全部食べてね?お姉ちゃん、4時から起きて作ってたんだから」
お姉ちゃんの手には新しい包帯が巻かれている。昨夜また自傷したのだろう。私は黙って箸を取ると、まずい料理を無理やり飲み込んだ。
#### 増殖する監視装置
家中に新しい監視カメラが設置されていた。トイレですら例外ではない。お姉ちゃんはタブレットを片手に、家中の様子をチェックしている。
「弟くん、トイレは3分以内で済ませてね?」
その声は優しいが、目は笑っていない。鏡に映った自分は、この1ヶ月で明らかに痩せ細っていた。160センチの小さな体は、ますますお姉ちゃんの影に飲み込まれていく。
#### 強制される共依存
「今日は特別な日だよ」
お姉ちゃんが嬉しそうに箱を開ける。中には2つの銀のチェーンがあった。
「これで永遠に繋がれるね」
お姉ちゃんの長い指が私の右足首を掴む。冷たい金属が肌に巻きつけられる音がした。もう一方のチェーンは、お姉ちゃん自身の左足首に。
「これで弟くんはどこにも行けない。私もずっと弟くんと一緒」
お姉ちゃんの紫色の瞳が��おしく輝く。10センチの身長差を利用して、上から見下ろすように私を見つめる。
#### 外界との最後の接点
ポストに届いた学校からの手紙を、お姉ちゃんが烈火のごとく破り捨てた。
「もういらない!弟くんは私だけのもの!」
突然の癇癪に、私は縮こまるしかなかった。お姉ちゃんの狂乱が収まると、今度は泣きながら抱きついてきた。
「ごめんね...でも、私から離れないで...」
その夜、お姉ちゃんはいつも以上に強く私を抱きしめた。チェーンが軋む音と、お姉ちゃんの啜り泣きが部屋に響く。
#### 夜の告白
真夜中、お姉ちゃんが私の耳元で囁いた。
「弟くん...私、妊娠したかも」
頭が真っ白になる。お姉ちゃんの手が私の手を、まだ平坦な腹部に導く。
「私たちの子供...誰にも邪魔させない」
窓の外で雷が鳴り響く。歪んだ愛の檻は、ますます深く、暗く、私たちを閉じ込めていく。お姉ちゃんの温もりと共に、私はゆっくりとこの永遠の闇に沈んでいくのだった。
[第4章へ続く...]
---
### 詳細な心理描写と情景描写の追加
#### 監視社会の詳細
- 家中に設置された監視カメラの数:7台
- 寝室天井隅
- トイレの洗面台上方
- 浴室の換気扇付近
- キッチンの冷蔵庫上部
- リビングのテレビ上
- 玄関ドア上部
- ベランダ窓枠
- お姉ちゃんの監視記録
- 専用タブレットに24時間録画
- 弟の行動を15分毎にチェック
- 異常行動があればすぐに駆けつける
#### 身体の変化
【弟】
- 体重:48kg→43kg(1ヶ月で5kg減)
- 目の下のクマが濃くなる
- 爪がもろくなり、よく折れる
- 髪の毛がパサつき始める
【お姉ちゃん】
- 手首の傷:縦方向の切傷が3本追加
- 睡眠時間:1日2-3時間
- 瞳孔が常に開き気味(精神的不安定の表れ)
- 笑顔の時に左頬だけが引きつる
#### 会話の深層心理
「お姉ちゃん、ちょっと外の空気を...」
「嫌いになった?私のことが?」
(チェーンを強く引っ張る)
「違う!ただ...」
「嘘つき!もう二度と外に出さない!」
(突然泣き出し抱きつく)
「このチェーン、外して...」
「どうして?嫌なの?」
(優しい声で)
「痛いから...」
「我慢して?お姉ちゃんが痛い時も我慢してる」
(自傷痕を見せつける)
#### 室内の変化
- カーテン:遮光カーテンからさらに毛布を追加
- ドア:すべて内側に南京錠を追加設置
- 壁:お姉ちゃんの手形がついた汚れ(癇癪時の跡)
- 床:チェーンでできた引っかき傷
- 空気:換気不足によるカビ臭
> この章では、物理的拘束が始まり、二人の関係が完全に歪んでいく様子を詳細に描写しました。第4章では、さらに状況が悪化し、お姉ちゃんの妄想が加速していく過程を描く予定です。
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yotchan-blog · 12 days ago
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2025/6/15 23:00:18現在のニュース
トヨタ出資のフォーテリックスCEO「AI自動運転、間違い許されぬ」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:57:19) 赤沢氏、カナダへ出発 日米首脳会談で合意可能性探る(毎日新聞, 2025/6/15 22:56:13) 今後20年の航空機市場、短距離機がけん引 ボーイング予測 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:51:50) 給食の主菜、唐揚げ1個 福岡市、SNSの批判受け改善へ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:45:33) 出生70万人割れ 専門家に聞く(下)コストより「価値観変化」 子育て世代、所得は改善 大和総研 是枝俊悟氏 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:45:33) 男女平等、遠い世界標準 日本118位 6年連続下位4分の1 意思決定層の女性登用後れ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:45:33) 花王、ハラル18億人市場挑む インドネシアが要、汗対策製品開発 家庭用品も認証必要に - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:45:33) デジタル教科書、音声や動画検定 文科省案 本文との関連性、簡易確認 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:45:33) 男女平等、日本118位 世界148カ国中 女性の政治参加後退 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:39:57) 性や妊娠の知識 保育園から 「プレコンケア」広がる - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:39:57) 教員「残業代」2.5倍、改正法成立 学校業務の外注拡大へ 保護者対応など民間に - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:39:57) サンデーコラム:身内の性加害語らない新教皇=福永方人・ロンドン支局長 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/6/15 22:33:26) 「同じ苦しみ減らしたい」 強制不妊体験、国連で証言 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:33:09) 〈マネー相談 黄金堂パーラー〉 親が亡くなったら(下)相続手続き 戸籍集め・財産調べ、負担軽く - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/6/15 22:33:09)
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misatovan · 1 year ago
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移植手術後の判定日だった。どうやらわたしは妊娠したらしい。妊娠4週で2か月。そうなのか? 4週なら1か月なのでは……、と思ったが、そういうものらしい。家に帰ったら夫が仕事の合間に帰ってきていて、妊娠したよと言ったらちょっと泣いていた。わたしはすごく泣いてしまった。嬉しいのも怖いのもあり、いろんな感情が混ざった。クリニックではまだボーとしていて、先生がおめでとうございますと言ってくれたときもすごくリアクションが薄かったと思う。もっとお礼を言えばよかった。
まだ、初期の初期の初期。どうなるかわからないので、夫以外の家族にも友達にも言っていない。とりあえず直属の上司と、課長と、わたしが不妊治療していることを知っている同じ部署のパートさんひとりと、あと、今日ちょうどプリンターを運ばないといけなかったので、お手伝いをお願いした先輩にだけ話した。結構話してるけど、わたしはわりと職場で仲のいい(と思ってる)方たちには治療のこともオープンにしていたし、相手が聞いても大丈夫そうなら、知っててもらったほうが良いのかなと思っている。皆、なんだかすごく喜んでくれて、課長は帰る瞬間まで喜んでくれていて、本当にありがたいなと思った。子どもが無事に育ってくれても、もし、そうでなくとも、今日のこのことを忘れないでいたいと思った。ちなみに夫は「こき使われないように母さん(義母)にも早めに言っとけば」と言っていた……。妻がこき使われてる自覚あるんかい。
今日は年2回のおそおその遅番で、12時半に出勤する予定だったけれど、なんだか動揺して1時間遅らせてもらってしまった。9時半ぐらいまで仕事して、無事帰った。
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tokyomariegold · 2 years ago
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2023/7/24〜
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7月24日 ポケモンスリープで睡眠を計測してみる。 5時間しか寝られていないし、ぐっすりしては起きての上下なみなみグラフ! よく眠れるようになりたい。
産業医さんと保健師さんの面談で、夜中に起きては豆乳を飲んでしまうことや最近の勤務状況、通院の話をする。豆乳で良いから、とにかく水分補給をして!血圧上げるために冷たいものをのんで!とのこと。
帰りに一期下の方と会って一緒に帰る。ロイヤルホストのりんごのパフェが最終日だと気づいた日、途中駅で下車した国道沿いのロイヤルホストへ1人で仕事帰りにパフェを食べに行った話を聞かせてもらう。 私はアイスクリームフィーバーを見て、どろどろに溶けるサーティーワンのアイスを食べた話をした。川上未映子さんの気になっていた小説をお勧めしてもらい、貸してくれる、とのこと。
昨晩、ちょうど吉澤嘉代子さんのYouTubeライブが配信されていて、私は1人お部屋でそれを見て、今朝Instagramに一緒に映画を観た友人が昨日食べた溶けるサーティーワンアイスクリームと一緒に、彼女もインスタライブを観たことを投稿していた。
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7月25日 睡眠を測る以上にポケモンスリープを楽しめる自信がなかったけれど、毎日のすこしのミッションにクッキーをポケモンにあげると喜んで食べてくれるのが可愛い。
去年いまの職場を退職された方から、職場のみんなにお手紙とお菓子が届く。 ずっと憧れだった、職場の地元のバスの運転手になるために退職された方で、若くして入職していたので私とあまり変わらない年齢だと思うけれどかなりキャリアのある方だった。
退職後はいったんお休みとのことで、家族3人とキャンピングカーで日本一周していると聞いていた。その途中で出会った鹿児島に移住されたらしく、空き家を譲り受けそこで暮らしているとのこと。そして来月からその土地のバスの運転手になるとのこと!みんな人生をしている。
今日はずっと眠くて眠くてよくわからないうちに一日が終わっていた。明日はお外の現場で出張なので、本当に頑張らないように気をつけなくては。
一期下の方がさっそく川上さんの黄色い部屋を貸してくださった。しかも昨日私がジップロックに本を入れているのをみて、ジップロックに入れてくれていた!
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7月26日 東京の現場へ出張したくなさすぎる!と通勤の車内で泣いたり、体力がもう朝からなくなってうとうとしたりして、何もない東京の出張先へ向かった。 日差しのもと、一体どれだけの時間拘束されるの!とやっぱりずっと泣いていたけれど、そうゆう日は案外午前中で解放させてもらえたりする。
今日は早く用務を終えたらギャラリーへ行こうと決めていた。 ギャラリーで担当の方にいくつか質問をする。作品や写真集を販売することについて相談をしたかった。自分の写真を他人がお金を出して買う?ちょっと考えたことない状況で、それは“人に作品を渡すなんてしたくない!”という気持ちではなく、単に需要ないものとして当たり前に考えていなかった。
でも写真展ってやっぱりお金がかかる。 担当さんにも「赤字になる金額設定はしないこと。欲しい人は高値でも買うし、値が付いていないものを買いたがる人はほとんどいない。作家活動を続けるためのことを考えるべき。」とのアドバイスをいただく。
生活プラスα程度のお金を稼ぐ地盤はあるはずだからか、今回の作品づくりの出費にほんの少しお小遣いバックがくれば…ほどに考えていたけれど、なるほど。 作家活動を続けるため、と思うと考え方が変わってくるかも。
写真集も赤字にならない金額設定にすると、とても高値になってしまうけれど、少ない部数しか発行しない作品として販売すると考えて、ある程度高値でも良いかもしれない。
貯金もしたいし旅行も行きたい。写真以外の生活ももちろんあるので、写真を続けるための金額設定にしよう!と、作品発注にも前向きになれた。
ギャラリーの担当さんのデスクの壁に錠剤(ロキソニン?)がメモと貼り付けられていて、なんかいいな、と思った。
そのあと、友人のプレゼントを買い、昨日の朝に撮りきったフィルムを出して早々に帰宅。 駅の温度計は37℃。
暑いからか早い時間だからか、スーパーはとっても空いていて、無駄に桃とスイカを買ってしまった。
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7月27日 ずっと退会できずにいたオンラインヨガ(年間会員で毎月支払いが発生していて、解約できるのは6〜7月の1ヶ月間だけという契約システムを最近理解した。)をやっと解約した!えらい!
朝から湿度が高い酷暑で、それなのに歩いて通勤したり、お昼休みもふらふら散歩をしてしまったりして、午後は予定外の現場に繰り出す案件が発生し、暑さに加えて、現場の送風機からコンクリートの粉がぶんぶん舞って振り掛けられる中で、早く終われ、と祈ることしができなかった。 昨日届いたばかりのツモリチサトの古着の新しいお洋服を着たところだったのに!
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その現場から駐車場までの帰り道、今の上司から「いつか言わないと、と思ってることがあるんですよ」と話を振られ、あ、これは、これはきたな、と思ってしまった。 妊娠されたご報告をして下さって、予定日の1ヶ月前くらいから産休に入る予定とのこと。 ひとが妊娠したことを知る度に吐きそうになって、今の自分がとてもひどくちっぽけで、自分が抱えていることに比べたらなんでも勝ってしまう出来事だ、と思ってしまう。
私も定期的に通院したり面談したり、内容は明かしていないけれど席を空けるときはもちろん上司に報告をしていて、上司からもそういえば定期的に通院の報告を受けていたので、あれ?もしかして?と思うことはあった。 だからもしかしたらもしかするのかも、が、もしかしてしまった。 そして私の人生は変わらずに、いつか休職して今の病気を治そうか、という懸念は進行中で、でも先手を打たれてしまった気持ちもある?
おめでとう案件なのにやっぱりどこか心からおめでとう!となれなくて、好きな上司だからこそなれなくて、そして仕事のことも不安しかなくて、要因は違えど昨日からずっと泣きそうで頭と喉が痛い。
現場から戻って、自分の病気のことを話していた職員さんから、調子はどうですか?と話しかけてもらう。 気が動転していたこともあって、ペラペラと自分の最近の症状について話してしまう。やっぱり全然わからないくらい元気そうに見えるし、(食べられないという症状について)理解できないけれど、本当にそんなことってあるんだね、とふむふむ聞いてくれて救われる。 またお昼休みに以前の上司のパン屋さんに行く約束をする。
みんな人生合戦。
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7月28日 昨日の報告を度々思い出して、それに対する私の反応が「教えてくださってありがとう!」だったので、ちょっと友達じゃないんだから…と思い返してつっこんでいた。 職場の方なので業務上必要だったとはいえ、とても好きな感じの上司だったので、打ち上けごとをしてもらえた喜びがあった。
通院の日だったので2時間だけお仕事をして東京へ向かう。古い大学病院の空調の効きが悪い待合室で、ひたすら待たされて、そして最近の炎天下の現場が堪えるんですよね〜と伝えると、もうこれは!と診断書を持たされることになってしまった。 ちゃんとこれを、わたしは、渡すことができるのかな。もう次の現場の予定は入っている。ただの弱音を、紙と印鑑社会のお役所武装しただけのものにしか見えない。 昨日の今日で、人生合戦に参戦することになってしまった。
今日は早く帰れそうなので、桃を買って帰りたい。
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kennak · 1 year ago
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[FDA]シナモンに含まれる安全でないレベルの鉛に対処するためにFDAが講じている措置についての対話 A Conversation with FDA on Steps the Agency is Taking to Address Unsafe Levels of Lead Found in Cinnamon https://www.fda.gov/food/conversations-experts-food-topics/conversation-fda-steps-agency-taking-address-unsafe-levels-lead-found-cinnamon 2024年3月6日、FDAは、ある種のシナモン粉末製品から高濃度の鉛が検出されたため、これらの製品を買ったり食べたりしないよう消費者に勧告する安全警告を発表した。この注意喚起は、FDAがディスカウント小売店のシナモン粉末製品を対象とした鉛のターゲット分析調査及びラボラトリーフレキシブルファンディングモデル協力協定(LFFM)に基づく各州による追加検査を実施したことを受けたものである。FDAは、2023年10月にシナモンアップルピューレとアップルソース製品の自主回収を行ったが、その際、シナモン中の鉛の存在を評価するためにこの検査を開始した。これは、これらの製品に含まれるシナモンに関連した高濃度の鉛が子供たちの鉛中毒の原因となったためである。 FDAは小売店から75の検体を収集して検査し、メリーランド州保健局とミズーリ州保健局はLFFMの下で追加分析を行った。これらの検査結果に基づき、FDAは安全警告を発出し、高濃度の鉛を含む6ブランドのシナモンを代表とする製品の自主回収を勧告した。これらの製品に関連する疾病や有害事象は報告されておらず、検出された鉛のレベルは、2023年10月のリコールに関連するアップルソースパウチに使用されたシナモンから検出されたレベルよりもかなり低いことに留意することが重要である。しかし、私たちは、消費者が耳にしているニュースに懸念を抱いているだろうことは理解している。 FDAの食品安全・応用栄養センター(CFSAN)の規制担当副センター長代理であるConrad Choiniere博士が、消費者の質問に答え、米国市場におけるシナモンやその他のスパイスの安全性を高めるためにFDAが行っていることを説明している。   消費者はパントリーにあるシナモンを気にする必要があるか? 私たちも同じことを知りたいと思い、このテストを開始した。その結果、安全警告に記載されている特定の製品について、購入や使用を控えるよう勧告する結果となった。家にあるその他のシナモンについては、現時点では安全性に懸念があるという証拠はない。私たちの考えを変えるような新しい情報が見つかった場合は、助言を更新し公表する。 これらのシナモン製品を使用していた消費者は、鉛中毒症状を経験するか? 鉛への暴露は、体格、体重、年齢、鉛の吸収を防ぐことができる食事中の栄養素、摂取した鉛の量など、様々な要因によって、個人に異なる影響を与える可能性がある。私たちは、例えば妊娠中の発育を含む、幼児やすでに血中鉛濃度が上昇している人々など、最も脆弱である可能性のある人々を考慮して、公衆衛生保護アプローチを用いている。FDAの評価によると、鉛の濃度が上昇していることが判明したこれらの特定のシナモン製品に長期的、継続的に暴露されると、健康への有害影響につながる可能性がある。あなた又はあなたの家族の誰かが、安全警告に記載されているシナモンを摂取した、又は高濃度の鉛への暴露の可能性について懸念する何らかの理由がある場合は、医療機関に連絡することを勧める。 鉛の体内吸収を減らすために、消費者ができることはあるか? 米国人のための食生活ガイドラインで推奨されているような、多様で栄養価の高い食事は、鉛への暴露による健康への有害影響を防ぐのに役立つ。鉄、亜鉛、カルシウムのような必須栄養素を食事から摂取することは重要である。他の多くの重要な利点の中でも、鉛が体内に吸収される量を��少させ、体内に十分な栄養素が蓄積されていることは、鉛が有害な影響を及ぼすのを防ぐのに役立つ。FDAは、十分な食品のバラエティを得るために、野菜、果物、穀物、乳製品、タンパク質食品という5つの食品グループから多くの異なる食品を食べること、そして同じ食品を食べる頻度を交互に変えることを消費者に推奨している。 これらの製品はどのようにして汚染されたのか? FDAは、これらの製品がどのようにして鉛に汚染されたのかを把握していない。鉛は、食品が栽培、飼育、加工される環境から食品供給源に入る可能性がある。環境中の鉛のレベルは、地理的な違いや現在又は過去に鉛で製造された製品が使用された場所への近さによって異なる可能性がある。しかし、鉛は、鉛を含む非食品グレードの機器の使用など、加工や製造を通じて食品に混入する可能性もある。FDAは、これらの製品がどのように汚染されたかをさらに調査するため、企業と協力する予定である。 この警告とリコールは、昨年の秋のシナモンアップルピューレとアップルソース製品のリコールとどのような関係があるか? FDAは、昨年の秋のシナモンアップルピューレとアップルソース製品のリコールとその関連調査を受けて、小売レベルでのシナモンのサンプリングを開始した。その結果わかったことは、安全警告に記載され、今回のリコールに関連するシナモン粉末に含まれる鉛のレベルは、リコールされたアップルピューレ及びアップルソース製品に含まれるシナモンに関連する鉛のレベルよりも約2,000 ppm~5,000 ppm低いことである。私たちが小売店で収集したシナモン粉末中の鉛レベルは2~3.4 ppmであったのに対し、リコールされたアップルピューレとアップルソース製品に含まれるシナモンは2,270 ppm~5,110 ppmであった。そのため、安全警告ではこれらの製品に懸念を示しているが、アップルピューレやアップルソース製品に含まれるシナモンと同レベルのヒトへのリスクはない。 このリコールは、FDAのCloser to Zero(ゼロに近づける)イニシアチブとどのような関係があるのか? 私たちのCloser to Zeroイニシアチブは、特に乳幼児がよく口にする食品から、鉛のような汚染物質への食事からの暴露を可能な限り減らすことを目的としている。安全警告に記載されているシナモン粉末は、幼児を直接対象とした食品ではないかもしれないが、多くの親が幼児向けにシナモンを使った食品を調理している可能性があることは理解している。一般的に子どもは鉛暴露の影響を受けやすいため、FDAは業界と協力し、汚染による鉛暴露を防止するための対策を講じようとしている。 FDAの次のステップは? 私たちは、安全でない製品を市場から排除し、汚染源をさらに調査するために、製造業者、流通業者、小売業者と引き続き協力している。また、米国内のすべてのシナモン製造業者、加工業者、流通業者、施設運営者に対し、シナモン粉末製品を含め、食品中の潜在的な化学物質によるハザードからの汚染を防止するための管理を実施することが義務付けられていることを喚起する書簡を送付した。 FDAは有害元素監視プログラムを継続しており、これには米国で販売されるスパイスを含む様々な食品の検査が含まれる。過去に実施し、現在も継続している輸入時のサンプリングにより、鉛の濃度が高いシナモンが米国の商取引に入るのを防いでいるが、私たちのすべての監視活動と同様に、これらの監視プログラムは輸入される商品のごく一部を評価するにすぎない。最終的には、米国市場に入る製品の安全性を確保するのは、製造業者と輸入業者の責任である。 FDAはまた、スパイス業界と協力して、スパイス業界が製品の安全性を確保するために十分な情報を得た上で意思決定ができるよう、今回の調査結果についての認識を提供したいと考えている。FDAは、これらの知見をフォローアップするとともに、安全でないシナモンが米国の消費者に届くのを防ぐため、輸入スパイスに関する監視活動を継続し、必要な場合には輸入警告に企業や製品を追加する。 FDAは、最終製品にシナモンを使用している施設に対し、FDAのヒト用食品に関する予防的管理規則の遵守を確認するための追加検査を検討している。FDAはまた、FDAの食品輸入業者の外国供給者検証プログラム(Foreign Supplier Verification Program for Food Importers:FSVP)規制の対象となる輸入業者の検査を実施する際に、鉛を含む化学汚染物質にさらに焦点を当てることを検討している。FSVP規制は、輸入業者に対し、食品が適用されるFDA食品安全規制を遵守して生産されていることを適切に保証するFSVPを作成し、維持し、それに従うことを求めている。 鉛のアクションレベルがあれば、このような事態は避けられたのか? アクションレベルは、FDAがその食品を異物混入(adulterated)とみなす可能性のある食品中の汚染物質のレベルを、業界に向けて明確にするものである。しかしFDAは、鉛のように汚染物質の濃度が安全でない場合、行動を起こすのにアクションレベルやガイダンスは必要ない。製造する食品の安全性を確保するために必要な措置を講じることは業界の責任である。 だから、これらの製品から検出された高濃度の鉛が、アクションレベルによって完全に防げたとは思わない。しかし、これらの製品が市場に出回るのを防ぐのに役立った可能性があるのは、最終製品の検査である。現在、連邦法は業界に対し、原材料や最終製品の汚染物質検査を明確に義務づけていない。大統領の2024年度予算案の一部として、我々は議会に対し、連邦食品・医薬品・化粧品法を改正し、業界が最終製品(乳幼児が摂取するために販売されるものを含む)の汚染物質検査を実施し、FDAによる査察用に検査結果を保持し、FDAに検査結果へのリモートアクセスを提供する要件を追加するよう要請した。これらの新しい権限は、FDAが食品中の汚染物質のレベルを理解するのに役立ち、FDAが時間の経過とともにレベルの低減における業界の進捗状況を監視し、FDAがより多くの時間とリソースを割くべき場所を特定することを可能にする。 このような状況において、業界にはどのような責任があるか? 鉛が食品に混入するのを完全に防ぐことは不可能であるが、鉛を含む食品については、農法や製造方法の変更により、その濃度を下げることは可能であろう。法律により、食品製造業者には、必要に応じて化学物質のハザードを大幅に低減又は防止する責任がある。  さらに、輸入業者には、米国に輸入する製品の安全性を確保する重要な責任がある。FDAの食品安全強化法(FSMA)の下、FSVPプログラムは、製品を輸入する製造業者が適用される食品安全要件に従っていることを確認するという輸入業者に対する新たな責任を導入した。
2024-03-18 - 食品安全情報blog2
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iamnothizanourahayao · 7 months ago
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2024/11/29
ずいぶん間が空いてしまった。
この間の状況を説明したいと思う。
まず、先だって息子に贈る手紙を書いたように、実はハムちゃんは妊娠している。予定日は1月の終わり頃だ。子どもが(生物的には)男の子であることも判明している。おれの子どもらしく、ぐるんぐるん動き回っていてハムちゃんはあまり眠れていない。
また、おれもハムちゃんの支援と遠距離通勤による仕事で知らず知らずのうちに無理がたたり、10月の頭に予定通りの時間に起床できなくなり、主治医からうつ状態と診断され休職している。正確にいえばまだ傷病休暇期間中だが、復帰する前に育休予定期間に入る可能性が高く、手続き上の都合により休職として整理される可能性が高い。
ということで、奇しくも、自分史上最長の休みをとっている。主治医からは、睡眠のリズムを作り、時間をうまく整理しろと指示があった。そういうわけで、今は22時に就寝し、朝5時半に起きることをしばらく行っている。ハムちゃんとは寝る場所を別にし、22時におれの寝室は消灯する。ハムちゃんはリビングで寝ているので、おれが起床するとちょっと目を覚ましてしまう。この家の構造上、布団が敷けるのがこの2部屋だけなので、こうするしかない。
おれの基本スケジュールは、朝起きたら通勤の練習がてら周囲を散歩し、駅周辺のどこかの店でモーニングの軽食をとる。始業時間近くになったらハムちゃんの朝食をコンビニで買うなどしながらいったん帰宅して予定を整理する。つまり、2-3時間くらいを自分の時間として整理するようにしている。
最初のうちはとにかく仕事を休んで、睡眠をとりできるだけ何もしないようにしていたが、空いている時間はゲームをしたりするようになり、今後のための荷物整理をしたりしているうちに睡眠のリズムが崩れていき、最終的に午前中をほぼ睡眠で過ごすようになってしまった。
その辺からおれの体調はさらに悪化していき、猛烈な抑うつになってしまったので、主治医から「夫婦で一緒に寝ることはあきらめて、普段通勤する時間に起きられるようにすることを第一とすべき」との助言のもと、少し離れた場所のビジネスホテルを1週間弱ほどとって、22時就寝5時半起床を厳守し、好きな時間を過ごすようにしてみた。もともと前述による休暇中であることやそもそも時間外労働がほとんどできなくなり収入がかなり減ったうえで、さらに買い出しが困難であるためコンビニや出前館などを駆使し支出が増えていった結果、資金繰りが非常にシビアになっていたところ、この出費をねん出するのはかなり手痛かったが、仕方がなかった。
前述の通り、その睡眠修行から帰ってきてからはどうにかそれを維持できてはいる。しかし、同時に服薬のセットを変えるということをやっており(おそらく主治医はこれがやりたかったのだろうと思っている)、これの影響か思考力が極端に落ちていて、やはり年内の復帰は難しいだろうという診断となっている。
まあ、職場に自分がいないのはもとよりある程度覚悟していたことであったのが不幸中の幸いだし、正直残りの同僚がどうなろうが知ったことではない(その調整をするのは上司の仕事であると思っている)ので、とにかく職能が回復するまで休ませてもらうが、おそらく年初に復帰したところで、手続きだけとってすぐ育休になるのは目に見えており、なんだか微妙なものを感じる。
ただ、どちらにせよこの半年の中で職場で働くのは長くても1カ月程度だと思えば、近いうちに職場に忍び込んで机の環境を整理したほうがいいように思う。
あと、距離が遠すぎるし、給料が落ちることが確定している(これはおれが休職したからではなく、業界全体の理由であるが)ので、さすがのおれも今回ばかりは転職を考えないとまずいような気がしているが、当然ながらそんなことを言っている場合ではなさすぎるので、まずは現状を整えることに専念するしかない。
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