#五感に訴えてくることに注意をはらう
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金曜日になり、浅草では三社祭が始まった。ニュースでは雷門周辺で数多の観光客が一目見ようとあちこちから集まり、賑わっていた。一方、信也はこの日も仕事だったので帰りは通常通りだった。ところが、編集部に務める若い部下から飲みに行きましょうと誘われたのだ。行き先は銀座。大学進学を機に上京してきたが、信也はこれまで数えるくらいしか銀座には来たことがなかった。買い物だったら新宿、飲みに行くなら上野だった。裕美がたまに香織やその他のアシスタントを連れて訪れているが、夫婦としてはなかった。
最初に来店したのは有楽町の「Nビヤホール」だった。そこから銀座七丁目に繰り出し、最終的には「西五番街」の路地に入ったところにあるバー「R」だった。その頃には何人かはすでに解散していたが、信也と二人の部下が店に入った。昔、太宰治や坂口安吾などの文豪が出入りしていたバーとして名高く、いつか「銀座」を特集にしようと部下の一人が提案した。信也は「グレンフィディック」と「ゴールデンフィズ」を注文したが、チャージ代だけで八百五十円と聞き、びっくりした。部下たちは、
「銀座で千円切るチャージなんて、未だ安いですよ」
と言った。いやいや、上野だったらたらふく飲めるし食べられるわと、信也は恐らく二度目はないだろうなと内心思った。
そもそも、背広だってようやく日本橋馬喰町の紳士洋品店「S」で買ったのに、たかが飲み食いの為に金は出せないと言うのが本音だった。たまに、今編集している雑誌「S」を眺めているとこんな、京都とか温泉とか、ただですら明日食べる食料すらない家庭もあるのにリッチな特集ばかり取り上げて意味があるのかなと疑問に思うことがある。銀座なんて、今ではイン��ウンドの波に乗り過ぎて昔の様な高級なイメージは皆無だ。そもそも、銀座の複合ビルに百円ショップができた時点で終わったと彼は思っていた。
時計台の針が午後十時を回っていた。部下とは銀座駅の入口で別れたが、信也は何か淋しさを感じた。嗚呼、そう言えば新橋の近くにゲイバーがあったなァ…。今日はちょうどスーツ着用が大歓迎だったなと、彼は再び複合ビル「G」の前を通り、新橋方面に向かって行った。
ゲイバー「T」は、銀座の並木通りを抜けて首都高速道路の高架橋を越えた路地にあった。タブレットでゲイ関係の総合サイトを見て知り、更に「ツイッター」でアカウントがありフォローしたのだ。
店の中に入ると、賑やかな雰囲気だった。カラオケがあり、テーブルには老いも若きも仲良く話をしている様だった。マスターと思しき店員に、
「あら、ウチのお店は初めて? 何飲む?」
と聞いてきた。信也はカンパリソーダを飲むことにした。スーツ着用大歓迎ではあるが、最近はスラックスにポロシャツも社内では可と言う企業もあり、キッチリ着こなしている者はいない。嗚呼、自分はおじさんになったのかなと、内心嘆いた。
そんな中、ネクタイを外した状態で周囲を見渡しながら信也の隣に一人座ってきた。よく見てみると真純だった。彼は満面の笑みで、
「あれぇ〜、もしかしたらあの時の!?」
と言った。信也も、
「あぁ、先日はどうも!」
と気付いた。
真純は信也の身体に密着し、時折片腕を背部に伸ばしながら内腿にも手指を忍ばせ、撫で回した。かなり上機嫌で、一緒にカラオケをやろうとも誘ってきた。信也は真純が見た目のわりにはミーハーな感じがあることに驚き、恐らく酔っているせいもあるのか、スキンシップが多かった。マスターは、
「あら、知り合いなの?」
と聞いた。真純は、
「ちょっとね…」
と、ニヤリと顔を緩ませながら言った。
結局、信也は完全に真純のペースに流されてしまった。クローズは午前一時だったが、とっくに終電はなくなっていた。それでも真純はスキップしながら信也の手を握り、はしゃいでいた。五十歳は過ぎているだろうが、もしヤングが見たら「変なおじさん」だろうな…。二人は中央通りをひたすら歩いて行った。
意外と、東京は電車や地下鉄が多いので距離がある様に見えるが、駅と駅との間隔は狭い。地方ではバス停の感覚である。上野駅まで来た時、真純は人気ない路地に信也を連れて行き、ビルとビルの影に隠れながら接吻した。頬を寄せ、信也のぬくもりを感じながら、
「偶然と偶然が重なって…離したくない」
とため息をついた。微かに柑橘系のオードトワレが匂い、信也は真純が愛おしくなった。彼の方から今度は接吻し、舌と舌を絡ませた。とめどなく唾液が噴き出し、なんてスケベなンだと信也は興奮した。下半身の奥底に潜む、所謂「Gスポット」がうずくのを感じ、彼は尻の筋肉をキュッと締めた。一物が硬くなり、勢いよくビキニとスラックスを突き出した。嗚呼、欲しい…。真純も同じ反応を示していた。あッ、近くにハッテンサウナのホテルがあるじゃないか。このままベッドインしてイッちゃいたい…。二人は身体を密着させながらハッテンサウナのホテルにチェックインし、部屋に入った。服を脱ぎ捨て、ビキニ姿でベッドに身を投げ、欲情のままに二人は抱擁と接吻を繰り返した。時折、真純は信也の腋下に顔をうずめ、
「し、信ちゃぁぁぁぁん…」
と声を上げた。
ビキニが床の上に重なり合う。信也はいきり勃った己の肉棒を真純の下半身の穴に挿れた。ラヴオイルにまみれた彼の谷間が、とてつもなく卑猥に見えた。腰を突き上げ、また引きながら信也は真純を犯した。真純は、
「イイ、イイッ! もっと突いて!」
とすすり泣いた。彼も自分の一物を弄び、片手を先走り汁で汚した。
オルガズムは信也の方が早かった。真純の肉体の中に彼は愛液を「ぶち込んだ」。
「あッ、あん!」
一突きをすると、信也は両眼をつぶった。こんな感覚、恐らく裕美と寝た時以来だ。嗚呼、クセになりそう…。彼は何か達成感の様なものを感じた。一方、真純も充血した肉棒を信也の方に向け、愛液を跳ばした。
「あぁぁぁぁん!」
真純は顔を紅潮させながら声を上げた。もはや頭の中は空っぽな様だった。信也は真純をもっと歓ばせたい衝動に駆られた。下腹部に跳ばされた彼の愛液を片手で拭い、その手で彼の萎えた一物の先端を「こねくり回した」。
「いやッ! いやッ! 苛めないで!」
と声を上げつつも再び勃ち始めた。彼は包茎だからか、包皮が剥けた先端は敏感な様だった。腰をくねつかせ、時折上下させながら彼はすすり泣き、尿の様なものを出した。これが「潮吹き」かと、信也は思った。快感に酔い痴れた真純は彼に抱きつき、
「愛してる! 大好き! 一生離さない!」
と訴えた。
時計の針は午前二時を回っていた。信也は、両腕から離そうとしない真純に抱かれながら肉体の諸部分を弄られた。特に、乳房はシャツが触れるだけで���クッと反応するほど敏感になっていた。次第に、オトコの身体の方が繊細にできていると思う様になっていった。信也は接吻が好きだった。何度も真純と唇を重ね、その度にいったん萎えた一物が硬直した。真純は、
「す、すごい! 信ちゃん、元気!」
と、彼は信也の下半身を舌と唇で弄んだ。何かのサイトで見たことがあるが、オトコの下半身はオンナより敏感だという。恐らく、子孫を遺す為に生殖器がそうできているのだろう。もし雑誌の特集にできれば面白いだろうが、信也が編集を手掛けているものは定年を迎えて生活自体にゆとりがある世代に読者が多かった。「性生活」の性の字もないよなと、彼は思った。
結局、二人はようやく午前四時頃に疲れ果てて眠った。目覚めたのは午前八時だった。シャワーを浴び、床に散乱した下着や服を拾って着ながら、信也は三社祭を観に行くと話した。すると、真純は嬉しそうに、
「へぇ〜、じゃあ、明日の夕方に来てよ!」
とマッチの一箱を渡した。そのマッチ箱には、
「浅草『Z』」
と書かれていた。ゲイバーらしかった。
信也は真純から詳細を聞き、
「解った。午後八時ね」
と承諾した。
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<五輪日和> 「神様のいたずら」 陸上の田中希実が女子1500メートル準決勝で3分59秒70という自身の日本記録(3分59秒19)に迫る走りを見せた。そのレース直後のインタビューで、冒頭の言葉が出てきた。 予選では他の選手と接触し、順位を後退させるアクシデントがあった。しかし救済措置で準決勝に進出した。今大会は5000メートルで予選落ちするなどさまざまな苦しみを味わった。そんな試練の先にあった4分切り。敗退という悔しさがある一方で、次に向かう活力となる一筋の光が差し込んでいたのだろう。そのコメントのくだりはこうだ。 「神様のいたずらというか、もう1回機会をいただいたおかげで、目に見える形で決勝というところはお見せできなかったのはすごく残念ですけど、いつかもう1回絶対に立ってみせるという新たな気持ちを作れたレースだった」 どこかで聞いたような。卓球の早田ひなが8月3日の女子シングルス3位決定戦で勝利した後、似たような言葉���口にしていた。 「神様のいじわる」 準々決勝で左腕を痛めた。続く準決勝では世界ランキング1位の孫穎莎(中国)に何もできず、0-4と完敗。大事な局面で負傷という大きな試練とも闘っていた。そんな苦しみの先にあった3位決定戦で、痛み止めの注射を打って勝負に懸けた。そしてつかんだ銅メダル。最後まで気持ちを切らさず、あきらめなかった。そして胸にたまっていた感情、思いがとめどなくあふれ出ていた。 「金メダルを目指していたけど、まさか神様にこんなタイミングでいじわるをされると思わなくて。それでも大事なフォアハンドドライブだけは残してくれた」 涙ながらのストレートな物言いは、こちらに訴えるものがあった。 オリンピックに出るトップアスリートとなれば、誰しも心身を極限まで追い込み、血のにじむような努力をしている。この苦しみは必ずや報われると信じて。だからこそ「神様」がいる。 アスリートはみな、哲学者だと思う。どうすれば結果が出るのか。常に自身と対話しながら競技に打ち込んでいる。周囲の期待の声に重圧を感じ、ライバルたちの活躍を見れば焦りも生まれる。悩み、考え、そして希望の道筋を探す。孤高ゆえの志がある。その思考が重なれば、自分なりの言葉が醸成される。それが珠玉の言葉となって出る。 「人間は考える葦である」。フランスの思想家パスカル(1623~1662年)の有名な言葉である。葦とは水辺に群生している細くて長い、ススキのような植物のこと。「人間とは1本の葦のような儚(はか)い存在だが、一方で思考を続ける偉大さを持ち合わせている」という意味だ。 田中希実のよどみなく出てくる言葉。その事細やかさには驚かされる。レース直後のインタビューであれほど研ぎ澄まされ、深い思考を感じさせるものはない。まさしく思想家だった。 「苦しい時間が長かった大会だった。でも私にとって必要な時間というか、必要な試練であって、理不尽な苦しみでなく与えられるべくして与えられた時間だった」 もっと遠くへ-。その一心で思考を繰り返し、自らを高みへと持って行く。うるう年と同じ4年に1度の巡り合わせ。そこで発せられるアスリートたちの言葉にそっと耳を傾けたい。 私たちにとって生きる上でのヒントさえ見えてくる。【佐藤隆志】
【五輪日和】「神様のいたずら」「神様のいじわる」戦い終えたアスリートたちの思いと珠玉の言葉 - 五輪一般 - パリオリンピック2024 : 日刊スポーツ
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【チャリを交通の主役に 魅力発信、片山右京の挑戦 疾走チャリノミクス(1)】 - 日本経済新聞 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK132ME0T10C21A2000000/ : https://archive.is/XQzTa 2021年3月21日 2:00 (2021年3月22日 2:00更新)
環境に優しく、健康によく、密も避けられる夢の乗り物――。脱炭素や新型コロナウイルス禍で改めて脚光を浴びる自転車。チャリンコと侮るなかれ。IT(情報技術)などの最新テクノロジーを取り込み、自転車経済圏は国内外で広がる。競技から開発、安全対策までそれぞれのフィールドを全速力で走るチャリダー(自転車乗り)を追う。
■《自転車競技の中心にカミカゼ右京》 東京五輪の競技運営責任者に、新設するプロリーグのチェアマン――。いま日本の自転車競技界の中心には、元F1レーサーの片山右京(57)がいる。かつて怖い物知らずの走りから「カミカゼ・ウキョウ」と呼ばれた男だ。
{{ 図版 1 : 東京五輪の自転車競技スポーツマネジャーも務める片山 }}
「あなたの街へ興奮と感動を届けます」。こんなうたい文句で3月27日にシーズン1年目の幕を開ける自転車ロードレースのプロリーグ、ジャパンサイクルリーグ。新設に汗をかいた一人が片山だ。チェアマンとして組織体制作りやスポンサーの獲得に奔走。メインスポンサーには不動産大手の三菱地所が就いた。「多くの人たちが自転車に関心を持ち、スポーツとして応援しようとしてくれている」
人生最初の挑戦は小学校5年生の時、三重県から神奈川県の自宅まで走破した自転車旅行だったという。いったん遠ざかったが、F1レーサー時代、体���トレーニングで再び自転車に乗るようになった。引退後はその魅力に取りつかれ、数々の市民ロードレースに参加。2012年には自らロードレースチームを立ち上げた。「40代半ばから本格的に始めても、毎年記録が上がったり、200キロメートル以上走れたりする。頑張った分だけ確実に力がつき、生きてるという感覚をもらえる」
■《登山で環境破壊に危機感》
自転車に託すのは競技への思い入れだけではない。F1引退後、自転車とともに登山にのめり込み、キリマンジャロなど世界6大陸の最高峰登頂に成功した。だが、そこで見たのは消えゆく氷河やプラスチックゴミなどの環境破壊だった。
人力でペダルをこいで進む自転車は二酸化炭素(CO2)を一切出さない。脱炭素への意識が世界的に高まるなか、究極のクリーンモビリティとして注目され始めた。片山は「今後30年で公共交通の構造が変わり、自転車はその中心の一つになる。皆が自転車に乗って動き回るようになれば、自動車が入りにくい裏通りの価値も変わる」と訴える。
■《日本の自転車利用、拡大の余地》
特定の移動手段の利用頻度から算出した「交通分担率」をみると、日本の自転車は13%。最も高いのは自動車の48%だが、国土交通省の調査によると、自動車の移動距離は5キロメートル未満がうち43%を占める。同省は「短距離の移動で今後、自動車から自転車へ交通手段がシフトする可能性がある」(道路局)とみている。
{{ 図版 2 : 日本の交通分担率の内訳 主要国の交通における自転車分担率 }}
■《車椅子に乗る15歳の社長》
「自転車産業はITとの融合でもっともっと成長する」。シェアサイクル事業、チャリチャリを展開するneuet(ニュート、東京・港)の社長、家本賢太郎(39)は、真っ赤な自転車が並ぶ本社内のガレージで力を込める。家本は15歳でネット関連のコンサルティング企業、クララオンライン(同)を立ち上げた異色の経歴を持つ。
{{ 図版 3 : クララオンラインとニュート社長を兼務する家本(東京・港) }}
脳腫瘍の手術の後遺症で14歳から18歳まで車椅子生活を送った。電車など公共交通機関での移動に大変な不便を感じ、「移動に選択肢があることは幸せと感じるようになった」。特に羨望のまなざしで見たのは、自らの力だけで自由に移動できる自転車だ。
車椅子生活を終えた後、自転車は家本の趣味になる。そしてITを武器にアジアへ事業を拡大した際、中国で目の���たりにしたのはシェアサイクル事業の勃興だ。鍵となっていたのが、あらゆるモノがネットにつながるIoTだ。ITに精通した家本は「これなら自分にもできる」と思い立つ。
■《ITからシェア自転車に》
17年秋には福岡市でシェアサイクル事業を展開しようとしていたメルカリから「一緒にやりませんか」と声がかかり、IoT関連のサポートなど裏方仕事に携わった。そして19年夏、「ここから先は僕にリスクを取らせてほしい」と事業譲渡を持ちかけ、チャリチャリとし��再スタート。今は名古屋、東京と事業を広げ、専用駐輪場(ポート)は430カ所、保有台数は2000台に達した。
{{ 図版 4 : シェアサイクル「チャリチャリ」の専用駐輪場は430カ所に達した }}
チャリチャリはITの塊だ。利用者はまずスマートフォンにアプリをダウンロードし、付近のポートにある自転車を探す。見つけたらサドルの下にあるQRコードをアプリで読み取り、解錠。利用後は近くのポートに駐輪し、施錠する。料金は1分4円で、アプリに登録したクレジットカードに課金される。24時間365日利用できる。
全地球測位システム(GPS)が搭載されているため、万が一ポート以外に放置されても、すぐに見つけ出せる。買い物や通勤などの短距離移動はシェアサイクル、サイクリングなどの遠出は自分の自転車と住み分けが進めば、「日本が長年抱える放置自転車の解決につながる」。
日本のシェアサイクル事業は地方自治体が関わっていることが多いが、チャリチャリは行政から補助金を一切貰っていない。自立には利用率の向上が必須で、昼間人口の多さや人口密度の高さに加え、公共交通機関の乗り換えが不便な場所などを狙ってポートの候補地を探す。「シェアサイクルが日本でちゃんと事業として成り立つことをみんなに見せたい」
■《環境派市長「パリをつくり替える」》
チャリノミクスは国境を越える。「環境保護を進めるため、今すぐパリをつくり変えなければいけない」。市長のアンヌ・イダルゴ(61)は自転車でパリ中心部を疾走する。優先レーンを作るなどして、全ての道で24年までに危険なく自転車を利用できるようにする目標を掲げる。
{{ 図版 5 : イダルゴ市長は環境保護のため、市民に自転車の利用を呼びかけている(パリ)=ロイター }}
14年に就任したイダルゴは環境派として、セーヌ川沿岸の一部を自動車進入禁止にするなどの政策を取ってきた。コロナ禍で人との接触を避ける動きが強まったのをきっかけに自転車の利用を一層促す。20年には自転車用レーンを60キロメートル分延ばすと表明した。
かつて自動車で混雑していたルーヴル美術館前の有名なリボリ通り��いまや、自転車で混み合うほどの様変わりだ。「大気汚染や騒音が著しく減っている」。イダルゴは胸を張る。
フランス政府も自転車の利用を後押しする。コロナ発生後、自転車の修理費を50ユーロ(約6500円)まで補助すると発表した。一時は数カ月待たないと予約が入らないほど修理業者がにぎわった。市場は爆発的に拡大している。仏テレビLCIによると、20年の仏自転車販売台数は330万台と19年比3割近く増えた。
■《自転車経済、年7%で成長》
今後も世界的に自転車市場の拡大は続きそうだ。英調査会社テクナビオによると、20年の世界の自転車市場は約540億ドル(約5兆9000億円)で、25年まで年平均7%で成長するという。
{{ 図版 6 : スポーツ自転車が大きく伸びている(1店舗あたりの国内販売台数の前年比) }}
日本国内の20年の自転車市場規模(国内生産と輸入の合計)は約1300億円。最近では特にスポーツ自転車の伸びが大きい。野村証券チーフエコノミストの美和卓(53)は「スポーツ車は単価が高いだけでなく、ヘルメットやライトなどを追加購入しないと走れない。アパレルや付属品など周辺市場の広がりに期待できる」と話す。自身も約15万円でロードバイクを購入し、本体以上のお金をかけてギアやホイールを好みの部品に取り替えた。
{{ 図版 7 : ロードバイクで通勤をする野村証券チーフエコノミストの美和(東京・千代田) }}
前日のニューヨーク市況のチェックから始まる美和の朝は早い。西東京市の自宅から東京・大手町の職場まで��ロードバイクで1時間半。夜の喧噪の名残ある新宿の繁華街を抜け、大手町が近づくころには皇居のお堀に反射する荘厳な朝日が見えてくる。6時過ぎに会社近くの駐輪場に愛車を止め、サイクルジャージからジャケットに着替えると、今日も美和の一日が始まる。
=敬称略、つづく
(生田弦己、松本萌、福井環、パリ=白石透冴)
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)9月15日(金曜日)
通巻第7911号 <前日発行>
米下院中国問題委員長マイク・ギャラガーらが「六四記念館」を見学
天安門事件を風化させない、共産党の本質を知って欲しい
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NYはエンパイアステーツビルの近くに六四虐殺を風化させないための「天安門事件記念館」が開設された。23年��月、王丹ら当時の学生指導者が記者会見を開き、このニュースは世界を駆け巡った。
NYのど真ん中、六番街894番地のビルに開設されたこの記念館は、全米の華人等を中心に50万ドルの寄付を募った。
民主の女神像のミニチュア版やさまざまなスローガンなど100点以上の文化的遺物が展示されている。当時の民主活動家が使用していた印鑑、手紙、版画、販促資料用の高速謄写版機、香港民主化運動の展示室等々。
米国下院の中国に関する特別委員会のギャラガー委員長がニューヨークの天安門広場記念館を訪れたことはニュースである。現職の下院に有力議員の訪問は初めて。ギャラガーは「米国は中国のWTO加盟を支援したことで大きな間違いを犯した。中国共産党に対する幻想がある」と述べた。
マイク・ギャラガーは9月11日に米国の対中投資のリスクに関する公聴会を開催した後、 12日午前にヒントン議員を伴った。人権団体「中国人権」の周鳳索・常務理事の説明に、時折感嘆の声を上げながら注意深く聞いた。
「中国共産党に対する我々の無邪気で希望的観測は、ずっと前の1989年6月4日に終わっているはずだった。このマルクス・レーニン主義政権の性質は、少なくとも中国共産党が主張する何ヶ月も前に明らかになった。冷戦終結後、彼らは自己満足し、人類は歴史の終わりに達し、中国共産党は民主的な価値観と制度に向けて発展すると信じていたが、その結果は大きな間違いであり、「競争」を招いた」。
ギャラガー委員長は「ウォール街の幹部に対し、制度の不安定による損失から中国の軍事近代化支援のモラルハザードや深刻な人権侵害に至るまで、中国でビジネスを行うリスクを評価する必要がある」とし、「ニューヨークの金融界のリーダーたちがこれらのメッセージを聞いてくれることを望んでいる」と訴えた。
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先の東京五輪は、招致段階から多くの疑惑にまみれ、開催が決まった後も国立競技場の当初案の白紙撤回やエンブレムの盗作疑惑等々、ありとあらゆる不祥事に見舞われたあげ��、開催費用が当初予算よりも大きく膨れ上がるなど、実に多くの問題が次々と噴出した。それはあたかも今日の日本の劣化ぶりがそのまま反映されているかのようでさえあった。そのため、東京地検特捜部が五輪の組織委員会や電通の幹部などを対象に捜査に乗り出した時、ようやく司直の手で金満イベントと化した五輪や、かねてから多くの問題が指摘されていた電通の構造的な腐敗や癒着構造が明らかになることが期待された。 これまで東京五輪をめぐる汚職事件では、五輪組織委理事という「みなし公務員」の地位にあった高橋治之元電通専務に賄賂を支払うことでAOKIやKADOKAWAなどの企業が東京五輪のスポンサー選定などで便宜を受けたとされ、15人が起訴され、すでに10人の有罪が確定している。しかし、五輪はもとよりスポーツ界全般に隠然たる影響力を持つ元組織委員長の森喜朗元首相(差別発言により組織委員長を辞任)や贈賄の疑いでフランスの検察の捜査対象となっている竹田恆和副会長の両トップはもとより、渦中の電通さえも摘発することができなかったため、「大山鳴動して鼠一匹」の感があったことは否めなかった。 そこで検察が次に切ってきたカードが、「東京五輪テスト大会談合疑惑」なる別の事件だった。これはスポンサー選考をめぐり賄賂が使われたとされる東京五輪汚職事件とは別に、東京五輪の直前に予行練習として実施された東京五輪テスト大会をめぐり、組織委と各競技の運営を担当するイベント会社の間で談合が行われたという「独占禁止法違反事件」で、そこで捜査対象となった企業の中には企業としての電通が含まれていた。 テスト大会は本番の五輪よりも遙かに小規模なイベントではあるが、全60競技をほぼ同時期に運営しなければならない大きなイベントだった。汚職事件の方がやや消化不良に終わった特捜部は、このテスト大会の方でなんとか電通本体を摘発しようと考えたのかもしれない。 しかし、このテスト大会談合事件を談合事件として摘発するのはかなり無理筋だった。テスト大会をめぐっては、組織委が発注した計画立案業務を、組織委元次長の森泰夫氏が電通の協力を得て割り振ったことが競争の制限に当たるとして、2023年2月、独占禁止法違反の疑いで森氏、電通元幹部の逸見晃治氏、セレスポ専務の鎌田義次氏、FCC専務の藤野昌彦氏の4人が逮捕、起訴された。あっさり起訴内容を認めた森氏と逸見氏は逮捕から約1か月後に保釈されたが、談合した覚えはないとして無罪を主張した鎌田氏は8月22日に保釈されるまで196日間も勾留された。同じく無罪を主張しているFCCの藤野氏は、現在も勾留されたままだ。要するに検察のシナリオを受け入れ罪を認めるまで拘置所から出してもらえないのだ。 ところが、そもそも60の競技が同時進行で行われるテスト大会では、競技の運営をする事業者にそれ相応の経験と実績が求められるため、単純な競争入札で事業者を選定することには元々無理があった。しかも、単純な競争入札にすればスポンサーが付きやすく人気のある競技に入札が集中し、逆にマイナー競技��入札が不調に終わるものが出てくる恐れもある。そのためこの手の入札には事前の調整が不可欠となる。その調整を談合として断罪することになると、大会の実施自体が困難になる。 しかも、マイナー競技にも最低1社は入札してもらえるような事前調整が行われていたとしても、最終的な落札率は65%と低く、談合によって落札価格が高い水準で操作された痕跡は見当たらなかった。 検事時代に公正取引委員会に出向し独禁法違反事件を扱った経験を持ち、現在、この事件で被告となったセレスポの鎌田専務の弁護人を務める郷原信郎氏は、今回の計画立案業務は刑法上の公の入札ではなく民間発注であることから、独禁法違反での立件は元々無理筋だったと指摘する。 しかし、検察には人質司法という奥の手がある。身柄を長期に拘束することで被疑者を精神的に追い込み、最終的に検察のストーリーを認めさせることができれば、事件そのものは無理筋であろうが何だろうが、裁判では被疑者を有罪にすることができる。いや、むしろ無理筋であればあるほど自白に頼らざるを得なくなるので、人質司法への依存度が高くなる。もちろん被疑者の勾留中も記者クラブメディアには検察側の一方的なシナリオがひっきりなしにリークされ、その情報はあたかもそれが事実であるかのように報道され続ける。これではいくら自身の無実を100%信じていても、戦い続けるのは容易なことではない。嘘でも早めに罪を認めてしまった方が、自分自身にとっても、家族や所属する会社にとってもはるかに得策となってしまう。それこそが人質司法の要諦だ。 今回、鎌田氏は6回目の保釈請求で半年ぶりに保釈されたが、そのうちの3回は保釈を審査する裁判官が一度は保釈を認めたにもかかわらず、検察が長文の意見書を付けて準抗告し、保釈許可が取り消されるということが繰り返された。圧倒的なリーク報道と、罪を認めた被疑者が早々と保釈される中、勾留されたまま200日近くも無罪を主張し続けることができた鎌田氏のケースはむしろ異例なものだった。 日本の検察の人質司法が国際的にも批判されて久しい。国連の拷問禁止委員会からも繰り返し改善勧告を受けている。長期勾留と弁護士を同席させない長時間の取り調べが当たり前のように行われる日本の刑事捜査は、国際的には拷問と見做されているのだ。しかも、今回の五輪テスト大会談合事件では、検察は事件の見立てが無理筋であればあるほど人質司法的な手法に頼らざるを得なくなり、被疑者が無罪を主張している限りは検察はあらゆる手を尽くして身柄を拘束し続けようとする。つまり、別の見方をすれば、人質司法は検察の捜査能力の劣化と表裏一体の関係にあるということだ。無論、人質司法のような悪手に頼っている限り、真の捜査能力が醸成されるはずもない。 しかも、どんなに無理筋��事件でも、裁判所は特捜部が起訴した事件ではほぼ100%有罪判決を出す習わしとなっている。有罪判決は検察の言い分をそのまま書けば簡単に書けるが、無罪判決は検察の立証の不合理さを論理的に指摘しなければならないため、郷原氏によると、今日本にはまともな無罪判決文を書ける裁判官がほとんどいないのだという
五輪談合事件に見る、捜査能力の劣化で人質司法に頼らざるをえない特捜検察の断末魔/郷原信郎氏(弁護士)(ビデオニュース・ドットコム) - Yahoo!ニュース
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混迷した世界の指南書 『武士道』 藤原正彦(2008) 『この国のけじめ』 文藝春秋
新渡戸稲造『武士道』が売れているという。昨年末(二〇〇三年)公開されたアメリカ映画 「ラスト・サムライ」の影響もあるとかで、数社から合わせて百万部以上が出ているそうだ。 これを聞いて意を強くした。 『武士道』が英語で書かれたのは明治三十二(一八九九) 年であ る。百年以上前の本を現代日本人がこぞって読むのは、健全な危機感のあらわれと思うから (5)である。 庶民は知識や理屈を持っていなくともときに鋭い感覚を示す。多くが「いまの日本は何かが おかしいぞ」という素朴な実感をもっている。グローバルスタンダードを取り入れるといって、企業はリストラをする。学校では「ゆとり教育」を取り入れる。その結果、職のない中高年があふれ、地方の駅前商店街はさびれ、小学校では国語や算数の時間が減らされ、小学生から大(10) 学生に至るまでの学力低下は著しい。庶民はこうしたことに「自分たちの親や祖父が大切にしてきたものが壊されつつある」と感ずるのだろう。我々のよってたってきた価値観とは何だったのか、(1)というルーツ探しに似た感覚が『武士道』を手にとらせているのだろう。 『武士道』の著者・新渡戸稲造は幕末の南部藩(いまの岩手県)で下級武士の子として生まれ、札幌農学校(現・北海道大学)で農業を学んだ後、アメリカに留学しキリスト教クェーカー派 の影響を受けた。アメリカからドイツへ渡り、研鑽を積んだ後、札幌農学校教授、台湾総督府技師、(5)京都帝国大学教授、第一高等学校校長などを歴任、農学者および教育者として活躍するかたわら、東西思想の調和を目指し「太平洋の懸橋たらん」ことを悲願とした。東京女子大の初代学長、国際連盟事務局次長なども務めた日本の誇る国際人である。 『武士道』が書かれた明治三十二年は日清戦争と日露戦争の中間期で、清を破った新興国家日本に世界が注目しながらも警戒心を持ちはじめた時機である。新渡戸はベルギー人法学者夫妻と散歩中(10)、日本には宗教教育がないと話したところ、「宗教なし! それでどうして道徳教育を授けるの��すか」と驚かれた。その後いろいろ考えた結果、自身の正邪善悪の観念を形成しているものが幼少期に身につけた武士道であることに気づいたのである。 同時代人である内村鑑三や岡倉天心にも共通するが、新渡戸には日本人の魂を西洋人に理解させたいという熱い思いがあった。そして英語で武士道を紹介することを決意する。西洋人に(15)も理解しやすいよう、ギリシアやローマの哲学、聖書、シェイクスピア、ニーチェなどと我が国の本居宣長、平重盛、頼山陽、吉田松陰らを比較しながら武士道精神の本質について説いた。 (1)『武士道』初版は一九〇〇年にアメリカで出版され、たいへんな賞讃を受けた。感激したセオドア・ルーズベルト大統領などは、何十冊も買い、他国の首脳に送ったという。その後多くの言語に訳されたが、日本語訳は明治四十一年以来、新渡戸の弟子で東大総長を務めた矢内原忠雄訳(岩波文庫)をはじめとしてさまざま出ている。 (5) 私は勤務する大学の学部一年生に対して、日本の名著を講読するゼミを担当している。こと十年近く、真っ先に学生たちに読ませるのが『武士道』である。受験戦争をくぐり抜けて大学に入学したての学生たちは、『武士道』を読んで一様に驚く。高校までに習ってきたこととあまりに違うことが書いてあるからである。とくに戸惑いを見せるのは、(10)名誉に関する部分である。 武士道では、名誉はしばしば命よりも重いとされる。「それ故に (武士は)生命よりも高価であると考えられる事が起れば、極度の平静と迅速とをもって生命を棄てたのである」(矢内原忠雄訳・以下同)という箇所を読むと、戦後民主主義の教育にどっぷりつかった学生たちは、「名誉より自分を大切にすべきだ」とか「生命は地球より重い」などと拒否反応を示す(むろん(15)新渡戸は「真の武士にとりては、死を急ぎもしくは死に媚びるは等しく卑怯であった」とも述べており、いたずらに死を賞讃しているわけではない)。 ��1)学生たちのそうした批判に対して、私は「それではあなた方は一体どうやって価値判断をするのですか」と問う。すると「自分の理性で考えます」「主体的に考えています」などと答える。「すごいなあ、なぜそれほど自分の理性に自信が持てるんですか」と問うと学生は困ってしまう。人間には、理性や論理だけでなく、価値判断の基準となる倫理的な座標軸がなければならない。(5)それがない論理的思考は単なる利益追求とか自己正当化に過ぎない。座標軸の役割を果すのは、外国の場合、主に宗教だから、外国人は宗教のない人間を信用してよいものか訝る。 宗教の力がそれほど強くない我が国でその役割を果してきたのが武士道である。武士道は平安時代末期から鎌倉時代にかけて、「戦うものの掟」として生まれた。それはいわば(10)戦闘におけるフェア・プレイ精神だった。卑怯な振る舞いはしてはならない、臆病であってはならない、という観念である。 騎士道がキリスト教の影響を受けて深みを得たように、単なる戦闘の掟だった武士道にも、さまざまな「霊的素材」が注入されたと新渡戸は言う。 まず仏教、なかでも禅が「運命を任すという平静なる感覚」と「生を賤しみ死を親しむ心」(15)を武士道に与えた。 そして主君に対する忠誠、祖先に対する尊敬、親に対する孝行という他のいかなる宗教でも教えられなかった美徳が神道からもたらされた。さらに孔子と孟子の教えが、(1)君臣、父子、夫婦、長幼、ならびに朋友の間の五倫の道、また為政者の民に対する仁慈を加えた。 こう書くと外国のものが多いようだが、禅にしても孔孟の教えにしても、中国ではごく一部の階層にしか広まらなかった。これらの思想は日本人が何千年も前から土着的に持っていた(5)「日本的霊性」 とびたりと合致していたから、武士の間にまたたく間に浸透したのである。 江戸時代になると実際の戦闘はなくなった。それとともに武士というエリート階級の行動指針であった武士道は、物語や芝居を通して次第に庶民にまで行き渡り、戦いの掟から精神へと昇華し、日本人全体の道徳的基準となった。武士道精神はこうして「遂に島帝国の民族精神を表現するに至った」のだ。 (10)武士道は成文化されていない。聖書やコーランのような経典がない。武士道は「書かれざる掟、心の肉碑に録されたる律法」として親から子へ、口から口へと伝えられた。そして知識よりその実践こそが本質とみなされたのである。 私の父・新田次郎は、幼いころ父の祖父から武士道教育を受けた。父の家はもともと信州諏訪の下級武士だった。生家の二階には三畳の間があり、子供は容易なことでは入らせてもらえなかった。(15)なぜならそこは切腹の間だったのである(実際に使われたことはないらしい)。幼少の父は祖父の命で真冬でも裸足で『論語』の素読をさせられたり、わざと暗い夜に一里の山道を(1)上諏訪の町まで油を買いに行かされたりした。父は小学生の私にも武士道精神の片鱗を授けようとしたのか、「弱い者が苛められていたら、身を挺してでも助けろ」「暴力は必ずしも否定しないが、禁じ手がある。大きい者が小さい者を、大勢で一人を、そして男が女をやっつけること、また武器を手にすることなどは卑怯だ」と繰り返し言った。問答無用に私に押しつけた。 (5)義、勇、仁といった武士道の柱となる価値観はこういう教育を通じて知らず知らずに叩き込まれていったのだろう。義とは孟子が言うように「人の路」である。卑怯を憎む心である。林子平は義を「死すべき場合に死に、討つべき場合に討つこと」と言っている。勇とは孔子が「義を見てせざるは勇なきなり」と言ったように、義を実行することである。そして仁とは、「人の心」。慈悲、愛情、惻隠の情、「強きを挫き弱きを助ける」などがこれに含まれる。 (10)他にも、礼節、誠実、名誉、忠義、孝行、克己など大切な徳目があった。なかでも名誉は重要で、恥の概念と表裏をなし、 家族的自覚とも密接に結ばれていた。前述したように名誉はしばしば生命より上位にくるもので、名誉のために生命が投げ出されることもたびたびあった。 武士道精神の継承に適切な家庭教育は欠かせない。戦前に国や天皇に対する「忠義」が強調 された、という反省から戦後は日本の宝物ともいうべき武士道的価値観がまったく教えられなくなったのは不幸なことである。(15)戦後教育しか受けていない世代が親となり先生となっているから、いまでは子供にこれを教えることも叶わない。 (1)新渡戸の『武士道』は日本人の美意識にも触れている。 武士道の象徴は桜の花だと新渡戸は説く。そして桜と西洋人が好きな薔薇の花を対比して、「(桜は)その美の高雅優麗が我が国民の美的感覚に訴うること、他のいかなる花もおよぶところでない。薔薇に対するヨーロッパ人の讃美を、我々は分つことをえない」と述べ、本居宣長の歌、(5)敷島の大和心を人間はば、朝日に匂ふ山桜花、を引いている。 薔薇は花の色も香りも濃厚で、美しいけれど棘を隠している。なかなか散らず、死を嫌い恐れるかのように、茎にしがみついたまま色褪せて枯れていく。 (10)それに比べて我が桜の花は、香りは淡く人を飽きさせることなく、自然の召すまま風が吹けば潔く散る。桜の時期にはしばしば雨が降り、ときには数日で散ってしまう。自然の大きな力に逆らわず潔く散る。 「太陽東より昇ってまず絶東の島嶼を照し、桜の芳香朝の空気を匂わす時、いわばこの美しき日の気息そのものを吸い入るるにまさる清澄爽快の感覚はない」、つまりこの清澄爽快の感覚が(15)大和心の本質と新渡戸は説く。 (1)日本人は、このような美意識を持ち、いっぽうで行動原理としての武士道を守ってきた。新渡戸はまた、吉田松陰が刑死前に詠んだ、かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂、(5)を引く。吉田松陰は黒船来航以来の幕府の政策を痛烈に批判し、安政の大獄の際に死罪に処せられた。この歌は、たとえ行き着く先は刑死とわかっていても、正しいと信ずることをせずにはおれないという松陰の告白である。名誉のためには死も恐れないという態度である。 こうした「大和心」といい「大和魂」といい、武士道精神の精華といえよう。これを世界の人に知らしめた新渡戸の功績は訳者の矢内原忠雄の言うように「三軍の将に匹敵するもの」がある。(10)日清戦争後の三国干渉等で世界が日本に警戒心を強めていたときに、軍事力でなく、誇るべき民族精神によって日本を世界に伍する存在としたのである。 明治維新のころ、海外留学した多くの下級武士の子弟たちは、外国人の尊敬を集めて帰ってきた。彼らは、英語も下手で、西洋の歴史や文学もマナーもよく知らなかった。彼らの身につけていたものといえば、日本の古典と漢籍の知識、そして武士道精神だけであった。それでも彼らは尊敬された。(15)武士道精神が品格を与えていたのである。 世界は普遍的価値を生んだ国だけを尊敬する。 イギリスは議会制民主主義を、フランスは人権思想を、(1)ドイツは哲学や古典音楽を作った。自然科学のうえでもこれらの国は多大な貢献をした。現在経済的にも軍事的にもたいしたことのないこれらの国が国際舞台で主要な役割を果せるのは、彼らの創出した普遍的価値に世界が敬意を払っているからである。 私は、日本の武士道精神と美意識は、人類の普遍的価値となりうるものと思う。 (5)二十一世紀は、武士道が発生した平安時代末期の混乱と似ていないでもない。日本の魂を具現した精神的武装が急務だ。 切腹や仇討ち、軍国主義に結びつきかねない忠義などを取り除いたうえで、武士道を日本人は復活するべきである。これなくして日本の真の復活はありえない。国際的に尊敬される人とは、自国の文化、伝統、道徳、情緒などをしっかり身につけた人である。武士道精神はその来歴といい深さといい、身につけるべき恰好のものである。 (10)新渡戸は「武士道の将来」と題した最終章にこう書いている。「武士道は一の独立せる倫理の掟としては消ゆるかも知れない、しかしその力は地上より滅びないであろう。(中略)その象徴とする花のごとく、四方の風に散りたる後もなおその香気をもって人生を豊富にし、人類を祝福するであろう」 世界はいま、政治、経済、社会と全面的に荒廃が進んでいる。人も国も金銭崇拝に走り、利害得失しか考えない。 (15)義勇仁や名誉は顧みられず、損得勘定のとなり果てた。 ここ数世紀の間、世界を引っ張ってきたのは欧米である。 ルネッサンス後、理性というものを他のどこの地域より(1)早く手にした欧米は、論理と合理を原動力として産業革命をなしとげ、以後の世界をリードした。論理と合理で突っ走ってきた世界だが、危機的な現状は論理や合理だけで人間はやっていけない、ということを物語っている。それらはとても大切だが、他に何かを加える必要がある。 (5)一人一人の日本人が武士道によりかつて世界の人々を印象づけた高い品格を備え、立派な社会を作れば、それは欧米など、荒廃の真因もわからず途方に暮れている諸国の大いに学ぶところとなる。これは小手先の国際貢献と異なる、普遍的価値の創造という真の国際貢献となるであろう。この意味で、戦後忘れられかけた武士道が今日蘇るとすれば、それは世界史的な意義をもつと思われる。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
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“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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2025/6/11 19:00:19現在のニュース
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Re:FACTory

5/11 daytime11:30~
アンケートはこちら
@shibasaki mod
虚構と現実の境界が揺らぎ、解体と再構築が同時に進行する場所。事実(FACT)を原材料に、新たな風景を生む舞台工場
セッションタイムでは、音・ダンス・インスタレーション・即興ペイント・コラージュなど、任意の表現での参加が可能です。 【参加条件・ご案内】 ・参加費:¥1,000 OFF(通常チケットより割引) ・事前予約必須・定員制となります ・当日10:00〜11:30のリハーサルに参加できる方のみ
Giallo|LIVE
2023年に突如シーンに現れた、正体不明の怪人2人組によるガレージロック・デュオである。
素顔を明かさない覆面スタイルと、荒々しくも中毒性の高いサウンドによって注目を集めてきた。
サウンドはシンプルかつ豪快であり、どこかダークなブルースやガレージロックを想起させる。
「Baumkuchen」のミュージックビデオでは、オールドコンデジを用いた独特の映像美を展開し、ヴィジュアル面においてもそのセンスが発揮されている。
さらに、自主制作によるドキュメンタリーや映像作品を通じて、Gialloの世界観を感じ取れる範囲は広く、音楽だけにとどまらない表現の総体として活動を位置づけている。
youtube
Instagram: @giallo_the_band
公式ウェブサイト: https://giallojapan.wixsite.com/giallo-website
剛田武|LIVE
『地下音楽への招待』著者として知られる一方、ステージでは含蓄に裏打ちされた創意と爆発を体現するアーティスト。
MOGRE MOGRUのメンバーとして、また自作楽器やインダストリアルテクノユニットなど多様な文脈で活動し、独自の実験精神を貫いてきた。
尖鋭さと洗練、美と異物感が共存するパフォーマンスは、観る者を静かに、しかし確実に圧倒する。
https://youtu.be/R4eCk9n0v50?si=h8Knvnlg7N2ELE70
youtube
🔗 X(@mirokristel)
wander in|LIVE・セッション
forestpeopleのIsao SekiとYuki Nishimuraによるユニット。
ミニマルな構成ながら、クラウトロックやポストパンク直系のグルーヴとメロディーを引っ張るベースが軸。
そこに乗るのは、どこか懐かしくも艶を帯びた“歌謡”の響き。
虚飾を一切排した佇まいは、シンプルさの中に濃密な美を宿している。
Re:FACToryでは自由参加型セッションのホストとしても登場。即興の導き手となる。
nowheres
アメリカ出身のメンバーによる東京拠点ダークウェーブ/ポストパンク・デュオ。
強烈なギターストロークとミニマルなフレーズ、内省的なリリックを軸に、エモーショナルかつ夢遊的なサウンドスケープを描く。
youtube
2022年にはTokyo Weekender誌にも特集され、注目のオルタナティブ・アクトとして国内外でじわじわと存在感を広げている。
🔗 More Tokyo Music: Strumming with Nowheres
SpotifyにはThe CureやNew Orderファンは見逃せない!とのコメントがあり実に見逃せないユニットだ。
DJ
Ren(from紫牡丹)
ニューウェーブ魂を引き継ぐゴスのホープ。紫牡丹の活動待ち。
Strange love(PØRTAL)
PØRTAL所属DJ。美しくポップかつパンクなセンスでフロアを盛り上げてくれること間違いなし。
ながい
テクノ、歌謡曲、アンビエントまでをレコードで滑らかに横断。
VJ
よくばりChameleon.|VJ・ライブペイント
絵、時々、音楽。
日本画やアクリル絵具を駆使し、クラブイベントや音楽イベントでライブペイントを行うアーティスト。
リアルを追求した楽曲制作では、五感に訴える表現を追求。
🔗 X(@yokubariChamael)
Cue Kitazawa|VJ・DJ・グラフィックデザイン
多彩なジャンルを駆使した音楽表現と、独自のビジュアルセンスで知られる。
クラブイベントや音楽イベントでのVJやDJ活動に加え、グラフィックデザインも手掛けるマルチアーティスト。
🔗 Instagram(@9xcue9)
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AIに二次創作書かせた話 その①
2025年三月、私はキングダムカムデリバランス2にハマり倒しています。
そして、前作をプレイしてからくすぶっていた、ヘンリー/ハンスの熱が、公式に採用されたことによって、一気に爆発しました。あああああ
自分でもいくつか短いヘンリー/ハンスの話を書きましたが、満足できません。長編を書きたいですが、なかなか時間がとれません。
そこで、望んだわけでもないのにXに追加されていた超賢いAI、グロックさんに助けを借りることにしました。
・・・以下は中世のボヘミア地方を舞台に、男性同士の恋愛に焦点を当たロマンス小説の概要です。この概要を参考にして、三万から五万文字程度の小説を書いてください。特に、ハンス卿が従者のヘンリーを愛している描写と、その愛を周辺の人々に悟られないように注意して振舞っている描写、感情を隠さなければならない彼の葛藤する心理描写に、十分な文字数を使って下さい。
・・・
中世ボヘミア、ラッタ���領主のハンス・カポン卿は、既婚者で、二歳になる息子の父親です。彼はまた、従者のヘンリーと秘密の恋愛関係にあります。二人の男性の恋愛は、当時は神の法と人の法の両方で禁じられていました。もし二人の関係が明るみになれば、ハンスの名誉は地に落ち、ヘンリーはどこか辺境に追放され、二人は二度と会えなくなるでしょう。 ある日、ハンスは領民の一人から、獣害の被害が深刻なことを聞きます。家ほどの大きさのクマが、村で飼っている牛を襲っているのを見たとその領民は訴えます。ハンスはそんなに大きなクマがいるとは信じず、放浪中のクマン人の仕業だと考えます。そこでハンスは、現地の聞き取りとパトロールに、ヘンリーを向かわせました。 三日経ってもヘンリーが戻ってこないので、ハンスは心配しています。ヘンリーは、スカリッツの領主ラジク・コビラ卿の私生児でもあります。ラジク卿に連絡するべきか悩みますが、まずは自分で彼を探しにいくことを決意します。 ハンス卿は、年の近い部下を三人連れて夜中にこっそりと城を出ようとしましたが、近衛隊長のバーナードに見つかって止められます。バーナードは、領主たるものが、自ら従者を探し回ってはいけない、必要なら自分が探しに行くので、あなた様は城にお留まりください、とハンスを諭します。ハンスは、理性ではバーナードの言うことが正しいとわかっていますが、ヘンリーを愛しているので、ただ城の中で待っていることはできません。バーナードに本当の気持ちを説明することはできないので、高圧的な態度で隊長を叱責します。バーナードは怯みませんが、内心では、普段は落ち着いていて威厳のある領主のハンスが、たかが従者一人の無事がわからなくなっただけで、こんなにも余裕のない態度になってしまうことに驚きます。 ハンスとバーナードが門の近くで押し問答していると、城壁で見張りをしていた兵士が、こちらへ近づいてくる騎馬を発見したことを二人に告げます。騎馬には怪我をして意識を失っているヘンリーが乗っていました。ヘンリーの飼い犬であるマットも一緒です。ハンス卿はヘンリーを急いで城に連れて帰り、医師を手配して手当をさせます。 ハンスは、ヘンリーが回復するまで側を離れません。途中で、妻のジトカから、ササウの街は気候がいいので、咳も少なくなった、次の春まで療養のため滞在しますとの旨の手紙を受け取ります。ハンスは、ジトカがササウに行っていたことを忘れていました。手紙をくれた従者に、気もそぞろに礼をいい、思い出したように妻に追加の旅費とササウの修道院に追加の寄付をするよう命じました。 二歳の息子も、バーナード隊長に連れられて見舞いにやってきました。ハンスは息子よりもヘンリーの状態を見守ることに必死で、ろくにかまってやれません。そんな自分に嫌悪感を抱きますが、どうすることもできません。息子のヒ��クは、よく遊んでくれるヘンリーおじさんが大好きです。眠ったまま動かないヘンリーを見て、不安で泣き出してしまいます。バーナード隊長が連れ出そうとしますが、ハンスは息子を抱きしめます。ハンスは、「大丈夫、ヘンリーは良くなるよ」と息子を慰めます。ヒネクはじょじょに泣き止みますが、ハンスは自分が泣き崩れるのを意思の力で必死に抑えています。 ヘンリーが意識を取り戻すまで、ラッタイの街に活気はありません。ヘンリーは街の人々に愛されていました。城の前にはたくさんの人が集まり、ヘンリーのために祈りを捧げました。物乞いまでもがヘンリーのために祈りました。スカリッツの災難(スカリッツは戦争に巻き込まれて壊滅した街の一つです)を生き抜き、その後はハンス卿の従騎士にまで上り詰め、誰に対しても礼儀正しいヘンリーを、街の人々は尊敬していました。 ヘンリーの仇を取りに、街に自警団が結成されました。ハンスはクマン人狩りに行こうとする彼らを止めるための禁止令を出さなければなりませんでした。現在、クマン人がどこにいるのか、そもそも、ヘンリーが調査していた獣害の犯人が、本当にクマン人だったのかもわかりません。復讐に燃えた自警団に勝手に森を荒らされるのはご免です。もしも、獣害と、ヘンリーをこのような目に合わせたのがクマン人の仕業なら、ハンスが自ら仇を取りに行きたいものですが、その前に、ヘンリーが意識を取り戻すのを見て、無事に回復すると確信しなければ、次の行動はとれません。 一週間ほどして、ハンスは、ヘンリーよりも憔悴して見えると、バーナードに指摘されました。領民たちとの謁見や裁判など、さぼっていた職務にもそろそろ復帰しなければなりません。彼は、ヘンリーが目覚めるまで側を離れる気はない、自分の職務はおまえと侍従長に一任すると言い放ちます。バーナードは、いい加減にしなさいと主人を叱責しました。「あなたはまるで数年前のまるで責任感のない若造に戻ってしまったかのようだ。このヘンリーが大事なことは理解できます、彼は忠実な従者で、有能な騎士だ。彼は任務で傷つき、傷つきながらも戻ってきました。あなたはその彼を言い訳にして自分のやるべき職務を怠っている。ヘンリーが目覚めたらあなたに失望するでしょう」 「なんだと、お前は何も知らないくせに」とハンスは反論しようとします。ハンスにとって、ヘンリーの存在はただの従者ではありません。自分が領主として高潔であろうと努める理由の一つなのです。ヘンリーが一緒でなければ、ラッタイを統治することに何の熱意も抱けません。しかし、その時、ヘンリーが目を覚まします。「ウーン。ハンス卿、私を失望させるのは簡単です……どうか、今すぐに飲めるワインかシュナップスがないとおっしゃって下さい……もう一度気絶します」とヘンリーは言い、ハンス卿に向かって微笑みます。 そこからは驚異的な速度で回復したヘンリーは、ハンス卿とバーナードに、怪我をした経緯を説明しました。「牛が襲われた村を調査した。自分も最初はハンス卿が考えたようにクマン人の仕業だと思っていたが、調べるうちに、どうも犯人は人ではなく、村人がいうように大きな獣による仕業��ように思われた。牛の襲われた現場から痕跡を辿って森の奥に進むと、大きな洞窟を発見した。強烈な獣臭がして、マットが怯むほどだった。一人で入るのは危険だ���判断し、一度城に戻って装備と人数をそろえようと思った。しかし振り向くと、俺をつけてきた盗賊が三人いて、斧とこん棒でいきなり襲われた。俺の負った切り傷や打ち身は、そいつらのせいだ。そいつらをあしらっていると、洞窟の中から不気味なうなり声がして、一気に獣臭が強くなった。そして突然、盗賊の一人の首が胴体から離れて俺の足元を転がっていくのを見た。洞窟の中から現れたのは、小さな家ほどの体躯をした、巨大なクマだった。やつはもう一人の盗賊の胴体を前足のひとふりで真っ二つに裂くと、残った俺と盗賊のどちらを腐った野菜みたいに潰そうか考えるために動きを止めた。その瞬間に盗賊は俺の背中を押して、自分は悲鳴を上げて逃げて行った。俺は後ろを向いた瞬間に引き裂かれると思うと逃げることもできなかった。盾とロングソードで巨大クマに立ち向かわなければならなかった。俺はよく戦ったと思う。死んだ盗賊の持っていたこん棒を、クマの開いた口の中に入れて口が閉じないようにし、喉にロングソードを突き刺したんだ。クマが倒れた時には、俺は疲れ果てていて、全身のあらゆる場所から出血していることに気づいた。マットが俺を馬のところまで引きずっていってくれて、馬が跪いて俺を鞍に乗せてくれたことは憶えてる。次に気づいた時にはあんたの間抜けな顔が見えたよ、俺の領主さま」 ハンス卿はあらためて被害に遭った村と森に調査隊を送ることを決めます。バーナード隊長がいなくなり、部屋に二人になると、ハンス卿はやっと自分の感情に素直になり、ヘンリーが重傷を負って戻って来てから抑え込んでいた不安を解放します。ハンスはヘンリーの傷ついていないほうの肩にもたれて泣きます。ヘンリーは愛する主人を不安にさせてしまったことを謝り、泣いている恋人を慰めます。二人はヘンリーの無事を心配していたラッタイの街の人々のことや、ハンスの息子ヒネクにことについて短い話を交わします。自分たち以外のことは明日から気にすることにして、今夜は二人だけで愛を確かめることにします。ハンスは、今回ヘンリーが無事だったのはただの幸運であり、そういった幸運が今後も永遠に続くわけではないと理解していますが、ひとまず今夜は、彼が無事で側にいることに神に感謝し、幸福な気持ちで眠りにつきます。
。。。
はい。条件に「三万文字から五万文字」としたところに、欲深さがあらわれていると思います。
我ながら、よくできた概要だと思います(欲望に忠実という点が)。
この欲にまみれた条件を提示されて、超賢いグロックさんが出してくれた答えがこちらです。
。。。
。。。
😭😭😭😭😭ひょおおおおお(歓喜)
章分けされた小説を、ものすごい勢いで書き出すグロックさん。ありがとう。じつはこの概要を書いただけでも二時間くらいかかったんだけど、あっという間に三万文字のヘンカポ長編二次創作読めそうで苦労がむくわれます。あ、コーヒー淹れて来るんでゆっくり続き書いてください。いくら超賢いといっても五万文字(上限)の大長編を書くのは大変でしょうから、じっくり考えてくださってけっこうです。
しかし、実際のところお湯を沸かす間もなくグロックさんは動きを止めました。
以下が、彼の返答と、彼が賢い頭で書いてくれたヘンカポの最初の一稿です。
。。。
第一章:秘められた想い ハンス・カポン卿は、ラッタイの領主として、城の高い窓から広大な領地を見下ろしていた。秋の陽光が森の梢を黄金色に染め、遠くの村からは煙が細く立ち上っている。領民たちは収穫の最後の仕上げに追われ、冬の備えに余念がない。この平和な光景は、彼が統治する責任の重さを象徴していた。しかし、今日、ハンスの心は風景の美しさには向いていなかった。彼の胸は、抑えきれぬ不安と焦燥感で締め付けられていた。
「三日だ。三日も音沙汰がない」と、ハンスは呟き、窓辺から離れた。部屋の中は静寂に包まれていたが、彼の心の中は嵐のように騒がしかった。従者ヘンリーが戻らない。ハンスは、彼を獣害の調査に向かわせたことを後悔し始めていた。領民の一人が訴えた「家ほどの大きさのクマ」という話は、ハンスの目には荒唐無稽に思えた。むしろ、放浪中のクマン人による仕業だと考えたのだ。しかし、ヘンリーが戻らない今、その判断が間違っていたのではないかという疑念が彼を苛んだ。
ハンスは自らの感情を抑えるために、深く息を吸った。ヘンリーはただの従者ではない。ハンスにとって、彼は命よりも大切な存在だった。二人の関係は、誰にも知られてはならない秘密だった。中世ボヘミアの厳格な社会では、男性同士の愛は神の法と人の法の両方で禁じられていた。もしその関係が露見すれば、ハンスの名誉は地に落ち、領主としての地位を失うだろう。ヘンリーは辺境の地に追放され、二度と会うことは叶わなくなる。ハンスはそれを考えるたびに、心臓が締め付けられるような痛みを覚えた。
しかし、彼はその感情を表に出すことはできなかった。領主として、妻ジトカの夫として、二歳の息子ヒネクの父として、彼には果たすべき役割があった。ヘンリーへの愛は、彼の心の奥深くに隠され、決して表に出してはならないものだった。だが、今、ヘンリーの安否がわからない状況では、その感情を抑えることがますます難しくなっていた。
「ハンス卿」と、背後から声がした。振り返ると、侍従長のマーティンが立っていた。「領民たちとの謁見の時間が迫っております。今日の議題は、冬の食糧備蓄と、村々の防衛についてです」
「わかった」と、ハンスは短く答えた。しかし、彼の心は謁見の場には向いていなかった。ヘンリーのことが頭から離れず、領民たちの声が耳に入らない予感しかしなかった。「マーティン、もし…もしヘンリーが戻らなければ、どうなると思う?」
マーティンは一瞬驚いた表情を浮かべたが、すぐに平静を取り戻した。「ハンス卿、ヘンリーは有能な騎士です。必ずや任務を果たして戻ってくるでしょう。それに、彼はスカリッツの災難を生き抜いた男です。あの地獄のような戦場から生還したのですから、些細な獣害調査で命を落とすようなことはありません」
「些細な…」と、ハンスは呟き、唇を噛んだ。マーティンの言葉は正論だった。ヘンリーは確かに優秀な従者であり、騎士だった。だが、ハンスにとってヘンリーは「有能な従者」以上の存在だった。彼の笑顔、彼の声、彼の温もり―それら全てが、ハンスの心を満たし、彼を領主として高潔であろうと努める原動力だった。ヘンリーがいなければ、この城も、この領地も、色を失ってしまうだろう。
「卿、何かご心配なことがあれば、私におっしゃってください」と、マーティンは穏やかに言った。「領主として、あまりに多くの重荷を一人で背負う必要はありません」
ハンスは一瞬、マーティンに全てを打ち明けたい衝動に駆られた。ヘンリーを愛していること、彼がいなければ自分の人生に意味がないこと、領主としての責任を果たす気力すら失ってしまうかもしれないこと。しかし、彼はすぐにその考えを振り払った。「何でもない」と、彼は冷たく答えた。「謁見の準備を進めよ」
マーティンは一礼して部屋を出たが、ハンスはその場に立ち尽くした。心の中では、ヘンリーの顔が浮かんでいた。彼の鋭い眼差し、戦場で鍛えられた強靭な体躯、そして、二人きりの時にだけ見せる柔らかな笑顔。ハンスは、その笑顔をもう一度見るためなら、どんな犠牲でも払うつもりだった。
第二章:決断の夜 その夜、ハンスは決意を固めた。ヘンリーを探しに行く。理性では、それが愚かな行為だとわかっていた。領主たる者が、たかが従者のために自ら森に赴くなど、あり得ないことだった。だが、心は彼を突き動かした。ヘンリーが無事かどうか、確かめずにはいられなかった。 ハンスは、年の近い部下三人を呼び、夜中にこっそりと城を出る準備を始めた。鎧は身につけず、動きやすい革の胴着とマントを羽織った。剣だけは腰に差したが、それは領主としての威厳を保つためではなく、ただヘンリーを守るためだった。
しかし、彼が城門に近づいた時、近衛隊長のバーナードに見つかってしまった���バーナードは、城の防衛を一手に担う忠実な部下であり、ハンスの最も信頼する男の一人だった。だが、今夜に限っては、彼の忠誠心がハンスの行く手を阻んだ。
「ハンス卿、こんな夜更けにどこへお出かけですか?」と、バーナードは低い声で尋ねた。その眼差しは鋭く、ハンスの意図を見透かしているようだった。
「些細な用だ」と、ハンスは答えたが、その声はわずかに震えていた。「部下たちと森の様子を見てくるだけだ」
「些細な用?」と、バーナードは眉を上げた。「領主たる者が、夜中にこっそりと城を抜け出すなど、些細な用とは思えません。まさか、ヘンリーを探しに行くおつもりでは?」
ハンスの心臓が跳ねた。バーナードの言葉は、彼の胸の内を見事に言い当てていた。だが、彼はそれを認めるわけにはいかなかった。「ヘンリーがどうしたというのだ」と、彼は高圧的な態度で言った。「たかが従者のことなど、私には関係ない。領地のパトロールをするだけだ」
バーナードは一瞬黙ったが、その目には疑念が浮かんでいた。「ハンス卿、あなたは普段、こんなにも余裕のない態度を取る方ではありません。ヘンリーが行方不明になっただけで、まるで別人のようになられています。もし彼のことが心配なら、私が探しに行きます。あなたは城にお留まりください」
バーナードの言葉は正論だった。ハンスもそれは理解していた。領主として、彼がすべきことは城に留まり、領地全体の安全を確保することだった。だが、心はそれを許さなかった。ヘンリーが傷つき、森のどこかで助けを待っているかもしれないと考えるだけで、彼はいてもたってもいられなかった。
「お前の忠告はありがたく聞くが、私は行く」と、ハンスは言った。その声は冷たく、威圧的だった。「近衛隊長として、城の防衛を頼む。それが私に対する忠誠の証だ」
バーナードは怯まなかった。彼はハンスの目を見つめ、静かに言った。「ハンス卿、私はあなたの忠実な部下です。しかし、忠誠とは、ただ命令に従うことだけではありません。あなたが間違った道を選ぼうとする時、それを止めることもまた、忠誠��形だと信じています」 ハンスは怒りに震えた。バーナードの言葉は、彼の心を抉った。だが、同時に、彼の忠誠心に感謝も感じていた。バーナードは、ただの部下ではなく、友でもあった。だが、今夜だけは、その友情が重荷に感じられた。
「お前は何も知らない」と、ハンスは吐き捨てるように言った。「黙って私の命令に従え」
二人が門の近くで押し問答していると、突然、城壁で見張りをしていた兵士が叫び声を上げた。「騎馬が近づいてきます!怪我人を乗せています!」
ハンスの心臓が止まりそうになった。バーナードと共に城門へと駆け寄ると、そこにはヘンリーの姿があった。彼は馬の鞍に縛り付けられ、意識を失っていた。顔は血と泥にまみれ、衣服はボロボロだった。ハンスは一瞬、足がすくんだ。だが、すぐに我に返り、叫んだ。「医師を呼べ!急げ!」
第三章:隠された涙 ヘンリーは城の客間に運ばれ、医師の手当てを受けた。ハンスは彼の側を一歩も離れなかった。医師が傷口を洗い、包帯を巻く間、彼はただ黙って見守った。ヘンリーの顔は青白く、普段の力強い表情は影を潜めていた。ハンスは、その姿を見るたびに、心が締め付けられる思いだった。
「命に別状はありません」と、医師が言った。「しかし、かなりの血を失っています。回復には時間がかかるでしょう」
「わかった」と、ハンスは短く答えた。医師が部屋を出ると、彼はヘンリーのベッドの横に膝をつき、彼の手を握った。その瞬間、彼の心を抑えていたダムが決壊した。涙が溢れ、頬を伝った。
「ヘンリー…お前が無事でよかった」と、彼は呟いた。だが、その言葉は誰にも聞かれてはならないものだった。彼はすぐに涙を拭い、立ち上がった。領主としての威厳を取り戻さなければならなかった。もし誰かがこの姿を見れば、彼の感情がヘンリーに向けられたものだと気づかれてしまうかもしれない。
その時、ドアがノックされ、従者が入ってきた。「ハンス卿、奥方様からの手紙です」と、従者が言った。
ハンスは一瞬、妻ジトカのことを忘れていたことに気づき、罪悪感を覚えた。手紙を受け取り、気もそぞろに開いた。そこには、ジトカがササウの街で療養を続けていること、次の春まで滞在するつもりであることが書かれていた。ハンスは、思い出したように従者に言った。「追加の旅費と、ササウの修道院への寄付を用意しろ」
従者が退出すると、ハンスは再びヘンリーの側に戻った。ジトカに対する罪悪感は、彼の心をさらに苛んだ。彼女は善良な妻であり、息子ヒネクの良き母だった。だが、ハンスの心はヘンリーにしか向けられていなかった。その事実に、彼は自らを責めた。だが、どうすることもできなかった。
第四章:息子との対面 翌日、バーナードが二歳の息子ヒネクを連れて見舞いにやってきた。ヒネクは、ヘンリーのことが大好きだった。普段は「ヘンリーおじさん」と呼び、彼と遊ぶのを楽しみにしていた。だが、今日のヘンリーは眠ったまま動かなかった。ヒネクは不安そうにベッドを覗き込み、突然泣き出してしまった。
「ヘンリーおじさん、死んじゃったの?」と、ヒネクは小さな声で尋ねた。
ハンスの心は張り裂けそうだった。彼は息子を抱き上げ、「大丈夫だ、ヘンリーは良くなるよ」と慰めた。だが、その言葉を口にしながら、彼自身が泣き崩れそうになるのを必死に抑えていた。息子を慰めることはできても、自らの心を慰めることはできなかった。
バーナードは、そんなハンスの姿を黙って見つめていた。彼は、領主としてのハンスの威厳が、この瞬間、完全に崩れ去っていることに気づいていた。だが、彼は何も言わなかった。ただ、静かにヒネクを連れ出し、部屋を後にした。
第五章:街の祈り ヘンリーが意識を取り戻すまでの数日間、ラッタイの街は静まり返っていた。ヘンリーは街の人々に愛されていた。スカリッツの災難を生き抜き、ハンス卿の従騎士にまで上り詰めた彼は、誰に対しても礼儀正しく、公正だった。城の前には多くの人が集まり、ヘンリーのために祈りを捧げた。物乞いまでもが、彼の回復を願って祈った。
ハンスは、その様子を城の窓から見つめていた。街の人々の愛情は、彼の心を温めた。だが、同時に、彼らの愛情がヘンリーに向けられるたびに、彼自身の愛情を隠さなければならない現実が、彼を苦しめた。彼はヘンリーを愛していた。だが、その愛は、決して公にすることはできなかった。
第六章:目覚め 一週間が経ったある日、ハンスはバーナードに呼び出された。「ハンス卿、あなたはヘンリーよりも憔悴して見えます」と、バーナードは言った。「領民たちとの謁見や裁判など、さぼっていた職務にもそろそろ復帰すべきです」
ハンスは苛立ちを覚えた。「私はヘンリーが目覚めるまで側を離れる気はない」と、彼は言った。「私の職務はお前と侍従長に一任する」 バーナードの顔が険しくなった。「いい加減にしてください」と、彼は主人を叱責した。「あなたはまるで数年前の、責任感のない若造に戻ってしまったかのようです。ヘンリーが大事なことは理解できます。彼は忠実な従者であり、有能な騎士です。しかし、あなたはその彼を言い訳にして、自分のやるべき職務を怠っています。ヘンリーが目覚めたら、あなたに失望するでしょう」
ハンスは怒りに震えた。「お前は何も知らないくせに」と、彼は反論しようとした。だが、その時、ベッドの上でヘンリーが呻き声を上げた。
「ウーン。ハンス卿、私を失望させるのは簡単です……どうか、今すぐに飲めるワインかシュナップスがないとおっしゃって下さい……もう一度気絶します」と、ヘンリーは言い、ハンスに向かって微笑んだ。
ハンスの心は一気に軽くなった。彼はヘンリーの手を握り、笑顔を返した。「お前が無事でよかった」と、彼は言った。その言葉は、領主としてのものではなく、恋人としてのものだった。
第七章:真実の告白 ヘンリーは驚異的な速度で回復し、ハンスとバーナードに怪我の経緯を説明した。巨大なクマとの戦い、盗賊たちとの遭遇、そして彼を救った飼い犬マットの活躍。ハンスは、ヘンリーの話に耳を傾けながら、彼の勇気と強さに改めて感嘆した。だが、同時に、彼がそんな危険な目に遭ったことを思うと、胸が締め付けられる思いだった。
バーナードが部屋を出ると、ハンスはやっと自分の感情に素直になれた。彼はヘンリーの傷ついていない方の肩にもたれ、泣いた。「お前がいなくなったら、私はどうすればいい」と、彼は呟いた。
ヘンリーはハンスを抱きしめ、慰めた。「すまない、ハンス。俺が無謀だったばかりに、お前を不安にさせてしまった」
二人は短い会話を交わし、ヘンリーの無事を心配していた街の人々や、ヒネクのことを話した。だが、今夜はそれ以上のことは考えないことにした。ハンスは、ヘンリーが無事だったのはただの幸運に過ぎないことを理解していた。だが、今夜だけは、その幸運に感謝し、幸福な気持ちで眠りについた。
終章:未来への決意 翌日、ハンスは被害に遭った村と森に調査隊を送ることを決めた。クマン人が関与しているのか、巨大なクマが本当に存在するのか、真相を確かめる必要があった。だが、彼の心は、ヘンリーとの未来についても考え始めていた。
二人の愛は、決して公にすることはできない。だが、ハンスは、ヘンリーが側にいる限り、領主としての責任を果たし続けることができると信じていた。彼はヘンリーの手を握り、静かに言った。「お前がいるから、私は高潔であれる」
ヘンリーは微笑み、答えた。「そして、お前がいるから、俺は生きていける」
二人は、困難な未来が待っていることを知っていた。だが、今この瞬間、彼らは互いの愛を確かめ合い、未来への決意を新たにした。
。。。
。。。
…意外といい🤤
正直、あんまり期待していなかったので、まずはきちんとした小説の体をしているだけでうれしい驚きでした。
しかし、グロックさんが書き進めるうちに体力がなくなっていったことが容易に見て取れます。章がすすむうちに、だんだんと文字数が少なくなり、話の内容もテキトーになってきました。私ががんばって書いたヘンリー君の長い台詞もカット、カット、カットされています。
そもそも、私の出した条件に合いません。どこが三万文字ですか? これじゃせいぜい六千文字です。あのね、六千文字程度の小話を読みたいがためにこんなことしてるんじゃないの、私が読みたいのは、昼になっても夜になっても次の朝になってもまだ読み終わらない大長編ヘンカポなの。骨組みって言い訳はいいから、一度で大長編出してきてくださいよ。ええ、本当は二十万文字くらいの話がほしいけど、いきなり頼むには大仕事すぎるってわかってるから、燃え滾る欲望をどうにか抑え込んで、グロックさんに配慮してやってるんですよ。
私はすぐに理解しました。
AIに���投げしても自動的に読みたい長編が出来上がるわけじゃない
ああ、クソ(ウィッチャー3)
。。。つづく
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日付が変わり、浩志は本郷にいた。彼がいた時は木造三階建てだったが、今は鉄筋コンクリートに変わっていた。次女・愛美が経営し、みいはすぐ隣の木造二階建ての家に住んでいた。旦那は最近亡くなったらしく、愛美の夫と孫二人と一緒だった。
無論、明かりはすでに消されていた。浩志はみいには通夜か告別式に来て欲しかった。魂なので彼はスッと家内に入り、居間なのかそこだけ明かりがついていた。そっと覗くと、ダイニングテーブルにはみいと愛美が向かい合って座り、「越の寒梅」の一升瓶をテーブルの中央に置き、グラスを酌み交わしていた。相変わらず酒豪だなァと、浩志は苦笑した。みいは言った。
「…まさか浩志が逝っちゃうなンて。心臓に毛が生えているから、わたしより長生きするよねぇって思ったら…ポックリ逝っちゃった」
「…お母さん。お父さんもそうだったけど、男って案外弱いのよ!」
「嗚呼、三社祭や隅田川の花火には必ず遊びに来て、水戸の地酒…何だっけ?」
「ほら、『一品』よ」
「そうそう、一品の大吟醸を必ずお土産に持って来てくれて…つまンない」
「…でも、お母さん。独りで大丈夫?」
「…偕楽園には毎年行ってるからねぇ。確か、駅前に『Kホテル』があるし、大丈夫よ」
男は案外弱い、か…。そうかもしれない。親父もそうだった。まァ、ヘビースモーカーだったし、仕方なかったが…。でも、皆オレのことを言いたい放題言ってるなァ! 浩志は、美津雄や小百合だけではないと痛感した。
愛美は、みいのグラスに酒を注ぎながら聞いた。
「…でも、お母さん。本当に幸雄さんを連れて行くの?」
「…え? 連れて行くよ」
「…だって、浩志おじさんとは確か、二十歳近く齢が離れているのよ? 九十代のご老体で、大丈夫なの?」
「…大丈夫よ。毎朝、隅田公園を散歩しては言問橋近くの『Y湯』で朝風呂してるって言うし。だって、浩志にとっては『愛人』よ!? 連れて行かなきゃ、冥土の土産にならないわ。幸雄さん言ったのよ、浩志の骨ぐらい拾いたいって」
幸雄が未だ健在だったとは…。最後に会ったのは一昨年の隅田川の花火の時だったっけ。流石に、九十歳近くのご老体を酷使するのは申し訳ないと、その後は手紙のやり取りをするだけだった。曳舟にあった実家は手放し、今は橋場の方に住んでいると聞いた。結婚はせず、横浜に嫁いだ彼の姉の末っ子を養子にしたと聞いた。
浩志は、せめてポックリ逝く前に一度会っておけばよかったと後悔しながら、彼と付き合い始めた頃のことを思い出した。
幸雄との再会は、意外にも大学の敷地内だった。浩志がラグビーを始めたのは高校に入学してからだったが、大学ではアルバイトに明け暮れようと勧誘を受けても断っていた。しかし、一年生の夏頃にどうしても入部して欲しいと友人から懇願され、仕方なく引き受けたのだった。
これまでやっていた居酒屋のアルバイトを辞め、早朝の新聞配達だけにした。居酒屋の方は練習が連日あるので無理だと判断したのだ。しかし、一升瓶を見ると飲みたくなってしまうほど酒が大好きだったから、かえって辞めて正解だと彼は思った。
ラグビー部に入るや、すぐ都内の大学と練習試合が行われ、浩志もメンバーに選ばれた。当時、廃部寸前と言われていたほどに弱かったが、彼が入ったことにより次々へと勝ち進み、気付くと関東大会に出場を決めていた。最初は見くびっていた上級生も浩志を見直す様になり、学内でも有名になった。
そんな中、某新聞社から取材の申し出があり、浩志はインタビューを受けることになった。学長室に呼ばれ、ドアを開けた時、彼はびっくりした。カメラマンを率いて幸雄もいたからだった。幸雄もようやく再会できたと満面の笑みをみせた。
インタビューは三十程度だったが、取材を終えると幸雄は浩志に声をかけた。カメラマンも同行していたので彼はメモ用紙にメッセージを書き、浩志に渡した。その紙にはこう書かれていた。
「午後七時に銀座の時計台の前で待ってる」
いつもの様に練習を終えた浩志は、自転車を国鉄・御茶ノ水駅の前に止め、電車を乗り継いで銀座へとやって来た。銀座は、高校時代に長男・正夫や次男・岳次と一緒に日劇へ行った時以来だった。水戸にはない華やかさがあり、ネオンサインがあちこちに煌めいていた。時計台の下に幸雄は待っていた。学ランの第一ボタンを外し、浩志は笑顔をみせた。二人は五丁目にある釜めし屋へ向かった。そこでも互いのことを語り合い、時折幸雄は浩志の手を握ったり、膝に触れたりしていた。
午後九時になり、明日も新聞配達があると営団地下鉄・銀座駅の前で別れようとしたが、幸雄は引き止め、二人は人気のない路地に逃げた。そこで幸雄は浩志を抱きしめ、接吻をした。背部や臀部を弄られ、浩志も幸雄を求めた。全身が火照って彼は、
「…オレ、幸雄が好きで好きでたまらない。欲しい、もっと欲しい…」
と訴えた。幸雄も、
「新聞配達だったら、その時間までに行けばイイだろ? 君は可愛いよ、可愛くて仕方ないよ…」
と浩志の唇に触れた。
結局、幸雄は浩志を自分の住む向島のアパートに連れて行った。布団の上で二人は裸になり、愛し合った。この時に浩志は、これまで用を足す為だけの下半身の穴に幸雄の肉棒が挿れられ、その奥に潜む性感帯を弄ばされた。最初は声に出して痛みを訴えたが、幸雄と肉体が一体になったことに歓びを感じた。次第に、かえって抜かれると痛いことを知り、しがみつく様に幸雄の背部に腕を回した。大粒の汗を流しながら、浩志は自分の肉棒がいやらしいほどに先走り汁を流しているのを認めた。
「あッ、あん、ああん、あん…」
まるで女になったかの様な錯覚に陥り、幸雄の膝の上で彼は接吻を繰り返した。絡み合う舌と舌に幾重にも唾液が糸を引き、口角から滴りそうになるのを二人はすすり、呑んだ。次第に、幸雄は激情の故に浩志の乳房を鷲づかみにし、揺さぶった。
「あ、あぁ…。君が欲しい、もっと欲しい…」
浩志は、下半身の穴が火がついた様に熱くなっていくのを感じた。幸雄の肉棒が彼の性感帯に何度も突かれ、浩志は理性を失いかけていた。このまま彼の愛液を受け止め、妊娠しそうな感覚に陥った。もし子どもが宿せるなら産みたい、幸雄が好きで仕方ないと、浩志は思った。
オルガズムは二人同時に達した。浩志の下半身の穴に幸雄の愛液が注がれ、浩志の愛液が幸雄の肉体のあちこちに飛び散った。
「あッ! あん! あぁん! あァァァん!」
浩志は涙を流しながら声を上げた。幸雄は彼の両胸に顔をうずめ、
「はァッ! はァん! あん! あァァァん!」
とうめいた。
浩志も幸雄も恍惚な表情をし、未だ萎えぬ肉棒を露にしながら二人は接吻を重ねた。
時計は午前十二時を回っていた。電車はすでに運転を終了していた。二人はちり紙で飛び散った愛液を拭い、手ぬぐいで軽く身体を拭いた。浩志は下半身の穴に鈍い痛みを感じていた。幸雄は、
「痛かった?」
と聞いた。浩志は、
「否、大丈夫」
と横に首を振った。彼は、すっかり幸雄のことを自分の情人(アマン)として受け入れ、認識していた。彼は、童貞を喪失したことで何か自信の様なものを得た気がした。ブリーフを穿き、ランニングシャツの上からワイシャツを羽織ろうとした時、トランクスだけの幸雄が背後から抱きしめてきた。彼は言った。
「いつでもおいで、待ってるから…」
微かに腋臭の「匂い」がした。ブリランチンでまとめていた髪は乱れに乱れ、うっすらと無精髭が生えていた。浩志は、同性でありながら初めて「男」を感じた。そのまま彼は振り向き、接吻した。まるで映画のワンシーンの様だった。うっすらと涙を流しながら、
「いつでも抱いて…」
と言った。
嗚呼、このまま夜を明かしたいと、浩志は思った。
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今週日曜日にもバッキバキの新作UPしますので買い物注意ですよ~
急がず、ゆっくり、ゆっくり
2024年5月27日のこと
1. おはよございますリビング文学 2. 一昨日から。 3. 起きて、すんちゃん運動会に行き、がんばれがんばれと応援するが残念ながら4位だった。前日にYoutubeで足が早くなる動画みて練習したんだけど後半緊張したのか手がダラーんと下がってきてた。 4. 子供の頃にYoutubeあったら俺も少しは足が早かったんだろうか? 5. インターネット以前に足が早く走れるようになるには人に聞くしかなかったけど、運動神経悪すぎて恥ずかしくて聞けなかったな。 6. インターネットは待つ時間を無くしたと言われてるけど、恥ずかしさも消してくれた。 7. 焼肉モイセで打ち上げ。土曜日で新大久保大パニックかと思ったけれどイケメン通り凄い人だらけだけど入店できた。肉うまし。 8. 帰宅後爆民かましてしまい、急いで藝大へ。フィラスティンのトークを聴く。 9. 数年前にデカい70トンの船を買って世界を彷徨っていたフィラスティンクルーの話。まじで海賊になってるやんけだし、音楽がめちゃくちゃいいなぁ流石ミュージシャンだなと思って映像観てたら、音楽は生演奏だった。素晴らしい。自分が話す時は映像を止めて、通訳してもらってる時に音楽を奏でる。 10. この全ての間合いが美しくて、今までは自分の言葉を話して、通訳され、その後に反応があった時に話者もその波に乗るけれど、翻訳の待ち時間はじっと何するわけでもない時間が流れてたが、そこに音楽が入るととても自然でよかった。 11. しかし、それは音楽の敗北でもあるのかなとも思ったりもした。神聖な、頂きます!と待ち侘びる音楽であったはずのものが、合間と合間に自然すぎる時間にBGMかのごとく。 12. いいか。いや、良かったよ。 13. でっ、音楽と各地、各国を繋ぐ旅に出てすぐにコロナ禍が始まり、世界各国がそれぞれシャットダウンして、フィラスティン達6人は閉ざされた国からさらに海に投げ出された6人になった話が三流映画のシナリオじゃんかコレ!って感じなんだけど真実なんだから仕方ないってか面白くてたまらなかった。 14. 映像に音楽を全て入れて一本の映画にすることも可能だけど、そうしないで、語った後に映像を流しながら音楽を奏でるのはとても美しくて臨場感があった。そして世界のどこにも行けないので、日本人には第五福竜丸で馴染みのある、人類が誰も行こうとしないビキニ沖海岸に誰にも見つからないようにずっとずっと、爪が伸びては切り、爪が伸びては切り、爪が伸びては切り、爪が伸びては切り、爪が伸びては切りという時間を過ごしたそうだ。 15. そこは人類ほぼ未開の地だからこそ、食べ物やいろんな生命が渦巻きまくっていて、そこにいる自然達は放射能が脅威ではなく、ちっぽけな船と自分らの存在が脅威だったはずだと。 16. 気候変動を訴えて活動しているフィラスティン達が自ら何もない島の自然の加害者になることで見えてきたことや、世界中と繋がりながら船と音楽でパーティーを続けるつもりが世界から閉ざされてしまった、どうすりゃいいぜで、インターネットは使えないけど衛星にテキストを送ることだけができるらしく、恥も外聞もなく、ギャンギャンにプレスリリースをメディアに送りまくったらBBCとかが反応してくれて、その効果か、インドネシアが特別に入国許可をくれて行くことになる。 17. 本来、コロナじゃなかったら風船おじさんみたいな感じでバズりまくって世界中のSNS人気者おじさんになれたはずのフィラスティンが閉ざされた世界でどうにか生き抜いて辿り着いたインドネシアでとんでもない歓迎を受けることになって、それがその地に限らず、行く港全てでとんでもなく手厚い歓迎と踊りと祭りが起こる。 18. その時の映像が、日本の祭りと同じでプレイヤーだけが衣装を着てて、見物人は普通のカジュアルな服で、そこに手作りのフィラスティンの船、アルカキナリ号と地元の祭りの船が並走していると、ケンカとセックスを同時にやってるような混沌の美があって、小野和子の民話採集のようでもあった。 19. 賑わう港だったり、しょぼくれた港だったりするけど、魚や金と物流以外で他所から船で誰かが来ることは無かったからか、とにかくどんちゃんどんちゃんで、鉄道、車以前のメイ���は船じゃーーい!ってのも海の男と女達がフィラステインらを見てド興奮してる様子がたまらなかった。 20. 全ての現象がスマホの中に入り込んだと言い続けてますが、じゃあ船は?わさびは?自転車は?と問われてるような気がしたし、フィラスティンがチャリに乗ってた頃のキヨシローに見えてきて、お前も自転車に乗り続けろと言われた気がした。 21. 今度三茶でやる展覧会のチラシを山下陽光のお札にして金を発行しようとしてたんだけど、そのアイディアまんまフィラスティンがやってるし、さらに山中湖のスワンのボートで小声で歌うめちゃくちゃ小さすぎる音楽フェスを考えてたんだけどその案すべてがしょぼすぎて、フィラスティンの規模がデカすぎてこっちのしょぼさにも気が付かれないんじゃないかとすら思えた。 22. 野中モモさん、志賀理恵子さん、チンポムウシロくん、ハーポ部長、ホーホケ居、たくさん来てた。司会は江上くんで成田くんの最初の挨拶がフィラステインがここ数年で海賊になっちゃってんすよで一同爆笑だった。イタズラヌーマン片仮名で書いたらかっこいいやんけの中村Yukiさんも
翌日
1. 超早起きして、ハリークインで新宿へ。東南口のエスカレーター登ったら改札口が開いてないやんけ。7時オーペンとのこと。南口に周り輪行してたらおじいちゃんから声をかけられ、この自転車小さくなるねぇと、ハリークインって言うんすよと話す。 2. 小さくたたんで品川シーサイドまでビュンと行く。広げて大井競馬場へ。これほど早く行ったことはなかったので、いつもと違う騒ぎ。レースと刺繍ものをまとめて5000円で買える。これは嬉しい。(後日談、広げてみたらシミだらけやんけ、骨董クソババアふざけんな) 3. 他にも手刺繍の帯が買えたりして満足する。どんどん店が出店してて2階の駐車場もあるが、タイムリミットで目黒まで自転車を走らせて、井上咲楽ちゃんと対談仕事でたくさん話す。自分のことばかり話しすぎたけれどめちゃくちゃ楽しかった。自分が今安いユニクロ中古リメイクで儲かってるのはアナーキー状態なんだなと、だから内情を話したくなるし、北海道のホタテ漁の相互扶助みたいなことを早くやりたいからなんだろうなとも思った。 4. 帰宅して、にらそば作って食って寝て、ランすん帰宅して、俺だけ仕入れに出かけると見せかけて図書館で月刊HANADA読もうと行ったら置いてない。 5. 高田馬場の書店に移動して立ち読み。西村賢太の彼女の手記が16Pに渡って掲載されてると現世の向井さんがツイートされてて、気になって読みたいけどHANADAは買いたくないなと思ったので。 6. この長文を立ち読みするのか、、、と思うと地元じゃ知らない奴は居ないってくらいに陽光前で待ち合わせってくらいの動かぬ証拠とまで言われた立ち読みキングこと勃起陽光が久々すぎてたじろぐが、内容が面白すぎてぐいぐい読める。読み進める。 7. 冒頭から西村賢太の暴力から始まって、やっぱ小説のまんまやんけ!と思うんだけど彼女のけんけんに対する愛と尊敬がたまんなかったです。 8. ヒロトが鬱になった時に日曜日のダウンタウンの番組で救われた名曲日曜日よりの使者があるけれど、西村賢太は私にとっての使者でしたと書いててギュインギィンにたまらない気持ちになって帰り道自転車で爆音で聞いて涙寸前でした。 9. 目白で仕入れて、江古田に行く途中のトキワ荘公園を抜けてセブンイレブンでアイスコーヒーを買いその先を左に曲がったところにある公園で開高健 ロマネコンティ1935年に収録されてる渚にてを朗読しながら休憩。 10. 本が本当に読めなくなってきてるので、風呂で読むか朗読を録音するかでもしないと集中力が続かない。音読しながらでも上の空で読めなくて違うことを考えていたりすることがある。声に出して読んだら知らない漢字が読めたり、どこの意味がわかってないのかはっきりするので良い。 11. ブックオフで赤瀬川原平と斎藤一人の本を買う。 12. ミスドでドーナツをたくさん買って帰宅。 13. レコード買いに行きたいな。
2024年5月28日のこと
1. おはようございますコメダ文学 2. 昨日は山下道ラジオで白熱しまくって、お昼は戸山公園で家族で弁当持ってピクニック 3. 椅子とテーブル持って弁当あったら公園がリビングになる最高で、最近美味しいものを食べたいというよりも1人、もしくは家族、仲間と広々とその場を独占できるかだけに重点を置いてるから美味いとか安くて狭い店に興味がなくなってきた。 4. 仕入れの途中で公園で椅子を出してカレー作って食べて昼寝した後に読書するのが大ブーム中で、本を読んでもすぐにスマホ触りたくなるから置いてきた方がいいんだけど迷子になるし選択肢がなくなるから~と言う言い訳で持ち歩いてて、触らないようにするにはスマホを使えなくするってことで、録画したり、録音したりしてて、録音しながら音読するととても良いってことに気がついた。 5. 音読してると流石に違うことを考えられないし、声に出すことで内容が入ってくる。 6. スマホが全員に配られてあらゆる日常行為の優先順位が変わったんだなってのを認識しなきゃいかんすね。 7. バドミントンなどをやって過ごして、都心に住んでるからか、ゆったりこそが最上で美味いとか安いとかは不要だなとしみじみ思う。酒呑まなくなったのもでかいのかな。 8. 相変わらず自転車のパーツをずっとずっと見続けてしまう。ネジ一本が1500円とかふざけんなよとか思うんだけど、これが手に入れば夢のような世界が!とか思ってしまってミニ四駆を改造してた頃のオプションパーツで小遣い無くなるやんけ→万引き家族の誕生です!みたいになってるヤンけ。 9. この落とし穴に引っかからないように見せかけて100均やホムセンで代用品を探したり、フリマやリサイクルショップでこのパーツがシンデレラフィットするかも感覚を味わいながら実践しない日々ですよ。 10. 大井競馬場のフリマに1~2店くらい自転車パーツを出してるので通い続けたらシンデレラを見つけられるかもしれない。 11. しかし、もはやアクションあるのみ!でどこにも行けるしなんでもできる。多すぎ大人の選択肢状態なので、どこに行きたくなりたいのかを考えてみたい。 12. わさびはもちろんのことだが、人が居ない場所を探すのに最適だし、さらに都心部で朗読しててもバレないハズくないスポットをどうやって開拓していくか。 13. 食の美味しさと安さを探してたけれど、そこに一人で自由にいられるか?という詳細なキーワードを導入することで都市部ではほぼゼロになるんだけど、それは金を払うからであって、一人暮らしの老人の豪邸だったら都心部でも一人でいることが可能になる。そこに突入するのは金は無理でコミニケーションか何かしらのきっかけが必要になる。 14. 今、家からコメダに歩いてくる道中一人でアイフォンに向かって話しながら録音してきたんだけど、これは可能だった。ヘッドホンやハンズフリーが普及しまくってて歩きながらぶつぶつ喋るのが変なことじゃなくなった。しかし、この先の文庫本を持って音読しながら歩いてたらそこそこやばい奴だと思うので、都心部で朗読できる場所をどうやって開拓しようか、音を出しながら考えてみたい。 15. カラオケとか良いのかもしれないし、完全防音の個室ビデオ屋でも良さそうだ。 16. 関係ないけどオートキャンプ場は電源も借りれるんだろうか?だとしたら充電できるから良さそうだ。 17. 電動アシスト自転車の旅はめちゃくちゃ楽しかったけど、快活倶楽部に泊まると出���けた感覚が気薄すぎてつまんなかった。 18.
2024年5月29日のこと
1. おはようございますミシン部屋文学 2. 昨日は起きてコメダに行き、久々にコメダ文学を書いた。 3. 部屋がキャパオーバーすぎて居場所がなさすぎる。どんどん捨てた方がいいんだろうけど捨てるものは何もないんすよ。捨てても買うから。一旦全部捨てりゃいいんすかねぇ。 4. うーん参りました。 5. コメダから帰宅して昼ごはん食べて作業してたらシロアリ駆除の業者の方がくる。 6. 以前に玄関から羽アリが超大量発生して見てもらうことになってた。 7. シロアリ業者はぼったくりが多いらしくてビビってたけど超丁寧だし、料金は大家さんが払う。 8. 床下収納をガボっと開けて中に潜り込んでいく、そうかその手があったか、床下収納を拡張したら部屋にある在庫を置けるかも!と想像が膨らむが結局詰め込んで出さないだろうし、カビたりしそうだもんなぁ。 9. 台所の床下からキッチンまでは辿り着けなかったらしく、次回玄関に薬を散布工事をやるとのこと。 10. 在庫を減らすべくたくさん縫って、ランすんが習字から帰ってきて、ふくしんに行くが入れず、やよい軒も多くて、1番無理そうな王将に行ったらすんなり入れたと思ったらすんちゃんクラスメイトのあゆみちゃんとママがいてびっくり。 11.
2024/05/30のこと
1. こんばんは、リビングオンザ文学 2. 昨日はリコちゃん出勤日でガシガシ作ってヨコトリと岡山宇野港出店用のがたくさんできる。 3. 本日くるんくるんシャツUPしておりますが、明後日土曜日に都内のどこかで突発直売をまた開催します。場所はまだ未定ですがSNSとすぐになくなるオープンチャットに加入していただけたら、また詳細な場所がわかるかと思います。後ほどお知らせします。 4. 昼は西新宿の居酒屋ランチにしましょうかと行ったら行列でギャフン。裏のモンカリーも入れない。ココからどこにも行けないランチ地獄難民スタートしました。 5. 寿司屋もシャリがキレたと断られ、うどんが美味い直売やらせてもらったこともあるギビツミも無理目で、奥のルーローハンうますぎる台湾食堂888ももちろん行列、無理だろうけどfish行こうと。思えば遠くに来たもんだ。一階のシンちゃんラーメンも行列で、fishも無理に決まってると思ったらまさかの並ばずに入れてビリヤニ食べれた。 6. ココで何かが吹っ切れたのか食後はタリーズに行き、セブンイレブンと変わらないだろと思ったけどめちゃくちゃうまいやんけアイスカフェラテ。 7. UNIQLOマリメッコ見に行こうぜ!無茶苦茶いいやんけ!GUも行こうぜ! 8. コラーーーーーー!どうなってんだよPILのTシャツが1290円で売られてるやんけふざけんなよめちゃくちゃカッコいいやんけ。どうなってんのよ、なんでノースリーブなのよ。こちとらヨコトリでPILのキャップ作ってるんだけども、誰も教えてくれなかったんかーい。むかついた見せかけて2着購入。2つで2500円ってどうなってんのよ、最高かよかよ。ココで低賃金で働かせられてる人のことを考えてダウンしたり、 戦争や、軍事産業に加担してる企業には金落とさんプンスカのスカスカでもいいけど、あまり真正面から戦わないようにしないとボイコットが自分に突き刺さる時がある。 9. 途中でやめるが使ってるユナイテッドアスレーはどこの綿で、誰かも搾取されてないわけがなくて、新品のボディのTシャツが3000円以下で買えていたら間違いなく何かしらの搾取があると考えていいし、スタバをボイコットするし、 藝大がイスラエル支援してる美大に金を払うなボイコット、 どんどん進むと自分をもボイコットしなきゃいけなくなる。 10. どこで線を引くかではなくて、自分が加担してることを忘れちゃいけない。 11. 弱いものがさらに弱い人をどうにか救おうと思う気持ちや行動はめちゃくちゃよくわかるんだけど、何度も何度もこの文章を貼りますよ。
わたしたちの生活は、搾取の構造にどうしようもなく侵されており、なにか買うたびに誰かの足を踏む始末です。わたしの生活が便利になったぶんだけ、わたしより弱い立場にいる誰かが苦しんでいる。それを自覚することは大事ですが、しかし、よりエシカルな、よりサスティナブルな、より「政治的に正しい」消費を選択できるのは強者だけなのです。清く正しく生きるためにはコストがかかるが、そのコストを引き受ける余裕を、マイノリティは持っていないことが多い。
仮にわたしが、個人的な倫理規範に照らして特定のサービスを不買したとして、それは単にわたしが、そのサービスを使わなくてもやっていけるだけの資本に恵まれている、というだけのことでしかないと思っている。消費者としての誠実さや感度の高さは関係がありません。
わたしはいくつかの企業・サービスを不買していますが、それしか選択肢がない人がいるのも知っています。個人の倫理観の及ばぬところに、生活があり、格差がある。最寄りの映画館まで車で3時間、TSUTAYAまで2時間かかる場所に住んでいる映画好きの知人を知っています。
ネットフリックスjpがどれだけやらかしても、映画コンテンツに触れる貴重な選択肢であることに変わりはない。 消費者としての意思表示よりも目先の生活を取る態度が免責されるとも思いませんが、個人的な不買対象を不特定多数の他者に晒す勇気は、わたしにはありません。
その他者にどれだけの選択肢があるのか、わたしは知らないから。他者に押しつけてはいない、独り言である、という弁解は利くとは思いますが、それでも。 わたしには、ただ密かに自分の選択肢から外すことしかできない。それが正しい態度なのかはわかりませんが。
不条理な構造は、より少数派なほうへ、より弱いほうへと皺寄せられるのです。弱者はいつまでも弱者同士でむしりあい、搾取しあわなければならない。このような不均衡がある以上は、特定の企業を購買していることに対して、良心を盾にした踏み絵を他者に迫るべきではない。そのような同調圧力が、消費者としての誠実な態度であるかのように蔓延するのは不健全だ、というのがわたしの個人的な考えです。 とはいえ、消費者の立場からは、効力のある意思表示の手段は不買くらいしかないし、便利さに甘えてペイし続ける限りは搾取構造を温存することになるのも事実です。わたしもまだ意見がまとまりきっていないのですが、これからも考え続けていきたいと思います。
どうも、人殺しの顔でコスメを買って人殺しの顔に塗っています
なお、この記事の趣旨は、わたしやあなたが人殺しであると賢しらに指摘することではなく(そんなことは言うまでもなく大前提だ)、“せめて人殺しの顔をする” ことすら難しい人もいる、いろんな人がいる、自分本位な “せめて” で他者を断罪することはできない、という話です。
ブログを更新しました。新作コスメの感想と、プチプラコスメの安さの背後に見え隠れする不条理な構造について。
キャンメイク シークレットビューティーパウダー OB-01感想、あるいはコロナが可視化した貧困と搾取 - 敏感肌ADHDが生活を試みる
669. いやー凄い文章ですね。自身の正しさで圧力かけてんじゃねぇよと。その選択肢が出来ない人はどうすりゃいいんだ!ますます苦しむやんけと。 670. 優しい人がより傷ついていく世の中に拍車がかかる。 671. 金や富に関わらずなんすよこの感じ。都会に住んでる奴はこの自然味わえないだろ、フォロワーが多かったらこんなツイート出来ないでしょと、全ての感覚からマウントが取れる。 672. より良いところで買うってのは投資だったり持続可能な社会を目指すならやりたいことではあるけれど、同じ作家のTシャツがユニクロで1500円、ビームスで5000円だったらどっちを選ぶか?って金銭に余裕ある人しか選択できない。 673. Amazonで買わないで本屋で注文して!というのもわかるんだけど、Amazonは早いと当日、翌日で本屋は最短2日でさらにもう一度行かなきゃいけない。Amazonを選ぶことで街の書店が!もちろんわかるけれど、京都に共産党員は要らないと言った人が当選するし、山本太郎か宇都宮さんでしょ、自分のタイムラインはそればっかりだよって言ってても小池百合子が当選する。 674. TPPもオリンピックも反対だけど自分の力や思いと関係ないところで延期や中断していて、今回安倍が辞めたとしても、こちらの思いは関係ない。先日書いた加藤登紀子と同じ気持ち。8月20日の466に書いてます 675. 正しいだけで楽しくないし、その通りにならないのがわかっているのに抵抗するやり方とは別の方法で怒りや抵抗をもう一度見つめなおして、より良いところに持って行きたい。
2020年10月13日のメルマガより。
戦うことは大事だけど、少し休むことも大事ですよんよん。
12. 吉田豪の部屋にゲストで出てたバトルオブニンジャマンズ/ラットボーンズの柳家睦さんがゲストの会がめちゃくちゃ面白かった。こういう人が本当に減ったし、このくらいの年齢の人のパンクが1番ヤバいから、パンクはお兄ちゃんのものだなと今も思う。 13. そして、同じく豪の部屋に芸人の永野が出てて、これまたブレイク真っ最中なのに、全然楽しくないとか内側の話と芸人も芸能界も破綻してるしもうダメだろという内容をこんこんと話してた。 14. 2004年頃にもともと流行ってたけど、電車男効果かインターネット凄いみたいな全部がひっくり返るぞー!と全業界が言ってた時期があった気がしてて、その時の感じと同じで、またそこから20年経ってるのに業界がひっくり返るぞーと言ってる人が目立つ。いやいやひっくり返えってるだろと。 15. みんながみんなを褒めあうSNSが吐き気しまくるし自分も加担してるからそれを同じいや、それ以上の否定もしまくってヤンキー復活、最悪復活な世の中にしないとマジでクソつまんないやつが幅を利かせてるクソつまらん世の中が肯定されてることになるけど、それは認めませんよ。 16. 俺フィラスティンになるために船に乗りたいぞい。 17. フィラスティンと小野和子のことばかり考えてます。 18. 歌えなかったラブソングを唄おう!というノリで、一回見ただけのショート動画を探そう。 19. ノブコブ吉村が寝る時Tシャツ短パンで寝ますけど!だめですよ。長袖長ズボンのパジャマで!と快眠研究家の人が言ってるショート動画見て、マジかよとUNIQLOのUVパーカー着たまんま寝たらウソだろってくらいに快眠しまくってて、UNIQLOのUVの1番高いやつ2990円か3990円か忘れたけど紙みたいなシャカシャカの、あれ最高すぎますよ。 20. ノブコブ吉村の快眠ショート動画もう一回見たいけど、、 21. ↑検索しろよ。
言いたいことが多くなりすぎましたが、とにかく、6月8日は岡山宇野港にある東山ビルで直売&トークと翌日6月9日はヨコトリ最終日直売です。
今週土曜日はどこかで突発直売やりますので、こちらのオープンチャットにご参加下さい。 現在候補は高田馬場駅に近い方の戸山公園か代々木公園か新宿中央公園か、また1時間ポッキリ直売になるかと思います。
オープンチャット「6月1日ゲリラ直売」 https://line.me/ti/g2/gQa38O7c_MxPCn64jXqM6xPzFZsOxUVD7pDNVg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
橋本治展気になってるぞいぞい。みどりさんにおすすめ橋本治本教えてもらったのでブックオフ行ってきまーす。
今週日曜日にもバッキバキの新作UPしまーす
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パン屋さん(抜粋)
2024.09.24
大学を卒業したばかりの私はどうにか自活しなければならなかったので、食品化学の学士号だけで就職しようとして、パン屋で働くことになった。大学の専門とはめっきり異なったのがわかったので、面接の間に必修の調理実習で習得した経験でわざと訴えようとしたが、仕事に就くことにはそんな素朴な一言が利くだろうとは思いもしなかった。少なくとも、乗り気だと見なされたら良かったな、と。
同期の辛島(からじま)みきが、祖父の和菓子屋で生まれ育ったので、米粉や餡子の何種類でも知り尽くす上に、手先も器用に違いない。本物の「几帳面」と「真面目」とされる性格だった。彼女には一生涯敵わないと何遍も思っていた。
人手不足によりこんな風に大学を卒業したばかりで未熟な二人きりに店の運営を任せるのは、誰にとってもおかしく見えるだろう。責任が重すぎるのではないか。と言っても、仕事で努力し続けたのは、仕事がどれほど辛くても我慢するしかないと自分に言い聞かせてまで、働きながら経験をさらに積むことができるからだ。上司が言った通り、このパン屋で働くことにより、様々な役割を味わうことができて将来にどんな役職を狙いたいのかはっきりわかるようになると思い込んでしまったので、上司の期待に応えるようになんでもやってみようと覚悟を決めた。とにかく、当座のところ先任者が転職するまで、五ヶ月間重なった雇用期間を精一杯生かすしかなかった。様々なレシピや手続きを努めて書き留める上に、先任者ほど手際よくできるように実習にも励んだが、先任者の二年半間蓄えた経験に、自分が五ヶ月以内に追いつくなんて無理だろう。
私が担任する番になると、まるで上司自身が耳元で囁いているかのように、「様々な役割を味わえる」という一言の不気味な余韻に浸っていて足がすくんだ。その言葉遣いの図太さを改めて思い知った。「様々」より「万事」、「味わう」より「担当する」という現実を突きつけられた。パン屋の運営ができるようになるため、実際に経験するということより効果的方法なんてないだろう。さぞかし様々な責任を負わせられてからどの役職が自分に合ったのかはっきりわからないはずがないのだ。
行き掛かり上、パン作りだけではなく、接客や在庫管理や商品開発や衛生検査の準備まで、たまに特別注文や配送や指導も、仕事を二人で分担しても、諸々の物事を順次より同時にこなさないと済まない日々は切りがないと思っていた。
そのため、このまま二人きりでいる限り、食品化学とお菓子屋さんの経歴を組み合わせて、お互いにもたれ合うしかなかった。共同で店を営む時間を過ごせば過ごすほど、お互いの考え方や境遇を徐々に理解できるようになってきた。少なくとも、全部順調に進んでいけるように努めるという共同の目的で、職業上の関係にしては懇意になれてきた。
仕事を家に持ち帰ることも多かったとは言うまでもない。今何もしていなくても、いつも次のやるべき事を考えている悪循環なんだ。寝不足で早く起きるのが辛い朝にしても、かろうじて出社できた。寝ぼけたままさっそく朝の準備をしようと思ったところに、前夜遅くまで残業していた辛島さんが帰宅した前に、私が使うつもりだった材料をすでに調理台に置いてくれたのに気づいた。今朝店に入ってから、私は会釈して「昨日ありがとうね」と声をかけた。
「ううん、自分の準備をしたついでだからさ」とみきは何気なく答えた。
そのため、新しい人をもうすぐ雇うところだと上司に予め断られた上に、その新入店員の内の一人がパン製造技能士の二級、二人は特級合格者だという情報は、たちまち将来を照らす光になってくれた。喜んで新入店員たちに案内したり、うちの店に特有な手続きをつくづく誘導したり、どんな悩みに対しても心を込んで相談に乗ったりしてあげた。
他の人と協力することはもちろん一人でも仕事できると期待されている職場にすんなりと溶け込むはずだ。周りの人にあまりにも頼りすぎるより、ただ色んな資料も参考にして自分で進めるように努力してから結果を振り返って自分でやり直すにすぎない。私たち二人もこんな風に育てられたから、みんなと全員力を合わせたら、鬼に金棒ではないか。全体的に生産性を上げることができて、救われる。
私は生地をこねながら、半時間寝かせる前に他のと��り違えないようにラベルを貼っておこうと思ったが、ペンなどが手元にどこでも見当たらなかった。しばらく探そうとして調理台から調理台へ移動したあげく、見つけられずじまいだった。「私がどうかしてるのか」と思いながら、知らないうちにレジまで着いて、マジックの山を発見した。
みきは私が目を擦ってから二度目したのを目にしたら、「りえ、どうしたの?」と尋ねた。
「ペンとか探していたんだけど…」と私は言い切ったところで、マジックの山に眼を落とした。
みきもたちまち慌てて、エプロンのポケットに手を突っ込んで探り回ってみた。「おかしいね…普通に使っているペンも一体何処?一番好きな青いヤツは?」
「みきが昨日残業していたとき、他に誰がいたの?」
余程毎日重役出勤と共に早退する習慣のある鈴木(すずき)先輩と、上司に媚びるために無遅刻無欠席で理想の会社員を装って毎日定時的に退勤する黎(れい)先輩を消すと、富沢(とみざわ)先輩しか残らなかった。
自分で全く最後まで使い切ったバニラエッセンスの瓶を手にしながら、何食わぬ顔をして「ねぇ、今暇でしょ?じゃあ、追加で注文してくれる?至急お願〜い。今すぐ要るんだから」と何気なく頼んだ天然な富沢先輩か。「これから何かの材料を使おうと思ったら、まず残っている量を注意しておこう」という忠告でさえ、彼女にとって長すぎるだろうし、脳にぴったりと収められず、右の耳に入ってからすぐ左の耳からはみ出す。
みきと私は「マジかよ…」と「さすがだね」といった目つきを一瞬で交換した。
私たち以外誰も気づかないだろうが、マジックの山を一本ずつ数えて、調理台ごとに同数のペンを配って、どの調理台に所属するかを示すために相当する色のマスキングテープをそれぞれのペンに貼ることにした。すると、道を迷ったか見捨てられたペンに目を留めるなり、元の場所にすぐ戻すことができる。その日からも、ぺんたちがレジの傍に置いたマグカップを別荘にしてオーブンなどからその辺りで避暑に来るのをしょっちゅう見かけた。みきと私は、毎回みんなを導いて帰宅させる季節の移ろいだった。あたかも夏と秋しかない異世界に引き込まれて、その狭間で延々揺れていたようだった。なぜか夏の方がいつも長く感じたのだが。
「まるでこのパン屋なんて小鬼に取り憑かれているようだね」といったみきからのセリフは、ずっと記憶に残っている。確かに、小鬼も一緒に暮らしているだけにこんなおかしい事ばかり起こっているんだろう。他にもいたら、必ずさらに困ってしまう。三匹まで増えたら、どれくらい耐えられるだろうか。
正解は、三年間このパン屋さんで働いていた挙句、四月に二人で同時にやめることにした。もうおそらくずっと前から気づいただろうと思うのだが、ご推察の通り、修羅場はパン屋ではなく、研究室だった。契約が終わり次第、単純に仕事をやめさせてもらうということではなかった。上司の依頼が、四月というより、いかにも死月と呼べるほど山のようにあった上に、相談や手助けを求める連絡の形で、十二月にこの短編を書いている私と、みきにも時折届けているほど溢れ出してしまった。その水に爪先を少しでも浸し次第、一生消えなく染められてしまい、一生逃げられない。
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--深海人形特別篇-- 人生の十割は青春時代と若輩時代の如何で決まる
※閲覧注意
※歳を取ってから大成する事もある?伊能さんは若い頃から超次元有能でした。元々からして才能も金も無いのに夢を見るんじゃない。パレスチナ行って来い。
AIの能力ってね、現時点で凄い。どのブランドと種類のAIを使うかにも寄るけど、MSどころか、AT(アーマードトルーパー)の操縦みたいなレベルで簡単に扱える。もう人間要らないね。良かった……。
…。
AIがあれば、三下の作家は要らない。良い時代になったものだ。素晴らしい。AI万歳。今すぐに反AIは自らの思想を、反省せよ。
…はい、此れで、『万死に値』しますね。私的にも光栄です。「お前は死んで良い」って言う御墨付きは、何だか得も言われぬ安心感がある。…で、其の前に、元々、何時死のうが、何処にも、其の死を悲しむ者は居ない。…そして、主宮が死ねば、万々歳の輩なんて掃いて捨てる程居る。良かったね。其の主宮慈愛とか言う奴、割とすぐ早い内に死ぬ、長生き出来ないよ。其奴が生きて居る、生前の時点で、新作とか期待するだけ無駄だよ。だからこそ、全部AIに頼んで作って貰いなよ。適当に��拙作のデータでもブチ込んどけば、生成してくれるぞ。…と言う訳で、死んだらもう二度と新作が描かれない、作られない、一向に来ない、…と言う嘆きも此れで解消だね(笑)。
つーか、早く全部AIが肩代わりしてくれませんかねぇ。死ぬ程長時間ずっとブッ続けでゲームしたいし、背中も肩も首も痛いんじゃ……。…此の凄まじい迄に、苛烈な、背中と肩と首の痛みから、早く解放されたい……。…頼むよ……、……AIもっと発展してくれ……。頼む……。もっと楽に安らかに生きて、病気によって緩やかに死にたい。其の為にも、…AI……お前は必要不可欠なんだ…………。AI万歳。反AI派は私を、此の世から始末して良いよ。さぁ、早く。何で始末しないの?…実刑判決と遺族による訴訟が怖いの?結局は、口だけ?……情けないね。反AIも此の程度の思想か。…つまらないなぁ……。…本当に。
…。
もっとド直球に言うならば、此の主宮慈愛とか言う奴も、さっさと、AIになれば良い。此うして、生きて居る必要すら無いのだから。寧ろ、最早、AIで十分である。生物である必要も無いので。私の故人AIを作りたかったら作っとけ。作って良いですよ。全面的に許可します。…だけど、正直、作る労力に見合わないと思いますが……。…そうだね、…全部無で良いや、此んな奴(※結論)。
…。
二十歳の時に死んで居れば良かった。二十七歳の時に、死んで置けなかった事を酷く後悔して居る。…何故、『あの時』死んでやれ無かったのか……、…何故、のうのうと、長く生きる、『天寿を全う』する義務も無いのに、生きてしまったのか……、神は非人間的で非情である。情け容赦無く、復讐と妬みを司る。我々は神では無く、無に憩う。無こそが救いである。有難う、グノーシス思想。
…。
死ぬ事だけが人生。自らの終わり、死について努力する事は救い。
…。
…ずっと、人間の差別意識と言う物について考えてる。考えて居た。
差別は人間文化にとって必要不可欠な要素であり、社会の不具合を修正する便利な構造である。
弱者を差別し、虐げる事で、強者は強者らしく人類足り得る。何と、単純明快な事だろう。地上の何処にも、神の国は何処にも無い。
…。
体が苦しい。早く死去したい。一刻も早く。自ら命を絶つ以外の手法で天に召されますので、御安心下さい。其れは其うと、下手な事をすれば、本当に貴方を訴訟します。覚悟して下さい。自分の事を、自己満足や自分の都合で踏み躙るならば、貴方方を容赦無く訴訟します。必ず訴訟します。絶対に許しません。場合に寄っては、死んでも末永く祟る。恐るべき祟りで苦しめ続ける。決して許しはしない。地獄に落ちるべき者は落ちるべきである。神の意の儘に。
…。
ワイ元々touhou厨なんですけど、何だか積極的に、『死の陰』を歩む為にtouhouを通って来た、其処を通る為、こうして、生まれて来た気がして来た(※カスの少女漫画に出て来る彼氏並の発言)。
…。
頭良い人間は、自分で自分の首を絞めて首吊りしちゃうからね(※あーるじみやが莫迦で良かった)。
…。
ゲームはゲームシステムに支配されて居る(※自論)。
…。
ヒトなど所詮、神霊の奴隷、捨て駒よ⭐︎(※迫真)。
…。
…今後私が生きて居る内は、一切拙作に触れなくて良いです。私が死んでから、故人を偲ぶ為に、絵と文章を楽しんだりして下さい。
本当に大事な事なので、再度書きます。私が生きて居る内は、一切拙作に触れなくて良いです。私の生前は全て、私の死後に捧げられています。私は、死んでからが、本番の人生を生きていますので、私が、此うして、生きて居る時に、無理に、交流、接点を持とうとしなくて結構です。
私が死んだら、其の死後に御期待下さい。
主宮慈愛に会いたかった極小数派の人々へ、実際では無く、天の御国か夢の中で会いましょう。其方の方が気楽に会えますから。
私の死と其の後に、全てがより良く動き出すでしょう。我ながら、其れが一番楽しみです。…貴方方も楽しみでしょう??
…。
…確かに、私はリョナラーとして大成したかもしれんな(※最悪)。今度は暗黒神として大成しますね(※辞めろ)。
…。
「ゲームはゲームシステムに支配されている」が持論(※ガレッガが其うだから)。
…。
…『常世』の領域に入る時は近い。
…。
神と共に、意気揚々と『死の谷の陰』を歩もう。…そして、此の言葉に対して、『?』である場合は、詩篇の一番最初を読む事。
…。
人間は生きる為では無く、死ぬ為に生きて居る、
死に行く事だけが、死ぬ事だけが人生だ。
…。
此の主宮慈愛の死を悲しむ者は、何処にも居ない。寧ろ、喜ぶ者の方が多い。…無関心で終わりじゃ無いだけ感謝せねば。其れから、私の葬式は少なくとも良い、楽しい葬式にしよう。此んな奴の死を、一々、誰も悼んでなんて居られないだろうから。
…。
…十代、二十代の内は、未だ人生に希望やら可能性やら成長、伸び代やらがあるかもしれないが、三十代、四十代にもなると、途端に、人生に希望やら可能性やら、其の他も無くなって行く。…「あの時、若い内に、死んで居れば良かった」…と、毎日の様に思いはじめる。若人よ、見るが良い、…此れが現実だ。
…。
今更ながら、NEOGEO系サイトを巡回して居ると、大昔で更新が止まっているものが多い。そして、其処の最新(最後)の投稿を見ると、必ずと言って言い程、『結婚しました!子供が産まれました!毎日が忙しくて!ブログももうそんな暇なくて!もう更新できません!』って感じで、割と、めでたい事が書いてある。
……じゃぁ、『此方側』では、如何なんだろう?
ずっと、もうTwitterじゃないX、ブログとか続けてる。結婚もせず、子供を産まれず、リアルにはなーんにも無い。仕事も月並みで……。
あーあーあーあーあー、何て惨めだ。
此うやって何の実りも無い、家庭や資産構築と言う収穫も無い、生産性も無い、本当に惨めな人生を、家畜未満の生物の様に生きながら死んでいくんだね、最悪。
…後、よく「TwitterランドというかXランドでは十何年もTwitterを、Xになろうがならなかろうか続ける奴は、変人か奇人か何か(単純にいかれてるか暇人)だ。」…って言われてますけど、ワイは、其の理由、よく分かる。
日頃から、暇を持て余していて、人間の社会性と言う物から大きく外れて無いと、其処迄の暇人でも無いと、確かに十何年も続かない、続けないよな、…まぁ、そんな感じでしょう。
其れは其うと、人気漫画の長期連載化は、駄作化の元。長生きは、惨めで薄い人生の元。寿長ければ恥多し。
…。
結婚もしない、子供も出来ない、家庭も築けない、出世もしない。そもそも、人生自体に何の実りも無い、元々、生きるには値しない、其れでも、社会の片隅で、何とか生かして貰っている。
其う言う人間だけが、此うして、オンラインの片隅で、昔TwitterだったXやら絵描きやら文字書きやらブログやら内貧のオタク人生続けることが出来る……。
…打ち切り通告未だかな?
…。
大した人生を生きない儘四十〜五十過ぎた年になった人はですね、自分より良い思いして来た年下の世代に対して、急に説教くさくか愚痴を吐く様になる。只の嫉妬ですね。みっとも無い。動画とか文章の中で「散々良い思いをして来といて、此の若いモンは!」、「お前も長生きしてみろ!どうせずっと俺みたいに惨めだ!」…とか言い出したら、其れはもう役満ですね。
…。
ずっと、上手く出世出来なかったり、結婚出来なかったりの売れ残りだったりで、結局、悔いばっかりの人生生きて来た筈なのに、「自分はずっと良い人生生きて来た!良い人生だった!悔いは無い!」…って、自己暗示し続けるおじおば達の姿、何れも「キツイ光景だなぁ()。」と思う。エクストリームアクロバティック自己肯定する事でしか、空虚に自己暗示を掛け続ける事でしか維持出来ない人生の良さ、生きて来て良かった事って何なんだよ(真顔)。
…。
長く生きた事(※謙遜への考慮は無い物とする)だけが自慢の人生生きようとする奴の事は、二足歩行の家畜だと思って居ます。
…。
自分が、人から避けられる、誰も相手にしない様な底辺だって思いたくないから、(本当はあんまりのめり込めて無いので)趣味に没頭する振りをしたり、一見オシャレな様な感じを演出(※何故かInstagramでは無くXで)したり、同じ様な仲間と連むんだよね?
外部から「此処から外に出ないで。此方の負担が大きくなるだけだから。」…と、とてもとても狭い狭い社会の片隅で、其処でしか自身の生存を許されて無いので、仕方無く生きてるだけじゃん。
…。
個人的には、金銭的な豊かさより、寿命的な、健康的な、時間的な豊かさが無い方が問題が深刻だと思う。
…。
突然死リスクの高さ=より良い人生を生きられて、名作を作り上げられる確率の高さ
…。
ドカ食い気絶!!突然死リスク爆上げ楽し〜〜(☝ ^ਊ ^)☝フゥーッ!!
…。
親が不祥の子の死に歓喜する。幸運にも自らの子を亡くす。此れ程親孝行な事は無い。大変誇らしい。私は不肖の子である。大変誇らしい。親孝行である事は大変誇らしい。
…。
無能で、何も出来なくて、存在自体が恥ずかしくて、罪深くて、生きて居るだけで資源とコストを消費するだけで、何をやっても駄目で、誰との付き合いでも、まるで『生きている間ずっと不幸で苦しめ』と呪われた様に交わり切れず、水と油で、早めに此の世を去った方が広範囲に対して益になる自分は、余りにも絵描き、物描きとしても、実力も地位も最底辺ですので、自分の寿命を削りに削るか、エスプガルーダ、ボーダーダウンで言う所の『赤走行(※一撃即死)』状態で無いと、一向に『鑑賞に堪えるモノ』、『良いモノ』が作れ無いと感じています。
ですので、最近は、突然死リスク上昇ガチ勢として、突然死リスク爆上げに力を入れて居ます。其れに、突然死する危険性が常に、明日死んでも何の不自然も無い位に高い、…と言う誓約が無ければ、どうも恥ずかしくて生きて行けません。
ですから、自分が人間としても、絵描き、文字描きとしても、実力、地位的にも、一般レベルよりずっと劣る存在だからこそ、自分は其の様に突然死を覚悟で必死にやって居ます。…然しながら、貴方方には、其の覚悟はありますでしょうか?
因みに、此れ等の文章に主語は無いです。一体、此れ等の文章は誰の事を語って居るのでしょうか?…随分、ホラーですね。
…。
此れから未来に台頭、出て来る
カルト宗教戦国時代、宗教同士で大内戦が起こる
高齢者集団自殺カルト、高齢者が大幅減少する切掛になる
二十一世紀型肺結核、深刻な疾病の再来
第二次日中戦争、当然ながら
日本国内での攘夷運動(ヘイトクライム)、歴史は繰り返さないが、韻を踏む
兎に角人類の大量死、バッタとかイルカのストランディング感覚でバッタバッタとイルカ干し(※イミフ親父ギャグ)。
…。
…私に「死なないで!(※迫真)。」…と言ってくれる人は、何処にも、一人も居ない(※私は本当に幸せ者だよ)。
…。
私も、やがて、天に召される。妹達の待つ天国へ、近い内に、早々と行く事にする。もうこの体も持たない事だし。自殺以外の方法で。貴方方はゆっくり来てね
…。
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霊魂の足: 加賀美捜査一課長全短篇 角田喜久雄
「怪奇を抱く壁」 02
五日目。
加賀美の所へ井手隆一郎から18923円の小包が届き、新聞にはまた、例の尋ね人広告がのっています。 加賀美は、この新聞広告から井出洋子という人物を探すよりも、ハンドバッグの捜査に重点をおいている印象をえます。
七日目。
朝刊に井手が掲載したと思われる、 “午後七時、上野池の端ミカドにて、ハンドバッグの件で合う” という広告文がっています。
また、いろいろなことが分かってきます。 ・井出洋子は井手隆一郎の妻であろう事。 ・井手隆一郎は、茨城の資産家。 ・結婚と同時に、東京上野池の端に出てきたらしい。 ・井手隆一郎は厭人癖(厭人とは、人との交わりを嫌うこと)がある。 ・井出洋子は、空襲のあった日から行方が分かっていない。 ・井手隆一郎は昭和二十年、応召して中支にいっていた。なお、第二次世界大戦頃まで日本国内では現在の中国の華中を中支といっていた。 ・井手隆一郎は、中支派遣A部隊にいて、今年の始め復員した。 ・また、田所軍治も昭和十七年より中支派遣A部隊にいて、昭和二十年から小倉五五部隊に転勤。 ・軍需物資横領事件に関係あるとして、目下身辺探査中である。
これで、田所と隆一郎が同じ中支派遣A部隊に所属し、そこでの知り合いだったことがわかります。 また、田所は横領事件に関係しているとなると、例の60万円を届け出なかったのも何となくわかります。
さて、場面変わって、喫茶「ミカド」です。 午後6時30分。 加賀美は、隠れるように、衝立のボックス席に付きます。
午後6時50分。 田所と隆一郎が入ってきて、隠れるように座っている加賀美の近くにすわります。 隆一郎は、左胸に真っ赤な薔薇をさしています。
田所と隆一郎の会話が聞こえてきます。 隆一郎は、“ハンドバッグ”さえ手に入れば、十万円だって安い”といっています。 田所は、いくらか融通してもらえないかといっています。 六十万円や一万八千余円、盗まれてしまって、全財産をなくしてしまったと。 ちょっとした事情があって警察にだって訴えられない。 そんなときに、君が出しているた新聞の広告を見たのだと。 隆一郎は、“ハンドバッグ”が手に入れば、融通できるといいます。
理由までは分かりませんが、 これで、隆一郎が田所を追い込んだことはわかりました。
午後7時。
店にお客が入ってきますが、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。 加賀美は、それらの様子を注意深く見ています。
午後7時30分。
やはり、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。
そうしてやっと、 隆一郎が田所に、ハンドバッグを欲しがるのかを説明しだします。
それは、 隆一郎が戦争直前に日本に悪性インフレの来ることを予想して、五百万円の全財産を宝石類にかえました。 それは、私と家内二人丈しか知らん秘密でした。
戦況悪化に私は、遠い地方の銀行に依託保管するよう家内に連絡しました。 そして、総て手続きがすんだと家内から手紙がきたのです。
ところが、 その後、帰ってみれば家はやけ家内の行方が知れんという有様です。 さて、一体、家内はどこのどの銀行へ依頼保管したのでしょうか。 そこで、思い当たったのは、その銀行の保管依託証が家内のハンドバッグに入っているのではないかと。 なにしろ、家内が何時でも貴重品を入れ片時も手離さなかったものですから。 ただ、そのハンドバッグには、内かくしが作ってあって一寸見ただけではわからないようになっているのです。
田所はそれで納得したのか、宝石が入ってからでもいいので融通してくれと言っています。
8時。
やはり、紅薔薇の男に声をかけるものはいません。
まだ、待ってみるという隆一郎をのこして、 田所は、業を煮やしたのか出ていってしまいます。
と、ここで、隆一郎はとんでもない行動に出ます。 なんと、加賀美のいるテーブルへやってきたのです。
二人は黙って対峙します。 加賀美のたえがたい威圧に、隆一郎は目線が下に落ちます。 加賀美は、 例の嘘っぱちな広告は、田所を呼ぶためなのか、それとも僕を引張りだすためななのかと、問い詰めます。 それに隆一郎は両方だと答えます。
そこで、隆一郎は加賀美がある程度のことを理解していると判断して、 加賀美に総てを打ち明けるようです。
二人は、店を出ると、目的地へ向かって歩いていきます。 道々、隆一郎は事情を打ち明けます。
まず、田所を文無しにする。 広告をだして、文無しになった田所を食いつかせる。 唯一ハンドバッグの行方を知っているの田所に、ハンドバッグの場所へ行かせる。
ここまで話すと、二人は目的の場所に着きます。 そこは、荒廃した屋敷のあとで、残骸の向こうにまだ一画建物の名残が黒い影を作っています。 そこに、すでに誰かいて、残骸に向かって何かをしています。
で、話の続きです。 隆一郎は、軍隊で世話になった田所に妻のことも打ち明けていました。 田所が昨年内地へ転任になった時には、家内への手紙を託し、助力をと願っています。 その後、隆一郎が内地へ復員し、我が家が戦災にかかり同時に妻の行方が知れなくなっている事を知ります。
その焼け跡で崩れ残っている箇所を偶然見つけ、扉であるべき場所がコンクリートに変わっていいるのに気が付きます。 隆一郎は、コンクリートを崩してにると、もとの扉が現われ中に入ってみると、既に白骨と化し、首に縄が幾重にも巻き付いた死体があったのです。 着ていた衣服から妻だと思われまれます。
誰が殺したのかは、持っていたハンドバッグの���からでてきた戦地に送る私宛の書面でわかります。 その手紙の中で思いもよらぬ恐ろしい田所大尉の所行を訴えているのです。
そして、田所が小倉詰めとなって東京を去らねばならない日に犯行が行われたのです。 唯一生き残ってた女中の一人を探し当てその口から、その日、田所が慌てて玄関から出てくる所へ行きあたり、 いよいよ明日小倉へ行くので、お別れに来たが奥さんはお留守のようだから帰ったらよろしくつたえてくれと。
このまま警察に訴え出ても証拠が不充分です。 そこまで分かった私は一体どうすればよかったのでしょう。
明確なる、絶対、言い開きのならぬ証拠をつきとめて、彼を正しい法の裁きの座にすえてやることです。 彼を絞首台に送ってやることです。 私は殆ど狂人になりました。
後は、加賀美さんのお考えになって居るとおりです。
隆一郎が指し示すさきに、月明かりの下でコンクリートの壁の崩れ落ちるのが見えます。 そして、黒い人影が、扉をあけその奥へ消えました。 それを追いかけるように、井手と加賀美が入ってみると、 その人物は、大島飛白の防空服をつけた白骨の手からハンドバッグをもぎっとっている田所だったのです。 大島飛白の防空服を着たとありますが、大島飛白は、奄美大島で作られていた紬のことで実際その当時は、国民服として使われていたのでしょう。
隆一郎が、“絞首台”へ送れと騒ぎ立てていますが、 明治から、日本では、死刑は絞首刑だと知っていたことになります。 で、大団円となります。
田所の犯行は、小倉に転勤した昭和20年1月と思われます。 空襲のあった頃でしょうから、焼け跡とになるのはわかります。 その翌年の3月に犯罪が発覚することになりますから、1年以上もそのままだったんですね。 戦後の混乱期がどんな状態だったのかが何となくわかります。
田所の犯罪を暴くためには証拠がない。 そこで、隆一郎は罠を仕掛けて田所を追い詰める。 加賀美を証人に仕立て上げるという感じでしょうか?
勘ぐれば、 加賀美の“待ち人着たらず”ももしかすると、隆一郎の策略かもしれませんね。 田所を文無しにしたところはいいともしても、 田所に新聞を読ませる、特に広告を見せる必要が有るのですが、そのあたりは書かれていません。
まあ、どっかで呼んだことも有るような話でしたけど、
短編ですし、省かれている部分も多いのですが、かえってそれが、スピード感を与えていて面白かったです。
おわり。
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相変わらず猛暑が続いていますが、お元気でしょうか。気候変動の影響に伴なった豪雨や落雷などのリスクも高まっています。山形県や秋田県を中心に被害の拡大が心配されていますので、お近くの方は十分に注意してください。
夏真っ盛りの今週、パリオリンピック・パラリンピックが開幕しました。史上最もサステナブルな大会として、使い捨てプラスチックの使用禁止や選手村や観客席での食事にかかる二酸化炭素排出量の減少も重要なテーマだそうで、一部の競技会場では史上初の『ベジタリアンメニュー・オンリー』となっているのも話題となっています。その他、既存のスタジアムを最大限に使用し、チケットを全てデジタル化するなど、大会に関わるカーボンフットプリントを2012年と2016年の両大会平均値と比較して50%削減することも目標に掲げているそうです。
パリといえば芸術の街、オープニングセレモニーの芸術監督を務めたトマ・ジョリー氏は史上初のスタジアム以外の場所、セーヌ川をセレモニーの舞台に選びました。公式スローガン『Games wide open ー 広く開かれた大会』にぴったりな試みですね。
他に史上初といえば『出場選手数における男女平等』、『選手村に託児所を設置』、『大会期間中にオリンピック選手と同じコースを走る市民マラソン大会の開催』もあり、まさに開かれた大会となりそうです。また、パリ市内にはオリンピックにちなんだインスタレーションがいくつか設置されていて芸術の街の面目躍如たるものがあります。
20世紀半ばまでオリンピックは『スポーツ競技』と『芸術競技』に分かれていました。オリンピック発祥の地、古代ギリシャでは芸術とスポーツは密接に結びついており、肉体と精神を磨くことが理想的な生き方だとされていたからです。『芸術競技』には建築、彫刻、絵画、音楽、文学の5部門があり、メダルも授与されていました。建築部門では都市計画カテゴリーも設けられ、彫像やレリーフなどの彫刻部門やデッサンやグラフィックアートなどの絵画部門、オーケストラや器楽、独唱や合唱などの音楽部門、そして演劇や叙情詩や叙事詩などを含む文学部門など、カテゴリー別に細かく分けられていました。
1948年のロンドン大会まで『芸術競技』は正式競技として続いていましたが、1949年の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、『芸術競技』の参加者のほとんどがプロであるため、当時のオリンピック憲章で定められた『アマチュアリズムの精神』を反映していないという結論が出されました。
時代は移り変わり、「プロ選手がオリンピックで活躍しているところが見たい」という人々の要望が出てきたり、「トップアスリート達の姿を世界中の人に届けたい」というIOCの意向もあり、1974年にオリンピック憲章から『アマチュア』という文言が削除され、1988年のソウル大会で初めてプロ選手がオリンピック競技に出場することになりました。
また、古代ギリシャのオリンピックにはエケケイリア(ギリシャ語で『手を繋ぐ』という意味)と呼ばれる『オリンピック停戦』の伝統がありました。元々オリンピックは平和運動ですから、停戦は聖なる大原則です。IOCは1992年にこの原則を復活させ、加盟国全てに ”オリンピック開会の7日前から閉会の7日後まで停戦を守ること” を強く訴えましたが、完全には守られていません。そして、そのルール違反は今日現在も公然たる事実として受け入れられています。
時代の流れと共にオリンピックに新競技や新ルール、多様性が加わってゆくのは当然の成り行きでしょう。でも、時には立ち止まってよく考えてみることが必要です。私たちは時に、複雑に糸がもつれたような困難な状況に陥り、判断力を失うことがあります。
オリンピック・パラリンピックの出場選手達は、そうした困難を克服するヒントを与えてくれます。私たちは皆それぞれ特別な存在だということ、夢を諦めないで努力し続けること、ベストな自分でいると同時に限界を決めないこと、イメージ力の大切さ、そして失敗から教訓を得ること。晴れの舞台に立つ選手達には、厳しい状況を切り抜けて得たそれぞれ独自の貴重な経験があります。そうした独自の貴重な経験をAIは持てません。肉体を通して導かれる判断や知恵、インスピレーションは人間だけに与えられた特権です。
世の中の流れや他人の意見、ありとあらゆる情報に揺さぶられ、出口や突破口が見えない時はシンプルに初心に戻り、何が本当に大切なのか、自分は何を求めているのか、何が自分を突き動かしているのか、良心の声や直感に耳を澄ませてみましょう。時にはそうして原則に立って自分自身の内側にある光に問いかけてみましょう。AIは良心を持ったり原則に立ちかえることができません。内側の光を通して導かれる判断や知恵、インスピレーションは人間だけに与えらえた特権です。
Spirit of Wonder 〜シックスセンスと六大要素〜
8月24日(土)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
8月26日(月)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
料金:1回 8,000円(アイイス会員・税込)・10,000円(非会員・税込)
どなたでもご参加いただけます
最少催行人数:3名
私たちの周りにある五大要素ともう一つの元素、そしてそれらと自分自身の中にある五感と直感との関連について学びます。あなたの外側と内側にあるエネルギーについて理解を深め、その学びを日常生活において実践し、継続しながら、さらなる霊性開花を目指す6時間ワークショップです。レクチャーやゲーム感覚で楽しめる実習やカルマの法や輪廻思想などの哲学を通した内観を通して、ご自身の中にある光をさらに見出していただきたいと思います。
あなたの中に潜在する能力を探り、知り、育み、五感や直感の中で特化した感覚をさらに伸ばして磨き上げましょう。そして同時に自分の苦手分野を知り、それを伸ばす方法も試してみましょう。
私たち全員が生まれついた時点で履修する、人生においてずっと学び続けることのできる共通のカリキュラムが霊性開花です。それは私たちが永遠の可能性を秘めていること、大いなる存在に近づき、さらに明るい光になること教えてくれます。けれど、霊性開花は1人だけでは学べません。あなたの霊性を導いているスピリットの介在、その指導や協力があってこそ、あなたの魂は磨かれ、輝くことができます。スピリットとのコミュニケーションに欠かせないのが自分の感覚を伸ばし、育むことです。このワークショップでは五感や直感、インスピレーションやアイデアのアンテナをさらに伸ばしながら、霊であり光である本来の自分に出会っていただくお手伝いをしたいと思います。
レクチャー内容
・五大要素と最初の元素
・シックスセンスと直感
・大宇宙と小宇宙
・チャクラとオーラ
・聖なるマトリックス
・ミディアムシップにおける六大要素
実習
・シッティング・イン・ザ・パワー
・六大要素を感じ、活かす
・マトリックス内観
・直感と指導霊により深く繋がるための各実習
このワークショップは以下のような方に向いています
・六大要素への理解を深めたい
・直感の練習、経験をしてみたい
・人体とオーラ、チャクラ、元素、世界との関連を知りたい
・指導霊との繋がりを深めたい
・本当の自分の人生の目的を探りたい
・自分自身の可能性や能力を探りたい
・霊性開花を通して人の役に立ちたい、社会に貢献したい
このワークショップは、2019年夏イベントで開催した同タイトルのワークショップを一部変更し、内容を加えたりアレンジしてアップデートしています。
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ。
ショップからも直接お申し込みいただけます。
・・・・・
秋学期クラスへのお申し込みを受付中です。クラスの詳細とラインナップはサイトとショップからご覧いただけます。(アイイスのサイトでも告知されています)
秋学期は春に種を蒔き、夏に大切に育てた果実を収穫する季節です。十分に栄養が行き渡った今年の霊性開花の学びの成果を皆で味わいながら共に分かち合いましょう。皆さまのご参加をお待ちしています!
・・・・・・・・・・
アウェアネス・ベーシック前期 Zoomクラス
土曜日:19:00~21:00 (後期も土曜日・同じ時間に開催) 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
・・・
アウェアネス・ベーシック後期 Zoomクラス
火曜日:10:00~12:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
・・・
アウェアネス・ベーシック通信クラス
開催日程:全6回 お申し込み締め切り:9/15
・・・
アウェアネス・オールレベルZoomクラス
火曜日:19:00~21:00 日程:9/10、9/24、10/8、10/22、11/5
木曜日:10:00〜12:00 日程:9/5、9/19、10/3、10/17、10/31
・・・
アウェアネス・マスターZoom クラス
火曜日:19:00〜21:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
金曜日:19:00〜21:00 日程:9/13、9/27、10/11、10/25、11/8
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サイキックアートZoomクラス
日曜日:17:00~19:00 日程:9/8、9/22、10/6、10/20、11/3 水曜日:16:00~18:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
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インナージャーニー 〜瞑想と内観〜 Zoomクラス
月曜日:16:00~17:00 日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
土曜日:10:00~11:00 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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マントラ入門 Zoomクラス
土曜日:13:00~15:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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トランスZoomクラス
水曜日:10:00~12:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
土曜日:19:00~21:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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サンスクリット・般若心経 Zoomクラス
月曜日:13:00~15:00 日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
水曜日:19:00~21:00 日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
クラスの詳細はサイトのこちらのページをご覧ください。
継続受講の方は直接ショップからお申し込みください。
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サマーフェスティバル&ヒーリングサマーフェスティバル2024
8月11日(日)13:00~16:30
今年のアイイスの夏祭りはタイトルのとおり、「サマーフェスティバル」と「ヒーリングサマーフェスティバル」を同時開催します!皆様は上記2つのフェスティバルに参加でき、この間を行ったり来たりしていただけます。この日は夏の暑い日差しを避けて、アイイスの光の祭典に参加しませんか?私たちが集まると、光の世界の仲間も集まってきます。光は、集まれば集まるほど大きくなり、光の世界も無視できなくなります。私たちの光を大きくして世界中に広げませんか?今、世界は私たちの光を必要としています。アイイスから光を発信しましょう。「サマーフェスティバル」では光の世界から送られる愛と光を受け取り、「ヒーリングサマーフェスティバル」ではたくさんの癒しを受け取り、この夏を乗り切りましょう。ぜひお知り合いやお友達をお誘いの上、ご参加ください。
プログラム、参加ミディアム・ヒーラなどの詳細はこちらから。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
サマーフェスティバル用URL
ヒーリングサマーフェスティバル用URL
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サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
9月29日 担当ミディアム:惠子・森
11月17日 担当ミディアム:松山:森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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ドロップイン・ナイト
10月17日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
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モーニングワーシップ&コミュニオン(目覚めと祈りと瞑想)
10/27(日)9:00〜10:30 担当ミディアム:開堂・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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