#俳枕
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大洋さんから届いた絵 #357
松本大洋さんから、ひと言。
「大好きな夢枕獏先生の 『仰天・俳句噺』と『キマイラ』シリーズの展示が始まりました。 寺田克也さんや天野喜孝さんの原画が飾られていますよ! 僕の描いた『仰天・俳句噺』の原画も 獏さんの書と並べて展示していただいてます。 場所は、朝日新聞東京本社2Fのコンコースギャラリーで 入場無料です。5月19日まで!」
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2024年3月、突然、身体が動かなくなって救急搬送され、呼吸困難に陥った朝ドラ常連俳優の小堀正博さん。感染症が引き金となる多発性の神経障害『ギラン・バレー症候群』であると診断。誰しもかかる可能性がある、難病だ。 『ギラン・バレー症候群』という名前を聞いたことがあるだろうか? 突然の脱力感に始まり、手足や顔面の麻痺、最悪の場合には呼吸困難に陥ることもある恐ろしい病だ。 俳優の小堀正博さんがこの病気にかかったのは、2024年3月。「それまでは健康そのものだった」という小堀さんを襲ったのは、突然の脱力感だった。 花粉症かなと思っていたら突然の脱力と呼吸困難 「2月半ばくらいでしたでしょうか。数日の間、微熱が出て、目やのどがイガイガする症状がありました。でも時季も時季だし、“ついに僕も花粉症デビューかな?”と思っていたんです。 僕は家庭教師の仕事もしているのですが、3月9日のオンライン授業中は手に力が入らず、ペンも持てなくなっていました」(小堀さん、以下同) 翌朝には38度台後半まで熱が上がり、夕方にはベッドから起き上がれず、トイレに這って移動をしたものの、そのまま動けない。慌てて救急車を呼び、即入院となった。 「救急隊を待つ間は不安で不安で……。到着した救急隊の方からは“感染症からくる脱力では?”と言われましたが、頭の中はハテナマークでいっぱい。訳がわかりませんでした」 病院で点滴を受けたが、翌日に容体が急変してしまう。 「朝方、呼吸ができなくなってしまい、ICU(集中治療室)に移されたんです。ナース��ールも押せなかったことは覚えているのですが、そこから記憶は途絶えています。気がついたときには全身が管だらけでした」 ギラン・バレー症候群は、免疫システムが自分自身の末梢神経を攻撃することで起きる難病のひとつだ。まだ原因は十分に解明されていないが、感染によることが多い。 症状は、脱力感やヒリヒリ感、身体や顔面の筋肉の麻痺などで、小堀さんのように呼吸困難が起きる割合は患者の20~25%。まれに重症化し、合併症により3~5%が命を落とすこともある。 年代を問わず罹患する可能性があるが、特に成人男性に多くみられる。 治療では、早い段階で血液から抗体を除去する『血漿(けっしょう)交換』や『免疫グロブリン点滴療法』を行えれば後遺症が残りにくいと考えられている。 「僕の場合、緊急入院した病院に脳神経内科があったので、担当医が“ギラン・バレー症候群では?”と疑いを持ってくれて、すぐに治療ができたんです。 きちんと検査をしてからとなると、治療の開始が遅れるし、そこは本当によかったですね。ただ、急変するのは想定外だったようで、医師からも“ここまで一気に症状が進んだ例を見たことがない”と言われました」 幻聴や幻覚による不眠で神経がおかしくなり…… 何とか危機を脱し、意識が戻ったが、本当に大変だったのはそこからだった。 「少しだけ手を動かせるようになったのは、2週間後の3月末でした」 声を初めて出せたのは、そこからさらに半月後。それまではコミュニケーションはすべて文字盤を使っていた。 「病室のエアコンが寒いとか、ちょっとしたこともすべて文字盤を使わなければならないのがすごくもどかしかったです。顔の筋肉も麻痺しているから、表情で伝えられない。自律神経も乱れてしまって体温調節ができず、3月でまだ寒い日もあるのに身体の下に氷枕を5つも入れたりしていました」 同時に幻聴や幻覚の影響による不眠に悩まされる。 「神経がおかしくなっていたんでしょうね。その場にいない家族の声が聞こえたりするんです。自分の身体につながっている機械の音もうるさくて、夜中も1時間半ごとに目が覚めてしまう。 このころは治る見通しも立っていなかったので、頭がハッキリするにつれ“もう役者としてはおしまいだ”と考えてしまい、絶望感に苛まれました」 人工呼吸器を外して自発呼吸に戻れたのがゴールデンウイーク明け。そこから1日3時間のリハビリが始まった。 「少しずつできることが増えるので、リハビリ自体はつらく���りませんでしたが、以前のように動けるとはまったく思えませんでした」 そんな中、家庭教師として関わっている生徒やその家族からの励ましの声が大きな支えになったという。 「僕の生徒さんは受験生も多いので突然、連絡が取れなくなって迷惑をかけてしまったという申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですが、オンラインでメッセージを集める『WEB寄せ書き』をいただいたんです。とてもうれしかったですね。 教えるのも好きなので、俳優を続けられなくてもこの仕事があれば大丈夫だと思うと、気持ちも少しラクになりました」 そんな毎日の中、希望になったのが次の仕事だった。 「7月に広告の撮影が入っていたので、それまでに何とかしなきゃという気持ちだけが当時の支えでした」 撮影日から逆算して退院することを目標に定め、リハビリに力を入れた。 「それで身体も顔もかなり動くようにはなったのですが、やっぱり意のままに、というには程遠くて。演技に不可欠な表情が思うようにつくれないし、左半身の動きも悪いまま。俳優として現場に戻れるとは思えませんでしたね」 4か月以上の入院生活後、退院してからは…… 途中、転院を挟みながらリハビリを地道に続け、4か月以上にもわたる長期入院の末、7月26日に退院。 しかし、体重は入院前と比べて13キログラム減。痩せたことでお尻の肉がなくなって骨が当たるため、痛くてトイレに座っていられない状態だった。 今は体重も元に戻り、主にオンラインで家庭教師をしつつ、週1回リハビリに通っている。日常の静的な動きならほとんど問題ない程度には回復したが、走ったりジャンプしたりするのはまだ難しいという。 「例えば、ゆっくりしか歩けないので、横断歩道は信号が青になった直後じゃないと最後まで渡れません。外出時は時間に余裕をもって出るようになりました。 今の僕の状態をわかったうえでやらせていただける仕事もあるし、まだ難しくてお断りさせていただくこともある。でも一日一日、できることが増えていくのはうれしいです。この調子で、ゆくゆくは何の制限もなく芝居ができるようになりたい。目下の目標はそれです」 病気の特性上、食事制限や行動制限もないそうで、徐々に以前の自分に近づいている感覚はあるとか。 「再発の可能性も、実はゼロではないそうです。だから感染症には気をつけないといけないし、担当医には食中毒を引き起こす細菌である『カンピロバクター』への感染には特に注意が必要と言われました。 でも、怖がっていたら何もできないので、無理のない範囲でリハビリと仕事を続けていきたいですね。ゆくゆくは趣味の野球が以前のようにできるようになりたいですから」 驚異的な早さで回復した小堀さん。ただ、中には後遺症が残ってしまう患者もいるのが、この病気の怖いところだ。 「僕はありがたいことにさまざまな幸運が重なり、こ���まで回復することができました。 今もこの病気で苦し���でいる方やそのご家族から、たくさんご連絡をいただきます。回復した一例として希望となれるよう、これからもこの病気に関する発信をしていきたいです」 また、ギラン・バレー症候群は難病ではあるものの、日本では『難病医療費助成制度』の対象外となっている。高額療養費制度を使えば負担は減るものの、医療費は高額になる。 元気なときはピンとこないかもしれないが、事前にこの病気を知っておくことが自分や周囲の人を助けることにつながるかもしれない。 小堀正博(こぼり・まさひろ)●大阪府在住。2006年、映画『かぞくのひけつ』でデビュー。『舞いあがれ!』『おちょやん』『まんぷく』『べっぴんさん』『マッサン』などのNHK朝ドラやCMで幅広く活躍。並行してオンライン家庭教師の仕事にも注力 取材・文/遊佐信子
「花粉症かなと思ったら難病」朝ドラ俳優を襲った病魔、救急搬送と“幻聴”のリアルを聞いた(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)12月27日(水曜日)参
通巻第8070号
AIは喜怒哀楽を表現できない。人間の霊的な精神の営為を超えることはない
文学の名作は豊かな情感と創造性の霊感がつくりだしたのだ
*************************
わずか五七五の十七文字で、すべてを印象的に表現できる芸術が俳句である。三十一文字に表すのが和歌である。文学の極地といってよい。
どんな新聞や雑誌にも俳句と和歌の欄があり、多くの読者を引きつけている。その魅力の源泉に、私たちはAI時代の創作のあり方を見いだせるのではないか。
「荒海や佐渡によこたう天の川」、「夏草や強者どもが夢の跡」、「無残やな甲の下の蟋蟀」、「旅に病で夢は枯野をかけ巡る」。。。。。
このような芭蕉の俳句を、AIは真似事は出来るだろうが、人の心を打つ名句をひねり出すとは考えにくい。和歌もそうだろう。
『春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天香具山』(持統天皇)
皇族から庶民に至るまで日本人は深い味わいが籠もる歌を詠んだ。歌の伝統はすでにスサノオの出雲八重垣にはじまり、ヤマトタケルの「まほろば」へとうたいつがれた。
しかし人工知能(AI)の開発を米国と凌ぎを削る中国で、ついにAIが書いたSF小説が文学賞を受賞した。衝撃に近いニュースである。
生成AIで対話を繰り返し、たったの3時間で作品が完成したと『武漢晩報』(12月26日)が報じた。この作品は『機憶(機械の記憶)の地』と題され、実験の失敗で家族の記憶を失った神経工学の専門家が、AIとともに仮想空間「メタバース」を旅して自らの記憶を取り戻そうとする短編。作者は清華大でAIを研究する沈陽教授である。生成AIと66回の対話を重ね、沈教授はこの作品を「江蘇省青年SF作品大賞」に応募した。AIが生成した作品であることを予め知らされていたのは選考委員6人のうち1人だけで、委員3人がこの作品を推薦し
「2等賞」受賞となったとか。
きっと近年中に芥川賞、直木賞、谷崎賞、川端賞のほかに文学界新人賞、群像賞など新人が応募できる文学賞は中止することになるのでは? 考えようによっては、それは恐るべき時代ではないのか。
文学の名作は最初の一行が作家の精神の凝縮として呻吟から産まれるのである。
紫式部『源氏物語』の有名な書き出しはこうである。
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」
ライバルは清少納言だった。「春は曙、やうやう白く成り行く山際すこし明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる」(清少納言『『枕草子』』
「かくありし時すぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経るひとありけり」(道綱母『蜻蛉日記』)
額田女王の和歌の代表作とされるのは、愛媛の港で白村江へ向かおうとする船団の情景を齊明天王の心情に託して詠んだ。
「熟田津に 船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今は漕こぎ出いでな」(『万葉集』)。
「昔、男初冠して、平城の京春日の郷に、しるよしして、狩りにいにけり。その里に、いとなまめいたる女はらから住みけり。」(『伊勢物語』)
▼中世の日本人はかくも情緒にみちていた
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫(うたかた)はかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」(『方丈記』)
『平家物語』の書き出しは誰もが知っている。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 偏(ひとへ)に風の前の塵におなじ」。
『太平記』の書き出しは「蒙(もう)竊(ひそ)かに古今の変化を探つて、安危の所由を察(み)るに、覆つて外(ほか)なきは天の徳なり」(『太平記』兵藤祐己校注、岩波文庫版)
「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」(『徒然草』)
古代から平安時代まで日本の文学は無常観を基盤としている。
江戸時代になると、文章が多彩に変わる。
井原西鶴の『好色一代男』の書き出しは「「本朝遊女のはじまり、江州の朝妻、播州の室津より事起こりて、いま国々になりぬ」
上田秋成の『雨月物語』の書き出しはこうだ。
「あふ坂の関守にゆるされてより、秋こし山の黄葉(もみぢ)見過しがたく、浜千鳥の跡ふみつくる鳴海がた、不尽(ふじ)の高嶺の煙、浮島がはら、清見が関、大磯小いその浦々」。
近代文学は文体がかわって合理性を帯びてくる。
「木曽路はすべて山の中である」(島崎藤村『夜明け前』)
「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜ぬかした事がある」(夏目漱石『坊っちゃん』)
「石炭をば早はや積み果てつ。中等室の卓つくゑのほとりはいと静にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒らなり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌カルタ仲間もホテルに宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば」(森鴎外『舞姫』)。
描写は絵画的になり実生活の情緒が溢れる。
「国境の長いトンネルをぬけると雪国だった」(川端康成『雪国』)
谷崎潤一郎『細雪』の書き出しは写実的になる。
「『こいさん、頼むわ』。鏡の中で、廊下からうしろへ這入はいって来た妙子を見ると、自分で襟えりを塗りかけていた刷毛はけを渡して、其方は見ずに、眼の前に映っている長襦袢姿の、抜き衣紋の顔を他人の顔のように見据みすえながら、『雪子ちゃん下で何してる』と、幸子はきいた」。
「或春の日暮れです。唐の都洛陽の西の門の下に、ばんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました」(芥川龍之介『杜子春』)
▼戦後文学はかなり変質を遂げたが。。。
戦後文学はそれぞれが独自の文体を発揮し始めた。
「朝、食堂でスウプをひとさじ吸って、お母様が『あ』と幽(かす)かな声をお挙げになった」(太宰治『斜陽』)
「その頃も旅をしていた。ある国を出て、別の国に入り、そこの首府の学生町の安い旅館で寝たり起きたりして私はその日その日をすごしていた」(開高健『夏の闇』)
「雪後庵は起伏の多い小石川の高台にあって、幸いに戦災を免れた」(三島由紀夫『宴のあと』)
和歌もかなりの変質を遂げた。
正統派の辞世は
「益荒男が 手挟む太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐えて今日の初霜」(三島由紀夫)
「散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐」(同)
サラダ記念日などのような前衛は例外としても、たとえば寺山修司の和歌は
「マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや。」
わずか三十一文字のなかで総てが凝縮されている。そこから想像が拡がっていく。
こうした絶望、空虚、無常を表す人間の微細な感情は、喜怒哀楽のない機械が想像出来るとはとうてい考えられないのである。
AIは人間の霊感、霊的な精神の営みをこえることはない。
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2025年6月1日
youtube
●今日(2025年6月1日)は、晴れ。午前7時過ぎに起床。今日もKARDIの『Not But Disco』をYouTubeで聴く。アマゾンミュージックで購入したい曲なんだけど、なぜかシステムの都合上買えないんだよな。この曲、auの『Music Store』で売ってくれないかな? アジアのU2は日本ではなく韓国から出る方がふさわしいと私は思うが、今の日本のポピュラー音楽界は、ロックよりもシティポップ系の方が元気な印象がある。今時の日本のロックバンドよりも、KARDIの方が「アジアのU2」になり得る可能性がある(女性ヴォーカリストとコムンゴ奏者の存在からして、U2とは違うが)。
●『Not But Disco』だけでKARDIをメタルバンド扱いするのは、『駆け落ち者』だけで椎名林檎をメタルシンガー扱いするのと似たようなものだ。しかし、『Not But Disco』はまさに「深い衝撃」の楽曲だね。いわゆる「K-POP」ブームに対してトドメを出す可能性すらあり得るのが、このKARDIというバンドかもしれない。いわゆる「K-POP」だけが韓国のポピュラー音楽ではないのだ。
●今の日本社会では備蓄米がキーワードの一つだが、私個人は、米そのものにも負けず劣らず、我が家の炊飯機の寿命が心配だったりする。普通のご飯を炊く事自体はまだ出来るが、お粥はまともに炊けない。これでは、かさ増しとしてのお粥炊きは難しい。ある程度、小麦粉や焼きそばなどの「非コメ系主食」に頼らざるを得ない。私は焼きそばにもやしを具として入れるが、たまにはもやし以外の野菜も食べたい。一応、カットトマト缶を4缶ほど買っているが、これはギリシャ料理のストラパッツァーダに使う。この料理は、私が唯一作れるギリシャ料理だが、卵とトマトの炒め物は中華料理にもある。
●私は来月、近所のイオンかビックカメラのいずれかで、居間の電灯を買い替えるつもりである。しかし、来月に何か大事態が起こるという予言があるらしい。それって、総選挙の事でしょ? そして、それは決して��誰がなっても同じ」ものではない。さらに言えば、この「誰がなっても同じ」発言をする人間(私が昔働いていた職場のおばちゃんたちみたいな、いわゆる「普通の人」)はだいたい、政治家には向いていない。その時点で、この言葉は矛盾する。それに、誰にでも出来る仕事なんて存在しないからね。
●ヤリマンやヤリチンが非難されるのなら、「友達100人出来るかな」も同様に非難されて然るべきだと、私は思う。友人の多さを自慢するのには、恋愛自慢と似たような恥ずかしさがある。そして、「友達いないんでしょ?」という言葉が悪口として成り立つ世の中に対して、私は疑問を抱く。恋愛や結婚が「贅沢品」なら、友情も一種の「贅沢品」だと思う。
●私がどこかで知った話。ある「弱者女性」予備軍の女の子が、友達を作るために、他の女の子たちに金品を与えていたが、彼女は単に搾取されていただけである。金品で友情を買おうとするのは、恋愛や結婚を「買う」以上に悲しい事だと、私は思う。大人たちは、安易に子供や若者に対して「友情信仰」をごり押ししてはならない。「孤独」の尊さを貶めるな。人は自らのアイデンティティを確立するためにも、自分の殻に閉じこもる時期を設ける必要があると、私は思う。集団主義相手に「枕営業」などするな。
●映画や名馬以外で「ディープインパクト」と呼べる人や物事は、世に色々とある。現時点で、良い意味で「ディープインパクト」と呼べるのは、前述のKARDIの楽曲『Not But Disco』だが、悪い意味で「ディープインパクト」なのは、ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルのパレスチナ侵攻、アメリカのトランプ政権、日本の政界の様々な不祥事などだったりする。他にも、様々な事件や事故などがある。なるほど、「ディープインパクト」とは普遍的な物事なんだな。ちなみに、私自身は良くも悪くも「ディープインパクト」ではない。
●そもそも、歴史というもの自体が様々な「ディープインパクト」が積み重なって成り立つものである。そして、「ディープインパクト」を定義する人の数だけ「ディープインパクト」は存在するのだ。そう、名馬ディープインパクトに対する度外れたアンチの人たち自身も、他ならぬ「ディープインパクト」なのだ。
●「ディープインパクト」の対義語「シャロウバッファー(Shallow buffer)」。私は良くも悪くも「シャロウバッファー」である。
●先月LED電灯取り付けをしてくださった業者さんに、無事に料金を支払えて良かった。とりあえず、今月の心配が一つ減って良かった。あとは、明日の乳がん検診や他の病院2箇所通院、ニュータイプ7月号購入以外には、特別な用事はない。今年は、北大祭に行く余裕は、経済的な意味ではない。来月以降に、居間の電灯を近所のイオンかビックカメラで買い替えたい。電灯交換作業込みで、なるべく格安に抑えたい。
●私が好きな男性ユーチューバーの一人某氏は、自身の過去の不倫事件を否定しない。しかし、彼は昔の某「魔性」女優(ユーチューバー某氏とは無関係)とは違って、悪意を持って開き直る事はしない。そもそも、あの「魔性」女優は、何を言っても「存在自体が悪意の塊」という印象だった。彼女は良くも悪くも「一般的・平均的な日本人女性」からかけ離れた個性の持ち主だったので、余計に非難されたのだ。まあ、一番悪かったのは、彼女の不倫相手だった某大物男性俳優だったのだけどね。
●『ウマ娘』のメジロ家ウマ娘で一番「女子」としての現実味が強いキャラクターはメジロドーベルだと、私は思う。他のメジロ家ウマ娘たちは、良くも悪くも大なり小なり、二次元キャラクターらしい極端さがあるが、ドーベルは現実にいそうなキャラクターだ。
●今年の日本ダービーの勝者、多くの人たちの予想と期待通り、クロワデュノールだ。これからG1を何勝するのだろうか?
●YouTubeで、久しぶりに『きまぐれクック』さんの動画を観る。平日は、『一月万冊』さんなどのジャーナリズム系チャンネルの動画を優先して観るので、それ以外は音楽系動画以外は観なくなっていた。他には、読書をある程度優先しているので、『きまぐれクック』さんなどの非ジャーナリズム系チャンネルの動画を観る機会は減っている。
●ファウストラーゼンの「ファウスト」って、マジでファウスト博士の事なのか…。一般名詞の「拳骨(英語でfist)」かと思っていた。まあ、いつかはG1で勝ってほしい。
●現時点での『ウマ娘』において、シンボリルドルフなどの「王様系ウマ娘」はだいたい民主的だが、一人、オルフェーヴルだけは「帝国主義」的なキャラクターである。私はそんな彼女が大嫌いである。しかし、そんなオルフェーヴルの他に「帝国主義系ウマ娘」にされてしまう危険性がある競走馬が何頭かいる。特に、ルーラーシップとロードカナロア辺りが危険だ。「帝国主義系ウマ娘」なんて、オルフェーヴル一人だけで十分である。
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む ⅩⅤ
花鳥誌2025年3月号より転載

日本文学研究者
井上 泰至
28 大蟇先に在り小蟇後へと髙歩み
『ホトトギス』大正六年六月号初出。改造文庫『句集虚子』所収。『五百句』には「明治六年五月八日。婦人俳句会。」と注記。 初出の「婦人俳句会」の記によれば、同年五月八日に婦人俳句会は行われ、中心となる長谷川零��子・かな女夫妻の他、小倉から幼い娘を連れて杉田久女も初参加している。「蟇」は題で、虚子は他に、
蟇の雨晴明りして雲早し 虚子 蟇庭に在りともし静かに灯りけり 同 夕暮や明るくなりし蟇の雨 同 物かげになりて蟇無き庭暫く 同
を出句している。句会記には前日は雨だったとの消息も語られ、虚子句の「雨」は前日のことを詠んだのもわかる。 掲句は、上五に大幅な字余りがあるが、一番問題なのは中八であって、上五の場合、字数がかなり溢れても、中七・下五できちんと収まればさして問題ではない。むしろ上五の字余りの効果には、切迫感やその大仰さが、逆に滑稽感をも生むケースも挙げられる。
春や昔十五万石の城下哉 正岡子規
これは久しぶりに故郷に帰って、未だ何者にもなり得ていない自分を思い知り、その焦りを詠んだケースである。
春は曙そろそろ帰つてくれないか 櫂未知子
『枕草子』の引用で格調と滑稽感をあわせ持ちながら、男への愛情を残しつつ、女の本音を詠んだ。「早く」では中七に収まっても、つれない。両句とも上五の字余りがあるから、中八すら違和感を感じさせないのである。 掲句の場合は、まさに大仰な漢文訓読体で、雨を喜んで現れた「大蟇」の存在感の滑稽を示し、中七以下で「小蟇」の、のそのそとした動きを対比してみせた。 子規句は『伊勢物語』「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」を踏まえ、櫂未知子は『枕草子』に、そして虚子は漢詩文に各々拠った。その格調がなければ、寛いだ滑稽は生まれない。クラシックあってこそのジャズが成り立つのと同じで、後者は単独では成り立ち得ないのだ。
29 蛇逃げて我を見し眼の草に残る
前の句同様、『ホトトギス』大正六年六月初出で、『五百句』には「大正六年五月十三日。発行処例会」と注記。初出の句会記から、「蛇」は席題であったと知れる。虚子は他に、
蛇擲てば板に当りて長さ哉 虚子 蛇のゐし後と木蓮の幹醜し 同 草の雨蛇の光りに晴にけり 同 人我をにくむ又門前に殺し蛇 同
等を出句している。 蛇がなぜ忌み嫌われるか?安部公房は人間の肢体と全く異なるフォルムを有しているからだと喝破した(『砂漠の思想』)。虚子の写生の眼は、そうした人間の「常識」にとらわれ��いない。席題で同時に披露された句群を見れば、手に取るようにそれはわかる。 蛇こそ人間を恐れ、姿をくらます。そこがまた不気味さを醸し出すことも虚子は十分弁えていたようだ。「逃げて」と「草に残る」の対比にそれは明らかだ。「草」に蛇の「痕跡」を暗示した虚子の眼は確かだが、蛇の目にそれを集約させた点で、「蛇」の写生は極まっている。 卑近な喩えだが、美人女優に黒目がちな人が多く、少女漫画の主人公も同様なのは何故であろう。美人女優に近眼が多いことを業界のプロから聞いて、ようやく気づいた。視線が限定されると、キツイ、あるいは怖い、凝視の表情となるのだ。白目が多すぎると、三白眼の語に端的に示されるように、不気味な印象を与える。蛇の目も同様だ。逆に美人女優の黒目は焦点が定まらず、その曖昧な視線こそ、相手を受け入れる表情を生む。 最後に「草に残る」の字余りについて、一言しておく。下五の字余りは、上五ほど多くはないが、中八ほど嫌われない。俳句史を眺めれば、俳句文体の散文化を厭わなかった山口誓子が開発し、その流れにある橋本多佳子がこれを極めた。
雪はげし抱かれて息のつまりしこと 橋本多佳子 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき 同 春潮に指をぬらして人弔ふ 同
多佳子の例に照らせば、日記の自照のようなつぶやきの文体が下五の字余りである。虚子は、蛇との存問にこれを使った。前の句との関係に目を移せば、「蟇」から「蛇」へ、滑稽から妖気・哀切へ、かつ字余り二種という句の配列の妙も味わいたい。
『虚子百句』より虚子揮毫
29 蛇逃げて我を見し眼の草に残る 30 川を見るバナナの皮は手より落ち

国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし) 1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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二十一話:膨れ上がる疑念
前回の続きです。私による想像妄想ストーリーが含まれております。実際のシムの言動動きとストーリーの行動とリンクしてないところも含まれております!また複数恋愛及び血縁恋愛が含まれておりますのでご注意ください。
ミヅキちゃん達がツバサ家に遊びに来て少し経った頃、ツバサ家にまた誰かがやってきました。
ミアちゃんが確認しに行くとそこにはシオンくんがいました。その人物に若干驚きつつもミアは彼を歓迎します。
「あら、シオン」
「……ミヅキ来てるよね」
その問いにミアちゃんは首を傾げつつも正直に来てる事は伝えます。
「いるにはいる��よ。アイも来てるわ」
「は?アイも?何で」
「何で……って……そりゃ私とユイに会いに来たに決まってるでしょ」
ミアちゃんは思わず何でそんな風に聞くのかしら?と考えます。
シオンくんはふとミアちゃんのお腹が膨らんでいる事に気付きました。
「妊娠してたんだ?おめでとうミアお姉ちゃん」
「ありがと。ユイも妊娠してるわよ。私達の子とママ達の子は産まれる時期が一緒だからたぶん学校とかは同時期になりそうね。それで?ママを迎えに来たの?」
「家にいないからたぶんココかなって思って……」
そういうシオンくんにミアちゃんは深いため息を吐きます。
「アイは探さなかったの?」
けれどもシオンくんはその問いには返しませんでした。
「……中に入らせてもらうよ」
「ええ、お好きにどうぞ。人の家で喧嘩はしないでね」
シオンくんは玄関を開けて家の中に入っていきました。
「……アイを探さずにママだけを探したの?どういう事……?」
ミアちゃんはシオンくんの行動に疑念を少し持ちました。
シオンくんが家の中に入ればすぐにアイちゃんが顔を出しました。シオンくんが入ってきた気配にすぐ気がついたからです。
「あ……シオン……もお姉ちゃん達に会いに来たの……?」
「……違うよ。ところでアイは何でこの家に来てるの?」
アイちゃんは素直にユイちゃん達に妊娠の報告に来た事を伝えました。けれどもシオンくんの目が冷たく感じられて思わずアイちゃんは固まってしまいます。
「な、なに……?」
「……いや、てっきりそれを口実にツバサにでも会いに来てるのかと思ってた。ミヅキと一緒に来たの?」
「一緒にって訳じゃないけど……たまたまタイミングが一緒だったっていうか……」
文句を言いたい気持ちをぐっとこらえてアイちゃんはそう答えます。するとシオンくんは「そっか」と答えました。
シオンくんはアイちゃんを通り過ぎてツバサ家の中に入ります。ミヅキちゃんを見つければほっとした顔になりますが、アイちゃんがシオンくんの後ろを足早に通り過ぎていきます。
「……シオン?来てたの?」
「迎えに来たんだよ。家にいないから。ツバサとも話してたの?アイと一緒に」
そう聞かれてミヅキちゃんは首をかしげます。
「いいえ?今日はユイとミアとしか話してないわよ?なぁに?嫉妬?」
ミヅキちゃんがそう聞くとシオンくんはぐっとミヅキちゃんの腰に手を添えて引き寄せました。
「そ、嫉妬。分かってるじゃん。ミヅキとアイがあいつと話してるだけでも嫌に決まってるでしょ。まぁミヅキが一番心配なんだけど……無意識に男を口説く所があるからさ」
「ちょ、シオン……そんな事ないわよ……」
「いいやあるね。ミヅキがその気がなくても相手は本気になっちゃうんだよ?気を付けないと」
そう伝えたシオンくんはミヅキちゃんを更に引き寄せてキスをするのでした。
二階にあがったアイちゃんは疑問に思ってる事を調べ始めていました。
「絶対おかしいわ……でも……もう!!そうじゃないのよ!!マザコンなのは分かり切ってるんだからそうじゃなくて!!」
息子がママを好き、と検索してもマザコンばかり出てくる検索結果にアイちゃんはイライラしてしまいます。検索の仕方が悪かったのか、とアイちゃんは自分自身に当てはめて検索を再度かけてみました。
「……恋愛、自分じゃない人を見てる……気がする……と」
そう検索をかけるとアイちゃんは一つの記事が気になりぽちっと開きます。
アイちゃんはその記事を食い入るように読み始めました。
「…………似てる人を好きになる……叶わない恋を似てる人を通して恋愛する…………これって……」
あまりにも自分の状況に当てはまりすぎてアイちゃんは言葉が出てこなくなります。
女性側からの目線でしか書かれていない記事でしたがそういう恋愛をしています、という記事だったのです。
「……この人……あまりにも相手に失礼だわ……それを美談みたいに語ってる……」
アイちゃんはこの女性の境遇をシオンに当てはめてみたらその通りすぎる気もしますが確証もありません。
調べるのをやめたアイちゃんは一階に降りてキッチンを借りて料理をし始めますが向こう側ではミヅキちゃん���シオンくんの仲睦まじい声が聞こえてもきます。
「……何を信じていいのかしら。でも……一応嫉妬はしてるのよね」
アイちゃんがこの家にいる事、何より先ほどもツバサと接触するのをシオンくんは何より嫌がっていた事を思い出してアイちゃんはシオンくんを信じる他ありませんでした。
料理を作り終えてふとアイちゃんは窓に視線を向けて近寄ります。そのアイちゃんの視線の先にはツバサが立っていました。
恋い焦がれる姿にアイちゃんの心が切なくなります。
(……今はまだ……言えないわ……。いつか……いつかあなたと通じ合えたら……いいのに……)
この気持ちを言って関係を始められたらいいのに、と思うもののこれがシオンくんにバレたらどうなるかアイちゃんでも予想が付きません。だからこそアイちゃんはこの気持ちを今は封印するしかありませんでした。
少しまた時が過ぎた頃、ミズノ家の面々に新たな家族が増えました。
ミヅキちゃんが産んだ子は男の子のユキくん。
アイちゃんも同じく男の子のメグミくんを産みました。
そしてもちろんツバサ家でも新たな家族が産まれました。
ユイちゃんが産んだのは女の子のマユちゃん。ミアちゃんは双子の兄妹を産み、男の子はユウくん、女の子はアユちゃんと名付けられます。
各々の忙しい育児が続く中、ミヅキちゃんは育児の合間にリオと二人きりの時間を楽しんでいました。
「ユキは大丈夫か?」
「心配せずとも大丈夫よ。シオンやみんなが見てくれてるから」
ミヅキちゃんはそう言って笑みを浮かべます。それを聞いたリオは安心してそっとミヅキちゃんのそばにくっつくように寄りました。
その意図に気付いたミヅキちゃんもそっとリオとくっつきます。
「久しぶりね。こうくっつくのも」
「あぁ……ほとんどイオやシオンにばかりミヅキを取られていたからな……」
リオはそっとミヅキちゃんの背中に腕を回しました。
「……俺のわがまま……聞いてくれない?」
「内容にもよるわよ?」
ミヅキちゃんがそう言うとリオはそのままミヅキちゃんの唇をふさぎそして離します。リオは少し欲しくてたまらないような顔をミヅキちゃんに向けました。
「……今はもう七人家族になった。あともう一人……空いてる。ね……俺ともう一人……作らない?子どもをさ……」
そう言ってリオは強引にミヅキちゃんを引き寄せてもう一度キスを贈ります。
ミヅキちゃんはキスを受けたあと、リオににこりと笑いかけました。
「あれだけイオに釘を刺していたのに自分はいいのかしら?」
「"サイエンスベビー"はするなよ、って言っただけだ」
「ま!ずるい人ね。でも……そんな所も好きよリオ……」
ミヅキちゃんは返事をするかのようにリオにそっと口づけます。
ミヅキちゃんが離したあとリオはミヅキちゃんの耳に顔を近づけて囁くように呟きました。
「……了解って意味で取っていいんだな?あとで嫌って言っても逃がさないから」
リオの囁く声にミヅキちゃんは久しぶりに胸の高鳴りを感じ、そのままリオと共にベッドに沈みこむのでした。
リオ達が楽しんでる最中、イオはというと一人でアクション映画鑑賞をしていました。
「ここめっちゃピンチ……スタントマン……?いや俳優本人?」
まさかリオに出し抜かれていたとはまだ気付かないイオでした。
少し経った頃、リオと愛し終わったミヅキちゃんはリオに腕枕をされる形で寄り添っていました。

「何だかあなたにこうされるの久しぶりな気がするわ」
「……俺もそう感じるよ。……ミヅキ……愛してるよ」
「えぇ……私も愛してるわ」
ミヅキちゃんはリオの胸にそっと顔を埋めて幸せを感じながら目を閉じるのでした。
そんな最中、シオンくんはユキくんの面倒を見ていました。
「泣いてたから来たけど……ユキのママはどこ行ったんだろうね?まぁ……夜だし家の中にはいると思うんだけど……。ね、ユキ。妹か弟欲しくない?」
ユキくんの世話をしながらシオンくんはそうユキくんに話しかけます。ユキくんはにこりとシオンくんに微笑みかけました。
そのユキくんの顔を見てシオンくんはにっこりと笑います。
「欲しいよね。あとでママに頼み込まなくちゃね」
ユキくんをあやしながらそうつぶやくシオンくん。ユキくんがウトウトとし始めて寝たのを確認してそっとユキくんをベッドに降ろしてシオンくんはミヅキちゃんを探し始めるのでした。
ミヅキちゃんは途中で目が覚めてお風呂でさっぱりしたあと、お風呂場にシオンくんが入ってきた事に気が付きました。
「いた!どこ行ってたの!?」
「え?さっきまでリオと一緒にいたけど?」
それを聞いてシオンくんはミヅキちゃんを引き寄せました。少し不機嫌そうにシオンくんは問いかけます。
「一緒にいて何してたの」
「ちょ、ちょっとシオン……?何って……夫婦なんだから一緒にいてもいいじゃない……」
困惑気味でそう言うミヅキちゃん。シオンくんは嫉妬を隠せずそのままミヅキちゃんの目を真っすぐ見続けて更にミヅキちゃんと密着して顔を近づけました。
ミヅキちゃんも体勢的にきついためシオンくんの首に手を回します。
「……ここでいっか」
「え?」
「ね、ミヅキ。俺と愛し合おうよ。もう一人ぐらい欲しいでしょ?ユキにも弟か妹を作ってあげようよ。パパ達の子じゃダメだよ?俺とミヅキの……さ」
そんな事を言われてミヅキちゃんは困惑し、思わず「ダメよ」と言ってしまいました。
けれどシオンくんはミヅキちゃんの口を口で塞ぎ深いキスをしていきます。散々キスを堪能し、息も切れ切れなミヅキちゃんを見てシオンくんは体の奥がゾクっとして目を細めてミヅキちゃんを見下ろします。
「俺をたきつけるの本当に好きだね?絶対に逃がさないから……。好き、好きミヅキ……」
「し、シオン……っ、……っ」
シオンくんは暴走するがままにお風呂場でミヅキちゃんを抱き始めるのでした。
事が済めばミヅキちゃんは少し怒っていました。
「……シオン……私が何を言いたいか分かるわよね……?」
「……抱いた事……?」
「違うわ。せっかく綺麗な服に着替えたのにまた着替えなきゃいけないじゃないの!」
服を汚された事にミヅキちゃんは少々ご立腹な様子。けれどもそれだけじゃありません。シオンくんにあたるのもお角違いとも分かっているもののまた不安が付きまとうのかと思うとため息を吐いてしまいました。
「シオン……私はあなたにめちゃくちゃ愛されてるのはもちろん分かってもいるのよ。でも少し……あなたの愛し方が怖いわ……。私の気持ちをないがしろにして強引に事を進めるのはほんとに良くないと思う……その強引さを少しかえりみた方がいいわ」
「……っ」
「……ごめん」
ミヅキちゃんに指摘されて図星でした。嫉妬するあまりに暴走してしまいがちな自分にシオンくんは気付いてもいました。
けれどもどうしても理性よりも本能の方が勝ってしまいがちなのです。気を付けたいと思うもののこればっかりはシオンくんの性格上治す事ができないものでした。
謝るシオンくんを置いてそのままミヅキちゃんはお風呂場を出ていくのでした。
次回に続く。
今回は間違いなく産まれました!!
でも産まれてからも問題がたびたび起こるミズノ家大変。
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親は俺のことを愚弄しているんだよ 前後左右がわからなくなるほど頭に血が上って歯を強く噛み締める
夏目漱石が草枕で、詩人が一番簡単に自己表現をするなら俳句がいい(意訳)って言ってたから、まあ詩人ではないかなとは思うけど俳句をやってみる 季語がないので無季俳句と言うのかも どちらにせよ遊びではある
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受講メモ:さいたま市民大学 文学Ⅰコース
〔講座名〕さいたま市民大学 文学Ⅰコース 風景と創造力―景観・地理と日本文学 〔講師〕竹中朗氏
〔日時〕6月18日・8月20日 14時00分~16時00分
〔会場〕さいたま市立大宮西部図書館
第1回:古代から近世へ 第2回:近代的風景概念と日本文学
・万葉集 国見(望国)の歌 春の初めに高いところに登って国土自然を見渡して、讃える歌を謡う。天の香具山、藤原京
・古事記 ヤマトタケルノミコト望郷の歌 能褒野墓
・万葉集 庶民の歌 防人の歌 多摩の横山 歌碑
・伊勢物語 歌枕としての三芳野 想像の風景 三芳野神社 東山道武蔵路があり知られていた
・源氏物語 五島美術館
・俳諧 芭蕉稲荷神社(深川芭蕉庵跡) 蛙には山吹という定型
・江戸漢詩 高野蘭亭 三叉口(参考)失明の心象風景
・大田南畝(蜀山人)「���布日記」 多摩川治水視察 江戸名所図会
・志賀重昴「日本風景論」 風景ナショナリズム 日本人の景観意識に現代も影響
・夏目漱石「草枕」実際の旅程 ありのままの風景描写
・武蔵野「欺かざるの記」 国木田独歩 境山野緑地
・正岡子規 俳句の革新者 中村不折(中村屋の字の人)ら西洋画の影響、闘病の人
・歌川広重「東海道五十三次 由井 薩埵嶺」と、浮世絵光線画の小林清親「薩た之富士」 作られた構図から見たままの風景へ
・石川啄木「雲は天才である」校歌による地域再発見 長野の県歌
・徳冨蘆花 「自然と人生」独自のキリスト教的感性による自然文学、反ナショナリズム。蘆花恒春園 兄はナショナリズム。徳富蘇峰旧居 住居も対照的
・島崎藤村「破戒」山岳の風景美 差別の現実
・柳田國男「遠野物語」身近にある異界の風景
・和辻哲郎「古寺巡礼」ナショナリズム対反ナショナリズムの落ち着き
・太宰治「津軽」心象を作り上げていく風景
・中上健次「風景の向こうへ」「路地」の風景
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大洋さんから届いた絵 #355
松本大洋さんから、ひと言。
「大好きな夢枕獏さんの『仰天・俳句噺』が文庫化されて、 表紙を描かせていただきました。 僕も俳句をはじめてみようかな。5月8日発売です!」
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声優、アニメーターに関しては愛人ノートでお馴染み岡田斗司夫さんが極めて詳しい。何せ就職の斡旋する代わりにと学生に枕接待させてきた張本人だからね。業界ではかなり有名らしくげんしけんでもネタにされるほど。
[B! 芸能] 「性的関係を迫られた」声優・アナウンサ��は14.3%、俳優・スタントマン11.1% 厚労省が『過労死等防止対策白書』公表
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「枕営業」と言うなと。優越的地位の濫用による性加害
[B! 芸能] 「性的関係を迫られた」声優・アナウンサーは14.3%、俳優・スタントマン11.1% 厚労省が『過労死等防止対策白書』公表
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知り合いのバンドマンが、役者やってる彼女が某有名映画監督に「主役にしてやるから」と枕させられたのに、有名女優にあっさり主役取られたと言ってて、本当にあるんだと驚いた。
[B! 芸能] 「性的関係を迫られた」声優・アナウンサーは14.3%、俳優・スタントマン11.1% 厚労省が『過労死等防止対策白書』公表
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