#寄せ植え教室
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yutakayagai · 6 months ago
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亮司が用務員としてK高校に来て一ヶ月が経過した。ちょうど一年生も現在の学校生活に慣れてきたこともあり、
「おじさん、おはようございます!」
と元気な声で挨拶されることも多くなった。その度に亮司は、
『昔は“先生”って呼ばれてたな…』
と思った。しかし、自ら教師はやりたくないと貢に話したので、まァ、仕方ないと気にしない様にした。
K高校の正門を入ると円形のロータリーがあるのだが、その内にはアツバキミガヨランやアガベアメリカーナなどの「竜舌蘭」が植えられていた。キミガヨランの方は月桃に似た白い蕾が伸びた茎から芽吹いていた。一方、アガベはようやく花を咲かせる茎が伸び始めていた。この高校は創立五十年を今年で迎えるが、その頃に植樹されたが一度も花を咲かせたことはなかった。七、八十年に一度とも言われ、もしその頃になれば学校全体で行事を催する予定だった。何をやるかは未定だが、入職する際に貢が話していたのだ。
未だ五月上旬だというのに、亮司は額に汗をかいていた。黙々と正面玄関近くの草取りをしていたが、ベトナムパンツの中に穿いていたセミビキニブリーフの、所謂「ブリーフライン」を手指でなぞられている様に感じた。くるっと振り向くと、背後には貢の姿があった。
「何やってんだ、このスケベ!」
と、亮司が立腹して怒鳴った。貢は、
「だって、好いケツしてるから…」
と苦笑して言った。彼は、紺色のブレザーにライトグレーのスラックスという「アイビースタイル」だった。一見すると生真面目な様子なのだがと、亮司は貢の耳元でこう囁いた。
「後でメチャクチャに抱いてやるからな」
この言葉に貢は、
「じゃ、今晩お邪魔しま〜す」
と小声で言った。すると、さりげなく亮司はブレザーの裾越しに貢の臀部を弄った。
「ダメ! その気になっちゃう…」
と貢は顔を赤らめた。
幸いにも、周囲に人気はなかった。もしこの現場を見られたら大変だと、亮司は警戒した。貢は校内を「ラウンド」していたのか? 亮司は、貢が片手に履歴書の様なものをクリアファイルに入れて持っているのを確認した。彼は聞いた。
「誰か来るの?」
「あぁ、今日から入職する方がいてね。すでに校長の岩崎がオリエンテーションをしてくれてるけど」
「ふ〜ん、男?」
「そうだよ。確か『益子秀一』って言ったな」
その名前を聞いて亮司はハッとした。彼は咄嗟に、
「…悪いが、その益子先生にオレのことは話さないで欲しい」
と貢に言った。
「え、別に接点ないじゃん?」
「まァ…。昔、都立A高校に赴任していた頃の教え子なンだよ。彼とは色々あって…」
「でも、『同姓同名』で違うかもしれないよ?」
「でも、オレとは接点がない様にしてくれ。頼む」
貢は、亮司に懇願されるままに、仕方なく了承した。彼は、
「解った。恐らく、亮ちゃんは用務員だからよほど目立つところにいなければ益子先生とは会わないと思うよ。ウチは、定期的に男性教師が寮の宿直もやるけど、亮ちゃんにはやらせないし」
と話した。亮司は安堵し、
「有難う。そうしていただけると助かる」
と言った。
その頃、校長室では校長の岩崎芳彦が入職した益子秀一と面談していた。岩崎は、齢は未だ四十代後半と若かった。秀一とほぼ同世代である。一通り、K高校の概要を説明した後、岩崎はソファの肘掛けに頬杖をし、秀一の全身を眺めた。彼は聞いた。
「何かスポーツしてたンですか?」
「はい、サッカーをやってました」
「『サッカー』ですか…。イイなァ」
「それが何か?」
「否、日焼けしてるし男っぽいなァ〜と思って」
「まァ、生まれつき色黒でもありますね」
「へ〜、カッコイイ」
面接の時にはなかった、リラックスした雰囲気ではあった。秀一は未だ緊張していたが、やたらと容姿について聞いてくるなと気になっていた。岩崎は脚を組み始め、
「実は、ウチの高校、俗に言う『ゲイ』が多いンです」
と話した。彼は続けた。
「まァ、全寮制ではないけれどほぼ全員が寮生活をしてますし、なかなか学校から外に出ることもないンで、やっぱりずっと同じ空間にいると年頃だからムラムラしちゃうみたいで…。定期的に男性教師には宿直をやってもらってますが、惚れた晴れたが多いンです。恐らく、益子先生はルックスが素敵だから忽ち惚れられちゃうかも…」
「…はァ」
「僕も実はそうでして、理事長の幸田も先祖代々『男色癖』があります。たまに呼��出されてエッチします。僕、最近ホルモンバランスが崩れているのか『女性化乳房』がひどくて…。ここだけの話、ブラジャーをしてるンです。たまにヒステリーにもなるし、更年期まっしぐらみたいで…」
「…はァ」
「もしかしたら、時々セクハラまがいの話をするかもしれませんが、否、もうしてるよねぇ…。気を悪くしないでくださいね」
時折、岩崎は女の様になよなよした話癖をした。まァ、彼特有のものなンだろうと秀一は理解したが、変な学校に来てしまったと彼は思った。
その後、岩崎は校内を案内した。秀一は周囲を見渡しながら、意外と広いンだなと思った。購買部もあり、日用品も売っていた。営業時間は午前九時から午後六時までと比較的長く、自動販売機もあった。彼は、その隣にコ◯ドームのものが設置されているのを確認した。
「あ、あの、何故コ◯ドームの自販機が?」
「あれですか? たまに生徒も買うンです。保健体育の授業の時にも実演してます」
「…『実演』?」
「実際に担当の先生が生徒の目前でやって見せてるンです」
「マジすか?」
秀一は、教壇の上で筋肉質で短髪の体育教師が下半身を露出させながらいきり勃ったチ◯ポにコ◯ドームを被せていく様子を、何気に想像した。嗚呼、生徒からの視線が注がれる中なんて、それではゲイビデオそのものだなと冷や汗をかいた。
グランドに来ると、体育の授業か生徒が体操服に短パンという格好でサッカーをやっていた。体操服はV字ネックに紺色のラインがはしった白いシャツで、短パンも紺色だった。岩崎は足を止めて話した。
「ウチは、『下着は白を基調としたもの』と校則で決めています。今時?という保護者もいますが、まァ、理事長の趣味なンでしょうねぇ…。個人的には『どうでもイイじゃん!』って思ってますけど。だから、大抵はブリーフですね。教師はフリーですよ!? トランクスでもOK。でも、理事長が白いビキニブリーフが好きで、皆それに合わせてます」
「まァ、トランクスだと短パン穿いた時に『こんにちわ!』しちゃいますよねぇ…」
「でも、あれはあれで堪らないなァ〜」
「僕ァ、やっぱり白のビキニブリーフですね」
「あら、どうして?」
いつの間にか、秀一も色々と自分自身のことを打ち明ける様になっていた。岩崎は、密かに好意を寄せ始めていた。嗚呼、そんな肉体に白いビキニブリーフなんて素敵じゃないの?と。もし誰もいなかったらアプローチしていたのにと、岩崎は内心悔やんだ。
一通り校内を見て回ると、岩崎は二時限目から実際に授業の様子を見てもらうことにし��。秀一は現代文が担当だった。職員室に戻ると、一年生を受け持つ七瀬克正に声をかけた。七瀬は五十代前半で、若干頭髪がさびしくなってきている小太りの男性教師だ。秀一の顔を見るや、
「あら、イイ男!」
と嬉しそうだった。彼は、
「校長、モーションかけなかったの?」
と聞いた。
「か、かける理由ないでしょ!? 確かにイイ男だけど、しょっぱらからアタックしないわよ、お黙り!」
「ほらほら、おネェ化してますよ! ご注意ください!」
「冗談はさておき、益子先生に授業の様子を見せてあげなさい! 変なこと仕込んだら承知しないからッ!」
まるで漫才を見ているかの様なやり取りだった。秀一は、やっぱり変な高校に来ちまったなァと苦笑した。岩崎は、完全に地が出てしまったと秀一の方を向き、
「まァ、仕事は愉しいのが一番! 頑張りましょう!」
と、若干引き攣った様子で幕引きを図った。
こうして、秀一のK高校での一日目がスタートしたのだった。
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epwf · 3 months ago
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3/10 のっそりと10時過ぎに起きて、昨日の夜仕込んでたパン生地でピタパンを焼き、フムスとジャガイモの餡を作り、ピタサンドを8つ作った。Kのバイトのあと、そのままその製竹所でみんなと集合して、竹で作る御輿つくりの伝授。合間にその工場の全盛期を知っているおじいさんの話を聞いた。川向こうの桜を見ながら、あれをみんなで植えたんや、線香みたいなのを植えたらあそこまででかくなったんよ、これは本当の話なんだ。と。みんなが集まってきた頃、私は身体が冷えてしまって退散。帰って映画見てた。
3/11 みんなで山へ探検に行く予定だったけど私は体調悪く天気も悪く来週にリスケしてもらった。湯布院へ、ナンシー関の消しゴムハンコの展示を見に行った。まちはアジアの観光客ばかりで、消費行動と観光のポーズで溢れていてしんどかった。展示を見る人は誰もいなくて、でもとても愛に溢れていてよかった。いつも混んでて避けていた天井桟敷にも寄れて、気分転換になった。秩序だった喫茶の文化的空気はたまに必要だなと思った。帰ってきて冬のニットを手洗いしたのもよかった。
3/12 なんだか重苦しい感じが抜けず。fishmansの映画みた。空中キャンプ以降のさとちゃんの顔つきの変化がこわかった。夜に餅ついた。
3/13 花粉にやられてしんどいのと単純に心持ち悪くて、店を急遽休んだ。店の空気が重すぎたので、とりあえず掃除をしたらましになった。心の空気入れ替えるために、海へ行きたい海へ!と国東に行ってきた。砂浜を走って、潮風に吹かれて、波の音にもぐって、元気になった。休んでよかった。新年のやり直しの気持ち。むかしのひとは、新年明けてよくないことが続くと、新年のやり直しをすることがあったらしい。/今年は司書資格取ろうかなと思っている。左官や大工の職業訓練校や、竹細工の教室も気になっている。
3/14 お店。今日ものんびりだろうなあと、掃除をしてたら人が来て、その後も続いて、来客の多い日だった。近所の子と長く話し込んだりして、この頃停滞していたことが話が動き出しそう。/船が好きで隙を見て旅してるという人がきてくれた。旅でふらっと来てくれる、普段何してるのか不明な、本の並びを好きだと言ってくれる、優しそうな人たちにいつも励まされている。/Kが坊主の全寮制の学校行こうかなと言っていて、もし数年後にそんな一年間があるのだとしたら、さて私はどうするのかと考える。私は何もしてないなあ、一体何がしたいんだろう。興味は多方に広がっているが、どれに対しても薄い気持ち。何もしたくないといえばそうなのだけれど、いざ一人で淡々と生活をするのは寂しくてこわくて、何かが必要になるんだろう。そのとき手放せないものはなんだろう。今年はそれを考えなくては。遠回りが必要だろうな。嘘なく無理せず。
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esoterics-posts · 6 months ago
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キリストの身体
この世に生を受けたこの身体ほど真我に近いものはない。日頃、食べ、飲み、息をして、風呂に入り、生活し起きている間は誰も否定できない。瞑想や死や寝ている間は『精神世界』の霊的個性の自己同一性が重要である。真我は死を超越するエネルギーであり認識を通して帰還の道となるー。
神の下では、誰しもが平等に大切である。誰もが救われたいと望み、貧しさや生活の困窮の中で日々の生活の困難に直面する。問題は生きるための権利と義務が煩雑で複雑である事である。簡素で、素朴で、然し、安定した生活が大切であり、其れが保証されるべき『共同体』国家と国民の義務であるー。
属性
職業の適性が何よりも優先される。得意ではないことは其れが何れ程、力を注いでも、見返りの見込みのないものである。其れほど適性は大切である。『ケセラセラ』我々が望むもの���、なりたいものは単なる願望にすぎず、あるがままに、無条件にそう在る事ではない。国家に望むことは生活であるー。
型と色
①カロリー、②たんぱく質、③ビタミン、④糖質、⑤ミネラル、⑥脂質、⑦カルシウム
素粒子は霊(要素ーエレメンタル)であり、大切であるが、食事の偏りと過食は、万病の基である。
❶肥満、❷老化病、❸癌、❹糖尿、❺疫病、❻痛風、❼身体障害
①力②瞑想③分食⑤栄養学⑥睡眠⑦ゲノム
AIマッチング
就労や職業選択、受験の際に、お見合いに、使うべきものである。ぼくは非凡であれど秀才ではないので、霊的教師と音楽家、そして魔法特に超能力にも興味があるが危険である。低位心霊能力の開発は避けるべきである。絶え間ないエネルギーの伝導瞑想と霊能力と精神集注と奉仕を推奨する。
念力からメンタル界へ
スープン曲げとは理性の崩壊を誘発する。ぼくはメンタル極化により此れが不可能になった。ところで、相手に自分の理想を押し付けることは賢明ではないが、芸能人のゴシップネタの様な落ち着きのない猿のような忙しない心を落ち着ける為に音楽による精神の安定が有効であるー。
日本人改造宣言
一箇所に留まっていてはいけない型を打ち破り、昨日を越えて行け!『在るがまま』を生きることの大切さと周囲の無理解という困難を越えて生きる事は囚われない創造主として大事な私的視点を加味する事になる。ぼくの心はいつも昔に同一性されて🇮🇹や🇪🇸や🇮🇳
🇹🇷や🇯🇵や🇨🇳etc.『舌の記憶』
カタストロフ
創造物(型あるもの)は崩壊現象。死と共に私達の精神や知性や機械でさえ構造物は全て壊れ、軈て失われる。だから、DATAの引き継ぎは大切である。音楽では楽譜、ランドスケープ、ピアノ演奏、イラスト、習字、タイピストの手や論理性は死んでも残された情報の痕跡であるー。『儚い夢の跡』
R覚者ー原因と結果の法則
❸→❶
父と母ーカルマ(業)の法則ー❶→④→❸
ゴータマ仏陀ー再生誕の法則❶→④→❼→⑧∞
自由意思ー
∞(情報のソース)→❶
エドガーのコイントス
ー確率ー
②→❶
神の意志ー
❼→④→❶
プトレマイ��スとベンジャミンそして全てのイニシエートに敬意と感謝ー。
意(マナス)
#DK覚者 (チベット・ロッジ)のレベルの情報は難解である。#アリス・ベイリー によって与えられた『秘教科学』は緻密に宇宙の構造と神秘についての洞察に富んでいる。心理学の深淵さと覚者方の厳しさと忍耐には頭が上がらない。双方向のメンタル・テレパシー(思念伝達)は稀有であるからー。
既知と未知
❼機械論的・科学的マインド(聖霊)の状態である②④⑥頭脳の❸識別力は『分神霊』であり神経の中にある器官であるナディに合成された精妙な❺ガス(気体)状でできている。⑥パイシス(双魚宮)と❼アクエリアス(宝瓶宮)の宇宙にある霊的な❶『統合のエネルギー』が働いている。②『伝導瞑想』
(不)信仰
キリスト教の原理主義者が唯一の「イエスは神でなくてはならない」とか、(唯物論的)科学者が「ダーウィンの進化論が真である」、「宗教の殆どが偽りである」とか「哲学は何もなしていない」などと言う事は無知に満ちている。『意識の進化』を信じているなら『幻惑』や『錯覚』に注意し給え!
主義
私は云々であるというとき、我々は我々の間に対立を生む恐れがある。在りと凡ゆる物事の嫌悪や善悪に対して、我々は我々の社会を異なる価値観で分断してしまうだろう。必要なのは社会の『調和』であり、『平和』であり、『非暴力』である。観念自体は象徴であり、対立を生む人工物に過ぎないー。
❺記憶自体
コロナウィルスの顕現は人類に対する避けがたい受難でした。これからの④芸術科学(素粒子の霊性)と❺化学医学(構造の形相)の重要性は言い過ぎる事はないです。全ては崇高な魂(全ての霊的な本源へ戻る旅路)の為の犠牲に違いない。無力は承知の上で皆様に御願いしますー。『人類科学の進歩』
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与え与えられ
日々与えられた物事に感謝して、生きていきます。
霊(言葉と絵)を尽くして、自我である個性体(パーソナリティー)を神である真我((宇宙)意識体)である魂の供物に捧げます。ごちそうさまでしたー。神に感謝して、命に感謝して、親に感謝して、先生に感謝して、食べ物に感謝してー。m(_ _)m
安定
人間の生き方に自由などはない。せいぜい
自分の自我の領域の中で我が儘な意思のもとに約束事とサービスの間で比較的自由な裁量があるだけである。
10割 Android
百分率で言えば100%
太陽系 9段階
人間レベル99が限界
100以上は死ねない
~255 霊界 
1000(1T)
16次元 宇宙全体
聖なる科学
霊の数学と哲学と美学としての音楽と美術を尽くして神的存在に触れる魂である自我の拡大と、霊である真我に帰絨する瞑想の帰還の道。真に純粋な理想的なイデアの想像力の究極的に完全な世界(実在)の上からは、太陽系が16個あり、太陽系外地球の兄弟の惑星も16個あるー。
解釈学
循環する霊と宇宙について
#インテリジェント・デザイン(知的創造論)からの『秘教数秘術的』なコンセプト(意匠性)ー2進法、10進法、60進法ー『カバラ数秘術』、『秘教哲学』、『七光線心理学』『神智学』、『素粒子物理学』、『情報工学』、『陰秘学』『数学』、『強迫性』、『偏執狂』
外部と真理
②主観と❸客観について私達が認識できるものは❺記憶であり、④イメージであり、❸認識性であり、②デジタル信号であり、❶霊である。❼存在を創るもの、⑥在ったと信じるもの、❺在ること、④在るかもしれないもの、❸これから在ること、②視えるもの、❶霊(的精神)性。『真我認識』
形式と存在
『モナド』ライプニッツ
『素粒子』精霊主義
『クオリア』アストラル体
『考える葦』パスカル メンタル体
『精神と物質』デカルト 物心論
『宇宙四次元』アインシュタイン
『時間と空間』ニュートン
『物自体』カント
『質料』プラトン
『弁証法』ソクラテス
『形相』アリストテレス
ライヒ『オルゴンエネルギー』
シュタイナー『エーテル体』光子
ユング『集合的無意識ー幻型』
フロイト『リビドーと超自我』
アドラー『目的論』
ニーチェ『永劫回帰』
ハイデッカー『存在と時間』
サルトル『存在と無』
ラカン『想像界・象徴界・現実界』
キリスト『三位一体』
盤古『陰陽』
ヴント『内観』
プロティヌス『一者』
エンペドクレス『風・火・地・水』
デモクリトス『原子』
チェリオ『量子色力学』
ジョブズ『Apple製品』
ダリ『心理学から科学へ』
モーツァルト『曖昧な調和』
小室哲哉『宇宙の美化』
坂本龍一『現実』
小林武史『夢と魔法』
宇多田ヒカル『宝瓶宮の水』
植松伸夫『劇場音楽』
天野喜孝『ファイナル・ファンタジー』
楠瀬誠志郎『シリウス』
すぎやまこういち『ドラゴンクエスト』
鳥山明『ドラゴンボール』
高橋留美子『めぞん一刻』『犬夜叉』
桂正和『DNA』『シャドウ・レディー』
貞本義行『エヴァンゲリオン』
宮崎駿『ロマン派』
久石譲『映画音楽』
スピノザ『心身一元論』
クリシュナムルティ『私は何も信じない��
キリスト・マイトレーヤ『分かち合って世界を救いなさい』
ベンジャミン・クレーム『始まりは近い』
江原啓之『オーラの泉』
大槻教授『プラズマ』
韮澤さん『たま出版』
イエス覚者『救世主』
仏陀『真我』
プレマ・サイ『超心理学』
フェルメール『レースを編む女』
3ー7ー4ー2ー7(2.4)
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宇宙
針仕事の周りを描く『フェルメール』の絵の中に宇宙が回っている事を、夢と現実の間を行ったり来たりするシュールで、冗談好きの地獄ではないまでも煉獄に居る『ダリ』は知っていた。如何なる小さな物事でも、大切な人の存在は守りたい。大切な命に寄り添い生きていきたいものである。
『来世』
サルバドール・ダリ『レース編みの娘』
6ー4ー6ー4ー7(1.6)
(フェルメール・ファン・デルフトの絵の模写)
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「ダリ全画集」の『レースを編む女』
ダリに心の底から同情します。イニシエートの低さには右利きで頭の精神の線が細いスマートと云う理由と、光線構造が非常に高いのには、人類の輪廻転生を担保したいのと、神であるサルバドール(救世主)でありたいと言う野心と、謙遜と、拘りがあるからですー。
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芸術家と科学者
『ピカソ』は拘りのない自由な心の境地でどんな画家のスタイルも直ぐにマスターして、同じ場所に留まらずにどんどん変化する秀才。純粋無垢な子どもが描いた様な平気で、破壊的な創造で醜悪さをも描く。『ダリ』は古典的な描き方で言語性の強い鬼才。神に見いだされた犠牲者ですー。
ダリでもピカソ
二人ともきら星のような才能があるので何回輪廻しても本物の神になるべきです。業の深さは恐ろしくダンテの言葉を借りれば「まるで生きていることが呪われている様でこの地上以外に如何に『地獄』と呼ぶ事ができようか?」と言う程、人生を生きるのは大変です。才能の有無に関わらず。
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パブロ・ピカソ(2.4)
7ー4ー1ー6ー3
『サルタンバンカの一家』
パブロ・ピカソ『パイプを持つ少年』
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アンリ・マチス(2.4)
3ー6ー1ー4ー7
『ブルーヌード』
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kennak · 8 months ago
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茨城県東海村で発生したJCO臨界事故は、30日で25年がたった。前例のない大量の放射線を作業員が浴び、犠牲者が出た国内初の原子力事故。治療にあたった東京大名誉教授の前川和彦さん(83)は遺族との文通も続けており、「原子力防災の未来を考えるため、医師としての経験を伝えていかなければならない」と改めて気を引き締める。 (水戸支局 大井雅之、市川莉瑚) 「存命だったら還暦」…JCO臨界事故から25年、被曝の治療にあたった医師は今も遺族と文通続ける  「受け答えもしっかりできて重症には見えない」  事故翌日の1999年10月1日、最も 被曝ひばく 量が多いとされた作業員の大内久さん(当時35歳)の様子を初めて見た時、前川さんが受けた印象だった。だが、大内さんは白血球に占めるリンパ球が減り、免疫力や感染症に対する抵抗力も低下していた。  自身が委員長だった放射線医学総合研究所(当時)の「緊急被ばく医療ネットワーク会議」で協議した結果、すぐに集中治療が必要と判断し、東大病院で受け入れることを決めた。  大内さんは間もなく東大病院へ転院。次々と医師や��護師らが出入りし、採血や検査が繰り返されると、「これからどうなるのでしょうか」と不安を漏らしたという。骨髄の機能を改善する 末梢まっしょう 血幹細胞の移植は成功し、白血球数は回復したものの、人工呼吸器による厳格な管理が必要となった。右腕を中心に皮膚の表皮も失われた。  「やれることはすべてやる」と考えた前川さんは、海外から取り寄せた薬品を使うなどあらゆる治療法を取り入れた。大内さんの顔が出血しやすくなると、丁寧にガーゼで覆い、毎日のように病室を訪れる妻と面会できるようにした。  事故から83日目、大内さんは息を引き取った。司法解剖の結果、死因は被曝による多臓器不全だった。被曝量は推定18シーベルトで、一般的な人が1年間に許容される約1万8000倍とされた。粘り強く治療を続けた前川さんだったが、事故の大きさや治療の困難さに「最後は無力さを感じた」。その後、東大病院に転院した篠原理人さんも2000年4月に40歳で亡くなった。  これまで地下鉄サリン事件の被害者救命、災害医療などに携わってきた前川さん。11年3月の東京電力福島第一原発事故では、現場の診療体制の構築を担い、首相官邸に助言する「原子力災害専門家グループ」の一員としても活動した。現在は相模原市の介護老人保健施設の施設長を務め、毎朝、80人ほどの入所者一人ひとりに声をかける。命と向き合う日々が続く。  大内さんの妻との文通では、最近届いた手紙に「主人が存命だったら還暦を迎えていた」と今の心境がつづられていた。臨界事故に関しては「忘れてほしくもあり、少し複雑な気持ちは残るが、大きく高い視点から見るならば、決して風化させてはならない」との記述もあったという。  前川さんは「医療には人知の及ばない領域があると教訓になったが、医師である限り、目の前の命をあきらめることなく救いたい」と語る。 ◆JCO臨界事故= 1999年9月30日午前10時35分頃、茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」東海事業所で発生。作業員が高速実験炉「常陽」に使うウラン溶液を製造する際、核分裂が続く臨界状態を起こし、20時間ほどにわたった。大量の放射線を浴びた社員3人のうち2人が死亡。住民らも含めて660人以上が被曝(ひばく)した。
「存命だったら還暦」…JCO臨界事故から25年、被曝の治療にあたった医師は今も遺族と文通続ける | ヨミドクター(読売新聞)
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neoshogunate · 1 year ago
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ネオ幕府アキノリ党による100の政策
※内はアキノリ将軍未満による脚注。
🌾 文化・日本語
1. 『双京構想』京都を陪都に。
※ 上皇后両陛下に仙洞��所にお戻り頂く案などから上奏。
2. 文章の形式を国粋化。縦書き・漢数字を基礎に、時間や単位や数理や音楽も日本文化圏独特の書式を考案し漸次移行。
※ 漢数字に関しては画数が多く判読もしにくいため,西ローマ・アラビア数字くらい判読しやすく書きやすい数字用の文字を作ってフォントに組み込んだりを検討。
3. 日本語の電子媒体を刷新。
※ イーロン・マスク氏に会いに行ってXの東アジアの言語を全部縦書き漢数字(言語ごと)に直してもらう事を条件に,共栄圏での法人を作ってもいいと約束。ただし,その情報資産は共栄圏のものとし,資本の移動は認めない。 ※ 拡張かなを拡充し電子媒体に組み込む・体制化した際に方言の言語化も視野に。
4. 都内の外国籍労働者・親族等への日本語や法制に係る教育サービスの展開。
※ それぞれの民族に寄り添った親善団体と連携 ※ 裏で世界共栄化に関わる宣伝を行い、本国に情報輸出させる足がかりとする。😈
5. 都内の宗教共同体の実態把握・公的包摂・共生都市社会の推進。
※ 体制化までの中長期的に各宗教の日本化を試みる方針。
🌾 税制・社会保障・経済
6. 税制改革や都債発行を財源に,実質賃金の上昇率の安定向上(最低でも年3%水準)まで一律で都民税半額。
7. 都営ブロックチェーンの創設・ネオ幕府トークンの発行とサーバー維持管理。
※ 全国電子通貨を想定・通貨の名前は「球」読み方は本名が「たま」,「きう」が普及版。NAMが出典。 ※ いずれ日本円にとって代わる。😈 ※ 我々が全国化した折には武蔵国の地域トークンというか藩札を創設を想定。
8. 都債発行・時限的な商品券等の給付による地域経済振興。
9. 都民や都内に通学する学生への一律奨学金免除。
10. インボイス廃止を国政に提言・特に中小零細企業の事務処理負担を軽減。
11. 濫用的な投資や無軌道な開発,オーバーツーリズム等に因る地価や宿泊施設の価格高騰を抑制。
12. 外国企業等による国土の売買規制に係るモデル条例の策定。
13. 都内の特に大企業の法人税の納税率を向��・財源構成の平等化。��定資産税の累進化。
14. 社会保障費用の逆進性緩和・累進課税の推進。
🌾 教育・学術
15. 公営学生寮の確保・増大。
※ 国際法を典拠に一定の自治権を認める
16. 大学院まで教育全面無償化+困窮世帯向けに塾代含め支援検討。
17. 専門学校等の整理統合・総合大学との連携強化・学生や職員の有益な流動化を促進。
18. 図書館民営化の見直し。知識アクセス・公共教育インフラの維持。
19. PTAの有償化や情報共有・可視化の促進。
20. 教育委員会の体質改善・責任体制の明確化。
21. 都立高校の入試改革の見直し・効果的な外国語教育に転換/無益な学習負担の軽減化。
※ どうでもいいけどほんとに外語やるならマッチング実践とかだわ
22. カルト校則の全面廃止・学生の学ぶ権利や表現の自由を守る。
23. 入学しない大学への入学金支払義務の免除・ルール撤廃を東京から実践。
24. 部活動の地域化・民営化等による教員の負担軽減を都から実践。
🌾 交通・公共施設
25. 練馬─中野─杉並─世田谷区や足立─台東─江戸川区を縦断する都営線路の開拓。
26. 東京都-近隣の港湾に集中投資・世界一の港湾大都市圏を構築。
27. 満員電車の終局的な解消・時差通勤の促進(主に企業向け)や代替手段の公的導入検討。
28. 離島との往復費用の低廉化・人材や投資交流の活発化。
※ 将来伊豆諸島は伊豆の国に, 小笠原諸島以南は小笠原国にする。
29. 16歳未満(中学生)に対しての交通インフラ料金を子供料金にする・25歳以下に対してユース料金の公共交通機関・各商業施設での導入。
🌾 防災・戦時体制を想定した防衛
30. 全国のあらゆる自然災害に対し救援・復興の為の物資や人員輸送が可能な体制の整備。
31. 都内のあらゆる公共設備の耐震化推進。
※ 災害をある程度前提とする伝統的な都市デザインの可能性も検討。
32. 核戦争を想定した核シェルター建設・地下経済圏の構築促進。
33. 災害リスクを見据えた都民や隣接県民(都内の勤労者)向けに食料等備蓄・予備的分配。
34. 官公庁・民間企業に対するサイバー攻撃の防衛体制整備。
35. 東京都の空を米軍から���り戻す・首都圏の集団安全保障体制を見直し。
36. 近隣諸国の紛争や破局的災害を想定した都民の命と経済を守る有事法制・モデル条例の策定。
37. 安全保障や軍需産業分野の研究開発支援・学界に蔓延る偏見の改善。
🌾 恋愛・婚姻等の共生生活・性的少数者支援
※ 現在はヘテロが社会の主体である事を公共に認め(右翼を安心させ), その余裕の下に性的少数者への配慮を行う政治指針を宣言化。
38. パートナーシップや相続法制等に係る性的少数者の権利保障モデル条例の策定。
※ パートナーシップに日本語の造語を与えることを目的に研究会を行う、反動保守国学者や左派リベラルの論客もネオ幕府体制の責任もとで幅広く招聘したい。
39. 専門家や当事者の意見を参考に高齢者向けの公的恋愛支援事業を実験的に開設。
40. 既存の公営マッチングアプリ・ブライダル支援等政策の見直しと再構築。
41. ユース(18-25歳を想定)以下に対してのマッチングアプリ補助制度。
🌾 医療・福祉・地域協同・家庭問題
42. 視力矯正器具や歯列矯正等への保険適用・車椅子や補聴器の価格低廉化。ゆくゆくは無償化。
※ 歯を生やせるようになればすぐ保険適用を検討
43. ひきこもり老人を訪問し地域を協同化・社会的包摂を目指す・若年層のアルバイトで高齢者を訪問しスマホ教室とネット普及・生活状況の実態調査。
44. 民間に甘んじた無料塾・こども食堂等の公営化。
※ 都から職員を派遣して実態調査し一定の基準で認可を行い、その場で謝礼。 ※ その後恒久的に経済支援, 半官半民でネットワークをくみ人的支援を拡大 ※ 定期的に児童虐待や裏社会の斡旋等の有無を潜入調査。😈
45. 実態調査のうえ, 都心や下町に関わらず包括的な訪問診療・介護サービス等を拡充。
46. 学校や社内研修に基礎的な救急救命の教育カリキュラムを導入・相互扶助の日本を再建。
47. 地域交流や文化活動を活性化すべく公立小中学校等の空きスペース活用促進。
48. 既にある公園に遊具を拡充・児童の自由と安全を保障。遊閑地の利活用推進。
※ クレーム処理等は我々ネオ幕府が請け負う。
49. 生活保護の取得要件緩和と生活再建・出口支援。給付付き税額控除の試験的導入。
50. 公共施設から迅速・全面・包括的にバリアフリーデザインを実装。
51. 乞食(路上生活者・野宿者・炎上するだろうがこの言葉を使う,いささかの差別的感情を含まない)の住宅支援事業における不合理待遇(いわゆる「タコ部屋」等)の撤廃。
52. 「禁煙」でなく「分煙」。公共喫煙所の増設と依存症支援拡充。
53. 「帰宅困難家庭」の児童のシェルター確保・拡充。
54. 親の孤立防止。財政的支援やシッター利用・保育所等インフラの拡充。
55. 麻酔科医の待遇改善・拡充による無痛分娩・不妊治療等の普及・無償化を都から実践。
56. ヤングケアラーの実態調査・迅速な支援拡充。
57. 一定期間の債務等支払義務の凍結や世間からの隔絶を許容する「隠遁」制度の試験的導入による自殺予防。
58. 共同親権制度移行後の離婚親や子の権利保証に向けたモデル条例案の策定。
59. 犯罪被害者や遺族の情報秘匿や生活再建支援事業の拡充を都から実践。
🌾 環境・公共衛生・都市デザイン
60. 『江戸東京オシャレ特区』構想・ドレスコードの厳格なサービス業種の方でも自分らしい服装等の表現を保障。
61. 炭素繊維等による東京湾浄化・老若男女が利用可能な東京湾に。
※ 一〇年単位の長期計画で研究会に予算をつけて水質浄化に関わる各方面の専門家と企業に助成を。
62. タクシーや通勤通学バスや訪問介護車両や都内を往来する長距離トラック等に向けた電気自動車等の導入支援。
63. 道路にゴミ箱を増設し収集作業も増員・雇用創出。
※ 『乞食』の方々向けに最低でも3日に1度は湯船に疲れる水準の支援体制を迅速に構築。
64. 都内の樹林伐採ストップ・地域経済や文化に無益な再開発の見直し。国土を守る。
65. 引越しや住宅確保等に係る費用分担による近隣県への移住サポート。
※ 漸次地方都市にも移住サポートしたい・全国化したときに地域を蘇らせる。
66. 主に大企業の都外への本社機能移転・人口とリスク分散を段階的に進める。
67. 排除アート・「座らせないベンチ」の全面撤去。小憩できる都市デザインの再建。
68. ユース(12-25最程度を想定)以下に対して公営美術館・芸術施設の入場料無料化。
69. 路上表現・アーティスト等に向けた道路使用許可申請等手続きの簡素化・拡充
70. 官民連携で路上ライブ・イベント等を充実させ,『解放区』の乱立。
🌾 動植物
71. 動物殺処分0の次は都から始める愛玩動物の生体販売全面禁止。
※ ペットショップの店員かわいそうだから動物病院とか生物学研究所に転職もさせてあげて。そのために予算つけよう。 ※ 日本固有種の生物種は緩和したさがある,というかその系統を維持するための研究会や国家機関創設を提唱したい。
72. 特定外来種や有毒の微生物等の実態調査・飼育手段の包括的なデータベースを策定し公開。
73. 生物学系の人材活用・医療分野との連携を強化。
74. 孤立対策に動植物との共生を促進・AI利活用で安全・安定的な飼育体制を提供。
🌾 宇宙開発
75. 軌道エレベーターや公共/民間通信衛星等を想定した宇宙産業への公共投資。
※ 東京から日本〜東南アジアをまたぐ測天衛星網(GPS)を提唱
76. 核融合発電技術への積極的公共投資。
※ 戦時を想定した燃料備蓄
🌾 食糧自給・安全保障
77. 家庭菜園や地域農産・地産地消の促進。
78. 種苗法改正の見直し・食文化の保全。
※ 戦時を想定した食料備蓄
79. 酒税法の見直し・どぶろく文化を再興。
80. 生レバーやユッケ等の規制緩和。
81. 依存症対策や飲酒強制の予防規制を条件に, 飲酒解禁を18歳に引き下げ。
🌾 労働市場制度
82. 新卒一括採用の見直し・企業や経済団体等への協力要請。
83. 官公庁や民間企業の採用基準にポスドク枠拡充。
84. 生涯学習・リカレント教育普及に向けた労働市場改革。職業訓練給付や実施企業への支援等の拡充。
85. 様々な産業分野の���業に対して有給や育休利用の促進。
🌾 汚職・職権乱用の防止
86. 地方議会における縁故的な役職(選管等)の選定過程・給与等の見直し・再編と代替的職務の用意。
87. 刑事収容施設や入管施設内での侮辱や虐待や差別的待遇の実態調査・迅速な改善。
88. 市民オンブズマン制度の創設・拡充による第三者目線の地方議会の監査強化。
89. NPO法人設立や生活保護申請・政治団体含む会計監査の厳格化・責任体制の明確化。
🌾 表現・報道の自由
90. 小池都知事が実施していた様な一部のマスコミやジャーナリスト等の排除に反対・報道と表現の自由を守る。
91. 『表現の自由』の前提として,エンタメ・出版・コンテンツ業界に投資拡充・且つアーティストの食い扶持と表現の場を守り,層の厚さを維持。
92. NHKの過剰な集金を規制・困窮世帯の債務免除・公共の利益となる基礎的なコンテンツは保障するが国民の無償・平等な『知る権利』に配慮。
🌾 スポーツ
93. 『マイナースポーツに光を』・Eスポーツ含む多様な体育会系コンテンツにも積極的に投資。
94. 身体に障害を有する方々が主役であるパラスポーツ分野に投資拡充・宣伝を強化。
🌾 その他
95. 小池都知事の財政調整基金の使途・費用対効果について徹底的に監査。
96. 小池都知事や森本首相も関わる東京オリンピックに関する利権構造や裏金・役員の不審死・作業員の過労死等の真実究明。
97. コロナ禍におけるエンタメ産業や一部の飲食業界・性産業等への差別的待遇の見直し・適切で平等な補償体制の確約。
98. コロナ禍における緊急事態宣言の手続的正当性・費用対効果を徹底再調査。
99. お気持ちベースの『自粛要請』では無く必要な法整備・責任体制を明確化。
100. 多様な業種の方々に配慮し投票所を26時まで開放・且つ開票日を平日にスライドし行政コストを軽減。
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qofthequinine · 1 year ago
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お葬式
祖父が全うした。91歳だった。5/27の6:27に息を引き取った。自分の誕生日は10/27で、紫の手帳を受け取ったのが12/27。おいおい、おじいちゃん。あなたの才能は十分に承知していた。けど、そこまでされると怖いぜ。
ここから長すぎる。一時間足らずで狂い書きな感じ。読みたきゃありがとうございますね。
黙して語らず、ニコニコ優しく、しかし熟慮している人だった。従兄弟曰く、「大学に行くときに、ニーチェの詩?に注釈つけて渡された。おじいちゃん心配してたんだなあ」おそらくそれはツァラトゥストラだ。おじいちゃん、同じ道を辿ってるね。「毎年おじいちゃんは宝くじ買ってたやろ?あれをどう使うか聞いてみたら、『あの道を直して、ここの堤防を強くして』って言ってて、本当にすごかった」そう、だからあの葬儀の当日、近隣は大雨で避難警報が出されたんだが、不思議とおじいちゃんが道を作り治水した地域にはほとんど被害がなかった。すげえぜ。かっこいい。
自宅から出棺。近所の人たちがお見送りに来てくれた。しかしまあ、その出棺作業は自らと親戚で急ピッチで段取りしました。すごくね?あなたは本当に、素晴らしい人だったのだ。みんなが知っていた。それだけは確かだ。私もその一人だ、と述べてもいいですか?おじいちゃん。あなたと将棋をしても、絶対に勝てなかった。正月に家の玄関の上がりで、自らのプライドである刀を手入れしていた姿を、鮮明に覚えています。祈るように、あなたは梵天に手入れの粉をつけていた。
通夜から葬儀まではパニック。全ての段取りを把握している父が、その段取りを内々の親族に明かさない。いや、普通さ、もういくばくもない命を目前にすれば、あらゆる段取りを把握して、誰がどこにどう動けばいいのかを伝える。あなたの生業はそういうものでしょう?『随時更新の身内スケジュール』が必要でしょう?そうやって自分が全部しなきゃ、という使命感の反対には、人に任せられないという不信感があるのでしょう?だから仕事以外に友人がいないんです。普通に休日に飲みに行くこともないと。「お前が友達と馬鹿話するような友達はいない」と断言しましたね。違うんです。馬鹿話じゃないんです。お茶会や飲み会は、深刻で暗い話を笑い飛ばす場所なんです。
なんでわかんねぇかな。わかんねえからあなたと飲んでも面白くない。というか、「こういう馬鹿がいた」みたいな仕事上の話を家に帰って母に申しつける時点で、非常に卑怯な落語なんですが、おめえさんよ、案外馬鹿を馬鹿にしちゃいけねえよ、馬鹿も馬鹿なりに考えてる。その考えてることを否定しては悦に入る。『酢豆腐』の旦那じゃねえか。大いなる阿呆。ダサ坊。シャばい。自分専用のポルノを自分で拵える野郎。水商売を貶しながら、お姉ちゃん遊びには大いなる興味があるどすけべ。小学生女児がなんぞの事件にあった、と聞けば、「この子はなんかとっぽいからそうなるよね」口が裂けても言うなよ。ジャニーズの会見、「この男は、男なのに化粧なんかして目も落ち窪んで、気色悪い」何様だよ。てめえが利用するだけ利用したゾーンに対してそういう言葉を吐くんだ、へえ〜。高校ぐらいまで父と祖母の着せ替え人形として彼らの与えられる服を着た。気色悪いんだよ、友達の言うには、その服装は、「なんか、おじいちゃんみたい」だとよ。っざけてんじゃねえよ!お人形遊びは楽しいか?てめえら俺が幼い頃に女装させたりとかしたよな。こちらはグチャグチャです。「お前が寝てても呼びかけたら応えてくれるから、つい」とか抜かしてるけどさあ、起きてるよ。その気色悪いボディタッチも。でも寝てて可愛いふりしてた方があなた気持ちがいいでしょう?てめえが俺を撫でるたびに、吐きそうになって仕方がないんだ。You Know? Yeah, you Just say "I Don't Know". ****
最後の念仏が唱えられる。輪廻転生は仏教で三回とされる。誰も見たことのない祈り方。三回同じ言葉を唱えた後に、なんとなく解脱のような文言があった。「見たことがない葬儀だった」と口を揃えて申し述べる親族。火葬場へ。これが悪夢のようだった。
とても現代的でシステマチックな火葬場。荼毘に伏すとして、その間はみんなでなんとなく空を見たり、煙突からの煙を見たり、そんな時間だと記憶していた。しかし実際は、棺を運ぶのは手動で操作できるフォークリフト。最後に顔を見て、そこからは全員が揃って荼毘の場所へ。もうその時点で、呼吸が苦しい。自分が過呼吸になっているのではなく、そこに漂う人間のタンパク質を燃やした独特の空気が、襲いかかってくる。少しは泣いたけれど、本気では泣かなかった。
喫茶室があります。親族の待機室はここです。全員が喫茶に向かう。一悶着あったらしいが、それは全てを握っているはずの父が何も手立てを打っていなかったことによるらしい。つまり、「あの家に帰る手立てがない」とのこと。大揉め。しれっと、親戚のおっちゃんが「また始まった」と呆れたように言うので、彼について行って喫煙所へ。「おじいちゃんの棺に、ショートホープ入れてあげたらよかったなあ、と今更後悔してるんですよ。植木職人の人曰く、『耳から煙出るぐらい吸う』ぐらいの人だったんで。まあなんかあるときに胸ポケットに入れたままやめたらしいですけど」「俺もおっちゃんのイメージそれよ。でもそんなんクラクラするやろうな。でもやっぱり、紙巻きじゃないと俺は満足できん。何回か試すけど、口の中がなんか変になる」「あれって、水蒸気にニコチン入って香料入って、ってことなので、口の中に残るの当たり前ですよ。で、定期的に掃除しなきゃなんですけど、してないように思います」「なるほどなあ」「紙巻きは手の中に隠せないじゃないですか、でもよく見ますけど、子供の散歩に付き合いながら、あのデバイスは手の中に収まるので、隠れて吸ってる人とか、あと軽自動車の中とかでずっと吸ってる若い女性」「あ〜!よく見るわ!」「なんか卑怯ですよね」「堂々と吸えばいいのに」
骨上げ。向こうから機会が運ぶ音がする。耐えられない。目を背けて壁に引き下がった。説明がある。その人の話を聞こうと思って顔を見ると、祖父のお骨が目に入った。無理。逃げ出して外で存分泣いたが、これはやらねばならん。おじいちゃんも本望ではないだろう。ある程度落ち着いた。元に戻った。骨箱を抱えたさっきのおじちゃん、「ほれ」完全に試されている。立���向かおうと思った。おじいちゃんの顎の骨の右側をなんとか取り、入れた。壁に向かって泣いていると、おっちゃんが背中を叩いてくれた。優しいボディコンタクト。あれがなかったら、自分はもう立ち直れなかっただろう。
親族の直来。席順がアウトだった。向かいに祖母。斜め向かいに弟、隣に叔母の配偶者。彼や弟と話しているときは、苦しくなかった。弟は後ろから声が聞こえたらしく、ギャルソンとして働き出したので、真似てとりあえず。未来に向ける光を見たように思う。挟まれる祖母の無駄口、思い出話、さっきも言うたやん、で最終的に、「あんた食べんのな?あんた食べんのな?」この役割は弟が担ってくれた。途中で異常を察した母が「持って帰るので」と包んでくれた。そこで祖母が、「物足りんな!うどんでも食べたくなるわ!」糸が切れる。立ち上がって親族の控室に足取りもおぼつかず帰り、水を飲んで倒れそうなところを背中で柱に寄りかかったのは記憶している。そのあとは完全にギャルソンに徹した。席に戻れば……と感じた。
見送り、なぜか親族はパニック。というか、祖母の血をダイレクトに引いている人たちが大揉め。関わったら壊れる。だから、早く帰りたいだろう人たちのドアマン、ポーターとして立ち働いた。その場所が貸し出す傘の場所を把握しているのは俺だけで、木偶の坊なので雨風を防ぐにはもってこいだ。帰るまでが遠足。帰るまでが葬儀。見送ったあと、祖母に話をされた時点で、おそらく人生で一番危険な焦点発作があった。見える聞こえる把握はできるが、動かない。少しだけプルプルしている。話の隙間で深呼吸して、離脱。その後、なぜか父が、「この鍵が潜戸の鍵。行けるか?」と。拒否したところでまたパニックだろう。叔母方の年嵩とおばあちゃんが同情する車で帰ることになった。話の流れで、「えっ、だって私ら帰っても鍵はにいちゃんしか持ってないやろ?潜だって鍵かかっとるし」「これ受け取ってまーす」と鍵束を見せる。永遠のような10秒間の沈黙が、どうしても笑ってしまいそうになって良くなかった。
で、まあ帰宅したものの、真っ暗で鍵の種類がわかるのは父のみ。明かりをつけても何が何やら。普通に礼服で鍵を探しながら試して回る、という、夜盗みたいな働きをして、必要な鍵は開けた。自分はともかく着替えと服薬をしなければ無理。処方薬を飲んでいるところを見られようものなら、またおばあちゃんの詰問に合う。口に含んだまま、水道水の出る蛇口に向かう。「あんたな。夜に明かりつけて網戸にしたらいかんのよ」知るか!緊急事態だ!黙ったまま食器棚からコップを出して水で飲み下す。危なかった。あの場で自分が倒れたらマジでやばかった。ちょっと効いてきたのでせにゃいかんことをしようとしたんだが、お呼び出ないらしい。仏間のパニックを感じながら、叔母方のおっちゃんが絶対にまだ上がらない、との意思表示をしたので、ここは、と思い、靴を脱いで上がる。「これはここ!これはこれでいい!これは日にちが明けてから!とりあえず帰らせ!」と仕切って、「仏間できました。どうぞ」でおっちゃんおばちゃんもう帰らなやってられん状態。見送ろうと玄関について行った。母の「あれはどこ?」攻撃。「ありました!ご安心しておかえりください!」見送りで礼をしたが、90度だった。無意識なのにね。気持ちが出るね。
そこから自分たちのサルベージ。呑気に「あんたら泊まっていかんのな?」「ばあちゃんな、うちはうちでやることがあるんや」と挨拶もせずに帰る。あとから聞けば、母に「大丈夫な?」と聞いてたらしい。大丈夫なわけあるか!お前の不可知領域かつ被差別領域に踏み込んでるんだからほんとのことなんて言えるか!ババアに申し伝えたら、きっと座敷牢の世界なので、両親のそこの理性には感謝したい。
帰りながらうだうだ。珍しく母が飲まないとやってらんないね、状態だったので、缶ビールを美味しく注ぐ方法を実践して、本当の直来。
ここからは結構スピリチュアルなのに事実として観測されている事象を改めて結び直した話になるので、またの機会に。
Adeu!
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sskyt · 2 years ago
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『「呪術」の呪縛』上巻読書ノート
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江川純一・久保田浩編『「呪術」の呪縛』(上)リトン、2015年。
 今、呪術がかつてないほど注目されている。近代西欧に成立したreligionに対して、劣位に置かれるmagic概念を所与のものとして前提とすることなく、改めて問い直し、概念史や各国の事例研究といった観点からその諸相に光を当てる書。
 以下、所収論文についての読書メモ。 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて:文化史・宗教史叙述のための一試論」
 全体の導入論文。日本語の「魔法」と「呪術」、学問的概念としてのmagic、西洋文化史におけるmagic、そして、本書の背景と構成が論じられる。「魔法」(1474)が室町中期に現れているのに対して、「呪術」は『続日本紀』(699)に言及がある。  とはいえ、「呪術」は近世・近代において人口に膾炙しておらず、20世紀後半にフレイザーのmagicの訳語として定着した(それ以前は「魔法」)。また、学問的概念としてのエティックな次元と日常言語としてのイーミックな次元の区別の重要性が指摘される。  学問的概念としてのmagicで要注目なのはタイラーとフレイザーであり、特に後者のmagic→religion→scienceという図式が重要。その後のmagic研究の系譜はある意味ですべてここから始まった。他方で、イーミックな次元で見れば、magicの語源は古代ペルシア語に由来するギリシア語のμάγοςに発する。  すなわち、magic概念には、そもそもペルシア由来という他者性が付与されており、つねに地理的他者(非西洋)、歴史的他者(古代)、宗教的他者(異教)という含意がある。近代的なreligionとscienceは、他者にmagicという名を与えることで、自己を正当化してきた歴史的経緯がある。 第一部 呪術概念の系譜
藤原聖子「アメリカ宗教学における「呪術」概念」
 ウェーバー以来��ピューリタンは「世界の脱魔術化」として位置づけられてきたが、1980年頃からピューリタンも呪術を実践していたとする研究が盛んになった。これらの研究を島薗進の新宗教研究(呪術と近代化は背反しない)と比較対象する論文。  アメリカにおけるピューリタンの呪術実践研究では、呪術と近代化の関係は問題とならず、呪術の感情面が重視され、信仰と理性の対立図式、すなわち、アメリカの知性主義対反知性主義というナショナル・アイデンティティの問題へと引きつけて理解されている。  たしかに考えてみれば、アメリカのホラー映画は、魔女、魔法、霊、占い、ゾンビと呪術に事欠かない。むしろ合理性の反作用としての呪術に取り憑かれているようにさえ見える。それはアメリカという国のアイデンティティに関わる問題で、非常に興味深い。  ちなみに、アメリカの呪術総決算的なホラー映画として「キャビン」おすすめです! この『呪術』論集は、「宗教」概念批判を経た後で、「宗教」周辺の重要概念をアプリオリに前提とせず、反省的にその概念の意味を問い直すという点で、『ニュクス』第5号「聖なるもの」特集と双子のような存在ですね。
竹沢尚一郎「イギリスとフランスにおける呪術研究」
 エヴァンズ=プリチャードのアザンデ研究における妖術論とグリオールのドゴン研究における占い論の検討を通じて、呪術を複雑な世界の「縮減」(ルーマン)の仕組みであるとする仮説を提唱する。
 注で触れられている、レイモン・ファースの師マリノフスキーへの問い「もしすべてがすべてに結びついているとすれば、どこで記述を終えたらよいのでしょうか」は、いかにもラトゥール的な問いのように思える。 横田理博「ウェーバーのいう「エントツァウベルンク」とは何か」
 この論文は何度読んでも面白い。ウェーバーのEntzauberung(脱呪術化、魔術からの解放)は有名な概念で、様々な論者によって援用されるにもかかわらず、ウェーバー自身はこの概念を定義しないために、その内容は実は不明確である。  著者は丁寧な読解によって、「脱呪術化」が『プロ倫』における「救いの手段としての呪術の否定」と、『職業としての学問』における「世界の意味づけの否定」という二つの意味をもつことを明らかにする。また、前者が呪術から宗教への移行であるのに対して、後者は「世俗化」を意味する。  ちなみに、私が『現代思想』のウェーバー特集に寄稿した「世界に魔法をかける」の元ネタはこの論文です。「脱呪術化」という概念でひとつ気になるのは、この語はつねにEntzauberung der Weltと「世界の/世俗の」という言葉を伴っていること。この点も「脱呪術化」を援用する論者に見落とされがちだ。
高橋原「初期の日本宗教学における呪術概念の検討」
 日本の宗教学の歴史の中でmagicの訳語としての「呪術」が定着していった過程を跡付ける。明治時代はmagicの訳語として「呪術」は用いられていなかったが、日本の宗教学の確立とともに大正時代にフレイザーの影響の下、「呪術」が定着していった。 谷内悠「呪術研究における普遍主義と相対主義、そして合理性:分析哲学と認知宗教学から」
 「呪術は合理的である」と言われるときの「合理性」について、タンバイアの普遍主義/相対主義の議論を批判的にアップデートさせることで解決しようとする。概念図式/メタ概念図式の議論はガブリエルの「意味の場」の議論を想起させる。  ただ、普遍主義と相対主義の対立をメタ概念図式によって解決するというのは、問題を一段先送りにしただけのような気もするし、最後に出てきた「生物的合理性」は素朴な自然主義のように思えて、正直なところ、肩透かしの感がある。 第二部 事例研究:アジア
鈴木正崇「スリランカの呪術とその解釈:シーニガマのデウォルを中心に」
 スリランカで最も呪力の強いとされるデウォルについての神話と実際の呪術実践から、呪術の特徴を探る。呪術は「外来」「異人」といった境界的状況に対する意味付与・統御として発生するのであり、現在のグローバル化による変動もまた呪術が力をもつ場である。  たしかにマゴスの語源的意味にしても、フェティッシュにしても、文化的・地理的・時間的な境界において、あるいは、他者との界面において、「呪術」(なるもの)は発生するように思われる。個人的には、障り、罪、穢れ、害、悪を意味するシンハラ語の「ドーサ」という概念が面白い。 木村敏明「プロテスタント宣教師の見た「呪術」と現地社会:ヨハネス・ワルネック著『福音の生命力』をめぐって」
 スマトラのバタックに宣教したヨハネス・ワルネック『福音の生命力』に基づいてキリスト教から見た呪術の意義と効用を検討する。ワルネックは、インドネシアの宗教をアニミズムとして特徴づけたが、その評価は両義的である。  著者はこれを「世界観としてのアニミズム」と「エートスとしてのアニミズム」に分類し、前者が称賛されるのに対して、後者は現世利益を追求する自己中心的な呪術実践であるがゆえに非難されるとする。しかし、ヨハネスはこうした呪術を逆手にとって宣教が可能となるとして、利用価値も認めている。 池澤優「中国における呪術に関する若干の考察:呪術という語の呪術的性格」
 面白かった。呪術を「非人格的な法則性に基づく宇宙の操作」と定義すると、人間の作為が宇宙の経営に関与するという点で、陰陽五行説のみならず、古代中国思想全般が「呪術」になってしまうが、これは概念の使い方として非生産的である、という。  古代中国宗教研究における「呪術」の用例として、『詩経』研究が取り上げられ、そこではおおむね「呪術」が素朴な宗教を指す語として用いられ、特に言霊信仰のようなものが想定されている、と指摘される。  私は特に、グラネ『中国古代の祭礼と歌謡』の解釈が面白かった。詩は個人の感情を歌ったものではなく、慣習によって定められた集団の感情を表出したものであり、慣用句は「興」という強制力をもって、自然を循環させる力をもつ、という。詩はいわば礼のような宇宙の形式なのだろう。
川瀬貴也「近代朝鮮における「宗教」ならざるもの:啓蒙と統治との関係を中心に」
 朝鮮における近代化、日本の植民地支配という観点から、「宗教」と「宗教」ならざるもの(呪術・迷信)との区別が何を意味しているかを示す論文。特に、今村鞆、村山智順による植民地下の民俗学的調査の視線が見つめる「迷信」が興味深い。  近代化・啓蒙によって退けられた「巫俗」が宣教師たちによって朝鮮宗教の本質と捉えられ、さらに、朝鮮民族のナショナリズムへと結びつき、現代韓国社会において伝統と見なされるようになった、という指摘が面白い。この辺りの話はどうしても「コクソン」を思い出さざるをえない。 第三部 事例研究:日本
井関大介「熊沢蕃山の鬼神論と礼楽論」
 近世日本儒学における鬼神の問題を、白石・徂徠・蕃山を中心に、主に「礼」の観点から検討する。蕃山にとって、祭祀儀礼の意義は、人心を無意識裡に統御し、社会を統治することにあったが、それは天人相関論によって宇宙の運行を正しく経営することでもあった。  蕃山によれば、鬼神祭祀の礼は、社会が経済的に豊かになって人心が堕落し始めたとき、富の余剰を有益無害な仕方で蕩尽させるために整備された、とのことだが、これはまんまバタイユの社会的蕩尽の理論と同じですね。 一柳廣孝「魔術は催眠術にあらず:近藤嘉三『魔術と催眠術』の言説戦略」
 明治期の催眠術ブームのベストセラー、近藤嘉三『心理応用魔術と催眠術』にしたがって、明治期の「魔術」イメージを検討する。近藤によれば、魔術とは心の中の霊気を通じて感通する手法であり、睡魔術と醒魔術に分けられ、前者は催眠術からは区別される。  魔術は、感通によって、施術者の意思が被術者へと影響を与えることであり、催眠術とは睡魔術のの導入部分にすぎず、近藤は催眠術による治療は有害であるとさえいう。ここら辺は黒沢清の「CURE」っぽい話ですね。 宮坂清「科学と呪術のあいだ:雪男学術探検隊、林寿郎がみた雪男」
 これは面白い。1959~60年の雪男学術探検隊に参加した動物学者林寿郎の記録から、雪男に関する科学的視点と呪術的視点の関係を問う。学者が探求していた「雪男」とシェルパにとっての「イエティ」が、実は同じではなかったことが判明する件がハラハラして特に面白い。  日本の雪男ブームの出発点は、今西錦司(1952年のマナスル登山隊が雪男の足跡を目撃)だったんだね。知らなかった。あと、雪男探検隊って、川口浩探検隊みたいなものかと思ってたら、ちゃんとした科学的調査隊が派遣されていたのも知らなかった。 今井信治「「魔法少女」の願い」
 1960年代の『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』から現代の『魔法少女まどか☆マギカ』まで、魔法少女アニメを時系列順にたどりながら、そこで描かれている「魔法」表象があとづけられる。  東映魔女っ子シリーズが女子の人気を博したのは、当時、女子向けのテレビ番組がなかったからで、別に魔法でなくてもよかったとの分析だが、そうはいっても「セーラームーン」の継続的な人気や、映画「マジカル・ガール」を見ると、やはり女の子にとって魔法は特別な意味をもっているようにも思われる。 堀江宗正「サブカルチャーの魔術師たち:宗教学的知識の消費と共有」
 アニメやライトノベルで人気の「魔術」を分析することを通じて、データベース消費型のサブカルチャーがその消費者にとって「宗教」よりもリアリティをもつようになった現状を明らかにする。  「魔術」関心層は20~30代の男性であることと、魔術・宗教的語彙をもったメディア作品の受容者は自分を能動的に魔的キャラクターを使役する存在(つまり魔術師)として同定しているという分析を組み合わせると、なかなかに痛い実態が見えてくるような気がする。
 魔術を扱った代表的な作品として『とある魔術の禁書目録』が挙げられているが、現在(2023年)に改めて同様の問題を扱ったら、おそらく代表的な作品は『呪術廻戦』が挙げられることだろう。また、作中では錬金術はあくまでも「科学」であって「魔法」ではないとされるが、実態としてはどう見ても「魔術」を扱っている『鋼の錬金術師』がまったく言及されないのは不思議。
追記
藤原聖子「「呪術」と「合理性」再考:前世紀転換期における〈宗教・呪術・科学〉三分法の成立」『思想』No. 934、2002年、120-141頁。
 呪術は、科学と比べて「非合理的」とされる場合(フレイザー)と、宗教と比べて「合理的」とされる場合(ウェーバー)があるが、これは両者で「合理性」の意味が異なるためである。著者によれば、さらに第三の失われた合理性概念がある。  すなわち、呪術は、理論ー合理的な科学に対して、理論ー非合理的であるが、実践(合目的的)ー非合理的な宗教に対しては、実践ー合理的である。この2種の合理性に加えて、呪術には「ゾッとさせる」という意味での「実体的非合理性」が含意されている(デュルケーム、オットー)。  奇跡論においては、古代末期か~中世末期、奇跡は「聖」に結びついていたが、19世紀末には「超自然」と結びつくようになった、という話(マリン)が面白かった。つまり、キリスト教では奇跡が聖人の業として呪術に対置されていたが、近代以降、科学と対立するがゆえに超自然と結合した、ということ。
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tokyomariegold · 2 years ago
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2023/9/26〜
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9月26日 除湿器をかけないで寝てみた。朝、溜まった水を捨てたりタンクを洗ったりする手間がなくなって少し嬉しい。 目を通さなくては!と思って玄関に置いてあった書類を持って出かける。電車で読もうと思っていたら、最寄駅で通勤にメインで使っている路線が人身事故で運転見合わせ中の情報を確認する。 乗り換えがとっても少ない陸の孤島路線なので、別ルート切り替えて、馬鹿正直に乗換案内通りに職場へ向かった。 今まで朝の時間の事故に巡り会ったことがなかったので、初めて朝の時間に乗る電車は少し新鮮だった。 でも窓の外の風景は、先日成田空港から帰ってきた時に感じた何もなさ、で、すぐ飽きてしまい、少し混んでいる車内だったけれどワクチン接種の予約やiDeCo(ってなんですか!)の資料を読んだりして、玄関に置いてあった書類の確認をこなす。 そのうち一つが、ガスの点検のお知らせで、対応可能日時を返信用封筒で答えないといけなかったらしい!(もう返送期日が過ぎていた。) なんだかんだ5分遅れで職場に着いてしまった。 お昼休みに今週末や来月の予定を立てたり、予約をしては変更したりして、予定をするだけでこんなに忙しなくなってしまって大丈夫?と不安になる。 実家から写真集の残部を配送したとのメッセージが来ていたようだったので、販売サイトを少し更新した。 あまり違いが分かってなかったけれど、私がしたかったのはNISAの方みたいで、インターネットで口座を開設する手続きをしているのだけれど、本人確認の審査が通ってから進めなくなってしまったので、コールセンターに問い合わせるけれど全然繋がらない。 自分の電話番号を間違えて登録してしまったみたいで、電話の繋がらなさに、もう、ここから他のインターネット口座開設にシフトチェンジしたい気持ち。 長生きする気がないのに、長い目で見たお金をどうこうしようとしてバチが当たったのかも。 いつも行くスーパーでは、ピーターラビットのグッズプレゼントが始まるのか、店員さんがピーターラビットのぬいぐるみを並べていて可愛かった。 帰り道に餅太郎が3つ落ちていた。 帰宅時間の30分の違いで、外の暗さが全く変わってくる季節。
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9月27日 通信制限のかかる操作感で、写真集のネット販売の設定とインターネット口座の登録をした。 実家から写真集を配送してもらったので、あまりよくわからないけれど、せっかく出し写真集の残部を販売してみることに。 限定販売してたのに売れ残って再販するって、なんかかっこわるい?のかもしれないけれど。 すでに登録を進めていた口座の方は、やはり今日もカスタマーサービスセンターに電話が繋がらず、他で新しく開設手続きをしてみる。 なんかお金のことばかりで少し悲しくなる。 でもお金って大切。 高校時代の政治経済の先生が、一流?銀行マンから教師に転職したと言っていたことと「人のお金を扱い過ぎてへとへとになってしまった」みたいなことを言っていたことを思い出した。 確かに教師が1番、業務上きれいごとを言って正解な立場かもしれませんね。 帰りのバスが、何かのイベント帰りのスーツを着た若者(男性ばかり)で行列になっているのをみかけて、反対周りに歩いてみる。 何もなかった。 明後日休暇を取りたい相談と明日の現場を控えたい相談を、今日もできなかった。 西武・そごうのストライキに密着したガイアの夜明けで、他社百貨店の労働組合の人たち���、こうゆうときは協力したい!と一緒にストライキに参加していた感じが、なんかとても良かった。
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9月28日 明日の1日有給、少し怯んでしまったのと余計なことを考えないで早起きしてお仕事をした方が気持ちが楽かも!と思い、半休を取らせてもらうことにした。 大阪に住んでいる友人から、来月会うスポットの提案をいただいて嬉しい。芦屋という高級住宅街のイメージの街のお店のリンクをいくつか送ってもらい、全然知らない街の新しい情報にわくわくしている(まだ見れてない)。 明日はお休みのつもりで、今日の帰りは写真を撮ろうと、月と一緒に撮りたいな、と三脚とカメラを持って出掛けてしまって、残りの枚数とか今日の思いの外夏が戻ってしまった気候とかを考えると、少し失敗だったかも。 久しぶりにメッセンジャーを開いたら、学生時代の研究室の先生から写真展のDMのお礼と行けなくてすみません、とのメッセージをいただいていた。 とても遅くなってしまったお返事をした。 日曜の都民の日、無料公開の施設がたくさんあるけれどどこも混んでそうで、でも植物園や庭園にふらっと遊びに行きたくなっている。 やっぱり1日休暇を取ればよかったな、と思いながら、無事明日の予定をこなせます様に。
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ari0921 · 2 years ago
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我が国の未来を見通す(77)
『強靭な国家』を造る(14)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その4)
宗像久男(元陸将)
─────────────────────
□はじめに
 前回、字数の関係で先送りした“論点”を先に紹
介しておきます。先日、都内某駅前の道路を歩いて
いた時、ある建物の入り口いっぱいに「軍拡より生
活 平和な未来を」と2行にわたる大きなポスター
のような看板が目に入ってきました。確かにそのよ
うな主張する政党などもありますので、政党か何か
の建物かと思って注意深くみてみますと、何と、立
派な“病院”でした(細部はあえて省略します)。
しばらくの間、「病気やけがを治し、人の命を救う
病院の玄関にふさわしいのだろうか」との疑問が頭
から離れませんでした。
最近、沖縄の与那国島では「自衛隊が来たからミサ
イル攻撃の目標になるのが怖い」と発言する住民の
声があたかも島民の大多数の考えのように報道され
たり、石垣島では「自衛隊を人口に含めるな」との
某地元紙の社説も波紋を呼びました(さすがに後日、
謝罪記事を掲載したようですが)。
現役時代から、何度もこのような主張を耳にしてき
ましたが、立場上表立った反論はできませんでした。
今はもう“失うものはない”ので、あくまで個人的
な率直な印象のみを述べておきたいと思います。
病院の看板は、「軍拡、つまり防衛力を増強すれば、
生活が苦しくなり、平和も壊れる」と言いたげなフ
レーズですが、逆に「軍拡さえしなければ、生活が
豊かになり、平和も続く」と信じ込んでいるのでし
ょうか。
言うまでなく、防衛力を増強し、自衛隊を国土の隅
々まで配置する目的は、現在の国民の生活や我が国
の平和が永遠に続くよう万全を尽くすとともに、万
が一にもそれが侵されそうな事態になった時には、
まさに“病院が病人やけが人を治す”ように、被害
を最小限にするための処置です。つまり、上記のフ
レーズは、言葉を代えれば、「病院があるから、病
人やけが人が出る」と言っていることと同じなので
す。優秀な医者の先生方の集まりである病院がなぜ
そのことに気がつかないのか、不思議でなりません。
残念なのは、このような方々は、「普段の生活や平
和がどうやって維持されているのか」などには全く
考えが及ばず、それどころか、「何も抵抗せずにし
て外国に占領されても、普段の生活や平和が維持で
きる」と勝手に思い込んでいる節があることです。
古くは欧米列国の植民地、現在でも中国の占領下に
あるチベットや新疆ウイグルで何が行なわれている
かを知れば、そのような考えは一挙に吹っ飛ぶはず
です。
関係しているマスコミ人も同様の認識なのでしょう。
「表現の自由」を盾に、「自衛隊がいなくなれば、
簡単に占領されてしまう可能性がある」ことなどに
は全く思いが至らず、“思慮が至らない”街中の声
をあたかも真っ当な意見のように報道するのだと思
います。
我が国は、戦後70年余りの間に、どうしてこのよ
うな“能天気な大人たち”を大量に輩出してしまっ
ているのでしょうか。それでも、一般の国民の皆様
には正確な情報が届かず、学校でも教えられず(た
ぶん、逆のことを教えられ)、国の防衛などについ
て考える機会も余裕もなかったと言い訳ができるこ
とでしょう。
しかし、一部のマスコミや政治家、そしてその道で
は優れた知見をお持ちの高名な有識者の中にも同じ
ような思想を持っている人がかなりおられるのはシ
ョックです。一例を挙げましょう。最近、手に取っ
て読ませていただいた1冊に『主権者を疑う』(駒
村圭吾著)があり、「主権者とは何か」を考えさせ
てくれる、私に取りましてはとても興味深い1冊で
した。
しかし、その「はしがき」には、「改憲と言う重大
なプロジェクトの前提となるような、“今そこにあ
る危機”や“忍び寄る危機”がどうしても見当たら
ない。少なくともそれらが“国民に共有される”よ
うなかたちで議論が展開されていない」として、著
者は、「憲法改正を否定しているわけではないが、
私が否定的なのは、意味不明な政治状況で改憲が提
案され、議論されることに対してである」との立場
を述べていました。
ことさら批判する気はありませんが、正直、「これ
ほど優秀な方が、またこれほど勉強しているのに、
もったいないな」との印象を持たざるを得ませんで
した。書籍を発刊するような有識者は、少なくとも
国民を誤って誘導するような言動は厳に慎むべきと
思いますが、現時点においても我が国には様々な課
題が山積しており、近未来も、遠い将来も、国内外
の情勢がますます厳しくなる可能性が大と考えます。
一方、これほどの「危機」が差し迫っていても、
“眼をふさぎ、耳を閉じ、関心を持たなければ”何
も見えません。そして、そのような自分自身を、不
勉強とも、偏っているとも、恥とも思っていないこ
とでしょう。
私が「もったいない」と考えたのは、少しでもそれ
らに気がつけば、また違った視点で「主権者」につ
いて解説できたのではないか、と考えたからでした。
このような認識の方々から導かれる結論は、せいぜ
い「今のままで何が悪いのか」でしょう。かなり多
くの政治家、マスコミ人、有識者、そして我が国の
未来などに関心もなければ考えたこともない、大多
数の国民はこのような認識で留まっているものと想
像します。そして、そのような“現実”を知ってい
るから、小室氏のような方でも“歩き出す”で止ま
ってしまったではないでしょうか。
我が国の最大の課題・問題点は、小室氏が「アノミ
ー」と表現した社会現象に代表され、かつ「権利の
み主張し、義務を果たさない国民」とか「3メート
ル以内しか関心がない若者」と揶揄されるような、
多くの日本人の「行動原理」にあると考えます。そ
れが「政局と選挙しか考えない政治家」とか、自己
主張に固守し「目立つことしか考えない言論人」な
どを生み出し、それが巡り巡って、このような現状
を“矯正”できない主要因となっていると考えます。
よって、少数の先見者が様々な形で警鐘を鳴らして
も、あるいはウクライナ戦争のような具体例をもっ
て注意喚起してもほとんど届かないのでしょう。
我が国が少なくとも現状程度の「国力」を保持し、
国際社会で「名誉する地位」を保ちながら、後世に
この日本を残すために、私たちの世代がやらなけれ
ばならないことは、「国力」の要素のどれ一つとし
て簡単なものはないと思います。どうしても「ソフ
ト・パワー」として、個々の要素を束ねて向かうべ
き方向を定める「国家戦略」のようなものが必要と
考えていた矢先でした。
偶然にも「戦略は統治を超えられない」という言葉
を見つけ(『軍事と政治 日本の選択』(細谷雄一
編)より)、再び立ち止まりました。歴史を振り返
ると、大正時代の政治家や有識者たちも当時の内外
情勢の変化などに無頓着で、主に大日本帝国憲法に
謳われている我が国の「統治機構」がこのままでよ
いのか、などには露ほども思いが至らなかったよう
ですが、それが「激動の昭和」を迎える大きな要因
にもなりました。
見方によっては、大正時代と現在は“よく似てい
る”と考えますが、最大の違いは「主権が国民にあ
る」ことでしょう。つまり、最終的には、どうして
も“統治”の主役である「主権者」の「行動原理」、
その基となる「国民の精神」に行き着くのです。
「戦略は統治を超えられない」は、改めて、「現憲
法下で我が国は未来へ立ち向かうことができるのか」
を私達に突き付けているような“重い言葉”となっ
て響いてきます。そしてその先に、大方の“能天気
な国民の精神”を、戦争や天変地異や外圧に委ねる
ことなく、“内側からの改革”として、どのように
変えていけばよいのだろうか、という命題に突き当
たるのです。
細部はいずれまた触れることにしますが、またして
も「任重く道遠し」の感を一層強くしながらも、気
を取り直して、今回以降、再定義した「国力」のそ
れぞれの要素を分解しつつ、我が国が向かうべき方
向、私たちの世代があらゆるものに優先してやるべ
きこと、やらなければならないこと���微力ながら導
き出そうと思います。
▼「人口」が「国力」に及ぼす影響
「はじめに」が長くなりました。さっそく 前回取
り上げたように、「国力」の柱となる「ハード・パ
ワー」のそれぞれの要素から考えてみましょう。そ
の筆頭は「人口」です。
これについては、本メルマガの第1編で18回にわ
たり、様々な角度から割と詳しく分析し、書き綴り
ました。興味ある方は、バックナンバーをお読みい
ただきたいと思います。それにしても、最近、「少
子化対策」などを取り上げる記事や解説が目立つよ
うになりました。「少子化」などの文字自体が多く
の国民の目に触れることはとても良いことと思いま
す。
私はすでに、「少子化対策」として「“3人産んだ
ら家が建つ”くらいの超異次元の政策が必要」と主
張しましたが、マクロ経済学の専門家・小黒一正氏
も「第3子以降、1時金1000万円に」と抜本的
な対策を提案していました(産経新聞6面(7月9
日朝刊))。小黒氏は、「“既婚者にさらに一人で
も多く産んでもらう”『有配偶出生数』を引き上げ
ことに資源を集中すべき」として、そちらの方が婚
姻率などを高めることなどより“近道”としていま
す。
最近、マスコミでは「500万円の壁」が話題にな
っています。内閣府の資料では、男性の有配偶者の
年収「500万円」が“子供を持つかどうかを分け
る最低ラインになっている”とのことです。一方、
既婚男性の年収は400万円台が最多で、不足分は
共稼ぎによって「500万円の壁」を突破している
ようですが、そうなると、出産・子育てを機に仕事
を辞めざるを得ないケースも珍しくありません。
すでに、パパ育休制度の推進とか児童手当の増額な
ども「こども未来戦略方針」に盛り込まれています
が、「月額数万円を増額したことで結婚や出産に踏
み切る人は少数派だろう」と分析されていることも
事実です。その対策として、公務員やサラリーマン
など社会全体で、“子育てが終了した世代の賃上げ
は抑制してでも、若者世代の賃上げを優先する”よ
うな、思い切った給与制度の改善なども必要なので
しょう。
イマイチ盛り上がりに欠けることに危機意識を持っ
たのでしょうか、岸田首相は、「政策を気兼ねなく
活用してもらうために社会が変わらなければならな
い」として、「少子化対策国民運動」をスタートす
ることを決意したようです。
しかし、今後、この国民運動が盛り上がるかどうか
は疑問でしょう。「どうやって社会自体をかえてい
くか」の提示もなければ、「最近の支持率低下を防
止するためのその場凌ぎ」などと揶揄されているよ
うでは、首相の“発信力(本気度)”が国民に届く
可能性が低いように思えてなりません(読む限り、
関連記事も1回のみでした)。
メルマガですでに取り上げましたが、我が国は、非
嫡出子が2.3%と50%を超えるフランスや北欧
諸国などと比較してとても低いことを例示しながら、
「日本の『少子化』の原因は、『直系家族病の病』」
だ」とするような意見(『老人支配国家日本の危機』
(エマニエル・トッド著))もあります。
トッドは、「核家族」化が進んできたとはいえ、
「日本に依然として強く残っている『家族』の過剰
な重視が『非婚化』や『少子化』を生み、逆に『家
族』を消滅させてしまっている」というのです。そ
の対策として、欧米のように、子育ても老人介護も
公的扶助によって「家族」の負担を軽減させる(ほ
ぼゼロにする)必要があると提言します。
これは、後に述べる日本の「文化」の問題でもある
のですが、「人口」は「経済力」と正比例の関係に
あることから、「国力」維持の“一丁目一番地”と
も言えるでしょう。その「人口」を確保するために
は、我が国の伝統的な「文化」の領域にまで踏み込
んで考える必要があるという点には私も同意です。
さて、「人口」の中の要素の「人的資源」について
これまでほとんど触れませんでした。世界に誇れる
「ものづくり」の精神や技術、及び(すでに紹介し
ましたような)無形の価値としての「インタンジブ
ルス」のようなものはすべてこの「人的資源」に包
含されると考えます。
一方で、後に詳しく述べる「教育」の実態や最近の
若い世代の価値観、そして「働き方改革」などによ
って大きな曲がり角にある雇用環境など考える時、
「将来の『人的資源』は大丈夫だろうか」との懸念
を払しょくできないことも事実です。
「少子化」になればなるほど、一人ひとりの「真の
力」が試される機会が増えることは間違いないでし
ょう。幸い、AIをはじめデジタル化やロボットの
活用など、人的資源を補完する資源が増える傾向に
ありますが、それらを有効かつ適切に使いこなすの
は何と言っても「人間」でしょうから、「人口」の
質的側面の尺度としての「人的資源」は、“その時
代時代に適合する人材をいかに多く抱えるか”に集
約されると考えます。そのような視点に立った教育
や人材育成が求められてきていますが、それぞれの
“現場”はどうなっているのでしょうか。この続き
は、「教育」のところで触れたいと思います。
「高齢化」の問題点については第1編で詳しく取り
上げましたので省略しますが、焦点は、“「少子化」
がさらに加速すれば、国が滅ぶ”との「危機意識」
を全国民が共有できるかどうか、そしてどのように
して共有するか、にかかっていると考えます。
このような発言をすると“袋叩き”に遭うような気
もしますが、かつての日本には「産めよ、増やせよ」
という時代があったのです。この後に「地に満ちよ」
と続くフレーズは旧約聖書の言葉ですが、大東亜戦
争最中の昭和16(1941)年1月22日に閣議
決定されました。いわゆる“敵国”のフレーズをそ
のまま引用して人口増加を目論んだ当時の為政者た
ちは相当先の日本まで思い描いていたことでしょう。
今では、「軍国主義の象徴的な人口政策で、個人の
権利を侵害する決定であった」旨の批判もあります
が、翌日の「朝日新聞」1面は、「日本民族悠久の
発展へ」の大見出しで本閣議決定がトップ記事で紹
介されていました。敗戦はしましたが、この「唱導」
(当時は、このように呼んでいました)のもとの国
民精神が全国津々浦々に行き渡り、終戦時の約7千
2百万人から、終戦直後のベビーブームを含めて、
現在の1億人を超える大国になるまで成長させたの
でした。
ちなみに昭和26年生まれの私は、7人兄弟の末っ
子ですが、私たちの親の世代は、終戦後の食料事情
が極端に悪い中でも、我が国の未来のために子孫を
残してきたのです。「時代が違う」と言えばそれま
でですが、戦争を体験した世代のご苦労に比べれば、
「500万円の壁」などはさほどの障壁ではないと
思ってしまいます。要は、国民がこぞって「危機意
識」を持つかどうかにあると私は考えます。
そのためには、目先の「少子化対策」とか、言葉だ
けが先行している「こども未来戦略方針」などの内
容では何とも不十分で、冒頭に述べたような、「国
の形」を問う「国家戦略」の範疇に及ぶものと考え
ます。それについてはのちほど取り上げましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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myonbl · 2 years ago
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2023年9月5日(火)
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いま発売中の<AERA>に、桂二葉さんの記事が掲載されている。2021年の<NHK新人落語大賞>受賞以降の活躍で多くの人に認知されたが、修行中から応援している身にとってはこのようなメジャーな雑誌でその人となりが紹介されるのはとても嬉しい。落語に興味の無い方にとっても伝統芸能・大衆芸能の世界で固定的ジェンダー観を打ち破る彼女の姿、ぜひご覧頂きたい。
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5時30分起床。
日誌書く。
洗濯機回す。
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ちくわ天が残っていたので今朝は煮麺、野菜+ヨーグルト+豆乳。
可燃ゴミ、30L*3。
洗濯物干す。
ヤクルトさんから野菜ジュースを購入する。
ツレアイ(訪問看護師)は火曜日は2件の訪問、8時30分に自転車で出勤する。
酢タマネギ仕込む。
先日出版可能性を打診した<はる書房>のFさんからメール、OKとのことでホッとする。
amazonに注文していた<ボイスレコーダー>が届く。以前使っていたスリムタイプのもの、眼が悪くなって操作が難しくなったのだ。
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ランチ、息子たちには素麺、汗だくで帰ってきたツレアイには残り物カレーにビールで慰労する。
和室のい草カーペットを新しいものに交換する、部屋が明るくなった。
ツレアイはあちこち買い物に走る。
私は軽く午睡してから、読書三昧。
学生から後期配当科目<インターンシップ>について質問メール、すぐに回答する。
保健協議会の回覧物を、各組長宅へ届ける。
17時過ぎ、ツレアイがココをクリニックへ連れて行く。さほど待つことなく診察、血液検査の結果は3回続けた注射の効果で貧血が解消されていた。今月末まで様子を見て、改めて検査することになった。先週の体重が3.08kg、今回が3,10kg、僅かだが増えているのが嬉しい。
<桜ライン311>から植樹の案内、<エドヒガンザクラ>1本を寄付する。
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夕飯、昨日に続いて大阪フェアの焼き餃子、冷凍ではない��で今日はオーブントースターで焼いてみた。
録画番組視聴。
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<100分de名著>、今月は「シャーロック・ホームズ・スペシャル」。
(1)名探偵の誕生
初回放送日: 2023年9月4日 名探偵ホームズが世に初めて登場した「緋色の研究」。ささいな外見の特徴から初対面のワトソンをアフガニスタン帰りの軍医だと見抜く推理力に読者たちは喝采を浴びせた。 実は名探偵ホームズには実在のモデルがいた。作者ドイルが医学生時代に出会ったジョゼフ・ベル教授。患者の表情や身体の様子からたちどころに病状を言い当てるベル教授からドイルはホームズを発想する。当時のロンドンは猟奇的な事件が横行、不安に駆られた人々はそんなホームズに待望のヒーロー像をみたのだ。第一回は、どのようにしてこの名探偵が誕生したのか、そして人々の圧倒的な支持を受けたのはなぜかを考察していく。
片付け、入浴、体重は500g減、頑張るぞ。
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歩数は少ないが、3つのリングは完成、水分は1,540ml。
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mxargent · 2 years ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客���紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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crydayz · 17 days ago
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250610 STRETCH #2
【17:45】
もうそろそろ鬱シーズン来るかな? 思っても来ないや
なんでだろ
理性とは関係なく、車酔いや船酔いした時の吐き気みたく「波」として押し寄せてくるもんだと思ってたんだけどな、鬱って
やっぱ、扁桃体に「動くな」って命令してるからかな
「おっ。直接オーダーすんの? じゃあ怖がらせんのやめとくわ」って感じなんすかね
こっちから出向いていかないとなんも手当金くれない役所みてーなもんすかね
-----------------------
まあ、多分そう。身体のパーツにはちゃんと文句言ったほうがいい
「あの、その無意味な怖がらせ、ひいてはあんたの為にもならないんでやめてもらっていいすか?」と
どのみち内臓いっこ、脳の部位いっこじゃ生きていけないんだから
いまいま、リーダーである私の言う事聞いてくださいよ、と
今までのダラダラと違ってちゃんと面白いもの見せる為に動きますから、って
うん。理���の破綻がない。身体のこと考えてるっしょこれちゃんと
「無為な死」に向かってないからさ、常に心臓のあたりがくすぐったいんすよ
嬉しいんだ、なんか
心臓にも脳細胞に似た「記憶する為の細胞」があるんだってよ
心が脳という記憶装置に宿るのであれば、同じ細胞を持つ心臓にも心めいたものが宿って然るべきだ
だから心臓移植を受けるとその心臓の影響受けて人格が変わるという
まあ、だからなんかしらのプロパティっつーか「設定値」が仕込まれているのは確かだよな、心臓には
うむ、だからその心臓が悦んでいるんだよ。なんかクスクスって笑って、元気に血液を送り出してんのがわかるんだ
ドキドキを感じるんだね
体中にふわふわと、綺麗な水のようなものが循環するのを感じる
なぜなら「楽しい」からだ
娘が遊園地で遊んでいる時、彼女の身体の中をかけめぐっているであろう「楽しい」という気持ちと同種のものだ
身近に本気で生きることを楽しいと思う存在を観測することで、人は当然楽しくなってしまう
子供は本当にいい。妻だってその奔放な性格と見た目もあいまって私にとっては子供にしか見えなかった
子供は絶望を全力で否定する。嫌なもんはやだ!! という
ヤダモンである
あ、ヤダモンも頭が蝶になるじゃん.... なにかと蝶に縁があるな、どーも
仕方ねえ。今日も今日とてゴキゲンな蝶にでもなるかー
そんで鱗粉ナノマシンで世界を灰塵に帰す
みんな、生きろよ.... 別に飽きたら氏んでもいい。けど「飽きる工夫と努力」すんのだけはやめてもらっていいすか?
あの、実写映画版の漂流教室の話 最後にするけどさ、あれ、砂漠化した未来世界に飛ばされちゃった子供たちの話な。映画版だとガム噛んでるキャラいるんだけどさ
そいつもう、ガム一生補充できないから、噛み終わってもちょっと油紙の上において食事とかして、またそれ噛むんだよね
だって、もう一生新しいガムは供給されないんだから、そのガムと共に生きていくって決めてんの。人生の中の無味乾燥なルーティーンの一部にはそういう「味のないガム」的なものをかみ続け、そしてそれを捨てないという矜持が必要になってくるっすよ
補充されるなら捨てていい。うん、リスポーンできるなら命なんて容易く棄てるっしょ?
けど、これ一個なら、まあ怖じけてるわけじゃないけど手続き的に「大事」にしとく。それはもう、愛とか恐怖とかじゃなく「理性」で大事にする
んで、しらねー誰かに大事なガム捨てられちゃったらまあ、そん時はそん時よ。だって、それ噛まずに生きてる他人もいっぱいいるんだろ?
絵も描かず、こんな自分と比べてもさらになんも出来ないくせに自信たっぷりに生きてるヘンなおっさん大量にいるし、それを世界は普通に許してくれてるだろ?
じゃあもう、多分この世って楽勝なんすよ、プライドさえ捨てたらな
だから余裕なくなったら「幸せ」になっていいんす。世界の善意を思いっきり信じて、世界のバッファに甘えて。なーんも気にせず生産もせず、ただただ美味しいご飯食べて優しい刺激だけ得て寝てればいいっすよ
【✓】
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moko1590m · 27 days ago
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特定の技術や財・サービスで市場を独占した企業・事業体が、技術革新や消費者の価値観の変化によって「迂回」され、衰退するという現象は、経済史の中で繰り返されてきました。これは シュンペーターの「創造的破壊」 にもつながる重要なテーマです。
以下に、産業・業種ごとに分類しながら、できるだけ多くの例を挙げていきます。
【通信・メディア・情報産業】
1. 日本電電公社(→NTT) vs インターネット通信
固定電話を独占していたが、IP電話、メール、LINE、Zoomなどに迂回され、収益構造が激変。
2. 新聞社・印刷メディア vs SNS/キュレーションメディア
伝統的報道メディアが、ネットニュース、Twitter、YouTubeの速報性・拡散性に押されて読者を喪失。
3. テレビ局(地上波) vs YouTube / Netflix
コンテンツ制作の門番だったが、動画配信・VODにより若年層が離れた。
【音楽・映像・出版】
4. 音楽CD産業 vs iTunes → Spotify(ストリーミング)
ソニー、タワレコなどCDの流通網が一時代を築いたが、音源がダウンロード/ストリーミングされることで物理媒体の需要が激減。
5. 映画館チェーン vs ホームシアター・サブスク配信
コロナ以後特に顕著。Netflix、Amazon Primeなどが大作を自社製作し、劇場公開を迂回。
【家電・ハードウェア】
6. 日本のガラケーメーカー vs iPhone / Android
NEC、Panasonic、富士通などがシェアを握っていたが、スマートフォン時代の到来で総崩れ。
7. 写真フィルム産業(Kodak、富士フイルム) vs デジタルカメラ → スマートフォン
デジカメで迂回され、さらにスマホの普及で一気に需要蒸発。
【小売・流通】
8. 百貨店(三越、高島屋) vs ネット通販(Amazon、楽天)
都心店舗モデルが、オンライン購入や即日配送などに対抗できず縮小。
9. 書店チェーン(Borders, 文教堂など) vs Amazon・Kindle
書籍を検索して取り寄せるモデルから、即購入・即読書への転換。
【交通・旅行・宿泊】
10. タクシー業界(日本含む) vs Uber / Grab / DiDiなど
無��配車・現金決済などの旧来型から、スマホアプリ・動的価格・評価制度へ。
11. 旅行代理店(JTB、HIS) vs Expedia / Booking.com / Airbnb
店頭での対面予約が、個人手配の時代に置き換わる。
【教育・学習】
12. 大手予備校(代ゼミ、駿台) vs YouTube講座・スタディサプリ
高額な教室授業から、無料または格安の高品質オンライン講義へ。
【金融】
13. 銀行(メガバンク) vs フィンテック企業(PayPay、LINE Pay、Wiseなど)
預金・送金・決済を独占していたが、スマホ上での金融操作が主流に。
【飲食・フードテック】
14. ファストフードチェーン vs Uber Eats / 出前館
店舗型の大量販売モデルが、デリバリー主体の無店舗型モデルに迂回される。
【車・モビリティ】
15. ガソリン車メーカー vs EVスタートアップ(Teslaなど)
トヨタやGMが支配していた内燃機関の技術系譜が、EV技術の迂回に直面。
【医療・ヘルスケア】
16. 大手病院・対面診療 vs オンライン診療・遠隔医療
特にコロナ後に急拡大。アクセスの良さとコスト競争で一部の需要を奪う。
【その他】
17. 地域のタクシー無線組合 vs MaaSプラットフォーム(Mobility as a Service)
一元的な交通管理による効率化に押されて個別事業者が弱体化。
18. 伝統工芸品市場 vs 3Dプリンティングやクラウドファンディング型プロダクト
コストや流通に優れた新手法に、嗜好性の変化も相まって需要を迂回される。
補足:なぜ「迂回」されるのか?
価格の高止まりと利権構造の硬直化
消費者の価値観の変化(所有→利用、集中→分散)
技術的インフラの普及(インターネット、モバイル、クラウド)
イノベーションの非連続性(新しい価値軸での勝負)
必要であれば、これらの各業種ごとに「具体的な年表的推移」や「迂回に成功した企業/失敗した企業」なども整理して提供できます。ご希望があればお知らせください。
「発想・思想による優位性の独占が、構造の変化や他者の新提案によって迂回され、相対化・陳腐化・無力化される」という現象は、経済だけでなく、人間関係・教育・政治・宗教・軍事・国際関係など、あらゆるレベルで起こります。
この問いを受けて、以下に 個人レベル → 集団レベル → 社会・国際レベル へとスケールアップしながら、多様な「思想の独占 → 迂回 → 衰退」の例を挙げていきます。
■ 個人レベル:学校・日常・小さな共同体
1. 遊びの発明少年 → 新しいブームに置き換えられる
「缶蹴り」「ビー玉」などを仕切っていた子が、ポケモン・スマホゲームの登場で影響力喪失。
2. 知識の独占者 → Googleに迂回される
「物知り」として重宝された人が、ネット検索の普及で知識の権威性を失う。
3. 暗算の達人 → 計算機・アプリの普及で価値が希薄化
そろばん・珠算の技が、関数電卓やスマホアプリに「迂回」される。
4. 先生(権威者) → YouTube先生やAI先生に置き換えられる
村の「物知りおじいさん」が、若者のスマホ・動画学習によって相談相手から外される。
5. 職人芸 → 3Dプリンタや自動化に「ズラされる」
木工細工や裁縫などの手仕事が、クラウド設計・大量生産で崩される。
■ 集団・中規模社会レベル:教育・思想・宗教・政治
6. 学校の権威(先生) → 生徒がネットで知識を獲得
指導者が知識伝達の独占を失い、「話が古い」と生徒に迂回される。
7. カリスマ宗教指導者 → 新興宗教やスピリチュアルに取って代わられる
従来の教義を疑問視した信者が、新しい「癒し」や哲学へと流出。
8. マルクス主義思想家 → ポスト構造主義や環境主義に迂回される
社会構造の矛盾を語っていた運動家が、新しい価値軸(フェミニズム・エコロジー)に埋没。
9. 校内での「ヤンキー」支配 → 文化系サブカルの逆襲
体育会系や暴力による支配が、ゲーム・音楽・オタク文化の価値で無効化される。
■ 社会・国家・国際レベル:制度・イデオロギー・権力構造
10. 要塞防衛戦 → 機動戦・航空戦による迂回
第一次大戦の塹壕・要塞が、第二次大戦での機甲部隊・空爆戦術によって無効化。
11. 王権神授説 → 市民革命による思想的迂回
王が「神に選ばれた支配者」であるという思想が、啓蒙思想と民主主義に破られる。
12. 植民地支配の正当化(文明化論) → 反帝国主義・民族自決のイデオロギーにより崩壊
「教育してやっている」という支配者の論理が、植民地側の主体性の覚醒により無力化。
13. 冷戦期の東西イデオロギー独占 → グローバル資本主義・ネットワーク社会の台頭
共産主義 vs 資本主義の二項対立が、非国家的アクター(企業、NGO、ハッカー集団)に迂回される。
14. 国家による報道統制 → SNS・市民ジャーナリズムの迂回
国営テレビや新聞が、Twitterや現場動画での「直接的な証言」によって信頼を失う。
■ 思想史・学問の中での「迂回と衰退」
15. フロイトによる精神分析の独占 → 認知行動療法・神経科学・AI解析に迂回
無意識という語りを支配していたが、脳科学・データ科学の実証主義に移行。
16. ニュートン的機械論 → 相対性理論・量子力学に迂回
一元的な因果律を支配していた物理モデルが、新しい視点で乗り越えられる。
17. 経済学における新古典派 → 行動経済学・制度経済学・AIシミュレーション
人間の合理性を前提としたモデルが、心理学や実験経済で反証される。
■ 文化・アート・感性の領域での例
18. 伝統的権威ジャンル(クラシック音楽、文語詩) → サブカルやストリート文化
高尚とされていた芸術が、ストリートの即興性・リズム感に価値を奪われる。
19. 名門大学卒の優位性 → 自作アプリ・SNS影響力・YouTuberによる存在感
学歴の意味が、実行力や表現力に「迂回」されて変質。
■ このような迂回はなぜ起こるのか?
硬直化と保守化:独占状態が続くと、自己革新力が落ちる。
非連続的技術の登場:構造を一変させる「別の地図」が登場。
周辺化された欲望の解放:支配されていた側が自ら発信を始める。
自己目的化した思想が、目的とのズレを生む:そろばんは手段だったが、目的のように扱われてしまう。
まとめの視点:「ズレの力学」
これらはすべて、「支配者が〈いまここ〉の状況に特化しすぎたことで、未来や周辺を読み違える」という現象です。そして、ズレを感知した新興者たちが「別の方向から」アプローチし、社会の力場を変えていく。これはまさに、**ドゥルーズ的な「逃走線」や「生成変化」**のダイナミクスでもあります。
ご希望があれば、「これから迂回されるかもしれない思想・人物・制度」や、「うまく再帰的に自己を変化させて〈再編成〉できた成功例」も紹介できます。お気軽にどうぞ。
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kennak · 11 months ago
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〈《東京女子医を家宅捜索》「私に関するフェイクニュースが…」“女帝”とナゾの側近2人が絡んだ疑惑のカネ「警視庁が考える“本丸”は…」〉  から続く  多額の不透明なカネや、高度医療に欠かせない集中治療室を崩壊させるなど、乱脈経営が際立っている、東京女子医科大学(東京・新宿区)について調査していた第三者委員会が、厳しい評価の報告書をまとめたことが関係者���証言などから判明した。 「女子医大の理事会は解散すべき、という第三者委員会の指摘に衝撃を受けました。これは岩本絹子理事長に対する実質的な辞任勧告だと思います」(女子医大関係者)  東京女子医大を支配してきた女帝の進退は、今後どのようになるのか。危機に直面している医療現場の状況も含めて、最新事情をお伝えする。 予想外だった第三者委員会の調査結果 東京女子医科大学(7月31日撮影)  7月31日夕方、東京女子医大の総合外来センター5階にある大会議室は、物々しい空気に包まれていた。急遽、理事と評議員を臨時招集して、第三者委員会の調査結果について概要を説明することになったのだ。録音や撮影を防止する目的なのか、理事や評議員たちは携帯電話を預けるように要求されたという。そして、第三者委員会による調査結果の概要が説明された。招集された女子医大の関係者は、予想外だったと語る。 「個人のプライバシーに関わる部分があるため、いま報告書の全文はお見せできないということでした。そもそも現在の理事10人全員は、岩本先生が選んだ方々です。その理事会が選んだ弁護士たちですから、きっと岩本先生に有利な調査結果を出すだろうと思って、期待していませんでしたが、予想は良い意味で裏切られました。理事会に対してノーを突きつける報告だったのです。去年まで検察幹部だった弁護士が委員長なので、フェアに判断されたのだと思いました」  この第三者委員会は、今年3月に警視庁捜査二課が、特別背任容疑で東京女子医大や岩本絹子理事長の自宅を一斉に家宅捜索したことを受けて設置されたものだ。関係者によると、文部科学省からの強い指導があったという。    委員長には、去年まで最高検察庁次長検事だった山上秀明弁護士が選任された。東京地検特捜部長時代には、徳洲会による公職選挙法違反事件を指揮した人物である。  このほか、青山学院大学・元学長の三木義一弁護士など、不正調査の専門家である合計4人の弁護士によって委員会は構成された。 勤務実態のない側近に“年額約3600万円”の給与  第一の調査対象は、警視庁が家宅捜索を行った「特別背任容疑」。  岩本理事長の側近Xは、2018年に同窓会組織「至誠会」の事務職員として、東京女子医大から“出向”扱いで年額約2000万円の給与を得ていた。同時にXは勤務実態がないにも関わらず、至誠会からも年額約1600万円の給与を二重に得ていたのである。( #12 , #19 )  当時の岩本氏は、東京女子医大の理事長と至誠会の会長を兼務していたことから、側近の特別背任容疑に関与している可能性が高い。だが、家宅捜索の後に学内で行われた職員向けの説明会で、岩本氏はこう述べていた。 「警察の捜査には、びっくりしている。(元職員Xは)報酬に見合う以上の仕事をこの大学でしていたと、認識をしているし、この件に関して問題はなかったと考えている」  実際は、3月の家宅捜索で、警視庁が関係する証拠書類をすべて押収している。現在も捜査中なので、第三者委員会の弁護士たちには、肝心の証拠書類を確認することができない。そのため、特別背任容疑に関しては、関係者のヒヤリングが中心になったようだ。 「配布された書類は回収されたので記憶の範囲ですが、側近Xの給与が二重に支払われた事実は確認されたと。業務内容から考えて給与額は過剰に多かったという判断でした」(前出の女子医大関係者)  ちなみに、側近Xは特別な資格を持たない一般事務職員である。現時点で判明しているだけで、2015年から8年間で、至誠会は合計1億1366万円の給与を支払っていた。また、岩本氏も2013年から6年間にわたり「顧問料」の名目で、合計約2000万円を得ていたことも分かっている。  去年、岩本氏は至誠会の会長を解任され、体制が変わった至誠会から、側近Xの分と合わせて報酬の返還請求の裁判を起こされている。   第三者委員会が問題視する「第二の調査対象」  第二の調査対象が、「内部統制、ガバナンス上の問題」である。  東京女子医大は、この3年間ほどで一気に医療崩壊が進行して、深刻な危機に陥っている。医療ミスが頻発して、集中治療室では死亡事故も発生した( #16 )。こうした混乱の起点となったのが、小児集中治療室のPICUを、経営陣の不可解な判断で解体したことである。  2014年に鎮静薬プロポフォールを大量に投与して、当時2歳の男児を死亡させた事件(現在、業務上過失致死罪で担当医が公判中)を受けて、尊い命に対する責任と再発防止の観点から、PICUは設置された。カナダの大学病院に勤務していた医師など、海外から3人の専門医を呼び寄せて、PICUは2021年7月にスタートしたが、採算性や専門医の給与を理由に丸学長らが難色を示して、設立から約半年でPICUは解体されてしまったのである。 「第三者委員会は、PICUを解体すべきではなかった、とはっきり指摘していました。PICUは私たちにとって、義務であり責任ですから、採算性や医師の給与を理由に解体するなんて、あり得ません。  女子医大のガバナンスについては、岩本先生に権限が集中していることに問題があり、丸義朗学長や他の理事たちも、本来の役割を果たさなかったと認定していました。  そして、女子医大の理事会は解散すべきという提言には衝撃を受けました。名指しこそしていませんでしたが、理事会の解散ということは、実質的に岩本先生に対する辞任勧告ですから」(同前) 危機的状況が続く女子医大の医療現場  7月2日、大学を所管する文科省に、東京女子医大の教授ら6人の姿があった。警視庁の家宅捜索を受けて以降も経営体制が是正されることなく、医療現場に深刻な危機が続いていることから、岩本理事長に辞任を要求する署名活動を実施。2000名を超える署名を携えて、文科省に指導を求める、異例の“直訴”を行ったのだ。  日本を代表する消化器外科医の本田五郎教授は、こう訴えた。 「東京女子医大は臓器移植で国内トップクラスの施設でしたが、現在はICU(集中治療室)が機能していないので、移植手術がストップしています。移植が必要な患者のために、この状況は早く改善しなければなりません」  2022年、集中治療科の教授らに対して、経営陣が理不尽な処分を行うなどしたことから、専門医9人が一斉退職、ICUが空中分解する事態になった。その後も、以前のような規模で専門医を補充できず、新たに集中治療科の教授となった医師も近く退職することになった。大学病院でありながら、高度医療に必要不可欠なICUが機能していないという、極めて深刻な状況が続いているのだ。  現役の女子医大教授が述べる。 「今回、第三者委員会が厳しい調査結果を出してくれたことに、最後の希望を賭けています。岩本理事長や取り巻きの理事たちを一新しないかぎり、東京女子医大の復活はありません」  第三者委員会から事実上の辞任勧告を受けて、岩本理事長の去就に注目が集まっているが、自ら辞職する可能性は低いとみられる。女帝の座から降りてしまえば、権力で押さえ込んでいた関係者が次々と不利な証言をすることは想像に難くない。  警視庁捜査二課は、側近Xの給与二重払いによる特別背任容疑と合わせて、東京女子医大の大型施設に関連した不透明なカネの動きも追っているという。
「女帝に事実上の辞任勧告!」“東京女子医大の闇”第三者委員会の調査報告“驚きの内容”「女子医大の理事会は解散すべき」「予想は良い意味で裏切られました」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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journal-20250503 · 1 month ago
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ふたつの市場をくぐり抜けた。
この先にはアーケードは存在しないため、日陰をぬって歩かなければ暑さにやられてしまう。
乾燥していて不快ではないとはいえ、身体の水はどんどん失われていく。その証拠に、我々は滞在中つねに水を欲していた。
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アブドゥルアジス・ハン・メドレセ。
「ウルグ・ベク・メドレセの向かいにあるメドレセ」
と表現すべき神学校だ。実際ウルグ・ベク・メドレセに対抗して建てられている。
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こちらがウルグ・ベク・メドレセだ。
中央アジアではどうも遺跡の中でふつうに生活していたり、土産物屋を営んでいるらしかった。アブドゥルアジス・ハン・メドレセの入り口付近に立ってこの写真を撮っていたとき、
「日本人か?コウノトリのハサミに興味はないか?あっちの店で売っているから寄ってみないか?」
と話しかけられた。
どう見ても写真を撮ろうと構えている最中の相手に話しかけ��のは、たぶん日本人だったらできないだろう。
彼らはまったく気にせず話しかけてくる。
ただし、後でわかったことだが、ブハラの人たちはこの地域にしては珍しく商売っ気があまりないほうらしかった。
イランのイスファハンや、エジプトのカイロに比べれば、だが。
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猫だ。神学校のなかに猫がいた。
こちらの猫は、日本の猫より一回りほども小さい。
そして人間を恐れない。かといって引っ掻かれそうな風でもない。
単純に、涼しい日陰を求めてさまよっている様子だった。
みな暑いのだ。
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メドレセは神学校だが、寄宿舎も兼ねている。
角部屋は一室に二部屋あり、これは先生の部屋ということになっている。
生徒は小学校高学年くらいの年齢から入学していたそうだが、1階が勉強したり炊事を行う部屋、2階が寝室だそうだった。
入るときに頭をぶつけてしまったが、イスラム教の建築物の出入り口は基本的に小さめに作られている。
入るときに、アッラーに頭を下げて入れということらしかった。
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なかなか快適そうな2階だった。実際土産物屋がたくさん入っていた。
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ここの中庭にも、桑の木が植えられていた。
どうして桑の木がこんなに植えられているのかはわからなかったが、どう見ても桑の実の意匠だろうというデザインの彫り物などはたくさん見たため、なにか深い縁があるのだろう。シルクと一緒に持ち込まれたのだろうか。
ウルグ・ベクは、中央アジアの大英雄アミール・ティムールの孫にして、現代に名を遺す偉大な天文学者だ。
学問の普及に非常に心を砕き、賢王と呼ぶのがふさわしいような人物だったらしい。
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takahashicleaning · 2 months ago
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TEDにて
ジャープ・デ=ローデ:自ら治療する蝶
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
私たち人間と同じように、オオカバマダラも時には、寄生虫によって、病におかされます。ところが、生物学者のジャープ・デ=ローデは、自身が研究していた蝶について面白い発見をします。
寄生虫に感染したメスの母蝶が、産卵場所に選んだのは、子どもを病気から避けることができる特別な薬草の上だったのです。なぜ、この薬草を選ぶことができるのでしょうか?
人間の病気を治療できる新しい薬の開発のヒントになるかもしれません。
感染症とは、今でも、世界中の人々の主要な死因で毎年、何百万もの人が、結核やマラリア、HIVで亡くなっています。世界中で、アメリカでもです。毎年、何千人ものアメリカ人が、季節性インフルエンザで亡くなります。
もちろん、私たち人間はクリエイティブですよね?
こうした病気から身を守る方法を発見してきました。治療薬やワクチンです。私たち人間は経験から学び、創造的な解決策を考える生き物です。これは人間だけの習性だと思われてきましたが、今はそうではないことがわかっています。
人間だけが医師ではありません。同じことができる動物が数多くいます。最も有名なのはおそらくチンパンジーで、私たちと大差なく、腸の寄生虫退治に、植物を使うことができます。でもここ数十年で、他にも同じことができる生き物がいることが分かってきました。
ゾウ、ヤマアラシ、ヒツジ、ヤギなどです。そして、さらに面白いことに、最近の研究によると昆虫など小さな脳を持つ動物も薬草を用いているということです。
ご存知のとおり感染症の問題は、病原体が進化し続けるので、どんなに薬を開発しても効かなくなってしまうことです。
ですから、そうした病気に対する治療薬を開発するために新たな方法を見つける必要があります。
ですから、私はこうした動物たちに目を向け、彼らから、私たちの病の治療法を学べると思います。生物学者の私はオオカバマダラという蝶を10年間研究してきました。この蝶の大移動は有名で、毎年アメリカ、カナダからメキシコまで何百万頭もの群れで移動します。
でも、私がこの蝶を研究し始めた理由は、この蝶が病気にかかるからです。あなたや私と同じようにです。ですから、この蝶の行動を研究すれば、人間のための薬の開発に役立つと思います。
この蝶に寄生するのは「Ophryocystis、elektroscirrha」難しい名前です。この原生動物は何百万もの胞子を蝶の体表に生み出します。蝶の大きさと比べれば、小さな点のような胞子ですが、蝶にとっては非常に有害です。
これが蝶の寿命を縮め、飛ぶ能力を減退させ、羽化する前に死ぬこともあります。とても有害な寄生虫なんです。
私は研究のため、多くの時間を使って温室で植物を育てています。その理由はこの蝶は食べ物の選り好みが、激しいからです。幼虫はトウワタしか食べません。幸運にも食べられるトウワタは、何種類かありますが、この植物にはカルデノリドが含まれています。
カルデノリドは有害な化学物質です。多くの動物にとって有害ですが、蝶は例外です。実際、蝶はこの化学物質を体内に取り込むことで、鳥のような捕食者を避けるため、自らの身体を有害にするのです。
そして、彼らはこの毒性を、オレンジ、黒、白という美しい色合いによって警告しています。
私は研究の一環として、温室で、この植物を育てました。何種類ものトウワタです。いくつかは有害で、非常に高濃度のカルデノリドを含む熱帯性のものや無害なものを育てました。そしてそれらを蝶に与えました。中には病にかかっていない元気な蝶もいましたが、病気の蝶もいました。
そして、発見したのは、あるトウワタには薬効性があり、蝶に食べさせると病状を和らげるため、感染した蝶が長生きできるという効果があるということでした。
これを発見した時、ある考えが浮かびました。多くの人にばかげていると言われましたが。蝶がこれを使ったらどうなるだろう?蝶が自らの薬として、これらの植物を使ったら?蝶が医者のように植物を使ったら?
そこで私たちのチームは実験を始めました。最初の実験では、幼虫に選択肢を与えました、薬効性があるトウワタとそうでないトウワタで幼虫が一生の間に食べる植物の量を測定しました。結果は科学によくありがちな退屈なもので、50%が薬草、50%が薬効性のない植物でした。幼虫は健康のために何もしていなかったのです。
次に私たちは成虫になった蝶に目を向けました。私たちが着目したのは、母である蝶が子どもに薬草を与えるかということです。母蝶が未来の子どもたちが、病にかかりにくくするよう薬草であるトウワタに卵を産み付けるか?と。
この実験をこれまで数年間、続けてきましたが、結果はいつも同じです。私たちは蝶を大きなカゴに入れ、薬草とそうではない植物を両端に置いてそれぞれの植物に産み付けられた卵の数を数えます。
すると結果はいつも同じです。蝶は薬草であるトウワタを強く好むことがわかりました。つまり、メスの蝶は、68%の確率で薬効性のあるトウワタの上に産卵しています。面白いことに彼らは産卵する時、実際に寄生虫も伝染させます。
これは防ぎようがありません。彼らは自分で治療もできません。しかしながら、これらの実験から母蝶が未来の子どもを病から遠ざけることができる薬効性のあるトウワタの上に産卵できることがわかりました。
これは、非常に重要な発見だと思います。
単なる自然の素晴らしさを教えてくれるだけでなく、私たちの薬を見つけるためのヒントがあるかもしれないからです。これらの動物は、とても小さく、人間はとても単純だと思いがちです。彼らの脳は、とてもちっぽけです。
でも、彼らには非常に洗練された薬物療法を利用しています。今日でさえ、私たちが使う薬の多くは、植物などを含む自然由来です。古来の文化では、伝統的な治療者は、新たな薬を発見するために動物を調べます。
ゾウは、胃もたれを治す方法を。ヤマアラシは、出血を伴う下痢を治す方法を教えてくれているのです。
けれども、重要なことは、このような大きな脳を持つ、ほ乳類を越えてちっぽけな脳を持ち、単純だと考えがちな小さな動物や昆虫をもっと認めることです。
こうした小さな生き物たちも薬物療法を使うという発見は、全く新たな道を切り開くものといえます。
私が思うに、いつの日か蝶によって初めて見つけられた薬で人間の病気を治療する日が来るでしょう。これは、この先も追求すべき素晴らしい好機だと思います。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
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