#小梅茶荘
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officek-paper · 2 months ago
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2000-05 南青山マンダラ
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may 2000 AAADRL丸 NAMI-AOY AM 1 (mon) 鈴木 正男&SWING TIMES A TRIBUTE TO BENNY GOODMAN (-18人編成、ブルバンドでスウィングシャスを-) 開場:6:30 ·4,000 開演:7:30 2 (tue) 斎藤 ネコストリングスカルテット 斎藤 ネコ(Vn)、栄田彦(Vn) 山田雄司(Vla)、膝森売一(Vc) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ¥3,500 (wed) “平成邦楽レボリューションVol.2" みやざきみえこ(琴、Vo)、原道山(尺八 ) (thu) ~進化する伝統のキーパーソンたち~ 「型」をベースに「型」を突き抜け、「型」にとらわれない 6日(土):���のあらしのアンサンブル ゲスト:峰陽子(朗読)、清野 勝(尺八) 池上、岡村 慎太朗、梅辻 理恵(三絃、筆、十七絃) )(fri) <伝統芸能文世代がおくるライプ&エンダーデインメントの現在進行形) みやざきみえこ(琴、Vo)、飯田明(PO,小高正志(B) 6 (sat) 3日(水):伝の会(長唄三味線)杵屋 邦寿、松永 鉄九郎 ★シリーズ日メンバー出演予定 4日(木):田中 悠美子(義太夫三味線) 7日(日):上妻宏光(津軽三味線) 小田たつのり(Syn)、坂田 楽山(尺八、笛) 各日共・開演:7:00 ●チケットびあ取扱い (sun) 野村 誠(鍵盤ハーモニカ、Pf、片岡 祐介(木琴、鉄琴、Per) 石川 高(、他)宝達奈己(歌) 長谷川 英郎(Key)、白井 かつみ(Drs) ¥3,800 【複数回チケット¥3,500あり】 8 (mon) <四季のうた〜春〜> ●チケットは売り切れ 開演:7:00 ¥6,000 9 (tue) 福島 邦子wo) 竹田 元(Pf)、沢田 浩史(B)、高山 一也(G)、 江川 ゲン太(Per) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ·3,000 10 (wed) カフカフドコシコ 開場:6:30 ¥3,500 開演:7:30 11 (thu) アンティカ 共ESe/。/ Duetto Piacere mihoko(Pf), chiaki(Vn) 大西 亜里(Pf, Vo) masahito(Syn, G) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 $3,000 12 (fri) 田中 徹(Drs), Woody渡辺(B) 山本 英美(Vo.G)<南青山、皐月Show!>子Key・Eho山本 -(Sax) 木幡 光邦(Tp)、 岸倫子(Vn,Cho) ●チケットびあ取扱い ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ¥4,500 13 (sat) 因幡 晃No.Ag)アコースティックライブ容納明(Key)、果山=(P8)、相原発:(Ag) ●前売券あり 開場:4:00¥6,000 開演:5:00 14) (sun) <四季のうた〜春〜) ●チケットは売り切れ 開場:5:00 開演:6:00 ¥6,000 15 (mon) 山梨 鐐平No.Ag) 桑山 哲也(Acord) ゲスト:生田 敬太郎(Vo.G) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ·4,500 16 (tue) 山本 達彦(vo. P. ©)MANDALA LIVE ●前売券あり 開場:6:00 ·5,300 17 (wed) 開演:7:00 18 (thu) 村松 健(ふらっとライブvol.6 ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 *4.000 19 (fri) 濱田 “Peco"美和子o.P) Vivid with My Life 六川 正彦(B) 玉木正昭(Per) "'Happy Go Lucky LIVE/ 濱田 尚哉(Drs) ●チケットびあ取扱い ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 $4,000 20 (sat) 荘 ��の自由と愛に満ちる歌の世界 清水 一雄(G) ●前売券あり 開場:6:00 ·3,500 1)(sun) <四季のうた〜春〜> ●チケットは売り切れ 開場:5:00 開演:6:00 ¥6,000 22, (mon) たま<月例会ライブ) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ¥4,000 23(10) 高橋 クミコwo) <風待ミニコンサート vol.2) ●チケットびあ取扱い ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ¥4,000 24 (wed) DIVA 谷川作(Pf)、高瀬麻里子(Vo)、大寛彦(B)ゲスト:坂田学(Drs)、渡辺剛(Vn) ●前売券あり 開場:6:30 開演:7:30 ¥3,500 25 (thu) Kiyoshi Hagiya Super Band 萩谷 清(G)、岡沢章(B)、倉田 雄(Pf) 木村 誠(Per). 渡嘉敷一(Drs)、ボブ・ザング(Sax) 開場:6:30 3,800 開演:7:30 26(fm) 東コーダーカルテット ヨン、他)東京サヴイヌルバッハ fRe! CRAFTMANIS GIC 開場16:30 ●前売券あり ·3,800 27 (sat) ●チケットびあ取扱い esq (Secret Live 2000) ●前売券あり =2回公演入替制= 1st:開場:1:30 開演:2:00 2nd:開場:5:00 ¥5,000 開演:6:00 (sun) 水谷 紹Wo.G.Sax,ete),矢口康博c, Sax,etc)ゲスト:"東京中低域・ ●前売券あり 開場:6:00 ·3,800 開演:7:00 29 (mon) 黄金井修(ボーカル・スパニッシュギター) ●前売券あり 開場:6:30 ¥3,000 開演:7:30 30 (tue) レナード衛際(和太鼓)Rhythm Source ●チケットびあ取扱い 開場:6:30 31 (wed) ゲスト:30日 窪田 男(G)、横山 英規(B) 31日横山 英規(B)、小村方(バリ舞踏) ●前売券あり 開演:7:30 ·4,000 FOR SHIBUYA AOYAMA SIH PLAZA 246■5 RIVIERAP洲 MA八DRLR (MR Bidg. B1) FOR SENDAGAYA BELL COMMONS FOR AKASAKA GAIENMAE STN EXIT 1-A ◆営業時間:開場・開演時間については各日スケジュールご覧下さい。前売券の販売・お問い合わせは、PM4:00からです。 ライブ終了後Bar timeとしてAM12:00まで営業しています。 ◆ライブチャージ:ライブチャージには1ドリンクが含まれています。ファーストオーダーメニューよりお選びください ◆席には限りがありますので立見になる場合もございます。御了承ください。 ◆当店での企画、催し物に関するご相談はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。 曼茶羅グループのホームページが開設しました。各店の最新情報がご覧になれます。 http://www.mandala.gr.jp/ 南青山 MANDALA 東京都港区南青山3-2-2 MRビルB1〒107-0062 PHONE:03(5474)0411
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kachoushi · 1 year ago
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各地句会報
花鳥誌 令和6年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
ドッグラン鼻と鼻とで交はす賀詞 荘吉 裸木のはるかを白く光る街 要 頰切るは鷹の翔つ風かもしれず 順子 人波をこぼれながらの初詣 光子 焼芋の煙たなびく志んぐうばし 和子 群衆といふ一塊の淑気歩す 順子 寒雀神馬と分かちあふ日差し 光子 寒雀入れ神苑の日のたまり 同 寒の水明治の杜のまま映す 小鳥
岡田順子選 特選句
跼り清正の井を初鏡 昌文 本殿につぶやく寒紅をつけて 光子 楪の浴ぶる日我にゆづらるる 慶月 肺胞に沁み込んでゆく淑気かな 緋路 冬草や喧騒去りて井戸残し 眞理子 馬見えぬ乗馬倶楽部の六日かな 六甲 寒鯉来おのれの色の水を分け 緋路 寒椿落つれば湧くや清正井 眞理子 寒の水明治の杜のまま映す 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月6日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一束もいらぬ楪もて遊ぶ 成子 深井より羅漢に供ふ冬の水 かおり 赤なまこ横目に買ひし青なまこ 久美子 畳みたるセーターの上に置くクルス かおり 再会のドアを開けばちやんちやんこ 朝子 半泣きのやうに崩るる雪兎 成子 火を見つめ男無口に薬喰 かおり 歳晩の一灯母を照らすため 朝子 悴みて蛇となる能の女かな 睦子 その中の手���の佳人やクリスマス 孝子 悪童に悲鳴をはなつ霜柱 睦子 凍空とおんなじ色のビルに棲み かおり かくも典雅に何某の裘 美穂 唐突に雪投げ合ひし下校の子 成子 ���や昔硝子の磨かれて かおり 奥伝の稽古御浚ひする霜夜 愛 出会ひ重ね寿限無寿限無と年惜む 美穂 冬灯一戸に遠き一戸あり 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
流れ来し葉屑も霜を置いてをり 昭子 御慶述ぶ老いも若きも晴れやかに みす枝 初春の光りまとひし石仏 ただし 神なびの雨光り落つ氷柱かな 時江 地震の中産声高き初笑ひ ただし 歌留多とり一瞬小町宙に舞ふ みす枝 まだ誰も踏まぬ雪道新聞来 ただし 奥の間に柿餅吊し賑はへり 時江 さびしさの枯野どこまで七尾線 昭子 万象の音の鎮もり除夜の鐘 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 萩花鳥句会
初句会吾娘よりホ句のファクシミリ 祐子 書き初め震何んぞ訳あり辰に雨 健雄 吹雪突き突進するエネルギー 俊文 日本の平安祈る今朝の春 ゆかり こがらしが枯葉ころがしからからと 恒雄 平穏な土地にて食べる七草粥 吉之 御降や茶筅ふる音釜の音 美惠子
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令和5年1月10日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
被災地にすがりし木の芽盛んなる 世詩明 的中の乾いた響き弓始 誠 初場所の桟敷の席の晴れ着かな 同 初御空耶馬台国は何処にぞ 同 石段を袖振り上がる春著の子 同 細雪番傘粋に下駄姿 幸只
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月11日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
年上の夫に引かるる初詣 喜代子 地震起こり慌てふためく大旦 由季子 曇り拭き笑顔映りし初鏡 さとみ 地震の地にぢりぢり追る雪女 都 冴ゆる夜の天井の節をまじまじと 同 男衆が重き木戸引き蔵開き 同 寒月や剣となりて湾の上 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
海鳴や雪の砂丘は祈りめく 都 初電話卒寿は珠のごと笑ひ 同 針始友が未完のキルト刺す 同 授かりし神の詞や竜の玉 悦子 蜑に嫁し海山詠みて老いの春 すみ子 焚上げの火の粉加勢や冬銀河 宇太郎 古傷を思ひ出させて寒四郎 美智子 枯葦の透き間に光る水一途 佐代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月12日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の雨誦経とよもす陽子墓碑 文英 寒林を上り来よとて母の塔 千種 顔消えし元禄仏へ寒菊を 慶月 道祖神寄り添ふ寒の雨うけて 慶月 就中陽子の墓所の蕗の薹 幸風 裸婦像の背にたばしる寒の雨 同
栗林圭魚選 特選句
信州へ向かふ列車の二日かな 白陶 寒林を上り来よとて母の塔 千種 晴天の初富士を背に山降る 白陶 大寺の太き三椏花ざかり 幸風 空までも続く磴なり梅探る 久 はればれと良き顔ばかり初句会 三無 就中陽子の墓所の蕗の薹 幸風 五姉妹の炬燵の会議家処分 経彦 走らざる枯野の車両咆哮す 千種 凍蝶のポロリと落つる影哀れ れい 三椏の開花明日かと石の門 文英
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月13日 枡形句会(一月十三日) 栗林圭魚選 特選句
嗽ぐをどる喉越し寒の水 幸風 七福神ちらしの地図で詣でをり 多美女 七福神詣りしあとのおたのしみ 白陶 凍て鶴の青空渡る一文字 幸子 金継ぎの碗に白湯汲む女正月 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
曇天に寒紅梅や凜と咲く のりこ 寒梅のつぼみの枝の陽の仄か 貴薫 青空に白き寒梅なほ白く 史空 朝の日に紅色極め寒椿 廸子 我が机散らかり初めし二日かな 和魚 倒れ込む走者にやさし二日かな 三無 釦穴に梃摺る指や悴かみて あき子 夢てふ字半紙はみ出す二日かな 美貴 二日早主婦は忙しく厨事 怜 りんご飴手に兄妹日向ぼこ 秋尚 雪遊びかじかむ手の子包む母 ことこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
幼子の運を担いで福引へ 実加 寒空や命尊きこと思ひ みえこ ことわざを子が覚えをりかるた取り 裕子 元旦の母と他愛もない話 同 元旦や地震の避難を聞くことに みえこ 初詣車椅子の児絵馬見上ぐ 実加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
古里に温石と言ふ忘れ物 雪 師の墓に愛子の墓に冬の蝶 清女 寒の月見透かされたり胸の内 眞喜栄 鴨浮寝無言の中にある絆 同 降る雪を魔物と今朝を天仰ぐ 英美子 藪入りも姑の一言行けぬまま 同 庭仕事今日冬帝の機嫌よき かづを 玻璃越に霏々と追はるる寒さかな 同 正月が地獄の底に能登地震 みす枝 雪しまき町の点滅信号機 ただし お御籤の白き花咲く初詣 嘉和 若狭より繋がる水脤やお水取 やす香 水仙の香りて��き身の主張 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
寒紅の濃き唇が囁きし 世詩明 お雑煮の丸と四角と三角と 同 正月の馳走其々ある謂れ 千加江 新年の風も言の葉も美しく 和子 磯の香も菰巻きにして野水仙 泰俊 捨て舟を取り巻くやうに初氷 同 左義長や炎崩れて闇深し 同 去年今年形見の時計よく動く 同 ふと今も其の時のマフラーの色 雪 天地に誰憚からぬ寝正月 同 迷惑を承知の猫に御慶かな 同 不器用も父似の一つ初鏡 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 鯖江花鳥句会(一月十七日) 坊城俊樹選 特選句
而して九十三の初鏡 雪 蛇穴に入り人の世は姦しく 同 紅を差し眉ととのへて近松忌 同 懐手おばあちやん子を憚らず 同 鬼つ子と云はれて老いて近松忌 同 着膨れて顔ちさき女どち 一涓 歌かるた子の得て手札取らずおく 昭子 年新たとは若き日の言葉とも やす香 新年を地震に人生うばはれし 同 元旦を震はせる能登竜頭めく 同 裂帛の気合を入れて寒みそぎ みす枝 風の神火の神乱舞どんど焼き ただし 八代亜紀聞きをり外は虎落笛 清女 寒怒濤東尋坊に砕け散り 同 波の腹見せて越前浪の華 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月19日 さきたま花鳥句会
月冴えて城址うろつく武者の翳 月惑 仲見世を出て蝋梅の香に佇てり 八草 枯菊や木乃伊の群の青き影 裕章 寒鴉千木の反り立つ一の宮 紀花 合掌す金波銀波の初日の出 孝江 青空に白き一機や寒紅梅 ふゆ子 初詣令和生まれの児と犬と ふじ穂 白鼻緒水仙の庫裏にそろへあり 康子 激震の恐れ記すや初日記 恵美子 お焚き上げ煙を浴びて厄払ひ 彩香 我が干支の年につくづく初鏡 みのり 家篭りしてをり冬芽萌えてをり 良江
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令和5年12月1月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
師を越ゆる齢授かり初鏡 雪 初笑玉の如くに美しく 同 大晦の右大臣左大臣 同 猫の名は玉と答へて初笑 同 天が下縁深めゆく去年今年 数幸 能登の海揺るがし今日の空冴ゆる 和子 しろがねの波砕かれて冴え返り 笑子 語り継ぐ越前の秘話水仙花 同 雪降れば雪に従ふ越暮し 希子 皺の手にマニキュア今日は初句会 清女 初電話親子の黙を解きくれし 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
蟷螂を見て戻りたるだけのこと 雪 もて余す老に夜長と云ふ一つ 同 蟷螂の緑失せつゝ枯れんとす 同 小春日や袱紗の色は紫に 泰俊 正座して釜音聞くや十三夜 同 海沿ひにギターの調べ文化の日 千加江 枝折戸をぬけて紅さす返り花 笑子 祇王寺の悲恋の竹林小鳥来る 同 大胆な構図を取りし大銀杏 和子 宿の灯も消して無月の湖明り 匠 秋の海消えゆくものにますほ貝 天空 落葉降る賽の河原に降る如く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
異ならず枯蟷螂も人老ゆも 雪 世の隅に蟷螂は枯れ人は老い 同 無造作に残菊と言ふ束ね様 同 冬ざれや汽車に乗る人何を見る 泰俊 石膏でかたまりし腕冬ざるる 和子 山眠る小動物も夢を見る 啓子 路地裏の染みたる暖簾おでん酒 笑子 冬ざれや路面電車の軋む音 希子 おでん屋の客の戯れ言聞き流し 同 風を背に連れておでんの客となり かづを にこにこと聞き役おでん屋の女将 同 冬紅葉地に華やぎを移したり 同 街師走見えざるものに背を押され 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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tokyo03boderless · 4 years ago
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サチです。
人形町の中国茶のお店 「小梅茶荘」のご紹介です。
人形町らしい古い一軒家といった外観。硝子の引き戸を開けると数多くのお茶が目に飛び込んで来ます。
正直、中国茶にはそんなに詳しくない私。
香りが良くて温まるのが…と話すと丁寧に2種類をオススメしてくれました。
買ったのは「金観音」。福建省武夷山の岩茶。岩肌から豊富なミネラルを吸収して育つので、身体があたたまり、風邪などの予防にもなるそうです。
熱い温度のお湯で5杯くらいは飲めるとか。
(詳しくないのに茶器を持ってます。)
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茶器も素敵なものが並んでいました。
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小梅茶荘
中央区日本橋人形町2-32-13
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https://teachina.exblog.jp/
https://newtitle.tokyo/tea_place/「人形町は人と人との距離感が心地よいのです」/
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tosshi-san · 5 years ago
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キッチンカー シリーズ! 人形町 小梅茶荘 さんの隣にキッチンカーが出ています。 ジャークチキンとアジアンフードのキッチンカーが出ていました。 #ningyocho #nihonbashi #kitchencar #takeout #人形町 #人形町ランチ #キッチンカー #小梅茶荘 #ジャークチキン #タイ料理#人形町テイクアウト #人形町お持ち帰り #テイクアウト#お持ち帰り  (小梅茶荘) https://www.instagram.com/p/CBkEAK7AbO0/?igshid=lpyqtpwcewe6
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blue-belta · 2 years ago
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毎週日曜日は先週の大きなひとこま絵日記です。
1週間を1ページにコツコツ描いていくスタイルで、2021年1月から始めて124週目になりました。
#月光荘 さんのポストカード。
あと数枚になりました。
#夏のグリーティング切手 を買いました。
アイスクリームや梅酒など、かわいい図柄ばかり。
#イズモコバイモ のイヤリングをいただきました。
#島根県 #川本町 はイズモコバイモの群生地。
春の妖���と呼ばれるイズモコバイモを形にしたそうで、販売予定だそう。
イズモコバイモは俯き加減にお花が付き、いじらしい感じです。
#アガパンサス 。
やっと名前を覚えた!
藤の実。
大きなお豆さんがかわいい。
小さなおうちの置き物。
松江の水彩クラブで野外スケッチに。
終了後、みなさんでお茶した #梢庵 (しょうあん)に飾ってありました。
梢庵、10年以上ぶり。
それから、#蛍 を見に行きました。
と言っても車で通っただけですが。
小さな生き物の光、ちょっとじーんときました。
#art #drawing #pensketch #watercolor #sketchjournal #絵日記 #スケッチジャーナル #ペンスケッチ #水彩 #透明水彩 #1日1絵 #イラストグラム #今日何描いた #今日何描こう #絵を描く暮らし
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myonbl · 2 years ago
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2023年1月5日(木)
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昨年5月の連休時には体重が酷いことになっており、大きく反省して減量生活を開始したのだった。秋までは順調に漸減したのだが、寒くなるに従ってまたもや漸増生活となってしまった。こ��はいかん、新年を機に生活を立て直すべく、毎日のウオーキングを記録に残すことにした。とは言え無理は禁物、まずは3km/30分をドローイングを意識しながら歩くのだ。さて、次回の内科受診は2/20(月)、72kg突破を目指して頑張るぞ!
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6時起床。
今日はツレアイが午後からの出勤、全員ノンビリの朝だ。
日誌書く。
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朝食食べて洗濯する。
セントラルスクエア花屋町店で買い物、タマネギ・ジャガイモ・セロリ・シメジ・トマト・牛乳・薄揚げ。
今夜は無水地鶏カレー、ストウブ(28cm)で仕込みを始める。
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昼前のNHKに桂福團治師出演、なんと露の五郎兵衛師の「正月丁稚」の映像が流れる。早速写真を撮って、露の新治さんに連絡する。
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ランチはみなで奥川ファームのそば、甘辛狐が美味しい。
ツレアイを職場まで送り、帰路に露の新治さんから着信、五郎兵衛師と福團治師の興味深いエピソードを伺う。
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Apple から Gift Card が届く、初売りで発注した iPhone SE の割引分、8000円だ。
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お茶を入れて一息。
今日から在宅日はワークアウトを日課にすることを決め、まずは梅小路公園周回ルート。
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無水地鶏カレーを仕上げ、サラダを用意する。
ツレアイから連絡、職場まで迎えに行く。
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息子たちには頂き物のヱビスビール、私たちはお気に入りの Cono Sur 。
録画番組視聴。名探偵ポワロ
(30)「猟人荘の怪事件」
世界が愛した名探偵エルキュール・ポワロ。アガサ・クリスティーの人気シリーズ。猟に出かけたポワロとヘイスティングスを待ち受けていたのは周到に計画された殺人だった。 
 ポワロはヘイスティングスに誘われ、猟に出かける。猟に興味はなく鳥料理を楽しみにしていたポワロだったが、猟場で風邪をひき寝込んでしまう。その夜、猟場の持ち主が銃殺される。臨時雇いの女性によると、屋敷を訪ねてきたひげの男が犯人だというのだが…。ポワロはホテルのベッドでヘイスティングスとジャップ警部の報告を聞きながら推理を始める。
片付け、入浴、体重は50g減。
今夜もYouTubeで柳家小三治のマクラシリーズを聞きながらの就寝。
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さすがに歩数がよく伸びた、水分は1,800ml。
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navetin · 3 years ago
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近代日本の芸術家とその邸宅を設計した建築家
※以前の記事に不具合があった為、再掲。 建築家も芸術家の内ではあるが、 ここでは画家や作家の総称として使わせていただく。
先日鑑賞した東郷青児展では石本喜久二が、 また吉田博展では渡辺仁がその邸宅設計に携わっているのを知った。 このように有名建築家が芸術家の邸宅を手掛けた例は いったいどれくらいあるのだろうか。ざっと調べたのが以下の通り。 ▼有名建築家が設計した芸術家の邸宅
太田喜二郎邸 藤井厚二設計 大正13 京都市上京区        アトリエは太田の設計で採光に拘った作り 東郷青児邸  石本喜久二設計 昭和6 世田谷区代沢 現存せず        インターナショナルスタイルの「白い家」 吉田博邸   渡辺仁設計 昭和9 淀橋区下落合 現存せず        ステンドグラスなどの内装は吉田もデザイン 三岸好太郎  山脇巌設計 昭和9 中野区上鷺宮         バウハウスに学んだ山脇のモダニズム建築は        近隣から「お豆腐の家」と呼ばれていた 安井曾太郎邸 山口文象設計 昭和9 淀橋区下落合 現存せず        アトリエのみ 設計にあたり多くの注文があり苦心した様子 前田青邨邸  山口文象設計 昭和11 鎌倉市山ノ内 純和風建築        山奥の寺院の中にあり非公開だが現存する       林芙美子邸  山口文象設計 昭和16 淀橋区下落合 現・林芙美子記念館        数寄屋造の和風建築 林は新居建設の為に建築を学んだ 上村松園邸  西澤文隆設計(坂倉準三建築研究所) 昭和22 奈良市山陵町        現・唳禽荘(れいきんそう) 岡本太郎邸  坂倉準三設計 昭和28 港区南青山 現・岡本太郎記念館        岡本と坂倉はパリ留学中より親交があり、その後も協同 吉村益信邸  磯崎新設計 昭和32 新宿区百人町 住居兼アトリエ        前衛芸術集団「ネオダダ」の拠点となった        通称・新宿ホワイトハウス 現・Chim↑Pomアトリエ 東山魁夷邸  吉村順三設計 昭和28 千葉県市川市        東山の依頼に基づいた簡素な住居 猪熊弦一郎邸 吉村順三設計 昭和46 大田区田園調布        RC造3階建ての二世帯住宅 非公開 赤瀬川原平邸 藤森照信設計 平成9 町田市玉川学園 通称・ニラハウス        竣工時は屋根にニラがなびいていた その他、数多くの日本画家の邸宅・画室の設計に携わっているのが 吉田五十八で、近代数寄屋建築が日本画の制作環境に馴染み、 好まれていた事が伺える。 ▼吉田五十八が設計した邸宅・画室
鏑木清方邸  昭和7 牛込矢来町 旧居 現存せず        昭和29 鎌倉市雪ノ下 新居に五十八が設計した画室を再建        現・鏑木清方記念美術館 小林古径邸  昭和9 大田区南馬込 平成5解体 新潟県上越市に移築         現・小林古径記念美術館 川合玉堂邸  昭和11 新宿区牛込若宮町 現存せず 山川秀峰邸  昭和11 品川区下大崎 画室のみ 現存せず        昭和18 中郡二宮町 別邸 現・旧山川秀峰・方夫邸 山口蓬春邸  昭和14 世田谷区祖師谷 旧居 現存せず        昭和23 三浦郡葉山町一色 画室など増改築        現・山口蓬春記念館(改修は大江匡) 梅原龍三郎邸 昭和27 新宿区市谷加賀町 画室のみ 山梨県清春芸術村に移築        昭和33 同地に新居を建設 その後は不明 吉屋信子邸  昭和37 鎌倉市長谷 現・吉屋信子記念館
ご覧の通り芸術家と建築家の結び付きは強く、 古くはジョサイア・コンドルが河鍋暁斎に師事して日本画を学んでいるが、 もしもコンドルが暁斎邸を設計していたら…なんて想像するのも一興哉。 コンドルの例は兎も角、公共建築に於いては両者の協同も多い。 (例)���下健三・黒川紀章・谷口吉郎 などの建築家と    岡本太郎・猪熊弦一郎・イサム・ノグチ などの芸術家
元々建築デザイナーも絵描きのうちで、図案や家具、 公共デザインを手掛ける建築家も少なくはないし、 たまたま創作のジャンルが異なっただけのことなのかもしれない。 モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエは優れた画家でもあった。 その一方で、芸術家が自ら建築設計してしまう例もある。 ▼芸術家が自ら建築設計
岡倉天心  明治38 北茨城市大津町五浦 観瀾亭と称する六角堂を設計       東日本大震災で起きた津波により消失 その後再建 橋本関雪  大正3 - 5 京都市左京区 自邸・画室・庭園を設計       現・白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館       画室は存古楼(ぞんころう)と名付けられた       昭和6 - 7 持仏堂・茶室群を設計 庭園はその後も拡張される 横山大観  大正8 台東区池之端 自邸を設計 東京大空襲で消失       昭和29 同地に新居再建 内装も設計 現・横山大観記念館       旧宅及び庭園が国の史跡及び名勝に指定されている 坪内逍遥  大正9 熱海市水口町 自邸を設計 現・双柿舎(そうししゃ) 山元春挙  大正10  大津市中庄 琵琶湖畔に別邸を設計       現・記恩寺 蘆花浅水荘(きおんじ ろかせんすいそう) 安田靫彦  大正11 三島郡出雲崎町 良寛堂を設計       昭和3 中郡大磯町 自邸を設計 現存せず       昭和6 中郡大磯町 安田善次郎別邸(寿楽庵)庭園内       経蔵・持仏堂・平唐門等を設計       昭和9 伊豆市修善寺 新井旅館       天平大浴堂・花の棟・吉野の棟・観音堂を設計 朝倉文夫  昭和3 - 10 台東区谷中 自邸・アトリエを設計       8回に及ぶ増改築と7年の歳月を掛けて完成した 現・朝倉彫塑館       中庭と屋上庭園が国の名勝に指定されている 柳宗悦   昭和10 目黒区駒場 栃木の農家から長屋門を移築し自邸を設計       昭和11 民衆的工芸品展示の為、同地に日本民藝館を設計 河井寬次郎 昭和12 京都市東山区 自邸兼仕事場を設計        鐘溪窯と名付けた登り窯を付設 現・河井寬次郎記念館 川端龍子  昭和13 大田区中央 画室を設計       昭和23 - 29 同地に自邸を設計 増改築を経て完成       昭和35 伊豆市修善寺 新井旅館 改装工事監修・玄関を設計       昭和37 大田区中央 自作展示の為、龍子記念館を設計 堂本印象  昭和41 京都市北区 自作展示の為、堂本印象美術館を設計
芸術家の美意識が詰まった建築は、個性的でとても興味深い。 素材や意匠な��細部に渡って拘りが見え、空間表現も巧みだ。 日本画家の巨匠である安田靫彦と川端龍子は自邸以外の設計も手掛けており 両者の建築コラボレーションが伊豆修善寺・新井旅館を改装する際に、 時を経て実現している。
20220108<加筆修正> 日本画家 橋本関雪・山元春挙を追加
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oniwastagram · 3 years ago
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📸雅俗山荘(旧小林一三邸)庭園 / Gazoku Sanso (Kobayashi Ichizo Museum) Garden, Ikeda, Osaka ② 大阪府池田市の小林一三旧邸『雅俗山荘』の庭園が素敵…! 阪急グループ・宝塚歌劇団の創始者 #小林一三 の文化人としてのセンスに溢れた空間…洋館×山荘風の邸宅に数寄屋師 #笛吹嘉一郎 茶室研究家 #岡田孝男 が関わった茶室群、これら国登録有形文化財の近代建築を繋ぐドウダンツツジの美しい庭園。 ...... 続き。実業家/政治家としての成功の反面、“逸翁”の号を名乗る茶人だった小林一三。この記念館には様々��方が関わった茶室群が🍵 先述の“即庵”を手掛けたのは数々の文化財茶室を残している京都の数寄屋大工・笛吹嘉一郎 、扁額は『畠山記念館』の畠山一清の筆。 庭園を挟んで“即庵”と向き合う茶室“費隠”は京都の寺院から移築された二畳の茶室で、命名および扁額を書いたのは戦前の総理大臣・近衛文麿。 . そして庭園の入口、見学順路で言うと序盤の茶室“人我亭”(写真)は茶室研究家・岡田孝男の指導の下で1964年に移築・改変されたもの。これは主屋や費隠よりは2〜30年後のこと。斬新な園路・露地にも目がいく。扁額は松永安左エ門。 . 岡田孝男さんは近代の関西の代表的な建築家・武田五一のお弟子さんで、同日に訪れた豊中の『西山氏庭園』に関わっていた方。後日(っつってもだいぶ先)、手掛けた別の邸宅を紹介予定。 . そんな茶室群を回遊する庭園――に関する詳細は書かれていないので不明なのですが、特徴的なのは主屋の前に集中的に植栽されているドウダンツツジ。モミジとともに秋には一斉に紅葉した姿を見せてくれます🍁 . ここまで集中的に主屋の前にドウダンツツジが植わってるのって珍しい――逸翁好みだったのか。 雅俗山荘と“竹中工務店”という点で共通項のある京都の藤井厚二旧邸『聴竹居』も主屋の前の斜面にはドウダンツツジが多く植わっていたけど、偶然なのか、もしかしたら庭に関わっていた人が同じだったのか? . 現在記念館として資料が展示されている「白梅館」が建てられたのは1973年。おそらく以前はそこにも庭園が続いていたのだろうし、主屋「費隠」へ向かう通路は更に奥、お隣の敷地に続いている。おそらくそちらも小林家の庭園・敷地だったんだろうなぁ。 . あと現・逸翁美術館(池田文庫)の敷地にも“大小庵”という茶室があります。これは元々雅俗山荘にあった茶室を移築したもので、扁額は三井財閥・三井高保筆。 茶室の周りには大徳寺など京都の寺院から入手したという灯籠や「大坂みち」と書かれた古い道標も。 . そして逸翁美術館の中庭もいい感じなんですよねえ。美術館内にお茶席も🍵 . 最後に。この「雅俗山荘」の名も、「芸術=雅」「俗=生活」が一体となる場所である――という小林一三の想いを込められて付けられた名前。 『文化にどのように投資するか』を個人のブランディングのために��っていた時代――の空気がとても感じられる場所です。 . 大阪・雅俗山荘(旧小林一三邸)庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/kobayashi-ichizo-museum-%e5%b0%8f%e6%9e%97%e4%b8%80%e4%b8%89%e8%a8%98%e5%bf%b5%e9%a4%a8/ ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #建築デザイン #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #大阪庭園 #庭院 #庭园 #近代建築 #茶室 #露地 #露地庭 #茶庭 #美術館 #japanmuseum #池田市 #阪神間モダニズム #竹中工務店 #おにわさん (邸宅レストラン 雅俗山荘) https://www.instagram.com/p/CfIcSnzPokd/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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save-family-community · 4 years ago
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【地震速報】2021年5月14日 8時58分ごろ福島県沖
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発生時刻2021年5月14日 8時58分ごろ震源地福島県沖最大震度4マグニチュード6.0深さ40km緯度/経度北緯37.7度/東経141.8度情報この地震による津波の心配はありません。震度4 岩手県 矢巾町  宮城県 石巻市  名取市  登米市  栗原市  大崎市  松島町  利府町  涌谷町  宮城美里町  福島県 相馬市  南相馬市  福島伊達市  楢葉町  富岡町  大熊町  双葉町  浪江町  震度3 青森県 八戸市  七戸町  六戸町  東北町  おいらせ町  五戸町  青森南部町  階上町  岩手県 盛岡市  宮古市  大船渡市  花巻市  北上市  久慈市  遠野市  一関市  釜石市  八幡平市  奥州市  滝沢市  紫波町  金ケ崎町  平泉町  住田町  普代村  野田村  宮城県 仙台青葉区  仙台宮城野区  仙台若林区  仙台太白区  仙台泉区  塩竈市  気仙沼市  白石市  角田市  多賀城市  岩沼市  東松島市  富谷市  蔵王町  大河原町  村田町  宮城川崎町  丸森町  亘理町  山元町  七ヶ浜町  大和町  大郷町  大衡村  色麻町  宮城加美町  女川町  南三陸町  秋田県 秋田市  横手市  大仙市  仙北市  秋田美郷町  山形県 米沢市  中山町  福島県 福島市  郡山市  いわき市  白河市  須賀川市  二本松市  田村市  本宮市  桑折町  国見町  川俣町  大玉村  鏡石町  天栄村  猪苗代町  泉崎村  中島村  棚倉町  石川町  玉川村  平田村  浅川町  古殿町  小野町  福島広野町  川内村  葛尾村  新地町  飯舘村  茨城県 水戸市  日立市  石岡市  常陸太田市  北茨城市  笠間市  那珂市  筑西市  東海村  大子町  栃木県 宇都宮市  高根沢町  那須町  千葉県 印西市  震度2 北海道 函館市  帯広市  厚真町  新冠町  様似町  十勝大樹町  青森県 青森市  五所川原市  十和田市  三沢市  むつ市  つがる市  平川市  蓬田村  外ヶ浜町  西目屋村  藤崎町  板柳町  鶴田町  野辺地町  横浜町  大間町  東通村  三戸町  田子町  新郷村  岩手県 陸前高田市  二戸市  雫石町  葛巻町  岩手町  西和賀町  大槌町  山田町  岩泉町  田野畑村  軽米町  九戸村  岩手洋野町  一戸町  宮城県 七ヶ宿町  柴田町  秋田県 能代市  大館市  湯沢市  鹿角市  由利本荘市  潟上市  北秋田市  にかほ市  上小阿仁村  三種町  五城目町  八郎潟町  井川町  羽後町  東成瀬村  山形県 山形市  鶴岡市  酒田市  新庄市  寒河江市  上山市  村山市  天童市  東根市  尾花沢市  南陽市  山辺町  河北町  西川町  山形朝日町  大江町  大石田町  最上町  舟形町  真室川町  大蔵村  鮭川村  戸沢村  高畠町  山形小国町  白鷹町  飯豊町  三川町  庄内町  遊佐町  福島県 会津若松市  喜多方市  西会津町  磐梯町  会津坂下町  湯川村  会津美里町  西郷村  矢吹町  矢祭町  塙町  三春町  茨城県 土浦市  茨城古河市  結城市  龍ケ崎市  下妻市  常総市  高萩市  取手市  牛久市  つくば市  ひたちなか市  茨城鹿嶋市  潮来市  守谷市  常陸大宮市  坂東市  稲敷市  かすみがうら市  桜川市  神栖市  行方市  鉾田市  つくばみらい市  小美玉市  茨城町  城里町  美浦村  阿見町  河内町  八千代町  五霞町  境町  栃木県 足利市  栃木市  佐野市  鹿沼市  日光市  小山市  真岡市  大田原市  矢板市  那須塩原市  栃木さくら市  那須烏山市  下野市  益子町  茂木町  市貝町  芳賀町  壬生町  野木町  栃木那珂川町  群馬県 前橋市  桐生市  伊勢崎市  太田市  沼田市  館林市  渋川市  板倉町  群馬明和町  千代田町  大泉町  邑楽町  埼玉県 さいたま北区  さいたま大宮区  さいたま見沼区  さいたま中央区  さいたま緑区  熊谷市  行田市  加須市  東松山市  春日部市  羽生市  鴻巣市  深谷市  草加市  蕨市  戸田市  久喜市  八潮市  富士見市  幸手市  鶴ヶ島市  吉川市  白岡市  毛呂山町  川島町  吉見町  宮代町  松伏町  千葉県 千葉中央区  千葉花見川区  千葉稲毛区  千葉若葉区  千葉美浜区  銚子市  船橋市  松戸市  野田市  成田市  千葉佐倉市  東金市  旭市  習志野市  柏市  市原市  八千代市  鎌ケ谷市  浦安市  四街道市  白井市  富里市  香取市  山武市  いすみ市  栄町  神崎町  多古町  東庄町  横芝光町  長生村  白子町  鋸南町  東京都 東京千代田区  東京墨田区  東京江東区  東京大田区  東京渋谷区  東京杉並区  東京荒川区  東京板橋区  東京足立区  東京江戸川区  調布市  町田市  神奈川県 横浜神奈川区  横浜西区  横浜中区  横浜保土ケ谷区  横浜港北区  横浜戸塚区  横浜緑区  川崎川崎区  川崎宮前区  平塚市  藤沢市  茅ヶ崎市  厚木市  寒川町  神奈川大井町  湯河原町  新潟県 新潟南区  村上市  阿賀野市  南魚沼市  山梨県 笛吹市  中央市  富士川町  忍野村  山中湖村  富士河口湖町  静岡県 御殿場市  震度1 北海道 札幌北区  札幌東区  札幌手稲区  札幌清田区  室蘭市  苫小牧市  千歳市  厚沢部町  留寿都村  壮瞥町  安平町  むかわ町  日高地方日高町  浦河町  新ひだか町  十勝清水町  厚岸町  標茶町  白糠町  別海町  標津町  青森県 弘前市  黒石市  今別町  深浦町  田舎館村  中泊町  六ヶ所村  佐井村  秋田県 男鹿市  小坂町  藤里町  八峰町  大潟村  山形県 山形金山町  福島県 下郷町  只見町  南会津町  柳津町  鮫川村  茨城県 大洗町  利根町  栃木県 上三川町  塩谷町  群馬県 高崎市  安中市  みどり市  榛東村  吉岡町  神流町  甘楽町  東吾妻町  群馬昭和村  玉村町  埼玉県 さいたま西区  さいたま桜区  さいたま浦和区  さいたま南区  川越市  川口市  秩父市  飯能市  本庄市  狭山市  上尾市  越谷市  入間市  朝霞市  志木市  和光市  新座市  桶川市  北本市  三郷市  蓮田市  坂戸市  日高市  ふじみ野市  伊奈町  埼玉三芳町  越生町  滑川町  嵐山町  小川町  鳩山町  ときがわ町  横瀬町  皆野町  長瀞町  東秩父村  埼玉美里町  埼玉神川町  上里町  千葉県 千葉緑区  市川市  館山市  木更津市  流山市  我孫子市  鴨川市  君津市  八街市  南房総市  匝瑳市  酒々井町  九十九里町  芝山町  一宮町  長南町  東京都 東京中央区  東京港区  東京新宿区  東京文京区  東京台東区  東京品川区  東京目黒区  東京世田谷区  東京中野区  東京豊島区  東京北区  東京練馬区  東京葛飾区  八王子市  武蔵野市  三鷹市  青梅市  東京府中市  昭島市  小金井市  小平市  日野市  国分寺市  東大和市  清瀬市  武蔵村山市  多摩市  西東京市  神奈川県 横浜鶴見区  横浜磯子区  横浜旭区  横浜瀬谷区  横浜青葉区  横浜都筑区  川崎幸区  川崎中原区  川崎高津区  川崎多摩区  川崎麻生区  相模原緑区  相模原南区  横須賀市  三浦市  秦野市  海老名市  座間市  綾瀬市  中井町  新潟県 新潟北区  新潟東区  新潟中央区  新潟江南区  新潟秋葉区  新潟西区  新潟西蒲区  長岡市  三条市  新発田市  小千谷市  加茂市  十日町市  見附市  燕市  五泉市  上越市  魚沼市  胎内市  聖籠町  弥彦村  田上町  阿賀町  出雲崎町  刈羽村  関川村  山梨県 甲府市  富士吉田市  大月市  南アルプス市  山梨北杜市  甲州市  身延町  長野県 飯田市  諏訪市  茅野市  佐久市  長野南牧村  軽井沢町  御代田町  富士見町  静岡県 静岡清水区  沼津市  富士宮市  富士市  伊豆市  伊豆の国市  松崎町  西伊豆町  静岡清水町  小山町  防犯・防災対策情報ならsave-family.com Read the full article
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊�� 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少��暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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ymkc · 5 years ago
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reading/writing with new technologies while living and leaving your better life.
オンの園も自主とはいえ休園の話題がでて、オン自身も、もともと週2回しか通っていないけれど、行かないことを選択。ひきこもりで、人に会うためには前もって入念な心の準備が必要なタイプの母親を持つオンは、日に日にひとり家遊びが得意になっていて、今日はベッドの上に小さなバスケットと髪留めを並べてピクニック、そのあと色とりどりの髪ゴムと公園で集めた実を使った調理、それを売るおみせ屋と、次々とクリエイティブな活動をレベルアップさせている。彼女の描く絵もなんだかすごい(写真参照)。その合間にいっしょに白玉だんごをつくったり、洗いものや洗濯干しを手伝ってもらったり。とにかくわたしは出不精に拍車がかかり、そもそも弱い喉をまもるため家族以外の人とほとんどしゃべる機会なく、梅醤番茶や梅酢ジュースを飲みながら静かにすごしている。最近は本をうまく読めるようになった。千葉雅也の初小説『デッドライン』とテッド・チャンの17年ぶりの短編小説集『息吹』をあっという間に読み終えて、それについて、しかも「書くことに」ついて、それらを通じて何か書こうと書こうと思っているうちに仕事週間になって断念、ざんねん(それでもストーリーズにはちょこちょこ書く気持ちになってずいぶんアップしていた)。でも忘れないために、ここにメモみたいに残してみます。
・千葉雅也の『デッドライン』、自分でもよくわからないといつも思っていた欲望(性欲と知識欲)のあり方を、ぜんぜん違うレベルで、でもものすごく近い場所から取り扱ってもらってるみたいで、読みながらよくわからないところでぐずぐず泣いた。たとえば主人公が純平に言われた「そんなこと言ったら、普通、怖がっちゃうよ」というセリフとか。その後主人公が、怖がっちゃう、という言葉にぞわぞわしたものを感じつつ、怖がらせればいい、と言いながらも最後には怖がらないようにするためのこと考える、という流れとか。教授が毎度授業の前に話す荘子のエピソードもすごくて、とくに「忘言の人」のことはあたまから離れない、「何かを手に入れるための手段は、目的を果たした後は、忘れ去られるものです。忘れてよいわけです。では、言語はどうか。ひとたび『意』つまり『言いたいこと』が伝わったならば、「言」つまり「どう言ったか」、「言った言葉そのもの」は、どうでもよくなるのでしょうか」。言葉はつねに誤解される可能性を、複数の解釈をもつ。「言葉で言われることは、まあ、すべて嘘みたいなものです」。帯にも載っている「もったいない。バカじゃないのか。抱かれればいいのに。いい男に。」という言葉はやっぱり強烈で、でもものすごく安心の気持ちを感じてしまうのはどうしてだろう? 「(占星術的に)ゆみこさんは不動宮のかたまりです!」と言われるくらい不動のわたしをどこか遠くへ連れていくような何か。
・テッド・チャン『息吹』、キップ・ソーンの相対性理論と矛盾しないタイムマシンの話に着想を得た冒頭の「商人と錬金術師の門」、わたしたちは過去も未来も結局は変えることはできないけれど、過去へ、未来へ、訪れることでどちらのことも「もっとよく知ることができる」、という言葉を反芻してる。彼の短編に基づき作られた映画「メッセージ」でも同じことが伝わってきた。すべては運命づけられているとしたら、人は日々を「よりよく」味わって生きる「ことしかできない」ではなく、「ことができる」という、ディストピアではないサイエンスフィクションの伝えかたにびりびりやられてる。SFがもたらす、生きることのうれしさ。「よりよく生きる」というのがテッド・チャンのテーマだと思うのだけれど、わたしにとって「よりよく」とはなんだろう? いま思うのは、とにかく感情を感じるということ、「感情があるって、すごいことよ」といつも思いながら生きている。たとえすべてが運命づけられているにせよ、この身体、この心、このたましいのセットでいまわたしが感じることは、いつも世界ではじめてのできごとだってこと。
あとは「偽りのない事実、偽りのない気持ち」に描かれている、映像記憶が完備された世界の話。映像が記録の際たるものだとしたら、書くことは? そして書きものがなかった文化にお���ては、書くことこそ最新のテクノロジーであった、という衝撃。つまり読み書きする人はすでにテクノロジーに思考を仲介されている。口承伝達の場合、過去はつねに現在の必要(一緒に暮らす「わたしたち」のため)を満たすために整えられていく。いま現在は、わたしたちのひとりひとりが、いわばプライベートな口承文化を担っている。自分の過去を必要に応じて書き直し、自分が自分について語る物語を支えにそれぞれ生きている。しかし、映像記録という客観的事実に基づく世界に生きることになったら? 最善のことは、それを「自分が正しかったのだ」と証明するために使うのではなく、自分が間違うこともあるのだと気づくこと、そしてそれを通じて「他人の間違いにも、もっと寛容であること」。 いま、この瞬間にわたしが手にしているテクノロジーで、わたしたちの生活をよりよいものにするためにできることはなんだろう? 書くことのテクノロジー、これについては、昨年出会ってもっとも感銘を受けた『生きなおす、ことばーー書くことのちから 横浜寿町から』と合わせて考えたい。学びの機会をうばわれ、読み書きができないままの人生を強いられてきた人たちが、文字を自分のものにしていく現場の記録。この本のことは、ずっと書きたいと思ってた。学校に行けず、看護師をしながらエプロンのポケットに字引をしのばせ、患者だった先生から教わって短歌をつくり始めたわたしの祖母が、作品を岩手日報に掲載された思い出をよすがに生きていたこととともに(しかも彼女は3人の子どもたちをひとりで育てていた)。でも、いまは亡き人のことを、その人の大切な思い出を、わたしがほんとうに書くことなんてできるんだろうか?
書くためには、読む必要があり、よりよく書くためには、何度も何度も読み直す必要があるな、と思って、だからいつも筆が止まってしまう。日々流れていく思考を止めるツールとしてのinstagramのストーリーズはとてもありがたく、いまのわたしにぴったりきてるテクノロジー。いつも思うんだけど、いまあるテクノロジーは、この先の未来にわたしたちが自分自身で持つようになる能力のための練習みたいな気がしてる。あのね、メッセンジャーとかで、入力中……とぷくぷく膨らむバブルを見ているたびに思う、インターネットとかEメールとかってきっと、いつの日かわたしたちが使うテレパシーのための準備運動。あなたから送られてくる言葉、待つあいだにわたしが読めるもの、たしかにそこにあるもの。
それにしても、こういうことは、書くまえにほんとうは誰か(そこのあなた!)と語り合いたい、熱いコーヒーを、おいしいお酒を飲みながら、だらだらだらだら何時間でも、狭い喫茶店で、夜のお店ですごしたい。書くことではなく、誰かと親密に語り合うことによって得られるもの、その時のおたがいの表情とか、思わぬ間とか、身ぶり、手ぶり、夢みたいにすばらしい質問とか、そういうのこそ、わたしの感情を大きく揺らす。そういうこと、しづらい気持ちになっているいま、わたしはやはりだらだらと、わたしたちの最新テクノロジーを通じて、あなたとおしゃべりしているつもりです。
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(写真は上からオンの絵、オンのしわざ、とあるベトナム料理屋の光)
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eatalk-kitchen-plus · 7 years ago
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Repost from @jam_org @TopRankRepost #TopRankRepost 『始めての中国茶あれこれ』 「軽やか系」岩茶の代表、おススメ四種セットから始めてみる。 お正月の帰省時、父から譲り受け持ち帰った中国茶器のセット。 使い方がわからず、茶葉についても素人の為…人形町の小梅茶荘まで行き指導を受けて来た(笑) 今日は教えて頂いた事を実践☆ 烏龍茶が銘柄によってこーんなに風味が違うなんて! ハマるハマる! 岩茶四種 ・ #黄観音 ・ #奇蘭 ・ #金観音 ・ #小紅袍 #小梅茶荘 #烏龍茶 #中国茶 #中国茶器 #台湾茶器 #台湾茶も頂いた #凍頂春茶 #eatalkkitchenplus #synololab #お茶好き
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2ttf · 13 years ago
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cvhafepenguin · 6 years ago
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ミコとマチ
 リビングで目が醒めた瞬間あわてて手元のスマホで時間を見た。5時31分、やばい、40分には家を出ないとバイトに遅刻する。渾身のスピードで歯を磨いて顔を洗い自室に駆け込みばたばたとスウェットを脱ぎ床に脱ぎっぱなしの縒れたデニムを穿きYシャツを全力で着て一張羅の苔色のカーディガンを羽織ってほとんど空っぽのリュックを背負う。化粧は諦めて大きめの風邪マスクでごまかすことにした。幸い原稿を作成してるうちに座椅子に座ったまま寝落ちしていたので髪は乱れていなかった。平日ならマチが起こしてくれるのに、今日は土曜日だから私の部屋の向かいの彼女の部屋で、マチは一週間分の疲れを取るべく昼までおねんねだ。私は「いってきます」とぼそっと呟いて全力でドアから飛び出しオレンジのチャリに跨がり立ち漕ぎで駆けた。早朝の澄んだ空気を抜ける冷たい風が私の全開のおでこに当たる。三月の霞がかった曖昧な風景を私は右、左、右、とぐっとペダルを踏んで追い越して行く。それにつれ眼がだんだんと冴えて来た。息を切らしぐんぐんと駅までの道を走りながら私は書きかけの原稿の続きのことを考え出していた。どきどきと小さな心臓が高鳴り血が巡り、私の身体に熱が漲ってくるのを感じる。まだ人がまばらな駅前のロ��タリーを抜け、高架を潜り、なんとか出勤時間ぎりぎりに店に着いた。ドアを開くとコーヒーの温かくて甘い香りがふわっと鼻を突く。これを嗅ぐと私の頭はたちまちだらしがなくてうだつの上がらないワナビー女から「「鯤」のウエイトレスモード」にかちっと切り替わる。「おはようございますっ」私は店に入るなり弾丸のように一直線にバックヤードに突っ込みエプロンを着る。「おー、毎度のことながら作家さんは朝に弱いねえ」店長の蓮さんが茶化す。「朝まだなんだろ?これ食っちまえ」蓮さんは厨房からカウンター越しに私にロールパンを投げ渡した。「いただきます」私は風邪マスクをぐいとずらし、拳大のそれを口に詰め込んだ。それから蓮さんに渡された水をぐっと飲み干す。「鯤」は駅前の喫茶店なので、平日は開店するなりモーニングをしにくるサラリーマンなんかがぞくぞくと来て大童なのだが、今日みたいな休日は最初の30分なんかはかなり暇だ。コーヒーにつけて出すゆで卵もいつもならあらかじめいくつか小皿に分けて置くのだけど、今日はカウンターのバスケットにまだこんもりと盛ってある。その光景はまるで平和の象徴のような安心感を私に与える。しばらく待っても客が1人も来ないので、私はトイレで簡単な化粧を済ませ、カウンターにかけて蓮さんが淹れてくれたアメリカンをゆっくりと飲んだ。「原稿はどんな感じ?」「うん、方向性はだいぶ定まってきたからあとはそれを形にしていくだけかな」「なるほど、ついに俺の息子がミコが手がけたゲームをやる日がくるんだなあ、あっ今のうちサイン貰っとこうかな、店に飾るわ」「蓮さんってば気が早すぎ」蓮さんはことあるごとに茶化すけど、芯のところでは私のことをそのつど気にかけてくれているのが私にはありありとわかった。嬉しいことだ。
 そうしていると、程なくして客がちらほらと入り出した。休日の朝は老人ばっかりだ。常連のみんなはお話し好きで、四方山話や身���上話を滔々と聞かせてくださる。いつものように私は給仕や食器洗いをこなしながらそれにふんふんと頷いた。でも頭の中は原稿の続きのことでいっぱいだった。先週、駆け出しライターの私に初めてクライアントからSNSのダイレクトメッセージで、ソシャゲのシナリオの執筆依頼が来たのだ。それは聞いたことないような小さな会社で、その依頼されたゲームも予算的にみてメインストリームに敵うポテンシャルがあるとはとうてい思えなかったが、なにせ執筆の依頼が来ることなんて初めてだったので、私は半端ない緊張ととめどなく沸いてくる意気込みでここ一週間ギンギンだった。原稿のことを考えると下腹のあたりがヒュンとする。これは誰もが知っているRPGのシナリオを手がけるという私の夢への第一歩だし、なにより、就職せずに創作活動に専心することにした私の決意が報われた心持ちだった。それはどう考えてもぜんぜん早計なのだけれど。とにかく、私は今とても浮かれていた。
 正午前あたりから客足が徐々に増しなかなか忙しなり、あっという間に15時になった。退勤まであと1時間だ。
「いらっしゃい。おっ荘くん」だしぬけに蓮さんの朗らかな声が厨房から客席に向け広がる。荘くんが来ると、蓮さんは私を茶化す意味でわざと私に呼びかけるような声音で叫ぶのだった。これもいつものことだ。
 私はお気に入りの窓際の2人がけのテーブルにギターケースをすとん立てかけて座る荘くんのところへ注文をとりにいった。心臓の音が高鳴るのが荘くんにばれている気がした。
「いらっしゃい、今日はスタジオ?いよいよ来週だね。」
「そうだな、あっ、チケット忘れんうちに今渡しとく」
荘くんにひょいと渡された黄色いチケットにでかでかと、
「jurar 初ワンマン!」と書いてあった。その楠んだチケットのデザインは全体的に少し古くさい気がした。
「ついにだね」
「うん、絶対に成功させるよ、やっとここまでこれたんだ。そろそろ俺たちもプロへの切符を勝ち取りたいな」
「うん、私応援してるから」荘くんの襟足から煙草とシャンプーの混じったえも言われぬ匂いがかすかに漂う。それは、ほんとうのほんとうに良い匂いだ。
「サンキュな、ミコちゃんも頑張ってるもんな、俺も負けてらんないよ。あっ、そうそう、そういえば…明後日柴さんにアクアマターのライブ来ないかって誘われたんだけど、ミコちゃんあのバンド好きだったよね、もし暇だったら一緒に来る?蕗川ビンテージだよ。柴さんももう一人くらいだったらチケット用意できるから連れて来ていいって」
「いいの?行きたい!」
「よっしゃ、じゃあまたラインするわ」
「まじか…」私は心中でひとりごちた。まさかのまさか、こんな地味な女が荘くんにデートに誘われたのだ。注文伝票をレジに持って行き蓮さんのほうをちらと見てみた。すると蓮さんははにかみながらしゅっと素早く腰のところでガッツポーズを出した。私は心中でもう一度、「ま、じ、か…」と丁寧にひとりごちてみた。
 荘くんはブレンドを急いで飲み干して会計をし、「じゃあ」と去って行った。そうこうしているうちにやがて退勤時間となり、出勤してきた蓮さんの奥さんに引き継ぎをして、私はタイムカードを切った。「お疲れさまです」挨拶をして表口から店を出ると、スプリングコートのポケットに両手を突っ込んで含み笑いしているマチが立っていた。目が合った私たちはそのまま見つめ合った。一瞬、時間が止まったようだった。ピィ、ピィ、とけたたましい鳥の声が、狭い路地裏にこだました。
「オハヨ」マチは宣誓のように右手をしゅっと突き出してそう言った。
 マチの手は真っ白で、春のひかりをぼんやりと帯びていた。ぼんやりとその手を見ていると、なんだか眠くなった。
「マチ、何してたの?」
「さんぽ」
「起きたばっかり?」
「寝すぎちった」
 私は自転車を押してマチととぼとぼと散歩した。外は朝は肌寒かったけれど、今は歩いていると少し汗ばむほどの気温まで上がっていた。電線と雑居ビルたちに乱雑に切り取られた街の高い空を、鳴き交わしつつひっきりなしに飛び交う春の鳥たち、私たちはゆっくりと歩きながらそんな風景を見るともなく見ていた。
 私たちはそれぞれあたたかい缶コーヒーを自販機で買い、駅から少し離れたところにあるたこ(多幸)公園へたどり着いた。私とマチは予定のない天気のいい日にはよくここで何となく過ごす。
「そういえばさ」
「ん?」
「さっき店に荘くんが来てね」
「なになに?」ブランコに座っているマチは両足をばたばたとせわしなく蹴っている。
「「明後日アクアマターのライブに誘われたんだけど一緒にこないか」って」
「デートか!」
「そういうこと」
「やったー!」マチはブランコからたんっと飛び降りて両腕を上にぐんと伸ばして叫んだ。
「いや、誘われたの私だし」
「わがことのようにうれしいっ」
「よーし今日はなべだー」マチは私に背を向けて起き上がった猫のように盛大なのびをした。
「なべ、若干季節外れじゃない?」
「めでたい日は鍋パって相場がきまってるのよっ。ミコの恋愛成就を祝って今日は私のおごりで鍋だー」
「マチってば気が早すぎ」
私たちはスーパーでたくさん鍋の具材と酒とつまみを買って、大きなレジ袋を2人で片側ずつ持って帰った。2人でわいわい作った鍋は多すぎて全然食べきれなかった。飲みまくって酔いつぶれた私たちはリビングでそのまま気を失い、翌朝私は風邪を引いていた。私がなにも纏わず床で寝ていたのに対して、マチが抜け目無く毛布を被ってソファーを独占していたのが恨めしかった。
 荘くんは待ち合わせの駅前のマクドナルドへ15分遅刻してきた。10分でも20分でもなく15分遅れるというのがなんだか荘くんらしいなと私は妙に感心した。「蕗川ビンテージ」は私の家の隣町の、駅のロータリーから伸びる商店街の丁度真ん中のあたりにある。私はこの街に来たことがなかったのでライブハウスまで荘くんが先導してくれた。風は強く、空は重く曇っている。商店街や幾本かの路線でごちゃごちゃしたこの街は、私とマチが住んでいるところに比べてなんだか窮屈な感じだった。前を歩くやや猫背の荘くんに付いて駅からしばらく歩くとやがて「蕗川ビンテージ」に辿り着いた。荘くんが「あそこ」と指を指してくれなかった���私はそれがそうだと気付かなかっただろう。「蕗川ビンテージ」はどう見てもただの寂れた雑居ビルだった。よく見ると、ぽっかりと空いたビルの地下へと続く入り口の前に「アクアマター」のワンマンの掲示があった。その入り口の前に、いかにもバンドマンといった出で立ちの5人の男女が談笑していた。若いのか、それとも私たちよりずっと歳上なのか、いまいち判然としない風貌の人たちだった。その5人はやって来た荘くんを認めると手を振り、荘くんはそれに応えて私をほったらかしてポケットに手を突っ込んだまま5人に駆け寄った。荘くんが1人の男の横腹を肘で小突く、するとその男は笑いながら荘くんにヘッドロックを決め、ほかの人たちもげらげらと盛り上がった。どうやら荘くんととても親しい人たちらしい。少し話すと荘くんは突っ立っている私のほうに戻って来た。それから私の手を引いて、地下への階段を降りて行く。荘くんが近い、かつてないほどに近い荘くんのうなじから、シャンプーと煙草が良い塩梅に混じった私の好きな匂いが漂ってくる。匂いはたしかに近いけれど、暗すぎて当の荘くんの姿がよく見えない。なにかがずれている気がした。私たちは、どこか歪な気がした。私たちが、というか私だけが明らかに場違いだった。「マチは今どうしているだろう、そろそろ帰ってる頃かな、晩ご飯は私がいないから今日は外食なんだろうな」好きな男に手を引かれているというのに私の頭に浮かんで来るのはマチのことだった。やれやれ。
 2人分のチケットを荘くんが受付の初老の男に手渡す、そして荘くんはまたその男としばらく談笑し始めた。「ちょっとお手洗い行ってくるね」と私はその間に用を足した。戻ってくると受付の前に荘くんを中心に人だかりが出来ていた。荘くんの周りにおそらく10人以上はいたが、その中の誰1人として私の知っている顔はなかったし、荘くんを含め、そこに誰1人として私のことを気にする人はいなかった。私はまるで透明人間にでもなったかのような心持ちだった。あそこで人の輪に囲まれ楽しそうに話しているあの人はいったい誰なんだろう。いつも「鯤」に来て親しく話してくれるあの人。私がいつか「アクアマター」が好きだとこぼしたことを覚えてくれていて、デートに誘ってくれたあの人。でも冷静に考えると当たり前のことだったのだ。界隈で突出した人気を誇る若手バンドのフロントマンの荘くんと、街の隅でこそこそと暮らしている私みたいな誰も知らない地味な女なんて、そもそもステージが違うのだ。私は知らないライブハウスの柔らかくて厚い防音材の壁にもたれながら、誰にも知られず夜空でひっそりと翳りゆく月のように、緩やかに卑屈になっていった。誰かここから連れ出してくれないかな、これがまさしく「壁の花」ってやつね。卑屈の次にやってくる自嘲。思えば幾度も覚えたことのある感覚だ。いままでに縁のあった男はみんな、折々こんな風に私のことをないがしろにした。
 ほどなくしてライブが始まった。ライブは、よかった。横にいた荘くんは頻繁に何処かへ消えた。たぶん、知り合いの誰かと話しに行っているのだろう。そう、ここでは私以外のみんなが知り合いなのだ。ライブの終盤、ストロボが瞬くクライマックスの轟音の中荘くんは強く私の手を握ってきた。私はそれを知らんぷりした。スモークの甘ったるい匂いがやけに鼻についた。ライブ自体は、本当によかった。
 外に出ると小雨が降っていた。荘くんはライブの終わりからずっと私の手を握ったままで、駅の方へ私を引いて歩いていく。私はなにも考えずにそれに従う。疲れて、頭がぼーっとしていた。商店街の出入り口のアーチの辺りで、荘くんは「じゃあいまからウチで飲もっか」と切り出した。私はまっぴらごめんだと思い「えーと今日はもう帰ろうかな、明日も朝早いし…」と丁重にお断りした。
「別にいいじゃん、ご近所さんなんだしバイトは朝、俺の部屋から出勤すれば」荘くんはしつこかった。
「いやーやっぱ何だか悪いしルームメイトもいるんで今日は家に帰ります。今日はほんとにありがとう」
 私は返答に窮して言い訳にならない言い訳を口走っていた。そのとき私ははっと息をのんだ。荘くんは怒っていた。彼の表情こそ変わらないが、私なんかにプライドを傷つけられたこの男が激怒しているのがわかった。
 それから突如荘くんは声を荒げ
「んだよ、俺とヤりたいんじゃなかったのか?」
 と今まで私が聞いたことのない荒荒しい声音で言い放った。そのとき私は頭が真っ白になった。私はこの人が何を言ってるのかわからなかった。信じられなかった。この人も自分が何を言っているのかきっとわからないに違いない。そうであってほしい、と私は願った。
 私はいつの間にか私の肘を強く掴んでいた彼の手をばっと振り切り、夢中で駅まで走った。後ろであの人がこっちに向かってなにか喚いている気がした。私はそれから逃げるために全力で走る。とつぜん視界がぐにゃあと歪んだ。音のない雨は、いつのまにか本降りになっていた。頬を伝って落ちる生温いものが春の雨なのかそれとも涙なのか、わからなかった。
 マチは私に何も訊ねなかった。あの夜ずぶ濡れで帰ったきた私の
様子を見て何となく察したのだろう。お風呂から上がってきた私に何も言わずに中華粥を作ってくれた。荘くんはあの日以来鯤に来ることはなくなった。蓮さんは
「まあ今回は縁がなかったってだけさ。月並みな言葉だが男なんて星の数ほどいるんだぜ」と慰めてくれた。
 でもそれを言うならば女だってそうだ。それこそ私は荘くんにとって星の数ほどいる「都合のいい女候補A」にすぎなかったんだ。私はまた卑屈になっていた。このことをマチに話すと「処置無しね」の表情をされた。マチの「処置なしね」の表情。白いつるつるの眉間に少し皺が走りいたましげに私の顎辺りに視線を落とすこの仕草が私は密かに好きだ。ソシャゲの依頼はなんとか納期に間に合ったが、私は次���賞に挑む気力が沸かなかった。スランプに陥ってしまったのだ。なんだかどうしても力が入らなくて、私は湯葉のようにふやけてしまっていた。このままなんの意思も目的も持たず、たゆたうクラゲのように何処かへ攫われてしまいたかった。あの失恋で、まるで私とこの世界とを繋いで私を立たせているピンと張った一本の糸が、ぷつりと切れてしまったようだ。私は休みの日のほとんどを寝て過ごすようになった。
 私が一ヶ月以上もそんな状態だったので、放任主義のマチもさすがに見かねたらしく、「ミコ、餃子をやろう」と私に切り出した。パジャマの私はソファでクッションを抱いて寝転びながら「うぇえい」と曖昧に返事した、ミコが「マチはかわいいなあ」と言って後ろから抱きつこうとしてきたが私はそれをひょいと躱し、勢い余ったマチはフローリングでおでこを打ち「ぎゃっ」と叫んだ。そのとき私に被さったミコの身体はとてもひんやりとしていた。
 餃子の買い出しから仕度まで殆どミコがやってくれた。私はソファに寝転んで夕方のニュースを見ながらミコが手際よく餃子を包んで行くのを背中で感じていた。辛い時は甘えられるだけ相手に甘えるのが私たちの生活の掟なのだ。私とマチは、いまままでずっとそうやってきた。
「いざ!」待ちくたびれて私がうつらうつらし出した時にマチは意気込んで餃子を焼き出した。しゅわあと蒸気が立つ音とともに、むわっとした空気がリビングに立ち込めた。私は薄目でせかせかと餃子を焼くマチの背中を見ていた。「このまま帰りたくないな」そんな素朴な気持ちが不意に、去来する。私たちには他にいるべき場所があって、いつまでもこの生活が続くわけないのはお互い、何処かで理解していた。けれど私たちはそれに気付かないフリをしている。
 マチの背中って小さいんだなあ。そんなことを考えると何だか目頭が熱くなってきたので、私は寝返りをうち、狸寝入りを決め込んだ。クッションに顔を埋めてきゅっと眼を瞑っていると、まるで幽霊になって、空中を漂いながらミコのことを見守っているような、ふわふわと暖かくて寂しい気持ちになった。
「ほらほら引きこもりさん、餃子が仕上がって来たわよ。テーブルにお皿とビール出しといて」
「あいさー」
テーブルの皿に綺麗に連なって円になっているマチの餃子はつやつやでぱつぱつだった。マチは餃子の達人だ。マチよりおいしい餃子を作る女を私は知らない。
「じゃあ、餃子にかんぱーい」
「かんぱーい」
最初の一皿を私たちはあっという間に平らげた。
「じゃあ第2波いきまーす」
「いえーい」
マチは餃子をじゃんじゃん焼いた。私がもう食べられないよと喘いでも取り合わず焼きまくった。マチは何かに取り憑かれたようにワインを呷りつつ、一心不乱に餃子を焼き続けた。「餃子の鬼や…」私がそう呟くとマチはこっちを振り向いてにいっ、と歯を出して笑った。
 餃子パーティも無事に終わり、私たちはソファで映画を見ながらワインをちびちびと飲んでいた。
「ミコ、この映画つまらないね」
 マチがずっと見たいと言っていたから私がバイト終わりに借りてきてあげた映画だった。
「たしかに、脚本は悪くないけど演出が単調だね」
 マチは冷蔵庫から新しい缶チューハイを持って来てぐびと勢い良く飲んだ。それから酒の勢いを借りたようにこう言った。
「ミコ、屋上に行こうか」
 私は缶ビール、マチは缶チューハイを片手に最上階の廊下のフェンスを跨いだ。マチは私の手を引いて真っ暗で何も見えない中、屋上へと続く鉄骨階段を上がっていく。あれだけ餃子を焼いたにも関わらずマチの手は冷たかった。たん、たん、と微妙にずれたふたつのゆっくり階段を踏む冷たい音が闇の中密やかに響く。酒気を帯びたマチのにおいがする。なんだか懐かしいにおいだ。毎日のように嗅いでいるはずなのに。私はマチをぎゅっと抱きしめたかった。
屋上は無風だった。しんとしていて、まるで世界が止まったみたいだった。私たちの住むマンションは台地のてっぺんに建っているので、屋上からは街が良く見渡せる。酒の缶を持った私たちは並んで囲いの柵に凭れて、街の灯をぼんやりと眺めていた。不意にささやかな音で聞き覚えのあるイントロが流れ出した。最初はか細い月明かりのような調子のその曲は、やがて雲の隙間から抜け出して鮮烈な満月となる。
「Tomorrow never knows」
 私はこの曲を聴いた時にいつもこんな印象を受ける。いつかマチはこの曲のことを夜の森の奥で誰にも知られずに燃える焚き火みたいと言っていた。思えば、性格がまるで違う私たちを繋ぐきっかけとなったのはこの曲だった。
 
 あれは私がまだ大学一年生のときの冬だった。私はサークルの先輩に合コンに来てくれと頼まれて不承不承承知した。相手は同じ大学の違うサークルの連中だった。明らかに人数合わせで参加した合コンだ、面白いはずもなく、私はうんざりした。いつ「じゃあ私はこの辺で…」と切り出そうかずっと迷っていたが、二次会のカラオケにも流れで行くことになってしまった。そしてそのカラオケに遅れてやって来たのがマチだった。先輩の説明によると、マチは男側の知り合いだそうだ、それで先輩とも面識があったので呼ぶ運びとなったのらしい。部屋に入って来たマチを見て私は「きれいな女の子だなー」とうっとりとした。マチは空いていた私の横にすとんと座った。思わず頬が緩むようないいにおいがした。スキニーを穿いた華奢な脚のラインが綺麗で、横に座っていると、私の若干むくんだそれと比べずにはいられなかった。マチは終止にこにこしていた。男たちは明らかにみんなこの場で一番綺麗なマチを狙っていた。私は半ばいやいや参加したとはいえ、やはりみじめな気持ちだった。下を向いて鬱々としていると私にマイクが回って来た。あまり歌は得意ではないのだが…と思いつつ私は渡されたマイクを掴み、ええいままよとミスチルの「Tomorrow never knows」を歌った。歌っている時にマチがじっとこっちを見ていたのを不審に感じたが私は気付かないふりをして歌いきった。合コンはつつがなく終わった。解散してターミナル駅のコンコースを歩く私たちの集団は1人ずつ空中分解していき、やがて私とこの初対面で良く知らないマチという女の子だけが残った。私たちは無言で微妙な距離を保ちながら並んでしばらく歩いた。
「私って合コンとか苦手なんだ~」やにはにマチが間延びした調子で呟いた。それからふわあと大きなあくびをした。私はその様子を見てなんて美しいひとなんだろうとうっとりした。合コンのさなか、表面上は取繕っていたが、明らかに退屈そうにしていたのも見て取れたので、私はマチに好感を抱き始めていた。
「なんか私同世代の男の子って苦手だな、何話したら良いかよくわからないし」
「私もああいう場は少し、苦手」
「ねえ、お腹空かない?」
「ちょっぴり」
「ラーメンでも食べにいこっか」
「うん、いいよ。この辺?」
「うん、北口からちょっと歩いたところにおいしいラーメン屋があるんだ。塩ラーメンなんだけど、大丈夫?」
「大丈夫、塩ラーメン好きだから」
「それではお嬢さま、エスコートいたします。」
 とマチは腰を落として片足を後ろに引く紳士の挨拶のポーズをした。
「で、では、よろしく」
 私もコートの腰のところを両手でつまんで膝を曲げ淑女の挨拶でぎこちなく応じる。
 私たちは改札の前で踵を返し、ラーメン屋へと向かった。
「ミスチル、好きなんだね」
「うん、親の影響なんだけど」
「私も好きなんだ。だから、君がさっき歌ってたとき嬉しかった。周りに音楽の趣味が合う人がいなくってさ、ミスチルとか今の若い人もうあんまり聴かないもんね」
「うん、カラオケとか行くとみんな今時の曲ばっかり歌うもんね。特に合コンなんかだと顕著」
「男も女もなんだかんだ言っても最終的に画一性を自分に強いたほうが楽なのだということなのかも知れんね。ところで君、名前は?」
「私はフジサワミコ。あなたは?」
「私も名前二文字なんだ。湊マチ」
「みなとまち」
「マチでいいよ」
「わかった、私のこともミコって呼んでよ」
「そうだ、ハタチになったら一緒に飲みにいこうよ。ライン交換しよ」
 
 それがきっかけで私たちはことあるごとに2人でつるむようになった。私がこっぴどく振られた時も、マチの就活が難航を極めていたときも、いつも酒なんかを飲みながら互いに慰め合った。ルームシェアをしようと言い出したのはマチのほうからだった。それは私が就職を諦め夢を追うことにするとマチに打ち明けた次の日だった。
「私はミコがどんなでもそばにいてあげるよ」
 マチはことあるごとにこんなことを言うのだった。
「どんなのでもって、もし私がアメーバみたいな真核生物でも?」
「アメーバでも好きだよ」
「私も、マチがアメーバでも好き」
 赤ら顔の私たちは屋上で「Tomorrow never knows」を歌った。
「はーてしなーいやみのむーこうへーおっおー てをのばそー」
呂律の回らない舌で私たちは叫びながら柵の向こうへ両手をぴんと伸ばした。伸ばした指の先に、滲んでぼやけた街の灯りたちが、きらきらと輝いていた。
 
 私はそのプロポーズを受けることにした。相手は麗さんという人で、マチの紹介で知り合った10歳上の高校の生物の教師だった。マチはあの失恋以来落胆している私を励ますために、荘くんとは真逆のタイプの男を紹介してくれたのだった。交際は、以前の私ではとても考えられないくらいにうまくいった。私は素敵な男をあてがってくれたマチに心の底から感謝した。彼はとても良く尽くしてくれたし、私も彼のことがとても好きだった。彼と付き合い出してから、彼の家に泊まって部屋に帰らないこともしばしばあった。そして私と対照的にマチはその頃からだんだんと不安定になっていった。なにかといらいらしてたまに私にあたるようになったのだ。私は何故そうなったかマチに聞くこともなかった、何となく察しがつくだけに余計聞く気がしなかった。喧嘩も私が帰らなくなった日のぶんだけ増えていった。
 ある日3日間麗さんの家に泊まってから帰ると、私の部屋のものが全部廊下に放り出されていた。
「なにこれ」私はこっちを振り向きもしないリビングでソファにかけてテレビを見ているマチに問いかけた。
「もう出て行くのかと思って部屋を片付けといてあげたよ」
「ばかじゃないの?ほんとガキだね」
 なんてみっともないんだ。私にいつまでもこだわって、ばかばかしい。
 ずかずかと歩いてリビングに入ると不意にマチが振り向いてこっちをきっと睨みつけたので私は立ち竦んでしまった。
「ミコ、ミコの夢は、努力は何だったの?なんで…そんなに簡単に諦めるの?」
 マチの声は掠れていた
「前にも言ったけど私には才能がないんだしもう筆を折ったんだよ」
「なんでも手に入れることのできるマチには私のことはわからないよ。知ったような口を聞かないで」
 私はいつしか心の何処かで自分の夢と、マチから解放されたいと思い始めていた。
「そういえば言ってなかったんだけど私あの人にプロポーズされたんだ」
マチはまたテレビの方を向いて石像のように固まって何も言わなかった。
「おめでとうとか、ないの?」
マチは依然としてだんまりだった。
 そのとき、私の頭のなかでぐわん、という音がした。誰かに後頭部を殴られたような衝撃だった。それから涙が、とめどなく溢れてきた。私は泣きながら廊下に放り出された荷物を出来る限りまとめた。それから麗さんに電話をしてワゴンを出してもらい部屋の私の家具や持ち物を全て、3往復して麗さんの家に運んだ。それっきり、あの部屋には二度と戻らなかった。それはあまりにもあっけない幕切れだった。麗さんは「人��つながりなんて、そんなもんさ」とやけに達観した口ぶりで私を慰めてくれた。3ヶ月後に披露宴の招待をマチにラインしてみたが既読すら付かなかった。
 
 「もう、終わりにしよう」
 別れを切り出したのは英治のほうからだった。英治はセックスが終わってしばらくして呟くようにそう言った。実のところ私は、英治のほうからそう言ってくれるのをずっと待っていた。いかにも安ラブホテルの調度品といった感じのチープなガラスのテーブルの上の、パフェ皿の底に残って溶けたソフトクリームがピンクの照明を反射しててらてら光るのを、私は裸で���ーツも被らずに茫然と眺めている。英治がシャワーを浴びる音が聞こえる。英治が上がったら私もシャワーしなくちゃ。…どうしてこうなっちゃったんだろう…どうして。やにわにテーブルに起きっぱなしのスマホが震え出した。ガラスの上でがちゃがちゃ騒ぎ立てるそれに私はいらっとして。ぱっと手に取った。その画面には「麗さん」と表示があった。
「来月の裕太の体育祭どうする」
 メッセージの内容はこれだけだった。私はスマホの画面を暗転させて枕元にぽんと投げ捨てベッドに潜り込んだ。麗さんと英太にはもう一年以上会っていなかった。毎日仕事漬けで夫と子供を捨てて出て行き、愛人と日中に安ラブホにしけこんでいる私のような女が今更どの面下げて元伴侶と息子に会いに行けばいいんだ。いやだ、このままなにもしていたくない。この地の底のような穴ぐらで、誰にも干渉されずにずっと踞っていたい。
「ミコ、ミコ、ミーティングに遅れちゃうよ。起きて」
そうだ、私は次の作品の企画ミーティングに行かなければならない。何せビッグタイトルのナンバリングだ。集中しなければ。
ミーティングはかなり難航したもののなんとかまとまった。私も英治も、いつものようにメンバーに振る舞った。私たちの関係に気付いている人は、どうやら1人もいないようだった。帰りがけに私と英治は小さな居酒屋に寄った。ここは私たちが関係を持ちだしたころ英治が教えてくれた店だ。
「今度のプロジェクト、うまく行くといいな」英治は燗を呷って少し上機嫌になっていた。昼間のラブホテルでの言葉を取繕うためなのかもしれない。
「なんたってミコには実績があるもんな。大丈夫、ミコならこの先一人でもうまくやっていけるさ」
「聞きたくない…」
「え?」
「「聞きたくない、そんな言葉」」
 私は思わずそんなことを口走りそうになったが、かろうじてそれを飲み込んだ。
「英治はどうなの」
「どうって?」
「この前も辞めたがってたじゃん。この仕事、自分に向いてると思う?」
 そうだ、私が英治の仕事や家庭の愚痴を聞いてあげるようになったのがこの関係の始まりだった。
「うーん…向いていようが向いてまいが、俺にはやるしかないな。やっぱり何度も言ってるけど、自分の夢のために邁進してきたミコと俺はスタンスが違うよね、それに俺…」
「俺?」促しても英治は先を言うのを躊躇うので私はいらいらした。握りしめた水割りを私はぐいっと飲んだ。
「俺…2人目ができたんだ…」
「ふうん、おめでとう、ね」
「そうなんだ、だから、この関係もそろそろ潮時なのかなって。」
 私はカウンターに万札を叩き付けて店をあとにした。なにも英治に腹が立った訳ではない。私は全てがいやになってしまったのだ。夢も、仕事も、家族も。
「違う…私は…私は…」
 私は無意識にそう呟きながら明後日の方向へ駆け出していた。後ろで英治が私を呼びかけながら付いてきていたが私はその声がしなくなるまで走り続けた。走って走って、私は知らないバーに駆け込んだ。それからジャックダニエルのロックを注文した。なにも考えたくなかった。ぼうとそれをちびちびなめていると、やにはにスマホがポケットのなかで震えた。英治がなにか取繕うためのメッセージを送ってきたのかと思い私はうんざりしながら画面を見た。しかしそこに表示されていた名前は「英治」ではなく「マチ」だった。
私は反射的にスマホをカウンターに伏せて置いた。そしてウイスキーを飲み干しておそるおそる画面をタップして内容を確認すると。
「久しぶり、突然ですみません。今度会えませんか。」とあった。
私は胸がざわざわした、けれどもう何も考えないことにした。すぐにマチに「いいですよ」と返信した。
 待ち合わせは2人が分かりやすい場所が良いとのことで「鯤」にした。私は待ち合わせの時間より少し早くに鯤に来た。
「いらっしゃい。おお、ミコ」
 蓮さんは最近白髪が増えたものの相変わらず元気だった。私は鯤には昔のなじみで今でもたまに来るのだ。
「ごぶさたじゃないか。仕事忙しいのか。なんか、顔が疲れてるぞ」
「うん、ちょっと最近いろいろあって、でも大丈夫だよ、ありがとう」
 蓮さんはいつでもぶれずに蓮さんなので話していると私は安心する。蓮さんって私にとってオアシスのような人だ。
「今日ね、マチと会うんだ。ここで待ち合わせしてるの」
「マジで!すごいな、何年振りだ?」
「10年振り…」
「そうか、あれから10年も経つのか…なんかあっというまだな」
「うん、いろいろあったね」
本当にいろいろあった。でも、私とマチの時間はあの時のまま止まっている。私が部屋を飛び出したあの日のまま…マチはいったいどうしていたのだろう。
 私は緊張してテーブルにかけて俯いていた、しばらくしてドアに取り付けたベルがからん、と鳴った。顔を上げると、入り口にスプリングコートを着たマチが立っていた。そのシルエットは背後から射す春の陽射しに象られていた。
「おおお、マチちゃん!久しぶりー!」
「マスター、お久しぶりです。」
「相変わらずべっぴんさんだね。ここに2人がいるとなんだかあの頃に戻ったようだな。ゆっくりしていってな」
「マスターも相変わらずみたいで。ありがとうございます」
マチははにかんだように微笑みながら、私の向かいに掛けた。私は気恥ずかしかった。何を話したらいいのか全くわからない。マチもそうなのだろう。ずっとそわそわして後ろを振り向いたりしていた。私はマチが少しだけふくよかになっていることに気が付いた。
しばらくしてマチが話し始めた。
「最近いろいろあって考えたの…私どうしてもあのときのこと謝っておきたくて…寂しくてミコを傷つけることしかできなかった。ミコがいないとだめなのは自分のほうなのに、そして、そう思えば思うほど心細かった。こんな風にミコを呼び出して謝るのも独りよがりだけど。どうしてもそれだけは伝えたくて、ほんとにごめんね、ミコ」
そう言ったマチの眼から涙がひとすじ流れ落ちた。
 そうか、みんな寂しかったんだ。私とマチだけじゃない。麗も、英治も、それから荘くんだって。ミコの涙を見て私のなかで何かがはらりと落ちていった。それはたぶん、いつの間にか私の心に巣食っていた「あきらめ」のようなものだった。
「いいんだよ、マチ、もういい」
「あ、あり、ありがとう、ミコ、うわーん」
 マチはぐしょぐしょに泣いてバッグから出したハンカチで顔を抑えていた。ほかの客もびっくりして、カウンターに掛けているおばあちゃんも「あれあれ」と茶化してきた。私もつられて泣きそうになったがこらえてマチの手をとって店の外へ出た。
 私は泣き止んできたマチの手を引いてしばらく歩いた。
「見てマチ、ここのスーパーでよく買い物したよね」
「あっこの公園覚えてる?よくブランコ漕ぎながら酒飲んだよね」
 マチは鼻をすすりながら「うん、うん」と相槌をうつ。
春の気持ちのいい暖かい風が、懐かしい気持ちを呼び起こす。マチの手は、あの頃と同じで冷たい。
 私はマチの手を引きながらマチとの部屋を後にしてからのことを吶吶と話した。結婚して間もなく、昔穫ったグランプリの作品を目にしたディレクターに大手ゲーム会社のシナリオライターとして抜擢されたこと…麗さんとの子供が産まれたこと…仕事が多忙なのが原因で離婚したこと…仕事が忙しすぎて疲れていること…同僚の不倫相手との関係が終わったこと…
 マチは私のところどころくすりと笑いながらただ聞いてくれていた。
「ぜんぶミコだね」
「え?」
「恋愛でポカするのも、仕事や夢に疲れて参っちゃうのもぜんぶあの頃と同じミコだ。ミコは私が知らない間もミコをやってたんだね」
「たしかに、全部わたしだ。わたしらしい…わたし」
 そしてマチもずっとマチだ。あの頃と同じ、強い肯定も否定もせずただ私に寄り添ってくれる。そんなマチを見ていると今日の朝までずっと私を苛んでいた罪の意識や漠然とした憎悪が緩やかに解れていった。
「ねえマチ」
「ん?」
「屋上に行かない?」
私たちの住んでいたマンションはまるでタイムスリップしたかのようにあの頃と同じで、どこも全く変わっていなかった。
 いけないことと知りつつ、私はマチの手を引きそうっと忍び足で、屋上への階段を昇る。
 私たちは昔のように並んで囲い柵によりかかり街を見渡した。
「どこもかしこもなーんにも変わっていないね」
「そだね、あ、でも私は少し変わったかも」
「どんなところが?」
「私、結婚するんだ。式は挙げないことにしたんだけど。それでね、今お腹に赤ちゃんがいるの」
「え?」
私は不意をつかれて唖然とした。
「何ヶ月?」
「3ヶ月」
「えーっと…夫さんはどんな人?」
「優しい人だよ、今の職場で知り合ったの」
「おめでとう、マチ」
「ありがとう、ミコ」
私たちは手を繋いだまま顔を見合ってくしゃっと笑った。
「これ、覚えてる?」
 私はスマホのプレーヤーを開いて再生をタップした。
「うわ、懐かしい、私今でも聴いてるよ」
「私も聴いてる」
 あの夜この屋上でマチと一緒に歌った…そしてマチと私を繋ぐきっかけになったこの曲。
「Tomorrow never knows」
 私たちはあの頃を思い出しながら小さな声で一緒に歌った。これまでと、これからの全てが、発酵するパン生地みたいに私のなかでふわり広がって行った。
 心のまま僕は行くのさ、誰も知ることのない明日へ
 そうだ、私とマチは私とマチのままで、あの頃のような万能感はなくともしっかりと歩いて行くんだ。���えない傷を抱えながら。あらゆる柵に絶えながら。
 私たちの目の前には、霞がかってぼやけたなんでもない街が広がっていた。
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flhq · 6 years ago
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甲武信ヶ岳から秩父主脈縦走路で雁坂峠へ
みなさん、こんにちは。
7月24日〜26日の日程で梅雨の晴れ間を狙い
展示会出席による東京出張のタイミングを利用して、
甲武信ヶ岳を登ってきました。
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*雁坂峠に設置されていた地図。
「道の駅みとみ」を起点に徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳登頂、
秩父主脈縦走路を経て雁坂峠で1泊し、
翌日に「道の駅みとみ」へ下山という周回ルートです。
一日目は12時間行動という過酷な行動でした。
どうぞ、標高2,000m級の山岳風景など、お楽しみください。(^^)V
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7月24日、「道の駅みとみ」まで。
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西沢渓谷遊歩道入口から入山します。
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前日は、徳ちゃん新道の登山口まで30分ほどの距離を進みます。
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地図にある、旧西沢山荘前まで行きます。
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遭難事故が発生した様子でした。
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遭難救助活動が終了した山岳救助隊が撤収を開始。
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その横で、コーヒーを淹れます。
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救助隊が去った後、廃墟となった西沢山荘には私達以外誰もいません。
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前日の夕食は、塩山市のスーパーで購入した弁当。
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廃屋の中はかび臭く、外にテントを設営して泊まります。
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ビールで一息。
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7月25日、4時起床で早朝6時からスタート。
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徳ちゃん新道登山口。
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標高1,100mの西沢渓谷から、標高2,475mの甲武信ヶ岳山頂までの
標高差1,375mを一気に登る急登な登山道です。
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今回のシューズは、
ARC’TERYX KONSEAL FL Gore-Tex Black/Pilot Color ¥23,760
マルチピッチクライミングルートまでの登山道の無いガレ場の踏み跡を
往復するためにデザインされたテクニカルアプローチシューズです。
軽量性とVibram Megagrip ソールの高いグリップ力に加え
ゴアテックスの防水透湿機能を備えています。
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今回のベースレイヤーは、
ARC’TERYX MOTUS CREW SHORT SLEEVE ¥8,100
高い速乾機能性とシルクタッチな肌触り良い機能性ベースレイヤーです。
着替えにもう一枚装備に加えています。
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高度を上げるに連れ、視界も開けてきました。
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相棒の北中君も元気いっぱい!(^^)
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今回のバックパックは、
ARC’TERYX ALPHA FL 30 ¥31,320
670gの軽量さと高い防水性を持ち、
シンプルな1気室構造のクライミング向けバックパックです。
ARC'TERYXが開発した AC2(Advanced Composite Construction) 生地は
防水性と耐摩耗性に優れ、
シームテープによる補強とロールトップ構造により、
あらゆる天候での使用が可能です。
フレームの無い HD-80 Foam バックパネルはしなやかさがあり、
上体の動きを妨げません。
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登山道は細い木の根道もあります。
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変化に富んだ風景で飽きません。
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徳ちゃん新道は、近丸新道と合流します。
標高は1,869m。
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まだまだ、ファイト!
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ここから、戸渡尾根となります。
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シャクナゲが咲いていました。
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標高2,000mを超え、林相はシャクナゲや栂などの高山性へと変わります。
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だんだん、秩父主脈縦走路らしくなってきました。
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標高2,000mの森は、奥多摩や丹沢の森とは違い深い森が広がります。
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馬酔木(あせび)の花も咲いています。
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針葉樹の葉先も新緑。
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まだまだ急登は続きます。
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秩父主脈縦走路に合流。
時刻は10時、ここまで4時間。
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標高2,468mの木賊山に到着。
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甲武信小屋が見えてきました。
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甲武信小屋の全景。
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平日も小屋番がいました。
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10時30分、昼飯にします。
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フランスパンにハム、チーズを挟んで、、、。
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パンを指で抑えてカッティング。
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サンドウィッチ完成!
ほうじ茶オレ付き。
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甲武信小屋から甲武信ヶ岳山頂を目指します。
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11時30分、甲武信ヶ岳(標高2,475m)登頂。
ここまでの所要時間は5時間30分。
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甲武信ヶ岳山頂の道標。
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甲武信ヶ岳で折り返し、戻る途中で木賊山が見えます。
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目の前の木に野鳥が留まって囀っていました。
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花崗岩の岩場が現れます。
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クラックの入った岩を見ると触りたくなっちゃいます。(^^)
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このあたりにもシャクナゲが咲いていました。
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シャクナゲはまだまだ蕾もありましたので、、、。
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まだまだシャクナゲの花を見られると思います。
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凄まじい景色の風倒木。
ここもやがて、苔むした深い森へと変貌してゆくのでしょう。
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立ち枯れた木と針葉樹林の幻想的な風景。
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天空の道。
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破風山避難小屋が見えてきました。
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破風山避難小屋の全景。
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ここの水場までは20分かかります。
なので、ここで水を求める場合には、水汲みで約1時間みないといけません。
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破風山避難小屋の室内。
寒い時期には薪ストーブが嬉しいですね。
すでに時刻は14時。
本来なら、ここで一日目は終了でしょう。
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破風山避難小屋から、さらに先へと進みます。
西破風山、東破風山、雁坂嶺を経由して雁坂峠まで、
ここから約4時間の行程です。
雨も降り出してきました。
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2時間降り続く激しい豪雨の中、
さすがにi phoneを取り出すこともできず途中の画像は無いです。
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すでに時刻は16時。
すでに10時間経過しています。
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雨に烟る登山道。
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いつ雨が降り出すか、
といった霧雨の中を歩きます。
シェルを着ているので、寒くはありません。
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やっと雁坂嶺(標高2,289m) に到着!
雁坂峠まではもうすぐ。
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霧に包まれた立ち枯れた木々が、薄く輝く太陽に照らされて幻想的。
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雁坂峠までは下り。
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雨も晴れて、湧きたち山肌を流れる雲。
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日も沈みかけてきます。
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17時30分、雁坂峠(標高2,082m)到着。
雁坂峠は、飛騨山脈越えの針ノ木峠(2,541m)と、
赤石山脈越えの三伏峠(2,580m)と合わせ、日本3大峠の一つ。
武蔵の国、秩父盆地と甲斐国を結ぶ秩父往還として重要な通商路でした。
車が通れない国道として国道140号線に指定されています。
(現在は、1998年4月に開通した雁坂トンネルが国道)
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この時点で9時間30分行動。
今夜の宿泊地、雁坂小屋へと向かいます。
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雁坂小屋が見えてきました。
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雁坂小屋前の分岐点。
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雁坂小屋の全景。
平日、小屋番は居ないようですね。
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雁坂小屋前の水場。
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テント場にテントを設営します。
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北海道土産の鮭の皮せんべいをつまみ。
本日は12時間行動でハードな一日。
夜ご飯に焚いた米は、疲れすぎてて食べませんでした。
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朝6時起床して朝食作り。
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昨晩にのこした冷や飯を、レトルトハヤシライスに混ぜて炒めてみます。
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ハッシュドビーフリゾットの出来上がり。
冷や飯も暖かくなり美味かったです。
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本来の朝食は、山菜蕎麦。
材料は蕎麦、山菜きのこ、汁。
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汁は本返しのそばつゆ、濃縮タイプ。
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山菜蕎麦の出来上がり!
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朝8時から行動開始。
雁坂峠からの下山路は走りやすく、気持ち良い登山道です。
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雁坂峠を下ってきて、沢と合流する手前あたり。
見通し良い道でしたので、走って下る様子の動画を撮ってもらいました。
動画の最後の方まで、木々の間に走っている様子が見られます。
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沢に合流する手前のトラバースラインの沢筋を通過する時の様子です。
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陽が指してきて、木漏れ日がとってもきれい。
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苔むして朽ちた巨木の株。
太古の昔、この森は巨木の森だったのでしょう。
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沢が見えてきました。
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崖を下ります。
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渡渉ポイントには木橋が設置してありました。
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木橋から生えているきのこは、なめこかな?
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木漏れ日にきらきらと輝く沢水。
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コーヒーを淹れます。
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ここから先は林道になり沢からは離れますので最後の休憩地点。
沢で足を冷やしたり、トレッキングシューズを洗ったりします。
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最高です!(^^)
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泥汚れのシューズ。
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サッと手洗いしてきれいになります。
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沢に足を漬けるのは気持ち良いです。
みなさんも、沢沿いを歩くときには試してみてください。
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登山道は、やがて林道に出ます。
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雁坂峠登山道入り口の看板。
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雁坂峠登山道に設置された地図。
今回のルートすべてが記載されています。
今回の健脚ルートどうでしょうか。
標高2,000m級の原生林の森をトレッキングする
秩父主脈縦走路の一部を歩く極上なハイカールート。
一般的には2泊3日コースです。
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シュラフは洗濯機で洗浄しましょう。
化繊中綿のシュラフだからこそ洗濯もできます。
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oniwastagram · 3 years ago
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📸KKR奈良みかさ荘庭園 [ 奈良県奈良市 ] KKR Nara Mikasaso Garden, Nara の写真・記事を更新しました。 ーー春日大社⛩からすぐ。近代に志賀直哉・武者小路実篤らが集った奈良の別荘群“高畑サロン”をルーツとする旅館の庭園。 ...... 「KKR奈良みかさ荘」は文豪・志賀直哉🖋をはじめ近代に多くの文人・画家が暮らし“高畑サロン”とも呼ばれた奈良・高畑エリアにある旅館。 昭和初期の近代別荘建築が本館としてそのまま活用され、座敷からは春日山原始林🌲を借景とした庭園を眺めることができます。 . 2020年に初めて訪れて超良かった奈良県指定有形文化財『志賀直哉旧居』。 その時にも書いたけれど、春日大社の南側の閑静な住宅地「奈良・高畑」地区は志賀直哉の他にも武者小路実篤や尾崎一雄、梅原龍三郎など著名な文人墨客が移り住み集った別荘エリア。現在も雰囲気ある邸宅が立ち並びます🏘 . で、志賀直哉旧居に訪れた時に通り掛かって気になっていたのがこの旅館。こちらも元は1933年(昭和8年)に建築された呉服商の別荘で、現在は国家公務員共済組合連合会の組合���向けの宿泊施設となっています🛏(組合員以外の利用も可能) . 大手宿泊予約サイトでも出てくるので閑散期にでも泊まりに行きたいなと思いながらなかなかタイミングが無く…宿泊じゃなくても『茶寮みかさ』での食事利用(※数日前までに要予約)という選択肢に気づき、2021年秋に初めてランチ利用で訪れました🍽 続く。 ・・・・・・・・ 🔗おにわさん紹介記事: https://oniwa.garden/nara-mikasasou/ ーーーーーーーー #庭園 #日本庭園 #庭院 #庭园 #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #naragarden #zengarden #japanarchitect #japanesearchitecture #japanarchitecture #japandesign #narajapan #beautifuljapan #beautifulkyoto #beautifulnara #jardinjaponais #japanischergarten #jardinjapones #jardimjapones #narahotel #nararyokan #ryokan #奈良旅館 #建築デザイン #京都庭園 #奈良庭園 #高畑サロン #おにわさん (KKR奈良 みかさ荘) https://www.instagram.com/p/CZvMz8YPZms/?utm_medium=tumblr
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