#小豆島移住記録
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kunugihay · 4 years ago
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ほうれん草と檸檬のカレー の試作。 創造の具現化 新しい試みを軽やかに表現してみる。 Eat Creation . | | | 移 動 式 喫 茶 店 in tutty cafe 5/21(金) 11:00-16:00 P有り | | | #chai#チャイ#スパイスカレー#buddhabowl#spicecurry#民藝#日用品#刺繍#手織り#手編み#籠#草木染め#古道具#古布#小豆島#移住#セルフビルド#セルフリノベーション#古民家#小豆島移住記録#移動式喫茶店#ほうれん草と檸檬のカレー https://www.instagram.com/p/CO34T3sMk7d/?igshid=1tq1ndy5o4j8c
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kedama-o · 4 years ago
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2020年に読んで面白かった本10選
読書ノートめくってたらやりたくなったのでやります。
「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」
古今東西で起きた巨大事故をひとつひとつ丁寧に紹介し原因を探っていく本。その原因が本当に些細なものだったり、慢性的な疲れや慣れだったり、読めば読むほど"安全"という概念の脆さを感じる。事故の事例は割と古いけど今でも通じる良本。全人類に読んで欲しい。
「FUNGI 菌類小説選集 第一コロニー」
菌類をテーマにしたアンソロジー。ホラーやSF、スチームパンク等様々なジャンルでキノコやカビがじめっと活躍するなんとも奇妙な本。どれも面白いけど、特におすすめの作品は1話目の「菌糸」 むせかえるようなカビ臭さに圧倒される。
「今さらですが ソ連邦」
世界ではじめての共産主義国家であるソ連邦をとてもくわしく、それでいてわかりやすく解説してくれる一冊。特にソ連は成立したあたりがごたごたしてて理解するのが大変難しかったからこの本に随分と助けられた。
「猫のゆりかご」
言わずと知れた古典SF。専制政治に支配された奇妙な常夏の島にやってきた主人公が、世界を滅ぼしうる科学物質に関わっていくこ��になる…という不思議な話。不条理に移り行く展開、一癖も二癖もある登場人物たち、それら全てが楽しい作品。
「眠れない一族」
イタリアのとある一族に代々受け継がれる致死性の不眠症・クールー病・スクレイピー・狂牛病。上記の病気の全てに関わっているのがプリオンタンパク質の変異。本作はそれらの歴史や研究についてひとつひとつの事例を丁寧にまとめている。とてもスリリングで面白いけど、読後は暗澹たる気持ちになるのでメンタルがある程度マシな時に読もう。 
「星を継ぐもの」
宇宙工学がめちゃくちゃ進んだ近未来。月で発見された5万年前の宇宙服を着たミイラを巡るお話。正統派なSFだから難しい専門用語が飛び交うけど、そのあとにわかりやすい例えで解説してくれるから問題なく理解できた。ミイラが様々な視点から解析されていく様はとてもワクワクする。
「三体」「三体 暗黒森林」
2020年めちゃくちゃ売れたであろうSF小説。文革で親を失った科学者が偶然宇宙人とコンタクトを取るチャンスがあり、半ば復讐心から宇宙人の侵略の最初のきっかけを与えてしまう…という中々にシリアスな導入。まぁ全体的に絶望と恐怖とが満ち溢れてる割としんどい話なんだけどね。でもとっても面白い。最終巻翻訳版早く発売されないかな……。
「さかしま」
世俗に嫌気がさした貴族のおぼっちゃまが田舎に隠遁する小説。おぼっちゃまのキャラクターがもう5chとかTwitterにいるインターネットの住民すぎて、いつの時代にもそういう奴はいるんだなと笑ってしまった。しかし後半の信仰心を求めても得られない独白や反出生主義なんかは自分と重なるところもあって共感してしまった。
「胞子文学名作選」
前に挙げたFUNGIは海外の現代作家によるアンソロジーだったけど、こちらは日本の昔の作品が集められている。この本は装丁が本当に凄くて、薄かったりざらざらしていたり色々な紙を使っているから眺めているだけでもうっとりする。もちろん内容も面白い作品ばかりで、特に栗本薫の「黴」がしんしんと怖くておすすめ。あと内容には関係ないけどこの本で存在を知った大手饅���と浜納豆はうまい。
「機巧のイヴ 帝都浪漫篇」
「機巧のイヴ」シリーズの3作目。人間とオートマタ、その2つの心に違いはあるのか。というシリーズ通して問われ続けていたテーマの解答編ともいえる本作。詳細を書くとネタバレになるので書けないけど、本当に心を強く揺さぶられる作品。
一年読んだ本を10冊厳選するのって結構悩む。でも楽しい悩みだったな。読書記録つけてるとこういう遊びができるから、これからもつけていこうと思う。
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lvdbbooks · 4 years ago
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戦後と喫茶店
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2021年2月23日
【新入荷・新本】
鈴木文代『戦後と喫茶店』(2021年)
価格:1,500円(+税)
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喫茶店から街や人の移り変わりを辿る
街に根付いている喫茶店とそこに集う人々。特別な背景や物語のあるなしにかかわらず、長く続いているお店にはなぜか惹かれてしまいます。ローカルビジネスの一つである喫茶店はその街とそこに住む人を知るための手がかりになります。 本書では現在の街の喫茶店���10数年前にあった喫茶店、昭和30年頃の喫茶店など、時代を区切らずにその時々の喫茶店の在り方を探りました。
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「喫茶店は街の主役ではなく、脇役で背景のようなものだと考えていいます。喫茶店にそれほど興味のない人から喫茶店のどこに魅力があり興味があるのかと問われれば、返答になやんでしまいます」 「たとえば、個性ある内装デザインや鮮やかな色のドリンクは魅力的に視覚に訴えるものですが、喫茶店全体から見ればごく一部の切り取りで、それが喫茶店の大きな特徴とは言えません。インターネットや書籍等で紹介された「昭和レトロな純喫茶」の美しい写真や文章から想像を膨らませながら実際に訪れると、探訪目的の利用客と普段使いの利用客、店主、それぞれの喫茶店に対する意識に温度差があることに、喫茶店“巡り”を趣味とする人なら気付くことがあるのではないかと思います。喫茶店の多くは地域に根ざしたごく小さなコミュニティで、変化を好まないことがあります」 「本書では、喫茶店が持つ時代性と当時の人がもっていた喫茶店への共通認識を意識して、過去の喫茶店の在り方を知ることで見えてくる現在の姿を表そうとしました」 (「はじめに」より)
「東京などの都市部では創業四十年以上の喫茶店がレトロで素敵な純喫茶だと評価され、インターネット上の人気に留まらず、雑誌・単行本に掲載され、テレビでも取り上げられていますとマスターに伝えると、そうした流行は大都市のごく一部のことでしょうねと仰っていた。全国各地にある個人経営の喫茶店のほとんどはその名を全国に知られることもなく、地域に住む人のために今日も店を開けている」 (「園(広島・基町)」より)
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目次
第一章 現在の喫茶店
〈街と喫茶店〉 ふじ(東京・三河島)/コーヒーショップ はなや(東京・曳舟)/デュエット(東京・日暮里)/路(東京・入谷)/珈琲の店ダン(東京・千住大橋)/HOLLYが伝えるナガシマの記憶(東京・向島)/フローラ(東京・東駒形)/園(広島・基町)/和美(岡山・玉野)/シャルマン(東京・上野)
〈クルマと喫茶店〉 ワーゲン(岡山・倉敷)/ベンツ 富 103(茨城・水戸)
〈喫茶店の内装デザイン〉 『東洋』と境沢孝氏/『ナカモト』(今西茂雄氏)/『つるや』(池原義郎氏)/『防風林』(碓井登氏)/『コーヒーラウンジ ペル』
〈山に縁のある喫茶店〉 山小屋風喫茶店の系譜/山の茶屋
インタビュー 様々な喫茶愛好のかたち
第二章 閉業喫茶店
〈この十数年で閉業した喫茶店〉 小さな喫茶室 三つ扇/惠/コーヒーぎんぱ/コーヒー専門店 ファースト/やまさき/カブト/トルコ風呂とACCジュース―ユーミン/幻の喫茶店―えびはら/えびはらの歴史/仔馬/ダボス/グラナダ/ニューセブン/ニューキャナル/レモン/アーニー/ニューライフ/バイオレット/リボン/アトム/エルマーナ/ロリー 北千住店/珈琲舎バン(細井店・増田店・伊勢丹会館店)/クロモン/ライライ/貴奈/六本木貴奈と蒲田田屋/瀬羅夢/エデン/東京珈琲/さんぼんぎ
〈昭和二○~三○年代の喫茶店〉 大衆紙にみる昭和三○年代の喫茶店 『日本観光新聞』「足で集めたガイド 読者のための案内欄」より 〝みちのくの珈琲〟 渡辺 寛/解説 渡辺 豪
〈喫茶店の模型(レプリカ)〉
〈マッチラベルにみる喫茶店〉 かつて配布されていたマッチ箱 神田/新宿/銀座・有楽町/新橋/上野/御茶ノ水/異色喫茶/洋菓子喫茶/同伴喫茶/サービス喫茶・アルサロ/戦前の喫茶店/渋谷・池袋 近年のマッチ箱事情
〈閉店のお知らせ〉
コラム 三信ビルディング内の喫茶店/戦後のコーヒー豆と喫茶店事情/義祖父と喫茶/コーヒー麺/喫茶店の数字/喫茶店の店名いろいろ
資料 喫茶店訪問記録
https://www.matsutakekissa.net/
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okuizumi-risako · 5 years ago
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客体化する特権、あるいはなまぐさい女性視点
zine [Many Kitchens vol.1] 刊行イベントに寄せて
– 「人間の雌の老化とは、すなわち、審美面、機能面における、おびただしい数の特質の劣化であり、そのうちのどれが最も苦痛であるかを判断するのは難しい。あまりにもその数が多いため、ほとんどのケースにおいて、自殺の原因をこれだと限定するのは難しい」「雄については、状況はかなり異なるようである。雄の場合、雌と同様あるいはそれ以上に、審美面と機能面に劣化を被りながらも、ペニスに勃起能力があるうちは、苦痛に打ち勝つことができる。ところが勃起能力が決定的に失われると、通常、二週間で自殺行為に及ぶ」  – ダニエル17の注釈  「ある島の可能性」/ Michel Houellebecq
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01 なまぐさい身体 - 脳の片隅に入り込んだ空間
 衣食住そして生理的欲求にも重ねて含まれている「食」ほど、生きることに必須でありながら個人差が大きなものもない。睡眠も排泄も、どんなに怠惰に行おうが、行うことさえできていればそこまでの差は開かない。衣服と住居については贅沢な方向に走れば天井知らずだが、身体はどうせ一つしかないという事実に随分助けられている。しかし食事は、1日あたり男性で1,800kcal、女性で1,600kcal ( あまり運動しない、というくくりでこれだ )、食べれども食べれども際限なく無限に続いていくなか、購入するか、調理するか、個人の裁量で決め続けなければいけない。
 さらに恐ろしいのはその内容によって、 “審美面、機能面における、おびただしい” 影響を受けるという点である。( ブルーベリーは目にいいよとか海藻で髪が綺麗になるとか青魚で頭が良くなるとかコラーゲンで肌がプルプルだとか ) 真偽問わず留まることを知らないこの”おびただしい”影響こそ、社会の状況がどんなに変わり、台所仕事が女性の手を離れてもいいのだとあらゆる方面から言われたとしても、われわれが台所やスーパーマーケットに意識の一部を奪われてしまう原因である。
 女性だけが意識を奪われている?身体を気遣わなくてはいけないのは男性だって同じで、現代で食を気遣うことは男女関係ない仕事だろう、と言いたいけど、どうも自分の身体を”投げやりに扱いやすい”のは男性の方みたいだ、という感じはする。これは、男性は杜撰でしょうがないわねと呆れたい気持ちというより、せせこましい生活なんて一旦頭から追い出しておいて、寝食を忘れることができる性質が”どちらかと言えば男性に備わいやすい”ことへの羨ましさに近い。女にはそういうことができないとまで思わないけれど、どこか身体に対して無頓着になることを恐れやすい。
 例外はあれど、そこに差異があるとしたらそれは一体なんなのか。男性の身体が80年ほどで幕を閉じるものであるとして、女性の身体は継ぎ足し継ぎ足しされているタレみたいなものなのでは、と思うことがある。”おびただしい数の特質の劣化” のなかでも最も不明瞭で不確実な産む能力にうっすら振り回されていて、身も蓋もないことを言えば、ある日ぱたっと生理が来なくなることへの恐怖心がつねに少しだけある。子供を産むことが人生の目的だとか女の果たすべき役割だと思ったことは一度もないし、産めない身体がたくさんあることを知っているし、自分がそうかもしれないことも知っている。そうはいっても、(産むかもしれない身体)|(子を育てなければいけない身体)の間の仕切りを何歳まで遅延させていくべきか、みたいな感覚がずっと頭の片隅にあるにはあって、自分の不摂生によりある日とつぜん(産めない可能性の高い身体)を突きつけられるのはやはり怖い。そして、その仕切りがどのあたりの位置にあるにせよ、つまりは自分が(産むかもしれない身体)だろうと(子を育てなければいけない身体)だろうと、「食」「台所」「調理」などは客体化して語るには少し近くにありすぎて、「建築の問題」として外部において初めからドライに語りはじめることは難しい。
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02 不透明な身体 - 地に足のつかない空間
 そういうわけで、もしかしたら女を精神的に台所に閉じ込めているのは社会的慣習でも台所の配置や形状の問題でもなく、身体的特性なのではとうっすら思って、昨晩はなんとなく足枷をはめられたみたいな気分になっていたのだった。その個人間の差異による難しさは、おそらく昨日の[Many Kitchens vol.1]オンラインイベント(以下、zoomイベント)での、登壇者それぞれの立場の不明瞭さにも繋がっていたように思う。キッチンを縮小し軽やかにすること・あるいは無くしてしまうこと、に対する議論もたびたび出たけれど、「新しいキッチンの形式」を考えるにはまずはそちらに振ってみるのが当然という流れであって、強く縮小を提示したいという話ともまた少し違っていた。そもそもこれからの時代の、単身あるいはパートナーや家族との家庭内分業のロールモデルが不明瞭で、今後の彼ら自身がどこまで家事を自分ごととして扱うことになるのかもわからないまま進む議論のうち、遠い国の異文化の話以外をドライに語りきる特権は彼らでさえも持っていないのかもしれなかった。
 そんなことを先輩とぽつぽつ話していたら、(いつかのcasaに女性とその母親の二人暮らしで、キッチンのない住宅が載っていた気がする)との情報をもらった。調べてみたら、おそらくイイヅカアトリエ設計の『キッチンのない家』のことである。
 “その打ち合わせは大変ショッキングだった。住宅の設計においては通常女性が主導権をとることが多いが、その場合キッチンは、打合せ項目の中でもプライオリティが高い。(中略) あらゆるキッチンの配置を検討し、出来るだけさりげなく計画をした。しかし建主は一言、「料理はしないからキッチンは必要ない」と言われたのである。その打合せから設計はスムーズに進んだ。なぜなら、設計者の既成概念によって計画された家から、生活の大半を仕事に費やす究極の都市生活者が真に望む家となったからである。”  
 この家は、母親の部屋、パブリックスペース、娘の部屋の3階建の都市住居で、パブリックスペースと名付けられた中間階は、大理石の床があるのみである。母と娘の2人住まい、新築、そして台所なし。これを軽やかと見るか、諦念と見るか、風変わりと見るか、新しいと見るかは意見の分かれるところだろう。この家の”キッチンのなさ”は素直��空間の自由度に繋がり、その役割は完全に都市空間が肩代わりしている。
 都市空間に機能の大半を委ねた“究極の都市生活者”と聞いて多くの人が思い出すのは、zoomイベントでも度々言及されていた『東京遊牧少女の包』 / 伊東豊雄 だろう。インタビュー記事を掲載しておく。
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 “ここで独り者の女の子を選んだ理由は、女の子が東京の街では一番ラディカルであり、最も多くの情報を持っていて、自由に生活を謳歌していると思われるからです。”
 『東京遊牧少女の包』で夢想されている少女たちの軽やかな自由さに真に近づけるのは、仕事があり、(産み育てる身体を終えた)あるいは(産み育てない身体)である女性たちだというのは興味深い。少し大げさな言葉を使ってみるなら、呪いに気がつく前と、呪いが解けた後のような。果たしてこれらは現代女性のロールモデル足りうるのだろうか。最小限の暮らし、あるいは必要なものしか持たない暮らしは、自由さや豊かさに繋がるものか、それとも貧しさや寂しさに繋がるものなのか、どうにも判断がつかない。
 この靄がかかったような感覚の原因の一つには、zoomイベントの中に出てきた言葉を借りれば「(ラディカルな暮らしは)健康でなくなった瞬間に継続が困難になる」ということがあるだろう。特定の施主を前にすればもちろん母親は階段の上り下りのない1階に自室を、などの提案が出てくるわけであるが、建築設計が一般的な身体を想定して行われる以上、前提とされるのは健康な身体である。健康な身体というのは、とりわけ言及する必要のない透明な身体でもある。
 ( 違和感を感じた瞬間に顕在化し、違和感を感じる前はなんとも思わない ) というわたしたちが自身の身体に対して持っている感覚は、空間に対して持っている感覚に近い。天井が低すぎたり、眩しすぎたり、床が滑りやすすぎるときに急に空間が顕在化するよう��、身体も違和感を覚えたときに初めて具体的に目の前に登場する。この、身体が急に不透明になる瞬間に直面しやすいのが( 妙な言い方ではあるが、ずっと健康でも慢性的に不調でもないという意味合いで )少女でも老婆でもない中間的な年齢の女性たちなのかもしれない。それはときおり不安がよぎり、急に胸にしこりがないか気にしてみたり生理が10日来てないことに疑問を持ったりする生活であり、ここで不透明になっているのは個人の身体を越えた、(現在の、あるいは将来の)家族という共同体に関わる身体である。共同体に関わる身体を持っているがゆえに、とりわけその間は、軽やかであることと無責任であることがときどきふっと近づいてしまう。
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03 高機能な身体 - 漠然とした空間
 さて、性交・妊娠・出産・授乳を担う身体はそれだけを見れば子孫を望む家族に寄与する高機能実用家電のようなものであり、またしても妙な言い方をするならば人類の存続に( おおいに役立つ )ことは疑いようがない。ただこれらの役割を越えた機能的な人間として家庭内の誰かを扱うことは、いまや誤っていると言えるだろう。
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 ここで、zoomイベントで中村さんが言及していた、女性であり建築家であるマルガレーテ・シュッテ・リホツキー設計のフランクフルト・キッチンを見てみよう。システムキッチンの先駆けであるこの台所は、効率よく・低コストで・家事の負担を減らし女性を解放する思想に基づいて作られたものであったが、人間が1人で動くことに特化されたこのシステムは翻って、家事を担うものを狭い台所に閉じ込めてしまったのではないか、という議論も呼んだという。徹底的に手間を省くこと、これは現代の家庭においても、時短生活ガイドSHOWなるテレビ番組がお茶の間に流れていたように家事を担う者の関心を集めるトピックではある( 余談だが 母親は録画したこの番組を2倍速再生で観ていた、視聴者の鑑なのでは )。ただ、狭いキッチンの中最小限の動作歩数で家事をこなす身体をよしとすることは、人間の身体を高機能で最小限な家電達をつな��、同じく高機能で最小限なアームとして扱うことに近いだろう。
 もちろん限られた空間・限られた時間のなかで同じ必要作業にかかる空間・時間は短縮すべきという話は理にかなっているのだが、家庭内での調理が純粋な労働になり得ない以上 ( 土日はお腹も空かなければそもそも問題はだいぶ小さくなる ) 、事務作業のように効率化して縮めてなるべく小さくして、という方向は結局面倒事を面倒なまま押しつぶしているような限界を感じる。最小限のキッチン、水まわりなどはあらゆる建築家が試していることでもあるのだが、例えば少々極端な例として移動できる水回り『Mechanical Wing』/ Buckminster Fuller を見てみても、なんて身軽な!というよりは、結局これだけの設備が重荷になってくるのねという、小さくしようとし続けてもかさばってしまう災害用リュックを見ている気持ちになってくる。
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 うってかわって、これまた何度もzoomイベント中に登場した高機能家電・SHARPの『ヘルシオ ホットクック』を見てみると、カレーやシチューはもちろんのことクリームチーズからカレイの煮付けまで炒めも油抜きもなんでも来いと言ったところで、高機能という言葉から連想される(なにかに特化したもの)という印象からは遠く、なんとも機能が漠然としているのだ。オオムギ、豆、レンズ豆、米、マカロニ、パン粉、あげくの果てにマギー社製スープ…とまで細分化して書かれていたリホツキーのキッチンの��き出しとは真逆の方向を向いている。
 この( 漠然 )という状態が、ここからの家事と空間のキーワードになってくるような気がしている。zoomイベントも終わりに近づいた頃の雑談で、「巨大な大理石の天板があれば、パンもこねられるしチョコレートのテンパリングもできる」という言葉があった。例えばコセンティーノ社が出している大理石風高機能キッチン天板素材Dektonなどは、まな板も鍋敷きもいらず汚れるものも熱々のものも置ける代物で、人がキッチンでしでかすだろう大抵の行動に耐えてくれる。
  漠然とすること、に対して建築の側から出来ることは、そう���った技術的な側面から人間のわがまま気まぐれに耐えうる空間を作ることだろうか。なんでもできるだとか使い手の自由度だとか、そういった言葉は設計をなんでもありに押しやる気がして好きではないが、住宅の中でどこよりも、あらゆる温度・質感・成分を持つ素材の集まるキッチンという場所の耐性を上げていくことが人を自由にするとしたら、それは面白いかもしれない。
 キッチンのための人間をもう一度人間のためのキッチンへ?いつのまにか、ひとつのボタンがひとつの機能に直結するような想像されるハイテクの時代は終わっていたし、男も女も同様に漠然とした多機能の身体を持っていることだし( 腕や手のひらなんてその代表格だ )、人がその身体を駆使して気ままに振る舞うための下支えを考えていけたらいいのだろうか。
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2ttf · 13 years ago
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kiitatakita · 7 years ago
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聴講メモ 情報ネットワーク法学会第18回研究大会1日目 #inlaw #inlaw1 #inlaw3 #inlaw5
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:http://www.in-law.jp/taikai/2018/index.html 日  時:22018年12月8日(土)11:50~18:20 場  所:立正大学品川キャンパス
研究大会の前に学会総会が行われた。第19回研究大会は来年11月2日(土)、3日(日)に大阪府内にて開催予定。
※発表者敬称略
【開会挨拶】 情報ネットワーク法学会理事長 中川 裕志
技術系の出身。工学部出身で人工知能の研究、テキスト処理をやってきた。10年ほど前からプライバシー保護を研究対象に。技術だけでは足りず、法律���必要と感じた。理研 革新知能統合センターで研究に携わる。総務省、内閣府で仕事。
人工知能、生命科学等の研究で、人間の自由意思の存在について疑義が呈されるようになってきた。人間はアルゴリズムであるとの主張も。人間中心の法体系とどのようにすり合わせていくか。
【開催校挨拶】 位田央 立正大学法学部長
本学は開学より146周年になる。2年後にはキャンパス再開発事業が完了する。
【基調講演】 情報ネットワーク化の進展とプライバシー・個人情報保護論議の展開 堀部政男 一橋大学名誉教授
19世紀末から現代まで8期に大きく分けて考えられる。第4期では1980年のOECDガイドライン採択、欧州評議会の条約採択というトピック。第5期1990年代には欧州のデータ保護指令、国連のガイドラインなど。日本では1988年に旧行政機関個人情報保護法ができたが、民間を律するのは第6期2000年代の個人情報保護法。 情報ネットワーク法学会は2002年設立。世界人権宣言70周年、第12条でプライバシーという言葉が使われている。表現の自由に関する19条もあり。 情報ネットワーク化の進展と法的対応のうち、現法体制内対応論に”プライバシー外交的”対応論。 欧州評議会条約第108号諮問委員会に日本はオブザーバー参加。 1982年、当時の行政管理庁プライバシー保護研究会で立法化の提案。 日本では1980年代から自治省個人情報保護対策研究会。1985年に総務庁 行政機関における個人情報保護研究会。 住基台帳NW訴訟は全国で54件、最高裁は合憲判決、但し高裁レベルでは違憲判決も。 第6期2010年代には個人情報保護法の改正論議が出てきた。 EUから十分性認知に基づいて移転した個人データの取扱いに係る規律を定めるガイドライン案 日EUの個人データ移転枠組み構築最終合意2018年7月17日 第40回コミッショナー会議サイドセッションでもスピーチ 今月中に欧州委員会の十分性認定に結論が出るか?
第1分科会 12月8日(土)13:30-15:00 会場9B21 #inlaw1 【プロバイダ責任制限法研究会:ブロッキングを巡る議論とプロバイダ関連訴訟】 主査:板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師)
登壇者: 中澤佑一(弁護士 弁護士法人戸田総合法律事務所)司会 壇俊光(弁護士 北尻総合法律事務所) ブロッキング ブロッキングを巡る議論とプロバイダ責任制限法・総論
2つのブロッキング  4・13政府決定とこれ��基づく民間事業者の自主的取り組みとしてのブロッキング   いわゆる忖度ブロッキング   立法ブロッキング
海賊版サイトは日本の著作権法上違法なのか?  ほぼすべての海賊版サイトはリーチサイト  リーチサイトが著作権侵害かは不明  リツイート裁判 ロケットニュース24事件  海外サーバーで海外事業者が運営している場合
ブロッキングの対象は何なのか?
大規模サイトにはCDNに対する法的措置で足りる
電気通信事業法とDNSポイズニング  知得、窃用
補充性の要件とLRA
ブロッキングは妻の妊娠中における飢餓による窃盗よりも緊急?
ほかに手段があるか無いかはスキルのある弁護士を基準に考えるべき
米国subpoenaを用いた手続き  日本のプロ責は使いづらいのは事実  プロ責の見直しが本筋
米国に比べると  開示範囲が限定 開示拒否に対するサンクションのなさ 現行民訴は匿名訴訟ができない  公示送達の問題  非開示免責
民訴は相手方をはっきりさせなければならない 外国における送達は時間がかかる 民事保全法も大変 保全命令を当事者に送達するのに数か月かかる
ブロッキングの議論はプロ責と民訴法の出来が悪いから必要性が論じられている
神田知宏(弁護士 小笠原六川国際総合法律事務所) H29Google裁判の射程 送信防止措置依頼としてのブロッキング請求の体系的地位 最決H29.1.31の運用結果と射程
判事2353号判例評釈708号  多額の負債:認容  4年、示談して不起訴:認容  つつもたせ被害による風評:認容 元AV女優身バレ事案:認容
犯罪報道の削除には高いハードル  東京高判290629 12年オレオレ詐欺 棄却 最決不受理  東京高判300125 11年歯科医師法違反 棄却 最決不受理  東京高判301109
東京高決H300810(犯罪報道だが認容)  不起訴処分 今後起訴される現実的な可能性は事実上ない  法律上は無罪推定だが現実的には有罪の嫌疑を抱くものが多く名誉や信用が毀損される  伝達範囲は限定的であるとはいえ、具体的被害の程度は大きい
名誉毀損の検索結果削除  射程外?  東京高決H291030 係属中  東京高決H300420 抗告不許可 加重不要   リンク先は読まないとの規範を示し、グーグル側が大いに引用中  高判H300823 上告中   検索結果の提供の差し止めは、事前抑制であることの性質上(もう提供されとるが…)   最高裁S61判決が判示する要件が基本的に妥当(北方ジャーナル事件)
ツイッター・コンテンツプロバイダへの波及(グーグル基準の採用)
東京高決H290810(平成29年ラ1184号)  グーグルと同じ基準を採用  抗告許可申立て理由
預金保険機構 振り込め詐欺救済法27条  解釈と運用変更により、削除要件が定められた
吉井和明(弁護士 弁護士法人ALAW&GOODLOOP) オンライン地図サービスに付随するレビューに関するプロバイダ関連訴訟の動向
Googleマップ口コミ機能  口コミはログインした上で投稿
口コミの閲覧を目的としないものに対しても、評価を晒されることになる 実質匿名投稿になっている
Googleマップ上の施設は、他人が登録することができる  位置情報や店舗情報が投稿内容が正しいものである限り、他の要素が無ければ削除は難しい
法的問題  内容が抽象的  反真実性を示すことが難しい  口コミが存在する限り、被害が刻々と発生する
Google側の主張H29年決定の「明らか」基準適用の素地  公共性 口コミ全体の話  媒介者 単なる媒介者ではない  投稿者の反論の機会 大部分のコンテンツプロバイダで々  萎縮効果 裁判所の特定の決定
利用者側敗訴判決ばかり裁判所に顕出される問題  訴えられる側の企業には情報の蓄積があるが、裁判所や地方の弁護士にはない  裁判所に提出されるのは、企業側に有利な裁判例だらけになっていく
弁護士唐澤貴洋 ログインIP訴訟事例
なりすましアカウントによる有名人の訃報をツイート  ツイッター社から特定の時間帯のログインIPアドレスの提供を受ける  ログイン時IPアドレスに関する氏名等の情報はプロ責における発信者情報に相当するのか   被告 開示請求の対象となる「当該権利の侵害に係る発信者情報」は侵害情報に係る特定電気通信の家庭で把握された発信者を識別するための情報を意味すると解すべきである
裁判所の判断  ログイン情報から、当該ログインに係る発信者が侵害情報の発信者であることが推認される場合があり、このような時には、当該ログインに係る発信者情報は、法4条1項の発信者の特定に資する情報に当たると解することができる
本件契約者がなぜ、匿名化担保されていたことを知り得るのか
異なるプロバイダを経由して同一のIDにログイン 裁判所は不自然と。
パネルディスカッション
な プロ責実務、どの辺がきついのか
か 発信者情報目録が難しい。何を開示しろというのが。コンテンツプロバイダの住所氏名開示を請求すればいいというのは分かったが、住所氏名が何と紐づいている���か分からない。クラウドフレア目線で分かるようにしないと。主文の書き方も難しい。
だ とりあえずやってみるのが良いのでは。
か 裁判所はこちらが言った内容でクラウドフレアに送ってくれるかもしれないが、受けとった側が納得しないとどうしようもない。
よ 民訴にも難点。管轄の問題。プロ責はプロバイダの所在地が管轄になることが多い。地方でやると変な判断が出ることもある。匿名訴訟ができれば民訴で解決できる部分もある。送達に時間がかかりすぎて、依頼者の被害拡大も。
か 弁護士会照会で開示してくれるという話があるのだが。ログインIPの問題が出てくるのがおかしいのではないか。事業展開の中で発生したトラブルについて、応分の負担で開示できるようにするべきでは。
だ 発信者情報開示は東京、削除は大阪と分かれてしまう。Googleの責任を問わなければ情報を開示すると言われる。
な 海外からの資格証明取り寄せが訴訟費用にならない。翻訳費用も馬鹿にならない。間接強制絡みで海外事業者が保有の有無を照会しても回答してくれない。回答義務があってもいいのでは。 匿名訴訟の話だが、仮名、例えば口座番号等で照会を同時にかけるという手段では?
だ 民訴規則を変えれば行けるのではないか。
な 何も書かないのか?
だ 住所不明、氏名不明で訴訟できれば、裁判所が開示命令を出してくれる。
か 判決までに何らかの手段で確定できればいいという話なのか?
だ 一番のメリットは開示される内容が限定されていない。訴訟の補正で対応できる。
か 通信の秘密の侵害にならないか
だ 違法性阻却になるのでは。
よ 無駄な訴訟をしなくて済む。プロ責で開示請求をすると権利侵害等の申し立てをしなければならないが、それは本案と同じ内容になる。本来なら言わなくても済むことを言わずに済む。
か 被害を受けた人が自分の名前を出して訴訟しなければならないという点を改善できないのか。発信者情報開示で原告の名前を晒す意味があるのか。
よ 判決を何らかの形で共有できないだろうか。
会場 開示に当たって同意書を求めるのは酷い。発信者情報開示ガイドラインではそのようなことを言っていない。対クラウドフレアについては技術的なことを相談する相手が原告側にいないのか。
だ このような分野は実質3人に情報が集約されている。(だかよ)
よ 未経験者に手取り足取り教えるのは難しい。
か 教えてくださいコピーください的な依頼がくるが多忙を理由で断ってる。
よ 変な判決が出てくるとこちらの首が締まるので、難しい。
か ツイッターにIPアドレスださせるのに訴訟でやっている例があり、仮処分ではないのかと疑問。
よ 仮処分と本訴の選択だが、どのように考えるか。
か 本案訴訟にすると違法性阻却事由を出さなくていいのか?どちらでも要件事実が変わるわけではないと主張しているので、本案であっても主張がいるのでは。
よ 立証責任の問題
か Googleだけは起訴命令を送ってきてくれるので、本案訴訟しているが、基本はあまりしない。
だ 担保の問題をクリアすれば仮処分の方が簡単。掲示板でスレごと消したい場合は仮処分では対応していない。
第3分科会 12月8日(土)15:10-16:40 会場9B21 #inlaw3 【システム開発プロジェクトの中止〜その手法とタイミングの見極め〜】 主査:伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 登壇者: 伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所)  訴訟ではベンダ側、相談は発注側が多い 大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所)  データの利活用、サイバーセキュリティ等が多い 杦岡充宏  ITコンサルタントで実務者としての立場。
スライドシェアに資料はアップしてある。 リンクは https://masahiroito.hatenablog.com/entry/2018/12/07/170739 にあり。
システム開発は未だ失敗が多い。 ヤバくなった時に、どうやって撤退するのか。どこだったら引き上げられるのかが現場としては悩みどころではないか。
ユーザー 早く損切りしたいとか、自分達の責任も感じたりとか。
ベンダ このままだとメンバーが潰れる 被害を最小限にして撤退したい 「中止提言義務」?
紛争の予防・早期解決の観点から、中止することの法的根拠、リスクを整理し、実務にフィードバックする。
影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所) ユーザ(発注者)から見た論点の整理
ユーザ側の法的主張  債務不履行   履行遅滞 催告するか 悪化しないか? 履行期よりも前に主張できない        信頼関係の破壊  履行不能   物理的/技術的不能   社会的不能    債権者がプロジェクトを注視するといえば、履行不能なのか     ユーザ側が変えたいと思っている 受領拒絶?     それは債務不履行で言う「不能」なのか 「不能」と「帰責性」の交錯     追加仕様がてんこ盛りだったら?     ベンダ側に帰責事由の不在を立証させる  付随義務違反(PM義務違反)  
 瑕疵担保責任   完成しているので請求権は発生
ベンダ側からの反訴リスク  中止した場合の残額支払  追加コスト
 注文者解除の損害倍書請求   641条の(任意)解除ではないと認定してもらえるような内容証明を作る必要
 532条2項 債権者の責に帰すべき事由   不況に伴う業務縮小   カスタマイズ費用の増大
 商法512条
 黙示の合意   認定されるだけの事実関係の存在が必要    説明したか    指示があったか、それが追加であることを知っていたか
ユーザ側のプロジェクト管理(協力) ベンダ側のPM義務違反の時期を、なるべく遡らせる  瑕疵担保責任が認められたフェーズよりも前のフェーズの個別契約は、相当因果関係なしとして損害賠償の対象とせず  「相当因果関係」  スルガ銀行事件 ある時点での不法行為
「検収」
一括契約はユーザ側にリスクあり。多段階契約はリスクコントロールしやすいのでは。
大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所) ベンダ(受注者)から見た論点の整理
履行遅滞は認められないことが多い  履行遅滞はユーザの追加要望に従ったもの
PM義務違反  ユーザがシステム機能の追加や変更の要求等をした場合で、当該要求が委託料や納入期限、ほかの機能の内容等に影響を及ぼすものであった場合等に、ユーザに対し適示その旨説明して、要求の撤回や追加の委託料の負担、納入期限の延期等を求めるなどすべき義務  要求の撤回、追加の委託料の負担、納期延長の申し入れがあったかによる
瑕疵担保責任に対する反論  システムの完成があったか?   民641条 債務不履行解除崩れの注文者解除    注文者に対して不要な仕事の完成を強制することはなく、かつ社会経済的見地からも不当    注文者に損害を賠償してもらえれば請負人に不利はない
損害賠償の範囲  すでに支出した費用  逸失利益(報酬-下請費用) 完成が前提   介助によってベンダが逆に利益を得ている場合は「損益相殺」
意思表示の転換 ステアリング・コミッティの必要的アジェンダ  システム開発基本契約及び個別契約の変更等を必要とする理由、変更提案書の提出の有無  変更管理手続き 変更提案書を提出し、かつ、次の事項を記載した書面を甲府   費用、スケジュール、その他変更が本契約及び個別契約の条件に与える影響   協力義務違反の証拠化  Redmineを使う   誰が相手方にボールを返していないのか
杦岡充宏 事例紹介
課題管理はプロジェクト完成の基本条件。 課題管理とリスク管理をセットで。
ケース  販売管理システムを請負で構築。ホスト→webベースへ。  現行システム機能をWebベースのシステムに単純移行  内容は1日間のヒアリング内容を基に提案し合意
 結果   4か月が4年半に。ベンダは完成したと主張。
 要件定義の段階で多くの追加要件の存在が確認され、当初計画と費用では実現不可能なことが判明  7か月で大体ソリューションを検討し、4か月の追加を提案  設計と開発を並行して行い、更に4か月の遅延  追加がぼこぼこ出てくる  ベンダの主担当が産休に入る  納品後もユーザの指摘が継続し、ベンダも対応を継続した挙句、ユーザは検収を拒否
ベンダに  ない袖は振れぬ  やらないことを決めろ!  ユーザの言いなりになるな!
期待値コントロール大事 適正なところに戻す
ディスカッション
い この場合の解除にどのような問題があるか
か 最終バージョンに書かれた仕様が満たされていないのであれば不履行
�� 変更対応がトレースされているはず
い ユーザはどうすべきだったか。
す ユーザから辞められるタイミングもあったのでは
か 代替検討の時は難しいだろう。その後の提案に沿った開発が不調であったのであれば、そこで解除すればすっきりしていたのでは。
お 設計・開発・テストが基本設計で終わった段階で実現可能性を疑うべき。ここで合意解約の打診をし始めてもいいのでは。
す 4か月を守れなかった時点で契約解除はできないのか。
か ユーザ側に問題があったのでは。現場の意見をきちんとまとめてベンダに伝えることができていたのか。となると、債務不履行解除は難しいのではないか。
お 使用固めの段階でキャッチボールしており、ここで債務不履行主張は難しい。
い 定期的に打ち合わせ等をやっており、延期の合意があったと主張したらどうなるか。
か 納期と履行期の関係は難しい。定められている納期の日にカットオーバーにどれだけ意味があるか。
お 黙示的な納期の延長合意がなされているとみなされるのでは。
い あとこれだけあれば対応できるといえば遅延ではないのか。
お それも危険がある。
い ユーザ側からベンダ側の能力不足をどうやって立証するか。
か 基本的なミス、納期遅延等の積み重ねで立証。
お 完成度の立証を裁判官にするのは難しい。数量基準で定量的に示す。
い 証拠化はどうすればいいか
す ドキュメントのレビューと指摘内容をしっかり記録する。
い 最終の交渉でユーザ側はどうすべきだったか。
か 解除すべきだったのでは。要求をきちんとまとめられておらず、反訴リスクが高い。
お 課題の棚卸をして、多くの課題が未着手、あるいは内容不十分であることを記録しておかないと、ユーザの検証不足となるのでは。
す 交渉せずに引き上げることはベンダの不利になるのか。
い 信頼関係の破壊を解除理由にしてくるのではないか。
お 裁判所の見方としては説明なしの撤退はインパクトが大きい。
す 対応を続けるのは未完成であることと同視されてしまうのではないか。それよりも撤退の方がリスクが多いのか。
い それはないのでは。裁判所は技術的な評価を避け、振舞いから両者の関係を見ているように思える。
か 謝らせるよりも事実を認めさせる。
お なぜ謝罪したのかの理由の方が大事。機能要件の充足こそが肝。プロダクトそのものの鑑定をプロにして欲しい。
い 検証は現実的には難しい。
か オンラインゲームの開発である時点での機能を裁判所で見せたことがある。下請が元請に請求した事例。
お 医療裁判で鑑定書の合理性を裁判官の目で判断する。システム開発でも意見書を出したことがあるが、裁判官に理解してもらうのは難しい。
す ADRで係争中のケースを見たことがある。フローに沿って見て、一応の完成をしていると判断した。
か ユーザに気をつけて欲しいのは、ベンダ側の内部的なコストが発生しているということを理解していないと、本訴、反訴共に金額が大きくなってしまう。
お 紛争の種、芽の段階で法務がどのように関与するか。リーガルがしっかりコントロールしてほしい。
す ベンダはユーザのパートナーである。きつくし過ぎると問題が隠���てしまう。
第5分科会 12月8日(土)16:50-18:20 会場9B21 #inlaw5 【個人情報保護法制『2000個問題』を考える】 主査:岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 登壇者: 岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 自然災害と2000個問題
鈴木正朝(新潟大学・教授/理研AIP) 2000個問題最新動向~官民データ活用推進基本法から規制改革答申まで~
湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学) 自治体からの情報提供をめぐる現状:情報提供・情報公開・個人情報の提供・非識別加工情報・官民データの間 板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師) 2000個問題の負の側面:自治体ネグレクト及び自治体の多重事務
お 2000個問題についてご紹介願いたい
す 1800個問題と最初は言っていた。市町村の数がそれくらいだったので。上原教授から広域連合等の存在を指摘され、切りの良いところで2000個に。湯淺先生が実際に条例を集め、上原先生が分析した。 ルールが2000個存在する現状でデータ連携、越境データ、環境が激変する中でルールが2000個存在するのは問題ではないか。
お 実際には2000個では済まないのでは。 西日本豪雨など大災害が続発している。広島の土砂災害の時には行方不明者の発表に3日かかった。その数年後にも県と市でデータの共有をしていない。法律あっても、条例あっても実務の運用がない。
す 岩手日報社が3・11の継続報道をしている。救助復興の時にリアルタイムで情報を共有できず足かせとなった。
お 今年も同じ問題が起きた。ルールの策定を提唱しているが、国は関与できないとしている。法律上はそう答えざるを得ない。最低限のルールが無くていいのか。命の問題を条例の問題としていいのか。安否情報を家族に答えられないところまでもある。
ゆ 自治体が持っている情報を出すのは第三者提供だけではない。観光として公にすることが予定されている情報は除外→定めがない。ウェブサイトに掲載するのが「オンライン結合」になるのか?非識別加工は自治体の手に余るものがある。基準や対象を国が示してほしい。市町村は官民データの作成を義務付けられていない。データの保存規定もない。保存年限のさだまっている文書類は逆にそれを超えてあってはならず、データを作れない。
お 2013年に伊豆大島で土砂災害があった。居所がうつってしまった人に支援を届けるために大島町がトレースしたかったが、手に余る。東京都がやろうとしたが、大島町の条例でデータ結合が禁止されていた。同年に改正された災害基本法で上書きされ、結合が可能になった。
す オンライン結合はお手本から丸写しだが、解釈が分かれている。
い 地域医療連携において、自治体の病院が手続きの煩雑さから連携されないことを「自治体ネグレクト」と名付けた。条例に対応したシステム開発が必要で、病院を所管する個人情報保護条例がない場合もある。医療IDの導入でも自治体の病院が無視され���可能性がある。条例はマイナンバー法にも対応しなければならない。法定受託事務だから。加工基準の条文は国だってコピペでやっつけているのに、非識別加工情報が自治体の手におえるのか。
ゆ 地域医療では大きな自治体は連携を自前で構築してしまう。同じ市立病院でも指定管理者がやっているところと直営のところではシステムが違う。指定管理者は処分性はあるが、事業者として民間法の個人情報保護法がてきおうされるとかんがえられる。直営は条例。
す 病院は私立病院の方が圧倒的に多いが、難病等については公立病院がネットワークを作っている。指針の方が緩いが、真面目なところは条例に対応しようとする。
ゆ 真面目なところほど苦労する。
す 国立大学法人、公立大学、私学でデータ連携が難しい。データの足回りの悪さをどこまで放置するのか。告示で法律、条例を上書きしようとする国が十分性認定と言えるのか。
ゆ 個人情報の定義についての教材にも間違いがある。
お 学術除外の条項が10以上の県の条例にはない。
す 医療分野だと3000個問題、倫理審査会の数。
い 例外事由は予算も人もつかない。最小限のところが同じなら、解釈も共通で使える。さいたま市と千葉市で、そんなに地域の実情が違うのか。港区と渋谷区でそんなに違うのか。
す 個人情報保護法5条に「地域の特性」の文言がある。上乗せ横出し条例で対応可能な中身が殆どなのに。
ゆ 「地域の特性」というのは、先進的な自治体への配慮や、現代も深刻な同和問題、宗教団体等の問題があるが、殆どの場合は上乗せ横出しで対応可能。
す JILISで開示をかけた資料を見ると、過去の経緯を尊重する意味であって、「地方自治の本旨」がもとではなかった。
お 地方自治の人は実際にはどう言っているのか。現場の判断になってしまう。要支援者名簿に載っているのは同意した人だけ。
す 国会では2000個問題の解決の必要性は認識されている。官庁でも課題となっている。自治側からは県域構想が出てきている。自治体の在り方を憲法レベルで検討する動きはすでに出ている。基礎自治体単位の条例が維持できるのか。
お 官民データ活用法19条には国の政策と自治体の政策の整合性について記述されている。災害、医療、福祉の側面から考える必要がある。
す 丁寧に特別法を作ればいいのではないかという反論が想定される。一般法レベルで土台に手を付ける必要があるのかと。
お 災害時の弱者名簿は事前に共有する必要があるが、この部分は自治体任せになっている。消費生活上の弱者リストもあるが、協議会とリストを作って保護するのは自治体任せ。困窮者の自立支援も協議会が必要。これを全部やるのか。特別法をいくら作っても漏れは出る。
ゆ 非識別加工情報が官民データみなされてしまったので、各自治体は基準も何もなし、徒手空拳で非識別加工情報を作らなければならい羽目に
い 非識別加工情報についてだけ立法しても他はほったらかしではしょうがない。3年に1回しか協議会���開催しないのでは知見なんか貯まるわけがない。都会の自治体だけ呼んでどうするのか。新宿区だってやらかしている。
お 新宿区ですら消費者安全確保地域協議会が無く、いきなり区議会で審議にかけられた。
い 普通の自治体で普通に運用できるようになっていないのは欠陥だ。
す 個人情報の定義が確定していない、解釈基準にバラエティがある現状で、非識別加工情報の基準を概念として出すことができるのか。
ゆ 国の場合は非識別加工情報は個人情報性が残っているとしている。自治体は情報公開条例における個人情報性を判断しなければならない。加工基準も自分で作らなければならない。
す 基礎自治体の持つ情報は大きいが、手助け無しでいいのか。
ゆ 官民データ作成の義務付けがあるのは都道府県レベルで基礎自治体にはない。
す 出口はあるのか。
ゆ 具体的な提言に入る前に、日本の「地方自治の本旨」はミニマムを定めた方が良い領域と、地方の自主性に任せた方が良い部分に別れることに気がついた。個人情報法制はミニマムを定めた方がいい領域ではないか。
す 憲法と国際連携など課題は山積している。
お 災害救助の主体は都道府県だが、大事な個人情報はどこにあるのか。基礎自治体にある。住民票、障碍者手帳、母子手帳などに眠っている。都道府県の条例で基礎自治体に条例の制定と情報共有を呼び掛けても実効性があるのか。市町村のインセンティブがない。地方自治体個人情報保護法の必要性があるのではないか。
い 犯歴情報は選挙の関係で本籍地市区町村にある。根拠法の明文規定なし。経済活動にも支障が出るのではないか。
ゆ 全国の市区町村の条例を集めたが、収集できなかったところがある。情報公開請求をする必要があったが、住民でなければ請求できない。暴力団の構成員であることが要配慮情報かどうかもばらばら。
す 国会職員と裁判所職員に罰則がない。地方行政文書についても罰則規定を設けるべき。公的部門のチェックの為に個人情報保護委員会は独立性の高い委員会にした。グローバル対応するならプライバシー保護に対応するのはナショナルセキュリティ。
お 震災被害地の復興のための法制を。
会場 法務省にも犯歴データはある。犯歴データが照会できないと困るのは海外人材を採用したり、海外取引があるFinTech業界での採用活動。越境データ問題も絡む。
会場 情報銀行の態様はは共同利用になるのか?民間が経営している情報銀行であれば自治体間で個人情報を共同利用可能か?
ゆ 地方公共団体には民間と個人情報を共同利用する規定がないので、情報銀行の利用自体が無理ではないか。
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xf-2 · 7 years ago
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BSの支那人社員の余卿(よ・きょう)を少女誘拐で逮捕!静岡の未成年連れ出し札幌で発見!
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000004-dal-ent TBS社員、少女誘拐容疑で逮捕 静岡の未成年連れ出し、札幌で発見 9/3(月) 5:59配信 デイリースポーツ  TBS  静岡県警は2日、少女を自宅に連れ込んだなどとして、未成年者誘拐の疑いで東京都渋谷区在住のTBS社員余卿(よ・きょう)容疑者(30)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は8月中旬から9月2日までの間、静岡県中部に住む10代少女を、未成年と知りながら、自宅に連れて行った疑い。県警は余容疑者の認否を明らかにしていない。  TBSによると、余容疑者は2015年4月に入社し、現在は事業局映画・アニメ事業部に所属している。  同県警焼津署によればこの日午前10時ごろ、余容疑者と少女が札幌市北区の路上を歩いているところを任意同行した。少女の家族から8月中旬に行方不明の届けが出ていたという。少女はすでに自宅に戻り、容疑者は同署に移送されたという。  余容疑者を知る人は口々に「驚いた。真面目でおとなしいタイプだった」と口をそろえる。余容疑者と仕事をしたことがあるという人は、「悪い感じの人ではないが、キレがあるというよりは、可もなく不可もない印象」と証言。別の人は「社内に親しい人は多くないと思う」と話した。  同社は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾で、関係者の方に深くおわびする。事実関係を調べた上で厳正に対処する」とのコメントを出した。
>静岡県警は2日、少女を自宅に連れ込んだなどとして、未成年者誘拐の疑いで東京都渋谷区在住のTBS社員余卿(よ・きょう)容疑者(30)を現行犯逮捕した。
またTBSか?!
少女誘拐で逮捕されたTBS社員の余卿(よ・きょう)は支那人らしいが、そもそも日本のテレビ局に支那人や韓国人や朝鮮人などの外国人がいること自体がおかしい!
公共の電波は、日本国民の財産だ!
TBSなどの日本のテレビ局は、日本国民の財産である「公共の電波」を格安の電波利用料で使用させもらっているくせに、外国人を社員に採用するのは絶対に間違っている!
テレビ局などの放送事業者は、外国人の採用を一切禁止とするべきだ。
日本は、テレビ局の外国人株主比率については規制しているにもかかわらず、なぜか外国人役職員については全く規制しておらず、日本のテレビ局は大量に外国人を採用している!
今回は、その支那人社員が少女誘拐という犯罪をして逮捕されたのだから、言語道断だ!
しかも、支那や北朝鮮や韓国は、日本の敵性国家だ。
TBSでは、報道番組(ニュース番組)である「Nスタ」も、韓国人にディレクターをさせており、日本の安全保障にも悪影響を及ぼしている!
【報道テロ組織!TBS!】
TBS「Nスタ」は、韓国のソウル出身で元韓国空軍将校の朴眞煥がディレクターをしている番組だ。
【朴眞煥】
朴 眞煥 TBSの平日夕方のニュース番組「Nスタ」ディレクター
ソウル出身 京都大学大学院修了 元韓国空軍将校
韓国で記者などを経て2005年から日本在住
平成26年(2014年)11月27日、朴眞煥ディレクターのTBS「Nスタ」は、日本の【和紙】がユネスコの無形文化遺産登録に決定した際、「和紙は風船爆弾の材料に使われ、アメリカで女性と子供を殺害した」と繰り返し報道!
平成28年(2016年)6月15日、舛添要一が辞職願を提出し��その日の夕方、早くもテロ朝のニュース番組と朴眞煥ディレクターのTBS「Nスタ」が新橋駅前での街頭インタビューで「蓮舫マンセー!」を唱える同一人物(仕込み女)を8分間に連続出演させた!
上:テロ朝
下:TBS「Nスタ」
テロ朝とTBS「Nスタ」に「蓮舫マンセー!」女(仕込み)が連続出演!
(平成28年6月15日夕方5:10と5:18、新橋駅前)
TBSなどマスゴミは蓮舫をごり押し!
↓ ↓ ↓
平成28年(2016年)9月7日、朴眞煥ディレクターのTBS「Nスタ」は、蓮舫の二重国籍(違法)を追及することについて「出生を巡る問題を取り上げて資格を問う運動をアメリカでは『バーセリズム』と言って非常に軽蔑されることだ。」などと批判!
平成29年(2017年)9月12日夕に放送された、朴眞煥ディレクターの報道・情報「Nスタ」(TBS系)。
16時12分ごろ、CMに入る前に、「イスラム国戦闘員の家族に日本人か」のナレーションとともに、佳子内親王殿下がイギリス留学に出発されるときの映像が5秒程度流れた。
佳子内親王殿下が空港で関係者に笑顔で挨拶している映像だった。
また一瞬、画面右上にも「『イスラム国』家族に『日本人』?」というテロップが入った。
TBS「Nスタ」で、【「イスラム国」家族に日本人?】のテロップと「イスラム国戦闘員の家族に日本人か」のナレーション!
しかし、映像は、笑顔の佳子内親王殿下!
平成29年(2017年)12月4日放送、朴眞煥ディレクターのTBS「Nスタ」、井上貴博アナウンサー「圧倒的な軍事力を見せつけるアメリカと韓国。それに怯むことなく軍事的な挑発も辞さない構えの北朝鮮。この対立の構図は~」
【ものは言いよう】 井上アナ「圧倒的な軍事力を見せつけるアメリカと韓国。それに怯むことなく軍事的な挑発も辞さない構えの北朝鮮。この対立の構図は…」 『ICBM発射実験を見せつけ挑発する北朝鮮。それに怯むことなく軍事演習を行うアメリカと韓国』とは言わないのがまさにTBS#Nスタ
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https://twitter.com/N74580626/status/937609102192021509 雨雲‏ @N74580626 【ものは言いよう】 井上アナ「圧倒的な軍事力を見せつけるアメリカと韓国。それに怯むことなく軍事的な挑発も辞さない構えの北朝鮮。この対立の構図は…」 『ICBM発射実験を見せつけ挑発する北朝鮮。それに怯むことなく軍事演習を行うアメリカと韓国』とは言わないのがまさにTBS😓#Nスタ (動画) 18:06 - 2017年12月4日
●関連記事
元韓国軍将校がTBS報道番組「Nスタ」のディレクターだった!ソウル出身で元韓国空軍将校の朴眞煥
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-6453.html
街頭インタビューに同一人物!TBSとテロ朝で「韓国に行くと皆優しい」「どうにかならないか」
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-6523.html
TBSのNスタが佳子内親王殿下の映像を流し「イスラム国の家族に日本人」のテロップとナレーション
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-6793.html
TBS「圧倒的な軍事力を見せつけるアメリカと韓国。怯むことなく軍事的な挑発も辞さない北朝鮮」
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-6897.html
日本のテ��ビ局が外国人を採用するのは、おかしい。
テレビ局というのは、安全保障などの観点から放送法第52条で外国人株主比率を規制するなど、外国人の影響を大きく受けないようにしている。
日本は、テレビ局の外国人株主比率については規制しているにもかかわらず、外国人役職員については全く規制しておらず、NHKも民放も大量に外国人を採用しているため、放送法第52条で外国人株主比率を規制している意味が全くなくなってしまっている!
テレビ局などの放送事業者は、外国人の採用を一切禁止とするべきだ。
テレビ局等マスコミへの在日朝鮮人の就職優遇は、「在日特権」の一つとなっている。(
詳細記事
渡部昇一氏               馬渕睦夫元大使
■動画
元外務省「放送業界は在日韓国・朝鮮人が牛耳っています」
https://www.youtube.com/watch?v=ZocyPf_gDsY
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馬渕:ある「ザイニチ」の方が私に「息子がNHKに入りました」と喜んでおられた。
まだその頃はNHKも目立たなかった。今その影響が出て来ている。
渡部:反日の「ザイニチ」系のひと。またその手の回っているひとが、非常に高い地位にいっぱいいるような気がするんですよ。
馬渕:アメリカでは、私が聞いている範囲では、テレビ局には外国人は入れない。
いかに民間の放送とはいえ、公共の電波ですからね。外国人がそれを牛耳るのはオカシイ­。
日本も本当はそうすべき。
すぐにそうすることが無理なら、「日本名」ではなく、本名で仕事をしてもらう。
「創氏改名」が嘘であること・強制ではないことを、彼ら自身が証明している。
彼らが日本名で仕事をしている。日本名で日本で生活しているでしょ。
これは「創氏改名」が嘘だった、強制じゃなかったということを証明しているんですよ。
渡部:そうです。
馬淵:日本の「公共テレビ」は職員は日本人とすべき。日本名を語って出自を隠すことは止めるべき
(以下略:
関連記事
――――――――――
https://www35.atwiki.jp/kolia/pages/18.html ■TBSの不祥事年表 年次 月日   内容   補足 1966 10 自衛隊観艦式中継を、TBSとRKB毎日放送の労組の圧力により放送中止 民放労連は共産党系 1968 01 米原子力空母を特集する予定だったが、スポンサーに無断で中止 1968 03 成田闘争においてTBS報道班が中核派系過激派の支援 1985 08 病死を殺人事件とし、岐阜県の男性を殺人者として報道。男性は誤報への抗議の遺書を残し自殺 1989 10 「NEWS23」第1回目に筑紫が「屠殺場」発言をし、解同から「大糾弾」 1989 10 「NEWS23」が山口組五代目継承式を無断で放送し、山口組から訴えられる 1989 11 オウム真理教の坂本弁護士一家殺害を幇助 ★殿堂★ 1990 05 TBSビデオ��ープ事件 1991 06 損失補填事件(証券会社に6億5000万の損失を肩代わりさせる) 1994 06 松本サリン事件で第一通報者の河野義行さんを犯人に仕立て上げ、殺人者呼ばわりを続ける 1995 01 筑紫哲也が阪神大震災で「温泉街」発言 ★殿堂★ 1 1995 05 「報道特集」でサブリミナル手法によりオウム真理教教祖の麻原の顔を挿入 1996 03 「NEWS23」で筑紫が「TBSは今日、死んだに等しい」と発言し波紋を呼ぶ 1996 04 オウム村井刺殺事件関与疑惑 殺害映像 1996 05 「ニュースの森」等でサンディエゴ事件の被害者夫人を犯人の様に報道 1996 06 TBSが放映済み映像を見せなかったとして女優の元夫が損害賠償請求で勝訴 1997 09 「報道特集」で上越市のゴミ処理場に関して虚偽報道。上越市から訴えられる 1998 01 「ニュースの森」等で帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件無関係者を犯人扱い 1999 03 上岡龍太郎の発言に和歌山・奈良県知事がTBSに抗議文 1999 07 芸能人乱交パーティーにアナ含むTBS社員複数参加事件 1999 07 警視庁記者クラブ在籍のTBS記者が民家に侵入。女性の入浴を盗撮し逮捕 2000 04 「ガチンコ!」収録中に一般参加者の女性が着地に失敗し裂傷を負う 2000 11 「ニュースの森」等で旧石器捏造と無関係の「つくる会」を結びつけて報道 2001 06 TBS若手女子社員が、職場でのセクハラや陰湿なイジメを苦に自殺 2001 08 網走刑務所の墓地を無断撮影 2001 09 TBSがテレビ朝日の番組内容を盗用 2001 10 「うたばん」収録中にゲスト出演者が足に12針縫う怪我を負う 2002 03 「とくばん」でゲストに対し司会者がセクハラ発言を行い、BPOに抗議が殺到 2002 05 「筋肉番付」の収録中に一般参加者2名が負傷し番組が打ち切り 2002 07 神栖町ヒ素汚染問題で「旧日本軍の毒ガス兵器が原因」と捏造報道 2002 07 TBSと北朝鮮による、身代金目的の共同謀議発覚 2002 10 「NEWS23」で筑紫が「拉致被害者に過失(不作為?)があるとすれば、日本人に生まれたということでしょう」と問題発言 2002 11 筑紫が、拉致被害者に執拗な取材を行い批判を浴びた「週刊金曜日」を擁護「NEWS23」で筑紫自身が週刊金曜日の編集委員であることには触れず 2003 02 TBSメディア推進局副理事が約7000万円の所得隠し 2003 04 通り魔事件の犯人が統合失調症であるかの様に報道。某団体からTBSに抗議 2003 07 TBSが放送した豆乳ローションを作ろうとした視聴者2名が重傷の火傷を負う 2003 08 撮影中にワゴン車からカメラマン���転落し脳挫傷で死亡。スタッフを書類送検 2003 11 石原都知事の日韓併合発言で捏造テロップ ★殿堂★ 1 、2、3、4、5、6 2004 03 オウム真理教ドキュメンタリードラマでやらせ 2004 05 筑紫哲也が年金未納で「NEWS23」を一時出演休止 1 2004 06 男性アナウンサーが酒気帯び運転で物損事故 2004 06 TBSとP&Gが行った双方向CMで、応募者1万868人分の個人情報流出 2004 06 TBSラジオの番組のクイズ企画に応募したリスナーの個人情報が流出 2004 07 TBSが業者に100万円渡し、中国にある大使館への脱北者の亡命を演出未遂 2004 07 ロケバス無許可運行で逮捕者 2004 07 向井亜紀が自身の講演内容を歪曲し報道されたとしてTBSを提訴 2004 09 ネットで外国宝くじ購入、刑法違反で謝罪 2004 10 「ケータイ刑事銭形泪」で、間違って予定と異なる回を放送 2004 12 石原都知事の名誉棄損容疑で、TBS社員4人を書類送検 1 2005 01 脱北者提供「日本人拉致被害者写真」が偽物 2005 02 TBS元社員らが企業年金の減額は違法としてTBSを提訴 2005 05 TBS携帯サイトから個人情報流出 2005 05 公式ホームページに載せるコラムを新聞記事から盗用 2005 06 ドラマの解説文を外部のホームページから盗用していたこと等発覚 2005 06 「朝ズバッ!」でみのもんたの失言に激怒した番組スポンサーが降板 2005 10 東条英機の孫の発言を捏造 2005 11 「NEWS23」で台湾新幹線の開業延期問題を日本の責任にする虚偽報道 2005 11 「NEWS23」で世論調査捏造疑惑 2006 01 「朝ズバッ!」でみのもんたがボビー・オロゴンに対して人種差別発言を行う 2006 02 トリノオリンピックでTBSスタッフと中居正広がルール違反で出入り禁止処分 2006 02 男性社員による結婚詐欺疑惑 2006 02 自局・川田亜子アナ(当時)のWikipediaに、TBSが中傷書き込み 2006 03 「からくりTV」の元スタッフが番組出演者ら約540人分の個人情報を流出 2006 03 「NEWS23」でナヌムの家報道。「NEWS23」スポンサー不買運動が行われる 2006 04 大家族・青木家に数々の疑惑 2006 04 TBS系列会社「BS-i」と「C-TBS」が民放連指針違反 2006 05 白インゲンダイエットで下痢や嘔吐などの入院患者100人超 2006 06 「NEWS23」でハイド議員の靖国発言を超訳して放送 2006 07 TBSのホストから甲府FW・茂原岳人の項目で「レイプ癖は健在」等と編集 2006 07 「イブニング・ファイブ」の731部隊報道に安倍氏ポスターをカットイン 画像 2006 08 亀田疑惑の判定で世界王者、抗議6万件超 2006 09 亀田大毅の判定に客が野次を飛ばし乱闘騒ぎに 2006 09 番組取材協力者103人分のメ��ルアドレス流出 2006 09 「KUNOICHI」収録中に感電事故、一般参加の女性が病院で手当て 2006 09 TBSが上祐オウムに会見場所を提供 2006 10 TBSアナウンサー川田亜子さんが社内の苦悩に涙する様子を放送 2006 10 「NEWS23」新キャスター・山本モナさんが民主・細野議員との不倫で降板 2006 11 世界バレー女子、6位・日本からのMVP選出に大ブーイング 2006 12 「はなまるマーケット」で便器破損の恐れがあるトイレ掃除法を紹介 2007 01 反則の柔道王・秋山成勲がヌルヌル&グローブ細工疑惑で失格処分 2007 01 「朝ズバッ!」で「不二家が賞味期限切れのチョコレートを回収し再出荷していた」と捏造 ★殿堂★ 1 2007 01 TBS特番でみのもんたが夕張視察。みのの問題発言とやらせ連発 2007 02 頭のよくなる音・ハイパーソニック音で過剰表現・論文無断使用 2007 02 「サンデー・ジャポン」で柳沢発言を不適切編集 2007 02 「華麗なる一族」にてサブリミナル効果で公明党の宣伝 2007 03 桜庭選手に失望したとのネット掲示板の書き込みを捏造 2007 03 「朝ズバッ!」の不二家報道が事実と異なるとして総務省が調査 2007 03 「新SASUKE」収録で5人重軽傷。警察に届けず事故隠し 2007 03 みのもんたが女性アナウンサーへのセクハラ疑惑。TBSの対応にみの激怒 2007 04 「サンデー・ジャポン」にて、同一人物によるやらせインタビューが発覚 2007 04 TBS取材車が池袋で駐停車禁止場所に堂々と駐車。注意で逆ギレ 1 2007 04 「イブニングニュース」で、支那大陸の砂漠化、黄砂は日本の責任と主張 2007 04 J-CASTや週刊現代など他マスコミからの取材の拒否を宣言 2007 04 伊藤一長長崎市長狙撃事件で、延々と市長の血だらけの顔を全国放送 2007 04 江口ともみさんがTBS番組収録中に事故に遭い、腎臓摘��� 2007 04 番組収録中に金子昇が左手首骨折するも警察に未届けだった事が判明 2007 05 番組名「ニッポン劣島改造計画」と明記。苦情相次ぎ番組名変える 2007 05 「NEWS23」で左翼団体メンバーを「普通の学生」かのように偏向報道 1 2007 05 「NEWS23」で右翼風改憲ラップを自ら発注し情報操作した上で放送 1 2 2007 06 「ピンポン!」が盗聴工作未遂&「イブニング・ファイブ」がヘリでプレー妨害 1 2007 07 「リンカーン」で亀田興毅の自慰をモノマネ。抗議が有り翌週に謝罪放送行う 2007 08 「ピンポン!」取材陣、葬儀にTシャツ、ジーンズ・短パンで取材、遺族に謝罪 2007 08 「ピンポン!」番組内で「現役客室乗務員」と紹介された女性、実はニセ者 1 2007 09 一連の不祥事を受け役員|19人処分するも社外に向けて自主公表せず 2007 09 「ピンポン!」が民主党の主張のみ放送。舛添厚労相の出演依頼拒否を捏造 1 2007 09 神戸高3自殺に関し、学内名簿・成績表等の収集目的で「裏2ch」で取材を試みる 2007 09 「NEWS23」にて麻生太郎の発言をぶった切り編集し、歪曲報道 1 2007 09 「朝ズバッ!」のスタッフが変死。「2時っチャオ!」のスタッフが自殺 2007 10 ボクシング亀田大毅vs内藤大助で大毅反則多発、TBSも関与か 2007 10 「アッコにおまかせ」で、「初音ミク」ユーザーをオタクネタ化し批判を受ける 1 2007 10 TBS関連会社元契約社員が、盗撮目的でTBS内の女子トイレ侵入 2007 10 「ズバリ言うわよ!」が無許可で朝青龍インタビュー 2007 10 「朝ズバッ!」の男性スタッフが女子アナ盗撮で逮捕 1 2 2007 10 消えゆくアルプス民族楽器のはずが、全く消える予兆無し 2007 10 「ピンポン!」で取り上げた獣医師は抗議署名3699人も集められていた人物 2007 10 イベント応募者1033名の個人情報を流出 2007 10 「HOTEL」の再放送が4話で終了。出演者が逮捕される数日前突然の打ち切り 2007 11 「朝ズバッ!」でみのが香川姉妹祖母殺害事件で父親が犯人かの様に報道 2007 11 TBSのスタッフが「路上喫煙禁止推進区域」にて堂々と路上喫煙 2007 12 TBSが映画「南京の真実」の撮影を妨害していたことがチャンネル桜にて発覚 2007 12 TBSに批判的な記事を書かせない為に他マスコミへの情報提供の制限を宣言 2007 12 中国産ゲーム機Viiについて、中国で4000万台販売されたと虚偽報道 2007 12 「朝ズバッ!」で取材拒否VTRを放送。みの発言に激怒した男性が提訴 2008 01 亀田大毅に100%責任のある追突事故を「巻き込まれた」と偽装報道疑惑 1 2008 02 住宅火災で亡くなった女児と違う、別の女児の写真を誤って使い報道する 2008 03 射幸心を煽る不適切な表現をしたとして謝罪 2008 03 富山市が高架化事業について「一方的な報道をされた」としてTBSに意見書 1 2008 03 「朝ズバッ!」で硫化水素の作成方法を報道。自殺を激増、殺人も引き起こす 2008 03 「著しい誤解や不快感を与えた」として会津若松市がTBSに謝罪・訂正求める 2008 03 生放送中に出演者が胸を強打し右肋骨を骨折。全治4週間の怪我を負う 2008 03 「王様のブランチ」生放送中 カンフー少年が頭部から流血 1 2008 04 チベット人の振りして障害者からトーチを奪おうとした中国人の自作自演に手を貸す 2008 05 元TBSアナウンサー川田亜子さんの自殺現場を、TBSだけ違う場所を撮影 2008 05 番組で紹介された「ティッシュ箱飛ばし」で、視聴者の負傷続出 2008 06 「報道特集NEXT」で「高村正彦外相が万景峰入港の全面解禁を主張した」と捏造 2008 06 「NEWS23」で問責決議案可決後の福田首相のコメントを意図的に編集 2008 07 東京都八王子市で起きた無差別殺傷事件で、被害者として報じた写真が別人 2008 07 内藤の世界戦に“亀田乱入”でTBSに抗議殺到 2008 08 井上弘社長(68)の不倫疑惑発覚 2008 09 「どうぶつ奇想天外」で死に至る危険性のある寄生虫を宿すペットを飼っている少女を紹介 2008 09 「2時っチャオ!」眞子さまジャニーズファン報道に紀子妃激怒! 宮内庁TBSへ抗議 2008 11 「アッコにおまかせ!」スタッフが小室哲哉容疑者に差し入れ。行き過ぎに謝罪 2008 11 アパワイン会で田母神俊雄氏と同席した民主党・鳩山夫妻にボカシ 1 2008 11 『余命1ヶ月の花嫁』の長島千恵さんはAV女優と判明 2008 12 幼児殺害事件の容疑者に執拗な取材。警察と弁護団双方からクレーム 2008 12 税収減り道路の穴放置報道。TBSが田原市に謝罪 1 2009 01 TBS社員のPCからTBS女子アナ××写真流出 2009 02 麻生総理講演会を印象操作して報道 2009 02 「朝ズバッ!」でみのもんたが小沢騒動に関して問題発言連発 2009 04 「朝ズバッ!」で未承諾で容姿を映されたことに対し、肖像権侵害などでTBSに賠償命令 2009 04 「情報7days ニュースキャスター」で、「これが二重行政の現場」と悪質なやらせ報道 1 2009 06 総務省が事実を正確に報道しなかったとしてTBSを厳重注意 2009 07 「キミハブレイク」の収録で深夜に荒川河川敷で打ち上げ花火。警視庁が注意 2009 08 「サンデージャポン」の大阪府強制執行報道で問題発言。BPOから勧告 2009 08 「アッコにおまかせ!」で酒井法子容疑者の息子をモザイク無しで放送 2009 10 「2時っチャオ!」の女性リポーター(38)が取材先の大津市内の女性に軽傷を負わせ書類送検 2009 10 「サンデージャポン」で、中川氏死亡の速報に「速報は注目しないでください」と発言 2009 11 「朝ズバッ!」のディレクターが市橋容疑者に突撃取材で逮捕。広報部は隠蔽 2 2009 11 石川遼が出場するゴルフ大会で、TBSのカートがギャラリーに突っ込み女性ら負傷 2009 11 内藤×亀田戦で、TBSによるリングアナ富樫光明氏への言論弾圧工作が発覚 2009 12 TBS警察呼ばず、犯人国外逃亡「ブラック紙幣」詐欺番組で論議 2010 01 TBS系制作会社の記者が個人の郵便物を盗み見、更に発信機を取り付けていたことが発覚 1 2 2010 02 TBS61.6%の大幅減益、視聴率低迷で。純損益予想でもTBSは赤字に転落 ★ 法則発動 ★ 2010 02 バンクーバー五輪・カーリング女子日本代表チームの非公開練習を盗撮、出入禁止処分 2010 02 津波警報を知らせる日本地図で対馬を除外 2010 03 朝鮮学校の授業料無償化の件でテロップを捏造 2010 04 巨人・木村拓也コーチ急死と報じ謝罪 2010 05 赤松農水大臣GW中の外遊でゴルフをしていたと捏造報道 2010 06 『NEW23クロス』にてW杯でポルトガルに0-7で大敗した北朝鮮を7-0で大勝と捏造報道 2010 08 PSPソフト『けいおん! 放課後ライブ!!』Youtubeにアップしたセガ&TBS 公式 のゲームプレイ動画をTBSがセガに無断で削除 2010 08 「朝鮮学校」無償化を捏造報道 2010 08 TBSカメラマンを在宅起訴 高知地検 2015 08 単発ドラマに登場する汚職政治家にブルーリボンバッジ ★殿堂★ 2018 09 TBS社員余卿(よ・きょう)、少女誘拐容疑で逮捕 静岡の未成年連れ出し、札幌で発見 ★NEW!!★
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shintani22 · 3 years ago
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2022年1月4日
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【地震情報 2022年1月4日】6時8分頃、父島近海を震源とする地震がありました。震源の深さは約70km、地震の規模はM6.3、最大震度5強を東京都で観測しています。この地震による津波の心配はありません。(特務機関 NERV)
小笠原の地震 気象庁 “落石の危険も 今後の地震や雨に注意”(NHKニュース)
東京・小笠原村で震度5強の揺れを観測した今回の地震について、気象庁の束田進也地震津波監視課長は午前8時10分から記者会見を開き、「揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので、今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい。揺れの強かった地域では1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意してほしい。特に2~3日程度は規模の大きな地震が発生することがあり、注意が必要だ」と呼びかけました。
気象庁「島しょ部は津波判断に時間」
気象庁は地震からおよそ3分を目標に津波警報や津波注意報などの情報を発表するとしていますが、今回の地震で「津波の心配はない」と発表したのは、地震が発生した午前6時8分から8分後、地震を検知した午前6時9分からは7分後の6時16分でした。
これについて気象庁の束田進也 地震津波監視課長は「津波警報を出すためには父島と母島だけのデータだけでは精度が悪く、伊豆諸島や本州まで主要な地震波が到達するのを確認する必要がある。なるべく早く情報が出せるよう努力してはいるが、今回のような島しょ部では地震の観測点が少ないため、どうしても発表に時間がかかることはある」と述べました。
そのうえで「島しょ部に限ったことではないが、海岸付近で強い揺れを感じたときには津波警報などを待つことなく、まずは避難行動を取るようにしてほしい」と話していました。
小笠原村長「けが人確認されていない」
地震をうけて東京都は午前10時から危機管理対策会議を開き、幹部職員などが出席しました��はじめに気象庁の担当者が、揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているとして今後の地震や雨の状況に十分注意する必要があると呼びかけました。
また、オンラインで参加した小笠原村の渋谷正昭村長は、いまのところけが人などは確認されていないことや、村内の避難所に6、7人の住民が避難したことなどを報告しました。
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【速報】4日、広島県内109人の感染確認発表 100人超は去年9月15日以来(RCCニュース)
4日の広島県全体での新型コロナ感染確認の発表は、109人となりました。一日の発表が100人を超えるのは、去年9月15日以来です。
広島県で109人が新型コロナ感染 PCR検査は5倍以上に(朝日新聞デジタル 1月5日)
新型コロナの変異株「オミクロン株」には新たに広島市の9人が感染し、県内のオミクロン株への感染確認は計23人になった。
年末年始を挟み、感染が再び急拡大する中、県が設置したPCR検査場で検査を受けた人の数は、感染者の発表ゼロが約3週間続いた昨年12月20日の約350人から、今月3日には約2千人と5倍以上に増えた。広島市中区の検査場で並んでいた50代の男性会社員は「毎月検査を受けているが、列ができるのは久しぶり」と驚いていた。
一方、県庁では4日、湯崎英彦知事が職員に向けて新年のあいさつを動画で配信した。動画は年末に収録していたが、感染の急拡大を受け、この日に急きょ撮り直した。湯崎知事は「再度コロナの感染拡大が懸念される状況となり、予断を許さない。気を引き締めていこう」と語った。「オミクロンの市中感染が今後全国的に流行するのではないか。���の重篤な症状を呈する変異株が生まれるかもしれない。非常に不透明な状況にある」との懸念も示した。(比嘉展玖)
米軍岩国基地に緊急要請 広島知事、感染の情報提供・対策徹底求める(朝日新聞デジタル)
新型コロナの変異株「オミクロン株」への感染も新たに広島市で9人が確認された。
広島県の湯崎英彦知事は4日、山口県岩国市の米軍岩国基地で大規模感染が発生したことを受けて、基地内での感染者に関する情報提供や、感染防止対策の徹底を求める緊急要請の文書を、米軍岩国基地司令官と在日米国大使館臨時代理大使に郵送した。
緊急要請では、基地の大規模感染の原因を速やかに究明し、情報提供を適切に行う▽基地内外での基本的な感染防止対策を徹底する――など4点を求めた。
また、湯崎知事はこの日、年頭の職員へのあいさつで、「再度コロナの感染拡大が懸念される状況となり予断を許さない。引き続き気を引き締めていきましょう」と呼びかけた。「オミクロンの市中感染が今後全国的に流行するのではないか。別の重篤な症状を呈する変異株が生まれるかもしれない。非常に不透明な状況にある」との懸念も示した。(比嘉展玖)
【速報】新型コロナ 全国の感染者数が1000人超 およそ3カ月ぶり(FNNプライムオンライン)
FNNのまとめによると、4日午後5時過ぎの時点で、新型コロナウイルスの全国の感染者数が、1057 人 にのぼったことが分かった。1日の感染者数が1000人を超えたのは、去年10月6日以来、およそ3カ月ぶり。
4日は、東京都で151人、大阪府で124人、沖縄県で225人などの感染者数が報告されている。広島県でも100人を上回っている。
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米英仏豪の新規感染者、過去最多を更新 オミクロン株拡大(AFPBB News)
【AFP=時事】米国、英国、フランス、オーストラリアで、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が過去最多を更新した。世界保健機関(WHO)は4日、変異株「オミクロン株」の急拡大が、より危険な新たな変異株の出現リスクを高めると警告した。
英国、豪州、仏の4日の新規感染者数はそれぞれ20万人超、約5万人、27万人超と、3か国とも過去最多を更新した。
トラやオランウータンにコロナワクチン接種 チリ動物園(AFPBB News)
【AFP=時事】南米チリの首都サンティアゴ近郊にあるブイン動物園(Buin Zoo)で3日、絶滅が危惧されるベンガルトラやボルネオオランウータンなどに、新型コロナウイルスのワクチン接種が行われた。動物園でのワクチン接種は、中南米ではこれが初めて。
接種されたのは、動物専用に開発された未販売の実験的なワクチン。感染リスクが高いとされるライオン、トラ、ピューマなど計10頭を対象に行われた。3日の接種は2回目で、初回は先月13日に行われていた。
世界で540万人以上の命を奪った新型コロナウイルスは、動物園のサルやトラ、野生のシカの他、ペットやミンクからも検出されている。
飼育下でこれまでに感染が確認されたのは、シンガポールやクロアチア、米国のライオン、ベルギーのカバ、インドネシアのスマトラトラ、米国のゴリラなど。
ブイン動物園では、新型コロナウイルス感染症の症状を呈した動物はいないため、検査も行われていない。【翻訳編集】
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【オミクロン株「全員入院」見直し…自宅療養も】
政府は #オミクロン株 への対応を今後は国内対策に重点を移す考えを示しました。
陽性者「#全員入院」としていたのを、自治体の判断で「#自宅療養」などを認めることに。ナゼ、このタイミングで?
岸田首相 “感染急拡大地域 全員入院を見直し自宅療養も”(NHKニュース)
オミクロン株に対する医療提供体制を確保するため、岸田総理大臣は、感染が急拡大している地域では、陽性者全員を入院させるなどとした対応を見直し、症状に応じて宿泊施設や自宅での療養を認める考えを明らかにしました。
岸田総理大臣は年頭にあたって、4日に三重県伊勢市の伊勢神宮に参拝したあと、記者会見しました。
冒頭、岸田総理大臣は「本年を大胆に挑戦を行い、新たな��代を切り開くための1年としていきたい。一方で、慎重であるべきところは慎重に物事を進めていくという謙虚さを忘れないよう肝に銘じる」と述べました。
そして、新型コロナウイルス対策について、新たな変異ウイルス、オミクロン株の市中感染が急速に拡大する最悪の事態に備えるため、水際対策の骨格を維持しつつ、予防、検査、早期治療の枠組みを一層強化し、国内対策に重点を移す準備を始める考えを明らかにしました。
具体的には、新型コロナの飲み薬の確保に向けて、来月中の早い時期にファイザーの飲み薬の実用化を目指すほか、自宅療養者が安心できるよう、陽性が確認された当日か翌日に健康観察や訪問診療を始め、速やかに飲み薬を投与できる体制を確立する方針を示しました。
そのうえで、医療提供体制を確保するため、自宅などでの療養体制の整備を前提に、オミクロン株の感染の急拡大が確認された地域では、自治体の判断で、陽性者全員の入院と濃厚接触者全員の宿泊施設での待機を要請している現在の取り組みを見直し、症状に応じて宿泊施設や自宅での療養を認める考えを明らかにしました。
さらに、3回目のワクチン接種を加速させるため、医療従事者などの接種にめどが立った自治体では、全国にある900万回分の在庫を活用して、一般の高齢者の接種の更なる前倒しを行うほか、オミクロン株の感染拡大が懸念される地域での無料検査を拡大する考えを示しました。
また、岸田総理大臣は、現在の水際対策を見直すかどうかについて、年末年始の感染状況を見極めたうえで、来週、判断する考えを示しました。
さらに「Go Toキャンペーン」の再開をめぐっては、オミクロン株への対応に万全を期すことが最優先であり、慎重に考えていくべき課題だという認識を示しました。
そして、今後、感染が拡大し、病床のひっ迫が見込まれる場合は、行動制限の措置を取ることも検討する方針を明らかにしました。
一方、岸田総理大臣は、みずからが掲げる「新しい資本主義」の実現に向けて、スタートアップ企業を創出するための5か年計画を策定するとともに、地方における官民のデジタル投資を増加させる「デジタル投資倍増」に取り組むほか、脱炭素社会を実現するためのクリーンエネルギーの戦略づくりに関係各省が総力を挙げて取り組むよう、指示する考えを示しました。
また、外交・安全保障に関連して、岸田総理大臣はアメリカのバイデン大統領、オーストラリアのモリソン首相との対面での首脳会談を調整していたものの、新型コロナの内外の感染状況を考慮し、国内の対策に万全を期すため、今月17日に召集される予定の通常国会前の外国訪問を見送る考えを明らかにしました。
そして、岸田総理大臣は「新型コロナ対応、新しい資本主義の実現、外交・安全保障という困難な課題に力強く立ち向かっていくためには、信頼と共感によって結ばれた多くの人と助け合っていくことが必要だ。そのために、私はことしも国民の声をよく聞きながら、丁寧で寛容な政治を進めていく」と強調しました。
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【#GoToEatキャンペーン の食事券販売を再開します!1/10予約まで!】(広島県)
感染予防対策に取組む飲食店や、食材を供給する農林漁業者を応援する取組です。食事券1冊を8千円で購入すると、加盟店で1万円分使えます。利用期限はR4.2/28まで。ぜひお買い求めください!
【GoToEatキャンペーン食事券の予約を明日(1/7)から停止します】(広島県 1月6日)
急激なスピードでコロナウイルスの感染拡大が続いているため、当面の間、食事券の予約を停止します。また、未利用の食事券をお持ちの方は、利用自粛していただきますようご協力お願いします。
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米中ロ英仏「核戦争しない」 初の共同声明、外交追求(共同通信)
【ワシントン共同】米国、英国、フランス、中国、ロシアの5核保有国は3日、軍事衝突や軍拡競争を防止するために2国間、多国間の外交的取り組みを引き続き追求する意向を示す共同声明を発表した。「核戦争に勝者はおらず、決して戦ってはならないことを確認する」と表明。中国の馬朝旭外務次官は「5カ国の指導者が核兵器の問題について声明を発表するのは初めて」と意義を強調した。
共同声明は「防衛、侵略の抑止、戦争予防を目的とすべきだ」とし、「核兵器国間の戦争回避と戦略的リスクの軽減」を最も重要な責務とし、核拡散防止条約(NPT)で課された核軍縮交渉義務を守ることも強調した。
5核保有国の共同声明ポイント
軍事衝突や軍拡競争を防止するために2国間、多国間の外交的取り組みを引き続き追求
核戦争に勝者はおらず、決して戦ってはならないことを確認
核兵器が存在し続ける限り、防衛、侵略の抑止、戦争予防を目的とすべきだ
核兵器国間の戦争回避と戦略的リスクの軽減が最重要の責務。核拡散防止条約(NPT)で課された核軍縮交渉義務を守る
「被爆者の願い届いた」と評価 五大国共同声明に広島・長崎(共同通信)
核保有五大国が3日、核戦争を回避するための初の共同声明を発表したことに関し、長崎市の被爆2世で、核廃絶を世界に訴える「高校生平和大使」派遣委員会の共同代表平野伸人さん(75)は「背景はいろいろあるのだろうが、肯定的に受け取りたい。長年の世界の人々の願い、特に広島・長崎の被爆者、市民の願いが届いたような気がする」と評価した。
「核政策を知りたい広島若者有権者の会」の共同代表田中美穂さん(27)は「核拡散防止条約再検討会議が延期された中で、率直にうれしいニュースだ」と歓迎。日本政府に「こうした動きを背景に、被爆の実相を知る国として役割を果たして」と注文した。
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kunugihay · 4 years ago
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・ おはようございます🌞 皆様いかがお過ごしでしょうか? 僕たちは今週も料理合宿楽しんでおります! まだまだまだまだ知らない事だらけ 学ぶ姿勢は前のめりでありたいと思う次第でございます👍 発想や閃きは暮らしに強い結びつきを感じます。 暮らすところや暮らしが変われば そこから生まれるものは変わってくるのでしょう。 順応性というのかな。 それでは そろそろ梅雨入りですが 皆様体調管理はしっかりと。 来週 牧之郷 tutty cafe にてお待ちしております。 | | | | | 移 動 式 喫 茶 店 in @tuttycafe 5/21(金) 11:00-16:00 静岡県伊豆市牧之郷787 P有 ※ランチはなくなり次第終了 ・ ・ #chai#チャイ#スパイスカレー#buddhabowl#spicecurry#民藝#日用品#刺繍#手織り#手編み#籠#草木染め#古道具#古布#小豆島#移住#セルフビルド#セルフリノベーション#古民家#小豆島移住記録#移動式喫茶店#移動式喫茶店#tutty#野生の食膳#野生(ヤオ)の食膳 https://www.instagram.com/p/CO1TLTDMmeu/?igshid=1lq0wmgbmmlx3
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ronpe0524 · 4 years ago
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今年も映画祭がはじまった感のある9月(2021年9月の日記)
■2021/9/1 水曜日。ややで寝坊でスタートの9月。朝からちょっと波乱ぎみで憂鬱。昨日の夜、最後まで見きれなかったJAIHO『オスロ、8月31日』を見る。どう考えても昨日見る映画だったと思う。水曜は娘の習い事にやや余裕がある。なんとか夜に映画を観に行けるかもしれない。娘に早めに勉強とかやってもらい、夕食は一番簡単な冷凍グラタン(すまん!でも娘はこれが大好き)にして、風呂にソッコーで入ってもらい、もうあとは遊んでていいぞ、という状態にしてお父さんはMOVIX昭島へ。『ベイビーわるきゅーれ』鑑賞。やっと観れました。観終わって、前の列の客席に映画ライターの村山章さんらしき人が。本当にこのコロナ禍というやつはみんなマスクしているのでこういう時に本人かどうかがよくわからない。でもClubhouseで話したときに「今度見かけた時は声かけます」と云っていたので勇気を出して「すいません、村山さんですか?」と聞いてみた。良かった、本人だった。ちょっとだけ映画の感想とか話す。村山さんは3回目の鑑賞とのこと。いやー映画も面白かったしムリしてでも観に行って良かった。小雨が降っていたが自転車で機嫌よく帰宅。娘のコンタクト(寝るときに視力矯正するやつ)を入れて寝かせる。Netflix『ザ・ラスト・マーセナリー』を見る。
■2021/9/2 木曜日。とても涼しい。とゆうか寒い。ポレポレの入江悠特集のスケジュールが出たけど、唯一行けそうな日の上映が『かまってちゃん』だな。今年観なおしたばかりなんだよなぁ。東京ポッド許可局の「お笑い当事者論」を聴く。ぜんぜんお笑い以外にも当てはまる内容で、自分はどうしても映画の感想などに当てはめてしまう。自分と同じ感想を探す。それ自体は別に良いけど、自分と違う感想を見つけて、それは違うと明言したり、すぐに監督インタビューなどで答え探しをする人がいる。その考え方は自分の感想、感じ方が正しい、という前提の元にある。映画の感想なんだからそんなことはないだろう、と思う。映画の感想などを話したり、人の感想を知ることは楽しいけれど、こういう感想であるべきだ、みたいなとらえ方は苦しいだけだろうに。明日の検査のために夕食はぬき。夜は代表戦をDAZNで見る。オマーンは強かった。しかしDAZNで見れるのはとても良いですね。Amazon Prime Video『セラとチーム・スペード』を見る。Disney+『アイアンマン3』を見る。さらに眠くなるまでもう1本を映画を見ようかなぁと思っていたらTwitterで杉田監督のスペースがはじまった。ごろごろしながら聴こうと思ったら、また聴き手で参加することになりうっかり27時ごろまで参加してしまった。楽しい時間ですが聴き手が僕でいいのだろうか、という不安がありつつ気持ちよく就寝。
■2021/9/3 金曜日。そういえばTwitterをスマホで見ていてTLがビョーンとワープしてしまう現象がなくなった気がします。あれのせいでどれだけ時間を無駄にしたか。朝食はぬき。検査のため休暇。一度実家に行き車を借りて病院へ。1年ぶりのPET検査。まぁ異常がないことを確認するための検査なので気持ちは楽ですが、まわりには(かつての自分のように)深刻な状況の方もいると思うのであまり良い気持ちはしない。今回も検査中にうっかり寝てしまった。思ったりより早く終わったので、病院のとなりのショッピングモールへ。フードコートで急いでうどんを食べて、モール内のシネコンでとある映画を観る。がしかしまぁまぁ寝てしまった。検査終わりでぐったりしていてその予感はあったのですが、映画のざっくりとした流れはわかるけど細部がまるでわからない。これはダメだ。ノーカウントだ。時間を作って見直さないと。がっくり。車を実家に返してから帰宅。夜は僕モテYouTubeで入江監督と編集長の書評対談。次回のお題が僕の好きな『湿地』になった。映画版を見直そうかな。U-NEXT『インクレディブル・ハルク』を見る。早めに寝る。
■2021/9/4 土曜日。午前中に1本映画を観れるチャンスがあったので迷わず『シャン・チー テン・リングスの伝説』@シネマシティ。極爆上映で。堪能。マックでお昼を買って帰宅。午後は娘と家でのんびり。U-NEXT『ハンガー』、JAIHOで『アルプス』を見る。夜はYouTubeで「9時ゆる」見たり、AKIRA君が出てたラジオを聴いたり。寝る前にU-NEXTで『エアベンダー』を見る。おそらく劇場公開以来の再見。この前、杉田監督のスペースでシャマラン話をしていて見直したくなったのだけど、主人公が「アバター」という役割から逃げ出していた、という設定をすっかり忘れていた。ここらへんが面白い。
■2021/9/5 日曜日。HDDレコーダーが立ち上がらなくなってしまった。たしかに買ってから5年ぐらい経っているような気がするがついに壊れてしまったか。いろいろ録画したままのものがあった気がするんだけど。あーあ。朝からAmazon Prime Video『シンデレラ』を見る。娘と実家へ。のんびり過ごす。午後は床屋へ。さっぱり。実家でごろごろしながらNetflix『ベケット』を見る。夕飯までご馳走になってから帰宅。その夕飯を食べすぎたらしく苦しい。なんか体調が悪くなるぐらい苦しい。娘の寝る支度をして、娘の就寝タイミングで倒れるように僕も寝てしまった。深夜26時ぐらいに目が覚める。ややすっきりしたのでオンライン試写で『最悪な一日』を見る。起床時間まで時間があったのでもっかい寝る。
■2021/9/6 月曜日。まだまだ昨夜の食べすぎを引きずっている感じ。金曜休んでしまっているのでその影響でバタバタの午前中。購入した小林勇貴監督の『奈落の翅』Blu-rayが到着。小林監督自ら書いてるんじゃないかという宛名書き、そして怪文書っぽい紙とBlu-rayが封入されていた。さていつ見ようかな。夜、JAIHOで『霧の中』を見る。
■2021/9/7 火曜日。シネマクティフ東京支部の音声配信外伝『オールド』回を聴く。けんす君が話していた「水中で裸眼だとほぼ何も見えない」というのはやはり個人差なのではないだろうか。僕はゴーグルがなくてもある程度は水中が見えるので映画内の描写とかはあまり気にならない。しかし最近水中に潜る機会ってないですね。午後のミーティング、発表をしながら英会話に出かける娘を送り出す、という離れ業をやる。リモートあるある(なのか?)。U-NEXT『好男��女』を見る。夜、ラロッカさんとDiggin' Netflix収録。ラロッカさんも久々に映画館で映画を観れたとのことで何より。さらに24時からDAZNでW杯予選の代表戦を見る。やっぱDAZNで見れるの最高だな。後半はclubhouseでラフランス��んが参加してる部屋を聴きながらサッカー見てた。ラフランスさんが楽しそうだった。
■2021/9/8 水曜日。午前中がすごく忙しかった。なんなら昼休みまでずれこんで忙しかった。水曜は娘のスケジュールに余裕がある。娘の夕飯とお風呂が終わり、あとは宿題やっとけよ、という状態にしてMOVIX昭島へ。『モンタナの目撃者』鑑賞。映画観終わってすぐ帰宅。娘の宿題をチェックして、コンタクトやって娘を寝かせる。このパターンで水曜は映画を観れる気がする。まぁ19時以降のいい感じの時間に上映がないとダメなのだけど。JAIHO『アワ・ボディ』を見る。Disney+『ホワット・イフ...?』S1E5を見る。ゾンビ回。
■2021/9/9 木曜日。小雨だ。でも図書館に本を返しに行かなくてはならない。雨具を羽織って自転車で本の返却へ。ついでに自転車屋さんでタイヤの空気を入れてもらう。ついでにショッピングモールのフードコートで銀だこを買って帰る。ジャンクなランチ。夜、『マトリックス』新作の予告編が公開。賛否はいろいろあるようですが、やはり『マトリックス』は特別な作品で、僕は公開を楽しみに待ちます。JAIHO『私の血に流れる血』を見る。というわけで2週間の無料期間を終えてJAIHO解約。こういうのは忘れない。配信している映画はとても面白いので、どこかのタイミングでまた利用するだろうJAIHO。WOWOW『カラー・アウト・オブ・スペース』を見る。
■2021/9/10 金曜日。山形国際ドキュメンタリー映画祭の詳細が発表されたけど、時間指定のある配信方式。この方法だとほとんど作品を見れないよ。可能であればみんなでいろんな作品観て、東京支部の音声配信で取り上げようかと思っていたけどこりゃムリだ。夜はおなじみ「僕モテFRIDAY」を30分だけ見て、そこから藤元監督の監督ラジオ最終回に移動。『海辺の彼女たち』をじっくり堪能したような数か月だったかと思う。良い試みだったと思います。Blu-ray『奈落の翅』を見る。こうゆうかたちで映画を届けるのも面白い。小林監督はおそらく現状の(映画館の)映画上映の仕組みに納得いかない部分が出てきてるんだと思う。それに抗うことをやっている。WOWOW『ボクシング・ジム』を見る。ジムのトレーナーのおじさんが後ろ髪を一部のばして三つ編みにしていた。パダワンなのかな。
■2021/9/11 土曜日。朝から娘を習い事に送り僕は立川へ。一蘭で早めのランチ。カフェでコーヒー飲みつつ山下達郎のラジオを1週間遅れで聴いていたら強い既視感を味わう。これは自分はマトリックス世界にいて何か異変が起きているのかも?と一瞬だけ思ったが、先週床屋で散髪してるときに店で流れていたサンソンをぼんやり聴いていたのだということを思い出した。シネマシティで『フリーガイ』鑑賞。娘を迎えに行って帰宅。夜はYouTubeで「9時ゆる」。春本監督の『由宇子の天秤』はいよいよ公開が近い。さらにche bunbunさんのスペースを聴く。ちょっとだけ質問があったのでスピーカーでも参加。PFFがはじまったのでコンペ作をオンラインで見はじめる。今年はU-NEXTで見る。『グッバイ!』『五里霧中』『ROUTINE』を見る。
■2021/9/12 日曜日。映画を2本観に行けるチャンス到来。まずはTOHOシネマズ立川立飛で『スパイラル:ソウ オールリセット』鑑賞。渋谷へ移動。イメフォで『ミッドナイト・トラベラー』鑑賞。トーク付きの回でいろいろ補完された。ありがたい。移動中はラフランスさんがゲストで出ていた「ポータルキャスト」という配信をアーカイブで聴く。ぜんぜん知らない映画関連の配信だったけどすごいボリュームでこれ毎週やってるのかな。急いで帰宅。夜はDAZNでFC東京戦を見る。試合は負けちゃったけど、試合後に長友のセレモニーあり。本当に帰ってきたのだ。WOWOW『コメディ・フランセーズ』、『悪の偶像』を見る。U-NEXTでPFFコンペ『豚とふたりのコインランドリー』『Parallax』『巨人の惑星』を見る。
■2021/9/13 月曜日。娘の小学校のクラス、夏休み明け担任の先生が体調不良とのことで代理の先生が担当していたのだけど、正式に担任交代となったとのこと。いろいろあるんでしょうね。夜はけんす君、なんすけ君とDiggin' Amazon Prime Video収録。収録後にも近況話したり。U-NEXTでPFFコンペ作『壁当て』『みなみとあした』『ばちらぬん』を見る。
■2021/9/14 火曜日。午前中、集中して仕事。午後半休をもらって出かける。途中、乗り換えの高田馬場でランチ。ミャンマー料理の「ノング・インレイ」。藤元明緒監督が以前に紹介してくれていたお店。豆腐カンスェ、うまかった。京橋へ。PFF『あの店長』鑑賞。わざわざ観に行って良かった。立川へ移動。シネマシティで『アナザーラウンド』鑑賞。U-NEXTでPFF『苺のジャムとマーガリン』『転回』『夜の帳につつまれて』を見る。
■2021/9/15 水曜日。もう仕事の合間にU-NEXTでPFFアワード作品を見ている。『愛ちゃん物語♡』を見る。夜はイシヤマさんとDiggin' U-NEXTを収録。
■2021/9/16 木曜日。9月も後半か。オンラインのゆうばり映画祭がはじまる。今年は有料だけど、huluに加入すれば好きな時間に見れる形式。こっちの方が良いです。ゆうばり映画祭『12ヶ月のカイ』を見る。PFF『サイクルレース』を見る。Disney+『ホワット・イフ...?』S1E6を見る。
■2021/9/17 金曜日。午後半休。目的地は渋谷であるが神保町に寄り道。「丸香」で青唐釜たまを食べる。うまい。渋谷へ。ユーロスペースで『由宇子の天秤』鑑賞。やっと観れた。上映前にパンフを買って春本監督、梅田先生、鶴田翔さんのサインをいただく。上映後だと大混雑なので良い判断でした。同回を観ていたけんす君と感想を話しながら移動。僕は東中野に向かう。ポレポレで『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』鑑賞。入江監督特集上映の最終日。上映後トークは「僕モテFRIDAY」で中継というスペシャルな感じ。撮影かめりさ。イベント後は外で記念撮影。撮影は僕。さらに(これはあまり大きな声では云えないが)とある場所でちょっと雑談が続く。いまは打上げとかできないのでこんな感じなんでしょうね。映画を観にきていた三溝さんなど『シュシュシュ』チームと話したり、駒木根さんや水澤さんと話したり。こうゆう時間が楽しいですよね。終電近くなったので解散。方向が同じだった水澤さんと途中まで一緒に帰りました。移動中はひたすらオンラインのゆうばり映画祭を。『MY WORLD』『世界で一番すばらしい俺』を見る。
■2021/9/18 土曜日。朝から娘を習い事に送り、僕は新宿へ。うまいこと2本映画が観れる!新ピカで『レミニセンス』鑑賞。お昼にうどんを食べてからカリテで『トムボーイ』鑑賞。娘を迎えに行って帰宅。DAZNでFC東京戦を見たり、「9時ゆる」見たり。ゆうばり映画祭『マレーシアのゾンビ』を見る。本当にマレーシアが舞台のゾンビ映画、であった。
■2021/9/19 日曜日。娘と実家へ。お墓参りに行ったり。娘と自分の地元の道を歩くのは変な感じだ。実家にお泊りで、夜は今年最後の花火を娘と庭でやる。実家は庭があってありがたい。オンライン試写で『DIVOC-12』を見る。ゆうばり映画祭『PARALLEL』『バーゲンセール・キラー』『4と6』を見る。オンラインのなら国際映画祭で『ビーンズ』を見る。カナダ映画は注目しているのでもっといろいろ見たい。
■2021/9/20 月曜日。実家で食べる朝食はうまい。娘を両親に見ていてもらい昼から上石神井へ。「ぎょうざの満州」でお昼を食べてから東京おかっぱちゃんハウスへ。カモの観察会2021初秋。こうやって、とても小さい空間で、年に何回もナツノカモさんの落語が堪能できるのは嬉しい。ナツノカモさん売れてほしいけど、こういうを楽しみたいので複雑な気持ちであります。実家へ戻り、夕食までご馳走になり帰宅。ゆうばり映画祭『ベースメント 全地下の家族』『めぐる』『エイン』を見る。もう1本映画を見ていたけど見ながら寝てしまったようだ。。
■2021/9/21 火曜日。連休明けなのでちょっと忙しい。オンライン試写で『メインストリーム』を見る。ゆうばりが終わったのでPFFアワード作に戻る。『県民投票』『Journey to the 母性の目覚め』『帰路』を見る。
■2021/9/22 水曜日。忙しいな。お昼休みに昭島図書館へ行って娘の本を借りる。昭島のモールで銀だこを買って帰る。ついでに書店で村山章さんによる𠮷田恵輔監督インタビューが掲載されている雑誌を立ち読み。『空白』楽しみだ。午後も忙しい。夜はDAZNでFC東京の試合を見たり、春本監督のYouTube配信を見たり。PFFアワード『距ててて』を見る。
■2021/9/23 木曜日。祝日であります。昼に映画を1本観れる時間があったのでMOVIX昭島へ。『空白』鑑賞。まぁ今日観るならこれでしょう。夜はラジオ「京浜ネバーランド」聴いたり「4THCoastラジオ」聴いたり。Netflix『パリピ的アフターライフの始め方』を見る。WOWOW『ライド・ライク・ア・ガール』『ファンシー』を見る。U-NEXT『泥濘む』を見る。
■2021/9/24 金曜日。午前半休で八王子の病院へ。先日受けた大き目の検査の結果を聞く。問題なし。まぁ問題あればこの診察を待たずに連絡がきてると思うので大丈夫だとは思っていたのですが。すぐに終わって急いで帰宅。11時前に帰宅できたので午前半休をキャンセルして在宅勤務開始。夜は「僕モテFRIDAY」を見る。大川さん家回楽しい。Disney+『ホワット・イフ...?』S1E7を見る。U-NEXT『机のなかみ』を見る。
■2021/9/25 土曜日。娘を習い事に送り僕は池袋へ。平塚さんのツイートで気になっていたカレーうどん ひかり TOKYOへ。すごい不思議な場所にある店。カレーうどんうまかった。シネマ・ロサで『黄龍の村』鑑賞。まだ時間があったので、かるかやでうどん食べる。娘を迎えに行って帰宅。帰りながらDAZNでFC東京戦を見る。夜はYouTubeで「9時ゆる」。今年もSKIPシティ国際Dシネマ映画祭がはじまったのでオンラインで見はじめる。『カウンセラー』『鬼が笑う』を見る。オンライン試写にて『屋根の上に吹く風は』を見る。
■2021/9/26 日曜日。午前中に1本映画を観れる時間があったのでMOVIX昭島へ。『整形水』鑑賞。午後は自宅でいろいろ見る。SKIPシティ『赫くなれば其れ』『ルッツ』『10センチの彼方』を見る。夜はmatsuさん、まるゆさんとシネマクティフ東京支部の音声配信を収録。
■2021/9/27 月曜日。ミーティングの連続である。SKIPシティ『ひびき』『夜を越える旅』を見る。
■2021/9/27 火曜日。午後半休でとある病院へ。僕の病気というわけではない。病院終わってから吉祥寺へ。さとうのメンチとコロッケを買い、小さな食パンも買う。井の頭公園でサンドして食べる。これ1年に1度ぐらいでやりたいやつ。しかし公園は座る場所をつぶされていて、長居できる感じではない。TIFFの会見がはじまり公園で最後まで見ようと思っていたのだけど場所を移動。UPLINK吉祥寺の待合椅子で会見を見る。いや凄いラインナップ。かなり上映本数は減ってるはずなのに一見して強烈。思わずチートイツさんとけんす君にDM。吉祥寺オデヲンで『サマー・オブ・ソウル』を観る。渋谷に移動。イメフォで『アンラッキー・セックスまたはいかれたポルノ』鑑賞。これが今年のイメフォフェスで唯一の鑑賞作だけど大当たりでした。
■2021/9/29 水曜日。もう9月も終わってしまう。月末になるとWOWOWオンデマンドの配信終了映画がたくさんあるのでそれをなんとか見る。『SKIN」を見る。夜はナツノカモさんのスペースを聴く。スペース内の告知で公演のチケット発売。まぁ僕は行けないと思われるので買えず。
■2021/9/30 木曜日。仕事が微妙に忙しい。昨夜告知のあったナツノカモさんの公演、行けることになった。あわててチェックすると行ける回のチケットが残り1。買えて良かった。オンライン試写で『スターダスト』を見る。WOWOWオンデマンド『権力に告ぐ』を見る。SKIPシティ『アリスの住人』を見る。そしてMCTOS『パリピ的アフターライフの始め方』回に参加。なんか楽しい回でした。そんな感じでついに映画祭の時期となってしまった9月もおわり。
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artstropicalokinawa · 4 years ago
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慣れない新居で、慣れることについて考える
 引っ越してみた。引っ越しといえば大抵の人にとってかなり大きな決断であるだろうが、私がその決断をするときにはいくつかのチェック事項が足りていないような気がする。例えば、新居と勤務先の距離はどれぐらいか。新居の近くで食材や生活用品を揃えるにはどこに行けばいいのか。また、新居には旧居の荷物がすべて入りきるのか。新居で新たに必要となる家具は何か、など。
 決断力はあるが判断力はないと言われる。今回も決断だけを先に、「あとはどうにかなるだろう、えいや」と引っ越してしまった。沖縄に引っ越した時もそんな感じだったと覚えている。職だけ決めて、あとはどうにかなるだろう、と。どうにかなってしまったから、今の自分があるというのは確かなのだけれど。
 先日、初めて神戸市の新居から大阪市の職場まで行くと、その遠さに、この先が不安になった。特に退勤時刻が21時台になる遅番シフトの場合は、電車の乗り継ぎが悪く、帰宅に2時間ぐらいかかってしまう。さすがにこれは時間がかかりすぎだろうと笑ってしまった。週3日の勤務が現在コロナのおかげで1日は在宅勤務が認められているから、週2日、小旅行をするんだと思い慣れるしかない。そして、自宅内はすべての段ボールを開け終わった今でも物が溢れている。もう少し物を減らさないと、この部屋では過ごしづらそうだ。
 引っ越してみると、本当に、自分という人間は、習慣で、なんとなく生きていたんだなあと実感する。いざ引っ越して、自分の周辺の物の配置が変わると、朝起きて、まずどうしていたかも思い出せないし、日々どんなルーチンをこなしていたのか、さっぱりわからない。何をすればいいかわからなくなるととりあえず、一番やったほうが良さそうな、仕事用のPCを広げてちょこちょこメールを返したりスケジュールを調整するということをやってみる。そうすると、あっという間に時間が過ぎている。時計を見ると21時25分。あれ?旧居では、毎日この時間はいったい何をしていたんだろう?
 けれど、きっとこの部屋にもまもなく慣れて、だらだらと過ごせたり、また出不精になってみたりできるんだろう。ルーチンも生まれていくのかもしれない。環境が変わるたびにひどい便秘になったり頭痛を生じたりするくせに、意外と私は習慣を自分の身に寄せることも得意である。
 中国福建省に留学したときには、あてがわれた寮の部屋にブーブー文句を言いながらも、最終的には出不精になっていたから、部屋の中の居心地はよかったということだろう。もともと部屋にあった椅子がボロボロで、たった50元ほど(当時約800円)で背もたれのないプラスチック製の屋台用椅子を購入し、それに1年間腰掛けて学習した。
 新居は山の麓にあり、窓を開けるとモワッと森林の匂いがする。私の記憶ではこの匂いは「おばあちゃん家」なのだが、これも、もうまもなくすると私の鼻腔はあたりまえの匂いとして何も感じ取らなくなるのだろう。
 三宮駅から新居へ向かうために市バスに乗る。後部の座席に座り、車窓を眺める。途中、何度か同じ系統番号のバスとすれ違う。バスとバスがすれ違うとき、必ず両方のバスの運転手の様子を観察してしまう。那覇市に住んでいる時もよくバスに乗っていて、たまに見かける運転手同士の挨拶を観察することが楽しみだった。同社どうしの運転手は挨拶し合っているが、やはり他社とは挨拶しないようだ。同社どうしでも、仲良しな場合はジェスチャーで互いに笑わせあったりしている運転手もいたし、目を合わさずに会釈するだけのクールな運転手もいた。神戸市バスでは、残念ながらそんな挨拶風景を見ることができなさそうで、残念だ。残念だけれど、もう半年もここに住めば、バスどうしのすれ違いに運転手が挨拶をするかしないかなんて気にすることもなくなって、沖縄で見たような光景はもう記憶から消えてしまうかもしれない。
 住んだことのない土地に住むことを決心した時、賃貸の契約書にサインをする時、いつも心の中��「住めば都」と、まじないのように、つぶやいている。また、19世紀末から神戸にはたくさんの中国系移民が定住している。彼らも、「住めば都」と思ったのだろうか。辞書を引くと、中国語表現で「住めば都」は「久居則安」(北京話読み:ジウジューヅーアン)と言うらしい。
 ある日、大阪の職場からほど近い台湾料理店に昼食に行くと、BGMにBEGINのアルバムが流れていた。もう14時頃、私がランチの最後の客だった。静かな店内でBEGINを聴きながら、辛い麻婆豆腐を食べる。涙と鼻水が出てくるほどの辛さなので、白飯で口を休めながらじっくり食べる。店内の静けさから音の細部まで聴き取ることができ、『かぎやで風』をアレンジした曲や民謡をアレンジした曲、様々な沖縄音楽のモチーフが散りばめられている。BEGINって、こんなに面白い音楽アレンジをしていたのか。古来から現在まで脈々と継承された沖縄伝統音楽と、ロックやポップスを見事に混ぜ合わせる。これぞ"沖縄大衆音楽"だったのだと衝撃を受ける。そして、那覇の国際通りで、観光地で、嫌ほど聴いたBEGINの最有名曲『島んちゅぬ宝』がついに流れる。イントロを聴いて「はいはい、日本全国民が沖縄といえば思い浮かべるこのアンセムね」とうんざりするも、他に客がいない店内では、その歌詞がするすると脳内に入ってくる。そして、沖縄を離れてから初めて気づく歌詞の素晴らしさに、心底感動する。今までBEGINを見くびっていてすみませんでした。少し落涙してしまったのだけれど、麻婆豆腐の辛さのおかげで、店員にはバレていなかったと思う。
 久々に台湾人の友人と梅田へ夕食に出かけると、関空から台北への飛行機代がバカ高く、とても帰ろうと思えるような状況ではないらしい。中国人の友達も、春節休みの頃に一度帰郷し、自分が飼っている犬を中国から大阪まで連れてくる予定だったらしいが、コロナのせいで帰郷さえできず、犬も中国で家族に面倒を見てもらうことしかできないとのこと。
 すっかり忘れかけていたが、私も、ゴールデンウィークに北京へ渡る予定だったのに、コロナのおかげで中国東方航空の航空券をキャンセルし全額返金してもらっている。少しだけ貯めていた中国東方航空のマイレージサービスからは、先日、マイル残高がいついつまでに失効しますよ、という機械的なお知らせがメールボックスに届いていた。
 コロナにびくびくしながら生きるこの期間が長くなるほどに、周囲の人や友人知人に「どこも行けなくて、(山本さんは)辛いんじゃないですか?」と言われることがあるが、実のところ、パッキングという旅行前の一大イベントが大嫌いなので、さほど辛いとは思っていない。あのパッキングという作業だけは、何度やっても慣れることができない。それに、今は距離を置いて中国の音楽状況をネットで俯瞰する方が面白いと思っている。
 家で食事するときに少しずつ、『乐队的夏天』(英名:THE BIG BAND)という中国で大人気のシリーズ番組を見ている。これは、バンドの格付け番組で、しかも、これまではテレビや動画サイトには登場しなかったようなインディーバンドが登場する。番組内では、各出演バンドの裏側にあるストーリーがAmerica's got talentのように感動的ドキュメント映像として放映され、バンドメンバーや関係者のインタビューも取り込んでリズミカルに進んでいく。ステージ上で1バンド1曲演奏し、それを観覧者と、司会者たち、音楽専門家たちが投票により評価する。M-1のようにランキングが決定し、下位の者は淘汰されていく。ときにはバンドのメンバー同士の喧嘩やその後の仲直りの様子が放映されたり、フルタイムの仕事を持っているバンドメンバーが仕事の合間にリハやライブをこなしていく並ならぬ努力の様子に観覧者や司会者が感嘆したり。音楽を聴く上で不必要なバックグラウンドがどんどん公開され言語化される。そして、バンドメンバーらの言動、友や仲間を大事にする姿勢、創作において諦めずに努力する姿勢などが褒め称えられていく。そしてこの番組を見ている私もバンドたちのストーリーを消費しているというわけだ。食事ごとに、もうこれ以上見る必要はないんじゃないかと思うぐらい下世話な番組なのだが、中国のポップ・カルチャー理解と語学習得のための修行と言い聞かせ、嫌々ながらも習慣化させて見ている。コロナを見事封じ込んだとされる中国の首都、北京で収録されているその番組に映る観覧者たちは、マスクこそしているが、ステージ前に密になり、バンドの演奏と一緒に大声で歌い叫び、友達どうし肩を組み、跳ね回る。
 コロナと生きる社会って、要は、良くも悪くも自分の「慣れ」や「習慣」を増やし妥協していく作業なんじゃないだろうか、と思ったりもする。人と会わないことに慣れてみる。代わりに、人とはメールや手紙を丁寧にやり取りすることを習慣化してみる。海外に行くことを我慢することに慣れてみる。代わりに、身体的に海外に行かなくてもできる、バーチャルな情報収集を習慣づける。もしくは、今まで慣れすぎていたものを見直してみる。今までしょっちゅう聴いて嫌になっていた沖縄の大衆音楽を聴くことは、土井善晴氏が提唱している「基本はご飯とみそ汁で十分」論に近い。みそ汁。こだわらなくても自分の好きな具が一つ入っているだけで、特別なおかずになり、ご飯とみそ汁だけで満足したりする。飽きたと思っていても、実はその中身をまったく見直したことがなかったりする。
 けれども、慣れるとまずいことだってある。『乐队的夏天』のようなインディーを謳っていたものが大衆性を帯びるときには、何らかのプロパガンダが含まれていることも怪しんだ方がいいんじゃないか。慣れすぎる前に、頭を冷やさなければいけない。そういえば、最も慣れてはいけないのは、日本政府がコロナ対策として行った愚策の数々である。当時、Go Toキャンペーンのニュースに違和感を抱き呆れた私たちも、結局は今、その言葉が世間に馴染んでしまったことを認めないわけにはいかない。
 対して、不必要な慣れを断ち切れたこともある。これまで、音楽関係者の末端のすみっこに自分がいると思い込んでいたから、何かと音楽イベントには足を運ぶようにしていたけれど、コロナでイベントが開催されなくなったことをきっかけに、それをやめた。徐々に音楽イベントは再開しているが、もう付き合いでイベントに足を運ぶようなことはしていない。そうしなくても、自分は自分で音楽イベント以外の他からきちんとインプットできているんだということを知ることができた。家で一人で寝転びながら聴く音楽は楽しい。
 コロナを恐れながら生活することにも慣れたし、夏は毎日暑くてもマスクをしたし、外食を減らすことにも慣れた。自分の適応能力をひとつひとつ確かめながら暮らすと、いろんなことができるようになったかのような錯覚に陥るのだが、結局は慣れてしまっただけである。そして自分の生活を全て見直してみると、慣れや習慣からくる行動がほとんどである。見えてしまったものも見えていないふりをし、そのまま慣れておいた方が幸せなことも多い。「住めば都」と念じながら、嫌なことには目を瞑り暮らす。
 新居からは、約30分歩くと繁華街に到着する。引っ越し前には歩かなかった30分という距離を、今は2日に1回は歩く。引っ越しから1週間も経たないうちに、この距離を歩くことに慣れてしまった。夕方、繁華街に向かおうと歩き始めると、寺の鐘の音が聞こえた。「もう5時か。」それ以外は何も思わなかった。ここに引っ越してきた初日は、夕方5時に寺の鐘の音が聞こえ��ことに感動していたのに、もう慣れて、日常の音になってしまった。
(2020年11月2日)
My thoughts on how to get used to living in a new home
I moved houses. Moving is a pretty big decision for most people, but I feel that I do not ask myself enough questions when making that decision. For example, what is the distance between my new home and my place of work? Where should I go to get food and daily necessities in my new neighborhood? Will all the things I had in my old house fit in my new house? What kind of furniture will I need for my new home?
I have been told that I am decisive but I do not have good judgment. This time, too, I decided to move first, and I did it by saying to myself, "Let's go for it. Everything will be alright." I remember that it was like that when I moved to Okinawa as well. I had only decided on the job and I thought whatever would happen would happen anyway. I am sure that I am here today because everything did turn out alright. 
The other day, when I went from my new home in Kobe to my workplace in Osaka for the first time, I became worried about the future. Especially when I have a late shift and leave work at around 9pm, it takes me about two hours to get home due to poor train connections. I laughed to myself that this commute was way too long. Now, I am allowed to work from home one day of my three-day work week thanks to the coronavirus, so I just have to accept the long commute thinking that I am taking a short trip twice a week. Even now, when I have finished opening all the cardboard boxes, things in the new house are still overflowing. Living there will become uncomfortable unless I reduce my belongings. 
Whenever I move, I realize that my life is mostly a product of random habit. When I move and the layout of the things around me changes, I cannot remember what I usually do when I wake up in the morning and completely forget my daily routine. When I am not sure what to do, I do things that seem the most useful for me anyway, such as opening my work laptop, busily answering emails, adjusting my schedule, etc. When I do that, time passes really quickly. I look at the clock, and suddenly it is 9:25pm. Huh? What did I do at this time of day when I lived in my old home? 
Nevertheless, I am sure I will soon get used to this house and I will be able to laze around or become a couch potato again. I may form a new routine. Although I tend to suffer from constipation or headaches every time my environment changes, I am also good at creating habits for myself. 
When I studied abroad in Fujian, China, I complained about the dormitory room I was assigned to. However, in the end, I became too lazy to go out, so I must have been comfortable in the room after all. The chair in the room was almost broken, so I bought a plastic stall chair without a backrest for only about 50 yuan (800 yen at the time) and for a year I studied sitting on that chair. 
My new home is at the foot of a mountain, and when I open the windows, I can distinctly smell the forest. In my memory, it smells like "grandma's house," but I will soon think nothing of it as my nostrils become gradually accustomed to it. 
I take the city bus from Sannomiya station to my new home. I take a seat at the back of the bus and look out of the window. On the way, my bus passes other buses with the same system number several times. Whenever the buses pass each other, I always observe both drivers. When I lived in Naha, I often rode the bus, and sometimes I witnessed greetings between drivers, which I enjoyed seeing. Drivers of the same company greeted each other, but apparently did not greet the drivers of other companies. Even among drivers of the same company, some made each other laugh with gestures as though they were close friends, and some coolly nodded to each other without exchanging so much as a glance. Unfortunately, I do not think I will see such scenes of greetings on the Kobe City Bus, which is a shame. It is a shame now, but after living here for six months or so, I may no longer care whether drivers greet each other when the buses meet, and the scenes I saw in Okinawa may disappear from my memory. 
When I decide to live in a place where I have never lived before, I always think to myself, "Home is where the heart is" as I sign the rental contract. By the way, many Chinese immigrants have settled in Kobe since the end of the 19th century. I wonder if they also thought that "Home is where the heart is." I learned its expression is "久居則安" (pronounced "Jiǔjū zé ān") in Mandarin.
One day, when I went to a Taiwanese cuisine restaurant for lunch near my office in Osaka, BEGIN's album was playing as background music:  the most famous Okinawan pop band in Japan. It was around 2pm, and I was their last lunchtime customer. I ate spicy mapo tofu while listening to BEGIN in the quiet restaurant. The food was so spicy that my eyes got teary and my nose got runny, so I ate slowly while cooling my mouth with white rice. I could hear the music well because the restaurant was so quiet. The album was sprinkled with various motifs from Okinawan music, including an arranged version of "Kagiyade-fu" and Okinawan traditional music. I was shocked to realize that their music arrangement mixes modern and traditional and it presents true Okinawan Pop Music. Then, finally "Shimanchu nu Takara," had been played which is the most famous song of them in whole of Japan. I used to hear it ad nauseam in Kokusai-dori and other tourist spots in Okinawa. When I heard the intro, I felt annoyed, thinking, "Ah, this anthem again, too much" but the lyrics naturally entered my mind in the empty restaurant. I was deeply moved by the beauty of the lyrics, which I noticed for the first time after leaving Okinawa. I felt bad for underestimating BEGIN until then. I shed a couple of tears, but I think the restaurant staff did not notice—it could very well have been caused by the very spicy mapo tofu. 
I went to Umeda with my Taiwanese friend for dinner for the first time after a long while. According to her, the cost of flying from Kansai Airport to Taipei was so high that she could not even consider returning. A Chinese friend of mine also planned to return home during the Chinese New Year holidays to bring her dog from China to Osaka. However, because of the coronavirus pandemic, he could not go to China at all and had to ask his family to look after his dog. 
Although I have almost forgotten about it now, I was also planning to go to Beijing during the Golden Week, but because of the pandemic, I canceled my flight with China Eastern Airlines and got a full refund. I have saved a modest amount of mileage points for China Eastern Airlines, but they sent me a machine-generated email the other day to notify me that my mileage balance would expire on so and so date. 
The longer this time of living in fear of the coronavirus continues, the more people around me ask me, "Isn't it difficult for you not to go anywhere?". Actually, I do not mind so much, because I hate the big hassle of packing my suitcase before going on a trip. No matter how many times I pack my luggage, I never get used to it. Besides, I find it more interesting to take an overview of the music situation in China from a distance on the Internet. 
When I eat at home, I watch bits of a TV show called "The Big Band" which is very popular in China. It is a TV program where people rate music bands. It invites indie bands that have not appeared on TV or video sites before. In the program, the story behind each band is aired as a moving documentary similar to those in America's Got Talent, and the program rhythmically develops including interviews with band members and their colleagues. Each band plays one song on stage, and the viewers, MCs, and music experts evaluate the bands by voting. The ranking is decided like M-1 which is the most popular annual Manzai gran-prix in Japan, and those in the lower ranks are eliminated. Occasionally, the program shows scenes of fights between band members and their subsequent reconciliations, and the viewers and MCs express their admiration as they see the extraordinary efforts of band members who have full-time jobs to carry out rehearsals and live performances in their spare time. The program reveals and narrates a great deal of background on the bands, which is not really necessary for listening to the music itself. Thus, people admire the words and actions of the band members, their attitude of respecting friends and colleagues, and their efforts to create music without giving up. In the end, I also consume the stories of these bands as I watch the show. It is such a vulgar program that, at each mealtime, I feel that I should not watch it anymore. Even still, I am reluctantly making it into a habit to better understand Chinese pop culture and learn the language. The show is recorded in Beijing, the capital of China, which is said to have brilliantly contained the coronavirus. The studio audience flock together in front of the stage—albeit wearing masks—and shout, jump, and loudly sing along with the bands, with their arms around each other’s shoulders. 
I sometimes think that living in a society that coexists with the coronavirus means, for better or for worse, to make compromises by creating one's familiarity and habits. I try to get used to not meeting people. Instead, I try to get into the habit of exchanging thoughtful emails and letters with them. I try to get used to a situation where I cannot take trips overseas. Instead, I try to get into the habit of collecting virtual information, which I can do without having to physically go abroad. Or, I try to re-evaluate the things I have become too familiar with. My experience of listening to Okinawan popular music, which I had become sick of hearing in the past, is somewhat similar to the stance, "rice and miso soup are good enough as a basic" advocated by cooking expert Doi Yoshiharu. Ah, miso soup. I can turn miso soup into a special side dish without making a fuss by simply adding one of my favorite ingredients, and I can be satisfied with just rice and miso soup. Even if I get tired of something, I may just have to re-evaluate its contents. 
However, there are things that we should not get used to. When a TV program that praises indie bands like The Big Band becomes popular, we should suspect that it also contains some kind of propaganda. We have to cool our heads before becoming too engrossed in it. By the way, one thing we should definitely not get used is the number of ridiculous policies introduced by the Japanese government as measures against the coronavirus. Still, I have to admit that Japanese people have got used to the Go To Travel campaign in the end, even though we found the phrase silly and strange at first. 
Conversely, I have been able to put an end to some unnecessary habits. In the past, I assumed that I was somewhere at the bottom of the music industry, so I tried to go to music events as much as possible, but the coronavirus has helped me quit the habit as those events have been canceled due to the pandemic. They are gradually returning, but I no longer go to music events to tag along with my friends. I have realized that I can still get the input I need from other sources without going to music events. I enjoy listening to music while lying down alone at home. 
I have got used to living in fear of the coronavirus. I wore a mask even when it was hot every day in the summer, and I got used to eating out less. As I live my life while testing my adaptability again and again, I get the illusion that I can now do all sorts of things. However, I have simply grown accustomed to doing these things. When I re-evaluate all aspects of my life, most of my behaviors are the product of habit. It is often the case that you can live more happily if you simply let yourself get used to your situation and pretend not to see things even when you do. I shut my eyes to unpleasant things while saying to myself, "Home is where the heart is." 
My new home is about a 30-minute walk from the downtown area. I hardly ever walked for 30 minutes before, but I walk that distance twice a day now. Less than a week after I moved here, I got used to walking that distance. In the evenings, as I started walking toward the downtown, I heard the sound of the temple bells. I simply thought, "It's already 5 o'clock." On the first day I moved here, I was impressed to hear the sound of the temple bells at 5pm, but by now, it has become a daily occurrence and I have got used to it.
 November 2nd, 2020
山本佳奈子 / KANAKO YAMAMOTO
ライター。アジア(特に中国語圏)のメインストリームではない音楽や、社会と強く関わりをもつ表現活動に焦点をあて、ウェブzine「Offshore」にてインタビューやコラム記事を執筆。不定期に発行している紙のzineではエッセイを書く。尼崎市出身。2015年から2017年まで那覇に暮らし、2017年から2018年までの一年間は中国福建省福州市にて語学留学。その後、那覇で一年、大阪市此花区で一年暮らし、現在は神戸市在住
Writer. She writes interviews and column articles on the web magazine "Offshore," focusing on non-mainstream music in Asia (especially Chinese-speaking countries) and expressive activities which are strongly related to social issues. She writes essays for the print version of the magazine, which is published irregularly. Born in Amagasaki, she lived in Naha from 2015 to 2017 and studied Chinese in Fuzhou City, Fujian Province, China for a year from 2017 to 2018. Later, she lived in Naha, Okinawa, and Konohana-ku, Osaka for a year each, and now lives in Kobe. https://offshore-mcc.net
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geckoparade · 6 years ago
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黒田トーク出演情報 @蕨
月刊 河崎純の音楽通信「リュモーチナヤ」 第6回「翼よ!あれがパリの灯だ」リンドバークたちと演出家たち
ホスト:河崎純(作曲家、コントラバス奏者、プロデューサー)
ゲスト:黒田瑞仁(舞台演出家)
日時:2019年11月23日(土)18:00~20:00
場所:Antenna Books & Cafe ココシバ(川口市芝5-5-13)
申込:メール([email protected])かお店に直接ご来店ください。
ゲッコーパレードの黒田瑞仁が、本拠地「旧加藤家住宅」がある埼玉県の蕨駅近くで開催されるトークイベントにゲスト出演します。『リンドバークたちの飛行』を中心に、演出の手法や考え方について蕨市在住の音楽家、河崎純氏とお話します。
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今月は埼玉県蕨市の木造一軒家を拠点に、さまざまな場所で創作する移動型演劇を続け、話題のゲッコーパレード代表、演出家の黒田瑞仁さんをお招きします。 今月宮城の納豆工場で上演を終えてきたばかりの「リンドバークたちの飛行」、今回はこの作品を中心に、ゲッコーパレードの創作についてお訊きしたり、語り合ったり。創作する過程を参加者と共有する試みも予定しています。 「リンドバークたちの飛行」の作者は劇作家、詩人、演出家でもあるベルトルト・ブレヒト。その作品に描かれる、ファシズム前夜に生きる人々の姿は現代に重なるものがあります。 リュモーチナヤホストの河崎純さんもブレヒトの詩に曲をつけ、演奏しています。彼の演奏やブレヒト解説も交えつつ、黒田さんとゲッコーパレードの「スケールの極めて大きな、小さな演劇」(佐々木敦)の一端を垣間見ることのできるこの機会、お見逃しなく! ゲスト: 黒田瑞仁 くろだみずひと 演出家。1988年東京生まれ。埼玉県蕨市在住。早稲田大学創造理工学術院建築学専攻修了。2015年より蕨市にある普通の民家「旧加藤家住宅」の管理人をしつつ、演劇集団「ゲッコーパレード」の代表を務める。演じるために設えられた劇場空間だけではなく、文化財や家、路上など様々な場所での演劇の可能性を追求し続けている。 最近の個人活動として「第9回みやまスペシャルコンサート」(演出、霧島国際音楽ホール、2019)、チュラロンコーン大学「Inhabiting Architecture with Stories」(ワークショップ、タイ、2019)、城内農民芸術祭「妄想演劇散歩」(町歩き・トーク、岩手県金ケ崎町、2019)など。 ゲッコーパレード https://geckoparade.com/ 2015年に結成された、舞台表現のための集団。埼玉県蕨市「旧加藤家住宅」を本拠地に活動。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそがパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。集団にとっての人や土地、演劇における空間の重要性に着目した上演を行う。本拠地の旧加藤家住宅では「戯曲の棲む家」シリーズとしてW.シェイクスピア作『ハムレット』(2016,2017)、宮沢賢治・三島由紀夫作『飢餓陣営・道成寺』(2016)、ゲーテ作『ファウスト』(2019)など過去9作品を上演したほか、バー、リゾートホテル、歴史的建造物などで場所の特質を活かした上演活動を展開。 代表作のB.ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』は旧里見弴邸(神奈川県、2018)、早稲田大学演劇博物館(東京都、2018)、宮城野納豆製造所(宮城県、2019)など文化財登録された建築を中心に国内6箇所で上演され、2020年3月にはチュラロンコーン大学(タイ)にて上演予定。 河崎純(作曲家、コントラバス奏者、プロデューサー) https://eurasianopera.jimdofree.com/ 音楽詩劇研究所代表。蕨市在住。主に舞台作品の音楽監督、演出、構成、委嘱作品の作曲。演劇・ダンス・音楽劇、実験的なパフォーマンスを中心にこれまで80本以上の舞台作品の音楽監督、作曲、演奏を手掛けた。「音楽詩劇研究所」では、東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京や国際交流基金の助成を受け、ユーラシアン・オペラプロジェクトとしてアジア・ユーラシアの歌手やアーチストとコラボレーションをおこなう。近年は特にトルコ、ロシアでの現代音楽や即興、ダンスなど様々なプロジェクトに主要メンバーとして参加。ユーラシア大陸を旅しながら、世界のアーチストとコラボレーションしながらオペラを創作するための旅と考察の記録『出会いのポリフォニーが奏でる21世紀の「神謡集」』(仮題)を刊行予定。
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enola-fune · 6 years ago
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世界細胞組合合唱鉄橋団(タイ・バンコク/カンチャナブリ1998.11.28~12.3)
※おことわり
この文章は1日目のみ過去にサイトで公開したもののログを再編し、それ以降の日程はGN4号や記憶のすみずみから引っぱり出し、なおかつHDDに残ってた画像データを元に再編集したものとなります。画像につきましてはMr.ワイを除いて顔の判別がつきにくいものを使用しておりますご了承ください。
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1日目
前日の昼過ぎまで仕事だったのでかなりべろんべろんの状態で 羽田行きの飛行機に乗り込む。 羽田から成田までの移動で疲れ切って、成田のホテルに着いたときにはもうすでに夜7時を回っておりました。 その夜に行程中ずっと同室予定の方と合流。
当日はホテルを朝8時のバスで出発。 集合場所、なんか覚えがあると思ったら、去年の点検隊のときの集合場所と 同じ方向でした。(部屋は違ったけどね) 待合室の入口に「世界細胞組合合唱鉄橋団 御一行様」とかかれた看板があったので 写真に収めていたら、スタッフらしき人に 「その姿、写真に撮ってあげるよ」なんていわれる。 なんなんだ、このやたらノリのいい人はw
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全員集合し、説明その他もろもろの時間。 さっきのやたらノリのいい人は今回の団長代理・O井さんでした。 彼は当時のライブでPAなどを担当されてたスタッフさん。 そしてそして、お待たせしました名誉団長・福間さんの登場!(O井さんがそう言っていた) みんながいっせいにカメラを向ける。
ひょっとして、O井さん面白い人だな(笑)
福間さんは団長として挨拶をしたのはいいが、O井さんが ビデオに撮るのを忘れてしまい、しょうがないのでもう一度。 我々団員に渡されたブツは、名札と特製ケースに入ったカセットテープ2本、 そして点検隊ロゴ入りオペラグラスでした。
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このとき、我々が乗る飛行機はジャンボにみえるがなんであろうとB29というように、と 平沢さんの伝言として添乗員さんに言われてしまった。 B29・・・それじゃ、他のお客さんは知ってて乗ってるのかしら・・・
飛行機に乗り込み、いざ出発!!!
水平飛行になり、カセットテープの1本目を聞く。 そしてそこでの平沢さんの衝撃の一言。 「家畜と粗大ゴミを乗せて・・・」 ちょっとまったぁぁぁっ!!! か、家畜?そ、粗大ゴミ? わ、私たちって一体・・・。 人間扱いされてないの?ひょっとして(ひょっとしなくてもそうだろっ!)。
内容としては「戦争のときに損傷を受けたWorld Cellがきちんと作動しないために 本来ならばB29は原爆を乗せてヒロシマに向かうはずなのに、歴史がねじくれてしまい 家畜と粗大ゴミを乗せてタイに向かっている」ということである。 それじゃあ、いまこれに乗っている名誉団長も家畜ってわけですかい?ええっ? いや、それ以前にこれに乗ってるほかの方々も家畜ですか。
約6時間でタイに到着。 しかし、暑っ苦しい・・・。むわっときたよ、空気が。 自分の荷物をかっ��らっていざ、バス乗り場へ!!
しかし、そこで待ち受けているのはバスなんていう洒落た代物ではなかった。 そこに待っていた乗り物は家畜運搬用のトラック!!(マジで) も、もしかしてあれに乗れと? やっぱり家畜なんですね、私たち。 まぁこのような旅行に参加する人たちは頭のネジがぶっとんだ人しかいないので 笑いながら文句っぽいことはシャレで言うのがお約束。
トラックの横には何か書かれた横断幕がはってあり、 とりあえず数字の「30」しか判別できない。 「30」ってなんかいやな予感がする。 (この垂れ幕に書いてあった言葉は「日本人売ります 1人30バーツ」だった。30バーツ=100円少々)
しかもマスクが配られた。排気ガス対策らしい。 実際、ホテル着いてから鏡を見たらマスクしてたのに鼻のあたりが黒かった。ヤバイ。
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同じ班の人たちが別れ別れになってしまい、「○○さーん!!」「××さーん!!」って感じになってしまった。 そうこうしているうちにトラックが動き出した! うちらが乗っていたトラックはかなり空いていたんですが、後ろのトラックが・・・(笑) ひでぇギュウギュウ詰めだよ。うわー、このトラックでよかったかも。(失礼) しかし、ここで気がついたのだが名誉団長は後ろのトラックの助手席に座っている・・・。 ということは、運転手に気に入られた家畜ってことですか?(ごめんなさい) ああっ!しっかりとビデオに収められている!! 他の観光バスに指差されるし、現地人には笑われるし、もう何も怖くない。
しかし、どうやらトラックはホテルとは反対方向に向かっているらしい。 すると、どこからともなく声がする。 「あれはなんだ!!」 声の主はヒラサワファンにはもうおなじみのあの方。 そう、あのMr.ワイである。 彼が指差す方向には小西さんが!!しかもいくつかのスーツケースが!!
これは一体・・・。 「この中の何人かの荷物が売られています、値段は35万KAMEARIだそうです」 か、KAMEARI?なんじゃその単位。 荷物の持ち主が呼び出される。 幸いにして(この場合は不幸にも)自分の荷物ではなかった。 自分の荷物がなかったので詳しいことは分かりませんが どうやらお釣がクギだったようで。 なぜクギなんだろう。
買い戻した荷物には「10P」と書かれた紙と1人だけ 封筒に入った手紙らしきものが貼ってありました。 ポイント制ですか、今回の点検隊は。
どうにかホテルへ到着。 しかも高級ホテルだよ・・・家畜運搬車両が高級ホテルに横付けされて 降りた私たちにウェルカムフラワーをばらまくんだよ。
待遇に温度差が生じて風邪ひくレベルだよ!!!
そしてたぶんみんな気が付いてなかったと思うんだけど、吹き抜けの天井に赤い布が下がっていたんだ。 そう、まさに「救済の技法」のあのジャケットのように。 (本当にホテル側にお願いして下げてもらってたようです) (なぜみんなが気が付かなかったのか、それはクリスマス前の時期でその飾りなどと同化してたから)
とりあえず宴会などを行うホールに集合し部屋割りとミーティング、タイから1名ODDさんという青年が合流。 彼は昨年P-MODELが出演した「ASIA FOR THAILAND」というイベントでファンになったとのことで 今回の(トンチキ過ぎる)旅に参加したいとのこと。
さっき小西さんから渡されたという手紙を班ごとに配布。
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以上、これが手紙の内容です。 擬胸弟・・・(笑) 上手いこと言うなぁと班内で感心してしまった。
部屋に入ると、洗面台にメッセージが!!!
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夕食などで外出のためロビーに集合。 そこには必ず名誉団長がいる。 そして当然のようにフラッシュの嵐。
夕食のため、チャイニーズレストランへ。 ナプキンの置き方が・・・救済の技法? 見ると普通の折り方の折り目がついていてちょっとおちゃめ?
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ごく普通の食事でごく普通におなかがいっぱいになり、 そろそろパッポン通りで店を探すのである。 班毎でガイドさんがあてがわれ、当班のガイド・マイさんにつれられて夜の街に出る乙女たち。 しかし、アレだね。怪しげな商品しか置いてない屋台ばかりで笑いがとまらないよね。 (主にコピー商品とか��な日本語が書かれたシャツとか) ガイドさんいわく、「もうすぐ、もうすぐ」。 と、そのときさん然と輝く「KING」の文字!! そして客引きのおねーちゃんに「コッチ、コッチ」と呼ばれる私たち。
そう、そこはおそらく大半が擬胸弟と思われるおねーさま方が水着姿で踊っている いわゆるゴーゴーバーだった!! 「あ!あそこ見て!!!」 誰かの声で一斉に向こうに視線が走る。 その視線の先には…いたー!! あのお方が!! な、なんか骸骨もいっしょだ。これがQUITE-0が派遣した「死」? しかも横には謎の行商人(笑)の姿が!!
我先と、あの方がいる向こう側へ行こうとすると「この先は班長だけ」と言われる。 しかたがないので、班長さんに全てを託し私たちしがない班員は待機。 どうやら、我が班が1番目をゲットしたらしい。 日ごろの行いがよいから(んなわきゃない)
ここで活躍するのがいただいたオペラグラス(ロゴ入り)!! ああ、よく見える…なわきゃねーwww カウンターの前の方に陣取ってる見知らぬオヤジのせいで あのお方の姿が全然見えない・・・。 同じ班の人といっしょになって「オヤジ!どかんかい!!」なんて言いながら。
全部の班が到着し、気がついたらいつのまにかあの方はいない。 んで、外に出たら骸骨を持ってはるか向こうへと去った後でした。 もうすでに骸骨しか見えなかった・・・。(T T)
なので、パッポン通りを少し見学してから自由行動。 でもたいして興味が無い上、疲れきっていた自分と同室のお嬢さんはマクドナルドの前で ガイドのマイさんとちょっとお話。 すれ違う綺麗なお姐さんの大半は元オトコだという見地を得てパッポンの夜はふける。
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2日目
本日のスケジュールは夕べゴーゴーバーで1番に到着したから 「午前中はバンコク市内観光、午後は前半レコーディング体験、後半ショッピング」となった。
バスの座席にこのようなメッセージが。
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諸君は、大事な人物を見逃している。 その人物をよく知ろうとする者は大きな秘密に近づくだろう。
ヒラサワ _________________
なかなか意味深なメッセージである。
バスが動く前にワイさんがバスに。
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「みすたーわいの でいりーにゅーす。」 「きのう、しんかんせん のぞみごうが ひろしまに げんばくをおとしました」 (日本語がたどたどしいので全部ひらがなで表記しました)
初日のカセットの内容の通り、どんどん時空が歪んでるようです。
午前中は市街地の観光。 昼食はまたもチャイニーズレストラン。
昼食が終わり、いよいよ今回の点検隊の特典「スパルタレコーディング体験(死の証言の録音)」である。 住宅街にある大きなお屋敷、ここはタイの国民的歌手ピ・ジェイさんのプライベートスタジオで 最近の作品(1998年当時)はここでもレコーディングされてるというまさに聖地。
前日ゴーゴーバーに1番に到着したためレコーディングも1番最初。 スタジオに入り、黙々と作業する福間名誉隊長(今日は仕掛け人側サイド) 指示を出す平沢さん、奥のほうにいる小西さんとワイさん。 作業現場は撮影OKだったので準備が整うまでフラッシュの嵐。 撮影するのに夢中になってたらGN4号の点検隊レポに必死でカメラ構えてる姿の写真が掲載されてて のちのち盛大に冷や汗をかくことになるが知ったこっちゃないw
準備が整ったのでいっせいにレコーディングブースへ。 すごいドキドキする。
「あなた方はこれから村人として歌っていただきます」という指示で民衆のコーラス撮り。 ソロで音をとりたい、という参加者が指名されたり(声に特徴があって採用したようです) 「もっと村人っぽく」などムチャぶりもありましたが緊張しっぱなしのレコーディング体験は終了。
「とっとと出て行ってください」とツン100%の扱いでスタジオを出て行ったとき、ワゴン車が横付けされた。 次のレコーディング班が買い物ミッションに出たはいいが時間を過ぎても帰ってこなくて 突風のワゴン車で捜索に出されたんだそうで…お疲れさまでした。
次の買い物ミッションからルール変更で時間制限ありの1品だけ購入。 「サッパウロ」というものを指定された店で買って来いという。 店は日本語が通じないのでODDさんにタイ語を教えてもらい、いざ出発。 ちなみに「サッパウロ」というのはタイ語でパイナップルのことでした。
道の脇にある屋台で試食しつつ無事にサッパウロを購入したが 班員の持ってる時計がみんなバラバラで(私にいたっては時計持たない派だったw)時間がないと猛ダッシュ。 みんな必死だったんだよ…(まずお前は時計を持ちなさい)
後半レコーディングの班が到着したので入れ替わりでレコーディングスタジオを後にしてショッピングの時間。 前年のバリ島のときはほとんど買い物の時間が取れなかったのでこれはありがたい。 職場用にとりあえず買うものを買って、後は涼しい場所で休憩して班内交流。 班内にバリ島で顔見知りになった人がいたので(初日の集合場所でお互い「今年も来たんだー」と挨拶したくらい) そういった意味でも心強い班ではあった。
夕食のお店はスタジオの近くで、平沢さんがレコーディングするときは大体ここで食事してるとの話。 豆腐と海苔のスープが出たときは全員テンションおかしくなる。(必ず食するメニューと聞いてたから) しかし普通に肉も魚も出る。そりゃそうですよね。そういえば初めてタイらしいメニューだなと気が付く。
この日の行程はこれで終了なので、ホテルのすぐ近くのコンビニでカップヌードル買って同室のお嬢さんと食べ比べ。 だってずっと気になってたんだもん。トムヤム味のやつとか。 食べ比べながら何がきっかけでファンになったのか、とかいろいろ話は尽きない。 出発前日のホテルでもいろいろ話してるのにね。ふしぎ。 次の日はカンチャナブリに移動なので荷物整理して、早めの就寝である。
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3日目
2泊したバンコクのホテルとはお別れ、カンチャナブリに向けてバスで出発。 バスが動く前にまたもワイさんがバスに。
「みすたーわいの でいりーにゅーす。」 「てんのうが おなくなりになりました げんごうが カメアリに なりました」 (日本語がたどたどしいので略)
時空の歪みがそろそろシャレにならない方向になりはじめてるからね。 (メインストーリーの大筋はKINGと同じ遺伝子を持つヒラサワにしんでもらわないといけない) (普通に考えても きがくるった シナリオだよなぁ) (そもそもインタラWORLD CELLで東京も大阪も人道的な選択肢選んだらBADエンドってどういうことだよ)
バスで2、3時間と聞いてるのでずっと死生観について想いをめぐらすもお腹がすくので全て台無し。
日本でいうなら高速道路のパーキングエリアっぽい場所にバスが止まり、降ろされる。 広場に怪しい人が、謎の行商人・小西さんの姿。 彼は「死の鉄道乗車専用シール」の売人で、コレを購入しないと次の日の行程に支障が出るらしい。 ちなみにお釣りは釘です。なんなんだKAMEARI(単位)…
近くに怪しいワゴン車がいる。絶対この中に平沢さんおるやろ。笑いをこらえて見てるやろ。
再びバスに乗り、少しして添乗員さんの携帯が鳴る。 「平沢さんから連絡が来ました。すいませんが話を聞いて車内の皆さんに伝えてください」と言いながら 通路挟んですぐ後ろの席にいた私に携帯電話を差し出す添乗員さん!!! そりゃもうガタブルさせながら添乗員さんにメモ紙とペンを借りくっそ汚い字(車内はゆれるから)でなんとかメモを取る。
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(実はメモした紙を画像に納めたんですが記憶違いでずっと別のイベントでメモしたものだと思いこんでました) 正直言います、電話越しの平沢さんの声はあらゆる意味でクリティカルヒットです。 精神力が一気にレッドゾーンです。どうしてくれるんですか!うそ!ありがとうございます!!!
「さっき露天商から買ったチケットはニセモノです」 「死の鉄道に乗るのに必要なのは『ダイカーサークル』『ユーザーカード』『ターミネーター』です」
がんばってメモしたのがここまでで、たぶんユーザーカードのありかのヒントを言ったのかもしれないけど 普通に記憶にないところを見ると限界だったんだよきっと…(号泣) ほんと同じバスの皆さんすいません、でもきっと他の方が受け取ったとしても同じような結果になる気がします。
バスが到着したのは共同墓地。 第二次大戦で犠牲になった連合軍が眠る場所。 この墓地に行くことで、戦争の現実を知ってほしかったんだろう。
ここの入り口にユーザーカードがあった。
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ユーザーカードとともに入っていた手紙
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手紙に書かれた「漂流する家屋」は昼食で利用する水上レストラン。 タグボートのような小さな船でひっぱって動かすみたい。 食事が終わると一斉にカメラをスタンバイさせる参加者、中にはバズーカのような望遠レンズのツワモノも。 (一気に前の方に集まって転覆しないだろうか、それだけが心配だった) 鉄橋が近づき、人影が見える。片方が平沢さん、もう片方は誰?
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人影が見える場所から赤い布が下ろされた。カンチャナブリはまさに救済されたのだ。
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徐々に近づいて、片方の人影が花を撒き始めた。こちらがガイコツを従えた平沢さんだ。 優雅に花を撒き、よく見ると笑顔だ。なんという光景だろう。こんな光景が見られるとは。 あの橋はナーシサス次元への入り口だったのかもしれない。 なんという粋な演出だ。ちくしょう。
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ホテルに到着。
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ここから夕食までは自由時間ということで荷物を開けてなんやかんやしてたら電話が鳴った。 同室のお嬢さんはお手洗いに行ってしまってるのできっと添乗員さんからだろうなと軽い気持ちで電話を取ったら
「私はヒラサワと呼ばれている者です」 (本日2度目の電話ショックで声が出ないレベルの驚きと戸惑い)
「今から言うことは一度しか言わないのでよく聞いてください」 (もうこの時点で魂抜けかかってるが、なんとかベッドサイドのメモ紙を引っつかんでミミズののたくったような字を書く) (改めて見直しても何書いてるのか全く判読不能だった。無理もなし) (「ダイカーサークル」のある場所のヒントだった)
まさか平沢さんの電話を2度も受け取る羽目になろうとは誰が予想したか。 たぶんこの先の運をこの日だけで全振りしてしまった気がする。
なお、ダイカーサークルは既に他の班の方に見つけられてたというオチが。 なにせ自由行動の時間だったので、荷物置いてすぐに鉄橋に行った人も多かったらしく 電話を受け取れなかった参加者が結構いたみたい。
…なんかほんと、すいません(とおいめ)
夕食はO井さんと福間さんの手品、福間さんの「おしえてSys1コーナー」(自分でタイトルコールしてた) 平野さんのクイズ大会、参加者の簡単な自己紹介、など濃い内容ですっかりと忘れてたことがあるんだ…
「私がターミネーターになります!」
後ろのテーブルから聞こえてきた。 そう、部屋に入ったとき確かにターミネーターのヒントが書かれた紙があったのだ。
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本当に記憶からすっぽ抜けてました。(それもこれも平沢さんからの電話のせいです)
夕食が終わり、部屋に戻るとメッセージがドアの隙間に差し込まれていた。
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ものすごい壮大なこと書いてますけど、これ、要するに巨大な電車ごっこですよね?(台無しィ!) 巨大な電車ごっこやりながら死の鉄道に乗るって、どんなどSプレイだよ。 最高だな!!!(何かが壊れる瞬間)
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4日目
本日は死の鉄道とずっと呼んでいるが本来の名前は「泰緬鉄道」ですからね。 巨大な電車ごっこするために駅に向かいますよ。 名誉団長・福間さんを先頭にみんなで電車ごっこですよ。 周りに笑われる前に自分達が笑えば気にならないんだよ!(きが くるってる) 絶対どっかからこの光景見てるでしょ平沢さん!知ってるんだからね!!!
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列車に無事乗り込み、少し長い旅。 特別車両とは書いてあるけど窓ガラスなんてないし椅子も硬くて、でも非日常感がすごいので楽しい。
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そして福間さんと小西さんも同じ車両に乗っているので参加者のカメラ構えてる姿がシュールすぎる。 途中、おやつのドーナツとお水を戴いたので完全に観光気分だが、目的はあくまでも「死の証言」を運んで 死の無い男に死を与えるということを忘れてはいけないのだ。
駅(というにはあまりに野っぱら)に着き、列車で通った鉄橋を歩いて洞窟へ。 高所恐怖症には割りときつい。 そこには仏像があるため観光スポットになっているようです。
この洞窟の奥に白いドレスを着たJHEMさんの姿が。 ミスコン荒らしという異名があるくらいの別嬪さん。 バンコクで収録したあの「死の証言」を流し、JHEMにそのテープを渡す福間名誉団長。
駅に歩いて戻り、昼食。 下に川が流れてて、いい景色。
JHEMさんからのメッセージ
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なにやら橋近辺の様子がおかしい。 なんかあるな、とカメラの用意を着々と。
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トロッコで 来た。
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JHEMを載せて我々の目の前を通り過ぎる。 これで「死の証言」が無事にヒラサワの手に渡ったわけだ。
トロッコが過ぎてもまだ集合がかからない、ということはまだ何かあるな。 下の川だ!
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イカダに乗ったヒラサワの姿が!!! しかもさっきまで一緒にいたガイコツがいなくなってる。 そう、逃れることのできなかった「死」がついに消滅したのだ。
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イカダはすごい遠くまで流れて、姿が小さくなるまで見送ることができた。
ようやく集合がかかり、バスでホテルに。 夕食はヒラサワ主催のパーティー(というふうに行程表に書かれている)なので、気合入れてオシャレする参加者多し。 同じ班の人は浴衣着てた。着付けできるって強いなぁ。
この日はクワイ川鉄橋で花火があるということで、夕食前に観覧。 花火の前に流れる音と光は第二次大戦を模したもので、決して楽しい話ではないが忘れてはいけないために こうしてエンターテインメント性を押し出してるんだろうなぁ。
花火が終わり、エンディングパーティー。 ここからは箇条書きで。
・ヒラサワ象に乗って登場 ・昨日の夕食で実は平沢さんと小西さんがこっそり衝立に隠れて見ていた ・しかしその理由が「福間の手品が見たかった」だったのは笑うポイント ・福間さんの質問コーナー、福間さんがあまりにバカ正直に質問に答えるから誤解が生じかねない、と補足説明する親切ぶり ・QUITE-0の正体は現地参加のODDくん。途中で姿見えなくなるし道理で怪しいとw ・スタッフO井さんの口上がいちいち面白すぎて突っ伏して笑うヒラサワの姿を見たぞ
パーティーも終わり掛け��勇気を出して差し入れを渡す。 すぐに開けて食べてくれたのは気持ちはちゃんと受け取りましたのメッセージとして受け取らせていただきます。
最後にガイコツのペーパークラフトを燃やして、ストーリーは終了。
お疲れさまでした!
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5日目~6日目
ストーリーは全て終了したので、ここからはバンコクに戻り観光。 買い物したりタイスキ食べたり疑胸弟のキャバレーでショーを見たり。 点検隊なのにゆるゆるなスケジュールだな!(前年のバリ島はもっとカツカツだったから尚更)
6日目の朝に成田に向かい全行程終了。 関わった皆さんお疲れさまでした!
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nakatani-seminar · 6 years ago
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2019年千年村プロジェクト伊豆半島疾走調査
6月23日~23日、千年村プロジェクトで伊豆半島周辺の集落を調査しに行ってきました。
今年はたくさんの千年村プロジェクトメンバーの先生方と、千葉大学木下研究室、慶応大学石川研究室、東京都市大学福島研究室、早稲田大学中谷研究室と多くの学生が参加しました。車は10台にも及び、賑やかな調査となり、様々な視点からの多くの発見を共有することができました。
これまでの調査地以上に地形のバリエーションに富んだ10郷。それらは時代と共に持続するための様々なスケールの変化を備えていました。
以下調査に参加した千年村研究ゼミ生の気付きをまとめました。
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↑車10台での一泊二日の調査のログ
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那賀郡井田郷
伊豆半島は海に山がすぐ迫るような険しい地形が連続する。それは伊豆半島がその昔(およそ20万年前まで)本州に衝突するまで太平洋に浮かぶ火山島であったことによるものだろう。井田の集落はそんな地形の中にいきなり現れる。 なぜこのような荒々しい地形の中に、田んぼが広がるような平な井田の土地ができたのだろうか。それは伊豆半島ができたという地球史的なスケールに比べたら人類の歴史のスケールに近い土地の変化によるものであった。
伊豆半島が海に突き出していることによって強い潮の流れがある。その潮の流れによって土砂が運ばれ堆積し、それによって砂嘴ができる。その過程を、似たような地形を持つとなりの戸田で確認することができる。さらにこの戸田のような砂嘴が次第に伸びて対岸まで届けばやがて井田のようになるだろう。逆説的に考えれば井田の平地部分はかつては入り江だったのだ。砂嘴によって海と切り離された土地はやがて湿地帯となった。いわば〈自然の作用による干拓作業〉である。このようにして井田の穏やかな土地はでき、人間はそれをうまく利用したのであると考えられる。
このような陸路から見れば隔絶された立地のため、井田の主な交通は海からのものであったのである。そのためか井田の集落の姿は少なくとも近世からは大きく変わっていない。(齋藤)
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↑井田の明神池。田んぼの用水として使われている。
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↑戸田の砂嘴のようす。井田の土地の成立過程がみれる。これが伸びて対岸まで届くと...
那賀郡井田郷の生業の変化 平安時代からの製塩業、江戸城への石切の記録がある。その後、ミカン栽培が盛んになる。現在ミカンは多少縮小しているが、民宿との兼業や、副業として、ダイビング小屋やキャンプ場の経営、舟渡なども行っている。(東野)
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↑井田の製塩のようす。
田方郡天野郷
田方郡天野郷は、変わりゆく自然・人為的要因に適応して「産業構造を変化」させていくことで持続してきた、という特徴が調査で見受けられました。戦後の外部人口流入から田であった平地を一部耕作させ時代の需要に合う農作物を作り、元からの千年村の住民であった地主と小作の地域経営に変化したりする一方、狩野川の蛇行の進行や狩野川台風で、水路を変えたり水門を築いたりして、臨機応変に対応をしている。(栗山)
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田方郡依馬郷
田方郡依馬郷はかつて狩野川台風の際に狩野川の氾濫によって生産地が水に浸かってしまった土地でした。郷域内に狩野川放水路が建設されるという「インフラの変化」を経験し水害の危険は少なくなりましたが、放水路の経路に位置していた集落では曳家をするなど移転を余儀なくされた経緯があります。しかし集落が放水路によって物理的に分断された今でも、両岸にある集落では合同で祭も行われ交流は続いています。(荻野)
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田方郡茨城郷
2日目に訪れた伊豆の国市原木では、「交通の変化」が集落のかたちに大きな影響を与えていることがわかりました。
近世以前は伊豆半島を南北に繋ぐ下田街道・狩野川の河岸によって物資の運搬が行われており、その名残として現在でも旧街道沿いには旧家や寺社が残っています。近世には鉄道・国道県道が整備され、それによって元あった民家の敷地が分割され比較的小さな住宅が密集する住宅街が出現しています。(伊東)
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駿河郡宇良郷 
松長の神明宮の平地に、昔祭りに使用の木柱が大事に保管されている。それは10月の祭りで、30、40人くらい一緒に頑張って柱を神社前に立てます。しかし、10年前から、木製柱から鉄製柱に変化しました。(蔡)
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geidaisounddesign · 8 years ago
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東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第11期生修了制作展
みんなで映画のつくり方を学ぶために友だちに書き送る手紙 vol. 2
わたしたちは遊ぶ 映画で遊ぶ この遊びとはなんだろう いくつか定義がある ここに二つ、三つその例を示そう 他人の鏡のなかに 自分の姿を映してみること 世界と自分自身とを 素早くそしてゆっくりと 忘れそして知ること 思考しそして語ること 奇妙な遊びだ これが人生なのだ
───「みんなで映画のつくり方を学ぶために友だちに書き送る手紙」より ジャン=リュック・ゴダール
本上映会は東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第11期生の修了制作展です。最初の上映から一年、四通の新しい手紙を書き送ります。
◆2017年1月28日(土) 29日(日) 横浜会場:東京藝術大学横浜校地馬車道校舎
◉2017年3月4日(土)〜10日(金) 渋谷会場:渋谷ユーロスペース
Twitter:@GeidaiFilm_11 Facebook:https://www.facebook.com/mintomo11/
◆横浜会場 【会期】2017年1月28日(土) 29日(日) 【会場】東京藝術大学横浜校地 馬車道校舎 3階大視聴覚室(103席) 横浜市中区本町4-44(みなとみらい線「馬車道」駅5、7番出口すぐ) 【料金】入場無料・予約不要 【主催】東京藝術大学大学院映像研究科 横浜市文化観光局 【スケジュール】 1月28日(土)12:30開場 13:00 『ミュジックのこどもたち』 14:30 『みつこと宇宙こぶ』 15:30 『わたしたちの家』 17:10 『情操家族』
1月29日(日)12:30開場 13:00 『情操家族』 14:40 『わたしたちの家』 16:20 『みつこと宇宙こぶ』 17:20 『ミュジックのこどもたち』
◉渋谷会場 【会期】2017年3月4日(土)~10日(金) 【会場】渋谷ユーロスペース 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F 【会場ウェブサイト】http://www.eurospace.co.jp/ 【お問合わせ】03-3461-0211 【料金】前売券:700円 当日券:900円(均一) フリーパス券:1500円(会期中何度でも入場可能) 【主催】東京藝術大学大学院映像研究科 【スケジュール】 3月4日(土) 『情操家族』 3月5日(日) 『わたしたちの家』 3月6日(月) 『みつこと宇宙こぶ』 3月7日(火) 『情操家族』 3月8日(水) 『ミュジックのこどもたち』 3月9日(木) 『わたしたちの家』 3月10日(金) 『みつこと宇宙こぶ』『ミュジックのこどもたち』 ※連日21:00から上映 ※会期中舞台挨拶・トークあり
単純明快な作品などひとつもない。みんなそれぞれに、何か大きなものに挑み、気持ちのいいくらいの試行錯誤を繰り広げ、複雑で重層的な語り口の中から、必死で信じるに足るものを探し出そうとしている。そしてその中から、おそらく偶然なのだろうが、全ての作品に共通の物語的主題がはっきりと浮かび上がってきていることに驚いた。そのひとつは、いまや従来の家族はまったく機能していないという点。もうひとつは、男はほとんど役に立たないか傍観者にすぎず、主体は女性の手に握られているという点。……なるほど、そうかもしれない。しかし4人の若い作家たちにとって、そのことは決して悲観すべきことではなく、むしろ希望、世界と映画に立ち向かうための絶好の主題であるように思える。 黒沢清(東京藝術大学大学院映像研究科教授)
ふと、昔見たある映画の中のセリフを思い出す。「世界を救うのはこどもや兵士や狂人なんだ」と。こどもとは、疲弊して色彩を失った世界を真新しい視線で再び息づかせるものであり、狂者とは、自分が何者であるか知らぬままに、世界の秩序や意味をかき乱し再生させるものであり、兵士とは、我を忘れて戦いに身を投ずるものであるとするなら、この4本の映画の中では、確かにそのようなものたちが、自ら傷つきながらも生き生きと行動し、世界に新たな光を与えているように見える。奇抜なアイディアや、派手な出来事によって映画を飾り立てることもないが、4本の映画はこどもと兵士と狂者とともに、それぞれの回路で世界に亀裂を生じさせ、映画と世界の新たな接続を試みるのである。 諏訪敦彦(東京藝術大学大学院映像研究科教授)
『ミュジックのこどもたち』
『ミュジックのこどもたち』 2017年/75分/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/カラー/DCP 監督・脚本・編集:佐々木健太 脚本:木村暉|プロデューサー:池本凌太郎 ��邊健悟|撮影:龍浩錕|照明:上野陸生|美術:美崎玲奈|衣装:栗田珠似|衣装協力:山崎忍|サウンドデザイン:川神正照|サウンドデザイン助手:仲間章雄|記録:李奥洋|助監督:野頭雄一郎|俳優担当:小林のんき|製作担当:森田雄司|音楽:高橋宏治 出演:伊東茄那 中崎敏 新津ちせ 鎌滝秋浩 長内映里香 生津徹 菊池芙美 小林永実
【あらすじ】 女子高生のマーフは、幼い時に母を亡くし、実父と義母、そのこどもである6歳のまあやと暮らしている。しかし酒に溺れる父には乱暴に扱われ学校でも孤独な生活を送っていた。夢見がちな幼いまあやとだけはいつも一緒にいる。ある日、森に迷いこんだマーフたちは、狩猟を生業とし、森の入り口に建つ古びた一軒家に住むマサとその叔父の次郎に出会う。マサと過ごす日々に、亡くなった母親の記憶やなつかしいうたを思い出すマーフ。音楽とうたのあふれるふしぎな森から、こどもたちの新たな旅がはじまる。
【監督プロフィール】 1985年北海道生まれ。立教大学映像身体学科卒業。大学在学中に『クーラン・オプティック』が仙台短篇映画祭に入選。『帰って来た珈琲隊長』は、ぴあフィルムフェスティバル2015にて上映された。藝大で16mm短編作品『どうでもいいけど』(脚本:木村暉)、他に杉野希妃主演のファンタジー短編『Alice』。
毅然と憎しみの感情を爆発させる主人公のたたずまいが美しい。憎しみが美しいというのが粋である。映画のヒロインとはこうでなければならない。家の内から外へ、あるいはその逆へ、彼女は自分の居場所を見つけようと絶え間なく移動する。まるで映画そのものが居場所を見つけ出そうとしているかのように。それにしても、ここはいったいどこだろうか。街のような森のような、この世のようなあの世のような…全ての境界線が曖昧になった一種の寓話的世界で、コミュニティの崩壊と再生が思いのほか壮大に描かれる。それと、森の中で突然行われる情事がまことにエロチックだった。 黒沢清
映画は、たとえどんなに荒唐無稽な世界であっても、それを「信じる」ように仕向けられる。その世界に綻びがないよう細心の注意が払われる。しかし、ここでは映像と映像が相互に補いながら一つの出来事をスムーズに了解させるよりむしろ、断絶し、エッジを際立たせ、世界は軋みはじめる。震えのようなその綻びには、何かのっぴきならないアンビバレンツな力学が働いており、そこに「映画」と向き合う作者の精神が現れていると思う。山間の古い家屋で世界と隔絶し、銃によって「命を頂いて」暮らし、やがて気球で好きなところへ自由に飛んで行こうとするマサたちの暮らし=孤立したユートピアが箱庭のように描かれるのであるが、地上にもはやユートピアが不可能であるとすれば、本当に空を飛んでいかなくてはならないのかもしれない。しかし、私たちは目に見えるものよりも、この軋み(音楽)こそを信じるべきなのだ。冒頭のマーフの微かな歌声が、やがて、堂々とした死者とのコーラスとして響くとき、音楽はその綻びから物語を超えて世界へ染み出すような感動的な響きを湛えている。 諏訪敦彦
『みつこと宇宙こぶ』
『みつこと宇宙こぶ』 2017年/40分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP 監督・脚本:竹内里紗 脚本協力:峰尾賢人|プロデューサー:池本凌太郎 関口海音|撮影:松島翔平|照明:諸橋和希|美術:侯捷 王慧茹|衣装:栗田珠似|録音:清水裕紀子|サウンドデザイン:伊豆田廉明|編集:小林淳之介|助監督:川上知来 大杉拓真 山本英|製作担当:崔得龍|ヘアメイク:熊谷七海|特殊メイク:征矢杏子|音楽:金光佑実 出演:小松未来 金田悠希 島野颯太 宮野叶愛 百合原舞 伊原聖羅 篠崎颯夏 根矢涼香 坂井昌三 永山由里恵
【あらすじ】 9月20日。晴れ。目に見えない部分だから気になるのかな。最近「こぶ」の中身についてよく想像をふくらませてる。学校に行く道でも、お風呂に入っていても、夜に眠れないときも、ずうっと考えちゃう。だって「こぶ」の中身がわかれば、他のことについてもわかるような気がするんだ。
【監督プロフィール】 1991年生まれ。神奈川県出身。立教大学映像身体学科・映画美学校フィクションコース卒。大学の卒業制作として監督した『みちていく』が第15回TAMA NEW WAVEにてグランプリとベスト女優賞をW受賞し、翌年劇場公開。現在、DVDがレンタル・発売中となっている。DVDには藝大にて1年次に制作した16mm実習の短編『感光以前』も特典として収録されている。
主人公は13才の女子中学生だ。だから彼女の人間関係は学校を中心として形成されている。にもかかわらず、授業も教師も出てこない。彼女も作者もそういうものにまったく関心がないのだ。それより彼女は、驚くべき執着で何でも破壊してまわる。おそらく表面を砕いてその中身を確かめたいのだろう。それが大人になるための通過儀礼なのか、それとも子供の領域だけに許された遊戯なのかはわからない。しかし、一途に突き進む彼女の身のこなしは、有無を言わせぬ感動を呼ぶ。ふとジャン・ヴィゴの名前が浮かんだ。映画はきっと、このような者を肯定するために発明されたのだろう。 黒沢清
映画の中のこどもは、多くの場合その可愛らしさを利用されたり、大人が見たいと思う子供らしさを演じさせられたりする。しかし光子がしりとりをしながら商店街を駆け抜けるスピード、横断歩道でフラミンゴのように片足をブラブラさせる立ち姿、セリフの間合いやちょっとした仕草が、彼女を映画世界の中にユニークに息づかせる。撮影、美術、音響も演出を的確に実現しているが、監督が俳優のユニークさを捉え、その身体を生かしながら、一方的な操作に陥らぬよう、共働者として光子を演じる俳優に映画作りに参画させているように思える。そのことで、私たちはまだ子供っぽい光子の妄想を生きることが可能になる。こぶを恋心のシンボルのように扱ってしまえば陳腐なイメージになってしまうが、こぶは光子の言うように宇宙そのものであって、その妄想を生きる狂気が、世界を息づかせるのだ。こぶが消えると、光子は大人になって、この現実世界に回帰する。彼女の身体表現や発話を変化させて成長というものが確かに視覚化されていることが素晴らしいが、光子がさらに別の宇宙を生きる結末を見てみたい気もする。 諏訪敦彦
『わたしたちの家』
『わたしたちの家』 2017年/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP 監督:清原惟 脚本:清原惟 加藤法子|プロデューサー:池本凌太郎 佐野大|撮影:千田瞭太|照明:諸橋和希|美術:加藤瑶子|衣装:青木悠里|サウンドデザイン:伊藤泰信|編集:Kambaraliev Janybek|助監督:廣田耕平 山本英 川上知来|音楽:杉本佳一 出演:河西和香 安野由記子 大沢まりを 藤原芽生 菊沢将憲 古屋利雄 吉田明花音 北村海歩 平川玲奈 大石貴也 小田篤 律子 伏見陵 タカラマハヤ
【あらすじ】 ある一軒の家には二つの時間が流れていた。 14歳のセリは母親の桐子と二人暮らし。セリは桐子が新しい恋人をつくったことに反発している。ある日、セリはお父さんの倉庫からクリスマスツリーを出してきて……。 自分がどこからやってきたのかわからない、突然記憶を失くしてしまった女、サナ。目覚めた船の中で、サナは透子という女に出会う。あてのないサナは透子の家で暮らし始める。
【監督プロフィール】 1992年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学映像学科卒。同大学在学中に監督した『暁の石』がPFFアワード2014に入選。同卒業制作の『ひとつのバガテル』がPFFアワード2015に2年連続で入選、第16回TAMA NEW WAVEにノミネートされる。他に藝大で制作した『しじゅうご円』『音日記』がある。
暗い古風な家の中で二つの物語が交錯していくわけだが、よくこんなアイデアを思いついたものだ。しかも、その突飛な設定がまったく上滑りせず、あらゆる画面にサスペンスとして機能している。これを実現するには、相当な才能と計算が必要だろう。また、海の向こうがザワザワしていて、妙に気になった。ここは多分どこかの島なのだろうと思うが、ひょっとすると黄泉の国? もしかして、どちらかが幽霊なのか!? そう言えば、冒頭は少女たちが白衣をまとって暗闇の中で揺れているシーンだった。あれが恐ろしい物語が始まる予兆だったのか!! 興味は尽きない。 黒沢清
目覚めると記憶を失っていた女は自分が誰であるのか分からないまま、偶然に出会った女と共同生活を始める。亡くした父の面影と、新しい母親の恋人との間で揺れる少女の日常。全く関係のない二つの物語が、いわゆる平行世界として同じ一つの家屋で進行してゆく。二つの別の脚本を、一つの家屋を舞台に撮影するという実験は、ともすれば作り手の作為が透けて見えるようなものになりかねないが、この作品が魅力的なのは、平行世界を俯瞰して操作するような作者の視点を消し去り、ただポリフォニックに響き合う二つの世界の音楽に耳を傾けるように寄り添い構成されていることにあるように思える。1+1が2になるのではなく、互いに依存することも葛藤することもなく、ただ1と1としてあることで世界を開いてゆく。その「開かれ」に風が吹き込むように、それぞれが奏でる淡い物語はやがて溶け合って、世界をみずみずしく息づかせるのである。 諏訪敦彦
『情操家族』
『情操家族』 2017年/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP 監督:竹林宏之 脚本:今橋貴|プロデューサー:池本凌太郎 井前裕士郎|撮影:城田柾|照明:上野陸生|美術:侯捷|衣装:栗田珠似|録音:伊豆田廉明|サウンドデザイン:清水裕紀子|編集:小林淳之介|助監督:西川達郎 大杉拓真|製作主任:林宏妍 鈴木麻衣子|ヘアメイク:橋本申二 中麻衣子|音楽:久徳亮 出演:山田キヌヲ 韓英恵 遠藤史人 松田北斗 川瀬陽太 柳谷一成
【あらすじ】 冬休み、小学校教師・小野今日子は勉学に遅れがある生徒・鉄平の補講授業を行う事になる。今日子は、鉄平の母・美映と不思議な絆で結ばれるのであった。一方、冬休みの合宿に行っていたはずの今日子の息子・三四郎が、なぜか万引きで捕まったという報が入り��ある隠し事をしている事が発覚するのだった……。
【監督プロフィール】 1988年生まれ、福岡県出身。明治学院大学文学部芸術学科に入学後、映画史を学び、映画制作を始める。主な監督作に『ハチとミツ-新しい季節-』(14)『帰れないふたり』(15)『ジョンとヨーコ』(16)がある。
面倒見のいい女教師が、何でもかんでも面倒を背負い込み、実に面倒臭いことになっていく物語。それにしても素晴らしくヘンな映画だった。まず主人公を含めて大人たちがみんなヘン。あまりにもずけずけと物を言う。家の構造もヘンだ。熱演する山田キヌヲが部屋を飛び出してクリスマスツリーか何かを押し倒すバルコニーのような場所のヘンさ。別れた夫がどうやら海辺の堤防と思われる場所で、突然タップダンスを踊るシーンでそのヘンさは極まる。息子もつられてタップを踏むのだが、これまで見たことのない異様な光景だった。テッペイという子供だけが唯一マトモで、物言わぬ彼のたたずまいが不思議と印象に残る。 黒沢清
小学校教師今日子は、彼女を取り巻く世界を律儀に秩序づけようと奔走し、同時にその過剰な行動によって世界を撹乱するトリックスターである。主婦仲間の下らない雑談から立ち去る今日子が、突如直角に方向転換して走り出す後ろ姿のように、彼女には他人や自分に見せようとする私と、彼女を突き動かす衝動の間をとりまとめる中間というものはなく、その変化は不意打ちとして周囲をたじろがせるのだ。しかし、不意打ちを食らうのはむしろ彼女のほうである。彼女の秩序は彼女だけのものであり、世界のほうは常に今日子の期待を裏切るように出現する。奇人、変人による(スクリューボール)コメディというジャンルに敬意を払いつつ周到に造形された脚本が素晴らしいが、一歩間違えばから騒ぎに陥ちるかもしれない狂気の主人公と世界との喜劇的対決を、俳優の演技、身体を信頼し、活写する演出の手腕がしなやかで恐ろしいほどに冴えている。 諏訪敦彦
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kunugihay · 4 years ago
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林に入り植物を採取し 食べられる植物なのかどうか判断する(食べる)時は 緊張が走る。 本や図鑑やネットで下調べをしたり現地で調べるけど 実際に生えていると写真で見ても少し違ったりする。 それは 環境が違うから当たり前のことなのだが そうなってくると判断が極めて難しくなってくる。 少しずつ勉強してゆこう。 ※ 写真は先日 移 動 式 喫 茶 店 でお出しした ベイクドチーズ〜 の上には 近くで採取したハナダイコン! #chai#チャイ#スパイスカレー#buddhabowl#spicecurry#民藝#日用品#刺繍#手織り#手編み#籠#草木染め#古道具#古布#小豆島#移住#セルフビルド#セルフリノベーション#古民家#小豆島移住記録#移動式喫茶店#ベイクドチーズケーキ#植物採取#野生(ヤオ)#ハナダイコン https://www.instagram.com/p/COfqzHuMEgj/?igshid=r8p324f1xpb0
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